節約術や知育玩具に関する情報をInstagramに投稿する保育士ママ、@yume_399さん。今回は、簡単に作れる節約おもちゃや、遊びのアイデアを教えてもらいました! 節約おもちゃ①:ハテナBOX くじ引きやつかみ取り、箱の中身当てゲームなど使い方は無限大のハテナBOX。家にあるもの+100均の排水口カバーで手作りできます。 材料・空のダンボール・シリコン製の排水口カバー(切り込みが入っているものが◎)・ボンド 道具・ハサミまたはカッター 作り方①ダンボールの上部中心に、ハサミやカッターを使って排水口カバーよりひと回り小さく丸い穴をあける。②排水口カバーに切り込みがない場合は、手を入れられるように切り込みを入れる。③穴に排水口カバーをかぶせるようにボンドで接着する。 これだけでハテナBOXが完成! お好みで包装紙や画用紙、シールなどをダンボールに貼って飾り付けしてもいいですね。 節約おもちゃ②:知育玩具の紐通し 手指の知育につながるおもちゃ、紐通し。こちらもホームセンターでホース、100均で紐を買うだけで作れます。 材料・クリアタイプのホース(紐よりも直径が大きいもの)・紐・テープ(今回はマスキングテープですが、ビニールテープでもOK) 道具・ハサミ 作り方①紐の先端(片側)にテープを巻きつける。 ②ホースをハサミで短くカットする。 ③先ほどテープを巻きつけた紐の反対側の端に、切ったホースを結びつけストッパーにすれば完成。 紐に、短くしたホースを通して遊びます。カットしたホースには、お好みでイラストが描かれたシールや数字のシールなどを貼ると良いそう。ホースを長く切ってしまうと紐を通しきれないので、初めのうちは幅は短めがおすすめだそうです。 @yume_399さんの上のお子さん(3歳)はスムーズに紐にホースを通すことができたそうです。単純な遊びですが、小さい子どもが手を使って細かい作業に集中できるのが良いですね。 遊ぶときには、必ず大人がそばで見守り、くれぐれも誤飲に注意するようにしてください。 節約おもちゃ③:お菓子釣り 100均で購入できるおもちゃの釣竿(磁石付き)とクリップさえあれば、魚釣りだけではなく、お菓子釣りも楽しめます!こちらもクリップの誤飲に注意し、3歳以上のお子さんと遊ぶようにしてください。材料・おもちゃの釣竿(磁石付き)・クリップ 作り方①子どもが好きなお菓子にクリップをつける。 たったこれだけで楽しいお菓子釣りに変身。@yume_399さんは、子どもたちがおやつを食べ過ぎないように、「おやつの時間に食べたいものを釣竿でとってね!」と言って遊ばせているそう。 おまけ:絵本は図書館で借りて節約を! 節約おもちゃ以外にも、図書館で絵本を借りることもおすすめなのだとか。@yume_399さんが住む地域の図書館では、1人につき2週間で15冊まで借りられるため、子ども2人でMAX30冊借りているそう。新作絵本も借りられるので、ママも毎回ワクワクしながら読めますね。 また、図書館で絵本を借りることで、汚さないように物を大切にするようになったり、感謝する気持ちを養えたりといいことばかり! (図書館内で)小さな声で話す・静かにするといったルールなども、少しずつ学んでくれているのだとか。 @yume_399さんのInstagramには、保育士ママならではの手作りおもちゃアイデアや節約情報が満載! プチプラアイテムでおもちゃを作れたら、かなり節約になりますし、子どもがおもちゃに飽きてしまうこともなく一石二鳥ですね。 気になったアイデアがあったママは、ぜひ参考にして作ってみませんか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。紐通し(ホース)や魚釣りのおもちゃ(磁石やクリップ)で遊ぶ際には誤飲等にご注意ください。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。 この投稿をInstagramで見る ゆめの家計管理・たのしく子育て ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。
2019年10月14日離婚して母子家庭になったとき、貧困に陥ってしまう人が多数います。生活に困ったときには生活保護という手段がありますので検討してみましょう。本記事では、母子家庭が生活保護を受ける方法や支給金額について説明します。生活が苦しい母子家庭は生活保護も視野に入れて日本弁護士連合会生活保護Q&Aパンフレット生活保護が受けられる基準生活保護を受けるためには厳しい条件があると思っている人もいるかもしれません。生活保護を受ける基準は、シンプルに収入が最低生活費に届かないことです。最低生活費とは?生活保護が利用できるかどうかの基準となるのが最低生活費です。最低生活費とは「健康で文化的な最低限度の生活」をするため1か月に必要な金額です。毎月の収入が最低生活費より少なければ、生活保護を受けられます。最低生活費の具体的な金額は次のような事項に基づき算出されます。住んでいる地域世帯の人数・構成それぞれの年齢各世帯の個別の事情(障害の有無・程度、家賃の額など)生活保護が受けられる年収は?最低生活費は毎月最低限必要な費用なので、年収が最低生活費の12か月分より少なければ生活保護が受けられることになります。ただし、最低生活費は上記の1~4のような基準によって決まるので、生活保護が受けられる年収も一律ではありません。困っていても生活保護を利用していない人が多い生活保護の基準を満たしていても、生活保護を受けるかどうかは自由です。上にも書いたとおり、日本の生活保護捕捉率は15~18%です。日本では生活に困っていても生活保護を受けていない人が多いことになります。生活保護を受けていると、「働けるのに働かないのでは?」「不正受給ではないか?」と見る人もいます。周りから後ろ指を指されてしまうことを恐れて生活保護に消極的な人も多いのです。ですが、シングルマザーの貧困は未来を担う子供にとっても大きな問題です。生活保護について正しい知識を得た上で、困っているなら利用を考えましょう。生活保護の計算方法生活保護費の計算方法は、やや複雑です。生活保護費をどのようにして算出するのか、大まかな計算方法を把握しておきましょう。[adsense_middle]生活保護で支給される金額収入がない場合には、生活保護費として最低生活費と同額が支給されます。多少なりとも収入があれば、最低生活費から収入を差し引いた金額が生活保護費となります。生活保護費=最低生活費ー収入※収入には給与のほか、各種手当や年金が含まれます。生活保護費の種類生活保護には、次の8種類の扶助があります。生活保護の基本は「生活扶助」生活保護費のメインとなるのが「生活扶助」です。他の扶助は人によって必要がなかったり臨時でかかったりするものですが、生活扶助は基本的に誰もが必要とするものになります。生活扶助の金額を計算するときには、次の3つを合計します。生活扶助費計算の流れ生活扶助費は、大まかには次のような流れで計算します。1. 級地区分を確認生活扶助基準額は、住んでいる地域によって異なります。厚生労働省では全国の市区町村を6つの級地区分(1級地-1、1級地-2、2級地-1、2級地-2、3級地-1、3級地-2)に分けて生活扶助基準額を定めています。2. 逓減率をかける生活扶助のうち第1類については、世帯人員数に応じた逓減率をかける必要があります。世帯人員が2倍に増えると生活費が2倍かかるわけではないからです。3.加算額を加算する母子家庭などは定められた加算額を加算できます。母子家庭における生活保護の平均支給額は?母子家庭で生活が苦しいなら、生活保護が受けられる可能性があります。生活保護を利用する場合の支給額の目安を知っておきましょう。母子家庭の生活保護受給率厚生労働省の行っている「被保護者調査」によると、令和元年7月現在、生活保護を受給している母子世帯の数は8万1,800世帯となっています。母子世帯の数は、国民生活基礎調査(平成30年度)によると約66.2万世帯です。概算ですが、母子世帯の1割強が生活保護を受給していることになります。母子家庭の生活保護費の平均額母子家庭が平均どれくらいの生活保護費を受け取っているかのデータはありません。ちなみに、厚生労働省の平成28年度の統計によると、生活保護受給者全体から算出した1人あたりの保護費(月額)は14万4,310円となっています。生活保護受給者の約半数は高齢者世帯ですが、高齢者の生活保護費は年金を差し引いた金額になります。母子家庭の場合には母子加算などもあるため、保護費の月額平均はもう少し高いことが予測されます。母子家庭の生活保護費の計算例東京都(23区)在住、母(30歳)、子供2人(4歳、2歳)の3人世帯を例にとって、生活扶助基準額を計算してみましょう。①生活扶助第1類の金額東京都(23区)は1級地-1に該当し、生活扶助第1類の金額は次のようになります。95,060円に3人世帯の逓減率0.8350をかけると79,375円となります。②生活扶助第2類の金額3人世帯の生活扶助第2類の金額は59,170円です。③母子世帯等加算額児童2人の場合の加算額は24,200円です。④児童養育加算2歳児13,300円、4歳児10,000円の合計23,300円を加算できます。⑤住宅扶助住宅扶助として東京都の場合上限69,800円が支給されます。生活扶助基準額以上より、生活扶助基準額は次のようになります。①+②+③+④+⑤=255,845円※あくまで目安の金額です。実際の計算方法は自治体の窓口にお問い合わせください。生活保護が受けられる条件毎月の収入が最低生活費に届いていなくても、生活保護が受けられないケースもあります。ただし、生活保護の基準はそれほど厳しいわけではありません。生活保護が受けられる条件について知っておきましょう。[adsense_middle]働いていても生活保護が受けられる?生活保護が受けられるのは、働くことができない人だけではありません。働いていても最低生活費以下の収入しかなければ、生活保護を受けることができます。なお、収入額について判断するときには給料の全額を含めるわけではなく、経費として一部を控除できます。持家があったら無理?持家に住んでいる場合でも、生活保護を受給することは可能です。ただし、自宅が高額になる場合には売却するよう言われることがあります。児童手当や児童扶養手当をもらっていてもOK?シングルマザーの場合、児童手当や児童扶養手当をもらっていると思います。手当だけでは最低生活費には届かないのが普通ですから、手当で足りない分について生活保護を受給できます。車を所有しているけど大丈夫?生活保護を受給している人は、原則として車を持つことができません。ただし、公共交通機関がない地域で通勤に必要な場合、事業に必要な場合、障害者の通勤・通院に必要な場合などは例外的に車を持つことができます。生活保護の申請方法生活保護を受けるには、役所で申請手続きをする必要があります。生活保護の申請手続きの流れや手順を把握しておきましょう。生活保護申請の流れ生活保護を申請するときには、次のような流れになります。1. 役所の窓口で相談生活保護の申請をする前に、まずは役所の窓口で相談しましょう。生活保護の相談窓口は、住んでいる地域を所管する福祉事務所(生活保護担当部署)です。相談時には、生活保護以外の福祉制度についても説明してもらえます。2. 生活保護の申請生活保護を申請することになれば、申請書を書いて提出します。3. 調査生活保護申請をした後、家庭訪問や資産調査が実施されます。親族への扶養照会も行われます。4. 決定生活保護申請後、14日以内(最長30日以内)に開始か却下の決定が通知されます。生活保護が開始する場合には、申請日にさかのぼって生活保護費が支給されます。生活保護の扶養照会とは?生活保護を申請すると、親族へ問い合わせする「扶養照会」が行われます。生活保護を申請すると親族に通知が行く生活保護を申請すると、親族に対し「○○さんが生活保護を申請しましたが援助できますか?」と役所から問い合わせが行われます。これを扶養照会と言います。民法上、親子間や兄弟姉妹間には扶養義務があり、困っているときには助け合わなければなりません。そのため国が援助する前に、親族が援助できないかどうか扶養照会により確認するのです。親族に扶養してもらわなければならない?扶養照会されても、親族は扶養を強制されるわけではなく、援助を断ることができます。なお、親族に援助を断られても、生活保護を利用することは可能です。生活保護を利用すれば必ず親族に迷惑がかかるわけではありませんので、困っているなら前向きに申請を考えましょう。元夫にも扶養照会される?離婚により母子家庭になった場合、子供の父親である元夫には子供の扶養義務があるので、元夫に扶養照会が行われます。もしDVなどで居場所を知られたくない場合には、役所に頼んで扶養照会を差し控えてもらうことも可能です。生活保護を受けると手当はどうなる?生活保護と児童扶養手当は別のものです。児童扶養手当をもらっていても、生活保護を受けることは可能です。児童扶養手当をもらえる人児童扶養手当は、18歳になった3月31日までの子供がいるひとり親に支給される手当です。高校生までの子供がいるシングルマザーなら受給できるということですが、収入制限もあるので誰もがもらえるわけではありません。児童扶養手当の分が生活保護費から差し引きされる児童扶養手当をもらっていても、生活保護を受給することはできます。児童扶養手当の受給者が生活保護を受給するようになっても、児童扶養手当が停止になることはありません。ただし、児童扶養手当も収入とみなされるので、生活保護費から児童扶養手当の金額が差し引かれることになります。母子家庭と生活保護に関するまとめ母子家庭のシングルマザーの中には、働けない事情がある人や、働いてもわずかな収入しか得られない人がいると思います。働いて自立を目指すことは大事ですが、どうしても生活が苦しいなら、生活保護という選択肢も視野に入れてみましょう。
2019年10月14日年収350万円で貯金総額870万を達成中という1児のママ、あッちゃんさん(@achanman2018)は家計断捨離の達人! 前回は、あッちゃんさんが実際におこなっている節約術の一部についてご紹介しました。今回は、洗濯をふんわり仕上げるために欠かせない柔軟剤を買わないという選択をした理由や、代用品について教えてもらいました。 柔軟剤の成分と弱点を知り、使うのをやめた洗濯物がふわふわに仕上がる柔軟剤ですが、あッちゃんさんは使用するのをやめたそうです。 柔軟剤の成分である陽イオン界面活性剤は、殺菌や除菌を目的に使用するもの。通常の洗剤で使われる成分の合成界面活性剤より何倍も刺激が強いと言われています。さらに、衣類に薄い油膜を作って表面をコーティングしてしまうため、だんだんと吸水性が悪くなってしまうことも……。 衣類を洗濯すると、洗剤に含まれる弱アルカリ性の成分が衣類にくっつくき、繊維が硬くゴワゴワになります。この弱アルカリ性を中和する酸性のものが柔軟剤の代わりになることを知り、実践しているのだとか。 代用品①:お酢すすぎの際、または柔軟剤投入口にお酢を入れて、いつもと同じように洗濯するだけ! 最初は大さじ3杯から始めて、洗濯物の量や水量によって調整しましょう。お酢といえば独特の匂いが気になりますが、洗濯物に匂いが残ることはないそうです。 必ず家にあるものなので、柔軟剤が切れてしまったけど、忙しくて買い物に行けない!という日のピンチヒッターとして使ってみるのも良いかもしれません。 代用品②:クエン酸小さじ1のクエン酸を水50ccで溶かし、すすぎの際、または柔軟剤投入口に入れていつもと同じように洗濯するだけ。 また、これにグリセリンをプラスするとふわふわ感もアップするんだとか。下記の材料を合わせれば、オリジナルの柔軟剤が完成します。 ・クエン酸 大さじ2・植物性グリセリン 大さじ2・精製水 200cc・エッセンシャルオイルなど 15〜20滴※2週間ほどで使い切ること あッちゃんさんが実際に試したところ、タオルの吸水性が格段に上がったそうです! その他:リンス(コンディショナー含む)一般的な合成リンス(コンディショナー)は中性〜弱酸性のものが多いですが、柔軟剤の成分と同様の陽イオン界面活性剤が含まれているため、代用可能なのだそう。 リンス(コンディショナー)ワンプッシュに対して200mlのお湯で溶かし、柔軟剤投入口に入れて洗濯します。好みの香りのものを使えば、柔軟剤としての役割を果たしてくれそうですね。 毎月必ず買う消耗品を少しでも削減できないかと試行錯誤して、“柔軟剤を買わない”という選択をしたあッちゃんさん。「なくてもいいもの」を1つでも増やせたら、貯金を増やすことに繋がりますね!ぜひ、参考にしてみてください。 この投稿をInstagramで見る あッちゃん【家計断捨離】さん(@achanman2018)がシェアした投稿 - 2019年 9月月23日午後11時56分PDT ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。
2019年10月13日上手にお金を使いたいと感じている方は多いと思いますが、気がついたらお金を浪費してしまっているとお悩みの方も多いのではないでしょうか。上手にお金を使うためにまず必要なのが、この浪費癖を治すことです。この浪費癖を治すには「今すぐできる対症療法」「浪費癖そのものを治す根本治療」「その対策の効果を検証するための家計の把握」の3つが必要になります。以下それぞれの項目について記載します。浪費癖を治すのは時間がかかる浪費癖への対処は、以下の通り二段構えでアプローチすることが大切になります。弊害を軽減するため「今すぐできる対症療法」としての仕組みの導入原因分析と対策を講じるため「浪費癖そのものを治す根本治療」の実施浪費癖は「気がついたらついしてしまう」という、ある意味で習慣だからです。そこでまずは、浪費癖の弊害を軽減する「今すぐできる対症療法」としての仕組みについて以下に記載します。借金に陥らない仕組みを作る浪費癖のある方は「今すぐできる対症療法」として、まず第一に借金を作らない仕組みを作ることが重要です。浪費することで一番怖いのは借金を作ってしまうことです。一度借金をしてしまうと、手元にお金がなくてもすぐにお金を使ってしまう癖がつくおそれがあります。さらには、金利負担により借金額が増大していくおそれもあります。そうならないように、まずは今よりお金を浪費しないための方策を取りましょう。先取り貯金で自動的に貯金する具体的には、先取り貯金をまず行います。浪費癖のある方は手元に現金があると使いがちなので、手元に現金を置かないようにするアプローチが必要です。先取り貯金とは、毎月のお給料から各種税金や社会保険料等を差し引いた手取り金額に手をつける前に、あらかじめ決めた金額を貯金する貯金法です。先取り貯金の具体例ネット銀行の自動積立定期預金勤務先の財形貯蓄借金しないようにクレジットカードを持たない合わせてクレジットカードは原則として持ち歩かず、海外旅行に行くときなど必要最低限のときのみ持ち歩くようにしましょう。クレジットカードは、利用の仕方次第ではとても便利です。ポイントも貯まるのでうまく使いこなせば、節約にもつながります。しかし浪費癖のある方にとっては、手持ちの資金がない場合、クレジットカードの利用でかえって借金をしてしまうおそれがあるため、できるだけ持たない方がよいでしょう。浪費癖を治すポイントは心身の健康浪費の弊害を軽減する対策ができたら、第二に「浪費癖そのものを治す根本治療」を行います。つまり、浪費の原因を突き止め対処する行動に移っていきます。お金を散財する原因の根っこにあるものは心身の健康です。この心身の健康を保つために手段を講じるのが、浪費癖を治すために必要な視点です。以下、身体の健康という観点と心理的な健康の2つに分けて記載します。病気にならない身体を作るまず行うのが病気にならない身体作りです。病気になり病院に通った場合や入院した場合には、治療費や薬代がかかります。これは本来であれば必要のなかったお金です。病気にならない身体を作ることは、結果として支出を抑えることにつながるのです。病気になる原因睡眠、食事、運動の三点が思うようにいかないと、健康状態が崩れ病気につながります。当たり前のことかもしれませんが、だからこそ疎かになりがちな部分でもあるので日々意識していくことが大事です。この三点でポイントになる点については以下の通りです。これが全てではありませんが、一つの参考にしてみて下さい。心理的なストレスを軽減する次に行うのは、心理的なストレスの軽減です。浪費で散財してしまうときの心理は、主にストレスに支配されているもの。心理的なストレスを抱えていなければ必要としない支出は浪費です。心理的なストレスは目に見えません。人間は生きていく上でストレスを感じても頑張ることができます。それゆえに、心理的なストレスを抱えていても本人の自覚がないケースも多々あります。そのため、心理的なストレスを日々意識し軽減することもとても大事です。[adsense_middle]ストレス解消で浪費してしまう典型例おおまかな傾向ですが、女性は自分へのご褒美として買い物をする傾向があります。それがときには浪費になってしまうケースが見受けられます。男性はお酒でストレスを解消する傾向にあります。ストレスを抱えていないときだったら飲まないようなお酒であれば、それは浪費である可能性があります。また、ギャンブルにのめり込み過ぎる方もいらっしゃるので注意が必要です。心理的なストレスを軽減する方法人の心理は、人それぞれです、心理的なストレスを解消する方法は人によっていろんな方法があります。ただ、その中でも比較的どの人にも当てはまる内容が以下の3つです。できるだけ簡単にできて時間もお金もかけずに心理的なストレスを軽減する方法を選ぶのがポイントです。同僚や知人と話す自分の思っていることを気兼ねなく話せる同僚や友人と意識的に雑談してみましょう。リラックスして会話するだけでも、心理的なストレスが軽減されます。また、会話の中で相手からの反応により自分が心理的にストレスを抱えていることがわかる場合があり、今の心理状態を客観的に気がつくきっかけにもなり得ます。意識してみると、こういった雑談を1日に1回もしていないことに気がつくかもしれません。毎日趣味の時間を作る趣味は自分自身を心身ともに回復させてくれます。この趣味の時間を意識的に取るのも、心理的なストレスを軽減するために有効な方法です。この趣味の時間を毎日決められた時間に行うようにするとよいでしょう。ポイントは、毎日できるように短時間であまりお金がかからない趣味を選ぶことです。自分の感情を紙に書き出す今思っていることを紙にただ書き出してみる「モーニングページ」という方法もあります。心理的なストレスを抱えているときは、そのときに紙に書き出された言葉にそれが如実に表れます。特に朝起きたばかりのときは頭の中がクリアになって余計なことを考えていない状態なので、タイミングとしてはおすすめです。最初はあまり書けないかもしれません。ただ継続してやっていくうちに、だんだんと書けるようになっていきます。浪費癖に対する対処方法の効果を検証し改善する浪費癖への対処方法を講じたら、第三に「その対策の効果を検証するための家計の把握」を行います。つまり、対処方法が実際に実行され改善されているかチェックします。そのチェック方法も仕組みを整え、確実にお金の使い方を改善していくことができるようにするのが大切です。各費用にいくら使うか内訳を決める毎月の手取り金額のうち、何にどれくらいお金を使うかあらかじめ予算を決めます。予算を決めることで、自分が実際にどの部分にお金を使っているか傾向が見えてきます。そこからさらに、無駄な支出を洗い出すことが可能です。具体的には、支出を以下の通り大きく三種類に分けます。各費用の内訳の目安手取り金額のうちいくらを「消費」「投資」「貯蓄」のそれぞれに充てるかの目安は以下の通りです。これはあくまで目安ですので、一度この内訳でやってみた後、ご自身のライフプランに応じて修正していくのもいいでしょう。各費用を考える際の注意点「消費」「投資」「貯蓄」の具体例で挙げたもののうち、「投資」に該当する費用は特に注意が必要です。本を買っても読まなければ「浪費」になりますし、スポーツジムに通わなくなればその会費も「浪費」になります。趣味に使うお金も過度に使えば、もちろん「浪費」になります。毎日お金ノートをつける実際に、決めた各費用の内訳を意識してお金を使っていきます。この点、浪費癖を治したい方にとっては毎日のお金の使い方を振り返るお金ノートをつけるとよいでしょう。ノートの片方のページに、毎日お金を使ったときにもらうレシートを貼りつけます。ネットショッピングなどレシートをもらえない支出に関しては、手書きで結構です。そして、もう片方にその各支出について振り返りのメモをします。[adsense_middle]振り返りのポイント振り返りを行うときのルールはありません。気になる点があれば、まずは書いてみましょう。ただどういう点について気をつけて振り返りをしてよいか、難しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。そこで、いくつかご参考に質問例を以下書いてみます。なぜ、それにお金を使ったか?それが本当に必要な支出だったか?必要な支出でも金額は適正だったか?お金を使った時にどんな気持ちだったか?浪費してしていたら今後はどのように改善するか?振り返り時にはよかった点も必ず記載する振り返りを行うときには、問題点だけでなくお金の使い方でよかった点や以前よりも改善できた点についても、合わせて記載してみましょう。よい点を継続することも大事です。また、よかった点もしっかり認識して認めることがお金の使い方を改善し続けていくモチベーションにもつながります。浪費癖はすぐに治らないからこそ、日々の振り返りで成長を実感することも非常に重要なポイントです。振り返りでさらに浪費が見つかることもあるこれをやってみると、お金を使うときには必要だと思ったものの、後から振り返ると必要がなかったとわかる場合があります。また、むしゃくしゃしてストレス解消のため思わぬ出費をしてしまったことに気がつく場合もあります。継続する中で、お金を浪費するご自身の傾向が見えてきます。傾向が見えてきたらどのように対策したらよいかわかってくるので、お金を上手に使いこなす実践的なトレーニングになります。一か月に一回の決算を行う一か月に一回、毎月の支出をまとめてみます。食費〇〇円、通信費〇〇円…といった要領です。これらの経費を前述した「消費」「投資」「貯蓄」に振り分けてみて、自ら決めた割合になっているか確認します。もし超える金額だった場合は、どこか支出を絞ることができないかを考えてみます。以下、具体的に各項目について記載します。「消費」としての支出の見直しここで、お金ノートをつけたときには気がつかなかった浪費に気がつくかもしれません。後から浪費だったと気がつく支出があれば、来月以降は気をつけましょう。意外と多いのがコーヒーなど一回の購入金額は小さいものの、一ヵ月にしたら大きい金額になる支出です。「投資」としての支出の見直し自分の将来のためと考え使っていても本当にそうなっているのか、後から振り返ると疑問に感じる支出もあるかもしれません。どれが将来役に立つ支出かどうか判断するのは難しいので、ここは金額の大小で見るといいです。考えようによっては将来に役に立つ支出でも、金額が大きくなり過ぎればかえって日々の生活を圧迫してしまうので、むしろ浪費と考えることができます。「貯金」としての支出の見直し手取り金額の20%が貯金の目安の金額です。しかし、その金額が厳しいと感じる場合は一時的に金額を減らすのもありです。結婚、出産、お子さんの進学等、大きなライフイベントがある時期に貯金額が少なくなることはやむを得ないからです。反対に、そういう時期があることを想定し、お金を貯めやすい時期に20%以上の手取り金額を貯金に回す時期があってもいいでしょう。浪費癖に関するまとめ浪費癖は習慣ですので、すぐに変えるのは難しいです。また、浪費癖は心理と結びついているので、目に見えない部分も意識する必要もあります。だからこそ浪費癖を治すには仕組みが必要です。また、日々実践していく中で自分の成長を確認してモチベーションを保ち続けることも大切なポイントになります。上記に記載したお金の使い方の見直し手順や各方法も参考にして、浪費癖に対し各方面でアプローチしていってみて下さいね。
2019年10月11日内閣府の最新統計によると、2020年の平均寿命は男性80.93歳・女性87.65歳となっており、更に2050年には女性の平均寿命は90歳を超える見込みであるということです。この長寿化を控え、私たちは一体いくら老後資金に備えたら良いのでしょうか。本記事では、20代から50代まで段階ごとに対策をアドバイスしていきます。老後生活資金のポイント老後資金とは、具体的にどのようなお金なのでしょうか。老後生活に必要なお金の流れを確認しながら項目別に解説していきます。なお、本文中の数字は総務省「家計調査年報」及び公益財団法人生命保険文化センターを参考にしています。社会保険料や税は全世帯必要な経費「必要な老後資金」というと、生活費をイメージする方がほとんどです。しかし、社会保険料(介護保険料など)や市県民税、国民健康保険税、固定資産税などの各種税金も、リタイア後の生活で必要な出費です。もちろんこれらを支払う場合も、老齢年金や預貯金から支払わなければいけません。ちなみに夫婦二人世帯の場合、月平均で約27,952円・年間では約34万円を社会保険料・税として支出する計算となっています。老後の主な支出=「生活費全般」+「社会保険料・税」リタイア後夫婦世帯の平均生活費生活費には主に以下のものが含まれます。以下、生活費の中で占める割合の高いものから順に解説し、各項目ごとにアドバイスしていきます。食費交通費、通信費教養娯楽費水道光熱費保険医療費住居費平均必要額と全体に対する割合夫婦二人世帯では約24万円、単身世帯だと約14万円が最低限必要な月々の生活費とされています。これには社会保険料及び税は含んでいませんので、更に2万円前後の準備が必要となります。食費夫婦二人世帯の食費として約6.8万円、単身世帯で約3.5万円かかります。いずれの世帯でも、月の老後生活費のうち3割程度を食費が占めており、その他の支出項目の中でトップとなっています。食事は生活には無くてはならないものですし、特に高齢になると食生活は健康にも直結してきますので、老後生活で節約するとしても食費の節約は後回しが良いのではないでしょうか。交通費・通信費夫婦世帯で2.8万円、単身世帯で1.3万円が月の平均支出です。交通費には、公共交通機関の運賃や、マイカー移動の際のガソリン代、タクシー代などを含みます。通信費は固定電話料金、インターネット通信費、携帯電話料金が含まれます。若年層では固定電話を開設しない方も増えてきましたが、シニア層ではまだ重要な通信手段として必要ですので大幅にカットできる項目ではありません。ただし近年スマートフォンの普及により、各社競い合ってオトクな料金プランを発表していますので節約を検討する価値は存分にあると言えます。教養娯楽費夫婦世帯では約2.4万円、単身世帯では約1.6万円です。近年シニア層における「学びなおしの機会」が話題となっています。放送大学に入学してご自身のペースで好きな科目について学んだり、音楽や絵画などの芸術分野の習い事もシニア層の生徒数が増えているそうです。退職後は余暇にあてる時間も増えますから、これまで働いてきたご褒美として、時間もお金も安心してゆっくり使いたいですね。教養娯楽費の節約として、公民館講座や市民講座など公の機関が主催しているものは、無料または格安で受講することもできます。テキスト代の数百円のみ実費で他の料金はかからないものも多くあります。「初心者向け英会話レッスン」「はじめてのパソコン講座」などは、このような無料講座で多いようです。是非お住まいの地域でどのような内容が開催されているのかチェックしてみてください。水道光熱費夫婦世帯で2.1万円、単身世帯で1.2万円です。ただし水道光熱費に関しては、お住まいの地域によって料金の差がありますので、あくまで参考程度にされてください。保険医療費夫婦世帯では月に約1.4万円、単身世帯では月に約9千円となっています。もちろん健康であれば医療費は抑えることが出来ますから、節約のためにも若い内から健康増進を図るようにしましょう。また、75歳以上は後期高齢者制度の対象となり現行制度だと自己負担額が1割です。長生きした方の医療費が生活を圧迫しないように国の制度として工夫されています。住居費夫婦世帯は1.3万円、単身世帯は1.4万円となっており、単身世帯の方が住居費が高くなっています。しかしこれは、持ち家で既にローン完済している方や賃貸の方など全ての方の住居費の平均です。ご自身のこれからの生活を考えたときに、既にマイホームをお持ちの方は、ローン完済が何歳なのか知っておくと老後資金の貯蓄額の目安がより明確になりますし、賃貸の方は老後にどのような住まいの形態にするのか検討し、住居費にかかる目安の金額を知っておくと良いでしょう。年代別・退職後の生活資金を貯めるコツここからは「退職後の生活資金を現役世代の内に蓄えること」に着目して、年代別にポイントを紹介していきます。各年代の主なライフイベントも配慮しながら、効率よく貯蓄していきましょう。全年代にオススメなのは「個人年金保険」です。保険という名称の通り生命保険の一種ですので、加入に当たっては医的診査が必要です。メリットとしては、掛け金が個人年金保険控除として税制優遇されていることと、受け取り時期をご自身で設定できることです。60歳以降の1年刻みで設定できる場合が多く、勤務先の定年時期と、実際の老齢年金受給開始時期に差がある場合などは特にオススメです。例えば62歳で定年、老齢年金は65歳からもらう場合、個人年金受け取りを62歳からにしておけば、定年退職後の収入の途絶がなく安心です。[adsense_middle]退職までの目標貯蓄額を定めよう目標貯蓄額を決めるにあたって必要なものは、現在のご自身の年齢とお勤め先の定年年齢がわかれば、あとは貯めたい金額から逆算するのみです。当然、若ければ若いほど月々の貯蓄額は抑えることが出来ます。一日でも早く貯蓄をスタートさせましょう。【65歳までに3000万円貯めると仮定した場合】65歳までに3000万円貯めると目標を決めた場合、残りの年数・必要な年間貯蓄額・月間貯蓄額を一覧表にしました。いずれも預金金利や他の預貯金、ボーナス時の上乗せ貯金などは一切加算しないものとし、小数点以下のあるものは四捨五入した額としています。大学卒業の22歳からスタートして、以降10歳刻みで計算しています。ご自身の年齢に合わせて概算の目安にされてみてはいかがでしょうか。20代のポイント老後資金対策として20代の内から取り組むべきことは「iDeCo」と「つみたてNISA」です。20代の内は職場での付き合いなどもあり、お金の流れが毎月変動し、なかなか支出を固定しづらい方がほとんどです。そこで「先取貯金」としてiDeCoやつみたてNISA制度を利用し、毎月決まった額を決まった日に運用するようにしておけば、たとえ少額であっても定年時までコツコツ継続すれば大きな金額になります。30代のポイント30代の方は、人生においてのライフイベントが目白押しの時期でもあります。結婚、出産、住宅購入など、各イベントに伴う出費も大きなものとなります。毎月コツコツ何かしらかの貯蓄ができればベストですが、なかなかそうは行かない場合も出てくるでしょう。そのような時は「年2回ボーナス時の貯金上乗せ」をオススメします。例えば夏のボーナスから10万円、冬のボーナスから10万円、毎月の貯金が1万円ずつだったとしても一年間の貯蓄額は32万円になります。年間32万円の貯蓄を30年続けた場合、960万円も貯まります。是非ボーナスと月々貯金を併用してみませんか。40代のポイント40代になると仕事上でも任されることが多くなってきますし、お子様のいるご家庭では親が40代〜50代の間に、教育費の出費のピークがやってきます。お子様が複数名いる場合は、毎年または数年おきに高校や大学の入学金などでまとまったお金が必要となります。40代のポイントとしては、以下の2つを例として「貯金を分ける」ということです。目的と手段をハッキリして確実に老後資金を貯めていく工夫が必要となります。流動資金として出金しやすい預貯金老後資金として絶対に手を付けない預貯金50代のポイント50代に差し掛かるとリタイア後の生活も少し具体的にイメージし始める時期です。40代後半から50代は生活習慣病など病気の発症リスクが高い時期でもあります。若い頃に加入した生命保険を見直して無駄を省き、50代のリスクに備えた保障内容に変更しましょう。またお子様のいらっしゃるご家庭では、そろそろ子どもたちの教育費がかからなくなる頃です。少し余裕資金があるようでしたら、NISAで投資信託を始めても良いでしょう。ただし、NISAとつみたてNISAは同時に行うことは出来ませんのでご注意ください。【補足】結婚でパートナーを得る安心感上記のうち老後の生活費の平均支出で、住居費に関しては夫婦世帯も単身世帯もほぼ同額でした。一人暮らしでも家族世帯でも、住まいに関する出費は然程変わらないことがお解りいただけたと思います。夫婦二人なら当然生活費も二人分ですが、入ってくる年金も二人分ですので安心して老後を迎えていただけます。特にご夫婦の場合、年金制度と付随して夫婦世帯のみに支払われる給付もありますので以下ご紹介します。[adsense_middle]条件を満たせば加給年金も受給可能夫婦の歳の差がある場合、夫の方が年上で退職後老齢年金を先にもらい始める場合、妻が65歳になるまでの間「加給年金」として、夫の老齢年金に加算されて支給されます。実は配偶者だけでなく、生計を維持されている子(18歳になるまで)も該当します。それぞれの年額は以下の通りです。配偶者… 224,300円子(第2子まで)… 224,300円子(第3子~) …74,800円振替加算という制度もある加給年金に似ている給付として振替加算があります。これは加給年金打ち切り後に、以下の要件に該当すれば振替加算として受給することができます。ただし以下の要件にもありますが、限られた年齢の方のみ振替加算は該当しますので、この制度自体は先々収束する方向となっていますのでご注意ください。老齢基礎年金の受給権を持っていること生年月日が1926年4月2日~1966年4月1日の内にあること厚生年金か共済年金に加入していた期間が20年以上あること夫婦で貯める方法加給年金のように夫婦二人世帯ならではの制度もあります。この制度を上手に活用しながら、早い時期から老後に向けた貯蓄をスタートさせましょう。また「ねんきんネット」などで、あらかじめご夫婦それぞれの年金開始年齢や年金受給見込み額も算出して、貯蓄をする際の目安にしましょう。具体的な数字を決める方が貯蓄はうまくいきます。「ただなんとなく」ではなく目標額に向かってコツコツ貯蓄することがベストです。ねんきんネットとは、日本年金機構が運営している年金に関するウェブサイトです。年金見込額の試算や、未納や統合漏れがないかなどの確認をいつでも行うことが出来ます。年金手帳に記載の基礎年金番号がわかれば登録することができます。是非ご活用ください。貯金3000万円から考える、退職後の生活資金を貯める方法いかがでしたか。退職後の生活費にスポットをあてて本文を書きましたが、全てにおいて「健康である」前提です。つまり、健康でなければ出費もかさみますし、余暇も楽しめず上記のようなバランスでの出費は適わないでしょう。退職後の生活を考える上で、節約のためにもとにかく若い内から健康に留意し、医療費の無駄を徹底的に排除していきましょう。そうすることで健やかな退職後生活を過ごすことができ、生活資金も潤滑に回っていくのがベストです。並行して、一日でも早く貯蓄に取り組んでいきましょう。
2019年10月06日離婚してシングルマザーになったら、子供を養っていくだけの収入が得られるかどうかが心配でしょう。本記事では、シングルマザーの収入はいくら必要かについて説明します。離婚するときには、子供との生活に必要な収入を確保できるよう、しっかりマネープランを立てておきましょう。シングルマザーの平均年収は?母子家庭の実態を知る手がかりとなるのが、厚生労働省の行っている全国ひとり親世帯等調査です。平成28年度全国ひとり親世帯調査の結果をもとに、シングルマザーの収入の実態を見てみましょう。母子家庭の年間収入の平均額母子世帯2060世帯(※離婚以外に死別や未婚も含む)を調査した結果、年間収入の平均額は次のようになっています。調査結果によると、母子家庭の平均年間収入は243万円です。これは、年間に得られるすべての収入の合計額で、給料のほか養育費や手当なども含まれます。1か月あたりにすると約20万円ということになります。シングルマザーの給料はどれくらい?シングルマザー自身が働いて得られる年収の平均額(平均年間就労収入)は、200万円です。ボーナスを考慮しない場合には1か月あたり約16万円ということになります。就業しているシングルマザーの雇用形態は、次のグラフのような割合になっています。シングルマザーは、正規の職員・従業員が44.2%、パート・アルバイト等が43.8%でほぼ半々です。同じひとり親でも父子世帯の父(シングルファーザー)の年間就労収入の平均は398万円で、シングルマザーの約2倍です。シングルファーザーの場合には、正規の職員・従業員が68.2%、自営業が18.2%となっており、パート・アルバイト等は6.4%しかいません。シングルマザーは働いていても非正規雇用のパート・アルバイトの人が多く、自分の給料だけでは十分な収入になっていないことがわかります。養育費の平均額は?平成28年度全国ひとり親世帯調査では、養育費の取り決めについて、次のような結果が出ています。母子世帯のうち半数以上が養育費の取り決めをしておらず、養育費を現在も受けているシングルマザーは4人に1人です。養育費のある人は平均で月4万円程度をもらっているけれど、4人中3人は自分の給料や手当だけで生活していることになります。手当はどれくらいもらえる?母子世帯の収入としては、自治体等から支給される手当もあります。全国共通で支給される児童扶養手当・児童手当の金額を知っておきましょう。児童扶養手当児童扶養手当は18歳までの子供がいるひとり親に支給される手当です。児童扶養手当の金額は、所得(養育費の8割も含む)に応じて変わり、全部支給、一部支給、全部停止(支給なし)が決まります。平成31年4月以降の月額は、次の表のとおりです。児童手当児童手当は15歳までの子供がいる親に支給される手当です。ひとり親に限ったものではありませんが、離婚後は子供を養育している親が児童手当を受給できます。児童手当の金額は、次の表のとおりです。シングルマザーの収入は子育てするのに十分ではないシングルマザーの毎月の平均的な収入は20万円程度、内訳としては給料が16万円、養育費や手当が4万円といった感じです。この金額では、毎月必要な生活費を賄うのにギリギリで、貯金をする余裕などないでしょう。両親がいる世帯の半分以下厚生労働省の「平成28年度国民生活基礎調査」によると、児童がいる世帯全体の平均年収は707.6万円です。シングルマザーの場合には、養育費や手当を含めても、一般的な子供がいる世帯の年収とは比べ物にならないくらい低い年収です。シングルマザーは収入を増やすことが肝心シングルマザーが安心して子育てしていくためには、収入を増やすことが欠かせません。手当はあくまで足りない分を補助してくれるものですから、安定した収入が得られる仕事に就き、養育費を確保することが必要です。母親と子供の生活に必要な収入の目安は?日本のシングルマザーの年収は、かなり少ないのが現状です。実際に離婚後の母親と子供の暮らしには、どれくらいの収入が必要なのでしょうか?[adsense_middle]毎月かかる生活費は15~20万円以上シングルマザーでも、毎月の支出金額は人それぞれです。たとえば、住居費1つとっても、公営住宅と民間の賃貸住宅とではかなり差があります。親と同居すれば家賃がかからないこともあるでしょう。住む地域によって物価も変わりますし、子供の人数によってもかかる生活費は変わります。一般には、1か月あたりの生活費として15~20万円程度はかかるのが普通です。貯蓄に回す分も必要毎月の収入の中から、将来に備えての貯蓄もしておいた方が安心です。特に、子供を大学や専門学校に進学させるとなると、まとまったお金がかかってきます。毎月少しずつでも貯蓄に回せるような生活設計が理想です。教育費はどれくらい必要?子供にかかる費用のうち、大きなウェイトを占めるのが教育費です。特に、将来かかる進学費用については、あらかじめ考えておく必要があります。高校までは家計から出すことも可能中学までは義務教育なので、それほどお金はかかりません。高校も公立高校に進学すれば、授業料も毎月の家計から出せるでしょう。私立高校に進学する場合には、入学時に50万円程度はかかるため貯金が必要になってきます。私立高校の授業料は無償化されている都道府県もあります。大学・専門学校への進学費用は貯金しておく高校までの教育費は、貯金がなくても毎月の生活費でなんとか賄えるかもしれません。しかし、大学や専門学校に進学する場合には、毎月の生活費では対応ができないでしょう。たとえば、私立大学入学時には、入学金や前期授業料で100万~200万円程度かかるのが一般的です。進学費用がない場合には奨学金も検討進学費用を全額貯金で用意するのが困難な場合には、奨学金を利用する方法もあります。低所得世帯の人は返還不要の給付奨学金を利用できる可能性がありますので確認してみましょう。なお、貸与奨学金を借りる場合には、子供が返還義務を負うことになるので、子供とよく話し合って決めることが大切です。収入がいくらあれば安心して子育てできる?シングルマザーが必要な収入について考えるときには、自分の家庭でかかる生活費を知ることが必要です。まずは家計簿をつける生活にかかる費用を把握するために、離婚する前から家計簿をつけましょう。現状を正確に把握することで、離婚後にかかる食費や光熱費、通信費、教育費などもイメージできるようになります。家計簿をもとに生活設計毎月かかる生活費をイメージできたら、自分の給料と養育費でそれを確実にまかなえるように生活設計します。毎月ギリギリではなく、月に1万円以上は貯蓄に回せるようにしましょう。離婚後の生活設計の仕方がわからない場合には、FPに相談してみるのもおすすめです。シングルマザーが収入を増やす方法①正規雇用を目指すシングルマザーが就労収入を増やすために、まず考えたいのが正規雇用を目指すことです。正社員になることで、収入を増やせるだけでなく、将来に向けての安心感も得られます。[adsense_middle]パート・アルバイトではなかなか収入が増えないパートやアルバイトの場合、ボーナスが出なかったり有給休暇がとれなかったりして、十分な収入にならないことがあります。子供が小さいうちは長時間の勤務が難しいこともあるでしょう。しかし、年齢が上がるにつれて正規雇用が難しくなってしまうのも事実です。40代前半くらいまでには正社員になることを目指しましょう。正規雇用のメリットシングルマザーが正社員になると、次のようなメリットがあります。解雇のリスクが低いパート・アルバイトの場合には、勤務先の都合で解雇される可能性もありますが、正社員になれば解雇のリスクも少なくなります。社会保険料の負担が軽い正社員になれば勤務先の社会保険に加入することになります。会社が社会保険料の半分を負担してくれるので、自分で国民年金・国民健康保険料を払うよりも負担が軽くなります。社会保険のメリットを受けられるまた、社会保険に加入していれば、病気やケガで仕事を休んだ時にも傷病手当金がもらえます。一人で子供を育てなければならないシングルマザーにとって、もしものときに公的な手当金が出るのは非常に心強いはずです。社会保険に加入することにより、老後の年金も増やせます。シングルマザーが収入を増やす方法②資格を取得手に職がないというシングルマザーは、資格を取得して就職・転職することを考えてみましょう。特に医療・介護系の仕事の需要は大きく、資格取得が直接収入アップに結び付きます。看護師の資格を取得して収入アップ!女性でも子供を育てていくのに十分な収入が得られる仕事として、看護師を思い浮かべる人は多いでしょう。厚生労働省の行った「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は479.9万円、女性看護師のみの平均年収でも478.4万円です。つまり、看護師になれば、就労収入だけでシングルマザーの平均年収の約2倍になるということです。公的な支援を受けながら看護師等の資格が取れる!シングルマザーが看護師の資格を取る場合に活用できるのが、「ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金」です。給付金を利用すれば、勉強している期間中の生活費の心配もなくなりますし、資格取得後に収入アップも望めます。毎月もらえる「高等職業訓練促進給付金」看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、歯科衛生士などの資格を取るため養成機関(専門学校など)で勉強している期間中には、高等職業訓練促進給付金がもらえます。給付金は月額で支給され、概ね次のような金額になります。※給付金の対象となる資格や給付金額は、都道府県によって異なるところがあります。修了時にもらえる「高等職業訓練修了支援給付金」養成機関での勉強の修了時には、一時金として高等職業訓練修了支援給付金が支給されます。給付金の金額は、次の表のとおりです。シングルマザーが収入を増やす方法③養育費を確保子供を育てていくにはお金がかかります。離婚しても父親には子供を養う義務はありますので、養育費を払ってもらいましょう。養育費の取り決めは公正証書で離婚時には、養育費を取り決めして、公正証書にしておくのがおすすめです。公正証書とは公正証書は公証役場にいる公証人に作成してもらう公文書です。養育費の取り決めを公正証書にすれば、証拠としての力が強くなります。公正証書があれば、元夫が約束通り養育費を支払わない場合に、差押えして回収することも可能になります。公正証書等作成促進補助金(大阪市)とは2019年4月より、大阪市では養育費に関する公正証書の作成に補助金を交付する制度(公正証書等作成促進補助金)が始まっています。大阪市在住の方は、制度の利用も検討してみましょう。養育費保証を付ける方法も養育費を確保するために、養育費保証を付ける方法もあります。養育費保証とは養育費保証は、保証会社に養育費の連帯保証をしてもらえるサービスです。保証会社に保証料を払う必要がありますが、養育費の滞納時には保証会社に最大12か月分を立て替えてもらえるほか、元夫への督促も任せられます。一部の自治体では補助もある2019年9月現在、大阪市及び兵庫県明石市の2つの自治体では、養育費保証料を公費で負担する制度があります。今後、同様の制度を設ける自治体が増えることが予想されますので、情報をチェックしておきましょう。シングルマザーの収入に関するまとめシングルマザーの収入は、毎月の生活費を賄えるだけあればよいというものではありません。将来に備えて貯蓄ができるよう、収入を増やすことを考えましょう。収入を増やすためには、養育費の確保も重要です。離婚時に養育費の取り決めをし、公正証書を作成しておきましょう。
2019年10月05日こんにちは、婚活FP山本です。会社員をしていると、基本的に年収を問わず税金のことは会社任せになりがちと言えます。このため、毎月何気なく税金を取られていることも多いのですが、理屈を知れば少しは節税できるかもしれません。無用な損を防ぐためにも、少しは知っておいたほうが無難ではないでしょうか。そこで今回は、所得税の基本や計算方法、手取り額や注意点についてお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。所得税の税率は年収額による累進課税まずは、税金のことを知る目的の一つをお伝えします。これは結論から言えば、「税金額を減らして手取り額を増やすため」です。つまり知るほど得になる可能性がありますから、ぜひ理解していきましょう。そもそも、日本の所得税の税率は「年収額による累進課税」です。具体的には、以下のようになっています。年収と課税所得金額は違いますが、年収を元に課税所得金額は計算しますから、年収が上がるほどに税率も上がるのが基本です。「年収が低い」という水準であっても違いがありますから、しっかり税金を知って得をしていきましょう。ただし、あくまで税率が上がるのは「課税所得超過分だけ」です。たとえば課税所得が500万円なら、195万円までの分には5%、195~330万円には10%、そして残りの170万円に20%をかけます。一方、このような計算は年収が高まるほどに煩雑で面倒になるので、省略のために「控除額」が用意されているわけです。念のため、正しく覚えておきましょう。課税所得金額が500万円の場合195万円×5%=9.75円、(330万円-195万円)×10%=13.5万円、(500万円-330万円)×20%=34万円、9.75万円+13.5万円+34万円=57.25万円500万円×20%-42.75万円=57.25万円※330万円×10%+9.75万円=42.75万円給与は総合課税、株など一部は分離課税税金は大きく、他の収入も合算して税金を計算する「総合課税」、その収入単独で税金計算する「分離課税」に分かれています。それぞれ代表例は、総合課税は会社員の給料、分離課税は株式投資での利益が対象です。ひとまず会社員は、総合課税を知っておきましょう。ちなみに最近では会社員でも「副業」が流行っていますが、副業収入は「総合課税」の対象になります。投資を除けば、一般の方が分離課税を考えるのは「退職時・相続時」が多いでしょうか。あとは「自宅など不動産を売却する時」も関係するので、分離課税もしっかり学んでいきましょう。年収が高額なほど「所得控除」で得しよう次は「課税所得」についてお伝えします。税金は年収にイキナリ税率をかけるのではなく、一定の「所得控除」を差し引き、残った金額である「課税所得」に税率をかける流れです。所得控除は14種類あり、代表的なものは以下になります。基礎控除:38万円(誰でも差し引ける)配偶者控除:1~38万円(配偶者の年収次第)医療費控除:最大200万円(医療費次第)社会保険料控除:社会保険料の全額生命保険料控除:最大12万円(加入状況次第)最近では「ふるさと納税」の関係で、「寄付金控除(寄付した額のほぼ全額)」も有名です。また会社員は、特別に「給与所得控除」も差し引けます。これらの所得控除を差し引けるほどに課税所得が下がり、総じて最終的な税金額も下がることになるわけです。累進課税制度の関係で、年収が高額なほど所得控除は効果が高まります。存分に使えそうなものがないか、考えてみましょう。税率の関係では小さな違いで大きく変わる一つ一つの所得控除は、決して効果が大きいわけではありません。しかしそれでも、使えるなら使うべきでしょう。また、特に所得控除は「使うことで税率が変わる関係の時」に、最も効果が高くなります。わずか1万円程度の小さな違いで、超えた部分は大きく税率分だけ変わることになるわけですからね。たとえば積極的に寄付するなど、時には意図的に所得控除を作り出し、税金を抑えていきましょう。所得税の計算方法は「所得の種類次第」今度は、所得税の計算方法についてお伝えします。簡単に言えば、所得税の計算方法は以下の通りです。収入-経費=利益(所得・課税所得)×税率=税金額先ほどの所得控除は、「税金上の経費」の意味合いです。また総合課税の場合、他の収入も合算するわけですが、給料の場合は「給与所得控除」という経費を差し引くように、それぞれの収入に対する経費を差し引いてから足します。そういう意味では、所得税の計算方法は「所得の種類次第」です。会社員が関わりそうな他の所得としては、やはり「雑所得(副業収入)」が代表例でしょう。日本では基本的に、全ての利益に税金が発生します。お金を手に入れた時には、税金がどうなるかを気にしましょう。年間収入は同じでも納付額は違いが出る!所得税の計算方法は所得の種類次第だからこそ、仮に年間収入は同じでも税金額や納付額は違いが出てくるわけです。また、たとえば先ほどの副業収入は基本的に雑所得に該当しますが、やり方次第では有利な「事業所得」に当たる可能性があります。根本的な収入の得方とともに、税金のことも考えて動ければ、さらに得できることもあるのが実情です。しっかり全体を理解し、少しでも得を増やせるよう考えて動きましょう。手取り額は所得税と住民税、社保料を引いた残り?ここからは税金に関係する注意点についてお伝えします。まず、一般的に言われる手取り額とは、年収から所得税と住民税、各種の社会保険料を差し引いた金額です。しかし、特に税金の所得控除は「各個人次第」で変わるので、総じて手取り額も個々人で違うのが基本になります。一方、勤め先や当人次第で、上記以外にも色々と差し引かれるのが実情です。代表例としては、交通費や持ち株、生命保険料などが挙げられるでしょうか。これらがいくら差し引かれるかは様々なので、総じて余計に手取り額は個々人で違ってきます。実際に、年収300万円の方と400万円の方でも、手取り額が変わらないことも多いです。このような年収と手取り額の関係性には注意しておきましょう。一概に割合で考えられないから「年収」も大切!一般的な会社員なら「(自分の)手取り額はいくらか」で、収入を考えます。しかし手取り額は税金や個々人次第で変わりますから、とりわけ「他人に伝える時」には年収のほうを使うのが基本です。つまり、一概に年収からの割合で考えられないので年収も大切と言えます。ちなみに他人に伝える時とは、主に転職時、または婚活時ですね。税金を気にする時には付随して、年収そのものの大切さも理解しておきましょう。[adsense_middle]税金がいくら上がるかより年収を上げよう!もう一つは「年収を上げること」です。たとえば「〇万円の壁」などとよく言われますが、税金や社会保険料を気にする方は、これらにばかり気を回し、肝心な年収を上げる努力をしないことがあります。むしろ損すると考えて、年収を上げないようにすることすらありますね。もちろん、年収が上記の壁や税率の変わり目程度の時には下げたほうがいい時もあります。しかし社会保険料とともに税金も、絶対に年収以上には取られません。また最終的には老後資金などで多額の貯金が必要になりますから、積極的に年収を上げていきましょう。年収が中々上がらないからこそ……という事情だからこそなことも多いですが、節税は限界もありますから尚更です。何とか、がんばりましょう。投資利益の税率は一律20パーセント!理不尽に感じる方も多いのですが、実は所得税は累進税率として年収が上がるほどに高くなる一方、株などの投資利益の税率は一律20パーセントになっています。仮に労働と投資で同額が入ると仮定すると、約700万円以上になれば投資利益のほうが有利です。また最近の投資は、様々な節税効果があるものも増えています。相応に税金を勉強したあとは、収入アップや節税のためにも、投資の勉強をするのもアリかもしれませんね。年収が上がるほど税金も気になるもの?一般的には、年収が上がるほどに税金が気になるものですが、年収を上げるためにも税金を気にしたほうがいい側面もあります。節税に励み、税金を減らせた分を投資に回せれば理想的です。年収が上がった時のためにも、今のうちから勉強を始めておきましょう。
2019年10月03日こんにちは、婚活FP山本です。年収や貯金に関する統計の話において、何度か「中央値」という言葉を目にしたことは無いでしょうか?多くの方は、学生の頃から「平均」なら馴染みがあるでしょうが、中央値はちょっとピンとこない方もいるでしょうね。中央値を知っておけば、今後の社会に対する理解がしやすくなるでしょう。今回は、年収中央値の意味や計算方法、男女の違いや重要ポイントをお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。年収中央値の意味は「中央の人は?」まずは、年収中央値の基本的な意味についてお伝えします。簡単に言えば、中央値とは文字通り「中央の値」という意味です。もう少し言えば、対象となる値を順番に並べて、中央の(人の)数字がいくらかを表しています。意味合いとしては、極めて単純と言えるでしょう。たとえば、「1・2・4・8・9」という数字が並べば「4」となり、「1・9・50・100・500」という数字が並べば「50」が中央値ということになります。この理屈を年収で当てはめて計算したものが「年収中央値」です。また貯金で当てはめたものが「貯金中央値」になります。平均などとは違って、むしろ中央値は一定の計算ではなく「単純な集計」で出てくる数字です。拍子抜けした方もいるかもしれませんが、ひとまずしっかり知っておきましょう。サラリーマン給与の動向・推移把握に役立つ日本の社会人は、多くが「サラリーマン」です。中央値を使えば、そんな多くのサラリーマンの給与などの動向や推移について、簡単に把握することができるようになります。ついでに自分の年収などと比べて、大まかな「自分の立ち位置」を知ることにも役立つでしょう。使い方そのものとしては、学生時代の「テストの平均点」と同じと言えます。ただ、統計には極めて沢山の種類がありますから、どのような統計なのかを把握しつつ中央値を見ていきましょう。平均年収を計算するよりも正確……?次は、中央値が存在する理由についてお伝えします。たとえば先ほどの「1・2・4・8・9」なら、中央値は4ですが平均なら「4.8」です。しかし「1・9・50・100・500」なら、中央値は50ですが平均なら「132」となります。後者のほうは、平均の倍以上の数字ですよね。学生のテストなら、基本的に100点という上限があります。しかし年収や貯金額は青天井であり、高い人はとことん高いです。すると平均の計算方法では数字が大きくなってしまい、実態や体感との大きなズレが出やすくなります。このため、中央値が生み出されたわけです。平均年収を計算するよりも年収中央値のほうが正確……とは言い切れませんが、一つの指標になるのは確かと言えます。平均年収とともに、年収中央値も把握するようにしましょう。日本全国と地方でも違ってくる最低賃金でも明らかですが、そもそも年収は地域差があります。都心部と地方でも相応に違いますから、おのずと日本全国を対象にしたものと地方限定のものでは統計結果も違って当然です。他にも統計には、年収別・男女別・ゼロ対象を入れるか否かなど、色々あります。必要とする状況や当人次第で、どの統計結果を参考にするかは様々です。ただ、できる限り事情に合うものを参考にしたほうが無難と言えます。少なくとも、低い数字のものを見て安心するような使い方は控えましょう。男性の最新の年収中央値は約450万円ここからは、具体的な年収の中央値についてお伝えします。実のところ、明確な年収の中央値に関する直接的な統計は存在しません。日本の統計は、基本的に「平均表示」で統一しています。しかし理屈は前述の通りですから、既存の統計から予測することは可能です。そのうえで、国税庁の平成29年「民間給与実態統計調査」から予測すると、ざっくり「年収450万円程度」が当てはまります。なお、同じ統計で示している男性の平均年収は、532万円となっていますから、十分に中央値とのズレを感じられるのではないでしょうか。年収が100万円近くも違えば、全然違うと感じる方も多いでしょうね。言い換えれば、400万円少々の年収があれば十分に「平均水準」とも言えますから、自信に繋げましょう。正社員、非正規社員でも給与は大きく違う男性の平均給与でも、正社員・非正規社員で分けると大きく結果が違います。正社員なら548万円、非正規社員なら229万円という結果です。非正規社員の給与は、正社員の半分もありません。非正規社員の給与を中央値で考えれば、さらに少ないのが実情と言えます。ちなみに男性の場合、総務省統計局の平成30年「労働力調査」によると、最新の非正規社員の割合は男性でも2割を超える結果です。男性でも少しずつ増えてきましたね……。女性の最新の年収中央値は約250万円次は女性の年収の中央値についてです。こちらも明確な統計はないのですが、同じ統計から同じように推測すると、女性の年収中央値は「250万円程度」になります。平均年収は287万円ですから、やはり女性も差は小さいものの、少し低くなってくるのが実情です。ちなみに女性については、全体のおよそ56%が非正規雇用となっています。そして女性の平均年収は、正社員では約377万円、非正規社員では約151万円という結果です。正社員と非正規社員のちょうど中間に来るような数字が中央値なので、分かりやすいかもしれませんね。ひとまず女性の場合は年収250万円程度、毎月20万円程度を稼げていれば「普通・人並み」と言えるでしょう。男性同様、ひとまずの安心に繋げていくと良いでしょうね。企業の営業職などなら男性とも大差ない?同じ統計によると、女性の平均年収は「最大の5000人以上の会社でも272万円」、「最大の10億円以上の資本金の会社でも328万円」という結果です。そもそも女性の8割が年収400万円未満という結果なので、本当に一部の方の年収で、平均が押し上げられていると言えるでしょう。「女性の社会進出が目覚ましい」などと方々で言われ、確かに女性の就労者数も増加傾向ですが、まだまだ実態はこの程度です。上記の一部の方とは、企業の営業職になれたような方で、そして成功した方が基本と言えるでしょう。まだまだ女性には厳しいのが世の中の現実かもしれません。社会人の中でも就職氷河期世代は……ここからは、中央値に絡む重要ポイントについてお伝えします。まずは、最近よく言われる就職氷河期世代についてです。知るぽると(金融広報中央委員会)の平成30年「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯)」によると、各世代の貯金額は以下の結果となっています。20代:平均貯金額…128万円、中央値5万円30代:平均貯金額…317万円、中央値40万円40代:平均貯金額…657万円、中央値25万円50代:平均貯金額…1043万円、中央値100万円平均で見れば年齢とともに貯金額も順当に増えていっているように感じますが、中央値で見ると現役社会人の中で40代だけが下がっていますね。また内閣府の平成30年「40代の平均賃金の動向」によると、40代の賃金だけが下がっている結果です。中央値で見たら……どうでしょうね。これらの結果も踏まえて、最近では統計の基本も「平均」ではなく、中央値を基本とする議論もされているようです。また昔は「国民皆中流」でしたが現代は「格差社会」となっています。同じ社会人でも正社員と非正規社員を比べて明らかな格差がありますから、今後はこの点でも変化があるかもしれませんね。巡り巡る負担増には警戒すべき?就職氷河期世代に関することについては、他の世代の方は無関係と考えることもあります。しかし就職氷河期世代の多くが自分で生活を賄えなくなれば、おのずと生活保護などの社会保障費が上がるわけです。つまり全ての世代が、巡り巡って負担増を負うことになります。そしてそんな実情は、平均で考えていては見えにくく、中央値を通してこそ見えてくるのが現実です。とりわけ男性の年収でも分かりやすく違いがありましたが、改めて平均と中央値の違いを理解していきましょう。たとえ中央値の年収があっても足りない?もう一つの重要ポイントは、「たとえ中央値の年収があっても足りない」という点です。平均でも中央値でも、基本的な使い方は「自分と比べてどうか」でしょう。そして似たような数字なら「周囲と同じ」と安心するのが普通です。中央値なら平均より数字が下がりやすいので、喜ぶ方も多いかもしれませんね。しかし先般、国が老後資金として2000万円必要と発表しました。先ほどの統計通り、貯金額は平均で考えても50代で約半分の1043万円であり、中央値なら限りなくゼロです。中央値の年収で、2000万円が貯まるでしょうか?平均年収でも大きく変わらないでしょう。年収も貯金額も、人と比べてどうかに大きな意味はなく、最終的に足りるかどうかが重要です。気になるお気持ちは分かるものの、たとえ中央値の年収を超えていても励んでいきましょう。年収中央値は最初の目標にしよう!人と比べてどうかに大きな意味はないものの、まったく意味がないわけでもありません。最終的なゴールが重要な一方、ゴールに向かうまでの順序や段階だって相応に大切です。年収の中央値にすら届いていない方は、まずは最初の目標にしてみてはいかがでしょうか?ちなみに年収中央値は、企業の正社員にさえなれば十分に男女とも達成可能な数字と言えます。その次に(できれば年齢に見合った)平均年収を目指し、少しずつ年収を上げていきましょう。年収中央値を通して世の中を知ろう!年収中央値は、平均よりも実態を表していることが多いと言えます。そして統計は、自分と比べる以外に、客観的な事情を知ることにも役立つ情報です。学校と同じく、勉強はどこで役立つか分かりませんし、特に「お金や投資」が絡む時は必須となります。ぜひ時には中央値で実態をつかみ、役立てていきましょう。
2019年10月02日年収350万円で貯金総額870万を達成中という1児のママ、あッちゃんさん(@achanman2018)は家計断捨離の達人! 前回は、家計の内訳やリアルな家計簿など、あッちゃんさんの節約生活についてご紹介しました。今回は、あッちゃんさんの8つの節約術についてご紹介します。どうしても貯まらない!本気で節約したい!という方にこそ実践してほしい、ちょっぴり辛口な節約術です。 ①クレジットカードは断捨離する!浪費してしまう最大の原因ともいえる、クレジットカード。手元にお金がなくても買えてしまうのが大問題! クレジットカードはお金の実態が見えにくいから、2割以上、浪費が増えてしまうことも……。 お金を貯めたいのなら、まずはクレジットカードの断捨離を。そして、必要な物だけを買う意識を持つことが大切です。 クレジットカード以外に、近年増加している「◯◯pay」系のスマホ決済サービスも浪費の原因になりがちなので、要注意! ②銀行口座をひとつに!目的別に銀行口座を持って管理したり、目的別に貯蓄したりする方法もありますが、今まで貯められていない方には、あまり向いていない方法です。 何よりも大切なのは、“貯め体質”になること!そのために、お金の動きをしっかり把握し、貯まっていくことを実感する必要があります。 入っていくお金と出ていくお金が、同じ銀行口座にあるほうが、お金の動きが明確に。「増えた!」「減った!」がすぐにわかるので、貯める意欲がわいてきます。 ③“プラプラ買い”をやめる!目的もなく、プラプラとお店を散歩するのはやめたほうが◎。必要のない物を衝動買いしてしまう可能性大です! 見たら欲しくなる……それなら最初から見ない!どうしても見たいときには、現金1,000円だけを握りしめていきましょう。(もちろんクレジットカードは無し!) ネットショッピングも同様です。目的がないまま、なんとなくネットサーフィンをしていると、ついつい必要のないものを買ってしまうことも……。特に夜中、眠い時間のネットサーフィンは失敗しがちなので注意ですね! ④テレビをつけっぱなしにしない!目から、耳から入ってくる情報は思っているよりもたくさん!特にテレビCMは、あの手この手で商品を買ってもらおうと工夫がされているので、なんとなく観ているだけで無意識のうちに購買意欲が高まってしまいます。 観たい番組は録画して、観るときにはCMを飛ばして観る!そして、観たいものがないときには消しておく。それだけでも節約につながります。 ⑤100均でも、買わない!100均でも、必要ない物は買わない。108円だからと、必要のない物まで買ってしまうと、お金も貯まらないうえに部屋も散らかります。 1カ月のうち、100均でどのくらい購入しているかを一度計算してみると、びっくりするかも!? やっぱり、塵も積もれば山となりますね。 何か物を買うときには、値段に関わらず慎重に。「タイムセール」「ワゴンセール」「期間限定セール」などにもお気をつけください……!見ない・買わないが一番の節約です。 ⑥買い物かごより、カートを使う!今までは、買い物かごは重みを実感できるから、無駄買いが減り節約になる!と聞いた覚えがあります。 しかし、オランダの大学の研究結果では、買い物かごを使うほうが、目的以外の物を買ってしまう確率が高くなることがわかったそうです。 それには、かごを持ったときの腕の動きが関係しているとのこと。人間は何かを手に入れたいときに、引き寄せて腕を曲げます。その経験が蓄積されているので、腕を曲げているとき、本能的に何かを欲する傾向にあるのだとか! そのため、腕を曲げて買い物かごを持っていると、無意識に購買意欲が高まり、余計なものを買ってしまうと考えられています。買い物をする際は、積極的にショッピングカートを使ってみましょう。 ⑦見栄を張りすぎない!お給料がたくさんある方に合わせて生活をしていたら、お金がいくらあっても足りません……。 背伸びしたお付き合いは、長くは続かないと思います。今だけのお付き合いよりも、将来のことを考えて貯金したほうが有意義ではないでしょうか。 「お金がない人だから…」を理由に離れていくお友だちは、たぶんお友だちではないと思います。 家、車、洋服、化粧品、バッグ、旅行。身の丈に合った物を選ぶ!「割り切る!」「諦める!」「開き直る!」ということも大切です。 ⑧人生設計を考える!何歳には、何をしていたいか?どんな自分になっていたいか?を明確にしましょう。 そして、理想の自分になるためには、いつまでにいくら貯めればよいかを逆算。 人生に何も目標がなければ、貯金だって楽しくありません。目標に向かって進むことで、今、どの出費が無駄なのか、気づくことができると思います。 まとめわが家は、結婚してから今年の春までは、平均してずーっと手取り18万円代でした。そして年間賞与は40万円以下。それでも、年間貯金額は100万円以上です!貯金額の総額は、現在840万円。年内に900万円超えたいです! なぜこんなに貯められたのか? まだ子どもが小さいこともありますが、下記のようなことを実践してきました。 ・徹底的な固定費削減!(いまだにガラケー)・レジャー・外食費削減!(もっぱら公園)・家、車、服、保険は最小限に(2km以内は自転車移動など)・物を大切にして、使い切る!を徹底・食費節約のため、豆腐、納豆、むね肉を活用(肉は細切れを使うことが多いです。牛肉は月1回)・ポイ活ひと言で表すと、とても地味で質素な生活をしています。賞与が出ようと、支出は毎月同じです。 この先、ますます不況となるかもしれないから、1円でも多く貯金しておきたいと思います! 以上、あッちゃんさん流の辛口節約術でした。「本気で貯蓄を増やしたい!」と考えているママは、ぜひ、できるところからマネして“節約体質”を目指してみましょう! この投稿をInstagramで見る あッちゃん【家計断捨離】さん(@achanman2018)がシェアした投稿 - 2019年 9月月23日午後11時56分PDT ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。
2019年09月29日こんにちは、婚活FP山本です。一般的な感覚で言えば年収は1000万円がトップクラスと言えますが、倍の年収2000万円がどのような水準か、ご存じでしょうか。達成できるわけがない別世界の話と感じる方も多いですが、確かに年収2000万円の方は存在します。知ってさえおけば、中には励みになる方もいるかもしれません。そこで今回は、年収2000万円の割合や手取り、生活レベルや注意点についてお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。年収2000万円の割合は約0.2%まずは、年収2000万円の方の割合についてお伝えします。国税庁の平成29年「民間給与実態統計調査」によると、年収2000万円の方は全体の「0.2%」という結果です。また、この年収を上回る方は全体の「0.3%」ですから、上位0.5%の水準ということになります。なお、男女別に見ると男性では0.4%、女性ではゼロという結果です。女性の最上位は、「年収1500~2000万円」の層で、割合は0.2%となっています。男性でもわずか0.4%ですから、どちらにしても達成は極めて困難な水準でしょう。なんとも厳しい現実ですね……。もし達成できたら、あなたならどうしますか?年収2000万円は極めて困難ですが、決して実現不可能な水準でもありません。まずは達成するための計画を立ててみても良いかもしれませんね。サラリーマンでは滅多に見かけない水準あくまで先ほどの統計は「民間給与」が対象です。公務員や議員は対象外ですし、経営者や芸能人、スポーツ選手などなら億単位で稼ぐ方もいます。しかし少なくともサラリーマンに限れば、滅多に見かけない水準であることは間違いありません。純粋なサラリーマンで言えば、トップクラスの上場企業の部長級以上……といったところでしょうか。そこまで出世する前に、入社するだけでも困難ですから、やはり多くの人には達成が厳しいかもしれませんね。世帯年収でも2000万円は厳しいかも……次に、別角度で年収2000万円をお伝えします。ひとまず、平均年収で2000万円を超えるような職業はありません。芸能人やスポーツ選手であっても、億単位を稼げるのは一握りであり、多くは低い年収に喘いでいます。経営者などであっても、簡単には届かない水準です。また理屈のうえでは、年収1000万円の男女が結婚すれば世帯年収として2000万円を達成できます。しかし年収1000万円の方自体、先ほどの統計によると男性で5.1%、女性なら0.7%という結果です。特に女性で年収1000万円の方を探すのが、極めて困難でしょうね。個人であっても世帯であっても、どちらにしても年収2000万円は到達が厳しいのかもしれません。少なくとも、到達できなくても「当たり前」と自分を納得させていきましょう。職業を問わず「稼ぐ成功者の証」と言える平均年収で2000万円を稼ぐ職業が存在しない中、確かに年収2000万円を稼ぐ方もいます。つまり年収2000万円というのは、職業を問わず「稼ぐ成功者の証」と言えるかもしれません。相応の職業に就き、そのうえで成功を収めないと辿り着けない水準ですからね。どうしても年収2000万円になりたい会社員の方は、トップクラスの大手への転職か、それが望めないなら独立するしかないのかもしれません。一度くらい、検討してみてはいかがでしょうか?年収2000万円の手取り額は月収100万円今度は、年収2000万円の手取り額をお伝えします。結論から言えば、年収2000万円の手取り額はおおよそ1200万円程度です。月収としては、分かりやすく100万円といったところになります。一日に換算すれば、およそ日給3万円を稼げれば……ですね。さすがに年収2000万円ともなると、税金も相応に取られるようになります。このため、一般の方からすれば、「思ったより少ないかも?」と感じる金額かもしれませんね。なお、年収1000万円の手取り額はおよそ700万円ですから、世帯年収2000万円ならもう少し手取り額は増える計算です。毎月100万円のお金が入ってくるとしたら、あなたは何に使いますか?少なくとも年収2000万円に到達していない人にとっては、夢の膨らむ水準かもしれませんね。独身なら「お金の常識」が変わる頃一概には言えませんが、実は年収2000万円というのは「お金の常識が変わる水準」と言えます。特に独身なら尚更です。具体的に言えば、使うだけだったお金を自然と活用したり、増やしたりしようとする年収と言えます。年収そのものも、もっと増やそうとしがちです。その一方で、使う路線についても堅実な方もいるものの、ド派手な使い方をする方も現れ始める頃合いと言えます。ひとまず、年収そのものも含めて「一般的な普通ではない」方が多いのが実情です。年収2000万円の生活レベルは実は低い?さらに、年収2000万円の生活レベルについてお伝えします。知るぽると(金融広報中央委員会)の平成30年「家計の金融行動に関する世論調査」によると、統計最上位の「年収1200万円以上の方」の貯金額は、以下の通りです。[adsense_middle]独身者3000万円以上……30%1500万円以上……10%1500万円未満……0%貯金ゼロ………… 50%中央値……………33万円既婚者3000万円以上……44.3%1500万円以上……20.6%1500万円未満……24.5%貯金ゼロ…………3.8%中央値……………2700万円やはり注目すべきは、独身者の「50%が貯金ゼロ」でしょう。適度に貯金している人など基本的におらず、相応に貯金しているか、まったく貯金していないか、両極端という結果です。有名人のお金の使い方を見ていると、何となくイメージできることかもしれませんね。一方の既婚者は、中央値として3000万円近い貯金をしています。年収の1.5~2倍を貯金しているわけです。いくら年収2000万円でも使ってばかりで3000万円は貯まりません。既婚者の場合は、相応に生活レベルを低く抑えていることも多いと言えるでしょう。仕事中心でお金を使うヒマがないとも……そもそも一般論としても、「年収が高い人ほど忙しい」というのは基本です。年収1000万円でも十分に忙しいはずですから、年収2000万円なら倍は忙しくても普通と言えます。それほど忙しいわけですから、生活は仕事中心でお金を使うヒマがなくても不思議はありませんね。一方で、仕事に集中するためにお金を使う方もいます。どちらにしても、一般的な常識は通じにくい水準かもしれません。もし相手にする機会があった時は、自分の常識は忘れて接しましょう。年収2000万円なら当然に税金対策が重要ここからは、年収2000万円の場合のポイントをお伝えします。まずは、やはり「税金対策」が重要です。日本の所得税は、累進課税という「年収が高くなるほど税率が高くなる制度」になっています。具体的には、以下の税率です。年収と課税所得金額は違いますが、相応に2000万円を超えていれば、税率が40%になってしまいます。しかし少し税金対策をすることができれば、税率を33%にできるかもしれません。税率が7%違えば、単純計算で2000万円なら140万円も違ってきます。年収が高くなるほど税率が高くなるわけですから、年収が高いほどに税金対策が欠かせません。無用な損を避けるためにも、これからはしっかり税金についての勉強にも励んでいきましょう。住宅ローン減税等だけでは効果が足りない?会社員でもできる一般的な税金対策と言えば、生命保険料控除や住宅ローン減税などが代表例です。しかし年収2000万円ともなれば、それらの対策だけでは効果が不十分と感じることも多いと言えます。だからこそ、それ以上の対策も調べて実行していくことが大切です。ちなみにワンランク上の税金対策と言えば、やはり「不動産投資」が代表例かもしれません。税理士や不動産業者などとも相談しながら、しっかりと対策を取って自分の資産を守っていきましょう。年収2000万円なら積極的に投資しよう年収2000万円なら「投資」も積極的にすべき大切なポイントです。少なくとも、投資をするための「投資金(貯金)」は十分に用意できるでしょうからね。最終的に6億5000万円ほどの資産を築き上げられれば、3%運用で何もしなくても年収2000万円となります。それに、実は投資は税金面でも有利です。先ほどの通り、年収2000万円なら40%、または33%が税率となります。しかし同じ2000万円の収入であっても、それが投資で得たお金なら税率は20%です。理不尽に思われる方もいるでしょうが、税金上は働くほうが損となります。一口に投資といっても、その方法は様々です。あなたの投資に関する知識や考え方次第で、色んな選択肢があります。投資未経験の方は、まずは少額から試してみる姿勢で挑んでみましょう。自然と貯金との違いを感じることが多い実際に投資をしてみると、自然と貯金との違い、むしろ「投資の優位性」を感じることが多いと言えます。何といっても、今や貯金は増えませんからね。それに、投資は利益金を投資に回すことで、雪だるま式に資産を増やすことも可能です。富裕層に上がるための必須手段とさえ言えます。もちろん投資なので損をすることもありますが、損は利益と相殺することも可能です。将来的に必要なお金を考え、まずはその金額を手に入れるための必要な分だけリスクを取っていきましょう。年収2000万円も「普通に使い切れる年収」ここからは、年収2000万円の場合の注意点をお伝えします。まずは「普通に使い切れる年収」という点です。厳密に言えば、文字通り「普通程度の使い方」をしていれば、年収2000万円なら自然と貯金できます。ここでいう普通とは、年収2000万円の場合の普通です。実際に生活レベルで触れた通り、約半数の人は貯金がありません。現実に使い切っているわけです。この場合、見方を変えれば「生活コストが年2000万円必要」と言えます。もし将来的に、今までは不要だったお金が必要になったら……?すでに余裕がないわけですから、年収2000万円でも支払えないかもしれませんね。人間の生活レベルというのは、当人の年収次第でいくらでも上がりますが、一度上がると簡単には下げられません。年収2000万円でも、将来的に必要な貯金だけは意識して貯めるようにしましょう。少し車やマンションを高級にすれば……?一般の方にはピンとこないかもしれませんが、想像以上に年収2000万円は簡単に使い切れます。分かりやすい例では車やマンションかもしれません。これらを少し高級にすれば、それだけで収入の大半が吹き飛びます。赤字にさえならなければ……という発想の元、いくらでも高級化は可能ですからね。日常の支出においても、年収2000万円だからこその発想でどこまでも高級品を選べます。選べますが、本当に選び続ければ年収2000万円でも破綻の元ですから、強めに注意しましょう。[adsense_middle]年収2000万円も「永遠ではない」年収2000万円も「永遠ではない」という可能性には、最大限の警戒が必要です。先ほどは「年収2000万円でも足りなくなる可能性」をお伝えしましたが、そもそもの年収2000万円も永遠である保障はありません。会社員なら、定年すれば確実に失われるでしょうね。それに経営者でも、いつ経営が狂うかわかりません。スポーツ選手や芸能人ならそもそも短命である可能性が高いです。一度失えば、そう簡単には年収2000万円には戻れないでしょう。年収が高ければ高いほど、それを失った時のダメージも大きくなるのが基本です。なお、年収が低くなる可能性への対策は、「最初から低くなるであろう年収に見合った生活レベルの維持」となります。それ以上については、あくまで「たまの贅沢」に止め、普段の生活では節約を意識しましょう。芸能人や富裕層の没落を反面教師に!大金を稼いでいたはずの芸能人、名の知れた地主・富裕層などが没落したような話を聞いたことはないでしょうか?どんなお金持ちでも収入を失う可能性はあり、にも関わらず生活レベルを落としきれずに破綻した例は、いくらでもあります。億を稼ぐ人でもありえる話ですから、万円程度の稼ぎなら尚更ではないでしょうか。年収は高まるほどにリスクも高まるとさえ言えます。十分に注意や警戒だけはして、豊かな生活を生涯維持していきましょう。年収2000万円の手取り・割合・生活レベルに関するまとめ筆者の感覚では、年収2000万円は「上流階級の最下層」という位置づけです。そもそも中流階級とは基本が違う一方、最下層ゆえの上昇志向や緊張感に溢れています。中流階級の感覚のまま年収2000万円になると「破綻の元」ですから、年収に見合った基本を持ち合わせていきましょう。
2019年09月27日年収350万円で貯金総額870万を達成中という1児のママ、あッちゃんさん(@achanman2018)は家計断捨離の達人! あッちゃんさんは、妊娠中に旦那さんが突然無職になったことをきっかけに、貯金をしておくことの大切さを改めて感じ、価値観が変わったのだとか。 今回は、そんなあッちゃんさんの貯金生活についてご紹介します。 家計の内訳をしっかり決めるのが大切! 手取りの25%は貯金する!あッちゃんさんは、手取りの25%を貯金することをルールにしているそうです。例えば、手取り月収が25万円の家庭の場合は、25%の62,500円を貯金し、残り75%の187,500円を生活費にあてることになります。 生活費から固定費を除くと使えるお金はこれだけさらに固定費は、保険料を収入の6%=15,000円まで、住居費を収入の30%=75,000円までとします。 すると、残りは97,500円! この中で、食費・レジャー費・車費・通信費などなど、残りの生活費をすべてまかなう必要があります。 収入の25%を貯金するとなると、25万円の手取りがあっても使える生活費はかなり少なくなりますね。 このような内訳でやりくりすることで、あッちゃんさんは貯金870万円を達成したそうです。 貯金生活のざっくり家計簿を公開!前述にある貯金ルールで過ごしているあッちゃんさんの4月の収支はこんな感じだったそう! 4月の収入無職だった期間を経て、現在は新しい仕事に就いている旦那さんのお給料が収入のメイン。4月の手取りは199,000円だったそう。そのほか、児童手当やフリマアプで得た収益があり、さらにご夫婦でポイ活(※)もしているとのこと。すべての収入を合わせて、267,000円。 (※)ポイ活:ポイントサイトやアプリを利用してポイント(お金)を稼ぐこと 4月の支出家賃や光熱費、通信費、保険料、保育料、習い事、お小遣いなどの固定費が93,100円。そのほかの変動費は43,600円だったそうです。 ご夫婦のポイ活による収入が2人合わせて38,000円なので、その分で変動費をまかなうと、実質負担はなんと5,600円! ポイ活による副収入が大きな助けになっていますね。 4月の貯金額4月の貯金額は130,300円、貯金率はなんと48%! ポイ活やフリマアプリによる副収入のおかげもあって、目標より23%も多く貯金ができたそうです。 とはいえ、副収入に依存せずに貯金ができる家計の状態を目指して、変わらず節約を意識するようにしているとのこと! 将来の家族を守るため、今できることを!以前に旦那さんが突然無職になった際にも、350万円の貯金があったためになんとか乗り越えることができたというあッちゃんさん。 収入がなくなることに加え、自分たちで納めることになる税金の負担も大きく、あッちゃんさんは「もしこのとき、貯金がなかったら?と想像すると、恐ろしいです」と当時を振り返っています。この経験から、あッちゃんさんの価値観が変わり、家計管理への意識がより高まったようです。 「夫婦の老後資金に少なくとも2,000万円が必要と言われています。しかし退職金はあてにはできません。では、どうしたらいいのか。今からコツコツ貯めるしかありません。将来の家族を守れるのは、今の自分自身です」 あッちゃんさんのInstagramには、節約や貯金への意識が高まる投稿がたくさん! 家計管理をしているママ、これからしっかり貯金をしてきたいというママは、ぜひ参考にしてみてくださいね。 ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。 この投稿をInstagramで見る あッちゃん【家計断捨離】さん(@achanman2018)がシェアした投稿 - 2019年 9月月23日午後11時56分PDT ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。
2019年09月27日こんにちは、婚活FP山本です。今や年収300~400万円の男性も増えていますが、さらに下の年収250万円の方については想像できるでしょうか?本当に時代は「格差社会」ですね。上の人も下の人も、そして当人も正確に客観的に立ち位置を知ってこそ、最適な言動ができるようになるでしょう。そこで今回は、年収250万円の方の割合や手取り額、生活レベル、ポイントや注意点についてお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。年収250万円の割合は約16%まずは、年収250万円の方の割合についてお伝えします。国税庁の平成29年「民間給与実態統計調査」によると、年収200万円台の方は全体の「15.8%」という結果です。およそ6人に1人が該当する数字ですから、十分に該当しやすい割合ではないでしょうか。男女別に見ると、男性は11.8%、女性は21.7%という結果です。また、年収200万円以下の方は男性で9.9%、女性は39.5%という結果になっています。男性では十分な下位層と言えますが、女性では合計すると約6割が年収300万円未満ですから、むしろ平均クラスです。ちなみに平均年収は、男性が532万円であるのに対し、女性は287万円となっています。まだまだ専業主婦やパート勤務の女性も多いため、そういう事情も重なった結果と言えるでしょう。男性でも低収入がありえる時代かも?男性に限っても、全体の2割が年収250万円程度以下ですから、およそ5人に1人が該当します。付け加えると、年収300~400万円の男性割合は35.5%なので、男性の約半分は年収500万円に達していません。男性でも低年収が普通な時代とも言えるでしょうね。少なくとも、画一的に男女で見分けるには無理がある時代と言えます。中々年収を公開することはありませんが、少なくとも「そういう年収である可能性」を踏まえて接すると良いでしょう。年収250万円では家族や子供を持てない?次は、別角度で年収250万円についてお伝えします。先ほどの国税庁の統計によると、「宿泊・飲食サービス業」の平均年収が最低の253万円となっているため、ピッタリ当てはまる結果です。ちなみに一つ上は「農林水産・鉱業」の336万円となっており、段違いに低い結果と言えます。また現代は正規・非正規で区分されますが、非正規雇用の平均年収が、男性でも229万円という結果です。ちなみに女性は151万円となっています。つまり、おおよそ年収250万円というのは、宿泊や飲食サービスの方、非正規雇用の方を指していると言えるでしょう。なお、結婚率と年収は相応にリンクしており、年収が低いほど結婚率も低くなっています。年収250万円の上記のような方は、結婚して家族や子供を持てないと考えがちかもしれません。社会保険料の違いで生活が変わる水準年収が少なく余裕が少ないほど、わずかな違いでも大きく家計に響きます。よく言われる「年収〇円の壁」も、わずかな税金や社会保険料の違いで生活が変わってくるからこそです。同じ3000円でも、一回の飲み代で使う人もいれば、2週間程度の食費に当てる人もいるわけですね。この金銭感覚のズレこそが、年収250万円の方とそうでない方との大きなミゾと言えます。お金問題は、無い人がある人に合わせるのは厳しいため、無い人に合わせる姿勢が大切かもしれません。年収250万円の手取り月収は約17万円今度は、年収250万円の手取り額についてお伝えします。結論から言えば、年収250万円の手取り額は、およそ「200万円程度」です。また年収250万円の場合はボーナスなどが無いことも多いので、そのまま12で割って月収としては17万円程度になるでしょう。ちなみに倍の年収500万円の場合、手取り月収は27万円程度になりますから、およそ10万円違います。日本の所得税は累進課税という制度なので、年収が半分でも手取り額まで半減するわけではありません。しかし、月に10万円も違えば極めて大きな違いと言えるでしょうね。あなたの年収・月収と比べていかがでしょうか?中には生活ができないと感じる方もいるかもしれませんね。ボーナスも無いわけですから、息をつくヒマさえありません。しっかり知っておきましょう。所得税・住民税とともに年金も割安……日本は累進課税なので、年収250万円なら所得税や住民税は割安になります。そして健康保険料や厚生年金保険料も割安になるのですが、ひいては将来的に受け取る年金さえも割安になるわけです。けして年収が割安ならば、全てにおいて考慮されるわけでもありません。特に働き方によっては国民年金という可能性もありますが、その場合は満額でも年80万円程度です。とても生活はできない金額なので、しっかりと何らかの対策を取っていくことが重要と言えます。年収250万円の生活レベルは一人暮らしが厳しい水準さらに、年収250万円の方の生活レベルについてお伝えします。知るぽると(金融広報中央委員会)の平成30年「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収300万円未満の方の貯金額は以下の通りです。[adsense_middle]独身者1000万円以上…11.8%300万円以上…12.4%300万円未満…28.7%貯金ナシ………44.5%中央値…………10万円既婚者1000万円以上…25.4%300万円以上…21.3%300万円未満…15.2%貯金ナシ………34.8%中央値…………240万円ひとまず独身者の場合は7割の方が、さほどの貯金をしていません。既婚者でも5割の方が、年収程度の貯金もできていないのが実情です。年収250万円の背景によって事情も変わりますが、少なくとも貯金するほどの余裕がないのが基本と言えるでしょうね。年収250万円、手取り月収17万円では、一人暮らしが厳しいギリギリの生活レベルとも言えます。交際費や被服費はもちろん、食費や光熱費すら切り詰めて何とか……です。家賃が高い都心部では実家暮らしも多い生活に欠かせない衣食住のうち、特に住まいについては地域格差が大きいと言えます。特に都心部では、普通に暮らそうとすると月収の半分程度が家賃として必要です。残ったお金では、最低限の衣食を満たすことすら厳しいことも多いと言えます。このため家賃が高い都心部では、相応の年齢になっても実家暮らしの方も多いのが実情です。一人暮らしすら厳しいのが年収250万円の生活レベル……とも言えるかもしれません。年収250万円だからこそ結婚での支え合いを!ここからは、年収250万円のポイントについてお伝えします。まずは「結婚」です。先ほども触れた通り、一般的には年収が低いほどに男性なら結婚を諦めます。あるいは女性なら、少しでも年収の高い男性との結婚を狙いがちです。どちらも、お気持ちは分かるところですけどね。しかし理屈の上ではむしろ逆で、特に男性は年収が低いからこそ結婚して共働きで支え合っていくことが大切です。また女性も、年収格差があるほどに不仲を誘発しがちなので、むしろ似たような年収の男性との結婚も考えたほうが無難かもしれません。年収の高い男性はハードルも高いので尚更です。ちなみに最近では、結婚自体の費用は減額傾向になっており、究極的に婚姻届を出すだけ、写真を撮るだけの結婚も増えています。身近に良さげな異性がいて相手も了承してくれるなら、早めに結婚してしまいましょう。旦那と一緒にやりくりした方が得なのは絶対!婚活女性の6割程度は専業主婦を希望しており、実際に現代でも3割程度の妻は専業主婦です。旦那に支えてもらいたい女性ほど年収の高い男性を希望しますが、狙いすぎて結果的に売れ残ってしまった女性も増えています。独身で生きるよりは、結婚して旦那と一緒にやりくりした方が得ではないでしょうか。男性からしても、共働きを前提にすれば家賃や光熱費を折半できますから、結婚したほうが得なのは絶対です。男女ともに、そういつまでも結婚できるわけでもありません。できるうちに、できれば結婚しましょう。年収250万円なら税金より就労・転職対策を!「就労・転職対策」も大切です。もう少し年収が高くなると税金対策が大切になり、年収250万円なら別角度としての税金対策で「〇万円の壁」を意識しがちかもしれません。しかし年収250万円の場合は、純粋に年収を上げるための就労や転職を意識すべきと言えます。就労や転職が厳しいからこその税金対策も多いですが、想像以上に「思い込みや努力不足」も多いのが現実です。もちろん就職・転職には一定の技能や経験が必要で、簡単ではありません。しかし「何をしても永久にムリ」と考えるのは、さすがに思い込みが過ぎるでしょう。就職・転職できても幸せに直結するわけではありません。しかし今よりは豊かになれるのではないでしょうか。就職・転職には何が必要かを調べて考え、たとえ時間がかかっても準備に励んでいきましょう。副業やバイトなどで余裕を作ることも大切そもそも年収250万円の方は、色んな意味で余裕がないことも多いです。経済面は当然に、肉体的にも精神的にも常にギリギリと言えます。そんな事情は分かるものの、一切の余裕がないと何もできません。厳しい中ではありますが、何とか少しでも余裕を作ることが大切です。具体的には、まず副業やバイトなどで経済的な余裕を作ると良いでしょう。その余裕で、就労・転職のための準備に充てることが出発点です。少しでも若いムリが効くうちに、何とか状況を変えていきましょう。年収250万円のままでは生涯を生き抜けない!ここからは、年収250万円の方の注意点をお伝えします。まずは「年収250万円のままでは生涯を生き抜けない」という現実です。今は年収250万円でもギリギリ生活はできるでしょうが、ただ働いていても年収も中々上がらず、ロクに貯金という余裕を作れません。すると働けなくなった途端に生活が破綻しますが、人間は必ず老いて最後には働けなくなります。最近ではその前に心身を壊すことも多いですね……。つまり、ただ毎日を暮らしていてはダメと言えます。毎日を暮らすだけでも大変でしょうが、残念ながらこれが確かな現実です。言い換えれば、どこかのタイミングで就職・転職をしなければならないと言えます。ただでさえ苦しい中、一時的にもっと苦しくなるでしょうが、将来的にはラクになれると信じて何とかがんばりましょう。誰も生涯は助けてくれない。自分で脱却が必要!年収250万円の方の中には、親の援助や相続を期待する、彼氏や旦那の支援を期待する方もいます。自分でがんばらない、がんばれないなら、周囲を頼るのは自然です。しかし、たとえ旦那でも生涯を助けてもらうのは基本的にムリがあります。いずれ共倒れするでしょう。結局、誰も生涯は助けてくれませんから、自分で低年収を脱却する必要があります。ただ一方で「少しは」周囲が助けてくれることもありますから、その支援を存分に活かしていきましょう。[adsense_middle]年収250万円の人生を左右するのは「人との繋がり」「孤立」にも注意が必要です。年収が低いと余裕がないため、どうしてもお金を気にして人付き合いを避ける傾向にあります。窮状を知られたくない等の理由も重なって尚更です。孤立が精神を蝕んで嫌われやすくなり、相手のほうから去られやすくなることも多いかもしれません。そんなお気持ちや事情は分かるものの、自分でどうにもならない状況を打破するには他人に助けてもらうしかありません。他人を自ら遠ざけてしまえば、そのまま自分の状況を改善する可能性も遠ざけてしまうことになるわけです。こんな風に考える余裕すらないかもしれませんが……。助けてくれそうな人とだけ繋がれれば理想ですが、誰が助けてくれるかなど中々分かりません。全ての他人に可能性があると考え、人との繋がりを大切にすることをおすすめします。移住も含めた大きめの対策も意識しよう!家賃や雇用事情というのは、地域によって大きく違うことも多いです。このため、地方や遠方に移住するだけで年収や生活状況が改善することもあります。また思いのほか「人間性」も、地域によって違ってくるのが実情です。どこかに、あなたを受け入れてくれるところもあるでしょう。いずれにしても、嘆いているだけでは状況は変わらない一方、打つ手がないこともないのが現実です。どうしても大きめの対策を取る必要があることも多いですが、意を決して現実を変えていきましょう。年収250万円の手取り・割合・生活レベルに関するまとめ年収250万円とは、筆者の感覚では「下流階級の中流層」という位置づけです。同階級の上流層には年収300~400万円の方が該当しますが、上流層の方も含めて「お金が足りない」という点では同じと言えます。年収250万円のまま現在や未来を考えるのではなく、まずは年収そのものを上げるために励んでいきましょう。お金の悩みはプロに相談してスッキリ解決!「保険チャンネル」は、リクルートが運営するサービスで、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に「家計」はもちろん、「保険の見直し」「老後資金」「教育費・子育て費用」について無料で何度でも相談できるサービスです。大手企業が運営しており安心して利用できますのでぜひご検討ください。
2019年09月26日国民年金の保険料は、原則として、日本に住んでいる20歳から60歳までの人が納めなければならない義務を負っています。そのため、例えば20歳を過ぎた学生をはじめ、失業して収入のない人など、国民年金を払うのが困難な人や払えない人にも納付義務があることを意味します。最悪な場合ですと、年金を払わないことによる財産の差し押さえもあり得ることを踏まえ、本記事では年金と差し押さえの関係について解説を進めます。年金を払わないと、ただちに財産が差し押さえられるわけではない国民年金保険料を未納のまま、長い期間に渡って放置していた場合で、最悪な場合は財産を差し押さえられてしまうことになるのは確かですが、年金を払わないからといって、ただちに財産が差し押さえられるわけではありません。実際に、国民年金保険料の未納がある場合、通常は年金事務所から特別催告状が自宅へ郵送で送られ、何かしらの対応が求められます。また、日本年金機構から委託を受けた会社(アイヴィジット)が、国民年金保険料の未納になっている人に対して、電話などで納付を促すこともあります。国民年金保険料の未払いや不払いによる滞納を長く続けると危険信号国民年金保険料の未払いや不払いによる滞納を長く続けることは問題ですが、何よりも大きな問題は、年金事務所などから連絡があった場合に未対応のまま放置することです。前項では、年金を払わないからといって財産がただちに差し押さえになるわけではないことをお伝えしましたが、大まかに解説しますと、催促、督促、最終通告などのように、未納や滞納問題がエスカレートしていき、最終的に財産の差し押さえとなるわけです。年金を払えない、払わないから連絡しないは最もしてはいけないこと年金事務所などから催促や督促などの連絡が来た時に、年金を払えないためや払う気がないからなどといった理由で、連絡をしないことは最もしてはいけないことです。たとえば、経済的な理由などが原因で毎月国民年金保険料を納めるのが困難な人も多いと思われますが、このような立場に置かれている方であれば、まずは年金事務所へ相談をしに行き、納付ができない事情をしっかりと説明することが重要です。国民年金保険料の未納や滞納による催促や督促などの対応方法とは前項で紹介しましたように、国民年金保険料の未納や滞納による催促や督促などが届いた場合は、放置をせずに速やかに年金事務所へ相談をすることが正しい対応方法と言えます。当然のことながら、未納や滞納をしている国民年金保険料をすべてまとめて納付できることが望ましいのは確かですが、意図的に払わない人を除きますと、その大半は経済的な理由によるものが考えられ、全額納付はまずもって不可能でしょう。年金事務所へ相談を行い、国民年金の保険料免除申請を行う国民年金保険料の未納や滞納による催促や督促などが届いた場合は、放置をせずに速やかに年金事務所へ相談をすることが正しい対応方法です。この時、なぜ国民年金保険料を納付することができないのか、事情を説明した上で国民年金保険料の免除申請を行うようにして下さい。なお、免除方法には全額免除、半額免除などがあり、相談に行った人だけではなく、配偶者などの収入(所得)によって免除の条件が変わります。国民年金保険料の未納や滞納が多いと考えられる人とその理由国民年金保険料の未納や滞納が多いと考えられる人には、主に無職やフリーターなど収入(所得)が少ない人、自営業者やフリーランス、場合によっては学生などが考えられます。また、次項で紹介する国民年金の種別が変更になったことによる影響もあると思われますが、このように言い切れる理由には、収入の問題だけではなく、国民年金に加入している人の種別と納付方法が大きく関係しているためです。[adsense_middle]国民年金に加入している人は、大きく3つの種別に分けられる本記事の冒頭では、国民年金の保険料は原則として、日本に住んでいる20歳から60歳までの人が納めなければならない義務を負っていることをお伝えしました。そのため、上記年齢の範囲にあてはまっている人は、基本的に以下で紹介する3つの種別のいずれかに必ず該当していることになります。(例外あり)国民年金の第1号被保険者国民年金の第1号被保険者とは、後述する、国民年金の第2号および第3号の被保険者にあてはまらない人のことを指し、考えられる主な職業は以下の通りです。無職フリーター自営業者フリーランス学生など国民年金の第2号被保険者国民年金の第2号被保険者とは、会社員や公務員など、毎月の給料などから厚生年金保険料が天引きされている人のことを言います。判定のポイントとして、必ず正社員でなければならないといったことではなく、契約社員、アルバイト、パートなどといった待遇であったとしても、毎月の給料などから厚生年金保険料が天引きされている人であれば、国民年金の第2号被保険者に該当します。国民年金の第2号被保険者になる主な職業は、以下の通りです。会社員公務員契約社員・アルバイト・パート(毎月の給料などから厚生年金保険料が天引きされている場合に限ります)会社役員など国民年金の第3号被保険者国民年金の第3号被保険者とは、前項で解説した国民年金の第2号被保険者に扶養されている配偶者で、年齢が20歳以上60歳未満の人です。実務上、国民年金の第3号被保険者に該当するためには、収入要件など他の条件も満たしている必要がありますが、ここでは、大まかに主な職業を紹介しておきます。専業主婦(主夫)アルバイトやパートに就いており、給料から厚生年金保険料が天引きされていない人種別における国民年金保険料の納付方法国民年金の種別は第1号被保険者から第3号被保険者まであることが分かりましたが、それぞれの種別によって国民年金保険料の納付方法は異なります。重要ポイントは、第1号被保険者以外は、基本的に自ら国民年金保険料を納付することがないため、仮に国民年金の第2号被保険者や第3号被保険者になっている期間については、未納期間や滞納期間が発生することはないことになります。国民年金の種別変更に注意勤務先を退職した場合や年齢が60歳に達した場合など、様々な事情によって国民年金の種別が変更になることがあります。たとえば、国民年金の第2号被保険者であった人が勤務先を退職し、その人には扶養している配偶者がいたとします。この時、夫婦いずれも国民年金の第1号被保険者に種別が変更となり、種別変更届を行わなければ、将来もらえる年金額などに影響が生じてしまう点に注意が必要です。国民年金の種別変更忘れによる不整合があった場合前項の例の続きとなりますが、たとえば会社員であった第2号被保険者が退職し、第3号被保険者であった配偶者が種別変更届を行わなかった場合、誤りのあった部分についての国民年金保険料を後から納付する必要があります。(本来ならば第1号被保険者であるのにも関わらず、第3号被保険者として取り扱われていた未納部分のことです)この場合、基本的に配偶者である本人に国民年金保険料を納付する義務が生じますが、本人が納付できない場合、次項で紹介する法律上のルールに則って納付をする必要があります。国民年金保険料の納付義務についてポイントを知っておこう国民年金保険料を払わないと最終的には財産を差し押さえられることになるのですが、ここでは国民年金保険料の納付義務についてポイントを解説します。実のところ、国民年金法という法律の中には、国民年金の納付義務について規定しており、以下にポイントをざっくりまとめます。国民年金の被保険者は、国民年金保険料を納付しなければならない世帯主は、世帯に属する被保険者の国民年金保険料を連帯納付する義務を負う配偶者は、被保険者になっている他方の国民年金保険料を連帯納付する義務を負う国民年金保険料を本人が納付できない場合、世帯主や、未納や滞納状態である本人の配偶者が連帯納付しなければならないことを意味します。[adsense_middle]国民年金保険料と財産の差し押さえについて、これまでの解説をまとめます国民年金保険料と財産の差し押さえについて、これまでの解説を流れに沿ってまとめます。国民年金保険料が未納や滞納状態の場合、年金に関係する機関から特別催告状などの納付に関係する連絡がある1の連絡があった場合、速やかに年金事務所へ納付の相談へ行き、国民年金保険料の免除申請手続きを行う免除された期間について、催促や督促といった連絡が来ることはない免除申請の結果、免除された以外の未納部分がある場合は納めることになるが、本人のみならず、世帯主や配偶者も連帯納付する義務を負っている国民年金保険料を払わないことによる財産の差し押さえは、本人のみならず、世帯主や配偶者などが意図的に払わないなど、悪質な場合に十分ありえると予測できます。国民年金保険料を納付しないことによる財産の差し押さえは余程のこと国民年金保険料を納付しないことによる財産の差し押さえは余程のことであると考えられ、通常は年金事務所などから連絡が入った後に、納付についての相談をすることで解決するはずです。しかしながら、相談後のルールを破ったり、連絡を無視し続けたことが財産差し押さえという最悪な結末を迎える訳であり、いわば自業自得というしかありません。年金未納による差し押さえに関するまとめ国民年金保険料の未納や滞納が原因で財産を差し押さえられる場合とは、催促や督促といった再三の連絡に対して、応対や相談をしなかった場合であり、いわば長い期間に渡って、極めて不誠実な対応を行ったことによる結果です。国民年金保険料は、世帯主をはじめ配偶者なども未納となっている家族のものを連帯納付する義務を負っているため、年金を払わないことによる財産の差し押さえは余程のことと理解する必要があるでしょう。
2019年09月23日いよいよ10月から消費税が8%から10%へ増税されます。消費税がアップするからと言って給料が上がるわけではないので、つまりは「消費増税後の出費は痛手になる」という事です。昨今の老後資金不足問題も合わさり、お金の面での不安は尽きない状態が続いていますが、そんな時期だからこそ「貯蓄」について真剣に考えてみませんか?今回は目安となる貯蓄について徹底調査します。是非皆様のお役に立てますように。貯金・預金・貯蓄…どう違うの?「預金」「貯金」「貯蓄」…一般的にはどれも同じような意味で使われており、その違いを強く意識することはあまりないかもしれません。しかし、この言葉の違いを知っておくと今後の保有資産を考えるにあたってとても役に立ちます。貯金とは?貯金とは、タンス貯金や貯金箱などに貯めている現金や、旧郵便局(現ゆうちょ銀行)へ預けている現金のことを広く指します。また、手段に関わらずお金を貯めるという行為自体を広く「貯金」と呼びます。預金とは?預金とは、銀行などの金融機関に預けている現金資産の事です。「銀行預金」とも言います。貯金+預金=預貯金現在では、いずれも「貯めている現金」という意味で「預貯金」と呼ぶことが主流になっています。預貯金=現金資産とイメージすれば解りやすいでしょう。貯蓄とは?貯蓄とは、現金資産である預貯金も含めた全ての金融資産を指します。貯蓄性のある生命保険や国債などの債券商品、各種投資商品もこの貯蓄に含まれます。つまり「貯蓄額」というと、現金資産だけでなく他の金融資産についても含めての合計を指しているという事です。貯蓄とは預貯金も含めた金融資産の総称である総務省・家計調査のデータを活用国民全体のお金に関する統計結果は、総務省統計局ホームページ内・家計調査報告(貯蓄・負債編)からどなたでも簡単に調べることが出来ます。詳細なデータを見ても難しく感じると思いますので、細かなデータの数値を見るのではなく概要がまとめられているページのみ一読するだけでも参考になります。総務省統計局HPでは、この他にも国民の様々な統計結果を調べることが出来ます。家計や消費生活に関することだけではなく、輸入や輸出に関する経済データや、【身長・体重の平均値】などの豆知識になる内容まで、実に広い範囲の統計結果を知ることができます。[adsense_middle]世帯主の年代別・貯蓄金額リサーチ世帯主の年代別で見た預金額について、年次別の推移と共に解りやすく表にまとめていますのでご活用ください。貯蓄現在高の全年代平均は約1788万円上にまとめた表の平均貯蓄現在高をもとに計算すると、全年代の貯蓄平均は約1788万円です。2016年の平均額1820万円をピークに近年減少傾向にあります。最も平均貯蓄額が低い年でも2013年の1739万円です。現役世代と退職世代の差は最大約4倍ここで注目していただきたいのは、40歳未満と70歳以上の貯蓄現在高の大きな開きです。最新の2018年で見ると、40歳未満は600万円であるのに対し、70歳以上は2249万円と約3.7倍もの差があります。特に60歳以降の貯蓄が多い理由として考えられるのは「退職金の受け取り」です。また、40歳未満から40代でなかなか貯蓄できない理由としては教育費や住宅ローンの支払時期を重なることも要因であると推測されます。年代別データ活用のメリット・デメリット年代別の最新データは上記の表にまとめましたが、これは年代という括りのみで大きく分類しています。つまり、(独身か既婚者で家族が居るのか)や(会社員か自営業者か)などの詳細については明らかになっていません。そもそも同年代でも職種が違えば年収も違いますので、この年代別貯蓄現在高の統計結果だけを指標にするのではなく、他の統計結果も含めて参考にすると良いでしょう。各種統計データを目安として活用する場合、ひとつの結果だけを参考にするのではなく、関連する複数の統計結果を合わせて参考にすると、よりご自身にピッタリの内容として情報を大いに活用することができます。世帯別・預金額リサーチ金融広報中央委員会ホームページ「知るぽると」より「家計の金融行動に関する世論調査」の結果から、二人以上の世帯(家族世帯)と単身世帯の金融動向について知ることが出来ます。こちらのホームページも、総務局統計局ホームページと同じくどなたでも閲覧できますので、他のデータについて知りたい場合は是非ご活用ください。金融広報中央委員会ホームページ「知るぽると」は、「暮らしにまつわるお金にまつわる知恵・知識情報サイト」と題し、生活に密着したあらゆる内容を知ることが出来ます。今回データを調査した【家計の金融行動に関する世論調査】に関して、昭和38年から平成30年までの時系列データを確認することも出来ます。他にも、ホームページ内で生活設計診断も行えますので、是非ご活用ください。独身(単身者)平均預金額は約63万円単身世帯の内約6%が貯蓄ゼロであるというデータも算出されており、全ての年代の単身世帯の平均貯金額を大きく下げている要因となっています。このことから平均預金額は直近10年のデータで約63万円と算出されました。ちなみに保有している金融資産全体の平均額は約774万円です。家族(既婚者)平均預金額は約450万円二人以上の世帯の貯蓄の内、現金資産である預貯金についての平均額は約450万円前後となっています。ちなみに保有している金融資産全体の平均額は約1100万円です。[adsense_middle]預貯金以外で有効な貯蓄方法とは貯蓄という言葉が、預貯金(現金資産)以外の貯蓄性のある金融商品を指すという事はここまででご理解いただけたかと思います。では、具体的に預貯金以外の貯蓄方法は何があるのか具体的にご紹介していきます。貯蓄としてふさわしい商品選び貯蓄するのに、リスクの高い商品に投資をして元本割れしては意味がありません。一般的に貯蓄として金融商品を保有する場合は「元本保証」のしっかりした商品であることが前提です。NISA・つみたてNISAiDeCo(確定拠出型個人年金)個人向け国債終身保険・個人年金保険国民年金基金・付加年金NISA・つみたてNISAつみたてNISAは、商品の性質上あらかじめ元本の保証性の高い商品構成にはなっており、比較的どの商品を選んでも大きく損をすることはありません。一方NISAは非常に多くの種類の商品から選ばなければならず難しい面もあります。貯蓄としてNISAを取り入れるなら「バランス型商品」を選ぶと良いでしょう。バランス型とは、国内や海外の債券など値動きの異なる資産を組み合わせている商品で、相互に作用しあって補うため大幅に利益を出すこともないが、大きく原資を下回ることもない値動きの安定した商品である。iDeCo(確定拠出型個人年金)iDeCoは「私的年金」とも呼ばれ、将来受け取れる老齢年金とともに受給できる年金です。掛金全額が所得控除になるため、貯金しながら税制上のメリットを受けることもできる優れものです。元本を下回ることもほぼ無い商品といえます。注意点としては、会社員の方で勤務先の企業型確定居拠出年金にご加入のかたは掛金に制限がある場合がります。個人向け国債個人向け国債は、元本割れしない金融商品の王道です。銀行普通預金の金利が0.001%程度なのに対し、個人向け国債の金利は、固定でも変動でも一律0.05%を確保されています。最低購入金額は1万円からに設定されており、誰でも気軽に購入できることもメリットと言えます。終身保険・個人年金保険生命保険で貯蓄をする際、終身保険や個人年金保険を選ぶ方がほとんどです。以前は養老保険もこの中に含まれていましたが、近年はあまり人気がありません。保険商品全体の利率が低い傾向にあり、特にここ10年以内に加入した円建て養老保険ではあまり原資が増えない印象を受けます。(10年以上前にご加入の養老保険はこの限りではありません)一方、終身保険や個人年金保険は根強い人気で、生命保険での貯蓄と言えば大半がこの二つです。生命保険料控除や個人年金保険料控除を利用できるのも有難いです。国民年金基金・付加年金この二つは、会社員で社会保険加入の方はご利用いただけません。自営業者や農林漁業に従事されている方が将来受け取ることのできる老齢年金を少しでも増やすための商品です。付加年金と国民年金基金は併用することが出来ませんのでご注意ください。ただし、これら二つとiDeCo(確定拠出型年金)の併用はできます。タイプ別・目安となる貯蓄のポイントここからはタイプ別におすすめの貯蓄のポイントをお伝えしていきます。このポイントを参考に、現金預金だけでなく、全ての金融資産としての貯蓄を賢く準備していきましょう。一般家庭における貯蓄の種類一般家庭における貯蓄の種類として実際に運用されている割合の高い順からご紹介します。現金による預貯金生命保険の活用(死亡保険金・解約返戻金)債券投資(国債や投資信託、株など)世帯主がサラリーマン(会社員)の場合世帯主が会社員の場合、毎月の給与がほぼ一定で安定しているため、家計管理がしやすく貯蓄も計画的に実行することが出来ます。また、勤務先の福利厚生の一環として社内預金や財形貯蓄制度が利用できる場合があります。これらの制度は給与天引きの先取貯金として有効ですので、この制度が利用できる場合は積極的に取り入れましょう。会社員向けの貯蓄ポイントは以下の通りです。社内預金や財形貯蓄制度の活用NISAやつみたてNISAなどの非課税枠を利用し効率的に増やしながら貯めるボーナス時期に大きい額の預貯金をする世帯主が自営業者の場合世帯主が自営業者の場合、会社員よりも受給できる手当が少なく、年金制度で言えば各種厚生年金が無い(または薄い)ため老後資金の不足が懸念されます。関連して、遺族保障も手薄になります。これらのことを踏まえて、自営業者が備えるべきの貯蓄内容のポイントは以下の通りです。遺されたご家族の為に死亡保障をしっかり準備退職金や厚生年金が無い(又は薄い)為、iDeCoやつみたてNISAなどで老後資金に備える万が一の際の休業補償として毎月の生活費の半年分~1年分は預貯金で準備しておく世帯主が年金受給者の場合世帯主が年金受給者である場合は、単身世帯でも二人以上世帯でも貯蓄のポイントは同じです。メインの貯蓄は「現金預貯金」または、元本保証の金融商品に絞りましょう。老齢年金が主な収入源である世帯にとって投資の損失を取り戻すことは容易ではありません。このような背景から、余裕資金が潤沢にある場合を除いては年金を原資として投資をすることは控えた方が良いでしょう。以下のポイントを心がけると安全に資産を守ることが出来ます。貯蓄の割合として預貯金の割合が高くなるようにする金融商品であれば個人向け国債など元本割れしないもので手堅く資産を守る慣れない投資をいきなり始めないいくら貯めたら良いかの目安として以前は【年齢×10万円の金額】などと言われていました。(50歳の方の場合は50×10万円=500万円が目安)しかし上記のデータをご覧いただいても分かる通り【年齢×10万円】よりも平均額は遥かに上回っています。従ってこの数式は貯蓄額の最下限のひとつの目安とすると良いでしょう。平均貯金額と貯蓄のポイント・まとめいかがでしたか。まずご自身の属性に合った平均貯金額を知ることで、現在思うように貯蓄が出来ていない方は微調整が可能です。現金だけの備えではなく、生命保険や金融商品も積極的に取り入れた貯蓄をすることがベストです。あくまでも目安ではありますが、各種ポイントについてもまとめていますので、ご自身の環境に合った内容を参考にして少しでも多くの貯蓄ができるように早速スタートしてみましょう。
2019年09月21日こんにちは、婚活FP山本です。最近では男性でも年収300~400万円の方が多いと言われ、しかも中々上がらない時代ともされています。このため、思った以上に年収500万円も手が届きにくい水準と感じる方も多いでしょう。また500万円の当人からすれば、自分の年収の客観的な立ち位置が気になるところかもしれません。そこで今回は、年収500万円の割合や手取り、生活レベル、ポイントや注意点をお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。年収500万円の割合は約10%まずは、年収500万円の方の割合についてお伝えします。国税庁の平成29年「民間給与実態統計調査」によると、年収500万円台の方の割合は「10.1%」という割合です。これより上の層は19.9%、下の層は70%となっています。上位3割に入る水準と言えるでしょう。ちなみに年収500万円台の方の割合は、男性に限ると13.3%、女性なら5.4%となっています。男性でも十分な上位層ですが、女性ならさらに少数の勝ち組層と言えるでしょう。だからこそ、多くの人にとって「簡単には手が届かない水準」でもあるのかもしれません。ひとまず、現在の年収が500万円を超えている方は、自信を持って良いのではないでしょうか。あなたの立ち位置はともかく、こんな大局観は覚えておきましょう。独身者にとっての「普通水準」?統計では70%の方が届いていないにも関わらず、なぜか年収500万円は「(特に男性なら)普通の水準」と考えられがちです。とりわけ婚活では問題になりがちなポイントとも言えます。願望が強すぎる、または「5」という数字が持つイメージの悪影響かもしれません。お気持ちは分からなくもないですが、実際に平均年収は500万円に届いていません。ヘンなイメージに惑わされることなく、冷静に年収を捉えていきましょう。平均年収500万円以上の業界は少数派?次は、年収500万円を業界の角度からお伝えします。先ほどの国税庁の統計によると、平均年収500万円を超える業界は、以下の通りです。ライフライン系(747万円)金融・保険業(615万円)情報通信業(599万円)研究・教育・専門業(510万円)製造業(507万円)ちなみに全体の平均年収は432万円で、これを基準にすると「建設業(494万円)」「複合サービス事業(437万円)」が加わります。また一番下は「宿泊・飲食サービス業(253万円)」となっており、一番上のライフライン系と比べれば3倍程度も違っているのが実情です。ひとまず、業界の角度で考えても年収500万円を超えるのは少数派と言えます。もちろん上記の5業界でも、内部では普通に格差もありますから、500万円に満たなくても自然です。どうしても年収500万円を超えたい方は、転職も一つの手段なのかもしれませんね。地方なら本当に限られてくる水準かも同調査によると、年収には地域間格差もあります。一位は東京で、大阪、名古屋と続き、地方とは圧倒的格差がある結果です。普通の感覚で考えても年収は大手ほど高いものですが、そもそも地方なら大手企業がありません。地場密着の有名企業でも、規模は知れているでしょう。地方なら、年収500万円は本当に限られてくる水準でしょうね。だからこそ、年収500万円に満たない方は、むしろ地方に移住したほうが快適な生活ができるのかもしれません。年収500万円の手取りは月給27万円今度は、年収500万円の手取り額についてお伝えします。結論から言えば年収500万円の手取り額は、おおよそ「約400万円」です。賞与が年2回、一回あたり1.5ヶ月分と考えると、月給としては「約27万円」といったところでしょうか。あとは会社や個人差です。少し余談ですが、日本は「累進課税」といって、年収が高いほど所得税の税率も高くなる制度になっています。だからこそ、少しくらい年収が上下しても、そこまで手取り額は大きく変わらないのが実情です。その少しの違いが大きいと感じるのもまた実情かもしれませんけどね。今のあなたが年収500万円未満なら、比べてみていかがですか?年収500万円になれば、嬉しいと感じる水準でしょうか。もしそうであれば、がんばって目指していきましょう。一人暮らしなら相応に余裕もアリ?一概には言えませんが、年収500万円は一人暮らしなら相応に余裕があることが多い水準です。少しくらい苦しいと感じる方でも、賞与で補てんできることも多いので、やはり余裕があると言えます。それでも苦しいと感じる場合は、お金の使い方に問題があると考えましょう。一方、あくまで一人暮らしなら……なので、子供や無職の配偶者がいるなら不足することも多い水準です。そこまで高い年収とは言えませんから、強めに節度を意識しましょう。年収500万円の生活費レベルは低め?さらに、年収500万円の生活費レベルについてお伝えします。知るぽると(金融広報中央委員会)の平成30年「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収300~500万円の方の貯金額は以下の通りです。[adsense_middle]年収300~500万円の【単身者】中央値…124万円1000万円以上…20.4%500万円以上…10.8%500万円未満…24%100万円未満…43%年収300~500万円の【既婚者】中央値…650万円1000万円以上…39.7%500万円以上…17%500万円未満…17.6%100万円未満…23.1%単身者なら合計67%、つまり約3人に2人が年収程度の貯金もないのが実情です。基本的に手取り額の多くを使い果たしている生活レベルと言えます。一方、既婚者のほうが貯金している傾向にあるものの、およそ40%の方は年収程度の貯金もないのが実情ですね。ひとまず独身者なら、素直に毎月27万円程度を使う生活レベルと言えるでしょう。それが結婚を機に、それなりに貯金を意識するようになる……。これが年収500万円の方の一般的・総合的な生活費レベルと言えます。あなたの生活レベルはいかがでしょうか?家賃や子供への考え方が変わる年収かもこれは筆者の見解ですが、良くも悪くも年収500万円は「多少の余裕が持てる年収」です。そしてその余裕が、家賃や子供などへの考え方が変わる理由になりやすいと言えます。500万円以下の年収の方なら、基本的に余裕がないと感じるからこそ「節約最優先」ですからね。言い換えれば、年収500万円は「自発的な格差への入り口」とも言えます。その多少の余裕をどう使うのかで未来が変わると考え、少し冷静にライフプランを立てていきましょう。年収500万円の理想的な生活レベルは?今度は、年収500万円の理想的な生活レベルについてお伝えします。結論から言えば、毎月の生活レベルは20万円程度に抑え、子供は一人だけがおすすめです。子供にかかる教育費は平均すると月6万円程度ですから、こうすれば毎月の赤字を防いだうえで賞与を全額貯金できます。一回40万円程度として、一年で80万円の貯金です。30年続ければ2400万円貯まります。ひとまず、国が言っていた2000万円は超える数字です。結婚して共働きするなら、配偶者の収入を貯金に回すことで、さらに貯金額は高まります。あとは努力次第でしょうか。努力して年収500万円を超えた場合、今まで節約に励んできたからこそ、つい少しは贅沢をしたくなるものです。そのお気持ちは分かりますが……少なくとも「毎月の贅沢」は危険と言えます。無意識に生活レベルが上がることも多いので、強めに注意しましょう。将来的に必要な貯金額を意識すべき!仮に毎月の生活レベルを20万円程度に抑えたとしても、子供を二人以上作ってしまったら、その時点で毎月の赤字が確定します。共働きをしても、その収入分だけ使う生活をしてしまえば、結果は同じです。子供は一人でも、老後の仕事や介護を考えればいかがでしょうか。500万円とは上位3割に入る年収ですが、決して十分な余裕があるわけではありません。将来的に必要な貯金額を考えれば、ようやく必要額を貯められそうな気配が出てきた水準とも言えます。ぜひ未来を強めに意識して、今の生活レベルを考えていきましょう。年収500万円なら所得税・住民税を意識しようここからは、年収500万円の場合のポイントについてお伝えします。まずは「節税」です。一概には言えませんが、年収500万円なら20%の所得税率となります。気づかないうちに10%から20%に上がっている方もいるかもしれません。節税できれば、大きいでしょう。ちなみに所得税率の違いは、以下の通りです。また住民税は年収に関わらず一律10%ですが、年収が高くなるほど税金額も高くなる点は変わりません。手取り額から考えて分かる通り、単純に合計で30%もの税金がかかるわけではないものの、相応の額が取られているのは事実です。少しずつ、節税すべきでしょうね。ちなみに節税方法は、会社員でも色々とあります。代表例は「生命保険料控除」「ふるさと納税」あたりでしょうか。ぜひ色々と試し、少しずつでも手取り額を増やしていきましょう。夫婦・世帯として純粋な年収アップも狙いたい!冒頭通り、今は中々年収が上がらない時代ですが、皆の年収が上がらないわけでもありません。今でも上がる人は上がります。年収500万円という上位3割に入る方なら、十分にまだまだアップも見込めるはずです。単身でもそうですが、夫婦・世帯としての純粋な年収アップも狙いたいところと言えます。先ほどの節税で手取り額を増やすことはできますが、年収以上には増えませんからね。勤め先で限界を感じるなら転職さえも視野に入れて、もっともっと年収を上げていきましょう。年収500万円は「投資を始める年収」かも?年収500万円なら、「投資」も意識すべきポイントと言えます。投資をするには貯金が必要で、貯金をするには一定の余裕が必要です。その一定の余裕が生まれ始めるのが年収500万円ですからね。貯金だけで十分な額は貯まりにくい年収でもあるので、尚更と言えます。当初は少額でしか投資はできないでしょうが、初心者の練習と考えれば、むしろ都合が良いかもしれません。また投資は、ものにもよりますが一万円程度からでもできます。そうして経験を積む一方、年収や手取り額が増えたら、少しずつ投資額も増やしていくと良いでしょう。どうしても投資にはリスクが付き物ですが、リスクを取った分だけリターンも狙え、しかもリスクはコントロールが可能です。まずは偏見や食わず嫌いを控え、基本やどんな投資手段があるのかを少しずつ勉強していきましょう。「未来を考えるべき年収」でもある!「未来を考える、ライフプランを考える」ことが重要なのは、誰もが同じです。ただ、考えるには一定の余裕が必要と言えます。その余裕が生まれ始めるのが年収500万円です。あなたはどんな人生を歩むつもりで、そのためには「いくらくらいのお金」が必要でしょうか?ただ働けば一生安泰が当然な時代はすでに終わっています。今は「昔は裕福だった家計破綻者」が続出中で、すでに高齢世帯の4割が老後破産状態です。あなたのライフプランに合わせ、必要なお金を投資も含めた何らかの方法で準備していきましょう。[adsense_middle]年収500万円は年金200万円相当!?最後に、年収500万円の方へ肝心なポイントをお伝えします。冷静に考えれば分かるでしょうが、現在の年収は「現役として会社に勤めているからこそ」です。定年を迎えれば再就職できても半減が基本ですし、65歳以上は働けても年収200万円程度になる可能性も高いと言えます。頼みの綱の一つは年金ですが、年収500万円で貰える年金額は、現在の水準でも「月16万円程度」です。年収に換算すると192万円、約200万円程度になります。しかも減額傾向ですし、将来的にはさらに低い水準でしょう。老後は医療費などが増加しがちで、介護費用も必要になります。とても年金だけでは死ぬまで生活できません。だからこそ、定年するまでに十分な貯金をしておくことが必須と言えます。このような未来を常に意識した生活を心掛けていきましょう。人生100年時代を強く意識しよう!ご存じの通り、今は人生100年時代です。60歳定年から数えれば40年、働ける限界といわれる80歳から数えても20年程度は年金生活になります。医療費や介護費用も考えれば、いくら貯金があれば大丈夫でしょうか?生活費だけで考えても、年100万円不足でも最低2000万円が必要ですね。今の年収500万円で、十分な貯金ができるのか……ほとんどの人はできないはずです。上位3割に入る年収ですが、まだまだ足りない水準とさえ言えます。改めて老後を意識して、準備に励んでいきましょう。年収500万円の割合・手取り・生活レベルに関するまとめ一定の余裕が持てる点では喜ばしいものの、大局観で考えた場合の年収500万円は「中流階級の最下層」と言えます。下には7割の人がいますが、ようやく「幸せな人生を歩む出発点に立った」という程度です。気を抜いたり、準備を怠ったりすればアッサリ転落する水準とも言えます。相応の緊張感を持ちながら、これからも未来へ向けて励んでいきましょう。
2019年09月20日家計の支出の中でも大きな割合を占める家賃。都心部など家賃の高い地域に住む人の中には、手取り収入の半分近くを家賃が占めている人もいます。収入の半分が家賃で消えてしまう状況は、さすがに適切とは言えません。家賃は収入の何割程度に抑えるべきなのか。この記事では、収入に対する家賃の適正割合の目安と家賃相場、部屋探しで知っておきたいポイントについて解説します。賃貸住宅の家賃の目安は給料(手取り収入)の3割?賃貸住宅の家賃としては、給料(手取り収入)の3割以内が一般的な目安とされています。手取り収入が20万円の人であれば6万円以内。今の家賃水準と比べてどうでしょうか。手取り収入の3割というのはあくまで目安。収入や生活において何を重視するのか、あなたの価値観や他の支出とのバランスによっても変わってきます。収入に対する家賃の適正割合は何割?しっかり貯蓄のできる家計を目指すのであれば、収入に対する家賃は手取り収入の20〜25%以内に抑えるのが理想です。この割合は住んでいる地域や家族(世帯)構成などによっても異なります。地方では家賃は安いものの、移動に車が欠かせない地域では自動車関連費が多くかかります。このようなケースでは家賃の割合を抑えてバランスをとらなければなりません。手取り収入に対する適正な家賃とその他の支出・貯蓄のバランス手取り収入に対する適正な家賃とその他の支出・貯蓄の割合の目安は以下の通りです。*1人世帯は独身の一人暮らし、2人世帯は20代共働き夫婦、3人世帯は30代夫婦と幼稚園の子供、4人世帯は夫婦と小学生の子2人を想定。ボーナスなどの臨時収入は日常の生活費として使わないとした場合の目安。手取り収入に対する適正家賃の計算例家賃相場は地域や間取りで大きく違う家賃相場は地域や間取りによっても大きく違います。部屋探しで物件を比較する際、家賃が高いのか安いのか判断するには、希望する地域や間取りの家賃相場を把握しておく必要があります。地域・間取り別家賃相場主な地域の家賃相場は次の通りです(2019年9月現在)。無駄なモノを持たなければ家賃は抑えられる同じような立地であれば、通常は部屋が広いほど家賃も高くなります。無駄なモノを持たないようにすればそれを置いておくスペースや収納が必要なくなり、これまでより狭い部屋でも十分暮らせるようになります。無駄なモノを持たないことは家賃を抑えることにもつながるのです。引越しは無駄なモノを手放す絶好のチャンス。このタイミングに持ち物を見直してみるのもよいでしょう。部屋探しのポイント家賃だけで部屋を決めてしまうと思わぬ失敗につながることもあります。部屋探しでは以下のようなポイントに注意して選ぶことが大切です。[adsense_middle]管理費・共益費・駐車場代を含むトータルコストで比較するアパートやマンションなどの賃貸住宅では、家賃とは別に管理費や共益費、車を保有していれば駐車場代などがかかります。部屋を比較する際には、これらの費用を含めたトータルコストで比較しなければなりません。初期費用も要確認賃貸物件契約時には、敷金・礼金、仲介手数料、火災保険料、鍵交換費、室内清掃費などの初期費用もかかります。引っ越し費用なども合わせるとかなりの出費となるため、契約前に確認して準備しておかなければなりません(*物件や不動産業者によって不要な費用もあります)。主な初期費用敷金…家賃の1〜2カ月分礼金…家賃の1〜2カ月分仲介手数料…家賃の0.5〜1カ月分火災保険料(家財保険)…2年で1〜数万円程度鍵交換費・室内清掃・消毒費など…数千〜数万円程度火災保険(家財保険)は原則加入が必要ですが、不動産業者から案内される保険に加入する必要は基本的にありません。他社で加入したほうが保険料が安くなるケースも多いため、一度自分で比較してみることをおすすめします。同じ物件でも複数の不動産業者で比較してみる最近では仲介手数料を無料としている不動産業者も増えており、同じ物件を複数の不動産業者で取り扱っている場合、仲介手数料が業者によって異なるケースがあります。そのため複数の不動産業者を比較して条件のよい業者を利用するのがポイントです。気になる物件があれば建物名で検索するなどして、他に同じ物件を取り扱っている業者がないか調べてみましょう。仲介手数料の安い(かからない)業者が見つかる可能性があります。一方、礼金などその他の費用が高く設定されているケースもあり注意も必要です。勤務先や自治体の家賃補助が利用できないか確認する従業員への福利厚生として家賃補助(住宅手当)のある会社や、社宅のある会社、一定の条件を満たす住宅の入居者に家賃補助を行う自治体もあります。家賃補助を利用できれば家賃負担は大きく軽減されます。勤務先の家賃補助(住宅手当)制度住宅手当は主に賃貸住宅に住む従業員を対象とした福利厚生のひとつ。それぞれの会社が任意に実施している制度であり、支給条件は社内規定・就業規則で会社ごとに定められています。制度の有無や適用条件、補助額の上限などは部屋探しを始める前に確認しておきましょう。自治体の家賃補助(助成)制度家賃補助(助成)制度を設けている自治体もあります。助成内容・対象者、募集期間は自治体ごとに異なり、各自治体ホームページなどで公開されています。対象となる助成がないか、居住を希望する市区町村のホームページや担当窓口に確認してみましょう。家賃補助(助成)制度の例:新宿区の場合新宿区では、子育て世帯が区内で住み替えを行う際の費用負担を軽減する「次世代育成転居助成」や、若年単身者世帯・子育て世帯を対象とした「民間賃貸住宅家賃助成」などがあります。次世代育成転居助成では子育て世帯が新宿区内で住み替えを行う際、転居前後の家賃差額分(最高月3万5,000円)が最長2年間助成され、引っ越し費用についても実費(最大10万円)が支給されます。民間賃貸住宅家賃助成については以下のような内容となっています。特定優良賃貸住宅特定優良賃貸住宅とは、主に中堅所得(*)のファミリー世帯向けに良質な住宅を供給することを目的とした制度のこと。収入要件などを満たせば家賃補助(家賃減額)が受けられ、設備の充実した部屋に相場より安く入居できます。中堅所得者全世帯の所得下位25%(公営住宅の入居上限)以上かつ、上位50%(都道府県知事の裁量により80%)以下の所得者特定優良賃貸住宅は物件数が限られるため条件に合った物件が見つかるとは限りませんが、特定優良賃貸住宅という選択肢もあることを知っていれば、より有利な条件の部屋を見つけられる可能性は高くなります。お金で時間を買うという考え方家賃が安いからと郊外から何時間もかけて通勤している人もいます。通勤時間を有意義に過ごせるならいいですが、満員電車で何もできない時間は無駄で、ストレスの原因にもなります。職場に近い家に引っ越し、仮に通勤時間が片道1時間短くなれば、25日勤務で月50時間の差。時給換算2,000円(月給で約30万円)で働いている人であれば、毎月10万円相当の時間が手に入るとも考えられます。家賃はもちろん重要ですが、生活や時間の使い方がどう変わるかを考えて部屋を選ぶこともポイントと言えるでしょう。家賃の目安を知り、無理のない家賃の部屋を選ぶことが大切家賃は毎月必要な固定費。積み重なると少しの違いが家計に大きな負担となります。家賃の目安としては手取り収入の3割以下、できれば2割程度に抑えたいところ。収入や他の支出、暮らしやすさなどとのバランスを考えながら、無理のない家賃の部屋を選ぶことが大切です。
2019年09月20日こんにちは、婚活FP山本です。最近では年収300~400万円の男性も増えましたが、ざっくり倍の年収700万円がどういう水準なのかご存じでしょうか?知っておくだけでも遠い方には一つの励みになるでしょうし、近い方には一種の心構えに繋がるハズです。また到達済みの方なら、客観的な自分の立ち位置を知ることも大切でしょう。そこで今回は、年収700万円の割合や手取り、生活レベル、ポイントなどをお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。年収700万円の割合は約4%まずは年収700万円の全体的な割合をお伝えします。国税庁の平成29年「民間給与実態統計調査」によると、年収700万円台の方は全体の中で4.3%という結果です。これより上の水準は9.3%しかいません。ざっくり、上位1割に準ずる年収水準と言えるでしょう。ちなみに男女別に言えば、男性は6.3%、女性は1.4%という結果です。それぞれ上には男性で14.2%、女性では2%しかいません。男性でも十分に上位ですが、女性で年収700万円なら確実にトップクラスの水準と言えます。あなたの年収は、いかほどでしょうか?少なくとも、ほとんどの人にとっては手が届かない水準なのが現実でしょうね。だからこそ目指すべき水準であると同時に、すでに達している方は誇っても良いのではないでしょうか。サラリーマン感覚での「高水準の年収」?先ほどの統計は、あくまで民間給与なので、簡単に言えば経営者や自営業者・フリーランス等は含まれません。そして、そういう方なら年収700万円も珍しくない一方、相応にリスクを抱えて仕事をしています。一般的な会社員なら、そもそも対象外の存在かもしれません。だからこそ、あくまで会社員という基準、サラリーマン感覚では「十分な高水準の年収」と言えるでしょう。一方、どうしても年収700万円を得たいなら、独立するのも手かもしれませんね。世帯収入として年収700万円なら普通水準?次は、年収700万円を別角度での大局観でお伝えします。まず、先ほどの国税庁の統計によると、平均年収で700万円を超えている業界は「ライフライン系(747万円)」のみです。具体的には電気・ガス・水道会社になります。なんとも厳しい現実かもしれませんね。また同調査の「規模別調査」を見ると、平均年収が700万円を超えているのは、従業員数なら「1000人以上」、資本金なら「10億円以上」で、どうにか超えているのが現実です。有名企業や上場企業で、何とか該当する水準でしょうか。入社するだけでも大変でしょうね。なお、一人で年収700万円を超えている方は極めて少ないですが、世帯年収としてなら350万円×2で達成します。世帯年収として考えるなら、年収700万円も普通水準かもしれません。独身女性も既婚女性も意識したい水準!少し余談ですが、生涯を生き抜くのに必要な最低世帯年収は「600万円程度」です。これで子供は一人、常に節約を心掛けて80歳程度まで働く前提で、何とかなります。年収700万円あれば、この水準に多少の余裕を持たせられることになるわけです。そういう意味で年収700万円は、独身女性も既婚女性も意識してほしい水準と言えます。なるべく男性に頼りたい気持ちはともかく、700万円に足りない分くらいは自分で稼ぐことを考えていきましょう。年収700万円の手取り額は月収36万円今度は、年収700万円の手取り額についてお伝えします。結論から言えば、年収700万円の手取り額は、おおむね「540万円程度」です。賞与が年2回、一回あたり1.5ヶ月分と考えれば、月収は36万円程度になります。あなたの月収と比べて、どれほど違うでしょうか?ちなみに、他の年収と比べると以下の通りです。年収500万円:手取り月収27万円程度(賞与2回、一回あたり1.5ヶ月分として)年収700万円:手取り月収36万円程度(賞与2回、一回あたり1.5ヶ月分として)年収1000万円:手取り月収45万円程度(賞与2回、一回あたり2ヶ月分として)日本は年収が高いほどに税金(税率)が高くなる「累進課税」制度なので、思った以上に変わらないと感じるかもしれませんね。とは言え、月収が10万円ほど違えば大違いと感じる方も多いでしょう。ひとまず、欲しい月収に合わせた年収を目標にして、これから励んでいって頂けますと幸いです。一人暮らしなら十分な余裕を感じるかも?一概には言えませんが一般的な感覚では、手取り月収30万円を超えると相応に余裕を感じられる方が多いと言えます。年収700万円なら、ボーナス一回あたり54万円も入りますから、尚更かもしれません。少なくとも、一人暮らしなら十分な余裕を感じられるでしょう。もっとも、だからこそ年収700万円は「生活レベルの桁が上がりやすい年収」とも言えてしまいます。たまの贅沢ならともかく、日常的な支出には注意することをプロとしておすすめしたいですね。年収700万円の生活レベルは高い部類……?さらに、年収700万円の方の生活レベルについてお伝えします。知るぽると(金融広報中央委員会)の平成30年「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収500~750万円の方の貯金額は以下の通りです。[adsense_middle]年収500~750万円の【単身者】の貯金額中央値…800万円1500万円以上…36.8%700万円以上…16.2%700万円未満…22%100万円未満…21%年収500~750万円の【既婚者】の貯金額中央値…827万円1500万円以上…31.1%700万円以上…22.3%700万円未満…26.6%100万円未満…15.9%何となくお気づきでしょうが、実は年収700万円あたりになると、単身でも既婚でも生活レベルが変わりにくくなります。簡単に言えば、年収が高いからこそ贅沢生活する人もいれば、年収は高いけど節約を意識する人もいるというわけです。それが半々くらいと言えるかもしれません。ひとまず貯金をすると仮定するなら、手取りが36万円ならば、月25~30万円程度を使う方が多いでしょうか。貯金をしないなら……未来を覚悟しておきましょう。仕事や職業で「時間の価値」が変わる頃年収が高いほどに金銭的な余裕がある反面、多忙なものです。これは経営者なら当然に、会社員でも変わりません。年収700万円は仕事や職業によるものの、まさにそんな多忙を感じる頃合いと言えます。つまり、様々な「手間を省くサービス」を利用しがちな年収です。タクシー、クリーニング、出前、家政婦……あなたなら、生活のどこを省きますか?言ってみれば「時間の価値」が変わり、時間をお金で買うようになるため、意外と金銭的にも余裕が少ないことも多いと言えます。「年収が高い」ことへの意外な盲点かもしれません。年収700万円でも貯金を意識した生活レベルを!ここからは、年収700万円の場合のポイントをお伝えします。まずは「節約」です。700万円は確かに高水準の年収ですが、無計画に使っても十分に貯まるような年収でもありません。むしろ、相応に高水準の年収だからこそ「過度な安心感」を持ちがちなので注意が必要です。あなたは、将来的にいくらの貯金があれば大丈夫でしょうか?仮に60歳時点で2000万円必要とすれば、あなたが40歳なら年100万円の貯金が必要です。ボーナス全額を貯金すれば足りますが、さらに貯金が必要ならもっと生活費を削る必要がありますね。一般的に年収が高いほどに、将来的に必要な貯金額も増える傾向です。気が緩みがちな年収だからこそ、将来的に必要な貯金を意識した生活レベルを保つことをおすすめします。家賃や子供は少し違えば大幅に変わってくる目先で気を付けたいのは、やはり「子供と家賃」でしょうか。毎月の負担も大きく、しかも簡単には支出も下げられません。子供は一人違うだけで平均すると月6万円程度も変わりますし、家賃も年収が高いからこそ3~5万円ほど違うことも多いですからね。2つ合わせれば、それだけで月10万円程度、20年で2000万円程度も違ってきます。先ほどの通り、年収700万円でも2割程度の方は貯金がありません。くれぐれもご注意下さい。年収700万円は税金の税率が変わる境目!また「税金」もポイントと言えます。日本の税金は年収が高くなるほどに所得税の税率も高まりますが、その税率の変わり目が約700万円です。具体的には以下の通りになります。年収と課税所得金額は違いますが、税金を意識しはじめるべき年収という点では変わりません。そして課税所得金額が695万円を超えれば税率が上がりますから、超えないように「節税」も意識すべきとも言えます。会社員でもできる節税は色々ありますからね。年収700万円でも、会社員なら税金を意識したことがない方も多いので、尚更です。節税は、脱税とは違って国も認めている税金対策ですから、ぜひ積極的に動いていきましょう。世帯年収700万円でも境目になりがちかも?先ほどの表で気づいた方もいるでしょうが、税率は330万円でも変わります。そして700万円を世帯年収として夫婦二人で達成している場合、350万円×2ということも多いです。少し節税できれば税率を半分にできるかもしれません。そういう意味でも、やはり年収700万円は一つの境目と言えます。一番無難な節税方法は「生命保険への加入」ですが、最近では「医療費控除の特例(薬の購入)」でも節税が可能です。ほんの少し下げられれば達成できる方は、ぜひ色々と検討してみましょう。年収700万円はボーナスカットや減額の始まり?ここからは、年収700万円の場合の注意点についてお伝えします。まずは「ボーナスカットや年収減額の可能性」には気を付けましょう。そもそも年収700万円とは大手企業に勤めている可能性が高いものの、今は大手でも雇用環境は極めて不安定なのが実情です。それに、何らかの削減においては「年齢や年収が高い人ほど」対象にされやすく、また削減される量も多いと言えます。とりわけ40歳を超えるとリストラの対象にもされやすいです。今は年収700万円でも、定年まで絶対的に700万円が維持されるわけではないと考えましょう。なお、仮に転職するとしても、一般的には年収が減る可能性も高いと言えます。また一般的には50歳頃を境に年収が頭打ち、時には役職定年ということもありますから、十分に注意しましょう。生活レベルは上げるほど簡単に落とせない!ボーナスカットなど年収下落への対処法は、当初から下がることも見込んだ「生活レベルの維持」が基本です。生活レベルは、上げるのは簡単ですが下げるのは簡単ではありませんからね。どこまで下がるか未知数でしょうが、まずは極力上げないようにすることが大切です。先ほど触れた通り、なまじ年収700万円とは「生活レベルを上げやすい水準」なので、尚更とも言えます。年収に見合った「計画性」というものを備え、年収が人生の幸せに役立つよう考えて使っていきましょう。[adsense_middle]年収700万円、30代と50代では全然違う!そして「残りの現役期間」には特に注意すべきと言えます。仮にまだ30代なら20年以上、年収700万円が入ってくる可能性がありますが、50代なら10年も残されていません。どんなに年収が高くても定年を迎えればリセットされます。その後は働けても年収300万円程度が関の山です。一方、30代なら教育費や住宅ローンなど、まだまだ今後も沢山のお金が必要になります。最近では50代でも教育費などが終わっていないことも多いですが、残額は少額でしょう。仮に終わっているのなら、あとは夫婦の老後資金や介護資金さえ用意できれば十分ということもありますが、足りないことも多いのが現実です。定年や老後生活というのは、一般的に50歳を過ぎてから考え出すことが多いものの、それでは手遅れということも多いと言えます。未来を見据え、少しでも早いうちから備え始めましょう。年収が高いほど、定年時の下落幅が大きい!実のところ年収700万円と年収350万円×2は、同じではありません。税率なども違いますが、一番は「定年時の下落率」です。年収700万円は簡単に年収300万円程度まで落ちますが、年収350万円なら250~300万円程度までしか落ちないことも多いと言えます。定年時の下落幅を考えると、むしろ年収が高いほど危険なのが実情です。中には年収の低い人を見て安心する人もいますが、年収の高さがアダとなることもありますから、冷静に未来を考えて行動しましょう。年収700万円の手取り・割合・生活レベルに関するまとめ筆者の感覚では、年収700万円は現代における「中流階級の中流層」です。つまり「一昔前の普通」かもしれません。ただ、現代の普通レベルは生涯安心していい水準ではなくなっています。他と比べてどうこうではなく、自分の場合はどうかで考え、未来を見据えながら幸せな人生を追求していきましょう。
2019年09月19日離婚によってシングルマザーになる女性は、経済的な面がいちばん気になるのではないでしょうか?自分の収入だけで子供と無事生活していけるのか、考えれば考えるほど不安になるものです。本記事では、シングルマザーの生活費がどれくらいなのかについて説明します。離婚するときには、必要な生活費を見積もり、生活費を確保する手段を考えておきましょう。離婚したら自分と子供でどれくらい生活費がかかる?厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果の概要」シングルマザー自身の労働による年収は平均200万円母子世帯の母の平均年間就労収入は200万円となっています。ちなみに、父子世帯の父の平均年間就労収入は398万円なので、シングルマザーが働いて得られる年収はシングルファーザーのほぼ半分ということです。シングルマザーの約半数は非正規雇用働いているシングルマザーのうち、正規の職員・従業員である人は44.2%、自営業の人は3.4%、パート・アルバイト等の人は43.8%です。約半数は非正規雇用と考えられるので、年収が少ないのもやむを得ないと言えます。実家暮らしでも「児童のいる世帯」の年収の約半分同居親族の収入を含めたシングルマザーの平均年間収入は348万円となっています。同居親族がいるシングルマザーのほとんどは、実家暮らしと考えられます。ちなみに、厚生労働省の「平成28年度国民生活基礎調査」によると、児童のいる世帯の平均年間所得は707.6万円です。実家暮らしのシングルマザーでも、子供のいる標準的な世帯の約半分の年収しかないことがわかります。シングルマザーの月収の内訳上記の調査結果から、シングルマザーの月収は約20万円、うち働いて得られる収入は約16万円と考えられます。シングルマザーの標準的な月収の内訳は、給料が16万円程度、養育費や手当が4万円程度ということです。養育費をもらっていても、生活していくにはギリギリの収入です。養育費が途絶えるようなことがあれば、直ちに生活が困窮することにもなってしまうでしょう。シングルマザーの貧困は社会問題にもなっています。離婚する前に、生活費を確保する手段については十分考えておきましょう。シングルマザーが毎月の収入を増やすにはどうすればいい?日本の多くのシングルマザーの収入は、必要な生活費を賄うにはギリギリの金額です。まずは、収入を増やす手段を考えましょう。[adsense_middle]養育費の取り決めをして確実に受け取れるようにするシングルマザーは、離婚しても元夫に養育費を請求できます。養育費をもらえば毎月の収入を増やせます。「平成28年度全国ひとり親世帯等調査」によると、養育費を「現在も受けている」と答えたシングルマザーは24.3%となっており、4人に1人しか養育費を受け取っていません。養育費は離婚時に取り決めしていなくても請求できます。家庭裁判所に養育費請求調停を申し立てることも可能なので、あきらめないで請求しましょう。勤労収入を増やす自分で働いて得られる収入を増やすことも大事です。パートやアルバイトの場合には、正規雇用で働けないかを考えてみましょう。手取りが減っても正社員の方がいい?「社会保険料などで手取りが減るよりも、バイトをかけもちした方がいい」という人もいますが、正規雇用なら急に解雇になるようなリスクもなく、長く安定して働けます。また、社会保険に加入できれば、病気やケガで長期間仕事を休んでも傷病手当金が出ます。こうした制度があることが、1人で子供を育てるシングルマザーにとって大きな安心感になります。収入が増えて手当をもらえなくなったら困る?年収が増えると児童扶養手当の金額は減ってしまい、ゼロになることもあります。ですが、手当をもらうために収入調整をするのはあまりおすすめではありません。児童扶養手当は子供が18歳までしかもらえないので、いずれはなくなります。手当が出なくなってから給料の良い仕事を探そうとしても、年齢的に難しくなってしまうことがあります。手当に頼らなくてもすむよう、早いうちに自分で稼げる手段を確保しておきましょう。シングルマザーが生活費を上手にやりくりするコツは?収入を増やしながら生活費を節約することで、生活に余裕が生まれます。シングルマザーが生活費をやりくりするコツをご紹介します。献立はシンプルにかかる生活費を抑えるために、節約を心がけることが大切です。生活費の中で節約しやすいのが食費ですが、食費を節約するポイントは安い食材ばかりを買うことではなく、献立をシンプルにすることです。毎日の献立をごはんとお味噌汁を基本に考えましょう。ごはんは、まとめて炊いてから小分けして冷凍庫に保存しておくと便利です。ごはんの友として漬物や常備菜も用意しておきましょう。お味噌汁に旬の野菜を使えば、食材費も安く抑えられ、バランスのとれた食事ができます。もう一品おかずを用意するなら、焼くだけの魚やお惣菜を活用すれば手間もかかりません。家計簿をつけてお金を管理お金の不安のほとんどは、お金が足りないのではなく、お金の管理ができていないことから生じます。今月いくら入ってきていくら出て行くのか、今手元にいくらあるのか、こうしたことが常に目に見える形になっていれば、上手にやりくりして乗り切ることができます。お金の管理をきちんとするためには、家計簿をつけることが必須です。家計簿アプリを利用すれば、面倒な計算も不要で手軽に家計簿がつけられます。自分の使いやすいものを探して試してみましょう。シングルマザーに必要な生活費に関するまとめシングルマザーになるなら、生活費を確保するために自分で働いて安定した収入を得ることを目指しましょう。元夫と養育費の取り決めをしておくことも大事です。生活費については、平均的な金額を基準に考えるのではなく、自分の家庭でどれだけ必要なのかを基準にするべきです。支出を正確に把握するためにも家計簿をつけるようにしましょう。
2019年09月18日今年の夏に、金融庁ワーキンググループ報告書から「老後資金2000万円不足」という衝撃的な内容が発表されました。しかし、あの資料を全て読んでみると、実は2000万円足りないとされるモデルケースはごく一部であり、実際のご家庭の状況により更に老後資金不足が発生する場合もあります。とはいえ、既に退職後で年金収入のみの世帯の方や間もなく定年を迎える年齢の方は、これから貯金を準備するにも限界があるのではないでしょうか。本記事では、少しでも老後を安心して生活するための理想的な資産や貯める方法についていくつか案内していきます。世帯別平均貯金額老後資金対策としてご自身で貯金を始める前に、一つの目安として「世の中の人はどれくらい貯金をしているのか」を知りたい方は多くいらっしゃいます。ここからは、独身(単身者)と夫婦世帯に分けて参考となるデータを紹介します。単身世帯と夫婦世帯のデータ引用先はそれぞれ別ではありますが、いずれもWeb上で簡単に閲覧することができます。ここでは要点のみをまとめて紹介しますが、詳細について興味を持たれた方は是非それぞれのホームページで詳細をご確認ください。独身(単身世帯)単身世帯の方の貯金に関するデータは、金融広報中央委員会ホームページ内「家計の金融行動に関する世論調査・単身世帯調査」を参考に、以下にポイントをまとめます。年齢が若いほど預貯金や資産を持っていない割合が高い(約半数近くの単身者が貯金ゼロ)。特に20代の半数以上は貯金がない状態である。貯金をしている人の金融商品構成をみると、45%程度が銀行預金(定期預金も含む)である。次点で、有価証券(債券・株式・投資新信託)で30%程度である。夫婦(二人以上の世帯)2人以上の世帯(夫婦・家族)の貯金額に関するデータは、総務省統計局のホームページ内・家計調査年報「世帯属性別に見た貯蓄・負債の状況」より、重要部分を抽出して以下にポイントをまとめます。年間収入の1.5~2倍の額を資産として保有している世帯が多い。貯金の内、預貯金(定期性・通貨性含む)が約6割である。次点で生命保険による貯金で約2割である。住宅ローンを保有しながらも貯金をしている世帯が多い。現役世代は負債も多いが貯蓄も多い現役世代(30~40代)は、いわゆる「働き盛り」と言われる世代で、職場で昇進することで大きく収入が伸びたり、同時にマイホーム購入もこの時期にされる方が多いです。家族世帯の場合で考えるとお子様の教育費もかかる時期ですが、この働き盛りの時期は住宅ローン返済と教育費を支払うだけの十分な収入があるということです。更に、この現役世代の方は貯金や資産運用にも興味が高い方が多く、少しでも増やしたいと考える方が多いようです。やりくり上手の方は、やはり家計簿をキッチリつけていらっしゃいます。何も工夫せずに、なんとなくお金が貯まっている方の方が少ないのではないでしょうか。従来のノートタイプの家計簿で管理する方法もありますが、最近ではご自身のパソコンでエクセル家計簿で管理する方も増えてきました。もっと手軽な方法として、スマートフォンの家計簿アプリを利用し、買い物した直後にレシートを撮影して記録に残す等、続けやすい工夫がされているものもあります。貯金への第一歩として、是非家計簿にチャレンジしてみませんか?年間貯蓄額の目標を決めるコツここまでで、世の中の平均値を知ることができました。ここからはご自身に置き換えて、より具体的に貯蓄するイメージを高めていきましょう。既に預貯金をお持ちの方は、ここから更に上乗せして効率よく資産を増やすためにはどうしたらよいかを考えていきましょう。[adsense_middle]500円玉貯金は有効?貯金を始める際に、例えば貯金箱に500円玉貯金をするのも一つの方法です。ここで一つポイントがあります。簡単に開かない貯金箱を使い「貯金箱が満タンになるまで絶対に開けない!」と決めて、500円玉貯金をするならとても効果があると思います。しかし、いつでも取り出せる状態の容器に500円玉を集めておくと、ついつい財布の中身が心もとない時に、貯めてある500円から拝借する方もいらっしゃいます。そのような状態で続けても、いつまでに、いくら貯まるか先が見えません。他にも貯金や資産運用を取り入れている方がゲーム感覚で行う分には結構ですが、預貯金が少ない方の500円玉貯金はあまり効果がないと言えます。貯金は目的とゴールを決めてはじめようこの「500円玉貯金」の例で何が問題かというと、「何のために貯めているか(目的)」や「いつまでに貯めたいか(期間)」がハッキリしないことでなかなか貯まらないと考えられます。また、一番大きな問題として「いつでも自由に使える状態で貯金をしていること」があります。これを基にして、失敗しない貯金をするためにはどうしたらよいか以下のことがポイントになります。目標をはっきり持つ貯金をしよう。(何のために)いつまでに貯めるかゴールを決めよう。(いつまでに)安全・確実な方法で貯めよう。(自由に取り出せない方が良い)この3つのポイントを軸にしておくと、現金の預貯金だけでなく、他の資産運用商品を選ぶ際の目安にもなります。効率的な資産運用の手法各世帯における平均の貯金額や内容、貯金する際に心がげるべき3つのポイントについて紹介してきました。ここからは具体的に老後対策としてどのような方法・対策をとればベストなのかをまとめていきます。「資産」と「資金」という言葉は、なんとなく同じようなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。実はこの二つは大きな違いがあります。「資産」とは、預貯金、不動産、債券など全ての資産を指します。一方「資金」とは資産の内の「お金」のみを指します。つまり「資産運用」というと、現金だけでの運用ではなく、不動産や債券などのあらゆる金融商品を用いて運用して増やすことです。資産運用を始める年齢がポイント貯金は、もちろんスタートが早ければ早いほど多く貯まります。ただし20代~40代にかけては、人生の中でのイベントが集中している時期でもあり、お金を貯めたくても必要かつやむを得ない出費に追われることもあります。結婚し家族が増えると、ご自身の意思だけで自由に貯金をすることも適わない場合もあります。老後のためにコツコツ貯金は優れもの現在独身の方は、なるべく少額でもよいので「先取貯金」、しかも積立タイプのものを始めてみませんか?数千円でも構いません、結婚した後も継続できるくらいの額でコツコツ貯めてみましょう。以下は、その一例です。これは、金利などは一切加味していません。月2000円でもコツコツ継続すればこのような大きなお金になります。老後資金として、約91万円のまとまった資金があれば大変心強いものとなります。年代別・理想的な資産作りはコレ今現在お勤め中の方(現役世代)と、既に退職後で年金が主な収入源である方が、同じ手法で資産運用をしてはいけません。資産運用を行う上での大きな違いは「元本の保証性と安定性」です。現役世代は、万が一資産運用で損益がでてしまったとしても、それを取り戻すだけの収入と期間があります。一方年金世代の方が損益を出してしまった場合、収入は一定の額の年金のみであり、それでも足りない場合は、これまでの預貯金から補わなければいけません。しかし、年金世代の方の年金や預貯金は生活費としての重要な意味のあるお金ですから、資産運用での損益を埋めるために使っては本末転倒です。ここからは、年代別にどのようなことに留意しながら老後資産について検討したらよいのか具体的に解説していきます。[adsense_middle]現役世代の方へオススメ現役世代の方は定年まで十分に時間がありますので、少々リスクがあってもリターンの見込める商品であれば積極的に取り入れると良いでしょう。ただし、資産運用の基本である「分散投資」は忘れないでください。つまり、ひとつの金融商品だけで運用を図るのではなく、複数の金融商品に分けて運用することで万が一のリスクを分散することができます。また、FXなどの専門知識が必要かつリスクが高い金融商品に関しては、よほど余裕資金がある場合や普段から専門性の高い金融商品のやりとりに慣れている方以外は取り入れない方が賢明です。老後資金対策として以下の資産運用商品は優先的に取り入れましょう。NISA(不動産投資信託や海外債券も取り入れると良い)つみたてNISAiDeCo給与天引きで確実に貯めよう貯金が苦手な方、ついつい引き出してしまう方は「財形貯蓄制度・社内預金制度」を利用してみましょう。また、個人年金保険は貯蓄性の高い保険商品ですが、保険料として毎月(または毎年)自動的に引き落としされますので、ご自身でお金を分けなくても勝手に貯蓄ができます。是非積極的に利用してみてください。財形貯蓄は、会社員の現役世代の方のみが利用できる特権です。勤務先の規約に従って、ご自身で決めた一定の額を給与天引きという確実な方法で先取貯金する制度です。また、この制度の利点として「引き出す際に時間と手間がかかること」が挙げられます。銀行預金の様にATMでいつでもピッと現金を引き出せるものではなく、所定の用紙に引き出したい額などを記載し、担当部署へ届けを出してから承認を経て数日後に振り込まれますから非常に手間がかかります。自由に引き出せない特性を逆手にとって上手に貯金しましょう。退職間近の方・退職後の方へオススメ退職間近の方、及び、既に退職され年金が主な収入源となっている方は、今お持ちの預貯金や、新たに資産運用を始めるにあたって元本を守ることを第一に考え、その中で少しでも増やす工夫をしていきましょう。また、ご自身やご家族の万が一の際に、すぐに引き出して活用できる流動資金としても使える自在性の高い運用方法なら、より安心です。以下の資産運用商品は元本の保証性が高い商品で、退職前後の方にオススメです。国債円定期預金NISA(元本の保証性の高い商品やバランス型商品を選ぶと安心)バランス型商品の特性NISAにおけるバランス型商品とは、なにか一つの資産に対して投資をするのではなく、国内や海外の株式・債券・REIT(不動産投資)などを複数合わせて一つの商品にしているものです。バランス型商品のメリットとしては、金融の知識が全くなくても大丈夫ということです。なぜならバランス型商品では、すでに資産運用の基本である「分散投資」の原理が働いているからです。国内と海外という「地域の分散」もできており、債券や株式も全く同じように価格が推移するものではありませんから、バランス型商品の中でお互いのメリット・デメリットを補い合うことにより、極力損を出さない作りになっています。貯金500万円から考える、老後資産と貯金方法についてのまとめいかがでしたか。老後資金対策は、少ない額ずつでも良いので一日でも早くスタートするに越したことはありません。その際、スタートする年代で対策や手法を変えることでより効果が上がります。世の中にはいろいろな貯蓄性金融商品がありますが、ご自身の年齢やライフスタイルではどの商品を選ぶと効果的であるか等も検討しながら選んでみてください。もちろん無理は禁物です。収入と支出のバランスを見ながら、無駄を省き節約を心がけ、無理なくコツコツ実践していきましょう。
2019年09月17日老後資金2,000万円が不足する問題のニュースが金融庁から発表されたことをきっかけに、将来の老後資金や年金破綻の懸念が多くの人の頭をよぎりました。政府(国家)は、この金融庁の発表について誤りだと指摘したものの、次いで経済産業省では老後資金が3,000万円不足するといった発表をした経緯もあり、どの情報が正しいのか、わけが分からなくなっている人も多いのではないでしょうか。そこで本ページでは、これらの内、年金破綻に焦点を当て、FP目線の考えを紹介していきたいと思います。将来、日本の年金制度が破綻する可能性はあるのか現状においても、支給される年金が少ないという多くの声が上がっている中で、これまで以上に将来の年金支給金額が減少することは、若年者の老後生活は相当厳しいものになると予測する考えとつじつまが合うのではないでしょうか。当初、100年安心と言われた年金制度の定義は一体どうなってしまったのか、首をかしげたくなります。消費税の増税によって、すべての国民が支出に対して負担増になる消費税の税率が10%に増加することによって、今後すべての国民は支出に対する負担増が強いられることになりますが、消費税が10%に上がる前の時点で、10%の消費税率が終わりではないといった議論がなされたことがニュースになりました。つまり、若年者が老後年金生活を迎える時には消費税がさらに多くなることも十分予測でき、そのようになりますと、現在よりもなお将来の老後生活は相当厳しいものになるでしょう。自助努力による老後資金対策が左右する時代年金制度が破綻する可能性が極めて低いと考える理由を紹介しましたが、やはりこれからの老後資金や老後生活を考えていく上で重要なのは、自助努力による老後資金対策になると言えます。現在高齢者の方々が現役世代であった時代のように、お金を預金へ預け入れていれば多くの利息を得られる時代ではなくなっており、預金でお金を寝かせておく時間的なロスは避ける必要があります。では、老後資金対策は、どのように行うのが良いのでしょう。[adsense_middle]個人型確定拠出年金(iDeCo)を活用した老後資金対策個人型確定拠出年金(iDeCo)は、預金・保険・投資信託といった金融商品を自由に組み合わせて自ら資産運用をするもので、まとまった老後生活資金を節税しながら準備することができる私的年金制度のことです。個人型確定拠出年金(iDeCo)は、現状まとまった老後資金を準備するには極めて優良な制度と言えます。つみたてNISAを活用した老後資金対策つみたてNISAは、2018年(平成30年)1月から新たに始まった少額投資非課税制度のことで、金融庁が指定した投資信託またはETF(上場投資信託)を毎月一定金額ずつ買付して資産形成する方法です。つみたてNISAは、まとまったお金が手元になくても少額から始められる特徴があり、無理なく老後資金の準備をしやすいメリットがあります。小規模企業共済を活用した老後資金対策小規模企業共済とは、経営者や会社役員の方などが、廃業や退職時の生活資金のために積み立てる制度のことを言い、会社員や公務員で言うところの退職金制度です。小規模企業共済は先に紹介したiDeCoやつみたてNISAと異なり、基本的に誰でも加入できるものではなく、加入対象が限られているものの、小規模企業共済を老後資金対策として活用できることは確かです。小規模企業共済の詳細については、以下、中小機構のWEBサイトを見て確認されてみることをおすすめします。年金制度の破綻や崩壊、経済の低迷を考えるよりも自助努力をする方が賢明年金制度の破綻や崩壊、経済の低迷を私たち一個人が考えても、残念ながら自分自身の老後生活が豊かになることはありません。これまで以上に厳しい老後生活が強いられることが十分予測できる中で賢明なのは、やはり、先に紹介した制度を賢く活用した自助努力に尽きると筆者は考えます。国が国民に対して、老後生活は自分自身で準備してといった丸投げの批判も多いものの、不満を言っても何も変わらないわけであり、自分や家族は自分たちで守る考えを持つことがこれからの時代に必要なことと言えそうです。年金制度の繰上げ受給についても知っておこう現在、国民年金や厚生年金は原則として65歳から支給されることになっておりますが、65歳になる前に年金を受給することもでき、これを年金の繰上げ受給と言います。繰上げ受給には、全部繰上げと一部繰上げの2つの方法が設けられているものの、いずれの繰上げ受給を行ったとしても、本来ならば65歳から支給されるはずであった年金額よりも少なくなってしまう点に要注意です。繰上げ受給した年金は一生変更できない仮に、年金を繰上げ受給するための手続きを行い、実際に年金の支給を受けた場合、以後死亡するまでに支給され続ける年金額は減額され続けた金額となり、一生変更することはできません。繰上げ受給をした場合、長生きをすることでトータルの受取年金が少なくなる、障害年金や遺族年金といった他の年金の支給などに大きな弊害を生じさせるデメリットもあるため、繰上げ受給の請求は慎重に検討をする必要があります。なお、年金の繰上げ受給における注意点については、以下、日本年金機構のWEBサイトで詳しく解説されております。年金破綻の可能性に関するまとめ年金破綻の可能性は極めて低いと思われる一方、年金破綻の防止策として、若年者が将来支給される年金額は現在よりもさらに少なくなると見積もっておくのが無難でしょう。また、消費税の増税など負担の強いられる要素が様々なところで発生する懸念も考慮しますと、若年者の方はもちろん、老後生活に不安のある人は早急な対策が求められることになります。ご自身の懐具合と将来を考慮し、貯蓄・資産運用などできるところから始める必要があると言えます。
2019年09月15日シングルマザーになると、お金の面が特に心配です。貯金したいけれど、毎月の生活がギリギリで難しいという人も多いのではないでしょうか?今回は、シングルマザーの平均貯金額や必要な貯金額、シングルマザーが無理なく貯金する方法について説明しますので、参考にしていただければ幸いです。シングルマザーの平均貯蓄額はどれくらい?厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査の概況各種世帯の所得等の状況」シングルマザーの平均貯蓄額は327万円平成28年度国民生活基礎調査によると、全世帯で見たときの1世帯当たりの平均貯蓄額は約1,032万円です。一方、母子世帯に限った場合には、平均貯蓄額は約327万円となっています。母子世帯以外の児童がいる世帯の平均貯蓄額を見ても約680万円なので、母子世帯の貯蓄額だけが極端に少ないことがわかります。また、貯蓄がある母子世帯では、貯蓄額50万円未満と答えた世帯の割合が14.4%といちばん多くなっています。平均貯蓄額は300万円を超えていても、一部の人が平均を押し上げているだけで、実際にはわずかの貯金しかないシングルマザーが多いことが窺えます。シングルマザーが子育てするために貯金はどれくらい必要?文部科学省「平成28年度子供の学習費調査調査結果の概要」大学4年間でかかる費用は600万円超!教育費の負担が特に大きくなるのは、大学・専門学校等に進学するときです。大学等の入学時には、まとまった費用がかかります。日本政策金融公庫の平成30年度「教育費負担の実態調査」によると、大学入学時にかかったお金は平均で88.4万円です。学校の種類別では、国公立80.1万円、私立文系90.4万円、私立理系85.5万円となっています。また、大学在学中1年間にかかる費用(授業料、施設費、通学費、書籍購入費などを含む)は平均で約156.9万円です。学校の種類別では、国公立114.8万円、私立文系160.1万円、私立理系185.3万円で、平均では約157万円となっています。つまり、子供を大学に進学させるとなると、トータルで1人あたり少なくとも600万円程度、多ければ1000万円以上かかることもあります。進学費用を準備するために貯金しておくのがおすすめ高校までにかかる費用は月々の生活費から出すこともできるかもしれません。しかし、大学や専門学校の進学費用を準備するとなると、貯金があった方が安心です。経済的な事情で進学を諦めるのではなく、子供に学ぶ意欲があるのなら進学を前向きに検討しましょう。進学費用がどうしても用意できない場合には、奨学金や教育ローンという手段もあります。ですが、借金はできるだけ少なくした方がいいですから、目標額を決めて貯金しておきましょう。シングルマザーが貯金を増やすための工夫シングルマザーになったら、自分が働いて得た収入で生活していくことを目指しましょう。それ以外で入ってくるお金を貯金に回すだけでも、目標額を貯金できることがあります。[adsense_middle]シングルマザーに合った貯金の仕方とは?シングルマザーの場合、自分の勤労収入以外に、手当や養育費をもらっていることが多いと思います。シングルマザーが無理なく貯金するには、手当や養育費をそのまま貯金に回すのがおすすめの方法です。手当は毎月振り込まれるわけではない児童手当は中学生以下の子供がいる家庭に支給される手当、児童扶養手当は高校生以下の子供がいるひとり親家庭に支給される手当です。これらの手当は、毎月入金されるものではありません。児童手当は4か月に1回、児童扶養手当は2か月に1回(令和元年11月以降)、まとめて振り込まれる形になります。たとえば、児童手当を月1万円、児童扶養手当を月3万円もらえるシングルマザーなら、毎月4万円の手当収入があることになります。しかし、実際には毎月4万円入金されるわけではありません。つまり、手当を収入に含めて考えてしまうと、入金される月と入金されない月があるので、管理が難しくなってしまいます。養育費が急に入金されなくなる可能性もある養育費は、毎月振り込む形で取り決めしているケースがほとんどでしょう。ですが、養育費は必ず入金されるとは限りません。元夫側の事情で急に入金が途絶える可能性もあります。養育費が入金されなくなっても、督促すれば払ってもらえることはあるでしょう。公正証書などがあれば給与差押して養育費を回収することもできますし、家庭裁判所に養育費請求調停を起こすこともできます。しかし、いずれにしろお金を回収するまでに時間がかかってしまいます。月々の生活費は自分の勤労収入で賄い手当や養育費は貯金するシングルマザーが生活設計をするときには、手当や養育費はないものと仮定し、月々かかる費用は自分の勤労収入だけでやりくりするのがおすすめです。毎月の生活がギリギリでも、手当や養育費を全額貯金に回すことができれば、それなりの金額を貯金できます。たとえば、1か月あたり児童手当1万円、児童扶養手当2万円、養育費4万円をもらっているシングルマザーの場合、手当と養育費をすべて貯金に回すと、年間で84万円貯金できます。さらに、ボーナスなどを貯金に回せば、年間100万以上貯金することも可能になるでしょう。シングルマザーがお得に貯金できる制度もある!貯金をすると利子(利息)が付きますが、利子には20.315%の税金が課税されるので、実際には税金を差し引きした分しか増えません。今はただでさえ金利が低いので、税金まで差し引かれると、利子は本当に微々たるものになってしまいます。シングルマザーの場合、預貯金の利子を非課税にできる少額貯蓄非課税制度(マル優)を利用できることがあります。マル優を利用できるのは児童扶養手当をもらっているシングルマザーに限られますが、元本350万円まで利子非課税の恩恵を受けられます。シングルマザーなら金利がUPする貯金も!ゆうちょ銀行の「ニュー福祉定期貯金」は、ゆうちょ銀行の通常の定期貯金(1年もの)の金利に0.10%上乗せした金利が適用されるお得な貯金です。遺族年金や障害年金の受給者のほか、児童扶養手当をもらっているシングルマザーもニュー福祉定期貯金の対象者になります。ニュー福祉定期貯金とマル優を組み合わせると、利息を増やせる上に非課税にもできるため、二重にお得になります。シングルマザーが貯金するには毎月の収入を増やすことも必要自分の収入だけでは生活していけないようなら、貯金も当然できません。シングルマザーになったら収入を増やすことも考えましょう。[adsense_middle]バイトのかけもちでは安心できないシングルマザーの中にはアルバイトやパートで働いている人も多いでしょう。貯金ができるほどの十分な収入が得られない場合、アルバイトをかけもちすることを考えるかもしれません。しかし、アルバイトのかけもちは体力的にもきつい上に、子供と過ごす時間も減ってしまいます。また、時給を稼ぐためだけに職種を選ばずバイトを組み合わせても、将来につながるスキルが身につかないことがあります。子供が小さい間は、時間的な制約からアルバイトでしか働けないこともあるかもしれません。いずれは正社員で長期の勤務ができるよう、スキルの身につく仕事を選ぶことが大切です。正社員プラス副業という方法を検討アルバイトの場合、急に解雇になるようなリスクもあります。長い目で見ると社会保険にも加入しておくのが安心です。シングルマザーも、できるだけ正社員で働くことを考えた方がよいでしょう。年齢が上がるほど、正社員では雇ってもらいにくくなります。特に20代~30代のシングルマザーは、早めに正社員の仕事を確保しておくことを考えましょう。今は副業OKの会社が増えたので、給料が安く貯金ができない場合でも、副業して収入を増やす方法があります。どんな副業を選んだらいい?副業をするなら、できるだけ自分の好きなこと、興味のあることをやってみましょう。好きなことなら長く続けられます。子供が小さいシングルマザーの場合、在宅でできる仕事や、自分のペースでできる仕事がおすすめです。たとえば、自分の特技を誰かに教える、手作りのものを売ってみる、不用品をフリマアプリで売ってみる、インターネットのアンケート・モニターサイトに登録してみる、クラウドソーシングサイトで記事作成の案件に応募してみる…など、たとえわずかでも、本業以外でお金を得る経験をしてみましょう。それをきっかけに広がっていくこともあります。シングルマザーの貯金に関するまとめシングルマザーの場合、まずは貯金できる家計にすることが大事です。毎月安定した収入が得られる仕事を確保することを考えましょう。手当や養育費は貯金に回し、自分の勤労収入だけで暮らせるように生活設計するのがおすすめです。
2019年09月14日年金は、将来の老後生活を考える上で欠かすことができない重要なお金です。しかしながら、将来支給される年金の見込み額は、これまで支給されてきた平均的な年金額よりもさらに少なくなることが予測されており、会社員(サラリーマン)や自営業者をはじめ、夫婦共働き世帯にとっては関心の高い問題だと思われます。そこで本記事では、将来の年金はいくらもらえるのかについて、ポイントや考え方について紹介していきます。年金がいくらもらえるのかを知る前に受給資格期間を要チェック上記は、平成31年度に50歳未満の人に対して送付されるねんきん定期便の例となりますが、裏面の受給資格期間(赤枠箇所)が120月(10年)以上になっていれば、将来年金の支給が受けられる受給資格期間を満たしていると確認することができます。なお、こちらは参考情報となりますが、ねんきん定期便を破棄や紛失した場合などで、古いものしかないといった人もおられる可能性も考慮し、平成30年度分の書式が違うものも紹介しておきます。年金の受給資格期間を満たせていない場合仮に、年金の受給資格期間を満たせていないことが確認できた場合、このまま放ったらかしておきますと、将来年金が1円たりとも支給されず、これまで支払ってきた年金保険料がすべて無駄になってしまいます。国民年金や厚生年金は、将来、どのくらいもらえるのか将来いくらくらい年金がもらえるのかは、ねんきん定期便の裏面にある、これまでの加入実績に応じた年金額(赤枠部分)を見ることで確認できます。なお、ここで言う年金の加入実績に応じた年金額とは、65歳から支給される現在の年額であり、たとえば30歳の方であれば、今30歳の方が年金の支給を受けた場合に1年間で支給される年金額といったイメージになります。国民年金と厚生年金は、基本的に併給される前項で解説したねんきん定期便にある、これまでの加入実績に応じた年金額に記載されている(1)老齢基礎年金は、国民年金から支給される年金のことを指し、(2)老齢厚生年金は厚生年金から支給される年金のことを指しています。このように、国民年金と厚生年金は年金の履歴によってそれぞれ計算され、どちらの年金も一緒に支給が受けられることになるのですが、これを併給(へいきゅう)と言います。年金の支給は、原則として偶数月の15日に2ヶ月分まとめて支給されるこちらは参考情報となりますが、原則として65歳から支給される年金は、偶数月の15日に前月と前々月分の2ヶ月分がまとめて支給される仕組みになっています。たとえば、10月15日に30万円の年金が口座へ振り込まれたとした場合、年金の内訳は、8月分15万円、9月分15万円といったイメージです。このような年金制度の仕組上、仮に年金の支給を受けている人が死亡した場合、必ず未支給の年金が発生することになるため、遺族の方は、この未支給の年金を請求してもらい忘れのないように心がけておきたいものです。年金の繰上げ受給について減額された年金は生涯に渡って受け取ることになり、65歳以降も減額された年金額が戻ることはないため、繰上げ受給の請求は慎重に行う必要があります。繰上げ受給をすると国民年金と厚生年金の両方の年金額が減額される本記事中において、国民年金と厚生年金は基本的に併給され、どちらの年金も支給されることを紹介しましたが、繰上げ受給をすると国民年金と厚生年金の両方の年金額が減額されます。前項の解説の通り、減額された年金額が元に戻ることは一生ないため、国民年金と厚生年金の両方の年金額が減額される影響は、長い目で見るとかなり大きなデメリットになってしまいます。なお、一度繰上げ請求した後に取消しをすることはできないため、解説が重複しますが、繰上げ受給の請求は慎重に行う必要があります。繰上げ受給をして長生きすると、損をする自分は何歳まで生きるのか誰にも分かりませんが、仮に繰上げ受給をして長生きすると、65歳から年金の支給を受けた場合に比べて損をしてしまうデメリットが生じます。なお、参考までに、年金を繰上げ請求した場合と繰上げ請求しなかった場合における受給総額が同額となる年齢を紹介しておきます。繰上げ請求した年齢60歳の場合:76歳8ヶ月繰上げ請求した年齢61歳の場合:77歳8ヶ月繰上げ請求した年齢62歳の場合:78歳8ヶ月繰上げ請求した年齢63歳の場合:79歳8ヶ月繰上げ請求した年齢64歳の場合:80歳8ヶ月たとえば、繰上げ請求した年齢が60歳の場合で、76歳8ヶ月を超えて長生きした場合は、65歳から年金の受給を受けていた方が得であるといった見方になります。障害年金や遺族年金の支給に影響が生じる場合がある障害年金や遺族年金は、65歳から支給される老齢年金に比べて支給金額が多く、受給者にとって有利になる場合がほとんどですが、繰上げ受給をした場合、障害年金や遺族年金の支給に影響が生じるデメリットがあります。ざっくり言ってしまいますと、障害年金や遺族年金の支給を受けられる条件を満たしていたとしても、繰上げ受給をしたことによって、これらの年金の支給が受けられないことがあるということです。一般的に考えますと、デメリットは大きくなると言えます。繰上げ受給をする前は、年金事務所や専門家へ相談するのが望ましい年金の繰上げ受給は、年金が早くもらえるメリットがあるものの、それ以上のデメリットが極めて多いことが分かりました。実際のところ、先に紹介したデメリットのほかにも、専門的なデメリットが多数あるため、仮に年金の繰上げ受給を検討している方は、年金事務所や専門家である社会保険労務士などへ相談するのが望ましいと言えます。将来いくら年金がもらえるかを知るには将来もらえる年金額がいくらなのかをより正確に知るためには、毎年、誕生月になると郵送されるねんきん定期便を確認したり、ねんきんネットを活用するのが確実です。なぜならば、国民年金の納付履歴、免除履歴、未納履歴や厚生年金を計算する上で必要な平均標準報酬月額、平均標準報酬額、年齢、性別などは、すべての方で異なるためです。そのため、ねんきん定期便やねんきんネットの見方や活用方法を知る方が、楽でより確実な方法だと言い切れます。
2019年09月14日こんにちは、婚活FP山本です。例えば婚活では誰もが「年収」を気にしますよね。しかし自分の給料なら、気にするのは「手取り金額」ではないでしょうか?また給料明細を見ると、よく分からない名目で色々と差し引かれており、これが一体何なのか不満や疑問を持っている方もいることでしょう。知らないままでは、余計な損をするかもしれません。そこで今回は、年収と手取り金額の関係、差し引かれる内容について詳しくお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。年収は「額面金額」「総支給額」の意味まずは、年収と手取り金額の関係の基本についてお伝えします。簡単に言えば、一般的にいう年収とは「額面金額」という意味です。給料明細などでは「総支給額」などと表示されています。そしてここから、色んなものを差し引かれた残額が「手取り」として、あなたの口座に振り込まれるわけです。付け加えれば、年収とは「給料」だけではありません。会社によって違うのですが、例えば「交通費」や「〇〇手当」など、名目はともかく「もらえるお金」は全て年収として考えます。また年収とは文字通り年間収入という意味なので、「賞与(ボーナス)」も対象です。ひとまず、「年収-色んなもの=手取り(年収)」という関係性は覚えておきましょう。健康保険などとは別に生命保険なども引かれる?「年収から差し引かれるもの」は、みんな一緒というわけではありません。例えば、差し引かれるものの一つは「税金」ですが、税金は個人の事情や家族構成で金額が変わります。また生命保険料や持ち株など、通常とは別に自主的に差し引く項目を増やすこともあるわけです。一方で健康保険など、おおよそ一律に差し引かれるものも混ざっています。だからこそ、「自分の場合は何がいくら差し引かれているのか」をしっかり理解しておくことが大切です。健康保険料などは「年収」で計算・算出される次に、基本的に差し引かれるものの一つである健康保険料についてお伝えします。簡単に言えば、健康保険料は「年収で金額が決まるお金」です。もう少し言えば、年収によって「標準報酬月額」というものが決まり、これによって当人の健康保険料が決まります。ただし、標準報酬月額は「都道府県」によって少しずつ違い、また「加入中の健康保険組合」によっても変わってくる数字です。さらに厳密に言えば、標準報酬月額を計算する時期によっても算出される数字が変わります。初心者には、少し難しいかもしれませんね。なお、同種の厚生年金保険料は、年収と加入中の基金によって金額が変わります。正確な数字はともかく、おおよその数字を自分で計算・算出してみると良いかもしれません。「事業主との関係」は、退職後に差を感じる?健康保険料や厚生年金保険料というのは、「事業主と折半」で支払います。このため、退職後は全額自己負担です。このような事業主との関係は、新卒で入社したなら折半が普通と考えがちですから、退職後に急に負担が重くなって差を感じる人が極めて多いと言えます。他に「雇用保険料」も必要ですが、これは事業の種類によって事業主との負担割合が違ってくるお金です。ひとまず、ちゃんと定められた割合通りに算出されているか計算してみるのも良いでしょう。給料には所得税・住民税という税金が発生するここからは、税金についてお伝えします。そもそも、日本においては「全ての利益」に対して税金が発生するのが基本です。給料にも賞与にも税金が発生します。会社員は少し仕組みが特殊なのですが、ともかく給料などには「所得税・住民税」という税金が必要と理解しましょう。税金計算の基本は、以下の通りになります。収入-経費=利益利益 × 税率=税額普段、何気なく引かれている税金は、このように計算されています。ただし、実は会社員が毎月支払っている税金は「ざっくりとした金額」です。このため、最終的に会社員は「年末調整」を通して、正確な税金額との差額を清算します。できれば、一度は自分の給与明細や源泉徴収票を元に「自分の所得税・住民税額」を計算してみると良いでしょう。まずは「給与所得控除」を理解・算出しよう税金というのは、計算方法も考え方も用語も独特です。何がこれに含まれるのか、含まれないかも内容次第でバラバラになっています。そういう意味で極めて複雑なのですが、それでも基本は先ほどの通りです。ひとまず、税金計算上の「利益」のことを「所得」と呼ぶ点を覚えておきましょう。また会社員の給料(年収)は「収入」に該当しますが、会社員は特別に「給与所得控除」という計算上の経費が認められています。給与所得控除の金額は、以下の通りです。収入から給与所得控除額を差し引いた金額が、あなたの「給与所得」になります。まずは、自分の年収と給与所得控除額を把握・理解し、自分の給与所得額を算出してみましょう。税金計算では同僚とも違いが発生する?収入から給与所得控除額を差し引いた金額が「給与所得」になるのですが、実はまだ、ここから「個別事情による経費」を差し引きます。個別事情による経費も差し引いた残額を「課税総所得金額」といい、この金額に税率をかけて算出したものが「所得税」です。この個別事情による経費のことを「所得控除」と言います。所得控除とは合計14種類あり、主なものとしては以下の通りです。基礎控除:38万円(誰でも差し引ける)扶養控除:38万円~63万円(16歳以上~70歳未満の扶養親族がいる場合)配偶者控除:1~48万円(配偶者がいる場合)医療費控除:10~200万円(医療費を支払っている場合)生命保険料控除:最高12万円(一定の生命保険に加入している場合)所得控除を差し引けるほどに最終的な税金額も下がるものの、差し引けるかどうかは本当にバラバラと言えます。このため税金計算においては、たとえ年収が同じ同僚とも違いが発生するのが基本です。税引き前金額が確定したら税率をかけるだけ税引き前金額のことを課税総所得金額といい、この金額が確定したあとは税率をかけます。日本では「超過累進税率」といって、年収が高いほどに税率が高くなる制度です。具体的には、所得税の税率は以下の通りとなっています。課税所得金額に税率をかけた後、右の控除額を差し引いたものが最終的な所得税です。例えば課税総所得金額が500万円なら、20%をかけて42.75万円を差し引いた「57.25万円」が所得税になります。ただし、現在は例外的に「復興特別所得税」が2.1%必要です。[adsense_middle]節税の定義は「法律で定められた減税行為」節税についてもお伝えします。そもそも、節税の定義は「法律で定められた減税行為」です。つまりルールに則ってなら、国が税金を減らしても良いと公言している行為になります。脱税という違法行為とは全然違いますから、あなたも積極的に節税すると良いでしょう。節税の代表例は、先ほども触れた「生命保険料控除」です。最近では「ふるさと納税(寄付金控除)」も人気と言えます。また最近は大規模な自然災害も多いので、被害額を差し引ける「雑損控除」も言われがちです。会社員でもできる節税行為は、他にもいくつかあります。ひとまず、節税をしても年収が上がるわけではないものの、「手取り額」は増えるわけですから嬉しいのではないでしょうか。ぜひ、できることから一つずつ試していきましょう。「違いはどのくらいか」、比較換算してみよう例えば先ほどの生命保険料控除なら、最大で12万円の所得控除にすることができます。他の諸条件もあるので一概に言えませんが、仮に課税総所得金額500万円なら税率20%ですから、およそ24000円の節税です。どのみち生命保険に加入するなら、嬉しいメリットと言えるでしょう。「節税による違いはどのくらいか」を総合的に比較換算してみると、どの方法が効果的か見えてくるはずです。あくまで事情には個人差がありますから、あなたに合った方法で節税していきましょう。手取りは自分、年収は他人に対して関係する最後に、年収と手取りの発展的な関係についてお伝えします。すでにご存じの通り、会社員なら「手取り額」が重要です。節税などを通して、少しでも上げる努力をすると良いでしょう。それに比べて年収は何かというと、こちらは「他人に対して」関係してきます。すでにお伝えした通り、手取り額は個人の事情や自主性で変わりますからね。このため、手取り額は不明瞭とも言えますから、他人に伝える時には「年収」を使うのが基本です。婚活中や就活中、住宅ローンの審査なども基本的に年収のほうを使います。つまり、手取り額は自分、年収は他人に対して関係してくるわけです。「どちらを使えばいいか分からない」時は、この基本を思い出しましょう。どちらも大切。上げる努力に努めようハッキリ言って手取りと年収は、どちらも大切です。単純な数字では年収のほうが大きくなりますが、手取りが大きいほうが自分の経済力に自信が持てますからね。一方でどんなに手取り額は多くても、年収以上には多くなりませんから、他人に対しては弱くなります。手取りは節税で増やせる一方、年収は出世や副業・投資などでも増やすことが可能です。ぜひ両面について努力を重ね、自分の経済力を高めていきましょう。年収や手取りへの理解は「無用な損」を防ぐ!年収や手取りへの理解というのは、「無用な損を防ぐ」効果があります。理屈を知らなければ、会社などの横暴や誤りに気づけず、使える控除を申請せず、周囲からの理解も弱くなりかねません。逆に知っていれば得になるとも言えますから、ぜひこの機にしっかり勉強していきましょう。
2019年09月13日「収入を増やす」「支出を減らす」「運用する」。お金を貯めるためには大きくこの3つの方法があります。これらすべてを行うのが理想ですが、まずやるべきは不要な支出を減らすことです。収入がいくらあってもそれを支出が上回っていれば穴の空いたバケツに水を入れているようなもの。お金は貯まりません。貯金(元手)がなければ運用もできません。まずはバケツの穴をふさぎましょう。支出を減らす方法はちょっとしたことの積み重ねでしかなく、誰も知らない「秘訣」のようなものはありません、。しかし、そのちょっとした積み重ねができるかどうかで大きな差がつくのです。この記事では支出を減らし、確実に貯金するためのちょっとしたコツを解説します。支出と貯蓄の適正割合を知る明らかな浪費は別として、普段の生活で何にお金を使い過ぎているかを気づくのは難しいもの。次にご紹介する「手取り収入に対する支出と貯蓄の適正割合」は、お金を使い過ぎている支出項目がないか確認する目安となります。必要な生活費は家族構成や収入、家賃負担の有無、住んでいる地域など、それぞれの生活環境によって変わり、すべての人・家庭に当てはまる正解はありません。今回ご紹介するのは「平均的な」家庭における適正割合ということを踏まえてご覧ください。固定費(定期的に必要となる費用)住居費:住宅ローン(持ち家)、家賃・共益費(賃貸)水道光熱費:水道、電気、ガスなどの基本料金(基本料金以外は変動費)通信費:電話料金(固定・携帯)、インターネットプロバイダ料金、新聞代、NHK受信料、郵便料金など自動車関連費:ガソリン代、駐車場代、ローン、任意保険(月割額)など教育費:子どもの学費、教材費、給食費、学習塾・習い事の月謝、書籍代、セミナー費など生命保険料:生命保険、医療保険などの保険料(貯蓄性保険の保険料は貯蓄・運用)変動費(固定費以外の支出で必要に応じてかかる費用)食費:食材費、外食費など被服/理美容費:洋服代、クリーニング代、理・美容院代・化粧品代など日用品費:生活用品代、コンタクト代、オムツ代など交通費:公共交通機関の運賃、タクシー代など(定期代は固定費)医療費:治療費、薬代など交際費:会社の歓送迎会、お中元・お歳暮代、親戚付き合いなどでかかる費用(こづかいの中から支払うものを除く)趣味娯楽費:レジャー費、マンガ・ゲーム・おもちゃ代、嗜好品代(タバコ・酒など)などこづかい:夫・妻・子どもの自由に使えるお金世帯構成別・手取り収入に対する支出と貯金の適正割合世帯構成ごとの手取り収入に対する支出と貯蓄の適正割合はいの通りです。各支出項目の割合は個別の事情によって多少変動しますが、貯蓄・運用に回すお金はこの割合以上とするのが理想です。*2人世帯は20代共働き夫婦、3人世帯は30代夫婦と幼稚園の子、4人世帯は夫婦と小学生の子2人を想定。ボーナスなどの臨時収入は日常の生活費として使わない前提予算を設定してやりくりする習慣をつける支出を適正な割合にコントロールするには、各支出項目に対して予算を割り当て、その予算内でやりくりする習慣をつけるのがコツ。各支出項目の予算は手取り収入に適正割合をかけて計算した金額が目安となります。[adsense_middle]家計の状況を把握することから家計の状況を把握できていないのであれば、家計の状況を正確に把握することから。貯蓄ができているかどうかは、毎月末の口座残高(複数口座があればその合計)の増減からも大まかに確認できます。残高が横ばいであれば貯蓄ができておらず、減っているようであれば赤字。早急に対策が必要です。家計のどこに問題があるかを把握するには、実際の支出を項目ごとに確認していく必要があります。家計簿や通帳、クレジットカードの明細などから直近の支出状況を一覧に書き出してみたり、すべての支出を最低でも1ヶ月記録して確認してみましょう。手取り収入に対する適正割合に対して大きく乖離している支出項目があれば、そこにお金を使い過ぎている可能性が高いといえます。家計簿アプリを活用今は無料で使える優れた家計簿アプリがあり、支出内容の記録や家計管理も簡単に行えます。おすすめのアプリとしては「マネーフォーワードME」「Zaim」の2つ。いずれも登録した口座やクレジットカードの出入金を自動で家計簿に反映する機能があり、入力するのは現金払いなど一部の支払いのみ。手入力が必要な支払いも、レシート撮影による読み取り機能で簡単に入力ができます。入力した情報は項目ごとに自動的に集計、グラフ化されるため、視覚的にわかりやすく家計の現状を把握できます。各支出項目の予算を設定すれば、予算に対してあとどのくらいお金を使えるのかをリアルタイムで確認できて便利です。予算は細分化して使える金額を明確にするのがコツやりくりに慣れるまで食費などの予算はなるべく細かく設定するのがコツです。たとえば1ヶ月の食費の予算が3万6,000円であれば、まず米や調味料などまとめて買う食材の予算を確保します。これが8,000円であれば残る予算は2万8,000円。1週間あたりでは7,000円、週2回買い物に行くなら、1回あたり3,500円まで使えることになります。このように予算を細分化することで1回に使える金額が明確になり、やりくりしやすくなります。やりくりに慣れるまでは月初に予算1ヶ月分をまとめて口座から下ろし、費目ごと、週ごとに封筒に分けて管理してもよいでしょう。ATMからお金を下ろす際、1万円であれば金額を10千円にすると千円札10枚で下ろせるため小分けしやすくなります(銀行によってはできない場合もあります)。毎月確実に貯蓄するコツは「先取り貯金」毎月確実に貯蓄するコツは「先取り貯金」です。先取り貯金とは毎月の給料からその月の固定費と貯金に回すお金を最初に差し引き、残ったお金で生活費(変動費)をやりくりする方法のこと。貯金に回すために確保したお金は、貯蓄専用口座に移す、運用商品を購入するなどの方法で生活費と分けて管理します。順番を変えるだけのちょっとした工夫で、お金を使い過ぎて貯金に回すお金が残らないという事態を防げます。また貯金分を差し引いて残ったお金はすべて生活費として使えるため、残ったお金のやりくりだけに専念できます。やりくりした結果お金が余れば貯金額に上乗せしたり、少し贅沢をする余裕も生まれます。[adsense_middle]無理なく支出を減らすには生活への影響が少ない支出から削るのがコツ無理なく支出を減らすには、生活への影響の少ない固定費、変動費の順番で削っていくのがコツです。節約というと食費など、我慢すればすぐに効果が出る変動費を削るイメージが強いですが、生活が窮屈になったり、常に節約を意識しなければならずストレスを感じたりして長続きしにくい傾向があります。一方で住居費や生命保険料、通信費といった固定費は無意識のうちに支払っていることが多く、見直しに手間もかかるため後回しにされがちです。しかし固定費の削減は生活への影響が比較的少なく、一度の見直せば節約効果が持続するのが特徴。無理なく節約を続けられ、長い目でみれば大きな節約効果が期待できます。固定費を下げるにはどうしたらいい?固定費の中でウエイトが大きいのは、住居費、保険料、通信費、自動車関連費など。まずはこれらの費用に無駄がないか見直してみましょう。主な見直しのポイントは以下の通りです。住居費の見直しポイントローンの借り換え(住宅ローン返済中の人)住宅ローン返済中の人は借り換えにより返済負担が軽くならないかチェックしてみましょう。引越・家賃交渉(賃貸住宅に住んでいる人)賃貸であれば家賃の安い他の物件への引っ越すのが最も簡単に家賃を下げる方法です。今の家賃が周辺の家賃相場に比べ割高なのであれば、大家さんなどに交渉して家賃を下げてもらえる可能性もあります。保険料見直しのポイント保障(補償)の重複・過不足がないかチェックする加入している保険に保障(補償)の重複や過不足がないかチェックしましょう。必要性のない保険は解約することで保険料を下げることができます。逆に必要な保障が不足していた場合には、保険料が上がったとしても保障額を増やしたり新たに保険に加入したりして備える必要があります。複数の保険会社を比較保険会社によって保険料には差があります。加入する保険は複数の保険会社を比較して選びましょう。今までと同じ保障(補償)内容、あるいはより充実した保障(補償)内容の保険に、今より安い保険料で加入できることもあります。通信費見直しのポイント格安スマホへの乗り換え大手キャリア(docomo・au・SoftBank)を利用している人は、格安スマホ(MVNO)へ乗り換えることで、毎月のスマホ料金を今の半額以下まで節約できる可能性があります。自動車関連費見直しのポイント車の必要性を検討・カーシェアリング・レンタカーの有効活用夫婦で車を2台持っている。週末しか車を使わない。このような人は使用頻度などから必要性を検討し、台数を減らす、公共交通機関やタクシー、レンタカー、カーシェアを利用して車を持たない選択も含めて検討してみましょう。上記のほか、ジムや習い事の月会費、新聞や雑誌などの定期購読料、定額サービスなど、なんとなく続けているものの、実際にはなくても困らないようなものはすべて解約してしまいましょう。家電の設定はすぐに確認・変更!電力・ガス会社の乗り換え、省エネ製品へ買い替えも有効冷蔵庫やテレビなどの家電類は、消費電力の少ない設定に変えるだけで電気代節約になります。家電の省エネは急速に進んでおり、新製品に買い替えたほうが無理して古い製品を使い続けるよりもお得になるケースが少なくありません。ひとつひとつは年間数千円の節約でも、積み重なれば大きな効果があります。設定の変更や買い替えは一度行えばよく、それまで通りに生活しているだけで節約になるため、意識せず節約効果が持続するのもポイントです。設定変更による電気代節約効果の例プラズマテレビ(42V型)の画面の輝度(明るさ)設定を【最大→中央】に変更した場合→年間約3,340円の電気代節約効果冷蔵庫の設定温度を【強→中】に変更した場合(周囲温度22℃)→年間約1,360円の電気代節約効果出所:資源エネルギー庁・省エネポータルサイトより抜粋家電製品の省エネ性能は大きく向上している*液晶テレビ:1日4.5時間使用した場合の目安。エアコン:1日18時間使用した場合の目安(冷房期間 3.6カ月、暖房期間5.5カ月)。電球:1日5.5時間点灯した場合の目安。電力会社やガス会社の選択によって料金が安くなることも電力・ガスの小売り自由化により、利用者は原則自由に利用する電力会社・ガス会社を選ぶことができるようになっています。より安い料金プランの会社に乗り換えができれば、これまで通りに電気やガスを使いながら、料金を下げることができます。賃貸住宅などでは乗り換えが制限されるケースもあるため、まずは管理会社に確認してみましょう。お金を貯める秘訣はない。簡単なことの積み重ねが大きな効果を生む。お金を貯めるのに誰も知らない秘訣のようなものはありません。最初に貯金し、残ったお金でやりくりする仕方を取り入れること。当たり前だと思っていることをひとつひとつ見直し、無駄を減らし、積み重ねていくこと。これらに本気で取り組めば、自然とお金の貯まる家計になります。まずは家計の状況を把握し、できることからすぐに行動に移していきましょう。
2019年09月12日こんにちは、婚活FP山本です。年収1000万円と言えば、多くの人にとって「高年収の代名詞」と言えるでしょう。そして目指すべき目標であるものの、多くの人にとっては手の届かない水準とも言えます。だからこそ達成できている人は羨ましがられるものの、年収1000万円の実際のところは多くの人が知らないのもまた現実かと。そこで今回は、年収1000万円の割合や手取り、生活レベルなど様々な角度でお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。年収1000万円の割合は約4.5パーセントまずは年収1000万円の方の割合についてお伝えします。国税庁の平成29年「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超える方の割合は、全体で約4.5%という結果です。また男女別で言えば、男性は6.9%、女性は0.9%というのが結果になっています。ちなみに「もっとも多い年収層」は、男性で「年収300~400万円」、女性で「年収100~200万円」という結果です。年収1000万円の半分にも満たない層が一番多いわけですから、どれだけ年収1000万円というのがスゴいかが分かる結果なのかもしれません。またどちらの結果を見ても、まだまだ「男性のほうが経済力は高い」とも言えそうです。とは言え男性の中にも格差が存在していますから、一律に考えないほうが良いかもしれませんね。サラリーマン人口で言えば252万人程度総務省統計局の平成30年「労働力調査」によると、正社員は3476万人、非正規は2120万人で、全体の雇用者は「5596万人」となっています。これに先ほどの割合を当てはめると、年収1000万円を超えるのは「約252万人」です。思ったより多いと思える結果かもしれませんね。あくまで結果は、労働者というサラリーマン人口に限った割合です。経営者やフリーランスは含まれませんから、もう少し実数は増えるでしょうが、ひとまず相場観を押さえておきましょう。年収1000万円を狙えそうな職業は専門職?次は、年収1000万円を狙えそうな職業についてお伝えします。一概には言えませんが、ひとまず平均年収が1000万円以上とされている職業は、以下の通りです。医者(年収約1233万円)パイロット(年収約1192万円)大学教授(年収約1051万円)弁護士・税理士・公認会計士(年収約1050万円)商社・外資系・テレビ局(年収約1000~1300万円)その他(スポーツ選手・国会議員・経営者など)この通り、例外は商社と外資系くらいで、基本的には「一定の専門職」だけが年収1000万円を狙えるのかもしれません。少なくとも、サラリーマンのまま年収1000万円を狙うのは、きわめて難しいのが実情でしょうか。年収1000万円のハードルの高さが分かるところかもしれませんね。職業選択の時点で差が出てくる現実……一概には言えませんが、多くの専門職は「学生のうち・若いうち」に目指して、実力や経験を積む必要があります。年収1000万円も、学生のうち・若いうちに目指さないと、ただ働くだけでは中々たどり着かないのかもしれません。なんとも厳しい現実かもしれませんね。また年収や格差は、職業選択の時点で相応に決まってくるのもまた現実と言えるでしょう。ひとまず年収1000万円を目指したい方は、今日から努力をすべきなのかもしれません。あるいは、直接的な労働以外の手段を考えて、合わせ技での年収1000万円を目指しましょう。年収1000万円の手取りは700万円少々今度は、年収1000万円の手取り額についてお伝えします。これも結論から言えば、ざっくり年収1000万円の手取り額は「700万円少々」です。所得税に住民税、健康保険料と厚生年金保険料あたりは誰もが最低限、差し引かれますからね。仮に手取り額を720万円と仮定して、ボーナスが年2回で各2か月分と考えれば、毎月の給料は「45万円」となります。ボーナスが90万円というのは高いと感じそうですが、給料については想像以上に低いと感じる人が多いかもしれませんね。年収1000万円の方なら、生命保険や持ち株などを自主的にしていることも多いので、実際にはもっと低いことも多いと言えます。特に婚活中の女性は、気を付けたほうがいい現実かもしれません。累進課税の所得税が響いてくる水準日本の所得税は、累進課税という「年収が高くなるほど税率も高くなる」制度です。年収とは違いますが、課税所得金額が400万円程度なら20%なのに対し、900万円を超えれば33%となります。ちなみに330万円以下なら、わずか10%という税率です。一般の方でも税金は高いと感じるものですが、年収1000万円なら感じ方も段違いと言えます。ちなみに所得税の最高税率は、4000万円超の場合の45%です。いつか、そんな年収を貰ってみたいですね。年収1000万円の暮らしぶりは…バラバラ?さらに、年収1000万円の暮らしぶりについてお伝えします。これは当たり前かもしれませんが、一口に年収1000万円といっても、その暮らしぶりは様々です。豪勢な生活をしている方もいれば、何らかの事情や考えがあって質素倹約な生活をしている方もいます。知るぽると(金融広報中央委員会)の平成30年「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収1000~1200万円の方の貯金事情は以下の通りです。3000万円以上(25.5%)1000~3000万円(47.4%)100~1000万円(16.1%)100万円未満(8.1%)4人に1人が3000万円以上の貯金をしている一方、同じ割合の人が1000万円の貯金もありません。また、約半分の人は「年収程度の貯金がある」という程度です。少なくとも、たとえ年収は1000万円あっても、誰もが沢山の貯金をしているわけではないと言えます。普通より裕福で贅沢しやすいのは事実!「無い袖は振れない」という言葉もありますが、無ければ基本的にお金は使えません。逆に言えば、ありさえすれば、その気になればお金を使うことができます。だからこそ、少なくとも年収1000万円の方は、平均的な年収の人より裕福で贅沢しやすいのは事実です。一般の人からすれば、羨ましい限りなのかもしれませんね。できれば、その羨ましい気持ちを原動力にして、あなたも同じく年収1000万円を稼げるように成長していきましょう。[adsense_middle]年収1000万円で生活費として使っていい金額は?ここからは、年収1000万円の生活レベルについて考え方をお伝えします。まず収入のうち、生活費として使っていい金額は「個々人の環境や考え方による」のが現実です。これについては年収を問わず、たとえ1000万円でも同じと言えます。例えば仮に子供が3人いるのなら、将来的に必要な教育費を逆算すると「毎月20万円程度」必要です。仮に手取り給料が45万円なら、20万円を差し引いた残額の25万円以下で生活する必要があります。これ以上使っていれば、いずれ教育費で破綻することになるでしょう。簡単に言えば、「将来的に必要なお金を差し引いた残額」で生活することが大切です。年収1000万円でも、十分に家計破綻する可能性はありますから、強めに注意しておきましょう。老後への考え方次第で大幅に変わってくる生活レベルは「老後への考え方」で、大幅に変える必要があります。つまりは「必要な老後資金」です。先般、国が老後資金として2000万円必要と示しましたが、あくまで一般論なので年収が高いならもっと必要と言えます。自然と生活レベルも割高なものですからね。何となくお気づきでしょうが、年収1000万円でも未来を考えれば贅沢などできません。たまの贅沢はともかく、日常の生活レベルについては十分に注意することをおすすめします。どうしても少しは贅沢したい人は、その前にFPに相談したほうが無難かもしれません。年収1000万円の理想的な生活レベルは?一概には言えませんが年収1000万円の場合、一つの理想的な生活レベルは「子供は一人での質素倹約生活」です。限界まで生活レベルを抑えれば、その分だけ多くの貯金をすることができますからね。生活が苦しいと感じるレベルはダメですが、年収が高いからこそギリギリを見図りたいところです。生活レベルを月20万円、子供一人で月6万円とできれば、仮に手取り給料45万円なら毎月19万円ほど貯金できます。すると一年で約230万円貯金できますから、30年で6900万円ほど貯まる計算です。これだけあれば、それなりに老後も安心ではないでしょうか。仮に生活レベルを月30万円で考えると、30年で貯まる金額は約3200万円に半減します。先ほど触れた「必要な老後資金」が貯まりそうかどうかで生活レベルを考えてみましょう。不労所得でのリッチな生活を目指したい!先ほどの約7000万円の貯金ができれば、仮に3%で運用できれば200万円程度の不労所得を生涯生み出すことも可能になります。1億円の貯金ができれば300万円です。年金と合わせれば、老後はそれなりにリッチで安定した生活ができるようになるでしょう。現役中に努力を重ねるほどに、将来的にはラクができるわけです。現在をラクするほど、将来的に苦しくなるのは年収1000万円でも変わりません。できれば、未来を見据えた生活レベルを心掛けましょう。年収1000万円なら「税金対策」をしようここからは、年収1000万円の場合の重要ポイントをお伝えします。まず、やはり年収1000万円なら「税金対策」をすると良いでしょう。先ほど触れた通り、特に所得税は年収が高いほどに税率が高くなります。だからこそ、年収が高いほど節税すると効果が高くなるわけです。例えば、もっとも基本的な税金対策と言えば「生命保険への加入」ですが、これは最大で12万円の所得控除になります。単純な計算でも税率33%なら約4万円の節税です。仮に年収400万円なら2.4万円の節税にしかなりません。税金対策は、他にも色んな方法があります。何もしなければ、年収1000万円でも手取りは700万円少々です。しかし税金対策をすれば、手取り額も相応に増やせることになります。将来的に必要な老後資金も考えて、できれば増やせた手取り額を資産運用に回せると理想的かもしれません。年収や所得税が高いからこそ効果も高まる所得税の最高税率は45%、年収1000万円でも33%ですが、資産運用で得た利益については基本的に「一律20%」の税率です。しかも資産運用は損をすることもありますが、損で利益を相殺することもでき、場合によっては給料の所得税を減らせることもあります。つまり、年収や所得税が高い人ほど資産運用をすると、利益はおろか節税という観点でも効果が高くなりがちです。年収1000万円未満の人でも「年収1000万円になるために」資産運用は効果的な手段ですが、年収1000万円の人は尚更、おすすめしたい方法と言えます。[adsense_middle]年収1000万円の最大の落とし穴は「定年」?年収1000万円の最大の落とし穴は「定年」です。どんなに年収が高くても、定年を迎えれば半額以下になりますし、再就職の可能性も一般の方と大きく変わりません。年収が高いほど年金保険料も高く、将来的にもらえる年金額も多いのですが、せいぜい多くて月10万円程度です。年収換算で300万円程度ですから、年収1000万円から考えれば7割減となります。一方、年収が高いほどに生活レベルも高くなりがちなのですが、定年で年収が下がっても生活レベルは簡単に下がりません。このため、現役中の年収が高い人ほど老後破産しやすい傾向です。現役中から、貯金を通した「生活レベルを上げない努力」が必要と言えます。また教育費も注意が必要です。平均すれば月5~6万円の教育費ですが、最終的には大学費用が「一人平均700万円」必要になります。3人いれば2100万円です。年収1000万円に気が緩んで子沢山なら、大学進学頃には大変なことになるでしょう。十分に気を付けましょう。「過度な安心感」が破滅の元になりがち!多くの人からすれば年収1000万円とは、確かに「羨ましい水準」です。そしてそれは、実は当人も同じことが多いと言えます。自分は年収が高い、だから大丈夫……です。そんな「過度な安心感」が気の緩みを生み、それが生活レベルの高騰や無計画な子沢山に繋がりやすいのが現実と言えます。確かに平均からすれば高い年収なのは事実です。ですが、年収が高いから何をしても何が起こっても大丈夫というわけではありません。「年収1000万円なりの計画性」というものを意識して、人生を歩んでいきましょう。年収1000万円の手取り・割合・生活レベルに関するまとめ年収1000万円は高い水準ですが、上には上がいます。年収1000万円は、絶対的に大丈夫な水準でもありません。つまり年収1000万円は、「中途半端に高い水準」とさえ言えます。せっかく年収1000万円まで稼げるようになったのなら、次は年収2000万円を目指して色々と励んでいきましょう。
2019年09月12日一般的な家庭の生活費はどのくらいなのか、何にどのくらいお金を使っているのか。この記事では1ヶ月の平均的な生活費とその内訳、理想的な家計を目指すためのお金の使い方・節約法について解説します。1ヶ月に使うお金の相場(平均額・内訳)はいくら?日本の一般的な家庭における、1ヶ月に使うお金の平均額とその内訳は次のようになっています(総務省家計調査)。世帯人員別・毎月の支出平均額とその内訳*住居費は家賃地代・設備修繕維持費(消費支出)と土地家屋借金返済額(住宅ローン返済額)の合計額世帯主の年齢階級別・毎月の支出平均額とその内訳*住居費は家賃地代・設備修繕維持費(消費支出)と土地家屋借金返済額(住宅ローン返済額)の合計額理想的な支出と貯蓄の割合家計の支出の相場(平均額)からは、一般的な家庭で何にどのくらいお金を使っているか知ることができます。しかし平均的なお金の使い方が理想的かといわれれば、そうとは言えません。理想の家計を目指すためには、次にご紹介する「理想的な支出と貯蓄の割合」がひとつの目安となります。[adsense_middle]理想的な支出と貯金の割合以下の表は、世帯構成ごとに手取り収入に対する理想的な支出と貯蓄の割合を示したものです。必要な生活費は家族構成や収入、住んでいる地域など生活環境による違いもあります。すべての人や家庭にそのまま当てはまるものではないことを踏まえた上で、目安としてください。*2人世帯は20代共働き夫婦、3人世帯は30代夫婦と幼稚園の子供、4人世帯は夫婦と小学生の子2人を想定。ボーナスなどの臨時収入は日常の生活費として使わない前提。1人世帯(シングル)独身の一人暮らし世帯。収入のほとんどを自由に使えるため、家計の管理が甘いと浪費しやすい傾向があります。手取り全体の20%以上は貯蓄や運用に回すのが理想です。自分のためにお金が使えるシングルのメリットは、貯金だけでなく自己投資にも使いたいところ。スキルアップや収入アップにつながれば家計にも大きなプラスとなります。2人世帯(共働き夫婦・DINKS)共働きの夫婦2人の世帯。このような世帯はDINKS(ダブルインカムノーキッズ)といわれ、夫婦2人ともがフルタイムで働いているため、一般的に世帯収入が多くなります。十分に貯蓄できる余力がある反面、独身時代からの延長で、趣味や外食など浪費しやすい傾向もあります。収入に余裕があることで家計の管理が甘くなり、いつの間にかお金がなくなっているケースも少なくありません。DINKS世帯では、それぞれの収入や家計全体の状況について夫婦でしっかりと共有し、協力してメリハリのあるお金の使い方をすることが大切です。理想としては手取り全体の23%以上を貯蓄に回したいところ。一方の収入で生活費をまかなえれば、世帯収入の半分近くを貯蓄・運用に回すことも十分可能です。3人世帯(夫婦2人・子ども1人)夫婦と幼稚園に通う子供1人の3人世帯。子供が生まれると、収入の減少(妻の退職など)や教育費の増加などによって、家計のバランスは大きく変わります。特に子供が小さいうちは、オムツ代などの日用品費、保育園・幼稚園費などの教育費がかさみがちです。万一に備えるための死亡保険への加入する必要性も高まり、生命保険料の割合が上がります。夫婦2人のときに比べ貯蓄に回せるお金は減りますが、手取り収入の12%以上を貯蓄に回すのが理想です。4人世帯(夫婦2人・子ども2人)夫婦と小学生の子供2人の4人世帯。公立小学校であれば義務教育のためお金はあまりかからないため、子どもが小学生のうちは教育費の割合が下がります。食費や子供のこづかいなど増える支出項目もありますが、子供が小学生(〜中学生)の間は貯蓄の頑張り時。手取り全体の15%以上を貯蓄に回すのが理想です。家計の見直しは家計の状況を正確に把握することから家計を見直しは、まず家計の状況を正確に把握することから。貯蓄ができているかどうかは、毎月末の口座残高(複数口座があればその合計)の増減からも大まかに確認できます。残高が横ばいであれば貯蓄ができておらず、減っているようであれば赤字。早急に対策が必要と言えます。家計のどこに問題があるかを把握するには、実際の支出を項目ごとに詳細に確認する必要があります。家計簿や通帳、クレジットカードの明細などから直近の支出状況を一覧に書き出してみたり、すべての支出を最低でも1ヶ月記録して確認してみましょう。手取り収入に対する適正割合に対して大きく乖離している支出項目があれば、そこにお金を使い過ぎている可能性が高いと言えます。家計簿アプリをうまく活用今は無料で使える優れた家計簿アプリがあり、家計管理も以前に比べ簡単になっています。おすすめの家計簿アプリは「マネーフォーワードME」「Zaim」の2つ。いずれも登録した口座やクレジットカードの出入金を自動で家計簿に反映する機能があり、入力するのは現金払いなど一部の支払いのみ。手入力が必要な支払いも、レシート撮影による読み取り機能で簡単に入力ができます。入力した情報は項目ごとに自動的に集計・グラフ化されるため、視覚的にわかりやすく家計の現状を把握できます。各支出項目の予算を設定すれば、予算に対してあとどのくらいお金を使えるのかをリアルタイムで確認できて便利です。節約のポイントは固定費の見直し節約というと、食費を削ったり、電気をこまめに消したり、外食やレジャーを控えたりといった、変動費を削るイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。変動費の節約は我慢すれば効果がすぐ出る反面、常に節約を意識しなければならず、生活が窮屈になったり、ストレスを感じて長続きしにくい傾向があります。一方で住居費や生命保険料、通信費といった固定費は無意識のうちに支払っていることが多く、見直しに手間もかかるため手付かずになりがちです。とはいえ固定費の削減は生活への影響が比較的少なく、一度の見直しで節約効果が持続する特徴があります。まずは決まって出ていく固定費の無駄を減らし、その後で変動費を理想的な割合まで減らす。無理なく効率的に節約を行うには、この順番で進めていくことがポイントです。[adsense_middle]固定費の見直しポイント固定費定期的に必要となる費用住居費、水道光熱費、通信費、自動車関連費、教育費、生命保険料など固定費の中でウエイトが大きいのは、住居費、保険料、通信費、自動車関連費など。まずはこれらの費用に無駄がないか見直してみましょう。主な見直しポイントは以下の通りです。住居費の見直し保険料見直し通信費見直し自動車関連費見直し水道光熱費の見直し住居費の見直しポイントローンの借り換え(住宅ローン返済中の人)住宅ローン返済中の人は借り換えにより返済負担が軽くできないかチェックしてみましょう。引越・家賃交渉(賃貸住宅に住んでいる人)賃貸であれば家賃の安い他の物件への引っ越すのが最も簡単に家賃を下げる方法です。今の家賃が周辺の家賃相場に比べ割高なのであれば、大家さんなどに交渉して家賃を下げてもらえる可能性もあります。保険料見直しのポイント保障(補償)の重複・過不足がないかチェックする加入している保険に保障(補償)の重複や過不足がないかチェックしましょう。必要性のない保険は解約することで保険料を下げることができます。逆に必要な保障が不足していた場合には、保険料が上がったとしても保障額を増やしたり新たに保険に加入したりして備える必要があります。複数の保険会社を比較保険会社によって保険料には差があります。加入する保険は複数の保険会社を比較して選びましょう。今までと同じ保障(補償)内容、あるいはより充実した保障(補償)内容の保険に、今より安い保険料で加入できることもあります。通信費見直しのポイント格安スマホへの乗り換え大手キャリア(docomo・au・SoftBank)を利用している人は、格安スマホ(MVNO)へ乗り換えることで、毎月のスマホ料金を今の半額以下まで節約できる可能性があります。自動車関連費見直しのポイント車の必要性を検討・カーシェアリング・レンタカーの有効活用夫婦で車を2台持っている。週末しか車を使わない。このような人は使用頻度などから必要性を検討し、台数を減らす、公共交通機関やタクシー、レンタカー、カーシェアを利用して車を持たないことも含め検討してみましょう。水道光熱費の見直しポイント利用する電力会社・ガス会社の変更電力・ガスの小売りが自由化により、利用者は原則自由に利用する電力会社・ガス会社を選ぶことができます。より安い料金プランの会社に乗り換えができれば、これまで通りに電気やガスを使いながら、年間数千円程度〜数万円の節約効果が期待できます。賃貸住宅などでは乗り換えが制限されるケースもあるため、まずは管理会社に確認してみましょう。上記のほか、ジムや習い事の月会費、新聞や雑誌などの定期購読料、定額サービスなど、なんとなく続けているものの、実際にはなくても困らないようなものはすべて解約してしまいましょう。平均と理想は違う!生活費の内訳を見直し、無駄のない理想的な家計を生活費の平均額からは一般的な生活費の相場を知ることはできます。しかし、それが理想的なお金の使い方とは限りません。今回ご紹介した理想的な支出と貯蓄の割合は、無駄のない理想的な家計を目指すための目安となるもの。それぞれの状況に合わせた調整も必要ですが、家計状況の把握、見直しを行う際の参考となります。まずは家計の状況を正確に把握し、固定費を見直すことから始めていきましょう。
2019年09月10日国民年金の保険料は、原則として20歳から60歳までの40年間において、日本に住んでいるすべての方が納めなければならないことが法律(国民年金法)で決まっています。つまり、国民年金には納付義務があることを意味しますが、仮に国民年金を納めない場合、実のところ、老後の年金問題だけに関わらない数多くのデメリットが生じてしまいます。そこで本記事では、国民年金を払わないデメリットを中心に解説を進めていきます。国民年金保険料を払わない主なデメリット国民年金保険料を払わない主なデメリットとして、滞納者および未納者本人が障害や死亡といった状態になった場合において、国民年金から支払われる障害基礎年金や遺族基礎年金の支給が受けられない懸念が生じます。また、原則として65歳から支払われる老後生活資金にあたる老齢基礎年金も支払われない懸念が生じるため、国民年金保険料を払わないことに対するメリットは一切なく、デメリットしかありません。国民年金の支払いが滞納や未納の場合、具体的にどうなるのか令和元年度(平成31年4月~令和2年3月まで)における国民年金の保険料は、1ヶ月あたり16,410円となっており、無職の人や低所得の人からしますと、国民年金を納めるのが義務だと分かっていても、中々納められない人も多いのが現状です。実際、国民年金の納付について滞納や未納がある場合、日本年金機構から督促状が郵送で送付されたり、日本年金機構から委託を受けているアイヴィジットという会社から自宅へ電話が来たりします。国民年金保険料を滞納や未納の場合の対応方法国民年金保険料を滞納や未納にしている場合、日本年金機構(年金事務所)から督促状やアイヴィジットから電話が来ることをお伝えしましたが、これらの場合の対応方法をそれぞれ紹介します。日本年金機構(年金事務所)から督促状が届いた場合日本年金機構(年金事務所)から督促状が届いた場合は、督促状に書かれている内容を一度確認し、必ず年金事務所に電話連絡をするようにして下さい。この時、時間を設けて一度年金事務所へ足を運ぶことになる場合もありますが、重要なのは、なぜ未納や滞納になっているのか理由を説明した上で、国民年金の納付免除手続きを取ることです。なお、国民年金保険料の免除制度につきましては後程解説を進めます。アイヴィジットから電話が来た場合アイヴィジットから電話が来た場合、電話が来た時点で日本年金機構(年金事務所)に電話連絡を済ませているのであれば、すでに電話連絡をして今後の対応について相談することになっている旨を伝えることで足ります。日本年金機構(年金事務所)とアイヴィジットの情報伝達にはタイムラグが生じるため、すでに日本年金機構(年金事務所)に電話連絡を済ませた後であったとしても、重複して同じ内容の問い合わせが来ることも多々あります。そのため、とても不快な思いをしてしまうことも十分考えられますが、冷静に対応しておくようにしたいものです。国民年金保険料の免除制度とは国民年金保険料の免除制度とは、無職や低所得をはじめ、勤務先の倒産や解雇などによる失業によって、国民年金の保険料を納めるのが経済的に難しい場合に行う手続きです。国民年金保険料の免除制度を活用しますと、国民年金の保険料が滞納や未納といった取り扱いにはならず、納付が免除される取り扱いになり、以下のようなメリットが得られます。[adsense_middle]督促状や電話連絡による催促が来ない日本年金機構(年金事務所)から国民年金保険料の滞納や未納に対する督促やアイヴィジットからの催促などによる電話連絡は、あくまでも国民年金保険料の滞納や未納がある場合となります。したがって、国民年金保険料の免除制度を活用したことによって、これまでの年金納付履歴に未納期間がない場合は、これらの連絡が来ることはありません。国民年金の免除期間は、受給資格期間に反映される国民年金保険料の免除制度を活用しますと、国民年金が免除された期間について受給資格期間に反映されるメリットがあります。受給資格期間とは、年金の支給を受けるために必要な期間のことです。一例として、老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金が支給されるために必要な国民年金保険料の納付要件について、以下に紹介します。なお、納付要件の紹介において、国民年金保険料の免除に関するものだけを紹介し、すべての納付要件ではないことをあらかじめ申し添えておきます。老齢基礎年金:国民年金保険料を納付した期間、または、免除された期間が10年(120月)以上あること障害基礎年金:初診日のある月の前々月までの公的年金の加入期間の2/3以上の期間について、保険料が納付または免除されていること遺族基礎年金:死亡した人が、保険料納付済期間(保険料免除期間を含む)が、加入期間の3分の2以上あること国民年金保険料の滞納や未納期間は、受給資格期間に反映されない前項の解説より、国民年金の免除期間は受給資格期間に反映されるため、仮に老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金が支給されるための要件を満たした場合にお金を受け取ることができます。その一方で、国民年金保険料の免除申請をせず、国民年金保険料の滞納や未納をしていた場合、その期間は受給資格期間に反映されないため、免除申請を行っていた方が得策であることが分かります。国民年金の免除期間は、将来受け取る年金額に反映される実のところ、国民年金の免除期間は将来受け取る年金額に反映されることになっており、具体的には、原則として65歳から支給される老齢基礎年金を受け取る際に、2分の1が受け取れる仕組みになっています。大まかな例となりますが、仮に20歳から60歳までの40年間において、すべて全額免除の取り扱いとなった場合、1年間に支給される老齢基礎年金は、年額390,100円(令和元年度)となります。なお、滞納や未納は年金額に反映されません。国民年金保険料の納付猶予制度についても知っておこうこれまで国民年金保険料の免除制度について解説を進めましたが、国民年金の滞納や未納を防ぐための制度として、免除制度のほかに国民年金保険料の納付猶予制度があります。国民年金保険料の納付猶予制度とは、年齢が20歳から50歳未満の人で、本人と配偶者の前年の所得が一定金額以下の場合、申請をすることによって、国民年金保険料の納付が猶予される制度のことを言います。国民年金保険料の納付猶予制度が承認される一定金額とは国民年金保険料の納付猶予制度が承認される一定金額には計算式が定められており、以下の計算式によって計算した金額の範囲内であれば、国民年金保険料の納付猶予が承認されます。(扶養親族等の数+1)×35万円+22万円なお、計算式にある扶養親族等の数とは、源泉徴収票や確定申告書に記載されている扶養控除を適用した人数のことを指しており、いわゆる税法上の扶養人数となります。したがって、0歳から15歳までのいわゆる年少扶養親族は、扶養親族等の数に含まれない点に注意が必要です。国民年金保険料の納付猶予制度は受給資格期間に反映されるが、年金額に反映されないこちらは、国民年金保険料の納付猶予制度における注意点となりますが、仮に国民年金保険料の納付猶予制度を活用した場合、納付猶予を受けた期間について、受給資格期間に反映されるものの、将来受け取る年金額に反映されません。次項で解説を進めますが、納付猶予を受けた期間は追納と言って、免除などの承認を受けた期間の国民年金保険料を後から納付しなければ、将来の年金額に反映されることはありません。追納申請をすると、納付書で後から国民年金を納付することが可能国民年金保険料を払わない場合、基本的に将来支給される年金額も増加しないため、このような事態を避けるために、免除や納付猶予を受けた期間の国民年金を後から納付することができる追納制度が設けられています。実際に追納をするためには、年金事務所に対して追納の申請手続きをする必要があり、この手続きを行うことによって後日納付書が自宅へ郵送され、その納付書で国民年金を納付する流れとなります。[adsense_middle]国民年金の保険料を追納する際の注意点国民年金の保険料を追納する際の注意点として、追納することができる期間が10年以内の期間に限られていることが1つ目の注意点として挙げられます。たとえば、平成30年4月の国民年金保険料を追納する場合の期間は、令和10年4月末日までといったイメージです。2つ目の注意点として、3年度目以降に追納をする場合、追納するべき国民年金保険料に時間が経過したことによる加算額が上乗せされることが挙げられます。これによって、本来納めるべき国民年金よりも多くのお金を納付しなければならなくなるため、早めに追納されることが望ましいと言えます。国民年金を追納した場合、税金の所得控除が適用できる国民年金の追納を申請し、郵送された納付書で国民年金を納めた場合、その納めた金額は、所得税や住民税を計算する上で控除される社会保険料控除として適用できます。たとえば、平成30年度に免除を受けた国民年金保険料が60,000円あったとし、この60,000円分の国民年金保険料を令和元年に追納したとします。この時、令和元年度の年末調整や確定申告時に60,000円分の社会保険料控除が適用でき、これによって納めるべき所得税や住民税が軽減されるメリットが得られます。年末(12月31日)近くに国民年金保険料を追納した場合の注意点通常、毎年秋ごろになりますと、日本年金機構より社会保険料控除証明書が自宅へ郵送され、1年間に支払った国民年金保険料の金額などが記載された葉書を受け取ります。これを年末調整や確定申告の際に添付して社会保険料控除の適用を受けますが、仮に年末(12月31日)近くなど、すでに社会保険料控除証明書が届いてからの追納は、同証明書に追納後の金額が反映されていません。そのため、このような場合は追納後に受け取る納付書の控えを添付することで、適用忘れをすることなく社会保険料控除が受けられることになるため、いつ追納しても大丈夫だと言えるでしょう。国民年金保険料の免除制度と猶予制度まとめこれまで、国民年金の保険料を払わないデメリットと滞納や未納を回避するための方法として、国民年金保険料の免除制度および国民年金保険料の納付猶予制度、追納制度について解説を進めました。本記事で解説した様々な制度があることによって、情報が上手く整理できない場合も考えられるため、以下、それぞれの制度を活用した場合における国民年金の受給資格期間と年金額の反映効果についてまとめます。年金を払わないデメリットは一目瞭然前項の表を見ると、国民年金保険料を滞納や未納のままにしておくデメリットは一目瞭然であることが確認できます。国民年金は、老後生活資金にあたる老齢基礎年金だけではなく、障害や死亡といった場合に一定要件を満たすことで支給が受けられる障害基礎年金や遺族基礎年金もあり、年金を払わない効果は、国民年金で保障が受けられるすべての年金に対してデメリットしか与えないことが分かります。国民年金保険料を滞納や未納にしている場合は、年金事務所へ相談を国民年金保険料を滞納や未納にしている場合は、できるだけ速やかに年金事務所へ相談をし、国民年金の免除制度や猶予制度が適用できないか対応をすることが得策です。一時的に免除や猶予の対応を受け、お金に余裕ができた時に少しずつ追納していくことが、将来の老後資金対策や配偶者および子供のためになることをしっかりと理解しておくことが極めて重要であると言えます。年金を払わないデメリットに関するまとめ国民年金保険料を払わないデメリットは数多くあります。実際のところ、それぞれの人が置かれている状況は全く異なりますが、例えば既婚の場合における未納のデメリットは大きいと考えられ、配偶者や子供がいる状態での障害状態や死亡といったリスクを生活保障の面で支える働きが国民年金にはあります。国民年金は、老後生活資金だけに特化したものではありませんので、広い視野で将来のお金や物事を考え、どうしても年金を納めることができない場合は、免除申請や納付猶予といった制度を上手に活用するようにしたいものです。
2019年09月09日貯蓄や運用にお金を回せる人と給料日前にはお金がなくなってしまう人。収入のほとんどを自分のために使える一人暮らしでは、家計をしっかり管理できるかが大きな差を生みます。貯蓄や運用ができる家計にするにはどうすればいいのか。この記事では、一人暮らしの平均的な生活費と理想的な支出割合、毎月の出費・コストを抑えるための方法について解説します。一人暮らしの生活には平均いくらかかる?シェアリングエコノミー領域map(シャアリングエコノミー協会)一人暮らしの生活費に関するまとめ毎月の出費・コストを抑えるためには、まず家計の状況を把握し予算を立ててお金をやりくりする習慣をつけることから。そのうえで生活の質をなるべく下げない方法で節約を継続することが大切です。
2019年09月05日会社に就職するなどして、初めてクレジットカードを作ろうと思っても、どのクレジットカードを作ったらいいのかよくわかりませんよね。できれば年会費は無料のカードがいいし、審査や手続きもどうすればいいのかと心配です。そんなあなたに、まず最初に作るカードとしておすすめしたいのが、Kyashというカードです!併せて、その後で作った方がいいクレジットカードについても解説いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。普段使いや買い物用に初めてクレジットカードを作るならKyashが一番おすすめ!初めてクレジットカードを作るとすれば、どんなカードが適しているでしょうか?まず、クレジットカードで決済するとあまりお金を使った感覚がなく、請求も後日になりますので、どうしても使い過ぎてしまうのではないかという不安があります。また、年会費を取られるのも嫌ですし、最初は収入も少ないので審査で落ちてしまうのではないかという心配もあります。Kyashなら、こうしたクレジットカード初心者の悩みを全て解決してくれます!KyashとはどんなクレジットカードなのかKyashは正式にはKyash VISAカードといい、VISAカードの一つです。特徴的なのは、プリペイド型のクレジットカードだということです。つまり、一定金額をコンビニなどで事前にチャージしておく必要があります。一般のクレジットカードと比較すると、下記のような違いがあります。一見するとKyashの方が不便に思えますが、裏を返せば自分がチャージした分までで少額しか使えない、というのは、使い過ぎを防止するためには最高の方策です。また、もちろん年会費は無料です。そして、実は私も以前Kyashを作ったのですが、その時は会社を辞めてフリーで収入もほとんどありませんでした。でも全く問題ありませんでしたし、そもそも職業や年収など最初から聞かれませんでした。ということで、あなたも安心してKyashに申し込むことができます。アプリカードとリアルカード実は、Kyashにはスマホのアプリ上に登録するアプリカードと、通常のクレジッドカードのような物理的なリアルカードの2種類があります。ただし、リアルカードだけを持つことはできません。アプリカードのみか、アプリカードとリアルカードの両方持つ、という形になります。ただ、リアルカードの方が使い勝手がよく、ポイントサイトからリアルカードを申し込むと500円分チャージされたりするので、リアルカードも持つ方がおすすめです。Kyashが利用できる店舗に注意ただし、Kyashを使う際に気をつけないといけないことがあります。それは、店舗によっては利用できないことがある、ということです。例えば、以下のところでは利用できません。月額や継続利用料金の支払いの一部ガソリンスタンド高速道路通行料金航空会社の機内販売ホテルの一部大半のチャージ代金の支払い海外店舗そして、モバイルSuicaへのチャージに使用した場合、後述するキャッシュバックの対象になりません。ということで、Kyashは普段のスーパーでの買い物や、amazonなどのネットショッピングなどで使うのが便利です。Kyashの利用限度額について先ほど表の中でも触れましたが、Kyashには利用限度額が設定されています。一回あたりの購入は5万円まで、一か月あたりの利用は12万円までとなっています。また、Kyashの有効期限は5年で、利用上限は100万円に設定されています。これは、利用の最初の頃は気になりませんが、だんだんと収入が増えたり、大きな買い物をする際には不便になってきます。こうなると、次のクレジットカードの申し込みを検討する時期となります。Kyashは他のクレジットカードからチャージして使うのがお得!これまで、Kyashの初心者が使うメリットや注意点について説明してきました。実は、すでに他のクレジットカードを持っている人に対しても、Kyashはおすすめです。それは、2%のキャッシュバック他のクレジットカードからオートチャージできるというKyashのメリットを享受できるからです。以下で詳しく見ていきましょう。[adsense_middle]Kyashに他のクレジットカードからチャージさせるとは?Kyashに他のクレジットカードからチャージさせるとは一体どういうことなのでしょうか?実は、Kyashはコンビニなどからお金をチャージする以外に、クレジットカードから自動でチャージさせる機能を持っているんです。とはいえ、Suicaのように一定金額以下になったら一定金額がチャージされるわけではなく、利用の度に必要金額がチャージされます。これは、スマホのKyashアプリの方で簡単に設定できます。他のクレジットカードからのチャージを設定する方法それでは、スマホのKyashアプリでKyashリアルカードと他のクレジットカードからのチャージを設定する方法を簡単に紹介します。Kyashアプリを起動「発行・有効化」→「リアルカード有効化」でKyashリアルカードを登録他のクレジットカードを登録自動チャージを希望する場合は「自動チャージ」を選択他のクレジットカードを登録する際には、なるべく還元率の高いクレジットカードを選ぶと、それだけお得になります。Kyashと他のクレジットカード両方でキャッシュバックを得る!Kyashのキャッシュバック還元率は、2%です。これはチャージの方法にかかわらず、一定です。他のクレジットカードでここまで高い還元率を持つものは、まずありません。これも初心者の方にKyashをおすすめする理由の一つです。他のクレジットカードからのチャージを選ぶと、この2%に他のクレジットカードの還元率がそのまま加わりますので、さらにお得になります!初心者の方も、Kyashでクレジットカードの使用にある程度慣れてきたら、別のクレジットカードを申し込んでこのお得をゲットしましょう。他のクレジットカードを選ぶ際の注意点ただし、ここでKyashにチャージするクレジットカードを選ぶにあたり、注意をしないといけない点があります。それは、「VISAカード、MASTERカード以外のJCBカードなどではチャージの設定ができない」というものです。チャージ用のクレジットカードとして、うっかりJCBカードなどのクレジットカードを申し込んでしまうとチャージの設定ができませんので、初心者の方は特に注意しましょう。Kyashにチャージを設定するクレジットカード候補1:OricoカードTHE POINTそれでは、kyashにチャージを設定するクレジットカードとして、初心者にとって最適なものは何でしょうか?まず挙げられるのは、OricoカードTHE POINTというクレジットカードです。Kyashの次にこのカードに申し込み、Kyashにチャージを設定するとともに大きな買い物ではこのカードで決済するようにすれば、初心者としてはまず合格と言えるでしょう。ではOricoカードTHE POINTとはどのようなクレジットカードなのか、以下で詳しく見ていきましょう。OricoカードTHE POINTとはOricoカードTHE POINTの特徴は、以下の通りです。年会費永年無料ポイント還元率は1%以上入会後六ヶ月間はポイント還元率は2%年会費が無料というのは、お得ですね。還元率も1%と、合格水準と言えるでしょう。Kyashと組み合わせると、合計3%となります。また、入会後六ヶ月間の還元率が2%なので、入学や入社で色々と物いりのタイミングにこのカードで一気に購入して、ポイントを稼ぐという使い方もできそうです。OricoカードTHE POINTのデメリットただしこのOricoカードTHE POINTにも、わずかながらデメリットはあります。まず、もらえるポイントの有効期間が1年と、他のクレジットカードに比べて短くなっています。なので、ポイントを早めに使用・交換することが必要です。また、後で述べるようにOricoカードTHE POINTには旅行傷害保険が付帯していません。頻繁に旅行に行かれる方には、このクレジットカードはやや不向きです。OricoカードTHE POINTの入会審査それでは、OricoカードTHE POINTの入会審査はどのくらいの厳しさでしょうか?OricoカードTHE POINTは信販系のカードに分類されます。一般に、信販系のカードはクレジットカード業界では老舗で安心感があり、審査も銀行系などに比べて緩やかです。実際、私も会社を退職する一ヶ月前に入会し、その時の月収が20万円足らずでしたが、何の問題もなく入会できました。なので、よほどのことがない限り審査に落ちる心配はありません。オリコポイントのお得な獲得方法OricoカードTHE POINTを使用して還元されるポイントを、オリコポイントといいます。普通に使用しても1%の還元なのですが、さらにポイントをお得にゲットする方法があります。それは、オリコモール経由で買い物をすることです。amazonなど、一部のネットショッピングサイトでは、オリコモールというサイトから訪問して購入するだけで還元率がアップします。これはお得ですね。なお、オリコモールのお得があることを知らせるgooogle chromeの拡張機能(オリコモールコンシェルジュ)もあります。Kyashにチャージを設定するクレジットカード候補2:楽天カードKyashにチャージを設定するクレジットカードとして、初心者にとって最適なものとして次に挙げられるのは、楽天カードというクレジットカードです。楽天はカード事業以外にも、ショッピングサイトやトラベルなど、様々な事業を手掛けていますので、おなじみかもしれませんがクレジットカードも手掛けています。こちらのカードもかなりお得ですので、初心者にはおすすめです。では楽天とはどのようなクレジットカードなのか、以下で詳しく見ていきましょう。[adsense_middle]楽天カードとは楽天カードの特徴は、以下の通りです。年会費永年無料ポイント還元率は1%、電子マネーEdyにも交換可能楽天Payの決済を楽天カードにすると最大で還元率1.5%こちらのクレジットカードも年会費は無料です。また、楽天は手広く事業を展開していますので、それぞれのサービス間での連携が進んでいることも特徴です。つまり、いろいろなサービスの利用を楽天で揃えると、楽天経済圏の中で有利に立ち回ることができるわけです。楽天カードでいうと、楽天Edyやキャッシュレスサービスの楽天Payとの連携が進んでいます。楽天カードのデメリットそんな楽天カードにもデメリットはあります。まず、楽天からの広告やキャンペーンのメールが多くてわずらわしいことがあります。ただし、これはメールを受け取らない設定にしておけばある程度は防止できます。また、楽天カードに楽天Edyが付帯していますが、カードを紛失してしまった場合、それまであった楽天Edyはなくなってしまいます。楽天Edyをよく使う方は、注意が必要です。楽天カードの入会審査実は、私はOricoカードTHE POINTと同時に楽天カードにも申し込みを行いました。通常、同時に複数のクレジットカードに申し込みを行うと、不正の疑いをかけられて審査は厳しくなります。なのになぜそんなことをしたのかというと、それまで私は年会費有料のクレジットカードしか持っておらず、退職を機に節約を始めたからです。審査の結果は、こちらも合格でした。この私の経験から、楽天カードの審査もそれほど厳しくないといえます。楽天スーパーポイントの使い方楽天カードを使ってもらえるポイントを、楽天スーパーポイントと言います。通常の還元率は1%です。ただし楽天市場で楽天カードを使ったり、5と0がつく日に楽天カードを使えば特典として還元率はアップします。また、楽天スーパーポイントは1ポイント=1円で使えますが、街の楽天提携店で使ったり、楽天Edyにチャージしたり、楽天証券で投資信託を購入したりと、本当に様々な用途で使用できます。ただ、いずれも楽天グループ内での使用になります。OricoカードTHE POINTと楽天カードを比較する以上、OricoカードTHE POINTと楽天カードについて解説してきましたが、結局どれがいいのでしょうか?それはあなたの生活の中で、何を最も重視するかによって変わってきます。なぜなら、それぞれに特徴が違っているからです。まずはこの二つのカードを比較しましょう。楽天カードは海外旅行で有利二つを比較してみると、OricoカードTHE POINTには海外旅行保険がついていませんが、楽天カードにはついています。海外旅行を頻繁にする人であれば、楽天カードを選んだ方がいいでしょう。ただし、こちらは利用付帯といって、日本で海外旅行のツアー代金を楽天カードで支払った場合のみ適用されることになりますので、注意が必要です。OricoカードTHE POINTはポイント交換先が多いポイント交換先を比べると、楽天カードは楽天関連だけですが、OricoカードTHE POINTのポイント交換先は多岐に渡ります。例えば、下記の交換先があります。Amazonギフト券iTunesギフトコードGoogle PlayギフトコードnanacoギフトEdyギフトIDファミリーマートお買い物券すかいらーくご優待券UCギフトカードこのように、オリコポイントは様々なサービスで使用可能です。もしも楽天関連以外のサービスを使うことが多い場合には、OricoカードTHE POINTを選んだ方がいいでしょう。ちなみに、私はオリコポイントをTポイントに交換して、毎月20日にドラッグストアHACでポイント使用約33%引きという特典を利用しています。最終的には両方持つという手もありこうして見てみると、使用方法にあまり重複がないようです。だとすれば、私のように両方のカードを持ち、どちらかをKyashのチャージに使用する、という使い方をするのも一つの方法です。ローンを組む際にあまり多くのカードを持っていると借入金が減るというリスクはありますが、2枚くらいならそれほど影響はないでしょう。それよりも、両方を利用シーンに合わせて上手に使い分ける方がお得と言えます。クレジットカードをお得に使うなら、まずはKyashから始めようお得なクレジットカードについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?誰でも初めてクレジットカードを持つとなると、いろいろと不安になるものです。まずはKyashから始めて、少しずつクレジットカードに慣れていきましょう。上手な使い方をすれば、決してカード破産などということにはなりませんので、安心してクレジットカードを申し込みましょう!
2019年09月02日一人暮らしの平均的な食費はや理想的な食費はどれくらいなのか。食費を抑えるにはどうすればいいのか。一人暮らしの理想的な食費の目安や節約術について解説します。一人暮らしの毎月の食費の平均額総務省統計局の家計調査によると、一人暮らしの1カ月の食費の平均額は約4〜5万円前後となっています。男女別で見ると、60歳未満の現役世代では男性のほうが女性よりも食費が1.5万円程度多く、60歳以上では差がほとんどなくなります。男性の食費が多い要因としては、食べる量の違いも考えられますが、弁当や惣菜などの調理食品や外食への支出が男性は多く、女性に比べ自炊をしている人が少ないことが推察できます。また男性は飲酒代も女性に比べて多く、食費を押し上げる要因となっています。住んでいる地域による食費の違い食費には住んでいる地域による違いもあります。総務省統計局の家計調査では、一人暮らし世帯の食費の平均額は都市部ほど多くなっています。地方別では近畿地方が月4万4,435円と最も多く、最も少ない北海道・東北地方と比べて約1万円の差があります。年間収入による食費の違い収入が高いほど食費の平均額は多くなっています。食費は支出全体の約4分の1を占めており、年収が高くなるにつれその割合は小さくなる傾向が見られます。逆に食費に占める外食費の割合は収入が高くなるほど大きくなり、年収600万円以上の世帯では食費の半分近くを外食費が占めています。一人暮らしの毎月の食費の目安一人暮らしの1カ月の食費の理想的な割合は、一般的に手取り収入の13〜15%前後。この割合は適正な食費の目安となりますが、住んでいる地域や収入、学生なのか社会人なのかといった個別の事情によって調整も必要になります。適正額は何円?手取り収入に対する食費の目安次の表は手取り収入の15%を食費とした場合の1カ月・1週・1日・1食あたりの金額の目安です。まずはあなたの収入に対して食費が多過ぎないかチェックしてみましょう。たとえば手取り収入が20万円の人が毎日1,000円のランチを食べていれば使い過ぎであり、見直しが必要と言えます。もちろん収入が多いからといって食費を増やす必要はありません。ちゃんとバランスの取れた食生活が送れているのであれば、貯蓄や投資に回すお金を増やすべきでしょう。むやみに食費を減らすのはNG食費は健康を維持するため最低限必要なお金。手取りの15%というのはあくまで目安であり、極端に食費が多いくなければ無理に減らすべきではありません。食費の節約は携帯代や家賃、保険料などの固定費、娯楽費などを見直した上で、無理のない範囲で行うのが基本です。一人暮らしの食費節約術一人暮らしの人が無理なく食費を節約するためにはどうすればいいのでしょうか。ここでは一人暮らしの食費節約術を9つご紹介します。食費にどれくらい使えるか細かく区切って予算を立てるコンビニではなくスーパー・ドラッグストアを使う自炊する学食・社食を活用するマイボトルを利用する外食はなるべくディナーではなくランチを利用する割引サービスを有効に活用する飲みに行く回数を減らす・家飲みにする1日1〜2食にする[adsense_middle]【一人暮らしの食費節約術①】食費にどれくらい使えるか、細かく区切って予算を立てる食費を適正額に抑えるためには、細かく区切って予算を立てるのがおすすめです。手取り20万円の方であれば、1ヶ月の食費の適正額は3万円。米や調味料などまとめて買う必要のある食材に5,000円を割り振れば、残りは2万5,000円。1週間あたりでは6,250円。週2回買い物に行くなら、1回あたりに使える金額は約3000円まで。このように細かく予算を設定すれば使える金額が明確になり、使い過ぎを防ぎやすくなります。外食をする場合には、外食費も含めた週単位の予算でやりくりするとよいでしょう。【一人暮らしの食費節約術②】コンビニではなくスーパー・ドラッグストアを使うコンビニは便利な反面、一部を除きほとんどの商品が定価で売られています。スーパーやドラッグストアであれば同じ商品が半額程度で売られていることも多く、コンビニで買うと高くつきます。食費を節約するのであればなるべくスーパーやドラッグストアを利用し、コンビニは利用しないのが基本です。【一人暮らしの食費節約術③】自炊する自炊は最も効果的な食費節約術です。一方で一人暮らしの自炊は材料を余らせてしまいがち。慣れていない人がいきなり始めると食材を無駄にしてしまい、外食や惣菜を買うよりも高くつくこともあります。簡単な料理から始める本格的に料理をするには調理器具や調味料がある程度必要になります。全てを揃えるにはお金もかかかり、もし自炊が続かなければ無駄になってしまいます。手間がかかると自炊が面倒になったり、必要な食材が多ければ食材を余らせてしまいやすくなります。慣れていない人はまずは簡単な料理から始め、自炊を続けることが第一。味噌汁を作ってごはんに納豆をのせるだけでも立派な料理です。慣れてくれば徐々に料理のレパートリーを増やしていくとよいでしょう。写真:tomon使用量の少ない調味料などは100円ショップで買う使用量の少ない調味料などは一人暮らしでは使い切れず、賞味期限を切らしてしまうこともあります。100円ショップでは通常よりもサイズの小さい調味料を取り扱っており、少しだけ必要な調味料などを買うのに便利です。最初は小容量のもので揃え、使用量に応じて通常のサイズを買うか判断するとよいでしょう。栄養豊富でコスパがよく使い回しが効く食材を選ぶいくら安く買っても食材を余らせてしまっては意味がありません。食材を購入する際はさまざまな料理に使えたり、そのままでも食べられたりする、なるべく使い回しが効く食材を選びましょう。使い回しが効き、栄養豊富でコスパもよい食材としては、次のようなものがあります。鶏胸肉豚細切れ肉豆腐キャベツ玉ねぎ大根卵乾物(春雨・切り干し大根・ひじきなど)まとめて作り置きする少量だけ作るのは難しく、食材を余らせたり、手間を考えると効率もよくありません。保存の効く常備菜や冷凍できるものをまとめて作り置きするのが効率的です。夜に作ったものを翌日の朝や昼のお弁当にするというのもよいでしょう。【一人暮らしの食費節約術④】学食・社食を活用する学食や社食は低価格で提供されていることが多く、利用できる人はうまく活用するとよいでしょう。【一人暮らしの食費節約術⑤】マイボトルを利用する(1日300円でも年間では約10万円)水やお茶、缶コーヒーなどの飲み物は外で買わず、家で作ったお茶やコーヒーをマイボトル(水筒)に入れて持っていくのも効果的です。毎日飲み物に300円使っている人であれば年間約10万円の節約になります。【一人暮らしの食費節約術⑥】外食はなるべくディナーではなくランチを利用する多くの飲食店ではディナータイムよりランチタイムの価格が低めに設定されています。メニューや量などに違いはあるかもしれませんが、ランチタイムのほうがお得なことが多いと言えます。【一人暮らしの食費節約術⑦】割引サービスを有効に活用するスーパーやドラッグストアなどが行っている割引サービスは還元率の高いものが多く、うまく活用したいところ。ポイントカードを作る店は普段よく利用する店に絞ることで効率よくポイントが貯まります。ポイントカードの作り過ぎはポイントが分散して効率も悪く、ポイントのために無駄な買い物をしやすくなるため好ましくありません。ポイントカードを作るなら2〜3枚までにしておきましょう。最近はPayPayやLINE Payなどの決済サービスが積極的にキャンペーンを展開しており、還元率の高い割引を受けられます。無駄な買い物をしては本末転倒ですが、必要な買い物で使えるなら有効に活用していきましょう。【一人暮らしの食費節約術⑧】飲みに行く回数を減らす・家飲みにする飲みに行けば1回で数千円以上の出費。食費を抑えたいのであれば必要性の低い飲み会は極力減らしましょう。親しい友人と飲むのであれば、家飲みにすればかなり出費が抑えられます。家族に迷惑がかからないのも一人暮らしの利点と言えます。【一人暮らしの食費節約術⑨】1日1〜2食にするただ食事を抜くのは好ましくありませんが、ちゃんと栄養が取れているなら食事の回数を1日3食にこだわる必要はありません。同じ食費でも食事の回数を減らせば1食にかけられるお金は増え、食事の内容を充実させることができます。1日2食の場合には生活スタイルに合わせて、家で食事できることの多い朝食と夕食の2食にして自炊する、昼食は学食や社食を利用できるから朝食か夕食のどちらか1食にするなど。この方法は人によって合う合わないがあるため無理は禁物です。一人暮らしは、食費だけでなく家計全体を見直すことが大切一人暮らしの理想的な食費と比べ見直し余地のある人は多いと言えます。ただし食費は家計の支出の一部であり、食費だけの見直しでは節約効果は限定的。無理なく効果的に節約するには家計全体を見直すことが大切です。特に家賃や携帯料金、保険料などの固定費は金額が大きく、一度見直せば節約効果が持続するため優先的に見直したほうがよいでしょう。一人暮らし世帯の理想的な支出割合は以下の通り。使い過ぎている支出項目がないか確認してみましょう。[adsense_middle]一人暮らし世帯の理想的な支出割合※飲み会などの費用は趣味娯楽費や交際費の一部に含めても良い。
2019年08月30日