今年は新型コロナウィルスの影響で学校が休校になったり、チーム活動の停止でサッカーの練習も思うようにできていないと思いますが、もうすぐ夏キャンプの季節がやってきます。休校の延長などによる運動不足により、身体が暑熱順化できていない上、気象庁の発表では今年の夏は暑いという予報も出ていて、例年以上に熱中症が心配です。保護者のみなさんとしては、大事なお子さんを預けるキャンプでどんな対策をしているのか、気になるものですよね。サカイクキャンプでは、安心・安全にサッカーに取り組めるようにさまざまな熱中症対策を実施していますので、まずは子どもたちがプレーをするピッチ上ではどんな対策をしているのかご紹介します。(構成・文:前田陽子)クーラーボックスに氷を常備、15分に一度を目標に水分補給タイムを設けています■気温の高さだけではない。WBGTを基準に熱中症対策熱中症とは、高温多湿の環境下で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体内の調整機能が破綻して発症する障害のこと。めまいや大量の発汗、こむら返りなどの初期症状(I度)、頭痛・嘔吐・倦怠感などの疲労感(Ⅱ度)、体温調節ができなくなる熱射病(Ⅲ度)の三段階に分かれます。初期症状の段階では日陰やクーラーの効いている部屋へ移動して、着衣を緩め、水分補給をするなどしますが、Ⅱ度以降は医療機関での診察が必要になります。(引用:熱中症環境保健マニュアル 2018「熱中症になったときには」より)消防庁の調べでは、7~9月の熱中症による救急搬送者数は2018年がピークとなっています。2019年の搬送者数は減少していますが、気象庁の発表によると今年は昨年より暑くなると予想されています。また、新型コロナウィルスの影響で暑熱順化できないまま夏を迎えるので、例年以上に注意が必要と言えます。熱中症の予防に活用するのがWBGT(湿球黒球温度)という暑さ指数。気温、湿度、輻射熱などを取り入れて計測するもので、25℃以上になると屋外活動の警戒指数になり、28~30℃になると熱中症の発生、死亡数が多くなります。8月などの真夏はほとんどの日で25℃を超えるので、屋外活動の際には積極的に休憩を取り、充分な水分補給が必要です。■熱中症にならないように、サカイクキャンプのピッチで実施していること1.屋外での練習時間を工夫キャンプ中はWBGT測定器を用い、数値を確認しています。9時から16時まではWBGT(暑さ指数)の数値が28℃を超えることが増えるので、夏のキャンプ時の屋外練習は朝から9時までと、16時以降に実施するように計画。日中の時間は座学などに充てています。数値は随時計測するので、状況に応じて臨機応変にプログラムを変更し、子どもたちが安全に練習できるように工夫しています。2.グラウンドに日陰を設置、帽子の着用サカイクキャンプではテントを持参し日陰の準備をしており、水分補給の際などは、出来るだけテント内(日陰)で行っております。休憩時間や試合の合間には直射を避け、こどもたちの体の負担を軽減しています。また、練習中も帽子の着用をルール化。頭を直射日光から防ぐことにより、10℃前後、頭の温度上昇を防ぐと言われていますので、帽子を推奨しています。ピッチへの散水なども熱中症対策として挙げられますが、これは気化熱効果で地面温度を下げることで、サッカーがしやすい環境造りになるためです。サカイクキャンプでは、速やかに体温を下げられるようにホース、ビニールプールを用意し体調に異常があった選手にすぐに対応できる準備をしております。3.水分補給の時間を確保ジュニア期のラグビー選手の発汗量と飲水量の実態調査(2011年)によると、WBGT21℃の環境でも1時間で1kg当たり12gの水分量が減少することが報告されています。少年野球チームを対象に行った夏期スポーツ活動における発汗量と水分補給量の年齢差(2002年)の調査でも、WBGT31℃で体重当たりの発汗量は4.54%。40kgの選手が1回の練習で1,816mlの水分を失うことがわかりました。これらの調査により、WBGT21℃以下でも練習1時間の間に500mlの水分補給が必須なことが判明しています。WBGT28℃以上では水分喪失量がより多くなるので、サカイクキャンプでは15分に一度250mlの水分補給を目標としています。ピッチの外にはプールを用意しています。※写真は練習が終わった後にプールで楽しむ子どもたちサカイクキャンプでは、上記のような指標をもとに練習メニューをその日の状況に合わせて臨機応変に実施。つねに子ども対の安全に配慮して進行しています。また、コーチをはじめ、スタッフ全員が子どもたちの様子に目を配り、体調の変化をすぐにキャッチできるように努めているので、安心して参加ください。次回は、体重管理やピッチ外での準備についてご紹介します。
2020年06月26日学校が再開され、楽しんで通っている子も多いと思いますが、中には学校へ通う足取りが重くなっている子もいるかもしれません。この春に入学した小学校1年生のみなさんはいかがでしょうか。私は元小学校教諭で、小学1年生の担任を務めたことがあります。小学1年生のこの時期は、学校生活にも慣れ、友達もできてくる頃です。それと同時に、勉強も少しずつ難しくなって思うようにいかないこともでてきます。緊張から解放されてきて自分を出しやすくなる子がいる一方で、自分の思いを伝えられないで困っている子も。ちょっとしたきっかけで「学校へ行きたくない」と言い出すことがあるかもしれません。特に2020年は新型コロナウイルスの影響もあり、自粛中に自由に過ごしてきた反動もあって学校で楽しさが見つけられず、家にいたいと言い出す子もいるのではないでしょうか。子どもが学校に行くのを嫌がったとき、どうすればいいのかはその子の抱えている問題や思い、シチュエーションによってさまざまです。今回は、保護者の相談から解決までの4つの事例をお伝えしたいと思います。話を聞いて、解決策を一緒に探る1年生が行き渋る原因は本当に些細なことが多いです。「今日の給食が好きなメニューじゃないから」「昨日、先生に怒られたから」「叩いてくるお友達がいるから」「体育で走るのが疲れちゃうから」「国語の教科書をなくしちゃったから」。大人から見れば、「え!?そんなことで!?」と思うようなことも多いですが、子どもにとっては大事件です。どうしよう、どうしようと不安でいっぱいなのです。わが子が「学校に行きたくない」と言ったら、まずはじっくり話を聞いてあげてください。いろいろ根掘り葉掘り聞きだそうとするのではなく、子どもが話したいことを話したいように話してもらいます。話したがらないこともあると思いますが、時間をおいたり、違う場面で聞いたりするとぽろっと言ってくれることも。親子2人では話さなかったことも、先生を交えると話してくれることもあります。「学校の大きなプールが怖い」と話せたことで「子どもが学校に行きたくないと言っているのですが」という保護者と本人とで三者面談をしたことがあります。学校に来られたお母さんはとても話を聞くのが上手な方でした。お母さんと私で、子どもの話をうんうんと相づちを打ちながら聞いていきました。いろいろ話を聞いているうちにその子は「学校の大きなプールが怖い」というのが原因のようだとわかりました。「最初はこんなに少ない(おへその下くらい)お水から入るんだよ」「怖かったら先生も一緒に入るから、先生のところにきてもいいよ」「最初は足だけでもいいんだよ」などと話をしたら、安心してくれたようです。その子は、お母さんも先生も自分の話を聞いてくれて、思いを受け止めてくれたということが安心につながったようでした。学校生活は自分の思い通りになることだけではありません。ガマンしなければいけないこと、頑張らなければいけないこともたくさんあります。そのたびにこうしたらいい、ああしたらいいと先回りしてアドバイスをしたくなりますが、自分で乗り越える力をつけていくことも大切です。話をじっくり聞いて、どうしたらいいのかな?と一緒に考え、やってみる経験をたくさん積んでいく。そして乗り越えられたことを一緒に喜んでいくことで子どもは安心し、自信を持ち、一歩が踏み出せるのかなと思います。「子どもはウソをつく」ことを知っておく子どもの話を聞くうえで気をつけてほしいのが、子どもは多かれ少なかれ「ウソをつく」ということです。お母さんに怒られたくない、嫌われたくない、カッコ悪いところを見せたくない…。自分が悪かったところは隠したり、自分のよいように事実を曲げてしまったりするのは当たり前です。ウソだと分かって言っていることもありますが、それが事実だと思い込んでいて、ウソをついている自覚がないこともあります。記憶違い、勘違いが起こることも多いです。この時期、自分のことをよく見せたいと思うのは当然のことなので、あまり問い詰めずに、話を聞いてあげればいいと思います。ただ、子どもの話すことを全面的に信じるだけでなく、いろいろな方面から話を聞いて、多角的に冷静に判断することで大きなトラブルになることを防げます。「教科書をお友達にとられた」と話していたけれど「〇〇ちゃんに教科書をとられてしまって、学校に行きたくないと子どもが言っている。うちの子はいじめられているのか!?」と、保護者がとても怒って、学校に来られたことがあります。翌日、本人に話を聞いてみるとどうしても教科書が見つからず、かといってなくしたとお母さんに言うと怒られそうで怖くて、ウソをついてしまったということがわかりました。その後、みんなで探してみると隣の席の子が間違えて持っていました。なんでウソをつくの!と怒ってしまうと、ウソにウソを重ねていく…ということになりかねないので、子どもにも子どもなりの事情があるのだなと思いつつ判断するように心がけるのがよいと思います。親の不安は子どもにうつることを意識して入学当初、いつも自信がなさそうにおどおどしていて、困ったことがあるとすぐに泣いてしまう子がいました。勉強も学校生活も問題があるわけでもないのに、いつも不安そうにしていました。お母さん自身の不安な気持ちを取り除くことで個人面談の時期になり、その子のお母さんと話をしました。お母さんは、「娘はちゃんとやっていますか?何もできないのではないですか?」と、とても心配されていました。実は、保護者が必要以上に不安がっていると、子どもも不安でいっぱいになります。また、保護者が学校や先生に対して怒ったり文句を言ってばかりいると、子どもも学校や先生に不満をもちやすくなります。逆になにがあっても大丈夫!とドーンと構えているお母さんの子どもは安定しておだやかに過ごせていることが多かったです。この不安が大きかったお母さんには、折を見て学校生活では問題なく楽しそうに過ごしていること、勉強も積極的にしていることをお話しし、学校公開などで実際に見てもらうことで少しずつ不安を取り除いていきました。するとその子にも少しずつ変化が。小学2年生になるころには、ニコニコ元気いっぱい学校で過ごせるようになったのです。子どもの能力を信じて、あまり心配しすぎないことも大切です。些細なことでも先生に相談してOK学校は親の目の届かないところでの生活です。幼稚園や保育園と違って担任の先生と会う機会はそれほどなく、子どもが話してくれないと学校生活が見えてこないことが多いです。そのため不安に思うこともたくさんあると思います。ですので、心配なことがあったら些細なことでも先生に相談してみるとよいと思います。先生がその子の状態を知っていると、気にかけて見たり、声かけしたりしやすくなります。毎朝の声掛けで子どもに変化が学校ではとても楽しく過ごしているように見える子どものお母さんから「学校へ行きたくないと言っている」と相談されたことがありました。学校生活の中では行き渋りがあるようにはまったく見えなかったので、とても驚きました。私は、相談された日から、登校時に「おはよう!今日も会えてうれしいよ!」「頑張ってきてくれたんだね。ありがとう」と声をかけるようにしました。最後の保護者会の日にお母さんから、「毎日、喜んで学校に行くようになった」と言ってもらえてホッとしました。「1年生は1年間かけて小学生になる」を心に私が勤めていた学校の校長先生は「1年生は1年間かけて小学生になるんだ。1年生の一番大事な勉強は学校が楽しい、勉強が楽しいと思えるようになることなんだよ。そんな学級経営をしなさい」と言っていました。ランドセルを背負えば誰でもすぐに小学生!というわけではありません。焦らず1年かけて学校生活に慣れ、勉強することに慣れ、お友達をつくり、学校の中での自分の居場所を見つけていければ大丈夫です。子どもたちみんながにこにこ楽しく学校に通えるように、保護者と先生が手を取り合って支えていけるといいなと思っています。<文:ライターHIDE>
2020年06月19日毎年人気のデザインは売り切れ必至、早い者勝ち状態のダイソーのデザイン扇子が今年も登場!子どもが喜ぶキャラものや変わりダネまで、今年も30種類近いラインナップで売り場を彩っています。欲しいデザインが無くなる前にダイソーへ急げ! 淡いカラーが可愛い!ガーリーなアニマル柄扇子 女性のときめきのツボをしっかり押さえた、ガーリーなウサギ柄の扇子。落ち着いたサーモンピンクで、年齢問わず持てるデザインなのが有難いですね。 大きめサイズでシックな印象の男性用扇子 こちらは、骨の部分が黒いバージョンの扇子。全体的にサイズが大きめなので、男性の手にぴったり。もちろん女性が持ってもOKです。シックなカラーリングが大人っぽいですね。 コロンと丸い形がキュートな変形扇子 こちらは扇面が丸くカットされている変形扇子。開くと普通の扇子よりも丸みを帯びた形になっていて、とにかく可愛い!角が尖っていないので、お子さんが持っても安心です。 海やプールで大活躍!ウォータープルーフ扇子 プラスチック製で、水に濡れても大丈夫なウォータープルーフの扇子。海やプールなどの水場に出かける時に大活躍します。作りも割としっかりしているので、水中で使用しない限りはすぐに壊れてしまうようなことはなさそう。ゆめかわ系のカラーも可愛いですね! とても100円商品とは思えないクオリティが人気の、ダイソーの扇子シリーズ。今回紹介した他にもデザインがたくさんあって、目移りしてしまうほどでした。最近はハンディファンなども普及していますが、小さくたたんで持ち歩ける扇子はやはり重宝します。この夏の暑さ対策に、可愛い扇子を持ち歩いてみてはいかがでしょうか。 ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。記事の内容は個人の感想です。※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗では臨時休業や営業時間の変更などを実施している可能性があります。商品購入の際には自分だけではなく周りの方、スタッフの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。
2020年06月12日娘は1歳になったばかりです。晴れて暖かい日にはベビーカーでお散歩し、公園でレジャーシートを敷いてのんびりするのが気分転換になっています。しかし問題は肌寒い日や雨の日。新型コロナウイルスの影響で外出自粛の今、ショッピングモールや児童館に行くのは避けたいところ。1日中家で甘えん坊の娘と2人きりだとネタ切れしてしまい大変! そこでできるだけ楽しいものを増やそうと、家でも楽しめるグッズを買ってみたので紹介します。 室内ブランコ 外出自粛や保育園・幼稚園休園の影響か、公園では幼児が遊具に群がっています。人混みは避けたいし、遊具を触るのも今は気が引けます。ですが娘はブランコなど、風を感じることが好きなようなので、思いきって室内ブランコを買いました! 「オリンピア鉄棒Ⅱ」という、ブランコを外せば鉄棒にもなる商品で、ネットショップで12,540円(税込み)でした。ちょっとぐずっていても、ブランコに乗ると娘はニコニコご機嫌。長く乗ると酔っちゃいそうなので、数分で降ろさないといけないのが難点ですが、ぐずったら乗せる救世主になりました。 ボールプール 娘は丸いものが好きなようなので、これもまた場所を取りますが、思いきってボールプールを買いました! ボールの数もたくさんあったほうが楽しいだろうと、300個投入。 ボールプールはShengshou「ベビープール」という商品で2,600円(税込み)、ボールのほうは300個セットで2,598円(税込み)。どちらもネットショップで購入しました。 ボールプールの中に座らせておくと、娘はけっこう長い時間ひとりで遊んでくれるのでよかったです。わが家にいる猫もボールプールが気になるようで、一緒に入って遊んでいることもあり、娘もそれが楽しいようです。 砂遊びセットや粘土 公園の砂場も、今は幼児が密集しています。1歳になったばかりで娘にはまだ砂遊びをさせたことがなかったのですが、砂の感触は楽しそうだと思い、家でもできるように買い揃えました。「浅めの衣装ケースに抗菌砂を入れれば、使わないときはフタもできて良い」と友人から聞きました。 また、感触を楽しむと言えば粘土もいいなと思い、カラフルな小麦粘土も購入。今まで触ったことのないものの感触に、娘なりに何かを感じているのだろうと思います。 衣装ケースはホームセンターで1,080円(税込み)、他はネットショップで、砂は20kgで2,880円(税込み)、粘土は8個セットで1,100円(税込み)で購入しました。 新型コロナウイルスの影響は本当に大きいです。本来なら1歳から親子スイミングなどの習い事に通い、外にもたくさん出かける予定だったのに残念。でも、その分毎日娘と向き合って工夫して過ごせているような気がします。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 著者:中村もこ0歳女児の母。小学校教諭と旅行代理店、保険営業を経験。現在は保育の勉強をしながら、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年06月06日スイミングコーチとして働いていたころ、私は何度も「水慣れクラス」を担当しました。水が嫌い!絶対顔なんてつけない!ママと離れるのがイヤ!そんな大泣きする子たちをプールという場所に慣らし、水に慣らし、潜れるようにするクラスです。幼稚園の年少・年中の子どもにレッスンする水慣れは、技術の指導というよりも、気持ちが大きく作用します。私の経験から、水が苦手なお子さんを持つお母さん達に知っておいていただきたい心得を紹介したいと思います。絶対に強要しない水を嫌がる子どもは、シャンプーを流すときに顔を手で覆って大泣きしたり、ちょっと水が顔に掛かっただけで叫んで嫌がることがあります。そういうときは、本人の気持ちが落ち着くまで待つしかありません。無理に水慣れさせようと思えば思うほど、子どもは『嫌なことをやらさせる!』と警戒してかたくなっていきます。親は、水に慣れさせたい気持ちをぐっと抑え、『嫌なら顔を隠してもいいし、上を向いてもいいじゃない』と、まずは広い心で待ってみてください。間違っても、水嫌いを克服させたいなという心意気が伝わってしまわないようにしてくださいね。『この子は水が嫌いだから』と言わない、思わない幼児の水慣れクラスを担当している時、今でも忘れられないほど水嫌いな子が何人もいました。週1回のクラスで2か月もすれば、水に潜ったり顔をつけられるようになる子が多い中、中には水に顔をつけられるようになるまでに半年以上泣いていた子どもも。どうやってもなかなかうまくいかないときは、指導者側もさすがに心が折れてしまいそうになることも。そんなとき、いつも心の中で唱えていたのが、『人は羊水の中に10か月間いたのだから、水が嫌いな人間がいるわけがない』ということです。生命の起源は海に由来しているのだから、生物学的に水が苦手な人間はいないと信じながら、その子と向き合っていました。また、印象的だったのは、その子たちのお母さんは、頻繁に、『うちの子は水が嫌いで…』と話していたこと。事実そうなので、口にしたくなる気持ちは分かるのですが、その言葉は子ども本人も聞いています。それが、無意識の暗示になることも。顔に水がかかるのがイヤでも、お風呂につかるのは好きな子や、自分がシャワーを持って人に水をかけるのは好きな子はいます。水が嫌いかなと思っても、それをあえて口にせず、お風呂やシャワーでたくさん遊んで、「水って面白い!」を体験させてあげるとよいと思います。「水圧、浮力、抵抗」を子どもと感じてみよう大人は、子どもと一緒にお風呂に入ったときや、水遊びをしながら、口からブクブク泡を出したり、潜って見せたり、おもちゃで遊んだり、ひたすら水を楽しむ姿勢をみせましょう。大袈裟なくらいのアクションを交えるのもいいですね。子どもたちは、水圧、浮力、抵抗といった3つの水の特性を感じると、水は楽しいと思うはずです。例えば、シャワーを強くしたり弱くしたりと水圧を変えて湯船にあてると、出てくるあわや水しぶきが違うな~と感じることができます。湯船でママに抱き着いて力を抜くと、ふわーんとかわいいお尻が浮いてくるのは浮力がかかったから。濡らしたタオルに空気を集めて、風船のようにしてお風呂に沈めるとプカプカ浮くのも浮力。湯船でそーっと手を動かしたときと思いっきり早く手を動かしたときは手に当たる水の力は違うし、できる水流も違う!これが抵抗です。大人が工夫して、それらを感じさせてあげると、子どもは難しいことは考えずに、「なんだか水っておもしろい」と実感していくはずです。たまに事故的に(実は故意なときも)水が顔に掛かってしまった時は、『ごめんね!でも顔にも水がかかっても平気だったね!』と派手に褒めてあげてください。少し慣れてきたら、ゆっくり水との距離を縮めてみる…これを何度も繰り返していきます。スイミングスクールは週に1回~2回ですが、お風呂では毎日できるので、慣れていくのだってきっと早いはずです。『あれ?意外と大丈夫』『ちょっとやってみようかな』の気持ちを大事に、少しできた時には「もっと」と強要しないことも大切です。これからどんどん暑くなって、水と遊ぶのが楽しい季節になってきます。『水が嫌いなんて言っても、おなかの中では10か月も水の中にいたのだ』ということをちょっと頭の片隅に置いておくと、深刻にならずに水嫌いの子どもと向き合えます。ぜひお風呂やおうちプールでたくさん水と遊んで、水に慣れていってくださいね。<文・写真:ライターさつき>
2020年06月03日おうちで過ごす時間が増えると、気になるのが子どものおもちゃのこと。何ヶ月頃、どんなおもちゃで遊べるようになるの?今回は、ママライターさんたちおすすめの、月齢&年齢別子どもが喜ぶおもちゃについてご紹介します♪ベビーベッドの上に、楽しいモチーフを飾って♡生まれてすぐの赤ちゃんは、まだ何かを握ったりすることができません。でも、成長するにつれて光を感じたり、音を聞いたりすることができるようになるので、まずは「見て楽しめる」ものから。日中ほとんど横になっている赤ちゃんのために、ベビーベッドや、赤ちゃんの居場所の上にメリーをつけてあげて。音が鳴ったり、くるくる回ったり仕掛けがあるものもいいけれど、お部屋のインテリアを邪魔しない、モービルタイプのものが可愛いです。ペアのメッドメリーは、インドの職人がひとつひとつ手作りしたフェルトウール素材の可愛い動物モチーフがついた、おしゃれなアイテム。自然の風でゆらゆら揺れる動物たちは、大人がみても癒される♡赤ちゃんはじめての「見て楽しむ」アイテムとしておすすめです。仕掛けたくさんのプレイマットで遊ぼう!目で見て楽しむからワンステップ成長すると、気になるものに手を伸ばしたり、握ったりできるように。ゴロゴロしたままの赤ちゃんでも楽しく遊べるのが、プレイマットです。デンマークのベビーキッズブランド・ダンバイディアーの「プレイマット」は、人気の北欧テイストが可愛いアイテム。5つのおもちゃを13ヶ所のポイントに自由にセットでき、アーチを外せばキルティングのマット(ラグ)としてだけでも使えます。おもちゃはベビーカーにつけたりもできるので、これひとつあれば色々な使い方ができそう!なにより、スカンジナビアテイストのカラーと、おしゃれな動物モチーフが可愛い♡ プレイマットはなかなかサイズ感があり、お部屋のなかで存在感を発揮するアイテム。ダンバイディアーのアイテムならおしゃれなお部屋作りに一役買ってくれそうです。にぎにぎができるようになったら…3ヶ月頃になると、キュッと握りしめていた拳がだんだんとほどけ、物を握れるように。そうすると遊びの幅もグンと広がります。超ロングセラーの「オーボール」は、360度どの角度からでも握りやすい、世界的なおもちゃ。触覚を刺激する素材と鮮やかなカラーと、赤ちゃんがなめたりしても安心な素材でてきているので、にぎにぎして持ち上げたり、振ってみたり、なめなめしたりが楽しめます。オーボールはベーシックなボール型をはじめ、いろいろな形が出ています。もうちょっと成長すると、今度は「触ったところの感触」だったり「握って出る音」だったりが楽しくなってきます。そんな頃のベビーには、ダンバイディアーのタイニーアクティビティブックがおすすめ。感覚を刺激する、様々なギミックが満載の布絵本。パリパリカサカサふわふわの、触って楽しい異なる素材に、赤ちゃんの語感が刺激されます。ひもやタグ、歯固めなど、なめたり噛んだりしても楽しい仕掛けもたくさんなので、これひとつでかなり楽しめそう♡家のなかではもちろん、ベビーカーなどにつけてお出かけのおともにしてもいいですね。また、赤ちゃんがいろいろわかるようになると、いつもそばにいる相棒のようなぬいぐるみを買ってあげたくなるもの。エロディディティールズのぬいぐるみは、赤ちゃんの初めてのお友達にぴったり。寝顔が可愛い動物たちは、どれも可愛くって迷っちゃいます。体を動かす! お家の中での体力づくりには…手先で遊ぶだけじゃなく、やっぱり子どもはたくさん動いて運動したい!お家のなかでの体力作りや運動不足に一役買ってくれるのが、キッドキーのボールプール。リサイクル可能な植物性にできる限りこだわったプロダクトをラインナップしているベビーブランドで、環境と子どもたちの衛生・安全に配慮した、やさしいボールプールです。たくさんのボールの海のなかで、体をおおきく使ってアクティブに遊べます。ダンバイディアーの「フォームプレイマット」は、パズルのように複数のパーツが組み合わさっていたラバー製のマット。丸い形からサーキットのような形に変形させることができるので、床を使って大きな遊びが楽しめます。ミニカーや電車遊びによる音も防げるので、マンション住みのキッズには必須アイテムかも!音が出るおもちゃは、知育要素があるものを♪物がしっかり握れるようになると、指先の細かい動きを促すおもちゃがおすすめ。特に赤ちゃんは掴んで入れる動作が大好き!ボールを落として転がしたり、ブロックをはめたりするのが楽しくなるように。指先の動作を楽しんだり、音楽を聞いたりできる知育玩具は、アメリカの知育玩具ブランド・リープフロッグのものがおすすめ。「ソーティングサプライズ タートル」は、亀の甲羅の様々な形の穴に、ブロックをはめていくおもちゃ。色や形に触れて、自然に覚えていくことができます。また、数字やアルフェベットと触れ合うには、同じくリープフロッグの「ナンバークランチングスクワラル」がおすすめ!お腹が減ったリスに、数字を数えながらおやつのコインをあげてみて。可愛いリスと一緒にお話ししたり歌をうたったりするうちに、英語力やリズム感が育まれます。ごっこ遊びを始めたら…いろいろなことができるようになり、言葉の幅や行動範囲が広がると、身近なママの真似をしたがるように。お料理を作ってみたり、お買いものをしてみたり…。そんな「ごっこ遊び」を始めたら、リープフロッグの「スクープアンドラーン アイスクリームカート」で、アイスクリーム屋さんになっちゃおう♪注文をとったり、アイスを作ったり、トッピングしたり…、小さくて可愛いアイス屋さんの虜になりそう♡いかがでしたか?おうちのなかでも楽しい遊びがたくさん♡ 月齢・年齢に合ったおもちゃで遊べば、子どもたちの成長を感じられます。親子で楽しい「おうち時間」を過ごせますように♪
2020年04月08日プールが大好きな我が子たち。去年の夏のことでした。スイミングを習ったことはなく、幼稚園の授業で水遊び程度しかしたことがなかった息子でしたが、犬かきのようなバタフライのような、謎のジタバタ泳ぎで、数メートルを息継ぎ無しで泳いで(?)いました。泳ぎ切った時の達成感と、周りの賞賛が嬉しくて、何度も何度も繰り返しました。初めは、「今から行くよ!」と呼び掛けてから泳ぎ始めていたのですが、そのうち呼びかけもなく泳ぎ始めるようになり、ヒヤヒヤすることたびたび。驚くほど怖いもの知らずだけど、「絶対受け止めてもらえる」という安心感からか、無謀な泳ぎをしていたのだと思います。そしてこの冬、室内プール付きホテルに泊まった時のこと。前回もすごく泳いでいたし、最近は水泳教室に通うようになっていたので、前回以上にたくさん泳ぐんだろうなぁと楽しみに思っていました。しかし・・・半年前までの怖いもの知らずはどこへやら?プールサイドにしがみついたまま、まったく泳ごうとしません。距離を1メートルくらいに縮めてやっと、怖がりながら飛びついてくるだけでした。「怖い!!!」そんなセリフとともに、しがみついてくるばかりでした。これまでは、向こう見ずで怖いもの知らずだった息子ですが、少しずつ危険を察知できるように。溺れてしまった時にどうなってしまうのか、想像できるようになってきたのかもしれません。私自身は子どものころ慎重すぎるほどの慎重派で(今はそうでもないけれど)、いつも「もしこの遊具の紐がちぎれたら…」とか「もしプールでおぼれてすぐに誰も見つけてくれなかったら…」と、必要以上に最悪な事態を想像してしまい、何もできなくなるタイプでした。
2020年04月07日前回 の記事に続き、スイミングスクールに見学に行った際のお話です。出かける直前まで半泣きになる程に嫌がっていたスイミングでしたが……初めての環境が苦手というだけで、水が怖い訳ではなくむしろ大好きだった娘は、実際にプールを見て少し気持ちを持ち直したようでした。そしていよいよ母子分離でプールへ。親はガラス張りの見学コーナーで見守る事になりました。心配性の私はハラハラ。ニコニコで戻ってきたので、その日のうちに契約する事にしました。何事も、まずはチャレンジしてみる事が大切だなと親子で学びました。さて、そんなこんなで通い出したスイミングですが…現在、娘は毎週嫌がってます(爆)その話はまた別の機会に………
2020年03月10日子どもが0歳から3歳ごろまで使っていた乳幼児グッズ。できれば捨てたくないですが、そうもいっていられません。でも捨てる前にちょっと待って! まだまだ使える物もたくさんあるんですよ。 0〜1歳ごろによく使ったものまずは赤ちゃん用のフードつきタオル。出産祝いなどでもらった方も多いのではないでしょうか。このタオル、赤ちゃん用なので、ちょっと小さめだし、フードがついているので子どもが大きくなるにつれて使いづらくなり、タンスの肥やしになっていることもあると思います。実はこれ、子どもがプールや海に行くようになるころ、大活躍します。体の形に合うように作られているので、プールや海上がりで、ちょっと寒いときに子どもの肩にかけるのにとても便利なのです。 抱っこひものよだれカバーも使い道のあるグッズ。こちらはぜひ、ベビーカーの持ち手のところにつけてください。ベビーカーの持ち手部分は黒色のことが多いので、あまり気にならないかもしれませんが、毎日使っていて結構汚れています。カバーをつければ汚れても簡単に洗えます! 1~2歳ごろによく使ったもの大きめでちょっとどうしよう……と思うのが、おまる。わりとすぐに使わなくなり、あとは、おまる部分にフタをしてトイレに登る際の台にするのが一般的です。ただ、トイレに登る際の台としてもすぐ使わなくなるんですよね。 その後はぜひ、キッチンや洗面台の台として使ってください。安定感バッチリのこの台は、自分でいろいろとしたがるようになる3歳以降に大活躍します。ただし、ご使用前には必ず、商品の取扱説明書などで、ステップとして使用する場合の適用体重をチェックしてくださいね。 3歳くらいに使っていたものすぐにあげてしまったり、捨ててしまうものの1つに小さくなったショートパンツがあるのではないでしょうか。もうパンパンではけなくなったから……と思いきや、子どもの多くは3歳後半くらいから、急に細くなり始めます。縦に伸び始めるんですね。大きく出ていたおなかが引っ込み始め、入らなかったショートパンツが入るようになる、なんてことも多くあります。 やせてきたな……と思ったら、女の子のお子さんをお持ちであればスカート下にはくオーバーパンツに利用するといいですよ! 特に夏のパジャマのショートパンツはやわらかい素材なのでおすすめです。 用途をひとつに絞らないと、意外にも便利に使えるものがたくさんあります! 思い出いっぱいの品々。捨てる前に、ぜひ別の利用法を考えたいですね。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年03月01日毎日寒い日が続いています。家から外にも出たくない、こんな時期にプール!?と思われるかもしれませんが、冬の時期は新しくスイミングを習い始めるのに意外とオススメな時期なんです!元スイミングコーチの経験から、その理由3つを紹介します。コーチが手厚く、新しい子のフォローがしやすいスイミングスクールで入会者が多いのは、夏の短期教室と春の短期教室の後。短期教室は豪華な特典があることが多く、入会者がどっと増える時期です。それに比べ、寒い冬はプールに行く機会が少なく、習い始める人も少ない時期です。だからこそ、空いているこの時期にスタートすると、コーチが目をかけて手厚く指導してもらえる可能性が高いのです。小さな子であれば、まずは環境に慣れずに泣いてしまう子もたくさんいます。中には母子分離が初めてという子もいます。そのような子がクラスに1人ならば、コーチもゆっくりと目をかけてあげられます。一方、春夏の短期教室の後は、半分以上がはじめてなんてことも。泣いていない子までつられ泣きしてしまうこともあるのです。また、春や夏に始めた子たちは進級していることが多く、最初の水なれクラス自体が空いている可能性も高いです。ほかのレベルのクラスの場合でも、新規入会者が多い時期に比べ、クラスが落ち着いているので、コーチは新しい子をしっかりとみることができるのです。コーチのスキルが安定している春は新入社員や、新しくアルバイトを始めたコーチが多い時期になります。もちろんそのコーチたちがいきなり1人で指導を担当することはないのですが、冬の方がコーチたちの経験が増えていてスキルが安定している時期と言えます。それぞれのコーチのスキルにもよるのですが、3か月程で1人でクラスを受け持つことが多く、春に入ったコーチたちは夏ごろひとり立ちをします。そこから半年ほど経ているので、新人コーチも冬にはだいぶ成長していることが多いのです。短期教室に遜色ないキャンペーンがあることもなかなかプールに足が向かない時期だからこそ、スクール側は何とかして入会者が欲しい時期でもあります。特に、何店舗も展開しているような大手のスイミングスクールは、3月末が年度末なことが多く、1年の締めに向かう時期です。『あと少しで今年度の目標在籍者数に行きそう』『何とでも予算達成しなければ!』というスクール側は、背に腹は代えられずこの冬の時期にキャンペーンをうつ可能性があります。無料体験キャンペーンや紹介キャンペーンなどといった内容が、実は短期教室の特典とあまり変わらないこともあるので、ぜひチェックしてみてください。『みんなが始める時期にみんな一緒に』というのもメリットはありますが、逆の思考で、空いている時期を狙ってみると意外とよいことがあるのかもしれません。<文・写真:ライターさつき>
2020年01月25日突然決まった軽井沢旅行。軽井沢が大好きな夫が、オフシーズンの軽井沢の魅力を随分と推してくるので私も子どもたちもすっかりその気になり、準備もそこそこに車で出かけることとなりました。国内旅行のこういう身軽さってステキです。その代わりにトランクには、使うかどうかわからないけれど必要になった時にあると便利なレジャーグッズや外遊び用の道具など、ここぞとばかりにどっさり積みます。まずは碓氷峠鉄道文化むらに立ち寄り、蒸気機関車 D51 96を見せるというまめとの約束を果たしてからホテルへ。これは家族で旅をするようになって大きく変わった部分でもあるのですが、とにかく予定を多く組まなくなりました。2歳くらいの子供がいる場合、1日のタスクは2つ以下にしておかなければ、地獄を見る可能性が高いようです(個人差あり)。今回は1度遊びに立ち寄っただけですが、それでもやっぱりホテルに到着する前の車内は、移動に飽きたゆめこから不穏な空気が立ち上っていました。1日目のホテルは、軽井沢倶楽部 ホテル軽井沢1130。自然に囲まれたリゾートホテルで、広い客室・露天風呂付きの客室・室内温水プール……と、大人も子供も嬉しい充実の設備! 冬場でしかも平日ときたものですから、プールは貸切状態でまめもゆめこも随分と楽しめたようです。そしてやっぱりプライベートな露天風呂は嬉しい!家族全員が一番喜んだのは、ここだったんじゃないかというほどの盛り上がりでした。実は銭湯や温泉が大好きなまめ、朝は弱いはずなのにこの時ばかりは早起きして澄んだ空気の中、朝風呂を楽しんでいました。ここまでが1日目。翌日は宿を変えるわけですが、子どもたちに合わせてどうしてもタスクを減らさなければならない都合上、一回の旅行でできるだけ色々な経験をするために、「できるだけ連泊しない」という部分に夫のこだわりがあるらしいのです。なるほどそういう考え方もあるのか……と納得しつつ、翌日のキャンプに思いを馳せるのでした。キャンプとはまた随分と毛色が変わったな!2日めにつづく
2019年12月14日寒い年末年始に、あたたかい海外リゾートで過ごす人も多いですよね。これまでヨーロッパなどのタウン派だった私達夫婦も、子どもが産まれてからはハワイやバリ島や沖縄など、リゾート旅を楽しむように。今回はリゾート旅に持って行って良かったと思えるアイテムを紹介します。日焼け止め代わりに「長袖ラッシュガード」、部屋着には「甚平」リゾート地では1日に何度もプールや海を楽しみますよね。その度に動きまわる息子を捕まえて、日焼け止めを塗るのはひと苦労。そこでわが家は長袖のラッシュガードを準備し、着用させています。顔に日焼け止めを塗れば良いだけなので、お互いラク!また部屋着として持って行った甚平が思いのほか重宝しました。着せやすく、速乾性もあり、動きやすく、さらに外国人からも好評で、お話しするきっかけになりました。体の中から温めて、整える「即席スープと整腸剤」0歳と3歳を連れての旅行中、毎回細心の注意を払っているのが体調管理!プールや海で遊んだあとは、部屋に戻って仮眠をとるように心がけています。その際、日本から持って行った即席スープを飲ませて、身体の中から温めるようにしています。その甲斐あってか、大人はもちろん、子ども達も体調を崩したことはなく、めいいっぱい楽しめています。即席スープは袋入りのものもありますが、スーツケースに空きがあればカップに入ったものがおすすめ!食器を借りる必要がなく、お湯を注ぐだけで食べられ、さらに食べ終わったら捨てるだけなのでお手軽です。ほかにも整腸剤のビオフェルミンを持参し、毎朝飲むようにしていました。離乳食はライスシリアルが便利!わが家では、普段からライスシリアルを愛用しているので、旅行にもライスシリアルを持参しています。お湯を注ぐだけで完成するので、簡単だし衛生的。キッチンのついていない宿泊先でも、すぐに作れます。不足しがちな鉄分などの栄養素が含まれているのもありがたく、他の粉末のベビーフードと合わせれば、毎食味も変えられます。写真のライスシリアルは、現在日本で販売している店舗はありませんが、海外のスーパーではよく見かけるので、機会があればチェックしてみてください。ベビーカーはレンタルが便利!0歳と3歳との子連れ旅行、毎度最後まで悩むのがベビーカーをどうするか問題。今までわが家は、レンタルしたことも、現地購入したことも、持参したこともあります。ハワイでは、ベビーカーを現地でレンタル。抱っこ紐で空港まで行き、空港内では空港のベビーカーを使いました。現地に着いてからは、ホテルの近くでベビーカーをレンタルしました。空港内のベビーカーは無料、現地では4日間で7ドルととても安く済みました。ベビーカー本体はレンタルとは思えないほどキレイで、さらにストローラーマットはクリーニング済みのものをつけてくれたので安心して使えました。現地購入したベビーカーは、安価で簡易的だったこともあり、息子は気に入らずあまり乗りませんでした。結果、歩かない時は抱っこ紐を使う羽目になり、購入したベビーカーは荷物になるので、現地で処分しました。国内からベビーカーを持参した際は、乗り慣れているということもあり、いつものようにベビーカーでお昼寝をしたり、操作がスムースだったりととても便利でした。子どもが新しいものに慣れるまで時間がかかる場合は、持参するのもありだなと思います。しかし預けた際に傷がつくこともあるので、その辺りを許容できるかどうかがポイントになってくるように思います。ママはここよ!と主張できる「派手派手ワンピ」普段はシンプルな服が好きな私ですが、リゾート旅へ行く際は、派手なワンピースをたくさん持っていきます。リゾート気分を満喫したいという思いからでしたが、これが意外な面で活躍。ちょっと離れた場所からでも、子どもがママの位置を認識しやすいのです。わが家はパパと子どもたちがプールに入って、ママがプールサイドでゆっくり…なんてこともしばしば。そんな時もワンピースのおかげで、私もことをすぐに見つけられるようで重宝しています。これからリゾート地を楽しむ家族が、渡航先で快適に過ごせますように。<文・写真:ライターかつき>
2019年12月06日わが家が引っ越しをして間もないころのできごとです。そのころ、末っ子の長男はまだ1歳くらい。お風呂が大嫌いで、毎回大泣きをしていました。そんなある夏の日、突然児童相談所の訪問を受けてしまいました。そのときの体験談をご紹介します。 誤解の原因は子どもの「お風呂嫌い」3歳くらいまで、息子は「お風呂嫌い」でした。特にシャンプーは大嫌いで、シャンプーハットをかぶっていても顔が濡れるのが怖かったのか、毎回かなり盛大に大泣きをしていました。引っ越したばかりで、ご近所さんとはあいさつをする程度の間柄でしたが、顔を合わせたときには「いつも子どもが騒がしくてすみません」と声をかけていました。このときの言葉の足りなさが、児童虐待疑惑を生んだ原因だったのではないかと思います。 突然の児童相談所訪問にびっくり仰天!不思議なもので、お風呂は嫌いでもプールは大好き。庭で息子をビニールプールに入れて遊ばせていたときのことです。「こんにちは」と庭先から声をかけられました。あいさつを返しながら見てみると、そこにはにこやかな笑顔を浮かべた中年の男女の姿が……。 「県の福祉事務所から来ました」「福祉事務所……ですか?」男性の言葉に首をかしげていると、男性は衝撃のひと言を発しました。「はい。児童相談所です」と。 無用の誤解を避けるためにできること 児童相談所の方の説明では、「近所に毎日子どもが泣き叫んでいる家がある」と、いわゆる「虐待の通報」があって訪問されたのだとか。そのときの児童相談所の方がチェックされていたのは「子どもの体にケガやアザがないか」でした。 息子のお風呂嫌いのことを説明し、相談所の方が息子自身とも話をした結果、誤解だとわかっていただけて、ホッとひと安心。こういう誤解による通報もけっこうあるとのお話でした。 誤解が解けて安堵する一方で、ご近所の方に、息子が毎日泣く原因を具体的に話しておけば無用な誤解は生まれなかったと、自分の言葉の足りなさを反省するばかりです。 イラスト:(c)chicchimama著者:恋瀬たまこ一男二女の母。商業簿記、珠算、アマチュア無線技士の資格を持つ。自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆中。 ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡
2019年11月08日登場人物ぐっちゃん:2018年4月生まれの男の子。よく食べよく眠る元気いっぱいボーイ。ママ(chiiko):ぐっちゃんのお母さん。激しくて楽しいぐっちゃん育児を漫画にしている。あああああああっ!麦茶のプールへ、颯爽と駆け出して行ったぐっちゃん。とっても楽しそうな足踏みは、まるでダンスしているかのようですね!(編集部)chiikoさんが描くぐっちゃん漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました♪今後もchiikoさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他育児に関するお役立ち情報が盛りだくさん!字幕付きのため、音声なしでもお楽しみいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!著者情報
2019年10月03日こんにちは、ちいです。 Instagramで育児絵日記を描いています。今、私の住んでいる福岡は梅雨真っただ中で、雨ばっかりふっています。洗濯物が乾かなくて、大変です…。お休みの日が雨の時、何をして過ごしていますか?家でゆっくり読書をしたり、テレビを見たりして過ごせばいいのですが…アウトドア好きの我が家は、『家でゆっくり過ごす』という事ができません…そんな我が家が、雨の日は何をしてすごしているのか、ご紹介したいと思います。 ¥1つ目は、水族館です。 雨の日も、夏の猛暑の日も、冬の極寒の日も、水族館は本当にオススメです!我が家は車で40分くらいのところに水族館があるので、年間フリーパスを作ってよく行っています!イルカのショーを見ながら、チュリトスを食べるのがいつものお楽しみです。水族館でなくても、子供向けの博物館などもオススメです。2つ目は市民プールです! 市民プールは1年中入れるところがほとんどだと思うので、オススメです。親も運動になるし、何より安くで遊べるのがありがたい!3つ目は、早めに帰ってみんなでごはん作りをすることです!(お出かけじゃないけど)ちょっとどこかに出かけても、雨の日は早く帰宅して、みんなでごはん作りをするのもオススメです!ウチがよくするメニューは、たこ焼き、焼きそば、カレー、お好み焼きなど。この前は、バンズと具を準備してハンバーガーパーティーをして楽しみました! いかがでしたか? 『なんだそんなことか…』という事だったかもしれませんが、本当に実行してみると、雨の日も思いっきり楽しめますよ~!ちいでした!●ライター/ちい
2019年09月18日夏休みも終わり、水遊びの遊具をそろそろ片づけようと思っている人も多いのでは。そこで今回は、浮輪やビーチボール、プールなどのビニール製遊具を劣化させずにきれいに保管する方法を紹介します。きちんと保管しておかないと使用できない状態に!?暑い時期にしか使用しない、ビニール製の水遊びの遊具。ビニールプールなど、かさばるものは保管場所に困ることも。わが家では、屋外用物置にまとめて片づけておいたところ、1年後に取り出してみたら、ビニールが張りつき、カビが生えていて大変なことになっていた!という苦い経験があります。そんな失敗談を整理収納アドバイザーの友人に話したところ、いくつかの指摘がありました。・洗ったつもりでもきちんと遊具を洗えていなかった・ビニール製品をまとめてそのまま圧縮袋に入れたので張りついてしまった・屋外の高温多湿になりやすい環境がよくなかったアドバイスをもらって、さっそく収納方法を見直すことにしました。片づける前に!ビニール製遊具の洗い方収納する前に、遊具の汚れをしっかり落とします。そのときに、水洗いだけではプールの塩素や、海でついた汚れなどが落ちないので、台所用洗剤などの中性洗剤を使用して洗います。洗い終わったら、しっかり乾かすことも大切。水気が残っているとカビが発生する原因になってしまうこともあるので、タオルで軽く拭いてから、直射日光に当てずに陰干しで乾かすのがポイントです。ビニール遊具の保管方法遊具をきちんと洗って完全に乾いたら、収納していきます。空気をしっかり抜いてコンパクトにたたんでいくのですが、そのときにもいくつかのポイントがあります。【ベビーパウダーを使ってビニールが張りつかないようにする】折りたたんだ部分の密着しているビニールが張りつきやすくなるので、ベビーパウダーを少し振りかけてサラサラにしてから収納します。【空気穴を上にしてたたんでいく】買ったときのパッケージの中をイメージして、折りたたんでいきます。空気穴を上にしてたたむと、空気をしっかり抜くことができます。【個別にチャック付き保存袋に入れて収納】折りたためたら、チャック付き保存袋に個別に入れて保存します。ビニールプールなど大きなものは、購入時の箱や大きめのビニール袋などに保存します。【室内の冷暗所で保管】高温多湿になりやすい場所は避けて、なるべく室内の冷暗所に保管します。私は昨年からこの方法を試してみてみましたが、保存袋から出したときにビニールの張りつきや、ヌメヌメした感じ、イヤな臭いもなく、そのまま気持ちよく使うことができました!少し手間に感じるかもしれませんが、きちんとお手入れすればお気に入りのアイテムを長く使うことができます。ぜひ、みなさんも試してみてください。<文・写真:ライターやまさきけいこ>
2019年09月13日わが家の2人の子どもたちは気管支が弱く、咳が続いて小児科にかかることが度々ありました。重症化したことはなかったのですが、できる限り予防をしたい。そこで、何か咳を防ぐ方法はないか、かかりつけの小児科の先生に相談しました。 「“ある遊び場”に気を付けて」小児科の先生からは、「“ある遊び場”に気を付けて」とのアドバイスがありました。 その遊び場とは「ボールプール」。カラフルなボールがたくさんあって、見ただけでもウキウキしますよね。ボールを投げたり、たくさんのボールの中を泳ぐようにして遊んだりと、子どもたちが思いっきり楽しめるスポットです。わが家の子どもたちも、2人ともボールプールが大好きだったのでちょっとショックでした。 ボールプールに注意が必要な理由ボールプールのボールは材質的にどうしてもホコリを引き寄せやすく、そのボールを投げたり、ボールの中をかき分けるようにして動き回ったりすることで、どうしてもホコリを吸い込みやすいのだそうです。 いつもたくさんの子どもたちで賑わっている場所とあって、目には見えないけれど、思った以上にホコリが多い場所なのかもしれません。子どもたちが大好きな遊び場なので思いもよらないことでした。 利用するのは体調がいいときに週末によく行くショッピングモールにもボールプールで遊べる場所があり、買い物帰りによく子どもたちを遊ばせていました。 ただ、小児科の先生に「気管支が弱い子はボールプールに注意」と聞いてからは、遊ばせるのは体調がいいときに限定し、なるべく短時間にするなど、今までよりも子どもたちの体調を考慮して利用するようにしています。 また、以前は買い物帰りに寄ることが多かったボールプールですが、午前中のほうが空いているので、ホコリも少ないのではないかと考え、先に遊ばせてから買い物に行くことも。思いっきり楽しんだあとは子どもたちも機嫌よく買い物に付き合ってくれるようになり一石二鳥でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年09月09日親であれば、まずは子どもが健康であることを願うものです。全身運動である水泳は、それこそ体全体をバランス良く鍛えてくれるものですから、子どもをスイミングスクールに通わせている人も多いでしょう。せっかく通わせるのなら、体を鍛えるだけではなく、「もしものとき」に溺れないようにしっかり泳げるようになってほしいものです。でも、なかには子どもがなかなか上達しないことを不安に思っている人もいるかもしれません。そこで、アドバイスをお願いしたのは、運動が苦手な子どもを対象にした体育指導のプロフェッショナルである西薗一也さん。西薗さんは「スイミングスクールの指導には問題点もある」と語りますが……。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)スイミングスクールの規定が子どもの邪魔をしている?いま、スイミングは習い事のなかでいちばんの人気を誇ります。全身運動ということや、学校の体育の授業での狙いのように「もしものときに溺れないために」と親が考えていることもありますが、水のなかでフワフワと浮かぶことが脳の発達を促すといわれていることも大きく起因しているように思います。じつは、東大生が小学生のときにしていた習い事のナンバーワンがスイミングだというデータもあるのです。そういう背景もあって、いまはどこのスイミングスクールもキッズクラスは満員という状態です。ただ……すべてのスイミングスクールを非難するわけではありませんが、その指導には首を傾げるような部分も。なかなか上達しないという子どもの場合、1年経っても2年経っても25メートルを泳げないというケースも珍しくないからです。これには、スイミングスクールのシステムが大きくかかわっています。ひとつはインストラクターと子どもたちの人数の問題です。20人のクラスで60分のレッスンを受けるとしたら、ひとりの子どもがインストラクターから直接指導を受けられるのは単純計算でわずか3分です。それでは一人ひとりにいき届いた指導ができるはずもありません。ほかには、たとえば「バタ足のテストに合格しないと次の級に進めない」といったことも問題点として挙げられます。もしかしたら、その子どもは手で水をかくことはすごく得意かもしれません。でも、バタ足のテストで引っかかってしまうがために先に進めないということがあるのです。将来的にスイマーを目指すというならともかく、「25メートルを泳ぐ」ということが目標なら、どんなかたちであれプールの底に足をつかずに25メートルを泳ぎ切ることができればいいわけです。しかも、その目標をより早く達成できれば、それだけ子どもの自信にもなる。むしろ、スイミングスクールのシステム、規定が子どもたちの成長の邪魔をしているように感じることも多いのです。酸素を浪費させる「バタ足信仰」とNGの声かけ泳ぐ距離にもよりますが、きちんと息継ぎさえできれば水泳というものはそれほど苦しいものではありません。でも、たとえ息継ぎができる子どもでも、スイミングスクールでは多くの子どもたちが苦しんでいます。なぜかというと、先にも少し触れたバタ足に対するこだわりが強過ぎるからです。激しくバタ足をすれば、どんどん酸素を消費することになります。しかも、まだ体の使い方がうまくない子どもたちがバタ足をすると、どうしても膝が曲がり過ぎてしまう。すると、脚が沈んで頭が上がり、どんどん体が立ってきて前に進めなくなるのです。また、息継ぎと同時に膝が曲がってしまうので、体が一気に沈んでしまいます。加えて「もっと頑張れ!」というような声をかけて指導をしていたら、それも問題といえます。子どもたちは素直で必死ですから、「頑張れ!」といわれると「頑張らなきゃ!」と思う。つまり、その声かけが緊張を生むわけです。緊張すると、今度は脳でも酸素をどんどん消費することになる。バタ足でも脳でも酸素を浪費して、本来の能力でいえばもっと泳げるはずの子どもでも、その距離に達する前にギブアップしてしまうということになるのです。プールがない自宅でもできる水泳の練習法これらのことを踏まえると、まずは「バタ足信仰」ともいえる考え方を捨てる、それから子どもに「緊張させない」ことが大切になります。そもそも、クロールの推進力でいえば、手で水をかくことが7、バタ足が3くらいの割合です。つまり、推進力の弱いバタ足をがむしゃらに練習させるより、手による推進力をもっと増すために「上半身をできる限り伸ばす」練習をさせてあげるべきなのです。まずは、しっかり体を伸ばせば水の抵抗が減るということを感じさせてほしい。僕の場合、プールの壁から少し距離を置いたところに立ち、僕の胸に指先を突き刺すようなイメージで子どもに蹴伸びをさせます。その際、「槍のように」「ロケットのように」と子どもたちがイメージしやすい言葉をかけてあげれば、そのイメージに自分を重ねてしっかり体を伸ばすことができるようになります。最初からクロールをさせると「かく」イメージが強すぎて肘が曲がってしまいますので、まずは「指先を奥に伸ばそう」という意識が必要。そのために、槍やロケットをイメージして全身を伸ばそうという意識を持たせるのです。これに近い練習は家庭でもできます。むしろ、プールがないという環境を生かしましょう。うつ伏せで寝た状態でまっすぐに手と脚を伸ばし、蹴伸び姿勢をつくらせてみてください。そして、本人に客観視させるために、スマホやカメラで撮影して見せてあげるのです。水のなかではないからこそ撮影するのも簡単です。本人はしっかり体を伸ばしているつもりでも、そうできていないことが視覚的にわかれば、修正することができます。また、子どもに「緊張させない」ということでいえば、その逆に「安心させる」ことが大切。そのためには、子どもが少しでも頑張れたら褒めることを心がけましょう。ありがたいことに、水泳には距離というわかりやすい指標があります。泳げる距離が1メートルでも伸びれば「すごいじゃん!」と褒めることができるわけです。もちろん、細かいテクニックについてはここでは伝えきれませんが、もっとも重要となるのは、この「褒める」こと。先に触れたように、「もっと頑張れ!」「あとちょっとだよ!」といった言葉かけでは、子どもはプレッシャーを感じて緊張するだけです。そうではなく、いまできたことを「すごいぞ!」と褒めてあげてください。そうすれば、子どもは「これでいいんだ!」「自分はできる!」と安心して成長をしていくでしょう。『『うんどうの絵本 全4巻セット(ボールなげ・かけっこ・すいえい・なわとび)』』西薗一也 著/あかね書房(2015)■スポーツひろば代表・西薗一也さん インタビュー一覧第1回:運動神経は成功体験で伸びる!運動が「得意な子」と「苦手な子」の違い第2回:どんな運動も“細かく分解”できる。子どもの運動能力を高めるために親ができること第3回:「跳べた!」という強烈な体験が自己肯定感を押し上げる。“プロ直伝”縄跳び練習方法第4回:子どもが泳げるようになる魔法の言葉。酸素を浪費する「バタ足信仰」は捨てるべし【プロフィール】西薗一也(にしぞの・かずや)東京都出身。株式会社ボディアシスト取締役。スポーツひろば代表。一般社団法人子ども運動指導技能協会理事。日本体育大学卒業後、一般企業を経て家庭教師型体育指導のスポーツひろばを設立。運動が苦手な子どもを対象にした体育の家庭教師の事業をはじめとして、子ども専用の運動教室の開設や発達障害児向けの運動プログラムの開発など、新たな体育指導法の普及に幅広く取り組む。著書に『発達障害の子どものための体育の苦手を解決する本』(草思社)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年08月29日今年の夏は「プール」「浴衣でお祭り」「トイトレ」を三大チャレンジとして掲げた我が家。プールとお祭りに先日行ってきたので、今回はそのレポートをしたいと思います♪家族でプールデビュー! 持っていけばよかったアイテムは?到着後は、まず場所を確保家族でのプールデビューはとしまえんに決定。忘れ物がないように前日の夜からしっかり準備して、当日は保冷バッグに冷凍しておいたゼリーと野菜ジュースも入れて、準備万端です!我が家はとしまえんに10時半頃到着。駐車場からプールまではすぐ。我が家は自転車で行ったのですが、駐輪場がある遊園地の入口からプールまでが思っていたよりも遠く、2歳の娘は途中何度も「だっこ~」とせがんできたりで大荷物を抱えながらだったのでなかなか大変でした。入園後はまず、パパの提案で“着替える前に場所どり”をすることに。これが大正解!着いた頃には日陰のスペースがほとんど空いてなくて、ギリギリ今回は確保できましたが一歩遅かったらなくなっていたかもしれません。周りを見渡すと、日差しよけやプライベートスペースにワンタッチテントを持ってきている家族が多かった!テントがあれば場所どりもそこまで気にしなくて良いので、我が家もこれから購入を検討することにしました。場所どり時点で娘は「わぁ~、プールらぁ♡」と大興奮!着替えをして浮き輪を膨らませて、ちょうど近くにあったこどもプールから入ることにしました。こんなに広いプールははじめてなので緊張気味でしたが、浮き輪をがっしり握りながらニコニコ楽しそうに遊んでいました♪子どもが喜びそうなメニューがいっぱい♪少し遊んだ後は、お昼ご飯を食べることにしたのですが、プールのレストランや売店には美味しそうなものがいっぱい!うどんやホットドッグなど、子どもが食べられそうなものもありました。休憩の時は水分補給を忘れずに。子ども用のマグと保冷水筒を大小2つ持っていったのですが、これも正解。暑さで水分を奪われるのか娘はすぐに自分のマグに入ってるお茶を飲み干してしまいました。売店が充実していて飲み物や食べ物、浮き輪、水遊び用おむつなども、現地で調達することができたので万が一忘れても大丈夫そうです。ちょっと怖い? でも楽しい! 思い出に残るプールデビューに波のプールでは足入れ浮き輪に乗せようとするとこわいのか嫌がったので抱っこで入りました。抱っこしてもらえれば大丈夫なようで、「楽しい?」と聞くと「うんっ♪」とご機嫌に。流れるプールは揺れが気持ちよかったのかうとうと浮き輪に顔をうずめて眠そうにしていたので、滞在4時間ほどでプールをでることにしました。日焼け止めは念のため途中で塗りなおしもしましたが、やはりお顔はすこし赤く日焼けしてしまったのですぐにローションとラベンダーオイルでケア。肌荒れすることなく落ち着いています。はじめての屋外プールは「ちょっとこわい。でもたのしい♡」そんな様子の娘でした。わたし自身、海や川、プールなど水遊びが大好きなので、今年の夏は娘と一緒にたくさん楽しい思い出を作れたらいいなぁと思います♡子連れ盆踊りは欲張らず、無理しない!続いてこの夏の初体験は、「浴衣を着て盆踊りデビュー」。盆踊りは夕方からなので、体力を温存させるためにも当日はお昼寝をたっぷりさせてから向かいました。できるだけ身軽に! お祭りへの持ち物は?いつも使っているリュックにオムツなど子どもの荷物を最低限準備。お金や虫よけスプレー、手口拭きはすぐだせるよう手持ちのポーチに入れて持っていきました。まずは場所を確保して、早めから屋台を楽しもう!神社に着いてまずはお詣りをしてから屋台を回ることに。娘もわたしたちのマネをして手を合わせ目を瞑ってしっかりお詣りすることができました♡盆踊り自体は18時頃からのスタートが多いですが、屋台は早めの時間からやってることを確認済みだったので、少し早めに行ってみて大正解!並ばず買えて、座るところも確保することができました。これでひと安心。盆踊りが始まってからは混雑が激しく、屋台も大行列。子ども連れのお出かけは早め早めの行動が一番だなぁと再確認しました!シートが敷けたり、テーブルが出たりするお祭りもありますが、子連れのお祭りはまず「場所を確保!」が大事だと思います。お祭りのワイワイ賑やかな雰囲気や、走り回ってるお兄ちゃん達に圧倒されはじめは少し緊張気味のようでしたが、屋台で広島焼や焼きそばを買うとにこにこ嬉しそうに自分で持って歩いていました(笑)さすが食いしん坊!水分補給、トイレに浴衣…お祭り会場での心配もクリア!この日は夜でも暑かったので、こまめに水分補給させるよう気を付けようと思っていたのですが、自分から「おちゃ、ちょーだい!」と頻繁に言ってきてくれたので特にこちらが気を付けなくても大丈夫でした。2歳くらいになると要望を言葉で表現してくれるのでお出かけもグンと楽になりますね♪初めて着てみた浴衣も、セパレートタイプのものにしたから着崩れもなく、ご機嫌で着てくれました。まだ娘はトイトレ中なのでオムツなので、立ったままパンツタイプのオムツをササッとお着替え。この点でも、セパレートのワンピースタイプの浴衣にして正解でした!夏なので、うんちをしない限りオムツがタプタプに…ということもないと思いますが、余裕があれば一回くらいはオムツを替えてあげたほうが快適に回れると思います。今年はトイレ事情を気にしなくてすみましたが、きっと来年はトイレデビューもしているはず…。となると、トイレの場所ややり方なども考えないと。イベント会場などによく設置されている簡易トイレは和式も多いし…。そんなことを想像しながら回ったお祭りでした。メインの盆踊りに目はキラキラ♪座ってまったりご飯を食べた後は、メインの盆踊りを観に行くことに。色とりどりの提灯や太鼓の音、その周りで踊るおとなたち、はじめての光景にキョトン顔な娘♡しばらく眺めているとだんだん慣れてきたのか「よいよいっ♪」と言いながら一緒に踊っていました♡神社の中は人が多かったのではぐれないようにしっかり手をつないで歩いたり、抱っこで回ったりしながらお祭りを堪能してきました。帰ってきて「なにが楽しかった?」と聞くと「たいこー!(どんどんっ)」と手で叩く真似をしていました。来年の夏祭りの頃はさらに成長して、今年とはまた違った子どもの様子が見られるかな?と今からわくわくしています♪ベビーカーや抱っこひもがなくてもお祭りの混雑で耐えられるのは、やはり2歳児くらいから。空いている時間から参加してさっと引き上げれば、ママも子どもも快適に遊べるはずです♡…とここまでたのしい夏のイベントを2つも体験した娘。これから待ち受けるのはママにとっても試練の「トイトレ」!トレーニングパンツと補助便座のサポートで頑張っている最中です。こちらは夏の終わり頃にレポートできればと思います。まだまだ続く夏。みなさんも、親子で楽しくいろいろなことにチャレンジしてみてくださいね!
2019年08月20日小さい子が複数いると、プールや海に大人1人で連れていくのは無理がありますよね。家庭用ビニールプールを用意すればいいのですが、ちょっと水遊びしたい…と思い立ったときすぐにできる水遊びを紹介します。集合住宅だと難しいかもしれませんが、子どもと遊ぶのはこんなテキトウな遊び方でもいいんだ〜と思ってもらえると嬉しいです。わが家は時々こうやって遊んでいました。水道で遊んではいけないというルールはこの時だけはナシです。「この時だけの特別」ということは子どもたちも理解しますし、水道代金もプールに水張るよりは使ってない、または大差ないと思われます。普段は出来ない遊びで、しかも大胆に遊べるので「遊んだ感」もがっつり味わえます。そして何より、準備も片づけもなんにも要らないとこが私的に大満足な遊びでした(笑)水が顔にかかるのが苦手な子はゴーグルを着用して遊んでもいいし、楽しいので水嫌いの克服にもいいと思います。(プールに苦手感のあるお子さんにはなお良しです!)遊び終わったらそのままシャワーを浴びてあとはゆっくり…たった一つ注意点があります!それは~…子どもから逆襲を食らうこと!これは最初から覚悟して遊べばいいんですが…そう、突然の義母の訪問!!!…義母の性格にもよりますが、私は何度義母を驚かせたかわかりません(笑)まだまだ暑い日々が続くかと思います。熱中症に気を付けて、夏のこの時季にしかできない遊びを思いっきり楽しみましょうね!
2019年08月20日次男が幼稚園の年中さんの時のお話です。学期末に個人懇談がありました。幼稚園生活は概ね健康に楽しく元気に過ごせているということで安心したのですが、先生がこんなことをおっしゃいました。 先生:「そういえば… 今、プールの時期なのですが、教室でお着換えしている時に、仲良しのA子ちゃんの体をペロッ! と触っちゃったらしく、A子ちゃんのお母さんからお話がありました」…!!!! お…おおおおおお……。 いやぁ~~。なんと言語化したらいいのか分からないのですが、男の子のママならこの時の私のなんとも言えない気持ちを分かってくださるのではないでしょうか。 「やってしまった…」という気持ちと、「そう来たか…」という気持ちと、「それも問題になってしまうのか…」と悩む気持ちと。本音を言えば、家ではお風呂上りにおち○ち○を振り回してるぐらいなのですから、お着換えしている最中に女の子の体をふざけて「エーイ!」と触っちゃう事があっても不思議ではないんですよね。私達の頃は小学生でさえもスカートめくりしてる男子がいましたし、めくられた事もありましたが「アホだな」ぐらいにしか思っていませんでした。プールのお着換えの時にも真っ裸で走り回ってる男子もいましたからね…。 でも、私達の子どもの頃はこうだった~とか引き合いに出してはいけないのです。感じ方は個人によって違うし、悪気がなくても相手を不快にさせてしまうこともあります。 さらに言えば、最近では子どもの性にまつわる認識は確実にアップデートされ、より厳格に規制されるようになっています。例えば女湯に男の子を連れて入るのは何歳までならオッケーなのかを明記する浴場が増えていますし、母親目線で男湯に女の子を連れて入るのはたとえ小さくてもためらうケースが多いです。 理由は様々ですが、どこに幼児愛嗜好を持った人が潜んでいるかが分からないから、気軽に我が子の裸を他人の目に晒すわけにいかなかったり、たとえ子どもであっても男の子が女湯にいる事に抵抗を感じる人もいるからです。昔なら「そんなの気にしすぎだよ!!」で一蹴されていたかもしれませんが、今はそれではいけません。たとえ小さくても、我が子の身を守るために、またモラルを守るため子ども達に性差を教えていかなくてはいけません。 そんな中、我が子がお着換え中に女の子の体を触ったという報告。 聞くところによると、ポーン!と触った程度だそうなのですが、それでもきっとA子ちゃんからしたら嫌だったからお母さんに報告したのでしょうし、お母さんも気になったから先生に報告なさったのでしょう。 先生のこの報告に、わぁぁぁぁぁ~~~やってしまったぁぁぁぁ~~…とめちゃくちゃ落ち込みました。 男の子が女の子の着替え中の体に触る。 幼稚園児ならあってもおかしくない事だけれど、それを男の子の親である私が言うと「お前が言うな」になってしまうし、相手が嫌だと感じた以上許されない事ですし、申し訳ないやら、恥ずかしいやら…なんとも言えない気持ちで夫に相談しました。 私の気持ちとしては、すごく落ち込んでいたのですが、事情を説明した夫から帰ってきた答えは…「で??」の1文字でした。 ええええーーー!!!!そ、それだけ!? で!? ってー!! もしや夫も「昔は~」なんて言い出すんじゃないかと思っていましたが、答えはそうではありませんでした。 夫:「次男は知らなかっただけでしょ」 へ…? 夫:「普段家では男兄弟しかいなくて、なんなら男にとっておち○ち○は相棒ぐらいに思ってるんだから、女の子の体に触っちゃいけないんだっていうことを単に知らなかっただけだと思う。 何回も教えているのに注意しても触ってしまうとかだったらまた話は違ってくるけれど、一度ちゃんと話したら分かるんじゃないかな?」なるほど。 私は大人世界の常識を我が子も既に把握しているものだと思って、「触っちゃいけないって分かってるはずなのに触ってしまった!」と1人で勝手に落ち込んでいました。単に知らなくて、兄弟にやるのと同じように触ってしまっただけかもしれないという…そんな初歩的な事を客観的に判断できていませんでした。 感情で動く母親に対して父親は冷静だなと思います。 この日は夫から話をしてもらいました。 次男は父親の言うことをしっかりと聞き理解したのか、それ以降同じような事はしていません。 私はその後、参観に行った時にA子ちゃん親子に直接謝りました(快く許してくださいました)。 今回のような事例はきっと珍しいパターンではなく、集団生活の中で起こりやすい事だとは思います。 女の子の体に触る。 それは相手の女の子がどう思うかによって違ってくるし、感じ方も人それぞれだとは思います。 どう思われるか分からない以上、女の子の体に気軽に触っちゃダメなんだということを、息子には小さいうちから教えておかないといけなかったんだなと反省した出来事でした。
2019年08月15日環境の変化、できないことに戸惑う日々...手探りで取り組む子育ての苦悩『ムーちゃんと手をつないで』2巻2019年2月に1巻が発売されたみなと鈴さんの『ムーちゃんと手をつないで』の2巻が発売されました。わが子ムーちゃんに自閉症があることが分かり、受け入れきれずに苦悩する家族の様子が赤裸々に描かれた1巻。2巻は、ムーちゃん家族が引越しをして新しい療育園に通い始めるところから始まります。環境の変化、他の子どもとの違い、弄便...悩みの尽きない日々は決して明るく前向きなものではありません。それでもムーちゃんのためにできることに必死で取り組んでいく姿には、共感できる方も多いのではないでしょうか。そんなムーちゃんと母には、通っている療育園でいつも厳しく接してくる先生が。先生との今後の関係性も気になるポイントです。子どもの不可解な行動、本人に聞いてみたら...『発達障害僕にはイラつく理由(ワケ)がある!』LITALICO発達ナビの連載でも人気の漫画家、かなしろにゃんこ。さんの新刊が発売されました!ADHDと軽い自閉症スペクトラム障害がある息子リュウ太くんの、「キレやすい」「おしゃべりが止まらない」「謝らない」「物をなくす」といった行動に悩まされていたかなしろにゃんこ。さん。子どもの行動に困ったとき、どうしてこんな行動をするんだろう?とその理由が知りたくなりますよね。本書では、大人になったリュウ太くん本人に聞いた行動のワケと、公認心理師でもある前川あさ美先生(東京女子大学教授)による解説から、「行動の理由や背景」を解き明かしていきます。漫画で綴られるリュウ太くんとかなしろにゃんこ。さんの子ども時代の具体的なエピソードの数々には、共感できる方も多いのではないでしょうか。そこに前川先生の保護者に寄り添った目線での解説が加わることで、楽しく読み進めながらも、子どもの行動や気持ちに向き合って育てていくヒントを得ることができそうです。子育ての悩み、100の質問に小児精神・神経科医が答える『発達・子育て相談のコツ』子育ての悩みというのは、一つ成長するとまた新しい心配事が生まれ…悩みが尽きないという方も多いのではないでしょうか。本書には子育て相談でよく聞かれる100の質問とその回答が掲載されています。回答している筆者は小児精神・神経科医。悩みの種類は発達障害がある子どもに限ったものではありませんが、回答は発達・心理面の視点を織り交ぜた内容なので、発達が気になる子どもの子育ての中でも参考になるポイントが多くありそうです。質問は、「Ⅰ乳児期・幼児前期」「Ⅱ幼児後期」「Ⅲ学齢期」「Ⅳ思春期・青年期」と、おおよその年齢順に並べられています。「七ヶ月の息子が目を合わせてくれない」「4歳の娘が幼稚園でよく喧嘩をする」「小学6年、忘れ物が多い」「高校生の息子がスマホゲーム依存症?」など、目次から気になる質問を探して目を通すことができます。お子さんによって、また環境によってもお悩みに対しての解決方法はさまざまあり、答えは一つではありません。本書では考え方や視点を複数提示する形で筆者が答えているため、子どもの特性や環境に合ったお悩み解決方法を見つけていくのに役立ちそうな一冊です。誰もが自然体で集える場所、そこに関わる人の想いとは『庭に小さなカフェを作ったら、みんなの居場所になった。』富山県砺波市にある「みやの森カフェ」。そこには老若男女問わず地域のさまざまな人々が日々集いますが、あくまで支援の場ではなく、働く人とお客さんで成り立つ"カフェ"という場所です。心地よい距離感で人が集うカフェがどのようにつくられ、関わる人々がどのような思いでいるのか。オーナーの加藤愛理子さん、水野カオルさんをはじめ、働くスタッフ、お客さんなどカフェに集うさまざまな人たちへのインタビューを通して知ることができます。生きてきた環境や障害の有無なども関係なく、集う人それぞれを受け入れて当たり前のように接することができる場が、カフェで食事をとる中での繋がりを通して形成されていく。そこでのコミュニケーションは程よい距離感で、考え方や関わりかたもとても自然体であることが、本書を通して伝わってきます。誰もが地域の中で支えあいながら生きていくことや、肩の力を抜いたコミュニケーションの取り方のヒントを見つけることができそうです。苦手意識を持ちやすい水泳、視覚支援を使いながら親子で練習できる!『発達が気になる子への水泳の教え方』学校の授業や夏休みのお出かけでプールに入る機会も多い時期。水泳はさまざまな感覚を刺激し、また全身をさまざまに動かす必要があるため、発達障害のあるお子さんにとって苦手意識を持ちやすいスポーツかもしれません。本書では、Part1は水慣れの練習、Part2は水の世界を感じる練習、Part3は泳ぎにつなげる練習と、それぞれのお子さんの状況や達成度に合わせた練習方法が紹介されています。プールに入ること自体が苦手・怖い場合にはまず恐怖心を少しずつ減らしたり水の感覚に慣れたりするための練習、泳ぎがうまくできない場合にはそれぞれの泳法の練習が、写真やサポートのポイント付きで紹介されており、お子さんの苦手にあわせてサポートすることができます。水泳に取り組む際、発達障害のあるお子さんにはどんな指示が伝わりやすく、どんなポイントを意識して指導をすると楽しく練習ができるのかなど、指導者が心がけたい内容もまとめて解説されています。また巻末には、どうしても口頭での指示が多くなりやすいプールの場面で視覚補助として使えるコミュニケーションカード付き。切り取ってラミネート加工などを施してプールサイドに持っていけば、集団指示が苦手なお子さんに次の行動を伝えるのに役立ち、安全の確保にも繋がりますね。学校での場面をもとに、子どもの気になる行動を考えよう『発達と障害を考える本』シリーズ学校の場面に合わせて、特性のある子どもの気になる行動と、その理由や支援の手立てを解説するシリーズ「発達と障害を考える本」からADHDとLDについてまとめた新刊がそれぞれ発売されました。「いつも忘れ物をしてしまう」「授業中にどうしても立ち歩いてしまう」「約束を忘れてしまう」「一方的におしゃべりをしてしまう」...そんなADHDの特性による困りごとがある5人の小学生のストーリーが、ADHDに詳しい先生の解説を交えて記されている『ふしぎだね!?新版ADHDのおともだち』。『ふしぎだね!?新版LDのおともだち』では、「教科書が読めない」「文字がうまく書けない」「発表や会話がうまくできない」「算数だけが苦手」など学習の中でのつまずきについて、個別サポートを取り入れながら授業の中でも自信を持って取り組めるようにサポートしていく方法が解説されています。それぞれの障害特性についても詳しく解説されているので、特性を理解した上で子どもの苦手に対する支援を実践していくために役立てられそうです。気になる行動に、感覚統合の視点を取り入れた支援を実践!『子ども理解からはじめる感覚統合遊び 保育者と作業療法士のコラボレーション』保育者と作業療法士から構成される「NARA感覚統合研究会」が保育の現場などで見られる子どもの気になる行動に対して焦点を当てて構成した、感覚統合の実践のための本が発売されました。Part1では感覚統合についての説明、Part2では「保育活動 トラブル別感覚統合遊び」と、感覚統合について知り、現場で取り入れていくための実践的な内容がまとめられています。特にPart2では、お子さんの苦手について「姿勢を保てない ぐにゃぐにゃタイプ」「手先が不器用なブキッチョタイプ」など10のタイプに分け、苦手の理由と支援の方向性、支援に役立つ遊びや道具の工夫が紹介されています。クラスにいる行動の気になる子に近いタイプを見つけ、日頃の保育や関わりの中に支援方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。各ページに写真やイラストが多く使われており、感覚統合の視点を保育や支援の現場で取り入れたいけれど、子どもの苦手にあわせて楽しく取り組める方法が分からないという支援者はもちろん、保護者が読んでも分かりやすい一冊です。
2019年08月15日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は赤ちゃんを海やプールに連れていきたいと考えているママからのご相談です。 Q.赤ちゃんを海やプールに連れて行ってもいい?生後6カ月になる息子ですが、海やプールに連れていっても良いでしょうか? 可能なら、何に気を付けるべきでしょうか? 宮川めぐみ助産師からの回答生後6カ月のお子さんを海やプールに連れて行っていただくことは可能だと思いますが、日焼けの対策もしてあげてください。冷たいお水に浸かっていることで体温がすぐに下がってしまうこともあります。天気にもよると思いますが、屋外のほうが水温は高めにはなると思います。おむつも水遊び用の物をご用意いただき、施設によって赤ちゃんは入れないところもあると思いますので、事前に確認をしていただくといいと思います。基本的に親御さんが赤ちゃんを抱っこして入るかと思います。足元には気をつけていただければと思います。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 赤ちゃんがプールに入るときに気を付けなければいけないこと赤ちゃんにとって遊びは欠かすことができません。ですが、プールに関しては赤ちゃんにとって必ず必要な遊びではありません。赤ちゃんをプールに入れる際には、水に入って間隔を楽しむという目的程度にし、以下のことに注意しましょう。 ■水温は32度を目安に赤ちゃんは、プールに入ることによって体温が急激に下がることがあります。水温が低いプールでは、赤ちゃんが体調を崩してしまう可能性もあるので注意しましょう。もし、プールで遊んでいる最中に赤ちゃんの唇が青くなったり、ブルブルと震えたりする様子があれば、プールから出て水分をふき取り、乾いたタオルで体を温めてください。 公共施設の幼児用プールの水温は、一般には大人用の温水プールよりもやや高めで32度ほどに設定されています。家庭でビニールプールに入れるときも、32度を目安にするとよいでしょう。水道から水を出す際に水温を調節しておくか、よく日の当たる場所にビニールプールを設置してから水を張り、しばらく置いて水を温めておきましょう。 ■水深10cmでも赤ちゃんから目を離さない!赤ちゃんは危険から身を守るような動きができないため、水の深さがたった10cmでも溺れることがあります。赤ちゃんをプールで遊ばせるときは、どんなに浅いプールでも、どんなにわずかな時間でも赤ちゃんから目を離さない、そばを離れないことが極めて重要です。 また赤ちゃんが大人と一緒に深いプールに入るときは、赤ちゃんを支える大人の目線と赤ちゃんの顔の高さを同じにして、赤ちゃんと大人の体がしっかりと密着するように抱っこし、赤ちゃんの顔が水に浸からないように注意しましょう。 ■赤ちゃんの体調に合わせた利用が重要赤ちゃんは体調が悪くても口に出して訴えることができません。プールに入る前には体温測定をし、風邪の症状などがないかを必ず確認し、「体調によってプール遊びを見合わせる」といった意識も必要です。 発熱や風邪症状がない場合でも、寝不足や食欲がない場合もプールに入るのはやめましょう。そのほか、とびひに感染したときや、感染性の下痢でうんちがゆるいときは周囲の人にうつしてしまう可能性があるのでプールはひかえましょう。無理をして症状が悪化してしまうこともありますので、医師に治ったことを確認してもらってからプールを楽しみましょう。 ■プールの後にはシャワーで感染予防公共のプールは水質検査が義務づけられ、衛生基準により一定の塩素濃度が保たれているので、「プールの水」を介した感染は稀になったといわれていますが、プールの水ではなく、脱衣所やベンチなどで感染することがあるので、プールから出た後はシャワーで体を洗ってあげましょう。 プールでも感染する可能性のあるプール熱(咽頭結膜熱)は高熱(39〜40度)と微熱(およそ37〜38度)を4〜5日繰り返して扁桃腺が腫れたり、喉が痛くなったりします。また、目ヤニ・下痢といった症状が現れることもあります。プール熱の潜伏期間は1週間程度ですので、赤ちゃんがプールに入った時期と症状の現れた時期に関連がありそうなら、プールに行ったことを医師に伝えるとよいでしょう。 ■休憩と水分補給をおこないましょうプール遊びを楽しんでいても、思った以上に赤ちゃんは疲れてしまいます。赤ちゃんの月齢にもよりますが、5~10分ごとに休憩を入れるようにしましょう。また、水の中にいるとはいえ赤ちゃんは汗をかきます。脱水や熱中症予防のためにも水分補給を忘れずにおこないましょう。 ※参考:基礎知識(ベビー)「赤ちゃんがプールに入れるのはいつから? プールに入るときの服装や気を付けること」【監修:医師 松井 潔 先生 小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長】
2019年08月10日夏休みの時期、プールや海にお出かけする機会も増えます。その前に、水の事故への予防策や知識が必要になってきます。子どもは溺れると騒ぐ、暴れる、バシャバシャと大きな音を出す… といったイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。実は子どもは騒ぐことも、バシャバシャと音を出すこともなく「静かに」溺れます。今回は水辺の事故を防ぐために、溺れた瞬間の「子どもの反応」と対策について考えてみましょう。■乳幼児の不慮の事故、第2位「溺水」 乳幼児の不慮の事故として2番目に多いとされるのが「溺水」です。溺水がこんなにも多いのはなぜなのでしょうか?テレビや映画には、人が溺れるシーンがあったりしますよね。そこでは水の中からさかんに手を動かしたり、バシャバシャと水音を出したりしています。だから人は溺れると同じように騒いだり、大きな音を出す… と考える人が多いのではないでしょうか。でも実際はそうではありません。子どもは溺れたその瞬間、自分の身に何が起きているかを理解することはできません。急に呼吸がしづらくなり、それでも精いっぱい息をすることに必死になり、声を出す余裕がない状態に陥ります。この状態を水の外から見ると、静かに水中に沈んでいくように見えます。溺れても声や音を出さないということは、溺れていることに気付けない可能性があるということなんです。これはプールや海だけに限らず、お風呂も同様です。「何かあったら大きな音がするはずだから、隣の部屋にいれば大丈夫」こんなふうに安易に考えるのは「子どもは静かに溺れる」という事実を踏まえると、実はとても危険なことなんですね。■「溺水」を防ぐためにできること気が付いたら、子どもが溺れていた…。こうした不慮の事故を防ぐために、どんなことができるのでしょうか。まずは「子どもは静かに溺れる」という事実を知ることです。そうすれば、おのずと予防策が見えてきます。例えば、子どもと一緒にお風呂に入っているときや、家庭用のビニールプールで遊んでいるときなども注意が必要です。お風呂では子どもが浴槽につかっているときに洗髪をする人も多いですよね。すると、どうしても目をつむらなければいけない時間があります。そんなときは「〇〇く~ん(ちゃ~ん)?」などと名前を呼んだり「お風呂のお湯はどうですか~?」と呼びかけたりして、声を発してもらいましょう。そうすれば溺れていないことが確認できます。プールや海にいき、浮き輪で遊ばせているときも「浮き輪があるから大丈夫だろう」と過信しすぎないことが大切です。浮き輪をひっぱりながら前を進んでいたら、浮き輪の中にいるはずの子どもがいない… という事態に陥らないよう、中にきちんとわが子がおさまっているかを確認し続ける必要があります。不慮の事故を防ぐためには「大丈夫なはず」という思い込みを取り払うことが大前提になります。しっかりわが子に注意を向け、楽しい思い出をたくさんつくっていきましょう!(出典:佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクト)
2019年08月10日サンちゃんは水の妖精…!?突然、浮き輪から飛び出して…水遊びシーズン到来!これは発達支援施設へ母子通園したある日のできごとです。プールが大好きなサンちゃんは、颯爽と水着に着替え、浮き輪を装着。水面にぷかぷか浮かぶその姿はまるで水の妖精のよう…しかし水遊び中、妖精が驚きの動きを見せます。一体何があったのでしょう?Upload By たなか れもんUpload By たなか れもんクラスメイトのヒロくんに、一瞬の隙も与えず飛び出すサンちゃんなのでした。そして、プールの時間も終わりに近づくころ…Upload By たなか れもんプールの後はいつも、温泉の雰囲気をかもし出すサンちゃんです。
2019年08月05日まもなく夏本番!天候が不安定ですっきりしない日が続いていましたが、夏のイベントに向けて準備を進めているご家庭も多いのではないでしょうか。2歳になったばかりの娘は昨年の夏に比べるとできることが本当に増えて、成長に驚かされる毎日です。今年の夏はたくさんの“はじめて”を経験させてあげたいと思い、夏チャレンジ計画を3つ立ててみました!今回は計画その①、屋外プールデビューの決め手や持ち物リスト、心得についてお伝えします。屋外プールに初挑戦!としまえんに決めた理由まずは家族3人でとしまえんデビューをする予定。大丈夫そうなら、親友親子たちとも子連れで出かけたいなぁと思っています。数あるプールのなかから、としまえんに決めたのはこんな理由から。①オムツOK!最低条件として、オムツが完全に取れていない子どもでも入れるプールを選びました。調べてみると市民プールや区民プールなどは、水遊び用のオムツを着用しても入水できないプールが多いよう。公園のじゃぶじゃぶ程度ではなくて、やっぱり大きなプールに連れて行ってあげたい! としまえんは、水遊び用のオムツの上から水着を着用すればOKとのこと。そのため、赤ちゃん連れにも人気のプールなようです。②こどもプールがある深さが25~50cmの、足が地面にしっかりとつく浅いプールがあるそう。小さい子どもでも安心して遊ばせることができそうです。③家から距離が近い!水遊びはきっと大人も子どもも疲れるだろうし移動が長いと、大変そう…。ましてや初めてで慣れていないことも多いので、負担の少ない場所を選ぶのがよさそうです。水着やオムツ、ケア用品は何を持っていく?水着、スイムハット、水遊び用オムツ、浮き輪水着は、今年新調したラッフルバッツのラッシュガード♡UPF50+の生地で、紫外線対策もバッチリ!長袖のラッシュガードなら怪我予防にもなります。また、混雑しそうなプールでは人とかぶらなさそうな、派手なカラーやデザインのものが◎。ラッフルバッツの水着は、おまたにスナップボタンが付いているので、オムツ時期の子にも履かせやすくて助かります。水着に合わせて、スイムハットも必須です。娘はまだオムツなので、水遊び用オムツを3枚くらい持参予定。スーパーやドラッグストアに売っています。また、今回のプールデビューに合わせて浮き輪も新調。これまではスイマーバなどを愛用していた娘ですが、今回は、足を入れるタイプの浮き輪を購入。最近娘はエビカニクスにはまっているので、カニの浮き輪を買ってあげたら大喜び♡浮き輪に慣れていない子でも好きな動物やキャラクターのものなら嫌がらず使用してくれるかも?大判のタオル、レジャーシート、ビニール袋全身を包み込めるくらいの大判のタオルを持参予定。子どもが寝てしまったときは掛け布団のようにも使う予定です。また、荷物置きや休憩スペースはレジャーシートで確保するつもり。大きめで、防水タイプのレジャーシートを準備しています。濡れた使用済みオムツや水着、タオルなど入れて持ち帰る用に、ビニール袋も多めに持っていきます。水筒、シャンプー&ボディーソープ、日焼け止め、虫よけ熱中症予防にこまめな水分補給が大切なので、水筒は忘れずに。現地でもペットボトルなど購入できると思いますが、子どもには専用の水筒やマグを用意して。また、ケアアイテムも必須。プールに行った後の塩素などを洗い流すため、シャンプー・ボディーソープを小分けのボトルに入れて持っていく予定。プールは日陰も少なく紫外線が特に強い場所なので、しっかりと日焼け対策をしてあげたいところ。普段一緒に使用している、赤ちゃんにも使える日焼け止めを持っていきます。露出が多いため、蚊も要注意。虫よけスプレーやジェルも、普段から使用しているものを持参します。子連れで屋外プールに行く時に気を付けたいポイントまずは何よりも「子どもの体調管理」。プールや水遊びは意外と体力が消耗するもの。必ず休憩時間を長めに取って、その都度水分補給させるようにします。次に、「紫外線対策」にも気を配って。子どもは大人より紫外線の影響を受けやすいので、小さいころからの紫外線対策はとても重要。日焼け止めや帽子、長袖のラッシュガードなどを着させて紫外線対策をする予定です。万が一日焼けしてしまった時は、ラベンダーのエッセンシャルオイルを使ってお肌をお手入れ。抗炎症、鎮痛作用があって、皮膚の炎症を抑えてくれます。はじめての屋外プール、準備万全で挑んで楽しい夏の思い出にできたらいいと思います♡
2019年07月29日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、保育士の中田さんからメッセージです。 こんにちは、保育士の中田馨です。暑い夏の赤ちゃんとの触れ合い遊びの1つに「ビニールプールでの水遊び」があります。プールに入ると涼しくなるし、水で遊ぶことで赤ちゃんも程よく疲れて、そのあとのお昼寝の寝入りも良くなります。 今回は、保育所で行っているビニールプールでの水遊びの方法を参考にしながら、お家でもできる、赤ちゃんと安全に楽しく水遊びをする方法を話します。 赤ちゃんはいつから水遊びができる?ビニールプールでの水遊びができるようになるのは、1歳過ぎてからが安心。水の中は不安定です。自分の体を支えることが難しいので、一人でおすわりがしっかりできてからが、ビニールプールでの水遊びデビューです。 保育所では、0歳のうちはベビーバスで沐浴をします。「水遊び」と言いますが、実際はお湯を混ぜたぬるま湯の「湯遊び」にする方が、赤ちゃんの体が冷えず心地よく入ることができます。水遊びをすることで、赤ちゃんの皮膚を清潔にして、あせもなどの予防にもなります。 水遊びをするときには、赤ちゃんの体調をチェックしましょう。・平熱かどうか?・機嫌はいいか?・食事はとれているか? 前日や当日に熱があった、鼻水、咳、目やに、充血、下痢、嘔吐、中耳炎、外耳炎がある、皮膚に虫刺されの悪化したものやとびひがあるなど、普段とは違う体調面で心配があるときは、水遊びを中止します。水遊びは大人が思う以上に体力を消耗しますので、機嫌が良く、元気いっぱいの時にしましょう。 赤ちゃんが安全に水遊びをする環境づくり水遊びするときは、外気温や天気のチェックも重要です。気温が低すぎると、赤ちゃんの体が冷えてしまうこともあります。5つのポイントをチェックしましょう。 ・外気温が24℃以下の時は入らない・雨の日、風の強い日は入らない・水深は10cm以下にする・水温は33℃~37℃に設定。赤ちゃんが入る前に実際に手で確認する・直射日光が当たらない場所にビニールプールを設置する 水温が32℃以下になると体温が下がるので、水温が低くなってきたらお湯を継ぎ足すといいでしょう。日差しが気になる場合は、日傘やパラソルなどあると便利です。また、赤ちゃんが喜んで遊べるおもちゃを準備しましょう。ジョーロの水をジャーと流したり、コップを2つ用意して水を移し替えるのは、ずっと楽しそうにしています。 また、ペットボトルの底や側面に何カ所かキリで穴をあけると水がいろんな方向からシャワーのように出てくるおもちゃを作ることができます。その音や感触は赤ちゃんも大好きな子が多いです。 赤ちゃんが水遊びしているときに気を付けること水遊びしているときは、ほんの少しの油断が事故につながることがありますので、絶対に赤ちゃんから目を離さないようにします。水の深さが10cmあったら、赤ちゃんは溺れる可能性があります。また、水の中で立つといつもと感覚が違いフラフラとすることもあります。床の素材によっては、滑りやすくなることもあるので気を付けます。 もし、水遊び中に訪問者が来たり、電話がかかってきたときなどは、赤ちゃんをいったんビニールプールから出して連れていきましょう。 ビニールプールの入り方ビニールプールはさまざまなタイプがあります。小さいものから大きいもの、屋根やすべり台がついているものまでありますが、選ぶときのポイントは「ママが一人で見ていても安全なもの」ということです。大きすぎると、とっさの時に赤ちゃんに手が届かない場合もあります。 では、ビニールプールの入り方です。赤ちゃんは、ビニールプールにつかまって立とうとすることが多いので、一番上の空気を少なめに入れて、ビニールプールをつかみやすいようにすると赤ちゃんが立ちやすく危険がありません。赤ちゃんの機嫌が良く元気な午前中に入るのをおすすめします。 【その他のポイント】・入る前に全身をシャワーなどで洗い流す。(特に陰部やおしり)・足から優しく入水させる・入る時間は15~20分程度を目安にする・出たあとは、温水のシャワーを全身かけて体を温める・遊んだあとは、水分補給をしてゆっくりする 水遊びしたあとは、ママの体は暑いかもしれませんが、赤ちゃんの体は冷えています。冷房が強いと風邪をひいてしまうかもしれませんので、プールから上がった直後は冷房を切っておきましょう。 私は、自分の子にはビニールプールを準備するのが億劫なとき、お風呂に一緒に入って楽しんでいました。また、田舎の叔父の家に遊びに行ったときは、たらいで水遊びしたことも!赤ちゃんはたらいくらいの大きさだと、不安が少ないようで十分楽しめるんだなと感じました。今年は楽しい水遊びで、暑い夏を乗り切ってください! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年07月21日私が2人目を妊娠したときに上の娘は4歳。幼稚園の年中さんで体力がどんどんつき、お迎えに行った後も2時間以上は外で遊ぶような毎日を送っていました。そんななか、自分の体にかかる負担を最小限にしながらも娘の遊びとしてよかった、プール遊びについてご紹介します。 娘の体力についていけない……私の娘はとにかく外遊びが大好き。公園に行って岩を見つけてはよじ登り、広場に行っては走り回るというような状態です。お家の中でお人形ごっこをするのも好きだけれど、幼稚園の年中さんになってどんどん体力がつき、体を動かして遊ぶことへの欲求は高まるばかり……。 そんななか2人目を妊娠し、吐くほどではないけれどつわりや眠気に苦しむ私。ちょうど同じ時期に夫の勤務が変わって突然ワンオペ状態になりました。娘の体力に合わせることがつらく、どうやって娘の体力を削るかということばかり考える日々が続きました。 待ちに待った安定期! 娘とプールへ行くだんだん暑くなってきたころ、待ちに待った安定期に突入! 妊婦健診でおなかの赤ちゃんが元気に育っているのを確認できたため、担当の先生にプールへ入ってもいいか聞いたところ 「いいんじゃない。ただし、おなかが張ったり痛くなったりしたらだめだからね」 という返事をもらい、さっそく娘と近くの温水プールへ行きました。 屋内プールなので天候に左右されることはなく、プール遊びをいつでも楽しめるのが魅力です。また、休憩時間には水温が他のプールよりも高い36度に設定された幼児プールで体を休めることができ、体を冷やしすぎることなくプール遊びを楽しむことができました。 プールから出た後一気にくる疲れに注意プールで遊ぶときに気をつけているのが 「プールから出た後一気にくる疲れ」 です。水中にいるときは体も軽く、私も娘もプールが大好きなのでたくさん入っていられます。けれど、遊び終わってプールから出た後には体がグッタリ……。娘の体力を削ることはできるけれど、同時に自分自身の体力も想像以上に削られています。 そのため、私が娘とプールに行くときには、せっけんを持参してプール後にシャワーを済ませ、帰りにお弁当を買って家で食べて寝るだけという流れをとっています。 暑い中の外遊びでは気持ちも体もグッタリしてしまう私ですが、プールに行くことで楽しく娘と遊ぶ時間を過ごせています。自分自身の産前の運動にもなり、一石二鳥で大助かりです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。ご自身の体調を考慮し、必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2019年07月21日わが家には3人の子どもがいますが、みんなそれぞれ1歳のうちに海デビュ―しています。初めての海水浴で、気をつけたことや準備しておいてよかったものをお伝えします。 紫外線対策は必須!赤ちゃんは大人より皮膚が弱い、と育児書で読みました。また、浜辺は日陰がないうえ、海水や白い砂浜からの照り返しでさらに日焼けしやすい環境である、ということもインターネットの情報で知りました。 小さいうちは海に入っている時間よりも砂浜で遊んでいる時間のほうが長いので、紫外線対策には気を配ります。わが家では簡易テントを張り、日焼け止めを塗り、UVカット・撥水加工が施された帽子、ラッシュガードを必ず着用させるようにしています。 また、猛暑の日はできるだけ避けることや、ダラダラ長く浜辺にいないことも心がけています。長くても3時間程度で切り上げるようにしており、おかげでひどい日焼けに悩まされた……という経験はありません。 水・飲み物・タオル!赤ちゃんは砂浜で遊ぶことが多いので、手や体が砂まみれになることも多いです。手や顔に砂がついていると口に入ってしまうことがあるので、真水をペットボトル何本かに入れて持参し、それで砂を流したり、タオルに水を含ませて拭いたりしていました。そうすると、いちいちシャワーに行かなくていいのでラクです。 飲み物は多めに、そして何本か凍らせてクーラーボックスに入れておくと氷代わりにもなるので便利でした。赤ちゃんはコップからだとうまく飲めないこともあるので、汚れてしまったときのことを考えてストローやマグも多めに用意しておきました。 また、クーラーボックスにいくつか濡れタオルを入れておいたのも役立ちました。冷たいタオルで顔を拭いたり、首元を冷やしたりすると、すっきりしたような表情になりました。 小さなビニールプールもアリなかには海の波が怖い、砂が体につくのを嫌がる、といった子もいます。わが家の長女もそうでした。そういう場合、小さなビニールプールを持参し、パラソルの下で膨らませて水を入れて遊ばせるのも1つの手です。わが家もそのようにした経験があるのですが、潮風や波の音を感じながらのビニールプールはとても気持ちよさそうで、うらやましいくらいでした。ただ、小さいビニールプールだと水が温まるのも早いので、水温はこまめにチェックしていました。 海水浴は夏にしか体験できないレジャー。怖がってしまう時期もあるかもしれませんが、それもまた1つの思い出として毎年楽しんでいます。今年も万全の準備をして、海に出掛ける予定です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年07月18日子どもにとってはウキウキの夏休み。だけど親にはちょっとしたプレッシャーも。そんな時は経験者に教えてもらうのが一番!読者の夏休みを乗り切った体験談を紹介します。※2019年4月20日〜5月8日 あんふぁんWebで実施。回答数2582とにかく水遊び!・日替わりでいろんな友達の家のプールに入らせてもらいました。(奈良県・O さん)・市民プールなら安上がり。日中冷房をかけずに済むので節約にもつながります。(神奈川県・Y さん)・プールに行けないときは水鉄砲を持って公園で水遊び。サバイバルゲーム感覚で白熱しました。(埼玉県・あきさん)・ママ友と一緒に無料のじゃぶじゃぶ池や子育て広場などに行きまくりました。(福岡県・mm さん)夏祭りや地域のイベントに参加・広報誌をじっくり見て、お祭りや花火大会、工作などのイベントに積極的に参加。(北海道・eminy さん)・近所の商店街や小学校で小規模のお祭りが多いので連れて行きました。(大阪府・H さん)・スマホのアプリを使い、地域のイベントをひたすら検索しました!(東京都・かもちゃんさん)里帰りもイベントに・毎年帰省して、畑で野菜を収穫したり虫捕り、花火など普段できない体験をさせています。(東京都・みなちゃん)・実家の草むしりをさせながら遊ばせて乗り越えました。(東京都・ゆゆママ)・長めに実家に帰って、親に子どもを預けて地元の友人とランチを楽しんでリフレッシュ。(千葉県・ぱんださん)ショッピングモール&児童館めぐり・ショッピングモールのワークショップに参加。終わったら買い物やごはんもできるので便利!(埼玉県・C さん)・ショッピングモール内の遊び場は空調管理されているし、必要なものもすぐに手に入るので活用しました。(大阪府・M さん)・夏は児童館や図書館でのイベントが多いので、涼みがてら毎日いろいろな施設のイベントに参加。(京都府・N さん)家の中でも楽しむ・100円ショップで購入した大きめの紙コップにポップコーンを入れて、カーテンを閉めて、アニメのDVD を観て映画館ごっこ。ちょっとしたイベント気分でした。(東京都・白くて柔らかい生き物さん)・お祭りごっこと名付け、焼きそばなどを紙皿や紙コップに入れて盛り付け。喜んで食べていたし、後片付けも捨てるだけで簡単!(愛知県・AA さん)まだまだある!読者のリアルな実例:昼ごはんはこう乗り切った!・そうめんもアイデア勝負!そうめんにトッピングするのりやコーン、シーチキン、トマト、ハム、キュウリなどの具材をたくさん並べて、ビュッフェ形式に。(北海道・大咲さん)・ランチ自体をイベントにホットプレートが大活躍!ホットケーキやお好み焼き、大きいオムライスなど子どもと一緒に作りました。(福島県・mitsuさん)・食材の宅配サービスは便利生協などの宅配お料理キット(野菜、肉、調味料がセット)を注文。考えなくていいのでとても助かります。(大阪府・Kさん)・チャーハンのレパートリー昼はチャーハンと決めて、納豆、しょうが、ケチャップ、カレー、スパム、ガーリックなど味付けを変えれば飽きずに喜んで食べてくれました。(埼玉県・あいママ)家事はこう乗り切った!・子どもにお願いする洗濯、掃除、料理などできそうなことはどんどん子どもにお願いしました。本人も構ってもらえるし、役に立っている達成感があるみたい。(愛知県・スピカさん)・遊びに変えちゃう水遊びしながらお風呂掃除してもらうとプールを出さなくていいし、掃除もできて一石二鳥。(大阪府・Iさん)・気分をアゲて掃除!好きな音楽をかけて、歌いながらの家事はオススメ。アップテンポの曲だとスピードもアップして、子どもも踊って楽しんでます。(埼玉県・Nさん)・動画配信サービスを利用Amazonプライムに加入。子どもが集中して観ているうちに、家事を済ませていました。さまざまな映画が見れるので子どもたちも大満足。(東京都・すけさん)イライラしたときはこう乗り切った!・子どもとカラオケで熱唱子どもとカラオケに行き、一緒に遊びながら大声を出してストレス発散!ごはんも食べられるし、「また頑張ろう」と思える子どもの歌声も最高です。(千葉県・Yさん)・“疲れたら寝る”が一番疲れたらイライラするのでこまめに寝ていました。息子と20時に寝て、深夜に起きて家事をしたり、早朝起きて自分の時間を過ごしてリフレッシュ。(岐阜県・みんみんさん)・子どもに応援してもらう疲れたときは子どもに「ママは今日疲れてまーす。ママに頑張れって言ってくださ~い」というと、頑張れコールをしてくれます(笑)。(北海道・なえさん)・パパに頼んでママ友の会合へ子どもたちが寝た後パパに任せて、幼稚園のママたちと月1回の飲み会へ。普段は行けないバーや居酒屋で、しゃべりまくってデトックス。(愛知県・つゆりママ)イラスト/柴田ケイコ
2019年07月14日うちの家族、個性の塊です
夫婦・子育ていまむかし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々