妊活を初めて1年でやっと妊娠したにもかかわらず、なかなか自分の体を労わることができず、妊娠と仕事の両立に苦しんだ彩花さん(仮名・当時33歳女性)。妊娠に対して上司からの十分な理解も得られず、同じ部署の社員が退職したことで仕事量も増えるなか、ときには上司からイヤミを言われることもあったと言います。しかし、出産後もキャリアをしっかりと積んでいきたいと考えていた彩花さんは、つわりで辛い状況でも仕事に全力投球。すると、彩花さんの体はある日突然、悲鳴をあげる事態になってしまったそう。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、妊娠中でつらい時期にもかかわらず職場の十分な理解が得られなかったという女性の壮絶なエピソードをご紹介します。切迫流産の診断を受けるも職場からの理解は得られず「妊娠3か月の頃。無理をして働き続けていたことも関係したのか、私は病院で流産の可能性が高まっている“切迫流産”の診断を受けました。その結果、医師から“仕事や家事などを控え、2~3週間ほど自宅で安静にしてください”と言われてしまったんです。本当は仕事も妊娠も上手に両立させたかったけれど、さすがに“これはもう無理だ”と思ったため、上司に“2週間ほど休みが欲しい”と伝えました。ところが、“今は退職者が出たばかりで人がいない”“辛いのはみんな同じだから”と言われ、休日出勤までお願いされる始末…。そこで、医師に相談して診断書を書いてもらい、職場に提出。その後はなんとかテレワークにしてもらい安静にしたことで無事危機を乗り越え、安定期に入ることはできたのですが、職場からの要求はそれ以降も続きました」その後、産後の働き方に関して直属の女性の上司との面談があったものの、そこでも「産休に入るのはできるだけ遅らせて欲しい」「そもそも今の時期に妊娠するのもどうかと思っている」と言われ、彩花さんは絶句したと言います。キャリアと悩んだ挙句、職場を退職「退職を決断するまでは、ものすごく悩みました。ただやはり上司の理解が得られなさすぎることに衝撃を受けたのと、今後の自分のためにも、これから生まれてくる子どものためにも“ここで働き続けることは良くないのでは…”と考え、最終的に退職を決意しました。大好きな仕事だったので本当に悩みましたが、今はあのとき退職を決断してよかったと思っています」そのあと、彩花さんは産後に知り合った人から「よかったらウチで働きなよ」と声をかけてもらい、好条件で復職できることに。前職を辞めるときにはキャリアに対して絶望的な気持ちになっていたそうですが、今はそのご縁に感謝し、前向きに今後のキャリアについて考えられるようになっているとのことでした。「一方で、元同僚に上司の近況を聞いたところ、その女性上司は私の退職後に不妊治療を始めたものの仕事と治療を上手く両立することができず、退職に追い込まれてしまったとのことでした。自分が私と同じような状況になってみて、どれだけ苦労していたのか、上司も身に染みてわかったのかもしれないですね」女性のライフステージにおいては、さまざまな変化が訪れることもしばしば。職場によっては、必ずしも妊娠に対して十分な理解が得られるとは限らないようです。また、今回の彩花さんの上司のように、同じような境遇に身を置いたことがなければ、相手の立場を思いやって行動するのが難しいこともあるのでしょう。まだまだ女性のキャリアと私生活の両立には課題があるのも現実なのかもしれませんね。©Yazgi Bayram/gettyimages©Oscar Wong/gettyimages文・並木まき
2022年04月16日あなたの周りには、仕事と妊娠の両立に困難を感じている人はいませんか?仕事と妊娠を両立するためには、どうしても周りの人の協力が必要になりますよね。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、念願の妊娠を果たしたのに職場で壮絶な体験をした女性のエピソードをご紹介します。妊活1年で念願の妊娠! 職場に伝えるも上司は複雑な表情に…彩花さん(仮名・当時33歳女性)は、妊活を初めて1年が経った頃に念願の妊娠が判明。仕事も順調かつ多忙な時期ではありましたが、ずっと子どもが欲しかった彩花さんは迷わずに、まずは仕事よりも自分の体を労わろうと決め、引継ぎのことなどを含め妊娠5週目の段階でそのことを上司に報告しました。「ところが、ですよ。予想外の展開が待ち受けていたんです。私の当時の上司は女性だったのですが、その場では“おめでとう”と言ってくれたものの、顔はこわばったまま。まったく気持ちがこもっていない“おめでとう”だったので驚きました。さらに、それだけでなく妊娠を告げた途端に、その上司の私への態度がどんどんキツくなっていったんです」つわりで苦しむなか、仕事量は増加。限界まで耐えたけれど…その後、彩花さんはつわりが苦しくなり、上司に「休みたい」と伝える日も増えてきたそうです。しかし、その度に上司からため息をつかれたり、イヤミを言われるようになってしまったとのこと。さらにタイミングが悪く、妊娠を報告したのと同時期に同じ部署の人が辞めたこともあり、彩花さんの仕事量はグッと増加。もともと責任感が強い彩花さんは、つわりで辛い状況でも「仕事だけはしっかりやらないと」と頑張っていたそうです。そのため、なんとか仕事をこなしていましたが、その結果、大きなストレスを抱え、彩花さんの体はだんだんと不調を感じるようになっていきました。「出産後もキャリアをしっかりと積んでいきたいと考えていたので、妊娠が仕事に影響するのは避けたいという気持ちもありました。上司からの評価というよりも自分自身の責任として、任された仕事はきちんとやりたいという思いが強かったんです。だけど、ヤル気はあっても体が追いついていきませんでした。職場がもう少し私の妊娠に理解があれば状況は違ったのかもしれませんが、上司は私のことを気にかけるどころか仕事を押しつけてくるような人だったので…。精神的にも孤独で、ひたすら一人で頑張っている感じでしたね」夫はもともと寡黙な人で、仕事の愚痴なども聞きたがらないタイプだったことから、彩花さんは職場での愚痴を家庭にも持ち込めず、結局すべて一人で抱えてしまったそうです。女性の妊娠や出産・育児に理解があり協力的な職場もあれば、その一方で十分なサポートをしてくれない職場もあるようです。そのため、彩花さんのように念願の妊娠が判明して嬉しかったのも束の間、妊娠に対して職場からの十分な理解を得られず、過酷な状況で働かざるおえなくなる人も少なくないのかもしれません。©Panupong Piewkleng/gettyimages©warodom changyencham/gettyimages文・並木まき
2022年04月16日お笑い芸人のなかやまきんに君が出演する、ダイショー・サラダでパワーキャンペーンの新CM「どっちなんだい!? ダイショーさん パリ麺サラダ」編、「どっちなんだい!? 食材さん パリ麺サラダ」編、「ダイショーパリ麺サラダ 野菜から、やーっ!」編が、6日より公開される。シリーズ第3弾となる新CM『どっちなんだい』編2本は、きんに君がダイショー社員と初共演。おなじみの「どっちなんだい!?」というギャグで問いかけるきんにくんに対し、社員が答えていると「な~~るっ!」と食い気味に叫びだす。『やーっ!』編では、キャベツやレタス、ピーマンの中から「やーっ!」と叫びながらきんに君が登場する。素手でレタスを割る撮影では、持ち前の筋肉を使い、「やーっ!」と叫びながら見事に真っ二つに。現場からは笑いが起こるとともに、美しい割り方に「キレイ」という声も上がった。■なかやまきんに君インタビュー――CM撮影を終えた感想や印象に残ったシーンを教えてください。今回も素晴らしい撮影が出来たと思います。ありがとうございます。印象に残ったシーンは、実際にダイショーで働かれている社員さんと共演させて頂いたシーンです。絶妙なやり取りに仕上がっております。――レタスを割った経験はこれまでにありますか? 実際にレタスを割った感想を教えてください。初めてでした。レタスを割った感想は、まさに、「レタスを割ったな」と思いました。――なかやまきんに君オススメのサラダレシピはありますか?レタス、ブロッコリー、クルミなどを細かくして、バナナ、ミカン、プルーンなどのフルーツを入れてブドウ酢、リンゴ酢、岩塩をかけて食べます。――ダイショーのサラダ商品で一番好きなものはなんですか?ぱくぱくキャベツです。――出演されたダイショーのCMが芸人さん仲間の間でも面白いと評判とのことですが、どんな方から、どんな反響がありましたか?多くの方からC動画が面白くて、全シリーズ観たと言って頂きました。
2022年04月06日せっかくメイクをするのなら、よりキレイな自分を引き出したいはず。しかも、それが時短で叶えば嬉しいですよね。そこで今回は、時短美容家の並木まきが、マスク着用で顔が大きく見えるときに使えるメイクテクニックをご紹介します。簡単&時短で、立体感のある顔を目ざしましょう。時短で詐欺メイク#6 メリハリのある小顔はハイライター&チークで演出写真左から「M・A・C グロープレイブラッシュ【ピーチーズ アンド ドリームズ】」「エクセル ドレープドシマーグロウ【DS02 ベージュグロウ】」マスクをしていると、実物よりも顔が大きく見えるという悩みもあるのでは?顔の下半分がすっぽりと覆われてしまうので、ある程度は仕方がないものの、メイクテクによって小顔見せを狙うこともできますよ。マスクメイクの強い味方になるコスメが“ハイライター”。マスクがマストになった今は、デイリーメイクに取り入れないのはもったいないほどのアイテムです。いつものメイクに足すだけで、立体感が出て小顔見せを狙えますよ。時短メイクで小顔見せを叶えるなら、“ハイライター×チーク”の合わせ技を習得して!肌色より明るいハイライターを選んで写真左から「M・A・C グロープレイブラッシュ【ピーチーズ アンド ドリームズ】」「エクセル ドレープドシマーグロウ【DS02 ベージュグロウ】」使うコスメはハイライターとチーク。ハイライトカラーは、肌色より明るい色味を選ぶことでメリハリが生まれやすくなります。今回筆者は『M・A・C』の「グロー プレイ ブラッシュ ピーチーズ アンド ドリームズ」と、『エクセル』の「ドレープド シマーグロウ DS02 ベージュグロウ」を使用しました。チークの色とグラデーションになるよう意識すると、失敗も少なくなります。チークの上にハイライターを入れるだけ!画像左側が“ハイライターなし・チークあり”、右側が“ハイライターあり・チークあり”です。写真だと伝わりづらいかもしれませんが、右側の方が顔が引き締まっているだけでなく立体感があるように見えます。塗り方はとても簡単で、いつもチークを塗っている部分のやや上にハイライターを軽く仕込むだけ!きっちり塗らなくても、無造作に加えるだけで十分です。面長の方は横幅をやや広めに、丸顔の方は縦幅をやや広めに塗ると、より小顔な印象に。ハイライターとチークの境目が不自然にならないよう、軽いグラデーションを意識すると美しく仕上がります。ぜひご自身の顔で試して、実感してみてください。マスクをしていると、顔が大きく見えるだけでなくのっぺりした見た目になりがち。そんなときはぜひハイライターを使ってみてください。いつものメイクに5秒だけプラスして、メリハリ&小顔見えする顔を目指しましょう。文/並木まき
2022年03月30日義父が18歳年下の女性と再婚し、その後、“義母”となった女性からの嫌がらせに悩んでいた奏さん(仮名・36歳)。妊娠中や出産後も容赦なく嫌がらせを続ける義母に対して、奏さんは苦手意識を抱くとともに、義父母との円満な親族関係を築くことへの諦めも感じ始めていたそう。今回は、そんな奏さん一家が迎えた結末について、メンタル心理カウンセラーの並木まきが話を聞きました。もう無理…! 子どもへの影響を考え、義実家と絶縁することを決意義父が再婚したばかりの頃は、円満な親族関係が続いていたものの、奏さん夫妻に子どもができてからというもの、義母の態度が一変。初孫の誕生を心待ちにしていた義父が、奏さんのことを今まで以上に気遣うようになったことが面白くなかったのか、義母は奏さんに対して嫌がらせや意地悪をするようになりました。それも、最初は義父にバレないように義父がいないところでしか行われていなかったものの、義母からの嫌がらせがエスカレートした結果、いつしか義父の前でも平然と行われるように。しかし、義母にメロメロの義父はそれを注意することもなかったため、義母はやりたい放題。さらに、娘が生まれてからは、孫に会いたい義父と一緒に義母も奏さんの自宅に来るようになり、義母は奏さんの自宅でも口うるさくイヤミを言うなどして嫌がらせを続けたそうです。「義父の“孫に会いたい”という気持ちは理解できたので、最初のうちは我慢をしていました。しかし、義母が好き勝手に振る舞う姿を見るのにもウンザリしてきてしまい…。夫と相談した結果、義父には申し訳ないけれど、義実家との関係を断つことに決めたんです。というのも、意地の悪い義母が私に嫌がらせをしている姿を、娘には見せたくなかったのが大きいですね。娘の物心がつく前に義母との関係を断ち切ったほうがいいだろうと考え、そのことに夫も同意してくれました」さりげなく距離を置くくらいでは収まらないと判断した奏さん夫婦は、義父に対して事情を説明。「もう義母を連れて家には来ないでほしい。義母と一緒に来るのなら、義父も来ないでもらいたい」と毅然とした態度で伝え、義父も渋々ながらこれを了承したそう。すると、しばらくは平穏な日々を取り戻すことができたそうです。ところが、奏さん夫婦が平穏に暮らしていた一方で、義実家は想像を超える展開を迎えていました。義母の浮気が発覚…! 義父は結婚わずか3年で別居生活へ「私たちが義実家と距離を置いているうちに、なんと義母は浮気を始めていたそうです。しかし、義母のことを理由に息子夫婦とギクシャクしていた義父は、そのことを私たちに相談したくてもできなかったみたいで、あとからそれを知ったときは申し訳ないと思いましたね」その後、義父と義母との間ですったもんだがあった挙句、義父は義母を追い出し、別居することになりました。「義父は義母と離婚したいようですが、仕事をしていない義母は生活のために離婚を渋っているそうで、話し合いは難航していると聞きました。でも、先日義父から義母との離婚について相談を受けた私たちが弁護士を探し、話がスムーズに進むようにサポートしているので、もう少しで決着すると思います。実は私、義母からいろんな嫌がらせを受けていたときに、何度かボイスレコーダーでその様子を録音していたんです。義父が義母と離婚するにあたって、その証拠が義父に色々と有利に働くんじゃないかなって期待しています」現在、奏さん夫婦と義父との関係は、義父の再婚前のような円満な関係に戻っているとのこと。義父は頻繁に奏さん宅に遊びに来て、孫ともよく遊んでくれるそうです。義母が入ってきたことで一度は崩れた家族関係でしたが、親族が結束して乗り越えることで、その先にさらに強固な家族の絆が生まれることもあるようです。©spukkato/gettyimages©Peter Dazeley/gettyimages文・並木まき
2022年03月29日離婚が珍しくない時代になったこともあり、義父や義母が再婚をするケースも少なくありません。しかし、なかには義父母の再婚後に親族関係が悪化するケースもあるようです。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、義父の再婚をきっかけにトンデモない義母と関わることになった女性から話を聞きました。義父が再婚! “おめでたいこと”として祝福したけれど…「夫が高校生のときに義父母は離婚しており、夫は義父に育てられたそうです。義父は夫が私と結婚するまでは女性とお付き合いすることもなく、子育てと仕事だけに向き合ってきたそうですが、一人息子である夫が結婚し家庭をもったことで自分の幸せも考え始めたようです。その結果、仕事関係で知り合ったという女性と交際半年で結婚。義父の結婚が決まったときには、私も実の父のことのように喜びました」こう話すのは、36歳の奏さん(仮名)です。夫は2歳年上で、ふたりの間には最近娘が生まれたばかり。「ところが、義父の再婚相手の女性は義父より18歳年下で、私たちとさほど年齢が変わらないんです。だけど、義父と縁あって結婚した以上は義母になるわけですから、私も義母に対して敬意をもって接しようと決めていました」義父が再婚したばかりの頃は、円満な親族関係が続いていたとのこと。しかし、奏さん夫妻に子どもができてからというもの、義母からの風当たりが強くなってきたと言います。孫の存在に嫉妬!? 義母の妻への嫌がらせはエスカレート「義父は、初孫である娘の誕生をとても楽しみにしていました。妊娠中も、私のことを気遣ってくれていましたね。しかし、そんな義父の様子が義母としては面白くなかったのでしょう。その頃から、義母は私に対して嫌がらせや意地悪をするようになったのです…」義実家に遊びに行くと奏さんの分だけおやつが用意されていなかったり、面と向かって「妊娠中だからって甘えないでよね」と言われた挙句、妊娠中にもかかわらず家事を押し付けられたりしたそう。それでも、奏さんは最初のうちはそんな義母からの嫌がらせを我慢していたとのこと。しかし、嫌がらせは一向に止まないことから、次第に義母に苦手意識を抱くようになったそうです。また、その頃の義母からの奏さんに対する嫌がらせは、義父にバレないように義父がいないところでしか行われていなかったそうですが、そのうち義母は義父の目の前でもイヤミや小言を言うようになりました。「でも、義父はとにかく義母にメロメロ。だから、私に対して義母が嫌がらせをしていても何も言わないんです。明らかに義母がおかしなことを言っていても、義父は知らん顔をしてテレビを見ていたり、別の部屋に行ってしまったりして…。結局、義父が私を助けてくれることはありませんでした」そんな義母からの嫌がらせは止むどころか、どんどんエスカレートしていく一方。そこで、思い悩んだ奏さんは夫にも相談しました。すると夫も「俺もあの態度はないよなって思っていたし、なんでオヤジが注意しないのかイライラしていた」と共感してくれたそうです。そして、夫婦間で話し合った結果、ひとまず妊娠中は義実家に顔を出さず、義父母と距離を置くことにしました。義父や義母の再婚によって、親族関係のバランスが変わってしまう話は珍しくありません。また、再婚相手の性格によっては、息子や娘夫婦にも影響を及ぼすことがあるようです。©jacoblund/gettyimages©fizkes/gettyimages文・並木まき
2022年03月29日紗英さん(仮名・33歳)は休日に家を空けることが多く、育児にも非協力的な夫に対し、次第に不倫を疑うようになりました。しかし、探偵に調査を依頼するも不倫の証拠は全く出てこず…。そこで思い切って、直接夫にその理由を聞いてみることにしたそう。すると、夫が育児に非協力的な真の理由は、不倫ではなく別のところにあったことが発覚しました。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、紗英さん夫婦が迎えた結末についてご紹介します。夫が背負っていた衝撃の過去… 子育てに非協力的な理由が明らかに探偵に何度調査を依頼しても夫の不倫の証拠は出てこず、どうすればいいのか悩みあぐねていた紗英さん。しかし、あるとき「このままではだめだ」と思い立ち、いつになく真剣な表情で「なぜ子どもの面倒を見てくれないのか」と夫に問い詰めました。すると、最初は黙っていた夫も、しばらくすると「実は…」と理由を話し始めたのです。「夫は『僕は子どもが苦手で、子どもの顔を見るとイライラしてしまうことがある。けど、授かった以上は可愛がりたい。しかし、どんなに努力をしても子どもが苦手なのは変わらず、我が子に対してもどう接していいのかわからない。僕自身も苦しんでいる』という話をしてきました。“子どもが苦手”というのは私も薄々感じていたので驚きませんでしたが、夫がそこまで我が子との接し方に悩んでいたというのは、そのときに初めて知りましたね。そして、そこまで苦しんでいる夫に対して、無理に『育児をして』というのも残酷な気がして、余計にどうしたらいいのかわからなくなってしまったのです…」夫の話を聞いて黙り込んでしまった紗英さんに対し、夫は幼少期の頃の経験も話し出したそう。「夫の両親は早くに離婚していたため、夫に父親の記憶はなく、母親が女手一つで育ててくれたとのことでした。また、兄弟はおらず、親戚のなかで一番自分が年下だったこともあり、子どもと接する機会がほとんどなかったのだとか。そういった背景もあり、子どもとの接し方がわからず、次第に子どもに対して苦手意識を抱くようになったそう。しかし、それも父親になれば変わると思っていたものの、変わらず、苦しんでいたそうです」さらに夫と今後について話していくうちに、紗英さんはある決断をすることにしました。「私は最初、そこまで思い詰めなくてもいいのでは…と思っていました。ただ、そのときにじっくりと話し合いをした結果、私と夫の間で子どもとの関わり方に対する価値観に大きな違いがあることを知ったんです。それと同時に、このままでは家族のだれかが常に我慢を強いられる人生になってしまうと思いましたね。その日すぐには結論を出しませんでしたが、それから数か月“今後の家族のかたち”について悩み続けました。そして最終的に、私たちは“離婚”という選択をしたのです」円満に離婚。離れてからのほうが良好な関係に紗英さんが離婚を提案すると、夫もそれを了承したそう。子育てには今後もふたりで携わっていくという条件で、離婚を成立させました。「意外なことに、離婚してからのほうが元夫は子どものことを可愛がってくれているんです。子どもの親権は私にあるので、元夫とは月に1回、短い時間を過ごすだけ。ですが、一緒に住んでいたときは笑顔なんて見せなかった夫が、今では子どもと楽しそうに遊んでくれています。おそらくですが、子どもと接する時間が限られるようになったことで、夫の肩の荷が少しおりたんでしょうね。離婚を決めるまでは悩みましたが、結婚していたときよりも夫と良好な関係が維持できているので、今となっては満足しています」夫婦や親子のかたちは、ひとつではありません。どんな選択をするにしても、当人たちが納得してこれまでよりも幸せを実感できる環境を整えることが大事なのかもしれません。©JGI/gettyimages©Sasiistock/gettyimages文・並木まき
2022年03月26日子育てに協力的な男性もいれば、妻にワンオペ育児を強いる男性もいるようです。今回は、子育てに非協力的な夫に悩まされた女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。子どもが産まれても子育てに協力しない夫紗英さん(仮名・33歳女性)は、2歳年上の夫と結婚。入籍して間もなく子どもに恵まれました。「夫は新婚当初からほとんど家にいない人でしたね。でも、子どもができれば自然と変わるのかなと思っていたため、当時はそのことについてあまり口うるさく言わないようにしていたんです。しかし、子どもが産まれてからも状況は変わらず。休日なのに家を空けることが多く、子どもと全く遊んでくれない夫に、だんだんと違和感を覚えるようになりました。何人かの友人にそのことを相談すると、みんなが口を揃えて『不倫をしているんじゃない?』と言うので、次第に『もしかして、不倫をしているのかな…』という気持ちになり、夫の行動をそれまでよりも細かく観察するようになったんです。とはいえ、家を空ける時間が長いこと以外は夫に特に怪しい素振りはなく、他の女性の影を感じることはありませんでした。そのため、不倫しているという確信がもてないまま時間ばかりが過ぎてしまいました」そこで、自分だけでは不倫の証拠を見つけられないと思った紗英さんは、思い切って探偵に調査を依頼することに。想像よりも調査費用がかかることに驚いたものの、「夫が不倫をしているのなら今すぐにやめさせなくては」という思いが強かったため、独身時代からの貯金を崩して調査を依頼したそうです。貯金が底をつくまで探偵に頼むも、不倫の証拠は見つからずところが、大枚をはたいて探偵に頼み、夫の調査をしてもらったものの、不倫の証拠は全く出てこなかったそう。さらに、不倫の現場を押さえてもらうために何度も調査を依頼した結果、費用も当初の予算以上にかさんでしまい、紗英さんの独身時代からの貯金も底をついてしまいました。「私は妊娠と同時に仕事を辞めていたので、その当時は収入がありませんでした。ですので、本当は貯金を切り崩したくなかったものの、『夫が不倫をしているのならとにかく早くやめてもらいたい』という気持ちが強く、最終的に独身時代に貯めたお金をすべて使い果たしてしまいました。何度調査をやり直しても、探偵からは『証拠は掴めませんでした』と言われるのみ。精神的にも当時はかなりしんどかったですね」貯金を使い果たしたものの、何の証拠も出てこなかったため、すっかり疲れてしまったという紗英さん。しかしそのときも、夫が家を空ける状態は続いており、育児にも非協力的だったため、どうすればいいのか悩みあぐねていたそう。まだ子どもが小さくて手がかかるにもかかわらず、夫が育児に協力してくれないとなると、精神的に参ってしまう女性も多いでしょう。その場合、妻だけで悩みを抱えこんでしまうのではなく、早めに夫と向き合って今後についての話し合いをしたほうが、解決の糸口は見つかりやすいのかもしれません。©TwilightShow/gettyimages©tuaindeed/gettyimages文・並木まき
2022年03月26日結婚7年目までは、幸せな結婚生活を謳歌していた32歳の真奈実さん(仮名)。しかし、子作りに過剰に干渉してくる義母の存在によって、幸せだった結婚生活が一気に苦悩に満ちたものに様変わり。そんな生活が続いたことで、ついに真奈実さんのストレスは最高潮に達したそう。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、真奈実さん夫婦が迎えた結末について話を聞きました。「産婦人科の予約を取ってあげた」と言ってきた義母真奈実さん夫婦は20代半ばに結婚。お互いに仕事が忙しかったことや、夫婦ともに海外旅行が好きだったこともあり、あえて子どもはつくらなかったそう。それぞれの趣味と夫婦での海外旅行を楽しみながら、お互いに幸せな日々を過ごしていました。しかし、真奈実さんが30歳を過ぎた頃から義母が夫婦関係に干渉してくるように。最初は会うたびに「子どもはいつ?」という話をされる程度だったそうですが、結婚7年目に入った頃から義母は「子どもを作らないなら離婚してほしい」とまで言ってくるように。さらには、電話でも子作りについて話してくるようになったため、真奈実さんはいつしか義母からの電話には出なくなったそう。すると、義母は子作りへの干渉をやめるどころかエスカレート。ついには、アポなしで家に押しかけてきたうえで、子作りの話を真奈実さんにこんこんとするようになりました。「あるとき、いつものようにアポなしで家に押しかけてきた義母が『あんたたちに任せておいたら、いつまでも孫の顔が見られないから、私が産婦人科を予約してあげたわよ。診察費は自分たちで出しなさいね』と言ってきました。それまでは義母の過干渉な発言もなるべく聞き流すように努めていた私も、これにはさすがに怒りを抑えられず…。その場ではなんとか平静を装いましたが、義母が帰ったあともイライラが止まりませんでしたね」帰宅した夫に義母に言われたことを伝えると、夫も一緒になって怒ってくれたそう。そして夫は「母さんの発言はやり過ぎだと思っていたけれど、真奈実ちゃんがうまく流してくれるから任せちゃってた。ごめん」と真奈実さんに謝ってきたとのこと。そして夫は、真奈実さんに「今回の母さんの発言はさすがにヒドイから、僕がなんとかするよ」と約束しました。夫が義母にビシッと言った衝撃のひと言とは後日、夫は真奈実さんを連れて義母の家を訪ね、真奈実さんとの約束通り、義母に対して発言を詫びるよう伝えてくれました。しかし義母は、もともと気が強いこともあり「悪気はない」「孫をつくらないあなたたちが悪い」と言って、夫にも真奈実さんにも謝らなかったのだとか…。「すると、夫も怒りが限界を迎えたようで、急に顔色が変わり、私が聞いたこともないような低い声で『母さんがその態度を変えないなら、こちらもそれなりの対応をさせてもらう。産婦人科にも行かないし、今後、孫ができても母さんには会わせない』と言い切ってくれたんです…」すると、義母も息子にそこまで言われるとは思っていなかったのか、態度を急変させ、いきなり息子に対して泣きながら謝り始めたとのこと。さらには、その翌日に真奈実さんの自宅に来て、菓子折りを渡しながら「今までヒドイことを言い続けてごめんなさい」と謝罪をしてきたそうです。「これには正直、驚きました。けど、夫があのとき強く言ってくれなければ、義母からの過干渉はずっと続いていたと思います。あの日を境に、義母が私たちに対し子作りに関する発言をすることは一切なくなりましたし、電話をして嫌味も言ってこなければ自宅にアポなしで押しかけてくることもなくなりました」今では再び夫婦で過ごす、平穏で幸せな毎日を取り戻した真奈実さん。義母からの過干渉を止めてくれた夫にも、心から感謝をしているとのことでした。義母からの嫌がらせや過干渉を止めるには、息子である夫の対応が重要となることも。今回のように妻の立場を理解し、母親に対しても毅然とした態度でNOを言える人が夫であれば、義母問題は比較的改善しやすいのかもしれません。©Panupong Piewkleng/gettyimages©yamasan/gettyimages文・並木まき
2022年03月19日結婚7年目までは、夫婦水入らずの幸せな結婚生活を謳歌してきた32歳の真奈実さん(仮名)。しかし、結婚7年目を迎えた頃から、義母が執拗に夫婦生活に干渉するように…。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、彼女が体験した義母との壮絶な日々について話を聞きました。結婚生活7年目までは幸せだったのに… 義母によって全てがいきなり壊された「夫と結婚したのは20代半ばの頃。お互いに仕事が忙しかったこともありますが、夫婦ともに海外旅行が好きだったので、あえて子どもはつくりませんでした。それぞれの趣味と夫婦での海外旅行を楽しみながら、お互いに幸せな日々を過ごしていたんです。それなのに、私が30歳を過ぎた頃から義母が夫婦関係に干渉してくるようになりました。その頃から、義母は会うたびに『子どもはいつ?』と言ってきて…。最初のうちはその程度だったのですが、そのうちに『まさか避妊なんてしていないわよね?』とか『週に何回、挑戦しているの?』などと、夜の生活にも口出しをしてくるようになったんです」義母はもともと言いたいことをはっきり言わないと気がすまないタイプ。最初のうちは、真奈実さんも「孫の顔が見たいんだろうから、しょうがないか」と軽く流していたそうですが、結婚7年目に入った頃から義母の発言がエスカレートしてきたよう。「結婚7年目を迎えた頃に、義母の発言は過激になっていきました。ついには、『子どもを作らないなら離婚してほしいわ』とまで言ってきたんです」幸いにも夫婦仲は円満だったため、義母からの過剰な干渉がなければ幸せを満喫していた真奈実さん。しかし、エスカレートした義母の発言や行動によって、幸せだった日々が一気に地獄になったと嘆きます。義母からの電話に出なくなると、アポなしで家に押しかけてくるように…「義母からの電話に出ると、子作りについて嫌なことばかり言われるので、そのうち私は義母からの電話に出なくなりました。すると、義母はアポなしで家に押しかけてくるようになって…。家まで来られたらさすがに追い返すわけにもいかず、とりあえず中に入れるんですけど、ずーっと子作りの話を続けるので、本当にウンザリしましたね」夫婦関係に過剰に干渉してくる義母がいる場合、幸せだった結婚生活が一気に苦悩に満ちたものに変わってしまうこともあるようです。こういった義母からの干渉をとめるためには、夫の協力が不可欠なのかもしれません。©Eka Setiawan/EyeEm/gettyimages©bee32/gettyimages文・並木まき
2022年03月19日地元で有名な起業家の彼と結婚し、周囲にうらやましがられ鼻高々だった秋香さん(仮名・30歳女性)。しかし、結婚してからわずか半年で、突然夫から別れを切り出されたそう。その後、夫は徐々に家に帰らなくなり、月に数回荷物をとりに戻ってくるだけの状態に。そんなとき、たまたま夫と出くわした秋香さんは、夫から衝撃の事実を知らされたそう。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、秋香さん夫婦が迎えた結末について話を聞きました。夫に「好きな人がいる」と言われ…結婚後わずか半年で秋香さんに別れを切り出した夫は、その日からほとんど家に帰ってこなくなったそう。そんななか、秋香さんが在宅しているときに夫が家に戻ってきたため、夫と将来について真剣に話し合おうとしました。「将来について、夫としっかり話さなくてはと思っていた私は、夫に話し合いをもちかけました。しかし、私の思いは伝わらず…。『夫婦関係をきちんとやり直したい』と言った私に対して、夫は『無理だろうな。僕には好きな人がいるし』と。さらには、『明日には住民票も移して、正式に家を出るから』と平然と言い放ったんです。一瞬にして、気持ちが踏みにじられましたね」そして、夫の口からは「1か月以内に離婚をしたい」「最初から離婚前提で結婚していた」などと、衝撃的な言葉が次々と飛び出したそう…。「夫の不倫相手は、どうやら人妻のようでした。そして、私に対しては最初からそこまでの愛情がなかったことと、不倫相手は元カノであることを知らされました。昔、その元カノと結婚をしたかったのに、夫の両親が猛反対して実現しなかった過去があるそうです。それでもお互いの気持ちは消えることなく、結局、不倫相手の女性が結婚してからも夫との関係は続いていたそうです。ところが、夫が私と結婚した頃に、不倫相手の女性は離婚を決意。それを機に状況が一変し、『やっぱり自分たちは離れられない運命だから、今度こそ一緒になろう』と思い立ち、ふたりとも離婚に向けて動き出すことにしたそうです」「誰も幸せになれない」と離婚を決意! 再出発を決めた妻夫が離婚を強く望んでいることを知ったあとも、世間体が気になって離婚への同意がしばらくできなかったという秋香さん。しかし、「このまま意地を張っても、誰も幸せになれない」と、離婚を決意するに至ったそうです。「結局、私が折れる形で離婚を成立させました。夫にも少々の良心は残っていたようで、離婚の慰謝料は相場よりも多めに払ってくれました。私はそのお金をもとに引っ越しをして、今は地元から離れた場所で人生を再出発させたところです。そして夫は、不倫相手が離婚し次第、一緒になるつもりでいたようですが、不倫相手のご主人が病気になり、離婚できない状況になったと噂で聞きました。そのため、夫は今もひとりで暮らしているようです。その後、不倫相手と続いているのかまでは知りませんけどね…」過去を引きずりながら結婚を決めてしまうと、幸せ絶頂であるはずの新婚時代にも影を落としてしまうことがあるようです。ただ、それは不倫をしていい理由にはなりませんし、ましてや妻を傷つけていい理由には絶対になりません。結婚後に不倫に至るほど未練が残る相手がいるのなら、そもそも結婚すべきではなかったのでしょう。©Rawpixel.com/shutterstock©monzenmachi/gettyimages文・並木まき
2022年03月18日地元で有名な起業家の夫と結婚し、幸せな生活を送れると思ったのもつかの間、結婚からわずか数か月後に悲劇が起こるケースもあるようです。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、苦悩に満ちた新婚生活を送った女性のエピソードをご紹介します。「地元で噂のビッグカップルがついに結婚!」とうらやましがられたものの…秋香さん(仮名・30歳女性)は幸せな生活を夢見て、1年間交際した彼氏とゴールイン。彼は地元で有名な起業家で、周囲からは「ビッグカップルもついに結婚だね!」とうらやましがられたそうです。一方、秋香さんもインスタグラマーとして成功しており、地元ではちょっとした有名人でした。「夫とは共通の友人を通じて知り合い、意気投合。付き合うまでも早かったですし、結婚を決めるまでも早かったですね。地方にある郊外の都市に住んでいたのですが、そこは地元のつながりが強く、付き合っている当時から“ビッグカップル”としてよく噂になっていたようです。みんなが認める起業家の夫と結婚することになり、鼻高々になっていた私は、幸せな生活を送れると信じて疑わなかったのですが…」結婚して4か月、夫婦関係に変化が起きはじめ…結婚して4か月を過ぎた頃から、秋香さんは夫が自宅にほとんどいないことや、夫婦の時間を作ってくれないことに強い不満を抱き始めます。「私が夢見ていた生活とはあまりにもかけ離れていましたね。夫は“仕事の付き合いだ”と言って毎晩のように飲みに行くため帰りが遅かったですし、飲み代やファッション、車などに浪費してばかりで家にはほとんどお金を入れてくれず…。生活費はゼロではありませんでしたが、月に数万円渡してくれるだけで、家賃にすらなりませんでした」不満が募っていた秋香さんは、夫と顔を合わせるたびに文句が出てしまい、夫婦仲もどんどん冷えていったそう。毎日のように、対面でもLINEでも口論が絶えなくなっていったと言います。「すると、ある日突然、夫から別れを切り出されたんです。その頃は、結婚してわずか半年くらいしか経っていませんでした。私はいつもの喧嘩の延長で“離婚”を口にしているだけだと思って本気にしていなかったのですが、夫は本気だったようで…。なんと、その日からほとんど家に帰ってこなくなったのです」結婚してわずか半年しか経っていなかったこともあり、周りの目を気にした秋香さんは「今、私たちが別れられるはずがない!」と夫に食い下がったそう。しかし、夫には考えを改める様子がなく、週に1回は自宅に戻ってきていたものの、やがて月に数回荷物をとりに戻ってくるだけになっていきました。誰もがうらやむ理想の夫婦に見えても、実はその裏で人知れず悩みを抱えていることも。恋愛中と結婚後では関係性が変わってしまう男女もいるだけに、今回のようなケースは決して珍しいことではないのかもしれません。©Scharfsinn86/gettyimages©Parkpoom Yeesoontes / EyeEm/gettyimages文・並木まき
2022年03月18日“そのときの自分に必要なものを見極め、手抜きをせずに賢く美容する”がポリシーの時短美容家・並木まきが、本当に「素敵」だと思ったコスメを紹介します。今回は、SNSや美容好きの間で話題になったシワとシミケアが同時に叶う“プチプラスキンケアアイテム”をご紹介します。時短美人#12ナイアシンアミド配合のプチプラ美容液SANA「薬用コンセントレートセラムホワイト」/「薬用コンセントレートクリーム ホワイト」2022年2月8日(火)に発売されるやいなや、美容好きのあいだで話題となった全顔用美容液「リンクルターン 薬用コンセントレートセラムホワイト」と、部分用クリーム「リンクルターン 薬用コンセントレートクリーム ホワイト」。セラムが1,760円、クリームが1,980円とプチプラながら、シワ改善とシミ対策(※1)に効果が期待できる成分として注目を集める有効成分ナイアシンアミドを配合している本格派コスメです。※1 メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ【商品情報】SANA「リンクルターン 薬用コンセントレートセラム ホワイト」/「リンクルターン 薬用コンセントレートクリーム ホワイト」価格:¥1,760/¥1,980容量:50g/20g写真左「薬用コンセントレートセラムホワイト」、写真右「薬用コンセントレートクリーム ホワイト」セラムとクリームには深層ケア処方が施され、肌の奥の真皮までナイアシンアミドが届きやすくなっているそう。また、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかす対策にも。塗るだけで充実のお手入れが叶い、透明感のある肌をキープしてくれるんです。さらに、ピュアレチノール(※2)とハリ・ツヤサポート成分(※3)も配合。ハリのある肌を目指せるコスメです。プチプラでこれだけの成分が入っているのはなかなかありません。発売以来じわじわと、SNSを中心にバズっているのを見ても納得。パッケージもシンプルで素敵!※2 保湿成分※3 加水分解コラーゲン末、コメ胚芽油(保湿)テクスチャーは?画像左がセラム、右がクリームです。テクスチャーはセラムがとろっとしていて、クリームは柔らかい質感。セラムは肌になじませるとき、塗り込まなくてもスーッとなじんでくれて時短にも。クリームもセラムに比べれば硬いけれど、肌に塗るとしっかりなじんでくれて心地よく使えます。また、セラムは顔だけでなく首やデコルテへ使うのもおすすめ!首やデコルテのケアは面倒に感じることがあるものの、セラムなら塗るだけなので手軽です。プチプラなので、朝晩のケアにたっぷり惜しげなく使えますね。クリームは、目もとや口もとなど気になる箇所に、円を描くようにやさしくなじませましょう。シワが気になるときには、シワを伸ばすように指先で縦横に塗り込んでみてください。1週間使い続けた結果…気になる使用後の感想は、ひとことで言うと「え、これいい!」です。1週間使ってみて思ったのは、簡単なお手入れでも、筆者は効果を感じたこと。一番嬉しかったのは、セラムやクリームを塗ったあと、手に残ったセラムやクリームを丁寧に手になじませていたら、気になっていた手元のシワ感が薄れたような気がしたこと。手もとのケアも同時に叶って驚きです!「ナイアシンアミド」は、即効性よりも続けて使うことで効果がある成分。だからこそプチプラで手に入るセラムやクリームは、心強い存在ですよね。朝のメイク前や夜の集中お手入れに、時短で取り入れられる優秀コスメ。気になる方はぜひ参考にしてくださいね。【参考】『SANA』公式サイト文/並木まき
2022年03月16日マザコンな一面をひた隠しにしていた夫が、義父母との同居をきっかけにその本性をあらわにすることも。そんなマザコン夫と義父母との過酷な同居生活をしていた涼香さん(仮名・39歳女性)は、ある日突然我慢できなくなり家出をすることに。しかし、夫はそんな涼香さんを心配するどころか、絶望させるような行動を取ってきたのだそう。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、彼女に「義父母との同居生活の結末」について話を聞きました。夫のマザコンも義母のいやがらせもエスカレート! 妻が下した決断は…結婚当初は夫にマザコンな一面はなく、義父母も涼香さんに丁寧に接していたそう。そのため、夫から義父母との同居を提案された際には、「あの義父母となら大丈夫かも」と、同居を承諾。しかし、同居を始めて1か月が過ぎた頃から夫のマザコンっぷりと、義母の意地悪さが際立つように。義父はそんな義母の傍若無人な振る舞いを“見て見ぬふり”といった様子だったそう。そして半年もすると、家庭内はもはや手もつけられない状態になっていたと振り返る涼香さん。夫のマザコン度合だけでなく、義母からのいやがらせもエスカレートし、家にいても「居場所がない」と感じるほどになっていったそうです。「友達と遊ぶのも義母の許可制になっていたし、買い物にも自由に出かけることができず、朝から晩までひたすら義母に監視されているような生活でしたね。掃除をしていても、義母は30分もしないうちに私の様子を見にきて『ここがまだ汚れている』『雑な掃除をせずに、きちんとやりなさい』などと文句を言い続けていました。洗濯物を畳んでも『折り目がずれている』などと言いがかりをつけ、最初からたたみ直すよう指示されるなど、とにかく義母からは嫌がらせばかりされていました…」本来であれば義母からの嫌がらせは、夫に間に入ってもらって改善を図りたいもの。しかし涼香さんの夫は筋金入りのマザコンだったために、義母からやられたことを伝えても「君が悪いんでしょ」「君のためにママは怒っているんじゃないか?」と、真剣に取り合ってもらえませんでした。そのうちに夫は「ママは俺にはそんなことをしないから、よほど君が悪いことをしているんだろうね」などと、突き放すような言い方をするようになったそうです。「そして私は、あるときにプツン!と何かの糸が切れたように感じ、同居をしていた家から抜け出しました。いわゆる“家出”ですね。子どもがいなかったこともあり、身の回りのものや貴重品だけをまとめて、義母が昼寝をしているタイミングを見計らい、実家に逃げるように帰ったのです」離婚を提案するも… 夫が出した「離婚合意」の条件がトンデモなかった「家を出るときに、義父にチラリと目撃されたので『マズイ。バレた』と思いました。しかし、義父はそのとき、黙って大きく頷いてくれていましたね。これまで会話らしい会話をしたことがなかったのですが、そのときの義父は私の決断を応援してくれているように見えました」そして、実家に帰って一部始終を両親に伝えると、両親は激怒。「離婚したほうがいい」と実母が勧めてくれたこともあり、涼香さんはその日のうちに離婚を決意しました。「翌日には役所で離婚届をもらって記入し、夫に郵送で送りました。だけど、なかなか離婚に同意してもらえなくて、そこから2か月くらい電話で話し合うことに。そして、やっと離婚に同意してもらったのですが、夫が出してきた条件は『周囲に離婚の原因を聞かれたら、夫のせいでもなく義母のせいでもなく、すべて自分(妻)のせい』と言うこと、というものでした」世間体を気にする夫は、離婚の原因が「妻」にあることにこだわったそうです。不本意ではあったものの、とにかく早く新しい生活をスタートさせたかった涼香さんは、この条件に応じ離婚が成立したとのことでした。「いろいろありましたけど、まずは離婚できてホッとしています。今は新しい恋人もできましたし、やっと自分らしい人生を取り戻せた実感がありますね。当時のことを思い出すと気分が暗くなることもありますが、離婚して縁を切ることができて本当によかったです。また、風の噂で聞いたのですが、私との離婚の原因がマザコンな夫と意地悪な義母にあることが、周囲に知れ渡ってしまったそうで…。私は本当の離婚原因について口外していないので、もしかしたら義父が周囲に話したのかもしれませんね。その結果、夫と義母は周囲の人に白い目で見られるようになってしまったそうです」「義父母との同居」を望む男性の場合、結婚前や結婚後でも本性を隠していることがあるようです。義実家との同居の話が出たときは、慎重に結論を出すに越したことはないですね。©Kristina Strasunske/gettyimages©Karl Tapales/gettyimages文・並木まき
2022年03月12日順調だった結婚生活が、義父母との“同居”によって音を立てて崩れることもあるようです。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、そんな体験をした女性のエピソードをご紹介します。夫から義父母との同居を提案され…不安を抱えながらも了承涼香さん(仮名・39歳女性)は、結婚2年目の頃、穏やかで優しい4歳年上の夫から義父母との同居を提案されました。提案があった当初は、“同居”という暮らし方に不安があったものの、その頃の夫はマザコンでもなく義父母も涼香さんに丁寧に接してくれていたことから「あの義父母となら大丈夫かも」と、同居を了承したそうです。「でも、私の考えは甘かったのです。同居を始めて1か月が過ぎた頃から、夫のマザコンっぷりと義母の意地悪さが際立つようになり…。これまでの夫婦関係や親族関係からはまったく想像できない、壮絶な生活が始まりました。マザコンではないと思っていた夫は、義母と暮らし始めてから、母親の言いなりになっているだけでなく、何かにつけて『ママ』と義母に甘えるように。正直、そんな夫の本性を知ったときには血の気が引きましたね。さらに、夫は私への不満を義母に告げ口するようになりました」「息子からの話を鵜呑みにする義母は、『あなたが悪いのよ』『息子を幸せにできていない自覚はあるの?』などと、毎日のように私を責め立てるようになってしまい、朝から晩まで義母の小言を聞いて生活を送ることに。それだけでなく、“息子のために私が指導してあげる”という勝手な理由で、私の外出を制限してきたり、義母が考える“夫の喜ばせ方”を押しつけてくるなど、トンデモない毎日を送ることになりました…」昼間だけでなく夜の生活にまで口出しをするようになった義母と、義母にべったり甘える夫との生活は、涼香さんの想像を絶するものだったとのこと。義父はもともとおとなしい性格で、義母の傍若無人な振る舞いにも無関心。助けてくれるわけでも涼香さんの味方をしてくれるわけでもなく、“見て見ぬふり”といった様子が続いたそう。同居をしてから夫の「結婚の目的」に気づき…「おそらく夫は同居するまでは、マザコンな一面を必死で隠していたのでしょうね。というよりも、同居してから気づきましたが、同居自体が結婚の目的だったんだろうなという感じでした。それまで私が知っていた夫はニセの姿で、同居を手に入れた途端に本性を現したかのようでしたね」同居後、わずか1か月足らずで義母との関係は極限まで悪化。しかしマザコンな夫にも頼れないまま、孤独な毎日を過ごしたという涼香さん。そのうち、「このままでは何のために結婚したのかわからないし、自分の人生はこのままでいいのか」と疑問を抱き始めたと言います。マザコンな一面を持つ男性のなかには、“結婚後の同居”をゴールに見据えている人もいるようです。この場合、同居をするまでは本性を現さないことも。義母や義父が協力してくれれば夫婦関係の改善も見込めますが、義母や義父、夫が妻と対立する立場となると、事態は悪化する一方のようです。©RUNSTUDIO/gettyimages©Suriyawut Suriya/gettyimages文・並木まき
2022年03月12日東京・よみうりランドで桜イベント「夜桜ジュエルミネーション」が2022年3月19日(土)から4月3日(日)まで開催される。桜並木×宝石色ライトアップ「夜桜ジュエルミネーション」世界的照明デザイナー・石井幹子がプロデュースする、宝石色のイルミネーションが輝く「ジュエルミネーション」が期間限定で“夜桜スペシャルバージョン”に進化。全長180mの桜並木で桜の美しさを強調するような薄いピンクのライトアップが施されるなど、随所で春らしい演出が展開される。噴水ショー&観覧車ライトアップまた、最高到達地点15mの噴水192本と高さ12mの巨大リング噴水が織りなす「噴水ショー」も楽しめるほか、メインシンボルである大観覧車はゴールドとエメラルドグリーンで照らし出される。“お花見コースター”も3月下旬から4月上旬頃までに見頃を迎えるお花見スポットにも注目したい。よみうりランドで人気を博すジェットコースター「バンデット」は、期間限定で“お花見コースター”に変身。美しく咲き誇る桜の中を猛スピードで駆け抜ける。京王よみうりランド駅と入園口を結ぶゴンドラからも満開の桜を眺めることが可能。“まるでピンクの絨毯”の上を飛んでいるような特別な体験を楽しめる。【詳細】「夜桜ジュエルミネーション」開催期間:2022年3月19日(土)~4月3日(日)時間:16:00~20:00※日中も遊園地は営業している。場所:よみうりランド住所:東京都稲城市矢野口4015-1料金:[アフターパス] 大人 2,900円、小中高生・シニア 2,000円、未就学児 1,300円※アフターパスは、15:00以降の入園+のりもの乗り放題。※おとなは18歳~64歳 ※シニアは65歳以上 ※未就学児は3歳~小学生未満※アフターパスの対象アトラクションは公式サイトを要確認。※園内には缶・ビン類、アルコールの持ち込みは不可。お弁当のお持込みは可能。■お花見スポット見頃:2022年3 月下旬~4 月上旬本数:約1,000本種類:ソメイヨシノ・ヤマザクラ・シダレザクラなど
2022年03月12日不倫を経て略奪婚に成功し、夫との妊活を真剣に考えていた優奈さん(仮名・27歳女性)。そんな優奈さんは、結婚してわずか4か月後に、衝撃的な出来事に襲われます。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、略奪婚をしたその後について彼女に話を聞きました。本格的な不妊治療を始めようとした矢先に… 夫の浮気が判明略奪婚をしてからわずか4か月後、本格的な不妊治療を始めようとした優奈さんは、“夫の不倫”という衝撃的な事実を知ることになったそう。「最初は『まさか!』という感じでしたね。でも、その頃の夫は帰宅時間も遅かったですし、週末も一人で出かける日が増えていました。何より、家にいてもスマホを肌身離さず持っていたので、『怪しいな』と思っていたんです。それで、夫のスマホをこっそり見てみたら、不倫相手の女性との写真やLINEのやりとりを発見しました…」優奈さんとも不倫の末に二度目の結婚をした夫が、再婚直後に別の女性とも関係を結んでいたことが発覚。最初は優奈さんも「混乱しかなかった」と振り返ります。そして、夫に不倫を問いただしてみると、あっさりと不倫の事実を認めたそう。自分勝手な理屈で不倫を正当化する夫… 不妊治療にも非協力的でスピード離婚を決意「夫は不倫を認めましたが『不倫をしていた君から、とやかく責められる筋合いはない』という理屈で、別の女性との関係を正当化していました。とは言っても、そのときの私は“妻”ですから、夫の不倫を怒って当然だと思うのです…。夫にはそんな私の言い分は通用せず、『自分も不倫をしていたくせに』って感じで、私の話をまったく聞き入れてくれませんでした」夫の不倫が判明した直後でも「私が妊娠すれば、夫も変わるかもしれない」と考えていた優奈さんは、不妊治療をしたいと考えました。しかし、夫が「子どもは、まだいらない」と言い出したことから、これも実現できず…。結局、夫の不倫発覚からわずか2か月後にスピード離婚へと至りました。「入籍期間は、わずか半年でしたね。“略奪婚”だったので挙式せず周囲には結婚したことを伏せていましたし、新婚旅行にも行かなかったため、ただ“籍を入れただけ”でした。夫の不倫がなければ、まだ夫婦関係は続いていたと思います。しかし、夫は妻がいても別に女性がいないとダメなタイプだったので、離婚するのは時間の問題だったのだと思います。略奪婚でも、結婚できることに浮かれていた自分が恥ずかしいです。不倫をするような男性は、もしかすると、ずっと“妻”という立場の女性を裏切り続けるのかもしれませんね」不倫をする男性のなかには、常に妻以外の女性がいないと満たされないという人もいるようです。誰かを傷つけたうえで成り立つ“略奪婚”で幸せになれる夫婦は、極めて稀でしょう。幸せな未来を夢見て略奪婚をしても、理想通りにならないことのほうが多いのではないでしょうか。©rudi_suardi/gettyimages©warodom changyencham/gettyimages文・並木まき
2022年03月08日自分が幸せになることを夢見て“不倫からの略奪婚”を狙う人もいますが、現実は上手くいかないようです。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫からの略奪婚を経験した女性に話を聞きました。大好きな彼と不倫の末に結婚…! 幸せになれると思ったのに優奈さん(仮名・27歳女性)は、会社の先輩と2年間の不倫関係を経て結婚。いわゆる「略奪婚」だったために、周囲には結婚したことを伏せ、優奈さんも夫も職場を退職し、ともに転職をしたうえで結婚生活をスタートさせました。「前の奥さんに対し、申し訳ないという気持ちはありました。けれど、夫からは前の奥さんとの間に子どもがいなかったので、離婚の話し合いもスムーズに進んだと聞きました。また、私は早く子どもが欲しかったので、夫が離婚して私と再婚すると決めてくれたときは、素直に嬉しかったんです」しかし、自然妊娠を願うも、入籍後4か月を経ても妊娠の兆候はなし。そのうちに、夫は家に帰宅する時間が遅くなり、休日も妻を自宅に置いて一人で出かけるようになってしまったことから、夫婦間で口論が絶えなくなっていったそうです。「新婚生活はもっとラブラブなものと思っていたので、『あれ?』って感じでした。それに、夫は私に対してそこまで関心がないように見えたことも不安になった理由の1つ。不倫をしていたときのほうが優しかったですし、結婚してからは私の話もあまり聞いてくれなくなっていましたね」本格的な妊活を検討。しかし夫は協力を渋り…そんな矢先、どうしても子どもが欲しかった優奈さんは、自然に妊娠する可能性に賭けるよりも、本格的な妊活をしようと考え始めました。ところが夫は、そんな優奈さんの希望に対しても、まともに取り合ってくれず、協力を渋り続けたそう。「夫に『早く妊娠したいから、妊活に協力してほしい』と伝えたら、『なんでそんなに子どもが欲しいの?』って冷めた口調で言われました。病院探しもまったく相談にのってくれませんでしたし、それどころか、その頃にはすでにレスになりつつありました。まだ新婚4か月の頃の話です。私は夫と結婚したら、自然に妊娠して家族が増えるだろうって思っていました。そのため、予想とは全然違う展開に、憤りと焦りを感じていましたね」わずか結婚4か月でしたが、その頃には妊活への考え方の違いから、夫婦関係はかなり悪化していたそう。“不倫”という特殊な環境での恋愛と、日常生活をともに送る“夫婦”という関係とでは、相性の良し悪しが異なってくることも。だからこそ、略奪婚をしても幸せになれる可能性は低いのかもしれません。また、誰かを傷つけたうえで成り立つ幸せは、存在しにくいというのも現実でしょう。©Anna Blazhuk/gettyimages©LightField Studios/gettyimages文・並木まき
2022年03月08日学生時代に憧れていた男性と結婚したものの、いざ生活をともにし始めると価値観の違いが浮き彫りになり、結婚後わずか半年で夫婦仲が完全に冷え切ってしまったという由美子さん(仮名・37歳女性)。そんな生活に疲れ果てた頃、由美子さんにとって絶対に避けたいと思っていた出来事が起きたそう。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、そんな結婚生活を経験した女性のエピソードをご紹介します。不仲を悟られないように素敵な夫婦”の演技を続けるも、周囲に噂が広がり…「あの頃の私は、とにかく周りに“素敵な夫婦”と思われたくて、SNSで必死に“仲のいい夫婦”を演じていました。本当は夫は外食していて留守なのに、わざと2人前の夕食を作り、それを写真に撮ってラブラブな結婚生活を送っているように見せたり、自分で買ったブランド物の写真を夫が買ってくれたかのように読める書き方でSNSに投稿していました。そんな生活に虚しさを感じましたが、それでも周りからうらやましがられる結婚生活を続けることのほうが、当時の私には大事だったのです」そんな由美子さんの努力も虚しく、しばらくすると周囲に夫婦仲を心配されることが増えてきたのだそう。その背景には、夫が毎晩飲み歩き、週末も仲間とゴルフや釣りに出かけていることを共通の知人たちが知ったことがあったようです。「あるとき、夫と共通の友人から『最近は夫婦で一緒にいないみたいだね』と言われてギクッとしました。その頃もSNSで“仲のいい夫婦”アピールはしていたものの、夫が派手に遊び歩いていたので、そんな夫の様子を知って、その友人は私のことを心配してくれたようです。だけど、夫婦仲が悪いことがバレてはいけないと思った私は、そのときも咄嗟に嘘をつき、夫婦仲は順調という主張をしました」しかし現実は残酷で、そんな由美子さんのSNSでの“ラブラブ工作”を、次第に周囲の友人は冷めた目で見るようになっていったそう。さらには、夫が妻以外の女性を連れて食事をしていたという目撃談までが、由美子さんの耳に入ってくるようになりました。「そのときはまだ新婚1年目。だけど、夫婦関係はすでに離婚寸前というところまで冷え切っていました。周りには必死で“仲のいい夫婦”を演じてきたけれど、私がひとりでラブラブ工作をしていることも、周りにバレ始めていたようでしたね。それに、共通の友人から夫がほかの女性を連れていたことを聞いたときは、もう無理だと思いました。それは、私にとって絶対に避けたい展開でしたから…。そのときになってようやく、私もいつまでも現実に目を背けてはいけないと覚悟を決め、夫と話し合うことにしました」夫に改善を求めるも拒否! スピード離婚へ由美子さんは、夫婦の関係性を改善したいと夫に提案。しかし、夫はその話し合いの内容をすべて拒否したそうです。「『愛情もない相手と、なんで結婚生活を続けなくちゃいけないんだ』って言われて、ハッとしました。私もその頃には夫への愛情は完全になくなっていましたし、夫も私に対しての愛情はとっくの昔に消えていたようです。その状態で、夫婦関係を修復するための努力をしても、おそらくいい結果にならないだろうということで、話し合いは一気に離婚へと傾きました」その日の話し合いで、夫婦共に離婚に合意。結婚生活1年でのスピード離婚へと至ったそうです。「スピード離婚をしたことに後悔がないと言ったら嘘になりますが、それでも今はその決断自体は後悔していません。後悔しているとすれば、結婚相手として彼が相応しいのかどうかを冷静に判断することなく、“運命の相手”だと思い舞い上がり、結婚してしまった当時の自分の決断に対してです。憧れの相手だからと言って、結婚相手として相性がいいわけではないんだなと、勉強になりました」今では、由美子さんは再婚に向け婚活をスタート。今度は、きちんと相手の内面にも目を向けて、一緒に生活をするにあたり心地よい関係を構築できる人とゴールインしたいと話していました。「憧れ」の思いが強すぎると、相手を冷静に見ることができなくなることもあるのでしょう。結婚は人生における重要な決断。憧れの感情によって、大事なものを見失ってしまわないよう、気をつけたいものですよね。©Tinnakorn Jorruang/gettyimages©Avosb/gettyimages文・並木まき
2022年02月26日学生時代に憧れていた男性と結婚にいたったものの、実は価値観が合わなかった…というケースもあるようです。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、そんな結婚を経験した女性のエピソードをご紹介します。幸せの絶頂から地獄へ… 憧れの男性との苦しい結婚生活今回お話をうかがった由美子さん(仮名・37歳女性)は、学生時代に憧れだった先輩と、卒業後の飲み会で意気投合し交際を開始。そのまま順調に結婚へと進みました。周りからは「理想のカップル」として羨ましがられ、由美子さんは幸せの絶頂へ。ところが、結婚してまもなく、そんな幸せな日々に暗雲が立ち込め始めたのです。「結婚前は、『私たちは相性がいい』と思っていて、お互いに満足していました。運命の出会いだとも感じていましたね。ですが、結婚後、一緒に生活をし始めてから、少しずつすれ違いが始まって…。同棲をしないで結婚したので、生活をともにするのは結婚してからでした。そのためか、最初は生活習慣の違いから違和感を覚え、そのうちに夫の行動のひとつひとつに不信感を抱くようになっていきました。一番、印象に残っている出来事は、私が何気なく彼の携帯を見ていたら『夫婦でも携帯を見るのはおかしいだろ!』と怒られたときです。私はそれまでの恋人とは携帯をシェアするほどだったので、ちょっとスマホを触っただけで激怒した夫の様子に驚きを隠せず、大喧嘩になりました。夫は『プライバシーの侵害だ』などと言って、私の意見を全く受け入れてくれず…。それ以降、夫は私がスマホを触ることを禁止しました。そして、その後もいろいろと価値観の違いが浮き彫りになっていきました」極限まで夫婦不仲に… しかし周囲には円満と思われたくて演技新婚半年を迎える頃には、夫婦仲はすっかり冷え切ってしまったという由美子さん。「もはや解決する方法すらもわからない」と、夫婦関係を修復することは諦め、夫婦がお互いに好きなことをするようになっていったそうです。「両親や義実家からは『早く子どもを作りなさいね』などと言われていましたが、夫婦仲が冷えていたので、当然ながら夜の営みもありません。家の中で顔を合わせても会話すらしないような関係になっていたので、子作りどころではありませんでした。だけど、周りから羨ましがられた結婚だったこともあり、私は夫婦仲が冷え切っていたことを必死に周囲に隠していましたし、両親や義実家にもうまくいっているフリをしていました」結婚していざ生活をともにしてから、夫婦間の価値観の違いが浮き彫りになるという話は少なくありません。そういうとき、お互いが歩み寄れればいいのですが、そうではない場合、夫婦関係が冷え切ってしまうこともあるのでしょう。©Sunrise@dawn Photography/gettyimages©Liu Junyi / EyeEm/gettyimages文・並木まき
2022年02月26日結婚後から妊娠中まで、身勝手な義父母の行動に悩まされてきた蘭さん(仮名・30歳女性)。無事に出産を乗り越えたものの、義父母の身勝手さは出産後も変わらず…。しかし、そんな蘭さんにも思いがけない転機が訪れたそう。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、出産後の義父母との関係について彼女に話をうかがいました。義父母と離れたい… イライラも限界へ蘭さんは、出産後も義父母の身勝手な行動に振り回される日々を送っていました。出産前は我慢できていたことでも、出産を終えて育児が始まると、蘭さんのメンタルも我慢の限界に…。以前なら許せていたはずの義父母の行動も、育児中だとイライラが募ることもあり、蘭さんは「もう、こんな結婚生活は嫌だ!」とまで考えるようになっていたそう。「その頃はもう、夫にもギャーギャーと毎日、義父母の文句を言い続けていました。もともと穏やかな性格の夫は、私が夫の両親について悪口を言っているのに、いつも静かに話を聞いてくれていましたね。義父母の行動を肯定も否定もせず、ただ私の話を聞いてくれていたって感じです。今思えば、夫がそんなふうに私に向き合ってくれていなければ、とっくに夫婦関係は破綻していたと思います」ある出来事を機に夫がついに行動に…ある日、夫の出張中に子どもが高熱を出し、蘭さんはひとりで対処することに。しかしそんなときでも義父母からの身勝手な要望は止まることがなく、子どもの看病をしている蘭さんに対して「持病の通院があるから、送り迎えをしろ」という要求を義母がしてきました。「子どもが熱を出しているから無理だ、と伝えたのに義母はまったく理解してくれませんでした。義母の持病のための通院は、少し遅れてもまだ薬もあったし、タクシーでも行ける距離。そもそも、その日に行かなくてはいけないってことでもなかったようなので、2~3日後にしてほしいと伝えたけれど、ダメでした。それで私は、信頼できる友人に子どものことを数時間お願いし、義母を病院へ送迎したんです。出張から戻った夫にそのことを話すと、いつもは温厚な夫も激怒。義父母にその場で電話をし、今までどれだけ私が我慢していたかを伝えてくれたそうです。そして、夫は夫で我慢の限界を迎えていたようで、『妻と子どもを守るために、僕は離婚してもいいと思っています。そうでもしないと、あなた達を引き離すことはできないですよね?』と言ってくれたんです」この夫の発言には、義父母もさすがに何かを感じたようで、それ以来、蘭さんに対する義父母からの理不尽な要求はピタリとおさまったのだそう。蘭さんいわく「反省したと言うよりも、息子から厳しいことを言われたのがショックだったようです」とのことでしたが、夫がきちんとあいだに入って解決に導いてくれたことに、蘭さんはとても感謝していました。蘭さんのケースのように、義父母との問題に夫婦で真剣に向き合うことで、事態が好転することも少なくありません。妻ひとりでは解決が難しいことでも、義父母の息子である夫が話すことで解決できることもあるはず。義父母との関係に悩んだときは、まずは夫に相談できるといいですね。©Rawpixel/gettyimages©Lena Ivanova / EyeEm/gettyimages文・並木まき
2022年02月25日義父母の身勝手な行動によって、心身ともに疲弊してしまう女性もいます。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、そんな体験をした女性に当時の話を聞きました。義父母から旅行のプレゼント!嬉しかったはずがとんでもない悲劇に…蘭さん(仮名・30歳女性)は、結婚してから半年後に「新婚旅行代わりに」と義父母から旅行券をもらったそう。結婚当初は「新婚旅行に行きたいね」という話を夫としつつも時間だけが過ぎてしまい、新婚旅行に行くタイミングを逃していたとのこと。義父母の心遣いに感謝をし、旅行を心から楽しみにしていたと言います。「ところが、ですよ。旅行初日ホテルに着くと、同じホテルには義父母と夫の兄弟家族が一緒に宿泊していたんです。“新婚旅行”って聞けば、夫婦水いらずの時間を過ごすための旅行だと思うじゃないですか?それなのに、蓋を開けたら“親族旅行”だったというわけです。まぁ、その時点では『ちょっとビックリしたけれど、この旅行をきっかけに義父母や義兄弟と仲良くなれればいいかな』と気持ちを切り替えて、楽しもうとしていました」しかし、旅行中の行動は全員一緒が鉄則。夫婦で過ごす時間はほとんどなく、さらに前日に風邪を引いてしまった蘭さんを様々な場所に連れ回し、雑用を押しつけるなど、義父母の行動は目に余るものだったとのことです。「結局はずっと、家族みんなで行動を共にする羽目になりました…。微熱があり体がダルかったときにも、義母の希望で東京観光に付き合わされたり、ひどいときはお土産を持つ荷物係として使われたりなど、身勝手すぎる義父母の行動に悩まされましたね」夫も心配してくれたものの、その場は蘭さんが「大丈夫」と強がったこともあり、常に義父母のサポート係のような位置付けで旅行することになってしまったそうです。旅行後、心身の疲れから体調が悪化… だんだんと募る不満「その旅行から帰ってきたあとは、心と体の疲れのせいか、高熱が出て3日間ほど寝込むことになりました。家で静かに休みながら、『なんで私がこんな思いをしなくちゃいけないんだろう?』『私、義父母に何か悪いことした?』という考えがグルグルと頭を巡っていましたね。そして、だんだんと義父母の行動には不満しか募らなくなっていきました。というのも、その旅行のときだけでなく、旅行から帰ってきてからも、どんどん義父母の私への態度は悪化していて、体調が悪いと言っているのに用事を言いつけてきたり、遠隔で雑用を押し付けてきたりと、ひどい態度だったんです…」旅行から帰ってきた後も、義父母の行動に振り回され続けた蘭さん。そんな義父母に対し日々不満を募らせていたとき、妊娠が発覚。義父母は妊娠したこと自体は喜んでくれたものの、つわりの時期なども容赦なく雑用を押しつけてきたり、食事に連れ出したりしてきたそう。その後、無事に安定期を迎え、子どもを出産。とはいえ、蘭さんの胸の中は今後の生活に対する不安でいっぱいだったそう。義父母の自分勝手な行動に振り回されたことで、日々の生活にも大きな影響が出るようになってしまった蘭さん。しかし、義父母との関係はこれから先も続くもの。蘭さんのように義父母との関係に悩み、解決策のない暗闇にいるような気持ちになる女性も少なくないのでしょう。©SolStock/gettyimages©Oscar Wong/gettyimages文・並木まき
2022年02月25日せっかくメイクをするのなら、よりキレイな自分を引き出したいはず。しかも、それが時短で叶えば嬉しいですよね。そこで今回は、時短美容家の並木まきが、マスクを外しても自然にツヤ肌がキープされる“時短ハイライトテクニック”をご紹介します。時短で詐欺メイク#5美肌見せが叶うちょい足しハイライトマスクメイクを重視しすぎると、マスクを外したときに違和感が生まれてしまうことも…。特にありがちなのが、マスクをしていても見える“上半分”と、マスクで隠れる“下半分”でニュアンスの異なるメイクになっているパターンです。というのも、マスクをしている時間が長いほど、崩れやマスクへの色移りが気になりがち。そうすると、メイクの段階から見える部位と見えない部位を意識して、メイクに濃淡をつけている人が多いでしょう。濃淡をつけると、崩れにくさや色移りのしにくさは合格!ですが、マスクを外したときに、顔の上下で不自然なコントラストが出てしまうこともありますよね。その違和感は“ハイライト”を活用するだけで、自然な仕上がりが叶いますよ。今回は、『M・A・C(マック)』から2022年発売の春コスメ「エクストラ ディメンション スキンフィニッシュ」(¥5,000)の「ペタリック メタリック(ロージーピーチ)ニュートラル」カラーを使用して解説していきます。桜にインスパイアされた「ワイルド チェリー コレクション」の限定品で、2022年2月24日(木)に公式オンライン先行、3月4日(金)全国発売開始予定です。キラキラと光るパール感が春らしさ満開!チークなしでも使えるハイライトです。やさしい色合いなので、ハイライト初心者にもおすすめ。統一感を狙うなら、アイシャドウや涙袋に塗ってもいいでしょう。ハイライトは口まわりにもオン!マスクを外しても違和感のない顔にマスクメイクだとハイライトを入れるときに、顔の上半分、またはマスクとの境い目になる頬まわりだけに使う人も少なくありません。ですが、その塗り方だとマスクを外したときに、顔の上半分とマスクで隠れていた部分とのコントラストを悪い意味で強めてしまう場合があります!そこでおすすめしたいのが、マスクで隠れる“口まわり”にもハイライトを仕込む時短テクニック。あご先と“唇の山”の少し上あたりに、頬に使用したハイライトと同じものを軽く塗っておくだけ。それだけで、マスクを外したときにも一体感が出て、顔の上下が分離したかのような違和感を払拭できます。唇の上とあご先にハイライトを加えていないメイクと比べると、一体感やメリハリが増しますね。「マスクをするから、口まわりにハイライトを塗っても崩れるのでは?」と気になる人もいるでしょう。実はあご先や唇の上部は、マスクをしても直接肌に触れにくい部分なので、思っているよりメイク崩れが起きにくいパーツ。ただ気になる人は、ハイライトを指ではなくブラシで軽く叩き込むように塗ってみて!さらに崩れにくさを感じられるでしょう。マスクを外す場面でメイクに違和感を与えたくない…!かといってマスクで隠れる部分は、メイク崩れを起こさないよう、最小限にとどめたいところ。そんなときは、今回お伝えした“ハイライト”テクニックを上手に使いこなして、マスクメイクがもっと楽しんでくださいね。文/並木まき
2022年02月21日真由香さん(仮名・30歳女性)は、妊娠を義母に伝えたときに告げられた「おばあちゃんって呼ばないで」という衝撃的な言葉がずっと頭から離れずにいました。ショックのあまり、そのことを夫にも打ち明けられず、モヤモヤした気持ちをひとりで抱え続けたまま、出産予定日を迎えたそう。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、その後の結末について真由香さんにうかがいました。母子ともに無事に出産を終え…しかし義母は面会にも来ず「出産予定日を少し過ぎて、無事に出産を終えました。特に問題もなく退院の日を迎えましたが、入院中は夫や実の両親は何度もお見舞いに来てくれたのに、義母は私と娘の顔を見るのも嫌だったのか、一度も病院に来ることはありませんでした。妊娠中に告げられたショッキングな言葉の件もあり、病院に来られても笑顔で対応できる自信もなかったです。なので、義母が来なくて、それはそれでよかったのかもしれません」娘が生まれてからは、子育てに追われ始めた真由香さん。妊娠中には頭から離れなかった義母の言葉も、いつしか忙しさのおかげで忘れかけていたそうです。「まぁ、面会にも来なかったような義母ですし、孫ができても“私をおばあちゃんとは呼ぶな”と言ってきたような人ですから、頼るのはやめようって最初から決めていました。初めての育児は想像以上に大変で、しかも夫は夜勤も多い仕事で、イクメンってタイプでもなかったから、まさにワンオペ育児で大変な毎日でしたね」突然、義母が押しかけてきて…事態は思わぬ結末へそんなある日、アポイントメントなしに義母が真由香さんの自宅を訪れて、事態は急変します。「ピンポンが鳴ったので対応すると、そこには怖い顔をした義母の姿が。妊娠報告以来、連絡をとっていなかったので、なんで押しかけてきたのかわかりませんでしたが『開けなさい!』と怖い顔で言われたので、とりあえずオートロックを解除し、自宅に入れました」すると義母からは「あなた、なんで子どもを連れてこないの?私の孫でもあるのに、妊娠報告以来、何ひとつ連絡をよこさないなんて、何を考えているの!」と、真由香さんは大きな声で怒られたのだそう。「これには、さすがに驚きました! 私はてっきり、孫ができても嫁として認める気はない、と義母から宣言をされたと思っていましたが、その後、義母と話をしてみると、どうやら義母の言葉はそういう意味ではなく『“おばあちゃん”という言葉の響きが好きじゃないから、違う呼び方で呼ばせてね』という意味だったとのこと」つまり、真由香さんが数か月にわたって悩み続けた義母の言葉は、義母が真由香さんや孫を拒絶するという宣言ではなく、まだ50代の義母が「おばあちゃん」という呼び方に抵抗があるという意味で発せられたものだったそう!なかなか誤解が解ける機会がないまま、時間ばかりが過ぎてしまったとわかり、その日は義母と一緒に大笑いをしたそうです。まるで漫画やドラマのような展開ですが、嫁姑間では突発的に出た相手の言葉の真意がわからずに、誤解を抱いたまま年月が過ぎてしまうことも起こるのでしょう。真由香さんのケースでは、短期間で誤解が解けて笑い話になったようですから、一件落着で何よりですね。©Image taken by Mayte Torres/gettyimages©damircudic/gettyimages文・並木まき
2022年02月19日今回紹介するのは、長期間の妊活期間を経て子どもに恵まれ幸せの絶頂期に、義母の意味深な言葉によって長期にわたって深い悩みを抱えてしまった女性のエピソード。メンタル心理カウンセラーの並木まきが話を伺いました。妊娠早々、義母の言葉で奈落の底へ真由香さん(仮名・30歳女性)は、結婚4年目にして初めての妊娠。新婚当時から、妊活に励んでいたものの授からず「そろそろ本気で不妊治療を考えないとダメなのかな…」と考えていた矢先に自然に授かったとのこと。ずっと孫の誕生を楽しみにしていた実の両親や義父母には、妊娠がわかったその日に報告したそうです。「実の両親に報告したときは自分のことのように喜んでくれて、私も本当に嬉しかったです。『男の子でも女の子でもどちらでもいいから、とにかく元気に生まれてきてほしいね』なんて気が早い話もしました。それで気分が良くなった私は、その足で義父母に報告しに行きました。実家も義実家も電車で30分以内で行ける距離なので、妊娠初期の私でも気軽に行ける距離なのがよかったなと思いながら。ところが、義実家で妊娠を報告したら、思いもよらない衝撃的な言葉を浴びせられてしまったんです」妊娠の報告を聞いた瞬間は、義母も義父もとても喜んでくれ、「よかったわね」「頑張った甲斐があったわね」と、義母からも優しい言葉をかけてもらったとのこと。ところが、その直後に耳を疑う言葉が義母の口から飛び出します。夕食を食べている最中、冷たい顔をした義母から衝撃の一言が「その日は夫が残業だったので、そのまま義実家で私だけ食事をいただいて帰ることになったんですけど、食事の最中に怖い顔をした義母から『ところで、妊娠はめでたいけれど、私のことはおばあちゃんって呼ばないでね』という衝撃の言葉が飛び出してきたんです。もともと義母は、実の母と比較するとちょっと冷たいところのある人だと思っていたんです。だけど、妊娠がわかった日にこんなことを言ってくるなんて、耳を疑いましたね。妊娠したことを祝ってはくれたけれど、私は嫁として認められていないのかなとか、孫ができたからと言って義実家で大きな顔をするなと言っているのかなと不安な気持ちになりました。義父はその言葉が聞こえなかったかのように知らん顔をしているし、そのときは、あまりのショックで『わかりました…』と返事をするので精一杯でしたね」そのまま義父母とは他愛もない世間話をして、その日は義実家をあとにしたという真由香さん。しかし、心の中では「やはり義母は、想像以上に冷たい人だったんだな」と悲しい気持ちになったそうです。あまりにショックだったため、夫にはなかなか打ち明けられず、それからしばらくの間、真由香さんはこの問題をひとりで抱えることに。そして、あっという間に出産予定日を迎えました。妊娠を告げた直後に、義母から予期せぬショッキングな言葉が飛び出せば、不安な気持ちにもなりますよね。嫁姑の関係はなかなか本音をぶつけ合うのが難しいことも多く、傷ついた気持ちをその場で本人に伝えられずに苦しむ女性も少なくないようです。©Oscar Wong/gettyimages©Ziga Plahutar/gettyimages文・並木まき
2022年02月19日3歳と1歳の息子さんとの日常を、Twitterに投稿している田口ナツミ(@NatsuTagu)さん。2021年2月、田口さんは住んでいる地域で行われた、家を建てる際の工程が無事完了したことを祝って開かれる神事『餅まき』に参加しました。周囲の人がお餅などをもらっていた中、当時2歳の息子さんは何ももらえず、泣いてしまったといいます。そんな息子さんを見て、周囲の人は…。餅まきで戦利品のない2歳の長男が泣いていたら、村の人がわらわら集まってきてお菓子で服をいっぱいにしてくれました。去年の話。 pic.twitter.com/xtflJZd162 — 田口ナツミ (@NatsuTagu) February 7, 2022 多くの大人たちから、たくさんのお菓子をもらった息子さん。両手で持つには多すぎるほどで、服の中にまで入れることになったのです!服の中に入ったお菓子を見つめている姿から、「こんなにもらえるなんて…」と心の声が聞こえてくるかのよう。息子さんは「みんながお菓子をくれた!」と喜んでいたそうです。お菓子をたんまりともらった息子さんの姿に、「いい話だ」「心が温かくなった」といったコメントが寄せられました。・お菓子でギッチギチの姿がかわいい!愛おしすぎて泣けてくる。・ずっと忘れられない出来事になりそう。いい話だ。・こんな幸せな話があってもいいのだろうか…!泣いていたところ、お菓子をたくさんもらえた息子さん。息子さんにとって、一生忘れられない出来事となったはずです![文・構成/grape編集部]
2022年02月08日せっかくメイクをするのなら、よりキレイな自分を引き出したいはず。しかも、それが時短で叶えば嬉しいですよね。そこで今回は、時短美容家の並木まきが、マスクメイクで顔がぼやけるときに使えるメイクテクニックをご紹介します。簡単&時短で、誰でもメリハリフェイスに仕上がりますよ!時短で詐欺メイク #4 マスクでぼやける顔にメリハリを!ちょい足しテクニックSNSなどを参考にメイクを真似しても、マスクをすると顔がぼやけてしまうことはありませんか?淡い発色のアイシャドウを使ったアイメイクでは、特にぼやけた印象を感じる人が多いかもしれません。でも、これから迎える春シーズンは、淡くて儚い色味のアイメイクを楽しみたい人もいるでしょう。そんなときは、眉毛で顔がぼやける問題を解決するのがおすすめです!「眉頭」にインパクトをつけるだけでメリハリUP!マスク顔にメリハリを出すなら、眉頭への“描き足し”がおすすめです。眉頭部分の毛の流れに沿って、縦にペンシルを動かしながら、眉毛を1本1本描き加えるようにメイクをしていきましょう。メリハリフェイスを目指すなら、ペンシルの色は明るめよりも暗めのカラーがベスト。今回筆者は、『CEZANNE(セザンヌ)』の「超細芯アイブロウ」の新色「05ナチュラルグレー」(2022年3月中旬発売予定)を使用しました。眉頭にほんの少し眉毛を描き足すだけで、マスクをしてもメリハリのある雰囲気を演出することが可能。簡単で手間がかからないのに、印象がガラリと変わるメイクテクニックです。いかにも「眉毛を濃くしました」という雰囲気を出さないよう、目頭だけ自然に足すのがポイント!2022年は、ふわっとした眉が流行の予感です。これまでより毛流れそのものを強調するナチュラルな眉メイクがトレンドに。自分の眉毛の特徴を崩さず、自然な描き足しを意識すると今っぽい仕上がりが叶いますよ。筆者は2021年まではブラウン系のアイブロウペンシルを使うことが多かったのですが、2022年になってからはグレー系を手に取る機会が増えました。ふわっとした仕上がりに、淡い暗色がマッチしやすいんです!みなさんもぜひ、これまであまり使わなかった眉色にも挑戦してみてくださいね。文/並木まき
2022年02月06日毎年、2月の上旬は節分。子供の頃に、豆まきをした人も多いのではないでしょうか。鴻池剛(@TsuyoshiWood)さんは、妹家族に頼まれ、子供たちの豆まきのため鬼に扮したことがあるといいます。しかし、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)が流行していたため、短時間で豆まきを終えるよう、妹から伝えられていました。妹のことが大好きな鴻池さんは、たとえ短い時間であろうとも、妹との久々の再会ということもあり、意気揚々。ワクワクしながら、妹家族の家を訪ねたものの、強い悲しみと怒りに襲われることになったのでした…。去年の節分。今年は無し(憤怒) pic.twitter.com/xssypCQj8k — 鴻池 剛 (@TsuyoshiWood) February 3, 2022 マスクをし、距離もとり、対面での会話も避ける、徹底した感染対策のもと行われた豆まき。鴻池さんは妹と会えることを楽しみにしていたものの、久々の再会の余韻にひたる時間は皆無でした。1人打ちひしがれて帰路につく鴻池さんですが、決して妹も子供たちも悪くないことをちゃんと分かっていたのでしょう。コロナが憎い…!そう心の中で涙を流しながら、次の年には絶対に鬼の役を引き受けないことを誓ったのでした。「申し訳ないけれど笑ってしまった」「次はちゃんと豆まきができるといいですね」と励ましのコメントも寄せられた、鴻池さんの節分の日のエピソード。1日も早くコロナで混乱した状況が落ち着き、家族と笑って会える日が来るといいですね…![文・構成/grape編集部]
2022年02月03日妻の収入を頼り生活費もきちんと家に入れない夫。そんな夫の不倫を知った妻・涼香さん(仮名・30代後半)は、夫婦関係の修復に協力してもらうべく、息子を溺愛する義母にそのことを相談することに。しかし、事態はドロ沼の展開を迎えたのだそう。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきがその後の展開について詳しく話を聞きました。義母に協力を求めるも「知らん顔」「夫が不倫をやめないまま、時間ばかりが過ぎていたので、私は義母に何度も相談しました。夫にも何度も話をしましたが『夜の生活に応じない君が悪い』という屁理屈を言って、不倫を正当化するだけ。さすがにこのままでは夫婦を続けられないと思い、義母からも夫に言ってもらうべく、当時の私は必死になっていました」ところが義母は、息子の悪行に関してはとことん知らん顔を貫き、それどころか夫の浮気に悩む涼香さんに対して「あなたのせいで息子がよその女性のところに行っちゃうのよ」などと、涼香さんを否定する発言を繰り返したそうです。解決の糸口が見つからず…離婚を選択そして、そんな生活が半年ほど続いた頃、身も心も疲れ果てた涼香さんは離婚を決意しました。「私は夫婦関係を修復したかったけれど、夫も開き直っているし、義母も息子の不倫を正当化するしで、もう無理だなって思ったんです。それに、たとえ今回のことを許しても、また不倫をするだろうなという気もしました。そこで、本当は離婚をしたくなかったけれど、一緒にいても不毛な関係が続くだけだと思い、離婚を申し出たんです。すると、あっさりと了承され、協議離婚が成立しました」夫の収入が低かったことから、「慰謝料を請求してももらえないだろう」と諦めていた涼香さん。そして、離婚が成立した3か月後、元夫が不倫相手と再婚したという話を風の噂で聞いたそうです。「なんだかバカにしているなって気がしますよね。こっちは色々悩んで不本意ながらも離婚を選んだのに、向こうは離婚して3か月でサクッと再婚しちゃうんだって呆れましたね」その後、元夫や義母のことは共通の知人からもあえて聞かないように過ごしていた涼香さんですが、結婚1年も経たないうちに再婚相手とも離婚に至ったという話を噂で耳にしたそう。「ああいう人は、反省をしないから同じ過ちを繰り返し続けるんだろうな」と、気の毒に感じたと語ります。「義母は義母で、自分が高齢になってきてひとり暮らしがつらくなってきたこともあり、新しい奥さんと息子と3人で暮らしたかったそうなんです。けど、その目論見も外れてしまったらしいですよ。やっぱり自分たちのことしか考えない人たちからは、人が離れていくんだなと思いましたね」一連のお話を伺ったあとに、「私は今、恋人もつくらずに、自分がしたいことだけをして、穏やかな日々を満喫している」と、涼香さんは嬉しそうに話してくれました。そして、いつかまた好きな人ができたら、交際や結婚を考えるかもしれないけれど、今は自分の好きなことだけをして楽しく過ごせる日々が訪れたことに心から喜んでいるようでした。©TwilightShow/gettyimages©yamasan/gettyimages文・並木まき
2022年01月28日結婚後に義母との関係に苦戦する人も少なくありません。涼香さん(仮名・30代後半)も、そんな経験をしたひとり。今回は、義母によって夫婦関係が悪化した女性から、メンタル心理カウンセラーの並木まきが話を聞きました。息子自慢が絶えない義母。しかし現実は…顔を合わせるたびに「うちの息子は優秀だから」「あんなにデキる男性は、なかなかいないわよね」などと、息子を褒めるようなことばかり口にしていた義母。そんな義母に対して、涼香さんは気になっていたことがありました。「義母の話と実態は、逆だったんですよね。夫は短期間で転職を繰り返して、収入も低め。生活費も入れたり入れなかったりで、私の収入がなければ安定した生活を送れていなかったと思います。でも、義母は息子の転職について『優秀だから、いろんなところから声がかかる』と理解していたようで…。しかし現実は、クビになったり左遷されるたびに別の職場を探しては移っていたという感じでした」夫のプライドと、義母に本当のことを話して波風を立てるのも面倒だと考え、あえて義母には真実を告げず、適当に話を合わせてきていたという涼香さん。しかし、夫のことを守っていた涼香さんの気持ちを踏み躙るような出来事が起き、状況は一変しました。夫の不倫が発覚…! 義母に真実をぶちまけると衝撃の一言が…「結婚2年目にして、夫の浮気が判明しました。夫はとにかく夜の営みが好きなタイプで、毎日でもしたいという人。一方の私は、仕事で疲れると、とてもそんな気分にはなれなかったのと、そんなにそういう行為を好む性格ではないので、夫の要望に応えられる日もあれば、断る日もありました。きっと、夫はそんな私に不満があったんでしょうね。そして、夫に浮気のことを問い詰めた結果、どこで知り合ったのかはわかりませんでしたが、かなり年下の女性と関係を持っていたことがわかりました」涼香さんは、夫の浮気が一時的なものなら許そうかとも考えたそう。しかし、不倫相手の女性とは数か月にわたって関係が続いており、一緒に旅行にも行った仲だと知り、「これは許すわけにいかない」と覚悟を決めたそうです。「長期間にわたり不倫をしていたとなると根深い問題だなと思いました。そこで、義母にもそのことを打ち明けたんです。そして、不倫のことを伝えるとともに、実は夫がクビになっては転職を繰り返していたことや、家庭に十分なお金を入れていないことをぶちまけました」すると、これまで息子を“優秀”と信じて疑わなかった義母には都合が悪かったのか、急に涼香さんに攻撃的な態度を見せてきたそうです。「息子の不倫を真剣に捉えてもらうことで、夫婦の関係修復に協力してもらえるかと思ったのに、それは大間違いでした。義母は私に『男性が不倫をするときは、たいてい妻に原因がある』と言い放ったんです」この出来事を機に、夫婦関係のみならず義母と涼香さんの関係も急激に悪化。そして、事態は最悪の方向へ進んでいってしまうのです。息子を溺愛する義母のなかには、息子のこととなると常識的な判断ができなくなる人も…。こういった場合、妻は予想以上に義母との関係に苦労することになるようです。©torwai/gettyimages©yamasan/gettyimages文・並木まき
2022年01月28日