理奈さん(仮名・32歳)は、同じ部署に新しくやってきた上司の細谷さん(仮名)と一緒に仕事をするうちに、彼に好意を抱くようになりました。しかし、細谷さんはその当時妻と別居中の状態。さらに、以前職場の女性と不倫関係になったことで理奈さんの部署に異動になったことが同僚の良枝さん(仮名)からの忠告により発覚。しかし、すでに彼のことが気になっていた彼女は、ある日細谷さんに誘われたデートに出かけ、そのまま不倫関係に。その後、細谷さんとの関係は順調に進んでいったものの、あることをキッカケに状況が一変したのだとか。いったい何があったか、彼女に詳しく話をうかがいました。彼のマンションへ通う日々「上司の細谷さんと不倫関係となってからは、仕事終わりに待ち合わせて、彼の住むマンションにほぼ毎日行くように。彼からは別居中の妻との関係も聞かされていて、“もうすぐ離婚するから、待っていてほしい”と言われていました。さらに、“愛する君との間に子どもが欲しい”とも言ってくれていて、このまま彼と結婚するんだろうなと思っていたんです。心配なことと言えば、“会社に私たちの関係をどう説明するのか…”ぐらいでしたね」妊娠を告げると…「そんなある日、私は体調に異変を感じました。それまで順調だった月経が来ないのです。また、試しに妊娠検査薬を使ったら、陽性判定が出て…。そのことを彼に打ち明けると、彼は神妙な顔つきになりました。そこで彼に“ちゃんと検査したほうがいい”と言われた私は病院に行くことに。すると、医者から妊娠していることを告げられました。妊娠が確定したとき、私はとても嬉しかったんです。なぜなら、彼は絶対に喜んでくれるだろうと思っていましたし、これが離婚の決め手になればスムーズに結婚できるだろうと考えていたので…。ところがです。彼に妊娠していたことを伝えると、彼は“マズいことになった…”と今までの態度を豹変させたのです」恐ろしい彼の本性「彼は妊娠している私に対し、“会社にバレるとマズい”、“お願いだからこのことを黙ったまま会社を辞めてくれ”と言ってきました。さらに、“できれば子どものことは諦めて欲しい”とまで…。そこで彼の本性を知った私は、一気に絶望の淵に突き落とされました。それまで私は一回も体調不良で会社を休んだことはなく、自分のカラダの丈夫さには自信があったんです。しかし、この一件により精神的にまいってしまったためか、体調を崩しがちになりました。そして精神的にも肉体的にも追い詰められてしまった私は、“こうなったのはすべて細谷さんの妻のせいだ”、“彼女が離婚に同意してくれれば、細谷さんは私のもとに戻って来てくれる”と思うように。その結果、細谷さんの妻に連絡をしてしまったのです」妻から告げられた驚愕の事実「細谷さんの妻に連絡をして、“早く細谷さんと離婚して欲しい”と告げました。すると、“そんな話は出ていない”と言われ…。さらに、別居はお互いに冷静になるためにしているだけで、時間が経ったら別居を解消するつもりだったと…。さらに、私の連絡によって彼の不倫を知った細谷さんの妻も取り乱してしまいました。そして、二人のやりとりだけでは、事態はもう収拾がつかない状態に…。その後、細谷さんの妻は職場に連絡。それにより、職場に私たちの関係がバレてしまったんです。不倫発覚後、私は別の部署へ異動するだけすみましたが、細谷さんは同じケースが2回続いたことで退職に追い込まれてしまいました。その後、しばらくして妻と離婚したと聞きましたが、彼とはそれ以来連絡をとっていないので、今どこで彼が何をしているのかはわかりません。私はというと、その後子どもを産んでシングルマザーとなりました。そして2年後に、同僚の良枝からの紹介で出会った男性と結婚することができ、今は平和な日々を過ごしています。しかし、今でもふとした瞬間に不倫発覚後のあの地獄のような日々を思い出し、パニックになってしまうことがあるんです。それに今結婚し家庭を持っているからこそ、あのとき細谷さんの妻にした自分の行動がいかに酷いものであったのかを実感しています。もうあんな経験は二度としたくありません。もし細谷さんと出会ったばかりの頃に戻れるのなら、私は絶対に不倫する道を選ばなかったでしょう…」“職場の上司との不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。今回のケースのように、不倫相手に対し「妻とは離婚する」という嘘を告げ、関係を続けようとする不倫男性は少なくありません。また、結果的に理奈さんはその後平和な暮らしを手に入れることができたようですが、不倫したことをかなり後悔する羽目になったようです。©maruco/gettyimages©PrathanChorruangsak/gettyimages文・塚田牧夫
2022年04月19日同じ職場の人とプライベートではあまり顔を合わせたくないという場合もあれば、逆に頻繁に会うことで心惹かれ、好意を持つ場合もあるでしょう。理奈さん(仮名・32歳)は、かつて同じ職場の上司に好意を抱くようになりましたが、のちにその上司が既婚者だということが発覚。しかし、悩んだ挙句、彼女は彼と不倫という許されざる関係になることを選んだそう。今回は彼女がいったいどんな経緯で不倫に堕ちてしまったのか、詳しく話をうかがいました。同じプロジェクトを担当するようになり「ある年の春、職場で人事異動が行われ、私の部署に新しい上司がやってきました。名前は細谷さん(仮名)と言います。細谷さんは40代後半でバツイチ。周りの人と一定の距離を置いて付き合う、もの静かなタイプの人でした。私は食品メーカーに勤めているんですが、ある店舗とコラボ商品を出すことになり、春からそのプロジェクトに関わることに。上司である細谷さんもそのプロジェクトを担当することになり、それを機に細谷さんと頻繁にやりとりをするようになりました。一緒にプロジェクトを進めていくなかで、夜遅くまで電話で話をすることもありましたね。そうやって細谷さんと関わる機会が増えていくなかで、彼のことを“素敵な人だな”と思うようになりました」まだ妻と別れていなかった「ある日、細谷さんと打ち合わせがてら飲みに行ったんです。その日は翌日が休みということもありお酒が進み、細谷さんはだいぶ酔っているようでした。すると、細谷さんが“うちに来るか?”と言うんです。一瞬、迷いました。同じ職場ですし、変な関係になりたくなかったんです。なので、家まで送り届けたら帰るつもりで一緒にタクシーに乗りました。彼の家に着いてみると、そこはマンスリーマンションだったんです。また、その際に初めて、細谷さんからまだ妻と別れておらず、別居中の状態だということを告げられました。その日は、彼を送り届けたのち、そのまま帰りましたが、私は彼の事情を知ってちょっとショックを受けていたんです。今思えばショックを受けた時点で、すでに彼に惹かれていたのでしょう…」同僚の忠告を受けて「私は同僚で仲がいい良枝(仮名)にそのことを話しました。すると良枝は、以前細谷さんの部下だった男性を知っていると言うんです。後日、良枝からあることを伝えられました。実は細谷さんは前の部署で部下の女性社員と不倫関係になり、それが会社にバレて私の部署に異動になったのだと…。だから良枝には、“その件に深入りしないほうがいい”“細谷さんには気をつけて”と忠告されたんですが…」毎日のように彼の住むマンションへ「良枝にその話を聞いて、色々と合点がいったんです。きっとその不倫が原因で妻と別居することになり、今はマンスリーマンションに住んでいるのだろうと。また、その一件があったために、社内では他の人と距離を置いて付き合っているのだろうと…。でも、そういった事情を知ると、余計に彼のことが気になり始めたんです。また、彼が妻のもとに戻ってしまうのは嫌だなとも思うようになり…。そんなある日、休日に細谷さんからデートに誘われました。その頃の私は細谷さんのことが気になっていたので断ることもできず、デートに出かけることに。その後、流されるがまま彼と関係を持ってしまったのです。不倫はよくないことだと思いながらも、私は彼と男女の仲になって以来、ほぼ毎日のように彼の住むマンスリーマンションに通うようになりました。そしていつの間にか、彼が早く妻と離婚し、私と結婚してくれないだろうかと思うようになっていたんです」“職場の上司との不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。不倫をして部署異動になったにもかかわらず、この男性は反省せず、同じことを繰り返していたわけですね。となると、周囲からすれば“その男性とは関わらない方がいい”となるはず。しかし、すでに彼に惹かれてしまっていた理奈さんは、自分の気持ちをコントロールすることができず、同僚の忠告を無視して不倫の道を選んでしまったようです。とはいえ、不倫は許されざる関係。今は幸せでも、近い将来理奈さんはこの決断を後悔することになるでしょう。©monzenmachi/gettyimages©Marcus Chung/gettyimages文・塚田牧夫
2022年04月19日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した義実家トラブルエピソードをご紹介します!嫌みばかり…義理の両親と同居して10年以上経ちます。私たち夫婦は共働きですが、奥さんの仕事の都合で、夕ご飯はほぼ毎食自分が作っています。義母は「料理が苦手」という理由で料理はしません…なのに食べるときは必ず嫌味を言ってきます。「野菜をもっと入れたほうがいいよ。買えないの?」「味付けが濃いからお茶で薄めたわ」「私はから揚げは食べないから。作らないで」など…。たまに口に合った時もあるようですが「おいしかったよ。いつもより」と、まともに褒められたことは一度もありません。いつか別居するべく貯金に励む毎日です。(男性/会社員)主人の実家で…実家が離れていたため、次男の出産後、体の調子が整うまで主人の実家でお世話になりました。大変お世話になったので感謝しかないのですが、田舎だったので近くにファストフードや買い食いできる場所もなく、お腹が空いていた記憶しかありません。なぜか食事の際に「卵を食べると子どもがアトピーになりやすい」という理由で、私だけ目玉焼きが食べられなかったのが未だにモヤッとしています(笑)(女性/自営業)いかがでしたか?こんな義両親と付き合うとなると骨が折れそうですね。子どもの為にも義実家とはいい関係でいたいものです…。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年04月12日映画『ボイリング・ポイント/沸騰』が、2022年7月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開される。シェフの一夜を“ワンショット撮影”で描く映画『ボイリング・ポイント/沸騰』は、ロンドンの高級レストランを舞台に、オーナーシェフの波乱に満ちたスリリングな一夜を描いた作品。全編90分を驚異のワンショット撮影で捉えており、正真正銘のノー編集で、CGも未使用という徹底ぶりとなっている。ワンショットならではの、レストラン内を縦横無尽に動き回るカメラワーク、俳優たちの即興演技がもたらす圧倒的な臨場感に加え、サスペンスフルな人間模様や、イギリスの労働環境など鋭い社会性をはらんだ心揺さぶるドラマが魅力となっている。リアルタイムで走り抜けていく、予測不能な“沸騰寸前”の展開に注目だ。英国アカデミー賞で4部門にノミネート本国イギリスではスマッシュヒットを記録し、英国アカデミー賞では作品賞、主演男優賞、キャスティング賞、新人賞の4部門にノミネートされた。<映画『ボイリング・ポイント/沸騰』あらすじ>崖っぷちシェフの予測不能な一夜!一年で最も賑わうクリスマス前の金曜日、ロンドンの人気高級レストラン。その日、オーナーシェフのアンディは妻子と別居し疲れきっていた。運悪く衛生管理検査があり評価を下げられ、次々とトラブルに見舞われるアンディ。気を取り直して開店するが、予約過多でスタッフたちは一触即発状態。そんな中、アンディのライバルシェフが有名なグルメ評論家を連れてサプライズ来店する。さらに、脅迫まがいの取引を持ちかけてきて…。主演はスティーヴン・グレアム主人公のシェフ、アンディ役は『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『アイリッシュマン』のスティーヴン・グレアム。力強く、悲哀に満ちた演技が認められ、英国アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。さらに、「SHERLOCK/シャーロック」のヴィネット・ロビンソンや『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のジェイソン・フレミングも出演している。映画『ボイリング・ポイント/沸騰』主な登場人物&キャストアンディ・ジョーンズ(スティーヴン・グレアム)…ロンドンでも指折りの人気を誇る高級レストランのオーナーシェフ。妻子と別居中で心身ともに絶不調。フリーマン(レイ・パンサキ)…主に肉類を焼いている料理人。キレやすい性格が玉にキズで、アンディの仕事に不満がある。カーリー(ヴィネット・ロビンソン)…優秀なアンディの片腕であり、副料理長。給与UPを交渉中。アリステア・スカイ(ジェイソン・フレミング)…アンディの元同僚、レストラン出資者。テレビの料理番組で人気を博しているセレブシェフで、アンディのライバルでもある。気鋭監督フィリップ・バランティーニ監督は、自身もシェフとして12年間働いた経歴を持つ、新鋭のフィリップ・バランティーニ。人気レストランの表と裏を同時に味わえる濃密な人間ドラマと、スリリングな映画体験を作り上げることに成功した。【詳細】映画『ボイリング・ポイント/沸騰』公開日:2022年7月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開監督:フィリップ・バランティーニ脚本:フィリップ・バランティーニ製作:フィリップ・バランティーニ出演:スティーヴン・グレアム、ヴィネット・ロビンソン、レイ・パンサキ、ジェイソン・フレミング、タズ・スカイラー原題:BOILING POINT配給:セテラ・インターナショナル2021/イギリス/英語/95分/PG12
2022年04月07日私には小学生の娘と幼稚園児の息子がおり、夫とは現在別居して離婚協議中です。離婚のことで一時期は落ち込み沈んだ表情をしていたときもありましたが、最近は子どもたちと楽しく過ごし笑顔が戻ったと思っていました。ところがある日、子どもにあることを言われてハッとしたエピソードをお伝えします。 地獄のような日々夫とはずっと、自他ともに認める仲良し夫婦でした。ところが幸せな毎日から一転、夫の裏切りが発覚し、そこから地獄のような日々が始まったのです。命を終わらせたいと思うこともあるほど落ち込んで、食欲もなく、どんどん痩せていきました。あのころは周りのすべての人が幸せそうに見えて、人に会うのも嫌になりました。 できれば一歩も外に出たくなかったのですが、不思議なことにそんな精神状態でも子どもの送迎などで致し方なく外に出て誰かに会うと、自然と笑顔が出せたのです。人生のどん底にいるのに、笑顔で人と話せることに自分自身でも驚いたくらいです。 ただその反動がひどく、家にいると無気力で、笑顔なんてすっかり消え去っていました。子どもたちには最低限のことをするだけの毎日で、今思い出しても子どもたちには本当に申し訳なかったなと思います。 時間が少しずつ解決してくれた…夫とはその後、弁護士を介して離婚協議中です。弁護士を通して嫌なことを言われたり、引き続きつらい日々が続いていますが、少しずつ少しずつ強くなっていきました。 そして、子どもたちとも笑い合えるようになって、ちょっとした楽しみも見出せるようになったのです。裏切り発覚から1年を過ぎたころには、つらい日々を踏ん張って乗り越えられたことが自信につながって、ようやく前を向けるようになりました。 めずらしく雪が積もり…先日、私が住んでいる地域にしては珍しく、まとまった雪が降り積もりました。子どもたちは大喜び! 庭で雪だるまを作ったり、寝転がってみたり、思いっきり楽しんでいました。しかし、あいにくその日は夕方から出かけなくてはいけない用事があり、私は家の中でせっせと出かける準備をしていました。 ところが子どもたちから、ママと一緒に雪合戦したい!とリクエストされてしまったのです。一度はしぶったものの、雪遊びできる機会はなかなかないもんな……と思い直して、仕方なく雪合戦をすることにしました。 笑顔になれていると思っていたのにいざ雪合戦を始めると、はじめは低かったテンションもだんだんと子どものころの気持ちが蘇ってきて、いつしか歓声をあげて楽しんでいる自分がいました。終わったあとはとても爽快な気分でした。そしてその日の夜、突然息子に、こう言われたのです。「ママ、今日笑ってたね」と。え?とびっくりしていると、今度は娘から「ママがあんなに笑ってるの久しぶりに見た」と言われました。 正直、自分はもう笑えていると思っていたので驚きました。でも、もしかしたらその笑顔はまだ心からの笑顔ではなく、顔だけ笑っていたのかもしれません。そして子どもたちはそれを見抜いていたのかなと、ハッとしました。 ショックな出来事、そして日々の慌ただしさに追われて、すっかり笑うことをなくしていた自分でしたが、心から笑うことの大切さを子どもたちが気付かせてくれました。生きているといろいろなことがありますが、時には忙しない手を止めて思いっきり心を開放し、心から笑顔になる時間をつくっていこうと思います。 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年04月03日義父が18歳年下の女性と再婚し、その後、“義母”となった女性からの嫌がらせに悩んでいた奏さん(仮名・36歳)。妊娠中や出産後も容赦なく嫌がらせを続ける義母に対して、奏さんは苦手意識を抱くとともに、義父母との円満な親族関係を築くことへの諦めも感じ始めていたそう。今回は、そんな奏さん一家が迎えた結末について、メンタル心理カウンセラーの並木まきが話を聞きました。もう無理…! 子どもへの影響を考え、義実家と絶縁することを決意義父が再婚したばかりの頃は、円満な親族関係が続いていたものの、奏さん夫妻に子どもができてからというもの、義母の態度が一変。初孫の誕生を心待ちにしていた義父が、奏さんのことを今まで以上に気遣うようになったことが面白くなかったのか、義母は奏さんに対して嫌がらせや意地悪をするようになりました。それも、最初は義父にバレないように義父がいないところでしか行われていなかったものの、義母からの嫌がらせがエスカレートした結果、いつしか義父の前でも平然と行われるように。しかし、義母にメロメロの義父はそれを注意することもなかったため、義母はやりたい放題。さらに、娘が生まれてからは、孫に会いたい義父と一緒に義母も奏さんの自宅に来るようになり、義母は奏さんの自宅でも口うるさくイヤミを言うなどして嫌がらせを続けたそうです。「義父の“孫に会いたい”という気持ちは理解できたので、最初のうちは我慢をしていました。しかし、義母が好き勝手に振る舞う姿を見るのにもウンザリしてきてしまい…。夫と相談した結果、義父には申し訳ないけれど、義実家との関係を断つことに決めたんです。というのも、意地の悪い義母が私に嫌がらせをしている姿を、娘には見せたくなかったのが大きいですね。娘の物心がつく前に義母との関係を断ち切ったほうがいいだろうと考え、そのことに夫も同意してくれました」さりげなく距離を置くくらいでは収まらないと判断した奏さん夫婦は、義父に対して事情を説明。「もう義母を連れて家には来ないでほしい。義母と一緒に来るのなら、義父も来ないでもらいたい」と毅然とした態度で伝え、義父も渋々ながらこれを了承したそう。すると、しばらくは平穏な日々を取り戻すことができたそうです。ところが、奏さん夫婦が平穏に暮らしていた一方で、義実家は想像を超える展開を迎えていました。義母の浮気が発覚…! 義父は結婚わずか3年で別居生活へ「私たちが義実家と距離を置いているうちに、なんと義母は浮気を始めていたそうです。しかし、義母のことを理由に息子夫婦とギクシャクしていた義父は、そのことを私たちに相談したくてもできなかったみたいで、あとからそれを知ったときは申し訳ないと思いましたね」その後、義父と義母との間ですったもんだがあった挙句、義父は義母を追い出し、別居することになりました。「義父は義母と離婚したいようですが、仕事をしていない義母は生活のために離婚を渋っているそうで、話し合いは難航していると聞きました。でも、先日義父から義母との離婚について相談を受けた私たちが弁護士を探し、話がスムーズに進むようにサポートしているので、もう少しで決着すると思います。実は私、義母からいろんな嫌がらせを受けていたときに、何度かボイスレコーダーでその様子を録音していたんです。義父が義母と離婚するにあたって、その証拠が義父に色々と有利に働くんじゃないかなって期待しています」現在、奏さん夫婦と義父との関係は、義父の再婚前のような円満な関係に戻っているとのこと。義父は頻繁に奏さん宅に遊びに来て、孫ともよく遊んでくれるそうです。義母が入ってきたことで一度は崩れた家族関係でしたが、親族が結束して乗り越えることで、その先にさらに強固な家族の絆が生まれることもあるようです。©spukkato/gettyimages©Peter Dazeley/gettyimages文・並木まき
2022年03月29日子育てと家事で忙しいのに偉そうな態度でちっとも手伝ってくれない、仕事ばかりして家庭を顧みない、義母の肩ばかりもってわたしの立場に立ってくれない……など、夫に対する不満が我慢の限界にきている方もいるでしょう。「離婚」が頭をよぎっている方もいるかもしれません。この記事では、メンタル心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、離婚を考えた時に知っておきたい3つのパターンについて、マンガで解説します!「離婚」の二文字が毎日のように頭をよぎっては、「まだ子どもも小さいし……」と自分を抑え、でもストレスが溜まる毎日。そんな状況を脱するために、一度、真剣に離婚について考えてみるのも決して無駄ではありません。実際、離婚した場合、離婚せずに我慢して同居する場合、離婚せずに別居する場合とでは、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。実際の例をあげて考えてみましょう。 離婚を選ぶ場合【Aさんの例】夫との価値観の違いから離婚を決意。離婚訴訟を行い夫と離婚。現在2人の子どもをもつシングルマザー。離婚までの過程は大変だったが、離婚してよかったと思っている。 離婚を選択する場合、子どもをどちらが引き取るか、養育費をどうするかなど決定することがたくさんあり、訴訟を起こすとなると、またその手続に時間がとられ、心身ともに疲弊してしまうことがあります。けれど、最も次に進みやすくなるのもこの選択。あとがなくなるからこそ、離婚後は前を見ることに集中ができ、「すっきりした!」という声が多くあるのもこの選択です。 [メリット]・新しい未来を築きやすい[デメリット]・決断をするまでに覚悟がいる・決断をした後にも、手続きや決定しなければいけないことが多々ある 離婚せず我慢して同居する場合【Bさんの例】夫の浮気が止まず何度も離婚を考えるが、子どもが夫になついているため離婚に踏み切れず、また離婚はいつでもできるという思いから、離婚せず今の状況を受け入れることを選択。数年経ち、夫の浮気が落ち着いたこと、また再度浮気をしたところで自分がもう夫への恋心がないので、どうでもよくなってきたこともあり離婚しなくてよかったかなと思っている。 事態が好転、または自分の考え方が変わり、離婚しなくてよかったと思えることも多々あります。しかしながら、事態や自分の考え方が変わるかどうかはわかりません。状況を受け入れることができるまでは、つらい日々を送る可能性が高いのがこの選択です。 [メリット]・家庭の形を壊したくないという気持ちが強い場合、体裁を保つことができる・事態が好転した場合、家族として続けることができる[デメリット]・事態が好転するまで、つらい日々を我慢して過ごすことになる 離婚せず別居する場合【Cさんの例】「もうしない」と言っては浮気をする夫に嫌気がさし、最後通告のつもりで別居を提案。別居したてのころは、反省の色も見せていたが、結局浮気をやめないので、離婚しようと思っている。 男性に限らずのことではありますが、多くの男性は、とりあえず目の前の台風が去ってしまうことを待ち、去ってしまえば何事もなかったかのようにまた同じことをする可能性が高いです。妻がいつも「離婚する、離婚する」と言っている家庭では、夫は「この小言を聞き過ごしていれば、またいつもの状態に戻るだろう」と高をくくっている場合があります。そのため、妻から別居を切り出されて初めて「本気だったのか!」と慌てる夫は多くいます。離婚を覚悟で夫の本音を引き出すには有効な手段ともなりえます。ここで考えを改めてくれ、状況が好転することもありますが、一度は反省するものの、残念ながら変わらない男性がいることも事実です。一緒に過ごすのはもう無理だが、離婚せずに食費や養育費だけ入れてもらえればそれで良いと思っている人にとっては、良い選択となるでしょう。 [メリット]・夫の本音を引き出すには有効な手段ともなりえる・離婚をしない状況で、離婚と同じような状況をつくれる[デメリット]・事態が好転するまで、つらい日々を我慢して過ごすことになる場合がある 今の状況を受け入れるのも決断、離婚をするのも決断。どんな決断にもメリット・デメリットがあり、また、どんな決断も不正解ではありません。離婚をしてもしなくても自分でも思っていなかったような未来が開けることは多々あります。つらいときに離婚について考えることは、さらにつらいことではありますが、明るい未来を信じてあなたなりの決断をしてください。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2022年03月28日小3でついたアダ名は「忘れ物の女王」Upload By 桑山 知之筆者と広野さんとの出会いは2019年に遡る。ドキュメンタリーCM『見えない障害と生きる。』の取材のため、連絡を取ったのがきっかけだった。底抜けに明るい性格について触れると、広野さんは「このくらいじゃないと生きていけない」と笑い飛ばした。その言葉の重みに、筆者の胸が苦しくなったのを今でも覚えている。Upload By 桑山 知之広野さんは幼少期から、目の前にあるもの以外はすぐに忘れてしまう子どもだった。小学校に入ってからは管理しなければいけないものが増え、何かをこなすことは「全く無理だった」。宿題を出され、その場ではやる気でいても、家に帰れば宿題を出されたことすら忘れている。翌日提出を求められて初めて思い出す。小学校2年生の通知表に「忘れ物が多い」とはっきり書かれ、3年になると周囲からは「忘れ物の女王」とアダ名をつけられた。「どうしてみんなができるのか分からないんですよ。頑張らなきゃいけないんだけど、どう頑張ったらいいのか分からない。困るんですよね、『ちゃんとやって』って言われると。ちゃんとやっているつもりなので。一人だけ違うことしてたりするんですけど、それを問題だとも思っていない。だから怒られますよね」(広野さん)Upload By 桑山 知之学校のあちこちには、広野さんの持ち物が散らばっていたという。5年生ぐらいのころには、遠足で河原に行った際、飯盒炊飯でカレーをみんなでつくって食べるとき、広野さんは肉を持ってくる係だったが、肉を忘れてしまい、広野さんの班だけベジタブルカレーになってしまったこともあった。成績や勉強よりも「生きていくこと自体が難しかった」といい、時間に遅れないようにするなど社会生活に食らいつくのに必死だった。片づけできず夫から罵倒…「私はいても意味ない」地元の中学を経て静岡県内の高校を卒業後、青山学院大学に進学。当初は国語の教員になろうと思っていたが、LD(学習障害)の傾向があるのか、時折、字が正確に書けないことがあった。ずっと続けて文字を書いていると、例えば「春」の横棒が四本になってしまうことがあるらしい。「これでは黒板の字が不正確になってしまう」と思い、教師の夢を諦めた。落ち込んでいたところ、ゼミの教授の紹介で、都内の大学病院の教授の秘書になった。しかし、当時は自身がADHDとは知らず、自分のスケジュールの管理も難しく、何より察して動くことが全くできず、とんちんかんなことばかりしてしまい、周囲から「使えない」と言われ、思い悩むことも多かったという。Upload By 桑山 知之「若いときは、できなくても頑張らなきゃいけないとか、頑張ったらできるかもしれないとか、そういう気持ちが強かったんです。でも半年でおかしくなっちゃって。電車に乗っていられなくなったり、起きたら午後だったり、色々できなくなっていきました。生きていてもしょうがないと、思いつめていました……」(広野さん)生きることもできず、死ぬこともできず、「しんどい」毎日を過ごしていたが、23歳で当時交際していた男性と“デキ婚”。実家の両親からサポートを受けながら家事や育児に勤しんでいたが、やはり片づけがどうにも苦手だった。家の中は物で溢れかえり、食卓には書類などが大量に積まれ、食事を摂ることもままならなかった。そして29歳のころ、鬱病と診断された。Upload By 桑山 知之「旦那からは『こんな家に帰ってくる俺の気持ちになってみろ』とか『お前、一日家にいて何してるんだ』とか言われて。そのときは診断も受けていなかったので、『私はいても意味ないな』ってどんどん落ち込んでいきましたね。頑張って専業主婦をしていたときが一番つらかったです」(広野さん)そんな中、2000年に刊行された『片づけられない女たち』(WAVE出版/サリ・ソルデン著)を読み、驚いた。自分によく似た人がこんなにいる。そして、対処方法がある。そこから、発達障害というものがあることを知り、同じ悩みを抱える人とともに当事者グループをつくって理解を深めた。「最初は自分がとにかく喋りたいからつくった」と笑うが、家庭の悩みなどを打ち明けられる居場所ができたのだった。「言い訳だ」夫から度重なる暴力、そして離婚30歳を過ぎてからADHDと診断を受けた広野さん。発達障害のことを夫に打ち明け、「家事を一緒にやってほしい」「手伝ってほしい」と伝えたが、「そんなのは言い訳だ」と理解してもらえなかった。むしろ、診断を打ち明けたことをきっかけに、夫との関係は余計に悪化。物を投げられ、時には暴力を受け、外に出られないぐらいひどいあざが顔面にできることもあった。「自分が(夫の)ストレスの捌け口になっていたんだと思います。私が反論するようになって、ストレス解消ができないから、手が出るようになったのかなって。でも自分の両親はサポートしてくれたし、ママ友たちも『子どもの迎え忘れているよ』とか教えてくれるようになって、すごく助かりましたね。私自身も、ADHDがあると分かってからは、子どもに怒らないようになりました」(広野さん)Upload By 桑山 知之夫と別居するために2年ほど準備期間を経て、娘2人とともに小学校の校区の端から端に引っ越した。すぐに弁護士を立て、34歳で離婚に踏み切った。別居するとすぐさま、ストレスから解放された気分になった。そして2008年、「発達障害をもつ大人の会(現・NPO法人DDAC)」を立ち上げた。「こんな感じでも今NPO法人の代表をしていたりとか、全部ができないわけじゃないんですよね。発達障害はできることできないことにものすごく差があるけれども、できないことばかりではないということを知ってもらいたいです。あと、周りの人は何でもできるようにさせようとするじゃないですか。それをやられると、みんなだめになっていくんです。二次障害を引き起こしたりとか。何でもできる人間にならなくていいんです」(広野さん)現在広野さんは、キャリアカウンセラーとして同じ悩みを抱える若者や仕事を探している人への就労支援を行っている。発達障害があるかもしれない人や、障害者手帳を取るかどうか悩んでる人、仕事を何回も辞めさせられたり、仕事が長続きしない人など、広野さんのもとにはあらゆる相談が舞い込んでくる。Upload By 桑山 知之「とにかく“フツウになろうとしない”ことをオススメします。自分なりの生き方、生活の仕方を編み出していくのが必要なので、落ち込みすぎずにうまく周りに助けてもらいながらできることをやっていく。私も20代のころは『どうやったらうまく死ねるのかな』とか思っていたんですけど、今はこの人生も割と悪くないと思っていて。発達障害があっても楽しく生きていけるような生き方をみんなにもしてほしいと思います」(広野さん)新型コロナウイルス対策で、在宅勤務やリモート授業などが推進され、家族が一緒にいる時間が増えた。発達障害のある人にとって、毎日決まった時間に通勤・通学することの煩雑さを感じなくていいのは非常に楽だと広野さんは言う。ただし、「家の環境が良くないと地獄」とも指摘している。できないことは恥ずかしいことじゃないUpload By 桑山 知之広野さんはなぜこれほどまでに明るく前向きなのか。どうやら心理学の勉強をした上で、「訓練をした」という。「世の中落ち込むことばかりでうまくいくことよりも失敗することの方が多いんです。でも、いちいちそれを真に受けて反省して頑張ろうと思っても、また失敗しちゃうんです。そんな人生を普通のメンタルでやっていけない。いちいち落ち込んでいたら生きていけないだろうってことで、それを転換して、できる方に目を向けるように、自分を変えていきました。とにかく、自分が快適に生きていける状態がどこか?が大事であって、みんなと同じようにできるかは関係ないんです」(広野さん)できないことを「否定しない」。それは2人の娘の子育てでも実践していた。娘には、自身の障害のこともオープンに話した上で、スーパーの惣菜を買うなど家事をなるべく減らし、対話の時間を増やした。時には、娘が母である広野さんのサポートにも回った。現在、長女(25)はIT企業でデザイナーの仕事に就き、次女(23)は海外の大学に進学し、心理学を学んでいる。Upload By 桑山 知之「個を重視する世の中になりましたよね。個の時代というか。発達障害のある人たちが受け入れられるような方向に行っている気がします。でも、例えば子どもに発達障害があると診断されて、周囲に分かってもらわなきゃとか、説明しなきゃとかやっちゃうと、子どもの自尊心が下がるんですよ。あ、人と違っちゃいけないんだ、って。でも開き直って、文句ある人は近寄ってこないで!ぐらいでいいんです。分かってくれる人とやっていけばいい。大人が変わらないと子どもが変わりませんから。発達障害のあるなしに関わらず、娘たちにはやりたいことを自由にさせてあげたいと思ってきましたし、すべての子どもたちにそういう環境があることを願っています。発達障害のある子どもが生まれるということは、楽しいんだって思ってほしいです」(広野さん)Upload By 桑山 知之平成元年愛知県名古屋市生まれ。慶應義塾大学経済学部在学中からフリーライターとして活動。2013年に東海テレビ入社後、東京支社営業部を経て、報道部で記者/ディレクター。2018年から公共キャンペーンのプロデューサーとして「いま、テレビの現場から。」や「見えない障害と生きる。」、「この距離を忘れない。」といったドキュメンタリーCMを制作。主な受賞歴は、日本民間放送連盟賞CM部門最優秀賞、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSゴールド、JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール経済産業大臣賞、ギャラクシー賞CM部門優秀賞、広告電通賞SDGs特別賞など。取材・文:桑山知之取材協力:若者支援ネットワーク研究会in東海(監修・井上先生から)広野さんのお話のように、発達障害がある人に対する支援や制度、仕組みは少しずつ充実してきています。しかしながら、現在そうした支援や制度を利用しようとすると、その多くは発達障害があるという診断や障害者手帳などが必要です。これを第一段階とすれば、その次の段階は発達障害の診断がなくても、その支援を必要とする人が必要な時にいつでも受けられるような支援や制度が広がっていくことではないかと思います。このような「障害という診断を必要としない社会」から最終的に「障害のない社会」につながっていくのだと思うのです。
2022年03月28日「毒義母がヤバイ」第25話。ある日、夫のむぎ太さんから「地元で子育てしたい」と言われたみゆきさんは、「絶縁したい」「義祖母とは関わらない。老後の面倒も見ない」ということを了承してもらい、ほっとひと安心。そして、住むところについて、むぎ太さんから意外な提案が……! 毒義母がヤバイ 第25話 「俺ももう母親とは住みたくないし、別居しようかと思うんだ」 「えっ?! まじで?!」 むぎ太さんからの思いがけない提案に、うれしさのあまり、頬が緩んでしまうみゆきさん。 無事に引っ越し先の家が決まり、義実家に連絡を入れたところ、「引っ越すとき義母がきいちゃんを見る」と言われた……むぎ太さんどうする?! 著者:マンガ家・イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2022年03月10日卒業後すぐに結婚し、自らの意思で専業主婦になった葵さん(当時25歳)。ある時、夫の紹介でファッション関連のPR企業で事務のアルバイトを始めます。初めて経験する華やかな業界で、20代を謳歌する同僚たちに刺激を受けた葵さんは、イケメンデザイナーの晴人さんと深い仲に。知らない世界を教えてくれる彼に惹かれ、夫を騙しながら不倫を続けますが、彼女を待っていたのは恐ろしい結末でした。夫と不倫相手をつい比較してしまう…「晴人はいつも素敵なデートに連れて行ってくれて、一緒にいると自分が特別な女性になったような気持ちになれました。会員制のお店とか、有名人が集まるパーティとか、キラキラした世界を見せてくれる彼が本当に完璧な男性に思えて…。でも家に帰ると、ごく普通の夫が待っていて、私は家事に追われるだけの刺激のない毎日。そのギャップにどんどん嫌気がさしていきました。夫の祐樹のことが物足りなく思えてきてしまって、急激に気持ちも冷めていったんです」変わらず優しく接してくれる妻思いの祐樹さん。しかし晴人さんと比較するとどうしても、夫がつまらない男性にしか見えないのです。決定打となったのは、葵さんの誕生日でした。「夫が誕生日当日にお祝いしてくれるというので、本当は晴人と過ごしたかったけれどさすがに我慢して、夫とディナーに行きました。だけどそこでも晴人と比較してしまいます。夫婦で何度も行ったことのある近所のイタリアンを予約してくれましたが、内心『晴人みたいにもっとオシャレで高級なお店を予約してくれたらよかったのに…』と考えていました。プレゼントにくれたピアスも、趣味に合わなかったし、晴人だったらハイブランドのジュエリーをくれるんだろうなあ…なんて思ってしまいました」不倫相手に本気になった結果、夫に全てを打ち明けて…こうして、夫への愛情は完全に冷めた状態で、晴人さんとの不倫を続けていた葵さん。しかしそうはいっても、家庭がある手前、多くても週1のデートが限界です。晴人さんへの思いが強くなるにつれて、「もっと会いたい」「お泊まりもしたい」という欲望が止まらなくなっていきます。「ある時晴人が、『葵のことを独り占めしたい。そんな冴えない旦那と離婚して、俺を選べばいいのに』と言ってきました。その一言で、ギリギリ保っていた心のストッパーのようなものが一気に外れてしまい…」ついに葵さんは、晴人さんと一緒になるために離婚を決意しました。しかし夫の祐樹さんが、そう簡単に離婚に応じてくれるはずはありません。そこで正直に、他に愛する男性がいることを打ち明けたのです。「晴人の存在を明かしただけでなく、もう夫のことは男として見られず、愛情は完全に冷めてしまったことや、働き始めてから新しい世界を知ってしまい、卒業してすぐに結婚したことや家庭に入ったことを後悔しているという本音も、洗いざらい話しました。夫は本当にショックを受けていて、現実を受け止めきれないようで…。まずは一旦、別居することになったんです」葵さんはすぐに荷物をまとめると、家を飛び出しました。行き先はもちろん、晴人さんのところ。しかし彼の反応は思ってもみないものでした。不倫相手から言われた、信じられない一言「てっきり別居を喜んでくれると思ったら、真逆だったんです。『旦那と離婚すればいいのに』って言っていたのも本心ではなかったらしく、まさか本当に離婚に踏み切るとは思ってもいなかったみたいで、『離婚騒動に俺を巻き込まないでくれ』と言われました。これは後から知ったことですが、晴人には私以外に何人も女性がいたらしく、そのほとんどが人妻でした。つまり人妻と不倫することでただスリルを楽しんでいただけだったようです…」結局、晴人さんからは冷たく拒絶され、行き場を失ってしまった葵さん。幸い離婚はまだしていなかったので、心を入れ替えて家庭に戻ることを決意したものの、何もかも元どおりというわけにはいきません。「夫の信頼を完全に失ってしまい、なんとか離婚は踏みとどまってもらっているものの、別居状態が続いています。こうなってみてようやく気づいたのが、私のことをいつも一番に考えて気遣ってくれた夫の存在の大きさ。でも、そんな夫を裏切った私に、前のように優しくしてくれるはずもなく…。大切なものを失ってしまったことを、本気で後悔しています」結果的に、全てを失ってしまった葵さん。現在は別居中ですが、いつ夫から離婚を切り出されるのではないかとビクビクしながら毎日を過ごしているそうです。本当に大切なものが何なのかを失ってから気づいても、時計の針は戻すことができません。日々の幸せに感謝することを忘れ、誘惑に負けてしまうと取り返しのつかない結果が待ち受けていることがあるのです。©PLASTICBOYSTUDIO/Gettyimages©Michel Tripepi / EyeEm/Gettyimages©Yuichiro Chino/Gettyimages取材・文 小泉幸
2022年03月01日20歳で出産し、すぐに離婚した私。女手ひとつで育てなくてはと、看護師資格を取得すべく、22歳のときに大学に入学。彼との出会いは大学でした。彼と付き合っている間、娘と彼を会わせるべきか、いろいろなことで悩みました。 そうして交際が4年半たったころ、彼からプロポーズがあったのです。彼は娘にも直接伝えてくれました。すると娘は……!? ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声をご紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 娘と彼を会わせる?会わせない?20歳で出産してすぐに離婚した私は、女手ひとつで娘を育てるために、看護師資格を取得しようと22歳で大学に入学しました。そのとき大学で出会ったのが交際未経験の彼でした。はじめは当時4歳の娘と会わせるべきか迷ったのですが、まずは会わせないことに。しかし、交際して1年近くたつと彼は私にとって信頼できる人となり、娘に会わせてみたいなと思うようになっていきました。そのことを伝えると、彼も喜んでくれて、その後は、デートといえば、動物園、水族館、プールなどに3人で出かけるように。娘と彼はすぐに打ち解け、娘を含めた3人のお出かけが当たり前になっていったのです。 ある日私が体調を崩すと、娘のお弁当を作ってくれたりもして、このころから「頼ってもいいのかな」と少しずつ思うようになりました。 交際中に悩んだことはしかし、交際中に悩んだことは娘の育児についてです。私としては、彼氏という段階の彼に育児にまでは口を出してほしくないという思いがあり、正直に彼にそのことを話しました。「命の危険や人を傷つけるようなことがあったら注意してほしいけど、それ以外では私が注意するのでフォロー役に回ってほしい」と伝えると、彼は「わかった。でも俺から見て、言い過ぎって思った時とか理不尽に怒ってる、って思った時は口出していい?」と言われ、娘のこともちゃんと考えてくれているんだなと嬉しく感じました。 大学を卒業後、遠距離恋愛に大学在学中は順調に交際を続け、2人とも無事に看護師の資格を取得することができました。大学を卒業後、彼は奨学金の関係で地元に戻り就職したため遠距離恋愛に。お互いにシフト制の仕事だったため会う頻度は減りましたが、彼が休みの日は私の家の方に来て、私が仕事でも娘と2人で出かけてくれたりしていました。娘は彼が来ると嬉しそうにしていました。 ついにプロポーズ…娘には「直接伝えたい」と彼交際して4年半が経つころ、私の家に遊びに来ていた彼から突然「結婚しよう」と言われたのです。娘を寝かしつけた後で2人ともパジャマで、プレゼントもムードも何もなかったのですがとても嬉しく、OKの返事をしました。娘には、彼が直接話したいということで見守ることに。翌日、彼は娘に「○○(彼)は、○○ちゃん(娘)と○○ママ(私)のことが大好きだから、家族になりたいと思ってるんだけど、いい?」と聞きました。娘は「それって○○くんが私のパパになるっていうこと?もちろんいいよ!やったぁ!」とジャンプしながら喜んでくれました。 別居婚はいつまで?両家の反応は?すぐにお互いの両親にあいさつに行き、結婚の許しをもらいました。義母は私がバツイチ子連れということに微妙な反応を示していたようでしたが、会った時には「おめでとう。これからよろしくね。」と言ってくれました。 婚姻届を出したときは別居婚のままで、彼の奨学金の関係で1年は別居婚を続けることに。生活自体は大きく変わりませんでしたが、私は「夫として頼っていい。娘のことも1人で抱えなくていいんだ」と、精神的に安心した気持ちになりました。 子連れで交際を始めたことで悩んだことはありましたが、彼も一緒に娘のことを考え、彼自身の意見を言ってくれ、とても嬉しかったです。プロポーズをするときも、私にだけでなく、娘に直接「家族になりたい」と言ってくれ、この人となら協力して家族になっていけそうと思いました。 著者:吉川 みきな13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2022年01月31日タレントのmisonoさん(37)と夫のNosukeさん(32)の結婚生活がいま、話題を呼んでいる。17年7月に結婚式を挙げるも、当時は事実婚生活を送っていた2人。その後も8度にわたって結婚式を挙げてきたが、18年9月に入籍していた。だが実はこのときから現在に至るまで、ほぼ別居婚生活を送ってきたというのだ。1月8日には別居婚ブログを開設したことも報じられた。“交換日記のようなブログ”と題されたブログで、misonoさんとNosukeさんが交代で別居婚や現在の生活についての想いを綴っている。昨今、新しいカタチの夫婦のスタイルとして増えつつある別居婚。ただ一言でくくっても、そこに至るまでの経緯や生活スタイルは異なる。離れて暮らしているからこそ相手との関係構築に意識が向く場合もあれば、次第に気持ちのすれ違いが生まれる夫婦も。こうした失敗と成功を分けるカギは、いったいどこにあるのか。恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんに話を聞いたーー。■別居婚うまくいくのは“円満ルール”がポイントこれまで別居婚のご家庭を取材をした際、上手くいっている夫婦にはいくつか共通点があると感じました。それは別居というスタンスを前向きにとらえていることはもちろんですが、以下の3つの要素があったのです。・コミュニケーションのルールが決まっている別居婚といえども夫婦のコミュニケーションを取り続けることが、良好な関係を続けるには絶対必要です。以前、「奥さまは地方でバリバリ働きながら子どもと同居、いっぽう旦那さまは東京で働いている」という別居婚のご家庭を取材しました。彼らの場合、一緒に過ごせる時間は圧倒的に少ない。しかし住まいは別々でも細かく話し合うことで、子育てについての方針や決定がズレないようにしていたのです。別居婚で子育てをしていると、どうしても子どもと一緒に住んでいない側が蚊帳の外になってしまいがち。そこから夫婦のバランスなどが崩れることもあります。しかし上手くいっているご夫婦の場合は子育てに限らず、「コミュニケーションはどの頻度でどれくらい取るか。困ったときの話し合いの方法はどうするか」といった信頼関係を構築するためのコミュニケーションルールがある程度決まっているようです。・別居のスタンスを理解し合っている単身赴任などの理由ではなく自発的に別居婚を選択している場合、どうしても生活に介入する際の“温度差”が生じがちです。いっぽうが「自由きままに生活したい」と思っていても、もういっぽうが「別々に暮らすとはいえ、できれば一緒の時間も過ごしたい」と思っているなど、 “ニーズの不一致”が起きてしまうのです。他人同士なので、こうした違いが出てくるのは当然のことでしょう。しかし別居婚が上手くいっているご夫婦はこうしたニーズの不一致を、話し合いなどを繰り返すことでうまく解決しています。「相手の生活への介入の温度」をある程度、すり合わせているのです。もちろん、なかには「本当は一緒に住みたいと思っているけど、相手の希望で別居婚を選んでいる」というケースもあります。ただそうだとしても、相手の心地よい生活を納得して尊重している。そうした心からの理解が、良好な関係を保っているようです。・別居婚によっていい夫婦関係を維持しようという共通意識がある別居婚という離れた生活スタイルを選んでいる以上、お互いの心がすれ違ったり離れたりするリスクは高まります。しかし別居婚を上手く続けていけるご夫婦には、こうしたリスクを理解した上で「それでもいい夫婦関係を構築していこう」という共通意識があるように思います。逆にいえば夫婦関係を良くしていくための選択ではなく、お互いが自由に生活するための選択と思って始めていると関係はどんどんすれ違っていきます。ただでさえ、夫婦は一緒に住んでいてもすれ違うもの。住まいを別にしたら、もっとすれ違うことが増えるのは当然です。それをどうとらえているかの問題なのです。■別居婚ダメになるケースは離れていることに甘んじる続いて、別居婚によってダメになっていく夫婦の共通点もご紹介します。ここでいうダメとは「離れていても夫婦」という意識が薄れ、「もう離婚しても変わらない」と気持ちも生活も離れてしまっている状態を指します。その最たる共通点は、「離れたカタチが最適な生活として成り立っている」です。たとえば子どもがいない別居婚の場合なら、夫婦一緒の時間より一人の時間が心地良いと思う度合いが極めて高いというパターン。また子どもがいる場合でも「父(または母)がいないほうが、家族がまとまっている」といった状況がデフォルトになってしまうと、その先に待っているのは離婚かもしれません。いないほうが結束力や心地よさが手に入るならもはや、結婚生活を続ける理由はありません。経済的な理由があって別れないケースを耳にすることもあります。しかしそうした場合も子どもが巣立ったタイミングなど、いずれ「つながりを継続する必要はない」と感じたタイミングで関係に見切りをつける可能性が出てくるのです。misonoさんとNosukeさんはまだまだ若い夫婦。今は個人の心地よさを追求した上で、夫婦の絆を作りたいというタイミングなのでしょう。闘病という困難を別居婚で乗り越えた2人。これから夫婦というカタチで、様々なライフイベントを考えるタイミングがあります。そうなったときに別居婚という新たなスタイルを発信する2人がどのような選択を取り、パートナーシップを築いていくのか、注目していきたいと思います。(文:おおしまりえ)
2022年01月18日わが家には、小学生の娘と幼稚園児の息子がいます。もともと人の目を気にする性質であり、甘え下手の私は、家事、育児についても完璧主義に近いところがありました。妻は、母は、こうでなくてはいけない、そんな呪縛を抱えて生きていました。そこへ、突然の夫から突き付けられた「離婚」。こうして私の孤育て生活が始まったのです……。 現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 理想の家族から一転、完全な孤育てへ約2年前まで、わが家はごく普通の4人家族でした。夫は自営業で多忙だったため、専業主婦の私が家事も育児もほぼ100%おこなっていました。 そのことで夫には多少の不満はありましたが、それを口には出さず、「夫は仕事を頑張ってくれているのだから、私は家事と育児を完璧にこなさなければ」と、必要以上に完璧を目指していたように思います。それが自分の使命であり、理想の家族の形とも思っていたのです。 ところが、ある日突然夫から、離婚をしたいと言われてしまい、そこから夫とは完全に別居することになりました。実家は遠くはないですが、父は他界し、母は仕事をしているので、簡単には頼れません。そこから完全なる孤育てが始まりました。 家事育児が放棄ぎみになると…夫と別居後しばらくは何もする気になれず、家事・育児放棄にも近い、必要最低限のことしかしない日々が続きました。ですが、そんな日々のなかで気づいたことがありました。 子どもたちがそれぞれ、今までなら当たり前のように私がおこなっていたことを、自分なりに頑張ってするようになったのです。それを見てハッとしました。子どもたちには親が思っている以上に力があり、母親の私がしてあげなければと思っておこなっていたことの多くは、ただ先回りしておこなってしまっていただけなのかもしれない……と。 そして、これまで私はいろいろやりすぎていたのかもしれない、完璧主義は自己満足に過ぎなかったのかもしれないと思うようになりました。 わが家の省エネ育児現在は、家事も育児も「無理しないを頑張る」をモットーにおこなっています。これは私の性格と事情を知っているママ友からのアドバイス。 ついつい無理してでも全部やり切ろう! となりがちなので、優先順位をつけて、今日絶対におこなわなければいけないこと以外は明日以降にまわす、もしくはおこなわない(おこないたいけれど諦める)、という選択肢を持つようにしました。 食事は大切ですが、今は自炊にはこだわらず、余裕のないときは出前をとって、料理に割く時間を家事や子どもの相手にまわします。ただし省エネは心がけていてもすべて省くのではなく、季節の行事やお誕生日などのイベントごとは大事にしたいので、張り切って飾り付けや料理もしています。 また、いざというときのためにファミリーサポートや民間のシッターサービスにも数社登録して、信頼できるママ友には事情を隠さず話しました。助け合いであれば、甘え下手の自分でもいざというときに甘えやすくなるのかな、と思って、ママ友のお子さんたちのことも積極的にお預かりしています。 省エネ孤育てのメリット省エネ孤育てにはメリットもたくさんあります。 まず、これまで夫を優先したり気をつかったりしていたことがすべて、子どもたち優先、中心にできるのです。省エネのために、朝は子どもたちと同じ時間に起きて、夜は子どもたちと同じ時間に寝てしまうこともあります。また子どもたちには、「大人はママしかいないから家族みんなで助け合わないとね」と話しているのですが、家族の一員としての自覚が強くなったようで、お手伝い、というよりも自分のこととして、主体的に動いてくれるようになったように思います。 それから、インテリアも子ども中心に変え放題です。コロナ禍では難しいけれど、平日でも週末でもいつでも家にお友だちを呼べるし、家では人目を気にせずダラダラできるし、本当に自由で気楽なのです。 現在夫とは離婚協議中なので、孤育てはこれからもずっと続いていくことになります。孤育て、がふと寂しく感じるときもありますが、私にとって子どもたちは宝物。家事・育児の省エネ化は、子どもたちと笑顔で過ごすために私に必要なことだったと感じています。もっともっと省エネを追求して、バランス良く家事育児をこなしていけるようにしていきたいと思っています。 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年01月18日「人生の後半戦を充実させるため、『卒婚』を選択する夫婦は増えています。この形態は『いいとこどり』といえそうです」こう話すのは約3万件の夫婦の問題に向き合ってきた離婚コンサルタントの池内ひろ美さん(59)。「卒婚」とは、離婚せずに夫婦関係を卒業すること。同居するケースもあるが、多くは別居しお互いに束縛や干渉し合うことなく生きる、新たな選択である。池内さんは「卒婚」のメリットをこう解説する。「離婚するには財産分与の問題や、お互いの両親や周囲への報告をどうするか、決めるべきことが多々あり、エネルギーと覚悟が必要です。一方、『卒婚』であるなら束縛や干渉からは解放され、不動産や預貯金、死亡保険金などの相続権は担保されるのですから、生活力のない側には有利といえます」(池内さん・以下同)■「卒婚」は孫育てからの解放が生んだ新たな夫婦の形「卒婚」という形態が生まれた背景には、昨今の少子化が影響していると池内さんは指摘する。「いま『卒婚』を考え始める50代は、かつては孫が生まれ祖父母の役割が始まる年代でした。必然的に夫婦が協力して孫の世話を担うため、別れることを考えるタイミングがなかったのです」しかし近年の少子化から祖父母の役割が巡ってこなくなり、人生の後半を自分のために謳歌したいと考えるようになったという。「卒婚することで夫の支配や束縛、家事からも離れ、自由な時間を手に入れることができます。仕事を極めるもよし、社会貢献活動や趣味に励むもよしで、人生を充実させることができます」厄介なのは、新たなパートナーがあらわれたとき。結婚話などが持ち上がったときはどうするべきだろうか。「何もかもを夫に打ち明けることは避けましょう。ひとたび『離婚』という話し合いになったとき、有責配偶者にされて慰謝料などを請求されてしまう恐れもあります。多くの場合、新たな恋人とすぐさま入籍することは考えないほうが賢明です。生活力のない相手ならなおのこと。入籍を迫られても、5年は様子を見ましょう」池内さんは、卒婚は期限付きで捉えるほうが賢明だと言う。「夫婦のどちらかが病いを患ったりけがをしたり、あるいは介護が必要になったとき、再び同居する可能性があることも頭の片隅に置いておきましょう。そのときのためにも、夫とは離れていても円満な関係をキープすることが大事です。離れて暮らすと、適度な距離感や緊張感から、お互いのよさやありがたみを再発見できるケースもあります」卒婚ライフを謳歌し気が済んだら、家に戻る道も。だからいざというときは自然に支え合える関係をキープすることが、失敗しない卒婚のルールのようだ。卒婚で幸せになった妻の事例を見ていこう。【ケース1】夫とは不仲でも嫌いになったわけでもなくずっと良好な関係林田智子さん(仮名・52歳・医療従事者)卒婚歴:3年居住形態:自分は地方都市。夫は東京林田智子さんは3年前、一人息子が社会人になったタイミングで卒婚を決めた。会社員の夫は学生時代からの知り合いで、結婚20年以上になる。「物理的に距離も離れてしまったいまは、LINEで連絡を取り合う程度ですが、家族の信頼関係は揺らいでいないと思っています」というまさに「円満卒婚」の典型。ではなぜ卒婚なのか。林田さんは、卒婚へ至った理由をこう話す。「何より私が地元に戻って、仕事に100%邁進したいと考えたことが理由です。夫は、当然ですがこれまでの生活スタイルを変えたくないという希望があり、どちらかが妥協しなければならないのであれば、お互い自由に生きる『卒婚』を選択しよう、ということになりました」林田さんはもともと家事が得意ではなく、家のことは夫任せの仕事人間だった。「子育ても、夫のほうが主として担ってくれていました。私もできる限りは料理や掃除もするようにしていましたが、家の中のことはとにかく向いていないことを自覚していました。そして50歳を過ぎ、子どもの大学卒業も見え、仕事を極めたいと考えたとき、どうしても『主婦』という役割をプレッシャーに感じたのです」妻の役割を果たす余力がもうないということを夫に話し、理解してもらえたという。「いまは正直ラクですね!帰宅時間を気にすることなく、思い切り仕事をして、家に帰って眠るだけ。仕事があるのがありがたいので、休日もいりません。これが私にとっての、理想の幸せな生活でした」何かあればLINEグループで連絡をとれば十分家族の絆はある、と林田さんは言い切る。「多様性の時代ですから、こんな家族もありなのでは--」〈卒婚したメリット〉仕事に1 0 0%のエネルギーを注げ、家事に追われることがない。〈卒婚したデメリット〉仕事をしすぎて気がついたら無休なため、周囲から心配される。【ケース2】離婚申し出への妥協案の「卒婚」。連絡は取らないが生活費は出してくれる田代美香子さん(仮名・59歳・レストランパート)卒婚歴:5年居住形態:自分は賃貸。夫は持ち家で独居「夫の長年のモラハラに耐えられず。離婚に応じてくれるよう懇願したこともありますが、結局『卒婚』に落ち着きました」田代美香子さんは25歳のとき、6歳年上の夫と職場結婚。「当時はクリスマスケーキという言葉がはやって『売れ残り』になりたくなかった……。そして結婚は『永久就職』だと思っていました。いまとは違いすぎますね」とため息をつく。結婚後は、粗暴な性格の夫に悩まされることに。「料理から掃除や洗濯、家事のやり方まで、すべてにダメ出しばかり。口うるさく威圧的で、夫が帰宅する時間になると体がかゆくなり、冷や汗が出る毎日でした」長女と次女が結婚したことを機に離婚を申し出たのが、5年前のこと。娘たちも「もう離れたら」と背中を押してくれ、家を飛び出す形で別居となり、いまは「卒婚」状態だという。「夫は財産分与をしたくないし、モラハラであるという自覚もないので、離婚の話し合いは平行線でした。ただ、『自分に非があるなら』と別居には同意してくれ、キャッシュカードはそのまま使うことができて生活に困ることはありません」以来、夫と連絡を取ることはない。ただ娘たちが「家は散らかっているけど、(夫は)意外と料理上手で、なんとか独りで奮闘しているよ」と報告をしてくれるという。田代さんは「家で暇にしているのはつらい」とレストランのパートでハードに働く日々。休日は趣味のダンスに通う。そして4年前には3歳年下の恋人もできた。「とても優しい性格の人で、けんかになることもありえないくらい。彼の存在があるだけで十分です」田代さんが「卒婚」状態であることを承知のうえで、恋人からは結婚の2文字が出ることがある。「いま答えは出ませんが、穏やかでいられるこの状態が幸せであると思えます」〈卒婚したメリット〉モラハラから解放され体調も回復。充実した日々を取り戻せた。〈卒婚したデメリット〉孫ができても、祖父母そろっての世話やお祝いをしてあげられない。【ケース3】転勤をきっかけに「卒婚」へ。お互いの関係にいい変化も生まれた山上祐子さん(仮名・44歳・介護施設勤務)卒婚歴:4年居住形態:中学生の子ども2人と岡山。夫は東京「『卒婚』という選択があることを知ったとき、『これだ!』と思いました」卒婚歴4年になる山上祐子さんは、ライターの杉山由美子さんの著書『卒婚のススメ』(静山社)でこの言葉を知った。岡山の介護施設で働く山上さんは、子どもたちがまだ中学生ということもあり、「離婚」という選択は今は避けたい。しかし性格の合わない夫との生活がストレスとなり、悶々とする日々が長らく続いていたという。「旅行先や住む家まで、私の意見をまったく聞き入れず、なんでも独善的に決めてしまう人で。そのうえ、子どもたちと会話するときですらドライな対応をする彼に、長年諦めにも似た不信感を抱いていました」冷めた関係が続いていたが、8年前、夫の地元である岡山へ赴任することになり、一家で転居した。それがターニングポイントとなった。「気が進みませんでしたが、暮らしてみると気候も穏やかで、子どもたちのアレルギーも治まり、伸び伸び育っていったのです。私も都会での生活よりずいぶん肩の力を抜いて過ごせるようになりました。家賃も生活費も、それまでの半分以下に抑えられるのもよかったですね」卒婚を後押ししたのは、再び夫が東京に転勤となったこと。「私と子どもはここに残りたいと、伝えたんです。そして杉山由美子さんの本を夫に渡し、『こういう形も悪くないんじゃない?』と言うと、少し考えて同意してくれました」以来、東京と岡山で離れて暮らす生活に。夫に会うのは、盆暮れに帰省してくるときの数回程度。でもお互いの家族には、「卒婚」をあえて伝えていないという。あくまで子どもの環境のために単身赴任という選択をした、と思われている。最大の変化は、夫婦だけの合意事項とはいえ、卒婚したので機会があれば恋人を作ることも可、という取り決めもしたからか、夫の独善的な性格が軟化したことだという。「どうしたい?」「帰省するのはいつがいい?」と都合や要望をあらかじめ聞いてくれるようになったのだ。「不思議なほど晴れ晴れしました。以前よりずっといい関係になれたのは、間違いなく『卒婚』効果でしょうね」〈卒婚したメリット〉夫と距離を取ったことで夫の独善的な態度が改まった。〈卒婚したデメリット〉就学年齢の子どもたちには父親不在で寂しい思いをさせている。
2022年01月06日夫婦でいろいろなライフステージを乗り越え、やっとできた自分時間。そんなとき、頭をよぎるのは「離婚」の2文字。今まで我慢していたことから解放されたいのが本音です。でもやはり心配なのは先立つもの。そこで、「卒婚」という“心にも財布にも優しい”選択−−。「人生の後半戦を充実させるため、『卒婚』を選択する夫婦は増えています。この形態は『いいとこどり』といえそうです」こう話すのは約3万件の夫婦の問題に向き合ってきた離婚コンサルタントの池内ひろ美さん(59)。「卒婚」とは、離婚せずに夫婦関係を卒業すること。同居するケースもあるが、多くは別居しお互いに束縛や干渉し合うことなく生きる、新たな選択である。池内さんは「卒婚」のメリットをこう解説する。「離婚するには財産分与の問題や、お互いの両親や周囲への報告をどうするか、決めるべきことが多々あり、エネルギーと覚悟が必要です。一方、『卒婚』であるなら束縛や干渉からは解放され、不動産や預貯金、死亡保険金などの相続権は担保されるのですから、生活力のない側には有利といえます」(池内さん)離婚とは違う、「卒婚」最大のメリットは次の3つだ。・束縛から解放。自由に生きられる・相続権や遺族年金、保険金といった妻の権利は担保される・老後一人きりの不安が軽減される「『卒婚』を申し出るのは圧倒的に妻側です。昨今の断捨離ブームもあるのでしょう。女性は新しい生活や仕事に邁進したくなると、うっとうしい夫も“断捨離”してしまいたくなるようです。一方、男性は『慣れ親しんだもの』に愛着を覚える習性がある。離婚だけは回避したいと主張する夫は多く、卒婚に抵抗するケースも。ですから卒婚を思い立ったら、それなりの準備やルールがあります」こう話すのは離婚専門弁護士として活躍する原口未緒先生だ。卒婚に先立ち、やっておくべきことを教えてもらった。【「卒婚」に際し決めること・心がけることリスト】・月々出してもらう生活費を決める・別居までに夫婦の財産をすべて洗い出す・冠婚葬祭への出席や家族への報告をどうするか決める・夫を独居トレーニングする・「離婚」という言葉を安易に出さない・「あなたのここが嫌いだった」などと指摘しない・卒婚後のライフプランを立てる「月々の生活費の取り決めや、いまある財産を洗い出す作業は必須です。のちのち『勝手に使った』と言われないよう金銭面については覚書を交わしてシビアに管理・把握することが大切。またやるべきは自分のことだけではなく、お互いの家族にどこまで説明するか、共通認識を持つこと。そして家事のできない夫を置いていくのなら、ゴミの出し方など独居トレーニングもしてあげましょう。家がゴミ屋敷になったり、夫が不摂生で病気になると、早々に家に戻るはめになるでしょう」(原口先生・以下同)禁止事項もある。夫には、「あなたのここが嫌いだった」など欠点を指摘するのは厳禁だという。「卒婚をするのなら夫の嫌なところは許すことです。いつかどちらかに介護が必要になったとき、再同居する可能性もあるからです。『恋人ができた』などと決定的な決別・亀裂になることをわざわざ告げるのも得策ではありません」何より「卒婚」によって実現したい目標を定めておくことが大切と、原口先生は勧める。「鬱陶しい夫と離れたいためだけの卒婚はおすすめできません。あなたの人生をどう充実させるか、目標を明確に決めておく必要があります。いまの仕事をもっと極めたいのか、それとも資格を取って人助けをしたいのか、実家の親と暮らして最後の親孝行をしたい、という人もいるかもしれません。『卒婚』してみたけれどこんなはずじゃなかった、という空虚さに苛さいなまれないよう、せっかく手に入れた時間を大切にしましょう」
2022年01月06日批判のなか開催された東京オリンピック、次々現れる新型コロナウイルスの変異株、エンゼルスの大谷翔平が満票でMVPを獲得するなど、これまでになく激動の年だった2021年。芸能界でも衝撃的な事件が次々と起こっていたーー。本誌が目撃してきた数々のスクープのなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介したい。’21年7月に離婚を発表した篠原涼子と市村正親。実は本誌は約1年前に2人の別居をスクープしていた。当時、所属事務所は別居を認めた上で“一時的な措置”と説明していたが、2人が一緒に暮らすことはなかったのだーー(以下、2021年6月22日・29日合併号 掲載記事)※年齢は掲載当時のママ初夏の陽光に照らされながら、東京の下町エリアにある運河をゆっくりと走る水上バス。真っ白なシャツをまとい、デッキで満面の笑みを見せているのは篠原涼子(47)。5月末日のこの日、大勢のスタッフが見守るなか、篠原は“初めての不倫”に挑んでいた。「篠原さんが撮影しているのは、Netflix配信のドラマ『金魚妻』。人気漫画の実写化作品で、篠原さんは不倫に溺れる専業主婦の主人公・平賀さくらを演じます。年内配信予定ですが、コロナで撮影スケジュールが後ろ倒しとなったため、連日、朝から晩まで撮影していると聞いています」(ドラマ制作関係者)不倫する役を演じるのは今作が初という篠原。出演に際し、こうコメントを発表していた。「お話をいただいて、私自身演じたことのない役柄でもございましたので、挑戦させていただくという思いで出演させていただくことになりました。(中略)新しい生活様式の中で、改めて不変的な想いを作品を通して伝えて行けたらと思います」不変の愛を伝える意気込みを見せた篠原だが、プライベートの生活様式は今も“激変”したままだったーー。昨年8月、本誌は篠原と夫・市村正親(72)との別居生活を報じた。市村と2人の息子が暮らす自宅マンションから車で10分ほどの場所にある高級賃貸マンションで生活する篠原の姿を目撃。当時、篠原の所属事務所は市村との別居を認めたうえで、次のようにコメントしていた。「不仲が原因ではなく、ドラマの撮影で大勢の人と接することもあり、家族へ感染させないための一時的な処置です。仕事のない緊急事態宣言中の2カ月間は自宅に戻っていましたし、ドラマの撮影終了後の8月下旬には別居を解消し自宅での生活に戻ると聞いています」それから10カ月。当然、別居は解消しているはずだと思っていたが、驚きの情報が本誌に飛び込んできた。篠原をよく知るテレビ局関係者は言う。「実は篠原さんは今も別宅のマンションを引き払っておらず、市村さんとの別居生活が続いているようなんです……」■撮影終了後、缶ビール片手に篠原が向かった先はーー冒頭の撮影から数時間後の午後10時過ぎ。本誌がふたたび篠原を目撃したのは、家族が暮らす自宅マンションではなく、昨年と同じ高級賃貸マンション。手に缶ビール数本や食料品が入ったビニール袋を提げ、篠原はエントランスへと入っていったーー。篠原が自宅を空けていたのはこの日だけではない。中学校に通う長男(13)を市村が一人で送迎する姿を本誌は何度も目撃。いずれもそこに篠原の姿はなかった。篠原が市村との別居生活を開始したのは昨年3月初頭。つまり、1年以上にわたって別居を継続していることになるのだが、所属事務所に確認すると、次の回答が。「篠原が今も別宅で生活していることは事実です。理由としては、市村さんをはじめ家族への感染を防ぐためであること。またコロナ禍により、朝ドラの撮影が今年4月まで延び、その後も『金魚妻』など出演作品の撮影が今日現在まで連続して行われているためです。決して不仲が原因ではありません。仕事が落ち着き次第、別居を解消し、自宅での生活に戻る予定です」昨年同様、“コロナ別居”を強調した。市村と親しい舞台関係者は言う。「別居状態になって1年以上経ちますが、子供たちも今はこの生活に慣れてきて、久しぶりに篠原さんが自宅に戻る日は子供たち用に手料理を保存容器に入れて持っていくこともあるそうです」本誌も篠原が“一時帰宅”する姿を目撃している。6月上旬の夕方、大きな買い物袋を提げ、自宅マンションに戻った篠原。ほどなくして長男と現れた篠原は、手をつないで母子の会話を楽しみながら、習い事に向かう息子に付き添っていた。市村はこの数年、定期的に舞台に出演している。「コロナ禍ではありますが、市村さんには舞台の出演オファーが殺到しています。昨年は5本、今年もすでに2本の舞台に出演。また、10月公開予定の『劇場版ルパンの娘』にも重要な役で出演するそうです。体力づくりにも余念がないそうで、お子さんを学校に送り届けた後に、よくジムに通っていると聞いています」(前出・舞台関係者)72歳とは思えぬ精力的な日々を過ごす市村だが、自宅には篠原以外に身近に頼れる存在が。■篠原は夫不在の日に“一時帰宅”「市村さん一家には、ほぼ住み込みで身の回りの世話をする女性の家政婦さんがいます。市村さんが仕事のときは、家政婦さんがお子さんを学校に送り届けたり、買い出しをすることもあるそうです」(近所の住民)しかし、朝ドラや『金魚妻』など多数の作品を抱えるのは篠原も同じ。なぜ、市村だけが子供のいる自宅に残っているのだろうか。そこにはコロナの影響だけでなく、自由を愛する篠原の性格が影響していると、前出のテレビ局関係者は言う。「仕事が大好きな篠原さんは、出産後もかなり早めに女優業に復帰しました。息子さんたちが成長してからは仕事量をさらに増やし、ほぼ毎年、主演作品を抱えている状況です。しかし、家庭を大切にしたい市村さんには、篠原さんの女優業を応援しながらも“母親は子供たちのそばにいてあげてほしい”という思いもあったそうです。ここ数年、篠原さんが夜遅くまで飲み歩いたり、バーで泥酔して『私の仕事をわかってほしいの!』と市村さんへの愚痴をこぼす姿が報じられたこともありました」くしくも6月上旬に篠原が“一時帰宅”した日は、市村が大阪での舞台出演のため不在にしていた日。これは“夫のいる家には帰らない!”という篠原の意思表示なのかーー。「篠原さんへのオファーは今後も絶えないでしょうから、別居生活は続くと思います。昨年8月下旬に引き払う予定だった別宅で今も生活しているのも、思った以上に一人で過ごす時間の居心地がいいのでしょう。それだけに今は自分のキャリアを優先したいという思いもあるのだと思います。別居が続き、“夫婦の時間”が激減しているのは気がかりですが……」(前出・テレビ局関係者)篠原はかつて、結婚後に自分の時間が減ったことに触れたうえで、こう語っていた。《時には一人だけの時間が欲しいとないものねだりをしてしまいますけど、今のこの幸せがもしなかったら、と考えるとものすごく怖くなりますね》(『文藝春秋』’15年10月号)“一人だけの時間”を求めた彼女の選んだ別居生活が夫婦の“最終結論”となるのか。心まで完全にはなればなれにならないことを願うばかりだーー。
2021年12月26日「結婚を発表させていただいたことが印象的というか、いちばん私の中で大きな出来事でしたね」12月10日にアサヒグループの公式YouTubeで公開されたCMのメイキング映像で、こう語ったのは、女優の新垣結衣(33)。’21年5月に星野源(40)との結婚を発表した彼女は、変わらず精力的に仕事に励んでいる。多数のCMに出演し、’22年1月スタートの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)では、主人公の初恋の人である八重を演じる。12月17日に行われた大河のオンライン会見では、結婚後初めて表舞台に登場したが、結婚生活について触れることはなかった。“契約結婚”を描いたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の共演を機に結婚した2人。現実ではどんな結婚生活を送っているのだろうか。「星野さんたちは、結婚当初よりも夫婦としてなじんできたと聞いていますよ。照れくささもあり、新垣さんは少し前まで『星野さん』と呼ぶことが多かったみたいですが、今では『源さん』と呼んでいるそうです。また最近、大の甘党である星野さんのために、お手製のパンケーキを振る舞ったようです。結婚前と同じく“おうちデート”を楽しんでいるみたいですよ」(音楽関係者)初々しい新婚生活を送る2人だが、意外な話も聞こえてきた。「結婚発表から7カ月たったものの、新垣さんたちはまだ同居していないそうです。もともと一人の時間を大切にするタイプ同士ですし、仕事も多く抱えていますからね」(芸能関係者)結婚発表から6日後の5月25日深夜、星野はラジオ『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)に出演。結婚後初めて取材陣の前に姿を現した際、「(同居は)まだ全然決められてなくてですね……」と、一緒に住んでいないことを認めながらも、同居への意欲をのぞかせていたのだがーー。「2人は以前、同じマンションの別の部屋に住んでいることが報じられました。結婚発表直後のラジオで、星野さんはそれを認め、『マジにたまたまなんです』とコメントしています。しばらくすると、星野さんは、別の広いマンションに引っ越していきました」(前出・芸能関係者)だが、本誌が取材を進めると、都心にある家賃100万円以上の星野の新居マンションに新垣が、一緒に住んでいないことが判明した。『逃げ恥』では未婚で同居していた2人だけに、結婚後も別居する現状はいわば“逆逃げ恥婚”かーー。■misono、菊池桃子…続々増える“別居婚”芸能人映像制作関係者によれば、星野は新居に慣れるのに時間がかかるという。「星野さんは“引っ越しをすると必ず体調を崩す”と話していました」実際、雑誌のインタビューで星野はこう語っている。《新しい空間にカラダが適応するのに時間がかかるんでしょうね。引っ越してから3か月ぐらいは調子が悪いです》(『anan』’19年8月28日号)前出の映像制作関係者は続ける。「星野さんは新曲を書いたりしていて、年末年始にかけて、ほぼスケジュールが埋まっているそうです。スタッフに『あー、休みたい……』とこぼしているといいます。新垣さんも現在撮影中の『鎌倉殿の13人』で、大河初挑戦。オファーを受けたとき『絶対にやりたい!』と意気込んでいて、熱心に取り組んでいるそうですし、2人とも今、環境を変化させる余裕はないのでしょう」2人が選択した「別居婚」だが、最近では珍しくなくなってきている。’19年に「株式会社リンクバル」が、20歳以上の未婚男女753人に行った結婚観調査では、48%が別居婚に抵抗がないと答えた。芸能界では、菊池桃子(53)やmisono(37)、壇蜜(41)、も別居婚を公言。壇蜜は’20年7月に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、漫画家の夫・清野とおる氏(41)の「集中するときは一人のほうが心地よい」という主張に応じて、別居婚を告白。さらに「常に(夫の暮らしぶりを)心配することは、相手となれ合いにならなくていい」と語り、“こんな価値観が広がってほしい”と訴えかけていた。結婚相談所マリーミーの代表で恋愛婚活アドバイザー・植草美幸さんも、「ある程度経済的に余裕がある若いカップルのあいだで別居婚は増えている」と語る。「別居婚の場合、パートナーの都合で、行動や時間を制限されることがありません。仕事に専念できるんですね。以前より女性の社会進出が進んでいるなか、多くのことを犠牲にして同居する必要はないと考える人が増えたのでしょう」新垣も’20年12月26日にテレビ番組『まるっと!サタデー』(TBS系)に出演した際、「いろんな夫婦の形があっていいと思うんです」と語っており、夫婦関係に対して、柔軟な姿勢を見せていた。夫婦問題専門家の岡野あつこさんも「芸能人カップルこそ別居婚にメリットがある」と主張する。「芸能人は不規則な生活を送ることが多く、離婚理由のほとんどがすれ違いです。別居婚を選択し、お互いに自立することで、初めからすれ違わない距離感を作っておくことは、ある意味合理的といえます。また別居婚のほうが、新鮮な状態が長く、楽しい時間が続きやすいのでしょう」多忙な星野と新垣にとって、少なくとも今は別居婚を選ぶメリットが大きいようだ。「新垣さんたちは結婚前から『逃げ恥』を通して、結婚生活を演じてきました。実際に結婚したからといって急いで同居を始めると、ドラマと実生活のギャップを強く感じてしまうのでは……と懸念しているのかもしれません。ドラマの役をひっぱらずに、素の自分たちの夫婦関係を築いていくため、2人のペースを大事にして生活することを、最優先にしているのでしょう」(前出・映像制作関係者)結婚後も自分らしく生きられるように2人は“深謀”をめぐらし、結婚契約を交わしているようだーー。
2021年12月21日結婚するまでは誠実で優しい姿を見せていたものの、結婚してから「モラハラ」な本性をあらわす男性もいます。舞花さん(34歳女性/当時)の夫もそのケースで、何かにつけて妻と義母を比較する性格だったそう。そんな夫に嫌気がさして離婚を考え始めたころに、妊娠が発覚。今回は、そんなモラハラ夫と生活をした4年間の実態について、メンタル心理カウンセラーの並木まきが話を聞きました。息子を出産するも夫のモラハラは加速…「子どもが産まれても、夫はそのことをさほど喜んでくれなかったんです。むしろ息子の世話に私がつきっきりになるので、夫のために時間がさけないことが不満のようでした。毎日のように『子育てと家事を両立できないのは、能力が低いからだ』と罵られ、私も自分に自信を失う日々。そんな生活が何年も続き、メンタルも限界を迎えていたときに言葉を話せるようになった息子が、夫のいないところでポツリと『ママかわいそう』と言ったんです。息子の前では笑顔でいることを心がけ、明るく振る舞っていたつもりが、『全部お見通しだったんだな…』と思いましたね」このことをきっかけとして、夫との離婚を再び考え始めたという舞花さん。子どもが小さかったこともあり、「シングルマザーで息子をきちんと育てられるのか」だけが気がかりで離婚を踏みとどまっていたそう。しかし、息子が自分を心配していると知り、「このままでは私がどんなに我慢をしても、それを見ている息子に悲しい思いをさせてしまう」という思いが強くなったとのこと。夫には言わず荷物をまとめて別居…失っていた幸せを取り戻したい「夫はモラハラ、マザコン気質なうえに、かなりの浪費家。そのため、家庭にもほとんどお金を入れてくれていませんでした。私は契約社員で、収入があまり良くないこともあって、なかなか別居費用を捻出できずにいたんです。しかし、そんなことを言っている場合ではないと思い立ち、実家に相談。実家から援助をしてもらえることになって、すぐさま別居を決行しました。夫に言えば、また罵られて邪魔をされると思ったので、内緒で荷物をまとめ、行き先も告げずに息子とふたりでひっそりと家を出たんです。その後、家出に気づいた夫からしばらくは怒りのLINEや電話が鳴り止みませんでしたが、その内容もかなりモラハラなものだったので、『今後、離婚する際に有利な証拠になるかもしれない…』と考え、全部記録に残しました」そして今は、離婚調停中。当初は夫が離婚を渋っていたようですが、今では渋々ながらも合意していて、あとは財産分与や養育費などを決めるだけのところまで来ているそうです。「今となっては、もっと早く行動に移せばよかったという気がしますね。夫にモラハラやマザコンな気質がある場合、どんなに妻が努力しても、改善する可能性は低いと感じています。もうすぐ離婚が成立すると思うので、そうしたらやっと自分らしい人生を送れます。息子とふたりで幸せな日々を過ごしたいですね」舞花さんのケースのように夫にモラハラ気質がある場合、よほどのことがなければ夫の性格が変わることはないでしょう。我慢をしても、その我慢が報われず、つらい思いをしている妻も少なくないのが現実です。そういう場合、離婚を決意することが自分らしい人生を取り戻すキッカケになることも。今回の話のように勇気を出して一歩を踏み出すことによって、地獄のような毎日から抜け出せたというケースもあります。モラハラやマザコン気質の男性と結婚をすると苦労するという話も聞きますが、相手の本性を完全に見抜けないこともあるでしょう。ただ、その片鱗が結婚前に現れることもあります。そのため、結婚前に少しでも「変だな」と感じるところがあれば、しっかりと相手を観察してから結婚を決めたほうが良いでしょう。©d3sign/gettyimages©maruco/shutterstock文・並木まき
2021年11月30日結婚と同時に妊活を開始した真夢さん(仮名・当時35歳・女性)は、3歳年上の夫である陽司さん(仮名)と真剣に不妊治療に向き合ってきました。ところが、信頼していた夫との間に、不妊治療を通じてズレが生じ、夫婦仲は危機的な状況に。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不妊治療に奮闘した真夢さんに話を聞きました。「このままでは2人ともダメになる」夫婦が下した結論とは「家庭内別居が続き、妊活の再開もできず、途方に暮れていた私は『このままでは2人ともダメになる』と思い、夫に対して離婚を提案しました。私は年齢的に、夫と離婚して再婚しても子どもを望むのは厳しいだろうなという考えがありましたが、夫とこのまま共同生活を送っていくには、あまりにも精神的に参っていたので『もう無理』と伝えたのです。そして、そのときになって知ったのですが、どんどん痩せて性格も暗くなってきた私を見かねてなのか、夫は私に言わずに病院へ検査に行ってくれていました。結果は、特に問題なし。つまり妊娠しないのは、2人の相性なのか、私が原因なのかのどちらかが理由だったとハッキリしました」何週間も口をきいていなかった夫に「離婚したい」と告げた真夢さん。夫の陽司さんは、少し驚いた表情を見せたものの「同じことを考えていた」と答え、そのまま黙ってしまいます。「その日は『すぐに結論を出さなくてもいいから。私がそう考えていることは知っておいて』と言って、その場を離れました。それから3日ほど経ってから、今度は夫から『話がある』と言われ、夫婦の今後について話し合いをすることになりました」真夢さんの「離婚」の提案に対して、夫からの答えは「別居」。いったん離れて暮らして、自分たちの気持ちを見つめ直し、それでダメなら離婚しようというのが夫からの回答でした。この回答を真夢さんは承諾。その翌週には、陽司さんが家具付きのアパートへと引っ越していったそうです。半年間の別居生活を経て…「私は半年ほど夫と離れているうちに、離婚まではしなくていいかなと気持ちが傾いてきました。それと同時に、あれほど『子どもがほしい』と思っていたのに、1人で生活してみると夫との生活の大切さに気づきました。そこで夫と改めて話し合い、正直な気持ちをそのまま伝えたところ、『ならば、もう一度やり直せるかもしれないね』となり、再び一緒に暮らすことに。そのときになって初めて夫から聞いたのは『自分はそこまで子どもがほしいわけじゃなかったけど、必死になって不妊治療に励む私を見て、本心が言えなかった』ということ。この言葉を聞いて、私は本当に反省して、1人で焦りすぎていたのかもしれない…と思いました。2人の生活をおざなりにしすぎていたのかもと」今では「子どもは自然に任せる」という形で暮らしている真夢さん。「何がなんでも子どもを作りたい」という気持ちから解放された今のほうが、陽司さんと自然体で接することができているそうです。「おそらくウチはこのまま、“子なし夫婦”として生きていくと思います。ただ、治療をしていたときよりも、今のほうが結婚生活の幸せを噛み締められています」と笑顔で話していました。子作りの話は、夫婦間で温度差があることも少なくありません。夫婦の一方が子どもを強く望んでいる場合に、もう一方が本心をなかなか言えなくなり、それが原因で夫婦間に溝が生じるケースも。不妊治療に限った話ではありませんが、夫婦間では本音を話し合える雰囲気づくりを心がけておくことが必要なのかもしれません。どんな選択でも、2人が納得して、幸せと感じられるといいですね。©kitzcorner/gettyimages©urbazon/gettyimages文・並木まき
2021年11月22日フランソワ・オゾン監督の『8人の女たち』『スイミング・プール』、是枝裕和監督『真実』などに出演するリュディヴィーヌ・サニエ主演作『ローラとふたりの兄』から、主人公ローラをめぐる個性的な登場人物たちの場面写真が一挙に解禁となった。本作は、兄と妹の物語であると同時に、三人兄妹それぞれのパートナーや息子、日常で出会う何気ない登場人物たちの存在が、ドラマに深みを与えている。弁護士のローラ(リュディヴィーヌ・サニエ)は、離婚調停の依頼人だったゾエール(ラムジー・ベディア)から食事に誘われ、彼の笑顔と積極的なアプローチにしだいに惹かれていく。ゾエールは、ローラの家族を客観的に見守り支えてくれる頼れる存在。長男ブノワ(ジャン=ポール・ルーヴ)は天真爛漫な妻・サラ(ポーリーヌ・クレマン)と幸せな新婚生活を送っている。サラは、かなり個性的なアクセサリー作家で、飾らない笑顔が周囲を幸せな気分にしてくれる。だが、ある日サラが家を飛び出してしまい、ブノワが追いかけて向かった先は元妻3人による女子会だった!一方、次男ピエール(ジョゼ・ガルシア)は、妻サビーヌ(フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー)と別居中。仕事のトラブルに見舞われるが、なんでも自分で抱え込む性格からサビーヌに助けを求めたときにはすでに2人の心の距離は広がっていて…。サビーヌは、良識的な女性。別居したいまも、思い込みで突っ走るピエールを優しく諭す。そんな一筋縄でいかないフランスの大人たちの複雑な恋愛模様は、本作の見どころの1つ。また、息子・ロミュアルド(ガブリエル・ナカーシュ)は、ケンブリッジ大学に進学を控える心優しき秀才。頭が良すぎるせいか、独特な言葉遣いがチャーミング。父親が仕事でトラブルを抱えていることを知った彼は隠れてある行動を起こすが…。また、ピエールの部下アントワーヌ(フラン・ブリュノー)は、いつもおっとりしていて、一見何も考えていないように見える“ゆとり系”。しかし、ピエールがトラブルで頭に血が上っているときも、いつもゆったりと構えて深呼吸のようなひと言をくれる。この2人の存在は物語の清涼剤的な役割にもなっている。そのほかにも、ローラたちが両親の墓参りにいくたび出会う常連のおじいさんや、団地のおばあさんなど、濃すぎるサブキャラクターたちが与える深みとリアリティにも注目だ。11月14日から27日までは「家族の週間」、11月21日は「家族の日」。本作は、いざというときにそばにいてくれる人の大切さを思うきっかけになりそうだ。『ローラとふたりの兄』は12月10日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ローラとふたりの兄 2021年12月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2018 NOLITA CINEMA - LES FILMS DU MONSIEUR - TF1 DROITS AUDIOVISUELS - FRANCE 2 CINEMA
2021年11月18日家庭も婚外恋愛もうまくいっている……。そんなふうに思っていたものの、ときに昼顔妻が心の底から不倫を後悔する瞬間もあるようです。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、 昼顔妻が心から「不倫を後悔した」という瞬間に迫ります。1:義母が不倫現場に…「かなり昔のことですが、夫との仲がうまくいっていなかった頃、職場の同僚と不倫をしていました。週に1回程度、仕事のあとにホテルに寄ってデートをするのが定番だったのですが、ある日、ホテルから出てくると目の前に義母がいて…。不倫相手と腕を組んでホテルから出てくるところを、バッチリ目撃されてしまいました。でも実は、そのとき義母が一緒にいたのも義父ではない男性…。お互いに夫以外の男性といるときにバッタリ遭遇してしまったんです。それ以来、義母からは『お互いに弱みを握りあっている仲なんだから』と、無理難題を押しつけられることが増えました。すでに私は不倫をやめて何年も経っていますが、いまだに義母にはその頃のことを言われています。きっとこれからも、義母から不倫のことを言われ続けるのでしょう。今となっては軽い気持ちで不倫してしまったことを心から後悔しています」(40歳女性/物流関係)2:知人の夫と知らずに関係を…「飲み会で知り合った男性と意気投合し、不倫関係に。お互いに既婚だったので、割り切った関係のつもりだったんです。ところが、数か月後に不倫相手は私の知人の夫であることが発覚。相手の家庭に私との浮気がバレて、大変な事態になりました。その知人とは、何度か共通の知り合いを通じて会ったことがある程度の仲でしたが、私のことを“不倫をする人”だとあちこちに言いふらされて、友人たちからも白い目で見られるように…。その知人と共通の友人たちは、すべて私の周りから去っていきましたね。安易な気持ちで始めた不倫の代償が、こんなにも大きなものとは夢にも思わず、心の底から自分がバカだったと思っています」(36歳女性/IT)3:不倫常習犯の男性に引っかかった「年下の独身男性と不倫をしていました。その男性とは飲み会で知り合ったのですが、相手は私に対して『運命の出会いだ』と連呼していたので、すっかり信じていたんです。その頃、夫婦仲もうまくいっていなかったので、私はその男性と再婚をしたくて、夫とは離婚前提の別居を開始。ところが、彼は不倫の常習犯で、私以外にもお付き合いをしている既婚女性が数人いることが発覚したんです…。当然ながら、彼は私と結婚をするつもりなんてなくて、ただの年上好きの既婚者キラーでした。それからちょっとして、その不倫相手の彼からは振られましたよ。だけど、離婚を前提とした別居をした以上、夫のもとにも戻れなくなり…。今も夫とは別居しています。なんで不倫なんてしたんだろう、なんで相手の言葉を信じてしまったのだろう…と、後悔してもしきれません」(38歳女性/金融関係)不倫を楽しんでいるつもりが、ふとした瞬間に現実を突きつけられることもあるようです。後悔したくないのなら、どんな理由があっても不倫という許されざる道に足を踏み入れるべきではないでしょう。©west/gettyimages©nicoletaionescu/gettyimages文・並木まき
2021年11月13日2021年11月2日、ロックシンガーのダイヤモンド☆ユカイさんが自身のブログを更新。「俺の妻がいなくなり早3か月」と、妻とは別居生活にあることを明かしました。さらに、ブログでは妻が家を出て行ったことで気付いたという後悔もつづり、その内容が反響を呼んでいます。ダイヤモンド☆ユカイ「ありがたみを感じた」同年10月には、出演したバラエティ番組で、妻が家を出て行ったことを自らカミングアウトしていた、ダイヤモンド☆ユカイさん。妻と別居後は、ダイヤモンド☆ユカイさんが10歳になる双子の育児をしていることも明かしていました。10歳は物心が付き、1人でできることも増え、幼少期に比べたら手のかからない年頃ともいえるでしょう。しかし、食事の用意や身の回りの世話など、まだまだ親の存在は必要です。ダイヤモンド☆ユカイさんは、妻が出て行ったことで「ありがたみを感じたね」と、ブログで正直な気持ちを吐露。さらにこうも続けます。俺、今まで家の事、何にもしていなかったんだよね。ダイアモンド☆ユカイオフィシャルブログーより引用これまでの家での自分の行いに対する後悔を口にしたダイヤモンド☆ユカイさんではあるものの、「今は、何気にボーイズツーメンとの生活を楽しんでる」と、現在の生活に楽しさを見出しているとも。また、「夫婦の形は十人十色。俺達は…別居ポップコーン(婚)」とダジャレを披露する余裕も見せました。別居とはいえ、ダイヤモンド☆ユカイさんと妻なりに、家族や夫婦の形を模索しているのでしょう。前向きさも感じるブログに、励ましや応援など、さまざまなコメントが寄せられています。・「失ってから初めてその大切さに気付く」的な?陳腐なラブソングみたいだな。・愛の形はいろいろだと思います。ユカイさんを応援してます!・ブログが明るい雰囲気だからか、あまりシリアスな雰囲気に感じない。ダイヤモンド☆ユカイさんが明かした後悔に、自身の家族生活を重ね合わせ、ドキッとした人は少なくないことでしょう…。[文・構成/grape編集部]
2021年11月04日《数年前から話し合い、1年間の別居生活を経て熟考を重ねた結果、お互いがより良い人生を歩めるようにこの決断に至りました》10月29日夕、女優の長谷川京子(43)と、ポルノグラフィティ・新藤晴一(47)が離婚を発表した。2008年10月に交際3カ月のスピード婚で結ばれた2人の間には、結婚翌年に長男が、2012年に長女が誕生。長谷川は「ベストマザー賞2013」で表彰されるなど、家族仲はむつまじかった。だが、夫婦関係は6年前に暗転する――。2人をよく知るテレビ局局員は、「やっぱり、新藤さんの浮気報道が大きかった」と明かす。「2015年12月に、新藤さんがツアーで訪れていた札幌・すすきので、小西真奈美似の美女をお持ち帰りしていたと報じられたのです。浮気されたことを許せないという思いもあったでしょうが、それ以上に長谷川さんが怒ったのは、それが長男の小学校受験シーズンだったことです」長谷川の知人も、彼女の苦悩ぶりをこう振り返る。「新藤さんは育児に放任主義で、当時、長男を超有名私立小学校に入れるために、長谷川さんは必死に頑張っていました。お受験もまさに本番に向けての山場という時期の不実だったわけですから、それは幻滅もしますよ。お受験は、有名校になればなるほど、子供の在学中は夫婦関係など家庭環境が変化しないことを求められます。家庭不和が原因で、幼い子供に心的影響を与えないように、という教育方針をとる学校が多いからです。下の娘さんのお受験も控え、すぐ離婚するわけにもいかず、『子供のお受験が……』と、長谷川さんはずっと悩まれていました」今年10月には別居が明るみに出て、一部では新藤の“パパ活疑惑”も報じられた。当初の家族計画を狂わされた長谷川は、仮面夫婦生活を続けていて――。「最近も、長谷川さんを娘さんの英語教室の送迎でよくお見かけします。娘さんを待っている間、ママ友と近くのカフェでお茶をして、熱心に情報交換していました」(芸能事務所関係者)長谷川が13年間続いた夫婦関係にピリオドを打つ決意を固めたのは、環境の変化もあった。「長女も有名私立小学校に無事合格し、長谷川さんも『もういいかな』という思いが強まっていたようです。1年前から別居して、離婚に向けた話し合いを続けていました。最近ではもう2人が直接話すこともなく、離婚の話も第三者が間に入って進めていました。また仕事も順調で、オファーも次々と入っていて、メディアへの露出も増えています。こうしたことも、離婚する決断を後押ししたのでしょう」(前出・2人をよく知るテレビ局局員)「夫の不実」に耐え続けた長谷川は、新たな人生を歩み始める――。
2021年11月01日「夫の不倫相手は友達でした」第34話。つきこさんが妊娠中、共通の友達ミナと夫が不倫していたことが発覚。ミナに慰謝料を請求し、夫はもう二度と連絡を取らないと約束をしました。その後、つきこさんが仕事から帰るときに、怪しい足音がついてきたり、誰もいないはずの玄関から物音がしたりと不可解な出来事が続き、不安に。 まさか、これってミナが……? そのとき夫にミナからLINEが! 犯人がミナなのかどうか探るため、つきこさんが夫になりすまして返信すると、「会いたい」と言い始め、なんと着信が! 夫の不倫相手は友達でした 第34話 「別居してるんだよね? 今から行っていい?」 「つきこがいないなら、バレないよ」 友人の夫と不倫して慰謝料を請求されている身にも関わらず、いまだ諦めきれずに関係を続けようとするミナ。 「つきこ、そこにいるの?……うそつき!!!」 叫んで電話を切ったミナを、即ブロックした夫。 精神的に不安定だったというミナがなにか行動を起こさないか懸念していると、玄関から物音が……! 作画:鯨ワークス著者:イラストレーター され妻つきこ日々子育てに奔走するアラサーママ。妊娠中に夫に不倫された経験をInstagram(@saredumatsukiko)で投稿しています。フォロワーさんの体験談やサレ妻さん向けの情報も発信中。「夫の不倫相手は友達でした」作:され妻つきこ、作画:鯨ワークス(@kujiraworks8)
2021年10月29日《今年12月舞台に出演させていただくことになりました 作品は別役実さんの「受付」です。なんと!二人芝居に挑戦します》10月24日、こうつづったのは小林麻耶(42)だ。昨年1月、三谷幸喜(60)作『罪のない嘘』で初めて舞台を踏んだ小林。新作について《舞台上に最初から最後まで居続け、台詞もたっ~ぷりあるので今から楽しみで仕方がありません》と喜びをつづっている。’18年7月、整体師の國光吟氏と“交際ゼロ日婚”を発表した小林。しかし以降、紆余曲折があった。「昨年11月、レギュラー番組『グッとラック!』(TBS系)を突如降板。そして、所属事務所の契約も解除となりました。夫婦で運営するYouTubeチャンネル『コバヤシテレビ局』で、『番組を降板したのは、ファッションコーナーのスタッフさんからイジメを受けていたから』と説明したものの小林さんは始終笑顔。笑いをこらえ切れない一幕もあり、その異様な雰囲気は波紋を呼びました」(スポーツ紙記者)小林のメディア露出は極めて減ったものの、YouTubeでは夫婦そろって瞑想するシーンをアップするなど夫婦の絆を見せていた2人。ところが今年1月、『コバヤシテレビ局』の生配信を終了することに。そして3月には別居が、続けて7月には離婚協議が『NEWS ポストセブン』によって報じられた。そんななか、今回の舞台出演が決まった小林。4月と5月はブログをほとんど更新していなかったものの、ここ数ヵ月は週6のペースで記事をアップすることも。活動再開に向けて、動き出しているのかもしれない。いっぽう夫の國光はどうだろうか。『NEWS ポストセブン』は彼が小林姓に、そして自身の会社を『株式会社コバヤシテレビ局』に変えたことを報じている。「あれほど幸せそうな2人でしたが、現在『コバヤシテレビ局』での夫婦の生配信アーカイブは非公開となっています。そして國光さんはいま、個人での活動に力を入れている様子。YouTubeのメンバーシップを募ったり、LINE通話で“施術”を行ったりとビジネスに奔走中。6月には一人でインスタライブも行っていました」(前出・スポーツ紙記者)さらに今月3日には、ブログで“期間限定サービス”を告知している。「占い 60分33,000円30分22,000円期間限定30分11,000円除霊 一体110,000円期間限定33,000円」“お試し価格”といったところだろうか?かたや芸能活動、かたやスピリチュアル業。夫婦は別々の道を歩み始めているようだ。
2021年10月29日世の中には、不倫をした夫に対して復習を企てる妻もいます。なかには、表面的には許したように振る舞っていても、内心では復讐のタイミングを見計らっていることも…。そこで今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、 不倫夫に対して妻が企てたという「恐ろしすぎる復讐計画」をご紹介します。1:夫に対して過度な束縛をし続ける「夫の浮気が判明してからというもの、どうしても夫のことが許せません。最初のうちは夫のことが好きだったので、かなり精神的に追い詰められました。そんな私の姿を見て、夫は反省してくれたみたいなんです。その後、メンタルは回復したんですけど、夫のことを許しているかと言えば話は別。そのため私は今でも、夫をかなり束縛するようにしていて、具体的には毎日、夫に過剰な要求を書いたLINEを送り続けています。『寂しくておかしくなりそう』『今どこにいるの?』『また浮気なんてしてないよね?してないなら、帰りにバラの花束を買って帰ってきて!』『家にいると浮気のことを思い出してツラいから、週末は温泉に行きたい』といったLINEを、頻繁に送って夫にプレッシャーをかけ続けているんです。本音を言えば、夫に対してはもう愛情はありません。だけど、私が束縛をし続けることで、夫は浮気をしたことを後悔し続けるだろうと思って、わざとやっています。おかげで、夫は私が言ったことはすべて叶えようとしてくれるので、とても快適です。浮気をした夫には、こうやって一生、罪を償わせたいですね」(33歳女性/翻訳業)2:離婚はせず一生の生活費を確約「別居中の夫は、過去に2回不倫をしていたんです。1回目は大目に見たのですが、2回目はさすがに許すことができず…。夫と同じ家に暮らし続けるのも嫌なので、不倫が発覚した半年後に別居に踏み切りました。けれど、うちには子どもがいるので、子どもの教育費などを考えるとシングルマザーになるのは避けたくて。そこで私から、夫に対して『あなたへの嫌悪感が消えるまで一緒に住まない。期限は定めずに別居する。別居中の生活費はすべて負担すること』という条件を提案し、承諾してもらいました。夫としては『こんな関係なら離婚してくれたほうがマシだ』と言っていますが、離婚したら夫が自由になるだけじゃないですか。それは許せないので、離婚はせず、もらえるお金は全部もらってから、その後のことを考えようと思っています。これが私なりの復讐です」(35歳女性/パート)浮気をした夫に対して、どんな対処をするかは人それぞれ。なかには、あえて離婚をせずに、じわじわと夫を追い詰める形で復讐する女性もいるようです…。©laflor/gettyimages文・並木まき
2021年10月28日不倫が家庭にバレてすったもんだがあったのちに、穏やかな日常を取り戻せたと安堵している夫も散見されます。しかし実際には、妻は制裁のタイミングを見計らっていただけ…ということも。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫夫が震えた「妻のエグすぎる制裁」をご紹介します。1:妻から突然「好きな人ができたのでさようなら」とLINEが届いて「昨年、離婚しました。理由は、妻が『好きな人ができた』と言って家を出て行ったからです。でも、その原因は僕にあります。実は3年ほど前に当時の職場の部下と不倫をしていて、それがバレたんですよね。妻に関係を知られてからはすぐに不倫相手と別れて、夫婦関係の修復に努めてきました。だけど昨年のある日、家に帰ると妻がいなくて、私物を家から運び出した形跡があって…。慌てて妻にLINEをすると『好きな人ができたのでさようなら』と返信がきました。その後の離婚の話し合いで、妻は僕の3年前の不倫を一度も許してはいなかったこと、そして僕よりいい人が現れたら離婚しようと決めていたことを知りました。不倫はとっくに許してもらえていたと勘違いしていた僕にとっては、かなりこたえましたね。でも、自分がしたことが原因なので、妻の希望に沿うことしかできませんでした」(45歳男性/通信関係)2:有無を言わせず「5年間の別居生活」へ突入して「不倫がバレてから、子どもと会えていません。でも離婚はしていなくて別居中です。これが妻なりの僕への制裁らしく、離婚をすると子どもとの面会権を僕に主張されるから、あえて離婚をせずに別居という形をとると言っていました。それに、離婚をしていないので妻や子どもの生活費は払い続けなければならず、もう何年も妻子とは会っていないのにお金だけは支払っている状況です。知人や友人には『そんなの家族って言えないし、早く離婚したほうがいいのでは?』と言われますが、僕はどうしても離婚したくないので、妻の言うとおりにしています。妻からは『5年間、今の状態が続けられれば、また一緒に住むことを考えてもいい』と言われています。5年間は短いようで長いので、最終的にどうなるかは分かりませんが、子どもと離れたくないし、妻が子どもを連れて僕以外の男性と再婚するのもイヤなので、妻の言うことを黙って受け入れています」(39歳男性/アート関係)不倫をした夫に対して、どうにか関係の修復を試みようとするも「どうしても許せない」と思う女性は少なくありません。妻の立場になってみれば、どんなに過激な制裁をくだしたところで、気が済むという話でもないのが現実なのかもしれません。不倫に足を踏み入れた夫のなかには、妻からの制裁を受けて、はじめて事の重大さに気づく人もいるのでしょう。©laflor/gettyimages文・並木まき
2021年10月25日結婚前提で交際していた彼に秘密があり、妊娠してからその事実を知ったというフミカさん(仮名・当時34歳)。すでにお腹に子どもがいるなか、彼の秘密を知ってしまったことにより、事態はとんでもないことに…。今回はフミカさんに、当時のドロ沼な経験を赤裸々に語ってもらいました。独身だと思っていた彼がまさかの既婚者…「派遣社員として勤めていた先で知り合った男性の上司と3年ほど付き合っていました。彼からは“バツイチ・独身”と聞いていて、疑いもせずに交際を続けていたんです。実際に平日・週末を問わず普通にデートをしていたし、何時に電話しても出てくれていたので、まさか“独身じゃない”なんて疑いもしていませんでしたね。ところが、交際3年目のある日、私が妊娠したことが分かってから、事態が急変したんです」生理が遅れたことで「まさか?」と思いながら、妊娠検査をしたフミカさん。結果は陽性でした。念のため産婦人科でも検査をしたところ「妊娠しています」と告げられ、そこで初めて交際中のユウイチさん(39歳男性:当時)に「妊娠したよ」「あなたとの子どもができた」と打ち明けたそう。「すると彼は、喜んでくれはしたものの急に様子がおかしくなって…。『もしかして、産むつもり?』と変な質問をしてきました。私は年齢的にも彼との結婚を考えていたので、赤ちゃんができたことをきっかけに、彼とそのまま授かり婚に進むんだろうなと思っていたんです。そのため、彼の反応は意外すぎました」赤ちゃんを諦めることなんてまったく考えていなかったフミカさんは、当たり前のように「産む」と決断。しかしユウイチさんの態度は、日増しにおかしくなっていったため、フミカさんは「これは何かが変だ」と気づいたそう。「ユウイチに『何か隠していない?怒らないから、なんでも言って』と勇気を出して話しかけてみました。すると、ユウイチから『実は離婚はしていない。妻子とは別居中で、子どもは2人いる』と、想像もしなかった事実を打ち明けられてしまったんです…」彼から告げられた、さらなる衝撃的な事実が追い討ちを…ユウイチさんが既婚者であることを知ったとき、フミカさんは妊娠4か月をすぎていました。「産む」という意志は強く、ユウイチさんが既婚者であることを知ったあとでも「私が離婚させて、出産する前に入籍をしなくては!」と思っていたとのこと。しかし、フミカさんの計画通りに事態は進みませんでした…。「ユウイチに、早く離婚をして、出産前に私と入籍するよう何度も伝えましたが、歯切れの悪い返事が返ってくるだけ。ユウイチからは『妻とは不仲』と聞いていましたが、どうやらそういうわけでもなさそうだと気づいたのは、その少しあとのことです」別居中で妻子とは会っていないと聞いていたものの、その後、ユウイチさんと話し合いを進めていくなかで、妻子は海外に暮らしていることや、不仲が理由の別居ではなく、妻が海外で仕事をしていることによる別居であることが判明。つまり、ユウイチさんは離婚を前提とした別居をしているのではなく、妻の仕事の都合で妻子と離れて暮らしているだけだったのです。「正直、騙された!って思いましたね。不仲ならすぐに離婚できても、そうでないのなら離婚の話し合いも難航するだろうと察しました。でも、お腹の子どもはどんどん大きくなるし、私には時間がなかったので、なんとかしてユウイチを離婚させなくてはと躍起になったんです」そうこうしているうちに、なんとユウイチさんの妻が帰国をすることになり、フミカさんとユウイチさんの関係性も一変。事態は思わぬ方向に進んでいくことに…。当初、不倫をしているつもりなんてなかったフミカさん。しかし、自分でも予期しない形で、ドロ沼な不倫へと足を踏み入れてしまっていたのです。どんな事情があれど不倫をしていい理由にはなりません。また、その先には悲惨な結末が待ち受けていることが少なくないのです…。©AsiaVision/gettyimages©rudi_suardi/gettyimages文・並木まき
2021年10月19日■前回のあらすじ「1週間、考えてほしい」という夫からの申し出を受け入れた妻。1人自宅に残され、考えていたことは…。■別居1日目、妻が見た夢は…■離婚は結婚するより大変すぎる…!あまりのやることの多さに頭を抱える結果に…。ならばと「離婚しないパターン」のリストを作ることにします。果たしてその中身は…?次回に続く「旦那の不倫を暴いた話」(全51話)は21時更新!コミックライター: 人間まお
2021年10月12日「ママ友との間で起きたありえない話」第20話。ぱるるさんの知り合いが実際に体験したという、引越し先でママ友が起こしたありえない事件をマンガ化。証拠を見つけてしまってから夫と話すことも無くなり、家庭内別居状態に。そんな中、バランスを保ってくれていた息子にある変化が……。ママ友との間で起きたありえない話 第20話「もう顔も見たくない!」怖美の家の前で証拠を発見してしまってから、夫との会話もなくなり、すっかり家庭内別居状態に。かろうじてバランスを保てているのは、息子の存在のおかげ。そんな中、息子の体調が悪くなり……。 夫が休みの水曜日に息子が発熱。夫に看病を任せて家を出るK代だったが、その判断が後悔を生むことに……!?次回、怖美の侵略開始!?留守中に息子が……。 著者・イラスト制作者:イラストレーター ぱるる
2021年10月07日