間質性肺炎(かんしつせいはいえん)の治療のため5月12日から一時休養していたお笑いコンビ・メッセンジャーのあいはら(本名:會原雅一/50)が、あす3日より仕事復帰することがわかった。2日、所属する吉本興業が発表した。あいはらは、5月上旬に体調不良を訴え、大阪市内の病院で検査を受けたところ、「間質性肺炎」との診断を受け、入院して治療に専念。なお、2回受けた新型コロナウイルスの PCR検査はともに陰性だった。そして、入院先の病院の医療スタッフの献身的な治療により快復、5月29日に退院。その後の経過も順調で、担当医師より仕事に復帰してよいとの許可が下りたという。復帰最初の仕事は、本人のyoutubeチャンネルの収録で、3日18時から配信予定。退院後、最初の肉声出演となる。4日以降、テレビやラジオ番組にも本格的に復帰する。あいはらは「ご心配をおかけしてすみません。思っていたより早く仕事に戻ることができて大変うれしく思っています。無理せず頑張りますのでよろしくお願いします」とコメントしている。
2020年06月02日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第15回は、仕事と家事、育児の両立に悩みがちな共働き家庭のママのエピソード3つをご紹介します。1.「何ごともホドホドにやる」ママ【ママライフばんざい!】vol. 15お子さんがいる家庭のママは、専業主婦の方もいれば、兼業主婦の方もいて、いろいろな環境のご夫婦がいらっしゃいますよね。そのなかでも、今回は「共働き家庭」のママにスポットを当て、どのようにうまく家庭をまわしているのか、実際にお聞きした声を3つお届けします。出産する前からバリバリと働いていたAさんは、産休はしっかり休んでいたものの、育休もそこそこに仕事復帰して共働きしているママです。そんなAさんは、当初、仕事と育児の両立が思いのほか大変だったそうですが、ある時期から考え方を変えたと言います。それは、「何ごともホドホドにやる」ということ。ただでさえ初めての育児で必死になりがちなところ、しばらくしていなかった仕事に復帰することも重なって、最初の頃はかなりてんてこまいになっていたそう。ですが、何でも頑張ろうとしてしまうAさんの疲弊していく姿をそばで見ていたご主人が、「無理をしないで」と心配するようになったのだとか。そのうち、「ひとりでなんでもやりきるのは無理だと悟った」と言うAさんは、たとえば毎日やっていた洗濯の回数を減らしたり、家の掃除をするのもできるときにできることをするという方向に切り替えたりしました。すると、忙しいのは相変わらずとはいえ、「ちょっと気持ちがラクになった」のだそうです。初めてのことだらけだと、知らない間に肩に力が入りがちですが、そんなときこそ“ホドホド”にできるといいですよね。2.「持ちつ持たれつ精神を忘れない」ママ小学生のお子さんと、保育園に通うお子さんのふたりのママであるBさん。上のお子さんが小さいときは、仕事と家庭の両立をすることに悩んだことも多かったそうですが、そのおかげで「鍛えられた」と言います。以前は、「子どもを保育園に預けてまで働くなんて……」と、お子さんを保育園や学童保育に預けることに罪悪感があったのだとか。そんな状況で働いているなかで、Bさんは、理解のある職場に助けられたと思うことが何度かあったそうで、「自分だけが大変だと思いがちだった」と振り返ります。子どもが怪我をした、体調不良になったなど、家庭の事情で急に休むこともあったBさん。その状況は世の中の共働きママが経験したことのあるものとはいえ、理解のある職場かそうでないかという環境によって、仕事を続けるか続けないかという決断に至るママもたくさんいます。そんななか、Bさんは周囲にフォローしてくれる人が多いことで「世の中はやっぱり持ちつ持たれつ」と実感し、その後両立に慣れてきてからは周りのサポートなどをすすんで行い、より仕事をがんばろうと思うようになったのだとか。Bさんのように、育児と家事と仕事の両立に悩むママもたくさんいるかと思いますが、周りの人たちのおかげだという気持ちを忘れずに、そのときにできる精一杯のことができるといいですよね。3.「どんどんサポートを取り入れる」ママもともとアクティブで、趣味の知り合いも多いというCさんは、結婚してからも夫婦でスポーツを楽しんだり、仲間とバーベキューに行ったりするなどして過ごしていました。お子さんができてからはあまり外出する機会は少なくなったそうですが、ママ友も多いCさんは、いろいろな情報を交換することもあるそうです。ご主人も忙しく、ほぼ育児と家事をひとりでこなさないといけないワンオペ状態だったCさんですが、ママ友などからの情報もあって、「どんどんサポートを取り入れてなんとかなっている」と言います。ご主人も多忙のため、利用できるサービスは使っていいと言っているのだとか。Cさんもご主人も忙しく、なかなか家の掃除にまで手がまわらないようなときは、ママ友から聞いた情報を活用し、家の掃除をしてくれるプロに頼むこともあったそうです。ご飯を作るのが難しいときも、食材や加工食品を配達してくれるサービスに頼むなどして、なんとか家事と育児と仕事を乗り切りました。共働きのママも、専業主婦のママも、大変なときはいろいろと工夫をしながら、乗り越えていけるといいですよね。いつかママになる人も、いままさに育児中の人も、すてきなママライフを送ってください。©LightFieldStudios/Gettyimages©SDI Productions/Gettyimages©andresr/Gettyimages
2020年05月24日在宅ワークが推奨されるこの頃。自宅でどのように仕事をする場所を確保すればよいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は部屋にすでに「書斎」のあるお部屋、そして郊外で書斎を持つことのできるお部屋についてご紹介します。 デスクや書斎のあるお部屋【上野】ライト・棚付きのデスクがあなたの集中スペース(ワンルーム/25.39㎡/14.2万円)上野駅から徒歩14分、根津駅からは徒歩9分という場所にあるワンルームのお部屋。ワンルームですがロフトもあるので、寝食しっかり分けることができますね。床には無垢材も使われていますよ。 ロフトの下には、しっかり書斎に使えるデスクが備え付けられています。棚もついているので、本や書類などの整理にも便利です。 ロフト部分は寝室に。高さは少し低め。窓があるので換気も十分できそうです。 広さ5畳ほどの防音室もついているのも珍しい。プロジェクターを買って映画鑑賞スペースにするなんていうのもアリですね。 この部屋の詳細を見る【高津】仕事がいっそうはかどる、静かなお部屋(1DK/30.6㎡/8.5万円)南西向きの大きな窓から明るい陽射しが差し込む1DKのお部屋です。 ウォークインクローゼットのほかに、オープンクローゼットとして活用できる棚があります。下板をデスクとして活用するのもアリ!奥行きもしっかりありますよ。 DK部分にはダイニングテーブルを置くといいですね。キッチンはシンクも広く、2口コンロにグリル付き。おこもり生活にはもってこいです。 周辺は静かな住宅街が広がっているので、仕事もいっそうはかどりそうです。 この部屋の詳細を見る【東向島】一人こもって仕事をしたい方に(2LDK/82.92㎡/24.4万円)こちらはgoodroomのオリジナルリノベーション「TOMOS」でデザインされたお部屋です。2LDK、17.7畳のリビングもあり広々としています。二人暮らしをする方にぴったりです。 キッチン奥には収納スペース兼、書斎スペースがあります。簡易デスクもあり木の素材が温かみがあって良いですね。お気に入りの椅子を置いて、すぐにデスクワークが始めれます。 キッチンはTOMOSのデザインとしては珍しい、黒で統一してシックに。部屋の壁紙の色合いともマッチしていて大人っぽい印象がお好きな方におすすめです。 2部屋あるうち、7.5畳あるお部屋は淡いグレーの壁紙が。ダブルベッドも難なく置けそう。収納スペースも広いので、荷物が多い方でも安心。 この部屋の詳細を見る【百合ヶ丘】一人暮らし。窓辺で仕事、しませんか(ワンルーム/16.5㎡/6.2万円)こちらもTOMOS仕様のお部屋。コンパクトなワンルームタイプの間取りです。 部屋の中には出窓がありました。少し高さのある椅子を置けば、さっそくお仕事ができそう。太陽光の明るさのある窓辺で仕事ができるって、オフィスでもなかなか難しいかも。 窓下にはコンセントも。充電コードを延ばさなくて良いのは、うれしい…! キッチン側の壁は、このように有孔ボードが設置されています。棚を自由に設置したり、フックをかけて洋服や帽子、カバンをかけたり。あなた色にどんどんアレンジしていってください。 この部屋の詳細を見るちょっと郊外。2LDKの間取りで自分で「書斎」を持つここからは番外編。デスクはついていないけれど、ちょっと郊外に出て一人暮らしの価格帯の家賃で、2LDKのお部屋を選ぶ提案です。そうすることで、2部屋個室のあるうち、1つを寝室、もう一つを書斎にする、という新しい選択ができます。この機会にぜひ、そんな暮らし方も検討してみませんか。 【千葉寺】日の光を浴びながら(2LDK/50.09㎡/8.9万円)10.2畳あるリビングと、2部屋の個室のある2LDKのお部屋。ベランダ側のお部屋と、玄関側にもう一室。日の光を浴びながら仕事をしたいなら、ベランダ側のお部屋が書斎、ですかね。 5.2畳の広さがあるので、大き目の机も置けそう。観葉植物などで緑豊かにしても気持ちがよさそうです。 近隣も落ち着いた印象です。都心に出なくても仕事ができる時代だからこそ、できる選択ですね。 この部屋の詳細を見る【川口元郷】二人が働くスペースも、難なくできる(2LDK/59.45㎡/9.8万円)最後は洋室2部屋がどちらも大きな窓がついている、こちらのお部屋。リビングと続く方を書斎にするイメージですね。窓からグリーンが臨めるのも気持ちよさそう! 後ろを振り返ると、11畳あるLDKスペースへとつながっていきます。 寝室側のお部屋には、広めのクローゼットも。二人暮らしも、一人暮らしでも。賃料をおさえて、よりインテリアなどにお金をかけるという選択もアリですよね。 この部屋の詳細を見る 掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。 *出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2020年05月11日新型コロナウイルス感染症の影響で自宅から仕事をする人が増えています。そして大好きな飼い主さんが一日中家にいることが、嬉しくて仕方ないペットが多いようです。オーストラリア・シドニーに住むジェシー・ロビンソンさんもテレワークを始めました。すると愛猫のラグドール『パーシー』が大喜び!一日中ジェシーさんに『かまって攻撃』を仕掛けてくるようになったのです。今では彼女が仕事を始めるとすぐに、パーシーはある場所に来るのだとか。その様子がこちらです。 この投稿をInstagramで見る Percy The Ragdoll(@percy.the.ragdoll)がシェアした投稿 - 2020年 4月月2日午後3時14分PDT「僕もお仕事を手伝うニャ」なんとかしてジェシーさんの気を引こうとするパーシー。邪魔だけど…かわいい!!海外メディア『The Dodo』によると、パーシーは1日のうち半分の時間はこうしてジェシーさんにかまってもらおうとして、残りの時間は寝ているといいます。 この投稿をInstagramで見る Percy The Ragdoll(@percy.the.ragdoll)がシェアした投稿 - 2020年 1月月27日午後5時28分PSTペットにしてみれば普段はいない飼い主さんがずっと家にいるのですから、一緒に遊びたくて仕方ないのでしょう。テレワークによってペットと過ごす時間が増えたおかげで、ペットがより懐いてくれるようになったという話も聞きます。仕事を邪魔されて困る時もあるかもしれませんが、きっとこの貴重な機会にかわいいペットへの愛情もより深まることでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年04月27日2020年4月現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、多くの企業が在宅勤務に切り替えています。いざ自宅で仕事をしてみると「仕事がはかどらない」「通勤して働くより疲れる」という人もいるそうです。そんな中、くゑ(@ku_wye)さんの描いた漫画が話題となっています。テレワークを始めた妻にアドバイスする在宅ワーカー夫(2/2) #創作夫婦マンガ #在宅ワーク pic.twitter.com/TpfQNjEQW3 — くゑ (@ku_wye) April 18, 2020 在宅ワーカーの夫によるアドバイスをおさらいすると…。1.仕事をする場所と休憩する場所を分けてメリハリを付ける。2.起床後、一連の決まった動作をする。3.時々席を立ち、身体を動かしてリフレッシュ。4.可能な範囲で動植物を育てる。5.程よくリラックスできる方法を見つける。6.好きなものを摂取したり語ったりするとメンタルが回復する。さまざまな工夫をこらすことで、メリハリを付け、集中力を高めているのですね。夫のように、通勤しなくなった分、運動量が減っているので筋トレやラジオ体操などをルーティンに加えてもいいかもしれません。そのほかにも、たくさんのコメントが寄せられました。・私も最近、在宅勤務になりましたが、これらを全部やってます。・大変参考になります!・早速、今日から取り入れました。私もルーティンは筋トレです!・内容も素晴らしいですが、この夫婦、仲がよくて癒される~。働く環境が変わると仕事のリズムが崩れてしまいがちですが、さまざまなアドバイスを取り入れながら自分に合った働き方を見つけていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月22日3月31日(火)放送のNHK総合「プロフェッショナル 仕事の流儀」では、東京ディズニーリゾートを裏側で支える、知られざるプロフェッショナルたちに密着する(パークは現在休園中)。今回のタイトルは、「プロフェッショナル 仕事の流儀“夢と魔法の王国”スペシャル ~知られざる、魔法のヒミツ~」。遊びに来る無数のゲストが日常を忘れ、ひとときの夢に浸っている東京ディズニーリゾートの表ではなく、その裏でパークを24時間体制で守っている、約2万人以上のキャストに着目。<魔法のヒミツ>の秘密を探るため、2か月間に渡って夢と魔法の王国の舞台裏に密着した。東京ディズニーリゾートとしては例のない、長期密着のロケだけに、貴重な映像や情報も多そう。ロケは12月~1月に行われ、2月に数日、ピンポイントで追撮も。番組側は、「休園中の今、放送しなくても…という声もありましたが、世の中が重苦しい空気に覆われている今だからこそ、誰かを笑顔にするために働くプロの姿を予定通りお伝えしたいと考えました」とコメント。東京ディズニーリゾートで働く知られざるプロフェッショナルたちの流儀、そして夢と魔法の秘密とは!?プロフェッショナル 仕事の流儀「“夢の国”スペシャル 知られざる、魔法の秘密」は3月31日(火)22時30分~、NHK総合で放送。※放送日時は予告なく変更になる場合がございます。※取材時の状況に基づいて記事化しています。ショー内容など、異なる場合もあります。また、紹介したイベント、メニューなど、すべての情報は予告なく変更になる場合があります。詳細は公式サイトを参照ください。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2020年03月31日テレワーク/リモートワーク(在宅勤務)を余儀なくされる30代既婚男性が、その実態を紹介します。幼い子どもがいる場合、結局仕事はいつできるかというと…。anan編集部30代IT既婚男子(子持ち!)のリアルなテレワーク!――今回テレワークの状況を教えてくれたのは、IT系の会社を立ち上げた男性です。昨年お子さんが生まれ、妻が育休中。ご自分を含めた会社のスタッフたちとともに、テレワークに突入しました。コロナウイルスの影響でテレワーク(在宅勤務)を導入する企業が増えました。実際、私もテレワークを行うことになりましたが、やっぱりいつも会社で働くのと同じようにはいきません。我が家には1歳の子どもと育児休業中の妻がいます。ありがたいことに「テレワーク中は、仕事に専念できるように日中は声をかけないようにするよ」と妻は言ってくれました。ですが、子どもは私がいると遊んでもらえると思っているようで、書斎に入って来たり、抱っこしてくれと両手を広げたり、さまざまな攻撃をしてきます。私自身がそれを無視できないので、つい応じて仕事が中断してしまう。そんな状況が続いています。――無理無理。幼い子どもを締め出すなんて無理ですし、仕事を延ばすことも無理。しんどい心のうちが見えるようです。中断した業務を取り戻すために結局、長時間労働にもちろん、そんな状況では仕事も進みません。業務が中断されてしまうので、時間のかかる作業は子どもが寝る時間まで後回しにせざるを得ない状況になっています。その遅れたぶんを取り戻そうとすると、睡眠時間を削ることになってしまう。他のスタッフも同様で、特に小学校低学年の子どもがいるシングルマザーの女性は大変そうにしています。学校が休みのため、子どもを見ながらだと業務が思ったように進まないようです。お昼ご飯を作って、食べさせて、食器を洗って、その上で仕事して。業務の進捗を音声通話サービスなどで細かく共有するようにしているのですが、子どもの生活に合わせると、かけても繋がらない。『ちょっと30分後にかけ直します』みたいなことが頻繁にあります。――ワンオペで小学校低学年の子どもがいるという過酷な状況だと、テレワークをせざるを得ないですが、仕事が少なくなるわけではない。いつまで続くのか、体力&我慢勝負ですね。テレワークは事前準備と業務量の再調整が必要前もって業務を調整しておける状況だったら、今のような状態にはなっていなかったかもしれません。ですが、突然こういった状態になってしまったため、日中進められないぶんは深夜に行うなどあまり良くない環境になっています。一方で、メリットも実感しています。妻は、いつも子どもと2人きりで大人と会話できないことや、自分のペースで家事を進められないことがツラいと言っていました。最近は私の業務がひと段楽したタイミングで妻と会話をするようにしているせいか、妻の顔色がよくなりました。現在は睡眠時間が短くなるなどのしわ寄せが出ていますが、そういった業務量が関係するところは調整可能な部分です。それよりも、テレワークにすることで家族の笑顔が増えるならば、仕組みを整えてしっかり取り組んでいきたいなと思っています。――さすがです。前向き。ツラいことは分け合って!この男性のように、今回をテレワークのテストパターンと考える経営者が多いようです。かなり乱暴ではありますが、強制的な「働き方改革」へのシフトになるのかも。実際に体験することで、どうすれば在宅勤務が可能になるのかが見えてくるのかもしれません。©Eva Katalin Kondoros/Gettyimages©Geber86/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages
2020年03月25日「19年ぶりに仕事を再開したとき、頭では、20代のころの仕事ができる自分のイメージでしたが、実際は“覚えられない”ことも多くて。でも主婦の経験で培った対応力、忍耐力が、今では仕事にとても役立っています」都内に住む山内洋子さん(50)は、25歳で結婚し3人の子どもを出産。専業主婦をしていたが、いちばん下の子が中学校に入ったのを機に、再び働きだした。長年の“ブランク”をどう乗り越えて、今の仕事に出合ったのか。また再び働き始めるときに感じた不安を、本誌に語ってくれた。結婚前は、広告制作会社で働いていた山内さん。27歳で長男を出産後、1年間の育休を取った後、職場復帰。その後2年間は正社員として頑張ったが、次男の妊娠とともに離職し専業主婦に。36歳で末っ子を出産した。「インターネットやタウンワークで探しました。第1志望は事務職でした。インターネットでのWEBエントリーは、応募フォームに入力して、ポチッとすれば終了。でも、選考に落ちると返事すらなくて、ショックでした」(山内さん・以下同)自宅から近く、勤務時間が9時から17時という条件で探した。面接には保護者会用の服で臨んだという。「白いシャツにカーディガン、パンツ、ローヒールのパンプスで、清潔感を心がけました」自己PRも、ことさら“頑張る”ことはしなかった。「『バリバリ働きます!』というより、『あなたの色に染まります』という感じ(笑)。『求められていることをしっかりやります』と。それで受かったのが今の会社です」自宅から歩いて10分。就業時間は9時から17時30分で、週に5日。仕事内容はサービスセンターでの事務で、PC入力と電話応対がおもな業務だ。こうして再開した19年ぶりの仕事。いざ働き始めてみると、戸惑うことが多かった。「まず、オフィスのどこに事務用品が置いてあるのか、ということからわからない。一度では覚えられない仕事も多いのに、メモを取り忘れて焦ったことも。『すいません。もう一回教えてください』と聞くのは、勇気がいりました。上司が自分より年下というのも、なかなか慣れなくて。専業主婦ってなんだかんだいっても、“一国一城のあるじ”ですよね。それがいちばん下のペーペーに“転落”する(笑)。家庭では何でも自己判断でOKだけど、職場では“報告・連絡・相談”をしないといけませんし」一方、仕事を再開してみて感じた自信もあった。「主婦として母として生きてきた時間に身につけた力は、仕事にも生かせるんだって。たとえば、顧客からのどんな電話にも、動揺せず対応できる力。私の場合、子どもが3人いるから、それぞれのママ友がいます。毎日のように、いろんな価値観のママ友たちと顔を合わせて交流してきたことで、培われた力なんだと思います」子育てするうちに育まれた忍耐力もある。「子どもって『何で、できないの』って叱るより、できるまで待ってあげたほうが、できるようになったりしますもんね」家事全般をこなしながら磨かれたのは逆算する力。「主婦って、その日にやらなきゃいけない家事を頭の中でシュミレーションしますよね。“○時までには終わらせたい”というところから、全部を効率よく片付けられるように逆算して考える。これって仕事も同じだったんです」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月15日2020年が始まりました! いまの上司が苦手で休み明けが憂うつ~なあなた、上司の異動を願うよりも、簡単な処世術を身に着けたほうが仕事が楽しく前向きになるかもしれません。日頃から多くの働く女性を指南している朝倉千恵子さんに、上司のタイプ別に褒められる、認められる方法を教えていただきました!文・椎原茜褒めてくれない…こんなタイプの上司にはどうする?部下を褒めない、認めない上司とひと口に言っても、いろいろなタイプの上司がいて、それぞれ理由は異なります。そこで朝倉さんに、典型的な上司のタイプを「仕事がデキる上司」「無頓着な上司」「クールな上司」「威圧的な上司」の4タイプにしぼり、それぞれの上司に褒められるコツを教えてもらいました。「仕事がデキる上司」に褒められるには?よくある悩み「上司自身の基準が高く、成果を出しても褒めてくれない…」仕事がデキる上司からは、その高い期待値を上回ってはじめて褒められます。まずは上司がどれくらいのレベルを求めているのか把握する必要があります。わからなければ聞いてみればいいのです。「この仕事に対して、さんはどれくらいのレベルを求めていらっしゃいますか?」と。上司は、部下の足を引っぱろうとして褒めていないわけではありません。部下を鍛えようとしているだけ、求めるレベルまで引き上げようとしてくれているだけです。その上司の求めるレベルがわかれば、それに向けて頑張ることができるので、たとえ褒められなくても希望が生まれます。また、意欲的な姿勢を見せることは、プラス材料に成り得ます。「頑張っているな」と認められる大きなポイントにつながるはずです。参考に、仕事を受けるときに確認すべき8項目をご紹介します。このすべての項目を上司に確認してみましょう。仕事を受けるときに確認すべき8項目「仕事の内容は何なのか」(内容)「何のためにするのか」(目的)「いつからやればいいのか」(優先順位)「いつまでにやればいいのか」(納期)「どうやってやればいいのか」(手段・方法)「どのくらいのできばえが求められているのか」(品質)「いくらでやればいいのか・いくらかかるのか」(コスト)「何人でやればいいのか」(人員・人数)「無頓着上司」に褒められるには?よくある悩み「褒めてほしいという気持ちに鈍感なのか、褒めてくれない…」無頓着がゆえに、「褒めるポイント」に気づかない人もいます。そういう人には、自分から言ってみればいいのです。「部長、こういうとき褒めてくれると嬉しいんですけど」「こういうときに褒めてくれると、部下はやる気になると思うんですけどいかがでしょうか?」など。きっと上司は「あ、そうなの!? ごめんごめん!」と言って褒めてくれるでしょう。「クールな上司」に褒められるには?よくある悩み「普段から感情を表にあまり出さないタイプ。人を褒めたことないんじゃ…?」心の中では気づいており、内心では褒める気持ちがあっても、形に出すことが苦手な人がいます。おそらく、顔にはちょっと出ているはずです。「今回の仕事はさんの心に沿いましたか? 喜んでもらえる結果になりましたか?」と聞いてみてください。きっと、「はい」と答えてくれます。そうしたら、「ありがとうございます。これからも期待に沿えるように精進していきます」と伝えてください。きっと上司は『シャイな自分の気持ちに気づいてくれた』という点も含めて、心の中ではジャンプして喜んでいますよ。「威圧的上司」に褒められるには?よくある悩み「いつも威圧的で、褒めるなんてそぶりをまったく見せない」“俺さま”タイプの上司はやっぱり今も昔もいます。「俺がやったから。俺が指示したから。俺が指導したから」と、成果結果も自分の手柄としてしまいます。いくら世の中でパワハラが批判されても、こういうタイプの上司はなかなか変わることはありません。上司が変わることを期待するのではなく、部下であるあなたが賢くなって、威圧的な上司を手のひらに乗せるくらいの気持ちで接したほうがよいでしょう。この手の上司には、質問話法を使い、小さなYESを積み重ねて自分の主張を伝える方法をおすすめします。自分「一つお願いしてもよろしいですか?」上司「いいよ」自分「少しお時間いただいてもよろしいですか?」上司「いいよ」自分「耳の痛いお話かもしれませんが、ご報告させていただけますか?」上司「いいよ」自分「この仕事は〇人の人たちの力が結集してできたものです。そのプロセスをご報告させていただいてよろしいですか?」上司「いいよ」このように階段を上るようにして、相手の小さなYESを積み重ねたうえで自分の主張を伝えると、威圧的な上司もだんだん怒りきれなくなってきます。なぜなら、何度も「いいよ」と言ってしまっているからです。褒められるまではいかずとも、認めざるを得ないところまで自然に導けるはず。承諾を得るのが難しい相手にはとても有効な会話術です。–自分の上司に近いタイプは、どのタイプでしたか? 近いタイプの対策をヒントにして、自分の評価を上げ、上司に認めてもらいましょう!Information朝倉千恵子(あさくら・ちえこ)さん 株式会社新規開拓 代表取締役社長。働く女性の地位向上と真の自立支援を目指した、女性のための仕事塾TSL「トップセールスレディ育成塾」を主宰。©fizkes/Gettyimages©PeopleImages/Gettyimages©JackF/Gettyimages©Fotosearch/Gettyimages©fizkes/Gettyimages
2020年01月05日映画業界で働く人にとっても、実は知らないことだらけの映画業界のお仕事。そんな映画界の“中の人”の姿を紹介する「映画お仕事図鑑」。連載第2回にご登場いただくのは、映画館で、TVで、スマホで、交通広告で…いまや誰もが日常的に目にする映画の予告編を制作する会社「バカ・ザ・バッカ」でディレクターとして活躍する土子智美さんです。みなさん、普段、何気なく見ている予告編を「どうせ映画の本編映像をつなぎ合わせただけでしょ?」と思っていませんか? 予告編、そこには映画監督やスタッフ、宣伝チームの作品への熱い思いを背負い、それを数十秒の映像に凝縮するディレクターの職人技と映画への愛情が!専門学校時代のインターン体験で知った予告編の奥深さ!――そもそも土子さんが映画業界に足を踏み入れたきっかけから教えてください。地元の茨城大学の教育学部に通っていたんですが、一方でずっと映画の仕事をしたくて悩んでたんです。それでも教師になって地元で就職するんだろうなぁと思ってたんですが、どっちもやりたくなって悩んで…悩むくらいなら一度、やってみようと2年間、専門学校に行くことにしたんです。とはいえ、それをなかなか親に言えなかったんですが(苦笑)、運よく、おじの一家が東京に住んでいて「それならうちに住んで通えばいいよ」と言ってもらえて、学費は自分の貯金を崩して、大学卒業後に2年間の映画専門学校に通ったんです。――映画業界の中で特にどんな仕事に携わりたいと思っていたんですか?最初は「これ」というものもなく、本当に漠然と「映画がやりたい」って気持ちだけだったんですよね。専門学校で映画を撮ったり、いろんなことを楽しんでいて、もともと国語科だったこともあって、書いたりするのは得意で、なんとなく「作る側」になりたいなとは思っていたんですが…。実は、弊社の池ノ辺(直子/代表取締役社長)と地元が同じで、私が通っていた大学に、地元出身の人間の著書ということで、池ノ辺が書いた本が山積みになっていて、それを読んで「こんな仕事があるんだ!」と予告編制作の仕事を初めて知ったんですよね。専門学校に通い始めて1年半ぐらいした時に、ちょうどこの会社がインターンを募集していまして、それですぐに募集して、面接をしてもらい、半年ほどインターンとして採用してもらったんです。働いてみたら、この仕事が面白くてたまらなかったんですよね。自分に合っていたんでしょうね。予告編の制作って「作ること」+「宣伝」の要素が入っている特殊な業界なので、それが楽しくて。そのままこの会社に入社して、もう13年ほどになります。デザインからキャッチコピーの創作まで! 予告編づくりには映画制作と宣伝の全てが詰まっている――「バカ・ザ・バッカ」さんは基本的に映画の予告編制作会社ということですが、他にも映像に関わる仕事をされていると伺いました。私は会社の中でもわりと特殊な方で、もともと趣味が多くて、ミュージカルや音楽、ドラマも大好きなんですけど、それを口に出して言ってたら仕事をいただけるようになったんですよね。ミュージカルやドラマのプロモーション映像や制作会見の映像の編集、ミュージシャンの事務所さんやレコード会社さんから、ライブ映画の予告編のお話をいただいたりして、映画以外の仕事もさせていただいてます。そんなことまでこの会社でできるとは思ってもなかったのでありがたいですね。――具体的に入社されてからここまでのお仕事について教えてください。最初はアシスタントでした。基本、うちの会社はディレクターがそれぞれ作品を担当するのですが、そのディレクターの下にアシスタントがついて、仕事を学んでいくという体制で、1から仕事を覚えていくという感じでした。予告編の仕事って映像を編集してつなぎ合わせたものというイメージがあるかもしれませんが(笑)、もちろんそれだけじゃないんですよね。私自身、この会社に入ってから知って驚いたんですが、予告編のタイトルワークのデザインなどもこちらがやらないといけないんですよ。――ディレクターさんのクリエイティビティが求められるんですね。カット編集だけだと思ってたら、1本の作品を作るくらいの感覚で、PhotoshopからAfter Effectsまでできないといけないし、デザインもキレイにできないといけないし、音楽の構成もこちらで考えるので、もともとBGMがない映画の場合、こちらで合うものを考えて、つけていかないといけないんです。宣伝チーム、宣伝プロデューサーから「こういうふうに見せたい」といった方向性は伺うんですが、それを形にしないといけないわけです。最初はどうやって先輩たちがやっているのかもわからず、レイアウトで「文字間が悪い」と言われても「文字間って何?」という感じで(苦笑)。最初の2~3年は会社にいながら勉強の日々でした。デザインの部分は本当に苦労しましたね、それまで全くやったことがない分野でしたから。――そもそも映画の予告編を、本編の制作スタッフとは別の会社の方が作っているということも知らない人も多いと思います。言ってしまえばひとりで監督、脚本、プロデュースまでをやって、90秒の映像を作るという感じで、私も驚きました。でも、だからこそ自分の中にあった「作りたい」という欲求と、映画が大好きで「宣伝したい」という気持ちが重なる仕事だったんだなと思います。――アシスタントを卒業し、ディレクターとして中心的に進めるようになった時期は?入社して3年目くらいからですかね。アシスタントについていた先輩が忙しくなってきて、ちょうど私と仕事をしてみたいとおっしゃってくださるクライアントさんがいたこともあって、ある作品をひとりで担当することになったんです。そういう機会がだんだん増えていき、その間もアシスタント業務は並行して行なっていたんですけど、ある程度、仕事の量が増えていくと、アシスタントの仕事ができない状態になってきて、そうなったら独り立ちということになります。そうなると今度は、自分がディレクターとしてアシスタントを育てる側になるんです。――体制としては、何人ものスタッフでチームを組んで仕事をするのではなく、ひとりのディレクターがいて、その下にアシスタントがつくという形式なんですか?いまの弊社の体制はそうですね。基本的にはディレクターひとりにアシスタントひとりという体制で、ある作品の始まりから最終的な納品まで作品単位で担当するという形です。――ひとりのディレクターが同時並行で複数の作品を抱えるということも?それはごく普通にありますね。ジャンルの違ういろんな作品を同時に抱えて、切り替えが大変な時もあります(笑)。――ひとつの作品を請け負ってから終わりまでの流れをご説明していただけますか?作品の規模によっても違いますが、全国で公開されるような大きめの作品では、まず「特報」と呼ばれる30秒ほどの映像を作ります。最初に作品を見て、宣伝プロデューサーとの打ち合わせがあって「こういう感じにしたい」といった話し合いがあり、その意図をくみつつ2週間ほどの時間をいただいて形にします。そこから、いろんな修正のやりとりがあるんですけど、邦画の場合、宣伝チームだけでなく本編チームの確認であったり、俳優さんの所属事務所のチェックなどもあって、修正作業を含めてさらに1か月くらいはかかるかな…? 洋画の場合も海外のチームに確認をとりますので、平均して2か月くらいで特報映像が完成します。それが終わるとすぐに、今度は「予告編」の制作に取りかかります。特報の時と同じように制作と確認・修正などがあるんですが、その間にWEBやSNS関連のプロモーション映像の制作や試写会告知などの映像制作もあります。その作品が小説原作の場合、書店で流すための作品紹介の映像を作ることもあります。そこでまた2~3か月がかかるんですが、それが終わると今度は公開直前にCMとしてTVで流れる「TVスポット」の制作に移ります。他にもラジオCMもありますし、最近では初日舞台挨拶の映像を組み込んだ「大ヒット公開中」の映像を作ったりすることもあるので、映画公開のギリギリまで…なんだったら公開後も仕事をしています。昔よりも作るものの数は圧倒的に増えてますね。トータルで見ると、ひとつの作品に半年から1年弱くらいの時間、関わっていますね。親や友達は「たかが30秒くらいの映像を切ってくっつけて作るのに、なんでそんなに忙しいの?」と思ってると思うんですが(笑)。よい予告編とは――? 盛らず、ウソなく正攻法で観客の心に火をつけるべし!――担当する作品の本編は合計して何回くらい見るんですか?人それぞれだと思いますが、私はかなり見る方で、合計10回以上は見ると思います。作業のプロセスの中で「抜き」という作業があって、要は映画の全てのカットとセリフをひとつずつ取り出していくんです。「このカットは使えそう」「これは使わないな」という感じでひとつひとつ選り分けていく時間のかかる細かい作業なんですけど。その作業をやっているので、全てのシーンが手元にあり、本編全体を見直す必要はないんですけど、長くその作品に携わっていると、感覚が慣れちゃうんですよね。そういう時に「いや、もっと違う方向性、角度があるんじゃないか?」ともう一度、最初から作品を見直すんです。できる限り、一般のお客さんに自分の感覚を近づけて、初めてその映像を見ているかのような新鮮な気持ちで見るというのを心がけています。慣れちゃうと、こっちで勝手に思い込んで「これでわかるよね?」という心理でシーンを選んじゃったりするんですけど、何も知らずに初めて見る人にしてみたら「え?いまのカットって何の意味があるの?」と思ったりするものなんです。なるべくフラットな気持ちで見るようにしています。仕事してると「どうにかして記憶をリセットできないかな?」って思いますね(苦笑)。――予告編づくりの具体的な作業としては、先ほど「抜き」というプロセスが出てきましたが、他にどんな作業があり、どのようなプロセスで作っていくのでしょうか?これもディレクターごとに全く変わってくるとは思いますが、私はまず文字で予告編全体の「構成」を書きます。漠然と頭の中にある「こういう感じ」というのをきちんと整理して、枠を作るんです。――いわば「設計図」ですね?そうです。実際に予告編を作り始めてみると、なかなか設計図の通りにはいかないことも多いんですが、その“枠”を作っておくと、その後、修正が入った場合でも、何がダメだったのかが理解しやすくなるんです。――予告編の中だけで使われるようなキャッチコピーやナレーションのセリフなどもありますが、そうした文言もご自分で考えるんですか?宣伝プロデューサーさんからいただくこともありますが、必要に応じて自分で考えますね。「作ってください」と言われる場合もあるし、こちらから「試しに入れてみましたが、これでいかがですか?」と提案することもあります。だから、言葉を考える能力も必要なんです。同僚の中には「名コピーライター」と呼ばれている者もいますよ(笑)。――話を伺えば伺うほど、1から10まで自分でこなさなくてはいけない、ものすごく奥の深い仕事ですね。この会社に入って初めて知って、私も衝撃を受けました。やればやるほど終わりがないですね。私たちは決してアーティストではなく、あくまでも宣伝チームの意見を聞いて、それを具現化するという職人的な部分を求められる仕事でもあるので、それを度外視してはいけないんですけど、とはいえ、やはりクリエイティブな部分を磨いて、出していかないといけない要素もあるので、本当に不思議な職業だなと感じていますね。――土子さんは1年間で約何本の映画の予告編を担当されているんですか?1年だと40~50本くらいになりますかね…?――この仕事でいちばん難しいのはどういった部分ですか?「この映画はここがいい」「この映画のよさはここ!」と私が感じた部分を予告編で出せない場合も時にあるんですよね。それは宣伝プロデューサーの狙いや宣伝の方針、監督の意図などにもよります。そういう場合、当然ですがこちらが先方の要望に合わせていくことになるんですけど、私が感じているこの作品のよさや面白さと、宣伝チームの方針のズレ、ギャップを埋めていく、寄せていく作業というのがいちばん難しいところですね。もちろん、ウソをつくというわけではないんですが、時にあえてミスリードをしたり、作品本編とは異なるテイストの予告編にしなくてはならない場合もあります。ただ、それがあまりに度を超えてしまうと、こちらも苦戦しますね。過剰に盛ったり、ウソをついたら絶対にバレるし、ましてやいまの時代、悪い評判なんてあっという間に広まってしまいます。ウソをついたってしょうがないから、本編の中にきちんと描かれているものを見つけて、伝えていかないといけないんですけど、それが実は難しいことなんですよね。予告編で煽ったり、盛ったり、ウソついたりして、お客さんが本編を見たら「全然違うじゃねーか。金返せ!」なんて時代は終わったのかなと思います。お客さんはちゃんと見る目を持ってますから、しっかりと本編に描かれていること、本編の魅力を選び出して、そこに“売れる要素”というのをしっかりと絡めてやっていけばいいんですけど、その兼ね合いがなかなか難しいところですね。「ウソついちゃダメ」だけど「売れないといけない」。いつもこの瀬戸際でやっています(苦笑)。宣伝プロデューサーは、より多くの人に興味をもってもらうために宣伝の方向性を考えなくてはいけないですし、一方で、苦労して作品を作り上げた監督やスタッフの思いというのもあって、そのどちらの気持ちも痛いほどわかるんです…(苦笑)。それをまとめつつ、形にするのが私の仕事なので、いつもせめぎ合いながら作っています。――ディレクターごとに得意な分野の作品、苦手なジャンルの作品などはあるんですか?うちの会社に十数名のディレクターがいるんですが、コメディが得意な者もいれば、「恋愛ものはこの人!」というディレクターもいます。私はわりと好き嫌いなく何でもやりたいタイプですね。ただ、ヘビだけは苦手で(苦笑)、ネイチャー系のドキュメンタリー作品を担当したときに、他の動物は好きなんですけど、ヘビが出てきた時だけは……。ヘビって画的に強いので(予告編に)使わないといけないんですけど(笑)。ネタバレありの予告編が登場する日も近い? スマホ時代の予告編のあり方とは?――先ほど、WEBやSNS向けの映像を制作するという話も出ましたが、WEBが興隆してきたのは入社されてからですか入社した頃はまだ全然でしたね。当時はフィルムが最期のときを迎えている時期で、予告編もフィルムでした。私はできませんでしたけど、同期に入社した人間の中には、専門学校で学んでネガ編集をできる人もまだいましたね。「あと1~2年でそういうのもなくなるかもね」と言ってたら、本当になくなってしまって、私が入社して5年くらいでもう全てデジタルかDCP(デジタルシネマパッケージ)になってました。(移行が)早かったですね。それまでは大きなフィルムを抱えて運んでたんですけど、いまはほとんどデータでのやり取りです。――作業工程も大きく変わったんですね。昔はDVDもまだ普及してなくてVHSに映像を取り込んで、編集して、最終的にフィルムに焼いて映写機にかけていました。そういう意味で、ちょうどいい時代を過ごせたのかなとも思いますね。フィルムの最期の時期を見つつ、デジタルでの作業に初期から携わることもできました。いまは「現像って何ですか?」という人も多いかもしれませんね(笑)。――デジタルへ移行し、WEBの興隆によって、予告編やプロモーション映像を、人々が目にする回数も増えて、その存在価値も大きく変わったと思います。そうですね。何と言ってもスピード感が違いますね。フィルムの時代は現像にも時間がかかりましたけど、いまは作ってすぐ見れるようになりましたし、こちらが求められるスピードも変わりました。――以前は映画館かTVスポットくらいでしか目にしなかった予告編をいまではスマホや電車の広告などでいつでも見られるわけですしね。そういう意味で、レイアウトやデザインも大きく変わったと思います。以前は、劇場などの大きなスクリーンで見ることを前提で作られていて、そうすると文字などが大きすぎるとちょっとバカっぽく見えちゃったものなんですけど(笑)、それがスマホで見るとちょうどいいサイズだったりするんです。考えることが増えましたね。WEBやスマホサイズで見せる上で、どうするのが一番いいか? 特にWEBでしか使用しないプロモーション映像の場合、アップのカットを多めに入れるようになったり。今後、新しい世代の人たちがどんどん出てきたら、私たちの世代が想像もつかないようなカッティングや編集をするようになると思います。――スマホネイティブの世代が今後、増えていく中で「この映画、面白そうだな」と興味を持たせる予告編がさらに求められるようになりますね。普段から映画を見る人は、黙っていても映画館に足を運んでくれるけど、そうじゃない人たちをも巻き込んでいかないといまの時代、「大ヒット」とはならないですよね。より広い層に興味を持ってもらうためのプロモーションが大事になってくると思います。先ほどの予告編づくりの難しさの話と重なるんですが、予告編でターゲットの“間口”を狭めることはたやすいんですよ。「あの監督の作品です」とか「あの脚本家」「あのキャスト」と強く押し出していけばいいので。でも、そこだけに収まってたら、ヒットには繋がらないので、間口をより広げていくというのが宣伝プロデューサーさんの考えであり、それを私たちは予告編で形にしないといけないんです。――いずれ、認証付きで“ネタバレ”を含む予告編が登場する時代になるかもしれませんね?あり得ると思います。私が入社してからこの十数年だけでも「こんなにも予告編がわかりやすくなっていくのか!」と驚くくらい、予告編は大きく変化しました。以前はもうちょっと意味深で、想像を膨らませるようなものが多かったけど、ここ数年で、見て安心して映画館に行けるタイプの予告編が増えたと思います。肌で時代の変化を感じますし、そこは私も年齢を重ねながら仕事をしていく中で、意識して時代に付いていかないといけないなと思っています。うちの池ノ辺が以前から「常にアンテナを張ってなさい」ということを言っていて、昔はその意味がわかってなかったんですけど、今になって「そういうことか…」としみじみと感じます(笑)。若い子たちのことを「わかりません」なんて言ってられないですよ。音楽にせよ俳優にせよ「いま、若い子たちが好きなのは何か?」ということは、意識して追いかけるようにしています。もともと、多趣味なのでそれが苦ではないんですけど。結局、自分がろくに理解もせず、キライなままでは納得して仕事ができないですよね。自分が携わる映画だって、もちろん私自身の好みはありますけど、それをキライなままではいい仕事にならないので、まずはいいところを見つけるところから始めます。――これまで携わった作品の中で、印象深い経験、忘れられない思い出などがあれば教えてください。河瀨直美監督の『あん』で、ナレーション録りが必要で、主演の樹木希林さんとお会いすることができたんですね。撮影現場にお邪魔させていただいて、ナレーションのセリフで「どのシーンも『これが最後なのかな?』なんて思いながら頑張っています」という言葉もあったりしたんですけど、樹木さんは笑顔で「やるわよ」と引き受けてくださって。佇まいがすごくて…忘れられない経験ですね。専門学校時代に下宿させてもらってお世話になったおじとおばが住んでいたのが東村山だったんですけど、撮影現場もちょうど東村山だったんです。「東村山で撮影があって、樹木希林さんとお会いできたんだよ」という話をしたら、すごく喜んでくれたんです。チケットをあげて、映画も見てもらえて…。もう、おじとおばは亡くなってしまったんですけど、あの時は少しは恩返しができたかなということで、私情も交じりつつ忘れられない作品になりました。この仕事をやっていてよかったなと思いましたね。――仕事でやりがいを感じる瞬間について教えてください。自分が担当している作品について、周りに話せないことが多いんですが、何も知らない友人が、私の作った予告編を見て「あの映画、すごく面白そうだよね」と言うのを聞くと嬉しいですね。あとはやはり、宣伝プロデューサーが喜んでくれた時も本当に嬉しいですし、その作品がヒットにつながるともっと嬉しいです(笑)。――今後、お仕事でやってみたいこと、実現したいことなどはありますか?作品のヒットにつながる予告編を作っていくことが仕事ですが、いまやっていることの延長線上で、私に頼んでよかったと思ってもらえるディレクターになっていかないといけないなと思います。新しいことをやりたいというよりも、いまできることを着実にやっていくしかないのかなと。その上で先ほども言いましたが、常にアンテナを張り続けて、新しいものをどんどん吸収していかないといけないなと思います。ただ、基本的な人間の感動するポイントや「この映画、見たい」と思わせる要素というのは変わらないと思うんです。新しい時代に取り残されないようにしつつ(笑)、変わらずに地道にいい予告編を作っていけたらと思いますね。――最後に映画業界を志す人たちへメッセージをお願いします。この仕事、宣伝にも携わりつつ、作品づくりにも深く関係する総合的な仕事だなと思います。いろんなことができる仕事だと言えると思うので、狭い世界だと思わずに、興味を持ってもらえたらと思います。(text:Naoki Kurozu)
2019年12月18日2019年12月6日(金)~12月25日(水)まで開催中の「東京クリスマスマーケット2019」。2015年から日比谷公園で開催されていた同イベントですが、今年はメイン会場を都立芝公園 御成門駅前に移して実施。東京タワーとのコラボでタワー広場にサテライト会場も登場しています。メイン会場入口から、夜はライトアップされた東京タワーが見えてテンションも上がります!クリスマスムード満点の会場をレポート!東京クリスマスマーケットのシンボル「クリスマスピラミッド」東京クリスマスマーケットには、クリスマス・オーナメントの本場であるドイツ・ザイフェン村から高さ14mの巨大「クリスマスピラミッド」がやってきて会場を華やかに彩ります。ステージのある会場中央に設置され、東京タワーをバックに輝く景色も見ものです。会場ではヒュッテの屋根にも注目!ヒュッテ(Hütte)とはドイツ語で山小屋のこと。会場店舗はすべてヒュッテ風につくられていて、その屋根の上にはクリスマスにちなんだ電飾が施されています。この飾りは店舗によって違い、同じ装飾はありません!マーケットを巡りながら、ぜひ各店舗のヒュッテにも注目してみてください。サンタクロースにトナカイ、スノーマンとジンジャークッキー。この季節ならではモチーフを見るとワクワクしてきます!クリスマスパッケージは贈り物にも◎普段使うハンドクリームも、クリスマス限定パッケージで販売。キラキラで気持ちがあったかくなるようなデザインは、眺めているだけでも楽しい!お世話になっているあの人へ、この一年の感謝を込めてクリスマスプレゼントを贈ってみてはいかがでしょう?毎年気になってお店に寄ってしまうのが、マトリョーシカ。熱心なコレクターもいるロシアのお守りです。家内安全、安産祈願の意味があり、現地では最後の一番小さい人形を「希望」と呼んでいるのだそう。大きさはもちろん、キホールダー型などいろいろな種類があるので、お守りとして身につけてみるのもいいかもしれません。グリューワインを飲みながらステージで音楽を楽しむ御成門駅前のメイン会場ではお昼頃から夜まで計5回のステージが予定されています。このステージを見ながらホットドリンクやビールを片手に音楽を楽しめるのが、東京クリスマスマーケットの魅力です。ホットドリンクはオリジナルマグカップ付きのファーストセットで、ビールはデポジットグラスでそれぞれ注文します。2杯目以降はドリンク代がほぼ半額料金に割引されるシステム。本場ドイツのクリスマスマーケットでも、会場ごとに販売されているオリジナルマグカップを購入してグリューワインを飲むのが定番だそう。本場さながらに。会場限定オリジナルマグでホットドリンクを今年のマグカップは黒いクリスマスブーツデザイン!グラサンサンタがお茶目です。初めは「プンシュ」を注文。プンシュは蒸留酒とフルーツジュースを混ぜてつくるクリスマスの定番ホリデードリンク。リンゴをベースにブランデー、シナモン、クローブが入って、甘くて香りが良い!とっても飲みやすいですが、アルコールが入っているのでやっぱり体がポカポカしてきます。もう一杯はやっぱりグリューワイン!赤ワインにオレンジとスパイスがたっぷり入って程よい酸味。グリューワインはお店によって味が違うので、いろいろな種類を飲み比べてみるのも醍醐味の一つ。今年はマンゴーや洋梨、チョコレートと合わせたグリューワインもありました。どれも気になる!※マグカップを持ち帰るのでビニール袋などがあると便利です!(会場で袋が見当たらない恐れ有)ワインやビールと一緒に楽しみたいフードは、定番の「ブラートブルスト」。ドイツのフェスではお馴染みの焼きソーセージです。付け合わせのザワークラウトは、その味にこだわる店舗が多い隠れた主役。マスタードをたっぷりつけるのが筆者はお気に入り。AnTon & the Jingle Bellsのハッピーなステージいろいろなジャンルの音楽が楽しめるステージライブですが、大人も子供も楽しめるのは「AnTon & the Jingle Bells(アントン・アンド・ザ・ジングルベルズ)」でしょう!アントンサンタがステージ入口から登場して、オーディエンスとハイタッチ!ステージから飛び出したメンバーが会場を巻き込み、一緒に歌って踊って輪になって…と笑顔の絶えない1時間。みんなが知っているクリスマスの人気ナンバーを、思わず顔がほころぶ愉快なパフォーマンスで披露してくれます。アントン列車に連れ出された人たちは、この後みんなでDance!Dance!Dance!(しかも、結構みんな踊れてしまうからおもしろい…)ヒットソングにのせてワインを飲みながらいい気分で歌って踊れるステージも、クリスマスマーケットならでは!アンコールにもしっかり応えてくれる充実のステージ!ショーの最後には一緒に記念撮影タイムも。ステージを見終わった後のテンションで撮る写真も、素敵なクリスマスの思い出です。土日はマルシェも開催。東京タワー広場にも足を運んでみて!メイン会場にはグリューワインやクリスマススイーツなどの飲食18店舗、ヨーロッパ風のクリスマスオーナメントなどの雑貨13店舗が出店。さらに土日はオーガニックマルシェやワークショップも開催している本場ドイツの雰囲気さながらのクリスマスマーケット。夜22時(ラストオーダー21時30分)まで開いているので仕事帰りにも立ち寄れます。開催期間は12月25日のクリスマス当日まで。コラボしている東京タワーのサテライト会場も一緒に、ぜひ足を運んでみてください!東京クリスマスマーケット2019日 程: 2019 年 12 月 6 日(金) ~ 12 月 25 日(水)時間:11:00~22:00(L.O.21:30)場 所: 都立芝公園 御成門駅前 (サテライト会場東京タワー広場)※サテライト会場ではパティシエ辻口博啓さんが監修したシュトーレンの特別販売も。※ステージの開始時間・出店情報の詳細はHPを参照。 : Mizuki Igarashi
2019年12月12日何も塗らなければカッサカサになるこの季節。年を重ねるほど、乾燥が激しくなっていると実感し、肌の乾燥を人一倍忌み嫌う編集長・二階堂美和(47歳)が実践している保湿対策をお伝えします。 睡眠中はマスク、仕事中は卓上加湿器で乾燥防止! 肌が乾燥するとシワができたり、ハリがなくなったりと老化を早めてしまうのでアンチエイジング対策の中でも特に肌の乾燥には気をつけています。基本的に1年を通してやっています。 マスクは肌の乾燥対策だけではなく紫外線除けにもなるので、睡眠中から通勤まで1年中つけています。特に睡眠中はクーラーや暖房で乾燥するので欠かさず装着。鼻まで覆うと息苦しいので鼻下までですが、つけているだけで朝の肌の状態が違います。マスクは一般的な使い捨てタイプではなくシルク素材というのがポイントです。シルクは保湿効果が高く、肌触りも滑らかなので長年愛用しています。 オフィスではパソコンのUSBを電源にして蒸気が出る「超音波式加湿器」(Joyhouse・オープン価格)を使用しています。 私の場合、顔の真下にマシーンに置いて直に蒸気を浴びています。秋冬はオフィスで欠かせないアイテムです。 乾燥を感じる前にスティック状美容液をパパッと塗布 私の中でここ数年一番ヒットしている保湿アイテムがイプサのスティック状美容液「ザ・タイムRデイエッセンススティック」(イプサ・3,190円)。これを使う前はスプレータイプの水状の物を使っていたんですが、水分が垂れてきてビショビショになっちゃうのが難点でした。その点、この「イプサ」のスティックタイプは水分が垂れず、片手でもパパッと塗れちゃうから便利なんです。 仕事しながらでも目の下など乾燥しやすい部位に、乾燥を感じる前に塗ってます。この値段でたっぷり使える量というのもリピ買いしている理由の一つです。 コスパ最高!どこでも手に入るワセリンは最強 私が実践している保湿対策の中で最もコスパがよく使い勝手がいいのが「ベビーワセリンリップ」(健栄製薬・オープン価格)。これはリップクリームですが、乾燥が気になれば唇以外にも保湿クリーム代わりどこでも塗り塗りしています。 小さいのでポーチに入れても場所を取らず、たった数百円だから気兼ねせずに乾燥した部分にたっぷり塗れます。ワセリンは安い、どこでも手に入る、しかも体中どこにつけてもいいので手放せません。 まとめ肌を乾燥から守り、老化を防ぐためには1年を通した保湿対策は欠かせません。睡眠中だって気を抜かずシルクのマスクを着用。オフィスでは超音波式加湿器やスティック状の美容液、ワセリンで絶対肌は乾燥させません! ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!取材・文:橋本 優子8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。ファンメディケーション株式会社所属。
2019年12月08日女優の沢尻エリカが16日、合成麻薬MDMAを所持したとして麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された。出演番組で最近の恋愛事情や前向きな仕事論を語っていたこともあり、ネット上では衝撃が走っている。沢尻は、今年9月22日放送のフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~7:30)に出演。映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』で共演した小栗旬、蜷川実花監督と様々な話題でトークを繰り広げた。その中で、蜷川監督が「かわいいんだよね。恋をしている時のエリカ」と振り返ると、小栗も「きっと最近、いいんだろうなと思う。顔を見ると」と印象の変化に言及。沢尻は、「かなり頑張ってる、いろいろ。すごくいろいろ順調で」とプライベートの充実ぶりをうかがわせた。蜷川監督から「エリカも子供、欲しいでしょ?」と話題を振られ、「欲しい!」と即答しつつ、「それで自分がどう変わっていくんだろう。変わっちゃうから、すごい不安もある。変わりたくないみたいな。でも、欲しいみたいな願望もある」と語っていた沢尻。「芝居上手い人なんてもっといるし、(自分は)ぶっちゃけ上手くない」「好きという原動力は何にも変えられないものだから、これは自分の誇れるところ。上手くないけど好き」と役者業への意欲も伝えていた。沢尻の逮捕を受け、ツイッター上では同番組視聴者からも「好感持てたのに」「この前のボクらの時代でいい事言っててまだ消さないであるのに」「恋人とか、プライベート充実してるのかなーって好印象だった」「変わったなーと思ったけど」と驚きとショックの声が広がっている。
2019年11月16日ビーントゥーバー(Bean to Bar)チョコレート専門店・ミニマル(Minimal)は、奈良発の老舗・中川政七商店とコラボレーションした「仕事の時間のチョコレート」を、渋谷スクランブルスクエア内・中川政七商店 渋谷店にて2019年11月1日(金)に先行発売する。「仕事の時間のチョコレート」は、“仕事が行き詰まった時、助けになる道具”というコンセプトで作られたチョコレート。深い甘味と酸味を持つ、バランスの良い風味のドミニカ共和国産カカオ豆「シングルオリジン」を使用し、カカオ濃度70%のハイカカオに仕上げている。カカオ豆本来の香りと酸味が気分を切り替えてくれるとともに、抗ストレスや脳神経の活性化といった効果も期待できる仕上がりに。仕事の合間の休息にぴったりな1品だ。【詳細】中川政七商店×ミニマル チョコレート「仕事の時間のチョコレート」先行発売日:2019年11月1日(金)販売店舗:中川政七商店 渋谷店住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12 11F(渋谷駅直結・直上)価格:1,500円+税内容量:50g
2019年10月31日「映画業界」と言っても、製作から配給、宣伝、劇場、さらにはメディアまでお仕事の中身はいろいろ。シネマカフェではそんな映画業界の“中の人”にインタビューを敢行し、この業界に入ったきっかけから詳しい仕事の内容まで紹介する新連載をスタート!第1回目に登場していただくのは映画のプロモーションを請け負う宣伝会社、特にその中でもWEB上のプロモーションを特化して行なっている株式会社フラッグの東香瑠さん。東さんは特にSNSを駆使したプロモーションに従事されており、洋画・邦画を問わず様々な作品を担当されています。「映画を仕事にしたい!」と札幌から上京! 初めて知った”WEB宣伝”の仕事――まず、映画業界および、現在の会社に入るきっかけについて教えてください。もともと映画が好きで、学生時代がちょうど邦画がすごく盛り上がっていた時期で、岩井俊二監督や行定勲監督の作品が好きでよく見ていました。北海道の札幌出身なんですが、映画を作りたくて「映画のことをやるなら東京だ!」と思って上京し、映画の専門学校に入りました。そこで脚本の書き方や編集を勉強したり、実際に短編を仲間と撮ったりし最初に学んだのは宣伝ではなく制作のことだったんです。――最初に希望されていたのは宣伝ではなく、作り手側だったんですね。卒業後も映画の仕事をしたいという気持ちは強かったんですが、「制作現場」は自分の目指す方向とはちょっと違うなという思いもあり、とはいえ当時は「宣伝」という仕事があることすら頭になかったんですね(笑)。昔からWEBが好きということもあって、WEBの勉強も少ししていて、例えば映画の公式サイトを作ったりする仕事はできないかと思って、いくつかの会社を受けたんですが、なかなか受からず、結局、女性向けのファッションなどを販売する、いわゆるECサイトを運営する会社にWEBデザイナーとして入社したんです。ただ、そこで仕事をしつつも「映画の仕事がしたいなぁ」という思いは持っていて、そんな中、映画の宣伝について学ぶことができる「ニューシネマワークショップ」の存在を知ったんです。そこで初めて「映画の宣伝って仕事があるんだ! なるほど」と(笑)。そこにいまの会社の代表である久保(浩章)が講師として来ていて、WEBの宣伝についての講義が行われたんです。先ほども言いましたが、もともとWEBが好きだったこともあって、すごく興味深いなと思ったら、ちょうど求人を出しているということで応募しました。――入社後、最初に担当されたお仕事は?当時はまだ、いま私が担当しているSNSに特化した宣伝チームというのはなくて、まずはWEBパブリシティのチームに配属となって、その中でも某大手配給会社の洋画作品を担当しました。――WEBパブリシティというのは、WEBメディアでのニュース配信や特集の展開などですね?そうです。最初は右も左もわからないアシスタントで、もう未知すぎて何をやったらいいのかもわからない状態でした…(笑)。担当する作品に関するニュースのURLをピックアップしてリスト化したり、とにかく必死にやってました。ただ、その次に担当した同じ洋画系の作品で、WEB媒体さんと組んで自分で特集を企画し、ニュースを出したりしまして、そこで自分が考えた企画が記事となって世の中に露出しているのを見て、すごくやりがいを感じました。その後は、別の大手配給会社のアニメーション作品などを担当しました。学生時代に足を運んだゆうばり映画祭を仕事で訪れ感慨!――東さん自身、以前からかなりのアニメ好きだそうですね?そうなんです。ただ、入社当初はあまりそのことを公言しておらず…。「仕事なのに好きなことを公言するってどうなんだろう?」とか勝手に思ってたフシがありまして(苦笑)。いまにして思うと、特にうちの会社はみんな「好きなことは言ってナンボ!」なんですけど、当時は変に緊張してたんですよね。でも、ある機会にみんなで食事をすることがあって、そこでたまたまアニメの話になったときに「実は私、アニメファンで、コスプレしたり、コミケに通ったりするくらい大好きで…」という話をしたら、代表の久保から「え? 早く言いなさいよ! じゃあアニメ作品を担当したらいいじゃん」と。――それでアニメ作品の担当に?はい、ちょうどチーム編成を変更する時期だったこともありまして。そうやってアニメを担当するようになると、社内だけでなく配給会社の方からも頼っていただけることが多くなり、自信になりました。ファンの目線を理解しないといけないのはテレビや紙媒体での宣伝でも同じですが、WEBは特にファンとの距離が近いというのが特徴なので。――入社されてから担当したWEBパブリシティの仕事の中で、印象深い仕事を教えてください。これはWEBだけに特化した仕事ではないんですが、うちの会社で毎年、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のプロモーションを請け負っていまして、私も実際に何度か現地に足を運んだんですけど、すごく楽しかったですね。――現地ではオープニングセレモニーに始まって、毎日、様々なイベントや舞台挨拶などが行われます。東さんたちは、イベントの運営やゲストの俳優さんのアテンド、インタビューなどのスケジュール管理にマスコミ対応、ニュースの配信まで多岐にわたるお仕事をされるんですよね?大変なんですけど「現場だなぁ」と感じさせてもらえますね。この映画祭に限らず、普段から映画館での舞台挨拶や記者会見などのイベントの運営を行なうことは多いんですが、私、イベントの仕事って好きなんです。WEBの宣伝ってなかなかお客さんの前に出る機会がないんですけど、イベントだとその場で直にお客さんの顔を見ることができるので。ゆうばりはその連続ですからね。大変なことも多いし、会期中は忙しくて寝る間もないくらいですが(苦笑)。やっぱり普段のイベントと比べても、観客とゲストの距離も近いし、熱量が高いんですよね。あのお祭り感が何とも言えないですね。私自身、学生時代に札幌からひとりでゆうばり映画祭を見に行ってたんです。そんな映画祭に仕事ととして携われるってめちゃくちゃエモいなぁって(笑)。そういうのはこの仕事の面白い部分のひとつですよね。――ただ、取材する側から見て、舞台挨拶や会見などを取り仕切らなくてはいけないイベントの仕事は大変そうだなぁと…(苦笑)。たしかに大変ですね。まず、多くの人の目にニュースとして触れてもらうために行なうイベントですから、できる限りたくさんのマスコミのみなさんに来ていただかないといけないし、現場もいろんな予期せぬことが起きたりしますし…(苦笑)。完成披露舞台挨拶や記者会見が行われる場合、そのイベントだけでなく、前後の時間で俳優さんや監督の個別取材(インタビュー)も行なわれることがほとんどです。そのスケジュールの調整もありますし、イベント終了後には、その内容をニュースで配信してもらうためにリリースの作成をしたりもします。“拡散”とはファンの熱の広がりである――その後、東さんはWEBプロモーションの中でも、特にSNSでの発信に特化した現在のチームに配属となります。このチームの発足自体に東さんが関わられたそうですね? そうした経緯についても教えてください。私が入社した当初は、配給さんのSNSや映画の公式アカウントの運用をWEBパブリシティチームが兼任で担当していたんです。ただ、世の中でSNSの盛り上がりが大きくなっていくにつれて、映画のプロモーションでもSNSが欠かせない存在になっていき、これはパブリシティチームが兼任するのではなく、専任のチームを作った方がいいんじゃないか? と思いまして、会社に独立したチームを作ってはどうかと提案しました。――具体的なお仕事は?SNSの“何でも屋”なんですが、最初のうちは、映画の様々な解禁情報や新たな画像をSNS上に配信するという運用――いわゆるTwitterなどの“中の人”の仕事が中心でした。ただ、徐々にSNSが当たり前の存在になっていく中で、単に情報を更新するだけでなく、自分たちで企画を提案することが重要になってきました。Twitterキャンペーンで「RT&フォローで抽選でサイン入りのポスターをプレゼント」とかですね。劇場やテレビでかかる予告とは違う、SNS用の特別映像を作ったりもします。――もともとWEBが好きとのことでしたが、SNSも?mixi全盛の時代からSNSは大好きでやっていたので、そういう意味でこの仕事は、自分にとっては天職かもしれないです。特に当初は、配給さんの中にも、そこまでSNSに精通した人が多くなかったこともあって、自分の中では「普通」の感覚の意見や提案を「あ、そういうものなんだ!」と受け入れていただくことも多くありました。例えば「声優さんに参加いただく施策はSNS上で特に反響が大きいです」といった提案ですね。いまでは声優さんに積極的にパブリシティに参加していただくのは当たり前ですし、「あの洋画のナレーションをこの人気声優が担当する」といったニュースは、ネット上なら絶対に盛り上がりますが、当時はまだ“声優人気”が世の中に浸透していないこともあって、会議の場でも「?」という反応だったんですよね。ファン目線の文脈であったり、Twitterやネットの文脈をわかった上で運用できるというのも、自分自身がオタクでネット民であるがゆえの強みでした。――作品のジャンルやターゲット層などによっても、SNSとの相性というのはあると思います。SNSでのプロモーションをする上で気をつけていること、大事にしていることなどがあれば教えてください。やはり、何より大切にしないといけないのは、コアなファン層の熱量ですよね。「拡散」という言い方をしますけど、それは、ファンの熱が広がっていくということですから。そのファンの熱量を大事にした企画をきちんと出していかないといけません。当然ですが、どんなに面白い企画を考えても、SNSでそれを伝えてくれる人たちがいなければ、その施策は盛り上がりません。そこは掛け算なんですよね。以前、担当したある作品は、人気漫画の実写化で第1弾、第2弾とシリーズ化されたんですが、そこには原作ファン、実写化の『1』でこの作品が好きになった人たち、さらにはキャストのファンと多くのファンがいるわけです。そこで第2弾に向けてのSNSの施策の方針は「コアなファンの期待、気持ちを高めること」でした。“みんなで投稿キャンペーン”的なことをしたり、公式アカウントからファンにリプライを返したり、SNS特有のファンとの相互関係をうまく活用しつつ、お祭り感を出して、実際、公開前にはTwitterのトレンド欄でも上位に来ていました。コアなファンの方たちは、黙ってても勝手に盛り上がってくれるんじゃないかと思いがちなんですが、作品の一番の応援者だからこそ、その人たちのことを一番に考えて企画することが大事だと思います。――なるほど。“掛け算”という言い方をしましたが、逆に言うと、もともとそういう熱量を持ったコアなファンがいない作品に関しては、SNSの企画が必ずしも有効ではない場合もあります。まさに作品ごとの相性ですね。――ひとつの作品がSNSを活用して成功すると「じゃあこっちの作品も同じようなことをしよう!」となりがちですが…。何でもかんでもSNSで施策をやれば盛り上がるわけではないですし、作品ごとの魅力がどこにあるかを見極めることが大事です。場合によってはこちらから「この作品は、広告という形でターゲットを絞り込んで、映像を見せるようにした方がいいと思います」などと提案することもあります。ターゲットを絞って見てもらうというのは、TVではできない手法ですので、使い方によってはすごく有効なやり方だと思います。「好き」を仕事に! 宣伝プロデューサーの前で作品の魅力を熱くプレゼン――基本的に宣伝会社の仕事は、配給会社からの依頼・受注があって、その後、社内で担当チームが決まるという流れだそうですが、ある担当作品に関して、東さんが個人的にその作品の過去のシリーズが好きすぎて、その気持ちが高じて受注に至ったとか?そうですね。作品名は出せないのですが、ある人気シリーズが大好きで(笑)。きっかけは残業中に後輩から「疲れてますか? いい作品がありますよ」と勧められて動画を見て、ドハマりしちゃいまして…。それで、社内で過去の作品の上映会を開くことにしたんです。――社内上映会…? それは次回作の仕事を受注するために?ではなくて、単に好きだったので、会社のみんなにも勧めたくて、“社内応援上映会”を(笑)。で、せっかくだからとそこに、一緒に仕事をしている配給さんも招待したんです。全然、その作品とは関係ない配給会社の方たちとかなんですけど、そのつながりで、他にもいろんな方がいらして、巡り巡ってその作品を担当している配給さんの宣伝プロデューサーの方もいらっしゃいまして。その方もいる中で、私がみなさんの前でその作品の魅力をプレゼンしたんですけど…。――プレゼン…?それも仕事を受注するためではなく…。単に上映前に「このシリーズの魅力、見どころはこういうところですよ」と(笑)。うちの会社は、よくそういうことをやるんですよ。“推しプレゼン”と言ってるんですけど、やはりみんな“宣伝マン”ですから、自分が好きなものの魅力を「伝えたい」って思いが強いんですよね。自分の仕事と関係なく、好きなアイドルだったり、ドラマだったりを持ち時間を決めて、プレゼンするんです。――その後、その作品のWEB宣伝を担当することに?はい。その後、正式に依頼をいただきまして、やはりその作品もSNSの熱量の高い作品なので、その魅力をわかっている人間に担当してもらいたいということなのではないかと。そういう受注の経緯もあったので、普段はSNSもパブリシティも、複数の決まったチームがあって、そのチームごとに作品を担当するんですが、その作品に関しては、“有志連合”という形で、チームを横断してそのシリーズを好きな人間でチームを組んで担当しています。――「好き」を見事に仕事につなげていますね。すごくありがたいことですね。そもそもSNSの担当自体、SNSを好きでなかったら難しいと思うんです。そういうのって受け取る側はわかりますから。そのうえ、自分の好きな作品を担当できるというのは幸せですね。もちろん、コアなファン以外にも届けないといけませんから、そこはせめぎ合いでもあります。でもやはり、根底で作品を支えて、SNSで熱を発してくれるのはコアなファン層ですから、そこをきちんと見極めていくことが重要ですね。SNSは宣伝方法だけでなく映画作りそのものを根本から変えうる!――改めてSNSのパブリシティの仕事の魅力、やりがいについて教えてください。SNS上で施策を投入して、それがワーッと盛り上がるのは嬉しいですが、その盛り上がりがどこまで実際の映画館への動員につながったかというのが不透明で、なかなか達成感を得られないというのはあるんですよね。もちろん、フォロワーの増加やRTは数字として見える部分ではあるんですが…。そこに関して、ある作品の宣伝を担当したとき、公開後に劇場でアンケートをとって「何から情報を得て、この映画を見に来たか?」という項目があったんです。そこで「SNS」と答えた方々がある一定層あったという結果を聞いた時は、初めてに近い感慨がありましたね。そもそも、そういうアンケートの答えの中に「SNS」という項目があるってこと自体「そういう時代になったんだな…」という思いですし、実際に「SNS」と答える人たちがいるとは…。ひと昔前までは、ほとんどが「TV」でしたからね。自分がやってきたことに意味があったんだなという達成感を得ることができました。――今後も、WEBのプロモーションの在り方、SNSを使った施策の重要性は変化していくかと思います。それこそ、作品づくりを含めた動線が変わってくるんじゃないかと思います。今後さらに、WEB、SNSの重要性が映画宣伝の中で増していくと思うので、新しい施策をどんどん試していけたらと思います。(photo / text:Naoki Kurozu)
2019年10月11日先週月曜日に結婚式を挙げたばかりのジャスティン&ヘイリー・ビーバーが、夫婦で初めて広告の仕事に挑戦。50周年を迎えた「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」の「CK50コレクション」の顔を務めることになった。2人はインスタグラムに投稿された同コレクションのCMに、カルバン・クラインの下着や服を身につけたA$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)、ケンダル・ジェンナー、トロイ・シヴァン、モデルのリウ・ウェンらとともに出演。ソファでテレビを見ながらくつろぐ姿、ダンス、熱いキスシーンなどを披露している。CM動画が公開された同日、カルバン・クラインの仕事以外にも夫婦で行った仕事が明らかになった。ジャスティンがポップデュオの「Dan+Shay」とコラボした「10,000 Hours」のMVでも、夫婦で共演している。カルバン・クラインのCMでの雰囲気が“クール”だとすれば、こちらのMVは“ロマンティック”。ジャスティンがヘイリーの手の甲に口づけする、花に囲まれたベッドの上でイチャつき合う、ヘイリーがジャスティンの膝の上に乗って見つめ合うなど、仲睦まじい様子を見せつけている。(Hiromi Kaku)
2019年10月07日ダイエットや健康維持のためには、規則正しい生活が基本とはいえ、夜勤を含む交代制のお仕事をしている方などはなかなか実践が難しいですよね。今回は交代勤務の方でもダイエット・健康維持するためのポイントをあすけん栄養士が解説します。交代勤務の方のダイエットは食事・睡眠から夜勤に入るなどの交代勤務による不規則な生活は、体内リズムの異常を引き起こしてしまい、それが肥満や生活習慣病のリスクと関連していることが示唆されています。(※1)日本人の約2割は交代勤務に従事していると言われているため、私たちにとっても身近な問題と言えますね。また、夜勤シフト労働者への夜勤中の食事の調査では、「野菜摂取量が少ない」「清涼飲料水の摂取が多い」「夜勤中の食事を間食で済ませる人が多い」などという結果もあります。(※2)体内リズムの乱れだけではなく、偏った食生活にも問題がありそうです。このことから、交代勤務の方のダイエット・健康管理のポイントは「睡眠」「食事」と言えます。この2つと、不足しがちな「運動」の改善について3つのポイントを解説します。交代勤務の方でも取り入れられる睡眠・食事・運動のポイント睡眠睡眠不足の状態では、食欲を抑えるホルモンであるレプチンの分泌が減少し、逆に食欲を高めるホルモンであるグレリンの分泌が増えてしまうため、食欲が増えやすいことが分かっています。実際に慢性的な寝不足状態にある人は、糖尿病や心疾患(心筋梗塞等)などの生活習慣病になりやすいことが明らかになっています。(※3)睡眠をしっかりと取ることは、すっきりと1日を過ごすだけではなく、ダイエットや健康管理にも重要と言えますね。【睡眠の質を高めるコツ】・カフェインは覚醒作用があるため、コーヒーやエナジードリンクなどのカフェインの多いものは就寝の5~6時間前から控える。・睡眠ホルモンであるメラトニンは、明るい光によって分泌が抑制されてしまうため、就寝前は照明やスマートフォン、太陽光などの強い光を避ける。・日中に睡眠をとる時は、遮光カーテンを用いて部屋を暗くする。途中で起きてしまわないよう、アイマスクや耳栓を活用する。・消化活動が睡眠を妨げてしまうので、就寝前の食事はなるべく控えるか、消化の良いものを心掛ける。 食事1日2食などの不規則な食事は、ドカ食いに繋がったり、空腹感から間食やジュースが増えてしまったりと食事が乱れがちになってしまいます。また、就寝前に高カロリーの食事をとると、睡眠を妨げてしまうだけではなく、使われなかったエネルギーが体脂肪として蓄えられてしまいます。交代勤務でも、なるべく3食とることや、就寝前の食事はカロリー控えめにするなどの工夫が必要です。【体調を整えて太りにくい食事のコツ】・夜勤のある日でも出勤前に夕食を済ませるなど、1日3食、なるべく毎日同じ時間帯に食事をとる。・食事は“お菓子やカップ麺だけで済ませる”などの栄養が偏りやすい食事は控え、主食・主菜・副菜をそろえ、バランスの良い食事を心掛ける。コンビニなどで購入して食事をとる場合でも、バランスを意識することができますよ。・間食は低糖質のものや、カロリーの低いものを選ぶ。・ジュースや甘い缶コーヒーは糖質のとりすぎになるため、お茶や水、ノンカロリーのものを選ぶ。忙しいと食事がおろそかになってしまいますが、忙しい時こそしっかりと栄養をとり、カラダを労わってあげてくださいね。 運動そのほかにも、疲れや忙しさで運動不足になってしまう方も多いでしょう。適度な運動はダイエットだけでなく、ストレス解消や質の良い睡眠のために大切です。・朝勤・昼勤などの日中のリズムが取れる日に運動を取り入れる・一駅分歩いたり、階段を使うようにする、早足で移動する、勤務の合間にストレッチをするなど、少しでも良いのでカラダを動かすことを意識するなどと、できるところから少しずつ取り組んでみると良いでしょう。 交代制のお仕事で生活を整えるのはより努力が必要ですが、出来ることからコツコツと積み重ねていくことが大切です。交代勤務をしていることで、混雑のない平日の日中に出掛けられるなど、他の方にはないメリットもありますよね。ダイエットや健康管理のためだけでなく、充実した私生活を送るためにもこのコラムが役立つとうれしいです。【参考・参照】(※1)(※3)厚生労働省eヘルスネット睡眠と生活習慣病との深い関係<>(最終閲覧日:2019/08/20)(※2)平成 23 年度 山口産業保健推進センター産業保健調査研究交替勤務者の食事栄養評価と夜食の在り方 についての研究<>(最終閲覧日:2019/08/20) 【執筆者】コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2019年09月22日仕事がうまく回らないし、なんだか疲れる……。そんなときに手にとって欲しい書籍を見つけました。著者は、整理収納アドバイザーのEmiさん。彼女が実践している「仕事をラクにするテクニック」をまとめた書籍が『デスクと気持ちの片づけで見違える、わたしの仕事時間』(ワニブックス)です。書籍から、Emiさんが家族との時間を楽しむために効率化している仕事のコツを紹介します。※この文章は、書籍『デスクと気持ちの片づけで見違える、わたしの仕事時間』(ワニブックス)から一部抜粋、編集したものです。仕事は効率よくラクして家族との時間を大切に『デスクと気持ちの片づけで 見違える、わたしの仕事時間』著者のEmiさん夫婦で会社を経営し、整理収納アドバイザーとしても活躍しているEmiさんは、プライベートでは双子の母親でもあります。そんなEmiさんが大事にしているのは家族との時間。その時間を生み出すために、家事や仕事を効率化させているんです。Emiさんの著書『デスクと気持ちの片づけで見違える、わたしの仕事時間』には、自身が実践している仕事がラクになるアイデアが掲載されています。「読んでくれた方の仕事時間に何か気づきが見つかるように」というEmiさんの想いがつまった一冊です。ここでは、書籍の中から少しだけアイデアを紹介しますね。自立するバッグインバッグを社内で持ち歩くペン、携帯、充電器、ペットボトル、目薬、リップクリーム、手帳などが入っています。Emiさんがおすすめしているのは、バックインバッグ。自宅でバッグを変えるときに忘れ物がなくなるだけでなく、いつも持っているべきモノが入っているので、会社でも役に立つのだそう。出社したら、これひとつをデスクに出して仕事をスタート。打ち合わせのときにも持参すれば、忘れ物知らずなのだとか。自立するモノであれば、出し入れしやすくスマートで、場所を取らないのもポイント。確かに、カバンの中からゴソゴソものを探したり、頻繁に使うのにその場所まで取りに行くのって地味に時間がかかります。その小さな時間でも、積み重なると余裕ができるのがうれしいですね。TODOリストはふせんではなく、ノートにEmiさんは、"やらなければならないこと=TODO"は、ノートに書いて一括で管理しているのだとか。仕事のことも家のこともTODOを一覧できるので、Emiさんには合っているそう。ただ、複数の案件や家のこと、子どものことが混在するとわかりにくくなるので、見開きで8列にジャンル分け。ノートに毎回ラインを引くのは面倒なので、ただページを縦に2回折るだけとシンプルに。週に1見開きと考え、来週やるべきことを思いついたときに、次の見開きに書いておけるのも、ノートを使う良さなんだとか。仕事のことも家のことも一覧で見れると、後のことも考えられるので仕事の時間にもメリハリがでそうですね。このアイデアは、明日から始められそうです。仕事時間に取り入れたいアイデアが88個も!書籍には、Emiさんが「ラクになった」と実感した工夫の中から、できるだけ働き方の種類を選ばずに取り入れられるものが集められています。その他にも、「仕事がラクになるコミュニケーション&気持ちの片づけ」や、「みんなの働き方」など気になるページがたくさん。色々な気づきがもらえるので、ぜひ手にとってみてくださいね。整理収納アドバイザー。片づけをキーワードに気持ちのいい暮らし方を提案する「OURHOME」主宰。大学卒業後、大手通信販売会社に就職しインテリア収納用品を企画を担当。結婚後、2008年に暮らしのブログ「OURHOME」を開始。2012年退社し、整理収納アドバイザーとして独立。家族をまきこみ、気持ちがラクになる片づけが得意。現在は、著書執筆、オリジナリのものづくり、くらしのレッスン運営と、幅広く活動中。NHK「あさイチ」「助けて!きわめびと」などメディア出演も多数。2015年に法人化し、夫婦で会社を経営。プライベートでは、2009年生まれの双子の母。『OURHOME』のHPはこちらさんのブログはこちら
2019年09月12日一目で爽やかな印象を作るホワイトパンツは、お仕事服としても私服としても活躍する便利なボトムス。パリでは、ストリートな着こなしからオフィス向きのフォーマルなスタイリングまで、年代も幅広く支持されているよう。1.リーフ(スタイリスト・インフルエンサー/35歳)インスタグラムでフォロワー30万人以上持ち、インフルエンサーとしても活躍するリーフ。ミーティングへ向かう途中にキャッチした彼女は、デニム生地のホワイトパンツにフーディとボンバージャケットでストリートスタイルに。ジャケット以外は白で統一して、夏を呼び込む軽快な雰囲気。2.エレーナ(化粧品会社勤務/50歳)デニムよりフォーマルではあるものの履き心地の良いチノパンは、お仕事服向き。エレーナは白のチノパンにテイラードジャケット、スポーティな「ナイキ(NIKE)」のスニーカーでミックス感のあるスタイリングに、ハットを合わせることで一気にモード感が漂う。3.ナターシャ(客室乗務員/31歳)移動が多い客室乗務員という仕事柄なのか、ナターシャはシワになりにくいレーヨンの素材の白パンツがお気に入りのよう。ストレッチもきいてストレスフリーなうえに、洗濯機で洗える物を選べば、お仕事服としてかなり重宝しそう。彼女のように淡いカラーのトップスを合わせれば、女性らしさが引き立つ。4.イゾール(モデル/23歳)ランチを終えて撮影現場に戻る途中だったイゾール。「ザラ(ZARA)」のワイドパンツに、実家のあるギリシャで購入したという幾何学柄のトップスで初夏を感じさせる装い。どんな柄物とも相性が良いのも、白パンツの特徴。【プロフィール】ELIE INOUEパリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける。主な寄稿媒体はFASHION HEADLINE、WWD Japan、ELLE Japan等。
2019年06月25日パリジェンヌはどんな服で働いてるの? そんな疑問に答えるべく、青葉が光る立夏のパリから、お仕事服スナップをご紹介。テーラードジャケットは、国籍問わずお仕事服の大定番。働くパリジェンヌのクローゼットにも、必ずと言っていいほど一着備わっているものの、その着方は個性さまざま。いかにも“キャリアウーマン”的な硬い印象を脱却するためには、パリジェンヌのように抜けを与えてバランス良く着崩すコツを参考に!1. エカテリーナ(TOM GREYHOUND PARIS バイヤー/31歳)パリの人気コンセプトストア、トム・グレイハウンド(TOM GREYHOUND)のメンズ・ウィメンズのバイヤーを務めるモードを熟知した彼女が選んだのは、メンズライクなスクエアショルダーのオーバーサイズテイラード。黒のセットアップに無地の白Tシャツと白スニーカーでカジュアルダウンさせて、潔いモノトーンのスタイリング。さらにメイクはリップのみと極力ナチュラルにすれば、全体的にクドくならない。2.アベリア(広告会社勤務/23歳)同じスーツセットアップでも、フォルムが違えばこんなに印象が変わる! エカテリーナとは対照的に、アベリアはタイトなシルエットのネイビーをチョイス。キックフレアのサブリナパンツが、女性らしい雰囲気を引き出している。2人に共通しているように、スーツセットアップには爽やかな白スニーカーを合わせて抜け感を。3.アキーナ(サンローラン ストアディレクター/33歳)全身サン ローランでモードに仕上げたアキーナ。スリーブをデフォルメした個性的なデザインのテイラードジャケットには、無地Tシャツとジーンズで引き算。身長150cmの彼女がスタイル抜群に見えるのは、アンクル丈のボトムスに足の甲が見えるゴールドのプラットフォームサンダルで、脚長効果が発揮されているからかも。4.イヴォンヌ(ジュエリーデザイナー/35歳)エディターからスタイリスト、そしてファインジュエリーのブランド、イヴォンヌ レオン(Yvonne Leon)を立ち上げた彼女。お仕事服としてテイラードジャケットは何着も所持しているそう。ジーンズにミュール、クラッチバッグで仕上げたレス・イズ・モアなコーディネートはすぐに真似できそう。【プロフィール】ELIE INOUEパリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける。主な寄稿媒体はFASHION HEADLINE、WWD Japan、ELLE Japan等。
2019年06月24日「俺は仕事と結婚したようなもの。ホストは俺の天職です」と麗しく微笑むのは現代ホスト界の帝王・ROLANDさん。“ROLAND式・職場でモテる仕事の流儀”を教えてもらいました。この春、自らの店を開き、社長となったことで仕事へのプロ意識も一層高く。「こと発言については前以上に責任を感じています。これまでも言葉には気を配ってきたつもりですけど、今は自分の一言が部下を傷つけることにも励ますことにもなる」それでも愛あればこそ、言うべき時は嫌われてでも言う。それがROLAND流・部下との接し方。「薄っぺらな間柄なら俺が言ってやる必要ないけど、部下には成長してほしいから。例えば髪切ったばかりでウキウキしてる部下にも『こいつ髪型似合ってねえな…』と思ったら言う(笑)。好かれる上司になろうと思いすぎないことが大事です」その姿勢は目上の人に対しても全くブレることがない。「これまで上司からも愛情を感じることは多かったけど、それというのもやっぱり俺がイエスマンにならなかったから。違うと思ったら違うと言う。NOと言えて初めて、その人のYESに価値が生まれるんです」上司にも部下にも愛され、成功の道をひた走ってきたROLANDさん。いつも指針にしてきたのは「常に自分らしく」という人生哲学。「どう思われるかより、どうありたいかが大事。プライドを捨てて自分らしくいられなかったら、生きている意味がないですよ!」そんなROLANDさんが「自分らしさ」と同じくらい大切にしていることがある。それは「反省」だ。「寝る前に必ず一日を振り返る時間を作ります。『今日の接客、もっとこうしたらよかったな』とかね。仕事の中で成長したいなら、反省は絶対に必要な作業ですよ」帝王と呼ばれてなお自分磨きを怠らない。そのやる気はどこから?「それは俺が向上心あるナルシストだから。自分を愛するからこそもっと成長したいし正直でありたい。そりゃできれば嫌われたくはないですよ。でもその観念を少しだけ壊して言うことは言う。それが信頼につながると俺は思います。アンアン読者に伝えたいのは『嫌われてもいい、正直に生きてごらん』ということ。それでも明日は来るんだから!」仕事にまつわる、ROLAND名言集俺は、仕事のやり方には三種類あると思っている。正しいやり方、間違ったやり方、そして、俺のやり方。他人の常識と照らし合わせて正しいかどうかではなく、自分が信じるやり方を貫く。それが「ROLAND流・仕事術」の神髄。宝くじで100億円当たっても、翌日も定時に行く。俺にとって、仕事は生きるすべてだから。お金に困らなくても続けたいと思えるか。それが天職の条件。今も店に出勤するのが「ハイパー楽しい!」そう。100人が100人ダメと言っても、その100人全員が間違えているかもしれないじゃないか。周囲の大反対を押し切り、ホストの道へ。それでも全力でがんばって自分の選択が正しいことを証明してみせた。著書『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』(KADOKAWAより)ローランド歌舞伎町の帝王と呼ばれる伝説のホストで実業家。今春独立1号店『THE CLUB』を開店。著書に『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』(KADOKAWA)。ROLANDさんの珠玉の名言が詰まった一冊。※『anan』2019年6月26日号より。写真・小笠原真紀取材、文・大澤千穂撮影協力・アワビーズ(by anan編集部)
2019年06月23日突然の病気やケガで介助が必要になって、働けなくなったら仕事も家事も滞り、家族の一大事。そんな危機を救うのが、障害年金。基本的なことから押さえておこう。「自分や夫が大きなケガや、がんなどの病気にかかったとき、『収入が減ってしまう』と不安を抱く人は多いことでしょう。家のローンが残っていたり、子どもの学費が100万円単位でかかったり……。そんな出費が重なる50代でも、年間で100万円以上の『年金』を受け取ることが可能なんです」こう話すのは、社会保険労務士の石田周平さん。年金っていまは、確か65歳以上にならないと支給されないんじゃ?「ええ、年齢が高齢になって受け取る年金は『老齢年金』(『厚生年金』と『国民年金』がある)というんですが、病気やケガによって生活や仕事が制限される場合には、『障害年金』というものがあって、20歳以上で条件に該当すれば受けられるんです」(石田さん・以下同)障害年金とは仕事ができないなどの状態、つまり「介助が必要」になったなどの場合にもらえる年金。「受け取る権利があるのに、障害年金という制度の名前が広まっていかないのは、仕組みが複雑で手続きが煩雑なうえに、年金事務所の窓口で受け入れられて初めて認められるという、『申請主義』の側面が根強いからです」制度が複雑でも、多額の年金が受け取れるのが障害年金。いざというときのためにも仕組みを知っておいて損はない。「病気やケガをして初めて診療を受けた日を『初診日』と呼びますが、その日に国民年金に加入しているのか、厚生年金に加入しているのかで、手続きする障害年金の種類が変わります。自営業や専業主婦は『障害基礎年金』、会社員などの方は『障害厚生年金』(1、2級は障害基礎年金も)を請求することになるんです」1~3級という障害の程度について、説明してもらおう。「年金で定められた障害の等級は1~3級ですが、これは、障害者手帳の障害等級とはまったく別モノです。障害年金には独自の等級があり、障害者手帳の等級とは連動していないので注意が必要です。障害年金の等級の考え方として覚えてほしいのは、『がん』などの病名やステージなどで決まるのではなく、その病気やケガが原因となって生じている『障害の状態』で判断されるのです」詳しくは次の各項目を見てほしい。■障害年金の等級と判断の目安【1級】身のまわりのことはかろうじてできるが、他人からの介助が必要でベッド周辺や寝室での生活しかできない障害の状態:両目の視力の和が0.04以下。両耳の聴力レベルが100デシベル以上しか聞こえない。著しい機能の障害や、すべての指を欠くなど、上・下肢の著しい障害。座っていたり、立ち上がることができない。長期の安静が必要で、または精神の障害で、日常生活ができない、など。【2級】長期安静が必要で歩くことができないので仕事をすることは難しい障害の状態:両目の視力の和が0.05以上0.08以下。聴力レベルが90デシベル以上しか聞こえない。咀嚼機能を欠く。音声、言語機能に著しい障害。両上肢の親指および人さし指または中指がないか、著しい障害がある。また、片方の腕、片方の足の機能に著しい障害がある。歩くことができない程度の障害がある。身体障害や精神障害、長期安静の必要などで日常生活が著しく制限される、など。【3級】障害が残っているが、職場の理解や援助などの配慮があれば仕事ができる障害の状態:両目の視力の和が0.1以下になった。40センチ以上離れた声を聞き取れなくなった。咀嚼や言語機能、脊柱機能に著しい障害が残った。腕、足の大きな関節が使えなくなった。上・前腕、大・下腿に骨折の後遺症を残し著しい障害が残ったなど。労働が著しく制限される身体、精神・神経障害が残った場合。【障害手当金】治療効果が期待できない状態で、労働が制限される障害の状態:両目の視力の和が0.6以下になった、など1~3級より軽度で病状が固定している状態。※1、2級は国民年金法施行令別表より、3級は厚生年金保険法施行令別表第1より、障害手当金は同表第2より、それぞれ要約し抜粋。しかし「障害の等級」の各項目だけでは、私たちが罹患する可能性があるがんや腎臓病、うつなどの病気やケガが、それぞれどこに該当するのか、実際わかりにくいが……。「たとえば『骨折』により『車いすを要する』といっても、足の機能の障害は程度によって細かく区分されていて、1~3級のどこに該当するかは、個別に詳しく審査しないと判定できません。これは、がんやうつにしても同じで、あくまで傷病名ではなく、その状態によるんです。しかし、たとえば腎疾患患者にする『人工透析』は、原則として『2級』に該当するように、病名別の細則で決められているものもあります」
2019年05月04日毎日使うお仕事小物は、意外と周りに見られているもの。美容エディターの松本千登世さんも、「小物がその人の印象を左右する」と話す。そんな松本さんが大切にしている“物選びのコツ”を教えてもらうとともに、自分をバージョンアップさせてくれるお仕事小物をご紹介。憧れるのは、物が自分にフィットしている人。ときには背伸びする楽しさも感じてください。私が物を選ぶとき、“長く愛する”ということが大前提にあります。もともと母から、「小さくていいから本物を持ちなさい」と言われて育ったので、それがベースにあるのかもしれませんね。だから、物持ちはすごくよくて。手帳も名刺入れも、ルイ・ヴィトンのモノグラムのものを、かれこれ15年愛用しています。購入するきっかけも、“本当に長く使えそう”と思えたから。でも、これらを買うまでは、使っていた小物は割と短命で。その時どきの気分で買っていたのですが、そうすると自分の使い方がぞんざいになるのを感じていたんです。それは心のどこかに、「どうせ替えればいいや」という気持ちがあったから。そんなとき、ある年上の女性が、バッグを長年修理しながら大切に使ってらっしゃるのを見て、その素敵な姿に感化されました。物を長く愛している人って、普段から丁寧に生きている人だと思うんです。そのこともあり、“物を長く愛そう”という視点に。自分の手で味わい深く育てる、という楽しみも見つけました。これはビジネスの面でも、同じことが言えますよね。日常的に万年筆を使っていたり、名刺入れがいつもスリムできちんと整理されていたり、レザーの傷さえも自分の味にしていたり。高価なものだからいい、というわけではなく、「物そのものがその人にフィットしているか」が大切だと思うんです。また、普段はシンプルな服装の方が、明るい色の小物を持っているのも印象的。逆もしかりで、そのギャップが、「この人はどんな人だろう?」という好奇心に繋がることも。お仕事小物は、人から見られるということもあるのですが、仕事をする自分を投影するものでもあるのかもしれません。女性って、意外に相手の持ち物をチェックしています。きっと自分自身が物に表れるって、心のどこかで意識しているのだと思います。最近、30歳の頃にすごく背伸びをして買ったものをよく使っているんです。バッグ、スカーフ、靴や洋服も。当時これを選べた自分を褒めてあげたいと思って、嬉しくなりますね。その楽しさを、若い世代にも感じてもらいたいなって思います。それがお仕事小物なら、背伸びもしやすいはず。頑張って背伸びをしたその気持ちを小物に託して、それが似合うように自分が努力するのも、私はすごく大切だと思うんです。特に30歳前後は、上にも下にもどちらにも転べる世代。下に行くのは、力を抜けば簡単。上には、一生懸命力を入れないと行けないけれど、時々息抜きをしながら、今より上を目指すほうが絶対に楽しいと思います。年を重ねてから、かつて憧れて買ったものを思い出したとき、より今の自分にフィットしたな、と感じられるはずです。自分らしさを一緒に育てる5つのノート。「こだわりを一番表現しやすいのがノートです」と、松本さん。けれど、サイズや色柄、材質など、種類が豊富にあるからこそ、悩んでしまう場合も。「3年前から使っているHININE NOTEは、黒いレザーの表紙に自分の名前を刻印。紙を入れ替えられるので、ずっと使えるのがお気に入りです」バージョンアップさせるなら、表紙がレザーや布のものなど、使い続けるうちに自分らしく味わいが増していくものを選んでみて。(1)使い込むほどに、手に馴染むノート。表紙にプレスコットンを貼り付けたリングノート。使い続けることでコットンが色あせ、より柔らかく変化。デニムのように、長く愛せる逸品。なめらかな紙で文字も書きやすい。ノートブックA5¥2,100(POSTALCO/POSTALCO Shop TEL:03・6262・6338)(2)手漉きならではのぬくもり感じる一冊。インドで作られる、ぬくもりあるノート。繊維工場で破棄される木綿で作られた再生紙は、手漉きの分厚さやざらっとした手触りが魅力。カバーのかわいい柄にも注目。ノートブック¥1,500(HATAGUCHI COLLECTIVE/PAPIER LABO. TEL:03・5411・1696)(3)自分らしく育てる楽しみをノートで。人気レザーブランドが作るノートは、表紙にカウレザーを使用。着脱ができるように、リングを通す穴には切り込みが入り、表紙だけ付け替えて長く使える。リムーバブルリングノートA6¥2,800(Hender Scheme/CIBONE Aoyama TEL:03・3475・8017)(4)揃えて使いたいコンパクトな3冊セット。ベルギーの伝統的な印刷技術を用いてペーパープロダクトを作るブランド。14×9cmというコンパクトなサイズで、シリーズで揃えて使うのも楽しい。活版印刷ならではの風合いも。トラベルノート 3冊セット¥2,100(le typographe/CIBONE Aoyama)(5)世界に1つだけのクリエイティブな逸品。松本さんも愛用するHININE NOTEは、サイズ、製本、表紙、紙など、自分好みにカスタマイズ可能。その組み合わせはなんと数万通り!写真はレザーの表紙にゴムバンドのオプションをプラス。オリジナルノート¥760~(HININE NOTE TEL:03・6407・0819)まつもと・ちとせ美容エディター。客室乗務員、広告代理店、出版社を経て独立。その審美眼に定評があり、エッセイも人気。著書『もう一度大人磨き 綺麗を開く毎日のレッスン76』(講談社)など多数。※『anan』2019年4月17日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・野崎未菜美取材、文・野村紀沙枝(by anan編集部)
2019年04月15日セールスコンサルタント・伊庭正康さんが「30分早く帰るための仕事の段取り術」を教えてくれました。“進め方”を効率化して、ノーモア残業!今回は「仕事の進め方」についてです。仕事の進め方で主導権を握る【期日交渉や納期は、必ず希望を伝える】段取りしやすく仕事をこなすためには、納期交渉が必須。「時間に余裕がないのに相手の言いなりになっていては、残業が慢性化する一方。状況を伝え、“日でも差し支えないでしょうか?”と聞いてみると、案外OKなことも。提案をのんで遅れるより、交渉して期日に余裕を持たせ、それより早く仕上げたほうが心証もよくなります」(セールスコンサルタント・伊庭正康さん)【小さなやり取りにもデッドラインを設ける】取引先や上司からの返事を待っている時間も大きなロスに。「例えば、上司に何か確認を取る時も、“時までにご確認いただけると助かります”など、デッドラインを具体的に設けること。“なるべく早く”や“急ぎ”は相手との感覚にずれが生じることも。“本日中”も、退社時間なのか24時までなのかが曖昧なので注意が必要です」【「相手が言ってるから、やる」では仕事が増える】相手の言いなりになるのではなく、時には断ることも必要。「ムチャぶりに応え続けると、その要求に拍車がかかります。良好な関係を保つために、やんわり断る方法を覚えておくべき。大事なのは、(1)誠意を示す(本当はやりたい)、(2)事情を示す(でもできない)、(3)代案を示す(代わりにこれは?)。この3つをおさえておけばOK」【「任せます」「任せてください」を使いこなす】メールのやり取りを極力減らすマジックワードは「任せる」。「ラチのあかない何往復ものメールのやり取りはムダ。それを防ぐためにも、“この条件でかしこまりました。あとはお任せいただけますでしょうか?”と、責任を一手に引き受けてしまいましょう。反対に、どちらでもいいような内容の場合は“お任せします”と相手に委ねても」【急ぎだからこそ、事前確認は入念にする】仕事において、想定外のやり直しは防ぎたいところ。「“たぶん、こうかな”と自分の判断で進めるのは危険。事前にしっかり確認を取るうえで重要なのは、要望を“Must=必要なこと”“Want=あれば嬉しいこと”“NG=避けたいこと”でレベル分けすること。作業の序盤に確認し合っておけば、やり直しを防げます」伊庭正康さんセールスコンサルタント。リーディングカンパニーを中心に、営業スキル、リーダーシップ、時短に関する講演や研修を年200回以上行う。近著に『仕事の速い人が絶対やらない段取りの仕方』(日本実業出版社)。※『anan』2019年4月17日号より。イラスト・STOMACHACHE.取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年04月12日「なぜか仕事が終わらない」という人は、能力やスキルではなく、効率の悪い“段取り”によって時間をロスしている可能性が大。当たり前に行っていた作業のやり方を見直して、小さな時短を積み重ね、スキルアップやプライベートに使う時間を増やしましょう! 「30分早く帰るための仕事の段取り術」を“時短の先生”のセールスコンサルタント・伊庭正康さんに聞きました。“当たり前”を疑えば仕事の効率は劇的アップ!仕事のスピードが遅い…。要領が悪い…。上司にダメ出しされてばかり…。そんな理由で毎日残業続きという人も、いつもの段取りを少し変えるだけで、定時に帰ることが可能に。そのキーワードとなるのは、“ディスラプション”。「ディスラプションとは、今までのルールを壊し、新しい常識を作っていくことを意味する言葉。仕事のスピードは、“当たり前を疑う量”で決まります。すなわち、小さなディスラプションの繰り返し。“当たり前のように作成している会議の資料は本当に必要なのか”“この打ち合わせはスカイプで済ませられないのか”。実際に段取りのいい人は、こうやって重箱の隅をつつくように、どんなことでも常に“これは本当に必要か”という目で見たりしています。昔ながらの習慣や職場のルールを見つめ直し、徹底的にムダを省いていくことで、仕事のスピードは格段に上がるのです」(セールスコンサルタント・伊庭正康さん)ここでは、そんなムダをなくすための7の具体策をレクチャー。明日から早速、実践してみて。小さなムダも徹底的に省く。【必要以上に“やり方”にこだわらない】やり方や完璧さへのこだわりは、ただの自己満足にすぎない。「段取りのいい人はやり方よりも目的にこだわります。目的が達成できれば、やり方はたいして重要でないと割り切ることも大切。例えば、打ち合わせに使う形式ばかりの資料作成。別に資料を作らなくても、口頭で説明すれば十分な場合も。労力に見合わない努力はしないこと」【移動のスキマ時間を使った分だけ早く帰れる】仕事が速い人はエレベーターの待ち時間ですらムダにしない。「スキマ時間にスマホを見たり、ゲームをしたりするのはもったいない行為。30秒~5分もあれば、メールの返信や整理整頓を、5~10分のスキマ時間には、電話打ち合わせや企画書の作成など、できることは実にたくさんあります。これらの小さな積み重ねが、段取りの大きな差に」【記憶がホットなうちに少しでも作業を進める】打ち合わせの内容をどれだけメモしていても、後から見返すとはっきりと思い出せないもの。「メモに頼ることは思った以上に危うく、思い出すという時間的ロスが大きいもの。打ち合わせなどでの決定事項は、記憶がホットなうちにほんの少しでも作業を進めておくと記憶に定着。それから少し時間が経っても、さほど難なく思い出せます」【リサーチでは満点の情報を深追いしない】あっという間に数時間が経過してしまう情報リサーチ。それでいて、特に成果がない場合も。「リサーチに時間がかかる人は、これよりもっといい情報があるはず…と完璧を求めがち。時間を節約するためにも、最初に“何の情報が必要か”を決めること。その目的をクリアする内容なのであれば、たとえ60点の情報でもよしとしましょう」【打ち合わせは“終わり”を具体的に想像して臨む】気がつけば、会議や打ち合わせでダラダラと話し込んでしまう…という人も多いはず。「打ち合わせは真剣勝負の場。段取りよく進めたいのであれば、必ずゴールを決めてから本題に入ることが大切です。ゴールというのは“終わる時間”と“決める内容”。この2つを具体的に決めておけば、延長やタイムアップを防ぐことができます」【文章を“イチから打つ”という発想をなくす】メールや文章作成も段取りよくスピーディにこなしたいもの。「パソコンの単語登録の機能に、単語ではなく、文章を登録してみてください。例えば、“お世話になっております”を“おせ”で登録。資料作成時もテンプレートを使い回したり、社内の連絡メールは件名に用件を書いてしまったり、使える機能は徹底的に活用して時間節約を」【音声入力でメール作成の時間を減らす】メール作成の時間を節約するには、音声入力という手も。「スマホには音声入力機能が搭載されています。技術が進化した今、誤変換も少なくなったので、ちょっとしたメールの返信なら音声入力で十分対応可能。これを使えば、パソコンを開けない時や歩いている時のスキマ時間も有効活用できるように。抵抗がない人はぜひ挑戦を」伊庭正康さんセールスコンサルタント。リーディングカンパニーを中心に、営業スキル、リーダーシップ、時短に関する講演や研修を年200回以上行う。近著に『仕事の速い人が絶対やらない段取りの仕方』(日本実業出版社)。※『anan』2019年4月17日号より。イラスト・STOMACHACHE.取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年04月11日「前澤社長との交際を発表してから剛力さんの仕事は激減しています。今年1月にはファンクラブ閉鎖、さらに3月いっぱいで6年間続いたラジオ番組も終了が決定。レギュラー番組は残すところ『奇跡体験!アンビリーバボー』(フジテレビ系)の1本となってしまいました……」(テレビ局関係者)昨年4月に、「ZOZO」前澤友作社長(43)との交際を発表した剛力彩芽(26)。本誌でも同棲生活の様子を報じるなど、順調に愛を育んでいた。そんななか、彼女は“驚きの決断”をくだしていたという。「一般的に活躍している女優やタレントは、月給制で給料をもらうことが多いです。剛力さんも、先日まで月に200万円ほどの月給をもらっていました。しかし実は彼女、歩合制に変えてもらったようです。自ら『仕事を選びたいので歩合にしてください!』と事務所に直談判したと聞いています。理由としては『仕事をセーブして、少しでもカレと一緒にいる時間を増やしたいの』とのこと。また、タレント業を控えて女優業に専念する狙いもあるそうです。世界的に有名な前澤さんのために、“日本を代表する女優”になりたいという思いがあるのでしょう」(前出・テレビ局関係者)剛力は発売中の『Numero Tokyo』4月号で次のように語っている。《正直、30歳までに役者として代表作を1つ作りたいという思いが強いです。彼と一緒にいる上で、“剛力彩芽”を確立したい》しかし交際発表後、剛力の仕事は激減。さらには、頼みの綱の前澤社長にも暗雲が垂れ込めている。「飛ぶ鳥を落とす勢いの前澤さんでしたが、独自の値下げ施策によってZOZOから撤退するアパレルブランドが続出。さらにSNSでの失言によって株価も暴落するなど、影響力を失いつつあります。2人はSNSでラブラブぶりを度々アピールしていましたが、最近では見かけなくなりました。ケンカする姿を目撃した人もおり、一部では『破局したのでは?』とも噂されています。さらに、歩合制にしたことで月収も30万円ほどにさがってしまうそうです。もし別れたとなると、一気にセレブ生活から転落することになるでしょう」(アパレル会社関係者)前出のインタビューで、《何をするにも自分が決める。自分次第で物事は変わる。そう考えるようになって、いろいろ覚悟が出来ました》とも語っていた剛力。覚悟を決めた彼女は今“思わぬ大誤算”を前に一体何を思うのだろうか――。
2019年03月22日3月5日、歌手のmisono(34)が自身のブログを更新。大手事務所を退所したものの、仕事が倍増していると明かした。10月31日にエイベックスを退社したmisonoは、「『歌唱するお仕事』以外で『新しいお仕事』が…9個も!?」と題したブログを更新。11月よりスタッフが一人もいない中、夫のNosukeとのユニット「misoNosuke」のマネージャーを自身で行っていると報告。「大手事務所を辞めてしまった後、仕事が激減するかと思いきや!?倍増…」と仕事が増加していることを告白。続けて「『消えた』『終わった』『misonoって今、何してるの?』って、呟かれてはいますが!周りの人のおかげで、3月まではオフがありません…」と忙しい日々を送っていることを明かした。「『歌唱するお仕事』は、もちろんのこと『新しいお仕事』のオファーも、殺到しております」とグラビアや雑誌の取材、またYoutuberデビューなど決まっている仕事を紹介。「『働きたくても仕事がない人』だっているのに、自分は恵まれていて…本当に、幸せ者です!」とコメント。最後に2019年春からはNosukeと2人で新しいお仕事が予定されているといい「情報解禁まで、少々お待ちを…」と呼びかけた。
2019年03月05日夫が仕事のことで何やら悩んでいる…。そんなときは少しでも力になってあげたいものですよね。誰かの助けになることを「支える」といった言葉で表現しますが、妻の場合はどのような行動をすることが夫の支えとなるのでしょうか。今回は、仕事で悩む夫に対して、妻はどう接すればいいのか、どう支えればいいのかを、成功例を元にタイプ別に解説しましょう。■口の重い夫…問いただすより「いつでもあなたの味方」宣言夫を支えるには、あらかじめ夫がどんなことで悩んでいるかをなんとなくでも知っておくといいですね。けれど、なかには仕事の話を家で一切しない夫もいます。そのため、どんな悩みを抱いているか、皆目見当がつかない…という人もいるでしょう。仕事上の悩みというと、一般的には下記のようなものではないでしょうか。・「上司とそりが合わない」「部下の考えていることがよく分からない」など人間関係が上手くいっていない。・現在担当しているプロジェクトが計画通りに進んでいない。トラブルが多発している。・残業代が出ない、給料が安い、労働時間が長いなど会社や仕事自体に不満があり、会社を辞めて転職することを考え始めている。・上司からなんとなく自主退職をうながされている。リストラ候補になっている。 など上にあげた例以外にも、夫が苦境に立たされるシチュエーションは数多くあります。今、夫はどんな状況にいてどんな気持ちでいるのか、を意識しながら普段の会話に耳を傾けてみると良いかもしれません。会話のなかで「何かあったの?」と直接的な言葉をかけるのはNG。かえって夫はプレッシャーを感じてしまうかもしれません。「最近、疲れているみたいだけど、大丈夫?」「無理していることがあるなら我慢しないでね」といった、いたわりの言葉をかけてあげるといいですね。イソップ寓話のなかにある『北風と太陽』というお話をご存じですか? このお話で旅人は、北風を吹き付けられても脱がなかったコートを太陽のあたたかさで脱ぎ捨てます。それと同じように「最近おかしいよ。何かあったの?」と問いただされるよりも、言葉や態度で「私はいつでも味方だよ」といたわられるほうが、夫の心も軟化するはず。なかなか悩みを言い出せないタイプでも、何が起きているのか自然と話してくれる可能性は高まります。■工藤静香タイプか三田寛子タイプか、あなたはどっち?では「自分は味方である」と意識させたうえで、妻はさらにどんなことができるのでしょうか? タイプ別に、大きく2つに分けられるでしょう。・能動的に支える「工藤静香」タイプ能動的に夫を支えるタイプとは、夫の仕事を自分のできる範囲で積極的にサポートするタイプのことです。このタイプの妻は、夫の人間関係に自らも加わり、互いが衝突しないようにとりはからったり、調整したりすることもあります。あるいは自分で新たな仕事を生み出し、収入源を確保することで家庭の安定をはかることもあります。芸能人で例えれば、木村拓哉さんの妻・工藤静香さんなどが代表的でしょう。夫はもちろん、芸能界デビューした次女に対しても、周囲と積極的に関わり、自らが動いて自分の希望をかなえているイメージですよね。・陰で支える「三田寛子」タイプ能動的とは真逆なのが、陰で支えるタイプ。出過ぎた印象を与えず、夫への尊敬の念を崩さず支えるタイプです。どんなときも表立つことはなく、妻としての役目を淡々とこなしていきます。芸能人で例えるなら、三田寛子さんがぴったりのイメージでしょう。歌舞伎役者の妻という重責のなか、裏方仕事を一手に引き受けた彼女は、夫の不倫報道の際も一切動じた様子を見せませんでした。謝罪と同時に「どうぞ夫を見守ってください」と夫の仕事に敬意を示した姿に「あっぱれ」と感じたのは私だけではないと思います。大々的に報道されれば仕事にも悪影響となる恐れがありますよね。そこを丸くやんわりとおさめきった手腕は見事だったのではないでしょうか。上記のお二人は、あくまで報道から受ける印象ですが、芸能人ではない私たちにあてはめてみるとどうでしょうか?工藤静香タイプの方なら、仕事を始めたり資産運用の勉強をして経済面でフォローしたり、ご自身の知人などに夫の仕事を紹介するといった外向きの行動、三田寛子タイプの方ならおいしい食事を作ったり、家を居心地良くしたり、子どもや両親のお世話を頑張るなど内向きの行動で夫を支える努力をするイメージです。■積極的にチェックしたい「食欲と睡眠欲」夫を支える妻には、大きく分けて2つのタイプがあるとお伝えしましたが、どちらが正解でどちらが間違いというのはありません。妻はもちろん、夫のタイプや仕事内容、悩みの原因によって、対応は分かれるでしょう。ただ覚えておいてほしいのは、あくまでも「夫の問題は、夫のもの」ということです。「妻である自分がなんとかしなくては」という思いが強くなりすぎて出しゃばり、かえって悩みをこじらせてしまうこともあります。夫の悩みを解決できるのは、夫自身しかいない。それを常に意識しておくことが大切です。弱音を吐かない夫であれば、なおさらつらそうに見えることもあるかもしれません。それでも「最近大変そうだけど、話はいくらでも聞くから、話したくなったら言ってね」「何かできそうなことがあったら、いつでも力になるから」と声がけをしつつ、様子を見守っていきましょう。唯一、妻として積極的にチェックしてほしいのは「食欲があるか」と「睡眠がとれているかどうか」。食欲と睡眠はメンタルの健康度をはかる意味でも重要なものです。様子を見守りながらも、用意した食事はきとんと食べられているか、夜中に起きたりしていないかなど、さりげなく確認してみてくださいね。夫が苦境に立たされたとき。そんなときはそばにいて何があっても夫を信じ、味方でいると言葉で伝えてあげましょう。たったそれだけでも夫は心強く感じ、支えとなるのではないでしょうか。
2019年01月20日“生涯現役”というフレーズもよく聞かれるなど、読者世代により身近になってきた“再就職”。自分にピッタリな仕事と出合えれば、人生をより豊かにできるかも!「“人生100年時代”といわれていますが、あと30年も家でボーっとしていても仕方がない。残りの人生、趣味を楽しむか、仕事をするか考えたときに、外に出たいと思いました。まだ頑張ります!」そう語るのは、都内に住む女性Aさん(70歳)。デザイン会社や広告代理店などで事務職として働き、昨年2月に69歳で退職した。健康寿命の延伸、年金受給開始の後ろ倒しに関する議論などもあり、これからは定年後も働くことがより一般的になっていくことが予想される。Aさんも、70歳を過ぎても体が元気なうちは働こうと決めたが、難航したのは職探し。求人票には「年齢不問」と書いてあっても、フルタイムで雇ってくれる会社は簡単には見つからなかった。そんなとき、「東京しごとセンター」のホームページにたどり着いた。ここは、都民の雇用・就業を支援するために東京都が設置した機関で、ハローワークや民間の就職支援会社と連携した就業支援を行っている。55歳以上が対象の「シニアコーナー」では、シニア世代向けの就業相談、無料で受講できるセミナーが充実している。東京しごと財団しごとセンター課長の酒井崇光さんが言う。「’17年度に新規登録された55歳以上の方は8,504人で過去最高でした。このうち女性は約4割。この年代の方々は人生経験が豊富で、仕事に対しても責任感を持って取り組まれる方が多い。コミュニケーション能力も高いので、即戦力として採用したがる企業が増えてきています」これまで事務職で働いていた人は同様の仕事を希望するケースが多いそうだが、高齢者を対象とした事務職の求人は多くない。一方、労働の需要は確実にあるのに“未経験”であることを理由に、応募をためらう人が多いのも事実。働き始めてから「こんなはずじゃなかった……」というような“ミスマッチ”を解消するための取り組みが、3年前からスタートした「しごとチャレンジ65」。シニアを雇いたい会社を開拓して、求職者が実際に職場見学や職業体験をする「シニア版インターンシップ制度」だ。新卒の就職活動では定番となった制度が、再就職のシーンでも取り入れられている。職場見学や職業体験には同センターの職員も同行するため、安心して参加できるという。また、マンション管理員や清掃スタッフなどの職種は、仕事内容や技術を短期間で学べる「就職支援講習」を受講すれば、最終日には企業との面接まで行われる。受講者は即戦力とみなされるので、講習を経た就職率はなんと8割!こうした制度を利用する前に、東京しごと財団「55歳からの再就職の本」を参考に編集部が作成した次の「55歳以上の『再就職』の流れ」を参考に、何のために働くのかを分析しよう。「再就職支援セミナー」などの講座を受けて準備すると採用もされやすくなる。【1】自己分析・「今後必要となる生活費」を計算し、「もらえる年金額」から「必要な給与額」を計算。・家族構成や経済状況の変化などから、将来的にどんなライフイベントがあるのか想定する。【2】就職活動の具体的なテクニック習得・ハローワークの「シニアコーナー」など、再就職支援のカウンセリングを受ける。・職歴を振り返り、「自分の強みや能力」を書き出す。・志望する会社が決まったら、「履歴書・職務経歴書」を、キャリアカウンセラーなどから添削を受けて作成する。・必要に応じて、「資格取得」や「技能講習」を受講。【3】面接・働きたい会社が属する「業界や企業の研究」および、マナーの確認など「面接への下準備」をする・言葉遣いに間違いはないか、ロールプレーでチェックしながら面接の練習をする。その後「応募」→「採用」→(職場体験を実施する企業も)→「就労」となる。不採用となった場合は、第三者の意見を聞きながら(2)~(3)を見直す。そして、希望する職種に合わせた応募書類と面接の準備をもう一度見直す。冒頭のAさんも長年、事務職として働いていたが、履歴書・面接のアドバイスを受けるとともに、「しごとチャレンジ65」を経て、都内の小学校に「用務員」として採用された。試用期間として午前中のみ勤務し、1カ月後面接で働く時間を決めたという。時給1,000円。勤務時間は平日の7時30分~16時(昼休み1時間)。採用の決めては“早起きは苦でない”“臨機応変な姿勢”であることの2点だった。「しごとチャレンジ65」では1日3時間程度の“お試し期間”を経て契約を交わすのが一般的という。「学校用務員は、雪が降ったら教員や生徒よりも先に学校に行って雪かきをするなど緊急の対応が求められます。朝早くの急な事態にも柔軟に対応できるか、といった仕事に対する心構えと同時に、学校内の階段を上り下りする体力があるかどうか、などの点を面接でお聞きしました」(Aさんを採用した日本オルウィッツ採用担当者)未経験のジャンルで再就職に成功する人は、“年下の上司”から仕事の指示を受けても、柔軟に対応できる人。自分の新しい可能性に出合うことで、労働意欲が湧いているという人も多いそうだ。反対に、過去の職歴へのこだわりが強い人などは難航しがちだとか。「東京しごとセンター」と同様に、各都道府県にも55歳以上の再就職を支援している部門の設置が進んでいるので、まずは管轄のハローワークに問い合わせてみよう。自分が必要とされていると感じられることは、長生きする秘訣の1つ。ミスマッチを防ぐためのこうしたサービスを活用しながら、自分に合った仕事を見つけよう!
2019年01月16日虫垂炎のため休養していたお笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太(41)が21日、自身のツイッターを更新し、仕事復帰を報告した。山里は「皆さま、御心配おかけして申し訳ありませんでした。まだ完全ではないですが、今日から復活いたしました」と報告。「復帰第1戦は島根でネゴシックスと正月の特番というトリッキーなリスタート。山陰中央テレビ様ありがとうございました」と説明し、ネゴシックスとの2ショットをアップした。山里は、18日にTBSラジオ『たまむすび』を欠席し、ツイッターで「スッキリ終わりに耐えきれず病院に行ったところ、虫垂炎でございました。初期のため、とりあえず薬で炎症を抑えております」と報告。19日の日本テレビ『スッキリ』の“天の声”は川田裕美アナウンサーが、同日のTBSラジオ『山里亮太の不毛な議論』は相方の山崎静代が代役を務めた。
2018年12月21日ママ友や姑、苦手な上司やお局さまなどからのお誘いを、相手の気持ちを損ねずにうまく断るにはどうしたらよいのでしょうか? 「ねぇ、この日空いてる?」と、いつも用件を先に言わずスケジュールを抑えようとする人もいたり…。いざ面と向かうとうまく断れ…
兄の連れてきた婚約者は…
妻は看病してもらえないのが普通ですか?
モラハラ夫図鑑