38歳から家族の介護が優先になったせいか、自分の体調管理がおろそかに。40歳になると、動悸や息切れが気になり始めました。初めはプレ更年期と思い、サプリメントを服用。半年間、服用しても回復しません。生理も30代と比べて出血過多で、体調も悪化するばかり。自分の体調に悩んでいたとき、タイミングよく市の子宮頸がん検診の受診票が届きました。40歳の子宮頸がん検診をきっかけに、自分の体調不調のことを婦人科に相談すると、医師から「年齢的にも子宮体がん検査をしましょう」と提案が。40歳で人生初の子宮体がん検査を受けましたが、痛みと恐怖でトラウマになってしまいました。★関連記事:閉経・肥満・未産が高リスク!50代に急増する「子宮体がん」の見逃しがちなサインとは?【医師監修】子宮体がん検査をすすめられる子宮体がん検査とは、子宮内の細胞を採る細胞診のことで、がんの疑いがないかを調べます。医師から「40歳以上は受けたほうが良い」と打診されました。子宮体がん検査は痛みがあると聞いたことがあります。予想外の検査だったため動揺はしましたが、嫌ともいうわけにはいきません。この日の私の検査は5種類で次のような順番でした。血液検査子宮体がん検診内診超音波エコー子宮頸がん検診まず内診室に入る前に貧血の確認のため血液検査をしました。血液検査が終わるとカーテンで仕切られた内診台へ案内されます。下着を脱いで、内診台に座ります。自動で内診台が動き脚も開きますが、この瞬間はとても嫌でした。子宮体がん検査で痛みが出やすい人私は出産経験がありません。医師の説明では、出産経験のない人は子宮口が狭いため痛みを感じやすいと説明がありました。案の定、医療器具のクスコが入った瞬間から激痛でした。強い痛みで体が拒絶し反り返ります。医師が「おしりを下げて!下げて!」と声をかけますが、体が拒絶しておしりも下がりません。その間も器具は腟に入ったまま。痛いので自然と体に力が入ります。力が入るので余計に痛い。医師は、無言で腟から子宮内に細いブラシのような器具を挿入していきます。器具を子宮のかなり奥まで入れているのがわかります。ブラシのようなもので、おなかをこすった瞬間におなかに鈍痛が走りました。生理痛の痛みと似ていますが、内臓をかき回されているような感覚です。5周ほどおなかをかき回すと、検査は終わりました。初めての子宮体がん検査は、クスコの挿入時から激痛です。さらにおなかの痛みも強く二度と受けたくない検査になりました。子宮体がん検査の後に続く痛み私がトラウマになった理由は子宮体がん検査の痛みにあると思います。痛み止めの服用や麻酔はありません。我慢できる程度の痛みと認識されているのでしょう。私の場合は子宮体がん検査で強い痛みを経験したことで、次の検査にも支障が出たのです。子宮体がん検査の後は内診がありました。腟から指を入れて子宮や卵巣の腫れや、しこりなどを確認する検査です。医師に「違和感があるところはない?」と聞かれても、痛みと恐怖が優先して答えられません。脚も内側に閉じてしまい医師にあきれられました。次に腟超音波エコーです。子宮筋腫が見つかりました。「聞こえますか? 筋腫があるのでモニターを見てください」と促されますが、私は恐怖でモニターどころではありません。しかも、白黒のモニターでどれが筋腫なのかわかりませんでした。「はい、最後に子宮頸がん検査をするよ!」とブラシを使って細胞を採ります。体は拒絶反応で硬直し内診台の上で涙が出ました。ここまでの検査時間は10分程度です。検査直後は、軽い出血と痛みでしばらく動けません。ナプキンを持参しておらず、自転車で来たことにも後悔しました。おなかの痛みは2週間ほど続きました。1日中ツンツンした痛みのためつらかったです。子宮体がん検査の結果は1週間後に判明しましたが、今回は異常ありませんでした。まとめ子宮体がん検査は、クスコ挿入から子宮口にブラシを入れるときに強い痛みを感じました。痛みも持続性があるので、すべての検査が恐怖でした。今も内診室に入る検査は苦手です。1週間後に子宮体がん検査の結果を聞きに婦人科へ受診しました。「前回、強い痛みがあったので検査は嫌です」と医師に伝えました。医師は「え? 痛かった? ごめんね」と驚いていましたが、二度と受けたくない検査の1つになりました。次回の検査では、痛みと恐怖を克服できるように、医師と相談しながら受けたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/佐藤ゆみ(41歳)田んぼに囲まれたのどかな田舎で生活中。大の猫好きで二匹の猫と暮らしている。現在はWEBライターとして自由気ままな生活を満喫中。
2022年09月12日普段はパートナー2人暮らしをしながら、漫画を描いている津島つしまさん。そんな津島さんは、33歳のときに近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた際に、「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい……。【前回のあらすじ】医師から「子宮頸がんの一歩手前です」と告知され、子宮頸部円錐切除手術(子宮頸部をレーザーや高周波メスなどで円錐状に切り取る手術)を受けた津島さん。手術は無事に成功し、津島さんは病院で一晩過ごしたのち、翌日に退院。術後二週間が経過したころ、手術時に採取した患部組織の検査結果が判明。果たして結果は……? 定期検診の重要さ ※「CIN3」=子宮頸部上皮内腫瘍の分類のうち、高度異形成・上皮内がんの段階。CINは子宮頸がんの前段階の病変とされている。 術後二週間後に出た検査結果は、手術前と同じ「CIN3」。子宮頸がんになる手前の、子宮頸部高度異形成と呼ばれる段階でした。 医師によると、病変部分はすべて切除できたので、再手術は必要ないとのこと。 このとき、津島さんが最初に近所の病院で子宮頸がん検診を受けてから、およそ三カ月が経過していました。今後も定期検診は必要になるものの、三カ月ぶりにようやく安心できた津島さんでした。 本作の著者である津島つしまさんが読者に最も伝えたかったのは、 「自分でも気づかないうちに、がんになってしまうケースもあるかもしれない。そうならないためにも、定期検診はとても重要。自覚症状がなかったとしても、定期的に検査は受けておくべき」というメッセージです。 著者の実体験をもって、定期検診の大切さを教えてくれる作品でした。 監修/助産師 REIKO 津島つしまさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 津島つしま漫画家。2月生まれのインドア派。著書『夫は実は女性でした/講談社』。女性になったパートナーとふたりで暮らしています。
2022年09月08日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。子宮頸がんの手術をおこなうことになったとりだまりさん。子宮頸がんであることを懇意にしていた編集者に報告したところ、あっさり仕事を切られてしまい……。★関連記事:「マジすか!?」仕事先にがんを報告したら秒で仕事を切られて… #子宮頸がんゆる闘病記 14しょっちゅう仕事をしていた方にあっさり仕事を切られてしまい、「このやりとりをあと何回続けるのか」と思いながら、仕事先の方たちに連絡をしました。ある程度覚悟していたのですが……。「とりあえず半年くらいは待てますから」「無事に治療が終わるのを待っています」「治療が長引くならそのとき相談しましょう!」など、やさしい言葉をかけてくださる方が多く、とてもうれしかったです。ある方からは、治療中も仕事を続けさせてくれるという、うれし過ぎる申し出もありました。でも、一体なぜ……? と思い尋ねてみたところ、その方も長期入院したことがあり、病気が治っても仕事がないかと思うとすごく不安だったという経験があったからとのこと。そのおかげで、実際に私は入院中も働くことができたのです。がんになったことは、本当に死ぬほど怖くて、震えるほど嫌なことです。それでも、実はがんになってよかったと思えることもたくさんあります。その1つが、「待つ」と言ってくれた人たちがいたこと。そのことに気付けたことです。元気だったら、なんということのないひと言ですが、社会に戻れるかどうかわからない自分にとって、思った以上に勇気づけられる言葉でした。特に、戻る場所のことまで考えてくれた彼女には、ただただ感謝しかありません。ほかにも、それぞれのやり方でサポートしてくれた友人がいて、その気づかいにもとても助けられました。ー------------------------「待つ」と言ってくれた人たちがいたことに気付けたことで、視界が大きく変わったと、とりだまりさん。治療を始めてからでないと、自分でもどうなるかわからない中、そういった言葉はとても励みになりますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月28日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。子宮頸がんの手術をおこなうことになったとりだまりさん。子宮頸がんであることを両親に告げ、次は仕事関係の人たちに報告をすることになったのですが……。★関連記事:「お通夜みたいだったよ」娘にがんだと告げられた両親の反応は… #子宮頸がんゆる闘病記 13いつまで続くかのかわからないのが、がん治療。だからこそ困るのが、収入減(仕事)のことなのですが……。がんを治せずに死ぬのも怖い。生き残って、また仕事を始めるのもちょっとしんどい。このときはそんなふうに思っていました。だから、仕事関係の方に連絡するのがとても怖かったです。意を決して、当時懇意にしていた書籍編集者さんに報告したのですが……秒で切られました(笑)。仕事を切られるのはともかく、非常にあっさりなのがなんとも。まぁ、向こうにもいろいろ都合があるのでしょうが……。「治療が終わるまで、何年だって待ってますよ!」……という都合の良い答えを期待していたわけではありませんが(いや、ちょっとしてた)、残念ながら私は、編集さんが「数年待ってでも書いてもらいたいんです!」と思うような、実力派でも売れっ子ライターでもないので、恨むなら自分を恨むしかないのが、なんとも情けなく。ただ、うまい具合に治療を終えられたとしても、そのとき復帰する場所がないというのは、やはりなかなかしんどいものです。ー------------------------仕事をあっさりと切られたとき、とりだまりさんは「正直、終わったな……と思った」とのこと。がん治療とは直接関係ないことであっても、治療前から気に病むことことがあるのは、つらいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月26日中国で、末期がんの父親のために親戚が寄付してくれた治療費を、12歳の息子がモバイルゲームに課金して使い込んだとSouth China Morning Postが報じている。四川省に住む黄さんは7月、重い脳腫瘍の治療のため入院していた。ある日、見舞いに訪れた12歳の息子が、父親の携帯電話を使って父親の口座にあった3800元(約75000円)を、シャオミが運営するゲームプラットフォームのモバイルゲームに課金してしまったという。このお金は、治療のために親戚が寄付してくれたものだった。黄さんの死後、彼の兄弟は病院へ支払いをしようとした際に使い込まれていることに気づいたそうだ。少年の叔父は、シャオミに事情を説明し返金を求めたが、当初は取り合ってもらえなかったという。その後、この騒動を取材していたジャーナリストがシャオミに調査を求めた。その結果、少年が課金した全額が返金されることになり、叔父は少年の教育費に充てるとの意向を示している。黄さんは10年前に事故で妻に先立たれて以降、建設業に従事し、2人の息子を育ててきた。黄さんが亡くなり、今回騒動を起こした少年とその3歳上の兄は孤児院に預けられたと地元紙は伝えている。
2022年08月24日がん経験者などに無料のオンラインミーティング9月4日(日)、一般社団法人日本キャンサーアピアランスケア協会が主催する座談会形式のオンラインミーティング「がん経験者とナースで語ろうアピアランスケア」が開催される。参加費は無料となっている。このイベントはzoomによりオンラインで開催され、厚生労働省と公益財団法人日本対がん協会、公益社団法人日本看護協会が後援として参画。がん経験者や看護師、看護師以外の医療関係者などが対象である。当日は女性特有のがんを患った人たちの「よつばの会」代表で、自身も子宮頸がんなどを経験しているタレントの原千晶さんをはじめ、婦人科がん、乳がんの経験者3氏が「患者側」として出演。「看護師側」には、がん看護専門看護師、乳がん看護認定看護師、がん化学療法看護認定看護師の3氏が出演する。「アピアランスケア」とは外見に対するケアがん治療では外見の変化を伴うことがある。「アピアランス」は外見のことを意味し、「アピアランスケア」とは外見に対するケアのこと。がん治療による外見の変化に悩んでいても、看護師などに相談しづらく、悩みを抱え込んだままになりがちである。一方、看護師側も患者が求めているケアとはどういうものかなどの不安や疑問を抱えている。このオンラインイベントでは、がん経験者3氏と、がん専門・認定看護師3氏がアピアランスケアをテーマにそれぞれ経験をしてきたことを語り合うことになる。多種多様なニーズを可視化させ、アピアランスケアの現場に生かすためのイベントであり、参加者には医療現場で嬉しかったことや不満などについて、参加登録の際や当日のチャット機能で伝えてほしいとしている。日時: 9月4日(日) 14:00~15:30参加費: 無料(日本キャンサーアピアランスケア協会のサイトより引用)(画像は日本キャンサーアピアランスケア協会のサイトより)【参考】※「がん経験者とナースで語ろうアピアランスケア」申込開始 - 一般社団法人日本キャンサーアピアランスケア協会
2022年08月24日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。1カ月後に子宮頸がんの手術をおこなうことになったとりだまりさん。子宮頸がんであることを両親に告げるのは、気が重くて……。★関連記事:「足りなければ俺が貸すし」フリーランスが、がんになるということは… #子宮頸がんゆる闘病記 12子宮頸がんであることを電話で両親に伝え、その後実家に会いに行くことにしました。私もアラフォー。高齢なので、あんま期待してなかったとも思いますが、さすがに両親に「孫を残せなくて……」と直で伝えたときはヘビーでした……。そんなこと娘に言われた両親のほうが、さらに重かったとは思いますが。娘に面と向かってがんだと告げられた、父と母の反応はそれぞれでしたが、泣かれなくてよかったな、と思いました。でもその後、妹から聞いた話では、私の前ではそんなそぶりを見せなかった両親は、うなだれてお通夜のようだったとのこと……。いやー、やっぱそうですよね~。会っている間は淡々と、普通の挙動だった両親ですが、やっぱり無理してたんだなぁと。これはもう、「心配かけて申し訳ない」としか言えません。本来であれば、親がこっちに心配かけていい年代なのに。介護とか。あと妹。不甲斐ない姉でホントすみません……。病気になることで、自分の甲斐性のなさが、アリアリと浮き彫りになった1日でした。ー------------------------両親に自分ががんだと伝えるのは本当に気が重かったとりだまりさん。伝えるほうも、伝えられるほうもとてもつらいものですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月23日普段はパートナー2人暮らしをしながら、漫画を描いている津島つしまさん。そんな津島さんは、33歳のときに近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた際に、「がんの一歩手前ですね」と言われてしまい……。 きっかけは子宮頸がん検診だった ※個人の見解を図にしたものです。 近所のクリニックで子宮頸がん検診を受けた、津島つしまさん。 医師に「結果が悪くて……がんの一歩手前です」と言われてしまったのですが……。 なぜか、本人は 「まじすか、やばっ」 と、まるで人ごとのような返事。かなり冷静ですね。 帰宅後、配偶者に「がんの一歩手前だって! 今度精密検査するから!」と、明るいトーンで報告する津島さん。 「ヘラヘラして…大変だって分かってる…?」 むしろ、パートナーのほうが不安そうですね。 こうして、宣告を受けて妙にハイテンションになりながらも、津島さんの闘病生活が始まったのでした。 監修/助産師REIKO 津島つしまさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 津島つしま漫画家。2月生まれのインドア派。著書『夫は実は女性でした/講談社』。女性になったパートナーとふたりで暮らしています。
2022年08月21日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。1カ月後に子宮頸がんの手術をおこなうことになったとりだまりさん。入院準備で物をそろえる以外にも調整が必要なことがあり……。★関連記事:「入院中の楽しみができた!」がん友ができて不思議と心が軽くなって #子宮頸がんゆる闘病記 11自分が倒れれば、そこまで。働けなければ、即無収入。それがフリーランス。しかもわが家は夫婦ともにフリーランス。なので、夫婦といえども、簡単には相手に頼れません。なぜなら共倒れになるから。そのつもりで生きてきました。ただ、「治療費が足りなければ貸す」と夫に言われたときは、「よっしゃ、死んだら借り逃げできるな!」とも思いました(笑)。いざとなったら、借り逃げができる。それが夫婦(?)。そう思っているのは私だけかもしれませんが、夫に確かめるつもりはもちろんありません。「違う」って言われても困るから。この先も、そこはあいまいにしたまま生き抜こう。そう思う今日このごろです。ー------------------------フリーランスのため、働けない期間のお金のことが気がかりだったというとりだまりさん。手術だけでなく、手術後の生活やお金についても夫婦で話し合う必要があるのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月21日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。入院手続きのときに、乳がんで抗がん剤治療をした美女に出会ったとりだまりさん。抗がん剤治療についていろいろ教えてもらい、闘病の決意を固めて……。★関連記事:「エステみたいにツルツル!?」抗がん剤治療の思い込みが塗り替えられ #子宮頸がんゆる闘病記 10乳がんで抗がん剤を体験したという美人患者さんに、ウィッグについても教えてもらった私。もし抗がん剤をすることになっても、めっちゃいいウィッグを買うことにして、闘病の決意を固めました。そして、ウィッグへの気付き意外にも、さらにうれしい出来事が……。それは、がん告知を受けたその日に、とてもすてきながん友に出会えたことです。どうせハードな治療をするなら、せめてメンタル面くらいはラクラクのラクをしたいじゃないですか……。だって絶対、そこそこしんどいし。そんな私の怠け者マインドに、彼女の極上におおらかな感性は非常にしっくりきたのです。私も体毛が全部抜けたら、エステで全身脱毛したって思おう~。そう考えただけで、くだらなすぎてちょっと楽しくなれたのでした。ー------------------------入院前からがん友だちができたことが、非常に心強かったと、とりだまりさん。がんである事実は変わらなくても、不思議と心が軽くなったそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月18日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。入院手続きのときに、乳がんで抗がん剤治療をした美女に出会ったとりだまりさん。抗がん剤治療についていろいろ教えてもらい、一番気になっていたことを詳しく聞いてみると……。★関連記事:「めっちゃいい吐き気止めあるから」えっ! 抗がん剤治療は想像と違い… #子宮頸がんゆる闘病記 9すでに乳がんで抗がん剤を体験したという美人患者さんのお話を聞いて、私の中のがん治療への思い込みが次々と塗り替えられました。抗がん剤治療を受けてみないとわからないけれど、私が想像していたよりもずっと体を動かすことができるのだな、と。そしてついに、一番気になっていた髪の毛について聞いてみたら……。「それはもう見事にツルツルに。エステかよっていうくらい」と美女患者さん。抗がん剤治療でエステって一体……!?私は髪の毛が抜けることしか想像していなかったのですが、髪の毛だけでなく、全身の毛という毛が抜けるとのこと。ウィッグは慣れるととてもラクで、ナチュラルになじませるためには、それなりにお値段がかかるよう。でも、それでがん治療のつらさを乗り越えられるのであれば……。このときは「絶対に買おう」と決めたものの、後日、家族の猛反対に遭いました。「なぜ見栄のために、そんなに高いものを……」「数千円台からあるんでしょ? だったら、そういうのを何種類か買って楽しめば?」…………まぁ、そういう考え方もありますよね。でも、正直「うるせえ!」って思いました(笑)。だって治療するのは私だもん。自分で買うのだから文句はないでしょうが!とにかく、私はこの決心で、心置きなくがん治療に挑む覚悟ができたのでした。ー------------------------美女患者さんのリアルな話で、一番気がかりだった髪の毛についても前向きに考えられるようになったという、とりだまりさん。がん治療に挑む覚悟の固まり方は、人それぞれだと実感したそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月17日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。がんの専門病院で受けた検査の結果、がんが確定したとりだまりさん。入院手続きのときに、乳がんで抗がん剤治療をした美女に出会い、いろいろ話を聞くと……。★関連記事:「髪は見事に抜けるね!」マジか…抗がん剤を経験した美女に出会い… #子宮頸がんゆる闘病記 8入院手続きをしているときに、すでに乳がんで抗がん剤を体験したという美人患者さんにお会いしました。抗がん剤といえば、「とにかく吐きまくり」という印象だったのですが……。「多分吐かない。大丈夫」と言われてびっくり!中には薬が合わなかったり、薬の量が多かったりして吐く方もいるようですが、「今めっちゃいい吐き気止めあるから」とのこと。美女患者さんの場合は、ちょっとムカムカするかな? 程度だったらしいです。さらにこの後、私にとっては意外な事実が告げられました!思えば、私の身近でがんにかかったのは、高齢の祖父母だけ。年齢のことを考慮して、抗がん剤治療はしなかったので、今のがん治療がこんなに進んでいるとは少しも思いませんでした。「もしかして、がん治療をしながら仕事ができるかも?」それは、フリーランスの私にとっては、非常に希望の持てること。だって、休業補償がないし……。長期間休んだら、これまでのキャリアがすべて終わるような気がするし(これは気のせいでしたが)。まぁ、がん治療しているのに休めないという現実もどうかと思いますが、仕事が続けられるという事実は、いろんな意味で支えになります。もちろん、体は治療でそれなりに疲れているので、これまで通りというわけにはいかないのですが。それでも、治療を受けながら仕事をしている人がいるという事実を知り、非常に力が湧いてきました。ー------------------------想像していた抗がん剤治療とは全然違っていたと知り、驚いたというとりだまりさん。症状の出方やつらさは人によってそれぞれだと思いますが、がん治療中をしながら働いている方もいるのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月14日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。がんの専門病院で受けた検査の結果、がんが確定したとりだまりさん。検査結果を聞いたその日に入院手続きをすることになり……。★関連記事:「アウトでした…」がんと確定。診察後に夫に電話で報告したら… #子宮頸がんゆる闘病記 7翌月に控えた手術のために、入院の手続きをすることになりました。私の場合、がんになったことは、割とあっさり受け止めることができました。けれど、ハゲるのはなかなか……(笑)。そんな私に、とってもうれしい出会いが訪れたのです!声をかけてくれた美女は、乳がんで抗がん剤を投与したとのこと。髪の毛のことについて聞くと、「見事に抜けるね! もうツルッツルに! あ、ちなみに今もヅラね」と教えてくれました。そのやさしく美しい姿に「これならイケんじゃね?! がん治療!」と感じたのです。ー------------------------不安な中、その女性に出会えたことはとてもうれしいことだったというとりだまりさん。経験者の話を聞いたり、姿を見ることは、自分が前向きに考えられるきっかけになるのかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月12日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。がんの専門病院で受けた検査の結果、がんが確定したとりだまりさん。まずは家族である夫に電話をかけたのですが……。★関連記事:「この先どう生きたら…」組織診の結果を聞きに行くとまさかの… #子宮頸がんゆる闘病記 6検査結果はクロ。子宮頸がんのIb1期でした。まずは夫に伝えなければと、「アウトでした…とりあえず手術」と電話で報告しました。「まぁ、なったもんはしょうがないからしっかり治そう」と、落ち着いて対応してくれた夫の存在が、とてもありがたかったです。ややホッとしたこともあり、このあと、思わず不安をこぼしてしまいました……。結婚前から「子どもはいらない」となんとなく決めていたわが家。ですが、いざ自分の子宮も卵巣もなくなるとなると、子どもを持てなくなることへの罪悪感がほんのりと湧き上がってきました。なるほど、「産まない」のと「産めない」のは、似ているようで、ずいぶん違うんだな……と、このときはひしひしと感じたものです。それにしても、この段階で「ハゲたくない」とか言っている私って……。でも実際、手術よりも抗がん剤そのものよりも、このときの私はハゲるのが何よりも怖かった。だって、見栄っぱりだから。それがわかっていても、本当に本当に嫌だったんですよ~。ー------------------------何よりもハゲるのが怖く、「もし抗がん剤をやらなきゃいけなくなったら……」と考えると目の前が真っ暗になってしまったそう。治療を始めてみないとわからないことは、不安になりますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月09日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。退院後、食べ過ぎで太ってしまい、ジム通いをすることに。ジムのエステでゲルマニウム温浴につづき、エンダモロジーをしてみたのですが……。★関連記事:「汗がドバドバ出る!?」ダイエットの一環でゲルマニウム温浴をしてみたら… #大腸がんらしい 70少しでもラクして痩せるために、ゲルマニウム温浴に続き、エンダモロジーをしてみました。凝り固まったセルライトや脂肪をもみほぐしてくれるらしいのですが、めちゃくちゃ痛い!もはや修行? 苦行? 私、なんか悪いことやったっけ??……過去の食べまくっていた自分を恨みました。いつだって敵は過去の自分。なんだかとても良いことを言った気がします(笑)。ー------------------------痛みに耐えながら、過去の飲み食いしていた自分を恨めしく思ったというおさしみ1番さん。過去の自分に気付かされることもあるのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年08月07日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。細胞診でがんの可能性が高いことがわかり、がんの専門病院で詳しい検査を受けたとりだまりさん。1カ月後、検査結果を聞きに行くと……。★関連記事:「先生、痛い!」組織診で子宮口の細胞を削ることになって… #子宮頸がんゆる闘病記 5がんの専門病院で、詳しい検査をして1カ月後……ひとりで結果を聞きに行きました。がんなのかどうか、ずっとモヤモヤしていてとてもキツく、まさにヘビの生殺し状態。病院では、泣いている人もいて「やっぱりひとりで受け止めるのはキツイ?」とも思ったのですが、私の場合は、まずはひとりで受け止めたかったのです。そして診察室に入ると「手術しよっか」と先生。覚悟していたこともあって、白黒ついたときは、ちょっとホッとしました。とはいえ、もちろん大ショック!手術前の先生の見立ては「ⅠB1期」。「つまり、ステージ1? だとしたら、軽いほうなんじゃ……」と初めは思っていました。簡単な手術で子宮頸部をちょこっと切るだけで済むんじゃないかな、って。ところが、日本だとI期・Ⅱ期の治療は外科手術が基本で、ⅠB期でも「子宮全摘」が標準治療だそう。さらに、子宮とつながっている卵巣にも転移の可能性がなくはないため、妊娠・出産を望まないのであれば、卵巣も切除したほうがよいとのことで……。うちはもともと子どもを持つ予定はなかったので、妊娠・出産は特に望んでいませんでした。それでも「卵巣切除? 女性ホルモンが出なくなる? 女性らしくなくなる?」と考えるのはかなり不安でした……。ただ、手術や治療が終わってみると、その点についてはさほど心配いりませんでした。今は、女性ホルモンを充填できるホルモンパッチがあるからです。これについては、いずれマンガでも描きたいなと思っています。ちなみに現在、手術を終えて5年がたちますが、同世代と比べて、肌や髪も「まぁ、経年劣化もあるので、こんなもんかな……」という程度の衰えで済んでいる気がします。ー------------------------卵巣まで切除するとは思っていなかったとりだまりさんは、「女でなくなる!?」とショックを受け、この先どう生きたらいいのか混乱したそう。予想外のことを受け止めるのは簡単ではないですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年08月07日2022年8月6日現在、食道がんのため入院し、治療に専念している俳優の秋野暢子さん。芸能活動は休止していますが、入院先での日常をブログでつづっています。がんを公表した秋野暢子メッセージに「本当に尊敬する」「ゆっくり休んで」がん治療中の俳優に寄せられた心ない言葉反応に「人柄を感じる」秋野さんは病院で、「転ばないと思っているあなたへ」の1文から始まる、1枚の貼り紙を目撃。内容に、「なるほど!」と感心したようです。こ声かけて。自信のない時、不安な時。ろ6~7時は転倒・転落の多い時間帯。ばバランスを崩しやすいので気を付けて。ぬ濡れてる床にはご注意を。ささぁ、足首回して第一歩。き危険です。エレベーターの隙間にはご注意を。の飲み薬によってはふらつきのもと。つつまずきやすいよ。スリッパは。え笑顔のあなたが見たいです。つまずくといったトラブルが起きるのは、段差がある場所だけとは限りません。起きた直後や掃除などで濡れた床、スリッパを履いている時…さまざまな要因が、転ぶことにつながりかねないのです。秋野さんは、入院中の生活で転びかねない場面を知り、「気を付けましょう」と、自らだけでなくファンにも呼びかけました。ファンからは、「早速メモします」「大切なことですね」といったコメントが集まっています。この貼り紙に書かれている場面は、病院内だけに限らないでしょう。自宅や外出先など、さまざまな場所に転びやすい要素があるといえます。「自分だけは大丈夫」と思わずに、日頃から気を付けたほうがいいですね![文・構成/grape編集部]
2022年08月06日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。退院後にひたすら食べたいものを食べまくった結果、妊娠中の体重くらいまで増えてしまい、運動を決意するのですが……。★関連記事:「私だけじゃないし〜」コロナ禍でがん患者もみるみる太っていき…!? #大腸がんらしい 68「デブis健康」と豪語(?)していた私ですが、さすがに体が重く感じ、今の状態は不健康だと意識するようになりました。とうとう真実に気付いた私は、ウォーキングや小走りを始めてみたのですが、私の場合は目的地がなくひたすら歩くのは性格的に厳しくて……。ということでジムに通い始めました。思いついたらすぐに行動する私。体は重くて動きは遅いけど、決断は早いんです。そして、ジムに併設されているエステも速攻で申し込んだのでした。ー------------------------ぜい肉は健康ではないのだと、ジムに通うようにやって正常な判断ができるようになったというおさしみ1番さん。太るのは簡単ですが、痩せるのはやはり大変なようですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年08月02日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。退院後にひたすら食べたいものを食べまくった結果……。★関連記事:「謎のロジック発動で爆食!」退院後にひたすら食べまくった結果… #大腸がんらしい 67「がんで痩せるのは良くない」「ご飯を食べられなくなったら危ない」そう聞いていたので、「逆に太れば健康ってことか!」と食べまくっていたら……妊娠中と同じ体重(62kg)まで増えてしましました。われながら、なんて安直なのでしょう(涙)。当時の私はツッコミどころ満載ですが、このときは正しいと思って食べまくっていました。今思うと、変な恐怖心や、現実を直視したくないから食に逃げていたのかも。「食べたら幸せ」「幸福感が欲しいから食べる」この発想もあったかもしれません。言わずもがな、完全に失敗です。ー------------------------がんになると痩せてしまうというイメージが何となくありますよね。痩せずには済みましたが、すっかり太ってしまったおさしみ1番さん。がんの手術をしても人それぞれなのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年07月31日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。がんの可能性が高いことがわかり、さらに詳しい検査を受けるために、大きな病院を紹介してもらうことになったとりだまりさん。そうなると、今まで見過ごしたきたちょっとした不調が気になるそうで……。★関連記事:「がん患者でも全然普通!」病院選びでがん専門を選んで良かったこと #子宮頸がんゆる闘病記 3大きな病院で検査を受けるにあたり、夫と「これを機にちゃんと診てもらおう」と話しました。とはいえ、痛くも何ともないので、「本当にがん?」とも思うのですが、くじ運は悪いほうな私は、裏を引きそうな気もして……。そうなると、「ここ何年も不正出血が続いていたな」「結構な頻尿だったな」など、これまでは何とも思っていなかった体の不調も気になってきました。当時は「疲れてるせいかなぁ」と漠然と思い込んでいたというか、変なことになっているんじゃないかとは、考えたくなかったのだと思います。さらに、「ちょっと変だな」という自覚はあっても、お金がない時期が長かったので、なかなか病院に行く決心がつかなかったというのもあります。後にして思うと、「お金がなくても、結構何とかなったのにな」と激しく後悔に襲われました。日本には、医療費が高額になった場合に一部を払い戻してくれる「高額療養費制度」というすごい制度がありますし、入院前に「限度額適用認定証」の申請を役所にしておくと、病院で自己負担限度額以上の支払いをしなくて済む仕組みもあります。いずれの場合も、自己負担限度額は収入に応じて変わってくるので、自分が加入している保険(国民健康保険なら役所、社会保険なら会社等)の担当者に相談すると良いそうです。ー------------------------ご自身の経験を踏まえ、「ちょっとでも変かな?と思ったら、ぜひ病院に行っときましょう!」ととりだまりさん。気になる症状があるときは、自己判断をせず、早めに受診できると良いですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。【天神先生からのアドバイス】頻尿だったのは、おそらく大きくなった子宮が膀胱を圧迫していたのだと考えます。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年07月27日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。退院後の生活では、変わったことと変わらず続けていることがあるようで……。★関連記事:「なんとなくわかってた」大腸がん手術の翌年、医師から告げられた言葉は… #大腸がんらしい 65入院中は股関節が激痛でろくに歩けなかったのですが、退院してしばらくすると痛みは引き、術後3週間検診までには元通り動けるようになりました!腸閉塞の手術でステントを入れたときは、「腹圧がかかると腸が破れるかも」ということで、運動は軽くと言われていましたが、今回は運動も食べ物も、特に制限はありませんでした。ということで、退院後も以前と変わらない食生活を続けていたのです。ー------------------------食に対する姿勢が変わるどころか、大腸がんが判明してからはさらに自分を甘やかしていたというおさしみ1番さん。がんの手術の後でも、運動や食事に制限がないこともあるのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年07月26日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。翌年2021年にまた大学病院に行くことになり……。★関連記事:「ハッピーエンドしか考えていなかった」大腸がんの手術は終わったけれど… #大腸がんらしい 64大腸がん手術後、再発がないかなどを確認するために受けたCT検査の結果を聞きにいきました。実は、CT検査をおこなう前から、悪性の可能性を示唆されていたため、今回はなんとなくわかっていました。今思えば、この時点では「転移という事実」を受け入れたに過ぎず、「転移」自体が意味するものについては、まったく理解していなかったように思います。ー------------------------動揺を表に出すことがあまりないと自覚しているおさしみ1番さんは、転移を告げられたとき「そうですかー。じゃあどうしようか」という感じだったそう。皆さんがもし同じような状況だったら、どんな反応をしそうですか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。【里村先生からのアドバイス】大腸がんで一番転移が多い部位は肝臓、次に肺と言われています。転移も、単発なのか多発なのかで治療方法が異なります。単発のときは、手術や抗がん剤を半年ほどして、新たに転移巣がなければ根治術という選択肢もあります。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年07月24日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。手術後、立つことすらままならなかったり、股関節の激痛が続いたりと想定外のことが起こりましたが、ようやく退院をして……。★関連記事:「持っていってよかった!」大腸がん手術入院時のおすすめアイテム5選 #大腸がんらしい 63大腸がん手術を終え、退院しました。手術前の私は、がんを切ったら終わって、すぐ治るのだからと思っていました。だから退院してからは、ハッピーエンドまでまっしぐらのストーリーしか考えていなかったのです。でも後腐れるのが、がんという存在。残念ながら、この物語は現在進行形で今も進んでいます。少しだけ遠回りになりますが、ハッピーエンドを目指していきたいな、と思っています。ー------------------------がんをみんなが嫌がる理由は、終わりがないことだとおさしみ1番さん。がんは、手術が終わったとしても、すぐに治るものではないのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年07月22日「子宮頸がん」というがんを知っていますか? 子宮にできるがん、ということくらいはわかっていても、どのように発症するのか、どんな人がかかりやすいのか、といったことはまだ知られていないかもしれません。最近は20~30代女性の発症が増えているということですが、40~50代女性も発症しており、油断はできません。40~50代女性が子宮頸がんについて知っておきたいことを産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。★関連記事:子宮がんは実は2種類!「年に1回検診を受けているから安心」の落とし穴【医師監修】子宮頸がんとは?性交渉により、子宮頸部にできるがん子宮頸がんとはどんな場所にでき、なぜできてしまうのでしょうか。「子宮頸がんは、子宮の入り口付近の細くなった部分の頸部にできるがんです。性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって起こります。男性性器がウイルスに感染した状態で、避妊せずに交渉することで女性性器に感染するのです。ただ、HPV感染は性交渉による“風邪”のようなもので、珍しいものではありません。女性の50%以上が一度は感染するウイルスとされており、感染しても90%以上は免疫力により自然治癒します。しかし、自然治癒できなかった残りのウイルスが持続感染して細胞ががんに変化することで発症してしまうのです」(駒形先生)。およそ10~20年かけてがんに変化「HPV感染してから、がん細胞に変化するには、一般的には10~20年かかるといわれています。ですから、20代や30代のとき、避妊ナシで性交渉した経験がある女性は40代や50代で発症するリスクがあると言えます。また、40代や50代の夫婦は避妊ナシの性交渉が多いと思います。パートナーがHPV感染していないとは言い切れないので、誰でもリスクがあるのです」(駒形先生)。不正出血やおりものに変化が子宮頸がんにかかると、どんな症状を感じるようになるのでしょうか。「初期症状は見られないという表現をよく見ますが、正確には初期症状がわかりにくいと言えます。主な症状は不正出血ですが、量がとても少ない場合があります。おりものに少し血が混じるというケースも多いです。他に性交渉のときに下腹部が痛む、下腹部が張って鈍痛がするなどの症状があります。おりものに血が混じる程度なら大丈夫と思っている方も多いのですが、おりものに血が混じっている=不正出血です。血液が出るべきでないときに出た場合は、量や色に関係なく、なるべく早く婦人科を受診してください。不正出血を放置すると、がんが進行してしまう恐れもあります」(駒形先生)かかりやすいタイプはある?ストレスが多い環境の人は要注意「避妊ナシの性交渉をしたことがある人すべてがかかる可能性がありますが、中でも以下のような場合はリスクが上がります。出産回数が多いストレスフルな環境にある喫煙者性交渉の数が多くなればなるほど、かかる可能性が高くなるため、出産回数が多い人はリスクが高まります。また、ストレスフルな環境と喫煙という要素は、免疫力と関係があります。免疫力が高ければ、ウイルス感染しても自然治癒させることができます。ストレスや喫煙は免疫力を下げることで知られています。ちなみによく“セックスパートナーが多い”ということが子宮頸がんのリスク要因として上がります。たしかに性交渉の数が多くなればなるほどリスクは高くなりますが、たとえパートナーが1人であってもその人がHPV感染していればかかります。必ずしも相手の人数だけが理由ではないと思います。同様に、“初交年齢が低い”ということも挙げられますが、初交年齢が低くてもその後性交渉が多くなければリスクは低いので、これも一概には言えません。そのような風潮から受診控えをする女性もいるようですが、気にせず受診してほしいと思います」(駒形先生)。予防はできる?ワクチンがあるようだけど?40代以降は検診による早期発見が有効「自治体や企業の検診に“子宮がん検診”がありますが、これは子宮頸がんを検査するものです。40歳以降の女性に推奨されることが多いと思います。検診で早期発見されれば、子宮頸がんは予後が良いがんとされています。進行すると全身に転移する可能性もある怖いがんです。年に1回は必ず子宮がん検診を受けて欲しいですね。子宮頸がんはワクチンで予防できる唯一のがんですが、最も有効な接種時期は初交前とされています。40代、50代はすでに感染しているケースがあり有効性は低くなります。3回接種が必要で、合計4万5000円ほどというコストの課題もあります。現実的には年に1回の子宮がん検診を受け、ストレス回避をして免疫力を上げる努力をすることが子宮頸がん予防につながると思います」(駒形先生)。まとめ不正出血を放置している人はすぐに受診&ない人も年に1回は子宮がん検診を必ず受診。この2つを守れば子宮頸がんの進行は防げるようです。なお、駒形先生から「今の40代、50代女性は体力と仕事量が合っていない」という指摘がありました。家事でも手を抜けるところは抜いて、ストレスをためこまないようにしたいですね。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2022年07月22日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの体験を描いたマンガを紹介します。近所の婦人科を受診したところ「がんかも……」と医師に言われ、がんの細胞診を受けたとりだまりさん。検査の結果、がんの可能性が高いことがわかり……。★関連記事:「出ちゃった…」がんの可能性を指摘されて急いで検査を受けた結果…#子宮頸がんゆる闘病記 2がんの細胞診の結果、がんの可能性が高いことがわかり、さらに詳しい検査を受けるために、大きな病院を紹介してもらうことになりました。候補に上がった2つの病院のうち1つは、3万円からの個室しかないセレブな病院だったため、「経済的に無理!」となり、もう1つの病院にしました。その病院はがん専門なので、患者さんも皆さんがんを患っています。不思議なことに、しんどいのは自分だけじゃないと思うと、何となく怖さが薄れてメンタル的にとてもラクになったので、結果的によかったと思いました。そして、病院選びで気を付けないと、と思ったことが1つ。総合病院の場合、婦人系のがんの患者さんと、出産を控えた方が、近くに配される可能性があること。「隣の病室からは、赤ちゃんの元気な泣き声や親族の『おめでとう!』の声が聞こえてくるのに、がんの手術で子どもを産めなくなってしまった自分って……」これは、子どもがいない女性にとっては、なかなかしんどいと思います。とはいえ、総合病院には良い点もたくさんあります。すでに子どもがいる方なら、上記のようなことがあってもさほど気にならないかもしれませんし、がんの他に持病を抱えている方なら、がんも持病もトータルで診てもらえるというメリットもあるでしょう。できるだけストレスなく過ごせるところを選べると良いですよね。ー------------------------がん専門病院を選んだことで、とりだまりさんは自分が「普通ゾーン」にいると思えて、安心したそう。自分ができるだけストレスを感じずにいられる病院選びが大切なのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まど(46歳)フリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2022年07月20日年に1回、自治体や勤め先の保健事業で受けられる「子宮がん検診」。子宮がんとはどんなものなのか、よくわからず受けている人が多いのではないでしょうか。実は子宮がんは2種類あり、そのうち一つは50代以降に患者が急増する特徴があるそうです。そこで、産婦人科医の駒形依子先生に40代~50代女性が知っておきたい子宮がんについて聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。★関連記事:「子宮がんのリスクが高い?」子宮筋腫が見つかり、子宮全摘を決心【体験談】子宮がんにはどんな種類がある?できる場所によって「子宮頸がん」と「子宮体がん」に分かれます子宮がんは、できる場所と原因によって2種類あると言います。「子宮の奥には、妊娠すると胎児が宿る体部があります。この体部にできるのが子宮体がんです。主な原因は女性ホルモンのバランスの乱れで、閉経後の50代が発症年代のピークです。一方、子宮の入り口付近の細くなった部分の頸部にできるのが子宮頸がんです。性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)感染で起こり、現在は20~30代が発症年代のピークになっています」(駒形先生)。それでは、40代・50代女性が特に注意しないといけないのは子宮体がんということになりますか。「子宮体がんは早期発見が重要なので、どんな症状があるかは知っておいてほしいですね。女性ホルモンの影響を強く受けるので閉経している月経不順妊娠・出産の経験がない肥満ホルモン補充療法を経験しているといった方は注意が必要です。未産と肥満が高リスクの理由妊娠・出産経験がないことがなぜ高リスクになるのでしょうか。「子宮内膜は、エストロゲンにさらされればさらされるほど炎症を起こしやすくなります。妊娠・出産・授乳中は生理がなく、生理があるときに比べて子宮内膜がエストロゲンにさらされる機会が減ります。一方、妊娠・出産経験のない女性はそれだけ子宮内膜がエストロゲンにさらされる機会が増えるので、リスクが高いと言われるのです」(駒形先生)。肥満はどのように関係しているのでしょうか。「エストロゲンはエストロン、エストラジオール、エストリオールの3種類で構成されていますが、このうちエストロンは脂肪細胞から分泌されることがわかっています。つまり、脂肪細胞の面積が大きければ大きいほど、つまり太っていれば太っているほどエストロンが分泌されやすくなります。閉経後、エストロゲンに敏感に反応しやすくなった子宮内膜にこのエストロンが反応して炎症を起こし、がんに変化する可能性が考えられます」(駒形先生)。また、40代、50代でも子宮頸がんを発症する女性はもちろんいるので安心はできません。子宮頸がんは性交渉で感染してから、およそ10~20年かけて発症することが多いので、30代や40代に感染して、40代、50代で発症することは十分あり得ます」(駒形先生)。「子宮がん検診」では「子宮体がん」は検査しない!?多くの集団検診で検査するのは「子宮頸がん」のみ子宮体がんは50代以降から急増するということですが、「年に1回の子宮がん検診では陰性だから大丈夫」と思っている人も多いでしょう。しかし、なんと子宮がん検診では、子宮体がんは検査していないことがほとんどなのだそうです。「一般的に、子宮がん検診では頸部の検査しかしません。つまり、子宮体部の検査はしないのです。理由としては生理には子宮体がんの予防効果があり、閉経後はリスクが高まるが、その時期は個人差があるから子宮体部の検査は頸部よりも痛みが強く気軽にできないから子宮体がんは閉経後にかかる人が多く、初期症状である不正出血で異変に気付きやすいから子宮頸がんの発症年齢は幅広いから子宮頸がんは生理がある人も多くかかり、初期症状が不正出血でわかりにくいので検査する必要があるからなどが挙げられます。一部の自治体では不正出血のある50代以降の女性に限って子宮体がん検診をオプションで受けられるところもあるようですが、多くは、子宮がん検診といえば頸部のみの検査です」(駒形先生)。「子宮体がん」にはどんな症状がある?不正出血があったら早めに受診を「子宮体がんの初期症状は不正出血です。子宮体部からの出血は茶褐色や黒っぽいのが特徴です。また、おりものに血が混じる場合もありますが、これも不正出血です。おりものの変化は軽視されやすいのですが、出るべきでないときに出る血液は不正出血、と心得て欲しいですね。閉経後、時間がたっている場合は受診する人が多いのですが、まだ生理がある場合や月経不順の方は様子を見てしまうこともあるようです。ほかにも、性交時に下腹部が痛む、常に下腹部が張っている感じがする、といった症状にも注意です。子宮体がんは初期で発見できれば予後が良いがんとされています。早期発見がとても大切です。不正出血が1度でもあれば、婦人科を受診することをおすすめします」(駒形先生)。まとめ子宮頸がんは年に1回の検診でチェックができますが、子宮体がんは自分で気を付けておかないと早期発見ができません。いつもと違う出血やおりものが出る場合は、がんではなくてもほかの病気が潜んでいることもあります。早めに受診するようにしましょう。取材・文/岩崎みどり(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2022年07月20日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。入院中に「持っていってよかった!」と思ったアイテムがあるそうで……。★関連記事:「よしっ」どうにか自宅に帰還! 肩で息をしながらもまずしたことは… #大腸がんらしい 62入院した際に助かったアイテムを紹介します!まず、耳栓とアイマスク。病院の夜はいろいろあるため、明るくてにぎやか。私はないと多分眠れませんでした。次に、ポケットWi-Fi。病院内はよく電波迷子になるのであると便利です。暇つぶとして重宝したのが、Amazonの「Prime Video」。映画やアニメをダウンロードして見られるところが優秀です。YouTubeも入院をきっかけによく見るようになった気がするなあ。そして、ふりかけ! おかげで味気ない入院食が一変しました。後半は痛みでそれどころじゃなかったのですが、ごはんをきちんと食べられないと退院させてもらえないと聞き……。しっかり食べようと思ったのですが、なんせ味が薄くて箸が進まない。ですが、ふりかけのおかげでご飯が待ち遠しくなりました。入院はもちろんしないほうがいいけれど、入院した際はぜひ参考にしてください!病院食が楽しみになったふりかけはを持たせてくれのは、姉でした。入院前に「入院のときにあったらいい物を調べておくね」と電話をくれた姉。その後、ふりかけ、塗り絵と色鉛筆、いい香りのハンドクリームが届きました。何より、いろいろと調べてくれた気持ちがうれしかったです!あ、ちなみにお姉ちゃんの本名はナナコではありません。勝手につけたコードネームです(笑)。ナナコ、ありがとう!ー------------------------ふりかけは、1回のご飯で2個使ったりと、とにかく大活躍したそう。心細い入院生活で、周りの人のやさしい心づかいは、とてもうれしく励みになりますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年07月19日2020年5月に大腸がんが判明した、おさしみ1番さんの体験を描いたマンガを紹介します。大腸がん手術をおこなったおさしみ1番さん。退院まであと少しなのに、股関節の激痛がいつまでも治らなくて……。★関連記事:「なんでなんでなんで……」もうすぐ退院なのに股関節が痛すぎて… #大腸がんらしい 59股関節の激痛が続き、ついに私は痛みをやっつけると決意しました。まず敵を知る。どのように体を動かすと痛いのかを探しました。そして己を知る。痛みに私がどのくらい耐えられるのか、稼働領域を確認しました。すると、痛みが和らぐツボを発見!「敵を知り、己を知れば、百戦して危うべからず」こんなところで孫子の兵法が役に立つだなんて(笑)。状況把握と自己分析、そして、現状をどう打破するか。勉強になりますねえ。いやぁ、とにかくツボが見つかってよかったです!ー------------------------孫子の兵法を思い出しながらツボを発見したおさしみ1番さんは「漢文を勉強しておいてよかった。マンガのキングダムを読んでおいてよかった」と思ったそう。過去に得た自分の知識が、直接ではなくても助けになることがあるのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/おさしみ1番(38歳)2020年5月、それまで自分の人生には無縁だと思っていたガンになる。病気の自分に向き合いつつ、楽しいこと・体に良いことを探し求める日々をブログにて更新中。4歳と7歳の姉妹に翻弄されて今を生き抜く38歳。Instagram:@osashimi111
2022年07月12日このたびVPN Streaming合同会社は、厚生労働省が推進する「がん対策推進企業アクション」の推進パートナーとして賛同いたしました。がん対策推進企業アクションとは、厚生労働省の委託を受け企業・団体の従業員や家族の方の検診受診率50%をめざす国家プロジェクトです。がん対策推進企業アクション 登録証▼がん対策推進企業アクション(厚生労働省) HP ▼VPN Streaming合同会社 HP 当社では、「がん対策推進企業アクション」の推進パートナーとして以下のことに取り組みます。【1】がん検診の受診を啓発する【2】がんについて、会社全体で正しく知る【3】がんになっても、働き続けられる環境をつくるがんの早期発見・早期治療による人財損失の回避と経営基盤の安全確保だけでなく、企業としての社会的責任を果たします。現に日本は先進国の中でも唯一がんが増え続けており、がんによる死亡割合が世界的にも高い水準に達しております。がんは、早期発見、早期治療こそが最良 解決方法です。当社では、「がん対策推進企業アクション」の推進パートナーとして賛同することで次のことを目指します。【1】従業員によるがん検診受診率の向上【2】従業員が安心して働ける環境の構築【3】推進パートナーとしての社会貢献上記の内容を安定的・継続的に取り組むことで従業員のがん検診受診を支援し、従業員ひとりひとりが安心して働けるような環境を整えて参ります。▼がん対策推進企業アクション (厚生労働省) HP 【会社概要】商号 : VPN Streaming合同会社英語表記 : VPN Streaming Inc.法人番号 : 6430003013842創業 : 2017年12月28日設立 : 2022年4月18日所在地 : 〒060-0061北海道札幌市中央区南一条西十六丁目1番地323 春野ビル3F担当者 : 村上 龍mail : info@her-rose.com 事業内容 : インターネットを利用した各種情報提供サービスWebサイトの企画、制作、販売、運営及び管理通信販売業務広告代理業及び各種の宣伝に関する業務運営メディア: Her VPN 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月12日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第43話。40代半ばからファッション迷子が加速したというやましたさん。さらに、着る服がメンタルにも左右されるようで……。★関連記事:「年を気にせず着られると思ったら」10代で思い描いていた姿の現実は #脱力系ゆる更年期日記 42ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。私は40代半ばで、ファッション迷子が加速してきました。マジでかわいいと思って着ていた服がまったく似合わないし、昨日まで何も気にせず堂々と着ていた服たちが、今日は何だかすごく恥ずかしい。そんな経験を幾度となく繰り返してきました。あるときは「私は私なんだ!」と着たい服を堂々と着る「メンタル強め期」が訪れ、しばらくすると、鏡に映る自分を見て痛々しさを自覚する「冷静期」が訪れ、それを3往復くらい続けた気がします。そもそも私は、はやりの服をトータルでコーディネートするシャレオツな人生を送るタイプの人間ではなかったので、まだマシかもしれませんが……。今日も鏡に映るド派手なヘビメタのバンドTシャツに違和感を覚え、そっと脱いだあとに、無難な無地のTシャツを手にする私でありました。あ、今私、冷静期〜。※注意:2コマ目の若いママ友は私の画力がなく意地悪な若いお母さんに見えちゃいそうですが、真面目で良い人です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2022年07月07日