もうすぐ息子くん、中学4年生に進級します。フランスは中学が4年間あるんです。あと半年もすると15歳に。シングルファザーになった時、息子は10歳になったばかりでしたから、5年近く経ったことになりますね。私も、シングルファザー5年生になるわけですね。光陰矢の如し。長く続けてきたこの「ムスコ飯」もそろそろ最終回、この秋から新連載がスタートします。今度の連載は人生相談なので、奥様方のお悩みをどしどし募集しておりますぞ。それにしても、読者の皆様には本当に励まされてきました。全国各地に仕事で行きますと、その先々で「『女性自身』読んでいます。頑張ってくださいね。息子さんによろしく」と声を掛けられます。この連載のおかげで私も息子もなんとか小さな家族を維持することができてきました。本当に感謝しかありません。先日、息子と子供部屋を片付けておりましたら、幸せだった時代の家族写真が出てきて、その時の息子の動揺に私は驚いてしまいました。しっかりした子なのですが、心にはまだ10歳の自分が居座っているようです。当時の心の傷をいまだ引きずっていたことを改めて知り、私も衝撃を受けました。慰める言葉の代わりに、ムスコ飯ですからね、その日は彼の好物の料理をずらりとテーブルに並べてやった父ちゃんです。来年はいよいよ高校生、また違った環境がスタートしますし、その3年後には大学受験が待っています。そうして少しずつ、彼は自分の歴史と折り合っていくのでしょう。私だって人間ですから、泣きたくなるような日もありましたし、正直な話をすると、子育てを放棄したいと思う寂しい夜もありました。父と子の2人暮らしですからね、頑張るしかないんです。でも、息子の後ろ姿を見ていると、かわいいなあ、と幸せな気持ちになります。来年、60歳になる父ちゃんは老骨に鞭打ってこれからも頑張りますよ。そうだ、2人きりの生活がはじまった直後、2人でストラスブールに旅行をしました。そこでこれからのことをたくさん話し合ったのです。その時、息子が私に言った言葉が忘れられません。「パパ、ぼくはね、大人になったら幸せな家族を作るんだ。奥さんと2人の子供がいて、4人家族なんだ。毎日、笑顔がたえない家庭なんだよ。パパも遊びに来てね」。あれは幸せの決意表明だったに違いありません。すまない、と心の中で思い、彼の肩をぎゅっと抱き寄せました。私は微笑んでいましたが、心の中では号泣していたのです。さて、今日のムスコ飯の一皿は超爽やかな美味しさ「ブラータとミントのサラダ」をご紹介します。最近、たまに飲みに行くビールバーで出された一品でして、あまりに美味しかったのでちょっとアレンジして真似てみました。カクテルなんかに最適ですよ。材料:ブラータチーズ1個(200〜250g)、きゅうり1本、ミニトマト6個、ミント2束、粉山椒・黒七味・こしょう・ゲランドの塩(なければ岩塩)各適量、オリーブオイル大さじ3、実山椒適量。まず、きゅうりは布またはキッチンペーパーにくるんで麺棒などで叩きます(私はげんこつで叩き潰します。その方が繊維が自然に破壊されて美味しいです)。ひと口大に崩れたきゅうりの水気をよくふき取り、ボウルに移します。そこに小さく切ったブラータとミント、粉山椒、黒七味、こしょう、ゲランドの塩、オリーブオイル大さじ2を入れ、さっと混ぜます。お皿に盛ったら、最後にトマト、実山椒を散らして完成です。出す前に、もう一度残りのオリーブオイルをふりかけてください。疲れて帰ってきた旦那さんに何かちょっと気の利いた一皿をどうですか?ボナペティ!【お知らせ】この秋から、辻仁成さんによる新連載の人生相談「悩めるマダムたちへ――JINSEIのスパイス!」がスタートします。人生経験豊富な辻さんが、恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日頃の悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6『女性自身』編集部宛)にて絶賛募集中。性別と年齢、居住地を明記の上、お送りください。※「ムスコ飯」エッセイはまもなく最終回を迎えますが、レシピのみWEB女性自身では引き続き掲載予定です。
2018年09月18日第186飯「ブラータとミントのサラダ」■材料ブラータチーズ1個(約200〜250g)ミントひとつかみ胡瓜1本プチトマト6〜8個実山椒、ゲランドの塩、山椒の粉、黒七味、胡椒適量オリーブオイル大さじ3■作り方【1】胡瓜はキッチンペーパーにくるんで麺棒などで叩く。げんこつや瓶などで叩いてもよい。その方が繊維が自然に破壊され断面の表面積も広くなり味がしみやすく美味しい。【2】一口大に崩れた胡瓜の水気をよく拭き取りボールに移します。そこに小さく切ったブラータ、ミント、山椒の粉、黒七味、胡椒、ゲランドの塩(なければ自然塩がよい)オリーブオイルを大さじ2を入れさっとまぜる。【3】お皿に盛ったら最後にトマト半分に切ったトマト、実山椒を散らしてオリーブオイルをふりかける。【お知らせ】この秋から、辻仁成さんによる新連載の人生相談「悩めるマダムたちへ――JINSEIのスパイス!」がスタートします。人生経験豊富な辻さんが、恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日頃の悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6『女性自身』編集部宛)にて絶賛募集中。性別と年齢、居住地を明記の上、お送りください。※「ムスコ飯」エッセイは最終回を迎えますが、レシピのみWEB女性自身では引き続き掲載予定です。
2018年09月18日世界でいちばん入館者数の多い美術館はどこかご存知ですか?その通り、パリのルーブル美術館です。1日に4万人が入館することもあるそうで、年間入館者数は740万人を超えるとか。そのルーブル美術館の一角で、正確には隣接するカルーゼル・デュ・ルーブル内「SHIP’S CAT」展示会場にて、私メ、なんと、先ほど歌わせていただきました。息子とはじめたYouTube「2Gチャンネル」の撮影で、しかもECHOES時代のナンバー「アローン」をルーブルの施設内で熱唱。これは実にすごい経験じゃないですか?その展示会場だけで1日数千人が来場しています。撮影中も大勢の来場者さんで賑わっていましたが、警備員さんが一旦ドアを閉めてくれました。何せ、“アローン”ですからね、たった1人で歌ったわけです。実は今から40年ほど前、生まれて初めてパリを訪れた時にも、私は真っ先にルーブル美術館を訪れました。パリに来る人でルーブルを目指さない人がいるのかというくらい、パリ=ルーブル美術館というイメージが出来上がっていますよね。世界中から観光客が集まってくるわけですから、入館することすら一苦労です。どこもかしこも人、人、人……。美術館でゆっくりと絵画を鑑賞しましょう、というような空気ではありません。入り口という入り口に屈強な警備員さんが立っています。私はリボリ通り側から入館して地下街へとおりました。そこにはまさかのショッピングモールが。巨大なフードコートまであります。まるでハワイのアラモアナショッピングセンターみたいな感じ。ルーブルに行くにはそこを突き抜けることになります。しかも、ルーブル美術館は想像をはるかに超える広大さ!どこに何があるのかさっぱりわからない複雑な迷路、芸術のテーマパーク、一大商業施設です。ともかくすべての人々がモナ・リザを目指すわけです。ルーブルに行くというのがフランスを訪れる世界中の観光客たちの夢。そんな美術館は、世界広しといえどもここだけでしょう。そして、私がルーブルで歌った映像は9月の初旬ごろまでにアップロードさせていただきますので、ぜひ、ぜひ、2Gチャンネルでご覧ください。さて今週は、芸術の秋にぴったりな「辻家のしょうが焼き丼」をご紹介します。材料4人分:お米1.5合、塩少々、ごま油少々、昆布茶の粉末小さじ1、しょうが粉末小さじ2分の1、豚の塊肉400g(なければ薄切り肉で代用可)、玉ねぎ1個、しょうが40g、ねぎ適量。つけ汁材料:醤油大さじ1、酒大さじ2、はちみつ大さじ1、砂糖小さじ2分の1。まず、1.5合のお米を研ぎ、炊飯器に塩、ごま油、昆布茶、しょうが粉末と水適量(300㏄程度、分量外)を入れて普通炊きします。次に豚肉を食べやすいサイズのサイコロ状にカットし、1つずつラップをかけてから麺棒か肉叩き棒で叩いて平たく伸ばします。下準備した豚肉を、調味料をすべて合わせたつけ汁に30分ほどつけておきましょう。ご飯が炊きあがったら、フライパンに油(分量外)を引き、つけ汁が馴染んだ肉を焼いていきます。焦げやすくなるので、汁はできるだけ切ってからフライパンにのせてください。片面がしっかり焼けたら肉をひっくり返し、くし切りにした玉ねぎと千切りにしたしょうがも加えて両面を焼きます。最後に残ったつけ汁をさっと回しかけてひと煮立ちさせましょう。器にご飯を盛り、その上にしょうが焼きをのせ、最後に小口切りにしたねぎをトッピングすれば完成です。ご飯もしょうが風味ですから、しょうが焼きがのれば、さらに味わいが広がって抜群ですぞ。お試しください。ボナペティ!【お知らせ】この秋から、辻仁成さんによる新連載の人生相談「悩めるマダムたちへ――JINSEIのスパイス!」がスタートします。人生経験豊富な辻さんが、恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日頃の悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6『女性自身』編集部宛)にて絶賛募集中。性別と年齢、居住地を明記の上、お送りください。※「ムスコ飯」エッセイは最終回を迎えますが、レシピのみWEB女性自身では引き続き掲載予定です。
2018年09月11日第185飯「生姜焼き丼」■材料米1.5合塩少々ごま油少々昆布茶小さじ1生姜粉末小さじ1豚肩ロース塊400g(なければトンカツ用の物でもよい)生姜40g玉ねぎ1個(200g)万能ネギ適量<漬け汁>醤油大さじ1.5酒大さじ2はちみつ大さじ1弱砂糖小さじ1/2■作り方【1】お米を研ぎ炊飯器のお釜に入れ塩、ごま油少々、昆布茶、生姜の粉末を入れ、水を1.5合の目盛りに合わせていれて普通に炊く。【2】豚肉は食べやすい大きめのサイコロサイズにカットし1つずつラップをかけてから、麺棒等で叩いて平べったく伸ばします。こうすることで肉が柔らかくなる。【3】漬け汁を合わせ、肉を30分程漬ける。【4】ご飯が炊けたタイミングで肉を焼き始めます。フライパンに油を引き、肉を入れる。この時、焦げやすいので漬け汁は出来るだけ入れないようにする。中火弱で片面がしっかり焼けたら肉をひっくり返し、スライスした玉ねぎ、千切りの生姜も加え一緒に焼き、最後に残った漬け汁をさっとかけ一煮立ちさせ火を止める。【5】器にご飯を盛り4をのせ最後に小口切りにしたネギを散らせば出来上がり。【お知らせ】この秋から、辻仁成さんによる新連載の人生相談「悩めるマダムたちへ――JINSEIのスパイス!」がスタートします。人生経験豊富な辻さんが、恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日頃の悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6『女性自身』編集部宛)にて絶賛募集中。性別と年齢、居住地を明記の上、お送りください。※「ムスコ飯」エッセイは最終回を迎えますが、レシピのみWEB女性自身では引き続き掲載予定です。
2018年09月11日第184飯「ゴーヤともずくの沖縄風天ぷら」■材料(4人分)ゴーヤ100gもずく80g玉ねぎ100gコーン100g小麦粉大さじ2揚げ油適量そば(乾麺)400gそばつゆ適量岩塩、一味お好みで<天ぷら粉材料>小麦粉大さじ6片栗粉大さじ2卵1個塩ひとつまみ炭酸水150㏄■作り方【1】まず、ゴーヤのワタとタネを取り、薄切りにしておく。塩小さじ2分の1程度を塩もみをし、10分ほど置く。水が出てきたらゴーヤを水洗いし、水気をよく切る。【2】もずくは水気を切り、食べやすい大きさにカットする。【3】玉ねぎはくし切りにし、コーンも洗って粒状にしておく。【4】ボウルにゴーヤ、玉ねぎ、コーンを入れ、小麦粉大さじ2をふりかけ、全体になじませる。【5】そこに卵を割り入れ、小麦粉、片栗粉、塩、炭酸水を加えてさっくりと混ぜ、最後にもずくを入れる。【6】180℃に熱した揚げ油の中にお玉で材料をすくい入れ、カラッと揚げる。【7】茹でたそばと一緒にいただく。
2018年09月04日まだまだ残暑が続きますね。今年はパリも猛暑でした。しかし、どうして東京オリンピック・パラリンピックは夏の開催なんでしょう?夏休みだからかもしれませんが、何せここ最近の日本は(世界もですが)異常気象続きで、夏は信じられないほどに暑すぎますからね。そんな時期に開催して大丈夫なのかと心配になるのは私だけでしょうか?水を差すわけじゃなく’64年の東京オリンピックは秋の開催でした。私が5歳の時のことです。いい時期のオリンピックでしたよ。切ない季節のスポーツ祭典、何もかもがドラマティックでした。政府は’20年のオリンピックとパラリンピックに合わせてサマータイムを導入しようとしているそうですが、在仏16年の私は反対です。欧州の夏は夜11時過ぎにならないと暗くならず、朝も4時にはもう明るいんです。ですからサマータイム制も有効なのですが、そんな欧州でさえ健康によくないからサマータイムをやめようという動きが出ています。たしかに夏時間、冬時間になった最初の1週間は辛いです。今回の政府のサマータイム導入はちょっとそれに逆行する流れかもしれないですね。しかも、欧州が1時間のサマータイムなのに、日本は2時間の時差のサマータイムを検討しているとか……。もう少し議論をした方がよさそうです。それにしても東京オリンピック・パラリンピックが心配です。世界中から観光客が集まってきます。交通機関の麻痺も予想されていますが、そこに加えてこの暑さ、“ネッチュ〜ショ〜”なんて言葉が世界的になるかもしれません。暑さに弱い国から来た人たち、耐えられるでしょうか?先日、ジャカルタに行ったのですが、東京の方が圧倒的に暑かったのです。日本の夏は異常です。この夏、世界各地で40度超えが相次ぎました。50度近い気温を記録した都市もありました。なのに、この問題はないがしろにされております。今度のオリンピックを真夏に開催する日本に出来ることはなんでしょうか?もしかすると、皮肉な話ですが、猛暑の中でオリンピックを開催することで、地球の温暖化への警鐘を鳴らせるかもしれませんね。東京五輪まであと2年、我々はさらに議論を重ねる必要があるでしょう。さて、パリの市場で日本のゴーヤが売っておりました。驚くべきことにこちらでもゴーヤを栽培している農家があるんですよ。それで何か作れないかと試行錯誤して出来た一品がこちら。「ゴーヤとモズクの沖縄風天ぷら」です。ゴーヤの苦味もほどよくなり、最高に美味しい一品なのです。材料4人分:ゴーヤ100g、モズク100g、玉ねぎ100g、コーン(粒)100g、卵1個、小麦粉大さじ6、片栗粉大さじ2、塩ひとつまみ、炭酸水150ml、揚げ油適量、蕎麦の乾麺400g。まず、ゴーヤのワタと種の部分をスプーンなどでしっかり取り除き、薄切りにします。塩小さじ2分の1程度(分量外)をふってから塩もみし、10分ほど放置。水が出たら一度ゴーヤを水洗いし、水分をよく切っておきます。モズクもよく水切りし、他の食材と混ざりやすくなるよう料理ばさみで切っておいてください。ボウルにゴーヤ、くし切りにした玉ねぎ、コーンを入れ、小麦粉大さじ1程度(分量外)をふりかけ、全体になじませます。そこに卵、小麦粉、片栗粉、塩、炭酸水を加えたら菜箸でさっくりとかき混ぜ、最後にモズクを加えてよく混ぜ合わせます。180度の油で周りがカリカリになるまでじっくりよく揚げたら完成です。暑い夏にぴったりなメニューです。冷たいお蕎麦と一緒にどうぞ。岩塩、一味、蕎麦つゆなどで味わってみてください。ボナペティ!
2018年09月04日辻利 京都店の秋限定メニュー「辻利ソフト 秋のパルフェ」が、2018年9月1日(土)から11月30日(金)までの期間限定で販売される。辻利で定番人気を誇るパフェを秋らしくアレンジした「辻利ソフト 秋のパルフェ」。辻利こだわりの抹茶ソフトクリームに、スイートポテト、甘く煮たりんご、そして栗の生八つ橋を添えた、秋の味覚が満載のぜいたくな一品だ。また、辻利の抹茶を贅沢に使ったスムージーに、こっくりと甘いりんご、キャラメル、そしてシナモンを加えた「京ラテスムージー アップルパイ」、香り高いほうじ茶を合わせたミルクチョコレートの濃厚な味わいが楽しめる「ほうじ茶ナッツショコラ」も、同期間限定で販売される。【商品情報】「辻利 京都店」秋限定メニュー販売期間:2018年9月1日(土)〜11月30日(金)価格:・辻利ソフト 秋のパルフェ 670円(税込)・京ラテスムージー アップルパイ S 594円(税込)、L 648円(税込)・ほうじ茶ナッツショコラ S 594円(税込)販売店舗:辻利 京都店 / コトチカ京都店 / 京都タワーサンド店 / エキマルシェ大阪店 / アルデ新大阪店
2018年09月01日第183飯「こだわりボンゴレ」■材料(2人分)リングイーネ160gあさり450gにんにく2片鷹の爪2本白ワイン100ccパセリのみじん大さじ1(なければ乾燥)塩胡椒適量オリーブオイル大さじ4■作り方【1】あさりはゴシゴシと貝殻をぶつけるようにして洗い、水に対して3%の塩水で砂抜きをする。※バットにあさりを並べ、あさりの頭がちょっと出る位まで塩水を入れ、キッチンペーパーなどでふんわりと蓋をして薄暗いところに2時間程度置く。【2】にんにくは超みじん切りにする。※粒が最小になる位切り、最後は叩いてちょっとネバっとする位まで7〜10分を目安に切る。【3】大きな鍋に多めの湯を沸かし、リングイーネを指定時間よりも少し早めの時間で茹でる。※アルデンテに仕上げる。【4】フライパンにオリーブ油をひき、種を取った鷹の爪とにんにくを一緒に低温で熱し、香りを出す。【5】にんにくが香ばしく色づいたらあさりとパセリを入れ火を強め、白ワインを加えたら蓋をして蒸し煮にする。【6】あさりが開いたら少し火を弱めて煮詰める。茹で上げた麺を移して混ぜ合わせたら再び火を強めおたま1杯分ほどの茹で汁を投入して絡め仕上げる。※茹で汁を入れると乳化作用によってリングイーネにとろみが宿る。(4つの※印がこだわりポイントです)
2018年08月28日人間はいつでもポジティブでなきゃいけないといいます。ええ、その通り。でも、そうは言ってもね、そう簡単にポジティブになれるのならだれも苦労はしないわけです。人間というのはポジティブな時もあればネガティブな時もある。ずっとネガティブな人だって大勢いるんです。むしろ、ずっとポジティブな人よりも多いのじゃないでしょうか?たとえば、ここにグラスがあり誰かがそこにシャンパンを注いでくれましたが、ちょうど半分の量でした。それを見て「え?半分しか注いでくれないの?」とがっかりした人はネガティブな人です。「え、嬉しいな。シャンパン大好物なんです」と量の多い少ないではなくそれ自体を喜べるならポジティブな人かもしれません。さて、あなたはどちらですか?私は間違いなく不満を口にするタイプですね(笑)。もっと飲みたいと飲んでもいないくせに思うわけです。でも、これも考えようで、私はネガティブな自分が嫌いじゃありません。コップに半分注がれたシャンパンを見て満足していたら、それ以上のシャンパンは手に入らないわけですから。不満や文句があるということを向上心と捉えるなら、ネガティブであることもあながち悪いわけではないのかもしれません。面白いですね。人生は出来るかぎりポジティブで、でも時々ネガティブくらいがちょうどいいのかもしれません。一生ポジティブというのも疲れますからね。ま、気楽にやりましょう。さて、今日はみんな大好きボンゴレの作り方をご紹介します。え?ボンゴレくらい誰だって作れるって?はい、そうですが、本当に美味しいボンゴレを自宅で作りたくないですか?題して、「こだわりボンゴレ」です。材料2人分:リングイーネ160g、アサリ450g、にんにく2片、鷹の爪2本、白ワイン100ml、乾燥(もしくは生)パセリ大さじ1程度、塩・こしょう適量、オリーブオイル大さじ4。まず、アサリはごしごしと殻同士をぶつけるようにして洗ってください。さて、こだわりの1です。水に対して3%の塩水でアサリの砂抜きをします。バットにアサリを並べ、アサリの頭が水面からちょっと出るくらいまで塩水を入れ、キッチンペーパーなどでふんわり蓋をし、2時間程度、薄暗い場所に置きます。この砂抜きをきちんとやることが超大事。続いてこだわりの2、にんにくは超みじん切りにします。粒が最小になるくらい切り、最後は叩いてちょっとネバっとしたペースト状に近づけばベストです。だいたい7〜10分くらいを目安にみじん切りにします。友人のイタリア人シェフがにんにくのみじん切りに時間をかけることがまず大事だと教えてくれました。次に大きな鍋で多めに湯を沸かし、タイミングをみてリングイーネを投入。指定された茹で時間よりちょっと早めにあげること、アルデンテにすることがこだわりの3になります。同時進行で、フライパンにオリーブオイルをひき、種をとった鷹の爪とにんにくを一緒に低温で炒めて香りを油に移します。にんにくが香ばしく色づいてきたら、先のアサリ、パセリを投入。それから白ワインを加え、蓋をかぶせて蒸し煮にします。アサリが次々に開いていきましたら少し火を弱め、煮詰めていきます。茹で上がったリングイーネをここでフライパンに移して混ぜ合わせ、ちょっと火力を上げます。そこにおたまで1杯分くらいの茹で汁を投入。これがこだわりの4になります。乳化作用を起こし、リングイーネにとろみがつくんです。辻家のボンゴレは必ずリングイーネです。ここはいちばんこだわりたいところかもしれません。出来上がったら白ワインをお供にお召し上がりください。ボナペティ!
2018年08月28日モーニング娘。出身でタレントの辻希美(31)が8月27日、自身のブログを更新。「辻ちゃん加護ちゃん」の愛称で親しまれた現役時代の同僚である加護亜依(30)と再会したことを報告した。辻は『私の相方』というタイトルで記事をエントリー。25日と26日に開催されたハロー!プロジェクトのコンサートに加護が12年ぶりに出演したことに触れ、「ついに!!ついに!!ついにこの時が来ました!!」とツーショット写真を公開した。辻が第4児を妊娠中ということもあって加護復帰ステージでの共演は叶わなかったものの、「私にとってあいぼんは大事な大事な仲間であり、たった1人の大事な相方です」と再会に歓喜。「私が出産した後、またあいぼんと2人でステージに立てる事を夢見て私は今自分がやるべき事を精一杯頑張りその日を待ちます」と想いをつづった。また今年6月には辻の誕生日会にも加護が参加していたことを明かし、「あいぼんの娘と自分の娘が仲良く遊び、あいぼんの息子君と自分の息子が仲良く遊び、旦那同士も意気投合!(笑)」と家族ぐるみで交流していると語った。その誕生日会で辻は「またW(ダブルユー)をやりたい気持ちが強くなり、2人で“絶対かなえよう!”と約束」と加護とデュオ復活について語り合ったことを報告。「いつかまた2人でステージに立てる日が来たら、皆様暖かく見守ってくれたらうれしいです」とファンに呼び掛けた。人気コンビの再会に、Twitterでは「辻ちゃんと加護ちゃんの2ショ泣ける」「W復活楽しみ!」「ずっと見たかったツーショット!」と反響を呼んでいる。
2018年08月28日人間って、最終的には信頼関係がものを言いますね。信頼関係をないがしろにやってきた人というのは、瞬間的に成功できたとしても、長い目で見ると上手くいきません。私はこの年齢になって、やっと人の信頼の大切さに気付かされております。信頼されている人は豊かに見えますよね。では、どうすれば人の信頼を得られるのか考えてみましょう。まず基本は「言い訳をしない」こと。多少不利になっても、どたばたしている時に言い訳をするのは見苦しいし、かっこわるい。また、「私利私欲や損得で動かないこと」も大事です。なんでもかんでも金勘定に走りビジネスライクな人がいますが、私はこういう人間を信頼しません。もっと言えば、「大風呂敷を広げないこと」、「決して嘘をつかないこと」、「できないくせにできると豪語しないこと」、「そこにいない人間の噂話や悪口を言わないこと」、「自分のことだけを考えて行動しないこと」、そして何よりも、「きちんと約束を守ること」でしょうか。信頼される人というのは間違いなく誠実な人です。こういうのは日々の言動や行動や態度に出てきます。横柄な人や偉そうにする人が信頼を得られるわけがない。信頼を得られない人というのは「人を利用し、たぶらかし、自分のために人をこき使っている人」です。気付かないうちにそういう行動をしている人が大勢います。結局、周りの人々がみんな苦しくなる。本当の意味での愚か者です。こういう人は最後の最後で誰も自分のそばにいないことに呆然とするはずです。その時だけいいことを言っても信頼は得られません。信頼というものは長い年月の積み重ねなのです。つまりその人の日々の態度、言動、生き方が何よりも大事だということではないでしょうか。大事な人と接する時、真心と愛情と誠実は携えておきたいものです。さて、今日はおやつにもワインのお供にも最適で、見た目もめっちゃかわいい「サーモンのマドレーヌ」をご紹介します。材料:サーモンの水煮缶160〜200g、レモン汁2分の1個分、ケチャップ大さじ1、タバスコ小さじ1強、塩小さじ2分の1、こしょう適量、卵4個、サワークリーム90g、生クリーム50ml、小麦粉60g、ベーキングパウダー6g、シブレット(みじん切り)大さじ2、オリーブオイル適量。ソースの材料:マヨネーズ、ディルやイタリアンパセリなどのハーブのみじん切り、オリーブオイル、塩、各適量。まず、サーモンの水煮缶はキッチンペーパーなどでしっかりと水気を切ります。※生のサーモンを使う場合は塩少々(分量外)を入れた熱湯でしっかり火を通し、ゆで上がったら同じようにサーモンの水気を切ります。下処理をしたサーモンはボウルなどに入れて骨を取りながら細かくほぐし、レモン汁、ケチャップ、タバスコ、塩、こしょうを入れサーモンとよくなじませます。違うボウルに卵を割り入れ、サワークリームと生クリームを加えて泡立て器でよく混ぜ合わせます。そこに先ほど味付けしたサーモンを入れ、卵液と丁寧になじませます。そこに振るった小麦粉、ベーキングパウダー、シブレットを加えてさっくりと混ぜ合わせたら生地の完成。マドレーヌ型に刷毛でオリーブオイルを薄くぬり、型に生地を流し込みます。そして200度に予熱したオーブンで12〜13分ほど加熱。焼いている間にマヨネーズとハーブ、オリーブオイル、塩を混ぜ合わせてオリジナルソースを作りましょう。焼き上がったらよく冷ましてお皿に盛り付け、ソースをたっぷりとかけていただきます。温かくても美味しいですが、冷めると味がなじんでさらに美味しくなりますよ。ボナペティ!
2018年08月14日第182飯「サーモンのマドレーヌ」■材料サーモン缶160〜200gレモン汁1/2個分ケチャップ大さじ1タバスコ小さじ1強塩小さじ1/2こしょう適量卵4個サワークリーム90g生クリーム50ml小麦粉60 gベーキングパウダー6gシブレット大さじ2(みじん切り)オリーブオイル適量(型に塗る用)<ソース>ディル、イタリアンパセリなどのハーブのみじん切り、マヨネーズ、オリーブ油、塩各適量■作り方【1】サーモンの水煮缶はキッチンペーパーなどで水分をしっかりと取り除き、ボウルに入れて骨を取り除きながら細かくほぐす。※生のサーモンを使う場合は塩を少し入れた熱湯に入れてしっかりと火を通し茹で上がったらサーモンの水気を切り、骨を取り除きながらよくほぐす。【2】ほぐしたサーモンにレモン汁、ケチャップ、タバスコ、塩、こしょうを入れてよくなじませる。【3】別のボウルに卵を割り入れ、サワークリームと生クリームを加えて泡だて器でよく混ぜ合わせる。【4】そこに2のサーモンを入れ、卵液とよくなじませます。さらに同じボウルに小麦粉とベーキングパウダーを振るい、さっくりと混ぜ合わせ最後にシブレットを加える。【5】マドレーヌ型に刷毛でオリーブ油を薄く流し込み200度に予熱したオーブンで12〜13分を目安に焼いて冷ます。【6】ソースの材料をすべて混ぜ合わせる。【7】マドレーヌにソースをたっぷりとかけていただく。
2018年08月14日第181飯「ほうじ茶のブランマンジェ」■材料(4人分)牛乳200g生クリーム100ccグラニュー糖40gバニラビーンズ1/2本板ゼラチン1枚半(約2g)<ほうじ茶シロップ>ほうじ茶の茶葉大さじ2水150ccグラニュー糖30g■作り方【1】ゼラチンは冷水でふやかして水気を切っておく。【2】鍋に牛乳、生クリーム、砂糖とバニラビーンズを包丁で縦に筋を入れ包丁の刃で中の黒い種を削ぎながら出して入れる。【3】火にかけて周りが沸騰し始めたら火からはずし、ふやかしたゼラチンを加える。【4】粗熱が取れたら茶こしで漉して容器に入れて冷やす。【5】シロップはほうじ茶をいい香りがするまで焦がさない様に乾煎りし、水を加えて3〜4分濃いめに煮出し5分ほど放置してから漉す。(目安として100cc取れる)【6】鍋にグラニュー糖を入れ火にかける。グラニュー糖が溶け、キャラメルになったらそこにほうじ茶を80cc入れてとろみがつくまで煮詰める。【7】ブランマンジェが固まったらほうじ茶シロッップを表面にびっしりかけて完成!
2018年08月07日今年は日仏友好160周年。「ジャポニズム2018」と呼ばれるイベントが来年の2月くらいまでパリの各地で繰り返し催されます。日本では香取慎吾さんの個展が話題になっていますね。パリ中が日本ムードで満開になるということで、在仏16年目になる私ももちろん参加いたします。まず、8月22日から28日まで、ルーブル美術館に併設のカルーゼル・デュ・ルーブルで開催されますSHIPS’ CAT展(タイトル未定)、こちらは京都市とパリ市の友好60周年にも関連する展覧会でして、日本を代表する和紙作家の堀木エリ子さんと巨大な猫のオブジェで有名な現代作家ヤノベケンジ氏が出品されます。22日には『情熱大陸』でもおなじみのウィーン在住ソプラノ歌手田中彩子さんの、そして23日には世界的に活躍するパリ在住ピアニスト広瀬悦子さんのミニコンサートも開催されます。私はこのコンサートを企画しました。堀木さんの和紙アート、ヤノベさんの猫アートに囲まれた不思議空間で、日本を代表するクラシックの名演奏、これは見逃せません。そして秋には、パリ日本文化会館の大ホールでブラジル系フランス人のミュージシャンたちをバックに辻仁成の単独コンサートをやらせて頂きます。日仏友好160周年に相応しい選曲で挑みたいですね。エディット・ピアフやジャック・ブレルなどフランスシャンソンの代表曲や『上を向いて歩こう』など日本の名曲をアレンジしてお送りしたいと計画しております。まだ内緒ですが、フランスのスーパースターが飛び入り参加する予定もありますのでご期待ください。楽しい夜会になることと思いますよ。この日(10月4日)は私の59歳の誕生日ですしね。あ、そうだ、マクロン大統領夫妻にも招待状を送らなきゃ。あはは。さて、このようにフランスは今、ひさしぶりに日本文化が大ブームに。19世紀後半のパリ万博には千人を超える日本人が大挙押し寄せ、それが引き金となって起こったジャポニズム運動。あれから160年もの歳月が流れて今、ふたたび日本文化が脚光を浴びています。在仏の日本人たちを中心にこのイベントを盛り上げていきたいと思いますので、どうぞ声援お願いいたします。えいえい、お〜。ということで、今日はフランスの友人たちにも大好評なデザートを皆様と一緒に作ってみたいと思います。手軽に作れる、ほうじ茶のブラン・マンジェです!材料4人分:牛乳200g、生クリーム100ml、グラニュー糖40g、バニラビーンズ2分の1本、板ゼラチン1枚半(約2g)。ほうじ茶シロップ材料:ほうじ茶葉大さじ2程度、水150ml、グラニュー糖30g。まず、板ゼラチンは冷水でふやかして水気を切っておきます。次に、バニラビーンズは包丁で縦に筋をいれ、包丁の刃で中の黒い種を削ぎながら出します。鍋に牛乳、生クリーム、グラニュー糖、バニラビーンズをいれて火にかけます。沸騰し始めたら火から外し、ゼラチンを加えます。粗熱が取れたら、鍋の材料を茶漉しでこして容器に入れて冷蔵庫で冷やします。続いてシロップ作り。ほうじ茶葉を焦がさないようにフライパンで乾煎りします。そこに水を加え、3〜4分濃いめに煮出し、5分ほど放置してから茶漉しでこして一旦容器に移します。先ほどのフライパンにグラニュー糖を加え、火にかけます。グラニュー糖が溶けてキャラメル状態になったらほうじ茶を80ml加え、とろみが出るまで煮詰めていきます。ブラン・マンジェが固まったらほうじ茶シロップを表面にかけて完成。フランスの定番スイーツ×日本茶の美味しい融合ということで、この時期にぴったりな一品となっております。ボナペティ!
2018年08月07日第180飯「白身魚のエスカベッシュ」■材料白身魚250g赤パプリカ1/4個紫玉ねぎ1/2個きゅうり1/2本人参1/3本(30g位)塩胡椒適宜小麦粉、揚げ油適量パクチー適宜<つけだれ>にんにく1片分(みじん切りにした物)醤油大さじ2ナンプラー大さじ1酢大さじ2ライムの絞り汁大さじ1砂糖大さじ2■作り方【1】野菜は全て千切りにきる。【2】小鍋につけだれの材料を入れ一度煮立たせたら粗熱をとり、1の野菜を漬ける。【3】白身魚は皮がついていたらとり、一口大に切り軽く塩胡椒をして薄く小麦粉を付ける。【4】揚げ鍋に油を熱し180度で白身魚をカリッと揚げ、熱々のうちにつけだれの中に入れて野菜となじませる。※半日から一晩冷やし味が馴染んだら完成【5】器に盛り、好みでパクチーなどの葉物をあしらう。
2018年07月31日先週、占いのことについて書いたエッセイが大反響だったので、もうひとつとっておきのお話をさせていただきます。30代後半のある日のこと。芥川賞を受賞し、『冷静と情熱のあいだ』が累計300万部も売れ、私が歌った『ZOO』がゴールドディスクを獲得、武道館ライブもやって、破竹の勢いの頃のお話です。私は弟が運転する車で仕事先のラジオ局を後にしました。当時は弟がマネージャーだったのです。ラジオ局から出た瞬間、不意に頭の中にある人物の顔が浮かびました。高名な占星術師が外苑並木通りのカフェのテラス席にいるから会いなさい、というお告げのようなものを受けたのです。弟に「悪いけど外苑に向かって。セランというカフェがあるはずだから」と言いました。自分で発していながらとっても奇妙な感じがしたのを覚えています。果たしてセランに到着するとその人がテラス席にいてタロットカードをやっていたのです。私は一度面識があったので彼の前に行き、ご挨拶をし、ごく自然に腰を落ち着けました。不思議でしょ?当然のように、タロットが始まりました。不思議なことに彼がめくるカードがすべて自分に対して反対側を向いていったのです。ところが中心に置かれた最後の1枚だけが私の方を向いていました。「さて」と占星術師が口にしました。私はそれを遮るように「これから私に最悪な時代が待ち受けているということですね?でも、この真ん中のカードが私の方を向いているからこのカードが私を救ってくれる、のでしょ?」。すると暗い顔をしていた占星術師の顔がぱっと明るくなり「辻さん、そうです。私はいつも皆さんに言うんです。悪い判断がすべてそのまま悪いことだと思わないでほしい。それをどう自分の教訓として受け止めるかでその人生は違うものになるのですよ」と。その時、のんきな私は笑っていました。でも、笑えなくなるような、それまでとはまるで違う時代が私を待ち受けていたのです。何もかもが思い通りにならない時代のはじまりでした。でも、私の脳裏にはずっと1枚のカードの絵が明滅していたのです。このカードが私を救い続けることになるのは事実でした。え?そのカードは何のカードだったのか?はい、それはクリエーション(創作の意)のカードでした。絵柄は、想像力の女神。「じゃあ、僕は困難な時代が来ても創作と向き合うことでなんとか救われていくのですね?」。そう告げると、占星術師は小さく頷きました。希望というものは闇の中にあるものです。皆さん、占いを信じますか?さて、今日は、お酒のお供としても最高、ご飯にもばっちり合う白身魚のエスカベッシュ(地中海風の南蛮漬け)のレシピをご紹介したいと思います。材料:白身魚250g、赤パプリカ4分の1個、紫玉ねぎ2分の1個、きゅうり2分の1本、にんじん3分の1本、塩・こしょう適量、小麦粉・揚げ油適量。つけだれ材料:にんにく(みじん切りにしたもの)1片分、醤油大さじ2、ナンプラー大さじ1、酢大さじ2、ライムの搾り汁大さじ1、砂糖大さじ2。まず、一口大に切った白身魚に塩・こしょうをし、小麦粉を薄くつけます。野菜は全て千切りにしておきましょう。小鍋につけだれの材料を全て入れ、一度煮立たせます。粗熱が取れたら野菜をそこにつけておいてください。180度に熱した油で白身魚をカリッと揚げ、熱々のうちにつけだれの中へ。野菜と馴染ませます。タッパーに入れて冷蔵庫で半日から一晩冷やし、味が染み込んだら完成です。器に盛り、お好みでパクチー(分量外)などを添えてください。ボナペティ!
2018年07月31日京都・宇治市の製茶問屋「辻利兵衛(つじりへえ)」が営む「辻利兵衛本店 京都宇治本店」は、宇治茶と抹茶のスイーツを提供するカフェです。12時間もの時間をかけてていねいに抽出した冷茶「氷出汁 玉茶」やお濃茶パフェ「宇治誉れ」、「抹茶わらび餅 濃茶ソース添え」など、宇治茶と抹茶の風味を心ゆくまで味わえる逸品が勢ぞろい。宇治の製茶問屋「辻利兵衛」がオープンした抹茶づくしのカフェ1860年に創業した京都・宇治の製茶問屋「辻利兵衛」。抹茶や玉露、かぶせ茶など、栽培から加工、茶葉のブレンドなどにこだわった質の高い宇治茶を提供しています。「辻利兵衛本店 京都宇治本店」は、「辻利兵衛」が100年以上の歴史を持つ茶工場をリノベートしてオープンした、抹茶スイーツ専門のカフェです。「辻利兵衛」は宇治茶の歴史に大きく貢献茶びつを考案いまでは、どこのお茶屋でも御持ちの木箱の内側にブリキを貼ってある「茶びつ」。茶びつを考案したのも、初代の辻利兵衛さんだそうです。そのおかげで宇治茶が全国へ良い品質のまま、いきわたるようになりました。玉露を完成玉露というお茶を2度揉んで現在のように針のような細い茶葉に仕上げる製法を考案し、玉露を完成させたのも「辻利兵衛」。玉露が茶のなかで一番高級なものとなりました。国からも功績が称えられる宇治玉露形状を変化させ玉露を完成させたこと、茶びつを(缶びつ)考案したことで宇治茶の歴史に大きく貢献したことを評され、1927年(昭和2年)緑綬褒章従六位を授与、1933年(昭和8年)に平等院正門横に銅像が建立されました。「京都宇治本店」では上質な抹茶の香りとコクのある風味が人気!古くから宇治茶の栽培と加工、販売をおこなってきた製茶問屋だからこそできる、厳選した質のよい茶葉を使用したお茶とスイーツを提供する「辻利兵衛本店 京都宇治本店」。暑い季節にぴったりのひんやりスイーツや冷茶など、バラエティ豊かなメニューがラインナップしています。お濃茶パフェ「宇治誉れ」抹茶の香りとコクをたっぷり楽しみたい方におすすめなのが、お濃茶パフェ「宇治誉れ」。サクッと焼き上げた焼き菓子や白玉だんご、抹茶クーベルチュールでくるんだ和栗、濃厚な抹茶のソフトクリームなど、お店自慢の抹茶をさまざまな食感と味わいで一度に楽しめるぜいたくなパフェ。何層にも重なった見た目は写真におさめたくなります。宇治冷茶新芽を香ばしく焙煎した薫りと、ふくよかな旨みがあり、後口スッキリとした宇治冷茶。こちらは水で抽出します。お湯で抽出するよりも茶葉の薫りがでにくく、水出しても茶葉の薫りを愉しんでいただけるよう固めの茶葉だけ少し焙煎しているそうです。柔らかな旨みがある茶葉とブレンドすることで、宇治茶の上品な薫りと旨みを水出しで愉しめる宇治の一品です。抹茶わらび餅 濃茶ソース添え昔ながらの素朴な味わいが自慢の「抹茶わらび餅 濃茶ソース添え」。わらび餅のネーミングから想像するものとは違った姿にびっくりの一品です。本わらび粉をブレンドした生地から感じられるのは、ほのかな日本酒の風味。濃茶ソースをたっぷりとかけて楽しんでみてください。「京都宇治本店」でテイクアウトしたい抹茶スイーツたちカフェの雰囲気を楽しみながら味わうスイーツは最高ですが、たくさんそろうメニューを一度で食べきれないのが残念なほど。「京都宇治本店」では、抹茶を使った濃厚な味わいのスイーツをテイクアウトすることが可能です。宇治抹茶もんぶらん「宇治抹茶もんぶらん」は、濃い抹茶色をしたクリームが美しいケーキ。ダマンドたっぷりのクッキー生地の上に渋皮栗をくるんだマロンクリームをたっぷりとのせ、さらに抹茶クリームをかけたもの。石臼挽き抹茶を使用しているので、香り・味わいともに文句なしの逸品となっています。うじ抹茶生ちょこれーと「うじ抹茶生ちょこれーと」は、濃茶に使用する高級な宇治抹茶とホワイトチョコに、純米吟醸酒を隠し味として加えた濃厚な大人スイーツです。こちらも抹茶の芳醇な香りがたまらない逸品です。店内で楽しめるのは「京都宇治本店」だけ!阪急うめだ本店や阪急梅田駅などに、商品をテイクアウトできる店舗もかまえる「辻利兵衛本店」。フレッシュな風味をそのまま店内で楽しめるのは、「京都宇治本店」だけです。歴史を感じるインテリアが自慢の「辻利兵衛本店 京都宇治本店」で、極上のお茶と抹茶のスイーツを楽しんでみませんか。スポット情報スポット名:辻利兵衛本店 京都宇治本店住所:京都府宇治市宇治若森41電話番号:0774-23-1111(会社代表)0774-29-9021(茶寮直通)
2018年07月25日もっと料理を楽しみたいと思ったら、何を備えておくべき?基本のき、といえばやはり包丁。料理上手でも知られる作家の辻仁成さんがその向き合い方を綴ります。「味を引き締めるもの」包丁というのは切れすぎてもいけません。和食の達人などは包丁が切れすぎると魚が美味しくならないというのでわざとちょっと切れを悪くするような料理人さえいるくらいです。刺身なんかは繊維に対する刃の入れ方次第で美味しさが変わりますから切れ味は大事ですが、魚を知り、包丁を知り尽くしていないと最高の味を引き出せないわけです。母方の先祖が立花藩の刀鍛冶でしたから包丁を持つことが子供の頃から好きでした。でも、とくにこだわりはありません。有次も使えばグローバルも使います。とくに料理は毎日のことなので圧倒的にグローバルが便利です。有次は刀に近いのでしょっちゅう面倒みてやらないとなりませんし、血の匂いのような鉄成分を嗅ぎ分けて研ぎ続けなければならず維持に手間がかかります。グローバルの包丁は研ぎ石じゃなくてイケアで買った研ぎ機で十分ですから重宝しますし、タリアータ肉のような表面が硬く中が柔らかい肉でさえも、すっと引くことができます。けれども月に一度は近所の市場に出る研ぎ屋さんに行き調整方々研いでもらっています。プロが研いだ後の包丁はまるで別物。恐ろしい感じさえしますよ。しかし、生きていたものを料理するわけですから、この緊張感と畏怖が味を引き締めているのも間違いありません。包丁を究め、包丁と向き合うことが料理上達の一番の鍵なのです。手順が色々とある包丁研ぎは、プロに任せればより安心。『築地・有次』では、ひとつひとつ手研ぎで丁寧に研ぐので、包丁を傷めず大満足の仕上がりに。他社製品も受け付け、修理にも対応。1丁1000円前後~。東京都中央区築地4-13-6TEL:03・3541・68906:00~15:00不定休郵送可。つじ・ひとなり作家、ミュージシャン、映画監督。SNSで紹介している、一人息子に作る、愛情たっぷりの料理が話題に。レシピ本、料理小説などの著書も。最新刊は『真夜中の子供』(河出書房新社)。※『anan』2018年6月20日号より。写真・中島慶子イラスト・勝山八千代文・辻 仁成(by anan編集部)
2018年06月18日息子との父子旅、今回はハンガリーの首都・ブダペストでした。もう14歳ですから、あと何回一緒に旅ができるでしょうね。皆さん、家族旅行していらっしゃいますか?本音を語り合うのは旅先に限ります。家の中だと、どうしても話しにくいことってあるじゃないですか?でも、旅先だと心も緩みますからね。大河ドナウが私たち父子の心を開いてくれました。2人で遊覧船に乗り、爽やかな風を感じながら、たくさん語り合ってきました。遠くには美しいブダ宮殿が、その上を流れてゆく雲のなんと雄大なことか……。 「なんか父ちゃんに話しておきたいことはあるか?」さりげなく、問いかけてみました。「別に、ないよ」「いじめられたりしてないか?」「ないよ」「寂しいなって思うことはないのか?」「ないよ」本当は、母親の不在について今どのような心境か父親として探りを入れてみたかったのです。この4年間、この話題だけはタブーでした。3年ほど前のことになりますが、南仏で一度、聞いたことがあったのです。その時、彼は珍しく怒って、「そういうことを訊かないで、ぼくだって思い出さないように必死なんだから」ときつい言葉が戻ってきました。それからしばらくの間、腫れ物に触るような日々が続きました。父親が無理矢理に話を聞くのはよくありません。でも、全く触れないというのもおかしな話で、だからこそ、悩みました。 今回はさりげなく話題をふってみました。「パパ、こうやって川が流れるように時間というものも過ぎていくんだね」と息子が答えました。私は頷きます。「ぼくはいつか家族を作って、幸せになるんだ。その時、この景色を思い出すかもしれないね。もしかしたら、ぼくは子供たちをここに連れてくるかもしれない。そしたらパパのように、彼らに何か話しかけるのかな。心配事はないのか?パパに話したいことはないのかってね」大人になったなぁ、と思いました。もう言葉で確認することでもないな、と安心を覚えました。 さて、今日はハンガリーの愛情たっぷり家庭料理をご紹介しましょう。ブダペストでもっとも息子の心と胃袋を掴んだのが「ラコット」という、ハンガリーポテトプレートです。地元の食堂では3ユーロ(約400円)くらいで食べることができます。本来はチョリソーを使うのですが、普通のソーセージでも美味しく作れるようにアレンジしてみましたよ。でも、チョリソーがあったら、チョリソーでぜひやってみてください! 材料2~3人前:じゃがいも400g、厚切りベーコン100g、ソーセージ100g(チョリソーが手に入るなら、ベーコンとソーセージの代わりにチョリソーを150g、その場合タバスコは必要なし)、玉ねぎ100g、サワークリーム大さじ4~5、ゆで卵2個、タバスコ小さじ1、白ワイン大さじ1、マジョラム(スパイス)少々、パプリカパウダー少々、オリーブオイル適量、塩・こしょう適量。 まず、卵は少し長めに、1cm程度に輪切りにしたじゃがいもは串がすっと入るくらいにそれぞれゆでておきます。次にフライパンに軽くオリーブオイルを引き、細切りにしたベーコンと玉ねぎ、輪切りにしたソーセージを炒めます。そこにゆで卵の黄身とサワークリーム大さじ1(残りはトッピング用)、マジョラム、白ワインを入れ、よく絡めます。卵の黄身を潰しながらソースに練り込むのがコツ。よく絡まったら、じゃがいもと細かく刻んだゆで卵の白身も投入し、塩・こしょうとタバスコを振りかけてさらに炒めたら、お皿に盛って中央に残ったサワークリームをのせます。最後にパプリカパウダーを振りかけて完成です。 ホクホクのじゃがいもにサワークリームの爽やかな風が流れ込み、まるでブダペストにいるような気持ちになりますよ! ボナペティ! 本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!
2018年06月05日第174飯「牛肉のタリアータ」■材料タリアータ用牛ステーキ肉800g〜1kg塩胡椒 ※お好みでルッコラ、パルメザンチーズ、オリーブ油、レモン ■作り方【1】グリルパンを強火にかけ表面から煙が上がってくる位まで温める。 【2】室温に戻しておいた肉に塩胡椒をして油はひかずに片面からしっかり焦げ目がつくまで焼く。焦げ目がついたら肉の角度を変え、格子状に柄がつくように焼く。3~4分焼いたらまた別の面を同じように焼き、全体にしっかりと焼き色をつける。 【3】肉の焼き具合を確かめるために、親指と人差し指を合わせてOKサインを作り親指の付け根を押してみたのと肉の硬さが同じになるのがいい焼き具合の目安なので試してみる。 【4】肉が焼けたらアルミホイルに包み15~20分ほど休ませる。 【5】食べる直前に薄く切り分け、好みのソースでいただく。 ※本場イタリアではルッコラとパルメザンチーズを散らし塩とレモンをかけていただきます。
2018年06月05日ある日、不意に左耳に違和感を覚えたのです。あれ、なんだろう。プールで泳いだ後、耳に水が残る、あの嫌な感じ。その直後からめまいに襲われ、ふらふらしはじめました。友人の脳外科医に相談したところ「軽度の突発性難聴だろう」とのこと。なんで難聴なんかに?と思うようなあまりに突然の出来事。なにせいつものように歩けないのですから。歩くと身体が斜めになる。まるでお酒に酔ったような感覚です。 軽度だったのとステロイド剤が効いてすぐに平衡感覚を取り戻しましたが、臥せっていた数日間、不安だったのはただ一点、息子のことでした。ここはパリですからね、頼れる人も限られている。もし重度の病気だったら、あの子はいったいどうなっていたのだろう、という心配が頭を過りました。来年から高校生、順調に進んでいる彼の進学への道を自分のせいで閉ざすことになりかねない。そのことを思うと、なんとも自分が情けなくなってしまって……。 私が寝ている間、息子が献身的に付き添ってくれました。スーパーに買い物に行き、珍しいことにお片付けまで。お兄ちゃんになったものです。そりゃそうです。私が来年、60歳なのですから。老骨に鞭打ってシングルファザーをやってきましたが、本当に息子を社会に出すことができるのか、いまだ心配の種は尽きません。健康というものは健康じゃなくなった時にこそ、そのありがたさを痛感するもの。今回の件でいつまでも若ぶっていてはいけないのだな、と考えさせられました。 息子が大学を卒業するまであと約10年。ベッドの中で思わず手を合わせ、世界中の神様にお願いをした次第です。もうしばらく、なんとか息子のそばに置いてください、と。神様のお力添えが効いて、今はとっても元気です。お医者さんいわく、気疲れもあるよ、とのこと。シングルの辛いところですね。そんな時は美味しくて栄養のあるものを食べることです。さて、そこで本題。本日は父ちゃんのクラブハウスサンドのレシピをご紹介します。 材料2人分:食パン(小さめのもの)数枚、フランクフルトソーセージ1本、フルーツトマト1~2個、サラダ菜などの葉物数枚、ベーコン3枚、スモークサーモン2枚、チーズ数枚。ザジキソースの材料:きゅうり3分の2本、ギリシャヨーグルト150g、にんにく少々、オリーブオイル大さじ2、ミントの葉少々、ディル少々、レモン、ビネガー、塩・こしょう各適量。 まず、パンをオーブンでトーストし、ベーコンとソーセージはフライパンで焼いておく。ベーコンはカリカリに、ソーセージは少し焦げ目がついていたほうが美味しいです。ザジキソースは、ヨーグルトをよく水切りし、皮をむいたきゅうりを2~3ミリの角切りに。きゅうりもキッチンペーパーなどで水分を取り除いてください。にんにくはすりおろし、ミントとディルはみじん切りに。レモン、ビネガーはアクセント程度でOK。塩・こしょうは味を見ながらお好きな量を加えてください。すべての材料&調味料を混ぜればソースの完成。マヨネーズやタルタルソースで代用可です。ソースが出来たら、あとはパンに材料を挟むだけ。トマトなどの具材は挟みやすいようにスライスしましょう。トースト、葉物、サーモン、ソース、トースト、葉物、ベーコン、トマト、チーズ、トースト、ソーセージ……のように好きな順番で挟み、崩れないように鉄串で固定します。味が足りなければ、お好みでケチャップやマヨネーズ、岩塩をかけてください。 これを出すとみんな必ず、「お~、すごい!」と騒ぎますので、ホームパーティなどに最適。場を和ませるゴージャスなサンドイッチ、みんなでわいわいお楽しみください。 ボナペティ! 本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!
2018年05月29日第173飯「ラコット」■材料(2〜3人分)じゃがいも400g 厚切りベーコン100gソーセージ100g(合わせてチョリソー150gで代用可) 玉ねぎ100gサワークリーム大さじ4〜5固茹で卵2個タバスコ小さじ1〜(チョリソーを使用の場合は入れない)白ワイン大さじ1マジョラム(スパイス)あればひとつまみパプリカパウダー(スパイス)少々オリーブ油、塩胡椒各適量 ■作り方【1】じゃがいもは1センチ厚さの輪切り、玉ねぎは7〜8ミリ厚さの千切り、ベーコンは細切り、ソーセージは輪切りにする。サワークリームは緩めるために撹拌しておき、ゆで卵は黄身と白身にわけ白身は粗みじんに切っておく。 【2】じゃがいもは串がすっと通るくらいになるまで茹でておく。 【3】フライパンにオリーブ油を熱し、ベーコン、玉ねぎ、ソーセージを炒める。玉ねぎが透明になったらゆで卵の黄身を木べらで崩しながらサワークリームの大さじ1とマジョラム、白ワインを加えながら絡めていく。 【4】ここに茹でたジャガイモとゆで卵の白身を加え、タバスコと塩胡椒で調味する。 【5】皿に盛り、中央に残りのサワークリームとパプリカパウダーをふりかける。
2018年05月29日とにかくよく食べるんです、息子くん。昨夜はサーモン250gをホイル焼きにして、それを250gのスパゲッティの上にかけて出したところ、完食。14歳、恐るべき胃袋です。今朝はごはん1膳とコロッケと焼き魚を出したのですが、「お腹が痛い」と仕事部屋にやって来て訴えました。「食べすぎじゃないか?」と言いましたところ「そうじゃなく、足りないから空きすぎてお腹が痛いんだ」というじゃありませんか(笑)。そこでサンドイッチを作って食べさせたのですが、なんとも納得できてない様子で、「昼まで持つかな」と呟きながら登校しました。成長期の男の子って、こんなものなんですかね?思わず自分の中学生の頃を思い出してしまいました。確かにごはん3膳は毎回食べていました。2人兄弟でしたから、母は弟と私の分を毎日せっせと作り続けたのです。その量たるや、すごかったことでしょう。弟は野球部、私は柔道部でしたからね。40数年前、母の得意料理はハンバーグでした。それが本当に美味しくて自慢だった。当時、まだハンバーグは国民食ではなかったので、みんなに羨ましがられたものです。ものすごく愛情たっぷりの食事でした。そんな昔に手の込んだものを、グラタンやシチューやポークソテーなんかを、よく拵えてくれたものです。感謝しかありませんね。いつも母はエプロンをしてキッチンに立ち、朝から晩まで料理をしていました。その後ろ姿を見て、私は大きくなったのです。「おやじの背中」とよく言いますが、なんで「おふくろの背中」じゃないんでしょうかね?断然、うちは、おやじよりもおふくろの背中でした。そのおふくろがある時、こんなことを言ったのです。「ひとなり、いつかお前が子供を持ったら私の気持ちがわかるだろうよ」と。はい、今はよくわかります。その気持ちを心根に持って、自分の息子と向かい合っています。人間は一生、成長期の中にいる。私の心もまだ成長を続けています。母は偉大で立派です。かあさん、ありがとう。さて、今日はスイスやフランスのサヴォワ地方で有名な料理、ラクレットを使った温サラダをご紹介したいと思います。ラクレット料理は日本でまだまだポピュラーじゃありません。フランスだと専用の調理器具が一家に1台必ずあります。子供たちはラクレットパーティが大好き。実は来週、我が家でもラクレット子供大会が予定されておるのですよ。ふふふ。 材料約4人分:グリュイエールチーズ(とろけるチーズでも可)150g、白ワイン50ml、じゃがいも(小粒)500g、ベーコン125g、玉ねぎ200g、グリーンアスパラガス150g、茹で卵2個、ローリエ1枚、タイム少々、チキンブイヨン1個、塩・こしょう適量。まず、鍋で沸かした湯にローリエ、タイム、チキンブイヨンを投入。そこに皮を剥いたじゃがいも(必ず小粒のもので!)とピーラーで根元側を薄く剥き食べやすいサイズにカット(袴も気になるなら取っておく)したアスパラを入れます。アスパラは2~3分ちょっと硬めに茹でて取り出します。アスパラは軽いので浮きますから、網オタマで掬っちゃえば簡単。じゃがいもは15分ほどで茹であがります。串を刺してすっと入ったらOK。同時に小鍋にチーズと白ワインを入れ弱火でとろとろ煮詰めておきます。茹であがったじゃがいもは大きなお皿に盛ってください。フライパンに少量の油(分量外)を引き、カットしたベーコンと玉ねぎを炒め、後半に先の固茹でしたアスパラも加え塩・こしょうしたら、じゃがいもの上に載せましょう。最後にとろとろのチーズを全体にかけ、半分にカットした茹で卵を載せれば完成。黒こしょうをお好みでかけても美味しいですよ。サヴォワ地方の白ワインとの相性抜群ですよ。ボナペティ!本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!
2018年05月22日第172飯「クラブハウスサンド」■材料食パン数枚(小さめのもの、なければ食パンを半分に切ったもの)フランクフルトソーセージ1本フルーツトマト1〜2個サラダ菜等の葉物数枚ベーコン3枚スモークサーモン2枚チーズ数枚生ハムなどお好みで適量 <ザツィキソース材料>きゅうり2/3本ギリシャヨーグルト100gニンニクのすりおろし少々オリーブ油大さじ1と1/2ミントの葉、ディル各少々レモン、ビネガー、塩、胡椒各適量 マヨネーズ、ケチャップ、岩塩などお好みで適宜 ■作り方【1】ザツィキソースはヨーグルトを水切りし、きゅうりは皮をむき2〜3ミリの角切りにしキッチンペーパーで水気を切っておく。ニンニクはすりおろし、ミントとディルをみじん切りにする。全ての材料を混ぜ合わせ、アクセント程度にレモン汁とビネガーを加えてさらに混ぜ、塩胡椒で味を整える。 【2】パンをトーストし、ベーコンはカリカリに。フランクフルトソーセージも焼いておく。その他の材料も挟みやすいように準備する。 【3】トーストに葉物、サーモン、ザツィキソース、トースト、葉物、マヨネーズ、ベーコン、トマト、チーズ、トースト、フランクフルトソーセージ、のように好きな順番で挟み、鉄串などで突き刺す。 【4】好みでケチャップや岩塩をかけていただく。※ザツィキソースが作れない時はマヨネーズやタルタルソースで代用可能。
2018年05月22日ある日の夕方、いつも行くスーパーの前で若い会社員のお父さんとすれ違いました。なぜお父さんと分かったかと言うと、片手でベビーカーを押していたから。なぜ、会社員だと分かったかと言うと、背広を着てもう一方の手にはビジネスバッグを抱えていたから。想像してみてください。このお父さんは会社帰りに託児所に寄り、預けていた赤ちゃんを引き取ってスーパーに立ち寄ったわけです。 その直後、ローラースケートのお父さんとすれ違いました。なぜお父さんと分かったかと言うと、後ろから娘さんがやはりローラースケートを履いて必死で追いかけていたから。そしてこのお父さんは毎日、私が買い物をする時間に同じ場所を娘さんと走っています。これが彼らの日課なのでしょう。 フランスの若いお父さんたちはみんなイクメンです。それはお母さんたちが働いている証拠でもあります。なので、お父さんたちは自分のことをイクメンとは思っていません。ごく当たり前のことと考えています。いえ、考えてさえいないでしょう。フランスでは当然だからです。日本とはそこからして差があるということ。 私はここフランスで自分が普通だと気づかされました。日本に帰ると、シングルファザーの代表みたいになっているのですから。日本のお父さんとフランスのお父さん、仕事量は一緒です。日本のお父さんたちの方が大変だとも思えません。そして、フランスのお母さんたちも、私が知る限り、なんらかの仕事をされている方がほとんど。問題があるとしたら、女性が働く環境が日本はまだまだ整っていないということ。だから、お父さんに負担がのしかかるということはあるかもしれませんね。 それでも、日本のお父さんたちがもう少し積極的に子育てに参加したらいいのに、と思います。余計なお世話だからあまり言いませんが、最近気になっていたので文章にしてみました。子供を育てながら働くことが当たり前という意識がお父さんに芽生えれば、世の中もそれに合わせて変わる気がします。これは特別なことじゃないと思いますよ。フランスの男たちだから出来る?いや、まさか。フランスの男たちに出来るのだから、日本の男にも出来るはずです。男の子育ては決して恥ずかしいことではありません。 さて、今日は栄養満点、がっつりパワー系のカレー風味の豚肉ロースト「ポークオーキュリー」をご紹介しましょう。お休みの日にご夫婦2人で仲良く作ってみてはどうでしょう? 材料:豚肩ロースの塊肉約1kg、にんにく4片、じゃがいも500g、玉ねぎ大1個、熱湯300ml、ブイヨン1個、カレー粉小さじ1、乾燥タイム2つまみ、ローリエ1枚、塩・こしょう適量、生クリーム100ml、オリーブオイル適量、お好みでマスタード適量。 まずオーブンを200度に予熱。豚肉はナイフの先で16カ所に穴を開け、1片を4等分にしたにんにく16個をその穴に差し込んでいく。じゃがいもと玉ねぎは2㎜くらいの厚さにスライスし、じゃがいもは水にさらしておく。フライパンにオリーブオイルをひき、水気を切ったじゃがいもを炒める。じゃがいもに火が通り透明になってきたら玉ねぎを加え、しんなりしてきたら耐熱容器に移す。熱湯でブイヨンとカレー粉を溶かし、乾燥タイムとローリエを加える。耐熱容器に移したじゃがいもと玉ねぎがひたひたになるまでスープを注ぎ、その上から生クリームを注ぐ。塩・こしょうを振った豚肉をフライパンで焼いていく。しっかり焼き色がついたら、耐熱容器の中央に置き、今度は200度のオーブンで1時間から1時間15分ほど焼く。フォークで刺し、肉汁が透明になったら完成。 お好みでマスタードをつけても美味しいですよ。夫婦合作の愛情料理、いかがでしょう。 ボナペティ! 本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!
2018年05月15日第171飯「ラクレット風温サラダ」■材料(4人分)グリュイエールチーズ150g(またはとろけるチーズ)白ワイン50ccじゃがいも(小粒)500gベーコン125g玉ねぎ1個(200g)グリーンアスパラ150g <a>ローリエ1枚タイム少々チキンブイヨン1個 ゆで卵2個塩胡椒適宜 ■作り方【1】じゃがいもは皮をむき、グリーンアスパラは袴を取り皮むき器で根本側を薄く剥いてから食べやすい長さに切っておく。玉ねぎは厚めにスライスしベーコンは1、5mmくらいの幅に切る。 【2】鍋で沸かした湯にaの材料を入れ、じゃがいもとアスパラも加える。 【3】アスパラは固めが良いので2分程度で取り出しじゃがいもは串を刺してすっと通るまで茹でて大きめの皿に盛る。 【4】フライパンに少量の油をひきベーコンと玉ねぎを炒め硬く茹でたアスパラも加え炒めたら塩胡椒で味を整えじゃがいもの皿に盛る。 【5】小鍋にチーズと白ワインを入れ、撹拌しながらアルコール分が飛ぶくらいまで火にかけて煮溶かす。 【6】4の皿の上から溶かしたチーズをかけ、半分に切ったゆで卵を乗せたら黒胡椒をかけて完成。※サヴォア地方の白ワインと相性抜群です。
2018年05月15日来年、還暦です。今年、59歳で、来年の10月に60歳!ちょっとショックですが、現実ですから受け止めて生きております(笑)。まだ14歳の息子のためにも日本一元気なおじいちゃんを目指しますので、どうぞ応援お願いします。 しかし、「辻さん、年齢の割には肌もつやつやで張りもあるし、なんかしています?」とテレビ局のメーク室のお姉さま方に聞かれます。たしかに白髪もほとんどありません。シミはちょっとありますが、目立つほどじゃないですし、シワは少ないほうですね。ほうれい線も目立ちません。なんでだろう? 何か原因があるはずだと考えてみたのですが、もしかしたら食べ物かも。料理が大好きなので、毎日マルシェ(市場)で新鮮な食材を選んでいます。美味しいものというのは同時に健康にもいい。毎日の積み重ねが皮膚や身体に影響していること間違いなしです。 いちばん摂取しているのがオリーブオイル。新鮮なオリーブオイルは飲むくらいの勢いで取っています。ワインも毎日欠かしません。玄米もよく食べます。まずは信頼できる生鮮食品店を見つけましょう。身体にいいものって、なんとなく見て、触って、食べてみてわかりませんか?果物は苦手なのであまり食べませんが、唯一欠かさないのがザクロです。あと、ごまは辻家の必需品。根菜もよく食べます。野菜はメインディッシュといっていいくらい重要です。パクチーとかパセリとかセロリとか癖のある野菜が好きです。牛乳は飲みませんがチーズはよく食べます。 グルテンフリーにはこだわっていませんが、パスタより蕎麦の方が好き。日本の食材は本当に体質に合うみたいで、だからフランス料理にも和食材をがんがん取り入れています。味噌とか麹とかキムチとか納豆とか発酵食品は大好きで、よく自宅で仕込んでおります。 コーヒーは1日3杯。日本にいる時はお茶のペットボトルを1日2本くらい飲みます。フランスだと黒豆茶、ハーブティーが多いかな。逆に水はあまり飲みません。最近の課題はもっと若返るために、水を大量に飲もうと計画しておるところですが、ついついシャンパンに手が伸びてしまって、いけませんね(笑)。ストレスなく生きることが一番の健康法ですしね。 さて、本日は身体にとっても優しい一品、パリジェンヌ風玄米サラダをご紹介します。最近、パリジェンヌの間でライスサラダが大人気なんです。健康志向が後押ししている気がしますが、ライスサラダ、本当に美味しいですからね。ぜひ、お試しください。美味しく健康と若さを保つのが辻式です。 材料:玄米1合、紫玉ねぎ小1個、プチトマト6個、セロリ1本、ツナ缶1個(約140g)、パセリ大さじ4、コリアンダー大さじ3、お好みでハム・きゅうり・にんじん・コーンなど適量、オリーブオイル大さじ3、粒マスタード小さじ1、マヨネーズ小さじ1、レモン汁(またはビネガー)小さじ2、塩・こしょう適量。 まず、鍋に多めの湯を沸かし、塩適量(分量外)を加え、パスタの要領で玄米を茹でます。玄米によっても違いますが、茹で時間の目安は20~25分。味見してアルデンテに茹であがっていたらザルにあげて冷ましてください。炊飯器で炊くのではなく必ず鍋で茹でましょう。炊飯器よりも、玄米の触感がつるっとして美味しくなりますよ。野菜類は小さくカットし、調味料と玄米以外のすべての具材と一緒にボウルに入れておきます。セロリは塩もみするとお子さんでも食べやすくなりますよ。玄米が冷めたら具材の入ったボウルに加えます。そこにすべての調味料を入れ、しっかり混ぜ合わせたら完成。フランス人は白米で作りますが、健康を考えて玄米にアレンジしてみました。 ボナペティ! 本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!
2018年05月08日第170飯「ポークオーキュリー~カレー風味の豚肉ロースト」■材料豚肩ロース塊り肉約1kgニンニク4片じゃがいも500g玉ねぎ大1個 <a>熱湯300ccブイヨン1個乾燥タイム2つまみローリエ1枚カレー粉小さじ1 塩胡椒適宜生クリーム100ccオリーブ油適宜好みでマスタード ■作り方【1】ニンニクは1片を4等分に切り分ける。じゃがいもと玉ねぎは2mm厚さにスライスし、じゃがいもは1度水にさらしてから水気を切っておく。オーブンは200度に予熱しておく。 【2】豚肉は全体に満遍なくナイフに先で穴を開け、16個のニンニクを差し込みタコ糸で形を整えるように縛り、全体に塩胡椒をする。 【3】フライパンに大さじ2のオリーブ油を熱しじゃがいもを炒める。じゃがいもに火が通り半透明になってきたら玉ねぎを加えしんなりしたら耐熱容器に移す。 【4】豚肉も全体にしっかりとした焼き色がつくまで焼く。 【5】耐熱容器のじゃがいもにaの材料で作ったスープを注ぎ生クリームを満遍なく振り掛け、豚肉を中央に乗せたら200度のオーブンで1時間から1時間15分程焼く。 【6】竹串で刺しに抉るが透明になったら20分ほど休ませてから切り分ける。※好みでマスタードを添える。※オーブンは180〜200度でガス、電気の違いにより調整すると良い。
2018年05月08日毎晩の楽しみは息子と夕飯を食べながら一緒にYouTubeを観ることです。なかでもハマっているのが「フィッシャーズ」の動画。ご存知ですか?フィッシャーズ!日本の7人組のユーチューバーグループです。現在23歳の彼らは幼馴染みなのでしょう、めっちゃ仲良しなんです。仲間と一緒に元気よく生きる彼らの姿に強い感動を覚えます。14歳の息子にとっては憧れの先輩であり、お兄ちゃんのような存在です。思いやりがあり、悪口を言わず、いつも一緒に冒険をして、助け合い、支えあって、馬鹿をやる。 リーダーのシルクロードこと「シルク」はめっちゃ頭のいいMCです。そして性格や育ちの良さがにじみ出ており、彼の強いリーダーシップが間違いなくフィッシャーズの核ですね。くだらない内容の日もあるんですが、時々、へ〜っと唸るような冒険動画を作ったりします。アマゾンでのロケはまさに現代の子供たちが失った冒険心を煽る力作でした。力作といってもフィッシャーズ、肩の力抜けまくっており、世界中どこにいても変わらぬその素直さに心打たれます。「モトキ」は緩和剤的存在で、クラスに必要な優しいキーパーソン、笑顔がほっとします。そして「ンダホ」はもう最高、このおでぶちゃんの運動神経の無さ(本当はめっちゃ運動神経あるはず)が必ず大ボケこいて笑いを誘うんです。大ファンです。そして謎の青年「マサイ」、この子は一見ヘラ〜っとしているんですが、でもさらっと面白いところを突いてくるスパイス。「ぺけたん」は暴走系でしょうか?走り出すと止まらない感じがグループのバネでありエンジン。「ダーマ」はアニメに出て来る精霊キャラ系。まさにダーマって感じ(笑)。かわいいですよ。で、最後にあまり出てこない「ザカオ」、ストリートブレークダンスの天才ですね。 パリで親戚も兄弟もおらず私のような頑固おやじと2人暮らしの息子にとって、この7人のお兄ちゃんたちは憧れの的であり、日本の良心であり、大先輩なのです。だから、食卓を毎晩9人で囲んでいます。彼らの笑い声が日本から1万㎞離れた父子家庭を毎晩和ませてくれるんです。私は彼らこそ世界一のユーチューバーだと思っています。人を馬鹿にすることもなく、貶めることもなく、ここまで笑わせてくれる。ちょっと経験できないピュアな笑いを体験できますよ。老若男女問わずフィッシャーズで大笑い。ぜひ、ご覧ください。アデュー。 ということで、YouTube観ながらの家族団らんに最適なフレンチ料理、チキンのワインビネガー煮込み、プレ・オ・ビネーグルをご紹介しますね。 材料4人分:骨つき鶏もも肉800g、白ワイン100cc、ワインビネガー100cc、トマトペースト大さじ2、マスタード大さじ2、乾燥タイム大さじ1、はちみつ大さじ1、醤油大さじ1、玉ねぎ1個、マッシュルーム10個、にんにく2片、生クリーム200cc、チキンブイヨン1個、水100cc、オリーブオイル大さじ2、塩・こしょう適量。 まず、鶏肉を関節の部位で2等分に切っておく。ボウルに白ワイン、ワインビネガー、トマトペースト、マスタード、乾燥タイム、はちみつ、醤油を入れてマリネ液を作り、1〜2時間ほど鶏肉をマリネする。オリーブオイルをひいた鍋を中火にかけ、潰したにんにくを入れて香りを出す。そこにマリネ液をよく落とした鶏肉を皮面から焼き、焦げないように焼き色をつけていく。全体に焼き色がついたら半輪切りにした玉ねぎと太めの薄切りにしたマッシュルームを加え、全体を混ぜ合わせる。残ったマリネ液と水、ブイヨンを加え、蓋をして30〜45分煮込む。しっかり煮えたら生クリームを加え、ソースがトロッとするまで煮詰め、塩・こしょうで味を調えて完成。パスタやごはんと共にどうぞ。 ボナペティ! 本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!
2018年04月24日第169飯「パリジェンヌ風玄米サラダ」■材料玄米1合紫玉ねぎ小1個(100g)プチトマト6個セロリ1本ツナ缶大1缶(約140g)パセリ大さじ4コリアンダー大さじ3 <a>オリーブ油大さじ3粒マスタード小さじ1マヨネーズ小さじ1レモン汁小さじ2(またはビネガー) 塩胡椒適宜 その他好みでハム、きゅうり、コーン等 ■作り方【1】玄米は鍋に多めの湯を沸かし、塩を加えて20〜25分パスタを茹でる要領で少し芯が残るくらいに茹でる。茹で上がったらざるにあげて冷ましておく。 【2】野菜は小さく切り揃えてボウルに入れ1の玄米も加え<a>の材料で作ったドレッシングで和え、塩胡椒で味を調整する。 ※セロリは塩もみをすると子どもでも食べやすくなります。
2018年04月24日