自宅で開業したいけれど、何から始めていいのかサッパリ分からない主婦も多いのでは?そこで、主婦が自宅で開業するにあたって必要なことや、おすすめの資格を紹介します。また、主婦が開業すると、夫の扶養家族から外れてしまう場合も。所得税や社会保険料についても紹介しますので、準備万端の体制で開業にのぞみましょう。主婦が自宅で開業するのをおすすめする理由とは?自宅で開業するべきか、自宅外で働くべきか、迷っている主婦も多いのでは?そこで、主婦が自宅で開業するメリットを紹介します。1.家事や育児の合間に仕事ができる主婦が自宅で開業する最大のメリットは、好きな時間に仕事ができること。自宅外で働く場合、通勤や勤務時間中は拘束されてしまいます。自宅で開業すれば、家事や育児の時間を確保しながら、空いた時間に仕事ができます。また、小さい子どもがいると、病気をしたり学校行事に参加する必要があったり、仕事を遅刻・休まざるを得ない機会が多々訪れます。勤務先に都度申告することに、負い目やストレスを感じる場合も。自宅で開業すれば、自分で時間をやりくりできるので便利です。2.少ない資金で開業できる自宅で開業する場合、敷金や家賃、光熱費を払う必要がありません。青色申告すれば、家賃や光熱費の一部を経費として計上できるメリットも。ただし、経費として計上した部分は、住宅ローン控除の適用を受けられないので注意しましょう。3.人間関係によるストレスがない自宅外で仕事をすると、上司や同僚との人間関係に悩まされる場合があります。自宅で開業すれば上司も同僚もいないため、人間関係のわずらわしさに悩まされないのも大きなメリットです。4.収入を自分で調整できる自分で収入を得ると、夫の扶養家族から外れてしまう可能性も。配偶者控除を受けられなくなったり、自分で社会保険に加入したりする必要があります。自宅で開業すれば、自分で収入を調整し、配偶者控除などの優遇を受けられます。具体的には、「所得税」「社会保険」「夫の会社からの手当」の3つに注意しましょう。所得税夫の合計所得金額が1,000万円以下であれば、配偶者控除と配偶者特別控除を受けられます。配偶者控除は合計所得金額38万円以下、配偶者特別控除は38万円超123万円以下の場合に適用されます。配偶者控除を受けたいなら、自分の所得を38万円以下におさえましょう。社会保険料自分の「収入-最低限の経費」が130万円未満であれば、夫の社会保険に引き続き加入できます。130万円以上になると、自分で国民健康保険に加入しなければなりません。国民健康保険料は、地域や自分の所得によって変わります。例えば、江戸川区在住の30歳で所得が150万円なら、1ヶ月あたりの保険料は13,707円です。夫の社会保険に加入し続けたいなら、「収入-最低限の経費」を130万円未満におさえましょう。ただし、「最低限の経費」の解釈は健康保険組合によって異なるため、夫が加盟する組合に確認することが大切です。夫の会社からの手当会社によっては、扶養手当などを支給しています。扶養から外れると支給されない手当もあるため、夫の勤務先に確認しましょう。5.いつでも閉業できる開業すると個人事業主となるため、自分の判断でいつでも閉業できます。自宅で開業している場合は、事務所を引き払う手間もないので便利です。 主婦が自宅で開業するにあたって必要なことは?自宅で開業するにあたって、提出するべき書類があります。次に、自宅で開業する上で、おさえておきたいポイントを紹介します。開業届を提出する必要がある新たに事業を開始したときには、開業届を税務署に提出しなければなりません。正式には「個人事業の開業届出・廃業届出等手続」と呼ばれています。[提出時期]事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください。なお、提出期限が土・日曜日・祝日等に当たる場合は、これらの日の翌日が期限となります。国税庁:確定申告する必要がある自宅で開業して所得が38万円を超えた場合、税務署に1年間の収支を申告しなければなりません。前年1月1日~12月31日までの収支を、2月16日~3月15日の期間に申告します。確定申告には「白色申告」「青色申告」の2種類あります。青色申告の場合、帳簿づけが複雑になりますが、最高65万円の特別控除を受けられたり、赤字を3年間繰り越せたりするメリットがあります。青色申告する場合には、「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出しなければいけません。(1) 原則新たに青色申告の申請をする人は、その年の3月15日までに「青色申告承認申請書」を納税地の所轄税務署長に提出してください。(2) 新規開業した場合(その年の1月16日以後に新規に業務を開始した場合)業務を開始した日から2か月以内に「青色申告承認申請書」を納税地の所轄税務署長に提出してください。国税庁:主婦の自宅開業でおすすめの資格-ネイリストネイルサロンは、主婦が自宅で開業しやすい仕事のひとつです。開業するにあたって最低限必要なのは、ネイル道具一式・テーブル・椅子だけ。大がかりな機材を購入する必要がないので、狭い部屋でも開業できます。ネイリストになるためには、美容師のように国家資格は必要ありません。ただし自宅で開業するにあたっては、ネイルについての知識や技術を習得していることを証明するため、資格を取得しておくのがおすすめです。次に、ネイリストの代表的な民間資格を紹介します。JNECネイリスト技能検定試験「公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター」が実施しているネイリストの検定試験。平成29年12月現在で約76万4千人が受験し、約46万人が資格を取得しています。ネイルの検定試験としては最も多く、業界を代表する資格のひとつです。検定試験は、1~3級まで準備されていて、各級共通で筆記と実技試験を行います。試験は例年、春・夏・秋・冬の4回実施されます。各級の合格基準は次の通りです。1級を最高とし、1級、2級、3級の段階に分かれています1級トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術及び知識。2級サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術及び知識。3級ネイリストベーシックのマスター。ネイルケア、ネイルアートに関する基本的な技術及び知識。公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センターネイリスト技能検定3級【受験資格】義務教育修了者【受験料】税込6,600円【合格率(2018年・春)】92.2%JNECネイリスト技能検定2級【受験資格】ネイリスト技能検定試験3級取得者【受験料】税込8,800円【合格率(2018年・春)】50.2%JNECネイリスト技能検定1級【受験資格】ネイリスト技能検定試験2級取得者【受験料】税込11,000円【合格率(2018年・春)】42.9%JNAジェルネイル技能検定試験1985年に設立された「NPO法人日本ネイリスト協会」が実施しているジェルネイルの検定試験。検定試験は初~上級まで準備されていて、全国で10万人以上が取得しています。各級共通で筆記と実技試験を行い、試験は例年、春・冬の2回実施されます。各級の合格基準は次の通りです。・初級 ネイルケアのベーシックマスターとジェルネイルを施術するために必要な基礎的知識と技術の修得・中級 ネイルケアとジェルネイルを施術するためにプロとしてサロンワークに必要な専門知識と技術の修得・上級 ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的知識と技術の修得NPO法人日本ネイリスト協会ジェルネイル技能検定初級【受験資格】義務教育修了者【受験料】税込9,720円JNAジェルネイル技能検定中級【受験資格】JNAジェルネイル技能検定初級合格者【受験料】税込12,960円JNAジェルネイル技能検定上級【受験資格】JNAジェルネイル技能検定中級合格者【受験料】税込16,200円JNA認定ネイルサロン衛生管理士「NPO法人日本ネイリスト協会」が、ネイルサロンにおける衛生管理自主基準と、安全で安心なネイルサービスの普及、公衆衛生の向上に資することを目的として導入している資格制度。平成30年3月末日現在で、62,802名が資格取得しています。この資格と「ネイリスト技能検定2級」or「JNAジェルネイル技能検定中級」を取得し、賠償責任保険加入などの条件を満たせば、「JNA認定ネイルサロン」として認められます。約180分の講習会を受講し、確認テスト(筆記)に合格すれば資格を取得。講習は毎月実施されていて、資格取得者には認定証と資格バッジが授与されます。【受験資格】18歳以上【受験料】税込16,200円 主婦の自宅開業でおすすめの資格-野菜ソムリエ主婦が自宅で開業する場合、お料理教室もおすすめのひとつです。一度に数名のお客様を相手にできるため、収入アップも見込めます。自宅のキッチンと道具を活用すれば、開業するにあたって準備するものはありません。ほとんどのお料理教室は予約制のため、食材や調味料を無駄にすることがないのもメリットです。お料理教室を開くにあたって、特別な資格は必要ありません。ただし、何らかの資格を取得すれば、信用と顧客獲得につながります。なかでもおすすめの資格が、野菜ソムリエ。一般社団法人 日本野菜ソムリエ協会」が認定する民間資格で、野菜・果物の選び方や栄養、素材に合わせた調理法など幅広い知識が身につきます。資格取得者は、「日本野菜ソムリエ協会認定料理教室」のライセンスを取得できるのもメリットです。【資格取得までの流れ】・講座受講全7科目(1科目2時間)・課題提出・修了試験【受講料】税込148,000円講座は、全国各地にある協会指定の会場で受講できます。全通信制でも学べるため、近くに会場がない主婦も便利です。 おすすめの資格を取得して自宅開業を目指そう主婦が自宅で開業すれば、自分のライフスタイルに応じた働き方ができます。開業にあたっては、扶養控除も考慮することが大切です。おすすめの資格も参考にして、主婦でも自宅開業を目指しましょう。
2018年09月12日結婚や出産を機に専業主婦になったけれど、やっぱり働きたい。家計のために、自分が自由に使えるお金のために、自分の収入がほしい。こうした願望を持つ女性は少なくないでしょう。しかし、もともと専門職に就いていたというわけでもなければ、新たに好条件の仕事にありつくのは難しいもの。「何か資格があればなあ……」と思ったことがあるかたもいるのではないでしょうか。ライフスタイルが変わりやすい女性にとって、仕事に活かせる資格は、長い目で見ても取っておいて損はありません。このページでは、主婦が働きやすい職種に必要な資格をご紹介します。主婦が資格を取るときの条件仕事につながる資格には色々なものがあります。しかし主婦にとっては、自分の好きな資格であれば何でもいいわけではありません。「主婦業と資格取得勉強との両立ができる」ことと、「その後の仕事が子持ち主婦でも採用されやすく、続けやすい」ことが重要なポイントです。時短勤務ができるいざ資格を取ってから働き始めようとしたときに、時短勤務を導入しているところが極端に少ないと、結局働き始められません。業界全体の傾向として、時短勤務がしやすいかどうかをざっと把握しておくと良いですよ。在宅で勉強できる資格を取得するにあたり、専門学校への通学が必須であったり、スクーリングや実習が頻繁にあったりすると、子育て中の主婦にとってはハードルがぐんと上がってしまいます。資格を取るなら、在宅で勉強できるものを選びたいところです。高収入である資格の取得にもお金がかかります。また、ただ資格を取りたいから取るわけではなく、仕事のために取るんですから、その後の収入面も大きな条件。資格不要で働くものよりも、資格があることで高収入が見込める仕事を狙っていきましょう。 おすすめの資格宅地建物取引士どれくらい稼げる?月給にして約22万程度からのところが多いようです。アルバイトや派遣の場合、時給1,200円~1,500円程度が相場です。仕事内容不動産業界で働く仕事です。不動産・土地の売買は、一般人にとってはわからないことだらけ。不当な契約を結ばされてしまうリスクも伴います。 宅建士は、契約に際してお客様に必要な事項を説明することが仕事です。そもそも、そうした説明は宅建士しかしてはいけないのが法的なルール。宅地建物取引士は不動産取引に関する専門家です。資格取得難易度試験は全部で50問。過去の傾向から、正答率約7割が合格の基準です。登録販売者どれくらい稼げる?正社員雇用で月給は21万円以上が可能なようです。登録販売者の資格があることで、手当が別途つくことも。アルバイトやパートでは、時給1,100円以上が目安。登録販売者の手当てがあるところや、持っている人の採用を優遇しているところなど、さまざまです。仕事内容登録販売者とは、ドラッグストアや薬局で一般用医薬品の販売ができる資格です。一般用医薬品は、風邪薬や鎮痛剤など。薬剤師との違いは、第一類医薬品の販売ができないことと、処方箋に記された薬の調剤ができないことが挙げられます。 登録販売者は、薬のうち9割を占める第二類・第三類医薬品の取り扱いができるため、今後ますますニーズが高まると考えられています。資格取得難易度合格ラインは、各科目のおよそ7割以上。基準点は都道府県により異なります。上位から何人といった定員がないため、しっかり勉強しておくことで取得しやすいといえるでしょう。調剤薬局事務どれくらい稼げる?正社員雇用で月給15~18万円が目安。アルバイトや派遣では、時給800円程度のところから時給1,700円程度まで、幅が広いです。仕事内容調剤薬局で、窓口に来たかたの保険証やお薬手帳、処方箋を確認後薬剤師に渡し、会計をして見送る一連の接客を行います。 薬剤師が調剤した薬のレセプト(調剤報酬明細書)を作成するのも調剤薬局事務の仕事です。資格取得難易度調剤薬局事務の試験は丸暗記をしなければならないわけではなく、働くうえで必要な知識が身についているかを確認する試験内容となっています。暗記が苦手な人でもチャレンジしやすい資格試験だといえるでしょう。他に稼げる資格ほか、仕事につながる資格としては、以下に挙げるものなどがあります。電気工事士社会保険労務士保育士中小企業診断士しかしこれらは資格取得後、実務経験が就職に必要であったり、正社員雇用がメインだったりと、柔軟な働きかたが難しい傾向。主婦がゼロから始めるにはハードルが少し高いかもしれません。 気になる資格は見つかりましたか?就職に有利になったり、資格手当がついたり。資格を持っていることで、選択の幅が広がるはずです。気になる資格があれば、まずは資格サイトで資料請求をするなど、行動を起こしてみてくださいね。 参考:宅建とはどんな資格?宅建士はどんな職業?資格の概要や仕事内容・活躍業界|コラム|宅建ユーキャンの登録販売者講座|登録販売者とはユーキャンの調剤薬局事務講座|調剤薬局事務とは
2018年08月16日育休明けの職場復帰や、子どもの進級により新たに仕事をスタートしたり……。仕事を始めると多くの主婦があらゆる「壁」にぶつかると聞きます。「家庭を持つ前のようにバリバリ働けるはず!」と思い描いていると、思わぬギャップにストレスを抱えることがあるかもしれません。今回は、主婦が仕事を始めて降りかかった”家庭での想定外”のお話です。■ 約9割の働く主婦が”想定外”の事態を経験主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研が、”仕事をスタートしたことで降りかかった想定外”をテーマにアンケート調査を実施しました。「働く前には想定外だった出来事が起きたことはありますか?」という質問をすると、「ある」と答えた主婦の方はなんと全体の87.5%!子どもの風邪で思った以上に欠勤しなければならない、夫が非協力的でイライラMAX!、家事ができずに家の掃除まで手が回らない……、誰もが抱く仕事復帰後のあるあるネタが、想定外の内容として浮かんできます。プラナ / PIXTA(ピクスタ)これらのレベルが想定していた以上であったために”想定外”と答える割合がこれだけ膨らんだのでしょうか?photomai / PIXTA(ピクスタ)しかし、どうも”悪い”想定外ばかり起きているわけではなさそうなんです。■ “良い”想定外の出来事とは?想定外と聞くと、マイナスイメージを思い浮かべてしまいますが、仕事を始めて降りかかった“想定外”は、「良いことと悪いこと」両方あったと答える割合が52.1%にものぼります。アンケート調査の、想定外の良い出来事として以下のことが挙がりました。生活にハリがでた子どもがお手伝いを積極的にしてくれるようになった収入が増えたことでイライラしなくなったなどphotomai / PIXTA(ピクスタ)筆者は、働き出したことで、お金の無駄遣いをしなくなった(自由な時間が少なくなるため必要なものしか買わなくなる)、夫への感謝の気持ちが倍増したことは良い想定外の出来事と感じています。tomcat / PIXTA(ピクスタ)良い出来事と悪い出来事の起こる割合が気になるところですが、良い出来事を見てみると、子どもとの良い意味での距離ができるために、子どもは自立するようになりますし、規則正しい生活への期待もできます。世帯収入は確実に増えるので、買い物やレジャーなどの選択肢が増えることも嬉しいですね。tomcat / PIXTA(ピクスタ)■ 仕事をしたい理由1位は「自分又は家族の生活を豊かにするため」そもそも主婦が働く理由とは何でしょうか?グラフを見てみると一家を支えてくれている男性と違って、働きたい理由がかなり細かいように感じます。ふじよ / PIXTA(ピクスタ)社会と繋がりたい、出産しても子育て以外で評価され成長したい、こういった思いが重なることで、想定外が生じやすくなるのかもしれません。最近は女性が働き出すと以下のような問題が生じてきます。育休前とは違う部署に配属される、保育園が見つからない希望の勤務時間帯の仕事がない、パートの面接に受からないしかし、この時代にあらゆる壁を乗り越えて、働くことをスタートさせた女性はそれだけで才能がある、と筆者は思います。働き出しやすい環境の整備にも今後は期待したいですね。【しゅふJOB総研調べ】【参考】※仕事を始めて降りかかった家庭での想定外って?「良い想定外」14.8%、「悪い想定外」25.8%、「良いことと悪いこと両方」52.1%
2018年08月06日昔は「男が仕事をして、女が家庭を守る」なんて考え方もありました。でもいまは、女性の社会進出に注目が集まり、ママが働いていることは珍しいことではありません。とはいえ、男性の本音はどうなのでしょうか?自分のパートナーには仕事をしてもらいたい?それとも家庭を守ってもらいたい?専業主婦よりも共働きを支持する男性が多い仕事をしてキャリアを積みたい。老後のために貯金をしたい。または、仕事はせずに専業主婦として夫をサポートしたり、育児に専念したいなど、女性側の考えも気になるところではありますが、今回は男性の考えに注目!本音を探ったところ、恋愛・婚活のマッチングサービスアプリ「pairs(ペアーズ)」を運営する株式会社エウレカが、2015年10月に同サービスに登録している全国の男性会員2669名を対象に実施したアンケート調査を発見。結婚する妻には、「専業主婦」と「共働き」どちらを希望するか質問したところ、結果は以下の通りに。1位:こだわらない(61.5%)2位:共働き(35.1%)3位:専業主婦(3.4%)1位の「こだわらない」をいったん除外すると、「専業主婦」よりも「共働き」を望む男性が圧倒的に多いことがわかります。結婚して将来子どもが生まれれば教育費がかかったり、自分たちの老後のことを考えると、少しでも貯金を増やしておきたい。そんなとき、妻にも仕事をしてもらい、2人で家計を築きたいというのが、男性の本音かもしれません。一方で「専業主婦」を望む男性がいるのも事実。2人で仕事をするよりも掃除や洗濯、毎日の食事の用意など、仕事をする自分をサポートしてもらいたいと考えている人もいるようです。とはいえ、今回のアンケート結果の大多数を占めているのは、「こだわらない」で約6割。「専業主婦」になるか「共働き」になるのかは、自分と相手の状況や希望などをじっくり相談して、2人の理想的な夫婦像に近づけたいと考える男性がもっとも多そうです。専業主婦といっても「家事だけ」、「家事、育児」、「家事、育児、介護」など、いろいろ。もちろん、共働きも「正社員勤務」や「パート勤務」など、さまざまな働き方があるので、一概にどちらがいいとは言いづらいかもしれませんが、みなさんは「専業主婦」と「共働き」、どちらがいいと思いますか?(文・山手チカコ/考務店)
2018年03月06日夫も妻も仕事をする「共働き世帯」、妻だけが仕事をする「主夫世帯」など、夫婦のカタチは様々ありますが、夫だけが仕事をする「専業主婦世帯」は、代表的な夫婦のカタチのひとつ。専業主婦世帯では、家事や育児の大部分を主婦である妻が担うことがほとんどですが、とあるネット掲示板には、「専業主婦がこれをやったら夫がキレていいのはどれですか?」との投稿が…。「家事をしない」妻なら夫がキレても無理はない?この投稿は、(1)「家事をしない」、(2)「部屋を散らかしたまま片付けない」、(3)「夫の両親との付き合いを拒否」、(4)「夜の営みを拒否(半年以上)」、(5)「夫の言うことに対し、常に反対」という5つの項目が提示され、複数回答形式で回答するスタイル。どれもよくあるシチュエーションに思えるけれど、はたして結果は…?1位:家事をしない(9票)1位:夫の両親との付き合いを拒否(9票)3位:夫の言うことに対し、常に反対(8票)4位:部屋を散らかしたまま片付けない(7票)5位:夜の営みを拒否(半年以上)(5票)※票数は筆者が回答コメントを確認したもので、あいまいなコメントについては、近しい項目に点数を入れています「夜の営み」は慎重派が多いでは、それぞれの項目には、どのようなコメントが寄せられているのでしょうか?いくつかピックアップして紹介します。(1)「家事をしない」、(2)「部屋を散らかしたまま片付けない」に関しては、「家事は、手抜きであっても、しないと主婦ではないですね」との意見がある一方で、「妊娠中のつわりやうつ病などの精神的な理由でできないこともある」と、専業主婦とはいえ様々な事情があることを考慮し、理解を求めるコメントが散見されました。(3)「夫の両親との付き合いを拒否」では、「夫の親とのつきあいは必要。結婚するって、そういうこと」と、元は他人であるものの、結婚すれば家族になるため、義実家との付き合いを拒否することへ疑問の声もチラホラ。ただ、(4)「夜の営みを拒否(半年以上)」に関しては、「『夜の営みを拒否(半年以上)』はキレられて無理やりするものでもないし。これは話し合いやカウセリング、夫婦間の取り決めが必要」、「『夜の営みを拒否(半年以上)』はお互いの話し合いで解決。しなくても夫婦でありえます」といったように、しないことが悪いことではなく、話し合いやルール作りをすればいいとの意見が多い様子。なかには、「うちの主人でしたら、5項目すべてキレます(笑)というより、離婚届渡されちゃいますね」といったコメントや「6 夫の稼ぎに文句を言うこと」と、おそらく男性と思われるユーザーからの新たな項目を付け加えるコメントもありました。今回は、わかりやすくするためにあえて数値化し、コメントを紹介しましたが、家事が得意な人がいれば苦手な人もいて、「専業主婦」って、ひとくくりにはできないもの。また、気にする夫とそうでない夫がいるから、一概には上記の結果通りとは言い切れない部分もあります。おそらく大切なのは、それぞれの「得意・不得意」や「性格」、「家庭環境」などを鑑みて、“我が家のスタイル”を作り上げること。家事や育児のことでモヤモヤしているなら、一度夫婦でゆっくり話し合ってみてはいかがでしょうか?(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年03月02日ニュースなどで「あらゆる仕事が将来、AI(人工知能)に奪われる」と小耳にはさみ、内心、「私の仕事、正直AIでもできそう。マジヤバいかも」と思っていませんか?そんなあなたの不安がよりいっそう高められてしまうおもしろいサイトが登場しました。 それは、求人情報サイト「マッハバイト」による診断ページで、“自分の仕事が、将来どのくらいの確率で、どのようにその仕事が奪われるかを診断できる” というもの。さっそく、女性たちの仕事の未来を調査してみました。文・椎原茜「何コレ意味わかんな~い」と思いつつ超不安に!何にも知らずにこの「シンギュラリティ(※)駆逐度診断 」のサイトを訪れ、自分の仕事を入力してみると、大変な目にあいます。※シンギュラリティとはAI(人工知能)が人間の能力を超えること。2045年にその転換期がくるという通説があり、人間の仕事がAIに奪われると予測されている。例えば、「秘書」と入力してみると、いま話題のメディアアーティスト・落合陽一さん扮する、人工知能にとても詳しいという「落AI陽一」が、絶妙な表情やポーズで登場し、診断結果と共に次のように表示されます。いきなり「秘書はオウムにより89.3%駆逐されます」のひと言。意味不明な言葉を突き付けられ、息を飲む暇もなくスクロールしてみると「なるほど秘書ですか、気になりますよね。秘書は、オウムによって駆逐されます」と、さとすような落ち着いた口調でその理由が語られていきます。「海賊の船長はしばしば肩にオウムを乗っけていることがありますが、あれは船長のスケジュールを完璧に把握したAI秘書です。他のバリエージョンとして、頭に乗る目玉タイプの秘書もいます。というわけで、秘書は、オウムによって89.3%駆逐されます」……。まるで壊れたロボットのような回答に「何コレ意味わかんな~い!」と口をついて出そうになりつつも、胸の内に黒い不安が確かにうずを巻くのはなぜでしょうか。将来、オウム型や “目玉のおやじ” 型のAIロボットが登場し、秘書が不要になる……。そんな時代は、意外と想像に容易いのでリアルに怖いです。受付嬢の “愛嬌” は「猫」に取って代わられる!?他の女性たちの職業の未来についても不安になり、あらゆる駆逐度を調査。結果、思わぬ診断結果が次々と出てきました。「OLは接待ゴルファーロボにより89.6%駆逐されます」「受付嬢は猫により90.4%駆逐されます」「丸の内OLは企業アカウントにより90.7%駆逐されます」「キャビンアテンダントは蒸しタオルにより78.5%駆逐されます」「専業主婦は好奇心の芽生えに78.7%駆逐されます」「インスタグラマーはグラマーなお姉さんにより75.4%駆逐されます」いずれの診断結果も、相変わらず同じようなトーンと発想で展開されていましたが、ドキッとするような内容も。例えば、「受付」については、「簡単な受付業務を全て人工知能が行うようになると、受付に求められるのは愛嬌です」とのこと。愛嬌さえあればAI時代も乗り切れるのかと思いきや、「最終的には最強愛嬌生物の猫が適任、ということになるでしょう」と、愛嬌すら猫に奪われるという厳しい結末が!今の自分の仕事を診断してみると、「このままではヤバいかも?!」と良い意味で気づきが得られるかもしれません。本気で楽しんでいた落合お兄さんところで今回、「落AI陽一」としてこの診断に協力した落合陽一さんは、ただのお兄さんではありません。「現代の魔術師」と呼ばれ、今、とても注目を集めている人なのです。東京大学大学院の博士号を取得し、筑波大学学長補佐、大阪芸術大学客員教授などの数々の肩書きを持ち、さらに世界最先端の研究者に贈られる賞を受賞。AI時代の人の働き方について、さまざまな角度から予見する著書もあり、まさに「落AI陽一」にふさわしい人です。ただ、診断を行っている「落AI陽一」のコンピューターはマッハバイトがつくったとのことで、落合さんは完全無監修。とはいえ、「落AI陽一」として協力している撮影中、落合さんは本気で楽しんでいたようです。自身のTwitter公式アカウントでも、「この落AI陽一,ポーズは現場のアドリブです」とツイートしています。ちなみに「恋人」と入力すると、「恋人は落AI陽一により100%駆逐されます」と出てきます。そして「恋人というと、憎しみですよね。憎しみは、落AI陽一によって駆逐されます」と意味深な内容がつづられ、AI時代にはコミュニケーションそのものがなくなるため、憎しみそのものもなくなるという、良いのか悪いのかよくわからないものの、素晴らしい締めになっていました。想像もつかない未来の姿に唖然としつつも、自分の仕事を客観的に見直すきっかけを与えてくれるこのシンギュラリティ駆逐度診断。あまり深刻にとらえすぎない程度に楽しむのが良さそうです。Informationシンギュラリティ駆逐度診断(C)Goran13/Gettyimages
2018年01月31日主婦のみなさんは、どのようにして自身の健康状態を管理していますか?義務がないからといって健康診断を怠っていては、将来に大きなリスクを残します。前編に続き、主婦の健康診断の実態を見ていきましょう。会社に属していない主婦は、自ら動かないとなかなか健康診断を受ける機会がありません。そのため、もう何年も健康診断を受けていないという方も少なくないでしょう。しかしそれはすなわち、病気を早期発見する機会を自ら断っているということでもあります。そんな主婦の健康診断の実態に迫るのが、今回のテーマ。前編では、約6割の主婦が健康診断を受けていることがわかりました。後編では、さらにその実情を見ていきます。【主婦の健康診断・前編】はこちらから■目次1.費用は5,000円以下。無料で受けられる場合もある2.地方自治体や夫の会社の健診が人気3.女性に多い病気への警戒が高まっているまとめ1. 費用は5,000円以下。無料で受けられる場合もあるまずは、やはり気になる「お金」の話。1回の健康診断、主婦のみなさんはどのくらいのお金をかけているのでしょうか。結果は、半数近くの方が「1,000〜4,999円」。1,000円未満の方も含めると、全体の6割以上が5,000円未満で健康診断を受けているという結果が得られました。【1,000円未満】■「主人の勤務先の会社がおこなっている健康診断の配偶者検診を受けたから、実質無料でした」(30代・主婦)【1,000〜4,999円】■「生活習慣病などの基本的な健診は、配偶者の企業が全額費用を負担してくれます。がん検診は含まれていません。がん検診は自治体の健診を毎年受けています」(40代・主婦)■「通常は無料で受けられるのですが、オプションで気になる項目を追加したらプラス4,000円くらいになりました」(40代・主婦)企業が配偶者向けに実施する健康診断や、自治体が条件を満たした住民向けにおこなっている健康診断ならば、無料や安価で受けられる場合が多いようです。ただし、それらは基本的な検診のみにとどまるので、より詳細な検査や部位を絞った検査が受けたければ、もう少し費用が必要になりそうです。【5,000〜9,999円】■「家族が高血圧と脳溢血でなくなったので、とくに血液検査とMRIをお願いしています。脳神経系の検査は割高になります」(40代・主婦)【10,000円台】■「年齢的に、人間ドックを世帯主の会社を通して受診すると10,000円程度かかります。40、45、50とキリのいい年は無料です。50歳以上は無料になるそうです」(40代・主婦)【30,000円台】■「通常の健診は自治体実施のもので無料。脳ドックを受けたので35,000円かかった」(40代・主婦)一般に、脳の検査や人間ドックを受ける場合は、費用も高額になりがち。しかし、お金で健康は買えません。40代、50代と年齢が上がってきたならば、多少お金をかけても詳しい検査をしたほうが安心です。2. 地方自治体や夫の会社の健診が人気健康診断にかかる費用は、健康診断を受ける「方法」にも左右されます。地方自治体や夫の会社の健診ならば比較的安価で受けられます。その実態は、以下の通り。【地方自治体の健診】■「主婦になるとなかなか個人ではお金もかかるので、健康診断はいかなくなりますね、地方自治体の健診は補助が出ますので利用します」(50代・主婦)■「夫が定年退職したので、地方自治体がおこなっている検診を受けている。それが一番安い」(50代・主婦)■「近所に検診車が来てくれるので、混んでいる病院にわざわざ出向かなくていいので、利用しています」(40代・主婦)4割以上の支持を集めた「地方自治体の健診」には、次点の「夫の会社の健診」と比べ、夫が定年退職してからでも利用できるというメリットがあります。また、検診車を利用できれば、病院まで足を運ぶ手間が省けます。【夫の会社の健診】■「夫の会社の健康診断の場合は、個人的に受けるより費用がかなり安くなるから」(40代・主婦)■「毎年、特定検診の受診券が送られてくるので、それで受けてます。足りないがん検診は自治体の補助がおりるので受けてます」(40代・主婦)夫の会社の保険が適用される場合は、その健康診断を利用する方も多いようです。ニーズに応じて自治体の健康診断と使い分けるケースも。【個人的に病院で】■「個人的に病院へ行きますが、市から配布されたクーポンを使用することが多いです。気になる症状がある時や、気が向いた時にフラッと行きたいので、集団健診は受けません。疲れそうなイメージもあるからです」(40代・主婦)やや高額になる可能性もありますが、自分が気になったタイミングで個人的に診断を受けるのもひとつの手。意見で出たように、自治体から配られたクーポンを利用できることもあります。3. 女性に多い病気への警戒が高まっている最後に、健康診断で詳しく検査で検査する部位を聞いたところ、女性が病気になりやすい部位が挙げられました。【胸(乳房など)】■「一昨年、母が乳がんで一つ乳房を切除して以来、敏感になっているので乳がん検査は積極的に受けています」(40代・主婦)■「最近、有名人の方々が乳がんなどで亡くなられているので。自分もそういう年になってきたし受けたいから」(20代・主婦)有名人や身近な人が乳がんになったことで検査を受けるようになったという声が多く聞かれました。乳がんはある程度の自己検診ができるので、わずかでも気になったら積極的に検査を受けるとよいでしょう。【子宮】■「女性特有のものであるし、年を重ねて気になる部分などもあるので定期的にチェックしておきたい」(30代・主婦)■「若い人に多い、子宮頸がんは毎年しっかり受けています。胸は2年に一度マンモを受けています」(30代・主婦)乳がんと同様、女性なら気になる子宮の病気。子宮を検査しているという方の多くが、胸も検査をしていました。また、そのほかの部位については下記の通り。現在の生活習慣から将来のリスクを考えて検査する方もいるようです。■「頭痛が頻繁にあるため、隠れ脳梗塞などを起こしていたら怖いので、脳を特に調べてもらいたいです」(30代・主婦)■「バリウム検査の効果は、重い病気しか分からないそうなので、胃腸を胃カメラで調べたいです」(30代・主婦)■「昔タバコを吸っていたので、今はどうなのか気になっています。将来的にもどうなのか」(40代・主婦)まとめ病気の早期発見は早期治療につながります。今は何も異常を感じていなくても、気づかない間に病気があなたの体をむしばんでいる可能性もゼロではありません。会社に属していない主婦でも、自治体や夫の会社など健康診断を受けられる場所はあります。できれば、年に1回は病院や健診センターに足を運んでみてくださいね。アンケート実施期間:2017年8月9〜10日対象:20〜50代の専業主婦の女性の方アンケート総数:50
2017年09月21日「もしある日、自分が倒れてしまったら家族はどうなる?」そんな病気のリスクを最小限に抑えるために重要なのが、健康診断です。会社の健康診断を受けられない専業主婦のみなさんは、どのようにして健康診断を受ければいいのでしょうか?30代、40代、50代と年を重ねるにつれ気になってくるのは、自分の健康。今は大きな問題がなくとも、いつ病気が発覚するかわからないものです。自分が倒れてしまったら、家族はどうなるのだろう……。そんな不安をお持ちの方も多いでしょう。病気のリスクを減らすには、早期発見・早期治療が重要です。しかしながら、会社員ならば年1回の健康診断を受けられますが、主婦はいったいどこで自分の健康状態を知ればいいのでしょうか。20代〜50代の専業主婦50名に、主婦の健康診断の実態についてお聞きしました。■目次1.4割以上の主婦が健康診断を受けていない!2.半数以上が「がん検診」に興味ありまとめ1. 4割以上の主婦が健康診断を受けていない!まずは、そもそも主婦の方がどの程度健康診断を受けているか調査しました。すると、定期的・不定期合わせて6割の方が受けているという結果に。全体の過半数以上の方が健康を気にして自主的に受診しているようです。ただその一方で、受けていない方が4割程度いるというのも事実。それぞれの意見を見ていきましょう。【定期的に受けている】■「市から案内をもらったら必ず受ける。家族のものも含め、検診結果が私の通知表と思っていつも確認している」(40代・主婦)■「夫の会社の健康診断を1年に1度受けることができるので、それに申し込んで受けています」(30代・主婦)■「病気を早期発見して治療をしてしまいたいから。子どものためにも元気でいたいです」(40代・主婦)定期的に受けている方の多くが、自治体や夫の会社からの案内をもらっていました。自治体の検査は安価または無料で受けられますが、年齢制限や自治体の健康保険加入など、一定の条件を満たしていなければならない場合が多いようです。条件や手続きは各自治体によって異なります。自治体から来る通知や自治体のホームページを参照したり、役所の窓口に問い合わせたりしてみましょう。【定期的ではないが受ける】■「乳がん検診は受けて来ました。これからも受けるつもりです。でも、ほかの検診はあまり受けていません。病気がちで定期的に血液検査をしているので、それほど必要ないのかなと思ってしまいます」(40代・主婦)■「1年に1度時期を決めて、きちんと受けているわけではありませんが、何らかの体調不良があるときについでに病院で血液検査をしたりして健康診断としています」(40代・主婦)自治体や夫の会社の案内を受けていない人でも、健康に何かしらの異常があった際や病気への不安をきっかけとして健康診断を受けていました。自分から行動を起こさなければならないので手間ではありますが、確実に将来の健康リスクを減らしてくれるでしょう。【受けていない】■「『受けなきゃいけないなぁ』と思いながら、全く受けていません。子どもを連れて健康診断に行くのが大変だからです」(30代・主婦)■「行かなければとは思いますが行けていません。主婦のため、自分の健康より家族のために働いてくれている主人の健康の方が大事、自分より子どもの健康のほうが大事、と自分の中で優先順位をつけてしまっているからなかなか行けないのだと思います」(30代・主婦)■「会社を辞めてから受けていない。前は会社に来て受けられていたから受けていたけど、自分から動く意識がなかった」(20代・主婦)50名中19名、約4割の方が健康診断を受けていませんでしたが、その大きな理由としては、「面倒さ」が挙げられました。多くの人が「健康診断を受けなければ」と思っているものの、その優先順位は低く、日々の生活の中でついつい後回しになっているようです。2. 半数以上が「がん検診」に関心ありでは、健康診断では具体的にどのような検査を受けているのでしょうか。結果は以下の通り。半数以上の方が「がん検診」を受け、それに次いで「特定健診コース」「成年者健診」「生活習慣病予防健診」「1日人間ドック」と続いています。【がん検診】■「他の検査を受けることもありますが、忘れること無く受けているのは婦人科系のがん検診です。生活習慣にはそれほど関わりなく、比較的罹患率の高いがんだからです」(50代・主婦)■「一番怖い病気なので、きちんと検査しておくと安心と思い、検査を受けるようにしています。特に、ある年齢以上の人がなりやすいとデータが出ているものは、なるべく受けるようにしています」(40代・主婦)生命の危機に直結する可能性が高い「がん」には、多くの方が関心を示しているようです。罹患率が高いため、一定の年齢を過ぎると警戒し、健康診断を受けています。【特定健診コース】■「まず無料なので、これは必ず受けます。基本的なことを検査してくれて助かります。あとは、オプションで肺がんと乳がん、子宮がんと大腸がん検診をしてます」(40代・主婦)特定健診は生活習慣病予防のため、特にメタボリックシンドロームに重点を置いた健診です。40〜74歳の方なら、自治体や夫の勤務先で受けることができますよ。またこのほかにも、どこが悪いか自分でも把握しておらず全身を見てほしいからと「人間ドック」を選んでいる方もいました。まとめ前編では、主婦の健康診断の実態について説明していきました。後編では、健康診断にかける金額や詳しく検査したい部位など、より詳細にその実情を見ていきます。健康診断を受けていない“4割”の主婦の方は必見です。【主婦の健康診断・後編】はこちらからアンケート実施期間:2017年8月9〜10日対象:20〜50代の専業主婦の女性の方アンケート総数:50
2017年09月21日家事をいかに効率的に行うかが大事な専業主婦。そんな主婦のお昼ごはん事情はどのようなものでしょうか。後編では主婦の方が自分一人のためにごはんを作ることをどう思っているかについてのアンケートや、簡単昼ごはんレシピもご紹介します。前編では、主婦のお昼ごはんの実情について、リアルな意見を見てきました。多くの主婦の方が、お金や手間をかけない食事で済ませていることが明らかになりました。【主婦のお昼ごはん・前編】はこちらから後編では、「自分一人のために昼ごはんを作ることをどう思うか?」と「安く簡単にできる主婦向けのレシピを教えてください」という2つの質問への回答を見ていきます。レシピなど、ぜひ参考にしてくださいね。■目次1.自分1人のためなら手抜きでも。お昼は最低限でいい2.簡単で美味しいお昼ごはんを作ろう!まとめ1. 自分1人のためなら手抜きでも。お昼は最低限でいい「自分1人のためにお昼ごはんを作るのは面倒か?」という質問に対し、8割の方が面倒に感じる、と答えました。その回答に関する意見を見ていきましょう。■「自分のためと考えるとなかなか何もできません。主人のお弁当と一緒に自分の分も作っておきます。朝食も、あえて前夜の残り物を取っておいて食べるようすることも」(40代・主婦)■「普段の家族への料理で手を抜けない分、自分だけとなると問題がないので手を抜いてしまいます」(50代・主婦)■「1人分の料理を作るのに材料を切ったり、後片付けで器具を洗ったりするのはどうしても面倒だと感じてしまいます」(30代・主婦)■「食べてくれる人がいないので張り合いがなく、なかなか作る気も起きないので、面倒に感じてしまいます」(40代・主婦)専業主婦ならばいかに家事の負担を減らすかを考えているから、自分1人のためにあまりエネルギーを消費したくない、という意見が大半を占めていました。また、もともと料理は好きではないので家族のためと思えるとき以外は作らずに済ませてしまうという人もちらほら。一方、1割程度の主婦は面倒でないと回答しています。どのような意見を持っているのでしょうか。■「料理は家事の一部だから、自分のためでも苦にはなりません。意識することなくやっています」(50代・主婦)■「自分1人のためのごはんは唯一、好きなものを自由に作れるので面倒にはならない。むしろ楽しいです」(40代・主婦)■「時間があるときだけですが、自分の食べたいものを考えて作るので面倒ではないです。時間がないときはパンとサラダなどでぱぱっと済ませます」(50代・主婦)このように、自分が好きなものを気兼ねなく作れるため、自分1人のための昼食作りは意外に苦にはならないという意見がありました。特に、子どもがある程度大きくなって時間に余裕が生まれる40〜50代の方が、面倒ではないと感じている結果となりました。2. 簡単で美味しいお昼ごはんを作ろう!これまで紹介してきた主婦のみなさんの意見を踏まえると、主婦のお昼ごはんは、安上がりで手間なくできることが重要となります。残り物や余っている食材も、上手に消費していきたいものです。「安く・簡単にできるお昼ごはん」メニューを聞いてみたところ、丼物やおじやなどが人気でした。【丼物・おじやなど】■「さんまの蒲焼き缶、長ネギの斜め切り、醤油大さじ1、缶一杯の水を煮て、卵でとじる。それをご飯に載せるだけで簡単さんま丼ができます」(50代・主婦)■「晩ごはんの残りの白米に、納豆とみじん切りしたネギ、生卵と刻み海苔をかけて食べるとボリュームもちょうど良く、体にも良く、コストも抑えられます」(40代・主婦)■「残っているお米に、前日の晩ごはんの残りのシチュー・カレー・肉じゃがなどを載せて、上からチーズをかけて、オーブンで焦げ目をつけるとドリア風ごはんが完成します。簡単かつ美味しいです」(50代・主婦)■「ヘルシーにしたいなら、豆腐となめこを白米の上にのせ、だし醤油をかけて豆腐丼を作ります」(40代・主婦)■「夏向きでシンプルな丼物で冷蔵庫の残り物で作れるものとして、オクラ・納豆・たくあんを食べやすいサイズに細かく刻んで、温泉卵(生卵なら黄身のみ)を落として、ワサビ醤油をかけるだけ。その他に、残ったお刺身とかトロロなんかがあると更に美味しいと思います」(40代・主婦)前日の残り物にプラスアルファで何かを混ぜて、それをご飯に載せて食べるといったレシピが多いようです。丼物などのメニューは、手間をかけずに美味しいのが魅力的ですよね。【麺類】■「冷蔵庫に余っている葉物野菜と肉を鍋に入れて牛乳や豆乳で煮て、コンソメ・塩コショウで味付けする。そのままでも食べられるし、味を濃いめにすることでパスタを投入してスープパスタにもできます」(30代・主婦)■「なんでものっけそうめんです。あり合わせのトマトやキュウリを刻んで入れ、鮭フレークやハム、納豆などのタンパク質系もできるだけ載せて、めんつゆをかけて食べます。うどんでもできるし、5分で作れます」(50代・主婦)■「パスタを茹でて、納豆を加えてポン酢を絡めれば簡単和風パスタができます。刻み海苔をのせるとさらに美味しいです」(30代・主婦)パスタやうどん、そうめんなど家に常備しているような麺類とあり合わせの食材でできる、麺類の簡単レシピを紹介してくださる方も多数いらっしゃいました。そのほか、炒め物や残り物をうまく活用したレシピを作る人も。■「ジャコチャーハンをよく作ります。フライパンにごま油を入れて先に卵だけ塩コショウで炒め、皿にあけます。その後ネギとジャコを炒め、また皿へ。そのフライパンにご飯だけを塩コショウ少々で炒め、パラパラになったら先ほどの卵、ネギ、ジャコを入れて最後につゆの素を少々回しかけて終わりです」(50代・主婦)■「納豆チャーハンです。納豆とたまごとご飯をパラパラになるまで炒めるだけです」(30代・主婦)■「耐熱容器にご飯を入れて、焼肉のたれ、コーンを入れてよく混ぜる。その上にピザ用チーズを乗せ、オーブントースターで焼くだけ。冷蔵庫に何もないとき、助かる超簡単レシピです。具材はいろいろアレンジできるので、そのときあるもので作ってます」(30代・主婦)フライパンや耐熱容器など、調理器具をなるべく使わずにできる料理をする人が多いようです。手早く作って食べて、後片付けまで簡単に済むのがベストですね。まとめやはり主婦の方は自分1人のためには、なかなか手の込んだ料理を作らないということがわかりました。しかし今回ご紹介したレシピは、忙しい主婦の方でも手間をかけずに時短で作れるものばかり。時間がないときでも栄養を考えた食事をとりたい方におすすめですので、ぜひ参考にしてみてください。アンケート実施期間:2017年8月9〜10日対象:20〜50代の専業主婦の女性の方アンケート総数:50
2017年09月21日今回は、毎日の家事に追われる専業主婦の方のお昼ごはん事情について調査しました。自分1人用にお昼ごはんを作るのか、作る際の予算はいくらなのか。外食する場合の予算はいくらかなど、アンケートをとって調査しました。洗濯や掃除、料理などさまざまな家事を日々こなしている主婦。子どもや旦那さんがいなくなるお昼だけは一人の時間を満喫できる……という方もいるかもしれませんね。そんなお昼の時間帯、主婦の方々はどんな食事をしているのでしょうか。今回は20〜50代の専業主婦50名にアンケートをとり、気になる主婦のお昼ごはん事情に迫りました!■目次1.残り物ばかり!?主婦のお昼ごはんのリアル2.自分1人の食事には極力お金を使わない!3.たまには少し贅沢。外食の予算は“1000円ちょっと”まとめ1. 残り物ばかり…!?主婦のお昼ごはんのリアル【前日の残り物】「普段のお昼ごはんはどうしていますか?」という質問に対して、圧倒的に多かったのは「前日の残り物」という回答。経済的な面で節約にもなるし、新たに調理する手間を省くためにも前日の残り物を食べてぱぱっと済ませてしまう人が多いようです。■「前日の夕食をなるべく多く作っておいて、それをなるべく食べるようにしています。残っていないときは、納豆ご飯に味噌汁などほぼ調理しないもので済ませます」(40代・主婦)■「前日の夕食の残り物を中心に、足りない汁物などがあれば簡単に作れるものを用意します」(30代・主婦)■「基本的には晩ごはんの残り物や残っている物を食べます。もしくは賞味期限が切れそうな物から順に食べるように気をつけています」(30代・主婦)【インスタントや簡単な軽食】【お弁当の残り物】次に多かったのは、「インスタント・簡単な軽食」という回答でした。■「余り物があれば食べるが、基本的に調理なしで食べられるインスタントで済ますことが多いです」(30代・主婦)■「栄養的にはあまり良くないと思いつつ、自分1人のために作る気になれないので、ついパンなどを買って済ましてしまいます」(40代・主婦)朝に作った「お弁当の残り物」をお昼ごはんとして食べている主婦もいます。■「できるだけ簡単に、光熱費もかけたくないのでお弁当の残り物を電子レンジで温めて食べたりしています」(40代・主婦)■「1人分だけ作るのは面倒なので、朝必ず作る子供たちのお弁当のあまりを取っておいてそれを食べています」(40代・主婦)■「子どものお弁当を作るときに一緒に自分の分もお弁当箱に詰めておきます。そうすると、食べ過ぎないで済むので一石二鳥です」(40代・主婦)いずれにせよ、自分のために一から作ろうと考える人はあまりいないようです。手間や食材の消費、節約などさまざまな理由もあり、お昼の時間帯は忙しい家事を一段落させて、手間をかけずに簡単な食事をとりたいという主婦が多いのです。2. 自分1人の食事には極力お金を使わない!【お金をかけない】簡単なもので済ませてしまう主婦のお昼ごはん。予算について聞いてみると、「お金をかけない」という意見が圧倒的多数となっています。■「夕飯の残りものや冷蔵庫に余っている食材で十分です。買い置きしているものもあるのでそれで補えます」(40代・主婦)■「家にある残り物をリメイクすることが多いです。一人なら絶対にお金をかけたくありません…!」(40代・主婦)■「家にあるもので作るなり、済ませるなりが基本です。残り物というか食材を使い切る調整が主婦のお昼の役割だと思っています」(50代・主婦)ポイントは、とにかく新たにお金をかけないこと。賞味期限が近い食品を消費するなど、無駄になりそうな部分でまかなっている主婦がたくさんいることが明らかになりました。【300円未満】次に多かったのが「300円未満」という回答です。かなりロープライスですが、一体どのようなものを作るのでしょうか。■「ご飯を炊いて、野菜と卵の余り物で味噌を作る程度なのでほとんどお金はかかりません」(30代・主婦)■「極力やすく済ませるように心がけていますが、うどんなど買ったりすればまったくお金をかけることはできないので300円未満です」(40代・主婦)■「卵焼きや納豆、豆腐など300円未満でも意外としっかり栄養のあるものを作れます」(30代・主婦)なるべくお金をかけないという意図は「お金をかけない」人たちと同じですが、ある程度は栄養なども気にしつつ食事をするため、およそ「300円未満」という感覚のようです。といっても、やはりお金をかけないことを最優先にしている主婦の方々の気持ちが反映されていると言えるでしょう。【300円以上】300円以上かけてお昼ごはんを作っている人はごくわずか。いずれにせよ低予算には違いありませんが、少し予算が増えるとどうなるのでしょうか。■「ワンコインで済むようになるべく心がけてしまいますが、いつも少しオーバーしてしまいます……」(20代・主婦)■「わざわざお金と時間をかけて作るなら、ある程度はお金をかけて美味しいものを作りたいと考える。少しだけリッチにします」(30代・主婦)もしお金をかけて作るなら美味しい材料を使って美味しいものを、という理由からワンコイン以上で料理をするという意見がありました。何か頑張ったときのご褒美に、材料費を少し高めに作ることもあるようです。3. たまには少し贅沢。外食の予算は“1000円ちょっと”家でお昼ごはんを食べるならひたすら安く、という主婦のみなさんですが、外食する場合はどうでしょう。すると、一番多かった回答は「1000〜1199円」。この回答をした人たちの意見を見ていきましょう。【1000〜1199円】■「頻繁にあることではないので、1000円程度なら許容範囲内です。1500円程度になるとランチとしては抵抗があります」(30代・主婦)■「あまり頻度が高くないのでたまにの贅沢でカフェランチに行きがちなので1000円ちょっと使ってしまいます」(20代・主婦)■「本当は1000円以内に収めたいところですが、デザート付きやドリンク付きにすると1000円を超えてしまいます」(40代・主婦)そもそも外食頻度が少ないので、もし行ったときはドリンクやデザートをつけて満喫したい、という意見が多く聞かれました。なかには、1人ではなく友人と外食する場合が多いので、ゆっくり話しているとついついお金を使ってしまうというコメントも。あまり高額にならない程度の贅沢となると、“1000円ちょっと“になるようですね。【900〜999円】次に多かったのが「900〜999円」という回答です。■「ランチに1000円かけてしまうと損した気分になるので、できるだけ3桁で済ませようとしています」(40代・主婦)■「夫とランチに行くときは高額でも気にしませんが、1人や友人と行くときは1000円未満です」(30代・主婦)■「1人で行くなら1000円以内で絶対に収めます」(30代・主婦)当たり前のことながら、純粋に食べたいものと安いもの、どちらかを優先するかで出費は変わってきます。ですが、あくまでも普通の日のランチなら、予算は1000円程度というのが目安になっているようです。1000円程度のランチで人気なお店もたくさんあるので、もし外食をするなら賢くお店を見つけて、楽しく満足のいくランチをしてくださいね。たまには息抜きも大切です。まとめ前編では主婦のお昼ごはん事情について、その内容と予算に注目して主婦たちの意見を見てきました。基本的には、とにかくお金や手間をかけないよう努力している主婦がほとんど。たまに行く外食では、1000円程度を目安に友人たちとのランチタイムを楽しんでいるようです。後編では、主婦のみなさんが自分用に昼食を作ることに対する意見や、簡単な昼食レシピをご紹介します。ぜひ、後編もあわせて読んでみてください。【主婦のお昼ごはん・後編】はこちらからアンケート実施期間:2017年8月9〜10日対象:20〜50代の専業主婦の女性の方アンケート総数:50
2017年09月20日今や専業主婦は少なくなり、結婚・出産後の女性が働くことは決してめずらしくありません。家事や子育てと仕事を両立するため、パートタイムで働く女性も多いのでは?主婦の仕事や働く理由を知るため、実際に「兼業主婦」として家事・子育てをこなしながら働く女性50人にアンケートをとりました。家事・子育てを主に担当する既婚女性、つまり「主婦」が労働する場合、結婚・出産前と同じように働くのはなかなか難しいもの。そこで、家のことと仕事を両立できるようにパートタイムなどで働く人が増えます。今回は、子どもを持つ20〜50代の主婦50人を対象にアンケートを実施し、主婦のオシゴト事情を調査。働く理由や収入例、主婦が働きやすい仕事について探りました。アンケートにご協力いただいた皆さんはいわゆる「兼業主婦」。家事をこなしながら仕事も頑張る女性たちです。なお、今回のアンケート対象に正社員として働く方は含まれていません。パートの仕事を探している主婦の方や、現在は育休中でもまた働きたいと考えている方は、実際に家事・子育てをしながら仕事に励む皆さんの意見をぜひ参考にしてくださいね。※この記事内においての「主婦」とは、基本的に子どもがいる家庭で家事・子育てをしている既婚女性のことを指します。■目次1.主婦のオシゴト選びは“働きやすさ”が重要2.リアル!主婦が働く理由No.1は「家計のため」まとめまずは、「兼業主婦」として家事や子育てをしながら働く女性がどんな仕事に就いているのか見ていきましょう。1. 主婦のオシゴト選びは“働きやすさ”が重要アンケートの結果、兼業主婦として働く女性は幅広い業種・職種に就いていることがわかりました。多くの女性はパートタイムですが、なかにはフルタイムで働く人もいます。出産後に女性が働くことも一般化しているので、人それぞれ色々な職に就いていることは当然ですが、全体的に見て、家事や子育てに支障が出ないような仕事が好まれているという傾向があります。■女性に人気な「事務・オフィスワーク」今回のアンケートでもっとも多くの割合を占めたのは、そもそも女性から人気のある仕事のひとつ、「事務・オフィスワーク」でした。■「午前中だけの時短勤務のオフィスワークです。結婚前もオフィスワークだったので」(40代・主婦)オフィスワークをしている主婦の多くは、出産以前からオフィスで仕事をしていた人たち。現代は、子育てが落ち着きしだい、職場に復帰するケースも少なくありません。慣れた環境・仕事はやはり安心できるものです。■「オフィスワークは動かないため家事のための体力を温存でき、給料が高いこと」(20代・主婦)オフィスでの仕事はデスクワークが中心。体に無理がかからないというのは、女性にとっては嬉しいポイントのひとつです。また、仕事や雇用形態にもよりますが、勤務時間が相談できたり急用時にも対応しやすかったりと、時間に融通が効く会社もあることがわかりました。■シフト制で働きやすい「飲食業」「販売・接客」「事務・オフィスワーク」に次いで働く人が多かったのが、「飲食業」です。■「子供の学校などに影響を出さない時間帯だと、どうしても飲食店のランチ営業が中心の仕事になりますね」(50代・主婦)■「飲食店の接客業は特別な経験や資格が必要ない事が多いし、おばさんでも務まる仕事だから始めた」(40代・パート)飲食店の仕事は募集も多く、未経験からでも始めやすい点が魅力。昼間の時間帯は特に、パートタイムで働く主婦の労働力を頼りにしている場合もあります。出産後に始めた仕事としては、「販売・接客」の仕事をしているという人も多く見られました。■「スーパーで働いています。短い時間で募集している所が多いと思うし、働きやすいと思います」(40代・パート)スーパーやコンビニなどもパートタイムの定番。急用で休みを取りたいときも、気軽にシフトを代わってもらえる職場が特に働きやすいという声が挙がりました。このように、「飲食業」や「販売・接客」のアルバイトは“シフト制”であることがほとんど。シフト制は自分や家族の都合に合わせて働けるため、家事や子育てと仕事を両立する兼業主婦にとって大きなメリットとなります。■小さな子どもがいても安心な「在宅ワーク」■「ゆとりがある時に働けて効率がよく、何よりも自宅でできるので子育てと両立することができる」(30代・主婦)現代はPCとインターネットがあれば、色々な仕事ができるものです。実際に、「在宅ワーク」でPC入力作業やライティングの仕事をしている人もいることがわかりました。在宅の仕事はあまり稼げない場合もありますが、時間や場所に拘束されないのが何よりの利点。家にいながら隙間時間で仕事をしたり、小さな子どもの面倒を見ながら仕事をしたり、自分のペースで働けます。2. リアル!主婦が働く理由No.1は「家計のため」前項のアンケートでは、子どもを持つ主婦も様々な仕事に就いていることがわかりました。それでは次に、その主婦たちが働く理由について見ていきます。■一番の理由は「家計のため」兼業主婦が働く理由は、「家計のため」という回答がダントツで多くなりました。50人中42名が、家計を支えるという意識で働いています。■「これから子供が大きくなって教育資金が必要になることを考えると少しでも蓄えが必要だし、生活費が足りない月もあるので」(40代・主婦)■「旦那の稼ぎがもっとあったら働きません。家計の足しにする為に働いています」(40代・主婦)■「夫の収入のみではギリギリの生活なので、私も働かなければいけないと考えています」(20代・主婦)お金の問題は非常にリアル。現状として家計の収入不足を感じて働く人もいれば、子どもの養育費を懸念している人もいました。ネガティブな意見もたくさんあり、経済的な理由で働く必要がなければ、専業主婦として家事・育児や自分のために時間を使いたいと考える人も多いようです。■「収入が多い方が、旅行に行ったりできるし、念のために」(30代・主婦)■「少しでも働いて子供の将来のお金を貯めたいし、今後、引っ越しをしたり、車を買い替えたりしたいから」(20代・主婦)仕方なく働くよりも、何か目標を持って働くほうが頑張れるもの。同じく「家計のため」という意識で働いているにしても、ポジティブな気持ちで仕事に臨んでいる主婦もいました。■「自分のお金が欲しい」という本音も「自分のお金が欲しい」という理由で働いている人もいました。といっても、稼いだお金すべてを自分のために使うという直接的な考えを持つ人はほぼ皆無。■「少しでも家計の収入の足しにするため。それと、旦那の働いたお金を使うのは申し訳ないため、自分で働いて自由に使えるお金を得るため」(30代・主婦)■「専業主婦でお金を使わせてもらうことに少しだけ抵抗があるため。主婦も仕事ではあると思うけど」(30代・主婦)このように、自分も家計の担い手として収入を得ることで自分自身のお金も持てるようになる、と考えているようです。男性側がどう思うかは別としても、専業主婦という立場を“負い目”のように感じてしまう女性もいることが、今回のアンケートからもわかります。その点において、兼業主婦として働いていれば、堂々と自分のお金を持つことができるのです。まとめ女性が社会で活躍する現代も、未だに家事や子育てをメインで担うのは女性であることがほとんど。子どもを持つ女性の多くが「兼業主婦」として働いています。主婦が働く業種・職種は多岐にわたりますが、主婦業をこなしながらでも働きやすい職場が好まれています。働く理由としては、「家計のため」という意見が圧倒的多数。しかし、価値観は人それぞれであることがわかりました。後編では、主婦が働くペースや具体的な収入例、職場選びについてのアンケート結果を紹介。主婦が働きやすいオシゴトについて考察します。【主婦のパート事情・後編】はこちらからアンケート実施期間:2017年6月2〜3日対象:20〜50代の主婦、パート・アルバイト、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年07月03日「兼業主婦」が働く理由は“家計のため”。家事も仕事もがんばる女性の皆さんがどれくらいのペースで働き、いくら稼いでいるのか、ズバリ聞いてみました。主婦ならではの職場の選び方も必見。前編に引き続き、主婦が働きやすいパートについて考察します。前編では、家事・子育てをしながら働く女性たちがどんな仕事をしているか、なぜ働くかという2つのアンケート結果をもとに、「兼業主婦」の働き方について見てきました。【主婦のパート事情・前編】はこちらから後編は、主婦が働くペースや収入、職場選びについてのアンケートをもとに、主婦が働きやすい仕事とはどんなものか考察していきます。■目次1.稼ぐなら週に4〜5日。2〜3日なら余裕あり2.主婦のパートは夫の扶養内におさめるべき?3.子どもが風邪…。シフトの融通が効く職場がベスト!まとめ1. 稼ぐなら週4〜5日。2〜3日なら余裕あり子どもがいる主婦は特に、家のことで何かと忙しくなるのは普通のこと。実際のところ、兼業主婦の皆さんがどれくらいのペースで働いているのか、アンケートをとりました。結果、「週に4〜5日」働いている主婦が50人中25名となり、ちょうど半数。次いで「週に2〜3日」が4割ほどを占めました。【週に4〜5日】■「主人と休日を合わせることを考えると週に5日以下、しっかりと家事を片付ける日などを作る場合は4日くらいが妥当かと思いました」(40代・主婦)■「週休2日で働いています。勤務時間が短いので週5日は働かないと収入にならないからです。家事の負担にならない程度にがんばっています」(40代・主婦)フルタイムで働く正社員の場合、基本は週5日で1日8時間の労働。パートタイムでは1日あたりの労働時間はそれよりも少なくなりますが、日数的にはフルタイムとあまり変わらないペースで働いている人もたくさんいるのです。■「週末は子供としっかり触れ合って遊びたいので、平日にガッツリ働きます!」(40代・パート)■「旦那の扶養範囲内で働きたいと考えているため、週4がベストだから」(30代・主婦)週に4〜5日働く人たちのほとんどは、主婦業をこなしながら、夫の扶養範囲内でできるだけ収入を得るというスタンスでした。【週に2〜3日】■「子供がまだ小学生なので、週3日パートをして、残りの2日は一緒に遊んだり宿題をみたりしています」(40代・主婦)■「家事もしっかりやりたいし、少しは自分の時間もほしいから週3ぐらいがちょうどいい」(30代・主婦)対して、週に2〜3日働いている主婦の多くは、家事・子育てと仕事のバランスを意識しています。仕事を週の半分程度に止めておくことで、家事と仕事をしっかり両立し、子どもとの時間や自分の時間も確保することができているのです。このように、家計全体の収入状況や生活スタイルの違いによって、少ない人では週に2日から多い人で5日まで、働くペースにはバラつきが出ることがわかりました。2. 主婦のパートは夫の扶養内におさめるべき?働くペースについては「週に4〜5日」という主婦が多数でしたが、気になるのは、それで収入はどれくらいになるかというところ。兼業主婦の皆さんは1ヶ月にどれくらい稼いでいるのか、ズバリ聞いてみました。アンケートの結果、1ヶ月あたりの平均収入額は「6〜9万円」。次いで多いのは「3〜6万円」となり、9万円以上稼いでいる主婦はぐっと少なくなっています。【6〜9万円】■「130万円を超えないよう、社会保険に加入しない程度のお給料にセーブして働きたいから」(30代・パート)■「税金が高いため年収100万円以下に納めないといけないためです。個人的には子供に手がかからなくなったら正社員としてフルで働きたいです」(20代・パート)■「8万円程度です。フルタイムでは働かないのでこのぐらいが続いています」(30代・主婦)サラリーマン家庭の主婦が夫の扶養内で働く場合、「103万円の壁」や「130万円の壁」と言われる年収のボーダーラインに注意する必要があります。単純計算ですが、年収103万円に止めるなら1ヶ月に稼げるのは85,833円まで。税金・保険に大きな影響を与えうる130万円ギリギリまで稼ぐなら、月あたり108,333円が限界となります。事実、月収6〜9万円の主婦の多くは、夫の扶養から外れないように働き方を調整していました。働く主な理由が「家計のため」であったことを考えれば、トータルで家計の損にならない範囲内で稼ぐのが得策です。【3〜6万円】■「週3日、時給1000円で1日3〜4時間働いているので、1ヶ月で4〜5万円くらいです」(40代・主婦)■「子育てに支障の出ない時間帯と日数でパートをしているので、毎月大体4万円前後もらっています」(40代・主婦)月収3〜6万円の主婦のほとんどは、平日の昼間や夕方にパートタイムで働いている人たち。家事や子育てにもしっかり時間をとりつつ週に3日程度働くと、これくらいの収入になるようです。【9〜12万円】■「子供が保育園に行っている間に、頑張って働いてますが、時間的に限界があるのでここまでです」(40代・パート)■「時給1000円くらいで、週5回フルタイムで働き、社会保険などが引かれると10万円ちょっとになる」(30代・主婦)月に9万円以上稼ぐ主婦は少数派。アルバイトなど単価が低い仕事でそれだけ稼ぐにはフルタイム並みに働く必要があり、家庭によっては時間的に難しい場合もあります。また夫の扶養からも外れるようになるため、闇雲に収入を増やそうとするのではなく、家計の状況や先のことも考えた上で働く必要があります。3. 子どもが風邪…。シフトの融通が効く職場がベスト!家計の状況やライフスタイルに適した働き方をするのがベストですが、主婦として家事や子育てをしている以上、うまくバランスをとることは不可欠。そこで、主婦が働きやすい職場の選び方について聞いてみました。職場選びについては、家のことや子どもの世話など、臨機応変に行動しなければならない主婦ならではの考えがはっきり表れました。■「シフトの融通」が最優先!■「シフトの融通が一番の肝。これが出来ないと子供がいての仕事など到底出来ない。もっと旦那が積極的に家事育児に参加してくれたらまだマシなのだが」(40代・主婦)■「子供が急に熱を出すこともありますし、学校の行事などもあるのでシフトに融通が効くかどうかがとても大切だと思います」(40代・パート)職場選びに関して、「シフトの融通」を重視する主婦は50人中43名に上りました。そして、その理由として子どもの存在を挙げているのは37名。子どもを持つ主婦にとって、子どもの都合は自分の都合にも等しいもの。病気をしたときの世話はもちろん、保育園・学校の送り迎えや行事など、主婦は柔軟に対応しなければなりません。そのため、必要な場面で確実に休みを取れることは主婦にとって必須条件となります。シフト制の仕事でなくとも、休日や勤務時間を気軽に相談できるような職場が働きやすいと言えます。■「家からの距離」も要チェック■「家から近いと緊急時に帰ったり、また出勤したりするのが簡単にできるので、距離を重視しました」(40代・主婦)■「家事や子育てのためには、通勤時間ができるだけ短い、家に近い職場が時間の節約になり便利だから」(40代・主婦)「家からの距離」も注意すべきポイントです。電車で時間をかけて通勤するような職場では、子どもの急病時などにも対応しづらくなってしまいます。また、主婦業をこなしながら収入を得るためには、時間を効率的に使う必要があります。パートタイムの仕事は時給制であることも多く、通勤に時間をかけるよりも、そのぶん家の近くで働いたほうが稼げるかもしれません。■主婦に理解のある職場選びを■「やはり続けるには人間関係が大事だと思う。子育てに理解がある職場でないと続けられない」(30代・主婦)主婦は家族のために急遽仕事を休むこともありうる以上、それに対して理解し合えるような「人間関係」も欠かせません。働いてみなければ職場の雰囲気はなかなかわからないものですが、他に子育て中の主婦がいるかどうかなども確認してみるとよいでしょう。まとめ主婦が仕事をする場合、まずは家事・子育てもしっかりこなせるペースで働くことが大前提。同じくパートタイムの兼業主婦でも、週に何日働くかは人それぞれでしたが、多くの主婦は夫の扶養から外れない範囲で働いていることがわかりました。これからパートを始めたいと考えている主婦の方は、自分の家庭の家計状況や生活スタイルをしっかり考慮し、子どもの都合に対応しやすい仕事を選ぶことをオススメします。アンケート実施期間:2017年6月2〜3日対象:20〜50代の主婦、パート・アルバイト、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年07月03日「11年間、専業主婦をしていた私が、いきなり働くことになったわけですから、不安だらけでした。パソコンのスキルもなければ、資格もなくて、40歳手前で子育て中。そんな自分が働ける職場があるのかさえ、わかりませんでした」 そう語るのは、パート社員から社長になった、コンサルタント会社「クラスモア」の坂本玖実子代表取締役(62)。ごく普通の主婦として過ごしていた坂本さんが離婚したのは38歳のとき。5歳と11歳の2人の娘を抱えた彼女が、最初についた仕事は、外資系化粧品の訪問販売だった。客はお金を稼ぐために“戦う相手”と思い込んでいた坂本さん。だが、転機が訪れる。 「飛び込み営業にもかかわらず、ドアを開けてくれる人もいたのですが、それは決まって、私が“売りつけようとした人”ではなく、“何か役に立ちそうと思ってもらえた人”だと気づいたのです。それからは商品を売ろうとばかりせず、お肌の悩みなど、お客さまの声に徹底的に耳を傾けるようにしました。そう考え方を変えただけで、同期の中でナンバーワンの営業成績が取れたのです」 その後、坂本さんは「IDC大塚家具」にパート社員として転職。そこでも“主婦力”が多いに生かせたという。 「私にはインテリアのプロとしての経験はまったくありませんでしたが、専業主婦として、生活者としての経験ならありました。リビングが散らかりやすいことを知っていたから、キャビネットを提案したり、洗濯物を持ったままでも開けやすいタンスを紹介したり、と生活者の視点から、お客さまの暮らしを快適にする提案ができたのです」 そうして、1日で3,200万円という驚異的な売り上げを記録。実績が認められてパートから正社員になり、やがて人材育成部門の管理職にまで上り詰めた。53歳のときに独立し、現在は人材育成会社を経営する坂本さん。主婦が働くことの大切さを聞いてみた。 「それまでは『女性は家にいるべきだ』という風潮があったのに、人手が足りなくなると『主婦も戦力だ』なんていって、働くことを勧め始める。社会は女性に対して身勝手ですよね(笑)。たしかに仕事はキツいことばかりです。でも、自分のことだけでなく、まわりを喜ばせたり、幸せにしたりすることもできる。その経験は、人間として大きく成長させてくれると思うのです」 さらに今は、時代が“主婦力”を求めているという。 「たとえば商品を売るにしても、一人ひとりの欲求に合わせた提案が求められます。そして、そのときに必要なのは、相手のニーズを引き出す“共感力”です。だから、家事や育児、夫婦の関係など、さまざまな経験をしている主婦の“共感力”や視点は、“稼げるスキル”となります。仕事だけに集中できる男性がうらやましかったこともありますが、これからはそんな主婦こそが、社会で活躍する時代になっていくのでしょう」
2017年03月15日ひとくちに掃除といっても、そのやり方や使用する道具には、主婦のみなさんの知恵や工夫がたくさんあるようです。そこで、定番の掃除道具から、主婦のアイディアが光るとっておきの道具まで幅広くご紹介。主婦の皆さんはどんなものを使って日頃の掃除をしているのでしょうか?皆さんはどんな掃除道具を使って、普段の掃除をしていますか?最近では、雑貨屋さんやバラエティショップでもいろいろなタイプの掃除道具が売られていますよね。掃除機も種類が増え、性能も進化しています。今回は20〜50代の女性50人に、「掃除道具」をテーマにアンケートを実施しました。回答者の9割は主婦、残りの1割は正社員・派遣社員です。■目次1.主婦の本音を覗き見2.定番の掃除道具3.オススメの掃除道具1. 主婦の本音を覗き見掃除は毎日やらないといけない家事の一環。できれば簡単に済ませたいものですよね。そんな掃除に対して主婦の方はどのように思っているのでしょうか。■主婦が毎日掃除をする理由とは?「どのくらいの頻度で掃除をしていますか?」というアンケートでは、実に半数以上の方が「毎日掃除をする」という結果が得られました。しかし「毎日は厳しい」という声も多く、「少なくても週に1回以上」掃除をしている人もたくさんいらっしゃいます。「毎日掃除をする」と答えた方で、もっとも多かった回答が「小さな子どもがいるから散らかりやすい」からというもの。■「子どもがいるので、お菓子や走り回りホコリまみれになり、すぐに床が汚れてしまうため。」(30代主婦)■「まだハイハイをしている赤ちゃんがいるので、ゴミなどを食べないように。」(30代主婦)まだ小さなお子さんがいる家庭では、気づかぬうちに部屋が散らかっているなんてことは日常茶飯事。おもちゃなどが散乱しているだけならすぐに片づけられますが、お菓子のカスなどはそう簡単にはいかないもの。きれいな空間を維持するために毎日掃除機をかける人は多いようです。■意外と手強いカーペットとトイレの掃除では、毎日掃除するのは、どこでしょうか?部屋の掃除をする人が多いのは当然の結果かもしれませんが、意外と目立ったのが、「カーペット」「トイレ」「テーブルや棚の上」という回答の多さでした。【カーペット】■「床やカーペットのゴミが目につくので、掃除機をかけるようにしています。」(30代・主婦)■「猫が2匹いるので、カーペットに毛が付くので頻繁に掃除します。」(30代・主婦)カーペットって細かいゴミや髪の毛が気づかぬうちにたくさん溜まってるもの。週末にまとめて掃除をして、コロコロをかけてみると、すぐにコロコロの紙がなくなってしまうなんてこともありますよね。犬や猫などのペットを飼っていると、ペットの毛がカーペットにたくさん付いているなんてことも。カーペットにはダニなどの虫も溜まりやすいので、こまめな掃除が大事です。【トイレ】■「トイレは汚れてから掃除すると大変なので毎日少しずつ掃除しています。」(30代・主婦)■「掃除しても掃除しても毎日汚れるし、掃除しても完璧にきれいになったという気持ちは実感できない。」(50代・主婦)トイレの便器は、日頃から掃除をしておかないと汚れが落ちにくい場所のひとつです。便器をこまめに洗わずにいると、茶色い汚れが広範囲についてしまい、とても不潔な状態になってしまいます。毎日気づいたときに便器の掃除をすることを日課にするだけでも、まとめて掃除をするときのストレスも大きく軽減されるはず。トイレ掃除には、市販のトイレ用洗剤のほかにも、重曹を使ってきれいに汚れを落とすことができます。日頃からきれいに便器を洗っていても、尿が飛び散ったものが残っている場合もあるので、定期的に念入りな掃除をすることも忘れずに。■私はこんなところ掃除するのが嫌だ掃除と言っても、場所によって負担は変わってきますよね。主婦の皆さんにどこの掃除が億劫になるのかを聞いてみました。圧倒的に多かったのは、台所の換気扇、お風呂場、ガスコンロの3箇所。換気扇やガスコンロは油汚れのベタベタが気になるもの。そして風呂場は水垢やぬめりなどが気持ち悪いですよね。これらの汚れは落ちにくいことにイライラしてしまいがちです。【換気扇】■「頻繁にしているつもりでも、やはり油脂はとるのが大変。取り外すのも面倒だし洗って取り付けるのがひと苦労。」(40代・主婦)■「油汚れの掃除は、ベタつくし、時間がかかるしで、あまり好きではありません。」(20代・主婦)【風呂場】■「お風呂の排水口は髪の毛が詰まっていて触るのが気持ち悪い。」(20代・主婦)■「風呂場のカビをとるのが一番億劫になる。どうしても掃除の頻度が減ってくる。」(50代・主婦)【ガスコンロ】■「毎日掃除をしていても、吹きこぼれや油汚れが蓄積され、なかなかきれいにならないから。」(20代・主婦)■「油汚れや食材の飛び散りがきれいにならずに苦労しています。なかなか落ちません。」(40代・主婦)節約を意識するとなると、自力で解決したい問題ではありますが、換気扇、風呂場、ガスコンロの掃除は面倒さや、汚れの落としにくさから家事代行サービスを利用する人も増えてきています。毎日やらないといけない掃除でも、やっぱり不満や愚痴はたまってしまいますよね。では、主婦の方々はどのような道具を使って掃除をし、ぬめりなどの強敵と戦っているのでしょうか?2. 掃除といえばこれ!定番の掃除道具主婦50人の方に、普段使っている掃除道具についてお聞きしました(複数選択可)。主婦が使う掃除道具のナンバーワンはやはり、掃除機。2位がワイパー、そしてウエットシートとコロコロが同位です。ほうき、モップ、雑巾を使う人は少数派という結果になりました。これは、今や多くの家はフローリングで、和室が減ってきている環境の変化が大きく影響していることが考えられます。■掃除には欠かせない掃除機50人中、31人もの人が「使っている」と答えたのが掃除機でした。■「子どもが毎日外のホコリを家の中に持ち込んできて、ふわふわ浮いているのが目につく。」(40代・主婦)■「カーペットだけは掃除機がないとどうしようもない。髪の毛やほこりなどコロコロだけでは追いつかないので。」(40代・主婦)ホコリなど簡単に掃除することが難しいゴミは、ワイパーやコロコロで取るのは限界があるもの。掃除機で取ってしまうのが一番楽な方法かもしれません。一人暮らしなどで生活スペースが狭い部屋ならば、掃除機がなくてもワイパーやコロコロなどで掃除はすんでしまうかもしれません。しかし子どもが多く、毎日の掃除に使うとなれば、やはり掃除機はマストアイテムと言えるでしょう。数年前からサイクロン式やロボット型など、高性能な掃除機が急速に普及し、最近では一般家庭でも浸透し始めています。吸引力が高いもの、軽いもの、小回りがきくものなど、性能の種類も増えました。ゴミ捨てがややこしかったサイクロン式掃除機もありますが、ゴミ捨てを楽にすることに特化したモデルなども開発されています。■サクッと掃除したいときはすぐに使えるものが光る数は少ないものの、根強い人気を誇っているのがワイパーです。軽くて場所を取らないことから、気軽にサクッと使えることが主婦の方々から愛される秘訣。■「ワイパーが一番手軽で使いやすいので、フローリングにはワイパーを使います。取れたホコリが見えるので掃除した感も得られ、なんだかスッキリします。」(40代・主婦)■「一番手軽でゴミも取れやすく、リビングでも気づいたときにさっとできる手軽さがいいです。」(40代・主婦)ワイパーもさまざまな大きさや形のものが販売されています。テーブルや棚、テレビ台の上などをサクッと拭けるハンディタイプ、エアコンや照明などの高いところにあるものについてしまったホコリを取り除ける長い柄のものなど種類が豊富です。ハンディタイプのものは軽くて持ちやすい種類のものがたくさん販売されているため、小さなお子さんでも使うことができるでしょう。子どもと一緒に掃除をするときにぴったりの掃除道具です。普段使いできる床拭き用のワイパーは、リビングで収納できるボックスも発売されています。カッコよくスタイリッシュに収納することができて、少しでも時間を節約したい忙しい主婦にとっては、さっとすぐに始められるのも嬉しいポイントですね。3. おすすめの掃除道具掃除の定番はあれども、やり方は人それぞれ。面倒な掃除を少しでもやりやすくするためのとっておきの掃除道具を主婦の皆さんにお聞きしました!■メラミンスポンジって何?皆さんは「メラミンスポンジ」をご存知ですか?洗剤を使わずに、水を染み込ませてこするだけで、簡単に汚れが落ちてしまう「白いスポンジ」のことです。コンロの油汚れや蛇口の水アカなども、少し力を入れてこすれば、気づいたらきれいになっている優れものです。多くの主婦が使っている大人気の掃除道具です。■「メラミンスポンジ。こすっても落ちない汚れが、どんどん落ちるから。」(30代・主婦)■「メラミンスポンジをカットしておいて、いつでも気になるところを磨けるようにしています。」(30代・主婦)メラミンスポンジは、100円ショップでも販売されています。手軽に使えることが特徴です。小さく使いやすいサイズにあらかじめ切っておいたものをキッチンや洗面台の引き出し・戸棚にストックしておけば、いつでもすぐに使えて便利ですね。ただし一見便利そうなメラミンスポンジですが、使用する上で気をつけたい点があります。ワックスがけしてある床や、ペンキが塗られているテーブルなどは、塗料が落ちてしまう可能性があるので、注意しましょう。■そのほかの定番アイディア掃除道具■「新聞紙は、身近にあって利用価値があると思います。何か汚れを取る場合、新聞紙の上で作業すれば、そのまま廃棄できます。」(50代・主婦)■「割り箸の先にキッチンペーパーを巻きつけ輪ゴムでとめたもの。狭いところをきれいにしてそのまま捨てられるので後片づけも楽」(40代・主婦)■「一番使い勝手がいいのは、使い古したタオルや着古したシャツを手ごろなサイズに切って使い捨てにする雑巾かな。」(40代・主婦)雑巾は、掃除道具としては汎用性が高く、やはり掃除には必需品。また新聞紙は、軽めに水に浸してよく水切りしたものをちぎってゴミ掃きすることで、ホコリが集まりやすくなります。窓拭きにも新聞紙は有効で、本来の目的ではありませんが、新聞紙も優れた掃除グッズといえそうです。このほかにも、古くなったふきん、洋服、歯ブラシなども定番の掃除道具。身近にあるものを再利用して掃除するのは、“節約上手”の主婦の腕の見せ所です!■主婦のアイディアが光る掃除道具■「沸騰重曹水(お湯を沸かして重曹を入れたもの)。お風呂場などの掃除に重宝しています。」(50代・主婦)こちらの主婦の方が教えてくれた沸騰重曹水は、お湯に重曹を入れてよく混ぜることでできるお掃除アイテム。お湯1リットルにつき、50〜70gの重曹を入れます。沸騰したお湯に少しずつ重曹を入れ、重曹がよく溶けるまでかき混ぜたら沸騰重曹水の完成です。沸騰重曹水は、お風呂場だけでなく、キッチンの掃除にも使うことができます。コストも安く抑えることができるので、毎日使う洗剤としても使うことができます。保存はペットボトルよりも、瓶などのしっかりした素材のものがオススメです。■「セスキ炭酸ソーダ水、クエン酸水を常備しておくと、大体の汚れはどちらかで落ちるのでとても便利。」(30代・主婦)クエン酸水を使うことも掃除の裏技として効果的です。クエン酸は消臭・抗菌効果がある、エコで手頃な掃除アイテム。値段も300〜500円とリーズナブルで、多くの主婦の方が使用しています。クエン酸水はスプレータイプの容器に詰め替えると便利です。洗面台、台所の水場、風呂おけ、トイレの便器などの掃除に効果を発揮し、軽く吹きかけ、雑巾やスポンジでこすったり拭いたりするだけで汚れが落ちます。気軽に使えるものなので、毎日のお掃除で使いたいですね。まとめ50人の主婦の方に、掃除に関するさまざまな質問をしてきましたが、いかがだったでしょうか?ひとくちに掃除といっても、そのやり方や使用する道具には主婦のみなさんの知恵や工夫がたくさん。新聞紙、割り箸、古くなった布、重曹など、家にあるものを上手に再利用すれば、大きな節約にもなります。少しでも家計を楽にするために、主婦は日々努力をしているのです!
2017年03月03日今期の“月9”ドラマ『突然ですが、明日結婚します』。結婚して専業主婦になりたいヒロインと結婚したくない男性の恋愛物語で、異色のキャスティングも話題を呼んでいます。昨年大ブレイクした『逃げるは恥だが役に立つ』もそうですが、専業主婦という立場について考えさせられますね。◆『突然ですが、明日結婚します』とは?原作は宮園いづみさんの同名コミックで、西内まりやさんが演じるヒロインの高梨あすかは、大手銀行に勤める20代のOL。仕事熱心で職場からの評価も高いけれど、将来の夢は専業主婦という女性です。5年付き合っている彼氏とゴールインするつもりだったのに、ある日「結婚できれば誰でもいいんだろ?」と言われて振られてしまいます。傷心の中で出会ったのは、flumpoolの山村隆太さんが演じるイケメンアナウンサーの名波竜。“結婚したくない”と明言する嫌婚主義です。結婚したいあすかとは真逆の考え方、急接近しそうになったところを一度は拒否するものの、徐々に惹かれていき…2人の関係はどうなっていくのでしょうか?◆【男性編】専業主婦になりたい女性ってどう思う?共働きが当たり前と言われるご時世ですが、『突然ですが、明日結婚します』のあすかのように専業主婦を望む女性はそれなりに多いよう。昨年3月に行われたソニー生命保険の「女性の活躍に関する調査 2016」では、働く女性の3割が「本当は専業主婦になりたい」と思っている、という結果が出ています。けれど、ドラマの会話でも出てきましたが、「専業主婦になりたい」と公言すると引かれてしまいそうな雰囲気ってありますよね。そのように考える女性をどう思うか、男性へのアンケート結果をご紹介します。・「共働きのほうが明らかに金銭的に豊かだと思うのでもったいない。今は大学まで出ている人が多いし、その資本を社会に還元すべきと思う」(20代)・「できたら貴重な若い労働力として動いてくれるとありがたい。自分のお金でランチしてくれると助かる」(30代)・「現実を知らない女性が多い。少ない収入でやりくりできるなら専業主婦の選択肢もありですが、そういう人に限って旦那の収入に不満を漏らします」(30代)「相手の稼ぎだけでやっていけるならそれでいいと思う」(20代)と肯定する声もありましたが、20~30代は「できれば働いてほしい」という意見が多く聞かれました。一方、40代になると許容派の割合が増えるようです。・「いいと思います。ただ、生活は厳しいと思うので、その範囲内でやりくりしてもらえば」(40代)・「夫になる人がよいというのならば全く問題ないと思うが、ただラクをしたいだけなど前向きでない理由で望んでいるのなら再考の余地はあると感じる」(40代)先に紹介したソニー生命保険の調査で「専業主婦になりたい」理由のトップは、「仕事の人間関係で悩みたくないから」だったそうです。最後の男性のコメントにあるように、専業主婦が“逃げの選択肢”と思われてしまうと、受け入れられにくいのかもしれません。◆【女性編】専業主婦になりたい女性ってどう思う?では女性陣はどうでしょうか。ほぼ半数の人が「夫婦間の合意があるなら」「なれる環境にあるなら」という、ゆるやかな肯定派。年代別に見ると、20~30代では「共働きがいい」という女性が多く、ご自身の経験、考えに照らして、次のように理由を述べてくれました。・「私は逆に専業主婦にはなりたくありません。自分で趣味などに自由に使えるお金はちゃんと確保したいし、1人の収入でこのご時世ずっと生活していくのはちょっと不安です」(20代)・「家にこもってても楽しくないし、子どもがいれば、ずっと子どもの相手をしているより外に出たくなる。共働きで夫と対等にいられるから家事育児も分担できると思う」(30代)・「金銭的に余裕があり、夫も納得しているのであれば問題ないと思います。ただ、現在私は専業主婦ですが、出産して一段落したら働きたいとは思っています。やはり、将来のために収入は多いほうがいいと思うので」(20代)確かに金銭的な余裕は大事。結婚するときには働き続けるのか辞めるのか、別の働き方をするのか、夫となる人としっかり話し合いたいところですね。◆「専業主婦になりたい」あすかの恋の行く末は?共働き派の女性は、経済的なメリットを理由として挙げる人が多いですが、「経済的な余裕があるなら、家事を専業にする人がいるほうが家庭は上手く回っていくと思う」(50代)という、実体験に基づいた声も聞かれます。アンケート結果やドラマの感想を見ると、どちらかと言えば専業主婦否定派が多い印象ですが、今後明かされていくであろう、あすかが専業主婦になりたい理由、名波が結婚したくない理由について、自分自身はどう感じるか?結婚観を再認識することになるかもしれない『突然ですが、明日結婚します』の原作は、『プチコミック』で現在も連載中。2人は結婚するのか、あすかは専業主婦になれるのか?まだ明かされていない結末にも要注目ですね。ライタープロフィール橘いつき出版社・Web制作会社勤務を経て、現在はWebメディアで執筆・運用業務を行うフリーランス。好きなモノ・コトは、猫、お酒、読書。
2017年02月06日映画『裏切りの街』が公開。2016年11月12日(土)から11月25日(金)新宿武蔵野館にて上映され、全国でも順次上映される。今作が描くのは、平凡な専業主婦と15歳年下のフリーターによる禁断の恋愛とその果て。監督を務める三浦大輔が、自身のオリジナル脚本、演出で上演した舞台を映像化した作品だ。すでに舞台では描かれなかったその後が映像配信サービス dTVにて映像化され、多くの反響を呼んでる。今作は、それとは異なる編集が施された劇場版。見どころは、人間の本質をえぐり、暴き出すようなリアルすぎる描写だ。無気力な毎日を送るフリーターの少年と穏やかで単調な日々を送る主婦。なにも不足のない日々の中に物足りなさを感じる彼らが出会い、嘘をつき、罪を重ねていく中で、人間の残酷さやエゴ、欲深さが見事に表現されている。フリーター役を演じるのは『デスノート』で竜崎役を務める池松壮亮。そして、主婦役は『ヘルタースケルター』や『キャタピラー』などに出演した寺島しのぶが務める。これまでに数々の作品で実力を発揮してきた2人が、複雑な役柄を演じ切った迫真の演技には注目だ。また、主題歌は銀杏BOYZが担当。■ストーリー同棲する彼女に小遣いをもらいながら怠惰な生活を続けるフリーターの菅原裕一と、穏やかな夫と専業主婦として平穏な日々を送る橋本智子。なんの不満もない毎日。ただ何となく、はっきりとした目的もないまま、出会い系サイトで偶然会った二人は意味のない逢瀬を重ねる。季節が変わり、二人の関係すらも惰性になりつつあったある日、ある出来事をきっかけに日常が揺らぎはじめる。それでも「選択」することを避け、生温い日常に浸かり、流れに身を任せて生きてきた二人は中央線沿いの街の中でぐるぐると、あてどなく彷徨う…。【作品詳細】『裏切りの街』公開期間:2016年11月12日(土)~25日(金) 新宿武蔵野館にて限定公開※全国でも順次公開予定監督・脚本:三浦大輔出演:池松壮亮、寺島しのぶ、中村映里子、落合モトキ、駒木根隆介、佐藤仁美、平田満主題歌:銀杏BOYZ「ピンクローター」配給:エイベックス・デジタル
2016年10月17日日本よりも女性の社会進出が進んでいるアメリカは、働くママたちが非常に多い国です。しかし、最近は専業主婦を選択するママたちも増えてきているとか。働くママたちのライフスタイルとともに、その理由を考えてみました。 ■働くママが多いって本当?驚く人が多いのですが、アメリカは産休・育休制度が全く確立されていません。そんななか、女性が出産後も仕事を続けているケースはとても多く、産後1ヶ月ほどで仕事に復帰する女性がほとんどです。働くママが多い理由のひとつに、共働きしやすい環境が整っていることがあげられます。アメリカのワーキングスタイルは日本と比べて、とてもフレキシブル。残業の文化もあまりなく、決められた終業時間ですぐに帰宅できる環境も仕事を続けられる理由です。子どもが小さい間は、時短勤務や在宅勤務で働くママも多くいます。保育園制度がないアメリカでは、すべて私立か個人経営のデイケアやベビーシッターに頼らなければなりません。子どもをデイケアに預ける場合も、フレックス制を利用して、夫婦で出勤時間をずらしている家庭が多いです。また、経済的負担を減らすため夫婦で在宅勤務に切りかえるケースも少なくありません。■アメリカでも専業主婦が増えている理由夫婦共働きがスタンダードなアメリカでは、夫が家事や子育てを分担するのが一般的です。 そんな環境ゆえに、女性が仕事をやめて専業主婦になると周りから驚かれる風潮があります。しかし、近ごろは女性が自らキャリアを捨て、専業主婦になるケースが増えているようです。その背景にあるのは、高すぎるデイケアやベビーシッターの料金です。一生懸命働いても、給料のほとんどがデイケアやベビーシッターの支払いに消えてしまう。働き続けるのに多くのお金がかかるなら、家で子どもとの時間を過ごすことを選択しているようです。アメリカでは、今年11月に大統領選挙が行われます。初の女性大統領が誕生するかどうかも、働くママたちにとって非常に大きな話題です。しかし、最も重要とされるのは、働くママも専業主婦も安心できる社会的な保障制度の充実です。女性たちは、大統領選を生活に直結する問題としてとらえているでしょう。今後、ワーキングマザーが増えるのか減るのか、注目していきたいと思います。
2016年07月04日子どものために家にいたくても共働きしないといけない家庭が増えているいま、専業主婦はある意味、あこがれの存在に。亭主の稼ぎで悠々自適に暮らしていると思われがちですが、大変なこともあるのです。そこで、専業主婦ならではの悩みを聞いてみました。■役員決めではターゲットにPTAなどの役員決めのときには、仕事のほか、介護や持病を理由に「できないアピール」をするママは多数。子どもが幼稚園に入ったばかりのAさんは、専業主婦というだけで役員を押しつけられたそう。「幼稚園にも、共働きのママはいます。役員決めのときには『専業主婦なんだから時間があるでしょ』といわれるのですが、はじめての通園でいっぱいいっぱいです」これは小学校でも同様で、小2の子を持つMさんも「専業主婦がやれというムードができあがっている」といいます。しかし、実際にはそれほどやることがない役職も多く、Mさんは年に数回、子どもたちと一緒に給食を食べるだけの「給食委員」をやることにしたそう。幼稚園も小学校も、じつは卒業間近のほうが卒業アルバムの制作や謝恩会などの大変な仕事が残っていることも多く、早めに役員をやることは悪いことだけではないようです。また、子どもに中学受験をさせる家庭が多い学校では、内申点狙いなのか、自ら役員に立候補するママも。子どもが通う学校の役員制度を事前にチェックし、専業主婦で時間があるうちに立候補してしまうのもいいかもしれませんね。■社会復帰できるか心配前述のMさんは、独身時代はバリキャリでした。それでも夫に「子どもが中学生になるまでは家庭に入ってほしい」といわれ、専業主婦をしています。かつては大手企業で働き、簿記やTOEICなどの資格を持つMさんでも、「子どもが大きくなって働きたくなったときに復帰できるか不安」なのだとか。「スキルや資格があったとしても、ブランクがあるので採用してもらえるかわからないという悩みはあります。将来は正社員として復帰したいけれど、そのときには40歳を過ぎているわけですから、中途採用の幅が狭くなるでしょうね」残念ながら今の日本では、40歳以上の求人数が少ない状況。このような悩みをつねに抱えている専業主婦は、決してお気楽とはいえないでしょう。■家庭だけでいいのか…すでに子どもが中学生になった専業主婦のYさんは、「社会からとり残された気分になる」といいます。「ママ友の多くが働き出して、自分だけとり残された気分に。仕事と家事の両立といった話題が多くなるので、話についていけないこともあります。社会感覚を失うのがこわいので、ボランティア活動に参加するようになりました」Yさんはこのまま専業主婦を続ける予定ですが、ワーママと話すときには仕事の愚痴なども聞くようにしているそう。「姑から『母親が働くのは信じられない』、『うちの子(夫)の稼ぎが悪いといいたいの!?』なんていわれるママも多いですね。でも、そういった話を聞くと相手もストレス解消になるし、もしも自分が働くことになったら参考になるので、“聞き役”に徹するようにしています」こうすることでワーママになったママ友からやっかまれずに済み、ママ友とも良好な関係をキープできるのだとか。専業主婦は「三食昼寝付き」なんていわれた時代もありますが、実際には義実家とのつきあいやPTA活動など、やらなくてはいけないことが何かとあるものです。専業主婦というだけでねたむのは間違っているし、自らの意志で専業主婦を選択していないママもいます。立場だけで相手を見るのではなく、「人」としてママ友とつきあうようにしたいものです。
2016年06月14日TOKIOの国分太一(41)らが、19日に放送されたTBS系情報番組『白熱ライブ ビビット』(毎週月~金8:00~9:54)で、"専業主婦の妥当な年収"について意見を言い合った。番組では、25~35歳の働く男女を対象に調査した「専業主婦の妥当な年収っていくら?」というアンケート結果(マイナビウーマン調べ)を紹介。女性側は1位200万、2位100万、同率2位300万という結果になったのに対し、男性側は1位0円、2位100万、3位200万となった。女性側は「1日中働いているのと同じ」などと主張しているのに対し、0円と答えた男性側からは「社会で働かないのであれば給与なんて払う意味なし」といった声があがった。男女で大きな差が出たこの結果に、昨年9月に結婚した国分は「驚きました」と衝撃を受けたようで、「感謝なさすぎじゃないですかって思ってしまう」と、男性側の評価の低さを指摘。同じく昨年9月に結婚した千原ジュニアも「ほんまかな」と驚いていた。"夜回り先生"こと水谷修氏は「(男性が)年収300万の場合は200万と言われても払えない。愛と実益を考えたら、収入の半分。僕はそうしてます」と、収入の半分が妥当だと意見。「僕がこうやって働けるのは、妻が守ってくれて家をきれいにしてくれているから」と言い、「0円」という評価は「論外ですね」と強い口調で話した。
2016年05月19日産後に仕事を「続ける」か、それとも「辞める」かの選択。多くのママたちの多くが悩む問題ですよね。働く選択をした場合と辞める選択をした場合、それぞれの一日の流れとメリット、デメリットをまとめます。■働くママの一日のスケジュール私は、仕事を続けることを選択したママです。今はフリーランスで働いているのですが、先日まで会社に属して記者をしていました。保育園にすぐ入れなかったこともあり、子どもが1歳半のときに職場へ復帰。子どもがまだヨチヨチとつたい歩きをするぐらいのころです。今回は、私が産休明けに仕事復帰した頃の一日の生活を紹介します。▼6時:子どもと一緒に起床バタバタと着替え、朝食、片付け、化粧、保育園の準備を済ませます。朝食は、準備と片付けのしやすさを考えてパンにしています。1歳半の息子もパンであれば、一人で食べることができました。▼8時過ぎ:出発車のチャイルドシートに子どもを乗せて出発します。「イヤイヤ期」に入ってからは、ここが一番苦労するポイント。なかなか乗ってくれないので、「よ~い、どん!」と掛け声をかけ競争をしながら乗り込む作戦をとっています。いつまで効果があるかわかりませんが…。保育園を経由して、職場へ向かいます。最初のころは、泣いてすがる子どもを先生に託して、私も泣きそうになりながらの出社でした。3カ月間くらい寂しがって泣いていましたが、今ではよろこんで保育園に行っています。毎朝泣いていた時期も昼間は元気に過ごせているようだったので、安心して任せることができました。▼9時半:会社着毎朝、就業時間ギリギリで滑り込みです。▼16時半:退社時短勤務だったため、ほかのスタッフより一足先に会社を出ていました。▼17時半:お迎え保育園に到着するのは、だいたい17時半以降。帰りの支度をして、家に着くのは18時過ぎでした。家に着くとすぐに夕飯です。我が家は夫の帰りが早いため、夕飯の準備をしてくれていました。▼20時:寝かしつけ夕飯後に入浴し、20時には寝かしつけ。私も疲れて一緒に寝落ちしてしまいます。▼深夜1時:私だけ起床夜中に起きて、洗濯と部屋の片付け。3時ごろまで仕事をして、再度寝ています。 ■「働く」メリット・デメリット働くメリットは、「収入があること」と「生活にメリハリができる」ことだと感じます。仕事復帰後の一番の楽しみは、昼食を外でゆっくり食べることでした。同僚を誘って時々カフェでランチをする時間は、私にとってとても貴重な時間になっていました。一方、デメリットは、「子どもと過ごす時間が減る」ということ。私はその分、子どもとの時間を濃密に過ごすように心がけています。家事は夫と分担、または子どもが寝た後にやるようにして、家にいる時間は常に子どもとベッタリ。休みの日は、朝8時から公園に行き、クタクタになるまで思いきり遊んでいます。 ■「辞める」選択をしたママの一日妊娠を機に仕事を辞めた友達も多いです。友人の話を元に、「辞めた」選択をしたママの生活をまとめます。友人にも私と同い年の子どもがいます。▼6時:起床起きるとすぐに洗濯機を回し、朝食の準備。夫が7時前に出社するので、6時半には朝食。家事を優先するため、子どもは起こさず。トイレと洗面所の掃除をパパッと済ませ、7時半ごろ、洗濯物を干していると子どもが起き出します。▼8時:食器洗いと掃除機子どもに朝食を食べさせた後、Eテレに夢中になっている隙に食器洗い。掃除機をかけ始めると追いかけてくるので、掃除機はかけないときも。▼9時~10時:買い物・お出かけ・友達訪問買い物のついでに児童館へ寄ったり、友達が遊びに来たりします。遊ぶときは自宅になることが多いそう。▼12時:昼食・子どものお昼寝子どもの昼食は、まとめて作って冷凍しているそう。昼食時は、子どものぐずり方が激しいため工夫しているようです。子どもは昼食を食べると、そのままウトウト。ベッドへ運び、自分の昼食とテレビタイムです。夕食の下ごしらえもテレビを見ながら、子どもが寝ているうちに済ませます。▼15時:洗濯物の取り込み・子ども供起床洗濯を取り込んでたたみ、片付けた頃に子どもが起床します。午後は、基本的に室内遊び。▼18時・夫の帰宅、子どもとお風呂夫が帰ってくると、子どもとお風呂に入ってもらいます。2人が入浴中に夕飯を仕上げ、入浴が終わるとみんなで夕飯を食べます。▼21時:就寝食後はゆっくり過ごし、子どもの歯磨きなどを済ませると、ママと子どもは寝室へ。そのまま寝落ちしなければ、子どもの食事のストックを作ったり、テレビを見たりするようです。 ■「辞める」メリット・デメリット仕事を辞めるメリットは、子どもと長く一緒にいられる点。あとは、家事がしっかりできること。友人の自宅は、いつ遊びに行ってもとてもキレイに片付いていて、本当に感心します。在宅勤務をしていた時期もありましたが、「うちの子は手がかかるから、仕事なんてもう当分はムリ!」と言っています。デメリットは、夫の収入しかないこと。あとは、自分の時間がないということでしょうか。仕事を続けても、辞めても、母親業が忙しいのは同じです。自分にあった生活はどちらか、見極めることが必要かもしれません。また、専業主婦のママには、一人になる時間がとても少ないように感じます。家族の協力も得て、たまには外でゆっくりお茶をする時間を確保してほしいです。
2016年05月07日ゆとり女子の母親世代から上の年齢の方々は、「女は、結婚して専業主婦」というのが普通の時代でした。それが今や、女性の社会進出はもはや当たり前、『女性管理職の増加を』とまで謳われるようになった日本。そんな中、これから社会に出る年齢~結婚適齢期と呼ばれる層にあたるゆとり女子は、将来の自分のあるべき姿として、どんな希望をもっているのでしょうか?今回は、87年~絶賛就活中の94年のゆとり女子から話を聞いてきました。■1.バリキャリ(家庭より仕事)・・・7%「4月から役職についたので、どこまでできるかがんばってみたい」(90年生まれ)「せっかく働くなら、上を目指したい。家庭のことは、1人じゃなく夫婦2人で頑張れば良いんじゃないかと」(88年生まれ)バリキャリ!と言い切った人は、かなり少なめ。大体、予想通りの数字かなと思いました。「これから、もっと頑張って働くぞ!」という意見が93年以降の若手ゆとり女子から出るのかなと思いましたが、バリキャリと回答したのは全員が90年以前生まれ。上の立場になるにつれて、働きたい欲が高まってきたということなのでしょうか。■2.専業主婦(仕事より家庭)・・・13%「外にも出たいからパートとか続けたい」(94年生まれ)「刺激になるから仕事はしたいけど、週3くらいで育児に負担かからない程度にやりたい」(87年生まれ)予想では、もう少しいるかなと思ったのですが、意外と少なかったのが専業主婦希望者。パートなどを希望しているのは、お金のためというよりも、『外に出ていたい』『家庭以外にも居場所がほしい』というのが本音のようです。■3.どちらとも言えない・・・80%「どちらも大事だけど、優先順位は時期によって変わると思う」(93年生まれ)「相手による」(93年生まれ)「やっぱり自分のお金もほしいし、自分がなりたかった仕事に就いたら楽しいから仕事に専念したいと思いつつ、子供が産まれたらこの生活でいいのかなと葛藤中・・・」(87年生まれ)予想通り、『どちらとも言えない』が80%で一番多いという結果。状況によって変わるであろう自分の気持ちと、結婚する相手によっても違う、というのが『どちらとも言えない』を選択したゆとり女子の意見でした。就活が始まっていない学生にアンケートをとったら、また違った結果にもなりそうですが、就活中の学生と既に社会人のゆとり女子は、かなりの現実主義者!『働かなきゃ暮らしていけない!』という状況で働くのは嫌だけど、仕事を、家庭とは違う居場所や、心にゆとりを持つお金稼ぎの場と考えている人が多いようです。
2016年04月08日コニカミノルタの100%子会社であるキンコーズ・ジャパンは4月4日、大判インクジェットプリント専業のインターリンクを買収した発表した。コニカミノルタが推進している企業の営業・マーケティング部門を顧客ターゲットとするソリューションビジネスにおいて、大型インクジェットプリントの出力、加工、施工までサイン&ディスプレイサービスをワンストップで展開しているインターリンクの買収により、以下の効果発揮を狙う。キンコーズではインターリンクが持つサイン&ディスプレイサービスのリソースとノウハウを活用し、企業の販促活動ニーズに対するリアルマーケティング分野での幅広い提案力とスピード感のある対応力の強化を図り、オンデマンド出力サービスのさらなる国内シェア拡大を目指すインターリンクの代理店チャネルを得ることにより、コニカミノルタグループにとって新規となる顧客へのリーチ拡大を図るコニカミノルタグループ各社が連携することにより、デジタルマーケティングとリアルマーケティングを融合し、新たなサービス領域まで拡大したワンストップソリューションサービスで差別化を図る印刷物、展示物、装飾物、POPなどの制作物を提供して顧客とコミュニケーションをするマーケティングサービス買収方法はコニカミノルタがキンコーズを通じ、インターリンクの全株式を取得。キンコーズとインターリンクは、株式譲渡契約を4月1日に締結している。
2016年04月05日生活スタイルは夫婦間の個人的問題で、どれが望ましいということは言えません。しかし例えば専業主婦を選択したならば、そのことに対するリスクは充分に理解しておく必要があります。○専業主婦のリスクを把握しよう - いつでも自立できてこそ専業主婦を満喫これからの時代は夫だけの収入では生活設計が難しいと言われています。歴史的に見ても専業主婦が一般的なケースは少ないのです。武士の妻は一見専業主婦のようですが、上級武士の妻は多くの使用人を管理しなければなりません。家電製品がない時代は家事には時間と手間を必要とします。下級武士の妻は内職無しには暮らせなかったでしょう。私の祖母は兄弟姉妹10数人の長子でした。東京で学業生活を送っていましたが、卒業間際に母親が亡くなり、幼児を含む大勢の兄弟姉妹の養育とこれまた大勢のお手伝いさん(会社と家内双方の)の舵取りをするために、即刻帰郷しそのまま東京には戻れませんでした。専業主婦は高度成長期の一時的現象だと言って良いでしょう。それでも専業主婦を選択するのであれば、そのリスクを理解し、どう対処するかを考えておく必要があります。収入がなければ蓄財はできないのが当然ですが、リスクに弱いのも大きな要因です。手に職がない・キャリアがない結婚を控えた若い女医の人生設計の相談を受けた事があります。夫婦でマンションを購入する時の名義等の考え方が相談のメインでした。夫となる人よりも格段に高給を得ていましたが、子供も欲しくてキャリアの維持には悩んでいました。医者でも仕事を離れて数年すると、再び第一線に戻るのは難しいそうです。日々進歩する新しい治療法や薬剤などに追いつくにはロスできる期間は若い間でも2年間くらいだと言っていました。建築の設計も同じです。日々新しい工法や建材の開発、法律の改正等、空白期間を埋めるのは簡単ではありません。ファイナンシャルプランナーも6分野ごとの毎年ある税制改正や金融商品・保険商品の知識を、離職している間に把握し続けるのは至難の業です。キャリアがあっても一旦離職すれば、元に戻るのは簡単ではないのです。夫が働けなくなったら不謹慎ですが、働き手が死亡した場合は、遺族年金や死亡保険金が支払われ、住宅ローンの残債も団体信用生命保険で支払われます。遺族には残債のない住まいが残ります。しかし、もし何かしらの障害を負ったり、重大な病気になったりした場合は、収入が無くなるばかりでなく、治療費もかかり、看病の時間もとられ、妻は思うように働くこともできません。これが最大のリスクだと思います。安定して蓄財できたはずの家計が一転、危機に見舞われます。離婚したら離婚してシングルマザーとなり、直ちに生活に困るようではリスク管理が不足していたと言わざるを得ません。もはや3組に1組が離婚する時代です。なんの対策もなしに専業主婦が離婚してシングルマザーになって生活に困り、公的支援に頼り、税金を消費するのは、夫婦で働いて子育てしている人たちには納得がいかないでしょう。夫婦で働いていれば税金も相当額支払わなくてはなりません。専業主婦は所得税を負担していない上に、配偶者控除で夫の所得税も減額されている立場です。日本は国債の発行で借金が増えています。税金が不足しているので消費税も増税されます。国民として、なるべく税金に頼らず、まずは自衛する努力は必要でしょう。私の年代は、学業を終えてそのまま結婚し、専業主婦になるケースもまれではありませんでした。サラリーマンに嫁げば、配偶者控除で夫の所得税は削減されます。妻の基礎年金の保険料も夫の厚生年金保険料でまかなわれ、夫の保険料がその分増額することもありません。通常は夫の方が年上ですので。夫亡き後は遺族厚生年金と自分の基礎年金を受取り、遺族年金は高額でも非課税です。所得税が非課税ということは住民税や健康保険料も、その延長線上にあります。つまり一生の間一度も所得税も保険料も支払わずに、年金を受け取り、一生を終えることになります。○子育て期間はごくわずか - 子育て後の35年間何をして過ごしますか?専業主婦を選択している最大の理由は子供でしょう。しかし一般的な、子供2人を実質育てる期間はどのくらいでしょうか。中学生ともなれば、友達優先で親は相手にしてもらえないでしょう。下の子との年齢差を考えても15年程度でしょうか。残りの35年間程度を母親業がさほど必要でない期間を過ごすことになります。「空の巣症候群」が話題になるほどですので、その後の準備がなされていないケースは多いのでしょう。今の時代は働き方が多様化されていますので、少しずつ自分自身の人生を切り開きやすくなっています。○専業主婦でも、いざという時は一人で子供を育てられる力を一人で子供を育てる力のない場合は、本来は子供を作る資格はありません。最悪どんな状況でも子供を育てられる気持ちは、女性ならば誰でも基本的に持ち合わせているでしょう。「母は強し!」ですが、人間は群れで生活する社会的動物で、社会の構造はなかなか一人親に優しくはできていません。どんな場合でも子供を育てられるように用意しておくことは、母親としての責務でしょう。思わぬ病気や怪我に見舞われないとも限りません。離婚や失業も誰にでも起きうる事柄なのです。専業主婦は有利です。子育てしている間に資格取得のための勉強時間が充分あります。外に働きに出る場合でも、自宅等で起業する場合でも、いきなり多くの収入を得る必要はないでしょう。夫の収入に頼りながらも、徐々に仕事量を増やすことも可能です。この有利な立場は利用しない手はありません。ある意味で可能性は高いのです。そこに専業主婦の蓄財のポイントがあるように思います。(※写真画像は本文とは関係ありません)<著者プロフィール>佐藤 章子一級建築士・ファイナンシャルプランナー(CFP(R)・一級FP技能士)。建設会社や住宅メーカーで設計・商品開発・不動産活用などに従事。2001年に住まいと暮らしのコンサルタント事務所を開業。技術面・経済面双方から住まいづくりをアドバイス。
2016年01月02日iDAはこのほど、「お仕事と家庭に関する調査」の結果を発表した。調査は12月1日~3日、全国の男女300名(7歳以下の子どもを持つ30代の専業主婦の女性150名、専業主婦の妻を持つ20~49歳の男性150名)を対象に、WEBアンケート方式にて行われた。○「妻に働いてほしくない」夫、わずか6.7%専業主婦の女性150名に「いずれ働きたいと思いますか?」と質問したところ、約7割が「働きたい(40.7%)」「どちらかというと働きたい(28.0%)」と回答。また、専業主婦の妻を持つ男性150名に対して「奥様にいずれ働いてほしいと思いますか?」と尋ねた結果、「働いてほしくない」という人はわずか6.7%にとどまり、7割超が「働いてほしい(30.0%)」「どちらかというと働いてほしい(44.0%)」と考えていることがわかった。続いて、いずれ働くとした場合、希望する雇用形態(男性には妻に求める希望形態)について聞いたところ、男女ともに「パート・アルバイト(女性88.3%、男性71.2%)」が断トツの1位に。次いで「正社員(女性34.0%、男性37.8%)」「契約社員(女性34.2%、男性29.1%)」と続いた。○理想とする"家庭と仕事のバランス"に男女で差次に、仕事をすると仮定した場合の「家庭と仕事の理想的なバランス」について尋ねたところ、女性は「仕事3: 家庭7(26.7%)」や「仕事2: 家庭8(20.7%)」など、「家庭の比重」が大きい回答が多かった。一方、男性は「仕事5: 家庭5(25.3%)」がトップに。男性の4人に1人が「仕事を始めるならばしっかり家庭も仕事も頑張ってほしい」と考えていることがわかった。続いて、現実的に考えた場合の「家庭と仕事のバランス」についても聞いたところ、男性の1位は「仕事3: 家庭7(20.0%)」と、女性が理想とするバランスと同じ結果に。逆に、女性は「仕事2: 家庭8(18.7%)」が1位だったが、僅差の2位は「仕事5: 家庭5(18.0%)」と、男性の理想バランスに近い結果となった。○夫は家事を手伝っているつもりでも、妻は…?次に、「夫が担当している(男性は自分が担当している)家事」について調べた結果、1位「ゴミ出し(50.7%)」、2位「子どもをお風呂に入れる(31.3%)」、3位「風呂掃除(31.0%)」となった。しかしながら、女性に比べて男性の回答数が軒並み多い結果に。特に大きく開きがあったのは「風呂掃除(女性17.3%、男性44.7%)」や「日用品の買い物(女性9.3%、男性31.3%)」で、男性が思っている以上に、女性は家事を手伝ってもらっている印象が薄いことがうかがえた。続いて、「夫にお願いしたい(男性はやってあげたい)家事」について聞いたところ、「皿洗い(43.3%)」が1位となり、男女別に見ても女性46.7%、男性40.0%とあまり差はなかった。男女の回答に差が見られたのは「子どもをお風呂に入れる」で、男性20.0%に対して女性は倍以上の46.7%。逆に、「買い物(日用品)」は男性20.0%に対し、女性はわずか4.7%という結果に。あまり女性はやってもらいたい家事というわけではない一方で、男性はやってあげたいと思っていることがわかった。
2015年12月24日●専業主夫・主婦になりたい理由--「仕事がつらい」「サザエさんに憧れ」の声仕事でミスし、上司に厳しく叱られてしまった。もう会社に行きたくない。家事のほうが好きだし、いっそ専業主夫になれたらなぁ……。今回は、マイナビニュース会員のうち共働きの既婚男女200名に「専業主夫/専業主婦になりたいですか?」と質問してみた。Q.専業主夫/専業主婦になりたいですか?はい(男性)22.0%/(女性)23.0%いいえ(男性)78.0%/(女性)77.0%Q.それはどうしてですか?○「専業主夫になりたい」男性の意見■仕事を辞めたいから・「そろそろ引退したい」(50歳以上男性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「サラリーマンには向いてないから」(50歳以上男性/金融・証券/専門職)・「会社が嫌いだから」(50歳以上男性/自動車関連/事務系専門職)・「仕事がつらい」(41歳男性/運輸・倉庫/技術職)■ラクできるから・「ラクそうだから」(33歳男性/電機/技術職)・「ヒモで暮らせたらラクで良い」(45歳男性/商社・卸/販売職・サービス系)・「ラクしたい」(27歳男性/金融・証券/事務系専門職)■一度はやってみたい・「なれたらいいなと思う」(31歳男性/金融・証券/事務系専門職)・「一生に一度はそういう時期があっても良いかなと思う、周りに主夫仲間がいれば心強い」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)・「一度やってみたい」(47歳男性/学校・教育関連/その他)■家事が好きだから・「家の事が好き」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)・「働くよりも家事が向いているので」(38歳男性/情報・IT/技術職)○「専業主婦になりたい」女性の意見■働きたくないから・「働くことが嫌いだから」(29歳女性/金融・証券/営業職)・「働くのはしんどいから」(27歳女性/小売店/営業職)・「仕事のストレスが嫌だ」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「働くのが好きじゃないので」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)■仕事と家事の両立が大変・「どうせ家事を全部しなければならないなら、稼ぎは任せたいため」(28歳女性/学校・教育関連/専門職)・「働きながらだと体がきついから」(28歳女性/ソフトウェア/技術職)・「仕事と両立が大変」(37歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「そしたらもっといろいろが完璧にできると思うから」(32歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)■のんびり暮らしたい・「お金に余裕があるならゆっくり生活したい」(28歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「夫に十分な収入があるなら、専業主婦でのんびりしていたい」(28歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)■子育てのため・「子育てが大変」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「子どものことをじっくりみてあげられるから。時間が絶対的に足りない」(36歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)■その他・「もう疲れた」(29歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)・「1人の時間が欲しい」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「サザエさんのような家庭に憧れているから、あんな家庭で子育てできたら素敵だと思う」(24歳女性/食品・飲料/専門職)●専業主夫・主婦になりたくない理由 - 「家事が嫌い」「仕事が好き」の人も○「専業主夫になりたくない」男性の意見■家事が大変そう・「多分、家事下手で無理だと思うから」(50歳以上男性/電機/技術職)・「料理ができないから」(50歳以上男性/建設・土木/営業職)・「家事は基本苦手だから」(48歳男性/建設・土木/技術職)・「家事が嫌いなので」(43歳男性/自動車関連/技術職)■仕事を続けたいから・「仕事で外にいる方が良い」(50歳以上男性/医療・福祉/専門職)・「仕事をし続けたいので」(29歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)・「今の仕事も続けたいから」(34歳男性/学校・教育関連/専門職)・「仕事が好きだから」(35歳男性/情報・IT/営業職)■経済的に厳しいから・「年収が減るので」(30歳男性/運輸・倉庫/技術職)・「奥さんの年収だけでは生活が維持できないと思うから」(32歳男性/商社・卸/事務系専門職)・「なる時はなってもとは思うが、収入的に私が働かないと成り立たないため」(27歳男性/情報・IT/技術職)・「仕事はしないと金銭的にきつい」(30歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)■面白くなさそう・「楽しさが分からない」(32歳男性/食品・飲料/技術職)・「つまらなさそうなので」(34歳男性/小売店/販売職・サービス系)・「ひまで退屈そうだから」(26歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)・「鬱憤がたまりそう」(38歳男性/団体・公益法人・官公庁/営業職)■男なら当然・「男は外で仕事に励むことが普通です」(26歳男性/電機/技術職)・「男らしくない」(32歳男性/農林・水産/販売職・サービス系)・「男として働くのは義務だと思っています」(43歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)■その他・「自由に意見を述べられなくなる」(33歳男性/情報・IT/技術職)・「自分の趣味は自分で稼いだお金でしたいので」(48歳男性/食品・飲料/事務系専門職)・「仕事をしていたほうが人生にメリハリがあるから」(32歳男性/通信/技術職)○「専業主婦になりたくない」女性の意見■ずっと家にいるのは退屈・「時間を持て余しそう」(37歳女性/ソフトウェア/技術職)・「1日中家にいるのは性に合わない」(30歳女性/電機/事務系専門職)・「することがなさ過ぎて飽きそう」(32歳女性/自動車関連/事務系専門職)・「ずっとうちにいるのは耐えられないし飽きてしまうので」(29歳女性/医療・福祉/専門職)・「ワイドショーを見ているつまらない主婦になりたくない」(36歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)■自分で稼ぎたいから・「働いてほしいものを気兼ねなく買いたい」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)・「自分の収入で今まで自由がきいていたから」(27歳女性/通信/クリエイティブ職)・「自分だけが使うものを自分で働いたお金で購入したいから」(31歳女性/金融・証券/専門職)・「自分の生活費は稼ぎたい」(47歳女性/医療・福祉/専門職)■社会とつながっていたい・「社会とつながっていたいから、仕事が好きだから」(34歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「社会とのつながりがあったほうがいい」(30歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)・「仕事をして社会とつながっていたいから」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「夫ひとりで十分に収入があったとしても、仕事を持つことで社会とつながりを持っていたいから」(37歳女性/その他/秘書・アシスタント職)■その他・「夫に支配されるのは嫌だから」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「専業主婦に求められるスキルが高すぎる」(32歳女性/その他/事務系専門職)・「自分にもコミュニティが欲しい」(33歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)・「ボケるから」(47歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「誰かの奥さん、誰かのお母さんではなく、自分自身を持っていたいから」(47歳女性/不動産/秘書・アシスタント職)■総評「専業主夫になりたい」と答えた男性は22.0%と少数にとどまった。理由としては「家事ができない」というのが最も多く、「自分には勤まらない」「いうほどラクではない」「毎日大変そう」といった声が寄せられた。また、「仕事を続けたい」という回答も多かった。「仕事が楽しいから」という理由もあるのだが、「男性が女性を養うべき」という固定概念も強くあるよう。世間体を気にする人もいるようだった。しかしその一方で「仕事をしたくない」という理由から専業主夫を希望する男性も。主夫になればラクができると考えているようで、「一度やってみたい」と憧れを抱く人もいるようだった。「専業主婦になりたい」と答えた女性もわずか23.0%。共働き女性の多くが、今後も仕事を続けたいと思っていることが分かった。「ずっと家にいるのは耐えられない」という意見が多く、専業主婦は「退屈」「暇そう」「つまらない」といったイメージがあるよう。「家庭にばかりいると老け込む」「ぐうたらしすぎてしまう」といった懸念もあるようだった。また、「家庭に入ると視野が狭くなるので危険」という意見も寄せられた。仕事を通じ社会との繋がりを持つことで、広い視野を養えると考えているよう。社会に取り残されるのが怖い、という不安もあるようだった。他にも、「家事が苦手だから稼いでくる方が気が楽」「専業主婦は生活にハリがなさそう」「仕事が好きだから」といった理由が挙げられた。専業にも兼業にも、それぞれ他人には分からない苦労があるもの。専業主夫(または主婦)も一度経験すれば、その大変さが実感できるかもしれない。調査時期: 2015年11月9日~18日調査対象: マイナビニュース会員(共働きの既婚者限定)調査数: 男性100名 女性100名 合計200名調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年12月21日【ご相談】小学校1年生の子どもがいます、中学受験など将来の教育費が心配です35歳女性です。32歳の夫と小学校1年生の息子がいます。以前は仕事をしておりましたが、現在は専業主婦です。転勤の可能性があるため賃貸住宅に住み、自動車は所有せずにカーシェアと公共交通機関で済ませるなど、日々の生活は節約して、年に一度家族旅行をしています。今のところやりくりには困っていませんが、将来を考えると子どもの教育費などが心配です。現在は公立に通っていますが、中学校は国立か私立を考え、4年生ぐらいから受験塾に通わせる予定です。このままの生活でよいのでしょうか。また、どのように備えればよいのでしょうか。大阪府在住 鈴木和子さん (仮名)【回答】今の家計状況なら、中学から私立でも大丈夫!しかし油断は禁物です。すぐにでも、教育費専用口座での管理を始めましょう(ファイナンシャルプランナー 中垣 香代子からのアドバイス)この春にお子さまが小学校に入学されたとのこと、おめでとうございます。お子さまが小学校に入学され、将来の教育費が気になり始めたのですね。今は困っていらっしゃらないけれど、家計のやりくりはこのままでいいのか、どのように教育費に備えたらいいのかとのご質問ですが、結論から申し上げます。今の家計状況を続けることができれば、中学から私立の進学コースでも大丈夫!しかし油断は禁物です。すぐにでも、教育費専用口座での管理を始めましょう。鈴木さまがご心配されている教育費ですが、準備を始める前に、今後の教育費がいくらくらいかかるのかを知る必要があります。文部科学省の調査によると、小学校から高校までの学校教育費と学校外活動費の合計は表1の通りです。通学期間合計欄のうち、鈴木さまにあてはまるところを赤文字で示しています。また、大学にかかる費用は表2のようになっています。鈴木さまのお子さまは、現在公立小学校に通われていらっしゃいますが、学校生活にかかる費用と習い事などにかかる費用は、月々の家計費の中で賄うことができています。次に、中学・高校ですが、私立もお考えとのことですから、中学からは私立の金額で考えることにしましょう。私立中学では、平均して1年間に130万円近い金額が必要となります。高校では「高等学校等就学支援金」制度(国公私立を問わず、年収910万円程度未満の世帯に、高校等の授業料の支援として「就学支援金」が支給される)があるため、中学よりは負担が軽くなります。それでも、私立高校では、平均して1年間に100万円近い金額が必要です。4月は他の月よりも引き落とし金額が多かったり、修学旅行の費用が引き落とされたりする月もあることでしょう。時には10万円以上の出費となることもあり、毎月の家計の中でやりくりするのは難しくなることも。私立に進学する前に、貯蓄にゆとりを持たせることがとても大事なことなのです。中学受験に備えて通う学習塾代も、塾によって差はありますが、大手塾では3年間で200万円を超えるところも少なくありません。また、大学受験に備えるための塾代や受験費用も100万円ほど考えておいた方がいいですね。ここで、教育費のご相談を受けた時にいつもお話ししている方法を、鈴木さまにも伝授します。それは、「教育費専用の口座を作ること」です。教育資金を光熱費・通信費の引き落としやカード決済口座と同じ口座に預けていると、教育資金が実際にどれくらい準備できているのかが分かりにくくなります。教育資金だけの専用口座で管理することにより、教育資金の準備状況を正しく把握することができます。次は、作った教育費専用口座には、いくらずつ積み立てていけばよいかです。鈴木さまの家計状況を見ますと、収入は手取り年収600万円、支出は年間約478万円+一時支出50万円で528万円。単純に考えると、年間で70万円ほど貯蓄できる計算になります。一時支出がなければ、1年間で120万円ほど貯蓄できる計算になりますが、実際には家電の買い換えや予定外の出費などがあるでしょうから、100万円ずつ貯蓄したとしましょう。さらに、中学3年まで支給される児童手当(月額1万円)も教育資金専用口座に入金すると、112万円になります。この積立スタイルで、鈴木さまが大学卒業までの教育費を賄うことができるのか、シミュレーションしてみました。1年間で100万円(中学3年までは112万円)を教育資金に積み立てて、そこから教育費を払っていけば、大学卒業までの教育費を賄うことができることがわかりました。ただし、上記の大学の費用は、私立大学の学校への納付金のみで算出しています。学校への納付金以外にも、大学生活に必要な費用は小さくありません。まだまだ先の話ではありますが、すべてを親御さんがご負担されるのか、お子さまがアルバイトや奨学金でいくらかご負担されるのか、大学進学前に話し合っておくことをおすすめします。鈴木さまは以前お仕事をされていたそうですが、今後のご予定はいかがですか?1カ月に5万円でも収入を得ることは、今後の生活の大きなゆとりとなります。「5万円くらい増えてもね……」と思われるかもしれませんが、1カ月に5万円ですと1年間で60万円、10年間で600万円になります。今からお子さまが高校を卒業されるまでの10年間で、600万円を増やすことができるのです。そうなれば将来、お子さまが留学などをしたいと思われた時の費用にもできますね。お子さまに使われない時は、退職後のお楽しみや生活費に充ててもいいですね。状況が許すならば、お仕事をされることを考えてもいいかもしれません。今後、お子さまの成長にともない、食費・通信費・お小遣い・旅行費用(子ども料金⇒大人料金)などが増えていくことと思いますが、現在のようにメリハリのある家計管理を続けて、ぜひ『年間100万円作戦』を成功させましょう。コラム執筆者プロフィール 中垣 香代子(なかがき かよこ)CFP(R)/2級ファイナンシャルプランニング技能士損害保険会社に約10年勤務後、子育てに専念。約20年間の専業主婦の後、ファイナンシャルプランナーとなる。「老後のお金サポーター」として、相談業務の他、40~50歳代女性にお金の知識をわかりやすく伝える活動をしている。また、自身の経験から、経済的理由で進学をあきらめるお子さんが一人でも減ることを願い、就学支援の情報発信にも力を入れている。老後のお金を一緒に考える事務所 所長。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2015年11月17日ソフトブレーン・フィールドは、「資格・免許(運転免許除く)」に関するアンケート調査を実施し結果を発表した。調査は8月7日~13日、30代~40代の主婦を中心とする既婚女性を対象にインターネットで行われ、3,226名(平均47歳)から有効回答を得た。○専業主婦64.6%が「資格・免許」を保有調査ではまず、運転免許以外の資格・免許の保有状況について調べた結果、既婚女性68.7%が何らかの資格や免許を保有していることがわかった。また、専業主婦に絞って見ても、その保有率は64.6%と6割を超えた。さらに、いくつ保有しているのか聞いたところ「1個(31.3%)」「2個(18.4%)」「3個以上(14.9%)」となり、専業主婦の3人に1人が運転免許以外の資格や免許を複数個保有していることがわかった。○人気の資格1位は「簿記」続いて、専業主婦の方で何らかの資格・免許を保有していると回答した1,018名を対象に、どのような資格・免許を保有しているのか集計したところ、保有している人数が最も多かったのは「簿記」で26.9%だった。「簿記」は最も役に立った資格・免許でも1位となっており、多くの人が取ってよかったと考えているよう。そのほか「珠算検定(19.9%)」「英検2級以上(19.0%)」「秘書技能検定(17.3%)」「教員免許(14.9%)」などの保有率も高かった。○取得理由は「就職のため」と「好奇心」最後に、最も役に立った資格・免許を取得した理由について尋ねたところ、最も多かったのは「就職のため(35.5%)」だった。次いで「興味はあったから(20.3%)」となっており、専業主婦の5人に1人が興味・好奇心から資格・免許の取得にチャレンジしたことがうかがえた。具体的には、下記のようなコメントが寄せられたという。・「グルーデコ、モードジュエリーを取得し、作品の制作、指導に有効的に活用できています。以前より手作りが好きな私でしたので、趣味と実益が合致し、とても毎日楽しいです」(資格名:グルーデコ認定講師、モードジュエリー認定講師、40代)・「子供のアトピー対策でアロマセラピストの資格を取得。きっかけは素人判断で本に書いてある通りにアロマを配合して子供に塗ってみたら湿疹が出てしまい、アロマセラピストの方に相談したところ子供への配合割合が濃すぎたとのことでした。やっぱりきちんと勉強しないとアロマセラピーのような自然療法も怖いのだと身に沁みて、勉強して資格を取りました。今でも役に立っています」(アロマセラピスト、50代)・「子供が保育園に入る前に興味があった資格をとろうと思い、自宅で勉強できる通信教育を申し込み、子供が寝ている時などに毎日コツコツ頑張りました。睡眠時間を削ってレポートを提出したり、大変なこともありましたが、無事資格がとれてうれしかったです。子供が保育園に入った途端、医療事務の仕事の誘いがあって資格を生かすことができました」(医療事務、40代)一方で、「出産に伴って退職し、再就職に使えるかと思い医療事務の勉強をしました。子供が幼稚園に入り、さぁ職探しと思ったら募集があるのは8時からが多く、子供が入った幼稚園は8時前からは見てくれず、いまだに出番はありません」(医療事務、30代以下)といったように、せっかくの資格・免許を生かせていないという意見も多数見受けられた。
2015年10月08日IBJとディップはこのほど、共同で実施した「結婚後の女性の働き方」に関する意識調査の結果を発表した。調査は8月16日~19日、IBJの婚活サービスを利用する20代~40代の未婚男女1,012名(男性523名、女性489名)を対象に行なわれた。○男女ともに「専業主婦」を希望せず妻の働き方についての理想を「結婚後~妊娠まで」「妊娠・出産後」「子供が育ってから」の3つのタイミングに分けて質問したところ、男女ともに「専業主婦」を希望する割合は低く、最も多い時でも「妊娠・出産後」で男性は15%、女性は14%という結果に。結婚後に女性が働くことに男女とも賛成意見が多いことが明らかとなった。○妊娠するまでは「正規雇用」が理想女性の働き方について、結婚後、妊娠するまでは男女ともに6割以上が正規雇用での仕事を希望しているが、その理由を探ったところ、最も多かったのは「貯蓄のため(男性36%、女性37%)」で、妻の妊娠・出産育児に備えて女性がフルで働けるうちに貯蓄をしておきたいという考えがうかがえる結果となった。一方、妻がアルバイト・パートで働くことを希望する割合は、「結婚後、妊娠するまで」から「妊娠・出産」にかけて男性は19%、女性は17%と急増。その理由について尋ねたところ、男性は「生活費のため(29%)」、女性は「家事育児に集中するため(27%)」が最多回答となった。男性は少しでも生活費の足しになるよう、妻にアルバイト・パートでの仕事を希望しており、一方女性は、母親として育児に専念しつつも仕事を辞めて専業主婦になる気持ちは薄いことがうかがえた。なお、妻がアルバイト・パートでの仕事をした際の理想の年収については、男女ともに「男性400~799万、女性200万円未満」という意見が多く、おおよそ600万~1,000万円程度の世帯年収であれば出産後も生活できるという考えが読み取れた。○妻の勤務日数は「週3~4日」が理想次に、妻の非正規雇用での勤務を希望する男女を対象に、妻の理想の勤務日数について尋ねたところ、男性の75%、女性の82%が「週3~4日程度の勤務」を理想としていることがわかった。また、重視する条件についても、「勤務時間(男性40%、女性47%)」を重視するという回答が最も多く、次いで男性は「(妻にとっての)やりがい(25%)」、女性は「家までの距離(18%)」という結果となった。
2015年09月15日「託児施設は、共働きまたはシングルマザーじゃないと利用できない」というイメージがあり、専業主婦は使えないと思いがち。たしかに、実際仕事をしている人が利用するケースがほとんどですが、専業主婦だから利用できないという決まりはありません。むしろ、1日中子どもと一緒にいる専業主婦こそ、ストレスが溜まったり、息が詰まったりすることもあるでしょう。そういう時にこそ、託児施設を利用すべきです。自分の時間を必要としている専業主婦は多い少し前の調査ですが、リクルートワークス研究所が発表した「専業主婦が求める育児支援」というレポートに、こんな調査結果が載っていました。首都圏の主婦(夫がいる人)で、現在就労していない、末子年齢が 3 歳以下の 97 名に対してアンケート+10~15 分の聞き取りインタビューを行ったところ、「子育てで困っていること」のほとんどが「育児による拘束」にまつわる回答だったのです。具体的には、「自分の時間がない」69.1%「やりたいことができない」66.0%「具合が悪くても子どもの面倒を見なくてはならない」58.8%「仕事をしたいができない」44.3%出典: Works Review 2006 Vol.1 専業主婦が求める育児支援 朝から晩までずっと子どもと一緒なので、自分の時間をつくることができず、やりたいこと、やらなければならないことが山積みになってしまい、それがストレスになっているようです。また、調査では「どんなときに子どもを預けるサービスを利用したいか」についても尋ねており、それに対しては、73.2%の人が「買い物・美容院」と答え、「自分の趣味・習い事のため」56.7%,「再就職のための活動,職業訓練・スクールへ通う」54.6%と続いた。特に利用したいときでは、「自分の趣味・習い事」「別の子どもの用事」と答えた人が多かった。出典: Works Review 2006 Vol.1 専業主婦が求める育児支援 という回答が寄せられており、専業主婦たちが託児施設を必要としているということがわかる結果になっていました。近くにある託児施設をチェックしよう最初にも言った通り、専業主婦でも託児施設の一時預かりは利用可能。となれば、あとは預かってくれる施設を探すだけです。自宅の近くで子どもを預けられる施設があるかをチェックして、利用方法や料金を確認しておきましょう。施設によって予約の方法や利用料、営業時間などはまちまちです。事前にしっかりと調べておくことで、利用のコツがわかるでしょう。一時預かりを有意義に使おう託児施設の利用にこぎつけることができたら、子どもを預けた時間は、今までのストレスを解消するつもりで有意義に使いましょう。一旦子どもから離れると、気持ちを切り替えることができ、また新しい気持ちで育児に臨めるようになるはず。ママがイライラした状態で育児するよりも、一時的に預かってもらってリフレッシュしたほうが親子のためになりますよ。「専業主婦だから」と引け目に感じず、託児施設を有効活用してください。
2015年07月28日はたらこねっとは21日、「出産後の就業と子ども・子育て支援新制度に関する調査」を実施した。対象は小学校3年生以下の子どもがいる専業主婦100名、調査期間は6月5日~8日。○8割が仕事復帰に関心「子ども・子育て支援新制度」とは、子育てをめぐる課題解決を目的とし、内閣府が2015年4月よりスタートした制度。「子育て中の家庭の支援」「認定こども園の普及」「待機児童の解消」「地域の子育て支援の充実」などを実施している。「今後、就業・復職したいという意思や予定はありますか」という問いに対し、「ある」と回答した専業主婦は82%。「復職することを考えた時に、不安なことや心配なこと」については、「職場の理解を得られるか」(80%)、「子供の急病や行事による休みは取得できるか」(71%)、「仕事と家庭を両立できるか」(15%)が上位となった。具体的には「1歳を迎える頃には預けられる施設の空きがなくなってくるので、預けたい時期や自分が働く余裕ができた時に預けられない」「小さい子供がいると、子供の体調不良などで欠勤や早退があるため企業からは敬遠される」「自分の子供にさみしい思いをさせないよう働くにはどのようにすればいいのかわからない」という声が上がった。○新制度の認知度は低い「2015年4月からスタートした子ども・子育て支援新制度について、どのような制度か理解されていましたか」という問いに対し、「理解していた」という回答は38%。「理解していなかった」は55%で、「その制度自体を知らなかった」は7%であった。「子ども・子育て支援新制度による自治体の取り組みを受け、就業への意欲や働くことへの興味・関心は増しましたか」という問いに対しては、83%が「増した」と回答。「やや減った」は17%であった。「増した」という人からは、「働くために自治体が前向きになってくれているのは心強い」「両立できるように、希望する働き方ができるのであれば、仕事復帰を早くしたい」という声が寄せられた。一方「やや減った」という人からは、「実際は周りに待機児童がたくさんいる」「幼稚園の保育料の兄弟割引は殆どないに等しい」「母親はできる限り子どものそばにいるべき」という意見が集まった。
2015年07月23日編集部の「これ、気になる!」
兄の連れてきた婚約者は…
妻は看病してもらえないのが普通ですか?