2021年4月13日に放送されたラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)で、お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太さんが語った、夫婦のやり取りが話題になっています。山里さんといえば、テレビ番組などで、妻であり俳優の蒼井優さんとの仲よしなエピソードをたびたび披露していますよね。同番組で、山里さんは夫婦で訪れたタイ料理店でしてしまった、笑えるミスを明かしました。山里亮太のタイ料理店での振る舞いに、蒼井優がツッコミ同番組でメインパーソナリティを務める赤江珠緒アナウンサーに向かって、「食事をする際のマナーを覚えないといけないと思う出来事があった」と語る山里さん。妻の蒼井さんと、飲食店でランチセットを食べた際に、一風変わった振る舞いをしてしまったといいます。向かい合う形で座っていた席で、セットに出てきた『トムヤムクン』と思しきスープを「おいしいね」といいながら食べていた2人。山里さんが食べ終わった後の皿を見て、蒼井さんが驚きの声を発します。前のほうでさ、奥さんがね「あれっ?」っつって。「スープ空っぽじゃん」って。「いや、おいしかったもん!」って。(蒼井さんが)「いやいやいや、このスープ、風味出すために茎とか固い葉っぱとか、ガンガン芯残った生姜みたいなのが結構入ってたでしょ?あれどうしたの?」って。「えっ!食べた」って。(蒼井さんが)「明らかに食べていい固さじゃないものばかりじゃなかった?」って。俺も途中で「木食ってるみたい」「木だな」と思って食べたの。たまむすびーより引用なんと、山里さんはスープに入っていた、本来は風味を出すために使われ、飲食に適したものではないハーブや根生姜をすべて食べてしまったのだとか!とても固く、容易にかめる代物ではないため、蒼井さんは「どう考えても食べるものじゃないでしょ」とツッコミを入れたといいます。完食した山里さんに対し、蒼井さんは「ちょっとこれ恥ずかしいよ。全部食べてるなんて。ウソでしょ」といい、店員が片付けに来る前に、自分の皿に残っているハーブを半分ほど分けて、夫の皿に入れたのです。(蒼井さんが)「片しに来る前に、これ分けてあげるから」って。奥さんのほうにある葉っぱと木を皿に分けてもらったの。「ダメだよ」っつって。「ごめんごめん、恥ずかしい」ってしゃべってて。メインディッシュが来て、しゃべってて、気付いたら、またそれ俺食べちゃってたのよ!器に入ってたら「入ってた」と思って食べちゃって、また奥さんが「えっどこ行った!?あれ?」って。俺「木食べてた」って。(蒼井さんから)「ねえ、虫なの?」っていわれた。たまむすびーより引用せっかく蒼井さんの皿から分けてもらったハーブや根生姜を、また無意識のうちに食べていたという山里さん。蒼井さんからは「虫なの?」という容赦ないツッコミを受けてしまったようです!山里さんの話を聞いていた番組のリスナーからは、次のような反響が続々と寄せられています。・面白すぎて涙が出た!「虫なの?」はヤバイ。・蒼井さんの冷静なツッコミがたまらない。・2人のやり取りは、面白いだけじゃなくてほほ笑ましさもある。・蒼井さんは、山ちゃんのそういうところも含めて好きなんだと思う。2人のゆかいなやり取りが、目に浮かぶようですね。山里さんが明かしたエピソードは、多くの人に笑いをもたらしました![文・構成/grape編集部]
2021年04月14日2021年4月11日に、お笑いトリオ『3時のヒロイン』の、ゆめっちさんがInstagramを更新。YouTubeに、メイクに関する動画を公開したことを報告しました。ゆめっちさんは、すっぴんであるメイク前と、普段テレビ番組などで見せているメイク後の姿を披露。「別人すぎて衝撃が大きい」と反響を呼んだ、こちらの投稿をご覧ください! この投稿をInstagramで見る 3時のヒロイン ゆめっち(@yumecchi1994)がシェアした投稿 いや、誰…!ボサボサの髪の毛と寝起きのような細い目をした素顔には、普段テレビ番組などで見ている、ゆめっちさんの面影もありません…。メイクの持つ偉大な力を感じるビフォーアフター写真ですね。実際に、すっぴんの状態から徐々にメイクアップする様子が分かる動画は、こちら。投稿に対し、ネット上では「最高!大笑いした」「もはや兄と妹レベルに違う」といった、ツッコミの声が殺到しています。また、メイクの方法について「参考にしたい」というコメントも…。多くの人にとって、メイクを試してみたくなる動画だったようです。目元にいつもと違うアイラインを引くだけでも、テンションは上がるもの。メイクが持つ魅力は奥深いですね![文・構成/grape編集部]
2021年04月12日慶応義塾大学を卒業している、タレントのミッツ・マングローブさん。2021年4月9日放送のバラエティ番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)で高学歴であることを指摘された際の返答が反響を呼んでいます。ミッツ・マングローブ「慶應のおかげではない」同日の放送回では、『高学歴を活かせていない人々』というテーマでトークを展開。出演者の1人から、俳句が得意なことと高学歴を関連付けた指摘を受けたミッツさんは、すぐにこう返答したのでした。違う、あれは感性。別に慶応のおかげで俳句なんてまったく書けないですよ。5時に夢中!ーより引用自身が俳句が得意なことと学歴は関係ないとしたものの、感性の高さには自信ありげな様子を見せるミッツさん。ミッツさんの返答を受け、スタジオは笑いに包まれたものの、視聴者からは「知性を感じる」「すぐにウィットにとんだ返事ができるのがすごい」と称賛の声も上がりました。・知性を垣間見せる塩梅がちょうどいい。・あそこで「感性」とすぐに出るのが、すごい。・言葉の選び方、場の盛り上げ方がうまいですよね。ああいう人を頭がいい人っていうんだろうな。これまでにもミッツさんは番組内での発言が「鋭い」「的確」と話題になってきました。『うっせぇわ』を聞かせたくない親に、ミッツが意見内容に賛同の声俳句が得意なことと学歴は関係がないのかもしれませんが、テレビ番組の中での言葉の端々から知性を感じますね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月11日ロシアのテレビ番組の生中継中、珍しいハプニングが起こりました。テレビ局『Mir TV』のニュース番組で、お天気キャスターのナジェージダさんは首都モスクワからリポートをしていました。ナジェージダさんが「こんにちは。モスクワに春が訪れました」と伝え始めたその時…!何が起きたのかは実際のニュース映像をご覧ください。Собака вырвала микрофон у корреспондента телеканала МИР во время прямого эфира выпуска новостейНикто из съемочной группы не пострадал, досталось только микрофону.Posted by Мир 24 on Thursday, April 1, 2021Собака вырвала микрофон у корреспондента телеканала МИР во время прямого эфира выпуска новостейНикто из съемочной группы не пострадал, досталось только микрофону.Posted by Мир 24 on Thursday, April 1, 2021犬がマイクを奪って逃走!!ナジェージダさんはあわてて「待って!止まって!」と犬を追いかけます。スタジオにいるキャスターのエレーナさんは、一瞬あ然とした表情になったものの、「中継が切れてしまいましたね」と冷静に番組を進行。そして約30秒後、再び中継先の映像が映し出されると、そこにはマイクを取り戻したナジェージダさんと先ほどの犬が仲よく並んでいました。エレーナさんが「誰もケガはしていませんが、マイクが少し噛まれてしまいましたね」というと、ナジェージダさんはいたずらをした犬をなでながら笑顔でこう締めくくったのです。先ほどいったように、お天気はパーフェクトです。犬の散歩にもぴったりですよ。Мир 24ーより引用(和訳)この映像は拡散され、多くの人たちが大笑いしています。・リポーターの女性は最後、上手に締めたね!・この犬は彼女にインタビューしてほしかったんじゃないかな。・スタジオのキャスターのリアクションに大笑いした!放送された日が4月1日だったことから「エイプリルフールの企画じゃないか?」という声もありますが、『Mir TV』はそのことについては特に触れていないようです。マイクが少しボロボロになっても、最後は犬と仲よくなっていたナジェージダさんの優しさにほっこりしますね。またエレーナさんが真顔で淡々と番組を進行したのも余計に視聴者の笑いを誘ったようです。犬と一緒に笑顔でリポートをやりきったナジェージダさんと、まったく動揺することなく番組を進行したエレーナさん。2人の女性が見せたプロ根性に拍手を送りたいですね![文・構成/grape編集部]
2021年04月07日タレントのスザンヌさんが、高校に再入学することを発表。驚きの声とともに、たくさんのエールが寄せられています。スザンヌの高校再入学決断に「かっこいい!」「がんばって!」2021年4月4日に、自身のYouTubeチャンネルを更新したスザンヌさん。動画内で高校に再入学することを宣言し、その理由について「芸能活動のために高校を中退したから」と告白しました。【ご報告】スザンヌ34歳高校生になります!実はですね、私、高校を卒業していないんですよね。高校の途中から芸能活動を始めて、福岡の高校だったのでそのまま上京して、高校は途中で卒業…勝手に。途中で辞めちゃって。スザンヌChannelーより引用成人した後、スザンヌさんはテレビ番組の仕事で母校を再訪。そこで、教諭たちから「単位をそのままにしている」と告げられ、「ぜひ、卒業しませんか?」と声をかけてもらったそうです。すると、スザンヌさんの中で「もう一度、学びたい」という意欲がムクムクと成長。また、自身の息子も小学校に通っていることから、一緒に学べるいい機会だと思ったようです。今、子供が小学校1年生ですし、やっぱ一緒に学びたいなっていう気持ちが強くなったので…。スザンヌChannelーより引用スザンヌさんは通信制高校へ入学するための願書を準備。証明写真も撮影しました。動画の最後では入学願書を公開しながら、「頑張りたい」と意気込みを述べています。視聴者は「頑張ってください」「卒業まで応援するよ」といったエールとともに、「かっこいい!」「私もスザンヌさんを見習いたいです」と、その行動力を称賛するコメントを寄せています。・スザンヌさんの勇気に感動しました。願書が無事に通過しますように…。・かっこいいな!自分もスザンヌさんのようにやることを終わらせるぞ!・私も高校中退していて、4月から高校生です。一緒に頑張りましょう!2021年4月現在、34歳を迎えているスザンヌさん。年齢に関係なく、やりたいことに挑戦したいという熱意が多くの人を勇気付けたようです。[文・構成/grape編集部]
2021年04月06日家具や衣料品などを詰め込んだ段ボール箱が、次々と4トントラックに積み込まれていく……。3月下旬、本誌は離婚騒動の渦中にある福原愛(32)が東京都内の一軒家から荷物を運び出し、退去する姿を目撃した。4月1日に『週刊文春』が、福原の“横浜デート”のお相手が既婚者であったことを報じる直前のことだった。福原を知る卓球関係者は“極秘退去”について次のように語る。「引っ越した自宅は、週刊誌で報じられた男性との2泊3日のデートで2日目に宿泊した場所。床面積は100平米ほどの2階建ての一軒家で、4~5年前に1億円ほどで購入していました。福原さんは『部屋はいくつもある』と不倫関係を否定していましたが、さすがに住みづらくなったのでしょう。ローンも完済前でしたが、今後仕事のオファーもほとんどないでしょうし、経済的にも厳しいのだと思います」恋に仕事、そして自宅も失ってしまった福原。彼女を取り巻く状況は“厳しい”の一言に尽きるようだ。 台湾文化に詳しい、台湾ガイド・通訳手配センター社長の山崎肇さんはこう語る。「台湾の新聞は“夫の江さんは2人の子供の親権を愛さんに渡す気がない”と、報じています。実際に台湾で親権を争った場合は男性が有利です。さらに未成年者は、父親の許可がないと、国外に連れ出すこともできません」長女は3歳、長男は4月3日に2歳の誕生日を迎えたが、福原が台湾に戻ったという情報はない。「台湾では“跡継ぎ”の男の子はとても大事にされます。愛さんが台湾に来て対面するのはともかく、子供たちを日本で育てるのは不可能なのです」■夫はインスタに真っ黒な画像を…福原に苦境を打開する道はあるのだろうか?福原を知る卓球関係者は、彼女に“夫との復縁”を勧めたいという。「日本に残っていてもCMやテレビ番組出演などの仕事は見込めません。もう台湾に帰るしかないと思います。愛さんは、江さんからモラハラを受けたことを主張しているようです。そんな夫に頭を下げるのは彼女にとってつらいことだと思いますが、元のサヤに収まることで、再び子供たちといっしょに暮らすことができますからね」だが前出の山崎社長は、“復縁”という道も難しいと判断しているという。「江さんが住んでいる台湾南部は保守的な考えが強い地域なので、“男のメンツ”も重要視されています。百歩譲って、江さんが愛さんの謝罪を受け入れたとしても、息子のメンツを丸つぶれにされた江さんのお母さんが許すとは思えません……」妻のデートの相手が既婚者だったという報道を、夫はどう受け止めたのだろうか。「報道後のインスタグラムに投稿された写真に、真っ暗な画像もあったことから、現地では『江の精神状態は大丈夫なのか』と、話題になりました。彼の所属事務所は“黒い画面は星空”と説明していますが……」(台湾在住の日本人ジャーナリスト)福原にとって“希望の光”は残っているのか、それとも行く末は真っ暗なのか……。「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月06日「仮面ライダー」生誕50周年に、 庵野秀明が脚本・監督を手がける完全新作オリジナル映画『シン・仮面ライダー』が2023年3月公開されることが発表され、超特報・超ティザービジュアルがお披露目された。「仮面ライダー」の第1シリーズ第1話が放送開始された1971年4月3日からちょうど生誕50周年となる4月3日19時30分より始まった発表会見にて、明らかになった本作『シン・仮面ライダー』。この発表に、会場だけでなく、LIVE配信を視聴するファンの間やSNS上でも盛り上がりを見せた。初解禁の超特報とともに、東映株式会社・取締役テレビ第二営業部長の白倉伸一郎氏より「1971年、今からちょうど50年前に放送された『仮面ライダー』を基に、脚本・監督に庵野秀明さんを迎え、完全新作オリジナル映画作品『シン・仮面ライダー』を製作する」と改めての説明が行われ、前田真宏によるビジュアルがお披露目に。庵野氏が実写作品のメガホンをとるのは、2016年公開『シン・ゴジラ』(総監督)以来。さらに、会見冒頭で流れた生誕50周年「仮面ライダー」メモリアル映像も庵野監督自ら、1971年放送の「仮面ライダー」にリスペクトを込めて構成した。なお、超特報映像は各地の映画館(一部を除く)でも放映を予定。本作『シン・仮面ライダー』の制作にあわせて、庵野監督企画による1971年放送「仮面ライダー」の出版企画も検討を開始したと併せて発表されている。これらの映像やビジュアルを目にしたファンからは、「ウルトラマンの次は仮面ライダーだ」「さすが結婚式に仮面ライダーのコスプレで現れた監督」と庵野監督の本望がついに実現することへの歓喜や、「これは観るしかない」「だれが1号やるのか気になる」「主人公は女性かもしれない」「バイクアクションが見たい」といった期待の声が続々。また、仮面ライダー50周年に際しては、「仮面ライダードライブ」に主演した竹内涼真が「俺が必要な時は呼んでくれ ひとっ走り付き合ってやる!」と劇中のキメ台詞にかけてコメント。「仮面ライダージオウ」主演の奥野壮や、「仮面ライダーゴースト」主演の西銘駿、「仮面ライダービルド」仮面ライダーキバ」に関わった武田航平、「仮面ライダーエグゼイド」の主題歌を担当した三浦大知ら、多くの著名人もコメントをSNSにアップしている。「オリジナル映像を知らなくても楽しめるエンターテインメント作品」目指す庵野監督は「50年前にテレビ番組から受けた多大な恩恵を、50年後に映画作品という形で少しでも恩返しをしたいという想いから本企画を始めました」とコメントし、「石ノ森章太郎先生と東映生田スタジオが描いていたエポックメイキングな仮面の世界を現代に置き換えた作品を、そして、オリジナル映像を知らなくても楽しめるエンターテインメント作品」を目指すと宣言。「最初の企画メモから足掛け6年。コロナ禍の影響による制作スケジュールの変更から公開はほぼ2年先となりましたが、何卒よろしくお待ち願います」と期待を煽る。さらに、株式会社石森プロ 代表取締役社長・小野寺章は「ライダーの歴史は革新の歴史」と言い、『「どんな仮面ライダーがあってもいい」と父・石ノ森章太郎は常々語っていました」とコメント。「庵野監督の『シン・仮面ライダー』は最新でありながら同時にこの原点でもあるという作品です。この2つが50年と言う節目の年にもう一度混ざり合う。それは勿論、父にとっても非常に嬉しいことだろうと思います。監督の挑戦に期待しております」と語っている。「W」正統続編のアニメ、白石和彌監督による「BLACK」リブートも先に、この日の朝8時には、桐山漣(左翔太郎役)と菅田将暉(フィリップ役)がW主演した2009年放送、平成仮面ライダーシリーズ第11作「仮面ライダーW(ダブル)」の正統続編アニメ作品「風都探偵」の製作が発表。「仮面ライダー」の連続アニメーションは、「仮面ライダー」50年の歴史の中でも初の試み。また、10時には1987年に放送された、のちの平成仮面ライダーシリーズの方向を決定づけた金字塔的な作品であり、石ノ森章太郎が関わった最後のTVシリーズ「仮面ライダーBLACK」を、『孤狼の血』シリーズの白石和彌監督がリブートする「仮面ライダーBLACK SUN」も発表されている。『シン・仮面ライダー』は2023年3月、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シン・仮面ライダー 2023年3月、全国にて公開予定(c)石森プロ・東映
2021年04月04日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にはやったバラエティ番組の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「今年、ついに50歳を迎え、“どうしましょうか?”っていう戸惑いを感じています。そんな私たち世代ですが、’80年代はまさしく青春そのもの(笑)。とくに高校時代に夢中になったテレビ番組は『ねるとん』です。環境的には男女共学、年齢的にも“モテ”に関してすごく興味があったころだったし」“くらたま”こと、マンガ家の倉田真由美さん(49)が思い出の番組に挙げたのは『ねるとん紅鯨団』(’87〜’94年・フジテレビ系)。通称『ねるとん』は、お見合いパーティの代名詞ともなり、男女の出会いの新たなスタイルを確立した。司会進行役は人気絶頂だった、とんねるずの石橋貴明と木梨憲武。視聴者から募った男女それぞれ十数名の参加者が「ご対面」を果たした後、「第一印象」を語り、「フリータイム」で親交を深めていく。クライマックスとなる、男性から女性への「告白タイム」では「ちょっと待った」コールでライバルが出現したり、「ごめんなさい」とカップル不成立になったり、意外なカップルが誕生する「大どんでん返し」もあったりと、恋愛エンタメ要素が盛り込まれた。「どんな女性が男性ウケするのか、だいぶ勉強させてもらいました。思い返せば、’80年代はこうした情報も、すべてテレビが中心にあった時代でしたよね」もちろん倉田家でも、夜、子どもたちがお茶の間にいたのはテレビが見たかったから。「『花の子ルンルン』(’79〜’80年・テレビ朝日系)や、『宇宙刑事ギャバン』(’82〜’83年・テレビ朝日系)、ドラマでは『ヤヌスの鏡』(’85〜’86年・フジテレビ系)が当時のお気に入り。『GOGO!チアガール』(’80〜’81年・TBS系)の主役だった三原順子(現・じゅん子)さんは、不良っぽいところが好きだったのに、自民党という“宗教”を“布教”しているかのように感じる今の三原さんを見ると、悲しくなったりします(笑)」子どもが見たい番組がたくさんあったが、チャンネル権はあくまで父親のもの。「父が“ドリフ派”で、土曜の夜は『全員集合』(’69〜’85年・TBS系)を家族で見ていたから、裏番組の『ひょうきん族』(’81〜’89年・フジテレビ系)の話題にはついていけませんでした」学校での話題の中心は、前日のテレビ番組だった。「テレビの情報に敏感な子がクラスの人気者に。『笑っていいとも!』(’82〜’14年・フジテレビ系)の『○○でいいかな〜』「いいとも!」っていうやりとりをいち早く取り入れていましたね」そういえば、風邪で学校を休み、ふだんは見られない昼間の番組を見ると、優越感に浸ることができたりした。“ねるとん”が放送開始されたのは倉田さんの高校時代。「10代って、どういう環境で育つかによって、モノの見方が変わってくると思うんです。作家で友達の中村うさぎは、お嬢さま学校で育ったこともあって、ブランド主義的なところがあったそうです。私が育ったのは田舎の共学校で、女子のヒエラルキーで上位にくるのは、勉強ができたりスポーツが得意なコではなく、男子から好かれるコでした。だから“モテ”は重要なキーワード。当時、はやっていた“朝シャン(=朝にシャンプーをすること)”は欠かさなかったくらいです」「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月04日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にはやったバラエティ番組の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「今年、ついに50歳を迎え、“どうしましょうか?”っていう戸惑いを感じています。そんな私たち世代ですが、’80年代はまさしく青春そのもの(笑)。とくに高校時代に夢中になったテレビ番組は『ねるとん』です。環境的には男女共学、年齢的にも“モテ”に関してすごく興味があったころだったし」“くらたま”こと、マンガ家の倉田真由美さん(49)が思い出の番組に挙げたのは『ねるとん紅鯨団』(’87〜’94年・フジテレビ系)。通称『ねるとん』は、お見合いパーティの代名詞ともなり、男女の出会いの新たなスタイルを確立した。司会進行役は人気絶頂だった、とんねるずの石橋貴明と木梨憲武。視聴者から募った男女それぞれ十数名の参加者が「ご対面」を果たした後、「第一印象」を語り、「フリータイム」で親交を深めていく。クライマックスとなる、男性から女性への「告白タイム」では「ちょっと待った」コールでライバルが出現したり、「ごめんなさい」とカップル不成立になったり、意外なカップルが誕生する「大どんでん返し」もあったりと、恋愛エンタメ要素が盛り込まれた。「どんな女性が男性ウケするのか、だいぶ勉強させてもらいました。思い返せば、’80年代はこうした情報も、すべてテレビが中心にあった時代でしたよね」どうすれば男性からモテるのか。そのヒントになると思ったからこそ、『ねるとん』に夢中になった。「なまなましい男性の本音を知る重要な機会にもなりました。女ばかりの4姉妹で育って、少女マンガでしか男性のことを知らなかった私に、現実を見せてくれたわけです。片思いの男のコにストーカーチックなことまでして、『ほんと、お前、ヘンなやつだよな』なんて言われながら、いつかは両思いになるーーそれが少女マンガの世界ですが、“現実にはないから、そんなこと”って思えるように」番組では、女性が思うモテる女性と、実際に男性からモテる女性の“ズレ”があることも痛感。「『ねるとん』では、たしか鈴木保奈美さんを理想の女性に挙げるケースが多かったと思うんですが、いざ始まってみると、けっして美人ばかりがモテるわけじゃない。目がぱっちりで、すらっとしていて、ハーフ顔の女性が人気にはなるけど、最後に告白されるとは限らなかったんですよね。’80年代、ちょっと地味めながら、ほんわかした雰囲気のある原田知世さんの、男性人気が高いことを私は意外に感じていましたが、それも納得がいくようになりました。『ねるとん』を見ながら、“へ〜、なるほど”ってモテの勉強もしていたわけですね」バブル景気による華やかな生活が描かれたトレンディドラマを見て、“絶対に都会で暮らしたい”と、東京にある大学に入学。「大学生にまでバブルの恩恵はなかったけど、ひとり暮らしはすごく新鮮で楽しかったです」そうして’90年代になると、番組の影響から、各地で“ねるとんパーティ”と呼ばれるお見合いイベントが盛んに開催されるように。倉田さんも参加したがーー。「カップルになったとしても、その後、うまくいったことは1回もありませんでしたね。その後も『ねるとん』で培った恋愛分析力を駆使しましたが、すいぶんダメ男に出会いました。現実は、そう甘くない(笑)」しかし、そういった経験の蓄積から、ヒット作『だめんず・うぉ〜か〜』(扶桑社)シリーズは生み出された。「虚言壁のある男とかもいて、だいぶ苦労しましたが、仕事に結びついたわけだし、失敗ばかりの恋愛も、まったく無駄ではなかったと思えます」“男女のリアル”を描く倉田さんに、“恋愛の現実”を最初に教えたのは『ねるとん』だったのだ。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月04日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にはやったバラエティ番組の話。同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「当時、若者たちの集団お見合いの代名詞だった“ねるとんパーティ”。その語源ともなったテレビ番組が『ねるとん紅鯨団』です。いまならジェンダー平等の視点から、なぜ男性だけが告白をするのかと問題になりそうですが、当時はコンプライアンスがゆるく、番組のわかりやすさもあって人気を博しました」そう語るのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(53)。『ねるとん紅鯨団』(’87〜’94年・フジテレビ系)の司会進行役は人気絶頂だった、とんねるずの石橋貴明と木梨憲武。視聴者から募った男女それぞれ十数名の参加者が「ご対面」を果たした後、「第一印象」を語り、「フリータイム」で親交を深めていく。クライマックスとなる、男性から女性への「告白タイム」では「ちょっと待った」コールでライバルが出現したり、「ごめんなさい」とカップル不成立になったり、意外なカップルが誕生する「大どんでん返し」もあったりと、恋愛エンタメ要素が盛り込まれた。高学歴、高収入、高身長の“3高”が求められた時代でありながら、そこまでの学歴もなく、かっこいい車も持っていない男性が果敢に女性に挑む姿に、視聴者は声援を送りたくなったものだ。「振られる様子を笑いにできたのもバブルならでは、でしょう。今から10年ほど前、当時20代の男性たちに『ビールって、飲んで何になるんですか?』と言われ、質問の意図がわからず、聞くと『その場は楽しくても、調子に乗って人に迷惑をかけたり、二次会、三次会に行って終電に乗れなかったり、二日酔いで苦しむことがあるじゃないですか』と言うんです。つまり、初めから失敗を恐れ、リスクのある行動を起こすまいと自制する若者が増えたのです」対するバブル期は、終身雇用が約束されており、失敗しても再チャレンジできる環境にあった。「『ボクは死にましぇん』の名ゼリフを生んだ、『101回目のプロポーズ』(’91年・フジテレビ系)が象徴的です。振られても諦めずに何度もアプローチする様子は、今ならストーカー扱いされますよね。でも当時は、失敗しても『自己責任』を問われにくく、『汗水流して頑張ればいい。結果は二の次』と笑い飛ばす感がありました」その“汗水流す”対象の1つが、若者の場合は恋愛だった。「あのころの大学生には圧倒的に時間がありました。今の大学生の授業への出席率は80%を超えますが、当時は50%ほど。そのうえケータイもネットも若者には普及しておらず、バイトとサークル、そして恋愛に力を費やせたのです。現在、恋人がいる20代は男女平均で30%程度ですが、当時は約70%だと言われていました」だからこそ、なんとかモテようと、男性はトレンディドラマを見てはおしゃれなマンションや高級車に憧れ、女性は男性の目を引きつけるために、DCブランドに身を包んだのだ。「男性も女性も恋愛に積極的で、トライ&エラーを恐れない。そんな世相が、番組を成功に導いたのでしょう」「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月04日お笑いコンビ・麒麟の川島明(42)がMCを務める情報番組『ラヴィット!』(TBS系・月〜金曜8時から)の放送が3月29日にスタートした。「“イケボ”と評される持ち前の低音ボイスとトーク力から、いまやバラエティ番組には欠かせない存在となっている川島さんですが、番組内での役回りはおもに大御所芸人のフォローや、若手タレントを立てることでした。“万年2番手”とも言われている川島さんが“朝の顔”として出演するのは、正直ビックリです」(テレビウオッチャー)しかし、「この抜擢は必然の結果です!」と断言するのは、人気占い師で多くの芸能人も占う水晶玉子さんだ。「川島さんは、“寺社仏閣大好き芸人”として、以前から多くの名所を参拝している人として知られています。長年にわたるお参りで運を呼び込む“土台”を作っていたからこそ、よい運気のときに大きな仕事が舞い込んできたのでしょう」(水晶さん・以下同)そこで本誌は水晶さんとともに、本人のインスタグラムや出演番組から、川島の寺社仏閣巡りを振り返った。確認できるだけでも、川島は’12年から約10年間、20以上の寺社仏閣を巡っていることが明らかに。そんな “万年2番手”からの大出世をかなえた、川島が訪れた「開運スポット」を紹介!【 三峯神社(埼玉県)】関東屈指の霊峰奥秩父にご鎮座する三峯神社のご祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)のご夫婦神。’15年に参拝以来、川島は毎年後輩たちとお参りに。「本殿の手前に立つと雲海が広がっていて、絶景を見たくて行く」そう。【 明治神宮(東京都)】運気を上げる都会の聖地境内にある「夫婦楠」にちなみ、夫婦円満、縁結びの御利益が。川島が’14年に参拝し撮影した御苑内「清正井」は、加藤清正が掘ったといわれ、スマホの待ち受けにすると運気が上がると有名に。【 箱根神社・九頭龍神社(神奈川県)】“縁を結ぶ”関東総鎮守芦ノ湖の畔の箱根神社・九頭龍神社・箱根元宮の箱根三社参りは、関東の「最強開運巡り」として知られる。『アメトーーク!』で川島が紹介した九頭龍神社は、恋愛成就、縁結びで有名。【 分杭峠(長野県)】開運の扉が開くパワスポ「ゼロ磁場」を感じられるパワスポ。ここの気にあたることで、免疫力UP、人生の運気が開くと有名に。’15年に川島が訪れたときにインスタにアップした写真では、川島の体だけが光に包まれていた……!【 伊勢神宮(三重県)】日本が誇る“光の聖地”皇室の祖、天照大御神がご祭神の内宮。感謝のお参りが基本だが、大御神の荒御魂を祭る荒祭宮では、願い事もいいとされる。川島は、’16年に外宮と内宮を参拝。【平等院(京都府)】金運上昇、立身出世に川島が生まれ育った京都府宇治市の世界遺産である平等院。子どものころは遊び場だったそう。鳳凰堂は10円玉硬貨に、鳳凰は1万円札に描かれていることから、金運アップの御利益が。【 金戒光明寺(京都府)】厄よけ、合格祈願にも“くろたにさん”と親しまれる浄土宗最初のお寺。合格祈願、厄よけ、諸願成就の御利益が。’12年、テレビ番組『仕事ハッケン伝』(NHK)の企画で川島は京都の造園会社に弟子入りし、金戒光明寺の作庭に挑戦。’16年に川島はインスタで、「加藤造園さんで修行して作庭させてもらった私のお庭がありますよ」と写真をアップ。【 太宰府天満宮(福岡県)】全国の天満宮の総本宮全国の天神さま、天満宮の総本宮。祭られている“学問の神”菅原道真公は、厄よけの神様としても有名であり、川島は’16年に参拝。境内にはコンビ名でもある「麒麟」の像も!「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月02日“寺社仏閣大好き芸人”の地位を確立するまで、“苦難の道”を歩んでいた川島。しかし、とある番組で「神様から呼ばれた」ことで、みるみると仕事が増えていったーー!お笑いコンビ・麒麟の川島明(42)がMCを務める情報番組『ラヴィット!』(TBS系・月〜金曜8時から)の放送が3月29日にスタートした。「“イケボ”と評される持ち前の低音ボイスとトーク力から、いまやバラエティ番組には欠かせない存在となっている川島さんですが、番組内での役回りはおもに大御所芸人のフォローや、若手タレントを立てることでした。“万年2番手”とも言われている川島さんが“朝の顔”として出演するのは、正直ビックリです」(テレビウオッチャー)しかし、「この抜擢は必然の結果です!」と断言するのは、人気占い師で多くの芸能人も占う水晶玉子さんだ。「川島さんは、“寺社仏閣大好き芸人”として、以前から多くの名所を参拝している人として知られています。長年にわたるお参りで運を呼び込む“土台”を作っていたからこそ、よい運気のときに大きな仕事が舞い込んできたのでしょう」(水晶さん・以下同)そこで本誌は水晶さんとともに、本人のインスタグラムや出演番組から、川島の寺社仏閣巡りを振り返った。確認できるだけでも、川島は’12年から約10年間、20以上の寺社仏閣を巡っていることが明らかに。「訪れた寺社仏閣を見てみると、由緒ある名所をきちんと調べてからお参りしているという印象を受けます」’07年、相方・田村裕(41)が執筆した『ホームレス中学生』(ワニブックス)が社会現象となったことで注目が田村に集まったと思えば、’11年にタレント・眞鍋かをり(40)と4年間の交際を経たあと破局するなど、デビュー以降“苦難の道”を歩んでいた川島。“開運”のきっかけとなったのは’12年。テレビ番組『仕事ハッケン伝』(NHK)の企画で、川島は京都の造園会社に弟子入りし、金戒光明寺の作庭に挑戦した。これを皮切りに、川島は『アメトーーク!』(テレビ朝日系)をはじめとする多くのバラエティ番組で、ピンとしての活動の場を広げ、“寺社仏閣大好き芸人”としての地位も確立していく。「この番組を受けたことで、川島さんに新しい“活路”が開けたように見えます。まさに、金戒光明寺の仏様が川島さんを“呼んでくださった”のではないでしょうか」「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月02日最愛の家族との別れはつらいもの。せめて最期は、顔を合わせて後悔なくお別れをしたいものです。シャンプー(@shampoo0325)さんがTwitterに投稿した漫画をご紹介します。おじいちゃんと仲がよかった投稿者さん。子供の頃から、おじいちゃんと親しく過ごしてきました。どんな時でも助けてくれるおじいちゃんは、投稿者さんにとってヒーローでした。しかし、おじいちゃんは亡くなってしまいます。コロナ禍で行う葬儀東京で暮らしていた投稿者さんは、「葬儀には参加しないでほしい」といわれてしまいます。親族は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を懸念したのでしょう。テレビ番組では、GoToトラベルキャンペーンを利用して旅行に出かける人たちの様子が取り上げられていました。直接顔を合わせることができない投稿者さんのために、姉が葬儀をテレビ電話で中継することに。テレビ電話での葬儀に複雑な心境姉のテレビ電話によって、葬儀場の雰囲気も細かく伝わってきました。テレビ電話越しにおじいちゃんの遺体を見た投稿者さん。最期に伝えたい言葉は…。姉に託した伝言とは(7/7) pic.twitter.com/mWQedITGSx — シャンプー@飼い主 (@shampoo0325) March 17, 2021 姉に託した伝言を聞いて涙を流す投稿者さん。どんな状況でも大好きなおじいちゃんに何を伝えたいかが大事だと気付きます。この出来事は、投稿者さんにとって一生忘れられない別れになったそうです。投稿を読んだ人たちからは、「涙腺崩壊」「『いいね』を1万回押したいぐらい」などの声が寄せられていました。コロナ禍という、これまでと違う環境で思う通りにできないこともあるでしょう。その中で、出来るだけ後悔のないように毎日を過ごしたいと改めて思いますね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月01日「自分で一生懸命作った曲だし、やはりフミヤ君がテレビで歌ってくれるとうれしいですよ」こう穏やかに語るのは、作曲家で音楽プロデューサーの芹澤廣明さん(73)だ。3月27日に、特別番組『激レア!藤井フミヤギザギザハートからTRUE LOVE!』(NHK BSプレミアム)が、放送された。番組中で藤井フミヤ(58)はリードボーカルを務めていたチェッカーズ時代から現在までの代表曲を熱唱。なかでも、これまで29年間テレビ番組では歌うことがなかった“幻のデビュー曲”『ギザギザハートの子守唄』を披露することが、放送前から注目を集めていた。’80年代を中心に、大ヒットを連発していたチェッカーズだが、惜しまれながらも’92年の『第43回NHK紅白歌合戦』を最後にメンバー間の“方向性の違い”で解散した。だがメンバー間の亀裂は音楽業界の多くの人間が知るところだったと音楽関係者は語る。「藤井さんと、サイドボーカルを務めていた高杢禎彦さん(58)との間に確執がありました。もともと、幼なじみで仲がよかったのですが、次第に人気や収入の格差が生まれ、2人は対立するようになったのです。高杢さんは’03年に出版した著書『チェッカーズ』で、《(藤井は)金のためなら恩も売る。これがチェッカーズの本質だったのか!》などと痛烈に批判しています」藤井と関係が悪化していたのは、高杢だけではなかった。「中森明菜の『少女A』、岩崎良美の『タッチ』など数々の名曲を生み出した作曲家の芹澤廣明さんです。芹澤さんは『ギザギザハートの子守唄』『涙のリクエスト』などチェッカーズの曲を36曲も手がけたいわば大恩人。フミヤさんにとっても恩師にあたり、頻繁に食事をともにしていました。しかし、’86年に突如として絶縁します。その理由について高杢さんが著書で、金銭問題だと指摘しています」(前出・音楽関係者)■フミヤが恩師に突き付けた“絶縁状”「もう歌いたくない」作曲は藤井の弟・藤井尚之(56)ら、そして作詞は藤井が担当することになり、藤井には印税も入るようになったというのだ。’03年、芹澤さんは週刊誌の取材に対し、藤井への怒りを込めて次のように答えている。「『芹澤さんの歌は、もう歌いたくない』、フミヤがそうはっきり言ったというんです。ぼくにしたら、仕事を頼まれただけでそんなことを言われる筋合いはない」この時点で絶縁は17年にも及んでいた。芹澤さんはさらに、こんな言葉も漏らしていた。「フミヤには、“謝ればいいんだよ”って言いたい。チェッカーズはおまえのものでもあるけど、それを支えた大勢のファンのものでもあるんだよ」“芹澤さんの歌は、もう歌いたくない”と、言い放った手前もあったのか、チェッカーズ解散以降、藤井は『ギザギザ~』を封印し続けた。彼が恩師の“謝罪すべき”という言葉についに従ったのは、絶縁から34年後のことだった。芹澤さんは本誌にこう明かす。「去年の9月ごろ、フミヤ君から突然、電話が来たんですよ。初めは驚きましたね。なんで俺の番号知っているんだって(笑)。最後に会ったのが34年前ですからねえ。後で聞いたら、共通の知人に聞いたみたいですよ。その後、少ししてから2人で食事をしました」まさに2人にとって“涙の和解”だったようだ。「直接的な謝罪の言葉はありませんでしたが、会ってメシ食おうって言ってきた時点で、もう私たちの間にわだかまりはないですよ。そしたら『NHKの特別番組があるのですが、出ませんか』と言うんです。『じゃあ、一緒に出てみようか』と承諾しました。その後も2人きりで2度食事をして、いろいろな話をしました」■チェッカーズ再結成を事務所に聞くと…なぜ藤井は“謝罪電話”に踏み切ったのだろうか。音楽評論家で尚美学園大学副学長の富澤一誠さんは、こう分析する。「ここ最近は’80年代のポップスが注目を集めています。今回の『ギザギザハートの子守唄』のテレビ解禁はそんなニーズがあったからだと思います。藤井さんとしては、ずっとついてきてくれているファンのことを思い、過去の確執から、曲を歌わないのもおかしいと考えるようになったのではないでしょうか。聴きたい人がいるなら、歌うべきだという判断を下したのでしょう」実際に藤井は、3月26日放送のテレビ番組『BSコンシェルジュ』(NHK総合)で『ギザギザハートの子守唄』を歌った理由についてこう語っている。「(昨年ネットで曲を流して)すごく評判ていうか(喜ばれて)それで、もう『歌うか!』と思って」チェッカーズ時代の曲を歌う姿を見て、“再結成”への期待も膨らんだファンもいることだろう。藤井の所属事務所に問い合わせると、「メンバーが1人亡くなっているため(※’04年に徳永善也さんが死去)、再結成はありません」そう担当者は答えた。しかし、“恩師”の芹澤さんは期待を込めてこう語る。「個人的にはチェッカーズを再結成してほしいと思っていますよ。本人たちのスタンスはわかりませんが、またみんなで歌う姿が見られたらいいな、と思っています」34年ぶりに恩師との関係を修復し、『ギザギザハートの子守唄』を歌った藤井。チェッカーズの再結成へ踏み出す日も遠くないかもしれない。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年03月30日3月20日に開幕した舞台『サイドウェイ』のゲネプロを鑑賞する機会に恵まれた。2005年の米アカデミー賞5部門にノミネートされ、最優秀脚本賞を獲得した映画『サイドウェイ』。原作者レックス・ピケットが手がけた戯曲で舞台化された本作が、箱庭円舞曲を主宰する古川貴義の日本語上演台本・演出によって繰り広げられる。40代に突入し、人生の転機を迎えた中年男・マイルスとジャックの旅路がバディ・ロードムービー的に綴られる。結婚を控えた友人ジャックのために、一週間にわたるカリフォルニアのワイナリー巡りを企画したマイルス。「独身最後に女の子を“テイスティング”する」と豪語するジャックに対して、純粋にワインを愛好するマイルスは呆れ顔だ。このバチェラーパーティーに対するふたりの温度差もさることながら、行く先々で出会う女性陣とのかけ合いが何とも味わい深い。ワイン好きの脚本家マイルス役には藤重政孝。夢である小説家として突き抜けられず、バツイチで元妻に未練のある屈託にまみれた役どころをリアルに造形する。口に含んだワインの取り扱い方や、皮肉混じりに講釈を垂れる姿は特に「こんなおじさん日本にもいて、蘊蓄語り聞いたことある!」という既視感に見舞われるほどだった。テレビ番組のディレクターで生計を立てている俳優ジャック役には、体調不良で降板した石井一孝からバトンを受け取った神農直隆がキャスティング。鳴かず飛ばずの役者業を断念して家庭に落ち着くか、新たな環境で心機一転するか。わずかな稽古期間にもかかわらず、神農はプレイボーイ然とした振る舞いで周囲を翻弄する彼を掴み取っていた。ふたりがワイナリーで出会う女性陣には、壮一帆と富田麻帆。いずれの役もクセのある中年男と張り合えるほどの強烈な個性の持ち主で、マヤ役の壮にはワインを艶っぽく活用した男女の駆け引き、テラ役の富田には終盤に抑えきれない激情を爆発させるシーンが用意されている。ボトルやグラスを陳列した美術にコルクの開封音を印象的に用いる演出など、世界中にピノ・ノワールの魅力を伝え、ワイン産業に多大な影響を与えたといわれる原作を活かした試みも。聞けば、キャストはプロのソムリエからワインレクチャーを受けたとか。説得力ある注ぎ方やスワリングを目の当たりにしたら、終演後にはボトルを開けたくなること必至だろう。マイルスもジャックも、実際に対面したら接し方に戸惑う面倒な中年男だ。しかし悪態をつきながらも人生の岐路で悩み苦しむふたりの姿には、不思議と共感が寄せられる。ワインに飲み頃があるように、人生にも押さえるべきタイミングがあるーー。年度末の春、彼らによる悲喜こもごもの“サイドウェイ(寄り道)”を見届ける上演時間150分の珍道中に出てみては。「ヴィンテージワインのように日々熟成していくことと思います」キャストほか開幕コメント藤重政孝ついに幕が開きました。やっとここまで辿り着けましたが、これがすべての始まりなので、残りの公演を千秋楽へ向けて頑張りつつ、作品と共に我々も育っていきたいと思います。育てていただくのはお客様のパワーの部分が大きいです。出歩きにくいご時世ではありますが、感染症対策もバッチリしていますので、お芝居を楽しみに足を運んでいただけたらと思います。キャスト・スタッフ共にいい雰囲気で現場を走らせています。それが作品の空気に繋がっていくと思いますので、ぜひその空気を感じに遊びにいらしてください。マイルスでした。神農直隆無事にゲネプロが終えられてほっとしています。色々ありましたが、カンパニーの皆さんに助けられながら、いまこの時を迎えられて本当に嬉しいです。あとはお客様がどれだけ楽しんでいただけるかですが、ちょっと時間が長いかもしれませんが、僕らも集中して観ていただけるように頑張っていきたいと思います。破茶滅茶で下品でお下劣な言葉も出て来るんですが、友情だったり愛情だったり恋愛だったり、色々な情が出てくる物語なので、ワインを通して、見ていただけるように努めていきたいです。凄く楽しいので笑えるところがあったらどんどん笑ってください。壮一帆最初この作品の本をいただいて読んだ時から、幕が開くのをとても楽しみにしていました。実際に衣裳をつけて、動いて喋ってみると、舞台の上でサイドウェイの人たちが息づいていて、興奮を抑えられない気持ちでいっぱいになります。この楽しさ、胸に突き刺さるような言葉の数々が皆様の心にも届く事を願っています。まだまだ予断を許さない状況下ではありますが、ほんのひと時でも心が和らぐような時間にできたらいいなと思いますので、観終わって、家に帰って、美味しいワインを飲みながらこの舞台を想い返していただければ嬉しいです。富田麻帆まずは初日の幕が開けられる事、この場所まで来られた事を嬉しく思います。この昨今なかなか思うように舞台が出来ない中で、ひとつづつ作品を作り上げられる喜びを改めて噛み締めています。この作品はとにかくワインを飲みたくなります。そして欠点を持った登場人物たちがたくさん出てきますが、人は誰しも何かしらの欠点を持っていて、だからこそ愛おしくて素敵なんだなと思える作品です。そんな愛おしくなる登場人物を観ながら、美味しいワインを飲んで、この作品に浸っていただけたらとても幸せです。ぜひ劇場で、そして配信でもお待ちしています。古川貴義(上演台本・演出)まずは、無事に初日の幕を開けられることに感謝です。社会情勢をはじめ、色々と心配事の尽きない日々でしたが、何とか幕を開けることが出来ました。限られた時間の中で尽力してくれたキャスト、スタッフのお蔭です。そして、ご来場くださるお客様のお蔭です。皆さん、本当にありがとうございます。奥深いようで気軽な、バカバカしいようで身につまされる、好きだけど憎たらしい、愛おしい作品になりました。これからステージを重ねるごとに、ヴィンテージワインのように日々熟成してくことと思います。ただし、飲み頃はいつも今。演劇は、いつも今。今まさに目の前で起こっていることを、お楽しみいただけますように。取材・文:岡山朋代撮影:岩田えり『サイドウェイ』原作・脚本:レックス・ピケット翻訳:主計大輔日本語上演台本・演出:古川貴義(箱庭円舞曲)キャスト:藤重政孝、神農直隆、壮一帆、富田麻帆、江浦優大、嶋村亜華里、片桐はづき2021年3月20日(土)〜3月25日(木)会場:東京芸術劇場シアターイースト※3月22日(月)休演配信公演あり、詳細は以下conSept movieにてご確認ください。
2021年03月22日2021年3月21日に放送されたバラエティ番組『林先生の初耳学!』(TBS系)に、俳優の大泉洋さんがゲスト出演。番組では、MCを務めるタレントの林修さんが、大泉さんにインタビューを行いました。大泉洋「前向きであれば、絶対に自分がくだした決断に間違いはない」大学時代から、出身地である北海道のテレビ番組などに出演し、人気を博していた大泉さん。華やかに見える人生の一方で、大学受験に失敗し、二浪した過去を持っています。大学に落ちた当時は、死を意識するほどショックを受けたそうです。大泉さんは「二浪を経て、出身校である大学に行ってなかったら、今の自分はない」という想いを明かします。大学受験に失敗した経験について、大泉さんはこんな考えを述べました。大学に落ちたという、自分にとって最悪の出来事が、それしかないぐらいに今の僕を支えていると思えるから。なんかこう、その後から何かにポジティブになったんですよね。林先生の初耳学!ーより引用その発言を聞いて、驚いた林さんが「大学に落ちたことが今につながるんですか?」と尋ねると、大泉さんはこう答えます。大学に落ちたわけじゃないですか。最低な、そん時はもう本当に「死んでもいいわ」くらいに落ち込んだんですけど。でもその出来事がなかったらテレビ出てないし、NACS(大泉さん所属の演劇ユニット)とも出会ってないと思うと、最低な出来事も実は自分にとってものすごく最高な出来事なわけですよね。だから悪いことが起きると、若干ワクワクするところがあるんですよ。「きてるよ、いいことあるよ」みたいな。林先生の初耳学!ーより引用ピンチな時こそチャンスととらえる、ポジティブな考えを持つ大泉さん。自身の経験を交えて、次のようなコメントをしました。大学に落ちてラッキーだったのは、結局自分の生き方だったり、自分の選択に間違いがないんだなっていうね。落ちたけれども、結局僕にとって最善の道だったわけじゃないですか。そこでやっぱり大事だったのは、腐らなかったってことだなあとは思うんですよ。林先生の初耳学!ーより引用大泉さんは「前向きでさえあれば、絶対に自分がくだした決断に間違いはない」と力強くうなずきます。そしてつらい状況に陥った時こそ、気持ちを腐らせることなく、ポジティブな行動につなげることの大切さを説きました。番組を見た人からは、さまざまなコメントが寄せられています。・大泉さんはやっぱりかっこいいな。身にしみる言葉の数々に、目が覚めた。・つらいこともあるけど、腐ったらいけないよね。前向きな気持ちになれた。・「前向きな選択は全部正解」という言葉が、スッと素直に心の中へ入ってきた。人生は山あり谷ありです。喜びに笑う日もあれば、身が引き裂かれるようなつらい思いをすることもあるでしょう。ピンチが訪れた時こそ、前向きな気持ちで取り組むことができたら、また新たな道がひらけるのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月22日石原さとみと綾野剛の共演で贈る新水曜ドラマ「恋はDeepに」から、立場が相反する2人の運命の恋を予感させる場面写真が初公開された。今回到着したのは、海を愛する海洋学者・渚海音(石原さん)と、マリンリゾート開発に人生をかけるツンデレ御曹司・蓮田倫太郎(綾野さん)の場面写真。まずは、海音の朝の1コマ。入念な保湿で、今朝もお肌は絶好調。そんな中、波打ち際を歩く海音を「待てって!」と引き留める倫太郎の姿が!巨大な水槽の前にやってきた海音と倫太郎は、魚たちが優雅に泳ぐ姿に思わずうっとり…心なしか2人も寄り添いあっていく。さらに、海音が出演するテレビ番組の収録風景を眺める倫太郎のカットも。お魚への愛に溢れた海音のコメントに耳を傾ける。2人は巨大マリンリゾート開発計画について反対の立場をとっているが…。本作「恋ぷに」で描かれる“地上で一番Deepな恋”の行く末はいかに?そして2人の恋の鍵を握る、海音に隠されたDeepな“秘密”とは?1話見どころ海を愛する海洋学者・渚海音(石原さとみ)は、星ヶ浜海岸に巨大マリンリゾートが建設されることを知り、海に暮らす魚たちの暮らしを守るため、なんとか止める手立てはないかと考える。一方、リゾート開発を進める蓮田トラストの御曹司で、三兄弟の次男・倫太郎(綾野剛)は、父・太郎にロンドンから呼び戻され、星ヶ浜での開発の陣頭指揮を任される。海音が出演したあるテレビ番組をきっかけに顔を合わせた2人は、環境保護とリゾート開発という正反対の目的を持って最悪の出会いを果たす。しかし翌日、倫太郎と対立関係にある兄・光太郎(大谷亮平)から呼び出された海音は、なんとリゾート開発チームに参加してほしいと頼まれて……。なお、日テレドラマ公式YouTubeや番組ホームページ、SNSでも新着情報が続々アップされていくという。新水曜ドラマ「恋はDeepに」は4月14日より毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年03月21日東京五輪・パラ五輪の開閉会式で、クリエイティブディレクターを務める佐々木宏氏。タレントの渡辺直美さんにブタをモチーフとした衣装を着せ、『オリンピッグ』というキャラクターとして出演させるアイディアを演出メンバーにLINEで送り、問題となりました。批判の声が噴出する中、あるテレビ番組のTwitterの投稿が注目を集めています。ブタのキャラクターだけど、違うから…2021年3月18日に、念のための投稿をしたのはバラエティ番組『ねほりんぱほりん』(NHK)。顔出しNGのゲストを迎え、センシティブな話題も人形劇を通して、根掘り葉掘りしていく番組です。聞き手はお笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太さんと、タレントのYOUさん。話題を深堀りしていく2人は、モグラの人形として番組に登場しています。一方、顔出しNGのゲストはブタの人形で登場するのですが…。ねほりんぱほりんのゲストはブタですが、これは「タブー」を逆さまに、ということで決まったことです。念のためのツイートでした。 #ねほりんぱほりん #人形劇 #Eテレ pic.twitter.com/8t3nrUoHzz — NHK ねほりんぱほりん (@nhk_nehorin) March 18, 2021 「タブーをひっくり返していきたい」との想いから製作されている同番組。そのため、『タブー』という言葉をひっくり返して、ゲストを『ブタ』のキャラクターとして登場させているといいます。侮辱の意味はないものの、ブタの話題が過熱しているため、思わぬ火の粉が飛んでくる可能性がありました。勘違いをする人が出ると、お互いに無用に傷付く展開になることも。そんな事態を避けるためにも、早めに発信しておいたのでしょう。投稿には、さまざまな反応が寄せられています。・深いわ…。謎が解けて超スッキリした。・長年のファンですが、知らなかった…なるほどです!・勝手にネガティブに受け取られないよう、経緯や意味を発信するのは大切!・最高にセンスがいい。これからも番組を応援していきます。・ブタさんの人形、毎回クオリティが高くて、心を込めて作られていることが分かります。同じモチーフを使っていても、込められた意味や背景には大きな違いがあります。それを知ることの大切さを、改めて感じられる投稿でした。[文・構成/grape編集部]
2021年03月19日4カ月後に開催を控える東京五輪にまつわる“失態”が後を絶たない。2月に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長(当時)の森喜朗氏(83)が女性蔑視ととれる発言で会長職を辞職。3月17日には『文春オンライン』で、同五輪で開閉会式の演出を統括するクリエイティブディレクター・佐々木宏氏(66)が、お笑い芸人の渡辺直美(33)に対して侮辱的な演出案を提案していたことが報じられた。同サイトによると、昨年3月、佐々木氏は開閉会式の演出案を検討するメンバーのグループLINEで、渡辺を豚に見立てた案を提案。しかし、すぐに他のメンバーから「理解できない」などと強く非難され、提案は撤回されたという。同日、佐々木氏は《オリンピック開会式のアイデアフラッシュを仲間うちでやり取りする中で、私のアイデア及び、発言内容に、非常に不適切な表現がありました》と報道を認め、《渡辺さんにはどのようにお詫びをしてもしきれないと思っています》と謝罪。そして、総合統括の座を辞する意向を表明した。一連の出来事はすぐさま海外でも報じられるなど、大きな波紋を広げることに。そんななか、報道翌日の18日、渡辺は所属する吉本興業を通じてコメントを発表。冒頭、開会式への出演オファーを受けるもコロナ禍で白紙になっていたことを明かしたうえで、《最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております》と今の胸中を告白。続けて、こうつづっていた。《表に出る立場の渡辺直美として、体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております。私自身はこの体型で幸せです。なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい所存でございます。しかし、ひとりの人間として思うのは、それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております》それぞれの個性を尊重し合うことの大切さを呼びかけた渡辺。かねてから渡辺はこうした姿勢を貫き続けてきた。「テレビ番組でも自らの体重を公表するなど、渡辺さんはずっと“ありのままの自分”を大切にしてきました。様々な体型の女性がファッションを楽しめるようにと、サイズ展開の幅広いファッションブランドもプロデュースしています。そうした渡辺さんの姿が、多くの女性から共感を集める理由なのでしょう」(ファッション関係者)かつて渡辺はファッション誌のインタビューで、こうメッセージを送っている。《(世の中の人が)自分の体を否定せず好きになってほしいと思う。それは太りたくても太れない人でも背が低い人でも同じ。どんな体形も素敵なんだと発信し続けたい》(19年4月29日『ハーパーズ バザー』公式サイト)今回の騒動に対しても、変わらぬ姿勢を示した渡辺にSNS上では称賛の声が相次いだ。《渡辺直美さん、かっこいい!尊敬しちゃうなぁ。ますます好きになった》《素敵なコメントでちょっと泣けた》
2021年03月19日渡部建(48)にテレビ復帰の可能性があると報じられた。「週刊現代」3月13日号によると、復帰の場となる番組はGWに放送が予定されている日本テレビ系の『行列のできる法律相談所~謝罪3時間SP~』(仮題)だという。記事によると、渡部の再起に尽力しているのは、『行列のできる法律事務所』の総合演出を務める高橋利之氏。同誌の「『行列』で復帰となるのか?」との問いに対して、高橋氏はこう含みを持たせたという。「(軽く笑いながら)あなたが考えている通りになると思います」「『行列』といえば、渡部さんの“古巣”。佐々木希さん(33)との結婚を発表した場でもあります。番組公式サイトでは、渡部さんの名前は今もメンバーに連ねられたまま。年末に出演が報じられた『笑ってはいけない』も、高橋氏が渡部さんの事務所と話し合いを進めていたともいわれていました。長寿番組になりつつある『行列』ですが、これまでも主要メンバーが降板するといったピンチがありました。ですがその度に高橋氏の手腕によって乗り越えてきたのです。渡部さんの復帰は絶望的という見解もありますが、公私ともに親交の深い高橋氏が道筋を探り続けているのでしょう」(テレビ局関係者)つい先日には豊洲市場で、“社会復帰”が報じられた渡部。テレビ復帰となると世間からは依然として厳しい声もあるが、芸人仲間たちも見捨ててはいないようだ。東野幸治(53)は3月13日に掲載された「日刊ゲンダイDIGITAL」のインタビューで、渡部について「きちんと謝ったし二度と浮気しないのなら四六時中、恐縮していなくてもいいと思いますよ」とフォロー。そして「セカンドキャリアじゃないですけど動きだしたほうが早い」とも助言している。「渡部さんが出演する予定だった『笑ってはいけない』では、『行列』メンバーである東野さんとフットボールアワー・後藤輝基(46)さんとのコントが企画されていたと報じられていました。渡部さんに対する世間からの風当たりが強いなか、“フォローできるのはその2人しかいない”と見込まれたのでしょう。そんな後藤さんは昨年末の『アメトーーク』(テレビ朝日系)で、『数々の番組で不祥事芸人の尻ぬぐいをしまくりました』と表彰されるほど。相方の児嶋一哉さん(48)も渡部さんの代打を務めていますし、解散もキッパリ否定しています。いっぽうで妻の佐々木さんもすでに前を向いて、家族を支えるために奮闘しています。一通りの“禊”は終えたとして、仲間内としては復帰の機会を設けてあげたいという気持ちなのではないでしょうか」(芸能関係者)果たして仲間たちの“助け舟”は、渡部にとってプラスに働くのだろうか。
2021年03月17日2021年3月13日に放送されたバラエティ番組『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)に、お笑いタレントの明石家さんまさんがゲスト出演。お笑いタレントの吉住さんに送った言葉に、反響が上がっています。明石家さんま「その日が頂点」吉住さんといえば、2020年に開催された第4回『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で優勝し、ブレイクを果たしました。実はネガティブな性格で、テレビ番組の収録が決まったら、プレッシャーのために撮影収録まで「当日が来てほしくない」と憂うつな気持ちで過ごしてしまうのだとか。ネガティブ思考になりやすいことに悩む吉住さんに対し、明石家さんはこうアドバイスを送りました。ネガティブ、ポジティブという言葉を、彼女(吉住さん)から取ったほうがいい。言葉があるからややこしいんやな、人は。『幸せ』っていう字も邪魔やな。それでなんかうろちょろしとるわ、みんな。「幸せになりたい」とか。幸せっていう文字を作ったのも人やから。メレンゲの気持ちーより引用吉住さんの状況を「人が作った言葉に踊らされている」と指摘した明石家さん。自身も27歳くらいまでは周囲の反応に左右され、「ああすればよかった」「こっちが正解だったかも」と落ち込むことがあったといいます。しかし、28歳からは考え方を変えて、自分が持つ笑いのスタイルを認めた結果、周りに振り回されることがなくなったそうです。明石家さんは、吉住さんに「見る人によって好き嫌いはあるから、自分の笑いを過保護にして甘やかしたほうがいい」と声をかけます。さらに、番組のMCを務める久本雅美さんから、ストレスの発散方法を聞かれた明石家さんは、こう答えました。ストレスはたまらない。だから、自分を過大評価していないってことやねん、結局は。「俺はできる」「できた」って思うからストレスやろ。違う。その日が頂点やから。その日できなかったことは、どうしようもない。メレンゲの気持ちーより引用明石家さんは、仕事の収録がある時に、いつも「その日が頂点」だと思って取り組んでいるのだそうです。その日にできたことが自分の実力ととらえ、過大評価せず、失敗などは後に引きずらないという考えを明かしました。明石家さんの考え方に対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられています。・なるほど…。めっちゃためになる。・さんまさんのマインドを見習いたい。・「その日が頂点」だからこそ、過大評価しないで取り組むって、素敵な考え方。吉住さんのように「仕事で失敗したくない」「結果を残したい」と感じている人にとって、過度なプレッシャーはストレスになります。小さな経験を積み重ねて、人は成長していくもの。ありのままの実力で挑んだ1日が、未来の自分を作るのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月15日●ずっと “自分じゃない”みたいな感じに2019年の『M-1グランプリ』にアマチュアとして唯一準決勝まで進出し、昨年一気にブレイクを果たしたお笑いコンビのラランド。ボケのサーヤは会社員と、ツッコミのニシダは大学生(現在は中退)との“二足のわらじ”でフリーランスとして活動してきたが、このたび個人事務所「レモンジャム」を設立し、新たなステージに進むことになった。この発表と同時に明かされたのが、“大阪進出”。東京の全国区で順風満帆に活動を送っているように見える2人だが、その裏側では芸人としての葛藤を抱えていたという――。○■大阪で単独ライブ隔月開催、メディアも積極出演へこのスピードでここまで売れるとは「想像がついてなかったですね」というニシダ。サーヤは「2019年の『M-1』の予選の時期とか、本当にちょこちょこお仕事頂けるようになったのが、まず夢みたいな状況だったんですよ。その後に、敗者復活で初めて地上波に出てから、適当に作ったGmailのアドレスにオファーがバンバン入ってくるようになって、本当に環境が180度変わりました」と転機を振り返る。そこから、一気に仕事のオファーが舞い込んできたが、そんな矢先にやってきたのがコロナ禍。各局でテレビ番組の収録が激減したが、ラランドはギリギリで滑り込むことができた。「テレビの活動も制限されるのかなと思ったんですけど、意外といろいろ呼んでいただけてありがたかったです」(ニシダ)「もしコロナ直前にテレビに呼んでもらってなかったら、今何もしてない可能性もあったなと思いますね」(サーヤ)こうして売れっ子芸人の仲間入りを果たしたものの、テレビに出れば出るほど、不安を感じるようになった。「大学1年のときからずっとサークルでお笑いをやって、自分たちのやりたいコントや漫才をやってきたのに、テレビに出ていると“二足のわらじ”とか“OL芸人”みたいなタレントの“側”の部分ばかりを出して、ずっと “自分じゃない”みたいな感じになっていることに突っかかりがあったんです。このまま行っても浅いタレントとして自分が活動していくのが見えたんですよね」(サーヤ)この現状から「舵を切りたい」という思いを抱えた結果、今回打ち出したのが“大阪進出”という決断。引き続き、東京の全国区で活動していくのに加え、大阪での単独ライブを隔月で定期開催し、関西のメディアにも積極的に出演する意向だ。○■「ちゃんとお笑いの実力を磨きたい」大阪での舞台経験は、現在ほどテレビに出ていない昨年2月に1回だけあったというが、「ファンの方がいっぱい来てくれて、温かかったんですよ」(サーヤ)、「関西にも見てくれる人がいてくれるんだなと、気づけました」(ニシダ)と、手応えを感じた2人。「東京では“タレント”みたいな立ち居振る舞いをしなきゃいけない場面が多かったんですけど、トークバラエティ番組では関西のほうがイジって掘り下げてくれるし、ペラ1の台本で『こういう感じでやってくださいね~』とか『最初からボケちゃって大丈夫です~』って任せてくれるんで、そういう環境がキラキラして見えました」(サーヤ)そうした居心地の良さを感じた面もあるが、あくまで意識は“修業”。「お笑い以外のことをすると目立つような場所に、1回身を置きたいなと思っていたんです。大阪で『ロケが面白いね』とか『トークが面白いね』と評判になるところから仕事が増えていくようになって、いろいろ場を踏んで、ちゃんとお笑いの実力を磨きたいなと思います」(サーヤ)●活躍の場・仕事の幅を広げたい“二足のわらじ”のフリーランスから個人事務所設立、そして全国区から“大阪進出”と、従来の芸人ルートにはなかった新たな道を開拓していくラランド。今後のさらなる飛躍に意欲を示してくれた。「会社を作っただけっちゃだけなんですけど、より身が引き締まるような感じもしましたので、ここで体制を整えて大阪進出という形でお笑いと一層向き合いながら、かつ全国区でもしっかりお仕事できるように、仕事の幅を広げていろいろできたらなと思います」(サーヤ)「大阪の単独ライブってすごく挑戦でもあるし、盛り上げたいなと思っているので、関西の人にも見ていただいて、活躍の場が広がれば」(ニシダ)○■会社員は継続「安定した生活がいかに重要か」ちなみに、サーヤは「レモンジャム」の社長に就任したが、広告代理店の会社員も引き続き勤めていく考え。「タレントさんがアパレルとかラーメン屋をやるとかあるじゃないですか。ああいうのと本当に変わらないのに、私だけ浮いてるような感じで見られてると思うんです。それに、コロナの状況を経験してみて、安定した生活を送るというのがいかに重要かというのも感じたので、やりたいことの1つとして広告作りとお笑いを、今後も一緒にできればと思っています」と話している。●ラランド上智大学お笑いサークルSCS出身のサーヤ、ニシダの男女で2014年に結成されたお笑いコンビ。お笑いサークル団体戦NOROSHI2018で優勝。M-1グランプリ2019で準決勝に進出し、ベストアマチュア賞を受賞。2020年に『新春おもしろ荘』に出演し、SNSのフォロワー数が急増。プロに転向しても芸能事務所に所属せずフリーで活動してきたが、個人事務所「レモンジャム」を設立した。現在のレギュラー番組は『ラランド・ツキの兎』(TBSラジオ)、『卒業アルバムに1人はいそうな人を探すラジオ』(文化放送 ※サーヤのみ)。3月29日からは『トゲアリトゲナシトゲトゲ』(テレビ朝日 ※サーヤのみ)がスタートする。
2021年03月14日「こんなに大きくなって…!」『リクナビNEXT』のCMに出演している俳優の鈴木福さんに、そんな親目線にも似た声が上がっています。鈴木福、子役時代からグッと成長した姿に驚きの声テレビドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)への出演を機に、子役として知名度を上げた鈴木さん。『福くん』の愛称でも親しまれ、同ドラマで共演した芦田愛菜さんとともに、バラエティ番組に引っ張りだこな存在でした。そんな鈴木さんも、2021年で16歳。すっかり成長した現在の姿をCM内で披露し、子役時代を知る人たちからは驚きの声が上がっています。ジャケットを羽織り、オフィスカジュアルなファッションに身を包んだ鈴木さんに、『マルモのおきて』に出演していた当時の幼さはありません。16歳ながら、新社会人を思わせる大人びた雰囲気を放つ鈴木さんに、「これは『福さん』と呼ばなければ」なんて声も寄せられたほど。・福くんが、一気にお兄ちゃんになったように見えた!・いつの間に、就職とか転職とかの話をする年齢になったんだ!そりゃ、『鈴木福さん』っていわないといけなくなるな。・子役の福くんが、すっかり大人っぽくなっていて、歳をとるわけだわとしみじみ。鈴木さんにとって、久々のメディア出演であれば、子役時代からの成長ぶりに、ここまで驚きの声が上がるのも納得できます。しかし、鈴木さんは『マルモのおきて』放送終了後も、コンスタントにテレビ番組に出演しており、そこまで現在の姿にギャップを覚えることはないはずでしょう。それでも、「こんなに大きくなって!」といった声が上がるのは、多くの人にとって、鈴木さんのイメージが子役時代でとまっていることの証明なのかもしれません。今後、さらに俳優として成長していくであろう鈴木さんから目が離せませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月10日2021年3月3日に、俳優の広瀬アリスさんがTwitterを更新。ファンから寄せられた、ある質問に対する返答が反響を呼んでいます。一部の誹謗中傷に、広瀬アリスが持論Twitterを通して、ファンから「ネットで嫌なことを書かれていたら、落ち込まない?」と尋ねられた広瀬さん。「全然かなぁ」と落ち込まないスタンスを明かし、誹謗中傷に対する、次のような考えをつづりました。全然かなぁ。私の悪いところを見つけるために私が出てる番組をちゃんとチェックしたり私の名前をわざわざエゴサしたり私のアカウント観に来たり私の悪口言うためにわざわざアカウント作ったりしてさ。私のことがもう気になって仕方ないんだなーって思う@Alice1211_Mgーより引用広瀬さんは、テレビ番組に出演したり、SNSにコメントを書き込んだりした際に、たびたび悪口をいってくる相手に対して「私のことが気になって仕方がないんだなと思う」と持論を展開。確かに、まったく興味ない相手のことを、意味もなくわざわざ調べる人は少数でしょう。『好き』や『嫌い』という特定の強い感情を持つことは、それだけ相手に興味を抱いている証ともいえますね。【ネットの声】・かっこいい。ポジティブな考え方ですごくいいと思います!・確かに、アリスさんの動向が気になって仕方がないんでしょうね…。・最高!そういうメンタルが強めなところが大好きです。ずっと応援しています!広瀬さんのポジティブなものの考え方は、多くの人の心に刺さったようです。ネット上でたびたび話題になる、芸能人への誹謗中傷問題。匿名という立場を利用して、特定の相手を攻撃し、傷付ける行為は許されるものではありません。被害にあった際は、広瀬さんのように視点を変えてみることで、気にしないようにするのも1つの手段でしょう。自分に一番合った方法で、心を守ることが大切ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月04日米アカデミー賞受賞の大ヒット作を舞台化した『サイドウェイ(Sideways)』が3月17日(月)から、東京芸術劇場シアターイーストで上演される。この度、本作のライブ配信の日程が発表された。レックス・ピケットの原作からなる映画『サイドウェイ』は米アカデミー賞の他、世界中で大小350もの賞を受賞しただけでなく、世界中にカリフォルニアワインとピノ・ノアールの魅力を伝え、ワイン産業にまで多大な影響を与えたと言われている。2000年代のバディ・ロードムービーの代名詞ともなった本作を原作者レックス・ピケット本人による戯曲で舞台化。そして本作の日本語上演台本・演出は、独特なテンポ感とテーマでシニカルでありながら人間味溢れる世界観を作り出す劇作家であり演出家でもある古川貴義(箱庭円舞曲)が手掛ける。中年街道まっしぐらの男ふたり、熟成していくワインのように味わい深くなれるのか?物語は古い友人であるマイルスとジャックを中心に展開。マイルスはしがない脚本の請負仕事をこなしながら夢である小説家を目指し、ジャックは鳴かず飛ばずの俳優業の傍ら、テレビ番組のディレクターで生計を立てている。どちらも40代の中年街道突入をきっかけに人生の転機を狙うが、一方では大きな選択の岐路に立たされていた。小説家を諦めて、別の人生の選択を迫られるマイルス、そして華やかな俳優業を断念して家庭に落ち着くか悩むジャック。果たして、両者は苦難(?)を乗り越えて味わい深い中年の人生を謳歌できるのか。発表された配信は3台のカメラのスイッチングによるもの、1台の定点によるものの2パターンが日替わりで行われるという。ワインボトル付きのチケットも販売されるので、自宅でグラス片手に楽しむのも良いかもしれない。■公演情報『サイドウェイ(Sideways)』3月17日(月)~25日(木)上演会場:東京芸術劇場シアターイースト<日程・開演時間>3月17日(水)※公演中止3月18日(木)※公演中止3月19日(金)※公演中止3月20日(土)13:00 / 18:003月21日(日)14:003月23日(火)14:00 / 19:003月24日(水)14:00 / 19:003月25日(木)13:00※緊急事態宣言の延長に伴い、3月17~19日公演は中止となりました(3月9日追記)※開場は開演の30分前※未就学児入場不可料金:一般:8,800円(全席指定・税込)ボトルワイン付き観劇券:12,000円(全席指定・税込)<配信日程>・3カメ配信3月20日(土)18:00、3月25日(木)13:003カメ配信視聴券:3,300円3カメ・ボトル付配信視聴券:6,500円(数量限定・税込・ワイン送料別)・1カメ配信3月21日(日)14:00、3月23日(火)14:00 / 19:00、3月24日(水)14:00 / 19:001カメ配信視聴券:2,500円1カメ・ボトル付配信視聴券:5,700円(数量限定・税込・ワイン送料別)※3月4日10時より販売開始※ボトルワイン付き観劇券はオリジナル・ワインオープナー付き。※ボトルワイン付き観劇券は別途送料1,000円(1本)。※配信開始60分後まで購入可能※アーカイブ配信なし、しかし配信トラブル対応のために見逃し配信を各配信日の23時59分まで設定。
2021年03月03日2月22日、7枚目のアルバム『Don’t Call Me』を世界同時配信したSHINee。公開に先立ち、配信当日の午後に、メディア向けのオンライン・グローバル公開インタビュー会を開催した。その時の様子を振り返りつつ、今回のフルアルバムが改めて示した、SHINeeの“すごみ”をレポートする。型破りなタイトル曲『Don’t Call Me』に込められた意味。左から、ミンホ、オンユ、テミン、キー。この日、司会を務めたのは、事務所の先輩である東方神起のユンホ。気心知れた仲とあって、メンバーたちもリラックスした様子で、会見は終始、和気あいあいとしたムードが漂っていた。冒頭の挨拶では、末っ子のテミンが「僕は口下手なのですが、記者の皆さんがきっとうまく記事を書いてくださると信じています」と、ジェスチャーつきで持ち前の愛嬌を見せると、活動休止期間を経て久しぶりの音楽活動となるオンユは「準備中は、“これから活動するんだ”と、とても緊張しましたし、どんな姿を見せたらいいか、ずいぶん悩みました」と正直な気持ちを吐露。キーは、「こうしてアルバムで皆さんにご挨拶するのは、2年6か月ぶりです。この期間、どうすればいいアルバムが作れるのか、活動する日はいつ来るのかと、たくさん考えていましたが、ついにこの日が来ました。いつも通り、僕たちらしく、誠実に活動していこうと思います」と決意を語った。アルバムをリリースするたびに、既存の音楽シーンの枠に収まらない“シャイニズム”を打ち出してきたSHINee。今回のフルアルバム『Don’t Call Me』には、「僕たちを型にはまった視線で定義するな」という思いが込められているそうで、そのテーマの通り、楽曲もパフォーマンスはもちろん、プロモーションすらも型破りなものに。例えば、ARS(音声応答システム)を使ったプロモーションは、ホットラインに電話をかけると、メンバーたちの声を聞くことができるだけでなく、ファンもボイスメッセージを残すことができるというもので、ホットラインの開設日には、10秒に1000件あまりもの電話が殺到し、サーバーダウンしてしまうほどの反響があったという。(「Don’t Call Me(電話をするな)」と言いながら、電話をさせるアイロニーさも型破り!)「このイベントでは、僕たちの声だけでなく、アルバムの楽曲の一部をメドレーで公開しました。ファンの方が、バラエティ番組の『驚きの土曜日』(キーがレギュラー出演している韓国のテレビ番組)のように歌詞の書きとりをしてくれたりしたのが面白かったです」とミンホ。キーは自身も初日に実際に電話をかけてみたそうで「皆さんのTMI(どうでもいい情報)や感想、応援、感動のメッセージを聞いて、どんなふうにお返しするのがいいか、どんなコンテンツを作ればいいのか、悩んでしまいました」と顔をほころばせていた。SHINeeの、ひとつに定義できない魅力。続いて、アルバム収録曲の中から4曲を紹介。メンバーたちは一曲一曲、曲のハイライトが流れるたびに、曲に合わせて口ずさんだり、振り付けを披露したり、ギターを弾く真似をしてみたり。その姿に、どの曲にも愛情を持っていることが感じられた。「Heart Attack」の説明はテミン。「これはオンユさんが大好きな曲。苦しみすら愛に変えるというファンキーな感じを表現しています。レコーディングでは、歌い方にこだわりました。特に『Like a Heart Attack』という歌詞の部分がポイントです」。キーは「ポップで、ファンキーで、メロディアスな感じもあります。皆さんのハートをアタックする曲になっていると思います」とアピールした。続いては、ユンホが「曲の展開が速くイントロが楽しい。聞いたときSHINeeらしい曲だなと思った」と語った「CODE」。キーは、「個人的に僕が一番気に入っている曲。フューチャーサウンドなダンス曲で、タイトル曲の候補にも上がっていました。ステージでぜひ、披露したいです」と意欲を述べた。フレーズごとにメンバーの個性が光る「I Really Want You」は、テミンがタイトル曲に推したという。オンユは「惹かれている人にアピールする内容の曲。同じメロディで、違う歌詞がくり返し出てくるのが面白いです。とても爽やかで、聴くと気分がよくなる、夏にピッタリの曲だと思います」と説明した。レゲエナンバーの「Body Rhythm」の紹介は、曲のハイライトを聴いている間も、カメラに向かってラップを口ずさむなどノリノリだったミンホ。「体が自然とリズムに乗ってしまう曲。ラップパートでは、僕とキーさんのダブリング部分もあります」と熱弁。ユンホも「これはダンスを作るのが面白そうな曲ですね。いやあ。SHINeeはやはり、ジャンルが定義できないグループです!」と感嘆した。その後、テミンが「スポイラーで先行公開した『Marry You』は、『Replay』と『Love sick』に続くストーリー。『Replay』で出会った年上の女性に、プロポーズをするまでのひとつの物語になっています。他にも、苦しい時にそばにいてくれた相手を“空欄”に例えた『Kind』や、恋人とのキスを歌う『Kiss Kiss』、真夜中のデートを歌った『Attention』などいい曲が揃っているので、ぜひ聴いてください!」と残る収録曲を紹介し、話題は再びタイトル曲「Don’t Call Me」へ。曲説明を頼まれたキーは、「『Don’t Call Me』は、ヒップホップがベースの強烈な印象の曲です。これまで僕たちの歌には、パワフルなものはあったけれど、『やめろ』とか『ダメだ』とか『君のことは嫌いだ』といったヒステリックな感情を出す歌はなかったんです。でも、新しいことをしなければいけないという気持ちもありましたし、このくらい変えなければ、変化が際立たないと思い挑戦することにしました」と説明。“パフォーマンスの中心”テミンは「ダークなSHINeeに会える曲です。歌詞の内容に合わせて振り付けを構成したので、ステージを見れば曲に入り込めるのではないかと思います。最初は、振り付けが多くて過去最大級の難しさだと思いましたが、練習しながら修正に修正を重ねて、さらにアップグレードさせていきました」と、パフォーマンスの仕上がりに自信をにじませた。久々の音楽活動ならではの楽しさと苦労が詰まった、今回のアルバム。「Don’t Call Me」のMV公開後は、記者たちから事前に受け付けた質問に答えていく時間に。「7thアルバムのこだわり」を聞かれると、「常にトレンディさを求められるSHINeeですが、今回は空白期間を経て初めて出すアルバムなので、トレンディさはもとより、そこに加えるのにふさわしいパワーがあるか、に重点を置きました。成長した姿とトレンディさを持ち合わせた新たなSHINeeが見られるのではないでしょうか」とキー。また「Don’t Call Me」をタイトル曲に選んだ理由については「当初、『Heart Attack』や『I Really Want You』のようなファンキーな感じの曲がタイトル曲の候補に挙がっていました。でも、繰り返して聴いていくうちに、なんだかこれまでのイメージと続いている感じがして。そのあと『Don’t Call Me』を聴いたら、まったく違うタイプの曲で、カウンターアタックを食らったようなインパクトがあったんです。“新しく動きだす”という感じがよく表れていたので、タイトル曲にすることにしました」と答えた。これまでとは違う今回のコンセプトへの満足度を聞かれたオンユは「今回のスタイリングはとても気に入っています。いろいろなことを試してみたんですよ。ヘッドピースみたいなものを使ってみたりしてすごく楽しかったです」とにこり。ミンホも「『Ring Ding Dong』や『LUCIFER』の頃に戻った時のようにウィッグを使った長髪スタイルにしたり、MVでは赤いヘアカラーに挑戦したりもしています。ここまでやって大丈夫かなという気持ちもありましたが、いいものに仕上がったと思います」と満足そうな顔で答えていた。オンユ、キー、ミンホには、久しぶりの活動準備中の苦労について尋ねる質問も飛んだ。「僕はこの中で最後に除隊(昨年11月)したこともあり、慣れるのがちょっと大変でした。2か月ぐらいかかりましたね。なかなか鏡を見る機会がなかったので、ダンスの練習では鏡の前に立つ自分の姿を見られない感じがしました」とミンホ。オンユは、「僕もなかなか体がダンスに慣れませんでした。首から下が違う動きをしているような感じで。そんな僕をテミンとキーがたくさん助けてくれました。メンバーたちがいるだけで本当に心強かったです」と、チームの絆を再確認したようだった。最後に「今回のアルバム活動を通じて得たい成果は?」と聞かれた彼ら。「メンバーみんながベストを尽くして一生懸命準備したアルバムです。ステージでも全力をお見せしたいと思うので、期待していてください。(評価は)星5つを獲得したいです!」(テミン)、「僕たちはまだいますよ、健在ですよということをお見せしたいと思っています」(キー)と力強く答え、1時間の記者会見の幕を閉じた。これまでのSHINeeを超える、新たなSHINee。彼らの挑戦が再び始まった。記者会見を見て感じたのは、4人の変わらぬ絆と、完成したアルバムに対する自信だった。特にタイトル曲の「Don’t Call Me」に対する自負は、並々ならぬものがあった。会見で、テミンが「これまでも多くのターニングポイントがありました。R&Bスタイルの『Reply』や『Rind Ding Dong』がありましたし、『Sherlock』や『Everybody』のようなパフォーマンスで魅せる曲、EDMに重きを置いた『Good Evening』もありました。今回もそんなターニングポイントになる曲だと思います」と語っていたが、パフォーマンスやMVを見ると、その意味がはっきりとわかる。圧倒的な存在感とあくなきチャレンジャー精神。デビュー13年目のベテランにして、ここまで飛ばしまくり、尖りまくりの曲で攻めてくるとは! 楽曲、スタイリング、振り付け、ダンス力、表現力、そしてMV演出、全てにおいて、“これまでのSHINeeを超えてきた”と言ってもいいだろう。また、「Don’t Call Me」には、より進化した4人4色の強みがしっかりとアピールされている。ミンホのさらに強靭さと美しさを増した肉体とそこから生まれる重厚感、オンユの伸びやかな声と音域の広さ(特に後半のソロパートは圧巻)、キーの軽やかでテクニカルなダンスと振り切ったファッションセンス、そしてテミンの持ち味のしなやかで妖艶な動きとソロ活動で磨いた歌唱力。これまでも、それぞれが持つまったく違う強みを掛け合わせることで個々の力を上回るパワーを生み出してきたSHINeeだが、個々がよりグレードアップした今、そのパワーは“すごみ“となって私たちに押し寄せてくる。ちなみに、「Don’t Call Me」の振り付けには、17歳の在米韓国人振付師Bailey Sokが参加している。若い才能の風が吹き込んだのも、ベテランの域に達したSHINeeが今なお「新しい」と感じるゆえんだろう。記者会見の終盤、キーは「僕たちはまだいますよ、健在ですよということをお見せしたいと思っています」と話していた。だが、この存在感は“健在”という言葉では表現できないほどの圧倒的なものだ。2年半の空白期間を経て、その果てしない可能性と実力を改めて世界に見せつけたSHINee。4人の時計が、今再び動きだす。SHINee2008年5月に韓国でデビューし、音楽賞の最優秀新人賞を多数受賞。2011年6月22日に1stシングル『Replay-君は僕のeverything-』で日本デビューを果たし、海外アーティスト(ソロも含む)による「デビューから3作連続TOP3入り」という、シングルランキング発表開始以来初となる快挙を成し遂げた。唯一無二の存在感と圧倒的なパフォーマンスで瞬く間に人気を獲得。高い歌唱力と見る者を圧倒させるダンスパフォーマンス、ファッションセンスが話題を呼び、アジアのみならずヨーロッパや世界中に活躍の場を広げている。2018年、4年連続のドーム公演(4年連続東京ドーム公演、3年連続の京セラドーム大阪公演)を開催し、4公演で18万人を動員し、日本での全国ツアー通算120公演168万人動員を記録した。2021年、オンユ、キー、ミンホのメンバー3人の兵役後、初となる韓国での7枚目のフルアルバム『Don’t Call Me』を2月22日にリリース。SHINee 7th Full Album『Don’t Call Me』<Track List>01. Don’t Call Me02. Heart Attack03. Marry You04. CØDE05. I Really Want You06. Kiss Kiss07. Body Rhythm08. Attention09. 빈칸 (Kind)『Don’t Call Me』MV取材・文・酒井美絵子
2021年03月01日芸歴60年超、老いを感じながらも、新作舞台に挑む「最後の喜劇人」、伊東四朗(83)。演劇の世界に入ったのは、就活で全滅したことがきっかけの一つだったという。伊東四朗は昭和12(1937)年6月15日、東京市下谷区(現・東京都台東区)で生まれた。本名、伊藤輝男。5人きょうだい、下から2番目の三男坊だ。明治29年生まれの父・金三郎は昔気質の職人で“遊び人”。とはいえ、この“遊び人”の父が、伊東のエンタティナーとしての素地を作ってくれた。「歌舞伎は親父の影響かな。着流しで三味線を弾いて小唄を唸るし、小さいときから歌舞伎座にはよく連れていってもらいました」やがて戦火が激しくなり、戦争末期には母の実家のある静岡県掛川へ一家で疎開した。その掛川に、13歳年の離れた長兄が復員し、素人劇団を結成する。「兄に『子役がほしいから、おまえ出ろ』と言われて出たのが、あたしの初舞台。小学4年生でした」高校卒業後は就職希望だったが、強面が災いしたのか、就職試験は全滅だった。「筆記は通るんです。でも、面接で落とされる。完全コネのはずの会社まで落っこちた。よっぽど面接向きの顔じゃないのかなぁ」就職を諦めた伊東は、早稲田の学生だった次兄のコネで、大学生協でアルバイトを始めた。牛乳瓶の蓋を開ける仕事をしながら観劇ざんまいの日々を過ごす。浅草や新宿のストリップ劇場や歌舞伎にも通いつめた。戦後、軽演劇の小屋がなくなって、コメディアンは、ストリップ劇場のショーの合間で、芝居やコントを見せていた。由利徹、谷幹一、長門勇、渥美清など、錚々たるメンバーが出ていたという。「そりゃあ、面白かったですよ。通いつめているうちに、役者や劇場関係者に顔を覚えられてね」あるとき、劇場の窓ガラスがガラリと開いて、声をかけられた。「よう、寄っていけ!」喜劇役者・石井均(97年没)だ。58年、軽演劇一座「笑う仲間」を旗揚げした石井は、伊東を一座に誘った。時を同じくして、生協からも「正社員にならないか」といううれしい打診があったが、ついついフラッと芝居の世界へ。両親は賛成も反対も何もしなかった。「親父はこっちも見ずに『ふうん』って、それで終わり。でも、この『ふうん』は重かった。いろんなものが詰まっていて」こうして長い役者人生がスタートする。伊東、21歳のときだった。「『笑う仲間』は、間に合わなくて台本のない芝居がときおりあって。ほとんど即興劇ですよ。だから、舞台に出るタイミングや、理由をつけて引っ込む技術を無我夢中で学びました」24歳のとき、ともにキャバレー営業の仕事をしていた三波伸介(’82年没)と戸塚睦夫(’73年没)で、トリオを組むことになった。当初の名称は「ぐうたらトリオ」。結成の翌年、初代・林家三平(’80年没)のテレビ番組に出演し、そのつてで日劇の北原謙二ショーに誘われたことから、トリオでコントをすることになった。そのとき日劇側が考えた名前が「てんぷくトリオ」だ。てんぷくトリオは、そこで実力を認められ、その後も立て続けに、歌謡ショーに呼ばれるようになる。65年は飛躍の年だった。坂本九(’85年没)の番組で、初のレギュラーを獲得。伊東は28歳。名プロデューサー・井原高忠と出会ったのも、その番組だ。同年、伝説の音楽バラエティ『シャボン玉ホリデー』にも出演した。無口で頑固な父が、このとき初めて息子の仕事を認めてくれた。「『植木等と一緒に出るようになりゃ、てぇしたもんだ』ってね……」息子の成長を見届けて、父はその年、69歳で世を去った。「1日に二言、三言しか喋らない人でしたけど。あれが父の最大のほめ言葉だったんじゃないですか」てんぷくトリオは瞬く間に人気者になった。同時に、井原プロデューサーが、伊東個人を起用し始め、ソロでの活動もスタートする。69年にはNHK大河ドラマ『天と地と』に出演。伊東はシリアスな芝居の役者としても開花した。76年、小松政夫(’20年没)と組んだ『電線音頭』がブレーク。鞭をふるって登場する“ベンジャミン伊東”は、逆立てた頭髪にナマズひげ、キンキラキン衣装のアナーキーなキャラクターだ。「もう丸投げされたんでね。収録2週間前に、『電線軍団を作らせていただきます』ですよ。『なんなの、それ?』と聞かれても、言った本人が答えられない。苦し紛れにオンエアになったら、『ダリだ』『シュールだ』なんて言われたけど、とんでもない。『伊東の目はイッちゃってる』って心配されてね。恥ずかしくて、自分を隠したい一心でしたよ」やけくその企画など続かないと思ったが、7%だった平均視聴率は、あれよあれよと20%の大台に。ベンジャミン伊東が注目されればされるほど、ドラマは難しくなるという危惧もあったが……。「そのころ、『望郷日本最初の第九交響曲~板東俘虜収容所物語』という大真面目なドラマに呼ばれましてね。プロデューサーは、伊東本人とベンジャミンを別人格として見てくれていた。これはうれしかったですね。振り返ると、大真面目なドラマとはちゃめちゃとを同時進行でやるってことが、けっこうあった。あたしは出会いに恵まれました。プロデューサーの方々が、自分でも気づかない引出しを、いつも開けてくれました」その後のキャリアは輝かしいばかりだ。ドラマ、バラエティ、司会、CM……。映画でも、伊丹十三監督など、名匠に重宝がられ、高い評価を得ている。「あの市川崑監督も、てんぷくトリオのあたしを評価してくれた。誰が、何を見てるかわからない。これまで常に『どんな仕事も手抜きだけはすまい』と思ってきました。やるからには全力です」「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年03月01日自分らしく生きるとは?著書が話題の川原卓巳さんは好きなことで輝いてほしいと言います。迷いを消して自分の魅力に出合い直せる“川原メソッド”をご紹介。「好き・楽しい・やってみたい」に正直に、自分らしく生きる。あなたは、今の自分に満足していますか?「はい!」と即答できる人は、きっと多くはないはず。なんとなく自分の能力に自信が持てなかったり、目の前の仕事が「楽しくない」と感じていたり…程度の差こそあれ、人にはそれぞれ悩みがあるもの。でも、成功している誰かと自分を比べて、「どうせ私には魅力がないから…」と卑屈になっていてはダメ。「魅力は誰の中にも絶対にあります。ただ、あなたは今“自分らしく生きる”ことができていなくて、自信を失っているのかも。人と比べた外側の自分ではなく、内側にある“ありのままの自分”を解放することで人生はより豊かになります」そう話すのは、ビジネスプロデューサーの川原卓巳さん。実は川原さん、“こんまり(R)メソッド”で知られる片づけコンサルタント・近藤麻理恵さんの夫であり、“世界のKonMari”をプロデュースした陰の仕掛け人ともいえる方。「“自分らしく生きる”とは、『好き』『楽しい』『やってみたい』と思うことに正直になる、という生き方です。僕の妻である麻理恵さんも、自分が子どもの頃から偏愛していた“片づけ”に注目し、オリジナルな肩書で活動を続けたことで、今では世界で認められるまでになりました。彼女のように、自分の中に眠る才能を引き出すことができれば、誰でもありのままの姿で輝くことができるはず。『好き』『楽しい』『やってみたい』の対象は、どんなにニッチなことでもいいと思います。むしろ、それがあなたにとって唯一無二の“らしさ”となるからです」現在、妻の麻理恵さんと共にアメリカで暮らしている川原さん。海外に拠点を移し、日本の現状を客観的に見つめるようになった中で、“自分らしく生きること=Be Yourself”の大切さをより強く感じているのだそう。「良くも悪くも、日本人には正解を求める生き方が染みついていると感じます。人と違うことをするのが怖くて、周りに歩調を合わせているうちに、“自分らしさ”を見失ってしまう。にもかかわらず、今は個性を求められる時代になり、『自分には個性がない…』と勘違いしてしまう人が多いのかもしれません。だからこそ僕は今、このメッセージを伝えたいと思ったんです。決して『稼げないから』とか『親が求めていないから』『モテないから』といった理由では否定せずに、あなたが夢中になれることを見つめてみてください。心の内なる声はあなたの“天分”です。言語化できないけれどなぜだかどうしても好きなもの。それはあなたの強みです。好きなことを楽しめる毎日は、人生を明るくしてくれますよ」こんまりさんの成功を支えた“川原メソッド”。では実際、“ありのままの自分”で生きるには何をすればいいのか。川原さんが提案するのは5つのミッション。「(1)自分を知る、(2)自分を活かす、(3)自分を発信する、(4)環境を変える、(5)自分を磨くことです。1つめの“自分を知る”では、自分が興味を持っていることや得意なことを掘り起こし、自分という存在の本来の形を知ることが目標。2つめの“自分を活かす”は、自分の持っている能力を発揮できる場所を探すというもの。3つめの“自分を発信する”では、SNSなどのツールを使い、自分の存在を外にアピールします。そして“環境を変える”では、自分の活躍の場を求めてフィールドをチェンジ。その場所でさらに能力を磨き続けるのが5つめ、という流れです」この5つは、まさに麻理恵さんが世界で大成功を収める過程ともリンクしている。「小さい頃から片づけが大好きだった麻理恵さんは、“片づけコンサルタント”という肩書を自ら名乗り、自分の才能を活かす方法を見つけていきました。また、海外に活動拠点を移したことで、こんまり(R)メソッドの神髄でもある、“片づけを通して人生が前向きに変わっていく”という精神性が注目されたのも良かった。ありのままで輝くには、自分の才能がもっとも活かせる環境へ自ら赴くことも大切だといえるでしょう」KONMARI’S HISTORYMission 1:自分を知る片づけが好きだと気がつく。母親が購読していた主婦向けの雑誌を5歳から愛読し、小学生時代は整理整頓係を担当。中学生の時に本格的に片づけの研究を始める。Mission 2:自分を活かす片づけコンサルタントとして仕事を始める。大学在学中、19歳の時に片づけコンサルティング業務を開始し、独自の片づけ法「こんまり(R)メソッド」を編み出す。Mission 3:自分を発信する本を執筆。2010年に初めての著書『人生がときめく片づけの魔法』を出版。シリーズ累計1200万部を超える世界的大ベストセラーに。Mission 4:環境を変える拠点をアメリカに移す。2015年、アメリカのTIME誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出される。翌年には、夫の川原さんと共に移住。Mission 5:自分を磨くNetflixのオリジナル番組が世界で配信に。『KonMari~人生がときめく片づけの魔法~』が配信。テレビ番組のアカデミー賞といわれるエミー賞で2部門にノミネートされる。川原メソッドの5つのミッション。「自分らしく生きる」ための5つのミッションとは具体的にどういうこと?その全体像を知るために、自分をパズルのピースになぞらえて、イメージを掴んでみよう。Mission 1:自分を知る人は、ひとりひとりが形の違うパズルのピースのようなもの。まずは、あなたが好きなことや挑戦したいこと、苦手なことを掘り起こし、自分というピースの形を知る。凸凹があって当たり前。それをありのまま受け入れて。Mission 2:自分を活かす自分のピースの形がわかったら、それが最終的にどの部分にはまるかを考える必要が。そのためにはパズルの完成図(=世の中)を知ることも大事。本を読んで知識を得ながら、自分の能力が活かせそうな分野や業界を模索して。Mission 3:自分を発信する目的地のアタリがついたところで、いよいよ外に向けて発信。周囲に自分の存在をアピールすることで、似た形のピースに出合えたり、「あなたのピースの形なら、あそこで求められているよ」と情報が自然と集まるようになる。Mission 4:環境を変える発信して仕入れた情報を元に、さらなるアクションを起こす段階。今まで自分がいた場所を「居心地が悪い」と感じているなら、自分というピースがぴったりはまりそうな場所に移動。そこからどんどん価値が生まれ始める!Mission 5:自分を磨くあなたにとって最適な環境に移動できたら、あとはいつでもベストパフォーマンスを出せる状態に自分を磨き続けるだけ。得意なことや、好きなことが活かせていれば、努力も苦にはならないはず。川原卓巳さんビジネスプロデューサー。妻は片づけコンサルタントの近藤麻理恵さん。Netflixのオリジナル番組『KonMari~人生がときめく片づけの魔法~』のエグゼクティブプロデューサーも務める。近藤麻理恵さんと2人3脚で成功した軌跡を辿りながら、自分らしさの活かし方を語る。『Be Yourself自分らしく輝いて人生を変える教科書』川原卓巳著(ダイヤモンド社)※『anan』2021年2月24日号より。取材、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2021年02月18日ジョーダン・ピール監督の最新作(タイトル未定)で、キキ・パーマーが主演を務めることが決定した。ダニエル・カルーヤも、主演キャストとして出演交渉中だという。「The Hollywood Reporter」が報じた。今作に関しては、ジャンルがピール監督の得意な「ホラー」であること以外、詳細は全く明らかになっていない。ピール監督は脚本と製作も担当する。ユニバーサル・ピクチャーズと5年間の独占契約を結んでいる、ピール監督の製作会社「Monkeypaw Productions」もプロデュースを行う。キキは、12歳のときに主演した2006年の『ドリームズ・カム・トゥルー』で大ブレイクしたのち、俳優、シンガーソングライター、プロデューサー、テレビ番組の司会とマルチエンターテイナーとして活躍してきた。最近ではジェニファー・ロペス主演の『ハスラーズ』に出演。ダニエルは、ピール監督作の『ゲット・アウト』に主演し2018年のアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた。今作での再タッグに期待が高まる。ツイッターでは、2人の起用に「最高のチョイス。たとえどんな役だとしても」「すでにすばらしい映画だ」「めちゃくちゃ楽しみ」「みんなが喜んでいるね」など、興奮の声が多数寄せられている。今作は2022年7月22日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2021年02月17日2021年2月9日の政府官報は、紺綬褒章(こんじゅほうしょう)の受章者を公表。政府は紺綬褒章について、「公益のため多額の私財を寄附したので、2021年1月30日、紺綬褒章を授かった者」と説明しています。官報には歌手の浜崎あゆみさんや、タレントの中居正広さん、香取慎吾さん、音楽グループ『AAA』の西島隆弘さんなどが受賞者として掲載されました。浜崎さんや西島さんは、2020年に新型コロナウイルス感染症の治療を行っていることで知られる国立国際医療研究センターに1千万円を寄付しています。浜崎と西島は昨年4月に国立国際医療研究センターにそれぞれ1000万円を寄付したことをSNSで報告していた。サンケイスポーツーより引用浜崎あゆみ、官報に掲載された本名が話題に浜崎さんが紺綬褒章を受章したことで話題となったのが、本名について。官報には、『浜崎あゆみ』ではなく『浜崎歩』という本名で掲載されていたのです。浜崎さんの本名を知らなかった人たちからは驚きの声が上がりました。・『浜崎歩』が本名なんですね!知らなかった。なんだか親近感が湧きました。・芸名とほとんど一緒なんですね。それにしても多額の寄付か。素晴らしい。・あゆの本名を「知らなかった」っていう人が、結構多くてびっくり。昔、テレビ番組などで紹介されていた気がします。・もっと別の名前かと勝手に思ってた!ちょっと意外かも。浜崎さんの本名が話題になったことで、より多くの人に知れ渡った紺綬褒章のニュース。紺綬褒章を受賞した人たちほど、多額の寄付を行うことは難しいことですが、自分のできる範囲や可能な方法で、助け合いの手を差し伸べたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月11日兄の連れてきた婚約者は…
妻は看病してもらえないのが普通ですか?
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