「おうちにモノが溢れてる……」「服を収納する場所がない……」そんな収納の問題に頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか?そんなみなさんに、まったく新しい収納をご提案です。今回は、たったの250円(税別)で荷物を預けられる収納サービス《サマリーポケット》をご紹介します!SNS×倉庫異色のコラボが生んだ、新しい収納が便利すぎる!「お部屋がどうしても片付かない」「なぜかごちゃごちゃとしてしまう」そんなお悩みの原因のひとつがやはり、おうちの収納スペースが足りない!というもの。どんなに頑張って空間を有効活用しても、やっぱり限界があるものです。もしくは、収納を増設?お金もかかるし、現実的ではなさそう……。そこで立ち上がったのが、モノのSNS〔サマリー〕と倉庫業の老舗〔寺田倉庫〕がタッグを組んだ新サービス、その名も《サマリーポケット》。では、いったいどんな内容なのか、詳しくご紹介していきます♪《サマリーポケット》って?ありそうでなかった新サービス!《サマリーポケット》は、格安なお値段で、荷物を倉庫に預けることができる収納サービスなんです。モノの預け入れ、取り出しや管理はご自身のPC・スマホでできちゃうからとっても楽チン♪普段は使わないけど捨てられないモノや、コレクションアイテム、読み終えた本・漫画など、どんなものでも預け入れ可能だから、お部屋の貴重な収納スペースをもっと有効活用できちゃうんです!お手頃価格が魅力的!なんと250円(税別)から!気になるのが利用のお値段。どんなに便利とは言っても、料金が高かったらなかなか手が出しづらいですよね。でも、心配ご無用!《サマリーポケット》はなんと、月額250円(税別)から利用可能なんです!基本プランは「スタンダードプラン」「エコノミープラン」「ブックスプラン」の3種類。それぞれ用途、サイズに応じた料金が設定されており、目的によって使い分けができちゃいます♪一番お手頃な「エコノミープラン」のレギュラーボックスなら、月額保管料が250円、取り出し送料が800円で利用できます。とにかく安く・たくさん預けたい方にはうれしいプランですよね!さらにプランによって、荷物を写真付きで1点ずつ管理してくれるサービスや、クリーニング、リペアリング、ネットオークションへの出品を依頼することまでできちゃうんです。これだけ充実したオプションなら、おうちに置いておくよりも断然、おトクですよね♪取り出しもらくらくスピーディー!預けたものを使うときは、手元のPCやスマホで取り出したいアイテムを選択するだけ!1アイテム単位(※1)で取り出し可能だから、家の物置から取り出すのと同じ感覚で取り出すことができますよ。しかも、取り出した荷物は、最短翌日(※2)には手元にお届け!届け先も、自宅だけでなく指定した住所に送ってくれるから、旅行での衣類や、ゴルフセットをゴルフ場に送っておいて、身軽で目的地へ。なんてことも可能!どこまでもうれしいことづくめなんです♡※1アイテムを1点ずつ管理する、スタンダードプラン・ブックスプランのみで利用可能※2関東エリア場合こんな人にオススメ!うれしいサービス盛りだくさんの《サマリーポケット》は、そのオプションの幅広さから、さまざまな人の要望に応えてくれますよ♪お部屋の荷物、服を収納したい人はもちろん、衣替えやスーツ・着物の整理、本・マンガが収納しきれない人、お引越しが頻繁にある人から、グッズのコレクターなどなど、とても幅広いニーズに対応してくれるサービスです!荷物のお悩み、ついに解決⁉︎今回は、〔サマリー〕と〔寺田倉庫〕が提供するお手軽収納サービス《サマリーポケット》をご紹介しました。手頃な値段・簡単な操作・満足のサービスオプションで、長年の収納のお悩みを解決してくれる《サマリーポケット》、ぜひみなさんチェックしてみてくださいね!サマリーポケット
2018年07月09日「今月は頑張ったから、自分へのご褒美に新しいバッグ買っちゃお!」というシチュエーションを、あなたも経験したことがありませんか?片付け習慣についても、モチベーション維持のために「自分へのご褒美」を設定している方もいらっしゃるのではないでしょうか。よく耳にする、「自分へのご褒美」という方法。これは心理学的に見て効果があるのでしょうか?■ 「自分へのご褒美」で幸福度はどのくらい持続する?オランダにあるブレダ応用化学大学にて、ジェーレン・ナウィンという研究者が興味深い発表をしています。旅行を計画している被験者を対象に、旅行前から旅行後にかけて「どれくらい幸福度を感じているか」を調査しました。cba / PIXTA(ピクスタ)通常、私たちは「楽しい経験をするため」「満足感を得るため」に旅行に出ます。ということは、「旅行のあとの方が、幸福度も高く長続きする」と考えたくなります。しかし研究によると、一概にそうとも言い切れないということが分かったのです。■ 人間は忘れっぽい?幸福度も例外ではない旅行前後の幸福度調査では、以下のような結果が得られました。計画段階では平均8週間、幸福度が高い状態が続く旅行終了後にはすぐに幸福度が元に戻る(最長でも2週間しか続かない)なんと、旅行から帰ってきてしまうと幸福度はすぐに通常の値に戻ってしまうというのです。それに比べると計画している時には平均8週間、2か月も幸福度が持続するということが分かりました。しげぱぱ / PIXTA(ピクスタ)つまり「自分へのご褒美」は、「ご褒美自体を想像している時」がもっとも幸福度が長く続くということです。これを、片付け習慣を身につけるためにうまく使うにはどうしたら良いでしょう?■ 思いつきのようなご褒美は無意味かも。ご褒美は計画的に。毎日片付けを続けるのが辛くなる時もあるでしょう。プラナ / PIXTA(ピクスタ)そんな時には自分へのご褒美を設定してあげると、続けるモチベーションが維持しやすいのは確かです。ただ一つ、注意点があります。それは「あらかじめ計画しておく」ということ。「なんだか最近やる気が出ないし、頑張ってきたご褒美にバッグでも買っちゃおうかな」では、意味がありません。そのご褒美の幸福度は瞬く間に消えてしまい、モチベーションの維持には役立ちません。せっかくご褒美を設定するのであれば、2か月先の予定に組み込んでみましょう。bwinds / PIXTA(ピクスタ)そうすれば、その間にも幸福度が高い状態が続いてモチベーションも高まるはずです。KAORU / PIXTA(ピクスタ)自分へのご褒美は、衝動的にではなく計画的に設定していきましょう。【参考】※『図解 モチベーション大百科』(池田貴将・著)
2018年07月08日「やる気があればできる!」「気持ちが大事!」何かに取り組もうとしたとき、こんな言葉をかけられたことはありませんか?例えば、学生時代の部活動や会社でのプレゼン準備などで、先輩や上司から喝を入れられた経験がある方も多いでしょう。「やる気」というのは魔法の言葉で、まるですべての問題を解決してくれそうな響きがあります。この「やる気」とは、一体なんなのでしょうか?■ 当然、やる気は大事!でも、やる気とは何かを考えてみると……。「やる気」とは、具体的に言えば「意思力」です。Deja-vu / PIXTA(ピクスタ)一般的に「あの人は意思の力が強い」という使われ方をしていますね。この「意志力」をさらに詳しく説明すると、「自制心(セルフコントロール能力)」ということになります。通常、意思の力が必要なのは、次の2つの場面です。やりたいことを我慢するやりたくないことをやる「お腹が減っている時に、美味しいものを食べる」という場面では、意思の力は必要ありませんよね。xiangtao / PIXTA(ピクスタ)「お腹が減っているのに、美味しいものを我慢する」ときにこそ、「自制心」という意思の力が必要になります。では、この「自制心(セルフコントロール能力)」というのは、無限に引き出せるものなのでしょうか?■ 目に見えない「自制心」の仕組みを解明した、意地悪な実験。フロリダ州立大学の心理学者であるロイ・バウマイスターは、学生を対象にちょっと意地悪な実験を行いました。「味覚の調査をします」と言って集めた被験者を、2つのグループに分けます。そして、目の前に美味しそうなクッキーを置きます。Aグループ:クッキーを食べてもらい、その後パズルを解く。Bブループ:クッキーを我慢してもらい、その後パズルを解く。ささざわ / PIXTA(ピクスタ)ちなみに、実験では絶対に解けないパズルを使いました。そして「どのくらいの時間パズルを解こうと努力したか」を計測します。その結果は、「自制心(セルフコントロール能力)」の正体を明らかにしてしまいました。■ 体力と同じく消耗する!「自制心」は使えば使うほど減ってしまう。Bグループの被験者(クッキーを我慢した人)は、Aグループ(クッキーを食べた人)に比べて、パズルに取り組んだ時間が60%近くも短くなったのです。utoi / PIXTA(ピクスタ)なんと半分以下……。Bグループの中には、実験中に文句や愚痴を言う学生も多かったそうです。このように「何か(クッキー)に対して自制心を消耗すると、まったく別の何か(パズル)に対して自制心を保てない」という現象は、「自我消耗」と呼ばれています。つまり、人間の自制心は無限ではないということです。個人差はありますが、使い続ければいずれなくなってしまうものなんですね。■ 片付けられないのは、他の何かを我慢しすぎているからかも。片付け習慣も、身につけるには「自制心(セルフコントロール能力)」が必要です。それは一般的に「やる気」と呼ばれていますが、実験が明らかにしたのは「やる気」の量にも限りがあるということ。なかなか片付けに手がつけられない方は、どこかで「やる気」を使い切ってしまっていませんか?A_Team / PIXTA(ピクスタ)「ダイエットしている」「仕事がハードな時期」などの場合は、「やる気」の残高が底をついているのかもしれません。そんな時はまず優先順位をつけて、「やる気を片付けにも残しておける環境を整える」ということを意識してみてはいかがでしょうか。【参考】※ロイ・バウマイスター『WILLPOWER 意志力の科学』
2018年07月04日片付け習慣を身につけようと思って頑張っていても、どうしても長く続かない。そんな悩みを持っているのは、あなただけではないはずです。「ひょっとしたら、私は片付けに向いていないのかも?」と思っている方に、お伝えしたい心理学の理論があります。ペンシルベニア大学のポジティブ心理学センターにてセンター長を務める、マーティン・セリグマンの研究から導き出された「学習性無力感」という理論についてのお話です。■ 片付けが長続きする人と、長続きしない人にはどんな差がある?あなたの周りで、片付け上手な人はいますか?mits / PIXTA(ピクスタ)その人は、もしかしたら片付け習慣をうまく身につけられたのかもしれません。テキパキと片付けをこなしていて、しかもそんなに苦労しているようにも見えない。そのような人と、片付け習慣が身につけられない人の差はどこにあるのでしょうか?■ 不気味な実験が明らかにした、人間の学習理論。1960〜1970年代にかけて、前述した心理学者のマーティン・セリグマンによってある心理学の実験がさかんに行われました。以下のような、少し不気味な雰囲気を帯びた実験です。被験者をグループ分けして、2日間に渡ってわざと大音量の不快な音楽を聞かせます。GARAGE38 / PIXTA(ピクスタ)そして目の前にボタンを置いておくのですが、被験者には何のボタンかは説明しません。ボタンの役割は次の通りになっていました。Aグループ:押すと音楽が止まるボタン。Bグループ:押しても音楽が止まらないボタン。音楽を流し始めると、Aグループはすぐにボタンの役割に気づきます。そしてボタンを押して、不快な音楽を止めることができました。Bグループの被験者もとりあえず押してみるのですが、音楽に変化がないのでそのまま我慢し続けます。■ ここからが実験の本領発揮!あなたならどうする?翌日にも、やはり被験者に大音量の不快な音楽を聞かせます。すると、今度はグループごとに行動に違いが見られました。Aグループ:ボタンを押して、すぐに音楽を止める。Bグループ:ボタンを押そうとせず、ただ我慢し続ける。Bグループの被験者たちは「押しても、どうせ止まらない」と、諦めてしまっていたのです。Graphs / PIXTA(ピクスタ)実はこのとき被験者には内緒で、Bグループのボタンも押せば音楽を止められるように付け替えてあったんです。押せば不快な音楽を止められるのに、押そうとしなかった。これが、マーティン・セリグマンによる「学習性無気力」という理論を実証した実験です。■ 全員がボタンを押さなかった……わけではない!ところが、Bグループの被験者のうち2日目にもボタンを押した人もいました。0120 / PIXTA(ピクスタ)話を聞いて分析してみると、「挫折は一時的なもので、いずれ克服できる」という楽観主義的な傾向が強かったそうです。割合としては3分の1程度とのことなので、「意外と多いな」という印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんね。「私はボタンを押さない方だろうな……楽観主義者とは違う」と思っても、悲観するのは早すぎます。誰でも楽観主義的な考え方を身につけられる、簡単な方法があります。■ 片付け習慣を身につけたいなら覚えておきたい、「楽観主義的」な考え方とは?片付けは毎日できれば理想ですが、普通に生活していればできない日も当然でてきます。そんな時は「今日できなかった」と落ち込むのではなく、「次にできるまでに何日かかるか」に目を向けてみましょう。例えば、忙しくて10日間片付けができなかったとしましょう。悲観的に考えれば「10日も片付けをサボってしまった私はダメ人間だ……」となりますが、こう切り替えて考えてみます。Deja-vu / PIXTA(ピクスタ)「最後に片付けをした日から、何日で復帰できるかな?」そして見事片付けに復帰できたら、「11日目に復帰できた!」と自分を褒めてあげます。これが12日だろうが、30日だろうがあまり関係ありません。大事なのは「いつ復帰しようかな?」と、片付け習慣への復帰を前提にして考えることです。■ 「片付け習慣を身につける」というボタンを押し続けてみる。あなたが片付けをできなかった日というのは、たまたま片付けができなかっただけなのではないでしょうか。それをつい「もう片付け習慣は身につかないんだ」と考えがちです。それはあなたが悪いのではなく、単純に人はそういう習性を持っているというだけのこと。片付け習慣を身につけた人たちだって、最初から今まで1日も欠かさず片付けをしてきたとは限りません。kou / PIXTA(ピクスタ)そして「1週間くらいできなかったけど、今日はやってみよう!」と、何度もチャレンジしてきたのかもしれませんね。散らかった部屋の中で、あなたの目の前に用意された「片付け習慣を身につける」というボタン。Graphs / PIXTA(ピクスタ)もしかしたら、昨日までの「片付け習慣は身につかない」というボタンと入れ替えられてるかも。今日のボタンは効果があるのか、押してみるまで分からないと思いませんか?【参考】※マーティン・セリグマン『学習性無力感―パーソナル・コントロールの時代をひらく理論』
2018年07月03日“部屋がすぐに散らかってしまう”という悩みを抱えてはいませんか?筆者も2級とはいえ整理収納アドバイザーの資格を持っているからなのか、知り合いや友人、母にも「整理整頓をキープするコツはなにか?」と聞かれることが多くあります。これはきっと、部屋をきれいにし続けるコツを模索中の人がたくさんいるということですよね。というわけで今回は、整理収納アドバイザー資格試験の勉強時に身につけた知識を活かして、キレイな状態をキープする方法をまとめていこうと思います。■ キレイをキープするのは難しい!散らかっている部屋を見ると気分が落ち込みますし、そこに居続けるとなんだかイライラしてくることもあります。プラナ / PIXTA(ピクスタ)意を決して掃除をしても、一時しのぎにしかならないということもよくある話だと思います。掃除の一番難しい点は、キレイな状態をキープすることなのです。■ 具体的にはどうすればいい?キレイをキープし続ける3つの工夫キレイな状態をどのようにすればいいのか?その工夫を3つご紹介いたします。1.とりあえずカラーボックスなどにしまうのはNG!引き出しやカラーボックスの中など、とりあえず入れることを繰り返した結果、結局は整理整頓前の状態に戻ってしまいます。むしろ戻るどころか、一度キレイにしてスペースができたために、元々あった中身よりも増えてしまう“リバウンド状態”になってしまうことだってあり得ます。とはいえ、「とりあえず入れておきたいけど、またすぐに使うからしまいたくない」というものも、生活をしていれば少なからず出てくるはず。一時的に保管しておきたいものは、部屋のどこかにかごや蓋つきの箱など一時収納スペースを確保するなどして、通常の収納場所と分けておくことが収納リバウンドを防ぐポイントです。2.定期的に見返す習慣をつける 引き出しなど、整理整頓した場所の中身を定期的に確認するのも大切なことです。とはいえ、不定期に見直すと忘れてしまいがち。自分のペースを崩すほどハイペースな見直しも計画倒れになってしまいます。1週間ごと、1か月ごとなど、あまり負担にならないような“自分にできるペース”を見つけるとストレスも溜まりにくく、整理整頓をキープすることができ、リバウンドを軽減することができます。定期的に見直すペースが決まったら、毎週金曜日、毎月15日(に見直す)などのように、曜日や日にちを決めてしまうとなお良いのではないでしょうか。3.定位置管理をするしっかり片付けたつもりでも、定位置が決まっていなければすぐに散らかってしまいます。何をどこに戻せばいいのか、仕切りなどを使って物を管理していかなければ、キレイをキープすることはできません。このとき、“考えなくても戻せる”ようにすることもコツです。しまう物の名前をスペース内に記載するのがベター。「これはココに返せばいいんだっけ?」などといちいち考えていると、面倒くさくなって、結局出しっ放しになってしまうなんてことがよくあるんです。リバウンドを防ぎ、常にキレイな部屋で生活するためのアイディア、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2018年07月02日忙しい毎日を送る中で、片付け習慣を身につけるのは難しいものです。とくに子育て中の方や共働きの方などは、不意に発生する用事も多いですよね。子どもが熱を出したり、仕事のトラブルで帰宅が遅れたり……。そんな時には、「片付けをしよう!」というやる気自体はあっても、「なんでだろう?結局できなかった……」ということもあるのではないでしょうか。「やる気がないわけではないが、なぜかできない」という現象が起こる原因と、その対策をお伝えします。■ 「なぜかできない……」その原因は、やる気不足ではありません!アリゾナ州立大学で心理学とマーケティングの名誉教授をしている、ロバート・チャルディーニという学者がいます。彼によると、「やる気がないわけではないが、なぜかできない」ということは誰しも頻繁に起こるそうです。ダイエットをしているのにレストランでデザートを頼んでしまったり、運動のために階段を登ろうと決めたのにエレベーターを使ってしまったり……。Key West / PIXTA(ピクスタ)こうなってしまうのは、まだまだやる気が足りないからでしょうか?一概にそうとも言い切れないという、興味深い心理実験の報告があります。■ 薬物中毒患者にも効果抜群だった!「〇〇したら、〇〇する」作戦アメリカでは薬物中毒が深刻な社会問題となっており、中毒患者の更生施設もたくさんあります。施設では退院後の就職のために職務履歴書を書くように勧めていますが、なかなかうまくいきません。freeangle / PIXTA(ピクスタ)そこで、以下のような実験が行われました。Aグループ:「職務履歴書を書いて下さい」とだけ伝えます。Bブループ:「昼食後に食堂の席が空いていたら、そこで職務履歴書を書いてください」と伝えます。YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)つまりBグループには、職務履歴書を書くために必要な条件を付け加えたのです。■ 心理学の実験でも稀に見る大差をつける結果にただ「職務履歴書を書いてください」と伝えただけのAグループは、一人も書きませんでした。いつでもどこでも書けるにもかかわらず、一人も書けなかったのです。ただ、この結果自体は被験者の属性を考えれば不思議ではないかもしれません。驚くべきはBグループです。「食堂の席が空いていたら」と条件を加えるだけで、なんと8割の被験者が職務履歴書を書くことができたのです。さわだゆたか / PIXTA(ピクスタ)■ 日常の動作の一つをスイッチにして、記憶を呼び起こす。「やる気はあるが、なぜかできない」その理由は、単に忘れているだけ。より具体的に言うと、「行動するのに適切なタイミングを逃しているだけ」の可能性が高いとロバート氏は分析しています。日常の中で適切なタイミングを逃さないように捕まえれば、物事は習慣化することができます。たとえば、「朝食を食べてお皿を洗ったら、すかさずハンディモップを持つ」「夜の歯磨きを終えたら、そのまま水回りを掃除する」という具合です。mits / PIXTA(ピクスタ)片付けは、空いた時間を使ってやろうとするとついつい忘れがち。日常の動作に組み合わせて、「〇〇したら、〇〇する」という一連の流れで覚えてみましょう。そうすれば、難しく思える片付け習慣も意外とすんなり習慣化できるかもしれません。【参考】※ロバート・チャルディーニ『PRE-SUASION :影響力と説得のための革命的瞬間』
2018年06月25日片付けを進めようと思っても、手につかないこともありますよね。「自分でやろうと決めたのに、今日もダメだったなぁ……」こんな日が続くと、片付けのことを考えること自体が嫌になってしまいます。今回はそんな悩みを抱える人の多くに共通する片付けが陥りがちな問題点と、ビジネスやスポーツの現場でも積極的に取り入れられている「目標勾配仮説」からその対策を解説します。■ 片付け初心者が陥りがちな大きな間違いとは?まず、片付け習慣を身につけようと考えた時のことを思い出してみましょう。その時、あなたはどんな気持ちでしたか?雑誌で素敵なお部屋の写真を見た直後かもしれませんし、誰かが遊びにくると決まったタイミングだったかもしれませんね。YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)そんな時には、やはりテンションが上がっているものです。そしてその状況では、人はどうしても思い切った目標を立ててしまうことが多いのです。片付けでいえば「この写真みたいなお部屋を目指す!」とか、「友達に羨ましがられるようなお部屋にしよう!」といった感じでしょうか。つまり、現状からゴールまでの距離があまりにも遠すぎるのです。■ 1世紀近く前から実証されている「目標勾配仮説」とは?1884年にアメリカのニューヨーク州で生まれた心理学者のクラーク・ハルは、若くして腸チフスやポリオに感染してしまいます。一命はとりとめますが、視力の低下や肢体不自由といった後遺症が残りました。しかし、彼は学者としての半生を諦めることはありませんでした。SK Photo / PIXTA(ピクスタ)他人から見れば過酷な状況ですが、その中でも彼は「人のモチベーションはどこから生まれるか」という研究に没頭します。そして数ある心理学の中でも非常に有名で、現在でも有効性が証明されている研究を発表しました。これは「目標勾配仮説」と呼ばれ、ビジネスやスポーツの現場で積極的に取り入れられています。■ 「もう少しで目標達成だ!」という感覚が行動意欲を刺激するこの仮説を分かりやすく一言で言うと、「人は目標までの距離が近くなるほど頑張れる」ということです。逆に言えば、「目標までの距離が遠すぎると頑張れない」ということにもなります。有名な24時間テレビのマラソンの例を考えてみましょう。「24時間で100キロを完走する!」と言うと、とてつもなく困難な作業に思えます。imacoconut / PIXTA(ピクスタ)しかし、こう言い換えてみるとどうでしょう?「普通の速度で24時間歩く」人の歩行速度は平均で時速4〜5km程度。つまりこれは、計算してみるとほぼ同じことを言っています(24時間×5km=120km)。Kazpon / PIXTA(ピクスタ)つまり、休憩時間を考慮しても実は小走り程度で十分クリアできる目標なのです。丸1日寝ずに歩くのは確かに大変ですが、「平均で1時間に5キロ歩けばゴール」と考えてみれば自分でも実践できそうな気がしてきませんか?これが、目標を小分けにした時の効果です。■ 意欲が湧きやすくなる「スモールゴール」とは片付けも同様で、「この部屋を見違えるように綺麗にしよう!」というよりも「まずはテレビボードの周辺を整頓しよう」という方が達成意欲が湧いてきます。このように小分けにされた目標は「スモールゴール」と呼ばれています。先の例で言えば、人によっては「テレビボード周辺」というのも少し大きすぎるかもしれません。kouchan / PIXTA(ピクスタ)もっと細かく、「今日はビデオデッキが入っているスペースを掃除する」「明日は引き出しの中身を確認して、いらないものを捨てる」という目標でも十分です。「綺麗なお部屋」という大きな目標を達成するためには、達成意欲の湧きやすい「スモールゴール」の積み重ねが大事だということを意識してみてはいかがでしょうか。【参考】※Ran Kivetz『The Goal-Gradient Hypothesis Resurrected』
2018年06月18日「片付けをしたい気持ちはあるんだけど、なかなか手がつけられなくて……」という相談をいただくことがあります。この記事を読んでいただいている方にも、身に覚えはないでしょうか?片付けの本を読んだり、道具を買ってみたり……。だけど、いざ片付けをしようとなってもなかなか重い腰が上がらない。そんな時に参考になる心理学の実験が、スタンフォード大学の心理学者であるエイモス・トベルスキーによって行われました。片付けのような作業を進める際に使える、「当たり前のようだけど、実は忘れがち」なテクニックをお伝えします。■ つい忘れがちな「期限」。これがないと片付けは始まらない?「片付けを習慣として身につける」というのは、長期間にわたる作業になります。もしあなたが、「いつも使っているデスクの上を片付けよう」と思ったとします。すると、「今日の夜のうちにやってしまおう」という計画も立てやすいですよね。しかし、これがダイニングルームの場合には事情が変わります。たとえ大掃除のように丸一日かけたとしても、なかなか満足に片付けることができない人も多いはず。しかも、日々の暮らしの中で実践していくには数日〜数週間かけて一部屋を片付けるというケースも多くなります。FUTO / PIXTA(ピクスタ)こんな時に、つい忘れてしまうもの。それは「期限」です。■ 「期限」の効果を明らかにした、スタンフォード大学の実験とは?前述のスタンフォード大学で行われた実験では、学生を2つのグループに分けて、各自レポートを提出してもらいました。Aグループ:無期限で提出を受け付けたBグループ:期限付きで提出を受け付けたtkc-taka / PIXTA(ピクスタ)この2つのグループを追跡調査すると、レポートの提出率に明確な差が出ました。「無期限の方が好きなタイミングで取り組めるから、提出率は高くなるのでは?」と考えたくなりますが、やはりそこは心理学の実験。直感に反する、意外な結果が得られました。■ いつでもできることは、いつまでもやらない!それが人の心理上記の実験では、提出期限がないAグループは25%の学生がレポートを提出しました。これに対して、期限を設けたBグループではなんと66%もの学生がレポートを提出したのです。freeangle / PIXTA(ピクスタ)この種の「期限の有無による目標達成度」を比べる実験はいくつか行われていますが、どれも同様の結果が得られています。レポートの提出に限らず、割引クーポンの使用率でも同様の結果になりました。無期限のクーポンは使用率が低く、期限付きクーポンの方が高い確率で使用されました。これらの実験で判明したのは、「人は期限を設けていないことには時間を使えない」ということです。言い換えると、「いつでもできることは、いつまでもやらない」のが私たち人間の性質なのです。■ もちろん片付けにも応用できる、ジャンル不問のテクニック!期限を設けることを、心理学用語では「ピリオダイゼーション」と呼んでいます。スポーツ選手のトレーニング目標などにも使われているため、体育会系の部活動に所属していた経験がある方は聞いたことがあるかもしれませんね。このテクニックは、短時間で終わる作業よりも長期間にわたる作業にこそ効果的です。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)当然、レポートやトレーニングだけでなく片付けにも効果は抜群。たとえば「今月の31日までにダイニングルームを整頓する」というように、期限を明確に決めることで行動に移せる可能性が高まります。自分自身で期限を設ける「ピリオダイゼーション」というテクニック。「ここまでやったら終了」という明確な終わりが見えにくい片付けですが、期限を区切ることを意識すればきっと習慣化もしやすくなるはずです。【参考】※池田貴将『モチベーション大百科』
2018年06月07日「今近くにいるんだけれど……」と、突然ママ友が来ることになってしまったこと、ありませんか?そんなときに限って部屋が散らかっている……なんてよくある話ですよね。来客まで15分。散らかった部屋でも「どうぞ!」と言える部屋にするのは意外と簡単なのです。ポイントを押さえて、15分後にさわやかにゲストを迎えられるコツ、ご紹介します♪1分で作戦を練って、すぐに行動!まず、整理すべき点として「ゲストをどの部屋に迎えるか」ということを考えてみましょう。ダイニングか、それともリビングか。小さいお子さんが一緒なら子ども部屋かもしれません。必ず掃除しなければいけない場所を、まず最初の1分間で考えましょう。その1分すらもムダにはできないので、玄関のたたきを掃きながら、頭をフル回転させましょうね。ゲストと過ごす場所、プラス水回り、あとはフォーカルポイント(視線がもっとも集まる場所)も外せません。水回り、ここだけは丁寧に!他の場所と違って、汚れが目立ちやすく、また生活感が出やすい場所でもある水回り。トイレ・洗面台は、使わないかもしれませんが、ここはしっかり丁寧にお掃除しましょう。トイレなど水回りが美しいと、とても印象が良くなります。鏡も磨いて、いい香りがするようにスプレーなどをシュッとしておくか、ディフューザーを付けておくのもいいですね。フォーカルポイントは「減らす」&「拭く」おうちに入ったときに一番視線が集中する場所、我が家の場合はダイニングです。もし、テーブルにモノが溢れていたり床にゴミが落ちていたら、とにかくそれらを片付けてしまいましょう!ひとつひとつ丁寧に収納場所を考えたり片付けたりしなくて大丈夫。上の写真のように、普段空っぽにしている「なんでもボックス」を用意しておくと安心ですね。ここへ不要なモノはポンポン入れていきましょう!床が何もない状態になったら、サッとモップがけをするか掃除機をかけます。次にテーブルを磨きます。ここも力を込めて丁寧に。朝食のパンくずなどないか、目で見てチェックします。最後はゲストを迎えられる喜びが伝わるように、お花を生けるか、キャンドルを灯すか、夏ならおしぼりを冷凍庫へしのばせておくとか、ちょっとしたサプライズを用意したら、準備完了です!たった15分でも、整える場所を明確にするのが、慌てないコツです。丁寧にするところ、ざっくりでいいところ、といった具合に片付けにメリハリをつけることで、ゲストを笑顔で迎えることが出来ます。ぜひ、ゲストを自宅に迎えて、ステキな時間をお過ごしくださいね。●ライターRumiライフオーガナイザー。DIY、100均リメイク、整理収納、おうちカフェでおうち時間を楽しむアイディアをブログで日々発信しています。著書に『Rumiのおうち時間を楽しむインテリア』。
2018年06月02日散らかっているお部屋にうんざりして、「ちゃんと片付けなきゃ」と思う時ってありますよね。そんな時、あなたならどうしますか?「よし、今日から片付けをするぞ!」と意気込んで掃除用具を買いに行ったり、まずはインターネットで掃除方法を調べたり……。でも、ちょっと待ってください!このように「やるぞ!」という心構えでは、作業の途中で挫折する傾向が非常に高いということをご存じでしょうか?今日はアメリカにあるイリノイ大学の研究者、イブラヒム・シネイの実験により判明した意外な事実をご紹介します。■ なぜ片付け習慣は身につかず、途中で挫折してしまうのか床に散らかった週刊誌やホコリだらけの部屋を見て、あなたはすぐにでも片付けを始めたいかもしれません。Pinkomelet / PIXTA(ピクスタ)しかし、片付けを日々の習慣として身に付けたいのであれば、少し落ち着いてください。実は、これまで意識してこなかった習慣を身につけようとするときに、多くの人がやってしまいがちな行為があります。それは「よし、やるぞ!」という気合いを入れる行為であったり、「わたしは必ずできる!」という自己暗示のような決意を固める行為です。ところが、この「気合いを入れる」「決意を固める」という行為は、心理学的には無意味であることが実験により分かったのです。■ 決意の無意味さをあぶり出した、驚きの実験結果イリノイ大学にて、イブラヒム・シネイ氏はアナグラム(文字を入れ替えて単語をつくる課題)を用いた実験を行いました。タカス / PIXTA(ピクスタ)被験者はAグループとBグループに無作為に分けられます。Aグループ:「僕はやるぞ!」と気合いを入れて、決意を固めてもらいます。Bブループ:自分自身に対して、ある質問をしてもらいます。この2つのグループでは、なんとBグループの方が1.5倍も多く問題を解くことができたのです。この実験により、「決意を固める」という行為が心理学的にいかに無意味かという結果が判明しました。ではBグループの被験者には、一体どんな質問を自分自身に投げかけてもらったのでしょうか?■ たったひとつの質問で、結果がまったく変わる!実験で判明した事実は、もちろん片付け習慣を身につけるためにも応用できます。そのためには、無理に気合いを入れる必要はありません。ひとつだけ、自分自身に質問を投げかければいいんです。その質問は、とても簡単。タカス / PIXTA(ピクスタ)「わたしは、片付け習慣を身につけることができるだろうか?」という質問です。ちなみに前述の実験で、問題を1.5倍多く解けたBグループが自分自身に問いかけたのは「僕はこの問題を解けるだろうか?」という質問でした。一見したところ、なんとも気弱な感じがしますよね。なぜ、このたったひとつの質問が効果を発揮するのでしょうか?■ 自分の脳から、最大限の効果を生み出すその理由は、疑問形式の問いかけに対して人は反射的に「問いに対する回答」や「実行するための戦略」を脳内から引き出す性質があるためと考えられています。つまり片付け習慣でいうと、このような流れです。elise / PIXTA(ピクスタ)「わたしは片付け習慣を身につけることができるだろうか?」という質問をした直後から、「いつ片付けるか」「どうやって続けるか」ということを脳が勝手に考え出すということです。「気合いを入れる」「決意を固める」と行った行為では見えてこない、「現実的な手段」を考えるきっかけになるのが「わたしは、〇〇できるだろうか?」という質問なんですね。片付け習慣を身につけたいあなたも、がむしゃらに意気込むより、ぜひこの質問を自分自身に問いかけてみてください。きっと、良いスタートが切れるのではないかと思います。【参考】※ダニエル・ピンク『人を動かす、新たな3原則』
2018年06月02日綺麗なお部屋をキープするためには、片付け習慣を身につけることがとても大事。でも時には「面倒だな〜」と感じてしまって、思うように片付けが進まない日もあるでしょう。そんな時には、「どうして片付けをしたいのか」ということを振り返ってみるのも大切なことです。これは、習慣化を扱う書籍などではお馴染みとなっている「目的を再認識する」「初心に戻る」という作業です。ところが、この作業は一歩間違うと逆効果になってしまうことはあまり知られていません。今回は、心理学の実験で判明した「正しい片付け習慣の身につけ方」をお伝えします。■ どうして片付けをするの?その理由を書き出してみよう!xiangtao / PIXTA(ピクスタ)あなたが片付けをしたい理由はなんでしょうか?「友人を招いても恥ずかしくない部屋にしたいから」という人もいれば、「いつも探し物が見つからなくてイライラするから」という人もいるでしょう。この「目的や動機」を思い出すのが、冒頭にお伝えした作業です。Mr.Jub / PIXTA(ピクスタ)用意するのは紙とペンだけでOK!パソコンやスマホのメモ機能でも良いのですが、実物の紙に書いた方が頭の中が整理されるという研究があります。できれば紙とペンを使いましょう。■ 「理由や動機は、数が多いほど良い」というのは間違った思い込み清十郎 / PIXTA(ピクスタ)いざ書き出してみると、パッと思いつくのは2つか3つ程度の人が多いのではないでしょうか。もしかしたら、1つしか思い浮かばない人もいるかもしれませんね。でも、そこで「動機がこれだけしかないなら、そもそも自分は片付けなんてしたくないのかも……」とは思わないでください。これは「理由や動機は、数が多いほど良い」という、間違った思い込みが原因なのです。ましてや、「理由をもっとたくさん探さなきゃ!」と考えてはいけません。それを実証する、興味深い実験をご紹介しましょう。■ 課題は多いほど良いわけではない!? 経営者対象の実験で出た意外すぎる結果とは?saki / PIXTA(ピクスタ)ペンシルバニア大学の組織心理学者であるアダム・グラント氏は、会社の経営者を集めて2つのグループに分けました。そして、「自分の会社の強みを書き出す」という課題を与えます。Aグループには、強みを3個だけ書いてもらいます。そして、Bグループには12個書いてもらいました。そして課題を終えたあとに、「自分の仕事にどれくらい満足しているか」というアンケートを取りました。繰り返しになりますが、彼らは全員が会社の経営者。当然ながら、自社の強みについてたくさん書けた方が満足度が高くなりそうだと予想できます。ところが、結果は意外なものでした。■ 数が増えると、「書き出したもの」が重要に思えなくなる。polkadot / PIXTA(ピクスタ)なんと、自社の強みを3個だけ書き出したAグループの方が、12個書き出したBグループより仕事に対する満足度が10ポイント中で平均2.5ポイントも高くなったのです。理由としては、「人は直感的に思い浮かぶもの以外にはあまり価値を見出せない」ということがあるようです。つまり、12個も書いていくうちに「うちの会社の強みって、大したことじゃないかも……」と感じてしまったということです。これを片付けに当てはめて考えると、次のようなことが言えます。■ 最初に思いついた数個の動機を、何度も思い出して大切にする。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)部屋を片付けるのに、いくつも理由や動機を考える必要はありません。それどころか、数が多すぎると逆効果であることも心理学の実験で分かっています。なので、最も効果的なのは「パッと思いつく理由や動機を、何度も思い出す」ということなのです。あなたは、どうして部屋の片付けをしようと思ったのか。Graphs / PIXTA(ピクスタ)片付けが面倒になってきた時は、紙とペンでその理由を書き出してください。2〜3つあっても良いですし、1つだけでももちろん大丈夫!その1つだけの動機を忘れないようにすれば、きっと片付け習慣も身につけることができます。【参考】※THE WALL STREET JOURNAL.『あなどれない「手書き」の学習効果』※アダム・グラント『ORIGINALS誰もが「人と違うこと」ができる時代 』
2018年05月30日突然ですが、あなたの隣に今日からダイエットをしたいと考えている友人がいるとします。その友人があなたに向かって「わたし、今日からダイエットするね!」と宣言すると、友人は実際にダイエットに成功する確率が高くなるという話を聞いたことはありませんか?これは心理学者のクルト・レヴィン氏が提唱した「パブリック・コミットメント」と呼ばれる行為で、「周囲の人に向かって目標を宣言すると、達成率が高くなる」というものです。自分の目標を達成するために他人の目を使うというのは、心理学では常套手段です。今回はパブリック・コミットメントについて解説します。■ 実は危ない?使い方によっては逆効果になる、諸刃の剣xiangtao / PIXTA(ピクスタ)この「パブリック・コミットメント」は、もちろん片付けの習慣化にも応用できます。周囲の友人や同僚に「最近は部屋の片付けを頑張っている」「1日10分は部屋を片付けるようにしている」と公言するだけで、習慣化できる可能性が高くなります。しかし実は、このテクニックには大きな落とし穴があります。■ 人間の思考回路は、想像するだけで満足してしまう!?A_Team / PIXTA(ピクスタ)片付けの習慣化を公言すると、「頑張ってね!」「私も見習わなきゃ」などと言われることもあるでしょう。片付け習慣を身につけようと思っても挫折する人が少なくないので、おそらく前向きな言葉を投げかけられるのではないでしょうか。すると、意外なことが起こります。なんと「片付けが得意な自分」というイメージが先行してしまい、実際に片付け自体をしなくても満足してしまうケースが出てくるのです。■ 一人暮らしで、部屋に他人を招く機会がない人は要注意polkadot / PIXTA(ピクスタ)「片付け」というのは、自分以外に成果を検証しにくい目標です。一人暮らしで、かつ部屋にあまり人が来ない方の場合は、誰からも「嘘じゃん!」と突っ込まれずに済んでしまう可能性もあります。このような場合は、本当に自己満足で何もせずに終わってしまうことも考えられます。おもしろいことに、これも「パブリック・コミットメント」を提唱したのと同じクルト・レヴィン氏によって「代償行為」という名称で証明されています。では、どうすれば他人の目を上手に使いながら実際に片付けを習慣化することができるのでしょうか。■ SNSでリアルタイムで見せることも有効!zak / PIXTA(ピクスタ)想像するだけで満足してしまうという現象を避けるためには、「リアルタイムで、具体的に伝える」というのが有効です。この条件が揃ってこそ、「パブリック・コミットメント」が本来の効果を発揮します。しかし、部屋の片付けは一人ですることが多い作業。なかなか他人にリアルタイムで見ていてもらうことはできません。SNSで片付けの進捗状況を発信するのも一つの手段ですが、「片付けはしたいけど、部屋を見られるのは嫌だ」という方もいらっしゃるでしょう。そこで、筆者が一番オススメする方法をご紹介します。■ 電話に出られない理由と一緒に、片付け習慣を公言する!Graphs / PIXTA(ピクスタ)以前に「20秒の我慢がポイント!? 心理学を応用した片付け習慣・その1」でお伝えした、スマホの位置を工夫する方法と組み合わせてみてください。スマホを離れた場所に置いておくと、当然その間は電話に出たりLINEに返事を返すことはできません。そこで、友人などに「最近は片付けを習慣化するためにスマホをその時間は遠ざけているから、○時〜○時は電話に出られない」とあえて公言しておくといいでしょう。■ LINEの機能を上手に使うのも、手軽でオススメ!shimi / PIXTA(ピクスタ)もしくは、LINEのひとこと機能や自己紹介にその旨を書いておくのも手軽なのでオススメです。さらに余裕があれば、「今日はキッチンの掃除をしている」「いま、リビングの掃除をしています」と書いてもいいでしょう。具体的であればあるほど効果的です。こうすることで、「友人や同僚は、今の時間帯は私が片付けをしていると思っている」という意識を持つことができます。すると、実際に片付けをしなければならないという感覚が強まるのです。これが、「パブリック・コミットメント」の正しい使い方です。他人の目を上手に使うのも、片付け習慣を身につけるには大切です。使い方によって、良くも悪くも片付け習慣に効果を与えてしまう「パブリック・コミットメント」というテクニック。ぜひ、良い効果を得られるように使ってみてください。【参考】※ロバート・チャルディーニ『影響力の武器』※Derek Sivers『Keep your goals to yourself.』これまでの記事をよむ「心理学を応用した片付け習慣」・その1「20秒の我慢がポイント!?」・その2「片付けた場所を写真に撮ると効果的って本当?」
2018年05月25日空間に線を描いて、思いのままに自分らしい住まいを作ることができる、つっぱり棒「DRAW A LINE」。使われていないデッドスペースを活かしながら、おしゃれな空間を作ることができるアイテムとして今注目されているアイテムです。リビングや寝室にあると便利なDRAW A LINEの使い方についてご紹介しましょう。■ 噂の「つっぱり棒」でできる、おしゃれな模様替え ~リビングや寝室~財布や時計といった貴重品の住所作りもしたいし、お客さまの上着をさっとかける場所も欲しい。普段よく使うバッグもすっきりまとめておきたいし、着替える時にはポケットから小物たちも出しておかなくちゃ。リビングや寝室など部屋の片隅に欲しいのは、暮らしの中で感じるちょっとしたお悩みを解決してくれるスペース。DRAW A LINEは自由に複数のパーツを組み合わせて、スペースの大きさや用途に応じた空間を作り出すことができますよ。<アイデア1・来客時の上着かけにも>縦型使い専用の「DRAWALINEテンションロッドC」に「フックB」をつければ、自分の上着やストールなどをかけられるハンガー代わりに。玄関に置くほどでもないけれど、クローゼットにかけるほどでもないアイテムの、とりあえずの置き場所として活躍します。来客時には、お客さまの上着をさっとお預かりしてかけて。こんなフックがあればお客さまに上着のシワを気にすることなくくつろいでいただけますよ。▼ご紹介したアイテム⇒ DRAWALINEフックB(縦専用) <アイデア2・トレイはお財布や時計などの置き場所に>毎日出かける時には必要なものだけど、玄関に置いておくにはちょっと心配なお財布などの貴重品たち。そういったものは、いつだって目の届く、リビングの片隅のこんなトレイにひとまとめにして。ポケットやバッグから出してトレイにひとまとめにしておくだけで、「あ!あれ忘れた!」なんてこともなくなります。▼ご紹介したアイテム⇒ DRAWALINEトレイ(縦専用) <アイデア3・バッグは引っ掛け収納して>毎日使うバッグのとりあえずの置き場所を決めておくのは、お部屋を散らかさないためのテクニックのひとつ。そんな時こんなフックが大活躍します。また、あちこちでもらったり集めてみたりと、いつの間にか増えてしまう布製トートバッグたちは、立てられないから案外収納に困るのよね・・・なんて方も多いのでは?とはいえ、スーパーや大きな荷物を持つときに便利だから、目につくところには置いておきたいもの。そんな時にはこんなフックでまとめて引っ掛け収納!必要な時にはパッと使えるし、バッグの中に更にものを入れて収納スペースとして使うこともできますよ。▼ご紹介したアイテム⇒ DRAWALINEフックA ■ 他にもいろいろ!「ここにあれが欲しい」を叶えるDRAW A LINEシリーズ「DRAW A LINE」シリーズには、ご紹介したほかにも、ちょっとした飾り棚を作れるシェルフや灯りを補うランプなど、「ここにあれが欲しい」を叶えてくれるパーツがたくさんあります。ノートに線を描くように、思いのままに部屋にお気に入りの空間を作れる「DRAW A LINE」シリーズ。ぜひこんなアイテムを使って春の模様替えをはじめてみてくださいね。【関連コラム】・ 1本の線からはじめる、私らしい暮らし ・ 噂の「つっぱり棒」でできる、おしゃれな春の模様替え =前編= ・ 噂の「つっぱり棒」でできる、おしゃれな春の模様替え =後編=
2018年05月20日暑いと感じる日も増えてきて、布団も夏用へと交換する時期がやってきました。筆者も先日、布団やシーツの交換をしたのですが、この機会に使いにくかった押入れ収納を見直しました。使いにくい原因は、ズバリ「収納ケース」!押入れは、収納アイテム選びが肝心!それですべてが決まるといっても過言ではありません。これまでいろいろ使ってきましたが、正直NGなものもありました。失敗を重ねた結果わかった、押入れにオススメしない3大NG収納グッズをご紹介したいと思います。■ 1.「紙製のケース」カビや虫を寄せ付ける原因に!紙製というとダンボールを思い浮かべますが、最近はオシャレなデザインのものも増えましたね。ただ、やはり紙なので長期保存には向いていません。特に湿気の多い押入れでは、カビや虫を寄せ付ける原因になってしまいますのでご注意を!紙製のケースは値段も手頃なのでついつい手が伸びてしまいますが、押入れには向いていません。ダンボールと同じく、一時的な収納と考えたほうがいいと思います。■ 2.「柔らかく、補強板のない不職布の収納用品」上の写真は先日まで使っていた不職布の収納グッズです。不職布だけなのでとにかく形が安定しません。きれいに満杯に入れないとグニャッと潰れてしまいますし、上の方に置くと、崩れて落ちてくる危険すらありました。これも値段が手頃なのが魅力でしたが、値段だけで選ぶと失敗する!といういい例でしたね……。ポイントは補強板が入っているかどうか。ちょっとやそっとじゃ形の崩れない、しっかりしたものを選ぶようにしてください。■ 3.「開けるのが複雑なケース」使うことがストレスになったら意味がない!オシャレなケースに多いのですが、ファスナーが小さかったり、複雑なフラップ式になっていたり……。とにかく開けるのが面倒なこと!頑丈なのは悪いことではないですが、それがストレスになったら元も子もありませんよね。ストレスを感じたら、使いにくい証拠だと思ってください。開け方だけでなく、持ち手が使いにくい場所についていたり、やたら重いケースもあるので、全体的な使い勝手を確認した方がいいと思います。特にネットストアは実物が届くまでわからないので注意が必要ですね。■ すべての願いを叶えたのはイケアの「SKUBB」ちなみに我が家はイケアの「SKUBB」という収納ケースに変えました。これ自体がとても軽く、補強板もあり、開け方もシンプル!縦にも置けたり、持ち手が手前に付いていたり、スルスル〜と軽く引き出せたり、とにかく使い勝手がいいですよ。見た目もスッキリしましたね。布団の入れ替えのシーズンは収納グッズを見直すチャンス!この機会にしっかり向き合ってみてはいかがでしょうか。
2018年05月19日「片付けを習慣にして、綺麗な部屋を目指そう!」と思っても、なかなか一朝一夕にはできないのが現状です。「私はなんでできなのか…。そもそも片付けができない人間なんだろうか。」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。前回は、片づけが、つい先延ばしになる原因を解説しました。今回は、ハーバード・ビジネス・スクールのテレサ・アマビール教授が発表した「進捗の法則」を参考に、片づけの習慣に応用できる方法を紹介。原因解消には、モチベーションの維持と進捗状況の確認が秘訣のようです。プラナ / PIXTA(ピクスタ)■ 片付けは続けることが一番大切!心理学に基づく「続けるテクニック」とは?kou / PIXTA(ピクスタ)気分が落ち込んでしまうと、片付けそのものに対するモチベーションが低下してしまいます。結果として、お部屋は散らかったままに。モチベーションはさらに下がるという、まさに負のスパイラルです。そこで、ハーバード・ビジネス・スクールのテレサ・アマビール教授が発表した「進捗の法則」という考え方に基づくテクニックをご紹介します。片付けは「一度の作業ですべて綺麗になる」というものではないので、日々続けるためのモチベーションが一番大事。モチベーションを維持するための、効果的な考え方を身につけましょう!■ どこに意識を向けるかで全然違う!モチベーションを維持する秘訣とは?TATSU / PIXTA(ピクスタ)「今日も片付けをするぞ!」と思うと、つい「今から片付ける場所」に目を向けがちです。片付けるべき場所は、リビングのソファ周辺や脱衣所の棚の中など、考えただけでもたくさんあります。そうなると、やっぱり片付けをするのが億劫になりますよね。そんな時は「今から片付ける場所」ではなく、「すでに片付けた場所」に意識を向けましょう。最初は書類や郵便物が散らばって手狭になっていたダイニングテーブルが、今では食事だけで広々と使えるようになっている。使いかけの備品が散乱していた洗面所が、必要最低限の物だけになってすっきり整頓されている。そんな「すでに片付けをした場所」に注意を向けてみてください。そうすると、「最初から考えれば、少しは片付いたかな。よし、続きをやろう!」という気持ちになれるのではないでしょうか。■ 目標に対しての「進捗状況を実感」できると、モチベーションが上がる!タカユキ / PIXTA(ピクスタ)これは、「目標に対してどの程度の進捗状況かが把握できると、人の生産性は高くなる」という理論に基づいています。登山やマラソンで「ゴールまで残された距離よりも、今まで進んできた道のりを振り返ったほうが楽になる」という経験をしたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。片付けも一緒で、「すでにこれだけの場所を綺麗にできた」という感覚を持つことができれば、手付かずの場所の片付けに対してもモチベーションを上げやすくなるのです。■ 片付けた場所を、成果として写真で記録しよう!freeangle / PIXTA(ピクスタ)「進捗の法則」をより効果的に利用するのにオススメなのは、「小さな範囲でもいいから、片付けた場所を写真に撮る」ということです。誰かに見せるためではなくて記録用なので、スマホのカメラでも十分です。そして、片付けのモチベーションが下がりそうな時に振り返ってみてください。きっと「よし、他の場所もやってみよう!」と思えるはずです。少なくとも、「片付けられない自分」というマイナスな考えに悩まされる心配はありません。注意点としては、そのままスマホいじりに熱中してしまわないこと!それは前回の記事を参考にしてみてください。そこだけ注意していただければ、写真に撮っておくという方法にはもう一ついい効果があります。■ 人間は忘れっぽい!なので、写真であとから振り返ることができるようにしようさわだゆたか / PIXTA(ピクスタ)いくら片付けをしっかりしても、暮らしているうちにお部屋はまた散らかっていくことがあります。時間が経ってからまた片付けようと思っても、「ところで、前回はどんな風に片付けたんだっけ?」と記憶が曖昧になっていることもあるでしょう。そんな時でも手元に写真データがあれば、どこに何を収納するのかすぐに思い出せます。あるいは、前回よりも効率の良い収納方法を思いつくかもしれません。つまり、過去の自分を参考にできるということです。せっかくの片付けの機会を一度きりのものにせず、毎回アップデートしていくことができるんです。【参考】※テレサ・アマビール『マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力』
2018年05月14日「お部屋の片付け、習慣にしたいなぁ……」と思っているあなたにも、こんな経験がありませんか?polkadot / PIXTA(ピクスタ)いざ片付けをしようと思ったところに、ちょうどLINEの着信が……。返事をした手で、そのままなんとなくFacebookを開いて友達の投稿に「いいね!」をしたら、「そう言えば、行ってみようと思っていたレストランのランチ、明日もやってるかしら?」と気になり始めてGoogleを起動。ついでにTwitterで口コミをチェックしていたら、気づけば1時間近くが経過し、結局、今日も片付けはできずに先延ばしに……。どうして、「やらなければ!」と分かっている片付けでも先延ばししてしまうのでしょう?今回は、その原因について考えてみましょう。プラナ / PIXTA(ピクスタ)■ 人なら誰もが持っている!? 先延ばしの原因とは?sasaki106 / PIXTA(ピクスタ)カナダにあるカルガリー大学のピアーズ・スティール教授の研究によれば、人が先延ばしをする大きな原因として「衝動」というものがあるそうです。目の前に魅力的な何かがあると、つい衝動的にそちらに気を取られてしまうという経験、ありますよね。例えば、つい、美味しそうなお菓子を食べてしまうつい、新しい洋服を買ってしまうつい、スマホでSNSを見てしまう実はこの「つい、〇〇してしまう」のが、いろいろな物事の習慣化を妨げる要因になっているんです。■ 衝動的な気持ちは20秒我慢すればおさまる!セーラム / PIXTA(ピクスタ)人なら誰しも持っている「衝動性」ですが、じつは簡単に抑える方法があります。研究によると、人は衝動を感じてから20秒間我慢できれば「〇〇したい」という気持ちを抑えることができるそうです。20秒と聞くと短そうですが、実際にじっとしていると意外と長い時間です。そして、いつも20秒間我慢できるとは限りません。肉体的、あるいは精神的に疲れていたりすると衝動を抑えるのはとても難しくなります。そこでオススメなのが、「衝動を感じた物事に対して、アプローチするのに20秒以上かかる環境を強制的につくる」という方法です。■ 「スマホの置き場所」は少し面倒な所にする!Graphs / PIXTA(ピクスタ)現代人が、「つい時間を使ってしまう」という代表格がスマホです。そこで、本気で片付けの習慣を身につけたい人にオススメの方法です。スマホの定位置を、すぐ手に取れない場所にしてしまいましょう。普段リビングで過ごしているなら、少し離れた部屋に置いてみてください。クローゼットの中や洗面所、2階にある廊下の突き当たりも良いかもしれません。「立ち上がってわざわざ取りに行く」という行動が必要になる場所であれば、どこでも大丈夫。いつも充電器をそこにセットしておき、帰宅したらそこで充電するという癖をつけるのも効果的です。■ スマホを置く場所を変えられなければ「機内モード」に!「充電場所まで変えるのはさすがに面倒だな……」という方は、機内モードでも良いでしょう。実際、筆者は家に帰ってからは特別な用事がない日は基本的に機内モードにしています。それだけでも、「不意に届いた通知に気を取られて、つい時間を奪われる」というリスクを抑えることができます。通信機能が使えないだけなので、カメラやメモが使えるという点では便利な方法です。もちろん、いっそのこと電源を切ってしまってもOK!です。再起動までに20秒程度はかかるので、そもそも電源を入れる気すら起きなくなります。■ 掃除道具は20秒以内に手に取れる場所に!遥花 / PIXTA(ピクスタ)スマホとは逆に、掃除道具はすぐに手に取れる場所に置くことが大切です。できれば、20秒以内に取れる場所が理想です。使う道具はすべてでなくて構いません。とにかく「片付けを始める」きっかけにさえなればいいので、ハンディモップ1個や雑巾1枚でも全然OK!いつも座っているソファの近くに収納があれば、一番手の届きやすい引き出しに入れましょう。そして「あ、片付けしなきゃ」と思ったら即、行動に移すのがコツ。脳が「やらない言い訳」を考える時間を与えないのも、習慣化にはとても大事なことです。【参考】※ピアーズ・スティール著『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』※CTV NEWS『Procrastinate much? How 20 seconds could help keep you on task』
2018年05月09日前編につづき、心理学で片付けが週間づく方法を、ハーバード大学院の教授のトッド・ロジャース(Todd Rogers)が発表した論文『Reminders Through Association.』を参考にご紹介しています。後編では、論文を参考に応用した、片付けのテクニックです。誰でも簡単に実践できますので、ぜひ試してみてくださいね。つむぎ / PIXTA(ピクスタ)■ イラストの方がインパクト大!文字はあまりにも身近にありすぎて注意を引かないGraphs / PIXTA(ピクスタ)まず【前編】で出した問題の答えからご紹介いたしましょう。出題は以下になります。無作為に選んだ人を対象にして、「コーヒーショップのクーポンを渡して、忘れずにそれを使ってもらう」という課題を与えます。そして、コーヒーショップのレジには以下の2つの方法をリマインダーとして設置しておきます。A.レジの横に、「クーポンを使う」と書いた紙を貼っておく。B.映画『トイ・ストーリー』に出てくるキャラクターの写真を見せて「この写真を見たらクーポンを使う」と覚えておくようにあらかじめ伝えておく。そして、その写真をレジの横に貼っておく。どちらのグループが、クーポンを忘れずに使う確率が高かったでしょう?Graphs / PIXTA(ピクスタ)「そりゃ文字で書いてあるAグループでしょ!Bグループの写真なんて、なんの意味もないじゃない」と思うところです。しかし実験の結果、なんとBグループの方がクーポンを使う確率が36%も高くなったのです。500人の被験者を対象に行われたので、信頼性はとても高い数字です。これは多くの人にとって意外な結果だったと思いますが、それが心理学の面白いところ。「普通」や「常識」というものを心理学で研究してみると、実はあまりあてにならないこともあります。現代人にとって文字はあまりにも身近にありすぎて注意を引かず、見てもすぐにその場で忘れてしまう傾向があるようです。スマホのカレンダー機能やリマインダー機能も同様で、文字で通知されるため「重要性」が認識されにくいのでしょう。■ なんでこれがここに?目を引かす、注意を引かせることが大事!TATSU / PIXTA(ピクスタ)それに比べて、「目を引くもの」のリマインド効果は非常に高くなります。「なんでこんな場所に、これがあるの?」という注意を引いてくれて、それから「あ、そういえば〇〇をしなきゃ!」と思い出すことで脳の中で意識を連結させた方が、人は実際の行動に移しやすくなるということです。では、この「Reminders Through Association(邦訳:連想リマインダー)」と呼ばれるテクニックを、お部屋の片付け習慣を身につけるために活用するにはどうすれば良いのでしょう?いま、お部屋を見渡してみてください。「これ、なんでこんなところにあるんだっけ?」というものがありませんか?それを、リマインダーとして設定してみるといいでしょう。■ できるだけ「変なモノ」を!その環境に似つかわしくないモノで習慣づける実験によると、あまりにも周囲の環境と馴染んだものには「連想リマインダー」は向いていないようです。例えば、キッチンの中で食器をリマインダーにしようとしても、それはあまり効果がないということです。そのような場合は、数年前の旅行でお土産に買った奇妙な色の人形でも、抽選でもらった変なロゴが入っているマグカップでもなんでも構いません。大事なのは、「その環境に似つかわしくなくて、なるべく目を引くモノ」ということです。違和感があればあるほど効果的なので、あえて目を引く変なものを探してきて置くのもアリです。ちなみに、筆者の場合は100均で買った「だるま」を使っています。真っ赤で目を引いて、そこに存在する必然性がまったくないのでリマインダーとしては最強です。そして、それを見たら「10分だけ片付けをする」と決めてください。片付けの場所は、決めなくても大丈夫。最初のうちは、とにかく10分だけ時間をとって片付けをすることを習慣にしてみましょう。■ 目を引くモノだけに、悪目立ちを避けるにはどうしたらいい?Ryu K / PIXTA(ピクスタ)「連想リマインダー」の欠点としては、リマインダー自体が変なものであるが故に、どうしても普段から目を引いてしまうことです。そこで、「毎日視界に入るけど、自分しか見れないような場所」に置いておくのがオススメです。女性なら毎朝使う化粧品を入れた棚の中でもいいですし、男性ならスーツをしまっているクローゼットの中でもいいでしょう。そして、それを見たら「そうだ、10分間掃除をするって決めたんだ!」と思い出してください。紙のメモやスマホのカレンダー機能より、片付け習慣を身につけられる可能性がグッと高まります。片付けを習慣化するテクニックはいくつかありますが、その中のひとつとしてぜひ試してみてはいかがでしょうか。(おわり)【参考】※Todd Rogers『Reminders Through Association』※Todd Rogers(ハーバード大学 公共政策大学院HPより)
2018年04月26日「よし、今日からお部屋の片付けを習慣にしよう!!」と思い立つ時ってありますよね。そんな時に「何かいい方法ないかな?」と考えてインターネットで調べてみたり、本を探して読んでみる人も多いでしょう。「よし、頑張ろう!」と決心はするものの、なかなか続けるまではいかないのが現状です。そこで、ハーバード大学院の教授のトッド・ロジャース(Todd Rogers)が発表した論文『Reminders Through Association.』に、とても参考になるものを見つけました。この論文を応用したお片付けテクニックを、前編・後編に分けてご紹介します。前編では、片付けができない原因で起こりがちな考え方についてお話します。つむぎ / PIXTA(ピクスタ)■ ほかの用事でつい後回し!どうしても思い通りに進まない片付けUshico / PIXTA(ピクスタ)「あ、もう子どもを迎えに行かなきゃ!」「そういえば、そろそろお醤油がなくなりそう。スーパーに買いに行こう!」このように、いろいろな用事に時間を取られて、気づけばもう夜。Ushico / PIXTA(ピクスタ)「今日はもうできないから、明日やろう……」と、仕方なく諦めて就寝。朝起きれば、次の日には別の用事が目白押し。部屋の片付けはすっかり忘れてしまって、「また今度の週末にでも……」と思ったまま、やっぱり週末も予定で埋まって片付けができないまま。そこで忘れないようにと思って紙のメモやスマホのスケジュールを使っても、その場では「そうだよね、やらなきゃな。」と思いながら、ついつい先延ばしにしてしまう。toronoco / PIXTA(ピクスタ)この状態が続くと、人はこう考えがちです。「自分は、もともと片付けができない人間なんだ。やろうと思っても、すぐ忘れてしまう。きっと性格の問題だからしょうがない」そして片付け自体を諦めてしまい、世の中でたくさん紹介されている片付けのノウハウも活用されません。でも、「片付け習慣が身につかないのは性格のせい」というのは大間違い!それは性格のせいではなく、ただ単に片付けを習慣化するテクニックを知らないだけなんです。■ 心理学を応用すれば、どんな人でも片付けができるようになる?Deja-vu / PIXTA(ピクスタ)日本はもちろん、世界各国の大学をはじめとした機関では心理学の研究が盛んに行われています。有名なものでは「囚人のジレンマ」や「ラベリング効果」というものがあり、経営書や自己啓発書ではよくこれらの単語が登場します。しかし、心理学で研究された内容は経営や自己啓発だけにしか使えないわけではありません。心理学は、人間の精神や行動を研究する学問です。当然、片付けの習慣化にだって応用できます。それでは「片付けが習慣化できない」と悩むあなたのために、心理学的に実証されている方法をご紹介します。■ ハーバード大学院の教授による常識と反するテクニックとは?Graphs / PIXTA(ピクスタ)ハーバード大学院の教授のトッド・ロジャース(Todd Rogers)が発表した論文『Reminders Through Association.』で、面白い研究成果が報告されています。その報告をご紹介する前に、ひとつ問題をお出しします。無作為に選んだ人を対象にして、「コーヒーショップのクーポンを渡して、忘れずにそれを使ってもらう」という課題を与えます。そして、コーヒーショップのレジには以下の2つの方法をリマインダーとして設置しておきます。A.レジの横に、「クーポンを使う」と書いた紙を貼っておく。B.映画『トイ・ストーリー』に出てくるキャラクターの写真を見せて「この写真を見たらクーポンを使う」と覚えておくようにあらかじめ伝えておく。そして、その写真をレジの横に貼っておく。さて、2つのグループのうち、どちらがコーヒーショップのクーポンを忘れずに使う確率が高かったでしょう?後編では、実験結果と実際の活用例をお伝えします。(つづく)【参考】※Todd Rogers『Reminders Through Association』※Todd Rogers(ハーバード大学 公共政策大学院HPより)
2018年04月25日お片付けが大好きな女の子の本『すみれちゃんのお片づけ12カ月』(岩崎書店刊)に出会った娘。前回は自分の学習机を片付けしながら、ちょっぴりお姉さん気分になれた新6年生の娘です。今回は、新学期にもらった新しい教科書と引き換えに、処分を迫られるプリント類や古い教科書の片付け方を、親子で一緒に考えてみました。そこで見えてきたのは、子どもが自らモノを簡単に片付けできる方法を覚えさせること、その後の整頓も一緒にできる収納を作ることで解消できるということでした。■ いる・いらないは子どもが自ら判断すると「あれ、どこ行った?」がなくなる子どもの学習道具をお母さんの判断で捨ててしまう事、ありませんか?年度替わりで学校の持ち物を整理する時は、親の判断で安易に捨ててしまうと「来年度も使うものだったのに~!」なんてトラブルに見舞われてしまうので、子どもと一緒に行うのがベストです。「いる!いらな~い。いる!いらな~い」一応、母親の監視のもと、要るものと要らないものを整理。教科書は捨てる物が多かったのですが、気になったのは不要なプリント類の多さです。「なんで昔のプリントまで取っておいたの?」とたずねると、「いちいち捨てるのが面倒だから~」ですって。そこで私は考えました!日々たまっていくプリント類を、子どもが進んで片付けてくれるように仕向けよう!(笑)今回は、わが家でDIYしてみた「ポストイン収納」をご紹介したいと思います。■ 片付けを面倒がる子どもにもできる「ポストイン収納」これまで我が家の古新聞・古雑誌・プリント類の置き場といえば、玄関にある階段下のクローゼットの中。古新聞はゴミに近い感覚なので玄関近くに置きたいなぁという気持ちと、捨てる時にすぐに持ち出せるよう、外に近い場所がいいという理由から、リビングから離れた場所に置いていました。でもね、よくよく考えてみたらまとめて捨てるのは月に一度くらい。それなのに不要な紙類は、毎日発生してしまいます。毎日毎日、玄関に通じる室内ドアを開け、クローゼットのドアを開けてストッカーに入れる……。大人の私でさえ面倒に感じる収納法を、そのまま子どもに求めるにはちょっと無理があるかもしれません。そこで毎日の導線を考えて収納場所に決めたのは、リビング近くの本棚です。いちばん下の段にある、ただのボックスだった空間を利用してみます。カラーボックスなど、木製の収納場所があるお宅でしたら応用できるのではないでしょうか。■ 簡単!見えない!収納力たっぷりが良い!スライドレールも使いやすい!単純にこの場所へ新聞ストッカーを置くだけでは、捨てた新聞紙がまる見えになってしまいます。サイズが合わないボックスをそのまま置くのはちょっと……と思ったので、ピッタリサイズの木製ボックスを作ることにしました。ホームセンターでカットしてもらった板を、ボックス状に組み立てて、買ってきたスライドレールを取り付けます。あっさり紹介してしまいましたが、ピッタリサイズを求めるならやっぱりDIYが一番の近道です。色のアレンジが欲しいので、もともと家にあった白いカップボードの棚板を大胆にカット!表面にべたりと張り付けました。しかもボンドで(笑)。木工ボンドはなかなか強力で、ぴったりくっついて離れません!レールを取り付ける作業が、一番難しかったように思います。レールの説明書をよく読んで、幅を考えながらボックスサイズを決めます。空間が4か所あるので、まとめて全部作っちゃいました!ここでのポイントは、中が見えない程度に上部にすきまを開けて、引き出せるようにすること。さっそく娘がポストイン!「郵便で~す!」と言いながらボックスのすきまから差し込むと、プリントがするりと飲み込まれていきます。いちいち引き出しを開ける必要がないので、その都度の収納が苦になりません。それに、閉じている状態だと中が見えないのでスッキリとした印象です。中はこんな感じです。底の板は家にあった有孔ボードを再利用。お隣のボックスは「雑紙専用」にしてみました。筆者の住む地域では雑紙を別日に出さなければなりません。ちょうど専用の場所が欲しかったところなので一石二鳥。汚れるゴミではないので、ボックスにポンポンと捨てることができます。いかがでしたか?売られている新聞ストッカーを利用するのも良いですが、家にある棚や収納場所を見直してみるのも手かもしれません。おかげで、これまでとは違う収納場所として生まれ変わりました。またDIYをすることで、ピッタリサイズの収納を作り、空間を有効に使うことができますよ。
2018年04月25日ひと口に「整理収納」「お片付け」といっても、一人一人悩んでいるポイントは異なります。ご自身のこと、ご家族のこと……。それこそ“汚部屋”でお悩みの方から、よりキレイに、より美しく収納を構築したいという向上心の高い方まで様々です。そのため、筆者のお片付け講座に来ていただいた方からは、講座の後にピンポイントで悩みを相談されることが多いんです。今回は、講座に参加されていた「よりキレイに」を求める方が悩んでいた「家族が服を脱ぎっぱなしにする」問題の解決法についてご紹介したいと思います。Graphs / PIXTA(ピクスタ)■ 自分に向いている「収納の構築法」や「片付けルール」を探すRina / PIXTA(ピクスタ)ある相談をされに来た方の話です。整理収納に関する意識が高く、片付いていない状況にストレスを感じる方で「仕事から帰ってくると、家族の衣類などがソファーや床に乱雑に置いてあってストレスになる」と悩んでいらっしゃいました。片付けの仕方については「モノを使ったらすぐに定位置に戻せる」人もいれば、「まとめて定位置に戻す」方が習慣化しやすいという人もいます。でも、筆者は無理に最初から定位置に戻さなくても良いと考えています。日常行う単純作業は、ほとんどの方が「ルーティーン化(決められた一連の動き)」していて、それをすぐに変えることにストレスを感じる方の方が多いからです。ストレスを解消する生活を送るための整理収納なのに、ストレスを増大させては意味がないですよね。■ すぐ片付ける気になれない人には「モノの一時保管場所」を!MN4 / PIXTA(ピクスタ)このように、すぐに片付ける気になれない方にオススメしたいのは「モノの一時保管場所」を作ることです。脱ぎっぱなしにするご家族がいるなら、脱ぐ場所の近くに一時保管用のカゴを置いておきます。クローゼットのある部屋に行くとき、あるいは寝る前にカゴを持って行くようにすれば、自然と片付ける習慣が身に付きます。Graphs / PIXTA(ピクスタ)他にも、例えば旦那さまが帰ってきてカバンやスーツをリビングに脱ぎ捨てる……なんて行為が日常的であれば、スーツの一時置き場をリビングや玄関に作りましょう。衣類をサッと掛けられる「ウォールハンガー」や「ポールハンガー」などを置くのがおすすめです。お子様の上着などであれば、カゴでも良いでしょう。いかがですか?「家族が片付けてくれない」「協力してくれない」とストレスを感じるよりも、どうしたら片付けられる習慣がつくようになるのか考える方が前向きですし、ストレスも軽減されますよ。ぜひ試してみてくださいね!(written by 伊東隆志)
2018年04月09日家賃10万円の賃貸で、部屋の1/5を不要品が占拠しているとしましょう。すると、ひと月2万円の無駄遣いになっていますよね。このようにお片付けと家計を結びつけた考え方をしてみると、効率よくお片付けするにはどうしたら良いかが見えてきます。今回はプロのファイナンシャルプランナーでありお片付けアドバイザーの橋本絵美さんに、お片付けと家計管理の観点から上手なお片付けの方法を教えていただきました。「モノ」は増えているのに「お金・時間・空間」は減っている快適な暮らしは、何で決まるのでしょうか?普段からファイナンシャルプランナーとしてさまざまなご家庭の相談を受けている橋本さん。幸福を決める要素は4つあるそうです。それはズバリ、「お金、空間、時間、モノ」。これらはお互いに関わりあっているのです。例えばお金で道具を買う(お金が減る)と、管理しなければいけない(時間が減る)、置き場所が必要になる(スペースが減る)、モノは増えるなどです。大切なことは、モノが増えると「お金・時間・空間は減る」こと!物はたくさん持っているのに、とても暮らしづらい……。そんなことはありませんか?取材にご協力頂いた、橋本絵美さん。ファイナンシャルプランナーとして活動するほか、お片付けと家計を結びつけたセミナーを開催しています。「モノ」は循環させるべき実はモノにはライフサイクルがあるんです。今日必要なものも、明日には必要なくなっているかも知れません。自分にとって不必要になったモノが、次の日には友人にとって必要なモノになっているかも知れませんね。必要なモノは惜しまずそろえる!不要になったら手放す!ということを実践すれば、モノもお金も循環し、それらに執着することがなくなります。その分豊かな暮らしに気持ちを向けることができる。これほど幸せなことはありませんね。「使うかも」「高かったから」「買ったばかりだから」は禁物橋本さんのご自宅の現在の冷蔵庫とキッチン高価なお買い物だったとしても、必要性が欠けたなら手放すことが大切です!橋本さんも高価な家電を手放した経験があるそうです。橋本さん宅では、500リットルサイズ(20万円クラス)の大家族用冷蔵庫を購入。将来使うことを予想しての購入でしたが、大きくて掃除しきれなかったり、子どもが自分でモノを取れなかったりと、ストレスになることも多かったそうです。橋本さんは思い切って新品の冷蔵庫を買い換えたそう。7人家族になった今でも、270リットル(5万円)を使用しているとのこと。この冷蔵庫によって、掃除がしやすくなり、サイズダウンでキッチンのスペースが空いたり、子どもたちが自分でモノをとれるようになりました。購入する食材が厳選されるのでムダもなくなりますよね。ちなみに、もともとの冷蔵庫はフリマアプリで、7万5000円で売れたそうです。新たな手出し0円でコストを削減できることがあるんですね♪最も効果を感じやすいのは……キッチン!キッチンはお料理で一番時間を割く場所です。それだけに時短ができているか、ストレスなく家事ができているか最も顕著に表れてしまうところ。キッチンの掃除をスイスイ進めるにはポイントがあります。まず食材を処理することです。賞味期限が切れているかどうかでサクサクお掃除を進めましょう。毎日使うスペースなので使っている・いないもわかりやすいですね。食材はすべて冷蔵庫へしまってしまえば、管理が楽になります。レシピも思い浮かび安くなり一石二鳥です♪調理器具は、用途ごとに一つに絞ってしまいましょう!おたまとレンゲ、ボールをどんぶりで代用、ひとつに絞っては?こういった家事の中心になる場所を整理すると、圧倒的に効率が良くなったのが実感しやすいとのことです。収納グッズが解決するのはそのときだけ大きくお片付けをしたいなら収納を整理しちゃいましょう。基本テクニックは「全出し」!「服が入らないから収納グッズを買おう」で解決するのはそのときだけです。「友だちが来るからちょっとキレイにしたい」なら、収納グッズでお片付けもオッケーです。ですが、収納グッズを買うと、スペースが埋まる、着ていないはずの洋服が処理できない、設置・利用・スペースにコストがかかるなど、あとで大変になってしまう可能性が高くなります。「住みやすく、暮らしやすくしたい」なら、中身をきちんと選別しましょう。例えばこの押し入れは、0.5㎡ほどの空きスペースとなってしまっています。35㎡の賃貸だとすれば0.01%が使われていないことになります。つまり、家賃10万円なら月々1,000円のムダ遣いと言えないでしょうか?手放すときも、気持ちよく!おトクに!お片付けをしていると、手放そうか迷うモノもあるでしょう。でも、悩んでいる時間にも、コストがかかっています。決断しにくいモノは、思い切って手放しちゃいましょう。捨てることに抵抗がある人は、「売る」と「譲る」がオススメ!基本は「売る」。中古買い取りショップやオークションなど、中古品を待っている人がたくさんいます!家電の付属品などは、キレイな内に手放してしまうことで買い手が付きやすくなります。もちろん、高価なモノは高く売れることもあります。「譲る」のも重要なポイント。利用しやすいのは病院や学校、幼稚園に「寄付」することです。また、ご近所さんで「ご自由にどうぞ」コーナーをつくると、廃棄しにくいモノも意外と持って行って貰えることがあります。橋本さんが大切にしているのは、ママ友ラインでの呼びかけ♪普段から自分のモノを譲っていれば、自分が欲しいときに譲って貰えるようになります!片付けもやりくりも上手につきあっていきたいお片付けをすることは、家計管理にも繋がっているんです。お片付けとの上手な付き合い方を知ることで、快適な暮らしを手に入れていきたいですね。●取材協力橋本絵美ファイナンシャル・プランナーお片づけ・プランナー慶應義塾大学商学部卒。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。2種証券外務員。子供10人の幸せ大家族を目指す、1男4女を育てるママFP。子供=お金がかかるという考え方ではなく、子供は宝であり、ママたちが安心してもう一人子供を産めるようにサポートしたいという思いからFPとなる。貯まる家計の仕組みづくりと子どもがいてもすっきり片付く部屋づくりのアドバイスを得意とする。幼少時より蓄えてきた知恵と自身の経験を生かし、幸せな家庭を築くための提案を行っている。明日から使える節約コラムやママ向けセミナーも好評。
2018年03月19日NHK総合テレビの情報番組「あさイチ」でスーパー主婦として話題の井田典子さんが、初の著書『「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ』を発売しました。井田さん流の整理収納術や時間の使い方、お金とのつきあいかたなど、主婦目線の実践的な家事のコツがぎっしり詰まった一冊です。書影・P11井田さんは3人の子どもを育てあげたママでもあります。整理収納アドバイザーでもある井田さんが、片づけ上手な子どもにするために、子育てで実践してきたこととは? 本の中からヒントになる部分をご紹介します。 ■子どもには「片づけてね」ではなく「戻してね」子どもは散らかしの天才。散乱したおもちゃや絵本を見ると、ついイライラしてしまいますよね。とはいえ、やみくもに「片づけて!」と怒ってもあまり効果はありません。子どものモノは子ども自身の手で戻せるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?井田さんによれば、子どもにとって『片づける』という概念は、あいまいで理解しにくいものなのだそう。「片づけてね」の変わりに使いたいのが、「戻してね」という言葉だといいます。「子どもたちは『戻してね』といわれると、一生懸命『これが最初にどの場所にあったか』を思い出そうとします。そして具体的な行動を始め、結果として戻せる=片づけられるのです」大切なのは、子どもに自分で戻させて「片づくとスッキリする」と実感させてあげること。片づけが楽しいことだと感じられれば、嫌がらずにやってくれるようになり、自然に得意になっていきます。「戻してね」にプラスアルファの一言を添えるのも効果があるといいます。絵本なら「高い順に、左から並べてみようね」という言葉を足すだけで、子どもが具体的な行動を起こしやすくなります。寝る前なら「ぬいぐるみも自分のおうちに帰りたいんだって」など子どもの豊かな想像力を刺激するセリフもおすすめです。■子どものモノの収納場所は「子どもに」決めさせる「子どもがモノをスムーズに戻すためには、最初に定位置をしっかり決めておく必要があります」と井田さん。このとき重要なのが、子どもの意見をよく聞くこと。大人はつい「もっとたくさん詰められるのに」とか「こっちに置いたほうが取りだしやすい」など、あれこれ口出ししたくなりますが、子どもには子どもなりのルールがあり、むりやり大人の基準を押し付けても、長続きしないそうです。お子さんが小さくてまだ明確な自分ルールがないような場合は、戻しやすい定位置を一緒に見つけていくのもいいですね。そんなときは、以下の5つのポイントも参考にしてみてください。●「モノが喜ぶ」置き場・置き方1. 近く…使う場所の近くにまとめる2. 高さ…頻度の高いものから、使いやすい高さに3. 簡単…簡単に出し入れできる容器に4. 縦ならべ…平積みしないで立てる5. 知らせる…誰もわかるようラベリング■こづかい帳で子どもの「金銭感覚」を見守る子どもには、片づけだけでなく家事全般をうまくこなせるようになってほしいですよね。そのための基盤となるのが、お金とすこやかにつきあう感覚です。井田さんは、3人の子どもたちに小学校に上がる前のお正月から、毎月のおこづかいと「こづかい帳」を渡し、きちんと記帳したら翌月もおこづかいを渡す、という方式をとってきました。ちなみにお正月からスタートするのは、お年玉というまとまったお金を手にするタイミングだから。「親が預かっておくという考えもあるかもしれませんが、『自分の管理でお金を貯めていく』という意識は少なからず芽生えてくるので、わが家の場合は使い方を見守っていくという方針でした」こづかい帳には、お金の出入りをありのままに記入。年に一度、自分の貯金口座にいくら回すか相談していたそうです。井田さんのお子さんたちは大学生になったタイミングで、「こづかい帳」から費用別に管理できる「経済ノート」へ移行しました。すると、一人暮らしを始めた次男は、当初月10万円だった仕送りを半年後に5万円でいいと減額提示してきたそう。長い時間をかけて、お子さんたちにたしかな金銭感覚が培われていたことがわかります。今はカード社会で、ネットショッピングも当たり前。「モノを買えばお金がなくなるという、当たり前の感覚が麻痺しがちな時代だからこそ、小さいうちから正直に記帳し正確に家計を把握する習慣をつけたいものです」と井田さん。親自身が家計簿をつけて家計をしっかり把握しておくことも、子どもの経済感覚を養うにはよいことだそうです。本にはこのほかにも、子どもの手紙や作品の分類方法、思い出の整理の仕方など、お子さんがいるママが知りたい片づけのコツが満載。片づけや収納の考え方は家事全般や時間、お金の管理にも応用できます。ぜひ親子で片づけ上手、暮らし上手を目指してみませんか? 『「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ』 井田典子著(主婦と生活社) 1200円(税抜) NHK「あさイチ」“スーパー主婦”で話題の著者、初めての書籍。番組で話題となった整理収納術、時間の使い方や、お金とのつきあいかた、 家事の考えをあますことなく語った写真つき・イラストつき55編のエッセイ。暮らしと心をラクにするヒントをたっぷりとお届けします。NHKの番組取材で訪れた「香港」「スウェーデン」の片づけ紀行も収録。井田典子(イダノリコ)さんプロフィール整理収納アドバイザー。相模友の会(婦人之友 読者の会)所属。NHKK総合テレビの情報番組「あさイチ」などで“片づけの達人”、“スーパー主婦”として活躍。主婦ならではの実践的な整理・収納術が好評で全国各地で講演会を行う。HP:
2018年03月14日NHK総合テレビの情報番組「あさイチ」で“スーパー主婦”として話題の井田典子さんが、初の著書『「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ』を発売しました。書影/プロフィール画像井田典子(イダノリコ)さんプロフィール整理収納アドバイザー。相模友の会(婦人之友 読者の会)所属。NHK総合テレビの情報番組「あさイチ」などで“片づけの達人”、“スーパー主婦”として活躍。主婦ならではの実践的な整理・収納術が好評で全国各地で講演会を行う。HP: 整理収納アドバイザーでもある井田さんが、長年の家庭生活のなかでトライ&エラーを繰り返しながら確立してきた整理収納術は、どれも目からウロコ! 片づけはもちろん、時間の使い方やお金とのつきあいかたまで、家事の考えをあますところなく語った一冊です。今回は本のなかから、おさえておきたい片づけの4つのルールや忙しいママにぜひ参考してほしい時間管理のコツをご紹介します。■まずは収納の枠づくり コツは「キン・コン・カン」子どもがいると片づける暇もないし、毎日ふつうに暮らすだけでもモノは増えがち。「いくらやっても片づかない」「知らないうちにモノが散らかってしまう」と嘆くママも多いはず。井田さんは本のなかで、「家が片づかないという方は、『枠』を決めてみましょう」と呼びかけています。具体的には、「カトラリーは仕切りに収まるぶんだけ」とか「本はこの棚に入るだけ」など、あらかじめ収納空間を決めてしまうんだそうです。枠という言葉には、なんとなく窮屈で不自由そうな響きがありますが、井田さんいわく「じつは、その逆」。枠を決めることで家に迎え入れるモノのハードルがあがり、「必要にして十分なだけのモノと暮らす、満ち足りた生活」になるのだといいます。収納の「枠」づくりをするときにヒントになるのが、井田さんが提案する「キン・コン・カン」という考え方です。・キン… できるだけ使う場所の「近く」に置く・コン… 「コンパクト」の略。外封筒や包装を外して本体だけにする・カン… 「簡単に」の意。ワンアクションでスムーズに出し入れできるように収納する枠はつくるだけじゃなく、保つことが大事。キン・コン・カンに従えば、枠もキープしやすくなりますね。ちなみに「枠」は、収納以外のことにも当てはまるそうです。時間がないという人は時間の区切りを意識して暮らしてみる。お金がないという人は予算立てをしてみる。そんな「枠」の意識が、暮らしのシステムを劇的に変えてくれるといいます。■片づけの4つのルール 「だ・わ・へ・し」基準となる「枠」を決めたら、いよいよ片づけです。忙しくて片づけの時間がとれないというママもいると思いますが、井田さんは「片づけの時間なんて一生やってきません」とバッサリ。モノは意識して処分しなければ増えていく一方。その状態にも慣れてしまい、「ゴミ屋敷」になってしまったお宅もあるというからおそろしいかぎり。そうならないためには、とにかく「手をつける」ことが肝心。一度に家中をきれいにしようと思うと心が折れそうになりますが、「引き出し1つ」からでOKと聞けば、少し気がラクになりませんか?具体的な片づけの基本となるのが「だ・わ・へ・し」。以下の4つのルールに沿ってやれば、誰でも上手に整理整頓できるそうです。●「だわへし」ルール・だ(出す)… なかのものを全部取り出してみる・わ(分ける)… 種類別にして仕分けする・へ(減らす)… レギュラーを選んで適量に減らす・し(しまう)… 枠を決めて収納するこのなかで、意外に忘れがちなのは「減らす」かもしれませんね。ごちゃごちゃしがちな文具やカトラリーなどは持ち数を決めると、引き出しのなかですぐに見つかり、探すストレスもなくなります。ちなみに井田さんが片づけのスタート地点としておすすすめするのはキッチン。用途がはっきりしているので選別しやすく、毎日使う場所なので達成感も大きいのがその理由。ほかには、こまかなモノがあふれがちな洗面所まわりもおすすめだそうです。■やりかけのままにしない 「ひと仕事ひと片づけ」片づけや収納の考え方は家事全般や時間の管理にも応用できるそう。井田さんは時間の使いかたとして、婦人之友社創立者の羽仁もと子さんの言葉「ひと仕事ひと片づけ」を心がけているといいます。「効率を追い求めて『ながら仕事』をするよりも、やることをひとつずつ順番にすませたほうが、結局は時間のムダが減ります。あれこれ手をつけては、やりかけのままという状態になりがちな場合、『今している1つの動作に集中して、手早く終わらせる』ことを意識してはいかがでしょう」(井田さん)たとえば、子どもの学校へ提出する書類を書いているのに、頭のなかで次にやる家事のことばかり考えていたら、書き間違えて修正が必要になり、結局二度手間に…なんてよくある話。また、作業を途中で中断してほかの作業をすると、戻ったとき、どこまで進めたか振り返る手間がプラスされて余計に時間がかかることも。それなら1回で最後まで仕上げてしまったほうが、結果的に時間も労力も省けますね。ママは片づけだけじゃなく、料理や育児などやることがいっぱい。毎日がバタバタしているうちに終わってしまうという人は、一度時間の使いかたを見直してみるとよいかもしれません。■書き出すことで 「脳内の荷」を下ろす物理的には「ひと仕事」だけをしていても、頭のなかはマルチタスク状態になっている人も少なくないかもしれません。「子どもに頼まれていたことはなんだっけ?」「もうすぐシャンプーがなくなりそう」などあれこれ考えて「頭が忙しい」状態になると、疲れてしまうし、目の前のこともおろそかになってしまいがち。「それは『頭でつくり出した未来のために、大切な今を犠牲にしている』ということ。今を大事にするなら、今に集中して、気がかりなことはいったんすっぱり忘れる、ということを心がけています。なので、やらなければいけないことが続いても『忙しい』と思うことはあまりありません」と井田さん。ただ、本当に忘れてしまっては困るので、「書きとめる」ことを日常の習慣にしているそう。予定はキッチンの1カ月カレンダーに、買うべきものは携帯電話のメモに入力したら、そのときがくるまで忘れてOK。そうやって“脳内の荷下ろし”をすると、頭や心に余裕ができ、今を楽しめるようになるのだそうです。本にはこのほかにも、1週間分の「買い物の型紙」の作り方や、家にあるもので作れる根菜ストッカー、年賀状ファイルの作り方など、すぐに真似したくなる整理収納のノウハウ、そして暮らしと心をラクにする家事の考え方のヒントがいっぱい。自分にとって心地よい暮らしが何かを考えるきっかけになり、それを実現するための一歩を後押ししてくれる一冊です。 『「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ』 井田典子著(主婦と生活社) 1200円(税抜) NHK「あさイチ」“スーパー主婦”で話題の著者、初めての書籍。番組で話題となった整理収納術、時間の使い方や、お金とのつきあいかた、 家事の考えをあますことなく語った写真つき・イラストつき55編のエッセイ。暮らしと心をラクにするヒントをたっぷりとお届けします。NHKの番組取材で訪れた「香港」「スウェーデン」の片づけ紀行も収録。
2018年03月13日お部屋をナチュラルな雰囲気に仕上げたいなら、天然素材でできたかごやバスケットはぜひとも取り入れたいアイテム。テレビや冷蔵庫など電化製品が多くて無機質になりがちな空間も、かごをひとつ置くだけで温かな空気感になりますよ。置くだけで絵になるかごは、ただの飾りではなくて、あれこれ入れられる優秀な収納アイテムの一面も。ぜひこんなかごを使いこなして新しい季節を迎えてみませんか?置くだけで絵になる。「かごのある暮らし」レッスン帖使い込むごとに味わいが増す「煮柳バスケット」は、どんなお部屋にも馴染む風合い。今日はリビングまわりでの「かごのある暮らし」をご紹介します。<ブランケットやクッションの仮置きに>ソファの横に置いて、使用しないブランケットやクッションの定位置に。「煮柳バスケット飾り編み」は深さもあるから、かさばるものの収納にも◎。<リモコンや読みかけの本をまとめて>家族が過ごすリビングは細やかなもので溢れがち。いくつもあるリモコンなどは、ちょこんとソファやリビングテーブルの端に置いた「煮柳バスケットダイヤ小」にまとめて。幅のあるバスケットだから、読みかけの本も入れておくことができますよ。<掃除道具をまとめ置き>パッケージがかわいい掃除道具たちはこんな風にまとめて、あえてお部屋に出しておきませんか?「煮柳バスケットダイヤ大」は口が広いから、こういった小物たちの収納にも使いやすい大きさ。また掃除道具をこうしていつでも見える状況に置くことで、お掃除習慣も身に付いちゃうかも?<充電器やコード類を隠して収納>寛ぎたいリビング空間では、携帯の充電器やコード、テレビまわりのものなどごちゃついて目についてしまうことも。そんな時には、こんなかごに入れて隠してしまいましょう。<フラワーベースのように>天然素材のかごはお花たちとも相性◎。お互いがお互いをよく引き立てます。小さなフラワーベースや小瓶を中に忍ばせれば、こうしてお花を生けることも。<ものを入れて飾り棚に>インテリアのひとつとして飾り棚も彩るかご。北欧雑貨とも相性がよく、パッと目をひく飾り棚が仕上がります。「煮柳バスケットフタ付き」の中には裁縫道具をまとめて。気になっていたスカートのほころびや、取れてしまったボタンを繕う時間までもを楽しい時間に変えてくれるかごです。置くだけで絵になる「かごのある暮らし」。お部屋に温もりが生まれるこんなかご使いをぜひご自宅でも試してみてくださいね。【ご紹介したアイテム】⇒ 煮柳バスケット飾り編み 2,592円(税込)⇒ 煮柳バスケットダイヤ小 1,944円(税込)⇒ 煮柳バスケットダイヤ大 3,132円(税込)⇒ 煮柳バスケットフタ付き小 2,808円(税込)
2018年03月11日毎日使うキッチン。お料理好きであればあるほど道具も多くなりますし、どうしても散らかってしまいがちですよね。そこで、今回はお片付けのプロ「インブルーム」のお片付けコンシェルジュのテクニックを伝授していただきました。プロならではの視点は、「なるほど」と納得させられることもたくさん。実体験しないとわからないことも、いっぱいありました♪使いやすくて、散らからないキッチンにするためにヒアリングお片付けをレクチャーしてくれたのは、個人宅から企業まで幅広く整理・収納サービスを手掛けている「インブルーム」の須田木実さん。専門の研修を受けた「お片付けコンシェルジュ」で、いわばお片付けのプロ中のプロです。モデルのキッチンは、東京都中野区にお住まいの30代主婦、マユさんのご自宅です。共働きで、お片付けをする時間がなかなか取れないそう。ダイニングキッチンが狭く、食器棚を置くスペースがありません。須田さんのヒアリングの様子。最初はマユさんも緊張気味です。お片付けコンシェルジュの須田さん(右)が、「料理は毎日しますか?」といった基本的なことから「お片付けの頻度は?」といった項目をヒアリングしていきます。驚いたのは、マユさん(左)の勤務体系までヒアリング項目があったことです。その理由は、後でわかりますよ♪キッチンビフォー状態は…こちらはお片付け前のキッチン。食器や調味料があちこちに散らばって収納されている上、さらに入り切らない食器がカウンター上に散らばっています。全部、出しちゃいましょう!キッチンのお片付けの基本は、吊り戸棚やキッチン下収納にあるモノを「一度全部出す」ことです。写真はキッチン下収納にあったモノだけですが、この量です。不用品もいっぱいありそうです。取捨選択しましょう!フレンドリーな須田さんに、マユさんの緊張もほぐれていきます。収納の中のモノを全部出すことによって、不用品がいっぱいあることに気付きます。ここで、お片付けコンシェルジュの須田さんがマユさんに質問します。「使う」「使わない」「迷う」の3択でモノを振り分けていくんです。ひとつのモノについて考える時間は「5秒」。じっくり考える必要はありません。上の写真の100均の水切りシートは4つも同じものがありました。「使うかと思って買ったんですけど、一度も使ってないですね」とマユさん。つまり不用品ですね。「これからは試しにひとつ買ってみて、活用できると思えばまた買うといいですね」と須田さんからアドバイス。単に片付けを教わるだけでなく、今後の買い物の参考にもなりますね。賞味期限の切れた調味料もたくさんありました。スペースを無駄にしてしまっていたんですね。引き出しの中には、菜箸が4本もありました。メラミンスポンジもいっぱいありすぎです。いつの間にか増えてしまったものです。お片付けをすることによって、「あれ、スポンジどこにいっちゃったかなぁ。また買おうかなぁ」といった不要な買い物を避けることができるようになりますね。プロの使えるノウハウ♪両方とも100均で買えるプラのバスケットですが、左のほうがすっきりして見えませんか?右の丸空きのほうは、中身が丸見えですよね。「バスケットは、四角いメッシュのほうがスッキリ見えます」と須田さん。また、〔セリア〕や〔キャンドゥ〕で取り扱っている〔イノマタ化学〕の100均グッズは、メイドインジャパンでクオリティが高いそうです。四角いバスケットもイノマタ化学製。インブルームとコラボ開発しているグッズもあります。排水口に放り込んでおくタイプのパイプ洗浄剤は、いらない部分をハサミでカットしてスペース効率を高めます。同じようなアイテム、ほかにもありますよね。左がよく使うタッパー、右があまり使わないタッパー。こうしてよりわけておけば、調理時間の短縮にもつながります。バスケットにモノを収納する際には、何が入っているのか細かく書いておきます。面倒に思うかもしれませんが、あとで書いておいてよかった!と思うはずです。お片付けコンシェルジュは、マユさんの仕事が夜勤もありハードなことも考慮に入れて、「使いやすさを」をポイントにお片付けをアドバイスしてくれます。それでは、細部のビフォーアフターを見てみましょう!「不要なモノは捨てる」「よく使うものを手前に」という効率面も考えられたビフォーアフターを見ていきましょう♪吊り戸棚は…ビフォーアフタータッパーなど、マユさんがよく使うもモノは吊り戸棚の下側に、上側には身長のあるご主人のモノを収納しています。引き出しは…ビフォーアフター「どこに何があるかわからない」状態の引き出しが、すっきりしました♪キッチン下(流し下とカウンター下)ビフォーアフター食器棚がないためモノがまだ多めではありますが、使いやすさでは以前と雲泥の差があります。ポイントは「縦の動線」です。流しの下にはスポンジやケミカル類など流しに使うモノを収納。カウンターの下には、料理に使う調味料が収納されています。キッチン下(コンロ下)ビフォーアフターマユさんが一番感動していたコンロ下の収納部分。ファイルボックスを使うことで、フライパンや鍋を縦に収納するというプロ技が光ります。お片付けにひとりで悩むことはありません♪実は最初マユさんは、お片付けを人に教えてもらうのにやや抵抗があったそう。「自分がダメ主婦みたいで」……その気持ち、わかります。でも、共働きであったり、子供の世話が忙しかったり……今の世の中、お片付けに集中できないのも仕方がない場合もあるでしょう。そんなとき、ちょっぴり勇気を出してプロのお片付けコンシェルジュに相談してみるのはいい手かもしれませんよ。今回のキッチンお片付けによって、「よく考えれば、ダイニングキッチンにある三段ボックスの中身っていらないものばっかりだなぁ。三段ボックスを捨てれば食器棚が置ける!」と新発見があったそうです。お片付けをきっかけに、モノや整理に対する考え方そのものが変わるかもしれませんね。プロの技が光る収納インブルームって?インブルームは、個人、法人のお片付けコンシェルジュと整理収納アドバイザーなどの資格講座を行っている会社です。東京に30名、大阪に20名のお片付けコンシェルジュが在籍しています。今回のキッチンお片付けでお願いしたのは、プチコンサルティングと作業代行を合わせてスタッフ1名、2.5時間/12,000円のお試しコースです(取材時は撮影の時間短縮のため、2名での作業をお願いしました。通常はお試しコースだとキッチン下収納くらいまでということです)。リピーターも多く、そのほかのコースもたくさんあります。キッチンに限らず、クローゼットや洗面所のお片付けに関しても定評があります。カリスマお片付けコンシェルジュの中山真由美さんは、雑誌や書籍、「ヒルナンデス!」などのTVでもお馴染みです♪お片付けに悩んでいる人は、まずはお試しコースをお願いしてみるのがオススメです♪問い合わせ先・サービスエリア■電話での問い合わせ0120-954-150(平日10:00〜18:00)■サービスエリア・関東エリア東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県(1都3県)にて、東京メトロ青山一丁目駅(弊社最寄り駅)より、片道1.5時間以内で移動が可能な場所・関西エリア大阪府、京都府、兵庫県、奈良県にて、梅田駅より片道1時間以内で移動が可能な場所上記エリア外の場合は、実費交通費と別途出張料金(1名5,000円税別)になります。インブルーム公式HP
2018年02月13日今や収納に欠かせないアイテムとなっている100均アイテム。最近は見た目も使い勝手もいい商品が多くなってきましたね。でも、100円だからと言って適当に買ってしまうと配置がうまくいかなかったり、思わぬ失敗があります。どう使うのか?サイズは大丈夫か?などしっかり見定めて100均収納でお家をスッキリさせちゃいましょう。収納スペースやアイテムを作る前に、まずすべきこと「よし、収納をDIYしよう!」と意気込んだはいいものの、思った通りにいかず、なんとか完成しても「イメージと違う!」とガッカリしてしまうなんてことも……。せっかく挑戦するからには、準備をしっかり済ませて、長く使えて満足いく収納を作りましょう♪では、まずはじめにすること。それは、「スペースを確保・把握すること」!そのスペースの大きさが収納のサイズに合っているかどうかなど、あらかじめ考えておきましょう。採寸をして情報をメモに残して「見える化」しておけば、材料集めのときにも役立ちますよ。また、完成した後の具体的なイメージを持っておくことも重要です。収納が大事なスペースを潰してしまい、かえって普段の生活の邪魔にならないか?使うときに取り出しやすいか?などもチェックしましょう。せっかく物を整理するなら、掃除も併せてやっておこう収納のイメージが具体的に湧いてきたら、もう一つ、ぜひやっておきたいことがあります。それは、「お掃除」です。収納スペースを作成するときは、今ある物をいったん移動させるタイミングでもあります。これはお掃除の絶好のチャンスです!また、ほこりなどがすぐにたまってしまわないように、前もって収納を設置するスペースをきれいにお掃除しておきましょう。大人気の100均「ふた付きボックス」はサイズが違うから要注意準備が整ったら、さっそく収納アイテムを探していきましょう!まずはじめにご紹介する収納アイテムは、kiki_nekkoさんのアイデア。100均で定番の大人気アイテム「収納ボックス」です。見た目のシンプルさと収納力、ちょうどいいサイズが人気の理由です。kiki_nekkoさんのアイデアをみる「収納ボックス」は〔セリア〕や〔ダイソー〕で手に入れることができますが、ここでひとつ、注意しなければいけないポイントが。〔セリア〕と〔ダイソー〕それぞれの「収納ボックス」は見た目こそ似ていますが、商品名やサイズ、形も微妙に異なるんです。どれくらい違うのか、見てみましょう。〔ダイソー〕●商品名《スクエア収納ボックス》●サイズ25.5×19×11.5cm〔セリア〕●商品名《フタ付プラBOX》●サイズ26×19×11.5cm写真を見てもわかるように、〔ダイソー〕のほうが〔セリア〕に比べて底に向かってすり鉢状になっています。見た目のシャープさは、ダイソーのほうにあるように感じますね。一方で〔セリア〕のほうがたっぷりと収納できそうです。このように微妙な違いを見比べて、より用途とスペースに適した収納ボックスを選びましょう!ごちゃごちゃとした小物類や、洗面所のミニタオルなど、まとめにくいアイテムもこちらのふた付きボックスを活用すれば、見た目もスッキリ整いますね!人の目に触れるよことにも置ける収納である点もうれしいポイントです♪デザインはお好みのアレンジももちろんOKで、変幻自在のお役立ち100均「ふた付きボックス」は、ぜひ活用したいアイテムです☆▼kiki_nekkoさんのアイデアはこちら▼大人気!セリアとダイソーの蓋付きボックスを使って壁面収納キッチン収納も100均にお任せ!続いてご紹介するのは、キッチン収納に関する100均アイテムです。●キッチンのデッドスペースを有効活用!キッチンは大物の鍋や調理器具も多く、デッドスペースが多くなってしまいがち。だからこそ100均アイテムをうまく使って収納を作るにはもってこいなんです♪キッチン収納に最適な100均アイテムとその活用法をR☆さんのアイデアをもとにご紹介します。R☆さんのアイデアをみる頑丈な収納をつくるのにとっても役立つのが、100均で売っている「すのこ」。100均のすのこは、ちょうど良い小さめサイズで売っていて、加工も簡単なので、収納DIYにはうってつけのアイテムです。そんなキッチン収納ですのこが特に役立つのは、シンク下のこのスペース!ここにぴったりの収納を、すのこで作ってみましょう♪R☆さんのアイデアは、100均で売っているすのこ3枚を用意し、写真のように接着するだけ!すのこの「足」の部分をうまく利用しているのがわかりますね。必要に応じてすのこをカットすれば、大きさや高さを調節することも可能です。このように100均商品でお手軽・簡単に、デッドスペースを有効活用する棚を作ることができちゃいました!●調理器具も収納!ほかにも、100均で買えるキッチン収納グッズがあるんです♪100均で売っている「貼ってはがせる壁フック」と、メッシュになっている「プラボックス」。これらを組み合わせれば、扉の見開きのスペースに新たな収納スペースを作り出すこともできちゃいます!扉を開くとすぐ手前に来てくれるから、使用頻度の高いものはこちらの収納に。使ったらすぐ片付けられるので、キッチンも散らかりません!フックは両面テープでくっつけるだけと設置もラクラクなので、とってもおすすめ収納法です☆100均のメッシュになっている「プラボックス」は、色・形・サイズなどバリエーションが豊富。用途に合わせて用意がすることができます。こまごました調味料類や、使用頻度の低めな調理道具などは、高い戸棚に分類して収納してしまいましょう!▼R☆さんのアイデアはこちら▼\\打倒デッドスペース//超簡単100均すのこラックとプチプラアイテムで狭いキッチンを整理収納!子どもの学校書類の整理は、わかりやすさが大事!家のお片付けで、いつも頭を悩ませるのが子どもの学校関係の書類。小・中学生くらいだと、毎日と言っていいほど配布物があって、なかなか整理に困りますよね……。「大事なお知らせを捨ててしまった!」なんてことがあったら大変。そんなお悩みも、100均アイテムを活用したOkaeri123さんのアイデアで解消しちゃいましょう☆Okaeri123さんのアイデアをみる用意するのは100均のバインダーと強力マグネット。これらをどのように使うのかというと……?バインダーに磁石をつけて、冷蔵庫にピタッと‼︎目線の高さに合わせて貼り付ければ、自然と目に入るので忘れることもありません!バインダーを使っているから、紙の量が多くなってもしっかりとまとまります。収納力と使いやすさを両立したアイデア収納ですね☆いつも目にする冷蔵庫の扉。見落としがちですが、重要な書類などの保管にぴったりのスペースです。面倒な書類の管理も、100均アイテムを使った収納術でパッと解決しちゃいましょう!▼Okaeri123さんのアイデアはこちら▼【100円雑貨でスッキリ!】学校のお便り・プリント簡単整理整頓術クローゼットでも100均アイテムが大活躍!クローゼットはついつい、不要になったものがたまってしまいがちですよね。お洋服や生活用品などを「とりあえず……」と放り込んでしまって、気がついたら手もつけられない状態になってしまった!なんてことも。そんなときも、断捨離術と100均アイテムを使いこなせば、ごちゃついたクローゼットが一変、お役立ち収納スペースによみがえります!では、UNIVERSTWORKS/MAACOさんのアイデアを見てみましょう♪UNIVERSTWORKS/MAACOさんのアイデアをみるこちらは100均のクラフトバッグ。大容量な上に出し入れも簡単で、収納作りのポイントである「収納力」と「使いやすさ」を兼ね備えたすぐれものです。クローゼットに紙袋がいっぱい、というあなたも、デザイン性の高いこちらのクラフトバックに置き換えてみては?さらに、UNIVERSTWORKS/MAACOさんのオススメは、こちらのストレージケース。ひと目では100均とはわからないシックなデザインと、見た目以上の大容量がうれしいです♪これなら、まとめにくく使用頻度もあまり多くない冠婚葬祭のアクセサリーやコサージュを入れておくなどして使えそうですね。▼UNIVERSTWORKS/MAACOさんのアイデアはこちら▼無理しない断捨離の極意+100均収納グッズでどのぐらい収納強化出来る⁉︎特集アイテムを統一するなら、〔ダイソー〕の《積み重ねボックス》100均の〔ダイソー〕で手に入れることのできる《積み重ねボックス》は、半透明でシンプルなデザインが人気の収納アイテム。ナチュラルな見た目だから、お家中どこの収納にも使うことができちゃいます。さらに、インテリアとして統一感が演出できるのも魅力のひとつです☆バリエーションも、ペン立てのような小さめサイズから、たっぷり入る深型のものまで、目的にあったものをチョイスできます!ここでは、そんな〔ダイソー〕の《積み重ねボックス》の活用法として整理収納アドバイザーまいcleanlifeさんのアイデアをご紹介します♪整理収納アドバイザー まいcleanlifeさんのアイデアをみる細長いタイプは、お皿の収納にぴったりのサイズ感!もちろん、スプーンやフォーク入れにもOKなので、いくつかそろえて、統一感を出せちゃいます♪冷蔵庫のポケットサイズから、ゴミ箱くらいのサイズまで、なんでもこの《積み重ねボックス》で収納できちゃいます。▼整理収納アドバイザーまいcleanlifeさんのアイデアはこちら▼ダイソーの「積み重ねボックス」が超便利!使用例もご紹介ここまでのアイデアを見てみると、100均アイテムを使った収納DIYのポイントとして、「シンプルで汎用性の高いもの」が、インテリアにもなじんで使いやすい、ということがわかってきましたね‼︎収納では、スッキリ見せたりコンパクトにまとめることが重要。目立つアイテムよりもシンプルで機能性の高いものをチョイスすることが成功のコツです☆では最後に、収納をちょっぴりおしゃれに、オリジナリティーを加えつつ、使い勝手も格段にアップするワザをご紹介。こちらも100均アイテムで簡単にできちゃうので、収納DIYの仕上げとしてぜひチャレンジしてほしいアイデアです。ラベリングで困ったら「手貼りラミネート」100均のプラボックスや収納ケースを使って収納を作り、無事に設置が完了!……ですが、もっと使い勝手をよくして気持ちよく使える収納にしちゃいましょう♪最後のひと工夫は、「ラベリング」です。収納ごとに何が入っているのかの分類をラベルに書いて貼っておくだけで、ひと目で何がどこにあるかがわかるから、小さな計量スプーンや、普段はあまり使わない調味料などを探すときも余計にものをひっくり返す……なんてこともありません!さらに、使い終わったらどこに片付けるかもラベルに従えばいいから、お片付けが苦手な方も「あれ、どこにしまったっけ……?」をなくすことができます☆では、ミニマライフオーガナイザー香村薫さんの100均の手貼りラミネートを使ったラベリングのコツをご紹介します。ミニマライフオーガナイザー 香村 薫さんのアイデアをみるラミネートとは、紙をフィルムで挟んで加熱圧着することで補強し、水や汚れを弾いてくれる加工のこと。本来はラミネーターという機械を必要としますが、じつは100均でも、簡単な手貼りのラミネートシートを手に入れることができちゃうんです。サイズも大小さまざまあって、用途に応じたチョイスができます。使い方は簡単、自由にラベルを選んでデザインしたら、専用のフィルムで挟んで圧着しましょう!このとき、ミニマライフオーガナイザー香村薫さんオススメのコツが。本来はラベルをフィルムで挟むとき、粘着のあるフィルムと粘着のないフィルムを合わせますが、粘着のあるフィルムどうしを合わせると強度と厚みが増すんだとか。剥がれにくいから、キッチンや洗面所などの水回りでも長く使うことができますよ♪ラミネートできたら、あとは収納に貼り付けるだけ!簡単な作業で、収納の使いやすさがぐんとアップしましたね☆▼ミニマライフオーガナイザー香村薫さんのアイデアはこちら▼100均の手貼りラミネートが優秀すぎる!自作のラベリングがこんなにステキに♡まとめものを賢く収納するには、スペースの有効活用が大切です。その力強い味方になってくれるのが100均のアイテム。シチュエーションや用途に合わせて組み込むことで、シンプルな100均アイテムでもおしゃれに使いやすい収納ができちゃいます!毎日の生活がもっと快適に、お片付けも楽しくなるような収納を手に入れましょう♪収納のアイデアをもっとみる均のアイデアをもっとみる
2018年01月27日LIMIAの人気インフルエンサー瀧本真奈美さんによる収納ドリル、第2回目は、「棚と引き出し」。収納に便利な棚や引き出しですが、便利なだけについ、なんでも詰め込んでしまいがち。すると、使いたいときに見つからず、家中を探すはめに……。パーツケースやファイルケースを使った賢い収納テクニックを教えてもらいます。ここにしまったはずなのに……棚と引き出しはどう整理すればいいの?アクセサリーのように細かいものがいつのまにか失くなってしまうことがあります。アイロングッズや化粧品類なども出し入れしていうるうちにごちゃついてしまう……。使いたいものがすぐに見つからないあのイライラ感といったら!そんな収納下手からのストレスと決別するためには、アイテムごとに統一して収納するのがスッキリのコツ。瀧本流・棚と引き出しの収納テクニックを伝授いただきましょう!収納ケースを使って「乱さない」出し入れを!ネックレスやピアスなどは、つけたいときに限ってみつかならないのが常。細かいアクセサリーの賢い収納テクを教えてください。「棚も引き出しも中でなるべく仕切りができるように工夫することがポイントになります。たとえば〔無印良品〕の工具入れの中に、100均のパーツケースを入れて収納します。こうすることで出し入れするときに乱れず、使い終わったら同じ場所に戻すことが自然とできるようになります」(瀧本さん)アイテムごとに統一をして出し入れのアクションを軽減!化粧品やアイロングッズなど、頻繁に使うものだけど隠しておきたい収納はどうすればよいでしょう?「スッキリ収納できても、出し入れのアクションが増えては使い勝手が悪くてストレスになってしまいますよね。アクションを少なくするためには、目的別にアイテムを統一して収納するのがおすすめです。バスケットやファイルケースなどを利用し、重ねず、詰め込みすぎないことを意識してみてくださいね」(瀧本さん)今回のポイントまずはしっかり仕切ってものを乱さないこと。そして、アイロンとアイロン台などセットで使うものが別々の場所に収納されていては、それだけでアクションが増え、生活そのものが煩雑な印象になってしまいがち。統一感を意識して収納を考えることで、どこに何があるかを常に把握することができるというわけですね。次回は下着や靴下の収納術を身につけましょう!●監修瀧本真奈美整理収納コンサルタント・ルームコーディネーター。収納やインテリアだけでなく、DIY・ハンドメイド講師も務めるなどマルチに活躍。地元・愛媛のテレビ番組ではコーナーを持ち、視聴者のお部屋のお悩みを解決している。LIMIAのインフルエンサーとしても活動中。瀧本真奈美さんのブログはこちら▼【収納ドリル】シリーズはこちら!▼クローゼットのスッキリ&おしゃれの秘訣は“吊るし”と“グラデーション”【瀧本真奈美の収納ドリル #1】下着・靴下は“目線より上”に“縦収納”が劇的スッキリ!【瀧本真奈美の収納ドリル #3】かさばるバッグは増やさない!バッグの中身はインナーポーチが解決してくれる【瀧本真奈美の収納ドリル #4】
2018年01月26日気づいたら物は増えているもの。増えていく食器やリネン類をいざ片付けようと思って自分でもできそうな収納術を調べても、用意するものが多くて困ることもあるのでは?今回は、誰でも今すぐ実践できる簡単収納術をご紹介!しかも100均などで手に入れやすいグッズでOK。さっそくスッキリきれいに片付けちゃいましょう!実践しやすいおすすめ収納術まとめてみました!一言に収納術といっても、洋服、バッグ、食器にカトラリー、文房具やタオルなど、日々の暮らしに必要なものはたくさんあって、あらゆるものを滞りなくキレイに整理整頓するのって意外と大変……。そんな収納に悩める方へ、高〜い家具や、凝ったアイテムを使わずに多くのご家庭で取り入れやすい収納術をピックアップしました!排水管がネックな洗面台下やゴチャゴチャとしがちなキッチングッズに、そのほか〔カインズ〕や〔無印良品〕のアイテムを使った収納など必見ですよ♪【収納術1. 引き出し収納のコツ】kiki_nekkoさんの家では、〔カインズ〕の収納ケース《スキット》がキッチンの引き出し収納などに大活躍しているそうです!kiki_nekkoさんのアイデアをもっと見る〔カインズ〕の収納ケース《スキット》はサイズがさまざまあるため、どんな場所でもフィットしてしまう優れものなんだそうです!ビフォー→アフターの写真で使い勝手をわかりやすく説明してくれていますよ♪まずは、カトラリーなどの収納!見違えるようにすっきりとしましたよね!ビフォーの状態でもきちんと整頓されていますが、収納ケースが場所をとってしまっているうえに、隙間があいてしまっているのがわかります。また、ビフォーでは手前と奥で素材の異なるケースを使っていましたがすべて《スキット》にし、ケースの素材を揃えることで統一感がでるためより整った印象を受けます。続いては、かさばる食器の収納。どうでしょうか?カトラリーの収納に増してすっきりです♪深めの《スキット》を5つ並べることで大きさや種類によってお皿を分類することができました。ビフォーは100均のボックスを1つ置いただけだったため、取り出すときにお皿同士がぶつかってしまい危なかっしかったそうです。毎日使うところだからこそ見た目だけでなく、使い勝手をよくしてストレスを減らすことが重要です♪▼kiki_nekkoさんのアイデアはこちら▼カインズの収納ケース☆ Skittoスキット シリーズでキッチンの引き出しをスッキリ!【収納術2. 書類収納】引き出し収納術の次は、かさばりやすくいつの間にか溜まりやすい書類について。その中でもmai3さんの生命保険等の書類収納アイデアをご紹介します!mai3さんのアイデアをもっと見るまずすることは書類がすべてそろっているかの確認と処分。書類はだいたい以下のような内容になります。☑︎保険証券☑︎プランの設計書☑︎契約概要☑︎注意喚起情報☑︎ご契約のしおり(約款)☑︎告知書控え一番かさばる約款は同じ商品であれば中身は同じなので1つだけ残してそのほかは捨ててしまっていいそうです!また、保険内容をしっかり把握していれば、プランの設計書や契約概要なども処分していいでしょう。かぶっている書類は処分してスッキリさせるのがポイントです!続いてファイリングをしていきます。mai3さんは“取扱説明書専用のファイル”を用いています。通常のA4サイズの書類が保管できるだけではなく、CD-ROMを収納できるポケットが付いているファイルです。CD-ROMを入れる小さなポケットには細長く折りたたんで☑︎保険証券を収納します。契約の内容の確認など必要なときに取り出しやすく便利♪また約款がCD-ROM版になっている場合にも、サイズがちょうどいいのでここに収納しましょう。A4サイズのポケットには☑︎プランの設計書☑︎契約概要☑︎注意喚起情報☑︎告知書控えを収納します。最後に、誰の保険がいくらなのかなど、内容が簡単にわかるようなメモ書きをしてラベリングをしておくと家族にもわかりやすくなるでしょう!▼mai3さんのアイデアはこちら▼必要な時にすぐ取り出したい「保険証券」などの整理方法!【収納術3. クローゼットの収納】整理収納アドバイザ―*川根礼子さんはクローゼットの高い位置にある枕棚の収納術をオススメの100均アイテムと一緒に紹介してくれています♪専門家整理収納アドバイザ―*川根礼子さんのアイデアをもっと見るまず高い位置に置く収納用品は、「軽くておしゃれで使いやすい」ものが役立つそうです!今回おすすめされているのが、〔ダイソー〕で手に入るレジャーシートのような素材感のショッピングトートバッグです。材質はポリプロピレンでサイズは高さ45×幅40×マチ19㎝。おすすめポイントは・ランドセルなど、大きいものがすっぽり入る!・軽いので出し入れが楽!・ファスナー付きでほこりの侵入が防げる!・丈夫でやわらかな素材なので使い勝手がいい!・マチのサイズがちょうどいい!・使わないときはコンパクトに折りたためる!中にいれる荷物によってバッグが倒れてしまい自立しないときにファイルボックスをいれたり、あまり使わないからこそラベリングをしたり、こんな一工夫が大切!収納の準備をする前に、枕棚とバッグのサイズの確認を忘れないようにしてくださいね。※上記アイテム情報は、記事掲載当時のものになるため、現在は商品の入れ替えや仕様の変更等の可能性があります。▼整理収納アドバイザ―*川根礼子さんのアイデアはこちら▼衣替え時にも軽くて便利!クローゼット収納に使える100均の意外なアイテム【収納術4. キッチン収納】続いてm.v3v.k.0625さんは、かさばりやすいおたまやフライ返しなどのキッチンツールを〔キャンドゥ〕で購入できる意外なアイテムで目からウロコの収納術を実践していますよ!m.v3v.k.0625さんのアイデアをもっと見る意外なアイテムとは、折りたたみキッチン整理棚!m.v3v.k.0625さんは流し台の下にフライパンを立てて収納して、その一角にキッチン整理棚を置くスペースを確保しているそうです。棚部分の網目にキッチンツールを差し込むことでかさばらずに収納できます。棚の高さもちょうどよく倒れにくくなっています。さらに、上から一目で道具の場所がわかるため、料理のときにスムーズに取り出すことができますね!▼m.v3v.k.0625さんのアイデアはこちら▼100均の意外なアレを使うだけで…簡単にキッチンツール取り出しやすく綺麗にまとめられる収納法【収納術5. 引き出し収納のコツ】みなさんはすぐに取り出したい文房具などの細々したものの収納はどうしていますか?hana.ienoteさんは、〔無印良品〕の《ポリプロピレンケース引出式》を用いることで、快適に収納することができたそうです!hana.ienoteさんのアイデアをもっと見る大小さまざまで形もまったく異なる文房具をキレイに収納するのは至難の技です。しかし、ゴチャゴチャしがちな文具収納も《ポリプロピレンケース・引出式・浅型》のボックスにかかれば、この通り!長さや大きさ別に仕切りで区切ってあげることでこんなにスッキリと収納することができます!ちなみに、今回使っているのは《ポリプロピレンケース引出式・浅型・6個》で、仕切り板が18枚ついています。約3センチきざみで仕切りの移動ができるので、さまざまな大きさのものに合わせて収納スペースを変えることが可能なんです!スペースがそれぞれの文房具の大きさに合わせてあり、戻す場所が決まっているので、一度整頓できたら継続してキレイな状態を保てそうですよね♪さらに、1つの引き出しにいくつものアイテムを収納するので、表の面にラベリングをします。なにがどこに入っているのか一目でわかるため、この一手間で家族みんなが使いやすく、ものが散らかりにくくなりますよ!▼hana.ienoteさんのアイデアはこちら▼オススメ!文房具、乾電池、電球の収納方法、こまごましたものにこそ指定席を【収納術6. 洗面台下の収納】ayako.ankoさんは排水管がネックな洗面台下のスペースを100均アイテムなどを使って無駄なく活用しています!ayako.ankoさんのアイデアをもっと見るさんの収納術のポイントは、収納スペースの横幅いっぱいの収納棚を使わないところ!まずはビフォーアフターを見比べてみてください。ビフォー(整理前)アフター(整理後)!横幅いっぱいの収納棚を使用するとどうしても排水管まわりや収納棚の奥のスペースに隙間ができてしまいます。長い収納棚を使用しないことで、排水管まわりをはじめ奥行きや有効スペースの異なる排水管のない左半分のスペースなど、それぞれの空間を余すことなく使うことができるんです!一番収納スペースが広く取れる左半分には、奥に2段の収納棚を、手前に2段重ねて収納ボックスを置きます。収納ボックスは〔ダイソー〕で買える無印風のケースなどを用いホワイトで統一。見た目にもよりいっそうスッキリして気持ちがいいですね♪さらに、ケースの中身のゴチャゴチャが見えないように目隠しをするなど、ちょっとした工夫も収納にはとっても大事です!▼ayako.ankoさんのアイデアはこちら▼洗面所下の意外なスペースも有効活用!100均アイテムを使った『見せられる収納』【収納術7. タオルのホテル折り】収納術は見えないように片付けてしまうだけでなく、“美しく見せる”というのもポイントになるんです♪Fujinao(フジナオ)さんは、洗面所の収納にホテルのスタイリッシュなタオルのたたみ方を取り入れて見せる収納を実践しています!Fujinao(フジナオ)さんのアイデアをもっと見るピシッと形が整い清潔さを感じるホテル折り。基本のたたみ方を確認していきましょう。まず裏返しにして横長の長方形にタオルを広げます。ここからさらに細長くなるように手前側を3分の1折り、奥側も同じく3分の1手前に折って重ねます。タオルの右端と左端が真ん中で接するように折ります。最後に半分に折れば“ホテル折り”のできあがり。こんなに見事に立ち上がっちゃうんです!!タオルの端が内側に折り込まれ見えなくなるだけでとってもスッキリとしますよね♪この折りたたみサイズだと収納スペースにちょっと合わないな……という方は、Fujinao(フジナオ)さんの記事の続きに応用編も紹介されていますので、要チェックです!▼Fujinao(フジナオ)さんのアイデアはこちら▼タオルの「ホテル折り」で生活感とサヨウナラ!日々の暮らしを快適にしてくれる収納術!今回は、今すぐにでも実践できるさまざま収納術をご紹介しました。ほんの少しの工夫で見た目がスッキリするだけでなく、家事の時間短縮にもなる収納術。日々の暮らしがよりいっそう快適になること間違いなしです!思いついたところからぜひ取り組んでみてくださいね♪収納術のアイデアをもっと見る
2018年01月20日キレイなお部屋にはあこがれるけど、片付けはちょっと苦手……。いつでも片付けられるように、整理整頓はやはり簡単にできるようにすることが大切です。今回はラベリングから写真整理まで、片付けがはかどるアイテムをご紹介します!ラベリングだってスタイリッシュに!《ピータッチキューブ》収納するときに、中身がわかるようにラベリングしておくだけで後々がとてもラクになります。ラベルライターはいかにも業務用というような見た目をしているイメージがありますが、実はこんなにコンパクトでおしゃれなものもありますよ!__________7hm7_____さんのアイデアでは使い方をとても分かりやすく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。ピータッチキューブで整理整頓♪ラベリングは楽しくわかりやすく♪《pomini》「ラベリングするなら中身を一目瞭然にしたい!」という方にはこちらがおすすめ。収納ケースに入れる前に中身の写真を撮るだけで、その場でラベルができあがります。しかもかわいくデコレーションもできるから、片付けが楽しくなりそうですね☆スマホの写真をその場で印刷!《pomini》でできる収納整理術かわいいタグで仕分けをしよう♡《ガーリー「テプラ」》かわいいものが好きな方におすすめしたいラベルライターがこちら♡フォントや囲みなどが種類豊富で、別売りりぼんと《お名前タグメーカー》を使えば子どもの持ち物に便利なネームタグも作れます。そして、タグに二次元コードを付けて専用アプリで読み取れば、収納の中身を確認することもできる優れもの☆これは大活躍してくれますよ!絶大な人気《ガーリー「テプラ」》がパワーアップ♡気になる新機能などを徹底解説思い出もこれで整理整頓☆《Omoidori》写真は意外と整理整頓のお悩みポイント。アルバムにしてしまい込む方が多いと思いますが、せっかくの思い出はやはりすぐ出せる場所に置いておきたいものですよね。《Omoidori》は写真をキレイにデータ化するのにとっても便利!家に写真がたくさんある方はぜひ参考にしてみてくださいね☆写真を整理整頓!《Omoidori》でアルバムに入れたまま簡単・キレイにデータ化!最後に毎日の整理整頓を助けてくれるラベリング用と写真整理用アイテムをご紹介しましたが、気になるものはありましたか?忙しい毎日だからこそ、お片付けは上手に楽しくラクしたいものですよね☆便利なアイテムを活用して、あこがれのお部屋を目指しましょう!
2017年12月31日寒くて忙しい年末に気力を振り絞ってする大掃除、考えただけでも辛いですね(涙)。でも大掃除をしないまま新年を迎えるのも、なんだか落ち着かない...。そんな人には、ラクに短時間でできる「ちょこっと整理」がおすすめです。こびりついた汚れを取ったり、ふだん放置している場所を片づけたりする大がかりな作業は、寒い季節にはそもそも不向きです。暖かくなって汚れが緩み、進級や進学のタイミングでもある春先に掃除や片づけをするほうが、はるかに効率もよく、新年度を気持ちよくスタートできます。大掃除は春になるまで待ちましょう。その代わりの「ちょこっと整理」です。大がかりではなく、ちょこっと。掃除ではなく、整理。これを「毎日使うところ」限定でやってみましょう。整理後の使いやすさとスッキリ感がハンパないですよ!■知っておきたい整理の手順整理にも基本の手順があり、手順を踏むことで効率よく進めることができます。まずは手始めに、家族みんなで使っている筆記用具入れを整理してみましょう。【手順1】中身を全出しとにかくすべてを容器から出します。このタイミングに容器内のホコリや汚れを取っておきましょう。【手順2】「使える」「使えない」に分けるすでにインクが出なくなっているペンや、壊れて書けないものが混じっていることも。物理的に「使えない」ものを処分します。【手順3】「使っている」「使っていない」に分ける家族がよく使っているものなので、この仕分けはすぐにできると思います。同じペンなどが複数ある場合は、1つあればじゅうぶんと考えて別の保管場所へ移しましょう。滅多に使っていないものも移動させるか、不要ならば処分、あるいは人に譲っても。【手順4】「使っている」ものを元に戻す「使っている」ものだけ戻して、整理は終了。所要時間は3分くらいでした。必要なものだけになった筆記用具入れは、スペースに余裕も生まれ、出し入れが驚くほどスムーズに。また、使いやすさだけでなく、整理をした充実感、中身を全て把握できている爽快感も味わえます。基本の手順を覚えたら、他の場所も同じように整理してみましょう。■キッチンを整理するならこの2箇所よく使う場所の筆頭、キッチンのカトラリー入れ。知らない間に不要なものが紛れ込んでいたり、同じ種類のものがいっぱいあったり。こちらもザックリで構いませんので整えましょう。全出しし、仕分けして元に戻し、毎日「使っている」ものだけになったカトラリー入れ。見た目もスッキリ、使うのが楽しみになってきますね。追い出したものたちは処分したり、別の引き出しに移しました。 次は調味料コーナー。いつの間にかギュウギュウ詰めになっていて、取り出しにくいなぁと思っていたんです...。全出しし、ひとつずつチェックしてみたところ、賞味期限切れがいくつか出てきたので処分。存在すら忘れていた調味料もありました。「使えない」「使っていない」ものを処分し、「使っている」ものだけを自分が使いやすいように収めて終了です。カトラリー入れも調味料コーナーも、ほんの数分でサクサク整理できました。いつも使っている場所だから、「使っている」「使っていない」を迷うことなくすぐに判断できるんですね。逆に、ふだんあまり使わないクローゼットや引き出しなどに入っているものは、「使う」「使わない」の判断に時間がかかります。今の自分に必要なのか、必要ではないのか、実際に使っていないのですぐには決められないからです。このような場所の片づけは春先にまわし、あくまでも今回は「毎日使うところ」限定で進めましょう。■隙間時間に自分のペースで簡単な整理といえども、まとめてあちこちすると疲れます。1日1箇所ずつでもいいので、自分のできるペースでやってみてください。もちろん時間や気持ちに余裕があるときで構いません。コスメコーナー、洗面スペース、子どものプリント類、薬箱、玄関の靴箱など、日常使いするところ、よく目につく場所だけすればじゅうぶんです。小学生くらいのお子さんなら、学習机の引き出し、おもちゃ箱など、自分で整理してもらってもいいですね。手順をママが教えてあげることで、お子さんも作業しやすくなるはずです。年末を機にあちこち「ちょこっと整理」しておくと、いつも使うアイテムが使いやすい状態でスタンバイ。ある意味、大掃除よりもスッキリと気持ちよく新年を迎えられるかも知れません。隙間時間を見つけて、ちょこちょこ手を動かしてみてくださいね。
2017年12月26日セレブ婚で変わってしまった親友
私のママ友付き合い事情
うちのダメ夫