能登半島地震から約一か月半が経ちました。これを機に、あらためて防災対策や備蓄を見直しているという方も多いのではないでしょうか。30年以内には首都直下型の地震が発生する確率が70%(※1)ともいわれています。ママやパパはもちろん、子どももいっしょに防災について考えていくことが大切です。※1:「文部科学省地震調査研究推進本部地震調査委員会」より家族みんなで気軽に参加!防災啓発イベント2月17日(土)から首都圏9施設で開催される「第11回 &EARTH 災害に負けない知識を学ぼう! ~防災スタンプラリー~」は、三井不動産グループが行政や消防・NPOなどと連携しておこなう防災啓蒙イベント。クイズやワークショップ、さまざまな自治体のプログラムをつうじて、楽しみながら実践的な知識が身につくので、家族みんなで防災意識を高めたいという方にぴったりです。イベント会場は、首都圏各地の三井ショッピングパーク ららぽーとおよびラゾーナ川崎プラザ。参加者は会場内でスタンプラリーシートを受け取り、下記の防災ワークショップや各プログラムにチャレンジします。チャレンジするともらえるスタンプを一定数集めることができれば、防災知識とともに景品を獲得することができます。スタンプラリーなら子どもも飽きずに楽しめそうですよね。防災ワークショップ・行政のプログラム★おみくじみたいなアンケート「アみくじ」ふだん何気なく自分がしている行動が実は災害時に役立つことを「占い」を通じて、防災レジリエンスを考える気づきやきっかけを提供します。★きけんはっけん台風や大雨が迫ってきた際、よく取りがちな行動が実は自分の身を危険に近づけているかもしれないことを学ぶことで、防災イマジネーション力向上に役立ちます。★なまずの学校発災時に直面する様々な課題を紙芝居を通じて伝え、その課題をクリアするために「身近なアイテム」を「どのように使えば」解決できるか、考えるプログラム。身近なアイテムが防災グッズになり得ることを学びます。★ぼうさい NURIE※2/25(日)の三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉でのみ実施「地震が来たらどうするか」、「何を自分の防災リュックにいれるのか」をえながら、ぬりえを通して「いのちを守る」ことを学ぶプログラムを「わたす日本橋」が実施します。「わたす日本橋」は東日本大震災の後、三井不動産が日本橋に開所した東北の情報発信・交流のための常設拠点で、防災啓もう、環境啓発にも取り組んでいます。そのほか、ミニ消防車に乗車して撮影体験ができたり、AEDの使い方を消防士がレクチャーしてくれるなど、各会場ごとに異なるプログラムがあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。<各会場スケジュールと内容>◆2/17(土) 三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ川崎市主催の防災イベント「備えるフェスタ 2023」と同時開催!川崎市主催の「備えるフェスタ」と同時開催。ルーファ広場と駐車場を会場として、行政と事業者が連携した、備えないけど備えちゃう「フェーズフリー防災」を提案。◆2/17(土) 三井ショッピングパーク ららぽーと富士見ペット防災・防火衣着装体験・家具転倒防止ワークショップ埼玉県からの協力を得て、家具転倒防止ワークショップを実施予定。地域団体によるペット防災の啓発。地元消防はこども防火衣の着装体験を実施。◆2/18(日) 三井ショッピングパーク ららぽーと横浜よこはま防災 e-park・ミニ消防車・こども防火衣装着装体験都筑区役所と都筑消防署が連携して「よこはま防災 e-park」のクイズコンテンツを実施。ほかにもミニ消防車に乗車して撮影体験ができるかも?◆2/18(日) 三井ショッピングパーク ららぽーと立川立飛レーザー消火器・バーチャル防災体験・起震車体験立川消防署の協力により「AR ゴーグル」「レーザー消火器」が体験できます。屋外会場では起震車の乗車体験も!◆2/23(金・祝) 三井ショッピングパーク ららぽーと湘南平塚応急手当体験・防災クイズ・AED の使い方地元ボランティア団体よる身近なものを使った応急手当体験を実施。イザというとき役立つAED の使い方も本物の消防士がレクチャーします。◆2/25(日) 三井ショッピングパーク ららぽーと海老名扇町防災フェスと同時開催!多種多様な防災コンテンツ目白押し起震車による地震体験、煙体験ハウスによる煙体験、水消火器による消火器操作体験及び消防本部と地元消防団による消防車両等の展示を実施します。◆2/25(日) 三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉防災紙芝居・備蓄品の体験&配布・AED 体験(心肺蘇生法体験)様々な場面で起こる災害にどのように対応すべきか、紙芝居形式のゲームにより楽しく学びます。また在宅避難などで必要な防災グッズの紹介や消防の協力で AED 体験を提供します。◆3/2(土) 三井ショッピングパーク ららぽーと TOKYO-BAYAED 体験・VR 体験・防災備蓄品の展示、配布・消防車展示必ず知っておきたい AED の使い方を地元消防団が実施。地震による津波や豪雨による浸水などを疑似体験できる VR 防災体験や在宅避難に必要な防災備蓄品の展示・配布などもあります。屋外では消防車の展示も実施します。◆3/3(日) 三井ショッピングパーク ららぽーと新三郷初期消火体験・AED 体験地元消防団による AED の体験が行われます。是非ご参加ください。屋外スカイガーデン1F みどりの広場前では、地域の自主防災組織有志による水消火器訓練も実施予定です。企画協力は、NPO 法人プラス・アーツ。阪神・淡路大震災を教訓として、災害時に本当に必要な知識を身に付けられるよう、お子さまでも楽しく気軽に学ぶことができる新しい防災訓練「イザ!カエルキャラバン!」を企画し、全国各地で防災知識の啓蒙に取り組んでいる団体です。ショッピングモールでの開催なのでお買いものついでに気軽に参加できるのもいいですよね。参加費も無料です。もしものときに慌てる前に、ぜひご家族揃って参加してみてはいかがでしょうか。お問い合わせ:三井不動産株式会社 広報部 TEL 03-3246-3155
2024年02月16日2011年3月11日に発生した、東日本大震災。大きな地震や津波で多くの人の命が奪われた大災害は、今もなお、人々の記憶に深く刻み込まれています。東日本大震災から、12年が経過した、2023年3月11日。地震が発生した14時46分には、各地で黙祷が捧げられました。戦後最大といわれるほどの自然災害の傷跡は深く、産経ニュースによると、同日現在、全国で約3万1千人が避難生活を送っているとのことです。『東北魂義援金』がトイレットペーパーを気仙沼市に寄贈お笑いコンビ『サンドウィッチマン』の伊達みきおさん、富澤たけしさんが開設したことで知られる『東北魂義援金』。2人は宮城県仙台市出身で知られ、東日本大震災から5日後の2011年3月16日、東日本大震災の被災者支援を目的に『東北魂義援金』を開設しました。『サンドウィッチマン』が所属する芸能プロダクション『GRAPE COMPANY』のウェブサイトによると、2022年には、気仙沼市役所の提案で、移動設置型トイレ『トイレトレーラー』を寄贈。2023年3月9日には、トイレトレーラーでの使用を中心とした、トイレットぺーパーを7200個を気仙沼市に寄贈することを発表しました。このたび本格稼働に合わせて、JPホームサプライ株式会社(東京都中央区)より一般社団法人東北魂を通じて「トイレトレーラー」での使用を中心としてトイレットぺーパーを7,200個を気仙沼市に寄贈させていただくことになりました。こちらはトイレトレーラーでの使用のほか、気仙沼市の防災物資集積配送基地に保管し、災害備蓄などに使用していただく予定です。GRAPE COMPANYーより引用加えて『東北魂防災備蓄ゼリー6個セット』が、気仙沼市に500セット、宮城県に600セット寄贈されるそうです。一連のニュースに、ネット上では「『サンドウィッチマン』の2人は本当にすごい」「ありがとう」など感謝の言葉が上がっていました。避難生活を送る人たちが1日でも早く、もとの生活に戻れることを願うばかりです。[文・構成/grape編集部]
2023年03月11日日本時間2023年2月6日、トルコ南東部を震源としたマグニチュード7.8の地震が発生しました。甚大な被害を受け、多くの人が亡くなり、命が助かっても家が崩壊し暮らす場所を失った被災者が多くいます。この地震で多くの建物が崩壊し、がれきが散乱した街では、救助が難航。日本からは2回に分けて救援チームが派遣されました。第1陣は18名、第2陣は55名と救助犬4頭が派遣され、現地で活動。トルコの大地震に日本政府が決断被災者救助の派遣に「敬意を表します」の声同月11日には、トルコのチームが崩壊現場から130時間ぶりに女児を救出。その後日本チームの医療班が診察をし、無事を確認しました。同月25日に更新された、独立行政法人国際協力機構のTwitterアカウントは、国際緊急援助隊・救助チームが帰国したことを報告。駐日トルコ大使らと多くの拍手に迎え入れられ、花束を渡されました。地震発生直後からトルコに派遣され、救助活動を続けてきた日本の国際緊急援助隊・救助チームが無事日本に帰国しました。到着を出迎えた駐日トルコ大使より「地理的に遠い日本から発災直後に駆けつけてくれたチームの活動は、トルコ国民の胸にしっかりと刻まれた」と感謝のお言葉を頂きました。 pic.twitter.com/BdOD8TmUH8 — JICA PR (@jica_direct) February 15, 2023 『日本とトルコの絆』『ありがとう』と書かれた紙を持って、チームの帰国を待っていた駐日トルコ大使ら。トルコ大使館も「トルコは、この困難な時の日本のみなさんのご支援を記憶と心に刻み、忘れることはありません」とツイートしました。トルコで被災地域で活動された日本の緊急援助隊の一部は本日帰国され、隊員の皆さんを日本に滞在するトルコの人々と一緒に空港でお迎えしました。トルコは、この困難な時の日本の皆さんのご支援を記憶と心に刻み、忘れることはありません。 pic.twitter.com/yRIF3pLSuj — トルコ大使館 T.C. Tokyo Büyükelçiliği (@TorukoInNihon) February 15, 2023 現地で活動したチームには、さまざまな労いの言葉が寄せられていました。・日本の誇りです。お疲れさまでした。ゆっくり休んでください。・体力だけでなく、心も疲れたことでしょう。ありがとうございました。・日本のヒーロー!無事に帰国できてよかった。また、トルコ語で「ありがとうございました」「ありがとう、日本」といった声も上がっています。被害を受けた人たちの日常が、1日でも早く戻ることを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2023年02月17日現地時間2023年2月6日4時17分頃、トルコ南東部を震源とした、マグニチュード7.8の地震が発生。死者は、トルコと隣国のシリア両国で計3千700人以上、負傷者は計1万6千人以上と発表されており、今後さらに増える見込みです。イギリスやギリシャなど各国が救助要員を送るなか、日本政府もトルコ政府の要請を受け、人道支援のため国際緊急援助隊・救助チームの派遣を決定しました。同日の夜、第1陣となる18名が現地に向かって出発しています。2月6日(月)日本時間午前にトルコでM7.8の地震が発生し、多数の死傷者が出ています。トルコ政府からの支援要請に基づき、国際緊急援助隊救助チームの第一陣18名が現地に向かって出発。高い捜索・救助技術を活かし、現地で支援を待つ被災者の救助活動にあたります。 pic.twitter.com/TgY1M6BTJI — JICA PR (@jica_direct) February 6, 2023 危険を伴いながらも、救助のため現地に向かう人々に対し、ネット上では称賛や応援の声が上がっています。・1人でも多くの命が助かりますように…。無事を祈ります。・救助は時間との勝負。チームのみなさま、どうかお願いいたします。・現地に行けない私たちは、緊急支援の募金くらいしかできません。派遣された隊員に敬意を表します。・トルコの被害に衝撃を受けました。余震もあると思うので、どうかお気を付けて。また、発表を受け、トルコ在住の人々からは感謝の言葉も寄せられています。「傷付いた人々を助けたい」という切なる想いは、国境を越えるもの。数多くの震災を経験し、各国から支援を受けたこともある日本だからこそ、できることもあるでしょう。震災による、これ以上の被害が止められることを心より祈ります。[文・構成/grape編集部]
2023年02月07日震災後の福島県楢葉町・実在する障がい者施設をモデルにした舞台『なくなるカタチとなくならないキモチ』10月下北沢・横浜・大阪3都市公演!!南野陽子主演の舞台が下北沢駅前劇場で南野陽子が、震災と障がいをテーマにした作品に主演。クラウドファンディングは2日で1000%を達成!80年代にはトップアイドルとして一世を風靡し、女優としては日本アカデミー賞主演女優賞も受賞している南野陽子。その南野陽子主演の舞台『なくなるカタチとなくならないキモチ』を、障がい者に寄り添う舞台を作り続けてきた「横浜桜座」(一般社団法人グランツ)が上演します。初日は10月7日、下北沢・駅前劇場にて。その後、横浜(ラポールシアター)、大阪(インディペンデントシアター2nd)と3都市での上演を予定しています。この作品は、・物語が震災後の福島県楢葉町にある実在の障がい者施設「ふたばの里」をモデルにしていること・スーパーアイドルで大女優の南野陽子が下北沢駅前劇場のような100人規模の小劇場の舞台に立つこと・横浜桜座という、プロの俳優と障がいのある俳優が一緒に舞台を創る劇団の作品であること・脚本・大西弘記(TOKYOハンバーグ)演出・磯村純(劇団青年座)という実力派の描くエンターテインメント作品であること・クラウドファンディングが2日で1000%達成という快挙を成しとげ、今も継続中であることなどが大きな話題を呼んでいる作品です。また、この作品には、「エンターテインメントを通じて障がい者への理解を深めてもらいたい」「舞台に足を運べない人にも舞台の感動を届けたい」「それらを通じて、演劇をもっとバリアフリーにしたい」といった目的もあります。ひとりでも多くの方に、この作品のことが届くよう願っています。障がいがある方に寄り添う舞台を作り続ける「横浜桜座」横浜桜座は2013年より、プロの俳優と障がいのある俳優が一緒になって、障がいのある方に寄り添う舞台を創りあげてきた劇団です。その運営をする一般社団法人グランツの代表理事飯田浩志は、数年前、障がい者のある方がスポーツで自己表現をする姿を見て大きく心を揺さぶられたという経験が忘れられないと言います。日々自分の命と向き合いながら、己の人生をかけて信じた道を純粋に突き進む人々の姿を目の当たりにし、舞台芸術の世界でも、障がいのある方が輝く場所を創りたいと思うようになり創設したのが、劇団『横浜桜座』です。一般社団法人グランツ : あらすじ2011年3月11日。未曾有の被害となった東日本大地震。そして福島第一原子力発電所の事故により避難を余儀なくされた人たちの中に、障がいのある人たちも、もちろん故郷に追われていました。それから数年がたち、福島県楢葉町が避難解除になり、障がい者施設で働いていた早見千絵は真っ先に施設に戻り、障がいのある人たちが帰ってくる場所を用意していました。2015年9月。そんな彼女をジャーナリストの甲本郷道が取材に訪れる事からこの物語は始まります。主役の早見千絵を演じるのは南野陽子さん。震災前後の福島の障がいのある家族とそのコミュニティの物語を、TOKYOハンバーグの大西弘記が書き下ろし、青年座の磯村純がハートウォーミングに料理します。南野陽子さんと「横浜桜座」との出会い南野陽子さんと横浜桜座の出会いは2021年3月。第3回横浜桜座プロデュース公演を南野さんが観に来てくださったのがきっかけです。「なくなるカタチとなくならないキモチ」は、福島の福祉作業所を舞台に、震災・原発事故を通じて障がい者がどのような環境の中を生き抜いてきたのかを描いた作品です。モデルとなった障がい者施設『ふたばの里』を立ち上げた早川千枝子さんのところに通い取材を重ねるうちに、南野さんにこの舞台に出演していただけないだろうか…という想いが大きくなっていきました。もともと様々なボランティア活動などもされている南野さんに「一緒にこの舞台を創っていただけないか?」とオファーをしたところ、「ぜひやってみたい」と快諾していただけました。南野陽子さんと横浜桜座全ての人にエールを!!「なくなるカタチとなくならないキモチ」制作のために、福島県楢葉町にある障がい者施設「ふたばの里」に何度も足を運んで取材を重ねました。そこで見聞きした話はあまりにも衝撃的で、震災についてや原発事故について、少しでも勉強して、気持ちはそこで暮らしていた方に寄り添っていたつもりでいても、これまで公に語られていなかった事実や、そこで暮らす当事者でしか分かり得ないことがたくさんあるのだと、改めて思い知らされました。そしてこの物語の主人公を、普段から福祉に目を向けていらっしゃる南野陽子さんが演じてくださることに大きな意義を感じます。小劇場の、手が届きそうなくらい近い距離となる舞台での南野さんの演技をぜひ観ていただきたいと思います。お客様がチケットを買った瞬間から、舞台を観に行く事にワクワクが止まらない。そして観劇後はそれまで見ていた景色が少しだけ違って見える。そんな素敵な体験となるよう舞台を創ってまいります。さまざまな思いで日々を過ごしているすべての人に、今回の舞台を通して、エールを送りたい。そんな想いを今回の舞台に込めました。▼今回の公演のモデルとなった障害者施設「ふたばの里」と早川さんの記事NHK 福祉情報サイト「ハートネット」より【特集】東日本大震災 原発被災地は今(2)障害者が安心して戻れる場所を作りたい - 記事 | NHK ハートネット : 【特集】消えない不安原発事故10年・置き去りのままの障害者 - 記事 | NHK ハートネット : クラウドファンディングに挑戦中!物理的な配慮だけじゃない、 心のバリアフリーも目指した演劇を実現したい。横浜桜座の公演は、上演の際に音声ガイドや字幕などを用意し、どんな障がいのある方でも観劇ができる「バリアフリー演劇」を実現しています。一般的な舞台にかかる経費に加え、音声ガイドや字幕制作の費用も必要となります。 そして、劇場で生の演劇を見たくても見ることのできない障がい者の方もたくさんいらっしゃいます。今回の公演では本公演を収録した『DVD』、出演者を身近に感じられるコメントや稽古の様子、スタッフの作品への想いなどを掲載した『パンフレット』を制作し、「演劇に興味のある障がい者の方たちへ、ひとりでも多く届けたい。」「障がい者や福島の現状を、少しでも多く知ってもらいたい」という想いからクラウドファンディングにチャレンジ中です。パンフレットやDVDだけでなく、障がい者施設「ふたばの里」を支援できるリターンもご用意しています。ぜひ応援をお願いいたします。▼クラウドファンディングの応援はこちらから!!プロの役者と障がい者とで創る「障がいのある人に寄り添う演劇」を多くの人に届けたい : 第4回横浜桜座プロデュース公演情報『なくなるカタチとなくならないキモチ』公演メインビジュアル劇作:大西弘記(TOKYOハンバーグ)演出:磯村純(劇団青年座)■出演■南野陽子白幡大介(文化座)館野元彦(銅鑼)甲津拓平(流山児★事務所)井上夏葉(青年座)萬谷真之北澤小枝子(HANATOMO 演仕屋)三浦拓真(青年座)笠井幽夏子末次由樹仙名翔一中川涼香(文学座)飯田浩志(グランツ)藤夏子(青年座)千葉昇司高後楓(東京・横浜公演)横浜桜座(東京・横浜公演)南保大樹(東演)■スタッフ音楽/印南俊太朗舞台美術/根来美咲照明/鷲崎淳一郎(ライティングユニオン)音響/坂口野花(TEO)舞台監督/赤坂有紀子演出助手/中花子衣装/高木渚鑑賞サポート/舞台ナビLANP字幕製作/字幕サークル『まじっく』(横浜公演)宣伝美術/徳永健(クラウドボックス)宣伝写真/たかはしじゅんいち宣伝メイク/得字マキ宣伝スタイリスト/千葉良(オーガスト・インターナショナル)制作協力/株式会社星企画制作統括/加藤昌史プロデューサー/飯田浩志共催/社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団(横浜公演)製作/一般社団法人グランツ■チケット【発売中】前売り当日共 一般 6,000 円(税込)障がい割3,000円(横浜公演のみ・介助者1名まで同額)ユース割3,000円(20歳以下・来場時身分証持参)■グランツ受付全てのチケットのご予約承ります‼️メール ticket.sakuraza@gmail.com 電話 050-3628-3018■イープラス一般チケットのみ 公演スケジュール■東京公演下北沢駅前劇場10月7日(金)19時8日(土)14時19時9日(日)14時10日(祝)14時11日(火)休演日12日(水)14時19時13日(木)14時14日(金)14時◇15日(土)14時◇19時16日(日)14時※日時指定・全席指定席 受付は開演の 60 分前、開場は 30 分前)※全公演 車椅子席あり 耳の不自由な方でご希望の方には台本貸与◇マークの回は音声ガイドあり(利用は無料。目の不自由な方向け。他の方でも利用可)【アクセスマップ】 ■横浜公演横浜ラポールラポールシアター10月18日(火)18時19日(水)13時※日時指定・全席指定席 受付は開演の60分前、開場は 30分前※全公演 車椅子席あり※全公演字幕・音声ガイドあり(利用は無料)【アクセスマップ】 ■大阪公演インディペンデントシアター210月21日(金)19時22日(土)14時◇19時23日(日)13時※日時指定・全席指定席 受付は開演の60分前、開場は 30分前※全公演 車椅子席あり※耳の不自由な方でご希望の方には台本貸与◇マークの回は音声ガイドあり(利用は無料。目の不自由な方向け。他の方でも利用可【アクセスマップ】 ▼公演公式ホームページ第4回横浜桜座プロデュース公演|なくなるカタチとなくならないキモチ|一般社団法人グランツ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月17日2011年3月11日に起きた東日本大震災による衝撃は人間だけでなく、動物たちをも襲った。福島第一原発の付近の住民は、着の身着のまま、震災翌日から避難所を転々とする生活に一変し、多くのペットたちがやむなく後に残された。一方、ペットを救済するボランティアたちは、避難区域の動物たちの保護に努める。その中で見つかった人懐っこい一頭の犬の余命が一か月と診断され……。そんなひとつの実話からアニメ映画『とんがり頭のごん太 -2つの名前を生きた福島被災犬の物語-』が生まれた。フジテレビ系『踊る大走査線』やテレビ朝日系『科捜研の女』など、俳優として活躍中の斉藤曉さん(68)は、福島県郡山市出身。ごん太の飼い主である富田清さんの声優を担当した。斉藤さんに心境を聞いてみた。震災当時、故郷福島のために何かしたい気持ちがありつつ、何もできなかったと斉藤さんは振り返る。「震災時、私は都内にいました。尋常じゃない揺れに驚きました。その後、テレビで流れる津波や福島第一の原発事故の映像をまったく信じられない思いで見ていましたが、郡山の老人ホームに入っていたおふくろに電話がつながらなくて、ずいぶん心配しました。震災直後に福島から私の近所にある体育館に逃れて来た方もたくさんいらして、私に何かできることはないかと思って足を運んだのですが、目の前で泣いているおばあさんや、茫然としている女性を見ていて、僕にできることなんて、何もないんです。あの時の無力感といったら……」福島県は津波による被害だけでなく、放射能による被害も甚大だった。さまざまな問題が膨らんでいく故郷を見ながら、何もできないもどかしさを斉藤さんは、以来感じていたのだという。それから10年が経ち、『とんがり頭のごん太』の声優の依頼が入った。原発事故で避難した富田一家が、愛犬「ごん太」を連れていけず、離れ離れになってしまう。ペットを救済するボランティアの女性、吉野由紀がごん太を見つけるのだが、健康診断の時にごん太の余命が短いことがわかる。由紀は必至に飼い主を探し、ごん太は奇跡の再会を果たす、というストーリーで、動物の純粋さや混乱の中、運命を惑わされた人たちの物語が描かれている。「こんなことが本当にあったんだと驚きながらも、犬のごん太から勇気をもらえる筋書きになっています。『全編福島弁でやってください』と言われたのもとても嬉しかったです。肩の力を抜いてのびのびと楽しく仕事をさせていただけて、僕にとってはまたとない機会でした」この作品にかかわれたことで、10年経ってようやく故郷福島のために何かができた気がしているのだという。「“普通の生活”の大切さを実感しますよね。この作品は実話にアレンジを加えてアニメにしていますが、ある意味で記録だと思います。みなさんの苦労を初めて知ることができました。日本だけでなく、世界中の人にも見てもらいたいと思っています」『とんがり頭のごん太 -2つの名前を生きた福島被災犬の物語-』は5月28日からフォーラム福島で先行上映が始まり、6月3日~9日ヒューマントラスト渋谷などで劇場公開が予定されている。原案本『福島余命1カ月の被災地犬 とんがりあたまのごん太』(光文社)が発売中。(取材・文:田中響子)
2022年05月25日2011年3月11日に起きた『東日本大震災』。多くの尊い命が奪われ、各地に甚大な被害をもたらしました。震災から11年が経った、2022年3月11日に、有働由美子アナウンサーがInstagramを更新。有働アナウンサーといえば、Instagramで『うどばあちゃん』という独自のキャラクターを使い、さまざまな情報を発信しています。緊急事態宣言の一部解除に有働由美子アナ「違いが出る時には…」続く言葉に、絶賛の声有働アナウンサーは、岩手県の鵜住居(うのすまい)町にある民宿を訪れたことを明かしました。震災時の津波で娘さんを亡くした、前川さんという被災者が営む民宿で、おいしい魚をたくさん食べてきたという有働さん。そこで、被災者と交わした会話を振り返りました。 この投稿をInstagramで見る 有働由美子(@udoyumiko)がシェアした投稿 その鵜住居で、今日青色と黄色の風船があがる。「ウクライナの人たちを励ましてぇ」という想いだ。前川さんがいうんだ。おらたちは人間の手でどうにもなんねぇ津波で亡くしちまったのに。11年経ってもさ、こんなに悔しくてつれぇのに、ウクライナの人たちの気持ち考えっと、かわいそうでなんねえ。すごく心が痛む、って。できることはなんでもしてあげてぇって。udoyumikoーより引用有働アナウンサーが訪れた鵜住居町では、3月11日に青色と黄色の風船が上がったのだそうです。黄色と青色といえば、ウクライナの国旗。同月12日現在、ロシアから侵攻を受けているウクライナの情勢が、連日のように報道されています。有働アナウンサーは、訪れた被災地で、多くの犠牲者のことを想って心を痛める被災者の姿を目の当たりにしたのです。動画とともに、有働アナウンサーは「傷みを知っている人たちが、誰より一番、今痛んでいる人たちを想っている。それを感じた11年目の現地でした」と、つづっています。【ネットの声】・うどばあちゃんの声を聞いたら、涙が止まらなくなった。・被災地の人が、ウクライナを想う気持ちに感動した。想いが届いてほしい。・有働さん、ありがとうございます。1日でも早く世界に平和が戻りますように。・震災から11年が経っても、まだ痛みは消えません。今はニュースを見るたびに、心が締め付けられます。災害や戦争は、私たちの日常や大切なものを奪い去ります。痛ましい現状から目を背けず、「自分たちに今できることは何か」を考えさせられますね。[文・構成/grape編集部]
2022年03月12日子育てが始まったことで、食の大切さについて改めて考え始めた人は多いかもしれません。安心・安全を考えながら、家族の心と体を支えたい。けれど、子育ては想像以上に時間との戦いでもあります。できれば手軽に、手間をかけずに、そう思うのは自然なことです。今回お話を伺ったのは、長女の誕生をきっかけに安心・安全な食材宅配「生活クラブ」を始めたという山形ゆりかさんです。山形ゆりかさん 長女(9歳)、次女(8歳)、三女(生後3ヶ月)と夫、4匹の猫と暮らす。子どものためのものづくりブランド「サリークシー」としてぬいぐるみや服飾小物などを手がける作家活動も。 インスタグラム: @sariikusii 山形さんの長女が10歳を迎える今年は、生活クラブ歴もちょうど10年。子育ての歩みとともにある生活クラブが、今や家族にとって欠かせない存在となっています。子育てに二人三脚で寄り添ってきた生活クラブの魅力をたっぷり教えていただきました。初めての妊娠と東日本大震災が、生活クラブへの第一歩山形さんが生活クラブと出会ったのは、長女の誕生と東日本大震災がきっかけでした。「震災当時、長女は生後一か月と産まれてまだ間もない頃。私たちに大きな被害はありませんでしたが、それでも食材の安全性についてあちこちで意見が交わされていた時期です。それに出産後、子どもと接することで “体って食べ物でできているんだ” と感じるようになりました。やっぱり信頼できる食材を家族に食べてもらいたいと、生活クラブの加入を決めました」(山形さん)いくつかの食材宅配を比較して選んだのが生活クラブ。最初のころは、ほかの生協と同時利用していたそうですが、次第に生活クラブ一本に絞ることに。決め手となったのはこだわりの消費材(※)、そして細やかな放射能検査と添加物や遺伝子組み換えなどへの配慮でした。※生活クラブでは、取り扱う品物を「商品」ではなく、使う人の立場にたった材であるという思いを込めて「消費材」と呼んでいます調味料のほとんどは生活クラブで。「調味料のおいしさは、生活クラブを続けている理由のひとつ。手頃な値段なのに素材はもちろん、製法にもこだわってつくられているので安心です」「生活クラブの消費材は、豚肉や調味料をはじめ『ここでしか買えない』というものが多いですよね。当時、小さな子どもを育てるうえで敏感になっていた放射能検査も、きちんと数字で見える検査結果があるおかげで、やみくもに買い控えたり必要以上に怖がったりすることなく、正しく知ることができました」(山形さん)放射能や遺伝子組み換え問題、トレーサビリティの考え。山形さんの口からは、食への関心の高さがうかがえるキーワードが次々に飛び出します。とても詳しいことに驚いていたら、こんな言葉がかえってきました。「とんでもない! もともと夫婦2人暮らしのころは、安さや手軽さばかりを重視していました。遺伝子組み換えの問題や、牛や豚の餌にまでさかのぼって意識するなんて、考えたこともなかったんです。すべて、生活クラブのカタログや会報などのおかげ。『そこまで考えるべきだったのか!』と知ることも多く、生活クラブに教え、育ててもらったようなものです」(山形さん)三女の妊娠とコロナ禍の一年昨年12月、山形家には3人目の女の子が仲間入りしました。しかし、その妊娠・出産は、まさにコロナ禍との共存でもあったといいます。「買い物に行くのも怖かったので、自宅にいながら子どもや妊婦も安心して食べられる食材を届けてもらえることが、とてもありがたかったです」(山形さん) 「それに、3人目だからと動き回っていたら、妊娠中に絶対安静を言い渡されてしまい…、自宅で完全に寝たきりの時期もありましたが、上の子どもたちが自分でレンジにかけて食べられるレトルト品などにもたくさんお世話になりました。生活クラブの消費材ならおいしいうえに安心して食べてもらえます。栄養面でも、罪悪感を覚えずに済んだという意味でも、ほんとうに救われました」(山形さん)ローリングストックしている缶詰類。「コロナ禍で品薄が続いていた時期も、生活クラブは変わらず配達を続けてもらえました」 お湯を注ぐだけで完成する「ノンカップ麺」。「子どもたちが大好きなしょうゆ味をよく購入します。化学調味料不使用、国産ねぎ利用。『手抜きかな?』という罪悪感の少ないラーメンです」 コロナ禍で一層増えた手洗いの機会。「子どもたちは肌が弱く、ハンドソープもしみることがあったのですが、生活クラブのハンドソープは肌にあうようです」 忙しい日々を支える、半調理と作り置き「食は、家族の体をつくるものだから」と話す山形さんですが、そうはいっても3人の子育て真っ最中。食事だけに時間をかけられるわけではありません。そこで活躍しているのが、消費材を使った半調理や作り置きです。「食事で一番大切にしたいのは、家族みんなで揃って食べること。みんなで食べれば、少しくらい手抜きだって大丈夫。イライラしながら手をかけて作ったごはんより、みんなでニコニコ食べるお惣菜やレトルトのほうがいいですよね。消費材の冷凍食品や半調理品は、罪悪感なくおいしく食べられるものが揃っているので、とても助かっています」(山形さん)そんな山形さんの定番アイデアと、家族のお気に入りを教えていただきました。▼一晩つけるだけ、手軽に極上の「水だし」が完成「煮干しと昆布を入れて冷蔵庫で一晩。火を使わずに手軽においしいだしがとれます。生活クラブの煮干しは大きくて立派なので、濃くうまみたっぷりのだしに。常にストックしています」▼時短なのにおいしい「スクリューマカロニ」「茹で時間が4分と短いうえに、うっかり茹で過ぎてしまっても食べ応えがしっかりとしていておいしいです。写真は、みじん切りをしたミニトマト、マッシュルームやズッキーニなどの好みの野菜を炒め合わせ、茹でたスクリューマカロニと和えた簡単パスタ。先にトマトに塩をふり少し置き、出てきた水分でしっとりと炒めるのがポイントで、最後に塩で味を整えます。デポー(※東京、神奈川、埼玉、千葉で展開する生活クラブの店舗)もときどき利用していて、そこで試食して教えてもらったレシピです」▼信州こんにゃくと平田牧場のひき肉で作る「そぼろ」「こんにゃくはフードプロセッサーで粗びきにし、豚ひき肉と炒め合わせて、酒、みりん、自家製醤油麹で味つけ。ケチャップやカレーなど味つけに変化を加えることも。こんにゃくはあく抜き不要。食感がプリプリしていてとてもおいしいんです」▼レトルトや簡便食も生活クラブだから罪悪感なしご飯をつくる元気がないときも、無理せずレトルトやインスタント麺を活用。お湯を注いで3分で完成する「ノンカップ麺 しょうゆ味」に、野菜やゆで卵、作り置きしておいたローストポークなどを添えれば、目にもお腹にも大満足の一品に。「平田牧場の豚バラブロックは、煮豚やローストポークにしておけば、そのまま食べるだけでなくサンドイッチにしたり、チャーハンに使ったりと活用もしやすくて便利。なによりもおいしい! 初めて食べたときは、脂がおいしいってこういうことかと感動しました」(山形さん)▼素朴でおいしいおやつ「国産六穀クラッカー」「子どもたちがお気に入りのおやつは、どれも素材がシンプル。国産六穀クラッカーは小さい頃からよく食べていたお気に入り。香ばしくて大人も大好きな味です。お友だちと遊ぶ日は違ったものを持たせることもありますし、絶対にこれと決めているわけではありませんが、今も変わらずおいしいと食べているのを見ると、小さい頃からの味覚は大きくなってもつながっているのだなと実感します」(山形さん)食べることは、命をつくること。10年続いている、その理由毎日の暮らしのなかに生活クラブが自然と溶け込み、日常の一部となっている山形さん。振り返って10年。ずっと変わらず続けている一番の理由はなんでしょうか。「“食べることは、命をつくること” だと思うからです。安さだけを求めれば、ほかでもいいかもしれませんし、食費ももっと抑えられます。でも、うちでは安心・安全な食事はなによりも大切なこと。それを無理なく続けられる形でサポートしてくれるのが、生活クラブだと思います」(山形さん) 食も暮らしもがんばりすぎず、肩の力を抜いて。そう考える山形家では、家事も分担しています。食器洗いと猫のトイレ掃除がお姉さん2人の役割。「そのかわり、失敗があっても怒らないと決めています」「生鮮食品だけでなく加工食品も、作っている人たちの存在を感じられるところも好きな理由です。自宅に宅配してもらいながら、生産者さんたちと“つながっている”と感じられるのはうれしいことです。作る人と食べる人、両方があって成り立っているんですね」(山形さん) 子どもが寝静まったあとの夜時間が、大切な自分のためのひととき。心を込めて針を進めながら、ぬいぐるみを完成させていきます。食は大切ですが、でもそればかりを考えて暮らすわけにはいきません。自分たちにとって無理なく、続けられること。それは家庭における、食のサステナブルの小さな一歩かもしれません。家事も子育ても、そして毎日のごはん作りも。頑張りすぎず、でも愛情はたっぷりとかけながら。なにより大切なのは、心と体の健やかさ。「これからも生活クラブに、たくさん支えてもらうつもりです」と話してくれました。※ここで紹介した品物は地域によって取り扱いのない場合があります。生活クラブの消費材を無料で試せる!プレゼントキャンペーン実施中 生活クラブをきっかけに食への安心感を得て、暮らしも心もさらに豊かになった山形さん。みなさんもぜひ、実際に食べてそのおいしさ・良さを感じてみませんか? いまなら、資料請求で人気消費材を無料体験できるキャンペーンを実施中です。数量限定なので、この機会をお見逃しなく。 無料で「生活クラブ」のおいしいサンプルが試せる!キャンペーンの詳細はコチラ(2021/8/31まで) ※地域・時期によってキャンペーン内容が変わります。※生活クラブの配送を行なっていない地域のご住所にはお届けできません。※プレゼントの試供品お届けの際に生活クラブの説明をさせていただきます。▼生活クラブでは、安心・安全を追求した独自基準により「食の安全性」を保っています。 詳しくはこちら >> 取材/文:藤沢あかり撮影:山形ゆりか[PR]生活クラブ
2021年04月26日2016年4月の熊本地震で、甚大な被害をこうむった熊本城。重要文化財建造物の倒壊や、石垣の崩落、地割れなどが起こり、「地震前の状態に復旧するには20年かかる」といわれています。復興のシンボルである天守閣の復旧を最優先として作業を進め、2021年には公開できるエリアも増えてきました。しかし、まだ多くの支援を必要としている状態です。熊本城で売っていたもの熊本県に観光に行った際、熊本城を訪れたライカ(@raika0409)さんは、そこで発見したあるものに心打たれたといいます。復興の想いが強いほど、涙腺に来るお土産がこちら。もうさーーーーこういうのさーーーーー!!! pic.twitter.com/QG0KvyFr53 — ⛏ライカ (@raika0409) April 7, 2021 ライカさんが発見したのは、『熊本城瓦御守』。発売している『一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO』によると、このような意味が込められたお守りなのだとか!熊本城瓦御守は、熊本地震で使われ、廃棄予定であったブルーシートを回収・洗浄し、縫製しました。また、御守のなかには、熊本城の被災した瓦が入っており、二度と落ちない「後来不落(こうらいふらく)」の意味が込められています。一般社団法人BRIDGE KUMAMOTOーより引用また、加藤清正公を祀った加藤神社で復興祈願をしているそうです。熊本城二の丸お休み処と、熊本城本丸お休み処にて販売中で、価格は1320円。売上の一部は熊本城災害復旧支援金に寄付されます。2021年4月9日現在は在庫切れで入荷待ち状態ですが、ネットショップ『熊本城売店 Yahoo!ショップ店』でも販売しているので、現地に行けない人も手に入れられますよ。お守りを見た人からは、「二度と落ちない」という意味にかけて「受験生にピッタリじゃん」との声が寄せられました。震災の被害を忘れず、熊本城が復旧・復元するその日まで、支援を続けていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月09日●『未来のカケラ』は「できること」を与えてくれた2011年3月11日に発生した未曾有の災害・東日本大震災から10年。マイナビニュースでは、この震災に様々な形で向き合ってきた人々や番組のキーパーソンにインタビューし、この10年、そしてこれからを考えていく。震災から5年後の2016年に制作されたショートフィルム『未来のカケラ / Pieces of the Future』(国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル&アジア制作)。政府広報室が実施した東北支援キャンペーン「東北を元気にする作文 短編映画化プロジェクト」の最優秀作品に選ばれた、岩手県在住・岩間壮太さん(当時小学5年生)の作文「震災から4年と半年(感謝を忘れない)」を原作に、施工依頼のあった「物置」と見習い大工が向き合う姿を描いている。この見習い大工・壮太を演じた須賀健太(26)は今年3月11日、Twitterに「震災から5年のタイミングで出演させて頂いた『未来のカケラ』そこからまた5年…あの時も岩手の皆さんは『忘れて欲しくない』と仰っていました。自分なんかが言うのはおこがましいけど、この先も忘れないように考え続けたいです。一緒に」と投稿した。これまでも度々同作を取り上げていたが、そこにはどのような思いがあったのか。本人を取材すると「僕は何もできなかった」と切り出し、当時から今でも抱え続けている葛藤、そして“未来のカケラ”について胸の内を明かしてくれた。○■あのとき何かできていれば――『未来のカケラ / Pieces of the Future』のオファーを受けて、率直にどう思われましたか?東日本大震災が発生した直後、僕は何もできなかった。そういうとちょっと大げさに聞こえるかもしれないんですけど、やったのはニュースを見ることぐらいで、ボランティアとかそういう具体的な行動に移すことはできませんでした。毎年3月11日が近づくと、「あのとき何かできていれば、今の自分はちょっと違っていたかもしれない」と後悔する日々。『未来のカケラ』はそんな自分にとって、「できること」を与えてくれた貴重な機会でした。覚悟は必要でしたが、お話を頂いてすぐに返事をさせていただきました。原作となった岩間壮太さんの作文を読ませて頂いて、「建築」に対する意味合いや印象が大きく変わりました。それまでの自分は、建物に対して何も考えていなかった。同じ国に住んで同じように過ごしているはずなのに、1つの経験によってここまで違いが出てしまうものなのかと。当時小学5年生で書かれていた作文ということもあって、ハッとさせられました。お芝居の上ではあるんですけど、そういうこともしっかりと届けないといけない。当時、そう思った記憶があります。――「建築」について改めて考えることは、日常の中でそこまでないですよね。岩間さんは改めて作品を観て、「物が壊れたとしても残り続ける『思い』の強さを感じました。ただ、記憶という物は時間と共に薄れていくものでもあり、それを止めておく『物』の大切さも同時に感じることができました。そのような面でも、長い間そこに有り続ける建築物は重要」と実感したそうです。身の回りにある多くの建物。そこに建っていることは、よくよく考えると「普通」ではないんです。東日本大震災から10年を迎え、壮太さんがおっしゃっているように、自分も建物に対する意識が変わったなと感じました。5年前、電車に乗って東京から撮影地の岩手県大槌町が近づくにつれて、地面に散らばったままの破片や木材とか、地震の影響と思われる痕跡がどんどん増えていって。更地になってきれいに整備された場所を見ても、「とてつもないことが起きたんだ」ということは、震災から5年経っても十分伝わりました。ニュースで取り上げられる現地の様子を見ても、どこか自分にとっては「映像の先のもの」だったことが分かったというか。『未来のカケラ』に出演させて頂くにあたって、大槌町のロケを通じてそこを肌で感じることができたのは大きかったです。●本当の意味での「忘れない」とは――須賀さんのTwitter投稿によると、現地の人は「忘れてほしくない」とおっしゃっていたそうですね。どのようなタイミングで聞いたか覚えていますか?撮影期間中、町を挙げて応援してくださっていて。空き時間は現地の方々とお話しする機会も多かったですし、夜はおいしい海鮮料理を用意してくださいました。本当に温かい方ばかりで、「来てくれてありがとう。作品を通して人々の目に触れることがうれしい」とおっしゃっていて、「忘れてほしくない」というのも交流の場で聞いた言葉だったと思います。人間、誰でも忘れていく。毎年、この時期になるとニュースでは特集が組まれているし、目に留まる機会は増えますが、「またこの時期が来たんだ」と感じることも、忘れているに等しいんじゃないかと身をもって感じます。だからといって、僕含めて何ができるんだといったら、それはまた難しい話でもあるんですけど……現在進行系でその土地で生活している人たちがいる。撮影から5年が経ちましたが、そういうことを強く感じます。本当の意味で、「忘れない」とはどういうことなのか。この作品を通して、自分も考え続けていきたい。今生まれた子たちは、当たり前ですけど震災を知らない世代です。そういう子たちにも届いたらいいなと、5年前は漠然とそんなことを思っていました。何もできずに悶々としていた自分にとっては、自己満足なのかもしれないですけど、震災に関わるお仕事を役者という自分のフィールドでできたことが何よりもありがたかった。伝えることが仕事で、演じることも仕事。でも、キャスターさんや記者さんとは違う伝え方です。なかなかそんな機会は頂けないと思いますので、僕を選んで頂いて……でもこれは僕の感覚での「良かった」でしかないので難しいんですけど……。僕としては、関わることができて良かったです。○■「当事者ではない僕」の向き合い方――俳優でしか関われない仕事ですね。現地に行って撮影していた時期、振り返ってみると町全体で盛り上げてくださって、「来てくれてありがとう」と感謝までしてもらえた。「芝居するの照れちゃうなぁ」とか言いながら(笑)、エキストラでも参加して頂き、朝から晩までの撮影にも協力してくださいました。そして、夜はみんなで宴会。あの時間はすごく……輝かしい時間だったというか。その時に、「強さ」をすごく感じたんです。実は……僕自身も現地に行くまでは、言い方が悪く聞こえてしまうかもしれませんが、まずは「気を使うこと」を意識していました。「震災のことで傷つけてしまうようなことを言わないように」とか、「どこまで聞いていいんだろう」とか考えながら行ったんですけど、現地の方々と交流すると、みなさんすごく強くてたくましくて前向きで。そして何より、僕たち以上にその作品が出来上がることを楽しみにしてくれて、そこの良い意味でのギャップが、僕はうれしかった。現地に行くことの大切さを改めて感じた瞬間でもありました。それからすごく覚えているのが、撮影の待ち時間があって現地の方が津波の映像を見せてくださったんです。それは町が飲み込まれていく瞬間を撮った、編集されていない映像でした。うまく表現できないんですけど……あの映像は忘れられません。でも、ここから目をそらしちゃダメだなとその時すごく思って。それをみんなに見てほしいというわけではなくて、それを見た「当事者ではない僕」の、作品を通して伝えられることの質が変わったと思います。それも貴重な体験でした。――当時の須賀さんは21歳頃ですよね。俳優としてどのような時期だったんですか?役者として、今後の自分はどうなっていくのかなという不安を抱えた時期だったような気がします。その頃は頻繁に舞台に出させてもらっていて、仕事の幅を広げていきたいと思っていた時期でもあったので、何よりも映像の仕事を頂けたことがうれしかったです。――2016年2月22日に投稿されたブログでは、「大槌お宝マップ」の文面を紹介し、「この想いこそが未来のカケラだろうと僕は思い、演じさせて頂きました」と書かれていました。須賀さんにとっての“未来のカケラ”とは?「本当の意味で忘れないでいること」が、僕たちができる“未来のカケラ”なのかなと思っています。冷たく聞こえてしまうかもしれないんですけど、僕は「当事者」ではないし、そこを変えることはできない。100%理解することはできないと思うんです。でも、そこに寄り添って考え続けることはできる。僕の世代は、震災発生当時に「何もできなかった」と実感した人も多かったと思います。そんな僕ら世代が忘れないでいることが、次の世代に対して繋げていけること。そういう意味でも、すごく大事な世代だと思います。実は、現地のコーディネーターさんと個人的に今でも連絡を取り合っていて。舞台も観に来てくださって、海鮮を送ってくださったこともありました。僕は本当に良い思いしかさせてもらってないんですけど、その繋がりも大切というか。僕がこの作品に出ていなかったら、その方とも繋がれていなかった。人対人として連絡を取り合っている瞬間が、僕はすごく好きです。頻繁に連絡を取っているわけでもないんですけど、年に数回のそういう瞬間は人と人との繋がりを感じることができるので、僕にとってはこれも、大切な“未来のカケラ”なのかなと思います。東日本大震災から5年というタイミングでこの作品と出会って、今年は震災から10年という節目。震災に触れてもらえる機会の1つであり続けるように、僕はこの先もずっとこの作品を話題にして、考え続けていきたいと思います。■プロフィール須賀健太1994年10月19日生まれ。東京都出身。ドラマ『人にやさしく』(02)で注目を浴び、2006年には映画初主演作『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』で第30回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な出演作に、『ALWAYS 三丁目の夕日』全シリーズ(05~12)、『スイートプールサイド』(14)、『学校のカイダン』(15)、『獣道』(17)、『江戸前の旬』(18)(19)、『凛-りん-』(19)、『遮那王 -お江戸のキャンディー3-』(19)。2021年1月期のドラマ『青のSP ―学校内警察・嶋田隆平―』(カンテレ・フジテレビ系)に出演した。
2021年03月26日東日本大震災から10年という節目の年となる2021年。震災の教訓を未来へ伝えるために、“震災の記憶”、“その後の人々が生んだ絆”、 “未来への課題”の3つをテーマに掲げた特別企画『「震災と未来」展 ー東日本大震災10年ー』が日本科学未来館にて開催される。展示は3つのゾーンによって構成。まず「ZONE1」では、地震発生から72時間のNHKニュース映像を時間を追って公開。さらに、震災で失われた街や集落を全国の建築学生の協力により1/500サイズの模型で復元するプロジェクトの紹介や、東京電力福島第一原子力発電所の事故の記録とその影響を、避難者の証言などを交えて紹介するコーナーなどで、震災発生当時の状況を追体験し、あのとき、何が、どのように起こったのかを見つめ直す。地震発生から72時間©NHK東日本大震災復興支援「失われた街」模型復元プロジェクト「ZONE2」では、NHK復興支援ソング「花は咲く」や「SEIMEI」の演技で着用した羽生結弦選手の衣装や、復興支援チャリティーの一環としてネットオークションに出品されたレディー・ガガの直筆サインとメッセージが記されたティーカップといった復興にまつわるストーリーをもった品々や、復興のあゆみを社会の出来事を交えたニュース映像で東北の10年におよぶ復興のあゆみを振り返る。羽生結弦選手©NHKレディー・ガガさんのティーカップ最後の「ZONE3」では、毎年のように国内各地で頻発する自然災害や、それに伴う複合災害時に迫られる様々な選択を仮想空間で体験できるコーナーや、新たな避難所の形など、これからの防災について考えていく。防災クロスロード(イメージ)監修:矢守克也(京都大学防災研究所) ※「クロスロード」はチーム・クロスロードの著作物で登録商標です。飛沫感染防止用テント提供:流山市大きな自然災害が頻発し、首都直下地震などの発生も懸念され、さらにコロナ禍により避難行動の変容も迫られている昨今。東日本大震災の記憶と改めて向き合い、今、私たちに必要な防災や減災について考え直す好機となるだろう。【開催概要】特別企画『「震災と未来」展 ー東日本大震災10年ー』会期:3月6日(土)~3月28日(日)※3月9日(火)、3月16日(火)は休館時間:10:00~17:00(入場は閉館30分前まで) ※入場無料・事前予約制会場:日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン公式HP: www.nhk.or.jp/event/art2020/
2021年02月18日2021年3月11日、東日本大震災は丸10年の節目を迎えます。震災によって、1万5千人以上の尊い命が犠牲となり、多くの人たちが家や故郷を失いました。直接被災をしていない人たちにとっては、東日本大震災は『過去に起きたこと』になりつつあるかもしれません。しかし、被災者や大切な人を失った遺族たちにとって、震災は今もこの先も続く、現実なのです。『震災がもたらした悲しみ』被災地の写真スタジオで働いていた、あいしま(@setup_setup)さんは、震災後に遺影写真を作成する仕事をしていました。これまで当時の経験を自分の胸にしまっていましたが、震災から10年を機に、漫画に描くことを決めたといいます。あいしまさんが、決して忘れることができない光景とは…。(4/4) pic.twitter.com/OGod9BoCTX — あいしま@原稿中 (@setup_setup) February 11, 2021 父親の遺影とともに入学の記念写真を撮った女の子、親子の遺影写真、七五三の写真を撮った後震災で亡くなった女の子…。亡くなった人や残された遺族、つらい想いをしている子供たちの顔を思い出すたび、あいしまさんは涙をこらえることができないといいます。何年経ったとしても、被災者の人たちが抱える悲しみが風化することはないのでしょう。読者からは、たくさんの反響が寄せられました。・つらくて泣いてしまった。生きている姿を写せるって、とても幸せなことなんだと思う。・こんなに悲しい写真はない。子供たちの表情が、少しでも戻っていることを願うばかり。・こうやって個人のエピソードを読むと、報道で見た映像以上に悲しい出来事だったんだなと感じる。・大切な人が次の日も生きている保証なんてない。どうかみんなが、大事な人にその気持ちを伝えられますように。あいしまさんは、被災地に住んでいた当事者として「3月11日は、家族やパートナーと防災について考え、話してほしい」と最後につづっています。災害はいつどこで起こるか、誰にも分かりません。万一の時に生き延びて、大切な人と再会できるように、普段から防災意識を高めておくことが大切でしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年02月12日2011年3月11日、東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災。警察庁によると2020年12月10日時点で、死者数は約1万5千人、行方不明者数は約2500人を超えるといいます。また、大きな被害を受けたのは人間だけではなく、ペットたちも同じです。つながった小さな命の物語震災の被害を受け、営業休止中だった福島県のJR双葉駅。2020年3月14日、9年ぶりにJR常磐線全線の運転が再開されました。そんな双葉駅で見つけられた1冊のノートが、Twitterで反響を呼んでいます。はこざき(@hakopu)さんが「どうか元の飼い主さんへ届いてほしい」という思いでのせた内容がこちらです。震災後、双葉駅前で保護されたワンちゃん(ローズ)を引き取って…3年前に亡くなりました。生きてる間に連れてきてやりたいと願っていましたが、残念です。今日、お骨にはなりましたが、やっとふるさとに連れてくることができました。喜んでいてくれたら嬉しいのですが…。どこかにいる、ローズの本当の飼い主さん!ローズを大切にしていましたよ。双葉駅に備え付けられてた駅ノートに、こんな書き込みがあった。届くといいなぁ。 pic.twitter.com/0yn55MKWSN — はこざき (@hakopu) December 13, 2020 そこには、震災で行き場を失った犬『ローズ』を引き取った人から、元の飼い主へのメッセージがつづられていました。震災後に発生した福島第一原子力発電所事故の影響で、警戒区域に指定されていた双葉駅周辺。そのため、引き取った人はローズが生きている間に双葉町へ行くことが叶わなかったのでしょう。ローズが亡くなった後も、双葉町に入れるまでローズの遺骨を大切に保管し、「ローズが生きていたことを伝えたい」という思いからこのメッセージを双葉駅に残したのです。ローズは、きっと元の飼い主へ会いたかったと思いますが、引き取った人の愛情に包まれ残りの犬生を全うしたはずです。ネット上では投稿に対し、このようなコメントが寄せられました。・もしかしたら、元の飼い主さんは会いたくても、もう会えない場所にいるのかもしれないですね。もしもそうだったら、今やっとローズと再会することができたかな…。・素敵な人に引き取ってもらって本当によかった。つらい記憶もあったことでしょう。ローズが来世でずっと幸せであることを祈ります。・涙がとまりません。どうか元の飼い主さんへ、ローズは幸せに暮らしていたことが伝わってほしいですね。多くの尊い命が失われた中で、心優しい人の手によってつながれた命の物語。この小さな奇跡が、どこかでローズを想っている元の飼い主さんへ届くことを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2020年12月16日2016年4月に発生した熊本地震。最大震度7の地震により、熊本県のシンボルである熊本城は甚大な被害を受けました。熊本城は復旧・復元に向けて寄付を募り、2020年6月末までに総額44億円が集まっています。同年11月2日には、『熊本城災害復旧支援金』に個人として最高額の寄付があり、人々の注目を集めました。熊本城のため1億円の寄付!『熊本城復元整備基金』に寄付をしたのは、熊本市在住の女性。なんと個人で1億円を寄付したとして、熊本県熊本市の大西一史市長が感謝の言葉をTwitterに投稿しました。昨日熊本市在住の浅野敦子さんが熊本城復元整備基金に個人としては最高額の1億円を寄付して頂きました。本当に有難いことです。熊本市を代表して御礼を申し上げるととともに感謝状を贈呈させていただきました。貴重な浄財を熊本城の復旧のために大切に活用させていただきます。有難うございました。 pic.twitter.com/kKWG9HGMLi — 熊本市長 大西一史 (@K_Onishi) November 3, 2020 1億円の寄付は、並大抵のことではありません。大西市長は女性に感謝状を贈呈。ネット上では、女性の決断に称賛の声が相次いでいます。・ご厚意に感謝いたします!・熊本市民として御礼申し上げます。・とてもかっこいい!マネできないけど、私も熊本城を未来に残すためにできることをしていきたい。熊本城は『熊本城災害復旧支援金』のほかに、城主の証が発行されるなど特典が付く『復興城主』制度の寄付も受け付け中。多くの人の想いによって復旧・復元が進む熊本城の姿は、胸に迫るものがありますね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月05日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「震災への備え」です。熊本地震から3年。震災への備えはできていますか?4月14日で熊本地震から丸3年になります。政府の地震調査委員会によると、今後30年以内のM7~7.5規模の地震の発生率は、青森県東方沖・岩手県沖北部で90%以上、宮城県沖が90%、茨城県沖は80%。M7の地震が発生する確率が50%以上の海域には、房総半島沖や相模湾も含まれます。また、南海トラフではM8~9の地震が起きる確率が70~80%といわれています。日本全国北から南まで、大地震が起こる可能性が高いのですが、みなさん備えはできていますか?東京都は、直下型地震が起きた際は、会社にとどまるようにという「帰宅困難者対策条例」を出しています。交通インフラが止まり、多くの人が移動すると混乱が起き、二次災害が起きたり、緊急車両が通れなくなるのを防ぐためです。しかし、東京商工会議所が会員企業を対象に調査したところ、1127社から回答があり、この条例を認知している企業は62.9%、従業員数10~29人の会社では43.9%でした。会社にとどまるからには、全従業員分の3日以上の備蓄が必要になりますが、それを備えている企業は半分にも満たないことがわかりました。東日本大震災時の数から推定すると、約380万~490万人の帰宅困難者が発生するといわれています。現状では、帰宅はできず、会社にとどまっても備蓄がないケースがほとんどになるでしょう。自分の身は自分で守るしかありません。水や非常食、充電器などは通勤時にも常備しておいたほうが安心です。リサーチ会社によると、災害の備えについて、20代の女性の3割は何もしておらず、逆に60代女性では準備をしていないのは1割のみでした。とにかく、自宅には1週間分の食料と飲料水、電気(電池や電源)、トイレの確保が必須です。また、家族や大切な人との連絡手段、落ちあう場所を決めておきましょう。携帯はしばらく繋がらなくなると思っておいたほうがいいです。直接落ちあえる場所を必ず確認しておきましょう。また、自宅からだけではなく、職場からの避難場所も確認しましょう。普段使っている道が使えなくなる可能性もあるので、3つくらいのプランを考えておくことも大事です。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年4月17日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年04月16日地震や豪雨、台風、大雪など、自然災害が多い日本。災害から子どもの命を守るためにはどうしたらよいか、不安に感じるママも多いのでは? ママ目線のリアルな防災のヒントが見つかるのが、先ごろ発売された 『全災害対応! 子連れ防災BOOK 1223人の被災ママパパと作りました』 。1223人の被災ママパパの声をもとに作られたリアルな防災本です。防災というと、難しいとか面倒だと思いがちですが、実は考え方次第だそう。日常生活のなかで、すでにできていることも意外にあるといいます。本を手がけたNPO法人ママプラグの代表、冨川万美(とみかわまみ)さんにお話を伺いました。NPO法人ママプラグクリエイティブな視点で家族の未来を設計する事業型NPO法人。自ら考えて動く「 アクティブ防災 」を提唱し、全国で防災講座を展開するほか、女性のキャリアを豊かにする「キャリア事業」などを中心に活動。企画した書籍に『被災ママ812 人が作った子連れ防災手帖』(つながる.com)、協力した書籍に『被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40』(アベナオミ著)など。 twitter: @active_bousai ■そのとき、どうした? 被災ママパパのリアルすぎる声冨川さんをはじめとする現NPO法人ママプラグのメンバーは、東日本大震災のあと、どうにかして被災地の母子の力になれないかと考え、前身となる「つながる.com」というプロジェクトを始動。被災地のママや子どもを対象に帆布に色付けするワークショップを開催。それをトートバッグに仕上げて販売し、利益を支援物資に変えて配布していました。「震災から約半年後に開催した初回のワークショップで、関東にお子さんと避難していたあるお母さんが、“子どもにはずっと大丈夫だといってきたけど、本当はすごく怖かった”と、泣きながら話していたことは今も忘れられません。その後もたくさんのお母さんに話を聞きましたが、 “大丈夫” なんていう人は誰もいなくて。やっぱり、ああすればよかった、こうすればよかったという後悔の声がとても多かったんですね。それで具体的にどうすればよいかを聞くと、日頃の備えが身を助けるということを、いろいろな人が口々にいうので、ママ目線の防災を伝えていきたいと思い、本にまとめました」2012年には 『被災ママ812人が作った子連れ防災手帖』 を発売して話題に。さらに昨今の台風や大雪、土砂災害の多さに危機感を抱き、全災害に対応する 『全災害対応! 子連れ防災BOOK 1223人の被災ママパパと作りました』 を今年3月に発売しました。本に掲載されている体験談は、どれもとてもリアルです。「家も夫の仕事もすべて失って、避難所を転々とする毎日。未来がまったく描けずにいた。とにかく苦しかった」(25歳女性・息子2歳/東日本大震災)「避難所に出向くと、物資は届いていたが、アレルギーのある子どもの食べ物はなかった」(22歳女性・娘2歳/大雪)「最初の地震がきたとき、息子は入浴中で、息子はお風呂の水を飲み大パニックに。避難するより前に、子どもを落ち着かせるのが大変だった」(38歳男性・息子8歳/熊本地震)「真夜中にベッドから振り落とされ、何が起きたかわからなかった。子どもが自分の部屋で泣き叫んでいたが、ものすごい揺れに、すぐに駆けつけることができなかった」(31歳女性・娘8歳/北海道胆振東部地震)親子の年齢が書いてあるので、自分に近い人の体験談を見ると、「自分だったら、こんなときどうするだろう?」と自分事として考えさせられます。■カンパンや缶詰だけじゃない!子どもの「好物」を非常食に取り入れよう防災というと「非常用持ち出し袋」の準備から、と思うママもいると思いますが、小さな子どもがいる家庭は、まずは自宅避難が基本だそう。「多くの災害では、電気・水道・ガスのライフラインが止まるので、どうやってなるべく苦労しなくて過ごせるかを考えるとよいと思います」備えるべきは暮らしの衣食住。なかでも食べ物は家族の健康に直結します。「非常食というと缶詰やレトルトをイメージしがちですが、実際の体験からすると3日間くらいは家にあるものを食べて過ごすことが多いので、冷蔵庫の中身が結構大切ですね。生鮮食品があれば、それは立派な非常食。野菜などは一気にカットして、カセットコンロでカレーや雑炊を作っておけば、数日はもちます。また、切り干し大根やわかめなどの乾物やジャガイモやニンジンといった根菜類など、日持ちがする食材も非常食といえますね。まずはそういうものを切らさないように心がけるだけでも大きな第一歩。防災講座でこの話をすると、すでに結構できていることがあるとわかって、肩の荷が下りたといってくださるお母さんも多いです」ママとしては子どもの好きな食べ物や苦手な食べ物を意識しておくことも大事だといいます。「ある被災ママに“うちの子、カンパン食べなかったよ”っていわれて、ハッとしたんです。そういえば、私も我が子にカンパンを味見させたことはありませんでした。その子はおじいちゃんがよく飲むゼリー飲料が好きで、家にたくさんあったのでそれが非常食がわりになったそうですが、非常食=カンパンじゃなくていいというのは、目からウロコでした。“何をそろえないといけないんだろう”じゃなくて、“何がなくならないほういいんだろう”と考えてみるとよいと思いますよ。子どもがパスタ好きなら、パスタを食べたら買い物で補充することをルーティンにするなど、無理せずできることから始めることをおすすめします」■防災バッグは「ママバッグ」「旅行バッグ」を流用そして余裕のあるときにやっておきたいのが防災バッグの準備。一から用意しようと思うと面倒ですが、赤ちゃんがいるならいつも使っている「ママバッグ」がそのまま非常用持ち出し袋として使えます。また、子連れなら「旅行バッグ」の延長で考えると案外簡単に準備できるといいます。【赤ちゃんがいる場合】まずは、ママバッグの中身をチェックし、非常に必要なアイテムを追加しましょう。▼ママバッグの中身を確認□おむつポーチ□授乳用ケープ□着替えセット□スタイ、タオル、ガーゼ□ウエットティッシュ□ビニール袋□母子手帳と健康保険証□ブランケット上記のようないつものセットに、非常用のプラスαでミルクセットを入れる場合は、清潔な状態で哺乳できるように心がけましょう。母乳・ミルク・混合、いずれの場合も、いつも通りの哺乳ができるのが一番です。清潔に哺乳できる備えをしておきましょう。また、着替えや飲み物・離乳食・おむつやウエットティッシュも多めに入れておきたいアイテムです。【小さなお子さんがいる場合】旅行バッグには以下のようなものをプラスすれば、非常用持ち出し袋になります。▼旅行バッグにプラスαするアイテム□タオル□ヘッドライト□クッキーなどの食料□スリッパ□敷マット□水□携帯用トイレ□雨具□ポリ袋□トランプやおもちゃ□小さくたためるダウンジャケット□冷却ジェル□使い捨てカイロ など用意した旅行バッグはそのまま、おでかけや旅行に使ってください。そうすれば旅行前の準備の手間が省けますし、中身を見直すいい機会にもなります。旅行やアウトドアは防災とリンクするので、なにか便利そうなものがあれば入れておいて、実際に旅行で使ってみてもいいですね。携帯トイレは渋滞時にも役立ちます。本にはこのほかにも、大勢の被災ママパパのリアルな体験談やすぐに取り入れられる防災のヒントが満載。「しなきゃいけない」という難しいことではなく、無理せずできることがほとんどなので、肩の力を抜いて気楽に読めるし、取り組めます。「防災のモチベーションを継続させるには、難しいことをしないことが大事。ちょっと高くてもテンションが上がるおいしいレトルト食品を買うとか、インテリアにもなるかわいいライトを探すとか、食べたいものやほしいものを楽しみながら備えていくとよいと思います」日常生活で無理なく習慣にできることから始めるのが、防災の第一歩。まずは今日の買い物のときに、子どもが好きな食品を買い足しておくことから始めてみてはいかがですか。 『全災害対応! 子連れ防災BOOK 1223人の被災ママパパと作りました』 NPO法人ママプラグ(祥伝社)1,300円(税別) 「子連れ」に焦点を当て、防災バッグの考え方や必要なグッズはもちろんのこと、防災に強い家族になるために必要な、家族間の連携を図るための方法や遊びながら防災力を身につける方法などを、イラストを交えて楽しく紹介。全災害に対応日本に暮らすすべての子連れ家族に役立ててもらいたい1冊。
2019年04月05日災害大国・日本に暮らすママにとって、災害は他人事ではありませんよね。しかも、いつどこにいるときに起きるかわからないのが災害の怖いところ。小さな赤ちゃんや子どもを守るためには、日頃から災害について考えておくことが大切です。ママ・イラストレーターのアベナオミさんは、2011年3月11日、宮城県多賀城市で車を運転中に地震に遭いました。1歳の息子さんは保育園、旦那さんは仕事中で、家族はバラバラという状況。「いざ大地震が起きたときどうしたらよいのかわからなかった」と当時を振り返ります。幸い家族は無事で自宅の被害も少なかったものの、「わが家では、避難所へ行きたい夫と行きたくないわたしとで意見が割れました。どういう行動をするのか、家族でルールを決めておくことが大切です」とアベさん。アベナオミさんプロフィールイラストレーター。防災士。宮城県出身、在住。2 児の母。日本ビジネススクール仙台校(現在の日本デザイナー芸術学院仙台校)卒業後、地域情報誌編集部に勤務しながらイラストレーターとして活動を開始。2010 年に漫画家としてデビュー。2011 年に東日本大震災にて被災し、そのときの様子や防災を伝えるコミックエッセイなどを執筆。被災体験をもとに、本当に必要な防災、続けられる防災に取り組む。2016年の熊本地震の際には地震のノウハウをツイッターで発信したところ、大きな話題に。ブログ: instagram: @abenaomi アベさんは書籍『被災ママに学ぶ ちいさな防災のアイディア40』の中で、東日本大震災の体験と被災後の生活をつづり、今も続けている防災術を紹介。さらに都心でママ防災に取り組むNPO法人ママプラグや熊本地震の震源地に近い空港保育園を取材し、防災力を高める秘訣をまとめています。今回はその一部をご紹介します。■都会ママの心配事ベスト3は? 防災力アップの3つのコツ東日本大震災直後から関東圏でママのための防災に取り組んでいる「ママプラグ」代表の冨川万美さんによれば、大地震が発生したときの都会ママの心配事ベスト3は以下のとおり。【都会ママの心配事ベスト3】1.子どものお迎え問題(保育園や学校)2.物資不足問題(オムツや食料)3.トイレ問題どれも悩ましいものですが、実はこれらは比較的かんたんに対策できる問題。具体的には、会社にスニーカーを常備したり、オムツや食料を多めにストックしたり、簡易トイレを用意しておいたり、といったことで対策できます。「この3点はハード面の問題です。それよりも防災力アップに必要なのは、ずばりソフト面です」と冨川さん。具体的には次のようなことだそうです。【都会ママ防災力アップの3つのコツ】1.地域コミュニケーション「遠くの親戚より近くの他人」。近所の方との関係が災害時は大きな力に。2.家族のルールの徹底家族がバラバラで被災した場合に備えて、連絡方法や集合先についてのルールを話し合っておく。3.自分の目線で考え、防災用品をそろえること防災は十人十色。生活スタイルや家族構成、職場、自宅の場所や時間帯を思い浮かべながら必要なものを考える。持ち出しリュックは準備していても、実際に誰がいつ持ち出すのかなど、行動のシミュレーションまではできていない人も多いのではないでしょうか。ぜひこの機会に考えておきたいですね。 ■想像力こそ防災力! 自分に合う防災を想像するヒント前述の「3. 自分の目線で考え、防災用品をそろえること」にもつながりますが、「想像力こそ防災力」だと冨川さんはいいます。状況は家庭によって違うので、わが子やわが家を守る防災について想像し、それにあわせた対策が必要です。田舎の場合、車が防災拠点になることもありますが、都会では車を持っていない家族も少なくありません。避難所へ行く場合や災害後の夜道では性犯罪などのリスクもあるので、小さい子どもやママにとっては自宅が安全なら自宅で生活するほうが安心。そんなことを考えると、自宅での備えの重要性もより実感できるのではないでしょうか。ほかにも想像するための視点のヒントを、本からいくつかご紹介します。●年齢乳児なら1週間分のミルクの備え、幼児の場合は離乳食を作る備えが必要。子どもによってはアレルギーやアトピーにあわせた備蓄も必要。衣類やクツもサイズが合ったものを用意。●都心に住居都心に住んでいる場合、帰宅難民になる可能性も高いので、常時携行するものを熟考。住宅密集地なら火災の際の避難方法も検討を。●季節の備えカイロやアルミシートなどの防寒グッズのほか、夏の熱中症対策も必要。衣類も含めて季節ごとに見直しを。●簡易トイレ簡易トイレを大人が使うときは目隠しになる風呂敷やポンチョのようなものが必要。子どもはうまくできないこともあるので一度使ってみて使いやすいものを備蓄する。■保育園や園との連携はどうする?働くママの場合、子どもを保育園などに預けているあいだに、災害が起きる可能性も高いですよね。「いざというときにスムーズに連絡がとれる手段を決めておくことも、防災の一部だと思います」とアベさん。●保育園や学校との連絡手段を決めておく東日本大震災では、子どもたちが高台に避難していたのに、通常のルールに則って親が迎えに行き、津波に飲まれてしまったこともありました。熊本地震は夜遅くでしたが、震源地のそばにある空港保育園で一番苦労したのが、園児や家族の安否確認だったといいます。災害時の連絡手段や、被災の状況に応じた避難場所について、あらかじめ園や学校と確認しておくとよいでしょう。●SNSを有効活用する活用方次第では、かなり心強いSNS。空港保育園ではLINEを使ってオムツやミルクなど足りない物資を集め、保育園で必要なママに配ったそうです。また、東日本大震災のとき、SNSからのSOSによって気仙沼で孤立していた住民446名が助け出された事例もあります。アベさんも「いざというときのSNS。活用法について考え、日頃から友人・知人とつながっておくのがおすすめ」と話します。とくに災害後は人とのつながりが大事。人と話すことによってストレスが緩和されることもわかっています。子どもの心のケアのためにも、大人の心が安定していることはとても大事です。本にはほかにも地震対策を考えたミニマリストや日本防災士会などへの取材でわかった防災力を高めるコツが多数紹介されています。イマドキのミニマルな暮らしの視点を取り入れ、インテリア性を損なわない防災アイディアは、すぐに真似したくなるものばかり。いざというときに家族を救うのは「毎日少しずつの意識」だというアベさん。まずは「今いるこの場所で、今この時間に地震発生したら?」とシミュレーションしてみることからはじめてみるのもよいかもしれませんね。 『被災ママに学ぶ ちいさな防災のアイディア40』 アベナオミ著(株式会社学研プラス) 1200円(税別) 宮城での被災経験をふまえた「熊本応援ツイート」が話題となったイラストレーターによる、防災&避難生活の心得集。著者が体験した東日本大震災と被災後の生活をつづり、今も続けている防災術をイラストでわかりやすく掲載。さらに都心でママ防災に取り組むNPO法人ママプラグや熊本地震の震源地に近い空港保育園を取材し、防災力を高める秘訣も紹介。必ずやって来る「その日」に備える、防災初心者にもわかりやすい書籍。
2019年03月08日地震や台風など、とにかく自然災害が多かった2018年。全国各地で大きな被害をもたらし、被害状況を伝えるニュースを目にしては、不安な日々を過ごすことが多かった一年でした。「自分が住んでいる家がもし自然災害に見舞われたら……」と考え、防災カバンや避難場所の確認など、様々な対策をしている人も少なくないでしょう。そして新しい家の購入前には、その地域が自然災害にどのくらい強いのか、自然災害に遭う確率はどのくらいなのかといった情報は気になるものですよね。不動産関連の比較査定サイト「リビンマッチ(旧 スマイスター)」を運営するリビン・テクノロジーズ株式会社は、リビンマッチを利用する全国の20歳以上の男女480人を対象に、「居住地域の自然災害への強弱」についての調査を実施。今回はその調査結果をご紹介します。■ 居住地域の災害リスクを気にしない理由は?所有か賃貸かに限らず、戸建てやアパート、マンションに住んでいる人の中で、「居住地域が自然災害に強いか・弱いか気にするか?」について質問したところ、「とても気にする」(48.6%)、「やや気にする」(40.2%)、「あまり気にしない」(8.4%)、「まったく気にしない」(2.9%)という結果に。程度の違いはあれど、やはり、住んでいる地域が自然災害に遭いやすいのかどうかという点を気にする人は大多数でした。sironekomilk / PIXTA(ピクスタ)そこで知っておきたいのが、1割強もいた「あまり気にしない」「まったく気にしない」という人の考えです。気にしない理由としては、「気にしても仕方ない」「今のところ大丈夫だから」「自分の住みたい家・地域に住みたいから」という回答が多く集められました。住む前から自然災害を気にするよりも、好きな家に住みたい気持ちが強い人は一定数いるようです。その他にも、「先祖代々の土地だから」「改良工事や基礎工事をしっかりするから」といった理由がありました。気にしないという人は、どこに住んだとしても自然災害に遭う時は遭うし、遭わない時は遭わないといった、自分にふりかかる状況のあるがままを受け入れる覚悟を持っているのかもしれません。■ ハザードマップ以外にも、古地図や法務局で調べる人も一方、「とても気にする」「やや気にする」と回答した人は、居住地域の災害経験に関する情報をどのように得ているのでしょうか。調査の結果、多くの人が、ハザードマップで調べたり不動産屋やご近所さんに聞いたりしているようです。EKAKI / PIXTA(ピクスタ)ハザードマップは無料で手に入れることができますし、一番手っ取り早い調べ方ですよね。また、その土地に詳しい不動産屋や居住年数が長いご近所さんなら、信頼できる情報を得ることができるでしょう。他には、専門サイトや検索エンジンで調べる人も少なくありませんでした。そして、古地図や法務局で調べるという強者も!austro / PIXTA(ピクスタ)徹底的に災害リスクを知っておきたい場合には、個人で本格的に調べるのも一つの手なのかもしれません。■ 災害に弱い地域だけど、家や土地が気に入ったらどうすればいい!?調べた結果、その土地の災害リスクが高かったとしても、家や場所が気に入って「ここに住みたい!」となることもあります。もし気に入った所が自然災害に弱い地域にあったらどうするのでしょうか?意外にも、7割以上の人が「諦めて他を探す」と回答!多くの人は気に入った家や土地よりも、災害への不安の方が勝るようです。Studio Right / PIXTA(ピクスタ)また、「改良工事や基礎工事をしっかりする」「その近辺でマシな地域を探す」など、妥協策や解決策を見つける人も少なくありませんでした。せっかく見つけたお気に入りの家を、災害リスクの有無で簡単には諦めきれない気持ちは、確かにわかりますよね。気に入った家と、その居住地域の災害リスク、そのどちらを選んでどちらを諦めるかは人それぞれ。もちろん自然災害には遭わないに越したことはありません。しかし、災害リスクを調べたり工事を徹底したりと、できる限りの方法で自然災害に対する安心を得ることもできます。ABC / PIXTA(ピクスタ)全国どこにいても自然災害には遭う可能性があるので、ある程度の覚悟と諦めも必要かもしれませんが、新しい土地への引っ越しや新居購入の際にはあらゆる準備をしておきたいものですね。【参考】※【調査】居住地域は自然災害に強い?弱い? 居住地域の自然災害への強弱が気にならない人が1割超も! 災害リスクは「ハザードマップで調べる」が1位、2位は「不動産会社に聞く」
2018年12月07日東日本大震災のときに、我が家には3匹の犬がいました。住んでいた群馬県は、建物の倒壊は少なく、死者は出なかったものの、揺れはかつて経験したことのない大きなものでした。驚いたのは人間だけではありません。犬も震えてうずくまってしまったり、机の下にもぐりこんでしまったり。パニックになっていました。東日本大震災は、大きな地震や風水害が起こったとき、ペットを飼っている家庭はどのように対処したらよいかを考えさせられる機会となりました。今回は、ペットを多頭飼いしている家の避難対策についてのお話です。■ 国はペットと同行して避難することを推奨している!東日本大震災をはじめとする過去の災害の教訓から、環境省がペットとどのように避難したらよいかの方針を平成25年6月に「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」として発表しました。環境省では、ペットとの同行避難を推奨しています。飼い主と離れ離れになったペットを捜索・保護することは、多大な労力と時間を要します。また、ペットが負傷や衰弱、死亡することも考えられます。飼い主にとってペットは家族も同然ですし、環境保全の立場からもペットと一緒に避難することが必要と国は考えたようです。■ 避難時、犬のために持っていくものとは?地震が起こったとき、筆者がとっさに用意したのは、水、エサ、ペットシーツだけでした。antpkr / PIXTA(ピクスタ)white_blue / PIXTA(ピクスタ)後で考えたら、これでは1週間もたなかったでしょう。以下のものがあれば、1週間くらいなら避難所生活が可能です。療養食や薬ドッグフードと水(1週間以上の量)食器予備の首輪トリード(伸びないもの)ガムテープ飼い主または、飼い主に連絡がつかない時の連絡先ペットの写真ワクチン接種状況、既往症、かかりつけ医の情報ペットシーツ排泄物の処理道具トイレ用品タオル、ブラシペット用のおもちゃガムテープはケージの補修をはじめ、様々な用途に使え、便利です。masa / PIXTA(ピクスタ)ペットの写真や飼い主の情報は、家族だけで対処できない時に必要です。忘れがちですが大変役に立ちます。必ず用意するようにしましょう。CORA / PIXTA(ピクスタ)■ 車での避難は危険だからNG!我が家の大型犬3匹は、パニック状態になっていたので、避難所まではとても連れていけないと判断し、車に乗せて移動しようと考えていました。実際には避難しませんでしたが、もし長期間に渡り車の中で避難生活することになれば、人間もペットも大変危険な状態になっていたに違いありません。TuelekZa / PIXTA(ピクスタ)これまでの災害では、ペットを避難所に入れることはできませんでした。ペットと避難所に来た人は、自家用車の中で人とペットが一緒に生活するケースが多かったようです。狭い空間で長時間じっとしていると、人間は「エコノミークラス症候群」になる危険性がありますし、ペットは夏ならば熱中症になる恐れがあります。車に乗っていれば大丈夫という考えは間違っているのです。現在は、避難所や仮設所によって条件は違いますが、避難所の屋内または屋外にペットを係留することができます。■ 災害に備えて、普段からできる対策法とは?災害のときに一番怖いのは、「ペットが迷子になること」と「ペットが衰弱してしまうこと」です。hashisatochan / PIXTA(ピクスタ)日常から災害に対する準備をしておくことで、いざというときに対応することができます。詳細は以下のようになります。住まいの防災対策をするペットのしつけと健康管理ペットが迷子になった時のための対策ペット用の避難と用品、備蓄品の確保避難所や避難ルートの確認等の準備犬は、普段からしつけを行っていても、パニック状態になったときや、慣れない環境の中で過ごさなくてはならないときは、無駄吠えをしたり、過度に徘徊したりします。キャリーバッグに入るサイズの犬なら、バッグの中でおとなしく過ごせるよう、普段からバッグに慣れさせておくことも大切です。sasakura_yoshimichi / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?普段は飼い主のそばから離れない犬も、緊急事態の際は、恐怖と驚きで暴れてしまうこともあります。「自分たちの犬は大丈夫だ」と決して過信せず、普段から準備を心掛けましょう。【参考】※環境省災害時におけるペットの救護対策ガイドライン
2018年11月28日家の中には家族の持ち物もたくさんあります。片付けたいと思っても、そう簡単に捨てられないものや、そもそも捨てて良いものなのかどうか困るものもあるのが現実のところ。とはいえ、それを口実に掃除から逃げてしまえば部屋の中はあっという間にグチャグチャになってしまいます。それでなくても日本の住居は比較的狭いことが多いので、気をつけていなければ荷物はすぐに溢れてしまうのです。しかし、収納下手のままではいいわけない!そこで、収納下手が原因によるデメリットをご紹介いたします。■ 「時間もないし面倒くさい」という気持ちが邪魔をする筆者の知り合いに掃除や整理収納についての意見を聞いてみたところ、下記のような声が多くあがりました。「できることなら、やりたくない」(32歳/パート)「何気に、仕事よりも億劫かも」(35歳/フルタイム)「片付けによって得られるメリットがそんなに思い浮かばない」 (39歳/フルタイム)プラナ / PIXTA(ピクスタ)このような“いまいちモチベーションがあがらない”ことが整理収納を妨げる理由の一つだと言えそうです。ですが、部屋を散らかしておくことによって、様々なデメリットが生じてくることをご存じでしょうか?そのデメリットを4つご紹介いたします。■ 収納下手が原因で起きてしまうデメリット4つ1.防災面で危険度が増す可能性があるhashisatochan / PIXTA(ピクスタ)西日本豪雨、北海道地震などで、最近、多くの人が危機感を持って何かしらの対策を講じている防災対策。普段から意識的に取り組んでいるはずの“防災”という面からみてみても、収納下手さんには手痛いデメリットがあるのです。散らかっているとどこに何があるのか、そもそもストックの有無からわからなくなってしまうことが多いと思いますが、定位置収納やストック管理を日常として取り入れることでいざというときに慌てずにすみます。また、部屋が散らかっていなければ災害時の危険やトラブルも減ります。2.安全での心配が増える可能性があるdogismjp / PIXTA(ピクスタ)部屋が散らかっていると、散乱しているものを踏んでケガをしたり、小さいお子さまがいるご家庭では誤飲や誤食などの危険も伴います。実際に、筆者の知り合いは廊下に出しっぱなしになっていた服に乗り上げて階段から落ちて怪我をしました。散らかった部屋での生活は、安全面の観点からしてみても不安要素がつきないということです。3.時間的な損失を伴うもし探し物をする時間を他の何かをする時間に当てることができれば、もっと有意義な生活ができると思いませんか?ピンとこない人は、1日のうちに探し物をする時間を時給に換算してみるとわかりやすいと思います。探し物に当てる1回ごとの時間こそ短いかもしれませんが、トータルで計算してみるとかなりの時間の損失になっていることがわかるはずです。4.家計にもダメージを与えるfreeangle / PIXTA(ピクスタ)何のストックがあるのか把握できていなければ、同じものを何度も購入してしまうこともあるでしょう。もっと言えば、“いらないもの”を置いておくスペースだってムダですよね。そこに家賃を付随させて考えてみると、それがどれくらいもったいないことなのかがわかります。これは間違いなく経済的な圧迫であるといえます。だって、不必要な“もの”を置くスペースにまで家賃を支払っているなんて、なんともバカバカしいと思いませんか?いかがでしたか?収納をきちんとしないことが原因で起こるデメリットはご理解いただけましたでしょうか。皆さんも、家族みんなが安心して、そして快適に過ごせる住まいをつくっていきたいものですね。
2018年09月13日一本木 / PIXTA(ピクスタ)災害はいつ起きるか分かりません。だからこそ平常時に、事前に震災などの自然災害に備えておくことが大切です。今回は、被災経験しから分かった災害に対する事前の準備や心得、おすすめ防災グッズ、住まいの防災対策など、今見直したいポイントや準備できる事前の防災対策まで、役立つ記事を特集します。■ 経験者が語る!震災から分かった準備と心得近年、日本全国で自然災害による被害が相次いでいます。被災者になったからこそわかる、実体験から得た事前準備の大切さと心得がありました。震度7の「北海道地震」の大停電で体験したオール電化生活の落とし穴2018年9月6日の午前3時過ぎ。スマホの「緊急地震速報アラーム」と同時に襲った「激しい揺れ」、最大震度7の北海道地震。それが原因で約40時間にわたり電気が使えない生活を強いられることに。震災直後に書き綴った、事前準備と大切な心得防災リュックより先に!熊本地震経験者が教える見直してほしいポイント7つ大きな地震の後は、防災意識が高まります。でも、「とりあえず防災リュック!」と思っていませんか?もちろん、防災リュックはあったほうがいいですが、まず第一は命を守ること!熊本地震で経験!防災リュックよりもまず第一は命を守ること!《関連記事》>【注目記事】大阪地震でも食器が割れなかった!その理由って?>熊本地震経験者が教える7つの防災ポイント>西日本豪雨にも関係が? 自然災害対策には先人の「言伝え」が効果あり!■ 震災後に困ったこと、防災意識や対策などアンケートから見る災害実態被災後に聞いた、防災意識や対策などアンケート結果を解説。経験からの気づきが参考になります。被災者に聞いた震災直後に「本当に困った事」実際に震災を経験した人に「震災直後に困った事」について、アンケート調査を行いました。最も多かった答えは、日常生活で欠かせない「水」を手に入れる事でした。こちらの記事のアンケート結果では、日頃の備えの参考になることばかりです。震災直後に困ったこと、参考にしたいアンケート調査《関連記事》>【注目記事】大地震、台風…。防災への意識は地域・世代でこんなに違った!■ 事前防災、家と住まいの防災対策情報まとめ事前防災、家と住まいの防災対策情報まとめいつ起こるかわからない、地震や水害などの自然災害。この機会に、一度自分の住まいの防災に対する備えを再点検してみましょう。自分でできる住まいの防災に関するお役立ち記事をまとめてご紹介します!今再確認!自分でできる防災対策《関連記事》>【注目記事】超大型の台風が次々来襲!暴風雨で被害に遭いやすい住宅設備3つ■ 今見直して事前準備が大切!防災グッズ事前の準備が肝心!今からできる防災グッズおすすめ5選防災グッズを準備したいけれど、実際、自分に必要なもの、どんなものを用意すればいいのでしょうか?そんな人に向けて、マストでおすすめしたい防災グッズをご紹介いたします。事前の準備が肝心!防災グッズおすすめ5選非常食は「自宅用」「避難用」に分類!一人暮らしの防災対策震災経験者を含めた一人暮らしの友人が実践している、知恵やオススメ防災グッズをご紹介していきます。今実践!一人暮らしの防災対策《関連記事》>【注目記事】アウトドアグッズだけで構成した防災セット、「ライフライン・サポートパック」>非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その2>我が家が400個の簡易トイレを備蓄する理由。試してわかったベストな「防災備蓄」とは?>【注目記事】カセットガスストーブは都市向き!非常用品の選び方>備蓄保管場所〜自宅避難用の非常食と水・日用品はクローゼットに置くが正解!の理由■ 震災時にどうする?ペットの防災対策防災グッズは何が必要か、心掛けておくことはあるかなど、いざという時に困らないように、日頃からペットの防災について考えておきましょう。災害時に愛犬、愛猫はどうする?ペットの防災対策ですべきこと4つ環境省が発行している「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」では、避難所への”ペットの同行避難”を推奨しています。それももとに避難時に役立つ普段からの備えやトレーニングなど、今から役に立つポイントを紹介します。ペットの防災対策ですべきこと4つ《関連記事》>犬、猫、ウサギ、小鳥。「ペット種類別」飼い主がやるべき災害対策>災害時の猫用キャリーバッグは「リュック型」がベスト>【注目記事】連れて行けない避難所がある!? 「ペット」のもしもの時の備えを考える>愛犬の介護用品や防災アイテムにも!? オシャレ「犬用靴下」が新登場■ 建物の地震・震災対策「強い」ってどんな住まい?東京駅にも導入!マンション地震対策の最新兵器「免震構造」って?地震の多い日本において、地震に対する備えは日々進化しており、被害の軽減に絶大な効果を発揮してきました。最近になって増え始めた建物の「免震構造」についてのお話です。最新!地震の揺れを建物に伝えない免震構造とは?>【注目記事】地震に強いマンションはこう選ぶ!不動産業界19年の経験でわかったこと>地震・災害に強い家の3つの条件【スパルタ!?な工務店】>免震、耐震、マンション、一戸建て…地震に強い「家」は、ズバリどれ?>耐震化が100%進めば、首都直下型地震が来ても8割以上死者数が減少する!? 建物の耐震化が必要な理由■ 「もしも」の時の住まいの保険住まいに関する保険の基本や、その保険で補償されるのはどんな場合か、注意するべき点などを解説します。「割高」「火災保険金額の半分まで」でも地震保険が必要な理由万一の災害に備えるためには、建物の強度を上げることやハザードマップを確認することだけではなく、保険への加入やその内容をしっかり把握することも重要です。「もしも」の時の保険と確認ポイント《関連記事》>マンション管理組合役員は必見!共用部の地震保険への加入はアリ?ナシ?>あなたの地域は上がる?下がる?地震保険改定で地域によって料金が違うって本当!?保存保存
2018年09月12日いつ起こるかわからない、地震や水害などの自然災害。この機会に、一度自分の住まいの防災に対する備えを再点検してみましょう。以下4つの項目別に、自分でできる住まいの防災に関するお役立ち記事を9本まとめてご紹介します!■ 1.自分でできる備えハザードマップ災害と一口に言っても、洪水、津波、土砂災害などさまざまなものがあります。自分の住む場所ではどんな災害のリスクが高いのかを知るには、ハザードマップがその手立てとなります。こちらの記事ではインターネットで見られるハザードマップの使い方を詳しく説明しています。ハザードマップで住まいの被害想定を一度は確認!子どもへの防災教育Graphs / PIXTA(ピクスタ)災害発生時に鳴り響く警報音。この「音」であるJアラートは、危険察知や避難の重要な道しるべとなります。しかし、子どもがその意味を正しく理解しているとは限りません。抜け落ちがちな子どもへの防災教育について、はっと気づかされる記事です。できていますか?子どもへの防災教育■ 2.家を守る震災対策(土地・耐震化)無料でできる!災害に強い土地、弱い土地かを調べる方法hashisatochan / PIXTA(ピクスタ)災害から身を守るためには、自分が住む土地の地形や地質を知っておくことも大切です。無料で誰でもできる「災害に強い土地を調べる方法」を今すぐチェックしておきましょう!今居る土地は大丈夫?無料でチェック「災害に強い土地か弱い土地かを調べる方法」耐震化でリスクを激減!本当に耐震が必要理由カワグチツトム / PIXTA(ピクスタ)地震の被害の多くは、老朽化した建物の倒壊で起きています。耐震基準は1981年で変更されており、旧耐震基準の建物に住んでいる人は要注意。なぜ今、建物の耐震化が必要なのか?その理由に迫ります。旧耐震基準の建物に住んでいる人は一度は確認を!家の耐震化で使える公的支援制度bee / PIXTA(ピクスタ)家を耐震化するには高額な費用がかかるため、なかなか決断しにくいものです。しかし、国や自治体の補助金制度や税の優遇制度を使うと、耐震化工事のコストを削減することができます。こちらの記事では、公的支援制度の利用条件や利用方法について詳しくお伝えしています。知っておこう!国や自治体の補助金制度や税の優遇制度■ 3.マンションの耐震地震に強いマンションはこう選ぶマンションの耐震性能を知るには、「耐震等級」を調べてみることです。等級は1から3までで、数が多いほど高い強度を示します。地震に強いマンションの形やチェックすべきポイントなど、地震に強いマンションの選び方をご紹介します。マンション探しの前に、地震に強いマンションの選び方マンションの耐震についての真実ABC / PIXTA(ピクスタ)マンションの耐震について、正しく理解している人は案外少ないのかもしれません。マンション管理のプロが教える、マンションの耐震基準&耐震等級の真実とは?プロが伝授!マンションの耐震基準&耐震等級の真実マンションは災害時、ココが危険!@yume / PIXTA(ピクスタ)地震で火災が起こることがありますが、タワーマンションの高層階の部屋は、はしご車が届かない可能性も。マンションでは災害時にどんなリスクがあるのでしょうか。マンションから安全に避難する方法についてもチェックしておきましょう。マンションは災害時、ココが危険!■ 4.ペットの防災災害時に愛犬、愛猫を守るには大切なペットの命を守るには、ペットの防災についても調べておく必要があります。環境省の「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」には「ペットの避難トレーニング」「ペット用避難グッズ」など、知っておきたいお役立ち情報がたくさん掲載されています。大切な家族。災害時に愛犬、愛猫を守るには?
2018年09月02日9月1日は「防災の日」。災害はいつ起きるか分かりません。だからこそ平常時に、事前に震災などの自然災害に備えておくことが大切です。今回は、実際に被災した経験者だからこそ分かる、防災に必要な備えと心得に関する記事を、6本まとめてご紹介します!■ 震度6弱の大阪地震を経験!防災グッズはどこに保管するのが正解?つい先日起こった大阪の地震。震度6弱という大きな揺れを観測し、甚大な被害が出ました。被災したときに役立つのが防災グッズですが、何をどれだけ用意すればいいのでしょうか。CORA / PIXTA(ピクスタ)こちらの記事では、より安価で無理・無駄のない防災グッズの揃え方と緊急時に持ち出しやすい保管場所についても、アドバイスしています。簡単チェック!防災グッズの準備と保管場所《その他の関連記事》>非常食は「自宅用」「避難用」に分類!一人暮らしの防災対策・1>非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その2【トノエル防災研究室】>簡単に使いこなせない「防災セット」、いかがですか?■ 大阪地震でも食器が割れなかった!その理由って?地震で食器棚から食器が落ちて割れてしまうと、破片が床に飛び散って大変危険です。しかし、食器棚ではなく引き出し収納に食器をしまっていたところ、食器が飛び出して割れる被害はほとんどなかったのだとか。食器は食器棚にしまうものという思いこみを捨てれば、合理的な安全対策が見えてくるかもしれません。こちらの記事では、食器をしまうのに最適な引き出し収納の高さについても言及しています。ぜひチェックしてみてください!地震に備えて、引き出し収納で食器の破損を防ぐには?■ 熊本地震経験者が教える7つの防災ポイントGraphs / PIXTA(ピクスタ)「防災の備え」イコール「防災リュックを買うこと」というのは思い込みです。防災リュックを用意するよりももっと大切なことは、家の中の棚や家具を総点検することでした!熊本地震を経験したからこそ分かった、「命を守るために今すぐするべきこと7つ」とは一体?防災への意識を変え、盲点を教えてくれる記事です。まず第1に、自身の命を守るためにすべきこと7つ■ 被災者に聞いた震災直後に「本当に困った事」2002 / PIXTA(ピクスタ)実際に震災を経験した人に「震災直後に困ったこと」について、アンケート調査を行いました。最も多かった答えは、日常生活で欠かせない「水」を手に入れることでした。こちらの記事のアンケート結果は、日頃の備えの参考にもなります。ぜひチェックしてみてください!震災直後に困ったこと。事前の備えに参考にしたいアンケート調査■ 看護師が教える非常食の選び方kou / PIXTA(ピクスタ)東日本大震災での経験を持つ看護師が推奨するのは、家族にあった非常食の選び方です。非常食なら何でもいいというわけではありません。病歴や体調、年齢にあったものを選んでおかなくては、非常食を食べて体調不良に陥ってしまう可能性もあります。高齢者や赤ちゃん、血糖値が高い人などにオススメの非常食をお教えします。自分は大丈夫?看護師が推奨する非常食の選び方■ 防災グッズに絶対入れておきたい○○とは?terumin K / PIXTA防災グッズというと、水、食料、毛布、簡易トイレなどが基本です。しかし、被災地の様子を見て回った看護師の筆者は「歯ブラシ」も忘れてはいけないと言います。歯ブラシが重要なその理由とは?また、記事では被災時に歯ブラシがなかったときの対処法についてもお伝えしています。防災グッズには「歯ブラシ」を忘れずに〜その理由とは?《その他の関連記事》>災害時に愛犬、愛猫はどうする?ペットの防災対策ですべきこと4つ
2018年09月01日近年の自然災害の脅威は他人事にできない事態になっています。2011年の東日本大震災において、東北に住む家族や友人が被災したため、筆者は防災意識をもっと高めたいと思っています。筆者が普段から心がけていることや、震災経験者を含めた一人暮らしの友人が実践している知恵やオススメ防災グッズを2回に分けてご紹介します。今回は「食料編」です。■ 食料は用途別に分けて「自宅備蓄用」「避難持ち出し用」と管理するのがコツ!災害が起きた時、自宅で過ごすことができるか、あるいは、避難が必要かの2つを想定します。身近な食品が備蓄食料になりますので、それぞれのオススメ食品や管理方法を記します。自宅備蓄用筆者はキッチンの棚に保存食品を常備しています。災害時、近くにスーパーやコンビニがあっても、商品が買えない場合もあります。家で消費する備蓄用食品は最低3日分あると安心です。特に重宝するのは、「レトルトご飯」「アルファ米」「インスタント麺」「カップみそ汁」「レトルト食品」「缶詰」「乾物」です。masa / PIXTA(ピクスタ)dorry / PIXTA(ピクスタ)その他、缶詰入りのパン、お菓子など普段からよく食べているものを備えておくとよいでしょう。また、飲料水の備蓄もお忘れなく。ミネラルウォーター以外にも水道水を空のボトルに入れ冷凍庫に入れておくと、いざという時に飲料水や調理水として使えます。避難持ち出し用持ち出し用食品はひとまとめにして、キッチンの棚に収めています。玄関すぐの場所にキッチンがあるため、万が一非難する場合、リュックに食品バッグをさっと入れて非難するイメージをしています。現在は100均のクラフトバッグに入れており、一見小さいようですが、バッグを計量すると2kgもの食品が入っています。たんぱく質摂取のために魚肉ソーセージやおつまみ系の乾物もオススメです。筆者は災害用食品ではなく、スーパーなどで手に入る賞味期限の長い食品を備蓄しています。期限が半年ベースになるため、バッグの表面にメモを貼り、期限が最短の食品には期限を記し、年に2回程度入れ替えるローリングストック方法をとっています。忘れがちですが食品と一緒に箸やフォーク類、ビニール袋も同封します。dorry / PIXTA(ピクスタ)災害レベルではなくても猛暑、大雪、体調不良で買い物に出られない(出たくない)時にも食品ストックは役立つので、ひとり暮らしだからこそ使ったら補充していく仕組み作りは大切です。■ カップ焼きそばは水で作る!「サルベージクッキング」って?「サルベージクッキング」という言葉をご存じでしょうか。食品ロスが社会問題になっていますが、「食品を無駄なく使う」ことをモットーに従来の調理方法から発想を柔軟にして調理するのが「サルベージクッキング」です。ここでは備蓄食品を使った2つのオススメレシピをご紹介します。1.缶詰と乾物を一緒に調理するまず、味付きの鯖缶と切り干し大根をポリ袋に入れます。それを揉み込み、切り干し大根が柔らかくなったらでき上がりです。共に栄養価の高い食品で、鯖缶をツナ缶や他の缶詰に変えても作れます。2.「カップ焼きそば」は水を戻して食べる!作り方は常温の水をカップ麺容器に入れ、15分待つだけ。水分を除き、付属のソースなどを和えればでき上がりです。ここでポイントです!通常500ml程度の熱湯を使いますが、災害時はとにかく水が貴重。筆者は400mlの水で途中麺を混ぜながら極力水を使わずに戻しました。災害時は水が貴重なので、麺を戻した水をスープなどに転用するなど工夫を心掛けてください。当然温かい麺の方が美味しく食べられますが、水で作っても十分にお腹を満たすことができます。ひとり暮らしの際、実家、恋人、友人知人などのところへ身を寄せる場合が多々ありますが、備蓄食料を持っていると分け合うこともできます。最低限自分一人の食事をまかなえるよう、「備え」という自助努力は常に持ち合わせていたいですね。
2018年08月26日私たちが住む日本では、地震や水害などの自然災害が起こった際に、避難を余儀なくされることがあります。その時に、意外とどのようにしたらいいのか悩んでしまうのが、ペットのことです。防災グッズは何が必要か、心掛けておくことはあるかなど、いざという時に困らないように、日頃からペットの防災について考えておきましょう。今回はその対策を4つご紹介します。■ 1. 災害時はペットを連れて避難したほうがいい!阪神淡路大震災や東日本大震災では、愛犬や愛猫を自宅に残したまま避難した飼い主さんが数多くいました。hashisatochan / PIXTA(ピクスタ)今月の頭に起きた西日本豪雨でも、愛犬を自宅に残したまま避難した家族が無事に再会したという報道がありました。ペットを飼っている人の中には「犬や猫を避難所に連れて行っては迷惑なのでは」と思っているかもしれませんが、そんなことはありません。愛犬や愛猫などのペットを家に置いたまま、もしくは放した状態で避難すると、野良犬や野良猫を発生させる可能性があります。環境省が発行している「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」では、避難所への“ペットの同行避難”を推奨しています。いざという時に焦らないよう、家族で避難ルートと避難場所の確認をしておきましょう。佐竹 美幸 / PIXTA(ピクスタ)また、居住地域で行われる避難訓練には、ペットと共に参加することをオススメします。■ 2. 避難時に役立つように普段からの備えやトレーニングを!避難所には犬や猫が苦手な人もいることを忘れてはいけません。そこで重要なのが、日頃からしつけや健康管理を心掛けおくことです。そうすれば、良い印象を与えることができます。予防接種とクレートトレーニングは、普段から備えてきましょう。「クレート」とは犬や猫を運ぶ入れ物のことで、キャリーバッグの一種です。避難先では犬や猫を放しておけないため、クレートに入れることになります。しかし、ここで問題なのが、クレートに入ったことがない、もしくは慣れていない犬や猫の場合です。そのような犬や猫がクレート内で長時間過ごすのは大きなストレスになるので、日頃からクレートトレーニングをしておきましょう。■ 3. フードと水などの「ペット用避難グッズ」は1週間分は準備しておく!ペットとの同行避難をした際に困らないよう、「ペット用避難グッズ」を準備しておきましょう。市販の「ペット用避難袋」を購入するのも良いですが、家にあるペットグッズの中から避難時に必要なものをまとめておいてもOKです。犬や猫の防災グッズフード(1週間分)水(1週間分)常備薬リード迷子札鑑札狂犬病予防注射済票ペットシーツタオル 、 食器(折りたたみ式のものが便利)うんち袋愛犬・愛猫手帳愛犬や愛猫の写真(顔、全身、特徴がわかる部位など)水のいらないシャンプーブラシ援助物資は災害発生の数日から1週間程度で現地に届くことが予想されます。しかし、処方食は簡単には手に入らない可能性があるので、普段から食べさせている処方食を避難袋に備えておいてください。ドライフードは、1食分ごとに小分けにしておくと与えやすいです。■ 4. 犬猫のハウスは窓ガラスから離しておこう地震などの災害が起こると、部屋の中の物が倒れ、散乱します。ケガ予防のためにも、犬や猫のハウスはガラスの側には置かないこと。チンク / PIXTA(ピクスタ)またハウスの周囲にある家具の上には物を置かず、倒れないように固定しておいてください。瓦礫などでケガをしないように、犬は肉球保護の靴を準備しておくのが良いでしょう。ただし、靴は履き慣れていないと上手に歩けないので、日頃から練習して慣らしておくことをオススメします。災害が発生した時、飼い主さんが愛犬や愛猫の側にいられるとは限りません。近所に住んでいる友人や知人に、万が一の際は家の被害状況や犬や猫の安否を知らせてもらえるよう、前もって頼んでおくのが良いと思います。ペットと同行避難した避難所では、飼い主さん同士で情報を共有し、みんなで支え合いましょう。【参考】※環境省 「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」
2018年07月27日地震や洪水、土砂崩れ…。災害列島・日本で、生きていくためには、危機感とサバイバル能力が不可欠と思い知らされる日々。子どものためにも、どんなときでもへこたれない、気持ちの強さとスキルを身につけたいと考えるママたちも多いことだろう。そんな「もしも」を生き抜くためのシミュレーションを実行している先輩ママが、日ごろ行っている訓練を教えてくれました。■家族で実行! 休日サバイバル本を読んだりネットで調べたりして知識を詰め込むことも大事ですが、なによりも行動してみることが大切。災害訓練を行っているママは、家族のそろう休日などを利用し、「もしも」に思いをはせるようにしているのだとか。<先輩ママが実施している災害訓練>・大地震を想定して、家の中でどう身を守るべきかシミュレーション・家から最寄りの指定避難場所まで、歩いてルート確認・もしものときの連絡手段や集合場所などをこまめに相談・テントを張ったり火をおこしたり、野外生活を体験・電気・ガス・水道を使わない日を体験安心快適、何でもそろう便利な日常から一歩離れると、そこは戸惑うばかりの未知の世界。日頃から、日常と災害時とのギャップを少しでも埋めるよう訓練しておけば、いざというとき必ず、大きな支えとなるはずです。 ■もしも水が出なかったら…私たちの生活の中で重要なポジションをしめるのが、電気・ガス・水道の三大ライフライン。光熱関係をすべて遮断してしまうと、できなくなることのあまりの多さに、あらためてびっくりするはず。それでも、ガスや電気がない生活は、カセットコンロや懐中電灯を使う、缶詰やレトルトを代用する、着るものをコントロールするなどすれば、どうにかしのげるものです。しかし水は、かなり深刻。風呂やトイレに支障が出るのはもちろんのこと、ちょっとした手洗いすらままならない状況は、かなりの不快感をともないます。だからママたちが「超重要!」と口をそろえるのが、「水ナシ生活」の訓練。汗を流せずカラダ全体がベタベタ、洗い物はたまり、顔も洗えず歯も磨けず、トイレに汚物がそのまま…。そんな事態を一日でも経験すると、どんな人でも意識はガラリと変わります。子どもにも、自然と危機感と行動力が備わるそうです。■水ナシに備える4つのグッズ水ナシ生活を体験すると、意外な必需品が見えてくるというメリットも。水、食料、ラジオ、懐中電灯、ライター、毛布…。よくいわれるメジャーな災害用備品のほかに、先輩ママたちがおすすめするグッズが4つありました!<先輩ママが教える災害用備品>●ポリタンク大事な水を確保・保存するためには、フタがしまってこぼれない、持ち運び可能な大きめの容器が不可欠。●ウエットティッシュ・お尻拭き水がなくても、サッと拭いただけで汚れを落とせる。乾燥しやすいので、定期的に備品の入れ替えを。●おむつおむつの取れた大きな子どもにも、非常時ははかせておくと安心。生理の対応にも役立つ。●ラップ洗えない食器に敷く、包帯の代わり、割れたガラス窓の応急処置など、保護や防御のためにいろいろな使い勝手がある。災害グッズとしてかなり用途は広い。いつか来るかもしれない「もしも」。ママが率先して、しっかり準備しておきたいですね。
2016年11月11日サンワダイレクトから、優れた粘着性と低弾性のジェルで震度7までの揺れでもテレビやパソコンなどの転倒を防ぐ、目立ちにくい透明の耐震ジェル「200-QL002CL_003CL_005CL」が発売されました。耐震度7に対応したクリア色の耐震ジェルこの製品は、耐震度7に対応したクリア色の耐震ジェルです。耐震ジェルは青などの色がついている物が一般的に多く販売されており、機器に設置すると耐震ジェルが目立つ場合があります。しかし、本製品はクリアなので、設置しても目立ちにくく、機器のデザイン性を損ねる心配がないのが特徴となっています。丸型と四角形を用意QL002CLは丸型の直径40mm、200-QL003CLは40×40mmの四角形、どちらも小型サイズの4枚入りで、ディスプレイの脚裏などに最適です。200-QL005CLは65×65mmの四角形1枚入りで、複数枚合わせて液晶テレビやパソコン本体などの設置に最適です。対象重量物は、200-QL002CL、200-QL003CLが1枚当たり約10kg、200-QL005CLが1枚当たり約40kgで、設置する対象物に合わせて選ぶことが出来ます。耐震度は震度7まで対応で、設置機器を地震からしっかり守ります。粘着力が落ちた時は水で洗うと粘着力が復活するので、再設置や貼り直しにも対応できます。■製品詳細耐震マット(耐震ジェル・テレビ&パソコン対応・耐震度7)型番:200-QL002CL、200-QL003CL、200-QL005CL 販売価格:各815円(税抜)製品の本体サイズは、200-QL002CLが丸型で直径約40mm、200-QL003CLが四角形で約40×40mm、200-QL005CLが四角形で約65×65mmです。200-QL002CL、200-QL003CLは4枚入り、200-QL005CLは1枚入りです。商品ページ
2016年09月21日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(52)が、24日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、震災時の"笑い"について持論を展開した。松本は、震災時のバラエティ番組の自粛について、「バラエティをやってはいけないとは思わないけど、内容と番組次第」と発言。「笑いって、仕掛ける方も仕掛けられる方もある程度の余裕がないと成立しないものだと思う。今回のように極度の緊張の中で中途半端な下手な笑いをやると怒りが生まれるのは当然だと思う」との考えを示した。そして、「許される笑いと許されない笑いがある」とし、「ダウンタウンの笑いはこういう時は不謹慎」と断言。「ダウンタウンはこういう時は出る幕はないなと思います」と話した。東野幸治が「どういうタイプのお笑いなら?」と聞くと、ウッチャンナンチャンや『笑点』を挙げ、「『笑っていいとも!』はよかった。安心感あった」と加えた。歌手で俳優の武田鉄矢は、「バラエティでだれが出てるかっていうのが安心のバロメーターになる」と意見。「松ちゃんが全部消えたっていう流し方をした場合、『何か悪いことがまだ起きるんじゃないか』。松本さんが出てくると、『大丈夫だよ、松ちゃん出てる』」と語り、「安定した日常のシンボル」と表現した。
2016年04月24日1995年の阪神・淡路大震災、2004年・2007年の新潟県中越地方を襲った大地震、そして2011年の東日本大震災と、大きな地震が起こってきたなか、今度は熊本県を震源とした震度7の大地震が発生しました。死亡者9人、避難者4万4,000人超、けが人800人超(2016年4月15日12:00時点)のこの地震は、発生が夜間だったこともあり、被害の全容の把握に時間がかかっているようです。このような地震をはじめとした災害にあったとき、私たちはどうしたらよいのでしょう。親として、自分だけでなく、子どもや家族の身も守る必要があります。そこで、過去にウーマンエキサイトに掲載された災害時、安全に行動するための備えをテーマにしたコラムをまとめました。被害にあわれた方々のご無事を願うとともに、多くの皆さんの参考になれば幸いです。■まずは災害時への備え、防災グッズを確認・ これで完璧! 防災への備え、何をどれくらい揃えたらいいのか(その1) ・ これで完璧! 防災への備え、何をどれくらい揃えたらいいのか(その2) 災害が起こると「防災グッズを確認しなければ!」と思いますが、いまの備えが十分なのか足りないのか、はたまた何をどのくらい買い足す必要があるのかとなると、よくわからないのではないでしょうか。ひとくちに「防災グッズ」と言っても、災害があった直後に避難するときに持っていくものと、その後に使うものとでは、その中身も量も変わってきます。非常持ち出し品と家庭備蓄品、それぞれのポイントと具体例をまとめています。 ■最低1週間分、災害用備蓄は適切に収納・管理を・ 防災グッズはどうやって収納するのがベストなのか?(1) ・ 防災グッズはどうやって収納するのがベストなのか?(2) 以前は「最低3日分あれば大丈夫」と言われていた災害用の備蓄品ですが、最近では「1週間分必要」という話もあるようです。非常食や飲料水といった災害用備蓄品は、いざというとき、すぐに取り出せるよう、適切に保管・管理をする必要があります。そのための方法を解説しています。 ■災害にあったらどうすればよいか? 避難する前に知っておきたいこと・ 家で子供と大地震にあったら――子供と自分の身を守る「安全な家」の作り方 ・ 大地震の後、すぐに避難はNG× 災害時、避難する前にママが知っておきたいこと5つ ・ 東日本大震災から5年 災害に備えて私たちにできる3つのこと 家の中で大地震にあったらどうしますか? 突然大きな揺れがきても、家の中は安全でしょうか? 自宅で大地震にあったら、大きな揺れがおさまった後は、どう行動するべき? 特に、小さな子どもを抱えて安全に行動するには、しっかり準備をすることが必要です。まさかの時に備えて、地震直後に想定される危険をシミュレーションしてみましょう。 いつ襲ってくるかわからない災害に備えて、いまできることをしておきましょう。
2016年04月16日東日本大震災から4年半が経過し、震災前に近い生活に戻っている方も少なくないかもしれません。でも、被災地にとり残されたペットたちは、いまどうしているのでしょうか?福島県飯舘村を中心にボランティア活動を行っている『横浜わんニャンの会』代表、池田千代子さんに現状を伺いました。■600匹以上のペットたちが飼い主を待っている2015年8月現在、被災地にとり残されたペットたちは福島県飯舘村だけでも約600匹以上もいるそうです。ただし飯舘村を除く他地域において、現在野生化しているペットの正確な頭数を把握するのはほぼ不可能。また、飼い主を亡くしたペットたちは、仮設住宅に入れ連ないなど事情はさまざまです。「避難先から一時帰宅し、短い時間でもペットと触れ合える飼い主もいれば、選択の余地なく諦めざるを得ない飼い主もいます」と池田さん。しかも、給餌活動も容易ではありません。池田さんによると、各団体ごとにより給餌ポイント(活動拠点)を設けて手分けして活動しているものの、現地へ足を運べるのはせいぜい1週間に1度。その間、とり残されたペットたちは、空腹に耐えているのだそうです。いったい、どんな思いで人間を待っているのでしょうか……。さらにペットたちは、ボランティアによって避妊、去勢手術が行われるもすべての手術完了には至らず、2代目3代目と繁殖しているパターンも。まさに悲劇の連鎖です。■被災地のペットは私達の想像以上に過酷な状況下そして被災地のペットたちは、犬と猫で微妙に生活が異なります。犬たちはボランティアによってハウスが設置され、自由がきく長さを保てるリードにつけ替えられ、繋ぎ止めておけない猫たちは住み慣れた地で給餌ボランティアの訪問を待ち続けています。ただ冬場は雪に閉ざされるため、除雪をしてもすぐ雪は積もり、飲み水も凍る始末。犬や猫たちは、寒さに震えながらも冷たい氷を舐めて飢えをしのがなければならないのです。夏場も、毛皮のある犬や猫には過酷です。そこで池田さんたちは、暑さをしのげるようにハウスに屋根を取りつけたりしているそう。四季を問わずボランティア活動は続いているのです。被災地にとり残されたペットたちは、愛情を受けながらともに生活してきた過去があるだけに人間への不信感も薄く、ボランティアの訪問に体全体を使って喜びの表現を示すのだとか。すでに里親の元へ戻ったペットもいますが、それはほんのひと握り。廃墟と化した家屋や施設を住処にし、厳冬、猛暑のなかを彷徨い歩くペットたちも少なくないのです。しかも、人間がいなくなった土地は先住の野生動物たちの楽園と化しており、人間慣れしたペットたちと野生動物の生きる戦いも繰り広げられているそうです。■いまもペットや飼い主たちは苦しみ続けている人間に大事にされて生きてきたペットたちが、震災以降にサバイバルを強いられている。「彼らの生きる環境が、不幸である原因が、果たして彼らの罪によるものでしょうか」(『清川しっぽ村だより』より引用)ものいわぬペットたちはもちろん、家族同然で暮らしてきた犬や猫たちを手放さなければならなかった飼い主の苦痛はどれほどでしょうか。残されたペットたちも、昼夜を問わず飼い主を探し続け、いつか迎えに来てくれると信じていることでしょう。やせ細りながらも住み慣れた地を彷徨い、怪我をしながらも飢えと寒さ暑さに耐え続けるしかないペットたち。そうした現状が、いまなお途切れることなく存在しているのです。(文/池田モモ)【取材協力】※横浜わんニャンの会【参考】※清川しっぽ村(『横浜わんニャンの会』と『清川しっぽ村』は協力団体です)
2015年08月15日兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい
モラハラ夫図鑑