私は高校生のときに、ちょっぴり不登校になったことがあります。夏休み明けで少しだけ学校に行きたくない気持ちがあったのと、それに重なったちょっとした友達との気持ちのすれ違い。息子が小学3年生の夏休み明けのある日、そのころの自分を思い出すような出来事がありました。仲良しグループからの突然の仲間外れ暑い日が続くので、息子はいつも決まった友達の家でゲームをして遊ぶことが多くなっていました。その友達の家で数人で遊んでいるときに「もう遊ばない」と言われたようで、次の日の朝、息子は初めて「学校に行きたくない」と言いました。その日は学校を休み、家でゴロゴロ過ごしていましたが、元気なのにすることもなくてつまらない様子。翌日は学校へ行きました。でも、その後も仲良しグループからの仲間外れが続き、学校へは行ったり、行かなかったりで2週間が過ぎました。そんなある日、学校を休んだ息子と夕焼けチャイムが鳴った後の誰もいないうす暗い公園へ散歩に行くと、誰かが忘れていったザリガニ釣りの道具が用水路にありました。あのときの私にかけてくれた両親の言葉私は、自分が学校へ行けなくなったときに、両親がかけてくれた言葉をよく覚えています。父は朝、仕事に行く時間に私の部屋に来て、「学校まで一緒に行ってあげるから、一緒に行こう」と私の腕をとってくれました。母は夕焼けチャイムが鳴るころになると「本屋さん行こう、マンガを買いに行こう」と部屋のドアの隙間からちらっと顔をのぞかせました。子どもだった私は両親の気持ちがなかなかわからず、学校を休んだり、遅刻や早退をたくさんして、心配をかけてしまいました。でも、今は私にいろいろな角度から近づこうとしてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。あの頃のことを思いながら、「学校に行きたくない」という息子の言葉を聞いていた私。「行きたくない」けれど「ほっといてほしいわけではない」と思っていた自分を思い出しました。そばに寄り添って、ただ聞くザリガニ釣りに行ったときの私は、息子の方へ日傘を差し出すくらいしかできませんでした。でも、やっぱり子どもの力はすごいです。公園にある水路を一生懸命のぞいていると、それを見た誰かがとなりに来て一緒にのぞいて、また他の誰かがとなりに来て…。すると、その楽しそうな姿を見て、「もう遊ばない」と言っていた友達が「ぼくも入れて」とやって来たのです。その子に、「いいよ!」と元気に返事をする息子の姿に、私は心からすごい!と感動しました。そばに寄り添って、ただ話を聞くこと。それはちょっと難しかったりします。自分が母になるまでに「私はこうしてきた」「あの時できなくて後悔したから、次はこうしたい」と積み上げてきたことがたくさんあるから。つい、子どもにも「こうすればいいよ」と言いたくなってしまいます。でも、息子がぶつかった壁を乗り越えるのは息子にしかできません。今の私がこれだけは頑張ろうと思っていることは、息子との心の距離をできるだけ離さないこと。そして息子が話したくなったらできるだけ話を聞くこと。これだけはずっと忘れずにいたいと思っています。<まんが・文:しみず宇海>
2020年08月30日アイドルグループ・乃木坂46の元メンバーで女優の生駒里奈が28日、東京・サンシャイン劇場で行われた主演舞台『かがみの孤城』のゲネプロに参加した。本屋大賞など8冠を受賞し、「最終章、あなたは経験したことのない驚きと感動に包まれる」と謳われた衝撃のラストが話題の辻村深月氏の『かがみの孤城』を舞台化。主人公・安西こころ役を生駒が演じる。入学早々、同級生から嫌がらせを受け、家に閉じこもる生活を送っていた中学1年生の安西こころは、ある日自分の部屋の鏡がまばゆい光を発していることに気づく。恐る恐る鏡に手を触れた瞬間、こころは見知れぬ城がそびえ立つ異世界に引き込まれてしまう。そこは、「オオカミさま」と呼ばれる城の管理人と、彼女に召還された7人の中学生が過ごす世界。そこでは「願いの鍵」を見つけた者が、何でも望みを叶えられるという。果たして「願いの鍵」は見つかるのか。7人が城に集められた驚くべき理由とは――。ゲネプロで生駒は、同級生からいじめを受けて苦しみ、そして、鏡をくぐり抜けた先の異世界に戸惑いながらも、次第にそこで出会った中学生に心を許していく主人公・こころを熱演。はじめは花柄のワンピース姿で登場したが、途中で制服姿も披露した。また、ダンスで心情を表現する場面もあった。ゲネプロの前に行われた囲み取材では、「主人公のこころが自分に似たような境遇にあるというところに興味を惹かれました」とオファーを受けたときの心境を告白。「こころは学校でクラスメイトとの間でトラブルがあって不登校になったんですけど、私は小・中でいじめられっ子という立場でいたので、そういうところは似ているなと思います」とこころとの共通点を語った。また、久しぶりの制服について心境を聞かれと、「やっぱりその質問来るんだなっていうので、3日くらい前から用意していたんですけど」と明かして笑いを誘い、「現役時代と比べるとすごく恥ずかしいので、なるべく着たくない服になってしまいましたけど、役があるから、こころになれたからこそ着られる」と照れ笑い。長く伸びた髪については「おうち時間で伸びました。美容院に行けなかったので」と話した。同舞台では、出演予定だった木津つばさが22日に新型コロナウイルスに感染していることが判明し降板。キャストやスタッフは濃厚接触者に該当しなかったが、PCR検査を受けて全員陰性と診断されたという。本番では出演者はマウスシールドを着用。客席とステージの間には、ビニール幕が設置される。舞台『かがみの孤城』は、8月28日~9月6日に東京・サンシャイン劇場、9月18日~20日に大阪・サンケイホールブリーゼ、9月22日に愛知・刈谷市総合文化センター 大ホールにて上演。
2020年08月28日乃木坂46の元メンバーで女優の生駒里奈が28日、東京・サンシャイン劇場で行われた主演舞台『かがみの孤城』の囲み取材に、共演の溝口琢矢、原作の辻村深月氏、脚本・演出の成井豊氏とともに出席した。同舞台は、本屋大賞など8冠を受賞し、「最終章、あなたは経験したことのない驚きと感動に包まれる」と謳われた衝撃のラストが話題の『かがみの孤城』を舞台化。主人公・安西こころ役を生駒が演じる。生駒は、昨年オファーを受けたときの心境を聞かれ、「主人公のこころが自分に似たような境遇にあるというところに興味を惹かれました」と告白。「こころは学校でクラスメイトとの間でトラブルがあって不登校になったんですけど、私は小・中でいじめられっ子という立場でいたので、そういうところは似ているなと思います」とこころとの共通点を語った。本作で久しぶりに制服姿を披露する生駒。その心境を聞かれると、「やっぱりその質問来るんだなっていうので、3日くらい前から用意していたんですけど」と明かして笑いを誘い、「現役時代と比べるとすごく恥ずかしいので、なるべく着たくない服になってしまいましたけど、役があるから、こころになれたからこそ着られる」と話した。舞台『かがみの孤城』は、8月28日~9月6日に東京・サンシャイン劇場、9月18日~20日に大阪・サンケイホールブリーゼ、9月22日に愛知・刈谷市総合文化センター 大ホールにて上演。
2020年08月28日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(29)。『ホンマでっか!?TV』などへの出演も話題になり、この夏、本誌連載『ポップな心霊論』をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)も発売。そんなシークエンスはやともが、実の父シークエンスパパともと一緒に登場!読者からの「これって霊現象?」な悩みに答えます!■今の家に引っ越してから、息子2人がひきこもりに……。家に何か悪い霊がついているのではないでしょうか【相談】「今の家に越してきてから、息子が2人ともひきこもりになってしまいました。しかたなく通信制高校に入れたのですが、長男は卒業を待たずに自殺しました。次男はなんとか卒業できたのですが、大学受験に失敗し浪人中です。実は、何度か、前の住人宛ての郵便物が届いたことがあるのですが、差出人はひきこもりの支援団体でした。息子たちがひきこもりになってしまったことと、何か関係があるのでしょうか」(40代女性)【パパとも】「前の住人宛ての郵便物についてはひっかかるね。もし、以前その家に住んでいた家族にも、ひきこもりの子どもがいて、たとえば自殺までしていたとしたら、すごく嫌な偶然じゃないですか。そういう場合は家や土地に悪いものがついていることも考えられます。まずは近所の人にそれとなく聞いてみたらどうでしょう。それで関連のありそうな事実が発覚したら、すぐにその家を離れたほうがいいと思いますよ」【はやとも】「ちょっと気になったんですけど、相談者さんは、通信制高校や浪人を悪いことのように考えていませんか?僕は正直、不登校も受験の失敗も、気にしなくていいと思います。もしかしたら相談者さんの『こんなはずじゃなかった』という思いが息子さんを苦しめているかもしれません。長男さんのことは本当に残念ですが、次男さんには悲しい選択をさせないよう、しっかり向き合ってあげてください」【PROFILE】シークエンスはやとも1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。8月4日には本連載をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売された。「女性自身」2020年9月1日 掲載
2020年08月23日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(29)。『ホンマでっか!?TV』などへの出演も話題になり、この夏、本誌連載『ポップな心霊論』をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)も発売。そんなシークエンスはやともが、実の父シークエンスパパともと一緒に登場!読者からの「これって霊現象?」な悩みに答えます!■再婚してから不幸が続いています。夫に悪霊がついているのではないかと思うときがあります【相談】「20年前に再婚してから、不幸が続いています。夫婦間のもめごとが絶えず、夫からのDVに耐える日々です。前夫との間の息子は非行に走り、少年院を出たあと行方不明になってしまいました。現夫との間の17歳の娘も、ここ数年は学校へ行っていません。最近、夫に発達障害があることがわかったのですが、娘にも少しずつ症状が出てきています。すべての不幸は夫に出会ってから起きています。夫は呪われているのではないでしょうか」(50代女性)【パパとも】「送っていただいたお顔写真を霊視すると、たしかにご主人にはあんまりいいものがついてないですね。ご先祖さまによくない霊がいます。これでは周りにいる人が苦労させられるはず。お悩みを読む限り、ご主人は聞く耳を持たない人。そういう人はおはらいをしても効果がありません。お子さんや自分の人生を大切にしたいなら、今すぐ離れたほうがいい。もし別れたくないというのならそれもあなたの人生ですが、相当な覚悟が必要です」【はやとも】「僕は専門家ではないので断定できませんが、娘さんの不登校は、単純に環境の問題が大きいのでは……。お母さんがDVを受けているのを間近で見てきているわけですし。厳しいことを言うようですが、20年間別れなかったのは相談者さんの意志でしょう?自分の不幸をすべて呪いなんてもののせいにしてしまったら、そこから一生抜け出せないですよ。大切な娘さんを守るためにも、ご主人とは早く別れたほうがいいと思います」【PROFILE】シークエンスはやとも1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。8月4日には本連載をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売された。「女性自身」2020年9月1日 掲載
2020年08月22日長かった休校期間中、「早く学校が再開しないかな」と親が思う一方で、当の子どもは「学校に行くよりも家にいたほうがずっといい」とのびのび過ごしていた……。そんなご家庭も意外と多かったのではないでしょうか。今回は、長期の休み明けに子どもから「学校に行きたくない!」と言われたとき、親はどのように対応したらいいのかを考えていきます。長期休み明け「学校に行きたくない」78.7%数ヶ月にもわたる休校期間を経て、ようやく学校や幼稚園・保育園が全面的に再開しました。ほっとひと安心したのもつかの間、「やっとお友だちに会える!」「給食楽しみ!」と元気よく登校してくれると思っていたのに、子どもはなんだか浮かない顔……。今回の新型コロナウィルス対応のための休校に限らず、GWや夏休みといった通常の長期休み明けにも、「学校に行きたくない」と登校を渋る子どもたちはたくさんいます。朝日新聞デジタルの調査では、「夏休みが終わるとき、『学校に行くのがつらい』『行きたくない』と悩んだことはあるか?」との問いに、78.7%もの子どもが「ある」と答えています。学校や園に行きたくない理由は、子どもによってさまざまです。たとえば、幼稚園・保育園に通う幼い子の場合、「大好きなお母さんと離れたくない」といった理由が考えられるでしょう。公認心理師の佐藤めぐみさんによると、この「分離不安」は、子どもの発達段階において「あって当然」のことであり、時間が解決してくれるとのこと。「園に行きたくない!」ふたつの要因では、分離不安のほかに、どんな「幼稚園(保育園)に行きたくない!」理由があるのでしょう?要因1:もともとの子どもの気質佐藤さんは、「一番の要因として考えられるのは “もともとの気質”」と話します。気質とは「もって生まれたもの」なので、無理に変えようとしても変えられません。にぎやかな場所が好きな子もいれば、静かな場所を好む子もいます。初めての場所や人との出会いにワクワクする子もいれば、その逆もいるでしょう。周囲からの刺激に敏感な子ほど、不安を感じやすく、新しい環境に順応するのに時間がかかります。小さい子どもは、自分の気持ちを明確に言葉にすることができないので、モヤモヤした不安な気持ちを「行きたくない」という一言で表しているのです。要因2:家の居心地がよすぎる「家の居心地がよすぎることも、行き渋りの要因のひとつ」と佐藤さんは述べています。自宅の環境がいいのは、子どもにとってとてもいいことです。問題は、「なんでも親が世話をしてくれて、甘やかしてくれるから “居心地がいい”」ため、外に出たがらなくなってしまうケース。当然ですが、幼稚園や保育園では、自分だけを甘やかしてくれる人はいません。集団活動において、我慢しなければならないこともたくさんあるでしょう。すると子どもは、とことん甘やかしてもらえる家と、我慢ばかりでつらい時間を過ごす園を比べて、登園を嫌がるようになるのです。この場合は、家での過ごし方を見直す必要がありそうですね。小学生は学校生活での心配事やエネルギー不足が原因次に、小学生が「学校に行きたくない」理由について考えていきましょう。公立小学校の教諭を22年間にわたって務めた鈴木邦明先生は、登校渋りの原因として「学校生活での心配事」と「生活のリズムの乱れ」を挙げています。「学校生活における心配事」は、小さなトラブルがきっかけとなっていることが多いそう。友だち関係の悩みはもちろん、学習面での不安も、子どもにとっては大きな負担となっています。そして、連休中に不安が少しずつ大きくなり、「学校に行きたくない」気持ちが強くなってしまうのです。5月の連休明けに学校へ行きたくない子が増える理由として、「新学期の疲れがどっと出る時期だから」と話すのは、『不登校新聞』編集長の石井志昴さん。新しいクラス、新しい先生、新しい友だち……大人からすればたいしたことがない出来事でも、子どもにとっては世界がガラリと変わる大きな出来事です。この時期の登校しぶりは、新学期に無理をしながらでも一生懸命新しい環境に慣れようとした努力の表れでもあるのですね。帝京短期大学教授の宍戸洲美先生は、夏休み明けに学校に行きたがらない子が増える要因として、「エネルギー不足」を指摘しています。夏休みは、ホッとして生活リズムが変わったり、学習への規制が少なくなったりしますから、それを元に戻すにはとても大きなエネルギーが必要になります。夏休み明けに不登校になる子どもたちは、このエネルギーが十分にたまっていないとも言えるのです。(引用元:STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|夏休み明けに「不登校」が増えるのはなぜ?親が知っておくべき子どものSOSサインと対処法)いくら元気な子どもとはいえ、長い休みを経ていきなり通常カリキュラムの学校生活に戻るためには、大きなエネルギーを使います。できれば、夏休みが終わる数日前から徐々に生活のリズムを戻し、スムーズに登校できるように準備しておくといいでしょう。「学校に行きたくない!」そのとき親はどうすべき?最後に、わが子に「学校(園)に行きたくない」と言われたとき、親はどのような対応すべきか、いくつか紹介していきます。■幼稚園・保育園に通う子どもへの対応佐藤めぐみさんは、登園児に子どもが泣かないようにするには、「アタッチメント」の形成が必要不可欠だと述べています。アタッチメントとは、「子どもが特定の人に示す愛着感情」「特定の人との精神的な絆」を意味し、子育てのすべてを支える土台となります。子どもが甘えたがっていたら、その気持ちをしっかりと受け止める、抱っこしたり、手をつないだり、膝の上に乗せて絵本を読んであげたりと、普段から子どもの甘え行動にきちんと向き合ってあげましょう。アタッチメントによってエネルギーをチャージできた子どもは、幼稚園や保育園で不安を感じることなく過ごせるはずです。法政大学人文科学研究科の渡辺弥生先生は、「ぐずぐずする子は嫌い」などと、愛情のかけひきのようなことをするのは逆効果になると指摘します。子どもはお母さんに嫌われたくないので、一瞬従うかもしれません。しかし、これではかえって行き渋りが長引くことも。この場合、「今日は3時にお迎えに来るからね。家に帰ったらホットケーキを食べようね」などと声をかけるといいでしょう。大事なのは、必ず約束を守ること。子どもは「この先に楽しいことが待っている」と信じて頑張ることができます。■小学校に通う子どもへの対応小学生の場合、学年が上がるにつれて、友人関係のトラブルや学習面での不安も重なり、登校渋りの原因は複雑になっていきます。宍戸先生は、「重要なのは子どもが発する『不登校のサイン』を見逃さないこと」と述べています。子どもの日々の様子をよく観察していると、元気がなくなったり食欲がなかったり、おなかや頭が痛いと言ったり、何かしらの兆候が見られるはず。宍戸先生は「年齢が低ければ低いほど、脳の機能が未分化なので、心にかかったストレスが体の症状として現れやすい」と言います。また、口数が減ってしまうのも不安を抱えているサインです。子どもが漠然とした不安を抱えている場合には、それをどう表現してよいのかわからず口数が減ってしまうそう。このような様子が見られたら、無理して登校させるのではなく、まずはしっかりと話を聞いてあげましょう。前出の石井志昴さんは、次のように述べています。「学校に行きたくないのは、何かつらい思いを抱えているからで、それを受け入れて休ませるのは甘えではありません。親が子供の不安な気持ちを受け入れ、一緒に楽しく過ごすことで、子供も落ち着きを取り戻します。まずは、目の前の子供の状況を考えてあげることが大切です」(引用元:いこーよ|「登校しぶり」の原因&親の正しい対応は?SOSの気づき方も!)「病気でもないのに学校を休ませるなんて」「無理してでも行かせないと、不登校に発展してしまうのでは?」と不安を感じられる親御さんも多いかと思います。しかし、ここで無理をさせるより、「そうか、わかった」「今日はお休みしようか」と子どもの気持ちを受け入れてあげることを優先させましょう。逆に、無理に登校させようとすると、親に対する不信感が芽生えてしまうこともあるので注意が必要です。親としては心配ですが、あまり深刻に考えすぎないことで事態が好転することも。石井さんによると、「子どもが休みたいと言ったときは1日休ませてあげると、次の日から行けるようになることもある」そうです。なぜなら、「自分が苦しいときに『親が守ってくれる』『自分には安心できる場所がある』と実感することで、学校に行きやすくなる」から。子どもの「休みたい」という気持ちをしっかりと受け止め、「今日は充電日」として割りきって見守ってあげることで、子どもは安心感を得られるのです。「友だちってなんだろう?」答えられますか?もしお子さんが、お友だち関係で悩みを抱えていたら、親として何ができるでしょうか。その場しのぎの慰めや励ましは、はたして子どものためになるのでしょうか。いずれ子どもが成長したとき、自分自身で人間関係の問題を解決できるように、いまのうちから「本当の人付き合い」について親子で考えてみませんか?明治大学教授の齋藤孝先生による『友だちってなんだろう?ーひとりになる勇気、人とつながる力』(誠文堂新光社)には、子どもの「人付き合いの悩み」を解決するヒントがたくさん詰まっています。「みんな仲良く」という呪縛にとらわれて無理をしてしまう子、学校のなかにしか自分の居場所がないと思っている子、ひとりでいることが不安でたまらない子ーー。親には言えない悩みを抱えている子も、この本がきっと心の支えになり、人付き合いがぐんと楽になるでしょう。もちろん大人が読んでもOK。人間関係にお悩みの人はぜひお読みください。心がすっと軽くなるはずです。『友だちってなんだろう?ーひとりになる勇気、人とつながる力』齋藤孝 著/誠文堂新光社(2020)***小学校や幼稚園・保育園という場所は、私たちが思っている以上にエネルギッシュで活気に満ちています。どんなに元気な子どもでも、集団生活のなkで気を遣ったり我慢をしたりと、意外とストレスを感じているもの。「行きたくない」にはそれぞれ理由がありますが、大事なのは子どもの気持ちを受け止めて、しっかりと話を聞いてあげることです。(参考)朝日新聞デジタル|夏休み明け、学校に行きたい?STUDY HACKERこどもまなび☆ラボ|「登園時、毎朝大泣き」問題は、親がコレをしてあげると解決できる!All About|学校行きたくない…子どもの5月病「登校しぶり」対策YAHOO!JAPAN ニュース|親も教師もカン違いしてます。休み始めが「限界」なんです【連休明け子どものSOS】STUDY HACKERこどもまなび☆ラボ|夏休み明けに「不登校」が増えるのはなぜ?親が知っておくべき子どものSOSサインと対処法ベネッセ教育情報サイト|久々の学校再開!でも子どもがなんだか元気がない……そんなとき、どんな声をかけてあげるべき?いこーよ|「登校しぶり」の原因&親の正しい対応は?SOSの気づき方も!日経DUAL|不登校・行き渋りには前兆が見逃しはこじれのもと齋藤孝(2020),『友だちってなんだろう?ーひとりになる勇気、人とつながる力』,誠文堂新光社.
2020年08月08日木津つばさが、成井豊の脚本・演出で舞台化される『かがみの孤城』に出演する。稽古前の6月下旬、作品の魅力や役どころを尋ねていると、飛び出してきたのはとある人物との意外な接点だった。【チケット情報はこちら】辻村深月が2017年に刊行し、翌年の本屋大賞を獲得した本作。同級生の悪意に傷つき、家に閉じこもる中学1年生の主人公・こころ(生駒里奈)はある日、自室の鏡を通じて見知らぬ城がそびえ立つ異世界へ引き込まれてしまう。そこで出会った6人の仲間と望みが何でも叶う“願いの鍵”を見つけようと奔走するうちに、彼らは自分たちが城に集められた理由を目の当たりにして──。台本を読み、いじめを起点とした作品の感想を「SNSでの誹謗中傷に注目が集まる今だからこそ“刺さる”物語だと思いました」と語る木津。ネタバレにも踏み込みつつ「学校へ行けない悩みは時代を超えて一緒だし、“あなただけじゃない”と背中を押してもらえるはず」「最後には “学校へ行ってきます”って気持ちになれるのでは」と作品の魅力を述べる。木津は、こころと同じく城に集められた不登校の中学2年生・マサムネ役を演じる。自身は「普通に学校へ通う、等身大の中学生だった」と振り返るだけあって、大のゲーム好きであること以外、マサムネとの共通点はない。しかし「自分と遠いからこそ想像力を働かせ、感じるままに演じてみたい」「役と一心同体になる普段のアプローチとは異なる、新たな挑戦です」と意気込んでみせた。集められた7人にとって、孤城は次第に大切な“居場所”となっていく。ではかつて中学生だった木津の、心の拠りどころになる“孤城”は何だったのか。答えは、間髪入れることなく「ムロツヨシさん」──。DVDで観た映画『サマータイムマシン・ブルース』におけるムロのたたずまいに惹かれ、彼が当時出ていたラジオへメール投稿するように。ある日、怪我でサッカー選手になる夢を諦め「人生どうでもいい」と送った内容が番組内で紹介されると、ムロから「役者なら誰にでもなれる」という言葉が。それで現在の道に進んだ──という原体験を明かした。公演は、8月28日(金)~9月6日(日)に東京・サンシャイン劇場にて。その後、18日(金)~20日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、22日(火・祝)に愛知・刈谷市総合文化センター 大ホールと巡演する。また本作は、新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じて上演される。取材・文:岡山朋代
2020年08月07日発達障害当事者との対談連載、スタート発達障害を描いたドキュメンタリーCM「見えない障害と生きる。」でプロデューサーを務めた東海テレビの桑山知之が聞き手となり、さまざまな発達障害の当事者と対談する連載がスタート。連載初回は、このCMにも出演したラッパー・GOMESSを取材し、「家族と発達障害」について語ってもらった。10歳の冬、診断は高機能自閉症…あだ名は“障害者”GOMESSが初めてパニックを起こしたのは、地元のバザーに家族で行ったときのことだった。楽しむ母や姉を横目に公園でうたた寝をしていたところ、ふと首に違和感を覚えた。毛虫だった。GOMESSは、毛虫が大の苦手だった。我に返ると、パニックを起こしたGOMESSは母親によって強く抱きしめられていたという。後日、家族に連れられ赴いた精神病院で、高機能自閉症という診断を受けた。その後、症状が悪化するのを見かねた母は、小学5年の春、担任教師に相談した。自閉症とはどういうものか、子どもにも分かるような資料が朝の会で配られた。「それが成功する可能性もあったと思うんですよ。でも僕の場合は違って。陰で言われてたのは、障害者とか、野獣とか、エイリアンとか……。どんどん学校に行きづらくなりました」そこから5年間にわたり不登校、引きこもり生活を送ったGOMESS。今でこそ母の支えや頑張りが痛いほど分かるものの、当時は「お母さんが余計なことをしたから」と責めてしまったと振り返る。しばらくは母もなんとか学校に行かせようとしたが、GOMESSは強く抵抗した。「本当に悪いことなんですけど、すぐに死をほのめかしてたんですよ。『そんなに言うんだったら学校に行くフリして死ぬけどね?』とか。『生まれてこなきゃよかった』とか、お母さんに直接言わなくてよかったようなこともいっぱい言いました」3歳上の姉とは、自身が引きこもる前はケンカもしていたが、やがてほとんど会話もなくなった。避けられていた。「ずっと部屋で暗い顔してる弟は嫌だったんじゃないですかね」。Upload By 桑山 知之担当医「この子にはできないことがある」親が考える“正規ルート”からの脱却静岡県内の精神病院で診断を受けたGOMESS。代表的な楽曲の一つ『人間失格』にも登場する当時の担当医師“カゲヤマ先生”のある言葉で、家族の接し方は変わっていったという。「カゲヤマ先生がいなかったらうちの家庭はダメだったと思います。お母さんたちに『この子にはできないことがあります。それはできるものじゃないです。無理なものは無理。それをきっぱりと親が諦めてください』と言ってくれたんですよ。そこから僕の生活が楽になりましたね。文字が読めないのも、頑張って読めと言われなくなりましたし、ひどい偏食も理解してくれるようになりました。いつかカゲヤマ先生にお礼を言いたいんですよね」言うなれば「お父さんはスポ根の熱血系で、お母さんは知性と優しさ」だという両親。どちらかが叱るときは、もう一方が必ず優しく包み込んでくれた。特に母は、海外の和訳本を取り寄せるほど発達障害に関する本を読み漁るなど、息子について理解を深めようと努力を惜しまなかったという。GOMESSは「親がしてくれたことはすべて自分のことを思っての行動だった」と当時を振り返りながら、「子としてはすごく理想の両親」と誇らしげに語る。「親が予定していた我が子の“正規ルート”みたいなものからの“外れ方”ってすごく大事だと思うんです。一番まずいのは、子どもが何もしなくなること。どんな形であれ、ポジティブな気持ちで何かやろうとしていることがあるんだったら、止めない方がいいと思います。ポジティブな気持ちを何かに向けてることってけっこう奇跡だから、その奇跡的なポジティブは守ってあげてほしい」進学や就職など、親が思い描く「理想」は少なからずある。しかし、それは必ずしも我が子を幸せにするとも限らない。引きこもっている間も呆けるだけでは退屈だったGOMESSは、親に見守られながら、とにかく熱中できるものを追い求め続けたのだった。Upload By 桑山 知之教科書は読めないが、五線譜は読める色んなものに熱中していく中で、「音楽」へと到達するまでにそう時間は掛からなかった。ワールドミュージックを聴けば、ラテンのリズムについて母に力説していた。文字が読めないゆえ、教科書は読めなかったが、五線譜はすぐに読めるようになった。気づけば自ら音楽を作るようになっていた。「(親としては)本当は学校行かないにしても義務教育で習うものくらいは勉強してほしかったんだと思いますけどね。これだけ熱心にやってるんだからいいか、みたいな。僕は“プレイ”よりも“クリエイト”の方が好きだから、毎日毎日色んなことをクリエイションするようになって。その中で音楽が一番ハマりました」ここでもう一つエピソードがある。「音楽に勉強的だった」頃、ゲームにも没頭していた。裕福な家庭ではなかったため、買ってもらえたのは中古で300円ほどのスーパーファミコンのソフト『RPGツクール2』。その名の通り、命令や画像・音楽を組み合わせ、オリジナルのロールプレイングゲームを作るゲームで、GOMESSはPC版も含めこのシリーズをやり込んだ。そこで音楽素材のため、曲を作り始めたのだという。結果、自作のRPGは完成しなかったが、サウンドトラックはできていた。「親がゲームを止めないでくれたんですよね。それは大きかったですね。だからポジティブな気持ちで何かやってるときは、そういう何かが生まれることがある」姉が好きだというモーニング娘。のCDも借りて聴き、衝撃を受けた。「これめっちゃファンクじゃん!すげぇかっこいい!」と、インストゥルメンタル版のテンポを遅めてビートを乗せ、ラップをする。自然とサンプリングもこなれたものになっていた。Upload By 桑山 知之家族が疲弊…ラップが人生を見つめ直すきっかけに献身的に我が子を見守り続けた親だったが、自分を責め、時に精神的に病むこともあったという。「何年も何年も手を尽くしてくれた結果、頑張った末ですね。俺もズカズカとお母さんに言っちゃうから、お母さんは自分を責め続けちゃって。お母さんが僕よりも程度のひどい引きこもりになりました。部屋から出てこないみたいな。台所とかでたまたま会って、目が合うと下向いてすぐに速足で自分の部屋に帰っていって、扉をバンと閉めるみたいな」当時は自分が正気を保つのに精一杯で、家族に支えられていることに気付いていなかった。ラップを通して、いつしか自己を客観的に見られるようになった。「CDデビューをしたり、テレビに出たり、ライブをしたりするようになってから、精神的自立が始まったのかなと思うんですよね。その辺から少しずつ。歳で言えば18・19歳から20・21歳にかけての4年間くらい。僕にとって過去の清算じゃないですけど、こういう恩恵を受けていたんだなとか、一つひとつ噛み砕いていく時間だったなと思います」第2回『高校生RAP選手権』で準優勝を収め、世間からの注目が彼に集まる中で、姉も存在を認めるようになっていた。家でブツブツとラップをしていた引きこもりの弟が、「お姉ちゃんにとっても、ようやく人として接する価値のある人間になれたのかな」と感じた瞬間だった。Upload By 桑山 知之家族を幸せにするために、僕は幸せにならなきゃいけない自身の人生は「みんなのおかげで運良く素敵になった」と語るGOMESS。一方で、母から「私があなたをフツウに産んであげられなかった」と、我が子に対して罪を感じていることを吐露されたこともあった。自分にできることは何か。答えは明確だった。「手間暇かけて全力注いで頑張って育てた息子が人様の役に立つっていうのは、きっとすごくお母さんにとって誇らしいことの一つだと思うから、実際“罪滅ぼし”はできないにしても、何かお母さんのためになると信じてやっているんです」GOMESSは、ラッパーとしての現在の活動について「罪滅ぼしみたいな気持ち」と表現する。「だから、僕は幸せにならなきゃいけないんだなって。僕が幸せになれば、お母さんが感じてきた罪悪感は消えるんじゃないかなと思うんですよね」Upload By 桑山 知之GOMESSがCM「見えない障害と生きる。」で書き下ろした楽曲『COMMON』は、Apple Musicなどで近日配信予定。本連載では、第2回以降も桑山知之が見えない障害のある人を取材し、社会で生きる上でのヒントを探っていく。平成元年愛知県名古屋市生まれ。慶應義塾大学経済学部在学中からフリーライターとして活動。2013年に東海テレビ入社後、東京支社営業部を経て、報道部で記者/ディレクター。2018年から公共キャンペーンのプロデューサーとして「いま、テレビの現場から。」や「見えない障害と生きる。」、「この距離を忘れない。」といったドキュメンタリーCMを制作。主な受賞歴は、日本民間放送連盟賞CM部門最優秀賞、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSゴールド、JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール経済産業大臣賞、ギャラクシー賞CM部門優秀賞など。・2019年 日本民間放送連盟賞 CM部門 最優秀賞・2019 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS フィルム部門Aカテゴリー ACCゴールド・第58回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール 経済産業大臣賞・第57回(2019年度)ギャラクシー賞 CM部門 優秀賞取材・文:桑山知之取材協力:若者支援ネットワーク研究会in東海公式サイト
2020年08月03日吉沢亮と杉咲花がW主演を務め、「君の膵臓をたべたい」の住野よるの原作小説を映画化した青春サスペンス『青くて痛くて脆い』。この度、吉沢さんと杉咲さんの学生生活の一端が伺え、岡山天音や松本穂香、清水尋也、森七菜ら注目キャスト陣の姿を映し出した本作の場面写真が一挙に20点解禁された。吉沢さん、杉咲さんといえば、次期NHKの“大河ドラマ”と“連続テレビ小説”の主演を務める人気と実力を兼ね備えた存在。本作では、この“2人でしか”、そして“今でしか”観ることのできない、青春の青さと痛さと脆さがスクリーンに焼き付けられている。そんな中、先日解禁された90秒の予告映像に続き、到着した場面写真。田端楓(吉沢さん)と秋好寿乃(杉咲さん)の自撮りシーンや、大学のサークル「モアイ」の活動の一環として行った人形劇での一幕、お揃いのモアイTシャツを着て寄り添う和やかな姿は青春を感じさせるもの。しかし、そんな和やかな雰囲気とは一変し、神妙な面持ちで向かい合う楓と秋好も…。無表情でパソコンに向かう姿や頬に傷を作りどこか切ない面持ちで佇む楓の姿には、一体何が隠されているのか…?さらに、「モアイ」を潰す手助けをする前川董介役の岡山天音。董介のゼミの後輩でモアイの幽霊部員・本田朝美(ポン)役の松本穂香。モアイの幹部、天野巧(テン)役の清水尋也。楓と秋好がモアイの活動をしていたときに知り合った、不登校の少女・西山瑞希役の森七菜。楓のバイトの後輩で、モアイに加入する川原理沙役の茅島みずき。森さん演じる瑞希の学校の担任・大橋役の光石研。外部者としてモアイを支援し、その発展に寄与する脇坂役の柄本佑といった個性豊かなキャスト陣の場面写真も解禁。様々な表情の裏に隠されているものとは!?毒々しさを孕んだ、誰も見たことがない驚愕の青春サスペンスに期待高まる写真ばかりとなっている。『青くて痛くて脆い』は8月28日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:青くて痛くて脆い 2020年8月28日より全国東宝系にて公開©2020「青くて痛くて脆い」製作委員会
2020年07月29日休校期間、中学生いっちゃんの家庭学習は...今年の3月下旬から新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、多くの全国の小中学校が休校となりました。でこぼこ兄妹の兄、タケルの大学は急遽リモートのみの授業となり、妹いっちゃんの中学はなんと無期限休校というロングバケーション。これまでは不登校気味とはいえ、週に1~2度は学校に行って総合学習室で支援スタッフの先生と勉強したり、授業で使ったプリントなどをやったりしていたいっちゃんですが、休校期間は出された宿題を家でやり進めることに。提出日の遠い宿題を毎日少しずつ家でこなすのは難しく、次第にお絵かきやMMDなどの"自主学習"に熱を入れるようになりました。元々、夏休みの宿題はカンタンなところは最初にやって、残りはギリギリまでやらないタイプです。必然的に学校での勉強の方は積み残しが多くなってきました。「いつ学校が再開して総合学習室に行けるかわからないんだから、おうちでも宿題をやっておかないといけないよ。」と言っても、「いつもよりはしてるよ!」と涼しい顔。そりゃあ、いつもは平日の自宅学習は0ですから、ウソではないのでしょうけど…。Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロずーっと家にいますし、リラックスするところと勉強するところ、場所が変わらないとなかなかけじめがつきにくいということもあるのでしょう。しかし、塾などに行かせようにも、この時期、見学などもなかなか行けませんし、子どもが集まって一緒に勉強するような場所はどこも閉まっている…困ったなとは思いつつも、大物の動画づくりに挑戦する娘を見て、「時間が自由に使える今しかできない事に熱中しているのだから、まあいいか。そのうち学校も再開するだろう。」と思っていました。長引く休校、そろそろまずいかも!?そこで現れた助っ人はしかし、ゴールデンウィークを越えたあたりから「これはまだまだ学校再開は先になるんじゃないか?再開したらすぐ目の前が期末試験!やばいんじゃないか?」という気がひしひしとしてきました。テストで良い点を取ってほしいというわけではないのです。再開したときに、他の子どもたちとあまりに勉強の進度が違うと、一緒に授業を受けることが難しくなるんじゃないか…という思いが頭をもたげてきたのでした。睡眠障害のある娘にとって、週に1~2回しかないクラスのみんなと一緒に受ける授業の時間が、ただただ時間をやり過ごすだけになるのは辛すぎる…やはり、学校の勉強も少しは…いえ頑張ってやらせなければ!!でもどうやって??Upload By 寺島ヒロタケル「練習を兼ねて、私がいっちゃんに授業をしますので、その時間分のバイト代をください。」わたし「それだー!!」実はお兄ちゃん、この新型コロナ流行のあおりをくって、バイト先の塾が休みになっていたのです。灯台下暗し、渡りに船とはこのこと。時給を払って、お兄ちゃんに丸投げすることにしました。これが思った以上に大はまり!さくさくと…とはいきませんが、宿題の山が目に見えて減ってくるようになりました。また、調子の上がり下がりの大きい娘の様子を、常にタケルが気にして見ていてくれるので、大変私が楽になりました。兄妹のことでも、時給制!そこにはいくつもメリットがUpload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロあまり意識していなかったのですが、休校になってから、わが家ではいっちゃん一人がハイテンション(そしてしばしば調子が上がりすぎて真っ青な顔で倒れる)な中で、息子が静かにストレスを溜めていました。私もまた、子どもたちのどちらかが倒れないように、爆発しないように、仕事をしながらも常にカットインするタイミングを計っていたりするので、いつも以上に疲れていたようなのです。この「時給を出す作戦」を始めて、家の中がすーっと明るく、空気も軽くなったのを感じました。年が上の子どもに年下の子どもの面倒を任せるというと、年長の子どもの負担が大きいことや、親の代わりができるのか、任せてよいのかという問題が出てくると思います。私の年代でも「"お兄ちゃんでしょ、お姉ちゃんでしょ"と言われて辛かった」と、大人になってから言う人もいますから、恨みは深いものと思われます。(ちなみに私自身は一人っ子です。なんか申し訳ない。)しかし、私はその「恨み」は、妹弟の面倒を押しつけられて自分の遊ぶ時間がなくなったとか、責任を負わされて困ったということではないと思います。親が負担を負担と認めず、「自分の弟妹なんだから可愛いでしょう?可愛いんだから負担なんて言っちゃダメ」という訳の分からない理屈で、当たり前のように自分の時間を奪われ、労働を強いられているように感じるという、ぼんやりとした悲しい想いが正体なのではないでしょうか。年若い血縁を可愛く感じることと、作業の負担が重いことは別の話です。私たちは母親の権利の話となるとそれに思い至るのに、子どものこととなると少し鈍感になってしまうのかもしれません。私は息子に「仕事をするから時給を払え」と言われ、「全くその通りだ!さすがタケルさん!」と感心しました。負担を負担として認め、対価を払うことにしたのです。(対価を現金にしたことについては、まだ議論の余地があるかもしれませんね…。)しかし、いっちゃんは自分の仕事(動画づくりなど)で忙しいので、勉強時間を確保するのも大変です。声掛けをしてもなかなか捕まってくれません。おかげで時給もあまり稼げていないのですが、それでもタケルはそれなりにやりがいを持ってやってくれているようです。Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロところで、この雀の涙のような時給の使い道ですが...タケルはいつもいっちゃんを連れて動物園や水族館に出かけます。そして、出かけた先でパフェを食べたり、動物園とコラボしているアニメのグッズを買ったりするのです。もちろん、いっちゃんの分も…!「私が時給を稼げば、自分が良いところに連れて行ってもらえると認識させるのです。こうして、勉強へのモチベーションを強化するのです。」と言うタケル。さすがすぎます…。
2020年07月27日生駒里奈が、成井豊の脚本・演出で舞台化される『かがみの孤城』に主演する。原作を読み、主人公・安西こころを「自分にぴったりの役」と述べ、作品や役柄のイメージを膨らませる稽古前の心境に耳を傾けた。【チケット情報はこちら】辻村深月が2017年に刊行し、翌年の本屋大賞を獲得した本作。同級生の悪意に傷つき、家に閉じこもる中学1年生のこころはある日、自室の鏡を通じて見知らぬ城がそびえ立つ異世界へ引き込まれてしまう。そこで出会った6人の仲間と望みが何でも叶う“願いの鍵”を見つけようと奔走するうちに、彼らは自分たちが城に集められた理由を目の当たりにして──。共演者には溝口琢矢、野田裕貴(梅棒)、木津つばさ、前田航基、原田樹里、河内美里らが名を連ねている。小学校で友人に無視され、独りで過ごしていた経験から「不登校になってしまう、こころの気持ちがすごくわかるんです」と役柄に自身を重ねる生駒。以来、内省的な性格になったというが「私がとても活発な女の子で、何の屈託もなく女優の道を進んでいたら、この役は難しいかもしれません」「でもいじめの経験がある自分だからこそ説得力が出るだろうし、同じ悩みを抱えている少年少女に向けて発信したい」と前を向く。生駒は、小説の舞台化に際して「生身の人間が演じることで、作品にどれだけプラスアルファの力を与えられるかが大切」と受け止める。原作を活かした緻密な演出に定評のある成井については、初タッグながら「この“プラスアルファ”を成功に導いてきた方」と印象を述べ、「作品をどのように構築していくか、近くで拝見するのが楽しみです」と笑顔を覗かせた。集められた7人にとって孤城が次第に“居場所”となったように、生駒にとって現在の“孤城”は何か。最後にそう尋ねると、まっすぐ「作品に取り組んでいる時間です」と答える。「舞台や映像では役をまっとうして物語の中で生きる瞬間が、私の居場所です」──。公演は、8月28日(金)~9月6日(日)に東京・サンシャイン劇場にて。その後、18日(金)~20日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、22日(火・祝)に愛知・刈谷市総合文化センター 大ホールと巡演する。また本作は、新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じて上演される。取材・文:岡山朋代
2020年07月21日朝、登校前に玄関ドアを開けようとした瞬間、わが子が「お腹が痛い」と言ったらどうしますか?私の娘は、学校が大好き。帰宅すると、その日学校であった出来事をたくさん話してくれていました。しかし、小学2年生のある時期だけ、「お腹が痛い」と言って登校をしぶったことがありました。登校直前、突然「お腹が痛い」小学2年生のある日、登校直前になって突然、娘が小さな声で「お腹が痛い」と言い出しました。いつも一緒に登校している大好きな友達が迎えに来てくれていたし、家を出る時間が迫っていたので焦りました。「トイレかな?」と聞くと「違う」と。吐き気がある様子もなく、熱もなく、一見して何も問題がなさそうに見えました。お腹をさすってあげながら、「大丈夫?」と聞くと、娘は力なく「うん」とうなずいたので、「もし途中で具合が悪くなったら先生に相談しなさい」と言って送り出しました。普段は、学校が大好きで、特に給食の時間を楽しみに登校する娘ですから、この日のことは私にとっては驚きでした。しかし、次の日も、その次の日にも同じことが起こったのです。「お腹が痛い」は「学校に行きたくない」という意味だった娘は「お腹が痛い」とは言うものの、お腹を押さえたり、トイレから出てこないということはなく、本当に体調が悪いわけではなさそうでした。これは、実際に腹痛があるわけではなく、「学校で何かがあるのでは?」と思い、帰宅後に娘に聞いてみました。娘は、下を向きながらポツリと「学校に行きたくないの」と言いました。あれだけ学校が大好きで、ランドセルを背負ってお友達とスキップしながら登校する娘が…と思うと、「何かあったの!?」と焦ってしまう私。しかし、ここはガマン…と娘が話してくれるのをじっと待っていると、ゆっくりと「大縄跳びが怖い」「当たると痛い」「私ひとりだけ跳べない」「みんなのジャマになる」と話してくれました。その時期は、ちょうど全校大縄跳びの大会前だったのです。クラスのみんなが記録を伸ばそうと楽しくチャレンジしている中、ぐるぐる回る縄の前で怖くて、たったひとりで固まっている娘の姿が想像できました。まず最初に「その気持ち、わかるよ」と話した幼い頃の私にも同じ経験があり、「自分ひとりだけできない」ときの寂しい疎外感もわかりました。「ママも小さい頃、同じだったよ」と体験談を話し、「大縄が怖くならないように、どうしたらいいかな?」と聞くと、娘は「練習する」と言いました。そこで百円ショップで見つけた大縄を使い、放課後に練習することに。ほぼ同時に、担任の先生から、連絡帳を通じて連絡がありました。「学校で元気がない。大縄を怖がっているのでは。家庭での様子を教えてほしい」という内容でした。返信に、娘の様子を知らせてくださったお礼と家庭で今後どう取り組むか書くと、先生から再度返信があり、「学校でも気をつけてみます」とのことでした。「ほら、先生も応援してくれているね!」と話したら、娘もホッとした笑顔を見せたことを覚えています。その後は、帰宅してから「先生が背中を押してくれたから縄に入れた!」とか「今日はクラスで何回跳べた!」など学校での様子を笑顔で嬉しそうに話すことが増えました。最終的には、残念ながらクラスで優勝とはいかなかったものの、本人なりに「がんばった」出来事として終わらせることができたようです。この一件で、私は親として気づいたことがたくさんありました。冷静になること、先生に知ってもらうことの大切さ「学校に行きたくない」と言われた時、私は動揺しました。「まさかいじめ?」「不登校になったら?」と考えが飛躍してしまったのです。ですが、今回の場合は、まずは落ち着いて目の前の娘に集中しようと話を聞いたことで、「大縄が怖い」という問題点がわかり、解決の糸口が見つかりました。このことから、どんなことがあってもまずは落ち着くことを心がけようと思いました。また、「大縄が怖いから学校に行きたくない」というのは、一見すると大きな悩みではないので、私から先生には伝えませんでした。しかし、先生からこの件で連絡があったことから、ちょっとしたことでも先生は気にかけてくれていることがわかりました。担任の先生という力強い味方がついてくれたことで、娘の不安を取り除くことができたので、今後は、「ささいなこと」と思っても、先生の負担にならない範囲で相談しようと思います。当時、小学2年生だった娘は高学年になりました。現在もまれにですが、ふと学校に行きたくないと言うことがあります。そんなときは、「まずは落ち着いて」話を聞く姿勢で、娘に向き合うようにしています。<文:ライターeurope>
2020年07月18日店のなかには人の気配はなかったが、《会員制》と書かれたドアには、店名のイニシャルをモチーフにした飾り文字がまだ残っていた。「会員制クラブ“M”がクローズしたのは6月末のことだと聞いています。緊急事態宣言以降、私も通うことはできなかったのですが、桂子ママの底抜けに明るい笑顔を見られなくなるのは、やっぱり寂しいですね」そう語るのは、Mをときおり訪れていた出版関係者だ。緊急事態宣言が解除された後も客足が戻らず、全国で飲食店の閉店や倒産が相次いでいる。港区内の飲食店ビルの一室で営業していたMが歴史に幕を下ろしたのも、コロナ禍のためだったという。Mを経営していたのは“しょこたん”ことタレント・中川翔子(35)の実母・中川桂子さんだった。「しょこたんのお父さんで歌手の中川勝彦さんが白血病で亡くなったのは26年前の’94年。まだ9歳の娘の行く末が心残りだったことでしょう。夫の死去後、桂子さんは飲食店の仕事で、母娘の生活を支えたのです。桂子さんが港区内のビルに店を構えたのは十数年前、お客には芸能人やマスコミ関係者も多かったです。亡き勝彦さんの知人もいましたが、桂子さんの人柄に引かれて通っている人がほとんどでした」(前出・出版関係者)26年間、母娘2人で支え合って生きてきた中川と桂子さんの絆は強い。「’06年に開催されたしょこたんのファンクラブイベントには、スペシャルゲストとしてお母さんが登場し、モー娘。の曲を2人で踊りながら歌ったそうです」(芸能関係者)本誌インタビューで、中川は桂子さんについてこう語っている。「小学3年生のときに父が亡くなってからは、母が1人で働いて育ててくれました。決して裕福ではないなか、16歳のときには、フロリダのディズニーワールドへ連れていってくれて……」(’19年9月17日号)毎年“貯金をはたいて”、母娘で旅行を楽しむことが、中川家のルールだったのだ。中川は少女時代に、いじめを受けて不登校を経験するなど、苦悩の日々を過ごした。繊細な中川にとって、母が働いている店は、ずっと居心地のいい場所でもあったようだ。Mの客たちはこう証言する。「翔子ちゃんが20歳ごろだったかな、お店で何か勉強をしている姿を見たことがあります」(テレビ局関係者)「しょこたんがまだ有名でないころ、よくMに来ていました。店では無口なんだけど、お母さんに誘われてアニメソングをカラオケで歌ったりね。ブレークしてからも、ときどき遊びに来ていましたから、彼女にとってもMは思い出深い店のはず。クローズはつらいでしょうね」(前出・出版関係者)なぜ桂子さんは、愛着も深いMを閉めることを決意したのだろうか?電話で取材を申し込むと、ためらいながらも記者の質問に答えてくれた。「そうですね、店を閉めたのは事実です。今年3月から休業しており、そのまま6月末に(部屋の賃貸)契約を終了しました。理由ですか?お客さんが来なくなってしまって、経済的にいきづまってしまったから、ということではありません。5月ごろからでしょうか、今後、お店をどうしようか迷い始めたんです。新型コロナウイルスの問題は長期化するかもしれないし、お店を再開したとしても、万が一お客さんを感染させてしまったら申し訳ないって……。うちのお客さんは昔から通ってくださっている方たちが多いのです。閉めるのはつらいけれど、家族のような人たちの健康や命には代えられません。もしそういったことが起こったら、翔子にも迷惑をかけますしね」――翔子さんもときどきお店に遊びに来てくれたそうですね。「私の誕生日には駆けつけてくれました。夢を売るお仕事なので、“永遠の29歳”です。いまでは娘より年下ですよ(笑)。閉店のことを翔子に伝えたときは、ねぎらってくれました。『残念だけど仕方がないね。ママ、長い間、本当におつかれさまでした。コロナが落ち着いたら、おつかれさま会をしなくちゃね』って」――今後のご予定は?「長年働いてきましたから、いまはちょっと休もうかと思っています。ただ安全に旅行ができるようになったら、娘と2人で出かけたいですね。ハワイとか、国内の温泉とか……」長年守ってきた店の幕引きに、少し気落ちしている様子の桂子さんだったが、娘との旅行の話題になると、声にも明るさが戻ってきた。中川家のルールだった毎年の旅行は、いまも母娘の“元気の源”なのだろう。「女性自身」2020年7月21日号 掲載
2020年07月07日●「本当に申し訳ないと思っています」今年2月、アイドルグループのGANG PARADEを突如脱退したハルナ・バッ・チーンが、新たに「鶴ハルナ」として芸能活動を再開する。誹謗中傷も覚悟しながら開設したというSNSには、ファンから次々に応援メッセージが寄せられ、今後の活躍に期待が高まっているようだ。しかしなぜ、アイドルのステージから去ってしまったのか、これからどんな活動を行っていくのか、そしてファンへの思いは…。17歳の彼女の素顔に迫りながら、展望を聞いた――。○■実質“小卒”でアイドルに――まずは、人となりから伺っていきたいと思うのですが、最初のデビューはアイドルですよね。どうしてアイドルを目指そうと思ったのですか?なりたいと思ったのは中学2年生のときです。「ルールを守らないほうがカッコいい」と思うタイプで生きていまして、それで何でもやりたいことをしてみたいと思い立って、本当に好奇心の気持ちだけでした。――小さい頃からアイドルになりたかったわけじゃないんですね。はい。建築家とかケーキ屋さんとかを目指していたんですけど、建築家は数学ができないとダメじゃないですか。私、数学を勉強しても14点とかだったので、「あぁ、もうダメなんだあ」と思って諦めました(笑)――それで、思い立ってオーディションに?「終演後物販」っていうグループのオーディションをお母さんに黙って受けました。合格してから「アイドルになった」って報告したら、「何で受けたって言わないの!」ってめちゃくちゃ怒られましたね(笑)――友達は喜んでくれたのでは?1人だけ仲の良い友達がいて、事前に「アイドルになりたい」って言ったら、ポジティブな子なので「いいんじゃない?」って応援してくれました。アイドルになってからは、昔の友達からLINEがたくさんくるようになりましたね(笑)。「Twitterで流れてきたよ」とか「顔が似てる人がいる」ってなって、地域では結構話題になってたみたいです。――学校とは両立できたのですか?実は中1の後半から行かなくなって、中2には不登校になったので、実質“小卒”って感じなんです(笑)。だから、アイドルを頑張ってたんですけど、1年で終演後物販が解散してしまいまして…。○■グループへの迷惑を考えて悩むも…――そこから、GANG PARADEの所属するWACKのオーディションを受けるんですね。はい。1週間の合宿で、ほぼ24時間ファンの方がニコニコ生放送で見ている中で行われる結構過酷なオーディションで。それでGANG PARADEに入って、ちょうど2年くらい活動しました。自分がアイドルをやれているんだって自覚があったのかもよく分からないくらい、必死になって毎日を過ごしてた感じですね。――しかし、2月にGANG PARADEを突然脱退されたので、驚いたファンも多かったと思います。自分勝手にこうしたい、こうやりたいという気持ちだけでもっといろんなことに挑戦しようと思ったときに、グループの全員に迷惑がかかると思って悩んでいたのですが、この2月に決断しました。自分のコメントも出さずに突然辞めてしまったので、そこに関してはメンバーやファンの方々、関係者の皆さんにご迷惑とご心配をかけてしまって、本当に申し訳ないと思っています。――どんなことをやろうと思い立ったのですか?女優さんになりたいとか、モデルさんになりたいとかは絞ってなくて、なれるかどうかとかも気にせず、その時の感情でやりたいと思ったことをマルチにやっていきたいと思いました。アイドル時代からのファンの方々はこれからもちろん大切な存在ですが、色んなことをやって色んな人に知られてみたいなとも思っていました。●YouTubeで発信「洗脳しちゃおうって」――まずはどんな活動をしていくのでしょうか?YouTubeチャンネルを作ったので発信していきたいです。1本目は「鶴ハルナ」という新しい名前を覚えてもらおうということで、習字でひたすら「鶴ハルナ」という漢字を書いています。「2週間で10キロ痩せるダンス」という動画の「HandClap」という曲に合わせて、早送りでどんどん書いて壁に貼り付けて、画面全部を「鶴ハルナ」で埋めて洗脳しちゃおうっていう企画です。2時間で100枚くらい書きましたね。――習字は得意なんですか?小学校のときに銅賞を獲りました。二度書きとかすごいしたんですけど(笑)――ちょっと(笑)。その「鶴ハルナ」という新しい名前ですが、由来はなんでしょうか?今までご迷惑をおかけしたお母さん、友達、関係者の皆さんに感謝の気持ちをいつか返したいということで、日本昔ばなしの『鶴の恩返し』から取りました。「ハルナ」は本名です。――「鶴」の漢字って、画数が多いから習字も大変ですよね。そうですね。いまだに書き順が分からないのでテキトーに書いてました(笑)○■新しい肩書きは…――音楽活動も、続けていきたい思いはありますか?アイドルじゃなくなったときに、自分は何が好きなんだろうって考えたんですけど、やっぱり「音楽が好きだ」って気づいたんです。前みたいに自分が出る側でもいいし、チャンスがあれば作る側としても音楽のお仕事はできたらいいなと思いますね。――楽曲提供も。一度だけアルバムに入った曲を作詞作曲したことがあるんですけど、自分で1から作るという経験はないので、一歩目としてギターを買って練習し始めました。まだ4個しかコードを覚えてなくて、人に見せられないんですけど(笑)、パソコンとかでも曲は作れると思うので、そういうのを覚えていけたらなと思います。――そうすると、いわゆる“肩書き”は、どのようなものになるのでしょうか?現状だと「元アイドル」がパッと出てくると思うんですけど、YouTuberなのかタレントなのか、自分としてはあまり肩書きを決めたくないと思ってるんです。「鶴ハルナ」という枠を作ってしまおうという気持ちなので、今のところ肩書きははないですね。●新スタートの矢先にコロナ禍――2月にアイドルを脱退されて、これから新しいスタートだというタイミングでコロナの世の中になってしまいましたね。びっくりしました。でも、私にとって家にいることはあまり苦ではないんです。中学校に行かなかったときも、お母さんには「掃除と洗濯だけ自分でしなさい」って言われてて、「勉強しなさい」って言われたことがないので、ずっと家でゲームをしていました。自粛生活はその頃と同じようなものなので、意外と大丈夫でした(笑)――今回の自粛期間中は、どんなことをされていたのですか?ギターの練習と、毎日肉じゃがを作りました。「肉じゃがが作れる=いい女」って私の中で結びついてるので、モテると思ったんです(笑)。それと事務所を探してみたり、日の出とともに髪を赤く染めるというのもやりました。――日の出とともに髪を赤く染める…?太陽に髪が赤く染められるように見せられたらめっちゃカッコいいなと思って。寝ないでオールして4時半くらいからベランダに出てスタンバイして、5時過ぎに染めるっていうのをやったんですけど、3月だったのでめちゃ寒くて(笑)。それに、本当に眠くて眠くて、訳の分かんない状態で染めて、その様子を初めて1人でYouTube用の動画として撮ってたんですけど、記録したSDカードを失くしちゃって…。――えっ!?寝ぼけて顔がヘアカラーだらけになっちゃうくらい集中力がなくなっていたので、そのときに紛失したのかもしれないです。カメラのバッテリーを充電するのにコンセントに差したとき、SDカードを抜いた気がするんですけどね…。○■SNSの反響は予想外「誹謗中傷も覚悟していた」――そんなご苦労もあった自粛生活ですが、早く前のように戻ってファンの方と交流できるようになるといいですね。そうですね。こんな世の中ですがイベントができる日が楽しみです。でも、今回初めてインスタグラムのアカウントを作ったら、ファンの方がたくさんDMでメッセージをくれて、本当に感動して距離の近さを感じました。――5月に「鶴ハルナ」のSNSが立ち上がると、ファンの方から次々にコメントが寄せられていましたよね。ああいう辞め方をしたので、誹謗中傷や叩かれることも覚悟していたんです。でも、「心配してたよ」とか「頑張って」みたいなメッセージを頂いて、予想とは違う反応が多かったので、「えーっ!!」って驚きました。応援してくださる方の声をすごく感じたので、SNSも頑張ろうと思ってます。○■どんどん挑戦「不思議なこともするかも」――では、最後に今後の意気込みをお願いします。まずは好きなことにどんどん挑戦していきたいです。思いつきで動くので、不思議なこともするかもしれませんが、包み隠さずSNSで発信していきたいです。――突然、ケーキ屋さんを始めるかもしれない。そうですね(笑)。今の事務所には好きなタレントがいて自分から問い合わせしたんですけど、「マルチにやりたいです! 新人募集してますか?」と聞いたら、「何でもやってみよう」って。やったことないSNSもたくさん作ったり、これから何がどうなるのか分からないですし、一人暮らしを始める準備もしていて、全てのことが初めてすぎるので、ハラハラドキドキしています。――やりたいことがたくさんあって、夢いっぱいの子供のようですね。ある意味、成長しないまま生きてきたっていう感じです(笑)。小5くらいで精神が止まってるので(笑)、途中で訳が分からなくなって、「自分は今、何を言ってるんだろう…」って思いながらしゃべってることが、ちょこちょこあります。●鶴ハルナ2002年生まれ、千葉県出身。14歳でアイドルのオーディションを受け、七海はるなとしてアイドルグループ・終演後物販に参加。翌年、WACKの合同オーディションに合格し、ハルナ・バッ・チーンとしてGANG PARADEのメンバーとなる。20年2月に同グループを脱退。同年5月、株式会社For youに所属し、鶴ハルナとしてTwitter、Instagram、TikTok、WEARのアカウントと、YouTubeチャンネル「鶴ハルナのオモイツキ」を開設。YouTubeの初動画は、7月5日21時に公開される。
2020年07月05日なんとなく高校生活を過ごしている近藤(伊藤健太郎)は、卓球部の部活中、同じ体育館で黙々とクライミングに励む小寺さん(工藤遥)のことが気になっている。彼女はなぜのぼるのか? 何かに熱中した経験のない近藤、小寺さんと同じクライミング部の男子、四条、ネイルが趣味で不登校気味の梨乃、近藤と同じく小寺さんから目が離せず、写真に収め続けているありか。小寺さんを中心に変わり始める日常を、静かに描く映画『のぼる小寺さん』の見所を工藤遥、伊藤健太郎に語ってもらった。撮影/高橋那月、取材/藤坂美樹
2020年07月03日学校が再開され、楽しんで通っている子も多いと思いますが、中には学校へ通う足取りが重くなっている子もいるかもしれません。この春に入学した小学校1年生のみなさんはいかがでしょうか。私は元小学校教諭で、小学1年生の担任を務めたことがあります。小学1年生のこの時期は、学校生活にも慣れ、友達もできてくる頃です。それと同時に、勉強も少しずつ難しくなって思うようにいかないこともでてきます。緊張から解放されてきて自分を出しやすくなる子がいる一方で、自分の思いを伝えられないで困っている子も。ちょっとしたきっかけで「学校へ行きたくない」と言い出すことがあるかもしれません。特に2020年は新型コロナウイルスの影響もあり、自粛中に自由に過ごしてきた反動もあって学校で楽しさが見つけられず、家にいたいと言い出す子もいるのではないでしょうか。子どもが学校に行くのを嫌がったとき、どうすればいいのかはその子の抱えている問題や思い、シチュエーションによってさまざまです。今回は、保護者の相談から解決までの4つの事例をお伝えしたいと思います。話を聞いて、解決策を一緒に探る1年生が行き渋る原因は本当に些細なことが多いです。「今日の給食が好きなメニューじゃないから」「昨日、先生に怒られたから」「叩いてくるお友達がいるから」「体育で走るのが疲れちゃうから」「国語の教科書をなくしちゃったから」。大人から見れば、「え!?そんなことで!?」と思うようなことも多いですが、子どもにとっては大事件です。どうしよう、どうしようと不安でいっぱいなのです。わが子が「学校に行きたくない」と言ったら、まずはじっくり話を聞いてあげてください。いろいろ根掘り葉掘り聞きだそうとするのではなく、子どもが話したいことを話したいように話してもらいます。話したがらないこともあると思いますが、時間をおいたり、違う場面で聞いたりするとぽろっと言ってくれることも。親子2人では話さなかったことも、先生を交えると話してくれることもあります。「学校の大きなプールが怖い」と話せたことで「子どもが学校に行きたくないと言っているのですが」という保護者と本人とで三者面談をしたことがあります。学校に来られたお母さんはとても話を聞くのが上手な方でした。お母さんと私で、子どもの話をうんうんと相づちを打ちながら聞いていきました。いろいろ話を聞いているうちにその子は「学校の大きなプールが怖い」というのが原因のようだとわかりました。「最初はこんなに少ない(おへその下くらい)お水から入るんだよ」「怖かったら先生も一緒に入るから、先生のところにきてもいいよ」「最初は足だけでもいいんだよ」などと話をしたら、安心してくれたようです。その子は、お母さんも先生も自分の話を聞いてくれて、思いを受け止めてくれたということが安心につながったようでした。学校生活は自分の思い通りになることだけではありません。ガマンしなければいけないこと、頑張らなければいけないこともたくさんあります。そのたびにこうしたらいい、ああしたらいいと先回りしてアドバイスをしたくなりますが、自分で乗り越える力をつけていくことも大切です。話をじっくり聞いて、どうしたらいいのかな?と一緒に考え、やってみる経験をたくさん積んでいく。そして乗り越えられたことを一緒に喜んでいくことで子どもは安心し、自信を持ち、一歩が踏み出せるのかなと思います。「子どもはウソをつく」ことを知っておく子どもの話を聞くうえで気をつけてほしいのが、子どもは多かれ少なかれ「ウソをつく」ということです。お母さんに怒られたくない、嫌われたくない、カッコ悪いところを見せたくない…。自分が悪かったところは隠したり、自分のよいように事実を曲げてしまったりするのは当たり前です。ウソだと分かって言っていることもありますが、それが事実だと思い込んでいて、ウソをついている自覚がないこともあります。記憶違い、勘違いが起こることも多いです。この時期、自分のことをよく見せたいと思うのは当然のことなので、あまり問い詰めずに、話を聞いてあげればいいと思います。ただ、子どもの話すことを全面的に信じるだけでなく、いろいろな方面から話を聞いて、多角的に冷静に判断することで大きなトラブルになることを防げます。「教科書をお友達にとられた」と話していたけれど「〇〇ちゃんに教科書をとられてしまって、学校に行きたくないと子どもが言っている。うちの子はいじめられているのか!?」と、保護者がとても怒って、学校に来られたことがあります。翌日、本人に話を聞いてみるとどうしても教科書が見つからず、かといってなくしたとお母さんに言うと怒られそうで怖くて、ウソをついてしまったということがわかりました。その後、みんなで探してみると隣の席の子が間違えて持っていました。なんでウソをつくの!と怒ってしまうと、ウソにウソを重ねていく…ということになりかねないので、子どもにも子どもなりの事情があるのだなと思いつつ判断するように心がけるのがよいと思います。親の不安は子どもにうつることを意識して入学当初、いつも自信がなさそうにおどおどしていて、困ったことがあるとすぐに泣いてしまう子がいました。勉強も学校生活も問題があるわけでもないのに、いつも不安そうにしていました。お母さん自身の不安な気持ちを取り除くことで個人面談の時期になり、その子のお母さんと話をしました。お母さんは、「娘はちゃんとやっていますか?何もできないのではないですか?」と、とても心配されていました。実は、保護者が必要以上に不安がっていると、子どもも不安でいっぱいになります。また、保護者が学校や先生に対して怒ったり文句を言ってばかりいると、子どもも学校や先生に不満をもちやすくなります。逆になにがあっても大丈夫!とドーンと構えているお母さんの子どもは安定しておだやかに過ごせていることが多かったです。この不安が大きかったお母さんには、折を見て学校生活では問題なく楽しそうに過ごしていること、勉強も積極的にしていることをお話しし、学校公開などで実際に見てもらうことで少しずつ不安を取り除いていきました。するとその子にも少しずつ変化が。小学2年生になるころには、ニコニコ元気いっぱい学校で過ごせるようになったのです。子どもの能力を信じて、あまり心配しすぎないことも大切です。些細なことでも先生に相談してOK学校は親の目の届かないところでの生活です。幼稚園や保育園と違って担任の先生と会う機会はそれほどなく、子どもが話してくれないと学校生活が見えてこないことが多いです。そのため不安に思うこともたくさんあると思います。ですので、心配なことがあったら些細なことでも先生に相談してみるとよいと思います。先生がその子の状態を知っていると、気にかけて見たり、声かけしたりしやすくなります。毎朝の声掛けで子どもに変化が学校ではとても楽しく過ごしているように見える子どものお母さんから「学校へ行きたくないと言っている」と相談されたことがありました。学校生活の中では行き渋りがあるようにはまったく見えなかったので、とても驚きました。私は、相談された日から、登校時に「おはよう!今日も会えてうれしいよ!」「頑張ってきてくれたんだね。ありがとう」と声をかけるようにしました。最後の保護者会の日にお母さんから、「毎日、喜んで学校に行くようになった」と言ってもらえてホッとしました。「1年生は1年間かけて小学生になる」を心に私が勤めていた学校の校長先生は「1年生は1年間かけて小学生になるんだ。1年生の一番大事な勉強は学校が楽しい、勉強が楽しいと思えるようになることなんだよ。そんな学級経営をしなさい」と言っていました。ランドセルを背負えば誰でもすぐに小学生!というわけではありません。焦らず1年かけて学校生活に慣れ、勉強することに慣れ、お友達をつくり、学校の中での自分の居場所を見つけていければ大丈夫です。子どもたちみんながにこにこ楽しく学校に通えるように、保護者と先生が手を取り合って支えていけるといいなと思っています。<文:ライターHIDE>
2020年06月19日赤城乳業の新作アイス「不二家レモンスカッシュアイスバー」が、2020年6月16日(火)に発売される。不二家のロングセラードリンク「不二家レモンスカッシュ」がアイスバーに2020年に発売45周年を迎える不二家のロングセラードリンク「不二家レモンスカッシュ」とのコラボレーションによって誕生した本商品は、その独特の風味と爽快感をイメージしたアイスバー。アイスの原料の一部に「不二家レモンスカッシュ」の原料を使用したほか、シチリア産レモン果汁やレモンパルプを加えることで、爽やかな風味を再現。レモンスカッシュ味のシャーベットの中にはレモンキャンディーを加えることで、食感の楽しさもプラス。程よい酸味と爽快感が夏にぴったりのアイスバーとなっている。商品情報「不二家レモンスカッシュアイスバー」発売日:2020年6月16日(火)メーカー希望小売価格:140円+税種類別:氷菓容量:85mlカロリー:89kcal発売エリア:全国
2020年06月14日子どもに対して、「勝手に育ってくれ」なんて思っている親はまずいません。親それぞれに理想の子育てがあるからです。そのため、自分の理想から外れるようなことを子どもがすると、どうしても親子でぶつかりがち。アメリカの臨床心理学者であるトマス・ゴードン博士が、心理学、教育学、発達心理学をベースに開発したコミュニケーション訓練プログラム「親業」のインストラクターである親業訓練協会の瀬川文子さんは、親子間の問題を解決するには「勝負なし法」がベストだと言います。しかも、この方法には子どもの創造性を伸ばすというメリットもあるのだそう。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人親子間における問題の解決法は3種類「親業」においては、親子間における問題を解決するには3つの方法があると考えています。よく使われるのが、親の意見や考えを無理やり子どもに押しつけて従わせる方法です。これをわたしたちは、「第1法」と呼んでいます。一方で、スーパーで子どもに「お菓子が欲しい」と駄々をこねられ仕方なく親が従うということもある。これは、子どもが自分の考えを押し通したケースで、「第2法」と呼ぶものです。これら第1法と第2法には、勝ち負けが存在します。第1法なら親が勝ちで子どもが負け、第2法なら子どもが勝ちで親が負け。これら勝ち負けがある「勝負あり法」は、力技です。力を使われて負けたほうは、勝ったほうに対してもどうしても不満を持ってしまう。そのため、いい関係を築きにくくなります。でも、3つ目の問題解決の方法である「第3法」と呼ぶものは、勝ち負けがない「勝負なし法」です。この方法では、本来、子どもより力を持っている親は、その力を使わずに子どもとの話し合いのテーブルにつきます。いわば、横並びで対等になるわけです。そして、子どもと同じ目線に立ち、互いが納得できる解決策を話し合いながら探していくのです。もちろん、子どもの側も子どもなりに考えて解決策を出します。そのため、互いに不満が残らないのです。「勝負あり法」が子どもの育ちに与える悪影響もちろん、「勝負なし法」で親子間の問題を解決することが信頼関係を強めます。第1法、第2法では、親子のどちらかに不満が残ること以外にも、大きなデメリットがあります。それは、子どもの育ちに悪影響を与えるということ。第1法では、指示命令によって親の言いなりに子どもを育てることになります。そのため、子どもは、「言われたことはやるけど、言われなければやらない」という、いわゆる「指示待ち人間」になってしまうでしょう。これからの時代に大切だとされる、自立心や主体性がまったく育たないということになりかねません。また、第2法の場合には、子どもは常に自分の要求が通るために、すごくわがままで傍若無人に育ってしまう可能性を秘めています。もちろん、その要求を親だけに向けるのではなく、友だちなどまわりの人にもそうするでしょう。それでも、未就学児の頃までならなんとか社会生活ができるかもしれません。でも、小学校に入学したらそうはいかない。先生からは叱られ、友だちには嫌われる……。そうして、不登校になるといったことだって否定できません。さらに、第2法を使い続けると、年齢に応じて要求が大きくなることも問題です。スーパーでお菓子をねだるくらいならまだかわいいものですが、10代も後半となったら、バイクや自動車をねだるといったふうに要求はエスカレートするでしょう。そのときになって「これじゃ駄目だ」と慌てて第1法に変えようものなら、それこそ親子間のバトルが勃発してしまいます。子どもが一生懸命に考えることで、創造性が伸びる一方、「勝負なし法」である第3法の場合には、親子双方に不満が残らないことのほかにもメリットがあります。それは、子どもの創造性が伸びるということ。なぜなら、子どもが自分で「どうしたらこの問題を解決できるんだろう?」と一生懸命に考えるからです。いろいろな経験があるために「こういうケースはこうするべきだろう」と考えがちな親よりも、むしろ子どものほうがよほどおもしろくて自由な解決策を提案するということも珍しくありません。これは親子が衝突したケースではありませんが、かわいらしくて楽しいエピソードをひとつ紹介しましょう。わたしたちが行なっている親業訓練講座(インタビュー第1回参照)を受講したお母さんから聞いたお話です。そのお母さんには3人の子どもがいます。そして、問題となっていたのが、「寝るときにお母さんの隣を3人の子どもが取り合う」ということでした(笑)。子どもは3人なのに、お母さんの隣はふたつしかありませんからね。どうすればいいかと話し合ってみると、子どもたちは、じつにおもしろくて自由な解決策をどんどん提案しました。たとえば、「ひとりはお母さんの上で寝る」とか。それから、「みんなで寝られる大きい布団を買う」という意見も。その子の視点からは、同じ布団に入っていたら隣で寝ているという感覚なんですね。そんな発想は大人にはありません。このケースのように、なにか問題が生じたとしても「勝負なし法」によって子どもの発想を面おもしろがるような姿勢が、親子間の問題解決には大切なのかもしれません。子どものおもしろい発想に親が笑ってしまったら、それこそ衝突どころではありませんからね。『あっ、こう言えばいいのか! ゴードン博士の親になるための16の方法 家族をつなぐコミュニケーション』瀬川文子 著/合同出版(2013)■ 親業訓練協会インストラクター・瀬川文子さん インタビュー記事一覧第1回:子どもが反発ばかり……親子関係の問題を劇的に改善する「双方向」のコミュニケーションとは第2回:繰り返す、言い換える、気持ちを汲む。親の「能動的な聞き方」が、子どもを問題解決に向かわせる第3回:「私メッセージ」の叱り方で子どもが変わる! 親は怒りではなく“第一次感情”に注目して第4回:親子の衝突を解決するには「勝負なし法」がベスト。勝敗を決めるのは、子どもの育ちに悪影響【プロフィール】瀬川文子(せがわ・ふみこ)1954年8月28日生まれ、東京都出身。親業訓練協会シニアインストラクター。1973年、日本航空に客室乗務員172期生として入社。14年間の国際線勤務の後、結婚のために退社。1998年、コミュニケーション訓練のプログラム「親業」の指導員資格を取得。2002年、CAP(子どもへの暴力防止プログラム)スペシャリストの資格を取得。2003年、親業シニアインストラクターの資格を取得。2006年、『ママがおこるとかなしいの』(金の星社)で絵本作家としてデビュー。同年、親業訓練協会インストラクター養成担当となる。2015年、日本アンガーマネジメント協会ファシリテーターの資格を取得。現在は、親業訓練協会の運営に関わりながら、医療、介護、教育の各機関、企業、家庭を対象に、「想いが伝わるコミュニケーション」を軸とした講演会等を全国各地で行うなど活躍の場を広げている。主な著書に、『聞く、話す あなたの心、わたしの気もち いじめない、いじめられない子どものためのコミュニケーション』(元就出版社)、『ほのぼの母業のびのび父業 ゴードン博士に学ぶ 21世紀の家庭へ わかりあえるコミュニケーション訓練』(元就出版社)、『職場に活かすベストコミュニケーション ゴードンメソッドが職場を変える』(日本規格協会)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年06月10日生い立ちを告白した自伝本が話題のモデル・よしあきさんが語る、生まれ持った色を輝かせるためのメッセージとは。何事にも終わりが来る。そう覚悟を決めたら、人生が変わった。僕は今19歳で、自分のことを「世界一ハッピーな人間」だと自負しているんですけど(笑)、数年前まではまったく逆の人生を生きていました。「女っぽいから」という理由で学校ではいじめの対象になり、小4から中2まで不登校、友達も一人もいませんでした。精神的に不安定になったことで大好きな家族にも暴力をふるってしまい「もう絶対に普通には戻れない」と当時は思っていたほどです。そんな僕がどうしてここまで立ち直ることができたのか。そのきっかけの一つはSNSでした。台湾に住んでいた時に、日本の原宿カルチャーに興味を持ったのですが、男の子なのにメイクをしていたり、スキニーパンツをはいている子がいるのを知って「自分もこういうふうになりたい」と思うようになったんです。そこから自分でも好きなファッションを楽しんだり、「ありのままの個性」を受け入れ、少しずつ表現できるようになりました。生きていると目の前の狭い人間関係につい縛られがちだけど、社会に出たら“正解”なんてない。外の世界には自分の感性をわかってくれる人が大勢いるんだ、ということをSNSを通して知ることができたんです。日本に戻ってきて通ったフリースクールで、先生にかけてもらった言葉を今も大切に覚えています。それは、「何事も絶対に終わる」ということ。つらい経験をしている最中はなかなか先のことなんて考えられないけど、最悪の状況は必ず終わるし、嫌ならそこから自力で抜け出せばいい。だから、たとえば今は友達がいなくても「いつかはできるかな」とか、誰かとケンカをしても「今だけ」とか、そのくらいの気持ちでいるほうがいいと思うんです。そういう覚悟さえ持っていれば、自分の人生はどうにでも動かすことができる。それは、僕自身が自分の身をもって証明できたことでもあるので、今は胸を張ってこの言葉をみなさんにお伝えしたいですね。よしあき2000年8月27日生まれ。台湾人の父と日本人の母を持つモデル、タレント。著書『友達ゼロで不登校だった僕が 世界一ハッピーな高校生になれたわけ』(KADOKAWA)が話題に。シャツ¥195,000パンツ¥150,000スニーカー¥125,000※すべて予定価格(以上ディオール/クリスチャン ディオール TEL:0120・02・1947)その他は本人私物※『anan』2020年6月10日号より。写真・五十嵐瑛仁(SIGNO)スタイリスト・YOSHIAKIヘア&メイク・坂本怜加(Allure)取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2020年06月07日東京都新宿区にある「自立生活サポートセンター・もやい」。生活困窮者の支援活動を行うため2001年に設立された認定NPO法人だ。若き理事長は、過去10年にわたって、この国の「貧困」と最前線で対峙してきた大西連さん(33)。大西さんのスタート地点は、高卒フリーター時代に初めて参加した炊き出しだったという。「いや、もうびっくり、衝撃でした。こんなにたくさん、野宿の人がいるんだって。こんなところが本当にあるんだって」2010年春。初めて足を踏み入れた新宿中央公園の光景に、大西さんは息をのんだ。そこで彼が目にしたのは、公園を埋めつくさんばかり、400人近いホームレスが、支援団体が無償で提供する温かな食事を求めて並ぶさまだった。当時の東京はまだ、リーマンショックの傷が癒えぬころ。すえた臭いが充満する公園が、初めての困窮者支援の現場だった。「カレーのお椀を手渡すとき、野宿のおじさんと手が触れて。僕、とっさにその手を引っ込めちゃったんです。それが自分ではとてもショックで……。僕は不登校だったし、けっこうしんどい生活を送ってきたつもりが、『俺って冷てえな、全然ダメじゃん』って。1回炊き出しに参加しただけで『いいことしたな』って終わりにするのは、すごく失礼なことじゃないかとも、思ったんです」以来、大西さんは毎週の炊き出し、それに路上生活者の様子を見て夜の街を歩く、夜回りに参加するようになった。「そうやっていくうちに当然、仲よくなるじゃないですか。それまでは、見ず知らずの野宿してる誰かだったのが、名前を覚えたり、あちらが僕を認識してくれたり。そうなると他人とはいえ、彼らの困り事が他人事じゃなくなって」炊き出し、夜回りだけに飽き足らず、役所へ生活保護申請に同行するなど、多くの路上生活者の相談に、個人的に乗るようになった。「2010年後半から2011年は、めちゃくちゃたくさんの人の相談に乗りました。生活保護の申請同行も年間で百数十人。自慢でもなんでもなく、たぶん日本でいちばん多かったと思います」しかし、当時の大西さんは依然としてフリーターの身。個人でやれることの限界も感じていた。そんなとき、支援活動の大先輩で、もやいの設立者でもある稲葉剛さん(51)から連絡があった。人員が減ってしまったもやいを「手伝ってほしい」という依頼だ。それをきっかけに、大西さんはもやいに参加。翌2012年からは同NPOの有償スタッフとなり、2014年には理事長に就任。肩書は少し偉くなったが、熱い気持ちは、あの初めての炊き出しのころのままだ。「生活保護の申請に同行すると、窓口の人の対応がすごく悪いことが少なからずあるんですよね」そんなとき、大西さんの持ち前の正義感に火がつくのだ。「『え、なんで?』って思う。この人は何年も頑張って働いてきて。でも、さまざまな事情でいま、困窮していて。だからってすぐに福祉に頼りたいとも言わず、社会への迷惑だとか、自分のプライドだとか、いろんなことを考え、悩み、何年も逡巡して、やっと勇気を振り絞って来たのに。どうして傷をえぐるようなことを、平然と言うんですかと、そう思うんです」これまで、たくさんの困窮者に同行した窓口で、大西さんは毅然と、しかし何度も、こう言わざるをえなかった。「なんで、あなたはそんなことを言うんですか?法律をちゃんと運用してください。生活保護の申請、妨げるものじゃないですよね」困窮者の世界は、他人事ではない――。いまこの瞬間も、大西さんたち「もやい」は支援の手を差し伸べ続けている。「女性自身」2020年6月9日号 掲載
2020年06月01日子どもの頃から運動が苦手で弟に歩き方を笑われていたけれども、いまは運動が大好き出典 : 私はADHDとASDがある、現在30代の男性です。一般企業で管理職をしつつプログラマーとして働いています。私は子どもの頃は運動が苦手でした。幼稚園や小学校の運動会でも順位はほとんどビリ、夏のプールの時間も大嫌いでした。歩き方もかなり特徴的だったようで、「歩き方がヒョコヒョコしているねー」と弟に笑われたことがあります。自分ではわからなかったのですが、左右や上下に揺れていたようでした。そんな私でもあるきっかけがあり、中学生になる頃には運動が好きになっていました。今回はそうなったきっかけである、小学校の野球部でのできごとについて書いてみようと思います。バスケをやりたかったのに渋々参加した野球部出典 : 私が小学校に入る頃、私の周りではバスケットボールを題材にしたマンガが大流行していました。私もハマっており、同時期放送されていたアニメは毎週欠かさず観るほどでした。運動が苦手で、運動会でもビリの常連だったにもかかわらず、アニメの影響でバスケットボールが大好きになった私は、小学校ではバスケ部に入ろうと心に決めていました。小学生になり、いざバスケ部に入りたいということを両親に伝えたところ、私が通っていた小学校にはバスケ部がないことが発覚。中学校になったらやればいいじゃないかと父に勧められ、そこに向けて何か運動をと考えた私は野球部へ入部することにしました。全然上達しなかった入部1年目出典 : そんな経緯で野球部の部員となったものの、キャッチボールすらろくにできず、バットを振ってもボールに当たらず...練習相手の先輩が、私がとんでもない方向に投げたボールをいつも取りに行ってくれていました。父に付き合ってもらって家でも練習していたのですが、なかなかうまくなりませんでした。そんな状況なので、最初は練習に行くのが辛かったのですが、少しずつバットにボールが当たるようになっていったことで楽しさを感じられるようになり、何とか続けることができていました。それでも週末の試合にはやっとバッティングができるようになってきたレベルの私はもちろん出られず...毎回ボールボーイ(ボールが必要になったら審判にボールを渡す係)として参加していました。この状況は人によっては辛いと思うかもしれませんが、私は先輩たちの動きを見てルールを覚えたりするだけで楽しかったので、あまり苦になりませんでした。新しいポジション決めの練習が転機。それからは運動が好きに!出典 : そんな部活生活も1年がたち、6年の先輩たちが引退するため、新しいポジションを決める日がやってきました。その日は、次のピッチャーを決めるために全員マウンドからボールを投げてみることになっていました。順番を待つ間、私は“うまく投げている自分”をイメージしていました。そしていよいよ私の番です。キャッチボールもろくにできない私でしたが、「これでうまく投げられたらすごいな」と思いながらマウンドに登っていきます。そしてイメージしていたように、ミットめがけて思いっきり投げてみたところ…いままでにないまっすぐなボールを投げることができました。気分が高揚してあまり覚えていませんが、みていた先輩たちも驚いてざわついていたように思います。その日以降、いままでとは別人のように狙ったところにきちんとボールを投げられるようになりました。今思うに、それまでは身体の使い方のコツがつかめておらず、“成功するイメージ”も持つことができていなかったのだと思います。この日はじめて頭の中にイメージを描くことができ、それがうまく投げられる結果に繋がったように思います。このできごとからしばらくして不登校になったので、野球をする機会は減ってしまいましたが、この経験があったおかげで自分の中にあった運動への苦手意識はだいぶ薄れました。野球をしたことで筋肉がついてきたのか、100m走のタイムも縮まり、体育の授業にも自信を持って取り組めるようになりました。私の運動のコツは「上手い人の動きをよく見て、自分の身体でその動きを再生する」こと出典 : そのころの経験から、新しい運動をするときに私が意識するようになったのは、「自分がしたい動きをなるべく具体的にイメージして、それを身体で再現する」ということでした。運動が上手い人の動きをよく見て、身体の動きがどうなっているのか分析し、その動きと同じように自分の体を動かすよう意識してみる。うまくいかなかったら、もう一度上手い人の動きをみて自分とどこが違うのかを比べ、そのイメージに近づける。そうすることで、いつの間にか運動の上達が早くなっていました。例えば私が通っていた高等専門学校では、体育の授業でゴルフの練習をすることがあったのですが、私もクラスメイトの大半もゴルフをするのは初めてでした。最初はみんなで空振りばかりしていたのですが、ひとりだけゴルフ経験があって上手い人がいたので、私は自分の練習を止めて、その人の左腕の動かし方や肩・腰の使い方をよくみることにしました。最初に構えたところから膝や腰を上下に動かさなければ、地面を打つことはないとか、スイングバックのタイミングで左ひじは曲げないようにするとか…自分の身体でその動きを真似するようにしてみたところ、どんどんいい具合にボールを打てるようになっていき、その授業の終わりごろには、いろいろなクラブでしっかりとボールを打てるようになっていました。運動が好きになったことよりも、上達できることへの楽しみを経験したことが大きな財産に出典 : 野球部での経験は、興味があることや好きなことであれば反復練習が苦にならないということや、運動の際には身体の動きを具体的にイメージすると効率よくやれるようになるという、自分の特徴が活かせた初めての体験だったと思います。また「うまくいかなかったことも、自分の工夫次第でできるようになった!」と実感できたことは、社会人生活で苦しんでいたときにも乗り越える力をくれ、私にとって大きな財産となっています。運動が苦手で困っている当事者の方やその周りの方には、是非興味のあるものから取り組んでみていただきたいなと思います。その際、周りの人と比べるのではなく、去年の自分や先月など、過去の自分と比べて上達を感じることができると、上達することそのものが楽しくなってくるのではないかと思います。運動は苦手な人も多いかと思いますが、やってみると実は上達を感じることができるポイントがたくさんあり、私のようにその後の自信や力につながることもあります。この私の経験が、今悩んでいる方のご参考になれば幸いです。
2020年05月30日学校で起こるいじめは、被害者生徒の心身を深く傷付ける重大な問題。しかし、例え学校が問題解決に積極的であっても、さまざまな要因が重なって簡単には解決しないこともあります。3児の母親である、きむおかん(kimukimuokan)さんは、長男がいじめに遭ったエピソードをInstagramに公開。重度の牛乳アレルギーである長男は、中学2年生の時に学校でクラスメイトからゾッとする言葉を浴びせられて…。『ぼくが学校を捨てようと思った理由』※『画像を見る』をクリック後、右の矢印を押して続きのページをご覧ください。長男に対して失言を謝罪したものの、まったく反省をしていなかったクラスメイト。長男に粘着し、明確にいじめのターゲットにしてしまいました。もしかしたらアレルギーの認識が甘く、「冗談が大事になった」という逆恨みもあったのかもしれません。それから不登校になった長男は、『適応指導教室』に通いながら復学を目指すことに。なぜなら、教室にはいじめの加害者だけでなく、長男のことを想ってくれる友達もいたからなのでした。この後、転校か復学か心が揺れ動く出来事もありましたが、多くの人に支えられた長男は復学を希望。中学3年生となり、塾の宿題と学校の宿題に手こずりながらも日々を過ごしています。ドラマのように何事もすんなりとは解決せず、終わりの見えない苦しみに心折れるような思いをしている人もいるかもしれません。ですが、一歩ずつ前進していけば、いつかきっと出口が見えてくるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年05月23日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)のまん延で、2020年5月現在も多くの小中学校が休校となっています。地域によっては、宿題やお知らせのプリントを配布するため、時々登校日を設ける学校もあるようです。久しぶりの登校日愛すべき宇宙人(aisubekiutyu_jin)さんは、小学2年生の息子の登校日に起きた出来事を漫画化。Instagramに投稿しました。教頭先生にまさかの参拝!久々すぎてレアキャラと化した教頭先生を見て、なぜか拝んでしまった息子。投稿者さんが慌てて「すみません!」と謝ると、教頭先生はこんな反応をしていたそうです。教頭先生は、ムスコの頭にポンポンと二回優しく手を置き、さらに、ムスコに向かって、「ありがとうね。」とおっしゃってました。。。aisubekiutyu_jinーより引用参拝スタイルを受け入れている…!久々に子供たちに会えて、先生も嬉しい気持ちだったのかもしれません。読者からは「息子さん面白すぎます」「コーディネートに吹き出しました」「教頭先生…謎ですね」などのコメントが寄せられています。コロナウイルスが終息し、また普通に学校に通える日が早く戻ってくるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月14日編集部:学研キッズネット編集部一般社団法人 日本教育学会は、2020年5月11日、「9月入学・始業」案について時間をかけた丁寧な社会的論議が必要であると考え、政府に対して拙速な導入を決定しないよう要請しました。併せて、学校休校による子ども、保護者、教職員の不安や心配の声に応える実効性ある対策を大至急検討し講じていくことを求める声明を発表しました。日本教育学会声明全文去る4月30日、新型コロナウイルス感染拡大防止のための学校休校が長期化するなか、全国知事会は、内部に賛否両論がありながらも、政府に対し9月入学の導入を検討するよう要請しました。これを受けて、安倍首相は国会で「選択肢の一つとして検討する」と答弁し、首相官邸が各府省に論点整理を指示し、6月上旬には方向性を示す予定であるとの報道がなされています。今般、9月入学問題が浮上した背景には、勉強の遅れと受験への不安や部活動や行事などの貴重な学校生活の時間を削減しないで欲しいという子どもたちの声があります。また、学校再開後の短縮された期間での詰め込み・スピード教育が子どもたちのストレスを高め、不登校を増やすのではないかとの心配を保護者や教師が抱いていることも事実です。こうした声や心配には真摯に耳を傾けることが求められます。しかし、9月入学は不安や心配の基にある、直面する問題の解決にはどれほど有効でしょうか。それどころか、9月入学・始業の導入は、状況をさらに混乱させ、悪化させかねません。例えば学力格差の是正への有効性などには数多くの疑問があります。9月入学・始業そのものについてはこれまでもしばしば検討され、そのメリット・デメリットなども指摘されています。しかし問題は、これを「コロナウイルス禍で生じている問題」の解決策として性急に実施するということについてです。仮に学年の始期をいま直ちに9月に変更するとすれば、学校や子どもたちにも、家庭や社会にも甚大な影響が及びます。例えば来年度の小学校入学を9月に変更すれば、義務教育開始は一番高い年齢で7歳5ヶ月と世界でも異例の高年齢になります。9月入学導入に伴って生じる4月から8月までの5ヶ月間の学費分の空白は、私立大学だけでも1兆円近くになりますが、これを誰が負担するのでしょうか。8(7)月卒業になると高校生大学生らの就職はどうなるでしょうか。さまざまな問題が予想されます。これらの中には、仮に将来的に解決・解消できるとしてもそれまでに10数年を要するものも少なくありません。そうした重大な諸問題は、政治や行政のトップだけでなく、その解決策を含めて現場の教員・教育行政や子ども・保護者、中小企業を含む企業・諸組織など多くの関係者等の声を十分に反映し、専門家等も加わり慎重に検討すべきです。日本教育学会は緊急に特別委員会を設置し、検討すべき課題の洗い出しを行っており、近日中に緊急提言を公表する予定です。そもそも、コロナウイルス禍で学校でも社会でも様ざまな支援が緊急に求められているときに、教育の実質的保障に使うべき、限られた財源と人員を割いてでも9月入学・始業を直ちに実施することが果たして必要でしょうか。9月入学に議論を集中させることで、いま対応すべき重要な他の諸問題を見過ごすことも危惧します。以上から本学会は、「9月入学・始業」について、時間をかけた丁寧な社会的論議が必要であると考え、政府に対して拙速な導入を決定しないよう求めます。あわせて、学校休校による子ども、保護者、教職員の不安や心配の声に応える、実効性ある対策を大至急検討し講じていくことを求めるものです。2020年5月11日日本教育学会以上のように、「9月入学」に対して疑問や懸念を抱いている方も少なくありません。前例のない長期にわたる休校措置に、政府は早急な対応を求められています。日本教育学会は、「9月入学」を実施した際に生じる様々な問題に対し、解決するまでに数十年を要すると懸念しています。学校再開の見通しが立たない中、政府に対して問題の対策が不明確な状態で、拙速な導入を決定しないよう求めています。■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月13日2020年5月現在新型コロナウイルス感染症の影響で、約3か月間休校が続いている学校が多くあります。学校は生徒に課題を出したり、オンライン授業を始めたり試行錯誤しているようですが、タレントの尾木直樹(通称・尾木ママ)さんはその教育体制にブログで苦言を呈しました。尾木ママ「あまりにもむごい」尾木さんは、親が我が子に課題をやらせようと指示し、過干渉することを危惧。また、音楽や美術などの授業でプリントの課題を出すことに疑問を感じるようです。その上で、このままでは子供たちの居場所がなくなることについて持論を展開しました。間違いなく〈学校嫌い〉〈不登校〉にーー○ 学校は休校、部活もない、友達とも会えない。家庭も学校化では子どもたちの【居場所】が消えるまるで〈子どもが子どもらしくいられる時間・空間・仲間という子どもが育つ【三間】(さんま)保障されないのですあまりにもむごい!もちろん学校も苦肉の策で、こんな学校を否定するやり方がいいとは考えていないはずーー家庭もやりたくもないということは文科省の方針が間違えていないでしょうか?尾木直樹(尾木ママ)オフィシャルブログーより引用尾木さんは「もちろん学校も苦肉の策だろう」と理解を示すものの、現在のやり方では子供が育つ環境が整っていないといいます。また、オンライン授業をしている学校でも、次のような不満が尾木さんの元に届くとのこと。・ぶっつけ本番で教科書を読むだけの動画を送ってくる。・動画の始めから終わりまで一度も顔を見せない。・やるべき課題だけを送ってくる。尾木さんは、「これはオンライン授業とはいえない」と強く否定し、授業に大切なものを説きました。オンライン授業の原則は《双方向》《子ども参加》《先生は笑顔》《子どもたち同士の議論・発表する顔が見える》この四点は大事にして下さいね尾木直樹(尾木ママ)オフィシャルブログーより引用教員も初めてのことに戸惑いながらの授業なのでしょう。尾木さんは「最初から上手くいきません。でも大丈夫!4~5日経てば慣れてきますよ」と励ましました。【ネットの声】・オンライン授業は家庭環境の問題もあるから、一筋縄ではいきませんね。・この先の学習が不安です。家庭学習だと親が怒ってばかりで悪循環です。・みんなが初めてのことだから最初からうまくはいきません。子供にとって学習することは大切なことです。先行きが不安ではありますが、さまざまな工夫で子供の学習が保証されることを願います。[文・構成/grape編集部]
2020年05月09日毎年『赤ちゃんの名前ランキング』が発表されていますが、やはり時代によって男女ともに名前に変化があります。過去に見られた名前は減少し、多様化する傾向にあります。最近はキラキラネームを付ける親御さんも珍しくありません。キラキラネームとは、一般的には珍しい名前に対して表現されるものです。YouTubeチャンネル『平成の雄叫び』で公開された動画には、そんなキラキラネームを付けた家族の話が公開されています。名前を知った義母と義姉から「可哀想!」結婚して5年目の夫婦が待望の赤ちゃんが授かりました。無事に女の子を出産し、2人で『愛』という名前を付けました。ところが、そのことを知った義母と義姉が、家へ乗り込んで来たのです。「ちょっと!愛なんてそんなありきたりな名前で出生届出したの!?ありきたりの名前で出生届出して!」義母と義姉は「普通の名前なんかつけて」と、お怒りモード。義母は、物語の主人公である夫や義姉にキラキラネームをつけており、孫にも同じように付けて欲しかったとのこと。しかし、おかげで夫は学校生活や就職の際、キラキラネームのせいで苦労していました。一方、義姉は、少し前に生まれた息子さんに自分と同じようにキラキラネームをつけ、子供の『愛』という平凡すぎる名前に、「可哀想!」といって帰ってしまったのです。月日はあっという間に流れ、15年後…。愛は、無事に希望の私立高校へ入学。一方、義姉さん息子さんは名前で弄られて不登校になっているとの様子。家族でいつもと変わらず平穏な週末を送っていたある日、義姉から「助けて!」との電話がかかってきます。義姉のただならぬ様子に、義姉宅へ急いだのですが、そこでは義姉の息子さんが大暴れしており…。驚きの結末は、ぜひ動画をご覧ください。息子さんの傷ついた心に寄り添ったのは、今まで義姉の尻に敷かれていた義兄でした。晴れて新たな道を歩み出した息子さんと義兄。名前は、一生ついてまわるものであり、子供の性格にまで影響を及ぼしてしまう可能性もあります。流行りの名前は時代によっていろいろありますが、親のワガママで名前をつけるようなことだけはしたくないものですね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年04月29日編集部:学研キッズネット編集部ネットスクール「クラスジャパン⼩中学園」を運営する株式会社クラスジャパン学園は、2020年4⽉7⽇に政府から発令された緊急事態宣⾔を受け、全国の学校で休校継続となり⾃宅待機中の子どもたちに向け、各界の著名⼈の協⼒を得て、「おはよう!クラスジャパン」として毎朝⽇替わりで体操映像を配信。早起きで⽣活リズムの定着と体操による体調管理のサポートを通じて、⾃宅待機中の⼩中学⽣に元気を与えていく。「おはようクラスジャパン」概要◆配信期間:2020年4月20日(月)~5月6日(水・祝) ※休校状況によって変更◆配信日時:毎週月曜日~金曜日午前9時~9時10分◆視聴方法:1)参加型:事前送付される専用のログインURLから画⾯に⼊り、動画と⼀緒に体操する※オンライン動画システムZOOMの利用※事前申し込みが必要2)視聴型:指定のURLより画⾯を視聴しながら体操する。※動画配信ユーチューブからの視聴※事前申し込みは必要なし◆視聴料 :無料◆配信体操:毎日日替わりで著名人が朝の体操を実施【実施体操及び協力者】1)キティちゃんラジオ体操協力:サンリオピューロランド公式動画より2)ワンバルカン(ヒーローマン)体操協力:ACTION TEAM tokyo-lumme-ONE3)アートパーフォーマー カラリズム協力:アートパフォーマー・カラリズムリサさん4)しのぶお姉さんの農場体操協力:久住高原童心回帰農場5)極真空手体操協力:纐纈卓真さん 極真空手世界大会3連覇6)インド式ヨガ ストレッチ体操協力:メディカルヨガインストラクター 千葉久美子さん7)転び方健康体操協力:柔道学習塾「紀柔館」腹巻宏一館長8)女子野球体操協力:元侍ジャパン女子チーム監督 橘田恵さん9)ボディビル体操協力:パーソナルトレーナー野村昇平さん10)新体操トレーニング協力:一般社団法人BLUE ties Impression 代表理事川戸元貴さん◆申し込み方法申し込みは、参加型をご希望の方のみ。ユーチューブチャンネルからの視聴型をご希望の方は特に申し込みは必要ありません。<参加型のお申し込み><視聴型をご希望の方>毎朝9時より、から配信。【クラスジャパン小中学園とは】不登校の小中学生を対象に、オンライン在宅学習を通じて、子どもたちの学力向上とコミュニケーション能力を養成するネットスクールです。在籍する小・中学校と連携し、在宅学習を出席扱いとすることで、義務教育期間を安心して過ごすことができます。ネット教材やオンラインチャット、テレビ会議システムを駆使して、得意を伸ばすことにより、不登校の子どもたちがICT教育のトップランナーになることを目指しています。■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月17日吉沢亮と杉咲花がW主演を務める映画『青くて痛くて脆い』(8月28日公開)の特報映像、ポスタービジュアル、追加キャスト、主題歌アーティストが15日、明らかになった。同作はデビュー作『君の膵臓をたべたい』が大ヒットした小説家・住野よるの同名小説の実写化作。人付き合いが苦手な大学生・田端楓(吉沢)と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃(杉咲)は、「世界を変える」という大それた目標を掲げる秘密結社サークル「モアイ」を作るが、秋好は“この世界”からいなくなってしまう。社会人とのコネ作りや企業への媚売りを目的とした意識高い系就活サークルに成り下がったモアイで、楓は秋好が叶えたかった夢を取り戻すために親友や後輩と手を組み「モアイ奪還計画」を企む。解禁された30秒の特報映像では、「大切な仲間」と「居場所」を奪われた大学生の楓が、嘘と悪意にまみれながら復讐に身を投じていく姿を見せ、今まで“観たことのない”吉沢の表情が満載に。杉咲演じる寿乃の、純粋で明るいが近づきすぎるとケガをしそうな危険な芝居にも注目となっている。また追加キャストとして、楓のバイト仲間で楓と秋好が創ったサークル“モアイ”をぶっ潰す手助けをする前川董介役に岡山天音、董介のゼミの後輩で“モアイ”の幽霊部員・本田朝美(ポン)役の松本穂香、“モアイ”の幹部で積極的に社会人や企業への媚売りを進める、天野巧(テン)役の清水尋也、楓と秋好が“モアイ”の活動をしていた時に知り合った不登校の少女・西山瑞希役の森七菜、楓のバイトの後輩で“モアイ”に加入する川原理沙役の茅島みずきが出演。さらに西山瑞希の学校の担任・大橋役の光石研、“モアイ”を外部者として支援しその発展に寄与した脇坂役の柄本佑が脇を固める。主題歌を務めるのは、TVアニメやドラマ主題歌を担当したシングルでも注目を集めている4人組のロックバンド、BLUE ENCOUNTに決定。原作小説『青くて痛くて脆い』のテーマソングとして、同グループの「もっと光を」が使用されていたが、原作者・住野たっての希望で、映画でも主題歌を担当することに決まった。○田邊駿一(BLUE ENCOUNT) コメント「『くてくて』が映画化される日がきたらすぐにブルエンさんに主題歌のオファーします!」2年前の僕らのライブ終了後、楽屋にご挨拶に来て頂いた住野先生がこう言ってくれました。『くてくて』とは「青くて痛くて脆い」のこと。僕を含め、この作品のファンの間ではこう呼ばれています。先生はこれまで様々な形の「青」を描いてこられたと思っています。しかし今回の「青」には今までにないほど自分を重ねてしまう部分が多く、とにかく衝撃的でした。青春とは、扱い方一つでファンタジーにもなりサスペンスにもなるんだと。そんな『くてくて』の虜になった僕は、2年越しに住野先生との約束を叶えられたことが心底嬉しかったです。僕らの新曲、「ユメミグサ」。この作品を彩るためだけに作った曲ではありません。僕から登場人物たちに宛てた手紙のような存在です。住野先生、原作ファンの方々、そして映画で初めてこの世界に出会うことになるみなさんに捧げます。(C)2020映画「青くて痛くて脆い」製作委員会
2020年04月15日「君の膵臓をたべたい」の住野よるの第5作目であり“今まで出した本の中で一番自信がある最高傑作”と語る小説の映画化『青くて痛くて脆い』。この度、W主演の吉沢亮と杉咲花に続き、新たに追加キャストが発表、特報映像とポスタービジュアルも到着した。今回出演が明らかになったのは、いま最も旬で一癖も二癖もある俳優たち。楓のバイト仲間で、楓(吉沢さん)と秋好(杉咲さん)が創ったサークル“モアイ”を潰す手助けをする前川董介役に、連続テレビ小説「ひよっこ」、「ゆうべはお楽しみでしたね」の岡山天音。董介のゼミの後輩でモアイの幽霊部員・本田朝美(ポン)役を、「この世界の片隅に」「病室で念仏を唱えないでください」の松本穂香。モアイの幹部、天野巧(テン)役を『ちはやふる』シリーズの清水尋也。楓と秋好がモアイの活動をしていたときに知り合った、不登校の少女・西山瑞希役を『天気の子』のヒロインとしても注目度上昇中の若手女優森七菜。楓のバイトの後輩で、モアイに加入する川原理沙役をモデルの茅島みずき。西山瑞希の学校の担任、大橋役を名バイプレイヤーの光石研。外部者としてモアイを支援し、その発展に寄与する脇坂役を、「知らなくていいコト」の尾高由一郎役が大きな話題となった柄本佑が演じる。そんな追加キャストたちもチラりと登場する、今回到着した映像では、吉沢さん演じる人付き合いが苦手な楓が、涙を流すシーンからスタート。そして「世界は変えられる」などと、純粋で明るい太陽のような笑顔を見せる秋好の姿が印象的に映し出される。そして「彼女はもう、この世界にいないけど」というセリフから一転、サスペンスフルな映像に変わる。さらに本作の主題歌が、4人組のロックバンド「BLUE ENCOUNT」の「ユメミグサ」に決定したことも明らかに。原作小説のテーマソングとして彼らの「もっと光を」が使用されていたが、原作者の希望により、映画でも担当することになった。「BLUE ENCOUNT」田邊駿一は、「僕らの新曲、『ユメミグサ』。この作品を彩るためだけに作った曲ではありません。僕から登場人物たちに宛てた手紙のような存在です。住野先生、原作ファンの方々、そして映画で初めてこの世界に出会うことになるみなさんに捧げます」とコメントしている。『青くて痛くて脆い』は8月28日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:青くて痛くて脆い 2020年8月28日より全国東宝系にて公開©2020「青くて痛くて脆い」製作委員会
2020年04月15日映画『恋する寄生虫』が、2021年11月12日(金)に全国ロードショー。林遣都と小松菜奈がW主演を務める。新鋭作家のラブストーリーが待望の映画化「恋する寄生虫」は、小説「三日間の幸福」や、2019年に第40回吉川英治文学新人賞候補入りした「君の話」などを手掛け、新鋭作家として期待を集める三秋縋の代表作。心の痛みを抱えた孤独な若者の切ない恋愛に涙する、切なくも美しいラブストーリーだ。そんな「恋する寄生虫」が、待望の実写映画化。恋をあきらめていた不器用な若者たちの姿を描く。『恋する寄生虫』あらすじ潔癖症で人と関わることができない青年・高坂賢吾。ある日、見知らぬ男から視線恐怖症で不登校の高校生・佐薙ひじりと友だちになって欲しい、という奇妙な依頼を受ける。態度の悪い佐薙に辟易する高坂だったが、それは弱さの表れだと気付き次第に共感を抱くようになる。世界の終わりを願っていたはずの孤独な2人はやがて惹かれ合い、恋に落ちていくが…。林遣都&小松菜奈W主演高坂賢吾役:林遣都極度の潔癖症に苦しむ孤独な青年・高坂賢吾。人と関わることができずに生きてきた。見知らぬ男から、不登校の高校生・佐薙ひじりと友達になって面倒を見てほしいという依頼を受けたことから物語がスタートする。高坂賢吾を演じるのは、映画『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』や『コーヒーが冷めないうちに』で好演した林遣都。『恋する寄生虫』について、「きっと今まで見たことのない恋愛映画になっていると思うので、登場人物それぞれの感情の変化を想像しながら楽しんでほしい」とコメントした。佐薙ひじり役:小松菜奈寄生虫が好きで、視線恐怖症に苦しむ不登校の女子高生・佐薙ひじり。友達になろうとする高坂に対して、露悪的な態度をとる。ただそれは自身の弱さや孤独を隠すためのものであった。ひじりを演じるのは『糸』『さよならくちびる』でヒロインを演じた小松菜奈。佐薙という難しい役について、「迷いや不安もあったが、撮影が進んでいく中で彼女を理解していき、最後には素直に感情をぶつけられた」とコメントしている。その他の登場人物(キャスト)和泉役:井浦新高坂の前に突如現れ、佐薙と引き合わせる謎の男。瓜実裕役:石橋凌ひじりの祖父。監督は柿本ケンサク監督は、CMやミュージックビデオを中心に多岐にわたり活躍を広げる異才・柿本ケンサク。脚本は、『長い散歩』『眉山―びざん―』『トワイライト ささらさや』の山室有紀子が手がけた。主題歌はAwichの新曲「Parasite in Love」主題歌を担当するのは、Spotifyが日本のヒップホップカルチャーを紹介するプレイリスト “+81 Connect” のアンバサダーに選出した注目のラッパーAwich(エイウィッチ)。Awichが映画からインスパイアを受けて書き下ろしたエモーショナルな新曲「Parasite in Love」が、主題歌となる。新進気鋭アーティスト13組が劇伴を担当また、常田大希主宰のmillennium parade(ミレニアム・パレード)にも参加する石若駿やBlack Boboi(ブラックボボイ)をはじめとする気鋭アーティスト13組が劇伴を担当。これまで多くのミュージックビデオを手掛け、音楽業界でも名を馳せる柿本ケンサク監督の声掛けにより、コラボレーションが実現した。【詳細】『恋する寄生虫』公開時期:2021年11月12日(金)監督:柿本ケンサク脚本:山室有紀子出演:林遣都、小松菜奈、井浦新、石橋凌主題歌:Awich「Parasite in Love」<劇伴アーティスト>Christian Fennesz、石若駿、MIRRROR、明星/Akeboshi、白戸秀明、Meirin(ZOMBIE-CHANG)、角銅真実、Cony Plankton (TAWINGS)、Black Boboi、Julia Shortreed、東京塩麹、Sarah Hemi、Miyu Hosoi
2020年04月11日