気づくと壁紙に黒カビが生えていることってありますよね。黒カビは空気が乾燥している冬場にも発生します。しかし、カビが発生する原因を知れば、予防策が見えてくるはず。今回は、黒カビの落とし方と今日からできるカビ対策をご紹介します。■ 黒カビが生える原因は「湿気」と「結露」がほとんど繁殖力の強いカビは、さまざまなものを栄養にしてどんどん増えていきます。Viktoriia / PIXTA(ピクスタ)湿度75%、温度20℃を超えると、特に活発に繁殖するといわれています。Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)カビを発見しながら放置した結果、2週間〜2か月ほどの間に部屋全体に広がっていた、ということも珍しくないそうです。特に梅雨〜夏場と冬は、カビが繁殖しやすい季節。梅雨〜夏場は、空気が循環しにくい家具や大型家電の裏側、クローゼットの中に湿った空気が溜まりがちになり、カビが発生しやすくなるのです。一方、空気が乾燥する冬も、室内にカビが生えやすい季節。暖房を使って暖かい室内と室外との温度差と加湿器の使用により、サッシや窓ガラスに結露が生まれ、カビの原因となるわけです。■ 塩素系カビ取り剤を使わずにクロスの黒カビを落とす方法クロスに生えた黒カビを落とすには、重曹・酢・エタノールがオススメ。市販の塩素系カビ取り剤は、クロスの変色やシミの原因になる可能性が高いので使用しないのが吉。重曹や酢を使う場合も、退色などの変化がないか、目立たないところで一度試してからにしましょう。では、その落とし方をご紹介いたします。材料酢重曹水消毒用必要な道具スプレーボトル(3本)雑巾や古布マスクやゴム手袋(カビを除去するときに使いましょう)準備酢50mlと、水100mlをスプレーボトルに入れてよく混ぜるスプレーボトルに重曹小さじ1を入れ、42℃程度のぬるま湯100ccを加えて混ぜ溶かす(市販の重曹水スプレーでもOK)。溶かすときに使う水の温度が50℃を超えると強アルカリ水になってしまうので気をつけて消毒用エタノールをスプレーボトルに入れる手順カビの生えている場所に酢水を吹き付けしばらく置き、雑巾や古布で拭き取る重曹スプレーを吹きかけ、きれいな布で拭き取るエタノールを吹き付けて殺菌する酢には殺菌効果があるので、カビの掃除に最適。酢のツンとくる匂いが苦手なら、消毒用エタノールで代用してもいいでしょう。Graphs / PIXTA(ピクスタ)一度トライして取れにくかったら、酢をスプレーしたあとラップフィルムで蓋をするように覆い、10分ほど置いてから拭き取ってみて。また、重曹を水を3:1の比率で混ぜペースト状に練ったものを壁に塗ってラップフォルムで覆い、30分〜1時間後に拭き取るのもオススメです。また、カビが目に見える範囲だけでなく、少し広めに掃除するといいでしょう。さて、せっかく除去しても、またカビが生えてくるのは勘弁してほしいもの。そこで、今すぐできるカビを生やさない対策を3つご紹介します。■ 対策1. くっつけちゃダメ!家具や家電を壁から離す家具や家電をピッタリと壁に付けて置いていませんか?もしそうならば、壁との間に空気が流れるよう、5cmほど離して置き直しましょう。カビの栄養源となるホコリや汚れを溜め込まないために小まめな掃除が必要ですが、隙間があれば掃除しやすくなるので、一石二鳥です。■ 対策2. 空気の流れをよくして、「湿度は60%以下」に!湿度の高い日には、除湿機やエアコンを使って湿度を60%以下に保つよう心がけて。雨の日は扇風機やサーキュレーターを使って家の中の空気に流れを起こし、天気のいい日には窓を開けて空気を入れ替えるようにしましょう。換気をするときには、クローゼットやシューズボックスの扉を開けるのをお忘れなく。隅々までの換気が、家中のカビの抑制につながります。■ 対策3. 「窓の結露」を抑制する冬場、暖房を使っていると発生する結露。窓や壁はもちろん、カーテンや床にカビが生える原因になることもあります。cegli / PIXTA(ピクスタ)こまめな換気は、結露にも有効。サーキュレーターを窓際で使用すれば室内の空気が循環し、窓付近の空気だけが冷やされずに済むので、結露を防ぐことができます。雑巾や古布で拭き取るのもお手軽。ホームセンターなどで販売している結露取り専用ワイパーを使えば、より簡単に結露を拭き取ることができます。asu0307 / PIXTA(ピクスタ)また、窓そのものに対策を施すグッズを活用してみてはいかがでしょう。窓の断熱性能をアップし結露そのものを抑制するタイプと、結露した水滴を吸収するタイプの2種類があります。費用はかかりますが、今ある窓に内窓を取り付けると、高い効果を得ることができます。これから新築するなら、結露が起きにくい窓ガラスやサッシを選ぶといいでしょう。ちなみに、灯油やガスを使用する暖房器具は、燃焼の際に大量の水蒸気を発生させ、使用すると室内の湿度が上がります。結露が気になるなら、オイルヒーターやエアコンなど、電気を使う暖房器具がオススメです。カビが生えるのはとてもショックな出来事ですが、部屋の中の家具の配置を見直すいい機会と前向きに捉え、二度と生やさない部屋づくりを目指しましょう!【参考】※これで完璧!結露対策!ちょっとした工夫で結露にさよなら!※カビ対策のプロが教える壁のカビ取りと防カビ方法※壁に生えたカビも重曹で落とせる!?
2018年07月01日リラックスタイムを過ごすはずのお風呂場が、どうしてもカビと戦う場になるのが梅雨の季節。本来綺麗になるはずのお風呂がカビだらけでは、美容だけでなく体にもよくないことは一目瞭然ですよね。そうならないためにも、梅雨時はいつも以上にお風呂場のカビ対策には注意しましょう。浴室の綺麗を保つことで、明日の綺麗にもつなげていけますよ。綺麗を作るのはお風呂から出典:byBirth綺麗を作るためには、まずは一日の汚れを落とすことから始めましょう。一日頑張った体には汗や汚れが結構な量付着しています。これをまずは綺麗に洗い流してあげないと、どんなスキンケアも汚れに邪魔されて肌に届きません。肌に乗っかった余計なものを落とす作業はとっても重要。そして、その作業を行う場所をきれいにしておくことは超重要なのです。カビ対策にはまずは乾燥させること出典:byBirthカビが生える原因のひとつに湿気があります。じめじめと湿ったところにカビは繁殖しやすく、それゆえにお風呂場や水回りに発生しやすいのですね。ということは、カビ対策の第一歩としては、まずは浴室を乾燥させておくこと。水を使うので常にからっからにはできないかもしれませんが、お風呂上りには換気扇を回すなどして、可能な限り湿気を追い出すように工夫しましょう。なるべく乾かす。かびそうなところの水気はふき取っておくなどすると、よりカビにくくなります。お風呂のお湯はきっちり抜こう出典:byBirthお風呂をかびさせる原因は湿気ですが、何よりも湿度を上げやすいのがお風呂のお湯の抜き忘れです。お風呂にたっぷりと張ったお湯を抜き忘れてしまうと、お風呂場はジメジメとしてカビが発生しやすくなります。お風呂を出る時はまずお湯を抜くことを第一にしておきましょう。お風呂のお湯をきっちり抜いて、換気扇を回しておくだけでも、お風呂のカビ発生頻度は格段に下がるでしょう。気持ちよくバスタイムを楽しむためにも、お湯の抜き忘れは厳禁です!!カビのもとはこまめに掃除カビのもとになりそうな汚れや、少しだけ生えてきたカビは、早い段階で取り去っておくとよいでしょう。カビがしっかりと根を生やしてしまってからでは、塩素系の液剤を使用しないとカビ掃除が出来なくなることもあります。そうなってしまう前に、こまめにカビ対策しておくようにしましょうね!おすすめメラミンスポンジ出典:byBirthお掃除の定番アイテムである「メラミンスポンジ」は、水だけで汚れが落とせる優れものです。こびりついた水垢や固まったカルシウム成分の汚れも、「メラミンスポンジ」だけで落とすこともできます。洗剤を使用しない分、体に悪影響が少なく、常備しておくと便利なアイテムでもあります。お風呂から出る時に、少しでも汚れが気になる部分があったら、「メラミンスポンジ」でこすり取っておきましょう。カビが生えにくくなるだけでなく、浴室全体の清潔感が保ちやすくなります。体にも優しい重曹出典:byBirth重曹は食べ物に使用されることがあるくらい、体に悪影響が少ないアイテムです。サラサラつぶつぶとした塩のような粉で、こびりついた汚れを落とす、スクラブのような役割を果たしてくれます。お風呂の水垢の中でも頑固なこびりつきは、重曹を利用して落としておくとよいでしょう。「メラミンスポンジ」と併用するとさらに威力がアップ!!早め早めのお掃除には、どちらも取り揃えておきたいものです。室内に物を置かない出典:byBirthカビ対策には、浴室になるべく物を置かないようにしましょう。浴室にあるものが増えれば増えるほど、水はけが悪くなり、浴室は乾燥しにくくなります。その結果、シャンプーのボトルの下部分がかびてしまったりと、不衛生な状態になりがちなのです。少し面倒に感じるかもしれませんが、浴室内で使ったものを、使用後に外に出すように習慣づけると、カビの生え率はぐんとさがることでしょう!!カビた石鹸やシャンプーボトルは美容にもよくないので、できる限り努力してみましょう。綺麗を作るお風呂場はこまめに掃除!!汚れを洗い流し綺麗を生み出すお風呂場は、こまめに掃除してカビを退治しましょう。カビが生えているのは健康上も美容上もいいことなし!なので、ちょこちょこ掃除でカビをしっかりと退治していきましょう。
2018年06月19日本格的な梅雨入りで、毎日ジメジメ。こうなると気になるのがカビですよね。特にお風呂は一番カビが増える場所です。そこで今回は、話題の防カビくん煙剤、いわゆる「燻煙式お風呂のカビ取り剤」について、筆者が実際に使用して感じたメリットとデメリットをご紹介します。■ 使い方にコツが必要な「防カビくん煙剤」とは?お風呂のヌメリやカビは、できてしまうとなかなか落とすのが大変だし、見ていて気持ちのいいものではないですよね……。お風呂に入った後は壁から湯船まで水でしっかり流したり、棚や台などは週一回は必ず洗剤を付けて洗っていますが、それにプラスして月一回の頻度で防カビくん煙剤、いわゆる「燻煙式お風呂のカビ取り剤」を使っています。効果はあるように思いますが、使い方にはちょっとコツがいるようです。そのコツとともにメリットとデメリットをお教えします。■ メリット:黒カビが生えにくく、生えても楽に落とせるようになる我が家では入居時から防カビくん煙剤、いわゆる燻煙式お風呂のカビ取り剤を使っていることもあって、見える範囲に黒カビができたことはありません!燻煙式お風呂のカビ取り剤を使う前のお風呂ただ、ついつい忘れがちな排水溝の中にはやっぱりカビが……。1か月くらいほったらかしてしまうと、生えてしまうんですよね。排水溝の中のカビこの場合、以前は塩素系や酸素系のカビ取りスプレーなどでカビを落としていましたが、燻煙式お風呂のカビ取り剤を使うようになってからというもの、普段使いの洗剤でサッと拭き取れてしまいます。普段使いのお風呂掃除セット今までは塩素系や酸素系のカビ取り剤を使っていましたが、ツンと鼻にくる臭いや保管の仕方にも気を使いました。それを使用しなくなったことで、ストレスが軽減されました。■ デメリット:水アカやヌメリには効果がない!しかも、使用時の煙が臭う見える範囲には黒カビのない我が家のお風呂ですが、水アカやヌメリは気を付けていてもできてしまいます。お風呂に入った後は水で流したり、換気も徹底しているのですが、残念ながら、黒カビ以外のものができにくくなる効果はないようです。手すりの水アカ鏡面部分は水アカができやすい排水溝の角にはヌメリ湯船の縁もなんとなくアカが溜まっているような……水アカやヌメリについては、できるだけ小まめにお掃除するようにしています。また、燻煙式お風呂のカビ取り剤をセットする時は、1時間以上換気扇を止めて煙を充満させるのですが、薬剤の臭いは洗面所や廊下まで流れてきてしまいます。セットすると一気に煙が上がります煙は体には無害で、洗濯物などに触れても問題ないそうですが、独特の香りが充満することはある程度覚悟しておいたほうがいいです。■ 使用する前にはしっかりと掃除を!燻煙式お風呂のカビ取り剤には、汚れやカビを落とす効果はありません。ですので、効果を最大限に引き出すためにも、あらかじめしっかりと掃除をして、カビの元や水アカ、ヌメリを落としてから使用することが大事です。天井や壁は黒カビの元がいると言われている場所です。天井や壁を拭く時は、クイックルワイパーがラク排水溝も開けて、カビや汚れをしっかりと取り除きます。排水溝も、全開!小まめに洗っている湯船や床なども、洗い直します。使用後は必ず洗っている湯船床は溝にヌメリが発生しやすいので念入りに取り外せる棚や桶なども、忘れずに!取り外せる棚類桶や椅子もゴシゴシすべて洗い終わったら、煙が行き渡るように広げて置き、カビ取り剤をセットしましょう!鏡面部分の水滴はしっかりと拭き上げを綺麗になって、準備万端です!いかがでしたか。デメリットもご紹介しましたが、実際に使用している筆者はメリットのほうが多いように感じています。使い方もとても簡単ですしね!容器の点線まで水を入れて薬剤を入れるだけあとは蓋をして置いておきますこれからの季節、カビたちもいっそう元気になります。いつものお手入れに燻煙式お風呂のカビ取り剤を取り入れると、日々のお掃除もラクになるので検討してみてはいかがでしょうか。燻煙終了後の換気はお忘れなく!
2018年06月09日梅雨時期のすっきりしない空模様が続いていますね。高温多湿の環境で元気になり、ふえてしまう困りものといえば…そう、カビです。バスルームなどの水周りはもちろん、靴箱やクローゼットも用心したいところです。そこで今回は、湿気がこもりがちな場所のジメジメ対策法を、整理収納アドバイザーの本田和さんに教えていただきました。■カラッと湿気対策その1:「モノを詰め込みすぎない」大切にしまっていたとっておきのヒールを久々に出してみたら、うっすらとカビが…! そんながっかりシチュエーションに遭遇する前に打てる手立てとは?「普段、締め切っている靴箱やクローゼットは空気の流れが滞りやすいので、どうしても湿気がこもり、カビにとってうれしい環境になりがちです。梅雨の晴れ間には靴箱やクローゼット、タンスの引き出しも開けっ放しにして空気を入れ替えるだけで、だいぶん違いますよ。扇風機やサーキュレーターを回して空気の循環を生み出すのも手です。空気がスムーズに通るよう、靴箱やクローゼットはモノを詰め込みすぎず、すき間を開けておきましょう。靴も洋服も、できればシーズンごとに見直しできるとベストです。そして、カビの温床になりやすいホコリもしっかり除いておきます。まずは、こういった基本の対策をしたうえで、除湿に役立つアイテムも上手に活用していきたいですね」(本田さん)■カラッと湿気対策その2:「シューズクロークに重曹」本田さんが除湿剤として活用しているのが重曹です。「わが家では、シューズクロークに重曹を置いています。より除湿・ニオイの緩和を期待して、容器は口を開けたまま使っています。もし、出し入れの時にこぼれるのが心配なら、ガーゼなど通気性のよいものでおおうと安心です。湿気は下の方にたまるので、靴箱の下段に置くと◎ですよ」(本田さん)さらに、整理収納アドバイザーならではのこんな提案も。「お掃除に使う予定の重曹であれば、靴箱でストックしてもいいかもしれません。保管しながら除湿・脱臭剤として働いてもらって、最後はお掃除などでもう一度役立ってもらう。私の場合は、シューズクロークの重曹は1週間程度で交換し、古いものはシンクなどキッチン周りの掃除などに使っています」(本田さん) ■カラッと湿気対策その3:「古新聞がもうひと働き」もうひとつ、除湿に役立つお手軽アイテムが新聞紙です。おうちにあるならぜひ活用を、と本田さん。「新聞紙はほどよく湿気を吸います。タンスや衣装ケースの引き出しに敷くのはスタンダードですが、湿気がたまりやすいベッド下に敷くのもありです。新聞って、リサイクルに出すまでの間にけっこうたまりますよね。それなら湿度対策も兼ねてベッド下に広げてストック。リサイクル日に取り替えれば、定期的なベッド下のお手入れにもつながりますね。時間に余裕があれば、湿気を含んだ古い新聞紙をちぎって床にまいてから掃き掃除をすると、新聞紙にホコリが絡みやすく、すみずみまできれいになりますよ」(本田さん)重曹も新聞紙も、ただストックしておくだけではもったいない! 湿気やニオイのたまりやすい場所でストックし、除湿・脱臭効果を発揮してもらい、さらにその後もお掃除に活用できれば、ムダなく環境にもやさしい暮らしにつながりそうです。何より、使い方も「置くだけ」「敷くだけ」ととてもシンプル。また、交換のタイミングも「週末にシンクを磨く時」「古紙回収に出す前日」など、日常の生活サイクルに組み込みやすいので、古いものをいつまでも放置…ということも避けられそうです。梅雨シーズンのジメジメ対策に、取り入れてみてはいかがでしょう。<お話をうかがったのは…>▼本田 和さんパーソナルスタイリングサロン「フルリール」主宰。整理収納アドバイザー1級、ルームスタイリスト1級。自宅を開放してのお片づけセミナーや、骨格、パーソナルカラーに基づいたパーソナルスタイリングを手掛ける。7歳、5歳、3歳のお子さんのママ。HP: フルリール
2018年06月07日暑い日もだんだん多くなってきて、そろそろ冷たい飲み物ものが恋しくなる季節。気持ちの良い日差しの下で氷がゴロゴロ入った飲み物をごくごく飲めたら幸せな気分になりますよね。でも、しばらくぶりに使う製氷機の氷を口にするのはちょっと抵抗がある…、なんて方も実はけっこう多いのでは?そうなんです! 実は、10℃以下の環境でも繁殖するカビ菌。「黒いものが含まれてる」「異臭がする」として少し前に製氷機のカビ問題が話題になったほど。口にするものを作る製氷機だからこそ清潔を保ちたいのに、実は掃除の仕方もわからないなんて方もきっと多いはず。今日は考えれば考えるほどちょっとコワくなってしまうそんなお悩みを、スッキリと解決するアイテムをご紹介しますね。■ こんなふうに洗うって知らなかった! 「自動製氷機の洗浄剤」って?これからの季節に、飲み物に入れたり直接口にすることも多い氷を作るためにはいつだって清潔な環境を保ちたいものですよね。安心の成分で汚れ&カビ対策がしたい、そんな願いを叶えるのが 「自動製氷機の洗浄剤」 です。使い方はびっくりするほど簡単!洗浄剤を混ぜた水を製氷機用のタンクに入れておくだけ。薄いピンク色の氷ができたら、それは洗浄剤が製氷機の内側を通り抜けたしるし。後はタンクを水ですすぐだけで完成です!製氷機の中にも繁殖すると言われるカビ菌を、梅果汁から抽出した天然成分や、クエン酸で安心・安全に除菌してくれる「自動製氷機の洗浄剤」。メーカーによると、1~2ヶ月に1回が目安の頻度なんだそう。効果をはっきりと感じるわけではありませんが、ご家族に自信を持って氷を提供することができますよ。■ その機会に冷蔵庫を丸ごとお掃除♪製氷機を掃除したら、冷蔵庫も丸ごとお掃除しちゃいませんか?普段気になっていたトレイなども、プロ仕様の除菌スプレー 「ジェームズマーティン」 でシュッシュ!使い捨ても可能な 「ハウスキーピングクロス」 を使用してお掃除すれば、冷蔵庫も気持ちもすっきりします!いかがでしたか?ぜひ暖かくなるこの季節に、丸ごと冷蔵庫をお掃除しませんか?【ご紹介したアイテム】 ⇒ 自動製氷機の洗浄剤日本製 842円(税込)⇒ ジェームズマーティンフレッシュサニタイザースプレーボトル500mlJAMESMARTIN除菌用アルコール 1,337円(税込)⇒ WASHERSハウスキーピングクロス2個セット【送料無料】 2,160円(税込)
2018年05月27日カビは掃除をしてもすぐに復活してしまうため、かなりお悩みの方も多いことでしょう。そこで今回は、憎きカビのお悩みを解決すべく、家中のあらゆる場所のカビを掃除するアイデアをまとめてみました!カビが生えがちな水まわりから見落としがちなアノ場所まで、お役立ち情報を大公開です♪どうしてカビが増えるの!?その影響は?浴室や洗濯槽、エアコンなどに発生する「カビ」。こまめに掃除をしたり、カビ取り剤を使っても気がつけばまた生えてきてしまうカビに長年に渡って悩んでいる方も多いのでは?なかでも気になるのが洗濯槽のカビ。せっかく汚れを落とすために洗濯機を使っても、洗濯槽にカビが付着したままでは衣類にまで付着して、イヤなニオイの原因になってしまうことも!洗ったはずの洗濯物にカビがついては本末転倒ですよね。そもそもなぜ、洗濯槽にはカビが生えやすいのでしょう。●洗濯槽のカビは洗濯機の構造に関係していた!洗濯槽にカビが生えやすい原因は洗濯機の構造が大きく関係していると考えられています。多くの縦型・ドラム型の洗濯機は槽が二層になっていてます。一般的に「洗濯槽」と呼ばれるものは洗濯機の内側にある槽のことを指し、外側の槽のことは「外槽」と呼びます。洗濯機を回しているときは洗濯槽と外層の間に水が入るため、この空気にあまり触れない洗濯槽の外側と外槽にカビが生えやすくなるのです。●カビが生えるための方程式カビが生えるといわれている原因はいくつかあります。そのメカニズムを簡単な方程式で表すと次のようになります。(洗濯機はもともと湿度が高い)+(溶け残った洗剤+せっけんカス+付着したアカや泥)=洗濯槽のカビ洗濯機は水を使うことに加え、近年、多くの家庭ではお風呂まわりの脱衣所に設置されています。そのため洗濯機の周辺は自然と湿気がこもりやすく、とくにフタが常に閉まっている洗濯機の中はどうしてもカビが発生しやすい環境になりがちです。また、洗濯後に残った洗剤やそのカス、アカ、泥などはカビにとって絶好のエサになるのです。この“カビのエサ”と湿気が組み合わさることで、洗濯機内にカビが増えていくということになるのです。▼詳しい記事はこちら▼洗濯槽のカビを放置すると大惨事に!カビを増やさないためにできる事とは?カビ掃除の頻度はどれくらいが適切?カビが発生しやすいキッチンや浴室・洗面所などの「水まわり」は、家のなかで掃除に苦労するポイント。毎日使う場所だからこそピカピカにしたいけれど、使用頻度が高い分、掃除をしてもすぐに汚れてしまいますよね。では、カビ掃除はどれくらいの頻度で行えばよいのでしょう?カビの発生を防ぐためにはやはり「汚れを溜めない!」ことが一番の対象方法です。一度付着したカビは取り除くのが大変だからこそ、水回りはこまめに毎日、掃除をすることが大切です。また、ゴムパッキンの汚れのように、建物の築年数の経過により蓄積した水まわりの汚れは、通常の部屋の掃除と異なり、素人の手に負えなくなくなることもあります。そのため、業者の手を借りてプチリフォームするというのもひとつの方法です。▼詳しい記事はこちら▼水回りをピカピカに!掃除のお悩みから徹底調査【水回りの掃除・前編】簡単にできるカビ掃除の方法カビは生えてしまう前に対策をすることが大切。また、目に見えないカビを根こそぎ取り除くことも重要です。そんなカビ防止にぴったりなのが《オキシクリーン》です。__________7hm7_____さんは“オキシ漬け”でさまざまなアイテムを除菌し、防カビ対策をされているそうです。例えば普段使っているお掃除ブラシ。いくら浴室をきれいに磨いても、ブラシそのものが汚れていては本末転倒!浴室に置いたままという場合、そこからカビが生えて雑菌だらけに!お掃除ブラシもオキシ漬けでカビ掃除をしちゃいましょう!ちなみにオキシ漬けに使用するお湯の温度は60度くらいがベストとのこと。また、洗濯槽は専用の洗剤で洗うことができますが、忘れがちなのが洗剤を入れるパーツた排水受け。これらにもカビはウヨウヨしています。取り外せるパーツはすべて取り外し、オキシ漬けをしてカビ掃除をしましょう!▼__________7hm7_____さんのアイデアはこちら▼オキシクリーン活用法第6弾★洗濯機パーツや掃除ブラシ編重曹とクエン酸でカビを掃除してみよう!ナチュラルクリーニングを代表するものといえば「重曹」と「クエン酸」です。これらを使ってナチュラルにカビを掃除することができちゃうんです!重曹やクエン酸の特徴を理解して使いこなすことができれば、コスパもよく、環境や肌にもやさしいというわけ。__________7hm7_____さんのエコなカビ掃除をご紹介!__________7hm7_____さんが使っているのはどちらも食用。キッチンなど食べ物を扱う場所でも安心して使うことができますね。重曹とクエン酸にはそれぞれ得意とする汚れがあります。まずはその特徴を理解しておきましょう。●重曹弱アルカリ性。油汚れ ・手あか、鍋などのコゲつき ・排水口のヌメリ ・生ごみの悪臭 ・茶渋 ・湯あか、消臭など●クエン酸酸性。水あか ・石けんカス ・トイレの黄ばみ(尿石など) ・トイレの悪臭 ・タバコのヤニなどまったく別の性質を持つ重曹とクエン酸を使い分ける、または一緒に使うことで住まいのカビ掃除対策もまかなうことができますよ。例えば、カビの一種である浴室の排水溝の「ヌメリ」。重曹をまず振りかけておき、次にクエン酸を溶かしたぬるま湯をかけます。これで、ヌメりやすい排水口もきれいさっぱり!重曹とクエン酸を混ぜることで発泡し、泡の力が排水溝にこびりついたヌメリや悪臭を取り除いてくれますよ。▼詳しいアイデアはこちら▼重曹とクエン酸でナチュラルエコなシンプルお掃除♪お風呂のカビを掃除するコツお風呂は毎日掃除をしていても、気がつけば床や天井にカビが!なかでもゴムパッキンはカビが生えやすく、掃除にいつも頭を悩ませているという方も多いのでは?そこでご紹介するのは、4696mono1222_shokoさんの「片栗粉」を使ったカビ掃除術です。片栗粉が掃除アイテムに?さっそく手順をみていきましょう♪用意するものはこちら。・片栗粉・塩素系漂白剤作り方は容器に片栗粉と塩素系漂白剤を同量程度入れます。分量はざっくりで大丈夫!ペーストになるぐらいの固さになるように分量を調節しながら作ります。ペーストがゆるすぎると垂れてしまうので、しっかり密着するように固めのペーストを使ってくださいね。カビが気になる箇所に塗って5分ほど放置。ラップをしなくてもペースト状のなった塩素系漂白剤がしっかり密着してくれます。このとき、あまり長く放置しすぎると変色やパッキンを傷めてしまう恐れがあるので、放置時間には気をつけましょう。5分経ったら洗い流します。するとこの通り!ゴムパッキンに付着していたカビが取れてすっかりきれいに。コスパも良く、液だれもしないのでおすすめですよ♪▼詳しいアイデアはこちら▼カビ取り洗剤不要!キッチングッズを使ってお風呂のカビを撃退!!!部屋の中のカビも一網打尽に!カビは水まわりだけではなく、室内にも存在しています。カビと聞くとカビ取り剤を思い浮かべますが、居住空間にお子さんやペットがいる場合、使うのをためらってしまうことも。そんなときにも便利で安心なのが、重曹です。用意するものはこちら。・重曹・酢・歯ブラシ・サランラップ・雑巾すべて体にナチュラルクリーニングにぴったりのものばかりなので、室内でも安心して使うことができますね。(1)酢を雑巾に染み込ませて、壁全体を拭く(2)重曹の粉末に少しずつ水を入れ、ペースト状にする(3)(2)を歯ブラシに取り壁を磨く(4)全体的にカビが取れてきたら、また酢を含ませた雑巾で拭き取る(5)使っていない雑巾に水を含ませ、固く絞り拭き取る重曹が残ってしまうとまたカビの原因になるので、しっかり拭き取りましょう。仕上げは風通しを良くし、しっかり乾かしましょう。水分が残るとカビが発生してしまうので乾燥は念入りに!▼詳しいアイデアはこちら▼落書きが!タバコが!お母さんを困らせる壁の汚れをキレイサッパリ落としてみた洗濯槽のカビを掃除する方法いつも服をきれいに洗ってくれる洗濯機ですが、洗濯機自体がホコリやカビだらけだと、かえって逆効果になってしまいます。洗濯槽を徹底的にきれいに掃除する方法にチャレンジしてみました!簡単に洗濯槽のカビを掃除してくれるのが「過炭酸ナトリウム」です。マイルドな効き目のイメージがある酸素系漂白剤の主原料で、洗濯槽を徹底的に洗浄できるスグレモノ。洗濯槽のカビ掃除といえば塩素系の洗濯槽クリーナーが一般的すが、塩素系漂白剤ではカビは高い確率で分解されるものの、石けんかすなどは落ちにくいとのこと。さっそく過炭酸ナトリウムを使って洗濯槽をきれいにしていきましょう!●用意するもの・過炭酸ナトリウム・ゴミ取りネット過炭酸ナトリウムに力を発揮してもらうためには、冷たい水より、熱めのお風呂くらいの温度がおすすめです。具体的には何℃なのかメーカーのホームページで確認してみると「49度以下」という記載が。それぞれのメーカーや種類によっても変わるため、使用前にしっかり確認を。お湯だけで5分回した後の洗濯槽に、過炭酸ナトリウムを入れます。そのまま粉末を投入する方法と、水で溶かしてから入れる方法があります。今回は、溶け残りの心配がなく粉末の効力を存分に発揮できる後者を選びました。過炭酸ナトリウムの量は10Lの水に100gが目安です。15分後、浮いてきたのは、石けんカスか以前使用した塩素系洗浄剤で漂白されたカビなのか!?白い物体が浮かんでいるのがわかります!さらにカビ掃除の効果を確認するため、つけ置きをして見ることに。時間は8時間置いてみました。その結果がこの写真!目に見えない洗濯槽のカビがごっそり取れているではありませんか!その後、洗いのみで15分ほど回し、浮いてきた汚れをゴミ取りネットですくうという工程をさらに2回続け、過炭酸ナトリウム入りの水を排水。最後に洗濯機を満水で洗いから脱水まで全工程を済ませて終了です。▼詳しいアイデアはこちら▼洗濯機の掃除方法を実践解説!綺麗に洗浄してピカピカの洗濯機に!エアコンのカビを掃除してきれいな空気を!室内を快適にするはずのエアコンも、内部にカビは発生していると室内にカビを撒き散らすことに。エアコンのフレームを取り除いてみましょう。黒い斑点が付着してはいませんか?実はそれがカビの正体。放っておくとアレルギーの原因にも繋がりかねないので、しっかりカビ掃除をしてから使用するようにしましょう!《オキシクリーン》マスターとも言えるLIMIAインフルエンサーの__________7hm7_____さんは、フレームを取り外してオキシ漬けに。エアコンのフレームは大きいため、浴槽に浸け置きをされているのだとか。これなら浴槽もきれいになり一石二鳥ですね。一晩オキシ漬けをし、あとはしっかり乾かしましょう!カビが取れてない場所があれば、やはりカビ取り剤が手っ取り早いとのこと。取り外しができないエアコン内部は、エアコン掃除専用クリーナーを使ってカビ掃除をします。届きにくい箇所は〔ケルヒャー〕の《スチームクリーナー》を使って高温スチームで汚れやカビを浮かせ、歯ブラシで擦するといいそうですよ!▼詳しいアイデアはこちら▼夏のクーラー使用で秋カビ発生するのはご存知ですか?!見落としがちな冷蔵庫のカビを掃除する方法カビ掃除のテクニックで__________7hm7_____さんが最後にご紹介するのは、冷蔵庫の自動製氷機です。製氷機もお手入れを怠ると、カビの氷食べてることに!?直接口に入れる氷は、安全・安心なクエン酸での洗浄がおすすめ。ただし、製氷機やタンクはクエン酸で洗うことができても、パイプ部分は取り外せませよね。そこで__________7hm7_____さんが試したのがこちら。自動製氷機洗浄剤《氷キレイ》。食用のクエン酸が使われているので、口にする氷でも安心して使うことができますね。使い方はいたって簡単。専用の粉末をタンクに入れて、自動製氷するのみ。行う際は付属の誤飲防止のシールをタンクに貼って下さいね!パイプ洗浄しながら、氷が作られていきます。受け皿にできたのはかわいらしいピンクの氷。でも、食用ではないため、小さなお子さんがいる家庭は誤飲しないように十分注意しましょう。あとは透明な氷ができれば終了です。__________7hm7_____さんによると、心なしかいつもより氷が透き通っているように感じたそうですよ。▼詳しいアイデアはこちら▼冷蔵庫の製氷機パイプを洗浄?!健やかな暮らしのために、カビ掃除を習慣に!水まわり以外にも、さまざまなところに潜むカビ。カビは生える前に掃除をすることでかなりの確率で発生を防ぐことができます。また、万が一発生した場合も早めの対処がカギ。家族の健やかな暮らしを守るためにも、カビ掃除を習慣づけするようにしましょう!生活の知恵の記事をもっと見る
2018年04月15日今日から4月、暖かくなってくると気になり始めるのが洗濯機や水回りのカビ。市販品の洗濯槽クリーナーよりも、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)を使った方が、より洗濯槽の黒カビをキレイに落とせるようです。その方法と効果をご紹介します。使い始めて4年めにして初めてチャレンジした洗濯機の大掃除をしました。※ 【丁寧な暮らしを楽しむ木の家つくり】今までのシリーズを見てみる■ 使い始めて4年目の洗濯機だけど、キレイに使いたい!Ushico / PIXTA(ピクスタ)新しい家には新しい家電一式を!なんて夢は叶わず、憧れのドラム式洗濯機はまた少し先の楽しみになりました。ということで、今使っている洗濯機も新居で使うことになったのです。使い始めて4年目。まだまだちゃんと使えますし、確かに買い換えるにはもったいない。でも、洗濯槽の中ってカビだらけという噂も聞いたことあるけど……?■ 洗濯槽の掃除に必要なものとは?4年目の洗濯機を新居でも気持ちよく使いたい。そうだ、洗濯機の大掃除をしてみよう!そう思い立ったのは、子供たちが寝付いた夜のことでしたが、家にある掃除道具でどうにかできました。使った材料と道具は以下の通りです。過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)重曹を水で溶かしたスプレーお風呂の残り湯古い歯ブラシゴム手袋手桶古いタオル■ パーツを取り外して、小物からキレイに!まずはゴミ取りネットを取り外して糸くずや埃を取り除き、石けんと歯ブラシでゴシゴシ。洗濯機本体の方にも汚れがこびりついているので、濡らしたスポンジと歯ブラシでゴシゴシ。この作業は時々していますが、毎回この汚れにげんなりします。■ 初めての試み!過炭酸ナトリウムで洗濯槽のカビは取れる?次に、お風呂の残り湯を45度に追い炊きし、洗濯槽の高水位まで入れます。そこへ過炭酸ナトリウム500gをドバーッと入れ、「洗い」の5分コースで回します。洗い完了のブザーを聞いて、恐る恐る洗濯機の中を覗いてみると……。うわっ!!目を覆いたくなるほどのカビや汚れが浮いていました!こんな汚い洗濯機で衣類の洗濯をしていたことにかなりショックを受けました。その後は、浮いた汚れを手桶ですくい取り、また「洗い」の5分コース。まだまだ汚れが出てきます。これを何度か繰り返したところで、汚れがあまり出てこなくなってきたので、「すすぎ」「排水」まで一通りの洗濯をして最後はタオルで洗濯槽の拭き取りをしました。そしてゴミ取りネットを装着して上記の作業をもう1サイクル行います。■ 洗濯機本体も心を込めて丁寧に拭き掃除!洗濯機本体も埃や石けんかすなどが付いて結構汚れているものです。重曹を水に溶かしたスプレーをシュッと吹き、大まかなところは大きなスポンジで、細かいところは小さなメラミンスポンジで、汚れを取ります。最後は濡れたタオルで仕上げ拭きして完了です。■ 汚れのひどさに驚愕…。定期的にする必要あり!と痛感mmaki / PIXTA(ピクスタ)過去に市販品の洗濯槽クリーナーを使用したことは何度かあるのですが、過炭酸ナトリウムを試したのは初めてでした。効果のすごさと、汚れのひどさに驚愕しました。黒カビの繁殖を防ぐためにも、できれば2~3か月に1回は洗濯機を掃除することをオススメします。(written by aipooow)【参考】※木村石鹸
2018年04月02日いつの間にか発生している浴室のカビ。特に床はピンクカビ、隅のほうを見るとすでに黒ずんでしまったカビが……。そんな厄介なカビには“予防”が大切。【お掃除ドリル】第6弾は浴室の床のカビ対策について、LIMIAで大人気のインフルエンサー__________7hm7_____さんに教えていただきました。なぜ浴室にはカビが繁殖しやすいの!?気がつくといつの間にか生えている「カビ」。浴室のカビに長年悩んでいるという方も多いことでしょう。そもそもなぜ、浴室はカビが繁殖しやすいのでしょう。その理由は、浴室にはカビが大好きな“栄養”がたくさん存在するからといわれています。その栄養とは、皮脂や、石けんカス、そして温度と湿気。この4つの条件がそろうとカビは一気に繁殖!温度と湿気を調整するのは難しくても、皮脂や石けんカスは日々の掃除や定期的なメンテナンスで取り除くことができます。それを防ぐためにはまず、汚れを落とすことが大切。__________7hm7_____さんはどんなアイテムを使っているのでしょう。「入浴後、バスタブを洗ったあと、〔無印良品〕のブラシで床を洗い、皮脂や石けんカスなどを取り除きます。最後にシャワーで汚れを洗い流し、カビが繁殖しにくい環境をつくることがポイントです」(__________7hm7_____さん)汚れは時間と共に下に垂れていくため、壁についた皮脂や石けんカスもシャワーでしっかり落とすようにしましょう。月に1回の定期メンテナンス"オキシ漬け"でカビの発生を防ぐ!カビが繁殖する原因がわかったところで、次はより効果的な防カビ対策にトライしましょう!「疲れているときや忙しいときなど、ブラシで床をゴシゴシ擦る気力がないときってありますよね。そんなときは《オキシクリーン》を使って浴室床の“オキシ漬け”がオススメです」(__________7hm7_____さん)"オキシ漬け"を成功させるポイントは、浴室の排水溝を“止水”することにあります。__________7hm7_____さんはナイロン袋を使っているそうです。「ナイロン袋で排水口部分をすっぽり包むように入れます。排水トラップ部分に丸ごとナイロン袋をかませれば、水が流れることはありません」(__________7hm7_____さん)止水がしっかりできたら、《オキシクリーン》を床にパラパラとふりかけ、シャワーを勢いよく流して床全体を“オキシ漬け”に!そのまま1時間程度放置するだけで浴室の床の汚れをスッキリ落とすことができますよ♪見えない"カビ予備軍"は煙剤で撃退!最後にご紹介するのは、見えないカビ予備軍の繁殖を予防する方法です。__________7hm7_____さんはオキシ漬けと同じタイミングで月に1回、〔アース製薬〕の《アースレッドお風呂の防カビ剤》でカビ予防対策をしているそうです。「付属のプラケースに水を少し入れてその上に《防カビくん煙剤》をそっと入れるとたちまち煙がモクモクと出てきます。お風呂掃除をしたあとの浴室が濡れたまま使えるうえ、お風呂掃除のブラシや風呂桶などお風呂グッズも除菌してくれますよ」(__________7hm7_____さん)月に1回の割合で煙剤による除菌を行っている__________7hm7_____さん。その甲斐あってか、カビの発生は今だにないそうです!これはかなり期待できそうですね。浴室床の掃除はこまめな掃除とカビ防止対策がカギ!ブラシで毎日ゴシゴシ擦るのは大変だけれど、オキシクリーンを使ったオキシ漬けや、煙剤を使った除菌なら、簡単にカビ対策をすることができますね。基本的に放置しておくだけなのもうれしいところ。浴室床の汚れやカビにお悩みの方は、ぜひトライして見てくださいね!●監修__________7hm7_____さん片付け・収納を得意とするLIMIAの人気インフルエンサーで、オキシクリーンや重曹使いの達人。お子さんのいるご家庭で活かせる暮らしのアイデアをたくさん発信中。__________7hm7_____さんのアイデア一覧はこちら♪
2018年04月02日先日、自宅の窓のゴムパッキンに黒々としたカビが生えているのを発見し、驚愕した記者。さらに、梅雨どきですら生えなかった観葉植物までカビている!なぜ、よりによって乾燥した冬に!? 「冬は夏にくらべて乾燥しがちなのは事実ですが、部屋のなかは意外と温度が高く、最近の家屋は20度前後を保っていることが多い。そして、人間にとっての心地よい環境とカビにとってのそれは、よく似ています。冬でも暖かく快適な部屋には、カビも生えるんです」 そう話すのは、衛生微生物研究センター主席研究員の李新一さん。微生物による被害を防ぐ調査研究に従事している“カビマイスター”は、こう続ける。 「そもそも、カビはどこにでもいます。今ここにも、空気中にも浮遊していますが、小さすぎて見えません。が、カビが家のどこかに落ち着き、そこがカビにとって心地よい場所だった場合、菌糸を伸ばして成長し、姿を現します。食品や革製品などの自然素材に生えやすいですが、壁紙やゴムパッキンなどに生えることもあります」 冬でも暖かい最近の家屋ではカビが大発生する可能性があるという。そこで、冬のカビ対策を李さんに聞いた。 【下駄箱】 1日履いたロングブーツを、丸1日干してから計測した実験では、中の湿度はまだ90%もあった。 「ブーツの湿気を完全に除去するには、快晴の日に丸2日間、屋外に干す必要があります。現実的にはなかなか難しいので、除湿効果のある炭や、靴専用の除湿剤などを入れておくのもいいですね」(李さん・以下同) ただし、除湿剤は当然ながら水分を吸うので、長期間入れっぱなしにしておけば効果は激減!炭は干して乾燥させ、除湿剤は定期的に交換するのを忘れずに。 【寝室】 「布」の宝庫である寝室。家のなかでも、もっとも湿気がたまりやすい場所だ。 「人間が寝ている間にかく汗は、ひと晩で多いと約1リットルともいわれます。それをシーツや布団が吸っているんですから、カビが生えやすいのは当然です。敷布団と掛布団は、晴天の日にできるだけ頻繁に干し、シーツやベッドパッドは数日に1度は交換を。環境的に難しい場合は、布団乾燥機の使用も有効です」 【クローゼット】 布には、水分を吸収する性質がある。水分を含んだ布を放っておくと、周囲の湿度が上がり、一緒に保管している革製品にカビを生やすことになる。 「しまい込んだ靴やバッグにカビが生えることはよくありますね。布製品が多いクローゼットには除湿剤を入れてカビ対策を。そして定期的にサーキュレーターで風を送る、除湿器を入れるなどして湿度を下げる工夫をしましょう」 タンスの引出しにも除湿剤を。こちらも定期的な交換を忘れずに。
2018年02月22日浴室、エアコン、加湿器、洗濯槽……。普段生活しているとなかなか気が付かない場所にもカビは潜んでいます。見えないからと放っておくと、どんどん悪化してしまいます。今回は、見落としがちなカビの発生場所やなかなか落ちない頑固なカビ取り方法のアイデアをご紹介します。カビが生えやすい条件や場所は?カビが発生しやすい場所は「浴室」「キッチン」などの水周りや、湿気がこもりやすい「押入れ」「タンス」、結露により水分が付着しやすい「窓」「サッシ」などです。カビが繁殖する要因は(1)温度(2)湿度(3)養分です。室温が20~30℃、湿度65%以上の環境下では、カビの活動が活発になります。さらに、ほこりなどの汚れや、繊維に木材といった素材など、あらゆるものがカビの栄養になるため、放っておくとどんどんカビは繁殖してしまうのです。基本のカビ取り方法カビを除去する場合、カビが生えている場所をこすったり、切り落としたりして除去してしまうのが有効です。また、重曹やエタノールを使うのも効果的です。逆にやってはいけないのが掃除機を使うこと。排気口からカビ胞子が部屋中に放出されてしまいます。カビが繁殖しやすい環境を作らないようにすることも重要です。特に水周りはこまめに掃除したり、湿気がたまりすぎないようにしましょう。【お風呂】天井のカビ対策にはフロアワイパーが活躍それでは、場所別のカビ取り方法を見ていきましょう。最初に、__________7hm7_____さんによるアイデアをご紹介します。カビが発生しやすい浴室の中でも見落とされがちなのが「天井」。実は浴室の天井にはカビ胞子がたくさんひそんでおり、壁や床にカビが発生してしまう原因になっているんだとか……。毎日掃除するのはなかなか大変ですが、__________7hm7____さんは簡単にできる浴室天井の掃除方法を紹介しています!まず、拭き掃除を始める前に浴室換気扇を《オキシクリーン》で浸け置きします。浴室換気扇を漬け置きしている間に、換気扇周りを掃除していきます。__________7hm7____さんが使用しているのは《パストリーゼ》という、さとうきび由来の除菌スプレーです。天井に《パストリーゼ》を吹きかけたら、あとはフロアワイパーを使って拭くだけ。これなら物の上に乗る必要がないので、安全かつ手間を掛けずにキレイにできますね!天井もピカピカにして、毎日気分良くお風呂に入りましょう♪▼__________7hm7_____さんのアイデアはこちら▼梅雨到来!浴室天井のカビ予防対策してますか?【お風呂】頑固な目地のカビは「シリコンの打ちなおし」で解決!掃除しても掃除しても取れない……。そんな頑固な目地のカビには「シリコンの打ちなおし」で対策してあげましょう。「自分でシリコンを打つなんて大変そう……」と思われるかもしれませんが、和気産業株式会社さんのアイデアで詳しい方法が紹介されています。まず使用するのが《WAKI3WAYCaulkingToolsヘラ&スクレーパーICK-003》。先端の金属部分を使って、古いシリコンを剥がしていきましょう。剥がし終わったら、目地部分をテープで養生していきます。少し多めにシリコンを塗ります。記事内では「コーキングガン」と呼ばれるプロの施工道具が使用されていますが、一般家庭にはこちらの《セメダインバスコークN》という商品が使いやすいそうです。スクレーパーのヘラ部分を使って、シリコンをならしていきます。シリコンが乾燥する前に、テープを剥がしておきます。24時間シリコンを乾燥させれば完成です!こちらが塗り直したシリコンです。まるで新居のお風呂のように真っ白ですね!乾燥に少し時間がかかりますが、作業自体はとてもシンプルなので、時間がある方はぜひチャレンジしてみては?▼和気産業株式会社のアイデアはこちら▼いや~んなお風呂のカビを除去して、新年を迎えませんか!!そのまま暖房を入れて大丈夫!?エアコンにも潜むカビ次は、__________7hm7_____さんによるエアコンのカビ取り方法をご紹介します。寒い冬にかかせないエアコンですが、掃除をせずに暖房を入れてしまうと、中のカビが部屋中に広がってしまいます。暖房を使う前に、しっかり掃除をしておきましょう。エアコンのフレームをはずすと、黒い斑点が!ここから送風していると思うとゾッとしますね……。水とオキシクリーンと一緒にフレームを浴槽に入れてしまいましょう。こうすれば浴槽もきれいになるので一石二鳥♪一晩浸け置きしたらしっかり乾燥させます。次はエアコンの内部を掃除していきます。テープでまわりを養生したら、まず掃除機でほこりを吸い取ります。《エアコン内部クリーナーシュ!シュ!》をエアコンに吹き付け、中の汚れを落とします。《エアコン内部クリーナーシュ!シュ!》は〔オイシックス〕から発売されているエアコン内部クリーナーです。手の届かない奥の方に残った汚れは、スチームクリーナーなどを使って汚れを浮かせ、歯ブラシでこすり落とします。黒い斑点もなくなり、とてもきれいになりました。しっかり掃除をしておけば、イヤな臭いもなくなって気持ちよく温まることができますよ♪▼__________7hm7_____さんのアイデアはこちら▼夏のクーラー使用で秋カビ発生するのはご存知ですか?!加湿器のカビ取りも忘れずに!暖房で乾燥しがちな冬場にお世話になる加湿器。病気の予防のために欠かせないアイテムですよね。しかし、水を使う加湿器はしっかりお手入れしないと、カビの温床になってしまいます。病気を予防するつもりが、逆に加湿器のせいで体調を崩してしまう、なんてことがないように、定期的にお手入れをしましょう。タンクやフィルターなどのパーツを分解し、クエン酸を溶かした水に一晩浸け置くだけ。__________7hm7_____さんは、数時間おいた後に重曹を入れて、泡の力でさらに洗浄しているそう。あとは乾燥させて組み立て直せばお手入れは完了です。水気が残っているとカビ発生の原因になってしまうので、しっかりと乾燥させてくださいね。▼__________7hm7_____さんのアイデアはこちら▼加湿器をしまう前にやる必須お掃除方法とは?!見えなくても油断しないで!洗濯槽のカビ取り方法最後に、洗濯機のカビ取り方法をご紹介します。湿気や汚れの溜まりやすい洗濯機は、放っておくとやはりカビの温床に。洗濯でキレイにしたつもりが、逆に汚れを広げてしまう……なんてことにならないよう、こまめに掃除しておきましょう。まず、バケツに50℃ほどのお湯を入れ、酸素系漂白剤を少しずつ溶かします。洗濯機とお湯を酸素系漂白剤を入れ、洗剤の記載にしたがって洗濯槽の洗浄を始めます。こちらが洗濯機を5分稼働させ、2時間置いたあとの写真です。イヤ〜な汚れがこんなに浮いてきました。浮いた汚れをそのまま流してしまうと洗濯機が詰まってしまうので、専用の網を使って汚れをすくい上げます。洗濯機の洗浄が完了したら、もう一度すすぎ洗いをします。ここでまた汚れが浮いてくることがあるので、同じように網ですくい上げます。これを、汚れが浮かなくなるまで繰り返します。洗濯槽の外側や、洗濯機まわりの掃除にも酸素系漂白剤が効果的です。水で溶いた酸素系漂白剤で全体を拭いていきましょう。洗濯槽の外側は手が届きにくいので、針金やハンガーに要らなくなったTシャツやストッキングを巻きつけたものを使うと掃除しやすくなります。乾拭きをしてから布の部分を酸素系漂白剤に浸け、汚れを拭き取ります。最後にもう一度乾拭きをすればOKです。最後に排水ホースも掃除しておきましょう。まず、ホースを排水口からホースを外したら、中に残った水をバケツで受けます。残った水が流れきったら、ホースに水で溶いた酵素系洗剤を流し込みます。洗濯槽の洗浄が終わると、排水するときに中の汚れた水が一緒に流れていくので、その間に排水口を掃除しておきましょう。▼アイデアはこちら▼まずは洗濯槽を美しく。汚いカビ汚れを徹底除去!カビ取りにも大活躍!SNSでも話題になった《オキシクリーン》記事内でも何度か登場している《オキシクリーン》。衣類の洗濯にはもちろん、キッチンやお風呂、トイレ、リビングなど、あらゆる場所の掃除に使える酵素系漂白剤です。使い方はとても簡単で、お湯に溶かして汚れたものを浸け置きしておくだけでピカピカに!その効果は「オキシ漬け」というワードがSNSで話題になっているほどです。もちろんカビ取りにも大活躍してくれますよ♪まとめ身の回りのあらゆるところに潜んでいるカビ。放っておくと見た目が悪いだけでなく、病気の原因になってしまうこともあります。ぜひご紹介したアイデアを参考にして、カビ取りを実践してみてくださいね。
2018年02月18日冬になると誰しも悩むであろう、窓の結露。カーテンはびしょびしょになり、気づいたらカビが生えてしまったなんていうことを経験したことがある方も少なくないことでしょう。そんな結露、しっかり対策をすれば防げることはご存知ですか。今回は今日から始められる結露対策をご紹介します。避けては通れない結露、どう対処する?窓の結露、みなさんはどうしていますか。寒い時期になると室内と外の温度差により窓にはたくさんの水滴がついてしまいます。子どもたちは絵を描いて楽しんだりしていますが、実はこの結露、そのまま放置しておくといろいろな悪影響があることをご存知でしょうか?今回は、なぜ結露が起こるのか、結露はどんな悪さをするのか、そして簡単にできる結露対策をご紹介します。■目次1.寒いシーズンと結露は切っても切れない関係2.結露が及ぼす悪影響結露対策法その1空気中の水蒸気を減らす結露対策法その2まとめ1. 寒いシーズンと結露は切っても切れない関係寒いシーズンになると、窓や壁に現れる結露。みなさんこの原因をご存知ですか?結露は空気中にある水蒸気が冷やされることによって水滴になる現象です。これには飽和水蒸気量というものが関係しています。空気中に水蒸気として存在できる量は、空気の温度によって変わります。暖かければたくさん水蒸気として存在でき、寒ければ水蒸気として存在できる量が減るので水となります。冷たい窓に接した空気は、水蒸気として水分を保ちきれなくなり、その水分が水滴になって窓につきます。これが結露の仕組みです。2. 結露が及ぼす悪影響結露には、実はいろいろな悪影響があることをご存知でしょうか?それは「カビ」と「ダニ」です。カビは、湿度・温度・酸素・エサの4つの条件が揃ったときに発生するといわれています。結露が起こる環境は、空気があって温度と湿度が満たされているという状態です。さらに結露の水滴に付着したホコリはエサとなります。こうして結露はカビのもとになり、カビが飛ばす胞子はいろいろな健康被害のもとになってしまいます。また結露で濡れてしまったカーテンがカビてしまうと、洗濯しても落ちなくなってしまいます。これも困る問題ですよね。そして次にダニ。ダニは夏だけのものと思われがちですが、湿度が高く、暖かいという状況がそろっていれば生息することができます。結露するということは、ダニにとっても恰好の生息条件なんです。室内に発生するのは主にイエダニやツメダニという種類で、人の血を吸います。これらのダニに刺されると、激しいかゆみが数日に渡って続きます。結露対策法その1空気中の水蒸気を減らすそれでは簡単にできる結露対策をご紹介します。対策の1つめは、空気中の水蒸気を減らすことです。具体的にできる対策としては、次のようなものがあります。●石油ヒーターを使わない石油ヒーターは灯油を燃やしたときに、同時に水蒸気も出しています。室外排気の設置型ヒーターや、電気式のヒーターに変えることで室内の水蒸気の量をぐっと抑えることができます。●水槽や鉢植えを窓の近くに置かない水槽や鉢植えは常に水蒸気を発生させています。これらを窓から離しておくと、窓に触れる水蒸気を減らすことができます。●換気する寒い時期は特に空気が乾燥しているので、換気することで室内の湿度をぐっと下げることができます。寒いのを少しでも我慢して、換気するようにしましょう。結露対策法その2窓と空気の温度差を減らすでは、次の対策は、窓と空気の温度差を減らすことです。具体的には下記の方法があります。●窓に断熱シートを貼る窓に梱包材や断熱シートを貼ると、冷えた窓と暖かい空気の間にシートが入ることで激しい温度差を緩和してくれるため、結露を防ぐことができます。●窓に風を送る暖かい空気が冷たい窓に触れ続けることによって冷えてしまい、結露が起こります。つまり空気が冷えてしまう前に窓の近くから動かしてしまおうというわけですね。これもかなりの効果がありますよ。まとめ今回は、寒いシーズンと切っても切れない関係にある、結露についてまとめました。結露が発生する条件や、それによって起こる悪影響などを覚えていただけましたか?結露を防ぐポイントは2つ、「水蒸気を減らす」「温度差を減らす」です。こちらでご紹介した対策のどれか1つだけでもかなり結露を防ぐことができ、いくつかを併用するとほぼ完ぺきに結露を防止できますよ。みなさんもぜひやってみてくださいね。
2018年01月30日「加湿器のニオイが気になる」そう思いながら放置していませんか?そのニオイの原因は「カビ」の可能性大です。放置していると家じゅうにカビをばらまくことに!そのニオイ、カビ、すぐにでも解決しましょう!「除菌液」で加湿器掃除は楽になる!おすすめ3選加湿器の掃除は大変。現在、その悩みを解決すべく「加湿器用除菌液」が幅広く販売されています。使い方はいたって簡単。タンクの中に水と一緒に「規定の量」を入れるだけ。除菌することによって、ぬめりや赤カビが付きにくく、清潔を保ちやすくなります。毎日だから「コスパ最強」除菌液!▲加湿器の除菌タイム 液体タイプ 無香料 給水タンク内の除菌・ヌメリ防止専用除菌剤コスパよく加湿器を除菌できると人気なのがこちらの「加湿器の除菌タイム」。2Lの水に対して、1袋(粉末タイプの場合)入れるだけという気軽さも人気です。除菌液にはエタノール、カチオン系抗菌剤、柿シブエキスが入っており「塩素系のニオイがする」という声も。それでも「ぬめりが付かなくなった!」「掃除が楽」と口コミ多数です。「アロマの香り」がついた除菌液!▲コジット 加湿器タンクの除菌剤こちらもタンクの中に水と一緒に入れるだけの除菌液。2Lの水にキャップ4杯入れます。アロマの香りも3種類選べ(ユーカリ・ローズマリー・ラベンダー)、アロマオイルを入れることを禁止されている加湿器でも香りをつけられると人気です。中に入っている成分はアロマエキス・アザディラクチン(ニームオイル)・大豆エキス・穀物エキス・界面活性剤・水。香りを楽しみたい、除菌もしたい部屋にはぴったりですね。化学薬品使用なし「天然除菌液」で赤ちゃんも安心▲空間除菌液「ディフェンドウォーター」グレープフルーツの種を主体に化学薬品を一切使用せずに作られた「天然除菌液」。濃縮タイプなので、加湿器だけでなく薄めて除菌スプレーとしても使用可能です。実は筆者も愛用者の一人。一見高価ですが、濃縮タイプなので、我が家では4Lの加湿器に対して、年で1本程度の使用で済んでいます。ぬめりもつきにくく、とにかく掃除が楽になって快適な加湿器ライフを送れるようになりました。加湿器掃除の頻度は?洗浄剤は何を使えばいい?オキシ漬けやハイターで月に1回はしっかり殺菌掃除を!▲風呂掃除の時に一緒に洗浄するのもおすすめ毎日タンクの水に除菌液を入れても、少しずつカビが発生することがあります。少なくとも1か月に1回はきちんと「殺菌」したいものです。インスタでも人気の「オキシ漬け」はオキシクリーンという洗浄剤を使用します。こちらは「酸素系漂白剤」で、ハイターなどの塩素系より弱いため、漬け置き洗い(オキシ漬け)ができ、部品を傷めにくいのでおすすめです。▲オキシクリーン マルチパーパスクリーナーぬるま湯にとかしたオキシクリーンに20分以上つけます。しかし加湿器は「電化製品」なので、すべてを漬けることはできません。必ず、精密機械がついていない部品のみをオキシ漬けしてください。重曹やクエン酸はナチュラルな掃除は注意が必要ナチュラルな掃除がしたい時の代表「重曹」や「クエン酸」。重曹は除菌力も弱いので殺菌には向いていません。また、クエン酸には殺菌作用もありますが、濃度を高めると加湿器本体を傷める原因にもなりますので、適切な量を使用するように注意しましょう。白い大敵「カルキ」除去用の洗浄剤がある?加湿器に白くこびりつく「カルキ」。これをつかなくするために「浄水器の水を使う」という方法をとる人もいるそうですが、浄水された水は菌があっという間に発生してしまうので加湿器に使用するのは危険。こまめな掃除ができずにこびりついてしまった「カルキ」はこちらの洗浄剤がよく落ちると評判ですよ。▲加湿器のお掃除タイム「クエン酸でも落ちなかった水垢がとれた」「カルキの塊が落ちた」など口コミも多く、すっきり悩みを解決してくれそうですね。押入れにしまう前に「フィルター買い替え」も考えて毎年乾燥の季節が終われば押入れにしまわれる加湿器。片付ける前にフィルター(外付けと水につかるタイプも)はきちんと殺菌し、乾燥させます。また殺菌掃除をしても気になる汚れがある場合は、買い替えもご検討を。筆者は毎年、加湿器を掃除し押し入れにしまう前にフィルター類を買い替えし、新しいパッケージを加湿器と一緒に保管するようにしています。こうすると、いざ使い始める時に快適に使用できるのでおすすめです。加湿器によっては、「フィルター別売りがない」場合も。加湿器本体を買う際に「フィルターを別売りしているのか」ということをしっかりチェックしておきたいですね。※加湿器は電化製品のため、メーカーにより取り扱いが違います。取扱説明書をよくお読みの上、適切な洗浄方法をお選びください。合わせて読みたい加湿器に関する記事⇒オシャレ感とアロマは外せない!この冬おすすめの加湿器⇒今すぐできる「加湿器を使わない」室内の乾燥対策
2018年01月15日年末なのであちこち掃除をしていると、いつもより細かい箇所が気になりだしますよね。特に水のかかる場所になるとカビや汚れが取りづらく、掃除も大変できれいにするのに時間がかかってしまいます。あらかじめ予防していれば、普段も大掃除もラクになるはず。汚れるストレスを減らして掃除の時間を短縮できる、我が家で大活躍の防水コーナーテープをご紹介します。キッチンペーパーでキッチン窓下の掃除キッチン窓下のこの隙間、奥まで掃除してみようかな・・・。竹串にキッチンペーパーを巻きつけてズズズっと・・・。・・・すごい真っ黒い汚れが出てきました。ここに載せるのは、はばかられるほどです。何度も繰り返してようやく取り終えるくらいの量でした・・・。「もうこんな面倒な掃除はしたくない!そもそもなぜこんなところに隙間があるんだ!」というわけで隙間をふさぐべく、防水テープを貼りました。キッチンのコンロ横に防水コーナーテープこういう角になっている部分の防水に大活躍します。貼ってみました!見た目すっきりで、もうこの隙間に汚れがたまる心配がなくなりました♪キッチンを見まわして、もう一か所貼りたい場所を見つけました。ここです。コンロの横。少し前にパッキンが汚れたので、コーキングしたのですが油や料理の飛び散りで汚れやすいので貼ってみました。パッキンに気を遣わなくてよくなりました。カビを防ぐ!?洗面台の隙間を埋める防水コーナーテープ元々はこのテープを、洗面台横の隙間をふさぐために使っています。我が家の洗面台は、横に1センチ強の隙間があります。水が垂れるとカビが生えると思い、入居早々に夫がテープを貼ってくれました・・・。こんな感じで(恥ずかしい)水漏れは防いでくれたのですが、見た目がイマイチなのとペラペラで拭きづらかったのです。自分でDIYすることにしました。隙間が1.3センチあったので、まずそれより太い1.5センチのマルバッカー(バックアップ材と呼びます)を隙間に押し込みます。防水テープにゴムが付属されているので、それを貼ってから防水テープを貼りました。マルバッカーとテープを密着させてくれます。簡単!出来上がりです。時間にして20分くらいでした。すっきりして広く見えますよね。テープがしっかりしているので、水滴も拭きやすいです。ダイソーの3Dタイルステッカーで壁汚れ防止水がかかって気になるコーナーはありませんか?テープやバックアップ材はホームセンターやネット通販でも購入できます。ついでに、横の壁が汚れていたのでカビ防止も兼ねて流行りのステッカーを貼ってみました。「ダイソー3Dタイルステッカー(グレー)」です。少し凹凸があって、とてもリアルです。クロスが柔らかいので、養生テープをしてから貼りました。築15年の我が家ですが、あちこちの落ちにくい汚れやカビが気になってきました。入居してすぐに防水テープやリメイクシートを貼っていたら、掃除やメンテナンスがもっと楽だったと思っています。最近は100均で色々なリメイクシートやステッカーが販売されていますね。水はねや汚れをふせいだり、気分転換が気軽にできるのでオススメです♪整理収納アドバイザーまい夫・男児2人・ワンコと、都内の築15年の狭小住宅に暮らす専業主婦です。開かずの間が2部屋もあった、片付け下手な私が整理収納アドバイザーの資格を取りました。苦手な人の気持ちに沿ってコラムを書いています。BLOG:まいcleanlif
2017年12月23日きれいにしているつもりでも生えてくるカビにお困りの方は少なくないはずです。ここでは、そんなカビからお家を守る方法をご紹介していきます。ぜひ、この記事を参考に万全のカビ対策を施してみてくださいね!浴室のカビを予防するには?東京ガス「ウチコト」さんがおすすめする浴室のカビ対策をご紹介します。東京ガス「ウチコト」さんのアイデアをもっと見る【材料】・ロウソク…………適量・無水エタノール…5ml・精油………………5~6滴・精製水……………25ml東京ガス「ウチコト」さんは、浴室のカビを防ぐためには栄養分を残さないこと、水分を残さないこと、湿気を残さないことが重要だと述べています。カビが好む環境や繁殖しやすい環境を作らないことで、カビの発生を効率よく防ぐことができるのです。カビ対策として、殺菌・除菌効果のあるエタノールスプレーの使用をおすすめしています。エタノールスプレーは、無水エタノールと精油を混ぜたものに精製水を加えるだけで完成します。精油には、ラベンダーやサイプレスなど殺菌・除菌効果があるものがおすすめです。これをカビの気になる部分にスプレーすることで、カビの発生を抑えることができるのだとか。また、ロウソクを使用するのも効果的です。浴槽のタイルの目地などに撥水効果のあるロウソクを塗布しておくことで、カビの発生しにくい空間を作ることができます。▼東京ガス「ウチコト」さんのアイデアはこちら▼これでもうカビない「実証!お風呂のカビ予防対策」あると便利な精製水は通販で簡単に購入できます。カビ対策に効果的な収納アイデアとはyukiko_ismartさんは、浴室アイテムの収納場所を工夫することで効果的なカビ対策を行っています。yukiko_ismartさんのアイデアをもっと見る水分が残りやすい風呂桶は、壁のフックに掛ける収納でカビ対策を行っています。排水口は、あえて蓋を外して通気性をよくし、カビの発生を防いでいます。保管が難しい固形石鹸は、マグネットソープホルダーを使用して保管しています。底の部分に水が溜まらないため、水垢や石鹸カスで浴室が汚れたりカビが発生したりする心配がありません。この他、シャンプー類やシェーバー、掃除用アイテムも壁に吊るして収納しています。浴室の床に置くものを減らすだけで、カビの発生をぐっと抑えることができるそうです。ぜひ参考にしてみてくださいね。▼yukiko_ismartさんのアイデアはこちら▼【置かない】風呂用品の収納アイデア*浴室天井のカビを予防しよう!__________7hm7_____さんおすすめの、簡単にできる浴室天井のカビ対策をご紹介します。__________7hm7_____さんのアイデアをもっと見るさんいわく、浴室の天井は非常にカビが発生しやすい部分なのだとか。天井からカビ胞子が落ちることで、壁や床にカビが発生してしまうそうです。【材料】・オキシクリーン・パストリーゼ・クイックルワイパー浴室天井のカビ対策には、《パストリーゼ》の使用が効果的です。《パストリーゼ》は食品にも使用OKな除菌スプレーで、これを天井に吹き掛け、《クイックルワイパー》で拭けば簡単に天井をピカピカにすることができます。換気扇のカビ対策には、《オキシクリーン》の使用がおすすめなのだそう。しばらく浸け置きしておくことで、換気扇に付着した汚れをきれいに落とすことができますよ。毎日コツコツ続けて、大掃除のいらないクリーンな浴室をキープしましょう。▼__________7hm7_____さんのアイデアはこちら▼梅雨到来!浴室天井のカビ予防対策してますか?加湿器のカビの繁殖を防ぐには?こちらも__________7hm7_____さんのアイデアです。あっという間にできる加湿器のカビ対策をご紹介します。__________7hm7_____さんのアイデアをもっと見る菌の繁殖やウイルス予防に効果的な加湿器ですが、きちんと掃除していないと、空間をカビだらけにしてしまう恐れがあります。これを防ぐため、__________7hm7_____さんは定期的に加湿器のフィルター掃除をしているそうです。【材料】・お湯・クエン酸・重曹加湿器を掃除するときは、分解できる部分をすべて分解して行います。それぞれのパーツをクエン酸水に浸けておけばOKです。クエン酸の量は、タンクの場合はお湯3Lにクエン酸20g、トレーやフィルターの場合はお湯5Lにクエン酸30~40gを目安にするとよいそうです。より洗浄力を高めるため、__________7hm7_____さんは数時間後に重曹を使用しているとのことです。きちんと乾かして再び取り付ければ、清潔な加湿器に元通りです!▼__________7hm7_____さんのアイデアはこちら▼加湿器をしまう前にやる必須お掃除方法とは?!重曹とクエン酸はいろんな場面で大活躍☆お家にストックしておくことをオススメします!まとめ今回は、効果的なカビ対策の方法をご紹介しました。室内にカビがたまっていると、日常生活の中で自然にカビを吸い込んでいる可能性もあります。衛生的な空間を実現し、毎日を健康に過ごしていくためにはカビのない環境づくりが大切です。上記を参考に、しっかりとカビ対策を行いましょう。カビ対策のアイデアをもっと見る生活の知恵のアイデアをもっと見る
2017年09月16日暑い日も寒い日も、部屋の温度を快適にしてくれるエアコンですが、最後に掃除をしたのはいつですか?ひさしぶりに運転をさせた時のカビやホコリのいやなニオイ、浴びていませんか?ハッとしたあなた。一度、エアコンのお手入れしてみませんか。暑くなると手放せなくなるエアコン。久しぶりにスイッチをオンにすると、ムワッと嫌な臭いがすることがあります。そういえば、去年から一度も掃除してなかったっけ……。何かと面倒なエアコン掃除ですが、業者にお願いするより自分でやった方が断然安くて早い!ということで、市販のエアコン洗浄スプレーを使用して、できるところまで自分でやってみました。手間や予算はそんなにはかからずにできますよ。■目次1.エアコンをお掃除するのはなぜ2.エアコンのお掃除!自分でどこまでできる?3.準備するものは?4.準備する:養生する5.フィルターの掃除6.エアコン本体の洗浄7.洗浄後は乾かす!8.エアコン掃除の頻度は?まとめ1. エアコンをお掃除するのはなぜ暑くなった頃に久しぶりにエアコンをつけるとイヤな臭いが漂ってきます。この正体は、エアコンの内部に潜むカビやホコリです。エアコンは、室内機と室外機でワンセットです。室内の熱い(暖房時は冷たい)空気を取り込み、室外機と協力して室内の空気を冷やしたり暖めたりして、室内の空気の温度を過ごしやすく調整しています。この時、空気中に存在するホコリや塵を一緒に吸い込んでエアコンの内部に溜めてしまうのです。また、空気を冷やす際などに水滴が発生して、それがエアコン内部につくカビの原因となっています。お掃除していないエアコンからするニオイは、このホコリとカビから発生するものです。ニオイばかりでなく、カビなどを部屋に撒き散らしているので、お掃除して取り除かなくてはなりません。また、フィルターにホコリがついたままにすると、空気の通りが悪くなりますし、温度が下がりにくくなります。エアコンは、設定温度まで働こうとするので、エネルギー効率が悪くなりますね。節電のためにも小まめなフィルターのお手入れが必要です。2. エアコンのお掃除!自分でどこまでできる?エアコンの内部にホコリが入り込まないようにするものが、エアフィルターです。これは、掃除機でホコリを吸ったり、取り外して洗ったりというお手入れが簡単にできます。一方で、室内の空気を冷やしたり温めたりするのは、エアコンの内部にある、冷却フィンと呼ばれるアルミフィンの役割。この部分は取り外すことができないため、お掃除が難しい箇所になります。空気を送る役割をする部分の送風ファンやそれらを覆うパネルも素人では取り外すことはできないため、お手入れが難しいです。今回、これらエアコン内部のお手入れに挑戦してみました。エアコンの取扱説明書には、「エアコン内部のお手入れは、専門家へ相談してください」とあります。また、脚立を使っての高所作業になるため、無理をせず作業を進めていきましょう。3. 準備するものは?【エアコン本体の掃除に必要なもの】・エアコンクリーン用のジェットスプレー1本・抗菌スプレー・三脚(踏み台)・養生用のゴミ袋と養生テープ・ハタキ・お掃除綿棒・綿棒やブラシ(隙間を掃除するための先端が小さめで柔らかいもの)・雑巾(隙間に入るように薄めのもの)※ある場合は、スチームクリーナーや家庭用高圧洗浄機【エアコン本体の掃除に必要なもの】・エアコンクリーン用のジェットスプレー1本・抗菌スプレー・三脚(踏み台)・養生用のゴミ袋と養生テープ・ハタキ・お掃除綿棒・綿棒やブラシ(隙間を掃除するための先端が小さめで柔らかいもの)・雑巾(隙間に入るように薄めのもの)※ある場合は、スチームクリーナーや家庭用高圧洗浄機4. 準備する:養生するまず、電源プラグを抜き、エアコンの前面パネルを外すことができる場合は、外しましょう。左右に取り外し用の回転軸があるはずです。しかし、ちょっとした力で割れそうなため、今回は、前面パネルを上げて作業していきます。下準備として、前面パネルを上げる前にホコリをハタキで叩き落としておきます。次に養生します。エアコン内部に洗浄スプレー・スチームクリーナーや家庭用高圧洗浄機などを使用して洗浄する場合には、水分は排水ホースを通じて室外へ排水されます。そのため、室内へ水が流れ出てくることはないそうです。ただ水滴が垂れてくる可能性がありますので、ビニール袋などで養生していきます。今回使用した45リットル用のゴミ袋だとエアコンと横幅が合いませんので、長方形の長い方の一辺を切ります。端と端をエアコンの左右・下を囲うように養生テープで留めていきます。ビニール袋の下がちょうど三角形になり、水分が溜まりやすくなります。エアコンの電装がある部分も養生します。こちらは、食品用ラップが便利です。ラップを電装部分に貼り付けて、養生テープで四方を留めます。大量の水を使用する予定はありませんが、念のため、床にタオルを敷いておきます。5. フィルターの掃除エアコンの取扱説明書を見ると、「フィルターのお手入れは2週間に1度程度すると良い」と書かれています。こまめに掃除ができる場合は、フィルターを外さずに汚れを吸うだけでもホコリをとることができそうです。また、フィルターについたホコリが水・油分を含んでいないタイプのものであれば、フィルターを外して、ブラシなどで汚れを取り除いて軽くぬるま湯で洗う程度でキレイになります。洗った後は、陰干しで30分程度干して乾かしましょう。落ちにくい汚れの場合は、ぬるま湯に中性洗剤をプラスして洗うとさっぱりします。フィルターだけでなく、左右風向調節羽根も取り外せるため、フィルターと一緒に洗います。6. エアコン本体の洗浄いよいよエアコン本体内部の洗浄をします。中は、ホコリや黒いものが沢山付着しています。この黒いものはカビです。エアコンから出てくる空気を少しでも清潔にするために原因となる汚れをなるべく除去していきます。まず、全体的に拭いて汚れを取ります。濡らした薄目の雑巾(ダスター)に中性洗剤をスプレーしてください。エアコンのパネルや枠を中心に汚れを拭き去るようにして拭きます。前面フィルターや送風ファンの下にあるパネル後部など、隙間の汚れも拭いていきましょう。そして、アルミフィンにエアコンスプレーをかけていきます。今回使ったスプレーには、「使う前に5回ほど振り、5cmほどエアコンから離してスプレーする」という使い方が書かれていました。その通りにスプレーすると、ジェット噴射のような状態になり、アルミフィンの汚れがみるみる綺麗になりました。このスプレー噴射の勢いが汚れ落としの鍵となっているため、お手持ちの家庭用高圧洗浄機などでも代用ができそうです。スプレー後は、10分程度そのまま放置します。その後、細かいところはお掃除綿棒で汚れを拭うと、あっという間にキレイになります。このスプレーにはエアコン内部の奥にある送風ファンに使えると記載がありません。ほかの市販品で、送風ファン洗浄に対応したムース状になるものがあるようですが、近所のホームセンターなどでは見つかりませんでした。ダスターに指を絡めて根気よく拭くと、意外と綺麗に汚れが取れました。左右風向調節羽根を外すと、奥まで手やブラシが少し入るようになります。ほかに、アルミフィン周りのプラスチックの枠なども拭きます。細くて薄い作りのため、気をつけて拭いていきましょう。7. 洗浄後は乾かす!乾かしていたフィルターを戻した後、養生を取ったら抗菌スプレーをかけます。前面カバーを戻したら、電源プラグを入れましょう。しばらくエアコンを乾燥させます。これを怠ってしまうと、生乾き臭に近い匂いがエアコンから出てきますので注意が必要です。温度設定は少し高めにして送風の強さも強めで、2時間ほど運転させるといいそうです。外出するなど時間がない場合は、暖房運転にして30分ほど運転させてもいいそうです。8. エアコン掃除の頻度は?小まめにエアコンの掃除をすることは、空気の清潔さなどの室内環境を整える点ではとても有意義なことですが、やりすぎは本体に負担がかかってしまいます。よく言われているのは、フィルターは2週間に1度ほど。エアコン本体は「1シーズンに1回ほど」です。定期的に掃除を行い、気持ちの良い部屋作りをしたいですね。まとめ以上が、今回のエアコン掃除の内容です。一般的な業者さんが行っているエアコンクリーニングに少しは近づけたでしょうか。もし、アルミフィンの裏側や送風ファンの細部もキレイにしたいとしたら、資格のある方が行うオーバーホールでのクリーニングを依頼するという方法もあります。壁から取り外して部品ごとに洗浄してくれますので、本当に隅までピカピカになります。ただ、これは予算が張りますので、毎回お願いするには限界があるかもしれません。今回のようなセルフクリーニングでも、定期的に継続して行えば、エアコン内部を清潔に保つことができます。普段、何気なく使用している製品のメンテナンスを行えば一層愛着が湧きますし、製品の構造などを知るよい機会となります。皆さんも無理のないように、エアコンの掃除をしてみてはいかがでしょうか。
2017年08月08日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。カビは温度や湿度が上昇する時期になったら、気をつけなくてはいけないものです。カビが体内に入ると、アレルギー反応を起こしてしまったり、体調不良を起こしてしまったりする原因となります。親子共に、元気で快適に過ごすために、カビのことを知って対策を講じましょう。●カビが生える条件とは?カビが発生し、増殖してしまう環境条件は次の通りです。・温度:20~30度・湿度:60%以上・養分:食品や汚れなど家の中の場所によっては、必ず条件が揃ってしまいます。カビは胞子をまき散らし、繁殖を繰り返します。梅雨時期から夏の間にかけてカビが繁殖しやすくなりますので、何とかしなくてはなりません。●カビが発生しやすい場所家の中でカビが発生しやすい場所は、次の通りです。・浴室、洗面所、キッチンなどの水周り(原因:水蒸気・石鹸カス・栄養分のある汚れ)・窓ガラスのゴムパッキンなど(原因:結露)・エアコン内部(原因:結露・湿気)・押し入れ・クローゼットの中(原因:湿気・換気不足)・家具の裏など(原因:風通しが悪い)・じゅうたんやカーペットが敷いてある部屋(原因:養分・湿気・温度)・シーツ・カバー・布団(原因:養分を含んだ汗・湿気)などです。合わせて原因も書いてみました。それぞれの原因からもわかる通り、湿度や水分、養分となるものが多くある場所や物 です。これらの原因を踏まえて、自宅で簡単にできるカビ対策を紹介したいと思います。●カンタンにできるカビ対策カビの発生を防ぐためには、以下の3つをできるだけ行うことです。・水滴や結露を発見したらすぐに拭き取る・換気をする(晴れ=窓を開ける/雨=除湿器を活用)・ほこりや汚れを見たら、すぐに取るしかし、家事育児・仕事をしているママにとっては、この3つを行うことも大変と感じるでしょう。分かっていてもできないときもあるかと思います。それでカビが生えてしまったら、カビを除去すればいいのです。いきなりカビ取り剤を使わなくても、スキマ時間を使って簡単に取る ことができます。また、できないところはプロに任せる方が楽ですし、壊してしまうこともありません。●浴室・洗面所・キッチンなどの水周り/窓ガラスのゴムパッキンなど100均で買えるメラミンスポンジに中性洗剤をつけて ちょっとこすれば取れます。後はしっかり流して、最後に水気を拭き取るか換気扇を回して水分を飛ばすだけです。●エアコン内部取扱説明書に「内部乾燥運転」や「内部クリーン」のやり方が記載されています。いわゆる結露を防いでカビの繁殖を防いでくれる機能です。これをセットしましょう。あとは、何年かに1度は業者にお願いして やってもらうことをおすすめします。●押し入れ・クローゼットの中湿気が多くなりやすい上に換気が不十分ですから、扉を開けて風を通しましょう。布団などが入っている場合は、スノコを下に敷いて 布団にたまってしまう湿気も出すようにします。除湿器をセットするのも有効!カビが生えていたら、歯ブラシに水で薄めた中性洗剤をつけて優しくこすり、固く絞った雑巾で拭き取ります。●家具の裏など木製の家具なら歯ブラシに水で薄めた中性洗剤をつけて 優しくこすり、固く絞った雑巾で拭き取ります。その他の素材ならメラミンスポンジに中性洗剤をつけてこすり固く絞った雑巾で拭き取ります。●じゅうたんやカーペットが敷いてある部屋掃除機や粘着ローラー で養分となるものを取り、風通しを良くします。雨の日は除湿機をかけます。何年かに1度はクリーニングに出しましょう。●シーツ・カバー・布団シーツは洗濯が可能です。布団はカバーを掛けたまま晴れの日に両面干します。夏場なら1~2時間が目安 です。干した後に布団たたきより掃除機をかけることがおすすめです。中綿を傷めずに布団の中にいるものも取り出すことができます。●おわりに高温とジメジメが続くこれからの季節、カビが生えやすくなっています。スキマ時間を使えば、カビを撃退することができますし、吸い込んだら大変な目に遭うカビ取り剤を使う必要もなくなります。日々の生活の中でできることをスキマ時間で実践してみましょう。【参考リンク】・カビ対策マニュアル 基礎編 | 文部科学省()●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/神山みき(れんくん)
2017年07月26日梅雨の時期です。雨が降る日が多くなり、気分も落ちてしまいますよね。湿気が原因でカビが生えやすい時期でもあります。油断すると、部屋のあちこちが湿気だらけになってしまいます。今回は身近にあるものや、安く買えるもので湿気対策をしてみました。これで湿気と戦う準備万端になるはずです。毎日雨が続く梅雨の時期は、室内に湿気がこもりカビやニオイが気になってきます。例えば、クローゼットに入れておいたバッグにカビが付着していたり、押入れの壁にひっそりと生えていたり……。湿気は放っておくと、このように隠れた場所で悪影響を及ぼすのです。この梅雨は、湿気のないカラッとした部屋を目指しましょう。今回は、家庭で簡単にできる湿気対策を試してみました。■目次1.湿気の原因などを解説2.まずは換気から3.新聞紙や段ボールを使った除湿方法4.重曹を使った除湿方法5.炭を使った除湿方法6.その他湿気対策の工夫まとめ1. 湿気の原因などを解説■起こりうる問題梅雨時期の湿気により、家の中には様々なトラブルが発生します。代表的なものを下記にまとめてみました。あなたのお家は大丈夫ですか?確認してみましょう。1.お風呂場など水回りにカビが発生しやすい2.湿度が高いと暑く感じる3.布団が湿っぽくなる4.家具の裏側にカビが生えやすい5.押入れなど空気の流れがない場所にカビが生えやすい6.カーテンや壁紙が傷みやすい7.ダニの発生原因に8.洗濯物が乾きにくい家具の裏側や押入れにカビが生えやすいのは、温度が低くほかの場所と比べて温度差が大きくなるから。また同様に、クローゼットに入れていたバッグにカビが生えるのも、温度差が高く湿気がこもりやすいためです。■快適な湿度とは?部屋の快適な湿度は40~60%です。部屋に温度と湿度が測れるものを設置することで、湿度の調節がしやすくなります。60%以上の湿度となると、結露が発生しカビやダニの発生の原因となるので注意しましょう。この写真を撮った日はちょうど雨が降っていたため、湿度が65%ありました。■カビの発生要因カビは室内や室外のどこにでも空気中に存在しており、ある環境になった時だけ発生します。カビが発生しやすい環境は、室温が25~30度、湿度が80%の時。さらにお風呂場のように、石鹸カスや皮脂汚れなど養分がある場所には多く発生します。プラスチック、繊維、畳、塗料、接着剤、木などカビの養分となる物質は様々です。だからこそ付着、増殖しない環境作りが必要となってきます。2. まずは換気から押入れやタンスの裏など、空気の流れが悪くなる場所は、扇風機を使って風を送りましょう。押入れの換気は、両側の戸を半分開き、間から扇風機で風を送る方法がおすすめです。洗濯物を部屋干するときにも扇風機を活用できます。扇風機は洗濯物から1mくらい離し、首振りにして洗濯物全体に風が当たるようにしましょう。風量は弱でも十分のため、電気代はそれほどかかりません。朝に洗濯物をリビングに干して、扇風機をかけて出かけたら、帰宅したときには乾いているはずです。部屋全体にこもった熱や湿気を素早く外に逃がすためにも、扇風機を活用してみましょう。1つの窓を開けたら、それとは別の窓も開けて扇風機を外に向かって回します。扇風機によって部屋の気圧が下がり、別の窓から空気が入ってくる仕組みです。この方法を活用すれば、部屋の温度を素早く下げる対策にもなります。ただし、屋外の気温が高いときには使えないので注意しましょう。湿度対策としては、梅雨時でも室内のほうが湿度は高いため、窓を開けたほうが効率が良いです。エアコンは室温を一定に保ちながら換気する機能があるため、日中に窓を開けるとせっかく冷やした室温が上昇してしまいます。窓を開けるなら朝晩の気温が低い時間帯がおすすめです。3. 新聞紙や段ボールを使った除湿方法新聞をとっているご家庭ならば、新聞紙を活用して。なければスーパーで無料でもらえる段ボールを使うことで湿気対策ができます。■新聞紙の除湿方法新聞紙は一度くしゃくしゃにして凹凸を付け、押入れや家具の後ろなどに入れます。また、くるくると丸めて棒状にしたものを張り合わせ、手作りスノコのようなものにも。それを押入れの壁に立てかけておくと、押入れの壁と布団との間に隙間ができて湿気対策になるのです。くしゃくしゃにした新聞紙は、梅雨時の靴の湿気対策にも使えます。靴の中に丸めた新聞紙を入れておくと湿気が溜まりません。この方法は雨で靴が濡れた時の対処法としても有名なので、知っている方も多いかもしれませんね。■段ボールの除湿方法段ボールも新聞紙同様に使用します。押入れの下に敷く、押入れや家具の壁に設置するなどの対策方法があります。これで、押入れの湿気を軽減することができるでしょう。4. 重曹を使った除湿方法重曹は除湿剤としても活用することができます。空き瓶、果物が入っていたパックなど空き容器を活用し、手作りの除湿剤を作ってみましょう。重曹は湿気を吸い取ってくれる効果と脱臭効果の二つが得られるため、ニオイが気になる下駄箱にもおすすめです。画像はミニトマトのパックです。穴があけられていて、蓋もあるためそのまま使えます。蓋がない容器を使う場合には、粉末がこぼれないための対策も必要です。蓋となる部分に、不織布を被せましょう。100均で売られている、換気扇用フィルターをカットして使えば、通気性が良くなります。重曹の除湿効果は3~6か月持つため、梅雨に設置したら夏に一度取り換えるか、秋に交換するのがおすすめ。重曹がダマになってきたら交換の合図です。湿気を吸い取った重曹は、お掃除用としても活用することができるので経済的です。5. 炭を使った除湿方法炭には小さな穴が開いており、湿気やニオイを吸着してくれます。一方で、湿度が低くなれば吸着した湿気を吐き出す便利グッズです。インテリア性を高めるなら、備長炭を利用してみましょう。布袋などに入れてしまうなら、バーベキューで余った炭でも十分です。我が家では床下に炭を入れているのですが、梅雨時や夏の湿気があまり気にならないように思います。ホームセンターに行けば、床下に入れる炭袋が売られているため、気になった方はチェックしてみてくださいね。6. その他湿気対策の工夫■室温を一定に梅雨時の湿気対策は、冬の結露対策と似た部分があります。結露も部屋の温度が高い部分と、低い部分との差で発生しやすくなります。梅雨時は気温差を無くすために、エアコンをかけるのもおすすめです。その際には締め切った部屋を無くし、全室同じ室温にしてください。部屋ごとにエアコンを設置して室温を変えるのはあまり良くありません。気温が低いところでは水蒸気を抱え込む力が落ちるため、室温が低い部屋では湿気の影響を受けやすくなってしまうのです。■湿気が発生する箇所で換気扇を回す浴室、キッチンなど水蒸気が発生する場所は、必ず換気扇をかけて使用しましょう。梅雨時の洗濯物は、浴室に干して換気扇を回すと湿気対策になります。・家具を壁につけないタンスなどの家具は壁にピッタリ付けないようにしましょう。壁と家具との間に隙間をつくることで、空気が流れやすくなります。ソファーやベッドなどは、床に隙間があるものがおすすめです。まとめ梅雨のジメジメ対策は、第一に換気が必要です。湿度が高いからといって部屋を閉め切ると、室内に湿気がこもるため注意しましょう。家庭には温度計と湿度計を設置して、カビが生えやすい環境になってないか確かめることも大切です。どれも簡単な方法ばかりですから、湿気対策で梅雨を乗り切りましょう。
2017年07月05日「梅雨の時期のカビや細菌の繁殖は、冬と比較にならないほど速いんです。だからこそ、梅雨のはじめに1度汚れをしっかり落としておくことが大切です。見た目がキレイになるだけでなく、カビや細菌が原因で発生する、梅雨独特のイヤなニオイも防げます」 そう語るのは、All About家事・掃除・子育てガイドの藤原千秋さん。気温や湿度が上がってくると、繁殖するカビやダニ。藤原さんは、増殖を抑えるためにも、梅雨のはじめに1度汚れをしっかり落としておくことを勧める。そこで、梅雨独特のイヤなニオイの元にもなる下駄箱とカーペットのおそうじ術を紹介! ■下駄箱 梅雨になると湿気で悪臭が発生しがちな下駄箱は、放置しておくと夏に雑菌が大発生するので、早めのそうじが肝心。革靴やレインブーツには市販の除湿剤を入れておくと安心。 【用意するもの】アルコール除菌スプレー、下駄箱用除湿剤、新聞紙、ウエス。 1. 新聞紙を敷いた床に下駄箱の靴をすべて出す。ウエスにアルコール除菌スプレーを吹きかけ、下駄箱の内側すべての面を拭き上げたら1時間ほど扉を開けておく。※下駄箱内が変色する可能性があるので目立たないところで試してから。 2. 靴を新聞紙ごとベランダに運び、カビが生えている靴、傷んでいる靴を処分。すべての靴裏と、におう靴の内側にアルコール除菌スプレーをする。 3. 新聞紙を下駄箱の棚のサイズに折って敷く。下段奥の角に下駄箱用除湿剤を入れ、靴を下駄箱に戻す。革靴はなるべく上段へ。 ■カーペット ダニが繁殖しやすいカーペットやラグ、畳などは、熱いタオルで皮脂汚れをゆるめてから除去。熱の殺菌効果で梅雨の悪臭の元を絶ち、皮脂をエサに繁殖するダニの増殖対策にもなる。ヤケドを防ぐため、必ずゴム手袋を使うこと! 【用意するもの】バケツ、セスキ炭酸ソーダ、粗品でもらうような薄手のタオル、ゴム手袋。 1. タオルをぬらして固く絞り、600Wの電子レンジで約1分加熱する。 2. ゴム手袋をして1を取り出し、熱々のままカーペットの毛足を立てるようにして拭く。冷めたら電子レンジで加熱を繰り返す。 3. ひどい汚れがあるときは、セスキ炭酸ソーダを1〜2%の濃度になるよう水に溶かし作った、セスキ炭酸ソーダ水に浸して絞り、1と同じく電子レンジで加熱して拭く。 ※畳の場合は、セスキ炭酸ソーダ水はNG。カーペットの1と同様に加熱したタオルで、畳の目に沿って拭く。カビが生えている場合はタオルにアルコール除菌スプレーを吹きかけ、拭き取る(1度カビを拭いたタオルは捨てる)。 「キッチンで使った油はミスト状に空気中に広がるので、カーペットや窓の内側にも届いて、ふだんそうじしている室内も意外と汚れています。窓とカーテンが密着している箇所にカビが生えていることもあるので、この機会によくチェックしましょう」(藤原さん)
2017年06月09日皆さんは洗濯槽の洗浄をこまめにしていますか?洗濯槽はカビが好むジメジメの環境です。洗濯槽のカビを放置すると、洗濯するたびにカビが洋服に付着するということにもなります。洗濯した洋服は綺麗でなければ意味がありません。洗濯槽のカビを増やさないためにはどうするべきか、主婦50人に聞きました。毎日の洗濯によって洗濯槽も水で流されているため、改めて槽の洗浄などしなくてもよいのではないかと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかしあまりにも長い間、洗濯槽を使ったまま放ったらかしていた場合、実は洗濯槽内がカビでいっぱいになっている可能性があります。いったい洗濯槽にはどんな問題が潜んでいるのでしょう。放置して状態が悪化してしまう前に手を打つ必要があります。今回は洗濯槽のカビ事情とその対策方法について、主婦50人の方にアンケート調査を行いました。■目次1.主婦の洗濯槽にまつわる心配事はやはり「カビ」2.洗濯槽にカビが発生しやすくなるメカニズムを理解しよう3.カビの増殖を防ぐために日頃からできることまとめ1. 主婦の洗濯槽にまつわる心配事はやはり「カビ」■ほとんどの主婦が洗濯槽を洗浄した経験を持つ「洗濯槽を洗ったことがありますか?」というアンケートに対し、「はい」と答えた主婦の方の割合は9割ほどを占めています。どうやら洗濯槽を洗うことは当たり前のこととして世間に認知されているようです。■「洗濯槽からいやなニオイ、カビ臭いニオイがしてきたから。衣服に洗濯カスのようなものが付くようになったから。」(40代・専業主婦)■「3カ月に一度の周期で気休め程度ですが、洗濯槽用の洗剤を入れて回しています。」(40代・専業主婦)■「カビや水アカが気になります。汚い洗濯槽で洗濯をしても、洗濯物は綺麗にならないと思います。」(40代・専業主婦)洗濯機は毎日使うものなので、ニオイや汚れには敏感になるのも当然のこと。洗濯し終えてフタ開いた途端、生臭いニオイがしたら干すのも嫌になってしまいそうです。一方で「いいえ」と答えた人の中には、洗濯槽クリーナー以外を使用して槽のケアをしているという方もいました。■「洗濯槽は洗いませんが、洗濯槽の除菌効果がある洗剤を利用しています。」(30代・専業主婦)確かに洗濯槽のカビを抑える効果がある洗濯洗剤が発売されています。カビが生えるのを抑える役割はありますが、発生するカビをゼロにすることはほぼ不可能だといっても過言ではないでしょう。■数カ月に1回が洗濯槽を洗う王道のペース主婦の多くの方は1カ月に1回、3カ月に1回のペースで洗濯槽の掃除をすることがわかりました。■「子どもの泥汚れのある運動着を洗うのですぐに洗濯槽が汚れてしまうため、こまめに洗っています。」(30代・正社員)■「3カ月くらいでニオイが気になりだすので、そのくらいの頻度で洗っています。」(40代・専業主婦)■「一応1カ月に一度と決めているのですが、気がつけば2〜3カ月過ぎています。定期的に洗わないと洗濯アカのようなものが衣類を汚すことがあります。」(50代・専業主婦)それよりも多いペースで掃除をする方は1名、そして年に1回だけ掃除する方、その他としては汚れが気になる時に掃除をするという方の票も多かったです。■「日々の洗濯をしている時、洗濯物に茶色の洗剤カスなどが付着したり、洗濯槽が汚くなったりしたと感じた時に洗います。」(50代・専業主婦)■「黒いゴミ(黒カビ)が出てくるようになったら洗いますが、部屋干しが増える花粉の季節の前や年末、梅雨時に洗うことが多いです。」(40代・専業主婦)洗浄する期間を意識することがなくても、洗濯物に黒いカスがつくようになったらそろそろ専用クリーナーで洗わないといけないかなと思う方が多いようです。確かに洗濯物にまで汚れが目立つようになると「このままではいけない」という危機感を感じるようになりますよね。また洗濯槽の掃除はできるだけしたほうがいいと思っていても、ついつい掃除を忘れてしまう方も多いかもしれません。この主婦の方のように、ちょっとした心がけで定期的に掃除をすることが日々の習慣になるかもしれません。■「定期的に決めてすると忘れずに持続できます。私の場合は、毎月1日に洗濯槽を洗うことに決めてカレンダーに印をつけなくても忘れずに実行するようにしました。」(50代・専業主婦)■洗濯槽でやっぱり気になってしまうのはカビ多くの主婦を悩ませる、洗濯槽のカビ。洗濯をしたのに洋服に黒いカスが付いてしまっていたというのは、洗濯槽にこびりついているカビが剥がれたものである可能性があります。■「洗濯物にゴミカスが付いていたら洗濯した気にならないし、気になります。」(30代・専業主婦)■「1度、黒いカスが何回も出て困ったことがありました。目に見える形になるとやはり怖いですよね。」(20代・専業主婦)■「洗濯した時に洗濯物に黒いゴミカスが付くのが気になります。そのゴミが出てきたら掃除の時期の合図だと思っています。」(30代・専業主婦)また部屋干しをして生乾きになってしまった時などに服が変に臭うなあと思ったことはありませんか?そのニオイも実はカビが原因なんです。■「洗濯槽のカビ臭いニオイが洗濯物に移るのがすごくイヤです。」(20代・正社員)■「ニオイが1番気になります。せっかく洗ったのに無意味だし二度手間になってしまうので。」(20代・専業主婦)■「洗濯槽クリーナーでの掃除の間隔があいてしまった時や夏場、洗濯機の中から生臭いニオイがしたことがあります。そのまま洗濯したら服に菌がついて臭くなりそうで、とても気になります。」(50代・パートアルバイト)また黒カビや生臭いニオイとともに洗濯槽のお悩みとして君臨するのが「茶色いコケのようなもの」です。この正体もカビの一種です。■「洗濯物にも付いてしまって、洗濯したのに不衛生になることがあるので。」(20代・専業主婦)■「見た感じが汚くてぞっとする。洗濯しても綺麗になる気がしない」(30代・専業主婦)■「定期的に洗浄するようにしているのですが、ちょっと間があいた時など白い衣類に茶色いぺらぺらがついていると『あ、槽洗浄しなくちゃ!』と思います。」(40代・専業主婦)カビが発生することは、主婦のみなさんにとって洗濯槽を洗うための「信号」みたいなものなのですね。2. 洗濯槽にカビが発生しやすくなるメカニズムを理解しようカビも理由があって生えてきます。その原因さえわかれば、カビの発生を防ぐことができます。ここでは主婦を悩ませる「カビ」について理解を深め、具体的な対策を考えていきましょう。■洗濯機の構造を理解しよう洗濯槽にカビが生えやすいのには、洗濯機の構造が大きく関与しています。多くの縦型・ドラム型の洗濯機は槽が二層になっています。一般的に「洗濯槽」と呼ばれるものは洗濯機の内側にある槽のことを指し、外側の槽のことは「外槽」と呼びます。洗濯機を回している時は洗濯槽と外層の間に水が入るため、この空気にあまり触れない洗濯槽の外側と外槽にカビが生えやすくなるのです。そして多くの洗濯槽には穴が空いていますが、洗濯機を回している最中にこの穴から洗濯槽の内側にカビが入ってきてしまいます。これが洗濯物にカビが付着してしまう原因です。このカビの付着を防ぐために洗濯槽に穴が空いていない洗濯機も販売されていますが、多くは二槽式で穴あき洗濯槽が一般的。そのため洗濯槽も定期的に掃除をするメンテナンスが必要なのです。■カビが生えるための方程式そもそもなぜ洗濯槽にカビが生えるのでしょうか?カビが生えるといわれている原因はいくつかあります。そのメカニズムを簡単な方程式で表すと次のようになります。(洗濯機はもともと湿度が高い)+(溶け残った洗剤+せっけんカス+付着したアカや泥)=洗濯槽のカビ洗濯機は水を使うことに加え、多くの家庭ではお風呂の手前の脱衣所に設置されています。そのため洗濯機のまわりは自然と湿気がこもりやすく、特にフタがつねに閉まっている洗濯機の中はどうしてもカビが発生しやすい環境になりがちです。洗濯後に残った洗剤やそのカス、アカ、泥などはカビにとって絶好のエサになるのです。この“カビのエサ”と湿気が組み合わさって、洗濯機内にカビが増えていくということになるのです。3. カビの増殖を防ぐために日頃からできること多くの主婦の方は、日頃から積極的に洗濯槽のカビ対策をされていることがわかりました。具体的には8割以上の方が、湿気をこもらせないように努力されているようです。洗濯槽専用のクリーナーをマメに使うことが洗濯槽を清潔に保っておくには最も効果的ですが、多くの家庭では毎日洗濯はするため、そう頻繁には槽の洗浄は出来ません。となると出来るだけカビを増やさないためには、日頃のちょっとした心がけが大切のようです。では具体的にどのようにやるのかを、主婦の方々の声をもとに探っていきましょう。■湿気をこもらせない!先述したように、洗濯機は湿気がこもりやすいです。「カビが生えるための方程式」にもあるように、高い湿度はカビが生える絶好の環境です。■「洗濯が終わったら必ず洗濯槽のふたを開けています。湿気がこもりそうなので、常に開けっ放しです。」(40代・専業主婦)■「洗濯機のフタはこまめに開けています。また浴室や洗面所の風通しを良くするように心がけています。」(40代・個人事業主)■「基本的に洗濯機の中に洗濯物をためないようにする、湿気がこもらないようにフタを開けて風を通すようにしています。」(40代・専業主婦)風通しを良くすることは、湿気をこもらせないために効果的。カビにとって繁殖しやすい環境を作らないためにも、洗濯機のフタを開けておくことはとても大事なわけです。洗濯機の中を湿度の高い状態にさせないためには、洗濯機のフタを開けておくことに加え、洗濯が終わったら洗濯槽を乾拭きすることも効果的です。雑巾でさっと水気を取るだけでも、長期的に見たらカビの発生を抑えるのに役立つこと間違いなしです。■温度が高ければカビは対処出来る!カビは高温にはとても弱いです。通常、カビは50℃のお湯で菌が成長することが出来ずに死滅するといわれています。そのため洗濯槽を高めの温度に設定しておくことで、カビの繁殖を抑える働きがあります。■「カビは高温で死滅すると思っているので時々洗濯槽を高めの設定にしてカビ退治します。」(50代・専業主婦)■「おふろの残り湯を使うことと、洗濯槽クリーナーを定期的に使うよう心がけています。」(40代・パートアルバイト)主婦の方々からもこのような声がありました。このほかにも乾燥機付きのドラム式洗濯機を使用している家庭では、定期的に槽乾燥をさせることをおすすめします。洗濯槽だけを乾燥させ槽内を高温の状態に保つことで、カビの発生を抑えることが出来るのです。まとめ■カビの「エサ」を増やさない!■「とにかく洗濯物に付いたゴミや泥などは極力洗濯機に入れる前に処理しています。」(50代・専業主婦)■「カスがたまってカビの原因になることが多いと思うので気をつけています。」(20代・専業主婦)■「砂や食べカスが付いている場合は、簡単に手で水洗いしてから洗濯しています。」(20代・専業主婦)汚れた洗濯物を洗うことが洗濯機の役割ですが、その汚れた洗濯物にはたくさんのゴミやカスが付着しています。先に説明した「カビが生えるための方程式」でも解決した通り、アカや泥はカビが生えるための条件。洗濯物の汚れは洗濯前になるべく落とすことも、カビ防止に効果があるといえます。たとえば泥遊びが好きな小さなお子さんや、野球やサッカーなどの屋外スポーツをやっていて泥だらけになったユニホームを持って帰ってくるお子さんがいる家庭では、洗濯機で洗う前に簡単に手洗いをし、泥や砂をある程度取り除いてから洗濯するとよいでしょう。面倒だし、ひと手間かかる作業です。しかしこのような心がけを継続させていくだけで洗濯槽のカビは大幅に改善できるのです。洗濯槽のカビ防止にはさまざまな方法があることがわかりました。防止はできてもカビの発生は完全には抑えられないため、1カ月から数カ月に1度のペースできちんとクリーナーで槽洗浄されることをおすすめします。槽洗浄をしたうえでさらに日々のカビ発生を防ぐ方法を試してみると、洗濯槽の綺麗な状態をより長く保つことができるようになります。洗濯したのに残ってしまうカビのニオイ。洗濯物についた黒いカス。こうしたカビの悩みからおさらばするためにも、日頃から洗濯槽のカビ対策を始めてみませんか?アンケート実施日:2017年3月2日対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、個人事業主、パートアルバイトの方アンケート総数:50
2017年04月11日ホームセンター業界最大手のDCMホールディングスから、抗菌・防カビパイルを使用し、本物の芝生に近い風合いに仕上げた「DCMブランド抗菌防カビ人工芝生」が4月17日(月)より、全国のDCMカーマ・DCMダイキ・DCMホーマック・DCMサンワ・DCMくろがねや店舗にて販売開始されます。本物の芝生の風合いに近づけた抗菌・防カビ仕様の機能的な人工芝生「DCMブランド抗菌防カビ人工芝生」は、日本市場で初めてAg銀イオン配合の抗菌・防カビパイルを使用した、子どもやペットが安心して遊ぶことのできる商品です。また、ベランダなど狭いスペースでも使いやすいよう1帖(1m×2m)サイズなど、小さなサイズもラインナップ。さらに、パイルの色や本数の調整にこだわり、本物の芝生に近い風合いを実現。掃除を楽に済ませることができるため、芝生のお手入れが面倒な人でも簡単にきれいな景観づくりを楽しめます。配合の銀イオンとは銀イオンは、抗菌と防カビ能力を合わせ持ち、雑菌の増殖を抑えます。銀イオンは還元系の殺菌成分のため生物の組織にダメージを与えることがなく、除菌効果を活用した銀食器をはじめ、歯の治療で使われる修復材料としても活用されてきた安全な成分です。商品概要
2017年04月04日いつも服を綺麗に洗ってくれる洗濯機。でも、その洗濯機はいつまでたっても綺麗でいる訳ではありません。放っておくと、カビやほこりの巣窟になってしまいます。お気に入りの服を、洗濯槽のカビ臭いにおいから守りたい!そんな方は必見です。今回は、洗濯槽を徹底的に綺麗にする方法にチャレンジしてみました!洗い上がりの洗濯物に黒い物体が付いてくるのはなぜ?洗濯物の臭いが気になる。そんなときは洗濯槽の汚れを疑ってみてください。きれいに見える洗濯機の裏側に汚れがたまっているかもしれません。月に1回は塩素系の洗濯槽クリーナーで洗っているから黒カビなんてない、と安心していてはダメ。石けんカスやホコリなどの残りが蓄積されて、知らないうちにカビのエサになってしまっているかもしれませんよ。それではどのように掃除をすれば、洗濯槽にたまった汚れを一掃できるのでしょうか?実践を交えて見ていきましょう。■目次1.洗濯機の洗浄をおすすめする理由2.簡単なのにきれいになる!洗濯槽洗浄をするならこれを準備しよう3.知れば使いたくなる過炭酸ナトリウムの魅力4.定番の重曹だって使えるのに過炭酸ナトリウムを選んでほしいのはなぜ?5.最大限効果を発揮するためなら水の温度にもこだわります!6.過炭酸ナトリウムを使ってみよう7.じっくり待てば倍増!過炭酸ナトリウムの汚れ落ち効果8.カビの好き嫌い!?知って活かそう洗濯槽のお手入れ術まとめ1. 洗濯機の洗浄をおすすめする理由ほぼ毎日使っている洗濯機。洗濯槽のお掃除を最後にしたのはいつでしょう。水や洗剤で洗濯物と一緒に洗っているようなものだから洗濯機自体もきれいなはず、なんて安心していませんか?残念ながら洗濯機の表面も、見えない洗濯槽の裏側もかなり汚れているのです。この汚れの正体は泥やほこり、石けんカス、それらをエサに成長した黒カビなど。このような汚れを放っておくと、洗い上がった洗濯物が臭ったり、小さいわかめのような黒い物体が付いてきたりといった現象が起きてきます。さらに放置しておくと、汚い洗濯機で洗濯した衣服を着ているうちに、体に痒みが出てアレルギー性皮膚炎を引き起こしてしまうことも。そのような事態を避けるためにも毎日使う洗濯機と向き合い、洗濯槽洗浄の方法を見直していきましょう。2. 簡単なのにきれいになる!洗濯槽洗浄をするならこれを準備しよう■今回準備した物過炭酸ナトリウム、ゴミ取りネット、洗濯機洗濯機は新品で買ってから4年、ほぼ毎日使っています。塩素系の洗濯槽クリーナーで1カ月に1度くらいのペースで簡単に洗浄していました。今回調べて分かったことですが、塩素系漂白剤では、カビは高い確率で分解されるものの、石けんかすなどは落ちにくいそうです。こんな時に使えるのが、過炭酸ナトリウム。マイルドな効き目のイメージがある酸素系漂白剤の主原料で、洗濯槽を徹底的に洗浄できるのです。過炭酸ナトリウムを使った方が洗濯槽の汚れを一掃できるということで、初めて挑戦してみました。どれだけスッキリ洗濯槽の汚れを落とすことができるのか、楽しみです。3. 知れば使いたくなる過炭酸ナトリウムの魅力過炭酸ナトリウムは酸素系漂白剤の主成分です。水に溶けるとph10の弱アルカリ性を示し、炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)と過酸化水素(水、酸素)に分解されます。発生した酸素が汚れと結合(酸化)すると、汚れを水に溶かしたり、物理的に剥がしたりといった働きをします。この酸化力で漂白、消臭、除菌し、分解された物質は除去されやすくなります。このとき40~50℃のお湯を使った方が発生した酸素が活性化し、汚れを落とす働きが促進され汚れ落ちがよくなります。漂白剤といっても塩素系漂白剤と違い鼻につく臭いはありません。反応は柔らかいので、絹や毛以外の繊維すべてに使え、色柄物や樹脂加工したものの洗濯にも使えます。使った後は炭酸ソーダと水や酸素に分解され、殺菌作用も失われるので環境にもやさしいのです。このように人にも環境にも優しい洗剤なので、赤ちゃんの肌着や衣類の漂白や除菌、消臭にも使うことができます。他にも食器洗い乾燥機用洗剤や、パイプクリーナー、洗濯槽クリーナーなど、用途の種類は意外と多いのが特徴です。■取扱いの注意点・手を保護する水に溶かした過炭酸ナトリウムのアルカリは、皮膚のたんぱく質を溶かします。手が荒れやすい人はゴム手袋で手を保護してください。・草木染めには使わない過炭酸ナトリウムはステンレス以外の金属と反応します。草木染めの染め液で鉄や銅が使われていると、過炭酸ナトリウムと金属が反応してしまい、変色や繊維の劣化が起こってしまいます。・ふたのある容器に保存、でも密閉状態はNG水分がかかると炭酸ソーダと水や酸素に分解されてしまいます。ふたのある容器に保存し、水がかからないようにしましょう。空気中の湿気程度ではそれほど反応は進まないのですが、密閉状態で長期間保存すると容器が変形したり、破損したりする恐れがあります。・ステンレスの容器はOKステンレス以外の金属と反応するので、金属製の容器での保管はなるべく避けましょう。4. 定番の重曹だって使えるのに過炭酸ナトリウムを選んでほしいのはなぜ?あちこちの掃除に使える万能なイメージがあり、人にも環境にも優しいものといえば、重曹を思い起こされる方も多いのではないでしょうか。重曹も過炭酸ナトリウムと同じ弱アルカリ性で、洗濯槽に付いた皮脂汚れや嫌な臭いを分解してくれます。ただ、洗浄力が過炭酸ナトリウムに比べて控えめなのです。日々こまめに掃除し、小さい汚れを落としたい方には重曹で十分対応できます。久しぶりの掃除でたまった汚れをしっかり落としたいのであれば、やはり重曹より過炭酸ナトリウムの方が汚れ落ちの満足度は期待できます。5. 最大限効果を発揮するためなら水の温度にもこだわります!いよいよ実践です。過炭酸ナトリウムの力を発揮してもらうためには冷たい水より、熱めのお風呂くらいの温度がおすすめです。実は、洗濯機に入れても良い水温の制限が存在します。汚れ落ちを良くしたいから、と沸騰した熱々のお湯を入れてはいけないのです。洗濯機の水温制限なんて今まで考えたこともなかったので、具体的には何℃なのかメーカーのホームページで確認してみました。すると、「49度以下」という記載が。それぞれのメーカーや種類によっても変わってきますので、きちんと確認してから始めましょう。今回使いたいお湯の温度は洗濯機が受け入れてくれる範囲内でした。うちのお風呂で再加熱できる最高温度は48℃。お風呂の残り湯を再利用し洗濯機に入れました。過炭酸ナトリウムを入れる前に、掃除屋さんのアドバイスを参考にお湯だけで5分程回し、洗濯槽の汚れをふやかしました。すると、写真では見えにくいですが、石けんカスでしょうか?ゴミのようなものがモヤモヤと浮いてきました。6. 過炭酸ナトリウムを使ってみようお湯だけで5分回した後の洗濯槽に、続けて過炭酸ナトリウムを入れました。そのまま粉末を投入する方法と、水で溶かしてから入れる方法があります。今回は、溶け残りの心配がなく粉末の効力を存分に発揮できる後者を選びました。過炭酸ナトリウムの量は10Lの水に100gが目安です。使用する洗濯機は満水時59Lだったので、600gの過炭酸ナトリウムを投入。これで過炭酸ナトリウム粉末の溶け残りの心配もなく、効力を存分に発揮できるでしょう。投入後この洗濯機の洗いのみ最長時間の15分かけて回しました。15分後浮いてきたのは、石けんカスか以前塩素系洗浄剤で漂白されたカビなのか。白い物体の方が多いです。7. じっくり待てば倍増!過炭酸ナトリウムの汚れ落ち効果つけ置き時間については、2時間以上~一晩など様々で今回は8時間置いてみました。つい気になって数時間おきに洗濯機の中をのぞき込むことも。常に炭酸の泡が槽内にあり、見えない裏側もこの泡たちが汚れを剥がしてくれているのではないかと想像しました。8時間後、洗いのみで15分回し浮いてきた汚れをゴミ取りネットですくうという工程をさらに2回続け、過炭酸ナトリウム入りの水を排水。最後に洗濯機に元々セットされていたゴミ取りネットをもとの位置に戻し、満水で洗い~脱水まで全工程を済ませて終了です。これからの洗濯は安心してできそうだ、と感じるほどスッキリきれいになった洗濯槽。洗濯をするのが楽しみになってきました!8. カビの好き嫌い!?知って活かそう洗濯槽のお手入れ術洗濯槽のカビを防ぐために、先ずはカビが喜ぶ状態から見ていきましょう。高温多湿で汚れた物が出入りする洗濯機は、カビにとっての好条件が見事に揃っています。水を使うため、洗濯機の中は常に多湿な状態です。気密性の良い家ならカビの大好きな温度20~30℃に保たれていることでしょう。また、気密性云々に関わらず、洗濯機置き場といえばお風呂場や洗面所と水回りの近くが多いですよね。つまり洗濯機の置かれている場所は湿度、温度ともにカビにとっては恵まれた環境なのです。さらにその洗濯機に入れる洗濯物に付いた食べ物やほこり、洗剤の溶け残りなどは、カビが喜ぶエサになってしまいます。これらの情報をもとにカビの苦手な状況を想像してみると、洗濯槽のカビを防ぐ手立てが見えてきます。具体的にはお風呂や洗面所など洗濯機置き場の風通しを良くし、洗濯をしていないときは洗濯機のふたを開けておきます。すると湿度も温度も下げられます。カビのエサになる食べ物や、ほこりなどの汚れを洗濯機に入れる前にできるだけ落としましょう。洗剤カスを残さないためにも洗剤は適量を使い、洗濯物を入れる前によく溶かしておきます。ついでに洗濯するとき、少量の過炭酸ナトリウムをいつもの洗剤にプラスしましょう。洗濯物と一緒に洗濯槽もきれいになるので、カビ防止になります。ただ、洗濯槽洗浄をしてからにしないと、過炭酸ナトリウムで落とされた洗濯槽の汚れが洗濯物についてしまうので注意が必要です。これらのことを習慣にしてしまえば、洗濯槽のカビができにくい状態を保てるはず。さらに月に一度くらいのペースで洗濯槽を過炭酸ナトリウムで徹底的に洗浄しておくと、洗濯機を気持ちのよい状態で使い続けることができますよ。まとめ洗濯機の状態は各家庭でそれぞれ違います。あまりにも使用年数が過ぎている、はたまた努力してもどうにもならない、と感じる場合は、洗濯機を買い替えたり、掃除専門業者に徹底洗浄してもらったりする手段もありでしょう。今回は身近に用意できるもので、今使っている洗濯機を気持ちよく使うための方法の一つとして過炭酸ナトリウムを提案してみました。過炭酸ナトリウムで洗濯槽洗浄をしてから、洗濯物の洗い上がりが今までよりスッキリとしています。もちろん微妙な臭いもありません。洗濯槽の裏側は見た目でわからないけれど、洗濯物から大丈夫きれいになったよ、とメッセージをもらっているようです。お財布や自分自身さらに環境にも優しく、用途の多い過炭酸ナトリウム。これからも生活の中に少しずつ取り入れて、幅広く活用していきたいと感じています。みなさんも過炭酸ナトリウムの洗濯槽洗浄をきっかけにして、さわやかで気持ちがよい服で出かけませんか。
2017年03月23日こんにちは。台湾在住のママライターのなかやまあぽろです。毎日手に取るまな板ですが、ふと気が付くと黄ばんでいたりカビが生えていたりするものですね。特に筆者が住む台湾は日本よりも高温多湿なので、日用品のさまざまなものに気を使わなくてはいけないので大変です。そして、まな板もそのひとつです。まな板の種類は大きく分けて木製かプラスチック製かに分けられますが、プラスチック製は安価で種類も豊富なので、用途に合わせて手軽に揃えることもできます。木製のまな板は、プラスチックよりもほどよく柔らかで、包丁の刃と腕にかかる負担が少なく 、滑りにくいというメリットがあるので愛用している方もたくさんいるかと思います。今回は、おうちでできるまな板のお手入れポイントを、一流ホテルのシェフにアドバイスをいただきました。木製とプラスチック製ごとにご紹介します。●まな板のお手入れに使用するのは“たわし”毎日使うまな板は使用後のお手入れが肝心です。食器の量が少ないと、ついついまな板の洗浄も食後に回しがちで、食器を洗う普段と同じスポンジでまとめて洗ってしまうということはありませんか?実は、まな板の汚れは普段使いのスポンジでは落としきれない のです。木製であってもプラスチック製であっても、まな板は“たわし”で洗うことが基本だそう。特に“金たわし”が洗浄に効果的だとか。ぜひご家庭のまな板をチェックしてみてください!●木製のまな板の手入れのポイント(1)魚や肉を切った後、そのままお湯をかけてしまうと表面や割れ目のたんぱく質が固まってしまい、汚れ落ちが悪くなることも。まずは食器洗剤と水で洗い流しましょう。(2)水で洗い流した後、塩やクレンザーをふりかけ、たわしでよく洗います。その後ぬるま湯で洗い流しましょう。(3)毎洗浄後は、清潔な乾いた布巾などで余分な水分をしっかりふき取ります。(4)まな板の木目が垂直になるように立て、風通しの良い日陰でよく乾燥させます。濡れたままのまな板を直射日光に当てることも割れや反りの原因となるそう。また、食器洗浄機や乾燥機も、過乾燥によるまな板の割れや反りの原因になる ので、使用は避けたほうが良いでしょう。●木製のまな板にカビが生えたら木製のまな板にカビが生えてしまっても、漂白剤で落とすことができます。ポイントは、“つけおき”タイプの漂白剤 を使用することです。泡状のものは泡が垂れてシミを作ってしまうこともあるそう。漂白後はしっかりとすすぎます。●プラスチック製のまな板の手入れのポイント(1)水と食器洗剤で汚れを落とします。(2)魚や肉の臭みなどが気になる場合は、簡単なお手入れの方法として熱湯消毒ができます。まな板を熱湯消毒する際は耐熱温度を確認してください。低密度ポリエチレンやEVA樹脂などの材質だと、耐熱温度は90度までとなっています。まな板の材質は、新しく購入する際もチェックしたいですね。(3)乾いた布巾で水分をふき取り、よく乾燥させます。プラスチック製のまな板は木製のまな板より材質や形などの種類が豊富で、用途に合った使い分け ができ、更にお手入れが簡単なところが魅力的ですね。最近では耐熱や抗菌といったまな板も数多く並んでいるので、自分にぴったりなものが見つけられるかもしれません。●プラスチック製のまな板にカビが生えたら木製のまな板同様、漂白剤でカビを落とすことができます。効果的な落とし方は、まな板の表面にムラなく漂白剤を塗り、一晩ラップをかけておきます。翌朝きれいに水洗いすると、新品のようにカビが取れる そう。まな板の黄ばみにも同様の効果が得られるので、漂白剤の取り扱いに気をつけながら、ぜひ試してみたいものですね。----------いかがでしたか?毎日お世話になるまな板も、簡単な手入れを続けることによって長く使うことができます。ぜひ今日から試してみてください。【参考リンク】・まな板のお手入れ方法 | ひのき木工品・小物・まな板の【杏吉】()●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)●モデル/福永桃子
2017年03月04日頑固なカビ汚れ。気になっていても、なかなか本格的に掃除に踏み切れない方もいるのでは?今回は酢や重曹、市販の掃除スプレーを使ったカビ掃除をお風呂、キッチンなど場所別に実践。この記事を見れば、このカビをきれいさっぱり落としたくなるはず!家の中に突如現れる「カビ」。湿気の少ない時期でも、例えば結露から窓枠に、お風呂に、キッチンに。いろんなカビが身近なところに出てきますよね。まめに水分を拭き取ったつもりでも、いつの間にかにポツポツと姿を現します。「家族の健康の〜不完全燃焼。」というお悩みを抱えている方、「カビってそもそもどうしてできるの?」と疑問に思っている方、また「時間も〜どうしたらいいの?」と考えている方。そんな方も、適切な掃除方法が見つかれば、今後はカビに悩まされなくて済むはずです。そこで、カビ取り掃除で代表的な「酢+重曹」、「市販スプレー」を使う2つの方法で、家の中のカビ取りを実践。どちらがカビ取りには効果的なのか検証してみました。■目次1.黒カビって何?2.カビ退治に今回使ったのはこれ!3.「酢+重曹」と「市販スプレー」4.【実践編】キッチン5.【実践編】浴室6.【実践編】窓際7.【番外編】畳8.どちらがお得なの?実践結果から考えてみました。9.まとめ1. そもそも、黒カビって何?そもそも、カビってどういう存在なのでしょうか?カビは、空気中に浮遊している胞子が室内の表面に付着し、温度が5℃~35℃前後であれば、付着した表面の栄養と水分を利用して発育します。室内の空気1㎥中には、いつも数個から数千個のカビの胞子が浮遊しています。現在使用されているほとんどの建材を栄養にし、さらに建材の表面にほこりや汚れなどがあると、カビは喜んで育ちます。一般住宅の1年間の平均温度は10℃~30℃。一定量の湿度も確保されているため、家の中はカビの生息条件にぴったりなのです。3万種以上あると言われているカビの中でも、黒カビは世界各地に広く分布し、一番身近に存在しています。黒カビの正式名(学名)はクラドスポリウムといい、空気中に多く浮遊しています。湿度80%以上、温度20~30℃がこのカビにとっては最適な環境です。さらに、カビにとって汚れやほこりは大好物で、空気に触れることで元気に活動しはじめます。繁殖しやすい場所は、湿気がこもりやすい浴室内や洗面所の壁、結露が発生して湿った窓のサッシや壁、床。生活水で頻繁に濡れる台所の流し周辺、エアコンなどです。他にも、野菜や衣類など家中のいたるところに存在しています。繁殖力があり、低温・乾燥にも強いので掃除が行き届かない場合にも繁殖しやすく、喘息やアレルギーの原因になるとされています。こまめな掃除、高湿度環境が続かないように湿度管理、通気確保、水分でぬれた場所はふき取って乾燥させる、といったことを日常的に行うと、黒カビを防ぐことができます。2. カビ退治に今回使ったのはこれ!■家にあるものでカンタン退治!・酢・重曹・スプレーボトル・使い古しの歯ブラシ■取り扱い注意!化学の力で根こそぎカビ退治・市販のカビ取りスプレー・ゴム手袋・マスク・眼鏡3. 「酢+重曹」と「市販スプレー」ってどんなもの?■酢+重曹酸性の酢は雑菌が増えるのを防ぐと同時に、物を溶かし、はがす働きがあります。一方で、重曹には汚れを中和して分解する力があります。研磨する時、壁などの表面を傷つける前に重曹の方が削れて小さくなり、汚れだけを巻き込んで溶けます。軽く擦るだけで表面の汚れを落とせるので、掃除の際には大活躍しますね。酢と重曹を混ぜると、発泡します。発泡することで弱い汚れを浮かせることができ、狭くて手が届きにくい場所の汚れを浮かせる助けになります。混ぜることで、強力な洗浄力が生まれるわけではないので、お子様がいるご家庭でも安心して使用することができます。酢水スプレーの作り方は、酢50mlに水100mlをスプレーボトルに入れて、軽く振って混ぜるだけ。使い方は、酢水スプレー後に重曹をふりかけ、さらにその上から酢水スプレーをして約一時間待ち、洗い流すか拭き取ります。それで落ちていなければ、歯ブラシなどで擦りましょう。■市販スプレーカビの根まで撃退してくれる、強力なカビ取り用洗浄剤です。酸性タイプの製品と一緒に使う(まぜる)と有害な塩素ガスが出て、換気が不十分だと死に至ることもあります。使い方、使用上の注意、応急処置など、説明書きがていねいにされているので、きちんと確認してから使用しましょう。4.【実践編】キッチン水回りのパッキン部分にポツポツ黒カビが見えますか?部分的にパッキンと台の間にも入り込んでいます。■酢+重曹まず酢水スプレーを噴霧して、重曹をふりかけ、1時間待ちました。酢がかかっていたパッキンは以前より白くなっていますが、カビはやや薄くなっただけで落ちていません。同じ工程をもう一度しましたが変化はありませんでした。3回目は酢水スプレー後ラップをして1時間、その後重曹をつけて歯ブラシで擦りました。カビはやや薄くなったと感じるくらいでスッキリきれいには落ちませんでした。パッキンにカビの根を張ってしまっているようです。■市販スプレー乾いた状態で、【使い方】の通りにスプレーして、パッキンと台の間にも黒カビが入り込んでいるようなので歯ブラシで擦り、10分待った後洗い流しました。パッキンと台の間に入り込んだカビは少し残っているようです。5.【実践編】浴室浴室と脱衣所を仕切る扉のすりガラス部分に黒カビが生えています。日頃は洗剤をつけたスポンジでゴシゴシ擦りますが、減らすことはできてもスッキリ落とすことができません。狭い浴室で体を洗うときの、石けんや垢などがよく付着する場所です。■酢+重曹乾いた状態で、まず酢水スプレーを噴霧して、重曹をふりかけ、1時間待ちました。その後シャワーのお湯で洗い流しましたが、取れなかったので、もう一度酢水スプレーをして重曹を付け、古歯ブラシで軽く擦りました。その結果、黒カビは跡形もなくきれいに取れました。■市販スプレー乾いた状態で、【使い方】通りに使用。5分後にシャワーの水で洗い流すと、黒カビはスッキリきれいに落ちました。6.【実践編】窓際ほこりや結露、空気、温度などカビの大好物がいっぱいの場所です。■酢+重曹ここでも、まず酢水スプレーを噴霧、重曹をふりかけ、1時間待ちました。その後ぼろ布で拭き取りました。酢水スプレーをかけてもう一度拭き取りました。その結果、きれいに落ちました。■市販スプレー乾いた状態で、スプレーして5分待ちました。乾いたぼろ布で拭き取り、水で濡らして固く絞ったぼろ布で拭き取りました。拭き取り後は、まるで新品のようです。7.【番外編】畳畳にできてしまったカビはどうすればいいのでしょうか。畳のカビ取りに関しては、これまでの方法とは異なります。というのも、畳のカビ取りでは、重曹を使うと黄色く変色させてしまうのです。また、市販スプレーは説明書きの使えないもの欄に、獣毛のハケ・ブラシ、木製品と書いてありました。畳のい草は自然物であることから、おそらく使用できないものの部類に入るでしょう。ということで、畳のカビ取りでは、畳屋さんもお勧めしている「エタノール」を使いましょう。カビを殺菌し、水分を揮発させて掃除機で吸いとり、エタノールを吹き付けた布で拭き取るという方法が効果的です。酢は酸性で、揮発効果もあることからエタノールの代用ができますが、畳替えして半年以内の新しいものは変色してしまう可能性があるので注意が必要です。築30年ほどの家の畳です。一見わかりにくいのですが、近づいて見ると黒カビのポツポツが見えています。畳に酢をスプレーして、たわしで擦り、浮き出たカビを掃除機で吸います。その後、布に同じく酢をスプレーして拭き取りました。掃除機の後、酢をスプレーしたタオルで畳を拭くと、カビやほこりが混ざっていると思われる汚れがついてきました。この過程を3回繰り返すと黒いポツポツが薄くなり、畳全体もやや明るくなりました。8. どちらがお得なの?実践結果から考えてみました。■カビの取れ具合表面にできているカビは、「酢+重曹」も「市販スプレー」もカビの取れ具合には大差がありませんでした。ただ、パッキンの奥に根を張っている黒カビには、どちらの方法も何度も繰り返す根気が必要で、完全に元の状態に戻すのは難しいということがわかりました。一方で、大きな違いは、カビ取りにかかる時間です。「市販スプレー」が断然早く、どの汚れも5〜10分置いて洗い流したり、拭き取ったりするだけで、スッキリきれいにカビを取り除くことができました。「酢+重曹」の場合はゆっくり効いていくため、1時間待つのが基本。洗い流したり、拭き取ったりした後にブラシで更に力を加え、時には同じ工程をもう一度繰り返すことで、やっとスッキリ取れるといった具合でした。■掃除のしやすさ「酢+重曹」は皮膚が敏感な方は手袋をはめた方が良いかもしれませんが、ある程度気軽にお掃除を始めることができます。酢と重曹のおかげで汚れが取れやすくなり、ブラシで軽く擦るだけという利点を実感できました。一方で、「市販スプレー」は皮膚に付いたり、吸い込んだり、換気が不十分だと体に大きな影響が出ることから、ゴム手袋やマスクが必須です。目に入ると失明の恐れもあることから、眼鏡をかけるなど入念な準備が必要になってきます。小さなお子さんがいるご家庭では、掃除するときに使ったエプロンや服を終了時には着替えることをお勧めします。ただ、準備と使用するときの注意点を守って使えば、短時間でカビがスッキリ取れることを実感できる、便利なアイテムです。■コスパ基本的には家にあるものを使えばよいのですが、もし、全部の道具を一から揃えるとしたら、どうでしょう。今回の場合ドラッグストアで穀物酢78円、重曹1kg378円、ゴム手袋88円、カビ取り用スプレー278円。酢水スプレー容器と古歯ブラシ、マスク、眼鏡は家にあるものを使いました。カビ取り用スプレーはしっかりと効果のありそうなものを、説明書きを読んで選びました。実際にお掃除する人のこだわりや、もともと家にあるものなどにもよりますし、100円ショップを利用すれば、お安く揃えることができますね。ですが、酢や重曹はカビ取りだけでなく、多くの使い道があるので長い目で見たらお得と言えるでしょう。まとめ「酢+重曹」と「市販スプレー」、カビ取りに有効なのは結局どちらなのか。どちらか一つに決めなければいけないわけではないので、お掃除しようと思った時の、ご自分の生活状況に合わせて使えばよいのではないでしょうか。例えば、待つ時間もあり、安全に使いたいと思う方であれば、「酢+重曹」を使う選択を。日々忙しく、短時間で済ませてしまいたい方は「市販スプレー」を選択するとストレスを少なくできると思います。春の新年度を迎える前に徹底的なカビ取り掃除で家中スッキリしたら、新たな気持ちで春を迎えられそうですね。
2017年03月01日冬は、結露や加湿器の利用などで家の中に湿気がこもりやすい時期。とくにこの時期、注意したいのが、「畳のカビ」です。カビは子どもはもちろん、大人にも影響がありますので、しっかりキレイにしておきましょう。■畳の「普段のお掃除方法」畳の普段のお手入れといえば、昔は茶ガラをまいて、ホウキを使った方法が一般的でした。現在では、掃除機を利用する人が圧倒的に多いと思います。掃除機を使用する場合は、畳を傷めないように、目に沿ってゆっくりとかけますが、畳の目に入りこんだホコリや汚れは、掃除機だけではなかなかキレイに取り除けません。そこで、普段のお手入れでは掃除機でホコリを取ったあと、乾いた雑巾で畳の目に沿って乾拭きすることをおすすめします。ぬらした雑巾で拭くとカビの原因になることもあるため、普段のお掃除では「乾拭き」が最適。どうしても表面の汚れが気になって水拭きしたいときは、できるだけかたく絞った雑巾を使用し、最後に乾拭きをしてから十分に換気をして、畳に湿気を残さないようにしましょう。■畳干しの時期とやり方イ草はとても湿気を吸収しやすいため、換気が不十分だったり、湿度の高い日が続いたりするとカビの発生につながります。そのため、できれば畳は定期的に干すようにしましょう。晴れた日の昼間に4~5時間は干せばいいので、春や秋に対応することがおすすめです。年に2回、この時期に畳を干しておけば、1年を通じて気持ちよく畳を使うことができます。畳を干す際は、まず部屋の中央の畳から持ち上げて外していき、どの畳がどこにあったのかわかるように、目印をつけておきましょう。そして、畳床に日光が当たるように干します(畳表に長時間直射日光が当たると、変色の可能性がありますので注意してください)。せっかく畳を外したら、ついでにお掃除も。畳についたホコリをしっかり取り除ききましょう。畳を干すスペースがない場合は、畳を浮かせてそこに物をはさみ込み、風を通してあげるだけでもずいぶん違います。■畳にカビが生えてしまった場合の対処法きちんと掃除機をかけているのに、やたらとホコリが多い…と感じたら、もしかするとカビかもしれません。畳に顔を近づけてみて、白っぽい粉のようなものがたくさんあれば、カビの発生を疑った方が良いでしょう。ほかにも、黄・青・黒色などのカビが生えることもあり、「畳の上に座ったら、服に色がついて汚れた!」という場合も、カビの可能性が高いと言えます。●掃除機を使うカビが生えてしまったら、まずは窓を開けて換気し、それから畳の目に沿ってゆっくりと掃除機をかけてカビを吸い取ります。掃除機を勢いよく動かすると、カビが舞い上がってしまうので注意しましょう。●歯ブラシ&掃除機を使うカビが畳の目・縁との境目に入りこんでいる場合があるので、使い終わった歯ブラシなどでかき出してから掃除機をかけると、より効果的にカビを取り除くことができます。掃除機をかけ終わったら、最後に乾拭きします。●消毒用エタノールを使う掃除機や歯ブラシだけではカビがキレイに除去できない場合も。ひどい場合は、消毒用エタノールを染み込ませた布で畳の目に沿って拭き取りましょう。そのあと、乾拭きをして仕上げます。なお、消毒用エタノールでの拭き掃除は、カビの予防効果も期待できます。普段のお手入れにも、定期的に取り入れると良いでしょう。フローリングとくらべると、少し手入れが面倒な気もしますが、畳に使用されているイ草には、その香りや質感のほかにも、断熱性・保温性・音を吸収する・湿気を吸収するといったさまざまな魅力があります。そして何よりも、日本人にとって畳の和室は、やはり落ち着く場所。大切な日本の文化です。その魅力はもちろん、お手入れ方法も一緒に子どもたちに伝えていけると良いですね。
2017年01月11日放っておくとすぐに発生してくる水回りのカビ…適切な予防をしないと、いつまで経ってもイタチごっこから抜け出せません。「いつの間にかスゴいことになってる…」「カビだらけの浴槽の掃除を妻に頼まれた…」。そんなことになる前に、日々の予防からカビ対策をしてみましょう。ここでは掃除が一番大変な浴室での対策を紹介していきます。カビの繁殖方法最初に前提知識として、カビの繁殖条件をご紹介しておきます。1: 温度 一般に、カビは20℃~30℃の間の室温で最も繁殖します。2: 湿度 60%以上の湿度が繁殖に最適です。3: 栄養 汚れ・食べカスなどの存在以上の環境がカビにとって最適な条件。逆に言えば、この条件に当てはまらないように環境を整えれば、カビの繁殖を予防できるということです。では、具体的にカビ予防の方法を見ていきましょう。要は前述の繁殖条件の逆を行く!! つまり、1.温度を下げ、2.湿度を下げ、3.清潔に保つ。1: 温度を下げる使用後の浴室は冬場でも室温が高い。冬だからといって油断は禁物です。一番効果的なのは、入浴後に壁や床一面に冷水をかけることです。これは同時に壁に付着した泡などの汚れを取り除き、石鹸カスを防止する上でも効果的です。2: 乾燥させる浴室に換気扇がある場合は、24時間付けっぱなしにするのがオススメです。換気扇は、フルタイムで付けっぱなしにしていても電気料金はさほど高くなりません。また、大抵の浴室の扉には通気口があると思いますが、ここが意外と盲点。この通気口はかなり埃がたまりやすく、こまめに掃除しないと適切に換気できなくなります。「マツイ棒」などを使うと簡単に掃除ができますよ!3: 清潔に保つ上記の対策を日々行っていれば、ほぼ浴室で黒カビを目にすることはなくなります。ですが、浴室には目に見えないカビ菌が潜んでいます。不吉なことを申しましたが、ここでは日々の手入れは普段通りで構いません。3か月~半年に一度、浴室用洗剤を一面にかけて、シャワーで流せばいいだけです。以上の予防を行えば、あなたの家の浴室はカビ知らずで、きれいに保てるはずです。今まで浴室掃除に使っていた時間と労力を、妻と二人で過ごすのに使ってみてはいかが?ライター:メオトーク編集部
2016年09月05日ジメジメした梅雨の季節は、1年のうちでもカビが生えやすい時期。カビの胞子は花粉などより吸い込みやすく、子どもの肌トラブルやアレルギーなどにも影響が出るといわれています。お風呂場や布団などはしっかり掃除をしていても、意外と見落としている場所があるかもしれません。子どもの健康のためにも、カビをしっかり撃退しておきたいですね。■カビが子どもの健康に与える悪影響とは?カビは、食べ物や衣類、水周りなどに生えるほかに、空気中にたくさんの胞子を浮遊させます。胞子は非常に細かいために花粉より吸い込みやすく、乾燥した皮膚からも体内に侵入するのだとか。カビの胞子を吸い込むことにより、アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー症状を引き起こすことも。また、免疫力が弱っている皮膚にカビが侵入すると、オムツかぶれの原因になることもあります。■子どものおもちゃや持ち物にひそむカビに注意カビは高温多湿の環境を好みます。お風呂場に子どものおもちゃを置いている人は要注意。肌に直接触れるお風呂のおもちゃは、カビがはえると体内に侵入する可能性も高くなります。使い終わったらできるだけお風呂場に放置せず、その都度洗って乾燥させるようにしましょう。子どもの口をつけることもあるおもちゃにカビ取り洗剤などを使うのを避けたい場合は、重層やお酢を薄めたものをスプレーしてこするのがおすすめです。また、小学生ママが気をつけなければいけないのがリコーダーです。子どもが簡単に掃除をするだけでは中に水分が残り、カビが繁殖するもとに。分解してしっかり手入れをするようチェックしてあげてください。■湿気をとるためのエアコンや除湿器がカビの温床に!? 雨が多い今の時期、湿気対策に活躍してくれる除湿器。でも、除湿器そのもののお手入れはあまりしていない、という人も多いのではないでしょうか。除湿器の掃除をしないまま長く使っていると、排水タンクなど内部にカビが生えることも。たまった水はこまめに捨てて、タンクやフタもきちんと洗うようにしましょう。カビ臭さが気になる場合は、塩素系の漂白剤を使うか、重層を溶かしたぬるま湯につけ置きするとスッキリきれいになりますよ。また、暑くなってきてエアコンをつけると、風とともにイヤな臭いがすることが。これは、エアコン内部にたまったホコリにカビが繁殖している証拠。そのままでは、部屋中にカビの胞子を撒き散らしてしまうことになります。カビを防ぐためにも、エアコンは定期的にフィルターの掃除を。フィルターを外して新聞紙などの上に置き、掃除機でホコリを吸い取りましょう。なかなか取れない場合は、お風呂場で水洗いをしてみてください。エアコン内部は冷房運転を行うたびに結露し、カビがはえやすい状態になっています。冷房をつけたらスイッチを切る前に30分から1時間程度送風にし、内部を乾燥させるとよいでしょう。 ■毎日使うスマホカバーにカビが!? いまや毎日の生活に欠かせないスマホ。タッチパネルの表面は拭いていても、カバーは買ったときからずっとつけっ放しではありませんか?普段気づかなくても、スマホとカバーの間には思った以上にホコリがたまっています。そのホコリに、気づかないうちにカビが繁殖しているケースが多いのだとか。とくに入浴中にスマホを使う習慣のある場合、カバーの内側に湿気がたまりやすいため注意が必要です。動画や知育アプリなど、子どもがスマホに触れる機会も多くなっています。スマホカバーは定期的に外して水洗いするなど、清潔を保つように心がけましょう。湿気の高い梅雨時のカビは、冬場の5~6倍にもなるといわれています。見落としがちな場所のカビもしっかり防いで、子どもの健康を守ってあげたいですね。
2016年07月03日梅雨時は、家のなかに湿気がこもりがち。気がつけば、思わぬ場所にカビが大量発生…なんて大惨事になる前に、カビが発生しやすい場所をチェックして、対策しておきましょう。今回は、とくに見落としがちなスポットと、カビ防止のための対策を紹介します。■収納スペースの奥をチェック!押し入れやクローゼット、食品庫など、物を収納しておくためのスペースは湿気がこもりやすいもの。市販の湿気取りグッズを置いていても、閉めきったままでは湿気がこもってしまいます。できる限り扉を開けておく、収納スペースのなかへ向けて扇風機を使用するなど、こまめに風を通すようにしましょう。また、物を詰めこみすぎないことも大切です。すのこを敷く、壁と物の間に隙間をつくるなど、風の通り道を確保しておくと、カビの予防につながります。ウォークインクローゼットなどの大きな収納スペースは、比較的隙間を確保しやすいですが、それでも油断は禁物。じつは、私が自宅のカビチェックをした際、ウォークインクローゼットの壁に小指の爪ほどの大きさの、黒いカビが見つかりました…。それほど物を詰めこんでいるわけではなく、十分隙間は確保していたつもりでしたが、換気が不十分だったのかもしれません。まずは、現時点でカビが発生していないかどうか、一度物をすべて出してチェックしておくことをおすすめします。■ベッドの下は大丈夫?人は寝ている間に大量の汗をかきます。そのため、ベッドもカビが発生しやすい場所なのです。マットレスだけではなく、ベッドの骨組みに使われている木材や、ベッドの下のフローリングなどもチェックしておきましょう。また、ベッドの下を収納として使用していると、さらに湿気がこもりやすくなります。できればベッド下は風通しを良くするためにスペースをあけておきたいところですが、それが難しいようなら、こまめに物を出して、風を通すようにしましょう。■チェックが難しい家具の裏も大きな家具は壁にくっつけて配置することが多いですが、この壁と家具の間もカビが発生しやすい場所。とくに共用廊下側の壁(廊下に接している壁)は湿気がこもりやすいので、できればこちら側には、大きな家具を配置しないようにしたいところです。しかし、大きな家具は簡単には動かせません。家具の配置換えや、こまめなチェックが難しければ、壁と家具の間に隙間をつくる、ときどき扇風機などで風を通すといった工夫をして、日ごろからカビ発生防止に努めましょう。■シンクからの水蒸気に注意!最近はキッチンとダイニング(またはリビング)が仕切られていないタイプの家が増えています。そのため、シンクで食器を洗ったときなどに発生する水蒸気がダイニングやリビングに充満し、それがカビの原因となることも。気温が高い夏場は、シンクで水を使うだけでもかなりの水蒸気が発生します。煮炊きのときだけではなく、洗い物をするとき、野菜を洗うときなどにも、換気扇を使用するようにしましょう。自宅でカビを見つけたときのショックは大きいですが、気づかずにどんどん増殖させてしまうよりはずっと良いです。大切な我が家をカビから守るために、思いきって家のなかをチェックしてみてはいかがでしょうか?
2016年06月30日浴室はちょっと油断するとすぐにカビが生えます。浴室乾燥機があればよいけれど、設置できないことも。そんなときに頼れるのが除湿機! 洗濯物をかけて除湿すれば、浴室も洗濯物もカラカラになります。■浴室乾燥機なしのカビ対策最近は浴室といえば、ユニットバスタイプが主流です。タイル張りのバスルームに比べてカビは生えにくいものの、せっけんカスや水あかの宝庫となるスペース。ちょっとでも気を抜けば、すぐカビに悩まされます。24時間ずっと換気扇をまわしたり、浴室乾燥機を使ったり、毎日完璧に掃除することができればよいのですが、なかなかそううまくいきません。賃貸物件や、最近流行のリノベーション物件では、浴室乾燥機や換気扇をつけることができないケースもあります。そんなときにオススメなのが、除湿機によるカビ対策。用意するものは数万円程度の除湿機と、洗濯物をかけるバーのみ。除湿機は大型量販店やホームセンターなどで、すぐに手に入ります。洗濯物をかけるバーは、数千円のつっぱり棒でOK。ただし、洗濯物の量に合わせて、耐荷重20~50kg程度のしっかりしたものを選びましょう。費用は高くなりますが、リフォーム業者に依頼してユニットバスメーカーがつくっているバーを取りつける方法もあります。■軽く水気を拭き、窓を閉めて電源を入れるだけ・まずは下準備浴室を使い終わったら最後に、目には見えなくても壁や床に飛び散っているせっけんカスなどをシャワーで洗い流します。熱めのお湯で流し、その後、水シャワーで流すのが効果的。さらに、カビ対策だけでなく、汚れ対策もより完璧にしたいのであれば、届く範囲だけでもよいのでスポンジで軽く洗いましょう。浴槽のお湯は抜かなくても問題ありません。ただし、熱気が漏れないようにしっかりとふたをします。逆にこのタイミングでお湯を抜く場合は、浴槽内に入浴剤の成分が残らないようしっかり洗い流しましょう。・いよいよ、準備完了壁などについた水気を軽く拭き取ります。体を拭いたあとのタオルを使うか、窓ガラス掃除用のワイパーを使いましょう。下準備の後いったん窓を開け、スキンケアをしたり、髪を乾かしてから浴室に戻って、水気拭きをするのがオススメ。少し時間を置くことによって、熱気が抜けるからです。あとは、窓を閉め、除湿機を置いて電源を入れるだけ。脱水した洗濯物があればバーにかけます。浴室のドアを開け、浴室の入り口や浴室内に除湿機を置けば、脱衣所も同時に除湿できます。除湿機はセットした時間が経過すれば自動で止まります。タンクいっぱいに水がたまった場合は、時間内でも自動停止する機能が付いたものもあります。これで朝まで安心して、ぐっすりと眠っていて大丈夫です。■すっきり乾かすためのコツ浴室のサイズやコンセントの位置に合わせて、除湿機のベストな運転モードや運転時間を探しましょう。風量や風向もいろいろ試してみるとよいでしょう。はじめの目安としては、衣類乾燥モード・強風・広範囲の風向・4時間でセットし、あとは浴室のサイズや置き場所などを考慮して、調整してください。洗濯物も一緒に乾かす場合は、なるべくすき間を設けながら干すようにすること。除湿機からでる風がよく通って、乾きやすくなります。衣類の素材や量によっては手絞りしたあとで、ハンガーに通してバーにかければ十分に乾きます。洗濯乾燥機に入れたくないデリケートな衣類はこの方法で洗濯と乾燥をすれば、太陽光による色あせや、洗濯乾燥機による傷みも発生しないので、きれいな状態で長く着ることができます。賢い除湿機の使い方を習得すれば、毎日の面倒くさい家事もはかどりますね!
2016年02月04日小さな子どもがいるご家庭なら、安全性の観点で塩素系のカビ取り洗剤を使うことをためらう人も多いと思います。また、台所のタイルなどはカビが発生していることがわかっていても、塩素系の洗剤を使うのがイヤでほったらかしにしがちです。でも、比較的安心して使える "ナチュラル洗剤" でカビを撃退する方法があります。ここでは、浴室のタイルに生えたカビを取り除く方法を紹介します。○必要なものカビ取りに必要なものは以下の通りです。これでペースト状の洗剤を作ります。液体石鹸大さじ1酸素系漂白剤大さじ2ペーストを入れる容器液体石鹸を容器に入れて酸素系漂白剤を少しずつ加えていきます。しっとりしたペースト状になるまで混ぜていきます。○お掃除のやり方このように、浴室のタイルにカビができています。作った洗剤をカビの部分に塗布していきます。この時、しっかりとタイルの目地に押し込むように、ギュッギュッと押しつけていくことがポイント!この洗剤は乾燥しやすいので、上からラップして乾燥を防ぎます。そうするとカビに洗剤を浸透させる効果もアップします。ラップしたら30分ほど放置。その後、ゴム手袋でペーストをこすり落とし、ブラシを使いながら水洗いします。すると……カビがかなりキレイに落ちました!この "ナチュラル洗剤" は塩素系のものよりはマイルドで臭いもありませんが、直接触らないよう、作業時はゴム手袋を使うようにしてくださいね。塩素系洗剤を使わずに浴室のカビを撃退する方法○教えてくれたのは……きれい収納コーディネーター 高橋和子さんフェリシアラボ代表。女性支援のために整理収納サービス・家事代行サービスを提供中。テレビや雑誌などのメディアでも活躍するほか、セミナーでの講義も多数こなす。一般社団法人日本エグゼクティブプロモーター協会の代表理事 (EPAJ) も務める。執筆:Honuフリーランスのライターです。サッカーをする息子を応援しながら音楽と踊りをこよなく愛し趣味に生きる母。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年11月09日皆さんこんにちは!15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。「ジェルネイルすると爪にカビが生えるんでしょ?」「なんか爪が真っ白。水虫?」「爪がボロボロ。爪薄いからかな。」ネイリストをしていると、色々な質問をお客様から受けます。でも実は、爪って案外強い子です。ジェルネイルで爪が傷んだからっていきなりカビが生えるなんてこともありません。水仕事が多いからっていきなり爪にカビが生えるわけでもありません。ということで、今日も小さな知識の積み重ね。今回の「チリツモ美容道」は爪の変色についてお伝えします。■爪が緑だからってカビじゃないある日突然、爪が緑色になっていたら「これが、噂のカビ―――――――!!!」焦ること間違いなしですよね。焦って、急遽サロンに駈け込んでいらっしゃるお客様も年間何人かいらっしゃいます。ネイリストは医者ではないので診断はできません。ですので、そういったお客様には必ず皮膚科に行って頂くのですが、診断後にご連絡を頂いて「カビでした・・・」といった方は、ネイリスト生活十数年で1人だけでした。「爪のカビ」は「緑膿菌」という菌に感染する状態をいうのですが、この「緑膿菌」実は二次的原因として感染するものとされています。■緑膿菌について二次的に感染するとはどういうことかというと、簡単にいうと最初の原因は別にあるということです。身体の抵抗力が落ちていたり、爪が別の病気にかかっていたり、ひどい剥離を起こしていたり、何らかの原因がある場所に緑膿菌は感染します。緑膿菌は常在菌でもありますが「ジェルネイルをしたからカビが生えた」「梅雨で蒸れたからカビが生えた」なんて、勝手に理由つけて放置するのはちょっと危険。一次的な原因が必ずあるので、「伸びたら切ればいいや」なんて思わずに皮膚科の受診をおすすめします。■爪が変色する理由カビじゃないなら、なんで緑色になったの??と不思議に思いますよね。爪は、緑や茶色や白や色んな色がつくことがあるのですが、その大半は「着色」です。皮膚科を受診して変色した部分を顕微鏡で診察してもらうと一目瞭然。マニキュアやジェルネイルを塗りっぱなしにしていて色移りしていたり、生活に適さない大きさのネイルパーツを付けて、生活している間に爪に傷がついて真っ白になっていることもあります。■爪がボロボロ?爪水虫と思いきや・・・爪がボロボロと崩れる状態でご来店されたお客様が「爪が薄いからボロボロで」とおっしゃっていたことがありました。ネイリスト生活も長かったので、あまりのボロボロ具合いに「白癬菌かも?」と急いで皮膚科の受診をおすすめしたことがあります。お客様は「爪が弱いから」と思っていらっしゃったようでした。ところが、菌は菌でも爪水虫の「白癬菌」ではなく「カンジダ菌」だったこと判明。カンジダ菌も身体の抵抗力が落ちると感染することがある菌です。■おわりにネイリスト生活が長いと様々な爪を見ます。爪の色や形のちょっとした変化が病気を含んでいる場合もあれば、すごい変化してるのに何でもなかった、なんていう場合もあって、人間の身体って面白いなぁ、と感心することもしばしばです。だからこそ、勝手な自己判断は危険信号です。必ず医療機関を受診するようにしてくださいね。(川上あいこ/ハウコレ)
2015年08月13日