新生児期はたくさん寝てくれる! と思いきや、なかなか寝なかったり、背中スイッチで何度も寝かしつけを失敗したりして、寝不足と情けなさで何度も涙しました。毎回成功! とはいきませんが、うまくいった新生児期の寝かしつけをご紹介します。 歌を歌ってあげる♪息子が新生児のころは、授乳すればぐっすり寝てくれるときもあれば、なかなか寝付かず、ずっと抱っこしていて心が折れそうになることが何度もありました。今考えると、抱っこしていてあげたらよかったのですが、初めての育児で昼夜関係なく寝不足だった私はなんとか寝てほしいと思っていました。 そんなとき、友だちからすすめてもらったのが、歌を歌ってあげることでした。私は歌が大好きで、大学生時代には音楽サークルに所属していたので、「大好きな歌を歌うことで自分の心も落ち着くし、赤ちゃんにもその気持ちが伝わるんじゃない?」と友だちに言われました。 さっそくいろいろな歌を歌ってあげると、息子は「アナと雪の女王」の歌で泣き止む、そしてよく眠るようになりました。歌うのすらしんどいときはYouTubeで歌を流していました。今でも息子は歌やダンスが大好きです! おしりをトントンせっかく寝てくれても、ベッドに下ろすとすぐ目が覚めてしまう……背中スイッチ。背中スイッチが1番過敏だったのも1番しんどかった新生児期でした。ネットでいろいろ調べて、息子に1番合っていた寝かせ方は、頭から下ろす、というものでした。 本来はおしりから下ろすのが基本のようですが、ちょっと早いかなと思うスピードで、おしりをトントンしながら頭をベッドに下ろします。そして空いている手でおしりをトントンしたまま、片方の手を引き抜きます。目が開いてもおしりを早めのスピードでトントンを続けると、すんなり寝てくれることが多かったです。 まずはママが落ち着いていること早く寝てほしい、寝ないと次の授乳が……などと焦ってしまうこともありましたが、まずはお母さんが落ち着くことで赤ちゃんも安心し、落ち着いて寝てくれることにつながったように思います。 眠ることだけでも大変な新生児期ですが、なるべくゆったりとした気持ちで赤ちゃんとの時間を楽しみながら寝かしつけることが1番大切なのかなと勉強になりました。著者:田中さき2歳児、0歳児の男の子ママ。自分の時間も欲しいし、しっかり母親業もしたい、欲張りママ。現在育休中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月30日Twitterで47万人超のフォロワーをもつ大人気の現役の男性保育士「てぃ先生」をご存知でしょうか? 現役保育士11年目、その専門性から他園でも顧問保育士をしているというてぃ先生のツイートは、子育て中のママ、パパの役に立つ目からウロコな育児ハック情報がたくさん!いくつかピックアップしてご紹介します。 つい「落とさないで!」って言いがちだけど子どもの望ましくない行動は否定でなく、望ましい行動を伝えると改善が早い。お部屋を走っていたら「走らないで!」→「歩こうね」、何か持ちながらよそ見していたら「落とさないでね!」→「しっかり持ってね」など。大声を出した時は「静かに!」→「これくらいね」と具体的な声量を伝えると最高。— てぃ先生 (@_HappyBoy) April 25, 2019「こぼさないでね」「散らかさないで」など、てぃ先生の言う「望ましくない」行動をつい言ってしまいがちですが、たしかに具体的な望ましい方法を教えてあげるほうが、子どももわかりやすそうです。 ルーティンは、とっても大切子どもは3歳くらいまでは特に、周りの変化によって気持ちが乱されやすい。抱っこやトントンのされ方、お着替えの順序やお散歩のコースなどで、いつもと違うことをされると言葉にはできない不快感を覚えて泣く。理由も分からず泣き始めた時は「いつもと同じか」確認すると解決しやすいので要チェック!— てぃ先生 (@_HappyBoy) April 30, 2019「いつもと同じか」が子どもにとっては重要なんですね。ママじゃないと泣き止まない、ママが良い!って泣いちゃうのも、このせいかも。 子どもが喜んでくれる方法子どもが描いた絵を褒める時、ただ「上手だね!」と言うよりもさらに喜んでくれて、やる気が上がる簡単な方法。それは「ここ綺麗だねー!」「ここの形が好きだな〜」「色が混ざってるところ素敵」なんて具合に、自分が感じた“その絵の好きなところ”を伝えるだけ。褒める大人側も楽しく、嬉しくなる!— てぃ先生 (@_HappyBoy) February 23, 2019ママやパパ、周りの大人がどこをどういう風に感じてくれたか、わかるとうれしいんですよね、きっと。参考になります! 子どもが自分で動いてくれる必殺技!保育園でもよく使う手なんだけど、自分が何か別のことをしながら子どもにお支度やお片づけをしてほしい時、「さぁ!先生は今、散歩の準備をしています!リュックにタオルを入れているところです!みんなはどうでしょうか!」と自分の実況をしながら子どもの確認をすると面白いほどテキパキ進む。ぜひ。— てぃ先生 (@_HappyBoy) October 2, 2018保育園登園準備に毎朝苦戦するわが家でも、子どもたちに試してみました。3歳女児は「いま くつしたはきまちた!ちゅぎは うわぎ きるとこ!」と自分から次の行動を教えてくれました。これは良い方法! 遊びのなかで、学びましょう小さな子どもが歩くようになったら、成長を喜ぶと共に「止まる」ことを教えてあげよう。お部屋の中を一緒にグルグル歩きながら、時々「スト〜ップ!」と言って止まる。これを繰り返す。楽しい遊びにもなるのでオススメ。靴を履いて外へ出るようになると危険もいっぱい。いざという時、止まれるように。— てぃ先生 (@_HappyBoy) April 23, 2019子どもが事故に合わないために、遊びのなかで、危険から身を守る方法を教えてあげられます。「止まる」遊び、おうち遊びに取り入れたいところです。 水たまりで足止めされたときに早く帰る方法子どもが水たまりで遊び始めるとなかなか帰らなかったり、「その靴ではやめて…」だったり。そんな時は「ん?その水たまり、お魚いない?」と言うと踏んじゃいかんと出てくれて、どこだ?と探したあとスマホで水たまりを撮影し「お家で写真見て探してみよ!」と言うと結構帰る。保護者から好評の裏技。— てぃ先生 (@_HappyBoy) November 19, 2018長靴じゃないのに水たまりに突入しそう…!なんてあるあるな状況も、これで解決できそう! にんじん嫌いはこれで克服!4歳児クラス担任の時、半分ほどの子が「人参嫌い」で、保護者からも克服のご要望。栄養士と「伝説の人参が手に入った!」と、ハイテンションで土のついた普通のニンジンを子どもたちと観察。その後の給食中は「これ伝説の人参!?」「僕のは!?」と大盛り上がりで全員完食だった。観察と伝説は強い。— てぃ先生 (@_HappyBoy) December 8, 2018クラスの半分の子どもたちが苦手だったにんじんを、見事完食させたという方法。「伝説」の言葉ががわかる年齢ごろから、試してみたいテクですね。 片づけてほしいときの魔法の言葉がけ子どもに何かしてほしい時は「あなた」ではなく「わたし」を使った方が行動してくれる。例えば「いつまで遊んでるの?早く片付けて」は相手を対象にしたものだけど、「ご飯をテーブルに出したいから、おもちゃ片付いてると嬉しいな」は自分が対象。これを意識してから、かなりスムーズなのでぜひー!— てぃ先生 (@_HappyBoy) February 13, 2019「早く片付けて!」って言ってしまいがちだけど、子どもは「ママが困ってる」「ママがこうすると喜んでくれる」とわかるほうが、指示や命令されて動くよりもずっと気持ちよく動けそうですね♪ 言葉づかいをどうにかしたいなら「なにぬねの」「子どもに話す感じがわからない」という人に簡単でオススメの話し方がある。それは語尾を「なにぬねの」にすること。「〜したい?」→「〜したいのかな?」、「〜に行って」→「〜に行こうね」なんて具合。こうすると子ども自身の話し方も優しいものになっていくので、言葉遣いが気になる場合もぜひ!— てぃ先生 (@_HappyBoy) April 13, 2019言葉は語尾の「なにぬねの」でこんなに印象が変わるんですね! なるほど、保育園では先生たちが「~しようね」「~したかったのかな?」と園児たちに話しかけているのをよく目にします。親も取り入れたい言葉技です。 これでみんな寝る!寝かしつけテクトントンしても子どもが寝ない時、僕がよくやるのは、眉間を指で上から下に優しく撫でること、コメカミから耳にそって頭を撫でること、前髪を後ろにかきあげながら頭を撫でることで、この3つを使っても寝なかった子は経験上あまりいない。子どもは「寝かせよう」とすると絶対に寝ないので自然体で!— てぃ先生 (@_HappyBoy) August 26, 2018早く寝てほしいときほど、子どもって寝ないんですよね……。やさしくなでなでされると、落ち着くのかもしれませんね。寝かしつけでお困りのママさん、ぜひ試してみて! 目からウロコがこぼれ落ちまくりの育児ハックがいっぱい! てぃ先生の実践するアイディアや育児のテクニックをご紹介しました。どれもすぐにできる、参考になるものばかり。参考にしてみてはいかがでしょうか。著者:協力/てぃ先生(Twitter:@_HappyBoy)関東の保育園に勤める保育歴11年目の現役男性保育士。現在は保育士の専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演活動も年間50本以上。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。
2019年05月28日息子が1歳を過ぎたころ、自然とおっぱい離れが進んでいましたが、寝かしつけのときはおしゃぶり感覚でおっぱいがないと寝つけない状態でした。そんな息子と私が、脱・おっぱいに頼りすぎる寝かしつけを試みた話をお伝えします。 おっぱいに頼りすぎていた寝かしつけ私の息子は、ほぼ完全母乳で育ちました。粉ミルクを使ったのは、生後2~3カ月のころに少し足す程度でした。 息子がおっぱいなしで寝つけなくなったのは、生後6カ月ごろです。それ以前は抱っこで寝ることもあったのですが、どんどんおっぱい好きに拍車がかかり、おっぱいがないと眠れないようになっていました。おっぱいを飲みたがっているというよりも、あると落ち着くという感覚で、まるでおしゃぶりのようでした。 眠るためにおっぱいは必要?1歳を過ぎたころには、日中におっぱいを欲しがることはなくなり、おやつやごはん、おっぱい以外の飲みものなどで満足しているようでした。そこで、おしゃぶり感覚のおっぱいは息子に必要なのか考えるようになりました。 定期健診での育児相談では、1歳過ぎのおっぱいはママと子どものコミュニーケーションのためのものという話を聞きました。そこで私は、息子が1歳を過ぎたある日、寝かしつけ時の断乳を試みることにしました。 おっぱいに頼らない寝かしつけ断乳するための心構えは、焦らないこと、ママである私自身があきらめないことだと思います。具体的に実践したのは、お昼寝を長くさせないこと、ママも一緒に寝ること、夜ぐっすり眠れるように日中はたくさん遊ぶこと、なるべく毎日同じ時間に眠るようにすること! たまに息子が私のパジャマの中に手を入れてくることもありましたが、これらの方法を実践してから1カ月ほどで断乳に成功しました。 1歳過ぎからの断乳は、ママのタイミングと決意が大切だと感じています。おっぱいに頼りすぎない寝かしつけを成功させるためにも、タイミングを見計らい、ママと子どもで協力して、チャレンジしてみてもいいかもしれませんね。 著者:手塚みく三兄弟の母。義父母と同居し、異母兄弟の母として毎日奮闘中。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆をおこなう。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月26日小学校に入学した子どもが長男や長女の場合、学校生活に伴って、子どもたちはもちろん、親もいくつもの初体験をすることになります。そのなかで、「子どもが宿題をやりたがらない」「子どもの通知表があまり良くなかった」など、さまざまな悩みや不安に直面することでしょう。そういった場合、どう対処すればいいのでしょうか。子どものやる気を引き出す独自の授業で注目され、「教育の鉄人」とも呼ばれるカリスマ教師・杉渕鐵良(すぎぶち・てつよし)先生にアドバイスをしてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)一緒に宿題をやれば親の言葉の重みが変わるまず重要なのは、なにごとも「子どもと一緒に」という考え方を持つこと。子どもが宿題をやりたがらないのなら、「ちゃんとやりなさい」なんていって子どもにやらせるのではなく、一緒にやってあげればいいのです。同じ「ちゃんとやりなさい」でも、実際にやった人がいえば、言葉の重みがちがってくるのは明白です。スポーツでも同じですよね。炎天下で一緒に汗を流している人が「頑張ろう」というのと、ただ日陰で涼んでいる人がいうのでは、いわれる側が受け取る意味はまったくちがってきますよね。そもそも、子どもにとってはひとごとのように頭ごなしに怒られることがいちばん嫌なものです。「ちゃんとやりなさい!」といっている親御さんは「子どものため」だと思っていることでしょう。では、そういうときに自分の言葉を録音して聞いてみてください。わたしは実際にある親御さんにそうしてもらったことがあります。すると、自分の言葉を聞いたその親御さんは「これは自分じゃない」なんていうんです。自分はしつけをしている、子どもに大切なことを教えているつもりなのに、客観的に見ればただ怒鳴っているだけということは珍しくありません。もちろん、「子どものため」と思っているのは本当なのでしょう。でも、怒鳴り声ではその気持ちは子どもには伝わらないのです。愛を押しつけているだけではただのストーカーです。子どもに「お父さん、お母さんに愛されている」と思わせてあげてください。話を宿題に戻しましょう。実際に子どもの宿題をやってみれば、親御さんなりになんらかの感想を持つはずです。たとえば、「塾に通わせていることを考えると宿題が多過ぎる」「子どもの負担になっているのではないか」と思うこともあるでしょう。そういう場合、親子で話し合ったうえで、宿題を減らせないかと担任教師に相談してみてはどうでしょうか。おそらく、いまの時代の教員ならかなり柔軟にそういう相談にも対応してくれるように思います。家庭によって教育方針はちがいますし、子どもが目指す進路もそれぞれですから、わたし自身も各家庭とやり取りをしてなるべく要望に応じられるよう心がけています。通知表が良くなければ親が通知表をつけるさて、宿題に続いて親御さんの悩みの種となるのが通知表ではないでしょうか。その評価によってつい一喜一憂してしまいますよね。あまり評価が良くなかった場合には、親として子どもにどう接してあげればいいのかと頭を悩ませてしまうはずです。ただ、通知表はあくまでひとりの教員による評価に過ぎず、それが絶対のものではありません。だとしたら、親御さん自身が子どもの通知表をつけてあげればいいのではないでしょうか。「先生はこういっているけど、お母さんはあなたのこういうところはもっといいと思うよ」という具合に。そもそも、通知表というひとつの評価にとらわれる必要はありません。もし親が通知表の結果を気にし過ぎることになれば、子どもも結果だけを気にするようになってしまいます。そうすると、子どもは「結果を出さないと怒られる」と思って、なにかしらのズルをするということだって起こり得ると思うのです。親が通知表の結果だけにとらわれるということは、子どもに対して「結果を出さないとあなたを応援しないよ」というメッセージを送ること。そうではなくて、「結果が出なくてもあなたを愛している」というメッセージを送ってあげなければなりません。そうでないと、子どもは親の前でも等身大の自分を出せなくなりますからね。そもそも、親自身も完璧ではありませんし、あらゆることに秀でている人間なんていません。長所も短所もある等身大の子どもを愛して、プレッシャーにならない程度に期待して応援してあげてほしいと思います。褒めて伸ばすには実感が必要ただ、あまりに褒め過ぎることには注意も必要です。最近は「褒めて伸ばす」ことが注目されています。「叱ることは子どもを否定することだけど、褒めることは子どもを肯定するからいいんだ、やる気を引き出すんだ」なんていわれます。でも、褒めるも叱るも、子どもに外から刺激を与えて良い方向に導く行為という点では同じものです。それなのに、「褒めるのがいいから」と褒めてばかりいると、褒められないとなにもしない子どもになってしまうこともあるのです。褒めるということはじつはすごく難しいし、なんでもかんでも褒めればいいというものではありません。では、褒めると叱るをどう使いわければいいのでしょうか?その基準は、「実感に従う」ことで見えてきます。たとえば、漢字の書き取りをするにも、子どもと一緒にやってみてください。パソコンやスマホで文章を作成することで、手書きをすることが減っている大人の場合、いくつも漢字を書くうちに手が痛くなってくることもあるでしょう。そうすると、「お母さん、もう手が痛くなってきちゃった」「あなた、すごいね」なんて褒め言葉が自然に出てくるはずです。そういう「実感」が伴っている、つまり「心からの言葉」は子どもにきちんと響きます。叱る場合も同様です。もし子どもが、倫理的、人間的に良くないという問題を起こしてしまったら、親は「反省してほしい」と心から思って叱るものです。だけど、叱る理由が「世間体が悪いから」といったものなら、やはり子どもには響きません。「褒めるのがいい」なんて言葉を鵜呑みにして小手先のテクニックのようにただ褒めるのではなく、親御さん自身の実感や心を持って、子どもに接してください。『たし算ひき算 10マス計算ドリル 左利き用』杉渕鐵良 著/学研プラス(2019)■ 東京都公立小学校教諭・杉渕鐵良先生 インタビュー一覧第1回:先取り学習はこうやれば効果的。「就学前学習ってどうなの?」に“教育の鉄人”が回答!第2回:「ちゃんと宿題やりなさい!」に効果がない理由。子どもに“響く”声かけの方法とは?第3回:子どもを「読書好き」にするきっかけの作り方。国語力アップの決め手は家庭にある!(※近日公開)第4回:算数の力は“楽しく”伸ばす!地味で単純な「四則計算」を笑うほど面白いものにする工夫(※近日公開)【プロフィール】杉渕鐵良(すぎぶち・てつよし)1959年生まれ、東京都出身。東京都公立小学校教諭。小学校教諭となって7年目に子どもたちのやる気を引き出す独自の授業「ユニット授業」を開発。その成果により、「教育の鉄人」と呼ばれ、2011年には「ユニット授業研究会」を設立。若手教員の指導にあたる他、講演のために全国各地を飛び回っている。『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習』(すばる舎)、『全員参加の全力教室2 燃える! 伸びる! 変わる! ユニット授業』(日本標準)、『1日1枚5分でできる 漢字パズル』(すばる舎)、『自分からどんどん勉強する子になる方法』(すばる舎)、『子どもが授業に集中する魔法のワザ!』(学陽書房)など著書多数。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年05月25日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、寝かしつけがラクになった方法をママに聞きました! わが子は眠いのになかなか眠ることができず、抱っこしていてもぐずって泣いているようなことが多くありました。また、やっと寝ても熟睡できず、小さな物音でも反応してすぐに起きしまってまた泣く……ということを繰り返していました。今回は、そんなわが子の寝かしつけがラクになった3つの方法をお伝えします。 バランスボールに乗りながら抱っこする 子どもを抱っこしたままバランスボールに乗り、両足を床についたまま上下に弾んでいると、そのまますーっと眠りについてくれました。バランスボールに乗って一定のリズムで弾んでいると、揺れ具合が心地良い眠気を誘うようでした。 それまでは寝るまで家の中を歩き回ったり、ひたすらゆっくり揺らしていましたが、自分も体力を使って疲れてしまい……。バランスボールに乗って一定のリズムで弾むことで気分転換にもなるし、自分の運動にもなって一石二鳥でした。 授乳クッションに寝かせる やっと寝てくれても、布団に下ろすと敏感に反応して起きることがありました。そんななか産院での子育て相談に参加したとき、「赤ちゃんはまっすぐ伸びた姿勢が苦手で不安になる。背中が丸まっているCカーブの姿勢のほうがおなかにいたときの体勢に似ていて安心する」と助産師さんにアドバイスをもらいました。 その話をもとに授乳クッションの丸い形を利用し、授乳クッションの上にそっと寝かせました。すると、背中が丸まり安心してぐっすり眠り続けてくれたのです。 寝るときにいつも同じ音楽を流す 赤ちゃんがおなかの中にいたときから聴かせていた音楽があり、その曲を流すと安心して眠ってくれました。音楽を流しながら私が歌を口ずさむことで、ママの声に安心して眠れるようでした。 また寝る時間に毎回同じ音楽を流すことで、その曲が聞こえたら寝る時間ということも認識し始めたような気がします。それからは寝かしつけがラクになりました。そして眠っていて途中で少し起きそうになったときも、聞き慣れた音楽が流れていることですぐには泣き出さずに、安心して再び眠りにつくことができたようでした。 寝るのが苦手だったわが子を寝かしつけるのはとても苦労しました。さまざまな方法を試したなかで、この3つの方法はママも寝かしつけがラクで、赤ちゃんも快適に眠ることができたようです。ぐっすり眠れた後は機嫌もよく、私も少し休息が取れて親子共々すっきりしました。著者:福山あかね一男一女の母。元幼稚園教諭、元保育園勤務。第二子出産を機に退職。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年05月21日次男しょう(小5)は週2でスイミングで通っています。そんなある日、スイミングの日に友達と遊ぶ約束をしてきたという。いつもなら「スイミングでしょ」と言うと諦める次男なのですが、この日はちょっと違ってて…ものすご~く遊びに行きたいみたい!17時には帰ってくるように! という約束をして、遊びに行かせてみることにしました。ちゃんと時間どおりに買ってくるかな~? と心配してると…思いっきり遅刻して帰ってきましたー!!!遊びに行ったお宅のお母さんとは知り合いで、SNSを交換していたので、17時になった時点で声かけをお願いしました。これがなかったらもっと遅くなってたかもね…。ちなみにスイミングには間に合わず、別の日に振り替えになりました。今回は残念な結果になってしまいましたが、次はこれを踏まえて、時間と約束を守れる子になって欲しいですね~。
2019年05月18日0歳児の成長や変化はめまぐるしいせいか、わが子の効果的な寝かしつけの方法は数カ月ごとに変わりました。新生児のころはまだ昼夜関係なく眠ったり起きたりしていたのですが、生後4カ月ごろから寝かしつけが必要に。わが家のねんね時期に効果的だった寝かしつけの方法を紹介します。 眠るまで抱っこができなかった長子の場合、0歳時の寝かしつけの方法は常に抱っこでした。ウトウトするまで揺らし、目を閉じてからも揺らし、眠ったと思ってベッドに置くと起きるので、多少の刺激では起きないと確信がもてるまでずーっと抱っこで揺らし続けていました。 ところが次子の場合は、長子のお世話に追われていたため、ずっと抱っこをしていられませんでした。次子を筆者の隣に寝かせておいて、まずは長子に絵本を読んだり胸をトントンしたりして眠らせてから、次子におっぱいをあげて寝かせるようにしていました。 2番目の子はおとなしい?次子が泣きわめいている状態だと長子の寝かしつけも大変だったと思うのですが、そんなに機嫌が悪い日は多くなく、この方法はうまくいっていました。2番目の子はおとなしいと以前先輩ママから聞いたことがありますが、本当なのだな~と感心したほどです。 そのうち、寝る前のおっぱいがなくても長子に絵本を読み聞かせている間に勝手にスヤスヤ眠る日も出てきました。長子が0歳のときは寝かしつけに苦労したので、なんだか拍子抜けでした。 絵本の読み聞かせ効果だったのかも?「そういえば、この子は大人がおしゃべりをしているとおとなしいな」と、ふと気がつきました。休日パパと話をしていると泣かずにひとりで眠っていたり、ママ友とおしゃべりしているとおとなしく抱っこされていたり。 もしかしたら、長子にしている絵本の読み聞かせが耳に心地よくて、ごきげんで眠ってくれるのかもしれないと考えました。それ以降、寝かしつけの際は意識して絵本を読むようにすることで、ぐずらずに眠りにつかせることができました。 寝返りをうち始め、体がたくさん動かせるようになると、また寝かしつけの方法は変わってきましたが、ねんね時期に読み聞かせの効果は抜群でした。気づくと眠っている日も多く、とても助かった記憶があります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2019年05月16日長女は抱っこでしか寝ない子でした。夜中に起きるたび家の中を抱っこしながら歩かないと寝てくれず、私は睡眠不足になったり腰痛になったりと大変な思いをしました。 長女の寝かしつけで苦労したので、次女が生まれるにあたり赤ちゃんの睡眠に関する本を何冊も読み、書かれていたことを実践したら結果は大成功!「おやすみ」と言い、ベビーベッドに連れていくとひとりですぐ寝る子に育ちました。今回は、私が実践して効果的だったと思う方法を3つご紹介します! おくるみでお雛巻きにするおくるみに包まれると、赤ちゃんは子宮の中の感覚を思い出して安心するそうです。産院でもおくるみやバスタオルで包むと良いと教わりました。次女が生後4カ月ぐらいまではずっと、柔らかい綿素材のおくるみでお雛巻きにしていました。一見窮屈そうにも見えますが、その状態が安心できるようです。巻くことで、赤ちゃんの意思とは関係なく腕など体が動いてしまうモロー反射により、起きてしまうことも防いでもくれます。 胎内音を流す&安心できるアイテム赤ちゃんは決まった方法で眠ることを好むそうです。なので、私は毎回メリーの胎内音を流し、近くに私のにおいがついたハンカチを置いてあげていました。「この音を聞いたら寝る時間だ!」と思うようにしたかったのです。 1歳半になった今、もう胎内音は流していませんが、新生児期から側にあったハンカチを抱いてスリスリしながら寝ています。 自分で眠れるようにしてあげる毎日授乳や抱っこで寝かせていると、その方法以外で寝かしつけることが難しくなります。そのため、授乳や抱っこで眠たくなった赤ちゃんを腕の中で眠りにつかせるのではなく、「ベビーベッドに寝たら、自分で眠る」ことを習慣づけるようにしました。 授乳中や抱っこをしているときにウトウトしたら、ベビーベッドに置いて寝かせるようにしていました。もし授乳中に完全に寝てしまったら、一度起こします。再度ウトウトしてからベビーベッドに移動し、自分で眠れるようにしていました。最初はせっかく寝たところを起こすのはかわいそうにも感じましたが、「自分でぐっすり眠れる方法を教えてあげることも愛情」という本の言葉を信じて実行していました。 赤ちゃんの夜泣きや寝かしつけが大変なとき、根性で頑張るだけではなく、睡眠に関して勉強して知識を得ることも重要だと感じました。もちろん、赤ちゃんによって合う、合わないはあると思います。寝つきの良い子、悪い子がいますし、敏感な長女で同じことを試しても、効果があったかどうかはわかりません。 ただ、今回ご紹介した3つの方法は次女には合っていたようで、寝かしつけにかかる時間はわずか1分です。よく寝てくれるので私の時間も確保でき、子どもも機嫌が良くなるのでとても助かっています。著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月10日日常生活のなかで、子どもに対してどのような言葉をかけることが多いでしょうか?「○○しなさい!」「駄目でしょ!」といった類のものであるなら要注意。そういう声かけを続けていると……子どもは自分で考えられない人間になってしまうかもしれません。自ら学び、考えられる子どもに育てるための方法や注意点を、発達心理学と認知心理学の専門家である十文字学園女子大学の大宮明子先生が教えてくれました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)本を読むだけでは本当の語彙力は育たない子どもというのは、なにかを意識的に学ぼうとするのではなく、自分が好きなことを楽しんだ結果として学ぶという習性を持っています(インタビュー第1回参照)。そういう学びを日常的にできるかどうかは、親御さんのしつけのスタイルの影響がとても大きいといっていいでしょう。以前、2,700人くらいの未就学児とその親御さんを対象にある調査を実施しました。その調査の内容は、子どもには読み書きの力と語彙力の検査、親御さんにはどういうしつけをしているかというアンケートです。結果として、しつけのスタイルは大きく3つのタイプにわけることができました。ひとつが「共有型」で、これは子どもを主体としたスタイルです。子どもの自主性を大事にして、子どもの気持ちに親が寄り添うかたちでしつけをしていくようなイメージでしょうか。そういう親御さんの場合は、子どもに対する日常の接し方を見ても、子どもを認めたり褒めたりすることがとても多いのです。2つ目が「強制型」で、共有型とは対照的に親が主体のスタイルです。親の意のままにしつけをして、「○○しなさい!」「駄目でしょ!」といった指示・命令の言葉がすごく多く、子どもはそれに従うだけです。3つ目が「放任型」。これはただ放任しているというものの他、親御さんが育児不安などで精神的に参ってしまって子どもを放置しているというものも含まれます。興味深いことに、しつけのスタイルのちがいによって、子どもの語彙力にはっきりとしたちがいが見られました。想像できるかもしれませんが、共有型のしつけをされている家庭の子どもの語彙力は、強制型の家庭の子どものそれを大きく上回っていたのです。放任型に関しては一定の傾向はありませんでした。語彙力が高い子どももいれば、そうではない子どももいた。親に放置されていたとしても、たとえば本が好きな子どもの場合は語彙力がある程度伸びたということもあるのでしょう。しかし、それには限界があります。というのも、言葉の力はひとりでは育つものではないからです。なぜ、共有型の家庭の子どもの語彙力が大きく伸びていたのでしょうか。それは、親が子どもに寄り添うことによって、親子間のコミュニケーションが密になっているからです。本を読めば、たしかにある程度の語彙を手に入れることはできるでしょう。でも、言葉ですから、本当の意味で身につけるには、実際にその言葉を使ってやり取りをおこなうことがとても大事になる。かかわってくれる人がいなければ、子どもはせっかく知った言葉を使う練習をすることができないのです。答えを待つ子どもにしてしまう親の「先回り」しつけのスタイルは、これからの時代を生きる子どもに必要とされる「自ら学ぶ、考える」姿勢にも影響を与えます。たとえば、子どもが新聞紙で坂道をつくって、ペットボトルのキャップを転がすという遊びをはじめたとしましょう。子どもはキャップをなんとか真っすぐ転がそうとしますが、新聞紙は柔らかいので、なかなかうまくいかない。そこで、子どもは壁をつくってみるなどいろいろと工夫します。そういった試行錯誤こそ、子どもが「自ら学ぶ、考える」ということなのです。そして、一生懸命に工夫した結果、キャップが真っすぐ下まで転がったら、「やったー!」と大きな達成感を得ることになる。でも、お父さんやお母さんが「それじゃ駄目でしょ」「こうしたほうがいいんじゃない?」なんていってしまったらどうでしょうか?もちろん、親が子どもの遊びにかかわることは悪いことではありません。ただ、子どもが考える前から答えを与えてしまっては、子どもの試行錯誤、粘り強く頑張ること、その結果の達成感などをすべて奪い取ってしまうことになるのです。そんな「先回り」を繰り返していると、子どもに「遊びなさい」といったところで、「ママがやってよ」というようになる。小学校に上がって勉強をはじめる前から、答えを教えてくれることを待つ子どもになってしまうのです。そういう姿勢で育った人間は、残念ながらこれからの時代では活躍できないかもしれません。あちこちでいわれているように、これからの時代は多くの職業が機械(AI)に取って代わられるようになります。そんな時代に活躍するためには、機械にはできないことをできる人間にならなければなりません。そういう人間に必要なものこそ、「自ら学ぶ、考える」姿勢なのです。子どもと遊ぶときは「お友だちになったつもり」ででは、子どもの遊びに対して、親はどうかかわればいいのでしょうか。それは、もちろん子どもの気持ちに親が寄り添う共有型の関わりです。子どもと一緒に遊ぶ際には「大人を捨てる」ということをアドバイスしておきましょう。大人は行動の前につい頭で考えてしまいがちです。でも、子どもは「これをやったらどうなるのか」なんてことを考えず、ぱっと見て「わあ、面白そう!」「なにこれ!?」と感じた途端に動きはじめます。そういう子どもに寄り添うには、大人を捨てて子どもになればいいのです。子どもの仲良しのお友だちになったつもりで、ときにはわざと失敗する、知っていることも知らないふりをするというようなことをしてみてもいい。大人として子どもに接すると、子どもは「この人は大人だ」と思って構えてしまいます。とくに親の場合には、ときには叱る人だと思っていますから、なにか失敗したり変なことをいったりすると「怒られちゃうんじゃないか?」とか「おやつをくれないんじゃないか?」と思ったりもする。そう思った結果の子どもの振る舞いは、本来の自然な子どものものではないですよね。子どもと遊ぶときは、「子どもの仲良しのお友だちになったつもり」で――。そう心がければ、自然と共有型のスタイルで子どもに接することができるはずです。『幼児期からの論理的思考の発達過程に関する研究』大宮明子 著/風間書房(2013)■ 十文字学園女子大学教授・大宮明子先生 インタビュー一覧第1回:東大・京大・司法試験・医師試験の合格者たちが、幼児期に共通してやっていたこと第2回:「ママがやって」と言われたら黄色信号。子どもの考える力を奪う親のNGワード第3回:「親の言葉遣い」に見る、成績優秀な子が育つヒント。語彙力が伸びる会話の特徴(※近日公開)第4回:絵本の目的は学びにあらず。子どもの興味の芽を摘む、読み聞かせ後の「最悪の質問」(※近日公開)【プロフィール】大宮明子(おおみや・あきこ)6月5日生まれ、東京都出身。十文字学園女子大学人間生活学部幼児教育学科教授。1988年、中央大学法学部法律学科卒業。1997年、お茶の水女子大学教育学部教育学科心理学専攻3年次編入学。2001年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科発達社会科学専攻博士前期課程修了。2008年、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達科学専攻博士後期課程修了。人文科学博士。発達心理学、認知心理学、とくに子どもの思考の発達、乳幼児期の親子の関わりを専門研究分野とする。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年05月09日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、おしゃぶりの使い方に関するご相談です。 Q.なるべくおしゃぶりは使わないほうがいいのでしょうか?生後1カ月を少し過ぎた男の子を育てています。夜、寝てほしいタイミングで寝かけてもくれないとき、寝かしつけを諦めておしゃぶりをくわえさせてしまいます。最近では、部屋を暗くすると授乳直後でも口をパクパクさせて、おしゃぶりを欲しがるような動作をすることが多い気がします。おしゃぶりをくわえないと眠れない癖がついてしまったのかと心配です。ただ、自分たち夫婦もすぐに休みたく、おしゃぶりをさせるとおとなしく、しばらくするとそのまま自分で眠ってくれるので、頼りたいです。 なるべくおしゃぶりは使わないほうがいいのでしょうか? それともこのまま今の使い方で使用しても問題ないでしょうか? 日中はほぼ母乳のみ、夕〜夜に1〜2回ミルクを足すかミルクのみにする混合育児で、体重の増えは1日50〜60gは増えており、母乳を嫌がるようなことはありません。 在本祐子助産師からの回答おしゃぶりの使い方についてはいろいろな意見がありますが、発育を妨げるような使用方法を除けばじょうずにご利用いただければと思いますよ。具体的には1日の長時間使用により、母乳やミルクの機会を減らしてしまう、発語の機会を減らしてしまうのには気をつけておきたいところです。 寝かしつけのために短時間で使用する、外に出かけて泣いてしまうときに使うなどじょうずにご利用いただけば非常に便利です。確かに癖にはなりやすいですので、後はママさん方の判断になってきますね。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください おしゃぶりを使うのはいつからいつまで?おしゃぶりは、新生児用のものであれば生まれて間もなくから使用できます。多くの場合、赤ちゃんが指しゃぶりを頻繁にしていて、指の皮膚がただれてしまったり、寝かしつけに時間がかかるときなどをきっかけに使い始めるようです。 しかし、必ず使うべきというものではなく、慎重に使用することが大切です。 また、「泣き止む」というメリットは、生まれて間もない赤ちゃんに対しては不要と言えます。まずは、赤ちゃんとしっかり触れ合うために、おしゃぶりはつけずに過ごすことをおすすめします。 できるだけおしゃぶりは使わないようにして、赤ちゃんが泣いている理由がわからないためにストレスが溜まるというような状況に陥ってから使うとよいでしょう。できるだけおしゃぶりは使わないという考えを持ち、うまく活用することが大切です。 また、おしゃぶりは遅くとも2歳半までには使用を中止しましょう。1歳頃になると、言葉を喋るようになるので、おしゃぶりはたまに与えるようにして、発語の機会を奪わないようにすることが大切です。おしゃぶりを求めて泣き止まないようなことが続く場合は、子どもとのふれあいを大切にして、心を満たしてあげるように心がけましょう。 心が満たされていれば、少しずつおしゃぶりを求めなくなる可能性があります。また、3歳ごろは「お兄ちゃん、お姉ちゃん」に憧れる時期なので、無理やり辞めさせるのではなく、「おしゃぶりは赤ちゃんが使うもの」と認識させるように話をしてもよいかもしれません。4歳を過ぎてもおしゃぶりが取れない場合には、小児科医に相談しましょう。※参考:基礎知識(ベビー)「おしゃぶりのメリット・デメリットとは?やめる場合のタイミングと注意点について」
2019年05月08日みなさんが躾で一番重視していることって何ですか? 私が人と接するときに絶対の絶対に大切だと思っていることは2つ。・「はきはき挨拶ができること」・「ありがとうとごめんなさいが言えること」この2つは人間関係をスムーズに築く第1歩だから、子どもたちにはしっかり身につけてほしいと思っています。なので、娘が保育園の先生の顔を見ずに適当な挨拶をしていると、「挨拶は相手の顔を見てでしょ」と注意するし、祖父母に何かしてもらっても何も言わないときは、「こういう時はなんて言う?」と促したりします。■親だって完璧じゃないからしつけに悩む ですが、人と接するときの姿勢以外のことについては、軸がブレブレだなと反省することが多く… 自分がちゃんとできていないことを、子どもに注意する資格ある?と自問自答。 恥ずかしながら私は魚の皮が苦手なので、好き嫌いはよくないと思いつつ、子どもが残していると「わかるわぁ~」と共感してしまいます。時間を守ることの大切さを知ってほしいと思いつつ、子どもと約束した時間までに私が家事を終えられず、ズルズル続けていたり…子どもに望む一方で自分ができていないことが多々あり、どうしたらいいんだろうかと悩んだことがありました。 ■親自身が変わることも大切 今回の人生訓は【子どものふり見て我がふり直せ】です! 身を美しくすると書いて「躾(しつけ)」。まずは自分に厳しく、自分が美しくあらねばなぁ。
2019年05月08日0歳から活躍価格・質・デザインの三拍子が揃った『H&Mのオーガニックコットンのトップス』子ども服って小さくて可愛くて、思わず財布の紐が緩んでしまいますよね。ましてや、初めての子となれば尚更。でも、見た目の可愛さとは裏腹に、すぐヘタってしまったり、着せにくかったり、サイズアウトしてしまったり。頻繁に買い替えなきゃいけないだけに、安くて良いものが欲しいですよね!そこで、価格・質・デザインと三拍子揃った『H&Mのオーガニックコットンのトップス』に注目です!《 紹介者 》ライター吉岡 美奈さんファッション誌やライフスタイル誌など多くの雑誌やWEBサイトで、編集・ライターとして活躍。昨年の夏に、第一子となる男の子を出産。最近は、寝かしつけ後に、夜な夜なAmazonプライムの海外ドラマを観て、リフレッシュタイムを楽しんでいるそう。いまから「ビッグ・リトル・ライズ」シーズン2が待ち遠しいんだとか。どうしよう!保育園スタートで洋服を大量に揃えなきゃ出産祝いでいただいたプチバトーやボンポワンの肌着や洋服。デザインや素材が好みで、自分でも買い揃えるようになりました。でも、4月から保育園がスタートして、洗い替えで大量の洋服が必要になってしまって。すぐにサイズアウトしてしまうのに、値の張るブランドのものを大量買いするのは、私にとっては非現実的で。もともとヨーロッパ系のくすんだ色みが好きなので、そんなテイストのお手頃ブランドはないかな……と、探していました。そんなとき、インスタでH&Mのキッズ服をUPしている投稿を目にして、これだ!と。すぐにポチっ(笑)。オーガニックコットンで敏感肌でも安心H&Mは、ミニマルなデザインが私の好み。色みも子ども服にありがちな原色より、柔らかなくすみカラーが息子の雰囲気には合うかなぁと。あからさまなキャラものではない、子どもらしいモチーフ柄のアイテムが豊富にあるのもいいですね。私はとくにアニマル柄が好きで、見るたびに癒やされています。値段は言うまでもなく、とても良心的!しかも、結構な頻度でセールをしているんです。買い替えスピードが早いだけに、プチプラなのは本当に助かります。それに驚くべきは、オーガニックコットンのアイテムが充実していること。敏感肌の息子には、なるべく肌に優しい素材の服を着せてあげたくて。それが、こんな気軽に買えるプライスであるなんて。お財布にまで優しいですよね(笑)。ネットで買えるのって有り難い!実際に、保育園生活がスタートし、仕事も本格復帰してみて思ったのですが……、ママって本当に時間がないですね(苦笑)。平日はワンオペになりがちで、送り迎え、仕事、食事、お風呂、寝かしつけで手一杯。買い物だって、食材と日用品をスーパーでバタバタと買うのがやっとという感じで。洋服を買いに行く時間なんて、皆無と言っていいくらいです。でも日に日に気温も上がり春夏物が必要になってきて。そんなときは、すぐにH&Mのネットショッピングを活用。通勤の合間や子どもの就寝後にポチっています。ネットショッピングができなくなったら、子育てに支障が出ちゃいますね、確実に(笑)。Text:Kyoko Isobe
2019年05月06日深夜、抱っこをしても子どもがなかなか寝付いてくれない……という経験をしたことありませんか? 生後4カ月になるわが家の息子も、抱っこが生まれたときからだーい好き! でも、ずっと抱っこをしながら寝かしつけるのは大変です。そんなときに、私を救ってくれたバランスボールの寝かしつけについてご紹介します。 抱っこのしすぎで腰が崩壊寸前抱っこが大好きな息子は、昼夜問わず抱っこじゃないと寝てくれず、1時間以上抱っこをするなんてザラ。しかも縦揺れが気持ちいいらしく、抱っこをしながらスクワットを要求してきます。夜は長時間のスクワットで夫婦共々、腰を痛めてしまいました。 そんなとき、産後ケアで訪問してくれた保健師さんにすすめられたのが、“バランスボール”でした。私たち夫婦の腰も限界に達しており、藁にもすがる思いでバランスボールをネットで注文しました。 バランスボールで人生変わった!バランスボールが届いた日に早速試すと、いつも長時間立ちながらユラユラしても寝ない息子が、ものの10分程度で寝息を立てているではありませんか! その日からバランスボールなしでは生きていけない生活に変わりました。 時々、眠くないけれど抱っこをしてほしそうなときには、テレビを見ながらバランボールに乗って抱っこ。気張らずにテレビなどを見ながら揺らすぐらいが、息子も逆に落ち着くようでした。 長く使えるマストアイテムバランスボールを使用する際には、周りに障害物がないスペースを確保してください。ママが体勢を崩すと危ないので、しっかり子どもを支えながら自分の姿勢を維持することも大切です。子どもの首がすわっていない時期は、さらにしっかり支える必要があります。 わが家では、生後4カ月を過ぎた今でもバランスボールは欠かせません。産後の体操にも使えるので、本当に買ってよかったと思っています。 もしバランスボールがなかったら……と思うと、毎日全身疲労で育児が嫌になっていたかもしれません。抱っこで疲れ切っている方にバランスボールは本当に救世主です! 決して高価なものはないので、一度は試してみる価値はあると思います。著者:笹塚みおな子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。また、バランスボールを使用する際は転倒しないようにくれぐれもご注意ください。
2019年05月02日夜の寝かしつけも大変ですが、子どもがなかなかお昼寝してくれないのも困りますよね。 私は「お昼寝してる間にごはんの下ごしらえをしたいのに!」などとイライラしてしまうことが多かったです。 試行錯誤の末にたどり着いた「わが家流お昼寝寝かしつけ術」をご紹介します。 1日のスケジュールを固定1歳半くらいから、体力がついたのか、午前中しっかり遊ばせたつもりでも、なかなかお昼寝してくれないことが増えてきた娘。 育児本や保育園での過ごし方を参考に、まずは「1日のスケジュールを固定する」ことから始めました。 午前中は外遊び、11:30ごろにお昼ごはん、お昼寝、午後からは買い物や室内遊び、というようにスケジュールを決め、それをできるだけ崩さないようにしました。 もちろんイベントへ参加する日、遠方へお出かけする日、おじいちゃん・おばあちゃんが遊びに来る日など、スケジュール通りにできない日もありましたが、それ以外の日はスケジュールを守って、「お昼ごはんを食べたらお昼寝」という習慣づけをしました。 ちなみに、雨や猛暑で外遊びができないときには、お風呂での水遊びや、室内でソファを使ってトンネル遊びをして体を動かしていました。 おんぶひもが大活躍!習慣づけでお昼ごはん後に寝てくれるようにはなったのですが、ダラダラと寝かしつけに時間がかかることも多々ありました。 そんなときに活躍したのがおんぶひも! お昼ごはん後に娘をおんぶしながら洗い物していると、スーッと寝てくれるんです。 おんぶでピトッとくっついているのが、安心するのかもしれませんね。 私じゃなくて夫がおんぶした場合でも、スムーズに寝てくれました。 ベビーカーでお散歩♪15分くらいおんぶしても寝ないときには、最終手段としてベビーカーでのお散歩をしていました。 家の周辺をグルグル歩き回って、ゴトゴト揺れているうちに気持ちよくなって寝てしまうというパターンでした。寒いときでも寝てくれましたよ。 たまにベビーカーでも寝ないことがありましたが、その場合はもう寝かしつけを断念。「夜は早く寝るだろう」と、気持ちを切り替えてあきらめていました。「車でドライブすると寝る」というのもよく聞きますが、娘の場合はバックで駐車するときの「ピ、ピ、ピ」という音で結局起きてしまうので使えませんでした。 1日の過ごし方を固定する、おんぶひも、ベビーカーの3つで、ずいぶん寝かしつけのストレスが減りました。 著者:矢野あい子2歳の女の子、0歳の男の子の母。子どもは2人とも体外受精で授かる。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年04月30日まだ自分で歩けない赤ちゃんとのお出かけに活躍してくれる抱っこ紐。わが家で愛用中なのは、キューズベリーの「おんぶ抱っこひもインナーメッシュ」です。今回はこちらの抱っこ紐のどのようなところが魅力的なのかをお伝えしていきます。 岡山デニムの風合いがおしゃれ! 「おんぶ抱っこひもインナーメッシュ」は安心の日本製で、カラーは8色から選べるのですが、どれもシンプルかつおしゃれな見た目です。わが家ではそのなかでも、デニムタイプが特に気に入って購入しました。価格は公式サイトにて23,760円(税込み)でした。 夫も「男の自分でも抵抗なくつけられるデザインだね」と率先して選んでいました。赤ちゃんの首がすわるころから使えるので、わが家では生後3カ月から愛用しています。お出かけ先で「そんなかわいい抱っこ紐あるんですね!」と声をかけられることもよくあります。 ふかふかのクッションベルトで体重を分散「おんぶ抱っこひもインナーメッシュ」は、肩や腰のベルトにしっかりとしたクッションが入っており、10kg超えの息子を抱っこしても食い込みを感じることはありません。買い物帰りなどはさすがに「重たいな〜!」と思いますが、それでも腰が痛くならないのはこの抱っこ紐のおかげかなと思います。 夫や試しに使った母も「思っていたより重さを感じなかった! 」と言っているので、それほど体型を問わずパパ・ママたちが快適に使えるようです。 前開きのファスナーが便利! ママにぴったりくっついている安心感と振動が心地良いのか、息子は抱っこ紐の中で寝てしまうことがよくあります。そんなとき、「おんぶ抱っこひもインナーメッシュ」は前開きのファスナーが付いているので、眠った赤ちゃんを起こさずに布団に下ろすことができます。 赤ちゃんの頭を支えながら抱っこ紐のファスナーを下ろし、ゆっくりと前かがみになって布団に寝かせ、足を引き抜くだけです。慣れればとてもスムーズに寝かしつけができるので助かっています。 毎日のように使う抱っこ紐は気に入ったものだと愛着がわきますし、私たち親としても使うときにテンションが上がります。見た目もおしゃれで使い心地が良く、寝かしつけもラクなキューズベリーの「おんぶ抱っこひもインナーメッシュ」は、わが家のおでかけに欠かせないアイテムです。 著者:粟津愛美一男の母。結婚を機に退職後、半年で妊娠・出産。滋賀県の田舎で初めての子育てを楽しみつつ、自身の体験談を中心に記事を執筆中。 ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。
2019年04月26日離乳食が始まるまでの約6ヶ月、授乳は親子にとって欠かせない、かけがえのない時間です。でも、いつかはしなくてはならない卒乳…。実は、もうすぐ訪れる大型連休は、授乳卒業にぴったりの時期!ママにとっても子どもにとっても大イベントな卒乳、親子のペースで無理なく進められるように、今回は我が家の卒乳エピソードをご紹介します。離乳食が進むにつれ、徐々に減ってきた授乳回数生後1週間くらいから、完全母乳で育ててきた我が子。なんとなく1歳くらいまでは授乳を続けようかなぁ〜と思っていました。我が子の場合は離乳食の進みが思ったよりもよく、離乳食開始直後は、日中の授乳回数が自然と減ってきました。これは卒乳への入り口なのかなぁと思ったのもつかの間、7ヶ月頃から夜間授乳が増えるように…。おそらく、原因は歯ぐずり。夜、3時間おきくらいにおっぱいを求めてくるようになり、その度に添い乳。しかし、9ヶ月頃、保育園入園と同時に復職してから、夜間の授乳はいよいよ私の体がきつくなってきてしまいました。そこで、まずは夜間断乳から始めてみることに。今思えばいきなり卒乳をさせて戸惑わせてしまうよりも、段階を踏めたのは娘にとってもよかったのかな?と思っています。ママにも子どもにも無理のない、夜間断乳の進め方夜間断乳とは、夜の頻回授乳だけをやめて、子ども(=ママも!)が朝までまとめて寝られるようにすること。我が家の場合は、10ヶ月に入った頃に大型連休があったので、そこで夜間断乳に挑戦!先輩ママから「最初の三日間は自分も寝られない覚悟で挑んだほうがいいよ…」と言われたので、仕事のある平日を避けました。そして、もちろん夫の協力も必要不可欠。2週間前くらいからこの日に始めるよと宣言をして、夜間断乳とはなんぞやというところから心得、流れを共有。私の中で決めていたことは、・当日体調がよくなさそうだったら延期にする・夜、子どもがどんなに泣き続けても授乳はせず忍耐強く付き合うこの2点でした。夜間断乳は、事前準備もしっかりと!開始する日の日中は適度に運動をさせて、子どもが夜ぐっすり眠れるよう準備しました。夜泣きをした時の対処法として就寝前の事前準備も忘れずに。・枕元にお水をいれたマグを用意これも先輩ママの助言!おっぱいの代わりになるものがあると良いとのこと。娘はおしゃぶりが苦手だったのでマグを用意し、水分補給もできるようにしました。携帯で流すかもしれない音楽をチョイス娘は音楽や歌が大好きなので、夜泣きをしたときに聴かせたら効果あるかも?と思い、普段お気に入りの音楽を何曲かチョイスしてプレイリストにまとめておきました。さぁいざ開始です。夜間断乳成功までの流れは…【初日】●21時半頃就寝普段通り授乳で入眠。これが寝る前最後の授乳です。●0時頃夜泣き①おっぱいを探しながら泣き叫び、背中をトントンしたら嫌だ!と手を払いのけてのけぞる。マグを飲ませようとしても全然だめ…。音楽はかけてみたけど泣き声でかき消されて聞こえない。ということで…ぎゅっと体を密着させてひたすら泣き止むのを待つことに。1時間ほどでわたしのお腹にうつ伏せでしがみつくような形で再び寝付きました。●5時半頃夜泣き②同じく泣き止むのをひたすら待つスタイル。1時間半ほど泣いてから泣き疲れたのか寝落ち。●7時頃朝の授乳。ふぅ、やっと飲めた…と言わんばかりの幸せな表情。日中は夜の泣き叫びが嘘だったかのようにご機嫌で過ごしていました。私自身、初日はさすがに疲労困憊でしたが、休日のため昼間は夫に子どもを見てもらって、昼寝をして乗り切りました。【2日目】●21時頃就寝授乳で入眠。●2時半頃夜泣き①パパがトントン。昨日と同様トントン嫌だ!と手を払いのけてくる。30分ほど泣いてパパのお腹の上でやっと寝付く。●7時頃朝の授乳。2日目で夜泣きが1回のみに!!【3日目】●21時頃就寝授乳で入眠。その後、何時かわからないですが一回だけ起きて、泣かずにもぞもぞふにゃふにゃ私にひっつきながら5分ほどで寝付きました。●5時半頃朝の授乳【4日目】●21時頃就寝授乳で入眠。途中、何回か泣きそうな声をだしていましたがトントンですぐに寝付くように!●6時頃朝の授乳。この後も順調に朝まで寝てくれるようになりましたが、夜間断乳を始めてから娘はだいぶ早起きに!5時~6時くらいに泣いて起きるので、その時間はもう朝と判断して授乳していました。なるべく自分も早めに就寝して睡眠時間を確保できるよう調整しました。先輩ママから、夜泣きの時は家の中を抱っこでぐるぐるひたすら歩き回ったり、抱っこしたままほぼ寝られずソファーで一晩過ごした…なんて話も聞いていたので今思うとそこまで大変ではなかった記憶です。私の場合、「夜間断乳完了!」と感じたのは、4日経った日。人それぞれですが、3日も経つと赤ちゃんも諦めがつくのか、慣れるのか、ママも楽になるよう。最初の数日は夜泣きが大変でも、少し頑張ってみてくださいね。1歳2ヶ月の頃、ついに卒乳へ!1週間前くらいから、「もうすぐおっぱいはないないしようね」と言い聞かせていました。少し寂しそうな顔で「うん」とうなづく娘。意思疎通がだいぶできるようになってきた頃なので、わたしの言っていることを理解しているようでしたが、理解しているからかこの頃からおっぱいを求めてくる頻度がすこし増えました。我が家の場合、寝かしつけ以外は思い切ってパパにお願いしてみることに。私は別の部屋で就寝。おっぱいには寝る前にこっそりアンパンマンを描いた絆創膏を貼っておきました。卒乳中、夜の寝かしつけはどうする?おっぱいが入眠の合図になっている子も多く、ママたちが卒乳で苦労するのは1日のなかでも寝かしつけのタイミング。我が家は、30分から1時間の絵本の読み聞かせをすること、子守歌を歌うことをルーティンに。【初日】入浴後いつも通り寝室で過ごしていましたが、眠くなってくるとおっぱいが恋しくなるのか服をめくってくる。しかしそこにはおっぱいじゃなくアンパンマンの姿が…!「おっぱい、アンパンマンになっちゃったね?」というと特に泣くこともなくきょとんとした表情で吸うのを諦めていました。30分ほど絵本を読んでわりとすんなり就寝。夜中は1回起きて30分くらい泣いていたようです。朝は6時くらいに泣いて起きてしまったのでそのまま家族で起きることにしました。【2日目】絵本と子守歌で40分ほどで就寝。4時半頃に泣いて起きてしまって、30分くらい夫が寝かせようとトントンしたり抱き寄せたりしたようですが寝なかったみたいです。そのためこの日もそのまま起きることに。さすがにこの後眠くなったのか9時半から2時間ほど朝寝をしています。目を腫らしている娘を見るとごめんね…という気持ちでいっぱいでしたが、「あともう少し一緒にがんばろうね」と声をかけました。【3日目】寝る前に、服をめくって飲みたい素振りを見せてきましたがなんとか大好きなアンパンマンの絵でごまかして、40分ほどで就寝。お風呂に入る時、絆創膏でおっぱいを隠しておかなかったから思い出してしまったのかもしれません。この日はわたしも同じ寝室で就寝。朝方また泣くかなーとドキドキしていましたが…、7時半頃まで寝続けて寝起きもよかったです!先輩ママが言っていた「大変なのは三日くらいだよ」というのは、正にその通りでした。ここから2週間くらいは同じ方法(絵本の読み聞かせ)で寝かしつけ。その後は絵本を読んで子供から「もう一回」のリクエストがあると「あと1回読んだら電気を消してねんねしようね?」と約束をして真っ暗な状態で寝かせるようにしました。真っ暗にしたらさすがに泣くかな…と心配していましたが実際はそんなことなく、暗くなるとわたしにべったりくっついてねんねモードに突入します。子守唄は、はじめはゾウさんの歌で寝てくれたりもしていましたが、1週間くらい続けると、おっぱいなしで寝かせようとしてるのがわかるのか嫌がりました。この頃のおっぱいへの執着に関しては、しばらくして絆創膏を貼るのをやめてみましたが服をめくっておっぱいを見つけるとちょっと切なそうな顔をしながらギュっとわたしに抱き着いてきます。日中は前より少し甘えん坊になり、私もなるべく一緒に遊ぶ時間やスキンシップをとる時間を増やすようにしました。卒乳後、どう成長した?卒乳してから約半年。今はまた夜中に1回ほど夜泣きをするようになりましたが、わたしにくっついて腕枕をしたり、わたしの耳たぶを触ると落ち着くのか耳たぶを掴んだ瞬間泣き止みます。最近は「おっぱーい」とはっきり言いながらおっぱいをくわえてきたりもしますが、くわえるだけで吸い方は忘れてしまったようです。子育てで、最初にぶち当たる壁とも言われている「卒乳 」。私自身もとてもさみしくて、正直途中で何度もやっぱりやめようかな…なんて考えたりもしました。卒乳のタイミングに迷われている方も多く、まだはやいかな?子供がかわいそうかな?なんて思ったりもするかと思いますが、そのタイミングは子供のことを一番に理解しているお母さんが決めて良いということをネットの記事で見つけて私は心が軽くなりました。これからも子供と一緒に壁を乗り越えて成長していけたらいいな♡と思っています。
2019年04月12日こんにちは、まりげです。先日、長男を小児科に連れて行ったときのことです。■病院の待ち合い室で聞こえる不思議な音の正体は?どこからともなくパタパタと音が…パタパタの発生源、うちの子かい! どうやらスリッパで床を鳴らすのが面白いようです。その気持ちは分かるけどここは待合室。やめるように注意します。コクリとうなずいて一度やめるものの、またパタパタ…。少し時間が経つとまたパタパタ…■落ち着かない息子に「ダメ」は効果あるのか?いつもだったら「何回も言ってるでしょ。迷惑になるからやめなさい」と言って、終わらせていたと思います。ですがこのとき、どうにも落ち着かない様子の長男を見ながら思いました。きっとこれから診察という不安もあって、落ち着かなかったのでしょう。そんなとき「ダメ!」とただ禁止するだけではなく「これはダメだけど、こうするのはいいよ」と代替案を提案できないだろうか…?そこで、こんな提案をしてみました。すると長男の体を動かしたいという欲求が解消されたようで、おもしろがりながらヒザを指先でトントンと弾いていました。長男の緊張もほぐれたのか、おだやかな気持ちで診察を待つことができました。代替案を提案してあげると子どもも受け入れやすいのかな、と感じた出来事でした。
2019年04月12日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、保育士の中田さんからメッセージです。 こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんを寝かしつけのために抱っこし、やっと寝たと思って布団におろすとすぐに起きて泣き、また抱っこをする。そんな経験があるママも多いはず。赤ちゃんの背中は、「スイッチがあるんじゃない?」と思うくらい敏感です。私の息子も生まれてから1カ月はセンサーが強く、私の腕枕がないと寝てくれない子でした。 どうして赤ちゃんには背中スイッチがあるの?どうして背中スイッチが発動するのか?その理由をその時に知っていれば、私の子育ては少しラクだったのになと思います。そこで、赤ちゃんに背中スイッチがあるいくつか原因をお伝えします。 モロー反射の影響生まれて数カ月の赤ちゃんには、モロー反射という生まれ持った反射があります。モロー反射は大きな音がしたときや上体が不意に傾いた時に手がパッと開く反射です。この反射は大昔に人間が木の上で生活してきた時、母親や木から落ちそうになった際にしがみつこうとした名残だと言われています。抱っこから降ろそうとするそのちょっとした振動でこのモロー反射が起きてしまうことがあるのです。 姿勢の変化新生児の赤ちゃんの手足を見ると、足はM型、腕はW型になっています。そして、背中はCの形をしています。この形の姿勢がこの時の赤ちゃんの安心できる姿勢。布団に寝たことで、安心できる姿勢ではなくなり起きてしまうことがあります。 ママの抱っこが安心ママの抱っこが安心という子がいます。ママの体温やにおい、声を聞くことで安心して寝ているのです。ママが離れることに気づいて起きてしまうこというがあります。 敏感な背中スイッチをOFFにする方法では、具体的にどうすれば背中スイッチのセンサーをOFFにすることができるでしょうか? ■頭から降ろす背中が急に伸びないように頭から順にゆっくりと床におろします。 ■ママの体ごと布団に寝かせる赤ちゃんを布団に寝かせるときに、ママの体と赤ちゃんをくっつけたまま布団に寝かせて布団におろしたら、そーっと手を引き抜き、ママの体も離していきます。 ■おくるみに包むおくるみに包んであげると赤ちゃんんは安心して寝てくれます。手足をおくるみやバスタオルで包んであげましょう。寝かしつけの抱っこの時からおくるみで抱っこし、寝たらおくるみのまま布団に寝かします。赤ちゃんが寝たらそのまま布団に寝かせます。布団に寝かせたらおくるみを少し緩めてもOKです。おくるみはきつく包みすぎないようにしましょう。 ■赤ちゃんの安心する体制で寝かせる前にも書きましたが新生児の赤ちゃんの脚はM、腕はW、背中はCの形。この姿勢を崩さず寝かせてあげると不安にならずに寝ます。ですので、敷布団の形を工夫してみましょう。以下の方法などがあります。 ・敷布団の頭と脚の高さをあげて背中をCになるように寝かせる・バスタオルを棒状にして円を作り、その中に赤ちゃんを寝かせる 背中スイッチはいつまでも続くものではありません。その子その子によって背中スイッチをOFFにするコツも違います。赤ちゃんの特徴にあったコツを見つけて、ストレス少なく乗り越えられるといいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年04月10日どこへ連れていっても「いい子ですね」と褒められる、わがままを言うなど親を困らせるようなことは絶対にしないーーそんな “いい子” に育ってほしいと願う親御さんは多いはずです。しかし実際には、そのような “いい子” はいくつかの問題点を抱えており、そのまま成長するとさまざまな不調が出てくるといいます。もし今、お子さんが無理をして “いい子” を演じているのなら、親子の関係性や子どもへの対応の仕方、声かけなどを見直す必要があるかもしれません。いい子症候群の特徴教育カウンセラーの諸富祥彦先生によると、親に褒めてもらいたくて自らが頑張る力を発揮する「一般的な良い子」と、親の期待に過剰に応えようとするいわゆる「いい子症候群」には決定的な違いがあるといいます。子どもはみんな、お父さんやお母さんから褒めてもらいたいもの。それは当然の感情であり、褒めてもらうことを目的に良い行いをするのはごく一般的な子どもの特徴です。しかし「いい子症候群」に当てはまる子どもは、褒められることよりも、親が不機嫌になることを恐れ、どうしたら親が喜ぶのかを常に考えてしまうのです。その特徴とは一体どのようなものなのでしょうか?■言動が受け身■自己主張が苦手■感情表現が乏しい■親の指示がないと不安になる■小さな決断も自分ではできないおとなしい子、内気な子、優等生タイプの子とは少し違う「いい子症候群」は、親がどう思うか、親からどう思われるかが何よりも大事なのです。親の期待に応えられなければ自分の存在価値を認められないので、自分の意思を主張できなくなります。また、一見素直で従順ですが、実は自分を押さえ込んでいるため、突然感情を爆発させることもあるので注意が必要です。つまり「いい子症候群」とは、「大人の顔色をうかがい、先回りして親の期待に応えようとする自主性のない状態」であるといえます。問題は、期待されている「答え」(=正しい言動)を先取りするうちに、それが自分の意思であるかのように錯覚してしまうこと。いい子を演じている自覚がないまま成長すると、どのようになってしまうのでしょうか。成長後にも強い影響を及ぼす「いい子症候群」幼少期に親の前で「いい子」でい続けると、思春期には次のような言動が目立つようになります。・親の目の届かない場所で溜まったストレスを発散させるようになる・お友だちをいじめる側になったり、先生の言うことを聞かずに困らせたりと、問題行動が表面化することもある・トラブルの回避方法がわからないまま成長するので、コミュニケーション能力が低下してしまう・自分の感情に鈍感になり、喜怒哀楽をはっきりと表現できず相手の期待に沿った反応しかできないさらに「いい子症候群」のまま大人になると、たとえば友人と外食するときにメニューが決められない、という問題に直面します。自分が何を食べたいのかわからず、他者の好みや判断に任せてしまうのです。幼少時に親から聞かれたときも、実は「親に喜ばれるメニュー」を選んでいるため、その思考パターンが染みついていることが影響しています。ほかにも会社で上司に間違いを指摘されただけで、自分が否定されたと思い込み、「悪いのは自分じゃない、相手が悪いんだ」とキレてしまうことも。否定されると存在価値が揺らぐ傾向があるので、責任の所在が常に自分ではなく、他者にずれてしまうのです。『ほめると子どもはダメになる』(新潮社)の著者で心理学博士の榎本博明氏は、「親がコントロールしやすい子、つまり親の言いなりに動く子は自立できない心配がある」と述べています。自分で考えて動くことができない “指示待ち” の思考が身についてしまうと、判断力も実行力もないまま社会へと出ることになるので、子ども自身の将来のためにも「いい子症候群」からの脱却が望まれます。「いい子症候群」を引き起こす最大の要因子どもを「いい子症候群」にしてしまう一番の要因として、親が子育てで自分の欲求を満たそうとしていることが挙げられます。子どもへの期待が強すぎて、親が子どもに依存しているのです。親と子どもは違う人間であり、子どもはひとりの独立した個人である。そのことを忘れてしまうと、親は一方的に自分の理想を押しつけて、子どもはその期待に応えようと無理をしてしまいます。「いい子にしなさい!」「言うことを聞きなさい!」「なんでいい子にできないの?」「なんで言ったことができないの?」「ほかの子はできるのになんでできないの?」これらの言葉を言われるたびに、子どもは親の期待に応えられない自分を責めるようになるでしょう。できないことを残念がって失望した表情を見せたり、小さな成長を「できて当たり前」だと褒めなかったりしていませんか?また子どもが関心のあることに興味が持てず、子どもの気持ちを無視した行動をとっていませんか?小さな子どもにとって、親は絶対的な存在です。自分の本当の気持ちを伝えられる親子関係でなければ、子どもはいずれ親に対して心を閉ざしてしまうでしょう。子どもが「いい子症候群」になってしまうのは、性格の問題ではありません。親子の関係性こそが最大の要因です。だからこそ、お互いの人格を尊重して、本音を認め合える関係を築く必要があるのです。親の意識が変われば子どもも変わる!わが子が「いい子症候群」かもしれないと不安を感じているのなら、お子さんに対する言動を少し変えてみるといいかもしれません。■子どもの自主性を尊重するどんなに幼い子どもでも、必ず自分の意思を持っているものです。子ども自身に選ばせる機会をたくさん与えてあげてください。その積み重ねによって「自分は認めてもらった」という自信や責任感へとつながります。たとえば一緒に買い物に行ったとき、お子さんに「今日のサラダに使うトマトはどれがいいかな?○○くん、一番おいしそうなトマトを選んでくれる?」と選ばせてみましょう。そして食事のときも「○○くんが選んでくれたトマト、すごくおいしいね!」と伝えてあげてください。お子さんの自信につながり、自己肯定感が高まります。■まずは親の気持ちを子どもに伝える親自身の気持ちを伝えて、子どもが自分の感情を出しやすい親子関係に変える努力が必要です。「お母さんはこう思ってるけど、○○ちゃんはどう思う?」と聞いてあげてください。親と子の意見は別ものだとお互いに認識することが大切です。たとえば毎朝の洋服選びのとき、親が決めたものを無理に着させたり、子ども自身が選んだものにダメ出しをしたりしていませんか?「○○ちゃんが選んだお洋服、可愛いね。でも今日は寒くなるみたいだから、もう少し暖かい格好をしたほうがいいと思うんだけど、どう思う?」と、子どもの意見を一度認めてあげましょう。親と子が対等に意見を言い合える関係づくりを心がけてみてください。■ルールや決まりにとらわれすぎないルールを重視しすぎて大人の理想を押しつけてしまわないようにしましょう。家の中であれば、多少気ままに過ごしても誰にも迷惑はかけません。のびのびと過ごすことで、「自分の意思で行動してもいいんだ」という安心感を与えてあげてください。子どもがのんびり過ごしていると、ダラけているように見えて心配になりますが、「早く宿題をやっちゃいなさい!」と命令や指示をするのではなく、「何時になったら宿題を始める?」と聞いてみましょう。お子さんが自分の意思で行動できるように促してあげることが大切です。***「いい子でいてほしい」と願うのは親ならば当然です。しかし、過剰な期待を子どもに寄せるあまり、子ども自身が「親が望むいい子」であろうとすると、いずれどこかで無理が生じてしまうでしょう。そうならないためにも、親も子も理想を追い求めすぎずに、子ども本来の個性を認めてあげることが大切なのですね。(参考)ベネッセ教育情報サイト|「いい子症候群」とは?どんなお子さまに当てはまるの?exciteニュース|子を“いい子症候群”にする親の特徴exciteニュース|いい子症状群のまま大人になると、どうなる?PHPファミリー|親がかける言葉で、子どもの人生が変わる
2019年04月09日公園で遊具を使う順番が守れない、お店でおもちゃが欲しいと駄々をこねる——そんな我が子の行動を見ると、「我慢が足りないのでは?」と心配になるでしょう。「我慢する力」とは「自制心」とも言い換えられますね。この自制心は将来の学力や社会的成功に影響するといわれています。であれば、幼少期のうちにしっかり身につけさせておきたいものです。今回は、「我慢する力」の必要性と、不足する原因を明らかにしたうえで、子どもの自制心を養うコツについてお話しします。子どもの自制心を問う「マシュマロ実験」。学力との関係性は?読者のみなさんは、「マシュマロ実験」をご存知でしょうか。この実験は、子ども時代の自制心と、将来の社会的成果の関連性を調査するため、1970年にアメリカのスタンフォード大学で実施されました。実験方法は次のとおりです。職員の子どもたちが通う、学内の付属幼稚園の4歳の子ども186人が実験に参加した。被験者である子どもは、気が散るようなものが何もない机と椅子だけの部屋に通され、椅子に座るよう言われる。机の上には皿があり、マシュマロが一個載っている。実験者は「私はちょっと用がある。それはキミにあげるけど、私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロをもうひとつあげる。私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなしだよ」と言って部屋を出ていく。(引用元:ウィキペディア|マシュマロ実験)おいしそうなマシュマロを目の前にした子どもたちは、あえて目を伏せたり、自分の髪に触れたりして、自分の欲求と戦っていたそうです。しかし、最後まで我慢し続け、見事2つ目のマシュマロを獲得した子どもは、全体のわずか3分の1ほどだったといいます。注目すべきは、その後1988年に行われた追跡調査です。最初の調査が実施されたとき4歳だった被験者たちは、このとき20代になっています。この追跡調査では、マシュマロを食べなかった被験者グループにいたメンバーが、その後の人生で周囲から優秀と評価されていること、大学進学適性試験(SAT)の点数がマシュマロを食べたグループのメンバーより210点も高いことが認められたそうです。また、最初の調査実施時の自制心の有無が、そのまま持続していることも明らかにされました。そして、実験から40年後に実施された脳神経を調べる調査でも、「マシュマロを食べなかった子ども」は大人になってからも、感情的刺激による衝動に影響されにくいという結果が出ました。つまり、幼少期に身につけた「我慢する力」は、学力向上につながること、大人になっても活かされ続けることがわかったのです。我慢ができない子どもは“親の愛”を試してる!?とはいえ、マシュマロ実験でも大半の被験者が2つ目のマシュマロに辿り着けなかったように、「我慢する力」が備わっている子どもは少数派です。多くの子どもは、なぜ我慢できないのでしょうか。その原因のひとつとして考えられるのは、「我慢しなくてはならない理由がわからない」「我慢する必要がないと感じている」といったことです。マシュマロ実験の例で言えば、被験者である子ども自身が実験自体のルールを理解できていなかったり、「より多くのマシュマロが食べたい」という欲求より「より早くマシュマロが食べたい」という欲求のほうが強かったりするのかもしれません。一方で、「愛情不足のサイン」という説もあります。例えば、わざと親に「◯◯して」と駄々をこねたり、「待って」と言われても走り出したりする行動——これらは、親に注目して欲しいから、もしくは、親の愛情を試したくてやっている可能性があります。いずれにしても、子どもに「我慢する力」を身につけさせたいなら、日頃から愛情をもって接し、なぜ我慢しなくてはならないかを根気強く説明してあげる必要がありそうです。「我慢する力」を育てるには、成長に合わせた声かけをでは、子どもの「我慢する力」を育てるために、親はどんな態度で、どんな言葉をかけてあげればいいのでしょうか。子どもの成長段階別に考えていきましょう。【3歳】大人の言うことをわかっているような、わかっていないような、微妙な時期です。それでも、我慢が必要な場面では、なぜ必要なのか丁寧に説明してあげましょう。特に、危険を伴う場面では、親が毅然とした態度で、しっかり言い聞かせなくてはなりません。このとき、忘れてはならないのが、子どもの言い分にも耳を傾けること。この頃の子どもは、自我が芽生え、反抗することも多くなります。その気持ちを汲み取ってあげることが必要です。子どもの気持ちを理解したうえで、親としての気持ちや考えを話してあげましょう。<例>シチュエーション:公園で子どもが「もっと遊びたい」と泣いたときおすすめの声かけ:「公園楽しいから、もっと遊びたいよね。でもね、これから暗くなって寒くなるよ。〇〇ちゃんが風邪引いちゃったら、お母さん悲しいな」【4〜5歳】4歳を過ぎると、基本的な生活習慣が確立されてきます。社会にルールや決まりごとがあることを理解できるのも、この時期です。また、自分と他者の違いに気づき、少しずつ周りの人の気持ちや状況もわかるようになってきます。自分の行動が周囲にどう影響するか、わかりやすく伝えてあげるといいでしょう。<例>シチュエーション:病院の待合室で子どもが騒いだときおすすめの声がけ:「ここには、病気で頭が痛い人や、お熱のある人がたくさんいるんだよ。〇〇ちゃんがうるさくすると、その人たちがもっと辛くなっちゃうから、静かにしていようね」【6〜7歳】小学校に上がると、先生や友人たちと人間関係を構築し、社交性が身についてきます。また、行動範囲も広がり、心身ともに成長する時期でもあります。物事の因果関係を理解し、「今これをやると、後でどうなるか」という未来をイメージできるようになっているはずです。この時期に、子どもに我慢することを教えるコツは、その我慢の先にどんな“よいこと”があるのか丁寧に説明することです。そして、その“よいこと”を子ども自身にイメージさせ、未来の目標や楽しみを作らせます。<例>シチュエーション:「もっとお菓子を食べたい」と子どもが駄々をこねたときおすすめの声がけ:「今これ以上食べたら、お菓子なくなっちゃうよ。我慢すれば、明日もまたおいしく食べられるから、楽しみにしていてね」【8歳以上】8歳頃から、子どもは親に口答えするようになります。そのため、頭ごなしに叱ったり、我慢を押しつけたりすると、逆効果になることもあるでしょう。目指すは、子ども自身が判断し、セルフコントロールできるようになることです。子どもが自分の意思で我慢できるよう、意識を高めるような言動を心がけましょう。例えば、実際に子どもが何かを我慢できたとき、「よく我慢できたね」と、褒めてあげましょう。褒められたことの喜びは、自然と次の我慢につながります。大切なのは、親が子どもを抑圧するのではなく、信じて寄り添ってあげること。そこから生まれる信頼関係と安心感のなかで、子どもの我慢する力は育っていきます。***「うちの子には我慢が足りない」と嘆く前に、我慢が必要なシーンで、親子でどんな会話があったか思い出してみましょう。成長段階に応じた、適切な声がけができていたでしょうか?子どもの将来を左右する可能性のある「我慢する力」。親子で寄り添いながら、一緒に高められたら、それが一生ものの大切なプレゼントになるかもしれません。(参考)ウィキペディア|マシュマロ実験PNAS|Behavioral and neural correlates of delay of gratification 40 years laterAll About暮らし|我慢ができない、待てない子供を変えるしつけのコツ5PHPのびのび子育て 2017年9月号,PHP研究所PHPのびのび子育て 2018年8月号,PHP研究所
2019年03月26日育児は、年齢や性格、子どもひとりひとりによって対応はそれぞれ。つねに「はじめて!」と感じる手探りの連続です。自分の子どもたちのことだけでいっぱいいっぱいなのに、年齢の違う他人の子など、なおさら「未知の生物も同然」と感じていました。■「よそはよそ、うちはうち」は親の逃げだった!?そんなわけでじつは私、長男がまだ幼稚園に入る前、公園や児童館、その他の見知らぬ親子が集まるキッズスペースが大の苦手でした。そこにいる大人たちは「子どもと一緒というだけでこの場に集まる赤の他人」。なのに子どもの世話をしつつ、ときに大人どうしの交流を必要とするそこはまさに高度な社交場!(個人の感想です)立ち振る舞いがわからない…。しかしそんな親の人見知りなどお構いなしに、子どもたちはどんどんアクティブになっていきます。楽しく過ごしてはいても、親としてはヒヤヒヤするようなこともしばしば…。そこで私がとった方法は、まわりの子どもたちにも注意喚起するニュアンスで「息子を介して」声をかけるというもの。おもちゃを投げて危なそうな子どもがいると、自分の子どもに向かって「おもちゃは投げないようにしようね」とか、小さい赤ちゃんがいるところで走っている子がいると、自分の子には「小さい子がいるから危ないよ」と、あえて伝えていたのです。しかしこれはすぐ破綻しました。息子、「同じことしてるのにぼくばっかり怒られる」そりゃそうなるよね…ごめん!「よそはよそ、うちはうち」(自分の子には、自分で声をかけてね)というスタンスのつもりでしたが、これは私が「他人に自分の子が叱られた! 何なのあの人!?」と思われたくない「私に対する他人の反応」からの逃げでしかないと気がつきました。自分の子どもに対しても、まわりの子どもに対しても、とても不誠実であったと…。しかし、そうやって私がモタモタとしている間にも、子どもたちは子どもどうしの交流を広げ、遊び方はどんどんダイナミックになっていきます。■危険な行為を目にしてもとっさに動けない…「危機回避はどこまで先回りすべき?」「子どもどうしのことにどの程度介入すべき?」「それはどのタイミングで?」「相手の親はどう出る?」「むしろ相手の親、動いて!」と、そのたびにどうしたらいいかわからず戸惑い、ただ見守ることしかできず、モヤモヤするなんてこともしばしばありました。ささいなことなら自分の子にはあとでフォローをすればすむかもしれませんが、もっと危険があったり周囲に迷惑がかかったりする場面に遭遇することもあるかもしれない…。そんなとき、もし、ことがおこってからでは「あとでフォローする」ではすまされないだろう…。あきらかに相手に危険な行為があってもその瞬間は様子を見ようとしてしまい、動けない。「あの子は今そういう時期なんだろう」「あの子の親が注意するだろう」「え? 放置?」「今すぐ駆け寄るべき?」「待って待って、息子は? どんな顔してる? 様子を見よう…」結局何もしていない、何も言えていない、誰にも何も伝わらない。■知らない子どもに声をかけるべき?しかし「そんなとき」はある日、突然やってきます。商業施設のすみにある、クッションで囲われただけの遊具ひとつないキッズスペース。息子と娘を遊ばせていると、そこへほかの親子がやって来た、が…すぐにその親は子どもを残し、買い物に行ってしまった…。内心「置いていくんかーい!? 何かあったらどうするんだよー! 自分の子は自分でみろよーー!!」と思いましたが、仕方ありません。早く親が戻ることを祈りながら、子どもたちをまとめて見守ります。最初は遠慮がちに平和に遊んでいた子どもたち…しかし同じくらいの年ごろの子どもどうし、すぐに気分も上がり跳んだり走ったり遊び方が激しくなっていきます。「小さい子(娘)いるからね~、ジャンプ気をつけて(できればしないでね~)」など、苦肉の策で例の悪手「息子に言っているように見せかけて、よその子にも聞こえるよう注意する」を打っていましたが、それも通用しなくなります。よその子がキッズスペースを飛び出し、走り回りはじめたのです。リノリウムの床を靴下で走れば当然転びます。場所はエレベーターの脇、利用する他のお客さんと衝突しそうになりました。そして、息子もまねしたくてウズウズしはじめます。■わが子に見られても恥ずかしくない行動って?私の頭の中は大混乱です。そしていくつかの考えが頭に浮かびます。●「あの子の親」でも「先生」でもないけれど、私はここにいる唯一の“おとな(保育者)”! あの子の親じゃないからって、あの子や周囲を危険にさらしていい理由にはならない。●私があの子を注意して、それをどう感じるかはあの子自身の問題。いやだと感じたら後であの子の親がそれをフォローすれば良いだけのこと。●おとなとしての私の振る舞いは、(自分の)子どもたちも見ている。そう思うと、自然と言葉が出てきました。知らない子どもを注意して、親から苦情を受けたらそのときはそのとき。間違いや勘違いだったらそのときは、謝れば良い。いまその瞬間にすべきことは、自分の子だろうが他人の子だろうが関係ない。そしてそんな親の姿も、子どもたちはちゃんと見ている。これもひとつのしつけのあり方なんじゃないかと思いました。(でもやっぱり基本的には「よそはよそ、うちはうち」でいきたいですが、そこはバランスですよね)
2019年03月19日3月11日、江崎グリコが日本初の「液体ミルク」を発売しました。哺乳瓶に移し替えれば、そのまま乳幼児に飲ませることができ、さらに長期保存も可能です。業界では盛り上がりを見せていますが、育児ママにとっての不満は授乳だけではないようです。1000人以上の育児ママへのアンケートでわかった育児での不満をご紹介しましょう。■ 「液体ミルク」に積極的になれない人は3割以上!その理由とは?株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」にて、3歳以下の乳幼児を育てている20歳~39歳の女性1,100名を対象に、育児における要望や不満に関する調査を実施。まずは、その液体ミルクについて聞いてみました。意外にも「ぜひ利用してみたい」と答えた人はわずか12.7%にとどまりました。「やや興味がある」は34.0%で、合わせても46.7%と半数以下という結果に。そんな「ぜひ利用してみたい」と答えた人の割合は、20代では16.4%、30代では9.1%でした。若い世代の方が、より利用意向が高いようです。一方で、「あまり興味がない」は20.9%、「利用したくない」は12.5%でした。便利であることはわかっていても、まだまだ安全面や衛生面において未知な部分もあるため、子どもに飲ませることに積極的になれないという親心が透けて見えます。Ushico / PIXTA(ピクスタ)ミルクに限らず、乳幼児を連れた外出はさまざまな不便が伴います。Ushico / PIXTA(ピクスタ)外出時の不便について聞いたところ、「ベビー用品をドラッグストア以外のコンビニエンスストアなどでも取り扱ってほしいと思ったことがある」という回答が58.5%にのぼりました。topic_w5 / PIXTA(ピクスタ)また「乳幼児と一緒に来店可能な飲食店か外からではわからず、不便に感じたことがある」という人は55.2%、「離乳食を常備してある飲食店が少なく、不便に感じたことがある」人は51.9%と、それぞれ半数以上。foly / PIXTA(ピクスタ)ベビー用品の持ち歩きだけでなく、お店で他の人に迷惑をかけてしまうのではないかといった心配も、乳幼児を連れた外出を不便にさせてしまう要因のようです。■ 寝かしつけ、おむつ替え…育児に関するさまざまな不満や悩み家の中での乳幼児のお世話についても、さまざまな悩みや不満が明らかになりました。「乳幼児を抱っこで眠らせたが、ベッドや布団などに寝かせる際に起きてしまい、困ったことがある」と答えた人は、82.0%と大多数に。IYO / PIXTA(ピクスタ)また、「乳幼児を抱っこで寝かしつけて、とても疲れたことがある」人は80.0%、「ようやく寝た乳幼児が家族の立てた物音で起きてしまい、困ったことがある」人は78.5%でした。親の寝不足にも直結する寝かしつけは、子育てにおける苦労の中でもかなり大きな割合を占めますよね。ネントレや寝かしつけグッズなど、さまざまな対策を講じている母親は少なくないはず!そしておむつ替えについて聞いたところ、75.3%の人が「お尻ふきをパックから抜き取る際、想定以上の枚数が出て不便に感じたことがある」、72.3%が「おむつ替えの際にこびりついた便がなかなか拭き取れず不便に感じたことがある」と答えました。ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)筆者もなかなか自分の使いやすいお尻ふきに出会えず、たびたびメーカーを変えるなどしていました。■ 母親一人だけが悩まない社会にさらに新生児の沐浴時に対する不安や不便に感じたことを聞いたところ、「耳にお湯が入ってしまわないか不安に感じたことがある」人は62.5%、「体をうまく支えられず、不安に感じたことがある」人は61.9%、「ベビー服を脱がせにくい、または着せにくいと不便に感じたことがある」人は58.3%でした。新生児のお世話の中で、とても大変な沐浴。Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)誰かと協力して行えたらベストですが、平日は特に帰りの遅い父親がいない場合は、母親が一人で行うことが多いですよね。沐浴については、夫や親に頼れないという人は、地域の子育て支援や民間のシッターさんなどに手伝ってもらうなどして乗り越えるのも、一つの方法でしょう。液体ミルクの発売をはじめとして、子育ての負担を減らす商品は今後も進化し続けていくはず。シロウ / PIXTA(ピクスタ)母親が一人だけで抱え込まず、社会全体の課題として子育てが推し進められていくことを望んで止みません。
2019年03月12日「友だち親子」というと、どんなイメージを抱きますか? 親子がいっしょに買い物や遊びに出かけたり、下の名前で呼びあったりするなど、まるで友だち同士のようなこの関係。理想的だという声や、批判的にとらえる声など、さまざまな意見が聞かれます。今回は「友だち親子」について、パパやママたちの考えをご紹介します。■「賛成」が4割超え、しかし「反対」も3割を超えたアンケートで、「友だち親子」についての考えを聞きました。「賛成」と答えた人が40.8%で4割を超え、もっとも多い結果となりました。ただ、「反対」も32.5%と3割を超えていることから、「友だち親子」についてはパパやママの中で正反対の考えが存在しているようです。さらに「わからない」と答えた人も26.7%あり、親子のあり方について悩んでいる親も一定数以上いることがわかります。Q.「友達親子」について、あなたはどう思う?賛成 40.8%反対 32.5%わからない 26.7%■「”友だち親子”は子ども目線の考え方が理解できる!」まずは「賛成」と答えた4割以上の親の意見をのぞいてみましょう。「普段お互いに気を抜いているときは、友だち感覚でもいいと思います。その方が子ども目線の考え方も理解しやすいので」(神奈川県 40代女性)「主人と娘たちはまさに“友だち親子”です。主人も『友だちだもんな』と、うれしそうに言っています。私以上に主人のほうが娘たちの情報は多いです」(福島県 30代女性)「高校生の子どもは、暇なときにメールや電話してきたり一緒にカラオケに行ったり、仲良しです。なんでも気楽に相談してきてくれるし、私も楽しいし、良いことだらけだと感じています」(東京都 30代女性)「友だちのように趣味や悩みを素直に話してくれる親子関係は良いと思います。 親も子どもからさまざまなことを教えてもらい楽しいです」(神奈川県 40代女性)そのほかには、「一人っ子だから親でも友だちでもありたい」という声もありました。さらに、「自分自身と母親も友だちのような関係なので、子どもともそんな関係を築き何でも相談してもらいたい」という意見は非常に多く見られました。「友だち親子」に賛成する親たちのなかには、「子どもと何でも相談できる関係を築きたい」と考える人たちが多いようですね。2015年に政府がまとめた調査によると、「悩みや不安がある」と答えた中学1年生の男女のうち6割以上が、相談相手は「母親」だと答えています。ともに「友だち」と答えた数を上回っていて、子どもたちにとって「母親」は相談相手として大きな役割を担っているようです。そんな子どもたちの気持ちを受け取るという形としても、「友だち親子」というスタイルは効果があるのかもしれません。■「友だち親子」でも名前で呼びあうのはあり、なし?「賛成」と答えた人たちのなかでも意見が分かれたのが、親子が「名前で呼び合うこと」でした。「賛成」と「反対」、両方の意見を見ていきましょう。▼「使いわければ名前で呼びあってもOK!」賛成派の意見とは「親として話を聞いて欲しいときは“ママ”、友だちのように相談や遊びに行っているときは“名前”と、子どもたちのなかで分けてそのときどきで呼ばれています。呼び方も含めて、子どもたちからは『この関係だから隠し事をしなくていられる』と言われています」(千葉県 40代女性)「名前で呼びあっていますが、外ではきちんと“お母さん”と呼びます。親としてやるべきことはやっているし、普通のご家庭と変わらないと思います。ただ“お母さん”と呼ぶのが名前であるだけ」(神奈川県 40代女性)「名前で“ちゃん付け”で呼ばれています。学校や友だちの前ではちゃんと“お母さん”ですし、敬われてないと感じることはないです。きちんと使い分けることができればいいかなと思います」(鹿児島県 30代女性)名前で呼びあう親子間においても、その家庭ごとにルールがあるようですね。家と外などのシチュエーションに応じて呼び方を使いわける、親としての責任はしっかり果たすなど、それぞれの家庭の個性が見られました。▼「”友だち親子”でも名前を呼びあうことには抵抗がある…」という声も一方反対派の意見はというと…。「ちゃんと“お母さん”って呼ぶことやお手伝いをしたりすることは大事。でも、学校での嫌なことや恋の悩み、友だちのこと、友だちには言えない愚痴を話したり、子どものことをできる限り受けとめたいです」(静岡県 40代女性)「親を名前で呼ぶのはダメだけど、大きくなっても一緒に出掛けるのはいいんじゃない? 義務教育の間は、いろんなとこに一緒に出掛けて、いろいろ学ばせる期間だと思うから」(三重県 40代女性)「親と友だちは違うけど、家族それぞれの“好きなかたち”があってもいいのかなぁ~と思います。何でも話せて、どこでも一緒に行ける仲でありたい。でも親を名前で読んだりするのは違う気がするし、呼ばれたくないです」(静岡県 40代女性)「友だち親子」を肯定している親のなかでも、名前で呼ぶことに抵抗のある人は結構多いようですね。それぞれの家庭によって、親子間で許容できる行為のボーダーラインがあり、「名前で呼びあうこと」は、意見が分かれる大きな境目のひとつになっているといえそうです。■「賛成、反対、どちらともいえない…」悩める親たちの意見もアンケートでは、「わからない」と答えた人も25%を超えていて、親子のあり方の難しさに悩む親たちの存在も見えてきました。「なんでも話せる関係がいいけど、やっぱり親子は親子だからつかず離れずの関係も自分的には良いなって思う。だから賛成もできないし反対もできない」(神奈川県 30代女性)「“友だち親子”だろうがなんだろうが、親子関係が良好で立派に子どもが育てば問題ない。親子のあり方を一辺倒にする必要はないし、型にはめる必要もない」(青森県 30代女性)「“友だち親子”の定義が何だかぼやけているので、賛成も反対もしかねます。親でも子でも、基本的にひとりの人間として対等という意味では当然です。肝心なのは、親自身の成熟度だと思います。子育ては自分の未熟さとの静かな戦いです」(東京都 40代女性)たしかに、そもそも「友だち親子」ってどういう定義なのか、はっきりとした答えはありません。そうした曖昧(あいまい)な言葉そのものに対して疑問を抱き、「よくわからない」と考えている人たちもいるということがわかります。■「親子はあくまで親子!」、「友だち親子」に批判的な意見も集まる次に「反対」と答えた親の気持ちを見ていきたいと思います。「仲が良いのは良いことだと思うけど、親としての一線は引くべきだと思う。じゃないと、何か問題が起きたとき向かい合って話せなくなるような気がするから」(愛媛県 40代女性)「親と子は友だちにはなれない。親は子どもの最大の理解者だが、礼儀礼節を教え、悪い事をしたら心を鬼にしてでも叱らなければならないときもある。友だち関係よりも濃い絆を持っている反面、一線は絶対に引かれるべき存在であると思う」(神奈川県 50代男性)「親が親らしくあることは、子どもにとって大切なことだと思います。友だちのような親は一見楽で楽しいように思えますが、子どもが親に甘えたり、頼ったりすることができなくなる場合も。親は親の役割を果たさなければならないのではないでしょうか」(神奈川県 50代女性)そのほか、「家庭は上下関係を最初に教える場所だ」という意見や、「子どもを育てる親と子どもの目線が一緒なのはおかしい」、「“仲良し”と“友だち”をはき違えてはいけない」といった意見も寄せられました。「反対」という意見のなかにもさまざまな理由があって、「友だち親子」というあり方については、さまざまな疑問の声が集まっていました。あくまでも「親子の関係」は「親子の関係」であることを重視する親たちの、真剣な思いが伝わってきます。■理想の親子の形とは?それでは、理想の親子関係とは、どのようなものなのでしょうか。キーワードとして多くでてきたのは、「信頼関係」や「思いやり」という言葉。どんな親子の形であれ、信頼関係を築くことの大切さを感じている親は非常に多いようです。また、「その家庭それぞれに、正しいと思うことを子どもにつたえるべき」という意見も多く寄せられていました。「ちゃんと、“親”“子”と分別をわからせていれば、外でもちゃんとマナーも守って、人様にも礼儀正しくしてくれている。話しやすい環境をつくってあげられるのは、結局信頼関係ではないかな」(広島県 40代女性)「親は、自分の人生でしてきたたくさんの成功や失敗を伝えて導く存在でありたいです。けっして押しつけでもなく、背中を見てほしい」(神奈川県 40代女性)「子どもが悩んだり困ったりしたときに、どんな事でも相談できる相手である方が大切だと思う。親の威厳を守りたい、尊敬してもらいたいのは親側の思いであって、親と子の間に信頼関係が築かれていれば、気にならないと思います」(兵庫県 40代女性)「親子は友だちみたいな関係になってはいけないけど、友だちみたいに何でも話せて互いを思いやれる関係が、“友だち親子”なんだと自分は理解しています」(岩手県 40代女性)親と子それぞれの個性に基づき、その親子関係も千差万別(せんさばんべつ)です。それぞれの関係性に正解を見つけることは難しく、また親子のカタチは各家庭によって異なるでしょう。でも、親が願っているのは、子どもが将来自立して生きていかれること。「『友だち親子』といった関係性について自分だったらどう思うか」を頭の片隅で少し考えてみるだけでも、自分の子どもとの信頼関係の築き方について考える良い機会になるような気がします。Q.「友達親子」について、あなたはどう思う?アンケート回答数: 6708人件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ 【参考】・厚生労働省: 21 世紀出生児縦断調査 [pdf]
2019年03月10日子どもの幼稚園で、「しっかりしているな」と思う男の子がいました。その子のママとじっくりお話する機会があり、いろいろと尋ねてみたところ、「自分のことは自分でやる」ために、いくつかのことを意識してきたとのこと。そこから感じた子どもとの関わり方を紹介します。上履きや靴は自分で洗う「自分のことは自分でできる子」のママが、子どもに意識的にさせていたひとつ目が「上履きや靴を自分で洗う」こと。上履きや靴は幼稚園に入った年少のころから、お風呂場で自分で洗わせていたようです。うまくできなくてもいいからと、子どもには水遊びの延長として、汚れてもいいお風呂場で気兼ねなく靴洗いをやらせるうちにうまくなったとか。上手にできないし、きれいにしたいからと、つい親が手を出しそうな時も、子どもに任せることで、「上履きや靴を洗うのは自分でするべきこと」との認識になったのだそう。わが家では親がやるほうが早いしきれいにできるからと、洗ってしまっていたので反省し、もう小学生の子には自分で洗ってもらうようにしました。幼稚園の下の子はまずは教えるところからはじめる予定です。幼稚園や学校の準備は自分でする2つ目は「幼稚園や学校の準備は自分でする」ということ。年少さんから意識して自分でさせていたという話を聞き、とにかく登園することだけに注力していた私は感心しました。入園したばかりや入学したばかりの時は、親が一緒に確認してあげる必要がありますが、いつまでも「親が一緒に」だと子どもがひとりでできるようになりにくいもの。忘れ物が怖くて、という思いはあったようですが、徐々に自分で準備したものを親はチェックするだけになり、ステップを踏んで自分の準備は自分でできるようになったのだとか。ポイントは前日に余裕をもって準備をさせることだそう。わが家では小学生の子もいまだに当日の朝から準備していることも。「今日これが必要なんだけど…」と騒いでいることもありますが、当日の朝に言われても準備できないものもありますよね。自分の汚したものは自分で運ぶ3つ目は「汚れた服やお弁当の袋などは自分で洗濯かごに持っていき、弁当箱や水筒は自分でシンクに運ばせる」こと。これはわが家でもやっていることなので、「できているぞ!」と嬉しく思いました。自分ですべてこなすのは時間がかかりますが、時間に追われる朝と違って、用事などなければ焦ることもないので、じっくり任せて見守ることができる分、ハードルが低いかもしれません。子どもなので気分にムラがあることも。やる気が起きないようなときには、親が全部やってあげるのではなく、「どこまでなら自分でできそう?」という感じで聞いてみるといいようです。親がさっさとやる方が早いし、まわりを汚したりしないし、忘れ物して恥ずかしい思いをしなくて済むしと、つい手を出しがちな場面で、ぐっとこらえて、小さな頃から「自分のことは自分で」させていくこと。それを小さな範囲でも続けていくことが大切なんだなぁと思いました。<文・写真:フリーランス記者結生>
2019年02月25日子どもが成長するに従い、あいさつや言葉づかい、食事のマナーなど、生活におけるさまざまなルールをどうやって教えればいいか、悩むことはありませんか。子どもの年齢にもよりますが、さまざまな状況によってしつけの必要性を感じる人は多いかもしれません。ただ、家庭や親によって考え方はさまざまで、さらに子どもの個々の性質もあるため、正しいしつけの方法を見つけるのは難しいですよね。今回は、子どものしつけについて、パパやママの助けとなるヒントを探してみたいと思います。 ■半数以上の悩みは「あいさつや言葉づかい」、「電子機器の時間」 アンケートでは、子どものしつけで一番悩んでいることについて聞きました。その結果、「あいさつ/言葉づかい」と答えた人が31.9%でもっとも多く、2番目は20.9%の「TV、動画、ゲームの時間」と答えた人でした。これら2つの回答だけで全体の半数を占めていて、親の悩みにはある程度の偏りがあるようです。ただ、残りの約半数は全部で8つの回答に分かれていて、しつけの悩みは多種多様であることも読み取れました。 Q. お子さまのしつけで一番の悩みは?あいさつ/言葉づかい 31.9%TV、動画、ゲームの時間 20.9%片付け 15.0%食事のマナー 13.5%寝る、起きる 3.7%特になし 2.9%トイレトレーニング 2.4%交通ルール 1.8%歯みがき/着替え 1.4%その他 6.4% ■言葉づかいの悪さで悩む親が多数「あいさつや言葉づかい」で悩んでいると答えた3割の親たちの思いをのぞいてみたいと思います。「あいさつを当たり前にできないのが情けない。子どもらしく、元気にあいさつができるようになればうれしいです」(神奈川県 40代男性)「小学校で広い年齢層での生活をしていると、変な言葉づかいをまねしちゃうのが一番の悩み」(三重県 40代女性)「言葉づかいが気になる。兄弟の影響か、言葉づかいが男の子みたいな時があります」(三重県 40代女性)「幼稚園で覚えてほしくない言葉を覚えてきて、“お友だちはいいのに自分はどうして使ってはだめなの”と聞かれると、納得してもらえる説明ができない」(千葉県 30代女性)保育園や幼稚園、小学校などでの集団生活、または兄弟間のやりとりによって、子どもたちは新しい言葉をたくさん覚えていきますよね。そんな「言葉づかいの変化」に心配を抱える親は多いようです。ただ、こんな意見も寄せられていました。「上の子が、下の子に注意するときの言い方が、私そっくり。命令口調だったり、下の子が嫌だろうなぁと思うような言い方をしていたりすると、客観的に見てあの言い方はやめようって反省しています。正に『子は親をうつす鏡』だなと思います」(神奈川県 30代女性)筆者も、長男が次男に「そんなことするならおやつあげないよ!」と意地悪そうに言っているのを見て、情けないような恥ずかしいような気持ちになったことがあります。子どもたちは親から言われた言葉を本当によく聞いているのだと、あらためて気づかされました。子どもたちの言葉づかいの悪さの原因にはもしかすると、親自身の話し方もあるのかもしれません。 ■テレビや動画、ゲームの時間が長すぎる!2番目に多い回答が集まったのは、テレビや動画、ゲームに使う時間についてでした。 「4歳の子が、テレビが見たくて仕方がないらしい。市の検診では“テレビは1時間まで”と厳しく言われましたが、ルールを作るのも難しい」(徳島県 30代女性)「テレビを見ながら、ゲームをやりながら、携帯で音楽を流し、タブレットで動画を流している。“目と耳はいくつあるの?”と不思議でたまりません」(千葉県 40代女性)「中学生でずーっとゲームをしていて、本当に困ります。休みの日は1日中家で友だちとオンラインゲーム、勉強は宿題だけで心配です」(新潟県 50代女性)「少し前はテレビばかり、最近はスマホの動画ばかり見ています。 さすがにテスト前は取り上げますが、自分も仕事をしているので管理しきれません」(神奈川県 40代女性)「ゲームの時間を決めていても、日に日に長くなる」というコメントもあり、時間を決めて電子機器を使わせることの難しさが伝わってきます。またゲームや動画に使う時間が長くなりすぎて、「一日の時間をどう管理するか」といったしつけがうまくいかないことを心配している人が多くいました。 ■家庭環境や子どもの個性によってしつけの悩みはさまざま…そのほか、片付けや食事のマナー、寝起きなど、日々の生活を過ごすうえで、守ってほしいこと、身に着けて欲しいことなど、しつけの悩みは細かく分かれました。それぞれどんなことで悩んでいるのでしょうか。▼「片付けができない子どもにイライラ」「最初の遊びに飽きると次の遊びが始まる。最初に使ったおもちゃは片付けることなく次から次へと出しまくり、結局片付けられずに終わります」(東京都 40代女性)「整理整頓ができなくて、どこに何があるかわからなくなってしまう。机の引き出しも、何をしまうか決めても時間がたつとグチャグチャで、“あれがない、これがない”と騒ぎます」(茨城県 30代女性)ほかにも「使ったら戻すよう、何回も注意しているができない」という意見もありました。片付けが苦手な筆者自身も耳が痛い話で、子どもたちに対して「片付けなさい」と言っても説得力がないなと反省する日々です。▼食事のマナーが守れない子どもに悩む親も「とにかく息子は食事中に機関銃のようにしゃべりまくる」(茨城県 40代女性)「手や机を大きくたたいて“おいしい”と表現するのが、クセになってしまって直らない。外食すると周りの目が気になる」(千葉県 40代女性)「食事中、肘をついたり後ろにもたれ掛かったりする。あとは食事中にトイレに行くのも、何度言っても直らない」(神奈川県 30代女性)食事中のマナーが気になっているという声は多いようですが、なかには「小さい頃は食事させるのに必死で、しつけどころではなかった」という意見も寄せられていました。忙しい日々を送るパパママにとって、子どもに毎日の食事を作って食べさせるだけでも大変という現実がありますよね。そうした日々のなかでは、マナーまで気にすることは難しいというのも、本音なのかもしれません。▼「朝全然起きてくれない…」「寝る時間になるとテンションが上がって、お布団の上でふざけてしまい、いくら注意しても言うことを聞きません」(茨城県 20代女性) 「朝起きることが苦手で、目覚まし時計の音も聞こえないようです。光の目覚まし時計、爆音の目覚まし時計などいろいろ試しましたが、ダメでした」(愛媛県 50代女性)「子どもがなかなか寝ない」、もしくは「起きない」というのも、毎日繰り返されることなので、親としてはイライラが募ってきます。とくに、寝つきや寝起きが悪い子だと、その苦労は相当なものでしょう。■しつけできない原因はパパにあり!?ここまで、さまざまなしつけの悩みを見てきましたが、しつけできない理由について、パパに一因があると考えている人も多く見受けられました。「“ゲームはダメ”と言っても、夫がご飯以外の時間ずっとスマホでゲームしています。そこを直さないと子どもだけ直すのはムリ!」(岩手県 40代女性)「子は親の背中を見て育つ。例えば、“片付けなさい”と言えば“パパだって出したら出しままだよ”と返ってくる。“洗濯物ちゃんとカゴに入れて”と言えば“パパだって入れていないよ”と言ってくる。まずは夫をしつけます」(大阪府 30代女性)「子どもは親や身近な大人を見て、自然と学んでいる。まずは親や大人たちがしっかりしないとね。パパ、頼むからちゃんとしてくれ」(神奈川県 40代女性)ママからパパに対する切実な思いが伝わってきますよね。なかには、「夫が家事をやらないから私がやるのが当然と子どもたちも思っている」というママからの意見も寄せられていました。アンケートからわかるのは、子どものしつけにおいては、夫婦が同じ思いで協力して行っていかないと、子どもが混乱してしまうということでした。■しつけで一番重要なこととは?それでは、子どものしつけでもっとも大切なこととは何なのでしょうか。「あいさつの大切さは、口が酸っぱくなるくらい言って教え、自分も一緒になってやりました。家族も“ありがとう”を言うようになり、いま夫婦円満です。感謝は大事だと、この歳になって知りました」(神奈川県 30代女性)「“子どもは、親が言ったようにではなく親がしたように育つ”と聞いて、まずは自分が示さなければと思うようになった」(東京都 40代女性)「“しつけ”と言うと、親が決めているように感じられますが、話し合って決めていくことで、自分の子どもであっても人格は別だと考えれば、おのずと答えが見つかると思います」(神奈川県 40代女性)「一番大切なのは“人としてどうか”ということに尽きると思っています」(神奈川県 40代女性)「今はできなくても、大人になったときに“母ちゃん、しつけてくれてありがとう!”と少しでも思ってもらえたらそれでいい」(千葉県 40代女性)ここまで、子どものしつけについてアンケートをもとに考えてきました。「しつけ」とは、家族や社会で自分も周りも過ごしやすく、秩序やマナーを守っていくうえで大切なふるまいを学んでいくことだと思います。そう考えると、子どものためだけのものではなく、親自身もわがふりを見直すきっかけにもなりそうです。忙しい毎日の中で、何もかも完璧にこなすことは親でも難しいこと。まずは夫婦で、どんな風に育ってほしいのか、自立するためにどういったことを教えたいのか、どう伝えると理解しやすいのか、夫婦で話し合ってみるといいかもしれませんね。そして「あるべき姿」を、言葉で言うだけでなく、親が行動で表すことにより、きっと子どもたちが人として一番大切なことを学ぶのではないでしょうか。そのためには、親としても直していきたいところがあるときは、夫婦間で「あなたには、子どものお手本になってほしい。だから●●については見直してもらえないか」と感情的にならず、伝えられるといいかもしれません。子どもが大きくなってきたときには、親子でも「どんな自分になりたいのか」を考えることも、ひとつのしつけの道筋と言えるかもしれませんね。 Q.お子さまのしつけで一番の悩みは? アンケート回答数:4622件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年02月17日赤ちゃんのお世話って休みがないけれど、ママだって美容院や病院などなど、1人で出掛けたい用事がありますよね。そんな時、1番身近なパパに、気軽に預けられるようになるといいこと尽くし。今回はパパと息子のお留守番エピソードや、注意点をまとめました。はじめてのお留守番は、2ヶ月のとき出産後、はじめてパパに預けて外出したのは息子が生後2ヶ月頃。4時間ほどの外出でした。普段からお世話をする時間が少ないパパに預けるのは、やはり不安。前々から準備をしておくことにしました。パパの食事とミルクの準備、お気に入りのおもちゃや必要なものをわかりやすいところに置いて、タイムスケジュールもメモにして共有。お出かけ中やっぱり時折心配になりましたが、帰ってきたら仲良くやっているようで一安心。わたしが家を出る前は、「泣き止まない時は、どうしていいかわからない」と不安そうだったパパも、どうにか乗り越えたよう。それから数回、続けてお留守番を頼むことに。2〜3回目のお留守番では、哺乳瓶を拒否するようになるトラブルも!その都度スプーンであげてもらったり、授乳してから次の授乳までに帰れるようにすることで乗り切り、5〜6回目には快くお留守番を引き受けてくれるように。徐々に私の出先での心配の回数も減っていきました。お昼から寝かしつけまで、長時間のお留守番は…?息子が1歳半頃のある日、予定が2日連続でできてしまい、しかも初めて夜まで家を空けることに。つまりパパにはお昼ご飯~夕飯の長時間お留守番に加えて、初めてのお風呂・歯磨き・寝かしつけ「怒涛の育児タイム」を1人で経験してもらうことになります。もちろん、こんなに長い時間2人だけで過ごすのも初めて!前準備としてはまず、パパと息子の食事。前日に息子が大好きなカレーとお味噌汁を作っておきました。カレーは、ルーを入れる前に半分取り出し、別鍋で大人用のカレー粉を入れてパパ用カレーも用意。あとは好物で、簡単にあげられる納豆、のり、みかん、いちご、バナナ、ボーロなどを多めに用意。さらには前の週に作ったミートソースや煮物を冷凍でストック。これで食事は完璧!ただでさえ初めての慣れないワンオペタイムに、あれやこれやと食事の支度をしている余裕があるとは思えなかったので、さっと食べられるもの&息子の大好物メニューで用意しました。お風呂は朝のうちにきれいに洗って、歯ブラシもわかりやすいところに置いて、タオルとパジャマもセット。これでパパはタイムスケジュール通り、トラブルも少なく動けることでしょう。私は心配性なので、とにかくパパと息子の行動を予想して、至れり尽くせり準備をしておきました。夜、急いで帰ってきてみると親子で仲良く並んでテレビを見ていて、私が何度声かけても無視する息子…。聞いてみると何も問題なく、お昼寝もしっかりして、わんわん(飼い犬)と三人で仲良くやっていたようです。こちらのいろいろな心配は、取り越し苦労だったよう。平気な顔の息子に嬉しいやら、切ないやら、複雑な気持ちでした。そして、まだ寝てなかったのね...。パパ&子どものお留守番で大事なこと私がお留守番の際に気をつけているのはこんなこと。普段から夫婦で育児をしているといっても、パパは忙しくって、どうしてもメインはママになりがち。愛用アイテムやお気に入りお菓子、過ごし方などを日頃から共有しておくことで、子どももパパと二人の楽しい一日が過ごせると思います♪準備は入念に!あれがない、これがない、哺乳瓶はどこ!?ないものに気づいても、ママがいなくなってからだと連絡がとれるまでに時間がかかってしまったり、スムーズに進められないですよね。普段からやっていないからこそテンパってしまうパパのためにも食事や洋服、医療証などの準備はしっかり。リスト化した表を渡しておきましょう。また、熱が出たり怪我をしたときなど非常時の想定も忘れずに!どういう時にどれくらいぐずった、これをしたら泣き止んだ、など普段から子供の様子を共有しておくことも大事です。短時間での練習近所のスーパーへ買い出し、などちょっとした用事の時にも、パパに預けて練習しておくと安心。少しずつ「赤ちゃんと二人の時間」に慣れてもらえます。完璧を求めない帰ってきて部屋が散らかってようが、お菓子をあげ忘れていようが、よほどのこと以外は怒らず「大変だったんだな…」と思うようにする心構え、意外と大事です(笑)パパに預けてのお出かけはママもリフレッシュもできるし、父子の絆を強めたり、育児の大変さをわかってもらうチャンスでもあります!まだやったことがないという方も是非、赤ちゃんとパパのお留守番デビューしてみてくださいね。
2019年02月13日世の中のお母さん、いつもお疲れさまです。母である前に一人の人間ですもの…イライラする日もありますよね。睡眠不足、時間に追われてる、何度言っても話を聞かない子どもたち、いろんなシチュエーションがありますが、私がイライラしている時の子どもたちの反応を紹介します。長男と次男とで反応に違いが…!「長男の場合」「次男の場合」素直に謝る長男とは逆に、次男は私が怒ってる時に「だいすき」を連発します。そんなこと教えてないぞ?!怒ってるお母さんも「だいすき」と言えばニコニコ笑顔に戻ってくれると思っているのでしょうか。残念ながら人生はそんな甘くない…!そして、そんな正反対の2人がごはん中にふざけていた時のこと…お兄ちゃんにもアドバイスしてる…!怒り心頭の私が「だいすき」の一言に拍子抜けするのは次男の作戦通りなのでしょうか… 悔しい!
2019年02月13日こんにちは、はな@まるママです!2月に入ってのイベントといえば、節分。節分といえば、鬼。…ということで、今回は私の中に潜む“鬼”について書いてみたいと思います。■怒りのコントロールって難しい…子育てをしていると、どうしても子供の行動にイライラしてしまったり、思わず怒りが爆発してしまうような瞬間があるのではないでしょうか…まさに鬼のツノがにょきにょきっと生えてしまう瞬間が。私自身、息子まるのイヤイヤ期を経験して、時にイライラを露わにしてしまったり、言いたくない言葉が口をついて出たり… できるだけそうならないように…自分の中で『いつ叱るべきか』の線引きをしたり、怒りを鎮める方法を持つようにしたり、この子育てを通して少しずつそういうものを身につけよう、と思って試行錯誤はするものの…どうしても避けられない時ってやはりあるんですよね。どんなに感情をコントロールしようとしたって、やはりこちらも人間です。まるに対してできるだけ怒りがドカーンッとならないように…という意識を強く持つようになってからも、やはりどうしても私の中の鬼が顔を出すのですが、それがどんな感じかというと…一番最近の出来事を例にあげてみます。 叱りスキルが今ひとつなのかもしれない、いつも伝えているからってまるが守れないのもまだ仕方ないことなのかもしれない、本当は悪いことだとわかっててもとっさの行動を抑えられないんだろう…しかし、大切なことなのに…すさまじい不完全燃焼…こんな時に私の中の鬼は、出現しました。 ■私の中に居る鬼の姿…そう…不機嫌さに加えて口数が少なくなる、無口な“鬼”なのです。怒りを察してほしいのか、ただ怒りや虚しさで心が疲れてしまって何も言う気にもならなのか、自分でも良く分からないのですが… ここまで心が冷え切った鬼モードになるのはそう頻度が高いことではないのですが、一度なってしまうと切り替えにも時間がかかってしまったりして…なんて思ったり…でも、こう思えるってことは鬼はいなくなりかけているので、このあたりが切り替えどき。こんな風に、まるに対して、自分に対して、“鬼さよなら宣言”をしてしまえば気持ちが切り替えやすく、その後はいつも通りにお喋りしたり遊んだり出来るようになったりします。怒りが収まらず静かに鬼で居続けるという状態は良くないよなぁとは思うのですが、今回は、その間にまるの方が少し反省してくれる様子も垣間見れたりもしました。前まではこんな様子はなかったので、成長を感じます。この鬼化もときどき発揮してみれば、お叱り効果があるのかもしれないぞ…? なんて、思いつつ。豆まきをしてもいなくならないこの“鬼”と、うまく付き合っていきたいところです。
2019年02月12日最近、幼児虐待に関する心が痛むニュースが多いですよね。一見他人事のように思えますが、親子の関係が良好な我が家でも、ついカッとなって手が出てしまったことがありました。キッカケは些細な事。服を後ろ前反対に着ていたことをママンに笑われたアリッサは、腹をたて、ママンを蹴ってしまったんです。それを見ていたパパンが、ついカッとなってアリッサを叩いてしまったのです。パパンにこんなに怒られたことのないアリッサは泣いて隣の部屋へ。パパンも理由があったにしろ、手を上げてしまったことに落ち込んでしまいました。「ゴールデンルール」とは黄金律(おうごんりつ)とも呼ばれ、多くの宗教、道徳や哲学で見出される「自分がして欲しいことを人にしよう」という内容の倫理学的言明。最近ではサービス業や育児にも取り入れる人が増えています。一方「プラチナルール」っていうのは「相手がして欲しいと思っていることをしよう」というルール。「ゴールデンルール」より、もう一段深く相手の気持ちになって考えてあげる必要があるのです。叩いてしまったことはしょうがないので、なぜ叱ったか? 次にどうしたら良いのか? 深く考え、隣の部屋で泣いているアリッサと仲直りして話し合う事が大切なことに気づきました。毎日の育児、時には自分の中の鬼が見え隠れすることもあります。そんな時は「アンガーマネジメント」といって、怒りをコントロールする方法も有効です。まずは怒りを感じた時は6秒我慢。そうすると感情に任せず、冷静に対応できるはずです。6秒が難しい方は「タイムアウト」と言ってその場を少し離れ、違う場所でクールダウンすることも有効です。「ゴールデンルール」「プラチナルール」と合わせて試してみてくださいね。
2019年02月08日こんにちは。1歳の娘を育てていますワーママのみさこです。今回は全然寝ない娘が寝るようになった寝かしつけ方法についてお話しします。夜中に全然寝なかった乳児期娘は産まれたときから全然寝ない子でした。生後9ヶ月になっても夜中2〜3時間おきに起き、朝まで寝ることは一度もありませんでした。娘の生活リズムを整えたいという気持ちと、私自身2〜3時間おきに起きることに疲れを感じていたため、本格的な寝かしつけをスタートすることにしました。寝る前のゆったりタイム我が家は20時に就寝していたので、寝る30分前の19時半にはテレビ等をやめて寝室に行くようにしました。そして寝るまでの30分間を娘とのゆったりタイムにしました。この時間は今日いちにちを振り返って楽しかったことなどを話しかけるようにしました。娘もママと一緒に過ごすことで安心してそれだけで寝そうになることもあります。(滅多にありませんが。笑)寝る前に決まった絵本を読む寝る前に読む本を決めて、読み聞かせを行いました。読む本はおやすみの絵本にしました。最初は絵本がおもしろいのか、興奮して寝てくれませんでした。しかし毎日繰り返し寝る前に読むことで「この絵本を読んだらもう寝る時間だな」とわかってくれるようになりました。今では絵本を読んだ後に部屋を暗くするだけでコトンと寝てくれるようになりました!寝かしつけは背中ポンポン今までは抱っこで寝かしつけていましたが、背中ポンポンで寝かしつけするようにしました。前までは絶対に抱っこじゃないと寝なかった娘。この生活リズムを始めた頃は抱っこじゃないとギャン泣きだった娘。今ではママとゆったりタイムを過ごしておやすみの絵本を読むことで背中ポンポンでも寝るようになりました!むしろ背中をポンポンしなくても寝てくれることもあります!小さい子供でも生活リズムは大切!生活リズムを整えてあげることで朝までぐっすり寝るようになり、娘のためにも私自身のためにも良いことづくしです!これからも規則正しい生活リズムで過ごしていきたいと思います。●ライター/みさこ
2019年02月06日うちの家族、個性の塊です
夫婦・子育ていまむかし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々