20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。手術後に病室で医師から、筋腫が右の卵巣と癒着していたため右卵巣も摘出したことを伝えられました。手術した日の夜、眠っていると……。★前の話手術翌日は37.8℃の熱が…手術後、病室へ移動する際に看護師さんから声をかけられて意識が戻った菜留子さん。病室で医師から、筋腫が右の卵巣と癒着していたため右卵巣も摘出したことを知らされました。手術後、生理を止める注射の副作用でホットフラッシュになり暑く不快だった菜留子さんは、夜眠っていたときに……。※せん妄とは、身体的な負担がかかったときに生じる「意識の混乱」です。手術した日の夜はとても暑かったです。生理を止める注射の副作用でホットフラッシュになっていたのか、または熱が出ていたのかもしれません。眠っていると、「痛い! 産まれるぅ!」という声が聞こえ、「誰か出産するんだぁ」と思いました。でも、後で考えると、病室までそんな声が聞こえるはずはないので、せん妄(身体的な負担がかかったときに生じる意識の混乱)か夢だと思います。翌朝、看護師さんが来て、熱や血圧を測定しました。熱は37.8℃ありました。入院したときにもらった資料に「手術翌日は水のみ可」と書いてあったので、昼食が来たときは間違いではないかと思ったのですが、病院食はOKだったようです。でも、食べたのはおかゆをひと口と、メロンひと切れのみ。いつもは、人より多く食べる私ですが、さすがにこのときはそれ以上食べられませんでした。-----------------------手術をするような大きな病院で、出産するときの声が病室にまで聞こえるはずはないですよね。手術後で意識が混乱して幻聴が聞こえたのだとしたら、人の体は本当に不思議ですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月27日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術を受けた菜留子さん。手術前日に入院し、翌日は朝イチに浣腸。手術室では術後の痛みを緩和するための麻酔をした後、記憶が途切れました。目を覚ましたのは……。★前の話術後、注射の副作用で暑くて…看護師さんと歩いて手術室へ向かった菜留子さん。術後の痛みを緩和するための麻酔をしました。そして医師が来たのを確認した後、麻酔で記憶がなくなりました。次の記憶は手術の後、看護婦さんの声かけからでした……。手術室で医師が来たのを確認した後で記憶がなくなり、次の記憶は手術の直後、手術室から病室に移動するときの看護師さんの声かけでした。この後また眠ったのか、病室へ戻るまでの記憶はありません。病室で目覚めると母がいたので帰宅してもらいました。母は膝が悪く、他の病気もあって来るだけでも大変なので、「もう、大丈夫だから来なくていいから〜」と伝えました。しばらくして医師が説明に来てくれました。手術自体は3時間くらいだったようです。そのとき、右の卵巣も摘出したことを知りました。卵巣まで取ることになるとは思っていなかったので、ホルモンが不安定になるのではと心配になりました。生理を止めるための注射の副作用でホットフラッシュになり、暑くて不快でしたけど、看護師さんにそれを伝える気力はなかったです。そしてちょっとあいまいな記憶なのですが、手術用の「ティージーパンツ」というのをはかされ、夜用ナプキンもされていたような……。これらは手術前に自分で用意し、看護師さん預けておいたものです。-----------------------注射の副作用で暑かったり、血栓予防のフットポンプや着圧タイツを着けるなど、手術は体にいろいろな影響が出るのですね。やはり難しくない手術であっても、手術は大変なことですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月26日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。手術前日に入院し、翌日は食事抜きで朝イチに浣腸。その後、点滴をして着替え、いよいよ手術へ……。★前の話看護師さんと歩いて手術室へ手術のために初めて浣腸をした菜留子さん。その後、お風呂に入ってから点滴して着替え、麻酔科医の説明を聞きました。午後1時ごろには、付き添いのお母さんが到着。手術室前にある部屋で待ってもらい、菜留子さんは手術室へ……。※マンガには点滴台がありませんが、実際は病室で手術のための点滴を受け、点滴台を移動させながら手術室へ行きました。午前中の手術が長引き、私の手術は開始が1時間ほどずれました。手術のために病室で点滴をし、その後、点滴台を動かしながら看護師さんと歩いて手術室へ。母には手術室前の待機する部屋で待っていてもらいました。主治医によると、私の手術はそれほど難しい手術ではないそうです。自分でベッド(手術台?)に乗り、硬膜外麻酔(こうまくがいますい)をしました。これは、術後の痛みを緩和するための麻酔です。そして、点滴に何かの薬を注入。この時点では、まだ術着を着ていて、パンツもはいていました。尿道カテーテル(尿を排出するための尿道から膀胱へ挿入するチューブ)もしてない状態。その後、先生が来たのを確認したのですが、それからの記憶はありません。おそらく点滴に注入したのが、手術用の麻酔だったのでしょう。手術室の中をよく見たかったのですが、視力が悪いし、見渡す暇もなく横になったので、まったくわかりませんでした。※全身麻酔でも術後痛みを緩和するために硬膜外麻酔をすることもありますが、硬膜外麻酔だけでも手術と術後の疼痛のコントロールはできます。-----------------------手術後の痛みを緩和する麻酔があるということ、それも手術の前に打つというのは、知らない人も多いのではないでしょうか。開腹して子宮を全摘するという手術でしたが、痛みを感じずに終わってよかったですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月24日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。手術前日に入院し、病棟の先生の診察を受けました。翌日はいよいよ開腹手術。最初におこなったのは……。★前の話口にできるのは水だけ!手術前日に入院した菜留子さん。診察の際、カーテンを閉めずに内診が始まって焦ったのですが、看護師さんが気付いて閉めてくれました。ところが、内診が終わったと思ったら、別の先生がやってきてもう一度内診。2回も診察するときは、先に確認してほしいと思った菜留子さんでした。翌日、いよいよ開腹手術。朝7時に浣腸をしてもらい……。初めての浣腸でした。嫌だけど仕方ありませんね。浣腸後は、すぐにトイレの個室に入って待機。「なるべく我慢してから出して」って言われていたけど……無理〜! 5分も我慢できませんでした。その後、昨夜は入れなかったお風呂に入ってから点滴。朝から食事なしで水だけだったので、おなかがすくのを心配していのですが、点滴のおかげか全然すきませんでした。その後、麻酔科医の先生の説明を聞き、午後1時ごろに母が来ました。高齢で膝が悪く、杖をついている母に付き添いを頼むのは、申し訳ない気持ちになります。時間も長いし、疲れるだろうし……。手術開始時間もズレて、長い時間待ってもらうことになってしまいました。-----------------------手術当日も何かとすることがあって、朝から忙しいものなのですね。中でもやはり、朝イチの浣腸はなかなか大変ですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月22日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。手術前日に入院し、持病の薬を預けたり、手術説明を受けたりと忙しく過ごしていました。そんな中、病棟の先生の診察も……。★前の話なぜ内診を2回も?手術前日に入院した菜留子さん。婦人科がいっぱいだったので、私は違う科の2人部屋に入ることになりました。パジャマに着替え、持病の薬を預けたり血圧を測ったり。そんな中、病棟の先生の診察もおこなわれました。診察室に呼ばれ……。病棟の先生の内診があったのは、入院の当日だったと思います。診察室に呼ばれました。超音波検査が終わった後、カーテンを閉めずに内診が始まって気まずい……と思っていたら、看護師さんが「カーテン閉める?」と聞いてくれました。カーテンを開けたまま内診というのは結構「あるある」みたいで、他の方のブログでも何回か見かけました。その後、内診が終わった〜! と思ったら、今度は女医の先生が来てもう一度内診されました。なんで2回も?カーテンの向こうでいきなりじゃ断りずらいし(というか断る隙もなかったけど)、診察始める前に確認してほしかったなーと思いました。-----------------------たしかになぜ2回も違う先生が診察したのか、気になりますよね。お医者さんはとても忙しくて、必要だからそうしたのでしょうが、患者としてはやはり説明があると安心できますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月20日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。手術前検査で子宮内膜症と子宮腺筋症もあることがわかりましたが、手術は問題なくできることがわかりました。手術前日に入院し、その日は……。★前の話手術の説明を受けたり、荷ほどきをしたり手術前検査の結果を聞いているとき、医師から「血液型はB型」と言われた菜留子さん。「母子手帳ではA型だったんですけど……」と言うと、「生まれたばかりは型が不安定(?)で間違えやすい」と言われました。「血液型で性格は分けられないとは思うけど、B型の人は苦手」と思っていただけに、ショックを受けたのでした。そして入院の日。婦人科がいっぱいで、菜留子さんは違う科の2人部屋になりました。手術前日に入院しました。病院まではバスで行こうかと思っていたんですが、荷物もあるし母も来るというのでタクシーにしました。婦人科がいっぱいだったので、私は違う科の2人部屋に。母には明日午後1時までに来てもらうことになり、疲れるだろうからとわりとすぐ帰ってもらいました。夜は普通の食事が出ました。「手術前日の夜にお肉も食べていいんだぁ」と思ったことを覚えています。手術前日の食事は病院やその人によるみたいで、消化の良い物や軽い食事の人もいますね。点滴する前にお風呂に入らないとお風呂は17時までで、聞いたときはすでに過ぎていました。朝イチで入れるよう、すぐにお風呂の順番の紙に名前を書きに行きました。看護師さんによると、「朝早くから入る人はまずいないので、慌てなくて大丈夫〜」と言っていたけど、実は翌朝、他にも朝イチで入りたい人がいたんです。すぐ書きに行ってよかったです!点滴する前に入っておかないと、4日くらい入れないですからね。朝4時半は早すぎるでしょー手術前日の夜は下剤を飲むと聞いていたのですが、私は飲みませんでした。明日、浣腸するそうです。そして夜9時に消灯。翌朝は、窓のカーテンを開ける音と光で目が覚めました。私も早起きなほうだけど、4時半は早すぎるでしょー。しかも、カーテンを勢いよくシャーッと開けるし。眠りが浅くなっていたし、明るくされるとそこからもう眠れず、「勘弁してよー」って思いました〜。-----------------------21時消灯だと、長く入院している人は、お年寄りでなくても早起きになりそうですね。でも、入院したばかりの身にとっては、朝4時半起きはつらいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月18日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。子宮のMRI検査で子宮内膜症と子宮腺筋症もあることがわかりました。その後の手術前検査では問題なく手術ができることに。しかし、血液型で意外な事実が……。★前の話今、B型って言った?エックス線検査(レントゲン)、採尿、採血、腫瘍マーカー検査など、手術前の身体検査のようなものをおこなった菜留子さん。結果が出るまでの2週間ほどは、「甲状腺がんの次は、子宮がんかもしれないの……?」と不安でいっぱいでした。しかし、検査の結果は問題なし。「がんじゃなくてよかった〜」と胸をなで下ろしました。ただ、その際に医師から「血液型はB型」と言われ、菜留子さんは大ショックを受けたのです……。手術前検査の結果を聞くときは家族も来るように言われていたので、母も同席していました。検査結果を見ながら医師が「血液型はB型」と……。B型って……あの、私が嫌っていたあのB型!?医師に「母子手帳ではA型だったんですけど……」と言うと、「生まれたばかりは型が不安定(?)で間違えやすい」というようなことを言っていました。50歳近くになって、初めて自分の正しい血液型を知ることになるなんて、驚きました〜。父がB型なので、私がB型でもなんの不思議もないんですけどね。自分がB型だからB型が苦手だった!?甲状腺がんのときも輸血の可能性があったので、血液型を調べてたはずなんですが……。そのときは私に血液型が伝わることがなかったのでしょう。血液型で性格は分けられないとは思うけど、B型の人は苦手と思っていたのに、自分もB型だったなんて………。自分がB型だから、同じB型とは「合わない、苦手!」って感じていたのかもしれませんね。-----------------------血液型が思っていたのと違うというのは、病気かどうかに比べたらささいなことですが、本人はショックですよね。「血液型分析などを読んで当たっている!と思っていたのは何だったのか」って思ってしまいますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月16日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。子宮のMRI検査をしたところ、子宮内膜症と子宮腺筋症もあることがわかりました。その後、採血や採尿などさまざまな検査もおこない、いよいよ結果を聞くことに……。★前の話がんを判断する腫瘍マーカー検査も子宮のMRI検査で、子宮が筋腫によって通常の2倍くらいの大きさになっていると言われた菜留子さん。さらに、子宮腺筋症と子宮内膜症にもなっていることがわかりました。次はエックス線検査(レントゲン)、採尿、採血、腫瘍マーカー検査など、手術前のさまざまな検査。結果が出るまでの2週間は……。次はエックス線検査(レントゲン)、採尿、採血など、手術前の身体検査のようなものをおこないました。手術前に何回も病院へ行くのは、貧血だしホットフラッシュもあって大変でした。このとき、腫瘍マーカー検査もしました。がんを判断する検査の一つですが、腫瘍マーカーの値だけでがんと判断できるものではないそうです。結果が出るまで2週間くらいあったでしょうか。20代のときに甲状腺がんを体験しているので、「次は子宮がんかも……?」と考えると、いろいろな不安がブワーっと出てきて怖くなりました。なるべく考えないようにして、「きっとがんじゃない」と心の中で繰り返していました。そして結果は……「問題なかったので手術できます」とのこと!がんじゃなくてよかった〜!-----------------------がんサバイバーの菜留子さん。体験しているだけに、「またなったら……」という恐怖感は、本当にリアルで大きかったことでしょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月14日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術をすることになった菜留子さん。手術前に子宮頸がん検査と子宮体がん検査、生理を止める注射をおこない、後日、子宮のMRI検査を受けました。検査結果を聞いたところ……。★前の話子宮は筋腫でいっぱいに!MRIの中は工事みたいなすごい音がすると聞いていた菜留子さん。造影剤の副作用も出るか出ないかやってみないとわからないということだったので、少し緊張して検査に臨みました。しかし、入ってみると中は静かで、MRI用に作られたような穏やかな音楽が。40分かけて2回MRI検査を受けました。子宮は通常、こぶし大なんだそうですが、私の子宮は筋腫でいっぱいで2倍くらいの大きさになっていました。さらに、子宮腺筋症と子宮内膜症にもなっていることがわかりました。「子宮腺筋症は外側にできるものですか?」と聞いたのですが、先生は「はて?」という反応。「子宮の外側」って言わなかったから通じなかったのかな?このときは医師から子宮腺筋症と子宮内膜症の説明はなかったので、後で調べました。この後、生理を止めるリュープリン注射をして帰りました。-----------------------菜留子さんは7つも子宮筋腫ができていて、さらに子宮腺筋症と子宮内膜症も併発。そのようなケースもあるのですね。倒れるほど体調が悪かったのも無理はありませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月12日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫が7個もあることがわかり、手術をすることになった菜留子さん。手術前に子宮頸がん検査と子宮体がん検査をし、生理を止める注射を打ちました。その後、子宮のMRI検査も……。★前の話MRI検査をなぜか2回も…生理を止める「リュープリン注射」をおなかに打った菜留子さん。副作用でホットフラッシュを体験しました。カァーっと熱くなって汗がじんわり出る程度でしたが、いつなるかわからないし、暑いというだけでもストレスでした。その後、さらに子宮のMRI検査をおこなうことに。終わり、と思いきや……。絵は手を下げていますが、たしか万歳をして入ったと思います。MRI検査は音が工事をしているみたいにすごいって聞いていたし、造影剤の副作用も出るか出ないかやってみないとわからないということだったので、少し緊張しました。クッションのような重りをおなかに乗せ、手にブザーを握って中へ。時間は20分くらいだったかな?終わり〜と思いきや、造影剤を入れて再度撮影しました。2回目は点滴を指して撮影したのですが、2回撮影するという説明は前もってなかったです。看護師さんはとても親切でやさしく接してくださいましたが、さらっとでもいいから先生から説明してほしかったなと思います。好きな音楽を聴けたらいいのにMRIの中は、MRI用に作られたような穏やかな音楽が流れていて、聞いていたより全然静かでした。新しい機械だったのかもしれません。40分も動かずにいないといけないので、好きな音楽を聴けたらいいのにな〜と思いました。それか、いろいろな曲が聴ける放送を流してもらえると良いですね。他の方のブログで、MRI撮影に化粧はダメというのを見ていたからノーメイクで行きました。でも、造影剤についての説明書類や同意書などはもらったけど、化粧のことは何もなかったと思います。私が忘れていたり、思い違いしているのかもしれませんが……。-----------------------MRIの中で好きな音楽や今流行りの曲などが聴けたら、本当に良いですね。検査の緊張感やじっとりているしんどさも、ぐっと和らぐような気がします。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月10日女性の中には定期的に子宮頸がんの検診を受けている方もいるでしょう。子宮頸がん検診では、がんの早期発見はもちろんですが、中には他の婦人科系の疾患が見つかる方もいるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。「しあわせの見つけ方予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」Kさんの場合……子宮筋腫で手術を受けました。子宮頸がんの検診に行った際に子宮筋腫が見つかり、そこから大きな病院へ行くことになりました。検診に行った日も不正出血がありましたが、生理が終わってすぐだったので不正出血かどうかもよくわからないままの検診でした。そのため、子宮筋腫があると聞いたときは驚きました。どんな治療を受けましたか?職場の近くに比較的新しい病院があったので、そこで受診しました。1週間程度の入院になるということだったので、新しい病院であれば設備がしっかりしているだろうと思い、その病院を選択しました。治療に関しては、筋腫を小さくする薬を半年間服用。その薬は6ヶ月間しか飲めないという決まりがあったため、半年間の服用後に手術となりました。世の女性陣へ伝えたいことは?振り返ると「あれ?いつもと違う」と思うような症状がありました。しかし、ネットで同じような症状を検索した結果、自分が安心する情報だけを鵜呑みにし病院を遠ざけていました。今回も子宮頸がん検診のお知らせと不正出血のタイミングが合わなければ行かなかったかもしれません。少しでも「何かおかしい」と思う点があったら婦人科で受診してください。婦人科受診というのは抵抗があるのはわかりますが、それ以上に得られる安心感は大きいです。今ではSNSなどで実際に婦人科で受診した動画をあげている方もいて、不安を拭える情報があるので、それを参考にしてみてください。(40歳/主婦)少しでも違和感があったら婦人科へ子宮頸がんの検診に行ったら子宮筋腫が見つかったというKさん。偶然、子宮筋腫が見つかり本当によかったですが、定期的な検診が大切なことがわかりますよね。皆さんも定期的な婦人科検診を心がけて、早期発見につなげてください。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月06日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。過多月経による貧血がひどく、婦人科を受診した菜留子さん。子宮筋腫が7個くらいもできていることがわかり、手術をすることになりました。手術前診察をして手術の説明を聞き、生理を止める注射を打つことに……。★前の話手術まで生理を止める薬を注射過多月経と貧血がつらく、早く手術がしたかったので開腹手術を選んだ菜留子さん。ただ、腹腔鏡下手術はどうやって筋腫を取り出すのかが疑問で、先生に聞いてみました。すると、「腟から出す場合も」という予想外の回答が。その後、開腹手術の説明を聞き、生理を止める注射を打つことになりました。それには副作用があり……。検査後は手術の説明などを受け、生理を止める「リュープリン注射」をすることになりました。やるしかないのですが、いくらくらいするものなのかなぁと思って聞いてみました。保険がきいて1回9000円くらいとのこと。私は手術前まで、3回リュープリン注射を打ちました。9000円×3。結構かかっちゃいました。副作用でホットフラッシュに私の場合、リュープリン注射の副作用でホットフラッシュが出ました。カァーっと熱くなって汗がじんわり出る程度でしたが、いつなるかわからないし、暑いというだけでもストレスでした。でも、こういう処置をすることで筋腫が縮小して取りやすくなったり、手術時の出血量が少なくて済んだりするそうなので、仕方ないですね。ただ、生理は止まりませんでした。念のため「もし、生理が止まらななかったら」と先生に聞くと、その場合も手術はできるそうです。-----------------------リュープリンはホルモンと同じような働きをして、ホルモンの分泌を抑制する薬だそうです。だからホットフラッシュという、更年期障害で起こるような副作用が出たのですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月29日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。過多月経による貧血がひどく、婦人科を受診した菜留子さん。子宮筋腫が7個くらいもできていることがわかり、手術をすることになりました。手術前診察をし、手術の説明を聞いていたら疑問が……。★前の話内視鏡は小さい穴しか開けないのに…子宮体がん検査は痛みを感じることがあることを、前もって説明してほしかったと思った菜留子さん。検査をした医師から「取れたかどうかわからないけど」と言われ、だったらやらなくても……とも思いました。検査後、手術についての説明を聞いていたとき、小さい穴しか開けない腹腔鏡下手術は筋腫をどこから取り出すのか気になって……。過多月経と貧血がつらく、早く手術がしたかったので開腹手術を選びましたが、腹腔鏡下手術はどうやって筋腫を取り出すのかな?と疑問に思い、聞いてみました。腟からと聞いて驚きましたが、腹部の傷の1カ所を少しだけ大きめにしてそこから取り出す場合もあり、ケースバイケースだそうです。そして手術をするときの体位は、腹腔鏡下手術でも開腹手術でも、内診台に乗るときのスタイルでおこなうそうです。多分、どんな体位で手術をするかまでは説明しないと思うから、知らない人も多いのではないでしょうか?-----------------------内診台に乗るときのスタイルで手術をおこなうというのも驚きますが、さらに筋腫を腟から出すこともあると聞いてびっくり。医学ってすごいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月28日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。過多月経による貧血がひどく、婦人科を受診した菜留子さん。子宮筋腫が7個くらいもできていることがわかり、手術をすることになりました。手術前診察で受けた子宮体がん検査が超絶痛くて……。★前の話検査前に知りたかった!子宮筋腫を取る手術をする前に、内診と子宮体がん、子宮頸がんの検査をおこなった菜留子さん。子宮体がんの検査があまりに痛くて、歯を食いしばって耐えなければなりませんでした。あまりに痛かったので、家に帰ってから調べたら同じような人がたくさん。他にも検査の後で知った情報がたくさんあり……。※子宮筋腫や子宮内膜症があっても、子宮体がん検査の際、特に痛みが発生することはありません。これは思っただけで先生に聞かなかったのですが、聞けばよかったですね。検査に必要な量が取れたか? ってことなのか、どういう意味か知らないけれど、私はそう思いました。子宮体がん検査が超絶痛かった私。検査前にも調べてはいたのですが、すごく痛かったという人の体験をたまたま(?)見つけられなかったようです。なので、痛いなんて知らずに検査を受けました。そういうことは、検査を受ける人全員が知っておくべきことなのでは、ないのかなと思いました。説明義務はないのかしら?私は知りたかった! ちゃんと説明が欲しかったです。まぁ、痛いって言えば中止してくれるわけでもないと思うけど。男性医師には痛みがわかりにくいかもしれませんが、どのくらいの痛さなのかを知っておいてもらえるといいですよね。検査の後はぐったりして、お昼も食べられませんでした。恐らく全身に力が入って疲れたのかな?-----------------------医師の中には説明がそっけなかったり、説明下手の方もいますよね。性格だから仕方ない面もありますが、受ける側にとっては何もかも重大事項。丁寧に説明してもらえるとありがたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。【天神先生からのアドバイス】子宮体がん検査は、子宮内腔に細いチューブのような器具を入れて内膜を擦って細胞を採取する検査です。子宮筋腫や子宮内膜症があっても特に強い痛みが発生することはありません。ただし、子宮の入口が狭い人、つまり出産経験のない人や、帝王切開をされた人、閉経後の人の場合は器具が入りにくいことがあり、その際に痛みを生じます。そのため、力を入れていると余計に痛みを感じやすくなります。また子宮内膜が薄い時期に採取すると十分な細胞が取れないときがたまにあります。しかし、手術前の検査としては悪性のものを除外しておく必要があるので必ず施行します。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月26日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。過多月経による貧血がひどく、婦人科を受診した菜留子さん。筋腫が7個くらいできていると言われ、手術をすることになりました。紹介された病院で手術前診察を受けると……。★前の話手術前に内診と2つの子宮がん検査婦人科の先生から、腹腔鏡下手術か開腹手術にするか聞かれた菜留子さん。開腹手術は痛そうで怖いと思いつつも、貧血と過多月経を早くなんとかしたくて開腹手術に決めました。後日、紹介された病院で手術前の内診と子宮体がん、子宮頸がんの検査をおこなったのですが……。イラストですが、足を上向きにしちゃったけど、下向きですよね。こんなのではないです。すみませんっ。内診って嫌ですよね。いきなり他人に股を開いて診せるなんて、嫌に決まってますよね。検査のためか、近所の婦人科のときより足を広げる角度が大きかったです。体が硬いと開かないのでは、と思うくらい。ネットで見たんだけど、検査のときに脚がつった人も!がん検査は超絶痛かったけど、本当に歯を食いしばって耐えました。痛いとも言っていません。我慢しました。子宮頸がんの検査を毎年している友だちは、痛いなんて言ってなかったけど?帰ってから調べたら、子宮体がんの検査はどうやら痛いそうです。正直、あまりにも痛すぎて二度とやりたくないと思ってしまいました。-----------------------体が硬い人は開かないだろうと思うくらい足を広げるって、すごいですね。さらにすごい痛みもあるなど、手術前の検査を受けるだけでも大変な労力です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月24日32歳で長女を産み、子育てに仕事に忙しくしていた私。本当はもう1人子どもが欲しかったのですが、自然に任せているうちに42歳に。毎月規則正しく来ていた生理も不順になり、いよいよ閉経を意識する年齢となってしまいました。「もう子どもを産めないのか……」と実感した途端、どうしても子どもが欲しくなった私は、産婦人科を受診することにしたのです。★関連記事:下着が真っ赤になるほどの出血が! 流産したと思って泣く私に医師が告げたのはまさかの診断だった久しぶりの産婦人科受診にドキドキまずは相談だけでもと思い、不妊治療専門のクリニックではなく、家の近くの産婦人科へ行くことにしました。久しく受診していない産婦人科の扉を開けながら、私の心臓はドキドキ。震える手で受付に保険証を提出します。そのまま問診票を受け取った私は、待合室の椅子に腰かけながら記入。ところが、「受診目的」の欄で思わず手を止めてしまいました。いい年をした私が「妊活希望」と書く勇気はなかったのです。そこで、その日はひとまず「定期検診」という名目で診察を受けることにしました。待ち時間の合間に、思い切った行動を取った自分に驚きつつも、夫へ妊活のことをどう切り出そうかを考えました。「いきなり妊活したいと言ったらびっくりさせてしまうかな……」とも思いましたが、年齢的にはもう後がない私。「なるべく早く夫に相談しなければ」と妊活に向けてある程度覚悟が固まっていくのを感じました。しばらくして名前を呼ばれたため、診察室へ。何回受診しても慣れない診察台に緊張しながら腰かけると、すぐに医師の診察が始まりました。しかしそこで私は、医師から衝撃の病名を言い渡されたのです。私が言い渡された病名は…診察を受けた私が医師から伝えられた病名は「子宮脱」。子宮脱とは子宮を支える筋肉が緩み、子宮の一部、または全部が腟から出てしまうというものでした。分娩経験者に多い病気だそうですが、通常は閉経を迎える50代あたりから、60代ごろにかけて発症するとのこと……。私は程度が軽く、自覚症状もなかったため、医師に指摘されるまで気付かなかったのです。話についていくのが精いっぱいの私に、医師は「子宮脱の治療は、自覚症状が強まればペッサリーでの経過観察か手術が必要となります。」と説明しました。ペッサリーとは、腟に挿入するリングのこと。ペッサリーを腟内に挿入することによって、子宮が下がってくるのを防げるようです。ですが、ペッサリーはあくまで対症療法。ペッサリーでの経過観察をおこなう中で、さらに子宮脱の症状が進行した場合には、手術が必要になるということでした。さらに医師は手術について「子宮脱の手術は、基本的に子宮摘出になります」と話を続けました。たしかに、閉経前後の女性にとって、子宮は役目を終えた臓器かもしれません。ですが、妊活目的で受診した私にとってはあまりにも衝撃的な話でした。幸い私の場合は症状が軽いため、現時点ではペッサリー療法や手術のどちらも必要がなく、日常生活で困っていないのであればこのまま様子を見ていいとのこと。ですが、発症年齢が早かったことから、いずれは何かしらの治療が必要になるかもしれない、と医師に告げられました。子宮脱と診断されたその夜妊活のことを相談に行ったつもりが、まさかの子宮脱。自分の体がそんな状態になっていることを知り、私はショックを受けました。やさしい医師だったため、もしかしたら妊活について相談しても、きちんと話を聞いてくれたのかもしれません。ですが、閉経前後の女性に発症しやすい病気であること、いずれは子宮を摘出する可能性があるかもしれないことを聞き、私はまるで自分が女性としての役割を終えたような気分になってしまったのです。私はこれ以上「妊活」の相談をする気にはなれず、医師にお礼を言い、そのまま診察室を後にしました。思ってもみなかった子宮脱という病気。まさか妊活を始めようと覚悟したタイミングで、判明するとは思いませんでした。突然の出来事に、私は自分が思った以上にショックを受けていたのかもしれません。どうやって病院から帰ってきたのかよく覚えておらず、気付いたら家の前に立っていました。家に帰ってからの私は、なるべく病気のことを考えないように努めました。いつもと同じように食事を作り、いつもと同じように娘と夕食を食べ、いつものように入浴……。産婦人科へ受診した事実など、まるでなかったかのように振る舞いました。もちろん、仕事から帰ってきた夫にも、産婦人科に行ったことは伝えていません。まとめ本当は2人目が欲しかった私ですが、これまで自然に任せていてできなかったこと、や子宮脱を指摘されてしまったことから、「これは神様がもう諦めるように言っているのかも……」と思うようになりました。調べたところ、子宮脱になったからといって妊娠できないというわけではなさそうですが、自然妊娠を望もうにも、毎月の生理はバラバラ。夫婦生活もほとんどないため、私が妊娠することはもうないのでしょう。ですが、私たち夫婦の元に来てくれた長女が、たった1つの大切な宝物であることに変わりはありません。娘の寝顔を見ながら、これまで以上に大切にしていこうと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。取材・文/いけがきみく著者/いけがきみく不妊治療を経て結婚7年目に待望の第1子を出産。産婦人科で務めていた経験あり。女性の気になるお悩みやリアルな体験談を執筆しています。
2023年05月23日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。貧血からの過多月経でいろいろな体調不良が出ていたため、初めて婦人科を受診した菜留子さん。近くの婦人科を受診すると筋腫が7個くらいできていると言われ、手術をすることになりました。★前の話開腹手術のほうが痛いんじゃないの?診察した先生から「7個くらい筋腫ができています」と言われ、手術をすすめられた菜留子さん。手術になるかもと考えていたものの、いざ手術と言われるとガーン! しかし、早く手術をして貧血や生理から解放されたいっ! という気持ちで手術をすることに。手術には腹腔鏡下手術と開腹手術があり、おなかを大きく切る開腹手術のほうが痛いのでは? と思ったのですが……。※一般的には、腹腔鏡下手術のほうが術創(手術でできた創<傷>の部位)が小さい分、術後の痛みは少ないです。今どきはどこの病院でも、おなかを大きく切らずにできる腹腔鏡下手術をやっているものだと勝手に思っていました。おなかを切る開腹手術のほうが痛いんじゃないの? 違うの?開腹手術は嫌だな、腹をスパッと切るなんて怖い……。それでも開腹手術を即決したのは、貧血と過多月経を早くなんとかしたかったからです。私と同じ年代で症状もほぼ同じ人が、ブログに手術をしてすごく良くなったと書いていて、私も今の症状がなくなるなら手術をしたいと考えていました。できれば腹腔鏡下手術がよかったですが、腹腔鏡下手術は混んでいていつになるかわからないということでしたし、20代後半に甲状腺ろ胞がんで全身麻酔の手術を体験していたこともあり、決めました。ただ、その後、手術前に子宮に関するがん検査をすると聞いて、そうだった……と思いました。またがんだったら……。-----------------------がん治療の経験を持つ菜留子さん。そのつらさや大変さをよくわかっているからこそ、がん検査に対する不安や緊張も大きかったことでしょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。【天神先生からのアドバイス】マンガ内では、腹腔鏡下手術と開腹手術の術後の痛みについて、どちらも同じという表現がありますが、一般的には、腹腔鏡下手術のほうが術創(手術でできた創<傷>の部位)が小さい分、術後の痛みは少ないです。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月22日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。過多月経からの貧血でいろいろな体調不良が出ていた菜留子さん。トイレを出た後に倒れて気を失ってしまったこともあり、近くの婦人科を受診しました。★前の話生まれて初めての婦人科受診あるとき、トイレから出ると急に気持ち悪くなり、そのまま気を失ってしまった菜留子さん。気付いたらいつの間にか吐いていて、嘔吐物が髪にも付いていました。過多月経による貧血で、低血圧になったのだろうと思い、家の近く婦人科を受診することに。生まれて初めての婦人科受診でした。先生から言われたのは……。私、婦人科は初めてだったんです。会社に行ってるころは、健康診断はあったけど婦人科検診はなかったし、妊娠もなかったし、婦人科は行きたくないしで……。アラフィフまで、行ったことないなんて人はあまりいないだろうけど、こんな人もいます。フレアスカートを買って、はいて行ったんだけど……別にパンツでいいよねー。それより、タイツとかストッキングとか時間かかる物をはいていかないほうが良いと思いました。個人の感想です。かわいそうな!?そうですよね、大量の経血だったんだから。そう言うってことは、結構ひどい状態だったのでしょう。筋腫だらけでした。この時点では、まだ筋腫だけだと思っていました。大量に血が出ていても、閉経前に大出血する人もいるって聞いたりしていて、多分それかなぁとのんきに思っていたのです。バカです。たまたま子宮腺筋症の人のブログを見ていたので、私もおそらく手術になるなと考えていたけど……いざ手術と言われるとガーンっ!やっぱりショックもありました。でも、年も年だし未婚だし、これからの妊娠のこととか考える必要はなかったし、貧血がひど過ぎたので、もう早く手術をして貧血や生理から解放されたいっ! という気持ちで手術をすると答えました。-----------------------婦人科の、足を上げて大きく開く受診スタイルが嫌、という女性は多いですよね。仕方ないけれど、他のスタイルにできないものか……。あのスタイルが変われば受診数も増える気がしますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月20日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。貧血からの過多月経でいろいろな体調不良が出ていた菜留子さん。あるとき、トイレから出るとすぐ気持ちが悪くなって……。★前の話トイレから出ると気持ち悪さで…子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症と3つも病気があった菜留子さん。しかし、その割に腹痛は、市販薬を1回服用すれば大丈夫でした。それよりも腰の痛さのほうが大変で、カイロを貼ったりツボ押しをしたり……。貧血で座るのもキツいときには、タオルを敷いて寝て、髪を乾かしたこともあった菜留子さん。あるときは、トイレから出ると気持ちが悪さで立っていられず……。あるとき、トイレから出ると急に気持ち悪くなりました。気持ち悪過ぎて、床に座り込んでしまったほど……。どれくらい時間がたったのか……「私、寝てた?」って思ったのですが、気を失っていたようです。おそらく貧血で低血圧になったからかなと思います。そして、気付いたらいつの間にか吐いていて、嘔吐物が髪にもついちゃっていました!吐いた覚えはなかったのに。外で倒れたりしたら、けがをしていたかもしれません。家でよかった。自分で横になったのもよかった。娘が廊下に横になっていても母は何も気付かず、テレビを見ていました。-----------------------たしかに倒れたのが家でよかったですが、気を失ったり吐いていたりしてしまうなんて、とても怖い症状ですね。万一こういうことが起こったら、すぐに病院に行ったほうが良いですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月18日子宮頸がん検診で引っかかり、精密検査を受けた結果、医師から「高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告されてしまった生野さん。子宮頸部異形成と診断され、「子宮頸部円錐切除術」と呼ばれる手術を受けることになりました。 切り取った子宮頸部を見せてもらうと…遠方から両親がやってきて家族3人で手術の説明を受けたのち、いよいよ入院して手術をすることになった生野さん。今回、生野さんが受けるのは「子宮頸部円錐切除術」と呼ばれる手術で、子宮頸部の一部をレーザーや高周波メス等で円錐状に切り取るもの。医師いわく「15分ほどで終わる」とのことですが、さすがに手術直前になると、生野さんは緊張で胸がバクバクしてきて……。 ついに手術当日。生野さんは手術そのものへの緊張と、手術を終えてから「よくよく調べてみたら子宮頸がんでした」と言われる恐怖を抱えながら、看護師さんに連れられてオペ室へと向かいます。 子宮頚部異形成と診断された生野さんは、病変部分を切り取り、それを病理検査(顕微鏡で細胞を調べて良性か悪性か調べる検査)に出さなければなりません。子宮頸部円錐切除術は、基本的に全身麻酔か、脊髄くも膜下麻酔(脊髄に麻酔を注射し、おなかから下の感覚のみを麻痺させる方法)でおこなわれるのですが、生野さんの場合は後者になったよう。脊髄くも膜下麻酔のときは意識があるので、手術中の生野さんは「なんか下のほうでゴソゴソやってるなぁ〜不思議な感覚だなぁ」などと考えていたそうです。 「寝ないようにしなきゃなぁ」なんて考えているうち、手術はスムーズに進んで無事に終了。執刀してくれた医師が「切ったやつ見る?」と聞いてくれ、「見たいです」と即答した生野さんですが……。切除した自分の子宮頸部の一部は「たこ焼きみたい」だったそうです(※あくまで生野さん個人の感想です)。 安堵感からなのか、手術が終わった瞬間から生野さんは次の食事のことを考えていたそう。病理検査の結果はまだ出ていないので安心はできませんが、人生の一大イベントである手術を無事に終えることができて、ひとまずよかったですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年05月17日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮に3つも病気を抱えていた菜留子さん。しかし、痛みは市販薬を1回服用するだけで済んでいました。それよりも大変だったのは……。★前の話子宮に3つもの病気が!貧血により肌も乾燥し、かいてしまってカビの菌が入り、皮膚科へ行ったこともあった菜留子さん。貧血で眠りが浅くなり、病院で初めて「顔が黄色い」と言われるなど、体調がどんどん悪化。体重も5kgくらい減ってしまいました。子宮に3つもの病気を抱えていましたが、痛みは市販薬を飲めば大丈夫でした。それよりも大変だったのは……。子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症と3つも病気があった割には、腹痛は市販薬を1回服用すれば大丈夫でした。私はそれよりも腰の痛さのほうが大変で、カイロを貼ったりツボ押しをしたり……。3つの病気すべてで過多月経、腹痛、腰痛の症状が出るから、余計に貧血がひどくなっていたのかもしれません。貧血で座るのもキツいときがあって、タオルを敷いて寝て、髪を乾かしたこともありました。婦人科に行く直前くらいの時期でした。どうせ病院に行くんだから、早く行けばいいのにね。-----------------------重度の貧血だけでなく、腰の痛みやおなかの痛みも加わっていたのですね。読んでいるとハラハラして、つい「早く病院に行ったほうが……」と声をかけたくなってしまいます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月16日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫が原因で経血量が多くなり、重度の貧血になっていた菜留子さん。婦人科へ行く前は、生理が止まらなくなり……。★前の話貧血によりさまざまな症状が…貧血がひどかったのは、子宮筋腫で経血量が多かったせいでした。そのため、夜はお風呂上がりに夜用ナプキンの上からショーツ型ナプキンをはき、念のためバスタオルも敷いて寝ていた菜留子さん。ある夜中、すごくおなかが痛くて目が覚め、トイレに行こうとすると「どるん」とした感触が。見ると、5×10cmくらいの大きなレバーのような塊が出て驚きました。生理は少量の経血がダラダラと続いて……。※「イエベ」とは「イエローベース」の略で、黄色みを含んだ肌色タイプのこと。婦人科へ行く前は、生理がピタっと止まらなくなっていました。小さいナプキンをしていてもジーンズまで染みてしまったり、少量の経血がダラダラ続いたり……。貧血だと肌も乾燥してくるので、かいてしまってカビの菌が入り、皮膚科へ行ったことも。皮膚科の先生から、私の症状では吸湿発熱性がある機能性インナーはやめたほうが良いと言われましたでも、何枚か機能性インナーを持っているし、もったいないから私は着ていました。保湿すればいいかなってね。貧血で眠りも浅くなるんだそうです。たしかに今より浅かったなと思います。そして病院で「顔が黄色い」と初めて言われました。看護師さんにはわかるんですね。ただ体調は悪かったんだけど、ダイエットをしないのに体重が減ってうれしかったです。まぁ、減っても57kgもあったんですけどね。-----------------------貧血が進行すると肌が乾燥するというのは、意外な関連ですね。さまざまつらい症状があり、さらに痩せてしまうと体力が落ちるので、どんどんしんどくなっていったのではないでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月14日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。48歳のころ、かかりつけの医師から「貧血がひどい」と言われた菜留子さん。ある夜中、おなかの痛みで目が覚め、トイレに行こうとしたところ……。★前の話夜中にトイレに行こうとするとかかりつけの内科の先生に経血量が多いことを相談したところ、「貧血がひどいので、一度婦人科で診てもらったほうがいい」と言われた菜留子さん。女性は血中のヘモグロビン値が11g/dL(グラム・パー・デシリットル)以下で貧血と診断されますが、菜留子さんは一番悪いときでヘモグロビン値が4.4 g/dL。重度の貧血で、夜中にトイレに行くだけで、動悸がするほどの状態でした。ある夜中、おなかの痛みで目が覚めてトイレに行こうと起き上がると……。貧血がひどかったのは、子宮筋腫で経血量が多かったせいでした。夜用の42cmナプキンが端から端まで真っ赤になるほど。夜はお風呂上がりに夜用ナプキンの上からショーツ型ナプキンをはき、念のためバスタオルも敷いて寝ていました。ある夜中、すごくおなかが痛くて目が覚め、トイレに行こうとすると「どるん」とした感触が。見ると、5×10cmくらいの大きなレバーのような塊が出てびっくりしました。ものすごくおなかが痛かったのは、大きな塊を出すためだったのでしょうか?塊は結構な頻度で出てましたが、こんなに大きいのは後にも先にもこのときだけでした。びっくりした〜。-----------------------5×10cmのレバーのような塊が体から出てきたら……想像しても、怖さと不安でいっぱいになってしまいますよね。当時の菜留子さんの驚きが想像できます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月12日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。48歳のとき、経血量が多いことが気になっていた菜留子さん。2つのクリニックでそのことを相談したところ……。★関連記事:「嫌な予感」人間ドックで子宮筋腫の相談をしようと思ったら… #人間ドックで指摘された子宮筋腫 1経血量が多くて医師に相談すると…48歳のとき、かかりつけの内科と血液内科の先生に経血量が多いことを相談した菜留子さん。両方の先生から「貧血がひどいので、一度婦人科で診てもらったほうがいい」と言われていたのですが……。かかりつけの内科の先生と血液内科の先生に経血量が多いことを相談したところ、「貧血がひどいので、一度婦人科で診てもらったほうがいい」と言われました。女性は血中のヘモグロビン値が12.0g/dL(グラム・パー・デシリットル)未満で貧血。私は一番悪い時でヘモグロビン値が4.4 g/dL。重度の貧血でした。そのときの検査表はなくしてしまったのですが、先生から「事故に遭って出血したらすぐ死んじゃうくらい悪い」と言われていたので、間違いないと思います。そのころは夜中にトイレに行くだけで、動悸がするほどの状態でした。-----------------------軽い貧血でも、体がだるくなってとてもしんどいもの。「事故に遭って出血したらすぐ死んじゃうくらい悪い」状態では、歩いて移動することさえつらかったことでしょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年05月10日子宮頸がん検診で引っかかり、精密検査を受けた結果、医師から「高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告されてしまった生野さん。子宮頸部異形成と診断され、手術を受けることになったのですが……。 入院前、親との対話近くに住む彼氏には、すでに事情を説明していた生野さん。いよいよ手術日が決まり、今度は遠方から両親がやってきて家族全員で病院へ行き、手術に関する説明を受けることになりました。 「子宮頸部異形成が認められたので、今回、子宮頸部円錐切除という手術をおこないます」 遠方からはるばるやってきた両親とともに、手術の説明を受けた生野さん。 もともと、生野さんは「実家にいると甘えてしまうから」との理由で、自分から望んで遠い土地に引っ越し、ひとり暮らしを始めたそう。両親に会うのも今回が久々だったようです。 病院を出た3人は、両親が予約していたホテルへと移動します。そこで、お父さんの口から衝撃の告白が飛び出しました。なんと、お父さんが実父の事業を引き継いだとき、何億もの借金があったと言うのです! 何億ともなると返却の目処が立たずどうしようもなかったお父さんは自己破産を決意し、会社も倒産に追い込まれます。裁判で大勢に責められ、人生に希望が見えなくなったお父さんは、湖のほとりまで行って飛び込もうと考えたこともあったのだとか。 暗い過去を振り返ったのち、お父さんは最後に生野さんに向かって「でも今の会社は黒字経営で新車も買えたし、今度は家をリフォームするんだ。人生、暗いこともあればきっと明るいこともある。だから、簡単にあきらめちゃダメだよ」と告げたのです。 父の過去を初めて聞いた生野さんは、その壮絶さに驚いたとともに、「あきらめちゃダメだってこんなに格好良く言える人が他にいるだろうか」と感じたそう。お父さんの言葉が、生野さんのこの先の未来を照らす1つの道標になったようですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年05月09日子宮頸がん検診を受けた際に、高リスク型HPVが見つかった生野甲さん。人生初となる子宮の手術をするにあたって感じたことを、実体験をもとに描きます。 これからの未来は?子宮頸がん検診で引っかかり、精密検査を受けた結果、医師に「高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告されてしまった生野さん。子宮頸部異形成と認められ、手術を受けることになりました。医師に「家族や恋人と相談してから手術日を決めたいです」と告げ、病院をあとにします。 その数日後、生野さんは彼氏とデートに出かけたのですが、あいにくこの日は生理前。病気や手術に対する不安と生理前の情緒不安定が重なってしまい……。 実家から遠く離れた土地で、ひとり暮らしをしている生野さん。この日は彼氏とデートなのですが、車中で彼が「そういえば、この間誘ったライブの抽選に応募したんだ。友だちと行こうと思って」と告げたことをきっかけに、生野さんは手術のことを思い出し、思考が負のループに陥ってしまいます。 ーー縁もゆかりもない土地でひとりで手術を受けて、私はここにいる意味があるのだろうかーー私にはこれから幸せな未来が訪れるのだろうか 今まで押さえ込んでいた不安や恐怖が一気に溢れ出し、思わず涙がこぼれてしまいます。生理前でメンタルが不安定なこともあり、彼氏と会って安心したことがきっかけで気が緩んだのか、涙腺が崩壊してしまって涙が一向に止まりません。すると、その姿を見た彼が「知らない土地で手術を受けるなんて不安だよな」とやさしい言葉をかけてくれ、「手術が終わって少し状況が落ち着いたら同棲しよっか」と言い出したのです。 そして、キュッと手を繋ぐ2人。生野さんはこのとき、「彼の手がガサガサしていることとか、意外とガッチリしていることとか、この手の温もりを、ずっと忘れないでいよう」と思ったそうです。 闘病中は先が見えなくて、どうしても不安になってしまいますよね。そんなとき、今回のように親しい人間からやさしい言葉をかけてもらったり、身体的に触れ合ったりすることで、不安も少しは和らぐのではないでしょうか。生野さんが闘病を終えた先の未来に、きっと彼はいるはず。今は彼の言葉や手の温もりを信じて、1つひとつ問題を解決していく段階かもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年05月05日子宮頸がん検診を受けた際に、高リスク型HPVが見つかった生野甲さん。人生初となる子宮の手術をするにあたって感じたことを、実体験をもとに描きます。 人生初の子宮頸がん検診精密検査を受け、医師に「検査の結果、高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告され、子宮の手術を受けることになった生野さん。異常が見つかったきっかけは、これまでずっと避けてきた子宮頸がん検診でした。 ※「引っ張っない?」→「引っ張ってない?」 通常、子宮頸がん検診では ①問診(最近の月経や、妊娠・出産経験の有無、病歴などについて質問します)②視診(クスコ〈腟鏡〉と呼ばれる器具を入れて子宮の入り口を広げ、子宮頸部を観察します)③内診(腟側とおなか側から手で挟むようにして、子宮や卵巣の大きさを確認します)④細胞診(専用のヘラやブラシなどで細胞をこすり取り、顕微鏡で調べます) の4つが実施されます。 子宮頸がん検診は基本的に痛みのほとんどない検査と言われていますが、もちろん個人差はあり、生野さんの場合は少し痛みがあったようですね。 検診で採取した細胞は専門機関に回され、病理検査(顕微鏡で細胞を観察して、細胞の形態が正常か異常かを確認し、異常であればどの程度の異常かを判定する検査)がおこなわれます。その病理検査の結果、生野さんは「Asc-us」であるとの診断が下されました。 Asc-usとは、「意義不明な異型扁平上皮細胞(いけいへんぺいじょうひさいぼう)」とも呼ばれており、細胞の形態が正常ではないが、がんと言い切るまではいかず、子宮頚部異形成(子宮頸がんの前段階)のおそれがある段階です。Asc-usと判断された場合は、さらにHPV検査という精密検査を受ける必要があり、そこでHPVの感染があると判明したときは、正式に子宮頚部異形成と診断されます。 診断書に書かれた「HPV」というのは、ヒトパピローマウイルスのこと。HPVは100種類以上の型があり、少なくともそのうちの13種類に発がん性(高リスク型ウイルスとも呼ばれます)が認められています。特に、子宮頸がんや子宮頸部前がん所見の70%は、16型または18型のHPVを原因としていて、生野さんの場合はこの2つの型は見つからなかったのですが、他の高リスク型ウイルスが見つかったようですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年04月30日2021年春。子宮筋腫による重症貧血のため、しまむらさんは子宮全摘手術を受けました。同じような症状に悩んでいる方や受診に抵抗のある方に向け、自分の体と向き合うことの大切さをマンガを通じて語ります。 紹介状を持って総合病院へ転院42歳のときに経血が水っぽくなり、経血量が増えたしまむらさん。43歳を過ぎたころからは、生理になるとレバー状の血の塊が出るようになってしまいます。44歳で婦人科の定期検診に訪れたところ、以前から経過観察となっていた子宮筋腫が6cmから10cmにまで肥大し、鉄欠乏性貧血になっていることが判明。鉄剤とホルモン剤による治療を3カ月続けたしまむらさんは、本格的な治療に移るべく、紹介状を持って総合病院を訪れます。 これは、しまむらさんの子宮筋腫がまだ小さかったころの回想です。2人目妊娠中に子宮筋腫があると判明したしまむらさんですが、当時は2cmと4cmの小さいサイズの筋腫が2つあるのみでした。あお向けになっておなかを触ると、ゴリゴリとしたコブが2つあるのがわかったそうです。 それから数年後。子宮筋腫が10cmにまで肥大化したころに再びおなかを触ってみると、感触に大きな変化が。小さくゴリゴリとしたコブは見つからず、その代わりに、まるで鉄板が入っているように下腹部が平たく硬くなっていました。 子宮筋腫になったときの主な症状としては、経血量が増加する、レバー状の血の塊が出る、貧血になるなどが挙げられるのですが、そのほかにも、筋腫のせいでおなかがポッコリする、腰痛が現れる、膀胱が圧迫されてトイレの回数が多くなるなど、筋腫(コブ)の肥大化によって体に影響が及ぶケースもあるそうです。 ※子宮筋腫が大きかったり、筋腫の影響で子宮内腔の形がいびつになっていたりすると、受精卵が着床しにくくなったり、流産、早産の原因となることもあります。筋腫の数も少なく、サイズも5〜6cm以下であれば問題なく出産できるケースのほうが多いため、心配しすぎる必要はありません。筋腫の大きさや位置によって不妊につながっている場合には、その部分だけを取り除く手術がおこなわれる場合もあります。7〜8cmくらいの大きさになっていれば、切除してから妊娠に臨むほうがおすすめです。 最初にかかった婦人科で鉄剤とホルモン剤(レルミナ)を処方され、それらを3カ月ほど服用し続けたしまむらさん。体調が以前よりも良くなったタイミングを見計らって、総合病院へ転院することになりました。これからいよいよ子宮筋腫の本格治療ーーつまり手術に向けた準備が始まります。 主治医となったのは、会話の中で「うんうん」と相槌を連発する、若い医師でした。主治医の見立てによると、しまむらさんの場合は子宮筋腫の切除をするために開腹をおこなう必要はなく、おなかに小さい穴を開けておこなう腹腔鏡手術で済むそう。ただし、内部組織の癒着が見つかったときには開腹手術に切り替えるようです。 それから1カ月後、しまむらさんはMRI検査を受けるため、再び総合病院を訪れます。MRI装置を前にしたしまむらさんは「まるで宇宙旅行だな」と感じたのだとか。言われてみればスペースシャトルも閉鎖空間で近未来的ですし、MRIから発する「シュンシュンシュン」という音も、どこかSFのような雰囲気があるかもしれませんね。 子宮筋腫は「良性疾患」と言われており、悪性化することはほとんどありません。ただし、手術時に切り取った病変部位を検査に回した結果、実は悪性だったというケースもまれにあるそう。しまむらさんはそれを理解した上で、「治療を急ぐものではないので気楽にのんびり通院しよう」と考えました。 治療が長期にわたる場合、「もう治療を続けるのがしんどい」と次第にモチベーションが下がってしまう方も多くいると思いますが、しまむらさんのように最初から「気楽にのんびり通院しよう」と考えると、長い闘病生活であっても安定したメンタルで過ごせるのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター しまむらゆきえ
2023年04月29日子宮頸がん検診を受けた際に、高リスク型HPVが見つかった生野甲さん。人生初となる子宮の手術をするにあたって感じたことを、実体験をもとに描きます。 メンタルが落ち込んだ夜子宮頸がん検診で引っかかってしまい、精密検査(HPV検査)を受けた生野さん。医師に「HPV検査の結果、高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告され、子宮の手術を受けることになりました。それからの生野さんは、仕事をしていても家事をしていても、心のどこかにずっと暗い気持ちがあって……。 職場の同僚たちが「あの上司ポンコツだよね〜」と悪口を言っていて、自分のことでないとわかっていても、心が少し傷ついてしまった生野さん。心がざわっとして「さっさと帰ろう」と考えていると、陽キャの男性に「そのマフラーかわいいっすね!」と急に距離を詰められ、生野さんのメンタルはさらに疲れてしまいます。 生野さんにとって自宅は、誰にも邪魔されず気ままに行動できる安心空間。帰宅したあとに「結局のところ、ひとりでいるのが1番落ち着くんだよなあ」と考えていたのですが……、日々のルーティーンであるお皿洗いをしているときに心のモヤモヤがピークに達し、涙がこぼれてしまいます。 生野さんにお伺いしたところ、病院で前がん段階と宣告され子宮頸部円錐切除術をすることが決まったことで、「子宮頸がんに進展するかもしれない」とのおそれから、死への漠然とした恐怖を感じるようになったそうです。手術をすると決まってからの日常生活では、ずっと暗い感情がどこかにあって、無意識のうちに自分を責める癖がついてしまったのだとか。 時に、事実を事実として受け入れるのはとても難しいことですよね。受け入れるまでの過程には段階があって、受容までの時間も人それぞれで、段階通りにスムーズに進むわけではありません。突然、「前がん段階です」と宣告された生野さんが暗い感情を抱き、無意識のうちに自分を責めてしまうのも、決しておかしいことではないと思います。 自分の思いを表出するのは難しいと考える人もいるかもしれませんが、支えになってくれる人は必ずいるはずです。それは、身近な存在である家族や恋人、友人かもしれないし、医療の専門家かもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年04月28日2012年に子宮頸がんが判明した、はたの有咲さんが子宮頸がんだと診断されるまでを描いたマンガを紹介します。当時41歳だったはたのさんが子宮頸がんに気付いたきっかけは、夫婦生活の際に出血してしまったことでした。検査をしたところ高度異形成(こうどいけいせい)というがんの手前の状態であることが判明し、円錐切除術(えんすいせつじょじゅつ)という手術を受けました。切除した部分を病理検査に出したところ、がんだと判明して……。★前の話病理検査の結果、子宮頸がんであることが判明したはたのさん。一度はがんではないと診断されていたため、とても驚いてしまいました。主治医のO先生との電話を終え、まずは夫に連絡することに。妻ががんだと知った夫の反応は一体。O先生から「病理検査の結果、子宮頸がんであることが判明した」という電話をもらい、その場で子宮を摘出する手術日を決めました。ショックを受けていたものの驚く気持ちのほうが大きく、不思議と涙は出てきませんでした。夫に連絡をすると「それは治してもらわなあかんなー」と焦りまくる私とは正反対に冷静な様子。そんな夫の冷静さに私も気持ちが落ち着き、手術日など伝えることができました。その後、母や妹に連絡をして仕事も調整することに。妹は私が子宮を摘出すると聞き、セカンドオピニオンを勧めてくれました。しかし、O先生の様子からそんなにいい状態ではないのだろうと思ったのでセカンドオピニオンは受けないことにしました。円錐切除術を受け、すっかり治療が終わったつもりだった私ですが、本当の治療はここからでした。手術だけではなく、放射線治療や夫婦関係の変化など……がんが治るまでの目まぐるしい日々が始まりました!--------------子宮頸がんであることが判明し、子宮の摘出をおこなうことが決まったはたのさん。そのことを聞いた家族は驚いたりする一方で冷静だったり……反応はさまざまでした。子宮頸がんと闘うことになったはたのさんを家族にはしっかりと支えてもらいたいものですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。■コミックス情報「私が子宮頸がんを乗りこえた話」著者:はたの有咲定価:150円(税抜)出版社:秋水社ORIGINAL★関連リンク:「私が子宮頸がんを乗りこえた話」(WEB)秋水社公式ページ(外部サイト)©︎はたの有咲/秋水社著者/はたの有咲(52歳)マンガ家で3姉妹の母。子宮頸が(IB1期)の治療から11年が経過。治療経験を描いたマンガを描いている。「mini SUGAR」にて4コママンガを連載中。
2023年04月27日