小さいころからとにかく臆病な性格で、痛いことや怖いことが大嫌い。出産に対する恐怖が強く、将来子どもを産むことをまったく考えていなかったしおさんでしたが、「無痛分娩」という存在を知り、なんとか出産へ踏み切ることに。無痛分娩の理想と現実をこのときはまだ知らなかったようで……。「無痛分娩」に安心していたしおさんを待っていたのは、驚きの事実でした……。 医師から告げられた衝撃的な言葉 ※無痛分娩には、陣痛が自然に始まったら入院して麻酔をおこなう場合と、陣痛が来る前に分娩日をあらかじめ決めておき、前日に入院して人工的に陣痛を誘発してから麻酔をおこなう場合があります。しおさんは、後者の計画無痛分娩でした。 無痛分娩に対応していて、院長やスタッフさんの雰囲気もよい産院を探すことができたしおさんは、気持ちに余裕を感じていました。 つわりが終わりを迎えたころ、しおさんは院長から麻酔処置の説明を受けました。 なんと院長はこう言い放ったのです……。 「麻酔を打つ前にしおさんは、子宮口が5センチほど開くまで陣痛を経験してもらいます!!」 「無痛分娩」にすればまったく痛みなく出産できると思っていたしおさんは、衝撃を受けてしまったのでした。 ◇◇◇産婦人科医曰く、無痛分娩とは、麻酔の薬を使って陣痛の痛みを少なくするお産の方法とのこと。ただし、麻酔をおこなうのは陣痛が起きてからで、かつ、麻酔をしてもおなかが張っていることはわかるようで、完全に痛みを取り除くわけではないのだそう。このことから、「和痛分娩」と表現している産院もあるそうです。しおさんはまったく痛みがないと思っていた様子なので、この事実に衝撃を受けてしまったのは無理もありません。産院に気になることはすべて質問をして、少しでもしおさんの出産に対する不安が減らせるとよいですね。監修/助産師 松田玲子>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年10月23日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポです。出産予定日を1日過ぎた40週1日目、コツママは10万歩を目指してウォーキングをし始めました。その翌日は家族でカラオケへ。夕方になって少しおなかが痛いなと感じ、コツママは待ちに待った陣痛が来たと喜びます。夜になると、痛くて眠ることができず……。病院へ電話をすると、一度来てくださいとのこと。もうすぐ会える!と心を躍らせ、病院へと向かいます。午前1時30分、病院に到着。内診をしたところ、子宮口の開きは1cm。とりあえず入院となりましたが、やはり眠れず。朝になると痛みのレベルが下がり、おなかの張りの間隔も開いてきたので一旦退院することになりました。自宅へ戻ったコツママ。夜が近づくにつれて痛みが増し……、心細くなったコツママは夫のTくんに連絡。夫は高速を走らせ、妻の元へと向かいーー。 夫の顔をみて安心するも眠れず… 真夜中に夫のTくんが到着。3週間ぶりに夫に会い、心強い味方が近くにいることで眠れるかなと思ったコツママ。しかし、昨日の夜よりおなかが痛い……。Tくんもほぼ眠らず、コツママの腰をさすったり、陣痛アプリをつけたりとサポートしてくれました。 朝になり、体感としては寝た気がせず。これだけ痛いなら子宮口は開いているはず!とTくんを起こして病院へ向かいます。内診してもらうと子宮口の開きは3cm。今回も入院することになりました。 「強い陣痛が来たら夕方には産まれるかもよ」と助産師である姉から連絡があり、ワクワクするコツママ。眠い目をこすり、陣痛と闘います。気づけば夕方になり、夜勤できた助産師さんが内診をすると、子宮口の開きは2cm。痛みは強くなっているのに子宮口は開かない、そして眠れない……。そんな状況に耐えられず、涙があふれました。 陣痛が始まってから3日。一向に生まれる気配がなく、ずっとこのままなのでは……と絶望感におそわれます。ナースコールをして助産師さんにみてもらうと、産道はすごく柔らかくなっているものの赤ちゃんがまだ上にいるのでもう少し時間がかかると話してくれました。 これからどんなことが起きるのか……コツママは不安になる気持ちを立て直し、朝までは耐え続けようと思います。そんなとき、長い陣痛がきてーー。睡眠不足が続くと気持ちのコントロールがうまくできなかったり、判断力が鈍ったりしますよね。いまの状況がいつまで続くのか……次はどんな痛みがおそってくるのか……考えだすと不安になると思います。助産師さんに相談しつつ、夫と乗り越えてほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月23日めぐみは、大学の同級生であるやさしいてっぺいと結婚。喧嘩もなく幸せな生活を送っていました。やがて妊娠し、無事に男の子のゆうきを出産。夫のてっぺいは、わが子の誕生に感動して絶対に2人を幸せにするのだと涙を流しました。しかし、育児が始まると――!?話は妊娠中にさかのぼり、上司と飲みに行く夫のてっぺい。後輩の妻であるめぐみが妊娠中だと知った上司は誘ったことを謝りました。するとてっぺいは……。 これは、自分を押し殺して自分に取り憑かれてしまった女性の話です。育児を「手伝う」と言う夫 まだめぐみがゆうきを妊娠中、てっぺいは上司に誘われ、会社帰りに居酒屋へ立ち寄っていました。 てっぺいがめぐみの妊娠を上司に伝えると、お祝いの言葉と、飲みに誘ってしまったことを謝ってきました。 上司からの謝罪に「え? なんでですか?」と何も察していないてっぺい。 見かねた上司は言いました……。 「いやいやお前、奥さん妊娠中だろ? マズいだろ飲み歩いてちゃ」と。 上司の言葉を聞いても、てっぺいは子どもが生まれるのはまだまだ先だからと何も気にしていない様子。 すると上司は、自分の妻が妊娠中に一度飲みに行ってしまい、未だにそれを妻は根に持っているのだと、てっぺいに伝えました。 しかし、てっぺいはめぐみはやさしいし、お互いのことは分かり合えているから大丈夫、めぐみのことをサポートし、育児もきちんと手伝うのだと意気込みます。 そのころ家では、帰りが遅いてっぺいを待ちながら、母子健康手帳を悲しそうに見つめているめぐみがいました……。 ◇◇◇ てっぺいさんの言葉から、めぐみさんを支えたいという強い思いは伝わってきましたが、「育児を手伝う」という発言はどこか他人ごとのようにも感じられますよね。また、会社の上司には、夫婦でお互いに分かり合えていると言っていましたが、てっぺいさんの帰宅を待つめぐみさんの表情は曇っていました。はじめての妊娠や出産は、わからないことや不安なことがたくさんあると思います。めぐみさんは母子手帳を見ながらてっぺいさんに相談したい事がいろいろ浮かんでいたのではないでしょうか。めぐみさんが自分の素直な気持ちをてっぺいさんに伝えて、夫婦でゆっくりと話し合える機会を持てるといいですね。>>次の話バラシ屋トシヤさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター バラシ屋トシヤ
2023年10月22日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポ。お話は出産予定日を1日過ぎた妊娠40週1日から始まります。安産のためには歩くのがいいなど言われますが、コツママも里帰りしてからほぼ毎日歩いて準備は万全! 出産予定日から2日後、おなかが少し痛くなってきたかなと思い……。出産予定日を1日過ぎた40週1日、コツママは10万歩を目指してウォーキングをし始めました。その翌日は家族でカラオケへ。夕方になって少しおなかが痛いなと感じ、待ちに待った陣痛がきたと喜びます。夜になると、痛くて眠ることができず……。病院へ電話をすると、一度来てくださいとのこと。もうすぐ会える!と心を躍らせ、病院へと向かい……。 病院へ行くも痛みで眠れず… ※妊娠中に診療を受ける際は、妊娠している旨を医師に必ず伝えましょう 午前1時30分、病院に到着。内診をしたところ、子宮口の開きは1cm。とりあえず入院をして様子を見ることになりました。入院中、隣の部屋から「あ〜いったぁ〜い」とうめき声が聞こえ、少し怖くなります。 リラックスして家族とLINEをしていると再び痛みが……。しかし、「子宮口の開きは1cmなので、いまのうちに少し寝ておいたほうがいいよ」と助産師さんに言われます。痛みを我慢しつつ寝ようとしたとき、前歯のセラミックがとれました。 結局眠れず……。朝になると痛みのレベルが下がり、おなかの張りの間隔も開いてきました。内診しましたが、大きな変化がなかったのか、一旦退院することに。せっかくならと歯医者を予約して自宅で眠ろうとするも寝られず、一睡もしないまま歯医者さんへ(※妊娠中に診療を受ける際は、妊娠している旨を医師に必ず伝えましょう)。 仮の前歯をつけてもらい、自宅へ戻ると痛みの度合いがアップ。夜になるとさらに痛みが増し……、心細くなったコツママは夫のTくんに連絡。夫のほうは明日には生まれるかな、と思いながらコツママの元へ向かうのでした。 初産は子宮口の開きがゆっくりなことが多いので、眠れるときに眠って体力を温存しておいたほうがいいと言われますよね。ですが、陣痛の痛みと出産への不安がある中、眠れなかったという人も多いのではないでしょうか。夫のTくんがコツママの元に向かいますが、顔を見ることで安心してゆっくり眠れるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月22日次男の出産のため、長男を連れて地方の実家へ約4カ月間里帰りしました。実家へ戻った直後に切迫早産で絶対安静を言い渡され、産後も回復が思わしくなかったため、大変な日々が続きました。自宅に戻れば夫にも育児を協力してもらえると前向きに頑張っていたのですが……。一体何に使ったの…!?しかし、待っていたのはお金に悩まされる地獄の日々。なんと、里帰りしていたわずか4カ月の間に、夫が家族の貯金をすべて使い果たし光熱費も滞納。私が管理していた通帳からもお金を引き出し、挙げ句200万円の借金を作っていました。「何に使ったの?」と問い詰めても夫は黙り込み、使い道を明言しませんでした。 泣く泣く私の残りの貯金から生活費や滞納していた光熱費を支払い、夫には借金の返済に集中してもらっています。しばらく貯金もできそうになく、子どもを育てていけるのか不安しかないです。 ◇◇◇相談もなく勝手に家族の貯金を使い果たし、挙句の果てには200万円の借金をしていたとは、頭を抱えてしまいますよね。旦那さんには、同じことを繰り返さないためにお金を何に使ったのか、打ち明けてもらった方が良さそうですね。なかなか夫婦だけでは話が進まない場合は、義父母や両親、信頼できる友人などを巻き込んでみることも一手なのかもしれませんね。 作画/まげよ著者:碓井あかり男の子2人を育てるアラフォーのママ。イヤイヤ期真っ盛りの長男、ハイハイでどこまでも突き進んでいく自由奔放な次男に、日々振り回されています。
2023年10月22日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポ。お話は出産予定日を1日過ぎた妊娠40週1日から始まります。安産のためには歩くのがいいなど言われますが、コツママも里帰りしてからほぼ毎日歩いて準備は万全! 出産予定日から2日後、おなかが少し痛くなってきたかなと思い……。保育士として働いてきたコツママ。現在、第1子を妊娠中で40週1日を迎えました。出産予定日を1日過ぎ、そろそろ産みたい!とウォーキングに精を出します。10万歩を目指して歩いた翌日、なんだかおなかが痛くなり……。 今か今かと待ち遠しく… 出産予定日を1日過ぎた妊娠40週1日、コツママは10万歩を目指してウォーキングをし始めました。というのも、出産予定日の健診で赤ちゃんがまだあまり降りてないと言われたから。私の骨盤は広いからきっと安産だ! あとは陣痛さえくればスッと生まれてきてくれるはず!とポジティブに考えます。 ウォーキングの翌日は家族でカラオケへ。夕方になって少しおなかが痛いなと感じ、コツママは待ちに待った陣痛が来たと喜びます。おなかの張りの間隔が10分になり、明日の朝には生まれるかな?と笑顔に。その後も赤ちゃんが降りてくるよう家の中を歩きます。このタイミングでおなかの張りの間隔を計りますが、バラバラ。しかし、痛くて眠ることができず……。 病院へ電話をすると、一度来てくださいと言われました。「いざ出陣!」と赤ちゃんとの対面を楽しみにテンションが上がります。 お産は十人十色と言われますが、初産のときはおなかが痛くなってくるともう生まれるのかなと思いますよね。痛みで眠れず、病院へ行くことになったコツママ。すぐに出産となるのでしょうか……。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月21日0歳の女の子ママ、砂田ぽこさん(仮名)の“孤育て”体験談をマンガ化。臨月までバリバリ働き、無事出産。「人生最後の長期休み」と思って産休をエンジョイするつもりだったが、現実はそんなに甘くはなくて……。 「人生最後の長期休み」と気楽に考えていたけど…27歳初産で、妊娠34週まで働いていた私。勤続4年目でそれなりに頼りにされ、仕事も割と好きでした。もちろん仕事は続ける気で、出産後は約1年育休をとり、好きなことをして「人生最後の長期休み」を楽しもうと決めていました。 そして、無事出産。初めの1カ月はワイワイガヤガヤと実家で過ごし、1カ月健診後にマイホームへ帰宅したのですが……。 思い通りにならない育児で現実に直面夫は仕事のため、日中は完全にワンオペでした。話す相手がいない、赤ちゃんが泣いて思うように家事ができない、ご飯を食べる暇もない、好きだったお出かけもできない……。子育てって楽しいもんじゃないなと痛感しました。 これなら仕事をしている方が、体も楽だし頼りにされるし、家事が苦手な私には断然合っていると思いました。 1日の生産性の無さに自分を責めるようになり…ある日、夫に「今日は1日どんなことをした?」と聞かれました。私は「昼くらいに起きて、ご飯を食べて、洗濯して……今日はいつもより寝てくれたし、夕方私もちょっと寝た」と答えたけど、なんだか結局何もしていないような、生産性のない日々を過ごしているような気がして悲しくなりました。もちろん、夫はそんなふうに思う人ではないけれど、胸を張って「こんなことしたよ!」と言うには中身がなさすぎて……。 育児に追われるあまり自分の身なりにもしばらく気を使えていなかったので、夫が休みの日に娘を預けて美容院に行くことにしました。すると、ブルーな気分が少し晴れた気がしました。 誰にも褒めてもらえない孤独な育児は、本当に出口のないトンネルみたいなもの。育児中でも時々はおしゃれをして、ちょっと綺麗になった自分を見て、気分転換することが必要だと感じました。 体験談/砂田ぽこ作画/Michika 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2023年10月21日第2子妊娠中のことです。第1子に比べると出産準備が簡単になりがちで、わが家では戌の日の安産祈願さえも省略してしまいそうな雰囲気でした。それでもなんとなく行かなければいけない気がして、ひとりで安産祈願へ。すると思いがけない出来事が待っていたのです……!安産祈願を夫に提案したけれど……第2子の妊娠5カ月、最初の戌の日のことです。不定期な休みの夫と、私の休みがちょうど重なったので、上の子を連れて安産祈願に行かないかと提案しました。しかし、上の子は3歳で騒ぎたい年ごろなのに加えて、世間はコロナ禍……。無理していくことはないんじゃないかと却下され、夫と子どもは散歩に行ってしまいました。 第1子のときは、安産祈願で有名な神社まで車で1時間ほどかけて行ったのに、第2子には何もしてあげないのは何となく気が引けました。とはいえ、ひとりで遠くへ行くのは不安だったので、氏神さまへごあいさつに行くことに。 どこからともなく現れたのは!予約もせずに行ったので、社務所には誰もいません。本殿の前で気持ちばかりのお賽銭を入れて「第2子も無事に生まれますよう、見守ってください」と祈願しました。 一礼して本殿を去ろうとすると、どこからともなく猫がやってきて、私を見上げました。私が鳥居に向かって戻って行こうとすると、しばらくついてくるのです。駐車場まで戻ると、次第に猫は離れて行きました。 「戌の日なのに……」散歩から帰ってきた夫にこの話をしたら、「戌の日なのに犬じゃなくて猫!」と言って笑っていました。しかし、神さまが寄り添って見送ってくれたようで、私にとってはとてもうれしい出来事でした。 祈願に行く前は、家族が安産祈願に消極的なことがさみしく感じられてモヤモヤしていましたが、猫のおかげで母と胎児だけのささやかな祈願が、いい思い出話になりました。その後、第2子を無事出産したので、子どもが大きくなったらこの話を聞かせてあげたいなと思っています。 監修/助産師 松田玲子著者:柳 蓮花4歳、0歳の2児の母。第2子出産を機に退職し、現在は在宅ワークの道を模索しつつ、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2023年10月21日2人姉妹の母であるヨツバさんは、毒親の実母に長いこと苦しめられてきました。そんなヨツバさんの、結婚から出産までの実体験です。母親が里帰り出産を嫌がったため、妊娠中のヨツバさんは祖父の家に身を寄せていました。しかし、母親は自分が考えた名前やごみ捨て場で拾ってきたチャイルドシートをヨツバさんに押し付けてきます。陣痛を感じ、ヨツバさんは母親に病院まで送ってもらいますが、病院に着くなり、母親は「待ち時間が嫌だ」と愚痴ばかり。長時間にわたるお産でようやく産まれたヨツバさんの娘にも「かわいくない」「外孫だからこんなのものか」と言ったのです。さすがに見かねたヨツバさんの父親がたしなめますが、母親は「思った事言っちゃいけないの?」と怒り出します。その後も面会に来る母親。「育児に関しては一切頼るな」とヨツバさんに釘を刺します。そして毎日ヨツバさんと娘の面会に来ては、「私の時は大変だった」「いいわねぇ、優雅な入院生活で」と嫌味ばかり。 夜間、病院側で赤ちゃんの面倒を見てくれることを知ると、母親は「母親としての自覚がなくなる」とまで言い放ちます。 ヨツバさんは、さすがに眉をひそめますが、それでも母親の文句は止まりません。退院後、祖父の家で過ごしていたヨツバさんですが、母親がやって来ました。孫のためにベビー用品を持ってきたのですが――? もらってきたわよ! ヨツバさんの母親は、産院の食事やエステなどのオプションにまで文句をつけ始めます。言い返すと母親がヒステリーを起こすことを知っているヨツバさんは、愛想笑いでやり過ごすのでした。 退院後、祖父のもとに身を寄せたヨツバさんと娘。たまに母親が祖父の家を訪ねてきますが、「子ども服余ってないか聞いてあげたの」と言って、近所の人からもらったというボロボロの子ども服を差し出してきました。 お世辞にもキレイとは言えない子ども服を見せられ、着るにはボロボロすぎることを指摘したヨツバさん。すると、母親は「赤ん坊は着せ替え人形じゃない」「何着ても文句言うわけじゃないんだから」と怒り出すのでした。 ボロボロすぎる子ども服を渡され、困ってしまったヨツバさん。何も言わずに受け取っておくということも一つの方法かもしれません。ですが、伝えておかないと同じことがまた起こってしまいそうで対応に悩みますよね。自分にとって不要なものをプレゼントされたとき、みなさんならどのように対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2023年10月20日夫との子どもに恵まれた私。里帰り出産のため、実家のある北海道に帰りました。それなのに義母から「赤ちゃんを私たちに預けて遊び呆けるなんて最低だ」と連絡が来たのです。いったい何がどうなっているのか私は混乱しました……。第一子の出産のため、実家の北海道に帰った私。無事に娘を出産し、穏やかに過ごしていたのですが、そこに突然義母から連絡が来て――? 母親失格!?突然連絡をよこした義母。なぜか「あなたは母親失格よ!」「こんなクソ嫁をもらって本当に恥ずかしいわ!」と怒っていました。理由も分からないまま、怒られ続けた私。義母は頭に血がのぼっているようで、話になりません。 ひとしきり怒られた後、私は夫に連絡を取りました。義母から言われた暴言を夫に伝えると、「母さんも早く孫に会いたくて仕方ないんだよ」「ストレスが溜まってて、八つ当たりしちゃったんじゃない?」との返事。 夫が「母さんは俺がなだめておくからさ」と言うので、義母のことは夫に任せることにしました。 この子は誰の子?1週間後――。 再び、義母から怒りの連絡が。 「新生児を義実家に預けて遊びまわるなんて最低よ!」「あなたは母親失格!恥ずかしいぐらいのクズ嫁よ!」「今、娘と実家にいますが…」「え?」 義母によると、私の産後の体調が悪いことを理由に、夫が突然「緊急事態だから預かって」と新生児を押し付けてきたそう。 しかし、しばらく経っても迎えに来ないため、しびれを切らした義母は夫を問い詰めたと言います。すると、夫は「嫁は妊娠中我慢していたからしばらく遊びたいらしい」と答えたのだとか。 そもそも、義母に預けられた新生児が生まれたのは先月だそう。しかし、私の娘は予定日通り、2週間前に産まれたばかり。夫は義母への出産報告もろくにせず、義母にも私にも嘘を重ねていたのです。 混乱している義母との連絡をいったん切り、私は夫に連絡を取りました。しかし、なかなか電話に出てくれません。 翌日――。 ようやく連絡が取れ、軽く問い詰めると「バレたか……」と白状した夫。実は、私に隠れて夫は浮気をしていたのです。その浮気相手がこっそり夫の子どもを出産し、先月「がんばって産んだから、あとの育児はよろしく」と言って夫に子どもを押し付けてきたのだと言います。 浮気されていたことも、娘と同い年の子どもを作ったことも許せませんが、私を出産後遊びまわっている最低な母親に仕立て上げたことにも腹が立ちました。 「今度どうするつもりなの?」と聞くと、「俺なりに必死に考えたんだけど……。その子も一緒に育ててくれないか?同じぐらいに産まれたし、双子ってことで!」と、とんでもないことを言い出した夫。 私の両親には誠心誠意土下座して、最悪の場合はお金で解決する算段を立てていたよう。とりあえず周りの人をごまかせればいいという、夫の浅ましくて愚かな考えを聞いて、私は呆れかえってしまいました。 馬鹿息子はいらない娘と一緒に隠し子を育ててほしいという夫の要求は、とてものめるものではありません。私が離婚を切り出すと、夫は「母親になったんだから、子どものことを優先しろ!」「浮気相手の子どももお前が育てたら、全部円満解決なんだ!」と私を叱り始めました。 「アンタとの離婚が一番の円満解決よ!」「アホなこと言ってないで、早く離婚してあげなさい!馬鹿息子が!」 私の代わりに言い返してくれたのは、義母。今朝一番の飛行機で、東京から北海道に来てくれたのです。浮気相手の子どもはお隣さんに預けてきたそう。 北海道まで来て、ようやく本当の孫に会えたと喜ぶ義母。そんな義母の様子に、夫は「預かってもらっていた子だって、俺の血が流れているのは変わりないんだし、母さんの孫じゃないか!」と憤慨します。しかし義母は、自分と嫁を騙し自分勝手な言い分を押し付ける夫に激怒! さらに、義母は「アンタには旦那でいる資格も、父親である資格もないわ!」「今すぐ離婚してあげなさい!」と続けました。離婚は嫌だとしぶる夫に、義母は「じゃあ渡した出産祝いの300万円、今すぐ一括で私に返しなさい!」と追撃。 私は知らなかったのですが、義母は出産祝いとして夫に300万円を渡していたのです。しかし、夫は浮気相手に200万円を手切れ金として渡し、残りの100万円は自分で使ってしまったそう。 「返せないなら縁を切る!遺産はすべて孫に譲るわ!」「離婚するか、貯金300万円と親を失うか、どっちがいいか選ばせてあげる!」と言う義母の剣幕に恐れをなした夫は、「今すぐ離婚届をもらってきます!」とようやく離婚に承諾してくれたのでした。 2週間後――。 元夫から、泣きの連絡が入りました。義母に浮気相手との子どもを預けるたびに、時給2,000円でシッター代を請求されているそう。保育園を調べてくれと頼んだら、追加で10万円を請求されたそうです。 「お前といたらシッター代も払わなくて済むし、家事もやってもらえるから、家族に戻ろう」と言う元夫。今度は私を便利な家政婦代わりにしようとでも思ったのでしょうか。しかし、私はとうに新たな仕事を見つけ、娘と2人で十分生きていけるだけの収入を得ています。 「私はもうあなたと家族になりたくないわ、お互いシンママ、シンパパとしてがんばろうね!」とあえて明るく伝えて、元夫の連絡先をブロックしました。 義母は浮気相手との子どもには罪はないと、実際には愛情を注ぎ、かわいがっている様子。ただ元夫に対してはシッター代に加えて、同居の生活費用も請求しているそうです。義母は定期的に北海道へ来て、私の娘とも遊んでくれています。育児の相談にも快くのってくれるので、頼れる先輩ママとして尊敬しています。 人気マンガをまとめて読む>>著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年10月19日2人姉妹の母であるヨツバさんは、毒親の実母に長いこと苦しめられてきました。そんなヨツバさんの、結婚から出産までの実体験です。母親が里帰り出産を嫌がったため、妊娠中のヨツバさんは祖父の家に身を寄せていました。しかし、母親は自分が考えた名前やごみ捨て場で拾ってきたチャイルドシートをヨツバさんに押し付けてきます。初産の不安もあるなか、ヨツバさんは母親に「本当に関わってほしくない……」と思うのでした。予定日を1日過ぎたところで、陣痛らしき痛みを感じたヨツバさん。母親が病院まで送ってくれましたが、「待ち時間が暇で嫌だ」「こんなに待たされるなら送るなんて言わなきゃよかったわ」と愚痴を言い捨てます。 約30時間かけて、深夜3時にヨツバさんは女の子を出産。母親はヨツバさんの娘を見るなり「かわいくない」「外孫だからこんなものか」と言ったのです。さすがに見かねたヨツバさんの父がたしなめますが、母親は「思った事言っちゃいけないの?」と逆ギレ。 さらにヨツバさんに言いたいことがあるようで……? 絶句した実母の発言 産まれたばかりのヨツバさんの娘に「かわいくない」と言った母親は、さらに「育児に関しては一切頼るな」「今時の若い親はすぐ両親を頼る」「私も親に頼ったことなんてないし、全部1人でやったんだから」と釘を刺してきました。母親の性格をよく知っているヨツバさんは、「もとから頼るつもりなんてない」と言い返したい気持ちをグッとこらえるのでした。 育児の面で頼るなと言ってきたヨツバさんの母親ですが、なぜか毎日ヨツバさんと娘の面会に来ます。しかし、面会に来ても「私のときは大変だった」「いいわねぇ、優雅な入院生活で」と嫌味ばかり。 夜間、病院側で赤ちゃんの面倒を見てくれることを知った母親から「母親としての自覚がなくなる」と言われたヨツバさんは、さすがに眉をひそめるのでした。 嫌味を言わずにはいられない様子のお母さん……。夜間、病院側が赤ちゃんの面倒を見てくれるのは、産後の疲労した母体にとって素晴らしいシステムですよね。お母さんの言動に惑わされず、わが子と自分のために、病院のサポートを受けながらヨツバさんが体の回復に努められるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2023年10月19日次男を出産するため、1歳の長男を連れて実家に里帰りしていたときのこと。なぜか洗面所が気に入ってパトロール。誰かが洗面所にいると、じっと行動を観察していました。そんなとき、急に不思議なしぐさをするようになり……。 洗面所でみんなを観察する息子次男出産のため、1歳の長男を連れて実家に里帰りしていたときのこと。なぜか洗面所が好きで、誰かが洗面所にいると何をするでもなく、みんなの行動を観察していました。ある朝、いつものように私の横で顔を洗うマネをゴシゴシ。そして突然、ニコニコしながら自分の口のなかに親指を突っ込み、ガシガシと上の歯を押し始めました。 私は「何が起きた!?」と焦ったのですが、後からきた父を見て納得。父は入れ歯をしており、夜間に洗浄していた入れ歯を朝起きてから装着します。息子はいつの間にかそんな父の様子を観察しており、そのマネをしたようでした。そんな所まで見ていたの!?と家族全員で大爆笑。 みんなが笑ったのがうれしかったのか、その後何度も同じ行動をするように。子どもの吸収力は高く、周りの様子をよく観察しているんだなと驚きました。何をマネされるか分からないので、日々の行動には気を付けようと思います。 ◇ ◇ ◇ 大人のほうはまだまだ赤ちゃんだと思っていても、子どもは周りの人の表情や行動をしっかり見ていますよね。こちらが笑っていたら笑顔になり、怒っていたらシュンとしたり。子どもの行動に成長を感じながら、育児を楽しみたいですね。 作画/森田家著者:碓井あかり年子の男児2人を育てるアラフォーママ。イヤイヤ期真っ盛りの2歳長男、ハイハイでどこまでも突き進んでいく自由奔放な0歳次男に、日々振り回されている。
2023年10月19日初めてのコロナ禍での出産。出産予定のクリニックには売店やコンビニがなく、飲み物の自動販売機がひとつだけ。面会も制限されていたので、買い物を頼むこともできず……。想定外の入院生活で、準備不足だったことを後悔したお話です。コロナ禍での初めての妊娠・出産2022年に第3子となる次男を出産しました。第1子は14年前、第2子は4年前の出産だったので、新型コロナウイルスが流行し出してからは初めての妊娠・出産です。私が出産したのはクリニックで、院内に売店やコンビニがなく、飲み物の自動販売機がひとつあるだけでした。 産後の入院中、面会ができるのは同居の夫か実母のみと決まっていました。私の母は別居なので面会の対象外、夫も仕事があるので入院中の面会は難しいとのことで、下着やパジャマ、タオル類は多めに持って行きました。 母乳をあげているせいか、すさまじい空腹感入院バッグにはペットボトル数本と、小腹が空いたときにつまめるように小分けになったバームクーヘンを入れて持って行きました。そして、無事に次男を出産し、そこから5泊の入院生活がスタート。翌日から母子同室になり、母乳推奨のクリニックだったので育児用ミルクはあまり足さず、母乳が出るように頻回授乳で頑張りました。 母乳は大した量が出てないはずなのに、すぐに襲ってくる空腹感。持って行ったバームクーヘンは2日で食べきってしまい、面会や差し入れもなかったので、空腹感に耐えながら残りの日数を過ごしました。 もっとお菓子を持ってくればよかった夜中の授乳がスムーズに終わって次男も寝てくれて、眠れるチャンスだというのにおなかが空いて眠れない……なんて日もありました。こんなことなら、お菓子をもっとたくさん持ってくればよかった……と後悔。 上の子たちのときはコロナ禍での出産ではなかったので、面会や差し入れを自由にしてもらえ、総合病院だったので院内にコンビニがあり、おなかが空いても自分で食料調達できたのです。今回は面会制限があったので、着替えは多めにと準備しましたが、差し入れもしてもらえないということをすっかり頭から抜けていました。 下着やパジャマ、スリッパやティッシュなどの必要最低限の入院準備は整っていたものの、母乳をあげているとこんなにおなかが空く、という点は盲点でした。もし次回も同じようにコロナ禍での出産をし、面会制限があるような状況だったら、お菓子や軽食も忘れずに準備しようと心に誓いました。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年10月19日2人姉妹の母であるヨツバさんは、毒親の実母に長いこと苦しめられてきました。そんなヨツバさんの、結婚から出産までの実体験です。彼氏がヨツバさんの苗字にすることを条件に、結婚を認めてもらったヨツバさん夫婦。結婚から1年後、念願の子どもを授かりますが、報告が遅かったことにヨツバさんの母親は不満を持った様子。初産で不安を抱えるヨツバさんに、ネチネチと小言を言い続けています。里帰り出産を母親が嫌がったため、祖父の家にお世話になることにしたヨツバさん。母親が渡してきた、姓名判断の良い名前が載ったリストを無視すると、母親は激怒します。ヨツバさんは感情任せで言葉をぶつけてくる母親に「もう本当に関わってほしくない……」と思うのでした。 それでも、ゴミ捨て場でチャイルドシートを拾い、ヨツバさんに使うように言ってくるなど、ヨツバさんの意に沿わない形で関わってくる母親。ついにヨツバさんは出産予定日を迎えますが――?初孫を見た実母の衝撃のひとこと 予定日を1日過ぎたところで、陣痛らしき痛みを感じたヨツバさん。運転ができない祖父に代わり、母親に病院まで送ってもらいました。 病院に着くと、「待ち時間が暇で嫌だ」と愚痴を言い始めるヨツバさんの母親。ヨツバさんの夫が到着すると、「こんなに待たされるなら送るなんて言わなきゃよかったわ」と言い捨てて、病院を後にするのでした。 約30時間かけて、深夜3時にヨツバさんは女の子を出産しました。ヨツバさんの両親がそろって面会に来ますが、母親は生まれたばかりのヨツバさんの娘を見るなり「かわいくない」「外孫だからこんなものか」と言ったのです。さすがに見かねたヨツバさんの父がたしなめますが、母親は「思ったこと言っちゃいけないの?」とヒステリックに逆ギレするのでした。 外孫であれ、自分の娘の子どもはかわいいものなのではないでしょうか。ましてや出産という一大仕事を終えた娘に、ねぎらいのひと言があってもいいぐらいですよね。ヨツバさんの気持ちを考えると胸が痛みます。産後は睡眠が削られ赤ちゃんのお世話に忙しくなると思いますが、赤ちゃんと向き合うことで、お母さんの言葉が忘れられるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2023年10月18日結婚して転勤族になったじゃじゃ子さん。出産後に復帰する予定だったパート先がコロナ禍で閉業し、仕事をなくしてしまいます。「子どもが幼稚園に入るまでは一緒に過ごすか…」と思っていたのも束の間、夫のボーナスがカットされることになり、夫の節約スイッチがON! しかし、過剰な節約にストレスを感じ、じゃじゃ子さんは仕事を探すことを決意しました。しかし、子どもがいる女性の就職活動は一筋縄ではいきません……。幸いにもすんなりと保育園への入園を決めたじゃじゃ子さんでしたが、最初の面接はうまくいかず不採用に……。「子どもがいる」と告げただけでガラッと変わる面接官の雰囲気に、子どもがいる女性が仕事をすることの難しさを痛感しました。 じゃじゃ子さんは結婚・出産に際し女性にかかる負担の大きさに憤りを感じながらも、家族との生活を維持できそうな職場を見つけ、面接の約束を取り付けました。 ママの仕事探しの心得とは? 就活の難しさに直面し、落ち込んでしまったじゃじゃ子さんは、いつの間にか「あれこれ条件を考えて仕事を探すのは贅沢なのではないか?」「私は仕事を選べる立場ではないのでは?」と考えるようになっていました。現に厳しい条件で働いている女性もたくさんいます。 しかしあれこれと考える中たどり着いたのは、「人と比べる必要はない」という結論。こだわりや大事にしたいものを軸にした職探しをしようと思えるようになったのでした。 自分と向き合うことの大切さを改めて感じさせられました。就活が大変な分、妥協や負担が少ない、長く働ける職場を見つけることが重要ですね。>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター jajako
2023年10月18日2020年12月、妊娠検査薬の結果を見て、第2子の妊娠が判明した白井くまさんは、さっそく2人目を出産する病院を探し始めます。1人目の出産経験から、無痛分娩をおこなっていて、おいしいごはんを出してくれる産院で2人目を出産すると決めていて、候補が2つほど挙がったのですが、そのうちの1つ、Aクリニックを選ぶことに。すぐに予約を入れ、病院を受診すると、助産師さんに「経産婦さんだと無痛分娩にしても効き目がないうちに産まれてしまう場合がある」と説明を受けます。しかし、無痛分娩で産むという考えは変わらず、その意思をはっきりと伝えたのでした。そして、計画無痛分娩を選択し、入院手続きを済ませたあとは、採尿や血圧・体重測定、NSTなどをおこないました。その後の内診では、先生がバルーンを入れることを提案してきたのですが、恐怖を感じながらもバルーンを入れてから1時間が経過すると、生理痛のピーク時のような痛みを感じ始めていた白井さん。 そんな中、昼食が運ばれてくると、なんとか痛みがおさまったタイミングで食事をとることに。しかし食べている途中、とてつもない痛みに襲われてしまいます。なんとか残っていたごはんを食べ終えると、すぐにナースコールを押したのでした。 すぐに助産師さんが駆けつけてくれて、先生が内診を開始。先生は「無痛の準備しようか!」と言うと、さっそく腰に注射を打ちました。麻酔が効くまでの間、痛みに悶える白井さんでしたが、麻酔が効くと余裕の表情を見せるように。そんな中、1人の助産学生が出産の立ち会いをおこなうことが決定。学生はあいさつをしたあと、白井さんのサポートをしてくれたのでした。 痛みなんて圧倒的無力と思っていたけれど…? ※陣痛促進剤は輸液ポンプを使用して投与します。 おやつも完食し、余裕の表情を見せる白井さん。 すると、そこへ先生がやってきました。 「うん、白井さん。促進剤追加しよっか」 「オッケーです!」 このときまでは余裕で構えていたのですが、いざ追加されると、状況が一変! ズゥゥンとした痛みに悶え始めてしまったのです。 そんな痛みに苦しむ白井さんの姿を見た学生は、ゆっくりを呼吸するように促します。 「呼吸とってもじょうずですよ。あと少し一緒にがんばりましょう」 さらに、柔らかな表情でやさしい言葉をかけてくれたのでした。 「促進剤なんて圧倒的無力!」と最初は余裕な態度を見せていましたが、追加されるとすぐに痛みで悶えてしまった白井さん。そんな痛みでもがき苦しむ姿を目すると、学生はやさしく微笑みかけ、「一緒に頑張りましょう!」と希望の手を差し伸べていました。白井さんは心の中で「舞子ーーー!」と叫んでいましたが、とってもうれしかったと思います。つらいときほど、こういうやさしい声かけが心に染みたりしますよね。監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 白井くま2児の母で、会社員&Web漫画家のWワークをしています。主にInstagramを中心に、家族のことや趣味、お仕事について発信しています。
2023年10月18日これは、私が第2子を出産後にセックスレスになり、その後解消するまでのお話です。子どもは3人欲しいと思っていたものの、体力も気力もなく、夫とセックスする気になれない。育児は私任せなのに、体を求めてくる夫にイライラしていたのですが……。寝不足で心身ともに疲弊……第2子出産後、完母で育てていたため、夜は頻回授乳で常に寝不足。上の子は小学生だったので、どんなに寝不足でも毎朝6時半には起きて上の子の朝食を準備し、玄関で見送りをしていました。 夫はシフト制の勤務だったため、昼からの勤務や夜勤もあったのですが、そういった勤務のときも当然のように朝は起きてこなかったのです。夫が休みの日でも昼間に私の仮眠時間をくれるわけでもなく、寝不足で心身ともに疲れていました。 セックスを拒否する理由を伝えることにそんな状況でも体を求めてくる夫に嫌気がさし、「育児はしないのにセックスはするんだ」と思いながらも、夫自身になぜセックスレスになっているのか自分で考えてほしいと思い、理由は伝えずに拒否していました。ですが、私がもともと3人目を希望していたこともあり、セックスレスを解消したい気持ちもあったのです。 ある日、いつものように体を触ってきた夫を拒否すると、悲しそうにしていた夫。このままではいけないと思い、「寝不足でしんどいし、朝に子どもたちの面倒を見ない人と、そんなことする気になれない」と伝えました。 理由を知って変わった夫夫は「ごめんね。夜も何回も起きてくれてるのに、朝から2人の面倒見てしんどいよね」と言い、セックスレスの理由についてわかってくれたようでした。それからというもの、夜はたまに起きて、下の子が授乳しても寝ないときは抱っこを代わってくれたり、朝も子どもが起きる前に起きて朝食を作ってくれたりするようになりました。 セックスレスの理由を伝えたあと、夫から積極的に体を求めてくることはありませんでしたが、私の寝不足が解消されてから自然と1年弱でセックスレスも解消。不満は自分の中で溜めずに、伝えることが大切だと思いました。 私は、寝不足と夫が育児に対して非協力的なことが理由で、セックスレスになってしまいました。セックスレスの理由がわかっていない夫に、勇気を出して私の不満を伝えた結果、育児をちゃんと分担してくれるようになったのでうれしかったです。そして私の心にも体力にも余裕ができたことで、セックスレス解消となったこともよかったと思いました。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年10月18日2人姉妹の母であるヨツバさんは、毒親の実母に長いこと苦しめられてきました。そんなヨツバさんの、結婚から出産までの実体験です。過保護な母に育てられ、次第に反抗することも辛くなっていたヨツバさん。当時付き合っていた彼氏との結婚もなかなか許してもらえませんでしたが、彼氏がヨツバさんの姓を名乗ることを条件に、ようやく結婚を認めてもらいます。そして結婚から1年後、ヨツバさん夫妻は念願の子どもを授かります。妊娠4カ月を迎え、ヨツバさんが母親に妊娠を報告すると、母親は喜ぶどころか「のけ者にされた」と怒り出しました。 「里帰りとかやめてちょうだいね」と小言を繰り返していた母親ですが、どうやら初孫に張り切っていたようで――?子どもの名前を提案してきた母 里帰り出産を母親が嫌がったため、祖父の家にお世話になることにしたヨツバさん。しかし、母親は案外孫ができるのを喜んでいたようで、姓名判断の良い名前をリストにしてヨツバさんに渡してきました。 ヨツバさんはそんな母親の無言の圧力に恐怖を感じながらも、最終的に「母親に何を言われてもいい」と思い直し、子どもの名前を夫と決めることに。しかし、それを知った母親は「余計なことして悪かったわね!」「もう関わらないから安心して!」と激怒。感情任せで言葉をぶつけてくる母親に対し、ヨツバさんは「もう本当に関わってほしくない……」と思うのでした。 それでも、ヨツバさんの意に沿わない形で関わって来る母親。ゴミ捨て場からチャイルドシートを拾ってきては、「これを使いなさい」と言って世話を焼いてきます。さすがに捨ててあったものを使うことに抵抗を感じたヨツバさんが、「実家用にしようかな……」と提案すると、母親は「私が用意したものは使いたくないのね」「あっちの親に良いもの買ってもらうんでしょ!」と怒り出してしまうのでした。 ヨツバさんのお母さんはあくまでも「名前の候補を考えた」と言っていますが、ヨツバさんが恐れていたとおり、自分が考えた名前が採用されなかったことに怒ってしまった様子。ヨツバさんがもうお母さんに関わってほしくないと思うのも無理はありませんね。温かい気持ちでわが子を迎えたいのに、お母さんのことで胃の痛い思いをしなければならないなんて……。妊娠中少しでも穏やかに過ごすために、少しお母さんとは距離をとることも必要なのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2023年10月17日第一子を妊娠し、臨月で出産予定日が近づいてきたときのこと。初めての出産で不安もあり、夫に遠出は控えてほしいと伝えていました。そんなある日、残業で遅くなるという連絡が。仕事だと思っていましたが、帰宅した夫が持っていたものを見て驚き&腹が立ちました!! 残業かと思いきや…あるものを手に帰宅夫の趣味は釣り。普段からよく夜釣りに行っており、妊娠中も変わらず、釣りに出かけていました。臨月で出産予定日が近づいてきたころ、初めての出産で不安もあるため、遠出は控えてほしいと夫に伝えていました。そして、夫も釣りを我慢してくれていました。 出産予定日の1週間前から夫の仕事が忙しくなり、帰ってきてからも仕事をする毎日。ある日、「残業で遅くなるからご飯いらない」と連絡がきました。数時間後ーー、40〜50㎝のカレイを抱えた夫が、「見て!」と満面の笑みで玄関に立っていました。いろいろと「は!?」という状況で、いまでも思い出すと腹が立ちます(笑)。 夫には、釣りを制限してほしかった理由、ウソをつかれて傷ついたことなどを伝えました。1人目ということで私の不安も大きすぎたかもしれません。いま3人目がおなかにいますが、出産間近に夫が釣りへ行っても何も思わないかもしれません……。母は強し! ◇ ◇ ◇ 息抜きで釣りに出かけたのかもしれませんが、妻の容態が急変することもあるので残業とウソをついたのはよくなかったですね。初めての出産は不安も大きく、とくに夜は心細くなることも……。家に人がいると安心ですよね。とはいえ、お互い息抜きは大切!ルールを決めて、趣味を楽しみたいですね。 作画/シュー子著者:きんぎょ りん 2018年生まれの女児、2020年生まれ男児を育てる看護師ママ。
2023年10月17日結婚して転勤族になったじゃじゃ子さん。出産後に復帰する予定だったパート先がコロナ禍で閉業し、仕事をなくしてしまいます。「子どもが幼稚園に入るまでは一緒に過ごすか…」と思っていたのも束の間、夫のボーナスがカットされることになり、夫の節約スイッチがON! しかし、過剰な節約にストレスを感じ、じゃじゃ子さんは仕事を探すことを決意しました。しかし、子どもがいる女性の就職活動は一筋縄ではいきません……。幸いにも順調に保育園への入園を決めたじゃじゃ子さん。次は職場を探さねばなりません。しかし満を持して挑んだ面接では「小さな子どもがいる」というひと言で空気が変わり、不採用を確信します。 じゃじゃ子さんは子どもがいる女性の就職の難しさを痛感。こんな思いをするためにひぃ太くんを一時保育に預け、不安な思いをさせたのかと思うと、いたたまれなくなったのでした。 夫の振る舞いにモヤモヤ 落ち込んでもいられず、求人を見続けるじゃじゃ子さんでしたが、どうしても拭えなかったのが「なぜ女性だけがこんなに苦労するのか?」というモヤモヤした気持ち。 すべての家庭がそうだとは言えませんが、保育園を探しから始まり、育児と両立できる働き方を模索するのは女性のほうが多いように感じていたのでした。 その上、職探しをするときに考えるのは、夫の働き方に寄り添うことができるか? 家族との休日が作れるか? 家事・育児との両立ができるのか? 保育園への送り迎えがしやすい場所か? などの家族のことばかり。自分のキャリアや希望は二の次になりがちです。 結婚も出産も自分で決めたこととはいえ、それによって自身の生活が不自由になっていると思わずにいられませんでした。 まだまだ女性が中心のように思われている子育て。本来であれば両親が力を合わせておこなうものです。女性が働きやすい世の中を作るには、パートナーの理解なしには成り立たないと言えますね。>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター jajako
2023年10月17日2020年12月、妊娠検査薬の結果を見て、第2子の妊娠が判明した白井くまさんは、さっそく2人目を出産する病院を探し始めます。1人目の出産経験から、無痛分娩をおこなっていて、おいしいごはんを出してくれる産院で2人目を出産すると決めていて、候補が2つほど挙がったのですが、そのうちの1つ、Aクリニックを選ぶことに。すぐに予約を入れ、病院を受診すると、助産師さんに「経産婦さんだと無痛分娩にしても効き目がないうちに産まれてしまう場合がある」と説明を受けます。しかし、無痛分娩で産むという考えは変わらず、その意思をはっきりと伝えたのでした。そして、計画無痛分娩を選択し、入院手続きを済ませたあとは、採尿や血圧・体重測定、NSTなどをおこないました。その後の内診では、先生がバルーンを入れることを提案してきたのですが、恐怖を感じながらもバルーンを入れてから1時間が経過すると、生理痛のピーク時のような痛みを感じ始めていた白井さん。 そんな中、昼食が運ばれてくると、なんとか痛みがおさまったタイミングで食事をとることに。しかし食べている途中、とてつもない痛みに襲われてしまいます。なんとか残っていたごはんを食べ終えると、すぐにナースコールを押したのでした。 ナースコールを押すと、すぐに助産師さんが駆けつけてくれて… ※学生実習を受け入れている産院では、学生の立ち会いを依頼されることがありますが、立ち会いの拒否、受け入れ後の拒否をしても問題ありません。拒否した場合でも、その後のケア等に影響が及ぶことはありません。 「白井さん大丈夫……?」 「痛いっす」 先生に内診をしてもらうと、子宮口が4cm開いていることが判明! 「無痛の準備しようか!」 先生の言葉に思わず表情が硬くなる白井さん。 注射を打ってから麻酔が利くまでの30分ほどの間、つらい痛みに必死で耐えていると、ドアをノックする音が聞こえました。 「ご相談なんですが……。学生を立ち合わせていただけないでしょうか?」 「どうかしら?」 「いいですよ」 本音は嫌だったものの、女性スタッフの圧に負けてしまい、助産学生の立ち合いを許可することに。 そして、麻酔注射を打ってから30分が経過――。 (じぇ~んじぇん痛くな~い☆) 麻酔の効果に感激していると、1人の学生が入ってきました。 「この度立ち会いをすることになりました。新舞子です」 かわいらしい助産学生を目の前にして、顔をほころばせる白井さん。 「白井さん、あの……おやつ食べられそうですか?」 その言葉を聞いた瞬間、余裕の笑みを浮かべ、すぐに「食べる!」と頷いたのでした。 地獄のような痛みに苦しんでいた白井さん。麻酔によって痛みから解放されたようでよかったです。また、学生の立ち合いについて聞かれたとき、女性スタッフの圧に負けてしまい、思わず「いいですよ」と言ってしまったようですが、注釈にも記載の通り、出産をするママ側に拒否権はありますのでご安心ください。監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 白井くま2児の母で、会社員&Web漫画家のWワークをしています。主にInstagramを中心に、家族のことや趣味、お仕事について発信しています。
2023年10月17日私は3姉妹を育てる母です。三女を出産した後、次女は激しい登園渋りをするようになりました。赤ちゃんを抱えながら、次女の登園渋りに対応するのはなかなか大変で、つい焦りからイライラしてしまうように。そんな私を見て、さらに次女が泣くという悪循環を繰り返していました。しかし、先生が何気なくかけてくれた言葉で、私は気持ちを切り替えることができたのです。 「ママだって限界!」次女の登園渋りに先生たち 私は三姉妹を育てる母。第3子を妊娠したとき、長女と次女はとても喜んでくれました。無事に三女を出産し、産褥期が過ぎたころから幼稚園の送迎を再開することに。するとそれまで良い子だった3歳の次女が登園を渋るようになったのです。幼稚園の登り棒やフェンスにしがみつき、「行きたくない~!」と泣く姿はまるで鯉のぼりのようでした。 私は「三女が生まれてから赤ちゃん返りをしているのかな」と、次女に寄り添うようにしていました。しかし、生まれたばかりの三女を抱えて毎朝次女を追いかけるのは大変です。焦ってイライラしてしまうこともあり、しばらく園を休ませるべきか悩みは尽きません。はじめは先生方から、「次女ちゃんは寂しがっているだけでは?」と言われ、私が対応すべきだと自分を説得しながら、なんとか頑張っていました。 しかし、2週間たっても登園渋りは改善することなく、再び先生に相談することに。すると先生は、「今まで様子を見てきましたが、お母さんが寄り添ってくれていること、次女ちゃんはきっとわかってくれていますよ」と言ってくれたのです。私はそのひと言で、気持ちを切り替えられました。 先生に声をかけてもらってからは「時間がかかっても、教室まで行けば帰りの時間には笑顔が見えるはず!」とどっしり構えられるように。すると徐々に娘の登園渋りも落ち着いてきました。これからも焦らず子どもたちを見守っていきたいと思っています。 作画/ひのっしー著者:田川ゆうこ
2023年10月14日2020年12月、妊娠検査薬の結果を見て、第2子の妊娠が判明した白井くまさんは、新しい命が授かったことの喜びを嚙みしめていました。そして、産院探しを始めることにするのですが、1人目の出産経験を持つ白井さんには、絶対に譲れない2つの条件がありました。1つ目は無痛分娩をおこなっていること、2つ目はおいしいごはんを出してくれることだったのですが、さっそくリサーチを開始して候補を絞ることに。2つの候補まで絞り込み、どちらにするか悩んだ結果、Aクリニックを選ぶことに。すぐにAクリニックに予約を入れ、病院を受診。クリニックは外観、内観ともにとてもきれいなほか、受付の人の対応も良くホッとするのでした。ただ、1点だけネットで見た「先生が淡々とした態度で高圧的だった」という口コミが気になっていた白井さん。実際に先生と対面すると、ギンギンな目に加え、早口で淡々と話す態度に驚いたものの、時間が経つにつれて次第に打ち解けていきました。しかし、残念ながら、ある日突然別の先生に代わってしまったのでした。 そんなある日、助産師さんにバースプランを聞かれます。「うーん……」と少し悩むと、次の瞬間、「はい!」と勢いよく手を挙げて……? バースプランを聞かれ、真っ先に思い浮かんだのは… 「おお、どうした!?」 「内診少な目がいいです」 その理由を助産師さんに話すと……。 「内診てそんなに痛くないはずだよ?」 「へ?」 (内診が痛くない!? 一体どんなゴッドハンドの持ち主だというの!?) 助産師さんの話が信じられず、疑いの目を向けていると、「無痛分娩希望なの?」と質問されます。 「経産婦さんだとあんまり効き目が出ないうちに産まれちゃうかもだよ?」 「え?」 助産師さんは、「あんまり意味ないかも……」と、その理由を説明するのですが、無痛分娩でおこないたいという白井さんの決意はブレず。 そして、計画分娩にするため日程を決めました。 いざ、その日を迎え、産院へ向かうため靴を履こうとしていた白井さん。 すると、ママを見送ろうとする娘の姿が……。 少しうつ向き、寂しそうな表情でもじもじとしていたのでした。 助産師さんから、「経産婦さんだと、無痛分娩では意味がないこともある」という説明を聞いても、「無痛分娩で出産したい」という決意はまったくブレなかった白井さん。言葉の端々から、"出産に関する痛みをできるだけ軽減させたい"という必死な思いが伝わってきますね。監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 白井くま2児の母で、会社員&Web漫画家のWワークをしています。主にInstagramを中心に、家族のことや趣味、お仕事について発信しています。
2023年10月14日第2子を出産したときのお話です。出産予定日の11日前。朝起きるとおしるしがあり、おなかの張りと痛みがあったので急きょ病院へ。母と上の子と一緒に車で病院へ向かったのですが、そのとき何気なく言った上の子の発言に衝撃を受けた体験談です。予定日の11日前におしるしが!妊娠38週3日のときのことです。前の日の夜中に上の子(当時3歳)が嘔吐をしてしまい、朝には落ち着きましたが、私はまったく寝ていない状態で朝を迎えました。そして、朝トイレに行くと「おしるし」が! 第二子を妊娠してから、まったく抱っこしていなかった上の子を抱っこしたからかも……と焦りました。 おしるしは上の子のときにはなかったので、「ついに!」と思ったものの、もうそろそろという目安なだけで、「おしるしがあってから出産まで1週間かかる場合もある」という情報をネットで見てしまったので、仕事に行く夫に軽い気持ちで「妊婦姿見納めかも〜」なんて伝えていました。 妊婦健診のあとにおなかの張りを感じ始めて……その日はちょうど妊婦健診があり、母に送迎してもらう予定だったので、保育園をお休みにした上の子を小児科に連れて行き、そのまま妊婦健診へ。 11時の時点で子宮口は1cm。2人目なので、「痛みがあったら早く来てね」と言われ帰宅しました。帰る車の中、なんとなくおなかが張って定期的な痛みはあるなぁと、陣痛アプリを使ってみると、すでに3~4分! いやいや、まだわからない……そう思いつつも不安だったので、念のため母にはしばらく自宅で一緒に待機してもらい様子を見ていました。 しかし痛みは引かず、15時30分に病院へ電話。すると、「入院セットを持ってきてください」と言われたので、急いで病院へ出発しました。 上の子の予言が的中!?病院に向かう車の中で、上の子に「何時に生まれるかねぇ?」と何気なく質問したところ、「ろくじ!」と言われました。ちなみに当時、上の子はまだ時間のことは理解できていません。私は、「18時ならあと2時間か〜。それくらいなら耐えられるわ。がんばってくるねー!」と言って別れました。 助産師さんにそのやりとりを伝えると、「子どもの言うことは意外と当たるよ」と言われましたが、「もしこれが朝の6時だったら結構キツイなぁ」なんて思っていました。そして、陣痛室に入ったのが17時30分。すると助産師さんが、経産婦だから早め早めにと言って、子宮口が7~8cmになったところで早々に分娩室へ。 分娩室に入ってからいつまで経ってもいきんでいいと言ってもらえず、いきみ逃しをしているはずが……何とそのままスルッと誕生! そのとき17時52分。まさかの上の子の予言が的中してビックリでした! 出産後、本人に「生まれる時間当たったよー!」と伝えたのですが、言った本人は無反応(笑)。 産後、複数の助産師さんから「小さい子どもの言うことは当たるから!」と言われました。あんまり信じてはいなかった、上の子が言った下の子の誕生した時間。出産直後に時間を聞いて、とても不思議な気持ちになったのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ミルク3歳、0歳の2児の母。ただいま育休中。
2023年10月14日元々は夫にいろいろしてあげることが好きだった私。家事は自分のやり方やこだわりがあり、特に家事をしない夫に対して不満はありませんでした。ところが、子どもを出産したことがきっかけで疲労が蓄積し、だんだん家事をしない夫に対してイライラするように……。私がいかにして夫をイクメンに変えたのか、その方法をご紹介します。まずは真剣に話し合いを女性は出産する前に長い妊娠期間があります。そのため、夫よりも親としての実感や子どもに対する愛情が早く芽生えやすいように感じました。はじめはそれほど感じていませんでしたが、いざ出産を終えると、お互いの家事・育児の認識に対してギャップが生まれることに……。 今までの家事に加えて夜間の授乳や夜泣きの対応など、休む暇もなかった私。そんな私の状況を目にしていながら、特に何も手伝ってくれない夫に嫌気がさすようになりました。「このままでは産後クライシスになる!」と思った私は、夫に自分の気持ちを打ち明けました。少しは子どもの面倒を見てほしい、休日は私も休ませてほしい……。 夫はそこまで私が思い詰めていたとは気づかなかったらしく、素直に謝ってくれました。まずは真剣に今後どうしたいのか、話し合う場を設けることが第一歩だと思いました! とにかく褒める! 褒めまくる!今まで家事・育児を何もしてこなかった夫に、完璧を求めるのは無理な話。そのため、私は夫がすることに寛容でいるよう心がけました。 おむつ替えは私の3倍の時間がかかり、皿洗いは雑で泡がついていることも……。それでも言いたいことをぐっと我慢して、とにかく褒めます! 誰だって褒められて嫌な思いをしませんよね。特に夫は頼りにされると喜ぶタイプなので、「いつもすごく助かる!」「さっすがパパ!」など少々大袈裟に褒めるようにしています。 すると、頼まなくても自らやるべきことに気づいて行動するように。ここまで成長するとは思っていなかったので、本当にうれしい驚きです。 子どもが夫に懐くようになった子どもが生後5カ月になったころ、パパとママの区別がだんだんつくようになったらしく、子どもが夫にも懐くようになりました。喃語しか話さないものの、明らかに夫を意識してニコニコしている子どもを見て、夫はうれしかった様子。子どもフィーバーにはならないタイプだと思っていましたが、子どもの写真を携帯の待ち受けにするほど子ども好きになっていました。 そして、休日はベビーカーで近所を散歩したり、泣いたら抱っこをしてあやしたりするなど、すすんで子どものお世話をするようになりました。今では立派なイクメンになったと思います。 最初はハードルが高いかもしれないと思っていたイクメン。わが家の場合はちょっとした工夫で変わることができました。今後もさらなる成長を期待して、イクメン育成期間をもう少し延長しようと思います! イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子著者:中原けいこ2歳男児の母。妊娠を機に金融機関からライターへ転向。現在第2子妊娠中。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2023年10月14日現在5歳、2歳、0歳の3人の子どもがいます。5歳の娘を出産するときの話です。初めての出産で不安が多かった私は、里帰り出産を選択しました。何もかも初めての体験で、不安や戸惑いも多かったなか、離れて暮らしていた夫から衝撃の発言を耳にしたのです……。里帰り出産で夫とは離れて生活現在5歳の長女を出産したときのことです。初めての出産だったので、いろいろと不安もあり、自宅から飛行機で2時間の距離にある実家に里帰り出産をすることにしました。早めに産休に入り、妊娠8カ月に入ってすぐに夫と離れ、実家へと帰りました。里帰り中も夫とは電話をしたりLINEをしたり、連絡はこまめにとっていて、妊娠経過や赤ちゃんのことなどもその都度伝えていました。妊娠経過は順調でした。 陣痛らしき痛みで夫に連絡。ところが…妊娠38週2日の朝、陣痛らしき痛みがきました。これが陣痛かな?と不安とドキドキもあり、夫に朝一番にLINE。しかし、この日は土曜日で仕事も休みのはずなのに、何回連絡してもまったく既読になりません……。 実家で実母とドキドキしながら連絡を待っていても、まさかの朝からお昼まで音信不通。ようやくお昼に電話がきたと思ったら、寝起きの掠れた声で「あー、二日酔い気持ち悪い。飲んだー」とふざけた第一声が! どうやら金曜の夜は飲み会だったようで、お昼まで二日酔いで寝ていて、LINEも見ていなかったようです。 夫の会社はもともと飲み会が多く、夫もまだ20代。飲み歩くことが大好きな人でしたが……。初めての陣痛でドキドキした連絡。やっときた電話が二日酔いの報告であ然としました。さらには「陣痛がきたかも」と伝えると、「え、そうなんだ! あ、でも今日◯◯(友人の名前)の誕生日会だからさー。俺、幹事なんだよね! 幹事がいないなんてあり得ないっしょ? 明日の飛行機でそっち行くわ! 陣痛って3日かかるんだよね?」との発言! もう、悲しみや怒りの前に、呆気にとられて電話を切ってしまいました。 出産に対する温度差が浮き彫りに私と離れて暮らしているとはいっても、この温度差と知識のなさ。電話を切ったあとに怒りがふつふつと湧いてきて、実母に夫への怒りをわーっと吐き出しました。里帰りしたからといって、すべて私と実家へ丸投げするような態度。出産という人生の一大事で、母子の命にも関わる出来事への関心のなさ。出産より友人の誕生日会を優先されたことが悲しく、怒りを覚えました。 また、母親も初めてのことで、母親学級やネットなどで勉強しているのに、「陣痛は3日間」という一般的でない、夫にとって都合の良い解釈をしていたことに非常に腹が立ちました。その後、連絡をとる暇もなく、お産はあっという間に進み、夕方には無事出産。 義母に説得されてようやく到着結局、夫は義母に怒られて説得されたようで、誕生日会という名の飲み会をあきらめ、夜には飛行機でこちらに到着しました。しかも、義母が飛行機代まで出してあげてようやく来たという情けなさ……。 あとから聞いた話によると、初めは誕生日会に出向いたらしいのですが、参加していた女性陣たちから「こんなところにいる場合か!」と総批判をくらったようです。そして、ようやく初めての赤ちゃんに会えた夫でしたが、抱っこはしてくれたものの、せっかくはるばる会いに来たのに、「明日から仕事だから」と日曜の夜には飛行機で帰ってしまいました。仕事が大事なのもわかりますが、誕生日会の話があってからのことだったので、自分の子どもなのにまったく関心もないんだな、と悲しくなり、産後のメンタルはボロボロでした……。 里帰り出産で、夫との温度差が浮き彫りになった出来事でした。里帰り出産は、夫がパパになる自覚が芽生えるのが遅れがちだと聞きます。妊娠中はただでさえ不安な時期。早くから夫にもパパとしての自覚を持ってもらえるよう、両親学級へ参加したり、出産や育児について一緒に勉強したりする機会を増やしたかったなと思いました。 それから数年が経ち、今は3人の子宝に恵まれています。夫は1人生まれるたびにちょっとずつパパとして成長し、今では育児も手伝ってくれるようになりました。 著者:ゆずmama5歳、2歳、0歳の3児の母。専業主婦ですが、たまに育児情報のweb媒体でママブログを執筆しています。
2023年10月13日私には現在6歳と1歳、生後0カ月の子どもがいます。下の2人は年子で出産。1歳1カ月しか離れていないので、出産直後は赤ちゃんが2人いるような状態でした。平日はワンオペ育児をしていたので、子ども1人ひとりに十分な時間を割けず、心の中で「ごめんね」と思う日々。私は次第に「本当に年子で出産してよかったのかな?」と思うようになっていったのです。 上の子に全然構ってあげられない毎日1人目と2人目は5歳差なので、2人育児とはいえまだ余裕がありました。一方で、2人目と3人目は年子であるため、5歳差育児とは大変さが全然違いました。0カ月児と1歳児のお世話をしていると、長男の相手をする時間は全然ありません。毎日寂しい思いをさせて、このままでいいのだろうかと悩む日々。 遊んでほしいのに、全然構ってもらえなくてぐずぐずしがちな長男に私は怒ってばかりで、毎日ごめんねと思っていました。 本当に年子で出産してよかったの?2人目はまだ1歳。たくさんママに構ってもらいたい時期ですが、0カ月児がいるため思う存分抱っこしてあげられません。まだ1歳なのに我慢させてばかりで、心苦しく感じていました。 わが子は3人ともすごく愛しい存在ですが、もっと年齢差をあけて1人ひとりをじっくり見てあげたほうがよかったのかなと、何度も悩んだ私。しかし、そうはいっても、もう後戻りはできません。どうしたらもっと子どもたちと深く関わっていけるだろうと模索していました。 次第に心に余裕を持てるように3人目の出産直後から、ごめんねと思うことが多い日々を送っていましたが、産後6カ月ぐらい経ったころ、少しだけ慣れて余裕を持てるように。子どもたちはお互いの存在を認め合い譲り合いながらも、時には順番交代で、時には同時にママを求めてやってきます。 私は筋力がついて、年子の2人を同時に抱っこすることにも慣れてきました。テレビを見るときは、3人の子どもが私の上に乗るようになり、最近は「ごめんね」よりも「子どもが3人でよかった」「年子でよかった」と思えるようになりました。 年子で出産したことで「十分に構ってあげられなくてごめんね」と思っていた私ですが、時間の経過とともにそんなふうには考えなくなりました。今でも十分に構ってあげられていませんが、子どもたちはお互いがかけがえのない存在になっているようです。これからも悩むことは多々あると思いますが、子どもたちとしっかり向き合っていこうと思います。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/miyuka著者:花野あやせ
2023年10月11日妊娠中期におりものは増えることが多い妊娠中期にはホルモンバランスの変化から、おりものの量が増える人が多くいます。おりものには腟の自浄作用があり、腟から体内に雑菌が侵入するのを防ぎ、母体と赤ちゃんを守る役割をしています。正常なおりものは、透明や白、あるいはクリームがかっており、時期によってさらさらした状態になったり粘り気が出たりします。乾燥すると黄色っぽくなって下着につく場合もあるかもしれません。妊娠中期におりものの量が増えて気になるようなら、おりものシートをうまく使ってデリケートゾーンを清潔に保っていきたいですね。妊娠中期は安定期に入り体調が落ち着いている妊婦さんも多いかもしれませんが、妊娠中は基本的に体力や免疫力が低下しており感染症になりやすい時期なので油断は禁物です。おりものの変化が感染症のサインになることもあります。たとえば筆者は3回妊娠しましたが、いずれも妊娠中期に何度もカンジダ腟炎にかかり、とても不快な時期がありました。普段からおりものの様子をしっかりみておくことで身体の変化に気が付きやすくなるかもしれません。妊娠中期のおりものに注目してみましょう。先輩ママに聞いてみた!妊娠中期におりものは増えましたか?ままのて調査隊調べ妊娠中期におりものが増えたママは53.1%、増えていないというママは47%という結果でした。妊娠したら必ずおりものが増えるというわけではないようですね。おりものが増えると気になって、洗いすぎてしまう傾向があるようです。洗いすぎると必要な常在菌も洗い流すことになり、病気の原因になってしまうことがあります。ぬるま湯でやさしく洗い流す程度にし、石鹸の使用は1日1回程度に抑えましょう。弱酸性の石鹸をよく泡立ててから洗ってあげると良いでしょう。妊娠中はおりものが普段より多く、下着が汚れることが多かったのでおりものシートを使っていました。妊娠していないときはお風呂上がりに新しいのをつけて翌日も1日それで過ごしていたのですが、妊娠してからおりものが増え、ジメジメしたまま使っていたからか、よくかぶれたりかゆみを感じたりしていました。(chiwachiwaさん/出産当時29歳)私は妊娠中に、色や臭いのついたおりものが気になりました。色は、白っぽかったり黄色だったり、緑色に近い色のときもありました。かゆみや痛みがあるわけではなかったのですが、インターネットでよく検索して大丈夫なのか調べていました。周りの人にはなかなか言いづらいのでネットで調べていましたが、思いきって健診日に主治医の先生に聞いてみました。すると「今までの検査ではなにも問題ないし、よくあることだから、かゆみがないなら、後期の検査まで様子見で良いよ」と言われ、その後はあまり気にせずにいました。後期の検査でも特に問題はなく、その後、無事に出産も終えています。(サンサンさん/出産当時30歳)妊娠中期のおりものの特徴はさまざま妊娠中期には、チーズのようなポロポロしたおりものや、細かい泡のようなおりもの、ピンク色のおりもの、茶色いおりもの、さらさらとして長時間出続けるおりものなどがあるようです。どうしてこんなおりものが出るのか不安になってしまいますよね。それぞれのおりものについて詳しくみていきましょう。妊娠中期のチーズのようなポロポロしたおりものおりものが黄色や白で、カッテージチーズのようにポロポロとしているときは、カンジダ腟炎の可能性があります。豆腐や酒かす、ヨーグルトのようだと形容されることもあるでしょう。カンジダ腟炎は妊娠中期にかかりやすい感染症のひとつで、筆者も妊娠中期に何度も繰り返しました。もともと人の身体に常在しているカンジダ菌(カビの一種)ですが、体力が落ちていたり疲れていたりすると増殖してしまいます。そのため、体力も免疫力も落ちている妊娠中期にかかる人が多いのです。カンジダ腟炎になると、おりものの変化に加えて我慢できないほどのかゆみを伴います。かゆみが出始めたくらいの初期段階で、おりものの変化に気が付く場合もあります。かゆみがひどくなるとしみたり痛くなったりするので、早めに医師に相談しましょう。抗生物質や塗り薬を使用して治療を行うことになるかもしれません。黄色や白で、カッテージチーズのようなポロポロとしたおりものが出るときは、カンジダ腟炎の可能性があります。豆腐や酒かす、ヨーグルトのようだと形容されることもあるでしょう。カンジダ腟炎は妊娠中期にかかりやすい感染症のひとつで、筆者も妊娠中期に何度も繰り返しました。もともと人の身体に常在しているカンジダ菌(カビの一種)ですが、体力が落ちていたり疲れていたりすると増殖してしまいます。そのため、体力も免疫力も落ちている妊娠中期にかかる人が多いのです。カンジダ腟炎になると、おりものの変化に加えて我慢できないほどのかゆみを伴います。かゆみが出始めたくらいの初期段階で、おりものの変化に気が付く場合もあります。かゆみがひどくなるとしみたり痛くなったりするので、早めに医師に相談しましょう。抗生物質や塗り薬を使用して治療を行うことになるかもしれません。(2023.10.3更新)妊娠5ヶ月を過ぎた頃、急におりものが増えたように感じました。においや色は特にそれまでと変わりなかったのですが、だんだんかゆみも感じるようになって気になったので検診のときに相談して検査してもらったところ、カンジダ腟炎と診断されました。病院によって治療方法は異なるようですが、私が通っていたところは24時間効果がある錠剤を入れるという方法だったので、可能な限り頻繁に通うように言われ、しばらく洗浄と腟錠の挿入のために通院しました。おりものはだんだん減っていき、診断から3週間ほどで完治して、その後は再発しませんでした。(まあやさん/出産当時34歳)妊娠中期の細かい泡のようなおりものかゆみを伴い、においがきつく、黄色や黄緑の泡のようなおりものが出る場合は、トリコモナス腟炎かもしれません。トリコモナス腟炎は小さな原虫が腟に侵入することで起こる腟炎で、多くは性行為やお風呂から感染します。タオルや下着、便座から感染することもあります。おりものが正常にはたらかなくなり腟内の自浄作用が損なわれてしまうことによって、他の感染症を併発してしまうこともあります。早めに治しておきましょう。完治しないまま放置すると再発する恐れもあるので、しっかり治しておくことが大切です。また、妊娠中期の腟の感染症が原因で早産になる事例もあるため、早めに医師に相談し、適切な治療を始めましょう。トリコモナス腟炎と診断された場合は、セックスによってパートナーにも感染している可能性があります。パートナーと一緒に治していくことも必要です。筆者は妊娠中期ではありませんが、外のお風呂でこれに感染したことがあります。山盛りの泡のようなおりものに驚いて受診したところトリコモナス腟炎でした。強いかゆみがあり、見た目で病的なおりものなのですぐにわかりました。お風呂や便座でもうつる可能性があるということで、知らないうちに誰かにうつしている危険もあります。感染症にかかりやすい妊娠中期は、大勢が利用するお風呂や便座も注意した方が良いのかもしれません。また妊娠中期のセックスは、感染症予防のためにも必ずコンドームを使用しましょう。妊娠中期のピンク色のおりものピンクがかったおりものは血の混じったおりものです。健診時の内診やセックスの刺激で傷ついた腟からの出血かもしれません。こうした出血は一時的かつ少量の出血の場合がほとんどですが、そうでない場合には注意が必要です。性感染症や切迫早産などの妊娠トラブルを原因とする出血の可能性があります。ピンクのおりものの回数・量が多いときは、胎動のありなしにかかわらず医師に相談した方が良いでしょう。ピンクがかったおりものは血の混じったおりものです。健診時の内診やセックスの刺激で傷ついた腟からの出血かもしれません。こうした出血は一時的かつ少量の出血の場合がほとんどですが、そうでない場合には注意が必要です。性感染症や切迫早産などの妊娠トラブルを原因とする出血の可能性があります。ピンクのおりものの回数・量が多いときは医師に相談した方が良いでしょう。(2023.10.3更新)おりものの量が多いことに初めて気づいたのは4ヶ月か5ヶ月の頃です。初期の頃からおりものが出てはいましたがトイレに行くとパンツまでは汚れてないし、あまり気にするほどの量ではありませんでした。しかし、ある日から拭いても拭いても粘りけの強いドローっとしたおりものが出るようになりました。色は白っぽく、切迫気味と診断されていたのでときどきピンク色のおりものが出ることもありました。パンツまで汚しかねないので、おりものシートは必需品になりました。 それまで経験したことがない症状に正直びっくりしましたし、赤ちゃんにも影響するものなのか不安に感じました。健診のときに主治医の先生に確認したところ、診察や触診をしてもらうことができ、何も異常がないことがわかったので安心しました。(まみこさん/出産当時24歳)妊娠中期の茶色のおりもの茶色いおりものも、ピンクのおりものと同様に血液が混ざっています。血液は時間が経つと酸化して茶色や褐色になります。そのため出血後時間が経ってから体外に排出された血液や、体外に排出されてから陰部や下着に付着して時間が経った血液がおりものに混ざると、おりものが茶色や褐色に変色してみえることがあるのです。茶色のおりものも、一時的で少量の出血であれば問題ない場合がほとんどですが、頻繁に出る場合や量が多い場合には一度病院で診てもらいましょう。身体に何らかの異常が発見されるかもしれません。茶色のおりものも、ピンクのおりものと同様に血液が混ざっています。血液は時間が経つと酸化して茶色や褐色になります。そのため出血後時間が経ってから体外に排出された血液や、体外に排出されてから陰部や下着に付着して時間が経った血液がおりものに混ざると、おりものが茶色や褐色に変色してみえることがあるのです。茶色のおりものも、一時的で少量の出血であれば問題ない場合がほとんどですが、頻繁に出る場合や量が多い場合には一度病院で診てもらいましょう。身体に何らかの異常が発見されるかもしれません。(2023.10.3更新)妊娠中期の水っぽくて長時間出続けるおりもの水のようなおりものが出続けている場合は、破水かもしれません。妊娠中期はおりものの量が増えやすく、破水を水っぽいおりものと勘違いしてしまうことがあるため注意が必要です。妊娠中期でも破水が起こってしまうことがまれにあります。においを確認してみたときにいつものおりものと違う生臭いにおいがしたり、さらさらとした水のようなおりものがチョロチョロと出続けたりするときは、すぐに医師に連絡して指示を仰いでください。破水の場合はおりものシートでは吸収しきれないので、生理用ナプキンや尿漏れシート、バスタオルなどを使って抑えると良いでしょう。妊娠中期のおりもの、清潔に保とう妊娠中期はおりものの量が増えるため、おりもののおかげで腟から悪い菌が入り込みにくくなり、身体を守ることができます。しかし、量が増えたおりものをそのままにしておくと、雑菌が繁殖してかえって感染症を引き起こしてしまうかもしれません。免疫力が低い妊娠中期は感染症にかかりやすいため、おりもののケアは非常に大切です。感染症は母体のみならず赤ちゃんにも影響を与える可能性があり、そのままにしておくのはとても危険です。おりものシートの交換をまめにして、下着を清潔に保ちましょう。また、おりものが多くて不快だからといってトイレでビデを使いすぎたり石鹸で洗いすぎてしまったりするのは良くありません。お風呂でやさしく洗い流す程度にしておきましょう。おりものは不快に感じられることもあるかもしれませんが、女性の身体を守るためになくてはならないものです。しっかりケアしておりものと上手に付き合っていきましょうね。※この記事は2023年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2023年10月11日2人目の妊活中、マタニティ用品や育児グッズは1人目のときの物をまた使えばいいので、妊娠・出産に向けて特に何か準備が必要だとは考えていませんでした。しかし、実際に2人目を授かってみると、予想しなかった問題が生じたのです。つわりがつらい!1人目のときはつわりがほとんどなかったのですが、2人目を妊娠すると、つわりがつらく、ひどい船酔いのような状態が何週間も続きました。 そのころ、上の子はまだ幼稚園入園前。1日中遊びの相手をするのが大変で、一時保育を利用してみたいと考えました。ところが、それまでに一時保育の利用経験がなく、預けられる施設を探すところからのスタートになってしまいました。 一時保育の予約がとれない!?近所で見つけた施設は、事前に利用登録が必要でした。なんとか登録手続きを済ませたものの、いざ利用の予約を入れようとすると「すみません、その日は一時保育の枠はいっぱいです」と、思いがけない回答が……。 つわりの具合を見ながら、どうしてもつらいときだけ預けようと思っていたのですが、予約は早めに入れておかないとすぐいっぱいになってしまうようです。結局、思ったようには利用することができませんでした。 早めの情報収集と利用登録を!当時住んでいた地域は子どもが多く、保育園や幼稚園の入園は激戦状態。一時保育も例外ではなく、「使いたいときに使うためには、複数の施設に利用登録しておいたほうがいいよ」と、あとになってママ友から教わりました。 妊娠前は特に一時保育の必要性は感じていなかったのですが、何かあったときのためにもっと早くから情報収集をして利用登録を済ませておけばよかったです。 1人目のときは妊娠経過が順調だった人も、2人目以降も同様とは限りません。実家が遠方など頼れる人が近くにいない場合は、不測の事態に備え一時保育等を利用できるよう準備しておくことをおすすめします。 イラスト/imasaku監修/助産師 松田玲子著者:奥田美紀2児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年10月09日妊娠中はひとりで過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友が欲しいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。そんなある日、育児教室で連絡先交換した「よう子さん」というママに出会って2回目で結婚式に誘われ、迷いながらも参列。その後保険勧誘されたことでカモにされている?という疑念が拭えず、連絡をフェードアウト。次は児童館の「育児の悩みを話して聞く」というお話会で、ひとりだけ話題がズレている「牧野さん」からランチに誘われたすや子さん。聞き上手の牧野さんによって自身の悩みを打ち明けていると、話題が宗教の話になり、またも勧誘されてーー。保険と宗教、どちらの勧誘も断ることができましたが、もう新たな知り合いを作ることはいいやとあきらめたすや子さん。気分転換に出かけたショッピングセンターのキッズスペースで新たなママと出会います。子どもの誕生日が一緒で、ママと同い年という共通点があったものの、連絡先交換はしないまま別れましたが、息子の健診で再会! 連絡先を聞かれて躊躇しつつも交換。しかしこの出会いは、子ども抜きで付き合える友人へと変化した大切なものとなりました。 子どもの発達に悩んでいなさそうに見える親がうらやましい 息子の発達に悩んでいたすや子さん。ある日、児童館に行くとおしゃべりがじょうずな娘さんのいるママに出会います。息子の言葉がゆっくりなことが気になっているため質問をしてみますが、特別なことはしていないとの返答。きっと、子どもの発達で悩んだりしないのだろうとうらやましく思ったのでした。 後日、発達支援相談センターを訪れると、なんと児童館で話したあのママを見かけ、帰りに話しかけました。そこでお互いわが子の発達に悩んでいることを知ります。さらにそのママも産後うつになったことがわかり、そこで一気に距離が縮まります。 子どもの療育と自分のメンタル、同じような経験や悩みがあるので相談しやすく、考え方や好みも似ていて話が尽きません。家も近かったのでよく遊んだ、出産後にできたすや子さんの大事な友だちの1人となったようです。 ◇◇◇ 出産後の大事な友となったママとの出会い。それは、おしゃべりがじょうずな相手の娘さんを見たすや子さんが何か秘訣があるのではと思って話しかけたことでした。しかし実はそのママもわが子の発達に悩んでいました。自分が悩んでいる問題について、よそはそんな悩みはないだろうと思っていても、大なり小なり何かで悩んでいるものなのでしょうね。みなさんにも産後に大切な友だちとなった出会いはありましたか?次の話 著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年10月08日先輩ママから便利とよく聞く「バウンサー」。赤ちゃんが生まれる前や生まれたあとすぐに購入を検討する人も多いと思います。でも、実際にバウンサーが必要なのか、またどんなバウンサーを選べばいいのか悩みますよね。そこで、おすすめのバウンサーや選び方…
出産準備で購入を検討するもののひとつ、ベビーベッド。決して安くはない買い物になりますので本当に必要なのか?使う期間は? と悩まれる方も多いと思います。場合によってはレンタルのほうがお得になることもあります。そこで、先輩ママたちの実体験やお…
2人目までは一人っ子より兄弟がいたほうがいいと思って産めても、3人目となると迷ってしまうママも多いと思います。育児や経済的負担だけでなく、仕事をしているママにとってはキャリアが途切れてしまうことも悩みのひとつです。そこで、3人目を産んで良…
病院で正式に妊娠と診断されると、気になるのが母子手帳。お住いの自治体から交付され、生まれる前から母体や赤ちゃんの健康状態、経過などを記録します。妊婦さんの必須アイテムである母子手帳の取得時期から、かわいい母子手帳ケースに関することまで、母…
女優の小雪さんが利用したことから産後ケア施設はもはやママたちの新常識になりつつあります。最近では、卓球の福原愛さんも台湾の産後ケアセンターに1ヶ月滞在したそう。出産で体にダメージを受けた女性の体に必要な産後ケアのポイントと、自宅でできるマ…
何か月も続くつらいつわり。人によって症状が違うこともあり、まわりの人にはなかなかその苦しみがわかってもらえないのが余計につらいところ。そんなつわりについて、タイプや乗りこえ方をまとめました。プレパパに読んでもらいたい内容もあるので、ぜひご…
妊娠36週を過ぎるといよいよ臨月。マタニティライフも残りわずかです。臨月になると、出産準備や産後の不安でストレスを感じる人も少なくないそうです。今回は臨月のストレス緩和方法や過ごし方についてまとめました。臨月、またはまもなく臨月を迎える妊…
親の手を借りて体を休められる里帰り出産ですが、意外とストレスになるなど、いいことばかりとは限らないようです。里帰り出産のメリットデメリット、また成功させるために必要な準備についてまとまめました。いつからいつまで帰るべき? 何を用意していく…
我が子の誕生に立ち会うのは、感動的。出産に立ち会いを希望する旦那さんも多いでしょう。しかし、実際に出産の場に立ち会うとなると、夫として「自分に何ができるのだろう」と疑問に思う人も。立ち会い出産にまつわる、夫と妻、それぞれの本音と希望をまと…
猫の手貸して~育児絵日記~
うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々