今回のお悩み「新NISAで初心者が買うのは投資信託だけでいい?個別株は買うべき?」新NISAが始まったので投資をやってみようと思っています。調べていくと、投資信託と個別株を買うことができると分かりました。初心者は投資信託だけが無難でしょうか?また、個別株も買い始めるとしたらどんなタイミングが良いでしょうか。(30代前半・医療・福祉・介護サービス)新しいNISAについて学ぼう!と調べていると、情報が多すぎて混乱する……という方も多いと思います。今回の質問にストレートにお答えするなら、「投資信託だけで十分、個別株は興味があればでOK」ですが、これには理由があります。新しいNISAを始めるにあたって知っていただきたい「コア・サテライト運用」という考え方をご説明します。■新しいNISAの2つの枠にとらわれすぎないご質問にある通り、新しいNISAでは投資信託でも個別株でも投資ができます。これらは、それぞれ異なる枠を使って投資をすることになります。新しいNISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という二つの異なる枠があります。併用することができますが、それぞれ非課税で投資できる年間の上限や、投資できる商品が違います。投資信託は、個別株など様々な金融商品を詰め合わせたものです。こちらは、「つみたて投資枠」でも「成長投資枠」でも買えます。一方で、XX社の株など個別株は、「成長投資枠」で買うことができます。「枠を使い分けて、投資する商品を変えたほうがいいの?」と迷う方もいらっしゃると思いますが、そこは大きな問題ではありません。将来のために資産運用をするなら、大切なことはまず「様々な資産に分散して投資をして、リスクを抑える」こと。そのためにも知っておきたいのが、「コア・サテライト」の考え方です。◇コア=守り、サテライト=攻め資産運用は「コア(中核)」運用と「サテライト(衛星)」運用に分けられます。簡単にいうと、コアは守りで、サテライトは攻めの資産運用です。将来のために、長い目で見てコツコツ資産を築くためには「コア」の資産運用が大切です。「長期・積立・分散」で、リスクを抑えて、できれば10年以上続けます。例えば、株式、債券など様々な資産に分散された投資信託で、コツコツ積み立てていくのがコアの運用です。この場合、相場の変動を見て売り買いをする必要はありません。目安として、資産全体の7割以上をコアの運用とすることをおすすめします。◇個別株は「サテライト」の投資一方、個別株は「攻め」、すなわち「サテライト」運用です。資産運用には、「長い目線で資産を築く」以外にも様々なスタイルがあります。安く買って値上がりしたらすぐに売り、より高いリターンを狙う投資スタイルもその一つ。個別株投資などが当てはまります。また、「サービスを知って素晴らしい会社だと思ったので、株主になって応援したい」「身近なサービスなので、株主優待を受けたい」という理由から、個別株投資を検討する人もいることでしょう。ただ、個別株の投資は、よりリスクの高い投資になります。様々な企業の株式や金融資産に分散して投資をする投資信託と比べ、個別株では、その会社だけに集中して投資するからです。サテライトの運用は、誰もが成果を得られるわけではありません。相場を見て売り買いをするのは手間がかかりますし、リターンを得るのはプロでも難しいのです。メインはあくまでコアの運用とし、サテライトの運用は資産全体の3割以下とすることをおすすめします。■将来のためには「コア」だけで十分将来に備えて、長い目線で資産を築くのであれば、コアの運用だけで十分です。人生の三大支出は「住宅資金」「教育資金」「老後資金」といわれています。10年以上先のライフイベントに備えて、今のうちから考えておきたいという方もいれば、物価の上昇で将来の現金の価値が目減りするのを防ぐためにも、資産運用を始めたいと思う方もいるでしょう。コアの運用では、投資信託で様々な資産に分散して投資をし、じっくりと資産の成長を狙います。複数の上場投資信託を自動で組み合わせるロボアドバイザーを使う方法もあります。興味があれば、サテライトの運用として、個別株をやってみるのも選択肢の一つです。より高いリターンを狙える可能性もありますが、その分損失が出る可能性もあります。自分にできるか自信がない……という方は、無理をする必要はありません。「つみたて投資枠」でコアの運用をして、「成長投資枠」でサテライトの運用をすればよいのか……?と迷われるかもしれませんが、どちらもコアの運用に使ってもよいのです。守りの運用だけでも、長い目線でじっくり資産を育てていくことができます。■まとめ新しいNISAは、将来に備えて資産を築くのに向いています。資産運用の目的が「将来のため」であれば、二つの枠はコアの運用に使うのがよいでしょう。個別株をする場合の注意点は、リスクが高いこと。コアで「守り」をしっかり固めているからこそ、サテライトで「攻め」の投資ができます。ご自身の目的と照らし合わせたうえで、まずはコアの運用で土台をつくっていくことをおすすめします。令和のマネーハック95「つみたて投資枠」「成長投資枠」をどのように使うのかは、「コア・サテライト運用」の考え方をベースに検討するのがおすすめ。自分の目的と照らし合わせて選択しよう!(文:ウェルスナビ・小松原 和仁、イラスト:itabamoe)
2024年04月01日憧れの定年退職をして、人生を再スタートさせた私。しかし自由が増える一方で、多くの問題が常に付きまとうように。定年退職後の時間の使い方、体力の低下、お金の悩みなどに関する私のお話です。定年退職後に待ち構えていた現実定年退職後、私は自由な生活が待っていると考えていました。しかし隣の芝生は青く見えると言われるように、理想と現実にはギャップがあったのです。隠居生活が始まって感じたことは、意外にもすぐに退屈を覚えてしまうことでした。仕事から解放されると時間的な余裕があるのですが、時間があり余っていると今度は時間の使い方が下手になってしまうのです。例えば、当初は日本全国を旅行しようと考えましたが、今しなくても来年でもできるなどと考えてしまい、結果的に先延ばしをするように。また、定年退職後はすでに若者時代のような体力はなく、趣味にしても娯楽にしても楽しめるメニューが限られていたのです。定年退職を機に山登りを始めようといざ挑戦しましたが、それまでずっと運動不足が続いていたこともあり、300m級の山を登るだけでも大変。すぐに息切れし、足腰にもきてしまいました。そのとき本当にやりたいことがあるのなら、なるべく若いうちに挑戦しておくべきだったと痛感したのです。年齢を重ねるほどお金の重要度が増していった仕事を辞めてから、よりお金の大切さを実感するようになりました。家でずっと過ごすようになると、暇な時間が増えるのでお菓子をよく食べるようになったのです。暇があれば何か食べている生活を送るようになると、出ていくお金が想像以上に大きくなります。家にいれば人付き合いもなく、出費などごくわずかだと考えていたのですが、どうやら甘かったようです。このままでは貯金が尽きる!?事実、年金だけでは収支がマイナスになり、貯金を切り崩すように。まとまった貯蓄があったにもかかわらず、このままだと10年ちょっとで貯金が尽きる計算になりました。サラリーマン時代はあまりお金について深く考えませんでしたが、定年退職をしてからお金を使うのは簡単だけど、貯めるのは難しいと痛感したのです。また、年齢とともに病気の発症リスクが高くなり、病院に行く頻度が増えました。お金がすべてではありませんが、お金が人生に多大な影響を与えるのは間違いありません。現在は投資を始めるべく、いろいろと勉強しているところです。まとめ年齢を重ねると体力面で不安が生じてきますし、時間に余裕があることから時間のありがたみを忘れてしまう側面があるように感じます。さらに年金生活に突入すると収入が減り、また貯蓄の心配も生じるなど、定年退職後には思わぬ落とし穴があることを実感しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/鈴木一樹ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年02月29日PayPayは2023年12月31日、同社が提供するキャッシュレス決済サービス「PayPay」内のミニアプリ「PayPay資産運用」において、「NISA口座」での取引の取り扱いを開始しました。「PayPay資産運用」は、PayPay証券が提供する「PayPay」内のミニアプリで、簡単に資産運用ができるサービス。証券口座を開設して、有価証券の購入を残高(PayPayマネー、PayPayポイント)で行うことができます。「PayPay資産運用」のNISAの特長は、PayPayアプリ上で完結できること。他のアプリやブラウザに遷移することなく、スムーズに証券口座開設手続き(最短4分)や、日本株、米国株、投資信託などの売買が可能です。証券口座開設やNISA口座開設でPayPayポイントを獲得。株や投資信託は、PayPayマネーやPayPayポイントで、100円から購入できます。投資信託の購入手数料はすべて無料。「クレジットつみたて」と「PayPay残高(PayPayマネー、PayPayポイント)を使ったつみたて」を併用すると、毎月最大10万円までのつみたてがポイント付与の対象になります。今回の「NISA口座」の取扱い開始に合わせ、「NISA口座」での取引開始と同時に、「PayPay資産運用」にいつまでにどのくらいの資産を作りたいのかを入力する目標設定機能を新たに追加。これにより、結婚、出産、育児、老後の生活資金をはじめとするあらゆるライフイベントにむけた資産形成のシミュレーションができるようになりました。2024年1月4日現在、「PayPay資産運用」の取り扱い銘柄数は全470銘柄。新NISA制度を十分活用できる商品ラインナップで、本格的な資産運用をサポートします。今後も、ユーザーのニーズやスマートフォン上での分かりやすさや選びやすさを考慮しつつ、順次銘柄の追加を行います。2024年からNISAを始めようと思っている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?(フォルサ)
2024年01月17日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。イラスト:エトラちゃんは見た!投資で稼いでいる妻ある日、主人公は妻が投資で稼いでいることを知ります。妻が知識がないまま投資をしていることに懸念を抱いた主人公。何度注意しても妻は投資をやめようとしなかったため、主人公は妻との離婚を決意しました。離婚することに出典:エトラちゃんは見た!通帳を見つめる主人公出典:エトラちゃんは見た!ここでクイズ妻が投資で使った金額は?ヒント!かなりの大金でした。貯金が減っていて…出典:エトラちゃんは見た!正解は…正解は「約400万円」でした。なんと妻は、投資で400万円近く使っていたのです。主人公は通帳を眺めながら、再び頑張ることを心に決めたのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年01月08日2024年より新NISAがスタートします。ニュースなどでもNISAという言葉を目にすることが多くなってきました。NISAは投資で得た利益に税金がかからない制度です。将来に向けてお金を育てようと考えている人にとってとてもよい制度です。自分のペースでうまく活用するのがいいでしょう。ただし気を付けるべき点もあります。それは焦って始めてしまうことです。「すぐに新NISAを始めてたくさん投資しなければ」と急ぐことはおすすめしません。■資産運用はあくまで「余裕資金」で資産運用は余裕資金で行うものです。余裕資金とは、すぐに使う予定がないお金のことです。生活費はもちろん、近いうちに旅行で使うつもりのお金なども、資産運用にはまわさず、手元に残しておいたほうがよいでしょう。もし自分の余裕資金を知らずに資産運用をしてしまうと、日々の暮らしに必要なお金に影響が出かねません。将来の暮らしをよくするための資産運用が今の暮らしを圧迫するのは本末転倒です。焦らずに、まずは余裕資金を把握することから始めてください。焦らなくてよい背景はもう一つあります。NISAが恒久的な制度になったことです。2023年までのNISAでは、年間の投資枠のうち、その年に使わなかった分は消えてしまいました。しかし2024年からの新NISAでは枠が消えることがなくなりました。つまり、ある年に投資した金額が少なくても、残った枠を翌年以降に埋めていくことができるのです。最初から無理をして大きな金額を投資する必要はありません。■自分のペースが大事。焦って「枠」を埋めなくてもいいではどれくらいの金額を資産運用にまわせばいいのでしょうか。新NISAで投資できる枠は1800万円です。年間の投資枠は最大360万円なので、枠を毎年使いきると5年で埋まる計算になります。このような説明を聞くと、「たくさん投資しなければ」と焦ってしまうかもしれません。しかし資産運用をするときに最も大切なのは、自分のペースで行うことです。もし新NISAの枠を5年で埋めようとすると、毎月30万円(年360万円)ものお金を投じる必要があります。これは多くの人にとって難しいことだと思います。実際には「月々数万円から始めたい」という人が多いのではないでしょうか。たとえば毎月10万円(年120万円)なら15年、毎月3万円(年36万円)なら50年で1800万円の枠を使い切ることができます。枠を使い切るのに時間がかかりますが、気にする必要はありません。新NISAの非課税期間は無期限だからです。また、1800万円の枠を使い切れなくても問題はありません。枠のおよそ半分である1000万円まで使って、仮に30年後にリターンが2倍になれば資産は2000万円です。これは少し前に話題になった「老後2000万円問題」をクリアできる金額です。毎月3万円(年36万円)を投資すれば、30年かからずに1000万円の枠を使うことができます。新NISAはとても使いやすい制度です。枠を使い切るのに時間がかかっても、枠をすべて使い切らなくてもかまいません。余裕資金を把握したうえで、自分が無理なく続けられる方法で始めましょう。
2024年01月03日auじぶん銀行はこのほど、全国の働く女性500名を対象に「お金の意識とボーナス・投資」に関する調査を実施しました。■冬のボーナスシーズン到来!働く女性の実態は?2023年も残りわずかとなり、冬のボーナスシーズンに入りました。そこで今回、働く女性の冬のボーナス額や使いみち、年収への満足度のほか、今年の振り返り、来年の目標などと合わせて、お金に対する意識・実態を深掘りしました。また一部の結果は、昨年の同様の調査と比較し、2022年と2023年でどのような変化があったのかを探っています。※同調査における「貯蓄」「投資」は以下のように定義し調査をしています。「貯蓄」…お金を蓄えること。普通預金や定期預金など、元本保証のある預貯金のこと「投資」…現金・預金以外の元本が確保されていない資産を将来有望な投資先に長期的に投じ、資産を増やしていくこと■今年の冬のボーナス、約半数は変化なし!平均金額は37万7,192円働く女性に今年 2023年の冬のボーナスについて調査。「例年ボーナスがない」人を除き、今年の冬のボーナスが「変わらない・変わらない予定(53.4%)」と回答した人が約半数を占めました。「減った・減る予定(10.0%)」「今年はない(8.7%)」と回答した人は合わせて18.7%で、昨年の割合とほぼ同数になりました。一方、「増えた・増える予定(12.1%)」は1割以上で、昨年の7.4%を上回る結果となりました。実際にもらった(もらう予定がある)金額について聞いたところ、平均額は37万7,192円でした。■ボーナスは「貯蓄」派が約6割で昨年より減少!「消費」派・「投資」派が増加次に、ボーナスをもらった(もらう予定がある)人に、主な使いみち(最も金額をかけること)を質問したところ、「貯蓄(56.4%)」に最も多くの票が集まり、次いで「消費(25.1%)」「投資(13.9%)」という結果になりました。昨年と比較すると、貯蓄の割合が約10%減り、消費や投資に最も金額をかける人が増えたことが分かります。※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。■「消費」する際の具体的な使いみち1位「旅行」、2位「趣味」、3位「外食」また、主な使いみち(最も金額をかけること)が「消費」以外の人も含め、ボーナスを「消費」する際に、何に使うか聞いたところ、1位は「旅行(35.2%)」と3人に1人以上の人が回答。2位は「趣味(30.3%)」、3位は「外食(26.5%)」でした。昨年は1位の「旅行」に続き、2位「外食」、3位「ファッション」「美容」(同率)という結果でした。昨年6位だった「趣味」が今年2位と大きく順位を上げており、趣味の優先度が高くなっていることがうかがえます。■約7割が自身の年収に不満あり!?満足度が最も高いのは20代、低いのは40代次に、ボーナスを含む年収の満足度を調査。「とても満足(6.4%)」「やや満足(26.2)」をあわせて、満足している人は約3割で、年収に不満を感じている人が約7割いることがわかりました。年代別で比較すると、満足だと感じている人が多いのは20代が最多で40.8%。一方、不満足だと感じている人の割合は40代が72.8%と、一番多い結果になりました。■働く女性の2023年に頑張ったこと1位「仕事」、2位「貯蓄」、3位「美容」昨年、2023年に頑張りたいことについて聞いたところ、1位「貯蓄(33.0%)」に続き、「運動・トレーニング(25.6%)」「美容(25.0%)」「仕事(24.2%)」「趣味(21.2%)」「ダイエット(20.2%)」「投資(15.4%)」という回答を得られましたが、今年は達成できたのでしょうか。今年頑張ったことについて聞いたところ、1位は「仕事(37.6%)」で約4割近くの人が回答しました。2023年に頑張りたいこと1位だった「貯蓄」は19.0%で2位にランクイン。次いで、3位に「美容(18.0%)」、4位に「趣味(16.8%)」「運動・トレーニング(16.8%)」と、頑張りたいこととして挙げていたものが上位に入る結果となりました。今年やり残したことを質問してみると、ダイエットや恋愛、資格や投資の勉強、副業、旅行について後悔している意見が多く見受けられました。◇【今年やり残したこと10選】【勉強・お金】・今年目標にしていた資格取得ができなかったこと(27歳・東京都)・投資に関する知識を備えること(45歳・東京都)【副業】・副業。自分で稼ぐ力を身につけるための勉強と実践をしたかった(26歳・福岡県)【美容】・もっと美容にお金と時間をかけたかった(46歳・東京都)・目標体重に達していないので残り2ヶ月でできる限り頑張りたい(43歳・福岡県)【恋愛】・恋人を作るための努力をもう少しすべきだった(22歳・北海道)【趣味】・節約を意識しすぎて旅行に行かなかった(35歳・埼玉県)・推しのコンサートに行けなかった(35歳・東京都)【その他】・家の掃除、片付け、実家でゆっくりする(50歳・沖縄県)・家を買う(28歳・埼玉県)また、来年2024年に頑張りたいことについて調査しました。結果、1位は昨年同様「貯蓄(38.6%)」と、約4割の人が回答。「貯蓄」は前述の「今年頑張ったこと」2位にランクインしたものの、19.0%に留まる結果になりましたが、来年こそ頑張りたい人は多いようです。そのほか、「運動・トレーニング(31.0%)」や「美容(29.8%)」「趣味(29.4%)」「仕事(29.4%)」が上位に。また、約5人に1人が「投資(20.2%)」と回答しました。■8割以上が円安・物価の高騰に影響を受けていると回答!昨今の世情を踏まえると、お金について考える場面がより多くなってきていると考えられます。実際に、円安や物価の高騰に影響を受けていると感じている人は、「感じている(51.6%)」「どちらかというと感じている(33.6%)」を合わせて85.2%でした。昨年の調査で、「感じている(41.4%)」、「どちらかというと感じている(35.6%)」と回答した人を合わせた77%と比較すると、影響を受けていると感じている人が8.2%増加していることがわかります。さらに、家計に何らかの影響を感じている人に、具体的に以前よりお金がかかると感じているものについて調査。その結果、1位は8割近くの人が回答した「食品・飲料(77.0%)」で、次いで2位「日用品(50.2%)」、3位「電気・ガス・水道(49.3%)」という結果になりました。生活必需品に以前よりお金がかかると感じている人が多いことが見て取れます。■実施している対策の1位は「節約」、今後始めたいことの1位は「投資」!円安や物価の高騰で、家計に少しでも影響があると感じている人に、その対策として現在やっていることについて聞くと、「節約(60.8%)」「貯蓄(44.8%)」に多くの票が集まりました。また、4人に1人以上が「投資(26.7%)」をしていることがわかりました。昨年「投資」と回答した20.7%と比較すると、若干ではありますが増加しています。今後始めたいと思っていることについても聞いたところ、1位は「投資(20.9%)」でした。こちらも、昨年の回答した16.5%と比較すると増加しており、お金を動かす「投資」への関心の高さがうかがえる結果となりました。■実施している投資1位には「つみたてNISA」がランクイン!30代の実施率が最多次に、円安や物価高騰の対策として投資をしている人に、具体的に何をしているか質問したところ、1位「つみたてNISA(53.2%)」、2位「投資信託(44.4%)」、3位「株式(42.7%)」という結果になりました。さらに上位5位までにランクインしたものを、年代別で比較しました。全体で1位にランクインした「つみたてNISA」の実施率は、30代が61.5%と最も多く、20代、40代は半数を超える結果となりました。「投資信託」においては40代、50代での実施率が50.0%と最多で、20代では34.5%に留まる結果となりました。「株式」では、50代の実施率が最も高く62.5%という結果に。それに対し、20代は24.1%で、50代の半分以下という結果になりました。1位の「つみたてNISA」は年齢層が低めの人から、「株式」は年齢層が高めの人からの人気が高いことがうかがえます。■お金・投資について考える年末に今回の調査では、昨年に続き、来年頑張りたいことの1位に「貯蓄」、円安や物価高騰の対策としてやってみたいこと1位に「投資」がランクインする結果となり、お金への関心の高さがうかがえました。対策として実施していることの1位となった「貯蓄」、今後やってみたいことの1位の「投資」は、昨年と比較するとわずかながら増加しており、その意識の高まりが見て取れます。また、約8割の人が円安や物価高騰で家計に影響を受けていると回答していることからも、将来のお金に対して不安を感じている人は少なくないのではないでしょうか。2024年1月からはいよいよ新NISAがスタートします。これまで「投資」に一歩を踏み出せなかったという人も、この年末に自身のお金と向き合い、少しずつ学んでみてはいかがでしょうか。■調査概要・調査テーマ:(1)2023年版 働く女性のお金の意識とボーナス・投資に関する調査(2)2022年版 働く女性のお金の意識とボーナス・投資に関する調査・調査方法:ウェブアンケート調査・調査対象者:全国の20代〜50代の働く女性500名・調査実施日:(1)2023年10月30日〜10月31日(2)2022年11月9日〜11月10日・調査主体:auじぶん銀行(エボル)
2023年12月25日ボーナスのシーズンになりました。ボーナスを何に使おうかと考え始めている人もいるのではないでしょうか。まとまったお金が入ってくるこの時期は、お金の使い方をあらためて考えるよい機会です。■行きたくない忘年会は「浪費」かも?お金の使い方は「消費」「浪費」「投資」に分けられます。消費は生活するために必要な出費のことです。たとえば家賃やスマホの料金、洋服や食事にあてるお金のほとんどは消費です。使ったお金に見合った価値を得られていることがポイントです。自分へのご褒美として欲しかったものをボーナスで買うのも消費だと言えます。次に浪費はいわゆるムダ遣いのことです。使ったお金に見合う価値が得られていないのがポイントです。あとで後悔してしまうような衝動買いや、参加したくない飲み会に使ったお金は浪費だと言えます。お金を使う前に自分にとって必要なものかどうかを考えてみることが大切です。■新NISAを使って将来に「投資」そして投資は、将来のためにお金を使うことです。たいていの場合、消費や浪費は使った時点で価値を得られたかどうかを判断することができます。それに対して投資はじっくりと時間をかけて、使った金額を上回るリターンを目指します。投資と聞いて多くの人が思い浮かべるのが「お金の投資」でしょう。これは新NISAを活用して資産運用をしたり、外貨預金をしたりして、将来に向けて金融資産を育てていくものです。将来に向けてお金を育てるには、世界中に分散してじっくりと資産を育てる「長期・積立・分散」の資産運用がおすすめです。投資信託やロボアドバイザーなどを使って行うことができます。2024年から始まる新NISAは、資産運用を始めるよい機会になるはずです。資産運用が初めてで怖いと思うなら、もっているお金を一気にまわす必要はありません。少額を毎月積み立てるなど、無理のない方法で取り組むことをおすすめします。■自分への投資でお金をふやす自分自身に「投資」することでお金を増やすという選択肢もあります。たとえば資格を取るために学校に通うのは、消費ではなく投資です。学校に通うことそのものは、すぐに価値をもたらすわけではないでしょう。しかし資格をとってスキルアップし収入を増やすことができれば、使ったお金以上の価値を得られることになります。同じように、将来の健康を考えてトレーニングやヨガをすることも収入を得る期間を延ばすことにつながります。まとまったお金が入ったときに、預金に置いておこうと思う人もいるかもしれません。しかし預金のままではお金はほとんど増えません。そして将来の自分が変わることもありません。ですから無理のない範囲で、ボーナスの一部を投資にまわすのがおすすめです。時間はかかりますが、将来の自分が投資の成果を受け取ることになります。
2023年12月19日コロナ禍を経て、まわりでも段々「始めた」という声を聞くようになった投資。来年から新NISAが始まるらしいし興味はあるものの、「結局なんで投資ってやった方がいいんだろう?」と思っている方も多いのではないでしょうか?マイナビウーマン編集部のまっつんも、そんな疑問を抱える一人。そこで今回は、株・投資信託・先物取引・FX・NISAなどさまざまな投資サービスを取り扱うネット証券会社「松井証券」で働く緒方さんに、今さら聞けない投資の疑問を聞いてみました!◇プロフィール緒方さん松井証券株式会社のマーケティング部でサブリーダーとして活躍中。今回はまっつんの投資にまつわる素朴な質問に答えてくれる。まっつんマイナビウーマンの編集部員で、都内で1人暮らしをしているアラサー女子。新卒で働き始めた頃から何となく貯金はしているけれど、投資は未経験。同期や友だちなど、まわりの人から「始めた」という声を最近よく聞くようになり、投資が気になっている。■資産運用って何?どんな方法があるの?緒方さん、今日はお願いします!私は今、銀行口座で貯金をしているだけなのですが、投資を始めた方がいいのか迷っていて……。株や不動産投資など、投資と言ってもいろんな種類がありますよね?そうですね。まず前提として、自分の持っているお金(資産)を預貯金や投資に配分(運用)することで効率的にふやしていくことを「資産運用」といいます。資産運用には、預金から保険、投資信託、株、不動産投資など、さまざまな方法があります。なるほど!つまり私は預金以外の資産運用を始めたいけど、何をすべきか迷っている、という状態なんですね。その通りです!ちなみに、どの資産運用を選択したとしても、どれか一つに資産を集中させて運用するより、「リスク分散」をすることが大切です。それなら、私は余計に預金以外の資産運用を始めた方が良さそうですね……!株取引なども聞いたことがあると思いますが、まっつんさんの場合は、現在行っている預金に加えて、投資信託で積立投資を始めてみるのもよいかもしれません。リスク分散という点でも安心です。「株取引」と「投資信託」、分かるような分からないような……?「株取引」は、株式会社が発行している株券を購入して株主になることです。企業によっては、保有している株数によって株主優待がもらえます。また、株価が上がった時に売却すれば利益を得ることができます。「投資信託」は、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が運用する金融商品です。一つの投資信託を購入すれば国内外の株式や債券、不動産などのさまざまな投資対象に広く投資できるので、特定の株式などに投資するよりリスクが抑えられることと、個人ではなかなか購入しづらい投資対象にも投資できることが魅力です。投資信託は自分の判断で売り買いをするのではなく、プロに任せることができるんですね!それなら私でも安心して始められそう。■そもそも、なぜ貯金だけではダメなの?今さらですが、なぜ貯金だけでなく別の資産運用を考えた方が良いのでしょうか?銀行預金と投資信託と比較してみましょう。銀行預金の場合、一般的なメガバンクの円普通預金の金利は年0.001%です。そのため、100万円貯金しても利子は1年間で10円しかつきません。それに対して、こちらは松井証券のロボアドバイザーで標準的なリスク許容度でポートフォリオ提案を受け、そのポートフォリオで積立投資をした場合の試算シミュレーションです。投資信託でバランスの取れた標準的な分散投資をして、10年後に標準的な運用成績だった場合、100万円の投資額が161万円になるんです。そ、そんなに違いが出てくるんですね……!これなら投資信託を購入した方がいいですよね。より長期で見るなら、先ほどと同じ条件で30歳から65歳まで毎月1万円投資すると、総投資額420万円に対して運用成績が標準的であれば1,055万円まで増える計算になります。より長期で見ると、さらにお金がふえている……!銀行に預けているだけでお金が増える時代が終わった今、私たちは自分のお金は自分で作っていく必要があるんです。確かに物価も上がっているし、私たちの世代は年金がどれだけもらえるかも不透明ですもんね……!自分の将来のために、自分でお金をふやさなければならないんですね。そうなんです。身近なものの価値が高くなってきているというのも、貯金以外のお金のふやし方を考えた方が良い要因の1つです。以前と同じものを買おうとしても、たとえばハンバーガーは私たちが子どもだった20年ほど前と比べても、値上がりしていますよね。42年も10円を貫いてきたあの「うまい棒」でさえも、2022年に12円に値上がりしました。貯金しているだけでは、お金の価値の変動に追いつけないってことですね……!お金の価値がどんどん変化していくので、お金を持っているだけでは価値が下がってしまうんです。だからこそ、貯金以外の資産運用が必要になります。■来年から始まる新NISA。そもそも「NISA」って何?2024年1月には新NISAが始まるので、これから投資を始めるという方も多いと思います。私も周りから聞いて気になっていたんですが、そもそもまず「NISA」って何でしょうか……?NISAとは、個人投資家のための少額投資非課税制度のことです。株式や投資信託などに投資して得られた利益には通常税金が約20%かかりますが、NISA口座を利用して得られた利益には税金がかかりません。NISAではない口座で始めると、課税されちゃうんですね……!また、これまでのNISAでは非課税で保有できる期間には期限が設けられていました。しかし、2024年1月には新NISAではその非課税保有期間が無期限になるんです。NISAが使いやすくなるんですね!これは始めるチャンス!ちなみに、投資信託を取り扱う証券会社の多くはポイントサービスを提供しているので、そのポイントを貯めるのもメリットと言えますね。たとえば松井証券では、投資信託の保有で「松井証券ポイント」が貯まります。松井証券ポイントは特定の投資信託の積み立てに使える他、他のポイントやギフト券にも交換できます。自分が今貯めているポイントサービスや、交換したいポイントやギフト券がある証券会社で口座を開設すると使いやすそうですね!あとは投資信託に限らず、たとえば国内株取引の場合、株主優待も受けられるので、株主優待を目当てに投資をする人も多いですよ。でも、株主優待を受けられるようになるには相当な金額の株を買わないといけないんじゃ……?株主優待の多くは100株以上を持つことでもらえる場合が多いのですが、安いものだと100株10万円以下から購入することができます。もちろん、新NISAでも株主優待は受けられるので、株取引に興味がある人は検討してみるといいかもしれません。■投資を始めるのって大変じゃないの?投資のメリットは分かったのですが、なんとなく手続きが難しそうなイメージがあります……!今、証券会社の多くはWebで手続きができるところが多いですよ!松井証券の場合はスマホから最短5分でオンライン申し込みができ、最短その日に口座開設が完了します。アプリもあるので、簡単に取引を開始することができますよ。これなら気軽に始められますね!でも、たくさんある投資信託の中から、どんな銘柄を買えばいいのか自分で判断できるか不安です……。「ロボアドバイザー」という投資診断や投資アドバイス、運用などを行うサービスを用意している証券会社もあります。松井証券の場合は、8つの質問に答えるだけでロボアドバイザーが自分の投資スタイルに合った投資信託を自動で選んでくれます。しかも、100円からできるので始めやすいと思いますよ。初心者にはとてもありがたい……!でも、それでも分からないことがあったり、困ったことがあったりした場合、どうすればいいのでしょうか?個人投資家をはじめ、各証券会社もYouTubeなどで投資についてのたくさんの動画を公開しています。分からないことがあったらYouTubeを観て勉強したり、各証券会社の相談窓口を利用したりするのがおすすめです。松井証券の場合だと専門スタッフが電話とチャットでサポートしている他、松井証券公式YouTubeチャンネルではお笑い芸人さんなどを起用し、投資を楽しく学べる「資産運用!学べるラブリー」シリーズを公開しているので、観ていただけたら嬉しいです!「投資信託って何?」という基礎から教えてくれる動画を見つけたので、早速観てみようと思います!動画で復習したら、まずは口座開設するところからチャレンジしてみますね。緒方さん、ありがとうございました!◇Information松井証券URL:(撮影:洞澤佐智子、取材・文:まっつん/マイナビウーマン編集部)
2023年11月30日「セミナーを聞いて勉強になりました。もっと知識が身についたら資産運用を始めたいです」ーー。資産運用セミナーが終わった後に、このような感想をもらうことがあります。とてもありがたいことですが、少し心配にもなります。■「知識がついてから」だとなかなか始められないたしかに金融は奥が深く、資産運用をアドバイスする立場の私も日々勉強を続けています。知識は、ないよりもあるに越したことはないでしょう。しかし、専門知識が十分に身につくまで資産運用をしないというのはおすすめできません。「長期・積立・分散」の資産運用はできるだけ早く始め、長く続けることが大切です。始めるまでに時間をかけすぎてしまうと、将来十分な効果を得られない可能性が出てきます。■資産運用をする前に最低限知っておきたいこと将来に向けた資産運用では、大きく失敗することなく、期待するリターンを時間をかけて得ることが大切です。大きく失敗しないために、金融のプロ並みの専門知識は必要ありません。ただしこれだけは知っておいてほしいというポイントがあります。「コア・サテライト運用」の考え方です。■将来のための資産運用は「コア」だけで十分資産運用は大きく「コア」と「サテライト」に分けることができます。コアは守り、サテライトは攻めの資産運用です。具体的に見ていきましょう。コアはリスクを抑えた「長期・積立・分散」の資産運用です。できれば10年以上の長期目線でじっくりと資産の成長を狙います。相場を見て売買する必要はありません。老後などの将来に備えて安定的に資産運用を行いたいのであれば、コアだけで十分です。それに対してサテライトは、短期間で安く買ってすぐに高い値段で売り、より高いリターンを狙う投資です。たとえば相場を見て頻繁に取引をするFXや個別株が当てはまります。「より高いリターンを狙う」と聞くと魅力的ですが、サテライトは手間がかかるうえ、誰もが成果を得られるわけではありません。プロであっても相場を読むのは非常に難しいことだからです。サテライト投資を行うとしても、投資全体の3割までにとどめるのがおすすめです。■これから投資を始める人の約3割が「新NISAを活用したい」サテライト投資の失敗談を耳にするなどして、これまで資産運用に踏み出せなかったという人もいるかもしれません。しかしここにきて、2024年からスタートする新NISAに注目する人が増えています。約2000人を対象としたアンケートでは、まだ投資をしたことのない人(投資未経験者)の約3割が「新NISAを活用したい」と回答しました(※)。資産運用は決して怖いものではありません。「将来のための資産運用はコア」であることを忘れずに、新NISAで「長期・積立・分散」の資産運用に取り組むことをおすすめします。※出典:「新NISAの魅力、1位は『非課税の期間が無期限に』 ウェルスナビ、全国の約2,000人に調査」(ウェルスナビ)()
2023年11月02日テクニカル分析専門サイト「テクニカルブック」はこのほど、女性がどのように投資を行っているのか調査する目的で、「投資を現在行っている」と回答した20歳以上の女性265名を対象にアンケートを行いました。同調査からは、投資で堅実に資産を増やそうとしている投資女子の姿が見えてきました。■直近5年以内に投資を始めた投資女子は半数以上にアンケートに回答した投資女子の投資経験は、以下のような割合となりました。直近5年以内に投資を始めた人の割合は52.5%と半数以上。中でも「3年~5年未満」が24.5%と非常に高く、「1年~3年未満」も19.6%と高い数字です。これには、新型コロナウイルスの流行で株価が下落し、投資の始めどきとして注目が集まったことが影響しているのかもしれません。■投資女子の投資額平均は926万円!投資(株式、投資信託、債券、FX、暗号資産、不動産投資など)に回している金額について質問したところ、平均値は約926万円、中央値は170万円という結果になりました。また、投資金額ごとの割合は以下の通りです。100万円以上の人を集計すると65.2%で、過半数の人が一定規模の金額を投資に回していることがわかります。さらに、1,000万円の大台に乗せている人も19.6%と、決して少なくありません。また、1億円を達成している投資女子も複数人存在しており、平均値を上げる要因となっています。■投資女子の64.5%が投資信託を購入、株式を上回る投資女子が取り組んでいる投資は、1位が「投資信託」の64.5%、2位が「株式」の52.1%、3位が「FX(外国為替取引)」の21.1%という結果となりました。投資信託と株式の人気が突出しています。なお、過去に男女区別なく行った世代別調査では、幅広い世代で国内株式が1位、投資信託が2位でした。今回の調査では投資信託が株式を上回っており、投資女子は投資信託を購入する傾向がわかります。関連:■投資目的の1位は「将来のライフイベントへの備え」投資女子の投資目的は、1位が「老後の生活・子供の学費など、将来のライフイベントに備える」で44.5%、2位が「預金より高いリターンを継続的に獲得する」で41.5%となっています。このことからは、投資女子が将来に備えて堅実にお金を増やすことを意識していることが読み取れます。なお、3位は「資産を大きく増やす」の28.3%となっており、野心的な目的も上位にランクインしています。上位2つからは割合は大きく下がっていますが、堅実な投資女子が多い一方で、リターンを目的に積極的な資産運用に取り組んでいる人もいるようです。■投資女子の85.7%が「投資を始めて良かった」投資を始めて良かったと感じているか質問したところ、85.7%の投資女子が良かったと感じているという結果になりました。投資を行う女性の多くが、投資に満足し、前向きに取り組んでいることがうかがえます。投資を始めて良かったと感じる理由としては、1位が「資産を増やすことができたから」の52.4%、2位が「楽しみが増えたから(投資自体が楽しい)」の34.4%、3位が「経済に関する知識が増えたから」の31.7%となりました。投資において最も大切な「資産を増やす」という目的を達成できていることが、投資の満足度を高めているといえそうです。■堅実に資産を増やそうと取り組む投資女子今回の調査結果をまとめると以下の通りです。・投資金額の中央値は170万円と比較的少額で投資を行っている人が多いが、5人に1人は1,000万円以上となっている・投資先は投資信託と株式が多く、投資信託を購入する傾向がうかがえる・基本的には堅実に資産を増やすことを目的としているが、大きく資産を増やすという夢を抱いている人もいる・8割以上が投資を始めて良かったと感じており、その理由として半数が資産が増えたことを挙げている以上の結果からは、比較的少額な資金で投資信託や株式をコツコツ購入して、堅実に資産を増やそうとしている投資女子の姿が見えてきました。また、1,000万円以上を投資に回している人も決して少なくなく、社会で活躍し収入的に自立している女性が増えていることが推測されます。最も注目したいのが、投資女子の8割以上が投資を始めて良かったと感じており、半数が理由として「資産を増やすことができたから」と回答している点です。このように投資で良い結果が生まれているのは、投資女子の多くが堅実に資産を増やそうとする姿勢を持っていることと、大きく関係しているのかもしれません。■調査概要調査機関:自社調査調査方法:インターネット調査(ジャストシステム「Fastask」)対象エリア:日本全国対象者:「投資を現在行っている」と回答した20歳以上の女性調査期間:2023年10月4日~10月11日有効回答:265名※※内訳は、20代が48名、30代が55名、40代が53名、50代が53名、60代以上が56名。テクニカル分析の解説サイト「テクニカルブック」:(エボル)
2023年10月26日生命保険や医療保険など、民間の保険に入っている人は多いのではないでしょうか。資産運用セミナーでお話をしていると、「保険と資産運用のどちらが大事ですか?」という質問をもらうことがあります。■保険で「万が一」に備える、資産運用で「将来」に備える多くの人にとって、保険に入っていても、資産運用をする必要はあります。それは保険と資産運用の役割が違うからです。保険はケガや病気など、万が一に備えるものです。それに対し、資産運用は老後の生活など将来に備えるものです。それぞれの役割を理解し、バランスを取りながら、分けて備えておくのが合理的です。■保険で備える「万が一」とは保険は大勢の人が保険料を出し合い、万が一のことがあった方に保険金が支払われるよう、互いに支えあう仕組みです。何も起こらなければ、保険金の受け取りは基本的に発生せず、保険料を支払うのみ(掛け捨て)になります。ここでいう「万が一」は、起こる確率は低いものの、実際に起こると損失が大きいことを指します。具体的なケースで見ていきましょう。●ケース①家計を支えている人が亡くなった家計を一人が支えている場合、その人が亡くなると収入が途絶えることになります。こうなると、残された家族の生活に大きな影響が出ます。教育費が必要な子どもがいるかどうかなど、家族構成によっても影響の度合いは変わります。こうした万が一に備えるには、生命保険に入って、残された家族が今と同じ生活水準を保てるよう準備しておくのがよいでしょう。●ケース②貯金がほとんどないのに、大病で入院することになった入院などを伴う大病にかかるとお金がかさみがちです。また、働けない期間が生じることもあります。働き始めたばかりなどで貯金がほとんどない場合、お金が工面できないと困窮することになってしまいます。こうした万が一に備えるには、掛け捨ての医療保険に入って病気に備えておくことをおすすめします。このケースでは、お金が貯まってきたら、状況を見て医療保険の加入をやめるのも選択肢だと言えます。ケースを見てわかるように、必要な保険の種類や金額は、家族構成やライフステージによって一人ひとり違います。「勧められたから」と不要な保険に加入してしまうと、家計を圧迫する可能性もあります。反対に、必要な保険に入っていないと、万が一のときに困ることになります。プロのアドバイザーに相談するなどして、自分にあった保険を見極めることが大切です。■資産運用は将来への備え保険は万が一に備えるものであって、将来に備えるものではありません。将来への備えは、資産運用で準備するのがよいでしょう。多くの人にとって重要なのは老後への備えです。すぐに使う予定のない手元のお金や収入の一部を資産運用にまわせば、安心して老後を迎えられます。将来に向けて増やしていくなら「長期・積立・分散」の資産運用がおすすめです。世界中に広く分散し、時間をかけてじっくりと資産を育てていくことができるからです。■ライフステージに応じて見直しをどのような保険が必要か、どのような資産運用をすべきかは、ライフステージによって変わります。保険であれば、保証期間やプランを見直しながら活用していく必要があります。資産運用の場合は、どれくらいのリスクを取れるか(リスク許容度)や資産配分を見直して、自分にあった方法で行うことが大切です。保険と資産運用を使い分けて、不安のない生活を送っていただきたいと思います。
2023年10月04日フェイスブック(以下、FB)などを中心に、私の顔写真を掲載した投資広告が出回っています。内容は「私が投資を勧める」ものですが、本コーナー読者の皆さんなら「荻原が投資を勧めるなんておかしい」と思うでしょう。そのとおりです。私は『投資なんか、おやめなさい』(新潮新書)という本も書いて、「投資は危ない」と言い続けています。そんな私が、投資を勧めるはずがありません。投資広告は私をかたった“偽広告”ですから、絶対にだまされないでください。偽広告はここ1年くらい、出たり消えたりを繰り返しています。経済雑誌のWEB記事風に作られたものや、8月ごろからはFBで私と愛犬の写真を貼りつけた広告がかなり頻繁に出回ったようです。私はFBもX(旧ツイッター)もインスタグラムも利用していないのに、なぜ偽広告が出回るのやら。偽広告の写真は以前取材を受けた際に撮影したもので、WEBの記事から無断で転用されたようです。当然ながら写真等の無断利用を禁じる「肖像権」の侵害ですが、訴える相手が特定できません。私も偽広告にアクセスしてみましたが、広告主にはたどり着けませんでした。■どんな時代でもうまい話はない弁護士にも相談しましたが、WEBサイトに掲載の差し止めを要求することはできても、次から次へと現れるのでまさに“いたちごっこ”。すべてを止めることは難しいそうです。現時点では、私のHPやYouTube、アベマTVなどで注意喚起を行っています。偽広告では、「利回りが30%の投資商品がある」とにおわせていますが、そんなものがあるわけないでしょう。最近の投資信託は利回り3~5%を目指すのが一般的。それを下回る投資信託もありますから、30%がいかにとんでもない数字かがわかると思います。また、投資に慣れた方なら「30%など怪しい」とすぐに気づく数字です。ですが、偽広告のターゲットは、投資に不慣れな方。しかも、給料が伸びず物価高が続くなかで、家計の切迫感から“うまい話”に飛びつきそうな方をねらっているのです。偽広告にアクセスすると、「投資での稼ぎ方」などといった情報商材を買わされるケースや、「荻原は忙しいので、助手の○○が代わってアドバイスします」などと言われ、怪しい投資商品を次々紹介されるケースもあるといいます。偽広告はほかにも、ZOZO創業者でスタートトゥデイ代表取締役の前澤友作氏や、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏、イェール大学助教授の成田悠輔氏、キングコングの西野亮廣氏、ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏などのものも同様に出回っているようです。詐欺被害は結局のところ、「自己責任」「詐欺にあった人が悪い」ということになってしまいます。どんな時代でも“うまい話”はありません。偽広告に引っかからないようくれぐれもご注意ください。
2023年09月29日2024年1月1日から新NISAが始まります。ただ投資初心者からすると、そもそも現在のNISAと新しいNISAの違いも分からないし、2023年中に始めたいと思っていたけど、2024年から新しい制度が始まると聞き、始めるタイミングを逃している……なんて人もいるのではないでしょうか?今回は、30歳を期にNISAを始めようと思っている投資未経験の編集部員・あっさんが、疑問に感じていることをファイナンシャルプランナーの石倉博子さんにぶつけてみました!プロフィールあっさん30歳になったのを期にNISAを始めたいと思っているウーマン編集部員。26歳ごろから、NISAやiDeCo、投資信託などに興味があり、本を読んだりしていたものの、後回しにして30歳になってしまった。さすがに将来のことを考えて、NISAを始めようと思ったところで、2024年から制度が変わると聞き、混乱している。ファイナンシャルプランナー・石倉博子さん1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®認定者。実生活における“お金の教養”の重要性を感じ、生活者目線で、あっさんの疑問にもやさしく答えてくれる。■現行のNISAと新NISAは何が違うの?先日30歳になり、そろそろ将来のことを考えてNISAを始めようと思っていたところ、2024年から新制度に変わると知りました。今までとどのように違うのでしょうか?2024年から始まる新NISAは、現行のNISAでデメリットと感じていた部分が改良されて、制度としてパワーアップしています。今までのNISAと違う点は大きく4つあります。◇1、制度が恒久化し、期限が無期限になった現行のNISAは、長期運用に適した「つみたてNISA」で20年間、「一般NISA」で5年間という非課税で保有できる期限があります。これが新NISAでは撤廃されたので、好きなだけ非課税で投資ができます。◇2、2種類のNISAが併用できるようになった今までは、投資信託の積み立て専用である「つみたてNISA」と個別株など広い商品に投資ができる「一般NISA」は併用ができないので、どちらかを選ぶ必要がありました。新NISAでは、「つみたてNISA」が「つみたて投資枠」、「一般NISA」が「成長投資枠」と名前を変えて、併用ができるようになりました。◇3、年間の投資枠が大きく拡大した現行の「つみたてNISA」は年間40万円、「一般NISA」は年間120万円で、併用ができません。新NISAは「つみたて投資枠」が年間120万円、「成長投資枠」が年間240万円となり、しかも併用ができるので、合わせて年間360万円まで非課税で投資ができるようになりました。◇4、生涯を通して非課税で保有できる限度額1800万円(成長投資枠は1200万円)という生涯投資枠が設けられた1800万円までなら、非課税で何年でも保有できます。また、現行NISAでは、NISAで買った商品を売却して投資枠に空きができても、枠の再利用はできませんでしたが、新NISAでは、途中で売却して投資枠が空けば、翌年に枠が復活して、再び非課税で投資ができます。このように、新NISAはだいぶ使い勝手がよくなっています。■2023年中に始めても大丈夫?なるほど……。元々30歳になったタイミングでNISAを始めようと思っていましたが、新制度に変わるのならば2024年まで待った方がいいということですか?いや、待たなくて大丈夫です!まず、現行のNISAと新NISAは別枠と考えてください。先ほどの新NISAの生涯投資枠1800万円に今年始めた分は含みません。たとえば今年のうちにつみたてNISAで年間40万円投資したとすると、新NISAの1800万円とあわせて1840万円非課税で投資ができます。一般NISAを選べば1920万円ですね。そのため、今年のうちに始めた方が多くの資金を非課税で運用できるというわけです。え、そうなんですね!ということは今年中に始めたほうが非課税枠が大きくて得ってことですか?ただし、今年の分は現行制度に則るので、つみたてNISAであれば20年、一般NISAでは5年で非課税期間が終了することを忘れないようにしましょう。あっさんの場合、今すぐ始められるのなら、特に待つ必要もないと思います。2023年中にNISA口座を開設しておけば、2024年からの新NISAの口座が自動的に開設されるので、新たに手続きをする必要がありません。■「つみたて投資枠」と「成長投資枠」はどう使い分けるの?そうなんですね。すぐに始めようと思います……!とはいえ、新制度からつみたてNISAと一般NISAが併用になるそうですが、どのように使い分けていくのが良いのでしょうか?投資初心者は、長期投資を意識して、つみたてNISAで投資信託を積み立てていくのが、リスクを減らせて手間もかからないのでおすすめです。この場合、新制度では「つみたて投資枠」を使っていくわけですが、あっさんのように若い方であれば、老後まで30年以上あるので、毎月5万円の積み立てで生涯投資枠の1800万円に達します。この場合、年間60万円なので「つみたて投資枠」だけ使えばいいことになります。なるほど……。まずは「つみたて投資枠」からか。「成長投資枠」は、個別株、投資信託、ETFなど幅広い商品から選ぶことができ、年間投資枠も240万円と大きいので、積極的に利益を追求したい人や、まとまった資金があって一括投資したい人向きの枠となっています。ただ、「成長投資枠」で「つみたて投資枠」と同じ運用をすることもできるので、「成長投資枠」を「つみたて投資枠」の拡張として使ってもいいと思います。「成長投資枠」を「つみたて投資枠」の拡張……む、難しい。覚えておいてほしいのは、「つみたて投資枠」は積立投資しかできず、「成長投資枠」は一括投資も積立投資もできるということです。そのため投資初心者は「つみたて投資枠」を基本にして、必要に応じて、さまざまなニーズに対応可能な「成長投資枠」を活用するといいと思います。■貯金額や年収の何%から始めるのが安心?とりあえず、「つみたて投資枠」から始めてみようと思います……!ちなみに、最初は貯金額や収入額の何%分から始めたほうが良いでしょうか?貯金額と収入によってパーセンテージは変わってきます。失礼ですが、あっさんの収入と貯金額を聞いてもいいでしょうか?ざっくりですが、年収500万円、貯金額300万円です!わかりました。年収500万円なので月収35万円、残りをボーナスとします。月収35万円から税金や社会保険料などが20%引かれるとすると、可処分所得は28万円になります。総務省の家計調査によると1人暮らしのひと月の生活費は18万円(※)なので、余りは10万円になります。10万円を全部投資に回すのはリスクが高いので、5万円から7万円程度がいいと思います。割合にすると月収の15%から20%程度です。あっさんは貯金がすでに300万円あるので、月収の20%をNISAで積み立ててもいいでしょう。ただ、最初なので少額から始めたいという場合は15%程度にして、ボーナスが出た時に、追加で投資するといいかもしれません。余裕が出てきたら割合を増やしていきましょう。※総務省「家計調査/家計収支編/単身世帯(勤労者世帯)2022年」を参考勉強になります!もし、今の金額で投資する場合の運用シミュレーションを教えていただけますか?先ほどの試算から、年収500万円の場合、月に5万円から7万円を投資信託で積み立てるのがいいでしょう。2023年中につみたてNISAを始める場合は、月間約3.3万円が上限なので、あと3ヵ月とすると、10万円程しか積み立てられません。そこで余裕がある場合はボーナス設定を利用して追加投資するといいでしょう。ただ、つみたてNISAの年間の上限40万円を無理に使い切る必要はないと思います。2024年からはつみたて投資枠を使って、月6万円の積み立てで試算してみます。あっさんは30歳なので、老後まで30年以上ありますが、月6万円の積み立てなら、25年で生涯投資枠の1800万円に達します。生涯投資枠を早めに埋めると複利効果(※)が高まるので、貯金が300万円あるなら、投資に充てる割合をもう少し増やしてもいいかもしれません。つみたてNISAの方は20年が非課税期間なので、その間の値上がりしているタイミングで売却して、その資金を新NISAでの買い付けに充ててもいいでしょう。※複利:運用で得た利益を元本にプラスして再投資し、その合計金額をもとに利益を得る方法生涯投資枠を早めに埋めると複利効果が高まるというのは、短期間で1800万円積み立てた方が得ということですか?いい質問ですね。複利効果はよく雪だるま式に増えると例えられますが、転がして大きくしていくのが複利の効果だとすると、最初に転がす雪玉が大きいほど、たくさんの雪を付着させることができるので、複利効果を大きくできます。そのため早い段階で大きくしておく、つまり上限の1800万円枠を最短で埋めると複利の効果を最大化できるというわけです。なるほど……。全く知らなかったです。でもこれは理論上の話で相場は予想どおりには動きません。投資初心者は、投資できる範囲で投資することの方が大事です。そもそも1800万円の枠を埋められなくても問題はありません。長い期間をかけて、最終的に1800万円の枠を使い切ることを目標にするくらいでいいと思います。積立額6万で試算しましたが、月5万なら30年、月7万なら約21年です。積立額は途中でいくらでも変更できるので、ライフステージの変化にあわせて柔軟に設定していくといいでしょう。■NISA初心者はどんなことに気をつけた方が良いの?今まで疑問に思っていたことが解決しました!ありがとうございます。最後に、初心者がNISAを始める際の注意点があれば教えてください。NISAは、投資によって得られた利益が非課税になる制度です。そのため、利益が出ずに損をした場合は何のメリットもありません。それどころか、通常の投資ではできる損益通算(※1)や繰越控除(※2)ができないので、さらに損をします。そのため、NISAをやるなら値上がりしているときに売るのが鉄則になります。初心者にはNISA口座での投資信託の積み立てを長期で行うことをおすすめしていますが、これはリスクを小さくする効果があるからです。そのため、投資リスクをむやみに恐れる必要はないのですが、一方で投資に絶対はありません。投資商品を保有していれば、値上がりすることも値下がりすることもあります。※1赤字が出た場合に他の所得の黒字と差し引きして、税金を減らすこと※2損益通算をしても引ききれない損失がある場合に、その損失を 3年間繰越すことできるそ、そうですよね……。絶対に資産が増えると確定しているわけではないですよね。そうなんです。なので、ここで重要なのは、値下がりしている時に売らないということです。NISAはいつでも売却してお金に替えることができるので、資金不足になった時に売却すればいいのですが、この時たまたま値下がりしていたらどうしたらいいでしょうか。この場合、NISA以外の貯金が効いてきます。というと、こつこつ貯めた300万円が、ですか?そうです!あっさんの場合は貯金が300万円あるので、何かの事情でまとまったお金が必要になった時にNISAに手を付けなくても済むわけです。なるほど。貯金があることで、急に焦って売らずに済むんですね!その通り。長期保有を続ければ、再び値上がりする可能性が出てくるので、それを可能にするためにも、NISA以外にすぐに引き出せる貯金も持っておきましょう。現在、貯金がなければ、貯金を作ることを優先して、NISAは少額から始めていくといいでしょう。長い人生、30歳でNISAに興味を持ったというだけで一歩リードです。まずは気楽にNISA口座の開設から始めてみましょう!(監修:石倉博子、イラスト:タテノカズヒロ、編集:あっさん/マイナビウーマン編集部)
2023年09月23日ウィズは2023年5月、全国の10代~60代の男女を対象に、来年2024年より新たに始まる「新NISAに関するアンケート調査」を実施しました。2014年から始まった「少額投資非課税制度」NISA。最長5年間、年間120万円の投資枠から得られた利益に対して税金が非課税になる制度です。来年2024年より、制度を大幅に拡充することとなりました。そこで今回、改めてNISAを通じた日本国民の投資状況について調査を行っています。■NISAの新しい制度内容について知っている人はわずか11.9%今回の調査によると、2022年11月に政府が発表したNISAの新制度について「新しい制度内容まで知っている」と回答したのは、わずか11.9%に留まりました。「新しい制度ができることは知っているが、内容は知らない」(20.9%)を加えても、新NISAの存在を知っている人は32.8%になります。また2014年の通称「一般NISA」開始より、制度内容についてテレビをはじめ多くのメディアで繰り返し紹介されてきたNISAですが、「NISA自体を初めて聞いた」と回答した人が10.9%にのぼりました。■NISAを利用していない人は半数以上、利用法がわからない人は2割に続いて、NISA、積立てNISA、ジュニアNISAの各利用状況を聞いたところ、それぞれ、「NISA(14.2%)」「積立てNISA(11.5%)「ジュニアNISA(1.1%)」という結果となり、3つのNISA全てを合わせても「利用していない(52.6%)」を大幅に下回る結果となりました。また、「利用したいがやり方がわからない」という回答が20.5%にのぼりました。■新NISAを利用する予定の人は24.6%、約半数は「わからない」次に、新NISAがはじまったら利用したいか聞いたところ、「積極的に利用する(11.1%)」「利用する予定(13.5%)」で、合わせた利用する予定の人は24.6%となりました。一方、「利用しない」と回答した人は27.2%で利用する予定の割合を上回り、「わからない」と回答をした人は48.2%と約半数にのぼりました。■投資においては、コロナの影響はほぼなし次に、年間で投資に活用する金額について、コロナ以前と比較して変化があったか聞いたところ、「あまり変わらない(27.0%)」「そもそもコロナによる影響はない(26.6%)」との回答が高い結果に。合わせて5割以上はコロナの影響がなく、年間の投資額もほぼ変わっていないということがわかりました。一方、「貯金以外の投資活動をしていない」という人は、25.9%でした。■無料であれば学びたい人が41.8%でトップに最後に、NISAを含め投資について楽しく学べる場があったら学びたいか聞いたところ、最も多かった回答は「無料であれば学びたい」で41.8%でした。「有料でより有意義なことを学びたい(3.0%)」「会社の福利厚生や補助金が出るなら学びたい(4.4%)」と合わせた、学ぶ意欲のある人の合計は49.2%と約半数にのぼりました。一方、二番目に多かった回答は「特に理由はないが学びたいとは思わない」の31.5%で、「投資・お金について詳しくなりたいが、勉強はしたくない(7.4%)」「投資・お金の学習に興味がない(6.1%)「勉強が嫌い(5.6%)」を合わせた学ぶ意欲のない人の合計も50.6%と、約半数という結果となりました。■調査概要・調査名 :新NISAに関するアンケート調査・調査対象者:全国10代~60代男女・有効回答数:3,000・調査期間 :2023年5月29日・調査方法 :インターネット調査・調査機関:Freeasy(エボル)
2023年07月27日インプレスは7月20日、『知識ゼロですが、無理なく増えるお金ルーティン教えてください。』を発売しました。同書は、知識ゼロ・貯金ゼロからお金を増やすルーティンを身につけられる書籍。毎月給与はあるのにお金がたまらない人や給与明細の見方はよく分からないが手取りが少ないと感じる人、様々な節税や節約方法をネットで見るけれど何から始めたらよいか分からない人、つみたてNISAやiDeCoを始めた方が良いと聞くがいまいちどういうものか分からない人、お金がなくて将来が不安で子育てや老後のことが考えられない人などにおすすめです。著者は2万2,000件の家計を再生してきたという横山光昭先生。ルーティンとすることで、無理なくお金を増やせる貯蓄体質に導く手法を紹介しています。誌面では、給与明細の見方や支出の分類といったお金の基本の「き」から、節約・節税の具体的な方法、固定収入の上げ方、投資の始め方といった応用まで「お金の増やし方」をまとめています。オールカラーで見開き完結のスタイルかつ会話形式の文章と数多くの図版で、各項目を分かりやすく解説しています。知識はないけど、これからお金のことを学びたい……という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。■書誌概要書名:知識ゼロですが、無理なく増えるお金ルーティン教えてください。著者:横山光昭(著)、ペロンパワークス(編)発売日:2023年7月20日(木)定価:1,430円(フォルサ)
2023年07月25日普段の生活の中で、ついついやりがちな「合理的でない」行動ってなんでしょうか。すぐに寝たほうがいいとわかっているのに、スマホを延々と眺めてしまう。買わなくてもいいのに、「今買わないともったいない気がする」と3足1,000円の靴下を買ってしまう。遅刻ギリギリになるってわかっているのに、「あと10分」とスマホの目覚ましをスヌーズにしてしまう。あげてみたら、いろいろあるのではないでしょうか。人間は完ぺきな生き物ではありません。食べ過ぎることもあるし、お酒をついつい飲みすぎることも、予算を超えた買い物をしてしまうこともあるでしょう。自制心がいついかなる時もはたらき、感情に左右されずに理性だけで物事を決められる人は相当少ないのではないでしょうか。普段の生活でもそうなのですから、お金がからむことに関しても同様にそうなってしまいます。例えば、こんなゲームがあったら参加しますか?コインを投げて、表の面が出たら、100万円をゲットできる。でも、裏が出たら50万円を払わなければいけない。チャンスは一度だけ。いかがでしょうか?多くの実験によると、このゲームには「参加しない」と答える人の方が多いようです。しかし、この場合は「参加する」方が合理的です。どちらの面が出るかの確率は同じ2分の1で、失う額よりも得る額の方が大きいからです。ところが、この選択に抵抗がある方も多いのではないでしょうか。お金に関しては、人間の本能は「得る」と「失う」を天秤にかけた場合、「失いたくない」方に傾いてしまうのです。この「失いたくない」という人間の本能が、投資をするうえでの合理的な行動を邪魔します。投資をするうえでの合理的な行動とは「続ける」ことです。「続ける」ことが、長期的に大きな利益につながります。しかし、投資をするとお金が増えたり減ったりします。投資を始めると、お金が増えたタイミングでは「いったん利益を確保したい」、逆に減ったタイミングでは「これ以上損を膨らませたくない」という感情が生まれがちです。これらの感情は、まさに「失いたくない」という人間の本能からくるものです。「失いたくない」という感情が強くなればなるほど、「売却する=投資をやめてしまう」という合理的でない行動をとってしまうわけです。このように、人間の本能のままに投資をすると、淡々と投資を続けることは難しいのです。短いスパンで株を安く買い高く売るのが投資、と思われる方もいると思いますが、それは金融のプロであっても至難の業です。細かい波に一喜一憂して売り買いの選択をしてしまうと、未来にやってくるはずのもっと大きな波を逃してしまいます。大切なことは、感情に左右されずに淡々と、長く投資を続けることです。一喜一憂せずに長く続けるには、人間の本能を知り、経験を積むしかありません。本を読んで勉強することも大事ですが、投資の場合は、自分の感情の動きを知る経験がものをいいます。投資の年数が1年、2年と積み重なっていくと、細かい波は繰り返すということがだんだんわかってくるからです。いずれ「またこの波がきたな」と動じなくなっていきます。ですが、そこまで来るのは、実は大変なことなので最初が肝心です。波の上下が気にならない程度の少額から積み立て、投資の経験を積み重ねていくこともよいでしょう。まずは1年続ける、などと目標を決めることも一案です。投資を始めたばかりの時の一喜一憂は、誰にでもあることです。迷ったときは長く続けた人の成果を見るなど、「思いとどまる」すべをいくつか身に着けておくとよいでしょう。
2023年07月19日■前回までの話家計が厳しくて教育費を削るべきかどうか…で悩むママたちは多くいます。そんな時に考えたい「習い事の始める時と辞め時」について。また子どもとお金の話をするときに「うちはお金がない」と言ってしまってもいいのか? という問題も横山先生が回答します。 >>1話目を見る 「節約は得意だけれど、投資は怖い…。でも、最近、「つみたてNISA(ニーサ)」や「iDeco(イデコ)」という言葉をよく聞くから、やっぱり投資はしておくべき?」そんなママたちを代表して家計再生コンサルタントの横山光昭さんにお話しを伺ってきました。横山 光昭(よこやま・みつあき)さん家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。株式会社マイエフピー代表取締役。お金の使い方を改善する独自の家計再生プログラムで、これまで24,000万件以上の家計相談を受けてきた。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。■「投資はすべきか?」プロの驚くべき回答は?楢戸:直球で聞きます。投資ってするべきなんですか?横山:「するべきか?」というよりも、「しなければマズい!」という人たちが多いのが現実です。「怖い」といった感情的な判断軸で、判断している場合ではないというか…。正直なところ、極論を言ってしまえば、「やらなければ、アウト」な人が多いんです。楢戸:え!? それって「貯金」というペースだけでは、必要な老後資金を貯められないという意味ですか?横山:そうですね。「老後資金を、公的年金だけで十分賄えます」という人はレアケースだと思います。そうなると、ある程度は自分で用意しておく必要があります。私たちは、ライフプラン表を使って、具体的に計算をします。そうすると「この貯金ペースだけでは、必要な老後資金を貯められない」という人が、大半なんです。■投資が初めての人におすすめの「パッチテスト」楢戸:厳しい現実ですね…。でもお金のことを、「ライフプラン」という長い時間軸で考えられる人は、まだ少ないと思います。「節約を頑張れば大丈夫なのでは?」という目線の方に、「ライフプラン的に見て、投資をしなければ間に合わない」という話をしても難しい…。この目線の切り替えは、どうしたら良いでしょうか?横山:よくある話ですけど、「投資を少額からやってみる」というのは、王道だと思います。「つみたてNISA」や「iDeco」は、税制の優遇制度なのはご存知ですか?入口としては、「つみたてNISA」の方が入りやすいですね。こういった制度を使って、まずは投資を少しだけ始めてみるんです。楢戸:NISAは「少額投資非課税制度」の愛称です。この制度には「少額投資を、税金の優遇制度を使って推奨します!」という国からのメッセージが込められています。「少額の投資を体験する」という意味で、いわば「投資のパッチテスト」です。自分が投資に対して、どんな反応をするのか? それを知ることから始める…くらいのテンションだったら、「やってみようかな?」と思える人もいるかもしれません。横山:パッチテストいいですね! うちでも使います(笑)。本格的な投資を始める前に、まずはパッチテストで体験予想をしておくと心理的なハードルは下がります。■リアルに投資を始めた人の実感は?楢戸:以前、ウーマンエキサイトの連載で、横山さんの「貯金感覚で始める3000円投資生活」を特集したことがありました。特集を担当した編集者さんが、この特集を機に投資を始めたそうなんです。その編集者さんは「最初は全然増えずに、放ったらかしにしていました。ある時、フッとみたら上がっていて、そこから勉強を始めました」と、おっしゃっていました。投資に対して、頭で「減った時のこと」を考えるのではなく、行動を起こして、「増えた」というプチ体験をすると、投資をスムーズに始められると思います。いい意味での「欲」を持てるようになれば、興味も沸きますしね。横山:好奇心ですよね。楢戸:好奇心という言葉、いいですね!▼「貯金感覚で始める3000円投資生活」 ■投資の「値動き」に一喜一憂しないためには?横山:私が推進している投資は、「インデックスファンドを長い時間をかけて積み立てする」というもので、そんなに怖くはないと思っています。「家訓として言われているので、僕は絶対に投資はできません!」と、おっしゃる方も、一定数いらっしゃいますが…。そういう方は、「投資」と「投機」を混同されているのかもしれませんね。楢戸:インデックスファンドを長期で積み立てするというのは、世の中のお金の流れに乗り遅れない、最も手軽な方法だと私は思っています。横山:ただ、コロナショックもそうでしたが、「半年」「1年」といった短いスパンで見てしまうと、値下がりをすることもあります。投資に慣れていないと、この最初の値動きのアップダウンで、「やっぱり投資は無理」と思ってしまう人がいるのかもしれません。繰り返しになりますが、私が推奨しているのは、10年単位で保有をする「長期投資」です。10年単位のスパンで見れば、値動きしつつも、資産は増えていくとは思います。今、個人投資家の数は日本の人口の6分の1くらいかな? もう少し増えてもいいと思います。■夫に「お金の話」をどう切り出すか?の大問題!楢戸:最後にひとつ聞いていいですか? 投資に対しての価値観の擦り合わせにも繋がると話ですが、結局のところ「お金の話」は、ママひとりでは、解決できないと思うんです。でも「お金のことを、夫にどう切り出すか?」。このハードルは、とてつもなく高いと思うんです。そんなママたちに、アドバイスをお願いします!横山:とても難しい問題ですね。旦那さんにお金の話をする際に、私がお勧めしているのは「実際の数字を見せる」ということです。「今月の収入は〇〇円で、支出の内訳はこうでした」みたいな一覧表を作るのです。具体的な数字があると、男性はイメージが沸きやすいと思います。楢戸:感情に訴えるのではなく、相手が理解しやすい資料を用意するということですね。あとは、「ひとりで不安にならない」ってことですかね?横山:それは、大いにあります。それから、子どもにも一緒に話に参加してもらう。楢戸:子どもに「わが家のお金の話」をすることは、「自分は、この家の大切な構成員なんだ」という子どもの自尊感情を育てることにも繋がると思います。横山:そうですね。私自身も、子どもたちに対して、「みんなが『株式会社 横山』のメンバーなんだ!」という気持ちで接しています。大人は固定概念に囚われがちなので、子どもからお金について新鮮な目線を教えてもらうこと、今でもありますよ。【この記事のまとめ】投資をしないと、アウトな人が多い。横山さんの言葉は、かなり衝撃でした。でも、お金を「ライフプラン表を使って人生の最後まで考えてみる」という視点は、大切ですね。昨年(2022年)12月には、NISAの制度改正も発表になり、これから投資分野はますます熱くなりそう…。ひとりでお金のことを悩むのではなく、家族でお金の話を共有しつつ、具体的な行動ができると良いですね!■今回、取材を受けてくださった横山光昭先生の書籍 90日で「貯める力」をつける本 (横山光昭著/ディスカヴァー・トゥエンティワン 1540円(税込))「赤字家計」「貯金ゼロ」「低収入」の家計を再生してきた伝説のメソッドが超リニューアル!なぜ、今、「貯める力」なのでしょうか?1つ目は 「リスク対策」、2つ目は「お金を増やすため」。「貯める力」は、一生お金に困らない“基本の力”となります。横山 光昭(よこやま・みつあき)さん家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。株式会社マイエフピー代表取締役。お金の使い方を改善する独自の家計再生プログラムで、これまで24,000万件以上の家計相談を受けてきた。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。イラスト:ありま
2023年07月12日お金を貯めるために起こすべきアクションは、積極的に貯蓄する、節約して支出を減らす、投資して資産を増やすの3ステップ。ここでは“投資”に注目します。お金に働いてもらい、時間をかけて資産を増やそう。「難しそう」「リスクが心配」というイメージだけで、投資を避けてしまうのは損。目的やリスクを減らせる手法を学び、支出の見直しで減らせたムダを、将来のゆとりに変えていこう。1、お金を増やす方法として、なぜ、投資がおすすめ?投資の第一の目的は、「儲けることではなく、自分のお金を守ること」と、ファイナンシャルプランナーの坂本綾子さん。「物価が上がれば、100万円で買えたものが100万円では買えなくなります。資産の価値を将来も維持するには、せめて物価の上昇程度には増やしていく必要があります」。過去を見ても、物価に勝ってきたのは株価。「超低金利の預金では物価に負けますが、投資を使えば年平均3~5%で増やすことは十分期待できます」定期預金と投資、35年後にはこんなに差が出てしまう可能性が。毎月3万円を定期預金に積み立てると35年後には1260万4221円に。利息は4221円。一方、毎月3万円を仮に利回り5%の資産に積立投資すると35 年後には3371万円になる。※対象が価格変動する実際の投資では成果は異なる。出典/『ほったらかしで3000万円貯める! お金と投資の超入門』坂本綾子監修2、“分散”“長期”“積立”。覚えておきたい3つのキーワード。投資は元本保証がないためリスクはある。しかし、“分散”“長期”“積立”さえ守れば、初心者でもリスクを減らして手堅く取り組める。【分散】異なる値動きの資産を組み合わせ、安定した成長に。分散とは、投資先を複数に分けること。一つの資産だけに投資していると、その資産の価格変動が損益に直結するが、複数の資産に分散していれば、一つが下がっても他でカバーできるのでリスクを減らせる。「具体的に何を分けるのかというと、“地域”と“資産”です。例えば、国内の株式と債券、海外の株式と債券の4つに分けるなど、異なる値動きをする複数の資産に投資することで、リスクの軽減が期待できます」【長期】短期的には下がっても、長期では右肩上がり。「株価は上がったり下がったりを繰り返しながら成長するもの。短期的に下がることはあっても、長期で持つことで資産が増える可能性が高まります」【積立】価格が下がった時は自動的にたくさん買える。安い時に買いたくても、相場は誰にも読めない。そこで活用したいのが、積み立てで買う手法。「積み立てならタイミングを読む必要がなく、価格が下がった時には多く買えます」3、“分散・長期・積立”投資にぴったりなのが、投資信託。「投資信託とは、一つの商品に株式や債券など複数の金融商品が組み合わされた、いわば資産の“福袋”。少額から買え、無理なく分散・長期・積立投資ができます」。商品に迷ったら、国内外の株式と債券が入ったバランス型を。「20~30代なら価格が下落しても再び上昇するまで待てる時間があるので、価格変動が大きくても成長を期待できる株式比率の高いものでOK」4、投資信託、積立投資はNISAとiDeCoで!NISAもiDeCoも国が後押しするお得な制度。どちらも、通常の投資では利益にかかる約20%の税金が非課税となり、分散・長期・積立投資に適した投資信託を購入できる。「iDeCoは自分で作る年金。毎月積み立てる掛け金が全額所得控除になり、節税効果が高いのでよりお得ですが、60歳まで引き出せないのがネックです。ライフイベントが控える20~30代は、いつでも引き出せて自由度の高いNISAを優先的に使うのがおすすめ」【NISA】来年から新NISAが登場。保有も投資も一生涯できるように。※金融庁「NISA 特設ウェブサイト」を参考に作成現行のNISAにはつみたてNISAと一般NISAがあるが、初心者におすすめなのは積み立てでしか投資できない、つみたてNISA。「取扱商品は金融庁の定めた条件を満たす長期分散投資に向く投資信託が中心。安心して選べます」。来年からの新NISAにも対象商品は引き継がれる予定。非課税保有期間と投資可能期間は無期限になり、投資枠も大幅に増える。「つみたてNISAは今年で終わりますが、投資した分は引き続き20年間非課税で運用できます。新NISAとは別枠なので、今年中に始めるのが得策」【iDeCo】自分で年金を作って上乗せする。強制力と税制優遇が魅力。老後資金づくりならiDeCoが選択肢。毎月積み立てたお金を60歳以降に一括、年金、またはその併用で受け取れる。途中で下ろせない不便さはあるが、強制力が欲しい人には逆にメリットに。「毎月の掛け金は全額所得控除に使え、年末調整や確定申告で所得税と住民税を減らせるほか、受取時の税金も優遇されます。特にフリーランスなど退職金や年金が少ない人は検討を」iDeCoの特徴とは?税金がいろいろ優遇される。掛け金が所得控除。運用益は非課税、受取時も控除対象。定期預金、投資信託などから自由に組み合わせられ、途中で変更も可。毎月5000円から1000円単位で始められる。転職、退職、結婚しても資産を持ち運べる。60歳まで引き出せないデメリットも。加入時や毎月の手数料は自己負担。5、口座を開設しよう!つみたてNISAの始め方。今からつみたてNISAを始めておけば、新NISAの口座開設は、同じ証券会社なら自動的にできる見込み。手続きが面倒でなく、取り扱う投資信託も豊富に揃う、ネット証券で始めてみよう。【ファンドを選ぶ】つみたてNISAで買える商品は、金融機関によって異なるため、自分が買いたい商品を決めてから金融機関を絞っていくのがセオリー。「迷ったら国内外の株式と債券が入るバランス型でスタートを。自分で組み合わせたい人は、国内株式と海外株式のインデックスファンドを選んで」【金融機関を選ぶ】つみたてNISAは銀行や証券会社などの金融機関が窓口。「給与口座がある銀行で始めるとラクですが、銀行は株式を販売していないので新NISAでは成長投資枠の投資範囲が狭まる点に注意。柔軟な投資をしたいなら、商品が豊富で売買手数料も安い楽天証券、SBI証券などがおすすめ」【口座を選ぶ】つみたてNISAの口座を開設するにはまず、その金融機関の口座を開く必要がある。証券会社の場合、ここの選択が少々複雑だが、「特定口座」の「源泉徴収あり」を選ぼう。「その他を選ぶと、もしNISA以外で金融商品を買った場合、税金の計算や申告を自分で行う必要があります」【積立額を決める】ネット証券の場合、IDとパスワードが届いたら口座にログインし、購入商品と積立額、積立日などを設定する。「投資信託は一つの商品内で分散が利くので、何種類も購入する必要はなし。バランス型なら1つ、国内・海外株式のインデックスファンドならそれぞれ1つずつで十分です」【メンテナンス】積立が始まったら、日常的にはほぼやることはない。年に1度、資産状況を確認する程度で十分。「頑張るのは、“売らない”ことだけです。資産が減っている時は相場が下がってたくさん購入できる時期。不安でも焦って売らなければ、あとで成長してきます。上級者はリバランスを」坂本綾子さんファイナンシャルプランナーとして20年以上活動。書籍の執筆のほか、家計相談やマネーセミナーを行う。『子どもにかかるお金の超基本』(河出書房新社)など著書、監修本多数。※『anan』2023年5月24日号より。マンガ・サヲリブラウン取材、文・大上ミカ(カクワーズ)(by anan編集部)
2023年05月20日お金を貯めるためにアクションを起こそう!今回紹介するアクションは、積極的に貯蓄する、節約して支出を減らす、投資して資産を増やすの3ステップ。物価上昇や少子高齢化など、お金を貯める理由も多い。お金が貯まる仕組みを知って、将来にしっかり備えよう!お金を貯める理由と、やるべき3ステップとは?今もなんだかんだ生活はできているし、そもそもなぜお金を貯めないといけないのかわかっていない人も多い。そこでお金を貯める理由を、ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんが解説。「数年前から物価が上昇し始め、いま日本はインフレに直面しています。さらに賃金が上がらず物価上昇に追いついていません。インフレによるお金の価値の目減りを防ぐには、物価上昇率以上に資産を増やしていく必要があります」また、寿命が延びたことで老後の資金もさらに必要なのだとか。「暗い話題が多くなりましたが、ポジティブなテーマとしては、やはりお金があったほうが、ゆとりのある老後を送れることはもちろんのこと、やりたい仕事でも夢の実現でも、やりたいと思った時に挑戦できるので、自分の可能性を広げることに繋がりますよね」お金を貯める方法は、突き詰めると“収入を増やす”“支出を減らす”“お金に働いてもらう”の3つしかない、と高山さん。「収入を増やすには転職や副業が考えられますが、時間も行動力も必要で、すぐにはできません。なので、より簡単にできるプロセスとして、積極的な貯蓄と節約で支出を減らし、最終的にお金に働いてもらうための資金を捻出する3ステップに取り組みましょう」まずは、この3ステップの流れとお金が貯まる仕組みを理解しよう。STEP1:積極的に貯蓄する。積極的な貯蓄とは、毎月余ったお金を貯蓄しようと考えるのではなく、収入から貯蓄分を先に取り分け、確実に貯める“先取り貯蓄”のこと。貯蓄専用口座を作り、自動的、強制的にお金を貯められる仕組みを作ろう。今後のライフプランで、いつ頃、何にいくらお金がかかりそうかを計算し、今からいくら貯める必要があるかを考えることも大切。STEP2:節約して支出を減らす。お金は使うためにあるものだが、この支出を減らすことが、お金を貯める上で、いちばん早く効果が出て継続が簡単なアクション。なかでも固定費は、金額が大きなものが多いので、削減による節約効果が高い上に、一度削れば効果がずっと続く。次に変動費や無駄遣いの見直しにトライ。まずは、“支出を見える化”するためにカンタン家計簿をつけてみて。STEP3:投資して資産を増やす。貯蓄と節約によって、お金に働いてもらうための資金が作れたら、3ステップ目の投資を検討する。とはいっても、投資は必ず元本が保証されているわけではないので、運用リスクを抑えるために、“分散”“長期”“積立”の3つのキーワードを覚えておきたい。それらに適した金融商品が投資信託。少額から始められるので若い人や初心者にもおすすめ。高山一恵さんファイナンシャルプランナー。講演や執筆活動、相談業務を通して、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。頼藤太希さんとの共著に『はじめてのお金の基本』(成美堂出版)など。※『anan』2023年5月24日号より。マンガ・サヲリブラウン取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2023年05月18日総合法令出版株式会社(所在地:東京都中央区、代表:野村直克)は、サラリーマン向け投資書籍「9割の会社員が知らない「お金」が勝手に働く投資術」を2月10日(金)に全国の書店にて発売します。9割の会社員が知らない「お金」が勝手に働く投資術(表紙)■「9割の会社員が知らない「お金」が勝手に働く投資術」について日本のサラリーマンは今、経済的にかつてない苦境に立たされています。その要因は記録的円安、物価上昇、新型コロナウイルスの流行、年金支給年齢の引き上げなど様々で、この状況が好転する兆しも見えません。なかでも、新型コロナウイルスの流行による価値観の変化は非常に大きく、これまでの日本人サラリーマンの成功法則が通用しない時代に突入しました。これからはサラリーマンといえども会社や国任せでなく、自ら資産形成を実践し、自分で自分を守る努力が必須です。本書ではこれから資産形成の実践を考えているサラリーマンが取るべき投資戦略、考え方を体系的にまとめ、新たな一歩を踏み出す地図となれる存在を目指し執筆されました。また、本書は特定の投資手法にこだわることなく、投資の全体戦略についてまとめています。忙しいサラリーマンでも実践が現実的な『自動化』ができるものに絞って解説をしていますので、ぜひご一読ください。<目次>第1章 お金を増やすためのベースを作る第2章 お金を増やすための仕組みを作る(基礎編)第3章 お金を増やすための仕組みを作る(ハイクラス編)第4章 お金を増やすための最新テクニック第5章 時代に左右されないあなたの未来<書籍概要>タイトル: 9割の会社員が知らない「お金」が勝手に働く投資術著者 : マイク価格 : 1,430円(税込)発売日 : 2月10日(金)ページ数: 165ページISBN : 978-4-86280-891-2発行元 : 総合法令出版株式会社URL : ■著者プロフィール理系出身の現役サラリーマン投資家。不動産投資を中心に投資信託や株式投資を実践中。現在、区分マンション8戸・ファミリーマンション2戸・一棟アパート4棟を保有中。投資信託や株で1億円強を運用中。現物資産である不動産と投資信託や株などの金融商品を組み合わせることで相互補完をし、安定的な資産形成を行っています。座右の銘は「投資は易し、恋愛は難し」。■会社概要商号 : 総合法令出版株式会社代表者 : 野村直克所在地 : 〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町15-18 EDGE小伝馬町ビル9階設立 : 1990年12月事業内容: 単行本の出版・販売資本金 : 2,100万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月10日NISA(少額投資非課税制度)が、大きく変わろうとしている。NISAは、株式や投資信託などの運用で生まれた利益が非課税となる制度。現在はおもに、年間120万円までの投資による利益が5年間非課税となる「一般NISA」と、年間40万円までの積立投資による運用益が20年間非課税の「つみたてNISA」がある。「NISA改革の柱は3つあります。(1)現在期限付きのNISA制度を恒久化すること。(2)5年、20年といった非課税期間の無期限化。(3)非課税で投資できる上限額の引き上げです(下記の表参照)」そう話すのは『全面改訂第3版ほったらかし投資術』(朝日新聞出版)の共著者で、資産運用が専門の経済評論家、山崎元さんだ。国は働いて得る所得とは別に、資産運用による所得を倍増させようと「資産所得倍増プラン」を推進し、投資人口や投資額の倍増を目指している。そのためNISAを5年間で、現在の1700万口座から3400万口座に、投資額を28兆円から56兆円に倍増させる目標を掲げた。私たちのNISA投資は、何が変わるのだろう。「今は非課税期間が終わるときに、NISAで運用している投資商品を、運用益が20%課税される一般の投資口座に移すか、投資商品を解約して現金化するかなどの判断や手続きが必要です。しかし、プランどおり制度の恒久化、非課税期間の無期限化が実行されたら、思い悩む必要はありません。ずっと非課税で長期投資ができるようになります」(山崎さん・以下同)NISAとよく比較されるiDeCo(個人型確定拠出年金)も変わるのだろうか。「iDeCoは自分で運用する金額や方法を決め、自分で作る年金制度です。原則60歳まで引き出せませんが、NISAと同様、運用中の利益の非課税に加え、毎月の掛金が全額控除されて税金が安くなり、60歳以降にお金を受け取る際も税の優遇措置があります。現在iDeCo加入の上限年齢は65歳ですが、今後は70歳まで引き上げるのが国の方針です。ただ改正の手続きは’24年以降です」変わっていくNISAやiDeCoを私たちはどう使えばいい?「NISAやiDeCoは“お金の置き場”です。自分に有利な置き場選びと、運用する金融商品選びを、分けて考えるとわかりやすいと思います」山崎さんいわく、お金の置き場を決めるのは所得の有無だという。所得とは、会社員なら収入から給与所得控除などを引いた額で、自営業などは売り上げから必要経費などを引いた額だ。所得があり所得税などを払う人は、iDeCoに加入すれば、掛金が控除されるので節税になる。たとえば年収550万円、所得400万円の人がiDeCo口座で毎月2万円の積立投資をした場合、年間の掛金は24万円だが、払うべき税金が年7万2千円安くなる。「iDeCoは掛金控除による節税が大きなメリットなので、所得がある人はiDeCoから活用し、さらに余裕があればNISAを使いましょう」いっぽう、配偶者の扶養の範囲、いわゆる“103万円の壁”の範囲で働く人などは、収入はあっても給与所得控除などを引くと所得はゼロだ。「所得がゼロだと所得税などを払わないので、iDeCoに加入しても節税メリットがありません。それなら原則60歳まで引き出せないiDeCoより、自由度の高いNISAを使うといいでしょう」■月2万円、利回りが3%の積立投資を10年続けると、約280万円、老後資金が増えるこうしてお金の置き場が決まったら、次は中身だ。投資商品はどう選べばいいのだろう。「投資商品を選ぶポイントは2つあります。(1)『日本を含む全世界型』など、幅広く分配投資されている投資信託で、(2)なにより手数料が安いことです」投資信託の手数料は3種類ある。1つ目は「購入時手数料」だが、最近はネット証券を中心に「ノーロード」と呼ばれる購入時手数料が無料の投資信託が多い。2つ目は解約時にかかる「信託財産留保額」だが、こちらも無料のものが増えてきた。問題は3つ目、投資信託の保有中ずっとかかる「信託報酬」だ。山崎さんは年率0.25%以下がよいという。「投資信託には、アメリカのS&P500指数など株価指数に連動して機械的に値動きする『インデックス投信』と、投資のプロが高利回りを目指して運用する『アクティブ投信』があります。両者を比べると、手数料はインデックス投信が安く、実は利回りも平均するとインデックス投信のほうがいい。これは世界中の調査結果を見ると明らかです。加えて、よいアクティブ投信を見極める方法もありません。だから私たちは、前出のポイントに従ってインデックス投信を選ぶほうがいいのです。そして、あとは、ほったらかしておくだけでいい。世界情勢を見て売買するなど考えなくていいのです」山崎さんのおすすめ銘柄3つは表のとおり。自分のiDeCoやNISA口座のある金融機関で取り扱いがあるか、探してみては。たとえばつみたてNISAで月2万円、利回りが3%の積立投資を10年続けると、元本240万円に運用益約40万円が加わり約280万円になる。おすすめ銘柄ならもっと高利回りが期待できるだろう。きちんと選んでほったらかすだけなら、投資は意外と簡単かも。おすすめ銘柄で安心老後を支える“ほったらかし投資”を始めよう。
2022年12月09日「退職金や相続したお金などを投資し、損をする人が増えています。銀行の営業に誘われるがまま投資したり、えたいの知れない金融商品に手を出したりすると、お金を増やすどころか目減りするかもしれません」こう話すのは、マネーコンサルタントの頼藤太希さん。警察庁によると、実際投資被害に関連する相談件数は年々増加傾向にあり、今や被害総額は1000億円を超える。頼藤さんと、お金について学ぶ動画チャンネル「Money & You TV」を開設しているファイナンシャルプランナーの高山一恵さんも、次のように話す。「お金は運用して増やすことも大事ですが、リスクの高い商品に手を出すと悲惨な目に。金利が高いものほど罠があります。危ない金融商品は賢く避けましょう」そこで2人に、手を出してはいけない「投資の甘い罠」を7つ解説してもらった。■家賃収入や毎月分配……「安定した利益」が常套句【1】不動産投資退職金や相続したお金で一括購入しても、元を取るまで20年以上かかることも。「家賃収入目当ての人は多いのですが、住宅ローンが組めないからと、老後資金での一括購入はダメ。不労収入を得るのは、20年先と長く、その間に、不動産価値の急落や手放したくても希望価格で売れないなどのリスクもあります」(頼藤さん)【2】毎月分配型の投資信託銀行や証券会社が、「毎月おこづかいが入りますよ!」などと言って勧めてくる「毎月分配型の投資信託」もNGだという。「もうけが出ない月は、元本から分配金が支払われるカラクリです。金融機関が熱心に勧めるのは、高額な手数料が取れるから。金融機関の収益が下がり、手数料で挽回したい懐事情があります」(頼藤さん)【3】オプション付き投資信託株価指数や為替レートなどの変化による条件が付く複雑な仕組みで、理解しづらい商品。手数料が高額で、条件が付くぶんリスクも高い。「仕組みが複雑な、“ハイリスク・ハイリターン”商品。リスクも手数料も高いので、安易に手を出すと大変なことに」(頼藤さん)なかでも、債券にオプションなどを組み込んだ「仕組債」は、購入した人が損をする仕組みだという。「金融機関側が利益の数%近くピンハネしているんです。何もしなくてもオプション料が入り、株価がどうなろうともうかるため、これをどんどん売り出しました」(頼藤さん)その結果、70~80代が老後資金を失い、トラブルになるケースが多発。証券・金融商品あっせん相談センターで紛争解決した事例は、「仕組債」がトップに。「みずほ証券が9月14日までに新規の勧誘を一部停止。三井住友銀行と千葉銀行は販売を停止。しかし、ほかの金融機関では手数料欲しさに、まだまだお勧めしてきます」(高山さん)■自分の知らないところで勝手に損をする地雷商品【4】ファンドラップ投資のプロに全てを任せられると人気が高まっている「ファンドラップ」だが、ファンドラップの利用料と投資信託の手数料、二重の手数料がかかる。さらに固定報酬型は、投資顧問報酬などが年1%程度ひかれる。「変動報酬型は管理料などが低くなるが、成功報酬として5~10%徴収されることも。金融機関にとっては、ぜひ買ってもらいたい“うまみのある”商品なんです」(頼藤さん)【5】退職金運用プラン退職金をもらったら、金利がお得になる「退職金運用プラン」を考える人もいるはず。「定期預金と投資信託をセットで申し込めば、定期預金の金利年3%!」などのふれ込みは一見お得だが、その優遇金利はたいてい3カ月間といった短期間に限定されている。「退職金2000万円を、定期預金と投資信託、半分ずつ預けると仮定。定期預金の利息は3カ月で7万5000円ですが、投資信託は購入時に3%程度の手数料を支払うので、マイナス30万円。さらに保有中は1%程度の信託報酬も引かれ続けるため、トータルでは損をする可能性が」(頼藤さん)【6】外貨建て保険主婦層にも人気の「外貨建て保険」。1ドル140円台と超円安が続き、ドル金利の上昇からもお買い得に感じるが、頼藤さんは「ほとんどもうけは出ない」と説明。「金利が得られても、為替次第で、円に戻したときにそれ以上に損をする恐れが。手数料も高額です」(頼藤さん)【7】えたいの知れない金融商品もし、「元本は保証されているよ!」「高利益が約束されている」など甘い言葉で誘われたら要注意。「ポンジスキームと呼ばれる投資詐欺の可能性が高い」と頼藤さんは指摘する。ポンジスキームとは、金を集めて運用し、出資金に応じて配当金を出すという建て前で、実際は、後から参加する出資者から集金した一部を“配当金”と偽り渡す詐欺のことだ。「詐欺の立証が難しく、ほぼお金は取り返せません。最近多いのが、暗号資産やNFT、土地に関する投資です。低リスクで年利10%を超える商品は絶対にない」(頼藤さん)高山さんもこうに話す。「“元本保証”“未公開株”といった話があっても、のらないようにしましょう」(高山さん)では、大事な老後資金を安心安全に運用するには、どうすれば?「安定的に増やせるiDeCoや、つみたてNISAを活用すべき。後者は金融庁が商品をスクリーニングしているので安心です」(高山さん)退職金や相続金などまとまったお金が入ると、気が大きくなりがち。甘い罠に引っかからないよう、家族で情報を共有しよう!
2022年10月19日日本証券業協会は、10月4日「証券投資の日」に、証券投資に興味を持っていない方や投資未経験の方、特に将来の投資の担い手となる若年層(20~40代)の方向けに、東大クイズ王の伊沢さん率いるQuizKnockが、証券投資に関する問題に挑戦するYouTubeチャンネル「#まなぶわかるとうしチャンネル」を開設します。#まなぶわかるとうしチャンネル最近、政府において「資産所得倍増プラン」が掲げられたり、高校の家庭科で資産形成を学ぶことになったりと、国全体で「証券投資」に関する機運が高まってきています。そこで、より一層多くの方々に証券投資に興味・関心を持っていただくため、QuizKnockを起用した「#まなぶわかるとうしチャンネル」の開設をはじめとした広報活動を実施します。「#まなぶわかるとうしチャンネル」では、ロッチさん、ホリさんなど各回で魅力的なゲストの方々を交えつつ、クイズを通して証券投資を楽しく学ぶことができます。さらに、YouTube広告では大量の一問一答クイズを展開、日本証券業協会の公式Twitterではクイズに答えて当たるプレゼントキャンペーンを実施するなど、「証券投資の日」にあわせた広報活動を順次展開いたします。■証券投資の日とは?日本証券業協会が、より多くの方々に証券投資に興味・関心を持っていただくため、1996年に「10(とう)」と「4(し)」の語呂合わせから10月4日を「証券投資の日」と定め、記念日登録されている日。■YouTubeチャンネル「#まなぶわかるとうしチャンネル」概要「#まなぶわかるとうしチャンネル」は、証券投資を楽しく学ぶことができるYouTubeチャンネルです。 東大クイズ王の伊沢さん率いるQuizKnockが資産形成や証券投資にまつわる様々な問題に挑戦します。ロッチさん、ホリさんなど多くのゲストを交えながら、楽しく学べる動画を配信していきます。記念すべき第1回のテーマは「一生に必要なお金はいくら?」。ゲスト講師にお笑いタレントのロッチさんをお迎えして、賢い投資との付き合い方を学びます。人生にまつわるお金の話に、ゲストだけでなくQuizKnockも興味津々。「#まなぶわかるとうしチャンネル」では、フリップが足りなくなるほどQuizKnockが果敢に挑戦する難問も、ゲストによるコントやモノマネなどのたくさんの笑いを交え分かりやすく解説いたします。チャンネル名 : #まなぶわかるとうしチャンネル開設日・公開開始日: 10月4日(火)より順次公開出演者 : QuizKnockゲスト : ロッチ、ホリ、肉乃小路ニクヨ など動画 : 全13本程度を公開予定URL : ■YouTubeチャンネル「#まなぶわかるとうしチャンネル」今後の予定配信日(予定)・第1回: 10月4日(火) タイトル:一生に必要なお金はいくら?・第2回: 10月21日(金) タイトル:人生は○○と共働きせよ・第3回: 11月4日(金) タイトル:投資は○○でもある・第4回: 11月18日(金) タイトル:金融商品選びは○○と一緒・第5回: 12月2日(金) タイトル:コツコツ続けるつみたてNISAがいいさ1・第6回: 12月16日(金) タイトル:コツコツ続けるつみたてNISAがいいさ2・第7回: 12月30日(金) タイトル:証券投資ってどうやってはじめるの?コント・第8回~第13回 順次公開予定。 ※上記各タイトルは変更の可能性あり。第1回~第7回までは一生に必要なお金や、つみたてNISAや証券投資の始め方などをテーマに、第8回~第13回は証券投資の実体験や、証券会社の役割などをテーマに取り上げます。ゲスト講師が証券投資を解説クイズで証券投資を楽しく学ぼうQuizKnockに降りかかる様々な難問!■出演者プロフィール【QuizKnock】QuizKnock(クイズノック)は、東大クイズ王・伊沢 拓司が中心となって運営する、エンタメと知を融合させたメディア。「楽しいから始まる学び」をコンセプトに、何かを「知る」きっかけとなるような記事や動画を毎日発信中。YouTubeチャンネル登録者数は192万人を突破。(2022年9月時点)QuizKnock・QuizKnock伊沢さんコメント絶対やったほうが良いと思いつつ、ハードルが高い気がしてなかなか証券投資に踏み出せないという人も多いのではないでしょうか?実は僕も(笑)。今回、証券投資に関する問題に挑戦していく中で、想像していたよりもずっと身近で、僕らの暮らしに必要なものだと改めて実感しました。なかなか一歩を踏み出せないというみなさんも、僕たちと一緒に証券投資について楽しく学んでもらえたら嬉しいです。■ゲストプロフィール ※その他ゲスト検討中【ロッチ】ボケ 中岡 創一、ツッコミ コカド ケンタロウの2名からなる、ワタナベエンターテインメント所属のお笑い芸人。【ホリ(堀 裕人)】ものまねタレント。多彩なモノマネで、ものまね番組からナレーターまで幅広く活躍中。【肉乃小路ニクヨ】コラムニストやYouTuberとして活躍しているニューレディー。実は金融会社3社を渡り歩いてきた金融のプロ。金融関連のコラムや動画も多く配信中。ロッチホリ肉乃小路ニクヨ■解説者プロフィール【大竹 のり子(ファイナンシャルプランナー)】金融専門書籍・雑誌の編集者を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立し、「女性のためのお金の総合クリニック」である株式会社エフピーウーマンを設立。現在、経営の傍ら、講演、雑誌、テレビなど多くのメディアに出演。大竹 のり子■日本証券業協会(JSDA)概要設立 :1973年7月所在地:東京都中央区日本橋2-11-2日本証券業協会 公式HP: 日本証券業協会は、金融商品取引法の規定により内閣総理大臣の認可を受けた認可金融商品取引業協会です。協会員である証券会社や銀行、保険会社などの金融機関が遵守すべき自主規制ルールの制定やその遵守状況の監査などの自主規制業務を行っています。また、そのほかにも、金融商品取引業、金融商品市場の発展を推進する業務や、国際業務・国際交流、金融・証券知識の普及・啓発活動など、幅広い業務を行っています。こうした活動を通して、公正で透明性が高く、信頼のできる金融・資本市場の環境作りに貢献しています。日本証券業協会(JSDA) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月04日「地球を冷たく、そこに住む人々を暖かくする」という目的のもと、カナダグースジャパンは太陽光発電への投資を開始しました。カナダグースジャパンは、再生可能エネルギーへの取り組みを強化するため、市民エネルギーちば株式会社が千葉県匝瑳市で運営する太陽光発電所に出資し、<カナダグース ソーラーパワープラント>を設立。発電所の総面積は1,776m²、発電設備容量は88kWpで、年間発電量は88,200kWhを見込んでいます。これは、カナダグース千駄ヶ谷店の年間消費電力の約60%に相当する量です。カナダグースジャパンはこの先20年間、太陽光発電所の運営を全面的にサポートします。特徴的なパネル構造市民エネルギーちば株式会社では、一般的な6列構成のセルパネルではなく、ソーラーシェアリングの創設者である長島彬氏が提唱した、「細長いパネルと35%以下の遮光率」をすべてのプロジェクトの基本として位置づけています。ソーラーシェアリングはパネルの下で農家によるオーガニック栽培が行われ、細長いパネルデザインにより大きな影ができるのを防ぎ、作物に日光が均一に当たるよう配慮されています。また、この構造は、雨天時に地面に大きな水溜まりができるのを防ぎ、農地の作物に及ぼす被害を防ぐことができるのです。さらに、パネル1枚の表面積が従来のパネルより小さいため、風の影響を受けにくいという特徴もあります。これらの特徴により、ソーラーシェアリングは発電とオーガニック農業の促進という理想的な方法なのです。カナダグースのストーリーをチェック:市民エネルギーちば株式会社について2014年に設立された市民エネルギーちば株式会社は、環境保全型ソーラーシェアリングのリーディングカンパニーです。耕作放棄地の活用、太陽光発電、施設下での不耕起栽培により、CO2の吸収、土壌炭素の増加、地域の雇用促進に貢献。エネルギー、地域社会、土壌の再生など、環境に関するさまざまな課題に取り組んでいます。カナダグース公式SNS<LINE><Facebook><Instagram>
2022年09月04日現在、投資トラブルの渦中にいるTKOの木本武宏(51)。『サンスポ』によると、木本はFX(外国為替証拠金取引)や仮想通貨の投資話を持ち掛け、タレント仲間らから推定7億円を収集。しかし、投資金を管理している投資家と音信不通に。そして現在、返済できない状況に陥っているという。そんななか7月23日、木本はTwitterを更新。そして《本日をもって松竹芸能を退所することになりました》と報告した。続けて、《必ず近日中に事の経緯をきちんと説明させて頂く所存です》とも綴っている。7億円にも及ぶ投資トラブルによって事務所も退社した木本だが、再起は諦めていないようだ。「木本さんは泣き寝入りするつもりはなく、今回の件で投資家に対して返金訴訟を視野に入れた法的措置を検討しているといいます。また事務所は退社しましたが、今後も芸能活動は続けていく意向だといいますし、コンビの解散も予定していないそうです。『地道に返済していく』といい、芸能活動を続けていきながら、返金していく心づもりなのではないでしょうか(テレビ局関係者)しかし、第一線への復帰はなかなかの茨道のようで……。「投資家の男性に失踪され、騙されていた面もあるかもしれませんが、投資トラブルによって木本さんのイメージが悪化することは確実。コンビは解散しないそうですが、相方の木下隆行さん(50)も後輩へのパワハラが報じられており、好感度は決して高いとはいえません。もはや事務所の後ろ盾もないですし、そうした状況のなかでピンでもコンビでもオファーが来る可能性は、今のところ難しい状況にあります。また平成ノブシコブシの吉村崇さん(42)に約3000万円ものお金を投資させていたという報道もありますし、芸人仲間からの信用も危うい。芸能活動を継続するといっても、どうやっていくつもりなのでしょうか」(前出・テレビ局関係者)Twitterでは《何時もYouTube楽しみに観て居ました。また元気にお顔が見れる日を楽しみにして居ます》《木本さんのお人柄だったら、きっと戻って来れると信じています》《演技も好きです また観たいです》と復帰を願う声が上がっているが――。木本は、その期待に応えることができるだろうか?
2022年07月26日7月21日、投資トラブルが報じられたお笑いコンビTKOの木本武宏(51)。「スポニチアネックス」によると、木本は知人や後輩芸人らに投資話を持ちかけて集金。合計5億円以上を集めるも、預けていた人物と連絡がつかない事態に。木本の手元に集金したお金はほとんど残っておらず、このトラブルによって木本は出演予定だったラジオやテレビ番組に軒並み降板を申し入れているという。さらに22日、「スポニチアネックス」は、木本が所属する松竹芸能を退社する方向であることも報じている。「木本さんはバラエティ番組でも、投資や仮想通貨の話を披露するなど芸人界でも屈指の“投資好き”として知られていました。あるバラエティ番組で、千鳥のノブさん(42)は木本さんから、『(仮想通貨を)まだ売ったらあかんで!』と言われたことを明かしています。最近も、“歩くだけで稼げる”と話題のアプリをバラエティ番組で紹介していました」(テレビ局関係者)各メディアの取材に対して所属事務所は「事実関係を確認中」としており、木本も今回の騒動についてまだ沈黙を貫いている。’90年に中学時代からの友人である木下隆行(50)とコンビを結成し、バラエティ番組をはじめ、『キングオブコント』でも好成績を残してきた木本。最近はNHKの朝ドラ『スカーレット』にも出演するなど俳優としても活躍。’19年に木下が後輩へのパワハラが報じられ、翌年3月に事務所を退所するも、解散することなくコンビ再始動を夢見て奮闘していた。そんななか報じられてしまった投資トラブル。木本の家族は何を思うのか。大阪府にある木本の実家近くで木本の実弟・Aさんに声をかけると、「今は何も答えられることがないんですよ……」としながらも話をしてくれた。――今回の騒動について木本さんから事前に知らされていましたか?「こういうことがニュースで出るなんてまったく知らず、突然だったので……」――木本さんが投資トラブルを抱えていたことはご存知でしたか?「正直、知らなかったんです。なので、わかっていることは、みなさんと一緒でネットやニュースで流れているようなことしかないんです」“事務所退所”報道について触れると、不安げな表情で「どうなっているのか、私もすごく心配なんです」と話すAさん。そして騒動後に木本からの連絡があったかについて聞くと――。「具体的な話はしてないのですが、今回の件が報道されたことで世間を騒がせてしまっていることに対して『ごめんな』と言っていました」今の木本への思いを尋ねるとAさんはこう答えた。「今はわからないことが多いので、兄を信じて、何かあったらもう、家族で一丸となって対応するしかないです。どこまでいっても兄が兄であることにはかわりはありません。兄を信じていると、そういういうことしかないです」そう言ってAさんは去っていった。家族も全容を知らされていない今回の投資トラブル報道。家族のためにも一刻も早い木本の説明が待たれる。
2022年07月22日~80社、58億円の総投資額に対し、回収済・直近評価額合計は152億円、投資倍率260%と堅調に推移~ ~投資先IPO毎の寄付により社会貢献を目指す~One Asiaのビジョンをかかげ、ITの力で、エアトリ旅行事業、ITオフショア開発事業、訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業、メディア事業と投資事業(エアトリCVC)を手掛ける株式会社エアトリ(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CFO:柴田 裕亮、証券コード:6191、以下当社)は、投資事業 エアトリCVCレポート Vol.3を公開いたしましたので、お知らせいたします。2022年6月現在の投資実績は、非上場株式投資77社、累計投資額33億円、IPOを目指す子会社・関連会社含めた総投資は80社、累計投資額は58億円となりました。また、回収済・直近評価額合計は152億円、投資倍率260%となり、堅調に推移しております。回収実績においては、これまでの投資先IPO実績11社(うち子会社上場1社・関連会社上場1社)、IPO及びEXITで回収済みの金額は19億円となり、回収済案件投資額5億円に対し403%のリターンを回収しております。非上場投資先においても、IPOスケジュールがN-3期まで進捗している投資先の割合は75%となり、今後、毎期複数社のIPOを見込んでおります。「投資事業 エアトリCVCレポート Vol.3~社会貢献を目指す~」 : また、本件に関するお問合せ、資本業務提携、事業譲渡、株式譲渡等のご提案、ご紹介につきましては、下記リンクのフォームよりお問合せください。 ■当社の投資方針・成長企業への投資を通じて、投資先企業の企業価値向上によるリターンを得ること及び投資先企業との協業等によるシナジー追求、エアトリ経済圏の拡大を目指しております。・投資事業はエアトリグループ主要 5事業の1つであり、日々のモニタリングに加え経営陣自ら半年に一度の投資先面談を実施するなど力をいれています。・「事業の成長性及びリターン確度」「エアトリ経済圏とのシナジー」「経営陣及び管理体制」を重視して、 IPOの蓋然性が高い企業へ投資しております。・投資領域はエアトリ経済圏の将来的な拡大を企図して、幅広い分野への投資を実行しております。・SDGsへの取り組みおよび社会貢献の一環として、投資先がIPOする毎に、経済的事情・環境的な事由によりスポーツに取り組むことが難しい子どもたちへスポーツが出来る環境・サービスを提供する一般社団法人 日本未来スポーツ振興協会への寄付を実施しております。■当社の強みと支援体制〈メンタリング〉・エアトリを立ち上げマザーズ上場、東証一部上場、子会社上場、関連会社上場を実現した経営陣によるメンタリング〈見識の提供〉・上場準備の過程で直面したハードシングスなどの投資先のリアルな経験、エアトリグループの上場準備経験等に基づく見識の提供〈事業支援〉・エアトリ会員へのサービス提供などの連携・エアトリグループ会社のリソースを活用したソフトウェア開発における協業〈管理体制構築支援〉・主幹事証券会社、監査法人のご紹介・ショートレビュー対応のアドバイス・管理体制構築に関するアドバイス今後も当社はより良いサービスの提供につとめるとともに、さらなる事業拡大、発展に邁進してまいります。【株式会社エアトリ】本社 :東京都港区愛宕2-5-1愛宕グリーンヒルズMORIタワー19F社名 :株式会社エアトリ代表者:代表取締役社長 兼 CFO柴田 裕亮資本金:1,543,314千円(払込資本3,413,774千円)URL: 【エアトリ公式SNS】Facebook(コーポレート): Facebook(サービスPR): Twitter: 【当社事業別会社・サービスサイト】■エアトリ旅行事業エアトリ旅行事業案内: 総合旅行プラットフォーム「エアトリ」: ■ITオフショア開発事業ITオフショア開発事業案内: 株式会社ハイブリッドテクノロジーズ: EVOLABLE ASIA CO., LTD.: ■訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業案内: 株式会社インバウンドプラットフォーム: Wi-Fiレンタルサービス「グローバルモバイル」: 訪日向けWi-Fiレンタルサービス「Japan Wireless」: ■メディア事業メディア事業案内: 株式会社まぐまぐ: メールマガジン「まぐまぐ!」: ■投資事業(エアトリCVC)投資事業(エアトリCVC)案内: 【当社IRサイト】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月29日ブルー・ソリューションズ株式会社は、2022年5月25日(水)に「FIREできる不動産投資3つのルール」を出版いたします。表紙<著者コメント>会社員だった自分が不動産投資をきっかけに経済的自由を手に入れたノウハウを詰め込んだ投資入門本です。極めて再現性の高い投資手法なので、誰もがFIREを目指せる内容となっています。膨大なデータベースから不動産投資に最も敵した投資手法をわかりやすく解説しています。<目次>第1章 キャッシュフロー投資でFIREを実現する第2章 FIREのためにしておきたいこと <事前準備編>第3章 キャッシュフロー投資法の3つのルール <優良物件選別編>第4章 融資をうまく受ける <融資対策編>第5章 誰でもできる!8桁キャッシュフローを実現する <満室経営編>第6章 売却するか、持ち続けるか <出口戦略編>第7章 投資家のための物件データ <不動産物件DX編><著者紹介>岡本 康1965年生まれ、名古屋市出身。愛知大学法経学部卒。ブルー・ソリューションズ株式会社代表取締役。営業系の転職を4回経験。不動産投資を知り勉強を始め、2021年3月に会社員生活に終止符を打ちFIREを達成。不動産の投資総額約10億円、FIRE時点での年間キャッシュフローは8桁、保有する不動産以外の金融資産は9桁達成。友人と不動産投資家のための優良物件選別システムを構築した。優良物件選別システムは、日本初のAIを使った不動産投資に特化した情報解析システムで、Web上に公開されている数万件の不動産物件情報の中から希望するスペックの物件を抽出することができる。このシステムを使い不動産投資家に優良物件情報配信サービスを提供している。現在は不動産資産管理会社と不動産情報解析サービス会社を経営。不動産投資で資産を築く投資家のためにノウハウを伝えて、FIREするためのサポートを行っている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月24日10万円から不動産投資【トモタク】CF3号ファンドが出資率229%で完売5/9(月)10:00に不動産クラウドファンディングのトモタクのCF(クラウドファンディング)3号が募集終了、完売した。6300万円分の募集であったが、大幅に募集枠を上回る、1億4千万円が集まった。【不動産クラウドファンディングとは?】投資なのかクラウドファンディングなのか、紛らわしいともとれる「不動産クラウドファンディング」だが、簡潔にいうと、クラウドファンディングの仕組みで多数の出資者から集めた出資金をもとに事業者が収益不動産の運用を行い、利益を出資者に分配する仕組みである。手軽で収益の安定性が高く、数万円からの小額からできる敷居の低さもあり、投資初心者から人気だ。(参考)・「1分で理解」不動産クラウドファンディングとは?|初心者向け情報 【市場の動向】不安定な不動産クラウドファンディング市場全国の不動産クラウドファンディング業者が、募集している金額の合計が市場規模となる。2020年比で2021年は2.5倍の市場拡大となったが、2022年は募集額が安定していない。しかし、これは需要が伸びてないということではない。※調査機関:2022/2/1~2022/5/10※調査内容:46事業者のファンド情報各事業者の募集枠に対し、数倍の出資申込が殺到している。不動産クラウドファンディングのトモタクも、GW明けにかけてファンドへの募集を行ったが、募集額6300万円に対し229%、1億4千万円以上が集まった。当選は6人に1人程度であったということなので、大半が落選である。【需要に供給が追い付かない理由】結論から言うと、「収益不動産の仕入れが安定しないから」である。少額、短期間で始められるとはいえ、不動産クラウドファンディングの根本は不動産投資だ。収益物件に投資をするわけなので、当然だが投資をして利益が出なければいけない。しかし、誰がどう見ても買い、という不動産はそうそう存在しない。事業者は魅力的な物件を年中探し回るが、月に1回、2回の募集でもハイペースなのだ。(参考)・「不動産投資とは?」簡単解説!初心者が知っておくべき要点 この現状が、需要増大に対して市場規模が安定拡大していない原因だと思われる。現在、不動産クラウドファンディングは、「出資したくてもできない」希少性の高い投資なのだ。【投資初心者は試しにスモールスタート推奨】老後資金や教育資金に対する不安が、今まで投資をしていなかった人たちを動かしつつある。積立NISAやiDeCoは最たる例だ。しかし、投資利益を大きくしていく上ではまだ手数が足りないと考える方も多い。そんな中脚光を浴びだしたのが不動産クラウドファンディングなのである。利回りが約4%~8%とけして低くはないが、元本割れの可能性が非常に低く、運用期間も3ヵ月~3年程度と、小回りがきく。元本が定期的に手元へ戻ってくる安心感も大きい。配当が数ヶ月に1回入ってくるのも日常の楽しみになる。(参考)・「投資初心者は何から始める?」おすすめの投資を解説 【まずは、どんなファンドがあるかチェック】不動産クラウドファンディングのトモタク実際に、不動産クラウドファンディングの商品はどんなものがあるのか、実際に見てみることをおすすめする。事業者のサービスサイトには、不動産クラウドファンディングとは何なのか、リスクはどういったところにあるかなど、細かく解説がされている。また、過去に出資を募集した商品、現在募集している商品の情報を見ることができるので、ぜひ確認していただきたい。(参考)・不動産クラウドファンディングのデメリットを事業者が敢えて紹介します 商品詳細は会員登録が必要なことがほとんどだが、無料かつ数分で登録完了可能なので、出資するつもりが今はなくても、気軽に会員登録してみてはいかがだろうか。\トモタク会員登録はこちらから/出資時に使えるポイント、2000円分プレゼント 【SNSにて情報発信中】Instagram: Twitter : ・業界情報・不動産投資に関する基礎知識・金融基礎知識【会社概要】商号:株式会社イーダブルジーE.W.G Co., Ltd.会社設立:2009年8月資本金:1億円代表:代表取締役田中 克尚本社所在地:〒106-0032東京都港区六本木7-4-1 スマイリービル6F・7F事業内容:不動産事業(売買・仲介・賃貸管理)不動産コンサルティング業不動産特定共同事業損害保険代理業免許番号: 東京都知事(2)第93945号不動産特定共同事業許可書: 許可番号 東京都知事第133号賃貸住宅管理業: 国土交通大臣(2)第2381号加盟団体: 公益社団法人全日本不動産協会URL: トモタクWEBサイト : 運営WEBサイト : ; 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月11日今の時代…「資産運用」が必要とよく言われます。でも、前知識なく株にFX、仮想通貨と手当たり次第に手を出したら…? 今回は不勉強でありながら投資にのめり込み、ついには会社を辞めるとまで言い出した夫のエピソードをお届けします。読者の反応と併せてご覧ください。■投資にのめり込む夫に不安を抱く妻 真希は、会社員の夫・篤彦と、4歳の娘・菜緒と暮らしています。この日も、給料前だと言うのに、夫が買ってきたのは高級な料理の数々。なんか様子がおかしい! 真希は夫に聞いてみることに。結婚する前から株だけはやらないでと夫に言っていた真希。ところが、篤彦は黙って株を始めていました。真希が株嫌いなのには理由がありました。真希の両親は株が原因で離婚していたのです…。一方、篤彦は、もちろん家族の将来のことを思って資産運用を始めたのでしたですが…。家を買おうと考えていた篤彦。今のままだと買える家はたかが知れている、いい家を買ったほうが資産価値も高まると、ついに家の貯金に手を出してしまうのです!夫が貯金に手を出したことを知らない真希は、夫のことを理解しようと考えを改めようとしていたのですが…篤彦が変わってしまった…ショックを受ける真希に対し、篤彦は…あまりの価値観の違いに、真希は最悪の事態も考え始めるのでした。夫婦の貯金を勝手に使い、儲かった時には周りを小馬鹿にしたような態度をとる篤彦に対し、夫婦生活を続ける自身を失った真希。離婚することも頭をよぎりましたが、まだ幼い子どものことを考えるとなかなか決断できずにいました。真希が出した答えは!?こちらは投稿されたエピソードを元に3月24日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に集まった読者からのコメントをご紹介します。■株に手を出すなら、ちゃんと勉強を!少し儲かった時点で気が大きくなってしまった篤彦、両親の離婚というトラウマがあったにしろ、投資運用についてよく知らずに頭ごなしに否定した真希に対して、読者から「勉強が足りなさすぎる」といった指摘が集まりました。・NISA内でしかやってほしくないし、一時的に損してもその後持ち直すこともある。勉強せずに株はやってほしくないな。株で生活するなんてかなり張り付いて情報収集しなきゃだし、上がり下がりを見ても精神安定できなきゃ無理。・この夫婦ともに無知が招いた失策。定期預金だけで資産形成は無理なご時世、株をただただ毛嫌いする嫁も嫁。玄人が損してもいい額を投げるFXや仮想通貨に手を付けた旦那はもっとダメ。社会勉強が足りてないとしか思えない。・夫のしたことは最悪だけど、子どもと老後のためにも資産運用は絶対必要。今は低リスクのものもあるし、堅実に貯蓄しつつ余剰資金を投資に回してる。勉強は大事だよね。・大した知識もなく投資や株、仮想通貨に手を出すのは怖いので、しっかり勉強してからにしたいと思いました。お金は大事な物ですからね。・トラウマもあるが、知識がないから株や投資が怖いのだと思う。投資することに関して頭ごなしに否定するのはおかしい。ただ、夫が仕事をしている上で投資するなら構わないが、素人が今の仕事を見下し辞めるのは気が大きくなっているのと、人間性の問題もある。・この夫がやっているのは投資ではなく投機。妻は頭ごなしに何も知らないまま「株式投資」を否定してるし、夫は投資と投機の区別もついていない。手堅い応援したい企業に長的に投資するのが本来の株式投資の在り方なのに、夫婦どちらもその点を理解できていない。夫はさらにFXとかよく知りもしないハイリスク商品に余裕資金ではない資金で手を出すとか、そもそも社会人として経済観念がおかしい。ろくに勉強しないまま、投資運用に手を出した篤彦。挙句、会社を辞めるだなんて、何も学んでないですよね…。そんな篤彦に対し、そもそも、貯金を手を出す時点でダメ! と非難も寄せられました。・夫婦共有の貯金に手を出した時点で一発アウト。この旦那ほとぼり冷めたらまたやらかす気がするから離婚したほうがいい。・ただ運が良かっただけなのに自分の功績って過信し過ぎたね。聞く耳持たず貯金に手を出したりされたら、例え財産が増えても今後信用できない。・私だったら離婚です。あれだけ助言しても聞かず、しかも勝手に貯金に手を出すなんて。信用なんてできません。なぜ旦那さんの自信はそんなにあるのでしょう。底に落ちないかぎり、わからないと思いますが、改心すると土下座されても無理です。・株が悪いのではなく、ろくに勉強せずに株を始めた人が悪い。投資自体は悪くない。・株をやりたがる男性は多いですよね。私の夫も若い頃、ある日「FXやりたいから10万欲しい」と言ってきたときには本当に呆れたというか残念な気持ちになったというか。独身ならどうぞご自由にと思いますが、結婚して子どももいる身ならそういうのは控えてほしいと思いますね。ちなみに夫は「俺が本気を出せばパチスロで食っていける」と度々本気で言うるのでヒヤヒヤしています。・バカな男だ… 資産が数千万まで増えたとかならまだわかるが、ちょっと勝ったからって独身でもないのに会社を辞めるとか。仮に数千万になってたって、家なんか建てたら一気に消し飛ぶし、維持費や税金だってかかる。 デカい顔できるとしたら億超えしてからでは…。・たかが株でこんなに傲慢に変わる人がいるとしたら、その人はもともとそういう人なので、株をやめても別れたほうがいいです。・子どもの預貯金と夫婦の貯金に手を出したら、どんな理由をつけても夫としても父親としても無理。自分の持ち分で回せないなら近い将来破滅する。横柄な態度はまわりまわって、いつかいざという時に自分に返ってくる。・家族のため?とはいえ、2人の貯蓄を使うのはよくない。見つからないからいいとか、そういうことではない。きちんと話し合いをして奥さんが納得した上でないと。旦那さんのしていることは許されることではない。・離婚一択ですね。目先のお金に目がくらんで、夫婦共同貯金に無断で手をつけるなど家族への裏切り行為に他なりません。まして妻があれほど株や投資は危険だからと、自分のつらい経験を踏まえて猛反対してきたのに、俺だけは大丈夫と根拠のない自信に取りつかれて暴走してしまうのですから、妻はもちろん子の幸せだって本当は考えていないのでしょう。・株がどうのこうのではない。お金が絡むことを妻に相談しない時点でアウト。しかも、共有財産に手を出すなんて信じられない。読者からの意見にあったように、資産運用が悪いのではなく、夫のやり方や人間性に問題があったのではと思ってしまいます。 夫婦で貯めたお金に妻に内緒で手を出すのが一番の問題…頑なな妻の態度で言えなくなったのかもしれませんが、家庭は夫婦で運営するもの。お金の問題は…大事ですね。▼漫画「貯金に手を出した夫」
2022年05月04日私のママ友付き合い事情
うちのダメ夫
あの日、私はいじめの加害者にされた