同じ孫なのに、孫同士で扱いに差が出る、祖父母からの「孫差別」。孫差別を感じた時は、どのようにして対処したら良いのでしょうか?「うちの子は姉弟2人。男の子好きの義母が、弟ばかりをかわいがって、お姉ちゃんがかわいそう…」「ずっと私よりも姉をかわいがってきた父が、私と姉に子どもが生まれてからは、姉の子どもばかりかわいがる」こんな孫差別に遭遇したときの対処法を、心理カウンセラーの筆者がご紹介します。孫差別をする祖父母の心理は?孫差別をする祖父母の心理の裏側には、孫の親である息子や娘、その配偶者への感情が隠されていることがよくあります。長男が家を継ぐという考え方の人なら、長男の子どもだけは別格だから優遇する、という祖父母もいるでしょう。あるいは、息子よりも娘のほうが気の置けない関係で何でもズバズバ言える、と思っている祖父母なら、息子の子(内孫)より娘の子(外孫)を優先させるかもしれません。実際、内孫よりも外孫を優先させる祖父母のほとんどが、「息子の子はお嫁さんに気を遣うので何もできないが、娘の子なら自分の好きに扱って良い」という考え方を持っています。差別のパターンはさまざまで、例えば同じ両親から生まれた子でも、長男と次男とで差を付けられる場合があります。これは祖父母が、「長男の長男だから優先すべき」または「小さい子だから優先すべき」と考えているのかもしれません。いっぽうで、「男の子より女の子が好きだ」あるいは反対に「女の子より男の子が好きだ」という理由も存在し得ます。これらとは全く別に、単純に会う回数が多いなど、「なつくからかわいい」「なつかない孫はかわいくない」という理由で差別をする祖父母もいます。やっぱりなついてくるものはかわいく思えてしまうのですね。考え方は人それぞれですが、「そもそも孫同士で差別するのはおかしい」と考え、意識して平等に扱おうとしていない限り、孫差別は非常に起こる可能性が高いものなのです。そんな祖父母の中には、自分の子どもを、きょうだい間で差別していた人も少なくありません。祖父母が子育てをしていた時に、長男よりも次男のほうがかわいかったので、長男の子よりも次男の子がかわいい…という人もいます。「モノによる」「言葉や扱いによる」孫差別、どう対処する?孫差別に多いのは、「モノによる差別」と「言葉や扱いによる差別」の2パターンです。モノによる差別には、例えば「長男のときはランドセルを買ってもらったのに次男のときはなにもない」「親戚一同で遊びに行ったのに、一部の孫にしかお土産がない」といったようなものが挙げられます。これは、モノが存在していない以上、その場ではなかなかフォローする方法がありません。特にランドセルのような、子どもが知らないようなことならともかく、親戚一同で集まったときに気に入った孫にしかオモチャがないような時は困りますね。言葉や扱いによる差別は、例えば「●●ちゃんは勉強ができてえらいね~」などと、特定の孫ばかり褒める。あるいは、親戚一同で集まったときに、特定の孫にだけ何を食べたいか聞いて振る舞い、他の孫には一切聞かない…などがあります。いずれの場合も、最も効果的な対処法は、「孫の親である自分自身と祖父母が親しくなり、子どもが孫として祖父母になつく」ということです。祖父母とは、娘息子も独立してしまい、老いもあってか、人生に寂しさを感じやすいもの。そんな時、自分に厳しくも優しくしてくれる相手、「おじいちゃん、おばあちゃん!」と言って立ててくれる相手がいれば、その相手を優遇したくなってしまいます。差別されると疎遠になりたくなるのが人間の心理ですが、そこをぐっとこらえて、あえて相手の懐に飛び込むことが必要になるかもしれません。子どもにも、年配者に対する礼儀や態度、身の処し方を指南する良い機会でもあるでしょう。連絡をこまめに取って、体調ケアを気に掛けたり、子どもの成長や今の様子、子どもの好むものを報告し続けることで、祖父母からの扱いが変化することも。ただし、差別の度合いによっては、子どもの心理的なケアを優先すべき時もあります。いくら祖父母に対して親切に振る舞っても、相手が変化するとは限らないのが難しいところ。祖父母から自分や、時には両親が差別されるのを目の当たりにして、子どもが祖父母の側に行くのを嫌がったりする場合は、子どもたちが大きくなるまで、実家や義実家から距離を置くという選択をする家族もいます。そこまではしたくない、という時は、他家の孫とは違う時期に祖父母を訪問し、同時訪問を避けるなどの工夫をしてみましょう。祖父母には期待をしすぎないこと脇から見ている親世代には、信じられないようなことですが、孫差別が起こるとき、孫差別をしている祖父母には、その自覚がないことがほとんど。自覚がないので、こちらがストレートに孫差別を指摘しても、「そんなことないわよ」と言われたり、逆に相手の気分を害してしまうことが多いでしょう。孫差別には、祖父母のその時の経済状態や、体力の有無も関わっていることがあります。先に生まれた孫にはランドセルがあったのに…というのはその最たる例で、現役時代に生まれた孫と、引退してから生まれた孫とでは、誕生祝いで差を付けられることも。まずは、祖父母には期待をしすぎないことが重要です。最近では、あれもこれもやってもらって当たり前だと考えている親世代もいて、その期待に対する裏切られた感が「孫差別をされた」という感覚につながっているケースもゼロではありません。祖父母も人間!孫差別をできるほど元気なのは儲けものだと思って、親世代が「そんなもんだよね…」というおおらかな気持ちでいることも大切ですよ。<文・写真:フリーランス記者あん茉莉安>
2018年06月06日いよいよ年長ママのランドセル選び「ラン活」が本格化する時期。色も機能もさまざで迷ってしまいますね。そこで頼りになるのは、やっぱり現役小学生ママの声。実際に使ってみたからこそ分かった、選ぶポイントを紹介します。買ってよかった!成功例エピソード■色は通う小学校の傾向をリサーチ小学生の登下校の様子を見に行ったところ、シックな色合いのランドセルを背負っている子が多かったので、茶色を選びました。娘も「友達と色が一緒でうれしい」と感じているようです。(大阪府・YS)■使い勝手のよさにこだわるべし!小1のお姉ちゃんに「荷物を留めるナスカンは利き手側にあった方がいい」「鍵を入れるチャック付きのポケットがあると便利」など教えてもらいました。使い勝手を考え、細部にこだわって良かったです。(神奈川県・MT)■手ぶらで通える大容量で通学楽ちんA4サイズよりも幅広の教材が配布されると聞いていたので、A4フラットファイル対応のものを購入しました。教材が楽に入るだけでなく、体育着や道具箱なども詰め込めるので、両手が塞がらずに済んでいます。(千葉県・KN)■背当てのフィット感を重視して疲れ知らず!お店の人から「背当てが体型に合っていないとベルトがずり落ちてしまう」と聞き、とにかくフィット感を重視しました。おかげで片道20分以上の距離も「疲れた」「重い」と言わずに通えています。(柏市・YI)こうすればよかった…失敗例エピソード■気付かなかった男子の目の付け所購入時は「何でもいい」と言っていた息子。こだわりがないと思いきや、入学後、友達のランドセルの自動ロック機能を見て「あれがよかった~」と言っています。男子は色より機能にこだわるみたいです。(東京都・TM)■ママがこだわった本革が裏目に…丈夫さを重視して本革にしたのですが、小柄なわが子は毎日「肩が痛い~。重い~」と言っています。教科書を入れると大人でも重いと感じるし、本革の中でも比較的軽いものを選べばよかった。(愛知県・SK)■じぃじ・ばぁばの説得に失敗…出資者のじぃじ・ばぁばの意見を取り入れて赤いランドセルに。しかし、クラスの女子の大半はラベンダー・ピンク・水色などで、娘はいまだに不満げ…。今どきのランドセル事情をちゃんと伝えればよかったです。(北海道・AK)■箱型の筆箱が場所を取ってしまう…教科書の上に筆箱を乗せられるタイプにすればよかったとちょっと後悔。筆箱を入れると体育着や給食袋が入らず、無理やり詰め込むと、せっかくアイロンを当てた白衣などがシワシワになってしまいます。(千葉県・MS)(illustrationTAKANA Kana)
2018年06月06日待ちに待った始業式のはずが…4月です。新年度です。長男も小学3年生の春を迎えました。春休み中、3年生になることへの緊張の気持ちを話すこともあり、毎日のように始業式の日にちを確かめ、「あぁ、この日から学校かぁ…」とドキドキする日々を送っていました。そしてついに春休み最終日の夜。Upload By ラム*カナ「春休み終わりなの!?」と絶叫する長男…。いやいやいやいや、あんだけ確認していたでしょうよ!キミの脳内カレンダーどうなってるの!…と、一応ツッコみ。ま、予想範囲内な反応なんですけどね。自分から始業式準備!「おっ!」と思ったのもつかの間Upload By ラム*カナでもそのあと、そそくさと自ら筆箱の中身を整え始めまして、「おっ!偉い!」なんて思ったら…なんでしょう、この消しゴムの充実感。それに対する鉛筆の不足感。(ちなみに鉛筆は芯が折れています。そしてそもそも短い!)ひとまず、先日無事(?)に新学期を迎え、元気に学校へ行った長男。颯爽と帰ってきましたが、さて、ランドセルの中をチェック。あれあれ…!?始業式の日といえば、いろいろなプリントをもらってくるはずですよね。帰宅後、長男のランドセルをチェックしたらですね…Upload By ラム*カナぜーんぶ忘れてきましたよ!新年度早々、持ち物や時間割が行方不明!という幸先のいいスタートを切りました!あいかわらず絶好調です!!泣ける!!(ありがたいことに、しっかり者のお友達と同じクラスになれたので、その子のママに連絡をして情報を得られましたが、やはり膨大な量の要記入プリントが配られたと聞き倒れそうになりました…)なにはともあれ、楽しい3年生になりますように!
2018年04月13日1年生を終えたぐっちぃ家のこまめちゃんとのまめちゃん。1年間使ったランドセルカバーを見てびっくり!2年生になると、黄色いランドセルカバーともおさらばなのです。実は昨年からちょいちょいかわいいカバーを探していたんですけど、結局「まだ早いかな」って先延ばしにしてたらギリギリになってしまったという…。吟味してる背後でくまさんが「それって必要なの?」って言い出してきましてね。見ろ!これを!あってよかったランドセルカバー。双子たち曰く、学校や学童でふざけてた子たちに書かれた。って言うんですけどね。たぶん、自分たちもランドセルを机にしてお絵かきでもしてたんじゃないかな…(詳細は不明)とにかく、これをみる限り新しいカバーは絶対必須!
2018年03月31日でしゃばり、ケチ、おせっかいに無関心…!?孫の入園・入学にまつわるお義母さまの仰天エピソード間もなく入園・入学シーズンですね。お子さんの入園や入学を楽しみにしているママも多いのでは。それはお義母さまにとっても同じこと! かわいい孫の入園・入学とあれば、張り切らずにはいられない気持ちわかります。でもソレ、やりすぎじゃないの!?とビックリさせられたことはありませんか? そこで今回は子どもの入園・入学にスポットを当て、みなさんから寄せられた「孫の入園・入学にまつわるお義母さまの仰天エピソード」を紹介します。2018年1月24日~2月19日、あんふぁんWebでアンケートを実施。回答数:58件イラスト:春吉86%ちょっとケチ!? 財布の紐がやたら堅い…義父母にとって初孫にあたるうちの息子。ランドセルのことを気にしていたので「一緒に見に行きます?」と誘ったら喜んで同行。でも、息子が選んでいる時にあーだこーだ言ってくるのに、いざ購入するとなると遠くに離れて見ているだけ。えっ?支払いしてくれないの!? 確かに「買ってあげる」とは一言もなかったけど、少しぐらい出してくれると期待していたのに…。息子は「おばあちゃんたちに買ってもらった」と思っているが、「お父さんが買ってくれたんだよ」と説明している(ぴっころりん)義母が来春小学生になる娘の勉強机に、夫(息子)が子どもの頃使っていたお下がりはどう?と言ってきた。物を大事にするのはいいけど、コンパスの針で開けたような穴がたくさんありボロボロ。さらに、義母宅から我が家は遠いのでものすごい送料になるし、買ったほうが安いんじゃないの?と思う。夫にすかさず断ってもらったが「いくらかかったと思ってるの〜」と不満たらたら(ハトムギ)ランドセルや机の値段を聞くだけで、一切お金を出す気がない義母。娘を「内孫」と言うのは口だけで、義妹の子ども達ばかりに気や金を使う。それなら聞かないでほしい(みったま)子どもは敏感なんです… “孫差別”反対ー!!長男は義母にとって初孫でそれはそれは大事にしてくれるが、長男と次男の対応に落差がありすぎ! 長男入学の際は早くから「ランドセルは私が日本製のいいやつを買う!」と言ってくれ、実際に購入してくれた。一方、今年は次男が入学すると伝えているのに、ランドセルのラの字も出ない。結局、次男のランドセルは私の母が買ってくれたけど…。お義母さん、次男も差を感じていますよ〜(しゅんめりー)義妹の子ども達が保育園入園や入学、中学進学の時は、「お兄ちゃんなんだから、お祝い渡さないと」と会うたびにしつこく言われた。義母も義妹にお祝いを渡していたようだが、娘が入園する時は「おめでとう」の言葉だけで、お祝いの品やお金は一切くれなかった。4月から小学生になるが、多分今回も同じだと思う。義母の孫差別、娘も何となく分かってきているような気がする…(はっち)上の子だけにお祝いをくれる義母・義姉妹なので下の子がかわいそうに感じてしまう。また、義姉の子どものことになるとうちの子との差別化が激しい。お祝いのお金をちゃんとあげなさいよとか、お年玉も親戚が少ないんだから多めにね、などよく言われる。お返しは一切ないが…(ほのぼの)勝手に決めないでっ!義母が憧れていたカトリックのお嬢様学校の付属幼稚園に娘を入れるように強く薦められ、そうせざるを得ない状況に。本当は近くの市立幼稚園にするつもりだったのに…(のぶりん)入園式の服装から持ち物、髪型まですべて義母に仕切られた。また、入園祝いの食事会に近所の人まで呼び大事に。私は家族だけでアットホームにやりたかったのに…(ひらっち)ランドセルや子どものスーツ選びに口をはさんで勝手に選ぼうとする。なるべく会わないようにして、子どもが好きな物を選ばせることにすると言いきった(メモン)あのぅ… 母親は私なんですが!!入園式のために着物を新調した義母。参列者は両親のみと決まっている園だったのでやんわりお断りしたら、あなたは家にいたらと言われた。母親のフリをするつもりだったらしい。ビックリした!(あや)孫の入学式に義母も参加した。入学式当日、くりんくりんの巻き髪にバッチリメーク、淡いピンクのワンピースで登場した60代の義母。若作りしすぎでちょっと痛々しい…。当の本人は「ママと間違えられたら困っちゃうわ〜!!」と得意げな様子。大丈夫! 間違えた人は誰もいませんでしたから(苦笑)(ねねでぶ。)園や学校から、式に参加できるのは保護者2人と指定があった。ちょうど夫が休めるので、2人で出席出来るね♪と話していたら電話がきて、義父母で出るつもりだったのにと不満爆発で困った。誰が親だかよく考えてほしい(ゴタゴタは大嫌い)厚意はうれしいけれど… ハッキリ言って、ありがた迷惑!息子の入学式に何を着て行こうかなと言っていたら、「着付けてあげるから私の着物を着ていきなさい」と義母。結局、嫌と言えずに渋々着ていくことに…。かなり古い着物で防虫剤のにおいはキツイし生地は薄いしで、寒くて風邪を引いてしまった(なな)入学式当日、朝早くから見せたい物があると言われ待っていたら、夫(息子)の入学式の写真だった。確かに懐かしいし笑えたけれど、入学式当日の朝の一番バタバタしてる時に見る必要はあったのかな…?(マナティ)初孫の入園式。私達の園は少しだけおめかし的な感じで行くのが子ども達の入園式スタイル。逆にキメ過ぎると浮いてしまう。それに合わせて用意してたのに、これを着なさいと半強制的にキメッキメのスーツが用意されていた。無下にできず、使えるものは使い崩せるところは違うものに変えてみたりとキメッキメにならないように工夫した(二児のおかん)“張り切りすぎ”も“無関心”も考えもの!?前日から泊まりに来て、つきっきりで準備していた。放っておいた(ひだまり)写真を撮って見せていたら、近所の人にも見せるから置いていくように言われ、まわりに見せまくっていたことがあった。最終的に、離れたところに住んでる近所の人の子どもにまで見せていたことがわかりビックリ(苦笑)(pan)超自己中心的な義母は、全く孫に興味なし! 友人とのランチや美容にしか興味がないようで、入園祝いのひとつ(「おめでとう」の言葉さえ)もなかったのにはビックリだった!(ぴよち)
2018年03月22日小学校入学と言えば、ランドセルの購入。祖父母からのお祝いに贈られるという話もよく聞きます。そして、親が用意するモノには、体操服、上履きと「定番」を想像する人も多いでしょう。しかし、そういう「定番」はあなたの地域だけかもしれません。今回は、北海道在住の筆者が、北海道ならではの、入学に必要な持ち物について紹介します。北海道の小学校は体操服がない!水着も自由!だけど・・・東京や関西、九州などから、北海道に引っ越してきた人が驚くのが、北海道の小学校には体操服がないこと。下は黒のショートパンツで、といった色や形の指定もまったくありません。体育の日はジャージで学校に行く子も多いですが、動きやすい服装であれば何でもOK。学校で着替えるということがないので、ちゃんとチェックしないとスカートで体育をするという場合もあります。運動会は、札幌の場合5月か6月が多いのですが、運動会のときだけは、学年の表現(ダンス)に合わせて、上は白のTシャツでといったお達しは来ます。年に4回ほどしか行われない水泳の授業では、水着も自由で、「スクール水着」という概念すら存在しません。女の子はふりふりのピンクや黄色の水着を着用している子も多いです。体操服もなく、シューズも自由、つまり学校専用である必要がないので、お金がかからないかと思いきや、北海道の小学校ではスキーセットが必須になります。これが意外とやっかいで、子どもの身長と足のサイズにきちんと合ったサイズでないと危ないため、すぐに大きくなる子どもに合わせて買い替えが必要です。スキーの持ち運びや学校での保管のための、スキーケースやスキー靴バックも必要で、フルセットでそろえるとなかなかいいお値段です。そのため、期間レンタルの利用や中古ショップの利用もにぎわっています。合わせて、中学年以降はスキー場での実習がある小学校が多く、バス代やリフト代の徴収もあります。指定の上履きもない、制服のある公立小学校は存在しないバレエシューズタイプの「上履き」を指定で履いている、という小学校も多いと思いますが、北海道では外で履くようなスポーツシューズを校内で履く場合が多いです。つまり、上履きも自由で、体育館シューズなどはありません。規定があるとすれば、運動ができる靴であること(スリッパやサンダルはNG)と、学校によっては、靴底が白などの指定はあるようです。また、本州などではちらほら、制服のある公立小学校も存在しますが、北海道の小学校では現在、制服のある公立小学校は存在しないようです。ちなみに、札幌では、制服のない公立高校(進学校)もあるんですよ。どこまでも自由裁量が大きいのが北海道の学校の特徴とも言えそうです。自由選択ではなく、共通のランドセル型カバンが増えてくる?さてさて、冒頭でお伝えしたランドセル。北海道ではみんな自由なランドセルで登校しているかと思いきや、札幌の隣町・小樽では「ナップランド」というランドセル型のカバンが主流になっているそうです。京都近郊では「ランリュック」といって、指定のリュックサックで登校する小学校もあるようですね。札幌市内ではまだまだランドセルが主流ですが、ランドセルでなくてはならない決まりはなく、高学年になるにつれて市販のリュックサックに切り替えていく子どもも多いです。小学校のお祝いにランドセルを考えている身内がある場合は、学校の様子や子どもの要望など、よく確認してみるといいかもしれません。春は進学の季節と同時に、転勤や引っ越しが多い時期です。住んでいる地域が違えば給食のメニューが違うように、服装やランドセル、用意する持ち物が異なります。もちろん、時代の違いもあるかもしれません。親や祖父母が思い描く小学校の「定番」と違うこともあるので、特に転勤や引っ越しで、住み慣れた地域ではない小学校へ入学する際には、よく確認してみることがポイントです。<文・写真:フリーランス記者小柳結生>
2018年03月06日お子さんが小学生になると同時に、仕事の都合などで初めて子どもに鍵を持たせるというママも多いのではないでしょうか?鍵をなくさずにちゃんと管理できるのか、と不安に思う気持ちもあると思います。そこで、実際に子どもに鍵を持たせている先輩ママたちに、鍵の持たせた方をリサーチしてみました。キーチェーンやキーケースでランドセルに付ける最もスタンダードなのが「スパイラルになっているキーチェーンをランドセルに取り付けて、鍵をランドセルのポケットに入れる」という方法。キーチェーンは100均でも手軽に購入できるそう。ただ、ランドセルを下ろして鍵を取り出すのを子どもが面倒くさがったり、ドアの前で時間が取られることが防犯の観点では狙われやすいということを危惧する意見も。そこで最近の主流になりつつあるのが、ランドセルの肩ベルトに取り付けられるキーケース。「リールつきで取り出しやすく、娘はランドセルと同系色のデザインを選んで楽しんでつけている」という先輩ママも。デザインが豊富で、ネット検索するとさまざまなバリエーションがヒットします。ランドセルが心配なら洋服に付ける「帰り道にランドセルを放置して公園で遊びそう」「ランドセルにキーチェーンやキーケースが付いていると、鍵を持っていることが他人にわかってしまう」と不安なママには「洋服につける」方法があります。「ズボンやスカートのベルト通しに、紐や伸びるキーホルダーを付けてポケットに入れて持たせている」というママも。次の日に着用する予定の洋服に毎日付け替えなくてはならないので、ランドセルに付ける方法よりも手間はかかってしまいます。他にも、制服がある学校の場合は「制服のブレザーに手縫いで内ポケットを付けて鍵入れを作った」というママもいました。鍵の大切さや防犯について子どもに伝える鍵を持たせる前にはほとんどのママたちが、鍵の重要性や、なくすとどんなことが起こるのか、をわかりやすく丁寧に伝えたそうです。また、必要なとき以外は鍵を見せたり出したりしない、ドアを開けるときは周りに人がいないかを確認する、などの防犯対策についても毎日のように話し聞かせているとのこと。今回のリサーチで、子どもに「鍵は大事なもの」としっかり認識してもらい、その上でママたちが子どもに合った鍵の持たせ方を検討した様子がよくわかりました。お子さんがもうすぐ新一年生になるママたち、ぜひ参考にしてみてくださいね!<文:フリーランス記者飯作紫乃>
2018年01月15日ついに!初めてひとりでお支度をやってのけたと思ったら…“しっかりしてる”とは程遠い我が家の長男の平日の朝は毎日毎日「ほい!ハンカチ!」「はみがきしたー!?あと10分で出るよー!」「そろそろランドセルしょってーーー!」なんて私の大声が飛び交うのが恒例なんですが、Upload By ラム*カナなななななんと、誰にも何も言われず、出発時間にランドセルを背負い、登校準備を完了させているではないですか!!Upload By ラム*カナ感動したのもつかの間…Upload By ラム*カナはい、着替えてませんでしたよ、っと。スムーズな朝は、まだまだ遠い。
2017年12月08日双子の兄弟が就学年齢に。長男は特別支援学校、次男は通常学校への入学が決定重度自閉症の長男は、比較的早い段階で特別支援学校への入学が決まっていました。そして我が家は双子であるため、同時に通常学校へ入学する次男の学校手続もしなければなりませんでした。忙しい日々でしたが、10月に長男の就学通知書が届いた時にはなんだか肩の荷がおりてほっとした気持ちになったものです。入学前の準備。支援学校のカバンはランドセル?それとも?Upload By シュウママそして11月も過ぎたころ、はっと気が付いたのは長男が学校に持っていくカバンのこと。次男はもちろんランドセルのつもりでしたが、長男はランドセルが必要だろうか――入学説明書にはこのカバンで!という明確な記載がなかったので、私は支援学校に問い合わせてみました。電話で丁寧に答えて下さった女性の返事は「特に規定はありませんよ」というものでした。Upload By シュウママこの言葉を聞いた私は、じゃあリュックでいいかな…と思い大きめの新しいリュックサックを長男のために、次男には同じ頃、ランドセルを購入しました。次男のランドセルをじっと見ていた長男に、母として想うことピカピカのランドセルを見て次男は嬉しそうでした。色は黒、ふち取りは赤、何日も前から次男が選んで注文しておいたものでした。入学式の前から次男はランドセルを背負い鏡を見て満足そうにしていました。そんな次男の姿を療育から帰ってきた長男がじっと見つめていました。Upload By シュウママ次男がランドセルを床に置いて遊びに行ってしまうと、長男はランドセルにそろりそろりと手を伸ばしました。どうしたのかな?と見ていると、長男はランドセルの肩ベルトに腕を通して背負おうとしました。けれど不器用で筋力のない長男は、うまく手が通せなかったのかごろりと前のめりになり床であごをごんっ!と打ち、大きな声で泣き出しました。Upload By シュウママ私は驚いて長男のあごをさすってやりました。もちろん長男は痛くて泣いているのでしょう。でもこの泣き声がまるで「僕もランドセル背負いたかった!」という長男の叫び声に聞こえてきました。私はランドセルにするか、リュックにするか、ほとんど逡巡せずに決めたことに対して申し訳ない気持ちになりました。当時、まだ言葉で意思の疎通ができなかった長男に、どちらかを選択させるという考えが私にはなかったのです。ごめんね…と私は長男に謝りました。Upload By シュウママ長男が入学。そこで目にしたのは…そしてひと月が過ぎ長男は支援学校に入学しました。ほどなく父兄の懇談会が長男の教室で行われました。私は同じクラスのお母さん達に挨拶しながら、何気なくロッカーに目をやりました。すると長男のリュックの入ったロッカーの隣りに、横長の形をしたランドセルがあることに気がつきました。Upload By シュウママ「横に長いランドセルってあるんですね」私はランドセルの子のお母さんに聞いてみました。障害児を育てる親に寄り添うランドセルがあったするとそのお母さんは微笑んで言いました。Upload By シュウママお子さんは足が悪いため、車椅子に取り付けやすいベルトがついていることと、沢山荷物が入るということが横型ランドセルを選んだ理由だそうです。最近は障害のある子ども用のランドセルも充実しており、多機能でいろんな色が選べるんだというお話でした。「何よりランドセルを背負った姿が見たかったから・・」お子さんを優しい目で見つめながら言われた気持ちが、私にはよく分かりました。障害のあるお子さんをお持ちなら親は何度も選択を強いられます。そしてそれはとても辛い選択です。普通学校の支援級ならランドセルが必要、でも支援学校なら必要ない――それもその一つです。けれど障害があっても背負えるランドセルもある。それは苦しみを少しだけ軽減してくれ、親心に寄り添ってくれる素敵なランドセルだなと、私もほわっと温かい気持ちになるお話でした。
2017年10月12日「ランドセル買う?買わない?」ってどういう意味?小学校に入学する時にほとんどの子がランドセルを買ってもらうと思います。私も長男が生まれた時、この先待っている楽しみな行事の一つにランドセルの購入がありました。ランドセルの購入は小学生になるまで無事成長してくれたお祝いの意味もあると思います。ランドセルを背負った姿を見るのを楽しみにしている家族も多いのではないでしょうか?『光とともに…』(戸部けいこ/著)の中に、何度かランドセルを買うか買わないか、という話題が出てきます。特に印象的なのは、就学を前にするママの「うちはもうランドセル買ったよ」という言葉。Upload By モンズースーUpload By モンズースーこれを読んだとき「ランドセル?皆買うんじゃないの?」と少し不思議でした。Upload By モンズースーランドセルを買うかは「特別支援学校へ進むかどうか…」Upload By モンズースーUpload By モンズースー支援を受ける子のママ達と話す中で、特別支援学校ではランドセルを使わないと知り納得しました。ランドセルを買うかどうかは「特別支援学校へ進むかどうか…」という意味だったのです。ランドセルを買ってあげたい親心。でも障害児の進学先はなかなか決まらないこともUpload By モンズースー最近では6月ごろから新作が販売されるランドセル。周囲がランドセルの購入の話をしていますが、まだその時期には発達の遅れのある子たちは就学先が決まっていません。光くんのように、3学期になっても特別支援学校か地域の小学校か進路が決まらず、ランドセルが買えなかったという子の話も以前聞きました。来年1年生になる長男。どうなるランドセル問題Upload By モンズースー来年就学を迎える長男。「進路が決まる前に買っていいのかな?」「地域の小学校に入学できると考えて大丈夫なのかな?」と我が家でも複雑な気持ちです。そんな中、同じような境遇のママが「特別支援学校に決まったら好きなカバンが選べるから楽しみ」と話してくれました。周囲と形は違うかもしれないけど、それぞれ成長を祝う環境があるのだと気づかされました。※このコラムは『光とともに・・・~自閉症児を抱えて~』の場面の中から発達障害の事例を取り上げてご紹介しています。秋田書店『フォアミセス』誌でも掲載しています。よかったらお手にとってご覧くださいね!フォアミセス|秋田書店
2017年09月02日孫の誕生は誰だってうれしいもの……そう思っている人は多いですよね。実際、孫を甘やかしすぎる両親・義両親に頭を悩ませている人もいるでしょう。しかし、一方では孫が生まれたことで“孫ブルー”に陥る人たちがいることをご存じですか?日頃から「うちのおじいちゃんおばあちゃんは孫を可愛がってくれない」と思っている人は、もしかしたら両親・義両親を“孫ブルー”に追い込んでしまっているかもしれません。今回は、両親・義両親を“孫ブルー”にさせてしまった人の体験談とその対処法についてお話ししています。●祖父母世代の知られざる本音世間一般では、“おじいちゃんおばあちゃんは孫を可愛がるもの”というイメージが定着しています。そのため、毎年お盆休みや年末年始に帰省するという方は、「両親・義両親を喜ばせたいから」という理由で帰る人も少なくないでしょう。また、自分だけでは子育てが大変だからと両親・義両親と一緒に住む人もいますが、その根底には「向こうも多少はうれしいはず」という意識が少なからずあるのではないでしょうか。しかし、価値観が多様化した現代では“孫の誕生”は必ずしもうれしいものではなく、むしろ気持ちが落ち込んでしまう人もいると言われています。たとえば、孫の子育てに協力することで自分の時間がなくなる、お金がなくなる、自分では老けた感覚がないのに“おばあちゃん”と呼ばれる……などが原因になると言われています。この複雑な心情のことを、著書『子や孫にしばられない生き方』の中で河村都さんが“孫ブルー ”と命名して話題になったことは記憶に新しいですね。「孫かわいいでしょ?」と善意だけで面倒を押し付けられがちな彼らですが、実際の心中ではウンザリしていることも少なくないのです。●孫ブルーにさせてしまった人の体験談●(1)気づけば母の自由な時間を奪っていた『うちは共働きなので、基本的に朝から夕方まで子どもの面倒を母に見てもらっていました。「母も孫と触れ合えてうれしいはず」と思い込んで丸投げしていたのですが、ある日母から「言いづらいけど、これ以上はお父さんとお母さん協力できないよ」と言われました。理由を聞けば、本来は私たちの子育てが終わったら海外旅行や趣味などに没頭する老後を送る計画だったのに、孫の世話で自分の時間が全くとれなくて困っている とのこと。母の切実な訴えを聞いているうちに、とても申し訳ないことをしていたと気づきました』(38歳女性/医療)「孫と触れ合えてうれしいはず」……このような気持ちで子どもを両親・義両親に預ける人は少なくないと思います。しかし、人によっては孫の世話よりも自分たちの生活を優先したいという人も当然存在することを忘れてはいけません。それに気づかずに協力を仰ぎ続けることで、両親・義両親を“孫ブルー”に追い込んでしまうこともあるようです。●(2)「おばあちゃん」に傷ついていた義母『言われるまで気づけなかった自分が情けないですが、義母はずっと「おばあちゃん」と呼ばれることに抵抗があった そうです。それも当然で、孫が生まれたとき義母はまだ40代。私自身もあの年でおばあちゃんと呼ばれることには耐えられないと思います。子どもが1歳になったころに打ち明けてくれて、今では可愛らしいあだ名で呼んでいます』(27歳女性/飲食)自分の子どもが比較的若い年齢で孫を産んだ場合、40代でも「おばあちゃん」になり得ます。呼び方としては間違っていませんが、女性として40代なのに「おばあちゃん」と呼ばれるのはやはり抵抗があるものです。また、40代に限らずいくつになっても「おばあちゃん」と呼ばれることを悲しむ人もいます。呼び名については事前に希望のものを聞いておくようにしましょう。●(3)金銭的負担を強いていた『孫のためだからとランドセルや勉強机、ゲームなどを買い与えてくれた両親。感謝しつつも心の中で「当然」という気持ちがどこかにあったんだと思います。毎週うちへ来てもらうための交通費や孫に買ってあげるオモチャなどの代金について一度も「ありがとう」と感謝したりお金を返したりしませんでした。最初のうちは我慢していた両親も、「親に頼りすぎている」 と怒ってあまり来てくれなくなりました。そのとき、はじめて孫に使うお金のために自分たちの食費を削っていたことも知りました。実の両親とはいえ、甘えすぎていたと思います』(41歳女性/不動産)ランドセルや勉強机などの学習用具やオモチャ、お菓子など祖父母世代が孫に消費するお金は決して少なくありません。とくに定年退職して年金で暮らしている場合は家計へのダメージが大きく、孫のために普段の生活から節約をしているという人もいます。最近では孫にお金を使いすぎて老後に破産してしまう“孫破産”という言葉も話題となりました。実の親だからと油断していると、いずれ関係がギクシャクしてしまいます。●両親・義両親を孫ブルーにさせないために両親・義両親を“孫ブルー”にさせないためには、まずは「身内だから」という甘えを捨てる 必要があります。彼らが孫のために費やしてくれるお金や時間は有限ではなく、とても貴重なものです。協力を求めるのはなるべく最小限にとどめ、どうしてもお金や時間を使ってもらう必要がある場合は感謝や何かしらの見返りを用意することが大切です。また、両親・義両親との関係を良好に保っておくことは、子どもたちにとってもメリットがあります。両親・義両親に度を超して甘えてばかりいると、最悪絶縁状態に陥ることもあり得ます。そうなれば孫は祖父母に会うことができなくなります。関係を良好に保っておくことで、孫は祖父母の愛情を満足に受け取ることができるのです。----------いかがでしたか?まずは両親・義両親に迷惑をかけている、と自覚することから“孫ブルー”の予防は始まります。自分たちは大丈夫かどうか、一度考えてみてくださいね。【参考文献】・『子や孫にしばられない生き方』河村都・著●文/パピマミ編集部●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年08月26日我が家も「ラン活」開始!でも少し不安なことも…出典 : 「毎年前倒しになっている」と噂のランドセル商戦。気に入ったデザインのものは早めにゲットしなければあっという間に売り切れてしまうのだそうです。昨年の夏には我が家も例に漏れず、子供のランドセルを選んで購入する、通称「ラン活」をスタート!実はこれでも遅いそうなのです。正直私の中では「行く学校がまだ決まってないのに、ランドセルを買ってしまっていいのだろうか…?」となかなか踏み出せずにいたのでした。当時、自閉症スペクトラム・ADHD・知的障害のある長男の、就学相談真っ只中。私の壮大な「ブレ」によって希望進路を「支援級」→「通常級」→「やっぱり支援級」とウロウロしていた頃でもありました。特別支援支援学級の中にはランドセル必須でない学級もあるようでしたし、もし特別支援学校に進学する場合、長男の学区ではランドセルではなくリュックになります。張り切ってランドセルを買っても無駄になるのでは…そんなことを思いながらも、「小学1年生の象徴」とも言えるピカピカのランドセルを背負う姿を見たい気持ちで、心をゆさぶられていました。まんざらでもない表情で試着する長男。そんな顔を見せられたら…!!出典 : ある日、義母と一緒に大型スーパーのランドセル売り場へ行くことになりました。スーパーに着くと、長男、主人、義母の3人からなるランドセル試着チームが結成されます。私はというと、試着を待っていられない次男と一緒にスーパー内をウロウロ。そんな折に試着チームからは、長男がランドセルを背負う姿の写真が送られてきます。絶対に背負うのを嫌がると思ったのに、まんざらでもない表情の長男。後から聞いた話では、長男の好きな「黄色」のデザインが入ったランドセルだけ気に入り、唯一それだけ試着したそうです。「このランドセルなら背負うから買ってあげようか」「でも、もしかしたらランドセルの要らない学校に行くかもしれないし…」「支援学校だとランドセル必要ないけど、支援学校には入学しないでしょ。支援級か普通級ならランドセルでいいんだよね。」そんな家族会議を経て、最終的にそのランドセルを買ってもらうことになりました。そして入学!ランドセルの行方は・・・出典 : そして、結論から申し上げますとそのランドセルは入学式の写真撮影時、たった1回しか使っておりません長男は当時のおおかたの予想を覆し、ランドセルを使う「通常学級」でも「特別支援学級」でもなく、リュックで登校する「特別支援学校」に入学したのです。長男の通う特別支援学校では、扱いやすく、すべての荷物が中に入る、45L程度の登山用リュックを購入することになっています。45Lって…背負えるのかしら?と不安になりましたが、体の小さい1年生たちも一生懸命自分で背負って登校しているようです。教科書やノートではなく着替えや給食セットが主な荷物ですので、リュック登校はランドセルよりずっと理にかなっているわけです。が、しかし、我が家の片隅でまあまあな存在感を放つランドセル…。買って頂いたものでもあるし、それなりに愛着も湧いてしまったので誰かにお譲りする気持ちにもなれず…。次男の入学式で使うまでは箱に入れたままになりそうです。入学準備はどうぞ急がず焦らず確実に…。出典 : というわけで、我が家のラン活はちょっと残念な結末を迎えてしましました。とはいえ我が家の場合、支援学校への進学が決まったのが新学期ギリギリだったので仕方ないかな、と思っています。今小学校の進路に迷われている方はどうぞ我が家と同じルートを辿られませんように、ランドセルに限らず、進学の可能性がある学校指定の持ち物は早めにチェックされることをおすすめします。そして、購入はできるだけ「進学先が決まってから」にされると安心ですよ!と、身を呈してお伝えしたいと思います(笑)
2017年06月26日子どもが来年から小学校に入学! となると、真っ先に準備すべきものといえば「ランドセル」。6年間使う大切な鞄だからこそ、失敗のないように選びたいものです。最近では人気のランドセルの争奪戦を「ラン活」と呼ばれたりもしています。そこで今回は、ランドセルを選ぶときに注目したいポイントをまとめてみました。我が子の門出を応援するプレゼントとして、ベストなランドセルを見つけましょう。 最適なランドセルを見つける! ラン活前の4つのチェックポイント(1)素材ランドセルに使用される素材は主に「人工皮革」「牛革」「コードバン」の3つです。 ・人工皮革1kg前後と軽量で雨や汚れに強く、お手入れが簡単。リーズナブルでデザインが豊富な点も魅力。ただし、経年劣化には最も弱いタイプです。 ・牛革1.3kg前後とずっしり感があり、丈夫で衝撃に強い素材。使うたびに風合いが出て馴染んできます。耐水性に弱いため、雨に注意が必要です。 ・コードバン(馬のお尻の革)牛革と同じ1.3kg前後。艶があり、高級感はダントツ。耐久性は抜群ですが、値段が高く手を出しにくいタイプ。雨に弱く傷が目立ちやすいため、定期的なお手入れが必要です。 (2)値段1万円台~10万円超のものまでピンキリですが、3~5万円の価格帯が全体の売り上げの7割以上。一番人気の4万円台は種類が多く、カラーやデザインのバリエーションも豊富です。 なかには1~2万円台の安価なものもありますが、あまりに安いと6年間もたない可能性も。逆に「高ければ高いほどイイ」ということもなく、単にブランドの付加価値が加わっているだけというケースもあります。価格はあくまでも「予算の目安」として捉えましょう。(3)フィット感つい重量に気をとられてしまいがちですが、実はフィット感によって体への負担が大きく変わります。注目すべきは「肩ベルトの調節機能」と「クッション性」。この2つが備わっていると、数値的には重いランドセルでも軽く感じます。 (4)トレンド男の子は黒などのダークカラー×メタリックのコンビカラーが人気。紋章入りや近未来デザインが流行っています。女の子は赤に近いピンクが一番人気で、次に続くのがパステル系のパープル。花やプリンセスモチーフなど可憐なデザインが流行中です。 以上4つのポイントをチェックしながら選びますが、男の子と女の子で「より重視すべきポイント」は異なります。男の子は「素材」と「縫製」を重視 男の子は物の扱いが荒いですよね。帰宅してすぐにポイッとランドセルを放り投げる光景は、どこの家でも同じ。きっと外ではもっとヒドイ扱いをしているはずです。 そんな男の子へは、丈夫さ重視で選びましょう。素材はもちろん、縫製にも注目。ミシンで大量生産されている量販店のランドセルより、職人が手縫いで仕上げた専門鞄店のランドセルの方がほつれにくく、長持ちします。女の子は「色」と「デザイン」を重視 女の子は色やデザインで選ぶのがベスト。着る服は必ず自分で選ぶ! などこだわりが強い女の子には、特に見た目重視で選びましょう。 大切なのは、6年間飽きずに使えるかどうか。派手な色や個性的なデザインのものは飽きる可能性があるため、ある程度シンプルなものがいいでしょう。 刺繍入りランドセルも人気ですが、刺繍は革の強度や防水性を落としてしまうため要注意。ワンポイント程度のものにとどめておきましょう。 なかには好みの色やデザインを選べる「オーダーメイドランドセル」も。生産数の制限や期間限定のものが多いため、早めの注文をオススメします。保証内容は細かくチェックするのが吉 ランドセルで「6年保証」はスタンダード。でもその内容はさまざまです。壊れたときにどこまで修理してもらえるのか、長期の修理になったときに代わりのランドセルを貸し出してくれるサービスはあるかなど、細かくチェックしておきましょう。 最終的に大切なのは「使う本人の希望」 6年間ほぼ毎日使うからこそ、いろいろな意味で迷ってしまうランドセル選び。親子で意見が合わずになかなか決まらないというケースも多いようです。 我が家の場合は、まずはカタログをたくさん取り寄せて、親だけである程度厳選。そして3つほどに絞り込んだうえで子どもと一緒に実物を見に行き、試着をさせて、最終的には子ども自身に選ばせました。 愛着が湧いて大切に使ってもらえるかな…という期待はもちろん、「自分で選んだものは最後まで責任を持って使う」ことを、ランドセル選びを通じて教えることができたら…という願いも込めて。 ランドセル選びは、子どもにも親にも貴重な経験。しっかりポイントを押さえつつ、楽しんで選びましょう。
2017年06月16日先日、ツイッターで素敵なハッシュタグを見つけました。その名も、「#アホ小学生男子予備軍母の皆さんにアドバイス」なんともセンセーショナルなタグ!!検索すると見事に笑えてタメになる話ばかりでした(笑)そんな私も、アホ(で可愛い)小学生男子母歴1年。もし誰かの参考になれば、と書かせていただきます。Upload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナ僭越ながら、私からのアドバイス…ランドセルは毎日チェックしましょう。しかもこのニラ、どうやら2~3日ランドセルで熟成されていたようで、ヘタしたら液体化されるやもしれない危険案件でした。ちなみにニラを入れた当の本人は、Upload By ラム*カナこんなんでした。もしかしたら、庭に生えていたニラを「お味噌汁にでも入れてね」という気持ちで、摘んでくれていたのかもしれません…!優しい…! #アホ小学生男子予備軍母の皆さんにアドバイス
2017年06月03日新入生も通学に慣れてくる時期ですが、通学時の子どもの安全が気になります。万が一何か起こった時のために防犯グッズは持たせておきたいですね。どんな防犯グッズがあるのか知っておきましょう。大音量ブザーのものが主流通学時はランドセルを背負っている子がほとんどですので、防犯グッズもランドセルに固定するタイプのものが多く出ています。ひもを引くことで大音量のブザー音が鳴り周囲に危険を知らせるタイプです。価格は数百円から2~3千円程度と様々ですが、安価で軽いものに人気があります。価格以外で目安となるのは、警告音の大きさです。おすすめの音の目安は、電車が通る際のガード下の音と同様の100デシベル前後とされています。・朝日電器 ELPA エルパAKB-100音量は90デシベルと十分ながら、23グラムと軽量であり価格も640円で人気の商品です。・家研販売ウルトラボイサー108デシベルの大音量と共に、警告音の後「キャー助けて」という女性の音声が流れ、より周囲を引き付けるようになっています。・アスカランドセル型防犯ブザーかわいいランドセルのデザインと、色を選べることで人気となっています。ランドセルのベルトに固定することができます。GPS搭載!万が一の際は位置確認できる周囲に人が少ないような地域では、いざという時ブザーが鳴っても効果が期待できないこともあります。そんな場合はGPSの搭載されたタイプで子どもの位置が分かるものを使用することも考えましょう。GPS機能のついたキッズ向け携帯電話も普及していますが、携帯電話の持ち込みを禁止している学校では持たせることができません。防犯ブザーであればそういった場合でも持ち込むことが可能です(各学校に確認はしましょう)。・セコムココセコムGPS機能の小型端末で子どもの位置を知らせるだけではなく、通報ボタンを押すと警備員が駆け付けてくれるサービスがあります(呼び出し時は別途料金が必要)。通報する際の操作はボタンを押しながらスライドさせるだけなので、子どもにも簡単にできます。端末はレンタル式で、月額費用がかかります。・KDDIマモリーノウォッチ幼児向けの腕時計型端末です。親が持つ携帯電話で子どもの居場所を確認することができる他、端末に向かって話すことで子どもが電話を掛けることのできる機能も付いています。端末代と、月額基本料金がかかります。こんな防犯対策グッズも知らない人から声をかけられた場合は子どもも警戒しますが、〇〇ちゃんと名前を言われると「知っている人かも」と油断してしまい犯罪に巻き込まれるケースがあります。持ち物に付いている名前を読み取られてしまうことから発生する可能性があります。名前を読み取られない対策として、防犯対策シールが販売されています。手に取ると名前が読めますが、通りすがるだけでは読み取ることが難しくなるものです。水筒などの外に名前を貼り付ける必要のあるものに使用することで、見知らぬ人に名前を知られる可能性がなくなります。防犯ブザーを買ったら、使い方の練習をしっかり行いましょう。焦って使い方を忘れてしまったということは避けたいですね。一度確認したから大丈夫と思っても、子どもは忘れてしまうものです。避難訓練のように、定期的に確認することが大事です。不安にばかり思う必要はありませんが、悲しい事件が多いのも事実であり自分の身は自分で守る準備もしておきたいですね。様々なグッズを比較して、子どもや環境に合っているものを選びましょう。
2017年06月01日色とりどりのバリエーション、刺しゅうやラインストーン、革の種類…。進化し続ける今どきのランドセルは、もはや選択肢が無限大!そんな中から「うちの子にピッタリの1点」を決めるのはなかなか大変。私がふたりの子どものランドセル選びをした時の反省点、成功だった点をまとめてみました。展示会場やお店についたらやること!展示会場やお店についたら、まずは“見るだけ”でぐるっと一周。その後に気になったモデルだけを背負わせれば、子どもも疲れません。手当たり次第に背負わせてどんどん写真を撮って行くと、後日写真を見直した時に「これ、すごくいいと思うけど、どのモデルだったっけ?」と分からなくなってしまうことも…。私は画像一覧のしおり代わりに、まずメーカー・品番・モデル・色などが書かれたプレートを撮影し、その次に子どもが背負った写真、そのランドセルの細部(サイドや後ろの刺しゅう、内装、内ポケットのかたちなど)を撮影するよう心がけました。子どもと意見が分かれたときは?娘(現在小3)は「手触りが気持ちよくてピカピカだから」という理由でコードバンを希望。しかし私は通学時間の長さと娘の体格を考えて少しでも軽いクラリーノを希望。娘が使うものなので好きなものを選ばせてあげたいけれど、まだ年長さんの子どもにいろいろな条件や、6年後までを見据えて選ぶというのはムリだろうし…。悩んだ末、お店の人に「(こういう条件なのですが)自分のお子さんが同じ状況だったらどれを選びますか?」と質問しました。そこは本革がウリの工房系ランドセルメーカーでしたが、「父親としてはクラリーノです」と意見をもらったのが決定打に。また、娘はカラフルな音譜やハートの刺しゅう入りを希望しましたが、私は高学年になると子どもっぽいのでは、と思いました。そこで「入園前、あなたはサブバッグやお弁当箱をアンパンマンで揃えたいって言ってたよね?でも今は、アンパンマンなんて赤ちゃんぽいと思うんでしょう?それと同じで、今ステキと思うものが6年生になってもステキと思うかどうかは分からないよ?」と話し、登下校する小学生たち、特に高学年のお姉さんたちの服装や持っているものを一緒に見学してみました。「6年間使えるものを選びなさい」という抽象的な言い方では分からないことも、入園前と今では自分の好みが変わっていること、高学年のお姉さんの姿を見たことで納得できたようです。候補を絞ってから本格的な見学スタートクラリーノの種類が豊富なメーカー、本革をウリにしているメーカーがあるため、最初にクラリーノか本革かを決めるだけでもお店を絞り込めます。メーカーによっては革見本を作っていて、先着順で郵送してくれるところもあります。カタログを見て気になるランドセルがピックアップできたら、お店で実際にランドセルを手にしながら使いやすさをチェック!現在の娘のランドセルを見ていて、オススメしたいと感じる3大ポイントは「荷物を下げるナスカンが両側についていること」「内ポケットにパスケースを取り付けるリールがあること」「上部にハンドルと呼ばれる持ち手があること」。読者ママはこうした! ランドセル購入データ「園児とママのデータvol.14」(2016年12月)より6年間大切に使える親子ともどもお気に入りの運命のランドセルに出合えますように。<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>
2017年05月13日うちの子が、またやらかした…!出典 : 幼稚園時代は、3年間登園しぶりを貫き通した長男。先輩ママ達は、口を揃えて「小学校に入ったらラクになるわよ〜」って、毎日お疲れ気味の私に希望を持たせようとしてくれました。ところが!入学した小学校にも慣れ、日に日に暑くなり始めたこの時期、私はパニックになりそうでした。私を待っていたのは、毎朝ランドセルを忘れる長男を、ジャージ姿にサンダルのまま走って追いかけ、さらに放課後は学校に忘れ物をとりに行く日々・・・あれあれ?こんなハズではなかった。なんだか話がちがーう!でも、そんなうっかりさん・あわてんぼさんのお子さんも大丈夫!実は、学用品をカスタマイズして、その子に合わせて分かりやすく、使いやすく、気づきやすくできるんです。工夫次第で、忘れもの・落としものを減らして効率UP。ゴミ出しだって間に合うし、下の子の習い事も連れてけます。そんなうちの工夫を、今となっては楽しい思い出となった当時のエピソードと共に、楽々かあさんこと、大場美鈴がご紹介します。ランドセルの中身がからっぽ…出典 : うちは小学校からかなりの距離があります。重いランドセルと暑さで、大抵は家に着く頃にはぐったりしていてもおかしくありません。それは小学1年生にはなおのこと大変でしょう。ところが、他のお子さん達よりも大幅に早く帰宅し、涼しげな顔で元気よく「ただいま!」と家に飛び込んできた長男。・・・アヤシイ。「ランドセル、見せて!」案の定、中身はからっぽ!これでは宿題もできないし、明日の時間割も分かりません。仕方ないので、放課後の学校に忘れ物を取りに行き、職員室の担任の先生に一声かけると、「ああ、◯太郎くんのお母さん。ちょうど良かった」と言われ、イヤな予感と共に一緒に教室に入って頂くと・・・まあ、出るわ出るわ。長男が学校で脱ぎ捨てた、大量のくつ下、上着、そして肌着(どうりで、ないと思った…!)。それから、「一体いつのお茶?」という、不気味な水筒。机の中も、道具箱の中も、くっちゃくちゃのゴミだらけ!・・・んー、目を背けたくなる現実。でも、口で言われた事をすぐに忘れちゃう子や、周りをみながら動くのが苦手な子は、紙に書いて「見える」ようにしてあげるだけで、気がつきやすくなるかもしれません。Upload By 楽々かあさん画像出典:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」p7よりというワケで、ランドセルのフタの「あの位置」に入るように、イラストで「持ち帰りリスト」を作ってみました。「毎日」「金曜日」「雨の日」など、曜日やシーン別に分けて、持ち帰るタイミングを伝え、水筒も「もし忘れたらどうしたらいいか」という対処法も書き添えました。この場所なら、帰りの会の時には、必ず目に入ります。イラストでなくても、持ちものセットをそれぞれ写真に撮って、写真加工・フレームアプリでも同様にできると思います。これで、さすがに「からっぽ」ってコトは減り、今はこのリストがなくても大丈夫になりました。それから、朝、長男が手ぶらで登校しようとしている時には、玄関先でこんなクイズを出しています。「クイズです。学校に行く時に、必要なものは何でしょうか?」「給食セット、オンリー」「オトコの大事なトコを隠す、葉っぱ1枚」「(弟の)◯次郎さえいれば、おれは他に何もいらない」…などのボケが返って来ることも多々ありますが、この朝の親子コントの風景。もはやうちの習慣として定着しています。時間割を書いて来ないッ!期限切れでシワシワの申し込み用紙…出典 : 連絡帳に明日の時間割を書いて来ないことが多かった長男。一体明日の持ち物は何なのか、宿題は何か。毎日のように先生に電話で聞くのもなんだか申し訳ないし…。その上、ランドセルの底からは、シワシワになった、提出期限切れの何かの申し込み用紙なんかが発掘されるのです。…はあ〜(ため息)。でも、実は連絡帳を書かない子や提出物を出し忘れる子には、その子なりの理由があるかもしれません。長男の場合は、当時、漢字学習が原因で学校を休みたがる程、字を書くのが苦手で、黒板の書き写しがかなり負担のようでした。その上、周りを見ながら動くのも苦手なので、連絡帳を書いたり、提出物を出したりするタイミングもよく分かってなかったようです。これも、工夫次第で負担感を減らして、気づきやすくすることができます。Upload By 楽々かあさんまず、連絡帳のカスタマイズから。連絡帳は表紙に「タグ」をつけると、連絡事項や提出物があるのが分かりやすくなります。【作り方の例】1.クリップボードのついたノートカバーと、パスケース(100円ショップ)を購入し、カバーの表紙に強力両面テープでくっつける。2.パスケースに入る大きさのカードを、オレンジ(目立つ色)と白の2枚用意し、オレンジのカードに「連絡提出物あり!」と書き、白のカードと裏表に貼り合わせる。ラミネートでパウチできるとなおよし。3.カードの端に穴を開け、紐を通してパスケースと結ぶ(完成!)。これで、先生に何か連絡や提出物がある時には、カードをオレンジに裏返して入れておけば、気がつきやすくなります。また、連絡帳を出すタイミング、書くタイミング、出す場所がよく分からない場合は、担任の先生に「このクラスのルールを教えて下さい」と、聞いてしまうのが確実でいいと思います。周りを見ても分からなければ、聞いてしまえばいいんです。それを箇条書きにしたラベルシールなどを、連絡帳か連絡袋に貼っておきます。そしてもう一つ。明日の時間割には「専用フォーマット」を作りました。全教科と、定番の宿題と持ちものをリストUPし、適宜空欄を入れたものを、ワープロソフトで作って大量プリントし、先のカスタマイズした連絡帳カバーのクリップボードに挟んでおきます。Upload By 楽々かあさん画像出典:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」p7より参考アイデア:Facebookページ「楽々かあさんのアイデア支援ツールと楽々工夫note」読者投稿よりこれなら、マルつけや、簡単な記入だけで済むので、明日の時間割の書き写しの負担を減らせます。無事、明日の時間割を揃え終わったら、その紙を外して、一番上には常に新しい用紙がくるようにします。また、教科や定番の宿題はクラスによって違うので、学年が上がる度にフォーマットを更新します。字を書けるようになってきたら、徐々に自分で記入する部分を増やしてゆくといいと思います。うちの長男は、これでずいぶん翌日の時間割を書いてくるようになりました。ただ、それでも忘れてしまうこともあるので、その時には先生と相談して「時間割を書き忘れた時にはどうしたらいいか」のルールを決めてもらいました(うちの場合「教科書は時間割表どおり。宿題は音読と計算ドリル1ページを、とりあえずやればOK」など)。先生に電話する回数も減って、お互いにWIN-WINです。参観日に目撃!ガチャガチャと一人で忙しそうな我が子。出典 : ある参観日。私が目撃したのは、「教科書◯ページを開きましょう」「◯◯を一旦しまいましょう」など、先生の指示が出る度に、ガチャガチャバラバラと、鉛筆や消しゴムを落としまくって、一人で忙しそうな我が子の姿。消しゴムを拾っている間に、何ページを開くように言われたのか忘れてしまって、今どこをやっているのやら、分かりません。ページを探してひとつひとつ内容を見ながらめくっている間に、クラスのみんなは次のことを始めています。しまいには諦め、窓からお外の様子を眺めては、お空の雲の形がフシギだなあ…って、コース・アウト。うーん、かあちゃん気が遠くなりそう。あ、こっち見て手を振ってる…。「イエーイ」じゃな〜い!前見て、前!実は、同時にいろんなことをするのが苦手な子や、好奇心が強くてあれこれ目に入ると手元がうっかりしちゃう子、手先が不器用な子などは、一斉にどんどんまっすぐ進む、授業のスピードがしんどいこともあります。だから、授業中に迷子になっているようなもので、やる気がない、とか、サボっているワケじゃない場合も多いんです。うちの場合、とりあえず文具を落とすのは仕方ないとして、教科書をカスタマイズして、早めにコースに戻れる工夫をしました。Upload By 楽々かあさん画像出典:「発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法」p9よりじゃーん!教科書に「インデックス」です!市販のインデックスシールを、教科書の単元とページを裏表で書き込んで、ちょっとずつズラして貼るだけで、ずいぶんと効率UPです。これなら、鉛筆3回ぐらい落とせる余裕ができますね(笑)とっても便利なので、長男は今でも愛用していて、毎年新学年の新しい教科書を頂いたらすぐ教科書にインデックスを貼っています。現在の6年生の社会の歴史などは、教科書にインデックスをつけると、そのまま時代の流れの全体像が分かり、学習理解にも役立ちます。シャイでみんなと違う目立つ事が苦手なタイプの子は、教科書のフチをマーカーペンで塗って、単元やページ数の目印をつけておくだけでもいいと思います(私も高校時代、英和辞典などにやっていました)。それから、ささやかな抵抗ですが、机からコロコロと逃げてゆく鉛筆は、市販の三角軸の鉛筆や、四角い鉛筆キャップなどを使うと、少しは転がり落ちる回数が減らせ、落ちても捕獲しやすくなるようです。脱走する消しゴムには、とにかく沢山スペアを用意する作戦。うちでは業務用の安価な「切れ端消しゴム」を大量ストック。消しゴム本体に名前を書いて、筆箱に常時2、3個は入れています。まとめ出典 : どうでしたか?実は、子どもの持っている元々の個性によっては、「周りを見て、自然と学ぶ」「失敗すれば、自分で気づく」が、難しい場合もあります。そんな、うっかりさん、あわてんぼさんは、いくら「気をつけて」「忘れないで」と念押ししても、「言葉は消えていっちゃう(長男・談)」のだそうです。ちょっとだけ、一手間かかりますが、モノを工夫してカスタマイズするだけで、気をつけやすく、忘れにくくなります。子どもも、親も、先生も、ラクになる方法は沢山あると思いますよ。Upload By 楽々かあさん大場美鈴/著『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』2017年/刊/ポプラ社
2017年05月13日こんにちは。ママライターのamuです。中学年以降になってくると、ちらほらいじめに繋がるような言動も出てくるな……という印象があります。言われたほうも、それがからかいなのか見極める経験値がなく、なんとなく嫌だなと思いながらも誰にも言えないことが多いそうです。そこで、娘やママ友に、どんな嫌がらせパターンがあるのか聞いてみることにしました。対処法もあわせてご紹介します。●(1)嫌なことを聞こえるように言う『「○○って、服かわいくないよね」「暗いよね」などと聞こえるように言われたらしく、もうその服は断固着なくなった』(30代、小4女の子のママ)『デブとか、巨人とか、嫌なことを言いながら笑われて、泣いていた』(30代、小4女の子のママ)娘もとても細身なため、「骨ゾンビ~」と言われたことがあるそうです。「骨ゾンビだって、ウケる」と笑って流し、言った男の子とも仲良しなので大丈夫だったのですが、繊細な子なら傷つくこともあるかもしれないなとふと思いました。また、ある男の子は、苗字をもじって変なあだ名をつけられて本気で怒っていたそうです。『名前をからかわれたり、バカ、ジジイなどの暴言はあるみたいだけど、男の子だしそこまで気にしてないかな。エスカレートしなければいいなと思う』(30代、小4男の子のママ)というママの意見もありますが、娘には体のことや名前のことなどで、たとえ本人が笑っていてもからかわない よう伝えました。また、もし嫌なことを言われたときは、その場をすぐ去る ように教えています。嫌なことって、言えば言うほどエスカレートすると思うので、本人がその場にいなければいいと思うんです。なかなか難しいけど、すぐに聞こえないふりをしていなくなれば、言う対象がいないのでそれ以上被害を受けずにすみます。追ってきてまで言うならよっぽどなので、そのときは逃げる先を先生のそばにするなど、対策を練る必要があると思います。●(2)バイ菌扱い『触っただけでギャーギャー言うとか、昔もあったと思う』(30代、小4男の子のママ)確かに昔からありますよね。「○○菌~」などと言いながら逃げるというような。これも、笑っていられる範囲というものがあり、やられすぎると悲しいですよね。娘には、みんなでふざけて言い合っている感じだとしても、「やめて」と1度でも真顔で言っていたら本気で嫌がっている証拠 だよ、話を変えたり、やめようと言おうねと教えました。●(3)こそこそ話『笑いながらジロジロ見て、何か言っている。近付くと解散したり、「何してるの?」と聞いても「なんでもない」と言われたり。「見ないで」と隠されたりもしたみたい』(30代、小4女の子のママ)『授業で先生に当てられたとき、複数人からニヤニヤしながら見られる』(30代、小4女の子のママ)これは女子に一番多いタイプの意地悪ですよね。思い切り相手を意識してのことなので、思い切り意識しない ことで回避できます。見ない、気づかないふり、あえて堂々と発表する、「見ないで」と言われたら「わかったー」と何事もなかったかのようにすれば、相手も無駄だと思ってやらなくなるときがきます。悲しいし難しいけど、もし私が相談を受けたら、「そういうことするってことは、どうでもいい人にはしないから、本当は好きだけど何かしちゃったから怒ってるか、もしかしたらヤキモチとかなのかもしれないね。どっちしろ、すごく嫌われているわけじゃないと思うから、しばらく様子をみよう」と言おうと思っています。●(4)仲間はずれ『水を飲みに行くとき、教室移動のとき、4人グループなのに「3人で行こう」と行ってしまうらしい』(30代、小4女の子のママ)『いつも3人で一緒に登校していたのに、置いて行かれるようになり、待ち合わせ時間前に行ってもいなかった。しばらく学校に行きたくないと言っていたけど頑張って一人で通っていた。他の子たちと行くようになった今は、これでよかったと言っている』(30代、小4女の子のママ)『「○○とは口聞いちゃダメだよ」とクラスの女子みんなに言われたり、「あの子嫌いなんだよね」とか、あることないこと言われたり』(20代、小4女の子のママ)『交換日記を娘以外の子たちだけでしていた』(20代、小4女の子のママ)「嫌いな人誰?」など嫌な質問を書くなど、ひどい内容だったそうで、止めるママがいたとのこと。『お前は下手だから無理とサッカーやゲームに入れてもらえない』(30代、小4男の子のママ)仲間はずれは、元々仲良しの友達の間で起きるので、より悲しいですよね。一緒に原因を考えたり、もともと仲間はずれをするのが好きな子もいるのでそれならしばらく他の友達と遊んだりするなど、距離を置くようにアドバイスする といいかもしれません。私なら、「えー!ひどいね……。それはつらかったね。でもそういうことよくあって、今日はこの子だけど明日は違う子とかもあるよ。ママもいるし、幼なじみも習い事の友達もいるし、今はつらいけど頑張ろう。そういうことをしてる子ばかりじゃないし、他の子に声かけてみたら」と言うと思います。でも、そう言われても学校に行きたくないほど悩むなら、1日くらい休ませてしまうかなとも思います。●(5)落書き『トイレの壁に「○○、大嫌い」「ウザイ」などの悪口が書かれていたみたい。先生がポスターを貼って隠したんだって』(30代、小4女の子のママ)陰険すぎる……!これは、もし娘の耳に入ってしまったら、かなりのショックだと思うので、とことん話をします。娘に悪いところがあってケンカをしたなら、仲直りできるようにアドバイスするし、心当たりがないなら、「本当に運が悪かっただけで、普通は嫌いな人がいても書くなんてしないんだよ、そこまで嫌われているから書かれたんじゃなくて、たまたま簡単に書く子に出会っちゃったね 」と言ってなぐさめるしか、思い浮かびません……。●(6)命令される『下校時に、「机の引き出しに鍵忘れたから取ってきて」とか、遊ぶときに、「このジュースとお菓子を持ってきて」とか指定されるなど』(30代、小4女の子のママ)『ランドセルを持たされる』(30代、小4女の子のママ)これは、完全に“パシリ”という名のいじめに繋がると思います。早期発見で注意していきたいことですね。また、子どもの友達と仲良くなったり、親同士筒抜けですよ感を出す だけで回避できることでもあるのでおすすめです。●(7)物を取られる、隠される『宿題のプリントがいつもなくて、「どうしてなくすの?」とか「もらってないの?」と責めていたけど、「ランドセルに入れた」の一点張り。さすがにおかしいと思っていたら、ランドセルから抜かれていた』(30代、小4女の子のママ)遊びに誘ったとき、「宿題があるから遊べない」と断られていた腹いせだったそうです。すぐバレてしまうようなことをして困らせるところが、まだ子どもだなと感じるし、不器用だなとも思いますが、言葉で伝えられたらよかったのになと思います。『あるお友達が家に来たとき、ゲームソフトがなくなった』(30代、小4男の子のママ)これはもう犯罪!本人だけではなく、勇気を出して先生や親御さんに伝えた方が、お互いのため ですよね……。「もしかしたら間違って持って帰っちゃってないかな?」「まぎれてないかな?」と次の日聞いてみるのもいいかもしれません。●(8)暴力『「キモイ!こっち来るな」と蹴られたらしい』(30代、小4男の子のママ)『体の弱い子がいて、少しの引っかき傷もダメなほどだからみんな言いなりになるしかなく。あるとき、その子があまりにもやりたい放題だから、「アホ!」「バカ!」と言ったら、高学年のお兄ちゃんに告げ口され、お兄ちゃんから髪をわしづかみにされて、顔を蹴られた』(30代、小2男の子のママ)これはひどい!保護者同士連絡を取ったようですが、「普段から折り合いが悪く、よく喧嘩するみたいなので、学校を通さずに連絡を取り合いませんか」などと言われ、暴力の件は謝ってもらえなかったそうです。もちろん、友達はその申し出を断ったとのこと。----------こうして見ると、男の子のほうは直接的ですが、女の子のほうは見ていてわかりにくく、意地悪をする子は、表面上は好かれているように見えるけど実は……ということも多いようです。子どもはまだみんなこういったことにどう対応していいかわからないし、自分の意見もうまく言えないので、疑問や不満がありつつ合わせてしまうんだろうと思います。家庭でも、こういう内容を、さもママが子どものころ経験したことのようにサラッと話題に出しながら、「学校どう?」と毎日聞くようにするなど、言い出しやすい環境にしておくことが大切だと思いました。●ライター/amu(ママライター)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年05月03日最近は「ラン活(=ランドセル活動)」という言葉があるほど、ママたちの関心が高くなっているランドセル。まだ4月ですが、来年小学校に入学するご家庭はさまざまな情報を集めている時期ではないでしょうか?その中でも人気が高い「オーダーメイドランドセル」。こだわりがたっぷりつまったランドセルで1年生の新学期をスタートできるのは、嬉しいですよね。今回はそんな「オーダーメイドランドセル」を、パパママが作ることができる、特別なイベントをご紹介します。世界にひとつだけ! 「手作りランドセル」が作れるふわりぃランドセルで有名な株式会社協和が、世界にひとつだけの「手作りランドセル」が作れるイベントを開催します。このイベントは、2018年ご入学用にイージーオーダーランドセルをご注文された方への特別企画として、両親が子どものために注文したランドセルを、職人と一緒にランドセルを自分で作ることができる、まさに世界にひとつだけの「手作りランドセル」を作れる貴重なチャンスです。※手作り部分は一部の工程です。小学生にはなくてはならない大事なランドセルを自分の手でつくるランドセルは、大正天皇が学習院初等科にご入学の際、総理大臣伊藤博文公が初めてランドセルを贈ったとされる頃から、現在にいたるまで、大切な学習文化として長い歴史を持つ鞄です。日本では、どこからでも一目で小学生と認識できるなどといった良さもあり、機能性も高く、成長著しい6年間の骨格形成に安心と、この様な鞄は海外に例がないそうです。また、ランドセルは単なる鞄としてだけではなく、パパママがお子さんに「楽しい学校生活」を願う思いが込められています。わが子にどんなランドセルが良いかを親子で話し合い、話を交わす時間には多くの絆が生まれます。そんなランドセルを、パパママが手作りしてお子さんへプレゼントできる試みは、世界初! 世界で本当にひとつだけの「手作りランドセル」を作るイベントに参加してみませんか?<イベント概要>対象者:ふわりぃイージーオーダーランドセルをご注文くださったお客様限定実施内容:事前にWEBからサイトからご注文いただいた際にお申込み。かぶせ(ランドセルのふた)、背中、肩ひも、仕上げ、以上の4工程を職人と一緒に作り上げます。最後に、お名前と制作者、そして制作日を刻印した特注ネームプレートを取り付けて完成!ランドセルは完成後、当日お持ち帰りいただくことができます。制作時間:約3時間(集合時間13:00)参加費: 無料持ち物: 事前にご用意、当日ご持参いただく物はありません。場所: 株式会社協和 千葉工場 〒270-0213 千葉県野田市桐ケ作512 04-7196-1811\オーダー受付はコチラ/ PR:株式会社協和
2017年04月28日今と昔では小学生の学習環境も変わってきていて、子ども部屋に学習机を置くのではなくリビングで勉強させる家庭が増えています。リビング学習=ダイニングテーブルでの勉強という印象が強いですが、リビング学習用に様々なニーズに対応したアイテムが展開され人気を集めています。リビング学習のメリットは?学習机について知る前に、リビングで学習するメリットについて知っておきましょう。リビング学習は、「東大生の多くが子ども時代にリビングで学習していた」という説が浮上したことから注目され人気が高まりました。リビング学習のメリットは、まずは誘惑に負けない集中力が身につくということ。勉強が好きで自ら取り組める子は問題ないのですが、勉強嫌いな子が宿題を一人で行おうとすると机の上や部屋の物に気を取られてしまい、勉強がはかどりません。誘惑に負けやすい小学校低学年だからこそ、宿題に必要なものだけをリビングに持ち込んで取り組んだ方が、遊びと勉強のメリハリがつき、「これだけ終われば遊べる」という目標がはっきりすることで勉強に集中できるのです。また、リビングにいる家族が立てる物音にも慣れることで、教室やテスト会場でも他の音を気にせず集中して取り組めるようになります。家族がいるという緊張感と安心感もメリットです。「勉強しなくては」という気持ちと、いつでも疑問を聞くことができるという安心感で、良い精神状態を保ち勉強に取り組めます。サイズを小さく、多様化した学習机リビングに学習机を用意する場合、置き場所に困るという家庭も多いでしょうが、そういったニーズに応え、従来よりも10~20cm奥行きを小さくしたものが人気となっています。※省スペースのコンパクトデスク(カリモク家具公式サイトより)また、机、棚、チェストなどのセットで多彩な組み合わせが可能で、小学生の内は机だけを置き、中学生になったら棚と合わせて子ども部屋に置くなど成長に合わせて使うことができ、長く使える仕様になっています。子どもが使わなくなったら、親がパソコンデスクにできるなど無駄にならない工夫がされているものもあります。デザインも、リビングのイメージを損なわないような落ち着いたデザインのものがほとんどです。机が置けない家庭には収納棚がおススメ※ランドセルラック(カリモク家具公式サイトより)机のサイズが小さくなったとはいえ、リビングに机を置くスペースは確保できない・・という家庭も多いでしょう。低学年の内はダイニングテーブルで十分という方もいますよね。そんな家庭には、移動式の収納棚がおすすめです。実際、小学校低学年で学習机がある家庭とない家庭の割合は半々ですが、机がない場合「教科書の置き場がない」と後から気付くことが多いようです。学習机を用意しない場合、ランドセルと教材をまとめて収納できる「ランドセルラック」が人気です。リビングにこだわらず、子どもの勉強したい場所に移動することができます。子どもが使わなくなったら、プリンターを置いたり本棚にしたりなど長く使うことができます。親は子どもにどんな場所で学習させるのかをまずは考え、成長や学習スペースの変化に対応できるかを念頭に選ぶと良いでしょう。家族のニーズに沿ったものが必ず見つかるはずです。
2017年04月13日子どもの成長を感じることができる卒園式や卒業式。この年度末、お子さんの式典に出席し、感動の涙に濡れてしまったママたちもきっと少なくないはずです。かくいう私も娘の卒園式では、アイメイクが崩壊するほどグシャグシャに泣いてしまいました。最後に撮った集合写真の顔といったら、目も当てられないほど。当分は見返すことができません……。旅立ちと別れの式典だからこそ、涙なくして語れないエピソードがいっぱいなんですよね。というわけで今回は子育て中のママ&パパから、感動の卒業式体験談を集めてきました。どうぞご覧ください。●(1)展示や寄せ書きも! 小学校卒業式で“ランドセル”に涙『小学校の卒業式では、各自が使っていたランドセルを展示します。使い込んでボロボロになり、いい味が出たランドセルたちが、全員分バーっと並ぶのは毎年圧巻です。わが子のものを改めてしみじみと見つめると、いろいろなことを思い出しました。入学前、店頭で試着して大喜びだった姿、ランドセルが大きく見えた1年生の頃、帰り道のどこかに置き忘れてきて家族みんなで探し回ったこと……。思い出いっぱいの小学校生活の象徴です。もう二度と背負うことはないのだと思うと、不思議と涙が出てきてしまいました。感動する演出です』(30代ママ)『式典後、ランドセルに先生や友だちが寄せ書きをしてくれました 。お祝いや応援の言葉、永遠の友情を誓うイラストなどがビッチリ書き込まれたランドセルを見ると、娘が築いてきた人間関係の素晴らしさがよく分かりました。楽しいことばかりではなかったろうし、ケンカやすれ違いもたくさんあっただろうに……子どもなりに、一生懸命がんばった結果なのでしょうね。胸が熱くなりました』(40代パパ)入学から6年間、子どもたちのパートナーでありつづけたランドセル。教科書やノートだけでなく、6年分の思い出もたくさん詰め込まれているんですよね。中学生になったらきっと触れることもなくなってしまうでしょう。とても感慨深いアイテムですね。●(2)「お母さん、ありがとう」保育園卒園式で“子どもの言葉”に涙保育園の卒園式に出席したママからは、こんなエピソードを聞くことができました。『子どもそれぞれが、自分のママへのメッセージを言うんですが、これが泣けました。うちの子は、「お母さん、雨の日も雪の日も送り迎えしてくれてありがとう」 って言ってくれたんですが、この子が毎日元気に保育園に行ってくれてどれだけ助かったか。楽しく通ってくれて、どれだけ救われたか。ありがとうと言わなければならないのはこっちだよ、と子どもを抱きしめてしまいました』(30代ママ)長ければ、0歳から6年間もお世話になる保育園。ママたちは、時に後ろ髪をひかれるような思いで、泣く子をあずけ出勤してきました。たくさんの時間をそこで過ごした子どもたちにとって、保育園は“第二のわが家”ともいえる場所です。だからこそ感じる独特の思いがきっと、保育園の卒園式にはあるのでしょうね。●(3)鬼の目にもナミダ!? 小学校、中学校卒業式で“先生たちの姿”に泣いたさて、先生たちにとっても、卒業式は特別なイベントです。寄せた思いの大きさに、感動の涙をもらった保護者たちも数多いようでした。『ベタなのは百も承知です。でもね、先生たちの「世界に一つだけの花」のコーラスには泣いちゃいましたよ……。どちらかというと、クサくて嫌いな歌だったのですが、卒業式で聴くともうダメですね。この子たち全てが、もともと特別なオンリーワンなんだ、信じた道を進めばいいんだ、って肯定してもらっているようで、涙が止まらなくなりました』(40代ママ)『生活指導担当も兼ねており、いつもやたら厳しかった担任の先生。娘たちのみならず、私たち親たちもちょっと恐れていたんです。そんな先生が卒業式で挨拶をしたときのこと。「卒業、おめでとう」と一言呟いたかと思ったら、声を詰まらせて、後ろを向いてしまったんです 。先生が泣いているのは一目瞭然でした。鬼の目にも涙とはまさにこのこと。いつもと違う姿に、クラスみんなが感極まって泣き出してしまいました』(40代ママ)先生たちは、生徒や保護者が思っているよりもずっと、子どもたちに心を砕いてきたのかもしれません。日常の学校生活の中ではなかなか見えない愛ですが、最後の式典でそれが垣間見えると、そのあたたかさや大きさには泣けてきます。----------いかがでしたか?涙あふれる旅立ちの思い出は、子どもたち自身にとっても心の糧になっているはず。ちょっぴり寂しいけれど、新しい世界へ踏み出すための大事なステップが卒園式、卒業式なのでしょう。日々成長していく、強くしなやかな子どもたちの姿。私たちはいつまでも忘れないでいたいものですね。●文/パピマミ編集部●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年04月11日発達障害の特徴がもとで幼稚園を辞めた息子出典 : 春を迎えるにあたり、新しいステージへ進む準備で慌ただしくなってきましたね。息子が途中退園することになった幼稚園でも、3月中旬に卒園式が行われたそうです。息子には、他人との境界が曖昧であるという発達障害の子に見られる特徴があります。たとえば、自分ではなく他のお友だちが叱られていても、自分が叱られているように受けて止めてしまいます。また、とにかく叱られないように気を使うあまり過度に緊張してしまうのです。このことが原因で、息子は幼稚園を退園することになりました。詳しくは、以前コラムにも詳しく書かせていただいています。そんな初の雰囲気の中、ふと娘の卒園式の様子が頭をよぎりました。当時の娘は「1年生になったら〇〇ができるようになりたいです!」と堂々と発表していたことを覚えています。もしも息子が退園せずに卒園式に出席していたら、どんな夢を語ってくれたのでしょうか。それを知ることができないのはちょっぴり寂しい気もします。それでも幼稚園を辞めてしまったことに後悔はありません。退園してから毎日楽しそうに過ごしている息子を見ているとそう実感します。それよりも気にかかっていたのが、小学校への入学です。小学校に入学すれば、幼稚園以上に困難や緊張を経験するかもしれません。息子にはどんな選択肢があるのか、私は何度も考えました。小学校に「行く」「行かない」も息子にゆだねることに出典 : 「もうすぐ一年生だね!」「ランドセルは何色にしたの?」「お友だちたくさん作って、しっかりお勉強しないとね!」そんな風に声をかけられることが増えた息子。本人も「もうすぐ一年生になるから、もうお兄ちゃんだよ!」と嬉しそうに返しています。でも、後でこっそりと「でも小学校には行かないかも知れないけどね」と私にささやきます。去年の秋頃から、「小学校に通う」ということについて何度か息子と話をしてきました。うちでは日頃から「自分が安心して過ごせる場所以外は、無理をして行かなくて良い」と話してあり、小学校に行く行かないもその延長で考えています。息子は「小学校も先生に怒られるから行かないことにする」と言うこともあれば「1回ぐらいは行ってみようかな」と返事をする事もありました。息子なりに小学校で起こることを想像して、自分がどうするか迷っていたのだと思います。小学校の先生方とも何度か話し合いを行いました。先生たちは「自ら学校に行きたいと思った時が無理なく通えるタイミングなのだろうから、息子さんの意思を尊重しましょう」と言ってくださいました。なので私も「行ってもいいし、行かなくてもいい」というスタンスで気長に息子の気持ちが固まるのを待っていたのです。息子の出した結論。それを尊重する理由は…出典 : 息子が数ヶ月かけて出した答えは、「やっぱり、学校には行かない」というものでした。ランドセルを背負った初々しい姿は見られないのか・・・。という気持ちはもちろんあります。お友だちとわいわい学校へ通っているお子さんたちを眺めて、どうしてあの輪の中にうちの子は入れないんだろう?と考えると少しさびしくもなります。それでも、一番強く思うのは息子の人生を決めるのは息子自身であるべきだということです。安心して遊んだり学んだりできる環境に身を置くことが、息子が一番成長できる手段なのだと私は信じています。レールを外れることは不安。大切なのは「どう生きるか」出典 : 幼稚園を辞めるときに、「今から逃げていて、小学校は?中学校はどうするつもりですか?」と言われたことがありました。確かに息子は、この国で暮らす多くの方が進む道を通らないことになります。レールを外れるということに不安はあります。でも、レールに乗ったとしても幸せになれる保証はどこにもありません。ならば、今から自分で考えて、いろんな選択肢の中から自分にあった道を選ぶ練習をしてもいいのではないでしょうか。大切なのは、どこで生きるかということではなく、どう生きるかということだと思うのです。今私が親としてできることは、たくさんの選択肢があることを、子どもに提示してあげることなのかもしれません。「小学校に行く場合は全力でサポートする」「小学校に行かない場合は家庭で勉強面をサポートする」「フリースクールや療育施設に通ってみる」「やりたいと思ったことは何とか実現できるように家族で協力する」など、選択肢は無数にあります。成長するにつれ、息子が選ぶ道は変わってくることでしょう。そうしたら、またたくさんの選択肢を一緒に探し、息子が選んだ道を全力で応援する。合っていなければ、何が合っていないのかをきちんと分析し、新たな道を探す。いつの場合でも、基準になるのは息子自身が安心して過ごせるか、やりたいことに向かって努力できる環境であるかどうかだと考えています。そうしているうちに、きっと自分の足で歩いてくれるようになると私は信じています。これからも明るく楽しく子どもたちをサポートしていきたいと思います。
2017年03月28日こんにちは、ライターのNANARUKAです。新年度を迎えるにあたり、子どもが保育園・幼稚園から小学校に上がるというご家庭も多いでしょう。小学校に上がれば、子どもの帰宅時間も早くなるため、共働きの場合は鍵を預けておくというケースも出てくると思います。 しかし、いきなりのわが子の“鍵っ子デビュー”に不安を感じる方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、子どもに鍵を持たせる際に注意すべきポイントをご紹介します。子どもを鍵っ子デビューさせるという方は、ぜひ目を通してみてくださいね。●(1)鍵や携帯電話を持ち歩いていることを誰にも言わない鍵っ子は安全確認のために、家の鍵の他に自分専用の携帯電話を持っていることも多いですが、低学年だとそれをうらやましがる子もいます。実際、わが子は小学校1〜2年生のころ、よく鍵っ子のお友達をうらやましがり、「いいなぁ……」「私も欲しいなぁ」と言っていました。周りにうらやましがられると、自慢したくなるのが子どもです。しかし、鍵や携帯電話を持ち歩いていることをおおっぴらにしてしまうと、親の不在時にお友達が遊びにきてしまったり、携帯電話でいろいろ遊んでしまったりする可能性があります。子どもは何をしでかすか分かりませんから、トラブルを未然に防ぐために周囲に鍵や携帯電話を持っていることを他言しないよう に教えておきましょう。●(2)鍵は見えない場所に取り付け、不必要に取り出さない最近のランドセルは、防犯ブザー用や給食袋用など、各所に専用フックが付けられていて本当に便利。しかし、これらの見える場所に付いているフックに鍵を取り付けることは、「私は鍵っ子です」「いま家には誰もいません」とアピールしている ようなもの。それを見た地域の方々は味方につけられるかもしれませんが、運悪く、良からぬことを企んでいる者に目をつけられてしまったら……。以前、玄関先に置いていた傘に書かれた名前を呼ばれ誘拐されてしまった女の子の事件もありました。そういう悪者は、あらゆる所から情報収集しています。万が一の事態を防ぐためには、想像力を働かせて「念には念を!」の気持ちで備えましょう。それを子どもにわかりやすく伝えることが大切です。鍵は必ず他人からは見られないような場所に取り付けさせ、不用意に取り出さないようにさせましょう。●(3)鍵は玄関の前で取り出し、鍵を開けたらすぐに中へ入って施錠する鍵はチェーンやストラップを使ってランドセルやカバン、制服などに固定し、自宅の敷地内や玄関先に着くまで絶対に取り出さないように言い聞かせましょう。歩きながら鍵を取り出す行為に集中してしまうと、周囲の自動車や自転車、歩行者などへの注意力を欠いてしまって危険ですし、そんな子どもの後をつけて行き、子どもが玄関を空けた瞬間に押し入ってきた、という犯罪もあるそうです。見えない工夫、取り出しやすい工夫 を一緒に考え、敷地内や玄関先でスムーズに行動できるよう、事前に子どもと練習しておくといいと思います。チェーンやストラップから絶対に取り外さないことも約束しておきましょう。----------いかがでしたか?保育園・幼稚園から小学校に上がる子どもを見ていると成長を感じるものですが、実際にはまだまだ未熟な部分も多いです。そんな子どもに鍵を預けることは心配だとは思いますが、鍵を持つことで子ども自身も責任ある行動をとるキッカケになります。親が信頼してあげることで自信にもつながるでしょう。鍵の扱い方について、ぜひ親子でじっくり話し合ってみてくださいね。【参考リンク】・小学生のための「安全な鍵の持たせ方」 | SECOM()●ライター/NANARUKA(フリーライター)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年03月25日子どもが生まれると、じわじわとモノが増えていくもの。おもちゃ、工作、絵や折り紙、ママにあてた感謝の手紙……どれもステキなものばかりですが、気づくと部屋中てんこ盛りになっていることもありますよね。特に園や学校で作ってきた制作物などは、思い出の品でもあるため、なかなか捨てることができません。もちろん全てを永久にとっておくこともできないため、ママたちはジレンマに苦しむことになります。どんなママも頭を悩ませている、子どもの思い出の品問題。ほどよく保管し、上手に処分するにはどうしたらいいのでしょうか。●(1)写真に取るならひと手間プラスしてどんな大きな工作も、写真にしてしまえばコンパクト。かさばらず、シンプルに保管することができます。『持ち帰ってきた日、すぐに撮影しています。いつかやろう、今度やろうと後回しにしていると、結局面倒くさくなってしまうので。習慣づければ、子どもの方から「今日コレ持って帰ってきたよ。撮影しよう!」と言ってくるようになりますよ』(30代女性/小学生女の子のママ)さらに、こんなひと工夫を加えているママたちも。『作品単体ではなく、子どもと一緒に写す のがコツ。あとから見返したときの感慨深さが全然違います!』(40代女性/中学生男の子、小学生女の子のママ)『撮ったらすぐプリントアウトして、裏に日付と一言コメントを記入しています。上の娘は自分自身でも、作る上で苦労した点や満足しているポイントなどを書き込んでいます。いい成長記録になりますよ』(30代女性/小学生女の子、幼稚園男の子のママ)こうすることで、より多くの思い出をとっておくことができるというわけですね。●(2)飾ることで、子どもを満足させる数々の作品たち。それまで見向きもしなかったくせに、いざ処分しようとすると泣いて嫌がる……そんなお子さんは多いものです。あるママはその対策として、あえて“飾る”という方法を取っていると教えてくれました。『シューズボックスの上を、子どもの作品展示場にしています。ここなら家族みんなの目に触れる し、訪れたお客さんも必ず見てくれるので、子どもの満足度が高いんですよね。子どもをきちんと満足させれば、ゴネずに納得して手放してくれますよ』(30代女性/幼稚園女の子のママ)●(3)保存用ボックスにとりあえずキープも保存用のボックスを用意し、とりあえずそこにまとめておく。そんなママたちは多いでしょうが、何か心がけていることはあるのでしょうか。『とりあえず1年間は保管し、年度末に「最優秀作品賞」を家族みんなで選出しています。残すのは受賞作品だけ と決めているので、選出会議は毎年とても真剣。でも、そうすることで子ども自身に「上手に作りたい」「いいものを作りたい」という向上心が芽生えてきたようで、ひとつひとつを一生懸命作ってくるようになりました』(40代女性/小学生男の子、保育園女の子のママ)『大きい制作物もしまえるように、深さのあるボックスを選びましょう。フタ付きでスタッキングできるものだと、さらに便利ですね。複数お子さんがいるなら、みんな同じボックスにするのもスッキリ収納するコツです』(30代女性/小学生女の子、幼稚園女の子のママ)●(4)リメイクすればもっと使える思い出の品は、絵や工作だけではありませんね。赤ちゃん時代の産着やおくるみ、6年間使ったランドセルなども、感慨深くてなかなか捨てることができないグッズです。こういったものは、リメイクして別のものに作り変えるのが人気のようでした。『ランドセルをお財布とパスケースにリメイク し、ずっと使っています。大人っぽいバッグに作り変えてくれるお店もあったのですが、ランドセルのヘタリ感や内部の黒ずみなどが気になってやめました。小物なら安いし、ランドセルの状態が悪くても心配ないと思います』(40代女性/高校生女の子、中学生女の子のママ)『初めて買ってあげた服がどうしても捨てられず、くるみボタンとシュシュを作りました。不器用な私でも簡単にできるリメイクなのでオススメです!』(20代女性/幼稚園女の子のママ)----------いかがでしたか?大切に残しておきたいのはモノそのものではなく、それと共にあった子どもの姿。そう考えれば、実際にとっておく品物はほんの少しでもいいことに気づけるかもしれません。思い出グッズはほどほどに、そして上手に保管したいものですね。●文/パピマミ編集部●モデル/いちご姫(いちごショートくん)、神山みき(れんくん)
2017年02月28日こんにちは、ライターのNANARUKAです。まだまだ寒い日が続きますが、デパートやショッピングモールの売り場に並び出した入園・入学用品、桜の花のデコレーションなどを目にすると、春の訪れを感じずにはいられない今日このごろです。この春に入園・入学を控えているお子さんをお持ちのご家庭では、そろそろ新生活の準備も始めているころでしょうか。そんなとき、まずは学校指定アイテムをコンプリートすればひと安心ですが、各自で選んで買う品、消耗品のストックなどもリストアップしてみると結構な点数になります。さらには名付けアイテムや登園・登校時の“お役立ちグッズ”のように、「買っておくと便利そう」なアイテムもゴロゴロ……。けれど、よくよく考えると「本当に使うのかな? 」と頭をひねってしまう品も多いことでしょう。そこで今回は入園・入学グッズの中で、「要・不要」と意見が分かれがちなアイテムをピックアップし、過去に使用したことのあるママさんや、使用したことはないけれど今後も買わない、というご意見をお持ちのママさんにその使い勝手や理由を取材しました。「買ってみたものの、まったく必要なかった……」という落とし穴に引っかからないように、先輩ママの意見をぜひ参考にしてみてください。●油性サインペンの失敗も心配なしの「おなまえスタンプ」●コレ買い!『うちの幼稚園では毎年園児全員に「かるたセット」が配布され、その日によって違う子のものを使ってみんなで遊ぶ習慣があります。そのため、毎年新しいかるたが配布されると読み札と絵札1枚1枚に名前を書かなければならないので、名前スタンプは毎年重宝しています』(34歳/5歳女の子のママ)『保育園の着替えは名付けが必須。けれど、服の内側に付いているタグに油性マジックで名前を書くと、ものによってはにじんで真っ黒になってしまうので、服の名付けにはスタンプが便利 です』(35歳/5歳男の子のママ)●ウチには不要!『便利そうに聞こえるけど、スタンプサイズを選び、インク台を準備してインクを適度につけ、押す場所を何度も確認して、いざ緊張しながら押したもののズレたりムラになったりして結局失敗……みたいな展開が目に見えているし、面倒くさそう。名前書きなんてツインのサインペン1本で十分!性格にもよるのでしょうが(笑)』(40歳/12歳女の子、8歳女の子のママ)『上の子が小学校入学の際、周りからすすめられてひらがなフルネーム10サイズセットを購入しましたが、使うのは決まったサイズの2、3種類だけ。そのうち子どもが自分で名付けするようになり、2、3年生にもなると出番はほとんどなくなりました 。4,000円近くもかけてオーダーしたのに下の子に回すこともできず、結果的にムダ買いという印象です。名字だけでもいらないと思います(笑)』(45歳/12歳女の子、8歳男の子のママ)●大量の教材への名付け作業が一気にできる「おなまえシール」●コレ買い!『入学とほぼ同時に書道などの習い事もスタートしたり、上の子のときと違って私が仕事に出ていてあまり時間がとれなかったこともあり、名前シールには助けられました』(39歳/11歳男の子、7歳女の子のママ)『3人の子どもたちが同時に小学校へ通っていたときはそれぞれの名前シールを使っていた時期がありました。学校から名付けの徹底を言われても子どもたちは自分からすすんではやらないし、プラスチック製品に油性マジックで書いても使っているうちにに消えてしまい、その都度書くのが面倒だったので便利でした。お下がりとして回すときも張り直すだけ なので簡単』(42歳/14歳男の子、11歳女の子、9歳男の子のママ)●ウチには不要!『「算数で使う小さなおはじきや数え棒ひとつひとつへの名付けが本当に大変だった」というママ友の話を聞いてすぐに注文しましたが、あとになって、うちの学校ではそのような教材は使わないことが判明!極小サイズのシールが大量に余ってしまいました……』(34歳/8歳男の子、4歳女の子のママ)『小学校入学時に、防水シールタイプ、アイロン圧着タイプ、フロッキータイプをすべてひらがなで揃えて1万円くらいかかりましたが、2年経った現在、大量に余ってます……。子どもは「ひらがなはヤダ」と言っているのでもう使うことはないと思います。わが家の経験から、保育園や幼稚園の入園時にひらがなセットを揃えておき、小学校低学年までに使い切るのがベスト だと思います』(40歳/9歳女の子のママ)●プレゼントにも人気の「名入れ鉛筆」●コレ買い!『鉛筆は在学中は絶対必要なアイテム。さらにうちの子の学校では高学年になっても名付けが必要なので、5年生になった今でもリーズナブルなものを名入りでまとめ買いしています』(43歳/10歳女の子のママ)『卒園の記念品としてピッタリ だと思うので、上の子、下の子とも幼稚園の卒対委員をやった際に記念品にして全園児に贈りました』(39歳/12歳女の子、7歳男の子)●ウチには不要!『名入れするにもお金がかかるので自分では絶対に注文しません(笑)。でも、1年生のうちはたいてい持ち物すべてに記名するように言われると思うので、最初のうちは便利かと思います。幼稚園や保育園の卒園祝い品に含まれていることも多いそうなので、その年の卒対委員さんに確認してみるといい かもしれません』(39歳/9歳男の子、6歳女の子のママ)『うちの子の学校では消耗品はすべて自由。名前もそれほど厳しく言われないのでまったく不要です』(33歳/8歳男の子のママ)●空模様が怪しい日にあると安心の「折りたたみ傘」●コレ買い!『うちの子は長い傘を持つのをすごく嫌がる ので、本降り以外めったに傘をさしません。なので、確実に降る予報の日や梅雨時にランドセルに入れて持たせるために折りたたみ傘は欠かせません。学校にも置き傘としてひとつ置いてあります』(39歳/9歳男の子、5歳男の子のママ)『ひとりで出歩くようになると必要になるので、折りたたみ傘は入学前に買っておくといいアイテムのひとつだと思っていましたが、保育園の卒園記念品でいただけたので助かりました』(35歳/7歳女の子、3歳男の子のママ)●ウチには不要!『レインコートや長靴もそうですが、レイングッズってほとんど出番がないんです。小学生になった途端、雨の日に用意してあげても本人は「いらない!」の一点張り。傘にしてもレインコートにしても、出し入れが面倒 なんだと思います。折りたたみ傘なんてその典型で、無理に持たせたところで使った試しがなかったです。なので、うちは折りたたみ傘は家族兼用。サイズもあまり関係ないので、玄関に置いておき、子どもが自分で必要だと思ったら持って行ってもらうことにしています』(44歳/10歳男の子、8歳男の子のママ)『幼稚園の卒園記念に名入りの折りたたみ傘をもらいましたが、自らすすんで使っているのを見たことがありませんし、親の手前使ってみたものの、たたみ方がわからずぐちゃぐちゃに丸めて下駄箱に突っ込む 始末……。「学校に置いてあるから大丈夫」「持たせておけばいざというとき安心」という親の安心材料でしかないようです(笑)』(39歳/7歳女の子のママ)●大切なランドセルを長くキレイにキープする「ランドセルカバー」●コレ買い!『雨が多い地域なので、少しでもランドセルをキレイに保てればいいな、という思いで買いました。現在4年生になりましたが、カバーを使っていない周りの子に比べると、やはりキレイ。雨や紫外線による劣化を防げているように感じます』(40歳/10歳女の子、8歳男の子のママ)『低学年のころ、放課後遊び中に校庭に置いておいたランドセルを上級生に踏まれたということがあったので、その後に買って付けています。自分で汚したり傷つけたりしてしまったならまだしも、他人に破損、汚損されてはたまらない と思ったので』(38歳/9歳女の子、5歳男の子のママ)●ウチには不要!『幼稚園のころにハマっていたディズニーキャラクターのランドセルカバーを本人希望で買いましたが、新1年生は交通安全の黄色いランドセルカバーを付けなければならなかったので出番ナシ。2年生になるころには趣味が変わって「いらない」と言われました』(41歳/8歳女の子のママ、4歳男の子のママ)『傷も汚れも6年間の思い出 だと思うので、特に必要性を感じません』(39歳/8歳男の子、6歳男の子のママ)----------いかがでしたか?「便利!」「使える!」と謳われているものが、自分にも当てはまるかというとそうでもないという例が続々。どちらの意見にもかなりの説得力を感じますが、園や学校の特徴、保育内容や授業内容のほか、登下校の距離や時間をイメージしてみることも、必要か不要かを見極めるポイントとなりそうですね。ぜひ、お子さんとも相談して、ムダ買いを防いで快適な新年度を迎えましょう!●ライター/NANARUKA(フリーライター)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2017年02月15日保育園や幼稚園に入園すると、次のステップは小学校への入学ですね。でも、小学校にあがるため、そして保育園や幼稚園を卒園するために、年長さんの1年間には知られざるさまざまなミッションがあるのです。これらはすべての人がすべてに関わるということではありませんが、多い人はお子さんが年長さんのこの1年ですべてをこなさなくてはいけないというケースも。そんな“年長家庭”に訪れるさまざまなミッションをあらかじめ知ることで、これからの1年を上手に乗り切れるように備えましょう。■年長家庭に訪れる主なミッション一覧■春:卒対保育園や幼稚園の保護者が主体となった卒園対策の係のこと。多くの保育園や幼稚園でこの卒対を取り入れているようで、謝恩会の運営・実行や、卒園アルバム・文集の制作、交流会の実施など内容はさまざま。実際の謝恩会は卒園前後の3月に行うものの、父母と卒園児、その兄弟、そして招待する先生方を入れると100人以上収容の大きな会場が必要になることもあり、それを外部の会場でとなると、年長になってすぐに活動をスタートさせて予約をしなくてはなりません。そのような形で、係によっては活動期間が長いものだと1年がかりになるものも。ほかにもアルバム制作係になると園の行事に父母が同行し写真を撮る当番があるなど、係に関わる期間や負荷は、園やその年度の父母の熱量により違ってくるので、どんな係を引き受けるか検討が必要になります。■春:ラン活新小学1年生の親がランドセルを購入することを、メディアなどでは数年前から「ラン活」と呼んでいます。例年、ランドセル商戦は夏ごろから各社販売をスタートさせましたが、昨年あたりからGWにスタートさせ、規定数に達すると夏を待たずに販売終了となるところもあり、新1年生を持つ親によるラン活は年々早まっているようです。昨年も人気カバン店のランドセル販売の初日には、店舗前に多くの父母が行列を作ったと言われています。今年もいろいろな情報は飛び交いそうですが、実際には入学式にランドセルを買うことができなかったというお子さんは見当たらないので、「絶対にここのランドセルを!」と思っているのでなければ、そこまで煽られる必要はありません。とはいえ、今年がどうなるかはわからないので、サイトなどで情報収集を早めにすることは安心につながります。6年間のお子さんの成長を想像しながら、気に入ったものを見つけられるといいですね。■秋:学童見学&申し込み保育園や幼稚園と違って、公立であれば必ずだれでも小学校に行くことができるので、なんとなくのんびり構えてしまいそうですが、保育園家庭にとって気になるのが、小学生になってからの放課後の過ごし方です。学童保育に入れば、平日の放課後はもちろん、土曜日や、春、夏、冬など学校の長期休暇も、朝から夕方まで子どもを受け入れてくれるので、働く親を持つ子どもに無くてはならないシステムです。学童は子どもが長時間過ごすところなので、できれば見学をして施設の充実度や体制、行き帰りの動線を考慮したり、仲の良い友達はどこへ行くのかを聞いたりして、どこで過ごしたいかお子さんの意見も尊重して決めるといいでしょう。(学童保育は地域によってないところもありますが、その場合も放課後の学校開放などそれに代替するシステムはあるので自治体に確認してみましょう。)■秋:習い事対策保育園家庭では、習い事を始めたくても貴重な土日の休みを付き添いに充てなくてはならないため、習い事を躊躇していたという家庭も、これからは小学生になり、近場で平日に一人で通えるなら……と、このタイミングで習い事を考える家庭は多いようです。特にそれがスイミングなどのスポーツ系の習い事にあるような、専用バスのお迎えコースが小学校の前を通っていたら、ぜひともそこへ子どもを通わせたいと思うのは当然の流れですね。けれどそうなれば、こちらも当然のことながら4月になってから入会を考えたところで、人気の習い事はどこも満員でキャンセル待ちとなっています。そこで、入学まで半年を切る頃から、土日であってもとりあえず前もってその習い事に入会し、そのうえで4月からの曜日変更を願い出るという対策をとる家庭が増えているようです。■冬:リビング改造計画小学生になるとランドセルをはじめ学校の教材などの収納、または宿題や勉強スペースが必要になります。それらをリビングに作ろうとすると、リビング改造というと大げさですが、部屋の模様替えやそれをするためのスペースを確保しなくてはなりません。机は購入するのか、購入する場合も勉強机にするのか、簡易的なものにするのか。リビング事情や好みにより選択肢はたくさんあるため、家庭でよく話し合い、買い足すものや移動させるものを検討しておく必要があります。決まったら年末の大掃除のときにまずは部屋の配置換えだけでもしておくと、1~3月になってからが楽になりそうです。■冬:小学校への入学準備公立小学校では一般的に2月頃になると新1年生の保護者に向けた説明会を実施したり、入学までに必要なものを書面で連絡したりします。それを受け、体操着など学校指定のものの申し込み、筆記用具など家庭で用意するものの準備にかかり、買いそろえたものは鉛筆一本に至るまですべての持ち物に名前を書くというのが原則です。この作業は思っている以上に手間がかかるので、これらは時間に余裕のあるうちに、前倒しできることはどんどん取り掛かっていきましょう。この時期には並行して家庭ごとに卒園式準備もあると思います。そのようなこともあり、小学校への入学前準備は、どの家庭もかなり後手後手になる可能性が大です。保育園や幼稚園の卒園と小学校への入学は、お子さんにとって大きな行事が連続して訪れる記念すべき初めての機会です。そのために1年もかけていろいろなことにかかわるので、それは、親は大忙しです。でもどれも子どものためのアシストだということを忘れず、楽しみながらこの1年間のミッションに取り組んでいけたらいいですね。
2017年01月30日こんにちは!ライターのNANARUKAです。ナチュラルやエコが一般家庭にも浸透して久しい今日このごろ。掃除グッズとして重曹や酢、クエン酸などを常備しているお宅も多いのではないでしょうか。重曹や酢は料理にも使え、口に入れても無害 なナチュラルな素材。だったら、子どもグッズにも大いに活用しちゃいましょう!というわけで、子どものいる家庭ならではのシチュエーション別のナチュラル掃除法をご紹介します。●(1)「カーペットにジュースをこぼしちゃった!」こんなときには、重曹・掃除機 を活用!こぼしたジュースがカーペットに完全に染みこむ前に、重曹を振りかけて水分を吸収させます。重曹を振りかける際は躊躇せず、こぼしたジュースが隠れるまで覆い隠すように振りかけます。重曹が完全にジュースを吸い込んだら、掃除機を使ってキレイになるまで吸い取りましょう。●(2)「おねしょで布団を濡らしちゃった!」こんなときには、重曹・酢水(※クエン酸水)・雑巾 を活用!雑巾やタオルで濡れた部分の水分をよく吸い取ってから重曹を振りかけ、軽く押すようにしてさらに水分を吸わせます。重曹が水分を吸収したら掃除機で重曹を吸い取ります。その後、酢水をスプレーして布団を陰干しします。※酢のツンとしたにおいが気になる場合はクエン酸で代用しましょう。酢と似た効果・作用がありながら無臭なので使いやすいアイテムです。●(3)「子どものおもちゃの汚れが気になる!」こんなときには、重曹・スポンジ・タオル を活用!手垢やよだれ汚れが気になる子どものおもちゃは、水で濡らしたスポンジに重曹をつけて拭き取った後、キレイなタオルで乾拭きします。重曹には消毒効果もあるので、気になる前にキレイをキープしておきましょう。ただし、アルミ製品、白木、畳に重曹は変色やシミの原因になるため使えません。●(4)「汚れてきたぬいぐるみ、水洗いできない!」こんなときには、重曹・ビニール袋 を活用!水洗いできないぬいぐるみは、ビニール袋に入れて重曹を加え、袋の口を閉じてよく振って馴染ませた後、取り出して重曹を振り落とします。お気に入りなものほど、よだれや黒ずみが気になるぬいぐるみですが、しっかりケアして長くかわいがってあげたいものです。●(5)「学習机&椅子が黒ずんできた!」こんなときには、重曹・重曹水・雑巾・スポンジ を活用!子どもの机や椅子が手垢や鉛筆汚れで黒ずんできたら、重曹水をスプレーして拭き取ります。さらに頑固な汚れは重曹を直接振りかけてスポンジで擦り洗いし、その後乾拭きします。●(6)「ランドセルの汚れが気になる!」こんなときには、重曹・スポンジ・雑巾 を活用!毎日使うランドセルは、見えない汚れもたくさんついているものです。定期的に、柔らかいスポンジに重曹をつけて優しく擦り、固く絞った雑巾で水拭きした後、乾いた雑巾で乾拭きしましょう。こまめなお手入れで長くキレイを保てます。----------いかがでしたか?散らかりやすい子ども部屋、汚れやすい子どもグッズだからこそ、体にも環境にも優しいナチュラル素材でキレイをキープしてあげたいですよね。重曹や酢、クエン酸なら、いずれ子どもが大きくなって自分で掃除する際も安心して使わせることができるため、子どもの自立も促せます。また、掃除に限らず、ペットやガーデニング、美容アイテムとしても使える素材なので、家族みんなで取り入れて楽しくスッキリ過ごしましょう!【参考文献】・『ナチュラル素材でエコそうじ』土屋書店編集部・編●ライター/NANARUKA(フリーライター)●モデル/いちご姫(いちごショートくん)
2016年12月02日こんにちは、親子でADHD(注意欠陥・多動性障害)をやっています、ママライターの木村華子です。ADHDが発覚した息子の学校生活を改善させようと、話し合いを行ったときのこと。「木村くん(息子)は、提出物や持参物の忘れ物が多くて……」 そう困った顔で笑う担任の先生を見て、私は息子より先に自分自身を責めました。息子がもらってくる学級通信は、下の子の保育園関連のプリントや仕事で使う資料関係の書類、封筒から出して重ねたクレジットカードの請求書などの山に埋もれて、毎月自然消滅していくような状態。「なんか、最近クラスの子たちがペットボトル持ってきてるんだよね……」と息子が言えば、書類の山から学級通信を発掘し、ヨレヨレになったプリントに記載された“図工の授業でペットボトルを使います”の文字を見つけて驚愕し、慌てて近所のコンビニへ走り、朝から飲みたくもないジュースを飲み干して息子にペットボトルを持たせる……。そんな家庭環境であれば、当然忘れ物も多くなるでしょう。私たちはまさに、“忘れん坊親子”でした。全てのケースに当てはまるわけではありませんが、ADHDの原因には遺伝性や家族性が関わることもある と言われています。ADHDのお子様を持つママの中には、わが家のようにご自身もADHDであるケースも珍しくはないでしょう。そんな親子にとって、忘れ物を減らすことは他人が思う以上に困難なことです。今回は、脱・忘れん坊親子を目指した私に効果的だった解決策を紹介いたします。ADHDでなくても、忘れ物が気になるという方にオススメしたい簡単な工夫です。●ADHDの人は具体的で細かな目標をたてるべき!ADHDの人は、ぼんやりとした目標を実現させることがとても苦手です。たとえば、小学生時代より忘れ物が多かった私は、周囲の大人たちから「提出物や持参物を忘れないために、学校で配られたプリントはきちんとチェックしておくべき」という助言を何度も受けてきましたが、大人になるまでそのアドバイスが役立ったことはとうとうありませんでした。どのように“きちんとチェック”すればいいのかが分からなかったからです。これはADHDの子どもへ指示を出す際にも言われることですが、ADHDの人にやるべきことを理解させる(あるいは本人が理解する)ためには、目標を達成させるために行うべき“具体的で細かな”ステップを伝える(または本人が定める) 必要があります。学校関連や仕事などなど……多様な書類の整理にADHDママが対応するためには、無理のないシステムを生活の中に組み込むことがポイント。プリントが家の中で迷子にならないような工夫を凝らせば、“忘れん坊親子”の汚名返上も夢ではありません。●プリントの内容を必ずチェックし実行できるステップ●(1)わが子から必ずプリントを回収するわが子もADHDであった場合、このステップから難易度が高くなります。ランドセルの中には常時“プリント用ファイル”を入れておき、学校で受け取ったプリントはもれなくファイルに入れて持って帰るように伝えましょう。わが家では、「学校の机の中は、迷子のプリントが0枚になるように……」と伝えています。また、点数の低いテストややり忘れた宿題を見つけてお子様を叱ってはいませんか?これを繰り返すと、叱られることを恐れてプリントを隠してしまう癖がつきます。どんなプリントであっても、怒りたい気持ちを抑えて渡してくれたことを褒めてあげてください 。●(2)受け取ったプリントは決められた入れ物に収める子どもから受け取ったプリントは、決められた入れ物(専用の箱を作ったり、決められたファイルを用意したりしてください)に収めましょう。子どもからプリントを受ける夕暮れ時は、主婦にとって1日の中でも特に忙しい時間でもありますね。洗濯物を取り込んだり、夕飯を作ったり、小さな子がいればお風呂に入れて……何かとバタつくこの時間帯に、無理に処理しようとする姿勢がケアレスミスの元になります 。ひとまず受け取ったプリントを失くさないこと、きちんと保存しておくことを優先させてください。●(3)プリント整理の曜日を決めて、落ち着いて処理するプリントの内容をチェックする曜日を決めましょう。わが家では、毎週土日に主人を巻き込んでプリントチェックの時間を設けるようにしています。「文字ばかりが並んでいるプリントを読むのが苦手……」という方は、私のようにパパの手を借りてみることもオススメです。そこで重要なプリントとそうでないものを仕分けしてください。学校ごとに違いはあるでしょうが、私の場合は以下を基準に分けています。【重要なプリントの例】・毎月発行される学級通信・記入欄や切り取り線があるなど、提出が求められる内容のプリント・社会科見学や授業参観など、イベントのおしらせ系【あまり重要ではないプリントの例】・地域で開催されるイベントのおしらせ・ほけんだより・給食だより明らかに重要ではない・不要である場合は、手元に残して重要なプリントと混ざってしまうリスクを回避するためにも捨ててしまいましょう 。●(4)重要なプリントの行き先まず、提出する系のプリントはその場で即記入し、ランドセルの中に入れてしまいましょう。私の場合ですが、後回しにしてしまうと確実に忘れます。そのほかのプリントは、カレンダーに貼り付けてしまう のがオススメ。たとえば25日に行われる社会科見学のプリントであれば、カレンダーの25日の欄にセロハンテープで貼ってしまいます。ファイル等にしまい込んでしまうと、その行事やプリントの存在を忘れてしまうことがありませんか?せっかく仕分けた重要なプリントを、目視し続けられる場所にキープして当日まで忘れないための工夫です。その月の予定や持参物について記載された学級通信も、日常的に目に触れる場所 に掲示しておきましょう。回覧板で回ってきたプリントや仕事関連の書類、締め切りのある手続きのお知らせなども、同様にカレンダーに貼り付けておくと忘れにくくなります。●(5)スケジュールは1週間単位でママには学校関連以外にもさまざまな予定が入ります。仕事や家庭の行事、地域での当番などなど……それらをスケジュール帳にまとめている方も多いでしょう。私も、以前から月ごとの予定を手帳にまとめていました。しかし、手帳に書いただけでは忘れん坊が治らなかったのです……。そんなとき、大人の発達障害をサポートする支援センターで目から鱗の解決策を教わりました。まず、100均などで販売されている小さめのホワイトボードを手に入れます。ホワトボードには、1週間分のやるべきことを記入しましょう。やるべきことが終わるたびに、書いてある予定を消していきます。週末には、ホワイトボードが真っ白になる状態を目指してください。たったこれだけです。このホワイトボードは、冷蔵庫など毎日イヤでも目に入る位置 に貼り付けておきましょう。月単位や年単位など長期的な計画を実行するのが苦手な私ですが、1週間を完璧に過ごすという目標にハードルを下げると今までが嘘だったかのように忘れグセが改善されました。ひと月や1年だって、細かな1週間、1日が積み重なったものです。今日を完璧に、今週をミスなく過ごすことを目標にしてみてください。●ママも一緒に苦手克服を目指そう!学習障害の症状は人それぞれ異なります。ここで紹介した方法が合わないママもいらっしゃるかもしれません。もし「もっと自分にマッチした対処法を探りたい!」という場合は、お住まいのエリアにある相談窓口で発達障害のサポートを受けることを検討してみてください。子育てや仕事などなど……大人にはさまざまな書類が付きまとうもの。子どもの忘れん坊グセを正すことはもちろん大切な教育ですが、子育てはママ自身の“苦手”や“できないこと”を振り返るいい機会 であるのかもしれません。子どもを産んだからといって、即立派な母親になれるわけではありませんね。自分ができないことをわが子に教えることは難しいものです。そんなときは自分を棚に上げて子どもを叱り飛ばすのではなく、ぜひお子さんと二人三脚で苦手克服を目指してみてはいかがでしょうか。【参考リンク】・相談窓口の情報 | 発達障害情報・支援センター()●ライター/木村華子(ママライター)
2016年11月16日「いじめとふざけ、何がちがうの?」子どもたちの問いにどう答える?出典 : 「いじめから子どもを守ろうネットワーク」東京代表の栗岡まゆみです。いじめで苦しむ子どもたちの心と命と未来を守るために、長らくいじめ問題の解決に関わっており、各地の学校などで講演活動をしています。「このくらい、ちょっとふざけていただけだよ」「いじめとふざけ、何が違うの?」こんな問いに答えを出すことが、教育の現場では求められます。私が学校でおこなっているいじめ防止授業では、その問いにこう答えます。「ふざけや遊びのつもりでも、いじめられた側がつらい・やめてほしいと思ったら、それはいじめです。」とてもシンプルでありきたりな答えですが、子どもたちにとってもこれは「あたりまえ」のことなのでしょうか。「いじめられる側にも問題がある」という考え方出典 : 私がある中学校でいじめ防止授業を行ったときのお話です。事前アンケートで、500人の生徒にある質問を投げかけました。「あなたは、いじめられる側にも問題があると思いますか?」そのうち、「問題がある」「少しある」と答えた生徒は合計186人に上りました。そして、「いじめられる側にも問題がある」と答えた生徒達は、その理由として、・いじめられている相手も、恨みをかうようなことをしたと思う・性格が悪い・イラつかせる行動をしたなどを挙げたのでした。こうした回答からは、いじめる側の自分たちからの視点を前提としており、いじめられた側がどう思うかという、相手の立場に立つ視点の欠如を感じさせます。「こんなことをすると人が傷つく」「この言葉をなげかけたら人は嫌な気持ちになる」ということが想像できない子どもたちが、いわば無邪気にいじめを行い、その深刻さを認識しないままに他人を追い詰めてしまうのでしょう。ある絵本を題材に、いじめられた側の気持ちを疑似体験出典 : 私は「嫌なところがあることと、いじめは分けて考える」ことと、「いじめは絶対にいけない」という善悪の判断を子どもたちに分かってもらえるよう、いじめ防止の授業をしています。NHKの番組に「いじめをノックアウト」というものがあります。私は許可をいただいてこの番組を題材にしながら、東京の小学校や児童館で多くの子ども達と一緒にいじめについて考えました。その中に、『みずいろのマフラー』(著・くすのきしげのり・絵・松成真理子・童心社)という絵本が題材になっている回があります。絵本の登場人物は、「ぼく」、「ヤンチ」、「ヨースケ」の3人です。ヨースケは力が弱くて、走るのが遅くて、算数が苦手。ぼくとヤンチが嫌な役を押し付けても、ヨースケは少し困った顔をしながらも言いなりになります。ある日の学校からの帰り道、ぼくとヤンチがいつものようにヨースケが負けるまでジャンケンをし、ヨースケにランドセルを持たせているところをヨースケのお母さんに見つかってしまいました。さあ、もしもあなたが「ぼく」だったら、ヨースケのお母さんになんと言いますか?番組でナビゲーターを務める高橋みなみさんは、「ジャンケンしてただけですよ。って答えますね」と語っています。私が子ども達に問いかけると、「遊んでただけだよ」「ジャンケンしてたんだよ!」「ジャンケンでヨースケが負けたから、ランドセル持ってもらった」と子どもたちは口々に答えます。そこで私が「そうなんだ。じゃあその時のヨースケの気持ちはどうだっただろう?」とさらに尋ねると、子どもたちはこう言います。「悲しかった」「いやだった」「やめてほしいと思った」番組はさらに続き、今度は実在する男の子、いじられキャラの真也君の話になります。ものまねネタや一発芸をして、いつもクラスメートを楽しませる真也君。真也君自身も楽しそうに笑っていたと思ったのに、ある日突然、自ら命を絶ちました。実は、“いじり”がエスカレートして、真也君に馬乗りになったり、ほほを叩いたり、パンツおろしをしたり、…クラスではそんなことが行われていたのです。子ども達も、この真実の話は、さすがに受け止めるのに少し勇気がいるようです。シーンと静まり返りました。私は子ども達に語りかけます。「このくらい、いいんじゃないの?」とか「ちょっとふざけただけ」とか「遊びのつもり」と思っていたことが、実は相手の心の限界を超えて、つらい、やめて、いやだと思っていることがあるんだよ。言葉にできない相手の気持ちを理解する、そんな優しさが大切だね。と。「いじめをノックアウト」出典 : 子どもたちはちゃんとやさしい気持ちを持っている出典 : 番組を見せると、子どもたちはきちんと状況を理解していじめられた側の気持ちを代弁してくれます。ここで、子ども達の授業の感想をご紹介しましょう。今まで、いじめられている人にも問題があると思っていました。しかし、その考えは全く逆で、いじめている人の心に問題があったのだと初めて知りました。個人の持っている個性を一人ひとり分かりあい、認め合うことができたのなら、いじめはなくなるのではないかと思います。(1年C組女子)いじめられている側に問題があると言うのは、間違っている。いじめと、問題があるのは別に考える。いじめられる側には何の問題もない。いじめられたら、なんでいじめられたんだろうって思って不安になってしまうと思うのですが、この言葉でいじめる側が100%悪いとわかってよかったです。(2年B組女子)今日の話で一番心に残ったのは、いじめられている人がいやな原因と、いじめを一緒にしてはいけないと言うこと。今まで、いじめられている人にも原因があると思っていました。その人の言葉や行動をいやだと思っても、それがいじめていい理由にはならないと気がつきました。いじめたら、いつか自分に返ってくる。あとで、自分のしたことに後悔をしたくない。みんながこの気持ちをもって、いじめをなくしたい。(2年B組男子)誰かがいじめられていたら、それは、心の叫びです。なりふり構わず、手をさしのべて助けてあげたいです。(1年C組女子)子ども達には、無限にのびる可能性を秘めた心があると信じます。大人がきちんと善悪を教えれば、それに答える心があります。私たち大人がその努力を止めないことが、子どもをいじめから守る防波堤となることを信じます。
2016年10月17日子育てをしていると何かと不安になるものです。「こんな育て方で大丈夫かな?」「もしかしたら間違った教育をしているかも」……。そんな不安を共有できる心強い存在が“ママ友”ですね。子どもを育てているという同じ立場にあるからこそ、悩みや喜びを共有することができます。しかし、“ママ友”というのは諸刃の剣。場合によってはこの世で最も面倒な存在に変わり果ててしまいます。そんな厄介なママ友の中でも、最高に面倒くさいのが“ボスママ” 。野生動物顔負けのマウンティングで周囲のママを自分の下に従えようとするからです。しかし、「ボスママなんて空想上の生き物でしょ。そんな人に出会ったことないし」と眉をひそめるママも少なからずいます。そんなママに知っていてほしいのは、“ボスママは突然現れる”ということです。今は周囲にそんな人がいなくても、環境や立場が変われば彼女たちと遭遇する可能性はあります。そんなときのために、ボスママの生態と対処法を今のうちから知っておくことはとても大切なことです。そこで今回は、実際にボスママの被害に遭ったというママさんたちに取材し、ボスママの怖〜い生態について教えてもらいました。目次(1)虚言癖ボスママ(2)自己中ボスママ(3)自意識過剰ボスママ(4)暇人ボスママボスママの餌食にならない方法●(1)虚言癖ボスママ『小学校のPTA役員決めでの話。自ら会長に立候補したボスママが、なぜか急に私に副会長をやれと言ってきました。私は仕事上どうしても役員をすることができなかったので、丁重にお断りしました。しかし、それが逆鱗に触れたようで、その日から周囲のママたちから無視されるようになってしまいました。後から聞いた話ですが、そのボスママは裏でLINEを使って私が不倫をしていると言いふらしていたそう 。あまりにショックでしばらく立ち直ることができませんでした』(30代/3歳男児、5歳女児のママ)●(2)自己中ボスママ『新しくマンションに引っ越したとき、同じ年齢の子どもがいるママさんが隣に住んでいることが分かり、すぐに仲良くなりました。しかし、次第にそのママの自己中ぶりが目立つように……。いきなり「幼稚園はここにするよ!」とか「ランドセルはこの色ね!」とか指示してくる のです。幼稚園のときは誘ってくれたことがうれしくて従いましたが、さすがにランドセルの色は子どもに選ばせました。すると、それ以来マンションに住んでいるママたちがよそよそしい態度を取るようになりました。ああ、あの人が裏で手を回してるな、とすぐに分かりました。私としては早く彼女と距離を置きたかったで、逆に良かったと思っています』(30代/7歳男児のママ)●(3)自意識過剰ボスママ『小学校の入学式でいきなり「あなた、○○さん(ボスママ)のこと無視したの?」と知らないママに問いつめられました。「え?」と聞き返すと、どうやらボスママが私にあいさつしたのに、私が無視したとのこと。「気づかなかっただけですよ」と諌めると、「直接謝った方がいい」と言われました。入学式早々トラブルはごめんだと思い、渋々ボスママのところへ行き、詫びました。ボスママは「ふ〜ん。気づかなかったんだぁ 」と横柄な態度。とてもイライラしたので一礼だけしてその場を立ち去りました。どうやらその集団は幼稚園で一緒だったらしく、他のママにもいろんな言いがかりをつけていたようです。全て自意識過剰な言いがかりだったので、なんかの病気なんじゃないかと思います』(20代/6歳男児のママ)●(4)暇人ボスママ『LINEの既読にめちゃめちゃ敏感なボスママがいて困っていました。一日に何十通もグループチャットにメッセージを送ってくるのですが、すぐに既読をつけて返信しないとあとで責めてきます。私は忙しいので結構放置してたのですが、ある日ついに「なんで既読にしないの?」と問いつめられました。「お前みたいに暇じゃないからだよ!」と言いたかったですが、ぐっと呑み込んで「忙しくて……」と下手に出たところ、「忙しいのは皆だって同じこと。もういい」とプンプンして去って行きました。翌日から私は見事に強制的に退会させられましたが、いっそ清々しかった です』(30代/1歳男児、3歳女児、4歳男児のママ)●ボスママの餌食にならない方法これまでボスママの被害に遭ってきたママたちのお話しを聞いてきましたが、皆さん間違いなく「面倒くさいから関わりたくない 」と思ったことでしょう。たしかに、ボスママの餌食にならないためには、最初から関わらないことが一番いい方法です。しかし、幼稚園や小学校など、同じ環境に子どもが通っているとどうしても関わらざるを得ない状況に直面します。そんなときは小難しいことは言いません。以下の3つを試してみてください。・ボスママ及び周辺の雑魚ママを心の中でバカにする・なるべく目立つ行動は取らない・話すときは心に壁を作りまくるこの3つを実践することで、ボスママの餌食になって鬱になったり自殺に追い込まれたりすることは回避できます。もちろん、本当はうまく関係を築くのが一番ですが、大抵の場合ボスママは人格破綻している ので、うまく付き合おうと思っても下僕にされるかストレス発散のターゲットにされるのがオチです。あなたは実際にボスママに遭遇したとき、「え?こんな人間本当にいるんだ」と驚くことでしょう。しかし、ボスママはあなたがビックリしている間にあれよあれよと自分にとって有利な状況を作っていきます。まともに向き合わないのが一番です。台風が来たとき、雨風をかきけそうとどんなに努力してもムダです。家の中でまったりと、子どもと映画でも見ながら嵐が通り過ぎるのを待つのが賢明です。●文/パピマミ編集部
2016年10月05日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
こどもと見つけた小さな発見日誌
育児に遅れと混乱が生じてる !!