こんにちは!イラストライターのいるみです。子育て中のみなさんは、子どものトイレトレーニング(以降トイトレ)は何歳くらいから始めましたか?今回は私の第1子(以降息子)のマイペース&イレギュラーなトイトレ話を少し紹介します!私は息子のトイトレは「何歳から始めたか……」ではなく、「幼稚園に入園するまでに一人でトイレをできるように」とゆるく考えていました。そう考えることになった一番の理由は、息子のトイトレ時に“妊娠と出産”が重なってしまったからです。もちろん、妊娠中でも子どものトイトレはできるので、息子が2歳を過ぎたころから始めてみた のですが……これが思ったより大変でした。妊娠中ゆえのイライラや体の不自由さから、「産後にトイトレを本格的に始めよう」と考えていたのですが……産後は産後で全然トイトレが進みませんでした。思ったように進まない不安を、先輩ママに相談してみました。すると、3日間実践してみたのですが、私自身が耐えきれなくなり“布パンツ大作戦”は幕を閉じました(今思えばもっと根気強くやるべきだったなぁ……)。その日を境に、なんとなく「トイレの存在をにおわせてみたり」「行けそうだと感じたときはトイレを促したり」はしてみましたが、本腰を入れてトイトレを行うことはありませんでした(このとき息子は2歳半)。そして、半年くらいたったときのことです!息子が3歳の誕生日の日に、急に「今日からトイレでおしっこをする!」と言い出したのです(急!)。そう言い放った後、ちゃんと一人でトイレを成功させたのですが、私は「どうせ一度きりのことだろう」と思っていました。しかし、なんとその日を境に、息子は一人でトイレができるようになった のです!「え?なにそれ全然参考になんない!」とお思いの方ばかりだと思います。私自身も、この経験を第2子にどう活かすの!?と困惑しています。そのため、最後に第2子のトイトレの参考にと友人たちに聞いたトイトレ体験談を紹介します!『夏の洗濯がよく乾く時期に、一気にトイトレを進めた!方法は“布パンツを穿かせて気持ち悪いという感覚を覚えてもらう”ということを実践してみた。根気強く、長期戦でやる!という気持ちが大事!初日は何度も漏らしたが、だんだんとお漏らしの回数は減り、1週間後にはトイレでできるようになった!』(2歳10か月で実践/男の子ママ)『第3子ということもあるのか、言葉の発達と意思の疎通が早い段階でできていたため、2歳半になる前にオムツが外れました。トイレへの興味もあり、スムーズにトイトレができたのでビックリしました!』(2歳半前にオムツが外れる/三姉妹ママ)『早い段階からトイトレをしようと意気込んでいたのですが、娘が「トイレが怖い」と言ってトイレに近づくことを嫌がりました。そのため、トイレを楽しい空間にしてみたり(キャラクターグッズを置くなどの工夫)、トイレができたらシールを張ったりするなどの取り組みもしてみましたが、どれもうまくいかず。結局、幼稚園入学までにオムツを取ることができませんでした。その後幼稚園に行きだすようになってから、友達や先生のサポートもありトイレに行けるようになりました』(トイトレ失敗談/女の子ママ)今回友人たちの話を聞き、いろいろなトイトレ方法はありますが子どもの発達や興味に合った方法を見つけてあげられるよう、努力することが大事なのではないかと感じました!●ライター/ページェント・いるみ(イラストライター)
2017年08月14日この夏、オムツ外しを頑張っているママ&ベビーも多いのでは?トイレトレーニングを始めるにあたって、悩むのが、どう始めるのかということ。おまる?補助便座?どっちがいいの?我が家では、どちらも実際に使ってみて、メリットやデメリットなどをまとめました。この夏、トイレトレーニングをはじめるママの参考になったらと思います!補助便座って、どんなもの?実際の便座に乗せて使うタイプの、補助便座。おしっこやうんちをそのまま流せるため、後始末や掃除が楽なのがメリットです。我が家は、持ち手のないタイプの補助便座を2歳頃に購入し、トイトレスタート。でも、つかまる持ち手がない補助便座だったので少し不安定で、ママが支えてあげないと1人で座るのは怖いようでした。体が小さい子や、小さなうちは、うまく座ることができず姿勢が不安定になるようです。また、足が届かないとなかなか上手く踏ん張れず、うんちはなかなか難しいよう。補助便座を使う際は、つかまるところと踏み台はマストのよう!先輩ママに聞いたところ、階段つき補助便座もあるようです。それなら一人で便座に座ることができ、ウンチも踏ん張れそうですね。おまるって、どうなの?トイトレ中のママで、「おまるを使っている!」という声をあまり聞かなかった私。でも、トイレに行くのがど〜しても嫌!という子は、まずおまるからスタートするという声を聞いて、妹はおまるからトイトレデビューすることに。メリットは、両足が床について、子どもが安定して座れること。トイレに行くのに抵抗がある子でも、リビングや廊下に移動して使えるので便利です。でもやっぱり、直接おしっこやうんちが入るので、後始末や衛生管理が大変…。また、おまるからトイレへのに移行トレーニングもあるため、トイレトレーニングの期間が少し長くなることもあるかも。我が家の兄妹、トイレトレーニング事情兄妹といえど、トイトレの進め方は違った我が家。上のお兄ちゃんは補助便座から始めましたが、なかなか補助便座じゃ踏ん張れないため踏み台を後から設置しました。それでも、夜寝る前のトイレ以外はなかなかトイレに行ってくれないため、その後部屋の中でも出来るように「ベビービョルン」のおまるを導入してみることに。初めは興味本位でおまるに座ったりしてたのですが、暫くするとおまるは嫌になってしまいました。補助便座から始めたお兄ちゃんには、おまるは少し遅かったみたいです。しかし、下の妹(1歳)はおまるを気に入ったようで、私やお兄ちゃんがトイレに行くタイミングには必ず一緒に「いくー!」と言うので、最近はトイレに設置しています♡おしっこの成功する回数も増えてきました。また、ズボンやオムツを1人で脱げるようになってきたので、この調子でトイレトレーニングを進めていく予定です。オムツ外しって、子どもにとってはかなりの試練ですよね。ぴたっとオムツを卒業する子もいれば、なかなか上手くできない子も。ママは焦ってしまいがちですが、うまくいかなくてもイライラせず、周りの子ともあまり比べずにのんびり見守ってあげたいですね。
2017年08月08日我が家の暴君、4歳児の次男。遊びに夢中になると、オシッコを我慢しちゃいます。何度も促すのですがなかなか行かず、いつも漏れる寸前でトイレに駆け込みます。この日もギリギリでトイレに駆け込み 『間に合った~!』と言いながら出てきたのですが、ズボンがガッツリ濡れていました(笑)。本人にどうして濡れているのか聞くと、まさかの回答(笑)。そうか…汗か。汗かいたのか。言い訳が斬新で思わず笑ってしまいました(笑)。
2017年08月08日毎日、30度以上の猛暑が続いてぐったり…。これだけ暑い日が続くと、オムツが外れてない赤ちゃんでも川やプールで遊ばせてあげたいですよね。でも、「まだオムツが外れてない!」、「オシッコ、ウンチをしても教えてくれない!」。赤ちゃんが水遊びをするとき、どんな格好をさせたら良いのか迷っていませんか?我が家の1歳3ヶ月になった息子も先日、ついに水遊びデビューをしたので、そのときの体験をまとめたいと思います。オムツ?パンツ?何を履かせようトイレトレーニングが完了してない赤ちゃんが水遊びをするときに活躍してくれるのが「水遊び用のオムツ」と「スイムパンツ」です。どういう風に違うの?みんな、どう履き分けているのでしょうか。水遊び用のオムツ(使い捨てタイプ)ウンチやが直接水中に漏れ出るのを防いでくれるのが特長の、水遊び用のオムツ。水中に入っても、通常のオムツのように水を吸収してブヨブヨになることがないのでずり落ちる心配がなく、水中でも快適に動き回ることができます。……ただし、通常のオムツのように吸収ポリマーが入ってないので、オシッコを完全に吸収することができません。水遊びをする前にトイレへ行くか、こまめにチェックをしてオムツを取り替える必要があります。通常のオムツと同様、使用後はサイドを切って脱がせることができます。水を吸収しないので、持ち帰りには軽くて便利。moonyとGOONから3枚1セットで販売されています。夏のオムツ売り場にいくと発見できますよ♪公共のプール施設や、公園などにあるじゃぶじゃぶ池などは、オムツ着用はNGでも水遊び用のオムツならオーケーというところも。遊びに行く施設のルールを確認しましょう!スイムパンツ(繰り返し使えるタイプ)洗って何度でも使うことができ、デザイン豊富なスイムパンツ!トイレトレーニング用パンツに似ているものから、水着と見間違えるようなデザインのものまで幅広いラインナップが魅力です。でも、水遊び用のオムツと同様、オシッコを完全にキャッチすることができません。でも、水遊びの頻度が多い場合は、繰り返し使えるスイムパンツの方が経済的ですね。遊ぶ場所によって、履かせ替えて我が家では、お庭でのプールのときは、オムツは履かせずに直接水着を着せています。たくさんの子どもたちがいるような場所(プール、川、海、公園など)では、水遊び用のオムツの上に水着を着せています。息子の場合、細身なのでピッタリサイズの水着でも下にオムツを履くことができましたが、ぽっちゃり目の赤ちゃんの場合は、ワンサイズ大きい水着を用意しておくと良いかもしれません。お庭でプールをするには何が必要??暑い日は、お庭やベランダで水遊びをしてくれると、子どもも楽しく、ママも安心です。我が家も、今年の夏はお庭プールが活躍しそう!<準備するもの>◇水遊びグッズ(水鉄砲、ジョウロ、スコップ、ボール、浮かぶオモチャなど)◇水着◇帽子◇日焼け止めクリーム◇バスタオル◇飲み物お庭でのプールの注意点って?◇設置方法プールを置く場所に、コンクリートやゴツゴツした石があるときは、痛くないようにプール の下にクッション性のあるマットやレジャーシートを敷くことをお勧めします。プールの底が破けてしまうことも防げますよ。◇水温どんなに暑い日でも、冷たい水で遊んでいると体は冷えてしまいます。プールの水の温度は25度以上が必要!入る前に水を入れて、日光で温めておくと良いですよ。◇日焼け対策直射日光が当たらないよう、タープを張ったり、パラソルを立てたり、帽子を被る等の工夫が必要です。ベビー用の日焼け止めを塗って、しっかりと日焼け対策をしましょう。◇水分補給プールに入っていると体温が下がりやすく、皮膚からどんどん水分が蒸発していくので、こまめに水分補給をするようにして下さい。◇水遊び後赤ちゃんの水遊びは、想像以上に体力を消耗させます。プールから出た後は疲れているのでお昼寝させるなど、ゆっくり休ませて下さい。ママも赤ちゃんと一緒になって水遊びをして、暑い夏を乗り切りましょう!
2017年08月06日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。育児のご相談で多くいただくもののひとつに“トイレトレーニング”があります。今日は、トイレトレーニング中の外出で気をつけることについて考えます。●はじめにトイレトレーニングのことで頭を悩ますママはとても多いです。唐田(2007)の研究でも、1〜3歳の子どもをもつ母親の“子育てで困ったこと・悩んだこと”として、“トイレトレーニング”が上位に入っています。かくいう私も、長男のトイレトレーニングでは苦戦しました……。今、数年前の自分に言いたいことは、「周りを気にせず焦るな」ということでしょうか(笑)。同じ年代の子が完了していると、妙に焦るんですよね……。ママがどんなにがんばってもうまくいかないことはあります。ママが特に気にしていなくてもすっとできてしまう子もいれば、そうでない子もいます。一人ひとり個人差があるのです。幼児期の大切な時期にトイレトレーニングを卒業した周りの子を見て焦ったり、イライラしたり、落ち込んだりするよりも、親子で笑顔いっぱいに過ごした方がお子さんの心の成長には断然いい のです。●万が一失敗したときの対応最初のころは失敗することもありますので、外出時は“失敗”したときに備えて準備しておくと安心です。1つ目の準備は“心”の準備です。「失敗して当たり前」くらいの気持ちで望んだ方がいいと思います。ママが失敗を過度に恐れていると、お子さんにもそれが伝わってしまいます し、「失敗するのは悪いことだ」と思い込み、挑戦を避けるようになってしまいます。ですから、「失敗してもママにまかせなさい」くらいの意気込みで望んだらいいと思います。また、実際に失敗したとき、ママが焦ったり、怒ったりしてしまう気持ちはとてもよくわかるのですが、できるだけ“いつもと変わらない対応”を心がけましょう。そして、お子さんが安心するような言葉かけができたらいいですね。たとえば、「大丈夫だよ。ママ(パパ、お兄ちゃん、お姉ちゃん)も小さいころは失敗しちゃったこともあるけど、だんだんできるようになったよ」という言葉かけなら、お子さんも安心するのではないでしょうか。トイレトレーニングの時期は“イヤイヤ期”とも重なり、ママもストレスがたまりやすい時期 だと思います。でも、ママが不安になったりイライラしたりしていると、お子さんにもその不安が伝わってしまいます。子どもの場合は、心理的なストレスが身体症状に現れやすいともいわれ、不安が強まると頻尿になってしまうお子さんもいます。そう考えると、ママがゆったりとした気持ちでお子さんにプレッシャーをかけすぎない ことがやはり大切だと感じます。ママにとって大変な時期なのは十分承知しているのですが……できるだけ息抜きをしながら、ゆったりした気持ちでお子さんと向きあってもらえたらいいなと思います。2つ目の準備は、洋服や下着の準備です。着替えを持って出かけたり、紙パンツを持参したりすると安心です。ちなみに私はトイレトレーニング中の外出時は鞄がパンパンでした。ただ、私の安心が伝わったからなのか、備えたときほど使わないんですよね……(苦笑)。これまで、万が一失敗したときの対応について紹介しましたが、成功したときにもお子さんのがんばりを十分に認めましょう!ママやパパにがんばりを認められたら、お子さんは自信がつくと思います。●おしっこの間隔を確認する頻尿で困られている方へのカウンセリングでも行われる方法ですが、お子さんのおおよそのおしっこの間隔を把握しておきましょう(飲み物を摂取したときの間隔 もおさえておくとさらに安心です)。もし、お子さんのおしっこの間隔が2時間だとしたら、最後のおしっこから2時間前後の様子を気にかけ、やさしく声をかけてみましょう。トイレに行ってから外出できたらさらに安心ですね!●環境に合わせて、柔軟に対応する外出先にトイレがあるかどうかを知っておくことも大切ですが、トイレの状態 もお子さんによってはかなり重要です。たとえば、汚いトイレを嫌がったり自動で流れるタイプのトイレを怖がったりするお子さんもいます。お子さんが嫌がったときに無理にさせると、そのことがきっかけでトイレを怖がったりパンツを嫌がったりするなど逆戻りしてしまうことがあります。どうしても難しそうなら、外出のときは布パンツの上から紙オムツをしたり、パンツ型の紙オムツにしてみたり状況に合わせて柔軟に対応してみましょう!----------いかがでしたか?今回は、トイレトレーニング中の外出で気をつけることについてご紹介しました。ママとお子さんの外出がますます楽しいものになりますように!【参考文献】・唐田順子・森田明美(2007)乳幼児をもつ母親の子育てに関する困りごとや悩みごとに関する研究:児の年齢別、初経産別による検討東洋大学人間科学総合研究所紀要, 7, 249-263●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年07月25日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男ちゅんたん(小3)・次男ゆいたん(年長)・三男ほーちゃん(年少)の3兄弟の母です。私たち夫婦は18の時に出会ってからというもののそんなに喧嘩をしたことがなく、結婚してからもしばらくはいたって平和に暮らしていました。が、子どもが生まれたらその関係が激変! 不満・不満・不満のオンパレード!長男が1歳ぐらいまでは口を開けば言い合いになってしまうような時期がありました。もっと育児に協力してほしいと何度も訴えましたが夫には響かず、むしろ「俺は精一杯やってる」と堂々としているぐらいでした。そんな小さな歪みが大きな溝になりつつあった時期。本気で夫のことを嫌いになりました。(今は良好な関係を保っているので夫を嫌いになりかけたということになるんでしょうが。)あれは長男のおむつはずしに挑戦中の頃。私ははじめてのトイレトレーニングでしたので手探り状態で、毎日自分なりに研究しては試行錯誤して、あの手この手で頑張っている最中でした。また、同時期にとある資格の勉強中で育児の合間を縫っては勉強に励んでいました。■夫のあるひと言で、ついに爆発!そんなある休日の午後。部屋で遊んでいる長男に、私がトイレにいこうと誘いの声をかけたんです。長男は「やだ」と言いましたが、私はせっかくトイレでおしっこができるようになってきたこのタイミングを逃したくなくて必死に説得していました。そして、その様子をすぐ横で見ていた夫がこう言ったんです。はぁ? 今、なんと??何を手伝うわけでもなく、ただ横でゴロゴロしていただけの夫に「かわいそう」と言われたことに、私は悔しさで震えました。よっぽどのことがなければ泣かない私も、このときばかりは堪えきれず隠れてこっそり泣きました。こんなはずじゃなかったのに…!!私が選んだ人生の伴侶はなんて性格が悪いんだ! とさえ思いました。トイレトレーニングにせよ資格の勉強にせよ、どちらも「そんなに頑張らなくても」「いいじゃん、資格取ったって何になるんだよ」となにかにつけ、引きずりおろそうとする後ろむきな言動が多かったんです。どうしてこの人は頑張ってる人を素直に応援できないんだろうか。私があなたにトイレトレーニングを手伝ってほしいと頼みましたか?私が資格の勉強に没頭して、家事や育児をおそろかにしましたか?子どもの面倒も、家のことも一生懸命やってるのに、どうして何ひとつ協力もしていないあなたに、何も知らないあなたに「かわいそう」だなんて言われないといけないんだ!!あまりにも悔しかった私はしばらく口をきかなかった後、夫にこう言い放ちました。あなたは一切子育てに口出しするな。と。何もやってないくせに文句を言うぐらいなら、金輪際育児に関わらないでくれと啖呵(たんか)を切りました。この子は私が育てるから、あなたはお金だけ稼いできてくれ! というぐらいにまで。がしかし、現実にはやはり私が一人で育てられるわけがありません。夫に頼らざるをえない場面だって出てくるんです。■そんな夫が「1泊2日の子守り」で…資格の試験日が2日連続だったため、私は試験会場の近くに宿泊することにし、長男は夫にお願いすることになりました。それまでろくに子育てしたことのなかった夫がいきなりまる2日間の子守り。でしたが…、長男は慎重派で無口な1才でしたので夫もこの子ひとりぐらい余裕だと思っていたんでしょう。私が出かける頃には余裕しゃくしゃくな様子でした。1日目の夜に電話したときには夫も「大丈夫大丈夫~~」と楽勝な感じで、私自身も拍子抜けしていました。ところが2日目の夕方、家に戻ってみると、ヨレヨレになった夫が泣きつくように出迎えてきました。あの強気な夫はいったいどこへ(笑)そして、一言、絞り出すようにこう呟きました。「仕事のほうがよっぽど楽」よっしゃぁぁーーー!!私はもちろん、心の中でガッツポーーーズ!!ですよ(笑)そうだ!思い知ったか! がははは!!と言いたいところでしたが、理性を保って堪えました。ゼェハァ。どうやら1日目は長男もめったに接しないパパに猫をかぶっていたようですが、2日目からは化けの皮をはいだようで見事に夫を疲れさせたようです。美容院に行く間だけとか、1日だけではおりこうちゃんにできていたのですが、パパと2人きりの夜を共にしてようやく本領を発揮したらしい。この日が、夫がようやく長男の、いや、子育ての現実を知った日でした(デビュー)。それまで言葉の端々に「子育てのどこが大変なの?」「専業主婦って暇でしょ?」とどこか家事と育児を下に見ていた夫が、この日以来、ぐっと子育ての大変さに共感を示してくれるようになりました。共感しようにも子育ての大変さを、我が子の本性を知らないから分からなかっただけ、だったんですね。一度は本気で嫌いになりかけた夫でしたが、こうして少しずつ少しずつお互いの苦労を分かりあい、譲りあい、徐々に徐々に成長してきたと思います。そのきっかけとして、1泊2日で夫に子どもを預けたことが、私たち夫婦の関係にとってもいいカンフル剤となりました。
2017年06月29日トイレトレーニングを始める時期はいつが良いのか分からない、心に余裕が持てずなかなか進まないという方もいることでしょう。子どもに合わせたタイミングで始めれば良いのですが、じつは夏から始めると進めやすくなります。ではその理由をご紹介しましょう。トイレトレーニングを進める方法とはそもそも、トイレトレーニングを始めるタイミングや進める方法は、子どもによって違います。親がトイレに執着したり、オムツが取れなくてイライラしたりすることで、子どもの意欲は失われ、トイレトレーニングが進まなくなってしまうことも。子どもの意欲を育てるためにも、親が心に余裕を持つことが大切です。◎子どものやる気が出るトイレ環境をつくるコツまずは、トイレの環境づくりからスタート。トイレの中を子どもが喜ぶ環境にすることで、トイレに入ることに抵抗感を持たないようにします。トイレットペーパーカバーやトイレマットなどを子どもの好きなキャラクターにしたり、壁に好きな絵を飾ったり、楽しい環境にすることがコツです。子ども用便座を用意するのであれば、好きなキャラクターのものや色合いのものを選び、トイレの中に置いておきましょう。一方で、トイレ洗剤などの危険なものは、子どもが触ることができない場所に片づけておきます。◎子どもがトイレに興味を持つようにトイレトレーニングは子どもが立って歩き、間隔を開けて溜めることができるようになってくると進むようになります。間隔を開け溜めることは目安ですので、子どもがトイレに興味を持つようなら、そのタイミングで便座に座ることから始めても良いでしょう。まずは、遊び終わった後や寝る前など、定期的に声をかけトイレに誘ってみましょう。では、子どもに興味を持ってもらうためにはどのような方法があるのでしょうか。(1)楽しい遊びの中で取りいれてみる絵本や人形遊びを上手に利用し、遊びの中でトイレが身近なものになっていくことで、抵抗感が減り、意欲も出てくるようになります。(2)親がトイレに行く姿を見せる大好きな人がトイレに入る姿を見て、トイレを覗くことや入ることもあるかもしれません。そのときに、好きなキャラクターや好みのものが置いてあることで、興味のある部屋にすることができるでしょう。◎子どもの気持ちを理解した声がけのやり方をトイレトレーニングで気をつけなければならないのは、無理強いすることです。無理強いはトイレが嫌なものになってしまう原因のひとつですので、子どもの気持ちを考え声がけすることが大切です。トイレに入った、便座に座ったなど、ひとつずつで良いので、できたら褒めることを心がけましょう。また、便座に座った際に座面が高すぎて足が床につかず怖いという子もいます。その場合にはステップを試してみる、おまるに変えてみるなど、子どもの様子を見てやり方を変えていくことも大切です。さらに、「おしっこ」が言えるようになったらトレーニングパンツを開始する時期です。ただし、トレーニングパンツを嫌がり、普通のオムツで取れてしまうという場合もありますので、子どもの気持ちを確認しつつ、子どもに合わせた方法で進めていきましょう。トイレトレーニングにいい時期は夏! と言われる理由はそれでは、なぜ夏にトイレトレーニングを始めるのが良いと言われているのでしょうか。ズバリ、気温です。夏は、洗濯物や濡れた床が乾きやすいという季節的な良さがあります。トイレトレーニング中はさまざまな汚れ物やトレーニングパンツなど、洗濯物が増えてしまいます。しかし、夏なら薄着なので濡れる洋服が少量ですみますし、その分、親の手間が減り心の余裕が生まれることにもつながります。子どもは失敗し、濡れても、裸でいても寒くないので、風邪の心配もありません。親は片づけと子どもの着替えに大忙しですが、慌てて洋服を着せる必要がないのです。片づけが済むまで、待っていてもらっても問題ありません。また、幼稚園入園を控えている場合、夏からトライすることでトイレトレーニングを終了させてから入園できるため、ちょうど良いスタート時期でもあります。この時期に始める友だちも多いため、親同士で励まし合うことができるのもいいですね。夜もオムツが取れるようになるためのコツと夏がいいと言われる理由昼と夜のトイレトレーニングの方法は違います。まずは昼間のトイレができるようになってから、夜のトイレトレーニングを始めます。オムツで寝ていて、夜の間に出ていないことが続いたらオムツを外してみましょう。トイレは寝る前と起きてすぐに連れていくようにし、子ども自身がトイレで起きない限りは無理に起こしてトイレへ行かないようにします。また、夜のトイレトレーニングも夏がおススメです。布団が濡れるとなかなか乾かず困りますよね。夏なら濡れた布団も乾きやすいですし、パジャマも薄手で洗濯しやすいなど親の手間が減り、心の余裕が生まれる季節なのです。トイレトレーニングは夏でなくてもいいの?夏にトイレトレーニングを行うことは、親の気持ちに余裕が生まれ、子どものトイレトレーニングをスムーズに進めやすいという良さがあります。しかし、子どもは誕生日により月齢も違いますので、無理に夏に始める必要はありません。季節にこだわらず、子どもが興味を持ったときに始めることが、トイレトレーニングをスムーズに進められるコツとなるでしょう。
2017年06月13日今年の4月から、美容部員に復帰しました。育休から職場復帰する時って、不安だらけ。いま産休中のワーキングマザーの多くは、「仕事と育児の両立ができるのだろうか…」と不安に思っていると思います。最近、職場の先輩ワーママのお話を聞くと「自分だけじゃないんだ」とホッとすることも。仕事を通して新しい自分に出会えるチャンスなので、これから復帰するママへのエールになれたらと思います。ワーママになって感じたこと我が家は、現在3歳になる息子と、1歳9ヶ月の娘のふたり兄妹がいます。上のお兄ちゃんの育休が終わるくらいに、下の妹の産休に入れた為、仕事への復帰は約3年半ぶりでした。3年半も休んでいたもので、ちゃんと社会復帰できるのだろうか?と少し不安に思っていましたが、以外とスイッチの切り替えができ、仕事中はいい意味で気分転換になっています。現在時短勤務ということもあって、働ける時間が以前よりも短くなってしまいましたが、出産経験や子育てをしてるからこそできる接客などに気が付け足し、これからは仕事を通して自分の新たな発見やスキルを取得し、もっと磨いていけたらなと思っています。ワーママの一日と生活リズム何と言っても、子どもを送り出す朝と、帰ってきてから寝かしつけまでが怒涛!トイレトレーニング中なので、朝晩しっかりと付き合うようにしています。〜ワーママの一日 (早番の場合)〜6:00〜起床/自分の支度/洗濯物や布団を干す6:30〜子どもたち起床/朝食/歯磨き&トイレトレーニング/お着替えなど7:45〜家を出る8:00〜保育園に預ける9:30〜仕事スタート15:30〜勤務終了16:30〜保育園にお迎え/子どもたちと公園で遊ぶ17:30〜帰宅/ごはんの支度18:00〜夕食19:00〜お風呂/子どもたちと遊ぶ/歯磨き&トイレトレーニング20:30〜絵本21:00〜就寝意識して気をつけている5つのこと働くようになって大きく変わったのは、家事のやるタイミングと早さ!わたしは下記のことに気をつけています。①洗濯はなるべく溜め込まず夜にまわして、時間がない朝は干すだけに。②洗い物も子どもたちを寝かしつけてからに。あまりにも疲れて寝てしまうこともありますが、そんな時はパパが手伝ってくれています。③買い物は仕事が休みの日か、パパと一緒の週末にまとめて。平日の仕事帰りはなるべく子どもとの時間を増やせるように。④夕食は時間をかけずにパパッと作れるものに。⑤子どもと遊部時間を意識して作るようにする。5分、10分でも、何もせずに子どもと一緒に座って遊ぶ時間を作ります。お休みの日にはお惣菜を作りだめしたり、遅番の前はカレーなどのワンプレートに。我が家はパパが私よりもお料理上手なので、パパにお願いすることも多いです。あまり無理せず、できることをできる人がやることが大事なのかも!また、自分のことは自分でさせてみるのも手かも。朝のお着替えなど、ついつい急いでママがやりがちですが、今はぐっと見守ってあげることで、子どもが自分でできるようになればママも楽になるはずです♪子供たちの様子や、週末の過ごし方お兄ちゃんは時短保育園から通常保育園に。妹は初めての保育園と子どもたちは大丈夫だろうか?と心配してましたが、慣らし保育時は泣いていた妹も今では笑顔で「バイバイ」としてくれるように。病気も余りなく、1人で出来ることも増えてきて、本当に頼もしいかきりです。子どもたちも子どもたちなりに新しい環境に慣れてきたかなーと思います。復帰してからは週末も仕事があったりで、子どもたちとの時間も少なくなりましたが、少しでも一緒にいれる時間が今はとても大切になっています。おやすみの日は、家族でピクニックへ行ったり、思いっきり子どもの相手を!わたしにとってもリラックスできる時間になっています。子どもを保育園に預けることに罪悪感を感じるママも多いと思いますが、周りと比較せずに、自分なりに子どもたちに愛情を注いであげればいいのだと思います。そして、一人で頑張りすぎないこと!子育ては長いです。パパや時には色々な人を頼って、肩の力を抜いてやっていきましょう。職場復帰をしたママ、これから考えているママ、お互い働くママとして頑張っていきましょう♡
2017年06月02日ビジョントレーニングとは出典 : ビジョントレーニングとは、目で見る力を高めるための訓練の方法です。生活の中の問題やスポーツのスキルアップを目の機能からのアプローチによって解決しようという目的のものです。私たちは普段目でものを見て生活をしていますが、「見る」ということは、視力以外に様々な機能を使用します。例えば、自由自在に目を素早く動かしたり、目から取り込んだ情報を正しく頭で処理したり、またそれらの情報に合わせて体の動きを調節したりするなどです。これらの正しくものを見るために必要な機能を高めるのがビジョントレーニングです。ビジョントレーニングはアメリカにおいて歴史が深いトレーニング法ですが、現在は日本でも導入されつつあります。トレーニングは学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもたちの諸問題の改善・克服からプロスポーツ選手のパフォーマンス向上に至るまで、多くの人々の能力向上に用いられています。ビジョントレーニングには様々な効果が期待できますが、身近な例だと板書や本読みのスピードがあがったり、整ったきれいな文字を書くことができるようになったりする結果があります。子どもの困りごと、もしかして「見る力」の弱さが原因かも?出典 : 「見る力」に問題があることによって起こる困りごととして以下のようなことが挙げられます。・板書をノートにとることが苦手・写生など見たままの状態で絵を描くのが苦手・本を読むとき文字や行を読み飛ばしてしまう・定規のメモリがうまく読めない・漢字がなかなか覚えられない・算数の図形の問題が苦手また、二次的な問題としては、全体的に運動に不器用さが見られることが特徴として挙げられます。体の緊張の高さや、姿勢の悪さ、書くときの筆圧が強さや弱さなどです。他には、自転車にうまく乗ることができなかったりなど、運動面での不器用さの原因にも「見る力」の弱さが潜んでいることがあります。ビジョントレーニングはこれらの問題に対し、「見る力」を高めることで解決しようとするアプローチ法なのです。そもそも「見る力」ってどういうこと?Upload By 発達障害のキホン「見る力」すなわちビジョンとは、いわゆる視力のことを指しません。私たちが「ものを見る仕組み」のことです。ビジョンとは、視力に関係する機能よりはるかに幅広く複雑なものです。「ただ単にものを見る」ための視覚のシステムは生まれたときにはほぼできあがっていますが、ビジョンは発達とともに身についていくものです。私たちは、運動や学習、生活の場面などあらゆる場所で目を使っていますが、ビジョンは大きく分けて「眼球運動」、「視空間認知」、「目と体のチームワーク」という3つの構成要素があります。ものを目で追ったり、視線をすばやく動かしたり、両目を寄せたり離したりするのが眼球運動のはたらきです。このはたらきは「入力」の部分にあたり、目の動きが適切に行えることで、情報をくまなく目から取り込むことができます。眼球運動には、さらに3つの種類があります。◇「追従性眼球運動」…見ているものの動きに合わせて滑らかに、動いているものと同じ速さで眼球を動かすことです。【例】・本に書かれた文字を目で追う・動いているものを目で追う・ひとつのものに焦点を絞って見つめ続けたりする◇「跳躍性眼球運動」…一点から別の一点へ視線をすばやくジャンプさせる眼球運動です。この眼球運動は、多くのものの中から必要な情報を早く、正確に見つけるために必要なはたらきです。【例】・黒板とノートを交互に見る・人ごみの中から探している人を見つける・本を読む際、次の行に移る◇「両目」のチームワーク…私たちは両目を使うことにより物の距離感や立体感をつかんでいます。その時、対象物に焦点を合わせるために、ものとの距離に合わせて、右目と左目の視線を変化させています。【例】・近くのものを見るときには両目を真ん中に寄せる・遠くのものを見るときには両目を離すこれら3つの眼球運動が正しく機能することにより、情報を目から取り入れる「入力」という第1ステップが完了します。第1ステップで「入力」された視覚情報は脳へ伝わり、「情報処理」という第2ステップへと引き継がれます。この情報処理のことを視空間認知と言います。視空間認知は、目から入った情報を脳で把握する能力です。空間の一部ではなく、全体像を把握するはたらきがあります。ただの点や線だった情報が、一つの形として具体的にイメージすることができるのは視空間認知のはたらきのおかげです。視空間認知のはたらきには以下の4つがあります。・見たい対象と背景を区別する・形や色を弁別する・位置や色・形の不揃いにかかわりなく、「同じ」ものだと認識する・空間的な位置を把握するくわしくは以下の記事をお読みください。発達の専門用語では「目と手の協応」といいます。第1ステップで情報を目で見て、第2ステップで脳の中で認知された情報をもとに、私たちは体を動かします。これは、「入力」「情報処理」の次のステップの「出力」にあたります。「目と体のチームワーク」とは、視覚のはたらきと体の動きを連動させることです。例えば「ボールで遊ぶ」ことを例にあげて考えてみましょう。1.転がってくるボールを目でとらえて、目で追う2.ボールが到達する位置とタイミングを脳が把握する3.目で追いながら体を動かして、手を伸ばしてキャッチするこのように、私たちの体は視覚の情報をもとに動いています。私たちは、これらの一連の動きを普段意識することなく行っています。ボール遊びが練習しなければならないように、このような「見る」と「動く」という能力のつながりは、心身の発達にともなって活動しながら、調節していってできるようになるのです。学習障害の子どもにビジョントレーニングは有効?出典 : 学習障害(LD)とは、知的発達に遅れがないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」力のうちいずれか、または複数で習得、使用に著しい困難を示している状態のことです。学習障害というと、暗記や理解する機能などに困難があると考えがちですが、実は「見る力」の弱さが原因となっている場合があることがわかってきました。例えば、「教科書を読むのが苦手な子ども」について考えてみましょう。教科書に書いてある文字を追うためには、眼球運動の力がかかわっています。眼球運動がすばやく、正確にできないと、読みとばしが増えたり、読んでいる場所を見失ってしまったりして読書効率が落ちてしまうことがあります。このほかにも「見る力」を含む複雑で多様な力を総動員させながら、子どもたちは学習活動を行っています。勉強が苦手とされる子どもが苦手なのは実は「見ること」や、「見た情報をもとに体の動きを制御する」という動作だったりするのです。「見る力」の弱さが原因の場合、そのフォローをせずに、ひたすら音読の練習だけ「がんばってもできない」ことが多いのです。しかし、学習障害のある子どもは、「がんばりが足りない」「やる気がない」などと個人の意志や努力不足として叱責されることが少なくありません。それが積み重なると、自己肯定感や学習意欲も低下してしまいます。そのため、ビジョントレーニングによってこれらの目の働きを高めることが、学習障害のある子どもの困難の解決につながることがあります。ビジョントレーニングはどこで受けられるの?出典 : ビジョントレーニングはどのような人によって行われているのでしょうか。この章では、ビジョントレーニングを行う人や、取り入れている場所についてご紹介します。■トレーニングを行う専門家・オプトメトリストというアメリカの資格を持つ視覚機能専門の有資格者・臨床発達心理士や療育のスタッフなど発達障害に関する知識をもつ人など■施設ビジョントレーニングは普段の療育の場で取り入れられていることが多いです。ビジョントレーニングと銘打っているところでも、上記3点の「見る力」の機能の向上を行うためのトレーニングとして取り入れられていることが多いです。ほかに「見る力」を高めるための民間の行う教室がいくつかあります。ビジョントレーニングの方法出典 : 療育や民間の施設に通わなくても、普段の生活の中に少し工夫をすることによって「見る力」を鍛えることは可能です。ここで紹介するのは、「見る」力を養うために挙げられるもののほんの一部です。家庭でできるものもあります。少しづつでもよいので、できれば毎日、子どもが取り組める環境をもつようにしましょう。出典 : 眼球運動のトレーニングです。定規の両端と中心に貼ったシールを目の前で水平に持って、大人の指示に従って交互に見ていきます。シールは両端は赤、真ん中は青にして指示がわかりやすく通るようにすると、集中力を妨げずに済むのでよいでしょう。最初は指さしをしながら取り組んでもらい、徐々に指を使うことなく、目だけでポイントを追えるように行っていきます。ひとつのポイントに焦点を合わせたり、同時に2つのポイントを捉えたりする動作を順序に行っていくことで、ピントを合わせる力を養います。近くでより目をしたり、離して見たりするトレーニングは、「忍法より目!」などと掛け声をかけて何かになりきったりすることで子どもも楽しく行うことができます。出典 : 本を読むときの行がえが苦手な場合の眼球運動のトレーニング方法です。縦と横に文字が羅列してあるものを用意し、子どもは左端と右端の文字だけを声をだして読む。こうすることによって、他の文字にとらわれず、注目したい文字にだけ焦点を合わせていきます。子どもが楽しく取り組むためには、「怪盗Xからの暗号文書!」などというタイトルをつけて文章を作成して、机の上においておき、解読ができるとお菓子のありかに辿り着けるなど、子どもが興味をもちそうな題材に置き換えてみるなど工夫を行ってみるのもよいかもしれません。「↑ → ↓ ← 」などと矢印がランダムに描かれた紙を使用してトレーニングを行うことができます。2人組となり、1人が上記の矢印が描かれた紙をもち、指差していきます。もう1人の人は、指差された矢印の方向に動きます。「↑」だとジャンプする、「↓」だとしゃがむ、「→」だと右に一歩ずれる、「←」だと左に一歩ずれる、というように目で見た通りに体を動かすような練習をします。出典 : 視空間認知には「目で見ること」「実際に手でものを触る」の2点が重要となります。その後、ねんど遊び・ブロックなどで目で見たものをそっくり作る・まねする遊びは「目と体のチームワーク」の力を養うのにも適しています。まねっこしてお絵かきをするのもお進めです。ここで求められる力は、黒板の文字を見て、自分の手元にあるノートに写すという板書をするときに求められる力にも合致する部分があります。まず、大きめの紙とペンを用意します。子どもの好きなキャラクターやイラストを題材として、大人が絵を描き、それを見て子どもに真似をさせます。複雑なイラストの場合には特徴だけを残して細かな部分は省くなど、イラストを簡単にしてから子どもに提示するのがよいでしょう。このときには、まず大人の隣で描く→少し離れた場所でお手本を提示するという順序を踏んでいくことがよいでしょう。離れた場所を見てから、自分の手元に目線を落とすことは、対象物の距離によって焦点を合わせる力が必要となるからです。最初から難しい課題ばかりを出していると子どもがうまくできずに気持ちが落ち込んでしまうことがありますので、ゆったりした曲線のある絵を選ぶなどの配慮を行うとよいでしょう。出典 : これらの遊びを行うことで、耳の中の前庭感覚というバランスをとる器官の問題と併せて、目と体のチームワークの力を鍛えることができます。目で見た情報から、位置や傾きなど体の状態を把握し、動きを調整していくという点で目と体のチームワークの力が鍛えられます。例えば、トランポリンを例にとって考えてみましょう。トランポリンで何度も飛び跳ねるうちに体の位置がずれていくことがあります。そのまま体の動きを修正せずに飛び跳ね続けるとトランポリンからはみ出し落下してしまいます。このときに必要なのが、トランポリンのどの位置に自分がいるかどうかをまず目で見てとらえることです。そして、例えば右にずれているなら、左側に体をずらしなおすという修正をすることが必要です。何度も飛び跳ねる中で目で見て、ずれている分だけ体の動きを修正することを繰り返していきます。「目で把握し、体を調整する」という手続きを含む遊びはトランポリンだけではなく、アスレチックや平均台などもあります。身体を使った遊びはすべて「見る力」を鍛えるよい素材となるといえます。まとめ出典 : 見る力に困難のある場合、子どもは「ものすごく気を付けていてがんばってもできない」「やりたいことができない」というストレスを感じます。学習や運動に限らず、子どもが努力や気合で乗り切れないことがあるとき、その背後には何かの原因が必ずあります。それらのストレスが二次的な困難となってあらわれないようにするには、読み書きや運動の困難の裏側に、視覚機能の問題があるのではという可能性に周りの大人が目を向け、原因を探っていくことが大切です。ビジョントレーニングの際には、ちょっとしたことでもほめてあげることを心がけましょう。具体的にした努力や行動、パフォーマンスを褒めてあげられると、子どもがどんな行動がよいとされるのか判断をしやすくなります。また身近な大人に褒めてもらうことにより、子どもの意欲がさらに高まり、継続してトレーニングを行うことができるでしょう。また、ハードルを高くしすぎず、スモールステップで取り組むこともポイントです。文字や図形をノートに写す場合は、見た目の美しさは気にせず、見てそれとわかればよいということをまずは大切にしてみましょう。子どもの好きなキャラクターを導入したり、カラフルなツールを使ったり、トレーニングを物語風にしたりと、子どもの楽しんでできる環境をつくる工夫をできると良いですね。取材協力:天ケ瀬正博(奈良女子大学大学院 准教授)
2017年05月31日こんにちは。整理収納アドバイザーの澤田真美子です。毎日必ず入るトイレ。いつでも気持ちよく使いたいですね。こまめに掃除をすることで、汚れをためることもありません。インターネット調査・ネットリサーチの、『マイボイスコム株式会社』が、2016年9月に実施した「トイレ掃除」に関するアンケート調査で、自宅のトイレを掃除する頻度を質問したところ、「ほとんど毎日」と回答した人は18.5%。「週に4~5回程度」と回答した人は5.3%、「週に2~3回程度」と回答した人は14.8%、「週に1回程度」と回答した人は22.9%という結果でした。このことから、週に1回以上自宅のトイレ掃除をしている人は全体の61.5% だということがわかりました。●トイレのマット、スリッパはきれい?トイレに便座カバーをつけたり、床にマットを敷いたりしている人も多くいると思います。トイレ専用のスリッパを用意し、トイレに入るときはトイレ専用のスリッパに履き替える、という人もいるかもしれませんね。でも、そのマットやスリッパは清潔なものですか?せっかく掃除をしたのだから、小物類も清潔なものを使用したいですよね。トイレ掃除はこまめにやっていても、トイレのマットやスリッパが清潔でなければ、せっかく掃除をしてもあまり意味がないということになってしまいます。●お手入れが面倒なら使い捨ても検討、思い切って取り外しても!トイレのマットやスリッパ、お手入れや管理が面倒なら思い切って使い捨てにしてしまう、または外してしまう という方法もあります。今は100円ショップだけでなく、ディスカウントショップやホームセンターなどで、100円以下で購入できるものもあるようです。お近くのお店で、どんなものをいくらくらいで取り扱っているか調べてみるとよいと思います。【参考リンク】・トイレ掃除のアンケート調査 | マイボイスコム株式会社()●ライター/澤田真美子(整理収納アドバイザー)●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)
2017年03月21日こんにちは、ママライターのましゅままです。この春から子どもを保育園に通わせてママがお仕事に復帰する、というご家庭も多いですね。小さいうちから保育園に預けることに不安を感じるママもいれば、数年間自分のもとで子どもを育てることに不安を感じているママもいます。実際に、小さいうちから子どもを保育園に通わせることによってどんな影響が現れるのでしょうか?今回は、子どもを保育園に入れるメリット・デメリット、自宅保育のメリット、デメリットをそれぞれご紹介します。●子どもを保育園に預けるメリット●トイレトレーニングがスムーズにできる『保育園でいろんなことを教えてもらえるので本当に助かっています。お着替え、コップ、手洗いうがい、などなど。保育園で身に着けてくれていて、感心しています。一番助かっているのはなんといってもトイレトレーニング! 保育園様様です』(20代/女の子ママ)●子どもとの時間を大切にするようになる『育児に関して息抜きができるし、昼間一緒にいない分子どもとの時間を大切にできます。子どものほうも晴れの日は外で思いっきり毎日遊べるし、雨の日でも退屈することのない遊びができる。さらに平日はずっと保育園に行っているおかげで、これまで生活リズムが崩れたことがほとんどありません。お給食でお昼ごはんだけでも栄養をきっちり取れるのも助かりますね』(30代/男の子ママ)●気持ちをリフレッシュできる『わたしは子どもが2歳になったころから、無認可の保育園に週1回だけ子どもを預けています。リフレッシュもできて家事も一気に進められる ので、すごく助かっています。日ごろの子育ての悩みを保育園の先生に相談できるのもありがたいです。保育のプロなので、頼りになります!』(20代/男の子ママ)●子どもを保育園に預けるデメリット●保育料がかさむ『仕方のないことなのですが、やはり保育料がかさみます。あと、まめにおむつを替えてくださるので、おむつ代も家で見ているよりはかかっているような気がします』(20代/女の子ママ)●子どもの寝る時間が遅くなる『うちの子はお昼寝はもうしなくても良いみたいなのですが、保育園で必ずお昼寝をしてくるので、夜寝る時間が遅くなってしまう ことがよくあります』(20代/女の子ママ)●病気をもらってくる『日中そばにいられない寂しさと、よく病気をもらってくる こと。この2つだけはどうしても改善できないデメリット。「ママと一緒にいたいの!」なんて言われてしまうとちょっとツライです』(30代/女の子ママ)●子どもを保育園に預けないメリット●毎日一緒にいられる『子どもと毎日一緒にいられること。これに尽きますね。いつかは親離れ、子離れするときが必ずやってくるので、一緒にいられるうちに一緒にいておきたいです』(30代/女の子、男の子ママ)●貴重な経験ができる『24時間365日、幼稚園に入れるまでの数年みっちり一緒にいて子育てしていれば、イヤでも親として、大人として自分が成長することができます 。子どもが小さいうちの大変さは、仕事では得られない経験だと思っています』(30代/男の子ママ)●お昼寝できる『子どもが夜泣きしても、昼間うまくいけば一緒にお昼寝できる こと。働いていたらお昼寝はできないもんなーと思ってしまいます』(20代/男の子ママ)●子どもを保育園に預けないデメリット●遊びに連れて行くのが大変『子どもの体力がどんどんついてくると、相手や世話、遊びに連れていくのが大変です。ごはんもお給食があればなあ、と思うくらいマンネリ化。家事や自分の時間の確保のために、テレビやスマホに頼りがちになってしまうことも……』(30代/女の子ママ)●生活リズムが崩れやすい『保育園に通っている子に比べて、生活リズムが崩れやすい と思います。ママも毎日保育園のようにきっちりとスケジュールをこなすことは難しいので……。特に下の赤ちゃんが生まれたときは、生活リズムがガタガタになってしまい大変でした』(20代/男の子2児ママ)●保育園or自宅保育、正解はママが決めるいかがでしたか?こうして挙げてみると、小さいうちから保育園に通わせることはメリットが盛りだくさん。月齢が低ければ低いほどママとの密着度が高く、保育料も高額で、病気もしやすいため保育園に預けるデメリットが目立つ傾向にありますが、2歳を過ぎれば楽しくお友達と遊ぶ様子や保育園でたくましく成長する大きなメリットを実感することができると思います。また、自宅で子どもと一緒にいる時間は何にも替え難い価値のあるものでもありますね。日中保育園に通っている子がママと過ごす時間数が短いからといって情緒に問題が出るというわけではありませんし、普段保育園に通っていない子が発達が遅くなる、というわけでもありません。大切なのは一緒にいられる時間数ではなく、その“過ごし方”なのです。保育園に預けるか自宅で育てるか、正解はママが決めること。ぜひ、ご自身の選択に自信を持ってくださいね。●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/いちご姫(いちごショートくん)
2017年03月20日一般的に、1歳半~2歳頃までに「おむつはずれ」ができるようになり、2~3歳頃で「トイレトレーニング」が完了すると言われてます。…が、我が家はまだまだオムツが取れる気配がありません。あまり無理やりやってしまうと、逆に時間がかかってしまったり、トイレに行くのが嫌になる子もいますし…。そうなってはママも困ってしまいますよね。まだ完了してないですが、我が家で行っているトイレトレーニングをご紹介します。トイレトレーニングを始めるサインって?・ひとりで歩いたり、座っていられる。・「ちっち」や「うんち」という言葉を理解して「うんちしたよ!」とで教えてくれる。・起きた時にオムツがぬれていない時がある。おしっこの間隔が2時間~3時間くらいあく。そろそろトイトレを始めようかな、と思ったら、おしっこが出ているときや、出たときのサインを見つけてあげてみてください。動きが止まったり、股間に手を当てたり、もじもじしたり…など子どもによってサインは様々。その時に「ちっちしたんだね」などと声をかけたりすると子供もより、意識するようになるのだとか。我が家のトイレトレーニングの流れSTEP1:1歳半~2歳は、トイレをイメージさせるオムツを替える時に「スッキリしたね」、ウンチをしたら「気持ち悪いから変えようね」など声をかけたり、トイレをイメージさせる絵本を読んだりしていました。この頃は、息子もだんだんトイレに興味を示して、私やパパがトイレするときには一緒にトイレに行くように。STEP2:2歳~3歳は、補助便座に慣れていこう2歳になってからは、トイレに好きなキャラクターを貼ったり、補助便座を購入。息子はうんちする時に、よく隠れて踏ん張ってたので、そのタイミングにトイレに誘ってましたが、トイレに座るとなかなかうんちがでない…。実際座ると出ないって子は多いのでは?「うんちでなかったねーまた、したくなったら教えてね」と部屋に戻ってしばらくすると、「ママうんちしたよ!」の繰り返しでした。たまに小さいのがコロンとでたり、タイミング良くおしっこがでる事もありましたが、いつの日からか「おトイレさん行かない!」と一時トレーニングを中断することに…。STEP3:3歳~は、パンツがカッコイイ!「今年の目標はオムツ卒業!!」と気合いを入れ直し、息子には「おトイレさんでできるようになって、オムツバイバイして、かっこいいトーマスパンツ履こうね!」とおNEWのパンツを見せて気合い注入。トイレ=楽しいって思ってもらえるように、カレンダーの後ろとかについてる晴雨表を使って、トイレ成功表を作ってみました。まずはトイレに行けたこと、座れたことを褒めまくります。初めはおしっこがでなくても、トイレに行ったら・座れたら◎!トイレに行けるようになってきたら、おしっこやうんちがでたら◎と、やっているうちに、夜寝る前のおトイレには行けるようになりました。トイトレ完了まであとすこし!次の目標は、朝起きたらおトイレに行けることです。だんだんおトイレに行ける回数を増やして、おしっこやうんちをおトイレで成功させていけたらと計画中です。トイレトレーニングは、子供によっていろいろ。焦らずに子どもの成長に合わせて進めてあげて下さいね。そして、ママもトイレトレーニングがストレスにならないよう、共に根気強く頑張りましょう!
2017年03月16日2歳を過ぎた頃から「もうパンツにしないといけないかな」と気になってくるトイレトレーニング。「いつから始めるのか」「上手に進める方法はないものか」まわりはとあれこれ悩むことも多いものです。今回は、大きな壁にもなりやすいトイレトレーニングをお子さんと一緒に上手に進めていくための方法やコツ、まわりの皆さんの体験談をご紹介します!トイレトレーニングとはトイレトレーニングとは、赤ちゃんが大人と同じようにトイレで排泄できるようになるためのトレーニングのことですね。トイレトレーニングをしなくてもいつの間にかできるようになる子もいれば、気合をいれてあれこれママやパパがサポートしてもなかなか上手くいかない子もいる、ひとつの成長過程でもあります。トイレトレーニングを始める時期や完了するまでにかかる期間、終了時期は個人差が大きいものです。「できれば3歳までには」「幼稚園に入園する前に」といった、ママやパパの期待通りにはいかないことも多く、思い詰めてしまうと大きな悩みやストレスとなってしまうケースも見られます。気負いすぎると子どもにも張りつめた緊張が伝わり、余計上手くいかないということも。できるだけママやパパは気楽に、「いつかはできるようになる」と構えているのが最大のコツだといえるでしょう。■オムツはずれトイレトレーニングとは、オムツははずれのことでもあります。トレーニングが完了する前にオムツはをはずしてしまい、パンツをたくさん洗うことを覚悟する方法、家のなかではオムツはもパンツを履かせずに過ごしてみる、などさまざまなトイレトレーニング方法がありますが、基本的には「トイレトレーニング終了=オムツははずれ完了」となります。オムツも日々進化してきているため、濡れても気にならないものやトイレトレーニング用に外には漏れないものの、おしっこをしてしまうと濡れた感触があるものなどさまざまなタイプがあります。トイレトレーニング用のものを必ず購入しなければならないわけではありませんが、便利なものは取り入れて乗り越えていくのもひとつの手だと考えて進めていきましょう!トイレトレーニングはいつから始めたらいいの?トイレトレーニングでの大きな悩みとなることのひとつが、「いつから始めたらいいの?」ということではないでしょうか。個人差が大きいトイレトレーニングは、一斉にこの時期から始めましょうというものではありません。その子なりのタイミングを見極めてスタートすることが大切です。タイミングを逃してしまっても、気づいた時点で始めれば問題ありません。まずはトイレトレーニングができるかどうかを判断する基準を押さえておきましょう。■トイレトレーニング開始の時期&タイミングの見極めポイントトイレトレーニングは1歳半頃から開始するケースもありますが、2歳前後からスタートすることが多いようです。なかには、子どもがおむつの快適さに気づいてしまい、なかなかトレーニング開始の合図が出ない子もいますが、3歳過ぎ頃までを目処にスタートしてあげるようにするのがおすすめです。【ポイント1】歩けるようになっている膀胱にある程度おしっこを貯めておけるようになったかどうかは、歩けるようになっているかで判断することができます。“膀胱におしっこを貯めてトイレで出す”ためには、脳の発達が必要で、大脳皮質という思考などをつかさどる部分がしっかり“おしっこをしたい”という指令を出せるようにならなければなりません。大脳皮質は、“足を前に出して歩く”という指令も出しているところです。“歩けるようになっている=大脳皮質が発達している”ことになるため、しっかり歩けるようになっているかがトイレトレーニングを開始するひとつの目安となっているのです。【ポイント2】トイレの間隔が2時間以上空いている/空くことがある紙オムツの場合、トイレトレーニングを考え始めたら、2時間置きにおむつをチェックするようにしてみましょう。毎回オムツを交換しなければならないようならまだトイレトレーニングには早いと判断できます。トイレトレーニングは膀胱におしっこを貯めておけるようにならないと、開始しても失敗が多くなり、本人もママやパパもつらくなってしまいます。濡れていないときにはトイレに連れていきおしっこをさせてみるようにする、くらいの気持ちでトイレトレーニングを徐々にスタートさせていきましょう。【ポイント3】「トイレ」「おしっこ」と伝えられるようになる自分の思いをまだ上手に伝えられないうちは、トイレトレーニングを無理に始めても「トイレに行きたい」と言えずに、漏らしてしまうことが多くなってしまいます。トイレの間隔が2時間以上空いていても、上手に思いを言葉などで表現できていないようなら、トレーニングの開始を待ってあげるのがおすすめです。言葉がまだ上手に出てこない子どもには、おしっこやうんちをする前兆が見られたときに「トイレ行きたいの?」「おしっこしたい?」と声をかけてあげましょう。声掛けを続けていくことで、いまの自分の状態が「トイレに行きたい」「おしっこしたい」ことであると少しずつ理解できるようになっていきます。子ども自身が言葉にして伝えられるようになったらトイレトレーニングを開始しましょう。トイレトレーニングの進め方トイレトレーニングの進め方は、その子や家庭の事情に合わせて柔軟に変えていくのが1番ですが、一般的な進め方についてご紹介します。流れをチェックしたうえで、そのときの状況に合わせてあれこれ試してみてくださいね。【1】トイレトレーニング開始のポイントをクリアしているまずは開始できる状態であるかを、上記のトイレトレーニングスタートが可能かのポイントでチェックしてみましょう。ポイントをクリアできていても、本人にやる気がないとなかなか始められないこともあるので、最低限ポイントをクリアできていたら、やる気が出るように工夫してみるのがおすすめです。【2】まずはトイレに誘うことからオムツを見たら濡れていなかった、というときや寝起きすぐ、などのタイミングでトイレに誘って、出る・出ないに関わらず座らせてみます。男の子の場合も始めのうちは座ってする子が多いので、立ってすることを教えるのはトイレでできるようになってからで十分です。「上手にできたらラッキー、できなくて当然」という気持ちで始めるとママやパパも気軽に誘えます。できたら思いっきり褒めてあげることも忘れずに!【3】トイレでできるようになってきたら家にいるときだけパンツにしてみるトイレに誘うと、おしっこができるようになってきて、自分からも「トイレに行きたい」と言うようになってきたら、家にいるときだけでもパンツに切り替えていきましょう。はじめは失敗も多くなるので、できれば枚数を多めに用意して、濡らしたパンツを入れておくバケツなどがあると便利です。【4】うんちの成功を達成するおしっこは上手くできても、うんちは上手くできない…、という子もたくさんいます。うんちのタイミングや前兆を把握できているときには、ママやパパが見ていて「怪しい」と思ったらすぐにトイレに連れていき、うんちの成功を経験させてあげましょう。一度トイレでできると、気持ちいいことがわかり、それからはすんなりできる子もいれば、なかなか続けて成功できない子もいます。時間がかかっても、徐々に回数は増えていくので諦めずに何度も連れていってあげるようにしましょう。【5】お外パンツデビューをする家ではバッチリできるようになり、自分から「トイレに行きたい」とちゃんと言えるようになっていれば、外出先でのパンツデビューも可能です。はじめは近所のトイレのある公園などがおすすめです。お出かけのときには多めにパンツとズボンを持っていき、念のためオムツも持っていくとパンツをすべて使い切ってしまったときも安心できます。【6】夜寝るときもパンツで深夜におもらしで起きるのはママやパパもつらいものです。オムツを濡らさずに寝られる日が1週間以上続いたらパンツで寝始めてみましょう。お外パンツデビューよりも遅くなっても問題ありません。できれば、万一に備えて防水シーツやカバーを使っておくとより安心してパンツデビューを果たせますよ。トイレトレーニングのコツトイレトレーニングを上手に進めていくには、いくつかのコツがあります。その子なりのやる気をアップさせるものがあるならそれを上手く活用して、スムーズなトレーニングを目指しましょう。■グッズを上手に使おうトイレトレーニング用のグッズはさまざまなものが販売されています。トレーニング用のオムツやパンツ、パンツにつけるタイプのシートにおまる、トイレに設置する踏み台など種類も多岐にわたっているため、家庭の方針やトレーニングの進め方に合わせて取り入れていきましょう。「これはあったほうが便利!」というおすすめグッズは、トイレに設置する踏み台です。便座にのぼるとき、降りるときはもちろん、足を置いて踏ん張るときにも活躍します。他のグッズはなくとも、踏み台はあると重宝するアイテムになるはずです。■シール作戦よく見かけるトイレトレーニング方法のひとつですが、“トイレで成功したら壁に貼った台紙にシールを1枚貼れる”などのシール作戦は、子ども心をくすぐり、やる気をアップさせられます。専用台紙でなくともカレンダーや広告を裏返してトイレに貼り、子どもの好きなキャラクターや形のシールを下げておき、トイレに成功したら1枚貼らせます。シール貼りたさに何度もトイレに行くようになればしめたもの! 他のところではシール遊びができないようにしてれば効果もアップします。同じように、トイレに子どもの好きな絵を貼っておき楽しい場所にすることも、やる気をアップさせてトイレトレーニングを成功に導くコツです。その子に合った「トイレにいくといいことがある/楽しい」という方法を試してみましょう。■うんちの乗り越え方トイレトレーニングの大きな壁となるのが“うんち”です。うんちだけはなかなか成功しないという子も多いため、“うんち”ができないから外パンツデビューができないという声もよく聞かれます。うんちは、足で踏ん張って力を入れないと出ないことが多いため、踏ん張れるような踏み台や専用台座を用意してあげることですんなりできるようになることがあります。うんちをしたそうにしていたからトイレに連れていったけど出ず、その後すぐにパンツにしてしまった、ということが続くようなときには足を踏ん張れるようにしてあげてみましょう。また、うんちは朝出る子や食事のあと○分/○時間後に出る、など規則的なタイミングで出る子もいます。“どんなときに出ているのか”に着目して見てあげ、そのタイミングで連れて行き、成功体験を増やしてあげることもコツのひとつです。みんなはどうしていたの? 先輩ママのトイレトレーニング体験談やまもとりえさんは、インターネットに書いてあったシール作戦や大好きなキャラクターでトイレをデコレーションするなど試したものの全く効かず、ある質問でそれが解決したとか。ちゅいママさんの、3人の息子のトイレトレーニングは、「いきなりパンツ」で始めたそうで、トイレトレーニング完了まで大変ではなかったものの、その子それぞれで「時期」の見極めが必要だったと話しています。トイレトレーニングはさっと完了できたけど、その後のおもらしや、飛び散り、ズボンに付くなど大変なことも多々あるそうです。ぺぷりさんは、トイレトレーニングが成功した「ほめ方」を教えてくれました。大人に憧れるお子さんにはピッタリの方法ですね。こめこさんは、夜のオムツ外れについて教えてくれています。4歳2か月で夜もおむつを外したけれど、おねしょの連続…しかしある日突然おねしょがなくなったそうです。トイレトレーニングってついつい気合いをいれて親ががんばってしまいますよね。でも5人産んでいるホリカンさんは、長男のトイレトレをかなり頑張ったようですが、2人目が産まれて、「そのうち外れるだろう」とがんばらないトイレトレーニングを実行。保育園に通っているのもあり、全員3歳すぎくらいには外れたそうです。▼もっと知りたい! 漫画で読むみんなのトイレトレーニング体験談はこちら トイレトレーニングはどうやった? みんなのトイトレ日記 ママ・パパ必見! イライラしないための心構えトイレトレーニング中は、汚れ物も多くなり、イライラしがちです。「トイレ行こう」と誘ったら拒否されたのに直後に失敗、なんてことも日常茶飯事になるため、イライラしないほうが難しいもの。でもできれば怒らずに過ごしたいのも共通した思いではないでしょうか。トイレトレーニング中にイライラしてしまうときには、その原因がどこにあるのかを考えて解決に向けて工夫をしてみましょう。たとえば、汚れ物をいちいち洗うのが大変なら、ぽいぽいバケツに汚れたものを入れて、やる気があるときに一気に洗うようにしたり、部屋の掃除が大変なら家具の配置などを変えて掃除をしやすくしたりなどで気楽になれることもあります。また、「絶対○歳までにはオムツを外したい」などと気合いを入れすぎたり、「周りの子はできているのにどうしてまだ取れないの」と比較してしまったりするとイライラも募りやすくなります。トイレトレーニングにはいつか終わりが来る、となるべくおおらかに構えて、ゆったりとその子に寄り添う気持ちで進めてあげ、上手くいかないときにはオムツに戻ってもいいので、そのときどきに合わせて柔軟に対応していくようにしましょう。トイレトレーニングはあれこれ気も遣い、「しっかりやらないと!」と気持ちも強くもちやすいものですが、ママやパパが気を張り詰めていると緊張が伝わって、子どもも失敗しやすくなってしまうことも。気長に付き合ってあげながら、やる気を上手く引き出していき、トイレで成功できる回数を増やしていってあげましょう!<参考>『今求められる質の高い乳児保育の実践と子育て支援』ミネルヴァ書房・2007年4月20日初版第4刷発行・榊原洋一、今井和子編著者『AERA with Baby 09 6月号』朝日新聞出版2009年6月1日発行
2017年02月22日子どもはどういうわけか「うんち」「うんこ」という響きが好きで、その言葉を聞いただけで大笑いすることもあるほど。それならば、うんちを題材にした絵本を読ませてみてはいかがでしょうか。うんちには汚いイメージがあるけれど、そもそも生理現象として当然のことですし、うんちに興味を持つことで、トイレトレーニング(トイトレ)にも役立つかもしれません。■トイトレを始める前に読みたい一冊!『ひとりでうんちできるかな』(作・絵 きむらゆういち/偕成社)かわいい動物や人間の子ども、そして怪獣までもがおまるやトイレにまたがり、一生懸命ふんばっています。そしてどんなうんちが出たか、しかけで見せる絵本です。「うーん」といいながらきばる様子は、動きも交えて読むと子どもはトイレでまねしたくなるはず。トイレトレ―ニングに役立つさまざまな要素が詰まっているので、そろそろ始めようかと思ったときに読ませるといいかもしれません。子どもだけではなく男性にも好評で、ママが買ってきても、パパが楽しそうに読み聞かせる家庭も多いです。■“うんこ”からのリズミカルな言葉遊び『うんこ!』(作 サトシン、絵 西村敏雄/文渓堂)とぐろを巻いたイラストに、「うんこ!」と言い切ったタイトル。かなり大胆な表紙の絵本ですが、うんこが畑の肥料になることなども学べる、しっかりとしたストーリーです。主人公のうんこは、怒ると「ぷん ぷん ぷん!」、悔しがるときには「くっそー!」など、とことんうんこにこだわった、リズミカルかつ、言葉遊びがふんだんに使われています。さらに「ふん ふん ふ~ん♪」と、鼻歌まで歌ってしまうのだから、子どもたちは夢中になるはず。友人の子は何度も読んで欲しがるそうです。■ママ世代にも懐かしい、読み継がれる“うんち絵本”の名作『みんなうんち』(作・絵 五味太郎/福音館書店)絵本作家・五味太郎さんのあたたかみのあるイラストとともに、さまざまな動物のうんちについて紹介しています。約40年にもわたって読み継がれている絵本なので、子どものころに読んだというママもいるかもしれませんね。「いきものはたべるから みんなうんちをするんだ」というフレーズは、大人としては当たり前のことだけど、子どもにとっては新たな発見になることでしょう。生きものによって色や形が違うこと、人間はおむつからおまる、そしてトイレへと、うんちをするシーンが変わることなども学べます。トイレトレーニングを渋っている子に見せれば、意欲がわいてくるかもしれません。■“オリジナルうんこ”が、子どもの想像力を刺激!うんこしりとり(作・絵 ツペラ ツペラ/白泉社)まずは「こいぬのうんこ」から「こうしのうんこ」へと、しりとりで動物たちがうんこをする様子を描いています。「こおったうんこ」や「こいのぼりのうんこ」のように、現実ではめったにありえないシチュエーションも登場しますが、その意外性に子どもたちは大喜びです。この本には、すべて「こ」からはじまり「こ」で終わるフレーズが登場します。子どもたちの想像力をいかして、オリジナルの「うんこ」をどんどん考えてもらいましょう。「うんち」や「うんこ」なんて、あまり口にしてほしくはないかもしれませんが、興味を持つことでトイレトレ―ニングがはかどることもあります。それに、「ダメ」と禁止すればするほど、子どもはおもしろがって言いたがるもの。「うんち」や「うんこ」にあんなにもはしゃげるのは今だけですし、「絵本を読むときは言ってもいいよ」などとルールを決めて、存分に楽しませてあげましょう!
2017年02月20日幼児期にかけて誰もが一度は通る道、それがトイレトレーニングです。トイレに行く習慣がついてきて、おしっこの間隔が開き始めたら、トレーニング用のパンツにチャンレンジしてみるのはいかがでしょうか?でも、トレーニングパンツもいろいろあって迷ってしまいますよね。ここでは、人気のトレーニング用のパンツを紹介します。トレーニングパンツの実用性って?トイレトレーニングを行ってだんだん慣れてくると、子ども自身も自分からトイレでの排泄をしようと働きかけるようになってきます。例えば、それはパパやママにトイレに行きたいと話したり、手を引っ張って一緒にトイレに行こうと誘って来たりとその表現はさまざまです。こうした中で、間に合わずに失敗してしまうことももちろんあります。そんな時に便利で使い勝手が良いのがトレーニングパンツなのです。おむつよりも薄手で、よりパンツに近い形状になっていることから、おしっこで濡れた感覚がわかるようになっています。失敗しても吸収してくれるので安心です。トイレトレーニング終盤に活躍するアイテムです。トイレトレーニングにぴったりなトレーニングパンツ!人気のトレーニングパンツを紹介していきます。ちなみにトレーニングパンツには、紙製と布製の二種類があります。上手に使い分けていきましょう。トレパンマンユニ・チャームから発売されているこのトレーニングパンツは紙製で、ブルーとピンクの二種類のカラーがあります。もし失敗した場合も、濡れた感覚がわかりやすく、普段の紙おむつよりも10倍濡れた感じがするシートを使用しています。そおため、子ども自身がおしっこに気づきやすいのです。また万が一トイレに間に合わなかった場合も、おしっこを2回分吸収してくれます。外出時にも安心して使うことができます。ピジョン オムツ とれっぴ~ トイレトレーニングパッドこちらはトレーニング用のパッドで、布のパンツやトレーニング用パンツに貼って使用します。コスパが良く、処分しやすいのも魅力です。さらにズレにくく、漏れにくいのも大きな特徴です。もし失敗した場合にも吸収体の部分がしっかり1.5回分のおしっこを吸収してくれます。濡れた感じがよく分かるものになっています。布おむつや布パンツと一緒に使うことができるのもポイントです。女の子におすすめ!chuckle *スウィートガール*お花柄ローズ4層吊り式トレーニングパンツこちらは布製のトレーニングパンツです。4層式のトレーニングパンツで、吊り式のため洗濯しても乾きやすいのが特徴です。可愛らしい花柄なので、トイレデビューでテンションも上がります。おしっこの量が多い場合は漏れるように作られています。トレーニングが終わり、トイレに行けるようになった後もパンツとして使うことができるのでおすすめです。男の子におすすめ!DISNEY・BABY DISNEY/Pixar モンスターズインクディズニーのキャラクターがプリントされた布製トレーニングパンツです。可愛らしく色合いも鮮やかなトレーニングパンツなので、男の子にもぴったり。3重構造になっているので、多少の失敗は大丈夫です。気に入って喜んで使っている子も多いんです。お気に入りのトレーニングパンツでトイレデビュー!人気のトレーニングパンツを紹介しました。紙のものも布製のものも、濡れている感覚がわかりやすいようにこだわって作られているものが多数。お子様の状態に合わせて選んで使用すると良いでしょう。まだおむつがとれるか不安という方は、おむつを使いながらでもOKです。お家ではトイレができるようになっても、外出先では不安という方は、紙製のトレーニングパンツだと安心です。もしおしっこをしてしまっても、1.5~2回分吸収してくれることが多いためです。布製のトレーニングパンツは後々普段用のパンツとして使用することもできるので、お家用やお出かけ用で買っておくのも良いかもしれません。
2017年01月25日こんにちは。子育て専門の臨床心理士をしている今井千鶴子です。「子育ては楽しい、でも大変です……」多くのママからこんな言葉を聞きます。特に、お子さんの“イヤイヤが強いとき”に悩んでいるママが多いです。そこで今日は、お子さんのイヤイヤに困っているママにオススメの方法をご紹介します。●お子さんのイヤイヤへの心理学的な対応:モデリングお子さんのイヤイヤに困っているママには、『モデリング』という心理学の方法がオススメです。モデリングとは、子どもに手本となる姿を見せてマネをしてもらうことです。たとえば、離乳食をあげるときのイヤイヤ場面を想像してみてください。ママが「あーん」と言ってスプーンで離乳食を口元に近づけても、顔をそむけて断固拒否。当然ママも困惑しています。そこで、ママには、離乳食をおいしそうに食べるママ友のお子さんとのランチを提案しました。お友達がおいしそうに食べる様子を見て、いつもは断固拒否の離乳食をペロリと完食したそうです。また、モデリングはトイレトレーニングを嫌がるお子さんにもオススメです。あと数か月で入園を控えているのに、トイレの便器に座るのを泣いて拒否。ママはホトホト困り果てています。そこで、ママには、トイレトレーニングが完了しているお友達と遊ぶことを提案しました。お友達がトイレに行く様子を見てからは、泣きながら拒否していたのが嘘のように、自分からトイレに行くようになったそうです。このように、お手本となるモデルを観察するだけでも行動に変化が見られることがあります。年齢が近いモデルほど効果が期待できるとも言われます。ただ、身近に実在のモデルがいないこともあるかもしれません。そんなときは、ビデオや絵本の「こうなったらいいな」というモデルを用いてみましょう。子どもは基本的にマネが大好きなので、楽しく学べるのもいいですね!●モデリングの効果を高めるポイントモデリングにはいくつかのポイントがあります。その1つは、先ほどご紹介したように“良いモデル”を見てマネをしてもらうことです。このモデリングは、悪いこともモデリングしてしまうため慎重に行う必要があります。もう1つは、ママからお子さんへの“褒め”です。お子さんが苦手なことにチャレンジしたときには、多少大げさなぐらいに褒めましょう。“褒め”の科学的研究でも、頑張った「すぐ後」と「褒めの強さ」がよいと実証されています。最後にもう1つのポイント。それは、お子さんが“機嫌のよいとき”にチェレンジすることです。お子さんの機嫌が悪いときに無理に身につけた行動は、後々難しい状況になってしまうこともあります。ぜひ、お子さんの機嫌がよいときに“ママも一緒に楽しみながら”を心がけましょう。いかがでしたか?今回はイヤイヤへの対処法としてモデリングをご紹介しました。楽しく育児をするために、モデリングも1つのアプローチとして活用してみてください。●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年01月24日ママたちにとって、“男の子”はいつまでも未知の存在です。自分のお腹から出てきたにもかかわらず、自らの小さなころとは全く違う行動様式。広いところがあれば走り回る、高いところがあれば登る、落ちているものは虫でも石でもポケットにねじこんでくる、気づくととんでもないイタズラをしている……。 予測もつかない毎日は、驚きの連続ですよね。けれど日々格闘していくうちに、ママたち自身もだんだんと“男の子ママ”らしくなっていくもの。そう、子どもたちが幼稚園に入るころには、明確に“男の子ママ”と“女の子ママ”で雰囲気が変わってくるのです。そこで今回は、男の子ママならではのあるあるネタや特徴をリサーチしてみました。目次(1)乗り物や特撮にやたら詳しい(2)オムツ交換、トイレトレーニングで困惑(3)さよならヒール靴! 毎日がスニーカー(4)たまには買いたい、花柄やフリルのアイテム(5)ママにとっては“小さな恋人”!●(1)乗り物や特撮にやたら詳しい子どもの興味に引きずられ、これまで全く興味のなかった分野に足を踏み入れてしまう。子育て中にはよくあることですね。乗り物や特撮ヒーローにやたらと詳しいママがいたら、それは男の子ママかもしれません。『子どもと一緒じゃないときでも、新幹線を見ると思わず反応しちゃいます。先日女の子ママたちと一緒に駅にいた際には、チラリと見えた新幹線に「あっ……N700系だ」とひとり呟いてしまいました 』(20代女性/2歳男の子のママ)『特撮モノにハマってます。最近の作品は懐かしネタも豊富だし、ストーリーも面白くて大人も楽しめるんですよ。出演者もイケメン揃いで最高です!』(40代女性/5歳男の子・2歳男の子のママ)●(2)オムツ交換、トイレトレーニングで困惑男の子を出産したママたちの前に、一番最初に立ちはだかる壁。それが、オムツ替えです。『オムツを替えるとき、もたついててオシッコをひっかけられる 。男の子ママなら誰もが通る道なはず……』(30代女性/1歳男の子のママ)『女の子のオムツを替えるのが、なんとなく恥ずかしいです。自分も女なのに(笑)』(30代女性/小学生男の子、2歳男の子のママ)また、オムツ卒業のころにはこんな壁もあらわれます。『トイレトレーニングのときに、立ち便器の使い方が分からなくて困惑しました』(20代女性/5歳男の子のママ)そんなときこそパパの出番!大いに頼っちゃいましょうね。●(3)さよならヒール靴! 毎日がスニーカーさらに子どもの性別は、ママの見た目をも変えていくようです。『気づけば毎日スニーカー&ジーンズ&パーカ 。独身時代は10センチヒールを履きこなす、オシャレ女子だったのになー』(30代女性/3歳男の子、2歳男の子のママ)『育ち盛りの男子ばっかりの我が家。おかずは連日お肉ばかり。お米は毎月10kgを食べきります。私も同じ食生活をしていたので、ガッツリ固太りしました』(40代女性/中学生男の子、小学生男の子のママ)●(4)たまには買いたい、花柄やフリルのアイテム男の子ばかり育てていると、自然と離れていく“女子グッズ”。たまには買ってみたいと感じているママたちも多いようでした。『女の子へ贈るプレゼントを選ぶときは、すごくテンションが上がる。花柄やフリルなど、カワイイものがたくさんあるから』(20代女性/4歳男の子のママ)『ショップに行くと、女の子の服がかわいくてちょっと羨ましい 。うちの息子はスポーツブランドしか着ないのでつまらない』(40代女性/中学生男の子のママ)●(5)ママにとっては“小さな恋人”!最後に紹介したいのはやはりこの声です。男の子はママにとって、“小さな恋人”なんですよね。『七夕の短冊に、「ママとけっこんしたい」って書いてくれてた 。胸がキュンとしちゃいました』(20代女性/4歳男の子のママ)『戦いゴッコをして、見えない敵としょっちゅう戦っている息子たち。戦闘しながら「ママはオレが守る!」とか言ってるのを耳にすると、毎日の苦労が溶けてなくなっちゃいます。男の子ママでよかったな、と思う瞬間ですね』(5歳男の子、3歳男の子のママ)こんな経験は、男の子育児ならではのごほうび。大切に胸にしまっておきたいですね。----------いかがでしたか?とかく大変と思われがちな男の子育児ですが、大きくなったときの感慨はきっとひとしおなはず。彼らはいつかママよりもずっと大きくなり、頼れる存在になることでしょう。それまで格闘しながらも、愛情たっぷりに育てていきましょうね。頑張れ、男の子ママたち!●文/パピマミ編集部●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年01月17日トイレトレーニングとはその名の通り、子どもがトイレで排泄できるようにするトレーニングです。トレーニングとはいえ、決して厳しくする必要はありません。オムツの卒業は子どもによって早い遅いがあるので、子どもの成長に合わせて進めていくことが大切です。今回は、トイレトレーニングの方法やコツをご紹介します。トイレトレーニングを始める前に知っておきたいこと初めてのお子さんでトイレトレーニングも初めてというママやパパに知っておいて欲しいポイントは、トイレトレーニングは気長にやるものだということです。赤ちゃんはまだ膀胱が小さいので、反射的におしっこが出てしまうことがあります。成長するにつれて、膀胱は大きくなり、尿意や便意といった脳からの司令を受け取ることができるようになると言われています。成長の早さは子どもによって異なりますので、焦らずじっくりトイレトレーニングに取り組みましょう。トイレトレーニングをスタートする目安トイレトレーニングを始める時期の目安として、三つのポイントがあります。一つ目は一人歩きがしっかりできていることです。ハイハイの段階では、トイレに行くのはまだ難しいためです。一人で歩くことができるようになったらトイレトレーニングを始める頃合いと言えるでしょう。二つ目は、ママやパパの言っていることがある程度は理解できており、簡単な受け答えができていることです。ママやパパに言われたことがわかっていると、始めやすいです。三つ目のポイントはおしっこの間隔があいてきていることです。おしっこの間隔があいているということは、膀胱に尿を貯めることができ、なおかつ子ども自身が尿意を感じているケースが多いからです。この3つのポイントが、トイレトレーニングをスタートする目安といえます。トイレトレーニングのコツトイレトレーニングで大切なのはトイレという場所自体に慣れさせることです。最初は、トイレがどんな場所なのか子どもにはわかりません。出そうなタイミングを見計らって、トイレに座らせてみたり、抱いて促してみるといいでしょう。それから、朝起きたタイミングやお昼寝のタイミングでトイレに連れて行きましょう。一度トイレやおまるでの排泄ができるようになると、少しずつ変化が見られます。そわそわした態度や急に動きが止まったときは尿意を感じていることが多いので、「トイレ行く?出るかな?」と誘って一緒にトイレに行きましょう。慣れてくると自分でトイレに行きたいと教えてくれるようになります。トイレトレーニングは一進一退今日できても明日もできるというわけではないのがトイレトレーニングです。トイレでの排泄に慣れるには時間がかかり、毎日少しずつトイレに慣れさせる必要があります。失敗することに叱ったりイライラしてしまうと、子どもがトイレを嫌がってしまうことがあります。失敗してもがっかりせずに、笑顔でまた次頑張ろうね〜と声をかけてあげることが大切です。焦らず気長にトイレトレーニングを続けていきましょう。
2016年12月07日赤ちゃんの成長はとても早く、特に、オムツ卒業のタイミングがわからないというママは少なくありません。早い子もいれば遅い子もいますが、大体3歳前後、早いと1歳半でオムツを卒業する子もいます。今回は、トイレトレーニングについてご紹介します。オムツ卒業に必要なトイレトレーニングとはその名の通り、自分でトイレに行けるようにトレーニングすることをトイレトレーニングと言います。トイレトレーニングは、早い段階でトレーニングを始めたからといってすぐにオムツが外れるわけではなく、自然と覚えていくものです。子どもがオムツを卒業するには、ママやパパはどういった点に気をつければ良いのでしょうか。オムツ卒業までのステップここでは、オムツを卒業するまでのステップを三段階に分けてご紹介します。トイレに慣れる!最初はトイレという場所に慣れる必要があります。まずは、トイレという場所が排泄をする場所だということを子ども自身に覚えてもらいましょう。おしっこが出そうなときや、トイレに行けそうなタイミングを見計らって、トイレに座らせてみたり抱っこしたりして促してみましょう。よく言われているのが、朝起きたときやお昼寝の後のタイミングで、オムツが濡れていないときがチャンスです。偶然出ることも多く、きっかけとしてトイレに慣れやすいと言われています。誘われてトイレに行く!トイレに慣れてきて、トイレでの排泄回数が増えていくと、今度は子どもが見せるサインに目を向けるようにしましょう。遊んでいる最中にそわそわしたり、急に何か様子が変わったらトイレに行きたいサインかもしれません。このときに声をかけてトイレに促すようにしましょう。尿意や便意を自分で理解するきっかけになると言われています。トイレに間に合わない場合もありますが、このときに叱ったりしてはいけません。自分から教えてくれる!トイレでの排泄に慣れてくればオムツ卒業はもうすぐです。子ども自身が尿意や便意を教えてくれるようになる時期が来ます。言葉で言うことはできなくても、ママやパパのところへやって来て、パンツを脱がしてくれるようにお願いしたり、トイレに一緒に来てと手を引くような態度が見られます。こうした場合は教えてくれてありがとうと伝えましょう。トイレを覚えてきても、すぐにオムツからパンツに切り替える必要はありません。失敗することもあるので様子を見ながら対応しましょう。トイレトレーニングは気長に続けていきましょうトイレトレーニングは一進一退、或いは一歩進んで二歩下がるといったこともしばしばあります。一度できたからといってすぐに身につくわけではありませんので、あまりイライラしたり叱ったりせず、次頑張ろう!と励ますようにしましょう。子どもによって取れる時期はさまざまなので、根気強くチャレンジしていきましょう。
2016年12月05日なかなかスムーズにいかないことも多いトイレトレーニング。日中はきちんとトイレに行けるのに、夜だけはおねしょを繰り返してしまう…というケースも多いようです。じつは、夜寝ている間の排尿はしつけだけで改善できるものではありません。おねしょが減らない、夜のオムツを外すことができないという原因のひとつにはパパ、ママの焦りの言葉、祖父母の不用意な発言があるかもしれません。■「夜だけオムツ」になってしまうのはなぜ?昼間はきちんと自分からトイレに行けるのに、夜はおねしょしちゃう…。それには、子どもの体の機能の発達が大きく関わっているそうです。朝まで尿をぼうこうにためておくには、その分ぼうこうがきちんと発達している必要があります。また、夜間の尿をおさえるためには、抗利尿ホルモンの分泌量も影響しているといわれ、これらは本人の気持ちでコントロールできるものではありません。だから日中のトイレトレーニングのように、しつけではなかなか改善することができないのです。■「もう年長さんなのに」はNG抗利尿ホルモンは、精神的な負担やストレスによって分泌が乱されてしまう可能性があります。ママが焦ったり叱ったりすると、子どもにとってはストレスに感じてしまい、かえって夜のオムツがいつまでも外れない…なんてことにも。「またおねしょしちゃったの」「もう年長さんなのに、まだできないの!」といった言葉は使わずに。「夜だけオムツ」は子どもの体の機能の問題であるため、ママも焦らずに成長を待ちましょう。「いつかはオムツが外れる」と、開き直るくらいの気持ちで見守ってあげたいですね。 ■「おねしょしちゃうから起きて」はNG夜のおねしょばかりが気になるところですが、大事なことは普段の生活を見直すことから。まずは健康的な生活の基本、早寝早起きからはじめてみませんか? そして日中は公園で走り回ったり、ボール遊びしたりと、たくさん運動をさせてあげて。いっぱい遊べば、ぐっすり眠ることができるので、熟睡で増加するといわれる抗利尿ホルモンも増えていきます。夕食後は無理のない範囲で水分を控えて、眠る前のトイレを習慣にして。また、おねしょさせないように、夜中に起こしてトイレに連れて行っている家庭もあるかもしれません。じつはこれはNGなんだとか。強制的に起こしてしまうことで、眠っている間に分泌される抗利尿ホルモンが抑制されてしまうから。さらにぼうこうが尿をためるまえに起こしてしまうことで、その成長を遅らせてしまうこともあるそうです。冬は寒くてママもトイレが近くなったりします。それは子どもも同じ。夜眠る前には、お風呂で温まる、湯たんぽなどを使って布団を温めておくなど工夫してあげましょう。■帰省での祖父母の「まだオムツしているの?」はNG年末年始の帰省や旅行のときなどは、「おねしょをしたらどうしよう」と自宅にいるときよりも心配になりますよね。普段布パンツで寝かせている場合も、不安ならそのときだけオムツにしてもOKです。オムツにすることで子どもも安心して、朝まで大丈夫だった、というケースも多いようですよ。気をつけたいのが、「○歳なのにまだオムツなの?」「おねしょなんかしたらダメじゃない」といった不用意な祖父母や親戚からの発言。そんな言葉を子どもが聞いてしまったら、ますますプレッシャーになってしまいます。そのためにパパ、ママが、帰省の前に祖父母に「おねしょは個人差があること、本人のがんばりでは改善できないこと、パパ、ママのしつけの問題ではないこと」を話をしておきましょう。もしわかってくれなさそうなタイプの祖父母だった場合は、だれもみていない間にオムツにはき替えさせてあげる、オムツは持ち帰る、念のためおねしょシーツを持参するなどの配慮をしてあげましょう。年齢があがるほど、おねしょをしてしまうと、子ども本人も自信を失ってしまいがち。ママが落ち込んだり叱ったりすることが、余計子どもを傷つけてしまいます。知人のママは、子どもがおねしょをするたびに、「お布団干せて、気持ちいいねー」と笑っていました。だからその子はおねしょをまったく気にすることなく大きくなり、気がついたらおねしょが治っていました。夜のオムツ外れは個人差がとても大きいものです。ゆったりとした気持ちで、時期を待ってあげてくださいね。
2016年12月04日寒くなる前に子どものトイレトレーニングを完了させたいと思っているママは多いと思います。でもつまづきやすいのが「うんちのトイレトレーニング(トイトレ)」です。我が家もトイトレ真っ最中。おしっこは徐々にトイレでできるようになってきて、調子がよければ一日中オムツを汚さない日もあります。しかし、うんちとなると話は別。じつは、うんちがトイレでうまくできないのには、子どもなりの理由があるのだとか。それを知っているだけで、トイトレの壁が少し低くなりそうです。■「うんちトイトレ」はおしっこのトイトレが終了後うんちトイトレの失敗の原因は、おしっことうんちのトイトレを一緒に行おうとした開始時期に問題があったかもしれません。うんちの回数や時間には個人差があっても、うんちをコントロールする力の成長過程はどの子どももだいたい同じ。その成長段階を理解しておくと、「うんちができない理由」がわかります。<うんちをコントロールする力の成長メカニズム>・新生児期~生後6ヶ月までうんちをためておくことができず、ゆるいうんちをひんぱんにする・生後6ヶ月~1歳すぎうんちがたまる感覚がわかり始める・1歳すぎ~3歳ごろうんちがたまる=「うんちがしたい」という感覚を認識する・3歳~5歳ごろうんちをトイレまで我慢することができるようになる・5歳ごろ~就学前うんちの習慣が身につく成長段階をみていくと、おしっこのトイトレを開始する人が多い1歳すぎ~3歳ごろは、うんちについての感覚はまだまだ発達途中ということがわかります。うんちのトイトレは、我慢ができるようになる3歳から5歳にはじめて、就学前までに習慣化させるとよいようです。 ■うんちをトイレでできない理由うんちをコントロールできるようになり始めてからも、「うんちをトイレでしたくない」と嫌がる子どもは多いみたいです。拒否するのは、こんな理由があるそう。<子どもがトイレでうんちをするのを嫌がる理由>・うんちをする場所が決まっている・便器だと足がつかずにうまくいきめない・うんちをトイレでする認識がない・うんちをするスタイルが決まっているトイトレ中のママには、思いあたる点が多いのでは。私もトイトレを始めてから気がついたのですが、子どもがいきむスタイルはだいたい同じ。カーテンに隠れてする子やテーブルの下など場所にこだわりのある子も多いようです。嫌がる理由がわかったら、さっそく対策を練りましょう。■うんちトイトレの準備うんちトイトレは、おしっこのときよりも、少しだけ準備期間が必要。始めるための準備とトイトレの流れをまとめます。●心の準備:うんちをトイレですることを認識させる絵本でうんちの仕組みや、トイレですることを教えてあげるのがオススメ。ちょっと恥ずかしいですが、ママがトイレに行くときに、一緒に連れて行くのもよいかもしれません。おしっこのトイトレのときにも、「うんちもトイレでするんだよ」と教えてあげてください。●環境の整備:トイレに足場を設置する足が床についていないと、不安定でいきめない子も多いようです。おしっこトイトレで補助便座を使っている家庭は多いと思いますが、さらに足場を設置してあげると両足が置けて、いきみやすくなります。100円ショップで売っている踏み台など活用している家庭も多いそうです。心の準備と環境が整ったら、徐々に声かけから開始。うんちをする合図を見逃さずに、「今だ!」と思ったらトイレに誘ってみましょう。「大丈夫~」「出ない~」と子どもが言っているうちは、そのままオムツにさせてOK。毎日声かけすることで、ある日、突然トイレでできるようになることもあるそうです。■ママはおおらかな気持ちでトレーニングが進まなくても、親が焦ったりイライラしたりするのは禁物。不安やストレスは、排泄におおきく影響します。トイトレのプレッシャーから「トイレ嫌い」になることもあるようなので注意して。先日、トイトレを完了したママ友は、親が真剣に取り組んでいるときは「トイレに行きたくない」と言っていたとか。子どもがおしっこを失敗するたびにイライラして「もう無理! オムツに戻す」とトイトレを中断したとたん、「お兄さんパンツ(布パンツ)にする~」と、子どもが自ら『脱・オムツ宣言』をしたと教えてくれました。その子は、宣言してから一度も失敗していないのだとか。トイトレは、失敗するたびに部屋が汚れ、洗濯物が増えるので、ママにとってもとても大変。余裕があるときは布パンツ、忙しいときはオムツといったようにママが楽になる方法でチャレンジすることも大事です。子どものタイミングに任せると、かえってスムーズに進んでしまうことも。親にできることは、「準備」と「声かけ」。そこをしっかり押さえていれば、失敗しても「まぁ、いっか」とおおらかな気持ちで、子どもを見守れるかもしれませんね。
2016年10月29日「最近、保育園ママたちにひとつの傾向が見られるようになってきた」。とある保育園の園長先生と雑談していたときに、彼女がこぼした言葉です。その傾向とは、保護者たちが“意識高い系”と、“放置系”に大きく二分されている ということ。預けている間も理想の子育てを全うしたいと願う親がいる一方で、何でもかんでも保育園にまかせておけばいいと考えている親も増えているそうです。そういった中、ありえない要望やクレームを受けてビックリしてしまうことも日常茶飯事だとか。一体どういった要望を突きつけられているのでしょうか。今回は保育士の皆さんを集め、インタビューしてみました。●(1)ブランド服を弁償しろと迫られた『事前に知らせていた“どろんこ遊び”の日に高級ブランド服を着てきました。着替えも持たせていなかったので、しかたなくそのまま遊びに参加させたら、次の日に大クレームとなりました。「ロゴを見ればブランド服であることは一目瞭然で分かるでしょ!シミがついてもう着られなくなったじゃない!弁償してよ! 」とすごい剣幕で怒鳴られ、とても怖かったです』(30代女性/私立保育園勤務)保育園は子どもたちがのびのびと遊びながら過ごす場所。時には汚れる活動をすることもありますが、そういったときには事前に日程を伝えておき、汚れてもいい服装で来るように指示しておきます。そういった指示を無視しておいて、服が汚れたことに対しクレームを出すのはあまりにも理不尽ですね。●(2)うちの子を主役にしろと迫られた『発表会で“ももたろう”の劇をやることになり、子どもがやりたい役をそれぞれ選んだ。Aちゃんは自分から「犬をやりたい」と強く志願し、犬役に。しかし親御さんから「なぜうちの子を犬役にしたのか。遠方から祖父母や親戚も見に来るのに、そんな脇役では困る 」と激しく抗議されました。登園してきたAちゃんも家でさんざん叱られたようで、「お母さんが犬役はダメって言ったから、桃太郎役に変える……」とポツリ。とても悲しそうな顔でした』(40代女性/公立保育園勤務)やりたい役を自分で考えたり、希望がかぶったら譲り合ったりすることも子どもにとっては非常に重要な経験です。にもかかわらず、親がしゃしゃり出て強要してしまっては、教育も何もありません。●(3)トイレトレーニングを強要してくる『トイレトレーニングに必死な親御さんは多いですね。「お子さんは発達がゆっくりめなので、もう少しオムツで様子を見ましょう」と言っているのに納得せず、何がなんでもオムツを外してほしい と強要してくる。その割に自宅では面倒くさいからオムツをはかせっぱなし。当然うまくいくわけもないのですが、「先生がオムツ外しに協力してくれないせいで、いつまでもパンツがはけない」と吹聴するので厄介です』(20代女性/私立保育園勤務)2歳児、3歳児クラスの担任となれば必ずぶち当たるのが、トイレトレーニングをめぐる保護者とのいざこざ。子どもに無理をさせないことが最優先のはずですが、一刻も早くオムツを外したいと願う親はかなり多く、保育士たちの悩みのタネとなっています。●(4)「うちの子をおろそかにするな」と文句をつけてくる『乳児クラスにとても神経質な保護者さんがいたことがあります。お迎えのときちょっとでも泣いていると、「うちの子がおろそかになっている」とすぐ園長に報告するんです。さらには、「うちの子は繊細で過敏なのだから、うちの子専用の時間帯を作ってほしい」「先生は他の子には話しかけないでほしい 」とエスカレートしていき、最終的にはキレて退園していきました』(40代男性/私立保育園勤務)お迎えに行ったときにわが子が泣いていると、不安になってしまうママの気持ちは分かります。しかし、保育園は集団行動の場です。一人ひとりに専用の時間帯を作ることまではどうしてもできません。●(5)「うちの子はもっとかわいいはず」園で撮った写真にクレーム『「園で撮影する写真が、高額なくせにレベルが低い。うちの子はもっとかわいい表情をするはずなのに、その瞬間を捉えられないのはおかしい」とクレームをつけられた。「プロのカメラマンを入れるか、写真は無料で配布てほしい 」とのこと。どちらもムリです……』(50代女性/公立保育園勤務)こういった写真は、先生たちが保育の合間をぬって撮っていることが多いもの。家庭で撮影するように、じっくりベストショットを狙うことはできないと心得ておくべきですね。----------いかがでしたか?もちろん、保育園を利用する保護者すべてが非常識なわけではありません。しかし、今回紹介したような理不尽な要求をする親が存在するのもまた事実です。“他人のふり見て我がふり直せ”。子育て中の保育園ママさんたちは、一度自分自身を振り返ってみてはいかがでしょうか。●文/パピマミ編集部
2016年10月24日【ママからのご相談】2歳10か月の男の子がいます。夏から始めたトイレトレーニングの成果が出て、ようやく日中はオムツ無しの生活になりました。ところが、うんちをトイレでするのを嫌がるので困っています。おしっこはちゃんと教えてくれますが、どうしても「うんちはイヤだ」と言います。そのせいか、近頃便秘気味になってしまいました。理由を聞くと「怖いから」と言うのですが、来年から幼稚園に入園するのに、このままでは本人が困るのではないかと心配です。何か良い方法はないでしょうか?●A. しゃがむ姿勢が最大のポイント!ご相談ありがとうございます。2歳児を子育て中のママライター、あしださきです。トイレトレーニングを2016年の夏に頑張っていた者同士、とても親近感を覚えてしまいます。ぜひお力になれたらと思い、自分の経験と専門家の見解、最新のアイテムなどをヒントにして、ご相談にお答えしたいなと思っています。●うんちをトイレ以外の隠れた場所でしてしまう子どもは珍しくない私は自分の子ども3人のトイレトレーニングを経験しましたが、そのうち2人はおしっこのトレーニングが完了した後もしばらく、うんちをカーテンの裏や部屋の隅っこに隠れてこっそりとしていました。何回トイレに誘っても来てくれず、短い期間ではありましたが、とても悩みました。実はこのような悩みを抱えていたママは珍しくないようで、周囲のママさんたちからも似たようなお話を聞くことができました。『うちの子は年少さんまで、うんちはずっとパンツにしかできなかった です。そのため幼稚園だとできずに我慢していたようで、幼稚園から帰るとすぐにうんち。怒ると逆効果だと割り切り、しばらく何も言わずに付き合いました。そのうちに、トイレに行くと自分から言うように。本人の時期を待つのも手ですよ』(6歳女の子のママ)『双子の男の子を育てています。片方の子はいつも便秘気味で、自分だけで静かにうんちをしたいようで、いつも家族のいない部屋にこもって頑張って出しています。普段オムツは夜だけ履くのですが、うんちをしたくなるとオムツを履きたがる のですぐに分かります。便が固く、なかなか出なくて泣いてしまうこともあってかわいそうです。今のところまだ継続中。双子でも、それぞれ違いますね』(40代双子の男の子のママ)『うちの2歳11か月の息子は夜寝ている間にうんちをします。ちなみに、昼間のトイレトレーニングは完了しています。寝ているとき、急にうつ伏せになって両足を曲げた“ダンゴムシの姿”になるとうんちが出る ので、すぐにオムツを取り替えます。この習慣は絶対に良くないのだと思いますが、寝ているわが子に何を言っても仕方がなく……。困っています』(30代男の子のママ)●しゃがむ姿勢が自然な排便姿勢2016年、アメリカで一大ムーブメントを巻き起こしている、『スクワティ・ポティー(Squatty potty)』をご存じでしょうか?これは、薬などには一切頼らないで便秘を治すために発明された便秘椅子です。発明者のロバート・エドワード(Robert Edwards)さん曰く、『基本的に人間の体はしゃがんで用を足すようにできている 。日本の和式トイレを考えればわかりやすい』とのこと。その姿勢を追求して、洋式のトイレでも自然としゃがむ姿勢を取れるように工夫されて生まれたのがスクワティ・ポティーだそうです。私はこれはトイレを怖がる2歳児にも参考になるのでは、と考えています。洋式トイレに座った姿勢、小さい子どもはまだ足が床に届きませんよね。つまりしゃがむ姿勢には程遠い、不安定な状態 にあります。そこで、足が乗せられて、かつしゃがむ姿勢に近くなるような高さのステップを2つ用意します(両足分)。簡易型の折りたたみ台のようなものがいいと思います。高さが重要なので、お子さんの足の長さと床からの距離は計算してくださいね。足乗せがあるだけでも、不安定さが改善されて、トイレでの排便が怖くなくなる という期待もできますし、足乗せ台が高いと和式トイレにしゃがむ姿勢に近くなりますから、排便がスムーズになります 。●下剤の使い方には注意が必要子どもの便秘というと、小児科では下剤を処方されることも多いと聞きます。しかし、その使い方にはくれぐれもご注意を。松生クリニック院長、松生恒夫医師の著書『「排便力」をつけて便秘を治す本ー専門医が教える「便意リハビリ」』によると、小児科などの病院で処方される、ラキソベロンなどの刺激系の下剤は、長く使い続けると『腸内メラノーシス』 といって、腸内が黒くなり大腸の働きが悪くなる 症状を引き起こすことがあるとのことで、注意が必要です。下剤を試すときは、薬局でも手に入る塩類下剤をまず試してみると良いそうです。このタイプは腸内の水分をコントロールして排便させるものです。----------いかがでしたか?お子さんとのトイレトレーニングの最終課題、一緒に乗り越えたときの喜びはきっとママだけの宝物になることでしょう。私もご相談者様と同じようにわが家の2歳児と最後の山を乗り越えていきたいと思います。ぜひご参考にしてみてくださいね。【参考文献】・『「排便力」をつけて便秘を治す本ー専門医が教える「便意リハビリ」』松生恒夫・著●ライター/あしださき(元モデル)
2016年10月24日洗濯物が乾きやすく、体がぬれても冷えにくい夏は、子どものトイレトレーニングにもっとも適した季節といわれています。働くママの場合は保育園でもトイレトレーニングを進めてくれるため、「園にお任せでOK」と思っている人もいるかもしれません。しかし、園にまかせっきりのままでは、うまくトレーニングが進まなかったり、園ではトイレに行けるけど家ではできない、ということにもなったりしがち。園と連携して、上手にトレーニングを進めていきましょう。■保育園でのトイレトレーニングの様子をリサーチ保育園では、子どもの年齢や状態にあわせて、最適なタイミングでトイレへの声かけをしてくれます。でも、「園でトイレトレーニングがはじまった」と聞いて、「じゃあこのままお任せで」と安心するのはNGです。週末や夏休みなど、家で過ごすときには、やはり自宅でもトレーニングが必要です。園でトイレトレーニングを進めているのに、休みの間はずっとおむつのままでは、効率良くステップアップをしていくことができません。また、人によってやり方がちがうと子どもも混乱してしまいます。まずは、保育園でのトイレへの誘い方、声かけのタイミング、子どもの様子などを保育士さんにリサーチするといいでしょう。休みの日でもできるだけ園と同じタイミングでトイレに誘い、子どものやる気を上手にアップさせてあげましょう。■保育園との連携で上手にトレーニング家でのトレーニングの様子は、連絡帳などを活用して保育園と共有を。誘い方のコツなどがわからないときは、保育士さんに相談してみましょう。保育園からは「トイレに行けるようになった」と言われているのに、自宅のトイレではなかなかうまくいかない…。そんなときは、自宅のトイレを保育園と同じようにデコレーションしてみるのもひとつの方法です。保育園のトイレは、ドアや壁にかわいらしいイラストなどがあしらわれていることも多いもの。シールや紙を貼って同じようにデコレーションすると、子どもが嫌がらずにトイレに行くようになった、という声も多いようですよ。■うまく進まなくてもイライラしない保育園ではできるのに家では失敗したり、トイレで成功したと思ったのに急におむつに逆戻りしてしまったり…。トイレトレーニング中はなかなかうまくいかないことも多く、ママもイライラしてしまいがちです。でも、そこで厳しく子どもを叱るのはやめたほうがいいでしょう。日ごろ保育園でがんばって集団生活を送っている子どもにとって、家でママといる時間は大切なリラックスタイム。ママと一緒だからこそ、つい甘えも出てしまうのかもしれません。イライラや落ちこみはぐっとおさえて、ゆったりとした気持ちで見守ってあげられるといいですね。
2016年08月31日もうすぐ季節は本格的な夏ですね。 暑くてだるくなりがちな夏ですが、洗濯物はどんどん乾き、ママとしては嬉しい、太陽の恵みたっぷりの季節。 そんな夏は、トイレトレーニングを始めるのにピッタリ。来年から幼稚園、というお子さんを持つママはそろそろトイレトレーニングを始めたいですよね。今回は、2013年1月生まれ(今年幼稚園に入園)の子どもを持つママたち6人に話を聞き、トイレトレーニングの方法や時期についてまとめてみました。6人中5人のママが入園前の夏までにトイレトレーニングを開始まずはトイレトレーニングの開始時期について聞いてみました。■1歳代ではじめたママ:3人一番早かったママは1歳0カ月から開始。落ち着いて座れるようになったらすぐに始めたとのこと。次に1歳半頃に始めたママが2人。「下の子が生まれる前にオムツが取れればと思って…」という理由と「お友だちが始めたので始めてみた」というきっかけだそうです。■2歳代ではじめたママ:2人2歳5カ月、6カ月で開始したママたちは「幼稚園入園のために!」とのこと。次の春に入園を控えたママたちは、やはり夏ごろトイレトレーニングを開始していました。■幼稚園入園直前にはじめたママ:1人唯一トイレトレーニングを入園前の夏に行わなかったママは、入園直前の冬にスタート。本人のやる気が出るまでじっくり待ったそうです。それぞれのママの考え方や、その子の個性しだいで始める時期はさまざまですね。始めた時期はバラバラでも、完了はほとんど同じ開始時期には1年以上の差があった子どもたちですが、実際にトイレトレーニングが完了した時期は、2歳半~3歳ごろに集中しました。1歳代で始めたママたちはトイレトレーニングが完了するまでの期間について「1年以上」と話すのに対し、2歳半ごろ始めたママたちは「半年くらい」とのこと。入園直前まで待ったママからは「いきなりトイレに行くと言い出した」というトイレトレーニング期間ほぼ0という話まで飛び出しました。2歳を過ぎると格段に言葉を理解する能力がアップする子どもたち。また、「お兄さん(お姉さん)になりたい!」という自立心も育ってくる年代ですよね。2歳半ごろ始めたママからは「言葉が通じたので苦労はしなかった」という意見も。子どもたち自身の「できるようになりたい」という思いがあると、トイレトレーニングはスムーズに進んでいくことが多いようです。しかしその一方で、スムーズだったはずのトイレトレーニングが停滞するという体験談も。「ママが下の子を妊娠し体調が優れなくなり、親子でトイレトレーニングへの意欲が薄れてしまった」というケースや、「下の子が生まれると上の子が赤ちゃん返りし、トイレに行きたくないと言われてしまった」ということもあったそうです。2歳はイヤイヤ期もあり、下の子が生まれると赤ちゃん返りもあるため、思ったように進まないことも多いんですね。トイトレには「濡れた感覚がわかる」ことと「できたら嬉しい」が大切次に、どんな方法でトイレトレーニングを行ったのか聞いてみました。すると、6人中5人のママが開始時からトレーニングおむつを使ったり、いきなりパンツを履かせるなど「濡れた感覚がわかる」トイレトレーニング方法を行っていました。また、トイトレシールとよばれる、トイレに行ったらシールを貼る仕組みを使っていたママも6人中5人。シールの柄を頻繁に変えたり、カレンダーを使って、トイレに行けたら数字に手描きのハートマークを描くことにしたりすることで子どもの飽きがこないように工夫したというママもいました。また、ごほうびはシール以外に、インターネットでダウンロードできるキャラクターのぬり絵をあげたり、いけないとはわかりつつもラムネ等の食べ物で釣ってしまった…という本音も。トイレトレーニングは本人のやる気が一番大切。やる気を失わせないためにママたちはたゆまぬ努力を続けていました。排泄のリズムをつかむ表を使ったママも前職で保育士をしていたというママからは、排泄のリズムをつかむための表を使ったという体験談も聞けました。トイレに座ることに慣れ、毎日のようにトイレで成功するようになったら、この表を始めたそうです。表を使う前は「朝の寝起き」と「お昼寝前」の2回に絞ってトイレに連れて行っていて、その回数を増やしていく目的もあり取り入れたのだとか。毎日トイレに連れていくタイミングを決めて表にしておくと、どのタイミングでおむつが濡れていたのか、また、どのタイミングならトイレで排泄しやすいのかがわかります。タイミングごとに2段に分かれていて、上の段は、おむつが濡れていた(×)濡れていない(○)を表し、下の段はトイレで出た(○)出ない(×)を表しています。下の方にはトイレでできた回数を数字で書いています。排泄のタイミングもつかみやすく、だんだんとトイレで排泄する回数が増えてきているのがわかり、ママのモチベーションアップにもつながりそうですね。表は3、4カ月経ってタイミングが理解できたらやめ、ごほうびシールを貼るだけに変更したとのことでした。だんだん成功が増えて来たら、保育園では8割成功するようになることを基準にしてパンツへの移行をしていたそうです。しかし、自宅では失敗があると後片付けも大変ですし、マメにトイレに連れていく決心をしないと難しいため、排泄の感覚が1時間以上は空き、9割以上成功、かつトイレを自分で知らせてくれるようになってから、パンツへの移行をしたそうです。トイレに行くのを嫌がったら?トイレトレーニングの中でママが悩むことの1つ「トイレを嫌がる」ということについて、元保育士のママはどのように対処していたのか聞いてみました。■トイレに行くことに楽しみを作る「トイレに行ったらシールを貼ろう」と誘ったり、トイレに好きなキャラクターのタオルをかけておいて「〇〇(キャラクター)が待っているから行こう」と声掛けをするなど、トイレに楽しみを作ることもコツだそうです。■ぬいぐるみもトイレに行きたいみたい気に入っているぬいぐるみや、遊んでいるおもちゃがあれば「おもちゃもトイレに行きたいみたいだよ」と誘って、おもちゃを持たせてトイレに連れていくことも効果があるのだそう。これは私自身も、息子のお気に入りの犬のぬいぐるみでやっていました。おままごとやお世話遊びが好きな子には効果があるかもしれません。■「あと〇分したら行こう」とストップウォッチを鳴らしてみるこれは目からウロコの作戦でした。もちろん子どもたちは「〇分」という時間の感覚はわかりませんが、音が鳴るものが好きですよね。「これが鳴るよ」と言われるだけで、なんだか遊んでいるような気持ちになり、音が鳴ると「鳴った!」と自然にトイレに足が向いてくれるかもしれません。たくさんの作戦を教えてくれた保育士ママですが「それでも嫌がるなら、オムツを履いていたら無理強いはしなかった」とのことでした。せっかくのトイレトレーニングも、しつこくして本人が「もうイヤ!」となってしまったら本末転倒ですよね。時にはママが気持ちを切り替えて折れることも必要なようです。秘訣は「あせらないこと」トイレトレーニングを終えたママたちが口をそろえて言うことは「あせらないのが一番」ということ。ママがあせって子どもの失敗を叱ってしまったり、周りの子と比べてしまうことで、子どもは自信をなくし、やる気を失ってしまいます。早く始めてもゆっくり始めても、トイレトレーニングの進み方は本人のやる気次第。自分の子どもの成長にしっかり向き合ってトイレトレーニングを進めていきたいですね。そして多くのママが「半年以上」かかると話すトイレトレーニングを、入園前にあせらず進めていくには、やはり入園半年前の今がチャンス。この夏は親子二人三脚ではじめてみませんか?<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年06月23日新生児のころから子どもの寝つきが悪く、慢性的な寝不足に悩まされていました。そこで、子どもが寝返りできるようになったころ(5ヶ月ごろ)から、ゆるく「ねんねトレーニング」をはじめました。トレーニングといっても、主に実施したのは「生活習慣を整える」こと。現在2歳4ヶ月の息子は、そのときに実践していた生活習慣が身についているため、お昼寝や夜のねんねがとてもスムーズです。今回は、インターネットや書籍の情報を元に、自分でできる範囲で考えた自己流のねんねトレーニングを紹介します。■「生活習慣を整える」とは?赤ちゃんは、朝と夜の区別がつかないため、時間に関係なく泣いたり、おなかを空かせたり、眠ったりします。一般的に「3ヶ月ごろになると自然と生活習慣が整ってくる」と言いますが、“自然と”生活習慣が整うことはありません。朝起きる時間、遊ぶ時間、お昼寝の時間、食事の時間、お風呂の時間など、それぞれ親が整えてあげる必要があります。私の考えたねんねトレーニングのルールは4つです。朝は7時にカーテンを開けて起こすお昼寝は午前と午後の2回させる(1歳から午後のお昼寝のみ)お風呂は17時~18時に入れる夜寝る前は、寝室を薄暗くして過ごす最初は、夜寝かせるためにお昼寝を減らそうとしたのですが、これが逆効果。1日中機嫌が悪く、余計寝つきが悪くなってしまったので、午前と午後にしっかりとお昼寝をさせることにしました。<生後5ヶ月ごろの1日>7時 カーテンを開けて起こす 授乳してリビングへ移動8時 離乳食、授乳9時 お昼寝10時 子育て支援センターで遊ぶ、またはお散歩12時 帰宅、離乳食、授乳12時半 お昼寝15時 起床、授乳、室内遊び17時 お風呂、授乳18時 離乳食、授乳19時~20時 授乳、就寝いまは保育園に通っているので、お風呂の時間が18時~19時になっています。午前のお昼寝もしなくなりましたが、朝起きる時間と寝る時間、午後のお昼寝の時間はこのころとだいたい同じです。遊びやお昼寝に関しては、子どもの体力によってタイミングが異なると思います。子どもが機嫌良く過ごせるタイムスケジュールを探ってみるのがよさそうです。■「まだ寝ない!」というときのお布団への誘い方じょじょに遊びの楽しさを知ってくると、「もっと遊ぶ! まだ、寝ない!」という主張が強くなってきます。そんなときのためにしていることは、2つです。ひとつ目は、昼間に外で遊ばせること。保育園がお休みの土日は、必ず外出するようにしています。公園で遊ばせたり、スーパーでお買い物をしたり、電車を見に行くことも。できる限り自分で歩かせることを心がけています。午前中にクタクタになるまで遊ばせれば、お昼寝は楽ちん。お昼ごはんを食べながら寝てしまいます。ふたつ目は、おもちゃや絵本を「ひとつだけ」寝室に持っていくこと。夜寝る前に、「もっと遊びたい」と言いだしたときは、「ひとつだけお布団に持っていこうね」と言います。そうすると、自分の主張を半分聞きいれてもらえたからか、意外なほどすんなりと布団に入ってくれます。寝室は暗くした状態なので、布団のなかで遊びだしても、30分もすれば眠くなって寝てしまいますよ。たくさんのママの悩みの種でもある「ねんね」。私も子どもが寝てくれないために寝不足が続き、とても悩んだものです。このゆるい「ねんねトレーニング」をはじめてからは、お昼寝や夜の寝かしつけが少しずつスムーズにいくようになり、子育て自体がグッと楽になりました。なかなか寝てくれない夜があっても「まぁ、こういう日もあるよね~」と受けとめられるような気持ちの余裕もできました。母子ともに機嫌良く、余裕を持って過ごせる生活習慣は、ママの負担を軽くしてくれるもの。いい方法を見つけられるといいですね。
2016年06月20日こんにちは、保育士でライターのyossyです。「おむつなし育児」 という言葉を聞いたことがあるでしょうか。自然派の育児を好む人は知っているかもしれません。でも、「おむつなし」という言葉から連想して、「全くおむつを使わない育児なのかな?」と誤解している人もいるようです。ここでは、おむつなし育児に関して誤解しやすい部分を、Q&A形式で解説していきましょう。●(1)ずっとおむつをしない育児なの?実際には、おむつを使っている人が多いようです。おむつなし育児は、「おむつをしない育児」ではなく、『なるべくおむつの外(オマルやトイレ等)でオシッコ/ウンチをさせる育児』(おむつなし育児研究所による定義)です。おむつなし育児の目的は、赤ちゃんが本来持っている自然な排泄欲を満たしてあげること 。保護者が、赤ちゃんが「排泄しそう」というタイミングを察知して、おむつを外して排泄してもらいます。これにより、・赤ちゃんとコミュニケーションがとりやすくなる・赤ちゃんの排泄欲が満たされてご機嫌になりやすい・排泄量が増えたり、おむつかぶれが改善されたりすることもある・紙おむつのゴミや布おむつの洗濯が減ってエコといったメリットがあると言われています。●(2)ホーローおまるを用意しなきゃダメ?おむつなし育児を実践している人のあいだで、ホーロー製のおまるが人気のようです。そのため、「ホーローおまるを購入しなければいけないのでは」と思っている人もいるかもしれません。確かに、ホーローおまるは見た目もおしゃれで、汚れも落ちやすいというメリットがあります。でも、重要なのは「おむつ以外の場所で排泄する」 ということ。続けられるわからないうちは何も用意しなくてもOKです。おまる以外にも、トイレや風呂場、使わなくなった適当な容器などで排泄するという方法もあります。●(3)トイレトレーニングにつながる?「おむつなし育児=トイレトレーニング」と思っている人もいますが、おむつなし育児の目的は、あくまで排泄欲を満たしてあげること。「おむつを早くはずすこと」ではありません。でも、おむつなし育児をすることで、・親が赤ちゃんの「排泄したい」というサインを読み取れるようになる・赤ちゃんがおむつ以外の場所に排泄する気持ちよさを覚えるといった効果が期待できます。それにより、結果的にトイレトレーニングが早く終わるケースもあるようです。●(4)赤ちゃんに無理をさせるのでは?なかには、「小さいうちから無理をさせて、赤ちゃんがかわいそう」という意見を持つ人もいるようです。でも、決して赤ちゃんに無理をさせようとしているわけではありません。大人だってそうなのですから、赤ちゃんもおむつにおしっこやうんちがついていたら、当然気分が悪いですよね。その不快感で泣くことも多いものです。ですから、事前に排泄したいという気持ちを察知しておむつを外してあげれば、気分がよくなるはず。ただし、親が「絶対におむつ以外でさせなくては!」と強く思いすぎてしまうのは考え物です。うまくいかずに赤ちゃんにつらくあたってしまったり、イライラしてしまったりして、結果的に赤ちゃんにストレスがかかる可能性もあります。はじめはうまくいかなくて当然なので、無理せずに気持ちを楽にして挑戦したいですね。----------何かと誤解されやすいおむつなし育児。でも、実は今日からでも気軽にはじめることができます。興味があれば、赤ちゃんを観察してチャレンジしてみてはいかがでしょうか。【参考リンク】・おむつなし育児ってなに? | おむつなし育児研究所()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年06月11日【ママからのご相談】2歳6か月の息子のトイレトレーニングについての相談です。今年の夏にはトイレトレーニングを完了したいという漠然とした目標を持っています。というのも、先輩ママから「夏はトイトレで失敗しても洗濯物がすぐに乾くし、 薄着でいられる時期にはずすのがおすすめだ」と聞き、わが子のトレーニングは夏にと思ったからです。今はまだトイレに関して、親も子も何も取り組んでいません。夏の本格的なトレーニングを前に、今の時期にできる準備のようなことがあれば教えてください。●A. お子さんの様子を観察することから始めて、徐々にステップアップです。ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。今夏トイレトレーニングの完了を目指していらっしゃるとのこと。ママとしても、お子さんには夏場のオムツかぶれを気にせず、布の下着で快適に過ごしてくれるようになってほしいですよね。トイレトレーニングを始めるママにとって、何から始めたらいいか、いつ始めたらいいかというお悩みが多いというアンケート結果が出ています。ベビータウンが行ったおむつはずれに関するアンケート調査で、「おむつはずれやトイレトレーニングのどういうことに不安を感じますか?」という質問に対し、最も多かった回答は「トイレトレーニングの方法がよくわからない」 の19.0%で、続いて「自分がイライラしてしまいそう」の17.3%、「いつスタートすればいいかわからない」の17.2%でした。また同調査で興味深かったのは、回答者のうち約7割のママたちがおむつはずれに対しては「できることなら早くはずれてもらいたい」と回答しているという点です。そして具体的には、「いつくらいまでにおむつがはずれてほしいですか?」という質問に対して、最も多い回答が「3歳まで」で44%でした。さらに、お子さんのおむつはずれを経験したママたちに実際に外れた時期を聞いたところ、ママたちの目標としていた「3歳まで」とは少しずれて、「満3歳から3歳4か月まで」にはずれたという回答が最多で36.3%でした。この調査から言えることは、おむつはずれにはママたちそれぞれに目標があり、できれば早くはずれてほしいとも思っているが、実際にはその目標よりも少し後におむつがはずれる というケースが多くあるということです。●筆者の実体験私自身の経験では、2人の子のトイレトレーニングをしました。その感想は、「子どもの様子や興味に敏感になる必要があった」ということです。すんなり何日かではずれるような期待をしていた1人目では、全くうまくいかずに始めてから2度ほど断念。途中で親も子もインターバルを取りながら3度目の挑戦でなんとかおむつはずしに成功しました。このときの経験は本当に苦いものでした。その教訓から2人目は焦らずに始めようと決め、時期は何も考えずにいました 。すると、2歳半前に上の子のトイレに興味を示している様子が見られたので促してみたところ、コツをすぐにつかんであっさりと終了してしまいました。子どももそれぞれトイレに対する興味の持ち方が異なるものです。わが家の上の女の子は、トイレの水が流れる大きな音が大の苦手でした。今は小学4年生になりましたが、私の実家にある古いトイレの大きな音が怖くて自分で流せないと言ってきますから困りものです。トイレトレーニングをしていたころ、いくらトイレに誘っても音が怖くてイヤだったようです。怖いからトイレには行きたくないので失敗が重なり、自信がなくなっていき……という悪循環から、長期間のつらいトレーニングをさせてしまった のでした。私がもっと娘の様子に敏感になってあげて、トイレではなくおまるを用意してあげていたら、もしかしたら違っていたかもしれないなと思います。一方、2番目は上の子のトイレについていく回数が多かったおかげでトイレに興味を持つのが早かったようです。まねすることも大好きな時期で、褒められてうれしい経験が重なりあっという間にトレーニング完了。●トイレトレーニング前の3ステップ●ステップ1:お子さんの様子を観察夏ごろに上手におむつをはずしてあげるために、今ママさんがするといいこと。1つ目は、“お子さんの普段の様子をじっくり観察すること”だと思います。朝おむつを替えたあと、何時間くらいでおむつが濡れているかとか、「おしっこ」という言葉を言えるようになっているかどうかなどです。また、トイレに一緒に入る機会があれば、興味を持っているかな?ということを気にしてみるといった簡単なことから。音や個室を怖がる様子がないかな?ということもぜひチェックしてみてください。●ステップ2:「気持ち良い」と「気持ち悪い」の体験実際にトイレトレーニングをしていく中で直面するのが、「おむつが濡れて気持ち悪い感覚がなかなか分からないようだ」ということなのですが、この「気持ち悪い」という体験はお子さんの生活の中では実感しにくいので、ママが少しヒントをあげるといいのではないかと思います。たとえば、おむつを替えているときには「濡れていて気持ちが悪かったね」、新しいおむつに替えたら「気持ちが良いね」と声を掛けてあげることで十分です。こうしていくうちに、少しずつ体験が実感と結びついてくるはず ですので、何となくでも続けてみてください。●ステップ3:絵本や人形を効果的に利用トイレを題材にした絵本は多くあるので、興味を持ってくれるきっかけ作りにいいと思います。また、お人形はトイレトレーニングの強い味方になってくれます。お子さんのお気に入りのキャラクターになりきって話しかけると、いつもとは違った反応が返ってくるかもしれません。あくまでも、まだトレーニングを始める前の準備段階ですから、日々のお子さんとの遊びの中に少しずつトイレを意識するものを忍ばせる程度 で大丈夫です。あの手この手でお子さんを楽しませていくうちに、「この方法がわが子に合っているようだ」と気が付けば最高にラッキーですね。----------いかがでしたか?このような取り組みと観察の後、実際のトレーニング開始でいいのではないでしょうか。もし、夏までにあまりトイレに関心が持てないようでしたら、またじっくりお子さんの様子を観察していき、「夏までに」という方針を変更してもいいと思うのです。お子さん自身の興味と成長段階に合わせること が、実はスムーズなおむつはずしの一番のコツではないかと信じています。【参考リンク】・おむつはずれの悩み | ベビータウン()●ライター/あしださき(元モデル)
2016年06月06日トイレトレーニングをして日中はおむつが外れるようになっても、小さな子どもは「おねしょ」をしてしまうことがあります。成長とともになおるものですが、あまりにも長く続くと「小学校入学までになおるの?」と心配になるのではないでしょうか。昔は「親の育て方の問題」などといわれたものですが、これは誤っているのだとか。今回は、おねしょの原因について紹介します。■おねしょと夜尿症の違いまずは、おねしょと夜尿症の違いについて。どちらも寝ている間に尿をしてしまうことですが、年齢によって言い方が異なるようです。未就学児の場合は「おねしょ」、小学生以上は「夜尿症」というのだとか。おねしょをしなくなる年齢には個人差があり、年の近いきょうだいの場合は、上の子がおねしょをしていても、下の子はしないこともあります。「妹はおねしょを卒業したのに!」とママが感情的になると子どもがストレスを感じ、おねしょがなおらなくなることも。年齢にこだわりすぎず、その子に合わせたケアをしてあげましょう。ただし、「夜尿症」といわれる年齢になってもなおらないときには、原因をつきとめて改善へ導いてあげたほうが子どものためにもなります。■おねしょの原因が「ママ」にある場合もおねしょの原因は1つではなく、複数の要素から起きると考えられています。1.夜に抗利尿ホルモンの分泌が少ない尿は通常、昼に多く、夜は抗利尿ホルモンの分泌によって少なくなります。おねしょをしてしまう子は、このホルモンのリズムがまだ整っていないのかもしれません。2.膀胱の容量が小さく、尿をためることができない膀胱の成長の遅れがおねしょを引き起こすことも。年齢とともに成長しますが、おねしょを予防しようと昼間からこまめにトイレへ行くように促していると、膀胱が育たなくなることがあるようです。3.夜に水分や塩分を摂りすぎている寝る前にお茶などの利尿効果の高い飲みものをたくさん飲めば、おねしょをしやすくなるのは当然です。果物やゼリーなどの水分が多い食品にも要注意。また、塩分をとりすぎると体に水分を蓄積しやすくなるので、夕食の献立を見直しましょう。4.季節的な影響水分をたくさんとる夏や、汗をかきにくい冬にはおねしょをしやすくなります。また、体が冷えることでおねしょを誘発することもあるようです。5.ストレスの影響ストレスによって自律神経が乱れてしまうこともおねしょの原因に。いじめなどの悩みを抱えている可能性もあるので、心のケアもお忘れなく。6.膀胱や腎臓機能の異常尿に関する器官に問題がある場合も、おねしょをしやすくなります。小学校入学前になおらなければ、医師に相談してみましょう。食生活やトイレなどの習慣を見直すことで、改善できるケースは少なくないようです。とはいえ、きょうだいがいる場合は、おねしょをする子だけデザートにフルーツを与えないと不公平になります。その子に合わせた献立を考えてあげるといいかもしれませんね。■お泊り対策はどうすればいい?家族旅行のときには親がケアできますが、「お泊り保育」の場合は悩むところですよね。一時的に抑えるには、スプレー状の点鼻薬などもありますので、小児科医で相談してみましょう。ただし、子どもが薬を扱うには危険も伴います。家で練習することもできますが、保育士などにお任せするのが安心です。このとき、ほかの子はもちろん、ママたちにも聞かれないように相談したほうがいいでしょう。周囲の子がおねしょを卒業したと聞くと、焦ってしまうかもしれません。でも、手をかけて育児をできるのは今のうちだけ。「ママにお世話をさせてくれている」と思うだけでも、気が楽になりますよ。
2016年06月05日子供が乳児から幼児へと成長していく中で、やってくるのがオムツはずれ。このためにママと子供が一緒に頑張るのが「トイレトレーニング」です。このトイレトレーニングは、その子供によってスタートのタイミングや、進め方が違うものです。初めてトイレトレーニングに挑むママは不安でいっぱいなのではないでしょうか。そこで今回は、トイレトレーニングのはじめ方や進め方についてご紹介したいと思います。トイレトレーニングの前に準備すること子供の心は意外とデリケート。汚いトイレや薄暗いトイレではおしっこをしたがらない子も多いようです。トイレトレーニングを始めようと考えているママは、まずトイレを常に明るく清潔な状態に保ちましょう。においもこもらないような工夫も必要です。また、トイレ内には洗剤などの危険物もありますから、子供の手に届かないところに移動させておきましょう。トイレの中には補助便座や、踏み台などを設置し、子供が安心してトイレトレーニングができる環境を作っておきます。そして、子供がトイレに興味を持って楽しくトイレトレーニングができるように トイレマットやタオルを子供が好きなキャラクターものに変えたり、電車や動物など、子供が興味を持っているもののポスターを貼ったりして、雰囲気作りをしておきましょう。トイレトレーニングには失敗がつきものですから、トレーニングパンツや着脱しやすく洗濯しやすい洋服、おねしょシートも何枚か揃えておくと便利です。その他にも、子供がトイレに興味を持ったり理解したりするためには、トイレについての絵本やトイレのおもちゃなども有効です。スタートするタイミングトイレトレーニングを始めるタイミングは、その子供によって違います。親が子供の様子をしっかり見て「そろそろ…」と思えるときまで、焦る必要はないでしょう。では親として、子供のどういう様子をチェックしたら、トイレトレーニングのはじめどきが分かるのでしょうか。まず、子供がしっかりと立って歩けるかどうかをチェックします。次に、おしっこの間隔をチェックしましょう。おしっこを膀胱にためておくという機能が未発達のままだと、トイレトレーニングをしても失敗することも多く、子供がトイレを嫌いになってしまう可能性もあります。次に、子供の心の発達をチェックしてください。ママに「おしっこがでたよ」「おしっこがでそうだよ」ということを言葉やしぐさなどで伝えることができれば、いよいよトイレトレーニングのスタートです。トイレトレーニングを始めると、大変なのがお洗濯。1日に何枚ものパンツやタオルを洗濯することになります。又、トイレで失敗してしまった子供が冷えて風邪を引いてしまうこともあるので、気候が良く、洗濯物が乾きやすい時期に合わせてトイレトレーニングを開始するという家庭も多いようです。進め方ステップ1・トイレに慣れるまずは子供がトイレに慣れることが大切です。先述のように、トイレを明るく清潔で楽しい空間に演出してあげたり、絵本やDVDなどでトイレとは何かを教えてあげたりしながら、少しずつトイレに慣れさせてあげるようにしましょう。いきなりおしっこができなくても大丈夫。便座に座れただけでもたくさん褒めてあげてください。進め方ステップ2・トイレでおしっこができるごはんのあと、お出かけの前、寝る前など、生活の節目にトイレに誘ってみましょう。楽しく夢中で遊んでいるときや、眠そうなときに、無理やり誘うとご機嫌が悪くなるばかりか、トイレに苦手意識を持ってしまうこともあるので注意です。子供にとって便座は高い位置にあるものですから、不安にならないように体を支えてあげたり、手をつないであげたりすると良いでしょう。親が気をつけてみていれば、子供が尿意を感じているサインが見分けられるようになります。そのタイミングでトイレに誘って、おしっこをさせてみましょう。進め方ステップ3・自分で尿意を覚えて「おしっこ」と言えるようになるこれまでは、親が誘ってトイレに連れていっていましたが、ある程度トイレでおしっこをすることに慣れてきたら、子供が自発的に「おしっこ!」「トイレ!」と言えるのを少し待ってみましょう。この時期は、もっとも失敗が多い時期かもしれませんが、決して怒ってはいけません。おしっこが出たことを教えてくれたことを褒めてあげて、「惜しかったね!」「冷たいからお着替えしてさっぱりしましょうね」など優しい言葉で子供を励ましてあげましょう。進め方ステップ4・外出先のトイレでもできるようになる慣れ親しんだ自宅のトイレだけでなく、外出先のさまざまなタイプのトイレにもチャレンジしてみましょう。和式、洋式の差だけではなく、男児の場合は立ったままするタイプのトイレもあります。慣れないトイレは子供も不安に感じますので、安心するようにサポートしてあげましょう。また外出先のトイレは衛生面も心配です。便座などをさっとふき取れる除菌シートを持ち歩いていると便利ですよ。外出先のトイレでもおしっこができるようになると、遠出にもチャレンジできて行動範囲が広がりますから、頑張りましょう!進め方ステップ5・うんちもできるようになるうんちはしっかり足を踏ん張って、お腹に力を入れないと上手にできませんので、踏み台を用意したり、しっかり支えてあげたりして、安定させてあげましょう。おしりの拭き方もきちんと教えてあげて、最初のうちはしっかり拭けているかをママがチェックしてあげましょう。進め方ステップ6・夜寝る前におしっこさせ、就寝中もおむつをはずす夜のおむつはずれには「おしっこを一晩溜められるくらい膀胱が大きく成長していること」と「おしっこを濃縮するホルモンが増えること」という身体機能の発達が条件となります。ですから、昼のおむつが外れたからといって、夜もオムツを外さなくては!と焦る必要はありません。身体機能が充分に発達した子供だとしても、時には失敗してしまうこともあります。おねしょシーツなどを活用して、すぐに濡れたものを処理してあげられるようにしておけば、ママのストレスも軽減されますよ。いかがでしたでしょうか。トイレトレーニングは子供の成長の過程で必要なことですが、なかなか親の思うようには進まず、イライラすることもあるでしょう。しかし、ここで叱ったりすると、ますます子供がトイレ嫌いになってしまう可能性もあります。いつかは絶対にできるようになるものですから、あまり焦らず、子供のペースでのんびりと楽しみながら進めてみましょう。
2016年05月19日うちの家族、個性の塊です
夫婦・子育ていまむかし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々