最近のウェディングといえば、ド派手な演出やガーデンパーティ風など、個性的なスタイルが増えている印象。オリジナルウェディングのプロデュースを行うT&G社によると、最近の結婚式トレンドは「派手婚」「アットホーム婚」「大人婚」の3つがあるそう。詳しく見ていきましょう!文・椎原茜20代以下は「派手婚」30代以上は「アットホーム婚」「大人婚」が人気株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ(以下、T&G)がT&Gウェディングプランナー500名に対して実施したアンケート調査結果では、20代以下のカップルは結婚式で「“自分たちらしさ”を最も表現できる衣装と装飾」を重視する一方、30代以上のカップルは「ゲストの期待が高いと思われる料理」を重要と考えていることがわかりました。また、20代以下は演出や装飾などで華やかな雰囲気を創り出す「派手婚」が人気で、30代以上はゲストとの距離を縮め、温かい雰囲気の中で行う「アットホーム婚」や上質な空間の中でゆったりと楽しむ「大人婚」が人気だそうです。そこでT&Gの担当者に、この3つのウェディングトレンドの人気演出について詳しく教えてもらいました!1.派手婚フォトブースの域を超えた凝ったブースT&G担当者 ゲストが写真撮影をするフォトブース。迎賓時間や歓談時間にゲストが楽しんで写真を撮ってもらえるよう、写真を撮るときに使う小道具「プロップス」はもちろん、大道具を入れ込んだような規模が大きいフォトブースが人気です。装飾は「コンセプトウェディング」T&G担当者 「コンセプトウェディング」とは、コンセプトを決めてそれに合わせてすべてをコーディネイトする結婚式のこと。一般的な結婚式スタイルは崩さず、自分たちらしさをコンセプトに装飾に力を入れるカップルが多いです。紙吹雪やバルーンの演出T&G担当者 演出は、コンフェッティという紙吹雪やバルーンなどを飛ばして、ど派手に演出するのがトレンドです。ドレスコードはゲストと統一!T&G担当者 新郎新婦もゲストも全員白、全員デニム、全員赤など、コンセプトに合わせて、ゲストと統一感を持った衣装にする演出も。写真も雰囲気がパッと明るくなります。2.アットホーム婚新婦のブーケをゲストが作成T&G担当者 新婦のためにゲストがブーケを作成するのがトレンドです。ただ作るのではなく、一言一言を添えながら新婦のもとに一輪の花を持っていき、フラワーコーディネーターが最後はキレイに仕上げるという演出は、アットホーム婚ならでは。全員で参加して残す「結婚証明書」T&G担当者 最近、とても人気が高いのが「結婚証明書」。周囲の方とのつながりや絆を感じる演出です。従来の紙ではなく、さまざまな工夫で “カタチ” にするものです。例えば、それぞれのゲストが選んだカラーの砂を、ひとつの入れ物に注ぎ込む挙式演出「サンドセレモニー」など。みんなで作ることで想いも深くなりますし、デザインも素敵なので、結婚式後も新居に飾っておけるのも人気の理由です。サンドセレモニーチャペルムービーで感動が深まる!T&G担当者 「チャペルムービー」とは、挙式の際、扉が開き、新婦が親御様と入場したタイミングでチャペル内で流すムービーのこと。新婦が生まれてから今までの軌跡を、親御様に向けた感動メッセージとお写真と共に流します。感動がさらに深まる挙式になります。3.大人婚ひと手間加えたウェディングケーキT&G担当者 細部にこだわる大人カップルの方が増えています。例えば、金箔でコーティングしたケーキや、幾何学模様がプリントされたケーキ、ポップコーンがこぼれ落ちるケーキなど。お二人のフィギュアを作成され、ウェディングケーキの上に乗せた演出もありました。メイン席を2つ用意T&G担当者 従来は、新郎新婦が座るのはメインテーブルひとつが主流でしたが、別途ソファ席を用意して、そこへ座ることで意外性をもたらしてサプライズの演出をする方が増えてきました。ゲストに位置が近くなり、写真撮影の幅も広がると好評です。ウェルカムフードでお出迎えT&G担当者 ウェルカムフードをご用意されて、待ち時間もゲストの方々を楽しませるおもてなしをする大人カップルの方は多いです。豪華なフードやアルコールで、足を運んでくださった感謝を示します。最近の結婚式のトレンドは、どれも個性的で華やか。またゲストへのおもてなしが効いているというのは素敵ですね。年代問わず、自分のウェディングの際にはぜひ参考にしたいものですね。
2019年01月11日”共働きの世帯数”が”夫が正社員・妻が無職”の世帯数を上回ったのは、今から21年前の平成9年以降だったそうです。妻の勤務形態がパートタイムのみならずフルタイムである世帯も珍しくなくなりました。そこで気になるのが”家事分担の実態”。“父親は働き、母親は家事というイメージのもと育ってきた世代”と”母親が働く姿を見て育った世代”では、大人になったときの家事分担の価値観は違ってくるものなのでしょうか?今回は、「世代別の家事分担」についてのお話です。■ フルタイム世帯の家事分担の実態株式会社「マクロミル」が調査した、“共働き夫婦の家事分担”。まずは、夫婦の就業状況を”世代別”に見ていきましょう。”共働き世帯”(フルタイム勤務、フルタイム勤務以外の合計)は、20代が46%、30代が52%、40代が61%と年代が上がるに連れて増加しています。また、共働きではない世帯は年代が上がるに連れ減少しており、夫婦のどちらかが“フルタイム以外”の形態で就業する家庭が増加している傾向がうかがえます。次に調査対象のうち、”夫婦ともにフルタイム勤務世帯”の家事分担上昇を見てみると……、家事を”妻がほとんど担う”と回答した世帯は約27%。”妻が主だが、夫も少し分担”が38%で、妻メイン家事を担っている家庭は全体の64%。”妻と夫で分担”とハッキリ回答できている世帯は31%という実態が明らかになりました。saki / PIXTA(ピクスタ)■ 家事分担比率の理想と現実”フルタイム世帯で家事分担できていると回答した世帯が31%”という結果は、筆者からするとそれほど悪くはない結果という印象を受けますが、実際はどう感じているのでしょうか?”理想”では、「夫50%:妻50%」と夫婦平等に分担したい人が4割でトップ。次いで「夫40%:妻60%」が2割、「夫30%:妻70%」が2割となりました。Yannamelissa / PIXTA(ピクスタ)反対に、”現実”を見てみると、最多は「夫10%:妻90%」が2割、次いで「夫20%:妻80%」も2割弱と、やはり家事をメインに担当するのは妻であることがわかります。そして、理想のトップに挙がった「夫50%:妻50%」を実現している夫婦はわずか1割程度。理想と現実の間には大きな開きがあることがわかりますね。ヒロシ / PIXTA(ピクスタ)■ 若い世代ほど家事分担をしている!家事分担の現実を見てみると、理想へたどり着くには程遠い……という印象を受けてしまいますが、家事分担の比率を”世代別”に焦点を当ててみると、大変興味深い結果が明るみになりました。”20代の家事分担の現実”を見てみると、「夫50:妻50」というアンケート対象者が理想としていた家事分担の比率の割合が他の世代よりも高い結果となりました。「夫40%:妻60%」の割合もこの世代は高く、さらに「夫10%:妻90%」の割合が、30代、40代のそれと比較すると最も低く、若い世代ほど家事分担は進み、妻に協力的である傾向であることがわかりました。Graphs / PIXTA(ピクスタ)共働き世帯の増加により、”家事分担”については結婚と同時に夫婦間で協議してきたであろう若い世代。家事分担が身近なテーマであるからこそ、家事に協力的なのかもしれませんね。大切なのは、家事分担の比率ではなくお互いを思いやる気持ちや行動であると感じますが、仮に家事分担の比率が50:50になれば、今以上に社会での女性の活躍が期待できそうですね。【参考】※2018年 共働き夫婦の家事分担調査(定量調査編)。若い夫婦ほど家事分担が進んでいることが明らかに(マクロミル調べ)-PRTIMES※共働き等世帯数の推移-内閣府男女共同参画局
2018年12月21日ウーマンエキサイトのコミックライターさんが、夫婦喧嘩のエピソードや乗り越え方をつづった特集 「“夫婦喧嘩”してる? 夫と私のガチ喧嘩体験談」 で、“夫婦喧嘩”についてのアンケートを実施しました。どんな夫婦にも、考え方の相違など喧嘩につながる“問題”は存在するもの。だれだって喧嘩はしたくないと思いますが、我慢が積み重なったり、疲れが溜まっていたり、“相手にわかってほしい”という気持ちでいっぱいになったりすると、避けられない場合もあるはず…。みなさんの家庭では、夫婦喧嘩にどんな方法で対処しているのでしょうか。アンケート結果から、いまどきの夫婦喧嘩事情を探ります。■まさか!“喧嘩をしない夫婦”が意外に多い!?今回のアンケートで「夫婦喧嘩をしますか?」という質問をしたところ、1番多かった回答が「ほとんどしない」34%、次に「たまにする」が31%、さらに「よくする」が18%、「全くない」が15%とつづきました。Q.夫婦喧嘩をしますか?ほとんどしない 34%たまにする 31%よくする 18%全くない 15%その他2%程度の差はありますが、「ほとんどしない」「全くない」を合わせると49%。「たまにする」「よくする」を合わせると49%。つまり、夫婦喧嘩を“する夫婦”と“しない夫婦”は、ちょうど半数に分かれる結果となったのです。筆者の周りでは、ママ友と話していると「旦那と喧嘩しちゃった…」なんて会話が多いので、“喧嘩をしない夫婦”がこんなに多いとは意外でした。■喧嘩しない派:“オトナ対応”夫婦今回のアンケートで「夫婦喧嘩をしない」と答えたのは約半数。夫婦といえど他人。相手にイライラしたり、相手の考え方ややり方に納得いかなかったりすることは当然あるはずです。喧嘩する夫婦から見たら、「なぜ喧嘩しないでやっていけるの?」と疑問に思うのではないでしょうか。まずは、喧嘩しない夫婦の“喧嘩しない理由”をご紹介します。喧嘩を売っても買ってもらえず。(大人の対応を受け、終了〜♪) 8年間、ほとんど喧嘩はありません。夫は短気でよくイラついていますが、独り言のように一人で怒るのみ、私はそんなときに「触らぬ神にたたりなし」を実践しているからです。夫に直してもらいたいところは、最小限を、彼の機嫌のいいときに冗談ぽく伝えるようにしています。高2から付き合って29で結婚。結婚前はたまに喧嘩してたけど、結婚後はお互い「これ以上言ったら喧嘩(険悪)になる」というラインがわかり、相手に対してあまり強く言わなくなりました。結婚して14年、本格的な喧嘩は1〜2回しかないと思いますどちらかが“大人の対応”をすることで、喧嘩が回避できるというのはあるかもしれませんね。怒っているまっただ中では冷静になれず、感情に任せてひどいことを言ってしまいがち。だからこそ、喧嘩になる前で止めることで、最悪の事態を避けようというわけです。場合によってはちゃんと話し合いができないことで不満が残る可能性もありますが、これも夫婦がうまくやっていく方法のひとつなのではないでしょうか。■喧嘩しない派:すぐれた監察眼夫婦喧嘩すると、お互いに嫌な気持ちになるもの。でも、自分が抱えている不満を相手に伝えないことには、解決できない夫婦の問題もあって…。“喧嘩をしない夫婦”は、どのようにして不満や想いを伝えているのでしょうか。彼らが実践している“喧嘩にしないコツ”をご紹介します。言いたいことは素直に言う。嫌みっぽく言わない。なにか思うことあっても、夜には言わない。昼間にする。ムカついたらまず、相手を良く観察する。本当の意味を探るため。「私を困らせたいの?」、「嫌がらせ?」、「言いたいことがうまく言えてない?」、「本当は相手が困ってる?」。観察すると落ち着いて考えられて、根本的原因を除くことができ、再発防止につながります。年月がたつにつれ、理解できてムカつくことが減りました。相手の態度ややり方を「気に入らなかった」とか「こうして欲しかった」と伝えるとき、オブラートに包むと伝わらないことが判明。あまり時間をあけず、端的に「このときのアレはこう思えたから、今後はこうして欲しい」と要望として訴えることにしたところ、喧嘩にならずすむようになりました。我慢してたことが、我慢しきれなくなったとき。お互いの意見が合わなくて納得いかなかったとき。直接言うと、感情的になって言いたいことも伝わらないので携帯で文章にして送ります。旦那はいいたいこと言わないので、「そっちは?」とこちらから聞きます。それで納得して終にしてます“言い方”に気をつけること、冷静になること、相手の気持ちも聞くこと…。小さな気遣いや心がけで、もしかして喧嘩は穏やかな“話し合い”になるのかもしれませんね。■喧嘩しない派:あきらめの仮面夫婦「喧嘩をしない」と聞くと「夫婦円満なんだなぁ」と想像する人が多いと思います。しかし、今回「喧嘩をしない」と答えた方からは、「相手にあきらめているから」「喧嘩する時間や体力がもったいないから」といったコメントも集まりました。期待は、すればするだけガッカリするので、期待することをやめました。何かをしてくれれば二度手間に。やらなくちゃいけないことが増えるだけ。疲れました。人(自分以外の生き物、家族も同様)を思いやること、想像力、危機感がなさすぎます。期待をしない。これが一番。以前はしていましたが、最近はしていません。でもけっして仲が良いからではありません。喧嘩にもならないほど仲が良くないということです。何かを言えば、すぐにヒートアップしてメチャメチャ言われ、私のメンタルは崩壊。もう相手が勝手に怒り出しても、嵐が去るのをひたすら待ちます。ストレスはたまりますが、反論して長引いたり、余計傷つくよりはマシという境地にたどり着きました。読んでいるだけで、胸が締め付けられます。良い方向に進むには、どうしたらいいのでしょうか…。喧嘩をするのは、「相手との関係を良くしたい」「相手に自分の気持ちをわかってほしい」という想いが根底にあるからなんだな、とあらためて気づかされるコメントです。■喧嘩する派:朝起きたら仲直り夫婦怒りや不満を相手にぶつけてスッキリしたけれど…、どうやって喧嘩を“終わり” にするか悩んだことはありませんか? 喧嘩をする夫婦は、どのようにして仲直りをしているのでしょうか。結婚した当初は、喧嘩した次の日もなんとなく気まずく、よくメールで「昨日はごめん。」とお互いに仲直りしていました。結婚して12年、いまでは寝て起きたら普通にしておけば、あとは時間が解決してくれるようになりました。喧嘩はイヤだけど、あのとき我慢するよりも、真っ向勝負したから今があるんだと思います。いまでは家事に育児、何でもやってくれるスーパーパパです。たいていどちらも空腹、睡眠不足状態でおきるものなので(判断力の低下、余裕がない)まずはご飯を食べたり仮眠とったりする。ほぼこれをやると喧嘩自体どうでもよくなる「自分が悪くなくても、謝る」という答えもあり、毎回どちらか一方だけが謝っているとしたら、ストレスがたまるかもしれません。意外に多かった「朝起きたら終わり」というコメント。過ごす年月が長くなるにつれ、ふたりならではの仲直り方法が生まれていくのかもしれませんね。■夫婦それぞれに喧嘩の仕方、気持ちの伝え方があるコメントを読んでいて感じたのは、夫婦それぞれに喧嘩の仕方、気持ちの伝え方があるのだということ。喧嘩は良くないものと思われがちですが、プラスの面もあるのだと。殴り合い取っ組み合いの喧嘩をしました(笑)お互い頑固頭で譲れない性格で苦労してます。ですが、喧嘩を重ねることでお互いの距離の保ち方や接し方が少しずつわかってきた気がします。言いたいことは我慢しないで、ぶつかることも大事。どちらも我慢せずに思っていることを吐き出すようにしています。お互い自己主張が強くて謝るのが苦手なので、言いたいことを言って相手の考えを聞く。何に対して怒っているのかということを理解して、全部吐き出したところで終了しています。平行線で終わることが多いけれど、相手がどういう時やどういうことに立腹するのかということがわかれば次回から気を付けることができるように思います。どちらか一方だけが主張したり我慢したりすることがないように、それだけは気を付けています。大事なのはお互いが1つの家庭として過ごすために、ストレスや不満をためないことだと思います。自分だけがつらいと感じてしまっている場合、なかなか相手の気持ちまで考えられないかもしれません。でももしかしたら相手も、何か訴えたいことがあるのかも。喧嘩しないことが大切なのではなく、相手の声に耳を傾けて、もし喧嘩になってしまったとしても、自分の気持ちや相手の気持ちが少しでも伝われば、それはプラスとなるのかもしれません。もちろんできれば話し合いで解決できれば、ベストですが…。お互いの意見を交換することで、よりよい夫婦関係を作ることにつながるのではないでしょうか。Q. 夫婦喧嘩エピソードや、対処法、ご意見などをお聞かせください。回答数:242アンケート集計期間:2018/11/7~11/26
2018年12月13日本日、10月19日は2011年から「イクメンの日」と制定されていますが、まだまだ家事・育児に参加する男性が少ないと言われる日本。共働き世帯が増えている中、実際のところ男性の家事・育児への参加度はどのくらいなのでしょうか。■ 男性が毎日行う家事・育児の頻度は女性の半分以下出前・デリバリーに関する調査研究と情報発信を行う出前総研が行った調査では、家事・育児の頻度で「毎日」と回答した女性が93.3%だったのに対して男性は40.2%と半分にも満たないことがわかりました。さらに家事・育児に参加している時について問うと男性の25.4%が「休日のみ」、15.6%が「気が向いた時」と回答。改めて女性の家事・育児の負担が大きいことが浮き彫りになっています。2017年12月に出前総研が行った調査によると、子どものいる既婚女性が普段行っていて「負担に感じている家事」は、1位が「掃除(60.9%)」、2位が「料理(47.9%)」、3位が「食器洗い(46.0%)」でした。また「時短したい家事」は、1位が「料理(60.9%)」で、負担に感じている家事の回答率を大きく上回っており、食事関係の家事に関して負担を感じている人が多いようです。■ 手抜きしたいのにしていない食事関係の家事xiaosan / PIXTA(ピクスタ)しかし、料理の代行となる出前の利用頻度を調べると、出前を「月に1回以上」利用する割合は子どものいる既婚女性が独身女性や子どものいない既婚女性と比べて10ポイントも低い上に、「半年に1回程度」という回答が最も多いという結果に。食事回りの家事負担を減らしたいと考えてはいるものの、実際には出前の利用頻度が他の属性の女性と比べても少ない傾向があることがわかりました。こうした結果の要因にあるのは、子どものいる既婚女性は「料理は手作りしなくてはいけない」といった固定観念や手抜きをする後ろめたさを感じやすいことだと考えられます。west / PIXTA(ピクスタ)そしてそこには、「女性は料理ができて当たり前」「自分の母親のように毎食温かい食事を用意して欲しい」といった男性の価値観も内包されていると筆者は思います。共働きをしながら子どもを育てる家庭では、夫婦が協力して家事や育児をサポートすることは必要不可欠。特に育児と違って家事は、出前や家事代行などのサービスや便利な家電をうまく利用してやりくりすることで解決できることがたくさんあります。そして「女性が家事をすべき」「料理は必ず手作りを食べる」といった凝り固まった価値観も夫婦で早々になくしていくことも必要でしょう。プラナ / PIXTA(ピクスタ)夫婦で家事の負担を押し付け合ったり無理をしたりするのではなく、「たまには休んで」と労い合うことでお互いがストレスなく仕事も家庭もうまく回すことができるのではないでしょうか。【参考】※10月19日は「イクメン」の日!男性の家事・育児の参加は?男性の家事・育児参加時間は女性の6分の1
2018年10月19日直木賞作家の桜木紫乃さんが新作『ふたりぐらし』を上梓。夫婦の“裏切り”がテーマだという同作について、桜木さんに聞きました。「イメージとしては、水色を塗り重ねて暮らす二人のところに誰かが突然藍色を差しはさんでくる感じ」一組の男女の日常を、そんなふうに表現する桜木紫乃さん。新作『ふたりぐらし』に登場する、北海道で静かに暮らす夫婦の話だ。「直木賞をいただいた後の連載依頼で、“裏切り”というテーマを打診されたんです。たぶん、私が原稿で一回も使ったことのない言葉だと思う。“裏切り”は難しいけれど、日常の中で小さな嘘を重ねる話なら書けるかもしれない、と考えた時に、夫婦の話だなと思いました」映写技師だったが映画のデジタル化が進み仕事にあぶれてしまった夫・信好と、看護師の紗弓。子どもはおらず、生活は倹しいが仲の良い夫婦だ。たまに外出先を偽るくらいの嘘はあるが、「夫婦の間にはこれくらいの嘘はある。それは相手を傷つけない嘘、自分のためじゃない嘘でもある。二人ともそうしたことは話さず静かに暮らし、一日が無事に終わったらああよかったと思う。私もこんな満足を手に入れたい」そこに、互いの家族や隣人らが関わり、彼らの日常を少しだけ揺らす。全10話の本作は、1編が原稿用紙30枚の短編。比較的短いなかに、「一編ずつ、夫婦のやりとりを証明問題を解くように書いていき、全体を見た時に二人の間に流れている時間が分かればいいなと思いました」ささやかな波乱はあっても、二人の生活は続く。こうして人と人は一緒に暮らしていくのだという事実に、豊かさすら感じさせる。互いに支えあっている彼らについて、「責任って取るものでなく、持つものだと思う。この二人は、同じだけ二人で責任を持っている。それは継続から生まれたものでしょうね。ただ、夫婦って、毎日ちゃんと出会って、ちゃんと別れないとうまく時間が流れないから難しいですよね」それは“おはよう”“おやすみ”をちゃんと言う、なんてことではない。「毎日上手に別れるというのは上手に忘れる、流す、ということ。毎日出がけにハグする習慣の夫婦もいますが、そうやってリセットできるといいでしょうね。水色を塗り重ねて、同じ景色を見続ける経験が、もし気まずい状況が訪れた時に、救いになるのではないかなと思います」『ふたりぐらし』北海道に暮らす信好と紗弓の夫婦。札幌に住んでいた彼らだが、信好の母が亡くなったことから、実家の江別に移り住むことにして…。新潮社1450円さくらぎ・しの作家。1965年、北海道生まれ。2002年に「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞。’13年『ラブレス』で島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で直木賞受賞。※『anan』2018年9月26日号より。写真・土佐麻理子(桜木さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2018年09月20日みなさんの寝室は夫婦や家族で同室ですか?それとも別室ですか?筆者は夫婦二人暮らしで、寝室は同室です。やはり夫婦の寝室は同室の方がいろんなことが効率的になって、一番いいと思っています。ただ、夫は超ド級のいびき魔なんです!これ、同室で寝ている筆者にとっては非常に大きな問題なんです。夫がなんの対策もしないままで寝てしまうと、よほど疲れている時でもない限り眠れません。そこで、夫にはいびき対策を万全にして就寝してもらっています。■ 寝室を夫婦同室にするメリットは?我が家の寝室は夫婦同室です寝室を夫婦同室にすると、掃除や布団の管理は一部屋分で済みます。ベットシーツや枕カバーの交換なども一気にできるので楽チンですね。また、パートナーの体調の異変にも気付きやすくなります。いびきがひどい人に多い無呼吸症候群も、呼吸が止まっている間は本人は気が付けないので注意が必要です。とはいえ、大音量のいびきに耐えながら眠るパートナーは非常に苦痛です!プラナ / PIXTA(ピクスタ)夫には巷にあふれている「いびき対策グッズ」を片っ端から試してもらい、本人の意見も聞きつつ今のスタイルにたどり着きました。寝ている時の夫はこんな感じです■ 合わせ技がオススメ!いびき対策グッズ3つ夫の場合、いびき対策グッズが1つだけではまったく効果がなかったため、以下3つのグッズを合わせて使っています。1.「鼻孔拡張テープ」で鼻呼吸の負担を軽減鼻骨の下に貼ることで、鼻呼吸がラクにできるようにサポートしてくれるものです。筆者も実際に使ってみましたが、鼻孔を広げるバネとテープの粘着力が強く、寝返りを打っても剥がれません。鼻がつまりやすい方にオススメです。2.「口閉じテープ」で口呼吸を防止口呼吸は鼻呼吸に比べて寝ている間に気道を塞いでしまうことが多いため、いびきの大きな原因の一つになります。口呼吸を防止するのに効果的なのが、こちらのテープ。使い方はとても簡単。唇を閉じた状態でテープを貼るだけですが、鼻呼吸をしっかり誘発します。喉の乾燥も防いでくれるので、風邪予防にもなります。ただ、くしゃみや咳が出るとテープが吹っ飛ぶことがあるので、風邪をひいている時などは使用を控えています。3.「マウスピース」で気道を確保喉の奥に脂肪がついていたり、下顎が小さいことが原因でいびきをかいてしまう方にオススメなのが「マウスピース」です。マウスピースは顎が下がるのを防ぎ、気道を確保してくれます。口呼吸のクセがある場合にも効果が期待できます。また夫に至っては歯ぎしりも改善して、顎が疲れなくなったそうです。■ いびき対策グッズで張本人も快眠!ということで、夫は毎晩この3つのいびき対策グッズを装着して就寝しています。夫のいびき対策三種の神器これ、一見ヘビーそうにも見えますが、夫は気道が確保できたせいか目覚めがスッキリするようになったと言っています。肝心のいびきはというと無音まではいきませんが、「ガーッ!」とか「ゴォォォ!」という轟音はなくなり、「ズーズー……」という呼吸しているのがわかる程度の音になりました。隣で寝ていても夜中に目が覚めることはなくなったので、本当に助かっています。ふじよ / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか。いびき対策の一例ということで、我が家の場合をご紹介しましたが、グッズの中には人によって合わないものもあり、無理をして使うと睡眠の妨げになることもあるので注意が必要です。また、すでに無呼吸症候群が疑われる場合は、呼吸器内科で診てもらったほうが適切な指導を受けることができるので、ぜひ専門医に相談してみてください。【参考】※世界睡眠会議「いびきを止める」いい方法はありますか?※帝人在宅医療株式会社無呼吸症候群なおそう.com
2018年09月19日仕事終わりや激しい運動をしたあとなど、カラダが疲れているときのマッサージは気持ちのよいもの。しかし、その都度整体院などに足を運んでいてはお財布が悲鳴をあげてしまう…。そこで脳裏をよぎるのがパートナーの存在。男性はパートナーにマッサージをお願いしづらい?「ちょっとカラダを揉んでもらいたい」そんなときに、気軽にパートナーに対して、「マッサージしてくれない?」といえればいいかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか?ボイスノートマガジンを運営する株式会社NEXERと、マッサージ整体院・なごみやなどを運営する株式会社ハーモニアが共同で実施した「パートナーに関するアンケート(調査期間:2018年6月22日~7月4日、対象:ボイスノートに登録する恋人・配偶者を持つ会員、男性310名、女性358名)」に、その答えがありそう。同調査では、パートナーに「肩をマッサージしてほしいと思うことがある」という男性116名に対して、実際にマッサージを頼むのかどうかを質問しており、結果は以下の通りに。Q.パートナーに、マッサージを頼むことがありますか?・よくある…21.6%・時々ある…12.1%・あまりない…37.1%・全くない…29.3%「あまりない」と「全くない」を合わせると66.4%。パートナーに肩のマッサージをしてもらいたくても頼めずにいる男性は多いようです。頼めない理由については明かされていませんが、「マッサージは恋人や妻に対してお願いするべきことではない」や「パートナーも疲れているだろうから頼みづらい」、「頼んだら文句をいわれるかも」などなど、様々なことが考えられますよね。しかし前述の通り、マッサージをしてほしいと願っている男性がいるのも事実。子育て中のママなら、「夫の肩なんて揉んでいる暇がない」というのが本音かもしれませんが、たまにはちょっと肩をマッサージしてあげることで喜ばれる可能性あり。夫婦でマッサージし合えばよいコミュニケーションにもなりそうです。みなさんは夫からマッサージを頼まれたら、どうしますか?(文・奈古善晴/考務店)
2018年08月07日そろそろお盆ですね。実家に帰省される方も多いこの季節、妻たちは嫌でも義実家を意識してしまいますが……。皆さんどのように関係性を保っているのでしょうか?今回は、”妻と義父母の関係性”についてのお話です。■ 義父母との関係は「良好」ですか?あなたは義父母との関係は良好ですか?「株式会社ウエディングパーク」は、20代~30代の既婚女性438人を対象に「義父母との関係性」に関する調査を実施。義父との関係性については、”非常に良好”、”良好”と回答した合計が50.0%。一方で、義母との関係性については、”非常に良好”、”良好”の合計が59.4%。義父・義母それぞれの関係で既婚女性の5割以上が「良好」と感じていることが分かりました。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)両者の関係性を「ふつう」と答えるのではなく、「良好」と感じている女性が多数派であることは興味深い結果であると思いませんか?何か理由があるのでしょうか?■ 気軽に近況報告が可能!SNSで義父母とつながる妻たち「あなたは現在、義父母いずれかとSNSでつながっていますか」という質問に対し、”義父・義母どちらともつながっている”、”義父とつながっている”、”義母とつながっている”と回答した女性の割合は合計52.1%。奥さんの2人に1人が義父母いずれかとSNSでつながっていることが分かりました。amadank / PIXTA(ピクスタ)これだけスマートフォンが普及している現代、SNSでつながることは珍しいことではありません。しかし、気になるのはその”連絡頻度”。アンケートを見てみると、”月に1回程度”がトップの32%、次いで、“週に1回程度”が22.8%、”半月に1回程度”が21.5%という結果となりました。これらを合計すると、既婚女性の7割以上が月1回以上はSNSで義父母と連絡を取り合っていることになります。しげぱぱ / PIXTA(ピクスタ)電話をかけるよりも、メッセージアプリなどSNSで連絡を取り合うことは、それほどハードルが高くはないため気軽に連絡をすることが可能です。孫の写真付きで連絡をすると間違いなく喜んでもらえますし、SNSは義父母との距離をグッと縮めてくれるツールとして大いに活用できる、と筆者は感じています。shimi / PIXTA(ピクスタ)え義父母との関係の「良好」の秘訣は、SNSにもありそうですね。■ 義父母が一番喜ぶのは、はやり顔を見せること、そして贈り物義実家との関係。親密すぎるもの疲れてしまいますが、「良好」であることに越したことはありません。義父母との関係に一役買っている、SNS。でも、その手軽さゆえにSNSに頼りすぎるのも寂しい気がします。義父母が一番喜ぶのはやはり「顔を見せること」。ふじよ / PIXTA(ピクスタ)しかし遠方でなかなか難しい場合は「手紙や贈り物」をされてみるのもいいと思います。Rhetorica / PIXTA(ピクスタ)年間を通して、父の日、母の日、誕生日、敬老の日など感謝を伝えるタイミングはたくさんありますよね。贈り物をすることで「贈り物届いたよ、ありがとう」の電話をいただけたりするので、必然的に電話で話す機会は増えるはずです。bino / PIXTA(ピクスタ)そして関係性でモヤモヤする前に、「自分がどの程度の距離感で義父母と関わりたいか」考えてみることも大切。こればっかりは何年か関わらないと分からないことですし、時と共に変化するものではありますが、例えば「帰省の際、義実家に滞在するなら○日が限界!」ですとか、「SNSに子どもの写真を勝手に使われるのは嫌!」など挙げてみるのもいいかもしれません。もちろん直接言いにくいことばかりなので、これらを夫に伝えてみるのもアリ!mits / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?義父母との良好な関係を保つには、まずは夫婦円満がカギとなりそう。普段から夫婦間のコミュニケーションを大切にしていかなければなりませんね。【参考】※既婚女性の2人に1人が義父母とSNSでつながっている!7割以上が“月に1回以上”SNSで連絡をとっていることが判明~パートナーとして紹介したら両親が喜びそうな男性俳優ランキング 1位:竹内涼真~
2018年08月05日「面白い」「感動する」と感じるテレビや映画がいつも違う。インドアとアウトドアで趣味も違う。のんびりとせっかちで性格も真逆…。何かと合わない夫との結婚生活に、「このままで大丈夫かな…」と不安を感じていませんか? この先、夫とずっと一緒にやっていけるのか、心配になる妻は少なくありません。「何かと気が合うこと」は結婚においてどのくらい大切なのでしょうか? 今回は結婚生活を続けていくための「心構え」について考えていきます。■「夫と合わない」ことが気になるのはどうして?夫と合わないと感じるのはどんな時でしょうか。食事の好みが違う、旅行先での時間の使い方が違う、笑いのツボが違う…などなど、逆に合うところを見つけるほうが難しいという人も少なくありません。もし、夫と合うものが多ければ、夫といる時間をもっと楽しめるのではないか? という気持ちがどこかにあるのでしょう。夫と合わないことを不安に思うのはきっと「一緒に楽しめるものが少なくてさみしい」という気持ちがあるからかもしれません。もうひとつ、一番近い存在である夫からの言葉で、「自分を否定された」と感じる場合があるからでしょう。例えば、自分が好きなものについて「俺は好きじゃないな」と夫に言われたと想像します。それは単なる好みの違いですが、その言葉に自分を否定されたと感じる人もいるのです。好みが合わない=自分を批判をされているような気持ちになるかもしれませんが、必ずしもそうとはいえません。夫はあなたの好きなこと(もの)に対して好き嫌いを伝えただけで、それはあなた自身に向けられた言葉ではないからです。■「夫と合わない」は結婚生活を危うくする?では実際、夫と合わないことは、結婚生活を危うくするのでしょうか? 結婚式の誓いを思い出してみてください。汝(なんじ)健やかなる時も、病める時も、喜びの時も、悲しみの時も、富める時も、貧しい時も、これを愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?※日本語訳の違いにより、多少の言い回しが異なる場合があります。このなかに「お互いの好みを合わせるべし」という言葉はありませんね。夫婦であっても、2人は他人。合わないことはある意味、当たり前のことなのです。夫と好みや趣味が合うことで、結婚生活がより楽しく感じることはあるかもしれませんが、だから夫婦仲が良いとは限りません。一方、夫婦でなにからなにまで正反対だから、結婚生活もうまくいっていないかといえば、そうともいえませんよね。あなたの周りにも、性格から趣味、生活スタイルまで真逆なのに、仲良しな夫婦はいるはずです。夫と合わないことが結婚生活を危うくするのでは? 好みが合っていたほうがうまくいくのでは? という考えは、もしかしたら、あなたの思い込みなのかもしれません。■結婚生活で大事なのは「好きなもの」より「嫌いなもの」実は、夫婦関係で大切なのは、「好きなもの」ではなく「嫌いなもの」。夫となにもかも合わなさすぎて、たまに不安になってしまう人もいるでしょうが、「好きなもの」が違っても「嫌いなもの」が同じなら良いのです。例えば、夫は野球観戦が大好きだけれど、自分はサッカーのほうが面白い。好きなスポーツは違うけれど、互いに共通しているのは「試合に熱くならない人なんて信じられない!」という気持ち。このように嫌いなもの、苦手なものが同じであれば、夫婦生活に深刻な問題が生じる可能性は低いといえるでしょう。それに、あなたが「夫と合わない」と感じているということは、ある意味、夫の好みを認めているということでもあります。好みが合わなくても「互いに干渉しない」というスタンスをもって、互いを認め合っているということです。もし、夫もしくは妻が「私の好きなものは、妻(夫)も好きなはず」と思い込んで行動し、一方を無理やり付き合わせているとしたら、そのほうが問題です。それぞれの好みを認め、自由にのびのびとやらせてくれている=自分を大切にしてくれているということではないでしょうか。それに、夫婦で生活している中で、好みが合う・合わないというのは、実はほんの一部であって、すべてではありません。例えば、子どものことを相談するとすぐに解決策をたててくれる、自分の両親にさりげない気配りをしてくれるなど、毎日、目にしている夫の行動や言動を尊敬できたり、信頼できたりするところはありませんか? こうした相手の美点を意識することが、より良い夫婦関係作りには大切でしょう。「夫と合わない」ことが気になる人も多いでしょうが、長い長い結婚生活では、無理に互いを合わせる必要はありません。それぞれを認め、快適な距離感を探していくことが、より良い夫婦関係を続けていく秘訣といえるでしょう。
2018年08月04日夫婦の寝室は、仲が悪いから別室にするとは限りません。別室でも仲良しのカップルはたくさんいます。大事なことは快適な生活ができることです。今回は、ドイツ人カップルの別室の例とスペイン人と日本人(私)カップルの同室の例を紹介します。■ ドイツ人夫婦の場合:別室だけどお揃いのベッドカバー!こちらはドイツ人夫婦の夫のお部屋。階段を本棚として使っています。こちらは妻のお部屋。同じベッドカバーですが、壁に明るい色調のカーテンを下げて明るい感じにしています。彼女の寝室には小部屋に通じる階段があります。これが小部屋。細長くて狭い部屋ですが、机があってちょっとした作業をするときに集中できます。机の上には、古いミシンと裁縫箱、そして読みかけの本。ここに住むドイツ人夫婦はとても仲が良く、いつも一緒です。でも、たまには1人でいたいときがありますよね。そんなときに1人で過ごせる場所が必要です。長く一緒にいる、とくに夫が退職して家にいる時間が長くなった場合には、1人でいられる空間作りが関係をよくしていきます。■ 日本人夫婦の場合:寝室は一緒でも自分のコーナーは確保下手ですが、筆者夫婦の寝室の間取りを紹介します。夫婦の寝室は屋根裏部屋にあり、真ん中に階段、そしてバスルームがあります。壁のないオープンスペースなのですが、いきなり息子たちがやってくることが多いので、階段にフタを作るべきだったと後で気付きました。バスルームの壁を使って夫と私のそれぞれの机を置いて自分のコーナーにしています。写真で見ると、屋根裏というのがはっきりします。屋根裏は、夏になると少々暑くなるので、子ども部屋にする人も多いようですが、やはり窓からの風景もいいので夫婦の部屋にしました。ベッドの幅は160センチのダブルベッドで、夫婦と犬2匹が一緒に寝ます。右にある木製の扉は私のクローゼットです。ベッドから見た部屋の感じ。妻(私)のコーナー。真ん中に見える扉がバスルームの入り口。奥に見える木の扉は夫のクローゼット。夫のコーナー。ステレオと暖炉があってちょっと不公平?共同で執筆や翻訳をすることもあるので、壁を挟んですぐそばにいるといろいろと便利です。ただし夫が昼寝をすると、ベッドが私のコーナーの横なので、いびきが聞こえてきます。こちらは夫婦の居間。家族の居間とは別に確保しています。私たちには3人子どもがいますが、基本的には子どもたちは特別なときに「招待」するというようにしています。■ 同室でも別室でも、それぞれの時間を持てる空間があればいいGraphs / PIXTA(ピクスタ)夫婦別室と同室のそれぞれの例を紹介しました。maruco / PIXTA(ピクスタ)どちらが良い悪いではなく、自分のコーナーがあって、ひとりの時間も快適に過ごせることが大切かなと思います。
2018年07月31日周りからは「仲良し夫婦」と思われているけれど、家のなかでは会話のない冷め切った関係。「仮面夫婦」を続けているという人はどのくらいいるのでしょうか。本当は、こんな関係から抜け出したい。冷え切った関係をどうにか良くしたいと願っているとしたら…。今回は、仮面夫婦から抜け出すために今日からできることを考えていきましょう。■仮面夫婦「あなたはどっちのタイプ?」2つの心理状態仮面夫婦となっている夫と妻の心理状態はどうなっているのでしょうか?仮面夫婦の場合、互いが互いを夫でも妻でもない「同居人」とみなしている場合が多く、大きく分けると次の2つに分けることができます。仮面夫婦タイプ1:妻、あるいは夫だけが冷めている過去に浮気をされた、育児を手伝ってくれなかったといった本人には見過ごすことのできない決定的な要因があって、どちらか一方だけが冷め切っている状態の夫婦。仮面夫婦タイプ2:夫婦2人とも冷めているまったく嫌いというわけではないけれど、いてもいなくても変わらない。互いの世界を持ちすぎているので一緒に行動することがない。この人じゃなくてもいいのでは? と思っているけれど、積極的に離婚する気もさらさらない状態の夫婦。■仮面夫婦「愛情を戻すことはできる?」冷め切った関係に愛情を取り戻すことはできるのでしょうか? 先に結論をお話すると「できます」。けれど、夫婦互いが避けている期間が長ければ長いほど、元に戻すのにも時間がかかると覚悟してください。例えば、3年間ずっと仮面夫婦を演じていたなら、愛情を取り戻すにも3年相当の時間がかかると思っていましょう。またタイプ1の「妻、あるいは夫だけが冷めている」ケースは、修復期間の長さに加えて、仮面夫婦の状態を引き起こす原因となった出来事を許せるかどうか? を考えることも大事になってくるでしょう。■仮面夫婦から抜け出すには? 妻、あるいは夫だけが冷めている場合では、どうやって愛情を取り戻せば良いのでしょうか。その方法について、前述したタイプ別に考えていきましょう。まずは、「妻、あるいは夫だけが冷めている場合」からご紹介します。仮面夫婦タイプ1:妻、あるいは夫だけが冷めている場合タイプ1の場合、仮面夫婦になったキッカケというものがあるはずです。冷え切った関係から抜け出すための一歩は「その時と今はまったく別の状態」と意識することです。例えば、子育てに対する不満がきっかけでぶつかりあってしまい、今は仮面夫婦になっているとします。関係を修復したいけれど、また前のように言い合いになってしまいそう…。そんな不安があるかもしれませんね。でも「その時の夫と、今の夫は違う」ととらえてみてください。ものすごくムカついたし相手の態度にも納得できなかったけれど「今、目の前にいる夫は、その時の夫ではない」と考えてみましょう。自分自身も当時は子育てにいっぱいいっぱいで余裕がなかったけれど、今も「その時とまったく同じ」というわけではないですよね。その話題に「今」ふれたとして、当時と同じような言い合いになるものでしょうか。過去の2人は過去の2人であって、今の2人ではありません。これからの未来に目を向け「今からもう1度新しい関係をつくる」ととらえてみる。そうすることで、新しい関係を築ける可能性が出てくるはずです。■仮面夫婦から抜け出すには? 夫婦2人とも冷めている場合続いて、「夫婦2人とも冷めている場合」を考えていきましょう。仮面夫婦タイプ2:夫婦2人とも冷めている場合嫌いではないけれど一緒にいる意味がないと感じ、仮面夫婦になっているタイプ2の場合は「相手の良いところを見つける努力」をしてみる方法が効果的です。この関係はいわゆるマンネリだけれども、面倒に感じない心地の良い関係ですよね。けれど面倒ではないということが「愛情がある」というわけではありません。愛情を取り戻すには過去にさかのぼってみる必要があります。例えば、おしゃべりが楽しくて、いつも一緒だった新婚時代(交際当初)を振り返ってみます。夫を好きになったきっかけや2人で楽しく過ごした日々など良かった時代を思い出してみましょう。これは「相手の良いところ」を再認識していく作業です。この作業を続けていると「ああ、こんなところが好きだったな」「こういうところが尊敬できると思った」など忘れていた感情がよみがえってきます。そうした感情の変化は、夫婦2人の間に変化をもたらしてくれるでしょう。ちなみに、夫だけが冷めている場合も同様です。昔通った場所やお店の名前を出して懐かしんでみたり、昔の写真を見えるところに置いておいたりして、夫にあの頃の2人を思い出してもらうと良いかもしれません。タイプ1は、過去ではなく未来を見る。タイプ2は、過去を振り返る。時間軸を変えて見つめなおす作業が、仮面夫婦から抜け出すきっかけとなってくれるでしょう。■仮面夫婦「離婚とならないために」今日からできる5つのこと仮面夫婦から抜け出すために、これから意識してやってみてほしいことをご紹介します。これらは片方だけが冷めている場合と夫婦2人とも冷めている場合、どちらのタイプにも共通しています。1.相手に笑顔を見せる冷めた夫婦に笑顔はありません。笑顔がないものに愛情やあたたかい気持ちを持つことはできないので、意識して笑顔で接するようにしましょう。2.会話する冷めた夫婦はあいさつ以外、会話がありません。まずはYes、Noで始まる簡単な会話から始めてみましょう。どちらかが動かないと何も始まりません。3.さりげなく気配りをする例えば、夫がお風呂に入った時、新しいタオルを用意してあげましょう。そうすることで相手をじわっとあたたかい気持ちにさせることができます。4.記念日をお祝いする今までは何もしてこなかった1日を、意味のある特別な1日にします。誕生日や結婚記念日をお祝いしましょう。5.どちらかの実家に一緒に行く相手のルーツを再認識し、両親の前で相手をほめてみましょう。両親に認められるのは気持ちが良いことです。また自分はこの一家の一員なんだという認識を強めることもできます。冷えた関係を変えたいと願うなら、ぜひご紹介したような行動を実践してみてください。今日やったからといって明日すぐに変わるものではないけれど、冷えた2人の空気に火起こしをして、少しずつあたためていく…。そんなイメージを持つと良いですね。まずは一歩を踏み出すことが大切だと思います。
2018年07月31日忙しい毎日を送るからこそ、帰って来たくなる食卓がある。元々好みも性格も異なるはずの二人が、同じように食べて暮らすのだ。キッチンや食卓には夫婦のカタチが浮きぼりになるはず。今回は結婚13年目でお子さん二人、共働き家庭としてはすでにベテランの櫻井さん宅へ。Yさん・愛さんの場合2004年 9月に結婚。現在、Yさんは外資系企業の専門職として、愛さんは新聞社で政治部デスクとして活躍。小6、小2の2人の男の子の4人家族。多忙な二人と家族を繫ぐ“ 一生もの ” アイランドキッチンご主人のYさんは専門職として外資系企業に、奥さまの愛さんは新聞社に勤務。しかも愛さん、政治部デスクだなんてカッコいい!それにしても、二人揃ってこれほど多忙なご夫婦もそうはいない。食事の支度などはどうしているんですか?愛さん:「私が遅めの出社時間のため朝はわりと余裕があるので、朝食の後にすぐ夕食の支度もして、温めてすぐ食べられるように準備しておきます。……と、言えるのが理想かな(笑)」Yさん:「どうやら今日は夕食ないらしい、という時は、僕が。そんなに手の込んだものではないですが、まあひと通りのことはできるので。子どもたちも文句は言わないし、好き嫌いもそんなにないし。あ、下の子は最近かぼちゃが苦手になったかな」お忙しいのに、ちゃんと作ってるんですね、凄い!それに自分の子どもが何を好きで何が嫌いか、知らないお父さんもけっこう多いと思うんです。愛さん:「家事の分担もなんとなくはあるけど、正直、そこまで考えていないですね。常に待ったなしの状況なので、その時できる方がやる感じ。おかげでロボット掃除機に特大の食洗機と、全自動の家電はひと通りありますよ」夜、お二人が帰宅するまでの子どもたちの面倒は、学童保育と週3回・20時までのシッターさんでなんとか回しているそう。シッターさんがいない日はYさんが早めに帰宅されるそうですが、実はYさん、数年前に転職して現在の職場に。その際、生活や家庭を尊重することに比較的理解のある外資系企業を選んだのも、“きちんと家庭を守りたい” という気持ちからだとか。Yさん:「産休から復帰後、しばらくは彼女もスローペースで仕事をしていたし、僕も家事はできることからどんどんやるようにしていたんですが、徐々に彼女の仕事が忙しくなると、それでは追いつかなくなってしまって。このままじゃ家の中が破綻する、と思ったのは大きかったかな。もちろん、それだけが理由ではないですけどね」現在の素晴らしい協力態勢も、13年の歴史あってのものなんですね。それを象徴するのが、ドイツのキッチンメーカー、ポーゲンポール社製のアイランドキッチン。6年前に現在のお家へ引っ越す際、キッチンだけはかなりこだわったんだそうです。愛さん:「彼も使うことを考えてシンクや作業台の位置を高めにしたり、双方の希望を入れて作りました。それにポーゲンポールは作り付けではないので、もしまた引っ越すことになっても次の家に持っていけるんですよ。まさに一生ものですね」Yさん:「調味料などは、二人ともあれこれ試すのが好きなので結構揃っていますね。あと普段の買い物は彼女だけど、包丁を研ぐのとツール類を買うのは僕かな。必要に迫られつつも、基本は楽しんでやれていますよ」最近は、上のお子さんが学校の調理実習をきっかけに朝食の支度などすすんでやってくれるのだそう。忙しいなか協力して家事をこなし、パパが日常的にキッチンに立つ姿は、お子さんたちにもとってもいい影響を与えているのではないでしょうか。愛さん:「確かに、うちはジェンダー的な家事分担はまったくないので、その点は息子2人にはいい教育になっているかもしれないですね。男だって家事をやるのが当然、という風に育ってくれれば、将来の奥さんにも面倒かけずに済みますし(笑)」Yさん:「以前、上の子に手紙をもらったことがあるんですが、書いてあった言葉が、僕には “いつも料理ありがとう” で、彼女には “あまり仕事しすぎないでね” でしたからね(笑)」PROFILESHIORI料理家。料理教室を主宰しながら、TVや雑誌などで幅広く活躍。近著に『SHIORIの旅するおうちごはん』(マガジンハウス)。Photo:Masaru FuruyaText:Megumi Yamazaki
2018年07月18日忙しい毎日を送るからこそ、帰って来たくなる食卓がある。元々好みも性格も異なるはずの二人が、同じように食べて暮らすのだ。キッチンや食卓には夫婦のカタチが浮きぼりになるはず。キッチンや食卓からその家のライフスタイルを探るこの連載、ご夫婦にお子さん1人のおうちが続いたところで、今回は新婚の首藤さんご夫婦を訪問。首藤綾子・浩文夫妻の場合もうすぐ挙式予定の仲良しなお二人。浩文さんは総合電機メーカーに研究者として勤務。綾子さんはコスメブランド「イプサ」でPRを担当。3年の交際を経て2016年12月に入籍。お二人での生活歴は2年ほど。楽しみと感謝が支える全働き女子理想の “夫ごはん”うかがったところによると、ご主人は大の料理好きなんだそうですね!浩文さん:「そうですね、夕食は毎日僕が作っています。仕事帰りに買い物してから取りかかるので、そんな手の込んだものはできませんけど」綾子さん:「いつも私の方が帰りが遅いので……。私が作るのは週末と、あとは早く帰れた時に途中から手伝ったりするくらいです。朝は、二人で一緒に作って一緒に食べるのがなんとなく決まりになっていますね」朝はいつも一緒に、なんて、新婚ってこんな感じですよね〜。素敵です!それにしても、毎日仕事から帰ってきた後に、さらに買い物までしてくれるとはすごい。働く女性にとってはまさに理想の旦那様ですよね。作るのはどんなメニューが多いですか?浩文さん:「ごはんはまとめて炊いたのを冷凍してあるので、それにおかずを2〜3品ですね。でもそのうちの1品はいつも本当に簡単ですよ、冷や奴とか(笑)。料理本のレシピを参考にしながら、その日の献立を考えている時が一番好きなんです」世の中の主婦はみんな、それが一番面倒なのに……。実は浩文さん、家電メーカーで磁石の研究をしている、いわゆる理系男子。お話を聞けば聞くほど、料理を理系的な思考で捉えているのが分かりました。浩文さん:「残っている食材を今日の献立にどう使うかとか、完成までのタイムスケジュールを立てていかに効率よく作れるかを考えるのが、頭の中でパズルを組み立てているみたいで楽しいんですよね。あとは栄養面もちゃんと考えていますよ。僕、ちょっと健康マニアなところがあるので」綾子さん:「健康への意識が高いご両親のもとで育ったのもあって、栄養の知識もちゃんと持っているんですよ。食べ物の話をしていて、たまに家庭科の授業で使う食品成分表が出てくることがあります(笑)」ごはんの写真を見せてもらうと、野菜のグリルや焼き魚といったヘルシーなメニューが。よく作る具沢山の味噌汁も、顆粒だしは使わず、いりこと昆布からきちんと取るというからすごいです。さらに浩文さんは食事だけでなく、フットサルやランニングなどの運動もしているそうで、本当に健康的!浩文さん:「でも、僕にとってはランニングも料理も似てるというか。作っている間、頭の中が無になる感じがいいんです。逆に、出張で1週間くらい料理しないと辛くなってきますね。ずっと仕事のこと考えちゃうので」たしかに “料理は気分転換のため” って人、多いですよね。二人そろってお休みの週末も、外食はあまりしないのだとか。「家の近くにお店がたくさんあるので、前を通るたびに今度行こうねとは言うんですけど、全然行ってないですね(笑)。結局いつも、家でゆっくりしたくて」と、浩文さん。食事の支度を義務ではなく、楽しさや心地よさを見つけてそれを目的にこなしてしまうのは、仕事が忙しい人にほど有効で賢い方法かもしれません。最後に、ご主人に何かリクエストはありますか?と訊くと「ないですないです!本当に、いつもありがとうとしか」と、綾子さん。ご主人はもちろんだけど奥様もすごい、二人ともえらいなあ、と、感心してしまいました。だってもしこれが私だったら “ここはもっとこうした方がいいんじゃない!?” とか “こうしてくれると嬉しい” とか、絶対いろいろ注文つけちゃう(笑)。作ってくれた人への感謝の気持ちは、本当に大事ですね!PROFILESHIORI料理家。料理教室を主宰しながら、TVや雑誌などで幅広く活躍。近著に『SHIORIの旅するおうちごはん』(マガジンハウス)。Photo:Masaru FuruyaText:Megumi Yamazaki
2018年07月11日毎日やらなくてはいけない家事って、本当に面倒ですね。時間に追われているときはさらにイライラが高まり、ときには家事分担をめぐって夫婦間で火花が飛び散ることも。夫婦の“家事シェア”の実態を追うと、意外なことが明らかになりました!家事シェアのバランスを左右する「名もなき家事」の正体とは?■ 「妻が7割以上の家事負担」という家庭は83.7%!夫婦間で協力体制を築き、うまく家事を回すことができると、上手に家事の負担を減らすことができます。しかし、家事を夫婦でバランスよく分担できている家庭は少なそうです。大和ハウス工業株式会社が30代~40代の既婚男女9,700人に行ったアンケート調査をみてみましょう。「妻が7割以上の家事を負担している家庭」は、全体で83.7%にものぼりました。これを男女別に見ると、夫側は76.1%、妻側は91.3%という結果に……。全体の数値と男女別の数値を比較すると、家事の負担をめぐり、夫婦間で認識に大きなズレが生じているのが分かります。どうして、このようなズレが生じてしまったのでしょうか。そもそも家事は「炊事」「洗濯」「掃除」などだけではありません。saki / PIXTA(ピクスタ)このほかに、「献立を考える」「なくなった消耗品をチェックして購入する」「製氷機に水を入れる」「クリーニング店に服を出し(取り)に行く」など、「名もなき家事」がたくさんあるのです。ふじよ / PIXTA(ピクスタ)夫婦間の家事負担についての認識のズレは、こうした「名もなき家事」への認識不足が、理由のひとつなのかもしれません。■ 夫婦間の家事問題は夫が「1割の家事シェア率」を増やせば解決!?現状は妻側に家事の負担が重くのしかかっているようですが、「理想」はどうなのでしょうか。「理想の家事負担率」について尋ねると、「夫4割:妻6割」と「夫5割:妻5割」の割り合いの合計が、夫側で44.1%、妻側で31.1%という結果に。「もっと家事シェアをしければいけない」という気持ちは、妻よりも夫の方が強いようです。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)家事シェアをできていない現状に、もしかすると夫側は後ろめたさを感じているのかも……!?ここで、「現状」と「理想」の家事負担率の割合を、平均で割り出し、改めて整理してみましょう。すると、夫側からみた家事シェア比率平均は 、現実が「夫 2.5割:妻 7.5割」、理想が「夫 3.3割:妻 6.7割」でした。妻側の方は現実が「夫 1.4割:妻 8.6割」、理想が「夫 3.0割:妻 7.0割」となっています。理想に近づくには、夫側の家事負担の割合を「プラス1割」にするのが目安になりそうです。■ 家事シェアに満足している家庭は幸福度も高い!調査では、家事シェアができている夫婦(家事シェア夫婦)は、家事シェアができていない夫婦(非家事シェア夫婦)より、夫婦関係や子育てに対する満足度が高いことも分かりました。nonpii / PIXTA(ピクスタ)家事シェア夫婦は、相手のことを「何でも分かち合う存在」「人生を一緒に楽しむ存在」「家族を支えてくれる存在」と認識する数値が高く、互いの存在を尊重している傾向がみられます。また、家事シェア夫婦が語った「家事シェアする理由」は、「共働きだから当然」「相手任せという考え方は嫌」「支え合うことで夫婦円満になる」というものでした。photomai / PIXTA(ピクスタ)一方、非家事シェア夫婦は、妻から見て「子どものためだけにいる存在」や「配偶者はいなくてもいい」というスコアが高くなる傾向に。また、非家事シェア夫婦に聞いた「家事シェアできない理由」では、「自分でやった方が早い」「夫の家事スキルが低い」「夫婦で家事のやり方が違う」などの意見が出ていました。いかがでしたか?家事は生活のベースになるものです。「家事を押し付け合う」「家事シェアの協力体制を築く」のどちらを選択するかで、家族の形や夫婦の信頼関係が大きく変わるのかもしれませんね。【参考】※あと1割の家事シェアで、家族の絆が深まる!?“名もなき家事”はこれで解決?!30代~40代の既婚者9700人に調査
2018年07月05日「ワンオペ」や「家事シェア」など、育児や家事における夫婦の役割分担が話題になることが多い昨今。夫婦間の家事への認識の違いがよくわかる(?)調査を発見しました。妻も夫も「やりたい家事」はほぼ一緒!?その調査は、ライオン株式会社が6月21日に発表した「夫婦の家事に関する調査」(対象:全国の、結婚して共働きしている30代~40代の男女各250名、計500名)というもの。まずは、妻が夫にしてほしい家事について見ていきましょう。【夫にしてほしい家事ランキング】(N=250)1位:ゴミ捨て…69.6%2位:風呂掃除…64.8%3位:食器洗い…40.8%一方、夫がしたい家事は?【夫がしたい家事ランキング】(N=250)1位:ゴミ捨て…56.4%2位:洗濯…45.2%3位:日用品などの買い出し…40.0%「ゴミ捨て」は、両ランキングで1位を獲得し、共通しているのですが、そのほかはズレがあるよう…。むしろ、「妻が自分でやりたい」と感じている家事とかぶってしまっているようなのです。【妻が自分でやりたい家事ランキング】(N=250)1位:日用品などの買い出し…46.0%2位:洗濯…41.2%3位:料理…37.6%妻は節約しながらなるべく安いものを買うなどしますが、夫はそれをしてくれないという理由で、「日用品などの買い出し」は、妻がもっとも自分でやりたい家事だと感じているよう。にもかかわらず、そんな妻の想いを知ってか知らずか多くの夫たちもやりたいと思っている様子。「洗濯」でも同様の現象が生じていて、夫婦間での家事への認識はやはり少々ズレがあるのかもしれません。夫の家事に「不満」を抱く妻は多いまた、夫の家事に不満を抱く妻もかなり多く、78.8%の妻は「不満がある」と回答しています。そうした気持ちが夫にも伝わっているのか、「Q.家事をしたくもないのに、『やろうか』などと、妻を気遣うフリをしたことがありますか」という問いに、51.6%が「ある」と回答。夫の家事に不満を抱いている妻が多いから、断られることをわかっていて言っているのでしょうか…?いずれにせよ、たしかに「やろうか」と一声かければ「家事に協力的である」ということは妻に伝えられそうですが…。自分でやりたいと思っている家事を夫もやりたいと思っていることに、マイナスの感情を抱くのも理解はできます。しかし、きっと夫もそれをわかっていながら「やろうか」と申し出てくれているはず。一度夫婦で家事分担についてお互いの意見をぶつけ合ってみれば、その認識のズレが解消されるかもしれませんよ。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年06月25日付き合い始めた日やプロポーズされた(した)日、パートナーの誕生日など、「夫婦の記念日」ってたくさんありますよね。なかでも「結婚記念日」は2人にとって格別な日。と、ここでひとつ疑問が浮上…。そもそも結婚記念日は入籍した日と結婚式を挙げた日、どちらなのでしょうか?「結婚記念日」の定義に迷う人は多い?気になって調べてみると、同様の疑問をもつ人は多いようで、とあるネット掲示板にも「結婚記念日とはいつを指すもの?」との投稿がありました。この投稿にはさまざまな回答が寄せられていて、どうやら「入籍日派」と「挙式日派」に分かれる様子。それぞれの言い分を見ていきましょう。「入籍日派」の意見「入籍日派」の意見として散見されたのは、「婚姻届を提出し、戸籍上の夫婦になる日だから」というもの。また「結婚式を挙げるだけで、正式な夫婦になれるわけではない」、「結婚式はまだ挙げていなかったが、職場で名乗る姓を変えたのは入籍した時」との意見もありました。また、それぞれ事情が異なるため、必ずしも結婚式を挙げるわけではありません。もし結婚式をした日が結婚記念日なら、式を挙げられなかった人たちは夫婦ではないのかとの指摘もあり、入籍した日が結婚記念日と捉える人もいるようです。「挙式日派」の意見一方、「結婚式をした日が結婚記念日だ」と考える人たちは、どんな理由があるのでしょうか?どうやら多くの人は、「結婚指輪」と関連付けて、「挙式日=結婚記念日」としている様子。というのも、結婚指輪に日付の刻印をするのは一般的ですよね。そしてその結婚指輪を交換する日は結婚式の日なので、結婚指輪に刻印する日付(=結婚記念日)も入籍日ではなく、挙式日にするということのよう。「婚姻届という書類を提出しただけでは結婚した実感が湧かなかったけど、結婚式をした時に実感が湧きだした」という人も少なくありません。また、結婚式と同日に披露宴を行うことが一般的なため、挙式日は親戚や友人など周囲の人たちにも「夫婦である」と認められる日との解釈もあり、戸籍や書類ではなく、“気持ち”的に夫婦になったことを実感する挙式日を結婚記念日にと考える人が多い印象です。なかには、「入籍記念日」と「結婚記念日」を分けて、あえて夫婦のイベントを増やしているという人もいて、「結婚記念日」の捉え方はさまざま。プロポーズされた日、入籍した日、結婚式を挙げた日…。自分たち夫婦が一番大切だと思う日が、結婚記念日ということかもしれませんね。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年05月19日基本的には毎日顔を合わせて一緒に生活している夫婦。だからこそ、相手の些細な行動が目に付いて“イライラ”を募らせてしまうこともありますよね。それを上手に解消できればいいのですが、ストレスがたまる一方だと…。パートナーを改善させられるのか?ネット掲示板などを見ていると、「夫(妻)が非常識でストレスがたまる。夫(妻)のダメな部分を改善させることはできるのか?」と、自分のパートナーに対する悩みを吐露する男女は、意外と多いもの。たとえば、「帰宅後に靴下をリビングに脱ぎっぱなしにする夫」や「料理はするけど片付けはしない妻」、「クチャクチャ音を立てながら食事をする夫」、「食材を余らせてダメにしがちな妻」など、挙げればきりがないほど。こういった愚痴ともいえるような悩みの投稿に対しては、ほぼ必ず、「うちの夫(妻)も同じだから、気持ちがすごくよくわかります!」と共感の声が集まります。でも、共感以外にも…。パートナーに改善を求めるより自分を変える?前述のような投稿に対して、よく見られるコメントが「自分が変わったほうが早い」というもの。相手の癖や習慣は簡単に変えられるものではないから、自分の意識を変えたほうがいいというもの。たとえば、前述の「帰宅後に靴下をリビングに脱ぎっぱなしにする夫」に対しては、「靴下は洗濯カゴに入れて!」と毎回注意するよりも、脱ぎっぱなしの靴下を見かけたら、自分で拾って洗濯カゴに入れてしまったほうが、結果としてストレスが少なくなる可能性があります。他にも、パートナーが入浴中にシャワーを出しっぱなしにしたり、入浴後の湯船が汚いというのはよくありますよね。ただ、こういったことも、シャワーヘッドを節水タイプに変えたり、入浴の順番を変えるだけで、悩みが解消されるかもしれません。パートナーの“イヤな部分”が目に付くと、どうしても相手に「改善してほしい」と願いがちですが、考え方を変えるともっと簡単な解決策が見つかることもあります。現在、パートナーに対して、何かしら悩みを抱えているなら、自分の意識を少し変えてみるのもいいのではないでしょうか。(文・山手チカコ/考務店)
2018年05月09日夫婦で一緒に寝ている人と、そうでない人。家庭によって、寝る時のスタイルは異なるもの。そんな「夫婦の睡眠」について、興味深いアンケート調査を発見したので紹介します。現在の「睡眠」に満足できている人は…3月14日、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社が「睡眠と『いびき』に関する悩み調査」(対象:全国20歳以上の男女2142人)を発表しました。同調査を見れば、睡眠に満足しているかどうかがわかりそう。Q.あなたは睡眠に満足していますか?・満足…39.7%・どちらともいえない…25.5%・不満足…34.7%はっきりと「満足している」と実感している人は、4割以下という結果に…。最近では、「睡眠負債」という言葉が話題になるなど、睡眠への関心は高まっています。しかしながら、「関心の高まり=満足度の向上」といったように、うまくはいかないようです。「一人」よりも「夫婦一緒」がいい?では、「一緒に寝る人別」の満足度はどうでしょう?一人で寝る人がいれば、夫婦で一緒に寝る人もいるけど、それによって何か差はあるものでしょうか?そう思い、調査結果を見進めていくと、どうやら夫婦で一緒に寝ている人は睡眠の満足度が高いらしいのです。Q.あなたは睡眠に満足していますか?(※「一人」「夫婦のみ」で寝ている人のうち、「満足」と回答した人の数値のみ)・一人…37.4%・夫婦のみ…48.5%上記の結果を見てわかるように、「夫婦のみ」(夫婦一緒)で寝ている人は、「一人」で寝ている人に比べ、10%以上も睡眠に満足している人が多いよう。また、夫婦で一緒に寝ている人のほうが「睡眠満足度が高い」というのは、反対に「不満足」と回答した人の数からも読み取れます。Q.あなたは睡眠に満足していますか?(※「一人」「夫婦のみ」で寝ている人のうち、「不満足」と回答した人の数値のみ)・一人…36.1%・夫婦のみ…30.8%そこまで大きな差ではないかもしれませんが、夫婦で一緒に寝ている人のほうが、「不満足」との回答も少なくなっています。なかには、誰かと一緒に寝るのは「いびき」や「寝言」などが気になってイヤだという人もいますが、もしかしたらそれ以上に“安心感”が得られるのかもしれませんね。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年04月22日結婚したときは、「なにをしても、されても許してしまうくらい」大好きだったはすなのに、一緒に生活していくことが当たり前になってしまうと、相手の嫌なところばかりが目につくようになったりするものです。ましてや、“一億総活躍”を掲げる現代では、お互いに仕事で忙しく、気持ちに余裕が持てないこともあるでしょう。一番そばにいる存在だからこそ、甘えてしまうというのも関係しているのでしょうけれども……。そこで今回は、パートナーに嫌気がさすことについて結婚生活5年以上の主婦さんたちにいろいろ伺ってみました。プラナ / PIXTA(ピクスタ)■ パートナーとの生活で嫌気がさすことは?実際にどのようなシチュエーションでパートナーに嫌気がさすのか?リアルな声の中から、以下の6つのポイントが出てきました。1.家事をやらないのが気に入らないプラナ / PIXTA(ピクスタ)「家事をやってとお願いすれば、ちょっとはやってくれますが……そうじゃない!まず、気づくところから始めて、そして最後まで責任をもってやりきってもらいたい」(34歳/フルタイム)2.生活リズムの違いから会話がないことEKAKI / PIXTA(ピクスタ)「夜勤の旦那と日勤の私。お互いに仕事の時間も違うし、忙しいから仕方ないんだけど、食べ終わったままになっている食器やグラスでしか相手の生存確認ができないのが嫌ですね」(35歳/フルタイム)3.服を脱ぎっぱなしにするpolkadot / PIXTA(ピクスタ)「脱いだ服を部屋から廊下にかけて脱ぎ散らかすことをやめてもらいたい」(30歳/専業主婦)4.一緒に子育てをしてほしいプラナ / PIXTA(ピクスタ)「休みの日になると、スマホばかりの旦那。せめて子どもを公園に連れていくとか、掃除をするとかしてほしいものです」(36歳/パート)5.洗濯物の畳み方が違うGraphs / PIXTA(ピクスタ)「洗濯物の畳み方ひとつで、引き出しの中に入る量が違ってきたりしますよね。ただ入れればいいってもんじゃないのに、いつまでたってもそれができないことに少しイライラしてしまいます」(32歳/パート)6.何かとすぐ文句を言うphotomai / PIXTA(ピクスタ)「食器がシンクに溜まっているとか、お弁当に嫌いなおかずが入っていたとか、なにかと文句をつけられるのが嫌。それなら気に入るように自分でやればいいのに……」(37歳/フルタイム)■ 家事を手伝ってあげることが、夫婦円満の一番の秘訣!nonpii / PIXTA(ピクスタ)ほかにも堂々とオナラやゲップをしないでほしい、なんていう意見もチラホラ見られました。会話がない(または減った)というのは、コミュニケーション不足を痛感してしまう出来事で、それに気づいたときには寂しく感じてしまうこともありそうです。そして、やはり多かったのは家事・育児についての不満。これについては、共感できる部分も多くあったのではないでしょうか。癖になってしまっていることを自分で気づいて改めるのはなかなか難しいものですが、なるべくなら夫婦円満で過ごしたいものですものね。
2018年04月17日「あなたはパートナーへの不満はありますか?」『夫や恋人への不満』に関するアンケート調査によると、実に約7割の女性がパートナーに対し不満を抱いていることが判明!いったい女性は、男性のどの部分に不満を持っているのかをご紹介します。男性の方は、要チェックです!EKAKI / PIXTA(ピクスタ)■ 妻が一番不満に思っていることは、「家事を手伝ってくれない」ことだった!その不満の要因を見てみると、「家事や育児を手伝ってくれない」という行動面「几帳面すぎる(細かい)、だらしない」という中々改善が難しそうな性格面プラナ / PIXTA(ピクスタ)さらに、今後の人生のために必ず解決しなければならないものも挙がっています。浪費癖酒癖が悪い不倫(していそう)さわだゆたか / PIXTA(ピクスタ)不満の要因をグラフで見てみるとちょっと重~く感じてしまいますが、女性たちはどのようにこの不満と付き合っているのでしょうか?■ 5人に1人は驚愕のプチ復讐も!妻たちの「不満解消法」とは?不満解消法のトップは”自分の好きなことをして忘れる”結婚して妻になり、母になると、女性は自分のために時間やお金を遣うことが少なくなります。プラナ / PIXTA(ピクスタ)洋服や化粧品を買いに行ったり、映画を見に行ったり、自分のために時間やお金を遣うことで、幸福を感じ、不満もスーッと軽くなりますよね。つむぎ / PIXTA(ピクスタ)さらに女性は、話を聞いてもらい共感してもらいたい生き物。解決策を考えるのは二の次で、周囲に話を聞いてもらうことで(ここでは愚痴かもしれませんが……)、短期的にスッキリするのは女性の得意技です。さて、こちらのグラフで見逃せないのが、”プチ復讐”をしている女性が5人に1人の割合でいること。次の日仕事なのに、深夜までパートナーに愚痴を言う入浴中のシャワーの温度を上げる……など、驚きのエピソードが!Ushico / PIXTA(ピクスタ)しかしこのプチ復讐、その場ではスッキリするけれど、その後のパートナーとの関係は”変わらない”が大多数……。つまり根本的な解決にはならず、パートナーはその不満に気付いてくれないようなんです。■ 解決しなくてもいい!夫はそういうものと思ってみるだけでもストレスがなくなるUshico / PIXTA(ピクスタ)結婚、出産を経て、男性と女性で大きく違う、と筆者が日々感じているのは”時間軸の違い”。妻は子どもや家族の時間軸に合わせて常に行動しているのに対し、夫は、自分の時間軸で行動する人が多いのではないでしょうか。例えば家族で外出する際。妻は、子どもが小さければ子どもの準備を手伝い、自分の準備は最後。この夫の時間軸を、妻と同じく家庭へ向けてくれたら解決の糸口は見えてきそうですが、なかなかそうはいきません。これが溜まって家事育児や性格面への不満へ発展していく……と筆者は感じています。Taka / PIXTA(ピクスタ)しかし筆者は”時間軸の違い”については、解決しなくてもいいのでは?と思うようにしています。妻が家にいる時間、子どもたちと接する時間の量からして夫の時間軸を動かすのはかなり難易度が高い!”諦め”ではなく”そういうもの”として捉え、どうしたら自分がちょっとでも不満が軽くなるかパートナーに伝えることで“気付いて”もらい、”一緒に”考えること、がここではカギ。家事育児、手伝ってほしいけど”それくらい察してほしい!”と妻が思っていても、多くの男性は”なぜ妻はいつも不機嫌なんだ?”と驚くほど鈍感。パートナーへの不満を解消するためには、自分一人で発散するのも、相手にぶつけるのもいいですが、一緒に解消法を探ってみる方法を試してみてはいかがでしょうか?いかがでしたか?多くの妻が抱えるパートナーへの不満。でもちょっと待って!夫も妻への不満もきっとあるはず。不満解決へ向けて”一緒に考えてみる”ことで、自分(妻)の行動の”気付き”も見えてくるかもしれませんね。【参考】※5人に1人は“プチ復讐”を実践! 夫・恋人への不満1位は「家事への協力がない」こと
2018年04月05日結婚し子どもが生まれると、だんだんと夫婦というよりも運命共同体、戦友といった意識が芽生え始めてきて…。昔のように仲良くすることに何だか違和感を抱くことはありませんか?でも、日常のちょっとした工夫で夫婦仲を良くすることもできるそうです。そんなテクニックを集めました。その1 づんさん直伝のテクニックは家計簿!?家計の日々の出費をつけるだけの行為と思いきや、家計簿をつけることによって、無駄な出費を把握しやすくなり、不必要なケンカも避けられるそうです。いったい、その方法とは?▼続きはコチラ▼その2 あの部屋の作り方を変えるだけで夫婦仲を改善夫婦の聖域、それが寝室。夫婦の仲を良くするためには、意識的に行動を起こす必要があり、それは例えば寝室の演出だけでも効果が期待できるそう。恋人。夫婦仲相談所所長の三松真由美さんが教えてくれました。▼続きはコチラ▼妻が努力を!夫婦仲が良くなる【寝室作り5カ条】とは?その3実はもっと簡単?手をつなぐだけで夫婦仲を改善夫婦仲の改善のためにあれこれ工夫するよりも、とても簡単な方法があると三松さん。あるワーキングマザーAさんの実例を元に三松さんがアドバイスをくれました。▼続きはコチラ▼【実録】夫と手つないだら夫婦仲が再燃!新婚のようにラブラブに…その4やっぱりデートも夫婦仲改善に効果的だった!デートと言えば、付き合い始めた当初のイメージ。夫婦になってからデートをするのは少し恥ずかしいけれど、やっぱりスキンシップは効果絶大なのだとか。▼続きはコチラ▼まずはデートから!夫婦が再び愛し合うためにできることは?その5 言葉ひとつで大きく夫婦仲を改善具体的な行動を起こさなくとも、普段の立ち居振る舞いひとつで夫婦の仲を改善させることもできるそうです。それは、例えば“言葉”。特に効果的なのが、「そうだね」「そうだよね」など、「そ」の共感▼続きはコチラ▼今日から実践!夫との関係をどんどんよくする妻の言動とは?その6知っておくべき危ない境界線夫婦仲の改善のためにあれこれ色々なテクニックを知っておくなら、同時に絶対にやってはいけない行動や言動も見直して。夫との関係ぞどんどん悪化させてしまう妻の行動にはある共通点があるようです。▼続きはコチラ▼夫婦喧嘩で仲直りできる・離婚する境界線は?夫婦問題専門家に聞いた
2018年04月05日最近は、共働きの世帯が本当に増えてきましたよね。それに比べて、夫婦で家事を分担して行っているお宅はまだまだ少ないのではないでしょうか。お互いにストレスなく、旦那さまにも気持ちよく家事に参加してもらうための魔法の言葉とテクをご紹介します。夫からしてみれば「家事は女性がやって当たり前のもの、でも昔とは時代も違うし言われれば手伝うよ!」というスタンスなのかもしれません。現に私の夫も“気が向いたら手伝う”というスタンスです。仕事を持っている女性からみれば、言われなくても(こちらが指示を出さなくても)一緒にやってもらいたい、というのがホンネですよね。Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)■ 腰の重い夫を動かした魔法のコトバ&テク今回は筆者の知り合いの主婦さんたちにリサーチをかけて、夫の家事参加についてのリアルな声を集めてみました。A_Team / PIXTA(ピクスタ)1.「子どもが、“なんでパパはママと一緒にお仕事(家事)をしないの?大人なのに、パパはお仕事をしていない人なの?クビになったの?”と聞いてくれた。ナイスアシスト!(笑)」(32歳/専業主婦)2.「旦那は服を脱ぎ散らかすクセがあるので、行動導線上にランドリーボックスを置くようにしました。そうしたら何気なくそこに入れるようになって、溜まると自分で洗濯機をまわすようになっていきましたね」(30歳/フルタイム)Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)3.「はじめはバカバカしいと思いながらも、誰にでもわかるような優しい言葉で細かな指示を出しました。そのうちそれが習慣づいて、今では何も言わずとも自分の仕事だと思って淡々と家事をこなしていますよ」(35歳/パート)普段の言動に注意を向けて、自発的な行動を促すのがポイントです。“やらされている”&“やらせている”の関係を築いてしまうと、お互いにとってストレスとなるので、その点は気を付けたいところです。■ 具体的な目標設定がウケる場合も!4.「“10分間でこの部屋をキレイにしたいの”という感じで具体的に提案すると、タイムを競い合うゲームのような感覚でやりやすいようです。こちらから声掛けしなければならないのはちょっとイラッとするけど、やってもらったほうがラクですからね」(33歳/パート)プラナ / PIXTA(ピクスタ)5.「うちは“観たいテレビ番組が始まる前までに一緒に片付けちゃおう!ふたりならきっと間に合うよ”など、時間のリミットを設けるとやってもらいやすい」(35歳/パート)普段から営業成績などの目標設定をして働いている人や、この目標レベルに達すれば、目当てのモンスターが倒せる、などレベルアップが必要なゲームが好きな人には、家事も同じように具体的な目標を設定してあげると、分かりやすくて良いようです。node / PIXTA(ピクスタ)面倒くさいからやりたくないと思う人もいると思うので、その場合は短時間での制限をかけることも有効そうですよ。いかがでしたか?自分や、自分の夫に合いそうな方法を見つけて、ぜひ試してみてくださいね。
2018年03月29日結婚する前は「彼女と彼氏」ですが、結婚すると「妻と夫」になり、子どもを持つと「ママとパパ」になりますね。当たり前のことではありますが、そういったステップを踏むと、お互いの気持ちも恋人同士だったころのようなラブラブ気分からは遠ざかってしまいがち。そこでここでは、結婚後もラブラブ気分を保ち続けるためのコツをご紹介します。「パパ」「ママ」と呼び合うのをやめようまず、もっとも手軽で今すぐ始められる方法は、パートナーの呼び方を変えること。ママのなかには、夫のことを「パパ」と呼んでいる人も少なくないはず。ほかにも、「あなた」や「ねえ」「ちょっと」なんて可能性もありそうですが…。そういった呼び方だと、ラブラブ気分は薄れてしまいますよね。だからこそ相手を呼ぶときには、ちゃんと名前で呼ぶようにしましょう。もちろん夫からも「ママ」ではなく、自分の名前で呼んでもらえるようにすると◎。少し照れくさいですが、普段は「パパ」「ママ」と呼び合っているなら、これだけでも新鮮な気分になるはず。記念日やイベントをフル活用しよう次に気を付けたいことは、結婚記念日や誕生日などの記念日を必ずお祝いするようにしたり、バレンタインデーやクリスマスなどのイベントもできるだけ楽しむこと。恋人同士のころは、記念日やイベントを楽しんでいたけど、子どもを持ったら子ども優先で忘れてしまいがち…。クリスマスに子どもへのプレゼントを用意するなら、夫へのプレゼントも用意してみませんか。日常のスキンシップを大切にしよう結婚して出産し、子どもを持つと、ママの愛情は夫よりも子どもに集中して、夫への気持ちが冷めてしまう。なんて説もあり、事実、出産後に夫とのスキンシップが激減した人も少なくないはず。でも、それだとちょっと寂しいですよね。毎朝・毎晩「いってらっしゃい」や「おやすみなさい」のキスをしたり、外出時に手をつないでみたり、子どもが寝静まったあとに、夫に寄り添ってみたり。日常のなかにはスキンシップをとる方法がさまざまあるので、少しずつ取り入れるようにしましょう。家族みんなでお風呂に入ってみるのもおすすめですよ。他にも、親などが子どもを預かってくれるなら、夫婦二人だけで数時間だけでもデートに出かけることで、恋人同士だったころの感覚を思い出すきっかけになります。「最近、なんだかラブラブ不足だな」と感じるママは、ぜひお試しください。(文・山手チカコ/考務店)
2018年03月09日貯金が潤沢にあれば、住みたい家に住んで、毎日おいしいご飯を食べて、子どもを習い事に通わせて…と、家族みんなで思い通りの生活を送れて幸せかもしれません。では、もしもお金があまりなかったら…。夫婦関係に何か影響があるものでしょうか?世帯年収別に見た「離婚を考える」割合は?夫婦とお金の関係について調べていたところ、少し古いデータではあるもののちょっと気になるデータを発見。それは、MDRT日本会が2007年11月2日に、全国の30~40代の夫がサラリーマンの夫婦774名を対象に「世帯年収別」で実施したオンライン調査。そのなかで、「真剣に、妻・夫との離婚を考えたことはありますか?」と質問しており、「はい」と答えた割合は以下の通り。【男性】・300万円未満…34.9%・500~600万円未満…26.4%・800~1000万円未満…32.6%【女性】・300万円未満…38.8%・500~600万円未満…34.9%・800~1000万円未満…32.6%もっとも離婚を考えたことがないのは、男性の「500~600万円未満」の人になりますが、全体を見てみると、世帯年収が低いほど、離婚を真剣に考えたことがあるようです。この質問の結果だけを見ると、夫婦が円満でいるためにはある程度のお金が必要ということかもしれません。では、夫婦が幸せな生活を送るために必要な額は…?幸せの金額は585万円?同調査では、「幸せな夫婦関係を築くために、最低限必要な世帯年収は、いくらですか?」とも質問しており、結果を見てみると…。【男性】・300万円未満…422.05万円・500~600万円未満…543.57万円・800~1000万円未満…778.68万円【女性】・300万円未満…357.47万円・500~600万円未満…572.25万円・800~1000万円未満…839.53万円「やはり」ともいうべきか、現在の世帯年収に近しい金額を想像する人が多い様子。でも、男性の「300万円未満」では、実際の世帯年収と幸せな世帯年収では約120万円の差が生じる結果に…。ちなみに、全体の平均額は585万円。国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」(平成28年)によると、男性の平均年収は521万円(女性:238万円)なので、夫の収入だけでは585万円に達していないご家庭もあることでしょう。みなさんは、夫婦が幸せに暮らすためには何が必要だと思いますか?(文・山手チカコ/考務店)
2018年03月04日長く結婚生活を続けていると、パートナーと信頼関係が生まれて、「相手のことはなんでも知っている」と思えることも多いですよね。でも、人によっては、実はパートナーに秘密にしていることがある場合も…。結婚生活10年以上の40代夫婦の秘密割合は…2017年11月に、40歳からの男性向け化粧品ブランド「ルシード」を展開する株式会社マンダムが、夫婦ともに40代で結婚生活が10年以上の男女212名を対象に実施した「夫婦に関する意識調査」アンケートがあります。そのなかで、夫婦の秘密に関する質問をしており、「パートナーに秘密にしていることはありますか?」と尋ねたところ、結果は以下の通りに。【夫の回答】・ある…50.0%・ない…42.6%・答えたくない…7.4%【妻の回答】・ある…43.3%・ない…51.9%・答えたくない…4.8%パートナーに対して秘密にしていることがある人は、夫は50.0%、妻は43.3%となり、少しだけ夫のほうが多い結果になっています。「ある」と回答された人に対して、「秘密を色で例えると何色ですか?」と、質問すると…。【夫の回答】・白…16.7%・グレー…29.6%・黒…48.1%・わからない…5.6%【妻の回答】・白…17.8%・グレー…40.0%・黒…35.6%・わからない…6.7%色の補足をすると、「白=パートナーにバレてもOK」、「グレー=パートナーにバレると微妙」、「黒=パートナーにバレたらまずい」です。夫と妻、どちらも「白」の割合に大きな差はありませんが、グレーと黒は少し異なる様子。夫の「黒」の割合は48.1%で約半数の人は、妻にバレたらまずい秘密を持っているようです。一方で妻は、「黒」よりも「グレー」が多め。例えば、「パートナーが大切にしている趣味のものを壊してしまった(汚してしまった)」や「実はへそくりがある」、「パートナーに内緒で趣味にお金を使った」などは、夫婦関係に大ダメージを与えるかは微妙で、言うべきか悩みそうですよね。でも、「浮気をしている」や「莫大な借金を抱えている」などは、離婚になる可能性が高く、“パートナーにはバレたらまずい”と考える人もいるはず。「結婚記念日を祝うサプライズを企画している」などのようなポジティブな秘密であればいいけれど、「グレー」や「黒」の秘密をたくさん抱えて生活するのは、しんどいもの。人によって考え方は異なるので、“どんな秘密なら言っても大丈夫”と、一概に線引きできるものではありませんが、できるだけ秘密は持たないほうがいいかもしれませんね。(文・山手チカコ/考務店)
2018年02月18日■ナイロン素材<レザー素材のバッグで印象アップ仕立ての良いダークネイビーのスーツに白いドレスシャツを合わせて、ネクタイはスーツと同じくネイビーの小紋柄。足元には重厚感のあるダークブラウンの革靴。クラシカルでエグゼクティブな雰囲気を放つその男性が手にした鞄は……あれ?どうして黒いナイロンのバッグ?そこまでクラシカルにキマっているのに……!?*私、素敵な装いの男性を見ると興奮してしまう性分なのですが、鞄のせいでガッカリしてしまうことが結構あります。高級感がある装いなのになぜか鞄はナイロン素材のビジネスバッグ――そんな男性は意外と多いもの。今や世の中のビジネスマンの大半は、ナイロン素材のバッグを持っていると言っても過言ではありません。おそらく理由は、軽い・安い、そしてビジネススタイルのカジュアル化が挙げられます。普段から書類やPCなど荷物が多くて重たい方や、荷物が多く重たい日は、ナイロン素材でも仕方がないと思いますが、できるならエグゼクティブを目指す男性には、ひとつくらいレザー(本革)素材の鞄を持っていてほしいものです。レザー素材の鞄はドレッシーな高級感はもちろん、装いに重厚感も与えてくれます。靴と鞄の色を揃えれば統一感が生まれ、重厚感とともに堅実な印象になるのです。靴と同じで質の良いレザー素材の鞄であれば、革のエイジング(経年変化)を楽しみながら10年、20年と長期的に使うことができます。最初は硬いと感じても、使ううちに革が柔らかく馴染んでくるのでより使いやすくなります。これは天然素材の良いところですね。■スーツにリュックを背負うのはなぜダメだと言われるのか最近ときどき見かけるようになった、スーツにリュックを背負うビジネススタイル。遂にドラマの主人公がスーツにリュック姿で登場するなど、いろいろと話題を呼んでいますね。レザー素材で高級感を出した、スーツに合わせるビジネスリュックも商品化され始めています。一種の”流行”ではありますが、本来、スーツにドレスシャツ・革靴というドレススタイルにリュックを合わせるのはタブーとされています。これにはふたつ理由があります。まずひとつ目は、リュックのスポーティーさがドレスコードに代表する「相手のへ気遣い(礼節)を重んじる紳士の装い」にふさわしくないから。スーツのコラム(下記リンク)でもご説明した通り、装いを考える上で、「その装いは時間と場所をともにする相手を配慮しているか」という視点に立つことが何より重要です。スーツにリュックが相手に配慮された装いであるかというと……そうではありませんよね。また、外見的にも野暮ったくて非常に違和感があります。スーツという(フォーマルスタイルを除く)最もドレッシーなスタイルにリュックがふさわしくない1番の理由はここにあります。ふたつ目は、リュックを背負うとジャケットが型崩れしてしまうから。これはショルダーバッグにも言えることですね。スーツのジャケットは一見するとシンプルですが、実はとても複雑な作りになっていて、中には肩パッドや芯地などジャケットを立体的にするための素材が隠れています。リュックやショルダーバッグはジャケットに負荷がかかることでこれら素材を壊してしまい、さらには生地を傷ませてしまいます。せっかくの良いスーツもリュックによって台なしになるわけです。さらに、肩や背中にシワが寄るので外見的にもだらしがなく見えますね。ご自分でアイロンを当てられるならいいと思うのですが……。ここに、モノに対する考え方や扱い方が見えてくるのが、装いの面白くも怖いところ。あなたのパートナーの鞄はどうでしょうか。いま一度、パートナーと一緒に確認してみると良いかもしれません。
2018年02月17日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「夫婦別姓」です。先月、サイボウズの青野慶久社長らが「選択的夫婦別姓を認めないのは憲法違反だ」として、東京地裁に提訴したニュースが話題になりました。青野社長は結婚時に妻の姓にしたところ、株の名義変更などに多額のお金がかかり、飛行機やホテルの予約が本名でないとしてキャンセルされるなど、多くの不利益を実感したといいます。それは憲法の「夫婦の権利の平等」を侵害するものではないか。戸籍を持たない外国人と結婚した場合は夫婦別姓を選べるのに、日本人同士の婚姻ではどちらかの姓を選ばなければいけない。日本人同士でも同姓か別姓かを選択できるルールを作れないか、というのが青野社長の主張です。姓を変えた従業員に対し、雇う側の労力、コスト増についても言及していたのは新鮮でした。反対意見としては、子供の姓はどちらを選べばいいのか、混乱するのではないか。また、別姓を名乗れば家族としての一体感が失われるなどの声が上がっています。現在の戸籍制度ができたのは明治時代。名字は豊かさの象徴で、人々にとって憧れのものでした。家名を代々受け継いでいく家父長制は日本の伝統とされるようになったんですね。しかし、いまは核家族や離婚も増え、家族のあり方も多様化。離婚後300日以内に生まれた子供は自動的に前夫姓になるため、それを恐れて届け出をしない無戸籍児の問題なども起きています。マイナンバー制度など、個人を特定するシステムが完備されたら、もしかしたら戸籍は必要なくなるのか?それとも戸籍制度があるから、個人の証明や信用が保証されているのか。社会の変化に合わせて、改めて議論を重ねる必要はありそうですね。毎日新聞の2015年の世論調査によると、夫婦別姓を選べる制度に賛成は51%、反対の36%を上回っています。それでも現在、婚姻時に夫の姓を名乗る女性は96%と圧倒的多数です。妻の姓を名乗る男性の割合が半数くらいになったら、生活のなかの不具合は改善されるのかもしれません。「結婚したら当然夫の姓を名乗るもの」という意識から変えていくことが、大事なのかもしれませんね。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年2月21日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子
2018年02月17日「仮面夫婦」ってご存知ですか? 仮面夫婦とは、他人や子どもの前では仲の良い夫婦として振る舞っていながらも、実際は関係が冷え切った夫婦のこと。そうした夫婦にならないためにはどうしたらよいのでしょうか。一緒に考えてみましょう。 1. 仮面夫婦ってどんな夫婦?その特徴仮面夫婦がどんな夫婦なのか、実際に想像するのは難しいですよね。特徴をいくつかご紹介します。お互いに無関心相手がいつどこで何をしようと興味がない、一緒に何かをしようと思わないなど、お互いに無関心な状態です。お互いに自分中心自分が欲しいもの、やりたいことを優先させ、夫婦に困ったことが起きても解決しようとしないで逃げてしまうといったことも特徴です。家でのコミュニケーションがないふたりきりのときの会話は必要最低限。スケジュールのことや子どものことなど、生活に必要な事務連絡のみ。世間話をしたり一緒にテレビを見て笑い合うなどはしません。スキンシップもしない会話をしないのだから、当然触れ合ったりなどしません。セックスレスになることも多いでしょう。他に相手がいることも仮面夫婦を続ける中で「癒し」を求めるために、不倫をしているかたも中にはいるようです。関心がないために相手の不倫に気づかない、気づいても放置・黙認していることもあるのだとか。周りの人からはわからない外では夫婦円満を「演じている」ので、気づかない人も多いでしょう。子どもや親族にも仮面をつけて接しているパターンが多いため、他人からは仮面夫婦だと見抜けません。ただし、子どもにはバレている可能性大です。 2. 仮面夫婦はどうして別れないの?気になるのは「なぜ別れないのか」ですよね。夫婦関係が破綻しているのに、夫婦円満を演じてまで夫婦生活を続けることが不思議です。世間体や子どものため、金銭的問題といった理由が多いと思いますが、今回は「心理的な面」から別れない理由を探ってみます。愛情が残っている?片方もしくは両方に、わずかでも愛情が残っているのかもしれません。まだ離婚までとはいかない関係を保ちたい、より良くしたいと思っていて、きっかけがつかめないままずるずる仮面夫婦を続けているパターンもありそうです。さらに、ふたりでいるときは会話もスキンシップもないので、「相手が何を考えているのかわからない」状態が続きます。仮面夫婦から第一歩を踏み込む勇気はないし、相手のことを知りたがっている自分を認めないように、より厚い仮面を被ってしまうのかも。割り切っている?「夫婦はこんなもの」と割り切って、同居人がいる感覚で生活をしているのかもしれません。離婚に至る大きなきっかけがない限りは、仮面夫婦として生きていくほうが楽な人も中にはいるでしょう。意地になっている?仮面夫婦になるきっかけが、「相手の不倫」「セックスレス」など相手に不満がある場合、意地になって形だけの夫婦生活を続けている可能性も考えられます。特に不倫の場合は、別れないことで相手に罰を与えているのかもしれません。 3. 仮面夫婦にならないためのコミュニケーション悲しくて恐ろしい仮面夫婦ですが、一度そうなってしまえば、解消するのにかなりの時間と根気がいりそうです。仮面夫婦にならないよう、予防を行ったほうが良いでしょう。仮面夫婦にならないためのコミュニケーション術や予防法をご紹介します。スキンシップをたっぷりと夫婦の会話の時間を大切にするのはもちろんですが、「スキンシップ」も非常に重要です。日ごろから手をつないだり、抱きしめたりキスをしたりすることで、セックスレス予防にもつながります。また、スキンシップをすることでさまざまな物質が分泌され、ストレス緩和や幸福感の高まりなどの効果があります。夫婦にとって良いこと尽くしなので、積極的に取り入れていきましょう。> いってらっしゃいのキスで事故に遭わない?驚くべき効果とは> 夫婦のキス事情!キスがもたらす夫婦円満へのカギ夫婦で「一緒に」する運動やゲームなど、夫婦で一緒になにかに取り組んでみるのもおすすめです。共通の趣味ができることで話題も増えますし、それをしている夫婦はしていない夫婦に比べて「仲が良い」というのも、データとして出ているんですよ。身近にあることから一緒に行ってみましょう。> ダイエット効果も上がる?夫婦で運動すると良い理由> 40代が一番危険?いつまでもラブラブ夫婦でいられる方法喧嘩をしたら仲直りお互いの気持ちをぶつけ合うのも大切なことですが、必ず仲直りをするようにしましょう。仲直りの方法は人それぞれかもしれませんが、なによりも「お互いが納得する」ことが大切です。喧嘩と仲直りのルールを作って、お互いにそれを守るようにしましょう。> 【保存版】夫婦喧嘩の仲直りをするための5つの方法> 仲直りのきっかけは?わが家の夫婦喧嘩マイルール 仮面夫婦になるきっかけはさまざまあるでしょう。でも、なってしまったら修復は大変ですし、子どもにも悪影響を与えてしまいます。なによりせっかく愛し合って結婚をしたのに、形だけになってしまうのは悲しいことですよね。仮面夫婦にならないためにも、コミュニケーションやスキンシップは積極的に行うようにしましょう。喧嘩をしても相手を傷つけない、仲直りをするなどのルールを設けてくださいね。ずっと夫婦円満が続くよう意識して行動することが大切です。 参考:「仮面夫婦」を10年続けた人の苦悩と活路なぜか離婚しない・・・仮面夫婦の意味と心理的特徴
2018年02月15日明日2月14日はバレンタインデー。子どものころは「好きな人にチョコをあげて告白」なんてこともあったけど、大人になってから、特に結婚してからは、あまり盛大にやるものでもなくなってしまいますよね。ここで気になるのが、「夫婦のバレンタイン事情」。夫にバレンタインチョコをあげる女性(もしくは妻からもらう男性)はどれくらいいるのでしょう?バレンタインはもはや不要!?「夫婦のバレンタインの予定」の前に、そもそもみなさんは「バレンタイン」というイベント自体をどう思っているのでしょう?株式会社マクロミルが、2月5日に公開した「夫婦間におけるバレンタインに関する意識調査(対象:全国の20歳~69歳の既婚男女1030人)」によると、バレンタインの風習を支持する人は少ないようで…。Q. 「バレンタインデーの風習はなくなっても構わない」という意見に対してあなたの考えはどの程度あてはまりますか。【夫】・そう思う…39.8%・ややそう思う…32.0%・あまりあてはまらない…19.8%・あてはまらない…8.3%【妻】・そう思う…37.7%・ややそう思う…35.9%・あまりあてはまらない…17.5%・あてはまらない…8.9%男女で若干のズレはあるものの、夫・妻ともに7割以上は「バレンタインがなくなってもいい」と考えている様子。一般的に“あげる側”である女性は、作る手間や買いに行く手間を考えれば、「なくなってもいい」と感じることは予想できますが、“もらう側”の男性もそう感じているというのは驚きです…。約7割の夫婦間でチョコやプレゼントとはいえ、やはり夫にチョコやプレゼントを渡す予定がある人は多いよう。Q. あなたは今年、夫・妻と一緒に、バレンタインデーにチョコやプレゼントのやり取りをする予定ですか。【夫】・必ず渡す/もらう予定だ…31.3%・多分渡す/もらう予定だ…33.0%・渡す/もらう予定はない…35.7%【妻】・必ず渡す/もらう予定だ…44.5%・多分渡す/もらう予定だ…23.5%・渡す/もらう予定はない32.0%若干の男女差はありますが、約7割はチョコやプレゼントのやり取りがある(かもしれない)とのこと。みなさん結婚しても、意外ときちんとやっているんですね!一緒にいる時間が長くなるにつれて、自分の気持ちをあらためて伝える機会は減っていくし、なんだか照れくさいもの。だけど、今年のバレンタインはちょっぴり勇気を出して、「愛してる」と伝えてみては?(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年02月13日運命的な出会いがあり、結婚した2人…。新婚当初はラブラブな状態が続いていても、結婚生活が長くなるにつれて、少しずつ愛情表現が少なくなってしまう…。そんな夫婦がいても決して珍しいことではないはず。でも、世間の夫婦は、どのくらい愛情表現をしているものなのでしょうか?夫から「愛している」と言われたい妻…ネット掲示板に「『好きだ』とか『愛している』と、言ってくれなきゃわからない」と悩みを投稿している女性がいます。どうやら、夫と長い間連れ添っているうちに、愛情表現がなくなってしまった様子。投稿主としては、言葉で気持ちを表してもらいたいようで、愛情表現をされたいときには、夫にメールで確認しているのだとか。そこでちょっと気になるのが、ほかの夫婦はどうしているのかということ…。愛情表現をされたいなら自分からもすべき先述の投稿に対して、さまざまなコメントが寄せられていますが、「なるべく言う努力をしている」、「毎日1回は言うようにしている」といった声が目立っています。言う派の人から多く見られた意見としては、「パートナーから『愛している』と言われたいなら、自分からも言うべき」という内容。一方的に相手に求めているだけでは、なかなか聞けない台詞なので、まずは自分から相手に伝える努力が必要なのかもしれません。また、パートナーから「愛している」、「大好きだよ」と言われた際に、「私も」と返事をするのはNG行為とする人がちらほら。パートナーから言われたら、しっかりと自分も返す必要があるようです。このように、頻繁に愛情表現をし合う夫婦がいる一方で、「一度もそんなことは言い合ったことがない」という夫婦もいます。ただ、毎日仲良く過ごしているなら、それだけで愛情を感じられたり、相手が自分のために何かしてくれるだけで、愛情は伝わってくるから、わざわざ言葉に出す必要はないという考えなのだとか。どちらが正解というものではありませんが、もしも自分が「言葉」を必要とするタイプならば、まずは自分の気持ちをパートナーに伝えることから始めてみるとよいかもしれませんね。(文・山手チカコ/考務店)
2018年02月02日兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい
義父母がシンドイんです!