公式アカウント名が「X」に正式に切り替わったTwitterがまたなにかと話題となっている。ほかにもLINE、TikTok、Instagramと、オンラインで他者と繋がり交流しやすい、便利なSNS。しかし一方で、青少年たちは夏休みなどの長期休みに入るとSNSにアクセスする時間も増え、それをきっかけにいじめや誹謗中傷、性犯罪や誘拐事件の被害にあったり、闇バイトをはじめ詐欺・強盗等に巻き込まれてしまうことなども、問題となっている。米国でも青少年へのSNSの影響は深刻な問題で、アメリカの公衆衛生を統括する立場である厚生省のマーシー医務総監は、今年5月に「SNSと子どものメンタルヘルス」に関する報告書を公開し、10代の子供のメンタルヘルスに与える悪影響について「SNSを1日3時間以上利用する青年は、うつや不安といったメンタルヘルスの悪化リスクが2倍」などと報告書で指摘した。日本における子どもや青少年のSNS利用率は、6~12歳で36.8%、13~19歳で90.7%と報告されており(参照:総務省 情報流通行政局 令和3年通信利用動向調査報告書[世帯編])、13歳を越えるとほぼすべての青少年がSNSによる影響を受ける。そんな現状に対し、「SNSをやっている場合は、“テキトー”を心がけましょう。まじめな人ほど、自分がつくったルールに縛られて悩みをつくってしまう。毎日チェックして返信は必ずするなどのルールをつくってしまうと、やりたくないときに無理したり、逆にしばらく更新していないと心配されたり、余計なトラブルの元にもなります。SNSは、ひまつぶし程度!“テキトー”に、顔を出してのぞいたりしていると、周りも誰も期待せずに、テキトーなんだと思ってもらえて、気楽につきあえます」とアドバイスするのは、Tomyさん。オネエキャラで’19年からTwitter(現X)でのつぶやきが「金言!」「癒される」と話題となり、現在は38万人のフォロワーがいる精神科医だ。8月には著書『精神科医Tomyの人に振り回されない魔法の言葉』も上梓。そんなTomyさんには10代のフォロワーも多いという。これから夏休みを過ごす青少年たちに向けて、ネット社会でのSNSとの上手なつきあい方や、傷ついたとき、疲れたときの心の処方箋を聞いた。■処方箋(1)《嫌な気分になったらすぐその画面は消して、すぐに離れること》ネガティブなニュースもしらずしらずのうちに目に入ってくることもある。「嫌な気分になるなら、その情報を追いかけないで。好奇心が起きても抑えましょう」SNSでの誹謗中傷は、目には見えないけれど、言葉の暴力となり心が切り裂かれる。「自分のやることは自分がルールでいい。王様気分でやるといいと思う。中途半端に相手に気をつかうと、はっきりとは傷つけてこないけど、嫌な内容を送ってくる人もいる。ネガティブなコメント、罵詈雑言のレスポンスや変なリンクをつけてくる相手は、すぐ、ブロックを。そして、イラっとはするけど自分に害悪がない相手なら、ミュートにしてはどうかしら」■処方箋(2)《仲間はずれにした人と仲良くしようなんて思わなくていい》「SNSで炎上したとしても、SNSでのことはSNSでしか起きていないので、リアルな現実では何も変わっていないの。だから気にしないでいいんです。大丈夫!あと、人は忘れるもの。私もかつて嫌なこともあったけど、もう忘れました(笑)。もし、SNSで仲間外れにされたと思ったら、そこと関わる必要はないって、向こうから教えてくれたようなもの。仲間外れにした人と、仲良くしたいと思わないでしょう?」■処方箋(3)《気にしなければ、幸せ。幸せになりたいから、絶対気にしてあげない》「もし、あなたのことをわかっている人なら、誤解なんてしないし、誤解したとしても、勝手に修正してくれるはず。誤解をする人は、そもそもアナタのことをわかろうとしていないの。だから誤解をとく労力なんて必要ないわ」■処方箋(4)《心が軽くなる魔法。毎日1度は「ま、いっか」》「嫌なことがあっても、それは過去。どんどん後ろに流れていきます。「ま、いっか」で受け流して、振り返らないこと」■処方箋(5)《話が通じないと思ったら、説得はせずにあきらめたほうがいい。話が通じないという前提で対策しましょ》「人を悪く言う人って、だいたい自信がないのよ。だから周りを下げようとするの。それをやめるように言ったところで通じない、そもそも分かり合えないんだから、無理しないこと」もしも自分の子や、周りになんとなく元気がなかったり、疲れている子どもがいたら、次のことを心がけて、とTomyさん。「子どもはSNSの中での『いいね』のアクションを楽しみにしすぎる傾向がありますが、『いいね』への期待はやがて、必ず苦痛に変わります。お子さんには、リアルなお友達との交流を勧めてあげてくださいね」
2023年08月05日暑い日が続き水分摂取を意識している人は多いでしょう。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、やってはいけない水分の摂り方と脱水対策を教えてくれます!最近、水分を適切に摂っていますか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 225とろけそうなほど暑い日が続きますね。外出時には、太陽が低い位置に降りた夕方に、ようやく本来の自分を取り戻すかのように元気がでてきます。真夏の紫外線、高温多湿の気候には、圧倒的なパワフルさを感じますよね。カラダにこもった熱をさまし、干からびそうなカラダを潤すように水分摂取を行うことが必須となります。そんな環境の中、少しでもすぐに楽になろうと一目散にジュースをがぶのみしたり、アイスを食べたり、キンキンに冷えたビールを一気飲みすることもあるかもしれません。ただ、飲み方や内容も水分を補充するうえで大切な部分となるため、キンキンに冷えた甘い飲み物をがぶ飲みして、糖質過多になってしまうような飲み方は良いとは言えません。適切に水分を補うことができなければ、脱水症をおこしてしまうこともあります。頭痛、足がつりやすくなる、だるさなどを感じることがあり、ひどい場合には意識障害を起こしてしまうこともあります。ということで今週は、脱水の予防となる食薬習慣を紹介していきます。今週は、脱水の予防となる食薬習慣突然ですが、直近の尿の色はどんな色でしたか?いつもより色が濃いなと感じたり、頻度が減ったと感じることはないでしょうか。トイレの回数が減ったり、尿の色が濃くなっていたりする場合には、かくれ脱水を起こしている可能性も。尿の色を一つの指標にしつつ、喉が渇かなくとも頻繁に少しずつ水分を摂るようにすると対策になります。また、喉が渇いたときには、がぶ飲みしたくなりますが、大量に水分を摂るとカラダの電解質のバランスが乱れてしまうことがあったり、キンキンに冷えた飲料で臓器の働きを低下させることもあるので、常温程度の水分を喉が渇く前に小まめにとることが理想。また、熱中症になりやすい人には根本的に脱水しやすい特徴を持っていることがあります。血液検査で“アルブミン”という名前を見たことはないでしょうか。アルブミンは、たんぱく質が不足していると低い値となりますが、アルブミンは水分を血管内に保持するために必要な物質です。そのため、夏に麺類やスイカやアイスなど糖質ばかり食べて、その分タンパク質の摂取が減ってしまっている人も注意が必要です。漢方では、水分を保持できない状態を『陰虚』とよび、見た目としては、舌の状態が赤みが強くなったり、亀裂が入っている状態であることが多いです。そこで、今週はタンパク質やミネラル、水分摂取に気を配ることで『補陰』することがすすめです。今週食べるとよい食薬は、【梅肉入り豚の生姜焼き】。逆にNGな習慣は、『内熱』を生じさせる【スポーツ飲料のがぶ飲み】です。食薬ごはん【梅肉入り豚の生姜焼き】タンパク質やビタミンB群、ミネラルを多く含む豚肉にニンニクと玉ねぎのアリシンを合わせることで『陰』を補う効率をアップ。また、生姜焼きのアクセントに梅干しを使うことで、クエン酸やミネラル、抗酸化物質も一緒に補うことができるので、夏の不調におすすめです。<材料>豚肉200g生姜2片(みじん切り)玉ねぎ1/2個(スライス)梅干し1個(包丁でたたく)大葉4枚(刻む)酒・みりん・醤油各大さじ1<作り方>生姜と玉ねぎと梅干しを炒める。そこに、豚肉と調味料を加え、全体が絡まりあうように炒める。大葉をちらしたら完成。NG行動【スポーツ飲料のがぶ飲み】夏はそうめんや冷やし中華、スイカなどを食べて糖質過多になりやすい時期。そのため、水分補給としてスポーツ飲料など甘い飲み物を過剰に摂ってしまうことは、血糖値を上昇させ、それによってさらに喉が渇きやすくなり、再び甘い飲み物を飲むというサイクルに入り、糖質過多でだるさをより強調させるペットボトル症候群とういう健康障害に該当してしまうことも。スポーツ飲料は適切な量を取り入れましょう。また、飲み物の量、頻度、内容にも気をつけて摂取していきましょうね。これからお盆休みもあり、楽しいことがたくさんあると思います。真夏の日差しの中でも疲れを引きずらずに楽しむことができるように日ごろから食薬をとりいれていきましょう。そのほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Kagehito/Gettyimages文・大久保愛
2023年08月03日コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA(横浜)では、2023年8月30日(水)に『AWAKEME ~満月の瞑想とサウンドバス~』を開催します。ヨガ、瞑想、音楽&ダンスで心と身体を整え解放するウェルネスイベント「AWAKEME」とプラネタリアTOKYO(有楽町)が共催し、毎回完売する大人気イベントが、初めてプラネタリア YOKOHAMA(横浜)で実現します。プラネタリウムドームに映し出された満天の星が作り出す非日常的な空間で、ここでしか出会えないマインドフルネス体験を。満天の星の下、自分がすでに幸せに満ちていることを感じる時間を「AWAKEME ~満月の瞑想とサウンドバス~ 」今年の8月は特別な月。スタージョンムーンとブルームーンの2つの満月があり、どちらもスーパームーンで夏の夜空に明るく輝く月を観ることができます。そんな月を眺める私たちの心も、本当は満月のように欠けることなく輝いていて、至福に満ちています。今回のAWAKEMEでは、瞑想とサウンドバスで、私たちの心が満月のように輝いていること、そして、自分はすでに幸せであることを「許し」ていきます。瞑想を担当いただくのは、マインドフルネス講師でメンタルヘルスの在り方を研究している児玉美保さん。サウンドバスはNYで音楽療法 / サウンドヒーリングを学び多方面で活躍するHIKOKONAMIさん。満天の星の下、心と身体を緩めて、すでにある幸せを感じてみましょう。★サウンドバスとは心と身体を癒すために穏やかでありながら強力な治療的および修復的プロセスを誘うために、クリスタルボウルをはじめとした様々な倍音を持つ音を使用する、深い没入型の全身リスニング体験です。宇宙の輝きを詰め込んだドリンクがセットに本イベントは、AWAKEME限定ドリンク「スターリーボトル デトックスウォーター」がセットになっています。宇宙で出会った鮮やかな惑星たちを詰め込んだスターリーボトルで、手の中に広がる小さな宇宙を楽しんで。特別メニューで素敵な夜を。 *ドリンクはドーム内へもお持ち込みいただけます。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「AWAKEME ~満月の瞑想とサウンドバス~ 」◆日程:2023年8月30日(水)◆時間:開場 19:00 / 開演 19:30 / 終了 21:00(予定)◆料金:5,000円(1ドリンク付き)◆開催場所:コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA(横浜) ◆お問い合わせ: info@russellme.com ◆チケット販売URL: ◆キャンセルについて:8/25(金)23:59までにお申し出があった場合はキャンセル手続きを承ります。それ以降のキャンセルにつきましてはお受け出来かねますので、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。◆備考:・ヨガマットの持参は不要です。・イベント開催時の様子を撮影致します(動画・静止画)。SNSやHPなどに掲載させていただくことを予めご了承ください。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★出演者■児玉美保神奈川県生まれ。ラジオパーソナリティ、スポーツ中継 実況アナウンサー・リポーター、マインドフルネス瞑想・ヨガ講師、マインドフルネス絵画鑑賞コーチ。マインドフルネス専門スタジオ「zuci yoga(シュチ ヨガ)」主宰。Hugger Mugger Japanアンバサダー。伝え手。Zen2.0スタッフ。対象者の魅力を引き出すインタビューを得意とし、主にスポーツ、音楽の分野で27年間取材中。メディアを通し広く”人”の魅力を伝え続けている。一方で20代後半に仕事のストレスによりうつとパニック障害を発症。マインドフルネスで快復した経緯から、日常のストレスシーンにおけるメンタルヘルスの在り方を自己研究。フリーランスという働き方に反映するとストレスレスな働き方ができ幸福度も格段に上昇。現在はサッカー実況などの他、湘南エリアを中心に、マインドフルネスプログラムや対話型絵画鑑賞コーチングなどを提供している。YouTube「マインドフルネス瞑想ch. 児玉美保」にて瞑想会のLIVE配信も不定期に開催中。趣味は仏教研究、ひとり旅、お笑い鑑賞。座右の銘は自灯明。Instagram: ■HIKOKONAMI幼い時から仏教の教えを受けて育つ。2005年に渡米、NY 大学でボランティアとして音楽療法に携わったことをきっかけに教育、実践、ヒーリングの観点から音楽を学び直す。New York Open Center 『Sound and Music Institute』 にてサウンドヒーリングを体系的に学び、その後はNYを中心にサウンドセラピストとして活動。数々のメディテーションイベントや音楽・アートのイベントに登壇する。 2019年に拠点を日本へ移し、イベントや企業にてサウンドバス、 マインドフルネス、インナーサスティナビリティの講義を提供。音を使ったリラクゼーション商品のプロディースやアートプロジェクトなど活動は多岐にわたる。帰国後は日本の伝統文化や芸能、民俗学的な観点から日本独自のスピリチュアリティを研究。大阪芸大にてクラスを受け持つなどアカデミックにも活躍中。 ★コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA(横浜)■名称 コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA■所在地 神奈川県横浜市西区高島一丁目2-5横濱ゲートタワー2階■営業日 定休日なし(作品入替期間は休館)■営業時間 平日10:30~21:00/土日祝10:00~21:40公式ウェブサイト: instagram: ★AWAKEME2022年1月にスタートしたヨガ、瞑想、音楽&ダンスで心と身体を整え解放する ウェルネス・パーティ。これまで、O-EAST SHIBUYA、CE LA VI TOKYO、 TRUNK(HOTEL)、W OSAKAなどで開催。イベントを通して、固定観念や思い込 みを手放して、ありのままの自分を受け入れることの大切さをメッセージとして発信してきました。メンタルヘルス(心の健康状態)の重要性がより一層高まっている今、AWAKEMEではヨガ、そして、心と脳の筋トレと呼ばれるマインドフルネス瞑想を誰もが楽しく実践できる場を広げる活動を行なっています。instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月03日毎日、お通じはありますか。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によると、夏は汗をかくことでの水分不足や、暑さにより食事を簡単に済ますことでの食物繊維不足などで便秘になりやすいのだそう。愛先生がNG習慣と対策を教えてくれます!最近、お腹の調子はどうですか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 224便がコロコロしたり、残便感があったり、お腹が張ったりとスッキリしない毎日を過ごししてはいませんか?夏の環境は、便秘を助長する原因をたくさん秘めています。今、腸の調子があまりよくないなと感じている人は、夏はまだまだ続くので、何か工夫をして少しでも快腸、快適な時間を過ごしていきたいですよね。夏は汗をたくさんかく毎日になりますが、水分補給が単純に足りず、カラダが水不足になっていることもあるかもしれません。料理するのも面倒になり、サンドイッチや総菜パン、レトルトなどで食事をすませ、食物繊維が不足することもあるかもしれません。これらの習慣は、腸に対してマイナス習慣となってしまいます。便秘は、非常にメジャーなお悩みの一つだと思いますが、メジャーだから軽視していいというわけではありません。腸の状態は、お肌、免疫、メンタル、解毒システムなどさまざまな部分に影響してくるので、元気でキレイで若々しく過ごしたい人にとっては、絶対に整えておきたい部分でもあります。ということで、今週は腸内環境を整えコロコロ便対策となる食薬習慣を紹介していきます。今週は、コロコロ便対策となる食薬習慣夏本番ですね。夏祭り、花火、バーベキュー、フェスなど燦々と降り注ぐ太陽パワーを浴びながら、満喫している人も多いのではないでしょうか。夏しかできない楽しみは、できるだけたくさん経験しておきたいですよね。ですが、楽しい時間が終わると、どっとだるさを感じ、ヘロヘロになってしまうこともあると思います。そうすると、面倒な作業は避けたくなりますよね。食事を準備するのも、食べるのも億劫になり、栄養状態が悪くなってしまうこともあるかもしれません。また、暑苦しい状況から一瞬で脱したいときには、アイスクリームやキンキンに冷えたジュースなどを飲むことで解放される人も多いかもしれませんね。胃腸から冷えて機能が低下してしまうこともあると思います。油断していると水分補給の量が足りていないときもあると思います。漢方では、このような状態を便秘の原因となる「脾気虚」や「陰虚燥結」などと表現します。そこで、今週は「気陰」を補うことで胃腸を潤し、腸の動きをサポートする食薬を紹介します。今週食べるとよい食薬は、【リンゴとカボチャの腸活ソテー】。逆にNGな習慣は、「痰湿・湿熱」を生じ腸壁にダメージを与える【ランチのサンドイッチ】です。食薬ごはん【リンゴとカボチャの腸活ソテー】ポリフェノールやペクチンを含むリンゴとβカロテンを含むカボチャは、抗酸化しながら腸を整えてくれる組み合わせです。この2つの食材を腸の働きをサポートする生姜やお酢、オリーブオイル、シナモンで味を整えることで、腸へのアプローチを強化したレシピです。<材料>カボチャ100g(スライス)リンゴ1/2個(スライス)オリーブオイル適量お酢(レモン汁)大さじ1生姜1片(みじん切り)シナモン適量<作り方>カボチャとリンゴ、生姜をソテーして、お酢を加える。お好みでシナモンをかけて完成。NG行動【ランチのサンドイッチ】時間がないとき、作業をしながら食事をとりたいときなど、どこでもすぐに手に入り、ラインナップも充実しているサンドイッチをチョイスすることはあると思います。動画を見ながら、SNSを見ながら、パソコン作業をしながら片手で食べられるサンドイッチはすごくコスパもタイパも高い魅力的なランチだと思います。ですが、腸の調子を整えたいと考えている人にとっては注意が必要です。小麦粉に含まれるグルテンには、腸にダメージを与える“ゾヌリン”を増やしてしまう作用があるからです。また、依存性もあるためパン食や麺類などの小麦製品をチョイスする傾向が高まるので、腸へ負担がかかる食習慣を定着させてしまう可能性があります。腸を元気にしたいなと考える人は、忙しいときにはサンドイッチではなくてお握りのチョイスがおすすめです。腸のコンディションを整えておくことは、健康や美容のために必ずしておくべき初歩的な行動です。便秘は女性によくあるものだから仕方ないとあきらめてしまったり、便秘薬に頼る日々を送っている人は、腸だけではなく全身的に体調がゆらぎやすくなっているかもしれません。ちょっと腸の調子がおかしいなと感じている人は、今日から美腸生活を始めてみてくださいね。そのほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Rudzhan Nagiev/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・大久保愛
2023年07月28日「あ〜あ、マジで私って本当にしょうもない」仕事も恋も、人並みに頑張っているはずなのに、些細なことで簡単に傷つけられる私の自己肯定感。SNSを見ていると、私だけが周りと比べて劣っている気がする。土日に養った英気も、週の真ん中には枯れ果てて、いつか生きることすらも嫌になるんじゃないかなんて、不安に押しつぶされそうになりながら眠りにつく。それでも寝つけない長い夜に「自己肯定感低い」なんて、人には言いづらい検索ワードを検索窓に入れてみる。そんなこと、インターネットに聞いてみたって解決するわけない、そう思っていた。だけど、眠れないのをいいことに色々なページを見ていくうちに、あるワードにたどり着く。「セルフラブ」ができるようになると、自分自身を肯定的に捉え、ありのままを受け入れることができるようになるのだという。■「我慢ばっかしてた」私が出会ったセルフラブ色々調べてみたところ、セルフラブとは、その名の通り自分に愛を向けることなんだとか。日常的に「自分らしく生きられていない」「我慢が多い」と感じる人は、自分に対する愛が希薄になっている可能性があるらしい。たしかに、自分のことをどれくらい好きかと聞かれれば、不満もあるなと感じる。もっと痩せていればとか、もっと頭が良ければとか、周囲と比べてしまっては、ないものねだり。だけど社会に出れば、それなりに順応して生きていくしかない。我慢せずに生きることができる人なんて、一握りの人だけなんじゃないか。最初は、そう思ってしまった。「セルフラブ」の本質が分からなかった私は、とある人物に話を聞くことにした。セルフラブに関するセミナーやプロダクト開発を行う、クリエイティブデザイナーでセルフラブガイドのMutsumi Leeさん。彼女に話を聞いてみて、はじめて「自分を愛すること」がどういうことなのか分かった。『SELF LOVE CARD』開発者と考える「自分と世界の愛し方」今の自分が苦痛に感じることには、何かしらの原体験がある。私は何が嫌で、なぜそのことを嫌と思うのか。自分を深く知らなければ、自分を受け入れることもできないのだという。自分に問いかけを繰り返していくと、意外にも、自分のことを知ろうとしていなかったのは、他でもない自分自身なんだと知ることになる。セルフラブなんて考えたこともなく、なんとなく自分を否定し続けていた私。そんな私がセルフラブを始められたきっかけは、Lim Loveのプロダクトである「SELF LOVE CARD」との出会いだった。■セルフラブ習慣で、初めて知る今までの“偽りの自分”“世界から不必要な痛みをなくす”をコンセプトに設立されたLim Loveが作った「SELF LOVE CARD」には、自己肯定を促すきっかけを作る、50の質問が書かれている。カードの質問は、自分のパーソナリティを掘り下げるようなものが多い。幼少期や思春期に心に残っていることはどんなことか、最近悲しかったこと、人生でつらかったことは何かなど、人生を振り返るような内容も。説明書によれば、質問に対しては素直な気持ちで回答を考えるだけでいいという。善悪をジャッジする必要はなく、ただ自身がこれまで生きてきた中で培ってきた価値観を、見つめ直すだけでいい。まずは、1日1枚カードを引くことから始めた。最初は、カードに書かれている内容を重く受け止めてしまい、つらいと感じることもあった。「人にかけてほしいと感じる言葉を、自分にかけてあげられているか」。「育った環境は、自分を愛することにどんな影響を与えていると思うか」。自己否定と一緒に、蓋をして自分の奥底に閉まっておきたくなるような深い質問。SELF LOVE CARDを日常に取り入れてみるまで、自分の深いところに潜ることは、むしろ自分を傷つけるだけだと思っていた。自分のダメさを思い知ることになるだけだと……。けれど、1日1枚カードを引き続けるうちに、私の中にある感情が芽生えるようになっていった。自分の価値観や、これまでの人生と向き合ってみると、自分に対する捉え方が変わった。「なぜこうじゃないんだろう」という考えが少なくなっていき、「もともとこうだったのだから、しかたない」と考えられるようになったのだ。しかたないというのは、自分に対する諦めじゃない。「あ〜、私って、こういうの昔から嫌だったもんね」と、自分に対して客観的な視点が芽生えた感覚。SELF LOVE CARDを引き続けてみたら、質問に対して明確な経験やエピソードを引っ張り出せるようになっていった。最初はぼんやりとしていた答えが、何度か同じカードを引いて、同じ質問に対し考えを深めていくうちに、どんどんと鮮明になっていった。逆に、こんなに何度も真剣に問いかけないと、自分の本当の性質に気づけなかったことに驚きも感じた。そして、今まで私が自己否定していた自分は、よそ行きの自分だったことに気がついた。今までの私の価値観は「社会人なんだからちゃんとしなきゃ」とか「仕事なんだから我慢しなきゃ」とか、わがままな自分に言い聞かせてどうにか大人ぶってみせるようなものばかりだった。我慢してでもちゃんとして見せることができる自分が、自分なのだと思っていた。けれど、そうじゃない。本当は、我慢できない自分もいる。だから、涙があふれて止まらなくなる夜だってあったはずなのに。私は、そんな私の「本当の気持ち」を、ずっと無視し続けてきたのだ。■セルフラブは「頑張っている私」を認めてあげるための習慣SELF LOVE CARDを引くようになってから、私は少しだけ生きやすくなった。そりゃ生きていれば、嫌なことはあるし、我慢をすることもある。けれど「我慢している私って偉い」とは思わなくなった。急に涙があふれて止まらなくなることがあったあの頃は、なぜ自分がこんなにも苦しいのか分からなかった。だけど今は、その理由が分かる。だから、本当に苦しいことからは「逃げちゃえ!」と思える気楽さが生まれたし、我慢をする時はそんな自分を「おうおう、頑張ってるねえ」と客観視するようになった。社会人として生きていれば、面の皮を厚くして、本当に思っていることと違うことを言う時もある。だけど、そういう自分は「本当の自分」とは違う、社会人モードの自分なのだと割り切れるようになった。だから、仕事が終われば甘いものだって食べちゃうし、ベッドで動画を見て終わる休日もある。だってしょうがない、社会人モードの自分は、頑張っているんだから。自分に対して常に厳しく「ダメなやつめ」と責め立てることもなくなった。自分を受け入れて愛するということがどういうことなのか、言葉で説明するのは難しい。けれど、SELF LOVE CARDを生活に取り入れてみれば、人生に対する捉え方はきっと変わる。1日10分の瞑想ルーティン。今では、出張先にカードを持っていくほど大切な、私の習慣。(文:ミクニシオリ、写真:鈴木麻葉/マイナビウーマン編集部)◇Information「SELF LOVE CARD」自分との対話のきっかけ、セルフラブへのヒントや気づき、日々の自己肯定をうながす50の質問が書かれたおしゃれなカード。一人でふとした時に引いてみたり、友人やパートナーと引き合って楽しむこともできます。
2023年07月26日寝苦しい夜が多く、睡眠の質の低下など眠りにまつわる問題を抱えている人が増えているよう。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、良質な睡眠を妨げるNG習慣と対策を教えてくれます!最近、睡眠の質が落ちていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 223最近、よく眠れていますか?湿度が高かったり、汗でパジャマや枕がべとついたり、不快な夜は睡眠の質が低下してしまいますよね。除湿器をかけたり、エアコンの風向きを調整したり、タイマーをかけたり、空調設備の調節に苦戦しますよね。この時期は、エアコンの電気代よりも睡眠の質を下げない環境維持の方が価値が高いものとなるかもしれません。夏の疲れは、長期的に続き、だるさや風邪、秋の不調まで続いてしまうことがあるからです。そんな夏のダメージをいち早くリセットしてくれるのが、良質な睡眠です。ということで、睡眠の質が悪いのに寝る直前まで動画を見ていたり、寝酒をしたり、週末に寝だめをしたりと睡眠の質をさらに低下させるような行動をとっていたりしないか振り返ってみましょう。今週は、この時期の元気に欠かせない睡眠のリズムを整える食薬習慣を紹介します。今週は、睡眠のリズムを整える食薬習慣集中力が低下したり、昼食後猛烈に眠くなったり、横になりたいほどだるい日があったり、休日は昼まで起きることができなかったりすることはないでしょうか。思い当たる人は、もしかすると睡眠の質が低下しているかもしれません。暑いからとお風呂につからずにシャワーですませたり、食事をパンや麺、お惣菜などで簡単にすませたり、寝る前にアイスを食べたり、お風呂上りに冷たい水分をがぶ飲みしたりと間接的に睡眠の質を低下させる原因となる習慣が身についてしまっているかもしれません。思い当たる人は、注意しましょうね。漢方医学では、睡眠の質が低下しやすい人を栄養状態が悪い『心血虚』や『肝血虚』とよびます。暑さが厳しくなればなるほど、私たちは偏食になりやすく、栄養状態が悪くなりやすいので、暑い時ほど納豆や玉子、豆腐、枝豆、シーフードミックスなど手軽に糖質や脂質以外の栄養補給できる食材を常備しておきましょう。ということで、今週は『心血』や『肝血』などを補うことのできる食薬がおすすめです。今週食べるとよい食薬は、【梅干し納豆】。逆にNGな習慣は、『気血両虚』の原因となる可能性のある【寝る前のアイス】です。食薬ごはん【梅干し納豆】睡眠に必要なセロトニン、メラトニンの材料となるトリプトファンや記憶力を高めるレシチン、脳の血流を促すナットウキナーゼなどを含む納豆に疲労回復に役立つクエン酸やマグネシウムなどのミネラルを含む梅干しを組み合わせて睡眠サポートをしていきましょう。作り方は簡単!まぜるだけです。<材料>納豆1個梅干し1/2個(包丁でたたく)すりゴマ・あおさなど適量オリーブオイル・アマニ油など適量<作り方>材料を混ぜたら完成。NG行動【寝る前のアイス】まず、睡眠の質を高めるためには睡眠の2~3時間前に食事を済ませていることが推奨されています。さらに、胃腸を冷やすほど冷たく、血糖値を急上昇させてしまうような甘い食べ物は、睡眠の質を向上させたいときには避けるのが無難です。暑苦しくて、アイスが食べたいと気が向くままに行動してしまうと、結果的にカラダを疲れさせてしまう行動が習慣化されてしまうこともあるかもしれません。疲れたな、肌荒れしたな、やる気がでないな、頭痛がするな、むくんだなと様々な不調を感じた時には、やはり寝るのが一番のクスリとなりますよね。良質な睡眠がよいとわかってはいるけど、呼吸のように当たり前になりすぎて、その質を見直すタイミングが減ってしまっていることもあるのではないでしょうか。つらい夏ほど、睡眠の質を見直すことで不調を遠ざけていきたいですね。そのほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売1か月で7万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©ayakono/Gettyimages©Kathrin Ziegler/Gettyimages文・大久保愛
2023年07月21日取材・文:ミクニシオリ撮影・編集:鈴木麻葉/マイナビウーマン編集部昨今、さまざまな場面で耳にすることの多い「自己承認」という言葉。自分を承認するって、当たり前のことのように聞こえるけれど、肯定してあげたい気持ちとは裏腹に、色々なシーンで傷つけられていく私たちのココロ。自分くらいは、自分を肯定してあげたい。そんな気持ちはあっても、その余力が持てないほどに、日々の暮らしや周りの関係、他人からのちょっとした言葉に疲弊してしまいます。自分を愛すること……「セルフラブ」という文化は、日本ではまだ本質的に根づいているとは言いづらいかもしれません。そもそも、自分を愛するってどういうことなのでしょうか?些細なようで、人生そのものに関わるこの疑問に答えてくれたのは、セルフラブ・セクシャルウェルネスを学ぶプロダクト『SELF LOVE CARD』を開発するLimLoveのクリエイティブプロデューサーで、セルフラブガイドのMutsumi Leeさん。クリエイターとして、人生を賭してキャリアを築いていた彼女は、病的なワーカホリックや幼少期からのさまざまな経験から、自己統一を模索する中でセルフラブの重要さに気づいたのだと言います。セルフラブ……自分を愛することがなんなのかを聞いてうちに、自分にとっての「幸せ」がなんなのかも考えさせられます。セルフラブ=自己承認。社会に認められても、自分を否定し続けた過去――Mutsumiさんはなぜ、セルフラブに関心を持つようになったのですか?私はもともと、幼少期から自身に対しセルフラブできていなかったのですが、自分ではそのことに気がついていませんでした。クリエイターとしてキャリアをスタートさせ、40歳までは、仕事で認められることが私の目標でした。息をつく間もないほど働き、仕事や自己表現の分野で、やりたいことを全てやり尽くしたんです。働き始めた頃は、目標が更新されていくことが楽しかった。40歳ともなればキャリアとしてはもうベテランですし、会社もいくつか経営していましたが、その頃には何をやっても達成感が得られず、やりたいこともどんどん少なくなっていきました。――キャリアは充実していても、満たされている実感がなかったんですね。そもそも私は幼少期から生きにくさを抱えていましたし、だからこそ自身で選んで仕事をする環境を作っていきました。けれど蓋を開けてみれば、40歳を迎えた時の私は幸せではなかったんです。自分の存在価値を認めてもらうために、仕事をして社会的地位を獲得したのに、幸せにはなれなかったんです。がむしゃらに行動を続ける中で、とうとう身体も壊しました。そこで、自身を自己承認できない限り、この生きにくさはなくならないのだということに気がつきました。――自分を承認できないからこそ、社会や他人に承認を求めてしまう気持ちは分かる気がします。誰しもが承認欲求を持っているものですし、何かに承認されていないと存在価値を見出だせないのは人間の性です。しかし、いかに社会や周囲から承認されても「まだ足りない」と感じてしまうのは、私自身が私を承認していなかったから。40歳を迎えて、その事実を受け入れてみた時に、私はやっと自分との戦いから開放されたんです。周囲でも、自分自身を受け入れられないことが原因で悩みや生きにくさを抱える人が多くいました。私も、そのことに気がつくまでにとても長い時間をかけ、その間ずっと自分を傷つけ続けていました。セルフラブを仕事にしようと思ったのは、その気づきがきっかけでした。セルフラブの存在や自分の現状を、もっと自然に受け入れられるカルチャーを広めたい。そう思ったタイミングに、たまたま私はウェルネスのメッカでもあるロサンゼルスを拠点に活動していました。せっかくなら、セルフラブを広める活動をしたいと考え、LimLoveというチームを立ち上げることにしました。「なぜ自分が嫌い?」自己啓発の前に、自分を知る――LimLoveの活動についても教えてください。ウェルネス関係のイベントの企画プロデュースやセミナー活動、それに『SELF LOVE CARD』を始めとするプロダクトの開発などを行っています。ロサンゼルスで立ち上がったチームですが、現在は日本向けに活動を行っていて、去年は「SELF LOVE FES」をラフォーレ原宿とミヤシタパークで2回開催しました。――『SELF LOVE CARD』は、どのようなプロダクトなのでしょうか?カードには自身を見つめる質問が書いてあるので、ご自身のタイミングでそのカードを引き、質問と向き合います。質問が書いてあるけれど、目的は質問に対し「答えを出すこと」ではありません。普段は聞かれないような深い質問と向き合ってみると、答えは簡単に出ないと思います。けれど『SELF LOVE CARD』で自身に問いかけを続けていくと、自分自身を深く知るきっかけを得ることができるんです。カードを使うと、まずは自分がどれだけ、自分の気持ちを理解できていないのかを知ることになると思います。――私たちは、実は自分のことをよく知らない……そういうことなのでしょうか?私自身、自分が「なぜ」自己承認をできていないのか、本当に長い間気づけずにいました。自分を受け入れるためにまず必要なのは、本当の自分を知ることなんです。みなさん、悩みごとがあった時に「自己啓発」をしますよね。落ち込んだ時、理想の自分に近づくために新しい活動を始めようとする。でも、傷が回復していないうちに新しいことを初めて、より苦しくなってしまった経験がある人もいるのでないでしょうか。傷ついている今の自分を受け入れるために必要なのは、努力して新しいスキルを身につけることではないんです。自分が何を心地よく感じ、何に悲しみを覚えるのかを「自己潜水」を通して知ることなんです。――自信をつけようと自己啓発本を読んだのに、啓発をうまく活かせず「自分はダメだ」と余計に傷つく、というのはよくある話ですよね。「なぜそう感じるのか」を自分に問いかけていくと、トラウマのきっかけや幼少時の体験など、コンプレックスの根源に辿り着くはず。すると、今の自分が「なぜこんなに傷ついているのか」が分かります。悩みやすい物事には、昔傷ついた思い出があることが多いんです。私自身、そのことに気づいた時は本当にほっとしました。分からないのに悩んでいた時の方が、ずっとつらかった。自己嫌悪にも原因があることを知れたから、自身を受け入れることができたんです。――自分を愛することが、自分を深く知ることとつながっているとは思っていませんでした。セルフラブ、自分を愛そうって一言で言われても、どうしたら自分を愛せるのか分からない人がほとんどだと思います。セルフラブというからには、愛する対象が必要なんです。その対象は自分だし、そこには自分が嫌いだと感じる自分も、トラウマに苦しむ自分も含まれているんですよ。つらいことって色々あるけど、無視をされるのって苦しいじゃないですか。つらい経験をした自分を、自分自身が無視している。存在に気づいてもらえない「トラウマを持っている自分」は、とても悲しいと思いませんか?■自分を愛することで、相手も世界も愛せる――自身のトラウマと向き合うのはつらいことだし、自愛のためには、トラウマとは向き合わない方がいいと思っていました。トラウマに向き合い続けて、乗り越える必要はありませんよ。ただ、傷を隠していく限り、自己否定も終わりません。蓋をして隠してしまっている自分や、忘れてしまっていた自分に再会して「よくがんばったね。もう大丈夫だよ」と声をかけて包容する。このように、つらかった時の自分自身と再会して包容するというビジュアライゼーションを繰り返していくと、自分で自分を癒やせることが実感できると思います。だから、1日1枚の『SELF LOVE CARD』で、自身に潜水する癖づけをしてみてほしいんです。使い方はそれぞれの方法でいいのですが、セルフラブには自然に慣れていくのがいいと思います。自身と向き合えるルーティンが習慣になるプロダクトにしたくて、カードを作りました。スマホアプリにすることも考えたけれど、現代人って忙しいから、スマホやWEBを見ていると、心が休まりきらないでしょう?私も、メッセージが来ていたら返してしまうタチなんです。でも、カードを引く時はスマホからは離れている時なので、邪魔されずにゆっくり自分と向き合うことができます。――『現代人の「忙しさ」は、セルフラブとも関わりがあるのでしょうか?あると思いますよ。情報が多い分、若いみなさんも意識が高い人が多いと思います。だから、一生懸命考えて自己啓発をして、心を疲弊させてしまうんですよね。――私たちは、セルフラブのためにどんなことができるのでしょうか?30代って、とっても悩む年代だと思います。キャリアに結婚、出産、周りからあれこれ言われることも多いでしょう。両親やパートナーと話し合えば解決できることばかりじゃないと思います。自分を知らないと、人との関わり方も選択肢が少なくなっていくんですよ。だって、自分が捉えられる範囲でしか、相手のことも捉えられないのだから。自分の感度が広がると、世界が変わりますよ。相手への捉え方だって変わります。自分の世界は、自分の意識を変えるだけでいくらでも変わるんです。今の環境にある悩みの受け取り方も、感じ方次第で悩むことではなくなることもたくさんあります。自分らしくのびのびと生きたいと思うなら、社会や他人の価値観ではなく自分の目線で世界を捉えることが重要なんです。――自分の価値観を知ることが、セルフラブの第一歩ですね。まずは自分がどう世界を捉えたいのか、つまり自分の価値観を知って、そこから少しずつ広げていくことが大切だと思います。若いみなさんには、社会が作ったルールを世界そのものだと思わないでほしいんです。それは社会の価値観だから、あなたの価値観と違っても当たり前でしょう?社会の概念に忠実に生きなきゃと思ったから、私は生きにくかったんですよ。――人を自分と比べてしまうのは、自分が社会に合わせて生きようとしているからなんですね。周りと違うことは、最初は不安かもしれません。でも、自分にとって必要のないルールもあると思うんです。何が不要で、何が必要かを知るためには、自分を知らなきゃ。たくさん話してしまったけれど、セルフラブって「自分にとっての幸せが何か」を本質的に知ることなんですよ。それさえ分かれば、社会のルールも友人のマウンティングも、気にならなくなりますよ。今後は、みなさんがセルフラブを身近に感じられるような「体験」ができる場所も作っていくことも検討しています。興味があったら、ぜひLimLoveの発信を追いかけてみてください。――今まで漠然と悩んでいたことを、言語化していただいてほっとしました。貴重なお話をありがとうございました。こちらこそありがとう。みなさんも、自身の人生を楽しんで!
2023年07月20日保健師による産業保健サービスを提供している みんなの健康管理室(所在地:愛知県名古屋市、代表/産業保健師:木村 由香)は、愛知つのだ産業医事務所株式会社(所在地:愛知県日進市、代表取締役/産業医:角田 拓実)と共同で、50人未満の事業場を対象にした産業保健サービス「レンタル産業保健室」の提供を7月1日(土)に開始しました。「レンタル産業保健室」URL: レンタル産業保健室【産業保健師×産業医のタッグで産業保健サービスをもっと身近に】メンタルヘルスへの関心の高まりやコロナ禍を経験したことで、企業の健康管理が改めて注目されています。また、従業員等の健康管理や健康増進の取り組みを「投資」と捉え、経営的な視点で考えて、戦略的に実行する「健康経営」が注目されるようになり、積極的に取り組みたいと考える企業が増えてきました。しかし、そのような取り組みを実施しようと考えた場合、産業医との契約を検討する場合が多いですが、医師である産業医との契約は一般に高い費用がかかるため、特に小規模事業場については、そのコストが導入ハードルになっています。また、コスト面から産業保健師との契約を検討しても、就業判定など産業医のみが実施できると定められている業務もあるため、産業保健師単独での契約ではニーズを満たしきれず、不足分を事業者自身が地域産業保健センター等のサービスから選択して組み合わせる必要があり、こちらも導入ハードルになっていました。「レンタル産業保健室」は産業保健師が主体となって活動するのに加え、産業医によるバックアップ体制をとることで、従来の導入ハードルをなくしたサービスです。【ご利用のながれ】お問い合わせフォーム( または )から一度ご連絡ください。対面またはWEB会議システムで詳細をお話させていただきます。成約後は、産業保健師が月に1回訪問します。ケースにより、産業医へ協力を仰ぎながら業務にあたります。ご利用までのながれ【サービス概要】サービス名: レンタル産業保健室提供開始日: 2023年7月1日(土)提供時間 : 平日 8:00~17:00料金 : 3万円(税抜き)/1ヶ月申込方法 : 問い合わせフォーム または よりご連絡くださいURL : 【みんなの健康管理室について】15年以上にわたる大手企業での産業保健師経験を元に、従業員の健康管理サービスを提供しています。スポット相談や産業保健師との顧問契約である健康管理アドバイザー、健康教育の講師等、各組織のニーズに合わせた産業保健サービス以外にも、名北労働基準協会のメンタルヘルス総合推進事業への参画や、中小企業119専門家登録などを通して、従来、産業保健サービスが届きづらかった事業場向けにサービス展開をしています。ご要望をおうかがいした上で、それぞれの組織に合わせたサービスをご提案させていただきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月20日ちょっとしたことでイライラしてしまう、最近特に怒りっぽいのは暑さのせい?中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、イライラしやすい人の特徴とNG習慣、対策を教えてくれます!最近、怒りっぽくなっていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 222暑い日が続きますが、頭までヒートアップしていませんか?朝イチのメール、急な頼まれごと、仕事終わりの疲れなどをきっかけとしてイライラし始めたらとまらない!ということはないでしょうか。イライラして怒っているときには、冷静な判断ができないことがありますよね。少し時間をおいて、冷静に考えるとそこまでイライラする問題ではなかったり、きつい言葉を発してしまったことに深く反省することもあるかもしれません。このイライラは、暑さが原因でしょうか。いいえ、それだけではありません。自律神経を乱してしまう、日ごろのあなたの行動も原因となっていることがあります。暑苦しく、面倒なことは後回しにして、その場しのぎで生きていたい気分になりますが、イライラが収まらない!という人は、一度日常生活の見直しをしてみるのもよいかもしれませんね。ということで、今週は、夏のイライラ対策となる食薬習慣を紹介します。今週は、夏のイライラ対策となる食薬習慣最近、イライラしやすいと感じることはないでしょうか。ちょっとした他人の言葉が記憶に残り、何度も思い出してはイライラして、ああ言い返せばよかったなどと頭の中をモクモクと怒りの感情が巡ることはないでしょうか。お天気では最近停滞前線が多いですが、それに伴い頭の中にも怒りの感情が停滞してしまうことがあるようです。低気圧の状況下では、自律神経が乱れやすいのですが、漢方では水分代謝の悪い『脾腎』の働きが弱い人、甘いものやパンなどを食べ過ぎ『痰湿』がたまっている人、栄養バランスが乱れている『気血両虚』の人は、特にイライラ、頭痛、めまい、むくみ、寝つきが悪い、胃もたれしやすい、PMSなどの不調を強く感じることがあります。イライラしているなと思い当たる人は、食事の内容、運動習慣、睡眠のパターンなどの見直しをしてみましょうね。と、言葉では簡単に改善策を話すことができますが、実際に行動することは至難の業かもしれません。暑苦しいなか、運動や睡眠の質を高めることは難しいと思うので、簡単にできる朝食に食べるとよい食薬を紹介したいと思います。『脾腎』の働きをサポートしながら『気血』を補う食薬です。今週食べるとよい食材は、【鯖のトマトスープ】。逆にNGな習慣は、『気血両虚』の原因となる可能性のある【朝のパン】です。食薬ごはん【鯖のトマトスープ】朝食は、暑苦しいと、パンや栄養ドリンク、コーヒーなどで終わらせることもあるかもしれません。ですが、それでは自律神経を整えるために必要な『気血』の摂取が不十分です。そんなときには、鯖缶のストックをしているととっても便利。心とカラダに必要なタンパク質、ビタミンB群、ミネラル、オメガ3脂肪酸など穏やかで元気に過ごすために必要な栄養を手っ取り早くとることができます。また、トマトのリコピンと合わせることで、1日のストレスや紫外線で発生する活性酸素の対策をすることができます。<材料>鯖の水煮缶1個トマトジュース200ml味噌小さじ1<あれば>玉ねぎ1/2個(みじん切り)トマト1個(さいの目)<作り方>材料を煮込んだら完成。あっというまです。NG行動【朝のパン】朝のタイミングは、タンパク質と食物繊維、抗酸化物質の摂取が、心の安定、睡眠の質の安定、筋肉の構築、整腸作用、ストレス対策などによいと考えられています。そのため、朝にパンを食べる習慣がある人は注意が必要です。朝にパンを食べると多くの場合には、和食と比較するとタンパク質、食物繊維の量が減る傾向があるからです。毎日、パンにコーヒーという朝食が定番となっている人は注意しましょう。イライラするのは夏だから、暑苦しくて睡眠不足だからと何かのせいにすることもありますが、イライラして一時の感情にまかせて人に強い言葉を投げてしまうと、傷つくのは後の自分かもしれません。心の状態も栄養状態で変わることがあります。心とカラダの平穏のために食薬をとりいれてみてはいかがでしょうか。そのほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©yopinco/Gettyimages©Anna Efetova/Gettyimages文・大久保愛
2023年07月14日最近の暑さで心身がバテて、パフォーマンスの低下からストレスが溜まり、甘いものやお酒で発散していませんか。そんな人は肌トラブルが生じやすくなっているかもしれません。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、肌荒れするNG習慣と対策を教えてくれます!最近、肌の調子が悪くありませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 2217月に入りましたが、あつい、眠い、だるいの三拍子がそろい、もう溶けてしまいたい気持ちになることはないでしょうか。とりあえず、少し横になって動画など観て休んでから仕事をしようと、やるべきことを後回しにしたり、毎日のルーティンもいつも以上に時間がかかってしまう日ってありますよね。心とカラダがバテていると何をするにも億劫になり、タイムパフォーマンスが悪くなってしまいます。そんな毎日では、ストレスがたまり、自然と何かで発散しようとすることもあるかもしれません。最近、甘いものを食べる頻度はあがっていないでしょうか?甘いものは、食べた瞬間から幸せになり、ストレスも和らぎますよね。ですが、それを継続しているとメンタルは逆に不安定になり、甘いものの食べ過ぎは、ニキビやかゆみなどの肌トラブルを悪化させてしまうことがあります。そこで、今週はニキビやかゆみなどの肌トラブルの対策となる食薬習慣を紹介していきます。今週は、ニキビやかゆみなどの肌トラブルの対策となる食薬習慣蒸し暑い日が続くと、汗や皮脂の分泌が増えたり、紫外線の刺激を受けることにより、ニキビやあせも、汗荒れ、日焼け、シミ、シワ、かゆみ、赤みなどの肌トラブルが増えていきますよね。この時期、紫外線対策やそれに伴う洗顔、保湿ケア、冷房による乾燥対策なども肌トラブルの対策として必須となりますが、内側からのケアも美肌を保つためには最も重要と考えられる時期となります。日々の蒸し暑さやだるさなど夏バテにより、生活の質が落ちたり、仕事の効率が落ちることでストレスが増え、甘いものやお酒など、瞬時にリラックスできる食に走ってはいないでしょうか。食べ物の内容も美肌の維持には欠かせないものです。最近、ニキビや肌のかゆみ、赤ら顔などで悩むことはないでしょうか。漢方では、ニキビやかゆみ、赤ら顔などの肌トラブルがある状態を『湿熱』『血熱』など慢性炎症を表す言葉で表現します。そこで、肌トラブルを感じたときには、炎症の原因となる腸内環境を整えたり、抗炎症作用のあるものをとることで、『清熱』していきます。そこで今週食べるとよい食薬は、【モロヘイヤとオクラのお浸し】です。逆にNGな習慣は、『湿熱』『欠熱』の原因となる可能性のある【グミの食べ過ぎ】です。食薬ごはん【モロヘイヤとオクラのお浸し】モロヘイヤには、紫外線によるシミやシワの対策となる抗酸化作用の高いβカロテンやビタミンC、代謝に関わるビタミンB群も豊富です。とくにβカロテンは乾燥肌に、ビタミンCはコラーゲンの生成に、ビタミンB群は肌荒れやニキビを防止のために役立ちます。 腸内環境を整えるオクラと一緒に合わせて、美肌を保ちましょう。<材料>モロヘイヤ1束(固いところを除き3㎝切る)オクラ5個(一口大)お酢・醤油各大さじ1<作り方>モロヘイヤとオクラをレンジ(600w)で1分、それをお酢と醤油であえて完成。NG行動【グミの食べ過ぎ】ストレスがたまった時には、頻繁に甘いものを食べたくなることもあるかもしれません。最近では、固めのものを咀嚼することでストレスの緩和につながったり、ビタミンCや乳酸菌、コラーゲンなどを含むものもあり、いろんな種類のグミを食べ比べたくなりますよね。ですが、そんなグミも美味しいからこそ、一度開けたら一袋食べきってしまったり、作業をしながら常に食べてしまったりと食べ過ぎてしまっては注意が必要になります。糖質過多になったり、腸内環境を乱す原因となってしまうことで、炎症体質となりニキビやかゆみなどの肌トラブルを感じることがあるからです。食べ過ぎに注意することで、癒しのアイテムとなるように距離感を保ちましょう。夏は、紫外線や汗、冷房の刺激などで、肌トラブルが起こりやすいときでもあります。外的ダメージが増える時期には、内側からのダメージを極力へらしていきたいですね。そのほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方がぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©ayakono/Gettyimages©momentimages/Gettyimages文・大久保愛
2023年07月07日心と自律神経にアプローチオリジナルオイル「セラリキッド」の販売や治療院を運営する株式会社セラは、セラリキッド『メンタル オイル 60ml』を同社のオンラインストアで発売した。「セラリキッド」の基本成分は、天然のビタミンE・必須脂肪酸・スクワレンである。ビタミンEは、抗酸化力が強く、酸化しやすい細胞を元気に保つ働きがある。活性の高い天然のビタミンEであり、肌から浸透してダイレクトに働く。疲れ・ストレス・不眠を優しいアロマでセラリキッド『メンタル オイル 60ml』は、心と自律神経にアプローチする天然100%精油(マジョラム、ローズマリー、ローマン・カモミール)を配合した。肩の力が抜けるような柔らかなアロマであり、心も身体もほどけていくような優しい香りとなっている。マジョラムは、温かみがあり、甘くややスパイシーな香り。リラックスしたい時、不安を感じる時にオススメ。 ローズマリー・シネオールは、さわやかな甘さと清涼感のある香り。無気力や憂鬱な気持ちの時に効果的。ローマン・カモミールは、りんごのようなフルーティな香り。気分の落ち込みや不安を緩和して、安心感を生み出す。神経をリラックスさせて、不眠にも効果的である。通常販売しているセラのビタミンEオイルは20mlだが、こちらはクリニック・治療院・サロンなどに業務用として利用されているものと同量の60ml。販売価格は、10,670円(税込み)。送料無料。7月30日までの期間限定販売である。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社セラ※セラリキッド 「メンタル ブレンド 60ml」
2023年07月05日PLEN Robotics株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:赤澤 夏郎、以下「PLEN Robotics」)は、リスク計測テクノロジーズ株式会社(本社:横浜市中区、代表取締役:岡崎 貫治、以下「RimTech」)と提携し、約5秒間の会話音声を解析しメンタルヘルスを把握する「Care Cube(ケアキューブ)」を7月3日に製品化します。「Care Cube」(1)■背景日本におけるうつ病の患者数は急激に増加し、現在約127万人いると推定されています。これは過去20年間で約4倍の数です。うつ病による日本の社会的損失額は約3兆円、さらに統合失調症と不安障害を合計すると約8兆円と推定されています。メンタルのヘルスチェックは体の健康と合わせて、個人のみならず職場や社会全体にとって重要な課題といえます。今日「労働安全衛生法」により従業員にはメンタルヘルスのチェックが義務付けられているものの、従来のアンケート式の調査では、精神的ストレスを抱えていても「大丈夫です」と回答してしまったり、本人の自覚のないケースもあり、ストレスに関するトラブルの早期発見は困難です。PLEN RoboticsとRimTechは、2021年に業務提携して以来、本製品の開発を進めてまいりました。同年、神奈川県新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業の一貫として湘南鎌倉総合病院にて医療従事者向けのサービスプロトタイプの概念実証を行いました。さらに2022年、神奈川県新型コロナウイルス感染症対策ロボット開発支援事業の一貫として小田原市鴨宮ケアセンターにてアップデート版の機能性の実証を行い、改良を重ね、「Care Cube」として完成させました。■サービス概要「Care Cube」は、PLEN Roboticsが開発した顔認証AIアシスタント「PLEN Cube」と、RimTechが開発した音声解析エンジン「Motivel」によって構成されます。「Care Cube」はメンタルヘルスチェック対象者の顔を見つけると、声かけをします。そして約5秒間の会話をするだけで音声を解析し、心の健康状態をグラフで表示します。測定結果は音声とアプリケーション上のグラフィック表示でフィードバックされます。また日々のメンタルヘルスチェックを継続することで、「Care Cube」はストレスに起因するトラブルを2週間程度前に予測が可能となります。特徴1.声帯の震えから得られる客観的なデータこれまでストレスの度合いは、自記式アンケートという主観データにより判断されてきました。「Care Cube」は音声から不随意筋である声帯の震えという客観データを検出し、機械学習により喜び・悲しみ・怒り・恐れなど、8つの感情指標を数値化し、ストレスの度合いを数値化します。2.わずか5秒の会話で測定心の状態の可視化には様々なアプローチがありますが、計測に要する時間は、数十秒程度要するのが通常です。「Care Cube」は音声データの特徴量把握のため独自のアルゴリズムを開発し、僅か5秒の音声データに基づき計測を行います。3.インターフェイスとしてのAI搭載カメラ端末「Care Cube」は、人とのインターフェイスに、エッジAI搭載カメラ端末「PLEN Cube」を使用しています。顔を近づけると自動的にプログラムが起動するため、スマートフォンやパソコン用のアプリケーションに比較して、誰でも操作がしやすいものとなっています。また通常のIT機器に搭載されるマイクと異なる単一指向性マイクの利用により、騒音環境下でも音声を的確に把握できるよう工夫しました。詳細は下記サイトをご確認ください。公式Webサイト : 公式Youtube動画: 「Care Cube」は、今後も改良を重ね、オンラインセラピー、カウンセリングサービスとの連携など、ヘルスチェックからヘルスケアサポートまでのシームレスなサービスを提供します。■AIアシスタント「PLEN Cube」「PLEN Cube」は7.4cmの立方体端末内にデジタルビデオ・カメラと顔認識、顔認証、音声認識、会話合成機能を搭載し、入退室管理や商品レコメンド、健康チェックなどを行います。端末内で人工知能処理を行うため、通信に伴う遅延が少なく、顔認証サービスの定額使い放題等を実現しました。■声だけ5秒でモチベーションを可視化する「Motivel」言語フリーで、約5秒の音声データから簡単に複数の感情を可視化することができ、ストレスの度合い、活動意欲、集中力・注意力が低下する可能性、ヒヤリハットが発生する可能性を計測します。■PLEN Robotics株式会社 PLEN Robotics株式会社は、2017年7月にロボティクス、通信、人工知能技術を実用的なアシスタントサービス/IoTデバイス化するために設立されました。AIアシスタント「PLEN Cube」を通じてサービス業の現場を効率化し、接客業務の自動化・データ化により、人手不足の悩みを抱える企業の経営改善に貢献します。■リスク計測テクノロジーズ株式会社 リスク計測テクノロジーズ株式会社は、2019年10月、リスクを削減し、人々が安心・安全に暮らせる社会を実現するリスク管理ソリューションを提供するために設立されました。現在、人に関するリスクに対応するため、声だけ5秒でモチベーションを可視化する「Motivel」を開発・提供しています。また、声から眠気リスクを検知する「Nap Meter」を開発しています。人に関する様々なリスクを削減することで、収益機会の逸失リスクやインシデント・リスクを回避し、持続可能性のある企業活動と安心・安全な職場環境の構築に貢献します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月03日高温多湿、気圧の変化などで自律神経が乱れ、早くも夏バテを感じていませんか。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、バテやすいNG習慣と対策を教えてくれます!最近、バテていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 220今年の夏は、各地で数年ぶりの花火大会やお祭り、フェスなどさまざまなイベントが再開し、心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。そして、徐々に蒸し暑さが定着してくる今日この頃、ジトっとした肌感にも慣れてきた頃だと思います。それに伴い、ジワジワと気力の低下、だるさ、日中の眠気など夏バテの始まりを感じることもあるかもしれません。楽しいことが多い一方で、不調の原因となる環境要因が非常に多いのも夏の特徴です。みなさん、早々とバテはじめてはいないでしょうか。高温多湿に低気圧、うっとうしい雨、強い紫外線に負けていては、せっかくの夏の時間がもったいないです。心とカラダの基礎は日々の生活習慣の積み重ねによって構築されます。ということで、今週は少しでも快適な夏を過ごすことができるよう食薬習慣を紹介していきます。今週は、夏バテに悩まないようにする食薬習慣今年も半年が早くも過ぎようとしています。上半期、充実した時間を過ごすことができましたか?そして、下半期も充実した毎日を過ごすことができるように健康管理はしっかりとしていきたいですよね。心とカラダが元気であるということは、やりたいこと、目標、計画などをワクワクしながら考えることができ、考えたことを効率よくアクティブに行動し、実現していく力があるということです。元気は、失いたくないですよね。ということで、まずは夏バテに悩まないようにすることが、今できることではないでしょうか。7月は、紫外線、冷房、湿度、低気圧などの環境要因により、自律神経が乱されやすい時期でもあるため、いつもなら問題なくこなしていたタスクやストレスに対する耐久性が低下しやすい時期です。なので、余裕をもった行動や丁寧な生活が必要となります。暑いからと適当にそうめんや総菜パン、栄養ドリンクなどで食事をすます毎日を過ごしてしまっていては、近い将来弱いカラダになってしまうかもしれませんよ。漢方では、夏バテしやすい状態を『気血両虚』と考えます。日頃から、タンパク質やミネラル、ビタミンなどの『気血』を補う食材を取り入れておくことが対策になります。ということで、今週は『気血』を補う、胃腸が弱っているときにでも食べることのできるスープを紹介します。食べるといい食薬は、【ピーマンと手羽元の鶏白湯】です。そして、今週のNG行動は、【そうめん・冷やし中華の常食】です。食薬ごはん【ピーマンと手羽元の鶏白湯】骨付きの手羽元、手羽先などのお肉は、栄養満点のお出汁がでます。バテてきたと感じるときのスープやお鍋には、骨付きの鶏肉を使って、低分子化されたコラーゲンやミネラルなどで『気血』を補いましょう。また、ピーマンを入れることで、βカロテンやビタミンCなど抗酸化ビタミンを摂取することができます。紫外線量が増えるこれからの時期は、小まめに抗酸化物質の摂取を行い、紫外線疲労や光老化対策も常に意識していきたいですね。<材料>2人前手羽元5~10本生姜1片(千切り)ピーマン4つ(半分に切る)水500ml醤油大さじ1みりん小さじ2<作り方>中弱火で30分以上煮込んだら完成。NG行動【そうめんや冷やし中華の常食】暑苦しくなると、のど越しのよい食べ物が欲しくなりますよね。ちゅるんと食べられるそうめんや冷やし中華は、夏の風物詩ともいえるメニューです。暑い夏の間、氷の入った麺つゆでいただく麺類は涼しげな時間を作ってくれますよね。ただ、麺類は嗜好品の一つと考え、常食として定着させないように気を付ける必要があります。夏は、汗をかいてミネラルを消耗し、食材が傷みやすい時期のためインスタントや総菜が増えたり、簡単な食事で済ませようとしてしまう時期と考えることもできます。カラダの元気の源であるタンパク質やミネラル、ビタミンなどが不足し、夏バテを加速させてしまわないように、バランスの取れた和定食のような食事を目指しましょう。夏は、まだ始まったばかりです。コロナで中止していた夏のイベントも数年ぶりに開催したりと、今年の夏はアクティブに楽しみたいと考えている人も多いと思います。夏バテに悩まないように、早期に解消するように、食薬を活用してケアしていきましょう。そのほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©tora-nosuke/Gettyimages©Giselleflissak/Gettyimages文・大久保愛
2023年06月30日株式会社Lamirは、任意参加者による男女200人を対象とした経済と健康問題に関するアンケートを実施しました。【調査実施社】株式会社Lamir 【調査概要】対象者 :アンケートへの任意参加者による男女200名サンプル数 :200人居住地 :全国調査方法 :インターネットによるリサーチアンケート実施月:2023年6月今回のアンケートを通じ、対象者の多くが、物価上昇や経済変化により、生活が困難になっていると感じている中においても、給料が変わらない、もしくは減っていることから経済的な不安を抱えていることがわかりました。また、仕事によるストレスなどで健康被害があった人の割合が実に72%を超えています。“自身の現状打破に必要な要因として、副業や投資への関心が高く、またメンタルヘルスへの意識も半数以上が関心をもっており、実際に起業や副業に挑戦した割合が7割以上にのぼりました。”そのことからも、現在の状況に大きな問題を感じており、なにかしら状況を変えるために行動を起こしている人が多いという状況です。■「物価の上昇や経済の変動により、あなたの生活は困難になっていますか?」困難な割合が全体を大きく占める。アンケート(1)■「あなたの収入は年々増加傾向にありますか?」減っている割合は35.5%に対して、給料が増えた割合は25%。変わらないが39.5%。経済状況は悪化しているにも関わらず、給料が改善している割合は4分の1にとどまる結果に。アンケート(2)■人生の自己コントロールや展望についてのアンケートこの2つのアンケートから、他者に左右される環境を好まず、自己解決できる環境を望んでいることがわかる。アンケート(3)アンケート(4)一方で仕事の過労やストレスによる健康被害の割合も高い。アンケート(5)■あなたが人生を変えるために必要だと思うことは何ですか?(複数選択可)副業や投資、スキルアップなど経済に直結するものが必要と答える中、半数がメンタルヘルスに気にかけていることから、経済と健康双方を望む意見が多い。アンケート(6)現代社会で深まる生活困難。その背後には、物価の上昇や経済の変動、そして収入の横ばいまたは減少という厳しい現実があります。最新のアンケート結果からは、64%の人々が何らかの形で生活が困難になっている現実が明らかになりました。さらに、給与は年々増加傾向にない(39.5%)あるいは減っている(35.5%)と答えた人々も多く、経済的な問題が生活困難の一因となっていることが見て取れます。また、72%の人々が仕事の過労やストレスによる身体・心の健康被害を経験したと回答。仕事の過労やストレスによる身体・心の健康被害を経験した人々も多く存在するという事実が浮き彫りとなりました。これは職場環境や労働条件が現代社会の大きな問題となっていることを示しています。「誰でもできる!簡単副業術」にて、元電通マンの起業家、藤沢 涼の経験と知識に迫り、その秘訣について特集が行われました。この特集では、電通に勤務した12年間の中で、実際に壮絶なパワハラの現場をいくつも目撃し、自身も被害にあったことがある藤沢 涼がストレスや過労を乗り越え、自己コントロールを通じて富と健康を手に入れた具体的な方法や思考法について詳しく掘り下げます。特にストレスや過労からくる健康被害についての経験談や、それをどのように乗り越えてきたのかについて、藤沢自身が詳しく語ります。これらの問題は現代社会における重大な課題であり、その解決に向けた情報が求められています。この特集記事を通じて、経済の変動や健康問題に直面する人々にとって、具体的な解決策を提供します。藤沢 涼(フリーエージェントとして成功するための無料講座) 藤沢 涼■掲載情報タイトル:「誰でもできる!簡単副業術」出版社 :ダイアプレス発売日 :2023年6月29日(木)発売販売場所:全国の書店、コンビニエンスストア、一部Amazonなどネットショップで販売、(一部の店舗では取り扱いがない場合があります)価格 :定価990円「誰でもできる!簡単副業術」■企業情報会社名 : 株式会社Lamir代表取締役: 藤沢 涼HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月29日気温や気圧の変化が激しく自律神経が乱れやすい今の時期、いつにも増して月経前の不調(PMS)を強く感じていませんか。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、PMSが酷くなりやすいNG習慣と対策を教えてくれます!最近、月経前の不調(PMS)が酷くなっていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 219大きな雨粒が冷たく感じることもありますが、季節は夏のスタートである夏至を迎え、本格的な夏への扉を開けました。低気圧に高温多湿、室内の冷房、紫外線の強さに私たちのカラダは、てんやわんやしてしまいますよね。ジトっとしたべたつく汗は、蒸発しづらく体温調節に苦戦し、自律神経を乱してしまうこともあると思います。特に女性の場合には、月経前のほてり、のぼせ、寝汗、過食などで熱症状や爆発的な感情の波を感じることもあります。また、普段運動していない人の汗は、よりべとつきやすく、汗臭さが、ひときわ増してしまいます。爽やかな汗をかいで、余分な熱がカラダにこもらないようにするためには、自律神経を乱さないようにする食事や睡眠習慣、さらっとした汗をかくための運動習慣も大切です。ということで、今週は月経前の不調に対抗する食薬習慣を紹介していきます。今週は、月経前の不調に対抗する食薬習慣春分・夏至・秋分・冬至と四季の切り替わりとなる日には、その季節の気候特性をはっきりと感じるようになります。それとともに、今年も半分以上過ぎてしまったんだなと時間の過ぎるスピードに驚いてしまいますよね。そして、月に1度やってくるのが、月経です。何も不調がないという方もいらっしゃいますが、PMSや月経痛、排卵痛などに当たり前のように悩まされている人は多いようです。とくにこの時期、月経前の不調を強く感じることはないでしょうか。体温調節のためにかいている汗はうまく蒸発できず、水分やミネラルの補充は間に合わず、寝苦しくて睡眠不足になり、低気圧で頭痛やむくみにイライラし、強い紫外線で活性酸素は増え…自律神経やホルモンバランスは乱れてしまいます。そのため、カラダに熱がこもりやすくなり、月経前には微熱がでたり、のぼせたり、手足が暑くて眠れなくなったり、過食になったり、猛烈にイライラしたり、落ち込んだりと不調が増えてしまうかもしれません。漢方医学では、この状態を『肝胆湿熱』、『陰虚火旺』などと表現します。そこで今週は、カラダを潤し余分な熱を冷ますように『補陰』をして、『清熱』する食薬習慣を取り入れていきます。食べるといい食薬は、【ササミのバンバンジー】です。そして、今週のNG行動は、【総菜パン】を食べることです。食薬ごはん【ササミのバンバンジー】バンバンジーといえば、清熱作用のあるキュウリ、カラダを潤すゴマをふんだんに使う料理です。また、PMSを感じやすい人は、糖質を好んで食べ、タンパク質が不足しているケースもあるため、高タンパク食材の代表ササミを使います。体調がすぐれないPMSの時期でも、ポリ袋を使ってすぐに完成する手抜きレシピです。<材料>ササミ2本味噌・みりん・酒各大さじ1すりゴマ大さじ2きゅうり1本(細切り)<作り方>ササミと調味料、ゴマを耐熱ポリ袋に入れレンチン。ササミ2本なら500Wで2分目安です。袋の上から手で調味料を和えながらササミをほぐす。きゅうりの上にササミをのせ、ゴマをまぶしたら完成。NG行動【総菜パン】まず、総菜パンは栄養価的に食事の代わりにはなりません。焼きそばパン、コロッケパン、カレーパンなどの総菜パンは満足感もあり美味しいですが、タンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルは少なく、糖質や脂質ばかり摂取してしまうことになります。自律神経やホルモンバランスを整えたいときには、なるべく定食スタイルの食事を選び、バランスよく栄養をとっていきましょう。毎月PMSに心とカラダを乱されていては、時間がもったいないですよね。心とカラダを整える習慣は、月経前だけではなく、日ごろから行い、カラダの土台作りをしていきましょう。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©ayakono/Gettyimages©Catherine Delahaye/Gettyimages文・大久保愛
2023年06月23日不規則な生活や気圧の変化などで自律神経が乱れ、特に月経前などに肌トラブルを起こしがちな人が増えているよう。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、ニキビなどの肌荒れしやすいNG行動と対策を教えてくれます!最近、ニキビなどの肌トラブルに悩んでいませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 218朝起きて鏡を見たときにニキビがある、赤みがあるなど肌トラブルを発見してしまったときには、朝から気分がブルーになってしまいますよね。人に会うのが嫌になったり、外出する気がなくなってしまったり、一日の気分にも影響してしまうこともあると思います。また、自律神経が乱れやすい低気圧がやってくる高温多湿のこの時期には、ストレスに敏感になる、だるさを感じやすいなどに加え、ホルモンバランランスも連動して乱れてしまうことがあります。ホルモンバランスの乱れは、月経前のニキビの原因になってしまうことも。また、糖質、脂質の多い食事をとる習慣などがあったり、寝不足、ストレスが多い人は、当たり前の話になりますが、肌トラブルになやまされやすくなります。とくに高温多湿で肌がベトつき皮脂分泌も増えるこの時期、月経前にできやすいフェイスラインのニキビ対策となる食薬習慣を紹介していきます。今週は、月経前の肌トラブルの対策となる食薬習慣じんわりと汗をかくようになりましたね。皮脂分泌も増え、毛穴が詰まりやすくなる今日この頃ですが、紫外線量も増え、角栓ができ、毛穴が黒ずみやすくなりますよね。さらに、低気圧やエアコンなどの影響から自律神経が乱れやすい時期とも言えます。そうすると、睡眠の質が低下したり、過食になりやすくなったり、ストレスに弱くなったりとお肌にとってダメージを与える要素がてんこ盛りになります。また、自律神経が乱れるとホルモン分泌も乱れやすく、月経前のにきび、過食、イライラ、気分の落ち込みなどに悩まされることも増えてしまいます。この状況を漢方医学では、『肝気鬱結』、『湿熱』がたまっている状態と考えます。そこで、自律神経を整えるために『気滞』を解消し、腸内環境を整え、抗酸化を行うために『清熱』し『湿熱』を除去することを考えます。ということで食べるといい食薬は、【アボカドとトマトのサラダ】です。そして、今週のNG行動は、常習的な【パスタランチ】です。食薬ごはん【アボカドとトマトのサラダ】味付けを粒マスタードとお酢で整えるので、香り高いイソチオシアネートやクエン酸などの酸味によって「気滞」の改善を促します。また、アボカドやトマトなど抗酸化作用の高い野菜を使うことで、「清熱」や「湿熱」の除去を行います。粒マスタードは常備していない家庭も多いですが、夏野菜のサラダやソテーにスプーン1杯くらい加えると味が締まり、さっぱりとして、機能性も高まるのでおすすめ調味料の一つです。<材料>酢・オリーブオイル・粒マスタード各大さじ1アボカド1/2個(一口大)レタス4枚(ちぎる)トマト2個塩お好みで<作り方>材料をまぜたら完成です。スライスマッシュルームやパプリカ、砕いたナッツなどを入れてもよいです。NG行動【パスタランチ】麺類は、たまには良いのですが、常習的になっていたら注意です。パスタランチを想像してみてください。野菜などの食物繊維、お肉や魚介類などのタンパク質が具材として含まれていたとしても、圧倒的に糖質の量が多くはないでしょうか。また、一般的なパスタは油と一緒に和えられていることが多く、糖質や脂質のとりすぎとなってしまい、栄養バランスが乱れやすいメニューの一つとも考えることができます。皮脂分泌が多く肌がベトベトしているとき、ニキビができているとき、便秘がちなときには、和食を中心とするようにしていきましょう。カラダの状態が反映されるのが、お肌です。毎月、ニキビで悩んでいる方は、肌トラブルだけに注目するのではなく、カラダ全体を整えるようにケアしてみてはいかがでしょうか。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方がぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information<筆者情報>大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©toofuneko/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages文・大久保愛
2023年06月16日CCCメディアハウスは6月2日、イラストレーター&エッセイストであるダンシングスネイル氏の最新書籍『今日の心の天気』を発売しました。同書の著者は、『怠けてるのではなく、充電中です。』『ほっといて欲しいけど、ひとりはいや。』で、15万人以上の心を和ませた元・美術療法士のダンシングスネイル氏。最新作では、かわいくて癒やされるイラストと、心に染みるメッセージを366日分集めています。毎日の天気を観察するように、自分の心を観察して、自分と向き合う時間をつくるための本。1日1ページ見るだけで癒される言葉とイラストを掲載しています。素直な気持ちに触れて、心が軽くなるイラストとメッセージたちが満載です。なんだか気分が晴れない、どこかモヤッとしていると感じる方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。心が軽くなるヒントが見つかるかもしれませんよ。■書籍概要書籍名:『今日の心の天気 気持ちをやさしく整える366日の言葉』著者:ダンシングスネイル(生田美保 訳)定価:1,760円(フォルサ)
2023年06月16日関東甲信地方も梅雨入りとなり、心身の不調に悩む人が増えているよう。なかでも今回は便秘をクローズアップ。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、便秘になりやすいNG行動と対策を教えてくれます!最近、便秘に悩んでいませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 217今年も本格的にジメジメしはじめましたね。空模様がどんよりしていると、気分もどんよりしてきます。そして、低気圧が頻繁にやってくると、その都度自律神経は乱され、胃腸の不調やむくみ、頭痛、耳鳴り、やる気の低下などなんとなく感じる不調が増え始めます。心もカラダもスッキリしない毎日が続くと簡単にできるストレス発散法に手を出し始めます。例えば、甘いものを食べる、お酒を飲みすぎる、動画を長時間観る、夜更かしをするなど、思い当たることはないでしょうか。本来、ストレスがある、だるいなど不調を感じるときには、食事の内容に気をつけ、しっかり睡眠をとることがベストとされています。ですが、実際不調を感じるときには、思ったように行動できないものです。スッキリしない毎日から抜け出すためにとった行動の結果として悪化するもののひとつが便秘です。便秘で悩んでいる方は、最近の自分の行動パターンを見直してみましょうね。また、便秘が続くと免疫が低下したり、肌荒れしたり、メンタルが不安定になったり、太りやすくなったりと良いことはありません。そこで、今週は便秘の対策となる食薬習慣を紹介していきます。今週は、便秘の対策となる食薬習慣最近、すっきり便はでていますか?コロコロしていて固かったり、黒っぽかったり、ベトリと便器についたり、ニオイがきつくなったり、残便感を感じたり、お腹がはったり…と便通があったとしてもすっきりしないときには腸内で悪玉菌が増えてしまっているかもしれません。漢方医学では、腸の働きが悪いことを『脾気虚』とよび、便が固い状態を『陰血不足』、粘性が強く黒っぽくニオイが強い状態を『湿熱』がたまっている状態、ストレスで便通が悪い時を『気滞』と考えます。便秘には、まだまだいろいろな分類が存在しますが、この時期多いのは、季節特有の高温多湿、低気圧によって自律神経が乱され、胃腸の働きが低下する『脾気虚』や食習慣の乱れや運動不足、夜更かしなどによって生じる『湿熱』の蓄積だと考えられます。そこで、今週は『脾』を整え、『湿熱』を取り除き、腸の働きを促す食薬がおすすめです。今週食べるとよい食薬は、【めかぶとトマトの和え物】です。そして、今週のNG行動は、【お肉の食べ過ぎ】です。食薬ごはん【めかぶとトマトの和え物】水溶性食物繊維の多いめかぶと不溶性食物繊維の多い切り干し大根をつかった腸活レシピ。さらに抗酸化作用の高いトマトとレモンで味を整えることで『湿熱』の除去にも役立ちます。乾物は、水でふやかして使うイメージがありますが、調味料の水分でふやかしてしまえば、手間もなく栄養素も水に流れず作れます。<材料>めかぶ1パックトマト2個(さいのめ)切り干し大根2つまみレモン汁小さじ2醤油小さじ1<作り方>ポリ袋に材料を入れ30分くらいおいたら完成。NG行動【肉の食べ過ぎ】ダイエットとして高たんぱく、低脂質、低糖質を掲げ、野菜や海藻などを食べずに肉ばかり食べる人も多いようです。その影響からか逆にダイエットの大敵となる便秘を強く感じたり、下腹部が張ってしまい、老廃物をため込んでいるケースもあるようです。お肉は、腸内で悪玉菌の増殖を促し、便秘の改善を妨げてしまうこともあります。お肉をたくさん食べるときには、一緒に野菜や海藻、キノコ類、発酵食品などもとりいれ、腸内環境を乱さないように気をつけましょう。また、逆に脂質の多いお肉を食べすぎた時には、お腹を下してしまうこともあるかもしれません。どちらにせよ、お肉の質や量は腸内環境に影響を与えるものとなるので、お腹と相談しながらタンパク質摂取を行っていきましょう。食物繊維が多い食材は、腸活にもなりますが、同時に血糖値の急上昇を抑えるためにも役立ち、一石二鳥です。食後の眠気がきつい人、太りやすい人、生活習慣病が気になる人は、食事の初めに今回ご紹介した小鉢を食べ、血糖の急上昇をおさえることで、不調の緩和にも役立ててみてはいかがでしょうか。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方がぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©hisa nishiya/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・大久保愛
2023年06月09日産業医業務を中心とした産業保健サービスを行う愛知つのだ産業医事務所株式会社(所在地:愛知県日進市、代表取締役:角田 拓実)は、50人未満の事業場を対象として産業保健体制を導入できる新サービス「レンタル産業保健室」を愛知県にて7月1日(土)開始します。「レンタル産業保健室」URL: レンタル産業保健室の仕組み■提供背景生産性を高め働きやすい職場づくりに注目が集まっています。快適な職場づくりに重要な要素として産業保健があります。産業保健は職場での健康管理・メンタルヘルス対策といった従業員が健康問題による働きづらさを解消できる職場づくり行います。法令上従業員数が50人以上の事業所に関して産業保健の専門家である産業医を配置しなければならないとされています。しかしながら、50人未満の事業所では産業医の選任義務がなく、希望したとしても高コストであったため産業保健を担当する専門家が不在となることが大きな課題点でした。「レンタル産業保健室」は産業保健が手薄であった50人未満の事業所へ産業保健師が訪問することで働きやすい職場作りをサポートするサービスです。■サービスの特徴*50人以上の従業員が働く職場では健康管理を担う医師として産業医を選任する義務が法律で定められています。しかしながら従業員数が50人未満の職場では健康管理をする専門家が不在となっているケースがほとんどです。本サービスでは健康管理の専門家が不在の事業所に対して産業保健師の訪問業務を行います。産業保健師は国家資格である保健師のうち産業保健を主に取り扱う保健師です。健康診断のアフターフォロー、職場での健康問題、メンタルヘルス対策などの産業保健活動を行います。*レンタル産業保健室は産業医事務所が提供するサービスです。健康診断判定や悪化傾向がある従業員を所属の産業医が確認します。また、産業保健師と密に連携し必要に応じて医師による面談を実施することが可能です。訪問産業保健師と顧問産業医を同時に採用することができることがレンタル産業保健室の特徴です。*医師である産業医に直接担当を依頼した場合一般的に高い費用がかかります。一方でレンタル産業保健室は産業保健師による産業保健業務を主体とし産業医のバックアップ体制という形で費用削減を図りました。*従来サービスでは保健師の採用は正規雇用や非常勤勤務での雇用が主体でした。また、必要がある際に利用することができるクラウド上での面談対応サービスも主流です。レンタル産業保健室では月1回の職場訪問により実際に現場に伺い対面で業務を行うことにこだわっています。対面で定期訪問することで事業者と密な連携を実現します。■ご利用の流れ電話あるいはHPのお問い合わせフォームよりご連絡ください。訪問、テレビ電話にて詳しい業務内容を紹介させていただきます。成約後は1ヶ月に1回の産業保健師の訪問が開始されます。必要に応じて産業医と協業して業務を行うことが可能です。■サービス概要サービス名: レンタル産業保健室提供開始日: 2023年7月1日(土)提供時間 : 平日 8:00~17:00料金 : 3万円(税抜)/1ヶ月申込方法 : 電話及びHP問い合わせフォームより申し込みURL : ■会社概要商号 : 愛知つのだ産業医事務所株式会社代表者 : 代表取締役 角田 拓実所在地 : 〒470-0131 愛知県日進市岩崎町ケカチ132-6設立 : 2019年11月事業内容: 労働衛生に関するコンサルティング業務URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】愛知つのだ産業医事務所株式会社 お客様相談窓口TEL:0561-50-2644お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月07日株式会社ウィザス(大阪府大阪市、代表取締役社長:生駒 富男)が運営する第一学院高等学校(全国54キャンパス)は、不登校や高校中退等を経験した生徒や、スポーツ・芸能活動等の「夢の実現と学業の両立」を目指す生徒も多く学ぶ広域通信・単位制高等学校です。このたび、「オフラインとオンラインの両特性を生かしたハイブリッド型のキャリア教育」の一環として、精神科医でありながら、スポーツメンタルアドバイザーとして、東京ヴェルディ、ブラインドサッカー日本代表を担当し、現在もプロチームからジュニアアスリートまで幅広くメンタルケアに携わる木村 好珠さんによる双方向リアルタイム配信授業「チャレンジレッスン」を実施します。木村先生のお話から自分の心を自分で整える「メンタルセルフケア」を知って人生をより楽しくする方法を見つけ、生徒たちの未来と視野を広げます。■「チャレンジレッスン」開催概要日時 :2023年6月12日(月)13時00分~14時30分授業配信場所:第一学院高等学校 東京本部スタジオ(東京都港区芝1-5-9住友不動産芝ビル2号館 5F)※第一学院高等学校の生徒は各所属キャンパスから参加。キャンパスへの取材も受け付けています。講師 :木村 好珠さん(精神科医/産業医/スポーツメンタルアドバイザー)テーマ :人生が楽しくなるメンタルの整え方授業内容 :精神科医である木村先生から「メンタルセルフケア」の基本を学び、クイズや質疑応答と交えて自分のメンタル力や日常からできるセルフケアを身につけます。■「チャレンジレッスン」について各業界で活躍するプロフェッショナルによる、東京のスタジオと全国のキャンパス・自宅をオンラインでつないだ双方向のライブ配信授業です。生徒が将来を見据え、自身の興味や得意分野に気づき、学ぶ楽しさの発見へとつなげることを目的に実施しています。業界や社会の第一線で活躍する講師の方が携わる職業はもちろん、それに関わるさまざまな職業やその職業の裏側を知り、実体験を通じて将来を創造していきます。授業内では、タブレット端末やアプリを使用して質疑応答なども双方向(インタラクティブ)でリアルなやり取りを行えます。配信授業の特性を生かし、全国の仲間から配信されるコメントや講師からの即時フィードバックを通してさらなる学びを深めます。チャレンジレッスンについて 授業の様子はこちら ■講師プロフィール木村 好珠さん(精神科医/産業医/スポーツメンタルアドバイザー)木村 好珠さん東邦大学医学部卒業。大学在学中に準ミス日本に輝いたことをきっかけに、タレント業と並行しながら医師免許を取得。現在は、精神科医としてクリニックに勤務する傍ら、産業医として、多くの企業の健康づくりに携わる。また、スポーツメンタルアドバイザーとして東京ヴェルディトップチームやブラインドサッカー日本代表を担当した他、最近では愛媛FC、南葛SC、コンサドーレ札幌アカデミー、RealMadrid foundation football academyなど、プロチームからジュニアアスリートまで幅広く手掛ける。EX「モーニングショー」、TBS「情報7daysニュースキャスター」、TBS「サンデージャポン」、KTV「LIVEコネクト!」などの人気TV番組にコメンテーターとして出演している。■第一学院高等学校について「1/1(いちぶんのいち)の教育」を教育理念とし、東京をはじめとした54キャンパス(2023年5月時点)を展開する通信制・単位制高等学校。「生徒第一」「1/1の教育」の想いを大切に、生徒をプラス思考に変える独自の「プラスサイクル指導」をベースとした「『もっともっと自分を好きになる』自分づくり」を実践し、「社会で活躍できる人づくり」に取り組んでいます。通信制の当校には、不登校や高校中退などを経験した生徒が多数在籍・卒業しています。また、スポーツや芸能活動などの夢の実現と学業との両立を目指す生徒が在籍。卒業生もそれぞれの分野に羽ばたき、多彩に活躍しています。サッカー界では、2022ワールドカップ日本代表として活躍した山根 視来選手(川崎フロンターレ)や久保 建英選手(レアル・ソシエダ)、酒井 宏樹選手(浦和レッズ)、伊藤 洋輝選手(シュツットガルト)らが第一学院の卒業生です。スポーツ界では、稲場 悠介選手(水球)、西村 碧莉選手(スケートボード)が日本代表として選出されました。ほかにも野球、サーフィン、テニス、スノーボードなど、競技の壁を越えて第一学院生が活躍しています。芸能界では、ヴォーカルグループ「Little Glee Monster」のMAYU、かれん、アサヒも第一学院で学んだ卒業生です。また、チャンネル登録者数94.2万人のねお、同40.2万人ののえのん、同64.9万人のゆーぽんら人気YouTuberも、卒業後に自分らしい活躍を見せています多様な生徒たちがそれぞれの希望する進路を実現できるよう、第一学院は生徒一人ひとりの自己成長を支援しています。第一学院高等学校サイトURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月06日雨の多い時期となり、気圧の影響からか何をするにも腰が重くなっていませんか。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によれば、特に食生活がおろそかになると、体臭に変化が出るそう。愛先生がカラダのニオイがキツくなるNG行動と対策を教えてくれます!最近、カラダのニオイが気になりませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 2166月がはじまりましたが、早々に台風や梅雨前線が日本列島を覆い、雨雲に悩まされる地域も多くなりました。今後、徐々に梅雨入りする地域は増え続け、高温多湿・低気圧の環境に自律神経を乱されるタイミングが増えていていくことが予想されます。そうすると、私たちの行動変化として目先の面倒なことを避ける傾向になり、食事をインスタント食品や菓子パン、総菜パンなど加工食品で済ませてしまったりすることもあるかもしれません。さらに、人工的な味付けや糖質や脂質の多いものは依存性を生じるものが多く、夏に向けて偏食が進んでしまうこともあるかもしれません。その結果として、洗濯物が生乾きになりニオイが気になるシーズンではありますが、カラダからも気になるニオイを発生してしまうことになるかもしれません。そして、近年食生活の乱れによって、若年性加齢臭を発する人も増えているようです。そこで、今週はニオイが気になる梅雨時の体臭対策となる食薬習慣を紹介していきます。今週は、体臭対策となる食薬習慣梅雨入りを迎える地域は増えてきていますが、梅雨といえば気になるのはニオイではないでしょうか。特に洗濯物は、乾くまで時間がかかるようになり、その間に雑菌が増殖し、特有のニオイを発生させます。同様に頭皮や髪の毛も悪臭を発するポイントとなってしまいます。さらに、このジメジメとした気候が作り出すのが体臭です。高温多湿の季節になると、足のはやい食材はすぐに傷んでしまうので、野菜の買い控えをする人も増えてきます。また、低気圧により自律神経を乱している人は、目先のことが面倒になり、レトルトやインスタント食品など手軽なものばかりを利用する機会が増えてくることが予想されます。その結果、偏食となり腸内環境も乱れ、漢方医学で考える『痰湿・湿熱』がたまり、皮脂の分泌が増えて酸化し、ぺラルゴン酸という加齢臭のようなニオイを発する物質が生じてしまうことがあります。そこで今週は『痰湿・湿熱』を取り除く食薬がおすすめです。今週食べるとよい食薬は、【セロリとパプリカのピクルス】です。そして、今週は取り入れるより、控える食材に注目することが大切です。今週のNG行動は、忙しいときの【カップラーメンや総菜パン】です。食薬ごはん【セロリとパプリカのピクルス】抗酸化作用の高い野菜とお酢の組み合わせで『痰湿・湿熱』を除去してくれます。また、抗酸化ビタミンであるβカロテンは、油と一緒にとると吸収が高まるので、ピクルス液にオリーブオイルやアマニ油などを加えるとさらによいのでおすすめです。<材料>パプリカ半分(一口大)セロリ1/2本(一口大)酢・みりん各大さじ2オリーブオイルお好みで<作り方>ポリ袋に材料を入れ30分くらいおいたら完成。NG行動【カップラーメンや総菜パン】体臭は、食事だけの影響ではありませんが、無関係ということもありません。そのため、体臭が気になるときには、食事の見直しを行うことも体臭対策となります。特に飽和脂肪酸や糖質を多く含む食事は、過剰に皮脂分泌を増やし、ニオイの原因となることがあるので注意が必要。面倒だから、忙しいからという理由でカップラーメンや総菜パンなどに頼るのは控え、コンビニでランチを購入するときにも、おにぎり、味噌汁、焼き魚、サラダなど単品で購入し、極力バランスをとるようにするのがベターです。梅雨時になると、毎年洗濯物、髪の毛、体臭、口臭とニオイ問題が悩みの種として話題になります。香水や制汗スプレーなどでの対処もよいですが、カラダの中からニオイを発する原因を取り除くために食事の内容に気を遣うことも大切です。体臭が気になるなという人は、食事の見直しも体臭ケアの一つとして組み込んでみてはいかがでしょうか。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©SENRYU/Gettyimages©Catherine Delahaye/Gettyimages文・大久保愛
2023年06月02日ディスカヴァー・トゥエンティワンは5月26日、『「誰かのため」に生きすぎない』を刊行しました。同書の著者は、「世界一受けたい授業」などテレビ番組にも多数出演している人気精神科医・藤野智哉さん。Twitterでは、精神科医としてのアドバイスに加えて、自分自身を大切にするためのメッセージを発信し、フォロワーは7万人にものぼります。藤野さんがこんな発信を続ける背景には、幼いころ、川崎病という病気の後遺症が原因で、大きくなるまで生きられるかどうかわからないと言われたという経験があります。運動もできず、あきらめなければいけないこともたくさんあったそうです。今も薬を飲み続けなければならず、制限される部分も大きいです。しかし、この「人より人生が短いかもしれない」と切実に感じた経験が、自分を大切にしてやりたいことをやることの重要性を感じることにつながったとも言えます。つらさ、しんどさがたまってしまうと、うつなどの「心の病気」になってしまう人もいます。そうなる前にラクになってほしい、持ち直してほしいとの考えから、SNSで発信したり、本を執筆したりしています。同書では、一生懸命だったり、優しいあまりに頑張りすぎてしまう人が、適切に休んだり甘えたりすることができるよう、疲れてしんどい心にしみ込む、ゆるっと優しい言葉たちと精神科医の知見を贈ります。自分をいたわり、大切にするためのメッセージとともに、ちょっとしたワークも収録。書籍に書き込みながら、自分自身に目を向ける練習をしましょう。すでにさまざまな人より好評を得ており、発売前に重版が決定している、話題の書籍です。仕事でも家庭でもついがんばりすぎてしまう人、人間関係で「誰か」の決めた価値観やルールに合わせすぎたり、振り回されてしまいがちな人が、立ち止まって、少しだけ自分をねぎらう、自分をケアする、自分を大切にするきっかけになる1冊。「しんどい」「もうイヤ」と感じたときに、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。◇【目次】1章まずは「お休みする」だけでいい2章もっと自分のことを気にしてあげよう3章あなたの体の声が教えてくれること4章無理せずがんばりすぎない人間関係のヒント5章うかつに幸せになってもいいんじゃないかな◇早期購入特典あり!同書を5月31日までに予約・購入した人限定で、著者による限定メッセージ動画を配信します。「しんどいときは、まず休む」ことの大切さや、藤野先生自身が「明日はちょっと休もう」と気づくとき、藤野先生が普段の人間関係で大切にしていることなど、藤野先生自身の自分を大切にして力を抜くコツについて話しています。詳細は以下を確認してください。■書誌概要『「誰かのため」に生きすぎない』発売日:2023年5月26日刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン仕様:四六判/240ページISBN:978-4-7993-2951-1定価:1,650円【同書の購入はこちら】<紙書籍>Amazon:楽天ブックス:<電子書籍>Kindle:楽天Kobo:(エボル)
2023年06月01日私たちは日々の中で、様々なストレスにさらされていることが多いです。そして、ストレスを我慢しすぎた結果、体調を崩してしまうことも…。我慢をしすぎているとき、体からは色々なサインが出ています。今回は、体調を崩してしまう前に自分で気付くべき3つのサインと、自分でできる対処法についてお話しします。注意すべき3つのサインとは?我慢のしすぎで体調を崩す前には、自分自身から色々なサインが発せられています。「心のサイン」「体のサイン」「行動のサイン」に注目して、ストレスが溜まっていることに早く気付くことが大切。それぞれ詳しく見ていきましょう。心のサイン1.イライラが続く我慢のしすぎでストレスが溜まってくると、些細なことでイライラしやすくなります。特にイライラが続くときは、高いストレス状態が続いていることを示しています。2.不安感や恐怖感が強まるストレスが蓄積すると、不安感や恐怖感が強まることがあります。これは、心のバランスが崩れていることを示唆しているでしょう。3.悲観的な考えが増えるストレスによって、ネガティブな考えや悲観的な考えが増えることがあります。特に、ネガティブ思考を頭の中で何度も繰り返してしまう「反芻(はんすう)思考」の状態に陥ると、抑うつ状態が悪化しやすくなると考えられます。気付いたら同じ悩みについて、何度も繰り返し考えてしまっているような場合は要注意。また、自分に自信が持てなくなるなど、ポジティブな考えが減っている場合も注意が必要です。体のサイン1.頭痛や肩こりが続くストレスが溜まると、筋肉が緊張しやすくなり、頭痛や肩こりが続くことがあります。2.胃腸の調子が悪くなるストレスが原因で胃腸の働きが悪くなり、胃痛や食欲不振、便秘や下痢などの症状として現れることがあります。3.睡眠障害ストレスが溜まると、寝つきが悪くなる、途中で目が覚める、疲れが取れないなどの睡眠障害が起こることがあります。反対に、いくら寝てもすっきりしない、眠気がとれないといった「過眠」の症状が出る場合もあるでしょう。行動のサイン1.人間関係のトラブルが増えるストレスが溜まると、人とのコミュニケーションがうまくいかなくなり、人間関係のトラブルが増えることがあります。2.仕事や学業のパフォーマンスが低下するストレスが溜まっていると、集中力が低下しやすくなります。考えがまとまりづらくなったり、気付いたらぼーっとしてしまったりして、仕事や学業のパフォーマンスが低下することも。また、思うように活動できない自分を過剰に責めてしまう症状がでることもあります。3.過食や過活動状態になっているストレスが溜まると、過食症状が現れることがあります。また、ストレスで抑うつ状態になる人もいれば、躁状態になる人も。躁状態になると、たとえば眠気を感じなくなって夜中にランニングをし始めるなど、疲れを感じず異常に活発になったり、次々に思考が頭に浮かんでどんどん行動したくなったり……といった症状が現れます。それにもかかわらず、「自分は絶好調だ」と捉えてしまい、心身の不調を認識しにくい場合があります。体調を崩す前にできること心と体、行動のサインを意識しつつ、実際に体調を崩してしまわないように、食事・睡眠・ストレスケアを行っていきましょう。1.食事バランスの良い食事を心がけて、体に必要な栄養を摂取し、ストレスに対抗できる力をつけましょう。【食事のポイント】・シリアルやパン、おにぎりといった手軽な糖質で食事を済ませていると、タンパク質やビタミン、ミネラルといった栄養素が欠乏し、体調もメンタルも悪化しやすくなるので注意する・主菜の他に、副菜やサラダなどを一緒に摂るようにする。外食なら定食メニューにするなどして、タンパク質、ミネラル、ビタミンをしっかり摂る【メンタル安定のために大切な栄養素】・ビタミンB3(ナイアシン)…不安、不眠、緊張、注意力低下といった症状の軽減が期待できる・カルシウム、マグネシウム…メンタルの安定と筋肉の正常な働きに重要・ビタミンB6、葉酸…メンタルを安定させるセロトニンを体内で合成する(※1)2.睡眠睡眠不足が続くとストレスホルモンが上昇し、メンタル状態の悪化を起こしやすくなります。良質な睡眠を確保することで、心身をリフレッシュさせ、ストレスの蓄積を防ぎましょう。枕やベッド、パジャマは寝心地の良いもので揃えてみてください。寝室は真っ暗にして、騒音がない状態が理想です。寝る前はカフェインをとらず、TVやスマホなどの光刺激を避けましょう。リラックスできる習慣を取り入れるのも効果的です。3.ストレスケアストレスを解消する方法は人それぞれですが、運動や趣味、リラクゼーションなど、自分に合う方法を見つけて実践しましょう。運動をすると、ストレスホルモンが代謝され、体への悪影響が軽減されます。趣味やリラクゼーションで気持ちを切り替えることで、前述した反芻思考を断ち切れることも。また、仲間と楽しい時間を過ごすと、ストレス解消効果が期待できます。まとめ我慢のしすぎに気を付けて、体調を崩さないようにしましょう。自分が感じているサインに敏感になることで、体調の変化に早めに対処し、より健やかな生活を送ることができます。それでも体調がすぐれない場合は、ひとりで抱え込まずに誰かに相談したり、気軽に医師に相談してみてくださいね。【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネットセロトニン©︎RUNSTUDIO/sinceLF/kazuma seki/Eri Miura/gettyimagesママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は14万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年05月28日マスクを外す人が増えた今、口臭を気にする人も増加しているよう。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が口臭対策と臭いがキツくなるNG行動を教えてくれます。最近、口臭が気になりませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 215蒸し蒸しした日が続き、以前にも増してマスクをする人が減ってきましたよね。そこで、気になることといえば、口臭ではないでしょうか。マスクがなくなると、口からのニオイがダイレクトに人へ届いてしまいます。今まで、マスクをしているとニンニクを食べたり、コーヒーを飲んだりしても口臭をそこまで気にしなくてもよかったと思います。ですが、マスクをしていない人同士で会話をすると、口臭について気になり始めるのではないでしょうか。とりあえず、マナーとしてニオイがきつい食材を避け、マウスウォッシュやガム、口臭タブレットなどで対策をとるというかたも多いかもしれません。そういった行動は、もちろん有効ですが、ほかにもできることがありますので、お困りの方は食薬や生活習慣の見直しを並行して行っていくとさらに効果的だと思います。また、口臭の原因となるものには、口呼吸や食事の噛む回数やストレス、歯周病、扁桃炎、副鼻腔炎、肝機能や腎機能の低下、糖尿病、胃腸の不調などさまざまな問題があります。そのため、一時的な措置だけではなく生活習慣を見直し、カラダの内側からのケアも行うことは、口臭だけではなく、健康管理にも役立つものとなります。口臭が気になり始めたことをきっかけに健康習慣をスタートしてみてはいかがでしょうか。ということで、今週は気になる口臭対策となる食薬習慣についてご紹介していきます。今週は、口臭対策となる食薬習慣マスクを取り外すと開放的な気分になりますが、今までの長期化したマスク習慣により、ほうれい線が増えたり、口元がたるんだり、ニキビができていたり、唇がむけていたり、口呼吸が癖になってしまっていたり、呼吸が浅くなっていたりと地味に後遺症を引きずるケースも多いようです。そして、自分だけの問題だけでも困りものですが、他人にまで迷惑をかけてしまう口臭まで発生させてしまったら、再びマスク習慣を始めたくなってしまいますよね。口臭の原因は多岐にわたるため、一時的な対処に加え、体調や習慣の見直しを行うことは必須としていただきたいものです。漢方医学で口臭が気になる状態を偏食や睡眠不足、運動不足、ストレスなどが原因としてできる『湿熱』がたまっていると考えます。また、舌の苔が増えたり、苔の色がうっすら黄色くなったりすることで判断することがあるので、舌苔の状態をチェックしてみるのも良いと思います。また、消化器系との働きがダメージを受けている『胃熱』の状態でも口臭が悪化するともいわれています。そこで、今週は『湿熱・胃熱』を清熱し、胃腸の働きを整える食薬がおすすめです。ということで今週食べるよい食薬は【キャベツとグレープフルーツのマリネ】です。そして、逆にNG行動は【チーズ、カフェラテ、クリーム系など乳製品】です。食薬ごはん【キャベツとグレープフルーツのマリネ】グレープフルーツやレモン汁などのほどよい酸味が唾液の分泌を促し、口腔内を乾燥の対策となります。また、キャベジン、ビタミンC、食物繊維が豊富で胃腸の働きを整えたり、清熱に働くことで『湿熱』『胃熱』の改善に役立つ食薬キャベツを活用することで口臭対策を行っていきます。<材料>キャベツ6枚グレープフルーツ1/2個オリーブオイル・レモン汁各大さじ2塩・ブラックペッパー適量<作り方>キャベツは千切りにする。グレープフルーツは薄皮を残し、皮をむいたら一口大に切る。ポリ袋にすべての材料をいれ、良く揉んで10分程度おいたら完成。NG行動【チーズ、カフェラテ、クリーム系など乳製品を摂る】乳製品には含硫アミノ酸が多く含まれているため、口腔内細菌のエサとなり、口臭の原因となる細菌が増殖し、不快なニオイを発することがあります。口臭が気になるときには、チーズや牛乳、クリーム系のメニューを少し控えてみましょう。同時に噛む回数が少なかったり、口呼吸になったり、ストレスが多かったりしても唾液の分泌は減少し、さらに口臭を強く感じさせてしまうこともあります。1口30回噛むことを目指したり、呼吸の見直しをしたりすることで、対策の強度をあげていきましょう。マウスウォッシュやガムでその場の対策をすることもできますが、食べるもの、食べ方、生活習慣などの見直しなども一緒に行い、口臭の原因を1つでも多く減らしていけるようにするのがおすすめです。そうすることで、口臭対策だけではなく、健康管理にもつながります。悩みを部分的にとらえるのではなく、カラダ全体の問題と捉え、日々の習慣を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©sashimi/Gettyimages©JGI/Jamie Grill/Gettyimages次ページ>>「口臭がキツくなるNG行動」まとめはコチラ文・大久保愛
2023年05月26日気温差が激しかったり、新生活での慣れないことに戸惑っていたり…。この時期、睡眠の質の低下から疲労を強く感じている人が多いよう。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、疲労が取れないNG習慣と対策を教えてくれます。最近、特に疲れていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 214ここ最近、暑い日が続いたり、雨の日が続いたり、今は何月なのか分からなくなるような気温変化の多い気候が続いていますね。暑さに慣れない中、外にでると紫外線にやられぐったりしたり、寝苦しく睡眠の質が落ち日中の眠気を感じたりと、疲労感からいつもの自分の本領を発揮できないといった毎日を過ごしているのではないでしょうか。また、良かれと思って目覚ましのスイーツを食べたら血糖値の乱高下によって逆に猛烈な眠気を感じたり、目覚ましで夕方に飲んだコーヒーによって夜中目が冴えてしまったり、休日の寝だめで疲労を解消しようとしたら逆に生活リズムが乱れてしまったり、寝酒を飲んだら睡眠の質が落ちしまったりと、元気を出そうと即効性を期待をした結果、ずるずると疲れがとれないという負のスパイラルを作り出してしまっている人も多いのではないでしょうか。ということで、今週はため込んだ疲れを癒す食薬習慣を紹介していきます。今週は、疲れをため込んだときの食薬習慣朝からだるいな、カラダが重い、疲れが取れない、横になっていたい、むくむ、やる気が出ないなどシャッキリしない日はないでしょうか。例年、梅雨入り後にこのような不調を感じる方が多いと思いますが、湿度が高かったり、気温が異常に高かったり、低気圧がやってきたりすることで、本来穏やかな気候が特徴の5月にもだるさや疲労感を感じる方も多いようです。漢方医学では、栄養不足の『気血』が不足している状態や水分代謝が悪い『痰湿』がたまっている状態、自律神経が乱れている『気』の巡りが滞っている状態であるときに、気候の変化や低気圧にダウンしやすいとされています。そのため、今週は、『気血』を補い、『痰湿』を取り除き、『気』の巡りを促す食薬がおすすめです。また、疲労感がひどい時には、健康の基本である食事・運動・睡眠・呼吸などの見直しも同時に行うことが大切です。1年のなかでもバテバテになる時期といえば、これから夏に向けてだと思います。今の時期の気候の変動にダウンしていたのであれば、これから先が大変です。だるさ・疲労感を感じた日から生活習慣の見直しを強化していきましょう。ということで今週食べるとよい食薬は【ホタテとバジルのイタリアンオムレツ】です。そして、逆にNG行動は疲れたときにしたくなる休日の【寝だめ】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食薬:ホタテとバジルのイタリアンオムレツ】ホタテにはグリシンという良質な睡眠を得るために役立つアミノ酸が豊富に含まれています。また、ビタミンB群や脳疲労を和らげるプラズマローゲン、タンパク質、ミネラルが豊富に含まれていて『気血』を補います。そのため、睡眠不足と感じた時に食べたい代表的な食薬の1つとも言えます。また、香り高い食材は『気』の巡りを整え自律神経を整えるために役立つとされているため、たっぷりとバジルを入れてみましょう。そうすることで『痰湿』の除去にもつながります。また、アミノ酸スコア100の玉子で食材をまとめて、美味しく睡眠から疲労を軽減していきたいですね。<材料>玉子2個ホタテ4個バジル1つかみみりん・醤油各小さじ2<作り方>材料をよく混ぜ、クッキングシートを引いたフライパンで焼いて形を整えたら完成。NG行動【寝だめ】休日など自由に寝ても良い日には、いつもより2時間以上多く寝てしまうということはないでしょうか。そんな人には、睡眠負債があるといわれています。睡眠負債は、自分にとって適切な睡眠時間が確保できていない日が続くことによって、睡眠不足が慢性化した状態を表します。睡眠負債は、日中のパフォーマンスを下げてしまったり、あらゆる不調の原因となってしまうことがあります。睡眠は、貯金することができず、たまった負債は一度の寝だめで解消することはできません。例えば、40分の睡眠負債があった場合には、その返済に3週間もの時間がかかるともいわれています。寝だめで昼まで寝ていることは、その日の夜の睡眠の質の低下にもつながり、睡眠のリズムをさらに乱してしまいます。これを社会的時差ボケといいます。ですから、疲れていてもリズムを乱さないように、なるべく睡眠時間が通常に比べて2時間を超えないようにコントロールし、日ごろの睡眠のタイミングを見直していくことが根本的な疲れ対策となります。現代人にとって、睡眠の質の向上は永遠の課題といってもいいほど、睡眠の質を落としてしまうような出来事が身近にたくさん存在します。忙しいときには、時間を作るために睡眠時間を削る人がほとんどだと思いますが、実際は睡眠の質を上げ、日中のパフォーマンスを高めた方がタスク処理の効率的にも体にとってもプラスとなります。頭ではわかっていても、すぐに行動を改めることは難しい問題ですが、慢性的な疲れに悩む人は、日々の習慣から整えていきましょう。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Natalia Vetrova/Gettyimages©aire images/Gettyimages次ページ>>「疲労が取れないNG行動」まとめはコチラ文・大久保愛
2023年05月19日徳間書店から5月1日、メンタルをアップさせる著書『気がつくと自律神経が整う! メンタルアップ文字トレ』が発売されました。同書は、10万人以上の文字を診て指導してきた書学博士で筆跡カウンセラーの著者と、著者累計1,200万部の自律神経研究の第一人者である小林弘幸氏による文字トレドリルです。文字トレは1日10分のペースで行う事によりストレスが解消され、集中力や記憶力が高まるそう。気が付くと、自律神経が整うほか、免疫力のアップにもつながるとのこと。書面では、文字トレがなぜメンタルをアップさせるのかについても理論的に解説しています。疲労などから心身に影響を受けやすいこの時期、文字トレで自律神経を整えてみてはいかがでしょうか。■書籍概要書籍名:気がつくと自律神経が整う! メンタルアップ文字トレ著者:石﨑白龍/著小林弘幸/監修定価:1,650円発売:2023年5月1日(フォルサ)
2023年05月18日今の時期、新しい環境に適応しようとしてたまったストレスが爆発して、心身の不調を招いてしまうことがあります。今回は、五月病の症状とおすすめの対処法について、女医である筆者が詳しくお伝えしていきます。五月病の症状と見分け方五月病の症状には個人差がありますが、以下のようなものが挙げられます。・無気力感・睡眠障害・食欲不振・頭痛・イライラ・憂うつ感これらの症状が続く場合、五月病の可能性があります。五月病とは、実は医学的な病名ではありません(※1)。さまざまなストレスが原因で発症する適応障害やうつ病、あるいはそれらの予備軍状態を総称したものといえます。五月病の原因五月病の主な原因は、新しい環境や人間関係、仕事の負担などによるストレスなどが考えられます。また、春先の気圧の変化や気温の変動も、五月病を引き起こす要因となるでしょう。おすすめの対処法ここでは五月病の対処法を5つご紹介します。それぞれ具体的に見ていきましょう。1.休息をとる五月病の症状が現れたら、まずは十分な休息をとることが大切です。疲れがたまりすぎると、気分が落ち込む、イライラする、考えがまとまらない、不眠になる……など様々な症状が悪化することがあります。疲れをとるためには、まずは睡眠が大切。睡眠時間を確保することはもちろんですが、睡眠の質にもこだわってみてください。睡眠の質を上げるためには、光や音をできる限り遮断しましょう。睡眠中は真っ暗になるように、寝室のカーテンを遮光性能の高いものにしたり、電気製品のランプ部分に目張りをしたりするのもいいですね。騒音対策としては、遮音性の高いカーテンなども販売されています。難しい方は、アイマスクや耳栓といったアイテムを活用してみましょう。熟睡できるように、枕や寝具を調整するのもおすすめです。また、夕方以降はカフェインの摂取を避けましょう。睡眠時間は、7~8時間を目安として十分に確保してください。2.リラックスできる方法を見つけるストレスを軽減する方法を見つけることも重要です。仕事や人間関係のストレスなどを忘れてリラックスできる時間をつくってみましょう。リラックスできる趣味や音楽、アロマテラピーなど、自分に合った方法を探してみてください。3.適度な運動を行う適度な運動はストレスを軽減し、心身をリフレッシュさせることにつながります。運動をすると、ストレスホルモンが代謝される働きが高まり、ストレスホルモンによる体への悪影響が減るといわれています。散歩やジョギング、ヨガなど、無理のない範囲で運動して気持ちよく汗をかきましょう。4.人間関係や仕事の悩みを相談する人間関係や仕事の悩みが五月病の原因になることがあります。ひとりで抱え込まず、信頼できる友人や家族に相談することで、気持ちが楽になることも。また、職場の上司や産業医に業務の悩みを相談してみるのも、状況改善に役立つかもしれません。5.栄養バランスの良い食事をとる五月病の症状を緩和するためには、栄養バランスの良い食事をとることが大切です。ビタミンやミネラルを豊富に含む食品を摂取し、アルコールは控えてください。具体的には、次のようなビタミン・ミネラルを十分にとりましょう。・ビタミンB1…疲労回復・ビタミンB3(ナイアシン)…不安、不眠、緊張、注意力低下といった症状を緩和・カルシウム、マグネシウム…メンタルの安定と筋肉の正常な働きのため・ビタミンB6、葉酸…メンタルを安定させるセロトニンを体内で合成するため6.必要に応じて医師に相談する五月病の症状が重く、自身での対処が難しい場合は、専門家に相談することをおすすめします。医師による適切な診断と治療が、症状の改善につながります。まとめ五月病の予防や症状の改善のためには、休息をとる、リラックスする方法を見つける、適度に運動する、栄養バランスの良い食事をとるなどが役立ちます。メンタル悪化の初期症状は、意外と自分では気付きにくい場合も。五月病は、誰にでも症状が出る可能性があるものです。今回ご紹介した対処法を行っても症状が続くような場合は、早めに医師に相談することをおすすめします。【参考】※1 厚生労働省.こころの耳 5月「五月病」とのつきあい方©︎Ghislain & Marie David de Lossy/Westend61/AN Studio/Yagi Studio/gettyimagesママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の身体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は14万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年05月13日GWが明け、いつもの日常が戻ってきました。今週は積もり積もったタスク処理に追われ、ヘロヘロに疲れている人も多いでしょう。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によると、心身ともに疲れると自律神経やホルモンの分泌バランスが乱れ、婦人科系の不調が感じやすくなるのだそう。愛先生が月経痛が重くなりやすいNG行動と対処法を教えてくれます!最近、月経痛が酷くなっていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 213GW直後はストップしていたものが、いきなり動き始め、やることが山のように積みあがりますよね。息をつく間もない1週間だったという人は多いのではないでしょうか。そして、忙しいときに私たちが感じるのは、プレッシャーや集中力が続かないことなどの多大なるストレスではないでしょうか。また、それに加え日中やりきれなかったタスクの処理に追われ、睡眠時間が削られてしまうこともあると思います。その結果として、女性の場合には、月経痛やPMS、おりものの変化、月経不順など婦人科系の不調を感じる可能性が高まります。今回の月経痛はちょっと重かったなと感じている人も多いかもしれませんね。1か月の通信簿のようにして現れる月経痛ですが、もしもいつもよりひどいと感じてしまっていたとしたら、睡眠、ストレス、食事、姿勢、運動、入浴などの見直しをして、1つでも改善できるポイントを増やしていくことをお勧めします。ということで、今週はストレスや忙しさが極まり月経痛を強く感じてしまった人のための食薬習慣を紹介していきます。今週は、月経痛がひどいときの食薬習慣今週もお疲れさまでした。心身ともに疲れると女性のカラダにはさまざまな不調が現れてきます。男性と違い、1か月の中で女性ホルモンの分泌にリズムがあり、元気を保つためにはそのバランスを保つ必要がありますが、バランスの乱れが生じた場合には不調を感じやすくなってしまいます。女性ホルモンの分泌は、自律神経や血流、食事内容なども関わるため、忙しくなり何気ない毎日の生活をおろそかに扱ってしまうと、途端にカラダに不調として表れてしまいます。そのため、新年度で慌ただしかった4月、一息つくことができたGW、連休明けの激務と生活スタイルが翻弄されていた人は、婦人科系の不調を強く感じてしまう可能性があります。漢方ではこのことを自律神経が乱される『肝気鬱結』やそれによって血流も悪くなる『気滞血瘀』などと表現します。また、鉄欠乏ぎみである『肝血』が不足しがちな人は、より不調を感じる傾向にあります。そこで、今週は『肝血』を補い『肝気』を巡らせる食薬がおすすめです。食べるとよい食薬は、【アスパラの大葉肉巻き】です。そして、逆にNG行動は、骨盤のゆがみにつながり、血流を悪くしてしまう【足を組むこと】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食薬:アスパラの大葉肉巻き】ストレスが多い時は、ストレス解消に役立つ香り高い大葉が『肝気』を巡らせてくれます。また、元気の源である豚肉、代謝を高めるアスパラを組み合わせることで『気血』を補い、多方面からサポートしてくれます。心身ともに疲れてしまったときには、豚巻きを作ってみましょう。豚バラまきに大葉はすごくあいますよ。<材料>豚バラ200gアスパラ1束紫蘇10枚塩・胡椒お好みで<作り方>アスパラに、紫蘇、豚バラの順番で巻き、巻き上がったらアスパラを3等分にする。フライパンで両面焼いて塩と胡椒で味を整えたら完成。NG行動【足を組むこと】足を組むと当然お尻のどちらかに体重が乗りつづけることになるため、骨盤のゆがみに繋がります。その結果、骨盤内臓器が圧迫されたり、血流が滞ったり、腰痛を感じてしまうことがあります。骨盤周りの血行が良いことは、婦人科系を整えるために必要なことだと皆さんご存じだと思います。不調を感じる人は、全部完璧にすることは無理なので、1つでもNG行動を減らしていけるように努力してみてはいかがでしょうか。体調を整えるためには、カラダの中と外からの両方のアプローチが大切です。女性の不調は、酷い人の場合、月経痛、排卵通、PMSと1か月の間ほとんど何かしらの悩みを感じることもあります。快適な時間をどれだけ増やすことができるかどうかということには、自分の日常の生活習慣も少なからず影響するものです。見直すことができるポイントはないか、一度考えてみてはいかがでしょうか。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©dafunia arieda/Gettyimages©DjelicS/Gettyimages文・大久保愛
2023年05月12日メイクや日々の美容ルーティーン、マンネリ化していませんか?美容のモチベーションを上げたいときや、新しいメイクにチャレンジしたいときは『美容本』を読んでみて。そこで今回は、読むだけで美意識が上がる新刊美容本3冊をご紹介!女優のMEGUMIさん、美容家の神崎恵さんによる、キレイの秘訣が詰まった最新美容本をお届けします♡MEGUMI初の美容本!1000以上試したなかで本当に効いた美容法出典:株式会社ダイヤモンド社『キレイはこれでつくれます』著者:MEGUMI価格(税込):1,650円発売日:2023年4月19日発刊:ダイヤモンド社『キレイはこれでつくれます』は女優・タレントのMEGUMIさんによる初の美容本です。本書ではMEGUMIさんが試した1,000以上の美容法のなかから、本当に効いた86選を紹介!「芸能人」「一児の母」「妻」として、多忙な日々をおくるなかで実践できた《スキンケア・メイク・ボディ・ヘア・メンタルケア》の美容テクを完全網羅しています。プチプラでも効く美容アイテムの紹介など、お金をかけずにキレイになれるテクも満載♡キレイになって自信も自己肯定感も上げたい方におすすめですよ。出典:株式会社ダイヤモンド社朝のスキンケアルーティンも詳しく解説しています。美容家・神崎恵の最新本!美と人生に効く「71の心得」出典:株式会社 幻冬舎『美を育てる』著者:神崎恵価格(税込):1,760円発売日:2023年3月30日発刊:株式会社幻冬舎美容本の累計発行部数166万部*達成、Instagramのフォロワー数は約63万人*と、注目が止まらない美容家・神崎恵さん♡神崎恵さんの最新本『美を育てる』では、構想に2年かけて、美容家として得た知識、女性として経験してよかったこと、これからも続けていこうとしていることを綴っています。外見的な美だけではなく、内面やメンタル面を含めた11のタスク《肌・ボディ・骨・声・メイク・髪・睡眠・フェムケアとホルモンケア・表情・ストレス・意志と思考》に分けて、神崎流の美の育て方をレクチャー。年齢・性別問わず、健やかなキレイを目指したい方、心地良く生きていきたいと願っている方の心へ届けます。*2023年3月現在出典:株式会社 幻冬舎本書では「自分を育てる」ことをテーマに、美と人生に効く「71の心得」を伝授!内容の一部はこちらです。・スキンケアは「ひと手間」を惜しまない・自分の裸を好きになる・不平不満はポジティブボイスで・キレイの8割は髪で決まる・一日の計は朝にあると心得る・顔の表現力を鍛える・感じることを疎かにしない・境界線を引いて、自分を守る・自分の選択を正解にしていく・生きていく力を高める引用:美の指針として覚えておきたい、神崎語録が満載の一冊になっています。韓国美女になれる!人気メイクアップアーティストGeorgeが韓国メイクの秘密を伝授出典:株式会社主婦の友社『ALL韓国コスメでつくる 韓国メイクの秘密』著者:George価格(税込):1,760円発売日:2023年3月16日発刊:主婦の友社韓国マニアのメイクアップアーティスト・Georgeさんによる、韓国美女になれるメイク本が登場しました!ソウルメイクのスキンケアやメイクのプロセスから、韓国でホットな5エリアをテーマとしたメイクを徹底解説♡エリア別のヘアまで丁寧に解説しているので、憧れの韓国ヘアも学べます!韓国美女に近づくための、スキンケア・コスメ・ボディケア・インナービューティなどおすすめアイテムも網羅的に紹介。これから韓国メイクに挑戦したい方や、どの韓国コスメを買えばいいか分からない方にも、おすすめな一冊です。出典:株式会社主婦の友社韓国メイクの王道・ソウルメイクを、スキンケア、ベースメイク、カラーメイク、ヘアまでのプロセスを完全実況します。美容本の読書習慣で、知的にキレイになろう♡美容本は美意識を高められるだけでなく、気軽に読書習慣を取り入れることができます。トレンドの美容本で、自分だけの心地よい読書タイムを過ごしてみて♡
2023年05月01日中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によると、自律神経の乱れから心身に不調が出るもののひとつに、肩こりが挙げられるそう。そして、今の時期はその肩こりが酷くなる人が多いとか。愛先生が対処法と、逆に肩こりが悪化するNG行動を教えてくれます!最近、肩こりが酷くなっていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 210夏のような季節外れの暑さや日差しの強い日が続いたエリアもありましたね。そして、1日の中で気温差が10度以上にもなる日もあり、カラダに負担がかかる気候だったと思います。ただ、そんなエリアも少しずつ寒さが逆戻りすると予報されています。これもまた負担となりますが、さらにこの時期特有の花粉や黄砂、強風、連休前の忙しさ、人間関係の変化によるストレスなどの環境的な変化が加わり、自律神経も大荒れとなってしまうこともあるかもしれません。肩こり、頭痛、不眠、冷え、頻尿など病気とは言えないさまざまな不調がでてくることもありますよね。最近、寝つきが悪く、寝たと思ったら何回もトイレで起きてしまい、ぐっすり眠れず疲れが取れなかったり、イライラして歯ぎしりや食いしばりをしたりと心身ともに休まらないということはないでしょうか。ということで、今週は自律神経を乱す原因がたくさん存在する今の時期の肩こりを軽減する食薬習慣を紹介していきます。今週は、自律神経と血流を整え肩こりを軽減する食薬習慣生活環境も自然環境も目まぐるしく変化を重ね、変化に弱い私たちは、心とカラダの余裕がなくなってきていることがあるかもしれません。カラダには、恒常性といって外界に変化があってもカラダを一定の状態に保とうとする機能が備わっています。そのため、周囲の目まぐるしい変化は、私たちの自律神経を乱します。漢方では、このことを『肝気鬱結』といいます。また、春は1年のなかでも『肝』の働きにダメージを受けやすく、『肝気鬱結』が生じやすい季節ともいわれています。そして、『肝気鬱結』が悪化することで『瘀血』という血行不良の状態が起りやすいと考えられています。そのため、もともと肩こりや頭痛を感じていた人は、コリの悪化を感じてしまうかもしれません。また、良質な睡眠は自律神経を整えるためにも大切な働きを担っていますが、そもそも自律神経が乱れていることによって睡眠の質が低下させてしまいます。その結果、春の自律神経の乱れは負のスパイラルに陥りやすく、心とカラダが健全な状態を取り戻すためには時間がかかってしまうこともありそうです。そこで、今週は『肝気』と『血』の巡りを促す食薬をとりいれましょう。また、自律神経を乱し、睡眠の質を低下させるカフェインが入った飲みものを遅い時間に摂取することを控えることが意識すべき点です。ということで、今週食べるとよい食薬は、【玉ねぎカレー】です。逆にNG行動は睡眠の質を低下させる【おやつの時間以降のコーヒー】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食薬:タマネギカレー】無駄をすべて省いた超簡単カレーです。香り高く『肝気』と『血』の巡りを改善する玉ねぎとスパイスの組み合わせが肩こりや頭痛などの不調をやわらげてくれます。また、鶏ひき肉もたっぷりで、自律神経を整えるために必要な脳の神経伝達物質の材料となる鉄やタンパク質、ビタミンB群の摂取もできます。さらに、カレールーではなく、カレーパウダーを使うことで『気血』の巡の不調につながる余分な脂質や小麦粉などの摂取も控えることができます。シンプルな食材だけの組み合わせで簡単にできるので、自律神経の乱れや血流の悪さを感じている人は、ぜひお試しください。レシピはこちらです。<材料>Aみじん切りタマネギ1個鶏ひき肉150gニンニク1片オートミール大さじ2トマト2個(なくても良い)水 500mlB味噌大さじ2カレーパウダー大さじ1.5醤油お好み<作り方>タマネギとひき肉とニンニクを炒めて、Aの材料をすべて入れて10分くらい煮込み、Bを加え味を整え完成。仕上げにブラックペッパーをかけても美味しいです。NG行動【おやつの時間以降のコーヒー】ランチの後、午後の仕事は集中力がもたなかったり、眠くなったりすることで、コーヒーを飲むタイミングが増えることもあるかもしれません。ただ、夜中にトイレで起きてしまったり、睡眠の質が低下しているようなときには、おやつの時間以降からの飲み物の内容を見直すほうが良い場合もあります。睡眠時の不快感に関しては、寝る直前の飲食物や生活スタイルなどが影響しているように感じられますが、覚醒や利尿に働くカフェインの摂取は夕方くらいから注意してみたほうがよさそうです。というのも、カフェインによる影響は個人差が非常に大きく、半減期も2~8時間と幅があるからです。寝つきが悪く、夜中にトイレで起きてしまう人は、おやつの時間以降のカフェイン摂取の内容を見直してみましょう。毎日何かに追われるように過ごし、気絶するように寝て、それでも夜中に起きてしまい、疲れやストレスも日に日に蓄積されてしまう人は、食べるとよいものや食べないようにするもの、そしてタイミングなどにも目を向けて、カラダの中から自律神経を整えるように食事を整えてみましょう。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田で薬草を採りながら育ち、漢方や薬膳に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・美容を学び、日本人初の国際中医美容師を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、未病を治す専門家として活躍。年間2000人以上の漢方相談に応えてきた実績をもとにAIを活用したオンライン漢方・食薬相談システム『クラウドサロン』の開発運営や『食薬アドバイザー』資格養成、食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」シリーズの展開などを行う。著書『心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破のベストセラーに。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『食薬事典(KADOKAWA)』、「食薬ごはん便利帖(世界文化社)」、「組み合わせ食薬(WAVE出版)」、「食薬スープ(PHP)」など著書多数。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Takao/Gettyimages©Willie B. Thomas/Gettyimages文・大久保愛
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