4月に小学校に入学した末っ子のすうちゃん。なんだかんだで毎日、元気よく学校に行っています。1学期の一年生は、ほかの学年よりも先生からの連絡が多く、毎日プリントをもらってきます。■宿題に興味津々な子どもたち ■宿題も楽しみのひとつにこのように、すぅちゃんのクラスでは、入学してから1週間後、すぐに宿題が始まりました。一年生にとっては、宿題も楽しみのひとつみたいです。
2023年05月15日「自分で考えた」と言えばいいのに!と思った話です。■先生も気づいているかもだけどこういうとこかわいい。「ありがとうございます」って言っとけば自分の手柄になるだろうに、正直者だなぁって思ったよ。スローガンも、「仲間」と「協力」の2文字を入れて完成させなさい、とか縛りがあったみたいで、小学生よりはやっぱりハードルが高いんだね。がんばってほしいわ。
2023年05月13日わが家のゲーム、動画との付き合い方小学6年生の長男(グレーゾーン)も小学4年生次男も、ゲームで遊ぶのも動画を見るのも大好き!わが家のゲーム、動画との付き合い方をご紹介します。少なくとも小学生のうちは、ゲームにも動画にも触れさせたくありませんでした。とくにゲームはハマってしまうと毎日そればかりになってしまうから(子どものころの私がそうでした)。Upload By 星河ばよところが長男は放課後等デイサービスで動画サイトと出合い(タブレットの貸し出し時間が一日15分程度ある)、そしてほぼ同じタイミングで夫がこっそり買っていたゲーム機を見つけてしまい、それからはもう子どもの興味を止められなくなりました…。夫婦で話し合い、いろんな決まりをつくったり試行錯誤しながら、現在は下記のようなものになっています。....................................................................................平日の場合は宿題を、土休日の場合は自主学習(※)をすませることが条件のうえで① ゲームと動画視聴合わせて、平日は1日最大3時間、土休日は1日最大4時間までとする(ただし12時から19時までの間に限る)② 50分遊んだら10分休憩をとる③ 夕方までに1時間程度、公園へ遊びに行くこと(雨天中止)....................................................................................※自主学習は、長男が通信教育2教科、次男がネットの無料プリント教材4枚です(次男もそのうち通信教育をさせる予定)。ゲーム時間はもしかしたら多く感じられるかもしれませんが、わが子たちの場合、短すぎても結局約束を守れずだらだら遊んでしまいがちなのでこれで良しとしています。それを踏まえても長いですかね? 否定はしません(笑)。Upload By 星河ばよ私は子どものころ、母から「ゲームは1日1時間まで!」とタイマーをポイっと渡されましたが、ゲームしてると1時間なんてあっという間なのです。ほら、動画サイトやSNSを眺めていると時間があっという間に感じませんか?夢中になって兄弟であれこれ盛り上がる様子は微笑ましいです。普段は2人ともケンカばかりなので。(ちなみにゲーム機によっては保護者が子どものゲーム時間を管理できるアプリがあり、そこで遊べる時間が設定できます。設定時間になるとアラームで通知、さらにはそこでゲームを強制終了させることも可能)うちの子どもたちは約束の時間になってもパッとやめられません。私が在宅で仕事をしていて気づかないと特にそうです。設定時間にパッと強制終了させてもいいのですが、子どもの自主性を信じてみたい気持ちもあり踏みとどまっています。というよりも、もしゲームをセーブ(プレイしたところまで保存)できていなかったら悲劇だなという気持ちの方が大きいかも…(最近のゲームはオートセーブが主流みたいですけどね)。Upload By 星河ばよ追加コンテンツ、オンラインプレイについて先ほどからゲーム、ゲームと言っていますが、わが家では子どもにスマホゲームはさせていません。いわゆるテレビゲームのみ許しています。わが家で購入したゲーム機には、ゲームソフトに対する追加コンテンツや、オンラインプレイを楽しむための月額あるいは年額プランなどがあります。追加コンテンツは私たち夫婦が買うこともあるし、子どもが自分のお小遣いを貯めて買うこともあります。オンラインプレイについては、初めは子どもが遊んで大丈夫なのか不安だったのですが、私や夫が都度確認しながら許可しています。子どもも今のところはトラブルなくオンライン対戦を楽しんでいるようです。ゲーム・動画サイトに助けられたコロナ禍2020年、新型コロナウイルス感染症により緊急事態宣言が発令されたことは、記憶に新しいと思います。長男の通う学校は休校、次男の通う保育園は登園自粛になってしまいました。やむを得ない状況とはいえ、不要不急の外出自粛要請に、途方にくれた家庭も多かったのではないでしょうか。子どもと公園に行っていいのかも分からなくなり、私たちは家に引きこもる毎日を過ごしました。先の見えない状況の中、長男と次男だけは「学校(保育園)に行かなくていいし、ママと一緒にいられて、うれしい!」と笑顔でした。私もこんなに子どもと四六時中過ごした日々は、あとにも先にもないのではないかと思います。家にひきこもって何をしてたかというと、母子3人でテレビゲームで遊んだり、動画視聴を楽しみました。たまにカードゲームや、お絵かきなどで遊んだりもしましたが、基本はテレビゲームと動画視聴でした(子どもたちは動画ではだいたいゲーム実況を見ています)。いつ外出自粛が解除されるか分からない、いつ自分や家族が感染するかも分からない不安な日々だったけど、この2つの娯楽のおかげで子どもとどんなに明るく過ごせたか。感謝してもしきれません。ゲーム開発者のみなさん、動画クリエイターのみなさん、この場を借りてお礼申し上げます!Upload By 星河ばよおわりにこれまでわが家もいろんな決まりをつくったり試行錯誤しながらやってきました。子どもがテレビゲームで遊ぶことに対して、さまざまな意見があると思いますが、私自身にも、家族で遊んで楽しかった、友達と一緒になって謎を解き明かした、ゲームの物語やキャラクターにどっぷりハマった、そんな思い出がいくつもあります。時間を忘れて夢中になった思い出は、かけがえのないものです。大人になってからも心を温めてくれたりしますよ。ゲームも動画も家族で上手に付き合って、子どもたちと楽しいおうち時間をこれからも過ごしたいと思っています。執筆/星河ばよ(監修:初川先生より)ゲームや動画視聴については多くの保護者の方が頭を悩ませるテーマですね。ただ、保護者の方ご自身がゲーム好きな場合と、ご自身にゲーム歴のない方の場合とではこうしたことへの悩み方が違うようにも感じます。星河さん一家のゲームや動画視聴のルールは、一般的によく言われるルールでの許可時間よりも長いように感じる方が多いと思います。ただ、よく見ると、「宿題・自主学習を終えている」「19時まで」という条件に親和性を感じるのではないでしょうか。ゲームを楽しめる星河さん夫婦だからこそ、ゲームをしている子どもの気持ちをふまえた設定になっていて、だからこそそのルールを守ることに大きな軋轢が生まれないのかもしれないですね。ゲームや動画を楽しむこと・ゲームや動画から得る経験、決めたルールを守るためのストレス。それらの接点のどこで「わが家のルール」を設定するかが大事なのだなと感じます。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年05月11日字が汚い&字を書くのが速すぎますゆきみ(以下、ーー)けんとは、3歳のときに自閉スペクトラム症の診断を受けています。文字や数字が大好きで、思いついたことを紙に書くのが昔から大好きでした。小学生になると、国語や書写の時間で「字をキレイに書く」ということを求められるようになりました。ひらがなも漢字も「とめる」「はねる」などを全く気にしない子どもなので、テストで×になってしまいます。宿題は、私が点線で下書きをして、なぞってもらったりしています。そうすると、ほんの少しだけ自分で注意してくれます。Upload By ゆきみそもそも、字を書くのがとても速く、スラスラと目にも止まらぬ速さで書き上げてしまいます。家で漢字の宿題をするとき「ゆっくり書こうね」と、長い線は3秒、真っすぐの線は2秒、濁点などは1秒というように、基準を決めてやったりしているのですが、最初は頑張ってくれていても、途中から面倒になるのか、速くなってしまいます。褒めてあげたほうがいいと聞いたし、褒めてあげたいけれど…どう褒めてあげていいのかポイントが分かりません。何かアドバイスや、練習方法などがあれば教えていただきたいです。書字の目的や工夫、褒めるポイントとは…野田先生:前提として、お子さんが「やってみよう!」と思えるポジティブな雰囲気が大事です。無理にやらせてしまうことで書くことにネガティブな気持ちが強まり、「絶対イヤ!やりたくない!」となってしまうのは良くないんですよね。まず書字は、本人にとって機能的であるかを考えます。本人が「メモできるように」というのを書字の目的とするのならば、「すごくキレイに書けなくても大丈夫だよね」ということになります。その目的を達成するラインを担保できるかが大事ということです。例えば書道家を目指すのであれば、今の字は目的を達成していないかもしれませんが、はねと、とめがなくても、読める字になっていれば、本人にとっては機能的なのです。そのラインをお子さんと相談しながら決められるといいですね。Upload By ゆきみ実は、私もけんとくんの気持ちが分かる部分があるんです。長文を手書きするときに最初は丁寧に書けていても、最後の方は読めない字になってしまいます。頭で考えている速度で、字が書けない。そのうえ、書き続けるとすぐに手が疲れてしまいます。結果として手が追い付かなくなり、字が崩れてしまうことがあります。ほかには、「早く遊びたい」と思って焦っている可能性もありますし、キレイな字を書くためには力を入れないといけないので、手の持久力も関係しているかもしれません。字を書く練習のときのポイントとしては、ゆきみさんも言っていたように「褒めること」。1文字だけでもゆっくり書けたときに「1文字、ゆっくり書けたね」「1文字、きれいに書けたね」などというように、大人の基準での100点を求めるのではなく、できているときにハードルを下げて褒めていくと「こう書いたらいいんだな」とお子さんも理解しやすくなります。例えば、立ち歩きが多いお子さんに「立たないで、座って」と言うのは、よくあると思いますが、座っているときこそ「ちゃんと座れてて偉いね」と声をかけるというのが褒めるときのポイントの1つなのです。Upload By ゆきみほかには…適切な高さの椅子、肘の位置、楽な姿勢でかけているかを確認する。道具を工夫する。・えんぴつの長さ、重さを変えてみるなど、文具選びでも変わることがあります。重めで太いものの方が書きやすいお子さんもいたりします。また、筆記用具を持ちやすくする補助具(鉛筆に付けるグリップなど)を使うのも方法です。・特に覚えたい字だけ、大きな画用紙やA4の紙に、マジックペンで書いてみると、指ではなく腕で書くことになります。そうすると、大きな動きで書字の練習ができるので、指先の細かい操作が苦手なお子さんに有効なことがあります。・漢字の練習帳もいろいろあって、マスごとに色分けされているノートもあります。一筆ごとに色が変わっているなど、視覚的に分かりやすい教材を利用する方法もありますね。このように、やり方や環境の工夫をするというのもあります。人によって字への思いの違いがある!?ーー:就学前は字のキレイさはあまり気にしていませんでした。小学校に入学してから、学校の先生が字をキレイにと頑張ってくださっているのですが、私自身は、若干諦めかけていました。でも学校の先生に「諦めます」とはなかなか言えなくて…。野田先生:「字をキレイに書く」というのは、学校の先生ごとに思いの違いがありますよね。お子さんに周囲のサポートや一定の配慮が必要な場合には、合理的配慮という形で作業療法士が同席して先生と話し合いをさせていただくこともあります。それが難しいようでしたら、お子さんの緊張をゆるめてあげて「100%キレイに書けなくても大丈夫だからね」などと声をかけて、コミュニケーションをとっていくのも1つの方法です。ーー:年度が変わり、担任の先生が代わったら、方針も違ったりもしそうですね。これからも諦めず、先生にもアプローチしつつ、難しいと思ったら息子と話すということでやっていこうかと思います。Upload By ゆきみ対談を終えて野田先生からいただいたアドバイスをもとに、さっそくいくつか実践させていただいています。字をキレイに書くというのには時間がかかりそうなので、環境面を見直すことに。背が伸びて座りにくそうになっていた、普段使っている椅子と足置きの高さを変更してみました。そして、太い方が持ちやすいかも…と思い、鉛筆につけるグリップを購入。長めに鉛筆を持ちがちだった息子も、持つ位置が分かりやすくなり、以前より筆圧も上がり、力が入りやすくなっていそうな気がします。とめ、はねの練習は、私がもっているA4サイズほどある大きなタブレットを利用してみることにしました。漢字練習アプリを使うことで、書き順や、とめ、はねを、腕を使って書きながらゲーム感覚で覚えて楽しそうです。Upload By ゆきみそしてアドバイスをもとに褒め方を細分化。「できないこと」に目を向けるのではなく「できたこと」に目を向けて褒めることを意識し、1本の線をゆっくり書けたら「今の横棒、ゆっくり書けたね」と声をかけるようにしています。あまり褒められて嬉しい感情を出す子どもではないので、喜んでくれているのかは分かりませんが、お互いイライラすることが減ったように思います。どんな「いいところ探し」ができるのかを、私も楽しんでいけたらと思っています。執筆/ゆきみ
2023年04月24日自主学習のテーマが決まらないコウでしたUpload By 丸山さとこコウの通っている中学校では、基本的に毎日自主学習の宿題があります。テーマを決めてノートをまとめたり問題の解答を書いていったりするものなのですが、コウにとっては難しい宿題でした。『自由にテーマを決められるから』です。「〇〇の単元をまとめなさい」という指定はなく、自分がやりたいと思った学習をまとめればよいので、本来であれば負担を自分で調整することもできる宿題なのだろうと思います。ですが、自由に決められるからこそコウにとっては「テーマが決まらない」「テーマは決まったけどどこまで書けばいいか決められない」となってしまい、負担の大きな宿題として毎晩頭を悩ませていました。「テーマが決まらない」と言うコウに「今日やった授業の範囲をまとめたら?」「ワークを解いて答えを書いたら?」といくつか提案をしてみたものの、「う~ん…今日はそういう気分じゃない」と煮え切らない様子。「宿題のテーマが決まらないのに気分とか言ってる場合じゃなくない!?」とは思いましたが、気が乗らなければどうにもならないのが私の息子…ということで様子を見守っていると、テーマ決めに2時間かかっています。いよいよあきらめて、今日やった授業の範囲を写し始めてからさらに1時間…合計3時間過ぎたものの終わらず、途中で夕食を挟みながら夜中までかかってようやく完成することもしばしばでした。テーマ選びは「狭めた範囲」から!「このままじゃ3年生になっても塾に行く時間がとれないね」と言うと、コウも「このままじゃマズいよね~」とは言うものの、テーマ選びに妥協する予定はないようです。これは、自然に解決するのは当分難しそうだな…と思った私は、「このページを写したらOK」と言えるくらい情報がコンパクトにまとまっている参考書を数冊用意しました。Upload By 丸山さとこそれらの参考書自体は喜んで読んだコウでしたが、それからもテーマ選びにはしばしば悩んでいました。それでも、どうしても決まらないときや「今日はもう時間がない」というときには、新しく買ってきた参考書から写してくれるようになりました。シンプルな図解で写しやすいものや1ページの情報量が少ないものからテーマを選べるようになったため、『実際にノートに写したときの負担』や『ページを埋める分量』がイメージしやすかったそうです。Upload By 丸山さとこまた、『基本・応用・ワンポイント』のように情報のレベルが分けられているものは、「時間がないからここまでまとめる」「思ったよりページが余っちゃったから少し付け足す」ということがしやすかったそうで、全体的に『自主学習の完成イメージ・見通し』を持ちやすくなったのかもしれません。今では、「テーマ選びは10分以内」「30分たってもページの半分以上が埋まっていなければテーマを見直すか親に相談する」という形で自主学習の宿題を行なうようにしています。どうしてもテーマが決まらないときは、私が3~5枚ほどふせんを貼ったページから選んでもらうこともあります。大量の選択肢の中からは選べないけれど「これはどう?」とピンポイントで提案されても気乗りしないコウにとって、狭めた範囲から選ぶことは比較的受け入れやすいようです。Upload By 丸山さとこ「これで自主学習問題は解決!」とはいかず、「美術についてまとめる」と言いながらイラストの書き方の本を写して、担任の先生からのコメントで「自由帳になってきましたね」と突っ込まれたりするような現在のコウです。それでも、宿題が終わらずに生活リズムがぐしゃぐしゃになったり終わらずにパニックになったり、朝にパンをかじりながらノートを書いたりしなくてもよくなったことは、十分によい変化であると感じています。学校に自主学習用のノートを忘れ続けて何冊も増えてしまったり、連続で一週間くらい提出を忘れてしまったりと相変わらずの状態ではありますが、まずは「宿題を当日中に終わらせる」を一過性で終わらせずに定着できたらいいなと願っています。Upload By 丸山さとこ執筆/丸山さとこ(監修:初川先生より)自主学習への取り組み方の工夫や実践のシェアをありがとうございます。自主学習は苦手とするお子さん多いですよね。自由ということはこんなにも不自由なのかと感じさせられます。自主学習が難しいのは、教科の選択、テーマ決めから分量にいたるまでの何から何まで自分で設定しなければならないという、決断事項の多さが加わり、そして最終的には何らかに取り組んでアウトプットしたものを提出するというところでしょう。授業を受ける中で自分の苦手とする箇所に気づき、それを補強するとか、興味のある事柄を深められたら良いのは分かりますが、忙しい学校生活、短い夜で毎回それを見つけるところから始めるのは難しいですね。今回、さとこさんは使いやすい参考書を用意したり、さらにやりやすそうなテーマを付箋で知らせたりという工夫をされました。自分の苦手さに気づくという意味では気づいてほしいけれど結構それが高等技術(振り返る力が必要)であり、興味関心にばかり重きを置くと好きなことしかやらなくなるかもしれません。そういう意味で、まずは、テーマ設定そのものにかけるエネルギー配分を減らし、実際の学習や作業に比重をかけるという判断はスモールステップとしてはありだと思います。私はよく、自主学習用のメニューを先に作ってしまったらどうですかと相談場面で提案することもあります。まずはその中から選んでやること、多少のアレンジはありにすること、悩んだらそのメニューの中からくじ引きすることなど、テーマ設定にかける「決断」の負担を減らし、慣れ親しんだ学習(計算、漢字、復習、類題)に時間をかけてみる。ゆくゆくは自分で、今の自分に必要な学びのために自主学習してほしいですが、そこに至るまでのステップを刻んでみることは工夫として良いと思います。
2023年04月17日わが家には小学3年生の長男と年長の次男、2歳の長女の3人の子どもがいます。これは長男が小学2年生、次男が年少、長女が1歳のときのお話しです。長女が特に好きなのは、長男に絵本を読んでもらうこと。長男がふざけて大げさに読むのが長女にとっておもしろいようです。一方で長男は「自分の行動で長女が喜んでいるのがうれしい」のだそう。ある日、小学校から帰宅した長男が宿題をしていると……。机に向かう兄と遊んでほしい長女長男は下の2人よりも大きいとはいえ、まだ小学2年生。宿題を始めるのも、終わらせるのも、親のサポートが必要です。長男が宿題をしている間、次男にお絵かきや、ひらがなの練習を一緒にするように誘っています。次男とは「プリントやドリルをやりきったら、動画を見てもいい」という約束をしているので、自ら進んで机に向かってくれます。 問題は、1歳の長女です。長男のことが大好きな長女は、遊んでほしくて仕方がない様子。長女は机に向かう長男に絵本やおもちゃを持ってきては、「宿題が終わってから遊ぼうね」と言われ、そのたびに不機嫌になっていました。 私がお絵かきやシール遊びなどに誘えば、ときどきは一緒に机に向かってくれますが、すぐに飽きてしまいます。長男と次男の勉強も見たい、しかしその間、長女の相手はどうしよう……と日々悩んでいました。 とうとう長男が爆発!ある日、長女がおもちゃで遊び始めたタイミングを見計らって、長男と次男と私で机に向かいました。その日の長男の宿題は、親子で同じ文を読み、それぞれが感想文を書くというものでした。 そのうちに、長女が絵本を持って長男のもとにやってきました。いつもなら私が代わりに絵本を読んであげて時間を稼ぐのですが、その日はどうしても長男に読んでほしかったようで、泣きだしてしまう長女。 泣きわめく長女をなだめようと私が抱っこしてあやしましたが、なかなか泣き止みません。とうとう、集中して感想文を考えていた長男が「うるさい! 静かにしてよ!」と怒ってしまいました。 次男のやさしさに涙……怒りだした長男と泣きわめく長女。勉強時間のあとには夕食の準備もあるし、どうしたらいいか困っていた私は、長男に「別の部屋でひとりで集中してきたらどうか」と提案しました。しかし、ひとりで宿題をしている中、弟と妹が遊んでいるのが嫌なのか、受け入れてもらえません。 そのとき、ひらがなを書く練習をしていた次男が「僕が絵本を読むから、その間に宿題を終わらせてよ」と言いながら立ち上がったのです。 私は次男はまだひらがなを一文字ずつしか読めないと認識していたので、絵本を読んであげられるとは思っておらず、とても驚きました。長男も驚いていましたが、私に促されると、すぐに宿題に戻りました。 そして次男のまさかの申し出に、機嫌を直した長女。文章を間違えながらではありましたが、長男のまねをしながら長女に絵本を読んでいる次男の姿を見て、目が潤んでしまう私。 絵本を読み終えたあと、「明日は一緒にお絵かきしようね」と長女を誘ってくれている次男のやさしさにも心を打たれました。次男のおかげもあり、無事に宿題を終えた長男。夕食の準備をしている間に、長女には「さっきはごめんね」と言い、次男には絵本の読み方を教えてくれていました。 年が離れている子どもたちを育てているからこそ出てくる、上の子の勉強時間と下の子の対応の両立。1人が遊んでいれば「遊んでいてずるい」となってしまうので、なるべく長女を机に誘うようにして対応しています。しかし、次男のひらがなを読むという経験を育てるためにも、ときどき絵本を読んでもらうようにお願いしてみるのもいいかな、と思った出来事でした。 著者:安藤 はるか小3、年長の男の子と2歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年03月13日立っても立たなくても不安のもと?コウと『見通し』の関係Upload By 丸山さとこ神経発達症(発達障害)がある子どもの中には、『見通しが立たないことによる不安やストレス』が大きく、困ったり悩んだりするご家庭も多いだろうと思います。ASDとADHDがあるコウも幼いころは見通しが立たず、パニックを起こすことがしばしばありました。コウにとって、見通しが立たない状況はイベントや初めての場所などの『非日常的な状況』だけではありませんでした。今思い返すと、見通しが立たないことによる困りごとは、むしろ日常の中にこそたくさんあったと感じます。コウは運動会や発表会などのイベントでは大きなパニックを起こすことは少なかったと思います。不安になったり怖がったりすることはいくらかありましたし、ストレスはあっただろうと思いますが、どうしていいか分からずに立ち止まったりウロウロしたりする姿の方が強く印象に残っています。Upload By 丸山さとこ「見通しも立たないし右も左も分からない」という雰囲気で集団から外れたり一人違うことをしているコウを見ていると、見通しどうこうの前に『今ここは何をするシーンなのかということを気にも留めていないのではないかな?』と感じました。一方、日常生活の何気ない状況では「こうなるはずだろう」というコウなりの見通しが立つからこそ、それが崩れたときは強いショックがあったようです。その傾向は特に小学1年生ごろまで強く出ており、靴1足やパン1個でパニックを起こして親子でヘトヘトになったこともたくさんありました。例えば、コウが保育園児のころ水遊びをするために一旦靴を脱がせようとしてパニックになったことがありました。『外では靴を履かなければならない』と泣き叫ぶコウをなだめながら取り押さえつつ、「サンダルに履き替える途中だから!水遊び用の靴にしよう!!」と話しかけたところで「あっ……水遊び用の靴に履き替えないとパニックになる、ヤバイ前例をつくってしまったのでは…?」と、ゾ~ッとしたのを覚えています。Upload By 丸山さとこ幸い、その後水遊び用の靴履き替えへのこだわりは発生しなかったので「よかった~…!」と胸をなでおろしました。これは、食べている途中のバナナが折れて『このバナナを折らずに食べたかった』と泣く幼児のようなものと思えば、そう珍しくない反応と言えるのかもしれません。自分の見通しが崩れてショックを受けることは幼児どころか大人にだってよくあることです。とはいえ、コウの「こだわり」と表現されるほどの『自分の立てた見通しへの執着』と、それが崩れたときの絶望やパニックを見ていると、「いや~…分かるけど分からんわ~!ケタが違いますわ~!!」と空を仰ぎたくなったこともありました。コウの見通しとこだわりが穏やか(?)になるまでとはいえ、小学校1年生ごろまでのコウは見通しが立たずパニックになりやすかった反面、アッサリとした切り替えの良さがありました。パニックに関しては、成長に伴い少し見通しが立つようになってからの方が大変だった覚えがあります。全く見通しが立たない状態よりも『こうなるはずだった見通し』にこだわり、それ以外の選択肢が目に入らないケースが増えてきたからです。小学2年生~小学6年生の間は、見通しが立つようになったことで減ったパニックもあれば『見通しが立つことで起きるパニック』は増えたりもしていて、「成長に伴い楽になることもあれば大変になることもある…の繰り返しだなぁ」と感じていました。Upload By 丸山さとこ特に小学3年生と5年生のころは『上手くいく見通し』が持てずにパニックになったり怒ったりすることが多く、予定の変更や小さなトラブルがある度に「もう駄目だ!」「絶対上手くいかない!!」と泣いたり真っ青になったりしていました。見通しが立つようになったことに加えて話せるようにもなってきたコウは次第に怒りを爆発させることも増えてきたため、癇癪の嵐のあとは親子ともどもグッタリすることもしばしばでした。そんな中でも、コウは少しずつ『見通しが立たないこと』や『一度立てた見通しの変更』を受け入れるようになっていきました。Upload By 丸山さとこ小6ASD息子「料理しながら撮影」の宿題でパニック直前!母の助言への対応に感じた小さな成長小学6年生のときの調理実習の宿題では「材料の写真を撮るのを忘れてた!」とミスに気づいてパニックになりかけたものの、『残った材料の写真をレポートに使う』という予定の変更とミスへの対応を受け入れられるようになりました。Upload By 丸山さとこコウは、ここ数年を振り返って「『もう駄目だ!と思っても見通しを立て直して動いてみたら何とかなった』という経験が、少しずつ不安や焦りを和らげていったんだと思う」と言います。そうしていく中で、「具体的な見通しが立てられないときも『多分何とかなるだろう』って思えるようになってきたのかもしれない」と言うコウは、「だから、逆に『具体的な見通し』は全然立ってないのに『何とかなるっしょ!』って油断してヤバくなることも増えた」と続けて笑いました。そんな彼を見て、「これからも少しずつ『できるようになって楽になったな』と『だから今はこれが困るんだよな~』を繰り返しながら、いろいろなことが変化していくのだろうな~!」と改めて感じました。Upload By 丸山さとこ執筆/丸山さとこ(監修:鈴木先生より)今の時期だと卒業式や入学式などの行事に初めて参加される場合にはあらかじめ昨年のビデオを見せて予習させておくことで安心を与えることができます。我々が初めて行く旅行先のビデオを見て予習するのと同じです。どういう場所でどういう人が来て何をやるかが分かれば少しは安心するのではないでしょうか。また、1日のスケジュールを修学旅行の予定のように分単位で細かく書いて絵や写真も添えてあげるとその順番にできるようになるはずです。視覚的に訴えることが大切です。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年03月03日積水ハウスの様々な事業を紹介する「積水ハウス ストーリー」の公開を開始しました。お客様の戸建て住宅への想いや、商品開発への想いを、毎回テーマを設定してご紹介します。第50弾として2月17日に、2階への階段の途中に「スキップラウンジ」を設け、自然と家族のコミュニケーションを広げておられるご家族のストーリーを公開しました。1月~2月は受験シーズン■小・中・高校生の勉強場所はリビングと子ども部屋1月から2月といえば、受験シーズン。この冬、お子様の受験勉強を見守っているご家庭も多いのではないでしょうか。ところで、受験勉強や日々の宿題など、皆さんのお子様はどこで勉強していますか。お子様の学習場所と言えば、子ども部屋をイメージされる方も多いと思いますが、積水ハウスの調査結果を見ると、意外と子ども部屋だけではないということがわかります。「家の中のどこで勉強しているか」について聞いたところ、小学校低学年では8割以上が、高学年でも75%がリビングで勉強していると回答しました。成長するにつれ、リビングよりも子ども部屋を利用する割合が高くなり、中高生は約7割が子ども部屋と答えています。その一方で、中学生の約6割、高校生の半数近くがリビングで勉強していると答えました。子ども部屋とリビングの両方を上手に使い分けて、複数の空間で勉強をする人が一定数以上いるようです。「生活定点調査 子育て」 2018年 積水ハウス調べお子様が好きなように勉強できる環境を複数整え、気分や勉強内容に合わせて使い分けできるようにしておくことは、理想ではないでしょうか。集中して問題集を解く時と作文を書く時では、同じ勉強でもお子様の気分は変わるかもしれません。また、復習をするときは一人でできても、新たな内容を学ぶときは家族に質問しやすい環境のほうが良いでしょう。こうした点から、複数の勉強スペースを設けることは、学習意欲や効率アップにもつながります。そこで今回ご紹介するのは、3名のお子様が複数の場所で勉強されている、広島県にお住まいのN様ご一家です。住まいづくりの際、どこにいても家族の気配を感じられ、コミュニケーションが自然と生まれるようにと、2階への階段の途中に「スキップラウンジ」を設けました。■自然と家族のコミュニケーションが広がる「スキップラウンジ」スキップラウンジがあるのはリビングの一角。ここを中継点とし開放的な吹き抜けがあり、垂直方向にも水平方向にも広がりのあるダイナミックな空間になっています。リビングの天井のアクセントやスキップラウンジの立ち上がりの壁には無垢のレッドシダー材を貼り、木のぬくもりを十分に味わえます。さらに、スキップラウンジの手すりやガラスの面材は、2階の手すりや階段と同じ素材と色を使用しているため、全体的に統一感があり、空間につながりも感じられます。スキップラウンジの真上には天窓があり、家の中央にありながら自然光がたっぷり注ぎ込みます。「前のマンションは天井が低かったので、特にこのリビングでは解放感を味わっています。」と夫のM様。明るく暖かい空間なため、自然とお子様たちも集まってくるそうです。開放感のあるリビングの一角に、中2階的な「スキップラウンジ」スキップラウンジは、立ち上がり高さが1.4メートル、広さが6.25平米。壁面には大きな本棚と、床に座って勉強したり本を読んだりするためのカウンターを造り付けています。2階の子ども部屋にも机がありますが、お子様たちは主にこのカウンターで宿題をしたり本を読んだりしていると言います。「下の双子は並んで宿題をやるとすぐケンカになるので(笑)、一人がスキップラウンジで勉強しているときは、もう一人はリビングでといったように、別れて勉強することも多いです。」と、夫のM様。「私たちがいる場所とつながっているので、わからないところがあればすぐ聞けるのも、子どもたちにとってはいいみたいです。」リビングとゆるやかにつながって互いに気配を感じることができる空間があることで、ご夫婦が最も重視されていた「家族のコミュニケーション」が自然と生まれているそうです。「それぞれプライベートな空間はありつつも、完全に自分の部屋にこもりっきりにならないようにしたいと思っていました。よくコミュニケーションがとれる家にしたいとお願いしましたが、それが実現して満足しています。」(夫・M様)自然とお子様たちが集まり、コミュニケーションが生まれる「スキップラウンジ」1階では、スキップラウンジの壁面を造り付けのテレビ台として上手に活用。下の空間は、ウォークインタイプで収納力たっぷりの、大きな納戸になっています。「テレビ周りや納戸がすごくよくて。来客予定があるときにはさっとしまえるし、大きな物も入るので本当に便利です。」と妻のR様。スキップラウンジは1階側も含め、たくさんの工夫が詰め込まれた空間となっています。「スキップラウンジ」下の空間も上手に活用■ライフスタイルに合った様々な学習スペース積水ハウスでは、大空間リビング「ファミリー スイート」や、子どもの成長に合わせた住まいのカタチ「コドモイドコロ」を通して、ライフスタイルに合った勉強・作業スペースの様々なかたちをご提案しています。例えば、LDKの一角や吹き抜けに面した廊下にデスクを設けた「ファミリーステーション」や、家族が共有できる壁一面の本棚と、椅子やテーブルを置いて本を読める場所を設けた「ファミリーライブラリー」は、リビング学習にぴったりです。LDKの一角に設けた「ファミリーステーション」家族が共有できる壁一面の本棚を設置した「ファミリーライブラリー」皆さんもN様ご一家を参考に、子ども部屋だけでなく、自然と家族が集まるリビングの近くにも学習スペースを用意してみませんか。集中したいときは子ども部屋、すぐに質問したり家族の気配を感じながら勉強したいときはリビング周辺のスペースといったように、使い分けができる上、複数の勉強場所があることで気分転換にもなるでしょう。<商品情報>ファミリー スイート コドモイドコロ 積水ハウス DESIGN OFFICE 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月17日こんにちは! おにぎり2525です~■小学生育児のお悩みといえば…■日記の宿題で困るのは…今回はなんとか日常のネタを絞り出し(笑)、宿題を終わらせることができました。どうやって皆さんは日記のネタを考えているのでしょうか・・・?ほかの宿題はすんなり終わらせれるのに~!当分、日記の宿題には悩まされそうです(笑)
2023年02月10日「うちの子は集中力がない」と悩んでいませんか?「集中して宿題をやりなさい!」と言っても、聞いているのか聞いていないのか……。テレビやおもちゃに気をとられて、なかなか食事が終わらない……。そんな悩みを抱えるご家庭も少なくないのではないでしょうか。もし、ちょっとしたことで、子どもの集中力を高められるとしたら、試したいと思いませんか?今回は、子どもの集中力をいますぐ上げる簡単な方法を3つご紹介します。お子さんは「集中タイプ」「拡散タイプ」どっち?集中力について、一般社団法人教育デザインラボ代表理事で教育家の石田勝紀氏は、「人間は『集中タイプ』と『拡散タイプ』の2つに分かれている」とし、以下のように説明しています。集中タイプ集中タイプは切り替えが早く「思考の世界やイメージの世界に没頭すること」ができる。そして「一般的に勉強がよくできるタイプ」が多い。また、短時間で勉強をこなす必要があるため、部活動などで “頑張っている” 子どもにも集中タイプは多い。一部には先天的に集中力をもつ子もいる。 拡散タイプ拡散タイプは、まわりが気になって集中できないため、「学んでも身につきにくい傾向がある」。しかし裏を返せば、このタイプはまわりをよく見ているため、「よく気がつく」「気配りができる」「人の気持ちがよくわかる」という長所もある。集中力がないからと叱りすぎず、見守ってあげることが大切。お子さんはどちらのタイプだと思いますか?もしお子さんが「拡散タイプ」傾向が強かったとしてもご安心を。石田氏によると、「なかなか集中モードに入れず、どうしても気が散ってしまうタイプの人も多い」とのことですし、集中力はつくり出せるようですよ!次にご紹介するのは、集中力を高めることができる簡単な方法です。さっそく、見ていきましょう。集中力を高める方法1:水を飲むなんと、水を飲むと集中力がアップします!イースト・ロンドン大学心理学部とウェストミンスター大学心理学部の研究から、「知的作業に集中する前に約0.5リットルの水を飲んだ人は、飲まなかった人と比べて、14%反応時間が速くなる」ということが証明されたのです。そして子どもの場合は、水を飲むことによって「集中力」だけでなく「記憶力」も向上することがわかりました。逆に、水分不足になると脳の働きが悪くなることもわかっています。コネチカット大学のローレンス・アームストロング氏らが発表した研究では、「体内の水分量がわずか1.5%減少しただけでも、集中力や学習能力、反応速度などの認知能力テストの成績がマイナスになる」との研究結果が出ているのです。脳の80%は水分でできているため、わずかな水分不足でも、脳のパフォーマンスが落ちてしまうとのこと。であれば、お子さんが水分不足を感じる前に、水を飲ませたほうがよさそうです。東北大学加齢医学研究所所長で脳医学者の川島隆太氏も、子どもの集中力を上げるには「のどが渇く前にこまめに水分を補給する習慣」をつけるべきだと話しています。勉強に取り掛かる前、習い事の前など、まずは水分補給を。水を飲むだけで集中力がアップするだなんて、簡単な方法だと思いませんか?集中力を高める方法2:(親が)話しかけない親が子どもに話しかけないだけでも集中力が上がります。たとえば、宿題がまだ終わってないのに、遊びに夢中のわが子……。そんなとき、「先に宿題をやってからにしなさい!」と叱っていませんか?じつは、この声かけはNG。どんなことをやっているにせよ、時間を忘れて集中しているという点に目を向けましょう。集中力は学習のためだけではなく、「夢中になってひとつのことに没頭できる力」だと、帝京短期大学生活科学科元教授の宍戸洲美氏は指摘します。「好きなことだと夢中になれる」ということが、特に幼児期から小学生の子どもにとっては、とても大切なのだそう。脳科学者の西剛志氏も、子どもの集中力の育ちを妨げる「親のNG行為」として、子どもが集中しているときに親がその集中を断ち切ってしまうことを挙げています。ひとり遊びをしている子どもに、「おもしろそうだね」などと話しかけるのもよくありません。西氏は、せっかく子どもが集中しているのに、親が話しかけることで、子どもの「脳の集中」が途切れてしまうと話します。とはいえ、つい口を出したくなってしまう親御さんも少なくないのでは?積み木や木のおもちゃなどの「童具」を使い、長年、子どもの創造教育・知的障害児教育に力を入れている童具館の館長・和久洋三氏は、「集中力を豊かにするためには、子どもの好きなことをたっぷりやらせて」とアドバイス。そこで、次のような親の心得についても語っています。(集中力をつけるためには)やっぱり大人たちが待ってあげることそれを見て見守って、待ってあげるそうすると子どもは(集中力は)しぜんと深化していく(中略)「待つ」ことは「受け入れる」こと子どもを受け入れる受け入れて待ってあげると子どもは安心してやりたいことに没頭できる(引用元:YouTube|【童具館公式】和久洋三のYouTubeチャンネル|【子どもの集中力を育むために】待つ・見守ることの大切さ※動画内のテロップを引用)また、和久氏は親御さんに向けて、「見守ることのおもしろさを感じてほしい!」とも述べています。和久氏によると、「次に何をさせようか」と考えながら見守るのはNGとのこと。そうではなく、「この子は何をしているんだろう?」という目線で見守ってほしいと提案しています。すると、「こういうふうに考えるのか」「こんなこともするのね」といったことが見えてくるそうです。子どもが何かに熱中しているときは、親は口を挟まず、「いまは集中力を養う時間だ」と、温かく見守ってあげましょう。集中力を高める方法3:ぼーっとするぼーっとするだけで、集中力が上がります。噓のような本当の話です。ハーバード・メディカル・スクール精神医学臨床准教授のスリニ・ピレイ氏は、このぼーっとする時間を「非集中」と呼んでいます。「集中」と「非集中」を懐中電灯の2種類のスイッチと考えてほしい。「集中」は目の前の道を照らし出す狭くて細い光。「非集中」は遠くまで届いてあたりを広く照らし出す光。(中略)ふたつをうまく使い分ければ、電池が長持ちするうえ、暗闇でもずっと効率的に道が探せるのだ。(引用元:ダイヤモンド・オンライン|ハーバード×脳科学でついに判明!頭がよくなる「○○スイッチ」とは?)脳を疲れさせる「集中」スイッチをオフにして、ぼーっとしているあいだに、脳はエネルギーチャージ!その時間があるからこそ、また集中力が発揮できるというわけなのです。とはいえ、「非集中」のあいだにも脳は働いているようです。この無意識下で脳が活動している「デフォルト・モード・ネットワーク」を、精神科医の樺沢紫苑氏は「脳のスタンバイ状態」と説明しています。デフォルト・モード・ネットワークが活発に稼働しているときは、経験や記憶を整理・統合したり、状況を分析したりしているとのこと。加えて樺沢氏は、ぼーっとする時間が足りないと、脳の機能が低下すると指摘しています。デフォルトモード・ネットワークが稼働する時間が少ないと、前頭前野の物事を深く考える機能が低下します。結果として、注意力、集中力、思考力、判断力、記憶力、ひらめきなどの想像力などがすべて低下し、脳の老化も進みやすくなります。(引用元:樺沢紫苑(2018),『学びを結果に変えるアウトプット大全』, サンクチュアリ出版.)ぼーっとしているときに、アイデアがふと湧くことがあるのは、このデフォルトモード・ネットワークが働いているおかげだったのですね。脳のエネルギーチャージと集中力・創造力アップを一気に叶える、ぼーっとする時間。お子さんを見ていて「集中力が切れているかな?」と感じるときは、ぼーっとする時間を意識的につくってあげましょう。***「水を飲む」「子どもが集中しているときは話しかけない」「ぼーっとする時間をつくる」――3つとも、すぐにできることばかり。ぜひ今日から試してみてください。1か月後には、お子さんの集中力がびっくりするほどアップしているかもしれませんよ!(参考)樺沢紫苑(2018),『学びを結果に変えるアウトプット大全』, サンクチュアリ出版.東洋経済オンライン|子どもの集中力はこうやって作り出せる! 気が散りやすい子を変える簡単な「仕掛け」WIRED|水を飲むと脳が活性化する:研究結果Frontiers|Subjective thirst moderates changes in speed of responding associated with water consumptionActive Brain CLUB|水分摂取で集中力がアップする!?STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|子どもの脳が集中力を発揮するメカニズム。脳がホッとする時間も必要ですSTUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|集中力がない、聞き分けがない、内気。子どもの性格の「困った」はどうする?YouTube|【子どもの集中力を育むために】待つ・見守ることの大切さダイヤモンド・オンライン|「ぼーっとする時間」が子どもに何より大事な1つの理由ダイヤモンド・オンライン|ハーバード×脳科学でついに判明!頭がよくなる「○○スイッチ」とは?
2023年01月20日2013年生まれ、小学生の女の子・ぽんすけちゃんの父・ひとりさんが描く育児マンガ。父・母・ぽんすけ、3人家族の何気ないけれども幸せな日常のエピソードを綴ります。かけ算の宿題をしているぽんすけちゃん。7の段って難しいですよね。ママに質問しているようですが、よくよく内容を聞いてみると……!?…え、答え出てる!?小学校の宿題に取り組むぽんすけちゃん、かけ算の7の段に苦戦している様子。 どうしても分からない問題があって、イライラしているようですが……。 「シチハゴジュウロクってなに!?」 答え出てる~!!そして正解~!! 一生懸命覚えて、そしてどうにか答えを出そうとしているぽんすけちゃんが愛おしい♡ 子育てって乳幼児期も小さくてかわいいけれど、小学生になって、かけ算の勉強をするくらい大きくなっても、ずっとかわいいは更新されていくんですね! クスッと笑える何気ない日常の思い出、みなさんも日記や手帳に書き込んで残してみてはいかがでしょうか? 著者:マンガ家・イラストレーター ひとり2013年生まれ、小学生の娘・ぽんすけと、妻とぼく、3人の日々を描いたエッセイマンガを更新中。絵やマンガで、世界をすこし、やさしくできたらいいなと思っています。
2023年01月20日特別支援学級か通常学級かUpload By まゆん小学6年生の半ば過ぎ。中学校のクラス選択について、小学校の特別支援学級の先生と話をした。特別支援学級か通常学級か。先生と私の間では太郎の状況の共有がされていた。そして先生が見る太郎と私が見る太郎への見解に差がなかった。先生と私の間では既に一択だった。「中学生になっても特別支援学級」あとは本人の意志の確認のみだった。小学生になる前とは違い、私の中で迷いはなかった。あのときはいろいろなものと葛藤していた。先生からの情報では、太郎が進学する中学校の場合、小学校と違いほぼ通常学級で授業を受けることになると聞いた(※)。私はすごく不安だった。先生も「不安ですよね?私も不安で…中学校に一緒について行きたい気持ちです…」そこまで言ってくださった。中学校では教科毎に先生が違うため、どうしても個別での授業は厳しくなるとのことだった。授業についていけず放心状態になる太郎や、緘黙になる太郎が浮かんできた。それを思うとやはり、心理的なサポートの意味でも特別支援学級が太郎にも私にも良いのではと思った。行き詰まったときの逃げ道を確保したいと思った。(※)地域によって異なりますUpload By まゆん小学6年の太郎に聞いた。中学生になったら特別支援学級と通常学級どっちがいいかと。もちろん内容も説明した。本人が理解したのかもわからないが太郎はこう言った。「わからない」Upload By まゆんそうだよな、わからないよな。形としてそれが目の前にあるわけでもないし、漠然とした未来の説明されてもなぁと私は太郎の言葉を聞いて思った。Upload By まゆん小学校から中学校へと環境が変わるし、とりあえずは特別支援学級を選択して様子を見ようと考えた。時間が経過して太郎が通常学級だけがいいと言うのであればその道も考えよう。そういう考えにまとまった。小学校の入学準備を行っていたのは、太郎の特性がまだグレーと言われているときでした。そして太郎の意思の確認も難しく、私の意志で決めなければならないことから、かなりのプレッシャーを感じていました。ところが今回、中学校へ進む前はそのプレッシャーがほぼありませんでした。太郎の特性を先生も私も理解できており、私の特別支援学級に対するネガティブなイメージも少なくなっていたからだと思います。あとは太郎本人の意思の確認をできるようになったことも大きな違いだと考えます。答えは曖昧でしたが、何も間違えてない答えだと素直に思いました。「わからない」…誰も未来のことなんてわからないですよね。執筆/まゆん(監修:初川先生)中学進学にあたって、通常学級か特別支援学級かという迷い・悩みのエピソードをありがとうございます。同じように悩んでいらっしゃる保護者の方も多いのではと思います。通常学級では、中学から教科担任制、そして1コマ50分の授業となるのが小学校との大きな違いですね。教科ごとに折々に課題が出たり、定期試験前後にドリルやノートの提出があったり、学校として提出物一覧をつくってくださるところも多くありますが、とはいえ、自分で課題や学習のスケジュールを意識しておく必要はあります。小学校までだと宿題は翌日に出すものと思い込んでいるお子さんも多いですが、中学以降はなかなかの量の課題をしばらく後に提出するタイプの宿題も出されるため、宿題は前日にやればよいと思っているお子さんは苦労することもあります。こうしたことは「中1ギャップ」と言われることもありますが、小学校と中学校のそもそもの構造的な違いは結構あるというのが私の印象です。太郎くんは進路選択について「わからない」と答えたとのこと。その通りだと思います。お子さん本人からしたら、まだ見ぬ中学校生活、何をどう選択していいかも難しいですね。中学校の学校公開が開催されていたら、授業参観に行くのも1つです。また、就学相談を通して、中学校の特別支援学級の見学・体験に行ける場合も自治体によってはあるかもしれません。中学校の様子を知る機会がある場合には足を運んでみるのもいいでしょう。
2022年12月03日こんにちは。ぐっちぃと申します。 「双子を授かっちゃいましたヨ」 というブログで、現在中学1年生になる双子絵日記を描いています。子どもってときたまトンデモな発想をすることがあって、その新鮮な考えに頬がゆるむことが多々あるんですが、そのなかでわが家で起きた出来事をひとつ紹介したいと思います。※名前等、多少ボカしてあります。■あのアニメの影響!? 街を〇〇する視点おい佐藤!(※佐藤くんは悪くない)まさかの「破壊」。その視点だったかぁ~って家族で大爆笑しました。自分だったらなんて答えるかな?と考えてみたんですが、娘の出した「破壊」が最高すぎて、自分の答えが見つかりません。一体何が正解だったんでしょうね。おわり
2022年11月30日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。小学1年生の息子にほぼ毎日、音読の宿題がでています。これがまた大変で、私は対応に失敗し、音読を聞かせてもらえなくなりました。今回は、再び音読を聞かせてもらえるようになるまでのことを書きます。■息子が読めないところを指摘していたら…!?音読の宿題をした後、うまく読めていたら◎、読めていなかったら△、などを保護者が記入しなければいけないのですが、私は正しく読めるようになってほしかったので、息子が読めなかったところを指摘しました。初めて読む文章は、つっかえたり声が小さかったりしますが、何回か読むと本当に上手に読めるようになりました。息子は、二重丸がほしいようで、うまく読めるようになるまで読みました。二重丸をもらえるまで読むなんて、えらいな、と思いました。そのため、できていないところは指摘し、できたら褒める…私は、これでいいのだと思っていました。ある日…。いつものように音読の宿題をしていたときのこと。私が二重丸をつけられないと言うと、息子が突然泣き出しました。泣きながら、もう1回読むと言いました。悔しい気持ちになりながらもがんばる姿勢は、むしろ良いことのように思ってしまいました。しかし…。私に音読を聞かせたくないと言って、息子が泣いたのです。確かに、私は義母や夫よりも厳しかったかもしれません。ですが、ちゃんと読めるようになった方が息子のためになることを伝えました。最初は優しく話していましたが、息子が頑なに私を拒否するのでついカッとなってしまいました。私は息子が学校で困らないように正しく、きちんと読めるようになってもらいたい、という気持ちがとても強かったのです。しかし、息子にはわかってもらえませんでした。「そんなにお母ちゃんに聞かせたくないなら、もういい! 今後音読は絶対に聞かないから!」と、私は怒って部屋を出ました。落ち着いて、お風呂に入りながら、今後どう息子に接すればいいのか考えていました。 ■私が失敗を通して学んだことよくよく考えたら、まだ1年生。宿題をやるだけでもえらいのに、完璧を求めすぎていたのではないかと反省しました。自分のできなかったところをいちいち指摘されて、息子はさぞ嫌な気持ちになったことでしょう。私のやり方は、息子にとって音読を嫌いになるやり方だったのかもしれません。正しく上手に読めることよりも、まず読んだことを褒めるべきだった、と思いました。息子が二重丸がほしいと言ったら、二重丸をあげるべきだったのかもしれません。お風呂から出た後、私は息子に怒ったことを謝りました。音読を聞かせないと言われたことが、とてもショックで悲しくて、それでついカッとなってしまった、と。息子が学校でうまく読めなかったとき、嫌な思いをしないですむように、正しく読んでほしいと思っていたことを伝えました。私は息子の音読を聞くのをやめました。息子が私に聞かせてもいいと思うまで、何も言わずに待つことにしました。そして、何日かたったある日、息子が音読を聞かせてくれました。たとえうまく読めていないと思っても、“上手に読めていた”と言うようにしました。息子がそれでいいと思うなら、二重丸をあげようと思いました。息子に聞いてみて、もう一度読むか判断してもらうことにしました。こうして、やっと息子は再び私に音読を聞かせてくれるようになりました。今でも息子は私に音読を聞かれるのを嫌がることもありますが、そういうときは、同居の強みをいかして、義母に聞いてもらっています。私から、無理に音読を聞くことはしません。息子が私に聞いてほしいと思ったときは、慎重に正しく読むことよりも、楽しく読めるように意識して聞いてあげたいと思います。ということで、息子に音読を聞かせてもらえなくなった、私の失敗談は終わります。私自身が子どもの頃、教科書がちゃんと読めず、恥ずかしい思いをしたことがあったので、息子にはそんな思いをさせたくない、と考え過ぎていたかもしれません。子どものためと思ってあまり口うるさく言ってはいけないな、と実感しています。
2022年11月26日時間に追われているときや心に余裕がないとき、マイペースに行動する子どもの姿を見ると、イライラして「早く!」「もっと急いで!」と強めに言ってしまうことはありませんか?本当は「早く!」なんて急かしたくない、大人の都合で子どもを振り回したくない、わが子のペースを優しく見守ってあげたいのに――。今回は、そんな悩みを抱えるすべての親御さんに向けて、「早く!」を言う前にできること、そして「早く!」の代わりに使いたい声かけ例をいくつかご紹介します。「早く」という言葉は子どもの自己肯定感を下げる朝出かける前にノロノロと準備していたり、予定が詰まっているのに寄り道しながらゆっくり歩いたりと、子どものマイペースさにイライラする親御さんは少なくないと思います。そしてつい、「早く早く!」「急いで!」と子どもに言ってしまうのではないでしょうか。しかし、「早く!」と言いすぎると、子どもの人格形成に影響を及ぼすことがあるようです。発達心理学を専門とする白百合女子大学教授の秦野悦子氏は、「『早く!』という言葉がけは、子どもの自己肯定感を下げてやる気を奪うだけ」と苦言を呈しています。幼児期は「自分でやりたい!」という気持ちが高まりますが、当然ほとんどのことは上手にできません。それなのに、具体的なアドバイスをすることなく、「早くして!」「急いで!」と言い続けてしまうと、子どもの自主性や自己肯定感は育まれないのだそう。それ以外にも、「自分で考えなくなる」こともデメリットとして挙げられます。家庭教育研究家の田宮由美氏によると、「『早く』『急いで』と言われると子どもは考える余裕を失い、とりあえず親に急かされている行動を終わらせることのみを考えるようになる」のだそう。その結果、勉強なども落ち着いて取り組めなくなり、自分で考えること自体が苦手になってしまいます。また、「早く!」と言われすぎると「指示待ち族になる」と述べるのは、家族カウンセラーの宮本まき子氏です。「『早く!』のあとは、たいてい『〇〇しなさい!』と親の要求や指示、命令が続く」と宮本氏が指摘するように、結局「早く〇〇してほしい」のは大人の都合。子どもが思い通りに動いてくれないことに、親がいらだちを感じているだけなのです。そして親の指示や命令に従ってばかりいると、子どもはいずれ自分で考えて行動を起こすことが困難になってしまいます。発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家である加藤俊徳氏は、脳科学の観点から「早く!」の危険性を述べています。加藤氏によると、「『早くしなさい!』という指示は、『いまやっていることを、時間をかけずにやりなさい』ということを意味する」のだそう。これは、「脳をたくさん使わず、ちょこっとだけ使って、いまやっていることをパパッと終わらせなさい」と指示しているのと同じです。つまり、「早く!」と急かせば急かすほど「脳の情報処理が簡略化される」ということ。加藤氏によると、時間をかけて物事に取り組むことで、情報が長いあいだ脳に留まるため、脳の成長につながるのだそう。考える力や集中力を身につけるには、処理にかかる時間が長くても、丁寧に行動することが大切なのです。加藤氏は、「遅いからといって親が手を出してしまうと、子どもの脳の活動の機会を奪ってしまうことに。焦らず見守ってあげましょう」とアドバイスしています。【状況別】「早く!」と言いたくなったときの対処法日常生活のなかで、「早く!」「急いで!」と言ってしまう場面はたくさんありますよね。そこで、「早くの代わりに言うべき言葉」「早くを言わずにすむ方法」「早くを言いたくなったときの思考の切り替え方」を、シチュエーション別に解説していきます。■「早く起きなさい!」睡眠の専門家でもある小児科医・成田奈緒子氏は、朝に無理やり起こされて、子どもが不機嫌になるのは当然だと話します。そんなときは、「子どもが絶対にご機嫌になる大好きなもの」を与えるのがおすすめです。そもそも朝起きられないのは、睡眠時間が足りていないから。寝る時間が遅い子は、その時間まで夢中になる大好きなもの(テレビやゲームなど)があるのではないでしょうか。成田氏は、それを朝にもってくるとよいと言います。「朝起きたら好きな動画を1本観られるよ」「朝食に大好きなバナナを食べようね」など、朝起きる楽しみを用意してあげましょう。■「早く準備して!」「あと5分で出発するよ。わかってる?」と子どもに聞けば、「わかってる」と答えるものの、急いで準備する様子が見られない……。教育評論家の親野智可等氏によると、子どもは「5分」という言葉の意味はわかっていても、その5分がどれくらい短いのか、自分はどれくらい急ぐべきなのか、ということまではわかっていないのだそう。そこで、子どもの行動を促す方法として親野氏が提案しているのが「模擬時計」です。卓上のアナログ時計の横に「画用紙に描いた時計の絵」(模擬時計)を並べます。模擬時計には、食べ終わる時間・歯磨きをする時間・着替え終わる時間などを描き、「本物の時計と絵の時計が同じになるまでに食べ終わってね」と声かけをしましょう。時間が可視化されるので、子どもの行動をスムーズに促すことができますよ。■「早く着替えて!」「子どもは何をするにも大人の2〜3倍は時間がかかる」と言うのは、東京家政大学子ども学部教授の岩立京子氏。とはいえ、着替えくらいはテキパキしてほしいのに……と親はイライラしますよね。ですが、岩立氏によると、「のんびりした子の多くは、人の顔色を見たり人に左右されたりせずに、落ち着いてマイペースで行動できる」とのこと。まずは、「〇〇ちゃんはお着替えが丁寧にできるんだね」とよさを伝えたうえで、「今日はいつもよりちょっと早く着替えられたね」とほめてあげましょう。目標に応じて行動の仕方を調整できるようになるそうですよ。■「早く食べて!」偏食だったり、そもそも食べることに興味がなかったりと、子どもが食事に集中しないのはよくあることだと、保育士で育児アドバイザーのてぃ先生は言います。そんなときは、てぃ先生が提案する “ちょっとした工夫” を試してみてください。たとえば、小さなメモ用紙にその日のメニューを書いて、「今日のご飯のチケットだよ。それを渡すとハンバーグが出てくるよ」とチケット制にしたり、おかずを小さく切り分けてお皿に並べ、「試食どうですか~?」とスーパーの試食ごっこをしたりと、遊びの要素を取り入れてみましょう。すると子どもはおもしろがって、パクパク食べてくれることもあるそうですよ!■「早く選んで!」お子さんに「好きなお菓子をひとつ買ってあげるから、自分で選んでね」と伝えたものの、たくさんのお菓子を前にしてなかなか決められない様子にイライラして、「もうこれでいいよね?」と勝手に選んでしまうことはありませんか?白梅学園大学子ども学部教授の増田修治氏は、子どもの頭が一番働いているのは “悩んで考えているとき” だとし、親は「子どもの考える時間」を保証する必要があると強調します。「自己選択して生きている」という実感をもつことができると、子どもの自己肯定感はぐんぐん育っていくそうですよ。■「早く宿題しなさい!」親から「早く宿題しなさい!」という言葉が出る段階で、子どもはするべきことに気持ちが向いていません。それなのに無理やり行動させると、子どもは始める前から「嫌だな」という気持ちになり、しぶしぶ動くくせがついてしまうと言うのは、教育家で見守る子育て研究所所長の小川大介氏です。小川氏によると、子どもは「最初の一歩が一番腰が重くなる」とのこと。そこで、まだ余裕がある段階で「あとどれくらいで始めるの?」と問いかけてみましょう。そして時間が迫ってきたら、「机に向かおうか」など、ひとつの行動を促す声かけをするとよいそうです。***「早く!」「急いで!」は日常的に使ってしまいがちですが、あまりにも頻繁に子どもに向けて言っていると、今度は子ども自身がお友だちや兄弟に対して待つことができなくなり、相手に急ぐことを要求するようになってしまうと増田氏は言っています。時間や気持ちに余裕がなくなりそうなときこそ、深呼吸して落ち着いて見守ってあげるべきなのかもしれませんね。(参考)PHPのびのび子育て 2021年6月特別増刊号, PHP研究所.all about 暮らし|行動が遅い子どもへの適切な対応法は?「早く」「急いで」の弊害PHPのびのび子育て 2021年3月特別増刊号, PHP研究所.加藤俊徳 著,吉野加容子 著(2014),『脳を育てる親の話し方』, 青春出版社.STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「幼児の睡眠問題」を“たった1週間”で解消する方法東洋経済オンライン|「はやく」と言わず子どもを動かす魔法の時計PHPのびのび子育て 2020年10月特別増刊号, PHP研究所.てぃ先生(2020),『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』, ダイヤモンド社.STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|子どもの自己表現力を伸ばし、自己肯定感を高める「親子コミュニケーション」プレジデントオンライン|「『早くしなさい』と言えば言うほど、遅くなる」子供が急に動き出す“最強のフレーズ”
2022年11月09日声かけが最高潮に面倒だったときのことUpload By 丸山さとこ神経発達症(発達障害)の有無に関わらず、子どもの保護者をしていると『子どもへの声かけ』をすることはたくさんあるのではないかと思います。「手は洗った?」「宿題やった?」「トイレに行って」「座って」「前を見て」「しまって」「確認して」などなど…同じセリフが何度も繰り返されているご家庭も多いのではないでしょうか。私も毎日同じセリフを何度も繰り返し言い続けています。私とコウの日常風景を見た親族や友人が「これは凄いね…大変だね…」とみな驚いていたので、客観的に見てもかなり声かけは多い方なのかもしれません。そんな風に日々を過ごしている中で、心底「何度も同じことを言い続けるの、もうイヤだな~!」と思ったこともありました。コウが小学5年生だったころだと思います。あまりに毎日同じことを言い続けているため、「実際のところ1日あたり何回同じセリフを繰り返しているのだろう?」と、ふと素朴な疑問が沸いてきました。「確実に毎日10回以上は促してるな…」と思うセリフをピックアップしてみたところ、大雑把にまとめても20個はあることが分かりました。単純に考えると20×10で1日あたり最低200回は声かけをしていることになります。「これは言う方も言われる方も大変だな」と思いました。同じことを言い続けるのだから、もう録音でいいんじゃない?文字通り「飽きるほど繰り返したセリフ」の数々が嫌になってきた私は、「同じことを言い続けるんだから、もう録音でいいんじゃない?」と思うようになりました。Upload By 丸山さとこということで、スマートフォンの録音機能を使い実際にやってみることにしました。使いやすさを考えて、10個程度のバリエーションだったと思います。それらの音声データはスマートフォンの買い替えにより現在は手元に残っていませんが、大体以下のような内容でした。・出かける時間です・片付けてください・支度してください・宿題してください・お風呂に入ってください・時計を見てください・タイマーは使っていますか?・確認してください・寝る時間ですこれらのセリフを状況に合わせて再生するようにしたところ、声かけの負担が激減するのを感じました。録音した音声を再生することで「何度も言っては無視される」「最後の1回以外聞き流されるセリフを言い続ける」などの精神的な負担が減るのは予想していましたが、声を出すことそのものの負担が減るのは意外な成果でした。Upload By 丸山さとこそれまでの私は、声かけによる疲れといえば「言っても言ってもやらない!」という徒労感からくる疲れがほとんどだと思っていました。スマートフォンの力を借りることで『声を出すのって結構負担がある行為なんだな~』ということをハッキリと認識し、「疲れの内訳にはいろいろな要素があるのだな」と改めて実感しました。その後どうなったかというと…私としては結構気に入っていた声かけ録音再生システムでしたが、コウから「ちょっと不気味」「お母さんに声をかけてほしい」「人からの声じゃないと響かない」との物言いがあったため、数日であえなく終了となりました。短い『声かけ休業期間』でした。とはいえ、仮にコウからの要望がなかったとしても、ほどほどのところで直接の声かけに戻そうとは思っていました。人からの指示を聞き流さないことは、コミュニケーションとして大切なことだろうと考えていたからです。Upload By 丸山さとこ私は、『人からの声かけを耳に入れた上で自分のレスポンスを決める』ことが『聞き流さない』ということなのではないか…と思っています。そういう意味では、指示に沿った行動だけでなく、反発することや無視することもまた『聞き流さないこと』であるのだろうと思います。コウは、今まで癇癪はあっても「うるさいな~分かってるよ!」という反抗をしたことがありません。声かけを『自分に対する、人からの働きかけ』であると感じているかどうかも分からないところがあります。そんなわけで、「お母さんに声かけをされたい」コウと「言うの面倒だな~」な私の2者の要望の間をとって、コウのための『やることリスト』を作成することにしました。リストを声かけに活用すると、たとえコウが声かけを無視したとしても、物理的に目に入る「リスト」が声かけのあとも残ります。そのため、私は「リスト使った?」「リストでチェックした?」と声をかけるだけでよくなりました。音声の再生ボタンを押すよりは手間ですが、「いろいろな声かけ」をたくさんしていたときよりグッと楽になりました。Upload By 丸山さとこ例えば、帰宅時など「手を洗う・水筒を流しに出す・連絡帳と宿題のチェック・かばんを片づける・プリントを渡す」のように複数の促しや確認が必要になるシーンは生活の中でたくさんあります。今までであれば一つずつ順番に声かけしていたであろうそのような状況でも、やることリストがあれば「リスト見た?」だけで終わります。言う私も楽ですし、言われるコウも多分楽なのではないかな?と思います。今までにもリストを活用しようとしたことはあったものの効果がなく、ここ数年は全く試したこともありませんでした。今でも自発的に使うことは少ないですが、促されてチェックすることはできるようになったので、この数年の間にコウも少しずつ変化しているのかもしれないな?と感じました。Upload By 丸山さとこくどくどガミガミ「あれやった?これは?」と聞けば緊張感が走るであろうコウと私の関係を、『やることリスト』が和らげてくれているのではないかと思います。執筆/丸山さとこ(監修:井上先生より)毎日の声かけは多くの親御さんにとって大きなストレスだと思います。声をかけてもやらないことではなく、声をかけること自体のストレスの大きさに気づかれたのですね。あらためて声かけの大変さについて考えさせられます。コウ君もいったん録音音声になったことで、お母さんの声かけのありがたさや重要性に気づかれたのではないでしょうか。また、やることリストをお母さんと一緒に使っていくことで、改めて自分のすべきことも意識できたかと思います。将来的には、カレンダーアプリで必要なお知らせが時間になったら届くように設定し、使えるようになると良いと思います。
2022年10月21日特別支援教室を嫌がっていた、ASDのある長男ASDの特性がある、わが家の長男ミミ。1年生のころから特別支援教室に通っています。小学3年生になって2回目の特別支援教室を終えたころ、ミミと教室について話したことがあります。「特別支援教室楽しい?」「楽しいけど、(通常学級を)抜けた分のプリントが宿題になるからイヤだ」特に大きな問題はなく通えているようでしたが、通常学級の宿題が増えることが大変のようでした。以前から宿題が増えることを嫌がっていて、欠席した分のプリントは手つかずのままでした。Upload By taekoそんなに毎回嫌がるなら、試しに特別支援教室を休んでみようかな。そう考えた私は、ミミと相談した上で特別支援教室の先生に次回の授業を休むことを伝えました。すると先生はこうおっしゃっられたんです。「特別支援教室を休むという判断については、もちろん尊重させていただきます。ただ、できれば休まずに通わせて欲しいので、自分で特別支援教室を休みたいと担任の先生に言えたら、休んでも良いということにしましょうか」そう提案してくれました。加えて先のことを見通したルールも考えてくれました。「その次の週は登室することを約束して、続けていけるようにしましょう」そこで私は、通常学級の担任の先生には手紙を書き、ミミには「先生に特別支援教室を休みたいことを、何で休みたいのか理由も伝えてね。それができたら休んでいいよ、でも次の週は行こうね」と伝えました。Upload By taeko「休みたい」と伝えたミミ。そのとき、通常学級の先生は…先生に自分から伝えると約束をした次の日、帰宅後のミミと話しました。しかしどうやら、先生に休むことをちゃんと言わなかったようでした。理由を聞くと、「ママの手紙があるから言わなくてよいと思った」と。なるほどな、と思いました。こんなことなら手紙書かなければ良かった…。そこで再び、「直接ミミが言えるなら休んでも良いんだよ、明日言えなかったら休まずに行こうね」と、2人で約束をしました。ミミは「うん」とうなづいてくれました。Upload By taekoそして次の日の夕方。通常学級の先生に電話すると、特別支援教室の先生と連絡してくれていたようでした。ミミから行きたくない理由を聞き取ってくれて、ほかにも特別支援教室ではどんな活動をしているのかも聞いてくれていました。そこでミミは、最近の活動として、新しく入ってきた1年生のために歓迎会の招待状とクイズを用意したことを話したようでした。それを聞いた先生が、ミミにあることを伝えてくれたんです。「1年生は招待してくれた先輩のきみと、会うことを楽しみにしてくれているんじゃないかな?」ミミも一緒に居た方が良いのではと、促してくれました。それを聞いたミミはハッとした様子だったようで、特別支援教室に対しての前向きな気持ちが改めて湧いてきたようでした。その後も先生は、通常学級での授業をなるべくプリントが少ない授業にしてくれるなどの配慮をしてくれました。ミミも納得して、特別支援教室に行くことができました。Upload By taeko特別支援教室から帰宅したミミに、どうだったか聞きました。「楽しかったけど…」煮え切らない様子で、やっぱりちょっと休みたかったという気持ちが見えて、少し笑ってしまいました。それでも楽しかったというのは本当だということが伝わってきて、私はミミが登室できたことをいっぱい褒めました。そして後日談。特別支援教室の連携のノートには、こう書かれていました。「1年生がミミが作った招待状を持って来てくれてとても嬉しそうでした」きっとミミも、嬉しそうにしてくれる1年生を見て、嬉しかったはずです。そんな風に、とても丁寧に対応してくれる先生方のためにも、これからもミミのことを積極的に相談をしようと思いました。執筆/taekoUpload By taeko(監修:初川先生より)特別支援教室は楽しいけれど、特別支援教室に行くことで抜けてしまった授業のプリントが宿題になるのがつらい…ミミくんの葛藤が伝わってきますね。抜けた分のプリントもしっかりやりたい真面目さがあるのはとても良いことですが、そのぶん、負担感が増してしまうのですね。特別支援教室での取り組みの楽しさや充実よりも、「通常学級での宿題が増える」方に目が行くのも仕方のないことのように感じます。今回、担任の先生が特別支援教室での授業時間中の課題を工夫して減らしてくださったのはありがたいですね。さて、このエピソードのもう1つのテーマは「自分で申し出る」ということですね。子どもたちは保護者が「先生に言っておいてくれる」ことの恩恵を受ける経験を多くしてきていることと思います。ですが、いつまでも保護者がそこを肩代わりするわけにもいかないですし、自分の意思を伝えるということはとても大切なことです。今回のように、先生と保護者の間で話をしておき、そのうえでお子さんが先生に申し出るといった、「申し出る練習」のセッティングを整えておくこと、とてもよいと思います。練習は、はじめは不意にやるものではありません。練習するためのセッティングをして、大人が見守りながら、子どもが安心して練習すること。はじめは何事も緊張し不安もあるでしょうが、「大丈夫だった、うまくいった」という経験をすることでその行動が次につながります。だからこそ、ちょっと勇気の必要な新しいことをする際は、大人が話を通したうえで、、ハッピーエンドで終われる「練習」をできるとよいのです。
2022年09月29日小3の娘、イチコの夏休みの宿題に、新聞作りがありました。A3の紙に記事を書くのですが、何を書くかとても悩みました…。その理由は…主観で書く「日記」ではなく、客観で書く「記事」じゃないといけなかったんです!さらにテーマ設定も自分でしないといけない…。な、難易度高ーっ!!そして今年の夏はコロナが流行していたので、あまり博物館など人が集まるところには行きたくなかった私…。となると、家で何か調べられるようなことで、かつイチコが興味を持って記事を書けそうなこと…。そして数日後、みんな元気に集まり、楽しく遊んで、3人の好きなおもちゃの傾向もばっちり!翌日、いざ新聞作り!テーマが何であっても大変…!「イチコが楽しめるテーマやったら、私の手伝いなく自分で書いてくれそう!」って期待は打ち砕かれました…!いや、イチコの気分が乗らないテーマやったら、もっと大変だったはず!!我ながら良いテーマを思いついたよ!そして気になる新聞の仕上がりですが、興味のあることをテーマにしたからか、なかなか良い出来だったような気がします!何をどこに書くか定まった後は、いとこちゃんたちやおもちゃの絵を一生懸命描いていたし! がんばってたね…!おそらく来年も何かしら書く系の宿題はあるでしょう…。少しでも本人が楽しく書けるよう、サポートがんばります…うぅ…。
2022年09月26日小学生になって宿題に手こずってしまう次男くん。がんばれるように励ましたつもりのユウコトリトリさんでしたが…!?こんにちは、ユウコトリトリです。 小学生から中学生まで、3人の子どもを子育て中です。 次男が小学校に入学して約半年、小学校生活もどうにか板についてきました。(まだまだ心配事は尽きませんが……)そして2学期も始まり、ついに漢字の学習も始まったようです。 はじめての漢字の宿題に手こずる次男……。でも最初はしょうがない、覚えるまで練習したらきっと書けるようになるよ! そんな激励のつもりで声かけをしたところ、次男からは斜め上を行く言葉が飛び出しました。 大人に夢を抱きすぎる子ども え……忍法……?ひょっとして、あの忍者が使うやつかな…? たしかに、大人になればできることは増えるけど、忍法はちょっとさすがに……無理だと……思うの。 いろいろ考えた末、「毎日走る練習をしたら、忍者みたいに走れるようになるかもね!」と答えましたが、果たしてこれで良かったのでしょうか……。 著者:マンガ家・イラストレーター ユウコトリトリ2007年、2011年、2015年生まれの騒がしい三姉弟を子育て中のワーママ。Instagramにて、育児あるあるや日常の小ネタをカエル漫画でゆるっと更新中!
2022年09月25日通常学級入学後、勉強につまずくことが多くなった娘わが家の小2娘。普段は明るくてお友達も多いのですが、小学校の通常学級に入学し、ほどなくして勉強でつまずくようになってきました。その内容はと言うと…まずは書きとり。書きとりの内容が間違っている、丁寧に書けていない…など最高で5回程学校で訂正をさせられたそうです。次に算数。ケアレスミスでなどでひっ算を10の位から先に引いてしまったりして間違えることが多かったようでした。娘は自分が思い描いている字がかけなかったり、回答が間違っていて指摘されたりなどが重なりいつもイライラしているようでした。担任の先生に相談をしたところ、丁寧に指導はしてくれてましたが少し内容を簡単にしてほしいとお願いしても、特別扱いはできませんの一点張りでした。なので、宿題などは家で回答を確認し、間違えを修正していたのですがそれもまた娘の癇癪の引き金となり…。Upload By ユーザー体験談宿題の間違い訂正が娘の癇癪の引き金となり…宿題は私の母(娘にとっての祖母)が見てくれていたのですがここ間違ってるよと言うと、鉛筆を折り、泣いて寝転がり、母を蹴飛ばすようになってしまいました。3歳の妹に他害も見られるようになり…。基本は力加減を見て落ち着くのを待っているようにしていたのですが、あまりにに酷いときは仲裁に入り、少し別の部屋でクールダウンさせたり、頓服を飲ませたりしました。親としてもそんな娘を見るのはとてもつらく、癇癪を起こして暴れる娘を見るたびに穏やかだったころの娘はもう戻ってこないのかなと思い悲しい気もちになりました。Upload By ユーザー体験談癇癪は酷くなる一方…児童精神科受診を決意して娘の癇癪は酷くなる一方…とうとう毎日祖母を叩くようになったのを見て、私は娘を児童精神科へ受診させることを決めました。幼稚園や学校では指摘されることはなかったのですが、元々落ち着きがなく娘が小さなころからADHDがあるのではないかと思っていたこと、あとは診断が出ないと、担任も変わってくれないだろうという思いがありました。診断の結果、娘にはASDとADHD、反抗挑発性症、統合失調症(疑い)の診断がおりました。ASDは想定外だったので正直驚きました。ただIQが高いので10歳代で落ち着いてくるだろうと言われました。その後私は教育委員会が行っている相談機関に相談し、学校との間に入っていただき、先生に宿題の緩和や、過度の書き直しや間違い訂正などはなるべく控えてもらうようになどの対応ををお願いしました。相談したのは市が運営している子ども支援室。担当の方が学校まで出向き、担任と校長とにお話をしてくださり、難航はしましたが学校も診断がおりたことも加味して対応をしてくれました。Upload By ユーザー体験談ASD、ADHDなどの診断がおりた娘。宿題問題はどうなった?娘も小2になり、担任も変わったということもあり、書き取りは漢字だけを書くプリントと送り仮名だけを書くプリントのどちらかを選べるようにしてくれました。算数は、計算カードなどの場合はカードだけでなくプリントに計算を印刷してくれたものも渡してくれて、どちらかを選べるようになり、どうしても気分が乗らず、宿題が途中になってるときは免除してもらえるようになりました。家での宿題は相変わらず癇癪が起きますが、同時期に通いだした放課後等デイサービスでは、量を少なくしたりなどの配慮をしてもらいながらですが、少しずつ宿題ができるようになりました。放課後等デイサービスは娘に合っているらしく、今は週に4回楽しく通っており、娘の心の安定にも繋がっているのか親としてもとても安心しています。また、学習障害の疑いもあるとのことで、近々詳しく診断をしてくれる病院を受診する予定です。娘の件で担任とも何度も面談を行い、たくさん話をし、とにかく娘にいい方法を一緒に考えていきましょうという話になりました。学校、放課後等デイサービス、家庭と連携をして娘の特性に寄り添っていけるような環境をつくっていければと思っています。Upload By ユーザー体験談イラスト/taekoエピソード参考/みんみ(監修:三木先生より)お子さんに合った対応をしてもらえるようになるまで、いろんなご苦労をされたのですね。学校とも緻密なコミュニケーションが取れるようになって、過ごしやすくなったのではないでしょうか。環境調整をするためにしないといけないことが多くて大変かもしれませんが、その努力が実を結んで良かったです。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「反抗期・思春期」「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「パートナーや両親(義両親)、親族間トラブル」「冠婚葬祭」のお悩みも追加募集!パートナーなどとの意見の相違、冠婚葬祭でのルールが分からない、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年08月28日小学校で育てた朝顔を、夏休みの前に持ち帰ってきた次男くん。夏休みの間、枯らさずに育てるのって意外と難しいんですよね。きっとそれはあるあるだろうと思っていた矢先、思わぬ宿題により悩まされることに…!こんにちは、ユウコトリトリです。 小学生から中学生まで、3人の子どもを子育て中です。 さて、夏休みもあと数日で終わりですが、お子さまの宿題はお済みですか? この記事が公開されるのは、8月最後の日曜日。きっとわが家は、宿題追い込みのピークとなっていることでしょう……。 今回は、子どもというよりは私に課せられた、夏休みのとあるミッションのお話です。 絶対に枯らしてはいけない朝顔 夏休み前に持ち帰り、夏休みの終わりには、庭先で朽ち果てる朝顔……。 長女、長男のときの経験から、これが夏のあるあるだと思っていたのですが、今年は枯らすことが許されませんでした。 上の2人のときにはなかった、まさかの「2学期も使う」パターン。枯れてしまったら目も当てられぬと、使命感に燃えてお世話に精を出していたところ、スクスクと育つ様子が楽しくて、いつの間にか子どもよりも私が夢中になっていました。 毎日、咲いた数をカードに記録する「あさがおカード」があるのですが、数字で成果が見えるのがちょっと嬉しかったりするのです。今年は、思いがけず宿題にやりがいを感じてしまった夏休みでした。 著者:マンガ家・イラストレーター ユウコトリトリ2007年、2011年、2015年生まれの騒がしい三姉弟を子育て中のワーママ。Instagramにて、育児あるあるや日常の小ネタをカエル漫画でゆるっと更新中!
2022年08月28日小学生の夏休みといえば、切っても切れない「宿題」。小2の娘に課せられた宿題の量は昨年よりもボリュームUP!私は娘が1人な上、自宅でゆるく仕事をしてるのでまぁどうにかなるんですが、フルタイムで働いていたり、兄弟がいるご家庭のパパさんやママさんはどれだけ大変なんだーー!!と衝撃を受けました。自分の昔の頃を思い出すと、親に夏休みの宿題を手伝って貰った記憶がないんですよね…。時代の違いでしょうか…私が手や口を出しすぎてるのかなぁと、ちょっと心配にもなったのですが…。やっぱり低学年のうちはしっかり家庭学習してあげる方がわが子に合ってるなぁと思い直しました…。来年の夏休みも頑張るぞぃ(血涙)
2022年08月26日自閉スペクトラム症のある太郎と学校のテスト自閉スペクトラム症のある太郎は、小学校の低学年から中学年のころ、学校でテストを受けるときに強いこだわりがありました。そんな当時の太郎の様子と、自分の気持ちを振り返ってみたいと思います。空白はすべて埋めたいUpload By まゆんテストで出された問題は全て分かりたい。でも分からない。空白は全て埋めたい。でも埋まらない。分からないや。まぁいいか、次の問題へ進もう。太郎にそういう考えはなかった。書きたい、分かりたい、全部埋めたい。そういう思いがあってもテストの1問目からつまずくことが多かった。Upload By まゆん先生がずっと1問目の問題を見つめ、フリーズしてる太郎に声をかけてくださった。それでも太郎は解かなかった。目の前の問題が気になるから次の問題は視界に入らない。そうして時間はいつも過ぎていった。テストは名前だけ書いて終わることも多かった。点数の意味も分かってはいた。でも点数が低いことを悪いことと認識はしていない。それが私としては救いだった。私も点数が低いことで怒ったり注意したりもしなかった。そう育ててきたし、何よりも太郎は家でも学校でも努力はしていたから。出された宿題は時間がかかっても悶えながらも必ず全てしていってた、そういう努力や真面目な太郎を私は見ていた。「正解」を書きたいそしてもう1つ。太郎は間違うことが嫌だった。「正解」を書きたかった。間違うことをおそれて少しでも自信がないと答えを書かなかった。家で宿題を解いていても1問1問、間違えていないかを確認してきた。Upload By まゆん間違えることはできない。正解を書きたい。それが太郎の世界だった。あとがきこの状態はいまだに続いています。小学校高学年のころからずいぶんと柔軟にテストを受けられるようにはなりました。きっかけは、特別支援学級の先生がしてくださった工夫でした。テストを個室で受けられるようにしてくださったり、太郎が大好きなぬいぐるみを目の前に置いて「次へ進もう」と先生が腹話術などもしてくださいました。そうしているうちに、ある日ひょんと初めて100点を取ってきました。そのときの喜びを知ったのか「高い点数を取りたい」という気持ちが芽生えてきたように思います。ときと場合によりますが…晴れの日もあれば曇りの日もあるように、太郎の世界も同じです。私はそんな太郎の成長を傍でゆっくり見守れたらいい…。そう思っています。執筆/まゆん(監修:鈴木先生より)自閉スペクトラム症特有のこだわりがあって問題を飛ばせないお子さんを、ときどき見かけます。音に敏感なお子さんは個室で静かな環境の中でテストが受けられるのが理想です。一方、投薬でこだわりを軽減することも可能です。初めのうちはトークン法の利用も効果があります。人生で初めての受験になる可能性が高い高校進学までにテストが柔軟に受けられるよう、できるだけ早期に学校側や教育委員会と相談して対策を練る必要があります。
2022年08月09日大切なわが子が幸せになるように、楽しく過ごせるように、傷ついたり悲しんだりしないように、親はいつでも心配してしまうものです。しかし、必要以上にかいがいしく世話を焼いたり、親の意見を押しつけたりするようなら、「過干渉」だと言わざるを得ないでしょう。今回は、子どもの将来にも影響を及ぼす「親の過干渉」の危険性について解説します。「私って過干渉?」と不安な方は、最後の「過干渉チェックリスト」をぜひ参考にしてみてくださいね。「過干渉」と「過保護」の違いは?よく混同されがちな「過干渉」と「過保護」ですが、調べてみると大きな違いがあるようです。公認心理師としてメディアなどで活躍する佐藤めぐみ氏の見解をもとに説明します。過干渉:親の理想や期待を子どもに押しつけること親の願望を子どもに押しつけたり、子どもの人生をコントロールしたりするのが「過干渉」です。佐藤氏によると、子ども自身が望んでいないことについて、過干渉な親は自分の価値観を基準にして「やってあげなければ」と思い込んでしまう特徴があるそう。そのため、親は自分が過干渉なことに気づきにくいとのこと。また、「子どもの失態や過ちが自らの評価に影響する」という不安を抱いている親も多く、子どものためではなく自分のためという思いも潜んでいるそうです。過保護:親が子どもを過剰に保護すること一方で「過保護」とは、親が子どもを過剰に保護することを指すと、佐藤氏は言います。まわりからは「子どもを甘やかしてる」と指摘されることもあるかもしれません。ですが、「過保護は自立の芽を育て、過干渉は自立の芽を摘む」と精神科医の故・佐々木正美氏が断言しているように、過保護は決して悪いことではありません。むしろ、親が欲求に応えてあげることで、子どもは「自分の願いを叶えてくれた」と満足し、自然と自立への道を進んでいくのです。過干渉も過保護も、どちらも「子どもに何かをしてあげる」という点では同じです。しかし佐藤氏は、過干渉な親の心の奥には、「自分が思い描く理想の子どもに育てたい」というコントロール願望が潜んでいると述べます。これこそがまさに、過干渉がもたらす危険性の根源となっているのです。過干渉な親に育てられた子どもの特徴5つ佐藤氏は、「干渉しすぎる親のもとで育った子は、のちのち社会に出てからもさまざまな問題を抱える傾向がある」と述べています。親の過干渉は、子どもの将来にどのような影響を与えるのでしょうか。ここでは、過干渉な親に育てられた子どもの特徴を5つご紹介します。特徴1:「いい子症候群」から「アダルトチルドレン」になる「過干渉気味に育てられた子どもは、他人の顔色ばかりうかがって自分が何をしたいかわからない『いい子症候群』になる」と指摘するのは、明治大学文学部教授の諸富祥彦氏です。さらに、いい子症候群の子どもは、大人になったときに「アダルトチルドレン」と呼ばれるようになるのだそう。子ども時代に自分らしくさせてもらえない体験を重ねることで、生きづらさを抱えた大人(=アダルトチルドレン)になってしまうのです。特徴2:アイデンティティが確立できず無力感におそわれる米国のセラピストであるスーザン・フォワード氏は、著書『毒になる親』(毎日新聞社)で、「コントロールしたがる親に育てられた子は、成人後も自分が何者であるのかというアイデンティティがぼやけたままはっきりしない。それは、自分と親は独立した異なる人間であることを実感しにくいからである」と説いています。そのため、自分が望んでいると思っていることが本当に自分の望むことなのか、それとも親が望むことなのかよくわからない――。このような無力感におそわれてしまうのです。特徴3:打たれ弱く失敗を恐れるようになる過干渉な親に育てられた子の特徴として、佐藤氏は「失敗に対する耐性が弱く、一度の失敗で心に大きな傷を負ってしまう」ことを挙げています。佐々木氏も同様に、「親に干渉されすぎると他者からの評価に過敏になり、ほめられることばかりして叱られるようなことをしない子になる」と指摘しています。「どうしたらほめられるか」ばかりを優先すると、何かに挑戦して失敗することを極端に避けるようになるのです。特徴4:親に対して激しく反抗するようになるずっと自分を支配してきた親に対して、「悲しませることで復讐する」という複雑で根が深い問題に発展することも。前出の諸富氏によると、「親に対してものすごく反発して非行に走るようなケースもある」のだそう。自分が何をどうしたいのかということがわからないため、「私はこうしたい」という交渉ができずに、怒りや悲しみの感情が親への激しい反抗に直結してしまうのです。特徴5:ほかの人間をコントロールしたがるようになるさらに前出のフォワード氏は、「コントロールしたがる親に育てられた子どもは、小さなときから押さえつけられてきたフラストレーションと怒りが心の奥にたまっている。そのためほかの人間をコントロールしたがるようになる」とも述べています。また、友だちや周囲の人間との距離感をうまくつかむことができず、人間関係でのトラブルを起こしがちに。親の過干渉な言動は、子どもに「親は自分を信頼していない」と感じさせます。その結果、子ども自身も他者を信頼できなくなってしまうのです。いくつ当てはまる?【過干渉チェックリスト10】「もしかしたら私も過干渉かもしれない……」と不安を感じられた親御さんもいるかもしれません。普段の言動や子どもへの接し方は習慣化しているため、自分では当たり前になっていて気づかないことも。以下のチェックリストを参考にして振り返ってみましょう。すぐに実践できる対処法も提案しているので、ぜひ参考にしてくださいね。【過干渉チェックリスト10】子どもの時間割を毎日確認、率先して準備をする子どもが着る服や持ち物を勝手に選ぶ子どもが嫌がる習い事を無理に続けさせている子どもの宿題に口を出しすぎてしまう子どもの進路を勝手に決める子どもの交友関係が気になって口を出す子どもの行動を逐一チェックする子どもの机の引き出しをこっそり開けてしまう子どものメールを盗み見してしまう子どもをほめるよりも叱ることのほうが多い1. 子どもの時間割を毎日確認し、率先して準備をする入学したての子どもであれば仕方ありませんが、中学年や高学年になっても「明日の時間割は?」「持ち物は?」と確認しなければ気がすまないのは過干渉です。幼児教育の専門家である立石美津子氏が言うように、いつまでもその調子でいると、子どもは自分で身のまわりのことを準備したり整えたりする習慣を身につけられません。学校に必要なものは子ども自身が管理できるように、部屋の収納を見直すなど工夫してみましょう。2. 子どもが着る服や持ち物を勝手に選ぶ「そのシャツとズボンを合わせるのは変だよ」「今日はこの靴をはいていきなさい」と、子どもの服装を毎朝選んでいませんか?大人から見たらおかしい組み合わせかもしれませんが、有無を言わさず親の意見に従わせるのは過干渉だと言えます。一般社団法人日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカ氏によると、「夕方から寒くなるみたいだよ」「大きめのリュックだったら荷物が全部入るかもね」など、親は軽くアドバイスするくらいで、選んで決めるのは子ども自身に任せるといいそうです。3. 子どもが嫌がる習い事を無理に続けさせている親の「やらせたい!」という強い願望だけで続けさせている習い事は、いずれ子ども自身の負担になります。親自身は、この習い事を続けて上達することは「わが子のため」だと思い込んでいるかもしれませんが、子どもの気持ちや意思を無視して続けさせることは明らかに過干渉です。「お子さんの個性と能力、そしてどのくらい本気で嫌がっているのかを見極めて」と佐々木氏がアドバイスするように、習い事に行くことが子どものストレスになっているようなら、しばらくお休みするという選択肢もありですよ。4. 子どもの宿題に口を出しすぎてしまう「宿題終わったの?」という声かけだけでは収まらずに、宿題の中身を細かくチェックしたり間違っている箇所を訂正したりするのは過干渉であると、元新聞記者で臨床心理士の西脇喜恵子氏は指摘します。「お母さんがやることを指示してくれる」「最終的にはお父さんが手伝ってくれる」という甘えが根づいてしまうと子どもの自主性が育たないのだそう。「最初に一回だけ声かけをして、そのあとはいっさい口出ししない」などと決めて、子どもの宿題に口を出しすぎないようにしましょう。5. 子どもの進路を勝手に決める自分の人生なのに、進むべき道を自分で決められないでいると、失敗したりつまずいたりしたときに「誰かのせい」にして責任から逃れるようになってしまうと、諸富氏は言います。子どもに幸せな人生を歩んでほしいという一心で、進学先や就職先に口出ししてしまうのかもしれません。しかし諸富氏が言うように、これこそが子どもの自立を阻む行為であることを忘れずに。子ども自身が決めたことなら信じて応援する、迷ったり悩んだりしているようなら相談に乗る、アドバイスはするけど押しつけない、ということを心がけましょう。6. 子どもの交友関係が気になって口を出すわが子の交友関係に無関心でいられる親はいないでしょう。ただし、いくら心配でも、自我が芽生え始めた子どもに対して「○○くんとはあまり付き合わないで」「△△ちゃんみたいな子と仲良くしてほしいな」などと言ってしまうのは過干渉だと諸富氏は苦言を呈しています。心配しなくても、子どもはいずれ自分に合う子を見つけ、自然と仲良くなります。その過程において、さまざまなタイプの子と接するのも勉強だと思って、黙って見守ってあげましょう。7. 子どもの行動を逐一チェックするお友だちどうしで出かけているのに、頻繁に電話やメールで行動を確認するようなら過干渉かもしれません。親の目が届かないところでわが子が何をしているのか、気になる気持ちもわかりますが、子どもは子どもなりに自立に向けて一歩ずつ進んでいるのです。「あまり心配しすぎずに、子どもの主体性を尊重して見守ってあげて」と元東京都養護教諭研究会会長の宍戸洲美氏が言うように、家を出る前に「車には気をつけてね」「楽しんできてね」と声かけするだけで、子どもは「お母さんは自分を信じてくれている」と実感できるもの。帰宅後に子どものほうから「こんなことがあったんだよ」と話してくれるように、話しやすい雰囲気をつくってあげることも大切です。8. 子どもの机の引き出しをこっそり開けてしまういくら親子でも、最低限のプライバシーは守りましょう。特に、子どもの机の引き出しのなかをチェックするようなことは、親子間の信頼を著しく損なうので要注意です。立石氏は、「子どもだって親に秘密にしておきたいことはたくさんある。見たくなったら子どもの気持ちになって、一呼吸置いて」とアドバイス。隠し事はないか、悪いことはしていないか、と相手を疑う気持ちがあるのなら、その原因を探るほうが大事。子どもの様子がおかしいと感じたら、「悩んでることがあるなら言ってね」「最近気になっていることはある?」など、日常会話としての声かけをするといいでしょう。9. 子どものメールを盗み見してしまうスマートフォンやSNSの普及により、閉じられた世界で他人とやりとりすることが可能になりました。そのため、わが子がいじめや犯罪に巻き込まれないか、心配でたまらない親御さんも多いのではないでしょうか。だからといって、子どものプライバシーを盗み見することは許されません。ITジャーナリストの高橋暁子氏いわく、「子どものITリテラシーを高めるためにも、スマートフォンの使用ルール、家族間でのルール、そしてインターネットの危険性についてもしっかりと親子で話し合う必要がある」とのこと。そのうえで、「ルール内なら自由にしてもいい」と子どもの自主性に任せることが大事です。10. 子どもをほめるよりも叱ることのほうが多い子どもの短所ばかりに目が向いてしまうのは、ありのままのわが子を受け入れられないから。立石氏が言うように、自分の理想の子ども像に近づけたい=子どもの人格や人生をコントロールしたい、という考えは危険です。欠点のように見えるところは、視点を変えれば長所になります。「落ち着きがなくて騒がしい」は「好奇心旺盛で行動力がある」、「動作が遅い」は「丁寧で慎重に行動している」など、お子さんの短所を強みに変えてみましょう。***佐々木氏は著書のなかで、「問題なのは怠惰な放任か過干渉で、過保護なことではありません」と述べています。過保護と聞くと悪いイメージをもつ人も多いですが、普段から親にたくさん受け入れられている子は、親やまわりの人たちの言うことも受け入れるようになるのだそう。一番大事にすべきは「子どもの気持ち」であり、親の理想を押しつけることは親の自己満足にすぎません。お子さんの自立の芽を育てるためにも、干渉はほどほどにしたいですね。(参考)オトナンサー|「過保護」と「過干渉」はどう違う?親子関係のパターンで知る両者の特徴と脱却方法STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「過干渉、ヘリコプターペアレント予備軍」親の意外な特徴。もしかしてあなたも?日本家政学会誌 Vol 48 No 9 823~828(1997)|アダルト・チルドレンー私の物語をつくり直すーSTUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|“手がかからない子”ほど要注意!「いい子症候群」が怖い理由とその防止法STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「過干渉」育児が招く悲しい結果。“見守るだけでは物足りない”親が危険なワケスーザン・フォワード(1999),『毒になる親』, 毎日新聞社.Mind 子どもの心を育てるために|過保護と過干渉佐々木正美(2019),『子育てのきほん』, ポプラ社.佐々木正美(2021),『子どもが喜ぶことだけすればいい』, ポプラ社.PHPのびのび子育て 2020年10月号, PHP研究所.PHPのびのび子育て 2020年10月特別増刊号, PHP研究所.現代ビジネス|「夏休みの宿題を全部やってあげる親」が子どもの思考を止めていたPHPファミリー|わが子を「自分で決められない大人」にしないためにSTUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|気になる我が子の「友だち」問題。親は介入してもいい?嘘つきな友だちへの対処法は?AERA with Kids 特別編集,『自己肯定感を高める本』, 朝日新聞出版.
2022年08月08日小学生の夏休み、自由応募でいろいろなコンクールがありますよね。私はこのポイントを見てしまいます……!■親のほうがやる気夏休みのコンクール応募の基準はどこ? わたしはここ。商品が豪華だと、やる気出る(親の)。夏休み中のコンクールは任意なんだけど、せっかくだし応募してみたらいいのにな~って毎年思ってる。しかしうちの子たち、お米にはあんまり興味ないみたいで寂しい~(新潟県民なのに~~)。でも過去の受賞作品みてたら、わたしの安易な発想じゃ無理そう(笑)←受賞できる気でいたんかよってツッコミはなしにしてくだせぇ(涙)。
2022年08月06日教育用アプリの企画・開発を行うSemiosis株式会社(愛知県名古屋市)は、日本語学習アプリ教材「マジックポケットシリーズ」のコンテンツを2022年7月にリニューアルしました。マジックポケットシリーズ詳細: マジックポケットの教材例■マジックポケットシリーズとは外国人に日本語を教えている現場の教師は、宿題チェックや小テストの採点に多くの時間を取られています。また、学習者はその場で正答などを確認することができません。マジックポケットを使えば、教師の添削・採点の手間が大幅に軽減でき、学習者がその場で答えを確認でき、学習効果を高めることができます。サブスクリプション方式なので、契約期間中はどの教材も使い放題です。■コンテンツの特徴(1) 学習者のメリット「楽しく勉強できる!」かわいいイラストや音声での問題提示など、日本語を楽しく学習できる工夫がこらされています。また、解答後すぐに答えを確認し、間違えなくなるまで繰り返し練習ができるので、学習項目をしっかり身につけることができます。スマートフォンでいつでもどこでも手軽に学習できるので、机に向かって問題集を開くのと違い、気軽に勉強に取り組めます。(2) 教師のメリット「添削・採点の手間から解放される!」教師は宿題の配布・回収・添削・返却...という手間のかかる作業ややり取りから解放されます。これにより、余裕ある授業準備の時間を確保できるようになります。また、学習者が取り組んだ回数、正答率、正答率の推移などは集計された形でレポートされるので、学習者の取り組み状況がしっかり把握できます。学習レポートの例■リニューアルのポイント練習問題が学習項目や文型単位に分割された状態で使用できるようになりました。内容もそれに合わせてパワーアップしています。これにより、教科書とセットの副教材として使用しやすくなりました。また、学習者の苦手な部分などを個別に練習させるのにも役立ちます。■無料おためし申し込み無料おためしは下記URLからお申し込みいただけます。 ■教材の概要教材名 : マジックポケットシリーズ利用料金 : 1,500円/3ヶ月(税込) (サブスクリプション方式)対応機種 : iPhone、iPad、Android端末詳細URL : 運営・企画: Semiosis株式会社■会社概要商号 : Semiosis株式会社代表者 : 代表取締役 都築 鉄平事業内容: 語学学習用アプリケーションの企画、開発及び販売等URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月03日娘たちの夏休みの宿題のペースが早ければ早いで、親も焦ってきました(汗)。■宿題が少ないのはいいけれどお母さんのマルつけのほうが心配、わかるそろそろ、できたとこからマルつけやっていかないとなー。そういえば今年は習字とかなんもなくて……。ドリルと自由課題だけみたいなんですが、どこの学校もそんな感じなのかな? わりと余裕もって勉強できてるみたいです。余裕があればあったで、心配になるわたし……。
2022年07月30日株式会社ゆうあ(所在地:愛知県大府市、代表:田中 優二)は2022年8月2日(火)、個性を生かし、あそびをまなび、あそびでまなぶ放課後子育てサポートサービス「まなべーす」を愛知県大府市にオープンいたします。学童保育と学習塾、習い事をひとつにした施設で子どもを育み、子育て世代をサポートいたします。まなべーす「まなべーす」公式インスタグラム: ■「学童」「学習塾」「習い事」をまとめてひとつに大切な我が子に様々な経験をさせてあげたい。でも、仕事があると送迎はできず、お金もかかる。本当は優しい母でありたくても、散らかった部屋、進まない宿題、思い通りにならないことだらけで、ガミガミ怒って自己嫌悪を抱える・・「まなべーす」は、そんな1人の母でもある創業者自身の実体験から、自分と同じ悩みや課題を抱えている親御さんの力になりたい、そんな想いではじまり、空間デザインに定評のあるカミトボックス株式会社(愛知県名古屋市)と共に理想の空間を創りあげました。今後はさらに親御さんの理想の子育てを実現するために、たくさん語り合って一緒につくりあげる。子どもたちはもちろん、親御さんにとっても安心して集うことができる秘密基地(ベース)を目指しています。■主役は子どもたち「まなべーす」5つの特徴「まなべーす」は子どもらしさを思う存分発揮でき、全ての子が笑顔で行きたくなる場所を目指しています。子どもたちで協力・相談し、子どもならではの関係性を構築する、ひとりひとりの違いを理解し、それら全てが素晴らしいことに気づける、また教えられるのではなく知的好奇心や探究心を刺激され、自らまなびの意欲がわく場所、知識ではなく生きていくための知恵をまなぶ、自分で決めて自分でやりきり、良い習慣が身につく場所を提供します。1. 「学童」「学習塾」「習い事」をまとめてひとつに2. 「あそび」を通して「まなび」につなげます3. 学校・家庭・塾とは異なる子どもの成長が期待できます4. 多彩なコンテンツで子どもの自主性と個性を最大化します5. 送迎や早朝預かり、延長預かりなど、各ご家庭のご要望に柔軟対応します想像力が刺激される空間「まなべーす」■多彩なコンテンツで主体的な学びを「まなべーす」では子どもの興味・関心に合わせて、「BASE」「LAB」「ADVENTURE」「LEARN」の4つのカテゴリーのコンテンツを用意しています。学校の宿題や英検チャレンジなどの基礎学力向上から、大掃除や読書などの日常の良い習慣づくり、からだをうごかすあそびによって学びを発見するコンテンツなど、子ども自ら計画的にバランスよく選択し、「あそび」を通して自ら「まなび」を発見する個性的なコンテンツが特徴です。有料コンテンツ「LEARN」には速読講座・デジタルそろばん・ロボットプログラミング・小学英語講座・思考力講座・知育計算デイトレ・レキシとコトバの先生・習字講座・フラワーアレンジメントなどを用意しています。■好奇心を刺激し、想像力のわく空間づくり「まなべーす」は、まなびの種が散りばめられた空間でのびのびと遊ぶ、学ぶ、体験することができます。森の入口:子どもの想像力を掻き立てる不思議な森の入口。小さな子どもたちは中を覗き込んで、森の奥の世界にワクワクが掻き立てられます。トイレ:家庭用と同じトイレの仕様にすることで、キレイに利用する意識づけに。生活の基礎基本の習慣も楽しく自然と身につく工夫がされています。お花畑ロッカー:ランドセルロッカーは「自分の場所」。きちんと意識づけすることで、自然とお片付けが習慣づくように工夫しています。フリースペース:緑の広い空間は、マナブロックで区切ってみたり、円形芝生でお相撲をとってみたり…使い方次第で無限にあそび、学ぶことができます■今後の展望子どもにとっての“ひみつきち”である「まなべーす」だけでなく、親御さんにとっての秘密基地としての「カフェ」も1年後をめどにオープン予定です。核家族化が進み、ライフスタイルの多様化が進む中、子育ての悩みを相談する相手が近くにいない、助けを求めることが難しいという現代の子育ての悩みをサポートします。「まなべーす」のフランチャイズ展開も確定しており、現在フランチャイジーも募集しています。■料金形態・フル会員(週5日利用):月額41,800円(税込)ベース・ラボ・アドベンチャーのすべてのコンテンツを利用可/ラーンコンテンツを2つ選択可※オンライン受講可・ハーフ会員(週3日利用):月額27,500円(税込)ベース・ラボ・アドベンチャーのすべてのコンテンツを利用可/ラーンコンテンツを1つ選択可・LEARN ラーン 会員(コンテンツ利用のみ):コンテンツごとの料金設定有料のLEARNコンテンツのみのご利用可能/お預かりサービスは含まれません/料金・詳細は、インスタグラムやLINEよりご確認ください※上記とは別途、入会金22,000円(税込)が必要となります。※入会金のうち11,000円分は入会後、まなべーすコンテンツの受講準備品にお使いいただけます。※夏休み・冬休みなどの長期休暇時は、別途季節料金が必要となります。■施設概要名称 : まなべーす所在地 : 愛知県大府市桃山町5丁目200番地 ザ・リレーション202-1営業時間 : 9:00~18:00(延長対応7:00~20:00)Instagram: ■会社概要会社名 : 株式会社ゆうあ所在地 : 愛知県大府市江端町5丁目131番地 サンシャイン月見草3F代表 : 田中 優二設立 : 平成21年2月資本金 : 1000万円事業内容 : 居宅介護支援事業所・訪問介護・予防訪問介護事業所・重度訪問介護事業所・福祉用具レンタル・販売・家事援助サービス(実費サービス)・福祉輸送サービス 介護タクシーURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月29日夏休みの自由課題に悩む時期ですね〜。昔と違って自由でいいなと思う母なのでした。■目指すものに納得わたしもそれがいい。なんかいいのないかなー(笑)。わたしが子どもの頃は「自由研究」で理科的なものを考えてたけど、今はどの教科からでもチョイスしていい時代だからいいなって思う。絵とか習字とかパッション(?)で描いたらステキだと思うんだけどな。↑こっちはやる気がキラキラしてたー!
2022年07月23日ウーマンエキサイトをご覧の皆さま、こんにちは!7歳と4歳の姉妹を育てております、ぴなぱと申します。もうすぐ夏休みですね!今回は夏休みの宿題の定番である「読書感想文」についてのお話です。昨年小学生になったわが家の長女・こまちゃん。読書感想文については、長女の学校では…1年生だった昨年は任意。2年生になった今年からは全員が書かなくてはいけません。任意だった昨年もやってみるというので試しに書かせてみたのですが、初めての読書感想文にかなり苦戦していました。まぁ、その時は作文というもの自体初めてだったし、そもそもまだ話し言葉を正しく文字で表すいうことが完全にはできていなかったので、「口で言ったことを文字にする作業の練習」みたいな感覚で取り組みました。なので作文自体は読んだ本のあらすじメインで、読んだ感想などは合間に一言二言入れる程度で仕上げました。読書感想文として優れていたかはさておき、初めてにしてはよくできたんじゃないかなと思っていました。そして2年生になった今年。今回から読書感想文も夏休みの宿題の必須項目になるため、1学期中にその練習が宿題で出されました。夏休みの読書感想文のように長く書かなくていいのですが、好きな本と簡単なあらすじ、自分の感想とみんなにおすすめしたいポイントを書いてみようというものでした。1年生の時に一応書いているし、文字数も少なくていいのでそんなに難しくないかなと思っていたのですが、予想に反して大苦戦。長女の様子を見ながら、なにが難しいのか観察してみると…長女は自分の気持ちを話すのも上手だし、出来事を正確に話すこともできます。だけどそれを文字にしようとすると、簡潔にしようとしすぎて要点が掴めなかったり、自分の考えをうまく書き表せないようでした。とりあえず宿題はどうにか仕上げ、本番の読書感想文を書かなくてはいけない夏休みに入る前に、家でも練習をすることにしました。練習はその日の出来事や寝る前に読み聞かせをした絵本などについて、文章にしてお話ししてもらうというもの。何度かやっているうちに長女本人も感想を言いやすい本とそうでない本があること。要点を掴み、簡潔にまとめないと人には伝わらないことなどがわかってきたようでした。さらにその練習をし始めてから絵本を自作するようになり、それを読んでみると文章を書くこと自体は苦手ということはなく、一からお話を作るのは楽しいようです。読書感想文というと構えてしまって、「こう書かなきゃいけない」という制限があるように感じていたのかもしれません。私は今もこうしてお仕事で文章も書かせていただいていますが、昔から文字を並べるのは好きで、作文や読書感想文の出来はさておき、わりと楽しく書いていました。自分が口下手だからというのもありますが、口で言うより文章にした方が伝えやすいこともあると思っています。なので長女にはまずは文章を書く楽しさを知ってもらって、読書感想文に対する苦手意識も少しずつ薄くなっていけばいいなと思います。
2022年07月21日育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん
うちの家族、個性の塊です