倦怠期が起こる理由倦怠期について色々調べてみると、どうやら「恋をした時に発生するホルモン」が関係しているようです。人が恋をすると男女ともにドーパミンというホルモンが分泌されます。このホルモンは人に恋した時以外にもギャンブルをしている時やチョコレートを食べている時など、いろいろな時に分泌されるのですが、要するにテンション爆上げ作用のある一種の麻薬みたいなものだと思ってください。人が恋に落ちている間、このドーパミンが出ることによって恋愛特有のドキドキ感やときめきを感じるようになる、というわけです。これが付き合いが長くなってきて、相手と接していてもドーパミンが出なくなると、そういったドキドキを感じなくなります。その結果、相手のことがさほど好きではなくなったり、今まで許せていた部分が急に目につき出して嫌いになったりしてしまいます。これが倦怠期の起こる一つの原因です。■倦怠期予防には「理性的な恋」が必要この仕組みがわかると、あれほど好きだった人の感情が冷めてしまうのは、恋愛感情を本能に依存しすぎていることが原因なのではないかと考えられるわけです。ドーパミンは人間の理性を超えた本能的な部分から起こるホルモンですので、意識的にその量をコントロールすることは難しいと言えます。恋愛感情をドーパミン任せにしてしまうと、出会って知り合って付き合ったその瞬間に恋の炎が燃え上がり、時間とともにその炎は小さくなり消えていくことに、抗えない。であるならば、倦怠期にならないため、恋愛初期の段階で(あるいは今からでも)できるだけ「理性的に」その人を好きになるトレーニングをしておけば良いのです。■理性的な恋と本能的な恋の違いそれではその「理性的な恋」とは何か?上の図を見てもらえればなんとなくイメージがわくと思います。本能的な恋は、ドーパミンの放出量に依存しています。そのためそのあとにトキメキやドキドキが感じられないと冷めていきます。一方理性的な恋は、最初のきっかけこそ本能的なものであっても、そのあとの裏付けとして「わたしが彼を好きになったわけ」を自分なりに作っていく恋愛です。本能的なホルモン分泌の影響を受けないとは言いませんが、なぜ好きになったのか、彼の代わりになるような人間が他にいないかなど、ロジカルに考えられていればドキドキやときめきがなくてもきちんと好きでいることができます。■倦怠期どうやって乗り越える?さて、ではもうすでに倦怠期に入ってしまったカップルはどうしたらいいのか?簡単です。今からその「理性的な恋」を始めればいいのです。世の中にはいろんな倦怠期脱出法があるかと思いますが、「ドキドキを思い出すために初デートの場所に行ってみる」などといった、「ドーパミンをもう一度放出させる」系の解決策を、僕はオススメしません。それだと栄養ドリンクを飲むようなものなので、一時的にしか回復せず、もう一度倦怠期を迎えるハメになってしまうからです。栄養ドリンクを飲むなとまでは言いませんが、そのあとにきちんと思考の整理をしておく必要があるでしょう。そうして整理したことを「こんなこと考えたんだけどさ」って彼氏に共有してみてください。その思いを彼氏が受け止めて「俺も大人気なかったよ」と言うか、「今更そんなことされても気持ちは変わらないよ」と言うかは、彼氏次第です。■相手選びももちろん重要な要素です単発的で終わりやすい本能的な恋には相手を選びませんが、継続的に続かせるための理性的な恋には相手を選びます。お互いが歩み寄る必要があり、どちらか一方だけでも成り立たないのが理性的な恋です。あなたが冷静になって真剣に彼のことを考えた姿勢を見せてもなお彼氏に変化がなければ、一旦距離を置くか思い切って別れてしまうのも悪いことではないと僕は思います。大事なことは、恋心という突発的でコントロールしにくいものを、理性という武器で飼いならすことです。本能だけで恋愛してたらその辺の動物と一緒です。是非、本能に依存しない恋愛を。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年06月06日先日、マッチングアプリにおける男性のプロフィールで女性がなんとなく引いてしまうものがある、という記事を読みました。そこには「やたらとフットサル趣味の人が多い」とか「夜景をバックにキメてる人が苦手」とか、男性からみてもあるあると笑ってしまうものが書かれていたのですが、僕はふと思ったのです。「ゆーても女性のプロフィールでも『あ、ないな』って思うやつあるからね」と。そこで今回は男性の目線から見た、「これはないな」と思う女性のプロフィールの特徴をぶっちゃけトークでご紹介していきたいと思います。■美味しいものを食べるのが好きです男性側の反応「だからどうした」この一文すごく多いんですけどね、美味しいもの食べることが好きなのは地球にいる全員に共通することなので、そんなこと書かれても何も感じません。せめて何が好きなのかを書いて欲しいと思います。「日高屋では毎回W餃子定食を頼みます!」とか「サイゼリアのプロシュートについて20分は語れます」とか、そういう庶民的な方がめちゃくちゃ好感度高いです。間違っても、どこかの高級焼肉とワインをセットで写真に載せないように。■プロフィール写真に猫しか載ってない男性側の反応「猫<は>可愛いけどね」「可愛い猫」よりも「どんな人なのか」を知りたいので、どれだけ可愛い猫が載っていても評価ポイントにはなりません。犬でもインコでもいいんですけど、自分の飼ってるペットの写真を載せるなら、それとじゃれている笑顔の写真を載せた方が断然好感度が上がります。■インドアなのでいろんなところに連れ出してください男性側の反応「嫌です」わざわざ自分でインドアなことを消極的に見せている悪い例です。無理にアウトドア行きますアピールする必要はありません。アウトドア好きな男性からすると「無趣味なのかな・・・」と思われかねません。「一緒に漫画を読めるような人がいい」とか「一日中家でゴロゴロするデートでも楽しい」とか、インドア好きならではのアピールをした方が好印象です。■過度なプロフィール写真の加工男性側の反応「うわぁ・・・ないわ」プリクラのデカ目機能、動物の耳や鼻のスタンプ機能など、明らかに元の素材と変わっている写真はNGです。20代前半の女の子ならまだ可愛げがありますが、いい大人がやってたらドン引きです。見る人が見れば「この子は自分の顔に相当コンプレックスあるんだな」ってバレます。■変顔男性側の反応「うわぁ・・・ないわ」(二回目)変顔が笑えるのはある程度の信頼関係があるからです。「私はこういった二枚目的なキャラもいけるのよ」アピールはいりません。言っておきますが「この子はぶりっこしないタイプの、面白そうな子だ!」とはならないですからね、念のため。赤の他人の変顔なんて不快以外の何ものでもありません。変顔は仲良くなってから見せてください。■体重・スタイル:秘密です♡男性側の反応「じゃ書くなよ」アプリの中には、記入例に身長や体重などが書かれた「プロフィールのテンプレート」が用意されているものがありますよね。その指示通りに律儀に項目を並べているわりには、その中身が全く伝わってこない。そういうプロフィールは結構多いです。芸能人なら誰に似てる?に「会ってみてから判断してください」と書いてる人、不細工なんだろうなと思われてます。趣味は?に「新しく開拓中」と書いている人、無趣味なんだろうなと思われてます。テンプレ通りに項目を並べるなら、誤解を与えないためにも中身をしっかり書きましょう。■プロフィールが命令口調(または上から目線)男性側の反応「何様?」「プロフィール読んでないなと思うひと無視します!」「ヤリモクの人気持ち悪いので回れ右してください!」わかりますよ、女性のメッセージBOXに日夜どうしようもないメールがたくさん届いているんですよね。ただ、そういうのはマッチングアプリに登録する上での宿命みたいなものなので、いちいち反応しても仕方がありません。むしろ、真面目にアプローチしようとしている男性から「怒りっぽい人だな」「性格キツそうだな」と思われることの方がリスクです。■まとめマッチングアプリのプロフィールは「自分の部屋」だと思うといいですよ。初めてそこに訪れた人が「おもてなし」を受けている気がするかどうか、みていて不快感がないかどうか、そんなイメージを持つと上手なプロフィールが書けるはずです。自分の書きたいプロフィールではなく、相手の読みたいプロフィールを意識してみてくださいね。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年06月04日今日Twitterで「デート代にランチ1,500円は高いと思うか低いと思うか」みたいな議論が展開されているのを見つけました。ツイ主さんは『1,500円は東京の物価なら普通にいくでしょ。高いとか低いとかの前に』という主張で呟きたかったのだと思うのですが、ツイートが拡散されるうちに結局「奢る奢らない」の論争に発展してしまったようです。デート代論争でよく見かける主張として「素敵な女性とランチに行ける価値を思えば安いと思う」とか「それぐらい払ってもいい女だと思われなかっただけでしょ」とか、<<お金でその人の価値を決めようとする>>主張がありますが、そういう意見を見るととても悲しい気持ちになります。「違うでしょ。そこじゃないでしょ」っていつも思うのです。■デート代は相手に払ってるんじゃないの、お店に払ってるのお金っていうのはサービスの提供者に対しての感謝の気持ちとして支払われるものです。500円で済むランチと1万円かかるランチがあるのは、食材や仕込み、機材費や人件費などにかかってる「手間とコスト」が違うからです。その手間とコストをかけてこちらの欲求を満たしてくれたこと、その対価としてのお金を支払うわけです。それがどうして、・「女性のデートにお金をかけられない人は男して見れない」とか・「せっかく奢ってやったのに感謝の一つもない性格の悪い女だった」とか「この男(女)に1,500円かける価値があるかどうかの人間性の判断」に転化されちゃうのでしょうか。■サービスに対する評価と人に対する評価は切り分けよあなたが会計するときはあくまでランチを提供したお店に対して1,500円を払っているのであり、決して一緒に過ごした男に払っている訳ではないのです。デートで食事した相手がどんなに自分勝手な話しかせずに、きっちり割り勘してきたとしても、あなたは、そのお店に対して「ごちそうさま、ここの料理本当に美味しかったです」笑顔でと言えるような人間であってほしい、と僕は思います。「コイツ、男としてないわ」という感想と「この1,500円のランチ、うまい!幸せ!」という感想はまぜこぜにしないでほしいんです。お金をかけた額、あるいはかけられた額でその人の価値を決めようとするなんてブスのやることです。いい女なら、せめて愛情をかけた量、愛情をかけられた量でその人の価値を議論してほしいのです。男の価値を判断する前に、女の価値を判断する前に、「お前は『いただきます』と『ごちそうさま』をちゃんと言ったのか?」って話です。■デートの時間をお金に換えられない価値にできる人こそ手放してはならない相手我が家の話で恐縮ですが、僕は奥さんとの2年の付き合いの中で、500円からそれこそ1万円までのランチもどっちも食べましたが、その金額でお互いに対する評価が変わるかというと、全く変わりません。そりゃそうです。ワンコインで食べられるランチであっても、1万円かかるランチであっても、「この人と一緒に過ごせている時間」自体の価値が、お金に換えられないほどの絶対的な価値を持っているからです。そこにいくらかかってるかは全然重要じゃない。もちろんお金がたくさんあったほうがいろんな体験ができて刺激的であることは間違いありません。安いサービスよりも高いサービスの方が幸福度が高い傾向にはあります。でも本当の幸福は、どんなデートをしていても「あぁ、幸せだなぁ」と感じる相手と一緒にいられることで感じるものです。間違っても自分に高いお金をかけてくれたか、で男を判断するようなブスにはなるなよ。どんなに安いサービスでも、一緒にいて幸せを感じるかどうかで男を判断するような美女になれよ。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年06月03日手相、四柱推命、人相学、動物占い、宗教、スピリチュアルなどなど、世の中には「人智を超えた何か」の力を信じている人たちがたくさんいます。日本では、占いぐらいのライトなものならハマってもいいけれど、宗教やスピリチュアルに傾倒しすぎると「完全にやばいやつ」のレッテルを貼られる傾向にあります。一方で、インドなんかに行くと、インド人のほとんどは占いを信じていますし、占いで結婚相手を決める人もいるほどかなり浸透しています。その国の文化や環境いよって、「目に見えないものの力」の信仰度は全く異なるので、何がいいとか悪いとかいう判断はできないと思います。大事なのはそれを手段として、自分の人生を好転させるために上手に使えているかということです。■心を扱うことを「ビジネス」にしている人たちには要注意世間には、占いやスピリチュアルをビジネスに利用しようとする人たちが少なからず存在します。メンタルの弱っている「カモ」を見つけると、「全て手放してしまいなさい」とか「自分の心にしたがっていいのよ」などといったそれらしい言葉で安心させて、「その人が持っている責任を放棄させるように」仕向けます。そうするとそれまでのストレスに耐えきれなかった人たちが、放棄してはいけない責任までも放棄し、「ここは本当の自分の受け入れてくれる唯一の場所だ」と勘違いするようになってしまうのです。■「ありのままでいいんだよ」という言葉の真実2013年、『アナと雪の女王』というディズニー映画が世界的に大ヒットしたことは記憶に新しいですが、日本においても『Let It Go』という曲が「ありの~ままの~姿見せる~のよ~」と訳され、たくさんの人の共感を呼びました。しかし「ありのままでいい」という言葉は時に、そのメッセージの本質から外れて、全く異なった受け取られ方をすることがあります。「ありのままで生きる」ということは、「人生における全ての責任を自分に負わせる」ということだと僕は思っています。誰のせいにも環境のせいにもせず、自分がした意思決定に100%責任を持ち、誰かと比較することなく、その道でやり抜く誓いを立てる、それが「ありのままに生きる」ということです。決して全ての社会的責任を放棄して勝手気ままに生きる、ということではないのです。■占いやスピリチュアルを恋愛に活かせる人、活かせない人占いやスピリチュアルを恋愛にうまく活かしている人たちは、「自分の意思決定や行動」に対して、その責任を100%自分に課す為に「目に見えないものの力」を利用するのです。一方で、占いやスピリチュアルを恋愛にうまく活かせない人たちは、ビジネスに利用されてしまう「カモ」のように、責任を持たないようにする言い訳として占いやスピリチュアルを信仰してしまう傾向にあります。彼氏との相性を占って、「やっぱり別れよう」ないしは「やっぱり向き合おう」と何かしらの行動に向かう意思決定する人は活かせている人です。彼氏との相性を占って、「占いではこう言ってたし~、でも彼は愛してるっていうし~、どうなんだろう~」と行動しない言い訳に使う人は活かせていない人です。引き寄せの法則を信じて、「私は運命の人に出会うべき人間だ」と信じて、いろんな人に会いまくる行動を起こせる人が活かせている人です。引き寄せの法則を信じて、「私は運命の人に出会うべき人間だ」と勘違いして、何もせず出会いが起こることをただ待っているだけの人は活かせていない人です。占いやスピリチュアルに頼ってしまう人は、それらを自分の恋愛に活かすことはできません。占いやスピリチュアルを自分の恋愛に上手に活かしたいなら、そのアドバイスを勇気にしてアクションに繋げることです。いつだって神様は見ていますから。(※ただし、行動している人に限る)(川口美樹/ライター)(前田怜里/モデル)(島崎雄史/カメラマン)(JYO/ヘアメイク)(辻野祐馬/ディレクション)
2018年06月01日7月から始まるテレビ朝日の土曜ナイトドラマ「ヒモメン」に、窪田正孝が主演し、川口春奈と共演することが分かった。“楽に生きたい”をモットーに、働かないことに全力を尽くす“ヒモ男”を窪田さんが演じ、そんなヒモ男の更生に奮闘する彼女を川口さんが演じる。■あらすじヒモ男・翔ちゃん(窪田さん)と同棲するゆり子(川口さん)は、あの手この手で翔ちゃんを更生させようと試みるが、ことごとく裏切られていく。真面目なゆり子はこれまで、「努力すれば夢は叶う」「誰でもオンリーワンになれる」「人間は平等」――そんなきれいごとを信じて生きてきた。しかしダメ男・翔ちゃんを更生させようと頑張るうち、その価値観はことごとく覆されていく。何度も翔ちゃんに裏切られながら、仕事とは、愛とは、お金とは、平等とは…という命題について考え、いつしか自分なりの答えを見つけ、成長していくゆり子。はたして、ゆり子は翔ちゃんをヒモ生活から更生させ、幸せを手に入れることができるのか…!?■物語の背景には現代社会の問題が!?女性の社会進出により、経済的に自立した女性が増え、生涯未婚率も上昇している現代社会。かつては“ヒモ”といえば、ホストやバンドマンが中心だったが、現在は経済力のある女性が増えたために、どんな男性でもヒモになれる環境が整ってしまった…という日本の現状を背景に、新たなヒーロー像を描く本作。若手随一の“カメレオン俳優”窪田さんが演じる「ヒモメン」の主人公・翔ちゃんは、定職に就かず、彼女のお金だけで生きていく道を選んだダメ男。しかし、彼女のピンチはヒモ生活のピンチでもあるため、彼女の危機に徹底的に立ち向かい、楽をするはずが全く楽ではない状況に陥りながらも、奇跡を起こしていく。そんな“働き方改革時代のニューヒーロー”翔ちゃんと、翔ちゃんの更生に奮闘するゆり子のカップルから、頑張ることに疲れた人々にエールが届くような、痛快エンターテイメントになりそうだ。■窪田さん&川口さんからコメント到着窪田正孝お話をいただくと同時に、原作を読ませていただきました。翔ちゃんはダメ男ですが、あまりにも変な説得力があって一気に引き込まれ、ぜひやらせていただきたいと思いました。ヒモ男はアリかナシかと問われたら、翔ちゃんを演じる以上、僕はヒモメンという生き方を否定はできないですね(笑)。翔ちゃんはただ働きたくないだけ、楽をしたいだけなのですが、そこには彼なりの正論があるんです。どんな形にせよ一生懸命な人の姿って美しく見えるものですが、仕事をしないことに関して情熱を注ぐ翔ちゃんにも光るものがあるかもしれません。それに、翔ちゃんの生存本能はすごい!サバイバル能力に長けているので、無人島に行ったら強いタイプだと思いますね。そんな彼ですが、ゆり子への思いだけは揺るぎないので、その部分はブレずに演じていきたい。これまで幸薄い役が多かったので(笑)、そういう意味では今回すごく幸せな役をいただいたなと思っています。川口春奈さんとは初共演ですが、大人っぽくて凛とされていて、そんな川口さんが翔ちゃんに振り回されていろいろな顔を見せてくれるのが楽しみ。更生させたいゆり子と仕事したくない翔ちゃんは常に闘っていますが、そのバトルを通してお互い、どこか高め合っている…。2人の関係がどんどん深いものになっていく様を、川口さんと共にお見せしていきたいですね。このドラマはある意味、“ニューヒーロー誕生”というか、新しい恋愛のカタチを描く作品だと思います。爽快なエンターテインメントですが、現代に訴えるメッセージもたくさん込められていますし、今、恋愛をしている人にとっては自分たちの関係を見つめ直すきっかけになる作品でもあります。土曜の夜の放送なので、来週からまた頑張ろうと思ってもらえるような、テンポのよい楽しいドラマをお届けしたいです。この夏は、川口さんに全力で甘えていきます(笑)!川口春菜原作を読ませて頂きましたが、純粋にとても面白かったです!最初はなんだこの男性は!と思って読み進めていましたが(笑)、翔ちゃんがあまりにも憎めない愛らしいお茶目なキャラだったので、女性として色々な気持ちにさせてもらいました。こんな作品に出会うことはなかなかないなと思ったので、振り切って、楽しく演じていきたいと思っています。ヒモメンとの恋愛は…「ナシです!」ときっぱり否定できないのが悔しいところですね。女性って母性があるので、男性のダメなところを見ると、「しょうがないな、私がいなくちゃ…」と思ってしまう。本当にそれが良いことなのかは分からないですが、やっぱりヒモメンを許してしまう女性の気持ちは少し分かります。色々な恋愛のカタチがあると思うので、その2人が幸せならいいのかな。ゆり子も、それほどまでに翔ちゃんのことが大好きなのだと思います。窪田正孝さんはさわやかで、ヒモ男のイメージとはギャップがあるのですが、そんな窪田さんがどんなふうに翔ちゃんを演じてくださるのか、今から撮影が楽しみです!翔ちゃんの更生を頑張るだけでなく、ゆり子が持つ可愛らしい一面もお見せして、みなさんが応援したくなるようなキャラクターを演じていきたいですね。そして、土曜の深夜、笑って楽しんでもらえる作品をお届けしたい。ゆり子と翔ちゃんにとって何がハッピーエンドなのか、私自身まだつかめていませんが、ラストは2人一緒に幸せになれるといいな!土曜ナイトドラマ「ヒモメン」は7月より毎週土曜日23:15~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年06月01日結構いません?「あの人よりもこの人の方がいいかな」とか「キープだからどうだ」とか、さも自分が複数の異性から人気があるかのように振る舞う人たち。一人の人も愛しきれないでよく「モテてるでしょ?私(俺)っ」とか思えるよなと僕は思います。そういう人たちは、見た目も華やかで自信ありげに見えますが、実は本当の心の奥の部分は恋愛にものすごくビクビクしてるんですよね。■異性に序列を付けたがる人たちの心理異性をランク付けしたがる人って、対象を一人に絞ることができない優柔不断な人なんです。自分が傷つきたくないから、「一番の彼とうまくいかなくても、二番の彼がいるし」っていうリスクヘッジを常にかけておきたいんですね。もちろんこれは、異性とお付き合いする前に、複数の異性とデートして見てその中から誰かを選ぶ、という行為とは全くわけが違います。その場合は、最終的には一人に絞るわけですから「一人の人と真剣に向き合うための準備」をしています。しかし、異性をランク付けして「常に複数いる状態」をそれこそ「キープ」しておきたい人たちは、できるだけ「一人の人と真剣に向き合いたくない」からそうしているわけです。■自分からアプローチする気のない待ちの姿勢またそういった異性をランク付けしている人の特徴として「自分から行かなくても向こうから来てくれる人」をリストアップしている傾向にあります。「モテている自分」でいたいので、フラれるとか相手にされないといったような事態を極端に恐れているわけです。声をかけたり、気があるように振舞ったりするアプローチはしますが、最後の最後の勝負どころは絶対に自分からは動きません。こっそりと罠を張り巡らせて、獲物がひっかかって来るのをひたすら待っているタイプですね。自分が一切傷つくことなく欲を満たせるので、それはそれで賢い戦略だとも言えますが、個体としての強さはありません。罠を全部潜り抜けられるような強敵にあったら一目散に逃げないと勝ち目がありませんからね。■「好き」という気持ちには本来「序列」をつけられない僕は複数の人を同時に好きになることも、複数の人と同時にお付き合いすることも、「別にいいんじゃない?」と思っている人間ですが、「好き」という感情に序列が生まれるのはおかしいと思っている人間です。人を本当に好きになる時は「よくわかんないけどなんか好き」なのであって、その感情の生まれた理由を一般化できないものです。その人のことを好きになるのはその人がその人であるから以外の理由はありません。価値観が合うからとか、逆に真逆の性格だからとかっていうのはあくまで後付けの理由です。ですから「好き」という感情に序列をつけて一番・二番・三番と上下に並べるのはおかしいのです。「全員が一番」でなければその「好き」という感情はニセモノだと僕は思うのです。そんなわけで、異性に序列をつける人は、本当の本当は誰も一番にする気のない、恋愛に臆病な人たちだと思うのです。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月31日いろんな恋愛相談に乗ってきてわかったことの一つとして、付き合う前でも付き合った後でも、女の子は男性が自分のことを大切してくれているという実感をものすごく大事にしているんだ、ということです。逆にその実感を得られなければ、アタックしてくる男性とお付き合いしようと思わないし、彼氏との未来に不安を感じ始めます。特に、すでに交際がスタートしている場合は、その不安を抱えながらコミュニケーションを取らないといけないので、精神的なストレスがかなりかかるんですよね。彼のとるコミュニケーションの一つ一つに、「ねぇ、それはどういう気持ちで言ってるの?」って疑問が湧いてしまう。こんなにキツいことはないですよね。そこで今回は、「彼が私のことを大切に思ってくれているかどうか」確かめるための5つのチェックリストと題し、彼の行動パターンから本音を洗い出していこうと思います。■彼はきちんとスキンシップをしてくれますか?人が人の肌の温もりを感じる時、「オキシトシン」というホルモンが脳から分泌されます。これは愛情ホルモンと言われ、ストレスや痛みをやわらげる効果があることがわかっています。他人同士のふれあいでも分泌されるのですが、興味深いことに好きな人と手を繋いだり、ハグをしたりすることでより分泌量が高まるのです。学者さんの中には、人が愛情を感じる正体こそ、このオキシトシンなのでは、と唱える人もいるぐらいです。これはつまり裏を返せば「スキンシップが遠ざかるほど、愛情を感じにくくなる」ということです。さらに言えば、このホルモンには(いい意味で)中毒性があるので、彼女に愛を感じているのであれば、その愛を感じたくて積極的にスキンシップしたくなるのです。■彼はきちんとありがとうとごめんなさいを言ってくれていますか?「ありがとう」という言葉は、「有難う」と書きます。「有り」「難い」、つまり、当たり前にあることではない。だから感謝したくなるわけです。あなたの関係を「当たり前にあるもの」ではなく、「有難いものだ」と思っているなら、ありがとうが自然と言えるはずです。そして「ごめんなさい」。男性は、本当にこの一言が言えない人が多い!なぜかというと「無駄にプライドが高いから」。自分のしょうもないプライドよりも、彼女の傷ついた心の方が大事だ、と思っているなら、ごめんなさいが自然と言えるはずです。■彼はきちんと時間と約束を守ってくれていますか?「お金と命どっちが大事?」と聞かれて迷う人はいません。でも「時間とお金どっちが大事?」と聞かれると迷う人がいます。人は生まれた瞬間に死に向かっていくわけですが、それは命銀行から少しずつ「時間」という寿命を切り崩していく行為だと言えます。つまり時間とは命のこと。時間を守るということは、その人の命を守るということです。また約束と聞いて、あなたはどんなイメージを持つでしょうか。多くの人が約束とは「守らなければならないもの」と思っています。人によっては「守らないと罰則があるもの」と思っているかもしれません。でも、約束とは本来「前もって人に話すことで、周囲の人に勇気付けてもらう、応援してもらう」ためにするものです。約束を守るという行為は、その約束を聞いて「ちょっとでも自分のことを信じてみよう」と思ってくれた人にする恩返しなんですね。■彼はきちんとお酒とタバコを控えてくれていますか?健康意識の高さは、そのまま「他人への配慮の深さ」に繋がります。例えばタバコ。結婚を機にやめる人が多いですが、実はタバコの害は妊娠する前から赤ちゃんの健康に影響しています。男性の身体には精子の減少や異常化をもたらし、女性の身体には卵細胞の減少や早期の閉経をもたらすとされています。本当に彼女のことを大切に思っている人なら、タバコなんて吸えないはずなんですね。お酒も同様です。多少の飲酒は別段問題ないですが、お酒の飲み過ぎもまた不妊の原因になります。自分の健康を気遣える人は多少なりとも健康についての勉強をしています。健康についての勉強をしているということは、他人の健康も気遣えるってことなんです。■ところで、あなたはきちんと彼のことを大切に思っていますか?ドキッとしました?そう、この項目こそ、あなたにチェックしてもらいたかった項目です。彼が自分を大切にしてくれているか?を考えるときに、まず最初に考えるべきは、自分が彼をどれだけ大切にしているのか?ということなんです。これまでのチェック項目の主語をひっくり返してみましょう。・あなたはきちんとスキンシップをしていますか?・あなたはきちんとありがとうとごめんなさいを言っていますか?・あなたはきちんと時間と約束を守っていますか?・あなたはきちんとお酒とタバコを控えていますか?このチェック項目にあなた自身が全部「YES」と言い切れるなら、そこで初めて「彼はきちんと自分のことを大切に思ってくれているのかな?」と自問自答してみましょう。もしNOが一つでもあるなら、あなたがまずそこを見つめ直してみてはどうでしょうか?(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月30日結婚の話になると度々登場する話題として、「高年収の男性を求めすぎて全く結婚できない女性」があります。僕もそういった高望み女子に対して「身の程をわきまえなさい」と思っていた人間ですが、最近は考え方が変わってきました。彼女たちは、別に「金持ちの家に専業主婦で嫁いで、残り人生をぬくぬくと過ごしたい」と思っているわけではない、ということがわかったからです。彼女たちは求めているものは突き詰めて行くと「経済的に困窮することのない『安心感』」です。実はこの『安心感』、一般的な男女が恋愛に求めるものと本質は変わらないような気がしているのです。■真面目で誠実で一生懸命な人がなぜモテないのか?先日、ツイッターを見ていたら「真面目で誠実で一生懸命、相手のことを考えて行動していたときは全くモテなかったのに、何人かの女性と同時にデートするようになったら急にモテ始めた」という体験をツイートしている人を見かけました。一途な思い、というのは、一般的には実直な恋愛感情として賞賛されている風潮がありますが、実はこれは諸刃の剣で、「気になってもない人から持たれるとウザいだけの気持ち」になる可能性も十分に秘めています。アピールされた側からすると「ガッツきすぎて引いちゃう」、というわけです。そこでそのパワーを分散させて、いいなぁと思う人と複数同時にアプローチすることで、「最悪この人にはフラれてもいいか」という余裕が生まれます。その余裕が「ガッツきすぎない好意」を演出して来るので、結果的にモテてしまうのです。■既婚男性が魅力的に見えてしまう理由「結婚するとモテるようになる」というのは本当だなと、僕自身、結婚してから思うようになりました。仕事の時もプライベートの時も、初めてお会いする人の「心を開いている感」が独身の時と明らかに違います。それは何故なのかと考えると「一人の女性から『結婚してもいい』と思われたという事実」が既婚男性に下駄を履かせているからなのでしょう。つまり「結婚している=人間として多少は信用できそうだ」というフィルターが頭の中でかってにかかってしまうんです。(実際は結婚とその人の信用力は一切関係ないのですが)これは長年付き合いのある知り合いに言われたことなのですが、彼曰く「やっぱり結婚して落ち着いた感じがするよね」とのこと。これもまたその人に「余裕」を感じさせる要因になっているのではないでしょうか。■世の中の恋愛テクニック「余裕」を演出するために存在している?ところで、世の中にはいろんな恋愛テクニックが存在しますが、中には真逆の意見を言っているものがあり、度々人々を混乱に陥れています。例えばラインの返信に関しても、「すぐに返信せずに焦らした方がいい」という主張をする人がいれば、「まめに連絡があると嬉しいからすぐに返信すべし」と主張する人がいます。この矛盾をどう解決するか?それが「余裕を演出する」という考え方です。「焦らせ派」は、すぐに返信すると「暇なのか」とか「がっついている」と思われてしまうから、余裕を演出するために焦らせと言っている。「即レス派」は、「仕事ができる人は返信が早い」というロジックから、この人は「忙しいながらも必ず返事をくれる」というこれまた余裕を演出するために即レスせよと言う。つまり、「余裕を演出する」という目的のために、「焦らす」手段と「即レスする」手段が存在しているということなのです。そう考えると、世の中にはびこる恋愛テクニックのほとんどはこの「余裕を演出する」という目的に向かっているものがほとんどなのでないか、ということがわかってきます。■まとめ話が長くなりました。冒頭の高収入男性を求める女性、彼女が惹かれているのは男性の持っているお金ではなく、それによってもたらされている「余裕」に惹かれていると考えられはしないでしょうか。そしてその先にある「経済的な安心感」が欲しいから、「経済的な余裕」のある人に惹かれているのではないでしょうか。同じように「精神的な安心感」を求めている人は「精神的な余裕」のある人に惹かれるでしょうし、「夜の営みにおける安心感」を求めている人は、「夜の営みにおける余裕」のある人に惹かれるのです。その対象が何であれ、人は「安心」を求め「余裕」のある人に惹かれる。とどのつまり、モテる人が持っているものは「余裕」なんだと思います。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)(井上怜愛/モデル)(島崎雄史/カメラマン)(JYO/ヘアメイク)(辻野祐馬/ディレクション)
2018年05月29日これは婚活に悩む女性の相談に乗っていた時の話なのですが、彼女はとあるマッチングアプリを使っていろんな男性に会っていたそうです。そこで何人かの男性と食事に行ったそうですが、「結婚を見据えての付き合いとか求められると、なかなかそこに気持ちが追いついていかない」などと言われることが多く、「なんで私が会おうとする男性はこういう人ばかりなのだろう」と疲れてしまっていました。俗にいう婚活疲れ、というやつです。どうやら彼女は「自分がそのサービスを婚活で目的で登録した」から「他の人も同じく真剣な交際をしようとして登録しているはず」と思い込んでいたようです。それでは疲れて当たり前です。彼女の問題は、そのアプリは「誰をターゲットとして開発されているか」をあまりよく考えずに登録してしまったことなのです。■サービスの特性からユーザーをイメージしようマッチングアプリを始め、インターネットが発達したことで色々な形での出会い方が生まれました。そして、どのサービスも他との差別化を測るために、どんなニーズを持ったユーザーを獲得するのかを綿密に設計して作られています。その想定ユーザーのニーズに対して、プロフィール欄を充実させるか写真を優先させるか、年収や学歴を表示させるか否かまで細かく作り込んでいきます。裏を返せば、「そのサービスの特徴をみれば、どんなニーズを持ったユーザーが登録しやすいか」がわかるということです。ちなみに、冒頭の彼女が使っていたサービスは、真剣に結婚を考えている男性が、交際相手を探すために利用するサービスではなかったのです。ですから、出会えども出会えども、いいなと思える人に出会えないのです。■より良い出会いは「サービスのターゲット層」の理解からこれはネットでの出会いに限らず、合コンやパーティーなどのリアルな場所での出会いでも全く同じことが言えます。一言で「パーティー」と言っても、開催場所(新橋なのか銀座なのか)や会費(5,000円なのか8,000円なのか)によっても来る層が違いますし、もっと言えば「主催者が誰なのか?」によっても参加者の顔ぶれがびっくりするくらい変わります。ですから出会いを探す際には、「どんな人が使うサービスなのか」を見極めるためのマーケット感覚を持つことが重要です。要するに、出会いのツールを使う際には、まず「自分の出会いたい人がこういう(このアプリを使った)出会いをするだろうか?」という質問を自分に投げかけてみればいいのです。街コンもマッチングアプリも結婚相談所も、全てビジネスですから想定している「顧客ターゲット層」が必ず存在します。もしいい男を探したいなら、いい男をターゲットにしたサービスを使うべきなのです。■いい男はどこに生息しているのか?「いい男をターゲットにしたサービス」それはどんなサービスなのか?これについての答えですが、あくまで個人的な意見を申し上げると、婚活・恋活マッチングアプリではなく、普通の社交の場にいる、というのが僕の結論です。経済的に自立している人がいいなら不動産投資のセミナーに参加しているかもしれないし、将来良きパパになりそうな人がいいなら、教育系のイベントにいるかもしれません。ちなみに僕はどちらにも行ったことがありますが、そういう向上心の高い人が集まるところには、誠実で素晴らしい人たちがゴロゴロいます。でも、そういうところで出会いを探している女性がいないので(当たり前ですが)、驚くべきことに彼女がいない人もすごく多いのです。もちろん、マッチングアプリにそういう人がいる可能性はゼロではありません。しかし、人数で言えば割合は少ないでしょうし、その分他の女性たちとの競争も熾烈になります。大事なことは、自分が出会いたいと思うような男性がどこにいるのか?を出会いを探す前にきちんと考えることです。それがマーケット感覚を持つということなのです。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月28日突然ですがみなさん、「ゆうこす」って知ってますか?わざわざ僕が説明するまでもない超有名人ですが、『モテるために生きてる』モテクリエイターとして、Instagramやyoutubeなどでカリスマ的人気を誇るタレントさんです。以前「ゆうこすが嫌い」と言っている人の意見を目にしました。そこにはこんなことが書かれていました。”自分をどんな風に見せたら可愛く見えるのかを完璧に計算している感じがあざとくて嫌い”僕はゆうこすさんのことをすごく尊敬しているのですが、なぜかと言えば、”自分をどんな風に見せたら可愛く見えるのかを完璧に理解し、演出しているところにユーザーへの思いやりを感じるから”です。同じものを見ていても、人によって全く違うように見えることはよくあることですが、この意見を書いた人と僕との違いは、「自分の顔が好きであるかどうかの違い」なのだと思います。■「どうせ見られるならかっこよく思われなさい」ところで、僕はかつて芸能の世界にいたことがありますが、この時に教わったことで今でも大事だなと思っていることがあります。それは、「自分が見せたい自分を見せるのはエゴであり、相手が見たいと思う自分を見せることは思いやりだ」ということです。ゆうこすさんのように「自分がどのように見られるかを理解している」ということは、つまり「ファンがみたいであろう自分になるべく努力している」ということだ、と教わったのです。それを知ってから、僕は自分のプロフィール写真にはかなりを気を配っています。なぜなら『こいつブサイクやな』と不快に思われるよりも、少しでも『ちょっとイケメンじゃない?』と思われた方が、その写真を見た人に良い感情を提供できると思うからです。自分をできるだけかっよく見せること(女性ならできる限り美しく可愛く見せること)は、相手への思いやりが無くしてはできないことなのです。これは俳優やタレントと言った「人から見られる職業」ではない人にも当てはまる話なのではないかと思っています。■自分が嫌いだった女の子が自分を好きになるまで先日、ある女の子と会話していた時に、彼女(以下Mさん)が「自己肯定感は高い方がいいです。周りを見れる客観性ももちろんセットで」と言っていたのですが、僕はこの発言にすごく共感しました。僕「Mさんはその感覚をどこで体感したんですか?」Mさん「自分のこと嫌いだったんです。割とずっと。学生時代は太っていましたし肌も荒れてました。自分の顔見て泣いたりしてましたね。で、恋愛もいつもうまく行かなくてすごくネガティヴでした。地元も嫌いで。それが服の道(服飾の仕事)に進んで、自己肯定感の高い人にたくさん出会うようになりました。なんか、みんなすごくキラキラしてましたし、誰もそれを否定しないんです」僕「それはいい出会いでしたね!」Mさん「『いつも面白い服着てるよね』とか『話が面白いよね』とか『人前で喋るのうまいよね』とか、田舎にいた頃ならきっと周りにも批判されてたなー、と思うことも褒めてくれるんですよ」僕「嬉しいですよね、そういうの」Mさん「嬉しかったです。みんな恥ずかしがらずにすぐに言語化してくれました。それってきっとみんな自分自身と会話してきたから人にもできるんだなって。私もそうなろうと思って。最近は、お化粧終わったあと鏡見ながら『自分可愛いじゃん・・・』とか心から思ったりしてます笑そういう気持ちが、人に対して優しくする余裕にもなるんだなーって思ってます」僕「間違いない。見られている自分を意識できる人の方が、他人に優しいんですよね」■「私ってかわいい」って思える人は他人にもかわいいが言える冒頭の話に戻りましょう。ゆうこすのことが嫌いだと言っていた女の子。名前も顔も知らない人ですが、おそらく彼女は「自分の顔のことが好きではない」のだと思います。毎日鏡を見ながら素直に「私かわいい」と思えていないから、人のかわいさを素直に認められないのではないでしょうか。逆に自分のことをきちんと「かわいい」と思えている人なら、他人に対しての優しさを持ち合わせているはずです。ちなみに、自分のことを「私かわいい」と思えている人でも他人に対して優しくない人いますよね。あの見ていて鼻につく感じの。その人は実は、「〇〇ちゃんかわいいね」と他人に言ってもらいたがってる人なので、本当の意味で「私かわいい」と思えていない人なんですね。誰かからの評価ではなく、自分が自分への評価として「かわいい」って言ってあげられること、これがすごく大事なことです。あなたは毎日きちんと鏡を見て「私ってかわいい」って心から思っていますか?(川口美樹。/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月27日「港区女子」という言葉をご存知でしょうか。六本木から麻布界隈にかけてを主な生息地とし、自らの美貌と若さを武器に、お金持ちの男性との夜の遊びに繰り出す女性たち。彼女たちのSNSの中身は「予約の取れない高級店の食事」や、「会員制のラグジュアリーなBAR」などの写真で埋め尽くされており、一部では「キラキラ系女子」とも揶揄されています。僕は兼ねてから、港区女子たちは歳を重ねたらどこにいくのか?という疑問を持っていたのですが、先日とある経営者の方からこんな話を伺いました。■港区女子たちに潜む「加齢」という罠「彼女たちは28歳ぐらいからだんだん自分たちが呼ばれなくなることに気づき始めるんだ。頭の中では『もう賞味期限が過ぎている』ことを自覚しつつも、それまでの豪華な生活が忘れらないんだろうね。一度上がった生活水準を下げるのは非常に難しいことなんだ。だから一杯280円の牛丼の美味しさを感じることができなくなるんだよ。」世の中のお金持ちの大半は、よほどのボンボンでなければ、苦しい時代を乗り越えて戦ってきた人たちです。そういう人たちは「一杯280円の牛丼」を食べることすら我慢した人たちです。しかし港区女子たちは違います。なんの苦労もなく、一気に5万円のお寿司にたどり着いてしまったのです。そういう女性たちが、港区での活動を離れ、普通の恋愛市場や婚活市場に繰り出すとどうなるか?ビックリするぐらいモテないのです。■美人は若いときに恋愛で苦労しない「リスク」がある理由は単純。彼女たちの港区女子としての価値は「若い」と「カワイイ」という価値だけだったからです。彼女たちの美しさは当然、幼少期からも続いていたでしょうから、美人というだけで色々な人間関係のハードルを越えることなく、周囲とうまくやってこれてしまいました。そしてアラサーになりいよいよ「中身で勝負だ」となったときにはすでに遅し。それまでの30年間中身で勝負をしてこなかった彼女たちには、「どうしたら人に好かれるのか」の術を持っていないのです。かといって、今更港区女子に戻ったとしても、世代の新陳代謝の激しい港区界隈、代わりなどいくらでもいます。そうして彼女たちは自分の輝ける場所を失い、途方にくれるというわけです。■「美人で生まれた方がいいに決まっている」は本当か?「なんだかんだ言って、やっぱり顔」僕はこの事実をヒックリ返したい訳ではありません。間違いなく「なんだかんだ言って、やっぱり顔」です。しかし、ここでいう「顔」とは、持って生まれた顔の造形そのものを指すのではなく、経験という年輪が刻まれた人間味のある顔、のことを指します。特に30前後になってくると男性も女性も性別を問わず、「まじで中身で判断される」年齢になるので、「若い」という武器が一切通用しなくなります。そのときに、それまで「若い」「見た目がいい」以外の武器を作ってこなかった美女(とイケメン)はそこで初めて苦労することになるのです。しかも、その苦労がかなり取り返しのつかないことになっているのです。なぜなら、若いときに「あ、私(俺)は顔で勝負できない人間だ」と気づきそれ以外の武器を身につけてきた他の人と、人間として努力に天と地ほどの差がついてしまっているからです。そう考えると、美人で生まれてくるって大変だなって思います。大して苦労もせずに周りからちやほやされやすい環境下の中で、その環境に甘えず自分を律していかなくてはならないわけですから。そういうわけで僕は、美人に生まれないほうが、最終的に得をするような気がしてならないのです。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月26日これはまだ付き合ってない人、これから新しく男性に出会う人向けの話ですが、今恋人がいる人にとっても思い当たる節がある話かもしれません。タイトルの通り、(特に男性の)食事の際の品性は、エッチの時の品性に見事に比例します。これを知っていると「食べ方が汚い人、もしくは女性を食事に誘って席に着くまでの手際が悪い人とエッチをすると、多かれ少なかれ嫌な思いをする」ということがわかります。僕の知り合いの女性(以下、Kさん)は、男性とお付き合いする前、もしくは仮にその場限りの出会いだったとしても、必ず「事前に一緒に食事をする」ことにしているそうです。今回はKさんが教えてくれた「食事しているときに男性を見ているポイント」について、僕なりの解説をしつつご紹介していきたいと思います。■お店の手配が上手な人は、きちんと避妊をしてくれるKさん「食事に行くことが決まった時に、レストラン・予約・待ち合わせなどをスイスイ決められる人だとポイント高い。そういう人はなぜかちゃんと自分でゴムを持ってくるし、基本的にはホテルに置いてあるものは使わない人が多いよね。」川口のワンポイント解説!このような男性は『もしかしたら不測の事態が起こるかもしれない』という思考を持っていると考えられます。食事の席に座るまで、滞ることなくスムーズに移動がいくように、色々なリスク(満席・天候・電車の遅延)などを想定しながら、予約や待ち合わせの場所を考えるわけです。同じように、ゴムなしでしたら『病気になるかもしれない』とか、ホテルに置いてあるコンドームが破れていたら『妊娠するかもしれない』などのリスクに対して、事前に準備ができるのでしょう。■ごちそうさまが言えない人は、ピロートークが雑Kさん「エッチ終わった後にすぐ寝るやつとかいるじゃん?そういう男は外でご飯食べた時に、『ごちそうさま』が言えないの。たぶんだけど、相手に対する思いやりが欠けてんじゃない?」川口のワンポイント解説!その通りだと思います。「いただきます」は、命を分け与えてくれる生き物への感謝。「ごちそうさま」は、料理を提供してくれた人への感謝です。時間イコール命。自分に命を捧げてくれた生物と、時間をかけて料理を作ってくれた人への感謝は、実は同じものなんですね。エッチは男女の共同作業。その時間を共有した相手への感謝の気持ちがあるかどうかは、実はピロートークに対する姿勢に現れます。射精後には、プロラクチンというホルモンが分泌されるため、強制的に「脱力感と眠気」が襲ってきます。それを理解した上でなお、その生理現象に打ち勝とうとする姿勢(添い寝したり、ハグしたりする行為)に、その人の相手への感謝の気持ちが現れると思います。■食事中に口の周りが汚くなる人は前戯が雑Kさん「食事の時に、口の周りに汚れがつくこと自体はしょうがないことじゃん。でもそれを拭わずにいられるって神経がわからないよね。そういう人ってさ、前戯の時の愛撫の仕方とかも雑なんだよね。あとキスもガサツなイメージ!」川口のワンポイント解説!なんといいますか、食欲と性欲って似てると思うんです。欲望は誰にでもあるものですが、それをどれだけ品良く表現できるかは、その人の理性の問題というか、品性が問われる部分なのではないでしょうか。それが食欲なのか性欲なのかの違いなだけで。ですから、食べ方が汚い人は前戯が雑という話は、とても納得感のある話です。加えて、食器などの扱い方も、女性の身体への扱い方に比例すると思います。ナイフやフォークをガシガシ使ってお皿を傷つけるような人は、おそらく女性の受け皿もガシガシ傷つけるような人なのだと思います。■品性は昼も夜も同じ。食事の仕方で男の「品」を品定めせよ。僕「Kさんの見極めポイント、すごい納得感あります」Kさん「ほんと?まぁ、私もなんとなくで言ってるから話半分に聞いて欲しいけど。たださ、その人の品性って昼とか夜とか関係ないじゃん。品性って普段は見えにくいけど、食事の時は比較的見えやすいんだよね。美味しいものを食べてる時って油断するじゃん?その時に本性が出るんじゃないかって思うんだよね(笑)」僕「『この人は男として信用できそうか?』を判断しようと思ったら、一緒に食事に行ってみればわかる、ってことですね」Kさん「私はそうしているよって話ね」僕「大変、勉強になりました」(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月25日僕は初体験のお相手と、のちに世間一般的に言う「セフレ」になり、3年間くらい関係が続いていたことがあります。ただ、その関係を人に話す時に「それってセフレじゃん」と言われるのがとても嫌でした。恋愛感情はお互いになく、会えばエッチもするというところだけを見れば確かにそうかもしれません。しかし、純粋に人として尊敬していましたし、お互いの人生観なども語り合っていたので、なんとなく「セフレ」のもつ「会ってエッチするだけの間柄みたいなイメージ」のくくりに入れられるのがすごく嫌だったんです。■出会いは「逆ナン」から知らない女性にナンパされたのは後にも先にもあれだけなので、あの日のことは今でもハッキリと覚えています。僕が、JR新宿の東口と西口をつなぐ通路のところで、音楽を聴こうと思ってiPod(懐かしい)を探していると、ふと声をかけてくる女性がいるではありませんか。「何してるんですか?」「え、、、?あ、僕?何っていうか、音楽を聴こうと思ってiPodをバックから取り出そうと。え、っていうかどうしました?」「なんだか声をかけてみたくなって」よくよく話を聞いてみると、その人は仕事の関係で東京と地方を行き来していたり、最近彼氏と別れたりで色々大変だったみたいで、話し相手が欲しくてなんとなく声をかけた、ということでした。あとで知ったのですが、その人も見知らぬ男性に声をかけることはほとんどないようで、「どうしてあの時に声をかけたのか自分でもよくわからない」と言っていました。■お互いに「恋人ではない」ことを確認したそうして、その日は居酒屋で食事をして解散。後日また会った時に、初めて関係を持ちました。その後も定期的に会って話をしたり、飲みに言ったりしていたのですが、僕の中には「(これってもはや、世に言う恋人関係なのでは?でもなんか正直恋愛感情があるわけでもないし。でも向こうがその気だったら申し訳ないし)」というモヤモヤがあり、ある時思い切ってこう切り出したんです。「あの、正直な話、なんていうか、僕〇〇さんのこと、彼女っぽくは思えないというか、付き合うとかそういう感じではないんですけど、そういうのでも大丈夫なんですか?」「(爆笑)真面目だね〜!いや、実は私もそう思ってたんだよ。恋人って感じじゃないんだよね」「(拍子抜けしている顔)あ、〇〇さんもそう思ってたんですね・・・なんかちょっと安心しました。でも、こういうのって、セフレってことになるんですかね」「ん〜どうだろうね!別になんでもいいんじゃないの?」別になんでもいい、、、か。この時僕は初めてこの人のことを、恋人でもない、セフレでもない、〇〇さん個人として認識することができました。■人間関係はカテゴライズできるほどそんなに単純ではない人のご縁とは不思議なもので、人生30年も生きていると「どうして出会えたのかよくわからない」というひとに巡り会うことがあります。それは大親友だったり、ビジネスパートナーだったり、未来の伴侶だったりといろんな形がありますが、どっれ一つとして「同じ」ものはありません。どれもが貴重な出会いで、どれもが自分を成長させてくれた、唯一無二の体験であり宝物です。そういった出会いやご縁の一つ一つを「〇〇フレンド」とか、場合によっては「不倫」とか「愛人」とかでカテゴライズしてしまうのって、すごくもったいないというか、彩の薄い人間関係だなと思うのです。人間関係は常に一対一。AさんとBさんは違うし、CくんとDくんも違うひとです。もっと、「その人個人とどう付き合うのか」に向き合ったほうが、人生は楽しいのではないかと思うのです。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月24日「思わせぶりな態度をとる男性って何を考えているんですかね?」女性側からの質問でよく聞かれることトップ10にランクインする質問なのですが、この質問を受けるたびに「そんなことは本人に聞いてください」と言いたくなります。だって、そうでしょう?そんなこと僕が知るわけないじゃないですか。そういうと決まって「直接聞く勇気はないので・・・」と返ってくるのですが、虎穴に入らずんば虎子を得ず、その勇気を持った人にしか真相はわからないのです。ただ、そういうと結局行動せずにモヤモヤを引きずる方が多いので、一つだけアドバイスしていることがあります。それは、どんな状況であれ、「男性の思わせぶりな態度に反応する必要は一切ない」ということです。■男性が思わせぶりな態度をとる理由男性が思わせぶりな態度を取る理由は究極的に一個しかありません。「あなたに振り向いて欲しい!」これだけです。本当にこれだけ。確かに「好きの気持ちの裏返し」、「どう思われているのか探りを入れたい」、「どれぐらい可能性がありそうか判断したい」などいろんな理由が考えられます。がしかし、結局は「女性にストレートにアプローチしていく自信が持てないから、確信を持てるように材料集めをしたい」というのが本音です。純粋な恋心であっても、あわよくばな下心であっても、いずれの場合も思わせぶりな態度の裏にある心情は「女性の方からアプローチしてくれないかなぁ」という期待です。要するに自分からいく自信がないのでビビってるわけです。時には彼女持ちだったり、既婚者である男性が思わせぶりな態度を取ることもありますが、彼らも「自分から行動するにはリスクがデカすぎるのでなんとかうまいこといかないか」と考えているので、「ビビっている」ことには変わりありません。稀に、一度告白を断った相手の女性をからかうように、わざと思わせぶりなことをして相手の反応を見て楽しむ、というサディスティックな性格を持った人がいますが、例外なく相手の気持ちを考えないグズですので無視しましょう。■思わせぶりな態度に対してできることは2つしかないつまり、相手がどのような男性であろうが、思わせぶりな態度をしてくる人の大半は、あなたに気があるということなのです。しかし冒頭で申し上げたように「具体的にどれぐらいの気があるのか」というのはわかりません。ただただ可愛いなぁと思ってるからなのか、ガッツリ付き合いたいとも思っているからなのか、その気持ちばかりはこちらで判断がつきません。であれば女性側にできることは二つ。直接聞くか、反応しないかのどちらかなのです。男性の思わせぶりな態度に反応しないとどんな結果になるのか、想像して見てください。もしその人が、あわよくばな下心を抱いている人なら、ほっとけば引き下がります。むしろ反応しないぐらいの方が勘違いさせなくていいでしょう。また、もしその人が本当にあなたと付き合いたいと思っている人なら、あなたが反応を示さなくても、どこかではきちんとアプローチしてきます。■男性の「思わせぶりな態度」に反応する必要がない理由以上の理由から、もし相手がどう思っているのか直接聞けないのであれば、あなたがいちいち男性のとる思わせぶりな態度にヤキモキする必要がないのです。どれだけ悩んでも答え出ないですからね。向こうから答えを出すように仕向ければいいのです。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月23日古今東西、成功者の人たちは口を揃えてこう言います。「自分の好きなように生きたらいいよ」と。僕は両親と友達に恵まれたこともあり、自分の好きなように生きる自分を肯定して生きて来られたタイプです。そのためか、「変わってるね」とか「ユニークですね」とか言われると「せやろ?」と関西人でもないのに関西弁を話したくなるぐらい鼻高々になるのですが、社会人になってから「変わってるね」と言われることが嫌だと思う人が結構な割合でいることを知りました。その人たちの意見をまとめるとだいたいこんな感じです。自分が多数派じゃないことを間接的に咎められている気がする自分の意思決定を否定されている気分になるみんながいいと思ってるものをいいと思わないと罪に問われる法律でもあるの?ってか「みんな」って何?そんなあなたに成功者たちはこんな言葉をくれたはずです。「あなたはあなたのままでいいのよ」と。でも正直思いませんでした?「私が私のまま生きると色々と不都合が起きるのよ!」って。もしあなたがそう感じているなら、ちょっと見方を変えてみて、「自分らしく生きよう」と自分が思うのではなく、どんなに普通であることを願ってやまない人でも、みんな実は「自分らしく生きたい」と願っているんだ、と考えてみて欲しいのです。■普通の人と付き合いたいという「矛盾」過去の恋愛で色々あった人は「普通の人がいい」という言葉を口にします。僕はこのセリフを聞くたびに毎回「それは無理じゃないか」と思うのです。「普通の人がいい」という人はだいたいその「普通」の定義をしていないものですが、仮に普通の人を「常識的な思考を持ち」・「リスクを取らず安定した生活を求め」・「別段浮気をすることもなく」・「みんなが右を向けば右を向く人」だと仮定しましょう。仮にそういった普通の人と付き合えたとして、その人が最終的に彼に望むことは「私のありのままを愛して欲しい」ということなのでしょう?その人のありのままを愛するということは、その人らしさを愛するということであり、それはイコール、その人とその人以外の人との違いを愛する、ということに他なりません、果たして、右向け右を是として生きている人が、人と違う意見を持っている人を愛することができるのか?と言われると僕は100%無理だと思います。よく「自分を愛せなければ他人なんて愛せない」と言われますが、これは本当で、「人と自分との違いを愛せた人」にしか「他人のその人らしさを愛せない」のです。■どうせみんな「自分らしく生きたい」と願っているなんてことを説教くさく言われなくたって、そんなことはみんな頭ではわかっているのです。でも、できないんですよ。あなたみたいに「人と違う選択肢を持つ勇気」がないんです。だからあなたに「人と同じであること」強要してくるのです。「みんな」という曖昧な言葉を使って、マウンティングしてくるんです。ですから、あなたに対して「変わってるね」とか「え、これ知らないの!?」とか、普通であることを強要してくる人がいたら、心の中でこう言ってあげてください。「へぇ、あなたは『普通』の人に好かれて、あなたの『あなたらしさを愛してもらうことなく』、『普通』に生きていたい人なのね。そんなの真っ平御免だわ。」どうせ、その人も心のどこかでは、「自分らしく生きたい」って思っているんですから。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月22日僕は常日頃、「人が発する言葉」を注意深く観察するようにしています。なぜならその人がなんとなく口にする言葉には、その人の心理が色濃く反映しているからです。先日僕の友人が「私、恋愛偏差値低いから」という言葉を使いました。この言葉の裏には「自分は恋愛に向いていない、恋愛に対して苦手意識がある」という自意識が潜んでいると考えられます。そして、さらにもう一歩踏み込んで考えてみると、「恋愛上手な人が羨ましい。自分もあの人みたいに上手になれたらいいのに」っていう羨望の気持ちも隠れているように思います。つまりこの人は、「誰かと自分の恋愛を比較して、自分自身の評価を低く下している」人だ、ということがわかる、ということです。■「恋愛偏差値」って言葉おかしくないですか?ところで、この「恋愛偏差値」という言葉、そもそも矛盾していると思うんです。ここで偏差値についておさらいしておくと、偏差値とは、母集団の中で自分がどのあたりの位置にいるのかを把握するための指標です。平均点が50の値になり、それより低ければ50以下に、高ければ50以上になります。偏差値が60を越えれば「優秀」、70を越えると「群を抜いている」、逆に偏差値30前後になると「成績が悪い」ということになります。。さて、偏差値の復習が終わったところで聞きたいのですが、「恋愛の平均点なんてどうやって決まるんですか?」仮に「一般的に恋愛が上手でも下手でもない」感覚を平均だとしても、それの上手い下手は完全に主観であり、一般化できるほどの客観性はありません。ですから、恋愛という言葉に、偏差値という言葉が続くこと自体がおかしいのです。■恋愛はテストではない恋愛は僕たちが学生時代に受けてきたようなテストとは全く違うものです。テストにおいては、太郎君にとっての正解は花子さんにとっても正解でしたが、恋愛においては、あなたにとっての正解があの人にとっての正解になるとは限りません。さらに言えば元彼にとっての正解も、今彼にとっての正解にはならないのです。もちろん、「清潔感が大事」とか「怒りっぽい人よりも優しい人の方がモテる」といった一般論は存在しますが、それはあくまで「円の面積=半径×半径×π」といった公式のようなものにすぎません。その公式を知っているからといって問題が解けるようになるわけではないですよね。あくまで前提の話です。恋愛は毎回毎回が出たとこ勝負。予習ができない問題を解いていかなくてはいけないのです。さらに厄介なのは全員に共通した問題が出ない、ということ。常に「私とあなた」の関係性の中にしか答えが存在していないのです。■恋愛は全員が常に初心者なのです「恋愛はテストじゃない、そんなこと当たり前じゃないか」って?「そんなこと言われなくたってわかってるよ」って?であれば、なぜこれだけ多くの人が、目の前の人のことを無視してモテテクに走り、誰かの成功事例を羨み、自分のことを卑下するのでしょうか。この「恋愛偏差値」という言葉をうむ発想、つまり「恋愛には成績の序列」があるという発想が恋愛を複雑にしていると思うのです。何人と何年付き合おうが、相手が変わればすべきことも変わります。恋愛が始まった時は全員が初心者なのです。偏差値が高いか低いかで自分の恋愛を評価するのではなく、自分は目の前の人をどれだけ愛することができたのか?で評価すべきではないでしょうか?そう考えると恋愛はもっとシンプルになると思いませんか?(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月21日11日に著書『人前で輝く! 話し方』を発売したフリーアナウンサー(元ニッポン放送)の五戸美樹。著書に関する話題の他、ニッポン放送アナウンサー時代のエピソードなどについても聞いた。○「私は結構毒舌なんですよ(笑)」五戸美樹アナウンサー1986年埼玉県生まれ。09年、ニッポン放送にアナウンサーとして入社後、『三宅裕司のサンデーハッピーパラダイス』『古坂大魔王 ツギコレ』などを担当。現在はフリーアナウンサー・トークレッスン講師として活躍中。――まず、書籍を出すに至ったきっかけについてお聞かせください。ずっと本を書きたいという思いがあったんです。やっぱり本を出すというのは、アナウンサーとしては名刺代わりと言いますか。とはいえ、きっかけがなかなかなかったのですが、ある方に出版社さんを紹介していただき、自分でプレゼンしました(笑)。――本出すのは初めてですよね。執筆するうえでどんなご苦労がありましたか?今までスポーツ新聞のWEBでコラムを書く経験はあったのですが、今回は書き下ろしということで、大変でしたね。それと、私は結構毒舌なんですよ(笑)。喋りでは冗談だと通じますが、文字にすると誤って伝わってしまうこともあるので、その加減は悩みましたね。――毒舌というと、著書の中でトークが上手い人という話題で、「笑福亭鶴瓶さんやオードリー若林正恭さんは本当にうまいなと思います」と、春日(俊彰)さんを抜いていたのが気になりました(笑)。春日さんも『オードリーのオールナイトニッポン』でフリートークを話しているのになと(笑)。いや、春日さんのフリートークも好きですよ!(笑) 。春日さんをdisっているんではなくて、若林さんをリスペクトしてるんです(笑)。やはり若林さん1人のラジオになったら寂しいじゃないですか。また、読者の方にはオードリーさんのラジオを聴いてほしいと思っているので、著書でも「ラジオスター」として入れさせていただきました。――五戸さんは『オードリーのオールナイトニッポン』で、「五戸ナビ」というコーナーもやってましたよね。『ニッポン放送女性アナウンサーカーナビ』の五戸さんに言わせたいことを送るというネタコーナーでした。懐かしいですね! 「私が元彼と食事したレストラン周辺です」というネタとかは覚えてますね。実際に私が読み上げていたのですが、面白くてふいちゃって、「すみません、もう1回いいですか」ということも多かったです。――今回の著書からも、五戸さんのラジオ愛がとても感じられます。やっぱり「みんなラジオを聴いて」という思いはありますね。自分が講師を務めるトークレッスンでも、「ラジオは無料の教材」とよく話しています。――ラジオはニッポン放送のアナウンサーになられる前からよく聴かれていたんですか?深夜ラジオですと、『爆笑問題 カーボーイ』(TBSラジオ)で10年前くらいにやっていた、「人妻枠」という女性が赤裸々に浮気や不倫体験を明かす内容のコーナーが面白くて、Podcastで聴いてましたね。後は『荒川強啓デイ・キャッチ!』(TBSラジオ)とか「FM NACK5」の番組をよく聴いてました。ニッポン放送は、当時はワイドFMがなかったので埼玉では入りづらく、『KinKi Kids キンキラKinKiワールド』を窓際でなんとか聴く、という感じでした(笑)。○「元々は女優になりたいと思っていたんです(笑)」――そうなんですね(笑)。五戸さんがアナウンサーを目指したきっかけはなんだったのでしょうか?私、すごく恥ずかしながら、元々は女優になりたいと思っていたんです(笑)。なので、大学でもミュージカルサークルに入ったのですが、才能がないことに気がついて就職しようと思ったんです。それで、マスコミに興味を持ちアナウンススクールに通ったところ、アナウンサーの仕事はなんて面白い、素晴らしい仕事なんだろうと。歌や演技が下手でも、人前で役に立てるかもしれないという思いになりました。――そして五戸さんは09年、ニッポン放送に入社されます。著書では「新人の頃、うまく話せなくてビービー泣いていました」と書かれていましたね(笑)。私はあがり症で、頭が真っ白になっちゃって、なにを話していいか分からなくなってしまったんです。それで涙も出てきて、さらに真っ白になってしまうという悪循環でしたね(笑)。○「話し方」を鍛える方法とは『人前で輝く! 話し方』話す内容から声の出し方まで、具体的にコツを伝授。人前で話すのが苦手な人、企画や商品は素晴らしいが、その良さを伝えられない人に必見の内容。――どうやってそれらを克服されたのですか?あがり症に関しては、徹底的に準備することで克服しました。その場で思いついたことを話すということが、緊張でできなかったので、とにかく準備してこれを読めば成立するという状態を作ることをしていました。――初めから上手くいかなかった経験が、トークレッスンでの指導や今回の著書にも活かされているんでしょうね。そうですね。アナウンサーの話し方本は星の数ほど発売されていますが、私が唯一誇れるのが、才能がなかったことだと思うんですよ。本当に下手だったので、努力するしかなかったんです。今となっては、ある意味で良かったと思っています。――具体的にはどんな努力をされてきたんですか?飲み会など、普段の会話でも本番を意識していましたね。「ら抜き言葉」を使わないとか、「やばい」と言いそうになったら違う言葉を考えるとか、起きている間は常に考えて生活していましたね。――すごい! そこまでされたんですね。上達するにはずっと意識するしかなかったんですよね。相槌に関しても、ずっと下手だと言われていたので、普段の会話から相槌を意識して克服しました。――それでは最後に、同じように話し方に悩んでいる人にメッセージをお願いします。皆さんも起きている間ずっととは言いませんが、5分でも意識すると良いですよと伝えたいですね。ご飯を食べて「マジヤバイ、うまい死ぬ」じゃなくて、「辛味がマイルドで」などといった表現をしたり、SNSでもただ「映画面白かった」と発信するだけではなくて、なにが面白かったのかを考えると、話す力も鍛えられると思いますね。
2018年05月21日コラムを書くにあたっていろいろな恋愛本を読むのが日課になっています。いろんな背景を持った著者さんたちが、様々な恋愛論を繰り広げていて非常に勉強になるのですが、10冊を過ぎたあたりから、「あれ、この主張、別の本にも書いてあったなと」思うものがチラホラ見つかり出します。その中でも顕著なのは「女は男のプライドを支えよ。男は女に安心を与えよ」という主張です。よく男性はヒーロー気質があり、女性にはお姫様気質があると言われますが、多かれ少なかれ男性には「力のある強い存在でいたい」という無意識の欲求があり、女性には「守られていて安心できる環境にいたい」という無意識の欲求があるといいます。これは僕個人の経験と照らし合わせても腑に落ちるところがあります。■ダメ男はどのようにして作られるか?ところで、僕は自他共に認める行動する前に考えてしまう派の人間なので、「どうやったらうまくいくのか?」を考える前に「どうやったら失敗するのか?」の事例を集める癖があります。そうして失敗事例が集まれば、その失敗をしないようにさえ気をつければ大成功とは言わないまでも、ちょい成功ぐらいにはだいたい落ち着きます。恋愛においては、僕は初体験が遅く(24歳)とにかく女性経験が貧困だったので、自分が「いい男になること」を目指す際に、「なぜダメ男が生まれてしまうのか?」について考えたわけです。ダメ男にもいろんな種類のダメ男がいて面白いのですが、調査の結果わかったことは、多くのダメ男に共通していることは「女性に甘えるのが上手だ」ということです。翻ってダメ男と付き合ってしまう女性の多くは、「甘えてくれる男性に弱い」という特徴も持っていることがわかりました。こういったダメ男を生んでいるカップルの場合、男が守られる側、女が守る側になってしまっているのです。「あぁ、男女の関係がこうなると男は没落するのだな」と当時の僕は思ったわけです。■ダメ男の教訓から学べることダメ男の事例からわかったことは、「自分が甘ったれた態度をとってる時に、『いい子いい子』してくれる女性と付き合うと、それに甘んじて男としての尊厳を失うようになる」ということです。逆に、自分がいい男になり、かついい女に恵まれようと思ったら、「自分に自己重要感を感じられ、かつこの女性のことを守ってあげたい」と思えるような女性と付き合えばいいのだと考えたわけです。そのイメージは見事4年後に結実し、晴れて結婚となったわけですが、そこから思うことは、「男は女を甘えさせてこその男であり、女は男に甘えてこその女である」し、「女は男のプライドを維持させてこその女であり、男は女を守ってこその男である」ということです。こうやって書いてしまうと、少し極端な話に聞こえるかもしれないですが、恋人と接する時のガイドラインとして念頭に置いておくととても効果的だと僕は思っています。■男のことを甘やかしてはならない男性により男性らしく輝いてもらうためには「俺がこの子を幸せにしてやるんだ」と思わせることが重要なのだと思います。しかしこれは女性に「弱者になれ」と言っているのではありません。むしろ責任を取らせる、ということにおいては「強い姿勢」が求められることが多いでしょう。男性は「意図を汲む」ことができない生き物ですので、結婚する気があるのかないのかハッキリさせなければならないし、どういうことをして欲しいのか、どういうことをして欲しくないのかをきちんと伝えなくてはならないのです。男の思考はとても単純です。「こうしたら彼女が喜ぶ」「こうしたら彼女が悲しむ」ということがわかりやすければわかりやすいほど、その通りに行動します。そしてそれがきちんと実行された際には最大限の称賛を送るのです。「あなたがこう言ってくれてとても安心した」、「私のことを考えながら仕事をしてくれているのがわかって嬉しかった」など、彼が自分のためを思ってしてくれたことに対して、絶大なるエールを送るのです。それが男にとっての自信となり、「俺がこの子を幸せにしてやるんだ」という責任に繋がっていくのです。これこそが、僕個人が思う、「女は男のプライドを支えよ。男は女に安心を与えよ」の中身だと思うのです。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月20日今回の相談者さんは「遊ばれているとわかっているのに、そんな男性との関係を切るのに踏ん切りがつかない」Yさんです。Yさん「話も合うし、一緒にいて楽しい方で。タイプな人なので、彼ならいいかなって思ってしまいます。冷静に考えても幸せにならないと頭ではわかっていても、考えと感情が一緒にならないというか。心のどこかで彼とうまくいくのではないかと思ってる自分がいるのかもしれないですね。」どうでしょう?割とよく聞く話だと思いませんか?女子会なら「そんな男クズに決まってるって!さっさと別れなよ!」と間違いなく言われる案件ですが、相談者は迷われている様子。あなただったらこんな時どうしますか?そんなYさんに僕が提案したことは「遊ばれている状態ではなく、遊んでいる状態になればいいのでは?」ということでした。■THE・クズな男の特徴「質問をはぐらかす」僕「ちなみに遊びで付き合われていると感じる根拠はなんでしょうか?」Yさん「初めて会った日に割と手を出されて。するところまではいかず、お互い終電で帰ったんですけど。2回目会った時も同じようになって。彼女いないかとは言ったんですけど、そのほかの(自分のことをどう思っているのかなどの)質問に対しては、『どう思う?』って逆質問されまして。」僕「なるほど。彼を否定するわけではないのですが、『聞かれた質問に明確に答えない』はクズの典型ですからね」Yさん「そうですよね。ごまかすとかもう黒ですよね」◇◇◇説明しよう!クズがどうして質問をはぐらかすのか?その理由は簡単だ。「付き合っている」という関係を明言しないことで、いくらでも逃げ道を作っておけるからだ。そのためクズ男はなんとかして「あなたとお付き合いしたい」ということを口にしないようにするのだ!「好きじゃなかったからこんなことしないよ」なども代表的な言い回しだぞ!◇◇◇さて、相手が黒だということはわかりましたが、問題は「心が行動と一致しないこと」をどう解決するのか?ということです。■遊ばれているのではなく、こっちが遊んでいるというスタンス僕「これは提案なのですが、彼との関係を切るか続けるか二択しかないから悩んでいるのであって、いつでも切れるように関係を続けるというのはどうでしょうか」Yさん「どういうことでしょうか」僕「やめとけ、でやめられるなら警察はいらないわけで。彼がYさんと遊んでいるなら、Yさんもフラットに彼との時間を純粋に楽しんだらどうでしょうか?遊ばれているのではなく、積極的にこちらから遊びに行く。そんなスタンスでいたらどうでしょうか」Yさん「なるほど。確かに今切らないで関係を続けて、本気にならずに遊んでいれば問題ないですね。フラットに楽しむ・・・なんかすごい納得しました!白か黒で考えすぎてましたね。」僕「ただ、注意点が一つだけ。遊んでいるのですから、彼との楽しい時間に甘えてしまわないように、新しい出会いも探すこと。『最悪本当にこいつがクズだとわかった時に、気持ちの移しどころがある』ということが安心感に繋がるはずです」Yさん「ありがとうございます!新しい出会いも頑張って探さないとですね」■「わかっててもできない」問題は軽視しないほうがいい今回のYさんのように「頭ではわかっているのに行動に移せない」問題は、非常にセンシティブで大事に扱う必要があります。心に従うことはとても重要なことで、こうしたほうがいいと頭ではわかっているのにできない、ということに案外自分の本質が隠れていたりするものです。そこと真剣に向き合うことで、必ず自分の中でブレイクスルーが起きます。『しょうもない悩み』で片付けずにきちんと膝を付き合わせて考えるべきことなのです。今回のYさんの場合は、おそらくですが新しくいいひとが見つかった時に「私、なんであんな奴のこと好きだったんだろう?」と気づくパターンなのだと思います。その時、彼女はきっと自分の恋愛における傾向性を掴んでくれると信じています。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月19日最近ある男性と話していてハッとした事があります。その男性は、女性の気をひかせるために「あえて」ラインなどの返信を、既読スルーするそうです。そして久しぶりに連絡するときに「仕事が忙しくて連絡できなかった」と一言それらしい理由を付け加えるのだとか。僕はこの話を聞いたときに、なんだかとても懐かしい感じがしました。なぜかというと、その返信の仕方は僕が大学生の時にモテたい一心でやろうとしていた返信の仕方とソックリだったからです。■なぜ、男たちはラインを遅く返そうとするのか?たまに「モテる男は返信を遅らせる」と書いているモテテクを拝見するのですが、こういう謎のアドバイスが世の中の男の頭の中を迷わせているのだなと思います。なぜって、そのモテテクを紹介している人、アドバイザーがホストとか、凄腕のナンパ師なんですよね。これらは女性に好かれるのが上手な職業ですから、「向こうから好かれている」状態を作り出すプロ、な訳です。そういう人たちはターゲットに選ぶ相手も特殊な層なので、一般男性が一般女性にそれをしても意味がないのです。しかし、若かりし頃の僕はそれを信じてしまったのです。「そうか!ラインの返信は、あえて返さないことで気をひく事ができるのか!」と。あぁ、「穴があったら入りたい」とはこの事です。■「あえて返信しない」は恋愛に有効なのか?返信を遅らせるということは、送信者の頭の中に「モヤモヤ」を意図的に作っているということです。言い換えると「相手の脳の中をできるだけ俺のことを考えさせるように仕向けている」ということでもあります。ここまでは、女性向け恋愛ハウツーの「返事は遅らせる」で言われていることと同じ理屈だと思います。しかし、果たしてそんな奴が「誠実か」と言われたらどうでしょうか?僕は、完全に自分勝手で自分本位で、相手の立場に立てない人間が考えていることだと今では思います。そう考えると、その自分本位なマインドがどこかでは相手を不快にさせるので、「あえて返信しない」モテテクは、到底恋愛に有効なものではないと言えるのではないでしょうか。■誠実さと返信速度は比例する一方、ラインの返信の早い人は何を考えているのかと言えばその逆で、「できるだけ相手の頭の中にモヤモヤを作りたくない」と思っているのです。そのためどんなに忙しくても「今手が離せないので、あとで返すね」と一言ラインを入れます。返信が早い人は全て誠実かどうかはわかりませんが、誠実な人は全員返信が早いのは間違いありません。返信の早い人たちは、今目の前にいない相手の気持ちを考えられる人です。逆に、返信の遅い人たちは、今目の前にいない相手の気持ちを考えられない、あるいは考えて上であえて遅らせている人たちなのです。そんな人たちのことをどうやって「誠実だ」ということができるでしょうか。■まとめ今この記事を読んでいるあなたの頭の中に、「あの人の返信はいつも遅いなぁ」と感じる人がいたとすれば、その人は誠実そうに見えて本当は誠実じゃない人か、誠実だけどあなたに興味を持っていない人かのどちらかです。一通一通のラインの内容に一喜一憂するのではなく、「なぜ彼はこのタイミングで返すのか?あるいは返さないのか?」そこにイメージを膨らませて行くと、その人の人間性まで理解できるようになりますよ。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月17日女性からこんな相談をいただきました。「男性は、1度お付き合いや結婚はないなと思った女性に対して思いが変わるということはありませんか?彼は37歳で、私は30歳です。約1年半片思いですが、実際知り合って半年で振られています。『一緒にいて落ち着くけど結婚することはないよ』と・・・その後すぐに彼女が出来たと報告してきましたが、態度に変わりはなく自分自身ダメだなと思いながらも関係を切れずにいます。彼女が出来たことも本当なのか分からずそういった面でも諦められずにいます・・・」とのことでした。■彼女がいる可能性のある男に振り向いてもらうことの怖さ相談者さんの相談内容をまとめると、「彼女の存在が確認できようとできまいと自分にチャンスがあるのか?」ということになります。結論から言うと、「可能性はゼロではないが、その可能性にかけるべきではない」というのが僕の意見です。■本当に彼女がいる場合まず、本当に彼に彼女がいる場合について考えてみましょう。この場合「略奪愛」という形になります。仮に彼が気持ちを変えて、相談者さんと付き合えたとして、相談者さんもまた別の女に同じことをされる可能性があります。つまり、「自分が略奪愛をした」という事実そのものが、将来彼氏に浮気される可能性があるということの証明に他ならないのです。彼は彼女がいても他の女性になびく男だ、ということですから。誰かを傷つけて成就する恋愛は、巡り巡って自分に不幸を招きます。世の中は因果応報、その時は幸せになるかもしれませんが将来は不幸です。■彼女がいない場合彼女がいないのにわざわざ相談者さんに「彼女ができた」と言ってくる理由を想像してみましょう。本人と話したわけではないのであくまで予想に過ぎませんが、「彼女がいるといえば諦めてくれるかな」と思ったのではないかと考えられます。単純にNOを突きつけるだけでなく、諦めてほしい、という気持ちがあるんですね。そういう状態の相手にアプローチし振り向かせることは、相談者さんがどんなに魅力的な人であっても、お腹いっぱいの人間に高級フレンチを食べさせるようなものなので、かなり難しいと言えます。■いい男はいい女の作った作品であるここからは相談内容に対しての回答ではありませんが、「パートナーがいる男性を好きになってしまった時の心構え」をお伝えしたいと思います。既婚者がなぜモテるのか?それは「この人は誰かと結婚できるほどの信用がある」という他人の下駄を履いているからです。彼女持ちの男性が魅力的に映るのも同様で、「誰かと付き合っている」という事実がその人の魅力を1.3倍ガケにしていることはよくあります。ゲレンデにいる女性が可愛く見える、男性がかっこよく見える、いわゆるゲレンデマジックと同じです。しかし実際にいい男をいい男たらしめているのは、往往にしてその奥さんや彼女さんなのです。その人がいるからその男性は輝いているのであり、その人と別れて別の人と付き合ったとしても、その男性の魅力が継続されるとは限りません。ですから、本当にその人の本質を見抜きたければ、彼が独り身になった時にもう一度見極めることが重要です。そしてその時にその人のことがまだ好きであればその気持ちはホンモノだと言えます。パートナーがいる男性を好きになってしまった時は、「いい男とはいい女の作った作品である」ということを心に留めておきましょう。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)(チダカナ/モデル)(島崎雄史/カメラマン)(JYO/ヘアメイク)(辻野祐馬/ディレクション)
2018年05月16日今回のお困り女子は「歳上の人との交友関係が多すぎて同年代の人と仲良くもなれないし、好きにもなれない」という女性。女性「男性との距離感の掴み方がわからないんですよね。」川口「距離感?」女性「そう。私男女の境なく距離を詰めてしまうので、仲良くなりすぎてしまうんです。」川口「仲良くなるのは問題ないじゃないですか。」女性「なりすぎるのが問題なんです。仲良くなりすぎて二人でご飯とかに行ってしまうと、『好きです』とか言われてしまって。」川口「あぁ、めんどくさいやつですね。」女性「既婚男性なら大丈夫なんですけど、独身男性はダメで。」川口「勘違いされないための距離感が難しいと。」女性「はい。男性と純粋に仲良くなるのって難しいんですかね?」川口「う〜ん、それはですね、出会ってる男の“層”が悪いですね」女性「“層”?」■女の子の好意を勘違いする男たち世の中には女子耐性が低い男たちが少なからず存在します。決して女性経験が少ないとかそういうわけではないのに、女性から距離を縮められると「あれ、俺のこと好きなのでは?」とつい勘違いしてしまうのです。かくいう私も大学に入って初めて好きになってしまった人が、めちゃくちゃ距離が近い人でした。頻繁に電話もするし、二人で遊んだことも一度だけありました。しかし彼女にとっては僕はただの「お友達」。僕はすっかり勘違いしてしまい、思い切って告白するも「お友達でいたかった」と言われあえなく撃沈した、という辛い思い出があります。こういった、「あ、こんな感じの子っているんだ」、「仲良くしたい=異性として好きじゃないんだ」と経験したことがある人は、女の子の詰めてくる距離感に抵抗が無くなり、勘違いもしなくなっていくのです。■「学びに」来ている人たちと出会えこういった勘違いのしない男性が自分の周りにいないのであれば、新しい出会いとして探していくしか方法がありません。ではそのように「女慣れ」している人たちに出会うにはどうしたら良いのか?そのためには社会人の「学びの場所」を企画しているイベントのオーガナイザーに出会うことです。これは僕の経験上ですが、そういった向上心のある、新しい人に出会うことに抵抗のない人たちは、総じて女性の扱いになれている事が多いです。おそらくいろんなタイプの女性に会ってきているので、どこかで「あ、こんな感じの子っているんだ」と知る経験をどこかでしてきているのだと思います。これがいわゆる「社会人サークル」だと、入口が恋人を作りたい、社外に友達が欲しい人向けに作られていので、そこにいる“層”が勘違いしやすい男性であることが多いのです。一方「学びの場」であれば、入口が「向上したい」とか「人脈を作りたい」と人向けに作られているため、距離が縮められても「異性」ではなく「同士」として扱ってもらいやすくなるのです。さらに主催者が信用できそうな人の場合、参加者の“層”は主催者の人間性に比例するので、そこに来る人たちも信用できる可能性がかなり高いです。■付き合いを変えるためには環境を変えた方が早い人間関係に悩む場合、このように「自分のいる環境」を変えたほうが早く解決する場合が多くあります。これは男友達に限らず恋人を作る場合もそうです。いい男と付き合いたければいい男がいるところに行けばいい、ただそれだけの話なのです。自分を変える方法って、案外「環境」が解決する事、結構あるんですよね。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月14日今回はこんな相談をいただきました。「私はいつも彼との喧嘩が絶えません。いつも喧嘩するつもりじゃなくて、ただ話し合いたいだけなんですけど、彼がこちらの話に聞く耳を持ってくれないので、私もついカッとなって酷いことを口にしてしまいます。それで後になって『あんなこと言わなければよかった』とか『自分が我慢していれば険悪になることもなかったのかな』とか自己嫌悪になります。どうしたら、彼ともっと冷静に話し合うことができるでしょうか。」■日本人はディスカッションが苦手ですこれは恋人同士の会話に限らず、日本人は総じて「話し合う」ことが苦手だなと思います。なぜかというと、学校教育の中に「ディベート」について学ぶ機会がほとんどなかったからなのではないかと僕は感じています。道徳の授業などで何かを議論するような時間はあったように記憶していますが、「議論とは何か?」の基礎を教えないまま始めてしまうので、「いかにして相手の主張を覆し、自分の主張を通すか」に意識が向いてしまうのです。(今の学校教育は違うかもしれません)これがこのまま社会人になって、会社で会議などをすると、「相手の主張を聞くふりをして全部否定してくる上司」や、「上司に否定されるのがめんどくさいので意見を言わなくなる若手」が生み出される、というわけです。議論が下手な人は総じて、その目的を「自分の意見をきちんと主張すること」だと思っていますが、それは大きな勘違いです。議論が上手な人は総じて、その目的を「ここにいる全員の頭を使って、もっとも最適な答えを導き出すこと」だと思っているのです。この目的を履き違えている人には、建設的な議論ができないのです。これが恋人同士の話し合いになると、「私の話をちゃんと聞いてよ!」という気持ちが先行してしまい、相手の気持ちを考えずに自分の意見を聞いてもらうことに一生懸命になってしまうのです。■会社の会議と、恋人同士の話し合いの違い会社の会議も、恋人同士の話し合いも、「みんなで協力してもっとも最適な答えを導き出す」という目的は同じです。しかし、一点だけ違うことがあります。それは「いますぐここで結論を出す必要があるかどうか」の違いです。ビジネスの現場では「その場で意思決定をする」必要があります。スピードが命の世界では、それが正解だろが不正解だろうが、「決断し実行」できなければ死を意味します。上司やリーダーが「いろんな意見があっていいよね。みんな違ってみんないい。ウンウン。」と言ったまま何も進めなかったら「こいつやばいな」と思いますよね。ただ、恋人同士の話し合いの場合は、何かすぐに「決断し実行」する必要性がないのです。「いろんな意見があっていいよね。みんな違ってみんないい。ウンウン。」で終わってしまってもいいのです。■恋人同士の話し合いに必要なこと恋人同士の話し合いで大事なことは「相手のことを理解すること」です。もちろん目的は「二人にとっての最適な答えを導き出すこと」にあるのは変わりがありません。しかし、それは「いますぐこの場で」でなくてもいいのです。相手を理解しようと心がけること、その姿勢の積み重ねによって、相手の心が開いてきて相手の本音を聞けるようになるのです。その結果、自然と結論が導かれるのです。そこに至るまでにはカップルによってかなり時間差があります。一年かかるカップルもいるかもしれないですし、1日でできるカップルもいるでしょう。相談者さんは「自分を理解してほしい」という気持ちが前に出てきているのだと思いますが、人間関係は鏡、彼氏さんもきっと同じ気持ちを抱いているはずです。相手が聞く耳を持ってくれないのは、自分が聞く耳を持っていないからなんですね。「自分を理解してほしい」という気持ち同士がぶつかるとそれは喧嘩になります。「相手を理解したい」という気持ち同士がぶつかるとそれは話し合いになります。建設的な話し合いをしたいのであれば、「自分の意見をしっかり伝えること」ではなく、「相手の話をきちんと聞く」ことから始めてみてください。きっと相手の反応が変わるはずですよ!(川口美樹/ライター)(チダカナ/モデル)(島崎雄史/カメラマン)(JYO/ヘアメイク)(辻野祐馬/ディレクション)
2018年05月13日もうすぐ結婚して一年が経とうしています。僕が恋愛コラムを書くときに大事にしている姿勢として「白黒ハッキリしないことを大事にする」というものがあります。こと恋愛や結婚に関しては「絶対にこうしたほうがいい」ということはなく、同じ人でも年齢や経験値が変われば、また相手が変わればその「解」も変わってくることがよくあります。ですから、結婚に関しても「絶対に結婚したほうがいい」とも思わないですし、「結婚はやめておいたほうがいい」とも思いません。ただ、結婚というものがどういうものなのか、もうすぐ一年を迎える僕の考えをまとめてみました。もし今の彼氏との結婚を考えているけれど、いまいち踏み切れないという人がいたら、参考になったら嬉しいです。■どのようにして結婚に踏み切ったのか?彼女とはお付き合いを始めて一年後にプロポーズをしました。正直、その時は経済的な余裕もそんなにある方ではありませんでしたし、彼女と未来の家族を守っていける自信もありませんでした。それでも、彼女と結婚しようと思えた理由。お互いの家族と親友との関係が良好であったこと「僕が守る」のではなく、「二人で築く」意識に変わったことこの二つが挙げられます。■迷ったら親と親友に会わせろまず大きな理由の一つとしては、お互いの両親と親友に、お互いが会ってみて違和感がなかった、というものがあります。初めてお茶をした時から家族の話が出ていたのもあって、お互いの家族観が似ていたということも知っていたし、特に緊張することもなく会うことができました。とはいえ読者の中には家族仲が悪い人もいるでしょうから、そういう人たちは親友に会ってもらうのがやはりいいと思います。僕も結婚を決める前に、向こうの親友たちと会いましたし、僕の親友たちにも会ってもらっていました。僕の学生時代の悪友たちは、全員お互いの奥さんに会っています。そいつらと彼女がうまく溶け込めたら「まぁそういうなんだろうな」とは思っていました。ですので、ハウコレ読者の皆さんにも彼氏を友達に会わせるか、向こうの友達に会わせてもらうか、あるいはその両方をしてみてほしいなと思います。その結果気づけることがたくさんあるはずです。■「守る」意識から、「築く」意識へ男性はどうしても結婚と聞くと、家族を守らなくてはいけない=プレッシャーというイメージが先行してしまいます。自分で言うのもなんですが、誠実で真面目な人ほどその責任を重く感じやすいのではないでしょうか。僕の場合は、やはりそこがネックで決めきれなかった部分がありました。「僕は今のままでこの子のことを幸せにしてやれるのか?」と。でも、ある彼女と会話をしていて、「結婚というのは、どちらかがどちらかを守る関係じゃないんだ。二人で一緒の未来を築き上げていく関係なんだ」ということに気づいたんです。このときに彼女に僕の未来を預けてみたい、そして僕に彼女の未来を預けてもらいたい、そう思えたんですね。このときにようやく「結婚しよう」と思いました。■結婚は最高。でも相手を間違えないでほしいこの経験から僕は「結婚は素晴らしいものだ」と個人的には思うようになりました。しかし、それを他人にオススメしたいとはあまり思えません。なぜなら「誰と結婚するのかがウルトラスーパー大事だから」です。結婚自体は、「婚姻届を出すだけ」で終わりますから、制度上結婚することはとても簡単です。しかし、お互いが相手の未来にコミットできる、そういう関係でなければ、結婚して「幸せになること」は大変な努力と忍耐を要することになると思います。それは世の中の不倫報道、ツイッターの裏垢、出会い系サイトを少しでも覗けば用意に想像できることです。そのコミットが続かなくてみんな愛し合うことを途中で放棄してしまうのです。あくまで結婚一年目の若輩者のいち意見ではありますが、結婚相手を見極めるときは「幸せな未来をイメージできる相手」で選ぶよりも、「お互いがどん底になっても支え合えるかをイメージできる相手」で選んだほうがいいのではないでしょうか。■結婚するためにはそれ相応の覚悟を逆に「この人とならどんな荒波も越えていける」と心の底から思える関係であれば、結婚は人生を豊かにしてくれると思います。なぜならたくさんの障害が待ち構えているに決まっているからです。そしてそれを乗り越えた先に最高の豊かさがあることは人生の先輩たちが証明してくれています。だからこそ、「誰とするか」が重要になってくる。その相手が保証されない限りは結婚なんて到底オススメはできないのです。もしそれでも結婚したいと思える彼なのであれば、きっとあなたと彼の未来はとても豊かになっていくのでしょうね。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月11日「彼が何を考えているのかわからない」と悩む女子たちに言っておきたいこと。それは「どうせわかることはないから、悩むだけ無駄だよ」ということです。怒らないで聞いて欲しいんです。あなたが悩んでいることは、そもそも人間に対しての接し方の前提が間違っているために起こる悩みなんです。その前提さえ取っ払えば、「彼が何を考えているかわからない」と悩むことはなくなるはずなんです。■なぜ「彼の考えていることがわからない」のか?理由はシンプルで1「彼が何も話してくれないから」2「自分とは価値観が違いすぎるから」突き詰めて行くとだいたいこの2つにしぼられます。「口では好きというけど行動に移してくれない」とか「話しかけてもちゃんと聞いてるかわからない」などの話は、全て1の「彼が感じていることを話さない」ことから起こる悩みです。また、「話し合いはできるけど、どうしてそんな風に考えるのか理解できない」といった場合は、2の価値観の違いによって起こされています。ところで、この2つの理由には、彼女側のとある「期待」が隠されていることに気づきますでしょうか。■恋人に抱いてはいけない「期待」の正体とは?1の「彼が何も話してくれない」という悩みの裏側には、「恋人なのだからもっといろんなことを共有すべきだ」という期待が隠れています。2の「自分とは価値観が違いすぎる」という悩みの裏側には、「私の気持ちをもっと理解してほしい」という期待が隠れています。残念ながらこの二つの「期待」、びっくりするぐらい叶わないのです。なぜか?これは男女問わずですが、人はひとたび「付き合う」関係になると、「恋人なんだから」という理由をこじつけて恋人にいろんなことを要求したくなります。しかし忘れないで欲しいのは、恋人になる前は「赤の他人同士だった」というまぎれもない事実なのです。ですから「恋人なんだから」という「期待」は、ほぼイコール「他人なんだから」に言い換えることが可能だということなのです。そこで、前述の二つの「期待」に対して、恋人同士という前提を捨てて、他人同士という前提に置き換えてみるとどうなるでしょう?「他人同士なのだからもっといろんなことを共有すべきだ」「他人同士なのだからもっと私の気持ちを理解してほしい」どうでしょうか、この「期待」成り立ちますか?無理があると思いませんか?つまり恋人に対してもっとも抱いてはいけないのが、「私たち恋人なんだからさ、もっと〇〇しようよ」という期待なのです。■恋人と赤の他人は何が違うのか?ここまで読まれたあなたはきっと「そんな夢も希望もないこと言わないで!」と怒られてますよね。「恋愛はそんなにドライじゃないわ!」と。はい、実は僕もそこには大賛成なのです。決して、恋愛をドライに捉えよ、という話ではありません。僕がお伝えしたいことは、「他人同士」という前提があるから恋愛は素晴らしいものになる、ということなのです。他人同士なのに、人には言えないことを打ち明けられたり、他人同士なのに、仕事をほっぽらかしてでも会いに行きたいと思ったり他人同士なのに、この人のことをもっと知りたいと思い、他人同士なのに、ずっと一緒にいたいと願う。こんな「他人」が他にいますでしょうか。だから恋人は特別なのです。だからこそ忘れてはいけないのが恋人は他人なのだという前提なのです。他人だからこそ、相手に依存してはならないし、他人だからこそ、価値観の違いを認め合わなくてはいけないし、他人だからこそ、相手を思いやり自分から心を開いていかなくてはいけないのです。恋人ってそんなにめんどくさいんです。でも、そんなめんどくさいことをしてでも「一緒にいたい」と思うから好きになったってことですよね?それぞれ違う人生を歩み、それぞれ独立した思考を持った、決して「分かり合えない」他人同士。それなのに惹かれ合う。だからこそ恋愛は楽しいのではないのですか?(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月09日こんな相談を受けました。女性「付き合った人と長く続かないんです。どうしたらいいですか?」川口「恋するということと、愛することの違いがわからないと、続かないことが多いですよ」女性「その違いってなんですか?」川口「恋をするためには相手のステキなところを好きになればいいので、簡単なのですが、恋を続けるためには相手の至らないところを許す愛情が必要になります。そのためには、同じ価値観に惹かれ合うのではなく、違う価値観を認め合い、話し合う必要があります。」女性「話し合いの場を設けても話し合ってくれないことが多いです。」川口「毎回付き合う人がそうなんですか?」女性「といっても、まだ二人としか付き合っていません」川口「2人なら、まだ必ずしも『付き合っても長く続かない』とは言えないのでは?たまたまそういう人が重なっただけだとは考えられないですか?」女性「ポジティブに考えればそうなります。」川口「案外考えすぎなだけかもしれないですよ。恋愛は相手ありきなので自分ばかり責めても良くならないこともあります。今もしお付き合いしてる人がいないなら、次を誰にするか、は大事かもしれないですね。」女性「大事ですね。やっぱり自分が好きな人より、自分のことを大好きでいてくれる人と付き合った方が幸せなんですか?」川口「それは恋愛に何を求めるかによって違ってくると思いますよ。」女性「自分が何を求めているかわからないです。。。」■自分が恋愛に求めること次第で恋人も変わる恋愛は確かに人生を彩るのに欠かせないイベントです。しかし、恋愛をしたからって幸せになるわけでも、恋愛をしなかったからといって不幸になるわけでもありません。恋愛はあくまで人生を彩るための「ツール」に過ぎません。「ツール」を使うためには「目的」が必要になります。目的を持たないままツールを使ってもうまく使えないのは当然といえば当然です。目的がわからないままツールを使おうとすると、ツールに揺さぶられてしまうのです。あなたは自分が恋愛に何を求めているか、その目的を明確に持っていますでしょうか?前述の女性に「次の人が大事」といったのは、この目的によって恋人にするべき人も変わってしまうからなのです。彼女が仮に、「たくさん話し合ってお互いのことを理解すること」ないし「それによる自分の本当の理解者を作ること」を求めているとしたら、その目的に合う彼氏を選択しないといけない、というわけです。なんとなく好きになった人と、なんとなく恋をしても、なんとなくの結果しか得られません。自分のしたい恋愛に沿った人と、自分のしたいような恋愛にできるように努力するからこそ、自分が得たい結果が得られるのです。だからこそまずは目的ありきなのです。目的があれば「考える」必要は出てきますが、「悩む」ことはなくなるはずです。あなたには、「恋愛に何を求めるのか?」に回答できる目的がありますか?(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月06日おそらくこの記事を読んでいるのは「彼女」の方だと思います。でも本当は彼氏の方に読んで欲しいのです。そういう私も男性です。彼氏さんの立場の気持ちはよくわかります。ですので、まず男性側の立場から、これを今読んでいるあなたに、彼氏さんの気持ちを代弁させていただきたいと思います。彼女さんも彼氏さんも、できればお二人にこの記事を読んで欲しいなぁと思います。■決してあなたに興味がなくなったわけではないさて、彼女さん。あなたはこれまで、彼氏さんとコミュニケーションしていて「冷たい」とか「素っ気なくなった」と感じて、モヤモヤしてしまったようなことはないですか?「ラインしても会話が続かない」、「付き合う前のような思いやりや優しさを感じない」、そんな経験から、「彼は私のことをもう好きじゃないのかも」と不安になったこともあるかもしれません。そんなあなたに、私が彼の思いを代弁したいと思います。彼氏「そんなわけないでしょうが!!」はい、これが回答です。決してあなたが嫌いになったわけでも、愛情が薄れたわけでもないのです。むしろ、彼の反応が悪くなったらそれは自分にとってプラス要素だと捉えていただきたいのです。■男性の恋愛はハンティング型多くの男性にとっての恋愛は狩りです。彼はあなたという獲物を捕らえるために、血眼になって色々な策を考えたのです。あなたに振り向いて欲しくて、あなたに認めて欲しくて、カッコつけたり背伸びしたり、いろいろ頑張ったのです。決して遊びではなく本気で、真剣に。しかし、ひとたび付き合えることになったら、その瞬間に彼女は「自分のもの」になってしまい、それで安心しきってしまうのです。言い換えれば、あなたとなら、カッコつけなくても背伸びしなくてもいい、「素の自分でいられる」と思っているということです。つまり、安心しきってしまっているんです。「付き合ってるってことは、もう頑張らなくていいよね」と、付き合っているという事実にあぐらをかいてしまうのです。彼氏「お前と俺は付き合っているんだ。その事実こそが雄弁に俺の気持ちを語っているだろう。今更これ以上何を求めるんだ」とこう思っているわけですね。■女性は付き合ってからが本番一方の彼氏さん。もし、あなたがここまで読んでくださっていたら「そうそう。お主よくわかっておるではないか」と感じていただけたのではないかと思うのです。では、今度はここまで読んだ彼女さんの気持ちを代弁したいと思うのですが、耳の穴かっぽじってよ~く聞いてくださいね。彼女「甘ったれてんじゃねぇぞ!!」はい、そういうことだそうです。これを機にぜひ覚えておいて欲しいことがあります。私たち男性にとっては「付き合うまで」が本番でしたよね。でも、女性の多くは違うのです。付き合ってからが本番、なのです。彼女たちにとって「付き合っている事実」なんて大した証明になりません。たくさん会話して、一緒に遊んで、時間を共有していく中で、徐々に彼氏への信頼がたまっていくのです。決して、今の関係にあぐらをかいてはいけません。なんなら付き合う前以上に、丁寧に思いやりと優しさを持って、あなたの思いを口にしたり行動にしたりしなくてはいけません。油断しているとあなたの彼女さんの気持ちはあっという間に離れていきます。是非ともお気をつけて。■お互いの気持ちを理解するためのまとめ。さて、話をまとめましょう。彼氏さん、あなたの彼女はあなたのコミュニケーションに不安を感じています。ちょっと恥ずかしいかもしれないですが、何気ない会話でも構いません、あなたの思っていること、感じていることをなんでもいいので共有してあげてください。彼女はその量の積み重ねであなたのことをようやく信頼するようになります。彼女さん、あなたの彼氏はあなたのことが大好きです。そこは安心してしてください。なぜなら「付き合っているのだから」。でも男性はシャイなので、なかなかあなたに積極的に愛情表現をしようとしません。そんな時はハッキリ、自分のして欲しいことをリクエストあげてください。思ってるだけでは伝わりませんから。「察して欲しい」はそれこそ、甘えですよ。それでは、厄介者の小言はこの辺にして。お二人が幸せになることを祈っております。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月02日最近、恋愛話をした二人の女性からたまたま「長年同棲生活をした彼氏と別れた」話をされました。「結婚前に同棲すべきか否か?」という議論はたまに目にしますが、そんな二人の話を聞いているうちに、「同棲歴の長さって結婚相手を見定める指標にはならないのでは?」と考えるようになりました。というのも、私の兄も6年間付き合って2年ぐらい同棲していた彼女と別れ、その半年後ぐらいに出会った奥さんと結婚していますし、私自身も結婚前に同棲はしていないのです。もちろん、結婚の前に同棲をして良かったと思うカップルはたくさんいるのでそれを否定するつもりはありません。「生活感がわかる」とか「価値観の合う合わないがはっきりする」ということが結婚前にわかっていることの安心感はすごいですよね。でも、それでもやっぱり「それが決定打になるとは限らない」のではないでしょうか?■同棲を解消した3人の事例から共通点を考えてみる兄は割とズボラなところがある反面、元カノさんは非常に几帳面で、物の置く位置は固定されており、ちょっとでもズレると怒られるのが窮屈だと常々言っていました。しかし、別れの最終的な決定打は、彼が夢を追うために起業を選択したことを、元カノが応援できなかった、という点でした。また、7年付き合い、同棲もしていた彼氏と別れ東京に出てきたSさんは、「好きは好きだったんだけど、無意識に女性のことを下に見ているところだけがどうしても許せなかった」と言っていました。6年間一緒にいた彼との同棲の解消に踏み切ったKさんは、彼とエッチができなくなってしまったこと、でした。彼のお母さんもいい人、彼も優しくていつも自分を気にかけている、けど体が反応しない。それが別れの決定打になったと言います。この3人の話から学べることは、「生活を共にすることができても、心理的負担に限界を感じたらどっちにしろ結婚相手には選べない」ということなのではないかと思います。むしろそこさえ我慢できたなら、生活感のズレは「ある程度我慢できた」部分だったのではないかと思うのです。■同棲歴の長さはパートナシップと比例しない長年同じ家に一緒に暮らしているけれど、夫婦間の愛情は冷めきっている、というカップルの存在を聞く限り、同棲歴の長さとパートナシップは正比例するものではないなとつくづく思うのです。そこから言えることは、同棲することによって確かに相手のことを深く知るキッカケにはなるものの、根本的に結婚相手にふさわしいかどうかを掴むことはできない、ということではないかと思うのです。大事なのは、一緒に暮らすことではなく、一緒に暮らして見て相手の「素」が出た時に、それをどう見極めるのか、ということではないかと思うのです。ただ、これは結婚相手を見極めるという話限定ですので、必ずしも結婚を目的としない同棲の場合はその限りではありません。ただ多くの人が勘違いしやすいのが、同棲の延長に結婚があると思うことではないでしょうか。ただ同棲していてもその人の本質は見えて来ません。彼氏から結婚相手にスイッチを切るのであれば、今までと全く違った角度から相手を見てみる必要があるのではないでしょうか。今、同棲している皆さんは、どう思われますか?(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月01日ここ最近公人の浮気や売春がニュースを騒がせています。時には芸能人、時には官僚と、社会的影響力のある人たちが槍玉に挙げられて、袋叩きにあうのを見てると「さすがにそれはやりすぎじゃないか?」と思うこともしばしば。そもそも、どうして日本はこんなに公人の恋愛事情にこんなに厳しいのでしょう?■日本人は我慢しすぎている?2014年、フランスの大統領に不倫のスキャンダルが発覚した時、多くの国民が「大統領の評価に影響はない」と答えました。(*1)これは安倍首相と女優の浮気が発覚したにも関わらず、日本人国民の大半が「別にいいんじゃないの?」と答えたようなものです。日本の報道の感覚からすると信じられないですよね。おそらく、日本人が不倫の報道にここまで敏感なのは、「普段自分たちが抑圧されているから」なんだと思います。「一人の人を愛さなければならない」「一夫一婦制が男女のあるべき姿」と行った固定概念が社会全体に漂っていて、複数の恋人がいたり、不特定多数の人と関係を持つことを「汚い」ものと認識されます。そのため、性に対して「純潔であること」と社会的な評価が比例しているような傾向にあるようです。だからなのか、私たちは普段「不純であること」に対して非常に罪の意識を抱いています。中には隠れてうまいことやってる人もいるでしょうが、多くの人はそれを我慢して生きています。なぜならそれは「不道徳なこと」だからです。そこで、公人(標的にされやすいのは、お金や地位・名声などがある人)の浮気などが発覚すると、「あいつはただでさえいい暮らしをしているくせに、私たちが普段我慢して、やりたくてもできない不道徳をやっていたのか!」という怒りが湧いてきてしまうのです。(*1)参考「仏大統領スキャンダルも8割が「評価に影響はない」・・・政治家の私生活について、どの程度問題にすべき?」()■おしどり夫婦の実態「おしどり夫婦」という言葉があります。いつも雄と雌がくっついて行動している「オシドリ」というガンかも科の鳥の様子から、「仲睦まじい夫婦」のことをさして使われる言葉です。しかし、実際のおしどりはというと、雄の方は雌が卵を産むとさっさと別の雌のところに行き、雌は雌で一年ごとにパートナーをかえているそうです。人間に当てはめたらとんでもねぇカップルですね。私の旧来の知り合いにまさに「THE おしどり夫婦」と呼べる二人がいます。本人たちも子どもたちも、そして周囲の人たちもその「幸せ具合」に異論を唱える人はいません。しかしこの夫婦には一点だけ、世の中の常識から外れているルールがありました。それは、「セックスの相手だけは外注しても良い」というルールです。これを初めてその人たちから聞いたときは驚きました。経緯を聞くと、夫婦生活を長く続けてきたところ「体の相性だけがどうしても噛み合わなくなってしまい、二人でよく話し合った結果、そのようなルールを作った」とのことでした。その結果、以前よりもギスギスした空気感がなくなり、お互いノンストレスで生活できるようになったというではありませんか。■本当に「純愛だけ」が幸せの形?人生はいろんなことがありますから、生涯たった一人の人と、ずっと幸せに暮らしました、とおかないケースの方が多いでしょう。であれば、もう少し柔軟に世の中を俯瞰して、世の中の一般的な幸せではなく「自分にとっての幸せの形はなんなのか」を考えてみるべきではないでしょうか。念のため申し上げておくと、この記事で伝えたいことは、「ビッチであれ」ということではありません。なんとなく蔓延している「こうあらねばならない」呪縛から解放されたほうが、ストレスの少ない恋愛ができるのではないか、という私からの一つの提案です。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年04月28日私がまだ男子校上がりのウブな大学生だった頃の話。サークル仲間たちと奥多摩へキャンプをしに行った日の夜の出来事でした。僕が宴会をしている部屋を出て、酔いを覚ますために外で夜風に当たっていると、一人の女の子(後輩)が同じく宴会部屋から出てきました。「あれ、先輩もここにいたんですね」そういうとその子はとてもナチュラルに僕の横に座りました。「私、あーゆー飲み会苦手で・・・・・・先輩も顔真っ赤ですね!」世間話もそこそこに、結局私たちは宴会場に戻ることなく、早々と戦線を離脱した者たちの寝るコテージに向かうことにしました。コテージでは、大部屋に何人もの男女が雑魚寝をしていたのですが、なんとなく「男と女」の境界線が引かれていたため、私は「じゃ、また明日」と言って、男側の方に進んだのです。すると突然彼女が言うじゃありませんか。「先輩の隣で寝てもいいですか?」こんな漫画みたいな展開を経験したのは後にも先にもこの日だけです。(この子は、俺に気があるのだろうか・・・?)と眠れない夜を過ごしたことを、今でも鮮明に覚えています。後日、サークルの仲間にその話をしたところ、なんと彼女は「常習犯」だったことがわかりました。つまり、普段からあえて気を引くような行為を別の男性たちにもしていたのです。当時女性というものを理解できていなかった私にとっては大変ショッキングなものでした。■付き合う気もない男性の気をひく女性の心理でも、あの時はよくわからなかった彼女の気持ちも、今ならわかります。彼女は決してモテなさそうな子ではありませんでした。むしろ王道の攻め方をしていたら普通にモテてしまうような子だったと思います。それなのになぜ、付き合う気もない人たちの気をひくようなことをしてしまうのでしょうか?彼女は「複数の異性から気にかけられている」という状態を保つことによって自分の自尊心を保とうとしていたのです。つまり、彼女にとっては「好意の質」ではなく、「好意の量」が大事だったのです。またこういった「特定の人の好意」ではなく、「不特定多数の好意」を欲しがる人は、同時に「特定の人からの好意」を恐れている可能性があります。異性からの好意に苦手意識があるか、もしくは無意識的に誰かに愛されることを恐れているのです。実際に彼女がそうだったかどうかは今では確かめようがありませんが、社会に出てからみてきたそのような女性たちに共通していたことは、「どこかで男性のことを信用していない」ということです。男性のことを信用していないからこそ、特定の誰かの好意を受け取ることができない。しかし、それだと承認欲求が埋まらないので、付き合う気のない男性たちの気を引き、複数の男性の好意を集めようとしてしまう。そんな複雑な心境を抱えているのが彼女たちなのです。■あんまり嫌わないであげてほしい皆さんの周りにもこんな女性たちがいるかもしれません。そしてもしかしたら皆さんに嫌われているかもしれません。実際、大学生の時に私に仕掛けてきた彼女は、サークルの同年代の子に煙たがられているようでした。僕も最初、「いろんな男性にちょっかいを出している」という事実を知った時は嫌な気持ちになりましたが、あれから数年後に彼女たちの心理に気づいた時に、なんだか少し悲しい気持ちにもなりました。彼女たちは不器用なだけで、男性をたぶらかそうとかそういう悪意があるわけではないんだと思うのです。ですから、あんまり嫌わないであげてほしんですね。もしかしたら「異性からの好意を素直に受け止められない子」なのかもしれないですから。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年04月25日