現実に起こるはずのない奇想天外なことが起こる漫画やアニメ。人が想像した空想の世界ですが、それを科学的に検証してみると、予想外の事実が見えてきます。空想と科学の魅力を伝える!そんなテーマで動画を配信しているYoutubeチャンネル『空想科学研究所KUSOLAB』。漫画やアニメに出てくる驚きの現象を、科学的に検証しています。今回ご紹介する動画は『【るろ剣 vs 銀魂】緋村剣心と坂田銀時どっちが強い!?科学的に検証』という動画。科学的に見ると、どちらが強いのでしょうか…。漫画やアニメの世界では、瞬間移動したり、空を飛んだり、と現実では起こるはずのないことの連続です。架空の世界の出来事を「実際にやってみたら」「何が起こっているのか」と考えることが科学への第一歩。その結果があまりにも現実離れしていれば、笑える話になりますし、反対に現実でも起こる可能性あると気付くと、驚きに変わります。「漫画やアニメでやっていることを、実際にやったらどうなるのか」考えるだけでも、楽しくなりますね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年06月16日今までの生活の中で下がってしまった“自己肯定感”だからこそ、簡単に上がらな…くありません!1分間でできる、5つの“自己肯定感上昇メソッド”をご紹介します!「自己肯定感は、生まれながらにすべての人に備わっているもの」と言うのは、メンタルコーチの中島輝さん。「赤ちゃんが、転ぶことを繰り返しながらも二足歩行に挑戦し続けるのは、“失敗したらどうしよう”といったネガティブな感情を持っていないから。つまり、ネガティブな感情がないこと=自己肯定感が高い状態、ということ。その力は、育ってきた環境や経験、かけられた言葉に影響されるので、その力が強いまま大人になる人もいれば、逆にどんどん弱まってしまう人もいます」ここでは、そんな自己肯定感を高めるための5つのメソッドをご紹介します!自分を愛することは、良い人間関係にもつながります。自分をなかなか好きになれない、そんな悩みを抱える人は、これを実践すれば、“私ってちょっといいよね、頑張ってる!”ときっと思えるはず。人に頼れず、一人ですべてを背負い込む人は…他者の長所に目を向ける“ピグマリオン効果”期待されると応えたくなる。それが“ピグマリオン効果”。仕事をたくさん抱えてしまい、いっぱいいっぱい。私の能力のなさが原因だから、同僚や後輩に“手伝って”なんて、申し訳なくて言えない…。「実は優秀な人ほど、仲間の力を引き出すことが物事をポジティブな方向に動かす、ということを知っています。人間は、人から期待されず無関心でいられると、やる気が出ず、力を発揮することをためらうもの。周囲の助けや力を期待しないということは、その人たちの能力を無意識に低く見積もっていることの裏返し。逆に周囲の人からすると、あなたから何も期待されていないと思っており、それゆえ手助けしづらく、心がますます離れる…という悪循環。このループを断ち切るためには、まずは1分間、自分の長所を探す時間を持ちましょう。自分を認めると、他者のいいところも認めたくなるもの。周囲の人の長所に気がつけば、同時にその人たちに期待する姿勢を取り戻すことができ、仕事にも良い結果をもたらします」「期待に応えなきゃ」という重圧に負けそうなときは…プレッシャーを力に変える“1分セルフトーク”解決するためのスキル、きっとすでに持ってます。プレッシャー=メンタルにとってマイナス影響がある、と認識している人が多いはず。でも中島さん曰く、実は“自らを成長させるための原動力”として、欠かせないものなのだそう。「期待に応えようとするからこそ、自分の限界を超えられたり、限られた時間の中ゆえに集中力が上がることもあります。とはいえ、プレッシャーを感じていることを周囲に相談できず、追い詰められてしまったら元も子もありません。そんなときは辛さを心の奥に押し込まず、1分間自分と向き合う時間を作りましょう。まずは静かに座り、ゆっくり深呼吸し心を落ち着かせます。次に自分の持つ“長所”や“能力”を思い浮かべます。思い浮かんだことの中から、今感じているプレッシャーに対処するために、使えそうなスキルを書き出します。すでに持っている強みや才能に意識を向けることで自己肯定感が高まり、“うまくやれるはず!”と気がつくわけです」SNSで人が楽しそうなのを見ると落ち込む。でも見るのをやめられない!そんな人は…SNSの使い方をガラッと変える“フォーカシングスキル”他人との比較ではなく、楽しい情報検索に使おう。もはやSNSは、生活になくてはならないツールに。しかし“他者との比較”の機会が増えるという危険な側面を持ち合わせているのも事実。「SNSで見る友人や知人の日常を、自分のそれと無意識に比較してしまい、焦りや苛立ちなど不快な感情を抱いてしまう。実はそのたびに、自己肯定感はゆっくりと下がっているのです。しかも下がれば下がるほど“周囲に認められたい…”という承認欲求は強くなるもの。誰かから認められたいから、周囲との関係性を維持したいから。もしそんな気持ちでSNSを使っている人がいたら、“自己肯定感が下がっているのかも”と疑ってみて。SNSは、生活を楽しくするツールとして使いましょう。自分から発信することはいったん置いておいて、例えば美味しいランチを探す、あるいはいつか行きたい旅行先のリサーチに使う、など。目的をはっきりさせ、役立て方を考えれば、SNSは最強の自己実現ツールになります」おこもり生活が続き、自堕落になっているときは…生活をルーティン化する“小さなルール”どんな簡単なルールでもいい、積み重ねることが大事。脳科学や心理学の研究によると、自分で決めた日課やルーティンワークがあると、無駄な思考や感情のブレ、また“決断することによる疲れ”を減らす効果があり、その結果、大切なことや大切な人に意識を向けられるのだそう。「例えば“朝起きたらすぐに顔を洗う”や、“2週間ごとに駅へ歩くルートを変える”。あるいは“晴れた日曜の朝は洗濯をする”など簡単なことでOK。小さな日課やルーティンを増やし、実行していくことで、ささやかですが確実に成功体験が積み上がるので、自己肯定感が高まり、心の健康が増幅されます。さらにとある医学論文では、夜の睡眠の質が安定すると報告されたことも。必ずこなすのって辛そう…と考えがちですが、実は習慣化された作業を行うとき、人は疲れを感じないもの。やるべきことを毎日決まった時間に組み込み“自動化”して行えば、自己肯定感は強くなり、安定します。騙されたと思って、ぜひ!」心も体も疲れていて、何もする気が起きないときは…1分で脳疲労とさようならできる“瞑想&呼吸法”3つのステップを体で覚えれば、脳もすっきり!現代は情報量が格段に多い時代。脳は受け取った情報を処理するために、常にフル回転させられています。そんな脳を休ませ、そして回復するために効果的なのが、“瞑想”です。「瞑想には、脳のアイドリング作業を鎮める働きがあり、ストレスを受けたときに出るホルモンのコルチゾールを減少させ、幸せホルモンといわれるオキシトシンを分泌する効果があります。(1)おへその下にある“丹田”に手のひらを当て、ゆっくりと息を吸い、長く細く吐きます。(2)足を肩幅に開きしっかり踏みしめ、鼻からゆっくり大きく息を吸う。(3)ゆっくりお腹を凹ませながら、息を吐ききる。この呼吸をしてリラックスすることが、私のおすすめする“中島式マインドフルネス瞑想法”。このステップを1分間、少なくとも1日1回、2週間ほど続けると、身体、感情、思考、呼吸が整い、自己肯定感が高まります。心が動揺したときに行うと、効果が実感できますよ」なかしま・てるメンタルコーチ、学びのサイト「torie」代表、「肯定心理学協会」代表。心理学、脳科学、NLPなどの手法を用い、自己肯定力UPの独自メソッドを開発。『一瞬でメンタルが強くなる33のメソッド1分自己肯定感』1300円小社刊中島さんの最新著書。たった1分で自己肯定感を上げるコーチング方法を紹介。メンタルを強化し、人生を切り開くヒントがたくさん。※『anan』2020年6月10日号より。イラスト・石山さやか(by anan編集部)
2020年06月09日心のスイッチを切り替えて、マイナスな自分に打ち勝とう!1分間でできる“自己肯定感”上昇メソッドをご紹介します。プライベートで嫌なことがあり落ち込んでいるときも、職場で仕事を褒めてもらったりすると、自己肯定感が少し回復したりする…ということ、きっと誰でも経験があるはず。一般的には、自己肯定感はそんなふうに“他者から評価されることで上がるもの”と思われがちですが、メンタルコーチの中島輝さんによると、他者がいなくても、自分一人で上げられるそう。「誰にでも“自己肯定感を上げるスイッチ”というものがあり、それが押されれば自然と上がります。友達と飲みに行き話を聞いてもらい、帰りには心が楽になる。これは“人に話を聞いてもらう”ことでスイッチを押しています。でも例えばなんだか気分が晴れない日でも、甘いものを食べると“わぁ~!”と明るい気持ちになって、やる気が湧いてきませんか?これは、自分でスイッチを押したパターン。自らスイッチを押すことは、褒めてもらうのを待つよりも簡単ですし、好きなときにすぐにできる。僕は、自己肯定感とは“折れない力”だと思っていて、これをたくさん持っていたら人生が楽になり、何より自分らしく、強く生きていけると思います」今回は、そんな“自分で自分のスイッチを押す”ことができる、1分でできるメソッドを5個ご紹介。「すべてのメソッドのベースにあるのは、“自己受容感を上げる”ということ。簡単に言うと、自分で自分を褒めてあげる。“私って、結構イイじゃん!”と思えるようになる練習だと思ってください。このメソッドを学ぶことで自分を受容できるようになる。その結果、ちょっと気持ちがネガティブに傾きそうになったとき、つまり自己肯定感が下がりそうになったときに、“私頑張ってるし!”と思考を上向きに切り替えられるようになります。“たった1分で自己肯定感なんて上がるわけがないよ…”と思う人ほど、ぜひトライしてほしい。そのたった1分が、あなたの明るい未来を作りますよ!」つい考え方がネガティブなほうに向かう人は…感情の歪みに気がつく“見つめ直しメモ”ネガティブになる思考のクセを見つけることができます。後悔したり、失敗したり、落ち込んだり…。感情がネガティブに傾くと、おのずと自己肯定感も下がるもの。「常にそんな気持ちに苛まれてしまう人は、自動的に思考がネガティブになってしまうクセがついていて、ネガティブになっていることにすら気がついていない。まずは、“自分は思考がネガティブになりがち”という感情の歪みに気がつくことが第一歩。そのためには“見つめ直しメモ”にトライしましょう。一日の終わりにその日を振り返り、〈ネガティブな気持ちになったのは、いつ、どこで、誰と、何をしていたときか〉と、〈そのときパッと浮かんだ感情〉をメモします。これを毎日繰り返すことで、どんなときに自己肯定感が下がる傾向か見えてくるので、同じような思考に陥りそうになったとき、“今日は自己否定的な思考になっている!”と気がつき、思考の向きを修正できるようになります。帰り道にスマホにメモをするだけでもいいので、とても簡単です」コンプレックスが気になってしょうがないなら…ポジティブな視点に導く“チャンク・テクニック”視点を変えて考えれば、実は強み&武器になります!周囲の人のちょっとした言葉や言動が自分のコンプレックスに触れると、敏感に反応し、落ち込んだり、腹を立てたり、動揺してしまう人が多い。でも“チャンク・テクニック”を使えば、コンプレックスをポジティブに使えるようになる。「コンプレックスは、なくそうとするのではなく、認めた上で“どう使うか”を考える。まずは自分がコンプレックスだと思っていることを、“ざっくり曖昧な視点”ですくい上げます。それが〈チャンクアップ〉。その次に、そのコンプレックスをいろんな角度から見て、良い側面を見つけるのが〈チャンクダウン〉。例えば“人間関係の構築が下手”というコンプレックスがある場合、〈チャンクアップ〉で“人の意見を気にしすぎ”と把握。でもそれは“しっかり人の意見を聞ける”“物事を聞き分ける力がある”と同義、と視点を変えてポジティブに考えるのが〈チャンクダウン〉。細かく分析することが、ポジティブな視点を見つける近道です」何をしても愚痴ばかり出てしまうときは…未来の自分から今の自分に向けた“タイムマシン・クエスチョン”否定的な発言が減り、ポジティブ思考に。愚痴を言い、不安や不満といった負の側面に目が行ってしまうのが人間。そういった場面には“できない”“つまらない”“やる気が出ない”など、否定語がつきもの。「否定語を何度も聞くうち、感情がネガティブになり、物事に向き合うとき“できない理由”を探すようになってしまいます。その“否定語を口にするクセ”を断ち切るには、可能性が不確かな心配や、不平不満から距離をとるための“タイムマシン・クエスチョン”が効果的。10年後、15年後くらいの未来にどんな自分でありたいかを想像し、“未来の自分の視点”から、今の自分にアドバイスを送りましょう。例えば10年後、海外で仕事をしていたいと思うなら、今何を頑張るべきかを考える。そうすると、今“やりたくないな”と思っていることも、“未来のためにやったほうがいいかも”と思え、気持ちがポジティブになり、愚痴を言うこと、また心配や不安に目が行くことが減り、結果的に自己肯定感が上がります」苦手な人を気にしたくないのに、できない。そんなときは…不愉快な相手とお別れするための“REACHメソッド”心の中でお別れを告げるだけで、心が楽に。誰にでも苦手な人はいるし、嫌ったり許せない感情は持っているもの。「物理的にお別れできない相手でも、心の中で決別することで、ネガティブな感情を手放せる。そのために、(1)Recall(思い出す):Aさんを“苦手だ”と思った原因を客観的に書き出し、(2)Emphasize(目立たせる):なぜAさんはそういう行動をとったのか、相手の立場に立って考える。(3)Altruistic Gift(視点を変える):次に、あなたがAさん以外の人に同じような行動をとったときのことを考え、相手から許されたときの自分の気持ちを思い出す。(4)Commit(許し、手放す):ここで改めて(1)と(2)の内容を振り返ると、不愉快な相手にこだわることの虚しさに気がつくはず。相手にお別れを告げるときです。(5)Hold(維持する):とはいえ、あなたが変わったところで、相手の行動が変わるわけではないので、きっとまたAさんにイライラするはず。そのたびに(1)~(4)を繰り返すことで、ネガティブな感情に対処できるようになります」私は価値がないと思うし、自分のことを好きになれない、と弱気になるなら…自分が自分の最強の味方になる“ライフデザイン・チャート”人生を振り返ることで、ポジティブな発見がある!才能あふれるアーティストと比べて“自分は平凡”と落ち込んだり、“あの子のほうが仕事ができる”と近くの人と比較し、悲しい気持ちになったり…。でもそれ、とても良くないこと。「誰かと比較をしてネガティブになるのは、“自分いじめ”です。比べるべきは、過去と未来の自分。自分と対話をすることが、着実な成長につながります。ついつい人と自分を比べがちな人は、自分の年表である“ライフデザイン・チャート”を作り、自分の能力の高さに自信を持つべき。やり方は簡単。紙に縦に線を1本引き、生まれてからこれまでを年表にします。思いつくままに、右側に“思い出に残るほど最高だった出来事”“いい転機になったこと”を、左側に“最悪だった/辛かったこと”を書きます。次に出来事ごとに、一緒に盛り上げてくれた、辛いときに支えてくれた仲間を書き添えます。見返すと、あなたの価値を認めてくれた仲間の存在に、そして何より自分の人生の主役は“自分だ”ということに気がつくでしょう。最強の味方は自分自身なのです」なかしま・てるメンタルコーチ、学びのサイト「torie」代表、「肯定心理学協会」代表。心理学、脳科学、NLPなどの手法を用い、自己肯定力UPの独自メソッドを開発。『一瞬でメンタルが強くなる33のメソッド1分自己肯定感』1300円小社刊中島さんの最新著書。たった1分で自己肯定感を上げるコーチング方法を紹介。メンタルを強化し、人生を切り開くヒントがたくさん。※『anan』2020年6月10日号より。イラスト・石山さやか(by anan編集部)
2020年06月09日「近ごろ、コロナ疲れからイライラする人が増えていますよね。そんなときは特に、自分と違う意見をもった人に対して『許せない!』という感情がわいて、SNSを中心に攻撃を始めたり……。私はこれを『正義中毒』と呼んでいます」こう指摘するのは、『人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)の著者で脳科学者の中野信子さんだ。「たとえば有名人の不倫問題にしても、“みんなのルール”を破るなんて許せない、と強い怒りの感情が暴走し、心ない言葉でたたきのめしてしまう。自分の生活には関係ない、見ず知らずの人に対してもです」私たちは、この正義中毒の状態に簡単に陥ってしまうという。「その根っこにあるのは“不安”です。不安が攻撃という行動に駆り立てる。今の時代、攻撃の輪はSNSによってすぐに広がり、そのなかで『それは責めすぎだ』という人が現れれば、今度は『そういうおまえこそ悪い!』と、新たな標的をつくっていくのです」100年に一度といわれる非日常にある今。「不安になって当然なの。10人いればそれぞれ意見が違うように、不安の感じ方も、対処法だって、一人ひとり違うものです」そう語るのは、精神科医のTomyさん。けっして否定しない、知恵のあるツイートが人気で、Twitter『ゲイの精神科医Tomyのつ・ぶ・や・き』は、この半年間でフォロワー数が16万人に急増。著書『1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)も4万部を突破した。「日ごと、コロナウイルスの感染者が増えるこの時期、“大丈夫だと思わない”ことも大事なんです。日本の場合、『過剰に不安がるな』という人も多いですよね。でも、この状況下で自分に『大丈夫だ』と言い聞かせることは、逆にストレスにもなりえますから」近ごろ急増している“イライラ案件”。その対処法をTomyさんが教えてくれた。■有名人の不倫騒動にイライラ「本当に許せないのか、あるいは誰かを攻撃してストレス発散しているのかーーほとんどの人が『あのさわやかイケメンが不倫!最悪〜、祭りだ〜』という発散のほうだと思うの。騒ぎたい人は騒げばいい。芸能人も、それを承知のうえでその仕事をしている人が多いでしょうし。でもね、ひとつ伝えておくと、やみくもに人を攻撃していると、やがて必ず自分に返ってくる。『あいつはそういうヤツだ』と、まわりの人に避けられる日がくるかもしれない、ってことを忘れないで」(Tomyさん・以下同)■子どもの休校や自粛にイライラ「同じ場所に閉じ込められることは、私も苦手だしイライラするわ。ただ、コロナに関しては、人に感染させない、そして感染しない、が大前提です。外出が難しい今、できないことはあきらめるしかないけれど、今あるバリエーションの中から楽しむことはできるはず。ジムに行けないのなら、ユーチューブの動画を見ながらトレーニングをしてもいいし。ヨガ教室に行けないのなら、お風呂場をスタジオ代わりにホットヨガをするとか……お気に入りのアロマをたいて電気を消せば、オシャンティな気分になれるわよ。子どもが騒がしいのなら、この際、好きな動画やアニメを思う存分見せるのも手よね。子どもは好きなものへの集中力がすごいから」とはいえ、今回のコロナショックは、収束が見えないことこそが、私たちを不安で支配している。「でも、人間は環境やストレスに慣れてゆく力を持っています。さらに極論をいえば、みんないつかは死ぬんです。それがいつかわからないだけのこと。誰も明日のことはわからない。だからこそ、見えない先のことを不安に思うより、今日一日のことだけを考えませんか。今できることの中から、今日一日の楽しみ方やリラックス方法を見つけられるといいわね。久しぶりの友達に連絡をするもよし、手間ひまかけて家族と一緒に料理を作るもよし。なかでも、古典の名作を読むことはおすすめです。どんな時代にも通用してきた作品なわけだから、私たちが得られるものも多いはずよ」「女性自身」2020年4月28日号 掲載
2020年04月16日「近ごろ、コロナ疲れからイライラする人が増えていますよね。そんなときは特に、自分と違う意見をもった人に対して『許せない!』という感情がわいて、SNSを中心に攻撃を始めたり……。私はこれを『正義中毒』と呼んでいます」こう指摘するのは、『人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)の著者で脳科学者の中野信子さんだ。「たとえば有名人の不倫問題にしても、“みんなのルール”を破るなんて許せない、と強い怒りの感情が暴走し、心ない言葉でたたきのめしてしまう。自分の生活には関係ない、見ず知らずの人に対してもです」私たちは、この正義中毒の状態に簡単に陥ってしまうという。「その根っこにあるのは“不安”です。不安が攻撃という行動に駆り立てる。今の時代、攻撃の輪はSNSによってすぐに広がり、そのなかで『それは責めすぎだ』という人が現れれば、今度は『そういうおまえこそ悪い!』と、新たな標的をつくっていくのです」この正義中毒が増えている背景には、「ネット社会」と「自然災害」、2つの要因があるのだそう。「ネット上は多様な意見があるように見えて、自分とは違う意見をスルーしやすい環境です。SNSでつながっているのは、じつは気の合う人ばかり。気の合わない人とは付き合う必要がありませんから。すると“同じ意見だけの繭”のような集団ができますよね。その繭の中では逸脱した人を発見しやすく、さらに匿名性という特徴も加わって、激しい攻撃へとつながっていくのです」そして、もうひとつ。災害時に生まれる“みんなのための正義”が、思わぬ落とし穴になっている。「危機を乗り越えるため、『みんなのために何かできないヤツは悪!』という発想ですね。個人の勝手は許されない。もちろん“一丸となって”という姿勢は美しいけれど、そこからこぼれ落ちる人を考慮できない社会です。こぼれ落ちた“異物”が自分たちの集団を台無しにする前に、“正義”であるわれらが先手必勝で攻撃しなければ、となるのです」やっかいなことに、一度“正義の制裁”を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物質であるドーパミンが放出されるという。中野さんはこれを“モグラたたきゲーム”のようだと指摘する。「悪いヤツをやっつける快感を覚えると、またそれを味わいたくなって、次なるモグラをつねに探すわけです。そして、モグラが現れると反射的に攻撃する。この攻撃はもはや、エンタメ化しています」そんな、許せない人が増える社会では、一方で「意見は言わないでおこう」という人も増えていく。「これを『コーシャスシフト』といって、意見の違いを『危険だ』と察すると、人は無難なことしか言わなくなります。やがて、新しい意見は出なくなり、膠着状態に。また、今メディアで起こっているのは『リスキーシフト』といって、これとは真逆な現象です。煽れば煽るほど注目されるので、どんどん意見が過激になっていく。この両極端の状態はセットで起こるので、攻撃的な空気はいっそう加速していくのです」中野さんは、かつて留学していたフランスで、考え方の多様性の大切さを学んだという。「議論が好きな彼らは、自分と意見が違っても、その相手を否定しきることはありません。人格否定はダサいと考えているのです。『私はこう思う』『一理あるけど、ちょっと違うわ』と、10人いれば10の異なる意見を認め、そこから新しいものが生まれてくるのです。日本には“満場一致”をよしとし、そのために根回しをしてきた文化的背景があるかもしれません。でも、そういう時代は終わりを告げているように思います。誰かを攻撃しても、いっさいの生産性はありません。さらに、非常事態が続く世の中では、“絆”を声高に叫ぶよりも、1つより2つ、2つより3つの意見が、アイデアとなって誰かの助けになるはずです」まずは、さまざまな意見や思考を否定しないことから。許し認め合うことで、精神と脳を健やかに保ち、困難な局面も乗り切ろう。「女性自身」2020年4月28日号 掲載
2020年04月16日揚げ足取りや不謹慎狩りなど、SNSでの他者攻撃が問題視されるなか、コロナウイルスとともに“イライラ”も世界じゅうに蔓延し、加速度を上げている。自分の心を落ち着け、いたわるカギは不安と上手に付き合うことにあったーー。「近ごろ、コロナ疲れからイライラする人が増えていますよね。そんなときは特に、自分と違う意見をもった人に対して『許せない!』という感情がわいて、SNSを中心に攻撃を始めたり……。私はこれを『正義中毒』と呼んでいます」こう指摘するのは、『人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)の著者で脳科学者の中野信子さんだ。「たとえば有名人の不倫問題にしても、“みんなのルール”を破るなんて許せない、と強い怒りの感情が暴走し、心ない言葉でたたきのめしてしまう。自分の生活には関係ない、見ず知らずの人に対してもです」私たちは、この正義中毒の状態に簡単に陥ってしまうという。「その根っこにあるのは“不安”です。不安が攻撃という行動に駆り立てる。今の時代、攻撃の輪はSNSによってすぐに広がり、そのなかで『それは責めすぎだ』という人が現れれば、今度は『そういうおまえこそ悪い!』と、新たな標的をつくっていくのです」読者の多くが「私は正義中毒とは関係ない」と思うかもしれない。しかし中野さんは、現在8割の人が正義中毒化している、またはした経験があると考えているそう。「年齢によるものもあるでしょう。加齢によって脳の前頭前野が萎縮すると、考え方が偏っていき、ますます人を許せなくなる傾向が強く表れるからです」「昔はよかったのに……」「それは違う、○○に決まっているでしょ!」と、口にした覚えはないだろうか。「脳の前頭前野は、分析的な思考や客観的な思考を促す部分です。ここが衰えると考え方が保守化して、『昔はよかった』に象徴されるような固定化された観念や偏見が強くなり、“許せない”感情へとつながっていきます」“許せない”はつまり“脳の老化”でもあるのだ。ということは逆に、許せる人になることが老けない脳をつくる、ともいえないだろうか。「脳の老化抑制のためには、『メタ認知』がカギをにぎります。メタ認知とは、自分を客観的に認知する機能のことで、脳の前頭前野の働きが保たれていることが必要となります」そのためには、ふだんの習慣にないことを意識して行うのが効果的だという。「たとえば、通勤や散歩のときにいつもと違う道順で歩いたり、食事のときにふだんはあまり使わない食材を使ったり、作らないメニューに挑戦してみる。在宅時間が増えているこの時期なら、ふだんは手に取らないジャンルの本を読んでみる。また、ネットでも、まったく関心のないキーワードを検索してみると、ふだん目にしないページと出合うことができます。日常のちょっとしたことでメタ認知を働かせ、前頭前野をきたえることはできるのです」「女性自身」2020年4月28日号 掲載
2020年04月16日「どうすればいいんだ!」――。舞台は、市原隼人演じる脳内議長・吉田の悲痛な叫びから始まる。吉田が存在するのは、櫻井いちこ(蓮佛美沙子)の脳内の中。いちこが決断を迫られる場面で、彼女の脳内は様々な思考が駆け巡っていた。【チケット情報はこちら】市原隼人が主演を務める舞台『脳内ポイズンベリー』が、3月21日(土)から新国立劇場中劇場にて開幕した。原作は『失恋ショコラティエ』、『窮鼠はチーズの夢を見る』など、登場人物たちの恋に揺れ動く繊細な心情描写に定評があるマンガ家・水城せとなの同名マンガ。ふたりの男性の中でぐらつくいちこの脳内で、擬人化した5つの思考たちが「ああでもない、こうでもない」と脳内会議を繰り広げる。思考たちが会議をするのは舞台中央に佇む円卓のセット。物語冒頭から、いちこが気になる男性と再会し、混乱を極める脳内の姿が描かれた。脳内会議を仕切る議長の吉田を始め、ネガティブ思考の池田(早霧せいな)、記憶の岸(グァンス/SUPERNOVA)、ポジティブ思考の石橋(本髙克樹/7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、瞬間の感情であるハトコ(斉藤優里)という5つの思考たちが、様々な意見を出し合うドタバタっぷり。思考が擬人化するという現実にはありえない設定だが、様々な結果を想定して、ポジティブ、ネガティブに考えたり、過去の経験を思い出したり、感情が瞬間的に動いてしまったりする場面は誰しもある。思考たちの個性が見える会話劇は、ファンタジーながら“あるある”と共感してしまう。脳内といちこが生きる現実世界とが同じ舞台上で描かれ、最初でこそ思考たちは円卓の中で会話劇を繰り広げるものの、物語が進みいちこが追い込まれていくと、脳内たちは円卓を飛び出しいちこのそばへ。脳内がより切羽詰まる状況下を現していく様子も印象的だ。ラストには舞台オリジナル要素も組み込まれ、より登場人物たちに感情移入できるだろう。誰しも失敗をしながら、その経験を糧に生きていく。いちこは、私たちの“等身大”。私たちが何か決断を迫られる場面でも、脳内の思考たちが「ああでもない、こうでもない」とワーワー脳内会議を繰り広げているのかもしれない。舞台『脳内ポイズンベリー』は、3月29日(日)まで、新国立劇場中劇場にて上演。出演者によるアフタートークイベント上演日も。詳しくは公式サイトまたは公式Twitterをチェックしてほしい。取材・文:渡邉千智
2020年03月23日3月1日、劇作家で演出家の野田秀樹(64)が新型コロナウイルス感染症による劇場公演中止に警鐘を鳴らした。野田は「公演中止で本当に良いのか」と題し、ウェブサイト「NODAMAP」上で意見書を発表。「感染症の専門家と協議して考えられる対策を十全に施し、観客の理解を得ることを前提とした上で、予定される公演は実施されるべき」と意見を述べた。さらに野田は、劇場の閉鎖により再開が困難になることを「演劇の死」という言葉で表現。“演劇は観客の存在により成立するもので、劇場が閉鎖されるという前例を作るべきではない“と主張した。実際に流行する新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの公演が中止を余儀なくされている。倉科カナ(32)主演の舞台『お勢、断行』は2月28日に初日を迎える予定だったが、地方公演を含め全公演が中止となった。野田の意見書を受け、ネットでは様々な意見が上がっている。劇作家で演出家の平田オリザ(57)はツイッターで意見書に対し、《私も連帯を表明します。》と支持。同じく劇作家で演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(57)も、ツイッター上で《俺だって連帯を表明します。》とした。脳科学者の茂木健一郎(57)も意見書に賛同。《さまざまな手段、工夫は尽くした上で、公演中止は最後の選択肢であるべきでしょう》と述べた。しかしSNS上では、感染症予防という点に重きを置いた批判の声も多い。《もし公演をして感染が広がったら、そのせいで劇場の評判が落ちるかもしれない》《命を守ることの方が大事だと思う》《感染が広がって観客がいなくなれば、それこそ「演劇の死」では?》公演を行うべきか、中止すべきか。難しい問題に議論は続きそうだ。
2020年03月02日「夫に対して“思いやりがない”“わかってくれない”と、この3日以内に感じた人は要注意です。50代以降になって、長年連れ添っている夫の言動や行動が、急に鼻につくようになるという人は多くいるんです」こう語るのは、『夫のトリセツ』(講談社+α新書)を出版したばかりの、脳科学・AI(人工知能)研究者の黒川伊保子さんだ。昔は平気だったのに……50〜60代の“更年期夫”にイライラを募らせてしまうようになるのには理由がある。「人間の脳は7年を一つの区切りと考える傾向があります。結婚7年、14年、21年目……と、離婚危機が訪れやすい。50代は子どもが独立、そして60代には定年退職と、夫と2人きりになる時間が増えます。そこに、結婚28年目や35年目が重なると、夫婦の関係が一気に悪くなってしまうことがあるんです」さまざまなタイプがいる“イラつかせ夫”だが、“男性脳”の仕組みを理解すれば傾向と対策が見えてくるという。黒川さんに夫の“操縦術”を伝授してもらった。【イラ夫1】家事を傍観しているだけ → してほしいことはルールで示す「鍋ができたよ」と声をかけても、鍋敷きなどの用意すらしないで、テーブルでただ待っているだけの夫にイラッ!「ゴール思考の男性は、たとえば鳥を狩るとき、周囲においしそうな野草や果物があっても、鳥しか見えない。つまり『鍋だよ』と聞くと、鍋しか見えなくなるんです。男性はテレビのCM中にトイレに行くときも、トイレというゴールに向かうだけです。一方で女性はプロセスを思考しながら行動するので、トイレに行く途中にコップを片付け、台拭きを持って帰ってくることができる。家事は多重タスクなので、女性よりも男性は3〜6倍もストレスを感じるものなんですね。『鍋』の日はおたま・鍋敷き・薬味を夫が用意するように求めるなど、夫に家事をさせたいなら、ルールを提示しましょう。目的をはっきりさせることで、夫を動かすことができます」(黒川さん・以下同)【イラ夫2】嫌みばかり言ってくる → 気にせず、「そうよ」で返すサケ一切れの夕食のおかずに対して「これだけ?」と言う夫。“一日家にいて。これだけしか作れないのか”という嫌みか!?「じつは嫌みではなく、単なる確認である場合が多いのです。夫はおかずの内容を確認して“どうやってご飯を2膳食べようか”というゴールを見ているだけ。だから『そうよ』『足りないなら、卵もあるけど』などと、気にせず答えてしまえばOKです」「まだできていないの?」「どうして○○がないの?」などの言葉も、嫌みに聞こえて、単なる確認の可能性が高いのだ。【イラ夫3】相談を聞き流す、しても忘れる → 名前を呼び、3秒待って、要点を先に話す大事な相談をしたいのに、真剣に話を聞いてくれない夫。どうにか相談して決めたと思っていても、あとから聞いていないと言われてしまって……。「男性の脳は“問題解決型”。とりとめもない会話には、解決すべき問題がないため、音声認識エンジンを切ってしまうんです。つまり、あなたの話を聞いているように見えても、聞き流している可能性が高い。だから、大事な話をする際は、まずは夫の視界に入って名前を呼び、3秒ほど待って音声スイッチを切る前に、ゴールと数字を簡潔に伝えましょう。たとえば『母の三回忌について相談したいことがある』とゴールを提示して、『要点は3つ。いつ、どこで、誰を呼ぶ』とポイントを絞って話してみましょう」「女性自身」2020年1月21日号 掲載
2020年01月08日長年連れ添った夫なのに、好きで結婚した仲だったのに……。こんなにイライラさせられるようになったのはなぜだろう?じつは脳の違いに理由があるんです。「夫に対して“思いやりがない”“わかってくれない”と、この3日以内に感じた人は要注意です。50代以降になって、長年連れ添っている夫の言動や行動が、急に鼻につくようになるという人は多くいるんです」こう語るのは、『夫のトリセツ』(講談社+α新書)を出版したばかりの、脳科学・AI(人工知能)研究者の黒川伊保子さんだ。昔は平気だったのに……50〜60代の“更年期夫”にイライラを募らせてしまうようになるのには理由がある。「人間の脳は7年を一つの区切りと考える傾向があります。結婚7年、14年、21年目……と、離婚危機が訪れやすい。50代は子どもが独立、そして60代には定年退職と、夫と2人きりになる時間が増えます。そこに、結婚28年目や35年目が重なると、夫婦の関係が一気に悪くなってしまうことがあるんです」さまざまなタイプがいる“イラつかせ夫”だが、“男性脳”の仕組みを理解すれば傾向と対策が見えてくるという。黒川さんに夫の“操縦術”を伝授してもらった。【イラ夫1】愚痴に共感してくれない →「共感してほしい」と素直に求める近所付合いで頭にきて「隣の奥さん、こんなこと言うのよ」って愚痴ったとき、「そりゃ、ひどいね」と共感してくれると思いきや、「君も悪いんじゃないか?」と、想定外の指摘が!「古来、女性は群れの中で生きているため、周囲と共感しながらプロセスを解析して、これから起こる問題を未然に防ごうとします。一方、狩りに出ていた男性は、遠くを見ながら瞬時に危険を察知して、問題解消をはかるという脳の仕組みなんです。だから夫は、問題の早急な解決のためにできることから手をつけようとする。たとえ隣の奥さんが99%悪いと理解していても、注意できる妻だけに注意するんですね。そもそも男性に自分の気持ちを察してもらうことは無理なので、共感してほしいときは、前もって『答えはいらない。共感してほしい』と言っておきましょう」(黒川さん・以下同)【イラ夫2】“やりたいこと”に何でも反対 → “試しに”という言葉で抵抗感を減らす「パートに出たい」「習い事を始めたい」などと相談しても、いつも反対してくる夫は多い。「外敵から身を守る男性は危機意識が高く、大きな問題が起きない限り現状維持を望むためです。これまで平和な家庭だったのに、突然、パートで働くと言われると、夕食の準備や洗濯は大丈夫なのか、夫は不安になって反対してしまうのです。こういった場合『お試しで働き始めてみた』というように、『お試し』という言葉で不安を緩和させつつ、事後報告。絶対にやりたいことは、夫に相談せずに強行する覚悟も、時には必要だと思います」「女性自身」2020年1月21日号 掲載
2020年01月08日歌手の加山雄三(82)が、右の脳に軽い脳梗塞を発症したことが11月12日に公表された。公式サイトによると8日に体調不良を訴え、病院で検査したところ脳梗塞が発覚したという加山。現在も入院中で快方に向かっているというが、大事を取って16日と28日に予定していた公演は中止に。この予期せぬ出来事にTwitterでは加山を心配する声が溢れている。《加山雄三さん、 無事、回復して欲しい!》《え、加山雄三さん 脳梗塞…… 若大将シリーズからの 大ファンなんだけど…… ほんとに無理せずに 早く治って欲しいな……》《加山雄三が軽度の脳梗塞かぁ… まだ82歳!元気でいてくれ!バイオハザードが好きな若大将だけにな》公式サイトでコメントを発表した加山は、《皆さん、ご心配をおかけしてます。今のところ病気による症状は何もなく、自分としてはいたって元気にしていますが、自宅で気づいた時、ただちに病院へ向かった行動が大きな救いだったように思います》と発覚にいたる経緯を明かした。そして、《自分のような年齢で同じような経験をしている方がたくさんいると思いますが、早期に発見することがいかに大事かを、より多くの人が知ってもらえる機会になれれば幸いです。いち早く回復してみなさんの前に元気な姿をお見せできますよう治療して参りたいと思います。しばらく時間をくださいね》とファンに呼びかけた。「テレビゲームが趣味としても知られている加山さんですが、もともと反射神経を鍛える目的でやっていたようです。さらに80歳を超えてもバーベルで筋トレをしていたこともありました。ですが今年4月に反射神経に鈍りを感じ、運転が怖くなったとして運転免許証を自主返納しました。元気に歌い続けるために、健康維持には余念のない加山さん。そんな日頃の心構えが脳梗塞の早期発見につながったのでしょう」(芸能関係者)“若大将”の元気な姿を心待ちにしているファンのためにも回復を祈るばかりだ――。
2019年11月12日私たちの悩みは対人関係に尽きています。相手が自分から、こちらの思うとおりに動いてくれれば、ストレスからは解放されることに。それは“伝え方”しだい!「なぜあの人は私の言うことを聞いてくれないのか、どうして私のことをわかってくれないんだろう。そうやきもきした経験は誰にでもあるでしょう。ですが『科学的に人の心を動かす伝え方』を駆使すると、驚くほど人間関係がスムーズになり、誰からも好かれるようになるんです」そう話すのは、これまで600人以上の起業家を育成してきたビジネスコンサルタントの星渉さん。認知心理学や脳科学の知識に基づくビジネスコンサルティングの手法が話題となり、国内だけでなく海外でも講演を行い、今、注目を集めている。著書の『神トーーク「伝え方しだい」で人生は思い通り』(KADOKAWA)は発売1カ月で5万部を突破した。「どんな人間関係でも大事なのは、相手に与える『安心感』と『自己重要感』です。私たち人間は、感情で動く生き物。どんなに論理的に正しいことを言われても、感情が同意しなければ受け入れることができません」(星さん・以下同)そのためには、多くの人が「満たしたいと思っている感情」を満たしてあげる必要がある。「私たちの感情は、本能的な欲求と密接につながっています。アメリカの心理学者のマズローによれば、その欲求は5つ。生命維持のための『生理的欲求』、体と心の安全を守りたい『安全の欲求』、他者と関わりたい『所属と愛の欲求』、他者から価値を認められたい『承認欲求』、能力を発揮して創造的な活動をしたい『自己実現の欲求』です。このうち、『安全の欲求』と『所属と愛の欲求』は安心感、『承認欲求』は、自己重要感という感情で満たすことができます」星さんが考案する会話術は、どのタイミングでどんな伝え方をすれば、相手にこの2つの感情を与えられるのかを、科学的な根拠に基づきマニュアル化したものだ。それでは、人に何かしてもらいたいとき、相手の自己重要感を満たしつつ伝えるにはどうすればいいのだろうか?「直接、要求を伝えたり、命令をしないことです。何かしてもらいたいときは、自分が何をすべきか相手自身に決めてもらうのです。人間は、人から言われたことよりも、自分でこうするべきだと考えたことのほうを優先して行動に移す性質を持っているからです」その方法が、相手に「アドバイスを求める」ことだ。指示したい内容について、相手に「この場合はどうしたらいいと思いますか?教えてください」と尋ねると、相手は自分が頼りにされていると感じ、自己重要感が満たされる。さらに、自分が答えた内容についての責任感が生まれ、その後の行動も積極的になるのだ。「アドバイスを求めたところ、こちらの意図と違う答えが返ってきた場合は『それもいいね』と肯定したうえで、ヒントを盛り込みながら次の質問で再度、誘導しましょう。相手の意見を否定することだけは絶対に避けましょう」アドバイスを求める会話術は、目上の相手とのコミュニケーションにも効果絶大。年長者はプライドが高いことが多いので、自己重要感を傷つけないことがさらに大事になってくる。また、相手が男性の場合は、子どもでも自己重要感が満たされるコミュニケーションを心がけたい。「息子さんに話しかけるとき、親のタイミングで声をかけていませんか?息子さんの都合を無視して話しかける=自己重要感を傷つけていることになり、コミュニケーションが円滑に進まなくなります」ある反抗期の息子を持つ家庭では、こんなやり取りで家庭内での会話がスムーズになったという。母「今、話しても大丈夫?」息子「今はだめ」母「話しかけていいタイミングになったら教えて」息子「1時間後ね」(1時間後)母「1時間たったけど、話しても大丈夫?」息子「いいよ」ここで注目したいのは、息子に尋ねて「1時間後」と、自ら指定させたところ。前述のとおり、人は自分が答えた内容について責任感が生まれる。この場合も「1時間後」という言葉が守られ、無事に親子の会話ができるようになった。「家族だとつい感情的になり、それが原因で夫婦ゲンカや親子ゲンカに発展しがちです。しかし、理性を働かせ、会話を工夫すればいらぬケンカは避けられます。この会話術を実践するにあたり、なぜ自分がそれをするのか、一度理由を明確にしてみましょう。『家で自分が快適に過ごすため』などメリットをはっきりさせれば、感情的になりがちな場面でも冷静な対応ができるようになります」
2019年10月11日私たちの悩みは対人関係に尽きています。相手が自分から、こちらの思うとおりに動いてくれれば、ストレスからは解放されることに。それは“伝え方”しだい!「なぜあの人は私の言うことを聞いてくれないのか、どうして私のことをわかってくれないんだろう。そうやきもきした経験は誰にでもあるでしょう。ですが『科学的に人の心を動かす伝え方』を駆使すると、驚くほど人間関係がスムーズになり、誰からも好かれるようになるんです」そう話すのは、これまで600人以上の起業家を育成してきたビジネスコンサルタントの星渉さん。認知心理学や脳科学の知識に基づくビジネスコンサルティングの手法が話題となり、国内だけでなく海外でも講演を行い、今、注目を集めている。著書の『神トーーク「伝え方しだい」で人生は思い通り』(KADOKAWA)は発売1カ月で5万部を突破した。「どんな人間関係でも大事なのは、相手に与える『安心感』と『自己重要感』です。私たち人間は、感情で動く生き物。どんなに論理的に正しいことを言われても、感情が同意しなければ受け入れることができません」(星さん・以下同)そのためには、多くの人が「満たしたいと思っている感情」を満たしてあげる必要がある。「私たちの感情は、本能的な欲求と密接につながっています。アメリカの心理学者のマズローによれば、その欲求は5つ。生命維持のための『生理的欲求』、体と心の安全を守りたい『安全の欲求』、他者と関わりたい『所属と愛の欲求』、他者から価値を認められたい『承認欲求』、能力を発揮して創造的な活動をしたい『自己実現の欲求』です。このうち、『安全の欲求』と『所属と愛の欲求』は安心感、『承認欲求』は、自己重要感という感情で満たすことができます」星さんが考案する会話術は、どのタイミングでどんな伝え方をすれば、相手にこの2つの感情を与えられるのかを、科学的な根拠に基づきマニュアル化したものだ。■誕生日にさりげなく「おめでとう」を伝える「誕生日に『おめでとう』と伝える。これほど簡単でありながら、相手の自己重要感を大きく満たす方法はありません」職場の仲間が誕生日を覚えてくれていて、お祝いの言葉をかけてくれる。行きつけの飲食店でポイントカードやアンケートに記入した生年月日を覚えてくれていて声をかけられる。このように思わぬ人から誕生日を祝われて、心浮き立った経験はないだろうか。「家族以外の付き合いだと誕生日を覚えてくれる人は案外少ないもの。そんな中で、『今日、お誕生日ですね』という一言はかなり効きます」今はSNSなどでつながりがあれば、簡単に誕生日を知ることができる。自分の味方になってほしい人の誕生日をあらかじめ調べてみては。「ただし、相手によっては「どうして私の誕生日を知っているんだろう?」と不審に思われることも。SNSで知った、職場の仲間から聞いたなど、誕生日を知っていてもおかしくない関係性であることが大前提です」いっぽう、誕生日を祝うのが当たり前の家族に対しては、あえてなんでもない日を狙って小さなプレゼントを渡すのが効果的。とくに友人との旅行で留守にする、習い事などで家を空けることが多い人は、家族から不満の声が上がる前にプレゼントで先手を打つのが得策だ。「『いつも楽しく旅行に行かせてくれてありがとう』といったメッセージを添えて夫に渡せば、『自分は妻の趣味に理解のある夫』と自己評価が上がり、自己重要感も満たされます。旅行や趣味も気持ちよく続けられるでしょう」■「ほめる陰口」をたたく陰口といえば悪口と決まっているが、ここで勧めるのは「ほめる陰口」。「本人がいないところでほめる行為を『ポジティブ・ゴシッキング(前向きな噂話)』と呼びます。アメリカのオハイオ州立大学で行われた実験では、これを積極的にする人ほど、相手から親密感を持たれることがわかっています」本人がいないところでわざわざほめる場合、お世辞でもなく、本人のやる気を出すための意図的なほめ言葉でもないとわかる。つまり、その言葉に裏はないと判断できるので、噂が耳に入ったとき、言われた相手は「自分には本当に価値がある」と実感できるのだ。「ただし、これは本人を直接ほめなくてもいいという意味ではありません。まずはその人の前で直接ほめ、その後『ほめる陰口』で間接的にほめる二段構えでいきましょう」複数回にわたってほめると相手の自己重要感はさらに高まるので、ほめ言葉を出し惜しみする必要はない。
2019年10月11日私たちの悩みは対人関係に尽きています。相手が自分から、こちらの思うとおりに動いてくれれば、ストレスからは解放されることに。それは“伝え方”しだい!「なぜあの人は私の言うことを聞いてくれないのか、どうして私のことをわかってくれないんだろう。そうやきもきした経験は誰にでもあるでしょう。ですが『科学的に人の心を動かす伝え方』を駆使すると、驚くほど人間関係がスムーズになり、誰からも好かれるようになるんです」そう話すのは、これまで600人以上の起業家を育成してきたビジネスコンサルタントの星渉さん。認知心理学や脳科学の知識に基づくビジネスコンサルティングの手法が話題となり、国内だけでなく海外でも講演を行い、今、注目を集めている。著書の『神トーーク「伝え方しだい」で人生は思い通り』(KADOKAWA)は発売1カ月で5万部を突破した。「どんな人間関係でも大事なのは、相手に与える『安心感』と『自己重要感』です。私たち人間は、感情で動く生き物。どんなに論理的に正しいことを言われても、感情が同意しなければ受け入れることができません」(星さん・以下同)そのためには、多くの人が「満たしたいと思っている感情」を満たしてあげる必要がある。「私たちの感情は、本能的な欲求と密接につながっています。アメリカの心理学者のマズローによれば、その欲求は5つ。生命維持のための『生理的欲求』、体と心の安全を守りたい『安全の欲求』、他者と関わりたい『所属と愛の欲求』、他者から価値を認められたい『承認欲求』、能力を発揮して創造的な活動をしたい『自己実現の欲求』です。このうち、『安全の欲求』と『所属と愛の欲求』は安心感、『承認欲求』は、自己重要感という感情で満たすことができます」星さんが考案する会話術は、どのタイミングでどんな伝え方をすれば、相手にこの2つの感情を与えられるのかを、科学的な根拠に基づきマニュアル化したものだ。■親しい間柄でも「相手のことを名前で呼ぶ」親しい間柄だと、「ねえ」「あのさ」などつい名前を省略して声をかけがち。しかし、名前はその人のアイデンティティーの一部でもある。「ですから、人は名前で呼んでもらえると、自分が“その他大勢”ではなく、自分個人として認識してもらえていると感じます。相手の名前を呼べば呼ぶほど、自己重要感は高まります」逆に、ご近所づきあいのある人、同じ職場で働く人の名前をうっかり忘れてしまい、気まずい思いをしたことはないだろうか。そのとき相手は、「自分は覚えてもらう価値がないのか」と捉えている。不用意に自己重要感を傷つけると、その後の人間関係に大きく響いてくる。「たとえばお礼を言う際にも『○○さん、ありがとうございます』と言えば感謝の気持ちが明確に伝わり、相手の自己重要感とあなたへの安心感がアップ。習慣づければ、相手との信頼関係は着実に育っていきます」対面でのコミュニケーションだけでなく、メールやLINE、SNSでのやりとりでも名前を省略しないようにしたい。「とくに女性の場合は、姓よりも名で呼ぶと効果が高いように感じます。女性は結婚により姓が変わる人が多いので、生まれたときから変わらない名で呼ぶほうが、より自己重要感を満たすことができるのでしょう」人の心を動かすには、名前を呼ぶことは最低限の準備と心得よう。■「ありがとう」を口癖にするどんな状況、どんな会話、また相手がどんな立場であろうと関係なく使え、相手の自己重要感を高められる万能の言葉が、「ありがとう」だ。「とにかく、何を言われても反射的に『ありがとう』が出てくるレベルまで、口癖にしてみてください」最大のポイントは、名前とセットで「ありがとう」を言うこと。先に触れたように、名前を呼ぶとその人の自己重要感が高まる効果があるからだ。「『○○さん』と相手が自分の名前を呼ぶ声を聞くと、音声情報として客観的に『○○(自分)は今、感謝されている』ことが明確になり、さらに自己重要感が高まるというメカニズムがあります」「ありがとうはいつも欠かさず言ってるわ」と思う人でも、思い返してみると意外と言える場面を逃しているもの。たとえば、友人から待ち合わせに遅れると連絡があったときなら『○○さん、連絡してくれてありがとう』、職場の上司に注意されたときなら『○○さん、お叱りの言葉ありがとうございます』など。一見、ネガティブなシーンでも捉え方によっては「ありがとう」と言えるものだ。「この機会に、いつもどんな場面で『ありがとう』と言っているのか、またほかにどんな場面で言えそうか、紙に書き出してみるのもいいでしょう。伝えた回数だけ味方が増えると思って、どんな場面でも、何かしら『ありがたいと思う理由』を探してみてください」「ありがとう」と言われ続けた相手は「あなたのためなら頑張りたい」と強く思うようになり、コミュニケーションが円滑になる。
2019年10月11日私たちの悩みは対人関係に尽きています。相手が自分から、こちらの思うとおりに動いてくれれば、ストレスからは解放されることに。それは“伝え方”しだい!「なぜあの人は私の言うことを聞いてくれないのか、どうして私のことをわかってくれないんだろう。そうやきもきした経験は誰にでもあるでしょう。ですが『科学的に人の心を動かす伝え方』を駆使すると、驚くほど人間関係がスムーズになり、誰からも好かれるようになるんです」そう話すのは、これまで600人以上の起業家を育成してきたビジネスコンサルタントの星渉さん。認知心理学や脳科学の知識に基づくビジネスコンサルティングの手法が話題となり、国内だけでなく海外でも講演を行い、今、注目を集めている。著書の『神トーーク「伝え方しだい」で人生は思い通り』(KADOKAWA)は発売1カ月で5万部を突破した。「どんな人間関係でも大事なのは、相手に与える『安心感』と『自己重要感』です。私たち人間は、感情で動く生き物。どんなに論理的に正しいことを言われても、感情が同意しなければ受け入れることができません」(星さん・以下同)そのためには、多くの人が「満たしたいと思っている感情」を満たしてあげる必要がある。「私たちの感情は、本能的な欲求と密接につながっています。アメリカの心理学者のマズローによれば、その欲求は5つ。生命維持のための『生理的欲求』、体と心の安全を守りたい『安全の欲求』、他者と関わりたい『所属と愛の欲求』、他者から価値を認められたい『承認欲求』、能力を発揮して創造的な活動をしたい『自己実現の欲求』です。このうち、『安全の欲求』と『所属と愛の欲求』は安心感、『承認欲求』は、自己重要感という感情で満たすことができます」星さんが考案する会話術は、どのタイミングでどんな伝え方をすれば、相手にこの2つの感情を与えられるのかを、科学的な根拠に基づきマニュアル化したものだ。「職場で後輩にミスがありアドバイスするとき、頭ごなしに命令しても相手は動いてくれません。まずは相手に耳を傾けてもらい、アドバイスを聞き入れる態勢を整えてもらう必要があります」そのためには最初に「ほめる」のが有効。なぜなら、人間は自分をほめてくれる人に興味を持つからだ。たとえば、PTAで保護者に役員名簿など書類を作ってきてもらった際、ミスに気づいたときには。「相手のミスに気づいて書類を作り直してほしくても、最初から触れず、まずは仕上げてきてくれたことに感謝を表し、『あなたのおかげで予定どおりに配布できる』という部分をほめましょう」次はアドバイスだが、相手のミスを直接正すなど、否定的な言葉は避けたい。ポイントは「相手が自分で気づいた」と思わせる状況を作ることだ。「米イリノイ大学の実験によると、相手に何かしてもらいたいとき、疑問形で依頼したほうが平均して1.5倍、相手のパフォーマンスが上がると証明されています。『念のため、確認してみませんか?』と疑問形で促して、うまく相手の行動をコントロール」そして最後にもう一度、誤字に気づいたことをほめて締める。「人には出来事の最後の印象に左右されるメカニズムがあります。相手が自分のミスに落ち込んだまま、あるいはこちらの指示で話が終わると、次の行動を起こすモチベーションが湧きません。最後にもう一度ほめると自己重要感が満たされ、ミスの改善にも前向きに取り組むようになります」相手が自分の思いどおりに動いてくれたら、時間差で何度もほめる方法も有効だ。例にあげた、PTAで役員名簿など書類を作ってきてもらった保護者に、ミスを「自分で気づいた」と思わせる状況を作り、すぐに書類を修正し、次のPTAの会合での配布に間に合った場合。「1回目は、名簿を受け取った直後。2回目は、会合が終わった後、3回目はその日の最後にLINEなどのメッセージで伝えます。いずれも『今回は助かったわ』などと簡単な声かけでも構いません。何度もほめられることで、相手の自己重要感はさらに高まり、次回から言われなくても同じ行動をするようになります」逆にしてはいけないのは、大勢の前でミスを指摘することだ。周りの人に対して「この人はこんなミスをするような人間だ」と発表しているのと同じなので、相手の自己重要感は激しく傷ついてしまう。くれぐれも気をつけたい。
2019年10月11日私たちの悩みは対人関係に尽きています。相手が自分から、こちらの思うとおりに動いてくれれば、ストレスからは解放されることに。それは“伝え方”しだい!「なぜあの人は私の言うことを聞いてくれないのか、どうして私のことをわかってくれないんだろう。そうやきもきした経験は誰にでもあるでしょう。ですが『科学的に人の心を動かす伝え方』を駆使すると、驚くほど人間関係がスムーズになり、誰からも好かれるようになるんです」そう話すのは、これまで600人以上の起業家を育成してきたビジネスコンサルタントの星渉さん。認知心理学や脳科学の知識に基づくビジネスコンサルティングの手法が話題となり、国内だけでなく海外でも講演を行い、今、注目を集めている。著書の『神トーーク「伝え方しだい」で人生は思い通り』(KADOKAWA)は発売1カ月で5万部を突破した。「どんな人間関係でも大事なのは、相手に与える『安心感』と『自己重要感』です。私たち人間は、感情で動く生き物。どんなに論理的に正しいことを言われても、感情が同意しなければ受け入れることができません」(星さん・以下同)そのためには、多くの人が「満たしたいと思っている感情」を満たしてあげる必要がある。「私たちの感情は、本能的な欲求と密接につながっています。アメリカの心理学者のマズローによれば、その欲求は5つ。生命維持のための『生理的欲求』、体と心の安全を守りたい『安全の欲求』、他者と関わりたい『所属と愛の欲求』、他者から価値を認められたい『承認欲求』、能力を発揮して創造的な活動をしたい『自己実現の欲求』です。このうち、『安全の欲求』と『所属と愛の欲求』は安心感、『承認欲求』は、自己重要感という感情で満たすことができます」星さんが考案する会話術は、どのタイミングでどんな伝え方をすれば、相手にこの2つの感情を与えられるのかを、科学的な根拠に基づきマニュアル化したものだ。「相手と会話していて意見が食い違ったとき、第一声で『それは難しいよ』『それは違うと思う』などと意見を否定されたら、どう感じますか?安心感が損なわれ、傷ついたと感じるのではないでしょうか。人と関わるときに絶対してはいけないのは、相手を否定することです」強い感情はとくに記憶に残りやすく、否定されたときの負の感情はいつまでも相手の中に残る。すると人はその記憶から、再び傷つくことを無意識に避けるようになる。つまり、相手を否定する発言を繰り返すと、その人はあなたの話を聞いてくれなくなるのだ。「意見が違っても、まずは『そうなんだ』と相づちを打って相手の考えを受け止めると、安心感を抱いてもらえます。『でも』『だって』などの逆説的な意味のある言葉や『えっ?』といった否定的な反応も絶対にやめましょう。相手を説得する場合は、考えや行動を否定するのではなく、逆に『どうすればいいか?』と質問を投げかけ、問題点を相手に気づかせ、こちらの意見に導きます。男性は相手から意見を求められたり、教えることで自己重要感が高まる傾向が強いので、この手は有効です」自分の思うとおりに行動するようになったら、相手の自尊心を満たす言葉でさらに自己重要感を高めてあげれば完璧!
2019年10月10日「なぜあの人は私の言うことを聞いてくれないのか、どうして私のことをわかってくれないんだろう。そうやきもきした経験は誰にでもあるでしょう。ですが『科学的に人の心を動かす伝え方』を駆使すると、驚くほど人間関係がスムーズになり、誰からも好かれるようになるんです」そう話すのは、これまで600人以上の起業家を育成してきたビジネスコンサルタントの星渉さん。認知心理学や脳科学の知識に基づくビジネスコンサルティングの手法が話題となり、国内だけでなく海外でも講演を行い、今、注目を集めている。著書の『神トーーク「伝え方しだい」で人生は思い通り』(KADOKAWA)は発売1カ月で5万部を突破した。「これまで育てた起業家のほとんどは女性です。『趣味の洋裁をビジネスにしてみたい』と専業主婦からスタートする方も少なくありません」(星さん・以下同)だが、相談に訪れる女性の中には、ビジネスの問題以前に、夫婦間や子どもとの関係など家庭内に問題を抱えているケースが珍しくないという。「プライベートの環境にストレスがあると、これから始めるビジネスもうまくいきません。そこで、私がこれまで培ったビジネスの手法を家庭内の問題に生かしてみると、ビジネスシーンと同様に効果を発揮し、家庭環境が改善されました」夫婦間の関係悪化から、離婚に備えて経済的に自立したいと起業を希望していた女性は、星さんのアドバイスで夫との接し方を変えると、瞬く間に夫婦関係が改善され、離婚どころか今ではおしどり夫婦に。しかも、夫の社内での評価がアップ、昇進まで遂げたという。「どんな人間関係でも大事なのは、相手に与える『安心感』と『自己重要感』です。私たち人間は、感情で動く生き物。どんなに論理的に正しいことを言われても、感情が同意しなければ受け入れることができません」そのためには、多くの人が「満たしたいと思っている感情」を満たしてあげる必要がある。「私たちの感情は、本能的な欲求と密接につながっています。アメリカの心理学者のマズローによれば、その欲求は5つ。生命維持のための『生理的欲求』、体と心の安全を守りたい『安全の欲求』、他者と関わりたい『所属と愛の欲求』、他者から価値を認められたい『承認欲求』、能力を発揮して創造的な活動をしたい『自己実現の欲求』です。このうち、『安全の欲求』と『所属と愛の欲求』は安心感、『承認欲求』は、自己重要感という感情で満たすことができます」
2019年10月10日日々無意識に口にしている何気ない言葉のひとつひとつにも、ことだまが宿っています。ここでは唱えるだけで運を良い方向へ導いていける言葉をご紹介。今日から試してみて。「ことだまとは、古来日本において言葉に宿ると信じられてきた力のこと。良い言葉を発すると吉事が、不吉な言葉を発すると凶事が起こると考えられました」(ことだま鑑定水蓮流家元・水蓮さん)さらに最近は脳科学的にも、ことだまの力が立証されているそう。「脳(大脳辺縁系)は主語を区別できないので、人にかけた言葉も自分にかけた言葉だと思い込むといわれます。よって人を褒めれば自己肯定感が上がり、悪口を言えば自分自身にストレスホルモンが溜まってしまいます。良い言葉を使えば自分も快適になり、人間関係も良好に。逆も然りです」ここでは、水蓮さんおすすめの開運ことだまを厳選してご紹介。「ことだまは筋トレ同様、実践あるのみ。口に出す習慣をつけて、幸運を呼び寄せてください」まずは取り入れられそうなものから実践、習慣化を目指してみて。行きたくない!そんな朝こそ、「行くだけエライ!」「気分が落ち込んでいる時は、会社に行くことさえ億劫に感じることも。そんな時は『行くだけエライ!』と唱えてみて。自分を全面的に、肯定してあげることで、心にゆとりを持てるようになります」「おいしい」と呟くだけで、みんながおいしい「おいしくないと感じるものでも、『おいしい』という言葉を発するだけで、幸せホルモンが分泌され、舌で感じる味覚が高まるといわれています。もちろん、それを聞いている人にも同様の効果が」自己嫌悪感…ネガティブな時は、「今のなし!」「ことだまのパワーは、まるで貯金の残高のようなもの。常に増減し、良い言葉を使っても悪い言葉を発すると相殺されてしまいます。そんな時は『今のなし!』と撤回すればカウントされません」言えたらハッピー。心を豊かにする「お先にどうぞ」「相手に先を譲ったり、気持ちを察してさりげなくサポートすることができる『お先にどうぞ』は、ゆとりや優雅さが身につく代表ことだま。相手に感謝されることで、幸せな気持ちになれる効果も」今日一日の自分を認める、「がんばった!」「エネルギー切れ(気枯れ)がおきた時は、“今日もよく頑張った”や“一日お疲れさま”など自分にいたわりの言葉をかけてあげてください。そうすれば、がんじがらめになっていた心が解き放たれます」水蓮さんことだま鑑定水蓮流家元。一般社団法人ことだま協会代表理事。全国各地で講座や鑑定を行う。近著は『絶対幸運「ことだま」』(KADOKAWA)。※『anan』2019年10月9日号より。イラスト・徳永明子取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年10月07日企画展「風景の科学展 芸術と科学の融合」が、東京・上野の国立科学博物館にて2019年12月1日(日)まで開催される。「風景の科学展 芸術と科学の融合」では、写真家の上田義彦が長年にわたり撮影してきた世界各地の風景写真を、国立科学博物館の自然史や科学技術史を専門とする研究者の視点から読み解いていく。アートディレクションを手がけるのは、グラフィックデザイナーの佐藤卓。日本の屋久島や東尋坊、インドのガンジス川などを収めた上田の風景写真に、研究者の解説や関連標本を加えて紹介することで、芸術と科学の融合を図る。研究者による解説の多くは、風景の背後にある時間の流れを意識したものだ。瞬間を切り取った写真に重層的な意味が加わることで、風景から地球の歴史を感じ取ることができるようになっている。【詳細】企画展「風景の科学展 芸術と科学の融合」開催期間:2019年9月10日(火)~2019年12月1日(日)休館日:9月17日(火)、24日(火)、30日(月)、10月15日(火)、21日(月)、28日(月)、11月5日(火)、11日(月)、18日(月)、25日(月)会場:国立科学博物館 日本館1階 企画展示室住所:東京都台東区上野公園7-20入館料:一般・大学生 620円(団体 500円)※2019年10月1日(火)~一般・大学生630円(団体510円)高校生以下および65歳以上 無料 ※常設展示入館料のみで観覧可能。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年09月21日ことあるごとに「最近、お金を使いすぎてマズイ……」と危機感を覚えるものの、目の前に欲しいものがあると、パッと飛びついてしまうという人は多い。「脳には『放っておくと浪費する』という残念なクセがあります。ムダ遣いがやめられない、お金がたまらない、というのは残念なクセが支配する“ビンボー脳”が原因です。このクセを意識的に改めれば、自然と浪費は防げます」そう語るのは、菅原脳神経外科クリニックの菅原道仁院長。菅原院長によれば、私たちがついついやってしまう次のムダ遣い習慣は、脳科学の観点から説明できるのだという。□はやっているものが欲しくなる□「安い!」と思うと、つい買いすぎる□店員さんのセールストークに弱い□高いもののほうが長く使えるので、最終的にはおトクだと思う□気づけば似たような服ばかり買っている□「ちょっとしたぜいたく」「自分へのごほうび」がやめられない「脳の発達過程を見ていくと、赤ちゃんが生まれてから初めにすることは、お母さんが笑ったらつられて笑うように模倣、つまりまねをすることなのです。これは脳の『ミラーニューロン』という神経細胞の働きによるもので、大人になってからも他人が持っているものが衝動的に欲しくなるのも同じなのです」(菅原院長・以下同)“ものまね神経”のミラーニューロンには、他人と「比較」したがるという特徴も。「人と違うものを持ちたい」と思いはじめると、妥当な予算の範囲外にある高級ブランドに手を出してしまったりするので要注意だ。「最近では、そうした見えを張りたくなる行動に、SNSが拍車をかけています。高級店のディナーや、おしゃれな服を着た自撮りの写真をアップしたい欲求が出てきます。そうやって気持ちが高ぶると、脳内に神経伝達物質『ドーパミン』が分泌されます。この物質は承認欲求と関連していて、『いいね!』を押してもらえるとうれしくなり、また浪費をして……とエスカレートしてしまうのです」店員のセールストークでほめられるとうれしくなり、つい買ってしまうのもドーパミンがさせる残念なクセだそうだ。また、高価格=高品質と思い込んでしまうのは「ヴェブレン効果」という心理現象で、これもビンボー脳のクセの一つ。高価格でなくてもいい商品はあるので、見定める冷静さが大切になってくる。反対に「損をしたくない」という心理が働き、安いものを買いすぎることも。「◯円以上送料無料」の表示に惑わされて、不要なものまで買ってしまうことも浪費につながるので気をつけよう。「家計の見直しをするとき、一度上げた生活レベルをなかなか落とせない、と考える方がいます。これは『現状維持バイアス』という心理現象によるもの。毎日、コーヒーやペットボトル飲料を購入することがルーティン化してしまう人や、気づくと同じ洋服ばかり買っているという人は、変化を好まない気持ちがそうさせるのです。ほかに、“自分へのごほうび”“プチぜいたく”が常態化しているケースは『アンカリング効果』という現象で、一度大きな買い物をするとその値段が基準になって、以降も高い買い物を続けることを許容してしまう心理が働きます」ついついやってしまうムダ遣いの悪いクセ。やめられない原因は、私たちの脳の働きの特徴からきているのだ。
2019年06月06日ついついやってしまうムダ遣いの悪いクセ。やめられない原因は、私たちの脳の働きの特徴からきているそう。正しい対処法で悪循環に歯止めをかけよう――。ことあるごとに「最近、お金を使いすぎてマズイ……」と危機感を覚えるものの、目の前に欲しいものがあると、パッと飛びついてしまうという人は多い。「脳には『放っておくと浪費する』という残念なクセがあります。ムダ遣いがやめられない、お金がたまらない、というのは残念なクセが支配する“ビンボー脳”が原因です。このクセを意識的に改めれば、自然と浪費は防げます」そう語るのは、菅原脳神経外科クリニックの菅原道仁院長。菅原院長によれば、私たちがついついやってしまうムダ遣い習慣は、脳科学の観点から説明できるのだという。「脳の発達過程を見ていくと、赤ちゃんが生まれてから初めにすることは、お母さんが笑ったらつられて笑うように模倣、つまりまねをすることなのです。これは脳の『ミラーニューロン』という神経細胞の働きによるもので、大人になってからも他人が持っているものが衝動的に欲しくなるのも同じなのです」(菅原院長・以下同)“ものまね神経”のミラーニューロンには、他人と「比較」したがるという特徴も。「人と違うものを持ちたい」と思いはじめると、妥当な予算の範囲外にある高級ブランドに手を出してしまったりするので要注意だ。「最近では、そうした見えを張りたくなる行動に、SNSが拍車をかけています。高級店のディナーや、おしゃれな服を着た自撮りの写真をアップしたい欲求が出てきます。そうやって気持ちが高ぶると、脳内に神経伝達物質『ドーパミン』が分泌されます。この物質は承認欲求と関連していて、『いいね!』を押してもらえるとうれしくなり、また浪費をして……とエスカレートしてしまうのです」ムダ遣いにつながる“残念なクセ”を脳科学の観点から改めるには、“メタ認知”が有効だという。「メタ認知とは自分の行動を客観視することです。たとえば、店頭で『10個買えば1個おまけ』というPOPに飛びつきそうになったとき、『そんなに買っても使い切れるかな』と一瞬、冷静になって考えると、そのあおりにつられていると気づくことができます」ドローンで自分を空撮するイメージで、行動を俯瞰することがポイントだという。「メタ認知」をONにしてムダ遣いを防ぐ買い物ルールは次の4つ。【1】レジに行く前に店内を1周する【2】カゴに入れた商品の欠点を挙げてみる【3】スマホを見ていったん頭を切り替える【4】店員の誘いを購入のきっかけにしない「ほんの数分でいいので、自分をレジから遠ざけること。レジに行く前に店内を1周すると、脳の前頭前野が働き、理性的に物事を考えはじめ『じつは必要ないかも?』と思えるようになります。また、カゴに入れた商品の欠点をあえて挙げてみる。けなすとドーパミンが出なくなり衝動買いをストップすることができます。タイムセールなど『残り時間◯分!』と言われると駆け込んで商品を買いたくなりますが、そんなときはスマホなどを見ていったん頭の中を切り替える。これは臨床心理学で思考停止法というテクニックです」あなたの買い物も、ビンボー脳が悪さをしていないか、一度日ごろの消費行動を見直してみよう。
2019年06月06日「男女間のすれ違いから起こるトラブルって、永遠のテーマですよね。しかもその舞台が結婚式ということで話題が尽きない作品です」快活な口調でそう話すのは、ミュージカル『刀剣乱舞』やドラマ『崖っぷちホテル!』などで注目を集める佐伯大地さん。映画『女の機嫌の直し方』で演じたのは、新婦や母親の機嫌を損ね右往左往する新郎・悠。披露宴では、ほかにも男女間のさまざまなトラブルが多数発生。それを男性脳と女性脳の違いを分析した脳科学の見地から解決していく物語。「悠が、新婦に『全部君の好きにしていいよ』って言う場面があって、僕も同じ状況になったらきっと言いそうなんです。でも、女性側からすると“全然わかってない”んだそう。こっちは相手を思いやって言っているのに。こうやって男と女はすれ違うんだなって(笑)。でも、この映画を観たら、異性への向き合い方が変わってくる気がするんです。たとえ何か問題が起こったとしても、男性って、あるいは女性って、こういう考え方をしちゃうもんなんだって思えたら、少し大目にみられたりとか」今作は、沖縄国際映画祭で最優秀作品に贈られる観客賞も受賞。「男と女は、なかなかわかり合えずに揉めるけれど、違うからこそ惹かれ合う。ラストに早見(あかり)さんが言うセリフがあるんですが、それがすごく好きなんです。なるほどなって思わされましたし」現在28歳。結婚願望はと尋ねると「あります!」と前向きな言葉が。「うちの父が、マウンテンバイクとかスノボとか、小さい頃から連れていってくれる人だったんで、僕も若く動けるうちに、父みたいになりたいなって思うんです。そのためにも、まずはこの仕事で家族を支えられるだけのものを確立しないと、ですけれど」活動の場が増えるに従い、あらためて演技の奥深さに気づき、ワークショップなどに積極的に通っている。「俳優って、脚本を具現化する仕事で、どんな状況でも、あるかもしれない、と思わせるのが役割。例えば殺人犯の役だとして、そこに何でもない日常があれば、観る人が自分を役に重ね合わせるかもしれない。でも、そういうシーンって繊細な表現が必要で難しい。そこをリアルに見せられるようになりたいですね」『女の機嫌の直し方』原案/黒川伊保子監督/有田駿介脚本/蛭田直美脚本協力/横澤夏子出演/早見あかり、平岡祐太、松井玲奈、佐伯大地ほか6月15日(土)より全国順次公開。©2019「女の機嫌の直し方」製作委員会さえき・だいち1990年7月19日生まれ。東京都出身。ミュージカル『刀剣乱舞』岩融役で注目を集める。近作にドラマ『約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~』など。シャツ¥22,000(エンハーモニック タヴァーン/スタジオ・ファブワーク TEL:03・6438・9575)パンツ¥32,000(ウィーウィル/ウィーウィル ギンザ TEL:03・6264・4447)シューズ¥65,000(パラブーツ/パラブーツ青山店 TEL:03・5766・6688)※『anan』2019年5月29日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・石川尋美インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年05月28日女優の早見あかりが主演を務める映画『女の機嫌の直し方』(初夏公開)の舞台挨拶が20日、沖縄県内で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」(18日~21日)で行われ、早見、平岡祐太、松井玲奈、佐伯大地、有田駿介監督が登壇。早見は、男性の余計なひと言にイラッとした劇中シーンを明かした。放送局と吉本興業が共同制作する「TV DIRECTOR’S MOVIE」部門で上映された同作は、AI(人工知能)研究者・黒川伊保子氏の同名ベストセラーが原案。早見演じるAI研究の理系女子大生・真島愛が、データ収集のため結婚式場でアルバイトし、ウエディングプランナーの青柳誠司(平岡祐太)と担当した結婚式で、脳科学を駆使して男女トラブルを解決していく。舞台挨拶では、男性悩と女性悩の違いの話になり、早見は男性の言動でイラッとした劇中シーンを発表。「男性って本当に余計なひと言を言うことが多いと思うんですけど、今回私が一番いらないよなって思ったのは、ドレスの汚れが見つかって、新しいドレスを探そう、『値段は気にしなくていいから』。ここです! ここ! いらない!」と熱く語り、松井も「本当に。ひと言余計」と同調した。左から平岡祐太、早見あかり、松井玲奈、佐伯大地、有田駿介監督
2019年04月20日「出産前は、こんなにイライラすることも、怒りっぽいこともなかったのに…」自分の怒りがコントロールできず、その矛先をついつい夫へ向けてしまう自分に、さらに落ち込んでしまったことはありませんか?一方、結婚前はあれほどにこやかで天真爛漫(てんしんらんまん)だった妻が、妊娠・出産をへてモンスター化…。イライラしたり怒鳴ったりする妻にとまどう夫の話もよく聞きます。その原因は? 対処法とは? 『妻のトリセツ』 (講談社+α新書)の著者であり、人工知能研究者、脳科学コメンテイターとして活躍する黒川伊保子さんにうかがいました。お話をうかがったのは…黒川伊保子(くろかわ・いほこ)さん人工知能研究者、脳科学コメンテイター、感性アナリスト。コンピューターメーカーでAI(人工知能)開発に携わり、脳とことばの研究を始める。1991年に全国の原子力発電所で稼働した世界初と言われた、日本語対話型のコンピューターを開発。『女の機嫌の直し方』(集英社インターナショナル)、『夫婦脳~夫心と妻心は、なぜこうも相容れないのか』(新潮文庫)ほか著書多数。■問題解決したがる男性脳、共感したがる女性脳――男女の脳の違いによるすれ違いについて、黒川さんは多くの著書で記されていますね。男女では、脳のどんなところが違うのでしょうか?黒川伊保子さん(以下、黒川さん):私は人工知能の研究に36年間携わってきました。人工知能開発では、ヒトの脳の神経信号特性を分析して、脳の演算モデル(判断したり、問題解決したり、対話したりするときの仕組み)を割り出し、それをコンピュータ上に実装していきます。そのような研究開発の途上で、男女の脳では、とっさに使う「典型的な演算モデル」に違いがあることに気づきました。まず男性脳。男性脳は、何万年も狩りをしながら進化してきました。荒野に出て、危険な目にあいながら、仲間と自分を救いつつ、確実に成果を持って帰れる男性だけが子孫を増やせたのです。このため、「空間認知力」が高く「すばやい問題解決」ができる男性脳だけが生き残ってきました。一方で女性脳は、密なコミュニケーションの中でうまくやっていけることが重要でした。人類の授乳期間は世界平均で4.2歳。長いんです。そのうえ、生まれて1年も歩けない特殊な哺乳類。単独で子どもを育てるにはリスクが高く、群れの中で子育てをする必要がありました。群れの中でうまくやっていれば、周囲に守られ、自分の体調が悪くて母乳が出なくても、もらい乳できます。そのために必要なのが「共感力」でした。共感してもらっていれば、気にかけてもらえる確率も上がる。共感さえしていれば、ことを荒立てずに、自分のしたいようにできる。それができる女性が子孫を増やして生き残ってきたわけです。――その男女脳の違いによって、具体的にどんなことが起きるのでしょうか?黒川さん:共感してもらう利点を考えたら、戦いに勝つことなんて意味がない。例えば、洞窟にヘビが出たとします。それを果敢に退治する女性よりも、怖がって周囲にかばってもらう女性のほうが、ほかのことでも周囲に気をつかってもらえますよね。結果、母子生存の可能性が上がるわけです。そのため、女性脳は問題解決よりも共感を優先します。当然、男性脳はその逆。男性から見ると、すばやく問題解決しなければ安心できないので、共感なんてそっちのけで結論を突きつけてくるのです。――確かに! 分かります。それによって、男女ですれ違いも起きるわけですね。黒川さん:夫婦の会話で、妻が「PTAのバザー、うまくいかなくて会計がすごく大変だった」と愚痴を言ったとします。問題解決型の男性脳は「そんなに嫌なら役員なんてやめればいい」「そもそも引き受けたのが間違いだった」などと言いがち。でも女性脳が欲しいのは、「それはそれは大変な一日だったね。お疲れさまでした」という共感とねぎらいの言葉なわけで、解決策なんて求めてはいないのです。この日々のコミュニケーションギャップが、妻のイライラの原因になるのです。■「母は強し!」は夫にも? 母性本能にあった――それにしても、恋人時代はあんなに優しくて、笑顔にあふれていた彼女が、妻となり、母となるとガラリと豹変(ひょうへん)してしまうのか、不可解だというパパは多いと思いますが…黒川さん:女性は子どもを育てるために母性本能を備えています。母性本能って優しい気持ちの代名詞のように考えている人もいますが、子どもには優しいけれど、搾取できる相手に対しては圧倒的に厳しくなるんです。その搾取できる相手とは、まさに夫!乳飲み子を育て上げるためには、相手の資源、時間、労力、気持ち、お金、すべてを捧げてもらわなければならないわけですから。――母性本能とは、子どもへの優しさと搾取相手への厳しさとセットだということですね。黒川さん:しかも産後、妻は感性のスイッチが子どもモードになっています。さらに、日中ずっと赤ちゃんの清らかでかわいらしい肌を見ているわけですからなおのこと。夫が帰ってきたとき、「クサイ、でかい、汚い!」と思わずにはいられないわけです。でも、この状態は産後の一時期のみ。一生続くわけではありませんのでご安心を!妻がパパを邪険に扱うのは、かわいい我が子を無事育て上げるためだったのですね。ならば納得!? 連載第2回では、「夫が踏みがちな地雷ワードとその回避方法」について、脳科学的に明らかにします。参考図書: 『妻のトリセツ』 (講談社+α新書)いつも不機嫌、理由もなく怒り出す、突然10年前のことを蒸し返す……。ベストセラー『夫婦脳』『恋愛脳』の脳学者が、理不尽な妻との上手な付き合い方を、「あるある」な事例と供に紹介した指南書。
2019年03月20日人間関係やお金に関する、さまざまな悩み。もしかしたら“風水”に解決のヒントが見つかるかもしれません。風水コンサルタントの種市勝覺(たねいち しょうがく)先生が、あなたの悩みを、風水の観点から、解決します!■ Q: 夫の転勤で昨年9月に引っ越しましたが、忙しくて一向に部屋が片付かずモヤモヤ。部屋の段ボールを見るたびイライラする自分にもモヤモヤします。おおたま / PIXTA(ピクスタ)ご相談ありがとうございます!まず最初にあらためてご自身に問うてみてください。当てはまるのはどちらでしょうか?「ホントに片付けたい」それとも「ホントは片付けなくない」どちらでしょうか?■ 「ホントは、片付けたくない」という場合pearlinheart / PIXTA(ピクスタ)もしも答えが「ホントは片付けたくない」なら、部屋が片付いていないことや、片付けない自分を問題視する必要はまったくありません。まずは、他に優先させたいことをしている。それ以上に大切なことを優先できている。それは、叶っているに、一度OK!を出しましょう。tomos / PIXTA(ピクスタ)何かに着手できないとは、他の何かに着手しているということ。やはり「ホントはやりたくないこと」の優先順位は下がりますよね。それはとても自然なこと。それを「やるべき」と自分を責めて、日々できていない罪悪感を抱えるというのは、苦しいモノです。片付け以外の他のなにかをちゃんと自分は大事にできていると理解しましょう。相談者さまは、無意識のうちにご自身にとってベストな選択をしています。「できない自分」にダメ出しをするよりもOKを出す。そこで一度モヤモヤを消し、今のこのお部屋の状況は、不自然ではなく自然なことと位置づける。お部屋の片付けが進まなくても、まず、罪悪感や自分責めが終わるのでモヤモヤの心は落ち着いてくるかと思います。その後で、焦る氣持ちのない状態で、フラットに「やれる範囲でやればいい」というスタンスで取り組んでいたきますと、少しは前に歩き出せるかもしれません。■ 「ホントに、片付けたい」という場合nonpii / PIXTA(ピクスタ)さて「ホントに片付けたい」の場合。何かきっかけをつくらないと、今の部屋の状態はなかなか変わらないかもしれません。ホントに、手も足もでないほど、長く多用な状況なのかと思います。そういった場合には、勇氣を出して、友人や家族、親しい誰かを家に招いてホームパーティーなどを開きましょういきなり片付けの優先順位が上がってきます(笑)。もしくは片付ける日にちを具体的に決めて、カレンダーに書き込み、誰か「人と会う約束」レベルの重要度でアポイントとして確保していくのもひとつです。zak / PIXTA(ピクスタ)強い理由なきところに行動はない、というのが原則です。ダイエットと同じで「痩せよう」という掛け声だけではなかなか着手は難しく、『何かの為に!』『誰かの為に!』といった理由が強いほど動きやすくなります。逆に言えば、理由を作ることで何らかの行動を起こすことになり、行動が変われば状況も必ず変わるので、動き出せるようになってくるかと思います。住環境がすこしでも心の休まる空間になるよう、祈っています!(取材・文門上奈央)■種市勝覺(たねいち しょうがく)撮影難波雄史風水コンサルタント、密教風水カウンセラー。「財・体・心の流れを整える」を軸に、風水コンサルタント・密教風水カウンセラー・密教阿闍梨として活動。氣持ちよく暮らす為の住居探し、良き環境を作る為の風水鑑定、独自の手法を用いたカウンセリング、コンサルテーション・社員研修・各種セミナー・出張鑑定などを、2001年より精力的に行っている。環境脳科学、環境心理学の視点から風水を身近なモノとする「無料メールセミナー・風水入門」は3,000名を超える登録者数。著書『ここに気づけば、もうお金には困らない』(サンマーク出版)、『感情を整える片づけ』(アチーブメント出版)も好評発売中。最新刊は『自分を変える「身口意」の法則』(フォレスト出版)。2019年2月27日に扶桑社より最新刊『「最強運の人生」を手に入れる!』が発売される。※種市勝覺-オフィシャルサイト
2019年02月12日人間関係やお金に関する、さまざまな悩み。もしかしたら“風水”に解決のヒントが見つかるかもしれません。風水コンサルタントの種市勝覺(たねいち しょうがく)先生が、あなたの悩みを、風水の観点から、解決します!■ Q: 忙しいときほどウチの子は元氣いっぱいになり、ついイラッとしてしまいます。子どもを叱らずに済むにはどうすればいいですか?Mills / PIXTA(ピクスタ)ご相談ありがとうございます。我が家にも小さな子どもがいますが、子どもって本当にパワフルですよね〜!もちろん度が過ぎた騒ぎ方の場合には、叱る必要があるかと思います。その際には、お子さんを責めるスタイルよりも、「私は、それを強くやめてほしいと思っている」と伝える叱り方ですと、多少やわらかくなるかと思います。また、別の視点としましては、これからお伝えする“2つの力”を身につけると、急なお子さんへの対応が少しラクになるかもしれません。2つの力とは、中断力と再現力。中断力とは、どんなときでもすぐに作業の手を止められる柔軟さ。KY / PIXTA(ピクスタ)たとえば僕の場合ですと、原稿を書いているときに子どもが外から帰って来たら、手を止めて「おかえり!」と言えるかどうかで、中断力が試されるわけです。再現力とは、手を止めて他の事をした後で、再びやっていたコトに意識を切り替えられること。「え〜っと何をやっていたんだっけ」「どこまで進んでいたんだっけ」と考える時間を短縮するために、この力は発揮されます。この2つの力を意識的に身につければ、いつ何時子どもがはしゃぎ出しても、少し余裕をもって振る舞えるようになるかと思います。■ 「中断力」と「再現力」をいかに習得するかGraphs / PIXTA(ピクスタ)中断力を習得するには、ずばり“手を止めて再び思い出す”をひたすら繰り返すに尽きます。集中しすぎるときこそ、あえて手を止めて他のことをしてみる。作業をいったんやめることに慣れることから始めましょう。再現力を養う一つの方法としては、メモを有効活用すること。hide / PIXTA(ピクスタ)そもそも覚え書きを一切せず、必要なことをすべて記憶しようとするのは無理があります。「忙しい」とずっと言っている人ほど、「これやらなきゃ」「あれも忘れちゃいけない」と常に頭の中だけでフル回転させがちです。その結果、目の前のことに対する集中力までも散漫になり、作業効率が下ってしまうというループに陥ってしまいます。だから覚えるべきことは片っ端からメモをして、「完全に脳から記憶を消す」くらいが、再現力を身につける上ではちょうどいいかと思います。最初のうちはメモを見ても「これ何だっけ?」と思い出せないこともあるかもしれませんが、そんなときこそ再現力を育むチャンス!adam121 / PIXTA(ピクスタ)“何を再現できて、何を思い出せないか”を把握できれば、自分の記憶と記録法のクセが見えてきます。それを踏まえて効果的にメモをとれるようになってきます(情報の風水調整)。メモをとる→完全に忘れる→メモを元に思い出す→何を忘れたかを意識し捉える→工夫してメモをとるこのサイクルを習慣化するうちに、心と頭に余白を持てるようになり、目先の「忙しい」という氣持ちに追われずに済むようになります。■ 余白がある=余裕がある=自由!chikaphotograph / PIXTA(ピクスタ)脱線してしまいますが、“余裕がある”とは「余白」があるということです。そして多くの人々は「自由が欲しい」と願いますが、そこで言われる“自由”とは実は「余裕」のこと。多くの人は時間やお金、体力の余裕を求める一方で、余裕(余白)があればひたすら「埋めよう」とすしがちなので、いつまでも余裕を手に入れられないという哀しい状況です。なんでも詰め込み過ぎるコトなく、脳力・氣力・体力そしてお金や時間にも「余白」を残しておく(全てを使い込まない)、そんな意識を持ってみませんか?きっと今よりもゆったりとした氣持ちで、お子さんに向き合えるようになると思います。(取材・文門上奈央)■種市勝覺(たねいち しょうがく)撮影難波雄史風水コンサルタント、密教風水カウンセラー。「財・体・心の流れを整える」を軸に、風水コンサルタント・密教風水カウンセラー・密教阿闍梨として活動。氣持ちよく暮らす為の住居探し、良き環境を作る為の風水鑑定、独自の手法を用いたカウンセリング、コンサルテーション・社員研修・各種セミナー・出張鑑定などを、2001年より精力的に行っている。環境脳科学、環境心理学の視点から風水を身近なモノとする「無料メールセミナー・風水入門」は3,000名を超える登録者数。著書『ここに気づけば、もうお金には困らない』(サンマーク出版)、『感情を整える片づけ』(アチーブメント出版)も好評発売中。最新刊は『自分を変える「身口意」の法則』(フォレスト出版)。※種市勝覺-オフィシャルブログ
2019年02月06日人間関係やお金に関する、さまざまな悩み。もしかしたら“風水”に解決のヒントが見つかるかもしれません。風水コンサルタントの種市勝覺(たねいち しょうがく)先生が、あなたの悩みを、風水の観点から、解決します!■ Q: 今年受験する我が子に一人部屋を作りました。風水的に理想的な受験生向けのインテリアを教えて下さい。makaron* / PIXTA(ピクスタ)ご相談ありがとうございます!一つの空間に置かれたもののすべてが自分に影響を与える、というのが風水の考え方です。つまり、脳は無意識のうちに空間に何が置かれているかをすべて理解していて、それらが“自分に危険を及ぼすかどうか”まで察知しているということ。そのため氣がかりなものがあれば、意識がすべてそちらに向けられてしまって、本来集中したいことに氣持ちを向けられなくなるのです。以上をふまえると、受験生のお子様の部屋づくりにあたって、勉強の集中力を欠くものやいらない連想を引き出すものを徹底的に視覚から排除することが一番。また視界に入ったときに「勉強頑張ろう」と思えるものを置くことも、とっても大事です!■ 勉強部屋にいらないものとは?CORA / PIXTA(ピクスタ)勉強の集中を阻害する最たるものといえば、不要な文字情報です。たとえば本の背表紙の文字がぱっと目に入るだけでも、脳は無意識のうちに文字がもつ意味を読み解こうとします。今やっている教科「以外」の参考書だって、視界に入れば脳に影響を与えています。言ってしまえば「〜必勝」「絶対合格」みたいな文字列も、取り組む教科とは無関係な文字情報になります。freeangle / PIXTA(ピクスタ)そのため、まず本棚は無地の布などで目隠ししてしまう、やっていない教科のものはどこか見えないところに片付けるなど、いらない文字情報は排除しましょう。今“無地の布”と言いましたが、目隠しの布に限らず、ベッドカバーやカーテンなども、できるだけ柄や模様の入ったものは避けた方がいいでしょう。柄や文字などで動きがあるものは活性度が高く、氣が散る原因になりかねないので、できるだけ無地のものを選んでいただきたいです。また風水では色も重視します。部屋の壁紙の多くは白色かと思うのですが、光が反射するために“強すぎる白”は実は「落ち着かない」色なのです。しかし、壁紙を変えるのはなかなか大変ですから、「暖色系(電球色)の照明」をつけて白色を緩和するなどして、部屋全体のバランスをとることが大事です。■ 勉強部屋に置くといいものとは?amethyst / PIXTA(ピクスタ)リラックスした氣分になれる、自然を連想させるものが理想的。たとえば一輪挿しや鉢ものの観葉植物などは、自然を連想させてくれますし、心をほっと和ませてくれます。勉強している最中に顔を上げた位置に置くと、それだけでいい氣分転換になります。また、できるだけ緊張をといた状態で勉強できる環境にするには、足元の冷えを防ぐことも大事です。下半身が冷えて血流が悪化すると、交感神経が優位になりやすく、身体は緊張状態になって集中力を欠く一因に。Graphs / PIXTA(ピクスタ)床暖房やホットカーペット、ルームソックスなどで温かい状態を保ちましょう。もしも受験後に行きたい旅行先などがあれば、その場所の写真などを飾るのもいいでしょう。「勉強を頑張ればここに行って楽しもう!」というポジティブなモチベーションに繋がるはずです。風水上、受験生の部屋におすすめのカラーはうすい青や緑などの寒色系(リラックス&集中の色彩)。目隠しの布等につかうのもいいでしょう。ただし、寝具など体に触れるモノは、ホッと安心して暖かみのあるもの(暖色系)がこのましいので、ベージュや薄いイエローなどがおすすめです。ぺかまろ / PIXTA(ピクスタ)受験生の部屋の環境が整った後も、お子さま本人が「雰囲氣を変えたい」と感じたときは柔軟に模様変えをしましょう。マンネリは脳の疲労につながりますし、適度な刺激があると脳もほどよく活性します。それに一番大事なのは「受験部屋の空間がお氣に入り」とお子さま本人が思うことです。戦略の一つとして、ぜひ風水を取り入れてみてはいかがでしょうか。受験で納得のいく成果を上げられますよう、お祈りしています!(取材・文門上奈央)■種市勝覺(たねいち しょうがく)撮影難波雄史風水コンサルタント、密教風水カウンセラー。「財・体・心の流れを整える」を軸に、風水コンサルタント・密教風水カウンセラー・密教阿闍梨として活動。氣持ちよく暮らす為の住居探し、良き環境を作る為の風水鑑定、独自の手法を用いたカウンセリング、コンサルテーション・社員研修・各種セミナー・出張鑑定などを、2001年より精力的に行っている。環境脳科学、環境心理学の視点から風水を身近なモノとする「無料メールセミナー・風水入門」は3,000名を超える登録者数。著書『ここに気づけば、もうお金には困らない』(サンマーク出版)、『感情を整える片づけ』(アチーブメント出版)も好評発売中。最新刊は『自分を変える「身口意」の法則』(フォレスト出版)。※種市勝覺-オフィシャルブログ
2019年02月02日「ヒトの脳は『7』を1つの区切りにする傾向があります。7日、7つ、7種類で達成感を得て、次の新たなステップに移ります。だから、離婚問題も結婚7年目、14年目など7年おきに起きやすい。特に50代は7年ターンを3回、4回と繰り返してきてますから、かなりの“飽き”を感じているはず。つまり、次のターンに進むとき『このままでいいのか』と深刻な夫婦の危機を迎える可能性が高いのです。でも、そこで諦めてはいけません」こう話すのは、人工知能研究者・脳科学アナリストで編著『妻のトリセツ』(講談社+α新書)が13刷7万部ヒット中の黒川伊保子さん。同書では、夫婦の何げない日常の一言が大ゲンカに発展してしまう理由は、お互いが、女性脳と男性脳の思考の違いに気付いてないからだと分析している。「『妻のトリセツ』は、夫向けに作った“妻を怒らせない”ための対策集ですが、実は購入読者の約3割は女性だったんです。妻も男性脳を理解して、上手に夫を“しつけたい”と思っているのではないでしょうか」(黒川さん・以下同)そんな理解しがたい夫の言動や行動の対処法を、実生活の具体例をもとに、解説してもらった。【1】一緒にスーパーに行くなら別々に「女性は、直感と冷静な比較検討を満たした買い物を望みます。しかし、直感力の右脳と比較検討をする左脳を結ぶ神経回路には距離があるため、目的の売場以外に寄り道をしながら“エクササイズ”するのです。逆に男性は目的思考で売場に直行。トラブルを避けるなら、別行動がベター」【2】掃除は“夫の専門分野”を作って!「わが家ではお風呂掃除は私が担当ですが、カビ取りなどここぞいう部分は夫に丸投げ。今では洗剤の研究を重ねて、完璧なカビ掃除をしてくれています。こういった男性脳の“プロフェッショナル思考”を刺激すると効果的です」夫がのめり込めるような家事を選んでミッションを与えるのだ。「料理であれば、麺類すべてを任せるなど、使命感を持たせます」【3】頼み事の前に20分の沈黙タイムを女性はしゃべることでストレスを発散するが、男性にとってはそれがストレスになることがある。「友人やご近所への不満など、妻の愚痴は、オチがなくて言いっ放しのことが多いもの。ただ、こうした状態の男性脳の電気信号の画像を見ると、全く機能していないことがわかっています。男性は2分で目的がわからなければ、音声認識機能を止めてしまうのです」そこで、ちゃんと聞いてもらいたい話がある場合は、世間話はグッとこらえて、最初の20分ほどは“機嫌のよくなる沈黙”を意識して作ったほうがよい。「頼み事を聞いてもらうためには話し方にポイントがあります。たとえば、法事の相談であれば、いつ行うのか、誰を呼ぶのかと、すぐに答えられる、具体的な質問や要望を用意することです。愚痴を言いたくなったときは、夫ではなく、女性の友達や娘、母親に聞いてもらうほうが、お互いストレスは少ないでしょう」【4】時には“女の弱さ”を見せてみる“気が強い”と思っていた妻が、自分の小さな失敗を自ら告白すれば、夫のほうも歩み寄るはず。「家族のためにここまでやったという手柄話や、プレゼントで機嫌を取ろうとしても、あまり効果がありません。それより、失敗談を告白して助けを求めたほうが、夫には『些細なトホホも話し合える仲』とポジティブに解釈され、絆を強めるきっかけになるのです」夫の顔を立てながら実は御している――それが円満の秘訣。
2019年01月25日「ヒトの脳は『7』を1つの区切りにする傾向があります。7日、7つ、7種類で達成感を得て、次の新たなステップに移ります。だから、離婚問題も結婚7年目、14年目など7年おきに起きやすい。特に50代は7年ターンを3回、4回と繰り返してきてますから、かなりの“飽き”を感じているはず。つまり、次のターンに進むとき『このままでいいのか』と深刻な夫婦の危機を迎える可能性が高いのです。でも、そこで諦めてはいけません」こう話すのは、人工知能研究者・脳科学アナリストで編著『妻のトリセツ』(講談社+α新書)が13刷7万部ヒット中の黒川伊保子さん。同書では、夫婦の何げない日常の一言が大ゲンカに発展してしまう理由は、お互いが、女性脳と男性脳の思考の違いに気付いてないからだと分析している。「『妻のトリセツ』は、夫向けに作った“妻を怒らせない”ための対策集ですが、実は購入読者の約3割は女性だったんです。妻も男性脳を理解して、上手に夫を“しつけたい”と思っているのではないでしょうか」(黒川さん・以下同)そんな理解しがたい夫の言動や行動の対処法を、実生活の具体例をもとに、解説してもらった。【1】失敗を責めず妻の気遣い不足と夫の出張で、せっかく準備した着替えや常備薬を、平気で家に置いていき、イライラを爆発させた経験は誰でもあるはず。「注意したいのは『だから言ったじゃない、なんでできないの?』という糾弾ワード。余計な反発を生むうえに、そもそも男性が“できない”のは当たり前。女性は半径3メートルの範囲を細かく見ていますが、男性は足元を見ないで、より広い範囲で狩りをしながら、闘ってきたのです。こうした歴史を何万年も続けて脳の男女差が生まれてきたのでしょう。男性は、女性に身の回りを守ってもらわないと外で闘うことができない、とも言えます」この“男性脳”を理解できれば、妻の気持ちに余裕が持てる。「失敗を叱るのではなく『私も注意しておけばよかった』『今度は一緒に準備しよう』と提案すれば、夫も申し訳なく思い、3回に1回くらいはできるようになります。一緒にと申し出ると『いや、自分でできるから』と再チャレンジする思考に切り替わるわけです。逆に『私がやる』と助け船を出すと『じゃあ、お願い』と任されてしまうので注意しましょう」「夫vs.家事」ではなく「夫婦vs.家事」という図式を作ることで、協力関係が生まれるのだ。【2】ゴミ出しは目の前で実演しながら「分別して空き容器を洗いキャップを外してゴミ出し日を確認する。その作業工程を見せてください。家事に対して男性は女性の3~6倍のストレスを感じます。夫が耐えられないことを、毎日、妻は平然とこなしていることを知れば、感謝の気持ちが生まれるでしょう」結婚してから、ずっと“わかってくれない夫”に対してストレスをため込んできたけれど……。今後は、脳の男女差を知って、夫を思うがままに御しちゃいましょう!
2019年01月25日お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔が10日、ツイッターを通じ、自身の投稿が一部でお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志や先輩芸人への批判と受け取られたことについて、否定した。村本は9日に、「よしもとの芸人は他ジャンルに自分目線のコメントしまくるくせに自分が同じ芸人から批判されると劣化の如く怒る。勝手な仲間、身内意識からきてる。村意識。吉本入ったからと言ってお前をリスペクトしてると勘違いしてるアホ多し」(原文ママ)。さらに、「会社は尊敬してる芸人がいるから入ったのではなく、劇場の数とか、そういう計算のほうが強い。それなのに入った瞬間からタバコ買いに行かされる謎。そもそも、お前になら勝てると思って入ったんだが」と投稿。その後、これを読んだツイッターユーザーの「ダウンタウン松本氏の事?」など、相手を憶測する声を引用したネットニュースが拡散されていた。これを受け村本は、ニュースを引用しつつ、「いやもっと僕に近しい人です。なんなら同期です。後輩への先輩面した態度です」と否定。「あとはシークレットコメディで話します。ぜひ会員に」と呼びかけた。また、脳科学者・茂木健一郎氏の「吉本さんに限らず、日本のお笑い界、日本の社会全体にある『先輩後輩』関係の不条理を笑いにしたらとてもおもしろいと思います。それはアメリカにはない日本独自の批評的コメディだ!(笑)」には、「『先輩』という存在に興味がありまして。面白いな、と。そういう学者いたら紹介してください」とメッセージを送っている。
2019年01月10日夫婦の危機
セレブ婚で変わってしまった親友
義父母がシンドイんです!