多くの女性が社会進出する中、男性の中にも働くよりも家事や育児が得意という人もいます。今日は男性が家事や育児をする「主夫」についてどう思うかを伺いました。今どきのパパとママは、男性か女性かということよりも個人を大切にしているということがわかりました。Q.専業「主夫」、どう思う?1.良いと思う 66.8%2.良いと思わない 9.1%3.わからない・どちらとも言えない 24.1%約70%の人が主夫に対して「良いと思う」という回答を選びました。「良いと思わない」という人は10%以下の少数派。女性でも働く人が増えている現代では、男性が家事や育児をしても良いという意見が多数ありました。■夫婦二人がよければ良いと思う今の時代、男性か女性かという性別よりも、個人の得意不得意ややりたいことを尊重するのが自然という考えのようです。夫婦のことは、その夫婦さえ良ければ周りが口出しすることでもないという意見も。「男だから、女だからの概念は必要ないし、夫婦で話し合ってお互いがそれで理想的な家庭を築いていけるのであれば、素晴らしいと思います」(鹿児島県 40代女性)「いろいろな夫婦のあり方があると思うので、お互いに納得してやっていけるなら良いと思います」(神奈川県 40代女性)「性別に関わらず適正で見れば良いと思います」(東京都 40代女性) 「主婦でも主夫でもどちらでもいいと思います。男性でも女性より炊事に洗濯、掃除が得意な方もいると思いますし、その反面バリバリ働いてくる女性もいると思います。その家庭の考え方だと思うので、周りがとやかく言う問題ではないと思います」(北海道 40代女性)■家事も仕事も分業がベスト働いているママからは仕事も家事や育児も分業するのがいいというコメントがありました。お互いに大変なことをわかり合っている方が、理解もできるし、感謝の気持ちも生まれます。どちらかが仕事だけ、どちらかが家事だけというよりは、それぞれ半分ずつが理想かもしれません。「家族にはそれぞれ、さまざまな形があると思う。個人的には家事分業がいいと思う。得意・不得意をバランス取りながら回して行くのがいいと思う」(宮崎県 30代女性)「わが家はできる方がやって、時間が余れば手伝うのが当たり前なので、旦那が嫌がらず家事をするって話をすると不思議がられます。うちでは普通のことなんだけどな」(千葉県 40代女性)■役員や学校行事もこなす主婦並みの主夫家の中の家事や育児はできても、子どもの学校行事や役員などは女性だらけのコミュニティ。男性がうまくやっていけるのかなと心配になる人も多いようです。そんな中でも上手に参加している主夫もいました。「娘の学年で主夫の方がいますよ。なんでもご両親のお世話のために主夫になったそうです。その方は元介護士、奥さまがバリバリ働いて仲良くしていらっしゃいます。学校行事や役員もご主人が楽しく参加していますし、お弁当は夫婦で作ってきたよと言っていました」(神奈川県 40代女性)Q.専業「主夫」、どう思う?アンケート回答数:3693件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年11月18日「知事が、妊婦に。」というキャッチコピーで話題になったのが、「九州・山口 ワーク・ライフ・バランス推進キャンペーン」。これは山口県、宮崎県、佐賀県の知事の3人がマタニティジャケットを着用し、実際の7か月の妊婦の生活を体験するというものです。階段をおそるおそる降りる知事、車を乗るのに「よっこいしょ」とつぶやく知事、靴下を履けなくて苦労する知事……。妊娠するとどうなるか、まさに体当たりのキャンペーン。しかし妊娠中の大変さを知らないのは男性だけではありません。女性である私ですら、最近まで知らなかったのです。「妊婦さん」「赤ちゃん」がまわりに全くいなかった既婚、子どもなし。三人兄妹末子長女の私は、20代後半になるまで家族や親族、友人に「妊婦さん」、そして「赤ちゃん」が身近にいませんでした。アラサー前に義姉に子どもが生まれ、転職した会社にマタニティスタッフが2人いたことで、やっと「妊娠・出産・育児」が身近になったのです。とはいっても、私の仕事しているオフィスとマタニティスタッフのかたが働いている店舗は別の場所。そして週に1回、顔を合わす程度。たまにしか会わないので、そのたびに体の変化に驚きました。とくに6~7か月あたりにお腹が前に出てきたのにびっくり!いきなりこんなに大きくなるの!?産休前でもこんな大きいのに、まだ大きくなるのか……となぜか私がドキドキしていたのを覚えています。妊婦さんが働くということある日、たまたまマタニティスタッフと地下鉄で一緒に帰ることに。電車は帰宅ラッシュがちょっと落ち着いたころでしたが、座席は満員。「空きないね」と私がつぶやくと、マタニティマークに気づいた女子高生がすぐ譲ってくれました。「よかったね」と言う私に、彼女は「本当ラッキーです。まぁ、こんな時間にこんな服で乗ってる妊婦なんて、遊んできたのかと思われても仕方ないですよね」と答えたのです。その言葉に私はショックを受けました。会社は出勤後エプロンをするだけであとは私服でOK。よく動くのでラフなファッションのスタッフが多く、さらに終業時刻は19時。席を譲る譲らないは別として、たしかに「病院の診察?こんな時間に?」と訝しむかもしれませんし、わたしも同僚でなければこんなお腹の大きい妊婦さんが「働いてきた」なんて想像できなかったかもしれません。妊娠して、働く。それはただ業務をすること以外に大変なことが多すぎると、そこではっと気がついたのでした。あのときマタニティスタッフとして働いていた人たちに、できることがもっともっとあったのではないかと今でも反省することがあります。運動会って大変?先日、姪の運動会に行ってきました。まだ1歳クラスなので、お父さんと一緒にかけっこ(抱っこ、肩車もあり)したり、お母さんとダンスしたり……という内容でとても微笑ましかったです。保護者のかたのなかには妊婦さんも数人。保育園には1歳〜5歳くらいまでの子がいますから、2歳差、3歳差の兄弟の親になるということは、妊娠中に幼稚園や保育園行事にも出席することになります。当たり前のことですが、実際目にすると「大変だ!」とやっとそこで気が付きました。お母さんとのダンスでも「高いたか~い」「ぎゅーっと抱っこ」など結構体を動かすものもあり、お父さんの力が必要。さらに今回は1~2歳クラスの運動会で、数日後には上の年齢クラスの運動会があるとのこと。兄弟がいると、運動会に2回出席することに。これでさらに自分が妊婦だったら……考えるだけでどっしり疲労が……。自分だってその可能性がゼロではないのに。想像力の欠如を強く感じました。妊娠するって言葉は簡単ですが、そこから考えることが本当にたくさんあります。百聞は一見にしかず。冒頭に書いたマタニティジャケットを着た知事のように、もっとマタニティ体験できる場が一般人に男女年齢関わらず増えてもいいと思うのですが、なかなかそれは難しいことでしょうか。ライター:三谷 アイ
2016年11月12日産休・育休が明けて、いよいよ仕事再開! それまでに、どのようなことを準備したり根回ししておくといいのでしょうか? また、職場復帰に際しての心構えは? 先輩ママに、「覚悟しておくこと」と「やっておけばよかったこと」を聞きました!■想像以上に「時間の経過」を感じる通いなれた通勤路、なつかしい社内の空気、変わらない仲間たちの笑顔…。とはいえ、変化に気づいていないのは自分だけ。目に映る風景は同じでも、時間は確実に経過。たとえ古巣に戻っても、復帰してしばらくは、さまざまなギャップに苦しめられるようです。・「職場の顔ぶれは復帰前とまったく同じ。そのため、昔と変わらぬ気分でリスタートしてしまったけれど、同僚たちは私が休んでいる間、スキルも意識もレベルアップ! 正直、ここまで差ができているとは思わなかった…」(30代前半)すんなりなじんだかのように見えるママも、聞けば、こころの中はいつもザワザワ。周囲に弱音や隙を見せないよう、常に身を硬くしているのだそう。・「ちょっとでもミスしようものなら、『まったくママはしょうがないな』ってムードに。いじめられているわけではないけれど、一線画されているのはたしか」(30代前半)・「周囲がやたら気を使ってくれて、まるでお客さん扱い。どことなくぎくしゃくしていて、緊張感と疎外感がハンパない」(20代後半)・「勘が鈍ってしまったのか、以前のようにサクサク進めることができない。しかも時短勤務中…。お昼は食べたフリで休憩ナシ!」(40代前半)たかが一年、されど一年。社会における時間の流れは想像以上に速く、育休ママは浦島太郎状態で、油断や楽観は厳禁です。どんなに心していても、現実は常に想定以上であることを、まずはしっかり肝に銘じておきましょう。■復帰までにやっておくこと10このように、仕事が始まってしまったら待ったなし! 気苦労だらけの多忙な日々を少しでもスムーズにこなすためには、スタート前にしっかり準備しておくしかありません。そこで先輩ママたちに、やっておけばよかったことをリサーチ。今後復帰予定のママは、次の10項を心がけるといいそうです。1.同僚たちと事前に会って、さりげなく社内現状をチェック&親睦を深めておく2.上司と、できること・できないことを正直に事前相談3.復帰後のタイムスケジュールで、数か月前から生活を変えてカラダをならしておく4.3か月くらい先まで予定を明確にし、事前準備のクセをつけておく5.お試し保育などで、子どもを徐々にならしておく6.万が一のためあちこちに助っ人を確保、しっかり子どものことをお願いしておく7.いつ誰に頼んでもいいよう家の中を簡潔に、特に子どものものをわかりやすくしておく8.急な残業や子どもの病気など、有事に備えて夫とシミュレーションを何度も繰り返す9.常備菜のレパートリーを増やすなど、家事ラクテクニックを身につけておく10.カラダが資本! しっかり体調を整え体力も蓄えておく復帰後、あらゆるシーンでネックになるのが子どものこと。これを乗り越えるには周囲の協力が不可欠です。夫、親きょうだい、保育士、ご近所さんなどなど…たくさんの味方を作り、なおかつお願い上手になっておくことが、一番大切なことかもしれません。■再開までは「子どもファースト」で復帰までの残り時間、さまざまな準備で忙しくなってはいくけれど、何より大切にしたいのが子どもとのふれあい。ずっと一緒だったのに、日中離ればなれになるのはママも子どももつらいところ。一緒に乗り越えるためにも、とことん愛情を注ぎこみましょう。・「我が子は引っ込み思案の甘えん坊。そのため復帰までずっと、『これからママ、お仕事頑張るからね』『いろいろ協力してくれてありがとう』『これからもよろしくね』などと繰り返しお願い。そうしたら、案外すんなり保育園に行ってくれた」(30代前半)子どもにだって心の準備が必要。たっぷりコミュニケーションしておきましょう。
2016年11月08日ワークライフバランスとは、仕事と生活の調和と訳されます。仕事とそれ以外の生活とのバランスを取り、その両方を充実させることを指すようです。しかし休みの日も仕事のメールに追われたり、毎日残業でプライベートな時間を持てなかったりと、ワークライフバランスを実現できていない人も多いのでは?そこで今回は海外の求人情報サイト『Glassdoor』が発表した、ワークライフバランスに優れた職業トップ9を紹介します。最新のレポートでは、ワークライフバランス満足度(5段階)の平均は3.2となっています。2009年は平均が3.5だったものの、年々低下しているといいます。以下で紹介する平均年収はアメリカでのデータですが、日本にもある職業ですので、ぜひチェックしてみてください。■9位:DevOpsエンジニア(平均年収1,133万円)DevOpsとは、開発と運用を組み合わせた造語であり、ネットワーク運用に関わる開発者やプログラマー、またはコーディングができるシステム管理者のこと意味するようです。ワークライフバランス評価は4.0となっています。■8位:モバイル開発者(平均年収1,043万円)スマートフォンなどのモバイル機器用のアプリを開発する仕事です。最近では銀行口座のチェックからショッピングまで、モバイル機器を使って行う人が増えていて、需要がどんどん高まっている職業です。ワークライフバランス評価は4.0となります。■7位:テクニカルアカウントマネージャー(平均年収772万円)顧客に対してテクニカルサポートを行う仕事です。顧客からの技術的な質問や疑問、問題を解決していきます。こちらのワークライフバランス評価は4.0となっています。■6位:リクルーティングコーディネーター(平均年収494万円)この仕事は、企業の人事担当者を補佐し、求職者とのスケジュールや面接をコーディネートします。平均年収は今回のランキングの中で一番低いものの、ワークライフバランス評価は4.0です。■5位:UIデザイナー(平均年収870万円)ユーザーがソフトウェア、ウェブサイトまたはアプリを使うときに目に触れる部分UI(ユーザーインターフェイス)をデザインする仕事です。ワークライフバランス評価は、4.0です。■4位:戦略マネージャー(平均年収1,138万円)この仕事は、ビジネス戦略から財政目標に至るまで、企業が目標を達成するためのプロセスを創りあげます。ワークライフバランス評価は、4.0となっています。■3位:データサイエンティスト(平均年収1,153万円)ウェブサイトやアプリ、そしてソフトウェアから発生する膨大なデータから情報を分析し、そのデータを基にビジネス価値を生み出す仕事です。このランキングでは、平均収入が最も高くなっています。ワークライフバランス評価は、4.0です。■2位:UXデザイナー(平均年収978万円)UXとは、ユーザーエクスペリエンスの略語で、ユーザーがサービスや製品を利用したときに得られる体験のこと。この仕事は、ソフトウェアや製品がユーザーにどのように受け入れられるか、例えば、ナビゲーションは理想的であるか、ユーザーが製品を試して障害がないかなどを調べ、ユーザーに良い体験を提供することを意識してデザインしていきます。ワークライフバランス評価は、4.1です。■1位:企業の求人担当者(平均年収669万円)企業の求人担当者は、求人募集の提示、履歴書の選抜、候補者との面接や日程の調整などを行います。会社によっては、候補者の面接日程に応じて、勤務時間を調整することができるそうです。ワークライフバランス評価は、4.1となっています。*今回のランキングを見ると、とくにテック系の職業が魅力的な給料を得ていますね。またテック系は柔軟な働き方ができる場合が多く、自宅で作業ができたり、勤務場所や時間に柔軟性が高かったりすることもポイントとなるようです。もちろんアメリカと日本では、給料面や待遇面に違いがありますが、今後キャリアチェンジを考える時に参考にしてみるといいかもしれません。(文/椎名恵麻) 【参考】※9 jobs with top work-life balance-CBS News
2016年10月14日ブログやSNSなどで楽しく育児をしているママがクローズアップされることが多い今、子育て中のパパとママに本音を緊急調査しました。育児には「これが正解」というものがないだけに、親も壁にぶちあたりながら、子どもといっしょに成長してているようです。Q.子育てがつらいと感じたこと、ある?1.ある 80.6%2.ない 13.9%3.わからない・どちらとも言えない 5.5%80%以上の人がつらいと感じたことがあると回答。やはり育児は楽しいだけじゃない!というのが、親の本音のようです。■みんなつらい時期がある!ママたちはわかってます泣きわめいたりぐずったり、言うことを聞かなくて途方にくれることも。でもそれは、自分が子どもと向き合ってるからこそ感じる思いです。子どもといっしょに親も成長していくんですね。「ないってほうが不思議。真面目に子育てに向き合えば向き合うほど、つらい気持ちも出てくるんじゃないかな」(宮城県 30代女性)「あります。大事な子どもだからこそ、幸せになってほしいからこそ、これでいいのか悩むのが親なんじゃないかと思います」(茨城県 40代女性)「出かけるのも、家事するのも、食事するにも、何にしても自分のペースはないし。だから、お母さんがぐずる子どもをあやそうと焦っているのを見ると、声をかけずにはいられなくなる。泣いても、ぐずっても気にしなくていいよ!みんな通った道だから」(宮城県 40代女性) ■不登校も子どもといっしょに乗り越えていくいちばんつらいのは子どもが大変なときに代わってあげられないこと。親としてできる精一杯のことをしてあげるというのが、実はむずかしいことなのかもしれません。「今、中2の娘が不登校。悩んでいても人に打ち明けられすに引きこもっている。できれることならばその苦しみを代わってあげたい」(千葉県 30代女性)「発達障害とわかるまでは、癇癪やパニックをどうしたらいいのかわからず、しつけも上手にできず、つらかった。周りの目もつらかったし、外に出るのも怖かった」(神奈川県 40代女性)■大変からこそ幸せを実感することもとくに子どもが小さいときの大変さは、あとになると大切な思い出になることが多いようです。手がかかって目まぐるしかった日々も、二度とは戻らない幸せな時間です。「保育園の送り迎えから、オムツ替えも、ご飯を食べさせるまで私の役目でした。初めの一年は本当に長く感じました。でも思い出がいっぱいです。本当に大切な時間を過ごさせてもらったと子どもたちに感謝しています」(神奈川県 40代男性)「お母さんになった瞬間から子どもに時間を奪われ、邪魔されて。何かしようと思っても『ママ〜』と言われて、トイレすら一人になれない。それでも幸せなんです!」(千葉県 40代女性)Q.子育てがつらいと感じたこと、ある?集計期間:2015.12.16〜2015.12.23アンケート回答数:4105件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年10月07日「サードプレイス」という言葉をご存じでしょうか? サードプレイスとは、言葉どおり、第三の場所のこと。人生の基盤となるファーストプレイスが「自宅」、日常的に通っている「職場」や「学校」などがセカンドプレイスです。そして、そのどちらでもない、自分らしさを維持、あるいは取りもどせる心地よい場所が「サードプレイス」。いま、都市生活者を中心に「サードプレイス」を求める人が増えています。それは、働くママたちも同じではないでしょうか?■自分らしさを取りもどせる「サードプレイス」を求めるママたち家族を持ち、キャリアを重ねるほど、窮屈になる私たちの生活。自宅にいるときは妻や母として家庭を支える役割、職場では社員として会社のために働くという責任があります。そんななかで、「自分らしく」いられる場所で、気持ちのバランスを取りたいと思うことは、現代女性において必然であるともいえるでしょう。なにも特別な空間を持つ必要はありません。実際にママが「自分のサードプレイス」としている場所で一番多いのが、カフェやひとりで入れる居酒屋、バー。または、スポーツジムやヨガスタジオなどリフレッシュできる場所です。ほかにも、スパやエステ、公園や海といった自然の場所をあげる人もいました。どれもゆっくりとひとりの時間を持てたり、好きなことに時間を費やしたりできる場所です。 ■働くママのリアル座談会「私たちにこそサードプレイスは必要です!」今回は、実際にサードプレイスをもつワーキングママの方々に、サードプレイスの必要性について語っていただきました。川上結子さん(仮名 40歳)…5歳の女の子と2歳の男の子のママ。アパレルメーカーの企画職池井佐和さん…(仮名 33歳)1歳の男の子ママ。化粧品メーカーの販売員和田めぐみさん…(仮名 37歳)5歳の女の子ママ。現在第2子妊娠中。メーカー事務川上さん「出産前は、育休中であれば子どもが昼寝している間は自分のための時間が確保できると思っていました。でも、全然無理。いつ、何が起こるかわからないから四六時中気を張っていて、時間だけでなく精神的にも余裕がありませんでした。だからいつもイライラしていて。子育て中のママにこそサードプレイスは必要だと思います」和田さん「わかります。わたしも、ひとりの時間を持つようになってから、ようやく子育てや家事に前向きに取りくめるようになった気がします。自分の時間を持てることに感謝しようって思えたんですよね」池井さん「そう。家のほかにホッとできる場所がないと、自分の生活に感謝できなくなるんですよね。私は、仕事復帰してから、一日が驚くほど短いと感じています。子どもを寝かしつけて家事をやっているだけなのに、気がつくと日付が変わっている。サードプレイスがないと、ストレスがどんどんたまっていってしまうと思います」和田さん「だから、サードプレイスが必要なんですよね。私は、日曜日に主人に子どもを預けて、ジムでマタニティヨガのコースを受講しています。仕事や家事以外のことに没頭できる時間が、フル稼働している脳を休ませてくれる気がします」池井さん「没頭できることって大切ですよね。私は趣味がゴルフなので、主人が早く帰れる日には1時間ほど、ひとりで練習場に行くようにしています。ボールを200球購入して、「打ちおわるまではお金がもったいないから帰らない!」と決めています。そうでもしないと、家のことが気になって、帰りたくなっちゃう。貧乏性なのでしょうか」和田さん「そうなんですよ。“ステキカフェでのんびり”も憧れるけど、結局、家のことや仕事のことを考えちゃうから、気が休まらない」川上さん「私のサードプレイスはカフェです。近所のブックカフェや図書館併設のカフェに行くことが多いです。主人には内緒ですが、たまにこっそり有給も使っています。ぽっかり時間があいても、家にいるとつい家事や掃除をしてしまって…。自分で自分を追い詰めているところもある気がします」和田さん「それなのに、『私だけが大変!』ってムカムカして、旦那さんにあたってしまったりするんですよね…」池井さん・川上さん:「わかる!」川上さん「夫婦円満のためにも、働くママこそサードプレイスが必要だと思います!」どうしても自分のことが後回しにしてしまいがちなワーキングママたち。でも、自分だけの場所で特別な時間を持つようになると、心に余裕ができるのはもちろん、生活そのものへの感謝の気持ちが芽生えるというメリットも。ママがハッピーでいられるということは、家族にとってもうれしいことではないでしょうか。働くママが毎日をいまよりももっと心地よく過ごすためにも、サードプレイスはよい効果をもたらしそうです。
2016年10月05日仕事や家事、育児、人づき合いなどで忙しく、日々時間に追われるような生活を送っていると、どうしても家の中の「やるべきこと」が、ただの大変な作業にしか感じられなくなってしまいます。しかし、少し考え方を変えるだけで、そんな日々の暮らしの中に「心の豊かさ」をプラスすることは可能です。今回は、何気ない日常の中にある素敵な瞬間に気づかせてくれて、毎日がちょっと楽しくなる本を紹介します。■『すてきなあなたに』(大橋鎭子 編著/暮しの手帖社)『すてきなあなたに』は、1969年から続く『暮しの手帖』誌の連載エッセイをまとめた本です。編著者の大橋鎭子さんは、『暮しの手帖』誌創刊者の一人。現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロインは、この方がモチーフとなっています。「実際に目でみて素敵だと思ったこと、人と接している時に感じた素敵なこと、心に深く染み込んでいったこと、食事の時に美味しかったものとそのレシピなど、日常の生活で感じて、メモに書き留めたもの」を綴ったという『すてきなあなたに』。とても優しく、わかりやすい言葉で書かれたこのエッセイには、日々の暮らしの中にある素敵な、幸せな瞬間が詰まっています。また、食べもののこと、食器のこと、洋服のことなど、実際の暮らしに役立つ情報も盛りだくさん。普段のおうちごはんから、おもてなしにピッタリなものまで、作るのも、食べるのも楽しそうなレシピが魅力です。 ■『よくばりな毎日』(杉浦さやか著/祥伝社)続いては、イラストレーター・杉浦さやかさんの人気コラムを書籍化した『よくばりな毎日』。独特なタッチと明るい色使いで、絶妙な「かわいらしさ」を感じさせるイラストとともに、杉浦さんがひろい集めた「日々のよろこび」についてのエッセイを楽しむことができます。ショッピングやちょっとしたおでかけ、おやつ、おしゃれのことなど、エッセイのテーマはどれも、私たちの身近にあるものばかり。特別な人間ではなくても、特別な経験をしなくても、「日々のよろこび」はすぐそばに落ちていて、大切なのは「それに気づいて、拾えるかどうか」だと、あらためて気づかせてくれる1冊です。イラストをながめているだけでも楽しいので、本を読むためにまとまった時間を確保するのは難しい…という人にもおすすめです。■『復刻版 もてなし上手』(栗原はるみ著/扶桑社)最後は、「毎日の食事の支度が、憂鬱(ゆううつ)で仕方ない!」という女性に、ぜひおすすめしたい1冊。料理家・栗原はるみさん流のおもてなしレシピがたっぷり詰まった『復刻版 もてなし上手』です。この本が最初に出版されたのは、栗原さんが「ちょうど子育てと仕事に追われていた頃」とのこと。『もてなし上手』というタイトルではありますが、紹介されているメニューはどれも特別なものではなく、「家族のための、毎日のご飯」が基本。「家族のために作って、一緒においしいものを食べる幸せ」を思い出させてくれます。本の前半部分はおもてなしに最適な「献立」が紹介されていて、献立を立てるときの栗原さんのこだわりや工夫を知ることもできます。急な来客のときなどは、紹介されている献立を丸ごと真似してもOK。写真が豊富なので、器の使い方や盛り付けの勉強にもなります。毎日繰り返す「ただの大変な作業」にストレスを感じている人は、今回紹介した3冊の本からヒントをもらって、日々の暮らしの中にある、ちょっとした「素敵なこと」を探してみてはいかがでしょうか? きっと、毎日が少し楽しくなるはずです。・ 『すてきなあなたに』(大橋鎭子 編著/暮しの手帖社) ・ 『よくばりな毎日』(杉浦さやか著/祥伝社) ・ 『復刻版 もてなし上手』(栗原はるみ著/扶桑社)
2016年10月05日▲今回の共働きパパ:塚崎卓也さん(40歳) メルヴィータジャポン株式会社 ・フランス発のオーガニック認証ブランド「メルヴィータ」のブランドディレクター。直営店や卸事業、ECなどの営業部および商品戦略や販売促進、受発注などのチームを統括している。・奥さま : 40歳。会社員(IT部門)。学生時代に知りあって結婚。・お子さん : 3人(9歳の双子と6歳)・平均帰宅時間 : 21時30分ごろ【自己採点】塚崎パパの「パパ力」…50点_/100点ママのコメントは文末(3ページ)に!※「パパ力(りょく)」とは、家事や育児へのコミット力のこと■社員の95%以上が女性 社内の働くママたちをサポートする【チェックポイント1:ママの気持ちの理解度】ママのためのサークルを発足! 月1でランチ会を開催する人気商品のアルガンオイルを生みだし、オイル美容の先駆者的存在としても知られている「メルヴィータ」。2010年の日本上陸時からブランドディレクターをつとめる塚崎卓也さんは、小学校3年生の双子のお子さんと6歳のお子さん、合計3人のお子さんのパパでもあります。女性社員がほとんどを占めるという職場環境で働く塚崎さんの「パパ力」が気になるところ。奥さまとの関係性や育児・家事分担について聞きました。――女性社員が多いとのことですが、どのように感じていますか。女性ばかりだからやりづらいということもなく、楽しく仕事させていただいております(笑)。私は姉と妹という環境で育ったせいか、女性のなかで働くことが苦にならないみたいです。保育園の保護者会のときなどに、ママ友ランチのお誘いをいただくことも。10人以上のママたちのなかに私1人という状況で、違和感なくしゃべっています(笑)。――職場には、ママたちも多いのでしょうか。いまは多いですね。この3、4ヶ月で、メルヴィータのオフィスで働く15人のうちの3人が出産しました。以前はママが少なかったこともあり、情報交換のための「こっこクラブ」というサークルを2009年に作りました。発足時は非公認だったのですが、いまは会社の公認サークルに。30人くらいいるメンバーのうち、都合のつく人たちが集まって月に1回ランチをしています。育児の情報交換から悩みまで、会話の内容はさまざま。「託児所を作ってほしい」という声が出ることもあります。ママたちはもちろん、これから妊娠を考えている社員が参加してくれたこともありました。保育園や出産に関してのアドバイスを受けられるので、心強い面もあるのかなと思います。その後、彼女はお子さんを授かり、現在産休中です。いまはオフィスで働く社員を中心としたサークル活動しかできていないので、将来的には店舗スタッフにも広げていきたいですね。■夫婦間のルールは特になし! 自然な流れでの育児参加とは?【チェックポイント2:パパの育児参加】「察して動く」を発揮 毎朝6時に起きて朝食を担当――おもに朝、育児や家事をご担当されているんですね。夜は仕事でどうしても遅くなってしまうこともあるので、自分で時間をコントロールしやすい朝に、できるだけ家事や育児を担当するようにしています。毎朝6時に起きて朝ごはんを作り、上の子どもたちを送りだしてから、下の子を保育園に連れていきます。【塚崎パパの家事・育児分担表】---平日---<朝>・家の片づけ・朝食準備・朝食片づけ・保育園への送り<夜>・上の子どもたちと一緒に寝る---休日---<朝>・家の片づけ・朝食準備・朝食片づけ・下の子をスイミングへ連れていく(土曜日)・子どもたちとおでかけ(おもに日曜日)<夜>・子どもとお風呂子どもは、上が9歳の男の子と女の子で、下は6歳の女の子です。上の子たちは二卵性なのですが、たまに同じような反応をすることもあって、自分たちで「双子だねー」と言っていることもあります。下の子は、上の子たちのマネをして、なんでもやりたがる。「私だってできるもん!」といってやろうとするけど、3歳差があるので、やっぱりできないという感じです(笑)。――お仕事が忙しいなかで、毎日ご家族の朝食を作られるということにびっくりしました。朝食といっても、大したものは作っていません(笑)。フルーツを切ったり、卵を焼いたり。あとは、パンを焼いて、ヨーグルトとジュースを出すくらいです。――毎日続けられていることが、すごいです。分担については、事前に話しあったうえで決まったのでしょうか。分担についてのとりきめは、とくになかったですね(笑)。私たち夫婦は、良くも悪くも、何かについてルールを決めることがほとんどありません。夫婦間でのルールや特別な教育方針もなし。「のびのび育ってくれればいい」と思うくらいです。ただ、妻が出産後も働き続けたいということは知っていたので、できるだけ協力したいとは思っていました。――最初のお子さんが双子ということで、ご夫婦でしっかり育児分担を決められたのかと思っていました。双子だと、夫婦でフル稼働したところで手がまわらないこともあります。分担を決めるというよりは、手が空いたときにできることをしていました。たとえば、妻が疲れて寝てしまっていても朝なら私がミルクをあげられる。そういう感じで、夫婦間のバランスをとりながら、いまの状態になっていきました。――「これをやって」と奥さまが頼む前に、察して動かれたということですね。夫婦間で育児や家事を分担するときには、妻が夫に言葉できちんと伝えないと難しいという意見をよく聞きますが…。両方の実家が近くにあるわけではないので、サポートをお願いしづらいということも関係しているかもしれません。あとは、妻がうまく私のモチベーションを上げてくれているおかげかも…。私が料理を作るとほめてくれて、上手に育ててもらっています(笑)。妻とは学生時代に知りあって、結婚してからも14年くらい経ちます。付きあいも長く、お互いに超えてはいけないラインがなんとなくわかっているので、けんかもしません。たとえば、私はいろいろと言われるのがあまり好きではない方だということも妻はよく知っています。ダメ出しもほとんどないです。何か気になったことがあるときには、後からやんわりというくらいにしてくれています。――「こっこクラブ」でママたちの話を聞いているから、「これはやってはいけない」という地雷ポイントがわかっているのかもしれませんね。それは関係ありそうです。職場で学んだことを家庭で生かす、みたいな(笑)。ワークライフバランスが保てているということですね。――塚崎家は、おふたりの連携がうまく取れていることでしょうか。もちろん、ふたりだけですべてをこなすことはできないので、外部サービスもフル活用しています。会社から補助があるベビーシッターやファミリーサポートなど。妻も仕事柄、子どもが熱を出したからといって休むことができません。いざというときに困らないように、預け先はいくつか確保しています。【チェックポイント3:家族との時間】子どもと過ごす時間を確保するために、引っ越しを決意!――夜はお子さんと一緒に寝るというのは、すごく理想的な生活に思えます。以前は、21時に会社を出て22時に帰宅するという生活を送っていました。子どもたちが寝たあとに帰っていたので、「パパは夜いない人」と認識していたようです。実際に公言もされていました(笑)。子どもともっと関わりを持ちたいと思っているのに、それができていない。自分のなかで、矛盾を感じていました。また、当時住んでいた家が5人で暮らすには手狭になってしまったこともあり、昨年引っ越しをしたんです。――引っ越しをされたことで、どう変化があったのでしょうか。通勤時間が往復で40分くらい短くなったのを機に、帰宅時間を見直すことにしました。20時には会社を出るようにすれば、20時40分ごろには家に着けます。ちょうど、子どもたちがお風呂に入っている時間です。帰ったら急いでごはんを食べて、上の子と一緒に寝る…という感じです。子どもたちには転校・転園をさせてしまいましたが、とてもよろこんでくれています。もちろん、仕事で早く帰れないときや、付きあいで飲みに行かないといけないこともあります。飲み会の席でなかなか帰れないときは、「明日、6時に起きないといけないんだけどな…」と思うことも(笑)。睡眠時間が削られるのがつらいときもありますけど、毎日ではないですからね。それに、妻がいてくれるので、「必ずこの時間には帰らないといけない」という制約がない。それはとても助かっています。――朝もお子さんと過ごす貴重な時間ですね。弊社は遅くとも10時までに出社していればいいので、朝は少し余裕がある方かなと思います。息子の宿題を見るときもありますし、下の子が保育園に行きたくないときは、少し時間をかけて付きあうようにしています。園の外で一緒にうだうだしたり、歌を歌ったり。そうしているうちに、落ちついて中に入ってくれることが多いですね。【チェックポイント3:ママへのケア】記念日には、子どもを預けてデート正直なところ、日ごろはあまり妻へのケアはできていないのかもしれません。ただ、記念日には、子どもたちを妻の実家やベビーシッターさんに預けて、ふたりで食事をしたり、映画をみたりしています。以前は通勤経路が途中まで同じだったので、私の乗る電車に合わせて妻が家を出て、一緒に行くこともありました。ふたりでいても、結局は子どもの話ばかりになってしまいますが(笑)。――学生時代から知っている奥さまが、妻、母へと変わっていかれる様子をそばで見ていて、どのように思われますか。フルタイムで仕事をしながら子育てをしているので、すごいと思います。決して体が強い方ではないので、週末に寝こんでしまうことも。ありがたい反面、「ちょっと無理しすぎじゃないかな」と感じることもあります。――塚崎さんご自身の息抜きはどうされていますか?通勤時間に読書をしたり、スマホでゲームをしたりしています。通勤途中にTSUTAYAがあるので、『ONE PIECE』(集英社)を借りて読んでいた時期もありました。1回に3巻ずつ借りて、やっと最新巻まで追いつきました(笑)。子どもと一緒に寝るようになってから、夜に自分のことをする時間はなくなりました。でも、しっかり寝ているおかげで体調がいいですね。22時に帰っていたころは、「休日はもっと寝ていたい」と思うこともありましたが、いまは土日も元気。子どもたちに感謝ですね。――奥さまからの採点は、どのくらいだと思われますか?50点です。朝は私が担当しているけど、寝かしつけやお風呂など、夜のほうがやることが多いですからね。妻が3人目を出産するときに、2週間ほど入院したんです。ひとりで双子の育児をしましたが、いま思うと、あのときは大変でした(笑)。仕事が終わるとふたりを保育園まで迎えにいってから買い物にいき、ごはんを作って食べさせて…と。それを妻は毎日しているんですからね。とてもありがたいですし、できるかぎりサポートしたいと思っています。▼ママからの評価コメントママから見た「パパ力」は……90点/100点仕事が忙しいなかで、とてもよくがんばってくれていると思います。家事よりも育児についてパパ力が発揮されていることが多く、子どもたちもパパが大好きです。子どもに甘く、すぐに「いいよー」といってご機嫌をとる面もありますが(笑)、本当に助かっています!家事・育児に使える時間にはもちろん限りがありますが、そのなかでは線を引かず、気がついたこと、できることを自分で考えてやってくれる姿勢がうれしいです。私が細かいことをあれこれ言わなくてもすんでいるのは、「こっこクラブ」の皆さんや保育園のママ友など、日ごろからたくさんの働く女性がいろいろ話してくださっているからだったんですねー。みなさんにも感謝です!【「パパの自覚」について】最初の子どもが双子だったために圧倒的に手が足りず、パパが育児に主体的に参加せざるを得ない状況でした。おかげで育児の大変さはよく理解してくれており、パパの自覚も最初から持てていたと思います。ただ、自分が子どものころに大好きだったゲームの復刻版を息子に買い与えて、ゲーム仲間を増やそうという魂胆はみえみえでーす(笑)。【「パパの家事」について】朝食を作ってくれたり、保育園に送ってくれたり、本当に助かっています。欲を言えば、家のなかの片づけをもう少しだけがんばってほしい(笑)。そこにも「察するチカラ」があれば、完璧です。今度寝ている間に「ホコリセンサー(があれば!)」をつけたいなーと思っています。【「パパの育児方針」について】子どもには、とても真剣に向きあってくれています。子どもたちはそれぞれ個性が異なるので、接し方も一人ひとり変えています。私が行きづまったときには意見を言ってくれて、「おお、そうか!」と気づけることがたくさんありました。少しでも時間を見つけて話しあうことで、私たちなりの夫婦の答えをみつけていきたいなーと思っています。【「ママへのケア」について】私が疲れてピリピリしてくると、さりげなく子どもたち3人を連れて遊びに行ってくれたり、外食を提案してくれたりするのがとてもありがたいです。それから、メルヴィータ製品をたくさん買ってきてくれるところも(笑)。パパは自分のブランドだから買ってきてくれるのだと思いますが、使ってみたらとても肌の調子が良くなって驚きました。これからもどんどん買ってきてほしいですね。 Informationアルガンオイルが半額に! 「スタートオーガニック キャンペーン」2016年10月5日(水)~10月18日(火)塚崎さんがブランドディレクターを務める「メルヴィータ」では、現在「スタートオーガニック キャンペーン」を実施中です。なんと、化粧品の空きボトル(どんなブランドのものでもOK)を店頭に持参すると、リサイクル活動への参加のお礼として100%オーガニックオイル「ビオオイル アルガンオイル 50mL」が半額でご購入できるというもの。詳しくはこちら>>
2016年10月05日働き方の多様性が認められつつある昨今、在宅やフリーランスで働くことを希望するママたちが増えています。在宅で働くことのメリットやデメリットを、実際に在宅ワークをしているママたちの声を交えてご紹介します。■「在宅ワーク」ってどんなもの?「在宅ワーク」といっても、その種類や方法はさまざま。自身で開業して自宅をオフィスやサロンにしている方もいますし、会社に雇用されながら自宅で仕事をする「テレワーカー」の方などもいます。そのほか、フリーランスとして活動しているケースも多いよう。主な職種としてあげられるのは、デザイナーやエンジニア、ライター、フリープランナーなど。最近では、ネット上で案件の受注・発注ができる「クラウドソーシング」も充実しています。インターネットとパソコンさえあればどこでも仕事ができる環境になってきているため、フリーで仕事をすることのハードルはかなり低くなりました。■家庭との両立がしやすい「在宅ワーク」在宅ワーク最大のメリットは、ズバリ“時間の融通がきくところ”。「子どもの体調不良や、学校行事などにも臨機応変に対応できる」(群馬県・42歳・デザイナー)という意見のとおり、子どもをもつ女性にとって、家庭内の都合に合わせて仕事ができるのは大きなメリットです。また、仕事が早めに片づけば、その後の時間の使い方は自由。「平日に友人とランチができる」(東京都・32歳・ライター)、「仕事の合間にネイルや美容院、買い物に行ける」(埼玉県・29歳・WEBデザイナー)というように、何をするのも自分の裁量次第です。「転勤や引っ越しがあっても、仕事に影響がない」(埼玉県・31歳・テープ起こし)という意見も多く聞かれました。在宅ワークは、旦那さまが転勤の可能性があるママにとっても、働きやすい環境といえそうです。とはいえ、在宅ワークはよいことばかりではないようで…。次は“デメリット”についてご紹介しましょう。 ■仕事がなくなるかも…の不安がつきまとう「子どもが熱を出したとき、会社勤めであれば、休暇を取って子どものお世話ができます。しかし、在宅であればそうはいきません。納期を守れなければ、今後の仕事にも響きます」(群馬県・42歳・WEBデザイナー)フリーランスで仕事をしていると、一度引きうけた仕事はどんな理由があっても完了させなければなりません。子どもが体調不良で自宅にいても納期は変えられず、睡眠時間を削って仕事をするはめに…というケースも起こりえます。「なかなか仕事が進まない」(埼玉県・29歳・ライター)というように、時間を自由に使えることが裏目に出てしまうパターンも少なくないようです。さらに、「誰にも会わないので身なりに気をつかわなくなった」(群馬県・32歳・翻訳)なんて声も。さらに、「子どもを保育園に入れるのにひと苦労」(東京都・33歳・ライター)という問題も。「自宅で仕事ができる=子どもをみながら仕事ができる」と解釈されてしまいがちなのだそう。都内ではそもそも入園できる枠自体が少ないですし、地方では「在宅ワーク」や「フリーランス」と言っても理解してもらえないことが多くあるようです。そして、「次の仕事がなくなるのが怖い!」という声が多く聞かれました。在宅ワークの場合、仕事単位で受注することがほとんど。継続を約束されているわけではないので、自分でしっかり実績を出せないと次の仕事は得られません。つねに「仕事がなくなったらどうしよう」という不安感につきまとわれながら、目の前の仕事をこなしている…、といっても過言ではないのです。ただ、そのぶん、自分の腕試しにはなりますよ!在宅ワークのメリットとデメリットは紙一重。計画的に仕事を進めることができて、さらに「自分の経験とスキルをもってチャレンジしたい!」というビジョンのある方には、適した働き方だといえます。自分の性格や今後の方向性などをよく考えたうえで選択すれば、自分らしいワークスタイルが手に入れられるかもしれません。
2016年09月30日長い結婚生活のなかでは、いいことも悪いことも含め、何かと思いがけないことが起こるものですよね。その「思いがけないこと」の中でも、「夫の転職や起業」は生活そのものに大きな影響を及ぼす出来事といえます。もしあなたの夫が会社都合のリストラではなく、自ら会社を辞めたいと相談してきたとき、妻としてどう受け止め、アドバイスをするべきでしょうか。■「辞めて何をしたいのか」より「なぜ会社を辞めたいのか」もしかすると夫は今の仕事や人間関係にストレスを感じて、誰にも話せずにため込んでいて、そこから逃れたいがために「辞めたい」と考えているのかもしれません。それならまず、その気持ちを吐き出してもらうことが先決です。私が今まで受けた男性からの転職相談では、よくよく話を聞いてみると、本当に会社を辞めたいのではなく、ただ現状が辛いというケースがわりとあります。その場合はまず妻が精神的な理解者となってあげることで、冷静にどうすべきか考えることができます。また、「会社の制度に不満がある」「上司とそりが合わない」「会社の業種に将来性がない」など、今の会社に対する不満だけを辞める理由に挙げる場合は、転職や起業をしてもまた同じような不満を持つ可能性があります。不満があるから辞めたくなるのはわかりますが、それに対してどこまで自分自身でそれを変えるべく働きかけたか、またその中でも実績を上げるなどして現在の職場において「やりきり感」を持っているかを確認してみましょう。■転職または起業のリスクそして「やはり会社を辞める」という結論になった場合、転職にしろ起業にせよ、なぜその会社なのか、その仕事で起業するのかを聞いて、あなたが「なるほど、それなら納得できる」と心から思えれば、ひとまず心構えの部分では大丈夫でしょう。特に起業する場合は、妻1人を納得させられないのなら、取引先や銀行などと交渉することはさらに難しくなるからです。また収入面については必ず確認しておきましょう。転職先のほうが高収入だからと思って転職しても、それは最初の一年だけで実績が出せなければ減額される可能性もあります。転職先の給与形態はきちんと把握しつつ、万が一結果を出せず収入が減ったとしてもモチベーションが落ちることのない、夫にとってはやりがいのある仕事内容なのかを聞いておきましょう。 ■「最悪のシナリオ」を共有する起業の場合は収入に保証がありませんからより深い話し合いが必要です。まずは夫に、具体的な事業計画を説明してもらいましょう。あなたがその内容一つ一つをイメージできるくらいまで細かく聞くことが大切です。そのうえで、期限を決めて売上目標を決め、そこに至らなかった場合は撤退するなど、「最悪のシナリオ」を共有しておきます。子供がいなければ子供を持つ時期、子供がいるなら教育費をどうするかも含めて話しあっておきましょう。転職より起業は多くのリスクが伴います。仕事の知識や人脈に加え、よほどの情熱と覚悟がなければ続きません。あなた自身も夫をどこまでサポートできるかよく考えてください。転職や起業は男性にとって人生の大きな岐路です。妻であるあなたは、彼が進みたい道を全力で支え、励まし、応援しつつ、一方では冷静な目を持って二人の家庭を守っていってあげてください。
2016年09月21日学生時代に学んだ英語や国語、政治経済などの一般教養とも言える科目の知識は、日常生活や子育ての中でも必要になることがあります。「もっと勉強しておけばよかった」と感じる瞬間が訪れるかもしれません。そこで今回は、忙しいママが仕事や家事をしながら、一般教養や興味のある分野の知識を深める方法について紹介します。■図書館の予約システムを徹底活用まず利用したいのが、公共の図書館です。新しい本を買うと、費用もかかる上に部屋のスペースをとるので、買いたい本があってもためらってしまいがち。その点、図書館の本なら、気兼ねなく読書を楽しめます。最近では、公共の図書館の多くが、自宅から貸出予約できるインターネット予約システムを導入しています。学びたいテーマに関する本を予約して借りて、時間があるときに一気に読めば、それだけでもある程度の基本知識が身につくでしょう。■子どもといっしょに主要科目をおさらい小中学校で習う国語、数学、理科、社会、英語の主要5科目に自信がない人は、子どもの宿題を見るついでに、おさらいをするといいでしょう。特に、海外旅行や仕事で使う機会の多い英語は、一から勉強し直すチャンスです。ママが「教えてあげる」、「チェックする」立場だとなかなか言うことを聞かない子どもも、「ママもいっしょに勉強する」という姿勢を見せると、やる気になってくれるかもしれません。■ラジオ・テレビの講座を活用語学や中学高校の主要科目の基礎レベルの知識を身につけたい人にとって、NHKのラジオ・テレビの講座は最適。種類も豊富で、主要科目はもちろん、簿記やビジネスなどの仕事に役立つ番組もあります。また、番組によっては、インターネット上の自分専用ページで学習の進捗管理ができるサービスやストリーミング配信が行われているケースも。一昔前よりグッと便利に、勉強しやすくなっています。■通信制大学で専門知識を学ぶ一般教養レベルの勉強では物足りない人や、心理学や教育学、法律などの専門知識に興味がある人は、思いきって大学で学ぶという手もあります。ママにおすすめなのは、自宅学習が中心の通信制大学。通信制といえば「スクーリング」と呼ばれる対面授業のために、一定期間は通学する必要がありますが、近年はインターネットによるスクーリングや、地方スクーリングを実施している通信制大学も増えています。また日本のほとんどの大学には、正規の入学とは別に、希望者が好きな科目の授業だけを受けられる「科目等履修生」という制度があります。子育てが少し落ちついたママは、この制度を利用して、無理のない範囲で学生気分を味わうのもよさそうです。10代、20代のころはほかに楽しみが多すぎるせいで、なかなか勉強に集中できない面がありますが、歳を重ねると、不思議と知識欲が高まってくるものです。学生時代は続かなかったラジオやテレビの英語講座も、いま始めると、息抜きのひとつとして楽しめるかもしれません。
2016年09月16日母親なら誰しも、「子どもへの負い目」を感じたことがあるのではないでしょうか。働くママの中には、仕事をすることで子どもに嫌な思いをさせているのでは…と、罪悪感を感じる瞬間があるようです。今回は、子育て中に感じる「罪悪感」について一緒に考えてみませんか? ■「一緒にいられる時間が少ない」という罪悪感朝から晩まで仕事をしていると、家族と過ごす時間が少なくなるのは当然のこと。けれど帰宅直前の買い出し、帰宅後は食事の準備やお風呂、寝かしつけで1日が終わり、「今日も遊んであげられなかった…」と後ろめたく感じる人は少なくありません。そんな罪悪感は、「時間をお金で買う選択肢を増やす」ことでも解消できます。たとえばベビーシッターや家事代行で「家でやるべき仕事」を他人に代わりにやってもらう、ネット宅配のサービスで買い物時間を省くなど…。利用回数を重ねてコツをつかみ、日常生活にうまく組み込めるようになれば、平日の夜でも家族だんらんの時間を確保できるようになるかもしれません。■「きちんと子どもに向き合えているだろうか」という罪悪感仕事のため、子どもを預ける人の中には「仕事を口実にして、子どもと向き合っていないのではないだろうか」と、罪悪感を感じることがあるかもしれません。私は自宅で仕事をしているため、子どもといる時間は長いほうです。けれど、そんな私もイライラすることはあります。もし、そんなイライラ状態が毎日続けば、子どもはどう感じるでしょうか。毎日子どもと一緒に過ごすことが「子どものため」とは一概に言えないのではないか、と私は思います。いま、子育てにイライラすることなく、むしろ「自分の努力が足りないのでは?」と感じているなら、それは十分子育てをがんばっている証。仕事にやりがいを感じ、毎日生き生きしているママがいる。それが子どもにとっては望ましい子育て環境なのではないでしょうか。ともに過ごす時間の長さは、関係がないように思えます。今の情緒の安定は「子どもと向き合う時間」と「仕事」のバランスがとれているからこそ、と捉えてみましょう。このバランスを保つことが家族の笑顔を生み出し、より良い子育てライフにつながるはずです。
2016年08月31日何気なく発したひと言が、ひそかにヒンシュクを買ってしまった…。そんなことにならないよう、ワーキングママの心得を紹介。自分では気づけない、職場におけるNGセリフとともに、何がいけなかったのか…改善策を考えてみましょう。■働くママ、周囲はどう思ってる?子どもを抱え、家事をこなし、なおかつ外でも一生懸命。そんな、朝から晩まで動き回るママたちの過酷さを、職場の面々だって先刻承知です。同情する人、応援してくれている人…。口には出さないけれど、温かい思いで見守ってくれている人は、あなたの周りにたくさんいるはずです。しかしその一方、鵜の目鷹の目で、働くママをジャッジしている人も。「みんなに任せて甘えてる!」「大事なときに当てにできない」「多忙アピールがウザイ」などなど、こうした厳しい声が存在するのも、悲しいかな現実です。もしもあなたが、ちょっとでも振る舞いを誤ってしまったなら…。ひそかに渦巻くこれらのダークな思いが、あちこちから噴出するので気をつけて。仕事の際は、油断大敵。緊張を緩めてはいけません。■私はコレで、孤立しました…一見ほのぼのしていても、職場はオフィシャルな場。一瞬にして空気が変わることもあるため、不用意な発言にはくれぐれも注意しなければなりません。では、どんな言葉がNGなのか? 過去、うっかりやらかしてしまった先輩ママのセリフをもとに、職場でのあり方を見直しましょう。・「子どもが体調悪くて…だから時間がなかったんです!」(30代前半)自分に非があるときは、とにかく言い訳無用! たとえ事実でも、子どもや家庭を持ち出してはいけません。シンプルに謝るのみ。・「仕事をしてないと気持ちが滅入っちゃうから…復帰できてよかった!」(40代前半)仕事は趣味や気晴らしにあらず。真剣モードの同僚に対し、「お気ラク」「片手間」といったイメージを与えないよう注意して。・「17時には帰るので…もうちょっと早くしてもらっていいですか?」(30代前半)自分の都合を前面に出すのはダメ。「ジコチュー」と取られるだけでなく、「だからママは…」と言われかねません。「さっきの件、いつ頃片づきそうですか?」と、命令形から質問形に変えて。・「やっぱり…育児や家庭との両立はキツいですね…」(30代後半)頑張っているママがゴマンといる中、甘えたひと言に聞こえてしまいそう。「だったら辞めちまえ!」と突っ込まれるような、グチめいたことは絶対に言わないこと。職場は、老若男女、既婚も未婚もごちゃまぜの複雑な社会。完全なママスタンスで発言してしまうと、地雷を踏みやすいので要注意です!■働くママは去り際が肝心!時短勤務や保育園からの呼び出しなどで、同僚たちが仕事している中、お先に帰社する機会の多いママたち。その際、できるだけ邪魔しないように、できるだけ気づかれないように…。気配を消してそそくさと、逃げるように退散するのは絶対にやってはいけません。人間関係の心理的キーポイントは、帰り際や別れ際。ここに気合いを入れると、好感度がアップするそう。失言やら失敗やら、たとえ日中いろいろあったとしても、それがすべて帳消しとなるくらい、印象をガラリと変えることができるのだそうです。明日もまた気持ちよく働くためには、職場の面々に感謝の気持ちを込めて、大きな声で帰りのあいさつを。「ご迷惑をおかけしますが、あとをよろしくお願いいたします」「お先に失礼いたします!」と深々頭を下げて、その日一日を、謙虚な姿勢で締めくくるのがよさそうです。
2016年08月24日生まれ育った時代の違いから、「ゆとり世代」と「バブル世代」では、考え方に大きな違いがあると言われています。では、就職を決める際の理由に、世代の違いはあるものなのでしょうか。今回、株式会社ヴォーカーズが「『ゆとり』と『バブル』の入社理由ランキング」を発表。 「ゆとり世代」と「バブル世代」が会社を選ぶ際に、何を重視しているのか、その大きな違いが明かとなりました。■ゆとり世代の入社理由1位は「自分の成長・キャリア」ゆとり世代の入社理由で最も多かったのは「自分の成長・キャリア」。 この結果から、ゆとり世代の多くは、会社に対して自分の成長環境を求めている、ということが読み取れると思います。好景気だったバブル世代と比較すると、大企業のリストラや倒産を目の当たりにし、先行きが不透明な中で育ったゆとり世代は「若いうちからスキルを身につけ、自分の市場価値を高めたい」という意志が強いようです。また、ゆとり世代は会社選びにおいて“ネームバリュー”や“会社の規模”にとらわれなくなってきたと言われています。 「良い会社に入って、どのような人生を歩むか」という会社軸の考え方が強かったバブル世代。それに対し、ゆとり世代は「自分の人生において、この会社で何が出来るか」という自分軸の考え方に変わってきているのかもしれません。■ゆとりとバブル世代の決定的な違いこの結果を見てみると、ゆとり世代とバブル世代には決定的な違いがあるようにも思えます。それは、ゆとり世代は「ワークライフバランス」を視野入れて会社を選んでいる人が2.9%もいるということ。このワークライフバランスというのは、バブル世代には全くない考え方なのではないでしょうか。ワークライフバランスというのは、仕事とプライベートのバランスを大切にするということ。最近では、「ゆとりは上司の飲みの誘いも断る」「残業をせず、定時になったらすぐ帰る」などと言われていて、あまり良い印象を持たれていないように聞こえますが、「プライベートを大切ししたい」「仕事は仕事、プライベートはプライベート」としっかり分けている人が多いということなのです。バブル世代からしてみると「仕事を甘く見ている」などという厳しい意見が聞こえてきそうですが、これは世代性の違いなのかもしれません。また、バブル世代では7.4%を占めていた「学校推薦」も、ゆとり世代ではランキング圏外。60年代~70年代以前の大卒者は学校推薦で就職を決めるのが主流だったことからの結果かもしれませんが、学校推薦でさえ落とされてしまう現代から考えると、なんだか羨ましい気もしますね。■「人」を重視するゆとり、「会社特徴」を見るバブルゆとり世代の入社理由として、こんなコメントも見られました。 「人事担当者の方が熱心に私の話を聞いてくれて、アドバイスを送ってくれたことがきっかけです」(証券/男性) 「面接官や人事の方など、全員気さくで働きやすいと感じたから」(生命保険/女性) 「実際に働いている先輩を見て決めました」(航空/男性)インターネットの発達、SNSの普及と共に、様々なコミュニティや個々の「つながり」をもつゆとり世代。そんなゆとり世代は多くの人の意見を理解、吸収できる「共感力」が高く、物欲(モノ)よりもコミュニケーション欲(人間関係)を大事にする世代とも言われています。「面接官や人事担当の人の印象がよかった」という理由で入社を決める人も多いということから、バブル世代よりも就活における情報量が圧倒的に多いゆとり世代は、実際に会う先輩社員の生の姿に強い影響を受けるのかもしれません。これから一緒に働くであろう先輩や同僚と上手くやっていけるのか?それがゆとり世代の就職活動における大きなキーポイントとなりそうですね。
2016年08月16日子どもを持つ女性が日本で働く厳しさは、「保育園落ちた日本死ね!!!」と書かれたブログにも色濃く表れています。保育園だけの問題ではなく、子どもがいるという理由だけで採用されないこともしばしば起こります。そこで、今回はオーストラリアで働く女性たちの働き方と周囲の環境や協力体制についてご紹介したいと思います。オーストラリアの仕事事情オーストラリアでは、雇用の形態として大きく分けて下記のように3つの区切りがあります。・フルタイム(日本での正社員に近い)・パートタイム(日本での契約社員に近い)・カジュアルワーク(日本でのアルバイトに近い)大きく3種類の雇用形態がありますが、すべての形態でスーパーアニュエイションと呼ばれる企業年金が支払われます。日本では、企業と本人で半分ずつ支払いますが、オーストラリアでは本人の負担なく、給料の10%分を企業が年金用の口座に振り込みます。仕事内容が同じであれば、男女間での格差はなく、同じ賃金が与えられます。また、雇用主は土曜日の出勤は25%増、日曜日、祝日に出勤する場合はダブルペイと言って、時間あたりの賃金の2倍を支払う義務があります。こういった事情から、日本でいうところのアルバイトの形態でも生活に十分な賃金を稼ぐことができます。働く女性に有利な環境職場では、小さい子どもがいる若い女性に対する理解が深く、特にサービス業では「お店が暇になってきたから早めに上がっていいよ」と柔軟に対応する上司が多く見受けられます。日本でいう「マタハラ」はほとんどなく、子どもを持つ女性への理解と尊敬があります。時短勤務に対しても、「あの人だけ優遇されている」とやっかむ人はほとんどいません。子どもを預ける場所としては、「チャイルドケア」という場所が街中に多くあります。また、自宅での保育を請け負う子どもを持つ元保育士の女性も多くおり、女性が働く環境を与えています。保育士になるためには、警察が発行する「無犯罪証明書」を提出する必要があり、昨今増えている保育士やベビーシッターによる虐待や犯罪への抑止政策がとられています。そのことで、子どもたちを預ける女性たちにも安心感があります。また、オーストラリアでは、両親と近所に住む場合も未だ多くあり、積極的に子育てに関わっています。くわえて、パートナーとなる男性は時間が許す限り、職場まで車で送り迎えをしたり、休みの日には子どもの面倒をみたり、家事を分担する協力的な人が多く見られます。トライアル制度で仕事に就きやすい!オーストラリアでは、仕事を探す際インターネットからの応募も多いですが、いまだに飛び込みや知人の紹介ということが多いです。企業も飲食店も、履歴書をもって飛び込んで、話をしてみて「試しに2、3日働いてみる?」となることが多いです。そこで、自分の持っているスキルを見せることができれば採用となり、仕事をもらうことができます。また、サービス業だと週に5日働きたい男性が、週に2日働きたい子持ちの女性を紹介するという例もあります。紹介する男性としては、働く時間を取られるライバルにならず、超過勤務をするということもなく、お互いに働きたい時間だけ働ける関係なのでメリットがあります。日本ではオーストラリアは経済が順調と言われていますが、現地で生活している人たちの実感としては、経済は下り坂です。そんな中で、子どもを持つ女性たちは自分の好きなことや特技を活かし、仕事を手に入れて働いています。「子どもと過ごす時間を第一優先にして、自分のキャリアもあきらめない。でも無理はしない」というのがオーストラリアで働く女性たちのスタイルです。それにはまわりにいる人たちの協力や理解が大きくかかわっています。また、自分たちの能力を見せる機会も多く、さらに採用に近づくことができます。日本でも、紙の上だけの採用ではなく、トライアル制度をもっと活用することで多くの子どもを持つ女性が能力を活かして働くことができるようになるかもしれません。
2016年08月11日ライフスタイルが多様化する時代。多くの女性が、仕事にプライベートに家族のお世話にと、それぞれ忙しい日々を送っているのではないでしょうか。でも、いつも”ON”の状態では限界が来てしまいますよね。みなさんはどんな方法でリフレッシュをしていますか?■女性は男性に比べて不安が生まれやすい傾向あり? 手軽なリフレッシュツールがカギ今回、三菱地所にて行われた臨床心理士・山名裕子先生の「休憩術」セミナーにお邪魔してきました。それによれば、私たちが健全なパフォーマンスを発揮するためには、普段から「緊張」と「緩和(リラックス)」のバランスをしっかり取ることが不可欠。忙しい日々を送っている人ほど、自分のON/OFFを切り替えるスイッチ(=『アンカリング』)となるようなツールを持っておくことが有効だそうです。しかも、女性は特にストレスケアが必要、なんて気になるアドバイスも。脳の構造的にマルチタスクが得意と言われる女性ですが、実はその分、男性に比べるとさまざまな「不安」が生まれやすい傾向があるそうです。加えて、ホルモンの影響により情緒不安定にもなりやすいため、日ごろから意識的にリフレッシュや息抜きをすることが大切……とのことでした。■「酔いたいのに酔えない!」 朝から晩まで忙しい女性にもぴったりのリフレッシュ飲料は?アンカリングのツールとしておすすめなのは、特に「五感」を刺激するようなものだとか。普段からアロマを炊いたり、リラックスできる音楽を聞いたり……といったことを実践されている女性も少なくないかと思います。ただ、音楽や香りの楽しみは時間・場所を選びますし、オフィス内や家族のいる部屋では実践が難しいこともありますよね。特に育児中の方は、子どもの声や子ども向けのテレビ番組の音が鳴り響くなか、料理や家事にバタバタしながら、“ゆっくりした時間”はなかなか持ちにくいのが実情ではないでしょうか。その上で山名先生は、いつでもどこでも手軽に取り入れやすいツールのひとつとして、「ノンアルコール・ビールテイスト飲料」の有効性を挙げていました。ビールには香りや音の刺激もありますし、もともと「リラックスできる時間に飲むもの」という印象があるので、脳に訴えるイメージ喚起力も抜群! 帰宅後や家事の合間、シュパッと缶を開けてグググと飲めば、数分だけでもホッと一息つくことができますよね。「まだやることが残っていて、酔いたいのに酔えない~(涙)」なんてタイミングでも、ノンアルコール・ビールテイスト飲料であれば何の問題もないのが嬉しいところです。■味覚も機能も大幅アップ! 「パーフェクトフリー」は、どんな女性にも嬉しい機能性飲料ノンアルコール・ビールテイスト飲料を世界で初めて開発したのは、わが国が誇るビールメーカー、キリンビールなのだそう。おなじみの「キリンフリー」ですが、味覚も機能性も大幅にアップし、昨夏からは「パーフェクトフリー」としてさらに人気を得ています。カロリーや糖質ゼロなだけでなく、プリン体もゼロの機能性表示食品であると同時に、よりいっそう”ビールらしい味覚”が楽しめる味わいに進化。ダイエット中、美活中、妊活中、育児中……あらゆる女性たちが心置きなく楽しめるノンアルコール・ビールテイスト飲料となっています。ビールが持つ「リフレッシュ効果」に注目が集まり、最近はオフィスの休憩室や会議室などでもノンアルコール・ビールテイスト飲料の導入検討が始まっているのだとか。実は今回セミナーでお邪魔した三菱地所も、そのひとつ。同社のオープンスペースでは、現在「パーフェクトフリー」が自由に飲める冷蔵庫が設置されており、休憩時のコーヒー代わりやランチのお供として、そして職場内のコミュニケーションツールとしても活用されているそうです。セミナーでは、「部下を叱った後は、一緒にパーフェクトフリーを飲んでフォローの時間を設けるといいでしょう」「飲んでリラックスしながらだと、交渉の成功率も上がりますよ」といった提案もされていましたが、家庭内での話し合いや旦那さんとの交渉を有利に運びたいときにも(笑)、役立ててみるとよさそうです。現在パーフェクトフリーでは、6缶パックやケースについているポイントを集めると、女性に大人気のテキスタイルブランド「SOU・SOU」デザインのおしゃれな彩り小皿等が必ずもらえる「 絶対もらえる!かんたんハッピーキャンペーン 」も実施中です。「どんなに忙しいときでも、元気な笑顔で輝いていたい!」という皆さんは、ぜひパーフェクトフリーも大いに活用しながら、“息抜き上手”な女性を目指してみてはいかがでしょうか。
2016年08月09日▲今回の共働きパパ:瀬川晋平さん(32歳) 株式会社mediba ・広告システム開発部兼CREDO・ES経営企画部。入社4年目。メルマガサービスの記事入稿ツール開発担当。・奥さま : 38歳。社内恋愛で結婚。いまも同じ会社で働いている。・お子さん : 2人(3歳と1歳)・平均帰宅時間 : 19時【自己採点】瀬川パパの「パパ力」……70点/100点ママのコメントは文末(3ページ目)に!※「パパ力(りょく)」とは、家事や育児へのコミット力のこと■飲み会は当面ガマン! 定時に帰って下の子の育児全般をこなす【チェックポイント1:パパの育児参加】パーツのみではない! 寝かしつけまでのすべての育児を担う3歳の女の子と1歳の男の子、ふたりのお子さんのパパである瀬川さん。同じ会社に勤務する奥さまは、2016年5月に仕事復帰したばかりです。瀬川家では、上の子の育児を奥さまが、下の子を瀬川さんが担当。つまり、瀬川さんは下の子の育児の全タスクを行っているのです。瀬川パパの育児への取り組みや奥さまへの思いについて聞きました。【瀬川パパの家事・育児分担表】---平日---<朝>・ゴミ出し・子どもたちを起こして着替え手伝い・体温測定・子どもたちの歯みがき・下の子の保育園登園<夜>・下の子のお迎え・下の子をお風呂に入れる・下の子の歯磨き、寝かしつけ・保育園準備・おもちゃの片づけ・電動自転車バッテリーチェック・ディフューザーのアロマオイル補充---休日---<朝>・子どもの着がえ手伝い・ビニールプール設営・玄関そうじ、雨どい周りの泥そうじ(月2回)・下の子と遊ぶ(土曜日)<夜>・プール片づけ、そうじ・下の子をお風呂に入れる・下の子の歯みがき、寝かしつけ――上の子は奥さま、下の子は瀬川さんと育児分担がはっきりされていますね。分担については妻の復帰前に話し合って決めました。炊事や洗濯、上の子(娘)の世話は妻が、下の子(息子)は僕。家事はほとんど妻がやってくれています。子どもたちが別の保育園に行っているので、毎朝自転車で息子を送ってから出社し、定時の17時半過ぎには会社を出てお迎えに行く生活です。現場のみんなの協力があるおかげで、定時に帰れています。――男性が毎日定時に帰られるのは、なかなかハードルが高いように感じられます。職場の環境的にはどうなのでしょうか。子育て中の社員が多いこともあり、チームメンバーの理解を得られやすいように感じています。僕のほかにも保育園のお迎えで定時にあがる男性社員がいますし、弊社のCTOも「子どものお迎えがあるから」と早めに帰ることもあるくらいです。――毎日お迎えがあると、飲み会なども行けないですよね?子どもが1歳のうちはと思って、すべて断っています。行きたい誘いもいっぱいあるけど、それは妻も同じですからね。【チェックポイント2:パパの家事】理系男子ならではのアロマオイル管理――家事全般は奥さまとのことですが、瀬川さんが担当されている家事もありますよね。夜の「ディフューザーのアロマオイル補充」とは…?アロマというとキラキラしたイメージを持たれるかもしれませんが、少しちがいます(笑)。夏場は家に虫が入ってきてしまうから、虫よけのためのアロマを調べて作っています。――アロマを焚くだけでなく、作ってしまうとは!?市販の虫よけには、子どもに良くない成分が入っていることもあると聞いたので、「うーん、じゃあ、作ろう」と。アロマを調合するために、無水エタノールやビーカー、ガラス棒などもそろえました。大学では化学を学んでいたので、器材に触れながら当時を懐かしんでいます。置く場所は、玄関とルーフバルコニー、階段の踊り場。戸をあけっぱなしにしやすいところです。――理系男子、素敵です!理系とは関係ないかもしれませんが、料理も好きです。先日は、自分が食べたかったこともあり、豚汁を作りました。家事の負担がひとつでも軽くなればという思いもあったので、大きな鍋に3、4日分くらいの量をたっぷり(笑)。■「早く帰ってきて」に込められた妻の気持ちを知る【チェックポイント3:ママへの理解】子育てには想定外のできごとが起こるもの 妻の大変さを痛感する――パーツごとの育児参加ではなく、息子さんが寝るまでの流れをすべて行うことで、何か変わったことはありますか?妻の大変さがわかったことでしょうか。子どもがひとりのときは、22時過ぎまで仕事をしていたものですから、ほとんど育児に参加できていませんでした。息子の育児をするようになってから知ることも多くて。「オムツって、1日でこんなに消費するものなの?」とびっくりしたことを覚えています。以前は、妻から「もう少し早く帰ってきて」と言われても、その言葉の通りにしか受け取っていなかった。でも、そのひとことの中には、こんな大変さが詰まっていたのかと身をもって知りました。――いまでは育児をしっかりこなされて、誰が見てもイクメンです。完ぺきではないですよ。最近も、妻から注意を受けました。毎朝の子どもたちの歯みがきは僕が担当しているのですが、先日、息子のオムツ替えという想定外のアクシデントが発生(笑)。生理現象だから仕方ないものの、おかげで家を出る時間になっても、娘の歯みがきが終わっていないことがありました。妻からは、「ふられたタスクは、ちゃんとこなしてね」というひとことが…。育児には、タスクで見積もっても、どうにもならないことが起こりますからね。それ以降はオムツ替えの時間も加味して行動しているので、今朝も大丈夫でした!――息子さんと過ごす時間が長い分、パパになつきそうですね。息子の育児をするまでは「パパ」って呼ばれたことがなくて、「ママ」ばかり。それが、いまではママのことも「パパ」って言います。「やった! 僕の時代が来た!」って思いましたね(笑)。一緒にいて世話をするだけで、こんなに変わるものかとびっくりしました。妻は…ちょっとへこんでいましたけど(笑)。【チェックポイント4:ママのケア】子育て中も好きなことはやめない 毎週土曜日は夫婦の趣味の日にあてる妻のケアというよりは、お互いに自分の時間を持つようにしています。毎週土曜日を趣味の日にあてていて、午前中は妻が日本舞踊に行き、午後は僕がテニススクールへ。どちらも子どもが産まれる前から続けていた習いごとです。日本舞踊には子どもをひとり連れていけるので、だいたい僕が下の子と遊んでいます。午後に子どもたちがお昼寝をするころ、僕が出かけるという感じです。ごくたまに、子どもが寝た後にふたりでお酒を飲むことも。妻は通販サイトで日用品の買物をしながらですが、日常的な息抜きのひとつではありますね。――お子さん2人を瀬川さんが見るというケースもありますか?一度だけありました。ふたりをプールで遊ばせようと思っていたのですが、準備する間は目を離さないといけない。でも、3歳児と1歳児をふたりっきりにさせておくのはこわいですよね。うちにはパソコンが2台あったので、Facetimeをつないで部屋の様子をチェックしながら別の場所で組み立てました。上の子が下の子の世話をしたがる年ごろなので、無理やり抱っこしようとすることもあります。そこで悲鳴があがると、「○○ちゃん、抱っこしちゃダメ!」って注意もできます。ふたりきりにしないといけないときの必需品です。【チェックポイント5:夫婦間のケンカ】ただ謝って終わりはNG! 決着がつくまで話し合う――奥さまからの採点は、どのくらいだと思われますか?わからないな…。60、70点ぐらいでしょうか。夜のタスクが残っていても、眠いと明日にまわそう、と取りこぼしてしまうこともありますから。妻の方がやっていることも多いので、ほかにも分担してほしいことがあるかもしれません。――うまくやっていくコツなどはあるのでしょうか。ぼくも妻もけっこう主張が激しいので、ケンカはよくする方です。そのときに、絶対に落とし所を見つけるようにしています。”なんとなく謝って終わり”だとまた同じことでケンカを繰り返してしまう。性格的にも、とことん話しあって決着をつけないと気が済まないみたいですね(笑)。「今日は終わらなかったから、また明日話そう」と持ちこすこともあります。子どもの前では普通にふるまっているつもりですが、話し方のテンションなどで、気づかれることもあります。3歳ともなるといろいろとわかるみたいで、「ケンカしないの!」って娘が仲裁にはいることも。そういうときは、「ケンカしても、パパとママは仲直りするから大丈夫だよ」と言うようにしています。ケンカは必ずしも、悪いものではないですからね。妻に対しては、ただただ「すげえなー!」のひとことです。環境や精神面での変化もあるため、復帰前後は少し心配していました。でも、いざ復帰してみると、以前と変わらずに家のことをこなしている。妻は時短勤務ではないし、朝も僕より早く起きているので、疲れもたまっていると思います。娘を寝かしつけたあと、そのまま寝てしまうことも多いですから。そこで、寝ている妻を22時半ごろに起こしに行くのが、僕の重要な役目(笑)。「なんで起こしてくれないの? やることあるのに!」と怒られるので、起こし忘れないように気をつけています。▼ママからの評価コメントママから見た「パパ力」は……85点/100点「家に帰ってまで “タスク” “タスク” といわれているのか」とひかれそうですね(笑)。わたしは、ひとりひとりが主体性を持って行わないと、家のことは回っていかないと思っています。つまり、「協力する」のでも「手伝う」でもないということです。そういう面から見ても、我が家は良いチームじゃないかなと思います。もちろん不満もたくさんありますが、男女の差や経験のちがいによるものもあるでしょうから、ある程度(不満を感じること)は仕方がありません。我が家の家事・育児分担のシステムは、夫とわたしだけでは成り立ちません。日ごろから協力をしてくれている職場の人たちには、感謝の気持ちを忘れないようにしています。【「パパの自覚」について】「下の子の世話を夫が担当する」というスタイルになって以降とそれ以前とでは(本人は感じていないかもしれませんが)、「父親らしさ」がまったくちがいます。いままでの育児が「点」だったとしたら、いまは「線」。流れがあることをわかってくれているような気がします。ただ、ゴム手袋をしないとオムツ替えができないので、その点についてはちょっとどうなのかなと思いますけど(笑)。【「パパの家事」について】掃除洗濯炊事といった日常的なもの以外は、夫が気づいてやってくれていることのほうが多い気がします。虫よけアロマもそうですし、駐車スペースなど家の外側の清掃なども夫が担当してくれています。わたしも育休の間に随分力持ちになったつもりですが、重いものや高いところなど、夫が気づいてやってくれるのはありがたいですね。【「パパの育児方針」について】夫はもともと、育児や知育などには興味があるほうなので、「こんなときは子どもにどうアドバイスしてあげたらいいか」「こんないいことを聞いたんだけど」など、子どもたちが寝たあとによく話しています。夫婦間で考え方が合わないときは、とことん意見をぶつけ合います。疲れるけど、おかげで育児方針のすり合わせができています。【「ママへのケア」について】普段から、よく気づかってくれる方です。わたしがイライラしていたり、疲れていたりすると、夫がひとりで子どもたちと遊んでくれていたりします。また、母の日には娘と「パン屋さんに行ってくるね」と言って出て行き、なかなか帰ってこないと思ったら、花屋を探してカーネーションを買ってきてくれたことも。父の日はというと…一週間くらい遅れてしまいました。わたしの方がパパへのケアができていないような気がしますね(笑)。
2016年08月08日2015年7月に元気な男の子を出産し、ママとなった杉山愛さん。テニスプレーヤーとしてトップまで登りつめ、パートナーにも子どもにも恵まれ、順風満帆な人生をお過ごしのように見える杉山さんにも、どうやって生きていけばいいのかわからなくなった時期があるそうです。そんなとき、道を開いてくれたのが近著『 杉山愛の“ウィッシュリスト100” 願いを叶える、笑顔になる方法 』(講談社)でも紹介されている「ウィッシュリスト」の存在。結婚・出産もそのリストによって叶えたといっても過言ではないそう。そして、ママになって自分の時間が少なくなったいまこそ、ひとりの女性として人生を楽しむために、ウィッシュリストが有効だといいます。でも、ただ単に願いを羅列するだけではダメなよう…。そこで、今回は杉山愛さんに、ウッシュリストで願いを叶えるコツをお伺いしました。■テニスプレーヤー以外の自分って?杉山愛さんといえば、日本を代表するテニスプレーヤーであり、日本人で初めて、WTA世界ランキングのシングルス8位、ダブルス1位にまで登りつめた、誰もが知る女性トップアスリート。それだけに、引退直後の燃え尽き感は半端ではなく、テニスプレーヤーとしてのライフがなくなったことで、心にぽっかりと穴が空いてしまったそう。そのとき、自分自身に問いかけるような気持ちで始めたのが、「ウィッシュリスト」でした。「もともと日記を書くのが好きで、選手時代は10年以上続けていました。書くことで体調や気持ちの変化がわかり、試合に向けての調整にとても役立っていました。引退後の、第二の人生をどうしていいか分からなくなったとき、いったい自分が何をしたいのかと、自分と向き合うために書き始めたのがウィッシュリストです」■ウィッシュリストは本当の自分に気づく手段ウィッシュリストとは、その名の通り「お願いごと一覧表」。かなえたい夢、行きたい場所、欲しいものなどを書き出したリストです。杉山さんはウィッシュリストを書き始めたことで、自分が本当にやりたいことや理想のライフスタイルが明確になったそう。「今ではウィッシュリストに100項目以上の叶えたい願いを書いていますが、はじめは25個しか思いつきませんでした。でも、それが『自分はこれだけしかやりたいことが明確になっていない』という気づきになりました。また書いている最中、『こんなの叶うわけない』と、自分で自分の可能性をブロックしてしまっていることにも気づかされました。ウィッシュリストの作成には正解がありませんし、誰に添削されるわけでもありません。自分が本当に叶えたい夢、やりたいことを書いて、本当の自分を見つける。そこから、ウィッシュリストに書いた項目を叶えるために動いていけば、自分らしく、楽しく夢が実現していくと思います」見ていてワクワクする、楽しいウィッシュリストにすること、それが効果的なリストづくりのコツだと杉山さん。タブレット端末やスマートフォンで作成しておくと、いつでも書きかえたりチェックしたり出来て便利です。■杉山さん流、より願いが叶いやすくなる秘策ウィッシュリストの作成と同時に、杉山さんが実践しているのが「呼吸法」です。「書いただけで願いが叶うわけではなく、叶ったシーンを強くイメージすることが大切です。このとき、深い呼吸でリラックスしながらイメージをすると、よりヴィジョンが見えやすくなります」【杉山さん流「呼吸法」】1. 姿勢を整えて目を閉じます2. 丹田を意識して鼻から息を吸い、いったん息を止めて全身に行き渡らせます(下腹に手をあてると丹田を意識しやすくなります)3. 鼻から息を吐き出します(足の裏から疲労物質やネガティブな思いも一緒に吐き出すイメージで)これを数回繰り返しながら、なりたいイメージが実現しているところを想像します。呼吸法やウイッシュリストのおかげで、杉山さんは結婚と出産を叶えました。書き出すことで、願いを叶えるチャンスが巡ってきたとき、気づきやすくなるそうです。ママになった今は、ウィッシュリストの項目に子どものことが多くなったとのこと。■ウィッシュリストを家族みんなで楽しむ「夫婦それぞれのウィッシュリストを作ると、なおいいですよ。これからのライフや子育てについて、お互いの気持ちを確かめるキッカケにもなります。あくまでも楽しく、やりたいことを書き出す。それが願いを叶えるコツです。よく、子どもにどんなスポーツをさせればいいですか?と聞かれますが、それも答えは同じで、お子さんが楽しいと思うものが結局いちばん続きますし、伸びると思います」杉山さんも小さい頃から数多くのスポーツに触れ、そのなかからテニスを選んでいます。練習が楽しくて、辛いと思ったことはなかったそうです。また、杉山さんのお母様のある教育が、杉山さんのウィッシュリスト達成力に大きく影響しているといいます。■願いを信じて叶えられるのは母の絶対評価のおかげ「母は、私を人と比べて評価することを絶対にしませんでした。妹ともそうです。個を大切にしてくれ、決断が必要なときも、母の考えを押し付けるのではなく、私がどうしたいかを必ず聞いてくれました。それが選手として的確に判断する力にもなり、ウィッシュリストの可能性を素直に信じ、叶える力になっているのだと思います」杉山さんも同じように、誰かと比べるのではなく、「個」を尊重した子育てをしようと考えているそう。DNAは嘘をつかないようで、お子さんは生後4ケ月でテニスボールを持ち、10ケ月で自主的にラケットを握るまでに。1歳になった今は、元プロゴルファーのご主人による指導のもと、ゴルフのアドレス(打つ前の姿勢)ができるまでに成長しました。…は、早すぎます(笑)。最後に、杉山さんから日本で頑張るママさんへメッセージ「日本では、ママは子ども優先で自分のやりたいことは二の次にするのが美徳だという風潮があります。それはそれで大切なことですが、ママが幸せであることも、子どもの幸せには欠かせないと思うんですね。まずはママがウィッシュリストで自分らしさや楽しみを見つけ、そこにお子さんやご家族を巻き込んでしまえばいいと思います。ママの幸せ、パパの幸せ、子どもの幸せを家族みんなで一緒になって叶える感じで、ウィッシュリストを試してみてください」インタビューにはご主人も同席してくださっていたので「そばで見ていて、奥さまが願いを叶えてきた秘訣って何だと思いますか?」と質問を投げかけると、「愛は、とにかく周りを巻き込む力がスゴイ! それも自然に手を貸してあげたくなるような雰囲気があるんですよね…」と即答。たしかに取材が進むにつれ、杉山さんが放つプラスのエネルギーに、スタッフみんながいつのまにか感化されているから不思議です。きっとそれは杉山さんが“ワクワクすること”や“楽しむこと”を大切にしているから。ママになっても罪悪感をもつことなく、自分自身が楽しむことを大切にする、それがすなわち自分らしさを見つけるということだと、著書『杉山愛の“ウィッシュリスト100” 願いを叶える、笑顔になる方法』(講談社)は教えてくれます。・ 『杉山愛の“ウィッシュリスト100” 願いを叶える、笑顔になる方法』(講談社)
2016年08月04日職場復帰するにあたり、フルタイムか時短勤務かで迷ったことのある人はいませんか? 時短勤務は法律で「子どもが3歳になるまで」「原則1日6時間労働」などの決まりごとがありますが、時間を確保できるメリットがあります。そんな時短勤務とフルタイム勤務という2つの働き方を、当事者であるママたちはどう感じているのか、アンケート調査がおこなわれました。どんな違いがあったのでしょうか。時短勤務をしているママはどのくらい?株式会社マクロミルは産前産後休業・育児休業から復職して2年以内の20~49歳のワーキングマザーを対象に、働き方や意識についてアンケート調査( )をおこないました。そこで、フルタイム勤務者81%、制度を利用した時短勤務者が19%という事実が明らかになりました。時短勤務は法律で定められているものと、企業が独自に定めているものがあります。法律で定められている時短勤務を利用するには「子どもが3歳になるまで」という制限があるものの、原則1日6時間労働など、子育て時間の確保にはありがたい制度といえます。しかし、実際のところその恩恵をうけている人は、5人に1人以下。全体の2割にも満たなかったのです。「正社員」「周囲の理解」「就業時間」に軍配! 仕事の満足度が高い時短勤務時短勤務者の驚きの少なさについてふれましたが、ここからはフルタイム・時短勤務それぞれの立場から見る仕事への満足度の高さについて、アンケート調査をご紹介しましょう。フルタイム勤務者・時短勤務者をランダムに同数抜き出した調査で、仕事に対し「満足している」と答えたフルタイム勤務者は68.9%だったのに対し、時短勤務者は78.4%と時短勤務者のほうが仕事に満足している、という結果となりました。意外な開きがありますが、この理由はどこにあるのでしょう。時短勤務者が具体的にどんなことに満足しているのかを見てみると「職場の人間関係」「雇用形態」「勤務時間」の3つの項目で総合満足度を高めていることが判明しました。フルタイムより働く時間が短くても正社員のままでいられ、周囲から理解のある環境で働けていることが、高い満足度につながっているようです。仕事に満足しているのは「営業・販売職」職種別の仕事への総合満足度はどうでしょうか。4種類に分類した業種ごとの調査によれば、満足している人の割合が最も高いのは「営業・販売職」で86%。次いで「専門職」が73.2%、「その他」が72.2%、「一般事務・管理」が69.7%と続いています。仕事の各項目に対する満足度を比較すると、満足度の高い「営業・販売職」は他の職種に比べて「仕事の内容・やりがい」に満足していることが分かります。これは時短勤務がフルタイムと同等の生産性をあげなければいけないと考えたとき、チーム内で仕事を分け合うことができたり、クオリティの高いアイデアや企画・コンサル力でカバーできるなど、努力次第で成果を維持しやすい業種だから、と考えられるのではないでしょうか。比べて専門職は周囲と仕事を共有しづらかったり、事務職は時間当たりの生産性をあげること自体が難しかったりすることも、営業・販売職の人の満足度が高い理由になっているのかもしれません。とはいえ子育てに仕事にとがんばるママたちは「仕事にやりがいを感じていない」という人のほうが少ないように思います。2歳の子どもを保育園に預け、時短勤務を利用している私の友人は「時短勤務経験者の先輩が多いから、周りの理解もあって仕事にやりがいはある。復帰したときはやっと仕事できるー! ってうれしかったな」と言います。しかし、「自分だけ先に帰るのはやっぱり忍びないし、子どもが3歳になってフルタイムに戻したとき、うまく時間をやりくりできるかも心配」など、時短勤務からフルタイムの切り替えに不安も抱えているようです。フルタイムと時短勤務の選択、復帰後のポジション希望など、今後のワークライフをどうしていくか、ワーキングマザーの悩みは尽きないものなのかもしれませんね。
2016年07月30日みなさんは、バランスを意識していますか?バランスといえば、いまワークライフバランス(仕事と生活の調和)が話題になっていますよね。女性向けの転職情報サイト『enウィメンズワーク』が女性790名を対象に行った調査によれば、転職活動でワークライフバランスを考慮する人は94%という結果になっています。仕事だけでなく、実は人間の体もバランスが保たれているのです。そこで今回は、海外の科学ニュースサイト『Live Science』が報じた、バランス機能に関する驚きの事実を7つご紹介します。■1:内耳はバランスに重要な役割を担う耳には音を聞くだけではなく、バランスを取る役割もあります。前庭と呼ばれる内耳の複数の器官は、自分の位置を確認し、バランスを保つために脳に信号を送ります。卵形嚢と球形嚢の2つの器官は、頭の動き(左右と上下)を監視すると同時に重力を感知します。そして他の器官は、頭部の回転の動きを監視します。多くの平衡障害は、内耳が影響する症状から生じます。わかりやすい例でいうと、内耳にある炭酸カルシウムの結晶が本来の場所ではない場所に移動した場合、前庭器官が脳に対して移動という信号を送り、それが目まいを引き起こすのです。■2:筋肉、関節、皮膚はバランスを取るのに役立つ筋肉、関節、靭帯、皮膚の感覚受容器は、脳に体がどの空間にいるかを伝える助けをします。この感覚は、固有受容感覚といわれます。たとえば、足の裏や背中に沿っている受容器は、圧力や曲げ伸ばしの刺激に対して敏感です。また首の受容器は、頭がどの方向に動いたかを脳に伝えます。■3:バランス能力は年と取ると悪くなる年を取ると、適度なバランスに保つための3つの大きなシステムの低下が見られます。それが、視覚と前庭器官、固有受容です。これらの機能障害は、高齢者によく見られる筋力と柔軟性の減少と同時に発生します。■4:足の親指がバランスに欠かせないわけではない人間は二本の足で立ちますが、バランスを取るために足の親指が欠かせないわけではありません。足の親指がなくても、歩くこと、走ることは可能です。ただし、足の親指がないことで、スピードが遅くなり、短い歩幅にはなるでしょう。また1988年の研究によると、足の親指を失った人たちは、歩き方や、歩くときに生じる体の力を変えることがわかったそうです。■5:止まっているのに、動いているような感覚になることがある停車中の電車のなかに座っているとき、窓を見ていて他の電車が動くと、自分が乗る電車はまだ止まっているのに、電車が反対方向に動くように感じることがあります。この錯覚する現象は、ベクションといわれます。またベクションは、見当識障害を引き起こすことがあります。これは、脳が異なる発信元から入って来る感覚の情報と対立してしまうからです。■6:片頭痛は平衡障害と関連している片頭痛がする人の約40%は、目まいや平衡障害も経験します。この症状は、片頭痛関連めまいと知られていますが、原因はわかっていません。ただ片頭痛は、脳に信号を送るのに影響を与える可能性があり、目や内耳、筋肉からの感覚情報を解釈する脳の能力が落ちるため、結果として目まいを感じると考えられる。天体物理学者のスジャナ・チャンドラセカール医師は、このことについてそう語っています。■7:船に乗った後に数ヶ月間揺れている感覚が続く人がいる船から降りたあとでも、まだ揺れている感覚になることがあります。この感覚は通常数時間で消えますが、なかには数ヶ月から何年も続く人がいます。これはデバルクマン症候群と呼ばれるもので、なぜ発症するかはわかっていません。しかしひとつの仮説として、この状態になる人は、船の上では慣れていない海の動きに適応するために脳代謝と脳活動が変化するものの、その動きが終わったときに再適応できないからだと考えられています。*意識しなくてもバランスを保てているのは、体の機能がきちんと働いているからこそ。興味深い事実を知ると、自分の体のことをもっと知りたくなりますよね。(文/椎名恵麻) 【参考】※7 Weird Facts About Balance-Live Science※女性の意識調査~「ワークライフバランス」を発表~-エン・ジャパン株式会社
2016年07月16日仕事とプライベートのバランスは取れていますか?忙しくて自分の時間が持てない、有給休暇が取りにくいなど、会社に対して不満を持っている人もいらっしゃるかもしれません。また女性の場合、働き方は結婚や出産によって変化するもの。株式会社オークローンマーケティングの調査によれば、働く女性の約4人に1人が、仕事と育児の両立に課題を感じているそうです。では、海外はどうなのでしょうか?今回は、アメリカの情報サイト『mother nature network』から、世界で最も働きやすい国をご紹介します。■1:ドイツ経済協力開発機構(OECD)のまとめた統計によれば、ドイツ人は週に27.8時間しか働かないそうです。労働時間が短いと、生活水準も低くなると思われがちですが、ドイツはそうではありません。高い生活水準を保つだけでなく、ヨーロッパのなかでもっともしっかりとした経済を持つ国のひとつなのです。■2:ブルガリアブルガリアは子育てしやすい国です。最大410日間の有給出産休暇があり、母親の給料額の90%が支払われます。また2年目の有給育児休暇でも、最低給与の受給資格があります。さらには、必要ならば母親の代わりに父親や祖父母が2年目の有給育児休暇を取ることも可能です。■3:ブラジルブラジルは、世界でもっとも有給休暇日数が多い国として知られています。フルタイムで働く人ならば、41日間の年休が与えられます。このうち有給休暇が30日、国家法定有給公休日が11日です。自分のために自由に使える時間がたくさんあるのです。■4:フランス経済協力開発機構によれば、他の加盟国と比較し、フランス人は年間の労働時間がおよそ200時間少ないといいます。また休暇日数も多く、トータル40日間のうち、30日間が有給休暇、10日間が公休日です。■5:フィンランドブラジルとフランス、そしてフィンランドは有給休暇の日数が多い国です。フィンランドは、年間で最大40日、うち10日間が公休日です。またフィンランド人の0.4%しか、週に50時間以上働いていないそうです。■6:オランダオランダでは、年間の実労働時間が1,378時間、週ではわずか27.6時間。労働時間が短い国なのです。また毎年28日間の有給休暇、100%の給与が保証される16週間の有給出産休暇があります。■7:ノルウェーノルウェーは、労働者に十分な育児休暇を提供しています。期間中は100%の給与が49 週間支払われるか、あるいは80%の給与が59週間支給されます。また毎年35日間の有給休暇が与えられます。■8:デンマークデンマークは、経済協力開発機構が発表する「ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の良い国」ランキングでトップに輝いています。52週間の有給出産休暇、34日間の有給休暇があります。また労働者の0.4%しか、週に50時間以上働いていないのです。■9:リトアニアリトアニアでは、寛大な育児休暇が与えられます。1年間の休暇期間100%の給与が支払われるか、仮に2年間休みを取っても、1年目は70%の給与額、2年目は40%の給与額が支払われます。■10:スウェーデンスウェーデンの育児休暇制度は、世界でもっとも充実しているといわれています。母親と父親あわせて480日間、または16ヶ月の有給育児休暇を取得できます。この480日は、子どもの年齢が8歳になるまでに両親の間で使うことが可能。他にも毎年36日間の有給休暇が与えられます。また経済協力開発機構が発表する「ワークライフバランスの良い国」トップ10にランクインしています。*プライベートの時間をしっかり確保できることで、仕事に対するモチベーションも上がるはず。有給休暇が多い、育児休暇制度が充実している環境は、まさに理想的ですよね。もし移住が出来るとしたら、みなさんはどの国を選びますか?(文/椎名恵麻) 【参考】※The 10 best countries to work in-Mother Nature Network※女性の働き方・働きがいに関するアンケート調査-株式会社オークローンマーケティング
2016年06月19日いまや専業主婦家庭よりも、共働き家庭が多い日本。すでに1997年には共働き世帯が専業主婦世帯の数を上回っていますが、今年4月には女性活躍推進法も施行され、今後ますます増えていきそうです。■働くママのイライラの原因トップは「掃除」や「片付け」共働き夫婦はお互い忙しく、家事分担も難しいですよね。最近は仕事を効率化して労働時間の削減を進め、業績が向上している企業もあります。ただ、それによって働くママがハッピーになれているかというと、また話は別。まだまだ思うように仕事と家事を両立できていないママは多いようです。先ごろ、働くママに「日常でいらだつことは何か?」を聞いたアンケート結果にも、働くママのリアルな声が表れていました。アンケートではパパからも回答を集めたのですが、パパがいらだつことはTOP15の半分以上が仕事がらみ。一方、働くママのイライラの原因は、すべてプライベートにまつわること。なかでも「掃除」や「片付け」など家事にまつわる負担やストレスを抱えている人が多く、75%にのぼりました。いくら労働時間が短くなっても、家事時間は変わらないので、ママの忙しさやストレスはなかなか減らないんですよね。会社では限られた時間内で必死に仕事を終わらせて、家に帰れば今度は家事や育児にバタバタ……。働くママはとにかく忙しくて、自由な時間なんてほとんどないのが当たり前になってしまっています。■家事時間を減らすためにできること働くママのそんな“当たり前”をなくしていくには、労働時間だけでなく、家事時間も削減していくことが必要です。「ロボット掃除機」「全自動洗濯乾燥機」「食器洗い乾燥機」などの“働き家電”を活用するのもひとつの手ですが、本当はもうすこし抜本的なテコ入れができるといいですよね。たとえば、家事のアウトソーシングがもっと当たり前になると、気持ち的にも体力的にもグッとラクになります。自分の好きなことをしたり、自分をケアする時間が持てたりすると、心に余裕が生まれて毎日をもっと楽しめるようになります。■共働き夫婦を支援「CoMoEstaプロジェクト」とコラボした住まい「でも家事のアウトソーシングって、実際にどんなことができるの?」とイメージがわかないパパやママに見てもらいたいのが、2018年12月中旬竣工予定の「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」です。ここは、共働き夫婦を支援する「CoMoEstaプロジェクト」とのコラボマンション。同プロジェクトは、家事の時間削減によって自由な時間を創出し、共働き夫婦の豊かな暮らしをサポートしようという取り組みです。具体的には、株式会社ワーク・ライフバランス 小室淑恵氏をオピニオンリーダーとして、暮らしのプロフェッショナル企業と協力してサービスを提供。このコラボマンションではプロによるレシピ提供や時短献立キット、家事支援サービスなどが利用できます。家事のなかでもとくに大部分を占める「食」や「掃除」のアウトソーシングを気軽にできるのはうれしいですね。■家事時短の設備とサービスも充実家事のアウトソーシングに加えて、家事時短のための設備が充実しているのも「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」の特長です。食洗機は標準装備で、浴室自動洗浄も選択可能。コンシェルジュが常駐していて、クリーニングや宅配便、タクシー手配にシューズ&バッグリペアなど、こまやかなサービスも至れりつくせりです。また、武蔵小杉は最短で東京まで18分、品川まで10分、横浜まで10分など、通勤にも便利な好立地。周辺には多摩川緑地や等々力緑地など、休日に家族で過ごしたいスポットが多いのも魅力です。最新の住まいから考える共働き夫婦のこれからの暮らしかた。実際にモデルルームを訪れてみると、少しだけ未来の、ハッピーな共働き夫婦像がイメージできると思いますよ。ただいまモデルルーム公開中!武蔵小杉で、未来の“共働きライフ”に出会いませんか?▼パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン場所:JR武蔵小杉駅北口徒歩5分。東急「武蔵小杉」駅徒歩6分詳しくはこちら→ ▼CoMoEstaプロジェクト PR:三井不動産レジデンシャル株式会社
2016年06月09日35歳を過ぎた頃から体に変調が訪れ、心身ともに疲れが出やすくなります。「私はできるはず!」と無理に突っ走ろうとしても、余計に体調を崩してしまったり、時には自律神経を乱すことにも。がんばり続けた時代を過ぎたら、そろそろラクな気持ちで過ごしたいもの。そんな「ハッピーライフ」を送る方法をご紹介しましょう。■女性のストレスを大きくしているものとは?自律神経をコントロールをしている視床下部はホルモンの影響を受けやすく、月経、妊娠、出産、更年期、閉経と、女性ホルモンが変化する女性は自律神経を乱しやすいといえます。自律神経失調症になる原因としては、ストレスも考えられます。もちろん、昔から社会で働く男性のほうが多くのストレスを抱えてきたといえますし、とりたてて女性がストレスに弱いとは言えません。ただ、日本の社会生活の変化の影響は女性のほうがより多く受けているため、新しいストレスに対応しきれていない、もしくはストレスの原因への対処が遅れている面があるとも考えられます。例えば、次のようなことが挙げられます。・社会進出による仕事のストレス・仕事と家事や子育てとの両立・晩婚や未婚の女性が増えたことによる将来への不安・学校のPTAを含むママ友同士の人間関係気づけばいろいろなストレスにさらされている女性たち。そんなストレスを少しでも軽減して、これからも快適に暮らしていくためには、少々の「手抜き」がとても大切です。■手抜き1: うまく切り抜ける「スルー力」をつける 世の中、言いたがりは大勢います。そのほとんどは言えばスッキリし、後々のことまでは考えていません。つまり言わせておけばいいのです。面倒なことは「シカト」「スルー」してうまく切り抜けるのもひとつの方法。 「ごめ~ん、うっかり聞いていなかった~」と茶目っ気たっぷりに笑って、日ごろから「人の話をちゃんと聞かないキャラ」を作っておくのも手かもしれません。あまりやりすぎると、不信感を持たれるので、ほどほどに。 ■手抜き2: 余計なことは考えないもちろん、すべてにおいて考えずに行動していては、それは大人とは言えません。ただ「余計」な考えは、捨て去りたいものです。例えば、朝、目が覚めたときに、布団の上で「今日はあれをしなきゃ」とかあれこれ考えてしまい、気分が重くなるということはありませんか? そんなときは「えいや!」と、一切何も考えず起きてしまったほうが気分すっきりします。ストレスを貯めやすい人は、常に小さいこともぐるぐると考えてしまいがち。考え込みすぎているうちに大切なことを逃してしまい、それがまたストレスになることも。あまり考えすぎず、常に頭の中をシンプルにしておくことも毎日を楽しく過ごす秘訣かもしれません。■手抜き3: スマホを使う時間を制限する友達からのライン待ちや、ツイッターでの趣味仲間の発言チェックなど、ついつい楽しくて手が放せないスマホ。でも、スマホの中にある情報量は膨大で、私たちの許容は追いつかず、それがストレスの原因になっていることはないでしょうか。インターネットでは悪意のある発言を目にすることも多く、気づかぬうちに心は疲弊しています。また、画面を見すぎたことによる眼精疲労も気持ちが下がる一因に。子どもにゲームの時間を制限するのですから、自分も一緒にスマホの時間制限をしてみてはいかがでしょうか。料理だって家事だって、仕事だって、ちょっと手抜きするだけで、シンプルになってやりやすくなるもの。ハッピーな人生を送りたい、日々の生活に疲れを感じるときには、ぜひ「手抜きライフ」を試してみてはいかがでしょうか。
2016年06月08日近年、「ワークライフバランス」という言葉をよく耳にするようになりましたよね。直訳すれば、「仕事と生活の調和」。キャリアウーマンとしてバリバリ働いていた人も、結婚や出産を機に離職し、家庭との両立の難しさに直面。その結果、仕事に復帰したくてもできない人が多いのです。しかし、手に職を持っている人なら、在宅ワークという手段もあります。「子どもがいるから長時間の外出は無理だけど、自宅にいられるなら、ある程度時間の融通が利く」という人や、会社勤めを辞めて自宅で働きたいという人に適しているのです。それでは、どんな在宅ワークがあるのでしょうか?海外の情報サイト『Lifehack』が発表した、「自宅で稼げる職業」をご紹介します。いきなり在宅ワークをはじめる前に、どんな職業がよさげなのか、しっかり確認してから行動しましょう。■1:翻訳者(平均年収1,413万円)132,000ドルフリーランスでの翻訳の仕事は、在宅ワークに最適です。語学力を活かして、すべて自分の力だけで完結できる仕事。締め切りに追われ、内容と物量に対してどのくらいの時間でこなせるのかがポイントになってくるので、タイムマネージメント力も重要な要素になります。無駄な時間をかけず確実に仕事量をこなすほど、収入を増やせる点も魅力です。■2:声優(平均年収804万円)75,000ドル声優といっても、テレビアニメの声の出演やナレーションばかりではありません。声優は、声を商品として提供する仕事全般を指すのです。オーディオブックなどについている解説CDや、CM、ウェブサイト、映画の吹き替えなどさまざまな用途で使われます。必要なセリフを録音して送るタイプの案件であれば、在宅でも可能。いつでも商売道具の声が出せるよう、体調管理には人一倍気をつける必要がありそうです。■3:統計アナリスト(平均年収740万円)69,000ドル膨大な量のデータを扱い、管理するデータベースのメンテナンス、そしてデータそのものの精査、分析が日常的に必要となる職業です。一口に統計アナリストといっても、そのカテゴリーはとても広範。フリーランスとして働くのであれば、特定のカテゴリーに絞った専門家になるのがいいでしょう。しかし、専門的な知識があればよいというものではなく、きちんと学校で学んだほうが仕事に結びつきやすいといえます。■4:インフォグラフィックデザイナー(平均年収814万円)76,000ドル近年、インフォグラフィックス(文字情報ではなく、路線図や標識など、絵によって情報を伝えるもの)の需要は世界的に高まっています。世界中の人々が国をまたいで旅行することが一般的になってきたため、言語の壁を超えての情報伝達が求められているのです。インフォグラフィックデザイナーになるには、ソフトウェアなどを含むデザインツールに明るいことと、センスが大きく問われます。公共のものではなく、企業の資料やマーケティングツールに使われるデザインであれば、仕事を請けやすいかもしれません。■5:ソフトウェアエンジニア(平均年収1,007万円)94,000ドルソフトウェアエンジニア自体の需要はどんどん高まっており、フリーランスの需要も多いので、仕事が豊富にあります。その理由として考えられるのは、世界中が情報社会になりつつあること。つまり、多くの企業がウェブサイトを持ち、業務を円滑進めるためのアプリケーションやシステムを導入し、公共のサービスもコンピューターでコントロールされるような社会になったためです。■6:旅行エージェント(平均年収600万円)56,000ドル自宅で旅行エージェントとして働くなんて最高です。しかも、自分自身は実際に忙しく旅をする必要はなく、インターネットだけで手軽に始めることができます。顧客のさまざまなニーズに応えるべく、宿泊先の手配や観光プランなど、ある程度の知識が必要になるでしょう。■7:ファイナンシャルマネージャー(平均年収1,103万円)103,000ドル在宅でできる仕事としては、かなり稼げる職業です。当然その使命はシビアなもので、的確な財政サポート、アドバイスが求められます。企業や経営者、教育機関や慈善団体など、あらゆる業種の人々にとって、従業員としてファイナンシャルマネージャーを雇うよりも、フリーランスに業務委託するほうが好都合であることが多いのです。■8:ライター(平均年収557万円)52,000ドルインターネットの普及により、ひと昔にくらべるとライターもフリーランスで請けやすくなった仕事といえます。情報が溢れる時代だからこそ、需要が増え続けているのです。■9:グラフィックデザイナー(平均年収557万円)52,000ドルグラフィックデザイナーもまた、フリーランスの需要が多い職業です。ソフトウェアエンジニア同様、あらゆる業種、団体、メディア媒体に不可欠。学歴などは一切関係なく、スキルとセンスで勝負する職業だといえます。■10:アニメーター(平均年収739万円)69,000ドル「アニメーションをつくることが大好き!」という人にとっては、趣味と仕事の境目のない幸せな職業。ただしフリーランスで働くには、高価なアニメーションソフトと、それをアウトプットできるような高スペックのコンピューターが必要になる場合があります。しかし、仕事をコンスタントにこなせるようになれば、投資分はすぐに戻ってくるでしょう。仕事内容的には、一人で完結することが少ないため、在宅であってもチームを意識しなければなりません。*技術や知識がないひとは、「自分には無理だ」と思うかもしれません。ただ、最近では通信教育などでさまざまなことを学べるようになってきてもいます。いまからでも少しずつ勉強することで、将来的に在宅ワークを実現できるかもしれませんよ。(文/hazuki) 【参考】※10Best-PayingJobsYouCanDoAtHome-Lifehack
2016年06月06日ドイツのお隣のフランスは長いバカンスで有名ですが、ドイツ人もフランス人に負けず劣らず働くのが嫌い。定時退社しても文句を言われることはないし、それどころか、お天気のいい金曜日にぐずぐず残っていると、定時前でも「早く帰りなよ」などと言われることもあります。 ■病欠と有休は別物私の前夫はドイツの最大手企業の1つに勤めていましたが、会社から奨励される「長期休暇」は3週間でした(といっても、実際は2週間取る人が多いようですが)。心と体をしっかり休めないと、仕事のためにはプラスにならないとの考えのようです。細かいシステムは会社によって異なるかもしれませんが、この会社の場合、有休1日につき100ユーロ近くの「お小遣い」まで出ていました。とにかく、会社としてはしっかり休んで、遊んで、リフレッシュしてから仕事に戻ってほしいということでしょう。そのせいか、有給休暇と病欠は別扱いで、もし長期休暇中に病気にかかった場合、その分の有休は病欠に振替となり、未消化有休として返還されていました。 ■ドイツの育休は3年?働く女性にとって気になる、産休や育児休暇はどうでしょう。ドイツでは男女かかわらず、法律的には子ども1人につき3年の育児休暇が認められています。2人うまく続けると6年休み、なんてことも(双子の場合は4年)。そして、この育児休暇は自分の子どもだけではなく、養子にも認められるそうです。すごいですね。ただ、どれだけ法律を遵守しなければならないかは、会社の規模や業種によっても変わってくるようです。給料は、数年前に産休を取った日本人ママの場合、出産前後の約3カ月分は全額支給、その後、育児休暇中は保険やいわゆる「ボーナス」などは支給されたそうです。現在は、産休期間は100%、育児休暇中は67%が国から保障されるとか。ドイツも日本と同じ少子化に悩む国。このような手厚い保護もその対策として適用されたようですが、ただし、法律はどうであれ、実際の復帰後はなかなか厳しいよう。たとえば、復帰後の時短などは年々難しくなり、産休取得前と同じ条件(たとえば週40時間以上、長期出張あり、など)をこなせないなら降格されたり、さりげなく退職を促されたり、あるいは復帰さえできないところも。復帰後の待遇がどうであれ、やめるなら休暇中のメリットは使い切ってから、という人が多く、「出産を機に退社」というパターンはあまりないようです。
2016年05月23日仕事もきっちりしたいけれど、子どもとの時間も大切にしたい。仕事と家庭の両立は、働くママにとって永遠のテーマですよね。ちょうどこの4月から「女性活躍推進法」も施行され、女性活躍推進の意識が高まっているところ。近年は、多様な人材を登用し活用する「ダイバーシティ経営」を推し進める企業も増えてきました。また、女性管理職登用を積極的に推進したり、社内の支援制度を充実させる企業も増えています。実際に女性は働きやすくなっているのでしょうか?6割以上が「自分の会社にダイバーシティ推進の制度がある」と回答先ごろ、P&Gの「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と活用)啓発プロジェクト」が、一般のビジネスパーソン2000名を対象に「ダイバーシティに関する潜在意識調査」を行いました。その中で「あなたの勤務先では、“ダイバーシティ推進のための制度・施策”を実施していますか?」という問いに、「実施している」と答えた人は65.8%に上りました。具体的な施策として上位を占めたのは、「積極的な女性登用」(35.0%)、「障がい者雇用」(33.0%)、「時短勤務」(30.8%)、「育児休暇」(29.4%)など。“制度はあるが風土がない”ダイバーシティ推進の実態ところが「ダイバーシティ推進のための制度・施策がある」と回答した人のうち、約半数(47.0%)の人が、「自分の勤務先は、ダイバーシティの理解や取り組みが“進んでいない”」と答えています。その理由のトップ3は以下のとおり。1位:企業文化としてダイバーシティ活用の考えが根付いていない(42.6%)2位:社内の支援制度が充実していない(34.3%)3位:社内の支援制度を利用しにくい雰囲気がある(27.8%)1位や3位の回答を見ると、制度はあっても風土として浸透していないために制度を利用しづらい会社が多いことがわかります。このあたりにダイバーシティ推進の課題があるといえそうですね。 せっかくの制度が不満や不公平感のモトに支援制度の導入が、逆に職場に不満や不公平感を生んでしまうこともあります。同調査でも、育児休業・時短勤務・在宅勤務といった制度に対して、いろんな声がありました。■働くママの声・所属部署によって、制度の活用しやすさに大きな差がある(30代女性 会社員)・時短勤務や在宅勤務で楽をしていると思われ、特に同性の同僚からの視線が厳しい(30代女性 会社員)■制度利用者の周囲の人の声・育児休業 を取得した人の周囲で業務負担が増えている(40代男性 会社員)・「社内の育児制度を活用するなら、退職して育児に専念すべき」という雰囲気がある(50代女性 会社員)■男性社員の声・男性社員が制度を利用することに対して、職場で消極的な雰囲気がある(50代男性 会社員)・必要以上に女性が優遇されていて、資質や能力に関係なく管理職に登用されていると感じる(50代男性 会社員)こうした声から見えてくるのは、社内の制度を整えるだけではなく、社員の理解を深め、制度を利用しやすい環境を整えることも必要であるということです。ダイバーシティ推進の要は管理職!それではダイバーシティ推進には何が必要なのでしょうか? 同調査で「ダイバーシティ推進のために重要なこと」の第1位に挙げられたのは「管理職の理解・努力」(55.3%)でした。調査を実施したP&Gでは、1990年代から経営戦略の一環として「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と活用)」を推進しています。多様な社員の違いを認めて尊重し、さらにビジネスなどに活用すれば、さまざまなアイデアが生まれ、消費者の多様なニーズに応えられ、結果的に企業の競争力アップにもつながるとの考えからです。ここでのポイントは、“女性”や特定の人だけを尊重するのではなく、“すべての社員”の個性を尊重していることにあります。2012年には、多様な社員の多様な働き方を実現するために、フレックスタイムや時短勤務、在宅勤務などの制度を組み合わせ社員一人ひとりに合った働き方を可能にする「フレックス・アット・ワーク」を導入。組織内風土を醸成するために管理職が率先して活用することで、多くの社員が利用しやすい環境を整えました。みなさんの職場の状況はいかがでしょうか? ダイバーシティ推進や女性活躍推進のための制度を整えるだけでなく、職場の風土づくりのための取り組みなどもあわせて行うことで、女性だけでなく、さまざまな状況にある社員が働きやすい職場になるのではないでしょうか。PR:プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社
2016年05月20日女性の社会進出が推進される一方、待機児童問題など、そのための環境がなかなか整わないというのが現状。そんな中、ママが働きに出るための選択肢のひとつとして、ベビーシッターの利用を検討する家庭も増えているようです。そこで今回は、ベビーシッター利用の体験談を集めてみました。働くママたちの声から、そのメリット・デメリットや、注意点について考えてみましょう。■単発の利用が可能!「平日は保育園を利用していますが、夫婦ともに休日出勤となることがときどきあり、その日は単発でベビーシッターを依頼しています」こちらは、広告会社に勤務する30代女性・Hさんの体験談。ベビーシッターと聞くと「継続して利用する」というイメージがありますが、こういった一時だけの利用も可能なようです。「小学生の上の子がケガで入院したときも、夫は仕事、私は病院に付き添わないといけなかったので、ベビーシッターを依頼しました。このように、『どうしても!』というときに頼れるベビーシッターがいると、とても気持ちが楽です」多くの事業者がビジター制を導入していますので、一度お試しで利用しておくと、いざというときに役立つかもしれません。 ■費用がちょっとイタイ…続いては、商社勤務の30代女性・Kさんの体験談です。「保育園のお迎えから私が帰宅するまでの間、ベビーシッターを利用しています。正直、費用はかなり痛いですが…。それでも、私がフルタイムで働くことの方がメリットは多いので、しばらくこのまま利用を続けるつもりです」ベビーシッターの時給や交通費以外にも、入会金・年会費などがかかる場合もあるため、すべての費用を考慮した上で、利用を検討しないといけませんね。 ■利用には不安がつきまとう最後は、一度だけベビーシッターをスポット利用したことがあるという、20代女性・Jさんの体験談です。「事前面接はしたものの、子どもを実際に任せるとなると、やっぱり不安。他人を家に入れることにも、抵抗がありました。夫も私もはずせない仕事があったため思い切って利用してみたのですが、子どものことが心配で、結局、仕事を無理矢理早く切り上げてしまいました」Jさんのように、ベビーシッター利用に不安を感じるママもいるようです。■信頼できるシッターさんを見つけるためのポイント厚生労働省のサイトには、「保育料の安さ、手軽さを重視するのではなく、『信頼できるかどうか』という視点でベビーシッター事業者の情報を収集しましょう」という呼びかけがあります。大切な子どもを任せるワケですから、やはり大切なのは「信頼」ですね。具低的には、以下のような点に注意すると良いとのこと。・市町村の情報や公益社団法人全国保育サービス協会に加盟している会社リストを活用して情報を集める。・ネットの情報だけに頼らず、かならずベビーシッターとの事前面接を行い、信頼に足る人物かどうかを確認する。・事業者名、氏名、住所、連絡先をかならず確認し、身分証明書のコピーを提出してもらう。・保育士・認定ベビーシッターの資格保有者なら、登録証の提示を求めて確認する。こういった点に気をつけて本当に信頼できる事業者・ベビーシッターを見つけることができれば、働くママの負担軽減におおいに役立ちそうです。慎重に検討すべき点はたくさんあるものの、中には上手にベビーシッターを利用して、共働きを続けているママもいます。現状のままでは共働きの継続が難しい…という場合には、ベビーシッターの利用を選択肢に加えるのもいいかもしれませんね。
2016年05月15日▲今回の共働きパパ:杉山寛さん(34歳) GMOペパボ株式会社 ・プロモーション戦略グループ マネージャー。入社10年目。自社のインターネットサービスのプロモーションを、企画・分析まで行う。2015年以降はハンドメイドマーケット「 minne 」のプロモーションがメインに。現在はともに働く仲間の募集に注力中。・奥さま : 29歳。社内恋愛で結婚。いまも同じ会社で働いている。・お子さん : 2人(6歳と4歳)・平均帰宅時間 : 22時【自己採点】杉山パパの「パパ力」……70点/100点ママのコメントは文末(3ページ目)に!※「パパ力(りょく)」とは、家事や育児へのコミット力のこと■弁当男子がパパに! 社内夫婦円満の秘訣【チェックポイント1:パパの自覚】街で赤ちゃんがやたら目にとまり、パパの自覚が芽生えたいまの奥さんとは職場で知り合いました。僕が27歳のときなので、奥さんは22歳でしたね。交際期間は半年で、いわゆる「できちゃった結婚」です。結婚願望や予定はなかったのですが、妊娠が分かったときに自然と結婚しようと思えました。僕から見た奥さんは一見おっとりしているのですが、しっかりもの…というか、ちゃっかりしているという印象は結婚したいまも変わっていません。奥さんは現在も同じ職場で働いているので、僕が忙しいときなど、仕事に理解があるので助かっています。――「パパ」の自覚はいつ頃芽生えましたか?赤ちゃんが生まれて、首もすわって、一緒に外へ行くようになってからでしょうか。街の見え方が一変したんですよ。まず赤ちゃんがとても目にとまるようになって、世の中に結構赤ちゃんっているんだなと思いました。ベビーカーが通りやすいかどうか、いつのまにかチェックしてる自分に気がついて、父親になったんだな、と思いました。【チェックポイント2:パパの家事】なんと元・弁当男子! 炊事の目的は「コントロール」【杉山パパの家事分担表】---平日---<朝>・登園準備・朝ご飯を食べさせる・保育園登園<夜>・食器洗い・自分のつまみをつくる---休日---<昼>・習い事への送り迎え・掃除洗濯の手伝い<夜>・子供たちとお風呂入る・寝かしつけ――平日に朝ご飯をつくられているそうですが、毎日ですか?毎日ではないんですが、できるときは頑張っています。簡単なものばかりですけどね。「弁当男子」って知っていますか? 数年前に話題になった、会社に自作のお弁当をつくっていく男性のことなんですが、僕、「弁当男子」だったので食事をつくるのは苦じゃないんです。きっかけは独身時代のダイエットです。「ダイエットには食事制限だろう!」と、自炊をはじめました。最初はベーグルなんかをつくっていたんですけど、とにかく食事を「コントロール」したくて、昼ご飯も弁当をつくって持っていくようになったんですよね。僕は残業も多いし、当日急に飲み会に参加することもあるので、絶対に家で食べることが分かっている日しか夕飯を用意してもらっていません。でも、じつは帰りにスーパーへ寄って、夕飯の材料を買ったりするのは楽しみなんです。――外で食べて帰ろうとは思わないんですか?そうですね。食事を自分でコントロールしたいので、なるべくつくるようにしています。 ■仕事好き夫婦「僕の方が優遇してもらっている」家事分担――朝の「登園準備」はどんなことをされているのですか?いま奥さんは、8時から17時までの時差出勤で働いているので、朝は一番に出かけていきます。だから、朝はなるべく僕がやります。子どもを着替えさせて、保育園の準備して、自分の準備をしてから、朝食を食べさせて、保育園へ連れて行きます。夜は22時くらいに帰宅するので、子ども達もだいたい寝ているか、寝かしつけの時間です。自分の食事をつくって食べたら、そのまま家族の食器も洗って、洗濯物がたまっているときはたたみます。自分のシャツは自分でアイロンがけします。適当ですけどね。――アイロン掛けまで、すごい!自分のことは自分でやろうと思って。奥さんも仕事が好きなのに、家族の事情で早く帰ったりすることもあって、「僕の方が優遇してもらっている」という意識があります。だから洗い物や洗濯物が残っていたらイヤだろうな、と気がついたことはやるようにしています。――最初から奥さんに協力的でしたか?いまも協力的かといわれると、どうなのでしょう。家事の分担はとくに決まっているわけではなく、奥さんの様子をみて足りないことをしています。流しに洗い物が残っていたら気持ち悪いだろうなと思って洗ったり、洗濯をしたり。でも奥さんには「なにも考えてない」とよく言われます。一人目の子どもが生まれたころ、僕はとにかく仕事が楽しくて、朝まで飲んで帰ってくるような生活をしていました。しかも連絡をしないんですよね。悪いとは思っているんですけれど。それでたくさんケンカをしました。そこから少しずつ変わっていって、僕の向いていることや、奥さんの苦手なものをやるようになっていきました。だからやっていてイヤじゃないんです。もしかしたら、向いていることだけが「残った」のかもしれませんけどね。【チェックポイント3:パパの育児方針】子育てについて「なにも考えてない」!? 小学校受験も知らなかった子育てについても、奥さんに「なにも考えてない」と言われますね。指摘されると、たしかにそう思います。奥さんは子ども達に「いい経験をたくさんさせたい」と考えています。いろいろな習い事をさせたり、どこかへ行ったり。一緒に過ごして、一緒に遊べればそれでいいって考えています。だから子どもとは友達みたいな感じになっていて、たしかになめられているかも。だからといって、教育方針についてぶつかることもないです。習い事なども、奥さんが調べて、気づいたら申し込んでいて始めているケースが多いです。【チェックポイント4:ママへのケア】毎週水曜日は奥さんとランチ。70点パパの胸の内とは――ママへのケアで気をつけていることはありますか?去年から、毎週水曜日は奥さんとふたりでランチをしています。小さなケンカが増えてきたと思ったので僕から提案しました。結局、ケンカが増えるっているのは話し足りてないんですよね。でもランチのときに話すことは、仕事のことが多いです。ふたりとも仕事が好きなんですよね。スケジュール管理は社内のツールを使っています。ふたりの予定はプライベートモードで入力して。でも、社内恋愛で結婚しているので、もうスタッフ全員が家族みたいな感じで、温かく見守ってくれています。奥さんも仕事が好きだと思うので、ある程度自由に働いて欲しいと思っています。僕もその方が気兼ねなく仕事をしやすいですし、社内には共働きのパパママも多く、会社もそれを支えてくれます。――杉山パパの家事と育児は70点とのことですが僕の家事や育児への協力度は、けっしてダメだとは思っていないのですけれど、良くて「70点」くらいかなと思っています。身近な社内にも、もっと出来ているパパもいるので。でも、男性側の育児に関することを発言するのは、なかなか難しいですよね。僕ががんばっているつもりでも足りないものでしょうし。先日、奥さんに予定があったので平日の夕方に、子どもの面倒をひとりでみたことがあったんです。子どもを迎えに行って、ご飯をつくって、食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて…。どれも1度は僕だってやったことがあります。でも、これらを一連でやったらとても疲れました。もう、想像以上に。奥さんはこれを毎日やっているのだと思ったら、ありがたいなとしみじみ思いました。感謝のひとことですよ。たまに、僕のことも褒めてくれたらうれしいなと思いますが。(笑)お互いになんとなく感謝の気持ちは伝えているのだと思うけれど、面と向かって伝えるのは、やっぱり僕も恥ずかしいですね。▼ママからの評価コメントママから見た「パパ力」は……98点/100点本人にも伝えたことはありますが、意外と高評価です。休日にご飯を作るのが面倒だなと思っていると、なぜか察知して夕飯を作ってくれたり、公園に行きたがる子どもたちに対し、私が行きたくないなと考えているときは「疲れているでしょう」と察して連れて行ってくれるので、私は家で猫とゴロゴロ。家事・育児は私が8割(本人はもっとやっているつもりのようですが(笑))ではあるものの、今以上は望んでいません。一緒にいる時に私の気分を察して動いてくれることが一番嬉しいですね。【「パパの自覚」について】じつは「パパ力」の-2点は「自覚」についてです。家の中はもちろん、バスや電車での移動中もずっとスマホゲームに夢中なのです。今後、子どもが同じことをしたときに堂々と注意できないから控えよう、という考えに至らないところが、父親としての自覚のなさを感じますね…。【「パパの家事」について】私の出勤時間が早いため、朝の支度と朝食に関してはほぼお任せしていて、とても助かっています。ただ、朝食に関しては「作っている」ではなく 、あるものを「出している」が正解なので、ふわふわのオムレツを作れるようになってから出直してほしいですね。(笑)【「パパの育児方針」について】本人の言っている通りですね。何も考えてなさすぎて、明日の持ち物や宿題、持ち帰ってくる手紙についてもほぼノータッチです。その分、習い事や勉強に関して、金銭面なども含めて制限されることもないので、子どもや私がやりたいようにやらせてもらっています。【「ママへのケア」について】本人が飲み歩いている罪悪感からなのかもしれませんが、仕事もプライベートも過干渉されることがありません。「あれがしたいのにできない、キーッ!」となることがないのは、本当にありがたいですね。もっと温泉に連れて行ってくれたら花マルです!
2016年05月13日新入社員に多く、GW明けの時期に体のだるさや無気力感などがあらわれてしまう5月病。実は5月病は、仕事場にだけで起こるものではありません。子育てにまつわる緊張やストレスが、「ママの5月病」を引き起こしてしまうこともあるのです。この時期「体がだるい」「やる気がでない」などの不調が出たら要注意! 子育てママ特有の5月病について、原因と対処法を知っておきましょう。■「ママの5月病」の原因とは?新年度を迎えて環境が新しくなるのは、会社だけに限りません。入園や入学、進級など、春は子どもを取り巻く環境も大きく変わります。年度末から4月にかけて、さまざまな準備や子どものフォロー、新しいクラスの人間関係、スケジュール管理など、ママの緊張の糸も張りっぱなし状態。子どもも楽しく園や学校に通い始めた今の時期、ホッと一息ついた途端に、それまでたまっていたストレスが5月病としてあらわれてしまうことに。また、働くママがやってしまいがちなのが、休みの日に予定を詰め込みすぎてしまうこと。「平日できない家事を片づけなきゃ」「普段時間がとれない分、子どもとたくさん遊ぼう」とGWに頑張りすぎた結果、連休明けに一気に心身の不調をきたしてしまうケースも多いのです。 ■こんな症状が出たら要注意!ママの5月病チェック5月病は気持ちが落ち込むだけでなく、体の不調となってあらわれることも多いもの。こんな症状があらわれた場合、もしかしたら5月病になってしまっているかも?□ 肩こりや頭痛がすることが多い□ 便秘や下痢が続く□ 朝なかなか起きられない□ 食欲がわかない□ ちょっとしたことでイライラする□ 今まで好きだったことに興味がわかない□ 集中力が低下してミスが多くなる□ きちんと睡眠をとっても熟睡感がないあてはまる項目が多かった人は、気づかないうちにストレスをためこんでしまっている可能性が。無理を続けてダウンする前に、しっかり対策をとっておきましょう。■ママの5月病を撃退するには5月病対策として大切なのは、ストレスや疲れをためこまないこと。休みの日でも予定の詰め込みすぎはNG。パパや子どもに家事を手伝ってもらったり、自分だけでのんびり外出したりする時間を作ってみてください。また、普段の生活の中でも「家事をきちんとしなくては」などと思うと、自分で自分を追い詰めてしまうことに。夕食のおかずは買ってきたお惣菜ですます、上手に掃除の手を抜く、などして、その分自分を休ませてあげましょう。ハーブティーでひと息ついたり、好きな香りの入浴剤でバスタイムを楽しんだり、お気に入りのスイーツを味わったりするのもおすすめです。まじめで責任感の強い人ほどなりやすいといわれる5月病。でも、ママが倒れてしまっては子どもにも影響が出てしまいます。忙しい毎日だからこそ、上手なストレス解消を心がけたいですね。
2016年05月12日ママが頑張っているのを知っているから、自分ができることはする。わが子の成長を間近で感じたいから、子どもとの時間を大切にする。 前回のレポート では、家事も子育ても「自分がしたいからする」、理想に近いパパたちの声を中心にご紹介しました。しかし、なかには「ママをサポートしたい気持ちはあるけれど、時間的な余裕がない」と、きまりが悪そうなパパもちらほら。実際、世の中には「平日は寝に帰るだけ」のパパは少なくないかもしれません。そんな事情は百も承知だけれど、ママだって子育てに家事、仕事をこなしている身です。だから、「もっと協力してほしい」と思うのも、自然な心の動きではないでしょうか。パパ会レポート・その2では、時間がないパパとどう折り合いをつけていくかを、パパとママ両方の声を交えながら考えてみます。■家庭での「自分の在り方」に疑問も… 悩めるパパのリアルな胸中保育園のパパ会メンバーのひとり、Eさんは、朝は保育園が開園する前に出社、帰宅は23時過ぎの毎日で、平日は子どもと顔を合わせる時間がほとんどない、と言います。「子育ても家事も、もっとやりたい気持ちはあります。妻の負担も軽くしたい。でも、時間がない。妻は理解してくれていると思いますが、それでも不満だってあるはず。家庭における自分のポジションはこれでいいのかな、という疑問は常につきまとっています」(Eさん)。また、Rさんからはこんな話も。「共働きがスタンダードになったいま、男性の育児参加や家事協力があたりまえの風潮になってきていますよね。もちろん、大切なことだし、やれる範囲でやっているつもりですが、なんでも平等は難しいのかなと。僕の場合、どうしても育児や家事は妻がメイン、僕はアシスト的な意識があって、妻ともめる火種になっています」(Rさん)。ママのことも子どものことも愛していて、自分ができることは精一杯したい。そんな思いはパパ会メンバーみんなに共通していますが、それをどのようなかたちで表せばいいのか。そのように家庭での自分の在り方を、いまなお模索しているパパも少なくないのです。■忙しいパパとどう向き合う? 先輩ママのアドバイスパパたちも、さまざまな悩みや葛藤を抱えています。そんな状況は理解しつつも、ママとしては「もっとこうしてくれたら…」と期待する部分だって、あるのではないでしょうか。そこで、実際に忙しいパパと暮らすママに、共働き生活の工夫から気の持ち方まで聞いたところ、いくつかのポイントが見えてきました。 ポイント1:スケジュールを共有する一緒に暮らしていても、お互いの1日の動きが、実は見えていないことも。そこで、パパとママのスケジュールを、子育て、家事を含めて書き出し、共有します。こうすると、お互いにサポートが必要な部分が可視化でき、話し合いがスムーズになります。ポイント2:「週末パパ」もありと割り切る平日は家にいる時間が少ないパパは、できることも限られてきます。帰宅後の食器洗いなど、パーツで頼めそうなところを「引き受けてくれたらラッキー」程度に考えておきます。それも負担そうなら、いっそ「週末パパ」と割り切って、1~2時間でも子どもを外に連れ出してもらい、自分の時間を確保するのも方法です。ポイント3:「いいとこどり」もよし、やりたいことをやってもらうママがやってほしいことと、パパがやりたいことが重なるとは限りません。とりあえずお試しでやってもらい、パパが楽しそうにできることを担当してもらうと、長続きしやすくなります。ポイント4:完ぺきを求めないパパにやってもらうことも、自分のことも、完ぺきである必要はありません。1日お皿を洗わなくても病気になるわけではない、くらいの心もちでいられると、パパにも、自分にも寛容になれます。お互いに忙しすぎて、ふたりの手ではどうしても回らない部分は、週に一度ハウスキーパーを頼むなど、他の人の手を借りることも選択肢に入れておくと、気持ちが楽になりそうです。ポイント5:不満が溜まり切る前に、小出しに解消不満を口にしすぎると、お互いげんなりしてしまいますが、溜めすぎて爆発しても大ダメージに。夫婦で定期的に話し合う時間をつくり、もう少し頑張ってほしいところ、協力してほしいところをひとつずつ解消していけると、気持ちのリセットにもつながります。 育児も家事も協力的なパパの話を聞くと、ついうらやましくなるものです。しかし、父親として求められる役割が増えつつあるいま、プレッシャーを感じていたり、やりたいけれどできない自分へのジレンマを抱えていたりするパパも、少なからずいます。今回の多くのパパの話を聞くなかであらためて感じたのが、夫婦のかたちはそれぞれで、正解はない、ということ。そして、夫婦関係のベースにお互いへのリスペクトさえあれば、それぞれの家庭の「わが家流」が見つかるのではないかと強く感じました。どんなスタイルがより自分たちらしいか、時折夫婦で話し合う時間を持つことが、大切なのかもしれません。
2016年05月12日私、「サレ妻予備軍」になりました。
編集部の「これ、気になる!」
兄の連れてきた婚約者は…