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何年も同じ学校の友達とサッカーをしているのに、小3でまだチームに馴染めなず、極端にミスを怖がる息子。馴染めなさは、サポートコーチをしている私に息子のチームメイトが「点とってハイタッチに行っても喜んでも笑ってもくれない」と言ってくるほど......。これまで口調は悪いながらも息子と色々話してきたつもりだったが、自分の育て方が厳しすぎたのか。サッカーをやめたいとは言わないから、自分が原因ならコーチをやめ、チームと距離を取った方がいいのか......とお悩みの親御さんからご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、ご自身の体験と数々の取材活動で得た知見をもとに、アドバイスを送ります。お父さんが変われば息子さんも変わります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<負傷者を起用してまで勝ちたがる監督。出場できない息子が不憫で連れ帰った問題<サッカーパパからのご相談>小3の息子は年中からサッカーを初め、小学校入学からは通っている小学校の少年団に所属しています。私はその少年団のサポートコーチもしています。今回は、引っ込み思案で未だにチームに馴染めない、そして極端にミスを怖がるのをどうしたらいいかご相談させてください。私の育て方が厳しすぎたのか、引っ込み思案な子で、未だに誘われないとチームの輪に入れません。この間、チームの子に「○○くんは、僕が点をとってハイタッチにいっても喜んでくれないし、笑ってもくれない」と言われてしまいました。あと、極端にミスをすることを嫌います。そもそも運動はダメな子で、足も遅くチーム内でダントツで最後。でも、練習はまじめにやっていてやる気もあるように見えるし、それなりに成長していてうまくなっているように見えるのですが、試合ではまったく力を発揮することができません。「練習でできていることが試合でもできればもっと試合に出してもらえるはずなんだけど」と毎試合思って、残念でなりません。これまで、口調は悪いなりにも息子といろいろな話をしてきたつもりですが、これ以上同じことを何度も言うのもよくないかなとも思い始めています。それでも、これまでサッカーをやめたいとは言ったことがありません。私がわからないのが1.同じ学校の子ばかりのチームの輪に、3年生でまだ入っていけないこと2.練習でできることが試合でできないこと3.試合で闘争心がまったく見えないこと4.そんな状況でもサッカーをやり続けたいということです。正直、どう息子と向き合っていいのかわからなくなってきています。自分が原因なら自分がコーチをやめ、距離をとったほうがいいのかもしれないとも思っています。アドバイスをいただければ幸いです。よろしくお願い致します。<島沢さんのアドバイス>お父さん、よくぞ相談してくださいました。ありがとうございます。NHKのチコちゃんなら他人事。笑っていられるけど、ご自身のことです。シマザワさんに叱られる。おまえがダメだと怒られるだろうと思いながらも、八方ふさがりになってメールをくださったのでしょうね。■厳しすぎるのではなく、構いすぎている結論から申し上げて、お父さんの子育ては「厳しすぎる」のではなく、「構いすぎ」ていて、少し間違っています。誘われないとチームの輪に入れないのは、その子の性格もあるかもしれません。ただ、仲間が点をとってハイタッチにいっても喜ばないのは、サッカーを楽しめていない証拠だと思います。それは怖いお父さんの目があるからです。極端にミスを怖がるのも、お父さんが怖いからです。試合で力を発揮できないのも、ミスをしたらどうしようと委縮するからです。「練習でできていることが試合でもできれば、もっと試合に出してもらえるはずなんだけど」と毎試合思って、とありますが、その理由を考えましょう。そのことを子どもがダメなやつだから、で終わらせてはいけません。試合でできないのは、前述したようにミスを恐れて萎縮し身体も頭も動かなくなるからではないでしょうか。もっといえば、練習でやったことがすぐに試合でできるなんて思ってはいけません。できないから、練習を続けるわけです。「これまで、口調は悪いなりにも息子といろいろな話をしてきたつもり」とあります。口調が悪いのは直しましょう。感情的になると人は口が悪くなります。感情的な親の話は、子どもの心に入りません。また、息子さんが話をしたのではなく、ほとんどお父さんがお説教をしていたのではありませんか。彼の気持ちを傾聴することが重要です。■お子さんが抱えている二つの「怖い」という感覚お父さんがわからないという以下の四つのことに答えます。1.同じ学校の子ばかりのチームの輪に、3年生でまだ入っていけないこと⇒集団ですぐに慣れるかどうかは個人差があります。ほかの子ができているからその子もできるわけではありません。2.練習でできることが試合でできないこと⇒上でご説明したとおりです。3.試合で闘争心がまったく見えないこと⇒闘争心は、本人が「サッカーをうまくなりたい!」「勝ちたい!」と自己決定して初めて湧き上がってくるものです。父親の目に委縮している息子さんに期待するのほうが間違っています。4.そんな状況でもサッカーをやり続けたいということ⇒これは二つ考えられます。お父さんが怖くてやめたいと言えない。もうひとつは、お父さんが自分から離れてゆくのではないかという「置き去られ恐怖」です。この「言うことを聞かないと、親が自分から離れていくのではないか」というこの感覚は、虐待を受けてる子どもに多く見受けられるものです。叩かれても、蹴られても、児童相談所に引き取られると、「おうちに帰りたい」と訴える子どもは多いのです。一番良いのは、お父さんがコーチを辞めることです。ほかにもコーチがいて事情が許すなら、理由を言って辞めたほうがいいです。息子さんと離れましょう。試合を観に行くのもやめましょう。そして、お父さんは充電しましょう。子育てを勉強し直しましょう。今の親世代が受けたポピュラーな子育ては、子どもを抑圧し、叱って、怒鳴って、「だからおまえはダメなんだ」と脅す教育です。ところが、時代の流れに伴い、それらは1990年前後から本格的に見直されつつあります。少し的を外せば、児童虐待につながるという危険性がはらんでいるという深刻な理由もあります。よって、みなさん学びなおしています。夫婦で話し合ったり(時に罵り合ったり)、他人のよい子育てを見習ったり、その逆で反面教師にしたり。そうやってみなさん、どうしたらわが子が成長できるのか。わが子の人権を守って親として寄り添えるのかを懸命に考えています。が、お父さんはどこかでブラックホールに落ちてしまったんでしょうか?それとも、他人にアドバイスを求めるのが苦手ですか?■息子さんのこころが心配。お父さんが変われば息子さんも変わる(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)もし、何か思い当たることがあるのなら、例えば『サッカーで子どもを伸ばす11の魔法』や『叱らず、問いかける』といった池上正コーチと私が作った本がひとつお勧めです。ほかにもサッカーと子育てを絡めた本はたくさんあります。良本もありますが、小難しい横文字が並ぶばかりで、わかりやすい実践が書かれていないこともあるのでお金の無駄になるかもしれません。気をつけましょう。そして、サカイクでの学びもぜひ続けていってください。息子さんはおそらく、こころが壊れそうな深刻な状況だと察します。私がそう思ったのは、息子さんが、仲間が点をとってハイタッチにいっても喜ばないし、笑わないという事実からです。お父さんが怖くて委縮しても、仲間が点をとってみんなが笑っていたら、自然に笑顔がこぼれるのが子どもだし、人間の自然な感情です。でも、そんなナチュラルな感情の回路が、すでにプツンと切れてしまっている。そんな状態になってもサッカーを続けなくてはならない息子さんが、私はとてもかわいそうに思います。ピンチはいつもチャンスの種。ここは、お父さんが父親として、人として成長するチャンスです。お父さんが変われば、息子さんは変わります。明らかに上手くいってないのに、自分は何ひとつ手法を変えず、子どものせいにする人にわが子を伸ばすことはできません。ぜひ一度息子さんのサッカーから離れて、家や日常での接し方や考え方を学びなおしましょう。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2019年10月23日こんにちは!甥&姪大好きおばバカ平八です。今回はスーパーのキッズコーナーであった、出来事についてお話させて頂きます。■キッズコーナーがほぼ満員、人見知りな甥は…我が家の行きつけのスーパーにはキッズコーナーがあり、買い物が終わるまでよく利用しています。 ある日、いつもと同じようにキッズコーナーへ足を運んだのですが、その日は既に6人ほどのグループが仲良く遊んでいました。キッズコーナーはほぼ満員、おもちゃも全て使われているような状態でした。 保護者の方が声をかけていましたが、子どもたちは見るからに気乗りしない顔…。子どもたちはブロックを3つ甥に渡してくれましたが、その後は誰がおもちゃを貸すかで揉め始めてしまいました。私は引っ込み思案な甥がこの中に混ざるのは難しいだろうと思い、別の場所で時間を潰すべく一度キッズコーナーを離れました。しばらく歩いてから、私は甥に話しかけました。■人見知りな甥の、意外な気持ち甥はいつもスーパーに来る時はキッズコーナーで遊ぶのを楽しみにしています。今日は遊べなくてさぞつまらないだろうと思いながら声をかけました。ところが、甥から返ってきた言葉は意外なもので…。衝撃!! なげやりに放り投げられたあのブロック、嬉しかったの!?私はもうすっかり大人になったので分かりませんが、3歳の甥は「おもちゃを譲る苦しさ」を日々経験していますから、たった3つのブロックに込められた気持ちが分かるのかもしれません。 人見知りな甥はその場では上手に気持ちを表現できなかったようですが、本当は子ども達に混ざって遊びたかったらしいのです。甥の気持ちを詳しく聞いた後、私と甥はキッズコーナーへ引き返しました。■子どもたちに甥の気持ちを伝えてみると… 甥の気持ちを伝え、一緒に遊んでも良いか尋ねると、なんと今度は… 次々と甥の元におもちゃが!きっと子どもたちも、最初は大人からおもちゃを譲るよう強制されて面白くなかったのだと思います。それを私は「子どもだからおもちゃの譲り合いは難しいだろう」とか「甥は人見知りだから他の子とは遊べないだろう」と先入観で判断してしまったようです。実際はきちんと話をすれば子ども達はおもちゃを貸してくれたし、甥を仲間に入れてくれました。子どもも意思のある1人の人間だと頭では分かっているつもりでしたが、まだまだ色眼鏡が外せていないと反省した出来事でした。
2019年10月08日こんにちは、ニタヨメです!人見知りな私は、独身の頃から大人数よりも少人数の方が落ち着き、自分から話しかけることが苦手です。恥ずかしいのですが、この歳になってもまだ人見知りしてしまいます。がんばって話しかけるけど、そんなときはだいたい空回り。周りはあっという間に仲良くなっていて、乗り遅れるパターンです。人付き合いが苦手な私にとって、ママ友づくりはとてもハードルが高い…!長女が幼稚園に通っていた頃は、それほど仲が良いママ友はいませんでした。長女の幼稚園が終わってから、おしゃべりしたり、子どもたちを交えて遊ぶことはあったけど、ママだけで集まって話したり、ご飯を食べた経験はゼロ。話すときはいつも緊張していました。ですが、それが「嫌」というわけではなく、そのときの自分にはベストな距離感だったので、それで良かったと思っています。数年後、引っ越して長女は小学生、長男は幼稚園に通うようになりました。そこでは仲の良いママ友ができました。子どもが幼稚園のあいだにおうちにお邪魔して話したり。母親になって(子どもを通してですが)子ども抜きでも遊べる友だちはいなかったので、とてもうれしかったです。一時期「ママ友をつくらなきゃ」と、気を張って周りに合わせていたこともありました。でもやっぱり疲れてしまいました。親になったからといって自分の性格は変えられないし、そんなに気を張らなくてもよかったのに…と、いまとなっては思います。環境は変わっていくので、無理なく気が合う人と仲良くなれるといいな〜! と思います。
2019年09月11日育児中のママたちを悩ませる一つに「人見知り」があります。生後6カ月を過ぎたころから急に始まるもので、ママ以外の人に抱かれたら大泣きしたり、ママの姿が見えないだけで大泣きすることもあります。毎日の生活の中でママから離れられず、この時期は誰かに少しの間もお世話を頼むことができず困り果ててしまうママも少なくありません。 ここでは人見知りがおきる理由と、乗り越えるコツをお話しします。 人見知りが起こるのはママ以外の人の顔を認識できるようになった成長の証!赤ちゃんの脳は生まれた時は未熟で成長とともに少しずつ発達していきます。赤ちゃんは生後6カ月ぐらいまでの間はママなど身近にお世話をしてくれる人にしか興味を持ちません。成長していくにつれて、ママ以外の人の顔も認識できるようになり関心を抱くようになります。 その頃に始まるのが「人見知り」です。 人見知りは社会性の第一歩赤ちゃんは人見知りの時期には他人の顔をよく見ています。これは、ママを中心にして他人とつながっていきたいという社会性の第一歩といえます。ママ以外の人を見て泣くのは、他の人にも関心を持ち、その人を認識しているからなのですね。赤ちゃんの脳が成長してきている証拠です。 なんで泣くの?急にパパに人見知りするようになるのはどうして?では、どうして人見知りをするようになったら泣いてしまうのでしょうか。これは、人と目が合うとまず脳内で恐怖や不安をつかさどる偏桃体という部分が働くからです。しかし、脳が未熟な赤ちゃんは前頭前野が発達しておらず、恐怖心を押さえることができないのです。ある日急にパパに泣きだしても心配しないでくださいね。パパを嫌いになったわけではなくて、パパへの関心が深まったからこそ、パパを見て泣いてしまうのです。 人見知りが始まったらどうしたらいいの?では、赤ちゃんが人見知りをする時期は、ママはどうしたらいいのでしょうか。 ①ママの他の人との接し方を見せてあげるこの時期の赤ちゃんはママの表情をとてもよく見ています。なので、ママが他の人とどのように接しているかを見せてあげるようにしましょう。ママの接する様子を見て、「この人は大丈夫だ」ということを認識できると赤ちゃんは安心し、その人と新たな関係を築いていこうとします。そうやって社会性やコミュニケーション能力を身につけていくのです。 ②遊び方を工夫する人の顔に興味をもってきたといえるこの時期だからこそ、赤ちゃんが楽しめる遊び方もあります。色々な表情でいないいないばあをしてみたり、おもちゃを見せて、取ろうとしたときに隠したりして遊ぶと赤ちゃんも喜びます。こういった遊びは相手の表情を見てその気持ちを読もうとする行動の発達にもつながります。 まとめ人見知りの時期は他の人にお世話を頼めず大変だと感じるママも多いと思いますが、思い切って、「少しくらい泣いても大丈夫!」と割り切ってもよいと思います。脳が発達している時期なので仕方がないとも言えますよね。 ほかにも、育児の中で困ったなと感じるときはお子さんが成長しているときであり、発達の節目であることが多いのではないかと思います。そんなときは「また成長している」と思って温かくお子さんの成長を見守っていけるといいなと思います。このような成長の変化も家族で楽しんでいけるといいですね。 監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2019年07月28日こんにちは。保育士の中田馨です。生後6カ月ごろになると、赤ちゃんに起きる変化のひとつ「人見知り」。これまでは知らない人にもニコニコ笑顔を振りまいていたのに、今は知らない人を見たとたん大泣きするという赤ちゃんもいます。あまりに泣くので外出しにくくなるママもいると思います。 そんな人見知りですが、なかには「うちの子は泣かないので人見知りがないみたいだけど大丈夫?」と心配になるママもいます。今回は、人見知りしない赤ちゃんについてお話しします。 赤ちゃんの人見知りとは個人差はありますが、生後6~7カ月ごろになると人見知りがスタート、生後8カ月前後にピークを迎えるといわれています。よく「ママと2人っきりで生活しているから?」と思う方もいますが、それは関係なく、人見知りは発達のひとつの段階です。 このころの赤ちゃんは記憶力がついてきて、信頼できるママやパパとその他の人を区別することができるようになるため、人見知りをします。人見知りがスタートすると、赤ちゃんからなかなか離れられないのがママの悩みになります。 赤ちゃんにつきっきりになるだけでなく、ママも息抜きできる時間をなるべくつくるようにしましょう。また、人見知りの時期は外出もおっくうになることがありますが、ママの仲の良い友人などと触れ合う経験も引き続きおこないましょう。 【人見知りをする赤ちゃんの行動パターン】①知らない人をじっと見る②知らない人と分かって泣き出す③ママに抱っこされて落ち着く④また知らない人をじっと見る⑤泣き出す 赤ちゃんの人見知りは①~⑤の繰り返しです。知らないって分かったならもう見なきゃいいのに、怖いもの見たさで見てしまうのが赤ちゃん。そんな赤ちゃんを「知らない人って分かったのね。すごいねぇ!」と褒めましょう。この赤ちゃんの行動は、脳の成長発達です。この成長を家族みんなで喜びましょう。 赤ちゃんが泣かなければ人見知りではないの?では、本題です。赤ちゃんの成長発達に個人差があるのと同じように、人見知りにも個人差と時期の差があります。 知らない人を見たとたん大泣きする子もいれば、泣かずにじーっと見つめているという子もいます。生後7カ月になっても人見知りが始まらない子もいます。泣くから人見知りをしている、というわけではないのです。じっと見つめることも人見知りのひとつです。 もし泣いていないからと言って「うちの子、人見知りしないみたい」と思っても、他の発達に気になるところがなければ様子を見ていて大丈夫。 赤ちゃんの発達には個人差があります。生後8カ月前後にピークを迎えるというのはあくまで目安なので、人見知りばかりに着目せず、赤ちゃんの姿を全体的にとらえてあげることが大切です。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年06月13日子どもは十人十色と言われるように、それぞれに個性があります。また、成長段階やそのときの状況によって、心理状態も変わるものですよね。そんな子どもに合わせて、リビングや子ども部屋に変化をつけると、事態が好転することも。今回は二級建築士の筆者が、子どもの個性や状態に合わせた部屋の配色についてお伝えします。少し落ち着いた生活をしてほしいときには【青】「うちの子、寝るとき以外は少しもじっとしていられなくて…」という子どもにオススメなのは、気持ちを静め、心を落ち着かせてくれる“青”です。青は副交感神経に作用し、リラックス効果があります。子ども部屋ならラグや寝具、棚や小物などに、リビングであればカーテンもいいですね。これからの季節は涼しさももたらしてくれるでしょう。手軽に取り入れるのであれば、マルチカバーに青系の色を用いてソファーにかけたり、クッションに青色を用いるのもおすすめ。青色は食欲減退の効果があるため、青いテーブルクロスはダイエット中のママにはおすすめですが、育ち盛りの子どもには避けたほうが無難でしょう。環境の変化でナーバスに…背中を押してあげたいときには【オレンジ】何に対しても積極的な子がいる一方で、怖がりだったり人見知りだったり、あと一歩が踏み出せない子もたくさん。そんな子どもに取り入れてほしいのが、オレンジ色です。太陽をイメージさせるオレンジ色は、活力をもたらし、勇気を与えます。親しみやすいカラーであることから、人見知り改善にも。協調性を高めてくれるため、リビングに使用すると家族仲が深まるかもしれません。カーテンなど広範囲に取り入れると部屋全体の印象が明るくなりますし、子ども部屋の収納BOXなどに使うと、アクセントカラーとして目を引きそうです。洋服など身に着けるものにオレンジ色を用いてもいいですね。思春期でギスギス!? 穏やかさを求めるときは【ピンク】思春期に突入すると、親子間の関係もギスギスしがち。そんなときにはピンクを利用しましょう。ピンク色は心を穏やかにしてくれ、優しい気持ちをもたらす効果があります。リラックス効果もあるため、イライラした心にはぴったりのカラー。親子間に限らず、夫婦間をよくしたいときにも使用したい色です。リビングにピンク色の花を飾るなど、ちょっとしたインテリアに用いてみてください。子ども部屋となると、女の子であれば比較的取り入れやすい色だと思いますが、男の子の場合だとちょっと難易度が上がりますね。そんな時には、ピンク色と相性のいいネイビーを一緒に合わせることをオススメします。ネイビーとピンクの対のクッションを置いたり、ピンクの含まれたボーダーのラグを敷いたり。ピンクは上手に使うとぐっとオシャレに仕上がりますよ。目指せ合格!受験を視野に入れるなら【緑】緑は見る人への刺激が少なく、緊張感を緩和します。森林浴にリラックス効果があるように、緑は落ち着きや安心感を与え、疲労を軽減してくれる作用も。そんな緑は受験時期にオススメです。学習環境に取り入れると、落ち着いて勉強に取り組むことができるため集中力も増します。また、目の疲れを緩和させる働きもあるため、長時間学習するときにもベストな色でしょう。ぜひ観葉植物などで、緑を取り入れてみてくださいね。モノトーンが好きなんだけど…【白や黒】は?大人であればモノトーンが好きな人もいますが、黒は子どもにとって圧迫感のある色です。インテリアに用いるとおしゃれなのですが、不安感を強めたり、閉鎖的になる色なので、黒の多用は控えることをおすすめします。白も多用は禁物です。清潔感があり、落ち着きそうなイメージですが、光を反射する白はまぶしさを感じ、緊張感を高めるため精神的にも落ち着きません。部屋を明るくするのであれば、オフホワイトやベージュといった淡い色でまとめるといいでしょう。色は想像以上に心理状態に影響します。リビングや子ども部屋は長時間子どもがいる場所ですから、上手に配色してみてくださいね。<文・写真:ライター沖田かへ>
2019年06月07日現在、1歳8カ月の娘の子育て中です。義母はとても穏やかな性格で、嫁である私にもやさしく接してくれていました。しかし娘が1歳になったタイミングで職場復帰をしたとき、義母の心ない言葉を耳にすることが多くなり悩んでしまいました。今回は「働くママ」へ批判的な義母とのやりとりや、私なりの対処法をお伝えします。 娘の人見知りに対する義母の一言現在1歳8カ月になる娘は、生後半年ごろから激しい人見知りがあります。なるべく外の空気を吸ったり、人が集まる支援センターに出かけたりして少しでも人見知りを克服できるよう過ごしていました。 ある日、娘を連れて遠方に住む義母宅に行ったのですが、3カ月に1回程度しか会う機会がないため人見知りをして泣き出してしまったのです。義母は、泣き出してしまった娘を見て微笑みながら「お母さんが働きながらおなかの中で育てちゃったからだね。ごめんね」と言ったのです。 たまにしか会えないので、人見知りをしてしまい申し訳ないとは思っていたものの、まさかそんな言葉を投げかけられるとは思わず、驚いてしまいました。 義母は働くママ=私が嫌い?!その後、少しずつ義母に慣れて人見知りしなくなっていく娘を見て安心しました。しかし、育休を経て娘が1歳になった時点で保育園に通わせている私に「女の人が仕事をして子どもを保育園に預けるなんて、育児放棄だ」「妊娠がわかった時点で仕事をやめないから、子どもが病気がちで人見知りもする」など、義母は子どものことで気になることはすべて「働くことが原因」と結び付けてしまうのです。 口調はやさしいのですが、私が働きながら育児をしていることを快く思っていないようで、かなり悩んでしまいました。 義母に同調しつつも私の考え方は曲げない義母の心ない発言にはショックを受けました。きっと義母自身が家事・育児に専念してきた方だったため、専業主婦が正しいという自負があるのだと思います。実際に4人の子どもを育て上げた義母に対して尊敬の念もあります。とはいえ、働く必要があって育児と家事の両立に四苦八苦しているのに……と悲しくなってしまいました。 それでも、働きながら育児をする選択は私自身にも家族にとっても正しい、という考えは曲げないようにしています。義母からの言葉はつらいですが、「お義母さんはすごいですね」と角が立たないように返しています。 義母の言葉はグサグサと刺さるものがありますが、受け流しながらなるべく穏やかに過ごすことにしています。ただ、その言葉が子どもに直接向けられたときには、夫を介して義母に「やめてほしい」と伝えるつもりです。そして、いつか義母が働くママの気持ちを少しでもわかってくれるときがきたらいいなと願っています。著者:河相 さくら国内外問わず旅行が大好きな1歳女の子のママ。育休中に小学校英語指導者資格を取得。主に子育て・英語育児を中心に執筆中。
2019年06月06日幼稚園受験はお子さまよりも親御さんのほうが緊張しがちです。面接では何を聞かれ、どんな対策をとればいいのかなど悩みは尽きません。この記事では、幼稚園の面接を成功させるために知っておきたい面接の質問、対策法を解説していきます。幼稚園の面接ではどんな質問をされて、それに対しどう答えれば良いのでしょうか?幼稚園で面接を行う目的から知って、受験の注意点を確認しておきましょう。幼稚園受験で面接を行う目的は?多くの幼稚園は願書を提出して受理されると、入園はほぼ確定されます。しかし、お受験の幼稚園となると面接や子供の実技が試されます。お受験の幼稚園では、幼稚園の理念と家庭の教育方針が一致するかどうかを確認するために試験を行います。幼稚園によって教育理念や特徴、施設が異なるため、入園する前に確認をするのです。面接や子供の実技を通して子供の個性を知り、幼稚園に子供が合っているかどうかがチェックされます。●幼稚園の面接はなぜ行われる?願書の書面上だけでは、子供の個性を把握することは難しいといえます。幼稚園側としては、面接で特別に何かを求めているのではなく、いつも通りの子供の様子を観察したいと考えています。そのため面接では子供に直接質問したり、一緒にお遊びをしたりするのです。●面接は幼稚園の合否に関係する?首都圏にある幼稚園受験の激戦区、小学校の附属幼稚園の場合は、面接により合否が分かれることがあります。そのため、お受験の幼稚園に入るならば面接対策などを行う必要性があるのです。一方で、地方の幼稚園で行う面接は、家庭の教育方針や子供の様子を知るために行われることがほとんどです。この場合は特に面接によって合否が分けられることはありませんので安心して大丈夫です。幼稚園受験の面接で聞かれることとは?お受験の幼稚園でも地方の幼稚園でも、質問の内容は大きくは変わりません。ここからは、幼稚園受験の面接で聞かれる内容を確認しましょう。●保護者の面接保護者によくされる質問は以下の通りです。・志望理由・通園の方法・子供の長所と短所・子供の好きな遊び・子供のおむつが外れているか・子供の好きな食べ物、嫌いな食べ物。・食物アレルギーはあるか・子供の出来ること、出来ないこと(着替え、トイレなど)・幼稚園に希望すること・家庭の教育方針・PTA活動・幼稚園行事への参加の可否・最近の社会情勢やニュースなどの時事問題主に、子供が幼稚園で安全に過ごすために必要なポイントを聞かれます。●子どもの面接子供によくされる質問は以下の通りです。・自分の名前、年齢・好きな遊び・好きな食べ物、嫌いな食べ物・今日は誰と一緒にここまで来たか・朝食の内容・幼稚園の名前・絵本を用いて「これはなに?」の質問・誕生日・親の名前当日に備えて、定番の質問は前もって練習しておきましょう。幼稚園受験の面接に臨む前にお受験幼稚園の面接に臨む前に、前もって準備しておきたいことがあります。幼稚園での面接は、願書に記載されたことをもとに面接が行われます。自分が願書に書いた文章をもう一度目を通して、どんなことを聞かれても正確に答えられるようにしておくと良いでしょう。子供は初めて行く場所では緊張して上手く話せなくなることがあるので、面接前に子供と一緒に幼稚園を訪問しておくと安心です。いつもは自分の名前や好きな食べ物などしっかり話すすることができても、初めて行った場所では緊張します。初めて会った人の前では人見知りをして、言葉が出てこなくなってしまうこともあります。しかし面接前から幼稚園に訪れておくと、面接当日は緊張感がなくなり、上手く受け答えすることができます。幼稚園によっては未就園児対象のイベントなどもあるので、それを利用して子供が面接で緊張しすぎないように工夫してあげることも大切です。●面接時の服装面接時の服装は清潔感のあるフォーマルな服装で行きましょう。母親は紺色、黒、ベージュなどベーシックカラーのスーツ、インナーは清潔感のある白のシャツ、ブラウスを選んでください。女の子の服装は白のブラウスに紺のチェック柄スカート、男の子は襟付きの白いシャツに紺色のズボンや半ズボンが適しています。●面接の練習幼稚園の面接では親子に特別なことを求めているのではなく、普段の様子を確認し、どんな家庭なのかを知るために行われます。そのため答えるのが難しい質問をされることはありませんが、定番の質問だけは答えられるように準備しておきましょう。当日は子供よりもお母さんの方が緊張してしまうと思いますので、お父さんに面接官になってもらい練習すると良いでしょう。●母子分離できるようにしておく幼稚園の面接では、お母さんと子供は別室でそれぞれ面接が行われます。子供がお母さんと離れるときに、怖くなって泣いてしまうケースがよくあります。初めての場所で、知らない大人が前にいるので泣いてしまうことは問題ありません。しかし、いつまで経っても泣き止まずに面接できなくなった場合は、家庭環境が過保護だと判断されてしまいます。日頃からいつもお母さんと一緒の子供は一人になった事がなく、別室へ移動となったときに泣いてしまうケースが多いです。日頃から一人にさせる機会を与えるようにして、自立させるように工夫しておくことも大切です。子供部屋で一人で遊ばせる、寝るときは一人にするなど自発的に動けるように日頃から意識すると良いでしょう。幼稚園受験の面接中に気をつけるべきこといつもはおしゃべりが大好きで、家の中でお話をする子供でも、幼稚園受験になるとピタリと静かになってしまい、面接で答えられなくなってしまうケースがあります。名前を聞かれるぐらいなら大丈夫だろうと親は思っていても、初めて会う大人の前では人見知りをしてしまうかもしれません。面接の練習は、知らない大人が担当したり、場所を変えて面接対策をしたりするのも一つの方法です。子供の定番の質問は、絵本や動物の絵が書かれたカードを見せて「これは何?」と聞かれます。犬のことを「ワンワン」、猫のことを「にゃんにゃん」と教えていると、そのまま答えてしまうこともあるので、前もって直しておきましょう。幼稚園受験の面接まとめ初めての幼稚園の面接はとても緊張しますが、聞かれることは決まっているので、しっかり対策をしておけば自信を持って臨むことができます。お子様は初めて行った場所は緊張します。しかし前もって何度か訪れておけば慣れることができ、本番で力を発揮することができます。面接対策はお父さんや友人に協力をしてもらって、当日はスムーズに答えられるように準備をしておきましょう。●ライター/高須 亮
2019年06月03日幼稚園や保育園などの集団生活が始まると、子どもの交友関係が気になりますよね。成長に伴い、人見知りをしたり、積極的になったりしていていた娘でしたが、幼稚園生活ももうすぐ一年になり、なんとなく苦手な部分、得意な部分が出てきました。入園当初は「だれもあそんでくれない」と言っていた娘ですが、今は仲良しのお友達もいて、おおむね順調な園生活を送っています。ただ、恥ずかしがり屋で、お友達の輪に入れず戸惑う一面もあり、ある日こんな事を言っていました。自分自身、ひどい人見知りと恥ずかしがり屋で苦労した幼少期を送っていたので、娘の気持ちが痛いほど分かりました。「仲良くなりたいけど、何をしゃべったらいいのか分からない」って、子ども心ながら焦りや不安を感じるんですよね…。ただ、私が深刻に事を受け止めるとかえって娘のプレッシャーになりそうだったので、苦手な部分に関しては口出しせずに見守るスタイルに落ち着きました。そもそも、親の働きかけで人見知りが治るなら、私は今頃もっと社交的になっていたはず…しかしながら、4月にはクラス替えを控えているのと、成長するにつれて、気の合う子との交流が増えていくのかなと思うと、お友達としゃべるきっかけになる何かを、母である私に手助けできないかなと思いある事を初めてみました。ついでに自信と、継続して何かを身につける習慣がつけばいいなと…。習い事はやりたくないようなので。これから成長していく上で、また娘の性格や悩みも変わっていくと思いますが、気軽に愚痴を言えたり相談ができる母でありたいなと思っています。
2019年03月19日よく「潜在意識は子どもの成長に大きく関わっている」といわれます。そもそも潜在意識とは何なのでしょうか。今回は、潜在意識の基本的な知識に加えて、子どもの潜在意識を自信でいっぱいにするための親の関わり方について紹介しましょう。潜在意識とはすべての記憶の蓄積潜在意識とは、日々の生活の中で自覚のないままに行動する際の意識のことです。潜在意識には、生まれてきてから現在までのすべての記憶が蓄積されています。例えば、歩いたり走ったりという行動は、必要に応じて自然と行なっていますよね。これは、歩く・走ることが潜在意識の中に刷り込まれているためです。また、自転車の運転や、スプーンやフォーク、箸の使い方などは、子どもの頃はうまくできずに何度も練習しますが、そのうちスムーズにこなせるようになります。これは、意識的に行なっていた行動が潜在意識の中に刷り込まれていったということです。大人の場合、昔好んで聴いていた音楽を久しぶりに聴いたり、子どもの頃に大好きだったお菓子を食べたりしたときなどに、その当時の他の思い出まで自然とよみがえってきたという経験のある方は多いでしょう。これは、潜在意識の中に残っていた記憶が、関連のある行動によって呼び起こされたためです。また、自分自身を「明るくて人付き合いが得意」「内向的で人見知り」などと分析することも、かつて第三者に「あなたは明るい人だね」「人見知りしてるんじゃない?」といわれた記憶が潜在意識に蓄積していることが大きく関係しています。潜在意識と顕在意識潜在意識の対極にあるのが、顕在意識です。潜在意識とは違い、自分自身で決定した意識的な行動のもととなる部分ですね。例えば、「今日のお昼はカレーを食べよう」「今日はこの洋服を着て出かけよう」などと考えて行動することが顕在意識といえます。私たちは日々の生活で、すべて自分自身の意思で選択したり、行動したりしているように思えますよね。しかし実は、顕在意識が働く割合は多くとも1割程度で、残りは潜在意識が占めているのです。そのため、顕在意識でやろうと思っていても、潜在意識の中に「本当はやりたくない」という考えがある場合は、失敗したり、挫折したりしてしまう可能性が高くなります。何か実現したい目標があったり、自分自身を変えたいと思ったりしたときは、潜在意識に働きかける必要があるのです。子どもの潜在意識子どもの潜在意識は、6歳ごろまでにどんどん情報を吸収していくといわれています。良い情報も悪い情報も、区別なく蓄積されていくのです。そして6歳以降は、それまでに溜め込んだ潜在意識をもとに考えたり、行動したりするようになります。ゆえに、子どもの潜在意識を自信でいっぱいにするために、親は以下の点に注意することがポイントになります。■ポジティブな言葉がけをする子どもの潜在意識を自信でいっぱいにするためには、ポジティブな言葉がけが重要です。苦手なことに取り組もうとしている子どもに「きっとできるよ」、何かをやり遂げた子どもに「よく頑張ったね」などと声をかけるのはもちろん、日常的にも「大好きだよ」「毎日元気に過ごしてくれて、うれしいよ」と子どもの存在そのものを肯定するような言葉を使いましょう。また、「おはよう」「おやすみ」「おかえり」「お疲れさま」といった日常のあいさつも、子どもが毎日元気に過ごせていることへの感謝や喜びを表現する役割があります。短い言葉であっても、実はしっかりと愛情が伝わっているため、子どもの自己肯定感アップに有効です。■振る舞いに注意する子どもの潜在意識は親の言葉だけでなく、振る舞いからも大きな影響を受けています。セラピスト・中野日出美さんは、著書『女の子の育て方 子どもの潜在意識にこっそり“幸せの種”をまく方法』『男の子の育て方 子どもの潜在意識にこっそり“成功の種”をまく方法』(ともに大和出版刊)のインタビューの中で、こうおっしゃっています。どんな人でも、子どもの頃に親から様々な「種」を植えられています。たとえば親のちょっとした仕草や振舞い、生き方などがそうで、直接親から言われた言葉とは別のところで親のあらゆる行動を子どもの潜在意識はメッセージとして受け取っているんです。そうした潜在意識に植えられた「種」は、後々子どもの人生によくも悪くも影響します。(新刊JP|子どもの未来は幼少時に決まる子育てで作る「人生脚本」とは)親が他者に攻撃的な振る舞いをしていれば、子どもの潜在意識には「相手に攻撃的に接してもいい」と刷り込まれてしまうのです。また、親がパートナーをばかにする、本人のいないところでパートナーの悪口を言う、などの行動も注意が必要です。子どもが学校生活で同じような振る舞いをするかもしれません。逆に、親が他者に感謝をし、相手の気持ちを考えた公平な振る舞いをしていれば、子どもも自然にお友だちを大切にし、優しく接することができるでしょう。よく「子どもは親の言うことは聞かないが、結局親と同じような生き方をする」といわれますが、これはまさに親の行動が子どもの潜在意識が関わっているためだといえます。***子どものうちから潜在意識に着目して接することは、子どもの将来の基盤を作ることにつながります。普段の言葉がけや振る舞いを意識しながら、子どもの自信を育てていきましょう。文/田口るい(参考)齋藤直美著(2018),『「潜在意識」が子どもの才能を伸ばす』,さくら舎.野坂礼子著(2007),『絶対、子供の運がよくなる! 「笑顔」と「ありがとう」の子育て』,PHP研究所.Study Hackerこどもまなび☆ラボ|私たちが知らなかった、幼少期に絵本の読み聞かせをするべき”本当の理由”名古屋聖心こころセラピー|潜在意識療法
2019年02月20日こんにちわ!3歳のおてんば娘の育児に日々奮闘中!普段はInstagramで育児絵日記を描いている松本うちと申します。もともと、人見知り気味で一人で外出する事が大の苦手だった私…。でも娘が産まれてからは、そうも言っていられず…!?娘には、お外でいろいろな経験をさせてあげたい…娘が一緒にいるというだけで、一人で行動する事が苦手な私でも、とても心強く感じます。インドアだった私も、娘のスパルタ!?(笑)によって、だいぶ鍛えられました!!●ライター/松本うち
2019年02月02日我が家の次男は、人見知りをせず始めてのことにも挑戦して行く長男とは正反対の性格で人見知りが激しく、怖がりで、内弁慶。そんな次男が3歳になる頃、長男が水泳を習うことになりました。年齢によってクラス分けしている水泳教室ではないので入会したら4歳の長男も2歳の次男も同じ、一番簡単なクラスに一緒に入れます。そう思って次男にも説明し誘ってみたのですがと完全拒否。水泳教室には号泣しながらママと離れ、コーチに連れていかれる小さな子もたくさんいるので、次男にもこの方式でコーチに連れて行ってもらおうか…水に入っちゃえばきっと楽しいはず…! とも思いましたが次男の泣き声に敏感な長男が不安になってしまうだろうと判断し、次男の入会はひとまず諦めました。それから毎週毎週、長男が泳いでいる様子を見学室から眺める次男に何度も一緒に泳ごうと誘いましたが、毎回拒否され拒否され続けたまま7ヶ月が経過。1歳の頃から人見知りが激しいのも怖がりなのもずっと変わらないからもしかしたらこの子はこのままママから離れられないんじゃ…?幼稚園いけるだろうか…知らない大人と話できるだろうか…大丈夫かな…と少し不安になりながら毎回の決まり文句のように「プール行こうよ〜」と次男に聞いてみると初めての受け入れ・・・!誘い続け…苦節7ヶ月…ようやく山が動くいた…!!!!感涙次男、習い事への道はまだまだ先が長そうです…(笑)
2019年01月08日こんにちは、たねです。子連れで困る行事の一つと言えば法事ですね。今回は私が、2、3歳の頃の娘とに実際にお葬式や法事へ出席した時に 役立ったものをご紹介します。ぬりえとクレヨン100円ショップにはいろんなキャラクターのぬりえが売っています。そして画材も、色鉛筆やクレヨン、ペンなど豊富にそろっています。2歳頃になると落書きなどでも遊んでくれるので娘の場合、好きなキャラクターのぬりえでかなり間が持ちました。デメリットとしては、どうしてもテーブルなどがない場所が多かったので、クレヨンを落としたりしがちなところ。少し気を付けて見ている必要があります。シールブックこちらも100円ショップで購入。シール貼りは2、3歳の鉄板の遊び です!種類も色々とありますが、店によってはあまり置いてないこともあるので小さめのノートとシールを用意して、好きに貼らせてあげてもいいかもしれません。沢山入っていると長時間夢中で遊んでくれます。かさばらず、式典用の小さめのカバンにも入れやすいのでおススメです。おかしや軽食読経など時間がかかる場合は、ぬりえやシールも飽きてしまったりします。その場合は少し退席して、おやつをあげていました。くずが飛び散らないようボーロなどのひと口で口にいれられるものを持っていきました。ちなみに、精進落としでは娘が人見知りから全く食事に手をつけなかったことがあります。場所見知りや人見知りが心配な子は、おにぎりやパンなど食べなれたものがあると安心です。キッズスペースこれは持ち物ではないですが、式場にキッズスペースが併設されていたので利用しました。式場にもよるかとは思いますが、世の中でも色々と子どもへの気遣いが増えているな~と感じました。うちは待ち時間にだけ利用しました。子供の服装について最後に、子供の服装関係で日ごろ心がけていることを紹介します。結婚して親族が増えると、どうしても法事などの回数が増えますよね。すっかり忘れていて準備に焦ることもあるので普段から靴を買う時、一足は必ず黒っぽいものを 準備 しています。また、園児であれば制服を着せればいいですが、入園前の子は、地味目の服も1セット持っておくと何かと便利 でした。小さい子は何色を着ていてもいい、と言われてもやはり気になってしまいますので。落ち着いて故人を偲ぶのも難しい子連れでの法事ですが、参考になれば幸いです。●ライター/たね
2018年09月27日こんにちは!イラストレーターのみさこです。今日は仕事が忙しいパパが子供との時間をつくる方法についてお話ししたいと思います。仕事が忙しくて子供に会えないパパ娘が生後8ヶ月くらいの頃、パパの仕事が忙しい日が連日 続きました。朝は娘が起きる前に仕事へ出発。夜は娘が寝たあとに家に帰ってくる生活です。その頃ちょうど人見知りが始まったくらいで、パパは娘に会えなくて不安そうでした。ある日、夜に帰ってきて爆睡している娘を見ながら「パパのこと忘れたらどうしよう。」 とつぶやきました。それがとても切なそうでかわいそうな気持ちになりました(笑)娘を朝30分早起きさせることにパパと娘が触れ合える時間をつくってあげたいと考えました。しかし夜遅く寝ることは避けたい。ということで、朝30分早く起こすことに しました。早起きしたら機嫌が悪くなるかな?と心配しましたが、パパに遊んでもらえて楽しそうな娘。なにより娘と遊べて幸せそうなパパ(笑)娘に見送りまでしてもらえて、いつもよりルンルンで仕事へ行くよう になりました。テレビ電話が大活躍また、パパが仕事の昼休み中にテレビ電話 をすることにしました。(毎日ではなくパパの時間に余裕があるときのみですが)テレビ電話にパパがうつると娘はとても喜びます。パパはそんな娘を見て幸せそうです。テレビ電話はパパと娘のコミュニケーションに大活躍しました!休みの日はパパと娘の日パパが休みの日は娘のことは全部 パパにしてもらっていました。娘のご飯作り・ご飯をあげる・オムツ替え・お風呂に入れる・絵本を読む等です。平日に関われない分、新しい発見がたくさんあって楽しそうです。嬉しそうな顔で、なんでも私に報告してきました(笑)そんなパパの頑張りもあり、娘がパパに人見知りをすることはありませんでした。むしろパパ大好きっ子になっています。これからも上手に時間を使って娘とパパのコミュニケーションをはかっていきたいと思います。●ライター/みさこ
2018年09月13日早い子で生後半年頃から始まるといわれる、人見知り。ママ以外の大人に話しかけられるとじーっと相手を見つめたり、泣いたり。初めて行く児童館で場所見知りをしてしまってママもあせってしまう…なんていうことも。その一方で、人見知りをあまりしない子もいますよね。その違いは、どこにあるのでしょうか? 人見知りや場所見知りをなるべく減らす方法はあるのでしょうか? 脳研究者でご自身も子育て中の池谷裕二先生にお話をうかがいました。池谷裕二先生 プロフィール研究者、薬学博士。東京大学・薬学部教授。専門は神経科学および薬理学で、脳の成長や老化について研究している。『海馬』(新潮文庫)、『進化しすぎた脳』(講談社ブルーバックス)など著書多数。近著に『パパは脳研究者』(クレヨンハウス)がある。プライベートでは二児の父。■子どもの人見知り「初めて会う人をこわがるのは当たり前!?」―― 今回のテーマは「人見知り」についてです。そもそも、なぜ人見知りをするのでしょうか?池谷裕二先生(以下、池谷先生):子どもに限ったことではなく、大人にもいえることなのですが、初めて見るモノ、会う人に不安を抱くことってありますよね。逆に、見慣れているものに好感を抱く傾向があり、専門用語で「単純接触効果」といいます。生物学的に見て、初めて見るものには不安を感じ、初めてではないものには安心できる要素を感じる(=生命を奪われない可能性がある)と考えるのは、生物がサバイバルするために必要な心理です。ごく当たり前のことなんです。―― 確かに、大人でも初対面の人に対して構える部分はあります。池谷先生:そうですね。大人は社会などで社交性が要求される場面に遭遇すると多少なりとも人見知りが修正されるのですが、赤ちゃんにはまだありませんからね。 ■人見知りする子は「空気を読めている?」―― 人見知りは赤ちゃんの発達に必要なことだと聞きます。池谷先生: 人見知りや場所見知りをする行為そのものが、場所をわきまえている「知性の表れ」といえますね。家と外は違う場所、違う世界だという認知力が身についてきています。「ふだんと違う場所や人」「ふだんと違う雰囲気」だから不安に思う、なんかイヤだなと察知できるのは素晴らしいことです。―― 成長しているんですね。池谷先生: 程度に個人差はありますが、人見知りをする子はある意味、「場の空気を読めている」ともいえますよね。幼児になって、お遊戯会などで極度に緊張してセリフを言う声がものすごく小さいというのも同じこと。だからあまり気にしないでいいと思いますよ。■「人見知り予防に○○」帰省先のじいじ・ばあばに会う前に―― そうはいっても、人前で思いっきり泣かれたり、赤ちゃんが大勢集まるところで自分の子だけが激しく場所見知りすると、気になるママも多いと思います。池谷先生: わが家でも上の子は人見知りが激しいほうだったので、その気持ちはわかります。「家ではこんなにニコニコして元気にお話ししてくれたのに、どうして外ではあいさつできないの?」などと思ったりするお母さんもいるでしょうね。でも、なぜ気になるのでしょう? 自分の心に問いかけてみると答えが見えてくるはずです。自分の子は周囲からどう見られているか、自分は親としてどう思われているのか、など。意外と気にしているのは自分自身だけかもしれませんよ。―― 気にしすぎもよくないのですね。ところで、これから帰省シーズンですが、せめて、久しぶりに会うじいじ・ばあばの前では泣かないでほしいと願うママもいそうです。何かいい作戦はありませんか?池谷先生:うーん、難しいですね。事前に「これがじいじだよ」などと写真を見せて何度も言っておくのはどうでしょうか。1歳半を過ぎれば写真認知できるようになります。実際会った時に、一瞬、戸惑うでしょうが「写真で見た人だ!」と結びつけられます。それでも人見知りをする可能性はありますが、言葉がいくつか出ている子なら「じいじ」と言ってくれるかもしれませんね。家族サービスにはなるかと思います(笑)。
2018年08月06日あんなに小さかった赤ちゃんも、すこし大きくなってくると、人見知りや後追い、ママ以外を拒絶したり、甘えん坊になったりします。でも、これも大事な成長のひとつ。どう乗り越えるかというよりも「◯ヵ月くらいにこんな成長があるんだ〜」と、赤ちゃんの発達を知れば成長にも気付きやすくなって、赤ちゃんとの生活ももっと楽しめるはず!成長のペースはその子それぞれ。今回は我が家の3兄弟の経験から、だいたい◯ヵ月くらいでどんな成長パターンがあったのか、まとめてみました。1歳までの、子どもの成長パターンを知ろう!ママにべったりの赤ちゃん。どんなに可愛くても、こんなに抱っこし続けて甘えん坊にならないかしら…などと心配になることも。わたしも長男の育児のときは分からないことだらけで、泣いたりグズったりする息子を前にあたふた。でも、子どもの成長パターンを知って、「今しかない赤ちゃんの反応だと思って、なるべく楽しもう!」と意識を転換。長女や次男の子育ては、気持ちが少し楽になりました。3~5ヵ月:ママ1人にしないで〜〜!生まれたてはほわほわだった赤ちゃんも、3~5ヵ月頃には首がすわってきます。うつぶせにすると少しの間なら腕で体を支えて、頭を持ち上げていられるように。この頃から、寝かせられるのを嫌がったりします。また、ママが離れるとそれに気づいて「1人にしないで~」と泣くことも。こんな時は「ちょっと待っててね」の声かけは忘れないようにしてます。兄弟が多くなると、日中ずっと赤ちゃんだけを抱っこが出来ません。赤ちゃんが安心するスペースで待ってもらって、声かけをしながら家事をこなす、というのが日常です。6ヵ月頃:ママじゃなきゃいやだ!子どもの性格にもよりますが、早いと生後6ヵ月頃から、人見知りが始まるそう。ママとそうではない人の姿や声が、区別できるようになります。知らない人が近づいてきたり、じーっと見られると不安になって、泣いて訴えるようになります。「ママじゃなきゃいや!!」と人を選ぶ能力がついてくるようです。子どもによっては、「パパやじーじ、ばーばもダメ!」「知らない人に話しかけられると泣く」など、ママ以外を一切拒否する子も。人見知りは一過性のものだと思うので、この期間は存分にママに甘えさせてあげて♡7~9ヵ月:ママどこいくの?このころから「後追い」がだんだん始まります。大好きなママの側にいられるよう、いつでもママの後をついていくようになります。ママの姿が見えなくなると、泣いて訴えたりも!ずりばいやハイハイでママの後を追いかけてくるので、ママはさらに大変に。トイレのドアは開けっ放し!が普通になります(笑)。中には1歳を過ぎた頃から、いきなり後追いが始まった〜なんて話も。いずれにしても、動けるようになるにつれて、「ママどこいくの?待って〜」と追いかけてくるようになります。動けるようになると、お部屋のレイアウトを再考して。ママが目を離してしまう瞬間もあると思うので、もう一度お部屋のヒヤリハットを確認しましょう。1歳頃~:ママ違うよ〜!1歳頃になると、自我が少しずつ芽生えだします。やりたいことや嫌なことがわかるようになり、それをママに伝えようとしてきますが、なかなか気持ちが伝わらなかったりして、かんしゃくを起こすこともあります。我が家の長男の場合は、足をバタバタして泣いたり、おもちゃを投げたりすることもありました。ママもどうして欲しいのか分からず、困ってしまうこともあるかもしれませんが、これも成長過程のひとつ。根気よく、しっかりと目を見て伝えて、優しくぎゅーっと抱きしめ、受け止めてあげましょう。覚悟しておきたい、魔のイヤイヤ期!2歳近くになると、やってくるイヤイヤ期。我が家も今、2番目の娘がイヤイヤ期真っ最中。毎日私の言うことにたいして、本当になんでも「イヤだ!」と言ってます。でも、これは、自立の第一歩!!この時期は「自立したい」と思う気持ちと「甘えたい」と思う気持ちの両方がでてくるそう。また、ある程度言葉が話せるようになると、自分の気持ちをママやパパに伝えようとしたり、何でも自分一人でやりたがります。我が家は兄弟がいるので、お兄ちゃんのやることみて、マネしようとすることも。でも、上手くできなくて、かんしゃくを起こすこともしばしば。そんなときは、優しく「一人でやりたかったんだよね」「ちゃんとできるようになるから一緒に頑張ろうね」と、子どもが感じていることを代弁してあげると、「ちゃんとママが自分の気持ちを理解してくれているんだ!」と、少し落ち着きます。その子によっても時期やタイプは様々ですが、「成長してる証なんだ!」と思えたら、少し気が楽になるかも。兄姉を育ててみて、1歳まではあっという間でした。弟も、もうすぐ6ヶ月。今しかない成長を楽しみながら過ごしていきたいです。
2018年07月28日こんにちは。フリーママライターの横山かおりです。新生活にもそろそろ慣れた頃。わが家の娘も幼稚園のプレ保育(2歳児保育)に4月から通っており、やっと最近慣れてきました。私の娘は、赤ちゃんの頃から最強に人見知りがひどく祖父母に預けるのも一苦労でした。そこで今回は、わが家の人見知り王である娘の経験をもとに、あれこれ試した「人見知り対策」をご紹介します。人に会う機会を増やす私の第一子である息子は、人見知りをしませんでした。その理由として挙げられるのが、「赤ちゃんの頃から色々な人に会っていた 」ということです。手のかからない子だったのでよく遊びに出かけており、私の友人たちと会う機会が多かった。しかし一方で娘は、家族以外との交流があまりなかった。だから人見知りなのかな? と私は考えました。息子の幼稚園の用事で忙しかったり、日常生活でいつもバタバタしていたり。息子のときと比べて、児童館へ行ったり友人たちと遊んだりする時間があまりなかったのです。そこで、家族以外の人と積極的に会う機会 を増やしてみました。私の友人に遊びにきてもらったり、児童館へ行って子ども同士の交流も増やしたり、積極的に色々な子と会わせるようにしました。最初の頃はグズグズしていた娘ですが、連日色々な人に会っていたら免疫がついてきたのか人見知りが落ち着きました! 「この人は怖くないよ」ということを態度で示すママの不安やイラ立ちは、赤ちゃんにうつります。同じように、ママが楽しんでいると赤ちゃんも楽しくなってきます。赤ちゃんの気持ちはママと繋がっている ということ。人見知りをしそうだな、と思ったら「この人は怖くないよ」ということを赤ちゃんに知らせるためにも、ママが楽しそうにしていることが大切。ママがよく笑って楽しそうにしていれば、赤ちゃんもひどい人見知りは起こさないはずです。実際「人見知りしたら嫌だな」というとき、私ははじめのほうは大げさなくらいよく笑っていました。そしてその笑顔をそのまま娘にも向ける!最初は戸惑っていた娘ですが、だんだん緊張がほぐれて笑うようになりました。注意するのは距離感 。いきなり抱っこしたりすると泣いてしまうかもしれないので、距離は少しずつ縮めるようにしましょう。 言葉がわかるようになったら事前に伝えてイメトレだんだん言葉が分かるようになったら、事前に予定を伝えてみましょう。「今日は○○ちゃんと会うよ 」と事前に伝えることで子どもも心の準備ができます。突然誰かに会うよりも、人見知りを防げますよね。わが家の娘も「今日は○○ちゃんと会うよ。楽しみだね」と言うと、人見知り度合いが低くなります。ポイントは「楽しみ」 ということを入れること。「人と会うのは楽しいことなんだ」「何か楽しいことがあるんだ」という思いを想像することで、人見知りを防ぐことに繋がります。約束の前に楽しいことを親子でイメトレしておくと、笑顔で会うことができるかもしれません。「人見知りしたらどうしよう」とママが思うのではなく、「今日はどんな楽しいことが待っているかな」と親子で考えかたを切り替えていけるといいですね。●ライター/横山かおり●モデル/赤松侑里
2018年06月14日「赤ちゃん、見ててあげる!」って知り合いのママに気安く声をかけてしまい、結果赤ちゃんがギャン泣きしてしまい気まずい思いをしたことのある方も多いのでは? 赤ちゃんはママと他人がわかるようになって喜ばしいこと…というのはわかりますが、正直、赤ちゃんに泣かれてしまうといオロオロしてしまいますよね。0歳児なめてました…っ!運動会のときに一緒に応援していたママ友さんが0歳の子を連れてきていたんです。(もうすぐ1歳くらい)その子を預かったときの話。なんやかんやで双子を育ててきたから、ちょっとやそっとの子ぐらい余裕で大丈夫って思ってたけど…すみません、全然違いました。ものすごい勢いで突っぱねるから落としそうになるし、こっちも必死で支える支える…!あぁ…赤ちゃんってこんなだった…。そして、私みたいな知らないおばちゃんにいきなり抱かれても困るよねぇ~~。子育ての大変さをほんのつかの間だったけど思い出した出来事でした(汗)赤ちゃん育ててるみなさま、お疲れさまです!
2018年05月05日もし夫が転勤になった場合、新婚ほやほやならば迷わずついていくと答えるところ、結婚生活も長くなると、いろいろな事情で引っ越しは避けたいと考えることも…。そこで、夫が転勤になってもついていきたくないという人の、その理由をランキングでまとめます。●やっぱり環境は変えたくない?ママテナが独自に行ったアンケート「夫が転勤、その時あなたは…」に寄せられた回答によると、夫の転勤についていきたくない妻の理由は以下の通りでした。1位:マイホームを所有しているから…24.9%2位:子どもが小さく、環境を変えるのに抵抗があるから…24.3%2位:自分も仕事をしているから…24.3%4位:今住んでいる場所から離れたくないから…5.9%5位:親など家族と離れたくないから…5.9%6位:ちょうど距離を置きたいと思っていたから…2.7%7位:新天地での生活に不安があるから…1.6%8位:友人と離れたくないから…0.5%1位は「マイホームを所有しているから」で24.9%という結果に。長期ローンを組んだりしてようやく叶った念願の我が家を手放す、または長期間空けておくということに抵抗のある人はやはり多いようでした。特に回答者の年齢が上がるほど、マイホームを理由に選ぶ人が多い傾向にあり、長年住んだ我が家を離れるのは寂しいと考える人が多いようです。2位は「子どもが小さく、環境を変えることに抵抗があるから」が24.3%でランクイン。子どもが小さいうちは人見知りも激しく、せっかく慣れた土地や周辺の人たちと離れてしまうのは、かわいそうでもあり、また人見知りの苦労を繰り返すのかという気苦労も絶えません。同率で2位となったのが、「自分も仕事をしているから」。仕事もある程度責任のある立場になってしまっていると、なかなか夫の仕事の都合という理由だけでやめるという気にはなれないというのも仕方のないことですね。1位も2位も僅差で、これら3つの理由が転勤についていきたくない理由のほとんどを占めているという結果に。その一方で、単身赴任への不安としては「父親不在による子どもへの影響」を心配する人が75.2%、「食生活の見誰など、夫の健康面」を心配する人が69.5%となっており、ついていきたくはないけれど、子どもの成長と夫の健康が不安という人が大多数を占めていました。今回の調査では、転勤にはついていきたくなくても、夫の単身赴任には心配も多いという実情が明らかに。転勤は夫婦それぞれの個人の事情、家庭の事情、子どもの事情が重なり合うため、悩みも複雑であるということが浮き彫りになった結果となりました。(文・姉崎マリオ)
2018年03月31日こんにちは、きたあかりです。ムスメが1歳2ヶ月になったころ、手をつないでお出かけできるようになりました。小さな子を連れて歩いていると、色んな人が声をかけてくれます。家族以外の、他人だけど優しい人たち。今回はその人たちに対するムスメの反応についてご紹介します。おばあさん大好き。世の年配の女性は総じて自分に優しくしてくれると思っている。(実際かなりの方が優しくしてくれる)出会い頭から無限バイバイが始まる。子どもまあまあ好き。一緒に遊びたくて声を上げながら近づいて行くものの、どう遊んでいいか分からず近くで一人遊びを始める。気まずくて(母の)人見知りが存分に発揮される。育児サロンの先生おばあさんズを超える大好き。会えると嬉しそうに"へへっへへっ"と笑い、後追いを始める。母は放置。おじいさん(またはおじさん)ルンバ(家のルンバではない掃除機>>第3話 「ムスメとそうじき」 を参照)に対するそれに近い。基本的にほとんどの人に好意的なのですが、最後のおじいさんに関しては本当にダメです。なんていうか、天敵扱いです。遺伝子に「じいさんには心を開くな」と刻まれているのかってくらい、本能レベルでムリな感じ。基本的に警戒を解くことはないのですが…。しばらくの間優しく話しかけられていると、じわじわと心を開いてしまうムスメなのでした。
2017年10月01日自分の悪いところ、欠点については自分自身が一番よくわかっているものです。だからこそ、「子どもにはこうなってほしくないなぁ」「私みたいにならないように育てなくちゃ」と思うママたちは少なくないと思います。外見的な特徴は変えることが難しくても、 性格的なものは小さいころから気を付けることである程度防いでいくことができるかもしれません。では、ママたちは自分のどのような部分について子どもに似てほしくない、似ないように育てたいと思っているのでしょうか?お話を聞いてみました。●(1)消極的なところ『私は子どものころから消極的で前に出るのが嫌いでした。人見知りも激しく、親の後ろに隠れてばかり。何度も直さなきゃとは思いましたが、やっぱり難しくて……。年をとるにつれて人見知りはだんだん解消されてきましたが、消極的なところは変わりません。消極的だと暗く見られたり損したりすることも多いので、子どもには似てほしくないです。私とは正反対な主人の性格に似るよう育てたいと思っています』(20代女性/子ども1歳)大人しい子は育てやすいかもしれませんが、内気で消極的な性格だと、学生生活の中でちょっと苦労することもある んですよね。私もそうだったのでわかります。できれば明るく快活に、積極的に行動できる子に育ってほしいというのは、多くのママたちが願っていることでしょう。●(2)ネガティブなところ『何かあるとすぐ落ち込んだり悩んだりして、いつまでもクヨクヨ引きずってしまうんです。物事を前向きにとらえられないネガティブな性格は、絶対に子どもにうつらないようにしたいと思っています。でも、私と一緒にいたら自然と似てしまいそう……。生まれたばかりの今から不安です』(30代女性/子ども0歳)物事を前向きにとらえられる人と、後ろ向きにばかりとらえてしまう人とでは、人生の充実度や幸福感も大きく違うのではないでしょうか。暗い気持ちも楽しい気持ちも周りにいる近しい人(家族や友達)に伝染しやすいものなので、まずは自分のネガティブ思考をやめる努力 をしてみましょう。生まれたばかりのお子さんにはこれからたくさんの明るい未来が待っていると思いますし、可能性は無限大でしょう。不安よりも希望に目を向けてほしいものです。●(3)面倒くさがりなところ『ぐうたらしていて何もやる気になれないところは似たら困ります。やらなきゃいけないことがあってもすぐ「明日やればいっか」と思ってダラダラしてしまうし、時間があればゴロゴロ。「面倒くさい」が口癖の私に、正直子育てができるのか心配ですが、子どもが生まれたら、子どもにはそうなってほしくないのでちゃんとしていこうとは思っています』(30代女性/プレママ)今すぐに直そうというのではなく、「子どもが生まれたら……」と言っている時点で心配になってしまいますが、「反面教師」という言葉もありますからね。親の姿を見て、「自分はこうならないように気をつけよう」と思ってもらえる可能性もあります。とはいえ、やはりあまりにぐうたらしすぎだという自覚があるのであれば、今から改善していったほうがいい ような気もします……。----------子どもは親を見て育ちます。特に一番長い時間一緒にいるママは良くも悪くもお手本となるものです。だからこそ、子どもに自分のようにはなってほしくないと思ったら、やはりまずは自分自身の問題点を改善することが先決。いくら子どもにこうしなさい、ああしなさいと言っても、親自身ができていなければ子どもは言うことを聞かない可能性があります。かわいい子どものためにも、改めなきゃなと思っていることがあれば、子育てをきっかけに改善していくチャンスかもしれませんよ。●文/パピマミ編集部●モデル/倉本麻貴(和くん)
2017年09月17日先日行われたAKB48選抜総選挙で史上初となる3連覇を果たした、HKT48の指原莉乃さん(24)。7月9日に放送されたテレビ番組『真夜中』でクラブ事情について取材するという内容が放送されましたが、その際、 クラブへ行くのは初めてという指原さんが恐怖のあまり号泣し、ステージに登場するという企画が中止になるという一幕がありました。当初は、クラブDJの方に『フォーチュンクッキー』を流してもらいステージに上がった指原さんとともにみんなで踊ろうという企画があったとのこと。最初はクラブにいる女性ダンサーにインタビューする指原さんの姿が見られましたが、その後、「ごめんなさい」「すごい怖い」と泣き出す事態となりました。共演するリリー・フランキーさん(53)の説明によると、指原さんは、酔っぱらいなども多くいるなか話しかけられ、人見知りということもあって怖かったのではないかということです。この指原さんが引き起こしたトラブルに、さまざまな声が寄せられています。●指原の「クラブ怖い」は信用できない?クラブで号泣し企画が中止になったという指原さんに対しネット上では、『いやいや、いくら怖くても仕事だから。泣けば許されると思ってる?』『あざとい女だよなー。クラブが怖いとか嘘丸出し。泣くとか意味分からないし』『クラブ初めてとか嘘に決まってるだろ!絶対に行き慣れてるはず。かまととぶるなよ』『裏では笑ってそうだな。この号泣して企画中止ってとこまでが企画だったんじゃないの?』『人見知りっていう年齢でもキャラでもないと思う。めんどくさくなったのかな』『普段お前が相手にしてるどこの誰かわからないオタクの方が怖いと思うんだが…』『怖いからって泣くのはちょっと理解に苦しむ。精神的に疲れてるのか?』『普段はファンとかメンバーに囲まれて温室で過ごしてるけど、アウェイな場所に行っていろいろ言われちゃったのかな』『プライベートでは酔っぱらってる人と「イェーイ!」ってやってるくせに。いまさらピュアアピールやめなよ』『テレビであれだけ偉そうにして、他人の悪口言いまくってるんだからそりゃバッシングされるよな』『むしろ企画が実行されてステージに指原が上がった方が悲惨だったと思う。どう考えても盛り下がる』など、厳しい意見が多数見られました。バラエティ番組ではアイドルらしからぬ大胆な発言を見せることもある指原さんですが、意外にもピュアな一面を持っていたことが発覚。もともとクラブに対し苦手意識があることを語っていたものの、今回の企画でそれを克服することはできなかったようです。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年07月11日こんにちは、ママライターのましゅままです。子どもの激しい人見知りの性格で悩むママが多い中、誰にでもニコニコ明るく話しかけられる人懐っこい性格の子どもはどこへお出かけしても楽しく過ごせ、得することも多いので羨ましがられることも多いですよね。しかし、人懐っこい性格の子どもも、特有の注意すべき点があるのです。今回は、人懐っこい性格の子どもの注意すべき点をご紹介します。●人懐っこい子どもの注意点●(1)愛情不足と勘違いされないようにする『たいていの方は子どもの人懐っこさに喜んでくれるのですが……。義理の姉の子が非常におとなしい子で、うちの子の人懐っこさが気に入らないのか「愛情不足の子は人懐っこいって言うよね」としきりに言っていたのがとてもつらかったです』(3歳女の子ママ)親以外の大人に執拗に懐く子どもは、親から十分に愛情を受けていないのかな? というイメージを持たれがち。しかし、愛情いっぱいに育てられたからこそ人に笑顔を振りまける子どもとそうでない子どもの違いは、良識ある大人ならだいたい見抜くことができます。子どもの人懐っこい性格を妬むように愛情不足と非難されてしまうこともあるので、そんな場合は軽く受け流しましょう。●(2)犯罪に巻き込まれないように目を離さない『うちの子はとにかく赤ちゃん時代から人見知りゼロで、幼稚園に上がるころには親のわたしをさしおいていろんな人にかわいがってもらうような子でした。人懐っこい子は人に対する好奇心がものすごく旺盛なので、いろいろな人に懐きすぎて良い人かどうかもわからない全く知らない大人についていこうとする場面もあり、犯罪に巻き込まれないかヒヤヒヤすることもありました』(6歳男の子ママ)人懐っこい性格の子は人への警戒心より人への好奇心の方が勝ってしまい、どんな人にも話しかけたりついていってしまったりすることがあるので、日ごろ一緒にいるときは危ない目に遭っていないか目を離さないようにし、登下校などで親元から離れる時間ができる際は知らない人には絶対についていかないよう 言い聞かせておく必要があります。●(3)人懐っこすぎる子どもが苦手な大人もいることをわきまえる『人懐っこいことは悪いことではないのですが、うちの子は外出先でちょっと目を離したすきに探検に出かけ、よそのご家庭に紛れ込んで一緒に食事をしていたり若いカップルのあいだに入ってかわいいがってもらっていたりしていました。しかしいつも歓迎してもらえるばかりでなく、うちの子が話しかけた方があまり子どもが好きじゃない様子で迷惑をかけてしまったようで、大変申し訳ない気持ちになったこともありました』(5歳女の子ママ)自分の子どもにしか興味のない方や、そもそも子どもが好きではない方などさまざまな可能性がありますので、子どもが人様に話しかけているときは、迷惑をかけている様子はないか 目配せをするようにしましょう。●(4)「うちの子は人懐っこいからどこへ行っても大丈夫」という過信はしない『1歳前から保育園に入れていたおかげか、うちの子は対人関係が上手でどこに行ってもすぐにお友達ができる子だったので、小学校に上がってもすぐに打ち解けお友達ができると思っていました。ところが、なかなかクラスの子とは打ち解けなかったようで……人懐っこいうちの子に限ってそんなことあるわけないとずっと思い込んでいたのが間違いで、子どもが学校に行きたくないと言い出してやっと気付きました。人懐っこい性格の子でも、節目節目で子どもの様子は細かくチェックすべきですね』(8歳男の子ママ)親元では人懐っこい性格だった子どもでも、環境が変わると周囲に馴染めなくなってしまう こともあります。「人懐っこい性格の子だったのに」と親をガッカリさせたくない思いで悩みを打ち明けられない場合もありますので、「うちの子はどこでもうまくやれる」と決めつけてしまわないようにしましょう。●人懐っこい性格ゆえの危険もあるいかがでしたか?一見いいことだらけに見える“人懐っこい性格”ですが、それが災いとなり思わぬトラブルを招いてしまうことも。必ずしも人懐っこい=コミニュケーション能力が高いという訳では無いので、ママは子どもが人と上手に距離感をつかめているかどうかを十分観察してあげるようにしましょう。●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年06月26日息子が1~3歳までの2年間通った初めての保育園。夫婦揃って内気な僕たちは、保育園でもママさんパパさん達と話す機会を作れずにいた。そこは1歳児と2歳児だけの保育園で、総勢30名程度。のんびりした雰囲気が漂う場所で好きだった。1歳クラスの時の子ども達はまだ言葉も多くないので、息子のお友達といってもキャラクターがハッキリとはしなかった。それが2歳クラスになったある日、いつものように僕が息子を迎えに行くと同じクラスの女の子達が騒いでいた。「ヘンな顔~」「ヘンな顔~」女子の視線は完全に僕の顔面を捉えている。2歳も後半に差し掛かかり、他人をおちょくって笑うという程度には言語が発達している子ども達。標的は僕に限らず迎えに来たパパ達を片っ端から「ヘンな顔~」と牽制して笑っている。お望み通り軽く変顔を作ってから周りのパパ達に「いやあ、参りましたなあ」的な目配せをする。そんな日をきっかけにして一言二言パパさん達と話が出来るようになった。帰宅後、そのつたない会話に十分な手応えを感じて「〇くんパパとしゃべったよ!」と妻に大事件のテンションで報告した。ちょうど妻も子ども達を通じてママさん達との会話が増え始めたようで嬉しそうにしていた。2歳児よりも遥かに会話に手こずっている情けない30代。自分には無関係だろうと思っていた「パパ友」「ママ友」というワードが少し身近に感じられたのもこの時期だった。少し会話が始まると、だんだん周りのパパさん達に興味が沸いてきた。特に自分と送迎ルートやお迎え時間が近いパパさんとは急速に仲良くなった。保育園の草むしりがあった日曜日、パパさん達と汗だくになって作業を終えた後のひととき、誰からともなく子どもの話、家庭の話、そして仕事の話まで冷たい麦茶を片手に語り合った。職業の話になって、お迎えを担当しているパパさん達がライターや出版業など自分に近い業界のお仕事だったことに驚いた。帰り道、一人のパパさんと話し足りず一緒に僕の自宅前まで自転車で移動して、そのまま1時間ほど立ち話をしてしまった。まるで中学生の部活帰り。こうなるともう話題は尽きず、時にはファミレス、または居酒屋で何度もご一緒する仲となった。パパさん達とご一緒する際は息子達もご一緒で、ファミレスでハムスターのように机の下やソファーの上をはい回る子ども達を無視して「マイホームは購入か賃貸か」の議論を繰り広げたりした。Kちゃん(女児)のパパはキャンプに誘ってくれた。野外音楽フェスとキャンプが一体になったイベントだった。我が家は引っ越して息子の保育園も変わっていたが、それでも変わらず声を掛けてもらえるのは嬉しかった。Kちゃん一家は年に4~5回はキャンプに行くという。僕たち一家はそのパパさんのお陰で初のテント泊を体験することが出来た。Kちゃんのパパがフェス会場に移動するため手荷物を出来るだけ減らそうと工夫を凝らす中、Kちゃんは「メルちゃん」という名の人形をとても大事そうに抱きかかえている。Kパパが「それ、いるかあ…?」とため息を漏らすが、Kちゃんは断固として「メルちゃんを連れて行く」と言う。その後、キャンプ場近くの野外フェス会場に到着した僕たち。ライブの爆音が響き渡る中、まさかのタイミングで寝てしまった息子。ちょうどお昼時の爆睡だったので、仕方なく息子を抱えたままベンチを確保して腰掛け、妻に昼食のそばを買ってきてもらってそのままの姿勢で食べた。しばらくして息子が起きて、ようやく体が解放されたかと思うと今度はKちゃんが「メルちゃんもお昼寝したいんだって」と言って僕の膝にメルちゃんを丁寧に寝かせた。その所作はお人形遊びというよりももう一人の友達という雰囲気だったので、とても粗末には扱えず、僕の膝はまたしばらく休憩所として利用された。パパ友との付き合いが出来るとこうして息子以外の子どもの成長が見られるのもまた面白い。新しい保育園でも会話のチャンスを虎視眈々と狙っている。つづく
2017年05月30日「カワイイわね〜」と話しかけられた途端に泣き出してしまう、久々に会うじぃじ、ばぁばが抱っこしようとすると大泣きしてしまう…。そんな赤ちゃんの人見知りに困ってしまったことはありませんか? それまでは、誰にでもニコニコと笑顔を見せていたのに、あるときから泣くようになってしまう“人見知り”。今回は、人見知りがどうして起こるのか、その理由やいつからはじまるのか、どう対応すればよいのかなど“人見知り”をしてしまう時期を笑顔でやり過ごすための情報をご紹介します。赤ちゃんの人見知りとは? 人見知りとは、ママやパパなどもっとも身近な人以外に拒否反応を示してしまう状態を指しています。赤ちゃんの人見知りは、成長の証としても考えられる発達段階のひとつでもあります。はじまる時期や人見知りをしなくなるタイミングは子どもによってさまざまなため、対応方法をママやパパが知っておき、適切な対処をしてあげるようにしましょう。■人見知りをしない子もいる赤ちゃんにとっての人見知りは大切な発達段階のひとつでもありますが、なかにはまったく人見知りをしない子もいます。“小さい頃から多くの人と触れ合ってきたから”“大家族だから”などの理由が挙げられることもありますが、人見知りをしない理由はハッキリとはわかっていません。人見知りをしないことだけで、“発達が遅れている”という判断はできません。「ママやパパがいてくれる」「守ってもらえている」という安心感を人一倍感じやすいことが人見知りをしない理由になっているかもしれません。「うちの子は、なかなか人見知りがはじまらない」と悩む必要はないので、「いつか、突然はじまるかもしれない」と見守ってあげるようにしましょう。人見知りはいつからはじまる? 多くの赤ちゃんが通る道である「人見知り」。個人差があるものの、一般的にいつから人見知りはあるのではないでしょうか。■生後6ヶ月から1歳頃に人見知りが始まるケースが多いよう早いと6ヶ月頃から人見知りがはじまる赤ちゃんもいます。その頃から“記憶”する力が発達してくるため、見慣れた人の顔と知らない人の顔を見分けられるようになってくるためです。ただ、この頃には、まだ記憶力は低く、見慣れた人でもマスクをしていたり、メガネをかけていたりすると知らない人と認識してしまうことがあります。9〜12ヶ月頃になると、多くの赤ちゃんに人見知りの現象が見られるようになってくるといわれています。はじめて行く場所や慣れないところに出かけると泣いてしまう場所見知りをするケースもあるため、この時期のお出かけには“いつものおもちゃ”などを持っていき安心できる環境を整えてあげられるようにするのがおすすめです。■生後3〜4ヶ月でも人見知りはあるのか生後3〜4ヶ月といえば、首すわりもしっかりしてきて段々と表情も豊かになってくる頃です。この頃には、周りの大人の表情を真似する様子も見られるようになってきます。この時期に見慣れた大人以外を見たり抱っこされたりすると泣いてしまったとしても“人見知り”以外の理由があるケースも多く見られます。生後3〜4ヶ月の赤ちゃんに人見知りのような現象が見られたら、抱っこが不安定になっていないか、暑かったり寒かったりしないかなどをチェックしてみるようにしましょう。■ある日突然人見知りがはじまることも人見知りは、昨日まで大丈夫だったのに今日になって急にはじまった、というケースも多く見られます。赤ちゃんの心のなかでは徐々に成長が進んでいるものの、それが“人見知り”として目に見える形に現れると“突然人見知りがはじまった”ように見えることがあるためです。突然人見知りがはじまるとママやパパは驚いてしまうかもしれませんが、「人見知りがはじまったんだな」と温かく見守ってあげられるよう、大きく構えておきましょう。人見知りの原因人見知りをする原因は、大きくわけて“視力の発達”と“心・記憶の成長”の2つがあります。ママやパパの顔を判断できるようになる視力と離れるのが怖いという気持ちが育つことで人見知りをするようになっていくのです。■視力の発達赤ちゃんは視力をほとんどもたずに生まれてきます。生後すぐは0.02程度の視力しかなく、6歳頃にかけて成長していきます。人見知りの始まる生後6〜12ヶ月頃には、抱っこをしてくれている大人の顔を見分けられるくらいに視力が発達してくるため、顔を見分けられるようになってきます。“いつも見ている顔”と“見慣れない顔”が視力の発達とともにわかるようになってくることも人見知りの原因となっているのです。■心・記憶の成長見知らぬ人が怖いという心の成長や記憶力の発達も人見知りの原因となります。見慣れた顔を見知らぬ顔を見分けられる記憶力がついてくると、見慣れた顔でないと怖いという心=気持ちが芽生えてくるようになり、人見知りへとつながっていきます。赤ちゃんが人見知りしているときの対応術赤ちゃんの人見知りには、ママもパパもやきもきしてしまいますよね。せっかく話しかけてきてくれた人やじぃじ・ばぁばをはじめ、赤ちゃんが人見知りした相手に対する対応術もご紹介します。■赤ちゃんには安心できるよう声をかける人見知りは、見慣れない顔に驚いたり、不安を感じていたりすることで起こります。泣いてしまったことに焦って「ほら笑って、笑って」「おかしいなぁ、どうしたの?」と声をかけてしまうと余計に赤ちゃんが泣き止まなくなってしまうことも。ママやパパなど見慣れた人の顔が見えるようにして、「大丈夫だよ、怖くないよ」と安心できるような声かけをしてあげましょう。なかなか泣きやまないときには、ママやパパなど赤ちゃんが見慣れている人が抱っこするようにして、落ち着くまで待ってあげるようにしてみましょう。■赤ちゃんが人見知りをしてしまう相手への対処法・パパに人見知りする場合パパに対しても人見知りをしてしまう赤ちゃんもいます。ママからパパに抱っこを代わると泣いてしまい、パパにとっては大きなショックとなるかもしれません。それでもママの次に身近な大人はパパです。お腹のなかにいた頃からパパの声は聞こえているため、泣いてしまっても落ち着いてゆっくりと揺らしてあげながら「大丈夫、パパだよ」と声をかけてあげるよう、パパに教えてあげましょう。「視力や心が発達してきた証拠で、パパが嫌いになったわけではない」ことを伝えてあげるのもおすすめです。・祖父母に人見知りする場合普段一緒に生活をしていないと祖父母であるじぃじ・ばぁばに人見知りしてしまう赤ちゃんは多くいます。成長の証とはいえ、ママやパパにとってはちょっと気まずくなってしまうもの。祖父母に人見知りしてしまうときには、「人見知りするくらい成長してきたんですね」と赤ちゃんの成長を一緒に喜べるような声かけをしたり、「次に会うときには見慣れた顔になるように」と写真を撮らせてもらって、普段から赤ちゃんに写真を見せられるようにしたりといった配慮の姿勢を見せることで乗り切りましょう。・ママ・パパのお友だちに人見知りする場合ママやパパのお友だちと会ったときに人見知りしてしまうときには「ごめんね、人見知りする時期なの」と素直に伝えて、ママやパパが抱っこをしている状態で顔を見せるようにしましょう。「人の顔が見分けられるようになってくると人見知りするようになってくるんだって」などと人見知りの原因なども伝えると、子どものいないお友だちでも「赤ちゃんに嫌われているわけではないんだ」と安心してもらえます。・知らない人に人見知りする場合赤ちゃんを連れていると、さまざまな場所で知らない人から声をかけられることも多くなります。そんなときに、人見知りして泣いてしまったり、抱っこをしているママやパパの胸に顔を埋めてしまったりすることがありますが、そんなときには「人見知りしていて」と伝えるようにしましょう。人見知りする時期は多くの赤ちゃんにあり、成長の証でもあるため、悪いことではありません。「せっかく話しかけてくれたのに」、と心苦しくなってしまうときには、ママやパパが笑顔で受け答えをするようにして誠意をもって対応できていればOKと考えるようにしましょう。人見知りは直すべき? 人見知りは、いつかはしなくなっていくものです。なかには、恥ずかしがり屋なタイプで小学生以上になっても人見知りをしてしまう子もいますが、それはその子の性格なので無理やり直す必要はありません。「人見知りは誰にでもあること」と割り切って対応していくのが1番です。赤ちゃんが人見知りしているときにも、ママやパパは笑顔で挨拶をしている姿を見せたり、赤ちゃんが安心できるようにケアしたりしてあげることで、「どうしていけばいいのか」が赤ちゃんにもわかるようになり、人見知りせずに過ごせるようになっていきます。「子は親の背中を見て育つ」という言葉もありますが、無理やり人見知りを直そうとするのではなく、自然と周りの人との付き合い方が身につくようにママやパパが見本となる行動をとるようにしましょう。赤ちゃんが人見知りをするようになると、ママやパパにとってはちょっと困ってしまう場面もでてきてしまうかもしれませんが、人見知りは成長の証です。対応術を身につけておき、笑顔でやり過ごすようにしていきましょう!<参考>『乳幼児発達心理学』大平勝馬編著/建帛社/平成15年10月15日第13刷発行
2017年02月08日こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。「自分の子どもには友達がたくさんいる明るい子どもに育って欲しい」多くの親御さんがそう望まれているかと思います。その一方で、お子さんの人見知りに悩む親御さんも少なくありません。そこで今回はお子さんを人見知りにしないための育て方について心理学からご紹介したいと思います。●乳幼児期の人見知り赤ちゃんの人見知りは早い子で生後5か月ごろから始まり1歳くらいでおさまるケースから、1歳を過ぎて始まり2〜3歳でおさまるケースまで、非常に個人差があるようです。かつて人見知りは母親と他人の区別がつくようになった証だと言われていましたが、そうではないことがわかっています。『東京大学』の岡ノ谷一夫教授らの研究によると、人見知りの強い赤ちゃんは人見知りをしない赤ちゃんよりも相手の目を見る時間が長く、相手と目が合ったときに凝視するような目の動きをするとのこと。そして人見知りの赤ちゃんは相手の視線や顔の向きに敏感なのではと考え、自分と向き合っている顔とよそ見している顔を見せたところ、よそ見している顔を長い時間みていたというのです。このことから、乳幼児期の赤ちゃんの人見知りは相手に近づきたいけれど、相手から離れたい という感情が複雑に入り乱れた状態であることがわかったそうです。この研究結果から考えると、赤ちゃんの人見知りに対しては、「びっくりしたね!」などと過剰な反応を見せず、「大丈夫だよ。優しい人だからね」とお母さんが優しく抱きしめながら語りかけてあげること が大切だと考えられます。●学童期の人見知り成長して学童期になっても人見知りをする場合は、相手にどう思われるかが気になって仕方ない、嫌われたくない、否定されたくない、傷つけられたくないという心理から自分を守るために人に近づくことを恐れてしまうことで人見知りをする傾向が強くなります。自分に自信がない とそう考えてしまうのは、大人になっても変わらない傾向があります。ではどうしたらいいのでしょうか?物心がついたころから、することなすこと、「そんなことしちゃダメでしょ!」「そうじゃなくて、こうでしょ!?」「どうしてそんなこともできないの!?」と頻繁に親に言われたら、自分に自信のある人に育つでしょうか?当然、自分に自信がなくなり、他人からどう思われるかが心配で仕方なくなってしまいますよね?そこで、言葉の置き換えをしてみてはいかがでしょうか?「そんなことしちゃダメでしょ!」は、「そんなことしたらどうなるかな?」に。「そうじゃなくて、こうでしょ!?」や「どうしてそんなこともできないの?」は、「どうしたらうまくできるかな?」と自分で考えて答えを出すような声掛けに。そうすることで、子どもは自分で考え答えを出してその成功体験から自信を積み重ねていきます 。1度や2度失敗しても、「そのやり方じゃうまくいかなかったね。次はどんなふうにやってみる?」と根気よく見守る親の努力も必要となってきます。●「子どもだからわからない」は大人の思い込み子育てのご相談を受ける中で、「子どもだからまだわからないだろうし」という言葉をよく耳にしますが、それは大人の勝手な思い込みに過ぎません。まもなくお正月ですが、たとえばおじいちゃんおばあちゃんの家に行ったとき、子どもは誰におねだりをしますか?一番自分に優しいおじいちゃんやおばあちゃんのそばに行き、甘えていませんか?子どもは大人が思っている以上に大人を観察し、自分にとって優しい人なのか厳しい人なのかを見切って行動しているのです。そして大人の言葉をちゃんと理解しています。理解しているからこそ、ダメ出しをし、子どもに考えることをさせないでいると、自分に自信が持てず他人からどう思われるかばかりを気にして、傷つくのを恐れ、人見知りになってしまうのです。子どもに考えさせる というのは大人にとっても根気のいることですが、育児は育自だと思ってお子さんと一緒に成長してくださいね。【参考文献】『面白いほどよくわかる臨床心理学ーストレス社会が引き起こす心の病をケアする手がかり』稲富正治・著【参考リンク】・Shyness in Early Infancy: Approach-Avoidance Conflicts in Temperament and Hypersensitivity to Eyes during Initial Gazes to Faces()●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
2016年12月29日「私が子どもの頃はそんなことなかった」あまりに違う息子のことが理解できず…出典 : 教室を立ち歩く(私はやらなかった)揶揄されてカッとなって手を出してしまう(私にはなかった)テストのときに集中力が途切れて解かずに終えてしまう(私は途切れる前に解き終えて問題になることはなかった)自分には経験のなかった彼の特性ゆえの言動に戸惑い、対処に困り、自分はそんなことしなかったのに…と過去を振り返る。比べてはいけないと頭ではわかっているのに、過去の自分と現在の彼を、心の中でつい比べてしまう。発達障害のある次男を育てていると、そんなことがよくあります。もちろん、言葉に出してしまえば彼を傷つけるのはわかってる。でも、私自身が精神的に辛いときなど、余裕がなくなるとつい、心の底の方で周りや自分と彼を比べて、「あれもできない、これもできない」という目で次男を見てしまいそうになる。そんな自分が母親でいいのかと、怖くなることもありました。栗原類さんの母、泉さんの経験に自分を重ねる出典 : 今回読んだ栗原類さんの新著『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』では、私が抱えていたまさにその、母が息子と自分を比べてしまう困難についての経験が書かれていました。栗原類さんの手記のあとに添えられていた、母の泉さんの手記。アメリカで類さんが診断を受けるときに、ご自身の発達障害についても示唆され、その特性の違いにより自分と比べてしまう困難が起こっているだろうことについても指摘を受け、接し方について教育委員会から助言を得たエピソードがありました。教育委員会での会議で「(略)あなたは自分が子どもの頃、何の苦労もなくできたことが、どうして息子さんにはできないんだろうと理解できないかもしれない。不思議でしょうがないでしょうね。だけどそう思ったときは、子どもの頃に自分ができなかったことをたくさん思い浮かべてください。そして、自分ができなかったことで息子さんができていることを、ひとつでも多く見つけてあげてください。そうすれば『なんでこんなこともできないの?』という気持ちがしずまり、子どもを褒めてあげられるようになります」と言われました。---発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由 栗原 類 (著)KADOKAWA本文より引用「過去の自分なら出来たことと、子どもが出来ないことを比べない」ここまでは私も頭には入っていましたが、「子どもには出来ていて、過去の自分は出来なかったことと比べる」という視点に、目からウロコが落ちる思いがしました。「比べてはいけない」んじゃない、「彼の良い所と比べればいい」んだ!息子に出来ること、私に出来ないこと出典 : 振り返ってみると、私自身にも「出来ないこと」はたくさんありました。たとえば私は方向音痴で、初めて行く場所にはスマホのナビが欠かせません。2度目以降の場所でも入る道を1本間違えれば自分がどこにいるのかわからなくなったり、どっちの方角に向かえばよいか分からなくなることもあり、小さい頃からよく道に迷う子でした。対して次男は、1度行った場所は経路の風景から現地の様子までしっかり記憶する力があり、まず道には迷いません。以前来た時と逆方向から入った商店街で私が迷っているときに、「この先にこれとあれがあって、何個めの角で曲がれば着くよ」と案内してくれたこともありました。小さい頃の私は極度の人見知りで、小学生になっても近所のよく会う人にも挨拶ができず母の後ろに隠れていた記憶があります。今ではそんな片鱗は見せないのでこの話をすると周囲から意外だと言われますが、小学校低学年の頃までは顔を知っていても周りの大人と話すのを避けていました。そんな私の子供なのに、次男は小さい頃から人見知りをせず登下校のときにも元気に挨拶をします。畑仕事をするおばあちゃんたちに挨拶をして世間話をし、ほりたてのジャガイモを袋一杯抱えて帰って来たりすることも。屈託なく話す様子が可愛いと近所のおばあちゃんたちの人気者です。今までは、私が出来て彼が苦手なことばかり目についていました。けれど、改めてゆっくり考えてみたら、私が苦手だけど彼が得意なことだって、たくさんあるのです。出典 : このことに気づいたとき、障害のある子たちの保護者が集まる座談会で、司会者さんから言われたある一言を思い出しました。「お子さんの良いところを話してください」保護者の集まりは、ついつい子どもの問題行動やその対処法ばかりが中心になりがちです。だけどその日は、司会者の方の投げかけにつられて、一人、また一人と参加者が子どものいいところを話し始めたのです。「うちの子はとても優しくて、自分が疲れていると気にかけてくれるんです」「お友達がお休みしたときに心配して、お手紙を書いていたことがあったわ」「そういえば、いつも家の手伝いをよくしてくれます」お子さんの良いところを話す皆さんに続いて私も、次男のことを話しました。思いついたのは前述したような、自分が苦手だったけど次男がラクラクとこなすことばかりで。順番に我が子の良いところを話していき、最後に司会者さんがおっしゃいました。「その顔を、お子さんに見せてあげて」ハッとしました。自分の顔の筋肉が緩んでいるのを感じたからです。見回すと周りのお母さんたちの顔も本当に柔らかい、自然な笑顔でした。凸凹な親子が一緒に生きるためにも、親自身が自分を見つめること出典 : 栗原さんの手記の中で母の泉さんが繰り返し書かれていたのが、いかに親である自分自身が良い状態を保つかということ。発達障害児の育児は健常児の何倍も負担が大きい。泉さんご自身も、ご実家や担当医をはじめとした周囲の方の協力を得ながら自分自身のメンテナンスをこころがけ、類さんに対して良い状態で接することができるような自己管理をされている様子が紹介されていました。"子育てはロングラン。短距離走のように瞬間的に力を発揮しても、あとが続きません。"(本文より)力を入れ過ぎず抜き過ぎず、自分たちのペースで。私と次男それぞれのペースで。子どもが自分にちょうどいいタイミングで親から巣立って行くその日までを、一緒に走り抜くためにはどうしたらいいのか。栗原さん親子のこれまでが綴られたこの手記には、そのためのヒントが詰まっていたように思います。もちろん、私は私で、泉さんとは別の人間です。泉さんが類さんにしてきたことと同じことを次男に与えることは、多分できない。けれど、次男と他の3人の子たちそれぞれにとって、彼らの人生に並走するパートナーとしての親のあり方を改めて考えるきっかけを与えてもらえた、そんな1冊との出会いでした。発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由 栗原 類 (著)KADOKAWA出典 :
2016年10月13日都営新宿線「瑞江」駅から徒歩5分。閑静な住宅街の一角に、今回紹介したい一軒家カフェ「だんご三兄弟」はあります。といっても、見た目は何の変哲もない一戸建てのおうち。テラス席があるわけでもなく、大きな看板が出ているのでもなく、あるのは小さな椅子に置かれた看板だけ。一瞬カフェだということを疑ってしまいそうな外観ですが、実はこのカフェ、2カ月先まで予約が埋まってしまう、超人気親子カフェなのです。今回はそんな人気カフェのオーナー、渡辺さんに話を聞きました。1日3組限定「部屋貸し切り」親子カフェ「だんご三兄弟」はオーナーの自宅をそのままカフェにしてしまった、超アットホームな「おうちカフェ」。2LDKのおうちのLDKと2部屋、すべてを客室として使い、ランチや子育て講習会(ベビーマッサージやスクラップブッキングなど)で利用するゲストがそれぞれ1部屋貸し切りをしています。ランチの場合はランチ代のみで、貸切料金などは発生しません。ママ友のおうちに遊びに来たような感覚で、赤ちゃん連れのママも赤ちゃんを寝かせてゆっくり過ごすことができ、元気な子どもたちも自宅で遊んでいるように安心して過ごすことができます。そして、オーナーの手作りランチを食べて心も体もリフレッシュできる親子カフェなのです。もともとは一見(いちげん)さんお断りのカフェだったそうですが、話題が話題を呼び人気カフェとなり、今では遠くから予約を取ってやって来る親子連れもたくさんいるのだそうです。きっかけは、託児をしていたころの「ママの一言」でした「だんご三兄弟」のオーナー、渡辺さんはこの一戸建てに引っ越す前、近くの自宅マンションで託児所をしていました。そのときに、子どもたちに安全でおいしい野菜たっぷりのご飯を食べさせたいと、子ども向けに作っていた食事を、託児中の子のママが見て「私も食べたい」と言ったことが、カフェを開いたきっかけなのだそうです。また、託児を依頼するママの中には、産後うつ気味で思いつめていたママもいました。そうしたママの姿を見て「子育ては孤独ではいけない」、「ママ自身が、精神的、身体的に自立するための場所を作りたい」と感じたことも、開業のきっかけになりました。渡辺さんの言う「自立」とは、ママが働いたりお金を稼ぐことだけではなく、ママ自身が自分の体や子どもの体を気づかい、健康でいられるように自ら考えることができるようにする、ということなのだそうです。それを実現するため、だんご三兄弟では野菜や肉、炭水化物など、栄養バランスに気づかい、体に優しいランチを提供しています。また、渡辺さんの思いとともに、時短料理の作り方を伝え、できた料理を夕飯のおかずとして持ち帰るクッキング教室も行われ、人気を集めています。ベビー講座も、もともと通っていたお客さんがいつしか講師になったり、託児のママが講師になるなど、人が人を呼び、現在は数多くの教室や講習会が開かれる場になりました。こうした経験から、もともと人見知りだったと語る渡辺さんも、人見知りが治ったのだとか。今話している笑顔からは想像もできません。オーナーの子育てと”自立”渡辺さん自身も、現在大学生から中学生の3人の子どもを育てているママ。カフェを開業して、マンションで9年、一戸建てで丸2年。子どもが小さい頃シングルマザーになり、子どもたちのそばで働けるということと、子どもと料理が好きだという理由で、自宅での託児やカフェを始めたのだそうですが、今ではたくさんのママが、渡辺さんのランチを食べたり、渡辺さんと話すことを楽しみにカフェを訪れます。自宅がそのままカフェになっていることについて、子どもたちはどう感じているのか聞いてみると、「託児は子どもたちがまだ幼稚園と小学校低学年の頃からやっているので、家に家族以外の人がいる環境には慣れていて、お客さんがいても緊張せずにいられるみたいです」と渡辺さん。取材時には今年大学生になった1番上のお子さんがいましたが、特に気を張る様子もなく、お母さんである渡辺さんに普段通り話しかけるなど、リラックスした様子で過ごしていたのが印象的でした。カフェに通っているとお子さんたちに会うことが多いのですが、男の子3人みんなが小さい子が好きで、子どもたちにも優しく接してくれ、また、渡辺さんと息子たちの様子から、家族の仲の良い様子が伝わってきます。自宅をそのままカフェにすることで気を付けていることは、家族全員、病気予防と身体作りに専念すること。誰か1人がダウンしてしまうと、その日の予約のお客さんすべてにキャンセルしてもらわなくてはいけません。そこで、渡辺さんは食事面から体調管理に気を付け、予防が必要なときにはマスクの着用なども家族全員で徹底。そのおかげで、開業から今までで体調不良によるキャンセルはないのだそうです。「だんご三兄弟」は、カフェを訪れるママたちにとってだけでなく、渡辺さんにとっても”自立”の場なのだと感じました。ママたちの癒しと自立、そして学びの場に子育ての孤独感から開放され、ママ友と子連れで楽しんだり、講座で新たなママ友と出会ったり。まさに渡辺さんが開業時に目指した場所が、そこにはありました。そして取材をした私自身も今、子育てに疲れると通っている場所でもあります。子育てをしながらカフェを開業し、赤ちゃん、幼児の育児に奮闘するママを温かい目で見守る渡辺さん。これからも多くのママがこのカフェに救われ、育児に笑顔が増える場になっていくのでしょうね。<取材・写真協力>だんご三兄弟渡辺幸江さん<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年08月04日いつまでも若々しくいたい……それは全ての女性にとっての共通の思いと言っても過言ではないでしょう。しかし、いくら認めたくなくても、ふとした瞬間に「私、オバサンになったなぁ」と感じる瞬間が訪れるものです。今回はそんな、「私、オバサンになったなぁ」と感じた瞬間について、女性たちにインタビューしてみました。●(1)無難な服しか着なくなった『昔はおしゃれが大好きで、ファッション誌を読みあさったり、原宿や代官山、中目黒、恵比寿あたりへしょっちゅう買い物に行ったりしていましたが、最近はネットショッピングだけ。しかも、無難なシンプル系の服しか着ていません 。服が地味になっていくにつれてオバサン化したなと思います……』(30代女性/編集)●(2)メイクに時間がかかるようになった『前は朝、10分もあればメイクが完了したのに、今は毛穴や細かいシミを隠すのに時間がかかってます。メイクにかける時間が長くなるにつれて自分の老け具合を実感 しますね』(40代女性/保険)『20代のころまではお化粧なんてしてるのかしてないのかわからない程度にしかしてなかったけど、今はバッチリメイクしないと出かけられないです。メイクが濃くなってきたなぁって思ったら、オバサン化してるサインだと思います』(30代女性/事務)●(3)体つきが丸くなってきた『昔から痩せていたのでダイエットもほとんどしたことがなく、食べたいだけ食べていたんですが、34歳あたりから、食べたら人並みに太るようになってしまいました!代謝が落ちたんでしょうね。夫に「丸くなったね」 と言われて自分のオバサン化を知りました』(40代女性/販売)『結婚して子どもを産んでから、すっかり丸くなりました。昔は太ったらすぐダイエットをしていたんですが、今や「痩せなきゃ」という焦りはほとんどないです。体型を気にしなくなった時点でオバサンになったってことでしょうか』(30代女性/専業主婦)●(4)誰とでもしゃべれるようになった『昔はすごい人見知りで、知らない人としゃべるのは苦痛でしかなかったんですが、今や誰とでも普通にしゃべれますね。近所のオバサンとも、八百屋のオジサンとも世間話ができます。そういう自分を客観的に見て、恥じらいがなくなった=オバサンになった んだなって思いました。人見知りがなおったのは良いことですけど、ちょっと寂しいかも……』(30代女性/専業主婦)●(5)体力がなくなった『27歳くらいから、ライブで前のほうに行けなくなった。2時間ステージ前をキープするのはもうムリって思った瞬間、あぁ、私もオバサンになったのねって悟りました』(30代女性/編集)『友達と朝までカラオケができなくなった とき、衰えを感じました』(30代女性/事務)●(6)「ババア」って言葉に反応するようになった『今まで自分に関係ないと思っていたからか特に気にならなかったのに、「ババア」「BBA」って言葉を見たり聞いたりするとピクってなるようになったんです。意識してるってことは、自分もオバサンになったってこと ですよね』(30代女性/派遣)●(7)美容院で女性週刊誌を前に置かれるようになった『美容院で目の前に女性週刊誌を置かれた とき、自分がオバサンに見えるようになったことに気付き、ショックを受けました。それまでは10代・20代の子が読むようなファッション誌を好んで見ていたんですが、恥ずかしくなって卒業しました……』(30代女性/パート)----------いかがでしたか?みなさんも心当たりがありませんでしたか?悲しいことに、私もほぼすべてに該当しています……。27歳くらいまで高校生と間違われていたほど童顔だったのに、30歳を過ぎたあたりから一気に老けました。時の流れは残酷です。「オバサン」ではなく、「大人の女性」というイメージを持たれるよう、できることは注意していきたいと思います。●文/パピマミ編集部
2016年07月06日【ママからのご相談】40代小学5年生のママです。転職を考えています。家庭と両立させつつ、今の自分に合った会社を選びたいのですが、いろんな求人を見るたびに迷ってしまいます。どうすれば良い会社に転職できるでしょうか。●A. 自分らしい選択基準を最大3つ持ちましょう。ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。転職、悩ましい問題ですよね。特にご家庭があって両立させていくことを考えると、独身だったころと比べて何を優先させるかも変わってくるかと思います。今回は、『株式会社はぴきゃり』代表取締役、金澤悦子さんの著書『人見知りでも「人脈が広がる」ささやかな習慣』から、選択基準についてお伝えいたします。●チャンスをものにする人が持つ“自分らしい選択基準”金澤悦子さんの著書にはこのような記述があります。**********『チャンスをものにする人に共通しているのは“自分らしい選択基準”をもっていることだと確信しています。“自分らしい選択基準”とは、何かを判断する際のこだわり、譲れないポイントのこと。「それなら、あるよ」という人も、それが本当に“自分らしい”のかを今一度考えてみてください』**********自分らしい選択基準、大事です。勤務時間、仕事内容など、時間をとってゆっくり考えていくと何を優先するかあぶり出てくる感じがします。心を穏やかにして考えられるように、自然の多い公園や落ち着いた喫茶店で気持ちを書き出すなどもよいでしょう。そして、SNSや雑誌などで華々しく活躍している人を見るとつい翻弄されて、他の人から見て活躍しているように見えるから、今はこういった働き方が主流だからというように自分の基準を見失ってしまうこともあるでしょう。私も何度も翻弄されました。自分の中に感じる、ちょっとした違和感 を無視しないことが大事です。●選択基準は最大3つしかし、自分らしい選択基準を出したとしても理想が多く、どの条件にもぴったりなものを探していては、なかなか見つかりません。金澤悦子さんの著書にはこういったことも書いてあります。**********『選択基準は最大3つ。案件についての要望をすべて書き出し、順位をつけてみましょう』**********この選択基準を3つに絞るということ、年収、仕事内容、勤務時間、勤務場所、会社の規模などあらゆるものを出してみます。あなたの年齢や環境などで「今の時代、そんな条件の会社は無い」と言われることもあったかもしれません。しかし、それはいったん外に置いておいて、自分の望むままに書き出し、そしてその中から譲れない3つ を出します。ちなみに私の場合、1番譲れないものは勤務時間でした。子どもがある程度大きくなったとはいえ、家族と過ごす時間を大事にしたいので、独身のときのように夜遅くまで残業して仕事するのは無理だと感じています。----------いかがでしたでしょうか。この自分らしい選択基準を3つ持つことによって、自分で仕事を探すにしろ、人にお願いするにしろ、よりチャンスをつかみやすくなります。良いお仕事が見つかるよう願っています。【参考文献】・『人見知りでも「人脈が広がる」ささやかな習慣』金澤悦子・著●ライター/馬場じむこ(書評ブロガー)
2016年07月02日STEAM教育って何?
子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト