時間が勝負の大人の恋愛。その前段階のデートでよく聞く悩みが、「いい感じだけど、この人が好きかわからない」といった悩みです。確かに知り合って間もないと、明確な恋愛感情を感じるまでに至っていないことはよくあります。でも、この先恋心が芽生えるかどうかは、自分の感覚に耳を傾けることで、しっかりとらえることができるかもしれません。マッチングアプリ婚活で出会う「いい感じだけど、この人のことが好きかわからない!」問題の解決方法【おおしまりえの恋愛道場】vol. 133最近では独身者の4人に1人が利用しているというマッチングアプリ。便利な一方、条件などの各種データが先に目に入り、恋というより、合理的な判断で相手を選んでしまい、迷う時もあるかもしれません。マッチングアプリで出会った場合、数回目のデートを重ねて交際といった流れにいくのが一般的です。しかし、知り合ってたった数回のデートだけだと、「この人で本当にいいのかな?」と、一定の好感は抱きつつも、確信的な恋心を感じているわけではないため、迷う方もいるでしょう。今回はそんな方に向けて、マッチングアプリなど婚活シーンで出会う「いい感じだけど好きかはわからない」という相手に対して、きちんと自分の心の声を聞いた上で判断できるようにポイントをお伝えします。好きかわからないには2つある!見逃していいものダメなもの「好きかどうかわからない」こうした感覚には、実は「今好きじゃないけど、今後好きになる可能性を秘めている」ケースと、「今好きじゃないけど、頭で考えるといいかもと思えて迷う」ケース、この2つにわけられます。この場合、前者の「今好きじゃないけど、今後好きになる可能性を秘めている」感覚をきちんと逃さないことが大事であり、今回はこの場合どこを見たらよいかをご紹介していきます。説明に入る前に、まず後者の「今好きじゃないけど、頭で考えるといいかもと思えて迷う」方との恋愛は、なぜおすすめできないのかを少し書かせていただきます。それは、恋愛という心(感情)でする行為に、頭での思考をたくさん持ち込みすぎると、付き合っている最中に頭と心の不一致を起こし、「あれ、この人好きなんだっけ?」といった感覚に、早い段階で陥ってしまうからです。もちろん思考で相手をある程度判断することも重要ではありますが、それは感情が乗ってきた後に最低限確認したほうがいいことです。例えば学歴や年収、きょうだい構成や結婚願望などが条件通りだから…といった風に相手を頭で判断しすぎると、その分感覚的な部分には蓋がされ、本当の自分のトキメク感覚が見えなくなってしまいます。だからこそ、迷った時はまず感情の高まりをしっかり自分の中で確認していくことが大切なのです。感情を探るポイントそれではさっそく、好きかどうかわからないといった感覚が、恋の芽なのかそうじゃないのか、判断していくポイントを紹介していきます。ちなみにこうした感情を探ろうと思ったとき気をつけてほしいのが、絶対にひとりで落ち着ける時、それもシラフの時にやってほしいということです。なぜかと言うと、友達がいたりお酒が入っていると、自分の感覚が麻痺してしまい、正しい判断ができないことがあるからです。それではさっそく4つのポイントをご紹介します。胸が自然とトキメク彼と一緒の時間をゆっくりふり返ってみたとき、緊張感はあるけど、胸がキュンとなったりドキッとしたりする感覚になりませんか。もっと知りたい、もっと触れたい、そんな小さなトキメキがあれば、それは今後大きな恋愛感情に発展する可能性があります。「あきれる」という違和感がほぼない一緒にいると、相手と自分の違いというのは誰しもが感じるものです。そういった価値観や常識の違いを感じたとき、相手に対して「あきれる」「冷める」「引く」といった小さくヒヤッとする感情になったことはないでしょうか。少しデートシーンを具体的に振り返りつつ、思い出してみてください。恋愛の先にあるかもしれない結婚というのは、本来は“覚悟を持って相手とつながり続ける誓い”を立てるものです。その覚悟を持つ前の段階で「ヒヤッとする感覚」があるということは、相手に対して自分の感情が根本的に高まっていない証拠かもしれません。相手と自分の違いがあるのが悪いのではありません。違いを受け止めるだけの高い温度感がないのが、ここでは問題なのです。時間を忘れてしまう瞬間がけっこうある「合う」というのは、性格や話題だけでなく、もっと大きな感覚として「息が合っている」と感じていることを指します。つまり、相手と自分が合っていれば、話が盛り上がるのはもちろん、一緒の空間が心地よく感じ、その結果時間が飛んでしまうような、あっという間に過ぎる感覚があったりします。これを元に考えると、「楽しいんだけど時間通りに物事が進む」とか「楽しいんだけど次の行動を頭の中で想定している」といったことがあると、それは相手に対して感情が高まっていない証拠かもしれません。この人と連絡が途切れたら悲しい感じがする例えば今、相手と突然連絡が途切れたら、あなたは悲しいと感じますか。まあいっかと思いますか。ちょっと深呼吸しつつ、相手のことをゆっくりと思い浮かべながら考え、そして感じてみてください。もし「悲しい」「なんか切ない」といった感覚になるなら、それはすでに感情が相手に引き寄せられている1つの印かもしれません。逆に「まあ仕方ない」「残念だけど縁がない感じだな」とすぐに整理できるなら、心の中は全然恋愛モードになっていないかも。過去にはこの問いをしたとき「なんか悔しい」といった答えを持った女性がいました。これは、相手を落とせなかった、恋愛をモノにできなかったといった、ある種の闘争心が生み出した感情であり、純粋な恋とはまた違いますので気をつけたいところです。恋愛がスタートする前というのは、まだお互い好きの温度が高まっていないことはよくあります。だからこそ、ひとりになって落ち着いた時に感じる暖かな感覚があるかは大切になっていきます。こうした感覚がないのに、なんとなくデートを重ねて気分が盛り上がり付き合ってしまうと、後々「やっぱり好きじゃないかも」といった失敗感覚になる確率は高まります。じっくり付き合えればいいのですが、大人の恋愛は時間が勝負。だからこそ、自分の感情を上手にすくい上げ、そして判断に活かせれば、いい恋愛にもたどり着くことが増えるかもしれませんよ。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Agnieszka Marcinska / EyeEm/Gettyimages©Ivan Pantic/Gettyimages©Catherine Delahaye/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年08月12日「あの人、美人なのにモテないね〜」なんて言われる人、周りにいませんか?はたまた、画面の前のあなたかも。20代も後半になってくると、実はモテる女性の条件にはいろんな人間的な要素が足されていきます。それはどんなものか、今回はモテない美人に共通するパターンから、見つけていきましょう。美人だけどモテない!男性の本音から見える残念美人のパターン【おおしまりえの恋愛道場】vol. 132みなさんの周りには美人はいますか?見た目がシンプルにキレイな人もいれば、振る舞いなども踏まえると美人に見える人など、定義は曖昧です。恋愛においてはめちゃくちゃアドバンテージになる美しさですが、アラサー以降には「美人だけどモテない」という残念な人たちが一定数います。今回は男性に聞いた、恋愛対象からは外れてしまいがちな美人のパターンを5つご紹介します。アラサーからは美人の定義が変わるそもそも学生時代から社会人の新人時代(おもに20代前半まで)と、20代後半以降の美人だと、定義がやや異なることに気づいていますでしょうか。もちろん見た目の美しさは必要ですが、20代後半以降からは見た目の美しさとあわせて、自立心といった大人ならではの要素が必要になっていきます。男性に過度に期待や依存をしない自分をしっかりもっている周りへの心遣いができるメンタルの安定努力や必要な我慢、必要な自己主張ができるなどが具体例な要素になります。こうした大人になってからのモテに大切な要素の変化に気づけない美人さんが、アラサー以降にいわゆる「モテない美人」と呼ばれるようです。男性に聞いた美人なのにモテない女性に感じた5つの要素ここからは、実際に筆者が過去に男性たちから聞いた、「恋愛対象から外したくなった美人」の要素を5つご紹介します。とはいえ、これは別に美人と言われる人に限らず、女性ならやらないほうがいいことです。自分はどうだったかな…と、少し振り返りながら考えてみてください。「してもらう」のが当然美人に生まれた人というのは、気づいた時から周りからチヤホヤされて育っている人が多いです。それはとても恵まれたことですが、一方で、このチヤホヤが当たり前と認識したまま大人になると、周りに何かお膳立てしてもらうことが当然に感じ、図々しい美人ができあがります。デートプランは相手が立てるものご飯はごちそうしてもらえるものお店についてはきちんと彼が調べるものなどはその代表です。「男性だから、彼氏だからといった役割を相手に求め、自分と付き合えたんだから、して当然くらいに思っている女性が時々います。美人だけど気が強いなーと感じて、恋愛対象としては見られないですね」(30代・営業)このように、男性が関係が始まる前に息切れするケースもあります。一瞬の恋愛を楽しむのであればその対応でもいいのですが、一生かけるパートナーを求めているなら、片方が頑張るスタイルの恋愛は“おこちゃまの恋愛”といえるのかもしれません。気遣いや配慮がない例えばLINEでのやり取りのとき、どうにもリズムが悪い人っていませんか。また、いつも自分のことを話す人や自分の都合ばかりで連絡をしてくる人なんかもいるかもしれません。こんな人は例え美人でも、気遣いや配慮が足りないとして相手を疲れさせます。「以前付き合った女性は、美人だったのですが仕事中にもバンバンLINEをするし、何かあると夜中でも電話してくる。出ないと怒りはしないけど心配してこっちが恐縮するといったやり取りが何度もありました。まめな連絡は嫌じゃないんですが、だんだんと負担になっていましたね」(20代・SE)先程も書きましたが、比較的周りが気を遣ってくれる環境に身を置いていた美人さんは、相手を気遣ったりタイミングを見たりするといった、経験から学ぶコミュニケーションの努力をしていない人がいたりもします。しかし、大人の恋愛は忙しいなかでするものなので、こうした「相手の都合」をある程度思いやれない人というのは、付き合う前に相手からNGをくだされてしまうかもしれません。聞く力が低く理解力がちょっと足りない「以前セフレ関係だった女性は、美人でしたが恋愛対象といった感じにはなりませんでした。理由は単純に話していて面白くなかったから(笑)。ちょっと難しい話になるとすぐ『良くわからない』といった態度になるし、自分の話はいつも仕事の愚痴とかゲームのこととか。気楽でいい部分もあったけど、面白いって感じる部分がなくて、恋愛対象としては見られなかったです」(20代・開発)大人同士の恋愛では、女性に知的好奇心といった面白さを求める男性は増えてきます。そうなった時、相手の話を深く聞けない女性や、話題がいつも同じようなもの(それもネガティブなもの)だと、男性によっては「物足りない」といった感覚になるようです。大人の恋愛では、男性は女性にやすらぎと理解力を求めがちです。そうなった時、聞く力が足りない女性は、どんなに美人でも男性的には惹かれなくなっていくのかもしれません。お金が明らかにかかる「お金がかかりそう」と見えるのはいいのですが、実際恋愛が始まりそうな段階で、「本当にお金がかかる」と男性から認識されると、その女性はどんなに美人でも恋愛対象から外れるケースが多いです。「以前数回デートした女性は、毎回自分が全額の支払い。そういう価値観なのかなーと思っていましたが、デートプランを2人で練る時も、金額のことは全く考えずちょっと値段の張るお店を提案してきていて…これがずっと続くのかなと思ったら、無理だなって思ってその子はやめました」(30代後半・マーケティング)絶対割り勘を推奨するわけではありませが、奢られるにしても毎回は遠慮するとか、相手を気遣ったお店選びなどができないと、だんだんと扱いにくい美人と思われるかもしれません。圧がすごい「悪い意味で気が強い美人なんだなーって思いました」(30代前半・人事)こう語られたのは、彼が以前お付き合いをしていた美人の彼女について。「自分はあんまりオシャレじゃないほうなんですが、『あれを着ないなんてダサい』とか『もっとこうしたほうがいい』とか、俺のためというより、自分の彼氏としてどう見えるかをすごく気にしたアドバイスがありました」美人な自分を自覚しているからなのか、周りに対して「私はこう!」という圧が強すぎる美人は、一定数いるように思います。筆者も以前、ある合コンで男性に対して、仕事に対するダメ出しに近いアドバイスをしている美女に出会ったことがあります。彼女は仕事に対して熱量高いタイプだったのですが、付き合う前でも後でも、「〜べき」といった圧が強い人は、だいたい男性を疲れさせます。本人はそれを「はっきりサバサバ言うタイプ」くらいに思っているかもしれませんが、男性からすると決めつけや否定と感じて恋愛熱が下がるので、気をつけたほうがいいかもしれません。5つのモテない美人のパターンを紹介しました。あなたやあなたの周りには、こうした残念な人はいないでしょうか。結局大人になると、見た目の美しさだけでなく人間力が勝負になっていきます。それは誰しも等しく努力で伸びるもの。もし今、モテないorいい恋愛に恵まれない、と感じるなら、ちょっとだけ普段の振る舞いから見直すと、世界は変わっていくかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Fuse/Gettyimages©bymuratdeniz/Gettyimages©laflor/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年08月05日俳優やモデルとして活躍する飯豊まりえさんが、2021年7月29日にInstagramを更新。小学生時代に撮った写真を公開し、人々の注目を集めました。飯豊まりえの10歳の頃の写真に「大人っぽい」の声同月現在23歳の飯豊さんは、小学生の頃からファッションモデルをしています。10歳の頃にモデルとして撮影された写真を披露しました。多くの人が驚きの声を上げた写真が、こちらです!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 飯豊まりえ(@marie_iitoyo)がシェアした投稿 10歳、懐かしすぎる。。笑marie_iitoyoーより引用10歳とは思えない、大人びた顔立ち。ひと目見ただけで飯豊さんだと分かります。投稿に対し、ファンからは次のようなコメントが寄せられました。・全然変わっていない!・かわいすぎる。大人っぽいなあ。・10歳の頃から完成されている。投稿の中には、飯豊さんが過去に仕事などで撮影した写真が複数あります。ほかの時期の写真も見てみたくなりますね。子供の頃と変わらぬ愛らしさを持ったまま、成長した飯豊さん。これからの活躍が楽しみです![文・構成/grape編集部]
2021年07月30日気づけば彼との交際期間がもう3年。でも、全然プロポーズの気配もないし、結婚するのか不安感が募る。そんな人はいませんか。3年というのは、結婚へ進むかどうか1つの分かれ道とも言われています。ではそんな3年をすぎても、彼が決意しない理由は何なのか。ここでは3つの本音を紐解いていきます。気づけば交際3年!彼が全然プロポーズしてくれない心理とは【おおしまりえの恋愛道場】vol. 131彼と付き合って、気づけばもう3年以上。将来を考えたりもするけれど、そういえば全然プロポーズされる気配がない!そんな悩みを抱えた方はいませんか。仲が悪いわけではないけれど、結婚となると途端に雲行きが怪しくなる。別れる勇気はないけれど、今後が全然見えてこない。そんな不安を解消するため、今回は交際が長期化しても結婚の雰囲気が出ないカップルの男性心理について、3つのケースを具体例とともにお話していきます。結婚に踏み出さない男性!実は結婚を言い出さない3つの理由それではさっそく、交際期間が長期化しているのにプロポーズしない男性の心の中を探っていきます。今回は3つのケースをご説明しますが、合わせて「やってはいけない対応方法」についてもご紹介します。ぜひ彼との関係を正しく見直していきましょう。ケース1:今の関係に満足している最初は「今の関係にある程度満足しており、積極的に関係を変える気が起きない」という心理から。おもに同棲が続いているカップルに起きやすい問題で、この時の男性心理は「今で満足しているのに、あえて変化を求める気にならない」といったものです。筆者が過去取材したケースでは、既に4年ほど付き合って同棲もしているのに、一向に結婚の空気にならないというカップルがいました。周りに「いつ結婚するの?」と聞かれたら、その場は「近いウチに」と彼は答えるものの、実際2人になると話をごまかすばかり。結局このカップルはというと、彼女側が「今後このままなら別れる」と切り出すことで、彼も腹をくくって結婚したそうです。この心理には、男女による結婚に対する考え方の差が表れています。女性の多くは、結婚に対して憧れや夢といったポジティブな印象を抱くのに対し、男性にとって結婚は、責任や決意といった緊張をもたらすイベントだったりします。結婚後は2人で支え合えばいいと女性が考える一方で、男性的には「結婚したら自分がある程度安定していないと」と、考える傾向がまだあるのです。こうした男性には、まずは相手が考える結婚に対する不安や迷いをきちんと聞き、そして自分の中にある結婚に対する想いや不安感を話すことで、前に進んでいくかもしれません。絶対やってはいけない行動としてはいわゆる「プロポーズ匂わせ」です。「親がうるさくてさ〜」みたいなナチュラルな匂わせは、このケースの場合、男性も当事者意識があるので逆効果です。ケース2:本当に結婚する意欲がない完全に意思疎通ができていないために起きる問題ですが、30歳前後のカップルではこうした考え方の違いが、後になってわかるケースがあります。ここでは意欲がなかったけど、結局結婚したレアケースをご紹介します。当時32歳だったある男性は、いわゆるハイスペ男性だったためモテていたし、仕事も勢いがあり結婚願望がその時は皆無でした。しかし、交際3年になる彼女と、あることがキッカケで結婚します。その時何が起きたのかというと、交際3年になる頃、ある時突然彼女が家に転がり込んで来たそうです。広めの自宅に住んでいたので生活スペースは問題なかったものの、いきなり同棲が始まり最初はびっくりしたそうです。しかし、この同棲が結果としてプラスに働きます。激務の中転がり込んだ彼女が家事全般を担ってくれたことで、彼の生活や健康面が安定します。さらに実家近くに住んでいた彼は、同棲を機に親と彼女との交流も始まり、完全に彼女のペースに。関係も良好だったこともあり、流れであっという間に結婚を決めた(決められた)そうです。これは稀なケースですが、彼女的には、当時押しかけてだめだったら別れるくらいの覚悟があったそうです。結婚する意欲がなかった彼がなぜ彼女と結婚したのか理由を聞くと、「結婚したほうがプラスなことが、生活を一緒にしたら感じられたから」だそうです。結婚する意欲がない男性というのは、結婚に対するメリットをそもそも理解していないし、しようとしていません。今回のケースは強制的に自分といるメリットをプレゼンしたことに勝機があったわけですが、こうした行動を取る場合も、終わりは決めたほうがいいでしょう。ここでやってはいけないことは、「やみくもに相手の心変わりを待つ」という対処です。結婚のメリットを知ろうとしていない男性は、よっぽどのことがないと心は変わりません。きちんと相手の意向を聞いて今後を話し合うか、結婚へのプレゼンを期限を決めてするといった行動が有効です。ケース3:別れるほどじゃないけど、結婚欲のわかない相手ケース1と似ているものの、1よりも恋人への満足度が低いケースを最後にご紹介します。交際期間が長くなると、「相手のことは嫌いじゃないけど結婚するほどではない」といった硬直状態に突入します。正直この段階に到達した場合は、何か状況の変化がないと結婚に踏み出すケースは少ないです。もっと言えば、2人の熱が下がっているので、結婚したとしてもいい関係を築くのは難しかったりします。筆者が以前出会ったのは、交際7年の30代カップル。男性は彼女のことは好きといえば好きだけど、基本的には仕事に夢中。女性は表面上「結婚欲は高くない」と言いながらも、実は彼に対して寂しい気持ちを長年抱えていました。結局お互い結婚について定期的に話はするものの、実行に移されることはありませんでした。こんな2人の関係が終わりを告げたのは、女性側の浮気でした。彼女としては、放っておかれる寂しさが耐えられず、彼氏としては、長年放っておいた自覚はあるものの、浮気をしたことは自分への信頼のなさだと捉え、結局関係は修復できませんでした。別れるほどじゃないけど結婚したいわけでもない。この微妙な温度感に入った場合は、関係が終わることも想定し、きちんと向き合い直すか、話し合ったうえで一定期間離れるなどして、相手のことを再度考える必要があります。1番やってはいけないのが、「とりあえず子どもを作る」といった、状況の変化を強制的に生み出す行為です(子どもはいつだって勢いで作るのは危険ですが)。すでに関係の温度が下がっている状況で、子どもというさらなるイベントを迎えるのは、結婚できてもその後のリスクを高めます。かけてきた時間の長さに執着せず、より良い未来のために、行動を起こしましょう。3つのケースをご紹介しました。みなさんは彼との関係で、当てはまるものがあったでしょうか。ちなみに筆者も、過去にはケース1と3の間くらいの関係が4年半続き、結局別れたことがあります。「もっと早くに腹を割って話すか、期限を決めておけば、4年半は使わなかったな」という反省が今もあります。女性は結婚となると、「プロポーズ待ち」をよくするものです。でも、待つのではなく相手に聞く、そして相手の気持ちを理解するという行動を自分から取れたほうが、幸せはつかみやすいかもしれません。ぜひ、彼と話し合ってみてくださいね。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Wavebreakmedia/Gettyimages©Ariel Skelley/Gettyimages©Michael Heffernan/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年07月29日「オオカミ」シリーズ最新作「虹とオオカミには騙されない」の配信開始に先駆けて、スタジオMCを務める横澤夏子、飯豊まりえ、滝沢カレン、神尾楓珠参加の合同取材が行われ、今作の見どころを語った。同番組は、最高の恋を手にするために集まった男女が、デートや共同作業を通して真実の恋を叶えようと奮闘する様子を映し出す。ただし、そこには“嘘つきオオカミ”が潜んでいたり、特別ルールがあったりと、メンバーの恋心に拍車をかけていく。すでに収録で第1話を観たMC陣。横澤さんは「異名がたくさん付くくらい、いろんなキャラクターの方がいるので、その化学反応みたいな、こことここのペアだとこういう空気が生まれるんだという楽しさはありました」と今作の印象を明かし、飯豊さんは「距離がぐっと縮まるような新しい企画が第1話からあって、メンバーの仲の良さが早めの段階で縮まっていたので、素の部分が見えたのが私たちも予想しやすかったですね」と“オオカミ”予想を楽しんでいる様子。滝沢さんも「まさに“令和”を表現するようなメンバー。『また時代が変わるのかな』って」とコメントを寄せ、神尾さんは「みんな全体的に年齢も若いからなのか、ワードセンスとかも若いですね。『エメぇ』とか(笑)。やっている駆け引きの仕方も、『こういう仕方するんだ』っていう発見もありました」と語っている。また、本作でシリーズ10作目となる「オオカミ」シリーズ。第1シーズンからスタジオで見守ってきた横澤さんは「他番組でカイトくん(櫻井海音)やひかりちゃん(黒木ひかり)とか、みうちゃん(鈴木美羽)と一緒なんですけど、『私が育てた子が~』みたいな感じで」と感慨深い様子。一方、俳優仲間がシリーズに出演することも多いという神尾さんは「前シーズンに出演していたつな(綱啓永)とか、どんどん冷たくなっていくんですよ、フォロワー増えていくにつれて。(笑)なんか悲しかったです。『俺が結構助けたんだけど?』みたいな(笑)」と冗談を言いつつ、スタジオを沸かせた。「虹とオオカミには騙されない」は8月1日(日)22時~ABEMAにて配信。(cinemacafe.net)
2021年07月28日結婚が決まったけど、本当にこの人でいいのかな…。そんな風に迷う人っていませんか?マリッジブルーと言われるものですが、実はこの迷いにも、きちんと事前に解決方法したほうがいいケースがあります。それは「具体的な違和感」を覚える場合です。ではどういう場合が危険なのか、ご紹介していきます。この人と結婚していいの?不安な結婚前に考えたいこと【おおしまりえの恋愛道場】vol. 130結婚が決まった!とっても嬉しいイベントですが、どうしても頭の片隅に「この人でいいのかなー」という迷いが浮かんでしまう人がいます。マリッジブルーという言葉で片付けられがちですが、実はこの結婚前の感情の揺れは、放っておいていいモノと悪いモノがあります。かくいう筆者も、過去に結婚前にこの「違和感」を感じ、マリッジブルーだと自分を納得させて結婚し、その後離婚したひとりです。今日はこの、結婚前に感じる不安や違和感について、どういった対処が必要なのか説明していきます。マリッジブルーは「恐れ」と「違和感」で解決方法が異なる本当にこの人でいいのかな…そう思ったとき、きっと同時に「でも結婚をナシにするのは…」と決断に迷いが生じると思います。一般的にこれをマリッジブルーと呼びますが、結婚前の不安感は、自分で乗り越えるべきものと、きちんと2人で向き合って解決すべきものの2つに分けられます。それぞれどういったものか、まずは説明してきます。自分で乗り越えるべきマリッジブルー自分で乗り越えるべきマリッジブルーとは、ひと言でいえば「結婚が怖い」といった、変化にともなう恐れの感情です。人間はもともと変化を嫌う性質があるので、結婚という嬉しい変化が訪れようとしても、本能で怖さを感じるものなのです。しかし、こうした怖さに飲み込まれて関係がだめになったら、後々後悔すると思います。まずは自分の中に「次のステップへの怖さ」があることをしっかり感じ、そして深呼吸しながら味わっていきましょう。恐怖は無理に克服するのではなく、感じて受け入れていくことで自然と越えていけるんです。一緒に解決すべきマリッジブルー続いて、結婚前に彼と向き合って解決してほしいマリッジブルーについて説明します。それは相手の対応や言動に「具体的な違和感」を感じる場合です。例えば言い方や考え方の違い、はたまた人間関係の違和感など、「なんかそれ違くない?」「なんでそういう対応するの?」と感じることを、その場で蓋をせずきちんと相手と話し合って欲しいのです。なぜ、結婚前にわざわざ揉めるようなことするのかと言うと、結婚前に感じる違和感というのは、だいたいが結婚後に問題が大きくなって返ってくるケースが多いからです。例えば彼の言い方が違和感を覚えるものだったのを放置したら、結婚後にモラハラ気味になったとか。例えば浪費家すぎる彼を放っておいたら、結婚後に2人の貯金を勝手に使っていたなど。結婚して2人の関係が親密になるほど、違和感として感じた相手の受け入れられない部分は、大きくなっていきます。よく「結婚したら変わるはず」といいますが、だいたいが悪いほうへと変わりますので、問題は早めの対応をしたほうがいいでしょう。絶対放置しちゃいけない違和感3つここでは、結婚前にわかったら絶対放置しないほうがいい3つの違和感を、実例とともにご紹介します。最初は「お金の違和感」を放置してしまったRさんの話です。お金の違和感Rさんカップルは結婚を見据えて同棲していました。家では2人でコツコツ500円貯金をしていて、溜まったら家電を一新しようと話し合っていました。しかしある時、500円貯金が勝手に使われていたことにRさんは気づきます。彼に聞くと、「ちょうど手持ちがなくて借りた」ということで、次からはもうやらないでと話したものの、その後も何回か貯金が勝手になくなる事件があったそうです。けっこうお金にルーズなんだなとその時は苛立ちを覚えたものの、とりあえず少額だし、自分が管理すれば防げると感じ、具体的な話し合いをせず結婚したそうです。すると後に、彼にはキャッシングローンが100万円ほど残っていたコトが発覚。しかも彼は返すといいながらも節約もしないため、結局利息しか支払えていない状態が続きました。Rさんは最終的に将来を考え、2年ほどで離婚をしたそうです。人間関係の違和感続いては友達付き合いを大切にしすぎるHさんの夫のケースです。Hさんの夫は独身時代から友達が多く、週末は趣味の友達と遊ぶことも多いタイプでした。最初はそんな社交的な姿が良いと感じる時もあったものの、子どもが生まれてからも夫はそのリズムを変えることはなかったといいます。Hさんが「もっと子どもや家のことを中心に考えてほしい」と言っても、夫は「お前も一緒に(集まりの場に)くればいい」と、問題の本質を理解してくれません。Hさんはそういえば付き合っていた頃も、夫は友達との約束が第一。当時はHさんが寂しいときは彼の遊びに付き合うことで解消されていたそうですが、あのマイペースすぎる違和感はこんな形になるのかと、Hさんも驚いたそうです。言い方や接し方の違和感最後はしっかりすぎる言い方がトラブルに発展したOさんの夫のケースです。彼女は10歳年上の夫と出会って半年で結婚しました。交際当時から夫は「ここは普通に考えてこうだろ」「Oは子どもだな」といって、事あるごとにOさんを年下扱いし、自分の意見を正解とする節があったそうです。頼りがいがあって良いと当時は違和感を抱えつつも結婚したのですが、結局夫はOさんにモラハラを働くようになったそうです。Oさんは当時を振り返り、ちょっとした言い方の違和感や接し方の違和感を、あの時無視するべきではなかったと話します。3つの実例をご紹介しました。お金、人間関係、言い方、この3つの違和感は、特に大きくなると一発アウトになるケースが多いので注意が必要です。他にも実家との関係や性の問題などもありますが、とにかく「あれ??!」と思ったら放置せず、勇気を出して向き合い直してみてください。結婚が決まると、どうしても結婚というゴールを意識しすぎて、大きな問題の種があっても結婚を優先してしまう人がいます。でも本当のゴールは、人生を通して幸せな結婚生活を送ることです。そのための努力は結婚前から始まっています。彼との関係、あなたは大丈夫でしょうか?ぜひ小さな違和感は小さなうちに解決し、幸せな関係を作っていきましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Tino Tedaldi/Gettyimages©dragana991/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年07月22日大好きだった人との別れ。仕方がないと受け入れたつもりなのに、どうしてもまだ引っかかる。次の恋愛をしようと思っても、どこかでブレーキがかかる。そんな人はいませんか。実はそれ、本当の意味で、失恋の傷が癒えていないのかもしれません。でも、頭でわかっているのに、なぜそんなことが起きるのでしょうか。恋愛の傷が癒えない…1年以上疲れて恋ができていない人がやるべきこと【おおしまりえの恋愛道場】vol. 129「あの人はもう過去の人」そんな風に元カレや元片思いの人を割り切っても、なぜか次の出会いのために行動が起こせない。頭では「もう次の恋愛したい!」って思うのに、いざチャンスが巡ってくると「うーん…」とテンションが下がってしまう。こんなシチュエーションはありませんか?未練はないし、元カレや元好きな人と前のような関係に戻りたいとも思わない。でも、次に進みたいとも心から思えない。そんな矛盾状態のとき、心ではどんなことが起きているのか、どうすれば状況を変えていけるのか。今回は恋愛の傷の癒やし方について、ご紹介します。「わかってる」は頭の問題「もうわかってる!」恋愛を振り返るとき、当事者がよく言うセリフです。元カレとの関係は戻せないこと、むしろ戻るべきではないこと、自分は失恋したという事実、そして次に進むべきであるということ。こうした客観的な正解を「全部わかってるんだよ……」と当事者は口にしがちです。でも、頭ではわかっていても行動に起こせないのであれば、そこにはもうひとつ問題があります。それは「心がわかっていない」という問題です。“理解”というのは、頭の理解と心の理解、2つがそろってやっと「腑に落ちる」という本当の意味で納得した状態になるとされています。つまり、頭では諦めたつもりでも、自分の中の純粋な感情がまだ納得できていないのです。例えば悲しい気持ちや不完全燃焼感を抱えたままだと、言葉では振り切れたと言いながらも、実際の行動には執着や未練を感じたりします。そうして、次の恋愛に進めなくなるのです。心で理解するためにできること頭でOKを出しても心は納得できていない状態。そんなバラバラ状態はどうやったら解消できるのか。ここでは2つの実際のエピソードから、解決のヒントを探っていきます。結婚目前に破局!悪口言いまくって次のカレをゲット最初は、結婚を考えていた相手に急に振られたケースからご紹介します。27歳だったA子さんは当時、2年交際していた男性との結婚を意識していました。しかしいざそういう話になると「俺、本当は結婚相手にはこういうタイプがいいんだ」と、あっさり振られてしまったのです。彼の言うタイプを聞いてみても、精神的に支えてくれるような人とか、お互い刺激しあえるような関係とか、ふわっとした話ばかり。「それって具体的には?」と聞くと返答に詰まっていたそうです。ただ、彼としてはA子さんとは結婚したくないという結論は変わらず、A子さんは粘ったものの振られてしまい、それ以降「恋愛しても、また直前で振られる気がして怖い」という状態になってしまいました。さすがにこのままじゃいけないと感じた彼女。復活のためにやったことは、友達との飲み会でした。でもこの女子会はただの女子会ではなく、彼の悪いところをぶちまける会!煽り力の高い女友だちに集まってもらい、文字にはできない悪口大会が開催されたのでした。一見すると性格が悪いと感じる行為かもしれませんが、A子はこの会によって、自分が抑えていた感情を全部出したことと、友達が自分に変わって彼を散々なじり、そして客観的な感想を返してくれたことで、傷ついていたことや、彼はもういいという気持ちを再認識できたといいます。最後は泣いてスッキリして、削除したマッチングアプリをその場で再DLして会はお開きになりました。そこから3か月。なんとA子さんには新しい彼氏ができたそう。「あの会以来、もういいや!って感覚になれた」のだといいます。とはいえ、次の彼と同じようなパターンに陥らないかはヒヤヒヤしているそうですが、感情を爆発させて次を迎えたいい例です。泥沼不倫から回復…のはずが続いてはA子さんと対照的に、感情を爆発させたけど未だ問題に捕われているB子さん(30歳)のケースをご紹介します。B子と彼の関係は不倫でした。彼女は25歳の頃、当時12歳上の男性と体の関係になり、交際期間が3年になる頃には「妻と別れたら結婚しよう」といった、ありがちな将来の約束もしあっていたといいます。しかし、B子さんが離婚の時期を確認するようになると、だんだんと男性はB子さんから離れるように。定番中の定番の不倫パターンをたどり、2人の関係は悪くなっていきました。「ある時何の前触れもなく、全部の連絡先をブロックされました。少しして彼に新しいお子さんができたことをSNSで知り、『私って捨てられたんだ』って破局を自覚しました」意外なタイミングで終わった2人。B子さんはだまされていたショックや別れの悲しさから体調を壊すようになりました。なんとか通常生活は送れているものの、気持ちを未だに消化できず、将来のことを考えなくてはと思い婚活をスタートするものの、彼と比べてどうしても前に進めない状態が続いたそうです。「もう、消化しなくては!」別れから1年ほどがたった頃、B子さんは思い立ち、SNSに匿名のアカウントを作り、不倫の愚痴や怒りを書き綴り、前に進もうと考えました。そこでは同じように不倫で苦しむ女性たちが集い、だんだんとネット上に友達関係もでき、居場所ができたと感じたそうです。そこから1年、彼女はどうなったかと言うと、残念ながら前となにも変わっていません。ときどき精神的に不安定になりつつも、SNSの人に励まされてそのつど回復し、でも現実問題では次の恋愛にはいけていない。1年前と変わらない状況です。一見するとA子さんとB子さんは向き合おうとする姿は同じですが、なぜ結果がこうも違ったのでしょうか。違いの1つは、A子さんが明確に吹っ切りたいと決意して行動を起こしたのに対し、B子さんはややふわっとしていたことと、聞き手にも不倫当事者が多く、結局当事者同士の傷のなめあいになったことがありそうです。人それぞれ未消化な感情の効率的な解消方法は異なります。ただ、B子さんのように、「耐えられなくなったら書く」「わかってくれる人にわかってもらう」という方法だと、「違う解釈」や「厳しくも愛のある指摘」は生まれにくく、泥沼から抜け出しにくくはなるかもしれません。恋愛の傷が癒えない人は、まず自分の中にまだ消化しきれていない感情があることに気づくこと。それをきちんと出し切ること。それも次に進むという心からの決意ができるまで、出し切り続けること。これをやっていくと、自然と心は回復し、本当の意味で失恋を受け入れて次の恋愛にすすめるかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Cavan Images/Gettyimages©Betsie Van der Meer/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年07月15日楽しいはずの恋愛が、ふと周りと比べてすごくダメなように感じることってありませんか。比べてみたらすごく地味だったり、全然愛されてないように感じたり。比べるほど不安が募っていく……。でもその比較は、自分の中のネガティブな感情がさせていることかもしれません。楽しい恋愛中、ふと気になる周りの目!どうしたら解決する?【おおしまりえの恋愛道場】vol. 128彼が大好きだし、今の恋愛が幸せ。そう心から思っているはずなのに、ふと友達と恋バナをしていると、思わず気になる他人の恋愛事情。それも「うらやましい」「向こうはもっと楽しそう」「私はそんないい恋愛できてないな」といった劣等感まで生まれてしまうと、どうも具合がよくありません。「人と比べないほうがいい」なんてことは、皆さんよーくわかっていると思います。でも、理解できても実行が難しいのがこの問題です。最悪のケースでは、楽しい恋愛中に周りの目が気になりすぎて、結局今の自分たちの関係が悪くなってしまう場合もあります。そうならないためにも、恋愛における他人とのいきすぎた比較の呪縛から抜け出す方法を、探っていきます。なぜ人と比べてしまうことをやめられないのか?そもそも恋愛に限らず、なぜ私たちは人と比較をしてしまうのでしょう。それには、人間の防衛本能が関係しています。比較の良い面は、人と比べた時の自分の立ち位置がわかり、「自分は極端に外れたヤバい状態」に、いち早く気づけることです。これは大きなトラブルや命の危険を回避できるというメリットがあります。恋愛も、例えば「自分と彼の付き合いは変なのかな?」というネガティブな疑問に対しては、人の恋愛と比較して考えるのはある程度有効です(もちろん全部ではありません)。恋愛は答えのない問題ではありますが、例えば会う頻度ややり取りのリズム、2人の関係性が自分にとって不安や不満を感じるものなら、それが特殊なのかどうかは、他人の恋愛と状況を比較するのは、ある程度は有効です。ただ忘れないでほしいのが、恋愛にはどこまでいっても確実な正解というものがありません。自分が不満をもって他人と比べてみて、やっぱり変だと思っても、「皆おかしいって言ってるから」「周りではそんな人いない」「これが一般的だよ」といった、主語を自分以外にすり変えて主張するのはトラブルの元になります。あくまで他人と比較した結果「やっぱり私はこう思う。だから私はこうしてほしいと思ってる」といった、自分が主体的な判断や伝え方をすることが大切です。こんな気持ちはどう解決したらいい?ここからは、実際他人との比較で感じる劣等感に目を向けていきます。劣等感の根底にあるのは、自分の中にある“ネガティブな思い込み”です。そのネガティブな思い込みが、どこからどう来ているのか、これを少しずつ理解できれば、比較の苦しみも同時に解決していくことができます。ここでは代表的なネガティブ感情を2つ、ご紹介します。周りの恋愛のほうが充実して楽しそうに感じる友達は自分よりも頻繁に旅行をしていたり、素敵なお店で外食をしているっぽい。私は今日も家デートだし、この前は近所のチェーン居酒屋だったし……SNSを見ていると、他人の恋愛がキラキラして見えているものです。自分の毎日と比較し、モヤモヤしている人はいませんか。この感情の根っこには、「自分なんてダメだ」といった罪悪感が隠れています。自分なんてダメだと根っこから思っているので、何をしても何を見ても、自分がダメだと感じる要素を意識的に抜き出してしまっているのです。こうした偏った視点から開放され、正しく物事を見られるようになると、うらやましい反面、別の見方もできるかもしれません。例えば、友達はものすごい無理をして恋愛アピールをしているかもしれない。実はその投稿日、本当はケンカして今も険悪かもしれません。はたまた、あなたも彼氏にいろいろなデートを提案したら、同じように素敵なデートが叶うかも…。自分なんてダメだという感情に気づき、そして許してあげられると、友達の状況をより客観的に見られ、自分らしい解決策が取れるかもしれません。こんな恋愛で私は満足していていいの?例えば筆者の友人には、「幸せなんだけど不安」とぼやく子がいます。彼女は現在素敵な彼と楽しく恋愛をしているのですが、その関係はいたって普通の、彼女的に言えば“地味”な付き合いなのです。2人ともお酒が飲めないので、別に豪華な食事のデートをするわけでもなく、時々お取り寄せグルメとかを楽しんだりはする。お互い年収も高いわけでもないため、よく行くデート場所は漫喫や大きな公園。でも、お互いマンガやゲームが好きで、家デートがなんだかんだ1番楽しい。こんなカップル、皆さんはどう思うでしょう?ある人がみれば地味かもしれません。でもある人が見れば、彼ららしい丁寧な暮らしが叶っている恋愛に見えるものです。つい周りと比べると「地味すぎて良いのかな」と思うそうです。この場合根底にあるのは、「彼ともっと親密になることが怖い」といった本音かもしれません。今回のケースで言えば、彼との関係や今の楽しい気持ちに集中できていれば、何も問題はないはずです。それなのに、他の意見や価値観を自分から目に入れて不安になっている。これってある意味“不安を無理に探している状態”です。その根っこは「彼や今に集中しすぎたら、危険なことや不安なことが起きるかもしれない」という恐怖感だったりします。この恐怖感は防衛本能をビンビンに働かせるため、常に「これでいいのかな?」という逃げ道の選択を残させようとします。怖いという感覚は消えうせることはありません。彼をもっと好きになって、もっと自分たちらしい恋愛を楽しむことが怖い。その怖さを一旦受け入れてしまうと、スムーズにもっと今の恋愛に集中できるかもしれません。ふと気になる周りの目。それに苦しむとき、物理的な問題は相手や状況にあったとしても、必ず答えは自分の中の感情にあります。比べるという目線は、人生の安全性を高めてくれる反面、自分の本音を見えなくさせる効果もあります。ぜひ意識してコントロールし、恋愛ももっと楽しめるといいですね。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Victor Dyomin/Gettyimages©LeoPatrizi/Gettyimages©blackCAT/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年07月08日恋愛体質って、子どもっぽくてよくないイメージを持つ人が多いものです。でも、恋愛第一主義の人は、実は意識次第ですごく物事をプラスに変える力があるんです。今回は恋愛体質さんが、恋愛にのめり込む力をプラスに変える5つの習慣をご紹介します。恋愛体質は悪いこと?のめり込み力をプラスに変えてもっと愛される5つの習慣【おおしまりえの恋愛道場】vol. 127恋愛体質と聞くと、皆さんはどんなイメージを抱きますか?彼のことばかり考えていて、仕事や友人関係にもすぐ影響を出す人メンタルが恋愛に引っ張られて安定しない人恋愛の調子が顔に出やすい人などなど、いろいろイメージはあると思います。恋愛体質にはネガティブなイメージを抱く人が多いですが、裏を返せば、しっかりと他者(彼)にエネルギーを注ぐ力を持っていることの証明でもあります。つまりエネルギーの使い方によっては、恋愛だけでなく仕事や私生活でも活かすことができるのです。では恋愛体質の人が恋愛に振り回されすぎず、恋愛ではさらに愛され、同時に仕事や友人関係ではもっとプラスに充実していくために、どんなことに気をつけていけばいいか、ご紹介していきます。恋愛体質って、どんな人を指すの?まずは皆さん、自分がどの程度恋愛体質か把握しているでしょうか?ここでは10個の項目で、あなたの恋愛体質度をみていきます。7つ以上当てはまる人は、かなり恋愛体質が高い傾向にありますので、まずは自分の気質を把握するところから始めましょう。いつも恋愛していたいと考えている恋バナをしている時って、話すのも聞くのもすごく楽しい!恋愛が生活の中心であり、1番の優先事項恋愛の状態が、気分や体調、行動力や決断力に影響する自覚がある周りからいつも恋愛しているイメージだと思われている恋愛してない人を見ると、「もったいない」と思うことが多いもともと感性が豊かで、顔や態度に出やすい恋愛が悪くなると痩せたり体調を崩したりすることがよくある親や親友など、親しい人の顔色をかなり気にするほうである自己評価や自己肯定感はかなり低いと思う恋愛体質かどうかを見極めるポイントは、大きくは2つあります。1つは恋愛に対するニーズ自体が極めて高いということ。2つめは、その根底にあるのは、自分を受け止めて愛してもらいたいという強い渇望感があるかということです。この2つが合わされると、恋愛が自分の中で絶対的な価値を持ち、同時にそれに振り回されてしまう傾向がぐっと高まるのです。恋愛体質をプラスに変えるために、意識したい5つの習慣ここでは、恋愛体質の人が恋愛に注ぐエネルギーをプラスに変えて、仕事や恋愛でもさらに良い影響を生み出すために、意識したい習慣を5つご紹介します。これを意識せず恋愛にのめり込んでいると、恋愛のリズムに感情や体調、普段の生活全部がグワングワン振り回されます。その結果、周りからのイメージも悪くなっていく可能性があります。ぜひできることから取り組んでみてください。幸せをしっかりと感じるまずは今の恋愛から感じる幸せを、しっかりと体に染み込ませることが大切です。「ながら食い」を例にするとわかりやすいですが、感情もなんとなく受け取るのか、しっかりと意識して受け取るのかで、自分の心への染み込み度合いや満足度が変わっていきます。なんとなく幸せを感じているだけだと、いつまでも自分が求める満足感には到達できず、「もっともっと愛されたい」と愛を渇望し続ける状態が続きます。まずは今の恋愛で幸せや愛を感じるシーンがあったら、ゆっくり深い呼吸をしながら、幸せを感じるところから始めましょう。「してあげたい」気持ちを外側にも意識的に向ける恋愛で満たされている時って、世界が穏やかでいつも以上に心地よい場所に感じられたり、周りの人が自分の味方に感じられたりする時があります。これは恋愛という親密な関係で私たちが安心感を覚えたからこそ、感じられる幸せな状態です。こうした恋愛によるいい影響を感じたら、その感覚で自分と彼以外の世界にも意識を向けられると、恋愛以外の物事への接し方が変わっていきます。その結果、ポジティブな影響の輪がさらにさらに広がることにもつながります。自分の価値と恋愛を切り離す恋愛中は良いことばかりじゃありません。例えば彼の気持ちが離れたり、衝突したりする日もあるでしょう。そういう時に恋愛体質の人が気をつけてほしいことが「彼の態度と自分の価値を結び付けない」ということです。「彼から愛されない自分なんて意味ない」「彼が私のこと嫌いになったかも…もう私は終わりだ」「この恋愛がうまくいかないなら、もう私はどうなっても良い」「彼以上の人は私には存在しない」みたいな気持ちになったことはありませんか。恋愛体質の人は、こうした「彼=自分の全て」といった発想によくなりがちです。ですが彼から愛されても愛されなくても、あなたの存在価値は変わらないし、あなたはオンリーワンで素晴らしい存在です。恋愛の雲行きが怪しい時ほど、この極端に彼の存在を自分の中で大きくしすぎないような意識は、持っておいたほうが良いでしょう。考えすぎない、感じすぎない恋愛体質の人は恋愛に向ける熱量が高いので、つい相手のことや今後のことを考えすぎる傾向にあります。しかし、人間というのは不思議なもので、考えるほど、思考はネガティブなほうに傾く傾向があると言われています。生き物としての危機管理能力のせいなのですが、これを踏まえると、恋愛に熱量を向けがちな人ほど、彼のことを想うほど、関係に不安を抱く傾向が強まるということが言えます。不本意な仕組みですが、恋愛で行き詰まった時こそ、それについて考えすぎずに気持ちを切り替える対処法を持てると安心です。愛されたい気持ちを、愛するための行動に変える恋愛体質の人は、基本的に「愛されたい」というニーズが強いです。しかし恋愛関係とは難しいもので、愛されたいと思っている時は相手から期待通り愛されることはありません。ではどうしたら良いかというと、愛されたいと思ったら、自分がまずは相手を愛すことから始めなくてはいけません。相手から受け止められたいと思ったら、どんな状態でもまずは相手を全面的に自分が受け止め、肯定する。相手から甘いささやきがほしいと思ったら、相手がほしいと感じているものを考え、それをまずは自分から与えてあげること。愛されたい気持ちが高まった時ほど、自分から先に行動を起こしていくことで、巡り巡ってほしかった愛がさらに彼から与えられることにつながります。恋愛体質の人が取り組むと、彼との関係もそれ以外のことも良くなる5つの習慣をご紹介しました。1つ1つは自分の意識で変えられるものがほとんどです。恋愛大好き!恋愛第一主義!って、なんだか幼稚なイメージに感じるものですが、見方を変えればそれくらい愛が深くて熱い証拠です。情熱ってもとうと思ってもてることじゃないので、すごく素敵なことではないでしょうか。ただ、そのエネルギーはどう使うか次第です。どうか恋愛で生まれるその熱量を、彼との関係や自分の人生にもプラスにできるよう、意識してみましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Thomas Barwick/Gettyimages©JGI/Jamie Grill/Gettyimages©Ridofranz/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年07月01日彼のことが好きだと思っていたのに、相手から好かれたり付き合えたりすると、なんだか途端に気持ちが冷める。そんな経験ありませんか?10代の頃は「好き避け」なんて言われていたことのひとつかもしれませんが、大人になっての好き避けはけっこうタチが悪かったりします。今日はこの好かれると冷めてしまう心の声を探っていきます。好かれると冷める!放っておくと危険な大人の好き避けに隠れた本音【おおしまりえの恋愛道場】vol. 126良いなと思った彼だったのに、相手から好意を感じると「なんか違った」と気持ちが途切れてしまう。こんな経験ありませんか。“好き避け”と呼ばれるこの行為、10代の恋愛がまだ怖い時期には、男女どちらもよくやっていたことです。でも、20代30代と年齢が上がっても好き避けをしてしまっていると、恋愛がしたいのにできない状態になり、ちょっと危険かもしれません。10代の好き避けよりも、大人になった時に起こす好き避けは、よりタチが悪かったりしますが、それにはいくつかの本音が隠れています。今回はその本音を紐解き、最後まで気持ちの途切れない恋愛をするためのコツを考えていきます。大人の「好き避け」そこによくある本音それではさっそく、大人になっても好きな人と両思いに近くなると関係を避けてしまう本音について、ここでは5つご紹介します。「好き」な状態が恋愛で1番楽しい時だと思っている恋愛の片思いや淡い恋心の状態って、まだまだ悩みがそれほど深刻ではないので、ライトな恋愛モードを楽しむ余裕があります。この状態が恋愛で1番楽しくて幸せな状態だと思っていると、自然ともう一歩踏み込んだ関係に進むことが怖くなります。つまり、相手からの好意を感じると、それ以上関係を深めることを避けるため、相手に気持ちが冷めたor違った、と思うように、自分を仕向けるクセがあるのです。理想を人に当てはめるのを恋愛だと思っている片思いの時期というのは、恋愛相手に自分の理想を当てはめ、あーだこーだと気持ちを膨らませる時期です。この行為自体は誰しもやってしまうことですが、行き過ぎると、実際の彼との関係が進んだ時、自分の想像が固定化されすぎてしまい、「やっぱ違う!」と現実の彼に対して強く思ってしまうことになります。恋に恋している状態とはまさにこの事ですが、理想の彼を思い描きすぎるほど、現実に落胆するリスクが高まるということは、覚えておいてほしいことです。これ以上関わるのは怖いことだと思っている他人と深い関係になっていくことは、自分の普段見せない一面を見せることであり、怖さがあるものです。人と深い関係になるのが怖いと無意識で思っていると、彼と両思いになれそうになると、自然と萎えるポイントを見つけては、「やっぱ違った」といった行動に走ってしまう人がいます。怖がっている自分を認めて一歩進む勇気を持つと、状況はちょっと変わるかもしれません。自分が好きな人から好かれるはずないと思っている自分なんて彼から愛されるはずない。自分なんて、恋愛で幸せになるはずない。こんなダークな思考に取り憑かれていると、自然と彼と恋愛に発展しそうになると、「やっぱ違った」という要素を自分から探しにいくようになります。なぜなら、彼に愛されて恋愛で幸せになるはずないと無意識に思いこんでいるから。思い込んでいることが現実の行動にも反映されるので、無意識に恋愛ができない状態になっていきます。自分にどんな思い込みが隠れているかを探り、そして「そんなこと無いよ」と怖がる心に伝えてあげてみてください。本当に好きではない相手を選んでいる先程の「好きな人から好かれるはずない」の発展型を、最後にもう1つご紹介します。それは「好きな人から好かれるはずない」という気持ちから、そもそも好きじゃない人を好きだと自分に思い込ませているケースです。つまり、好きじゃない人に恋をして、うまくいきそうになると「やっぱ好きじゃないんだ」という本音を採用し、結局恋愛をスタートさせない。その結果、心の深い部分にある「好きな人から好かれるはずない」という気持ちを永遠に叶えている状態です。例えば頭で考えた相手を好きと思おうとしていたりしていませんか。純粋な「いい!」という感覚で恋愛相手を探さないと、いつまでもチグハグな恋愛ばかりになるかもしれません。大人の好き避けをやめていくたった2つのコツ先程5つの好き避けをする本音についてご紹介しました。こうした自分の無意識にある“恋愛を避けたくなる心”に気づき、そして意識的に行動を変えていくと、だんだんと恋愛はいつものパターンとは違った展開を見せていきます。では、どういう行動の変化を起こせばいいのかというと、具体的には以下の2つです。相手の好きじゃない部分を意識的に探さない受け入れられない部分を見つけたら、なぜ嫌なのかを自分で理解し対応する例えば、以前好き避けがクセになっていたある女性のケースをご紹介します。彼女はある男性を好きになったそうですが、付き合った直後から、彼のなんでもイエスと言う性格が嫌で、だんだん冷めていったそうです。最初は自分の意見を尊重してくれる優しい彼が好きだったのに、付き合ったらそれが優柔不断に見えたんですね。ご飯に行っても「好きなのにしな」と言われ、調べてもくれない。出かけたいと言っても「好きなところでいいよ」と言われる。主導権が完全に自分にある状態に、イライラしてしまったというわけです。この時彼女は彼に対して「いつも何でも良いと言われると、考えて調べて決める労力が負担になる時も多い」「一緒に考える努力はしてほしい」と伝えたそうです。すると彼は「自分の意見を言うと、好みじゃないと言われることが多いので、合わせていた」と告白しました。この話は結局、そのつど本音を出し合うことで関係は改善したそうです。意識的に相手の“アラ”探しはしないこと。“アラ”があったら、気持ちが冷める前に、なぜ自分が嫌だと感じるのかを考えること。そしてその“アラ”は2人で改善できないのか、行動してみること。相手に好かれたら冷める場合、心と行動の両面から理解を深めてアプローチしてみると、いつもハマる恋愛の失敗も、結果が違ってくるかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©silverkblack/Gettyimages©Moyo Studio/Gettyimages©Jon Feingersh Photography Inc/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年06月24日仕事や年齢に関係なく、いつも出会いや人との縁が途切れない人って、あなたの周りにいませんか。モテとも大きく関係するこの出会いが途切れないタイプ。実は、才能とか性格ではなく、いくつかの習慣を心がけることで、叶っていったりするんです。なぜか出会いが途切れない人が、ひとりの時でもやっていること【おおしまりえの恋愛道場】vol. 125コロナで新しい出会いが全然なくなった!そんな風に感じている人は多いと思います。実際婚活を考える人で、自然な出会いが壊滅的になくなったと嘆く人はデータ上でも増えており、その分アプリや結婚相談所など専門サービスが盛り上がっているといいます。ただ、こんな状況でも、なかには恋愛に限定せず、新しい人との出会いや繋がりが途切れない人がいます。筆者の周りにも数人いますが、彼らの業種や年齢は関係ありません。いわゆる「人好きするタイプ」といえますが、いったい普通の人と何か違うのか。今回ご紹介する習慣を取り入れれば、新しい人との出会いや恋愛のチャンスを高めることができるかもしれません。人が途切れない人は、“人恋しい度”が高い人との出会いやつながりが途切れない人の特徴や習慣をご紹介する前に、前提として、彼らの性格に共通していることが1つあります。それはちょっと元も子もない話に聞こえますが、「人恋しい」と思う気持ちが普通の人より高めだということです。表に出ているかどうかは別として、いわゆる寂しがり屋な気質が強いということを覚えておいてください。ただこの「寂しがり」という性格ですが、多くの人が依存的で弱い人をイメージしているかもしれません。しかし、ポジティブに人と人との出会いを途切れさせない人は、いわゆる寂しがり屋のイメージにあるような、じめっとして弱々しい感じはありません。「人といたい」という感覚の先にあるのは、「自分を満たしてもらいたい」と相手に要求することばかり考えるのではなく、「自分はこの人に何ができるか」を考えることができているのです。こうした人恋しさを持っていることが、いい出会いが途切れないことにつながるのです。なぜか出会いが途切れない人が自然としている5つのことでは、実際こうした人恋しい性格が強くないと、人との出会いを増やすことはできないのかといえば、そんなことはありません。人と人との繋がりを生み出す力は、気質だけでなく普段からのちょっとした習慣が生み出しています。彼らに共通する5つの習慣をご紹介しますので、できるところから真似することで、あなたも自然と出会いを増やすことができるかもしれません。自分の好きなことや面白いことを人と共有するのが好き人との出会いを途切れさせない人は、そもそも人との接点を見つけるのが得意です。そのひとつとして、自分が「面白い!」「好き!」「楽しい!」と感情が動いた話を、人に共有するのが好きです。こういった性格はいきすぎるとおせっかいや押しつけの激しい人になるのですが、適度な場合は「面白いことを発信できる人」といった認識に変わり、自然と周りに人が集まりやすくなります。常に好奇心や探究心が高い感情が動いた瞬間を逃さない人は、その前段としての「楽しそうなこと」を見つけるのも得意です。好奇心旺盛な性格は、いきすぎると危なっかしくて気分屋に思われますが、常に面白いことを探す感度が高いと、それだけで周りからは魅力的な人に映るものです。人の話を聞くのが好きこうした刺激を求めて人とのつながりを積極的に取れる人は、当然つながった後のコミュニケーションも上手です。コミュニケーションが上手というと、「おしゃべり上手」なイメージを持たれる方も多いですが、どちらかと言えば相手から話を聞き出し、話しやすい空気感を作ることのほうが得意だったりします。相手に関心をきちんと向けて、相手の話をさえぎらず、そして深く理解できるまで耳を傾ける。日常でもこうした本当の意味での「聞く」が上手なのです。人と人をつなげるのも好き人恋しいパワーがポジティブに働く人は、恋愛や仕事などで人と人を引き合わせるのが好きだったりします。人をつなげるって、一見すると面倒に感じる方もいると思いますが、「自分の好きな人と好きな人がさらに良い関係を築けたら嬉しい」というポジティブな考えが彼らにはあります。また、単純に人をつなげることで、自分もよりその人達との縁が深まるという側面もあるんです。やりすぎるとおせっかいになってしまいますが、人の縁をつなげることができる人は、その分自分と他者の縁もつながりやすい状態になっているのです。1人でけっこうなんでもできる人恋しい気持ちが強い人は、依存的な人が多いイメージがあると思います。しかし、こうしたポジティブなとらえ方ができる人は、実はひとりで何でもできるタイプが多いです。旅行とか休日とか仕事だって、バリバリひとりで出かけていきます。この本当は何でも自分でできちゃう自立心を使って、人を導いたり引き合わせたりする力が強いんですね。人との出会いが途切れない人は、やっぱりモテるここまで、人との出会いが途切れない人が自然にやっている習慣を、5つご紹介しました。これ、実は“モテる人が自然とやっている行動”ともかなり共通しています。よく「あの人は出会いが途切れないからモテるんだろう」と考えてしまいがちですが、実際は逆で、人好きで周りの人を大切にするよう日々行動するから、結果としてモテるのです。人との縁を積極的に求めたり、人と人をつないだりすると、逆に相手からどう思われるかちょっと怖くも感じるかもしれません。でも、ちょっと勇気を出して人との接し方の習慣を変えると、人との距離感や付き合い方が、ちょっとずつ変わります。その結果、自然と恋愛にもいろいろないい影響が生まれてくるかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Geber86/Gettyimages©Ridofranz/Gettyimages©Oliver Rossi/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年06月17日異性から友達として好かれることはできる。でもいつもそこ止まりで恋人にはなれない。そんな悩みを抱えている人はいませんか。実はあなたの心の深い部分には、相手と恋愛関係になることへのブレーキがかかっているのかも。その感情の正体を今回は一緒に探してみませんか。いつも好きな人にはいい人止まり!そのクセはどこから来ているのか【おおしまりえの恋愛道場】vol. 124好きな人から好かれることはできる。でも、気づけば友達止まりや、いい人止まりのケースばっかり。本当は異性として見てほしいのに、恋愛対象として認識されないうちに、好きな人が別の人と付き合ってしまい、悲しい失恋になってしまった。そんな人は、今日ご説明する話はとても役に立つかもしれません。友達ポジション戦略による失敗事例筆者はこうした「いい人」による恋愛の失敗を「友達ポジション戦略」と呼んでいます。好きな人に好かれたいという気持ちが高まっているものの、そのゴール設定が「いい友達」になっているというちょっと矛盾した状態を指します。もちろん、まずはいい友達ポジションを取りにいき、取れたら友達から恋人にポジションチェンジを狙えればいいのですが、大体がそううまくはいきません(笑)。というか、友達と恋人は親密度が違うし求められる要素も異なるので、ポジションチェンジは逆に大変です。ではどうしたらいいのかというと、そもそもこの友達ポジション戦略を取る自分を、やめるしかないです。でも、おそらくいい人止まりの人は、この戦略を無意識に取っているので、やめるにもどうしたら…と途方にくれるかもしれません。友達ポジション戦略をやめるには、具体的な行動を変える前に、その根底にある「友達ポジションを取りたい自分」の本音に気づき、そこを変えていくのが効率的です。なぜ友達ポジションに落ち着いてしまうのか?!では、友達ポジション戦略を取ってしまう本音をこれから5つご紹介しますが、もしかしたらこれら本音の部分は、自分ひとりでは気づけないことも多いかもしれません。そういう時は、ぜひ心を許せる相手に聞き役になってもらったりして、自分の本音を引き出すようにしてみましょう。好かれたいより、嫌われないことが優先恋愛相手として好かれたい。素敵な動機ですが、これって裏を返せば一歩も二歩も踏み込むことで、相手との関係が壊れてしまうリスクが高まることを示しています。嫌われることは誰でも避けたいと思うものですが、その気持ちが高すぎると、無意識に「ここまで近づけば、好かれるし嫌われない」という適度な距離感でとどまるクセがついているかもしれません。好きという気持ちが、バレるのが怖い嫌われないことを強く願う人が同時に思っているのが、「確実に好かれるまでは、好きという気持ちがバレるのが怖い」というものです。好きになったほうが負けとか、好きになったら下に見られるかも…などの好きという感情への極端な解釈があると、自然と異性として好感を抱いている自分が伝わらないような振る舞いをしているかも。その結果、友達ポジションで収まっているかもしれません。異性に好かれることは悪いことだと思っている例えばその昔、全然好きじゃない人から好かれてとても嫌な思いをしたとか、性的な目で見られて怖い思いをした経験がある方は要注意です。異性に好かれること自体がダメなこと、悪いこと、怖いことだと、心のどこかで思っている可能性があります。そうなると、表面的には相手に好かれたいと思っても、深層心理では好かれることにマイナス感情が働きますから、自然とある程度安全な立ち位置でブレーキがかかるようになります。全部自分のペースで完成させたい恋愛は相手と自分の生活やエネルギーを混ぜることで、全く新しい発展を望む行為でもあります。本音の部分で、「自分のペースでやり切りたい」「自分のペースを崩したくない」と強く願っていると、どうしても恋愛という親密な関係には抵抗感が生まれますし、無意識のうちに及び腰になったり、気づかぬうちに相手を拒絶している可能性もあります。自分の意志より、空気や他人を優先することが正解だと教わっていたいい人の多くは、小さい頃からいい子や気の利く子といった評価を受けて育っていることが多いです。でもそれは本心からの振る舞いではなく、「周りの承認を得るためには気を遣うことが正解である」という経験学習によって、身につけたものだったりします。それを大人になっても引きずっていると、片思いという、承認を得たい相手と接する正解が、過去の経験から「いい人になることだ!」と答えを導き出している可能性があります。しかし、それはあくまでも小さい頃に求められていた正解の方程式であり、結果として相手に恋愛対象として見られないというジレンマに陥ってしまうかもしれません。友達ポジションに収まる人は、相手からどう思われてるのか友達関係って、それ自体もある程度親密な関係ですから、一瞬心が満たされたりしますよね。でも、実は好かれた側からしたら、相手が自分に友達以上の特別な感情を持っていることを、普通の人なら気づいています(もちろん全く気づいてないケースもありますが)。そしてあなたが友達関係という形を壊したくないという空気感を、相手もなんとなくわかっているので、無意識にそれに共鳴するように、友達関係を壊さないような振る舞いをしていたりします。つまり、どちらかが一歩進まないと関係は変わらないのに、お互いが関係を崩さないような振る舞いを、無意識的に取っている可能性があるということです。皮肉なものですが、そういった硬直状態にならないためにも、自分がいい人で終わってしまう根本にある気持ちを探してみて、きちんと受け止め、そして手放してやめていくような取り組みをすると、自然と異性との距離感の掴み方も、変わっていく可能性があるのです。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Dmitry Ageev / EyeEm/Gettyimages©Bloom Productions/Gettyimages©bernardbodo/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年06月10日結婚願望はあるのに、具体的な行動をしようと思うと、とたんに面倒に感じてしまう。そんな女性は多いものです。自分の意識と行動にアンマッチが起きるとき、その間には抵抗する心の本音が隠れています。今回は結婚願望を抱く女性にありがちな、ネガティブな本音を5つご紹介します。結婚願望はあるのに行動したくない!矛盾を抱えた女性の隠れた本音【おおしまりえの恋愛道場】vol. 123「結婚したい!」そう口では言うし周りにもアピールしているけれど、いざ具体的に婚活など行動を進めようとすると、どうもやる気が起きない……そんな女性はいませんか。実はそのちぐはぐな感覚は、自分の表面上の意識(結婚したい!など)と、気づいていない心の中の本音の部分が一致していない事が原因で起きています。焦りは募るけどやる気が起きない場合、どうすればいいのでしょうか。心の中の「でも…」を見逃さない何か叶えたい夢や目標があるのならば、それに向かってできることを考え、努力や行動を重ねていくのがセオリーです。しかし恋愛に限らず、人は「したい!」「叶えたい!」「頑張る!」と口にしていても、具体的な内容を考えていくと急に動けなくなったり、モチベーションが急低下したりする人が少なくありません。この「意識は前を向いているのに体や心が前を向けない状態」は、心の中に前向きな意識を打ち消す、気づいていない感情があるから起きるといわれています。例えば、口先では「そろそろ結婚したい!」と話していても、本音の感情で「新しく男性と知り合ったり親密になったりするのが怖い」と思っていると、なかなかモチベーションや行動にもつながっていきません。意識の上で叶えたい目標ができたけど行動や気持ちがついて来ないという人は、この自分の心の中にある、気づいていない感情を見つけて、しっかり感じて、かかっているブレーキを外してあげることが大切なのです。女性によくある本音5つそれでは、婚活が止まりがちな女性が本人も気づかぬうちに抱いている本音の感情を、ここでは5つご紹介します。「自分はどうかなー」と、心に問いかけるように聞いてみましょう。どこかで「まだ自分は大丈夫」と思っている周りが結婚していくと、自分も早く、といった気持ちになるものです。でも本音の部分では「自分はまだ何とかなるでしょ」と思っていませんか?今まで普通に恋愛をしてきた人ほど、この「自分は言うても大丈夫だろう」という感覚を隠し持っています。大丈夫という感覚を感じた結果、今はまだ何もしないという選択をしても良いんです。ただ、本音では大丈夫と思っていても表面的には不安や焦りを抱えていると、心も体も混乱して前には進めなくなります。恋愛や結婚が自然にできないのは恥ずかしいある程度の年齢になると、好きな人ができて、彼氏ができて、別れて、また恋愛して…と、自然にしてこられたし、自然な流れで結婚になるのが普通。こんな思い込みがあると、むしろ努力しようとする自分に対して、無意識に「恥ずかしい」という気持ちが湧く場合があります。マッチングアプリや結婚相談所を使うことや、周りに恋愛したいと公言することにためらいがある人は、自分の中で「恋愛のあるべき形」が固まりすぎていないか感じてみてください。親の言うことを聞かなきゃと思っている実は自分はそこまで結婚したいわけじゃないけれど、親(や周り)が薦めるから、しないとダメかな…と思っている。こんなケースは女性に多いです。でも、本音の部分で「別に」と思っていると、親のススメ通り「結婚するぞ!」と表面上決意しても、いざ行動にと思ったらスムーズに動くことはできないものです。親のススメが良いきっかけになる人も多いですが、こうした意識と本音のアンバランスは、結果として負担がかかるので良いきっかけとは言えません。ぜひ周りがどうかではなく、自分の気持ちに集中してみてください。自分が男性から評価されるのが怖い婚活しようと思ったら、どうしても自分も相手もお互いを評価しあうことが必要です。知らない男性からも評価され、ムカつく対応をされたりすることあるでしょう。それを想像すると怖い…と思っていると、恋愛や婚活といった行動に、意識はなかなか向けられない状態が続きます。正直、筆者も過去に婚活や新たな出会いを求めて行動をした時は、失礼だったり傷つくような対応をされたりしました。とっさに落ち込んだりイラッとしたこともありますが、改めて考えると、その男性と親しくなる前にその人の良くない面が見えただけで、考え方によっては早くネガティブな一面を知ることができてラッキーとも言えるのです。相手からの評価で自己肯定感が下がるような気がするから怖い。そんな風に感じているなら、自分の存在価値をもっと自分で認めていくことで、新たな男性とのやり取りへの恐怖も和らぐかもしれません。男性に女として見られるのが怖い意外と皆さん気づいていないのが、「異性への恐怖心」です。例えば自分の父親が怒りっぽいタイプだった人や、過去に痴漢やいたずらなど性的な被害にあった経験がある方は、本人も気づいていない部分で異性への恐怖を抱えているケースがあります。こういったケースでは、その経験の大きさや傷の深さによっては専門機関に頼ることをおすすめしています。軽微なケースでは、本人が「よくあることだから」と片づけていても、心の深い部分で異性への恐怖感として残っている場合もあります。そうなると、結婚や恋愛にどうしても消極的なマインドが居続けることになりますから、その恐怖心は無視せず癒やしてあげたいところです。5つのよくある本音の感情をご紹介しました。いくつかの理由が混ざり合っていたり、別の理由を抱えている人もいるでしょう。ぜひ自分の中の「ホントの気持ち」を、ゆっくり感じたり、今あげた代表的な感情を1つ1つ自分に問いかけたりしてみましょう。感情に気づくことが第一歩こうした深い部分にある本音の感情は、その存在に気づき、気持ちが落ち着くまで感じたり、言葉や感覚として体感したり、外に出してあげることが有効です。どれも負の感情ですから、感じようとすると鳥肌が立ったり怒りがこみ上げたり、涙が流れるケースもあるでしょう。また無償にお酒やお菓子を食べたくなったり、眠くなったりするなど逃避行動をしたくなる場合もあります。実はこうした感情を探って見つけて感じるという一連のプロセスが、いわゆる「自分の感情を整理する」ということなんです。意識を行動に起こせない時は、自分の中で感情のブレーキがかかっているサイン。それを見つけて感じて整理することが、恋愛をきちんとしていくにはとても大切なんですね。ぜひ恋愛や結婚はしたいけど、どこか抵抗がある方はやってみてください。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Cavan Images/Gettyimages©Aliyev Alexei Sergeevich/Gettyimages©Mads Perch/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年06月03日モラハラって、相手を罵倒したり否定したりするケースが一般的です。しかし、世の中のモラハラのほとんどは、もっとナチュラルで気づきにくいケースも多いかもしれません。今回はモラハラをする側に共通する性格と、受ける側がとりがちな5つの誤った対応についてご紹介します。付き合うと危険!モラハラ予備軍に共通する性格【おおしまりえの恋愛道場】vol. 122「彼氏の言い方、なんか乱暴かも」そんな違和感を覚える瞬間はありますか?最近当たり前になってきた「モラハラ=モラルハラスメント(言葉の暴力)」は、年齢問わず夫婦でも恋人同士でも起きているものです。「死ね」「クズ」「生きる価値ないな」など、わかりやすい批判ならすぐに気づけるものですが、モラハラの多くは判断に困るような微妙なものがほとんどです。また、モラハラはコミュニケーションの中で起こるものなので、微妙なやり取りに関して言えば、受ける側のリアクション次第で、モラハラがさらに加速してしまうケースもあります。モラハラがある彼と向き合うのか、別れるのかは皆さんの判断ですが、今回は付き合う前or付き合っている最中に気づきたい、モラハラする人の片鱗について、ご紹介します。モラハラ傾向の人がもつ性格5つまずはモラハラにつながる行動を起こしやすい人に共通する性格を5つご紹介します。ちなみに、モラハラは男性が女性に対してするイメージを持つ方も多いですが、逆のパターンも当然あります。また、モラハラを我慢していた人が、別の相手には逆にモラハラしてしまうといったケースもあります。目の前の大切な人の性格をまずは見ていきましょう。こうあるべき、こうしてほしいが強いモラハラをする人の根底には「べき論」が強く存在しています。自分の中でのべき論を基準に、外れたものを認められず許せない。そんな心情から、相手に攻撃的な態度を取ってしまうのです。自分は正しいし常識的だと思っているモラハラする人は弁が立ち、相手を言い負かすのが上手な人も多いです。受けた側は「そうかも…」と納得してしまいがちです。しかし、ケンカの目的は一方的な勝ち負けをつけるのではなく、お互いが納得し、理解を深めていくことです。強い正しさに捕らわれている人は、このお互いの理解より自分の正しさの主張を優先してしまうのです。人を上下で判断しがち「店員は客より下」「女より男が偉い」「稼いでいるほうが上」などなど、人を批判しがちな人は、独自の上下ルールをもち、それによって態度や言い方を変えたりしています。誰しも上下の意識はもってしまうものですが、モラハラに発展する場合、この上下意識が過剰に言葉や態度に表れる傾向があるので、注意してみてください。きちんと不満を伝えてこない相手が悪いと思っているモラハラをする側は、基本的に自分が正しいと思っています。その結果パートナーには批判や罵倒といった行動を取り、相手がそれに対して怖くて反論できなかったとしても「言い返してこない相手が悪い」と、完結してしまう部分があります。褒めない!労わない!モラハラをする人は、基本的に自分以外を下に見てしまう傾向があるため、結果として何かしてもらったりしても「ありがとう」「嬉しいよ」「感謝してる」といったリアクションはありません。また「ごめん」「俺が悪かった」といった謝罪も基本ありません。心のどこかで自分は労われて当然、相手は頑張って当然、くらいに思っているのかもしれません。モラハラする側に共通する5つの性格をご紹介しました。特定の相手を思い浮かべた時、思い当たる部分はあったでしょうか。モラハラをエスカレートさせる受け手の対応5つモラハラなど攻撃的な行動は、当然ながらする側が改めるべきことです。しかし一方で、微妙なラインのモラハラの場合、被害者側の対応が、モラハラする側をさらにエスカレートさせているケースもあります。では、どういった対応が相手の攻撃的な言葉を助長させているのか、5つ見ていきます。不満や恐怖は黙って我慢やスルー怖いと思うと、相手にきちんと言い返せないことってありますよね。また言い返したらさらに倍返しされてしまうため、黙るしかないケースもあります。しかし、攻撃する側からしたら、我慢やスルーは「響いてない」と捉えられる場合もあります。怖くてひとりで言い返すことができないなら、中立的な第三者を入れてきちんと対応することも考えてみると良いでしょう。何かあると、自分が悪かったのかなと謙虚に考えすぎる受け手に共通するのですが、何か相手を怒らせることをしたかな…と、謙虚に反省してしまうケースがあります。もちろん改善すべき部分がわかっているなら直した方がいいですが、モラハラに当てはまるケースの場合、受け手は過剰に反省しすぎている場合もあります。つい相手の気分や空気を読もうとしすぎる強い言動が日常になると、つい受ける側は相手の機嫌や空気を読もうとした行動をとりがちです。しかし人間関係は不思議なもので、相手の機嫌を伺うと、相手は無意識に合わせるように、さらに横暴な態度を取ってくることがあります。必要なら空気や気分は気遣ったほうがいいですが、不必要に相手の顔色をうかがう必要はありません。耐えることは良いことと考える女性に多いケースですが、「相手に合わせるのが当たり前」「女は耐え忍ぶもの」みたいな、偏った古い考えを持っている人は一定数います。しかしモラハラする側に合わせ過ぎたり、耐えすぎてしまうと、逆に相手の行動をエスカレートさせる側面があります。必要なのは、耐えるのではなく、勇気をもって自分なりの決断をすることです。「恋人なら」と思うと、判断が曖昧になる人と人には、心や精神の境界線が存在します。家族や恋人など親しい間柄でも、この境界線を超える権利はありません。例えば「お前は人としてダメ」といった他者の人格否定をする権利は、他人は誰も持っていないのです。しかし、この境界線が曖昧になっていると、恋人や家族など親密な関係だと、「言ってもいい」といった判断になりがちです。恋人から「お前はダメだな」なんてナチュラルに批判されることに慣れたりしていませんか。これは言い方次第ではジョークに聞こえますが、れっきとしたモラハラの第一歩なのです。モラハラについて、する側、される側に分けて傾向を紹介しました。コミュニケーションの基本は人それぞれ育った環境次第で異なるため、偏りがあるものです。わかりやすいモラハラを直していくのは、正直とても大変なことですが、ナチュラルに気づかず相手を傷つけるような発言をする人には、きちんと指摘してあげることで改善していくケースもあります。モラハラは我慢しても何の解決にもなりません。もし自分や相手との関係の中でこうしたいびつなやり取りがされているなら、何らかの対処をすることをおすすめします。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©bymuratdeniz/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©hoozone/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年05月26日彼ってこうしたらもっと良くなるのに。付き合っていると、相手のことをそんな風に思う瞬間は誰しもあると思います。気になった気持ちを行動に移す献身的な女性も多いですが、彼のケアを行動に移すとき、絶対に意識してほしいことがひとつあります。これを外すと、どんなに相手のためになったとしても、最悪、恋愛関係が壊れてしまうことがあるんです。彼氏を育成!うまくいっても恋愛がダメになる理由【おおしまりえの恋愛道場】vol. 121彼のことが大好きだから、もっと彼のためになにかしたい。そんな気持ちから、仕事や生活面のサポートをしてあげる女性って多いと思います。でも、どんなに相手の成長や成果につながる手助けをしたとしても、“あるコト”を忘れて尽くしてしまうと、結果として彼との関係がダメになることもあります。では、そのあるコトって、いったい何でしょうか。今日は彼氏をサポートしてあげる前に必ず押さえたいポイントを、実例も踏まえながら解説します。彼が気づかなくてはいけないたった1つのこと彼女が彼に尽くす前にしなくてはいけないこと。いきなり答えを言うと、それは彼自身が「必要性を自分が感じている」という自覚を持つことです。なぜこの自覚が大事なのかというと、男女に関係なく人というのは不思議なもので、困りごとを自分が自覚する前に他者から手を差し伸べられて助けられると、結果として助かったとしても、その人に感謝の気持ちを抱きにくい性質があります。なんて冷たい人…と思うかもしれませんが、助けられた当人の心はまだ、「自分は困ってない」という感覚なので、そのタイミングで誰かが助けてくれた場合、「あ、ラッキー」くらいにしか思えないのです。筆者はこれを「風邪薬は、風邪気味に見える人には渡してはいけない。『自分は風邪だから困っている』と言われたら、初めて渡してあげるものだ」といつも例えています。恋愛の話にこれを当てはめるなら、彼が困っていそうなことを彼女が先回りしてフォローしてあげると、彼は「よく気がきくなあ」「ありがたいなあ」くらいにしか思わないかもしれません。だから彼女としては、きちんと彼が「俺、どうしよう」と自覚しヘルプを発信するまで待つか、困っていることを自覚させるのを促すのがおすすめ。そうして初めて「じゃあ私が……」と、フォローするくらいがいいのです。ダサ彼氏の改造を買って出てフラれた彼女では、実際彼にこの自覚があるなしで恋愛関係がどう変化するのか、筆者が過去に聞いた事例をもとにご紹介します。最初は、彼の自覚なく困りごとをサポートした結果、破局を迎えたA子さんの事例です。彼女が付き合っていたのは、3歳年下の独立したての彼。A子と付き合った当時、彼は会社をやめてフリーランスとして独立したばかりで、A子から見ると仕事はいっぱいいっぱいだったそうです。だからこそ、A子は彼のために何ができるかな…と考え、デートのスケジュールを彼に合わせてみたり、独立したての彼の懐事情を心配して家デートを提案してみたりと、献身的に寄り添っていたそうです。筆者も驚いたのは、A子は彼のビジネスの役に立ちそうな情報を、毎日せっせとピックして彼に共有していたそうです。A子は仕事のデキる女だったんですね。そんな彼女の支えもあり、彼の仕事もだんだんと伸びていったそうですが、なんとその過程で彼は浮気をしたんです!こうして2人は、あっけなく別れてしまったそうです。面白いのは別れた後です。彼女のサポートを受けられなくなった彼はその後、仕事でスランプを迎え、大事な案件を失ったのだそうです。廃業とまではいきませんが、仕事でかなり苦労したそうで、初めてこのとき彼女のありがたさに気づいたといいます(遅いっ)。そして、彼はA子に復縁をお願いしたそうですが、A子には既に別の恋人がいたため復縁は未達成に終わったのでした。はたから見ると、彼はA子という彼女のすごさをもっと早くに気づけたら良かったのですが、当時の彼としては、「自分は困っていたわけでもないのに」といった気持ちだったのでしょう。A子がせっせと頼んでもいないけど尽くしてくれている、といった認識だったようです。何なら、口うるさいくらいに思っていたかもしれません。上司と部下といったビジネス関係であればそれでも良いのですが、彼氏彼女の関係で考えると、やっぱり一方的なサポートはいい関係とは言えません。尽くすなら、きちんと困っていることを本人が自覚するまで待つor自覚を促すこと。覚えておきたい話ですね。ダサい俺を変えてくれ!!宣言させた彼女続いてはファッションセンスを叩き直してあげたB子さんの話です。彼女はもともとアパレル勤めをしていたこともあり、ファッションセンスには定評がありました。そんな彼女が付き合った男性はエンジニアでお世辞にも格好いいとは言えない男性でした。彼女も彼の見た目を散々気にしてはいたものの、さすがにダメ出しを勝手にしても失礼だし意味がないと思い、お買い物に出かけては「こういう体型にはこういう形が似合う」とか「くんは髪型はこういうのも似合いそうだけどね〜」と、さりげなく情報を仕込んでいたそうです。するとある時、彼は結婚式の二次会に出ることが決まり、洋服のチョイスを彼女に依頼してきたそうです。彼女はチャンスとばかり彼の要望を丁寧に聞き、彼にとって何が似合うかを一緒に考えアドバイスしたそうです。その結果、彼は「やっぱりB子のセンスに任せてると間違いない」という信頼感を抱くようになり、それ以来服を買うときや髪の毛を切るときは彼女の意見を必ず聞くようになったとか。彼は現在、周りからは清潔感のあるオシャレな男性というイメージを抱かれることも多いといい、センスを褒められると「妻の改造が…」と、当時を振り返って語るそうです。そう、彼は彼女のサポートに感謝し、その後結婚を決めたそうです。成功と失敗の事例をそれぞれご紹介しました。なんとなくの流れの中で、彼のケアをしてしまう女性って多いと思います。でも、それを相手が必要と感じていないなら、勝手に手を出すのはちょっと気をつけたほうがいいでしょう。自分がどうしても気になってやるのであれば、相手の確認はもちろん必要ですし、そこで求めるのは彼からの感謝ではなく自分の中の「やりたかった」という気持ちに対する納得感です。彼を育成…なんて目的を抱くと、目につくことを全部ケアしてあげようと献身スイッチが入る女性も多いものですが、2人の関係を健全に育てていくためにも、この求められてないやりすぎ行動には、気をつけていけたらいいですね。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©nd3000/Gettyimages©Chau Tran / EyeEm/Gettyimages©CandyBoxImages/Gettyimages©Michael Heffernan/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年05月20日コロナ禍になって、いろいろ大変だから婚活やめようかな。そんなふうに思っている人が、今増えているといいます。もちろん経済的や時間的な問題でストップせざるを得ないなら仕方ありませんが、気持ち的な落ち込みからのストップなら、ちょっと待って。ぜひ長い人生にとって、今やめるべきかどうか、ゆっくり考えてから答えを出してみてほしいのです。コロナで婚活やめようかな…その決断の前に見直したいこと【おおしまりえの恋愛道場】vol. 120先日発令された3回目の緊急事態宣言。今度は百貨店や娯楽施設といった場所も休止となっており、なんとなく事態の大きさに不安感が募るかもしれません。またこうした非常事態にともなって、今多くの女性たちの間で、‟婚活休止宣言“が増えているといいます。「対面で新しい人と会うのは不安」「お店も空いてないのに、婚活や恋愛はしにくい」「そもそも気持ちの余裕がなくて、恋愛どころではない」など、理由はさまざまです。今は世界中のみんなが不安な頃ですから、気持ちが落ち込んだり続かなくなったりするのは仕方のないことです。ただ、もし「コロナで婚活やめようかな」と思っているなら、完全に活動をストップするのはちょっと待って!それは、この時期の婚活にはメリットとデメリットがあるからです。コロナで気持ちが低迷するのは、仕方のないこと「婚活で人と会いにくくてテンションが上がらない」「コロナで婚活している人が減った気がする」筆者の周りでも、こういった理由から婚活をストップしようかなorした人が、最近増えています。もちろんきちんと考えたうえでの選択なら、それを否定するつもりはありません。ただ漠然とした不安感が高まり婚活を止めようとしているなら、それは婚活をストップするだけではなく、不安感そのものを見つめ、いろいろな面で対処する必要があります。例えば筆者がコロナ禍で話を聞いた方の中には、コロナになり仕事のリズムが変わり、人と会えなくなったことでストレスがたまり、婚活もしんどくなったのでストップしたという方がいました。これ自体はシンプルな解決行動ですよね。でも、続きはここから。その方は婚活をやめたことで、一時的にはやり取りの負担などがなくなり、気持ちが楽になったそうです。しかし今度は仕事以外で人との接点が減りすぎ、漠然と自分はあと何年このままなんだろうか……というまた別の種類の不安感が増したといいます。こうしたケースでは、一時的に婚活をやめるのも良いのですが、大切なのはコロナを踏まえ、自分が中長期的にどうしていきたいかを考え、そしてそれに必要な行動を取ることです。そうした問いかけをした後に、スパッと婚活をやめるという選択を取るのは、きちんと理にかなっています。重要なのは目の前の疲れを対処することよりも、非常事態に流されすぎず、自分のライフコースを見つめることです。ストップ前に考えたいコロナ婚活のメリットデメリット婚活中の人に関わらず、みんながみんなこの状況に困っているのが今の時代です。ここからは「婚活やめようかな」と迷いが出ている人に向けて、今の時期婚活を続けるべきかどうか、判断がしやすいようにメリットデメリットをそれぞれまとめました。先程も書きましたが、大事なのは自分にとっての長いライフコースを考えてみて、そのうえで今婚活やそれ以外の活動をするべきかどうか迷うことです。迷いを解決するためのヒントになれば嬉しいです。コロナ婚活のデメリットでは、デメリットからご紹介していきます。人と会いにくい最大のデメリットは、これにつきます。知らない人とは会いにくいですし、会うことで感染リスクも高まります。オンライン婚活などの手段を検討する方もいますが、やっぱり会わないと相手の雰囲気などはわからないと考える人は多いです。実際オンライン婚活を経験した方は、かなり少数というデータもありますので、会いにくさの解消にはつながっていません。付き合ってもデートがしにくいもし婚活でいいなと思う人と出会い、そして付き合うことになったとしても、その先の展開がちょっと大変です。デートがしにくいということは、イコール相手のいろいろな側面を見るチャンスが減るということです。例えば泊りがけの旅行や、グループでのイベント、はたまた自分や相手の趣味に付き合うデートなどは、結婚を考えるなら経験しておいたほうがいいシーンです。偶然や自然な出会いが壊滅的婚活する場合、多くの方はアプリなど専用サービスと並行し、友達の紹介や合コンといった自然な出会いが期待できる活動もするようです。この紹介や合コン、趣味での出会いといった、ナチュラルな出会いが、今の時期壊滅的に減っています。出会いの数自体が減るというデメリットもありますし、専用サービスの目的ありきの出会いを続けた結果、気持ちが削られるといったデメリットもあります。コロナ婚活のメリット続いて、メリットを3つご紹介していきます。本気度の低い人が減っているコロナとなり、各種マッチングサービスや結婚相談所が調査した結果では、結婚意識にポジティブな変化があった人が3割〜4割ほどいるという情報もあります。(※)こうした気持ちの変化によって、今婚活を積極的にしている人は、コロナ前よりも本気度の高い人が増えているといった見方もできます。会いにくいけど、あったらしっかりと将来を見据えた相手と出会える今か、それとも落ち着くまで待つか。どちらが自分に適切だと思いますか。マッチングアプリや結婚相談所は入会者が増えているまた、こうした自然な出会いが期待できなさそうな今、マッチングアプリや結婚相談所といった専用サービスの利用者は増えつつあるといいます。時代としては人と会いにくいものの、「使うなら今!」なんです。使える時間が増えた人が大半コロナとなり、働き方や経済状況が変化した結果、今婚活に使える時間が増えたと言われています。アプリなどを使っている方は、利用時間が増加したというデータもあるんです。つまり、今まではマッチした人との縁が途切れがちだった人も、活動に当てる時間が増えたことで、つながりやすいといった良さも出てきています。メリットデメリットを3つずつご紹介しました。今後も活動するべきかどうか、少しクリアに考えられるのではないでしょうか。この難しい状況も、すぐには収まるわけではなさそうです。だからこそ、それに流されすぎず、自分らしい人生をきちっと見て、動くことができたらいいですね。※参照婚活総合サービス 株式会社IBJ「コロナ禍の婚活のメリットとデメリット」アンケート調査株式会社ネットマーケティングコロナ禍での婚活・恋愛アンケート調査おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Eugenio Marongiu/Gettyimages©matrixnis/Gettyimages©domoyega/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年05月13日大人になると、周りに既婚男性が増えていき、だんだん不倫のお誘いが増えるもの。みなさんそう思っていませんか?でもなかには、不倫の誘いが“なぜか”多い女性が存在します。それは絶対的に本人にとって損があるので、解説していきます。不倫の誘いが多い女性がめちゃくちゃ損している理由【おおしまりえの恋愛道場】vol. 118既婚男性から良くしてもらったり、異性として見られているなと感じたりするとき、あなたの感情はどんなふうに動きますか?「既婚者から言い寄られても迷惑」「恋愛対象ではないけど、優しくしてもらえるならいいか」「相手が既婚だろうが未婚だろうが、異性として見られるのは嬉しい」など、その好意をプラスに捉えるかマイナスに捉えるかは人それぞれでしょう。過去に恋愛相談をたくさん受けていて思うのが、不倫経験の有無に限らず、不倫のお誘いが比較的ある女性というのは、女性の中でも特に相手の気持ちを受け止める力(以下受け止め力)が高い傾向にあるように思っています。お誘いを断らなさそうちょっとの無理も飲み込んでくれそう男としての自分を受け止めてくれそうなどの印象を、男性から強く抱かれ、その結果不倫のお誘いといった嬉しくない展開を引き起こしがちです。こうした印象を抱かれる女性の性格や恋愛タイプはさまざまですが、受け止め力が高い結果、男性の行動に合わせたり耐えたりする力が飛び抜けて高い人が、不倫のお誘いも多いように思うのです。でも、合わせるとか耐えるといった能力を不倫モテという成果につなげている人は、同時に大きな損をしています。今日はその、不倫のムダモテが生み出す損についてご紹介していきます。既婚者にモテると、断っても損をする理由既婚者にモテると損な理由。その1番は「受け疲れ」という問題です。相手からの好意を結果として断ったとしても、好かれてから断るまでの間には、相手からの好意を受け取っている時間やエネルギーが存在しています。「さんて、なんで私に優しいんだろう」「下心あったら嫌だから、適度に流しておこう」「カドが立たないように断らなきゃ」「断ったらなんか関係が面倒。これからどう接したらいいものか」とか、考える時間ってありませんか?その時間と意識と労力って、本来ちゃんとした恋愛に向けられていたら、自分にはもっといい恋愛力が備わっている気がしませんか?今回は不倫と限定しましたが、他者を受け止める力が高すぎる人というのは、受け止めた結果、本来力を注ぎたいことへのエネルギーの分配がきちんとできていません。「いつも自分の我を通せばいい!」と言いたいわけではありませんが、好意を寄せられる出来事が起きたとき、自分がどうしたいか主体的に考えるよりも、相手が起こしたアクションに対応することで乗り切ろうとすると、最終的に問題が起きなくても、自分の思ったような流れに乗ることができにくくなるのです。過去筆者が相談を受けたケースでは、会社の上司から好意をもたれ、不倫は嫌だからとサラッと断っていたらだんだん関係がギクシャクしてしまい、仕事にやりにくさが出てしまったという女性がいました。彼女の場合、好意をもたれた際はカドが立たないようにと流すことでその場を乗り切ったようですが、本来好意をもたれた時点でそこは仕事の関係を加味しつつもきっぱり断っておけば、最終的にギクシャクする関係にはならなかった可能性はあります。またギクシャクしたとしても、彼女自身が悩む時間や労力はもっと少なくて済んだはずです。些細な違いかもしれませんが、人生は何に意識や時間や労力を割くかで決まっていきます。こうしたひとつひとつの人間関係の変化も、きちんと対応できたほうが、最終的にめぐりめぐって本当に大切な恋愛関係にもプラスの影響を与えていくのです。不倫のムダモテを防き、いい恋愛を引き寄せていくために不倫のモテは放置するだけでも損ということがわかったと思います。無駄なエネルギーをかけず、さらにいい恋愛へ意識を向けていくためには、この不倫モテをしないこと、そしてモテたとしても適切に対応していく力が大事になっていきます。そこで心がけたいのは、テクニックより自分と相手の男性との対人関係の築き方になります。今回は不倫のお誘いや流されるような人間関係、恋愛関係が多い女性が気をつけたい、ムダモテを防ぐ2つのポイントをお伝えします。自分が嫌なことは嫌と伝えられる力をつけるそもそも、受け疲れを起こしがちな女性というのは、嫌なことや興味がないことをしっかり伝える力をもっていない傾向にあります。相手を突っぱねるリスクを負うくらないら、自分が受けてやり過ごしたほうがいい。それがひとつの処世術になっています。しかし、無駄なモテを受けている時間、あなたのエネルギーは本来使いたくないことへ注がれています。嫌なことは嫌と、カドが立たない伝え方を知っていくことは、自分の身を守り、無駄な受け力を発揮しないことにつながります。相手と自分の心の境界線をしっかり引く受け止め力が高く、受け疲れをする不倫モテ女性というのは、相手と自分の精神的な境界線がきちんと引けていなかったりします。例えば、嫌なことは嫌と伝える力をつけることを先程おすすめしましたが、「彼の好意をはっきり断ったら、彼が傷つくかもしれないから言いにくい」と思うかもしれません。でも、彼が傷つくかどうかは彼の問題であり、どう対応しても自分がコントロールできないし、自分が責任を負う必要はありません。受け止め力が強い人というのは、この相手の責任範囲の部分にまで気を回し、結果として受け止め疲れを起こしています。まずは相手と自分に適切な心の境界線をしっかりと引き、自分ができる範囲で最大限取れる対応を取っていくことが重要です。好意の数に自分の存在価値を乗せない既婚者からの好意って、そもそも寄せられたときにあなたはどう思っていますか。100%迷惑と感じるなら、この部分は流してしまってOKです。最終的に既婚者からの好意を断ったとしても、女として見られた経験自体はポジティブに受け止めた場合はちょっと注意です。なぜなら、そもそも女として見られた経験=自分の存在価値と置き換えているから。そもそも女としての価値や自分の価値というのは、モテることや恋愛の有無で図るものではありません。他者の軸にその評価をあずけているのがまず問題で、しかもその他者というのが、既婚者からの好意という質の悪さというオマケつき。これでは恋愛シーンでの人間関係で、自分を大切にどころか、むしろ雑に扱うような選択を無自覚で取っている可能性すらあるのです。ちょっと長くなりましたが、大人になってからのモテというのは、異性から恋愛対象として見られた数ではありません。いうならば、老若男女関係なく、人として尊敬や信頼を得られた数が大人のモテ力なのではないでしょうか。そう考えると、既婚者から女性として見られなくてもモテることは可能なわけで、むしろ恋愛対象として見られる今の状況は、自分の魅力を適切に発揮できていない証拠です。今日ご紹介した話を少し自分ごとに置き換えて、自分の他者への接し方や評価の仕方を、振り返ってみると良いかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Michael Haegele/Gettyimages©Jutta Klee/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年04月29日付き合いたての彼との会話、いつもどんな話をしていますか?恋愛初期はいろいろな気持ちが混ざりあい、まだまだ遠慮しがちな時期かもしれません。でもこの時期だからこそ、相手にきちんと伝えたおきたいことがあります。そんなポイントを5つまとめました。新しい恋愛のスタート時、意識して取りたい彼とのコミュニケーション5つ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 117春は出会いと別れの季節です。この時期、新しい恋をスタートさせる男女も多いことでしょう。付き合ったばかりというのは、好きという気持ちの高まりと、相手をまだ知りつくしていない気持ちがせめぎあい、どうしても普段どおりの自分でいられなかったり、言いたいことがうまくいえなかったりする場合もあるでしょう。そんな初々しい時期もまた楽しいものですが、でもこの時期だからこそ押さえておきたいコミュニケーションのポイントがあります。今回は5つ、ご紹介します。1.普段の自分でめいいっぱい楽しむ付き合い初めというのは、この恋愛がずっとうまくいくのかな…と、不安な気持ちが好きという感覚の中にずーっとあったりします。でも、恋愛初期にいちばんやったほうがいいことは、とにかく徹底して恋愛を楽しむことです。普段ならやらないようなノロケやバカップルっぷりを発揮しても全然良いです。なぜこの時期めいっぱい楽しんだほうがいいのかというと、関係の初期にたくさんのハッピーを溜めておくと、その後2人の関係がさまざまな変化を迎えても、初期の楽しかった頃を1つのよりどころにできるからです。周りの目を気にして「そんな好きじゃないよ」とか「まあ普通だよ」なんて本心とは違う振る舞いをしていると、ホカホカの恋愛を味わうことができず、その後の関係構築にも影響するかもしれません。2.好きだからスルーは!好きだから伝えるを習慣に恋愛スタート時というのは、相手のツボがまだわかりきっておらず、ちょっとした要望や苦言も伝えにくいことがあります。例えばある女性の悩みをご紹介します。彼女は付き合いたての彼とデートの約束を立てていた時、ふとこんな不満を抱いたそうです。彼は「明日は13時ごろに新宿駅で」と決めてLINEが終わったのに、当日時間が近くなっても連絡が取れず、彼女は「本当に来るのかな?新宿のどこかな?」と不安な気持ちのままデート場所に行ったそうです。彼としては当日の時間と大まかな場所さえ決まっていたから、後は時間になったら連絡を取り合えばなんとかなると考えていたようです。しかし彼女としては、不安だからもう少し前からこまめにやり取りしたかったようです。こうした些細なツボの違いは、だんだん慣れてくることもありますが、相手と自分のツボの違いを感じたら、スタート時ほど要望はフラットに伝えたほうがいいでしょう。伝えないことで、我慢したほう(今回の場合女性側)には、「私は我慢している」といった不満がたまりますし、相手(今回は男性側)も「相手が合わせて当然」といった感覚が勝手にたまっていくこともあります。長い付き合い、お互いが極力我慢や無理を抱えて過ごさないためにも、最初に自分のペースや価値観を積極的に出していくことが大切です。3.たくさん心からの感謝を与え合う「ありがとう」「嬉しい」などなど、感謝の言葉って日頃から相手に伝えていますか?逆に相手からもらっていますか?「感謝の言葉は意識して出すものではない」と言う人もいるかもしれませんが、それは違います。まず、感謝というのは口にすることで、その状況をさらに味わうことができます。つまり、恋愛関係をさらに楽しくて温かなものにしてくれることが、感謝の言葉にはあるのです。また感謝の言葉を口にする習慣をもつことで、嬉しいことや、相手の気遣いなど、ありがたいなと感じるポイントに敏感になれます。些細なことにも喜びや愛を感じられたほうが、恋愛に対してより充実感を覚えられるのは皆さん想像できますよね。最初は少し気恥ずかしいかもしれませんが、ちょっとのことでも恋人にありがとうの気持ちを伝え続けていると、その恋愛は自分にとって自然と充実感を覚えさせてくれるものになるかもしれません。4.無理と頑張りはほどほどに恋愛初期ほど、女性は相手にさらに好かれたいと思うと、つい無理な頑張りをしてしまうものです。例えば過去聞いた話では…。彼のために手料理を頑張る彼の残業が終わるのを待って起きている彼の好みの服を着るとかとか。みなさんもやったことがありませんか。もちろんこうした頑張りは否定はしません。でも、無理をして頑張ると、結局後から自分が辛くなったりするものです。それにお互い今の自分をさらけ出したところから、最適なカップルの形を作っていくことに恋愛の良さがあります。ぜひスタート時の“猫かぶり”も、ほどほどに。自分のためにいつもの自分を積極的に出していきましょう。5.主導権をお互いが持つ最後は関係性の主導権についての話です。目に見えないことなので、ピンと来ない人もいるかもしれません。例えば「いつも彼の都合に合わせている」とか「いつも私の行きたい場所にばかりデートしている」とかが続いているようなら、意識的にコミュニケーションを取り、主導権を一方が握りすぎていないかを確認したほうがいいでしょう。女性というのは、どうしても好きになると相手に尽くして合わせてしまう側面があります。その結果、いつも彼のペースであったり、丸投げの彼に合わせる形で、いつも自分が計画を立てている、といった関係になっているカップルがいたりします。しかし、恋愛は相互に刺激を与え合うからこそ、より楽しいものになります。一方のリズムにもう一方が合わせっきりの関係は、できるだけ積極的にフラットにしていくように。恋愛初期ほど意識してみると良いでしょう。新しい恋愛のスタートって、ドキドキと不安と安心がごっちゃになり、なんとも言えない時期ですよね。2人の関係をより良くしていくポイントは、ありきたりですがコミュニケーションのとり方です。でも恋愛初期ほど、遠慮や不安もあり、表面的なコミュニケーションで盛り上がりがちです。でも最初から意識して本音で話せる関係を築くことが大事で、今回のコラムは、そんな本音を話すためのポイントを紹介しました。ぜひ彼とフラットに、そして良い対話をしていき、いい恋愛をしていきましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Westend61/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年04月22日ケンカになると、彼がいつも黙ってどこかに行ってしまう。何を言っても反応がなく、イライラが募る。そんな悩みを抱えて恋愛している女性はいませんか。殻に籠もる男性は女性よりも多いと言われていますが、それを無理やりこじ開けようとすると喧嘩はさらにヒートアップすることに。今回は黙る人の心理と、正しい対応方法をご紹介します。怒るとだんまりモードの彼氏!何でそうなるの?正しい接し方と解消方法【おおしまりえの恋愛道場】vol. 116人によって怒った時の対応は異なるものですが、女性よりも男性のほうがよくやりがちなのが、怒ると黙ってしまうといった対応方法です。ムスッとして無視したり、ベッドや外に逃げてしまったり。建設的な解決とは真逆の行動のため、イラッとしたことのある女性も多いのではないでしょうか。いったいなぜ、彼らはこのような対応方法を取ってしまうのか(男性に限らず、女性も怒ると黙るタイプはいますが)。今回はそんな心理と、解決へ向けた取り組みについて考えてみたいと思います。だんまりモードの心の中はどうなってる?男性に限ったことではありませんが、一般的に不機嫌さを「黙る」といった行動で示すことがあります。その際彼らの心の中はどうなっているのかというと、まず黙るといった行動で自分自身を守ろうとしています。人がイラッとしている(怒りを覚えた)瞬間というのは、外部から自分への攻撃や身の危険を感じた反射行動を起こしている証拠です。つまりこの反射行動のひとつとして、状況や感情を受け止めきれるまで殻にこもる、といった行動に出ることで、一時的な安全を確保するのです。なぜ女性よりも男性にばかり黙るタイプが多いのかというと、1つは男性の育った環境が、「男なんだから我慢しなさい」「男の子なんだから泣くな」といった、感情の押さえつけを習慣にして育っている傾向が強いからです。感情を外に出すのは悪いことと考え、あまり出し慣れていない人は、イラッとしたらまず黙って状況をやり過ごそうとするのが習慣になっています。怒りを感じるとまず黙って自分を守ったり嵐が過ぎ去るのを待ったりするのです。だんまり男性に怒りを増幅させる女性当人は殻にこもって待つという対応を取っているわけですが、それを目の当たりにした恋人としては、納得できないと思います。リアクションを取ってほしくて話しかけても無視。思っていることがあるのかと問いかけても無視。今後について話し合おうとしても無視。そんな対応をされると、相手はもともとあった怒りが増幅していきます。そもそも言葉や感情を他の人に投げかけるのは、リアクションがほしいからです。それをスルーされたら、傷つき、不安を感じ、さらにその感情が高まるのは当然の流れです。こうしたすれ違いのやり取りの結果、黙る男性怒りを爆発させる女性という喧嘩の図式ができあがり、一向に前向きなやり取りができなくなるのです。彼氏がだんまりモード、その時どうしたら良い?彼氏がだんまりで話し合いにならない。そんないら立ちムードの時は、「何で何も言わないの?」「言わないとわかんないじゃん」「いつもそうやって黙ってばっかりでさ」といった感情を出した誘い出しをしてはいけません。相手はさらに強く殻にこもっていくだけです。ここでは適切な仲直りのステップを踏むために、3つのフェーズでやれることを紹介していきます。1:自分の怒りや不満、リアクションが返ってこないことへの不安を受け止めるまず、ケンカのスタート時よりも相手が殻に閉じこもったことで、受け手の私たちはさらに怒りが増していることに気づきましょう。その怒りの正体は多分、彼からリアクションが来ないことへの悲しさや不安だと思います。こうしたネガティブな感情があって、それに振り回されそうになっている自分をしっかり感じてあげてください。2:相手にきちんと呼びかける振り回されそうな自分に気づいたら、今度は深呼吸しつつ彼にリアクションを取ってみましょう。この時大事なのは、強引に相手を殻から引っ張り出さないこと。イメージとしては、仕事の相手に呼びかけをするくらいの感覚で、相手の「殻にこもりたい」という都合を理解し、ノックします。「ねえ、何で話さないの?」といった相手の状況を批判するような言葉ではなく、「私、何を話しても黙ってられるとすごく不安だから、少しでも話し合いがしたい」といった感じで、あくまでも自分が今どうで、何をしたいか、自分を主語にして希望を伝えましょう。またこの呼びかけに彼が応じなくても、イラッとしないこと。大切なのは、呼びかけてこちらの気持ちや希望を共有するところまでです。3:出てくるまで放っておく!ここまでできたら、あとは殻から出てくるまで相手をそっと放置します。相手が出てくるのを「待つ」のではなく「放置」をするのがポイントです。なぜ待ってはいけないのかというと、「待つ」とは相手に主導権を握らせる行為だからです。待つ時間は相手への期待も高まるため、出てきた時に期待と違う行動をすると、また怒りが湧いてしまうかもしれません。こうして正しく殻から出てきた相手と出会ったら、責めるのではなく自分がどう感じているか、どうしてほしかったのかなど、自分を主語にした話し合いができるといいでしょう。聞く側も責められている印象は感じず、いつもとは違う向き合い方ができるかもしれません。男性と女性に区切って解説していきましたが、人は性格や育ってきた環境によってコミュニケーションの癖を持っています。そのひとつが、怒ったときの表現の仕方です。怒りが湧いたときは自分の感情を優先してしまいがちですが、相手の都合を考えて、少しずつ大人な対応、大人な関係づくりができると、より良い恋愛に発展するかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©bymuratdeniz/Gettyimages©StefaNikolic/Gettyimages©Kosamtu/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年04月15日モデルで女優の飯豊まりえがテレビ東京ドラマ初主演を務める「ひねくれ女のボッチ飯」が、「Paravi」独占先行配信、その後地上波にて放送されることが分かった。相手役には実力派俳優の柄本時生が決定した。人づきあいが苦手で友達もおらず、なんとなく日々を過ごすひねくれ女の川本つぐみは、「ホワイトホース」という名のインスタグラムのアカウントに出会う。顔も名前もわからないが、よくある料理なのに妙に魅力的な食事の写真と自分と似ている理不尽な境遇が綴られた投稿に魅力を感じ、自分の白馬の王子様だと信じる。王子と同じものを食べるために、ボッチ飯をするつぐみは、それが日々の楽しみになっていく…。本作は、ボッチ飯の素晴らしさに触れながら巻き起こる、大きな勘違いとすれ違いの恋を描く、コメディ要素満載な気軽に楽しめる新しいドラマ。人づきあいが苦手で友達もいない、ひねくれ女の川本つぐみを今回演じる飯豊さんは「日頃お昼ご飯のお弁当を2個も食べてしまうこともあるので、もってこいの役に出会えました(笑) 」と食べることが大好きだと言い、「大変なことでいうと、いつもトレーニングに通っているので姿勢が良くなっていまして、監督に『姿勢が良すぎて自信があるように見える』と言われたので、今は日常的に猫背になりながら過ごしています。いろんな食べ物も想いも味わいながら、この役と向き合っていきたいです」と意気込み。「一人ご飯をされる方も今たくさん増えてきていると思います。私もほとんど一人ご飯です。でも、お店やご飯が人と人との心を温かくして、繋げてくれるものだと改めて思える作品です。そんな一人ご飯への印象がまた更に素敵に感じます。また、おいしいご飯がたくさん登場するのも注目ですが、女の子がなかなか一人では入りづらい居酒屋さんなどにもガツガツ入っていきます。面白い出会いや経験です。女子のボッチ飯を是非覗き見しちゃってください!」とメッセージを寄せている。飯豊さんとは「誘拐法廷~セブンデイズ~」以来、2年ぶりの共演となる柄本さんが演じるのは、「ホワイトホース」というアカウント名でインスタグラムに食事の写真を投稿する白石一馬。「共演する飯豊まりえさんとは一度しかお会いしたことがないので、現場でお話しできればいいなと思っています」と話し、「ご飯のお話で、口コミの物語でもあると思うので、これを機に、口コミを見て遠くまで足を運ぶこともありなんじゃないかなと思います。楽しくなるよう頑張るので、是非、ご覧ください」とアピールした。「ひねくれ女のボッチ飯」は4月29日(木・祝)6時~Paraviにて独占先行配信、配信後に地上波にて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年04月14日女優の飯豊まりえが、農心ジャパン「辛ラーメン」の新CM「チンチャマシッソヨオォォォ!」編に出演する。CMは10日にWEBで公開され、順次テレビ放送される。“辛い”を英語にした“ホット”から 4(フォー)と10(トウ)の語呂合わせで、同社が「辛ラーメンの日」に制定している4月10日に公開される新CM。黙々と作業を進めるスーパーの店員・飯豊が、店長に「深夜のバイト、つらいよね?」と話しかけられ「いえ、からいです」の一点張りで返すシュールなCMとなっている。壁一面に並んだ2,700個もの辛ラーメンを見た飯豊は「すごい!」とハイテンションになり、思わず「衝撃映像……」と言いながら自撮り動画を撮影。おいしさに感動するシーンでは、カメラに接近された自分のドアップショットに「恥ずかしいよ~近いよ~」と大照れする姿も。また、CMでは一瞬だが「ときめいた顔してる?」と飯豊自身が確認しながら作り上げた、麺を勢いよくすするシーンでの“うっとりした横顔”にも注目だ。
2021年04月10日男性からおごられないと、イラッと感じる女性はまだまだいると思います。期待はしてはいけない。でも、本音を言えばもっと払ってもらいたい。頭ではわかっていても抜けないモヤモヤは、いったいなぜ起きるのか解説します。男性からのおごられ期待!やめてみたけどやっぱりモヤつく理由【おおしまりえの恋愛道場】vol. 115婚活をしていると、多くの女性が1回は悩むのが「男性からの全額おごりを期待するのはやめましょう」という考え方です。おごってくれるからこの人はアリおごってくれないからこの人はナシなど、人それぞれ「おごる」という行動にいろいろな判断を乗せがちです。しかし逆に男性側からしたら、「おごってもらうことを期待する女性は図々しい」といった判断もあります。その結果、意固地になっておごってくれる男性しか恋愛対象にしない女性もいれば、はたまた心の内では「本当はおごってほしい」と思いつつも、表面上は「割り勘でもいいか…」といった、ある種自分の中での強引な妥協をしている人もいます。そもそも男性が支払いを受け持つかどうかという選択は、その人の金銭感覚に根ざしているだけのことです。少なくとも「おごってくれたからいい人」「おごってくれないから男としてダメ」といった判断はとても危険です。と、ここまでの話は多くのコラムで書かれていることでしょう。「正論はわかっているし、過剰な期待はしないようにしている。それでも、おごってくれない男性とデートすると、なんだかモヤモヤする」といった矛盾に悩む女性の声をよく耳にします。頭ではわかっていても納得できない。いったいその正体は何なのかを、今日は紐解いてみたいと思います。それ、心の理解は追いついている?おごってもらう問題を解説する前に、皆さんこんな感覚になったことはありませんか。納得はしたけど腑に落ちないわかっているけどイラッとする理解はできるけど行動に起こせないこんな理解と感覚がチグハグした状態は、頭と心の納得感がズレているから起きるといいます。これをおごってもらう問題に置き換えると、頭では「おごってもらうことを期待しないほうがいい」といった理解があるのに対し、心では「でも…」といった、相反する気持ちで満たされています。例えば「でもやっぱりおごってもらうと、女性として大事にされている気がする」とか「おごってくれる男性じゃないと、自分が低く見られた気がする」とかとか。これら心の中のこだわりが正しいかどうかは別として、感情的に納得できないといつまでたってもモヤモヤは消えることがありません。納得感を妨げる3つの思い込み支払いのやり取りで相手を過剰に意識しないためには、このチグハグな心の状態に気づき、そして「私ってそういう風に思ってるんだ」と感じてあげることが大切です。気持ちの消化のプロセスでは、まずは自分の思い込みに「気づくこと」。そして感情がそこに「ある」ということを受け入れてあげることで、だんだんと消化されていきます。ここではおごってもらえない状況で今もモヤモヤを感じる女性たちによくある思い込みを、3つ紐解いていきます。おごってくれない人はケチ!「奢ってくれない人はケチだ!」と当たり前にどこかで思っている人って、実はまだまだ多くいます。先程も書きましたが、女性の会計を持つかどうかというのは、その人の金銭感覚が関係しているだけです。つまり、ケチかどうかを1回の支払いだけで判断するのはちょっと急ぎすぎかもしれません。ただこの「おごってくれない=ケチ」という思い込みがある人は、過去にすごくケチな男性と出会っており、その方に感じた嫌な印象を、目の前にいる男性に重ねている場合もあります。こういった思い込みがある方は、「ケチな人は嫌だ」という自分の感情をまず理解したうえで、「おごってくれない人は、ケチな場合もあるし、そうでない場合もある」と、感情を整理していきましょう。自分に好意があるならお金を使って当然バブル時代など、ひと昔前の女性の価値観には「自分にたくさんお金をかけてくれる=大事にされている証拠」といったものもありました。その価値観を今も多くの女性がうっすら引きずっているケースがあり、その場合男性がちょっとの金額をおごってくれないだけでもモヤッとしがちです。「自分に好意があるなら頑張って支払うのは当然!良い格好するのが当然!」なんて考えを持つのは自由ですが、何度も言いますが男性からすると支払いをどうするかはその人の金銭感覚の問題です。この場合、おごることは男性の頑張り男性とは、女性の前で良い格好をするべき好意があるならきちんとリードするべきなど、自分がおごられるという行動でどんな思い込みを満たそうとしているかを、ゆっくり感じてみましょう。そのうえで、おごられることとワンセットになっていたニーズに気づきましょう。このケースであれば、「男性には頑張ってほしい」「女性の前でいい格好をしてほしい」「リードしてほしい」といった部分をきちんと気づくことが大切です。払ってもらえないのは自分の対応が悪いせい最後は、払ってもらえないことによる自己評価への疑いです。いわゆる自己肯定感とつながっている話ですが、自分の評価を相手の行動で図ろうとすると、おごってもらえないとモヤッとした感情は残りがちです。このケースの場合、そもそも小さい頃から自分の行動と周りからの評価がセットになっていた傾向があります。例えば、「親の言うことをよく聞くからいい子」とか「いつもニコニコしているから可愛い」などの褒められ方で育つと、無意識に、「自分の評価は自分の行動によって周りが決める」という思い込みができあがります。行動によって評価が決まることも、周りの評価によって自分自身の価値が揺らぐ感覚も、本来は正しいものではありません。まずは根底にある「自分の価値は振る舞いによって、周りが評価するもの」といった感覚は違っていることに気づくこと。そして「おごってもらえないことで自分が傷ついた感じがする」といった感情にも気づいてあげることが大切です。正しく気持ちの整理をすると、モヤモヤは減っていく「気持ちの整理」とよく表現することがありますが、正しく気持ちの整理をする方法を知っている人はまだまだ少ないものです。気持ちを整理するためには、まずネガティブな感情に気づいて感じてあげること。同時に、その感情を生み出す思い込みにも気づくと、どんどん感情は整理されていきます。頭でいくら考えても、感情が追いついていないと整理することはできません。モヤモヤやイラッとした感覚がもしおごり問題でまだ残っているようでしたら、ちょっと意識して自分の本当の気持ちに気づいてみましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©golero/Gettyimages©Image Source RF/Zero Creatives/Gettyimages©Bernd Friedel / EyeEm/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年04月08日好きな人から好かれたい。誰だって思うことですが、実はそれが叶わないのには、理想と現実の“なにか”にギャップがあるからかもしれません。今回は理想の相手との恋愛を阻む、3つのギャップをご紹介します。好きな人から好かれたい!でもいつも好かれるのは別の人、その理由【おおしまりえの恋愛道場】vol. 114誰だって、自分の好きになった相手から好かれて、そして恋愛したいと思いますよね。でも、理由はわからないけど、いつも好きになる人との恋は実らず、逆にあんまりタイプではない男性ばかりに好かれている人っていませんか。その悲しいギャップはどうしたら埋まるのか。今日は好きと好かれるの間にあるギャップの原因を見つけていきたいと思います。「理想と現実が合っていない」はレベル感だけじゃない好きな人と好かれる人が違う場合、よく「理想と現実が合ってないから」なんて言いますよね。確かに、普通の女性が超イケメン俳優と恋愛するのは、理想と現実が合ってないと言えますが、こうしたレベル感の違い以外にも、理想と現実にズレが起きているケースはたくさんあります。そしてそれらギャップは、自分の意識を見直すだけで実は埋まっていくものばかりなんです。それではさっそく、よくある3つの理想と現実のズレを解説していきます。1:行動が理想の恋愛とズレている行動が理想の恋愛とズレているパターンをまずは紹介します。例えば「彼氏とは何でも話せる関係でいたい」と理想の恋愛を考えたとします。考えるのは自由ですが、そもそもあなた側が彼を前にしたら、本音の話し合いができていない状態だったりします。相手を前に緊張しすぎたり、自分を着飾りしすぎるケースがこれに当たります。もう少しわかりやすい事例だと、理想の恋愛相手を思い描いたら、その相手と出会うための行動を起こしているでしょうか。出会うためにどこかへ出かけたり、出会ったら会話やフィーリングが合うと思われるための行動を取る。ひとつひとつがどれだけ有効かはわかりませんが、行動から理想が引き寄せられていくケースもあります。このように、意外と相手に求める理想像や理想の恋愛は語れるのに、自分はその理想に当てはまる行動をしていないケースはよくあります。2:相手が理想の恋愛とズレている理想の恋愛は「すごく彼から愛されて、気にかけてもらえる恋愛をすること」と考えているとします。それなのに、現実に好きになる相手はマイペースで自分第一主義の男性だったりするケースがこれに当たります。好きになる男性と理想の男性像がブレているので、いつまでたっても「この彼は違う」と目の前の相手に不満を抱き続けるのがこのタイプ。できることは、好きになる相手が本当に自分にふさわしいのか、本当に自分の理想的な相手なのかを、今一度考えることです。このギャップに悩む女性の特徴のひとつが、彼氏が途切れないタイプであることです(もちろんそれ以外もいます)。彼氏が途切れないタイプは、理想的な相手と付き合うことより、今の寂しさを埋めてくれる相手と付き合うことを優先します。そのため、理想の男性像と現実の男性像が大きくズレていても良しとして付き合い、結果不満を抱くのです。3:自分が理想の恋愛とズレている最後は、耳が痛い話かもしれませんが、自分自身が自分の抱く理想にマッチしてないケースです。わかりやすい例でいえば、「年収1000万円の男性と付き合いたい!」と言いながら、ご自身にこういったキャリアや年収が高い男性に好かれる要素を持ってないケースです。よくある高望みってやつですね。これはわかりやすすぎる事例ですが、ひとつひとつの理想に自分自身がふさわしいかジャッジしていくと、けっこうギャップはすぐに見つかります。「身の程を知れ」とは良く言ったものですが、身の程を知ったうえで、努力することや理想を少し下げたりすることは大事です。逆にいえば、努力や、理想を下げたりする行動も、身の程を知らないとやる意味がないのかもしれません。自分に理想の男性との恋愛はムリと思い込んでない?今回理想の恋愛や理想の男性像との恋愛が、いつも叶わないケースによくあるギャップをご紹介しました。こうしたギャップはなぜ生まれるのかというもう一段深い理由を、最後にちょっとご紹介します。それはあなたの無意識の中の思い込みで、「自分には理想を叶えるのはムリだ」という感覚が根強くあるからだったりします。人というのは不思議なもので、無意識にある思い込みを、普段の行動や選択で、これまた無意識に叶えようとしています。例えば「今日も平和な1日になるはず」と思っている人は、自分が平和な1日を送れるような選択肢を無意識に取っています。突然走り出したいと思っても、突然飛行機に乗って北海道まで旅行したいと思っても、平和な1日になると思い込んでいる人は「いやいや、それは無理でしょ」と思いついたことを選択肢から外します。別に今すぐ走り出してもいいし、北海道に行ったって本質的には良いはずなのに。これは極端な例ですが、普段から私たちは、こうした無意識にある思い込みを叶える行動を取っています。ここで「理想は叶わないものだ」といった無意識の考えを持っていると、知らぬ間に理想が叶わないような行動を取ってしまうというわけです。自分には無限の可能性がある。気持ちの部分でもそう思うことが、まず理想の相手と理想の恋愛をしていく一歩です。あなたは自分の恋愛について、どんな思い込みを持っているでしょうか。そしてどんなギャップを感じるでしょうか。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©martin-dm/Gettyimages©Cavan Images/Gettyimages©Martin Novak/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年04月01日楽しく長く付き合いたいと思って恋愛をスタートさせても、短期間で別れてしまったor今まさに別れそうといった方はいませんか。今回は短期間で別れてしまうカップルによくある特徴を5つ集めました。なぜ好き合っているはずなのにダメになってしまうのか。ご自身や周りのケースと照らし合わせながら、確認してみましょう。これがあると危険!短期間で別れが見えるカップルの特徴5選【おおしまりえの恋愛道場】vol. 113お互いが恋をして、そして好きになって付き合い始めているはずなのに、残念ながら短期間で別れてしまうカップルが一定数存在します。10代20代の恋愛経験が浅い状況でのことならまだしも、20代30代と年齢を重ねて、ある程度恋愛経験もあるはずなのに、3か月くらいで別れてしまうカップル。彼らにはどんな理由があるのか。今回は実例を踏まえながら、その特徴を5つご紹介します。性生活に不一致がある最初は、性生活の不一致があるカップルです。短期間で別れるカップルでこれを理由にする人はけっこう多いです。そもそも性生活の不一致を乗り越えるためには、話し合ったり譲歩しあったりする根気が必要です。その根気を下支えするものはお互いの強い愛情だったりするので、恋愛初期に性生活の不一致が見つかると、強い感情がまだ育っておらず別れを選んでしまうようです。過去に聞いた話だと、付き合った彼が実は性欲旺盛で、1夜に3回くらい求めるタイプで応じるのに疲れてしまった女性。付き合ったら彼の体臭が合わなくて断念した女性の話を耳にしたことがあります。こればかりは付き合った後じゃないとわからないものですが、どのくらい性生活を重要視しているのか、さり気なく事前にリサーチできたら安心かもしれません。「付き合っている」の意味が男女で違う一般的に、付き合うという言葉の意味は、「お互い好き合って、特別で大切な男女関係になる」という意味だと考えられています。しかし、この付き合うという言葉の意味が男女で違うと、デートや人間関係の優先順位にズレが生じ、関係はあっという間にダメになります。どういった場合ズレが生じやすくなるかというと、距離や生活環境、将来像に差があるカップルは、もれなく「付き合っている」という意味にもズレが起きやすく、別れてしまうケースも多いです。1番わかりやすいのが、結婚願望が一方にはあり、もう一方にはないケースです。この場合付き合っていても当然すぐに将来像の不一致につながり、別れてしまいます。また、遠距離恋愛でもこういった問題は起きています。一方はきちんと付き合おうと頑張っているのに、もう一方が「いないより遠方でも恋人は居たほうが良い」くらいに思っていると、どうしてもパワーバランスはおかしくなっていきます。付き合っていると言っても、それぞれが別の感覚でいるカップルは、うまくいかないことも多いのです。好きという気持ちに明らかに温度差がある好きという感情に差がある状態で付き合い始めると、どうしても片方に負担がいってしまい、負担がいったほうの心は早々と折れてしまうケースがあります。過去に実際聞いた例だと、彼女が彼のことが大好きで、最初は好きだし一緒にいたいからと、かなり彼のリズムに合わせた関係を続けていたそうです。しかしそんな彼女の気持ちに安心した彼は、あまり彼女に愛情を返すことをしなかったそうです。するとしばらくして、彼女は返ってこない愛情にくたびれたのか、彼への熱が覚めてしまったといったケースです。このように、女性が尽くし、男性が甘えて女性の心が離れてしまうカップルは、けっこういます。尽くしすぎる女性にも甘える男性にも、両者それぞれに問題があるものの、好きという感覚の差があるなと感じたら、最初に埋めるなり合わせておくなりしておくのが良いでしょう。喧嘩の仲直りがいつもとりあえず謝って終わり喧嘩をしても喧嘩の原因や仲直りを適当に済ませているカップルは、失敗から学びが蓄積されず、同じような衝突を繰り返し、結果短期間で別れを迎えることが多いです。適当に済ませる、の代表例は、原因や改善策を話し合わずに、どちらかが一方的に謝ったり、なんとなく毎回時間がたったら元に戻り、喧嘩を無かったことにしているケースです。もちろん長く付き合っていればこういった対応をする日もあるでしょう。しかし、恋愛の初期で起きる喧嘩は、明らかにお互い何かが合っていないから起きています。それをなあなあで終わらせるカップルは、長い目で見て関係が発展していかない可能性が高いといえるのです。物事の優先順位が大きく違う恋人というのは、当然特別な関係であり、その優先順位は常時1位とは言わないまでも、高い存在であることが多いです。しかし、片方が恋人を優先順位の1番にしているのに、相手の優先順位の1番が友達や家族といった恋人以外の存在だと、どうしても優先順位を下げられたほうの恋人は寂しさを覚え、長期的な関係が続かないことがあります。よくあるケースでは、男性の優先順位が長年の男友達だったり、女性の優先順位の1番が親だったりするケースを過去に見てきました。こういった価値観を見せられた側の恋人は、「自分は大事にされていない」と感じ、相手といる意味を見いだせなくなっていきます。優先順位はお互い常に上位1位とは言わないまでも、同じくらい大事に思っていることが大事です。5つの特徴をご紹介しましたが、皆さんは当てはまる部分があったでしょうか。恋愛は相性や感情の高まりも大切ですが、長く続ける秘訣は「この人といい関係を築く」という意思や覚悟だったりします。今回のケースは、こういった覚悟を抱く前段階で心が折れるようなものばかりです。もし当てはまったという方は、自分の気持ちをもう一度ゆっくり振り返ってみるといいかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Jamie Grill/Gettyimages©EmirMemedovski/Gettyimages©Estudio13G/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年03月25日彼のことが好きなのに、好きであるほど彼から雑に扱われる。そんな感覚を抱く人はいませんか?実はそれ、彼があなたを雑に扱うように、あなたが無意識に仕向けているかもしれません。付き合った途端に彼が冷たい!雑にされる彼女のタイプと解消法【おおしまりえの恋愛道場】vol. 112優しくて頼りがいがいのある彼が好き。そう思って付き合い始めたものの、気づいたら、彼に好きだった頃の優しい面影はなく、むしろ私って、なんだか雑に扱われてるかも。そんな疑問を感じたことはありませんか?むしろ付き合う男性は、いつも気づけば自分を雑に扱う男性ばかり。そんなパターンから抜け出せない人もいるかもしれません。男性の多くは「釣った魚に餌をやらない」ものと言いますが、それってやっぱり本当なの!?と、自分の不幸体質の片鱗に、不安になるかもしれません。今回はそんな彼からいつも冷たくされる女性のタイプと、解決策をご紹介します。雑に扱われる彼女には、男女どちらにも問題があった!?彼がいつも私のコトを大事にしてくれない。浮気したりやましいことをしたりしているわけじゃないけど、LINEの返事はそっけないし、デートの頻度も開き気味。そんな悩みを抱えている女性はいませんか。致命的にダメな関係ではないものの、恋愛を続けるにあたり、放っておけないこれらの問題。いったい自分の何がダメなのか。実はそこには、男性の問題だけでなく、私たち女性が抱える問題もいくつか関係しています。まずは男性側の問題点から解説していきます。「男性は狩猟本能により、付き合うまでは恋愛の温度が高く、手に入ったら温度が下がる生き物である」こんなノウハウがよく言われますが、正しい情報とはいえません。確かに手に入れるまでの過程で喜びを感じる男性はたくさんいますが、それと同じくらい、自分の恋人が自分の手によって幸せになっていることで、さらなる幸福感を覚える男性はたくさんいます。つまり女性は、男性と恋愛関係になった場合、「私はあなたの手によって幸せになった」という状態を、きちんと男性に伝える必要があるのです。雑に扱われる女性は、無言で「雑でOK」のサインを出している?!ここまで説明したところで、彼から雑に扱われた経験のある女性は、おそらく「そうは言っても、気づいたら彼がそっけない態度になっているの!」と反論したい気持ちかもしれません。それでは今度は、女性側が抱える問題についてご紹介してきます。先ほど、男性は付き合った後は「自分の手で相手が幸せな状態」だというのを確認できると、男性としての喜びを感じ、相手にもっと寄り添いたいと考えたりするとご説明しました。この仕組みをベースとして考えると、雑に扱われてばかりという女性は、「あなたに好かれて私は幸せな状態である」という意識やコミュニケーションが不足している可能性があります。その意識が不足しているタイプにも3つの傾向がありますので、それぞれ解説していきます。1自分でなんでもできてしまう「餌は自分で調達する系」女子仕事をバリバリ頑張るタイプや、長女に多いこのタイプ。そもそも「餌は自分で調達する系」の女性たちは、彼氏にリードしてもらわなくても、自分で全部何とかして、自分の幸せも自分の理想の形で叶えていきまっせ!ということができる性格です。自立しており素晴らしい反面、カップル単位で見た時、どうしても「じゃあいっか」という扱いをされてしまうことが良くあります。自分で何でもできることは素晴らしいのですが、素晴らしい力を持っているからこそ、彼に任せたりちょっと寄りかかってみたりすることで、放っておかれない女性に関係がすぐ変わる可能性があります。2気遣いすぎてグッと我慢「お腹は空いてないフリ」女子1と複合して発揮されることも多いこのタイプは、相手のためを思って気を遣いすぎた結果「そんな合わせてくれるなら、もっと合わせてよ」と、相手の怠惰な一面を引き出しすぎちゃう女性です。「本当はお腹が空いているのに、餌がほしいって言ったら嫌がられるかも」と思って、我慢をして雑に扱われるタイプです…ああツライ。このタイプは、そもそも小さい頃から我慢して気を遣うことを当たり前としてきた環境があったりします。でも、生きていれば我慢や気遣いが必要な場面も、自分を思いっきり出したほうがいい場面も、両方ありますよね。一見すると優しい女性と思われることも多いこのタイプは、実は相手に嫌われることを極端に怖がった結果、嫌われはしないけど雑に扱われるといった落とし穴に落ちています。自分のクセを変えるなら、今ですよ!3きちんと受け取らずに次を要求「永遠におねだり」女子「自分の恋人が自分の手によって幸せになっている」この実感を彼が抱くことで、女性はさらに大切にされるという相互循環が、よい恋愛には必ずあります。最後のタイプは、この相手が頑張る姿に対して「受け取らない」というアクションを無意識に取るタイプです。例えばデートプランを練った彼に対して「私ここ行きたくない」とか「ここは前に行った」とか、発言していませんか。もちろん練ってくれたデートプランが好みではなかったら、それは自分の意見を伝えても良いです。でもその前に、「考えてくれてありがとう」という感謝の表現は絶対に必要です。こうした相手への愛情や感謝の表現が薄いのに、自分の愛してもらいたいという欲求ばかりが高い女性は、だんだんと男性のやる気を削ぎ、結果雑に扱われてしまうかもしれません。感謝と愛はお互いが示す。忘れず実行していきましょう。3タイプの雑に扱われやすい女性の傾向をご紹介しました。自分のコミュニケーションのクセは、なかなか気づけないことも多いので、ぜひ親しい友達などに聞いてみると気づきがあるかもしれません。恋愛での問題は片方が起こしていることが多いですが、捉え方を変えたら鏡だったりもします。雑に扱われたと感じたら、じゃあ彼に自分はどう接していたか、ちょっと意識して捉え直してみると、気づくことがあるかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©PeopleImages/Gettyimages©bymuratdeniz/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年03月18日出会いが広がるといわれるマッチングアプリ。でも変な人や問題のある人との出会いも、一定数あるといいます。それを適切に見抜き、そして回避していくために、今回は見るべきポイントを5つ、ご紹介します。【おおしまりえの恋愛道場】vol. 111既婚!浮気!遊び!マッチングアプリで“地雷”を見抜く実例解説5選マッチングアプリではいろいろな人と出会える反面、“地雷”と呼ばれる問題のある男性と出会う確立が一定数あります。例えば独身と偽った既婚者や、遊び目的なのに結婚をチラつかせている人。はたまた彼女がいるのにマッチングアプリに登録する人もいるといいます。いったいこんな“地雷”男性はどうやって見抜き、そして避ければよいのでしょう。今回は見るべきポイントを5つ、実例とともにご紹介します。予定の合わせ方が不自然男婚活中のA子さんが出会った男性は、土日祝日はいつも予定があって会えない男性だったそうです。ちなみに彼の仕事は会社員で、A子さんと会うのはいつも平日の夜。独身者なら不自然と思うものの、彼女が疑わなかった理由は、彼が激務(自己申告)だったことと、会うと結婚や出産などの将来の話が具体的に出ていたからです。しかしそんな関係も3か月をすぎた頃、彼のFacebookを彼女が見つけたことで既婚者であることが発覚し、終わりを告げます。土日に会えないのは1つ怪しいパターンの代表ですが、他にも、会える日が突発的にしかわからない人や、いつも彼主導でしか予定が組めないなど、スケジューリングが不自然な男性は、少し注意してみても良さそうです。住んでいる場所がなぜかファミリータウン男続いてご紹介するのは、なぜか住んでいる家が都内でも有数のファミリータウンだった男性です。ちなみに実家暮らしでもないし、会社がめちゃくちゃそこから近いというわけでもありません。彼いわく、「のんびり暮らせるかなと思ったから」とのことですが、いざ彼女が彼の家に遊びに行きたいと言ったら、彼はそれを断固拒否。理由はこれまた「自宅はパーソナルスペースだから、人をあげたくない」という理由……。そう。この男性、後に既婚者であることが発覚しています。住んでいる場所がなぜかファミリー層の住む街であったり、実家暮らしと言いながら違和感を覚えたりするような人。はたまた彼の住む家に行かなくとも、彼の家の近くで会うことを頑なに拒否する男性は、既婚者であったり、何かしら後ろめたい理由があったりするかもしれません。もちろん実例のようにパーソナルスペースを大事にする男性も実際いるとは思いますが、慎重に観察してみても良いかもしれません。家飲み最高男続いてご紹介するのは、本当によくいる家飲みをやたら誘ってくる男です。初対面で誘ってくる男性は、結婚願望があると言っていても遊び目的である可能性は高いです。また結婚願望が強く男性側にあったとしても、すぐに家に行くような女性を、彼らは彼女にはしたくないと考える傾向があります。自分で誘っといて、そういうのがタイプじゃないと言うのも困ったものです。ちなみこの家飲み最高男を回避するためには、会う場所をこちら主導で決めることが大事です。ほとんどの家飲み最高男は、自分の家のある駅orタクシーで1,000円以内で移動できる場所で飲みたがる傾向があります。理由はもちろん、飲んだ後自分の家に移動しやすい為です。家飲みのトラップを回避するには、そもそも誘われても逃げ切れる場所で会うことが大事なのです。現金至上主義男続いては、後々彼に借金があったことがわかったケースです。C子が付き合っていた男性は、普段金欠な雰囲気はないものの、支払いはなぜか不自然なほど現金。車で出かけた際も、こんな時代にETCカードを持たずに現金で払っていたそうです。C子にクレジットカードを持たない理由として、「現金が安心できる」と力説していた彼ですが、後々C子が家に上がった際、借金の督促状のようなものを発見したそうです。つまり彼は、お金を借りすぎてカードが作れない男性だったのです。ちなみにこの現金至上主義男、今回のケースは借金という地雷を見つけるカギですが、既婚者が行動履歴を残さないため、現金払いを徹底するケースも過去には聞いたことがあります。とにかくお金の使い方に不自然さがある場合、それは慎重に見ていったほうが良さそうです。結婚話はするけど具体性なし男マッチングアプリの良いところは、結婚願望や子どもの希望などを、あらかじめ開示し、スムーズに話し合える点です。D子が会った彼は、プロフィールには「結婚はすぐにしたい」と書かれており、願望の強さを感じるものだったといいます。そうして何回かデートを重ね、付き合うかどうかという段階まで深く話はするものの、D子は違和感が拭えなかったそうです。それは彼が話す結婚願望や子どもへの希望の話が、具体的に見えてかなりフワフワしていたからです。例えば「子どもは2人ほしい」と言いつつ「じゃあ一人目は早いほうがいいですね」と言うと「授かりものだし、今仕事もチャンスなんだよなー」とはぐらかす彼。結婚について1年後くらいにはと話したかと思ったら、本当は留学したい気持ちもまだあると言っていたり。とにかく彼の話はブレるのです。結局後日、D子は婚活ではなく遊び系マッチングアプリの「T」で彼を発見。遊び目的だったことを知り、縁を切ったそうです。実際“地雷”と遭遇した話をご紹介しつつ、5つのポイントをご紹介しました。人は好きになると相手のことがきちんと見られなくなるものですが、好きになる前の違和感というのは、だいたいが当たっていたりします。後々傷つかないためにも、「あれ?」と思ったら、少し慎重に彼と向き合ってみましょう。そして幸せになれる相手をきちんと見定め、いい恋愛をしていきましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©The Good Brigade/Gettyimages©hobo_018/Gettyimages©SDI Productions/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年03月11日彼が私を大切にしてくれない!なんだか私って、愛されていないかも!そう思ったら、もしかしたら彼の中での人間関係の優先順位がおかしなことになっているかもしれません。彼女をイラつかせたり病ませてしまう男性に共通する、人間関係の優先順位ぐちゃぐちゃ男子の傾向を3つご紹介します。【おおしまりえの恋愛道場】vol. 110恋愛より友達優先!彼女を病ませる優先順位ぐちゃぐちゃ男性の3パターン彼ともっと仲良くしたいのに、なんか尽くすほど雑に扱われてるかも。私って大事にされてないかも。もしかして彼はもう私のことが好きじゃないのかな…。なんて不安を抱えて恋愛している女性はいませんか。実はそれ、彼の中での人間関係の優先順位がめちゃくちゃだから起きているのかもしれません。そもそも私たちは、「仕事か恋愛か」といった、物事の優先順位については敏感に考えるものの、人同士の優先順位についてはあまり考えを巡らせません。また、おかしいと思っても、嫌われるかもと思って我慢してしまう傾向があります。その結果ダメになってしまう恋愛を筆者はたくさん見てきました。もちろんこの人間関係の優先順位は、女性でも男性でもおかしな人はたくさんいるのですが、今回は特にパートナーを大事にしない男性によくある、優先順位ぐちゃぐちゃ男のタイプを3つご紹介します。後半ではこういった優先順位がおかしくなった関係を改善させるアプローチについても紹介します。彼女が病んでいく、優先順位ぐちゃぐちゃ男の3パターン私って大事にされていない彼との未来が見えない好きなのに一緒にいるとツライこんな風に思うなら、彼の中であなたの優先順位がどこにあるのか、ちょっと考えてみましょう。今の恋愛がうまくいかない原因や対策が、わかってくるかもしれません。まずはよくある3つのケースから紹介します。家族もしくはお母さん優先!独身の男性にも時々いますが、結婚後の男性によくあるケースとして聞くのが、この家族第一優先な男性たち。いきすぎたものはマザコンなんて呼ばれますが、もっと複雑なタイプも存在します。例えば父親にコンプレックスを抱きすぎて、いつも父親と張り合い続け、そして超えることを第一優先にして仕事に邁進しまくる男性が過去にいました。これって気づきにくいものの、本質は彼女よりも父親への歪んだ愛や傷ついた心を優先しているから起きています。わかりやすくきょうだいや母親を優先していくだけでなく、過去に抱いた家族への特別な感情を優先することも、家族を優先しすぎるケースとして当てはまります。友達優先!男性の中には(女性の中にもいますが)、ハタから見ると「いい男」に見えても、付き合ったら全然ダメなタイプというのが存在します。その典型が、彼女より友達優先タイプ。例えば彼女とのデートより、友達との約束を優先してねじ込む人とかがわかりやすいでしょう。過去に取材したなかでは、彼が友達のペットを溺愛しており、彼女との時間より友達のペットに会いにいく時間ばかりを確保するという悩みを聞きました。ペットと聞くと微笑ましいものの、当の彼女はブチギレ気味で、ペットと言いつつ実は浮気している可能性があると疑いを抱いていました。友達を過度に優先する傾向は、女性よりも男性の方に多い印象です。これは複数人での人間関係の意味合いが、男女で少し異なることに理由があります。女性が思う複数人でのグループ関係がいわゆる「コミュニティ」のような、ゆるいつながりであるのに対し、男性同士の場合それは目的がなくても「チーム」になりやすく、結束力が高かったり、自分の役割や、いる意味を見出しやすいといった傾向があります。つまり、彼女とのつながりよりも、チームとして求められる自分を、優先順位の上にあげてしまうから起きるのです。いつだって自分優先!最後にご紹介する自分優先についても、男性に限った話ではありません。また、普段の生活ではむしろ自分をある程度優先しないと心が疲れてしまうので、ダメなこととも言い切れません。しかし恋愛では100%自分のルールやペースを優先していると、あっという間に相手との関係は悪くなります。自分を優先しすぎる男性によくある実例は、彼女がデートしたいとか電話したいとか言ったとしても、常に自分のしたいこと、自分のリズムを優先する男性です。って、これ、女性にも多いんですけどね。また、わかりにくいケースでいえば、同棲したら自分ルールを押し付ける人とか、頑なに自分の暮らしやすさを優先をする人も自分優先と言えるでしょう。自分を優先しすぎる人の根底には、強い自立心が隠れています。自分が正しい。全部自分でできる。ゆえに自分のペースを乱すものは余計な存在。くらいに思っています。ちなみに多くの人は年齢を重ねるほど、経験によって自立心は高まっていくので、意識しないと「自分絶対優先」の傾向は強くなりがちです。優先順位ぐちゃぐちゃ彼氏は、自分を見つめるチャンス3つの優先順位ぐちゃぐちゃ男子についてご紹介しました。どれも仕組みや対象は異なりますが、解決をしていくには、その場その場で問題に対処するより、もう少し深い部分にも意識を向けて見たほうが良さそうです。ここでは2つの解決へのヒントをご紹介します。無理に理解を示しすぎない相手が好きだと、どうしても違和感を覚えてもぐっと我慢し、相手に合わせてしまうことってあると思います。でも、こうして無理に理解を示しすぎると、自分の中での不満感も溜まるし、相手は相手でその関係性が当たり前になっていくしで、良いことがありません。なんとなく好きという気持ちでごまかして理解を示す前に、不満感があるという状態をしっかり自分で気づき、そして気持ちを感じたうえで、相手を優先するか自分の希望を優先するかを考えてみましょう。自分は大事にされないのが当たり前だと思ってない?心理学の世界では、自分に見える世界というのは、自分の思い込みが現れたものだといわれています。例えば自分はブスだと思っていたら、自分から見える世界は、「自分はブス」という思い込みを裏付けるような出来事や言動を意識的に拾ってしまいます。彼氏の優先順位がめちゃくちゃな場合、実はあなた側には「自分が大事にされるはずない」といった思い込みがあり、無意識に大事にされない態度を取っているかもしれません。その結果、彼が本当にあなたのことを雑に扱ってきているのかもしれません。「自分は大事にされるはずない」。この言葉を、自分に一度聞いてみるところから始めましょう。人間関係の優先順位がおかしい人は、だいたい恋愛でトラブルを起こします。なぜなら、恋愛というのはパートナーを優先順位の1番に起き(常にとは言いませんが)、お互いきちんと向き合うという約束を交わす関係性だからです。片方がパートナーに向き合おうとしているのに、もう一方が違ったら、温度差に揉めるのは当然ですよね。彼の態度に不満や悩みを抱えている人は、少しその仕組みや解決策について考えてみると、2人にとってより良い関係が見えてくるかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©EmirMemedovski/Gettyimages©Estudio13G/Gettyimages©Tomas Rodriguez/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年03月04日女優の飯豊まりえが、ヨガクリエイターのayaと共にロート製薬の美容補助食品「ヘリオホワイト」の新WEB CMに出演する。CMは、2日にWEBサイトで公開された。「太陽と生きるあなたに。」をテーマに、飯豊が窓辺でスムージーを飲んだり、ゴルフを楽しんだり、海辺を歩いたりと、美しい光を浴びてのびのびと過ごす姿を収めた。ショートパンツでは健康的な美脚を、水色のワンピース姿では美しいデコルテを披露している。一方のayaは、海辺でのヨガやランニングなど、トレーニングの様子を撮影した。CMソングには、ロックバンド・I Don’t Like Mondays.の「愛言葉」が採用されている。
2021年03月02日新しい恋がしたい!そろそろ恋愛がしたい!イベントシーズンが落ち着いた今、コロナ禍とはいえそんなことを考える方もいるかもしれません。でも、新しい恋にスムーズにたどりつくなら、ぜひその前にやってもらいたいことがいくつかあります。今回は「次の恋愛のチャンスを広げる準備」について、考えていきます。【おおしまりえの恋愛道場】vol. 109新しい恋を探す前に整理しておくとチャンスが広がることバレンタインも終わり、イベントシーズンがひとまず落ち着いた気もするこの頃。恋人のいない女性たちのなかには、春までにはときめきがほしいと思っている方もいるかもしれません。今日はそんな方へ向け、新しい恋を探す前にやってほしい、準備モードのお話です。いい仕事は事前準備が大事というように、いい相手やいい恋愛をするためにも、事前準備が実は大切。でも恋愛となると目に見えないことなので、準備といったことをあまり意識はしないものですよね。何をするかというと、ダイエットや自分磨きとかではありません。それはズバリ、スキマを作っておくことです。人生にたくさんのスキマを作る恋愛を始める前にやったほうがいいことは、スキマを作ること。そのスキマとは、時間やお金や人間関係とジャンルはさまざまです。なぜスキマを作るのが良いのかというと、シンプルに空白を持つことで、人はそこを埋めたくもなるし、前向きな余裕も生まれやすいからです。暇ができたから何かしようかなって思ったり、人恋しいから誰かと会う約束を取り付けようとしたりしますよね。恋愛もこの理論に当てはめると、自分の生活や意識がギチギチではないかを見直し、空白を作ってから取り組んだほうが良いのです。ではここでは、特に意識を向けてみてほしい4つの項目をご説明します。人間のスキマ最初は人間関係のスキマです。例えば何となく連絡を取り合っている友達や、暇だから行っている飲み会などなど。今の自分が完全に楽しめないような関係性とは、少し距離をおきましょう。また絶対このタイミングでやったほうがいいのが、元カレや元セフレ(今セフレがいる人はもちろん今のセフレも)の整理です。基本的に自分の意識が分散するほど、いい恋愛からも遠ざかると覚えておきましょう。つまり、未練や逃げ道として残している異性とのつながりは、このタイミングで終わらせないと、その分次の恋も遠ざかるというわけです。物のスキマ続いては物のスキマです。「新しい服を買う前にクローゼットを整理すると良いものと出会える」なんて、昔ファッション関係の方が言いっていたのですが、服に限らず物のスキマは、新しい物との出会いだけでなく、チャンスやここ一番の判断力を高めてくれる効果があります。物が散乱した状態は、それだけで脳の処理に負荷をかけ、判断力を鈍らせるといわれています。たとえば良いなと思った人が目の前にあらわれても、その人を良いと判断する力が残っているかは大事です。ぜひ物を整理し、いい出会いやいいチャンスに気づきやすい自分にしておきたいですね。お金のスキマお金のスキマは、選択や行動の柔軟性を生み出します。今はコロナ禍でお金に余裕がある人のほうが少ないと思いますが、日々の生活を今一度見直し、無駄な支出をカットし、新しいことへの投資の意識を持ちましょう。時間のスキマ最後は何より大事な時間のスキマです。新しい恋愛をしたければ、当然ながらデートしたり一緒にいる時間が必要です。時間のスキマがないと、そもそも恋愛する余裕も生まれませんので、仕事やプライベートのスケジュールは、少し余裕をもたせられると、次の恋愛もスムーズなスタートが切れるかもしれません。エネルギーの隙間は、3つの軸で「過去の整理」をする先程のスキマのところで、元彼やセフレの整理をしたほうがいいという話をしました。特に元彼に対する気持ちはきちんと整理できていないと、新しい異性に出会ったとしても、変に比べたり、元彼に気持ちが持っていかれたりといったことが起きかねません。では元彼とのことをどうやって整理しておくと良いかというと、客観的に相手と自分の良い部分と悪い部分を書き出し、そして認識し直すことです。そしてそこで湧いた悲しいとか楽しかったといった感情を無視せず、ひとつずつきちんと感じて、薄れていくまで感じきることです。過去の思い出というのは、人間の仕組み上、良い思い出が色濃く残るようになっています。「あの時はよかった〜」といろんな人が言いがちなのは、ある意味当然のことなのです。これを踏まえると、元彼との思い出は、未練が強いほど良い思い出として記憶にインプットされています。その状態で次の恋愛に向かっても良いことが起きなさそうって、皆さん思いますよね。そのため、良い部分と悪い部分を客観的にあげて、それに伴う未消化の感情を、きちんと整理していくのが良いのです。ちなみに未練が強いほど、このステップには時間がかかりますし、どんどん気持ちが落ちたりします。でも、過去には戻れませんし、その恋をきれいに整理できたら、きっと次はもっと楽しい恋愛が待っています。ぜひ新しい出会いを求める前に、時間を取ってやってみてください。新しい恋を探す前の、準備についてご紹介しました。ぜひ次は、今とはまたちょっと違う素敵な恋愛ができることを、願っています。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Image Source RF/Sydney Bourne/Gettyimages©Johner Images/Gettyimages©David De Lossy/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年02月25日相手のことをもっと知りたい。自分と合うのか判断したい。自然と盛り上がってそれが確認できたら良いですが、お互い緊張していたりすると、会話が深まるまでに時間や回数が必要だったりしますよね。効率的に相手を知り、そして自分を知ってもらうためには、会話にいくつかコツがあります。今すぐ試せるポイントを5つ、ご紹介します。短時間で相手を知るために、話したほうがいいこと、聞いたほうがいいこと【おおしまりえの恋愛道場】vol. 110春が近づいてくると、考えるのは新しい出会いかもしれません。今はコロナ禍ですが、春は例年、新しい出会いや恋が生まれやすい季節です(並行して別れも多い季節ではありますが)。でも、新しく出会った人との会話って、どうしても親しくなるのに時間がかかる人もいるかもしれません。短時間で自分を知ってもらい、相手を知るためには、どんなところに気をつけていけば良いのか。今回は5つのポイントをご紹介します。相手を知りたいならそのぶん自分の話を先にする初対面での会話って、どうしても「深まらないなー」と感じることってありませんか。質問をすれば返ってはくるけど、どうしても突っ込んだ話には発展しない。そんなときは、相手に話を求めるより前に、自分の“深い”話を先にするのが良いでしょう。「相手の話を聞きたいのに自分の話をするの?」と思われがちですが、人は誰しも、相手が見せた情報と同じくらいの情報を自分も出さないと…と思う性質があります。つまり、相手に「自分はここまで話しました」という姿勢を先に見せることが、コミュニケーションの始めでは大事です。例えばちょっと気になる男性に、過去の恋愛ことを聞きたいときは、まず自分の恋愛傾向や失恋の話とかから始めてみるのが良いでしょう。「私はこんなだけど、あなたはどう?」と話を振れば、相手も自分のことを話しやすくなります。「事実」より「気持ち」を話す&聞く初対面の相手との会話では、仕事や趣味、普段のことなど、自分のいろいろな面を説明することも多いと思います。この時、相手と距離を縮めたいなら、「事実」ではなく「気持ち」を中心に話をしたり聞いてみたりすると、素早くお互いのことがわかっていきます。例えば趣味の映画について話をする場合、「この映画はこうでああで面白い」と作品の説明をするのも良いですが、「この映画のこういうシーンに、ぐっと来る」とか「こういうキャラクターにいつも惹かれる」とか、事実より気持ちにフォーカスして話をしてみましょう。相手に自分の価値観がより伝わりやすいし、相手としても、どんな話をされていても、気持ちという軸が話の中心のため、理解しやすく質問も返しやすくなります。共通点を見つける旅に出る同じ出身地や同じような職業、はたまた同じ血液型やきょうだい構成をしている。こんな風に“同じ”がたくさんある人と出会うと、人は偶然とはいえ、相手とすごく親しい感覚を覚えたり、場合によっては特別な存在と思ったりしがちです。逆にいえば、初対面の会話は共通点を見つける旅だと考えると、相手への興味も湧きやすいし、質問もしやすいかもしれません。ただ、この共通点から抱く好きという感覚には注意点もあります。それは、本当に相手を心から好きだと思えているかがわかる前に、共通点という事実が勢いをつけすぎてしまうことです。「こんなに合う部分があるってことは、運命かも!」みたいに感じすぎてしまうのです。これって、恋愛とか結婚とか長い関係を見据えるなら、良さでもあり危険な部分でもあるのです。初対面では共通点を探す旅を楽しみながらも、最後の決断は少し冷静に相手を見ていきましょう。名前を呼んでみる名前を呼ぶって、当たり前すぎることですが、初対面でも慣れ親しんだ関係でも、相手との距離を縮めるにはとても有効です。まず、初対面で名前を呼ぶと、無意識に心理的な距離が縮まります。名字より下の名前のほうがその効果は高いのですが、まずは上の名前を積極的に会話に盛り込むところから始めましょう。この名前を呼ぶ行為は、慣れ親しんだカップルや夫婦でも効果を発揮します。突然「ねえ」とか「あのさ」といった空気感のある呼び方ではなく、今までと違う呼び名で呼ばれると、意識していなかった自分と相手の距離が見えて、逆にドキッとします。呼ぶほうも勇気がいるのですが、この勇気が、2人の距離をドキドキしたものに変えてくれるのです。褒めずにそのままを受け取る「相手と良い関係を築くなら、褒めることが大事」と、よく言いますよね。それも正解ですが、できれば褒めるより前に、「相手が言ったことをそのまま受け取る」ということも意識してもらいたい部分です。人は誰しも、褒められるより、ただそのままを受け止めてもらえるだけで安心感が増し、相手に心を許しやすくなります。そもそも、褒めるという行動には「受け取った側の評価」がセットです。この受け取った側の評価が褒め言葉に乗っかりすぎると、褒められたけど良い印象を残さないこともあります。例えば毎日残業して仕事を頑張っている男性に対して、「毎日残業してすごい!」と褒めたとします。もちろん悪い印象にはならないのですが、実は当の本人は仕事を頑張っていることは認めてほしいけど、残業続きの毎日を良いことだと思っていなかったら、この褒め言葉は微妙に本人には響かないものになります。それだったら「毎日残業していて忙しいんだね」と、相手の言葉をそのまま受け取って返すほうが、話したほうは安心できるかもしれません。テクニックとして褒め言葉は有効と言われていますが、無理して褒めるくらいなら、まず相手をありのまま受け入れるだけで、2人の心の距離も縮まりやすくなります。今回5つの初対面で使える会話のテクニックをご紹介しました。全てのテクニックをすぐ使いこなすのは難しいかもしれませんが、ぜひどれか1つから始めてみると、相手のことが短時間でわかってくるかもしれません。この春、素敵な出会いがありますように。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Nastasic/Gettyimages©South_agency/Gettyimages©Eva-Katalin/Gettyimages文・おおしまりえ
2021年02月25日