みなさん、こんな経験ないでしょうか。そう、小学生の寒い時季(暑い時期)の「居場所」を求めての訪問!たまには、異性のお友達もやってきたりします。「遊ぼう、遊ぼう、いいじゃん家に入れてよ~!」と押し切られ根負けした息子(笑)と、そこまでは良いのですが、家に上がってしば~らく経っても一向に遊ばず自分たちの世界に入りっぱなし(ケータイいじる、持参のマンガを読む)。息子が遊びを提案してもノッてこない。おいおい、遊びに来たんじゃないのかいっ!と思っていたら息子から直球が。こちらも直球!素直に本音を言う女の子、まだ可愛いです(笑)ここで一緒に遊ぶっていうならどうぞ~なのですが、一緒にやりたいことはなかったもよう…。なので公共施設を再度おススメ。子どもにも理由が分かるように、そして遊びに来てもいいんだってことも伝わるように、次があるといいなと思いつつ声掛けし送り出したのでした。このように家に子どもの友達を招き入れたものの、その態度に困ってしまうことってありませんか?私も昔は困ったまま時が過ぎるのを待ったこともあったのですが、今はうちに来たらうちの基準で物を伝えています。普通にシンプルに伝えたら、たいていの子は理解してくれますし、変に理由を作って断ってもまた同じことが繰り返されたら、さらに感じが悪くなったりストレスを感じたりしてしまいます。目が届く、声が届く小学生のうちに「自分の子と同じように愛情をもって、伝えるべきことは伝える」をうるさくならない程度にしていけたらと思っています。あ、そうそう、例の女子チームはそれでも「遊びに来たい」と思ってくれたようで数日後に再訪問が。今度はちゃんと一緒に(アナログ)ゲームして遊びましたよ!
2018年02月24日1975年のスタート以来、さまざまなヒーローを生み出してきた「スーパー戦隊シリーズ」。先日惜しまれつつも終了した『宇宙戦隊キュウレンジャー』に代わり、2月11日(日)より新たなスーパー戦隊シリーズ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(以下「ルパパト」)が始まりました。そこで、いままで特撮ヒーロー作品を観たことのなかった筆者が、同じく特撮ヒーロー作品デビューを飾る3歳の息子の反応を混ぜながら、第1話を観て感じた“おもしろさ”を紹介しようと思います。■男の子にとっては、“カッコいい”がすべてタイトルを見て「あれ?」と思う人も多いかと思いますが、今作は「VS」=対決劇です。対峙(たいじ)する2つの戦隊のモチーフは“快盗”と“警察”。これまで「正義VS悪」を貫いてきた同シリーズ初の、ヒーロー同士がぶつかり合う構造なのです。物語は、稀代の大快盗アルセーヌ・ルパンが集めた宝物「ルパンコレクション」が、異世界から現れた犯罪者集団「ギャングラー」によって奪われてしまったことから始まります。ギャングラーから、不思議な力を持つルパンコレクションを盗り戻すため戦う“快盗戦隊ルパンレンジャー”。一方、“警察戦隊パトレンジャー”は、人類をギャングラーから守り、ルパンコレクションを押収しようとしますが…。倒す相手は同じでも、快盗と警察という立場、そして心に秘めた信念も異なる2つのスーパー戦隊。勧善懲悪にくくることができないバトルになりそうです。 特撮ヒーロー作品を初めて観る3歳男児がこの複雑なストーリーを楽しめるのか? と思いながら観始めた筆者でしたが、そんな不安は冒頭5分で吹き飛びました。オープニングは、コレクションの力を使って悪事を働くギャングラーを、ルパンレンジャーが倒すというアクション満載のシーン。3歳男児はこの5分でくぎ付けになったのです。そして、変身シーンでは「快盗戦隊ルパンレンジャー!」という名乗りのあと、すぐにまねをして「かっこいー!」と。息子にとっては、快盗か警察かなんて関係ない、「カッコいいかどうか」が大事なのです。「やっぱり男の子だなぁ」なんて、母はほっこり思ってしまいました。ちなみに放映終了後、息子に「どっちが好き?」と聞いたら、「ルパンレンジャー!」と即答。どうやら息子のハートはルパンレンジャーに奪われてしまったようです。■“イケメン俳優の卵”どっちにママはハマる?特撮ヒーロー作品といえば、子供だけでなくママもハマるとよく聞きます。それは、特撮ヒーロー作品から経歴をスタートし、その後、大きく飛躍する俳優が多いから。これまで玉山鉄二、松坂桃李、千葉雄大、志尊淳といった俳優がスーパー戦隊シリーズの出演をキッカケに知名度を上げてきました。仮面ライダーシリーズ出身の俳優も数多く活躍していますし、“特撮ヒーロー=イケメン俳優の登竜門”と言えそうです。さて、「ルパパト」では、どんなイケメンが出ているのか。調べてみると、まず“ルパンレンジャー”のレッドを演じる伊藤あさひ(写真・中央)の、役柄とは正反対のアーティスト写真にビビッと反応してしまいました。本作では、金髪で見た目は軽薄そうだけど、信念を持ったカリスマ性のある役。でも、写真の彼はやわらかい雰囲気。均整のとれた顔立ちと線の細さで、CMで女装をしたこともあるというのも納得。第1話では、そんな雰囲気とはかけ離れた、快盗という危険な魅力を体現した彼にぐっと引き込まれてしまいました。そして、“パトレン1号役”結木滉星(下写真・中央)は、まっすぐな目力を感じるイケメン。役柄も犯罪ゼロを真剣に目指す熱血漢で、イメージ通り。第1話を見ると、その真っすぐさが空回りするようなシーンがあり、ついつい母目線で「かわいい!」と思ってしまいました。イケメン俳優の卵をいち早く見出し、成長していく様を見守る。今回、筆者は「ルパパト」のイケメンたちに魅かれ、そして実際に今後の成長を見ていきたいな、という気持ちになりました。悔しいけど、特撮ヒーロー作品にハマりそうな予感です。■ルパンレンジャーとパトレンジャーの未来は?「ルパパト」第1話には、観る者が“想像したくなる”仕掛けが随所にちりばめられていました。だからその仕掛けが気になって、「早く続きを観たい!」、「確かめたい!」という気持ちに…。たとえば、ルパンレンジャーの“願い”とは何なのか。きっとその強い“願い”こそが、彼らがルパンレンジャーになった理由に違いないと考えてみたり…。第1話ではあまり描かれなかったパトレンジャーの人物像を、少ない情報量から想像したり、ロボットや戦闘アイテムの登場シーンに思いを馳せたり。そして最大に筆者が期待していることは、「いつかは、ふたつのスーパー戦隊が一緒に戦うのではないか?」ということ。なぜなら変身アイテムとして登場した「VSチェンジャー」が両スーパー戦隊ともに同じだったから。CGやカメラワーク、音楽もスタイリッシュで、“快盗ルパン”というイメージにピッタリ。VS劇であることだけでなく、そんな軽快で小気味いい演出という点から見ても、『ルパパト』は新感覚のスーパー戦隊シリーズといえるのではないでしょうか。■『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』毎週日曜午前9:30~10:00 テレビ朝日系公式サイト:
2018年02月16日皆さんのお宅では、お子さんが幼稚園や保育園で何をしていたか、「お母さんお母さん聞いて!」と詳しくお話してくれますか?うちは、長男、そういうのぜんっぜん話さないタイプです。聞いても「楽しかった」というくらいがせいぜいで、仕事を家庭に持ち込まない主義のサラリーマンのごとくオンオフの切り替えをしているっぽいんですよね。たまたまよく話す同級生のママ友が女の子ママ率が高いこともあり、おうちで話す量と質の違いに不安を感じたこともありますが、長男もよっぽど印象に残ったことがあれば話してくれるので、今は男の子だし、その中でも口の重い性格なんだろうな~、とあまり根掘り葉掘り聞かないようにしています。そんなわけで、普段保育園でどんな遊びをしているのかもよく知らなかったんですが、たまたま行事で久々にあった女の子ママから「ねえ! 娘から聞いたんだけど、長男くんの考えた遊び、面白すぎ~!!」と言われ、ポカーン。どうやら長男発案の不思議な遊びを、その娘さんは一緒に楽しんでくれたらしく、こと細かにママにお話していたんだそう。その内容はこんな感じ。題して『トウモロコシゲーム』。トウモロコシが驚くと飛び散り、落ち着くと元に戻るんだけど、時々粒が戻る場所を間違えて違う形になってしまう。その、間違ってしまった形をそれぞれ考えて演じる(?)という遊び。…意味、わかります?ていうか、コレの何が面白いんだ!?でも教えてくれたママも、近くで一緒に聞いていた他のママも、「高度な遊び!」「頭使うね~!」と持ち上げてくれて悪い気はしませんでした(笑)何にしろ、長男発案の遊びを楽しんで付き合ってくれるお友達がちゃんといるんだ~、という事実にかなりホッとしたのは事実です。自分からなかなかお友達にも声を掛けられなかったり、年長になってもいつも必ず遊ぶ特定の仲良しの子もいない様子だった長男をかなり心配していました。でも、そんな引っ込み思案な長男も、年長の後半からはぐっと心の成長もして、クラスのお友達とのやりとりも自然に楽しめているように見えます。その後長男に「◯◯ちゃんのママから聞いたよ~トウモロコシゲーム! やるじゃん~。そういうのお母さんにも教えてよ」と言うと「恥ずかしいよ~」とはにかむ長男の顔、たまらなくかわいかったです。この不思議な発想の持ち主の良さをわかってくれるお友達や先生に恵まれた小学校生活が送れますように。
2018年02月13日風呂上り、長男が時々裸のまま寝室へ逃走することがあります(笑)。次男に服を着せずに放って置いて長男を追うわけにもいきませんし、「戻っておいでー」「服着て~」「風邪ひくよー」などと声をかけつつ、次男と私は服を着てしまってから長男を追うわけですが…。正直ささっと早いとこ服を着てほしいし、調子に乗って何度も何度もこれをやられるんじゃ風邪をひく可能性が高まるし、ちょっと強めに注意した方がいいかな~…などと思いつつ寝室のほうへ行くと、私が探しに来るのをものすごく楽しみに待っている長男のかわいい声…。これを聞いたらもう、それを裏切るなんて可哀想な気がして、結局長男の遊びに乗るほかなかった(笑)。ただそれだけの親バカ話です…。…ま、軽く注意はするので毎回やるわけじゃありませんし、毛布を被っているので大丈夫ですよね!
2018年01月18日赤ちゃんや子どもの大好きなものの1つが…そう、メガネ! 抱っこをしていて、不意にガッと奪い取られそうになったことがあるパパ、ママ多数のことと思います。壊れやすいのもメガネ。きたあかりさんのムスメさん1歳に纏わるママのメガネあるあるエピソードです。ムスメとメガネこんにちは、きたあかりです。ムスメが大好きなものといえば海苔、バナナ、りんご、サンマなどが挙げられますが、食べられないもの…まあなんでも食べるんですけど…の中でダントツはメガネです。もうね、大好きすぎて。愛が深すぎて。すでに三本目です、メガネ。普段コンタクトで過ごしている事が多いのですが、寝る前や朝メガネで過ごしているとてきめん奪われます。必死に顔を背けても無駄な抵抗です。かけていない間も机や棚の上に避難させていたはずが、いつの間にかイスやオモチャを踏み台にして取ってるという…子どもを産んであらためて思いました。やっぱ裸眼っていいなあって…。出先で天災などに見舞われた時も視界に困らない安心感はもちろんのこと、メガネだとかけたまま添い寝しにくいし、奪われるし、折られるし、逆さにかけさせられるし、裏っかえしでレンズをまぶたに押し付けてこられるし、得意げにかけてドヤ顔されるし、色々困るんです。何よりも一番イヤなのは…隣で眠る子どもの顔がよく見えないんですよね。それが一番残念というか損してる気分になるので、メチャメチャ至近距離で見ながら寝ます(笑)そして朝には、ムスメが持ってきてくれた指紋だらけのメガネをまたかけるのでした。
2018年01月14日多くの男子が憧れ、遊びに取り入れるヒーローごっこ。幼稚園・保育園の年少〜年中頃をピークに、常に何かと戦っていたり、◯◯レッドだらけの世界が生まれたり、元気な男子の象徴ともいえる遊びですよね。「いつも最後はケンカになってしまう」「たまたま周りにいた子が叩かれて泣いている」など困ったことにもなりやすいヒーローごっこですが、実は男子操縦にはピッタリの遊びなんです。正義感を培うチャンスでもあるヒーローごっこで、男子を操縦するコツをご紹介します!■正義感が培われる? 男の子が大好きなヒーローごっこ悪と戦うヒーローは、何ヒーローが好きだったかで世代がわかるほど、長年愛されてきている正義の象徴。そんなヒーローに憧れる男子たちは、毎日◯◯レンジャーや◯◯ライダーになりきって遊んでいます。戦い=暴力のようでヒーローごっこはあまりしてほしくないというママも多いですが、ヒーローはそもそも悪を倒す“正義の味方”。正義感のある子に育ってほしいと思っているなら、ヒーローになりきってくれるのはいい兆候とも考えられます。とはいえ、ただ戦っているだけでは正義感は培われません。戦い始めたら「何を守っているの?」と聞き出すようにしましょう。守りたいものがあることで正義感は生まれます。「地球」「悪者にいじめられている人」など答えはさまざまですが、「守るべきもの」を意識させることで、正義感を培っていけるはずです。■子どものしつけに遊びを大活用! ヒーロー男子、操縦のコツヒーローごっこを楽しんでいる時期は、ママにとってもうまく操縦できるチャンス! ヒーローごっこを利用した男子操縦のコツ3つを覚えておきましょう。コツ1:「ヒーローなら◯◯しないよ」とさとすヒーローになりきっていることを逆手にとって、「ヒーローなら何もしていない子を叩いたりしない」など、やってほしくないことはすべて「ヒーローならしない」と伝えましょう。「ヒーローは窓ガラスの近くで暴れない」なども使えますよ。コツ2:「ヒーローなら◯◯するよ」と声がけ「ヒーローならしないよ」が使えるのと同じように「ヒーローなら◯◯する」シリーズも有効です。「ヒーローは小さい子に優しくしてくれるよ」「ヒーローなら間違ったときには謝れる」などなんでも「ヒーローならするのに」と言うことで、いつもはやらないこともやるようになることも。大好きなヒーローがいる子は、嫌いな食べ物も「ヒーローなら」の一言で食べることもあるので、試してみてください。コツ3:架空の敵を相手に活躍してもらうたとえばホコリを敵として、お掃除ヒーローとして活躍してもらったり、手についているばい菌を石けんで洗って倒したり、さまざまなものを「敵」に設定してヒーロー=息子に登場してもらいます。これ、ヒーローごっこにハマっているときには、とても効果的です。少し芝居がかりながら「大変! ホコリが集まって大きな怪獣になりそう! 助けて!」などと言うと、“◯◯戦隊”に変身して掃除してくれますよ。 ■ヒーローごっこ好き=暴力的な子という色メガネははずそうヒーローに憧れるのは悪いことではありません。実際、小さい頃に見たヒーローに憧れて、大きくなってから本物の仮面ライダーになった俳優さんもいらっしゃいます。わが子が、仮面ライダーや戦隊ヒーローになったら…ちょっとうれしいですよね。年中さん(4歳児)くらいになると、「俺、強いんだぜ!」と目に見えるものすべてが敵に認定されて戦い続ける子も多くいます。そうなっても無理にやめさせようとはせず、操縦のチャンスととらえて気のすむまでやらせてあげましょう。戦いごっこを見守るときのポイントは、危なくないよう紙で作った剣のみを使わせたり、「頭や顔は狙わない」「戦いごっこをしていない子には何もしない」などのルールを決めておくこと。ヒートアップしてきてケンカになりそうだなと思ったら一度止めて、戦う標的を別のもの、たとえば誰も遊んでいない頑丈な遊具などに変えてあげるのもいいですよ。ヒーローごっこが好きなのは、強くてカッコイイ正義の味方にあこがれているだけ。ヒーローごっこ=暴力的というわけではありません。戦ってカッコよくなりたい気持ちを発散させるためにも、安全な場所で思う存分やらせてあげるようにしましょう!
2017年12月03日「これからの時代、たとえ女の子であろうとも自力で『一生メシを食える』大人に育てる必要があります」。そう語るのは、花まる学習会代表の高濱正伸さん。将来、仕事を持ち、自分の力で生きていくためには、幼児期にどんな習慣を身につけさせる必要があるのでしょうか? 小学校3年生までに育てたい力について、高濱先生に伺いました。■休みの日も「遅起き」は許さない幼児期に身につけさせたい生活習慣とは、何なのでしょうか?「生活習慣の一番目の項目は、『早寝早起き』です。精神的な強さにつながる一歩目です。社会人だったら毎日、早起きし続けられる人は信頼できます」(高濱さん)「そんな当たり前のこと!?」そう拍子抜けした方も、いらっしゃるかもしれませんね。けれども、不登校やひきこもりの子たちも多く預かったことがある高濱さんにとって、ここは「まずお伝えしたい最初の要」なのだといいます。ネットやゲームなどで昼夜逆転の生活を送るようになると、子どもたちは、ちょっと頭が痛いとか、眠いとかで「今日、無理かも。学校を休もう」という発想をしてしまいがちになります。「幼少期において、親が気をつけるべきは、『休みのときくらい』という軽い気持ちで『遅起き』を許さないということです」(高濱さん)■女の子だって「休まない体力」が必要「私が知るかぎり、社会で活躍している女性で、休みが多い人は見たことがありません」(高濱さん)。体力といってもプロのアスリートのような最大級の体力ではなく、「基本的に休まない」という基礎体力のことです。さらに具体的に言うと、「脚力」が基礎となります。たとえば、東大生は意外と1500m走のタイムが良いとか。これは何につながるかというと、「粘り強さ」です。頭がいいといわれる人でも、基礎体力、粘り強さという意味での体力は必須項目なのです。とりわけ都会で育つ子は要注意! 「意識して、外遊び、体を動かす機会を設ける必要があります」(高濱さん)■いじめられても、女の子にも「なにくそ」根性を高濱さんは、「『なにくそ』と思える子を育てないといけない」といいます。働くうえでは、この精神的な力があるかないかで、任された仕事をやり遂げられるかが決まります。つらくても、そんな自分をコントロールできる力が必要なのです。「やってらんないわよ」と逃げ続けていても、何にもなりません。「試練や逆境などの『もめごと』経験が、どれほど子どもの『こやし』になるかを、私たち大人は考え直さなければなりません」(高濱さん)。つらい経験があり、それを克服した経験こそが、子どもが社会に巣立ったときに必要なのです。学校や近所でも、トラブルは日常茶飯事であり、それに対処していくことが、生きていくということです。「子どもには、いじめられないようにと教えるのではなく、いじめられてもはねのける精神力を身につけられるよう、支えたいものです。支えるという意味では、たくさんの成功体験で自己像を大きくしておくことが重要です」(高濱さん)。どんなにつらい状況に陥っても、「私は、大丈夫! がんばれる!」と思える子どもに育てることが、親にできる最大の“支え”なのかもしれませんね。■「遊び尽くす」で得られる達成感が自信につながる「『遊び尽くしたこと』と『がまんの経験をしたこと』。幼少期におけるこのふたつの経験が、『達成感の経験値』を上げます。」(高濱さん)まずは「遊び」について。熱中して「遊び尽くす」ことは、幼児期にこそできる貴重な体験です。「逆に言えば、没頭して熱中する経験は、幼児期では、『遊び』以外では絶対にないでしょう」(高濱さん)たとえば、積み木で「どの高さまで積もう?」と考えたなら、自分で何度も挑戦する時間が必要です。「自分で決めるから、やり遂げようと思うのです。ここに『遊びの原点』『情熱の原点』があります。『いつまでやっているの!』と怒られるくらい没頭するのが良いのです」(高濱さん)ただし、いわゆる電子ゲームはNGです。一方で、「がまんの経験」も、「達成感を得る経験」としては必須だと高濱さんはいいます。人生においては、何度も苦しいときがやってきます。そのときにがまんしてそれを自分の力で乗り越える経験が足りないと、人は折れやすくなってしまいます。「『あのときがんばって乗り越えられたから、いま、苦しくても、きっとこの先にはまた新しい世界があるんだろう』と思えることが重要です」(高濱さん)■「これだけは負けない」ものをひとつ持たせる「これは、親御さんにとって大きな課題です。子育ての中で、わが子に『これだけは負けない』と思えるものを、たったひとつでもいいので身につけさせてあげること。それができれば、子どもは自分の人生を活き活きと生きていけるでしょう」(高濱さん)得意技は中学・高校で変わっても大丈夫! そして、簡単なことで良いのです。マンガやイラストを描くのが上手、話が面白い、水泳が得意…。「クラスのなかで一番」というレベルで構いません。「足場があることが重要なのです。子ども同士の関係で『すごいね』と称賛される瞬間があることこそが重要なのです」(高濱さん) 親が幼少期にできることは、子どもが興味を持ったことを否定しないことです。もしかしたら、それは将来につながるダイヤモンドの原石かもしれないのだから。いかがでしたか? 子どもが男の子であっても、女の子であっても、子育ての基本方針として再度、確認したいことばかりだったのではないでしょうか。【小学校3年生までに育てたい5つの力】①休みのときも「早寝早起き」。「遅起き」は許さない。「早起き」ができない人は、社会人になっても、どこかで「つらい」「無理」と言い出す。②女の子だって「休まない体力」は必要女性だからといって仕事をしていれば甘えは許されない。「いざ」というときに乗り切る体力を。③女の子にも「なにくそ」根性を。この精神力があれば、任された仕事をやり遂げることができる。④「やったぁ!」の達成感が自信を生む遊び尽くすことで最後までやり遂げる経験を味わえる。⑤「ここだけは負けない」ものをひとつ身につけさせるそれができれば、自分の人生を活き活きと生きていける次回は、「娘を「愛され女子」に育てるためにママができること」です。女の子がすてきなパートナーと出会い、幸せな家庭を築くために必要な「魅力」について考えます。■今回のお話を伺った高濱正伸さんのご著書 『お母さんのための『女の子』の育て方』 (高濱正伸著/実務教育出版 ¥1,300(税別)●こちらもあわせてどうぞ! 『お母さんのための『男の子』の育て方』 (高濱正伸著/実務教育出版 ¥1,300(税別)高濱正伸さん花まる学習会代表・NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長・算数オリンピック委員会理事。1959年熊本県生まれ。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。1993年、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。ロングセラー『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』ほか、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺー』など、著書多数。花まる学習会公式サイト: <Google Play Awards 2017>のKids部門ファイナリストに選出された思考センス育成教材アプリ「Think!Think!」(iOS/Android対応/無料)「Think!Think!」は、空間認識・平面図形などの問題をとおして、思考センスを育む教材アプリです。子どものヤル気スイッチ! をONにする「わかった!」という成功体験を引き出すゲームが満載。開発したのは、世界算数・算数オリンピックの問題作成を行う東大卒問題作成チーム、「花まる学習会」のグループ会社「花まるラボ」です。Think!Think!とは:
2017年11月29日お風呂面倒くさい、と入るのを渋ったり、きちんと洗わせてくれなかったりと、お風呂ひとつとっても大変な作業になることも多いもの。保育園、幼稚園、学校、はたまた公園から帰ってきた子どもは、絶対にお風呂に入れたいですよね。「泥々のまま布団に入れたくない」というのは、ママやパパの共通した願いなのではないでしょうか。そこで今回は、普段、ワンオペ育児で年長・年少・0歳を一気にお風呂に入れている私が会得した、お風呂タイムのコツをご紹介します。子どものお風呂タイムに悩むママ・パパの少しでも助けになればうれしいです!■お風呂もダンジョン化まず、お子さんにはお風呂もダンジョンのひとつとして考えてもらえるようにするのがおすすめです。一日を終えるためには必ず攻略しなければならないダンジョンです。お風呂も遊びの一環くらいに思ってもらえるよう、さまざまなお風呂遊びを教えてあげるのもお風呂タイムダンジョン化のコツです。たとえば、プールで使うゴーグルを渡して目の届く限り潜って遊んでもらいましょう。一緒に入る兄弟やママ・パパのお尻が見える…。ただそれだけのことでゲラゲラ笑いながら遊び続けてくれます。潜るためには体をキレイにしなければならないというルールを作っておけば、一生懸命体を洗ってくれるようにもなって一石二鳥です。他にも、桶をひっくり返して湯船に入れて空気をボコッと出す遊びも子どもは大好きです。風呂用のおもちゃがなくてもたくさん遊べるので、あれこれ工夫してお風呂をダンジョンとして楽しめるようにしていきましょう。■週の大半は泥が落ちていればOK年長くらいになると自分で体を洗えるようになって、「もう自分でやるから!(やらないで)」と言い出します。2人目以降だと、年少あたりから洗うようになる子もいますよね。ただ、手が離れるのはうれしい反面、「本当にきちんと洗えているのだろうか…」という問題も出てくるのが悩ましいところです。そんな時期に突入したら、毎日ピッカピカにならなくても、週に何日か「ママ(パパ)にも洗わせて」とお願いしてゴシゴシ洗ってあげればOKと考えておくとストレスが溜まらなくなります。週の大半は、体全体に泡がついていればOK。湯船に浸かるだけでもけっこうキレイになるものです。一緒にゆっくりお風呂に入れる日にしっかり洗ってリセットしてあげることだけ忘れずに過ごしていれば大丈夫ですよ。■入浴剤でごまかすと気持ちがラク子どもの入ったあとのお風呂は、直視するのが恐ろしい状態になることも多いですよね。特に、潜って遊んでいるとなんだかわからないものが浮いていることも…。そんなときは入浴剤を入れてごまかすと気持ちがラクになります。ママやパパが後から入るなら、入浴剤も後入れするのがおすすめです。今は大変でも、実は一緒にお風呂に入れる期間は長い人生の中でほんの少しの時間です。私も、年長の長男の体を洗いながら、「こうして洗ってあげられるのもあと何年だろう」と考えると寂しいような気持ちになり、今のこの大変な時間が急に愛おしく感じることがあります。慌ただしく、イライラしがちなお風呂タイムですが、子どもとの愛おしい時間と考えて楽しめるようにしてくださいね。
2017年11月16日夕食、お風呂、歯磨き。寝る前の準備を全て終えて、就寝時間まで時間は自由時間です。先日、男児チームが『登山ごっこ』を始めました。自分のリュックにおもちゃの食料を大量に詰め込む兄達。それを見た三男も沢山詰め込もうと思ったんでしょうね。片付けるのに一番厄介な細かい系おもちゃの箱を取り出し、豪快にひっくり返しました。そしてパンパンになったリュックを背負い、山頂(押入れ上段)に着くとこれまた豪快に中身をひっくり返しました。非常に楽しそうだったので良かったですが、その後のお片付けが大変だったことは言うまでもありません(笑)。
2017年11月14日秋の行楽シーズンがやってきました! 紅葉見学や味覚狩りなど、自然あふれるスポットもいいけれど、ちょっと変わった体験ができる施設へ出かけてみませんか? 都内で子どもと一緒に楽しめるスポットをご紹介します!■気分は「忍たま乱太郎」? ゲーム感覚のからくり屋敷場所は新宿・歌舞伎町。歓楽街と知られるこの街に、忍者をテーマにした体験型レジャー施設「手裏剣道場 新宿忍者からくり屋敷」が誕生しました。ここでは、さまざまな忍者の武器の使い方をレクチャーしてくれます。手裏剣体験はもちろん、剣術指導なども受けられるほか、仕掛けが施されたからくりを探すアトラクションもあり、ゲーム感覚で楽しめるはず。体験時間は1時間弱。マンガやゲームなどを通じて忍者に興味を持った子は、とくに大喜びすることでしょう。かなり本格的なので、時代物が好きな大人もハマるのでは? 刀に手裏剣と、アニメなどでしか見たことがなかった忍者道具に、子どもも大喜び。もちろん外国人観光客にも人気があるみたいです。■ユニークでリアルな日本の技術を体験!道具街として知られる合羽橋にあり、食品サンプルの製作体験を行っている「元祖食品サンプル屋」。常時実施メニューでは、蝋を使って天ぷら&レタスを作ります。天ぷらはエビやナス、カボチャなどから2品が選択OK。対象は小学1年生以上、小学3年生以下は保護者の参加が必要。1回の定員は16名までの予約制です。冬の期間限定メニューはチョコパフェで、12月に実施予定。こちらは小学4年生以上が対象となります。かなりリアルなサンプルを作ることができる上に、かわいい商品が多数あり、女の子ならテンションアップ間違いなし! クリスマス限定商品として「ベーコンエピリース」なんてものが発売されています。■夢はパイロットに向けてテイクオフ!フライトシュミレーター体験ができる施設「ラグジュアリーフライト」。さまざまなコースがありますが、羽田空港を離陸して旋回、そして着陸までを楽しめるのが基本です。かなり本格的な操作を体験できるうえ、景色の移り変わりなども満喫できるとあって、大人も大満足!中学生までを対象としたキッズプランは、推奨は8歳以上とのことですが、小さな子が体験することも可能。「将来の夢はパイロット」なんて子には、ぜひ体験させてみてはいかがでしょうか? 普段見ることができないコックピットも本格的に再現され、夢への実現に拍車がかかるかもしれません。こうしたユニークな体験からさまざまな職業に興味を持ち、わが子が夢に向かってがんばる姿が見られるようになるかもしれません。選択肢を広げるためにも、可能な限りいろいろなことを経験させてあげたいですね。<参考サイト>● 手裏剣道場 新宿忍者からくり屋敷 ● 元祖食品サンプル屋 ● ラグジュアリーフライト ※掲載している情報は2017年10月20日現在のものです。詳細はWEBサイト等でご確認ください
2017年11月06日今の時期、公園やお散歩で子どもがたくさん拾ってくるのが、ドングリや松ぼっくり、落ち葉など。キレイな木の実や葉っぱは、工作にしても楽しいですよね。でも、外で拾ってきた木の実などには、虫が卵を産みつけていることもあります。そのまま工作に使ったり、しまい込んだりしていると、あとで虫がニョロニョロ…と出てきて、大変なことに。せっかく子どもが拾ってきた“宝物”は、ママがしっかり処理をしてあげましょう。■ドングリの虫対策には煮沸or冷凍を子どもがドングリを拾ってきたら、まず全体をチェック。ドングリの中にいるかもしれない虫には、煮沸で対策をしましょう。1. 汚れているもの、穴があいていたりヒビが入っているもの、芽が出ているドングリは取り除きます。その後、水につけてみて、浮いてきたものも虫食いの可能性があるので除きましょう。2. 鍋にお湯を沸かしてドングリを入れ、5分程度ゆでます。普段、料理に使っている鍋とは別に、100円ショップなどで小さめの鍋を用意してもよいですね。3. 煮沸が終わったらザルなどにあげて水気を切り、しっかりと乾燥させます。ここできちんと乾燥させておかないと、虫はいなくなったとしても今度はカビが生えてしまう可能性が。4. ドングリでちょっと遊ぶだけなら2~3日干せばOK。長く保存したい場合は1カ月程度、風通しのよい日陰に置いて乾燥させましょう。煮沸に使える鍋がない時などは、冷凍する方法もあります。ドングリをビニール袋に入れ、1週間ほど冷凍庫に入れておくだけ。冷凍処理をしたあとも、しっかりと乾燥させてくださいね。 ■松ぼっくりはお酢入りのお湯で消毒きれいな形の松ぼっくりは、クリスマスのオブジェやリース作りにもピッタリ。工作に使ったあとに虫が出てきた…なんてことにならないように、しっかり処理をしておきましょう。一番簡単なのは、ビニール袋に入れた松ぼっくりに殺虫剤をかける方法です。でも、子どもが触れることを考えると、「殺虫剤は使いたくない」というママもいるでしょう。そんなときは、お酢を使った消毒がおすすめです。1. 使い古した歯ブラシなどで松ぼっくりの表面の汚れを落とし、ざっと水洗いします。2. バケツにお湯とカップ1杯程度のお酢を入れて、松ぼっくりを20~30分浸します。3. 松ぼっくりを取り出して、再度水で流します。きれいになるまで2~3回繰り返しましょう。4. 洗ったあとは風通しのよい場所に3~4日置いて乾燥させます。松ぼっくりを洗うときは松ヤニがつきやすいので、ビニール手袋などをするとよいですよ。■洗剤を使わず水洗いで落ち葉の色をキープ落ち葉を洗うときに洗剤や石けんを使うのはNG。せっかくのきれいな色がくすんだり、破れやすくなってしまったりします。落ち葉は水洗いで、汚れを軽くこすり取りましょう。洗ったあとはキッチンペーパーなどで水気を取り、天日干しで乾燥させます。紅葉などきれいな落ち葉を拾ったときは、押し花ならぬ押し葉にするのもおすすめ。拾ったらすぐにティッシュなどで汚れを拭き取り、新聞紙に重ならないように並べて挟みます。その上から、電話帳や本などで重しをして、3日ほどおけば完成です。よりきれいな作品にしたい場合は、落ち葉を挟む新聞紙を毎日取り替え、1週間ほどかけて十分に乾燥させましょう。木の実や落ち葉も、拾ってきたときにきちんと処理を施すと、工作や飾りに長く楽しめます。今から準備をしておけば、クリスマスやお正月のオーナメント作りにも役立ちそうですね。
2017年11月04日ママはお風呂大好きだけれども、子どもがお風呂嫌いという場合があります。または遊んでいたくて、湯船につかることを面倒くさがる子も。そんなときは遊びをとおして、お風呂好きになってもらいましょう。子どもたちに人気のお風呂遊びを先輩ママさんに質問しました。■泡があれば遊び方無限大! 大人もハマるお風呂の泡遊びシャンプーや石鹸(せっけん)の泡を使う遊びは、多くの家庭で楽しまれているようです。洗い場で行うものですが、こうした遊びがお風呂そのものを好きになるきっかけにもつながります。●「うちの娘は泡を体全体につけて洋服のようにしたり、泡で壁に絵を描いたりするのがお気に入りです」(29歳・2歳児のママ)●「シャンプーを手に取り、わたしとどちらがたくさん泡立てられるか競争します。子どもが負けたら、『ママに頭を洗わせてね』と約束して遊んでいるうちに、苦手なシャンプーを克服できました」(30歳・3歳児のママ)●「洗ったあとの泡を手に取り、シャボン玉のように飛ばして遊んでいます」(26歳・2歳児のママ)●「うちの子が小さいときは、泡が消えていくのをじーっと見ているのが好きでした。なかなか消えないのでその隙にお風呂へ入れてしまうと、おとなしくしていました」(37歳・小学1年生のママ)●「シャンプーで洗いながら髪型を変える遊びは大人の私も楽しい! この遊びをするために、娘は髪を伸ばしています(笑)」(31歳・5歳児のママ)泡さえあれば、遊び方は無限大。子どもの創造力も豊かになりそうですね。■お風呂遊びで喜ぶオモチャは何?お風呂遊びを楽しくするオモチャも、いまではいろいろなものがありますよね。みんなはどのようなものが好きなのでしょうか?●「水鉄砲のように自分で動かすものや、ゼンマイで動くオモチャなど、動きがあるものは飽きがこないようです」(35歳・5歳児のママ)●「うちの子は、お風呂で使えるクレヨンでお絵かきするのが好き。シャワーでさっと流せることが魅力なのですが、せっかく描いた絵を消すなと怒り出すこともあるので、そのタイミングには注意が必要。またこのクレヨン、目地に入ると落ちにくいこともあるので、描く場所には気をつけて。」(27歳・5歳児のママ)●「小さい頃は、お湯に入れると色が変わるオモチャで湯船に誘導。車や動物など、いろんな種類があるので、その日の気分に合わせて選んでいました」(38歳・小学3年生のママ)お風呂にオモチャを置きっぱなしにしてしまうと、カビが生えてしまうことも。気がつかぬうちに黒ずんでいた…なんて話もよく聞きます。定期的におもちゃのお掃除をするようにしたいものです。■昔からの定番! シンプルだけど意外と楽しいお風呂遊びオモチャがなくても、身近なもので子どもを喜ばせることができます。●「コップやおけを逆さにして湯船に入れて、ひっくり返すだけ。空気がぼこっと出るのが子どもには不思議みたいで、自分でもやりたがります。私も親にやってもらったなぁ」(40歳・小学2年生のママ)●「タオルを風船のようにして、ぶくぶくさせる遊びが好きみたい。『おならみたいだね!』といって喜んでいます」(36歳・6歳児のママ)●「お風呂で手遊び歌をうたいます。グーチョキパーの歌やおべんとうばこの歌とか、私が子どものころに歌ったものが中心。そのほか、いろんな数え歌を歌って、英語や言葉の学習にも役立てています」(39歳・3歳児のママ)●「お風呂で好きな歌を歌ってもらいます。風呂場は音が響くので、歌うことが好きになったみたい」(34歳・4歳児のママ)●「掃除道具の水きり用スクイジーで壁を掃除するのが好きな息子。シャンプーは無駄遣いすると怒られるけど、洗剤+ブラシでゴシゴシするのはほめられると知ってから、熱心に掃除してくれます。夢中になりすぎるので、湯冷めしないようにフォローが大変ですが…」(29歳・5歳児のママ)身近なものをオモチャにしてみたり、歌や英語の練習をしてみたり。お風呂は、教育の場としても役立ちそうですね。お風呂は親子で過ごす大事な時間。一緒に入ってくれるのは今だけかもしれませんし、その貴重なひとときを好きになってもらいたいですよね。子どもの興味に合わせて、遊び方を工夫してみましょう。
2017年10月01日こんにちは、きたあかりです。ムスメが歩くようになってから、よく公園に行くようになりました。最初は歩くことだけが目的で通っていた公園。よちよちと芝を踏みしめ、野に咲く花をちぎり、ちぎっては捨てちぎっては捨て(たまに食べ)、「花かわいそうでしょ」と別の場所に移されれば、足もとに落ちていた枝を歯がために使い、回収しようとこちらを向かせると、口もとにジャリが米粒さながらに残っていて……どちらかというとムスメにとって公園は遊ぶ場所ではなく立食形式のバイキングみたいな存在でしたが、小走りできるくらいになってくるとだんだん草花だけでなく遊具にも興味が出始めたようで、ようやく「公園で遊ぶ子供」らしくなってきました。そして何より、最も大きな変化は他のお友達に興味が出てきたこと。特に動いている子やものが好きで、即ガン見が始まります。その日はムスメの熱い視線の先に小学2年くらいの女の子が自転車で走っていたので、と教えたところか…完全に見せびらかしにきてる…!でもおかげでムスメは大喜び。他の子とのふれ合いも、公園での醍醐味なのでした。
2017年09月24日子どもはどこへ行っても“遊ぼう”とします。それが、レストランでもおしゃれなカフェでも、駅でも、スーパーでも、「何かおもしろい遊びはないか」探しているのです。でも、そこで遊びがうまく見つけられないと「つまらない」「帰りたい」「ねーねーねーねー」と大きな声を出し始めます。つまり、遊びさえ見つかれば文句を言わない(ことが多い)といえます。子どもがいつでもどこでも遊べる“遊びの天才”になるとママやパパもラクになります。遊びシリーズ最終章である第4弾では、“遊びの天才”の定義やママとパパがしてあげられることについて解説します!いつでもどこでも遊べる力はすごいスキル子どもはいつでもどこでも遊んでいるように見えますが、実は“いつでも・どんな場面でも”遊べる力は、大人になるとなかなか身につけられないスキルです。「あのおもちゃがないと遊べない」「遊具がないと遊べない」のではなく、その場にある物を上手に使ったり、時には身体と頭だけを使って遊びを生み出したりできるのは、大人も学びたい応用力だと言えます。その場その場で遊びを考え出す力は、応用にあたるスキルなので、基本となる“遊び”の力がついていないと、身につけられません。まずは、本質的な遊びをたくさん経験して、遊びのなかで工夫していくことを覚えることが大切です。遊びの天才を育てる方法第1弾でも解説している「遊びの本質」を知り、たくさんの遊びの経験をして、自分で考え工夫する力を養っていくことで、遊びの天才が育っていきます。ここでポイントとなるのが、子ども自身に考えさせて工夫して遊びを発展させていく経験を積ませることです。はじめのうちは大人が一緒になってやったりお手本を見せたりすることも大切ですが、なるべく自分でできるように促していくことで、「遊びを作り出す」力がついていきます。ママやパパができることママやパパができることは、「自分でやってごらん」「自分で考えてみてごらん」「◯◯はどうしたらいいと思う?」という質問を多くするように心がけることです。遊びの天才になるには、自分で考えてたくさんの経験をすることが必要です。子どもは、はじめはうまくできなくても、あれこれ試すうちになんとなくできるようになっていくもの。“手を出しすぎないように”気をつけて、子どもにどんどん挑戦させてみましょう。“遊び”から子どもたちはたくさんのことを学んでいます。日がな一日遊んでいる子どもは、ずっと何かを学んだり、考えたり。それは、新たなスキルを身につけ続けている状態なのです。子どもの遊びの大切さを見直して、いつでも楽しく遊べる“遊びの天才”になれるようサポートしてあげてみませんか?”
2017年09月10日子どもと一緒に遊べていますか? しっかり遊びをサポートできていますか? これまで【シリーズ・遊びも丸ごと脳育】として、第1弾 「子供は砂場で遊んでいるわけではない!」 第2弾 「脳を育てる遊びのサポートとは」 で遊びの本質的な意味や先生たちがやってくれていることなどをお伝えしてきました。しかし実際に家でやってみよう! と思うとなかなか難しいものです。そこで、今回は第3弾として、理想の“遊び”サポートが自宅でできる上手な後押しの仕方をご紹介します。「子どもと一緒に遊ぶのが苦手」「どう遊んでいいかわからない」という方もぜひ参考にしてみてくださいね!何をしたらいいかわからない! とお困りの方は…子どもと遊ぶときに「何をしたらいいかわからない」という方は、以下のような会話を遊ぶ前にしてみてください。子どもが本当にあなたに求めている遊び方が見えてくるはずですよ。子ども「一緒に遊ぼ!」大人「いいよ、何して遊ぶ?」子ども「ブロック!」大人「ブロックで何するの?」子ども「車を作る!」大人「車を作って何がしたいの?」子ども「走らせて競争するの」一緒に遊ぼうと声をかけてくるときには、子どものなかで何をしたいかが決まっていることが多いです。決まっていないように見えるときでも、何かしら「◯◯がしたい」という考えをもっているので、できるだけ具体的にやりたいことを聞いてみましょう。自分が何をすればいいのかがわかり、「どう遊んだらいいかわからない」ことも少なくなっていきますよ。「おもちゃを用意すればよし」ではない子どもと遊ぶためには、まず「どのおもちゃで遊ぶかを考えて用意してあげなくちゃ!」と意気込む方も多いですが、本質的な遊びを追求していきたいなら「おもちゃをただ用意する」だけではダメです。大切なのはたくさんおもちゃがあることではなく、「そのおもちゃを使ってどんな遊びを実現するのか」です。おもちゃが大好きな子どもたちですが、実はおもちゃがなくても子どもは遊べます。おもちゃという魅力的な見た目の手頃な物があるとそれで子どもは遊びたがりますが、本当にしたい遊びは何なのかをなるべく引き出して、その遊びを一緒にしてあげるようにしましょう。子どもの興味を伸ばす工夫って? 子どもの興味を伸ばすには、余白を残してあげることがポイントとなります。余白を残すとは、すべてを大人がやってしまわずに子どもにやらせるところを残しておくということ。遊びなので、使うのはおもちゃなど、危なくないものを使うことが多いため、子どもに体験させるには絶好のチャンスです。徐々に遊びを本格化させていき、リアルな道具を使うようになっていく下準備にもなります。おままごとなら、実際にさせたいお手伝いの練習と思ってあれこれさせてみるのもおすすめです。お皿をシンクへ戻す、材料を切る、野菜を洗う、など「お皿洗わないと次使えないよ」「人参はこうやって切るんだよ」と伝えて、思う存分やらせてあげます。年齢も大きくなり慣れてきたら本物の包丁を使って体験させる、と遊びから発展させることもできます。子どもにとってはおままごとの人参だろうが、ホンモノの人参だろうが同じように遊びの延長として捉えてくれます。こうしてリアルと遊びをつなげる経験をすると、興味のあることもグンと広がり伸びていくようになるのです。家での遊びのサポートは、先生のようにしっかり環境を用意したり、遊びの内容を見定めて次なる一手を考えたりするのではなく、「子どもが何をしたいのかを把握する」ことと、「どれだけリアルに結びつけられるか」がポイントです。それを続けていくうちに、子どもはいつの間にかどこでも遊べる“遊びの天才”になっていく可能性が生まれます。次回、第4弾では、“遊びの天才”ってどんな子どものことなのか、ママやパパはどうしていってあげたらいいのかをご紹介します!
2017年09月09日■保育所や幼稚園の先生がやっている“遊び”のサポートを知ろう「保育所や幼稚園にいる先生たちは、毎日子どもと遊んで過ごせていていいなぁ」と思ったことはありませんか? でも、先生たちは遊びの中でさまざまなことを考え、子どもの成長のために多くの工夫を凝らしながら過ごしてくれています。今回は、そんな先生たちが行ってくれている“遊び”のサポートについてご紹介します!■先生はただ一緒に遊んでいるわけではありません!先生たちは、ただ子どもと一緒になって遊んでいるわけではありません。一緒に思いっきり遊んでいるように見えて、子どもたちに危険が及んでいないか、お友だちと揉めている子はいないか、遊びに参加できていない子はいないかなど、さまざまなことに気を配りながら動いています。また、そうした注意を払っているだけでなく、“遊び”のサポートもしています。サポートをするためには以下のポイントで遊びを見ています。・今やっている遊びをどう発展していけるか・もっと楽しく遊べるためには、何が必要か・子どもたちの興味関心に沿った次の遊びはどんなものがいいか同じ年長であっても、子どもたちによって成長の度合いも興味の対象も変わってきます。“去年と同じ”、“前に年長の担任をしたときと同じ”にはいきません。目の前の子どもたちの様子をしっかり見ながら、“遊び”に本気で向き合ってくれているはずです。■遊ぶためには環境が大事“遊び”のためには環境がとても大事な役割を担っています。環境とは、物の用意や、遊ぶ場所・時間の確保はもちろん、遊びのアイディアを教えたり、みんなで一緒に過ごすときの遊びとして取り入れたりすることも含まれます。たとえば、おままごとをしたい子どもがいるところに、キッチンセットやお皿、野菜などの“おもちゃ”を用意しておくのも環境を整えることになります。一方で、あえておもちゃを用意せず、キッチンセットが作れるような箱を置いておいたり、折り紙やクレヨンなどの道具を出しておいたりすることがあります。そして子どもたちから「フライパンがない」「お野菜がない」と言われたら、「これで作ってみたら?」「こうするとキャベツになるよ」と提案したり、やって見せたりして作るところから遊びをスタートするよう促すのです。これは、おままごとという、ひとつの遊びをするために準備するとことから“遊び”として取り組むための環境準備の一例です。さらに先生たちは、遊びが始まってからも、作り方で困っていたら声をかけてアドバイスをしたり、新たな道具を出したりと“遊び”を発展させ、より楽しめるようにサポートしています。■用意の難しさ上記の例のように、おもちゃを用意するパターンと、道具を用意するパターンなどを変えていくには、年齢やそれまでの子どもたちの活動から考えていかなければなりません。年少の初め頃には、自分で考えておもちゃを作りながら遊びを発展させていくのは難しいことが多いため、予めおもちゃとして用意しておきますが、年長には道具だけを用意しておくなどの変化です。また、工作が好きな子どもが多く、何かを作って遊んでいることが多いときには、なるべく自由に作れるよう材料を集めておいたり、分類して置いておいたり、作った物を置く場所を設けておくなどの“環境”を用意します。この用意によって、子どもたちの遊びの幅も変わってきますが、うまくハマらないと遊びがすぐに終わってしまう可能性もあるため、環境を用意することはとても難しく、先生たちも試行錯誤の中で準備してくれています。一言に遊びのサポートといっても、先生たちはさまざまなことをしてくれています。環境の用意という点に目を向けて保育室や外遊びのおもちゃを見てみると、先生たちの工夫が感じられるはずです。次回、第3弾では、それらのアイデアを自宅の遊びで取り入れる方法をご紹介します!
2017年08月19日■子どもの“遊び”の本質を知れば“遊ぶこと”の見方が変わる?!子どもたちが思いっきり遊んでいる姿は微笑ましかったり、「あの頃に戻って本気で遊べたら…」と思ったりすることはありませんか?子どもはいつでもどこでも遊べて、常に遊んでいるように感じられますが、実は“遊び”はただおもちゃを持って何かしているだけではない奥の深いものなのです。そして、子どもにとって、本質的な「遊び」は成長に欠かせない重要なもの。心と体の成長に欠かせない“遊び”の本質を知れば、「遊ぶこと」への見方が変わるはずです。4回のシリーズに分けて、“遊び”について解説していきたいと思います。■砂場にいたら=遊び、ではない!子どもが砂場で何かしている様子を見たら、「遊んでるなぁ」と思っていませんか?でも砂場にいれば=遊んでいる、というわけではありません。また、同じ砂場にいる子どもでも、みな同じように“遊んでいる”のではなく、さまざまなことを体験したり学んだりしています。単に砂場でボォっとしていることだってあります。砂場での遊びでいえば、砂を掘って川を作って水を流してみる、すると穴が崩れたから今度はもっと深くしてみる…などが代表的な例ですよね。そこには、トライアンドエラーで考える力を身につけていたり、穴を深く掘るために手や足を動かして筋力をつけていたり、遊びの裏にはさまざまな要素が深く関わっています。遊びの本質はそこにあります。遊びからはさまざまなことを学べるのです。本質的な遊びを追求すると、“砂場にいれば=遊び”ではないように、“おもちゃを持っているから=遊び”でも、“走り回っているから=遊んでいる”わけでもなく、“何”をしているのかが重要なポイントとなってくるのです。■保育や幼児教育から見た“遊び”って?保育士や幼稚園の先生から見た“遊び”は、そんな本質的な部分を重視しています。「“先生”たちは子どもたちと一日遊んでいられていいな」と考えたことがあるかもしれませんが、“遊び”のなかには、国語も算数も、理科も社会も図工も含まれ、それぞれが複雑に絡み合って存在しています。おままごとで考えてみても、お友だちと会話をすることで言葉を覚え、国語の力も身につけていきます。折り紙やどんぐりなどを食べ物に見立てて料理を作っていくときには、図工の基礎を培うだけでなく、器に入りきるだけの量を入れていったり、人数分の食器を用意したり、といった数=算数のセンスも必要になってきます。友だちと一緒に遊ぶことでコミュニケーション力を磨くことにもつながっていくのです。先生たちはこうした遊びのなかから、子どもたちに身につけていってほしい力が磨いていけるよう、環境を用意したり、適切な声かけなどのサポートをしたりしているのです。■“遊び”は子どもの成長に欠かせないもの遊びは子どもの成長に欠かせません。「遊んでばかりで…」と聞くと、いい印象を与えない言葉に聞こえますが、子どもは遊びのなかからさまざまなことを学んでいるので、むしろ「遊んでばかり」いることは素晴らしいことなのです。ただ、“遊び”と言っても、成長につれて大人の適切なサポートが必要になってきます。大人が上手に遊びに参加して、うまく導いてあげることで、グンと子どもの能力は伸びていくことがあるためです。子どもの成長にとって重要な遊び。次回、第2弾では、保育士や幼稚園の先生が子どもの遊びにどう関わっているのか、具体的にご紹介して、適切なサポートとはどんなものなのかを考えていきたいと思います!
2017年08月17日夏休みの予定は決まりましたか? 親子で楽しめる遊びはたくさんありますが、夏特有のレジャーといえば水遊び! なかでも自然のなかで水とふれあえるアクティビティにはたくさんの魅力がつまっています。そこで今回は小さな子ども連れでも楽しめる川遊び・湖遊びレジャーを紹介。「これから考えるけど、どこがいいかな」という人にぜひ候補に入れてほしいものを厳選してみました!■「ゆったり」と「ちょっとスリル」が選べる川下り川下りはボートやカヌーで川の流れに合わせて進むレジャーのひとつです。スリリングな急流を楽しめるものもあれば、街なかをゆったり進むものもあり、コースによって趣きが異なります。急流の多いコースは揺れ動く船の動きに合わせてスリルが楽しめますし、流れが穏やかなものは川岸の自然や景色をながめてのんびりできます。流れがゆっくりの川なら小さい子ども連れでも利用できるのでおすすめです。1歳と4歳の女の子をもつおっとりママAさん(33歳)からは「船頭さんのおしゃべりがおもしろくて飽きない」「家族とおしゃべりする余裕があっていい」などの感想も。所要時間は30分と短いものから2時間程度のものまでが多いようです。費用は大人1人1,000円からとリーズナブルなところもうれしいですね。参考サイト・ 長瀞舟下り ・ 蔵の街遊覧船 ・ 阿賀の里 ■水の上をすべるように進む感覚が病みつきのカヌーカヌーは、オールでこぐ小さな船をさします。オールは専門用語で「パドル」といわれていますが、これがシングルだと「カナディアンカヌー」、ダブルになると「カヤック」と種類がわかれるようです。海、川、湖といろいろなところで楽しめるカヌーですが、初心者におすすめなのは湖。波や潮の流れに影響を受けないので緊張や恐怖感も少なく、小さな子どもでも安心。6歳の男の子をもつアウトドア好きなママBさん(42歳)からは「静かな湖を一定の速さで進んでいく感覚が、意外と気持ちいい」という声も。大人でも病みつきになる人が多いようです。1つのカヌーに2~3人乗れるものもあるので、家族みんなが近い距離で体験できるのもうれしいですね。プランによって1歳以上から利用できるものもあり、費用は大人1人5,000円程度から。所要時間は2時間から1日たっぷり遊べるものまでさまざまです。参考サイト・ レイクウォーク ・ ウクディ パドリング スクール ・ 八ヶ岳アウトドア・アクティヴィティーズ ・ Gateway Tours ■「できた!」の自信と度胸がつくシャワークライミングシャワークライミングは、渓谷を下流から上流に向けてのぼっていく山と水のアドベンチャーです。沢のなかを進むことで山の水の冷たさを知り、滝つぼにジャンプしたり、流れのゆるやかな場所では水に浮いてちょっと休んだりと大自然の水遊びを楽しめます。8歳の男の子をもつ文化系ママCさん(31歳)からは「子どもの体力がもつか心配だったけど、最後まで上りきって自信がついたみたい。滝つぼジャンプで度胸もついたと思う」といった声もあり、子どもの成長を感じられる経験となるようです。ウエットスーツ、ヘルメット、ライフジャケット、専用のシューズをレンタルできるので装備は万全。費用は大人1人6,000円~15,000円(子どもも同料金のところが多い)程度、所要時間は2時間30分~1日のところが多いようです。小学生以上からの参加が推奨されていますが、主催する会社によっては4歳から参加できるところもあるよう。気になったらチェックしてみてくださいね。今回ご紹介した水遊びは初心者でも安心して楽しめるものばかり。また全年齢を対象にしているプランもたくさんありますので、小さい子どもがいる家族にもおすすめです。参考サイト・ 多摩川ラフティングwinds(ウィンズ) ・ カッパCLUB ・ 白馬ライオンアドベンチャー ただし、水のレジャーは思いもかけない事故が起きる可能性があります。アクティビティに参加する際は事前の説明や注意事項をしっかり確認し、ある程度理解できる年齢のお子さんであれば、その危険性を伝えておきましょう。注意点をしっかり把握したうえで、親子で思いきり水遊びレジャーを楽しんでくださいね。
2017年07月27日なにやらもめている様子の子ども達。私は離れた場所から見守っていましたどうやら、それぞれに役を決めて遊んでいたようなのですが、次男が自分の配役に納得がいかない様子。突然…『かんちゃんはイケメンがいいの!』と叫び出しました。その後も長男・長女で説得を続けるも、納得しない次男。最終的に捨て台詞を吐いて完全に拗ねてしまいました。一体…何の遊びをしていたのでしょうか…。そして次男はなぜ『イケメン』にこだわったのか…。その後、何をしていたの長男と長女に聞いてみたのですが、複雑すぎて全く分かりませんでした(笑)。
2017年07月19日こんにちは、ママライターのましゅままです。梅雨時や炎天下の日など、外遊びがしにくい季節にはおうち遊びを充実させる必要がありますね。新しいおもちゃを買わなくても、家にある小麦粉などの材料で子どもが大喜びする粘土を作ることができるのです。今回は、“小麦粉粘土”の作り方と注意点をご紹介します。●小麦粉粘土の作り方【材料】・小麦粉200g・水……大さじ4・油……大さじ1(無くても可)・塩……ひとつまみ(無くても可)・食紅などお好みの着色料【作り方】(1)小麦粉をボールに計って入れ、塩を入れる※塩は無くても構いませんが、入れることでカビが生えるのを防ぎます(2)油を入れ、軽く混ぜる※油はなくても構いませんが、入れたほうが伸びが良くなり触感が気持ちいいです。(3)水を少しずつ回し入れる混ぜながら入れましょう。ある程度まとまってきたら手で丸め、水や小麦粉を混ぜて調整しながらべとつかない仕上がりにします。(4)お好みで小分けし、着色する。食紅の場合、数滴粘土に垂らしてよくこねる筆者は食紅が無かったため、お湯で溶ける粉末緑茶、インスタントコーヒー、ミックスベリー、ニンジンで着色してみました。<粉末緑茶、インスタントコーヒー>・粉末のまま小麦粉ねんどに混ぜてよく捏ねる・または、濃いめにお湯に溶かしたものを(3)の手順で水の代わりに少しずつ回し入れ、色合いやべとつきを調整しながらこねる<ミックスベリー、にんじん>少しの水とミキサーで液状にし、キッチンペーパーでこしたものを(3)で小麦粉に回し入れ、上記の要領でこね合わせていく●小麦粉粘土の注意点●(1)保存は必ずラップをするとても乾きやすいため、ラップをしてジッパーつきの保存袋に入れ、冷蔵庫で保管しましょう。塩を入れれば4~5日持ちます 。少し固くなってしまった場合、油を1滴垂らすと元の触感に戻ります。●(2)小麦アレルギーに注意遊ぶお子さん本人はもちろんですが、きょうだい(特に下のお子さん)が小麦アレルギーの可能性がある場合 、扱うことは避けた方が良いでしょう。遊びに来る予定のあるお友達にアレルギーが無いかも要確認です。心配な場合は、米粉でも粘土を作ることができるので、お米ねんどをおすすめします。●(3)誤飲に注意色付けをして果物や野菜の作品を作ってみるとちょっとおいしそうですが……思わず口に入れることのないよう、注意を払ってあげてくださいね。特になんでも口に入れてしまう下のお子さんがいる場合は要注意 。わが家の1歳の子は、小麦粉粘土を大好きなパンと間違えて食べようとしていました……。遊んでいるうちに床に落としてしまったものを口に入れてしまうので、目を離さないようにしましょう。●小麦粉粘土は親子で楽しいいかがでしたか?小麦粉粘土は作る過程もお子さんと楽しむことができますし、綺麗な色に仕上がればママも思わず夢中で作品を作ってしまいます。親子で一緒に作業する経験は、お子さんにとって貴重なもの。ぜひ、親子で楽しい夏の思い出をつくってくださいね。●モデル/ましゅまま(ママライター)
2017年07月10日「ウチの子はアンパンマンやディズニーなどの人気キャラクターがお気に入り」という話はよく聞きます。だからこうしたキャラクターグッズを与えることが多いのですが、子どもは意外なキャラクターに興味を示すことも…。「子どもはかわいいものが好き」というのは、ママの思い込みかもしれません!?■キモカワキャラが大好き!リアルタッチのイラストは、大人でも好みがわかれるところ。しかし、あえてそれを選ぶ子どもたちもいるようです。・「うちの娘は『こびとづかん』が大好き。保育園で絵本を読んだのがきっかけで、ハマってしまったようです。私はあのリアルな表情が苦手なのですが、頭に花がついていたり、空を飛べたりとさまざまなタイプのこびとがいて飽きないというんです。夫も一緒にはまっていて、二人でグッズを集めています」(31歳・4歳児のママ)・「妖怪ウォッチからゲゲゲの鬼太郎を知り、いまでは妖怪博士になりつつある息子。そのなかでもお気に入りは目玉おやじです。たしかにかわいらしいけど、息子にいわせると『目しかなくてかっこいい』のだとか。お絵かきでも目玉おやじばかり描いているし、あの甲高い声をいつも真似するほどハマっています」(35歳・5歳児のママ)『こびとづかん』は大人が思う以上に子どもウケがいいようで、「うちの子も好き!」という声がちらほら。個性的な見た目ばかり注目されがちですが、子どもたちの発育に大切なテーマが込められています。公式サイトでも「自然環境や未知のものへの興味、新しい世界を想像する楽しさを培ってほしい」と語っており、大人が読んでも楽しめる作品です。大ブームを巻き起こした『妖怪ウォッチ』も人気。さらに、妖怪そのものに興味を持つと、鬼太郎世代のパパがDVDやマンガを紹介するケースが多いようですね。親子二代で同じ作品を楽しめるのはステキ!■主役にハマるとは限らない!アニメなどでは、やはり主人公が一番人気を集めるもの。しかし、脇役にも魅力的なキャラクターは多く、そうしたサブキャラを好む通な子どもたちもいます。・「うちの子は、ポケモンのなかではコダックが好き。なぜかといえば、『ポケモンGO』でよく出現するから。ピカチュウなどのレアキャラはなかなか遭遇できないので、好きではないみたい。同じ理由でポッポやコラッタもお気に入りだけど、ポケモンといえばピカチュウだし、グッズを探すのが大変…」(40歳・小学1年生のママ)・「息子はアンパンマンのなかでもジャムおじさんが大好き。おいしそうなパンを作れるところにあこがれていて、将来は自分もパン屋さんになるといっています」(39歳・4歳児のママ)・「とにかくサブキャラばかり好きになる娘。とくにちびまる子ちゃんの野口さんが好きで、小さいころからあの笑い方を真似しています。かわいいんだけど、外ではやらないでー! と思うのが本音」(29歳・小学3年生のママ)好きになる理由にも個人差があるので予測不能…。でも、大人とは違った着眼点がおもしろいですね。■ママにはわからない!? 意外なキャラクターの魅力もはや子どもが好きなキャラクターの傾向がわからなくなってきました。でも、好きな理由を聞いてみれば、理解できるようになるかも?・「ドナルドが好き、といっても、ドナルドダックではなくてマクドナルドのキャラクターのほう。友だちの子は怖がるみたいだけど、うちの子は姿を見るだけで大喜び。『ドナルドに会う=マクドナルドに行ける』という刷り込みなのか?」(30歳・2歳児のママ)・「娘はサンリオのKIRIMIちゃんグッズを集めています。魚の形をしているわけでもなく、切り身なのになぜ? と思うのですが、新体操を習う娘にとっては、あの体でどうやって頭を支えているのか気になったみたいです。そこからかわいいと思うようになったそうで、いまでは鮭も好きになりました」(30歳・小学3年生のママ)よく行くお店のキャラクターを好きになることは多いかもしれません。私も子どものころ、近所のスーパーのキャラクターが好きでした。理由は、そこへ行けばお菓子を買ってもらえるから…。子どもが興味を示すものは、本当に多岐にわたります。男の子はかっこいいもの、女の子はかわいいものが好きだと思いがちですが、その逆パターンも少なくありません。親が「子どもはこれが好き」と決めつけないほうが好奇心を育みやすくなるかもしれませんね。
2017年06月28日子どもが思いっきり遊べる場所として、最近話題の「プレーパーク」。モットーは「自分の責任で自由に遊ぶこと」。大人から制限されないので好奇心が刺激され、いつもとは違う遊びが楽しめます。そこで、外遊びが大好きな3人の子どもたちを連れて、世田谷区にある「羽根木プレーパーク」に行ってきました!ターザンロープに泥遊び、都内とは思えない光景に驚き!小田急線梅ヶ丘駅から歩いて5分程度。広大な羽根木公園の一角にある「羽根木プレーパーク」には、子どもたちの元気な声が響き渡っています。木の枝にくくられたターザンロープにぶら下がったり、大きなショベルで穴を掘って水路作りに熱中したりと、思い思いに遊ぶ子どもたち。服や靴が泥だらけになっても、少しくらい擦り傷ができても、ここでは誰も気にしません。「泥んこになって遊ぶ子どもたちは、既成のおもちゃで遊ぶときとは違う、生き生きとした表情を見せてくれます」と話すのは、プレーワーカー(プレーパークのスタッフ。現在はパーク内そらまめハウス担当)の森川和加子さん。子どもたちは考えながら遊ぶことで、自分がどこまでできるのか、どこまでやると危険なのかを学んでいきます。理想は「はだし感覚」。子どもの足に合った靴選びのポイントとは?外遊びをすることは、子ども足の成長のためにとても大切です。「赤ちゃんの足はやわらかい軟骨ですが、3歳~7歳頃に硬い骨へと成長し、土踏まずがつくられます。力強い土踏まずを形成するには、足の指を踏ん張る動きが重要なんです」と話すのは、アシックスジャパンのキッズシューズ「スクスク」担当の江島れい子さん。遊具や木に登ったり、思いっきり走ったりといった遊びを通して、自然と土踏まずの発達が促されるそうです。また、足が成長していく時期で、気をつけたいのは靴選び。「よく転んで靴が脱げてしまう」「すぐ抱っこと言って歩きたがらない」といった悩みの原因は、間違った靴選びにある場合も多いそうです。「理想は、土の上をはだしで歩くのと同じ感覚で履ける靴。かかとから中央部分までが固く、つま先は屈曲性にすぐれた靴を選ぶといいでしょう」と江島さん。足に合った靴を選ぶことで歩きやすくなり、運動量も増えていきます。そこで、大事なのはサイズ選び。そこで江島さんに、お店で簡単にできるチェック方法を教えてもらいました。「靴の中敷きを取り出して床に置き、かかとを合わせます。この時、つま先に5mm程度余裕があるのがちょうどいいサイズ。購入する際は、成長を考えて、つま先に1cm程度余裕があるものを選ぶのがベストです。余裕が2~3mm程度になったら、買い替えのサインといえます」足に合った靴が見つかったら、次に知っておきたいのが正しい履き方。「まず、かかとをトントンと地面に打って合わせてから、ベルトをしっかりと締めましょう。ベルトが2本ある場合は、最初に上のベルトを締めてかかとを固定してから、下のベルトで横ズレを抑えます」と江島さん。つま先の部分に空間を持たせることで、飛んだり跳ねたりといった動きがスムーズになるのだそうです。土踏まずが発達する3~7歳の外遊びにおすすめの靴子どもの足の成長に合わせて開発されている、アシックスの「スクスク」。3歳~7歳向けの「プレスクールシューズ」はかかとに安定感があり、靴の中で指をしっかりと踏ん張れる構造です。なかでも外遊びにおすすめなのが「ゴアテックス®ファブリクス」シリーズ。水の浸入を抑えるので、水遊びなどのアウトドアや雨の日にもおすすめ。微細な孔が汗の水蒸気を放出するので、快適な履き心地です。泥などの汚れも、表面を軽く水洗いするだけで簡単にお手入れができるのもうれしいですね。1日遊んで泥だらけの靴も…その場でさっと水に流しただけで、キレイになりました。今回の撮影で使用したのはこちら子どもたちの運動量が自然に増えるような動きやすさを重視して作られた「スクスクプレスクールシューズ」の中でも、水の浸入を防ぐ「防水性」に優れ、靴の中のムレや汗は外に逃がしてくれる、外遊びやアウトドアにおすすめのシリーズです。横方向に溝が入った分割ソールで屈曲性もアップ。TR.RUNNERMINI G-TXのつま先部分には耐摩耗性にすぐれた人工皮革を使用しているため、破れにくいのも特徴です。 ■「ゴアテックス®ファブリクス」シリーズ製品情報はこちら>> 足裏全体で歩くベビーのために開発されたスクスクベビーも人気!歩き始めから3カ月が経過したペタペタ歩きの子どもには、「スクスクベビーシューズ」がおすすめ。履かせやすさと歩きやすさを考えた安定性に優れたシューズ設計。独自に開発された立体的な中敷きが、小さくて丸いベビーのかかとをしっかりと包み込みます。クッション性も高く、メッシュ素材でムレを防いでくれるので、運動量が増えるこの時期におすすめです。 ■スクスクベビーシューズ製品情報はこちら>>
2017年06月26日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。お子さんはどんな遊びが好きですか?ある調査では、幼児が最も好きな遊びとして“ごっこ遊び”が報告されています。わが子も毎日のように恐竜ごっこやお医者さんごっこをして遊んでいます。このように、子どもたちに大人気のごっこ遊びですが、実は子どもの成長にとっても“最強の遊び” といえます。ただ、そうはいっても「ごっこ遊びを一緒にするのがつらい」というママの声もよく耳にします。ママがごっこ遊びをつらいと感じる理由はさまざまですが、“ごっこ遊びの様子からお子さんの成長に気づく”という視点をもつことで、ごっこ遊びへの意識がガラリと変わることもあります。そこで今回は、ごっこ遊びにスポットをあて、ごっこ遊びからお子さんの成長に気づくための2つのポイントをご紹介します。●(1)見立て遊び初めは、実物さながらのおもちゃを使って遊んでいた子どもも、発達が進むにつれて、“身の回りにある別のもの”を本物に見立てて遊ぶようになります。たとえば、戦いごっこといえば、初めのうちはウルトラマンや怪獣のフィギュアを用いて遊んでいた子どもも、次第に身の回りにある別のもの(例:スマホはウルトラマン、ペンは怪獣など)にその役割を与えて遊ぶようになります。ママから見ると、スマホとペンが戦っているわけですが、子どもの心の中ではウルトラマンと怪獣が戦っています。このような身の回りにある別のものに役割を与えられるようになった子どもは、“表象”を理解している といえます。このような力は、子どもがさまざまな抽象的概念を理解するうえで役立つ ことがわかっています。そう考えると、実物さながらのおもちゃをたくさん与えるよりも、ある時期がきたら“見立て遊び”ができる環境を意識することも大切なのかもしれません。●(2)視点取得ごっこ遊びで役柄を演じるときには、“視点取得(してんしゅとく)”という相手の視点に立ち理解する ことが求められます。「ママだったら、こうするな」「パパだったら、こう言うな」など、相手の視点に立つことで、人の気持ちがわかるようになっていきます。また、お子さんが一人二役を演じている場面を見たことはありませんか?実は、このようなおもちゃなどに役柄を与え、1人が2つ以上の役割を演じることはすごいこと なのです!この遊びは、たくさんの視点取得を使いながら、それを切り替えたり、ストーリーを作ったりしながら進めていくので、状況や文脈を客観的に理解する力を育てます 。さらに、役柄を演じるときには、子どもがその役柄をどのように認識しているかもわかります。たとえば、母親役をしている女の子が、怒ってばかりいる母親を演じている場合は、普段から母親をそのような視点で認識していることを伺い知ることもできます。「ごっこ遊びから家庭の様子がわかる」とも言われるほどです。この話を聞くたびに私も親として気をつけなければ……と思います(笑)。この他にも、ごっこ遊びが言葉の発達や感情の豊かさにつながることも指摘されています。このことからも、ごっこ遊びが子どもの成長にとって大切な遊びであることがわかるのではないでしょうか。----------いかがでしたか?今回は、ごっこ遊びにスポットをあて、ごっこ遊びの様子からお子さんの成長に気づくためのポイントをご紹介しました。すべてのお子さん、そしてママが笑顔あふれる毎日を過ごされますよう心より願っています!【参考リンク】・村田光範,内山聖,岡田知雄,加賀谷淳子,本田悳,松岡優幼児が行っている遊びの種類に関する調査.厚生省心身障害研究「小児期からの総合的な健康づくりに関する研究」効果的な運動及び体力向上の方策に関する研究,平成9年度報告書,15-18, 1998.(PDF)()●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)
2017年06月13日赤ちゃんが生まれて半年。寝がえりが上手になったり、お座りができるようになったり、今後の成長がますます楽しみになってくるころですね。パパママもお世話に慣れてきて、心に少し余裕が生まれてくる時期でしょう。そんなタイミングにぴったりなのが「ハーフバースデー」。1歳の半分、つまり生後6か月をお祝いするイベントです。ケーキや写真、飾りつけなど、赤ちゃんはもちろん、家族みんなで楽しめるハーフバースデーのアイデアをご紹介します。祝・生後6か月! ハーフバースデーで成長のお祝いをもともとはアメリカの風習で、学校の長期休暇と誕生日が重なってしまった子どもがみんなに祝ってもらえるように、誕生日の半年前や半年後にお祝いする「ハーフバースデー」。これを日本では「赤ちゃんのお祝いごと」として取り入れ、日本ならではの楽しみ方で少しずつ定着してきました。例えば5月5日生まれなら、11月5日。10月10日生まれなら、4月10日。生後6か月目の「生まれた日」をハーフバースデーとするのが一般的で、半年間の成長を祝い記録する、いわば赤ちゃんの節目となる日。愛情たっぷりにお祝いしましょう。ハーフバースデーを楽しむ5つのアイデア「どうやってお祝いすればいいの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、基本的には通常のお誕生日と同じでOK。でも、せっかくだからハーフバースデーならではの祝い方を楽しみたいですよね。そこで、赤ちゃんもパパママも100%満喫できる5つのアイデアをご紹介します。(1)部屋の飾りつけまずはお祝い感たっぷりの見た目から。バルーンアートやペーパークラフトなどで、お部屋を可愛くデコレーションしましょう。ポイントは、赤ちゃんの視界にも入りやすい赤・青・緑といった原色系や、金・銀などのキラキラした色を使うこと。折り紙やフェルトで「Happy Half Birthday」という文字をつくって貼りつけたり、手軽に100均の装飾グッズを飾りつけたり。壁を可愛くしておくと、写真映えするのでオススメです。(2)離乳食を可愛くアレンジ生後6か月は、離乳食を食べ始めている時期。おかゆをケーキのように見立てたり、好きなキャラクターの形に盛りつけたり…。いつもの離乳食にひと工夫加えるだけで、ハーフバースデーにぴったりなお祝いプレートの完成です。ちょうど視覚も発達してくるころ。食べ慣れているおかゆが可愛く盛られていたら、いつもよりたくさん食べてくれるかもしれませんね。(3)手型・足型アートインスタで大人気の手型・足型アート。単に型をとるだけでなく、ハーフバースデー記念としてぜひアートにチャレンジしてみましょう。やり方は簡単で、型をとったあとに絵の具やペンで書き足すだけ。動物やキャラクターの形にするなど、アレンジは無限大!何枚かつくって、祖父母や親戚にプレゼントすると喜ばれるでしょう。(4)寝相アートまだ寝ている時間が多いこの時期だからこそ、ぜひ楽しみたいのが寝相アート。子どもの寝相を活かしつつ、演出を加えてアートにするおもしろ写真です。ハーフバースデーでの定番は「1/2」写真。「/2」という文字だけ作り、寝かせた赤ちゃんを「1」に見立てて「1/2」という文字を完成させるというもの。ちなみに「/2」の部分はおむつをつなげて形作るととってもキュートですよ。(5)フォトスタジオで記念撮影ハーフバースデーの時期は、赤ちゃんらしいあどけなさがありつつ、表情が豊かになってくるころ。可愛く撮れる最高のタイミングに、フォトスタジオで記念撮影するのもいいでしょう。「スタジオでグズグズになったらどうしよう…」なんて不安な場合は、貸し切り型スタジオが最適。赤ちゃんのペースに合わせて撮影を進めてもらうことができます。衣装でおめかししてパチリ…素敵な思い出になりますね。パパママにとっても半年記念!「おつかれさま」のご褒美を赤ちゃんが生まれて1歳の誕生日を迎えるまでは、目まぐるしい毎日。子育てに追われて慌ただしく生活していると、赤ちゃんの成長をじっくり振り返る余裕はありません。ハーフバースデーは1歳までのちょうど折り返し地点。ちょっぴり立ちどまって、赤ちゃんの成長と向き合う絶好のチャンスです。そして、パパママにとっても半年記念! 普段がんばっているご褒美に、美味しいケーキを食べたり、赤ちゃんを連れて外食したり。みんなにとって思い出深いハーフバースデーを過ごしましょう。
2017年06月11日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいたんママです。長男小3ちゅんたん、次男年長ゆいたん、三男年少ほーちゃんの三兄弟の母です。私の「こうすればよかった!」私自身、長男が小さかった頃よく思っていたのですが、「自分の子どもの年齢の少し先を子育て中のママの声」ってとても参考になると思いませんか? もちろん、同じ月齢の子のお話を聞くのも参考になるのですが、少し先(一歳上とか二歳上とか)のお話を聞くと「へぇ~あと一年でこういうことができるようになるのか」って予習ができたり、具体的に困ったことを相談してみても(トイトレや離乳食など)「そういう時はこういう風にしたよ!」とアドバイスが貰えたりします。「少し先に経験済みのママ」というのがポイントで、だいぶ前に経験済みだともれなく「どうだったかな」「覚えてない」という回答が返ってきます(笑)。というわけで、8歳、5歳、3歳の子を育てている私から、少し下のお子さまを子育て中のママに、私の「こうすればよかった!」をお伝えしたいと思います。今日のテーマは、小さい頃にもっとさせておけばよかった遊びです。今でも小さいっちゃ小さいんですけどね(笑)。もっと早くにやっておけばよかったな、って思う遊びについてです。集中力を養う遊びは…先日、次男と三男とジグソーパズルをする機会があったのですが、びっくりするほどできなかったんです。 9ピースのパズルでもできない。3歳の三男はもちろん、5歳の次男もパズルの原理が分かっていませんでした。凸(デコ)と凹(ボコ)を合わせようとするばっかりで、柄を合わせるっていうことが全然分かっておらず、むちゃくちゃ!(笑)無理もありません。私、根気よくパズルに付き合ってあげることをしてこなかったのですから。いろんなおもちゃがありますが、その中でもパズルって子どもにとって向き不向きがあるし、好き嫌いが分かれるように思うんです。また教える側の親にとっても向き不向きがあると思います。お友だちのお子さんは2歳ぐらいの時点で相当数のパズルを集中してこなしてたりもしましたが、うちの子の場合は本来の使い方をまったくせず、ただただバラバラにばら蒔くか、組み立てるとしても「ママ、やってみて」と私がひたすら組み立てるばかり。親の私自身もパズルが得意じゃないですし、教えることもまったく向いてません。以前は我が家にもパズル、持ってたんですけど、合わない者同士が取り組んでもうまくいくはずなどなく、組み立てては崩さればら蒔かれの繰り返しに嫌気がさして、ある日処分しちゃいました。パズルができないからといって問題があるわけではないのですが、パズルが好きな子を見ているとやっぱり違うんです。じっと座って取り組める集中力、記憶力、空間認識能力、手先の器用さなど、全然違います。鍛えるべき能力が遊びを通して養われるのであれば、これに越したことはありません。5歳でたった9ピースのパズルをやみくもにギューギュー押し付けてるだけの姿を目の当たりにすると…(笑)オーマイガーー(笑)あぁ…あの時投げ出さずに、根気よく付き合えばよかったなぁって反省しました。外に遊びに行けない雨の日とか、今日はゆっくりしたい日とか、そんな日にパズル、いかがでしょうか。我が家は気づいた時には遅かったですが、まだこれからでもチャレンジしてみようと思います。運動神経のない子になってしまうのか…あともうひとつは、定番ですが「ボール遊び」です。我が家、公園や広場に遊びに行くのは大好きですし、毎日のように外で遊んでいました。が、ボールを使って遊ぶということは少なかったんですよね(遊具や砂場ばかり)。子どもは放っておいても自然とボールに興味を示すものだと思っていたけれど、一向に興味を示さないので放っておいたら、現在小3の長男、見事に球技が苦手な男の子に育ちまして(苦笑)。きっと8歳の段階でここまで苦手だったら、今後急激に得意になるのはかなりの期待薄かと思われます(敬礼)。ボールを受けることももちろんできませんが、投げるフォームがひどいひどい!頭の中では前に投げているつもりなのに、いつも真横に飛んでいってしまいます。ボール遊びができなくて何が困るかっていうと…小学校にあがると、やたらと球技が必要な場面が出てくるんですよね。休み時間にはみんなでドッジボールしよう!とか、今日は特別にキックベースしよう!とか、ボールを使って親睦を深めるという機会が幼稚園より一気に増えます。中学校になるとそれぞれの得意分野で分かれていけるんですけど、小学校はやたらとドッジボールが多い…。長男、球技が苦手なのでおそらく私の知らないところで苦労してると思います。私も球技が大の苦手な子だったので「今日は特別にドッジボールだぞ!イェー!」って日が憂鬱で…キックベースがプレッシャーすぎて泣いたこともあったぐらいです(汗)。大人になった今は笑い話ですが、小学校時代は運動が苦手なことで自分に対する自信もありませんでした。ボールを投げる、蹴る、単純なようで実は難しいんですよね。どう体を動かせばボールが操れるかって分かってないといけないので、体の使い方が分かっていなければできないんです。私も苦手なのでよくわかります。敗因はずばりワンオペ育児パズルは私でもなんとかなったかとは思いますが、ボール遊びに関しては、男親の夫にもっと協力してもらうべきだったなと思っています。我が家は小さい頃の子どもと夫の関わり、一対一の遊びが少なすぎました。反省です。今から取り戻せるものもあるでしょうが、基本的な運動神経って結構早いうちに決まるような気がしています(あくまで私の感覚論)。要するに、長男に関してはもはや手遅れ感満載。我が家の失敗はここですね。ワンオペ育児をやりすぎた。やはり男親にしかできないことを、私がもっと主張して夫に動いてもらうべきでした。「もっと子どもと遊んでほしい」って素直に頼めればよかった。難しいですけどね。他人を動かすわけですから。夫婦で(夫婦でなくても周囲の人やおじいちゃんおばあちゃんでもいいのですが)協力して子どもを育てることの意味、ワンオペ育児の限界を感じる今日この頃です。
2017年05月25日息子は今のところ特別お絵描きが好きでは無い。それよりもブロック遊びがダントツで好きだ。僕がイラストの仕事をしているせいで、友達と子どもの話になると意外だと言われることが多い。でも本人が興味を示さないのであれば無理に教えることはしたくないので、好きなモノで遊ばせる。そんな息子だからこれまでに手掛けた絵画作品は少なく、たまに筆をとった時には妻と共に固唾を呑んで制作を見守る。そうして出来上がった作品は家宝としてファイリングされる。と、ここまでは良い。とても良い。息子のタチの悪さはここからで、自分で何かを描くよりも父母に指示通りの絵を描かせることに楽しみを見出し始めた。そもそもこのイラストコラムのタイトルになっている「下請け」とは息子の発注者気質に由来している。それでは、息子の発注を5つのステップで紹介します。(なんのこっちゃ)ステップ1「動物を描く」親に絵を描かせることを覚え始めた頃は、動物やキャラクターを発注してきた。誕生日に息子にあげたスケッチブックを手渡される。そして息子の記憶にある動物の容姿を描くことが求められるので、イメージを近づけるため注文を聞いて修正を重ねる。ステップ2「シーンを描く」動物単体に飽きるとシーンを描かせるようになった。長い線路を走る電車、窓からはカエルやキリンが顔を出す。空席が目立つとNGなので、窓という窓に動物たちを配置する。。。仕事かっ!これでは仕事じゃないか!何だ!?イメージを近づけるって!と僕は発狂寸前。時々息子もマ−カーを握って僕が描いた動物の顔を紙に穴が開くまで塗りつぶす。ステップ3「ゲームの舞台を描く」次に池を泳ぐ魚の群れを描いてその池の周りに僕と妻と息子の3人が立っているという絵の発注が来た。注文通りに描き終えると息子がおもむろにマジックを手に取り、「釣りしよっと」と言って池の周りに立っている3人の釣り竿に糸を描き足して魚につなぐというゲームを始めた。どこまでも良いとこ取りをする息子だが、遊び方の引き出しは多い。ステップ4「知らない友達の顔を描く」この辺りまで来るともっと雲行きが怪しくなってくる。息子が保育園で出会った友達の顔を描けと言うのだ。4月に転園したばかりでも息子はあっという間に友達の顔と名前を覚えてしまった。自分のクラスどころか年長さんまで覚え始めているので「〇〇君のお姉ちゃん描いて」などと言われて手も足も出ない。。。というか知らないから描けない。想像でいい加減に描くと大変怒る。ステップ5「絵本を描く」息子からの発注の最終形態。息子お気に入りの絵本のストーリーを絵で再現していく(再現しろ)という悪魔のような命令。仕事並(否、仕事以上)にハードなご依頼である。それでも「そんなもん描けるかあ!ぼっけえ!」とは言いたくない変なプライドがあり、こちらも意地になって食らいつく。保育園の懇親会の日、親子で街のフリースペースに食べ物を持ち寄って遊んだ。施設のおもちゃで思い思いに遊び始める子ども達。一人の女の子が僕の所におもちゃを持って近寄ってきた。「ねえねえ、ウサギ描いて」ここでも始まってしまった悪夢のイラスト受注会。この娘が中学生だったら「ご予算は?」と制作費の話でもしてあげたいところだが、相手は3歳。磁石で絵が描けるお絵かきボードを手渡された僕は引きつっていたかもしれない満面の笑みでウサギを描いた。僕の前に子どもが2人3人と集まりだして、背後からはママさん達ものぞき込んでいる。やってきた男の子が「今度はカーズのスポーツカー!」とリクエストしてきた。「まずは下描きを…」というわけにもいかず、一発描きに自信が無かった僕は辺りを見回した。窓際の棚にスポーツカーのおもちゃを発見。絶対にばれないように思いっきりカンニングした。つづく
2017年05月23日子どもの吸収力はすさまじく、とくに好きなことになれば難しい単語もすぐに覚えてしまいます。そんな成長過程を見られるのはうれしいけれど、質問されても答えられなくて困ってしまうことも。興味がないことを大人になってから覚えるのは大変。かといって、何も知らないと子どもに愛想をつかされてしまっうかもしれないし…。子どもの趣味や興味関心に合わせるために、ママたちはどのような工夫をしているのでしょうか?■マニアサイトでちんぷんかんぷん「うちの子は電車マニア。見たり乗ったりするだけでなく、車両の特徴や型式なども覚えるのが大好きです。電車を見ると『あれは◎◎という型式だよ』なんて教えてくれるのですが、私はまったく区別がつかず…。こんなことが続いたからか、電車の話をしてくれなくなりました。そこでネットで調べたら、鉄道マニア向けの専門的なサイトばかりでちんぷんかんぷん。そんな話をママ友にしたら、鉄道会社のキッズ用サイトが便利だと教えてくれました。そこには型式ごとに写真と簡単な解説が書かれ、子ども向けだけあって、とてもわかりやすい! まずは最寄り駅の沿線の情報を覚えてから、鉄道マニアが開設する初心者向けのサイトも見るようにしました。基礎がわかると、専門用語も理解しやすかったです」(34歳・4歳児のママ)とくに男の子は、電車などの乗りものが大好きですよね。これにつきあうには、鉄道各社のキッズ向けサイトは役立ちそう。基本的な情報がメインですが、何も知らないよりは子どもと話しやすくなるでしょう。また、サイトには塗り絵やペーパークラフトのPDFが公開されていることもあります。こうした別の角度から子どもとコミュニケーションするのもいいかもしれませんね。■人気アニメは登場人物に要注意!「職場の先輩ママから『ポケモンは危険』と聞かされていました。数年前でも数百ものポケモンがいて、さらに増え続けているから覚えるのが大変よと…。しかし娘が『Pokémon GO(ポケモンGO)』の登場によって、ついにハマってしまったんです。私はポケモン世代ではないので、知っているのはピカチュウくらい。そこで後輩に聞いてみたら、『ポケモンいえるかな』の歌詞にポケモンの名前が登場するから覚えやすいと教わりました。でも名前は覚えたものの、顔と名前が一致しない…。結局、私も「ポケモンGO」をはじめました。やってみると結構おもしろくて私もハマり、ついにはアニメまで見るように。いまでは300くらいのポケモンを覚えたかな。自分も一緒に体験したほうが楽しめて、子どもにもよりつきあいやすくなりました」(39歳・小学1年生のママ)たくさんのキャラクターが登場するアニメやゲームは、最初からチェックしていないと一気に覚えることはとても大変。ひたすら記憶した受験生時代を思い出しそうになりますが…。それなら、「好き」になるように努力する! こうすれば共通の話題が増えて、子どもと楽しく過ごすことができそうです。■子どもが専門家になってしまったら…「うちの子は動物が大好きなので、誕生日に図鑑をプレゼント。すると、メジャーなものだけでなく、掲載されている動物すべてを覚えてしまって。その記憶力は誇らしいけれど、『うさぎは、げっ歯目(げっしもく)なんだよ』なんて専門的なことまで披露されると、もうついていけません。仕事もあって勉強する時間もない…。そこで、子どもに教わるようにしたんです。たとえば、『げっ歯目についてママも知りたいな』と聞くと、うれしそうに説明してくれます。ママが知らないなんてあきれられるかと思ったけど、自分で知識を広げようとしてくれるのでよかったみたい」(33歳・3歳児のママ)いつもはママに教わるばかりだけど、自分の得意分野では「先生」になって教えられる。これは、子どもにとってうれしいことかもしれませんね。「ママはわからないから」と逃げるのではなく、積極的に教えてもらいましょう!子どもがさまざまなことに興味を示し、そこから「好き」といえる存在に出会えるなんて、とてもうれしいこと。電車でもアニメでも、この時期に知る喜びを実感できたら、将来にもきっと役立ちます。ママも一緒に覚えることで、その応援をしていけたらいいですね。
2017年05月06日子どもがやけどしそうになり「ひやっ」とした経験はないでしょうか。予期しないタイミングで起きてしまう乳幼児のやけどは、家の中だけで起こる事故ではありません。その危険性は屋外でも同じです。今回は乳幼児がやけどしやすいシーンについて、事例を交え具体的に紹介します。とくに、気温の高くなる季節特有の事例は、注意が必要です。■乳幼児のやけど事故は、こうして起きていた!東京くらしWEBのヒヤリ・ハット調査 「乳幼児のやけど事故防止ガイド」 によると、屋内での乳幼児のやけど事故で多いのは、「熱いみそ汁をこぼした」、「湯のみ茶碗を倒した」といった熱い食べ物、飲み物が原因になっていました。また料理で火を使ったり、調理家電が多くあったりするキッチンは、危険がたくさんあります。湯気が出ることで小さい子も興味を示しやすい炊飯器の蒸気、調理中の熱いフライパンなど。思わず手が出てしまう子どもにヒヤっとした経験がある人は多いのでは。やけどの怖さがわからない子どもだからこそ、親が目を光らせていなければならないようです。また調理中の油、熱いコーヒーなど、ママの不注意も、子どものやけど事故につながってしまう場合もあります。■寒い季節ならではのやけど事故寒い季節の電化製品は、やけどの原因になることを注意しているママも多いことでしょう。それでも「うっかり」やけども多くあります。例えば、湯たんぽ。寒くてつい湯たんぽに体をつけたまま眠ってしまうと、低温やけどの危険性があります。湯たんぽを使う場合には、子どもが多少動いても触れないところに置くか、眠る前に布団を温めるために使うのみにとどめるなど対策しましょう。また「ヒーターに接触して」「ストーブに触って」やけどしてしまうことを認識しているママは多いことでしょう。でも子どもはついつい触ってしまうもの。安全ガードなど子どもが触れないような対策を検討することも大切です。■油断は禁物。屋外のやけど事故とは?やけどは屋内で起こるものと思いがちですが、東京くらしWEBのヒヤリ・ハット調査 「乳幼児のやけどの危険」 を見ると、乳幼児のやけどの危険性は家の中だけでなく、屋外でも起こりえることがわかります。屋外でのやけど事故といえば、以前から注意喚起がされてきた「花火」が圧倒的に多くなります。しかし盲点となっている場所でのやけどのケースも報告されています。こんなところでやけど? ~意外な場所・製品でのやけど事例~・日差しで熱せられた公園の金属製の滑り台で指先をやけどした。(3歳 女児)・車の下に入ったボールを取りにもぐった際にマフラーに触れてやけどした。(5歳 男児)出典:東京くらしWEBのヒヤリ・ハット調査 「乳幼児のやけど事故防止ガイド」 夏場の直射日光により暑くなっていたすべり台、マンションの駐車場によくある金属製の機械式駐車場、車の下といった思わぬところでやけどを負う可能性も。駐車場で座ろうとしたとき、車の下に転がってしまったボールをとろうとしてマフラー(車の後ろにある金属パイプ)にさわってしまったときなど、子どもがよくありがちな行動も、気温や直射日光が引き金となって事故が起きてしまうことが。■乳幼児のやけどは重症化の危険も!東京くらしWEBのヒヤリ・ハット調査がおこなったアンケートによると、やけど事故を経験した子どものうち20.3%が病院を受診(入院も含む)していることがわかっています。乳幼児は大人と違って皮膚が薄く、体の体表面積も多くありません。そのため大人であれば重症化しないやけども、深刻化してしまう可能性があります。万が一やけどをしてしまったときの応急処置方法については、ぜひ親は知識として持っておくことをおすすめします。屋内に限らず、屋外でもやけどの危険性があることが今回の事例で明らかになりました。具体的なイメージとしてもっておくことで、やけど事故を未然に防ぐことができるかもしれません。<参考サイト>東京くらしWEB ヒヤリ・ハット調査 「乳幼児のやけどの危険」
2017年04月25日「おかあさんといっしょ」インタビュー後編では、うたのおにいさん・おねえさんや人形劇の舞台裏などに迫ります。どんな人が「おにいさん」になるの!? だいすけおにいさんの素顔も含め、ママを代表して取材しました! 前編同様、NHKエデュケーショナル こども幼児部 統括部長・古屋光昭さんと、シニアプロデューサー・平岡ジュンコさん、NHK制作局青少年・教育番組部 チーフプロデューサー・山田淳さんに伺います。■うたのおにいさん・おねえさんは、とにかくハード!古屋「うたのおにいさんとおねえさんは、芸能人ではありません。昔は芸能人の方もいらしたけれど、今は“芸能人になるんじゃないですよ”っていうのをオーディションでも言い切っています。基本的には、普通の人が当たり前のことを、当たり前にできる感覚、常識を持ち続けられる人。でも、やることはプロの技を求めるんですけどね」山田「本当に激務ですよ、希有な人たちです。風邪も引けないですしね」古屋「スタジオ収録が年間約200回、そこにコンサートや歌の録音…。とくにスタジオ収録は同じ作業の繰り返しになるので、“あなたたちにとっては200回のうちの1回かもしれないけれど、収録に来た子にとっては1分の1なんだから、常に新鮮な気持ちで”っていうのはお願いしていますね。だいすけおにいさんは歴代最長の9年間だから、2000回近く収録したかもしれません」■だいすけおにいさんの素顔と、卒業発表で届いた温かな声――だいすけおにいさんの人気はすごいですよね。絶対いい人だって、ママ達はみんな思っています(笑)。古屋「彼はテレビのまま、本当にいい人ですよ! そういう裏表のない人たちを代々選んできたんです。おにいさん・おねえさんだけで番組ができているわけではなくて、まわりに収録をサポートする制作スタッフや子どものお世話をする“子ども係”の人、技術の人がいるおかげっていうことを、最初に何度も何度も伝えています」山田「出演者っていうよりはスタッフの一員に近いです。子どもたちをスタジオに誘導する時も、おにいさんとおねえさんが連れて行きますから。彼らはスタジオで待っているわけじゃなくて、自分から出向くんです」古屋「今回の卒業は、やり切ったからということで本人から申し出があって。発表のときには、視聴者のみなさんの書き込みが本当に温かかったですね」山田「だいすけおにいさんには、“お世話になりました”っていう気持ちが大きいみたいです。“子育てを手伝ってくれてありがとう”って」――毎朝、顔を合わせていましたからね(笑)。古屋「子どもにとっても、お母さんにとっても身近な存在ですよね。それぞれの代、みんな自分のおにいさん、おねえさんがベストって思っている…」平岡「だいすけおにいさんへの書き込みを見ると、改めて、育児って不安なんだなって思いました。一緒の時間を過ごすって大きいことなんだなって」古屋「親御さんも一番いろいろ悩む時期ですからね。おにいさんとおねえさんはそういう時を共有するので、親御さんにとってすごく近しい存在なんだと思います。」――子どもと一対一の育児になりがちな中で、一緒にいてくれる存在という意識が大きいですね。古屋「『芸能人じゃない』というのは、そういう良さがあると思うんですよね」山田「やっぱり自分の個性を売るっていうのが芸能人としては重要。でも、この番組で欲しいのはそういう面じゃないんです」古屋「そうそう。芸能人のオーラみたいなものよりも、信用や信頼、本人の心持ちといったことが重要なんです。よく、うたのおにいさんとおねえさんは信号無視できないとか言われていますが、無茶を言っているのではなく、そもそも交通違反なので子どもにそんな姿を見せられない、そこを納得してもらっています。上から押さえつけて禁止、というのとは違うんです」――なるほど。そもそも、そこを納得できない人には務まらないということですね。古屋「そうですね。新しいゆういちろうおにいさんも、非常に良い人ですよ」 ■「パント!」が短時間で子どもを惹き付ける理由古屋「1981年の “ハイ、ポーズ”から、身体表現のコーナーが始まりました。集団でやる体操に対して、こちらは個のもの。“体操と身体表現”は“動と静”という関係だったんです。最初はヨガや太極拳で、そのあとが新体操やダンス…。現在のパントマイムは、ダンスのように動きが決まっていなくて、おねえさんと子どもで自由な動きができることができないかな?という考えから企画しました。大きな動きは決まっているけど、その通りにやらなきゃいけないわけじゃない。見えない物を表現するという脳の発達と、体の動きを結び付けるコーナーにしたかったんです」――以前の「ゴッチャ!」が元気なイメージだったので、正直おもしろいのかな?とも思いましたが、息子が真剣に観ている姿に驚きました。古屋「パントマイムって、本来はステージで30分くらいかけてやるものなんです。例えばロボットだったら、実演の前にロボットの話などの前振りをして、子どもの中にロボットをイメージさせる。普通は脳と心が温まってからやるものなのでなんですが、番組はそれができないので、最初に実物を見せることで少しでも掘り起こしてから始めています」■大人の常識が通用しない「パント!」の開発古屋「開発の際には、たくさんの園でテストしました。同じ3歳でも生まれた月でできることが全然違うし、そもそも3歳は経験量にも相当バラつきがある。なので、どこまでのラインなら理解できるのかっていうのがすごく難しかったんです。風船を持つ動作はできても、“風船になってみよう”って言うと“え?”って感じで。大人だと風船の動きから考えて動くとか解釈するけど、3歳児は物の立場になって動くってことはできない。風船を持つことはできる、でも、自分が風船になって飛ぶところまで発展させちゃうとついていけないっていうことが、実際に子ども達を見るとわかるんです」■カメラワークにこだわる! 人形劇と一般的なドラマの決定的な違いとは?古屋「人形劇の初代『ブーフーウー』(60年)は、オープニングにネジを巻くシーンがあって、小さな人形たちが動いているというイメージでした。でも、だんだんとキャラクターたちが一緒にエンディングで踊るようになり、子どもたちも慣れてきたこともあって、今のイメージになりました。――通常のドラマとの違いはありますか?古屋「一番の違いは、幼児に理解しやすい画面構成(カット割り)にしていることですね。ドラマでは2つの映像を繋いで、何かそこに意味を持たせるといった手法もあるけれど、そういうことはやってない。大人向けのものだと、カメラも固定じゃないんですよ。だけど人形劇は、基本的にカメラ位置は変わらないんです」――劇場で観ているのと同じ感覚ということですね。山田「そう、人形“劇”なんです」古屋「それは2歳研の時に、カメラ位置が変わる、つまり視点が変わるということに、子どもはついていけないことがわかったんです。あとは、全身のほうがキャラクターがかわいく見えるということもあって、基本的に引きのサイズで撮影しています。人間じゃないから、いくらアップになっても表情があるわけじゃないので。時々アップは入るけれど、同じ位置からのアップだけですね」――人形劇が守り続けていることはありますか?古屋「今放送している『ガラピコぷ~』は12代目ですが、人形劇がテーマとしてずっと扱っているのは“他者を知る”ということ。“自分と違う、だけど自分と同じ”という普遍的なことを伝え続けています。それは多様性とか、個性を認めるっていうことだと思うけど、人形劇のテーマはほとんどそれです。それが時代によって設定やセットが変わったりしている。今回は宇宙が舞台で、ロボットが出てくるけど、普遍的なテーマは変わっていないと思います。」■「おかあさんといっしょ」は、飽きずに食べられる白いごはん古屋「番組制作のすべてにおいて言えるのは、いいものを丁寧に真摯に作っていくということ。僕が入社したときに先輩から言われた例え話ですが、“100万円あったら、1万円でできるアニメを100本作るのではなくて、1本100万円かけて何度も見ていられるいいものを作りなさい”と。開発に半年~1年かかっても、いいものができれば長年使っていけますからね。何かの記録ではなくて、記憶に残る番組なんだと思っています。逆に言うと注意しなければならないのは、飽きてしまうとダメなんです。作る側も日常になっていくので、飽きが来ないように毎回新鮮な気持ちでやっていかないと、だんだん崩れてしまう。あとは、“子どものもの=こういうもの”っていう既成概念から離れること。新しいことを入れても飲み込んでくれる、非常に懐の深い番組なんです」山田「本当にそうですね。この番組だからこそ、やったことのないコーナーにもどんどんチャレンジできますから」古屋「相手に伝えたいことがあるときには、相手を知ることが一番大事。まだ理解力の育っていない子どもにも最大限伝わるよう努力すべきだし、どうしたら伝わるか工夫するべきだと思います。でも、なんだかんだいってこの番組の制作は楽しいです。毎回の収録もそうだし、コンサートもそうだけど、自分が作ったものを喜んでくれている姿を間近に見られるのは、やっぱり嬉しいです」――お話を聞いて、もっと感謝して観なくちゃいけないなって思いました(笑)。古屋「いやいや、正座して見るような番組ではないですから(笑) 『おかあさんといっしょ』は日常に横たわっているもの。飽きずに食べられる“白いごはん”だと思って、これからも観続けてくださいね」
2017年04月25日ママと子どもが日々、お世話になっている「おかあさんといっしょ」(NHK Eテレ)。今回は、長年番組制作に携わってきたNHKエデュケーショナル こども幼児部 統括部長・古屋光昭さんと、シニアプロデューサー・平岡ジュンコさん、NHK制作局青少年・教育番組部 チーフプロデューサー・山田淳さんのインタビューを前後編に分けてお届けします。前編では、毎日観ていても気付かない、子どもを惹き付けるためのワザとヒミツに迫ります! つい毎日見てしまう、その理由には仕掛けがあったんです。それだけでなく、番組の歴史から、一般の子どもが参加する収録の様子まで、たっぷりとお話を聞きました。■あくまで主体は母親だった! 「おかあさんといっしょ」誕生のヒミツ 古屋「『おかあさんといっしょ』の放送開始は1959年10月。よく日本初の幼児番組かと聞かれますが、そうではありません。初めは週に1回の放送で、情操や情緒を意識した“幼児のためのミュージカル・バラエティ”ではありましたが、『きょうの料理』などと同じく母親向けの実用番組という位置づけでした。その後、週に5日の帯番組になり、ラジオ『うたのおばさん』のテレビ版として放送されていた『うたのえほん』と1966年に統合されたことで、歌・体操・人形劇という形になりました。ちなみに『うたのおばさん』の流れもあり、初めはうたのおねえさんしかいなくて、うたのおにいさんは1971年に初めて登場したんですよ」『おかあさんといっしょ』や『にほんごであそぼ』などは在宅向け、『ノージーのひらめき工房』『ピタゴラスイッチ』などは幼稚園保育所向けと分かれており、実は幼稚園保育所向けの番組のほうが1956年から放送が始まっており、歴史は古いのだとか。■58年も番組が続いた理由は、止めなかったから!?古屋「70年代になると民放でも幼児番組がものすごく増えましたが、80年代で軒並み姿を消していきました。でも、NHKは止めなかった。90年に幼児番組を“幼児ゾーン”としてまとめて放送することにしたのがよかったのだと思います。そして、うたのおにいさん、おねえさんの速水けんたろう&茂森あゆみコンビがとても人気だったこと、さらに99年の『だんご3兄弟』のヒットもあり、そのあたりから、視聴者の感覚もだいぶ変わってきましたね。それまではテレビ番組に限らず、子どものもの=子どもだまし=粗悪品みたいに言われることもありましたが、80年代以降で大人文化と子ども文化の境目が薄れ始め、大人も子どものものを抵抗なく受け入れるようになります。逆に大人のものよりクオリティが高かったり、丁寧に作られていたりする。子どもの方が余分な情報や付加価値なしに見るので、子どもをよい意味で“だます”方が難しいんです」■2歳児を徹底研究&セグメント形式を採用 迷いの70年代からの脱却!古屋「話は戻りますが、70年代は迷いの10年だったようです。幼稚園に行く子が増えたことで、家には小さな子どもしかいなくなり、4歳~6歳がターゲットだった『おかあさんといっしょ』と社会状況がズレてきてしまったんですよね。そんな中、1979年に『2歳児テレビ番組研究会(2歳研)』が発足しました。実はこれ、アメリカの幼児番組『セサミストリート』の影響を大きく受けているんです。日本では英語番組という認識が強いけれど、もともとは子ども番組として専門家が対象年齢や子どもの能力を研究して作り込んでいるんです。2歳研では、『セサミ』と同じように発達心理学・教育心理学・教育工学などの専門家たちを含めて、2歳児を徹底的に研究したそうです」――具体的には番組にどのように生かされたのですか?古屋「まず、ひとつの番組が複数のコーナーに分かれている「セグメント形式」を取り入れました。2歳研によって幼児が集中して見ていられる時間は2~3分だとわかったので、それをひとつのコーナーの目処にすることにしたんです。また、幼児は数ヶ月の差で発達段階が全然違うのですが、対象年齢が異なるコーナーを作れば、どこかのコーナーが楽しめます。セグメントのメリットは、ダメだったらそのコーナーをリニューアルすればいいっていう取捨選択ができることにもあります。素材の反復再利用もできますしね」――たしかに再利用はありますね! 映像のサイドにラインが入っている(アナログ画面サイズ)っていう…。平岡「名作アニメや良い作り手が手がけた素晴らしい作品など、これは作り直せないなっていうのがあるんです。だから“両側がありませんけど、すみません!”って(笑)」古屋「ADさんが “この曲、小さい頃に観ていました!”とか言ってます。20年使ってるものもありますからね。でも、子どもにとってはそんな曲も初めて聞く”新曲“ですから」――親の立場からすると、懐かしい曲が流れると嬉しくなります。山田「そうですよね! あとは、激しいコーナーの後には静かなコーナー、実写の後にはアニメを放送するなど、内容の強弱にも気をつけています。せっかくのセグメントなのに、同じような内容が続いては意味がないですからね」■一分アニメの背景は白!情報量を最小限にする工夫古屋「歌の後は人形劇…というように、コーナーは月曜日~金曜日で基本的に同じ順にしています。そのほうが子どもたちも安心できるし、毎日の視聴習慣ということで変えないようにしているんです。番組を通して言えるのは、色や音などで情報量をものすごく整理しているということ。どうすれば画面に目が行くかとか、物語に集中できるかとか、子どもの情報処理能力を考えて作っています。たとえば『ともだち8にん』(一分アニメ)は、バックが白。普通のアニメは背景にもたくさん絵が描き込んであるけど、それでは情報量が多すぎる。キャラクターを見てほしいので、あえてお話で扱うものだけを描くようにしています。一分アニメは『こんなこいるかな』(86年)と同様に、幼児の実生活での事例をたくさん拾って、そのネタをもとにストーリーを組み立てていったんです。3歳は世界の真ん中に自分がいて、人の立場で考えるってことはできない時期。一緒にいても、ひとり遊びを個々にしていることが多く、協力することが難しいのです。そんな子どもたちを観て、発想して、題材にしています」■歯磨きは上手にできなくていい! 決してお手本ではない生活習慣ロケ古屋「『はみがきじょうずかな』や『パジャマでおじゃま』などの生活習慣ロケも、2歳研の頃に始まりました。あのコーナーは、会話もなく、ただ歯を磨くだけという映像を、音楽(スキャット)に乗せることでテレビのコーナーに仕立てたことがすごいと思います」山田「歯磨きの様子をただ撮影しただけでは退屈なコーナーになってしまう。音楽の尺に合わせてテンポよく見せる演出が、一見何気なく見えますが発明ですね」古屋「コーナーの目的は、自分と同じような子どもがやっているのを見てモチベーションを上げてもらうこと。うまく出来た姿を見せるのではなくて、がんばっているところを見せているんです。だから、テレビでお手本を紹介するコーナーではないんです。」――“みんながやってるから、僕もやる!”という感覚は、幼稚園や保育園での友達関係と一緒ですね。古屋「そうですね。一度はコーナーをやめたんですが、 “子どもが歯を磨かなくなったので、またやってください”という声があって復活しました」■親のほうが必死!? 子どもたちの収録の様子とは?古屋「『おかあさんといっしょ』は、一般のお子さんが出ているということが一番の特色かもしれません。子どもが番組に出ているのは、テレビを観ている子どもに親近感をもってもらうためなんです。自分と同じくらいの年代の子どもがやっていることに興味を示す年齢なので、“おもしろそう”とか“やってみたいな”という感情を持ってもらうことを目的にしています」――体操に参加せず、端のほうに立っているだけの子もいますよね。親としては“いろいろな子がいてもいいんだ”と安心します。古屋「参加する子どもは、ありのままの姿でいればいいと思っています。親御さんはせっかくテレビに映るのにって思うけど、怒るのは逆効果なんです。」山田「『おかあさんといっしょ』に限らず、収録中にある子どもがずっと無表情のことは良くあります。でも終わった後に“どうだった?”って聞くと、みんな“楽しかった”って答えるんです」古屋「子どもはどこにいても、本当は楽しんでるんだと思うんですよね。収録に来たけれどもお母さんから離れられずにヒザの上で観ているのも楽しいし、体操を後ろのほうで観ている子はそれが心地よかったりする。それはそれでいいじゃないかって思うのですが、親御さんにとってはなかなか難しいですよね。どうすれば収録に参加した子どもの集中力が途切れないか、どうやって一連の収録を楽しませるか、スムーズに事を運ぶかっていうのは、いろんな工夫やノウハウを組み合わせてやっています。それはうたのおにいさん・おねえさんの中にも引き継がれているし、“子ども係”という子どものお世話をする人たちや、われわれ制作の中にも代々受け継がれてきているんです。集合場所から移動して、収録が終わってまた同じところに戻ってくるまでに約1時間。それを1日3回やることもあって、本当に驚異的だと言われます。幼稚園単位ではなく、初めて会った知らないもの同士ですからね。以前イタリアの制作会社の人たちが来た時に、「こんなに聞き分けが良くて、この子たちは子役じゃないの!?イタリアじゃありえない!!」って、すごく驚いていましたよ」後編では3月末をもって卒業しただいすけおにいさんのお話も登場…!
2017年04月25日謎の痛みで救急外来に駆け込んだ話
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
育児に遅れと混乱が生じてる !!