何かと理由をつけて、親戚が集まることの多い義実家。そのたびに私もお手伝い係として駆り出され、子どもたちを連れて出かけます。そんな中で、私がしてしまった失敗。義母と親戚が私の失敗を取り上げて責め立ててきました。そんなとき私を救ったのは……。親戚の集まりで痛恨の失敗……!「親戚が集まるから、お弁当注文しておいて」と言われたのは、集まりがある日の前日でした。しかし、頼まれたその日は忙しく、わが家のことだけでいっぱいいっぱい。返事だけして、すっかりお弁当の注文を忘れてしまっていました。 集まりの当日、義実家に手伝いに行くと「お弁当は?」と言われ、そのときにやっと「あっ! 忘れた!」と気づいた私。「すみません! 今すぐ買ってきます! 」と慌てて予定とは違うお弁当屋さんに子どもたちとともに行き、人数分のお弁当を両手にかかえて義実家に戻りました。 私の失敗をみんなの前で笑う義母何とか集まりに間に合いホッとしつつ、集まった親戚の対応をしていると、義母が「今日は本当は○○屋さんのお弁当を買ってくるつもりだったのよ」とわざわざ言いました。続けて「でもね、お嫁さんが忘れてて、さっき慌てて買いに行かせたのよ。ごめんなさいねー、まったく」とケラケラ笑うのです。 私は「忘れた私も悪いけれど、何とかなったのだから言わなくてもいいのに」と心の中で思いつつも、「すみません、忘れちゃってて……」と謝りました。そんな私に親戚たちは「もっとしっかりやるんだよ」「ボーっとしちゃって、まあ」と義母側の発言を口にしました。 親戚を黙らせた娘の言葉なじるような義母や親戚の言葉にイライラしながらも「気をつけますね」と受け答えしていると、遠くで遊んでいた娘が私のそばにやってきました。そして私に向かって「いいんだよ。まちがってもいいんだよ。誰でも失敗するんだから」と私をなでなで。そして親戚に向かって「まずはお弁当買ってきてくれてありがとうだよね?」と促すように言いました。 娘のまっすぐな視線に、気まずそうにする義母と親戚たち。1人の親戚が「嫁ちゃんの子どもはいい子だね!」と取り繕うように言い、「さ、食べよう食べよう」と親戚たちはそそくさと逃げていきました。娘の言い方は、私がたまに娘にする言い方そのもの。義母や親戚に責められている私を見て、「自分が言わなければ」と思った娘をとても誇らしく思いました。 義母や親戚が感謝や謝罪の言葉を口にすることはありませんでしたが、娘が私のために行動してくれたことで心が救われました。娘には「ありがとう」と、思い切りハグ。私は人の失敗を責める義母や親戚とこれから付き合っていくことに一抹の不安を感じつつも、娘が芯をもって成長してくれていることをうれしく思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2024年03月04日数あるコミュニケーション本の中でも、いま大注目の『頭のいい人が話す前に考えていること』。この本のメソッドから相手に“伝わる”話し方を養えば、仕事はもちろん、プライベートの人間関係も円滑になること間違いなし!書籍『頭のいい人が話す前に考えていること』とは?“思考の質”に焦点を当てたコミュニケーション本。この本の特徴は、話し方のスキル的なことではなく、話す前に考えるべきこと、つまり“何を話すか”の本質について掘り下げているところ。話す内容を精査するには“思考の質”を高めることが大切だとして、本書では様々な角度から思考の質の高め方を伝授。コミュニケーション法を根本から見直せる一冊として多くの支持を集め、発売から約10か月で48万部超えのヒット!この本で学べるのは?思考の質を高めることで、相手に“伝わる”話し方が養える。著者の安達裕哉さん曰く、人間には頭のいい人の話を聞こうとする傾向があるという。本書が指す“頭のいい人”とは学力の高さではなく、相手の聞きたい話ができる“社会的知性”を持つ人のこと。思考の質を高めれば、誰もが頭のいい人と周囲から認識されるようになり、結果、自分の話が相手に伝わりやすくなって、コミュニケーションが円滑に。人間関係が円滑な“頭のいい人”とは?まずは心得ておきたい7つの黄金法則人との会話でピリッとしたり、話を聞き入れてもらえなかったり…。アン子の日常を例に、仕事やプライベートで起こりがちなコミュニケーションの不具合をチェック。そして、その解決に繋がる「7つの黄金法則」とは?“頭のいい人”の特徴から導き出した法則で、自分の意図したことが伝わりやすい関係性を目指そう!CASE 1会社にて。アン子は上司にプレゼン用の資料作りを頼まれ、言われた通り作っているのに、思いつきのように作り直しを命じられ…。【法則1】とにかく反応するな理不尽な状況だったとしても、その場で感情的にならないこと。アン子はたまりかねて上司に怒りをぶつけてしまったけれど、感情的になるのはNG。「人は怒りなど強い感情の渦中にいると、正しい判断ができづらくなってしまうんです。もちろん頭のいい人も感情的になることはありますが、いったん冷静になったあとで導き出した答えのほうが有益だと知っているため、その場で反応することはありません。キレないための心がけは、イラッとした時はすぐに口を開かないこと。その間にどう反応したらいいかいくつか案を考え、冷静さを取り戻しましょう」CASE 2ある日の企画会議。メンバーそれぞれが自分のやりたい企画を提案する中、アン子も自分の企画をプレゼン。力が入りすぎてしまい…。【法則2】頭のよさは、他人が決める【法則3】人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する社会的知性を意識して、相手との信頼関係を築き上げよう。このケースを解消するには、2つの法則を意識すべき。「一つは『頭のよさは、他人が決める』ということ。人間は、頭のいい人の話を聞こうとすると前述しましたが、頭がいいと判断するのは自分ではなく他人です。社会的には、他者の思考を読み、信頼を得て、他者を動かす能力を持っている人が、頭がいいと認識されます。そのうえで有効なのが『人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する』という法則。頭のいい人と思われる要因の一つに、他者からの信頼がありますが、人は自分のことを真剣に考え、言葉にしてくれる相手を信頼します。例えばアン子さんのケースでいうと、他のメンバーのことを考えた企画のほうが、受け入れられる可能性が上がるのです」CASE 3引き続き企画会議。アン子の提案に待ったをかけたのは、同僚のB氏。冷笑系の彼に痛いところを突かれ、ライバル心がメラメラ…。【法則4】人と闘うな、課題と闘え相手に勝つことを考えるのではなく、問題の本質に目を向けよう。B氏が指摘しているのは、アン子の企画の懸念点。「ただ、このケースのように議論が白熱してくると、『相手に負けたくない』とライバル心に火がつき、本来争点であるべき課題ではなく、人と闘ってしまうことがあるのです。近年、相手を論破することが流行しましたが、実際のビジネスにおいては賢い態度とはいえません。本当に頭のいい人は、議論の勝ち負けにこだわらず、その奥にある課題を見極め、解決しようとします。相手の言いたいことに思いを巡らせ、話すことができるのです」CASE 4ある週末。マッチングアプリで知り合った人と、初めて会うことになったアン子。タイプだったため、印象よく振る舞おうとするが…。【法則5】伝わらないのは、話し方ではなく考えが足りないせいうまく話そうとしなくていい。大切なのは相手目線で話すこと。アン子の渾身のアピールが相手に響かなかったのは、テクニック調の会話に原因があるよう。「自分ではよかれと思っていたとしても、相手の話に対して、その都度、型にはまった返事をするのは逆効果。マニュアル的な印象を与え、むしろ『適当に聞いている』と疑われかねないのです。淀みなく話せる人が、コミュニケーション強者と思っている人もいるかもしれませんが、そうとは限りません。たとえたどたどしくても、相手のことを真剣に考え、発した言葉であれば、相手の心に届くのです」CASE 5友人C子とお茶をしている時。C子がハマっているアイドルの話をし始めたものだから、アン子も自分の推しの魅力を語りたくなり…。【法則6】知識は誰かのために使って初めて知性となる自分が言いたいだけの知識は相手にとって無意味である。これは“知識の披露”に関わること。「アン子さんが話しているのは自分の推しの魅力、つまり自分の知識を披露しているだけ。これが友だちの好きなアイドルについての知識なら、相手にとって役立つ可能性があり、相手のために知識を使ったことになります。人は、自分にとって有益な情報を与えてくれる相手に、知性を感じるのです。それを踏まえて、話す前に心がけたいのは『これは相手のためになるのか』と考えること。そう立ち止まることで、“言いたいだけ”の自分に気づけます」CASE 6再びC子の推しの話。激戦のチケットが取れて嬉しそう。なんだか羨ましくなったアン子は、自分も自慢できそうな話をひねり出し…。【法則7】承認欲求を満たす側に回れ相手に称賛を与える側が実はウワテという真実。アン子のこの言動は、いわば承認欲求を満たされたい気持ちの表れ。「承認欲求は、多かれ少なかれ、誰しもあるのではないでしょうか。そう考えると、自分の承認欲求は抑え、相手の承認欲求を満たすことができれば、コミュニケーション強者になれるということ。それでは自分が舐められてしまうと思うかもしれませんが、そんなことはありません。人は自分の承認欲求を満たしてくれる相手を、大事にしたくなるものなのです。相手の承認欲求を満たす側に回って、上手に信頼を得ましょう」お話を伺った方著者・安達裕哉さんマーケティング会社「ティネクト」代表。22年のコンサルタント歴で培ったコミュニケーションの奥義を綴った著書『頭のいい人が話す前に考えていること』(ダイヤモンド社)が大きな話題に。※『anan』2024年3月6日号より。写真・中島慶子イラスト・サヲリブラウン取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2024年03月03日押し付けがましくない、さりげない気遣いに思わずホッとしたことはありませんか?いま目指すは優しいユーモア溢れる人!気まずい場面を綻ばせ、悪意も笑顔ではね返す“いい人”あるあるをご紹介。これをマネすれば、対人関係がスムーズに!?身近にいる人の細かすぎる“あるあるモノマネ”で活躍中のお笑い芸人・たつろうさんが、“いい人”のあるあるをリアル実演!【いい人】心をほっこりさせる、こんな人になりたい!謎の理由をつけて多く払ってくれる人誰が支払いをするのか論争になった時、これを言ってくれる人がいたらそれはかなりの“いい人”。おばちゃんたちの奢り合い合戦を平定するイメージで、まさに猛者。こう言われて多めに払ってくれたら、悪い気はしない。【なりたいポイント!】「割り勘のタイミングで多めに出してくれる理由が、“会えて嬉しかったから”って言われると、この人、いい人だな~って思いません?楽しい思い出になるし、謎な理由だからこそ、素直に甘えちゃおうって思える。ただ奢るだけでなく、『遅刻しちゃったから、多めに払うね』など、1個理由をつけるだけで、相手に気を使わせないテクニシャンな“いい人”に」優しすぎて語尾が「に」になる人職場や学校で疲れている人に対し、何か優しい言葉をかけてあげようと気遣いした結果、語尾がなんだか柔らかい響きになってしまう人。優しくしようとしすぎて無意識に「に」になってしまう、相当な“いい人”の可能性大。【なりたいポイント!】「『元気かにぃ~』など、語尾が「に」になっている言葉を言われたら心がちょっと和みますよね。不思議だけど、嫌な感じはしない。実際にやれば、癒し系のマスコット的存在になれると思います。言葉のニュアンスや響きに気を使う人は、人の心の痛みを理解できる人。緊張している人に対してや、空気がギスギスしている場でマネしてみては?」遅れてきた友達に何の話をしてたか教えてくれる人集まりに遅れて参加する人に対して、親切にこれまでの話の内容を説明して輪に入れてくれる“いい人”。後から「何の話をしているの?」と聞くのは場の空気を壊しそうで言えない…。そんな時の救世主となってくれそう。【なりたいポイント!】「何も聞かれないのに何の話をしていたのか要約して教えてくれる人は、めちゃくちゃ優しい人。グループで過ごす時間を、みんなで楽しく共有しようと立ち振る舞えるのは素晴らしいですよね。何の話か分からないまま、時間が流れていくのをやり過ごすのは仲間外れ感半端ないですから。自分もこんなふうに振る舞えたら理想的だなと思います」敬語とタメ口のバランスが上手すぎる後輩先輩に対して基本は敬語を話しつつ、絶妙な匙加減でタメ口を差し込んでくるフレンドリーな後輩。世間話をしている時のさりげないタメ口は場の空気を明るくし、先輩の懐にも入りやすく、スムーズな人間関係を築ける。【なりたいポイント!】「テクニックでやると“あざとい”と思われるかもしれないですが(笑)。いじってほしい先輩や、ツッコんでほしい先輩には『なんでやねん』とタメ口でツッコミを入れると仲良くなれることが。敬語で話してほしい人でなければ『えっ、マジ?』『スゴイ!』など、フランクな相槌を打つことで距離感は縮まります。もちろん先輩へのリスペクトを忘れずに!」嫌みをポジティブで返す人職場で派手なネイルアートをしている人が「なに、その爪?」と聞かれた時に返せたら無敵なセリフ。“とにかくポジティブなギャル”のイメージを持って、嫌みを明るく返せるようになればあなたはもう凄腕の“いい人”。【なりたいポイント!】「ネイルは本人が楽しんでやっているんだなということが伝われば、“じゃあ、まっ、いいか…”という気持ちになりますから、とにかくポジティブに返すこと。確実に嫌みを言われているなと感じた時に卑屈になると相手の思うツボ。ネイルを楽しむ余裕があって、返す言葉も上手い。そんな“いい人”になれたらかっこいい」会話の間を埋めるために2回言ってくれる人会話の相槌に2回同じことを言う人は、相手と話す時に変な間を作りたくなくて2回言ってくれている気遣いマスター。同じことを繰り返し言うことで、その場にいる人が次の話題を考える時間が生まれるという効果も。【なりたいポイント!】「相手に『コイツ、同じことを2回言うな~』と癖がバレてしまう可能性もありますが(笑)。話の内容をよく分かってない人に対して2回言ってあげる優しさもありますし、大人数で集まった時の会話で『こんなに大勢いるのに誰も喋んないの?』っていう静寂が訪れたら、感情を込めて2回目を言うと、ちょっとだけ場の空気が和みますよ」いい人に近づくための、たつろうアドバイス「僕が思う優しい人は、人の気持ちを考えて発言できる人。誰かの言葉で傷ついた経験があるからこそ、相手にも優しくできるのだと思います。特に、繊細な人は、表情や喋り口調など、細かいところまで敏感。同じ言葉を放っても、状況によって優しく聞こえる時もあれば、キツく届くこともあるので、自分自身は普段どんな表情でどんな話し方をしているのか。どんな言葉をよく言っているのか。客観的に自分を見つめ直すと、“いい人”に近づけるはず!」モノマネは人間関係を救う!?なりたい自分で起こすアクション。十八番のあるあるネタは、実体験が元になっているという芸人のたつろうさん。「ネタを作ることは、自分と向き合うこと。“嫌な男”のネタを考えるうちに、反省すべき自分が見えてきて、人の気持ちが以前より分かるようになりました」元々は、自分自身が傷つきやすく繊細な性格だったという。「芸人仲間など普段の人間関係では割り切って、なるべく気心知れた相手との関係を大事にするようにしています」では、避けられない“面倒な人”の言葉に傷ついた気持ちを励ますには?「友達に話すなど、“ネタ”に昇華すること。言葉は、言った本人の感情とは違う場合もあるから、それだけを重く受け止めないで。モノマネとか、笑いに変えれば、傷ついた思い出じゃなくなります」対人関係が苦手な人は、今回の“いい人あるある”のような、なりたい!と思う人の言動をマネするといいのだそう。「僕も、苦手な人との仕事や、知り合いがいない初めての場でどうしてもコミュニケーションが必要な場合は、人と関わるのが上手い誰かのモノマネをします」モノマネが得意な芸人ならではの対人関係の攻略法。そこには、かつての自分のような繊細な人に届けたい想いも。「自分はこうだから…と暗いままでいると何もできない。まずはマネでもいいから、理想の“なりたい自分”を演じると、コミュニケーション上手な“いい人”に近づけます。ただし、マネばっかりしてると自分を見失うので気をつけて(笑)」たつろうさん吉本興業所属のお笑い芸人、YouTuber。1984年、富山県生まれ。日常を切り取ったあるあるネタとモノマネが得意。ヨシモトブックスから、これまでのあるあるネタを集めた『嫌な男あるある じわじわムカつく言葉200』が好評発売中。※『anan』2024年3月6日号より。写真・小笠原真紀イラスト・別府麻衣取材、文・福田恵子(by anan編集部)
2024年03月03日“ビジネス飲み会”について、コミュニケーションのプロである大野萌子さんと、ラランドのお二人が分析&アドバイス!最近、再び開催されるようになった飲み会だけど、宴会に対する意識には個人差があるもの。「行きたい」と思わせる誘い方や不和を生まない断り方など、上手な付き合い方を探ります。ビジネス飲み会対処問題20代~40代の男女150人に聞きました。Q1、“会社の飲み会”、ざっくり言って好きですか?好き…23%、嫌い…77%【年代別】20代好き…18%、嫌い…82%30代好き…30%、嫌い…70%40代好き…20%、嫌い…80%Q2、Q1の理由を教えてください。(複数回答)【好き派】お酒が好きだから…58%人とお酒を飲むのが好きだから…44%会社の人と親睦を深めたいから…41%【嫌い派】プライベートの時間を割くのが嫌だから…58%上司に気を遣うから…55%大勢でお酒を飲むのが好きではないから…47%お酒が苦手だから…44%仕事の飲み会が嫌いだと答えた人が約8割。好きだと答えた人からは、「お酒が好き」という声が。一方、ネガティブに捉えている人からは、「お酒が飲めない」という理由や、「大人数で飲むのが好きではない」という飲み会自体が嫌だという場合も。また、「プライベートの時間を割きたくない」「気を遣うのが嫌」など、会社の人間関係は就業中だけにしたいといった意見も目立つ。「時間の無駄」という効率主義派の人も。Q3、昨年、会社の飲み会はどのくらいの頻度で行われましたか?一度もなかった…40%、年に1回…20%、半年に一回…18%、2~3か月に一回…10%、月に1~2回…5%、月に3~4回…2%、それ以上…5%Q4、昨年開催された会社の飲み会に、どのくらい参加しましたか?ほとんど参加しなかった…32%、ほとんど参加した…28%、すべて参加した…40%コロナ禍で一度、飲み会カルチャーが消えてしまったことが大きく影響しているのか、昨年、一度も会社の飲み会が行われなかったという回答が40%と、一番多い結果となった。一方、開催されたと答えた人はそのうちのどのくらいに参加したのかを尋ねると、「すべて」もしくは「ほとんど」という人が7割に迫る結果に。前向きな気持ちで行く人もいれば、断れないからという理由の人もいそう!?Q5、飲み会に参加するかどうか、判断の決め手になるものは何ですか?(複数回答)参加メンバー…63%翌日の予定…36%会費…33%人数…22%告知のタイミング…22%その他…6%参加するか否かを決める判断材料として、誰が参加しているかということを重視する人がダントツで多かった。自分が話したいと思う相手がいるかどうか、苦手な人を避けたいなど、いろいろな思惑が感じられる。また、翌日の起床時間や予定、会費、開催される時間で決める人が、ほぼ同率という結果に。事前に状況や条件をしっかりと確認して、冷静なジャッジを下している人が多い印象。飲み会に誘う時、断る時、気を遣いますか?【誘う】気を遣う…67%、気を遣わない…33%【断る】気を遣う…61%、気を遣わない…39%誘うにせよ断るにせよ、気を遣うという人が多数派に。誘う立場の場合は、「公私混同したくないかもしれないから」「無理やり来てほしくない」など相手への配慮が影響している人もいれば、「家族構成や住んでいる場所、金銭的なことなどを考慮して設定するのが大変」など気苦労が増えることが嫌という声も目立つ。また、「断られたら気まずい」と、今後の人間関係への影響を気にする人も。Q7、飲み会で嫌だと感じることは何ですか?(複数回答)途中で帰れない…38%プライベートなことを聞かされる…33%プライベートなことを聞かれる…28%仕事の話ばかりされる…27%お酒を飲むのを強要される…23%手配や仕切りを任される…19%自由にオーダーできない…17%嫌だと感じることはない…17%自由に退出できないことが最多に。注目したいのは、「プライベートの話をされること」「プライベートを詮索されること」という声が多かったこと。これは、“職場の飲み会では仕事の話をしたい”と考えている人が多いことが表れているのかも。コミュニケーションの達人・大野さんからAdvice!理由を言わず断ってOK。遅刻や途中抜けを使うのも手。会社の飲み会といえど、その性質によって、好き嫌いが分かれるという。「大人数で集まる宴会は嫌だけど、少人数でコミュニケーションがとれる飲み会には行きたいという声が多い印象です。気持ちを聞いてほしいという部下や、部下の情報を得たり、自分を知ってもらいたいと思う上司は少なくないです。行きたくない時は、『今回は参加できません』と断り、理由を言う必要はありません。詮索はハラスメントになります。避けられない会の場合は、遅刻や途中抜けもOK。行くことに意義があるので、『厳しいのですが少しだけ顔を出します』と切り抜けましょう。今は、それを咎める人のほうが、白い目で見られる時代です」お酌や食事の取り分けなどは、「コロナ禍により“自分のことは自分で”という風潮になったので、『衛生面などが気になる方もいらっしゃると思うので各自でお願いします』と言えば問題ありません」。上司の話を聞くことが辛い時は、「同調すると相手の話が長くなるので、『そうなんですか』と距離感のある対応にし、リアクションを薄くしましょう。また、会話の時は“聞く”と“話す”の割合を7対3くらいにすると、相手には心地いいバランスに感じられます」。ラランドの「飲み会」ぶっちゃけ話。ボケ担当のサーヤ(左)とツッコミ担当のニシダ(右)。サーヤ:私はお酒が得意だから、飲んで酔っちゃえばどうにかなることが多くて。苦手な人は大変だと思う。ニシダ:僕はまさにそう。飲み会以前にアルコールがダメだから、「なんで飲まないの?」「はい、テキーラ」みたいな人がいたら、本当に嫌。サーヤ:私たちのマネージャー?ニシダ:あったね~。打ち上げの時に酔ったから帰ろうとしたら、日本酒の瓶とおちょこを持って追いかけてきて、「途中で抜けるなら最後に…」って(笑)。断れる関係だからいいけどさ。飲んで楽しくなる経験がないから、みんなが酔って楽しそうにしている現象が、いまだに信じられない。サーヤ:今は先輩とかみんな、気を遣ってくれているのを感じるよね。「時間は大丈夫?」と聞かれたり。そういう気遣いがある場だと行きやすいのかな。ニシダ:場所や来る人、規模感とかもわかると判断しやすいよね。あと、後輩と飲む時は帰れる分岐点をいっぱい作ってあげたほうがいいんだろうなぁ。サーヤ:そして、嫌な飲み会は全部ネタにする。YouTubeに「遺伝子レベルでつまんない飲み会」というコントをアップしているので、見てみてください!大野萌子さん公認心理師、産業カウンセラー。日本メンタルアップ支援機構代表理事。『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)、『10歳からの言いかえ図鑑』(幻冬舎)など著作多数。ラランドボケ担当のサーヤとツッコミ担当のニシダからなる、2014年結成の漫才コンビ。TVerのオリジナルコンテンツ『TVerで学ぶ!最強の時間割』が配信中。『ラランドの声溜めラジオ』がGERAで配信中。サーヤさん・シャツ¥40,700(ボディソングinfo@bodysongbodysongbodysong.com)中に着たトップス¥11,000パンツ¥11,000(共にセイト/アンティローザ TEL:03・6431・9431)シューズはスタイリスト私物ニシダさん・シャツ¥42,900(ボディソング)パンツ¥6,930(ドープス/アンティローザ)シューズはスタイリスト私物※『anan』2024年3月6日号より。写真・土佐麻理子イラスト・黒猫まなこスタイリスト・西村茜音取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2024年03月03日4歳の娘がある日突然、もうすぐ妹ができると話し出しました。そのとき妊娠の予定はなかったので不思議に思い、そう思う理由を聞いてみると……。 娘が突然、謎の発言!どういうこと…?私には2人の娘がいます。まだ次女がお腹にいなかったとき、当時4歳の長女から「私が5歳になったら赤ちゃんできるよ」と唐突に言われました。何でわかるの? と問いかけると、「お空の上で一緒にいたからだよ。私が先に降りてきて、あとから追いかけて来たの。女の子だよ」と話してくれたのです。 また、同じ時期に長女が大好きだった祖父が亡くなったのですが、6歳になった今でも長女には祖父が見えるらしく、「今ここにいるよ」と教えてくれます。さらに驚くことに、生前祖父はキムチのことを「朝鮮漬け」と呼んでいたのですが、長女はそのことを知らないのに「じいじが朝鮮漬け食べたいってよ。仏壇に置いてあげて」と教えてくれたこともありました。 次女については、長女が5歳の年に本当に生まれてきました。祖父についてもどうやら本当に見えているようで、祖父の言葉を長女がかわりに伝えてくれることが良くあります。不思議なことというのは本当にあるんだと驚く日々です。 作画/さくら著者:緒方 佑名
2024年03月03日使う頻度は減りながらも、仕事を中心に向き合わなければいけない電話は、緊張でうまく話せないなど不得手な人が続出。みんなが頭を悩ませがちな“電話で話すの苦手問題”について、コミュニケーションのプロである大野萌子さんと、ラランドのお二人が分析&アドバイスします!電話で話すの苦手問題20代~40代の男女150人に聞きました。Q1、電話、得意ですか?【かける】得意…22%、苦手…78%【受ける】得意…30%、苦手…70%Q2、Q1で「苦手」と答えた方に質問。電話のどんなところが苦手ですか?(複数回答)【かける】緊張してしまうから…67%相手の時間を邪魔するのが嫌だから…28%相手が電話に出ない可能性もあり、自分の時間を割くのが嫌だから…23%口頭では記録に残らないから…20%その他…3%【受ける】緊張してしまうから…58%自分の都合のいい時間に対応できないから…38%口頭では記録に残らないから…25%その他…3%7割以上が苦手と回答。得意と答えた人を年代別で見ると、20代では16%、30代では32%となり、社会人経験の長さが影響しているのかも。かける、受けるともに苦手な理由としては緊張が最多に。他には自分や相手の時間が割かれることを嫌がる回答が目立つ。また、その他の理由として、「相手の意図をうまく理解できず怒らせてしまう」「うまく聞き取れない」のような、迷惑をかけてしまうことを恐れる声も。Q3、一番使用頻度の高い連絡手段は?1位:SNS2位:メール3位:電話4位:直接会いに行く5位:ショートメール圧倒的1位に輝いたのがLINEを中心としたSNS。特に20代では、46%がSNSを挙げた。また、続くメールも含め、テキストベースでのやりとりがコミュニケーションツールの主流となり、電話をよく使う人は3割という結果となった。使う頻度が低くなり慣れないことが、電話を苦手だと思う人が多いことにも繋がっている様子。Q4、携帯電話の電話帳、登録人数は何人ですか?10人以下…24%、11~30人…31%、31~50人…15%、51~100人…18%、100人超…12%30人以下の人が半数を超える結果に。Q3の、連絡手段としてSNSを使う人が増えているという結果を鑑みると、妥当な数字だといえそう。ちなみに20代で一番多かったのは10人以下という回答で、34%であった。30代では、100人前後の人も割といるが、とはいえ、近年で新しく登録した人の数は多くなさそう。Q5、SNSやメールではなく電話で連絡をとる場合、その理由は?(複数回答)緊急の用件…69%会話をする必要のある込み入った案件…50%コミュニケーション…27%その他…2%すぐに返事が欲しい時や急いで話す必要があるなど、緊急性の高い話をする時には、テキストベースに比べて時差なくやりとりできる電話を選ぶ人が多いことが判明。また、密なやりとりが必要なケースや、メッセージだけでは伝わりにくい内容など、会話をする必要のある込み入った案件の場合も電話が選ばれている模様。Q6、プライベートの電話に知らない番号から電話がかかってきた!あなたならどうする?とりあえず出る…22%、一切出ない…37%、その場では出ず、調べてからかけ直す…41%【年代別】20代とりあえず出る…16%、一切出ない…30%、その場では出ず、調べてからかけ直す…54%30代とりあえず出る…30%、一切出ない…34%、その場では出ず、調べてからかけ直す…36%40代とりあえず出る…22%、一切出ない…46%、その場では出ず、調べてからかけ直す…31%一度スルーしてから、メールの署名欄やインターネットで電話番号を調べてかけ直すという人が一番多く、20代では54%にも及ぶ結果に。一切出ないという人の中には、しつこい営業電話などで嫌な思いをするなど、過去の経験が影響しているケースも。とりあえず出る派は30代では30%を超えたのに対し、20代では16%だった。Q7、電話をかける時、事前に電話以外の手段で予告しますか?予告なくかける…55%、電話以外の手段で事前にかける日時を連絡する…45%【年代別】20代予告なくかける…42%、電話以外の手段で事前にかける日時を連絡する…58%30代予告なくかける…66%、電話以外の手段で事前にかける日時を連絡する…34%40代予告なくかける…56%、電話以外の手段で事前にかける日時を連絡する…44%予告なくかける派と、LINEなどで事前に予告をしておく派が拮抗するも、全体では前者が勝利。ただ、回答に世代間で差があり、20代は予告する人が58%、30代では34%、40代では44%という結果となった。今の20代はテキストベースのやりとりが当然だからこそ、電話をする前に相手の状況を確認する習慣が身についているのかも。コミュニケーションの達人・大野さんからAdvice!電話の克服には慣れが大事。一度スルー、もアリです。相手が何を言うか予測不可能なことが、電話の苦手意識に繋がっているという。「文字でのやりとりは考える時間が持てますが、電話は瞬時に判断して発言することが求められます。また、電話では相手の表情など視覚情報も得られないため、何でもスマホで調べる“予測”の習慣がついている若い世代の人からすると、暗闇の中で飛んでくるボールを受け止めるようなハードルの高い行為。ただ、メールでは何千文字にもなるやりとりを電話なら数分でできるなど効率が良く、声音などの情報もあるため、ニュアンスや詳細を端的に伝えられます。急いでいる時はもちろん、込み入った話をしたい時や謝罪のシーンにももってこいですよね」克服するには、とにかく慣れが大事。「家族や友だちなど話しやすい人と電話をする機会を増やして訓練しましょう。また、相手の発言をメモして、流れていかないようにしたり、第一声を決めておくことも有効です。余裕がない時は、出ずにかけ直すことも一つの手。切るタイミングが心配な人は、事前に何分程度なら話せるかの目安を連絡しておくと安心です。失言や間違いがあったとしても、よっぽどの暴言でない限り、言い直せば大丈夫。怖がらず向き合ってください」電話克服のための心得電話をする時は、メモを必ず手元に置いておく。名前を名乗る以外の第一声を決めておく。事前に何分くらいの電話になるか相手に伝えておく。ラランドの「電話」ぶっちゃけ話。ボケ担当のサーヤ(左)とツッコミ担当のニシダ(右)。サーヤ:電話は苦手。会社員時代、1年目は電話番になるから、いつもウッ…てなりながら取ってたな。顔が見えない状況で提示される選択肢から、冷静にいいものを選べる気がしないというか。ニシダ:電話自体は苦手ではないけど、急にかかってくる電話は内容が怖いから…。1回行ったきりの歯医者さんの連絡とか、市役所からの書類の催促とか。サーヤ:あとは、カードの支払いをミスってる時ね。電話は相手の時間をまるっと占有するツールだから、私は、かける時は事前に確認するようにしてるよ。ニシダ:仕事も含め、基本的に連絡はLINEだしね。サーヤ:会社員時代はショートメールを便利に使っていた記憶がある。あとは、ボイスメッセージを送ったりとか。でも、電話は相手が目の前にいるわけじゃないから、急な電話に出たくない時は「すいません、電波が悪くて!」とか言って切っちゃえばいいと思う。ニシダ:向こうが急にかけてきてるわけだから、出られなかったり、うまく話せなくても不思議じゃない。ちなみに僕は、生放送で電話番号を晒されたことがあって。ファンの方からかかってきて話すことも。そういう意味では、電話をする回数は多いのかな(笑)。大野萌子さん公認心理師、産業カウンセラー。日本メンタルアップ支援機構代表理事。『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)、『10歳からの言いかえ図鑑』(幻冬舎)など著作多数。ラランドボケ担当のサーヤとツッコミ担当のニシダからなる、2014年結成の漫才コンビ。TVerのオリジナルコンテンツ『TVerで学ぶ!最強の時間割』が配信中。『ラランドの声溜めラジオ』がGERAで配信中。サーヤさん・シャツ¥40,700(ボディソングinfo@bodysongbodysongbodysong.com)中に着たトップス¥11,000パンツ¥11,000(共にセイト/アンティローザ TEL:03・6431・9431)シューズはスタイリスト私物ニシダさん・シャツ¥42,900(ボディソング)パンツ¥6,930(ドープス/アンティローザ)シューズはスタイリスト私物※『anan』2024年3月6日号より。写真・土佐麻理子イラスト・黒猫まなこスタイリスト・西村茜音取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2024年03月02日将来のことや人間関係で不安を覚えたりするなか、若者たちはどう今を楽しみ自分らしく生きているのだろう。Z世代研究の第一人者で当事者の竹田ダニエルさんに、Z世代の「優しい」価値観について分析してもらいました。Z世代を取り巻くたくさんのモヤモヤ。明るい未来をどうやってつくる?団塊世代やゆとり世代のように、ある年代に生まれた人たちを総称して「世代」と呼ぶことがある。「Z世代」もそのひとつで、1990年代後半から2010年頃までに生まれた人たちがこう呼ばれる。しかし、生まれた年代層だけでZ世代のすべてを語ることはできない。アメリカ在住のライターでありZ世代当事者である竹田ダニエルさんは、著書『世界と私のA to Z』でこう書いている。《私はそもそも『Z世代』というのは生まれた年月で区切られるものではなく、「社会に対して目を向け、常に自分と向き合い、誰もがより良い社会を目指すべきだという“価値観”」で形成される「選択可能」なものなのではないかと考えている》つまり、年代層のくくりから派生して「私たちで社会を変えていこう」という当事者意識を持っている人たちの考え方を「Z世代的価値観」として定義している。「なかでも特に、1990年代後半から2010年頃生まれの人は幼い頃からインターネットに触れ、世界には多様な人種や思想、価値観の人が存在するという事実を実感してきた世代。同時に、大人たちが見て見ぬふりをして後回しにしてきた環境問題や人種差別などの実態を目にしてきたがゆえに、『私たちの世代で変えなければいけない』という使命感を持ちやすい」とも竹田さんは分析している。「Z世代の人格形成に大きな影響を及ぼしたことのひとつは、多感な時期にコロナ禍を経験したことだと思います。アメリカはロックダウンの期間が長く、お店が潰れて街が再生不能になってしまったり、隔離や制限によって生活様式が激変しました。そうした変化を学生時代に経験するのと、例えば就職して10年経ってから経験するのとでは意味が違います」また、コロナ禍でさらに加速したのは「大人たちは何もしてくれなかった」という社会への不信感だった。「国民の生活よりも景気や経済を優先した政府や、ルールを守れない大人に対しての不信感がさらに増したのがコロナ禍でした。子どもの頃から、銃規制がされないことによって起こる学校での銃撃事件や、格差社会の拡大による資本主義の限界、人種差別による分断などを見てきたことで、『こんな社会は持続可能ではないし、これまでの当たり前を変えるべき』という必然性ゆえに立ち向かっているんです」Z世代って優しい?「優しさ」をめぐる考察。アメリカのZ世代は、地球環境や他者に対して「優しい」と語られることも多い。その背景には、このままの社会で生きていても幸せになれないという確信と強い当事者意識を各々が持っていることが関係していると竹田さんは考察する。「日本では政治参加しない若者が問題視されることがありますが、アメリカでは、マイノリティの立場として社会保障を充実させてほしいとか、自分が生きていくために政治の変革について考える機会が多い。多くの人が何かしらの苦悩を抱えていて、このままではいけないという感覚を持っているんです。他者に対して優しい理由は、互いが抱える苦悩に対して想像力を働かせるようになったからだと思います。いま大変な思いをしているのは、必ずしもその人が怠けていたからではなくて、格差社会をつくってしまう資本主義の仕組みや社会保障制度の問題が引き起こしていることも多い。自己責任論ではなく社会や政治の欠陥を指摘するようになり、みんな大変なんだから他者に対しては寛容でいようというマインドが形成されているように思います」竹田さんは10代の学生を相手に授業を受け持つこともあり、彼らからは、他者に対する共感性の高さや、人間関係で波風を立てないといった風潮を感じ取ることも多いという。「アメリカのZ世代はオバマ政権によって初の黒人大統領の誕生を経験したり、2004年には初めて国内で同性婚が合法化されたりと、多様性が当たり前の社会に生きてきました。そして、そうした多様な人種や価値観、思想が存在するのは社会にとっていいことなのだという感覚がある。例えば映画やドラマを観ていても、白人中心的な市場でこれまでは笑いものにされていたようなものが、価値観が多様化して“クール”だと捉えられつつある。自分とは違う価値観も受け入れる、“それもいいね”と共感し、想像力を働かせる考え方が広まっているんです」また、環境問題や人種差別といった大きな社会問題へのアプローチとして、仲間やSNSのつながりを通して情報をシェアすることができるのもZ世代的価値観の強みといえるかもしれない。「例えば、TikTokでヴィーガン系のインフルエンサーをフォローしていたら、その人のライフスタイルをすぐに真似しやすいし、実践的な知識も得やすい。どんなに小さなアプローチでも、それによって精神的な安定を得られるとか、問題に向き合い続けられる点が重要になっていると思います」セルフラブや環境問題。Z世代が「優しく」したいもの。日本では上下関係が生まれがちな学校や職場では、ハラスメントを意識するがゆえに親密な関係を築けなくなってきていると問題視されることも多いが、アメリカではどうなのだろう?「アメリカではプライベートと仕事を分けようという動きがどんどん出てきているのと、同僚と仲良くする文化が日本と比べてもともと希薄なんですよね。社会人になったらみんなライバルで、そこでサバイブしていかないといけない。これはメンタルヘルス(精神的な健康状態)に関わる話ですが、アメリカのZ世代はセラピーに行くことがとてもカジュアルになってきていて、重い悩みはセラピストに聞いてもらう文化が特にコロナ禍以降広まっています。だから、センシティブな話題や友人間のコミュニケーションで解決しづらい話題はセラピストに聞いてもらう、という人が増えています」そうした線引きがある一方で、日常生活では互いに「リアルな話」をするようになったとも竹田さんは分析する。「例えば、『今日は精神的に不安定なので学校を休みます』とか、自分の身に起きていることをオープンに話すようになってきていると思います。セラピーで話すほどの重い悩みは打ち明けなくとも、『私はメンタルヘルスのためにセラピーに通っている』と話すことには抵抗が少ない。それは先ほども話したように個々人の境遇を受け入れる社会ができているから他者に話せることでもあるし、自分を大事にするセルフラブの考え方が浸透しているからこそでもあります」セルフラブは、いうなれば「自分に対して向かう優しさ」だ。まずは自己を愛し、自分の持続可能な生活のために最善を尽くすことが、Z世代にとっての前提になっているという。「恋愛や友情、職場関係において、自分を傷つけるような人とは一緒にいるべきではないというのがZ世代的な考え方です。例えば浮気をする彼氏と付き合っている時点で、自分をリスペクトできてないってことだよね、とか。だからまずは自己を深く認識するために、日記をつけたり、セラピーに通って話をしたりすることが大切。社会を変革しようとする上でもまずは自分のメンタルヘルスを整えないと始まらない。だから、自分に優しくあることが、他者や地球に対しての優しさにつながるのだと思います」竹田ダニエルさん1997年生まれ、米カリフォルニア州出身、在住。そのリアルな発言と視点が注目され、あらゆるメディアに抜擢されている新星ライター。著書に『世界と私のA to Z』『#Z世代的価値観』(共に講談社)。※『anan』2024年3月6日号より。イラスト・マコ カワイ取材、文・原 航平(by anan編集部)
2024年03月02日リモートワークが増え、外食の機会が減るなど、人付き合いが“楽になった”と感じる一方、相手との距離を縮めるのが難しくなったと感じる人も多いはず。今こそ私たちに必要な“人と仲良くなるためのスキル”をアップするための方法をマンガやイラストを加え、わかりやすく解説します。相手に合わせるより自分の気持ちを大切に。傷つけたり、傷つけられたりすることを恐れるあまり、表面的な人間関係にとどまりがちといわれる現代。パンデミックも重なり、人との距離が遠のいたように感じる人も少なくないはず。では、人と人との間に立ちはだかる、見えない“壁”を取り払い、相手との距離を近づけるにはどうしたらいいのか。本やセミナーでコミュニケーションのあり方や言葉の選び方を発信する起業家の宮本佳実さんに、その心得を伺った。「まずは、相手に好かれようとするのは逆効果!嫌われたくないという気持ちが先走り、『こんなことを言ったら嫌われるんじゃないか』と自分が伝えたいことを言わずにいると、いつまでも距離は縮まりません。好かれるように相手に合わせた結果、縮まったように見えても、我慢の上に成り立っている人間関係はいずれ崩れてしまいます」2つ目のポイントは、相手の話を膨らませる意識を持つこと。楽しい会話を積み重ねていくほど、相手との距離は縮まっていくことはわかっていても、会話を続けるのは難しい…。「会話というキャッチボールを続け、膨らませていくには、どんどん質問をするのが一番!“どうして”“なんで”と問い掛けることで、相手に興味や好意を持っていることを示せます。聞かれてたくさん話せれば人は気分がいいですし、『こんなにも楽しく話せる人なら、信頼できそう』と思ってもらえるはず」その上で、最後に宮本さんが強調するのは、誰とでも距離を縮め、仲良くなれるとは限らないということ。「どれだけこちらが歩み寄っても、関係が変わらない相手は必ずいます。ドライに聞こえるかもしれませんが、そう割り切り、関係性ごとに距離を調整するほうがモヤモヤしません。自分らしく付き合える人との距離を縮めることに集中し、自分にとってかけがえのない大切な関係を深めて」この3つの心得をベースに、距離を縮める具体的な方法を学んでいきましょう。ここでは、距離を縮めるLESSON1と2をご紹介します。【LESSON1】「自分の想いと言葉」を事前にリスト化してみよう。想いは文字化することで、確実に伝えられる。相手との距離を縮めるのにとても有効なのが、自分の想いを言語化して伝えること。「相手へのプレゼントになるような言葉を届けられたら、素敵な関係を築けること間違いなし!ただ、喜んでもらえるフレーズがパッと浮かばなかったり、褒め言葉のつもりが、誤解を招くこともあります。そうした事態を避けるために、あらかじめ文字でリスト化しておきましょう。そして、実際に伝えてみる。その反復練習によって想いを伝える力は強くなるので、リストを定期的にアップデートしていくといいと思います」まずリスト化しておくといいのが、相手への感謝の気持ち。「感謝は、そのまま相手への褒め言葉になります。また、日頃から感謝をしていると、その人に対して苛立つなど、負の感情が出てもブレーキをかけられますよ」自分が人から言われて嬉しかった言葉もストックしておきたい。「『誰かに言ってみたい!』と感じた言葉を溜めていけば、距離を縮める魔法のワードのネタ帳が作れます。ただ、自分は嬉しくても、受け手が違えば捉え方も変わります。言われた相手がどう感じるかという視点は忘れずに」一方、せっかくの会話の機会が愚痴ばかりになると、建設的な内容にはならず、悪い印象にも。「不満や愚痴は言葉として発さず、文字にして洗い出す。そうすると、頭の中が整理されるので会話の内容も自然とポジティブに。良好な関係を築くのに役に立ちます」Q1. まわりの人に感謝したいことは?“一緒にいると楽しい気分にさせてくれる”“対応が誠実で助かる”“ピンチの時に支えてくれた”など、事前にリストアップしておくと、わざとらしくなく、さらっと感謝の言葉を会話やメールに織り交ぜることができるように。Q2. 人に言われて嬉しかったことは?「自分のことをそんなふうに思ってくれていたんだ」と嬉しくなった言葉があるはず。たとえば、仕事面だったら“機転が利く”“集中力がある”“責任感が強い”など。人間性なら“社交的”“聞き上手”“ポジティブ”など。Q3. いま抱えている愚痴って?イライラすることや、困っていることなどを日頃から洗い出しておく。それだけでは単なる愚痴や悪口で終わってしまうので、今後自分がどうしたいのか、変化を促す行動にまで落とし込むと、建設的でポジティブな会話に!【LESSON2】誘い上手になるための会話例を覚えておこう。人を誘う時こそ相手の立場になるべし。その人のことをもっと知って、仲を深めたい。でも、相手に負担はかけたくない。そんなジレンマに陥って、なかなか踏み込めず、距離を縮められないという人も多いのではないだろうか。「相手を慮るのはとてもいいことですが、相手をより理解して、気持ちを近づかせたいのなら、食事を共にする、休日を一緒に過ごすなど、より密度の高い時間が必要になってきます」人を誘うというのは、それまでの距離感から一歩踏み込む積極的なアクション。せっかく勇気を出してその行動に出るからには、成功させたいものだけれど…。「距離の縮め方には、人それぞれのペースがあり、心地いいと感じる距離も十人十色です。強引に約束を取り付けたり、急に悩みを打ち明けたりすれば、相手を引かせてしまうことに…。なので、相手への負担を極力減らす、もっと言えば相手に断る余地を残すことが、誘う極意なんです。たとえば仕事終わりに、親睦を深めたくて食事に誘いたいなら、その場で具体的に提案したほうが『いつかごはんでも』というよりも実現度が高まりますし、断りたい人にとっては『今日はだめなんだよね』という口実になります。また、悩みを相談したいなら、事前にそのことを伝えておくべき。相手はまだ、あなたの悩みを聞くほどの仲だとは思っていないかもしれません。どんなシーンや目的であっても人を誘う時は、誘われた相手の立場を考慮することが成功の秘訣です」【CASE1】仕事終わりに食事へまずは“断りやすい”ジャブで様子見を。食事は日時を具体的に提示して誘うと、相手の気持ちを見極めやすく、断る側の負担も軽くなる。「その日はダメでも、本当に行きたい人は別の候補日を提示してくるはず。公私をきっちり分けたい人にとっては『その日はダメなんです』と断りやすくなります」【CASE2】休日にイベントに誘う日時より先に、イベントの内容を伝える。一緒に行きたいイベントがあって誘い出したい時は、まずはイベントの内容を伝えるのが誘う側の礼儀。「好みが分かれるものは、スケジュールよりも興味の有無を先に確認しましょう。具体的な行動のイメージがわかるほうが、相手も判断しやすく親切です」【CASE3】悩みごとを相談したいきちんと「悩み相談」と伝えた上でお誘いしましょう。悩み相談は、聞く相手にとって精神的な負担が大きい。「単なるお茶のつもりで行ったのに、愚痴交じりに相談されたら困る人も。『悩みがあるから聞いてほしい。時間をもらえないかな』と明確に伝えておけば、相手は心の準備ができ、こちらも気兼ねなく話せます」【CASE4】久しぶりに連絡をして、友達を誘う突然の「何してる?」連絡は避けるのがベター。しばらく連絡を取っていなかった旧友と、また親睦を深めたくなることもあるはず。「急な連絡は何かの勧誘と思われるなど、相手を警戒させます。昔よく話していた俳優のドラマを見たなど、その人のことを思い出した理由を伝えると、警戒されず、昔の距離感に」宮本佳実さん起業家。女性の働き方や生き方を提案する「ワークライフスタイリスト」を創設。著書に『どんな相手も味方になる 感じのよい伝え方』(すばる舎)などがある。※『anan』2024年3月6日号より。イラスト・三枝かりん取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2024年03月02日バラエティでもニュース番組でも、常に自分らしい言葉で気持ちを伝えるホラン千秋さん。そんな彼女に、上辺だけでなく、お互いが心地よい距離感で相手と向き合うための関係性の築き方&会話のコツを伺いました。ホラン千秋さんが実践する、優しい人間関係のつくり方1、まずは自分に優しくなる。「自分が思う優しさと、相手が感じる優しさは一致するとは限らないし、ルールブックもない。それぞれ違うと認識するところからです」と、ホラン千秋さん。「その上で、相手に優しくしようと心がけるのは、もちろんいいことです。でもそれを優先するあまり、自分が本音を言えなかったり、何かを我慢したり、相手に寄り添いすぎるあまりに自分らしくいられないのであれば、まず自分に優しくできていないですよね。無理することで歪みが生じ、結果的に相手との関係性が崩れるようでは、健康的な優しさとはいえません。優しさの矢印は、相手にばかり向いてなくてもいいのではないかと。だからまずは自分に優しくあること。これが“優しい人間関係”を築く上での大前提だと思っています」意外なことに、ホランさん自身はフットワーク軽くいろんな場所に出向いて、新たな人間関係を積極的に築いていくタイプではないという。「プライベートでも仕事でも、私の理解者は、数人いれば十分幸せだと思っていて。だって、10人いたら同じことを10回話さなければいけなくて、それって時間もかかるし、すごく疲れることだと思ってしまう派で。心や体が疲弊していたら、そもそも人に優しくなんてできませんから。心身ともに健康を保つには、自分にとって優しい人間関係とは何かを、見直すのも手。もし今、誰にも優しくできないと思ったら、誰にも会わなくていい。ごはんに誘われても、仕事が忙しいから、今日は疲れているからと断ればいいんですよ。そのぶん自分の趣味や好きなことに没頭して、十分に心と体をいたわることが大切ですよね」2、自分の優しさの“キャパ”を知る。優しい人間関係を築く上で、もう一つ大事なのは「自分の優しさの“キャパ”を知ること」。「優しさの容量も人によって違うはず。100人の友だちを同様に大事にできる人は羨ましいと思うけれど、自分はそういうタイプではないから。自分が思いやりを持って接することができる規模はどのぐらいかを知って、それを守っていくこともまた、豊かな人間関係を築くためのポイントだと思います」変わりゆく人間関係を受け入れて、時には手放してみることも必要だと考えているそう。「結婚や出産、引っ越し、キャリアアップなど、誰もが人生とともにライフステージが変わるのは当たり前で、価値観や優先順位も変わっていくもの。私自身も30代に入り経験しましたが、絶対に変わらないと思っていた関係ですら変わってしまうことがある。大切な関係を失いたくないのはわかるけれど、離れつつある人に固執して無理に繋ぎ留めようとするのではなく、例えば夏休みのような感覚で捉えてみては?本当に必要な人なら、夏休みが終わってまた、『久しぶり』と戻ればいい。それに、お互いを思っているのであれば、関係を一時期断ったとしても、きっといつか元に戻る時がくるはず。そうやって人間関係はいつでも、離れては巡ってを繰り返しているような気がします。無理に抗わず、流動的なものだと考えていれば、悲しむことも悩むこともなくなると思います。それよりも優先すべきは、いま身近に寄り添ってくれている大切な人や、自分に必要な関係性。目の前の人に健全な状態で丁寧に向き合うことで、思いやりや優しさは大事にできるものだと感じています」3、“余白”を残して会話をする。円滑な人間関係を築くために「あいさつと笑顔が大事。これに尽きます」とホランさん。「若手の頃からどこでも誰にでも、あいさつは笑顔で元気にしようと肝に銘じてきました。すると最初は目も合わせてくれなかった人がだんだん気にしてくれるようになり、会話が生まれたりも。人の心はいつか動くということを実感しました。“あいさつ”って拍子抜けするくらいシンプルな方法ですが、円滑で平和な人間関係を築く間違いない方法だと思っています」また、どんなシーンでも相手の立場に立った“優しい会話”を意識しているそう。「摩擦を避けたいから当たり障りのない会話がしたい、と思っているなら、その関係性は長く続かないはず。自分の正直な意見を伝えることは、それだけあなたが必要だという意思表示になるし、思いやりを持って伝えようとすれば必ず届きます。その場合に私が意識しているのは、余白を残して話すこと。例えばAとBの選択肢があった場合、相手はAを、私はBを選んだとして『絶対にBだよ!』と一方的に自分の意見を押し付けるのはNG。『Aの可能性もあるけど、私はこういう理由からBだと思う』と相手の選択も間違いではないとしつつ、相手にはない意見を述べれば、相手のことをちゃんと考えて意見していることは伝わるはずです。年上やちょっと気難しそうに感じる相手には、あえて勇気を出して半歩踏み込んでみるのも手。自分の言葉に対する相手の様子を少しずつ観察しながら、その後の会話の進め方を探ってみる。相手によって対応をカスタマイズするのも、優しい人間関係を築くためのコツだと思います」ほらん・ちあき1988年9月28日生まれ、東京都出身。フリーキャスターとして報道番組『Nスタ』(毎週月~金曜・15時49分~19時/TBS系※一部地域を除く)に出演中。また、話題となったドラマ『コタツがない家』に出演するなど、役者としても活躍している。※『anan』2024年3月6日号より。写真・川原崎宣喜取材、文・若山あや(by anan編集部)
2024年03月01日善かれと思ってした言動が裏目に出て怒られたり、相手の意図がわからずモヤモヤしてしまう…そういったコミュニケーションの齟齬が起こるのは、相手と自分の性格タイプ、考え方が違うから。大まかに4つに分類されるという性格タイプを知ろう!受け止め方を変えれば心に余裕が生まれる!?会話が噛み合わなかったり、何気ない発言に傷ついたりすると、この人とは「気が合わない」と感じて、距離を置きがち。「こういった人間関係の悩みのほとんどの原因がコミュニケーションギャップによるもの。自分と相手の感覚が同じとはかぎりません。性格や価値観、世代の違いなどにより齟齬が生じることもあるし、同じ言葉でも人によっては感じ方や受け取り方が異なるということを、まず認識することが大切です」と話すのは、16年間でのべ12万人のデータを解析し、性格統計学を基にしたコミュニケーション法を体系化した稲場真由美さん。稲場さんによれば、性格は4つのタイプに分類される。そして、自分のタイプを知り、言葉の受け止め方を変えれば、人間関係のストレスは激減する。「自分の性格や、どんな言動にストレスを感じやすいのか傾向を理解して、受け止め方を変えれば、嫌な思いをすることが少なくなり、心が楽になります」そこでまずは下のテストで自分の性格タイプをチェック。稲場さんによると性格タイプは大まかに4つに分類される。タイプによって2コマ目の心の声もこんなに違ってくる。テスト下の2つの質問の答えを表に当てはめて、自分のタイプを導き出して。Q1. 朝に「晩ごはんはカレーだよ」と聞いていましたが、帰ってみるとメニューがハンバーグに変更されていました。あなたはどう感じますか?【A】「あれ、カレーじゃなかったの」とちょっとがっかり【B】「ハンバーグになったんだ。ふーん」とあまり気にしないQ2. 友達とレストランに来ました。あなたはもう食べたいものは決まっていましたが、そのレストランには「2人で同じメニューを頼まなければならない」という変わったルールがありました。あなたはどうしますか?【a】相手が食べたいものを聞いて合わせる【b】自分が食べたいものを伝えて相談するQ1【A】Q2【a】…ピース・プランニングQ1【A】Q2【b】…ロジカルQ1【B】Q2【a】…ピース・フレキシブルQ1【B】Q2【b】…ビジョン診断結果ピース・プランニング人を思いやりながら、自ら計画して進めるのが得意。【性格】責任感が強く、誠実な人。計画性と粘り強さが持ち味。人に喜ばれるなど、誰かの役に立つことで自分の存在意義を見出し、自己肯定感が高まっていくタイプ。責任感が強く基本的には他人軸。また、何かを始める際は、期限とゴールだけでなく、背景や経緯を把握して、目標と計画に沿って進めることが得意。本質を追求する姿勢を大事にし、どんなことにも筋を通したいと思う頑固さがあり、「なぜ?」「何のために」など理由や意義を問う質問が多い。人の話も経緯を最初から知りたいという思いが強い。【ストレスに感じること】あいまいな指示を受けると、意図が汲み取れず、動けない。責任感が強く、任されたことはしっかりやり遂げたいという思いが強いため、「とりあえずやっておいて」や「任せたよ」など、丸投げの指示を受けるとストレスに。周りに気を遣いすぎて本音を言えず、ひとりでため込んでしまうことも。相手軸ではあるが、融通が利かない頑固な一面があり、筋の通らない話や、理由や経緯がわからない話はストレス。「なぜ?」と尋ねたのに「決まってるから」など、答えてもらえず不満を感じることもしばしば。ロジカル自分のペースを守り、納得することが何よりも大事!【性格】目的を明確にして、しっかりと計画のうえ実行に移すタイプ。自分自身の納得を何よりも重視するタイプ。全体像を理解し、ゴールと期限を明確にして計画的に進みたい性格で、あいまいな指示では動けない。シミュレーションを行い、「できる」と判断できれば、確実に実行に移していくしっかり者でもある。ルーティンワークなど、自分のペース、タイミングで物事をきっちり進めるのが得意。話は結論から聞きたい。自分の努力や成果に対して、具体的に褒めてもらえるとうれしい。【ストレスに感じること】自分の計画を乱されたり、無駄に感じることを嫌う。自分のペースを大切にする性格ゆえ、急な予定変更や、計画性のない行動、「適当にやっておいて」などといったざっくりとした指示が大の苦手。「今ちょっといい?」と言われるのもストレスに。効率重視というわけではないが、時間、お金、労力などのあらゆる無駄を嫌う傾向が。感情的な言動、適当な発言、要領を得ない会話、結論の見えない長い話はタブー。急かされたり、無駄に自分の時間を削られるとイライラしやすくなる。ピース・フレキシブル臨機応変に、相手の気持ちを察して動くことが得意。【性格】「ありがとう」の言葉が原動力。急な変更ごとにも柔軟に対応。「ピース・プランニング」同様、人に喜ばれたり、人の役に立つことを好み、「ありがとう」の言葉がやる気の原動力に。相手の意見を優先したり、その場の状況に合わせてフレキシブルに物事を進めていくのが得意なので、潤滑油的な役割も多い。目立ちたくないけど、忘れられたくない。癒し系の愛されキャラで、話しやすい安心感を与える半面、言葉や表情から相手の気持ちを必要以上に感じ取るため、気を遣いすぎて疲れきってしまうことも。【ストレスに感じること】人前で意見を求められたり、何かを選ばされるのが苦手。ひとりで黙々と決められたことをこなすようなルーティンワークは不得手。「みんなで共に進めたい」という思いが強いため、人に迷惑をかける言動、悪口や言い争いを聞くと大きなストレスに。人前で自分の意見を言うことに抵抗があるため、会議などで「さんはどう思う?」「どっちかいいか決めて!」と判断を迫られるのも極度のストレス。また、一生懸命に取り組んだのに、「ありがとう」の言葉がないと、相手への信頼度が下がる傾向が。ビジョン変化、混乱に強く、思うがまま行動に移せる自由人。【性格】自分のひらめきや感性を大切にする天才肌タイプ。直感的なひらめきをもとに、頭の中であれこれ思い描きながら話したり、自ら判断してアクションを起こせる未来志向型の感覚派。一を聞いて十を察する勘の良さがあり、誰の指示を受けずとも可能性があるものに関してとことん追求。予定は変わるものと思っている傾向が強く、完璧な計画にこだわらず、実際に手を動かしながら目標以上の成果を出せる帳尻合わせの天才。影響力のあることや人を好み、オーバーに褒められるとヤル気が出るタイプ。【ストレスに感じること】束縛を嫌い、あれこれと細かく聞かれるのが苦手。ピンときたら動いてみる感覚派のため、理由を聞かれることが大の苦手。「なぜ、これを選んだの?」と聞かれると否定されたと感じる傾向が。褒められ、任されることで伸びるため、細かい指示や、褒めずにダメ出しされるのもストレス。気が利かない人や、リアクションが薄い人に苦手意識を感じやすい。また話が飛びやすく、展開が早いため、主語を省略する傾向がある。「今、何の話?」と相手からいちいち指摘されることもストレスに。稲場真由美さん人間関係研究家。性格統計学の実践支援アプリ「伝え方ラボ」を開発し、個人や法人に対して研修やコンサルティングを行う。著書に『性格が合わないんじゃなくて話がかみ合っていないから』(WAVE出版)など。※『anan』2024年3月6日号より。イラスト・ながしまひろみ取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2024年03月01日初めての出産はコロナ禍で、家族の付き添いはありませんでした。ひとりの寂しさに耐えてなんとか無事出産を終えた私ですが、後日義父がそんな私に対して無神経な発言をしてきて……。 無神経すぎる義父私はコロナ禍で初めての出産を経験しました。当時、家族の付き添いはできず、夜中に破水し病院に一歩足を踏み入れたときからずっとひとりぼっち……。もちろん助産師さんがいろいろ気にかけてくれましたが、やはり家族がそばにいないことで寂しい気持ちに。そして、大けがや大病をしたことがない私にとって陣痛はあまりにも痛くて、泣き叫んでしまいました。それでもなんとか頑張って、予想より早めの約2時間で無事に元気な赤ちゃんを産むことができたのです。 退院して数日後、義両親が私と赤ちゃんに会いにきてくれました。私は早速自分の愛し子を2人に会わせることができてうれしい気持ちでしたが、義父が開口一番「いやぁ、お産、楽ちんやったんやろ!」と言ってきてひどくショックを受けました。寂しさや痛みに耐えて、頑張って産んだ私に対して、なんてデリカシーのない発言なんだ……とだんだんと怒りが湧いてきます。しかし気まずくなるのが嫌で、苦笑いをすることしかできませんでした。 コロナ禍ということもあり、義父母は短時間で帰宅。そのあと我慢ならず母に電話でこのことを話すと、「そりゃイラッとするわぁ。そんなこと言ったらあかんよな」と私のイライラに共感してくれたので、なんとか気持ちを落ち着かせることができました。 作画/さくら著者:まんまるこ
2024年03月01日上辺だけの会話が増えたり、相手との距離がなかなか縮まらなかったり…人間関係において、そんな“モヤモヤ”を抱えている人も多いのでは?相手にも自分にも優しい、本当に心地よい関係について考えます。家族・友人の悩み編「地元の友達が最近結婚の話ばかりするので、距離を置いている」(29歳・IT企業)結婚や子供の話ばかりをするので、正直楽しくない。距離を置いているけれど、このまま関係がなくなっていくのかと思うと寂しい気もする。「そもそも社会人になってから、新しい友達ができない」(27歳・食品)友人関係で悩む以前に、社会人になってから友達の作り方がわからない。仕事上で話す人はいるけれど、友達と呼べるかというと…。「SNSをフォローされると、フォローバックしなきゃいけないのが面倒」(31歳・事務)知り合いに急にフォローされるのがストレスで、なんで身バレしたのか不安になる。フォローされると相互フォローしなきゃいけない流れもすごく嫌。勝手にアカウントを見つけないでほしい。「母と仲が悪くなってから、頼る人がいなくなってしまった」(30歳・公務員)去年お金のことで母とケンカをしてから、そのまま疎遠に。今まで悩みや困ったことは親に相談していたので、友人にどう相談していいかわからない。「過干渉な母。気遣いが逆に負担だけれど言えない」(29歳・専門職)本人に悪気はなく、優しさからだとわかるけれど、気にされすぎていてしんどく感じることも。距離を置くにも限界があり、はっきりと言いにくい。最近は、リアルに対面で付き合う友達とはまた別に、興味があることや趣味ごとに、別々の仲間のコミュニティを持つ人も多い。「今の20~30代にとって友達は、“好きなもの”やそれに対する気持ちを共有する仲間であり、悩みを相談したり、深い話をするといった間柄ではないことが多い気がします。なので、友人と本音でぶつかったことがない人は多い。深く付き合うことで、傷ついたり、相手を傷つけてしまうことを恐れているのかもしれません」(臨床心理士・塚越友子さん)では悩みを打ち明けたりする相手は誰なのかというと、母親に話す人が増えている、と塚越さん。「“友達親子”という言葉がありますが、友達より何より、母親を拠り所にするという人が本当に多い。彼女たちにとって母親と仲たがいすることは、もしかしたら友達と揉めることよりも大事(おおごと)なんだと思います。友達は、上手くいかなくなったらそれこそアカウントを削除して次に行けばいいですが、母親は1人しかいないから簡単にリセットできない。母娘関係の絆の強さというのは、最近の人間関係の大きな特徴だと思います」塚越友子さん1973年、スイス生まれ。臨床心理士、公認心理師、産業カウンセラー。2008年、東京中央カウンセリングを開業し、悩める人々をサポート。メディア出演、研修講師なども務めるあさみみちゃんTikTokで注目を集める、OLもタレント活動も頑張るうさぎの女の子(25歳)。深く考え込みがちな世の中で、“あなたの気持ちを浅くする寄り添いうさぎ”として愛されている。座右の銘は「Don’t deep!」=「深く考えすぎないで」の意味。※『anan』2024年3月6日号より。©2021‐2024 Adavito inc(by anan編集部)
2024年02月29日小さな息子を連れての買い物中、突然見知らぬ人から文句を言われた私。何を言っているんだ? と驚いていると、その人はさらに理不尽な発言をしてきて……。 この人は何を言っているの…?息子が生まれて間もないころの話です。ある日、息子を抱っこ紐で抱っこしたままお店でトイレットペーパーを選んでいると、見知らぬ中年男性から「おい、道を塞ぐな!」と突然文句を言われました。さらに続けて、「これだから子連れはどこ行っても邪魔なんだよ!」と怒鳴られ……。あまりにも衝撃的で、この人は何を言っているんだ? ととても驚き、一瞬理解が追いつかなかった私。というのも、商品が並んでいる棚と棚の間の道は、大人が並んで2人は通れそうなくらい空いてたのです。 「ただ文句を言いたいだけの人もいるんだなぁ」と思い、世の中には良い人ばかりではないのだと改めて学びました。もし強く反論して子どもに何かされたらと思うと怖くて言い返せなかったのが悔しいですが、子どものために今後もトラブルにならないよう冷静さを大切にしたいと思った出来事です。 作画/さくら著者:かたやま よしこ
2024年02月29日職場にお菓子の差し入れがあり、たまたま社員代表としてそれを受け取ったAさん。しかし、受け取るときにまさかの発言をしていたのです……。 言動には気をつけよう…私は、女性の多い営業所で責任者として仕事をしている1児の母。最近、後輩でママ友でもあるAさんが、3人目のお子さんを出産して育休から復帰したのですが、驚きの言動を目撃したのでお話しします。 私が務めている営業所は本社と離れたところにあり、仕事で本社から来る男性社員はよく差し入れとしてお菓子を持ってきてくれます。ある日、その差し入れをAさんがたまたま社員代表として受け取ったのですが、あろうことか「えー!ありがとうございます!このお菓子、子どもが大好きなんですー!」とひとりで全部持って帰ろうとしたのです。差し入れを渡した本社の男性社員や周りの女性社員はすかさず、「いやいや、それみんなへの差し入れだから! とりあえず上司に渡しなよ!」とツッコミを入れていました。 別日に私が取引先への菓子折りを職場に持っていったときも、なぜかAさんが「えー!うれしい!」と喜んでいました。「いや、取引先に持っていく菓子折りだよ」と言ったらシュンとして仕事に戻ったのですが、職場にあるお菓子が全て自分のために用意されたものだと思っているような言動には、本当に驚かされました。 悪気はなく純粋に自分や子どもが好きな食べ物だったので喜んだだけなのかもしれませんが、「図々しい人」だと誤解されそうな行動なので、自分も誰かに誤解されないよう言動には気をつけたいと思った出来事です。 作画/赤身まぐろ著者:T.K
2024年02月29日私の息子が写った写真を、勝手にSNSへ投稿したママ友。顔がはっきり写っているし、本名までも記載……。やめてほしいと伝えたところ、ママ友はまさかの発言をしてきて……。 そんな理由で子どもの写真を…!?ママ友と子どもを連れて一緒に遊びに行ったのですが、そのときに撮った子どもたちの写真をSNSに無断で投稿されてしまいました。しかも、写真の中には加工アプリのかわいい文字で、子どもたちの名前まで入れられていて……。さらに、ママ友の子どもがお腹を出して写っている写真まで載っていました。 SNSに対してそれぞれ考え方があるとは思いますが、子ども達の顔を隠さないどころか、名前まで公表していること、まだ小さな子どもの写真とは言え、肌の露出があるものを平気で投稿していることが信じられなかった私。「うちの子の写真を勝手にSNSに投稿するのはやめて! あと、どんな人が見ているのか分からないんだから、自分の子どもの写真を載せるときもいろいろ注意したほうが良いと思うけど……」と伝えますが、「だってこういう写真を載せるといいねをたくさんもらえるし、フォロワーも増えるんだも〜ん」と言われ、わかってもらえませんでした。 結構強めにやめてと言ったのに軽く流されたことや、子どもの写真をいいねやフォロワー稼ぎの手段として使っていることから考え方が合わないと感じたため、その後はそのママ友と子どもを連れて遊びに行くことを控えるように。今では当たり障りのない関係を保っています。 作画/さくら著者:中島 愛
2024年02月29日子どもを連れて義実家へ行ったとき、お世話のために部屋を移動しようと、義母からまさかの文句を言われたのです……。 何を言っているの…?義母のことは、初めて会ったときから「苦手だな……」と思っていましたが、夫のお母さんなので仕方なく年に数回ほど会っていました。 初めて義実家に子どもを連れて行ったときのことです。私は当時母乳をあげていたので、違う部屋に行こうとしました。すると義母から、「ここに来てまで母乳をあげなくても……。みんなでいるときくらい粉ミルクをあげれば良いじゃない! そしたらみんなであげられるのに、嫁ちゃんだけ孫をひとりじめにしてずるいわ!」とまさかのひと言。もちろんひとりじめしているつもりのなかった私は、その言葉に腹が立ちました。 その後も会うたびに嫌味ばかりを言われ、それが苦痛でだんだんと「義母に会いたくないな」と思うように。なるべく会わなくて良いように仕向けていると、コロナ禍が始まり自然と疎遠になりました。今では、年に1回会うか会わないかくらいの関係を続けています。 作画/赤身まぐろ著者:山田咲子
2024年02月28日息子が2歳のときに、「わが子かわいさのあまり暴走するママ」と出会いました。このママとの出来事がきっかけで一時期はママ友を作ることが恐くなってしまったのです。息子が15歳になった今は笑い話ですが、悩み、落ち込み、苛立ち、対処に困ったことを今でも覚えています。 女の子のほうがかわいいという偏見私の息子が2歳のときに、保育園で同じクラスになった女の子、Hちゃんのママ。ママ同士も同い年ということがわかり、息子とHちゃんを連れてランチに行ったときのことです。ランチに行く前は気づかなかった、Hちゃんママの本性を知ることになりました……。Hちゃんママは息子がいる私に向かって「絶対に男の子より女の子のほうがかわいいよね!」と悪気もなく話し始めたのです。 私もはじめは「女の子は洋服とかおもちゃもかわいいしねー」と話を合わせていましたが、男の子をもつ私に「女の子のかわいさ」をずっと話し続けるHちゃんママにだんだん嫌気がさしてきました。「無神経な人だな」というのが私の本音。ランチに行く前は気づかなかったのですが、長い時間話をしたことで、少しずつHちゃんママの本性が出てきたのです。 かわいそうな息子Hちゃんママの自宅に招かれお邪魔したときは、Hちゃんママの「わが子ばかりかわいがる言動」に驚愕しました。見慣れない女の子のおもちゃに興味津々の息子だったのですが、「ごめんね、◯◯君は持ってきた自分のおもちゃで遊んでくれるかな? 女の子のおもちゃで遊んでも、きっとおもしろくないと思うよ?」と、息子がHちゃんのおもちゃを触ることにいい顔をしなかったのです。 2歳の息子は、なぜ目の前にあるおもちゃで遊べないのか当然理解できず、だだをこね始めました。するとHちゃんママは私に「しつけって小さいうちが大事っていうからね! 頑張らないとね!」と苦笑いで言ってきたのです。「ごめん、ぐずっているから帰るね」とすぐに私は帰りました。そして誓ったのです。2度とHちゃんママの自宅には行かないと。 最後の交流となった日Hちゃんママの数々の言動に不満をもちながらも、ママ友とはうまく付き合っていかなければならないと思っていました。私の家なら息子も伸び伸び遊べるのではないかと思った私は、誘いを断り続けていたHちゃんママを自宅に呼ぶことにしました。 すると、Hちゃんは、息子のおもちゃを独占。息子が「貸して」と言ってもHちゃんは貸してくれず、息子は自分のおもちゃでさえ遊べなくなって泣いてしまいました。そんな様子を見てHちゃんママは言ったのです。「◯◯君はすぐ泣いちゃうんだね……。やっぱり男の子の育児って大変そうだね! 私2人目も絶対女の子がいい!」と。 我慢の限界が来た私は、それ以来、プライベートでは距離を置くことにしました。無理して付き合うのは自分にも子どもにも、そして相手にも良くないことだと思ったからです。人それぞれ考えは違うものだと私は思います。子どもも大人も、相手が嫌な気持ちになることはしてはいけないと、改めて感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラストレーター/ムチコ著者:市谷 千春
2024年02月27日私は、5歳の娘と3歳の息子を育てているシングルマザーです。娘がこども園へ入園してからしばらく経ったころ、寝る前に号泣しながら意地悪なお友だちのことを話してくれて、どうしたものかと悩んでいました。そしてそんな矢先に園の集まりが。すると、私はまさかの事態に驚くことに――! 4歳クラスから意地悪が始まった娘がこども園へ通い始めて8カ月ほど経ったころから、ある女の子(Aちゃん)が意地悪なことをしてくるという話が多くなっていきました。私は、「それは嫌だったね」「なんでそんなこと言ってくるんだろう?」などと返していたのですが……。 ある日、娘が就寝前に意地悪なことをしてくる女の子の話をしていると、声を出して泣き出したのです。娘が話してくれた内容は「水筒でお茶を飲んでいるときに、Aちゃんが水筒の底を押してきたから唇から血がでた」「Aちゃんがトイレの個室を開けきて笑ってきた」「描いた絵を見て、Aちゃんにぐちゃぐちゃだって言われた」「みんなが自分の好きな動物を描いているのに、Aちゃんが私には豚を描いてって言ってきた」など初めて聞く話もありました。 この話を聞いて、最近になって娘が頻繁に「私は絵が下手だから」と言っていたことを思い出しました。 公園で集まることに…娘の話を聞いて、私は次の日に担任の先生へ、Aちゃんとわが子について気をつけて様子を見ていてほしい、娘にも原因があれば教えてほしいと伝えました。先生はAちゃんが一方的に意地悪することがあると思ってはいたようで、注意してみてくださるとのことだったのですが……。娘の話では意地悪がなくなった様子はありませんでした。 そんなある日、クラスメイトが転園するため、日曜日にクラスのみんなでお別れ会として公園で遊ぶことに。すると……。 なんと娘がAちゃんのママに直接意地悪されたことを話していたのです。 娘が、Aちゃんのママに「Aちゃんが意地悪をしてくる」と話しているのを、私は遠くで様子を見ていました。娘の話を聞いたAちゃんのママは、「A(娘)に意地悪しちゃダメだよって言っておくね」と言っていたようです。 娘が自らAちゃんのママに伝えたのは驚きましたが、それからは、娘の話を聞く限りでは、以前に比べてAちゃんの意地悪の回数は減ったようです。5歳の子どものお友だち関係の悩みにはどう対応したら良いかまだ答えはありませんが、これからも娘の様子に注意しつつ見守りたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:本田りか
2024年02月26日夫に内緒で推し活を楽しんんでいる私。しかし、外泊が必要なコンサートの予定はさすがに内緒にできないと思い、思い切って打ち明けてみると……? 夫の意外な反応にびっくり…!半年ほど前に突然、韓国のアイドルにハマった私。オンラインライブや映画館でのライブビューイングを鑑賞したり、グッズを購入したりと出費が増える日々ですが、偶然にもそういったイベントがある日はいつも夫は出張中。グッズも夫が家にいないタイミングに届くよう指定配達にしているため、今のところ全てバレずに楽しんでいます。しかし、夫がいるときにリビングで推しアイドルの動画を見ることもあるため、私が何かにハマっているということはわかっているようです。ただ、無料で楽しんでいると思い込んでいる様子。 そんなある日、推しアイドルのコンサートが開催されると発表されました。絶対に行きたいと思いましたが、チケット代や交通費、宿泊費がかかること、家を数日開ける予定であることを考えるとさすがに内緒にしておくのは気が引けて、勇気を出して夫にこのことを伝えることに。結構な出費になるため許してくれないのではと不安でしたが、なんと夫は「わかった、楽しんできてね」と言ってくれたのです。「そんなことにお金を使うな!」と言われる覚悟もしていたため、夫の思いがけないやさしい言葉に内心とても驚きました。 私は今まで推し活を内緒でしていたことがなんだか申し訳なくなり、その後は夫に推し活の予定を共有するように。また、在宅ワークも始め、家計の足しになるよう頑張っています。私の楽しみを否定せず受け入れてくれた夫にはとても感謝しているので、今後もこの気持ちを忘れずに、家事と仕事、そして推し活をバランスよく続けていこうと思った出来事です。 作画/赤身まぐろ著者:宮崎 久美子
2024年02月25日ドラックストアで美容部員として働いていたころ、お客さんの子どもがイタズラをしているのを発見。やんわりと注意すると、その子の母親がまさかの行動に出て……!? し、信じられない…。ドラッグストアの美容部員として働いていたとき、私はあるお客さんの子どもがアイシャドウのテスターをほじって粉々にしているのを見つけました。近くに親らしき人がいなかったため、子ども本人に注意してやめてもらったのですが、私がいなくなるとまた同じことをし始めます。今度は親がそばにいたのですが、注意するどころか笑いながら見ていて驚きました。床に粉が落ちて汚くなっていたため再度子どもに注意すると、親は謝罪をするどころか舌打ちをしてこちらを睨み、子どもに注意することもなく帰っていきました。 その後、掃除をして片づけましたが、新しいテスターはすぐに用意できないため色を試したい方が使えない状態が続きました。もし子どもの行為に気がつかなかったら、粉々になったアイシャドウが店のあちこちに散らばり、他のお客様のお洋服が汚れていたかもしれないと思うとぞっとします。 自分の子どもが悪いことをしていたら、親にはしっかり注意してもらいたいと強く思いました。また、自分に子どもが生まれたときは、人に迷惑をかけるのはいけないことだときちんと教えたいと思った出来事です。 ◇ ◇ ◇ 子どもが人に迷惑をかけているのに、親が注意せず笑って見ているだけで困惑した……という体験をしたことがある方は、意外と多いのではないでしょうか。皆さんはそんな親子と出会ったとき、どのように対応していますか? 「こうしたら穏便に場がおさまりました」という体験談があれば、ぜひ教えてください。 作画/しおん著者:さいとう ゆり
2024年02月24日息子を屋内のレジャー施設で遊ばせていると、小学生くらいの子が息子を突き飛ばし!? 大泣きする息子を慰めていると、その子の母親が近づいてきて……。 母親の態度にびっくり…子どもが遊べる屋内施設に、4歳の息子をつれて遊びに行ったときのお話です。2歳から6歳までの小さな子ども専用のエリアで息子を遊ばせていると、10歳くらいの兄妹がやってきて、お互いを突き飛ばす遊びを始めました。近くに保護者らしき人は見当たらず、ほかのママさんたちは危険を感じて子どもを避難させます。 私も息子を避難させようとしたのですが間に合わず、その兄妹の妹ちゃんに息子が強く突き飛ばされてしまいました。お兄ちゃんに勝てず面白くなかったのか、近くにいた息子に攻撃し始めたのです。息子はもちろん大号泣しましたが、幸いけがはありませんでした。私は二人にやさしく注意をしたのですが、妹ちゃんはなんと「うるせえなババア!」と暴言を吐いてきたのです! これにはさすがに腹が立ちましたが、やっと母親が登場し「何やってんだ! 勝手にウロウロしやがって! 小さな子が遊ぶ場所に入ってんじぇねえよ!突き飛ばすとこ見てたぞ! 謝れ!」としっかりと叱ってくれたので苛立ちをグッと堪えることができました。ただ、言葉遣いの悪さには驚きを隠せませんでしたが……。 その後、妹ちゃんは母親に促されて泣きながら息子に「ごめんなさい」と謝ってくれ、その子の母親も「ごめんね、痛かったよね」と心配をしてくれたのです。お詫びにアイスまで買ってくれたので、言葉遣いは悪いけれど根は良い人なのかな?と思いました。 今後危ないなと感じたときは、もっと早く息子を避難させようと強く思った出来事です。 作画/赤身まぐろ著者:佐々木 亜紀
2024年02月24日長男は3歳ぐらいから、幼児向けのDVDをよく見ていました。ある日たまたま、荷物を置いている部屋の片づけをしていると見慣れぬバッグが……。バッグを開けて中を見てみた結果、信じられないものが入っていたのです――。 見慣れぬバッグわが家は共働きですが、ほぼワンオペ。当時3歳の長男と1歳の長女を仕事帰りに保育園へお迎えに行き、帰ってきてご飯を作り食べさせ、お風呂と寝かしつけでバタバタの毎日。私がご飯を作っているときや、片づけをしているときは、子どもたちにDVDを見せて待ってもらっていました。 ある日、荷物を置いている部屋を片付けていると、子どもたちのDVDの奥に見慣れないバッグを発見。子どもたちのものかと中を開けて見てみました。 すると……。 それは夫が隠していたアダルトなDVDだったのです!その当時夫はシフト制で、夜勤のときは昼間家にいることもあります。私が働いている知らぬ間に見ていたのかと思うと怒りが込み上げてきました……。夫に問い詰めると怒りがおさまらず夫に「これ何?」と問い詰めると、「○○さんが見てみて!って貸してくれて……」と。私も知っている仕事仲間の名前を出し、「もう返すから」と言う夫。 「もし子どもたちが見るようなことがあったらどうするの? 私は自分の時間もないのに、さらに人のせいにして……」と、怒りを通り過ぎて悲しくなってきました。 時間がないなかでも、夫婦が一緒にいる時間があるときはその時間を大事にしてきたつもりだったのに、裏切られた気がして悲しくなってしまった私。けれどもそれ以降は、夫の隠しているものを目にすることはなくなりました。そして、私が自分の時間がないことを訴えたのが効いたのか、次女、次男が生まれてからは夫も育児に参加するように。複雑な心境ですが、その点は良かったなと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ぽん子著者:松田みさと
2024年02月20日息子は幼稚園に通っており、クラスでは息子を含めた仲良し5人組で楽しく過ごしているようです。私がお迎えに行ったとき、息子より先に私にかけ寄ってきてお喋りをしてくれる男の子がいたのですが、のちに私はその男の子に悩まされることになりました――。 「今日は意地悪されて嫌だった!」そのお友だちは仲良し5人組の1人。お迎えのとき「今日は○○君(息子)に意地悪された」「今日は喧嘩したけど謝ってくれなかった」など、息子がお友だちに対して嫌な思いをさせている内容を伝えてきました。 最初は「ごめんね」と言いつつ、子ども同士のよくある喧嘩だろうと軽く考えていました。でもお迎えのたびに言われるため、私は息子が一方的にお友だちを傷つけているのではないかと不安になってきたのです。 言われた内容を息子に聞いても「何のことかわからない」と言います。担任の先生に相談したかったのですが、私がお友だちから声をかけられるのはお迎えの後だっため、降園後のことまで先生を関わらせていいのか判断できず迷っていました。でも1カ月ほど続いたため、思い切って相談することに……。すると先生は「そんなことがあったんですか!」と驚いて、すぐに対応してくださいました。後日、先生から「お友だちと話しました」と声をかけて頂きました。 「実は他のお母さんにも同じことをしていたみたいなんです。お母さんたちとお喋りをしたいという気持ちから、大げさに話したり、嘘を言ったりしていたようでした」と先生。この回答をいただき、納得できました。 息子が、一方的にお友だちに嫌な思いをさせたわけではなかった点は一安心。お友だちへは先生から「相手の気持ちを考えて話をしよう」ということをお話ししたそうです。先生から「気になることはすぐ仰ってくださいね」と言われました。お友だちのためにも何かあればすぐに先生に伝えるべきだったと反省し、これからは迷わず相談しようと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/はたこ著者:海原えめ
2024年02月20日生後4カ月の末っ子が、ある日突然高熱を出しました。上の子が感染症にかかったあとだったため、うつったのかな?と思いましたが、生後4カ月ではその感染症にかからないと聞いたことがあり……。 えっ、生後4カ月なのに!?私は3人の子どもの母です。末っ子が生後4カ月のころ、一番上の子が通っている保育園では突発性発疹が流行っていて、一番上の子も発症してしまいました。その後無事に治ったのですが、なんと末っ子が突然高熱を出したのです。 突発性発疹はまず突然高熱が出て、熱が下がると共に発疹が出るというのが主な症状だと聞いていたので、私は末っ子も突発性発疹かもしれないと思いました。しかし、突発性発疹は生後6カ月以降の子どもが多く発症すると言われています。末っ子はまだ生後4カ月なので、ただの風邪なのかも……?とも思いましたが、心配なので病院へ。 医師に相談すると、「生後4か月で突発性発疹にかかる子は確かに珍しいけれど、絶対にかからないわけではないですよ」と言われました。そしてその後、熱が下がったころ全身に発疹が出て、やはり突発性発疹だったことが判明。 生後4カ月でも突発性発疹にかかる子はいると、今回の件で初めて知ってとても驚きました。 自分の中の常識を鵜呑みにしてはいけないということを学べた今回の一件。 今後は「一般的にこの病気にかかる年齢ではない」と思い込まず、なにか症状が出たら病院の先生にしっかり診てもらうことが大切だと感じました。 ◇ ◇ ◇ 突発性発疹は、生後6カ月〜1歳半の時期にかかりやすい感染症として知られていますが、それ以外の時期であればかからないというわけではありません。また、ほとんどの突発性発疹は、熱が下がり、境界がはっきりした赤い発疹が現れてからでないと診断が難しいため、ほかの病気の可能性も考えておく必要もあります。高熱が出たり、それが数日続くようであれば小児科を受診するようにしましょう。 もしも意識状態が悪かったり、けいれんしていたりする場合は、緊急病院を受診することも重要です。 監修/助産師 松田玲子 作画/しおん著者:はな
2024年02月20日「寒いよー、おなかすいたよー」と、真冬の近所の公園で言っていたのは、当時2歳の娘とよく遊んでくれていた小学3年生と1年生の姉と弟のきょうだい。「お昼ごはんを食べていないの?」と私が声をかけると、「食べていない。お母さんは寝ている」と言いました。薄い長袖1枚だけを着ている2人。私は育児放棄ではないかと疑い、それからその姉弟を気にかけるようになったのです……。 親は日中に寝ている?その姉弟はとても人懐っこくてよく笑い、一見、どこにでもいる小学生の姉弟のように見えました。しかし、よく見ていると公園にいる大人に誰でも話かけたりして、甘えたがる様子が伺えました。もしかして家で親に甘えられていないのかな、と感じる私。 夕方の公園で娘がその姉弟と一緒に遊んでいるときに「お母さんは家にいるの?」と聞くと、「いるよ。寝てるけど」という返事がほとんど。しかし、その姉弟からの家庭環境に対するSOSはないので、私は気にかける程度に留めていました。 初めて姉弟の母親と対面そんな日々が流れ、娘が4歳になったある日のこと。ショッピングモールのフードコートで食事をしていたときです。あの姉弟が少し離れた席から「Aちゃーん!(娘の名前)」と呼んでいるではありませんか。その横には姉弟のママと見られる人も。私は今まで姉弟が娘と遊んでくれたお礼を伝えるために席を立ち、どんな人か不安を抱えながら近づいていきました。 私が「いつも遊んでくださりありがとうございます」というと、姉弟のママは「こちらこそありがとうございます!」と満面の笑み。続けて「私、常夜勤の仕事で日中は寝ていて、公園に全然一緒に行けなくて。いつも遊んでいる話を聞いています」と明るい表情で教えてくれました。 私は、夜勤のために日中寝ているのは仕方ないことだと納得。育児放棄ではなくてよかった……とホッとしました。「もし日常で困ったことがあれば声をかけてください」と伝えた私。せっかく子どもたちが仲良くなったので、これからはその方とママ友としてお付き合いしていこうと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/まげよ著者:下園ひかり
2024年02月19日息子が2歳だったころ、まだおしゃべりがあまりじょうずではなく、成長度合いが少し気になっていました。市の健診でそのことを保健師さんに相談すると、予想もしていなかった言葉に、私は驚きショックを受けてしまったのです……。 姉に比べて発語がゆっくりな息子2人目の子どもである息子が2歳のころ、あまりおしゃべりをしないな……と気になっていました。4歳の娘が2歳だったころは複数の言葉を繋げて会話することができていたので、比べてしまうと少しゆっくりかなとは感じていたのです。 ただ、こちらから聞いた質問へ返答したり意思の疎通はできていたので「これが息子のペースなんだ」と、あまり深く気にしてはいませんでした。しかし同年齢の子でたくさん発語が出ている子も多かったので、2歳半健診のタイミングで保健師さんへ相談してみることに。 保健師さんの驚きの言葉2歳半健診で保健師さんに相談をお願いした私は、何か発語が増えるきっかけがもらえたらうれしいな、と思っていました。「上の子よりは話し出す月齢が遅いが、強く気にしているわけではないので、何か自宅でできるトレーニングや遊びはあるか?」と保健師さんへ質問したところ……。 私たちの普段の様子も聞かずに「母であるあなたが話しかけないことが良くない。常に話しかけて遊んであげなくてはダメ! このままではこの子はずっと喋らないよ」と言われてしまったのです。 突然強く言われた私は驚いてしまい、必死に普段の様子を伝えましたが、保健師さんからは療育へ行くようにすすめられました。突然の展開に警戒してしまった私はその場では決めず、療育へ行く場合にはこちらから連絡しますと伝えて退室しました。 その後予定が合わず療育へ通うことはありませんでしたが、そんな母の気持ちを知ってか知らずか、息子はどんどん発語が増え、小学生になった今では毎日騒がしいほどです。しっかりと対応できなかった私も良くなかったですが、相手へ気持ちを伝えることは簡単なことではないなと感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/はたこ著者:高山ななみ
2024年02月19日ときどき、家の近くの公園で会うUちゃんとUちゃんママ。Uちゃんと5歳の娘は同い年です。最初は話しやすく、子どもと笑顔で遊ぶUちゃんママに好感を持っていたのですが、ある出来事をきっかけに一気に心の距離ができてしまった体験談です。子どもの喧嘩も丁寧に対応するママUちゃんママは子どもたちが喧嘩したとき、間に入って「○○ちゃん、痛かったみたいだからごめんねしよう?」と子どもと話をしながら仲裁をする人でした。最初は丁寧に対応していて素敵だなと思っていたのですが、だんだんと違和感を覚えるようになってきたのです。 あるとき、娘が男の子に追いかけまわされ、何度も嫌だと言ってもやめてくれず、ついには捕まってしまって、その手をはねのけました。すると男の子は転んでしまいました。男の子はすぐに謝ってくれたのですが、このとき、Uちゃんママがズズイと出てきて、「じゃあ、娘ちゃんもごめんなさいしようか」と怖い顔で言ったのです。 この「ごめんね」って必要?娘は言われるがまま、「ごめんね」と謝りましたが、私はモヤモヤ。確かに、男の子を転ばせてしまったことは申し訳ないと思いました。ただ、娘が何度も嫌だと主張しているのに追いかけられ、娘の意図しない形で男の子が転んでしまったという流れです。まるで娘が怒られているような雰囲気で謝罪をと言われたことに、疑問が残ってしまったのです。 また別の日、Uちゃんが「一緒に遊ぼう」と言ったのに、娘が「娘ちゃん、一緒に遊ばない」と言った日がありました。Uちゃんは「娘ちゃんが遊んでくれない!」と大泣き。 私は娘の気持ちを大事にしたいするとUちゃんママは「嫌だって言われて悲しかったって。ごめんねは?」と娘に言ってきました。私としては、子どもだってお友だちと遊びたくない日はあるものだと思います。そんな娘の気持ちを無視して「仲良く遊びなさい」とは言えません。 私は「今日はひとりで遊びたい気分みたい」と代わりに伝えました。そして娘には「ひとりで遊びたいならそれでもいいんだよ」と言いましたが、Uちゃんママは私の言葉をまるで聞いていないかのような態度で、「ごめんねしないと。楽しく遊べないよ」と言います。そのUちゃんママの言葉に娘は、ふてくされた顔のまま「ごめんね」と一言。それを聞いたUちゃんママは「これで仲良く遊べるね!」と満足そうに言いました。 このUちゃんママの、「必ずごめんねで終わらせて丸く収めよう」とする様子にモヤモヤした気持ちが残りました。娘自身はUちゃんのことが大好きなので、Uちゃん親子と疎遠になることはありませんが、Uちゃんママの言動が娘を傷つけることがないよう、注視しておこうと思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2024年02月19日母方の伯父はいわゆる亭主関白気質で大酒飲み、酔えばオヤジギャグを連発するなど絡むと少し面倒くさい人です。しかし本家の跡継ぎのため、伯父の行動や態度に嫌悪感を抱いても、親戚の誰もが強く言うことができないでいました。 息子が泣くのを面白がる伯父…息子は幼いころ伯父に人見知りをしており、伯父が近づくたびに泣き出していました。伯父はそんな息子の反応を面白がってか、次第にわざと息子に近づき泣かせるように……。私はもちろん、周りには親戚も数名いましたが、誰も何も言い出せず苦笑いしながら見守るのが精一杯でした。 息子が2歳になる夏のこと、祖母の米寿祝いで伯父と再会した息子。成長した息子は伯父の姿に一瞬ひるむものの、泣き出すことはありませんでした。すると伯父は息子をからかうように話しかけます。さすがに泣いてしまうのでは……と心配していると、息子はたったひと言「イヤ!」と伯父を一蹴! 今まで泣かされてばかりだった息子が強い意志を込めて伯父を拒む姿に、私はとても驚きます。伯父は息子から反撃されたのがショックだったのか、すごすごと引き下がっていきました。これには、私も親戚一同もスカッとした気持ちに! ときにははっきりと自分の正直な気持ちを言うことも大事だな、と息子から学んだ出来事です。 作画/Pappayappa著者:若葉みゆき
2024年02月16日娘は2歳のとき、髪の毛を洗うのがとても嫌いでした。お風呂に入るのは嫌がらないものの、髪を洗うとなると「ヤダ!」。仮に洗うことができても今度は流すときになって「ヤダ!」。そんな娘にうんざりしてママ友に相談したところ、予期せぬ提案が返ってきました。お風呂の時間は娘との格闘娘は2歳のとき、一度シャンプーが目に入って痛い思いをしてから、髪の毛を洗うのが嫌いになってしまいました。毎回お風呂の時間は、髪を洗いたくない娘と何とかして髪を洗い終えたい私の格闘。 あまりにも毎回嫌がるので、歌を歌ったり、私が楽しそうに髪の毛を洗ってみたり、思いつく限りの対策を試みましたが、どれも効果は1回限り。翌日にはリセットされて、やはり髪を洗いたくない娘との格闘の日々でした。 ママ友からの予期せぬ提案お風呂タイムを思うだけで「今日も髪の毛洗うの嫌がられるのかぁ……」と気持ちが沈む毎日だった私。解決策が見つからないでいたとき、公園で一緒に遊んでいた同い年のMちゃんのママに、「Mちゃんって髪の毛洗うの嫌がらない?」と聞いてみました。すると「うちは大丈夫かなぁ」との返事。「そうだよねぇ」となんとなく肩を落とすと、「娘ちゃん洗うの嫌がるの? じゃあ毎日洗わなくてもいいんじゃない?」とMちゃんのママが言うのです。 予想外の提案に、「えぇ?!」と驚く私。Mちゃんママは「さすがに夏は毎日のほうがいいと思うけど、今は冬だし、そんなに嫌がるなら1日おきでもいいんじゃないかな……ってテレビでやってた気がするよ」と言います。 目から鱗…Mちゃんママの提案を受けて、さっそくその日から娘の髪を洗う頻度を2日に1回に変えてみました。娘には「今日は洗わなくてもいいけど、明日は髪の毛を洗うからね」と説明。髪を洗う日は相変わらず嫌がりましたし、洗わなければいけない日に「今日も髪の毛洗わない!」と駄々をこねることがあったものの、毎日洗っていたときよりもずいぶん私の気持ちはラクに。 冬の間はずっと2日に1回で済ませていましたが、フケやかゆみといったトラブルはありませんでした。あのときママ友に相談してよかったと心から思いました。 髪を洗うのは毎日のことだったので、お風呂の時間を思うだけで憂うつでした。ずっと毎日洗わなくてはと思っていましたが、場合によっては無理をしないということも必要なのだと今回感じました。相談したことで自分では見つけられなかった改善方法が見つかり、ママ友には感謝しかありません。夏を迎えるころには娘も少し髪を洗うことに慣れ、日々のお風呂も随分ラクになりました。 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2024年02月16日3歳になった次女が幼稚園に通い始めました。次女にとって2歳年上のお兄ちゃんはライバル! 何でも同じことをしたがるので、お兄ちゃんと同じようにリュックを背負って幼稚園に行くことを楽しみにしていました。とはいえ、母と離れて過ごすのもほぼ初めてのこと。息子には「幼稚園で〇〇ちゃん(妹)のことよろしく頼むね! 」と入園前から話していたのですが……。幼稚園に通い始めた次女の様子入園して最初の週、先生からの手紙によると、次女はやはり寂しくなって「△△(兄の名前)が良い!」と大泣き。年中の教室から息子が呼ばれてお世話を手伝ってくれたとのこと。私も夫もこの手紙を見て笑ってしまいました。 お兄ちゃん好きな次女らしいし、兄妹仲良くてほほえましいなぁと考えていたのです。そして息子にはお礼を伝え、「また頼むね」とお願い。息子も「いいよ! 〇〇ちゃん、お兄ちゃんがいるからね」と頼もしく返事をしてくれました。 妹のお世話がつらい……ところが、10日ほど経つと息子が「〇〇ちゃんのお世話するのつらいから、幼稚園に行きたくない」と言い出したのです。詳しく聞くと、「登園時に妹を教室まで連れて行ってあげることで、朝の遊び時間が少なくなって嫌」「午後の外遊びの時間も妹がくっついてくるので、自分の友だちと遊べなくて嫌」とのこと。 息子の気持ちを聞いてハッとしました。妹のお世話をお願いすることで、息子の幼稚園での楽しい時間を奪うことになってしまっていたのです。最初はお世話に意欲的だった息子にも、限界が来たのでした。 無理のない範囲で妹を助けてくれるように私から先生に息子の気持ちを伝えると、先生から息子に「お手伝いしなくていいよ」と話があったそうです。妹が泣いても息子が呼ばれることはなくなり、息子はまたお友だちと遊べるようになりました。 でも「心配だからちょっとお手伝いした」と自主的に妹のことを気にかけてくれているようです。次女はと言うと、迎えに行ったとき、兄から離れて同じクラスのお友だちと遊んでいるところを目にするようにもなりました。 「お兄ちゃんなんだから」という表現こそ使わなかったものの、当然のように上の子に妹のお世話を頼んでしまったこと、息子がお友だちと遊ぶ時間を奪ってしまっていたことを夫婦で反省しました。これから先も兄妹で助け合ってほしいなという気持ちはありますが、無理やり押しつけることになってはいけないなと考えを改めた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:青倉みゆ小2長女、年中長男、3歳次女の3児の母。趣味の文房具集めと宅トレで自分を癒やしつつ、実家から離れた土地で子育て中。450gで生まれた長女は、現在元気な小学生。
2024年02月11日私、「サレ妻予備軍」になりました。
兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい