終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」の放送が決定。妻夫木聡と蒼井優が夫婦役で共演し、太平洋戦争末期に行われた、生体解剖の実話を基にしたドラマを描く。1945年5月。西部帝国大学医学部・助教授の鳥居太一は、教授の指示のもと、米兵捕虜の手術を手伝うが、それは人体実験手術であった。教授に恐ろしい手術の中止を進言するが却下され、8名の捕虜が死亡。戦犯裁判で死刑判決を受けた太一は、凶行を止められなかった自分と向き合うことになる。一方、妻・房子は、裁判の中でゆがめられた真実を明らかにし、事件の首謀者にされた夫を死刑から救おうと奔走する――。本作は、熊野以素の「九州大学生体解剖事件70年目の真実」を原作としたドラマ。死刑判決を受けて自分自身と向き合う医師と、その判決に異議を唱え公正な裁きを求めて奔走する妻。苦悩の果てにたどりついたありのままの真実とは…?人間の狂気と正気を描き出すヒューマンサスペンス。主演の妻夫木聡が演じるのは、捕虜の実験手術に関わる西部帝国大学医学部助教授・鳥居太一。教授に中止を進言したが手術は続行され、終戦後に戦犯となってしまう。「"自らの責めは自らが負わねばならない" 罪とは何か、生きるとは何か、ひたすらに自分と向き合い続ける日々です。人間は愚かな生き物であります。しかし、誰かを思いやる温かい心になれるのもまた人間です。人としてあるべき姿とは何か、今一度この時代に問いかけられているような気が致します」と語る妻夫木さんは、「時代や環境が変われど、一つ一つの命の重みに変わりはありません。作品を通じて、命の尊さを感じて頂ければ」とメッセージ。太一の妻で、死刑判決を受けたことに納得せず、夫を救出するために奔走する房子を蒼井優が演じる。「胸が締め付けられるようなシーンがたくさんありますが、妻夫木さんが演じられる太一を信じ、最後の最後まで丁寧に演じて行けたら」と言い、「タイトルに見合う作品になることを期待しながら、精一杯頑張ります」と意気込んでいる。2人のほかにも、死刑囚棟の同じ房で太一と生活することになる元軍人役で永山絢斗、捕虜の実験手術を実行する西部帝国大学医学部第一外科教授役で鶴見辰吾。そして、山西惇、辻萬長、中原丈雄、若村麻由美らの出演も明らかになっている。終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」は8月13日(金)22時~NHK総合にて放送。※75分単発(cinemacafe.net)
2021年05月26日実写版『るろうに剣心』シリーズが『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもってついに完結する。これを記念してシネマカフェではキャスト陣のリレーインタビューを敢行! シリーズ完結への思い、いまだから言える“あの”話、主演の佐藤健に言いたいor聞きたいこと、さらにアンケートで寄せられた読者からの質問にも回答してもらう。第3回は、剣心の頼れる相棒・相楽左之助役の青木崇高!役作りのスタートは肉体からのアプローチ――足掛け10年にわたって左之助という役と向き合ってきました。ここまで長く役と付き合うことはなかなかない経験だと思いますが、映画『るろうに剣心』シリーズ、そして左之助という役柄は青木さんにとってどういう経験であり存在だったのでしょう?本当に特別だと思いますね。こんな凄いものが詰まったとんでもないプロジェクトに出会えるっていうのは、どんな仕事のジャンルにおいても、幸せだと思うんですよね。自分のキャリアにおいて、とんでもなく大きな意味を成すと思いますし、喜びですよね。幸せだと思っています。もちろん、結果として“10年”になっている訳であって、パート1の時はここまで見据えている訳ではなかったです。ここまでの作品が続いたのは、現場はもちろんですが、関係者のおかげであったり、公開された後も、多くの人に支えられたからだと思います。本当にそう感じますね。――左之助役は基本的にテンションが高めで、フィジカルで勝負するキャラクターですが、毎回、役に入る際のスイッチとなるルーティンであったり、続けてきたことなどはありましたか?パート1の撮影前は、パンチの出し方からアクションの練習を始めました。そこから少しずつキャラクターをつかんでいったんです。僕のそれまでの作品では、資料を集めたり、分析したりと、“心”から作ることが多かったんですけど、左之助に関しては、自分で動いて、動いて、動いて…その中でキャラクターを作っていく、肉体からのアプローチでキャラクターを作っていきました。だから、何年経ってもその動きを繰り返せば、キャラクターや精神が蘇ってくるというのを感じました。もちろん衣装や髪型もそうですし、スタッフの顔や神谷道場のセットを見てもそうです。だからキャラクターに戻れるかどうかという不安はなかったですね。――パート1のアクションの対戦相手は、元格闘家の須藤元気さんでしたが、パンチを習うところから始めたんですね?そうです。大丈夫かなって不安もありましたけど、いろんなアクションシーンで助けてもらって、なんとかキャラクターを成り立たせることができたかなと思います。大友(啓史)監督とパート1を携えてロスに行った時の現地のお客さんの反応がすごく面白くて。各キャラクターが出るたびに拍手したり口笛を吹いたりしてくれて、左之助のキャラクターもすごくウケていたので、もし続編やるなら、海外の人ももっと楽しめるようにと意識もしていました。“陽”のキャラクターで明るく照らす――過去作で左之助が「お前の傷を治すのは俺の役目じゃない」というセリフを言った際、海外の観客が「よく言った!」という感じでメチャクチャ盛り上がったという話を大友監督がおっしゃっていました。原作も含め、国内・海外を問わず人気の高いキャラクターですね。(登場人物たちは)暗い過去を背負っているじゃないですか。“陰”のキャラクターが多い中で、左之助は数少ない“陽”のキャラクターなので、そこは明るく照らさないといけないなと思っていました。もちろん彼は単純なヤツじゃない。思いやりのある明るさを持っているっていうのは物語の中でも必要なんじゃないかなと思います。保育園の先生から手紙をもらったことがあるんですが、不登校だった子どもが大好きな左之助を見たことによって、学校に来るようになったというのを知りました。自分自身、こういう声をもらえるっていうことに感動しましたし、左之助やこの映画にはそんなパワーがあるんだなってとても嬉しくなりました。老若男女、国内外を問わず通じるような、憎めない気持ちのいいキャラクターがあるとするなら、それを探っていたと思いますね。――読者からの質問ですが、佐之助以外に演じてみたかったキャラクターはいますか? オーディションの時点に立ち戻って「好きな役を選んでいいですよ」と言われたら…?自分的にはやっぱり左之助しか考えられないですけど…僕、切れ味のいい刀は振ってないんですよ(※左之助が拳以外で使う刀は巨大な“斬馬刀”)。だから真剣の殺陣ができるなら誰でもいいからやりたいなっていうのはありますね。吉川晃司さんが演じた刃衛は、しびれるほどかっこよかったなと思います。「俺がやっても…」っていうのはありますけど(笑)、剣心を相手に一度ちゃんと切れる刀抜いてみたいですね。――シリーズを通して一番大変だったシーンは、どの作品のどのシーンでしたか?結構どれも大変でしたので一番を挙げるのはなかなか難しいんですけど「(撮影を)朝までやった」とか「昼までやった」とかありましたね。本当にどの戦いも大変だったんですけど、毎回アドレナリンがドバドバ出てるって感じですね。脳内のアドレナリンがなかったら、撮影が成り立たなかったんじゃないかというくらいアドレナリンに助けられてました。アクション撮影後は、自分の体をさすりながら「お前、よう頑張った」「ようもった!」と労っていました。アクションにおいて、心にブレーキをかけてる映像って本人が一番わかっちゃうんでやりたくないんですよ。だから多少のケガなら仕方ないと覚悟を決めてやっていました。しかしどれもハードでしたね…。全てのアクションが終わって、メイクさんたちに体中の血のりを落としてもらっている時は涙が止まらなかったですね。全部終わったんだっていうのを体と心で感じましたね。左之助にひと言「お前も相当強いぞ!」――そんな左之助の、今回の最終章における魅力、見どころについて、ネタばれがない範囲でお願いします!喧嘩屋という彼のキャラクターだと思うんですけど、拳にこだわっている以上、(刀での戦いに)ついていけないところがあるのかもしれない。けど、だからこそ見える彼の精神性というか…。剣心が「ただいま」と戻ってくる場所はやっぱり神谷道場だし、剣心だけでなく、薫、弥彦、恵にとってそういう場所が大切だと思いました。そこを守ろうとするキャラクターの強さが見どころじゃないかなと思いますね。「つれねぇこと言うんじゃねーよ」とか「水臭いじゃねーか」といった言葉は、左之助のキャラクターをよく表しているんじゃないかなと思いますね。――作品としては今回で最終章となりますが、左之助に対して青木さんから何かひと言いただけますか?本当に素敵な人だと思います。やっぱり剣心と出会ったことで、攻める強さだけでなく、守る強さも知ることができたんじゃないかなと思いますね。その強さに関しては、お前も相当強いぞ!っていう思いはありますね。けど少しは防御も学べと(笑)。いつまでも恵(蒼井優)に治してもらってるだけじゃなくて。――シリーズが終了してしまうこと、左之助にさよならすることに対しての寂しさみたいなのはありますか?他の作品で感じるような寂しさはないですね。それより続いたことが奇跡に近いと思うので、その感謝や喜びとかが勝ってますね。10年も経ったわけで、個人的な感覚では当時のアルバムみたいなのものになってる部分もあるんですよ。ロケやキャストやスタッフさんとの思い出とかもありますし。作品を観たら、何度でも反芻できて個人的に楽しめるところはあると思います。「また続編を…」と話が来ても、同じことを思うんじゃないですかね。「こんな作品に出会えるなんてお前、幸せだぞ」「やるしかねーだろ!」って。そう言い聞かせると思います。それだけ自分にとって特別な作品だっていうことです。――改めて『るろうに剣心』チームというのはどういう存在でしょうか?クレイジーでファンキーで、本当に楽しい最高な仲間たちの集団だと思います。いろんなものが逸脱した…(笑)。ぶつかり合える喜びがある、本気な人たちっていう感じですね。――座長・佐藤健に今だから言いたいこと、聞きたいことがあればお願いします。いろんな現場を主演として背負ってると思うんですけど、ずっとクールに佇んでいるんですよ。それはとても大変なことだし、ストレスやプレッシャーも感じると思います。「ちゃんとバカやってる?」って聞きたいです。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月07日佐藤健主演、累計観客動員数は980万人を超える『るろうに剣心』シリーズがついに完結する『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』。新時代を迎えるため、そして守るために刀を握り続けた佐藤さん演じる主人公・緋村剣心ら神谷道場の仲間たちを支えた、蒼井優がシリーズを通じて演じてきた高荷恵に迫った。誰よりも愛情深く仲間を想う、心優しき医者高荷恵(蒼井優)は辛辣な物言いをするが、心は真っすぐな医者。代々医者の名家の娘だったが、家族全員が戦死して天涯孤独となり、生きていくために悪事に手を染めていたところを剣心に救われた。以降は剣心、神谷薫、相楽左之助、明神弥彦ら神谷道場メンバーの一員となり、医者として一人でも多くの人を救うことに身を捧げている。剣心に出会って救われた恵だが、剣心も元は天涯孤独の身の上。医者として剣心の体を労るのはもちろんのこと、『伝説の最期編』では志々雄との戦いに赴く剣心の心情を察して必ず生きてかえるように言葉をかける姿も。恩義を感じているだけではない、似通った出自の2人だからこその強い信頼関係を伺い知ることができる。一方、静かに心の深い部分で理解しあっている剣心との関係とは対照的に、左之助(青木崇高)とは常に口論や軽口が絶えない。この2人のかけ合いは神谷道場のシーンの定番となっており、激しい戦いや重厚な人間ドラマの合間に描かれる彼らの姿は、劇中の剣心同様に観客の心も和ませてくれる。そして今回、『The Final』で最も恵の存在が助けになるのは薫(武井咲)だ。神谷道場メンバー全員で剣心の過去を聞いた後、誰よりも動揺している薫に寄り添って彼女の言葉を受け止めつつ、剣心と向き合うように語り掛ける。SNS上では、恵が薫に伝えたセリフは「今の時期だからこそ胸に響くものがありました」との声や、「恵と左之助のやり取りでにやけちゃった」など、物語の陰の功労者ともいうべき恵の存在に言及する声も上がるほど。シリーズのクライマックスを飾るに相応しい極限のアクションシーンと共に、剣心と出会って新たな居場所を見つけた恵が支え続けた神谷道場メンバーの物語のクライマックスにも注目だ。『るろうに剣心 最終章 The Final』は公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会るろうに剣心 京都大火編 2014年8月1日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 和月伸宏 / 集英社 (C) 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」るろうに剣心 伝説の最期編 2014年9月13日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月06日佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介の超豪華キャスト陣と、メガホンをとった大友啓史監督が『るろうに剣心 最終章 The Final』の初日舞台挨拶に登壇。『るろうに剣心』シリーズ完結編である本作がついに公開初日を迎えた心境や、シリーズを含めたこれまでのシリーズにまつわるエピソードを語りあった。4月23日(金)より公開初日を迎えた本作は、当日18時時点で、興行収入52億円の大ヒットを記録した映画『るろうに剣心京都大火編』の初日の興行収入2.3億円(公開初日:2014年8月1日)を超え、シリーズ最大のオープニングスタートを切る見込みとなった。登壇した佐藤さんは「この2部作のクランクアップを迎えたのがちょうど2年前の4月23日だそうです。色んな意味で今日という1日は忘れられない日になりそうだなと思いますし、非常に感慨深いです」と万感の思いを込めて挨拶。「この先もこの映画のこと、シリーズのこと、キャラクターたちのこと、愛してくれたら嬉しいなと思います」と語った。大友監督も「観て頂ければ分かるのですが、撮影もハードでした。そういう時に僕らの間で合言葉にしていたのは“お客さんに届けば奇跡が起きる”という言葉です。僕らは映画の力、物語の力を信じて撮影を続けて今日に至りました。今までたくさんの作品を作っていますが、今日はとりわけ感無量です。最後エンドロールを観て頂くと分かりますが、とんでもない数の人間が自分達にできる10年分の全てをこの作品に捧げてくれています。是非観終わった時に皆に拍手を送ってください」と、映画の公開に思いを込めて観客に語りかけた。佐藤健「こんなに幸せな現場はない」『The Final』と『The Beginning』の2作品で総製作費50億円、撮影期間7か月、エキストラ延べ6,000人、キャスト&スタッフ約2,200人と類まれなる規模で制作された本作。作品のスケールを感じた撮影時のエピソード、そして本編への手ごたえを聞かれた佐藤さんは「大友組はクランクイン初日からサプライズといいますか、スケールの大きさで我々を圧倒してくれるんです。そうすると自然にテンションもモチベーションも上がって、“やってやろう!”という気持ちになるんです」と語る。さらに「(キャストの)努力をちゃんと細かく汲み取ってくれて、(映像に)映し出してくれる。非常に役者冥利に尽きますし、役者をやっていてこんなに幸せな現場はないなと日々感じていますし、その中でも今回最高の映画が出来上がっていると思います。いつも言えないですけど、監督ありがとうございます!」とコメントし、大友監督も「照れくさいですね(笑)」と嬉しそうな姿を見せた。武井さんは「撮影で地方にお邪魔させて頂いたときに地元の方々がエキストラとして参加して下さっていて、(我々と)同じ熱量で大友組に参加してくださったんです。それがとてもびっくりしました」と地方での撮影エピソードを明かし、新田さんは「監督は建物をちゃんと建てて、ちゃんと壊してます(笑)それを目の当たりにしたときは、すごい作品だなと思いました」とセットについて触れると、大友監督からは「大物の宮大工が作ってくれたセットを壊すことになったんです」との説明が入り、登壇していたキャストも驚いた様子を見せた。蒼井さんは「私はわりと早く撮影が終わって、別の作品に入っている時に(『るろうに剣心』の)スタッフさんにお会いしまして。『そろそろ剣心出来る頃じゃない?』って話しをしたら『まだ撮ってるよ!』と言われて。本当に普通の感覚だったら出来上がっているころにでもまだまだ撮影が続いている事を知った時に、本当に妥協のない作品作りをしているんだなと感じました」と明かした。衣装も妥協しない「それを着てすべてを剣心にぶつけたい」壮大なスケールの本作の撮影を行っていく中で、ここは妥協しなかった、ここはこだわったというポイントについて聞かれた佐藤さんは「袖の親指がどこまで隠れるかとか、一歩を踏み出したときにギリギリ引っかからない袴の丈とかを衣装部の皆さまに作って貰いました」と衣装に関するトークを展開。武井さんも「衣装部さんがこだわって作って下さった薫のお着物が、お洋服で着る様な分厚い生地を使っていまして。(シリーズの衣装担当)澤田石さんがその素材が良い!と仰ったんだと思うんですが、着ている側からすると苦しくて、動きやすいというのは薫に関してはなかったかなと思います(笑)」と衣装について語り、会場を笑わせた。新田さんは「縁って所々衣装を変えているんですが、ラストの殺陣の時の着物の色を白にしたいと監督や澤田石さんと相談したんです。白は『The Beginning』で巴が着ている着物の色なんですよね。だからそれを着てすべてを剣心にぶつけたいと思いました」と衣装に込められたこだわりを明かした。藤原竜也「多くの人にるろうに剣心が届くように」また、本作の公開を祝って、緋村剣心を最も苦しめた敵の1人、『京都大火編/伝説の最期編』の志々雄真実を演じた藤原竜也からコメント動画が到着。藤原さんは動画で「大友監督、佐藤健くん、またまた大変な、本当に苦労したであろう撮影を乗り越えて公開にこぎつけたこと、おめでとうございます。コロナ禍で大変だと思いますが、多くの人にるろうに剣心が届くように祈っております!」コメント。佐藤さんは「光栄です。藤原さんとの最後の戦いは忘れられないですね。そんな藤原さんから今日という日を祝って頂いたこと、うれしいです」と感慨深げ。最後に、“座長”佐藤さんは「ここ1、2年くらいよく思うのは、やはり人というのは日々の暮らしに光が見出せないと生きていけない生き物なんだなということです。この映画が、皆さまの希望の光となれば幸いです。どうかまたお会いできる日までお元気で、皆さまの心と体の健康と、日々の幸福を願っております。本日はありがとうございました」と挨拶し、イベントを締めくくった。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年04月24日『るろうに剣心 最終章 The Final』初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。スレンダーボディが際立つワンピースドレスで、抜群の透明感を見せた武井。「やっとこの日を迎えられて大変嬉しく思っています。10年薫を演じられてとても幸せに思っています」と思いを表す。「不安な状況ではありますが、皆様と楽しい時間を過ごせたら」と挨拶した。同作の衣装のこだわりについて、武井は「本来お着物で仕立てるような素材じゃなくて、お洋服で着るような分厚い生地だったんです。お着物って、巻き付けて着るじゃないですか。衣装部さんも汗だくになりながら着せてもらっていて、着てる側からするととても苦しくあまり配慮がなかったかなって」と本音をチラリ。一方で「細部までこだわったってことです! 作品のために!」と熱く語っていた。
2021年04月23日『るろうに剣心 最終章 The Final』初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。パート1から出演する蒼井は、「1の時に、ちょうど誕生日だったというので、京都で撮影終わりで香川(照之)さんとか佐藤さんとか皆が『ごはんでも行くか』みたいになって、佐藤さんが予約をとってくれたんです」と振り返る。「横で聞いてたんですけど、『個室ありますか?』とか聞いてたけど会話がうまくいってなくて、個室とか頼む人いないのかな? と言って、調べてくれた所に皆で行ったら、そのサイトに載ってる住所と電話番号が間違ってて、寺に着いたんです」と驚きのエピソードを披露した。青木は「あったあったあった!」と思い出し、蒼井がさらに「一生懸命予約してくれたのが、祈祷のお願いだった」と明かすと、佐藤も「思い出した!!」と苦笑する。青木は「で、せっかくだから寺行った」と話を補強し、蒼井が「完璧に見えて抜けてるところがある」と佐藤の意外な一面を語ると、佐藤は「それは申し訳ない。慣れない京都のロケ中だったのでその節は大変ご迷惑をおかけしました」と10年越しに謝罪していた。
2021年04月23日『るろうに剣心 最終章 The Final』初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。主演の佐藤は「先ほどスタッフの方と話していて、この2部作のクランクアップを迎えた日がちょうど2年前の4月23日、22日の深夜だったそうです。色んな意味で今日という1日は忘れられない1日になりそうだなと思っています」としみじみ。「非常に感慨深いです。我々にとって大切な作品をついに皆さんに見ていただけると思うと、幸せな気持ちです。ここまでやってこれたのは、皆さんのおかげです。本当に感謝しています」と熱く語った。撮影中のエピソードとして、佐藤と激戦を繰り広げた新田は「そんなに年が変わらないじゃないですか。なのに最後の殺陣の時に、『まっけん、俺、おじいちゃんだからダメだあ〜』と言ってました」と佐藤のかわいらしい一面を暴露。佐藤は「(佐藤が)パート1をやってたときの年齢なんですよ、まっけんは。私それから10年経ってますから、そんな変わらなくはないの」と苦笑しつつ、「まっけんがまぶしかったですね。ずっと常に動けるようにアップして、やってて、えらかったね」と新田を褒める。新田が「僕との最後の殺陣のシーンは、(佐藤が)全部やってきた後の最後だったんですよね。僕はあのシーンの最後で本当にバテてました。それくらい色んなアクションシーンを乗り越えてきてのあの健さんはすごいなと思いました」と讃えると、佐藤は「頑張ったな、我々」と労をねぎらい合った。また、舞台挨拶では「剣心と死闘を繰り広げたあの人」からのビデオメッセージも。青木が「観柳!? 武田観柳!?(香川照之)」とボケる中、志々雄真実役の藤原竜也が登場した。藤原は「またまた大変な苦労したであろう撮影を乗り越えて公開までこぎ着けたこと、おめでとうございます。コロナ禍で大変だと思いますけど、多くの人に『るろうに剣心』が届くことを僕も祈っております。応援しております! 頑張って下さい!」とエール。佐藤は「光栄ですね。本当に強かったので。今回も大変でしたけど、藤原さんとの最後の所も忘れられないです。そんな藤原さんから今日という日を祝っていただけたこと非常に嬉しいです」と感謝していた。
2021年04月23日和月伸宏のコミックを実写映画化した人気シリーズの最新作『るろうに剣心最終章 The Final』が4月23日、全国約400スクリーンで封切り。ワーナー・ブラザース映画によると同日18時時点で、シリーズ最高興収を記録した『るろうに剣心京都大火編』(2014年8月1日公開/最終興収52.2億円)の初日興収(2.3億円)を上回る、歴代最高の好スタートを切った。東京・有楽町の丸の内ピカデリーでは初日舞台挨拶が行われ、主人公・緋村剣心を演じる佐藤健をはじめ、武井咲(神谷薫役)、新田真剣佑(雪代縁役)、青木崇高(相楽左之助役)、蒼井優(高荷恵役)、江口洋介(斎藤一役)、大友啓史監督が出席した。第1作『るろうに剣心』の撮影が始まった2011年から10年。公開延期を経て、シリーズ完結を迎える心境を語った。挨拶に立った佐藤は、コロナ禍での映画封切りに「いろんな意味で忘れられない1日になりそう。我々にとって大切な作品を、支えてくださった皆さんに見ていただけるのは幸せですし、非常に感慨深いです」と感無量の面持ち。「この作品が皆さんの希望の光になれば幸いです。また、お会いできる日を待ちながら、皆さんの健康と日々の幸福を祈っております。これからも愛してくだされば」とファンに向けて、思いのたけをぶつけた。大友監督との再タッグについては「毎回、スケールの大きさで圧倒され、勝手にモチベーションがあがる。その気にさせるのがうまいので(笑)、人生をかけて全うしようと思えるし、その努力をくみ取ってくれるので、役者としてこんな幸せな現場はない」とべた褒めし、「いつもは言えないけど、監督、いつもありがとうございます!」と最大級の感謝を示していた。舞台挨拶では、かつて宿敵・志々雄真実を演じた藤原竜也から映画の封切りを祝うビデオメッセージが紹介され、佐藤は「光栄ですね。志々雄真実も本当に強かったので、今日という日を祝ってもらえて、うれしい」と喜んでいた。映画版『るろうに剣心』シリーズの最新作にして最終章となる今回の2部作。剣心に復讐するため、東京を総攻撃するシリーズ最恐の敵・縁が登場する。これまでシリーズを彩ってきた“るろ剣”オールスターが集結し、剣心のため、新時代のため、最後の戦いへ挑む究極のクライマックス『The Final』。さらに、戦いの理由は幕末へと遡り、剣心の頬に刻まれた“十字傷の謎”に迫る『The Beginning』へと続いていく。取材・文・写真=内田涼『るろうに剣心 最終章 The Final』公開中『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(金)公開
2021年04月23日俳優の佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心』シリーズのLINEスタンプが、22日より発売される。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。今回公開される「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。LINEスタンプはシリーズ初で、『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の公開を記念して発売された。剣心(佐藤健)、薫(武井咲)、左之助(青木崇高)、恵(蒼井優)、操(土屋太鳳)とお馴染みの神谷道場メンバーに加え、斎藤(江口洋介)、巴(有村架純)、桂(高橋一生)の絵柄が使用されており、トーク画面いっぱいに広がるBIGスタンプ仕様。「おろ?」「かたじけない」など、お馴染みのセリフに加え、逆刃刀を手に取った姿など、様々な表情を見せる剣心や、「おつかれさまです」「頑張って!」と剣心や神谷道場を支える薫ならではの、ねぎらいの言葉が使用されたものも。そして「いいじゃねえか」と神谷道場のムードメーカーである左之助らしいコミカルな仕上がりのスタンプに加え、「大丈夫?」といつも剣心や薫を心配する恵のスタンプも登場。「終わったな」「チョロい」と、いつもはつらつとしたストレートな物言いの操のスタンプもあり、神谷道場メンバーが勢ぞろいしている。「それは俺の仕事だ」と漢気溢れる、シリーズ全作品に登場する斎藤のスタンプや、「The Beginning」から「失礼します」とクールな表情の巴、「待っています」と物思いに耽る桂のスタンプなども登場し、『るろうに剣心 最終章』の世界観を表現する、充実のラインナップとなっている。
2021年04月22日2021年4月14日に、44歳の誕生日を迎えた、お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太さん。同月13日に放送されたラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)で、ラジオパーソナリティを務める赤江珠緒アナウンサーから、誕生日プレゼントに砥石をもらいました。1週間が経った同月20日、山里さんは砥石の使い心地について、同ラジオ番組で感想を述べています。どうやら山里さんは、赤江アナウンサーからもらった砥石を、妻であり俳優の蒼井優さんと一緒に使ったそうです。赤江アナウンサーからのプレゼントを、山里夫婦が使ったら…同月19日の夜、仕事が終わって帰宅した山里さんに対し、蒼井さんはこんな話を切り出したといいます。奥さんが「明日たまむすびじゃん」って。「ああそうだよ」「いやいや、大丈夫?研いでないじゃん」って。「研いでないって?」「包丁、包丁!」って。「せっかくもらってね、翌週に研いでないってね、赤江さんもさびしいよ?」って。たまむすびーより引用蒼井さんは、プレゼントしてくれた赤江アナウンサーの気持ちを考えて、砥石を使ってみることを提案したのです。しかし、その時点で23時を回っていたため、山里さんは「こんな時間に包丁を研ぐなんて、山に迷って入ってきた人を食うヤツじゃん。やまんばの時間帯だよ」とツッコミを入れます。結局「明日の放送で、研いだことを赤江さんに伝えたほうがいいと思うよ」という蒼井さんの意見に従い、2人は夜中に包丁を研いでみることにしました。蒼井さんが見つけた、職人が包丁の研ぎ方をレクチャーする動画を見ながら、夫婦で肩を並べてチャレンジすること40分…。深夜1時前に、ボロボロだった包丁の刃先は、見違えるほどきれいに生まれ変わったのです。「すごいきれいになったね」って。「これで明日赤江さんに、昨日、砥石使ったよ!よかったよって伝えられるわ」なんていったら、(蒼井さんが)「ねえ、切れ味試してないよ」って。「いや、そうだけどさ…1時だよ!?」って。「でも、研いで、絶対赤江さんは聞いてくれる。どうだった?って」。たまむすびーより引用「研いだ包丁の使い心地も、赤江アナウンサーに伝えたほうがいい」という蒼井さん。そこで、冷蔵庫にあった野菜の中から、山里さんは長ネギを、蒼井さんは白菜を手に取り、包丁の切れ味を試しました。最初に切れ味を試したのは、山里さんです。蒼井さんに「どう?」と尋ねられて…。「俺、一番やっちゃいけないことなんだけど、ビフォアー試してないわ」って。「ウソぉ」って。この包丁が(研ぐ前から)切れてたかどうかが分かんない。でも切るじゃない。すごいのよ!サクサク切れる。横見たら、奥さんも「えっ、すっごい切れる、これ!」って。白菜、半玉ざっくざく切ってんの。まな板の上にね、大量に切った長ネギと白菜があって。奥さんがいうんだよね。「今からこれどうしよう?」って。たまむすびーより引用深夜1時半を回っていたものの、2人は切った野菜を使って味噌汁を作ったのだとか。山里さんは「素人でもよく切れる」と、赤江アナウンサーからもらった砥石を絶賛しました。深夜に繰り広げられた、夫婦のゆかいなやり取りに、ネット上ではクスッとする人が続出。・この夫婦、最高。もはやコンビみたいで面白い。・なんてかわいいエピソード!山ちゃんを諭す蒼井さんの図が、ほほ笑ましくて好き。・蒼井さん、すごくいい子だなあ。山ちゃんの口から語られる蒼井さんは、いい意味でイメージと違う。深夜遅くに、台所で夫婦そろって包丁を研いだり、野菜を切ったりしている姿を想像すると、ほほ笑ましいですね。赤江アナウンサーからもらった砥石は、山里夫婦のキッチンで、今後もたくさん活躍することでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年04月20日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021年4月23日・6月4日公開)の場面写真が18日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。神谷薫役の武井咲、相楽左之助役の青木崇高、高荷恵役の蒼井優らオリジナル・キャストも再結集し、彼らと剣心との友情や絆がそれぞれの成長とともに集大成として映し出している「The Final」。神谷道場のメンバーの1人、高荷恵は口悪いが心は真っ直ぐな女医で、代々医者の名家の娘だったが家族全員が戦死して天涯孤独となり、生きていくために悪事に手を染めていたところを剣心に救われて心を改め、医者として一人でも多くの命を救うことに身を捧げている。口の悪さとは裏腹に思いやりにあふれる性格で、薫の剣心への想いも理解しており「京都大火編」では“後悔してからじゃ遅い”と剣心の元へ向かいたい薫を鼓舞する一幕も描かれていた。1作目で登場した当初は剣心を弄ぶかのような立ち振る舞いで悪女ぶりを発揮しつつ、どこか憎めない姿を見せてきた恵だが、今作では、剣心の過去を知って動揺する薫をそっと励まし勇気づける場面も。今まで以上に頼りになる神谷道場メンバーとして存在感を発揮している。今回到着した「The Final」の場面写真は、恵が剣心の過去を知り戸惑う薫に対して、剣心へ向き合うよう薫の背中を押すシーン。平静を装うものの心の中で葛藤があった薫は、恵には本音を打ち明ける。そんな弱音をこぼす薫を優しく諭す恵……剣心と薫の2人を陰からそっと支える、まさに“お姉さん”のような役割を果たし、その頼りがいのある姿にも注目だ。恵を演じた蒼井優は、「今回は過去の3作品よりも、恵という役が落ち着いていて、お姉さん的存在」と自身の役を振り返り、「剣心と薫の関係性が変わって、2人が成長したことによって、それに合わせて、みんなもちょっとずつ成長しているのかなって感じがします」と役柄の変化を語る。剣心の衝撃的な過去を知った薫に声をかけ、薫に寄り添う一面も見せる恵について、蒼井は「きちんと薫の背中を押してください、と大友監督にも言われました」と、事前に話があったことを明かした。また、1作目からの変化について「最初は急に転がり込んできた部外者で、距離感があったと思います。恵ってあんまりスキンシップをする感じではないと思うんですが、皆と過ごす時間を経て、心の距離感が近くなっている感じがします」と、他のキャラクターとはまた違った恵ならではの立ち位置とその魅力を語る。「前作の撮影と比べるとみんな変化しているのに、フォーメーションを組んだ時に形が一緒で、懐かしい感じがしました。でも、1人1人を見るとやっぱり変わったなって思います」と5年ぶりの撮影現場でも変わらぬ『るろうに剣心』チームの懐かしさとともに、それぞれの成長を感じながら挑んだことがうかがえる。16日~22日にかけて、本シリーズの第3作目となる『るろうに剣心 伝説の最期編』が上映中。志々雄との最終決戦に向けた壮絶なアクションを大きなスクリーンで体感でき、「The Final」の特別映像やキャストのスペシャルメッセージも披露している。
2021年04月18日2021年4月13日に放送されたラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)で、お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太さんが語った、夫婦のやり取りが話題になっています。山里さんといえば、テレビ番組などで、妻であり俳優の蒼井優さんとの仲よしなエピソードをたびたび披露していますよね。同番組で、山里さんは夫婦で訪れたタイ料理店でしてしまった、笑えるミスを明かしました。山里亮太のタイ料理店での振る舞いに、蒼井優がツッコミ同番組でメインパーソナリティを務める赤江珠緒アナウンサーに向かって、「食事をする際のマナーを覚えないといけないと思う出来事があった」と語る山里さん。妻の蒼井さんと、飲食店でランチセットを食べた際に、一風変わった振る舞いをしてしまったといいます。向かい合う形で座っていた席で、セットに出てきた『トムヤムクン』と思しきスープを「おいしいね」といいながら食べていた2人。山里さんが食べ終わった後の皿を見て、蒼井さんが驚きの声を発します。前のほうでさ、奥さんがね「あれっ?」っつって。「スープ空っぽじゃん」って。「いや、おいしかったもん!」って。(蒼井さんが)「いやいやいや、このスープ、風味出すために茎とか固い葉っぱとか、ガンガン芯残った生姜みたいなのが結構入ってたでしょ?あれどうしたの?」って。「えっ!食べた」って。(蒼井さんが)「明らかに食べていい固さじゃないものばかりじゃなかった?」って。俺も途中で「木食ってるみたい」「木だな」と思って食べたの。たまむすびーより引用なんと、山里さんはスープに入っていた、本来は風味を出すために使われ、飲食に適したものではないハーブや根生姜をすべて食べてしまったのだとか!とても固く、容易にかめる代物ではないため、蒼井さんは「どう考えても食べるものじゃないでしょ」とツッコミを入れたといいます。完食した山里さんに対し、蒼井さんは「ちょっとこれ恥ずかしいよ。全部食べてるなんて。ウソでしょ」といい、店員が片付けに来る前に、自分の皿に残っているハーブを半分ほど分けて、夫の皿に入れたのです。(蒼井さんが)「片しに来る前に、これ分けてあげるから」って。奥さんのほうにある葉っぱと木を皿に分けてもらったの。「ダメだよ」っつって。「ごめんごめん、恥ずかしい」ってしゃべってて。メインディッシュが来て、しゃべってて、気付いたら、またそれ俺食べちゃってたのよ!器に入ってたら「入ってた」と思って食べちゃって、また奥さんが「えっどこ行った!?あれ?」って。俺「木食べてた」って。(蒼井さんから)「ねえ、虫なの?」っていわれた。たまむすびーより引用せっかく蒼井さんの皿から分けてもらったハーブや根生姜を、また無意識のうちに食べていたという山里さん。蒼井さんからは「虫なの?」という容赦ないツッコミを受けてしまったようです!山里さんの話を聞いていた番組のリスナーからは、次のような反響が続々と寄せられています。・面白すぎて涙が出た!「虫なの?」はヤバイ。・蒼井さんの冷静なツッコミがたまらない。・2人のやり取りは、面白いだけじゃなくてほほ笑ましさもある。・蒼井さんは、山ちゃんのそういうところも含めて好きなんだと思う。2人のゆかいなやり取りが、目に浮かぶようですね。山里さんが明かしたエピソードは、多くの人に笑いをもたらしました![文・構成/grape編集部]
2021年04月14日2019年に結婚を発表し、世間をにぎわせたお笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太さんと俳優の蒼井優さん夫妻。山里さんが自身のラジオ番組『JUNK山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)などで、夫婦間の会話やエピソードを披露するたびに反響を呼んでいます。山里亮太、蒼井優から痛烈ツッコミ内容に「かっこいい」「好感度上がった」の声私生活がミステリアスだった蒼井さんだけに、山里さんから語られる意外な素顔にファンも興味津々。2021年3月17日放送の同番組で山里さんが明かした、蒼井さんから受けたというアドバイスにもまた、ファンの関心が寄せられています。山里亮太、蒼井優のアドバイスを受け「ドキドキしちゃって」と反省同日の放送で、『南海キャンディーズ』が過去にレギュラー出演していたトーク番組『ちちんぷいぷい』(毎日放送)が、放送を終了したことを報告した山里さん。出演していた当時、ロケのノウハウをはじめさまざまなことを教えてもらったことから、番組への思い入れが深かった山里さんは、放送終了を聞いて挨拶に向かうことにしたといいます。当日、蒼井さんからのLINEに挨拶に向かう途中であると伝えたところ、こんな返答が返ってきたのだとか。「なんか手土産とかって、持っていってたっけ」って。「いや、持ってってない」っていったら、(蒼井さんが)「え?」って。「手土産も持っていかないで行くなんて、『私がお土産の価値がある』みたいな空気になんない?」って。「『そんな偉いの?』って、なんないかな」っていわれて、俺ドキドキしちゃって。JUNK山里亮太の不毛な議論ーより引用蒼井さんからの指摘を受け、すぐさま山里さんは近くのデパートで手土産を買い、そのまま挨拶に向かったのだそう。山里さんが明かしたエピソードは反響呼び、蒼井さんの適格な指摘に「さすが」「これぞ内助の功」といった声も上がっています。・山里さんが蒼井さんとのエピソードをたびたび披露しているけど、そのたびに、2人はいいコンビだなって思う。・気遣いの神だね、蒼井さん。・ナイスアシスト!蒼井さんへの好感度がさらに上がりました。「意外な夫婦」と話題になった山里さんと蒼井さん夫妻。しかし、披露されるエピソードを聞くたびに夫婦仲のよさが伝わってきます。相手の足りない点を補う点は、まさに理想の夫婦像といえるのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2021年03月19日深川麻衣が主演、高良健吾、香里奈、井浦新ら実力派に、吉行和子、古谷一行と日本映画の歴史を作ってきた名優たちが共演する『おもいで写眞』が、全国にて公開中。本作でメガホンをとった熊澤尚人監督が写真を撮ることの意味、そしてオリジナル脚本で描きたかった想いを語った。本作は、ヘアメイクの仕事を夢見て上京したが夢破れ、地元である富山に帰ってきた結子(深川さん)が、その人の思い出を写真に残す「おもいで写真」の撮影を通して、地元のお年寄りとの交流を丁寧に描いていくオリジナル作品。メガホンをとった熊澤監督は、舞台である富山でオールロケを敢行。自身のオリジナル脚本による蒼井優主演『ニライカナイからの手紙』で長編デビューを果たし、その後は数々の人気原作の映画化を監督しながら、『虹の女神 Rainbow Song』『おと・な・り』『ジンクス!!!』など、オリジナル脚本の映画化にも挑み続けている。本作『おもいで写眞』もオリジナル脚本の映画化であり、原作小説や漫画の実写化が主流になってきている昨今の日本映画界において意欲作といえる。熊澤監督は本作の着想について、「10年ほど前に、新聞で偶然遺影写真についての記事を読んだんです。カメラマンの方が遺影写真を撮ろうとするけど、皆さん『縁起でもない』と言って積極的に撮ろうとしてくれないので苦労している、と。それがきっかけになって、どうやったら自分の親やお年寄りの皆さんが写真を撮ってくれるだろうと考え始めたというのが最初の着想でした」と語る。そこには、熊澤監督自身の母の存在も影響していたようだ。その後に東日本大震災が起き、監督の着想はより具体的なものとなっていった。「大きな被害を受けた場所で泥や瓦礫に埋れてしまった写真を探し出して修復したり、持ち主の元に返すことをなさったりしているのを知って、写真というものが人間にとって非常に重い意味を持ち、大きな影響を与えるものだということを感じたんです」と明かし、本作で描かれる1人ひとりの生きた人生を1枚の写真に込めるというテーマへと繋がっていることを示す。写真というのは過去を懐かしむものではなく、1枚のおもいで写真の存在が明日を前向きに生きて喜びを感じられるものとしてあるべき、という観点から本作は描かれており、劇中で自身の“おもいで写真”を見て、目を輝かせながら喜びを噛みしめる人々の姿はまさに熊澤監督が描きたかった写真という存在の意義。劇中には、富山の現地で声をかけて撮影した本物の“おもいで写真”も登場する。実際にそれぞれのおもいでの場所で撮影された写真の存在が作品により説得力を持たせることにもなっている。『おもいで写眞』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おもいで写眞 2021年1月29日より全国にて公開© 「おもいで写眞」製作委員会
2021年02月09日プライベートでも仲のいい二人の声優・蒼井翔太と梅原裕一郎が、2月7日に開催される配信イベント「アルバートの扉」に出演する。あにてれpresents「アルバートの扉~蒼井翔太&梅原裕一郎」公演・チケット情報質問に答えていき「あなたはこんな人です!」というような心理テストをやったことがある人はたくさんいるが、仲のいい人気声優二人が次々と出題される50の質問に答えていき、本人たちも知らなかった二人の新たな魅力を見届けようというのが、この「アルバートの扉」という配信イベントだ。イベントタイトルである「アルバートの扉」というのは、「大切なことは質問をやめないことだ。好奇心こそ、我々の存在を示すものなのだ。」という言葉を残した、かの有名な物理学者アルバート・アインシュタインの名前からとった。前回は、プライベートでも定期的に一緒に飲みに行っているという寺島惇太と畠中祐が出演。出身地や好きな映画といったベーシックな質問から、お互いの似顔絵を描いたり、キュンとするプレゼントの渡し方を体現してもらったり、事前に募集した視聴者からの質問に答え、挙句に好きなグラビアポーズをとってもらうなどという大胆な質問にも答えてもらった。二人の答えを見届け、行動心理を分析したのは、プロフェッショナル心理カウンセラーの浮世満理子。弱点や潜在能力という切り口から二人を分析し、その診断結果に対するアドバイスが伝えられた。思いがけない分析とアドバイスに、二人はちょっと照れくさい部分がありながらも、「もっと自分のことを知りたいし、分析してほしい!またチャレンジしてみたい!」という感想を残した。そんな「アルバートの扉」第2弾に登場するのは、人気作での共演も果たしている蒼井翔太と梅原裕一郎。時に励まし、時に突っ込み、イベントを進行していく天の声は、前回に続き、豊永利行が担当。そして、プロフェッショナル心理カウンセラーの浮世満理子も再び二人の行動を分析し未来へのアドバイスをする。蒼井翔太、梅原裕一郎、一体どんな魅力が明かされるのか? ぜひみなさんに見届けていただきたい。■あにてれpresents「アルバートの扉~蒼井翔太&梅原裕一郎~」配信日:2月7日(日)14:30~/18:00~(PIA LIVE STREAMにて配信)出演:蒼井翔太、梅原裕一郎、豊永利行(声のみ)、浮世満理子(声のみ)※アーカイブ配信あり
2021年02月05日2019年6月に結婚し、多くの人から祝福の声が寄せられた、お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太さんと、俳優の蒼井優さん。記者会見では夫婦仲むつまじい姿を見せ、お互いの愛を感じる、のろけ全開のコメントが話題になりました。そんな山里さんと蒼井さん夫婦ですが、結婚してから初めての衝突が起きてしまったようです。山里亮太&蒼井優の『衝突』がほほえましすぎた2021年1月13日放送のラジオ『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で、『Nintendo Switch』や『PlayStation 4』などで発売しているゲーム『天穂(てんすい)のサクナヒメ』にハマっていることを明かした山里さん。同ゲームは戦闘でレベルを上げるのではなく、本格的な稲作をすることでキャラクターが強くなる独特のシステムが人気を博し、ヒットを記録しました。同月27日の放送でも、山里さんは現在ハマっているゲームとして『天穂のサクナヒメ』を紹介。山里さんは普段、蒼井さんと夫婦でゲームをプレイしているといいます。アイテムをコンプリートするために半日かけてプレイし続けるなど、山里さんいわく『オタク気質』の蒼井さん。そのため、同ゲームをプレイするにあたって、山里さんは『オタク気質』の蒼井さんと衝突が起こってしまったのだそうです。ちょっと…結婚して初めて衝突があったの。あの、ニュースになんのかな、こういうのって。1回ちょっとね、私、山里亮太と、ワオンさん(蒼井さんの愛称)の中で、稲の…田んぼに対する考え方の違いでちょっとぶつかるんだよね。俺はレベル上げるためにも、たくさんの米があったほうがいいと思うんですよ。俺は『質より量』派だったのよ。で、ワオンさんは「いや待て」と。アイテムで農書が手に入るのよ。農書に稲を美しく育てる方法とかあって。育て方とか全部ワオンさんは読み込んでるの。全部。で、見た上で「せっかくいい稲が作れるんだったら、ちゃんとその農書に従って、収穫量は減るかもしれないけど、いい米を作らないか?」っていわれて。山里亮太の不毛な議論ーより引用先述したように、同ゲームではレベルを上げるために本格的な稲作をしなければなりません。現実の稲作と同様に試行錯誤し、田植えや施肥をする必要があるのです。しかし、『質より量』という考え方の山里さんと、『量より質』という考えの蒼井さんで意見が衝突してしまったのだとか!話し合いの結果、蒼井さんの「美しい米を追求したい」という信念を尊重し、山里さんがアクションパート担当で、蒼井さんが稲作担当になったのだそうです。平和すぎる夫婦の衝突に、ネットでは癒される人が続出。「こういう幸せなニュースが増えてほしい」という声が上がりました。・その光景を想像したら笑った。誰も傷付かない幸せなニュースだ…。・一緒にゲームをしてるお2人がかわいすぎる!そして衝突の原因が面白すぎてお腹が痛い。・その意見の相違、分かるー!自分もプレイしていますが、考えは蒼井さん派です。『天穂のサクナヒメ』だけでなく、ほかにもいろいろなゲームを夫婦でプレイしているという山里さんと蒼井さん。今後も時には平和な衝突をしながら、楽しくゲームをプレイしてほしいですね![文・構成/grape編集部]
2021年01月30日木村拓哉が主人公の声を務め、蒼井優、浅野忠信など俳優、声優クリエイターなど各界のトップアーティストの奇跡のコラボレーションが実現したアニメーション映画『REDLINE』が、2010年の公開から10周年という節目にロードショー上映されることが決定した。2010年に公開された本作は、当時約60館の劇場で公開され、興行収入1億円という成績を達成。CG全盛の時代に背景までも手描きにこだわったアニメーションは、手描きならではの「誤差」と「歪み」が刺激的な世界観を作り出し、これまで経験したことのない“体感型”映画となった。第62回ロカルノ国際映画祭で1万人のワールドプレミア。日本の最先端のアニメーション作品として紹介され、ヨーロッパ最大の巨大スクリーン「ピアッツァグランデ」で初公開。初監督(小池健)作品がピアッツァグランデで上映されることは過去にほとんどなく、話題を呼んだ。10周年記念上映として全国での劇場公開ほか、台湾でも同時期に約15館での劇場公開が決定。公開に寄せて小池健監督、原作・脚本の石井克人から描き下ろしイラストが到着。プロデューサー兼上映企画者の木村大助からは、「これは、日本のアニメがセルを捨てアナログからデジタルに移行する時代に、失われていくその魂にこだわり疾走した愚か者たちが創った物語です。この強烈なマンガインパクトを大画面大音量でお楽しみください」とコメントを寄せている。『REDLINE』は2月26日(金)よりアップリンク渋谷・吉祥寺・京都ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:REDLINE 2010年10月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会
2021年01月29日コロナ禍によって劇場は客数を制限され、超大作は軒並み公開となり、映画業界にとってかつてない試練の年となった2020年。我々の映画との向き合い方も、また大きな転換点を迎えようとしている。昨今、サブスクリプションビデオオンデマンド(以下SVOD)と呼ばれる定額制動画配信サービスで配信されるまでのスパンが短くなっているのだ。たとえば7月3日に公開された長澤まさみ(33)の主演映画『マザー』は11月3日に、8月21日に公開された洋画『ブックスマート卒業前夜のパーティデビュー』は12月21日にNetflixで独占配信を開始。ともにDVDやBlu-rayといったフィジカルメディア(物理的なメディア)での発売はおろか、配信サイトでの単品レンタルも行われていない。そんな状況下での“サブスク解禁”には、多くの映像ファンが驚きを隠せずにいた。単純な比較にはならないが、今年1月24日に公開された蒼井優(35)と高橋一生(40)の出演映画『ロマンスドール』のNetflix配信日が7月24日だったことを考えると、この1年でスパンが短くなっていることがうかがえる。着実に早まる“サブスク解禁”について、『ネットフリックスの時代』(講談社刊)といった著作も持つITジャーナリストの西田宗千佳氏に話を聞いた。まず、昨年9月からわずか1年で200万人もの新規会員(日本)を獲得し、計500万人もの会員数を誇るNetflixの躍進について、西田氏は「コロナ禍は前提」としつつ次のように語る。「日本で伸びた要因としてはコンテンツが揃ってきたことと、認知が揃ったという両方があります。サービス開始当初の15年は洋ドラや映画ファンにしか知られてなかったが、昨年『全裸監督』が配信されたあたりから、日本中の人々がNetflixのことを知るようになった。そのタイミングで、コロナ禍が今年きて多くの人が見るものを探していた時に、コストと内容的にも見合っていたのがNetflixに代表されるSVOD。なんとなく知っていたところで、『愛の不時着』や『鬼滅の刃』といった興味をひく配信作品があったということなんだと思います」Netflixが背中を追いかけるのが日本での会員数が500万~800万(正式な数は非公表)といわれるAmazon Prime。こちらは日本に特化したサービス展開で、会員数を伸ばしているようだ。「Amazon Primeは通販サービスも含むので、どのくらいの人がPrime Video(Amazon Prime内の動画配信サービス)を使用しているかは判断がわかれるところ。しかし、映画会社やアニメの制作会社に話を聞くと、収入を見れば1位はAmazon Primeで2位がNetflixということになるそうです。Netflixは日本だけでなく、全世界で受けるコンテンツを強化している。しかしAmazon Primeは『ドキュメンタル』などのように、日本に向けたオリジナルコンテンツを作っている。それは日本で成功するためには日本のバラエティなどが重要だから、という判断なんです。さらにいえば、映画やアニメの調達も基本的には日本に合わせてやっています。日本に最初から特化しているので、日本で伸びるのは当たり前なんですね」NetflixとAmazon Primeといった当たり前になってきた日本。そんななか起きた劇場公開作品の早期“サブスク解禁”には、コロナ禍による“弊害”が影響していると西田氏はいう。「2014年ごろからアップルストアや様々な場所でDVD、Blu-ray販売に先駆けて映像配信されるようになってきています。それは、端的にそうしないと魅力を感じてくれないから。ただ、最近ではSVODでの配信に比重が傾いていて、劇場公開がサブになっているという状態だと思います。映画の興行という観点からみると、重要なのは映画館が開いているかだけでなく、マーベル作品や『ワイルドスピード』シリーズといった明らかに興行収入が見込める大作があるかどうか。そうした作品は、かなり前から公開時期が決まっていて、そこに合わせる形でサテライト的に細かい作品の公開時期も決められているんです。ただ、コロナ禍によって大作の公開時期がどんどん後ろ倒しに。そうなると、細かい作品は、公開時期を決められなくなります。本当に劇場公開できるのか、公開してもお客さんが入るのかという状態が続いたわけです。また、公開を遅らせて来年にしても、後ろ倒しとなった大作がばんばん控えている。そうすると、細かい作品は割を食うことになります。仮に細かい作品が11月に劇場公開できるとなっても、公開期間や前後の大作の公開状況も見えず、儲かるかどうかもわからない。であるならば、これまでみたいに劇場公開から半年空けるといったことはせず、公開されて記憶が新しいうちに配信して見てもらえるようにせざるを得ないわけです。従来のプロモーションができない状態となったことで、SVODでの解禁が早くなったのだと思います」映画・映像エンタテイメント関連のマーケティングを行うGEM Partnersによると、昨年SVODの利用率がDVDやBlu-rayのレンタル、販売を上回るという調査結果が。この流れは今後も加速していくと、西田氏は分析する。「日本の場合、収益面ではまだDVDやBlu-rayのフィジカルがSVODより多いですが、勢いはSVODのほうが強い。作品によってはすでに抜いている。日本はレンタルビデオ店がそれなりにありますが、アニメなんかはレンタル店にほとんど置いてないわけです。すると、フィジカルの購入もしくはSVODかということになりますが、見逃し配信やまとめ見の比率もあがっているので、SVODが配信を凌駕し始めているといえるでしょう。最近では劇場公開されなかった映画が、単品で配信販売されることも増えてきました。映画やドラマはSVOD中心になっていくと思います」
2020年12月23日国内で最も権威と実績の映画賞「毎日映画コンクール」。第75回となる同コンクールの各賞のノミネート作品、ノミネート者が決定した。「毎日映画コンクール」は、1946年、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞。今回の対象作品は、2020年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品となっている(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)。<日本映画大賞・日本映画優秀賞>候補作には、『朝が来る』『アンダードッグ』『海辺の映画館 キネマの玉手箱』『スパイの妻劇場版』『MOTHERマザー』が決定。特に、黒沢清監督が初めて歴史の闇に挑んだ、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞も話題となった『スパイの妻劇場版』は、劇中で夫婦役を演じた蒼井優と高橋一生の女優・男優主演賞を含む最多10ノミネートとなった。次いで、8ノミネートとなったのは、森山未來、北村匠海、勝地涼がメインキャストで出演する、人生から見放された三匹の負け犬たちがリングの上で巡り合う『アンダードッグ』。森山さんが男優主演賞、勝地さんと北村さんが男優助演賞、ほかスタッフ部門でノミネート。ほかにも、<男優主演賞・女優主演賞>には石橋蓮司、草彅剛、森崎ウィン、芦田愛菜、土村芳、長澤まさみ、水川あさみ。<新人賞>には岡田健史や宮沢氷魚、芋生悠、森七菜ら注目の若手が。<外国映画ベストワン賞>には、シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、エマ・ワトソンらが出演する『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』、クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』、アカデミー賞受賞で大きな賑わいを見せたポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』ほか。<アニメーション映画賞・大藤信郎賞>には、現在も大ヒット公開中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』、市川染五郎と杉咲花が参加する『サイダーのように言葉が湧き上がる』、「おジャ魔女どれみ」20周年を記念して製作した『魔女見習いをさがして』などがノミネートされている。なお、発表は来年1月下旬の毎日新聞、スポーツニッポン新聞紙上で行われ、その後、表彰式も行われる。<主なノミネート作品&ノミネート者>【作品部門】■日本映画大賞・日本映画優秀賞『朝が来る』『アンダードッグ』『海辺の映画館 キネマの玉手箱』『スパイの妻劇場版』『MOTHERマザー』■外国映画ベストワン賞『異端の鳥』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『TENET テネット』『はちどり』『パラサイト 半地下の家族』『燃ゆる女の肖像』【俳優部門】■男優主演賞石橋蓮司『一度も撃ってません』草彅剛『ミッドナイトスワン』高橋一生『スパイの妻劇場版』森崎ウィン『本気のしるし劇場版』森山未來『アンダードッグ』■女優主演賞蒼井優『スパイの妻劇場版』芦田愛菜『星の子』土村芳『本気のしるし劇場版』長澤まさみ『MOTHERマザー』水川あさみ『喜劇愛妻物語』■男優助演賞阿部サダヲ『MOTHERマザー』宇野祥平『罪の声』勝地涼『アンダードッグ』北村匠海『アンダードッグ』成田凌『窮鼠はチーズの夢を見る』東出昌大『スパイの妻劇場版』■女優助演賞浅田美代子『朝が来る』神野三鈴『37セカンズ』岸井ゆきの『空に住む』ベッキー『初恋』蒔田彩珠『朝が来る』渡辺真起子『37セカンズ』■スポニチグランプリ新人賞(男性)上村侑『許された子どもたち』岡田健史『望み』奥平大兼『MOTHERマザー』下倉幹人『アイヌモシリ』宮沢氷魚『his』寄川歌太『滑走路』■スポニチグランプリ新人賞(女性)芋生悠『ソワレ』佳山明『37セカンズ』工藤遙『のぼる小寺さん』服部樹咲『ミッドナイトスワン』モトーラ世理奈『風の電話』森七菜『ラストレター』【アニメーション部門】■アニメーション映画賞・大藤信郎賞『生きる壁』『いしのしし」『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『劇場版ごん -GON, THE LITTLE FOX-』『音楽』『かたのあと』『サイダーのように言葉が湧き上がる』『The Balloon Catcher』『ジョゼと虎と魚たち』『DINO!』『どうにかなる日々』『Birth-めぐるいのち-』『附子』『魔女見習いをさがして』『Radio Town』『レベッカ』『わたしたちの家』第75回毎日映画コンクールの表彰式は2021年2月17日(水)めぐろパーシモンホールにて開催予定。(cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film PartnersMOTHER マザー 2020年7月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2020「MOTHER」製作委員会アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年12月23日ステイホームの影響もありタロットが密かなブーム。タロット好きで、動画配信でリーディングもする人気声優・歌手の蒼井翔太さんと、タロット界の第一人者である鏡リュウジさんが、タロットの魅力について語ります。セーラームーンの影響で、タロットに魅せられて。鏡さんはタロットに関する著書も多い、その世界の第一人者。そんな鏡さんが「この人のタロット占いはすごい」と一目置く蒼井さんがタロットを始めたのは約1年半前。――蒼井さんがタロットに興味を持ったきっかけは?蒼井:小学校低学年のとき『美少女戦士セーラームーン』のアニメで占いの館に行くという回があって。タロットカードがふわっと立ち上がるシーンを見て、タロットって不思議だな、すごいなと思ったんです。でも興味はあるけど少し怖いなというイメージがあって……。関わったらなんか大変なことになるんじゃないかという妄想から、手を出さずにいました。鏡:ミステリアスでダークなところが、タロットの魅力のひとつですよね。実際は怖いことなんて何もないんですが(笑)。蒼井:その後、RPGゲームのキャラクターがタロットで戦う姿に惹かれて。それで秋葉原の『魔術堂』で購入したのが、「インフルエンサー」という綺麗な絵柄のカード。占う前に、まずはどんなカードがあるのか一枚一枚をずっと眺めて、78枚のカードの意味を全部ノートに本から書き写したりしてました。タロットと対峙すると、自然と言葉が浮かぶ。――今はどれくらいの頻度で占っているんですか?蒼井:カードには毎日触ります。夜寝る前、目についたカードを手に取って一枚一枚じっくり眺めたり、もちろん占うときも。声優のオーディションってひとつの作品で4役受けたりすることもあるんですけど「今日受けたオーディションでどの役が受かる可能性が高いか」とか、そういうのを“一枚引き”でお遊びで占ってみたり。鏡:この前、実際に占ってもらったんですけど、蒼井さんは変な話、多くの占い師さんより遥かにすごい。一枚一枚を眺めるっておっしゃいましたけど、カードへの愛情や理解が深い。それと、自分の心の中を常に内観されていると思うんですよ。だからカードを見たときにインスピレーションがすごく湧き上がる。タロット占いで陥りがちなのが、カードの意味を暗記して、それを無理やり繋げるような棒読みリーディング。でも蒼井さんはそれが一切ない。相手の話や状況をよく聞いたあとカードを並べて、ひと呼吸置いてその間に湧いたイメージと、占う相手へのモニタリングをして自然に結びつけた言葉の選び方が、本当に素晴らしいんです。蒼井:語彙力ないんですよ、僕。小学校から不登校だったし。でもタロットと対峙してると、自然と言葉がイメージで浮かんでくる。カードの意味をノートに書いたと言いましたが、実際占ってみると書いた単語は出てこなくて別のところから湧いてくる感じ。僕にとってタロットはコミュニケーション方法のひとつで、僕ひとりが解釈して伝えるより、目の前の相手と一緒にタロットを見ながら答えを探していくやり方。言い切られたほうが、占ってもらう方は気持ちがいいとは思うんですけどね。鏡:でもそれがタロット占いの理想型だと思うな。プロとして鑑定している方は、それができないことが多い。占いはズバッと当てるものだという期待のプレッシャーに負けて「答え」を出したくなっちゃう。例えば相談者が「結婚できますか?」と聞いたときに、「できます」って言ってあげたほうが楽だけど、そこでイエス・ノーと言い切らない胆力をつけることが大事。――タロット初心者が占いを上達させるコツはありますか?蒼井:本でもYouTube動画でもいいからたくさん触れて、その中でいいと思う人がいたら、その人の占いをいろいろと見てみるのがいいんじゃないかな。鏡:体系的な占いの中ではタロットっていちばん新しいんですよ。だから覚えなきゃならないことなんて本当は一切ないので。好きなカードを買って好きなように占えばいいんです。蒼井:あとはやっぱり、一枚一枚カードを見ること。体調が毎日変わるように、カードもその日によって見え方が違う。だから本を読む前に一度カードを眺めて「この絵はこんなふうに見えるな」という自分なりの解釈をしてみる。その上で本と照らし合わせて違っても、カードに対する解釈がひとつ増えたと思えばいい。そうやってカードに対するイメージを増やしていってほしい。あとは解釈を膨らませるためにいろんな漫画やアニメ、映画を見て、知識を蓄える。鏡:昔、チャールズ・ハーヴェイという有名な占星術師の授業で「なるべくたくさんのいい小説と舞台と映画を体験しなさい、そこに面白いことが詰まっているから」と言われたんです。蒼井さんと全く同じ。そうやって自分の中の引き出しを増やすと解釈に柔軟性が出ますよね。――タロットから影響を受けたことって何かありますか?蒼井:タロット一枚の絵でもいろんな解釈があるように、例えば嫌なことがあっても、前に進むための壁なのかもしれない、とひとつの出来事を多面的に見られるようになりました。鏡:それがタロットに限らず、占いの最大の効能かも。状況を「愚者」の立場から見たら、「皇帝」の立場から見たらどうだろう、と様々な角度から見られるようになる。タロットは、物事を見るレンズのひとつなんです。あおい・しょうた8月11日生まれ。中性的な容姿と透明感のある声で人気の声優、歌手。2021年1月8日公開の劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』〈前編〉ではフィッシュ・アイを演じる。ジャケット¥45,000(SHAREEF/Sian PR TEL:03・6662・5525)カットソー¥12,000(ADANS/Sakas PR TEL:03・6447・2762)パンツ¥36,000(CoSTUME NATIONAL/コスチューム ナショナル 青山店 TEL:03・4335・7772)ネックレス¥30,000リング¥30,000(共にJOHAN SILVERMAN/TEENY RANCH TEL:03・6812・9341)靴はスタイリスト私物かがみ・りゅうじ心理占星術研究家、翻訳家。英国占星術協会会員でもあり、占星術のほか、タロット関連書籍も手掛けている。著書に『タロットの秘密』(講談社現代新書)など多数。※『anan』2020年12月16日号より。写真・ティム・ギャロスタイリスト・ヨシダミホヘア&メイク・山本隆太取材、文・さかいもゆる(by anan編集部)
2020年12月15日俳優の横浜流星が、ファッションメディア「ELLE」による「エル シネマアワード2020」で今年映画界で目覚ましい活躍をした男性に贈られる「エル メン賞」を受賞し、7日にオンライン生配信で行われた授賞式に参加した。吉高由里子とW主演を務めた現在公開中の映画『きみの瞳が問いかけている』では、世界大会で優勝したこともある空手経験を活かし、天才キックボクサー役という難役を演じ切った。映画作品『愛唄 -約束のナクヒト-』『「L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」』『いなくなれ、群青』『チア男子!!』、ドラマ作品『初めて恋をした日に読む話』『あなたの番です -反撃編-』『4分間のマリーゴールド』などの評価から、日本アカデミー賞新人俳優賞、エランドール賞新人賞を受賞するなど、2020年は大躍進の年に。また、第15回ソウルドラマアワード受賞や、世界的ファッションブランド・ディオールのメンズ初ジャパンアンバサダー就任などグローバルな活躍も。受賞者VTRではディオールの洗練されたスーツをブランドの顔として堂々と着こなしていた。横浜は「素敵な賞をいただけて、光栄に思っています」と喜びを伝え、今回の受賞のきっかけとなった『きみの瞳が問いかけている』について「作品が良くなるように、観てくださる方々の心を動かせるように、という思いで、全力で役として生きていました」と役作りを振り返る。また「自分の中でとても手応えを感じた作品だったので、少しでも皆さんの心の中に届いているのかと思うと嬉しいですし、僕自身も人として学ぶことが多かったので、これからもずっと心に残るような大切な作品となりました」と作品への思い入れを語った。そのほか「エル シネマアワード2020」では「エル ベストアクトレス賞」を蒼井優、「エル ベストディレクター賞」を黒沢清監督、「エル・ガール ニューディレクター賞」を池田エライザが受賞した。
2020年12月07日モデルで女優の池田エライザが、ファッションメディア「ELLE」による「エル シネマアワード2020」で、新世代をけん引する映画人に贈る「エルガール賞(※今年はエル・ガール ニューディレクター賞)」を受賞し、7日にオンライン生配信で行われた授賞式に参加した。今年はNetfilx配信の『Followers』、映画『一度死んでみた』など女優としても活躍した池田だが、今回は初めて監督・原案を手掛けた作品『夏、至るころ』が評価されての受賞となった。同作は、緑あふれる故郷の山々に抱かれながら、友情を育んできた男子高校生の翔(倉悠貴)と泰我(石内呂依)が、夏祭りを前に初めて自分の人生と向き合い、それぞれの一歩を選びとる物語。10代で上京した池田自身のエピソードをもとにオリジナル脚本を映像化し、瑞々しい演出力を発揮した。韓国で開催された第21回全州国際映画祭、中国の第23回上海国際映画祭に正式招待されるなど、未来の映画界を担う次世代クリエイターとして華々しいデビューを飾っている。受賞者VTRでは、フェンディのドレスに、ブルガリのジュエリーをまとい、モデルとしてのオーラも放っていた池田は「ファッション誌の中でも特に映画への愛情を今までたくさん企画されてきたELLEから、本当に栄誉ある賞をいただけて、すごく幸せです」と喜びをあらわにし、「自分で自分に制限をかけずにいろいろなことを学び続ければ、可能性が広がっていくことを、私を通じて誰かに伝わったらいいなと思っています」と、監督経験を経て感じたことを語った。そのほか「エル シネマアワード2020」では「エル ベストアクトレス賞」を蒼井優、「エル ベストディレクター賞」を黒沢清監督、「エル メン賞」を横浜流星が受賞した。
2020年12月07日ファッションメディア「ELLE(エル)」が選ぶ「エル シネマアワード2020」受賞者が決定、今年もっとも輝いた俳優「エル メン」賞に横浜流星、女優「エル ベストアクトレス」賞に蒼井優が選出。「エル・ガール ニューディレクター」で池田エライザ監督、「エル ベストディレクター賞」で黒沢清監督が受賞した。その年に公開された映画の中からベスト作品や映画人を表彰する「エル シネマアワード」が、今回、史上初のELLE Japan公式YouTubeとTwitterで行われたオンライン生配信で実施。生配信では、文化人やジャーナリスト、エル・エディターなどの投票によって、2020年に公開された国内外の映画の中からべスト映画を決定。さらに日本の映画界において、今年もっとも輝いた女優・俳優・監督に贈る4部門の発表が行われた。「エル ベストアクトレス賞」には蒼井さんを選出。2020年は『ロマンスドール』『スパイの妻』『おらおらでひとりいぐも』と3本の映画に出演。特に主演を務めた『スパイの妻』では作品としても第77回ベネチア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞し、世界の映画界でも唯一無二の女優として認められた年となった。また、「エル ベストディレクター賞」には『スパイの妻』で、日本人としては17年前の『座頭市』の北野武監督以来という快挙を成し遂げた黒沢清監督が選出。受賞者VTRでは「アルマーニ(ARMANI)」のタキシード姿を披露した。来年は映画『るろうに剣心 最終章』 の公開も控えている蒼井さん。受賞者VTRでは「ヴァレンティノ(Valentino)」の黒のロングドレスに、「ショパール(Chopard)」のダイヤモンドのネックレスを着用し、シンプルながらも凛として美しい輝きを放った。そして「エル メン賞」は横浜さんが受賞。2020年は映画『きみの瞳(め)が問いかけている』にW主演、元・天才キックボクサー役という難役を世界大会で優勝したこともある空手経験を活かしながら、心揺さぶる圧倒的な純愛像で演じ切った。さらに、2020年は日本アカデミー賞新人俳優賞に加え、エランドール賞新人賞を受賞し、映画界のみならずドラマ界でもより一層存在感が増した年となった。また、世界的ファッションブランド「ディオール(Dior)」のメンズ初のジャパンアンバサダー就任や、「第15回ソウルドラマアワード」を受賞するなど、グローバルな活躍も光った。受賞者VTRで着用したのは「ディオール」の洗練されたスーツスタイルを堂々と着こなし、受賞ムードを盛り上げていた。「エル・ガール ニューディレクター賞」には、女優・監督の池田さんが選出。2020年はNetfilx配信の「FOLLOWERS」、映画『一度死んでみた』など女優として活躍する傍ら、初めての監督作品『夏、至るころ』を発表。監督・原案を手掛けた同作では、10代で上京した彼女自身のエピソードを原案に、オリジナル脚本を映像化した作品で瑞々しい演出力を発揮し、韓国で開催された第21回全州国際映画祭、中国の第23回上海国際映画祭に正式招待。未来の映画界を担う次世代クリエイターとして、今後の活躍が楽しみな存在となっている。なお、「エル シネマ大賞」にはグレタ・ガーウィグ監督『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が選出された。エル シネマアワード 2020 受賞者コメント【エル ベストアクトレス賞】 蒼井優 『スパイの妻』賞をあげてもいいかなと思っていただけたのは、とてもありがたいですし、自分の中で迷いながら、悩みながら、作品をやっていたので、頑 張れという意味だと思って、ありがたく受け取らせていただきます。経験したことのない時間を、世界中のみなさんが過ごした1年だったと 思いますが、たくさんのことを考えるきっかけにもなりました。改めて、こんな状況のなかだからこそ、映画や舞台でしか得られないエネルギ ーがあるということを知ることができて、今よりもう少し背筋を伸ばして作品づくりに挑んでいきたいと思うようになりました。【エル メン賞】 横浜流星 『君の瞳が問いかけている』素敵な賞をいただけて、光栄に思っています。いろいろなことがあった一年でしたが、人の優しさに救われた年でもありました。『きみの瞳 が問いかけている』では、作品が良くなるように、観てくださる方々の心を動かせるように、という思いで、全力で役として生きていました。 自分の中でとても手応えを感じた作品だったので、少しでも皆さんの心の中に届いているのかと思うと嬉しいですし、僕自身も人として 学ぶことが多かったので、これからもずっと心に残るような大切な作品となりました。【エル・ガール ニューディレクター賞】 池田エライザ 『夏、至るころ』ファッションの誌の中でも特に映画への愛情を今までたくさん企画されてきたELLE(エル)から、本当に栄誉ある賞をいただけて、すごく 幸せです。改めて私ひとりでとった賞ではなく、たくさんの方に支えられて賞をいただけたんだなと感じています。初めての監督としての経験 は、女優をしていたからといって決して楽なことはなく、たくさんのことを学びながらでもポジティブで思いやりのある、奇跡のような現場で、 とても幸せでした。これからも、自分で自分に制限をかけずにいろいろなことを学び続ければ、可能性が広がっていくことを、私を通じて誰 かに伝わったらいいなと思っています。【エル ベストディレクター賞】 黒沢清『スパイの妻』ファッション雑誌の賞をいただくということは予想もしていなかったので、本当にびっくりしました。『スパイの妻』という映画は、これまでになく 衣装やメイク、髪型などに相当気を使って作りましたので、そのことが評価されたのかな、と思っております。ベネチア映画祭の銀獅子賞 をいただいたことは、先に進むための第一歩であるというのがハッキリと自分の中で位置付けられています。今年は映画を作ることはでき ませんでしたので、来年こそは、新しい映画をなんとしても作りたい。それが私にとって『スパイの妻』以降の新しい次の一手になるだろうと 思います。今年はコロナ禍でエンターテイメントをみんなで観る、観た人と話し合う、おしゃべりし合うというような場が残念ながらすごく制 限されてしまって、それがとてもつらいことでした。そのような場は、遠からず取り戻せるだろうと信じています。「エル シネマアワード2020」12月7日(月)20時~ライブ配信(text:cinemacafe.net)■関連作品:夏、至るころ 2020年12月4日より全国にて公開©2020「夏、至るころ」製作委員会きみの瞳(め)が問いかけている 2020年10月23日より全国にて公開©2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年12月07日『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の新たな公開日が、それぞれ2021年4月23日(金)、6月4日(金)に決定。あわせて、新映像と新ポスタービジュアルが公開された。本作は、和月伸宏による人気コミックを大友啓史監督によって実写映画化したアクション大作『るろうに剣心』シリーズの最新作にして最終章となる本2部作。緋村剣心役の佐藤をはじめ、武井咲、青木崇高、蒼井優、土屋太鳳、江口洋介といったおなじみのキャストが続投するほか、剣心の“十字傷の謎”を知る男で、上海マフィアの頭目であるシリーズ史上最恐の敵・縁(えにし)役で新田真剣佑、剣心の“十字傷の謎”の鍵を握り、かつて剣心の妻であった雪代巴役で有村架純が出演することが決まっている。剣心に復讐するため、東京を総攻撃するシリーズ最恐の敵・縁。 これまで本作を彩ってきた“るろ剣”オールスターが集結し、剣心のため、新時代のため、最後の戦いへ挑む究極のクライマックス「The Final」。 さらに、戦いの理由は幕末へと遡り、剣心の頬に刻まれた〈十字傷の謎〉に迫る「The Beginning」へと続いていく。「The Final」で明かされる、剣心が斬殺した妻・巴の存在。 剣心はなぜ〈不殺の誓い〉を立てたのか?そして剣心はなぜ妻を斬殺しなければならなかったのか?公開された新映像では、シリーズを通して観るものを圧倒してきた超絶アクションシーンが映し出される。大勢の敵の前で見せる壁走り、さらにシリーズ最恐の敵・縁との一騎打ちのシーンは、短いながらも強烈なインパクトを残し、期待がより一層高まる。そして遂に発表された公開日が最後、強烈にインパクトを残す映像になっている。また、新公開日にあわせたポスタービジュアルも公開。そこには“未来はここから始まる”というコピー。新時代の為、最後の戦いに挑む究極のクライマックス「The Final」で描かれる “未来”、剣心の頬に刻まれた<十字傷の謎>に迫る「The Beginning」で描かれる剣心の”原点“、この2部作で描かれる本作の“始まり”と“未来”が表現されている。今の日本にも剣心たちと同様に、この先にも”道“が続くことを感じてもらいたい、これから始まる新たな未来を仲間とともに作り上げたい、という想いが込められている。『るろうに剣心 最終章 The Final』2021年4月23日(金)公開『るろうに剣心 最終章 The Beginning』2021年6月4日(金)公開
2020年12月04日公開中の映画『スパイの妻<劇場版>』における東出昌大(32)の演技が話題だ。太平洋戦争前夜を舞台にした本作。東出が演じるのは蒼井優(35)演じる主人公の福原聡子の幼なじみで憲兵の津森泰治だ。津森は貿易会社を営む福原優作(高橋一生・39)とその妻・聡子夫婦と懇意にしていたが、国家機密を正義のため世に知らしめようとする優作たちを追い詰めていく。東出の冷徹な演技に対し《馴染みの好青年から冷徹な仮面を被った軍人へ変貌する東出さんの演技が素晴らしい》《怖い雰囲気がよく出ている》《東出の不気味さが良い》とネット上では称賛の声が上がっている。本作で第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を獲得した、監督の黒沢清(65)も、東出を評価。『スパイの妻』の舞台あいさつで、東出について「僕は大好きなんです。ご本人嫌がるかもしれないんですけど、“怪しい”んです。妖の“妖しさ”もあって。あらゆる面の“あやしさ”を持っている」と語った。今年1月に唐田えりか(23)との不倫が報じられ、8月には杏(34)との離婚を連名で発表した東出。本作のほかにも、出演作の公開を控えるが、スキャンダル発覚からそれほど時間をおかず多くの作品に出演する姿勢には、まだなお疑問の声も多い。《こんなに出てこられるのは、ちょっとまだ無理》《東出昌大が復帰してるのほんと謎》《渡部は、奥さんが許しているからいいけど、普通に出ている東出は不快極まりない》「元妻の杏さんも、8月の離婚後、来秋のTBS系日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』へ出演が決定するなど徐々に活動を増やしています。しかし、杏さんは3歳の双子の女児、2歳の長男を一人で育てており、育児と芸能活動を両立していくには苦労も多いでしょう」(芸能レポーター)加えて不倫相手であった唐田もメディアには姿を見せていない。今年7月、本誌は唐田の姉に取材。「女優復帰は厳しいのではないか、という声もあります」という記者の問いに、「このまま引退ということはないはずです。それでは本人はもちろん、家族も悔しすぎます」と答えている。しかし、復帰の目途ははまだたっていなさそうだ。これについても《唐田は復帰できないのに東出は仕事がある意味が分からない、不祥事があると女性は干されるのに男性は仕事があるのか》と、当事者二人の露出の差に疑問の声が上がる。二人の女性を裏切った東出に対する世間の目はまだまだ厳しいようだ。
2020年11月27日11月7日、8日の全国映画動員ランキングは、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開4週目も首位をキープ。累計では動員1500万人、興収は200億を突破した。7日(土)、8日(日)の動員は129万5793人、興行収入は17億7292万5900円を記録。公開から24日間の累計は、動員1537万3943人、興収は204億8361万1650円をあげている。(IMAXシアター38館含む、全国411館で上映)公開2週目の『罪の声』も先週2位と変わらず。公開3週目の『きみの瞳(め)が問いかけている』は先週4位から3位に順位を上げた。新作では、ゲームの人気キャラクター、ルシファー、アーサー、ソロモン、ノア、パンドラを中心に熱い戦いが描かれる劇場版アニメーション第3弾『モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け』が初登場6位に。TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美による感動のお弁当エッセイ『461個の弁当は、親父と 息子の男の約束。』を、V6の井ノ原快彦と、なにわ男子の道枝駿佑の主演で映画化した『461個のおべんとう』が初登場7位に。中国の漫画家でアニメ作家のMTJJが監督を務め、寒木春華スタジオが製作を担当した劇場アニメーション『羅小黒戦記ぼくが選ぶ未来』が初登場8位に入った。また、芥川賞、文藝賞を受賞した若竹千佐子の小説を、田中裕子と蒼井優の主演で沖田修一監督が映画化した『おらおらでひとりいぐも』は初登場11位につけている。次週は『さくら』『THE CAVEサッカー少年救出までの18日間』『水上のフライト』『タイトル、拒絶』『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』『日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-』『パウ・パトロール カーレース大作戦 GO! GO!』『ホテルローヤル』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』2位『罪の声』3位『きみの瞳(め)が問いかけている』4位『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』5位『夜明けを信じて。』6位『モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け』7位『461個のおべんとう』8位『羅小黒戦記ぼくが選ぶ未来』9位『TENET テネット』10位『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
2020年11月09日井ノ原快彦が主演を務める、映画『461個のおべんとう』が11月6日より公開される。ヒップホップバンド・TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美によるエッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス刊)を映画化した同作は、長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原)が、息子・虹輝(道枝駿佑)と「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という約束をし、お弁当を作り続けた日々を描いた心温まる作品だ。井ノ原と、後輩である道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)が親子役を務めたことでも注目を集めている同作。今回は井ノ原にインタビューし、作品の思い出や後輩の道枝についても話を聞いた。○■息子役・道枝駿佑17歳の叫びに感銘――原作者の渡辺俊美さんから、直接音楽やお弁当作りの指導をしてもらったり、息子さんのお話を聞いたりといったことはあったんですか?ギターの練習はスタジオで「一緒にやろう」という感じでした。全て俊美さんが作った曲なので、「ここはこうやって弾いた方がいいよ」といったアドバイスをいただき、そこからまた家で練習しました。お弁当作りに関しては、料理のアドバイスと言うよりも、俊美さんがどうやって作っていたのかというお話を聞きました。ちょうど僕がやっていた舞台を観に来てくださって、楽屋で話し込んだら長くなってしまって(笑)。でも、そこで息子さんとの関係についてのお話も聞けました。道枝くんと歌った「Lookin’4」という曲も、一緒にゲームをしていた時のことが元になってるんだ、とか(笑)。――息子役の道枝さんは18歳ですが、ご自身が同じくらいの時と比べたりすると、印象はいかがでしたか?会った時は17歳になったばかりだったんですが、とても礼儀正しかったです。KREVAくんとやついくんとバンド用のポスター撮影をしていたところに来てくれて、「東京に出てきたので……」と言って、「なにわ男子 道枝」と熨斗のついたお菓子をくれたんですよ。去年、舞台をやっていた時も、大阪公演に誘ったら熨斗をつけた差し入れを持ってきてくれて……お菓子屋さんに頼むのかな? ご両親もしっかりした方なんだなと思いました。僕は地元のゆるキャラのサブレしか持っていなかったから、恥ずかしくて(笑)。よく「最近の若いもんは……」と言うけど、いいことしか言えません!――井ノ原さんの青春時代は、けっこう破天荒だったんですか?バブル時代ですからね(笑)。周りに変わった方が多かったから、「そういうものなのかな」と思っていたら、だんだん時代が許さなくなってきて、今の若い子はそういうところで生まれた子たちなんだろうなと思うんです。道枝くんは東日本大震災も経験しているし、阪神大震災の話もずっと聞かされてるだろうし、それでコロナ禍もあり、色々と考えるだろうな、と。この作品についても、「当たり前の日常なのに、今では当たり前じゃないことばかりが詰まってる」と言ってて、本当によく考えてると思うし、その通りだと思います。――道枝さんとのセッションもすごく印象的でした。彼はハモったことがなかったみたいなんです。俊美さんにレコーディングについていただいたんですが、その前に何回か合わせたのに、なかなかうまくつかめなかったので、合間で一緒に練習しました。そうしたら飲み込みが早いから、僕がちょっと歌い出すだけで、彼のハモが途中から入ってくるようになって。ゲームみたいにチョコチョコと練習していました。――親子のシーンでは、どのようなところが心に残っていますか?一樹のいろいろな行動について、虹輝から「なんで?」と聞かれるシーンが多いんです。その度に一樹は「説明しなきゃダメ?」と返すんだけど、本人にとっては大きなことではなくて、単に「好きだから」とか、そういう理由。でもそれが虹輝にとってはすごく大きな問題で、そういう眼差しを受けた時に、一樹の気持ちで「あ、すいません」と思ってしまいました(笑)。「父さんがうまくいくのは、周りに甘えてるからだよ」と言われるシーンも、「ごもっともです」と思うし、息子の虹輝から強い眼差しを受けて、グッとくるところはたくさんありました。あとは、撮影が始まる時に「自分の中で大事にしてるシーンってどこなの?」と聞いたら、道枝くんが「浜辺で叫ぶシーン」と言っていたことが印象に残っています。初々しいのが、「あのシーンが大事だと思ってるんですよね」とかじゃなくて、「あのシーンが難しいと思ってる」「頑張りたいと思ってる」と言っていたところ。だから、「僕も見れたらいいな」と言っていたら、たまたま自分も撮影のあった日だったんです。道枝くんのそのシーンが見れて、「17歳の叫びって、すごいな」と思いました。そんな声はもう出ないと思ったし、感情の揺らぎもあって、彼の人間性が出るんだな、考えていることもいっぱいあるんだろうな……と思って。いいものを見せてもらったような気持ちになりました。最後のお弁当までの流れも、「人がものを食べている瞬間って泣けるな」と思ってグッときました。――KREVAさん、やついさんとは作中のバンド・Ten 4 The Sunsを演じられていましたが、ライブシーンもかっこよかったですし、結成20年という設定で、インタビューシーンなんかもすごくリアルでした。初対面だけど、2人とも最初からすごい話すから、ずっと会話していました。インタビューだと、テレビとまた違うところがあって、ちょっと素が出る感じ。でも20周年を迎えたバンドという設定だったので、ちゃんと話すことは話すという気遣いもあったり。やついさんもKREVAさんも、”お芝居”にならずに普通に話すから、「この人たち、すごいな」と思いました。本業だからこそ、リアルだなと思うところはあるでしょうね。同年代だし、それぞれいろんな形で音楽に携わってきたから、そういう部分が出ていてよかったと思っています。――今までのお話を伺っていても、テレビなどで拝見していても、井ノ原さんの意見や考え方がすごくフラットだなと思うんですが、どう培われてきたんでしょうか?徐々にだと思いますが、グループ活動して来たのは大きいかもしれないです。あとは、俳優というお仕事でも、例えば僕は今回母親役の倍賞千恵子さんのことをすごくリスペクトしていますが、それが演技に表れてしまったら元も子もないので、フラットにならないといけない。演技が終わった時に、きちんと人として尊敬しているという気持ちが出ればいいと思います。僕らの事務所の先輩や、役者としての先輩たちも「カットがかかるまでは関係ないから」と言ってくださっていたから、それが1番良い方法だとわかっていたんでしょうね。そういった先輩方から教わったことが、自分にも生きているんだと思います。■井ノ原快彦1976年5月17日生まれ、東京都出身。1995年にV6としてCDデビュー。以降、グループでの活動の見ならず、ドラマ、映画、舞台で俳優として、TVではMCとしても活躍の幅を広げ、老若男女問わず愛されている。主なドラマ出演作は、カンテレ開局60周年特別ドラマ『僕が笑うと』(19年)や、前シリーズを含めると15年にわたって出演している『特捜9』シリーズ(18〜20年)など。主な映画出演作は『天国は待ってくれる』(07年)、『FLOWERS』(10年)。昨年話題となった劇場版アニメーション『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』ではナレーションを務めた。
2020年11月06日ベストセラーの漫画や小説の映画化作品が人気を博していますが、この秋注目したい1本は、芥川賞と文藝賞をW受賞した小説を映画化した『おらおらでひとりいぐも』。東北弁のタイトルに込められているのは、「私は私らしく一人で生きていく」という意味ですが、本作では75歳でひとり暮らしをすることになった桃子さんが孤独な生活のなかで、“新たな世界”を見つけていくまでが描かれています。そこで、こちらの方々に本作の見どころについて、お話をうかがってきました。写真・北尾渉(沖田修一、若竹千佐子)沖田修一監督&原作者の若竹千佐子さん【映画、ときどき私】 vol. 337今回、斬新な演出で見事に映像化を実現させたのは、『南極料理人』などで知られる沖田修一監督(写真・左)。そして、55歳で夫を亡くしたあと、主婦業をしながら小説講座に通い、63歳で作家デビューを果たしたという異色の経歴でも話題となっているのが原作者の若竹千佐子さん(同・右)です。そんなお二人に、多くの共感を呼んだ本作の魅力や観客へ伝えたい思いなどについて、語っていただきました。―監督は原作を読まれたとき、どういった映画にしたいと思われましたか?監督まずは、主人公の抱える寂しさや自己葛藤みたいなところをうまく映画にできたらいいなということを考えました。―そういった心の声を原作では“柔毛突起”として表現されていますが、映画では“寂しさ”として擬人化されていますよね。監督最初に頭に浮かんだのは、「もしこれを映像にしようとすると、CGのようになってしまうのではないか」ということでした。でも、それをするとこれまでの自分の映画の作り方とは違うものになってしまうと思ったんです。できればいままでのように俳優さんたちにお芝居をしてもらったものを撮りたかったので、擬人化させていただきました。―若竹さんは、柔毛突起が擬人化されると聞いたときは、驚かれたのではないでしょうか?若竹さん驚きましたね。「どうやっておばあさんの脳内を映すんだろう?」と疑問に思っていましたから。それが、まさか3人の俳優さんが演じることになるとは……。でも、濱田岳さん、青木崇高さん、宮藤官九郎さんという私が大好きな俳優さんが出てくださったので、本当にうれしかったです。―3名のバランスも絶妙でしたが、どのようにしてキャラクターを作り上げていったのでしょうか?監督年齢も性別も何もかも自由だったので、最初は悩みましたが、桃子さんとかけ離れた人がやったほうがいいなと。そこで、親衛隊とか白雪姫に出てくる七人のこびとみたいなイメージから男性だけにしました。あとは、ただ僕が好きな俳優を選んだというだけですね(笑)。田中裕子さんだからこそ生まれた瞬間はたくさんあった―画面からもみなさんの楽しんでいる様子が伝わってきましたが、演出はどのように?監督桃子さんの寂しさや孤独を際立たせる存在でもあったので、あまりはしゃぎすぎないようにというのはありましたが、そのなかでも、遊べるところをみなさんが一生懸命見つけて演じてくれた感じです。―では、若竹さんのお気に入りのシーンを教えていただけますか?若竹さん私が好きなのは、桃子さんがマンモスを引き連れて歩いているところ。狭い世界に生きているごく平凡なおばあさんの脳内に、ものすごく長い時間が流れていることが一目瞭然でわかりますよね。あとは、いまお話にもあった寂しさの3人が出てくるシーン。監督の人間に対する優しい目線を感じられて、本当によかったです。―そのほかに、東出昌大さん演じる夫の周造がプロポーズするシーンでは、ご自身の気持ちが蘇ったとか。若竹さんそうなんですよ!若い頃の桃子さんを演じた蒼井優さんと東出さんというあんな美男美女に演じていただいて、申し訳ない気持ちもありつつ、思わず顔を赤らめました。私小説ではないと言いながらも、まさかあんなハンサムな人にやっていただけるなんて……。周造は美男子という設定にしてありましたが、書いてみるもんですね(笑)。―(笑)。あと、やはり主演を務めた田中裕子さんが素晴らしかったですが、キャスティングの決め手となったのは何でしょうか?監督脚本を書いているときは誰にしたいとかは考えずに、ある程度できあがってからプロデューサーと相談しました。そこで名前が挙がったのが、田中裕子さん。これまで映画やドラマで見てきた田中さんの演技は圧倒的だったので、もし田中さんが桃子さんを演じてくださるなら、それ以上はないなと。そして、それが実現したわけですが、実際に田中さんだからこそ生まれた瞬間はたくさんありましたし、桃子さんの一挙手一投足すべてにそれを感じました。自分と似ている、と感じる人は多いはず―今回は、蒼井優さんがセットの隅っこにうずくまりながら、他の方々の演技に合わせて、現在の桃子さんの脳内の声を演じていたそうですね。その姿を見て、宮藤官九郎さんは泣きそうになったそうですが、どのような様子だったのでしょうか?監督蒼井さんは現場で目立たないように毎日黒い服を着て、桃子さんの声を演じることだけに集中してくれました。本当にうれしくて、僕も涙が出そうでした。―ぜひそのあたりも、観客の方々には注目していただきたいですね。ちなみに、劇中では方言を使われていますが、若竹さんからご覧になっていかがでしたか?若竹さん田中さんは、本当にお上手だなと思いました。もちろん、寂しさのみなさんも素晴らしかったです。でも、やっぱり東出さんが「決めっぺ」というプロポーズのひと言を放つシーンは、ハンサムな顔と言葉とのギャップがあって本当によかったですね(笑)。―方言ならではの魅力がありますよね。監督そうですね。僕は埼玉の出身なので、あまり方言のないところで生まれ育ちましたが、母親が山形出身ということもあり、東北弁は自分にとってなじみのあるイントネーションなんです。俳優さんも方言が話せる人は芝居がまたひと味違って見えるので、“方言の魔法”みたいなものはあると思います。―原作とオリジナルのバランスで、意識したところがあれば教えてください。監督僕の母が桃子さんと同じようにひとり暮らしをしているので、原作のほかに自分の母親をモデルにしているところはあったかもしれません。たとえば、図書館で話している内容や警官とのやりとりは母の話ですし、車を買うシーンで「遠くの息子より近くのホンダです」というのも母が実際に営業の人から言われた言葉。良いセリフだなと思ったので、映画のなかに盛り込ませていただきました。実家に帰ってこない息子もまさに僕のことですけど、おそらく自分と似ていると感じる人はたくさんいるんじゃないかなと思います。愛と自由の二択なら、愛を蹴飛ばしても自由を選びたい―若竹さんも、ご自身を桃子さんに投影している部分はありますか?若竹さんありますね。たとえば、夫が亡くなったとき、私はいままで悲しみがどういうことかも、何も知らなかったんだなと実感しましたが、そういった部分は私が体験したことです。ただ、オレオレ詐欺に引っかかったのは空想ですよ!―よかったです。映画のなかで「おらはちゃんと生きたか?」と問いかけるところがありますが、おふたりにとって“ちゃんと生きる”とは何ですか?監督難しいことですけど、きれいなことも汚いこともまるごと含めて生きるというイメージですね。悩みながらということでもありますが、そんな小さな右往左往が宇宙の歴史のひとつに繋がっていくのかなと。若竹さん振り返ってみると、いろんなへまをしていて、顔が赤くなるほど恥ずかしいこともいっぱいしてきました。でも、長い目で自分自身を見てみると、それなりに整合性の取れていた行動だったかなと言えるので、ちゃんと生きてきたんだと思います。結局は、自分の全部を受け入れるということが、ちゃんと生きるということなのかな。ただ、つい筆がすべって書いたことなので、まだ自分でもよくわからないところではありますね(笑)。―ちなみに、若竹さんは「愛か自由かの二択だったら、愛なんか蹴飛ばしても自由を選ぶ人でいたい」とお考えのようですが、その理由を教えてください。若竹さんそれは当然そうですよ。「愛」という言葉でどれだけの女の人たちがだまされてきたことか!と言いながらも、「やっぱり愛は素晴らしい」とも思っている自分もいるんです(笑)。ただ、愛という名のもとに支配や不自由もありますからね。―なるほど。ちなみに、若竹さんはこの小説がきっかけで一躍注目を集めることとなりましたが、心境の変化などを感じていますか?若竹さん芥川賞をいただいてからは、公私ともに激動の2年でした。小説を書いていたときは、「この作品でダメだったら、私は2度と世の中には出られない」くらいの気持ちだったので、そのときはこれ以上のものは書けないと思って出しました。でも、2年間でいろいろなことを経験して、いまは少し別の角度から書いてみようかなとやる気が出てきています。というのも、私は63歳でやっとプロになれたので、私に見えているものはほかの人たちとはまた違うものがあるはずですから。『おらおらでひとりいぐも』のときはコンクールに出すために整えすぎていた部分もあったなといまは思うので、次はもっと自由に、めちゃめちゃに書いて、ぐちゃぐちゃな文体にしたいような気がしているほどです(笑)。監督いやー、すごいですね!自己決定権や自由な時間はかけがえのないもの―次回作が楽しみです。今後ひとりで生きていく女性も増えると思いますが、そういう女性にアドバイスはありますか?若竹さん偉そうなことは言えませんが、「悲しいことがあっても、楽しくやっていきましょう」ということですね。夫のことは大好きでしたが、自分ひとりですべてを決められることへの喜びを私はいま感じています。それくらい何でも自分で決められることや自由な時間というのは、かけがえのないものなんですよ。自己決定権というのは、一生に一度しかない“伝家の宝刀”というわけではなくて、ハンドルを左右に切るのと同じくらいしょっちゅうあること。そんなふうにひとつひとつを自分で決めることの気持ちよさは、生きるうえで大切な喜びだと思います。監督映画にも「周造の死に一点の喜びがあった」という桃子さんのセリフがありますが、いま先生がおっしゃっていたようなところを表しているのかなと。寂しいけどたくましさもある女性のいろいろな感情が渦巻いて出てきたひと言なんだろうなと感じました。―それでは、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。若竹さんこれはおばあさんだから考えていることではなくて、若い人たちにとってもすぐそばにあることなので、若いみなさんにこそ観てほしいと思っています。あと、先ほども少し言いましたが、「愛こそがすべて」とか「愛がなければ……」みたいなことはまやかしですよ、と若い人たちに伝えたいですね(笑)。とはいえ、愛には本当に深いものがありますし、素晴らしい愛に出会ってほしいという矛盾した気持ちもあるので、うまくは言えないんですが、つねにそういったことを考えながら生きていってほしいです。監督桃子さん世代の人でなくても、この作品で描かれていることに思い当たる節がある人はたくさんいると思っています。そういう方々がこの作品を観ることで自分にとっての桃子さんに想いを馳せてくれたうれしいです。ユーモアも感動もつまった人間賛歌!多くの人が「これは“私の物語”だ」と感じて大きな反響を呼ぶであろう本作。誰もが日常生活で寂しさや孤独を味わうことはあるけれど、そんななかでもたくましく生きる桃子さんの姿に、「私も私らしく生きよう」と背中を押されるはず。たとえささやかでも、新しい世界へ踏み出す喜びを感じてみては?ストーリー1964年、故郷を飛び出して上京した20歳の桃子。その後、夫となる周造と出会って恋に落ち、子どもにも恵まれた幸せな日々を送っていた。ところが、上京から55年が経ち、これから夫婦水入らずの平穏な日々を過ごそうと思っていた矢先、周造が突然亡くなってしまう。心にぽっかりと穴が開き、生活に何のおもしろさを見いだせない毎日を送っていた桃子だが、ある日、桃子の“心の声=寂しさたち”が目の前に現れる。そして、自分の本音がどんどんと湧き上がってくることに。桃子が孤独の先で見つけたものとは……。心が温かくなる予告編はこちら!作品情報『おらおらでひとりいぐも』11 月 6 日(金)より全国ロードショー配給:アスミック・エース出演:田中裕子蒼井 優東出昌大/濱田 岳青木崇高宮藤官九郎© 2020 「おらおらでひとりいぐも」製作委員会若竹千佐子さんヘアメイク:大山なをみ
2020年11月05日田中裕子が15年ぶりの映画主演、その“娘の時代”を蒼井優が演じる沖田修一監督『おらおらでひとりいぐも』が11月6日(金)より公開。本作には、2020年だけで8本の映画に出演し、いま熱視線を注がれる若手俳優・岡山天音が、原作にはない映画オリジナルのシーンで登場している。2009年、TVドラマ「中学生日記」でデビューして以来、2017年には連続テレビ小説「ひよっこ」で漫画家志望の青年役を好演。主演映画『ポエトリーエンジェル』で第32回高崎映画祭最優秀新進男優賞を受賞した岡山さん。昨年で俳優デビュー10周年を迎え、TVドラマ「同期のサクラ」「デザイナー 渋井直人の休日」から『新聞記者』など話題作へ相次いで出演してきた。そして今年は、主演作『リトル・サブカル・ウォーズ~ヴィレヴァン!の逆襲~』や『踊ってミタ』を含め、本作や『ワンダーウォール劇場版』『青くて痛くて脆い』『ホテルローヤル』など公開&待機する作品は8タイトルにも及び、いま若き実力派俳優として熱視線を注がれている。映画にとどまらず、ドラマ、舞台、CMにとその活躍は幅広く、デザイナーのアシスタントとして“今どき”といわれるどこか飄々とした姿をみせたかと思うと、サブカルを愛してやまない大学生を演じ、都会に出るも夢破れて故郷に戻りうだつのあがらない青年にもなる。どの作品でも、柔らかな表情を浮かべながらも心の奥底には秘めたる何かがあるような、そんな等身大の青年を演じる岡山さんの存在感は目を見張る。本作『おらおらでひとりいぐも』で演じたのは自動車のセールスマン・堀川。都心に程近い郊外の一軒家でひとり暮らしをする主人公・桃子さん(田中裕子)を訪ね、車の買い替えを勧めにくる堀川。このエピソードは原作にはなく、監督が脚本執筆時に考案した映画オリジナルのシーン。監督自身の母親が経験した話をもとに脚本に盛り込んだという。そんな思い入れのあるシーンに岡山さんを起用した理由について、「キャスティングの時、台本のセリフを、岡山くんが話す姿を想像して、一人、面白がって、笑いました」と沖田監督。「他の出演作などをみていたので、いつかご一緒したい俳優さんだと思っていました。顔が特徴的で、とてもよいです」と明かす。撮影時のことを聞くと「(現場に入る前に)いろいろ考えて準備してきてくれたものがあるのだと思いました。岡山くんは、飄々としていて、僕が面白がっているちょっとした事を、自分なりにくみ取ってくれました。真剣だったと思います。撮影も面白かったです。憎めるようで憎めない変な面白さがありました。この作品は、柔らかいシーンでしたが、もっといろんなシーンで岡山くんを観たいなと思いました」と、岡山さんの演技と纏う雰囲気に太鼓判を押した。田中さんと岡山さんの絶妙な間合いがもたらす緊張感と和やかな時間がない交ぜになり、沖田監督ならではのリアリティとユーモアが掛け合わされた印象的なシーンが生まれている。『おらおらでひとりいぐも』は11月6日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おらおらでひとりいぐも 2020年11月6日より公開© 2020 「おらおらでひとりいぐも」製作委員会
2020年10月28日俳優として活躍している福士蒼汰(ふくし・そうた)さん。その端正な顔立ちと高い演技力で、多くの人から支持されています。そんな福士蒼汰さんに彼女がいるかどうかについてや、明かした恋愛観、理想のプロポーズなど、さまざまな情報をご紹介します!福士蒼汰に彼女はいる?熱愛が報じられた相手はインスタで人気?福士蒼汰さんについて「彼女はいるの?」と、恋愛事情が気になっている人が多いようです。2018年に、福士蒼汰さんは一部週刊誌で、3歳年上の女性との熱愛が報じられました。報道によると、相手の女性はタレント活動をしており、インスタグラムを更新すると、フォロワーから着用している服装などに問い合わせが殺到するほどの人気ぶりだといいます。ちなみに、その女性は福士蒼汰さんとの熱愛が報じられた当時、インスタグラムのアカウントは削除したようです。2人は、同年に入ってから共通の友人との食事会で知り合い、交際をスタートさせたのだそう。2020年10月現在、2人の関係がどうなっているのかは分かりませんが、福士蒼汰さんが素敵な恋愛をしてくれていたら嬉しいですね。福士蒼汰が明かした恋愛観とは?福士蒼汰さんが、2015年7月15日放送のトークバラエティ番組『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に出演。自身の恋愛観を明かしました。 この投稿をInstagramで見る 福士蒼汰(@fukushi_sota_official)がシェアした投稿 - 2018年11月月1日午前2時37分PDTこの日、番組では、福士蒼汰さんにどうしても聞きたいことを10~40代の女性にアンケート。その質問に、福士蒼汰さんが答えていきます。その中で、「理想の女性のタイプを3つ教えてください」と質問された福士蒼汰さんは、まずその1つ目を、次のように語りました。髪が長い人が好きです。で、きれいにしている人が好き。髪をきれいに保ってる人。ウェーブがあっても、とりあえず髪に気を遣ってて、女性らしさを忘れていないというか。(髪の毛の色は)できれば黒がいいです。TOKIOカケルーより引用続けて、2つ目は…。料理ができる人。パパッとありもので、「冷蔵庫これしかないけど…」っていっときながら、すげーいいのが出てくるみたいな。うちの母親が結構そういう感じなんですよね。「なんにもないんだけど」っていってパパパッと作って。TOKIOカケルーより引用これに対し、番組MCを務めるアイドルグループ『TOKIO』の国分太一さんから、「(女性に)何を最初に作ってもらいたいですか?」と聞かれ、「オムライス」と答えた福士蒼汰さん。福士蒼汰さんは、女性が料理しているのを後ろから見ていたいタイプなのだそう。※写真はイメージさらに、国分太一さんから「『あーん』ってやってくる女の子とかどう?」と聞かれると、福士蒼汰さんは恥ずかしそうな表情を浮かべながらも「全然やります」と答え、ほかにも膝枕や耳かきをしてもらうのも好きだといいます。反対に、「されて嫌なことは何?」と質問された福士蒼汰さんは、「束縛とかベタベタされるのはあんまり好きじゃない」と回答。この発言に対し、国分太一さんから「意外と『俺に付いてこい』っていうタイプなのかな?」と話を振られると、「どっちかといえば肉食です」と答え、「告白も絶対自分からしたい」と明かしました。そして、理想の女性のタイプの3つ目について、福士蒼汰さんは次のように語ります。しっかりしているんですけど、でもたまにおっちょこちょいな部分があるっていう(女性)。あれを目的で買いに行ったのに、それだけ買わずにほかの物買ってきたりとかは、「かわいいな」「何してんだよ」って。TOKIOカケルーより引用どうやら、福士蒼汰さんは少し天然なところがある女性が好きなようですね。福士蒼汰が理想のプロポーズを明かすさらに、福士蒼汰さんは同番組で、理想のプロポーズや結婚についても語りました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 福士蒼汰(@fukushi_sota_official)がシェアした投稿 - 2019年11月月15日午前1時55分PST福士蒼汰さんは、「こんなのいいな」と憧れている理想のプロポーズの言葉があるといい、次のように説明します。夜のレストランですね。別に特になんでもない日ですけど、「ちょっといいレストランへ行こう」っていって、普通にご飯食べて、食べ終わったくらいに急に僕が「パチン(と指を鳴らして)」、バンッて電気消えます。そしたらケーキが来るんですよ。(花火が)パチパチパチパチっていうのが来て、「今日はなんでもない日だけど、今日から特別な日になるから。結婚しよう」。(そして指輪を)パカッと。そういうちょっとしたサプライズとかいいなって。TOKIOカケルーより引用これに対し、山口達也さんから「それは記念日とかじゃなくていいの?普通の日でいいの?」と聞かれると、福士蒼汰さんは「あえて普通の日がいい」と回答。また、城島茂さんから「理想は何歳ぐらいでそういうサプライズをしたい?」と質問されると、「30いくつですね」と明かしました。いつか、福士蒼汰さんの幸せな報告が聞ける日が来るかもしれませんね!福士蒼汰さんのこれからの活躍も応援しています!福士蒼汰 プロフィール生年月日:1993年5月30日出身地:東京都血液型:O型身長:183cm所属事務所:研音雑誌に写真が掲載されたことがきっかけでスカウトされ、2010年に芸能事務所『研音』に所属。2011年放送のドラマ『美咲ナンバーワン!!』(日本テレビ系)で俳優デビューする。2013年放送の連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)で種市浩一役を演じて注目を集め、以降も数多くの映画やドラマに出演している。福士蒼汰って中川大志と似すぎじゃない?英語やイタリア語がうまいワケは…福士蒼汰がインスタグラムで披露した筋肉に「これはやばい」石原さとみや横浜流星との写真も![文・構成/grape編集部]
2020年10月21日夫婦の危機
セレブ婚で変わってしまった親友
義父母がシンドイんです!