阿部寛主演で2006年に放送された「結婚できない男」が、この秋、続編の放送が決定(タイトル未定)。阿部さんが続投し、前作から13年後を舞台に、偏屈×独善的×皮肉屋に磨きがかかった建築家・桑野信介の日常をコミカルに描く。2006年7月~9月にかけて放送された「結婚できない男」。偏屈で独善的で皮肉屋…けれどどこか憎めない独身建築家・桑野信介が、女性との出会いをきっかけに恋愛を意識し、結婚を真摯に考えるまでの日常をリアルに、そしてコミカルに描いた。今回放送が決定した続編では、前作と同様、尾崎将也が脚本を担当。前作から13年後、53歳になり以前と同じマンションに一人暮らしている桑野を描く。13年の間に飛躍的に進んだIT化に合わせ、最新機器を取りそろえるなど、引き続き独身生活を謳歌中の桑野。恋愛においては、自身の担当医だった早坂夏美と交際まで発展したものの、その後破局。また50歳を過ぎ、偏屈さにはより一層磨きがかかっている。将来のことを考えると、ちょっと不安を感じないでもない桑野。そんな中、偶然出会った女性たちとの間で、運命の歯車が突然、動き始める…!続編制作にあたり、主演の阿部さんは「随分長い間結婚してなかったんですね、やっぱり」と言い、「彼に再会できることがうれしいです」と撮影を心待ちにしている様子。桑野については「人嫌いなようで、実は人と関わりたくて仕方ない。人のために役に立ちたいと誰よりも強く思っている」と改めてそのキャラクターについて語り、「そんな彼が僕は好きです」と愛情をにじませる。また「13年前よりもさらに結婚しない人が増えていると聞きます。世の結婚してない男性を癒すようなドラマにしたいです」と続編へ意気込みを見せている。「結婚できない男」続編は10月より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年04月26日4月4日、ビデオリサーチがCM出演タレントランキングを発表。1位に女優の上戸彩(33)が選ばれ、Yahoo!トレンドにランクインするなど話題となっている。ビデオリサーチによると、平成30年間(1989年1月1日~2018年12月31日)に関東地区のテレビでオンエアされたCM出演累計秒数をもとにランキングしたという。もっともCM出演した上戸は、累計321万4,220秒。2001年に「日清カップヌ-ドル」で初めてCMに出演して以来、「ソフトバンク」「AOKI」などを中心に同一企業で長く出演。2007年から出演の「ソフトバンク」は総出演量の40%以上を占め、トップになる大きな要因となったという。また、2位は累計約222万秒で木村拓哉(46)。3位は約203万秒で所ジョージ(64)で、4位の阿部寛(54)は約202万秒。5位は綾瀬はるか(34)で189万秒だった。そんな2位以下に100万秒以上も差をつける結果となった上戸に、ネット上では驚きの声が上がっている。「上戸彩はダントツなんだねぇ。すごいすごい」「1989年~2018年のCMで堂々の1位はさすかだなぁ 令和でもCMも期待するけどまた素晴らしい作品に巡り会えますように」平成を代表するCM女王となった上戸。令和の時代になっても、その快進撃は続きそうだ。
2019年04月04日「2月最終週の週末観客動員数ランキング1位!しかも、埼玉をおもしろおかしく描いているのに、埼玉県でまさかの記録的な大ヒットという珍事に、うれしい半面、戸惑いもあったりします」そう語るのは、二階堂ふみ(24)とGACKT(45)のダブル主演が話題の『翔んで埼玉』(東映系)で、メガホンを取った武内英樹監督(52)だ。原作は、『パタリロ!』の作者でもある魔夜峰央さん(66)が、30年前に発表した同名ギャグ漫画。その昔埼玉県民は、東京都民から執拗に虐げられるなか、東京の名門高校の生徒会長を務める壇ノ浦百美(二階堂ふみ)が、埼玉出身の転校生・麻実麗(GACKT)に心を寄せ、埼玉解放に動きだすという、ボーイズラブあり、コメディありのストーリーだ。「ボクも、東京から虐げられる立場の千葉県出身なので、埼玉県民の気持ちがわかるんです。原作は未完ですが、埼玉と千葉が戦う大スペクタクル感を出して、最後は手を取り合って東京に立ち向かう物語が“見えた”んです」(武内監督・以下同)映像化するにあたり、もっともこだわったのはキャスティングだ。「バカバカしい内容だけに、演技が上手な人でなければ、単なる茶番になってしまう。魔夜先生が描くきらびやかな世界にもピッタリなので、少年である百美役を二階堂ふみさんにお願いしました。衣装は、宝塚歌劇団をイメージして、こだわってもらいました。すっかり役にはまり込んで、撮影後にカツラを外すと、逆に違和感があったほど」麗役には、何人もの若手イケメン俳優の名が候補に挙がったが、武内監督は首を縦に振らなかった。「埼玉県を笑う内容だから、リアルであればリアルであるほどシャレにならないんです。“これは虚構の世界のお話ですよ”と一発で伝えられる、ぶっ飛んだ存在が必要だったんですね」会議の場でようやくGACKTの名が出たときは……。「『そういうことだ!』と声を張り上げていました」GACKTもオファーを受けた際、「高校生役というだけで、即答で断った」と明かした。だが、漫画好きで、魔夜作品のファンでもあるということから、急転直下で主演が決まったのだ。「かつて、ボクが監督した『テルマエ・ロマエ』で、阿部寛さんがローマ人の主人公を受けてくれたときのワクワク感が蘇りました」公開から3日で、すでに25万人を笑わせた『翔んで埼玉』。「理屈なく楽しめるし、郷土愛や耽美的な要素もちりばめられています。ぜひ、ご観賞ください」
2019年03月07日阿部真央が、本日1月22日に東京・日本武道館にて『阿部真央 らいぶNo.8 ~ 10th Anniversary Special ~』を開催する。昨年、『Road to 10th Anniversary』と題し、これまで以上に精力的な活動をスタートさせた阿部真央。3月に8枚目となるアルバム『YOU』を発売し、4月からは約7年ぶりとなる全国ライブハウスツアー『阿部真央ライブハウスツアー“Closer”』(全7公演)を開催した。その後、7月に新曲「まだ僕は生きてる」を配信リリースし、夏から年末にかけて『COUNTDOWN JAPAN 18/19』などの大型フェスへ出演し、年の瀬いっぱいまで、全国各地に歌声を届けている。そんな阿部真央は、2009年1月21日にアルバム『ふりぃ』でデビューしており、今年1月にデビュー10周年を迎えた。昨年11月から全12公演の全国ホールツアー『らいぶNo.8』を実施し、本日の日本武道館公演と1月27日の兵庫・神戸ワールド記念ホール公演は『らいぶNo.8~10th Anniversary Special』と題している。記念すべき日に、日本武道館という大きな会場でライブを行うことは、阿部真央にとって、ひとつの節目となるかもしれない。これまでのキャリアを代表するような歌声とパフォーマンスを楽しめるライブになるのではないだろうか。さらに、1月23日には自身初のベストアルバム『阿部真央ベスト』をリリース。先日公開された同アルバムのトレイラー映像では、彼女のキャリアを追いながら、デビュー曲「ふりぃ」から最新シングル表題曲「変わりたい唄」までを楽しめる。デビューしてからの10年間、女性を中心に多くのファンから愛され続けている阿部真央は、これからもさらに活躍の場を広げていくことだろう。公演情報『阿部真央 らいぶNo.8 ~10th Anniversary Special~』会場:日本武道館日時:1月22日(火)東京開場18:00/開演19:00
2019年01月22日2018年11月30日付でジャニーズ事務所を退所した、元「Love-tune」の阿部顕嵐(あべあらん)さんが、公式インスタグラムアカウントを開設したのでは、とツイッターで話題になっています。11日昼頃にアップされた1枚には、11日18時時点で13000件を超えるいいね!が付いています。フォロワー数は早くも23万人超に。ツイッターでは・顕嵐かっこよすぎるよ………・顕嵐ちゃんのインスタ本当かな…?!でも初めて見る写真だからそうっぽい?相変わらず美しい顔すぎて笑うわ!笑・顕嵐ちゃんがバチバチにかっこよくて目眩起こしそう(訳:インスタフォローした)など、インスタアカウント出現に歓喜の声を上げるファンが続出。一方で、・顕嵐のインスタ偽物だ!って言える要素がない。・顕嵐ちゃんのって本物?だよね?なんでこのタイミング?・顕嵐のインスタは本物…?なんかよくわかんない…!若干パニックてる…。など、アカウントの真偽がわからず、若干戸惑いを語るファンの姿も。阿部さんといえば、12月10日、阿部サダヲさんを中心メンバーとして開催される「あべ会」に出席している姿が、芸人・あべこうじさんのインスタで報告されています。あべこうじさんにあべ静江さん、阿部サダヲさん、阿部進之介さん、阿部力さん、阿部亮平さん、あべみなみさんらと写真に写った阿部さんは元気な表情を見せていて、ファンを喜ばせていました。このインスタが阿部さん本人が開設したものなのか、未だ真相は明らかになっていませんが、もし本物であればファンとしてこれほど嬉しいことはないでしょう。次なる更新をチェックしたいと思います。
2019年01月11日12月23日(日・祝)に最終回が放送された日曜劇場「下町ロケット」。阿部寛ら“佃製作所”の面々が日本の農業の未来のために無人化、ロボット化に尽力してきた“その後”の物語が、新春ドラマ特別編「下町ロケット」として放送されることになった。最終回では、佃製作所は帝国重工と無人農業ロボットのエンジンとトランスミッションの性能をテストで競い、勝利。佃製のエンジンとトランスミッションを採用した農業用ロボットは「アルファ1」から「ランドクロウ」と名前を変え、発売に先駆け、まず米農家の殿村家に納品されることに。そして特別編では「ランドクロウ」がついに発売されるが、ギアゴースト&ダイダロスが手掛ける「ダーウィン」が好調で、売り上げに差が開いていくーー。佃役の阿部さんや立花役の竹内涼真、山崎役の安田顕、ギアゴーストから佃製作所にやってきた島津役のイモトアヤコなどが引き続き出演するほか、第1章「ゴースト編」、第2章「ヤタガラス編」に出演したあの人気キャストが再び登場。これまで描かれてきた物語のその後を描き、新たなステージへ。今期の放送を見てきた人はもちろん、今回、初めて「下町ロケット」を見る方も楽しめる内容となっているという。宇宙科学開発機構を追われ、下町工場の二代目社長となってもなお夢を追いかけ続けた男の挑戦の物語が、ついに完結を迎える。■特別編あらすじ全員の力を結集し、ようやく完成した佃製作所と帝国重工の無人トラクター「ランドクロウ」。しかし、発売から数週間経ったあとも売り上げが伸びずにいた。一方、ギアゴースト&ダイダロスが手掛ける「ダーウィン」は好調そのもので、差は開くばかり。形勢逆転を狙う帝国重工の次期社長候補・的場(神田正輝)は、ある手段に出る。それは、ダーウィンチームに力を貸し、なおかつ帝国重工の取引先である下請け企業に圧力をかけるというものだった。それにより、徐々にダーウィンチームから離脱企業が増え、ついにはダーウィンの在庫が底をつく。思わぬ形でライバルの勢いを止めた佃(阿部寛)ら佃製作所のメンバーだったが、自分たちの技術力による正当な評価ではないため、心境は複雑なものだった。逆に、窮地に立たされた重田(古舘伊知郎)と伊丹(尾上菊之助)は思わぬ一手を放ち…。新春ドラマ特別編「下町ロケット」は2019年1月2日(水)21時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年12月25日阿部寛(54)主演のTBS系ドラマ「下町ロケット」が来年1月2日にスペシャル版を放送すると、一部スポーツ紙が報じた。直木賞作家・池井戸潤さんの原作をドラマ化した同ドラマ。阿部演じる佃航平率いる町工場「佃製作所」の面々が、数々の困難を乗り越えていく。現在は日曜午後9時枠での放送中だが、今月23日が最終回。正月版は「新春ドラマ特別編『下町ロケット』」として、来年1月2日午後9時から2時間15分の拡大版で放送されるという。連ドラが年を越して放送されるのは、極めて異例。特別編では物語の“その後”が描かれ、“真の最終回”を迎える形になるという。「通常ならばすでに撮影は終了していますが、正月版のため今月下旬まで撮影が行われるそうです。阿部さんらキャスト陣はまだ出し切っていないものがあったのか、正月版の企画を快諾してくれたそうです。そんなキャスト陣の熱い思いが、正月版に込められています」(TBS関係者)同ドラマの放送決定を受け、ネット上では〈楽しみが正月にあるのはうれしい〉〈なんて粋なんだ!〉〈お年玉感もありますね〉など続々と称賛の声があがっている。「今期の視聴率は11~12%台で推移していますが、局内の上層部から『物足りない』との声があがっているそうです。ヒットドラマの宿命ともいえますが、そうした経緯から今回の正月版が決定。なんとかリベンジさせたいようです。実際、普通の正月番組が並ぶなかで放送されればかなりの高視聴率が期待できるのではないでしょうか」(放送担当記者)高視聴率をゲットすれば、制作陣やキャストにとってこれ以上ない“お年玉”となりそうだ。
2018年12月16日TBS日曜劇場「下町ロケット」が11月11日(日)放送の第5話で、第1章「ゴースト編」が終了。翌週の第6話からスタートする第2章「ヤタガラス編」に、“ミュージカル界の新プリンス”との呼び声も高い古川雄大の出演することになった。先日放送された第4話では、ギアゴーストの内部情報を漏らしていた裏切り者がついに発覚。また、佃製作所の経理部長・殿村(立川談春)が自身の決断を佃(阿部寛)に伝えるシーンが涙を誘った。物語は怒涛の展開を迎え、第1章「ゴースト編」が11月11日(日)放送の第5話にて終了する。そして、11月18日(日)放送の第6話から幕を開ける第2章「ヤタガラス編」にて古川さんが演じるのは、大農家の三男坊であり、農林協(農林業協同組合)に所属する吉井浩。農林協を通さずにスーパーや個人客と直接取引をする殿村を目の敵にするという、役どころ。三男坊として甘やかされて育ったがゆえにあらゆる物事を軽視し、「米なんて食えればいい」など不遜な態度を取る吉井に、米作りに人生をかける殿村は反発するのだが…。ミュージカル「エリザベート」ルドルフ役で注目を集め、今年は「モーツァルト!」で帝国劇場初主演、現在「マリー・アントワネット」の公演中であり、来年はロミオ役を演じる「ロミオ&ジュリエット」が控えている古川さん。今作の伊與田英徳プロデュ―サーが「舞台で輝いている姿を拝見して、釘付けになりました」と語る彼が、TBSのドラマにレギュラー出演するのは今作が初めてとなり、一癖も二癖もある吉井という役をどのように演じるのか、要注目。■古川雄大「とても豪華で個性豊かな出演者の皆様の中に埋もれないよう」「前作は一視聴者として」見ていたという古川さんは、「そんな作品に出演できることがとてもうれしい」と喜びをコメント。「この作品は善と悪、仕事に対して愛情を注ぎ信念のまま真っ直ぐ進む人々と、様々な欲望に駆られ間違った方向に進む人々とがはっきり分かれていると思っています。後者を演じさせて頂くうえで、とても豪華で個性豊かな出演者の皆様の中に埋もれないよう、作品のいいスパイスとなれるように精進していきます」と、意気込みを語っている。日曜劇場「下町ロケット」は毎週日曜21時~TBS系で放送中。(text:cinemacafe.net)
2018年11月08日「竹内さんは10月18日に日本武道館で行われた『WADA FES』に出演。同じ事務所の大先輩であるアッコさんと堂々と渡り合って、美声を初披露。いまや日本を代表する若手人気スターに育ちました。多忙で実家に帰る暇もない代わりに、私生活では弟や妹とはSNSで毎日連絡を取り合う、良い兄貴だそうです」(芸能プロ関係者)いま、飛ぶ鳥を落とす勢いの竹内涼真(25)。現在出演中のドラマ『下町ロケット』(TBS系)も好調だ。番組関係者はこう語る。「共演者たちは前作から3年半ぶりに集まったのですが、開始早々、現場は同窓会のような仲の良さ。8月半ばからすでに撮影は始まっていて、特に主役の阿部寛さん(54)の会社の佃製作所のセットでは、出演者が男ばかりで、まるで“男子校”。控え室での会話の内容も男子校ノリなんです」3年前の前作から、竹内を特にかわいがっていたのが、上司役の安田顕(44)だという。阿部は7日の完成披露試写会で「先見の明があるのは、やっぱり安田君。当時から、(竹内の)股間をもんでいた。彼が股間をもむと若手は売れる」と暴露していた。前出の番組関係者はこう語る。「安田さんはまだ表情の堅い竹内さんの緊張をほぐして仲良くなろうと、現場の空き時間にいきなり彼の下半身を狙ってタッチしたんです。それが1回だけじゃなくて、何回も。阿部さんがそれを見て、みんな盛り上がったそうです(笑)。撮影の本番中にもあったんですって。安田さんが竹内さんの前を通ってその場を去るときに、サラッと触られたと。竹内さんは顔色変えてNG出さないようにするので精一杯。さすがに睨み返したら、安田さんが手を合わせて謝るジェスチャーをしていたとか」それから3年。人気俳優となった竹内だったが……。「今回の現場でも、竹内さんは安田さんに挨拶代わりにいきなり股間をタッチされちゃったそうなんです。竹内さんは『絶対リベンジしてやる!』と燃えていましたね(笑)」(前出の番組関係者)収録の合間には竹内が大股開きした足の間から安田が顔を出してスタッフたちをなごませたり、2人の“男の絆”は、現場の最大の潤滑油になっているそうだ。「もともと彼は高校時代は東京ヴェルディユースでディフェンダーとして活躍していた超体育会系。“座右の書”は元日本代表・長谷部誠さんが書いた『心を整える』で、特に“集団のバランスや空気を整える”姿勢が彼の中で刻まれているそうです」(竹内の知人)
2018年10月25日笑福亭鶴瓶がゲストの関係者に自ら事前に徹底取材、サブMCを川栄李奈が担当するトークバラエティー「A-Studio」の10月12日(金)放送回に俳優の阿部寛がゲスト出演する。80年代半ば、モデルとしてデビューした阿部さんは1987年公開の『はいからさんが通る』で俳優業に進出、一躍“トレンディ俳優”として人気となる。その後は舞台「熱海殺人事件」などで経験を積み、独自の個性を持った脇役としての地位を確立。00年代に入ると仲間由紀恵と共演した「TRICK」シリーズや映画化もされた「HERO」シリーズなどで再びメインストリームに躍り出て、『チーム・バチスタの栄光』や「新参者」シリーズなど人気作に続々主演。映画『テルマエ・ロマエ』シリーズでは日本人ながら古代ローマ人を演じ大きな話題を呼んだほか、最近では『恋妻家宮本』『のみとり侍』などで渋みの加わった芝居をみせるなど、いまや日本映画界になくてはならない存在となった。阿部さんといえばその長身と日本人離れした顔立ちはもちろん、重厚で心地よい低音ボイスも魅力だが、今回のトークでは自身の声について「自分で聞こえてるもんだと思ってるんだけど、オンエア見ると何言ってるかわかんないんですよ。自分が」と衝撃告白。自分では“ボソボソとしたしゃべり”が聞き取りづらいと語る阿部さんに鶴瓶さん、川栄さんはどんな反応を示す!?今回のゲストの阿部さんが主演を務めるドラマ「下町ロケット」の新シリーズがいよいよ放送開始。2015年に放送され大きな感動を呼んだ前作から3年、今度は佃製作所の主力商品となっているロケットエンジン用バルブシステムの納入先である帝国重工の業績悪化、主要取引先からの非情な通告、そして番頭・殿村に訪れた危機などまたしても佃製作所が予期せぬトラブルにより窮地に陥っていく。主人公・佃航平役の阿部さんをはじめ、土屋太鳳、竹内涼真、安田顕、徳重聡、和田聰宏、今野浩喜、中本賢、谷田歩、イモトアヤコ、真矢ミキ、木下ほうか、立川談春、倍賞美津子ら続投組に新キャストも加わり、豪華な布陣で新たな佃製作所の挑戦を描き出す。日曜劇場「下町ロケット」は10月14日(日)21時~TBS系で放送開始。「A-Studio」は10月12日(金)23時15分~TBS系で放送。(笠緒)
2018年10月12日フリーの古舘伊知郎アナウンサー(63)が10月14日スタートのTBS系ドラマ「下町ロケット」に出演することを、一部スポーツ紙が報じた。同ドラマは俳優・阿部寛(54)演じる主人公・佃航平率いる町工場「佃製作所」の面々が、度重なる困難を乗り越えていくストーリー。15年に放送された前作は平均視聴率18.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するヒット作となった。記事によると続編で古舘が演じるのは、佃製作所のライバル企業となる大手小型エンジンメーカー「ダイダロス」の社長・重田。技術力で戦う佃製作所の前に、安さを武器に立ちはだかるという役どころだ。古舘がドラマに出演するのは91年のNHK連続テレビ小説「君の名は」以来、27年ぶり。民放で本格的にドラマ出演するのは初めてとなる。「皮肉なことに、9月いっぱいで古舘さんがMCをつとめていた民放のレギュラー番組は0本になってしまいました。そんなときに俳優業のオファーで古舘さんにとっては願ったり叶ったりだったのではないでしょうか」(芸能記者)古舘といえばテレビ朝日の局アナ時代、絶妙なプロレスの実況で一躍人気アナに。フリー転身後、04年4月から16年3月までテレ朝の看板報道番組「報道ステーション」のキャスターをつとめた。「報ステ」の卒業後、意気揚々とバラエティー番組のMCに復帰したのだが……。「『報ステ』でキャスターをつとめていた間に、バラエティーの感覚が鈍ってしまったようです。現場スタッフとの感覚もズレていたのでなかなか視聴率が取れるような番組がつくれず、崖っぷち。MCとしては大物ですが、俳優としては新人同然。周囲に気を遣うなど、これまでと違う古舘さんを見せることができれば成功しそうですが……」(テレビ局関係者)またまた話題になりそうな同ドラマだけに、自然に古舘アナの演技も注目を浴びそうだ。
2018年10月01日俳優の阿部サダヲと女優の吉岡里帆がパーソナリティを務める、ニッポン放送 『阿部サダヲと吉岡里帆のオールナイトニッポンGOLD 映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」スペシャル』が10月12日(22:00~)に放送される。阿部と吉岡は、同日に公開される映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』に出演している。同作は監督・脚本を三木聡が務めるオリジナル作品。驚異の歌声を持つロックスター・シン(阿部)だが、実は彼の歌声は、「声帯ドーピング」というタブーな方法によって作られたものだった。限界が近づく喉に焦るシンは、異様に声の小さなストリートミュージシャン・ふうか(吉岡)に出会う。番組では映画にちなんで、「音量を上げたら言えないここだけの話」を2人が暴露する他、映画の撮影秘話も交えてエピソードを披露する。また、メールテーマも「音量を上げて叫んでくれ!タコ!」と題し、阿部と吉岡の2人に「音量を上げて叫んでほしいこと」をリスナーから募集する。
2018年09月25日山下健二郎さん、佐藤大樹さんとともに「HiGH&LOW」シリーズのスピンオフ最新作『DTC‐湯けむり純情篇‐from HiGH&LOW』で主演を務める佐藤寛太さんが語る、映画の魅力と“一歩踏み出した経験”とは?僕が演じるテッツという役は、思ったことをすぐに口走っちゃう真っすぐな性格。特に、愛情からくる言葉をすぐに口に出しちゃうヤツなんです。今回、いちばん印象に残っているシーンは、「働くって、こういうことだよな」ということを話す場面。テッツとしても、佐藤寛太としてもすごく腑に落ちることが多かった大事なセリフだったと思っています。僕ら、この役をもう4年近くやってきているんですが、毎回、健二郎さんが僕らが居やすい雰囲気をつくってくれて、僕らのことを大切にしてくれるんです。健二郎さんのそういうところをすごく尊敬していて、もし自分に後輩ができたら、先輩としてこんなふうに接してあげたいな、と思っています。今まで、勇気を出して一歩を踏み出した経験といったら、なんといっても劇団EXILEに入るきっかけとなったオーディション。自分でやりたいと思ってやった初めてのことでした。今はどんな役をやりたい、というよりもまず自分を磨きたいです。さとう・かんた1996年6月16日生まれ、福岡県出身。「劇団EXILE」メンバー。今後公開の出演映画に『走れ!T校バスケット部』『jam』『家族のはなし』『今日も嫌がらせ弁当』が控えている。シャツ¥96,000カットソー¥18,000スニーカー¥55,000(以上YOHJI YAMAMOTO/ヨウジヤマモト プレスルーム)サスペンダーパンツ¥38,000(nude:masahiko maruyama/NUDE)ネックレス¥48,000(nobu Ikeguchi TEL:03・6438・9036)『DTC‐湯けむり純情篇‐from HiGH&LOW』シリーズNo.1の愛されトリオ、D=ダン(山下健二郎)、T=テッツ(佐藤寛太)、C=チハル(佐藤大樹)の3人がバイクで旅へ。スカッと笑えてホロッと泣ける純情ムービー。9月28日(金)より、3週間限定公開!※『anan』2018年9月26日号より。写真・笠井爾示(MILD)スタイリスト・中瀬拓外ヘア&メイク・鵜飼雄輔(TRON)取材、文・菅野綾子古屋美枝(by anan編集部)
2018年09月24日圧巻のスケールと緻密なストーリーで見る者を釘づけにし、放送終了後には“ロス”に陥る人が続出した大ヒット作の続編「琅ヤ榜<弐>~風雲来る長林軍~」のDVDが、12月5日(水)からレンタル・セルで順次リリースされることが決定。予告編映像も到着した。中国版エミー賞といわれる「國劇盛典」で最多10冠を獲得した2015年中国最大のヒット作「琅ヤ榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~」。当時、辛口で有名な中国サイト・豆瓣(ドウバン)で10点中9.3点という国内ドラマ最高の評価を引き出した本作は、日本でもTSUTAYAのセルDVDアジアドラマランキングで第1位、Amazon中国ドラマランキングで第1位~第3位を獲得するほどの話題作となった。その続編となる今作の制作には、前作のドリームチームが再集結、前作を上回るスケールで物語が描き出され、全てにおいてクオリティがアップ。また、前作に出演していた俳優が別の役柄で登場していたり、前作の登場人物のエピソードが織り込まれていたりと、いたるところでシーズン1とリンクしており、伏線の見事さにも驚かされるはず。■中国屈指の人気俳優が兄弟に!主演を飾るのは、歴史アクション「岳飛伝THE LAST HERO」でたくましき英雄を演じたトップスターのホァン・シャオミンと、染谷将太や阿部寛が出演した『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』に出演し、中国の大ヒット映画『僕はチャイナタウンの名探偵2』では妻夫木聡と共演するなど、さわやかなルックスで注目される新星リウ・ハオラン。2人が演じるのは、強いリーダーシップと優れた知性で敵の陰謀に立ち向かう兄と、やんちゃだが兄や父の教えを受け、たくましく成長していく弟。さらに「宮 パレス ~時をかける宮女~」のトン・リーヤー、中国版『世界の中心で、愛を叫ぶ』『妻への家路』のチャン・ホイウェンらも出演。最強最悪の手練れと繰り広げられる白熱のアクション&頭脳対決に加え、この兄弟を見守る父の深い愛や夫婦の愛の強さなど、固い絆で結ばれた彼らの愛情物語も感動を呼び込む。■ストーリー6世紀の中国。梅長蘇(ばい・ちょうそ)が補佐した靖王の即位から数十年後。靖王の息子が治める梁では、皇帝の義兄弟である蕭庭生(しょう・ていせい)が、長林軍を率いるリーダーとして皇帝から絶大な信頼を得ていた。ある日、庭生が北の敵国・大渝の動きを察知し、庭生の長子・平章(へいしょう)は国境にある甘州城へと出兵。その頃、次男・平旌(へいせい)は、世の中のあらゆる情報を集める組織・琅や閣で修行に励んでいたのだが、甘州城への補給船が沈没したと聞き、兄の元へと駆け付ける。援軍も物資もない中で戦っていた平章。大渝を破るも、ひどい傷を負っていた。平旌は、補給物資喪失の件に裏があるとにらみ調査を開始する。だが、この件を皮切りに、朝廷に深く入り込んでいた敵が動き始め、再び梁に風雲が巻き起こる!※「琅ヤ榜」の「ヤ」は王に邪(text:cinemacafe.net)
2018年09月14日阿部サダヲがロックスター、吉岡里帆がストリートミュージシャンを演じる映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』。この度、阿部さんと吉岡さんの歌声が初解禁される予告編が到着。あわせて本ビジュアルも公開された。本作は、4オクターブの音域と全ての人を虜にする声量をもつ一方、“声帯ドーピング”というオキテ破りな秘密を抱えるロックスター・シン(阿部さん)と、彼とは対照的に異様に声が小さく何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうか(吉岡さん)が織りなす、ハイテンション・ロック・コメディ。ほかにも、千葉雄大、麻生久美子、「バイきんぐ」小峠英二、ふせえり、田中哲司、松尾スズキら個性派キャストたちが集結し、暴れまくる!今回到着した予告編では、シンが歌う「L’Arc~en~Ciel」HYDE作曲の主題歌「人類滅亡の歓び」、シンガーソングライター・あいみょん作詞・作曲による、ふうかが歌うもうひとつの主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」が明らかに!また、シンが禁断のヒミツである“声帯ドーピング”によって驚異の歌声を得る様子も確認することができる。それぞれの楽曲の作詞作曲を手掛けたアーティストたちは、「監督のイメージを具現化していったら恐ろしい曲になりました笑」(HYDEさん)、「廃退的で耽美的な歌詞。とても楽しい貴重な経験をさせて頂きました」(いしわたり淳治/「人類滅亡の歓び」作詞)。「あの日聴いた音や声、見たもの全てが今日の自分に語りかけてくるように、体の芯を燃やす感覚をいつになっても忘れたくないです。テンションを上げて行こう!」(あいみょんさん)とコメント。「人類滅亡の歓び」には、PABLO、KenKen、SATOKO(「FUZZY CONTROL」)が参加しており、テンション爆上げサウンドはロックファン必聴だ。ほかにも、マスコミに囲まれる千葉さんや、白髪に眼帯姿とインパクト大な麻生さん。そして、まさかのモヒカンパンクロッカーな小峠さんらも登場している。『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』は10月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!! 2018年10月12日より全国にて公開ⓒ 2018「音量を上げろタコ!」製作委員会
2018年07月24日俳優の佐藤寛太(劇団EXILE)が、映画『青夏』(8月1日公開)に友情出演することが19日、わかった。同作は、南波あつこによる人気コミックを映画化。夏休みの間、大自然に囲まれた祖母の家で過ごすことになった都会育ちの女子高生・理緒(葵わかな)と、地元の高校生・吟蔵(佐野勇斗)が一夏の恋に落ちていく。今年だけで『わたしに××しなさい!』『家族のはなし』『走れ! T校バスケット部』、そして『HiGH&LOW』シリーズのスピンオフ映画『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』と映画公開を続々控える佐藤。吟蔵の実家が営む酒屋「泉屋」に立ち寄る、都会から田舎に遊びにきた男性を演じ、同じく友情出演する人気声優・愛美とも共演した。今回は、佐藤が同作のメガホンを取った古澤健監督の映画『恋と嘘』 (2017年公開)に出演していたことから友情出演に。撮影現場では古澤監督からの要望に即座に対応し、スムーズに終了し、ムードメーカーとして現場を盛り上げた。また『走れ! T校バスケット部』(2018年秋公開)で共演した佐野とは、久々の再会を果たし、休憩時間も会話したりと一緒に三重の自然の中での撮影を楽しんだ。○佐藤寛太コメントみなさんこんにちは佐藤寛太です!ご縁のある古澤監督に呼んで頂き友情出演という形で映画『青夏』に携わらせていただきました!!ワンシーンではありますが佐野勇斗君とまた共演させていただき嬉しかったです! 緑に囲まれた自然の中での撮影たのしかったです! 是非劇場でご覧ください!
2018年07月19日2015年10月期に放送された池井戸潤原作の日曜劇場「下町ロケット」の続編が、この10月より放送されることが決定。主人公を引き続き阿部寛が演じ、佃製作所の新たな戦いを描く。大ヒットとなった前作は、「下町ロケット」と「下町ロケット2 ガウディ計画」を映像化。最終回の平均視聴率は22.3%を記録、2015年度放送のドラマで1位を記録し、「第2回コンフィデンスアワード・ドラマ賞」作品賞など、数々の賞も受賞し大きな話題となった。そして今回ドラマ化されるのは、「下町ロケット」シリーズより7月20日(金)発売の第3弾「下町ロケットゴースト」。これまで、特許侵害訴訟、ロケットエンジン用バルブシステム開発、人工心臓弁ガウディ計画など、度重なる困難を力を合わせて切り抜けてきた町工場・佃製作所。今作では、いまや佃製作所の主力商品となっているロケットエンジン用バルブシステムの納入先である帝国重工の業績悪化、主要取引先からの非情な通告、そして番頭・殿村に訪れた危機…と、またしても佃製作所が予期せぬトラブルにより窮地に陥っていく展開になっているようだ。原作者の池井戸氏は、「阿部寛さん演じる佃社長を始め、佃製作所の熱いメンバーたちとの再会を心待ちにしています」と期待を述べ、「今回、窮地に立たされた佃製作所が挑戦するのは、まさに現代日本が抱える難題のひとつです。それに挑む者たちの葛藤や挫折がどう描かれるのか」と、前作や「陸王」「半沢直樹」などを手がけてきた福澤克雄監督の演出についても語っている。続編放送発表と同時に、キャストも一部発表。前作に引き続き、阿部寛が主人公・佃航平役を演じるほか、殿村直弘役の立川談春、山崎光彦役の安田顕をはじめ、和田聰宏、今野浩喜、中本賢、谷田歩ら佃製作所のメンバーの出演も決定した。阿部さんは、「夢の実現と人々の幸せを必死にもがきながら追い求めてきた佃ですが、今作も難題に直面し、それを乗り越えようともがき苦しむ中から新たな理想と追い求めるべき夢を見つけ出します。会社の経営者として、社員たちの生活を守るのも当然ですが、自らの夢を社員だけではなく、全ての仲間たちと共に全力で挑戦する等身大の佃航平を演じさせていただこうと思います」と意気込み、談春さんは「生老病死という人間の苦しみに真正面から向き合いながら一歩ずつ歩んでいく殿村に御期待ください」とメッセージ。「あれからどうなって、いま、どうしているのか」と想い巡らせていたという安田さんは、「一ファンとして、大いなる期待の高まりとともに、一出演者として、吐くほど緊張することでしょう。とにかく、現場が楽しみです」とコメントしている。■あらすじ元宇宙科学開発機構の研究員で、ロケットの打ち上げ失敗の責任をとって辞職し、現在は父親が遺した下町の工場「佃製作所」で経営者として第2の人生を送っている佃航平(阿部さん)。一度はあきらめかけた佃の夢であったロケット製造を、自社が開発したバルブシステムを使用し、日本を代表する大企業・帝国重工の純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」により実現するなど、順調な佃製作所だったが…。ある日、帝国重工の社長交代により、スターダスト計画は次回で終わるかもしれないと帝国重工から告げられる。そこへ追いうちをかけるように、大口取引先の農機具メーカーから小型エンジンの取引削減を告げられる。性能よりもコスト重視という考えに、“技術力”が売りの佃製作所は存在意義が揺らぎ始め、佃は強い危機感を抱く。そんな中、佃製作所の経理部長・殿村(談春さん)の父親が倒れる。殿村の実家は300年続く農家。父親の看病と畑仕事の手伝いに、週末ごとに帰省する殿村を見舞う佃と山崎(安田さん)。トラクターを運転する殿村をじっと見て、佃はあることに気づく。それは、佃の中に新たな夢が生まれた、瞬間だった――。日曜劇場「下町ロケット」は10月より毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年07月19日『ラプラスの魔女』『兄友』など、5月も“イケメン若手俳優”が出演する新作映画が続々公開。しかし、注目すべきは若手だけじゃない!今回は、現在公開中のオジ様好き女子たちにはたまらない、“オジ充”なラインナップをご紹介。■佐藤浩市、未だかつてない哀愁と存在感を放つ――『友罪』キャリア史上最難の役に挑む生田斗真と瑛太を主演に、『64-ロクヨン-』チームが再び集結し、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年Aの“その後”を描く問題作『友罪』(瀬々敬久監督)。本作で注目のオジ様は、交通事故を起こして人の命を奪ってしまった息子を持つ、タクシードライバーの山内に扮する佐藤浩市。“加害者の父”である山内は、その罪を償うために家族を解散するという苦渋の決断を下すが、そんな山内をよそに、息子が結婚しようとしていると知り、また苦悩する…という役どころ。『64-ロクヨン-』の熱演で多くの人の心を掴んだ佐藤さんが、再び瀬々監督作に出演し、前作を上回るほどの難役に挑戦した本作。また2人は年齢が同じということもあり、枯れた雰囲気を出した白髪のアイデアなど、現場では衣装合わせの段階から役柄について深く話し合う光景が見られたそうだ。そんな難役を見事に演じきり、主演2人を陰ながらも力強く支えた佐藤さんの熱演も必見だ。<STORY>ジャーナリストの夢に破れた益田(生田斗真)と、他人との交流を避ける無口な鈴木(瑛太)は町工場で出会い、同じ寮で暮らし始める。やがて少しずつ友情が芽生えていく2人だが、ある事件をきっかけに、益田は鈴木が17年前の連続児童殺害事件の犯人だった“少年A”ではないかと疑い始める…。■続編も決定! 役所広司、ヤクザ映画で激シブ刑事を熱演! 『孤狼の血』広島の架空都市・呉原を舞台にした、「警察小説×仁義なき戦い」と評された柚月裕子の小説を映画化した作品『孤狼の血』(白石和彌監督)。決して地上波では許されない暴力描写とエロス、耳にこびりつく怒号と銃声…。そんなハードボイルドな世界で主演を務めたのが、『渇き。』でもハードボイルドな元刑事役を熱演し話題となった役所広司だ。本作で役所さんが演じているのは、「警察じゃけ、何をしてもええんじゃ」と、手段を選ばない捜査方法から、やくざとの癒着など黒いうわさが絶えない刑事・大上章吾。荒々しく強烈な存在感で、観る者を強く惹きつける。劇中では、警察と暴力団組織による激しい抗争が描かれている。ほかにも、松坂桃李、江口洋介、石橋蓮司など豪華キャストが集結した。なお、本作は先ほど続編製作も決定し、今後の動向にも注目が集まっている。喰うか喰われるか…そんな世界で生きる大上ら男たちの生き様をぜひ劇場で!<STORY>昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島。所轄署に配属となった日岡秀一(松坂桃李)は、暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾(役所広司)と共に、金融会社社員失踪事件の捜査を担当する。常軌を逸した大上の捜査に戸惑う日岡。失踪事件を発端に、対立する暴力団組同士の抗争が激化し…。■阿部寛、女性に愛を奉仕!? 『のみとり侍』表向きは家庭で飼われる猫の“のみ”を取る商売だが、実態は「床」で女性に愛を届ける裏稼業として、江戸時代に実在した「のみとり」をモチーフにした時代劇コメディ『のみとり侍』(鶴橋康夫監督)。主演・阿部寛が演じるのは、“のみとり”に転落してしまった、長所も短所も真面目過ぎるエリート藩士・寛之進。劇中では『テルマエ・ロマエ』で鍛えられたあの彫刻のような肉体美を余すことなく披露。生真面目すぎる寛之進らを始めとする侍たちが巻き起こす、“床の間”の戦いは爆笑必至…?<STORY>越後長岡藩藩士の小林寛之進(阿部寛)は、運悪く忠精の機嫌を損ね、江戸の裏稼業・猫ののみとりを命じられる。途方に暮れていた寛之進は、長屋で暮らすのみとりの親分・甚兵衛とその妻・お鈴の元で働くことに。猫の“のみとり”とは文字通り、猫ののみを取って日銭を稼ぐ職業。しかしその実態は、女性に愛をお届けする裏稼業であった…。若手俳優もいいけど…年齢を重ねたからこそ溢れ出る、名優たちの熱演も必見! この3作品でぜひ、“オジチャージ”してみては?『友罪』『孤狼の血』『のみとり侍』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:孤狼の血 2018年5月12日より全国にて公開ⓒ 2018「孤狼の血」製作委員会友罪 2018年5月25日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2017映画「友罪」製作委員会 ⓒ 薬丸岳/集英社のみとり侍 2018年5月18日より全国東宝系にて公開© 2018「のみとり侍」製作委員会
2018年05月27日阿部寛(以下・阿部)「斎藤くんのやることは注目していました。深夜のね、お笑い芸人としてステージに立つとか、『うわ~!攻めるなあ!』と(笑)」 斎藤工(以下・斎藤)「ありがとうございます。僕は、『新・地獄変』(’00年)という舞台を拝見したことがあって。あのときの阿部さんのインパクトが強すぎて、ずっと消えないんですよ。すっごく小さいサイズの阿部さんが(笑)」 映画『のみとり侍』(5月18日全国東映系にてロードショー)で初共演した、阿部寛(53)と斎藤工(36)。物語は、失言をきっかけに左遷された侍・小林寛之進(阿部)が「猫の蚤とり業」に就くことに。しかし、その実態は女性に愛のご奉仕をする裏稼業だった。貧しい寺子屋の先生・佐伯友之介(斎藤)などの隣人も巻き込んで、寛之進の運命は思わぬ方向へと進んでいく――。 阿部が189cm、斎藤が184cmと高身長でセクシーという共通点を持つ2人が、撮影現場の裏側や、その高身長についてなど語ってくれた。 撮影現場ではどんなお話をされていたんですか? 阿部「斎藤くんの映画の話とかね」 斎藤「『長編撮ったんだって?』と話しかけてくださって。思い切って、完パケ(完成パッケージ)をお送りしたんです。さらに阿部さん、映画推薦コメントの依頼にも応じてくださって。本当に素晴らしいメッセージで作品をサポートしてくださいました」 阿部「完璧だったでしょ?(笑)」 斎藤「完璧でした。『なんていうことだ!』と興奮して(笑)。本当に幸せでした」 阿部さんは、モデル出身で苦労したことはありますか? 阿部「モデルから俳優の世界にポンと入って、2~3年したら仕事がなくなったんです。当時は人気頼みだったし、下積みがないから、どんなふうに仕事をしていったらいいのか、その方法がわからなくて。斎藤くんは何歳から役者?」 斎藤「僕は20歳くらいからです」 阿部「うお、早いなあ。僕が20代のころは、“モデル上がり”といわれた時代で。高身長は、俳優には不利だと思った時期もありました。でも、身長を役に生かすときもあるし、逆に殺すのがいいときもあると考えるようになって。モデル出身というイメージからもらえる役の幅が狭かったけれども、『この体形でもこんなことができるんだ』というのを見せていこうといろいろやってきたのが30代です」 斎藤「僕自身は、モデルといっても、隅っこのほうで関わっていただけなんですが、阿部さんが作ってきた轍みたいなものの影響は大いに受けています。映画『空海-KU-KAI-美しき王妃の謎』などの海外展開もですが、どんどん“阿部ロード”というものが世界に広がっているのを僕は神々しく拝見していました」 阿部「滅相もございません(笑)」 斎藤「実は僕、10年以上“ネクスト・ブレーク”という枠で、『女性自身』さんの取材を受けていたんです。『今年こそ売れるかもしれない』と(笑)」 阿部「ネクスト・ブレークで?」 斎藤「年々、一緒のくくりに出る俳優がどんどん若くなっていくので、僕、ベテランになっちゃったんですよ、ネクスト・ブレーク枠で(笑)」 阿部「面白いなあ、苦労してきたんだね」 発想の転換や努力次第で、苦境を好転させるという点は、お2人とも阿部さん演じる寛之進に重なりますね。 阿部「義理人情を描いた人間喜劇であり、一種の成長劇でもありますから。とにかく、身長の高い役者が勢ぞろいする珍しい現場でした(笑)。松重豊さんもいらっしゃいますし。豊川(悦司)さんは186cmだったかな」 斎藤「時代劇なのに(笑)。僕、184cmなので、実は、その方たちのなかでいちばん小さいんです。映像でこんなに人を見上げる自分を見たのは、初めてかもしれません(笑)」 阿部「斎藤くんはちょうど昨日、完成した映画を見たんだよね」 斎藤「はい、だからまだ興奮状態で。日本の時代劇って、男性の着物は極端に色味がないと思っていたんです。ところがこの映画は、男性がまとう着物では珍しく色の美しさを追求しているなあ、という印象を受けました」 阿部「“のみとり業”を始めてからの寛之進の着物が派手だったでしょう?(笑)最初はあの衣装は抵抗があったんですよ。鶴橋(康夫)監督に『どうだ、大丈夫か?』って聞かれたときは、『はい、気に入りました』と答えましたが、内心は、『すげえ派手だな。着づらいなあ』と思っていたんです(笑)」 斎藤「阿部さん、めちゃくちゃお似合いでした。時代劇のイメージを覆す一作になったんじゃないかと思います」
2018年05月19日俳優の阿部寛が17日、主演映画『のみとり侍』(5月18日公開)の公開を記念して、阪神vsDeNAナイター戦で初の始球式に挑んだ。同作は、小松重男の短編集『蚤とり侍』の人気エピソードを鶴橋監督自ら再構築。江戸時代の江戸を舞台に、越後長岡藩のエリート侍・小林寛之進(阿部寛)が、たった一つの失言で左遷され猫の蚤とり業を行うことになるが、裏では女性に愛を届ける裏稼業に勤しむ、というストーリーだ。阿部は同作の主人公・小林寛之進としてちょんまげ和装姿でマウンドに登場。羽織を脱いでタイガースカラー(黒と黄色の縦縞)の特注衣装がお目見えしたときには客席からどよめきが起こった。また、投球は豪快なストレートがノーバンでキャッチャーのミットへ。球場は大きな拍手で包まれた。劇中では寺島しのぶ演じるおみねに初の“のみとり業”で「下手くそ!」と罵られたが、「今回の投球は寺島さんにも『上出来だった』と言ってもらえると思います」と自身の投球を評価。「初の始球式を“野球の聖地”甲子園でやらしていただいて感無量です。必死のパッチでやるしかないと思って頑張りましたが、どうやって投げたか記憶になくて、撮影よりも今日の方が緊張しました」と感動を隠せない様子だった。さらに首位の広島カープを追いかける阪神タイガースに対して「シーズンもまだまだこれからだと思いますので、是非1位になってほしいです」と熱烈エールを送った。○阿部寛コメント(甲子園球場の雰囲気を聞かれ)球場に来たのは20年ほど前の後楽園球場ぶりだったのですが、すごかったですね。想像を絶しました。始球式には爽やかな緊張感を持って挑めました。練習はさっき7、8球くらいで肩が痛くなってしまって……しかも全然届かなかったんですけど、本番では届いて良かったです。この用意して頂いた(タイガースカラーの)衣装を見た時、最初は派手だな~と思いましたが、またの機会があれば着たいと思います(笑)。明日公開の映画『のみとり侍』は、艶っぽいシーンもありますが、大笑いして頂ける作品になっています。作品を作られた鶴橋監督は『後妻業の女』という大阪の映画も作られていましたけれども、本作も凄く面白い作品になっていますので、是非劇場に笑いに来てください。
2018年05月17日「TOKIO」メンバーがゲストとトークを繰り広げる「TOKIOカケル」。5月16日(水)今夜の放送は今週末公開の『のみとり侍』で主演を務める俳優の阿部寛と、共演の女優・前田敦子をゲストに迎える。モデルから芸能界入りした阿部さんは、1987年公開の映画『はいからさんが通る』で俳優デビューすると、当時人気だったトレンディドラマで活躍。その後「トリック」「HERO」シリーズなどの人気作で実力派俳優として評価され、『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』などのコメディから『チーム・バチスタの栄光』のようなミステリー、『恋妻家宮本』といったハートフルな人間ドラマまで幅広くこなしている。一方、女性アイドルグループ「AKB48」を国民的グループへと躍進させた原動力ともいえる前田さんは、グループの卒業後、本格的に女優業をまい進。ラブシーンが話題を呼んだ「毒島ゆり子のせきらら日記」や若手議員役が注目を集めた「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」などのドラマから『Seventh Code』『探偵はBARにいる3』などの映画まで、こちらも幅広い作品に出演している。今回はこの2人をゲストに迎え、番組で話題の企画「大好物ベスト10」などをお届け。2人の大好物とは何か?また長身として知られる阿部さんが“背が低くみえる裏技”を初告白するが、その驚きの理由とは!?さらにマレーシアでの凶暴サル集団との対決も。前田さんの「酢」偏愛トークにも注目だ。なお、阿部さんと前田さんが共演する『のみとり侍』は、5月18日(金)より全国東宝系にて公開される。阿部さん演じる越後長岡藩藩士の小林寛之進が、藩主・牧野備前守忠精が主催する和歌の会で運悪く忠精の機嫌を損ねたことから江戸の裏稼業・猫ののみとりを命じられる。そして、長屋で暮らすのみとりの親分・甚兵衛とその妻・お鈴の元で働くことになるのだが、猫ののみとり稼業の実態は女性に愛をお届けする“裏稼業”であった…という物語。前田さんは豊川悦司演じる清兵衛の恐妻・おちえ役で出演する。「TOKIOカケル」は5月16日(水)23時~フジテレビで放送。(笠緒)■関連作品:のみとり侍 2018年5月18日より全国東宝系にて公開© 2018「のみとり侍」製作委員会
2018年05月16日2010年4月に連続ドラマとしてスタートした東野圭吾原作の「新参者」シリーズ、その完結作である映画『祈りの幕が下りる時』がBlu-ray&DVDで8月2日(木)に発売になることが決定したことを受け、主演・加賀恭一郎役の阿部寛、溝端淳平、そして福澤克雄監督のコメントが解禁となった。本作は加賀恭一郎がなぜ「新参者」になったのかを描いた完結編で、シリーズ最高の<泣ける>感動巨編として涙を誘い、週末興行ランキングでは2週連続1位を記録。満足度ランキングでも1位を席巻したヒット作だ。主人公の刑事・加賀恭一郎を続投した阿部さんは、「映画を観た人からは、泣けたという感想を沢山聞きました。「新参者」シリーズ開始から7年、加賀恭一郎が、今作をもって日本橋署を去り、シリーズファイナルを迎えました」と万感の想いをコメント。そして「断ち切れない親子関係、父との確執、母親のこと、様々な謎が解けます。誰もが何かのきっかけで犯罪に走ってしまう。そんな人間の弱さをテーマにしていて、加賀がその人の悲しみも背負いながら紐解いていく。ただ犯人を捕まえて終わるのではなく、犯人の心も解決していく。観終わった後も前向きな気持ちが残り、後味のいい作品です。是非多くの方に観て頂きたいと思います」と語った。また、シリーズお馴染みの加賀の従兄弟にあたる松宮脩平役の溝端さんは、「劇場公開を経て、ありがたいことに反響は僕のまわりでも大きかったです。シリーズを通して観てくれていた方、はじめてシリーズを観られる方からも共通して、親子の愛に心を揺さぶられたという感想が多かったです」とフィナーレについてコメント。そして「劇場には劇場で観る良さがあり、Blu-rayやDVDで観る良さもまたあると思います。皆さんの好きな時に好きなだけこの作品を堪能して貰えれば幸いです」と本作をアピール。そして福澤監督は、「今回、一番気をつけたのが、“泣ける”や“感動する”の前に“2時間を飽きさせないこと”でした。映画はテレビと違って逃げられない。お金を払って、劇場の空間に入れられて、目の前にスクリーンしかないわけですから。つまらないものを観せられたら苦痛でしかない。それは観客の一人としていつも思うことです。それが、少しはうまくいったかなと思います。是非、 DVDで確かめて頂ければと思います」とコメント。豪華版ではメイキングやイベント集を収録した特典ディスクが付属するほか、封入特典としてシリーズを総まとめできる情報満載のブックレットも封入予定。まさしくメモリアルな一枚で、シリーズの集大成を堪能して。『祈りの幕が下りる時』Blu-ray&DVDは8月2日(木)より発売開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:祈りの幕が下りる時 2018年1月27日より全国にて公開© 2018 映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会
2018年05月15日今週末から公開される映画『のみとり侍』に出演している俳優の阿部寛が5月14日(月)今夜放送される「しゃべくり007」に出演、謎に包まれた知られざるプライベートライフを解禁する。またお笑い芸人の小籔千豊も登場、果たしてどんなトークが展開されるのか…!?本番組は「ネプチューン」「くりぃむしちゅー」「チュートリアル」の3組7人の芸人がMCを担当。毎回どんなゲストが登場するかがMC陣に知らされないためゲスト登場時のMC陣のリアクションも見どころの1つだ。阿部さんは80年代半ばにモデルデビュー、その後俳優業にも進出し“トレンディ俳優”として人気を博すと、90年代には舞台のウエイトを増やし「熱海殺人事件」などで俳優としての独自の魅力を開花させ、仲間由紀恵と共演したドラマ「TRICK」や「HERO」シリーズなどに出演。その顔立ち、風貌を生かして『テルマエ・ロマエ』シリーズでは古代ローマ人を演じたほか、今年1月には東野圭吾の原作を連続ドラマ化した「新参者」シリーズのフィナーレとなる『祈りの幕が下りる時』も公開された。今回は阿部さんのプライベートライフをMC陣が解き明かしていく。予告映像では「ホームセンターが好きで3時間はいる」など、意外なプライベートの姿が明らかに。さらにしゃべくりコントで“「チュートリアル」徳井義実演じるブリッ子VS渋すぎる阿部さん”も…こちらもお楽しみに。阿部さんが女性に愛をご奉仕する裏稼業“蚤とり”を命じられてしまうエリート藩士を演じる時代劇コメディ『のみとり侍』は5月18日(金)より全国東宝系にて公開。越後長岡藩藩士の小林寛之進は、藩主・牧野備前守忠精主催の和歌の会に出席。そこで運悪く忠精の機嫌を損ね、「明朝より、猫ののみとりとして無様に暮らせ!」と江戸の裏稼業・猫ののみとりを命じられる。途方に暮れていた寛之進は、長屋で暮らすのみとりの親分・甚兵衛とその妻・お鈴の元で働くことに。猫の“のみとり”とは文字通り、猫ののみを取って日銭を稼ぐ職業。しかしその実態は、女性に愛をお届けする裏稼業であった…というストーリー。阿部さんのほか松重豊、風間杜夫、斎藤工、寺島しのぶ、前田敦子、豊川悦司、桂文枝らが出演。「しゃべくり007」は5月14日(月)今夜22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年05月14日阿部寛(53)の主演映画「のみとり侍」(鶴橋康夫監督)が公開に向けたPRを展開。4月29日に大阪市の大阪松竹座で行われ、阿部をはじめ豊川悦司(56)や落語家の桂文枝(74)らが出席した。 同作は主人公のエリート藩士・小林寛之進(阿部)が藩主の怒りを買い、のみとり家業に転宅。表向きの仕事は猫の“のみ取り”だが、その実態は女性の「お相手」をするという裏稼業。生真面目な寛之進が女性の喜ばせ方のテクニックを学びながら奮闘する、コメディータッチの人情劇だ。 そんな同作での見どころの1つが、寛之進の初めてのお相手・おみねを演じた寺島しのぶ(45)の“艶技”だという。 「日本の女優陣を見渡しても、寺島さんほど妖艶な演技のできる女優はほかにいません。鶴橋監督作品では、07年公開の『愛の流刑地』で濃厚なベッドシーンがあったためヒロイン探しが難航。ところが寺島さんにオファーしたところ、あっさり快諾したそうです。彼女は作品を良くするためなら、いっさいの躊躇がない。当時から『プロ意識がすごい』と話題になっていました」(映画業界関係者) 寺島は大学在学中に「文学座」に入団し、数々の舞台に出演。着実に女優としてのスキルと高めたが、ブレークのきっかけも“大胆な演技”だったという。 「主演をつとめた03年公開の『赤目四十八瀧心中未遂』は、かなり過激な濡れ場がありました。そのため母の富司純子さんは『お嫁に行けなくなる』と猛反対。しかし反対を押し切ってオファーを受けたところ、『日本アカデミー賞』など国内の映画賞を総なめ。一気にブレークしました。以来、“脱ぎの演技は寺島の専売特許”といっても過言ではないほどになっていますね」(芸能記者)
2018年04月30日沖縄県内で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」(19日~22日)で21日、映画『のみとり侍』(5月18日公開)の完成披露試写会が行われ、主演の阿部寛と鶴橋康夫監督が登壇した。同作は、小松重男の短編集『蚤とり侍』の人気エピソードを鶴橋監督自ら再構築。江戸時代の江戸を舞台に、越後長岡藩のエリート侍・小林寛之進(阿部寛)が、たった一つの失言で左遷され猫の蚤とり業を行うことになるが、裏では女性に愛を届ける裏稼業に勤しむ、というストーリーだ。上映後に登場した阿部は「ご覧になったということで、ちょっと恥ずかしいですね。濡れ場がありましたから」と照れ笑い。鶴橋監督は「どうだったですかね?」と観客に尋ね、拍手が起こると「うれしいです」と喜んだ。阿部は30年前、事務所に入って2日後くらいに開催された食事会で、社長から「すごい監督が来ている」と鶴橋監督を紹介されたことを明かし、「大竹しのぶさんや奥田瑛二が来ていて、役者さんから信頼されて愛されて尊敬されている監督がそこにいて、『阿部も将来こういう監督の作品に出られたらいいな』と言われた」と当時を回顧。そして、「今回ガッツリやるのは初めて。若い頃のその日が忘れられないので感慨深くてすごくうれしい」と語った。鶴橋監督も「阿部寛は僕の大学の後輩。彼の作品をずっと見ていますが、僕が一番のファン。『ドラゴン桜』(TBS)あたりからどんどん開花して、早く一緒に仕事がしたいと。今一緒に2人で立っているのが光栄で光栄でうれしくて」と阿部とのタッグに感無量の様子。「真面目な人で、愛の人。スタッフの人もキャストも、一日ごとに彼を好きになっていく」と人柄を絶賛した。鶴橋監督はまた、「どうですかね? いい体だと思いませんか?」と阿部の体も絶賛し、「彼じゃなかったらこの作品は成立していませんから」とも。そして、「ただただ彼に感謝しています。今並んで立っているのが不思議。今まででもしかしたら一番うれしい日だな。君はどうなんだ!? 君といるのが夢みたい」と阿部への愛を爆発させた。さらに、「この作品終わって、もう1回くらい時代劇やりたい」と阿部との再タッグを希望。阿部も「日本の誇る時代劇が京都にいくと減っているみたいで悲しい思いがある」と打ち明けた上で、「これを機にもっと時代劇が栄えてほしいと思いますし、また鶴橋さんにもお力を借りて、いろんな作品を撮っていただければと心から思っています」と前向きだった。2009年にスタートした同映画際は、春の沖縄を代表する総合エンタテインメントの祭典。10回目となる今年は、4月19日~22日の4日間、那覇市、北中城村などで開催する。期間中は映画の上映のほか、舞台挨拶、レッドカーペット、お笑いライブ、音楽ライブ、ファッションショーなど、バラエティに富んだイベントを開催する。
2018年04月21日5月18日公開の映画『のみとり侍』の大江戸プレミア~東京完成披露試写会~舞台あいさつが2日、都内で行われ、主演の阿部寛をはじめ、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子、松重豊、鶴橋康夫監督が出席した。2016年公開の映画『後妻業の女』など数々のヒット作を手掛ける鶴橋康夫監督の最新作となる本作は、小松重男の短編集『蚤とり侍』の人気エピソードを鶴橋監督自ら再構築。江戸時代の江戸を舞台に、越後長岡藩のエリート侍・小林寛之進(阿部寛)が、たった一つの失言で左遷先で猫の蚤とり業を行うことになるが、裏では女性に愛を届ける裏稼業に勤しむ、というストーリーとなっているこの日は冒頭に主演の阿部が口上を行った後に、キャスト陣と鶴橋監督が勢揃いして舞台あいさつ。阿部は「口上で疲れました(笑)」と汗を拭い、「こういう経験は一生ないと思って楽しんでやらせてもらいました」とやり切った様子だった。本作については「鶴橋監督の作品に出るということは僕にとって大変なことでした。お話をいただいた時は二つ返事では受けられないほどのプレッシャーがありましたが、皆さんが僕を助けてくれましたし、寛之進を通じて人の心の温かさを知ることができました」と充実感。阿部が演じる寛之進の亡き妻・千鶴と寛之進の初の蚤とり客・おみね役の一人二役を演じた寺島しのぶは「本当に楽しい一時を過ごさせていただきました。長年にわたってこの作品をやりたかったという監督の願いなので、私も精いっぱいやったつもりです。阿部さんと色々大変でしたけど、頑張りました」と胸を張った。江戸の女性に愛を注ぐ蚤とり業をスタートさせる寛之進にちなみ、「女性に喜んでもらえるとっておきのおもてなしは?」という質問に豊川は「大竹さんや寺島さんに相当鍛えられました。逆らわない、前に出過ぎない、場合によっては目を合わせない、そういうところで乗り切ってきたような気がします。どうもありがとうございました」と大竹と寺島に恐縮しきり。豊川の回答に同意した阿部も「共演した時に大竹さんと目を合わさず何も喋らなかったら、『すごく冷たいんです』と言いつけられ、それから目いっぱい喋るようにしました。寺島さんはいつも頼りになる方なので、今回は一生懸命気を遣って色んなモノを奢って今まで生き延びてきました。すみません! これ以上言えません!」と答えて笑いを誘っていた。映画『のみとり侍』は、5月18日より全国公開。
2018年04月03日阿部寛が、女性に愛をご奉仕する裏稼業“蚤とり”を命じられてしまうエリート藩士に挑む時代劇コメディ『のみとり侍』。この度、本作の第2弾チラシビジュアルが公開された。■インパクト大! 新ビジュアル公開第1弾となるティザーポスターは、日本を代表する浮世絵師・東洲斎写楽の浮世絵「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」をモチーフに、阿部さん演じる主人公・寛之進のビジュアルが公開され話題となった。今回新たに到着したビジュアルは、3月24日(土)から全国の劇場に掲出される第2弾チラシ。本物の写楽の浮世絵も掲載されているほか、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子、松重豊、桂文枝といった主要キャストも浮世絵風に加工されたビジュアルで登場。よりインパクトある一枚となっている。さらに、チラシの中面では江戸時代後期の浮世絵師・葛飾北斎の有名な浮世絵「富嶽三十六景/神奈川沖浪裏」をオマージュした笑撃のビジュアルも登場。北斎が描いたダイナミックな荒波の上で、寛之進が猫と一緒にサーフィンするというこのビジュアル。時代の荒波に翻弄されながらも、侍としての生き方を貫き、江戸のビッグウェーブを乗り越えていく寛之進の様を体現している。■追加キャストに喜劇界でお馴染みの3名が!また今回、新たに本作に登場する3名のキャストが判明。物語の冒頭で老中首座・田沼意次(桂文枝)に様々な陳情を訴える江戸の人々として、鶴橋康夫監督の前作『後妻業の女』でも印象的な演技を見せた落語家の笑福亭鶴光が平賀源内役を演じるほか、呉服問屋の望月屋秀持役をジミー大西、香具師の元締・根津屋文吾役をオール阪神が好演。あわせて、3人の出演シーン写真も公開された。『のみとり侍』は5月18日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:のみとり侍 2018年5月18日より全国東宝系にて公開© 2018「のみとり侍」製作委員会
2018年03月23日「最新作の『北の桜守』の舞台は北海道。初めて高倉健さんと妻役で共演した『動乱』(’80年)でも、北海道ロケの思い出があります。サロベツ原野で、私が長襦袢一枚で雪原に倒れるシーン。昼休みには極寒に耐えられなくて、ロケバスに駆け込みました。ふと外を見ると高倉さんが一人、吹雪の中に立っていらして。二・二六事件の将校の役作りで、ご自分の気持ちを持続させるためだったんですね。この北海道での撮影の日々を通じて、高倉さんの映画作りにかけるストイックな姿勢を見せていただいたことは、その後の私の女優人生でも貴重な体験でした」 こう語るのは、現在公開中の『北の桜守』(滝田洋二郎監督)で、映画主演作が120本という節目を迎えた吉永小百合さん(73)。この作品では、『北の零年』(’05年)、『北のカナリアたち』(’12年)に続き壮大な北海道を舞台に描かれる“北の三部作”の完結編でもある。 吉永さん演じる“江蓮てつ”は、出征した夫の形見のようにして庭の桜を守っていた。太平洋戦争末期には樺太から息子と共に北海道に引き揚げる。戦後は極貧の生活を送りながらもたくましく生きていく。息子役で堺雅人、その妻に篠原涼子、夫役で阿部寛らが共演している。 「『北のカナリアたち』のときに知り合った稚内の映画館主の方より、『樺太の乙女たちの悲劇を映像に残したい』という話を聞いたことから、映画作りが動き始めました。私自身も資料を集めたりすると、女性電話交換手9人が自決する真岡郵便電信局事件など、信じられないような悲劇が多かったんです」(吉永さん・以下同) 映画の中で、てつと子どもが乗っていた設定の引揚げ船に、昭和の大横綱・大鵬の家族が乗っていて、命からがら樺太から北海道に逃げてきていた事実なども判明した。 「映画全体はもちろんフィクションなんですが、いろんな史実を取り入れて物語が作られています。戦争って、どこが勝った、負けたじゃなくて、要は人を殺すことなんだという事実を、絶対に忘れちゃいけない。映画を通じて現代の人にも、わかりやすくこうしたメッセージを伝えることは大事なことだと思います」 大好きな北海道だが、冬の厳しさは過酷。昨年2月半ばのクランクイン早々、吹雪の中、子どもたちと重さ30キロの橇(そり)を引いた。 「けっこう大変で、腰にきちゃったんです(笑)。あっ、これはいけないと思って。夏には重い米を背負って逃げたり、息子役の堺さんと海に入るという、もっとハードなシーンも控えていましたから。それで、初めてジムに通い始めたんです。ずっと続けている水泳の仲間たちが、ちょうど誘ってくれて。トレーナーの方にも付いていただいて、バーベルを使ったスクワットも頑張りました。驚いたのは、ジムに行ってみると、同世代くらいの女性たちが本当に多かったことですね」 10代にして吉永さんの映画女優としての道を決定づけた『キューポラのある街』(’62年)。若い命そのものを象徴するように、主演としてスクリーンの中を走り続けていた。吉永さんはいまも、映画に対して当時と変わらない情熱を持ち続けている。 「もう前のようには走ることはできませんけれど(笑)。現役でいるために、地味にでも努力は続けたい。ですから、この映画のキャンペーンが一段落したら、ジムには本格的に通いなおそうと考えているんです。もう少し、映画の世界で自分らしく走ってみようと思っています」
2018年03月16日現在公開中の『北の桜守』(滝田洋二郎監督)で、映画主演作が120本という節目を迎えた吉永小百合さん(73)。この作品は、『北の零年』(’05年)、『北のカナリアたち』(’12年)に続き壮大な北海道を舞台に描かれる“北の三部作”の完結編でもある。 吉永さん演じる“江蓮てつ”は、出征した夫の形見のようにして庭の桜を守っていた。太平洋戦争末期には樺太から息子と共に北海道に引き揚げる。戦後は極貧の生活を送りながらもたくましく生きていく。息子役で堺雅人、その妻に篠原涼子、夫役で阿部寛らが共演している。 吉永さんが『北の桜守』に込めた亡き母と祖母への思いを語ってくれた。『北の零年』や『母べえ』(’08年)など、母親役を演じることも多い吉永さん。 「前作『母と暮せば』(’15年)は嵐の二宮和也さん(34)と共演しました。亡霊となって出てきた息子に、『母さん、だめじゃないか』と叱られるような、いわば、はかないお母さんでした。今度のてつは、息子がいじめられていたら『殴り返してやれ』ときっぱり言います。成長したあとも『一人で生きていきなさい』と、突き放す母親なのでその強さをしっかり演じたいと心がけました。私は実生活では母親にはなりませんでしたから、母親役を演じるときは、自分の母のことを思い出すこともあります。私の母親も、やっぱり強い人でした」(吉永さん・以下同) 東京都渋谷区に終戦の年の昭和20年(’45年)3月13日に生まれた吉永さん。直前には東京大空襲もあった大変な時代だったが、病弱な父に代わり、母・和枝さんが3姉妹を守り育ててくれたという。 「私は自宅で生まれましたが、東京大空襲の3日後ですから、ほとんど防空壕で生まれたようなもんじゃないかと。わが家の地域は5月の空襲のほうが激しかったそうですから、乳飲み子を抱えての苦労も相当なものだったはずです。母は次女の私をおぶって神奈川の農家まで行き、自分の着物と食べ物を交換していました。幼い子どもが一緒だと少し分けてもらいやすくなると、後年語っていました」 母親の和枝さんは才能豊かな女性で、もともとはピアニスト志望だった。しかし、父親から音楽学校入学を許されずに、夢を断念していた。 「だから余計に、ぜんぶ、娘の私のほうにいろんな期待がかかったということもあったんでしょうね。母は’05年に亡くなりましたが、まだ自分の中には整理がついていない部分もあります。うちの庭には、桜の木が1本あって、その下で妹とままごとをしたり。それを思うと、桜には不思議な縁を感じます」 そして、『北の桜守』にはこんなエピソードが。 「もう一つ、ご縁という話では、“てつ”というのは、私の母方の祖母の名前と同じです。てつという名前は、激しい性格が出せるんじゃないかと思って、私からこの役名を提案させていただきました。実際の祖母は映画のてつさんとは違い、やさしいおばあちゃんでした。祖父が議員をやったり会社も経営したりして、祖母は苦労していたようです。だから、あの役をやらせていただくのは、天国の祖母へのレクイエムにもなるとの思いもありましたね」
2018年03月16日現在公開中の『北の桜守』(滝田洋二郎監督)で、映画主演作が120本という節目を迎えた吉永小百合さん(73)。この作品は、『北の零年』(’05年)、『北のカナリアたち』(’12年)に続き壮大な北海道を舞台に描かれる“北の三部作”の完結編でもある。 吉永さん演じる“江蓮てつ”は、出征した夫の形見のようにして庭の桜を守っていた。太平洋戦争末期には樺太から息子と共に北海道に引き揚げる。戦後は極貧の生活を送りながらもたくましく生きていく。息子役で堺雅人、その妻に篠原涼子、夫役で阿部寛らが共演している。 映画デビューして59年。節目で支えてくれた“共演者”について、吉永さんは印象に残っているエピソードを語ってくれた。 ’62年の『キューポラのある街』では史上最年少(18歳)でブルーリボン賞主演女優賞にも輝き、日本中に“サユリスト”を生んだ。一方で、20代に入っても、清純派のイメージが消えずに、吉永さんは女優としての方向性に悩み、スランプに陥った。 このころに、共演したのが渥美清さんだった。 「私自身、女優として大人の表現を模索していた時期でした。同時に、テレビにもたくさん出るようになり、心身に疲れがたまっていたのでしょう。あるとき突然、声が出なくなってしまったんです。そんなときに、『男はつらいよ柴又慕情』(’72年)のお話をいただくんです。まず、あの渥美さん独特の淡々としたたたずまいに圧倒されて。そうしたら撮影の合間に、渥美さんがアフリカロケに行ったときの話をしてくださって」(吉永さん・以下同) 《夜空を見上げりゃ、満天の星が無数に瞬いていて、これが降ってくるようでねーー》 「例の名調子で語って、最後に『役者なんて、さだめのないものなんだよ』と。ポツリと、おっしゃったとき、ああ、いまの生活を変えなきゃと思うんです。で、当時、のちに夫となる男性とお付き合いしていたんですが、ちょうど『女性自身』さんに見つかって(笑)。それが逆によかったといいますか、もう結婚するしかないと、私から押しかけて、生活を変えることができました」 山田洋次監督(86)も「とらやに遊びにくるような気持ちで、セットに入ってください」と、温かく受け入れてくれたという。 「このとき感じたのですが、私、山田監督には予知能力があると思っているんです(笑)。というのも『柴又慕情』で演じたのが、当時の私と同じように思い悩んだのちに結婚する女性だったんです。監督に相談はしていませんから、本当に不思議な気持ちでマドンナを演じていました」 15歳年上のテレビ・プロデューサーの岡田太郎さんとの結婚は、渥美さんとの共演のちょうど1年後だった。女優として最もつらい時期を支えてくれた夫との結婚生活は、今年で45年目となる。 「夫は退職後、朝にはコーヒーを入れてくれたり。というのも、私、朝がぜんぜんダメなんですよ、寝坊で(笑)。夜も、彼が好きなワインに合わせた料理を作ってくれたり。結婚当初はお茶も入れない人でしたから、まさかこの年齢になって“主夫業”をやってもらえるとは、本当にありがたいですねえ(笑)」 “寅さん”との出会いや結婚を経て、再び映画への情熱を取り戻した吉永さん。やがて高倉健さんと『動乱』(’80年)で初共演する。 「最新作の『北の桜守』の舞台は北海道ですが、『動乱』でも、北海道ロケの思い出があります。サロベツ原野で、私が長襦袢一枚で雪原に倒れるシーン。昼休みには極寒に耐えられなくて、ロケバスに駆け込みました。ふと外を見ると高倉さんが一人、吹雪の中に立っていらして。二・二六事件の将校の役作りで、ご自分の気持ちを持続させるためだったんですね。この北海道での撮影の日々を通じて、高倉さんの映画作りにかけるストイックな姿勢を見せていただいたことは、その後の私の女優人生でも貴重な体験でした」 名優2人の演技は高い評価を得て、早くも2年後には『海峡』(’82年)で2度目の共演を果たした。 「たしか青森県の竜飛崎での撮影後に、結髪さんの部屋で茶話会みたいになって。すると、高倉さんは前のときとは打って変わって、とても冗舌におしゃべりされてたんですね。ですから、その流れで、高倉さんに『腹筋は1日に何回やれば、その体形を維持できますか』と尋ねたんです。そうしたら、『100回やれば、キープできますね』と。以来36年間、今日まで、私も腹筋100回を続けています。ただ最近は、トレーナーの指導を聞いて、十数回やったら30秒休むという、私なりのやり方に変わりましたが」
2018年03月16日私のママ友付き合い事情
夫婦の危機
モラハラ夫図鑑